川内原発 放射性ヨウ素濃度上昇→核燃料棒からの放射性物質漏れ




川内原発
1号機、核燃料棒1本から放射性物質漏れ


毎日新聞2018年4月5日 19時10分(最終更新 4月5日 21時55分)

川内原発
川内原発=鹿児島県薩摩川内市で、本社ヘリから矢頭智剛撮影

 九州電力は5日、川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)で1次冷却水の放射性ヨウ素濃度が上昇した問題について、1本の核燃料棒から放射性物質が漏れていたことが判明したと発表した。

 核燃料棒は二百数十本を一つに束ねて燃料集合体として使用されているが、老朽化で固定力が弱まり、燃料棒が細かく振動したことなどから1本に微細な穴が開いたとみられる。

 川内1号機は昨年3月以降、1次冷却水の放射性ヨウ素131の濃度が通常値より上昇。ただ、保安規定で定められた制限値を大幅に下回っていたため、測定の頻度を増やすなどして運転を続けた。

 今年1月からは定期検査で原子炉を停止し、燃料を取り出して詳しく調べていた。燃料を交換し、今年6月下旬の営業運転再開を目指す。【浅川大樹】




放射性物質漏れ、九電「燃料棒に穴」…川内原発1号機
2018年04月06日

 九州電力は5日、川内せんだい原子力発電所1号機(鹿児島県薩摩川内市)の燃料集合体(縦横約20センチ、長さ約4メートル)1体で確認した微量の放射性物質漏れについて、「集合体を構成する燃料棒264本のうち1本に微小な穴が開いたことが原因」との推定を発表した。貯蔵プールに保管しており、「外部への放射能漏れはない」としている。

 燃料集合体を冷やす「1次冷却材」の流れで燃料棒と集合体の部品がこすれ、摩耗したとみている。九電の原発では過去に9回、同様の放射性物質漏れが起きたが、今回の原因は初めてで、燃料の配置の見直しなどで対応する方針だ。

 川内1号機は昨年3月、運転中に1次冷却材の放射性ヨウ素の濃度が上昇した。保安規定の制限値よりは低かったため、今年1月に定期検査で停止するまで運転を続け、検査の結果、燃料集合体全157体のうち1体から放射性物質漏れを確認していた。

2018年04月06日



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7年5ヶ月ぶりに稼働した玄海原発3号機蒸気漏れ発電停止

玄海原発3号機 トラブルで発電停止へ「環境への影響なし」
NHK 2018年3月30日 23時31分
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九州電力と原子力規制庁によりますと、30日午後7時ごろ、佐賀県玄海町にある運転中の玄海原子力発電所3号機で放射性物質を含まない蒸気が漏れるトラブルがあり、発電を止めるということです。九州電力によりますと環境への影響はないということです。
玄海原発3号機は今月23日に7年3か月ぶりに原子炉を起動して再稼働し、2日後の25日には発送電を開始していました。

作業では、原子炉の出力を下げながら発電を止めるということです。

九州電力によりますと、このトラブルで、原発周辺の放射線量を測定するモニタリングポストの値に変化はなく、環境への影響はないということです。


ーーーー


原子力規制委員会からのメールは24時7分現在まだありません。

九州電力のトップページにも何も書いてありません
今現在こんな感じ↓
九州電力
「定期検査中の玄海原子力発電所3号機は平成30年3月25日から発電を再開して運転状態の確認をおこなってます」


日本のトップは正直に事実を話さないのが主流のようだからこれが本当かどうかわからないけれど、
放射性物質を含まない蒸気が漏れた」ということです。
発電を止めるというので大事に至る前で少し安心しました。
このまま永遠に止めておいて欲しいです。


7年3ヶ月も止まっていた機械を動かして異常が出て当たり前ですよね、普通に考えたって。


ーーー

佐賀県の放射能情報 2018年3月30日24時25分現在
佐賀県



ついでに月間の放射能情報を見てみた
佐賀県月間
3月21日が一番高い数値が出ているけどチョビチョビお漏らししているように見えるのは私だけでしょうか??



