【後半】福島原発事故四年目の真実 ~脱原発をめざす女たちの会
20141122 UPLAN
「放射能時代を生きる3つのアクション」辛淑玉さん(人材育成技術研究所所長)

4:45 http://youtu.be/wcqiUcTtuUk?t=4m45s
世の中男と女しかいないと思っているわけですから。
だっていろいろありますよ。
これからね、放射能のいろんな問題が出てくる。
私たちは、例えば遺伝子がアタックを受けるわけですね。
そうすると多様な子供たちが生まれてきます。
そうでなくても、精子と卵子が着床してから出てくるまでの間にたくさんの段階があって、
その間の中でいろんな変化があるわけですね。
心のせいとか体のせいとか体の状態。
私はね、ふひといって脾臓が二つあるんですよ。
でね、「まぁ!儲けた」と思ったらですね、医学用語ではこれは「かたわ」と言いますって。
「やめてくれよそういうの」って言ったんですね。
で、どっちにしてもいろんな体の人たちが生まれてきます。
それが私たちの社会なんですね。
その人たちが生きていく社会をどうやって作っていくのかということが今問われていて、
でも子供っていうのはどっちかに分けないと気が済まないんだね、そういう風にしか教わっていないから。
(略)
そうやって、回答の出ないことはいっぱいあります。
回答の出ないものを抱えて行って壊れちゃうんじゃなくて、
回答が出ないまんま一緒になって生きていくっていうことが、
今私にも求められているのかな、って思うのね。
私はつい最近むっちゃ打ち込まれまして、
だいたい、線量の高い地域だけに限定して言うならば、
月に2回ぐらい会いに行って、私はいろんなことを教わっています。
それでね、行ったらですね、
もう本当に長い友人で、私の大好きな友人で、人権をやっててね。
原発の事故の直後も福島の中で頑張ってやっていた友人なんですね。
その友人がね、私の顔を見て、
「自分はホールボディーカウンターとか線量を測らない」って言ったのね。
「なんで?」って聞いたの。
「ちゃんと自分の体が今どれくらいの位置にあるのか?とか、
今どれくらい被曝しているのか?とか、
それを知っておくことは自分にとってとても大事なことじゃないか」って私が言ったの。
そしたらね、彼は
「辛さん、よく考えてくれ。
自分の親が被曝している被爆者だとなった時に、子供の人生はどうなると思いますか?」
って言われたわけ。
で、「墓場まで持っていく」って言ったのね。
私ね…結構言葉失ったんですよ。
一緒にやっている仲間で「ハッ?」って、あのね「はぁ?」って思ったわけ。
でも、彼はたくさんの人権のものをやってて、水俣病差別もよくわかっている。
それから広島長崎の原爆の被害者の人たちの2世3世の困難さもよくわかっている。
それで一瞬なんだけどこの私の頭の中…
一瞬なんだけどよく止まるわけですよね。
「おっと、どうしようか」とかって思うわけね。
それで、私の大先輩で被差別部落の、もう90になる先輩にたまたま電話した時に、
「今日福島でこういうふうに友達に言われたんだけど」って言ったわけ。
そしたらその先輩からかえってきた言葉
「あんたは子供がおらんから分からんのじゃろう」って言ったのね。
で…、「そっちか」って思ったわけですよ。
まぁ、確かにそうですね。
だから自分にはわからない感情。
そしてそこには厳然とある村社会、排除の社会があって、
そしてこの日本の社会そのものなんだなということをね、
私は自分の経験と合わせて、やっぱりこう…重なる部分がたくさんで。
たとえば今ね、12月になってくると、紅白歌合戦がありますよね。
急になんで紅白歌合戦になったんだ?って思いますよね。
あのね、皆さんたちはたとえば紅白歌合戦を見るときには、
今年はどういう人が出ているとか、新しい人が売れたとか、
懐かしい人だわ、いつもテレビに出ないけど大御所が出てきたわ、とかって見るかもしれませんけど、
私は在日の3代目です。
私が小さいときは、紅白歌合戦を見るっていうのは物凄い大変なことだったんです。
それはなぜか?といったら、
まず、お正月にはミョンジョルって言って朝鮮式の法事みたいなものがあるんですね。
ですから、紅白歌合戦をやっている時間というのは、
女ですから台所で、ずーーッと小さい時から台所に立っていろんなものを作る。
おじさんたちが来てですね、あの頃から男は嫌いだった(笑)
酒を飲めよ歌えよをしながら女は台所にいて、テレビを見ることはもちろんできないの。
だけども、紅白歌合戦の時になるとおじさんが呼ぶんですよ。
「おい!せつこ来てみろ」って言うんですね。
「せつこ」っていうのは私の日本の名前です。
「せつこ来てみろ」っていうので、「呼ばれた」と思って包丁を置いたりとか料理の手を止めて、
でもおばあちゃんとかお母さんはそこでやっているんですね。
私は子供だから呼ばれます。
「見てみろ見てみろ、こいつは朝鮮人だぞ。こいつは韓国人だぞ。こいつはソ連系だぞ、こいつは
こいつのお兄ちゃんはどこそこの学校に行ってその嫁さんはどこそこの学校に行って、
その弟は算数が6点だった」とか、もうね、バーッと在日のワイドショーが始まるの。
それで毎年数えるわけ。
数え方もありまして、お父さんが韓国人、在日、もしくは朝鮮系だとしたら、
