「高浜原発再稼働~福島は?核のゴミは?」1/29報道するラジオ(文字起こし)

「高浜原発再稼働~福島は?核のゴミは?」

2016年1月29日 報道するラジオ

去年9月に避難指示が解除された福島県楢葉町の状況を、
上田崇順アナウンサーが、現地から中継リポートします。
もうひとつの問題は、原発から生じる「核のゴミ」です。
使用済み核燃料を再処理してできる高レベル放射性廃棄物を、
安定した地下に「地層処分」するというのが政府の方針ですが、
国内最高の学問的権威である日本学術会議は
「日本で地層処分を実施するのは適切ではない」と提言しています。
核のゴミをどうするか目処が立たないまま、現在、再稼働が進められています。
アメリカで放射性廃棄物の最終処分プロジェクトに参画した専門家で、
内閣官房参与も務めた
多摩大学大学院教授・田坂広志さんに出演いただきます。

文字起こし部分のYoutube→https://youtu.be/TYa12ueRDTk?t=13m29s

水野:
報道するラジオ、特集テーマ「高浜原発再稼働核のゴミは?」と題してここからお送りします。
平野さん、立ちはだかる大きな問題の一つが「核のゴミの処理どないすんねん」というところですよね。
今日は核のゴミの専門家でらして、アメリカで放射性廃棄物の最終処分プロジェクトにも参画していらっしゃいます、多摩大学大学院教授の田坂広志さんと繋がせていただきます。
田坂さん、こんばんは、どうぞよろしくお願いいたします。

田坂さんは確か、元々は「原発を進めていくべきだ、推進するべきだ」というお考えで研究を始めた方だと聞いたんですけども。

田坂:
そうですね。
まだ、スリーマイルもチェルノブイリも、況や(いわんや)福島も無かった時代。
やっぱり人類の未来原子力というものに一つの可能性があるんだろうと思って。
ただあの時代からですね、40年ぐらい前ですけど、放射性廃棄物。
核のゴミですね。
これがやはり最後の一番大きなネックになるということで、その問題をどうやったら解決できるかということで、40年前にそういう研究に携わった立場ですね。



水野:
福島原発事故をきっかけに内閣官房参与に就任なさって、原発政策にも関わってこられた田坂さんが、どんなふうにその核のゴミ問題を見ていらっしゃるのか、今日はどうぞよろしくお願いいたします。

田坂:よろしくお願いいたします。

水野:
で、具体的にお話を伺う前に、まずはですね、原発の再稼働についての国会のやり取りを聞いていただきたいんです。
今月(2016年1月)15日の参議院予算委員会で民主党の新緑風会の水野 賢一(みずの けんいち)議員と林 幹雄 (はやし もとお).経済産業大臣、そして安倍 晋三総理のやり取りを聞いていただきます。
が、これね、紛糾してなかなか答えられないんですね。
なんども速記が止まったという場面がございました。


水野 賢一民主党議員:
普通の産業廃棄物の場合は処分場無しに業を営めないんですけども、なんで原発の場合はごみ捨て場がどこだか全然決まっていないのに、操業して必ず出る核のゴミを出すことは構わないのか?
ちょっと、そもそも論ですけれども、教えていただければと思います。

林幹雄経済産業大臣:
オーー、すでに我が国には相当量の使用済み核燃料を保管しております。
エーーーー、原発再稼働の有無にかかわらず、アノー、高レベル放射性廃棄物の最終処分場が必要である、これとかは、もう逃げられません。
ま、処分場所をしっかりと確保するのが、アー、政治の責任でありまして、28年中にですね科学的有望地を提示することを目指していきたいと思います。

水野賢一民主党議員:
「今から見つけたい」というのは当たり前のことなんですよ。
なんでその処分場も決まっていないのに再稼働とかそういうことは構わないのか?という、
そのそもそも論を聞いているんです。

林幹雄経済産業大臣:
あの、オー、結論から申し上げますと、まだ処分場は、オー、決まって、おりません。
国が、科学的有望値を、オ、提示するということで、前面に立って取り組むということにしているところでございます。


ーー:答えてない!答えてない!!


安倍晋三総理:
え〜、私からも答弁させていただきますが、
我々は、ァ現在、ェ原発ゥにおいてはですね、一部、再稼働は致しましたがですね、その多くをェ化石燃料に頼ってェいる、わけで、ェ、ございます。
フ〜そういう中においてェですね、え、停電で、え、安定的な、かつ自前のォー、お、電源である原子力発電の再稼働をですね、行っていくという、これはァ、政策的な判断をぉしたわけでございます。





水野:
政府側は、要するに「処分場は決まっていないけど、今年中に有望な土地を、ま、提示しますわ」と。
それが「処分場は決まってないけど政策的判断」で、再稼働したんです。

平野:質問の答えになってませんね。

水野:
なってませんね。
ここで多摩大学大学院教授の田坂広志さんに伺いますけど、
田坂さん、今の話の中で、「高レベル放射性廃棄物の最終処分場」っていう話が出てきましたよね。
まずもってこの高レベル放射性廃棄物っていうのは、どんなものなんですか?

田坂:
そうですね、原発から出てくる使用済み核燃料ですね。
これを再処理すると、プルトニウムとかウランのような、また核燃料として使えるものと、それ以外のいわゆる核のゴミですね。
放射性廃液と呼びますけれども、

水野:廃液…液体なんですか?

田坂:液体として出てきますね。これを通常高レベル廃棄物と呼んでますね。

水野:それって、どれぐらい危険なものなんですか?

田坂:
ま、これはまあ、よく言われる「近づけば数分で命がなくなる」というぐらい危険なものですね。

水野:あっ!近付いたら数分で死ぬんですか!

田坂:
ええ、そうですね。それはもう相当な放射能ですので。
ただ、ま、施設の中では、きちっと管理されていればもちろん人が簡単に近づく状態にはならないですけれども、そのものの危険性というのはそのくらい危険なものですね。
ただむしろ問題は、毒性というか、放射性物質としての危なさが、何万年にもわたって続くというところですね。
これが例えば100年ぐらいで消えてしまうものであれば、またなんとか仕様があるんですけれども、高レベル放射性廃棄物の場合には数万年ぐらいその危険性が続くというところに、世界的に非常に悩ましい問題があるんですね。

水野:
数万年にわたって隔離しないと近付いたら数分で死ぬという、そういう危険な物質。
これを、今日本の政府はどんな風にしようとしてるんですか?


田坂:
世界的にも同じやり方をしようとしているんですけれども、この放射性廃液をガラスのようにしっかりと固めて金属の容器に入れて、これを地下深く。
だいたい300mよりも深い地層に埋めようと。
ま、一応考え方としてはしっかりとした安定した岩盤。
できれば何億年でも安定的な岩盤があればそういうところに埋めてしまおうという考え。
これが世界的な「地層処分」と言われる考え方ですね。

平野:ただ日本は地震国で、それだけ火山列島の下が安定しているか?というと、なかなか難しいんじゃないですか?

田坂:
そうですね、これはよく海外でですね。
これは後で出る話題かもしれませんが、フィンランドのオンカロなどというところで処分が行われることは、今いよいよ実行段階に入ったんですけれども、ま、岩盤の安定度が全く違うということは、やっぱりしっかりと理解しておくべきですね。
日本とは全然岩盤の安定度が違いますけど、そのあたりは国民から見ても不安に思う部分かと思いますね。

水野:
ねぇ、「地下300mよりも深い地層に埋める」っていうけど、本当にそういう最終処分場をどこにするんだ?っていう話ですよね。


田坂:
そうですね。
一つにはそういうしっかりとした岩盤があるのか?という問題。
正確に言えば、「その岩盤が例えば何億年というオーダーで安定だ」ということがどうやって証明できるか?という問題がありますね。

水野:何億年安定している岩盤がどこにある?っていう話ですね。

田坂:
本当に世界中探せば、何億年安定している岩盤というのはあるんですけれども、日本でそれがあるのか?という問題と、
仮に「ここがそうだろう」と思っても、それをどうやって証明するのか?という問題があります。
で、もう一つは今おっしゃった地域の住民の方、もしくは国民がそれを納得するか、という。
これはむしろ科学的な証明の以前にですね、パブリックアクセプタンス(public acceptance)というのを海外では使いますけれども、社会的需要。
わかりやすく言えば、「多くの人がそれを認めるのか?」という問題があります。
この後者の問題が海外でも極めて大きな問題になって、処分できないということが続いているんですね。

水野:
今までね、「最終処分場、どこかありませんか?」って公募してたら、
ね、ほとんどのところがもちろん手をあげないんだけども高知県の東洋町というところが唯一手をあげたんですよね。

田坂:ええ。

水野:で、その町長さんはもう、

平野:リコールですね、確か。

水野:ねっ!

田坂:そうですね。

水野:
大反対を町民から食らって、撤回するということになった。
それ以降はもうないから今度は国がリードして、「ここです」なんて言おうっていう話になってるらしいですね。


田坂:
そうですね。
ま、今回大きな政策的な転換という意味では、「国が主導して最終処分場を選んでいきます」とおっしゃってるんで、
その姿勢は、国としては責任を持とうという姿勢ですので、ま、考えとしてはわかるんですが、
現実にその後国民、もしくは選ばれた地域の住民が納得するか?という問題は、これは海外でも全く同じ問題に直面しています。
で、私が関わったアメリカの高レベル放射性廃棄物使用済み燃料の最終処分計画というのは、皆さんよくご存知のラスベガスの近くにあるネバダテストサイトという原爆実験場で処分しようとしたんですね。

日本から見るとある意味非常に広大な、しかも人もほとんど住んでいない場所ですので、日本から見ればかなりOKだと言われるかと思ったら、やはりここでも住民、州の人々のネバダ州の人々の大反対で、国が決めたにもかかわらずもう一回ひっくり返るんですね。

ですからそういう厳しさは世界的にあるんだということは理解して、日本の政府も前に進んでいくべきだろうと思いますね。


水野:だけど今年中に「ここがいいんじゃないか」と、国は一応「言う」とは言っているんですね。

田坂:そうですね。

水野:その後そこの地域の人がどう考えるかは別ですが。

平野:
実際のところは早くも拒否反応が出て、地元のとこ度が候補地になったら困るということで「ノー」と言っているところもあるようですね。
例えば新潟とか石川県など。

田坂:
そうですね。
ですからもう国の動きに対して「うちはゴミの受け入れ場所にはなりませんよ」ということは、明確におっしゃる県もありますし、仮に今県民の意識調査をしたらですね、やっぱり「やめてくれ」ということが多くを占める県も多いでしょうね。

水野:
どうでしょうね。
それでも国が指示の提示をするというのは、具体的にはどんなところが候補になってくるというふうに田坂さんはご覧になっていますか?

田坂:
これは具体的にですね、どの県のどこの地域と言った瞬間に相当な問題が起こりますので、場合によっては海の底とかですね、そういうことも候補として考えてくるのではないか、という気はしますけれども。

水野:海の底!

田坂:
これはまだ最終確定しているわけではないんですが、比較的沿岸部、海の少し離れたところですね、海底の底というのは、実は昔から世界的にも海洋底処分という考え方で、研究は行われてきたんですね。
ただ、それを採用している国は今の所ありませんけれども、日本でそういう選択肢も打ち出してくる可能性はあるかと思います。
ただ何れにしてもこういう高レベル廃棄物の処分というのは、数万年から10万年の安全性の証明ができるかという大問題を突きつけられますので、実は、地域の方々が了解したからといって、やれるか?と言ったら別の問題があるんですね。
むしろ国民全体として「本当にそれをやるのか?」という国民的な合意ができないと、本来はやることは慎重であるべきテーマだと思いますね。

日本の歴史というのは、長く見ても数千年という歴史ですから、その一つの国の歴史を超えた時間の長さ。
数万年、もしくは10万年というオーダーで、安全性を本当に言えるのか?という問いに対しては、
単に一地域が「いいですよ、受け入れますよ」と言ったからといって、やれるか?といった問題はあると思います。


水野:
なんぼ「海の底」っていったってね、
10万年も安定した地層が海の底にあるなんて、誰が言えるんですか?

田坂:
これはですね、一般論でいえば、本当に地層をしっかりと調べていくと安定的な地層がある可能性はあると思います。


水野:可能性はあると。

田坂:
ただですね、学術会議。
これも今日の話題かと思いますが、日本学術会議がですね、現在の科学の知見では、知識では、「それを証明することはできない」と言っているんですね。
つまり、地層科学というものもかなり進んではきていますけれども、未だ活断層が正確には判断できないようなレベルですので、いわんや、海の底でなくても、地表から探査できる場所であったとしても、本当にここがこれから10万年安全だということをどうやって証明するのか?と。
これを日本の学術の最高機関の学術会議がですね「現在の科学技術ではそれは証明できない」と。
「したがって地層処分も今すぐ実行することは賛成できない」ということをおっしゃっているわけですね。


水野:はぁ〜
最高の学問的権威である日本学術会議も「日本の地層処分っていうのは難しいですよ」と。
「安全とは言えませんよ」と言ってはる。
じゃあ、その日本学術会議はどうしたらいいと言うてはるんですか?