吉岡斉氏「この期に及んで、起きてしまったことを過小評価しようとするような・・・」文字起こし

2018年3月10日 TBS 報道特集より

以下文字起こし



あったことをなかったことに

金平茂紀:
ここで一つちょっと申し上げたいことがあって、

実は今年の1月にある科学者が亡くなられました。
吉岡斉さん、九州大学の教授なんですけれども、64歳で早すぎる死でした。

吉岡斉さん

吉岡さんは原発ゼロ社会の実現を目指して脱原発運動を引っ張ってきた人物として知られているんですけれども、
原発事故の後、政府事故調の委員も務められた方です。

吉岡さんが懸命に伝えたかったことの一つなんですけれども、

この期に及んで、起きてしまったことを過小評価しようとするような科学者、メディア、そして官僚組織のあり方に非常に強い憤りを覚えている」と。
本当に私たち人間は原発と共存できるのか?
「原発が与えることによって人間というのは幸せになれるのだろうか?」というような根源的な問いを発し続けてこられたんですけれども

原発1

このところこの国を覆っている、原発事故にとどまらずこの国を覆っているような、
あったことをなかったことにしようとすつような動きについて、今後ともしっかりとチェックする必要を取材して痛感しました。



続きを読む

吉岡斉九大教授死去

とてもショックです





吉岡斉九大教授が死去 脱原発けん引事故調委員
2018年01月15日 06時00分

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 東京電力福島第1原発事故を巡る政府の事故調査・検証委員会(政府事故調)の委員を務め、科学者の立場から脱原発を訴えた九州大教授の吉岡斉(よしおか・ひとし)氏が14日午前8時18分、肝神経内分泌腫瘍のため福岡市内の病院で死去した。64歳。富山市出身。葬儀・告別式の日取りは未定。

 専門は科学技術史、科学技術政策。独立した立場で原因究明する政府事故調(2012年9月廃止)では東電関係者らへの聞き取りを行い、13年には脱原発を目指す有識者団体「原子力市民委員会」の設立に携わり、近年は座長として脱原発運動を引っ張っていた。

 東京大理学部卒、同大大学院博士課程単位取得退学。和歌山大助教授などを経て九州大に。九大では10年4月~14年3月まで副学長を務めた。内閣府原子力委員会や経済産業省の審議会で委員も歴任。著書は「原子力の社会史」「脱原子力国家への道」などがある。

    ◇      ◇

■科学者の過信看破し批判

 〈評伝〉「理系出身の研究者や技術者には、詐欺師の傾向がある」。科学史を専門とした吉岡斉さんは、こう言って政府や電力会社への批判を続けた。真意を尋ねると「自分の分野を誇大に表現したがり、それが社会に悪影響を及ぼす。代表格が原発だ」と話していた。

 吉岡さんの考えは、東京電力福島第1原発事故の前から一貫していた。原発に対し「生涯にわたり国家のすねをかじる自立能力のない技術」と。だから「国の支援がなければいずれなくなる」と主張する段階的な脱原発論者だった。

 使用済み核燃料の再処理や、高速増殖原型炉「もんじゅ」にも“詐欺師の傾向”を見いだし、その過信を疑った。もんじゅは、まともに稼働することなく一昨年末、廃炉が決まった。

 福島事故後、政府の事故調査・検証委員会の委員として活動。公的に発言する傍ら、反原発の市民集会や講演会に顔を出すようになり、草の根の活動の理論的な支柱となっていく。研究室ではぼそぼそと話したが集会でマイクを握ると腹の底から訴えた。本人が福島事故後に「原発の安全性をやや軽視していた」と語っており、自省に突き動かされているように見えた。福島事故後、講演回数などは100回を大きく超えた。

 手元に、取材の折々に読み込んだ吉岡さんの著書「脱原子力国家への道」がある。政府が今も、使用済み燃料の再処理政策を見直さないことなどを批判している。自ら動き、それを実現させたかったはずだ。 (釜山・竹次稔)

    ◇      ◇

■「市民の立場で意見言える人」 関係者、哀悼の声

 脱原発の理論的支柱の一人だった九州大教授の吉岡斉さんの死去に、共に運動をしてきた学者や市民からは哀悼の言葉が聞かれた。

 有識者団体「原子力市民委員会」座長代理の大島堅一龍谷大教授は「国が原子力利用で抱えてきた問題を客観的、学術的に明らかにした功績は大きい。他国の情勢にも詳しく、議論に説得力があった。原発の推進側や政府関係者にも高く評価されていた」と語り、立場を超えた吉岡さんの存在の大きさを振り返った。