お母さんが日本人でも朝鮮人の中に入れるわけですね。
朝鮮人の数に数えるわけです。
反対にお母さんが朝鮮系だったとすると、お父さんが日本人だと日本人。
ものすごい区画調整なんですね。
ところが数が足りなくなると、こいつも全部朝鮮人、朝鮮人って。
もうそんな風に数えるからいい加減な、なんていうんでしょう、
東電が出していると同じくらいいい加減な数が出るわけですね。
それでね、その数を数えて、少なくても私が知っている限り、
私が紅白歌合戦を見ていた子供の頃に関して申し上げるならば、
在日の数が日本人の数よりも少なかったことは一度もない。
それはなぜか?と言ったら、在日は就職できませんでしたから、
就職できないと必ずと言っていいほど、スポーツ芸能、それから報道際の仕事とかといったふうにいきます。
で、公務員にもなれない、就職もできない。
そうしたら自分の力でやっていく仕事しかないわけです。
だから芸能界とスポーツ界っていうのは、在日はとっても多かったのね。
その中で私が一番嫌いな、見るとムカつくという映画のシリーズがあります。
それはなんだと思う?
ー:寅さん
ピンポーン!
私は寅さんシリーズを見るととてもムカつきます。
寅さんというのはテキ屋ですよね。
テキ屋っていうのは在日がとても多くやっていた商売なんです。
それで、健康保険もなく、生命保険にも入らず、住所不定、
だって、家を貸してもらえませんからね。
それで、いろんな仕事を転々転々としていくあの生き方。
あの生き方とあの商売はとても在日が多く従事していました。
だけども、あの映画の中で在日が出てくることはありません。
在日が出てこないだけじゃなくて、
実はね、私の記憶では2回だけ朝鮮人が出てくるんです。
1回は朝鮮人の子供がちょろっと出てくる。
もう一回は多分最終回だと思います。
阪神大震災の時の長田、長田というのは朝鮮人の密集地です。
そこで朝鮮の人たちが踊っているところを彼が歩くんですね。
しかも、葛飾柴又とか、あそこらへんの映画のエリアっていうのは、
ある意味でいうと被差別者の町だったわけですね。
で、朝鮮人の密集地でもあったわけです。
それが映画の中からすっぽり消えているんです。
全く消えている。
それはなぜなのか?って言ったら、
お正月にみんなが楽しいと思って観たい。
その映画の中に朝鮮人が出てくると興醒めしちゃうわけですよ。
リアルだから。
そういうものが出てきたら興醒めしちゃうから、それを排除する。
だけども、マドンナの何人が在日でした?
それから作っている人たちの何人が在日でした?
そしてその町は在日の町でした。
だけれども、そこから綺麗さっぱりに消しましたね。
そしてお正月にみんなが「わー、寅さんだ楽しい」って言って観るわけです。
安心して見られるんです。
で、おそらく山田洋次さんは、私が思うには、
そういうものを一つまとめたものとして自分の中の、ある種心の思いで、
「学校」あの映画を作ったんだと思うんですね。
私の大先輩であります永六輔さん、
永さんは、私は最初「永」っていうから朝鮮人かと思っていたら違ってました(笑)
彼は本当に日本の国籍のお寺の息子さんで、
永さんが山田さんにこう聞いたそうです。
「寅さんって在日のことじゃないの?」
そしたら山田さんが、「俺はそれもちょっと意識してた」って言うのね。
だったらどうして寅さんシリーズの最後の時に寅さんにアリアンを歌わせなかったんだって、
あの人があそこでね、「アリラン、アリラン」って歌って出てきたら、
「ひょっとしたら寅さんは朝鮮人だったかもしれない」っていうことで、
あの映画は全く違う意味を持って世界的な映画になっただろう、ということを永さんが言ったのね。
でもね、人間は安心したいんです。
安心するためには、そこからあらゆるものを排除していくんですね。
そしてそれは何を意味するのか?といったら、
流れ行く旅人には優しい。
定着してそこに生きていくことは決して許さないというこの日本の社会の致命的な欠陥があります。
だから外国人にはたくさん来ていただきたい。
外国人労働者もたくさん来ていただきたい。
だけどもそこで定着してくれるな。
ここは日本なんだ。
こういう構造が朝鮮人だけにあると思うのか?違いますね。
この間福島に行って、語り合いの場に行った時に、
私がね「堪忍してくれよ」と思ったコメントがあったんですね。
それは福島からたくさんの人たちが、なんらかの形で自分の意思を持って、
自分の子供といろんな思いを持って移動しました。
移動した人たちと中にいる人たちは、お互いに自分たちが正義を確認するために、
なんていうのかな、傷つけ合っていきますよね。
ところが移動した先のところで、ある移動した先の福島県人会。
もう先に住んで定着している人たちがね、避難してきた人たちに対して、
「早く福島に帰れ」って言うわけ。
なぜならば、あんたたちがここにいると
「福島が危ない」とか、「福島のものは食べられない」とか、そういうふうに思われるから、
「早くお前たちは帰れ」っていうのを、福島県人会の人が言ったんですね。
でもおそらくね、私たちにわからない中でたくさんの葛藤があるんだと思います。
そして今郡山にある、たとえば仮設住宅のところには
「被災者は帰れ」って落書きがされているかな。
どこに帰るの?