田坂:
そうですね、この学術会議の考え方は、私も比較的考え方としては賛成なんですけれども、
まず押さえておくべきは、原発を推進するとか、これをただちにやめるとか関係なしにですね、今すでに高レベル廃棄物と使用済み燃料が、例えば使用済み燃料でいえば、1万7000トンぐらいもう存在してしまっているんですね。

水野:1万7000トン

田坂:
ええ。で、これは、仮に「明日原発をすべて止めます」と言ったとしても、現実にこれをどうするか?という問題は歴然としてあります。
したがって、立場に関係なく、この最終処分をどうするかということはいずれ考えなければならないのですが、ただ、学術会議の立場は、「これをとにかく地面を掘って埋めてしまおうということを、しかも10万年の安全性がちゃんと証明できない段階でそれを拙速のようにやるべきではない」と。
むしろこれを長期貯蔵。
、学術会議の言葉でいえば、「暫定保管」という言い方をしていますが、わかりやすく言えば長期にわたって、場合によっては数十年から数百年ぐらい貯蔵しながらですね、本当に安全な最終処分が見つかるように努力を続けていくべきだという考え方を取っているんですね。


水野:
それはすみません、日本で一番頭がいい人たちが言っていることでしょうけれど、私から言わせたら「棚上げ」とどう違うんですか?


田坂:
ここは難しい問題で、「拙速」という言葉を使いましたけれども、地面に埋めてしまうとですね、何かあったときに取り出せない、状態になる可能性があります。

水野:あーそうか。

田坂:
で、地上で、もしくは少し地下に埋めてもいいんですけれども、
長期保管、もしくは暫定保管、長期貯蔵と言ってもいいんですけれども、

水野:長期って言ったら何十年のことですか?

田坂:
場合によっては100年ということは、技術的には可能ですね。
技術的には今の、ちょっと難しい言葉ですが、乾式貯蔵と言われる金属やコンクリートの大きな容器にしっかりと閉じ込めるとですね、仮に飛行機が落下事故を起こしても大丈夫だという実験までありますので、

水野:うぅぅぉ〜

田坂:長期的に、100年ぐらい安全に貯蔵することはできると思います。技術的にはですね。


水野:100年ならなんとかなる。

田坂:
ま、極端に言えば300年でも大丈夫だと思いますが。
ここは国民的に大きな選択になってくると思います。
「将来どうなるかわからないけれども、とにかく埋めてしまおう」という考え方を取るのか?
「やはり慎重にしっかりと人間の管理のもとに置いて、300年でも本当にしっかりとした安全な処分が出来る方法が見つかるまでは保管しながら考えていこう」と。
例えば一つの考えとしては、国際的にも大問題ですので、国際的にもっと安定的な岩盤に処分していくような考え方が将来出てくる可能性はあるわけですね。

水野:
将来に望みをなんとかつなげようということですね、何かいい方法が出ないかと。
だけどさっきおっしゃった1万7000トンすでに日本はもう持っているわけですね、核のゴミを。
で、これって、今すでに置き場所は大変じゃないんだ?

田坂:大変ですね。
ですから、いま核燃料サイクルという考え方がよく議論になるし、もんじゅの問題も核燃料サイクルって本当に可能なのか?という議論が出てくるんですが、実はですね、その問題と深く関わってくるんです。
というのはですね、いますべての原発のいわゆる使用済み燃料の貯蔵プールの容量は、平均でいうと7割ぐらいまできています。

水野:もう7割埋まっているですか。

田坂:
もう埋まっています。
で、短いところではこのあと稼動を始めたら数年で満杯になってしまうような状態なんです。

水野:えーっ!数年でもう満杯!

田坂:
いわゆる「トイレなきマンション」と言われた状態が現実になってきていて、トイレがないマンションは本当にすぐに使えなくなりますので、原発もどれほど、仮に、仮にですね「安全だ、再稼動できる」となったとしても、この「ゴミをどうするのか」という問題が解決しないと、原発サイトは満杯になってしまうんですね。
ところが今ひとつだけ窮余の一策があって、青森県の六ヶ所村で再処理をするという前提で数千トンオーダーで使用済み燃料を受け入れています。

こういう形で、一応原発サイト以外に持っていけるので、とりあえずは問題が少し先送りできているんですが、
ただ、再処理工場ももう満杯、ここの燃料プールももう満杯に近づいていますので、そうすると本当にこの使用済み燃料ですけれども、どこに持っていくのか?という問題が、まもなく非常に深刻な問題になってくるんですね。
で、理屈の上では「再処理してどんどん処理して高速増殖炉で燃やしてやっていきます」というのが、一応ずっと言われているんですが、もんじゅの問題で、「高速増殖炉が本当に実現するのか」というのがかなり深刻な問題として突きつけられていますので、


水野:ものすごいお金がかかっているけど全然動いてませんわね。

田坂:
ですからその意味では、いま改めて使用済み燃料と高レベル放射性廃棄物をどうするのか?ということを真剣に考える段階にはなっています。

水野:
これ以上核のゴミが増えていくような形になったらどうするのか?
日本学術会議は具体的にこうしたらいいというのを他にどんな提言をしているんですか?

田坂:
学術会議はそこは非常に誠実な言われ方をしていて、長期貯蔵をただただ先送りということでやるのではなく、長期貯蔵をするのであれば、廃棄物の発生総量を抑制するべきだと。
つまり、「核のゴミはここまでは発生しても貯蔵するけれども、これを超えてはもうやらないということをしっかり示すべきだ」と。これは非常に誠実な考え方ですね。

水野:でもそうするとどこかで原発はもう無理ですよと。

平野:そうですね数年先に原発をゼロにせざるを得ない。

田坂:
そこは総量をどこにするかにもよりますけれども、いずれ原発の稼動できる年数が自動的に決まってしまいます。
したがって、学術会議のこの提言は、ある立場から見れば非常に誠実かつろん理的な考え方をおっしゃっているんですけど、原発を進めたいとする立場から見ると、総量規制=原発を稼動できる年数が決まってしまう、というところに少し抵抗を感じる方がいらっしゃるわけですね。
ですからここはやはり国民的な議論をしっかりやるべきだと思いますけどね。

平野:その議論を無くして、今日も高浜とか、川内とか、どんどんどんどん広がりつつありますよね。

水野:再稼働がね。

平野:これはもう、逆行ですね。

田坂:
そうですね、冒頭のところで国会の議論が紹介されましたけど、ここはやはり一回ですね、このゴミの問題をどうするか?
私は学術会議のような考え方を取るべきだと思います。
その上で、稼動についてもやっぱり、廃棄物の上限を決めて、稼動年数も一回上限を決めた上で「本当に原子力が必要だ」と考える方々の立場で言えばですね、「どこまで本当の安全な処分が出来るか」に、もっと真剣な努力をして国民との対話をやってですね、その上で、仮にですけれども「原発を長期にわたって使いたい」ということであればですね、このゴミの問題の解決策と合わせてもう一度国民に問うという考え方をされるべきだと思いますね。

平野:
具体的にね、国民との対話っていうこと、ま、わかるんですけれども、
これは例えば政府が誰にどう問いかけるのか?ということがなかなかイメージできにくいんですけれども、
何を具体的にやればいいんですか?

水野:

田坂:
例えばですね、使用済み燃料の問題というのは今すでに1万7000トンあると申し上げました。
で、これは今のままでいきますと、ちょっと例えが悪いかもしれませんが、米軍基地の普天間基地のような状態になってくるわけですね。
つまりどういうことかというと、これどうするか?といって、どの県も受け入れないという議論をし始めるとですね、今存在している県が全てそれを長期にわたって保持し続けなければならなくなるわけでs。

ところが現実には原子力の発電の恩恵に欲した都道府県というのは、ま、かなり、全国わたってあるわけですから、考え方としては受益者負担という考えをもう一回明確にしてですね、
原発を発電に利用した割合に応じて使用済み燃料をそれぞれの都道府県で1回引き受けるという考え方を明確にするべきだと思います。


平野:でもそれは、都市部ということになりますよね。

田坂:
最後まで聴いていただけますか?
その受益者負担の原則を明確にした上でですね、各都道府県が協力しあって集中的な貯蔵施設を見つけることは、国はこれは全面的に支援すると。
この考え方を打ち出すべきだと思いますね。
というのはですね、放射性廃棄物の問題が壁に突き当たるもう一つの大きな問題は、例の「not in my backyard」
日本語で言えば「うちの裏庭には捨てるな」という社会心理が世界的な大きな壁になるわけですね。
つまり、ゴミはとにかくうちの庭には捨てないでくれと。
とにかく貯蔵もやめてくれと。
お気持ちはわかるんですが、それを本当に全ての都道府県が言い出すとですね、今とりあえず存在してしまっている県が外に持ち出せないので、結局そのゴミをずっと押し付けられる形になってしまいます。

従ってですね、国民的な議論というのは実は、現実に存在している1万7000トン。
そしてそれは、もちろん原発推進・反対という議論はあるとしても、現実に過去に原子力発電に依存した、その量に応じてやはり責任をもって考えましょうという、その社会的な合意を作らないとですね、この問題というのがある意味での押し付け合いみたいになってしまいます。

ですから「対話」という意味はですね、単に政府がとうで相勤めるということではなくてですね、いったいこの1万7000トンををどうするのかと、もちろんそのことが「将来にわたって原子力をどうするのか」という議論と繋がってきますけれども、ただ「うちの県は受け入れない」そういうことをみんなが主張し合うだけではこの問題は、仮に明日「原発は止めます」という政権が生まれても、全く前に進まないわけですから、これは原発推進・反対に関係なくですね、一回そういう議論をしてみるべきだと思いますね。


水野:
トイレのないマンションって言われるけど、
「うちにじゃあ、そのトイレをつくりますか?」といわれると、みんなの議論が進むんじゃないかというお話だと思うんですけど。
さっきもね、フィンランドのオンカロの話でましたよね?
地下深いところに最終処分場をフィンランドが建設すると。
例えばそこに、日本の核のゴミを受け取ってもらうというね。
例えば、お金出してというか。
そういうことってあり得るんですか?


田坂:
ま、具体的な国名を出すことは、かなり今の段階では大問題が起こると思いますが、
ただ、ただ、一般論としてはですね、世界中でもっと岩盤が安定していて、そして、人も非常に少ない。
だけれども経済的には諸外国からの支援が欲しいという国もありますので、そこはもちろん非常に安全な処分方法を確立するということは大前提ですが、その上で国際的な処分場という考え方は、私は将来あり得ると思っています。

水野:
ただなんか、倫理的にとても嫌ですね。
これはものすごく人間として、あまりにあまりな論理みたいな気も致します。

平野:押し付けて。

水野:
あの、アメリカではね、田坂さん、具体的にどんな動きになっているんでしょう?

田坂:
アメリカは処分場が決まらないまま、一度先ほど申し上げたネバダで、捨てようかと決まり始めたんですが、ひっくり返ってですね、長期貯蔵の時代に現実には入っていますね。
もちろん計画としての処分計画というのは進んでいますけれども、どの国も、間、フィンランドとかスウェーデンを除いてですね、現実には長期貯蔵の実態に入ってますね。
例えばフランスなんかの場合には、地層処分をやるとは言いながらも、ある種の回収可能な地層処分という言い方をしていますので、要するに「地面の下に埋めますけど、何かあったらすぐに取り出しますよ」という、事実上貯蔵ですね。
こういう仕組みに入ろうとしています。
ですから世界全体を見ると、本当の意味での最終処分ということはなかなか難しい。
したがって、埋めるという計画は進めながらも、「いざとなったら取り出せます」ということで国民の了解を得ようという政策に向かっている国も、決して少なくないです。


水野:ん…、フィンランドとかスウェーデンというのは地層がやっぱり日本とはだいぶ違うんですか?