 「市民の立場から国に意見を言える大切な人を失った」と肩を落とすのは九州電力川内原発がある鹿児島県薩摩川内市で反原発運動をする鳥原良子さん(69)。4年前、勉強会の講師に招いた吉岡さんが「原発は経済的じゃないよ」と淡々と語った姿が印象に残っているという。

 九電玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働に反対する住民団体「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」の永野浩二事務局長(45)は「脱原発実現に向け、今は大事な時期。大所高所からもっと発言してほしかった」。同町で原発誘致時から反対運動を続ける仲秋喜道さん(88)も「今からが彼の本当の出番だったのに…」と突然の訃報を悔やんだ。

=2018/01/15付 西日本新聞朝刊=



全部国家の保護を無くせば、おのずとやるやつはいなくなるだろう「原発再稼働わたしはこう思う」吉岡斉氏3/23(動画・内容書き出し)

事故調委員 吉岡斉さんに聞く
「原発再稼働わたしはこう思う」


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なぜ?”早すぎる放射能漏れ” 原発揺るがす「地震で破損」12/28報道SP(内容書き出し・動画あり)

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政府事故調査・検証委 吉岡斉委員:
地震の影響というのは徹底的に調べるべきですね。
老朽化した配管とか、あるいはマークⅠ型という、そういうものの設計とか、
そういうところに根本的な問題があるという事に、
もし、地震が影響しているとすればそう考えなければいけないと、
だから事態は遥かに深刻になるわけです。
しかしそれが、やはり何年か後になるでしょうけれど、
(原子炉の中を)見てみなければ、分からないいという事ですね。





すごく悲しいです








ご冥福を心よりお祈り申し上げます


総務省などが製作した短編映画「希望の党☆」

追記
コメントで教えていただきました。
消された
著作権侵害で削除されたようですが、どう考えても総務省の「希望の党」の方が先にネーミングされていると思うのですが…

この動画を見ると、選挙に行きたくなります。
とてもよくできている短編映画です。
前編、後編あわせて20分ぐらいです。
なので…皆さん是非ご覧ください。



前編




後編



ーーーーーーーーー追記ここまでーーーーーーーーー


「希望の党」前編


「希望の党」後編




監督・金子修介 脚本・松枝佳紀 撮影・大沢圭子 音楽・MOKU  2005年「総務省・(財)明るい選挙推進協会」製作 出演/渋谷飛鳥 木下ほうか 山本奈津子 楳図かずお 並木史郎 野口雅弘 金子奈々子 野木太郎 新津勇樹



小池新党と同名の映画「希望の党」に脚光 見事な政権奪取、そして結末は...
J castニュース 2017/9/26 15:49

希望の党。小池百合子都知事が2017年9月25日、立ち上げを発表した新党の名前だ。ところが、これと同じ名の政党が、12年前に総務省などが製作した短編映画に登場するとして、話題を呼んでいる。

その内容はしかも、啓発作品としては異例のディストピア的なものだ。果たして、その内容は――?

監督は「ガメラ」「デスノート」の金子修介氏

問題の映画「希望の党☆」は2005年、オムニバス映画「It's your CHOICE!」の一編としてウェブサイトなどで公開された。約20分の短編で、メガホンを取ったのは平成「ガメラ」3部作(1995年・96年・99年)、「デスノート」(2006年)などで知られる金子修介さん、脚本を松枝佳紀さんが務める。総務省・明るい選挙推進協会が「若者の選挙離れ」への啓発キャンペーンの一貫として製作したものだ。

映画は序盤、木下ほうかさん演じる父親、渋谷飛鳥さん演じる高校生の娘らによるコミカルな掛け合いで展開される。父親は、「誰が政治家になっても変わらなくない?」「たかが選挙で......」とのたまう政治に無関心な大人で、選挙にもほとんど興味を見せない。真面目な娘からは、選挙にちゃんと行くように繰り返し促されるが、結局妻とのデートを優先して、投票をサボってしまう。ここまでは、よくある「啓発映画」的なムードだ。

ところがその選挙で、「希望の党」なる新興政党が過半数を制し、政権を奪取してしまう。数カ月後、「国民権利義務省」から父親に届いたのは、「国民選挙義務新法に基づき、その選挙権を剥奪する」という封書だった。実は、件の選挙で「希望の党」は、3回続けて投票しなかった国民からは、選挙権を剥奪するという政策を掲げていたのだ。逆に、「希望の党」支持者となっていた娘をはじめ、政治に関心の高い未成年には特別に選挙権が与えられる。

呆然とする父親に、娘は立て続けに言い放つ。

「権利って当たり前にあるものじゃなくて、勝ち取って、それを維持していく努力を忘れちゃダメなんだよ」
「どういう人が選挙権を持った方がいいと思う?お父さんのように大人だけど、政治のことにまるっきり関心も責任も感じていない人?それとも、あたしのように未成年だけど、政治にも関心があって勉強もして、日本の国をちゃんとしたいなって思ってる女の子?」
過激な政策が次々と実現され...