そして避難民がいると、例えば住所はもう帰れない線量の高い地域の住所で、
今は避難しているから、住民登録はこっちにしていませんよね。
そうすると、住民税とかを払わない。
だから「公共サービスが悪くなったのはお前たちがいるせいだ」
「金食い虫だ」「まだいるのか」
そしてみんなで見たくない、見たくない、見たくない。
寅さんの映画と同じように、朝鮮人を消したように、福島を消そうとしているわけです。
そしてそれに対して上から叩く。
なぜ叩くのか?
これからは、

今日来ている人たちに私のお願いは二つです。
後で言いますね、後で言います。
これから私は、福島叩きというのは熾烈になってくると思います。
今も分断が熾烈です。
なぜ熾烈になるのか?
どんなことがあっても福島の人で「原発を推進」ということを思う人はまずない!
しかし、国は原発を推進したいです。
国家の敵です。
はっきり言います。
被災者である福島県民というのは、
それから、なんらかの形で線量が高い人たち、
反原発というのは国家の敵になりました。
国家の敵に対して何が行われるのか?
たとえば私は特定秘密保護法案という法律の中で国家の敵に認定されました。
なぜならば、日本国籍を持っていないからです。
もし、日本国籍を持ったあなたと私が結婚してたとします。
あなたの職場がなんらかの形で特定秘密だというふうに、その仕事が指定されたとする。
そしたらあなたは、私と結婚することによってその職場を去らなくてはいけない。
あなたが日本国籍だったとしても、もしくは私が日本国籍を取得していたとしてもです。
ということはどういうことなのか?と言ったら、国籍の差別ではないんです。
しつ事の差別なんです。
そのしつ事というのは、何をベースにするのか?
国家の敵か敵じゃないかという国の都合です。
私は国籍を含めて明確に日本の国家の敵になりました。
そうです。
私は右翼のネトウヨのアイドルですからね。
申し訳ないけれども、朝起きて「さっさと半島に帰れ」って生ゴミとかに書いてあるとですね、
これAKB48の握手会かなって思いながらですね、
私がいないと生きていけないのねとか思いながら、もうなんかね。
うちの母親も面白いですよ。
インターネットで辛淑玉ってするとバーって出てくるでしょ。
「あなた売れてるのね」なんて(笑)
こういう母を持つとなんて毎日が楽しいことかと思うんですが、
私はのりこえねっとということを、ヘイトスピーチと戦う運動をやっています。
のりこえねっとの中で見ているとよくわかります。
ヘイトスピーチのターゲットは、まず韓国朝鮮、在日ですね。
それから軍用勢力ですね。
つまり、戦後処理問題をちゃんとやりたくない。
戦後補償をやりたくない。
それから、韓国、北朝鮮とか中国とかこれを叩くことというのは国家にとって敵ができることですから、
非常にそれはナショナリズムを煽りやすい、いつでもどこでもね。
それから次が沖縄です。
沖縄に対して何をやったのか?
沖縄の全首長さんたちが東京に来ました。
その時に彼らに投げかけられた言葉が「ゴキブリ」「どぶネズミ」「売国」です。
反日非国民です。
それから「婚外子」婚外子裁判の時に彼らは徹底的にやられました。
なぜやられたのか?
