※この番組は、2022年3月5日(チェルノブイリ原発電源喪失前)に収録しました。
ロシアのウクライナ侵攻に伴う大きなリスクの一つに核の問題があります。
チェルノブイリ原発は真っ先にロシア軍の統制化になり、ザポリージャ原発がロシア軍の攻撃を受けた模様です。
原子力発電と核保有・核戦争との関係について、私たちは今無知でいる訳にはいきません。
「チェルノブイリ占拠、ザポリージャ原発爆撃についての緊急提言」と題して小出先生のお話をお聞きしたい。
チェルノブイリ原発・ザポリージャ原発の現状
西谷:
3月4日、ロシア軍がヨーロッパ最大級のザポリージャ原発を爆撃したもようです。
現地では火災が発生して、今は鎮火しているという情報も入っているんですけれども、放射能は今どうなっているんでしょうか?
小出:
IAEAの一番新しい報道によると、「放射能の放出は無い」ということになっています。
ミサイルを撃ち込まれたようなんですけれど、撃ち込まれた場所は原子力建屋とかというエリアではなくて、いわゆる訓練施設があった場所で、「そこの建物が燃えた」ということだとIAEAは言っていますし、「原子炉そのものには影響はない」ということに今はなっています。
西谷:
それを聞いてちょっとホッとするんですけれども、ズバリ聞きますが、ロシア軍ガ今支配下に置いているということのようなんですけれども、原発作業員の方がおられますよね?この方々がもしおられなくなると、誰も作業する人がいなくなりますよね?
小出:
原発を安全に維持しようと思うと、実際にその現場で関わっていた作業員以外には多分できないと思います。
ですからウクライナでザポリージャ原発を維持すしてきた労働者たちがそのままそこに留まって作業してくれない限りは、原発が危険な方向に行ってしまうと思いますが、IAEAが言っていることによると「確かにロシアに占拠はされたけれども、元々その発電所にいた作業員が運転に当たっている」と、そういう情報になっています。
西谷:
例えばロシア軍が「俺たちがやる」なんていうことは絶対に無理なんですね?
小出:
元々これはロシアが造った原子炉なんです。VVERというロシア型の加圧水型炉という原子炉で、元々ロシアが設計図を書いて造った原発ですから、もちろん基本的なことを知っている技術者はたくさんいると思いますけれども、でも、それぞれの発電所の現場というのは、それぞれ個性がありますので、きちっと運転に当たっていた人がやらなければ危険な状況になると思います。
ただ、ザポリージェ原発で動いているのは4号機という原発1基だけで、それも60%の出力で動かしているということですので、私としてはできればもう、停止してほしいと思っています。
ただ、ウクライナの電力の20%はザポリージャ原発から供給していたということですから、簡単に停止してしまうと今度はウクライナのライフラインが奪われてしまいますので、なんとか安全に動かしていてほしいと、私自身は思っています。
ただロシアがこの原発を占領したということは、ウクライナのライフラインを締め上げるというそういう意味かもしれませんし、そうなれば早期に停止させられてしまうだろうと思います。
そうしていただければ、むしろ私としては原発の安全という意味では有り難いことだと思いますけれども、ウクライナの人々は電力にこまるだろうなと思います。
西谷:
目的ですよね、ロシア軍はチェルノブイリも占拠したし、今回この原発も狙った。
これは何の目的?やっぱりライフラインの締め上げですか?
小出:
チェルノブイリ原発はロシアがウクライナに攻め込んだその日のうちにもう占拠されています。
チェルノブイリ原発には4基の原発があったのですが、すでに2000年には全部運転停止をしてしまっていて、要するに価値の無いと言いますか、核のゴミはありますけれども、そこを占拠することでロシアへのメリットは無いと私は思います。
なぜやったかといえば、ウクライナからキエフに侵攻するときの通り道なんです。
進軍するにあたってそこを通るしかない状態でしかなかったと、チェルノブイリについては思います。
ザポリージャを占拠した理由というのは、ウクライナとロシアは今戦争している訳ですし、敵国のインフラを破壊するということは、、軍事的な常道だと私は思いますので、そうなんだろうと思っていました。
西谷:
ベラルーシからキエフに攻めていくときにチェルノブイリが通り道だからそこを占拠したけれども、ザポリージャの場合はウクライナの人たちの生活をまずは破壊しないとウクライナは降参しないので、ということなんですね。
小出:
多分私はそうだろうと思ってきましたし、そう思っていますが、どうもまだ4号機の運転が続いているようですので、んー、どういう思惑なのかな?と、今首を捻っているところです。
なぜ再稼働
西谷:
ウクライナも日本と同様のチェルノブイリ事故がありましたよね。
しかし、15基の原発を持っているということは再稼働をさせている訳ですよね。
これはなんでこんなことになったんでしょう?