選挙権を得た子どもたちの支持も背景に、「希望の党」は次々と改革を実行する。ペットを処分した女性は「生類憐みの法」で逮捕され、痴漢した男性は死刑になる。ようやく国が間違った方向に進んでいることに気付く父親だが、選挙権を持たないことから反対の声を上げる機会もない。ついには戦争が勃発し、娘までもが出征することに――ここから、物語にはさらなるどんでん返しがあり、皮肉な結末を迎えることになる。

明るい選挙推進協会ウェブサイトでの公開はすでに終了しているが、金子監督名義でYouTubeに再公開されており、全編を鑑賞することができる。小池新党の名前として「希望の党」が挙がるとともに一部で注目を集め始め、25日にはウェブメディア「BUZZAP!」などが取り上げた。金子監督自身も、映画に言及するユーザーの発言を複数リツイートしているほか、脚本の松枝さんも、「希望の党」という名前は自分が考えた、と当時の裏話をツイッターで明かしている。

なお、劇中の「希望の党」ウェブサイトは緑を基調にしたデザインだ。これまた偶然の一致ではあるが、現実の小池氏も緑をイメージカラーにしている。




選挙に行かない人が多すぎる。
この動画を見たら、こわくなった…
現実になりそうで…













「福島の甲状腺癌について」福島県立医大鈴木眞一氏国際会議での英語による説明

2016年9月開催「第5回福島国際専門家会議」

鈴木眞一


本日私は福島原発事故後の小児期・思春期の甲状腺癌についてお話しいたします。2011年3月11日の福島原発事故後、福島県民は低線量放射線被ばくの健康影響問題に直面しました。
そこで我々は、事故時19歳以下の子供に対し、大規模な甲状腺超音波検診を施行することを決断しました。

検査はまず、事故当時被ばく線量が高かった地域から開始しました。
甲状腺検査の一時検査は、福島県立医大で2011年10月9日からスタートしました。
検査結果の概要がこちらです。
先ほど大津留教授が詳細を説明してくださいましたが、
1巡目の検査で116例が甲状腺癌で、
2巡目の本格検査で57例が甲状腺癌でした。

これらは穿刺吸引細胞診を施行した結果、悪性または悪性疑いがあると診断されたケースです。

このうち先行検査の102例と本格検査の30例の計132例の手術を施行したところ、
手術後の病理結果により、131例が甲状腺癌と確定し、1例のみが良性結節でした。

このYoutubeからおよそ半年後、現時点で最新の県民健康調査の結果
2017年3月31日現在で甲状腺悪性または悪性疑いで190名となっている。

甲状腺がん190人〜公表データ以外の把握、検討へ
ourplanet
1巡目から3巡目をあわせた数は、甲状腺がんの悪性または悪性疑いが191人。手術を終えた人は7人増え、1人をのぞく152人が甲状腺がんと確定した。
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穿刺吸引細胞診により、悪性または悪性疑いと診断された172人の結果がこちらです。
132例はすでに手術を施行しております。
残り40例は手術待ちの方か、癌が1センチ以下で転移、浸潤もないため非手術経過観察となった方です。
手術した132人のうち11人は非手術経過観察を勧めましたが、ご本人のご希望で手術をした方です。

これが福島甲状腺検査の手術症例です。
手術総数132例のうち126例を福島県立医大病院で手術しています。
そのうち125例が甲状腺癌と確定しています。

では、その125例の詳細をお話しいたします。

男女の数ですが、男性が44例、女性が81例です。
事故時及び診断時の平均年齢は15歳と18歳です。
腫瘍部位は96.8%が片側、わずか3%が両側でした。

これが手術診断の所見です。
平均腫瘍径は14.0ミリ
80.8%は1センチ以下の腫瘍でした。

リンパ転移症例は22.4%で、
肺への遠隔転移症例はわずか2.2%でした。

ct1aNOMO(1cm以下でリン@あせつ・遠隔移転なし)は35%でした。
ただし11例を除き、被膜外浸潤要請であったり、気管や反回神経に隣接していたり、
バセドウ病とのが@@えお、肺の腫瘍(すりガラス陰影)といった疑いがありました。
これは甲状腺微笑入党癌に関する日本の甲状腺腫瘍診断ガイドラインです、
触診や画像検査などの術前診断により、
臨床的にリンパ節移転や遠隔移転、甲状腺外浸潤を伴う微小乳頭癌は絶対に手術適応であり、経過観察は勧められない。
これらの転移や浸潤のない患者が十分な説明と同意のもと、非手術経過観察を望んだ場合その対象になりうる。

