housute_aratanaosensuimorega_sagyouingakataruhi... 投稿者 soekosan
淡水化装置付近でストロンチウム
新たな汚染水漏れが・・・
福島第一原発で、また汚染水漏れか!というニュースです。
こちらにですね、淡水化装置と呼ばれる装置があるんですけれども、

この近くで高濃度の汚染水の水溜まりが見つかりました。
まだ原因は分かっていません。
東京電力によりますと、パトロール中の作業員が昨日、
原子炉を冷やすために使われた水から塩分を取り除く淡水化装置の近くで水溜まりを発見しました。

水溜りの量はおよそ1.3リットル。
測定の結果ストロンチウムなどの放射性物質が1リットル当たり2300万ベクレル検出されました。
高濃度汚染水の水たまりがどうしてできたのか?原因はまだ特定されていません。
3月10日午後5時半

東京電力原子力立地本部 尾野昌之本部長代理:
出所というのがどこなのかというところが、えー、いま確認できていないと。
量が少ないので、過去に漏えいしている場所でもありますから、
それを拾っている可能性とかも、えー、否定できませんので。
東京電力は装置を止め、配管を覆っている保温剤や遮蔽材を取り除いて、漏えい個所を探すことにしています。
事故から3年 相次ぐミス
作業員が語る疲弊する現場

古舘:
このところ頻発していまして、
そのたびに「原因は分からない」「なになには否定できない」と言われて大分経ってからですね、
「これが原因だったんじゃないか」って出てくる始末ですよね。
みんな、我々は分かっていと思うんですよ、理屈では。
現場の最前線で働いている方が一番大変だという事を。
ただ、その現場が士気があがらないという根本原因は何なのか?
その問いかけもあるはずなんですね。
今日はそこを探りたい。
この頻発する事故の根底にはそこがある筈だ。
事故前から働くベテラン作業員:
国や官僚が「俺は関係ないよ」ってスタンスでいるからいけないんだよ。
だから東京のやつらが悪いんだよ。
事故から3年トラブルが相次ぐ現場からの訴えを聞いていただく。
下請け会社の社長:
大事な“人”が集まらない。
だからこれは、本当に結構根が深い問題なんだけど、
国が前面に出張ってね、全てのものをあそこ(原発)に集約して、
技術者、会社ね。
そうやっていればもっと違う展開になっていたのかと思うんだけど。
これは最近のトラブルの一部をまとめたもの

まず、これらトラブルについて話を聞いた。
先月(2月)18日2号機圧力容器の温度計の2つのうち1つが壊れた件。
事故前から働くベテラン作業員A氏:
重篤な事象ではないかと考えています。
2つしかなかったものの1つを壊してしまい、そして残り1つしかない。
そしてそれが壊れてしまえば、炉内の温度というものが分からなくなってしまいます。
原因は“人為的ミス”
温度計に規定以上の電圧をかけたために壊れたのだ。
その翌日(2月19日)には
1リットル当たり2億4000万ベクレルもの超高濃度汚染水が100トンも堰の外に漏れた。
これも“人為的ミス”と見られている。

閉めておかなければならなかった3カ所のバルブが全て開いていたため、
汚染水は本来のタンクではなく、ほぼ満杯だった別のタンクに入ってしまい溢れてしまったのだ。
下請け会社の社長:
たとえばバルブだったらね、「バルブの開閉よし!」とか言って、
それで、指差し呼称して確認する訳だけど、
今そんなのはないでしょ?
下請け会社の社長は初歩的なミスもあるという。
汚染水が漏れた翌週(2月25日)には、
地中の電源ケーブルを誤って切断し、4号機の燃料プールの冷却が一時停止した。
事故前から働くベテラン作業員A氏:
そこに埋まっている事が(作業員は)分からなかった。
事故後に発電所の中のあちこちに、ケーブル、そういったものが敷かれましたが、
それがどこに何があるのか?なにが埋まっているのか?
ケーブルなんかはそういった図面が作られていませんので、
正直把握できていない状況な訳です。
Aさんによると、事故から3年が経ったが、「地中の正確な図面がないため誤って切断したのだ」という。
記者:図面がないのは相当な問題じゃないですか?
事故前から働くベテラン作業員A氏:問題ですよ。ずーっと言っているんですよ。
3月5日東京電力記者会見
記者:配線図というのは、今現在あるんですか、ないんですか?