小出:
西谷さんも今おっしゃってくださったけれども、ウクライナという国、まだソ連という国があった頃ですけれども、ウクライナ国内にあったチェルノブイリ原子力発電所は事故を起こしました。
大量の被曝をして、汚染地帯が広大にできたわけですけれども、それでもウクライナは「原発を動かし続ける」という、そういう選択をしたのです。
それは、日本が福島事故を起こしながらなおかつ原発にしがみ続けるという構図とよく似ているなと私は思いますし、原子力産業、原子力マフィアと私は呼んでいますけれども、そういう人たちが根深く残っているんだろうと思います。
西谷:
やはりウクライナにも巨大な利権があって、そこにマフィア達が群がっているということですか?
小出:
はい、多分そうだろうと思います。
ウクライナの研究者方
西谷:
ちょっと話は変わりますけど、3・11からもうすぐ11年なんですけれども、小出先生達は3・11の日、ちょうどその日にウクライナから研究者を呼んで学習会をされようとしていたと聞いております。
ということは、ウクライナの研究者さん達と交流があると思うんですが、その研究者さん達は今、ご無事なんですか?
小出:
ウクライナの研究者、あるいはベラルーシの研究者とは、私の同僚の今中さんがずっと親密にコンタクトを続けてきてくれました。
今回のウクライナへのロシアの武力攻撃というものがあったときに、今中さんがすぐにウクライナの二人の、特に親密に連絡を取ってきた研究者がいるのですが、その二人に連絡を取ったところ、一人とはすぐに連絡が取れたと。
キエフにいるけれども、爆発音は聞こえるけれども、まだ連絡が取れるというそういう状態だったようです。
もう一人の人は、ウクライナの役人というような専門家ですけれども、役人に近い人で、その人とは連絡が取れていない、ということでした。
彼はウクライナ人として、ロシアに対してかなり敵視を昔から持っていた人で、「ロシアが攻めてきたらこうするんだ」というようなことを私自身も聞いたことがありますし、ひょっとすると危険な場所にいるのではないかと心配しています。
西谷:
そういう政府系の方だと、もしかしたらロシア軍が狙っている可能性もありますよね。
小出:
ありますね。今現在のところだとまだキエフまでロシア軍は到達していないようですから、無事でいてほしいと思いますけれども、危険な立場だと思います。
核の共有
西谷:
そういう緊迫した状況なんですけれども、本当に許せないのはプーチンが核攻撃を示唆したり、「ロシアは核を持っているぞ」と脅かしたりしている訳ですよね。
これをきっかけに「日本も核を共有するべきだ」と、安倍晋三という人とか橋下徹という人が言い出しているんですけど、これ、先生はどう思われますか?この議論について。
小出:
呆れた人たちだなぁと思います。
戦争をやれば、いわゆる庶民が本当に苦しみを味わなければならないわけで、一番大切なことは「戦争そのものをやめさせる」ということだと思います。
プーチンさんもずいぶん悪いことをしているなと私は思いますし、ロシアにはウクライナへの武力攻撃ということは許すべからざる犯罪だと私は思います。
ただし、だからとはいって反撃するための武力が必要であるとか、こっちも核攻撃の準備をしようだとか、そんなことを言ったらどんどんエスカレートしていってしまう訳です。
今回のロシアの愚かな攻撃を受けて私たちが本当にやらなければいけないことは、「どうすれば戦争そのものを廃絶できるか?」ということですし、本当であれば国家が軍隊を持つということ、そのことを廃止しなければいけないということなのだと私は思います。
西谷:
せっかく日本は憲法9条という、平和国家を宣言しているのですから、本来こんなことを言う政治家を当選させたらダメですよね。
小出:
日本国憲法というのは先の苦い戦争の経験を踏まえて「国家として軍隊は持たない」と「戦争はしない」という建前で書かれたわけで、私はその憲法の精神は素晴らしいと思うし、そうしなければいけないのだと思います。
でも、この日本という国はずっと、またなんとか大きな軍隊を持ちたいと思い続けてきたし、安倍さんなんかはその筆頭で核兵器を持ちたいと思ってきたわけで、その人たちを排除できるような力を民衆が持たなければいけないのだと思います。
福島原発事から11年経って
西谷:
そんな安倍さんが原発をすすめてきて、政権を8年近く持ったわけですけれども、福島事故から11年、そして今ウクライナの原発が危ないという状況になっています。
先生から見てこの11年間はどう見えますか?