気管や反回神経に隣接していたり、甲状腺被膜外浸潤やリンパ節移転の疑いがあるような症例は穿刺吸引診断や手術が奨励されます。

これは甲状腺癌微小乳頭癌の積極的経過観察についてですが、これが適応となるのは成人だけです、
小児や若年層のエビデンスはありません。
というのも40歳以下の症例は、積極的経過観察期間中に腫瘍が成長し、経過観察を継続できないことが多いからです。

こちらは術式です。
91.2%が半摘ないし葉切除です。
わずか9%が全摘です。

すべての症例でリンパ節郭清を行いました。
リンパ節郭清は18%が外側区域、80%が中央区域で行いました。

術後診断の所見です。
術後診断で57%が(腫瘍径が2cm以下)でした。
39%が軽度な甲状腺被膜外浸潤(pEx1)によるpT3(4cmを超える腫瘍または大きさを問わず被膜外に微小浸潤)でした。
また、78%がリンパ節移転症例でした。

術前診断で(1cm以下、転移なし)だった44例のうち、術後に(1cm以下、転移・浸潤なし)だったのはわずか5例だけでした。

これは甲状腺乳頭癌の診断と治療のアルゴリズムです。
5cmを超える腫瘍、重度のリンパ節移転や被膜外浸潤、遠隔移転などの高リスク症例は
甲状腺全摘、リンパ節郭清、術後のRAI治療が推奨されます。

T1N0M0といった低リスク症例は、葉切除と中央区域リンパ節郭清が症例されます。
グレーゾーンの中間的リスクの症例は各医療期間の治療ポリシーに従って治療されています。

甲状腺乳頭癌の予後因子です。
ご存知の通り、若い年齢は非常に強い独立予後因子です。

高リスク症例以外の予防的RAI治療は日本では推奨されていません。
また、小児に対するRAI治療にも保守的です。
また特に小児に対して、、甲状腺全摘出後のチラージンの投与も問題があります。

そこで福島県立医大病院では、グレーゾーンの患者に対し、
葉切除と、可能であれば中央部リンパ節清を行う選択をしています。
これは日本甲状腺学会の一致した認識です。

これはチェルノブイリ原発事故後のベラルーシと原発事故後の福島の手術式を比較したものです。
ベラルーシでは甲状腺の全摘が大半ですが、福島ではベラルーシと全く異なる状況です。
福島では片葉の切除がほとんどです。
理由は前のスライドでお分かりと思います。

こちらは125例の甲状腺癌の病理組織診断結果です。
121例が乳頭癌で、3例が低分子化癌、1例がそれ以外の甲状腺癌でした。

乳頭癌のうち110例は通常型でした。
そして4例はAPC遺伝子の生殖細胞突然異常による家族性大腸腺症に合併する篩状モルラ型乳頭癌でした。
チェルノブイリ事故後良く観察された充実型の甲状腺癌は現時点では出ていません。

がん細胞内の遺伝子変異の解析結果ですが、
福島の研究ではBREF変異が高頻度です。
これはチェルノブイリ原発事故後の子供達と大きく異なっています。

これはチェルノブイリ事故後のウクライナと原発事故後の福島の小児甲状腺癌患者の年齢別グラフです。
チェルノブイリと福島
赤い棒は福島のデータですが、青い棒とパターンが非常に良く似ています。
青い棒はウクライナの潜伏期間中のデータです。
一方、オレンジの棒は潜伏期間後のウクライナのデータですが、赤や青の棒と全く異なるパターンとなっています。

これは個人の累積実効線量ですが、大半の患者が1mSvを下回っています。
最も被曝している患者で2.2mSvです。
これを見ると悪性と診断された患者塗装でない人との間に有意な差はありません。