東京電力 今泉:
この配線図の有無という事もそうなんですが、えっと、大事なことはですね、
えーーーえー、まぁ、いわゆるこの工事を当たる前に、情報共有という事を今後しっかりして、え、いけば、
こ、このような同じようなじ・・、えーー、まいわゆる、配、ケーブルの切断という様な、
こういった事故というものは、えーー防げると。
記者:配線図はないんですね?
東京電力 今泉:
え、あの~、「ある・なし」というよりも、えー、ン・・、大変申し訳ありません、
この趣旨、これを防ぐための大切な事というのは、あのー、実際に、えーー、今申し上げた通りでございまして、
事故後現場でケーブルを引いた下請け会社の社長は、
下請け会社の社長:
ただ、配置図っていうか、俺らがもらうっていうのはやっぱり、まァ、建物の設計図みたいな感じでさ、
ここから、A地点からB地点までケーブルを引いてと。
それが残っていないのはどういう事か?って、それはもう管理の問題でしょ。
そんなのトーシロ(素人)の仕事でしょ。
監督が見て、「じゃあ、ここ掘ってあれして」っていうのを計画を立てるんだろうけどね。
無計画さの背景には人員の問題もあるという。
事故前から働くベテラン作業員A氏:
東京電力の社員も、かなり線量が高い現場にいますので、
「線量がいっぱいになってしまった」そういう様な人はやはり配置転換になって、
ベテランという人が、がかなり移動している状態になっています。
作業員も同じだ。
下請け会社の社長も、事故後現場で働いていたが被ばく線量が規定を超えたため現場を離れた。
下請け会社の社長:
これだけ3年経てば、本当にできる人達がもう現場を去ってしまったと。
普通にできる現場が、普通にできなくなっちゃうでしょ、それだけで。
で、人が変われば、その慣れるまで
作業員が現場を離れるのは別の理由もー
事故前から働くベテラン作業員A氏:
日本各地の再稼働、そういったものに向けての工事。
そういった事で日本全国に人間(作業員)というものが散らばって、
他の現場に人がとられている状況です。
そういった現場の方が、賃金的にも魅力的だったりしますので、
下請け会社の社長:
除染から貰える(金額の)方が高いんじゃない。
うちの知り合いの方でも、もう何人も行っているけど、
まぁそりゃ、集まるものも集まる訳ないでしょ。
最大の問題は「作業員の待遇」だという。
事故前から働くベテラン作業員A氏:
待遇とかそういったものを、今の段階でクリアしていかなくちゃいけない。
本当に誰も集まらなくなってしまった。
作業員の待遇が悪化しているという訴え。
記者:募集を社長がかけても、やっぱりなかなか集まらない?
下請け会社の社長:
いやぁ、全然集まらない。
なかなかじゃなくてほぼ集まらない、原子力に関しては。
事故の僅か9か月後(2011年12月16日)当時の民主党政権は収束宣言を行った。
それ以降、緊急作業ではなくなり、一般の原発での作業と同じ扱いになった。

国による無料のがん検診などは、収束宣言後の作業員には適用されなくなり、
東京電力による危険手当なども適時見直しが行われてきた。

規制委員会から待遇改善を求められた東電は、去年(2013年11月8日)、
日当とは別のいわゆる危険手当を1万円から2万円に増額するとした。
しかし・・・。
記者:今の仕事で危険手当っていうものは出ているんですか?
下請け会社の社長:今うちが行っているところで? 一切出ていない
事故前から働くベテラン作業員A氏:
東電がだから「うちは渡すだけです」って、「あとは各社でやって下さい」って、
だから元請けは「じゃあ、うちで勝手に決められるんだね」っていうふうに解釈しているんだから
つまり危険手当(2万円)は東電から元請け企業には支払われるが、
元請け企業からの下請け企業が、作業員にいくら支払うかは各会社が決める事とされている。