田坂:
そうですね。
岩盤の安定度はもう全然違いますので、そこはあんまり単純に「フィンランドで捨てることができるから日本でも」とは言わないほうがよろしいかと思いますね。

水野:だって、火山列島ですもんね、日本は。

平野:
田坂さん、一番心配するのはですね、候補地をこれから政府が決めるということですけど、
例えば電源立法みたいにね、なんか、特定の自治体に例えば財政難の自治体に「これだけお金あげるからやってくれよ」と言って、なんか、原発を立地させるような手法で弱い部分に国策を押し付けるということが日本で起きる可能性があるんじゃないか
なということを心配するんですけれども。

田坂:
ええ、おっしゃるとおりで、原発の場合には現実に、例えば我々がそれを受け入れる地域の人間だとしたときに、原発の場合には本当に福島の後ですから「我々も同じ被害にあうかもしれない」という気持ちがありますから、これは「ノー」という可能性は非常に強いわけですけれども、地層処分の場合には一番早く漏れてきても、場合によっては100年ぐらい先ですので、ある意味では無責任な気持ちになればですね、とにかくお金はもらえる氏、直接の被害は原発を受け入れるよりも、もっと将来の話だから、受け入れてしまおうという心理は出てきてしまうんですね。
で、これは未来の世代に対する、いわゆる世代間の倫理という問題になってきますので。

平野:そうですね。

田坂:
その意味もあって私は、「地域が受け入れるからといって、地層処分を実行する」という考え方は少し慎重です。
むしろ国民全体として、本当にどうするのかと。
未来の世代に負担を、こういう地層処分という話で送るのか、もしくは長期貯蔵という形で未来の世代に託するのか、そのあたりは本当に真剣な議論はしてみるべきだと思います。
ただおっしゃるように、ただ目の前の経済的な利益だけで、「受け入れましょう」という動きを作ってしまうことは決していいことではないと思います。

水野:
そうですよね、
リスナーの方が、「田坂さん『核のゴミを宇宙に持っていく』って話を聞いたことがあるんですけど」って仰ってるんです。

田坂:
あの、私はですね、将来にもっと安全な処分方法を見つけるために長期貯蔵という考え方の中に、
宇宙処分という考え方は、あり得ると思います。

水野:えぇーーっ!

田坂:
ただですね、ただ、スペースシャトルみたいなやり方はご存知のように爆発が起こっていますからあまりいい方法ではない。
ですからいろんな新しい技術は将来、ま、100年のオーダーでみたら開発され得ますので、安全に宇宙空間に持っていくということはあり得るかもしれません。
ただですね、それはコストの問題が出てきますので、結局原子力発電というのはトータルな廃棄物の処分のコストまで含めて、本当にペイするのか?という問題を突きつけてくることも事実ですけど。


水野:
じゃあ、こちらはどうでしょう。
「核のゴミはこのまま原発再稼働を続けていったらとどのつまりはどうなってしまうのでしょうか?」

田坂:
ですから、繰り返しになりますけれども、今一応処分場が見つかって、出てきたゴミはどんどん捨てられるというシナリオの元で動いているわけですね。


水野:でもそれは今伺っていると、今現在は、もう幻想ですよね。

田坂:
ええ。
ですから、本当にそれができるということが決まる、見えるまではですね。
たとえば地層処分が本当の安全で国民が納得するということが起これば、また別ですけれども、
それまでは学術会議の言われるように、「発生量の総量をまずここまでで一回止めます」という考え方を出すのが誠実な政策論だと思います。

水野:核のゴミはもうここまで、これ以上は無理ですよという。

田坂:
ま、これはやはり、国民に対する約束としてですね、逆に言えば「ここまでは認めてください」という考え方でしょうね。
「ゴミはここまでは出します。ただ、それ以上は野放図に増やすことはありません」と。
せめてそういう政策論で国民に説明をしないとですね、捨て場のないゴミがどんどん増えていくのにどうするんだ?というのに対して、今現実に実現可能とは言えない地層処分をですね、ただただ「責任を持って見つけます」ということで走っていくのは、またいつか。
もんじゅが全く同じ問題だったと思うんですね。
もんじゅも、「いずれ高速増殖炉がちゃんと動きますから」と言い続けて今この状態に入っていますから、同じことを繰り返すと国民から見る原子力行政と原子力規制に対する不信感が本当に深まってしまうと思うんですね。
ですからその意味でもここは非常に誠実な政策論に、一回戻るべきだと思いますが。


水野:
リスナーの方は「MOX燃料、プルサーマル発電の時のMOX燃料というのは普通のウラン燃料よりもはるかに危険であると聞きます。核のゴミになった状態でも普通のウラン燃料のゴミより危険なんですか?


田坂:
プルトニウムが入っているという部分がですね、危険度という意味では危険だと言われますが、本当に地層処分が安全に実行できれば、プルトニウムを含めて、地層中に、たとえば10万年を超えて隔離できればですね、科学的な議論としては世の中に存在するウラン鉱床、ウランのもともと地下に眠っていたものよりも、毒性は低くなるという研究がされてますので、考え方として、本当に地層処分が安全に実行できるのであれば、昔ウラン鉱床があったところよりは安全だという議論になると思います。


水野:
地層処分が安全にできるとなれば」というのが、もう大前提で。
そしてそれは今できている話ではなく、「これからできたらいいな」という話だ
というのが、今の科学的見地だということなんですね。

田坂:
まさにそういうことなんです。
それを学術会議がおっしゃっているわけですね。

水野:
で、その学術会議がね、具体的に地層処分の今の限界もおっしゃっているし、総量規制というアイディアもおっしゃっているわけですけど、これに日本政府はどれぐらい耳を貸そうとしているんですか?


田坂:そうですね、今のところ学術会議の意見は参考意見として聞き置くにとどまっているようなんですが、

水野:あっ、聞き置くにとどまってるんですか!

田坂:
ええ、とどまっていると思いますが、おそらく学術会議の考えももう一回真剣に政府としても検討される段階に入ってきているだろうという気がしますけれども。

水野:うーーーん、でも、そこはやっぱり国民世論の後押しがないと、聞き置くままにならない

平野:
学術会議と、あと、経済界の論議ですよね。
政府はその間に立ってどちらを優先しているかというと、今のところは経済界の言い分をね、肩入れしているような印象ですけど。
学術会議の方の意見にちゃんと聞く耳を立てますかね??

田坂:
これは今日はね、もう時間も限られているのでまた次回あったらと思いますが、
核燃料サイクルの議論が、間もなくもんじゅの問題、運営主体の問題として出てきますので、
その時にもう一度核燃料サイクル、3つの柱ですね。
一つが再処理工場、高速増殖炉、そして最終処分場。
この3つが実現して初めて核燃料サイクルは実現するんですね。
ということはもんじゅの問題が話題になる時にですね、「本当に核燃料サイクルは可能なのか?」ということを、まさに国民的に議論する。
これは、メディアの方も含めてですね、かなりこの問題をテーブルに乗せて、議論していただければと思います。
おそらくその時にもう一度先ほどからの議論が国民的な注目を集めることになるんだと思います。
で、高速増殖炉もやはりもう、現実的には非常に厳しくなっていますので、もう一回核燃料サイクルというのでいけるんだろうか?ということを議論する段階に入っていると思います。

水野:
「夢の核燃料サイクルだ」と言っていたのが、「本当にもう夢で無理なんだ」と言ってそれで次に行くかどうか?
いやまだまだ夢を見続けるのか?という、そういう議論がもう緊急に、早急に必要だということですね。
この話、田坂さんまたゆっくりしっかりやらせてください。

田坂:そうですね。

水野:どうもありがとうございました。

田坂:ありがとうございました。



水野:平野さん、いかがでしたか?

平野:
今日は高浜の再稼働ということですけれども、やっぱり我々近畿に住んでいる住民としては、福井の高浜といえどももろに、もし何かあった時には影響を受けるんですけれども、その特に周辺自治体はですね、この再稼働に対して同意権みたいなものをね、与えられていないというのが私は大きな問題じゃないかと思っているんです。

水野:京都府や滋賀県は、じゃあ、どのぐらいの意見が言えるのか?

平野:
そうですね。
立地自治体しか認められていないというのは、これは非常に不公平じゃないかなと思うんですよね。


水野:いざという時に逃げなきゃいけない地域です。

平野:しかも避難計画も十分に策定されていないところも多いということをみると、もう、本当に不安でしょうがないですね。

水野:
だから、そうした他の課題もありますし、今日話を聞いていたら、なんか幻想の上にいろいろ成り立ってますね
楢葉町の皆さんも「現実は帰れないじゃないか」とおっしゃってるけれども「帰るんだ」という方向に「帰れるんだ」という方向の政策です。

平野:もう、帰る人、本当に1割以下でしょ。

水野:
6%って、聞きましたね。5年経っても。
そしてあるいは核のゴミも「なんとか処理できるんだ」という、なんか幻想の上にずっときてしまっている。
やっぱり現実を見る以外にないですよね。
報道するラジオでした。










<核のゴミ>高レベル放射性廃棄物を日本沿岸20キロ以内の海底の下に!?経産省

たねまきJ「内部被ばく検査・行き場のない使用済み核燃料」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/27

たねまきJ「核のゴミの置き場所」小出裕章氏(内容書き出し・資料あり)6/28

ドキュメント映画「100,000年後の安全」

原子力規制委員の重要性を考える「米NRCの大胆決断」8/17報道ステ(内容書き出し)
世界の課題 核廃棄の「最終処分」 米NRCが大胆決断




2.元・イチエフ作業員からの報告

2016年1月12日
池田実「元・イチエフ作業員からの報告」



牧­山ひろえ参議院議員
https://youtu.be/TpyvZhPLMIg?t=35m20s


福一2

質問
https://youtu.be/TpyvZhPLMIg?t=39m36s
イチエフのことについて、
外国人労働者がかなり多いと聞いているんですけど、そういう情報は聞いたでしょうか?
あと、路上生活者が全国から集められているとか、そういう情報はありましたか?

池田:
なんかね、都市伝説みたいな気がしないでもないんですけど。
よくこっちに来てから外国人とか、今の話とか。
実際わたしはほとんど見ませんでした。
例えばフランスのアルバからこっちに来ている、技術者でしょうけど、の人を見たり、
あとは現場に入った白人系、ヨーロッパ系と思われる人も2人ぐらい。
日本語が少しかけるから日本に少しいる人かもしれませんけれども。

話では日系ブラジル人が入っているという話は、何人かから聞いたことがあるんですけれども、わたしは見ませんでした。
たくさん入っているような話が聞かれるんですけれども、実際に入退手続きとか、テスト、とか研修とかもありますし、1日がかりで、簡単なテストとか、入ってからも毎日いろんな研修といいますか、訓練だとか問題会議、会議というほどでもないけど、ある程度日本語で読み書きができないと出来ない。

毎日の入退のこともそうですけど、労働力として、除染の時は違うでしょうけれども、イチエフの場合は結構厳しいといいますか、いうのがあって、すぐに誰でも労働力として入るという状況ではない。
あと、放射線管理手帳というのもありますけれども、日本国籍じゃないとダメということでもないんですけれども、そういうこともあって、そのたびに身分証明書も必要だし、元請け、その下あたりとしては、なかなか労働力不足だから外国人というふうに委ねるには、なかなかハードルが高いのかなと。
あと、路上生活者もそうですけど、やはり一応入る時にはね、ITカードで、わたしの場合には運転免許証出したんですけど、ない人は健康保険証ともう一つ保険証と言われているんですけど、それで顔写真がなくて他人の保険証借りて、作業証を作ることも不可能ではないんですけれど、そんなこともあって、言われている路上生活者を連れてきて入れる。
たんじゅんにそれは、雇う方としてもリスクが結構、国の方からも身元調査とかも最近あるのでね、なかなか厳しいんではないかと。
で、わたしの体験では、困窮者が多いのは事実です。
わたしの一緒の会社でも、給料振込みがなかったんですね。
なせか?というのを聞いたら、現金支給でしか受け取れない人がいるし、口座、銀行の口座を持てない人が二人ばかりいたんですけど、国民健康保険も滞納しているという人もいましたし、そういう生活困窮者がこっちに来れば宿は無料、一応寮費は無料ということで、金がかからないということで、それで来るというのはあるんですけど、路上生活者ほどまでは行っていないかなという感じはしました。



https://youtu.be/TpyvZhPLMIg?t=44m39s
年間被曝量が7.25mSvで、白血病の心配もあるとおっしゃってたんですけど、
僕も福島第一に関心を持ったのも、何年続くかわからない廃炉作業。これはどうしても必要で。
この廃炉作業をやるために人手と現状どのくらいの人がやっているか。
そういう人が必要だと思うけど被曝のこととかを聞くとちょと心配で、二の足を踏んでしまうということもあると思うんです。それについては携わってみてどういうふうにお考えでしょうか?