小出:
ウクライナというところで今戦争が起きているわけですけれども、私はウクライナがチェルノブイリ原発事故の教訓をきちっと汲み取ることができなかったから今こういう危機になっているというふうに見えますし、日本という国も福島事故を起こしながら、人々を汚染地に捨てて、被曝させながら、原子力緊急事態宣言なるものを11年経っても解除できないという状態を続けているわけですね。
あまりにも愚かな国だなと思いますし、人間自身が愚かなのかな、目先の自分の利益だけしか見えないのかな、と、いささか悲しく思ってしまいます。
西谷:
そういう人もいる中で、すぐにロシア大使館でデモしたり、地域で戦争反対の声を上げている人もおられますので、そう捨てたもんでも無いな、と思うところもありますよね。
小出:
はい、ありがたいことだと思います。
私も3月3日には毎月3日恒例のスタンディングというのを松本の駅前でやっていますけれども、それにも今回35人ぐらいの方々が自主的に集まってきてくださって、それぞれの方がウクライナへの進行に抗議するプラカードを持っていたり、私自身は「原発即刻全廃・戦争一切禁止」とポスターに書いて立ちましたけれども、それぞれの人が自分の意思を発信しに一緒に立ってくれるという状況もありますのでありがたいことだと思いますし、希望はやはり捨てないでいこうと思います。
西谷:
小出さんありがとうございました。
主催:脱原発信州ネットワーク・松本 @花時計公園
40秒〜
ただ、covid-19についての緊急事態宣言等は出されたり取り消されたりしてきました。
でも、ここに集まってくださっている方々はご存知だろうと思いますが、
11年前に発生した福島の事故の緊急事態宣言は11年経った今も解除できないまま、まだ続いています。
大変な放射能が放出されて、大変な人々が今だに苦しみ続けているという状態が続いています。
広島原爆に換算すれば、168発分、というような膨大な死の灰が吹き出してきました。
たくさんの人たちが強制的に避難をさせられました。
「避難」という言葉、今私は軽々しく使いましたけれども、わかって頂けるでしょうか?
ある日突然、手荷物だけを持って「バスに乗って逃げろ」と言われるのです。
逃げた先は体育館のような建物で、床にダンボールを敷いたりしながら過ごす、ということになりました。
あまりの辛さで、死んでいく人がたくさん出たわけですし、
自ら命を絶つという人も後を絶たないという状態が続いています。
原発関連死と呼ばれる死もすでに2000人を超えるというようなことが続いています。
でも、死んだのは人間だけではありません。
皆さんも、犬とか猫とか飼われている方もいらっしゃると思います。
でも、あの事故の時には、犬も猫も全部置いていてt逃げるしかありませんでした。
福島では酪農家、畜産家が沢山いて、牛や馬を飼っていました。
でもそれらの牛や馬も捨てて逃げるしかなかったのです。
逃げた後に「なんとか助けに行こう」と思っても、
立ち入り禁止で助けに行くこともできない。
ようやくに行った時には餓死していた、というようなことが沢山起こりました。
先ほど皆さんが歌ってくださいましたけれども、
「なんにもいらねぇ、あの日を戻してくれ」という、そういう人たちが沢山生まれてしまったのです。
つい数日前に最高裁が被害者たちが訴えた裁判に対して判決を出しました。
「東京電力に責任がある」という判決でした。
何を言っているのか、と私は思いました。
当たり前のことじゃないか、と。
東京電力どころじゃない、最悪なやつは国だ。
と、私は思いましたけれども、まだその国の犯罪すらもが断罪されていないという状態です。
賠償金は14億円だそうです。
それで、なにか、「訴えた被害者の方が勝訴した」というように報道などもなされていますが、
冗談ではない、と思います。
原告は3600人です。
一人一人にすれば40万円にしかならないんです。
生活を根こそぎ破壊されて、故郷を奪われて、「あの日に戻してくれ」と言う人たちに40万円のお金って、一体なんなんでしょうか。
驚くような国だと、私は思います。
福島原発事故、東電の賠償確定 最高裁、避難集団訴訟で初
2022年03月04日 17:25
最高裁判所