記者:ゼロ円のところがあるんですか?
事故前から働くベテラン作業員A氏:実際そういったところもあると聞いています。
東電によると、危険手当が作業員に渡るよう元請け企業に要請しているという。
元請け会社の社長:
そんな事やっている間に、もうみんないなくなっちゃうよね。
人を出す方、集める方の立場の人間から、
私らからしてみれば、「手当分は必ず出しますよ」ってなれば、モチベーション上がると思うし、
国が主導でも何でも構わないんだけど、
事故前から働くベテラン作業員A氏:
政府と政治家と、官僚ですよね。
そういった人たちが前面に出て、現実協力してくれない状況では、
我々としても、いくら頑張ろうとしても限界があると思います。

古舘:
ちょうど1年前になりますけれども、
福島県の広野町のですね、新しくできたホテルの前から中継をやりました。
その時に主に原発作業に従事されている方々が多く泊るところで、いろいろ話を伺いましたけれども、
「とにかく私らの気持ちを分かって伝えてくれよ」という事を言われた事を覚えているんですが、
なかなかうまく伝え切れていない。
「せめて危険手当はちゃんと渡してくれ」っていうのは当たり前だと思うんですけどね。
恵村順一郎:
そうですね、全くその通りですね。
この福島第一の現場というのは、まさに非常時ですよね。
収束なんかしていないですよね。
毎日3000人から4000人の方が作業をされている訳ですけれども、
放射線量が高いうえにですね、その場しのぎの配線とか配管ですよね。
今も混乱を極めているんですよね。
作業員は1年で50ミリシーベルト、あるいは5年で100ミリシーベルトという限度があって、
それに達するとその作業はできなくなるわけで、
作業に慣れてくると現場を離れなければならなくなると。
作業のきつさと、下請け構造の中で賃金が目減りするという事もあって、
周辺の除染作業とか首都圏の建設現場ですね、オリンピックなんかもありますので。
そういうところに流出していっている訳ですね。
だから現場を仕切ったり、若い人を教育したりするようなベテランが少なくなると。
その分経験の乏しい作業員の方に大きな負担がかかってミスが起きてしまうという悪循環になっているという。
古舘:様々な資料やデータの引き継ぎも、比較的無くなってしまう訳ですね。
恵村:はい。
そういうことですよね。
で、汚染水処理にめどが付いたとしても、
その後30年から40年かかるという廃炉作業が待っている訳で、
さらに線量が高い現場で、さらに多くの方に働いていただかなければならない訳ですから、
まさに今から考えていかないと、人材不足というのはとても深刻になると思います。
古舘:
好き好んでこういう大変な仕事をやりたいという人は少ないと思います。
それでもやる訳ですから、やってもらうためにはもう根本的なところを変えなきゃならないと思いますしね。
これが事故から3年経った今の現実です。
11:37
5号機燃料交換機の点検作業中に複数箇所で故障が発生
~東電定例会見
IWJ 2014/03/10
2014年3月10日17時30分から、東京電力本店で定例記者会見が開かれた。
福島第一原発5号機燃料交換機において、点検作業中に荷重検出器の表示器で故障が発生したことが報告された。
当該機器の交換で一時的に回復するも、その後、天井クレーンで電源系の故障が起こり、現在調査中であるという。
5号機燃料交換機で故障発生
福島第一原発5号機は、現在冷温停止しているが、炉心に燃料が入ったままになっている。
この燃料は、使用済燃料プールへ移送することが予定されている。
2月28日より、燃料移送の準備作業として、点検作業が行われている。
3月9日の朝、交換装置機の燃料つかみ装置昇降装置にかかる荷重を検出する計器のセンサー部分の電源が切れ、
計器がダウンスケールしていた。
保護ヒューズが切れていたため、ヒューズ交換をしたが、電源を投入すると再びヒューズが切れたため、
再度調査した結果、荷重検出器のデジタル表示器が故障していたことが判明したという。
当該機器の交換を行い、燃料交換機の健全性が確認された。
その後、今度は3月10日の朝、天井クレーンの走行用インバータ盤の電源が停止した。