池田:
わたしの印象ですけれども、私たち中高年はチェルノブイリ、その前の第5福竜丸、広島長崎の原爆。
ある程度知識として入ってて心配していて、感じとしては若い人があっけらかんとして、
本当は若い人の方がリスクがあるはずなんでしょうけど、こっちが心配するくらい「大丈夫だよ」みたいな感じで会話をしているんですよね。

で、それを作っているのが入社教育、1日講習するんですけれども、テキストなんかボロボロで。
311前の古い東電のテキストを使っているんですね。
さすがに担当者も「ちょっと古い資料ですけど」って言ってたけど、やっぱり安全神話に基づいたテキスト。
要するに、大丈夫だよ、安全みたいなことを、教育でも、はっきりは言わないですけどね、そんなようなニュアンスでやるし。
Jビレッジからシャトルバスでイチエフまでの乗り合いバスに乗るんですけど、そのバスの中にチラシが、早見図、見たことがあるかもしれないんですが、「東京ーニューヨーク間で0.1mSv」とか、レントゲンだとどうだとか、
そういうことと、今の第一原発の被曝量みたいな感じで、要するに「安全ですよ」みたいなそういう早見図をね、
チラシで貼ってあったり大きなポスターをバスの待合所に貼ってあったりして、そういう安全神話を刷り込ませるみたいなことも巧妙にやっているのかな、っていうこともあって、若い人なんかは結構無神経、無神経というのかな…あっけらかんとしているというのか、ちょっと怖いなと、中年のわたしとしては恐ろしいなという感じは思いましたね。

むしろ本当に私たち、50台60代の人は、毎日の線量を結構気にしていますしね。
地元は若い人でも、30代の人でも、福島に住んで通っている人もいるんですけれども、そういう人は結構神経質ですね。
小さい子供がいたりする人は、自分の車でJビレッジまで往復するんですけれども、その車に自分の3歳か4歳の子供を乗せたりもするんで、やっぱり被曝のことも結構、地元の人は若いけれども気にしていますけれども。

他県から来た若い人は、若い人の20代30代はほとんど福島県内の人が多いんですけれども、独身の人なんかはあんまり気にしていないなという感じは受けました。



https://youtu.be/TpyvZhPLMIg?t=48m38s
このところスキーバスの事故が報道で話題になっていますけど、あれは労働者の働かせ方の問題なんですね。
普通なら労働契約を結んで労働時間や賃金などを確定しなければいけないのに、さっきの話を聞いていると会社によって賃金バラバラ。
働く時間もバラバラということで、働く最低の法律も実は守られないままに仕事をさせられているんじゃないかと。
逆に言えばそうでないと人を雇ってくれないというか。
池田さんの場合は3次下請けですよね。
4次5次になると、被曝手帳の問題も出てくるわけですね。
それをどういう風にお考えになったか?


池田:
要する違法がないというか、治外法権というか、わたしは郵便局に勤めていたもので別世界ですね。
就業規則もなければ労働契約なんかなにそれ?って感じで。
年休、休暇なんかも、上からは「休みたければ、何かあったら休んでもいいよ」それはでも、自分の(日当から)引かれるわけですけど。
電話すれば、通告すればいつでも休んでもいいよって言われるけど、
年休というのがそもそもないし、忌引きなんかもないし、
不幸があったりしたら、すみません休みますみたいな感じで、それは給料が出ないんですけどね。
そういう感じだから、法律がない、労働法がない世界ですよね。
本当に一歩入れば塀の中、じゃないんですけど、まぁ、「外国」のような印象ですよね。

そういう中で下請け会社は社会保険も入らないし、年金なんか、
それを全部やったら多分3次4次の会社が持たないということでやっているんですけど、それだけ私たちは絞られている。
だから、うちの会社なんかは出張面接で、例えば青森に行ったり秋田に行ったり、九州も行きましたけれど、わざわざ専門のスカウトがですね、手配師という言い方もあるかもしれないけど、スカウトが行って。
普通の求人票だと集まらない、1万5000円とか、結構高いところもあるので。
ハローワークでやったら集まらないので、例えば秋田とか青森とか山形の地元のフリーペーパーで、寮費無料というような、1万5000円、社保可みたいなことを適当に書いて、で、公民館みたいなところで出張面接をやると、仕事がない人、主に中年、中高年が多いんですけど、広告を一回出せば5〜6人、7〜8人集まって、その中で一人でも二人でも、身元が硬そうな人を採用してこっちに連れてくるというのをやっていて。
とにかく会社としては、私たちは金の卵じゃないですけれども、人材は金のなる木。
一人捕まえれば、というのも変な言い方だけど、一人でも1ヶ月に何万円か会社に収入が入るわけですからね。
そういうので全国から集めてきているというのが実態ですね。



https://youtu.be/TpyvZhPLMIg?t=53m12s

安全管理体制というのがわかったら教えて欲しいんですが。
統括安全組織っていうんですか、安全教育はしているのか?


池田:
安全は、形としてはやっていますね。
安全委員会というのもありますけど、要するに東電のことであるわけですから、
東電と元請けが安全…正式名称はなんだっけ、パトロールも含めてあって、月一回は。
で、事故があれば結構頻繁に、正式名称はわからないんですけど、安全委員会みたいな。
で、決まったことは翌日のミーティングでこれはしましょうみたいなのはあるんですけれども、
やっぱり。3次までくると、上の話がだんだん薄れてくる。
薄れてくるっていうか、形式的になってくるし、
ピラミッド体制ですから、上にはなにも言えない。
東電、元請けからくるのが、もう軍隊のように指令でくるわけですから。
それを忠実に守る兵隊みたいな感じという体制ですから、
どうしてもそこで働く者の横のコミニュケーションが取れない。
ま、上と下もそうですけど。
そういうことでやっぱり、事故が起きる。

実際にわたしが働いていた去年(2015)の1月19日、20日ですか、
1日のうちに第一原発・第二原発で二人亡くなったんですけど。
実際その日亡くなった人はベテランの40、50で。
一人は安全管理責任者なんですよね。

本来は仕事をしないで、作業場をまわって、安全を怠っているのを注意する人が、タンクの上で安全帯も付けないで一人作業をして、予定外作業をして、結果的に、ま、落っこって亡くなったんですけど。

そういう安全管理者が、終わってみれば「なんだ」っていう話なんですけど、やるような体質というのが。
一応形式的には一人作業は。
ミーティングで結構、事故があった後は、始める前もそうですけど終わった後も振り返りKYといって、危険予知的なものを結構厳しくやるんですけれども、それが結果として安全対策に繋がっていない。
事故もまた8月にも起きましたし、死亡事故がね起きましたし。
構造的なものだとわたしは思いました。
それは1次2次3次4次と下請、多重下請の構造。
と、後は横の連絡。
横の連絡というのは、第一原発は、わたしはTPT東京パーティクル、雑務といいますか、家事というか庶務関係のことをしていたんですけど、
原子力関係の日立・東芝、あるいはメーカーの三菱重工などがね、炉メーカーとかプラントメーカーとか、業種が違うのが横の連絡が取れないし、もちろん上と下の連絡も取れない。
結局、司令塔がいないというんですか。
東電はいるんですけれども、結局東電は元請け、東芝なら東芝、鹿島建設なら鹿島建設。
凍土壁だったら鹿島建設に任せちゃっているわけですね。

問題が起こればいいますけれども、結局担当者は鹿島の親方にはなにも言えないまま任せちゃっているというか。
というような感じに、実際はね、なっちゃってて。
東電もまぁ、本当に管理能力がないというか、裸の王様みたいなもんでね。
責任は取らされているけれども、実際はほとんど権限がない感じは受けましたね。

だから本当は国がね、前面に出て責任をとってやるのが一番だっていうのは、私たち労働条件、福利厚生も含めて。
各社に任せるんじゃなくて、雇用だとか、賃金から福利厚生までね。
責任をもって、ま、公務員とまでは言いませんけれども、控除だとか、国で。
国だって今、いろいろ、厚労省から資源エネルギー庁から、国交省から入り乱れていますけど、東電はね。
そうじゃなくてやはり一つのイチエフ、復興庁じゃなくて、東電の廃炉作業を専門にやる省を、省と言いますかなんかね、国として責任をもった組織が必要だなというのをわたしは、総括的なことですけど、感じました。




https://youtu.be/TpyvZhPLMIg?t=1h1m8s
暑いから1時間にしましょうというのはどなたが提案して誰が決めたんですか?

池田:
WBGT指数といって湿度と温度と、そういうのの表があって、
厚労省ですね、厚労省がそんな指針を作っていて、建設現場だとか、2年ぐらい前にそういうのが出て、その指数が出たら、屋外作業はしないようにとか、というのが熱中症対策で出て、それに基づいて東電から、それは結構厳しくて、現場それぞれに表があって湿度計と温度計があって、まず行くとその数値を見て、WBGT表に書いて、今日はこれを超えているから、1時間きっちりしましょうみたいなことはかなりやってます。


質問:
辞められた後はポジの管理とかどういうふうにやっているんですか?
健康の問題が起こった時にはどうしたらいいのかとか、事後管理というのはどうなっているのか?
線量の関係などで働ける期間というのは短いと思うが、イチエフでどのくらいの期間働いているのか?
年齢は何歳ぐらいから何歳ぐらいまで

池田:
辞めた後、今回白血病に認定された人もそうですけど、なにも。
ようするに自分で行くしかないんですね。
具合が悪くなったら自費で病院に行って、診断されて。
今回の人はたまたま認定されたわけですけれども、何も保障といいますか、そういうのは。
放射線管理手帳というのはいただいていますけど、それは健康管理じゃなくて、次の事業所、例えば関西電力に行くとか、九州電力の原発に行く場合に、それを見せて、これくらい東電で食らっているというような、業務管理用の手帳であって、私たちの健康管理をする手帳ではないんです。
ただ、緊急作業者の場合には緊急作業者カードというのが別にあって、それは311のその年の、収束宣言が12月26日でしたか、それまで緊急作業に当たった人は緊急作業者カードというのがありまして、それが国が健康管理をするということで、定期的に病院、もちろん国が金を出して健康管理をするということにはなっていますけど、それ以降に入った私たちには、もう何万人も入っているんでしょうけれども、一旦離職すれば、それはもう関係ないという話になっているんですよね。

だから、例えばチェルノブイリなんかは、事故から5年後に法律ができまして、チェルノブイリ法というらしいんですけれども、私たち作業者も、被害者も含めて国が保障すると。健康管理、保険管理とかをね。
そういうのをするという法律ができていますけど、日本の場合は、避難者もそうですけれども、非常に国が冷たい。
いったん退職すればそれでおしまいというような感じになっていて、私としては法律を含めて保障するようなことをしてもらわないと、実際体が悪くて自分の金で病院に行って、例えば白血病だったとしてもそれから労災申請するかどうかというのもまた大きなハードルだし、それから時間もかかるし、手間も金もかかるしということで躊躇する人も多いだろうし、そういうことも含めて早く、ぜひ私たち作業者、元作業者も含めて、国になんとかして欲しいというのが一つあります。

年齢構成では、除染の場合は中高年、50、60代が多いです。
実際、私のチームの人も青森、たとえば銀行に勤めていた人が証券会社に勤めて、つまり50代でリストラにあって、青森じゃ仕事がない、中高年じゃね。
で、しょうがなく除染に来たという人もいましたし、イチエフでもそういう人はいましたけれども、比較的年齢構成ではイチエフの方は若いですね。
で、東電のアンケートだと20代、10代を含めた人が構成では1割前後で、30代が2割、40代と50代が3割づつ、で、60代以上が1割という感じがアンケートで出されていますけれど、私の見た印象も大体そんな感じです。

線量が多くなってやめるという人は、私の周りではいなかったです。
で、平均で、私はそのくらい(1年半ぐらいで7.25ミリシーベルト)でしたけれど、結構、比較的ちょっと多い方なんですけれども、東電の発表だと、1年間に4.9ミリが平均だというふうにに発表されていますけれども。
一応法律では1年で50ミリ、5年間で100ミリというふうに決められている。
だから5年間で100ミリといえば、かなり。
だから線量が高くて離職という人は、緊急作業者の、当初の年代には結構いたみたいですけど、今はいないと思います。
ただ、東電では「年間20ミリを超えちゃいけない」というのを上から出されていて、15ミリになるのが一応目安として、15になったら他のところ、他のところとは第二原発、そこは全然線量が低いですから、15に近くなったら配置換えみたいな感じで移されるという人は現にいました。
線量が高くて離職しなければならないみたいなことは、下請けの方もそれをさせないように色々やりくりをしていますね。



https://youtu.be/TpyvZhPLMIg?t=1h11m7s
質問:
作業されている方がツイッターで発言したり、このような場で話をすることは禁止されているんでしょうか?
現場の話というのは、池田さんのように絶対に戻らないという人たちしか話せないのか?
今現在働いている人はそういうことはやってはいけないというような規則はあるの?