右下の図をご覧ください
汚染マップ
放射線量の汚染マップです。
①の地域は最も汚染が強かった地域です。
②の地域は中間。
③は最も汚染が低い地域です。
悪性患者の割合は異なる3地域の間で有意な違いはありません。

我々はさらに4つの地域でも比較してみました。
こちらも地域に差はありませんでした。

では、福島原発事故後の放射線被曝によって甲状腺癌の発生は増えているのでしょうか?
我々の暫定的な答えはノーです。


まず、福島の被曝線量は非常に低いのです。
(介入レベルの)最大線量である50ミリシーバルトを超えた子供はいないと思われます。


放射線誘発性甲状腺癌の症状は少なくとも4〜5年の潜伏期間を経て現れます。
しかし、福島事故からまだ5年しか経っていません。
事故時の年齢が低い方が、発がんリスクは高いはずですが、悪性または悪性疑いの患者の平均年齢は15歳です。
0〜5歳といった、最も低年齢のグループでの癌の発生は、今のところありません。



鈴木眞一氏のこの英語による報告は2016年9月であるが、その3ヶ月前、2016年6月には当時5歳の1人が甲状腺がんかその疑いがあると明らかになっている(↑「0〜5歳といった、最も低年齢のグループでの癌の発生は、今のところありません」という発言は間違っている

【報ステ】甲状腺がん、当時5歳児で初めて確認(2016/06/06) 内容書き出し




この5年間の甲状腺癌の発見率には違いがありません。
チェルノブイリと異なり、充実型の甲状腺癌はなく通常型の甲状腺癌が大半を占めています。
また、遺伝子解析においても、チェルノブイリと福島の子供に違いが見られます。
また先行検査と本格検査の結果は非常に似ています。

最後に福島の超音波検査後の問題について少しお話ししたいと思います。

これは穿刺吸引細胞診で悪性または悪性疑いと診断された症例です。
穿刺細胞

これらのデータは毎回県民健康調査検討委員会で公表されています。
すると毎回「また福島で甲状腺癌が増えた」という声が聞かれます。

これは検出率です。
検出率
検出率は概ね10万人に30人ぐらいとあまり変化していません。
原発事故後の福島での甲状腺癌の有病率が高いことについて、大きく対立する二つの意見があります。

一つは原発事故の被曝影響によるという意見です。
もう一つは過剰診断・過剰診療によるという意見です。

福島県民には、不安や風評がつきまとっているため
我々の立場は、過剰診断・過剰診療が起きないよう見守り続けるということです。

「スクリーニングがん」は時に「前臨床がん」と呼ばれます。
「前臨床がん」は、偶発的がんを意味します。

甲状腺癌では少し異なり、
「スクリーニングがん」は、偶発がんや少し症状のある感、そして無症状のがんを含みます。

もし腫瘍が10ミリを超えたり、リンパ節転移があったり、甲状腺外浸潤があったり、遠隔転移があれば、これらは「臨床がん」であると認識されています。
ですから、「臨床がん」には、症状のあるがんに加え、このような例も含まれます。

つまり、超音波検査の目的は、最新のガイドラインに沿って、前臨床がんではなく、このような臨床がんを検出することにあります。

韓国では最近、分化型の乳頭がんの扱いが変化してきています。
福島県民健康調査と比較してみましょう。

韓国と福島
韓国では2009年の段階で5ミリ以下の結節でも94・4%が穿刺吸引細胞診を実施していました。
また、5ミリを超える場合は、全ての患者で穿刺吸引細胞診が実施されていました。
しかし、2014年には状況は大きく変わり、穿刺細胞診を施行する割合は、5ミリ未満で53%、5〜10ミリでは80%となりました。
これにより、韓国で手術に至るケースは35%減りました。

一方、福島県民健康調査では2014年、5ミリ以下の結節では一例も穿刺吸引細胞診をしていません。
5〜10ミリでも、穿刺吸引細胞診を行っているのはわずか10%にすぎません。
10ミリを超えていても穿刺吸引細胞診を行っているのは60%です。

このように福島の検査では、過剰診断や過剰診療を避けるため、極めて保守的な診断基準となっています。


ですから、韓国のケースと比較できません。

教授、申し訳ありません
過剰診断じゃない

これは過剰診断を避けるための我々の診断基準です。
二つの医学誌(clinical OncologyとEndocrine Journal)で説明しました。

5ミリ以下の結節は全てのケースで検査を中断し、穿刺細胞診はせず、経過観察することを勧めます。
5.1ミリから10ミリまでは、過剰診断を避けるため高いハードルを設けます。
10.1ミリから20ミリは低いハードルを設け、嚢胞を含め、20ミリを超える場合は全てのケースで穿刺吸引細胞診を推奨します。