それは法律婚、国家の公認制度の外に外れていて、
そして、その女たちが声を上げて平等を求める。
これは、あえて言うならば、
家を守る聖母マリアのようなこの女と、
性欲のはけ口としての女に分けて、
その女たちを徹底的に叩くという構造の中にあります。
それから、生活保護とか、障害者、社会が障害になっている人たち、
この人たちもヘイトのターゲットになっています。
戦争の役に立たないから。
女に「子供を産みなさい」って言ってますね。
戦争の弾(たま)にしたいから。
そして、沖縄を叩くのは基地に反対しているからです。
そして、福島です。
それは核開発と武器の輸出に反対するターゲットだからです。
だから、この国はそこを救わない。
叩き切ると私は思っています。
福島というのは、福島差別というのはこれから続きます。
そして私たちはそういう差別の温存をずーっとしてきました。
そしてこの差別は、今の政権の中においては、
真号ことなき戦争と続く差別です。
福島を叩き切ること。
これは核武装するために福島は血を摘むがねばならぬ。
そして、核開発をし続け、このアジアの中で一番になって、
そして「二度と戦争はしない」じゃない、
「二度と敗戦国になりたくない」という思いの中で、戦争に向かって進めていき、
そして集団的自衛権、特定秘密保護法、全部繋がっています。
ヘイトスピーチのターゲット、
やられるターゲットを見ていくと、
政権のお墨付きのついた、政権が今まで叩いてきた、
もしくは政権がなんらかの形で無視をし、そして放置してきたものと全部連動しています。
今起きている日本の社会のヘイトスピーチ、
「朝鮮人を殺せ」という言葉
そして「被災者特権」という言葉、
これは、政権のお墨付きのついた保険のついた下からのレイシズムです。
福島と連携する、福島の被害に目を向ける、
それはレイシズムとの戦いなんです。
別に私たちは「この人がかわいそうだから」
嘘ばっかし、「かわいそう」という前にお前がやった加害者としての責任はどこにあるんだ?
この先加害者としての責任を取るためにどうしなきゃいけないのか?
それは簡単です。
まず第一 選挙に行ってくれ
今日ここに来られなかった人の多くは、いま選挙のために来られなかった人がとても多いです。
今回の選挙、ね。
それでもここに来た人たち。
もう、本当にありがとう。
やっぱり、命に関しては女ですよ。
と言って、今日ここにいる男の人たち「俺もいるんだけどな」と思っちゃったら、
今日こそマイノリティーとして実感していただきたいと思います。
それで、どんなことがあっても原発、反基地、戦争させないための政党に、
戦争させない個人に、必ずそこに行って投票してください。
そして、申し訳ない一人3人。
ひとり3人「行こうよ」
ね、いいですか。
どんな手を使ってもいいです。
「僕一人ではいけないから一緒に行こう」でもいいです。
私たちは選挙で勝てます。
政治を変えれば社会が変わります。
どんなことがあっても選挙に行ってください。
選挙に行く。
私には1票がありません。
1票がないから、だから私は投票することができない。
投票することができないけれども、私はヘイトスピーチとは戦います。
28:33
20141122 UPLAN
「放射能時代を生きる3つのアクション」辛淑玉さん(人材育成技術研究所所長)

4:45 http://youtu.be/wcqiUcTtuUk?t=4m45s
世の中男と女しかいないと思っているわけですから。
だっていろいろありますよ。
これからね、放射能のいろんな問題が出てくる。
私たちは、例えば遺伝子がアタックを受けるわけですね。
そうすると多様な子供たちが生まれてきます。
そうでなくても、精子と卵子が着床してから出てくるまでの間にたくさんの段階があって、
その間の中でいろんな変化があるわけですね。
心のせいとか体のせいとか体の状態。
私はね、ふひといって脾臓が二つあるんですよ。
でね、「まぁ!儲けた」と思ったらですね、医学用語ではこれは「かたわ」と言いますって。
「やめてくれよそういうの」って言ったんですね。
で、どっちにしてもいろんな体の人たちが生まれてきます。
それが私たちの社会なんですね。
その人たちが生きていく社会をどうやって作っていくのかということが今問われていて、
でも子供っていうのはどっちかに分けないと気が済まないんだね、そういう風にしか教わっていないから。
(略)
そうやって、回答の出ないことはいっぱいあります。
回答の出ないものを抱えて行って壊れちゃうんじゃなくて、
回答が出ないまんま一緒になって生きていくっていうことが、
今私にも求められているのかな、って思うのね。
私はつい最近むっちゃ打ち込まれまして、
だいたい、線量の高い地域だけに限定して言うならば、
月に2回ぐらい会いに行って、私はいろんなことを教わっています。
それでね、行ったらですね、
もう本当に長い友人で、私の大好きな友人で、人権をやっててね。
原発の事故の直後も福島の中で頑張ってやっていた友人なんですね。
その友人がね、私の顔を見て、
「自分はホールボディーカウンターとか線量を測らない」って言ったのね。
「なんで?」って聞いたの。
「ちゃんと自分の体が今どれくらいの位置にあるのか?とか、
今どれくらい被曝しているのか?とか、
それを知っておくことは自分にとってとても大事なことじゃないか」って私が言ったの。
そしたらね、彼は
「辛さん、よく考えてくれ。