池田:
規則なんかはないんですけど、
ただ入所時に、Jビレッジで入所手続きをやったんですけど、その時にチラシがあって「これ読んでください」みたいに渡されたのは「情報の漏洩、持ち出しはいけないですよ」と「ご協力をお願いします」みたいな、そういうチラシが配られましたけれども、別に規則なんてないんですけれども、実際にやっぱり発信できない。という、ね、バレると別にクビになるということは、私はクビに、やっぱり自分としてもね、これでクビになるという、そういう規則なはいんですけれどもね。
やっぱり会社としては、そういう発信する人はね、面白くないだろうし。
もちろん私なんかも友人なんかにはスマホでね、「今日、死亡事故があった」とかそういうのはね、それは自由に。
自由にというか、現場ではできないですけど、休憩所とかそういうところではメールも打てますし。
管理的には、できないことはないんですけどじっさいなかなか。
自分たちもなんか、入っちゃうと「特別なところにいる」みたいな気がして、逆に自粛しちゃうっていうのがありますよね。
だから難しい話、例えば原発の話とか政治の話とか、は、しないですよね。
線量の話も含めてね。
というのはしないような雰囲気はありますけれども。




https://youtu.be/TpyvZhPLMIg?t=1h13m53s
質問:
私は今64で今年65になるんですが、今あちらで働く人というのは、かき集めなくちゃならないくらいに足りないものなんですか?
それとも例えば、私は今仕事をしているんですが、今年やめようかなと思うんですが、辞めた後でぶらぶらしているぐらいだったら福島に来て働いてこいよぐらいの感じなのか?
64で、ここではわりと若い方なんですけど、「64はもういらないよ」ぐらいの採用なのか?


池田:
印象では、私は61であれか。
だから62、3ならいいんでしょうけど、採る方としても年寄りよりは若い方がいいに決まっているし、特別なコネというか、資格があれば別ですけれども、素人が、65を超えちゃうと厳しいかな、という雰囲気ですけれども、採用というのは多分躊躇する。
でも実際にいると、70近い人も。
それは昔から働いている人ですね。
コネがある人は、70近い人も実際に働いていましたけれどね。
素人でコネもなくてという人はなかなか、65を過ぎちゃうと厳しいかなという感じはします。

ただ、「人手は足りているか?」というと、足りているとは、今のところはまだ東電は「足りている」と言っていますけれども、今後のことを考えればたくさんいた方がいいということで、3次4次下請けなんかも人集め、東電の方もできるだけ人はいた方がいいということで。
私の場合には「解雇」で辞めた人はいないんですけれども、不祥事を起こして辞めた、酒飲んで喧嘩したというのは聞いたことがありますけれども、なかなか結構離職率は低いんじゃないかというのは僕は感じました。
何かあれば別ですけど、自分から、私は自分から辞めたんですけど、そんなにいないんじゃないかと。
やっぱり給料的には月に20何万もらっているし、確かに保険とかそういうのはないけれども、衣食住とかそういうのを我慢すれば、ま、食いっぱぐれはないということでね、
よっぽどのことがない限りはクビみたいなことはないし、ということで、離職率はそんなに高くないんじゃないかなという気はします。
ま、でも64とかで、チャレンジしてみてもいいと思います。



https://youtu.be/TpyvZhPLMIg?t=1h17m44s



1.元・イチエフ作業員からの報告


2016年1月12日
池田実「元・イチエフ作業員からの報告」


フクイチ

去年の4月末までイチエフ、福島第一原発で働いていました。
その前に除染の方で、浪江町の除染にも入っていたんですけど、1年2〜3ヶ月福島にずっと行っていまして、
その辺のお話をして、質問などあれば伺いたいと思います。

今63で、まだまだ元気で働いている人もいますけど、私としてはこれで福島を切り上げてということで、
集会とか原稿とか、全て今は実名でやることにしています。

漫画で「イチエフ」というのもありますけれども、なかなか実名では中のことを話すっていう人はいなかったと思いますけど、やはり、責任を持ってと言いますか、自分の名前を出して顔も出して中のことを伝えるというのが、私としてはそれが福島への恩返しといいますか、そういうことで今こういう形でお話するという機会を得ています。

じゃあ、私が福島で見たことなどをお話したいと思いますけれども、
私は郵便局、東京の郵便局で働いていまして、一昨年定年になりまして、
再就職、再雇用という話もあったんですけれども、あえてといいますか、郵便局じゃない違う世界で仕事したいという思いがありまして、
そこではやっぱり東京ということで、福島からずっと電気をね、享受していたということもありまして、
福島311以降の話を新聞テレビ等で見るんで、やっぱり自分としては東京に住んでるんで何かしなければならない、贖罪ではありませんけれど。
ということがずっとありまして、定年ということがいい機会だと思って、福島に行こうと。
行って働こうというふうに自分で思いました。
そういうことがありまして、定年後に渋谷のハローワークに行って。
最初は第一原発で働きたいと思ったんですけれども、求人票をいろいろ見てみると、確かに第一原発はあったんですけど、年齢がやっぱり60歳以上っていうのはなかなかなくて。
あっても、2〜3件ハローワークの人に電話で聞いてもらったら、元請けの方から「60歳以上はとらないでくれ」と言われているということで。
じゃあ、これはダメだなということで。

その前に除染というのが結構、求人票で、勤務地で福島といえば、「除染作業」というのが何十件も毎日出るんですけど。
「だったら、まず除染でやってみよう」ということで、除染の方を選びまして、
何社かあったんですけど、一番大量、大量というか、人数が20名という。
5名とか10名というのもあったんですけど、やっぱり20名、多い方が。
素人ですからね。
一緒にやった方がいいかな、ということで多い会社を。
そして株式会社、比較的大きな、人数だと500人ぐらいの会社ですね。
ま、大きいからいいかな、と思って選んで。
そしたらもう直ぐに採用ということで。

「直ぐ採用」っていうのにもびっくりしましたけど、
「履歴書は後でいい」と。
「面接はどうなんですか?」と聞いたら「いや、面接はいいから」ということで、

準備期間があって、向こうの書類とか相手の仕事の関係で待機というのがあって、
最初は年末って言ってたんですけど、それが伸びて、結局1月からということで、
最終的に2月、一昨年(2014年)の2月ですね、浪江町の方の除染に入りました。




https://youtu.be/TpyvZhPLMIg?t=5m20s

宿舎は私の元請けの安藤間(安藤ハザマ)組JV企業共同企業体、その宿舎ということで、まぁ、後から思えば良かったんですけれども、プレハブの2階建てで、風呂場とか食堂とかも完備されていて、朝も食事ができる。
もちろん金はこっちが払いますけれども、夕食もあるということで。
で、個室ということでね。
狭い、2畳ちょっとぐらいですけど、そういう寮で。
そこから浪江町の方に通ったのが2月〜5月までですね。

当初の労働契約では「1年以上は仕事がある」ということが書かれていまして、
会社の方からも「1年以上は働いてもらうよ」と言ったんですけど、
実際は、除染の中身といいますか、浪江町の浪江高校の裏の川の土手と河川敷の除染ですね。
草を刈って、草刈機で刈って、それを熊手で集めて、それをフレコンバック、黒いバッグに入れる。
それをずっと。
その土手は1km以上、長い土手なんですけど、そういうところの除染をやったんですけど。

最初20名だったんですけど、実際に集まったのは7人しか集まらなくて、
その7人の内訳は、私は東京ですけど、青森、山形、大阪、沖縄、鳥取という、本当に全国各地から集まってたんですけれども。
その7人でずっとやったんですけれども、
当初20名の予定が7名しか集まらないって
最初はだいぶ急かされて、私ともう一人25歳の青年なんか仕事をしたことがないっていうぐらい、
国立大学でのボーっと、エリートみたいな、言っちゃ悪いけど、そういう人で、ど素人が私を含めて二人いたもんで、で、人数も少ないということで、だいぶ急かされたんですけれどもね。

ところが、応援部隊も入ったりして、5月ぐらいになると、もう「次の仕事がないよ」と言われて、
結局工期が、一応長かったんですけど、もう5月全部仕事がないと。
次の仕事は一応あるんだけれども、3ヶ月後にならないと入らないという、現場には行けないということを言われまして、不本意ながら6月末で上の方から「仕事がない」と。
みんな怒ったり、「解雇か」って怒鳴ったりした人もいたんですけど、
上の方では「解雇じゃなくて、希望すれば他の仕事がある」
建設会社だから、除染じゃなくて、仙台の方の土木作業ですね、その会社の。
で、「給料は若干下がるかもしれないんだけれども」というんですけれど。

実際私がもらっていたのは、危険手当が1日1万円。
日給が7000円ということで、1万7000円もらってたんですね。

それが「若干下がる」と言われても、仙台で危険手当なんか出るはずもなくて、だいぶ下がるというのは明らかなので、みんなもう、結局6月末で辞めていったというような結果になりました。

だから後から見たら大体除染というのはそういうのが多くて、工期が半年とかあっても、その前に終わるとかいうこともあって、
雇い止めみたいなことが多くて、次まで待機というんですけどね。
給料が半分出る会社もあるんですけど、ほとんどの会社は待機中は給料は出ないということで、
ま、宿舎で1ヶ月待つという人もいたんですけど、結局そういうのがあるから、大体除染作業員は仕事中に次の仕事をね、どんどんハローワークだとか頼って、いいところというか、給料がある程度出て、というのを探しながらやっているような、本当に渡り鳥的な生活なんだなということを除染の時には思いました。

除染の時は2次ですね。
元請けが安藤間組の下にもう一つ建設会社があって、その下の会社ということで2次だったんですけど。
というk遠出また東京に帰りまして、ハローワーク通いが続きまして。
ところが不思議なことに今度は、ハローワークに行ったら、いくつか第一原発の仕事があったんですね。
聞いてみたら「60歳以上でも構いませにょ」という会社があって、
それが何故だか、人手不足だからかどうかわからないんですけど、たまたまなのかわからないんですけど、
で、見つかって、8月から行くことになりました、第一原発。




https://youtu.be/TpyvZhPLMIg?t=11m25s

今度の会社は元請けが東京パワーテクノロジー
TPTという、東京パワーテクノロジー。
前は東電工業って言ったんですけど、東京電力の100%子会社です。
その元請けがあって、その下にあって、またその下にあって、その下。
だから3次下請けですね。
除染の時は2次。
第一原発は3次ということで。

そのせいか?っていうことでもないんでしょうけど、給料は14000円でした。
だから下がったんですね。

一応危険手当、「危険手当」という言い方はしなかった「特殊勤務手当」とか、いろいろ言い方を変えたんですけれども、
4000円。


で、日給が1万円という。
変な話ですけど、除染の方が危険手当が全然高い、倍以上というようなことになったんですけど。

宿舎については、前のところは上の方でプレハブを作ってそこに入ったんですけど、
今回はもう3次の私の会社が自分の、自社寮っていうと聞こえがいいんですけれども、
民間のアパートで、本当に古いアパートとか、貸し家を幾つか、いわき市内に何件か持ってて、そこに入れられたということで。
だからまぁ、タコ部屋ということではないんですけれども、最初入ったところはアパート、6畳、8畳にふたり。
一間はあったんですけど、そう言っても風呂とかガス台とか台所は一つですから、プライベート空間っていうのはあんまりなかったかな、という感じでしたけど、
それからまた寮に移ったんですね。
移らされたんですけど、もっと、今度は貸し家ということで、部屋が4つあって、そこに7人ということで、
今度は6畳に私ともう一人、岩手の人かな、一緒に。
ま、本当にプライベート空間で、テレビは一つを一緒に見るとか、
で、7人、台所はあるんですけれども、冷蔵庫が二つで棚で分けたり、トイレとか風呂はもちろん一つですから、その順番だとか。
結構7人が一つ屋根の下で暮らすというのは、この歳になって大変なもので。
いろいろ、イビキがうるさいだとか、風呂が長いとかトイレが長いとかね、
そんなことで変にギスギスして、非常に住み辛かったとかありました。

仕事の方ですけれども、第一原発の仕事というのは、上から言われたのは「可燃物等の分別回収業務」というんですね。
中身は何か?というと、構内のゴミの分別回収ですね。
外の瓦礫はもうすぐ収束作業で邪魔になるということで、すぐに回収撤去されたんですけど、
建物の中にあるゴミ、本当に事務処理ですか、紙類だとか、いろんな事務用具とか、
そういうのが手付かずだったんですね。
それを回収分別するっていうのが私たちの仕事でした。

それは今、構内で大型減容焼却炉というのを建設して、建物ができたんだけどそれがまだ運用していないんですけど、それは、7階建てとか8階建ての大きな焼却炉ですね。
そこができるので、そこに紙類だとか、あとは木なんかも、今保管しているんですけれども瓦礫ですね。
燃える木とか、あとは保護衣、タイベックというんですけれども、覆いを集めて保管しているのを、そういうのを全部燃やすということをやるというので、それで私たちが残されたゴミを集めて持っていくという仕事でした。