東京電力福島第1原発事故で避難した住民らが国と東電に損害賠償を求めた集団訴訟のうち福島、群馬、千葉の3件で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は東電の上告を退ける決定をした。裁判官4人全員一致の結論。2日付。二審判決のうち約3600人に総額約13億9千万円の支払いを命じた部分が確定した。全国で約30件起こされた同種の集団訴訟で東電の賠償責任が確定するのは初めて。
一方、第2小法廷は3件の訴訟について、国と住民側双方の意見を聞く上告審弁論を4月にそれぞれ開くと決めた。二審判決で国の責任を巡り結論が分かれており、最高裁は判決で今年夏にも統一判断を示す見通し。
トリチウムは放射性物質です。 放射線を出しながら、その量が減っていき、もとの量の半分になるまで にかかる時間(半減期)は約 12 年です。(12年経ってもたったの半分になるだけです><;)
トリチウムなど含む水 “海洋放出が前提” 国の地元への説明で
NHK 2020年10月16日 20時32分
東京電力 福島第一原子力発電所で増え続けているトリチウムなどの放射性物質を含む水について、国は15日、福島県内の自治体を訪れ、風評対策を含めた処分方法の説明をしていたことがわかりました。地元の複数の関係者によりますと、海洋への放出が前提での説明だったということです。
福島第一原発では、汚染水を処理したあとに残るトリチウムなどの放射性物質を含む水が、およそ123万トンに上り、経済産業省の小委員会はことし2月、基準以下の濃度に薄めるなどしたうえで、海か大気中に放出する方法が現実的だとする報告書をまとめています。
これに関して経済産業省は15日、福島第一原発が立地する福島県の双葉町や大熊町などに、この水の処分について状況を説明したということです。
地元の複数の関係者によりますと、説明は海洋放出を前提としたもので、トリチウムを薄める濃度や風評被害を抑えるため、官民が参加する会議を早急に設置して、具体的な風評対策を検討することなどが示されました。
国が最終的な方針決定に向けて、これまでに7回開催してきた地元や関係団体から意見を聞く会では、海洋放出に慎重な意見が多く出されていましたが、今後、国は海洋放出の実施を軸に最終的な調整を進めるものと見られます。
福島 いわきの漁業者は…
トリチウムなどを含む水の海洋放出を前提とした説明が行われていたことが明らかになったことについて、漁業者の間では新たな風評が生じることへの懸念が広がっています。
震災のあと、3年前に漁師になったいわき市の佐藤文紀さん(30)は、祖父の代から続く漁師一家の3代目です。
現在は、試験的な漁の中で小型船に乗り、沿岸の魚や貝などの漁を手がけています。
佐藤さんは「原発事故のあと、漁の状況が徐々によくなってきていて、魚の価格も上がっているところだった」としたうえで、「海洋放出ということになれば、また風評が広まって福島の魚は避けようという人が増えてしまうのが心配です。私たちの世代やその次の世代も漁を続けられるような方法を考えてほしい」と話していました。
意見を聞く会 7回にわたり開催
福島第一原子力発電所にたまり続けるトリチウムなどを含む水の処分をめぐり、政府は方針の決定に向けてことし4月から7回にわたって地元自治体や農林水産業者、それに全国の関係団体などから意見を聞く会を開いてきました。
この中では、海や大気への放出を支持する意見もあった一方、風評被害を懸念する漁業関係者や地元住民などから海への放出に反対や慎重な意見も多く出され、このうち、全国漁業協同組合連合会の岸宏会長は「わが国漁業の将来にとって壊滅的な影響を与えかねない海洋放出は絶対反対である」と述べ、慎重な判断を求めていました。
また、敷地外での保管やコンクリートで固める案など、海か大気に放出する以外の選択肢について、しっかり検討されたか疑問だといった意見も出されていました。
このほか、具体的な風評被害対策を示すよう求める意見や、トリチウムの科学的性質や海外での処分状況などについて、国民の理解が進んでいないといった指摘もありました。
これまでの経緯
福島第一原子力発電所の汚染水を処理したあとには、除去しきれないトリチウムなどの放射性物質を含んだ水が残り、これをどう処分するかについて国は、2013年から7年にわたって検討を続けてきました。
まず、専門家チームによる処分方法の技術的な検討を2年半にわたって行ったあと、社会学者や風評の専門家などを交えた経済産業省の小委員会が、総合的な検討を3年余りかけて行い、おおむね6つの方法について議論を交わしました。