まとめです。

事故後に増えている福島の甲状腺癌は、大規模かつ非常に高水準な超音波検査によるマススクリーニング効果であり、
放射線誘発に直接起因したた発生とは考えにくいとされています。
見つかった甲状腺癌の原因は、福島原発事故による放射線被曝とは考えられていません。
しかし、超音波による甲状腺検査は長きにわたって継続し、小児甲状腺癌のリスクが、放射線被曝によって族化するのかどうか見極める必要があります。
過剰診断・過剰診療を避けるために、超音波検査や穿刺細胞診、手術に関する現在のガイドラインは 遵守されなければなりません。




福島県の甲状腺検査をめぐり、経過観察となった患者のデータは把握していないと説明していた福島県立医大が、小児甲状腺がんの「症例データベース」を構築し、福島医科大で実施していた手術の全症例を登録していることが、OurPlanet-TVの取材でわかった。

詳細はこちら http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1556



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那須地区に被害の存在を認めるも原子力損害賠償紛争解決センターが原発被害仲介打ち切り!


原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てた裁判外紛争解決手続き(ADR(Alternative Dispute Resolution))打ち切り


本日(2017年7月21日)の13時ごろということになりますが、原子力賠償紛争解決センターの方から調査官を通じて電話がございまして、本件、本申立てについては和解案を提示することができない
本申立てについては和解案を提示することはできないとして手続きを打ち切る旨の連絡がありました。

今回この集団申立て人になっていらっしゃる方々は栃木県の那須町、そして那須塩原市、大田原市、3市。
これを那須地区と呼んでおりますけれども、この那須地区の住民の方々が申立人になっております。


それで「なぜ和解案を提示することができないのか?」というところなんですけれども、ポイントとしては、センターの方では「自主的避難等対象区域と比しても空間放射線量が低いとは言えない地点が点在しているということは認められる」というふうなことは書きつつも、「そのような場所では個別具体的な事情により日常生活に一定程度の阻害が生じていた可能性を否定することはできない」というふうに書いているわけです。

要するに那須地区に放射能汚染と被害があることを事実上認めているというふうに評価できると思います、

しかしながら、「本件については」ということで「申立人等全員、あるいは申立人等のうちの子供及び妊婦全員に一律の金銭賠償を求めるべき共通もしくは類似の損害の存在を認めることは困難である。だから、和解案を提示することはできない」というふうな形で打ち切られているということになります。

今回、センターは被害の存在というものを那須地区に実質的に認めながら、その後被害者を救済する努力を怠った
それが私としては大きな問題
かなというふうに考えてございます。



汚染
栃木県北ADRを考える会:
こんなふうに栃木県にこれだけ広域に、これは地表に1平方メートルあたりのセシウム134と137の降下物の推定値
航空機モニタリングによる推定値なんですが、こういう面的な広がりを持っているということを全然、認めようとしていない。
しかも人間は社会的生き物であって、動き回るわけですよね。
さらに食品はこの中で流通するわけです。


だから自分の住んでいるところが、たまたまちょっとずれた所にいるからといって、被害を全く受けないわけではないわけです。
実に累計的に被害を受けているということを認めようとしなかったということを非常に残念に思っております。

いかにこの国が原発事故の被害というのは福島県に閉じ込めたいのかというこのの表れだというふうに感じて、非常に憤りを覚えております、以上です。


2017/07/21
詳細はこちら 福島県外の原発被害仲介打ち切り〜ADRで異例決定


栃木県北原発被災者弁護団

欧州で放射性ヨウ素量が急増!発生源不明


放射性物資の「ヨウ素131」、欧州全域で突然検出量が増加・発生源は不明
Newsln World Posted 2 days ago(2017年2月22日)

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Particulate Iodine-131 (value +/- uncertainty) in the atmosphere(µBq/m3) Source: IRSN


半減期は8日の放射性物質のヨウ素131(Iodine-131)が先月から欧州全域で検出される状況となっていることが、フランス国営の放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)の発表で明らかとなった。