で、場所は、最初は事務本館。
免震重要等のすぐ隣なんです
けれども、福島第一、第二原発のいろんな厚生。
給与だとか、福利厚生。
事務職員が事務作業をやっていた結構大きな建物で、そこの中の書類だとか、いろんな、事務用品だとか、様々なものを、袋に、燃えるごみ、プラスチック類、鉄類、ゴム類などに分別して袋に詰めて、コンテナに入れるという、その作業を最初にしまして、
それが8月下旬から9月ぐらいまでですね。

8月ですから、当たり前ですけど暑いんですよね。
全面マスクをして、つなぎの、タイベックっていうんですけど、保護衣を着てやるわけですから、
本当に、毎年何十人も熱中症になるということを聞いたんですけど、やっぱり実際に入ってみると身体中が汗びっしょりで顔からも頭からも額からも汗が出るということで想像以上に大変だったなというのがありましたけれども、
熱中症予防ということで、今東電の方から暑い時はサマータイムということを言われていまして、1時間、原則1時間で作業を切り上げるということが上の方から言われていまして。
特に30度を超えて35度近くになると、湿度を見て、指数が高くなるという時はもっときっちり1時間経ったら作業長の方から「おしまい」というふうに言われてやったもんで、最初はきつかったんですけれども、慣れてくると本当に楽な、仕事をした気がしないというか、1時間ですからね。
そのような感じで最初の頃はしていました。

そのあとは2時間でも、勤務時間の面で言えば長くても3時間、普通は2時間。
9時40分ぐらいから、通常ですね。
で、12時前後ぐらいに終わるという感じですから、2時間ちょっとぐらい、実働ですね、通常の場合は。
というのが日常でしたので、除染と比べれば体力的には楽でした、正直言って。

除染の時は目一杯、朝6時半に出て7時半からラジオ体操して開始して、終わるのはやっぱり4時半。
本当は4時っていうことだったんですけど、実働、実際はもう、後片付けだとかミーティングだとかで5時過ぎる、現場でね、サービス残業みたいなことも結構ありましたので、もう目一杯でした。
だから8時間以上勤務が除染の時はあったんですけど、それに比べればイチエフは本当に2〜3時間という感じで、体力的には楽かな、という気がしました。

そうはいっても線量は10倍以上といいますか。
例えば除染の場合は1日8時間働いても…
桁が違うんですけど。
除染の時は3とか4というのはマイクロでいうんですけれども、
イチエフでは3とか4とかはミリなんですね、つまり1000倍の単位で通常いうんですが、それが全然違う世界に来ちゃったっていうふうに思ったんですけど。
例えばイチエフの時は、毎日戻ってきて線量計APD(警報付ポケット線量計)を見るんですけれども、
そこで0.03とか0.06とかって、こう見て、お互いに「お前いくつだった?」
「今日は6だ」「今日は3だ」というのを休憩所に来て見合わせるというか、そういうのがあったんですけど、
その時の単位が6というのが0.06ミリシーベルトですね。

方や除染の時は、5マイクロシーベルトですね。
だから全然単位が違うということで。

除染の時は8時間働いて5とか6マイクロ。
イチエフの方は2時間で0.05とか0.06ミリ(60マイクロ)なんですね。
だから単位が10倍、20倍ぐらいあたりまえですけどイチエフの方が被ばく線量としては高いという感じでした。



https://youtu.be/TpyvZhPLMIg?t=22m5s

それから、事務本館から今度は1号機のサービス建屋という、サービス建屋というのはあんまりご存知ないかもしれませんけれども、タービン建屋というのがあって、タービン建屋の中にサービス建屋という一角がありまして、そこは原子炉の運転管理、保守管理をする部署で、ま、下請けなんですけどアトックス/ATOXという会社なんですけれども、昔は原子力代行という正式名称を会社員が言ってたらしいんですが、全国の原子炉で原子炉の保守管理をする会社です。
その会社が常駐してる24時間管理の部屋がありまして、その中のゴミ分別をやりました。

その次にやったのはホットラボ、ラボは化学実験室みたいな。
要するに原子炉の汚染水とか廃棄物とかそういうのを検査するという化学実験室。
その中の片付けもやりました。

それは書類なんかもあったんですけど、硫酸、塩酸、コバルトだとか、そういう試料もあって、結構危険な場所だったんですけど。
そこの地震とか津波で壊れたビーカーだとかフラスコだとか、そういうものの分別回収もやりました。

本当に手付かずだったんです、全ての部屋がね。

311のまま。
たとえば当日の朝日新聞の朝刊。
3月11日のね、なんかもありましたし、
津波、ホットラボの時には2m、棚にビニールケースがあってそこに水が溜まったんですね。
その中にビーカーとかフラスコとかがあるんですけど、
最初「これ何かな?」と思ったら、津波の波が大きなビニールケースに入って、3年たっても蒸発しなくて、蓋があるので、津波の海水がそのままあったとかというような、生々しいことも感じました。

タービンなんかも実際よく言われるんですけど、タービン建屋で、1号機のタービンを目の前で見るとやっぱりびっくりしますよね。
感激というか、実際に目の前で見る、深緑色なんですけど、GEって書いてあるんですけどね。
そういう1号機のタービンなんかを目の当たりにすると、「3年前まではこれが動いていたんだな」とかね、いろいろと、目の当たりにするとすごく勉強になるといいますか、イチエフに来たんだなということを毎日いろんな場所に行って感じました。

1、2号機のホットラボ。
3、4号機のホットラボ。

1月ぐらいですか、集中処理室といって、4号機の奥にあるんですけど、そこのホットラボの片付けもしました。

集中廃棄物建屋というんですけれども、それはいま、1、2号機の汚染水をためてタンクに送る中継地点になっていて、パイプが縦横無尽といいますか、床にあるんですけれども非常に線量が高いところで、そこに入ると20分30分いればAPD(警報付ポケット線量計)の警報機が鳴ることがしばしばありました。

警報機が鳴るというのは持って行く場合入退●というのがあって、その限度が入る時に3種類あって0.1、0.3、0.8という設定があって、私たちはほとんど0.8という一番高い設定のAPD(警報付ポケット線量計)を持って行って、
その5分の1、0.8の設定の5分の1になると1回警報音が鳴る、0.16ですね。
0.32になると2回目が鳴ると。
で、3回目が鳴ったら、その倍になったら全員撤収と言われていて、
それでも2回なったことも、私じゃないんですけど、ありまして。
そういう時はやっぱりみんなビクつきますよね。

ディラーの方から、「2回目が鳴った人は線量の低いところ」
同じ地域でも、パイプの上はすごく高いとか、場所によって大分違うというのがわかってきたので、
2回目が鳴った人は線量の低いところに移動するという措置をとって、
3回鳴って撤収ということにはなりませんでしたけど、
やはり場所によって、すごく、当たり前ですけど、差があるというのを感じました。

でも慣れっこになっちゃうんですね。
最初はビクついたんですけど、ビビーっていう高い音が鳴ると。
それが毎日すると、全然気にしなくなるという、恐ろしいもんで、ということがあったりして。
それを3月末までやりました。


https://youtu.be/TpyvZhPLMIg?t=28m23s

4月から、去年(2015年)の4月ですね。
「新しい仕事に入る」というので、今度の仕事はリサイズ作業

なんの仕事かな?と思ったら、保護衣、タイベックがすごく溜まっているわけです。
毎日、わたしも移動用の青いタイベック2枚、入る時と出る時に捨てて、廃棄して、
作業した白いタイベックも捨てる。
1日でわたしの場合も3着の保護衣を捨てる、というか置くわけですけれども、
それが他の人もそうですから、毎日1万着以上溜まっていくわけね。
それをいま保管していて、それが容積として多くなるから、それを圧縮して、高さ20cmぐらい幅60cmか80cm、長方形の、20〜30着を圧縮して固めたのが倉庫に保管してあるんです。
それで、先ほど言った大型焼却炉が出来て、そこで焼却しようという段になって、
ところがその焼却口が合わない、サイズが小さいんですね。
で、圧縮した保護衣というのはカチンカチンに固まっているので、それを小さい焼却口に入れられないというので、
今更焼却炉の焼却口を大きくできないというので結局何するか?というとリサイズ


要するに、固まった保護衣をほぐして20リッターの袋に入れ替えをする。
6着か7着ぐらいですかね、入るんですけれども、そういうのを延々とこれからやる
という、4月からね。
言われまして、実際にやりました、

それがすごく溜まっているんですね。
そういう作業をずっとやって、そのあとは今度は中で着た上下の下着の同じようなリサイズ作業もやるということを言われまして、わたしもだから、座ったままやる仕事で、腰もあんまり良くないんで、とか、なんか●もあったりして、1年以上いたもので、家族も「早く帰ってこい」ということもありまして、4月末でこっちに帰ってくることにしました。

で、1年ぐらい学んだことをね、これは是非伝えなくちゃいけないと思って、こういう場でお話しするという機会をいただいてています。

わたしは今63ですけど、この1年半ぐらいで線量が7.25ミリシーベルト。
通算の積算線量ですけど、をくらいましたけど、ま、少ないといえば少ないかもしれませんけれど、
10月に第一原発で初めて白血病の労災認定がされた人がいましたけれども、
その厚労省の一応の基準では、「年間5ミリ以上被ばく」というのが一応基準になっていまして、わたしもその基準はオーバーしているということで、実際今も、東京に帰っていますけど、心の中に時限爆弾じゃないですけれども。
わたしは歳で大丈夫という気持ちもあるんですけれども、やはり白血病とかそういうのが発症するかもしれないという不安はわたしもありますし、
中で働いている者は、やっぱりあまり口では言いませんけれども、被爆に対する漠然とした不安というのは感じていると思います。

今後本当に、今再稼働とか言われていますけれども、
もし事故が起こったら、
私達これから、1日7000人と言いますけれども、これから40年、50年、おそらく100年近くかかるとわたしは思うんですけれども、作業員がどんどん投入されるんですけどね。
そういう被ばく者をどんどん作っていくわけですから、そんなことがあってまた再稼働でもし事故が起こったら、私達みたいな作業員がまた投入されるということを繰り返しちゃいけないと思うので、是非、わたしとしても再稼働は許せないというふうに思いますし。
あとは実際に働いてみて、労働条件は非常に劣悪ですね。
先ほどの福利厚生、居住関係もそうですけれども、地域にしても、わたしは1万4000円ですけれども、同じ会社の人でも1万2000円の人もいるし、1万6000円の人もいる。
3次下請けでしたけれども、その社長の胸算用といいますか、それで採用の時期だとか、採用の仕方によって、全然給料が違う。
社会保険なんかも未加入。
除染の時は入ってたんですよ。
会社は社会保険に、年金も入ってたんですけど、イチエフの方は求人票では加味という、全部の会社がそうなんですけど、実際は多くの会社が年金と健康保険に入っていないということなので、あとは連休とか休暇などもないし、そういう労働条件では全然ひどいなという。
これからイチエフの現場の作業員が働きやすいようにするために、是非東電、あるいは政府の国の方にやっていかないと、今後なかなか、長い廃炉作業が先行かないんじゃないかなというのを感じました。










<台湾大地震>原子力発電所は無事の模様




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<台湾>南部で地震、M6.4 台南市で建物倒壊、停電
毎日新聞 2月6日(土)8時55分配信

台北支局】米地質調査所によると、6日午前3時57分(日本時間午前4時57分)ごろ、台湾南部でマグニチュード(M)6.4の地震があった。震源地は高雄市で、震源の深さは約16キロ。台湾中央通信によると、台南市で16階の建物が倒壊したほか、建物3棟が傾き、停電も起きている。100人以上が閉じ込められている模様で、消防当局が救出作業に当たっている。







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快讯:台湾高雄市发生6.7级地震 厦门震感强烈(图)

本网播报厦门网 2016-02-06 04:29 字号: T T

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台湾地震

厦门网讯 据中国地震台网正式测定:02月06日03时57分在台湾高雄市(北纬22.94度,东经120.54度)发生6.7级地震,震源深度15千米。福建多地网友表示震感强烈。

不少厦门网友纷纷发表微博表示,睡梦中突然感觉到强烈的摇晃。家住杏林湾某高层小区的张先生说,自己是被震醒的,一刷微博才发现是对岸的台湾发生了级别较高的地震。据厦门日报消息,此次地震震中烈度约9度,震中距离厦门约301公里。

厦门市地震局提醒市民:请大家保持冷静,不要惊慌,不要跳楼。地震基本不会造成损害。





台湾の原子力発電所

台湾原発

第三原子力発電所が震源地に近い!