自分の親が被曝している被爆者だとなった時に、子供の人生はどうなると思いますか?」
って言われたわけ。
で、「墓場まで持っていく」って言ったのね。
私ね…結構言葉失ったんですよ。
一緒にやっている仲間で「ハッ?」って、あのね「はぁ?」って思ったわけ。
でも、彼はたくさんの人権のものをやってて、水俣病差別もよくわかっている。
それから広島長崎の原爆の被害者の人たちの2世3世の困難さもよくわかっている。
それで一瞬なんだけどこの私の頭の中…
一瞬なんだけどよく止まるわけですよね。
「おっと、どうしようか」とかって思うわけね。
それで、私の大先輩で被差別部落の、もう90になる先輩にたまたま電話した時に、
「今日福島でこういうふうに友達に言われたんだけど」って言ったわけ。
そしたらその先輩からかえってきた言葉
「あんたは子供がおらんから分からんのじゃろう」って言ったのね。
で…、「そっちか」って思ったわけですよ。
まぁ、確かにそうですね。
だから自分にはわからない感情。
そしてそこには厳然とある村社会、排除の社会があって、
そしてこの日本の社会そのものなんだなということをね、
私は自分の経験と合わせて、やっぱりこう…重なる部分がたくさんで。
たとえば今ね、12月になってくると、紅白歌合戦がありますよね。
急になんで紅白歌合戦になったんだ?って思いますよね。
あのね、皆さんたちはたとえば紅白歌合戦を見るときには、
今年はどういう人が出ているとか、新しい人が売れたとか、
懐かしい人だわ、いつもテレビに出ないけど大御所が出てきたわ、とかって見るかもしれませんけど、
私は在日の3代目です。
私が小さいときは、紅白歌合戦を見るっていうのは物凄い大変なことだったんです。
それはなぜか?といったら、
まず、お正月にはミョンジョルって言って朝鮮式の法事みたいなものがあるんですね。
ですから、紅白歌合戦をやっている時間というのは、
女ですから台所で、ずーーッと小さい時から台所に立っていろんなものを作る。
おじさんたちが来てですね、あの頃から男は嫌いだった(笑)
酒を飲めよ歌えよをしながら女は台所にいて、テレビを見ることはもちろんできないの。
だけども、紅白歌合戦の時になるとおじさんが呼ぶんですよ。
「おい!せつこ来てみろ」って言うんですね。
「せつこ」っていうのは私の日本の名前です。
「せつこ来てみろ」っていうので、「呼ばれた」と思って包丁を置いたりとか料理の手を止めて、
でもおばあちゃんとかお母さんはそこでやっているんですね。
私は子供だから呼ばれます。
「見てみろ見てみろ、こいつは朝鮮人だぞ。こいつは韓国人だぞ。こいつはソ連系だぞ、こいつは
こいつのお兄ちゃんはどこそこの学校に行ってその嫁さんはどこそこの学校に行って、
その弟は算数が6点だった」とか、もうね、バーッと在日のワイドショーが始まるの。
それで毎年数えるわけ。
数え方もありまして、お父さんが韓国人、在日、もしくは朝鮮系だとしたら、
お母さんが日本人でも朝鮮人の中に入れるわけですね。
朝鮮人の数に数えるわけです。
反対にお母さんが朝鮮系だったとすると、お父さんが日本人だと日本人。
ものすごい区画調整なんですね。
ところが数が足りなくなると、こいつも全部朝鮮人、朝鮮人って。
もうそんな風に数えるからいい加減な、なんていうんでしょう、
東電が出していると同じくらいいい加減な数が出るわけですね。
それでね、その数を数えて、少なくても私が知っている限り、
私が紅白歌合戦を見ていた子供の頃に関して申し上げるならば、
在日の数が日本人の数よりも少なかったことは一度もない。
それはなぜか?と言ったら、在日は就職できませんでしたから、
就職できないと必ずと言っていいほど、スポーツ芸能、それから報道際の仕事とかといったふうにいきます。
で、公務員にもなれない、就職もできない。
そうしたら自分の力でやっていく仕事しかないわけです。
だから芸能界とスポーツ界っていうのは、在日はとっても多かったのね。
その中で私が一番嫌いな、見るとムカつくという映画のシリーズがあります。
それはなんだと思う?
ー:寅さん
ピンポーン!
私は寅さんシリーズを見るととてもムカつきます。
寅さんというのはテキ屋ですよね。
テキ屋っていうのは在日がとても多くやっていた商売なんです。
それで、健康保険もなく、生命保険にも入らず、住所不定、
だって、家を貸してもらえませんからね。
それで、いろんな仕事を転々転々としていくあの生き方。
あの生き方とあの商売はとても在日が多く従事していました。
だけども、あの映画の中で在日が出てくることはありません。
在日が出てこないだけじゃなくて、
実はね、私の記憶では2回だけ朝鮮人が出てくるんです。
1回は朝鮮人の子供がちょろっと出てくる。
もう一回は多分最終回だと思います。
阪神大震災の時の長田、長田というのは朝鮮人の密集地です。
そこで朝鮮の人たちが踊っているところを彼が歩くんですね。
しかも、葛飾柴又とか、あそこらへんの映画のエリアっていうのは、
ある意味でいうと被差別者の町だったわけですね。
で、朝鮮人の密集地でもあったわけです。
それが映画の中からすっぽり消えているんです。
全く消えている。
それはなぜなのか?って言ったら、
お正月にみんなが楽しいと思って観たい。
その映画の中に朝鮮人が出てくると興醒めしちゃうわけですよ。
リアルだから。
そういうものが出てきたら興醒めしちゃうから、それを排除する。
だけども、マドンナの何人が在日でした?