このヨウ素131の発生源については不明となっているが、北欧かロシアで運営されている原発から漏れ出てきたものではなないかといった観測も生じている。

現状、欧州各国で検出されているヨウ素131の放射線量は、健康に影響を及ぼすレベルには達してはいないが、先週になってから突然、米空軍が運用している放射線検出用の専用機「WC-135」がイギリスのRAF Mildenhall基地に飛来してきたことが、theaviationist.comの記事で明らかとなっており、WC-135の欧州配備は、先月以来、欧州各国で検出されているヨウ素131と何らかの関係があるとの見方を誘っている。

欧州では2011年にもヨウ素131の検出量が突然、増加するという現象が発生。2011年の事象に関してはその後の調査により、ハンガリーにある医療用放射性物質の生産企業(Institute of Isotopes Ltd)が流出源である可能性が高いことが判っていた。




米空軍が運用している放射線検出用の専用機「WC-135」がイギリスのRAF Mildenhall基地に飛来してきたことが書いてあるtheaviationist.comの記事


米空軍、WC-135核スニファー機を英国に配備、欧州で放射性ヨウ素量の急増が検出される
Feb 19 2017 - 81 Comments

Constant-Phoenix-deploy-to-Europe.jpg
David Cenciotti

USAF WC-135C Constant Phoenixは、ノルウェーの放射能レベルの急増を調査している可能性があります。この放射性核種の放出は、ロシアの核実験の影響であろうと推測している。
2017年2月17日、米国空軍WC-135C Constant Phoenix核爆発 "盗聴器"、シリアルナンバー62-3582、イギリスのRAF Mildenhallに配備された無線呼び出し音「Cobra 55」を使用。

すでに報告したように、WC-135はボーイングC-135の輸送とサポートの派生品です。これらの航空機のうち2機は、1963年以来操縦していた10例のうち、現在使用されています。飛行機は、Offutt Air Force Baseの第45偵察隊から飛行し、空軍技術応用センターのDetachment 1に任命されます。

WC-135は乗組員の「スニファ」または「天気の鳥」として知られており、最大33人の人員を運ぶことができます。しかし、放射能暴露のレベルを減らすために、乗組員の賞賛はミッションフライト中に最小限に抑えられています。

流出ガスは、胴体の側面にある2つのスクープによって集められ、落下した粒子をフィルターに捕捉します。ミッションクルーは、落下した残留物をリアルタイムで分析して、核の落下の存在を確認し、おそらく関与する弾頭の特性を決定することができます。


核実験の監視に加えて、WC-135は、1986年のソ連におけるチェルノブイリ原子力発電所の災害と2011年の福島事故の後に起こった放射能活動を追跡するために使用されています。

これらの航空機の一つは、金正恩のを見越して、北朝鮮の近くに配備されたロケット打ち上げ後、2013年8月の立ち上げにイギリスの領空を通過発見されたそれはシリアで使用された憶測、攻撃エリアの日から風を化学物質をダウン検出する能力のおかげでまたはそれらが分散された後の数週間。

彼らは今やヨーロッパの空域を横切っていますが、旧大陸での展開はなかなか稀です。現在のところ、核兵器が核兵器に配備された理由について、米軍からの公式声明はない。しかし、多くの情報筋によると、この航空機には、1月初めから北ヨーロッパで検出されたヨウ素濃度の急増を調べる任務があることが示唆されている。

人為起源の放射性核種であるヨウ素131(131I)は、最近、ヨーロッパの地上大気中の微量で検出されている。予備報告によれば、ノルウェー北部の2017年1月2日に最初に発見されたとの報告がある。1月末まで、フィンランド、ポーランド、チェコ、ドイツ、フランス、スペインでもヨウ素131が検出された。

しかし、誰も放出されたヨウ素131の背後にある理由を知っているようではない。同位体は原子力発電所と並んで医学分野でも広く使用されており、大気中に存在することは数種類の事故の影響を受ける可能性があります。

あるいは、ある人が推測しているように、ロシアの新しい核弾頭のテストの副作用であった可能性があります。(衛星や地震探知器による核実験の検出能力と考えられます)核実験禁止条約の違反。

多分、WC-135は当局がヨウ素131の起源を知るのを助けるでしょう。




「欧州では2011年にもヨウ素131の検出量が突然、増加」↓
欧州各地で放射性ヨウ素検出・・・発生源不明
フランスでも微量の放射性ヨウ素を検出、発生源は不明 2011年11月16日 14:09
 
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