台湾第三
一号炉 起工日1978年08月21日 臨界開始日1984年05月09日 PWR(加圧水型原子炉
二号炉 起工日1979年02月21日 臨界開始日1985年02月25日 PWR(加圧水型原子炉

福島第一は沸騰水型(BWR) が爆発したが、台湾の第三原発は加圧水型(PWR)だ。

加圧水型原子炉より一部抜粋

一次冷却材漏洩減少時や喪失時には非常用炉心冷却装置(ECCS、緊急炉心冷却装置)を作動させる。
外部からの即時制御は制御棒によって行われる。ほとんどの加圧水型原子炉では、制御棒が上部から圧力容器を貫いて炉心へ挿入される設計が採られており、また制御棒の駆動機構が故障するなどの非常時には駆動機構から制御棒を切り離して自由落下によって制御棒が炉心に挿入出来るようにもなっている。このため制御棒が格納容器の下部から入れられる設計の沸騰水型原子炉で頻繁に発生して問題となっている制御棒の抜け落ち事故は起こりえない。

制御棒は最も重要な安全装置であり、必要な時に制御棒が炉心から抜け落ちている事態は絶対に避けなければならない。事故発生時に冷却系を停止した後の炉心の冷却は、制御棒が炉心に挿入されている事を前提に事故対応が計画されており、炉心が全力で核エネルギーを開放している場合は、非常用炉心冷却装置による放熱や炉心と一次冷却水の熱容量だけではすぐに限界を迎える。この点で、加圧水型原子炉は沸騰水型原子炉に対して優位であるが、何らかの不具合で制御棒が挿入できない場合には同じように危険である。

加圧された一次冷却材水は熱せられても液体の状態であるため再循環が容易であるが、反面、スリーマイル島原子力発電所事故のように、ひとたび液体でなくなれば一次冷却水の残存量すら判らなくなる様に、通常の制御手段がとれずに、非常用炉心冷却装置の他は冷却の手段がなくなる。

日本の商用炉においては、北海道電力、関西電力、四国電力、九州電力各社の全原子力発電所、および日本原子力発電の敦賀発電所の2号機(1号機は沸騰水型)で、加圧水型が採用されている




第三原発の立地しているところの震度はどのくらいなのか?見つかりました。
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第三原発辺りは震度2か3ぐらい。 ε-(^、^; ほっ


台湾の原子力発電所は異常なしのようです↓

南台6.4強震 核三廠維持正常發電
2016-02-06 07:42

〔記者蔡宗憲/屏東報導〕美濃6.4強震影響全台,不少民眾擔心南台灣唯一的核三廠狀況,核三廠檢視後強調不受影響,目前維持滿載發電中。
核三廠雖距離震央超過百公里,但受到日本福島核災經驗影響,震後引起不少民眾擔心,所幸恆春半島震度僅2~3級,廠方檢視後未發現異狀。

核三廠正常發電中。(記者蔡宗憲攝)
核三廠正常發電中。(記者蔡宗憲攝)
電廠維持滿載發電。(記者蔡宗憲翻攝)
電廠維持滿載發電。(記者蔡宗憲翻攝)

除了核電廠平安,牡丹水庫經過檢視,也沒有特殊異狀。
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<台湾の原子力発電>〜もし台湾で原発事故が起きたら〜小出裕章氏3/21石垣島講演(文字起こし)

<台湾の原子力発電所と核廃棄物処理場>日本から見れば沖縄の地震だけど、世界的には台湾の地震

台湾南東部のとても美しい蘭嶼島が台湾電力の放射性廃棄物で汚された/毎時67マイクロシーベルト

台湾・先住民の島に放射性廃棄物 見過ごされた危機 台湾の孤島で11/24報道特集(動画・内容書き出し)



原子力発電所をこんなにあちこちに造った人類って本当にバカ!!




ーーー

原子力発電所に「異常なし」ということですが、「もしも」の時のあるかもしれないので、台湾のリアルタイムの放射線量モニタリングページです。
異常があったらわかるように、今現在の数値の画像を貼っておきます。

台湾のリアルタイム放射能レベルモニタリングページ

台湾全体2月6日11時
2016020611時台湾全体

第一原子力発電所
第一原発


第二原子力発電所
第二原発


第三原子力発電所
第三原発

台湾各地のガンマ線量変動グラフ

1 2










<2015年10月~12月>日本全国都道府県水道水蛇口セシウムランキング発表!(除 福島県)




原子力規制委員会 
上水(蛇口水)のモニタリング

<測定方法>
水道の蛇口から毎日一定量の水道水を採取し、
水分を蒸発させて濃縮したものを3か月分まとめて
ゲルマニウム半導体核種分析装置を用いて分析。
全都道府県の水道水の数値が3カ月ごとに公表。


環境放射能水準調査結果(上水(蛇口))(平成27年10-12月分) 平成28年01月29日
水道水蛇口201510から12
1.本データは、1Bq/Lを1Bq/kgとみなす
2.原子力規制委員会が各都道府県等からの報告に基づき作成
3.検出下限値は、I-131、Cs-134、Cs-137すべて0.001Bq/kg未満
(参考)水道水中の放射性物質に係る指標の見直しについて(厚生労働省)における水道水中の新たな目標値 放射性セシウム(セシウム134及び137の合計) :10Bq/kg


2月5日現在、まだ福島県現在測定中となっていて、数値が出ていません。
福島県の数値が出るのを待っていたのですが、いつ結果が出るかわからないので(今までずっと見てきましたが、福島県が「測定中」のままなのは初めて)福島県抜きでグラフにしました。

↓クリックすると大きく見ることができます
水道水201510−12

茨城県の数値が低くなって落ち着いてきたので、直近の1年間をグラフにしてみました。

↓クリックすると大きく見ることができます
水道水10から12


2015年10月〜12月(除:福島県)
全国都道府県 蛇口水セシウム合計ランキング発表!!

セシウム合計ランキング2015

1位 山形県 0.00200Bq/kg
2位 栃木県 0.00180
3位 群馬県 0.00170

4位 東京都 0.00165
5位 埼玉県 0.00150
6位 茨城県 0.00146
7位 宮城県 0.00087
8位 千葉県 0.00077
9位 岩手県 0.00051
10位 神奈川県 0.00042
11位 新潟県 0.00036

山形県は昨年7月から1位をキープし続けていた栃木県を追いこし、3ヶ月ごとの測定になった平成24年1月〜3月以来、初めての全国1位となってしまいました。

↓クリックすると大きく見ることができます
ランキング


微量ではありますが、ランキングに名前の出ている都道府県の水道水にはセシウムが含まれていることは事実です。
※注意 今日も、その水道水の中にセシウムが入っています!!(12都県)

調べられているのはセシウムとヨウ素だけですので、福島第一原発から出されているその他の放射性物質に関しては不明となります。






福島県の結果がこんなに長く出ないのは初めてなので、
何をどう調整しているのか?など、疑いたくなってしまう私でした…





<中国電力>原発推進清水希茂新社長 / 島根原発(松江市)・上関原発(山口県上関町)





中国電力
原発推進の姿勢示す 清水新社長就任へ /広島

毎日新聞2016年1月30日 地方版 広島県

 29日に中国電力が発表した人事で、清水希茂副社長(63)が新たに社長に就くこととなった。就任は6月の株主総会後が通例だが、4月からの電力小売り全面自由化に合わせて4月1日付となる。同時に苅田知英社長(67)は会長に就き、山下隆会長(72)は相談役に退く。社長交代は5年ぶりとなる。

 清水氏は呉市出身。大阪大卒業後、1974年に入社した。長年火力発電を担当した後、電源事業本部副本部長、島根原子力本部長などを経て2011年に副社長に就任した。

 山下会長は「電力小売り自由化で電力業界は新しい時代が始まるなか、経営陣の世代交代にちょうどいいタイミング」と説明し、清水氏を「強いリーダーシップと柔軟な発想で、経営を託すのにふさわしい」と評価した。

 新社長となる清水氏は「小売り全面自由化や発送電分離など、入社当時とは環境が様変わりしているが、どんな変化にも対応していきたい」と抱負を語った。島根原発(松江市)2号機については「安全確保を大前提に早期(再)稼働で業績回復を図りたい」と述べ、また上関原発(山口県上関町)も「重要性はゆるぎない」とし、引き続き原発を推進していく姿勢を示した。【加藤小夜】




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清水希茂(しみず まれしげ)
【生年月日】 昭和27年 2月19日生
【出 身 地】 広島県
【学 歴】 昭和49年 3月 大阪大学基礎工学部卒業
【職 歴】 昭和49年 4月 中国電力株式会社入社




「日本列島は他国に原発を売るためのモデルルーム。下手すると日本列島が最終処分場に使われる可能性がある」樋口健二×アーサービナード(文字起こし)より一部抜粋

その最悪のシナリオは、日本でもう一つ原発事故をやって、そうすると関東東北の汚染
それから九州中国地方関西の汚染をやって、そうすると満遍なくね。
そうすると2箇所やって、日本経済がもっと衰退、もっともっと袋小路に入っていって、それであるときから日米共同の研究機関があちこちにつくられて。
その研究機関は何か?というと、「アメリカの高レベル放射性廃棄物を置く場所」なんですよ。
そういうふうにもう日本は受け入れるしかないんですね、経済的にはもう、アウトだから。



現実味がより一層強くなる





日本で最初の高速原子炉「常陽」茨城県大洗 再稼働申請!!!


こわい…

実験段階の高速原子炉「常陽」 再稼働申請へ
テレ朝News (2016/01/26 17:01)

高速実験炉「常陽」が再稼働へ動き出しました。

1

茨城県大洗町にある常陽は実験用の原子炉です。
「もんじゅ」と同じく、冷却に水ではなくナトリウムを使います。

炉内のトラブルで2009年から運転が止まっていましたが、日本原子力研究開発機構は、復旧作業が終わったとして2016年度中に再稼働へ向けた審査を原子力規制委員会に申請する方針を固めました。

馳浩文部科学大臣
2

新規制基準に従って、再稼働に向けての申請の段階。手順を丁寧に進める必要があると思う」
 
3

審査が順調に進んだ場合、常陽は数年以内に再稼働する見通しです。




常陽

常陽(じょうよう)は、茨城県東茨城郡大洗町にある、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉である。

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熱出力 7.5万 kW
燃料 MOX燃料
着工 1971年1月10日

概要
常陽は日本で最初の高速増殖炉であり、高速増殖炉開発のために必要な技術・データおよび経験を得るための基礎研究、基盤研究を目的として建設された実験炉である。目標は自主技術で新型炉を開発することに貢献することであり、日本の国産技術である新型転換炉 (ATR) と並列して計画が進んでいた。
常陽ではそのほか燃料・材料等の照射実験なども行われており、民間への施設の提供も行っている。

応用
ここで得られた技術・データは、次の段階となる原型炉であるもんじゅの建設につながった。
高速増殖炉の実験の最終段階である実用炉の開発は2050年頃とされているが、開発計画は事故などにより何度も遅延している。

名称の由来
常陽の名称の由来である「常陽」は、江戸時代の茨城県東部に立地した常陸国の中国風の呼称であり、公式サイトによれば「高速実験炉「常陽」の設置場所大洗は、太平洋に面した明るく雄大な地形にあり、まさに「常陽」の名にふさわしい所です。」とある。
実験炉「常陽」の名称は、新型動力炉「もんじゅ」「ふげん」とともに、動力炉・核燃料開発事業団(動燃)の副理事長・清成迪(きよなりすすむ)が発案したものである。

現況
ナトリウム循環を除き、休止中である。
2007年にMARICO-2と呼ばれる照射試験用実験装置の上部が大きく破損する事故が発生したため、炉の運転休止を余儀なくされている。(2014年11月28日復旧完了)

歴史
1960年(昭和35年):設計開始
1970年(昭和45年)2月12日:原子炉の設置許可
1971年(昭和46年)1月10日:格納容器建設開始
1977年(昭和52年)4月24日:MK-I炉心が初臨界を達成。高速増殖炉による臨界はこれが日本では最初、世界では5番目であった(出力5万kW)
1978年(昭和53年)7月:MK-I炉心にて通常出力(7.5万kW)による運転を開始
1982年(昭和57年)
1月10日:MK-I炉心の運転を終了
11月22日:MK-II炉心で初臨界を達成
1997年(平成9年)9月12日:50000時間を超える運転の後に、MK-II炉心の運転を終了
2003年(平成15年)7月2日:MK-III炉心で初臨界達成
2007年(平成19年)6月11日:炉心で燃料棒の交換装置と計測線付実験装置(MARICO-2)が衝突する事故が発生。燃料交換機能の一部に障害が発生しているが復旧作業を行って2016年度の運転再開を目指している。
2010年(平成22年)1月22日原子炉付属建屋内で、ぼやが起きたと日本原子力研究開発機構が発表した。外部への影響や作業員の被曝はなかった。
2014年(平成26年)11月28日燃料交換機能の復旧作業(MARICO-2試料部の回収及びUCSの交換)が終了。