それから作っている人たちの何人が在日でした?
そしてその町は在日の町でした。
だけれども、そこから綺麗さっぱりに消しましたね。
そしてお正月にみんなが「わー、寅さんだ楽しい」って言って観るわけです。
安心して見られるんです。
で、おそらく山田洋次さんは、私が思うには、
そういうものを一つまとめたものとして自分の中の、ある種心の思いで、
「学校」あの映画を作ったんだと思うんですね。
私の大先輩であります永六輔さん、
永さんは、私は最初「永」っていうから朝鮮人かと思っていたら違ってました(笑)
彼は本当に日本の国籍のお寺の息子さんで、
永さんが山田さんにこう聞いたそうです。
「寅さんって在日のことじゃないの?」
そしたら山田さんが、「俺はそれもちょっと意識してた」って言うのね。
だったらどうして寅さんシリーズの最後の時に寅さんにアリアンを歌わせなかったんだって、
あの人があそこでね、「アリラン、アリラン」って歌って出てきたら、
「ひょっとしたら寅さんは朝鮮人だったかもしれない」っていうことで、
あの映画は全く違う意味を持って世界的な映画になっただろう、ということを永さんが言ったのね。
でもね、人間は安心したいんです。
安心するためには、そこからあらゆるものを排除していくんですね。
そしてそれは何を意味するのか?といったら、
流れ行く旅人には優しい。
定着してそこに生きていくことは決して許さないというこの日本の社会の致命的な欠陥があります。
だから外国人にはたくさん来ていただきたい。
外国人労働者もたくさん来ていただきたい。
だけどもそこで定着してくれるな。
ここは日本なんだ。
こういう構造が朝鮮人だけにあると思うのか?違いますね。
この間福島に行って、語り合いの場に行った時に、
私がね「堪忍してくれよ」と思ったコメントがあったんですね。
それは福島からたくさんの人たちが、なんらかの形で自分の意思を持って、
自分の子供といろんな思いを持って移動しました。
移動した人たちと中にいる人たちは、お互いに自分たちが正義を確認するために、
なんていうのかな、傷つけ合っていきますよね。
ところが移動した先のところで、ある移動した先の福島県人会。
もう先に住んで定着している人たちがね、避難してきた人たちに対して、
「早く福島に帰れ」って言うわけ。
なぜならば、あんたたちがここにいると
「福島が危ない」とか、「福島のものは食べられない」とか、そういうふうに思われるから、
「早くお前たちは帰れ」っていうのを、福島県人会の人が言ったんですね。
でもおそらくね、私たちにわからない中でたくさんの葛藤があるんだと思います。
そして今郡山にある、たとえば仮設住宅のところには
「被災者は帰れ」って落書きがされているかな。
どこに帰るの?
そして避難民がいると、例えば住所はもう帰れない線量の高い地域の住所で、
今は避難しているから、住民登録はこっちにしていませんよね。
そうすると、住民税とかを払わない。
だから「公共サービスが悪くなったのはお前たちがいるせいだ」
「金食い虫だ」「まだいるのか」
そしてみんなで見たくない、見たくない、見たくない。
寅さんの映画と同じように、朝鮮人を消したように、福島を消そうとしているわけです。
そしてそれに対して上から叩く。
なぜ叩くのか?
これからは、

今日来ている人たちに私のお願いは二つです。
後で言いますね、後で言います。
これから私は、福島叩きというのは熾烈になってくると思います。
今も分断が熾烈です。
なぜ熾烈になるのか?
どんなことがあっても福島の人で「原発を推進」ということを思う人はまずない!
しかし、国は原発を推進したいです。
国家の敵です。
はっきり言います。
被災者である福島県民というのは、
それから、なんらかの形で線量が高い人たち、
反原発というのは国家の敵になりました。
国家の敵に対して何が行われるのか?
たとえば私は特定秘密保護法案という法律の中で国家の敵に認定されました。
なぜならば、日本国籍を持っていないからです。
もし、日本国籍を持ったあなたと私が結婚してたとします。
あなたの職場がなんらかの形で特定秘密だというふうに、その仕事が指定されたとする。
そしたらあなたは、私と結婚することによってその職場を去らなくてはいけない。
あなたが日本国籍だったとしても、もしくは私が日本国籍を取得していたとしてもです。
ということはどういうことなのか?と言ったら、国籍の差別ではないんです。
しつ事の差別なんです。
そのしつ事というのは、何をベースにするのか?