設備の損傷はなく、現在、原因調査を行っており、会見時点では、これ以上の情報は入っていない。
淡水化装置ジャバラハウス内に水たまり発見
3月9日10時25分に淡水化装置ジャバラハウス内に水たまりができていることが、定例パトロール時に発見された。
淡水化装置は三系統あり、今回一系統で水たまりが発見されたという。
念のために当該系統を停止させ、淡水化装置の別の系統を動作させている。
水たまりの核種分析の結果から、全ベータが2300万Bq/L、セシウム137が220Bq/Lだったと東電は報告。
現在、水たまりの発生原因を調査しているが、会見時点では、これ以上の情報は入っていないという。
<福島第一>
今度は作業員にガソリンの火が引火~2月25日別件で2回も消防署に通報する東京電力のずさんな作業~
<福島第一原発4号機>4号機の使用済み燃料プールの電源盤で警報!燃料取り出し作業一時中断2/25
「福島第一 原子炉の監視温度計 ミスで故障」 2月20日の記事あり
「全ベータ2億3000ベクレル/リットルが100トンこぼれました」東京電力臨時記者会見2/20(文字起こし)
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事故少し経ってからソ連がチェルノブイリで断固とした決意で
やったことを少し知っていたから先ず「石棺」だろうと、上空から
つり下げた黒鉛等の冷熱剤投下でパイロットも覚悟の放射能
被爆被害、人殺しだから軍隊は・・10年兵を養うはこの一閃の
為か、家族も大変だなぁと。ところが延々と炉心放射能に水掛
の話しばかり。溢れた水どうするんだ。こいつ等アホみたいな
馬鹿だったか、さすが核技術後進国だよと。
どうも最後は海に流すんだから自分が退職金と年金を貰える
ようになる時間はこれで逝こうぜって暗黙の黙示録やってるん
だろうと。腹の中は読めている、事故った炉心を解体撤去なんて
不可能ですよ。
反原発を称するのもそんな暗黙承認派の別名ですよ。
しょうが無いとはいうつもりはありませんが出たものは出た、
こんな悪無限的に水ジャジャ洩れのゼニ稼ぎの仕事にありつく
だけなのに、間違っても尊敬するとか気の毒だとか推奨なんか
している気持ちが判らない。
日本人の無駄に数百年続く、その内こま水掛作業って一体何の
ためにやっているのかさえも誰も知らないようになり、美味しい
サンマも食べたいのの、海にタンクが満タンになる度に放水し
続ける未来の光景しか見えない、
何故続くかも判ってる、廃炉利権の一言、官僚は本来的に仕事が
出来ない馬鹿だから天下りの餌も在るし「止めよう」が出来ない。
普通考えたら、こんなの日本を敗戦の奈落に突き落とした軍特権
官僚閥とおんなじですよ。
少しだけ発熱も少なくなったのを待ったということで、『石棺』にして
高くなったその石棺を横目に眺めながらオリンピックのマラソンでも
何でもやりたい連中にはどんどん走らせる、名称はマウント福島で
決まりだと思いますが、如何でしょうか?
【1】「いまだに自らの家に帰還する見通しが立っていない人々が多いことを思うと心が痛みます」と静かに語る天皇の前で、「被災地に足を運ぶたび、復興が一歩一歩前に進んでいることを実感します」(安倍晋三)と強弁する下衆な世襲政治屋。(くろねこのブログ2014年3月12日)http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-e4be.html
【2】衆院議長がなんと!「脱原発」式辞を敢行 ~3.11追悼式&脱原発活動&支持率ダウンで再稼動阻止を(日本がアブナイ!)http://www.asyura2.com/14/senkyo162/msg/680.html
★(共同通信14年3月11日)『伊吹文明衆院議長は11日、東京都内で開かれた政府主催の東日本大震災3周年追悼式の式辞でエネルギー政策に関し「将来の脱原発を見据えて議論を尽くしたい」と述べた。議長就任に伴い自民党会派を離脱しているが、「脱原発は無責任」(安倍晋三首相)との党の主張と一線を画した形だ。首相周辺から不快感が出ており、波紋を広げそうだ。』→ 無責任は原発そのものだろ!