高速実験炉「常陽」
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部長挨拶

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部長 前田幸基

高速実験炉「常陽」は、我が国初の高速炉として、 国内の英知を集めて茨城県大洗町に建設され、昭和52年4月に初臨界を達成しました。その後、段階的にプラントを高度化し、 原子炉出力も初期の約3倍の14万kWにパワーアップし、高速中性子(エネルギーの高い中性子)の照射施設として世界でもトップクラスの性能を有しています。
 「常陽」は、平成19年の運転終了後に発生した実験装置(計測線付実験装置)の不具合により、一部の燃料集合体を交換できない(燃料交換機能の一部阻害)状態となりました。 この復旧作業として、原子炉容器内に設置された炉心上部機構の交換と実験装置の回収を進めてきましたが、平成26年5月に炉心上部機構を原子炉容器から引き抜き、 9月に実験装置を原子炉容器から回収した後、11月に新しい炉心上部機構の設置を完了しました。その後、これらの作業の実施に伴って取り外していた機器を再度設置する作業を行い、 平成27年6月に燃料交換機能を復旧いたしました。  
 「常陽」には、限りあるエネルギー資源の有効活用や放射性廃棄物の減溶化等の環境負荷低減に関する研究開発、高速中性子を使った幅広い分野の基礎研究、 技術者・研究者の養成など、多くの役割が世界的にも期待されています。
 「常陽」の運転を再開し、これらの期待に応えるため、今後、原子炉施設の新規制基準への適合性確認に向けた対応を進めてまいります





ーーー


なんか、茨城県終わった感が強い…


<廃炉作業で出た配管や金属>東海村山田村長「しょうがないね」と東海原発敷地内に埋める計画容認





続きを読む

<高浜原発>プルサーマル発電の死角1/29報道ステーション(文字起こし)




高浜原発3号機が再稼動
プルサーマル発電の「死角」

2016年1月29日 報道ステーション(文字起こし)

考えてみると高浜の3・4号機はですね、去年の4月に「これは地震のこととか色々含めて危険だから再稼動するな」という仮処分が出て。
そして去年の12月にそれがひっくり返されて「再稼働よし」というふうに変わりました。
で、それから1ヶ月でぇっ!として再稼動なんですね、3号機が。

それともうひとつここで注目していただきたいのが、プルサーマルなんです、3号機というのは。
これを見ていただきますと、「プルサーマルってなんだ」というのをこれからご説明しますけれども、

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原発から使用済み核燃料が出る、と。
使用済み核燃料を再処理すると。
これ(再処理工場)、まだ動いていません、日本において。
処理をするという理屈。
で、プルトニウムを抽出して、商業ウランと混ぜてMOX燃料なるものを作るというんですけど、この燃料工場(MOX燃料工場)は日本はまだできていません。
MOX燃料が再処理を経てできたらまた原発に戻る。
つまりこの循環を、よくこの図を見ることって、ありますよね。

グルグルグルグル回るという意味じゃないですか。
違うんですよね、これがあるんです。

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これもちょと触れたいと思いますね、時間の限り。
これは、MOX燃料を理屈上原発に、まだできませんけれども入れたとして、日本で作ったものを。
入れて、使用済み核燃料というよりは、使用済みを使っていますから、使用済み使用済み核燃料MOX、どこへいくとおもいますか?

VTR
福井・高浜原発 午後5時
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「制御棒引き抜き開始します」
「制御棒引き抜き開始」

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今日午後5時。
福井にある高浜原発3号機が再稼動した。


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発電所が動けばね、経済の方も活性化するでしょうし、それから電気代の方もね、かなり下がるんじゃないかとみんな期待しているんじゃないですか。


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自分は反対の方なんやけど、やっぱり動かさない方がいいと思うけど、そやけど地元の住民、それで生活している人がおるから。


高浜原発の3号機と4号機については2015年4月、福井地裁が再稼動を差し止める決定をした。

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だが、関西電力がこれに異議を申し立て、先月別の裁判長がこの仮処分を取り消したばかりだった。
それからわずか1ヶ月余りの再稼働。

再稼動に対する抗議活動をする女性:
関西一円だけじゃなくて、その周辺の地域にまで原発事故の被害が及びますし、みんなで「辞めたい」という声をあげていきたいと思います。


震災後にできた規制基準での再稼動は、鹿児島の川内原発1・2号機に続く3基目。
ただ大きく違うのは、高浜3号機はプルサーマル発電であることだ。

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プルサーマルはウランとプルトニウムを混ぜて加工したMOX(モックス)と呼ばれる燃料が使われる。
原発から出た使用済み燃料を再処理して、ウランとプルトニウムを取り出し再加工したものだ。

午前11時過ぎ
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林幹雄経産大臣
プルサーマルの推進。
あのーー、そしてまぁしいては、核燃料サイクルの推進という観点から、非常にあの〜異議があるものと考えておりまして、

と、林大臣が言うように、国はプルサーマルを、いわゆる核燃料サイクルが重要な発電だと位置付けている。

こちらがその核燃サイクルのイメージ図。
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稼動のめどが立たない高速増殖炉もんじゅに絡む部分はあえて省いて考える。
原発から出た使用済み燃料は、青森県六ヶ所村にある工場で再処理され、取り出されたプルトニウムがMOX燃料に再利用される。

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ただ、再処理工場はトラブルが相次ぎ稼動に至っていない。
MOX燃料を作るための工場も完成していない。

ちなみに、高浜3号機で使われているのは、核燃料を遠く離れたフランスで再処理し、加工してもらったMOX燃料だ。

フランスから運び込まれるMOX燃料 高浜原発2013年6月
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プルサーマルでは、さらに大きな問題点が指摘されている。
実は、この図には隠された見えない矢印があるのだ。


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共同通信 太田昌克編集委員
使用済みMOX燃料の最終的な行き場が、今、ないという現実があります。

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プルサーマル発電で出た使用済みMOX燃料は、現在ある六ヶ所村の再処理工場で同じように再処理することはできない。
新たな再処理工場が必要なのだが、その計画は白紙の状態。
つまり、原発から発生するゴミの行き先が決まっていないのだ。

共同通信 太田昌克編集委員
今回、高浜原発3号機が再稼動することによって、新しいゴミ問題が発生し、新しいツケをですね、我々次の世代に残す恐れが出てきた。
そういうふうに考えていいと思います。


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古舘
散々言われてきた「トイレのないマンション」がどんどん出来ていくという流れになっております。





=関連ブログ=


2015年4月
高浜原発 「再稼働認めない」仮処分決定


2015年12月
高浜原発3号機「燃料集合体下部ノズルと燃料移送コンテナの接触で警報」〜再稼働を認めた林潤裁判長

判決をひっくり返すために出てきた別の裁判長
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プルサーマルの「プル」はプルトニウムの「プル」
石油ストーブでガソリンを燃やすようなこと


プルサーマルとMOX燃料「一度プルサーマルで燃料を燃やすと超ウラン元素が沢山…」小出裕章ジャーナル6/22ラジオフォーラム(内容書き出し)より一部抜粋

西谷:
普通の原子炉から出てくる使用済み核燃料棒と、
プルサーマルから出てくる使用済み核燃料棒はやっぱり違うんですか?


小出:
ちがいます。
一度プルサーマルという事をやってプルトニウムの燃料を燃やしてしまいますと、
私たちが超ウラン元素と呼んでいる特別に寿命の長い放射性物質


西谷:超ウラン元素

小出:
超ウラン元素というのですが、ウランを超えるというような。
ウランというのは自然界にある一番重たい元素なんですけれども、


西谷:プルトニウムは超ウランですよね?

小出:
そうです。
プルトニウムも超ウランですし、プルトニウムよりももっと重たいキューリウムとか、
そういうような原子核が沢山その使用済み燃料の中に溜まってきてしまうのです。

それの取り扱いは大変厄介ですし、寿命が長いので、
再処理をするにしても、ガラス固化にするにしても、
今までやってきたような時間の長さでは到底できないで、
何十年も、まずは原子力発電所の中で冷やしておかなければならない


西谷:またこれ、子々孫々までツケを後回しにするという事ですね。

小出:
そうです。
日本にある、あるというか今作ろうとしている六カ所の工場では、
プルサーマルの燃料を再処理する事すらができませんので、
「どうしていいのか全く分からないもの」をまた生み出してしまうという事になります








<高浜のプルサーマル・40年期間延長・高温ガス炉・福島第一原発>小出裕章氏12/31報道するラジオ年末特番(文字起こし)より一部抜粋

プルサーマル発電 高浜原発
水野:
まず伺いたいのは、再稼動に向けて動く高浜原発についてなんです。
この高浜の3号機4号機というのは、
「プルサーマル発電を前提として再稼働の申請をした」ということなんですが、
この「プルサーマル発電」というのは簡単に言うとどんなものでしたっけ?

小出:
「プルサーマル」という言葉は日本で作った造語なのです。
「プル」の方はプルトニウムの「プル」です。
「サーマル」というのはいわゆる「熱」という意味ですけれども、
このプルサーマル発電というのは、
「プルトニウムを現在普通に動いている原子力発電所で燃やしてしまおう」という計画のことです。

水野:
プルトニウムを一般の原子炉で燃やすということで、
何かリスク、危険性というのはないんですか?

小出:
皆さん石油ストーブをお使いですね。石油ストーブの燃料は「灯油」です。
「灯油」というのはいわゆる石油、原油というのを汲み上げるわけですけれども、
その原油を精製していきまして、ある成分は「灯油」にいく、ある成分は「重油」にいく、ある成分は「ガソリン」にいく
というふうに分けて出来たのが「灯油」なのですね。
その「灯油」を燃やそうとして石油ストーブというのは設計されているわけです。
でもその石油ストーブで、例えば「ガソリン」を燃やそうとすれば、


水野:えええぇー!!

小出:
火事になってしまうわけですね。
灯油に例えば、5%ぐらいガソリンか何かが混じってしまった、というのであれば、
爆発したり火事になったりしないかもしれないけれども、
ガソリンの量をどんどん増やしていけば、どこかの時点で火事になったりしてしまうわけです。


今日の原子力発電所というのは、「ウラン」という物資とを核分裂させてエネルギーを得ようと、
そのために設計された原子炉
です。

水野:「ウラン」を燃やすための設計なんですね。

小出:
そうです。
で、「プルトニウム」という物質も長崎の原爆になったように、ウランと同じように核分裂はするんですけれども、
核分裂の仕方がウランと少し異なるのです。
ですから、灯油とガソリンが同じ原油だったのに燃え方が異なるように、ウランとプルトニウムも燃え方が異なるのです。
で、ウランを燃やそうと設計した原子炉でプルトニウムを燃やしてしまおうというのが、プルサーマルというもので、本当はやってはいけない、のです。
石油ストーブでガソリンを燃やすようなことになってしまう訳です。

危険が必ず伴うということは、もちろん原子力を推進しているしている人たちも知っているわけで、
「プルサーマルといってもプルトニウムだけを燃やすんではないんだ」と、
「ウランの中にプルトニウムを少し混ぜるだけだからいいじゃないか」というのが彼らの言い分でして、
現在までのところ、「30%までは、まぁ入れてもいいだろう」というような話になっているわけです。

ただ、もともとやってはいけないことをやろうとするわけで、危険は必ず増えますし、
経済性も失われるということは、彼ら自身がもうはっきりと認めている
ことなのです。


水野:
じゃあ、一般の原発と違うプルサーマル発電のリスクっていうのはどういうものですか?
例えば、燃料棒がどの状態で溶けるか?とか、いろいろありますよね?

小出:
はい、
核分裂の連鎖反応をなんとかその制御棒で制御しているんですけれども、
「その制御がしにくくなる」ということもありますし、
燃料が溶けやすくなってしまう」ということもあります。
おまけにプルトニウムというのは、ウランに比べれば20万倍も放射線の毒性が強い物質ですので、
そういうものを取り扱うと、あるいは事故も起こりうるわけで、
そのようなことを考えれば大きく危険が増加してしまうということになります。

水野:プルトニウムはウランの20万倍の放射線の強さがあるんですか?

小出:
生物学的な毒性というんですか、
同じ1gずつのウランとプルトニウムを持って来れば、「20万倍危険だ」ということです。




福井県・高浜3号機再稼働「プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使用するプルサーマル発電では初めて」



プルサーマル導入の討論会でも「やらせ」質問文を入手9/29放送(内容全て書き出し・動画あり)


MOX燃料の設計・品質管理も行っているという核燃料工場でウラン漏えい 横須賀2011年4月27日 GNF-J


<横須賀>2013年6月の"臨界危機一髪"に続き「ウラン外部飛散防止設備が7時間停止」グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン



「日本列島は他国に原発を売るためのモデルルーム。下手すると日本列島が最終処分場に使われる可能性がある」樋口健二×アーサービナード(文字起こし)