国家の敵か敵じゃないかという国の都合です。
私は国籍を含めて明確に日本の国家の敵になりました。
そうです。
私は右翼のネトウヨのアイドルですからね。
申し訳ないけれども、朝起きて「さっさと半島に帰れ」って生ゴミとかに書いてあるとですね、
これAKB48の握手会かなって思いながらですね、
私がいないと生きていけないのねとか思いながら、もうなんかね。
うちの母親も面白いですよ。
インターネットで辛淑玉ってするとバーって出てくるでしょ。
「あなた売れてるのね」なんて(笑)
こういう母を持つとなんて毎日が楽しいことかと思うんですが、
私はのりこえねっとということを、ヘイトスピーチと戦う運動をやっています。
のりこえねっとの中で見ているとよくわかります。
ヘイトスピーチのターゲットは、まず韓国朝鮮、在日ですね。
それから軍用勢力ですね。
つまり、戦後処理問題をちゃんとやりたくない。
戦後補償をやりたくない。
それから、韓国、北朝鮮とか中国とかこれを叩くことというのは国家にとって敵ができることですから、
非常にそれはナショナリズムを煽りやすい、いつでもどこでもね。
それから次が沖縄です。
沖縄に対して何をやったのか?
沖縄の全首長さんたちが東京に来ました。
その時に彼らに投げかけられた言葉が「ゴキブリ」「どぶネズミ」「売国」です。
反日非国民です。
それから「婚外子」婚外子裁判の時に彼らは徹底的にやられました。
なぜやられたのか?
それは法律婚、国家の公認制度の外に外れていて、
そして、その女たちが声を上げて平等を求める。
これは、あえて言うならば、
家を守る聖母マリアのようなこの女と、
性欲のはけ口としての女に分けて、
その女たちを徹底的に叩くという構造の中にあります。
それから、生活保護とか、障害者、社会が障害になっている人たち、
この人たちもヘイトのターゲットになっています。
戦争の役に立たないから。
女に「子供を産みなさい」って言ってますね。
戦争の弾(たま)にしたいから。
そして、沖縄を叩くのは基地に反対しているからです。
そして、福島です。
それは核開発と武器の輸出に反対するターゲットだからです。
だから、この国はそこを救わない。
叩き切ると私は思っています。
福島というのは、福島差別というのはこれから続きます。
そして私たちはそういう差別の温存をずーっとしてきました。
そしてこの差別は、今の政権の中においては、
真号ことなき戦争と続く差別です。
福島を叩き切ること。
これは核武装するために福島は血を摘むがねばならぬ。
そして、核開発をし続け、このアジアの中で一番になって、
そして「二度と戦争はしない」じゃない、
「二度と敗戦国になりたくない」という思いの中で、戦争に向かって進めていき、
そして集団的自衛権、特定秘密保護法、全部繋がっています。
ヘイトスピーチのターゲット、
やられるターゲットを見ていくと、
政権のお墨付きのついた、政権が今まで叩いてきた、
もしくは政権がなんらかの形で無視をし、そして放置してきたものと全部連動しています。
今起きている日本の社会のヘイトスピーチ、
「朝鮮人を殺せ」という言葉
そして「被災者特権」という言葉、
これは、政権のお墨付きのついた保険のついた下からのレイシズムです。
福島と連携する、福島の被害に目を向ける、
それはレイシズムとの戦いなんです。
別に私たちは「この人がかわいそうだから」
嘘ばっかし、「かわいそう」という前にお前がやった加害者としての責任はどこにあるんだ?
この先加害者としての責任を取るためにどうしなきゃいけないのか?
それは簡単です。
まず第一 選挙に行ってくれ
今日ここに来られなかった人の多くは、いま選挙のために来られなかった人がとても多いです。
今回の選挙、ね。
それでもここに来た人たち。
もう、本当にありがとう。
やっぱり、命に関しては女ですよ。
と言って、今日ここにいる男の人たち「俺もいるんだけどな」と思っちゃったら、
今日こそマイノリティーとして実感していただきたいと思います。
それで、どんなことがあっても原発、反基地、戦争させないための政党に、
戦争させない個人に、必ずそこに行って投票してください。
そして、申し訳ない一人3人。
ひとり3人「行こうよ」
ね、いいですか。
どんな手を使ってもいいです。
「僕一人ではいけないから一緒に行こう」でもいいです。
私たちは選挙で勝てます。
政治を変えれば社会が変わります。
どんなことがあっても選挙に行ってください。
選挙に行く。
私には1票がありません。
1票がないから、だから私は投票することができない。
投票することができないけれども、私はヘイトスピーチとは戦います。
28:33
菅原文太「これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!」
11/1沖縄(文字起こし)
まあそうは言っても、アメリカにも、良心厚い人々はいます。
中国にもいる。
韓国にもいる。
その良心ある人々は、国が違えど同じ人間だ。
みな、手を結び合おうよ。
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コメント
きーこさん。いつもありがとう。きーこさんのブログが更新されていると、お元気なんだ・・と安心します。
それにしても辛淑玉さんのこのお話は、「目からウロコ」の圧巻でした。そうか、寅さんは、「在日」だったかもしれないんだ。でもそこのところを山田洋次さんは認識していたのか、していなかったのか、知りませんが、描けなかった。描こうとしなかった。描きたくなかったか。じつは沖縄でも同じ話を聞きました。寅さんはバスで米軍基地の間を通りながら、ずうっと、居眠りしていた、と。
寅さんは日本人にとってはいとおしい懐かしい存在ですが、いつの日か、「在日の寅さん」を描ける日があるでしょうか。沖縄、朝鮮、中国との関係に正面から向き合うことは、原発を廃止できるかどうかに関わっている、日本にとって、非常に重大な課題だと思っています。
それにしても辛淑玉さんのこのお話は、「目からウロコ」の圧巻でした。そうか、寅さんは、「在日」だったかもしれないんだ。でもそこのところを山田洋次さんは認識していたのか、していなかったのか、知りませんが、描けなかった。描こうとしなかった。描きたくなかったか。じつは沖縄でも同じ話を聞きました。寅さんはバスで米軍基地の間を通りながら、ずうっと、居眠りしていた、と。
寅さんは日本人にとってはいとおしい懐かしい存在ですが、いつの日か、「在日の寅さん」を描ける日があるでしょうか。沖縄、朝鮮、中国との関係に正面から向き合うことは、原発を廃止できるかどうかに関わっている、日本にとって、非常に重大な課題だと思っています。
Ha-Ko | 2014.12.03 09:33 | 編集
大変面白く読まして頂きました。排外主義ほど嫌いな
モノはありません。
地下鉄で通学のチョゴリに、本郷の路上でも絡んでいる
日本の男共を追い払ったことがあります。とっくに時効
すし、今ならつかまえての、説教です(^_^)
モノはありません。
地下鉄で通学のチョゴリに、本郷の路上でも絡んでいる
日本の男共を追い払ったことがあります。とっくに時効
すし、今ならつかまえての、説教です(^_^)
simpleズ | 2014.12.03 10:03 | 編集
Ha-Koさん、simpleズさんのご意見に心から賛同します。
辛淑玉さんのお話は私の町での講演会でも拝聴したことがあります。いつも微笑みとユーモアを絶やさず、人への信頼と愛情を感じさせてくれます。私は彼女/彼(?)を美しい人だと感じました。態度がデカイなどとはまったく感じませんでした。
私たちの社会に対してこれほど鋭く良質の提言をしてくれる人を、私たちの社会はどうして「日本人」として認めていないのでしょうか? 心の狭さを感じてしまいます。
貧すれば鈍する? 経済的な苦境が深まるほど、排外主義が目立つようになります。いくら貧乏でも、そんな狭量な社会はご免蒙りたいところです。そんな世の中で、むしろ彼女/彼(? ああめんど)の勢いのある生きた言葉は希望を与えてくれます。
私たちの文化が歴史的に中国・朝鮮の感化と薫陶を絶大に受けていることは、ちょっと考えれば誰でも分かるはずです。言語や宗教、社会制度から建築様式や食べ物に至るまで。
中華料理もキムチも大好きな私としては、この国の排外主義者に言いたいです。そんなに中国・朝鮮が嫌いなら、漢字なんか使うな! カタカナもひらがなも使うな! と。悔しかったら、アベもアソウも中学生レベルの漢字くらいはまともに読み書きできるようにしろ! と。なんで彼らがこの国の指導者なのか? ああ恥ずかしい。
きーこさん、今日もありがとう。
辛淑玉さんのお話は私の町での講演会でも拝聴したことがあります。いつも微笑みとユーモアを絶やさず、人への信頼と愛情を感じさせてくれます。私は彼女/彼(?)を美しい人だと感じました。態度がデカイなどとはまったく感じませんでした。
私たちの社会に対してこれほど鋭く良質の提言をしてくれる人を、私たちの社会はどうして「日本人」として認めていないのでしょうか? 心の狭さを感じてしまいます。
貧すれば鈍する? 経済的な苦境が深まるほど、排外主義が目立つようになります。いくら貧乏でも、そんな狭量な社会はご免蒙りたいところです。そんな世の中で、むしろ彼女/彼(? ああめんど)の勢いのある生きた言葉は希望を与えてくれます。
私たちの文化が歴史的に中国・朝鮮の感化と薫陶を絶大に受けていることは、ちょっと考えれば誰でも分かるはずです。言語や宗教、社会制度から建築様式や食べ物に至るまで。
中華料理もキムチも大好きな私としては、この国の排外主義者に言いたいです。そんなに中国・朝鮮が嫌いなら、漢字なんか使うな! カタカナもひらがなも使うな! と。悔しかったら、アベもアソウも中学生レベルの漢字くらいはまともに読み書きできるようにしろ! と。なんで彼らがこの国の指導者なのか? ああ恥ずかしい。
きーこさん、今日もありがとう。
シュー | 2014.12.03 17:46 | 編集
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| 2014.12.03 18:25 | 編集