そして、経済産業省の小委員会はことし2月基準以下に薄めるなどして、海に放出する方法と、蒸発させて大気中に放出する方法が前例もあって現実的だとしたうえで、海の方が確実に実施できるとする報告書をまとめました。
その後、政府は、ことし4月から7回にわたって地元自治体や農林水産業者、それに全国の関係団体などから意見を聞く会を開いてきました。
この中では、漁業関係者や地元住民などから風評被害を懸念して海への放出に反対や慎重な意見が出されたほか、具体的な風評被害対策を示すよう求める声や、国民の理解が進んでいないなどの指摘が出されました。
一方で、東京電力は現行の計画では、2022年の夏ごろには敷地内のタンクが満杯になるとの見通しを示していて、福島第一原発が立地する大熊町や双葉町からは、この問題が帰還の妨げになっているとして政府に対し、対応策を早急に決定するよう要望が出されていました。
政府は、こうした意見を検討したうえで、トリチウムを含んだ水の処分の方法について、早期に方針を決める考えを示していました。
トリチウムとは
トリチウムは日本語では「三重水素」と呼ばれる放射性物質で、水素の仲間です。
宇宙から飛んでくる宇宙線などによって自然界でも生成されるため、大気中の水蒸気や雨水、海水、それに水道水にも含まれ、私たちの体内にも微量のトリチウムが存在しています。
トリチウムは、通常の原子力施設でも発生し、各国の基準に基づいて、薄めて海や大気などに放出されています。
水素の仲間で、水の一部として存在するため、水から分離して取り除くのが難しいのが特徴で、福島第一原発の汚染水から多くの放射性物質を除去する装置を使っても取り除くことができません。
国内の原発では、1リットル当たり6万ベクレルという基準以下であることを確認したうえで海に放出していて、海外でも各国で基準を定めて放出しています。
トリチウムが出す放射線はエネルギーが弱く、空気中ではおよそ5ミリしか進みません。
このため、人体への影響は外部からのものよりも体内に取り込んだときのリスクを考慮すべきとされています。
国の小委員会は、体内で一部のトリチウムがタンパク質などの有機物と結合し、濃縮するのではないかといった指摘があることについては、体はDNAを修復する機能を備えていて、動物実験や疫学研究からは、トリチウムが他の放射性物質に比べて、健康影響が大きいという事実は、認められなかったと結論づけています。
またマウスの発がん実験でも、自然界の発生頻度と同程度で原子力発電所周辺でもトリチウムが原因と見られる影響の例は見つかっていないとしています。
専門家「人体への影響 濃度の大小がポイント」
放射性物質の性質に詳しく、国の小委員会の委員をつとめた茨城大学の田内広教授は、人体への影響を考える際、濃度の大小がポイントだと指摘します。
そのうえで田内教授は、「トリチウムが体内に取り込まれてDNAを傷つけるというメカニズムは確かにあるが、DNAには修復する機能があり、紫外線やストレスなどでも壊れては修復しているのが日常。実験で、細胞への影響を見ているが基準以下の低濃度では細胞への影響はこれまで確認されていない」と話していて、低い濃度を適切に管理できていればリスクは低いとしています。
新地町の漁師「議論不足で時期尚早」
福島県新地町の漁師、小野春雄さん(68)は、おととし開かれた国の有識者会議の公聴会に参加し、トリチウムを含む水の海洋放出に反対の声を上げていました。
その後も、漁業関係者などから反対の意見が相次いで上がっているなか、国が海洋放出を前提とした説明をしていることが明らかになったことについて、議論が不足しているのではないかと、疑問と憤りを感じています。
小野さんは「全国的に海洋放出に反対の声が多くあがっているなか、風評対策などの議論も全くしないまま、海洋放出の方針で調整を進めている政府の姿勢は全く理解できない。議論不足で時期尚早だ。これまで漁業者は、9年半以上にわたって努力を積み上げ、ようやく来年4月には本格操業に向かいましょうという話も出てきた。その努力を裏切ろうとしている政府の姿勢には怒りがおさまらない」と話していました
テレビではトリチウムの危険性について具体的な発言は見られません。
しかし、福島原発事故以前にはトリチウムが人体に及ぼす影響について色々な研究がされていました。
トリチウム汚染水を海に流して本当に大丈夫なのでしょうか?
以下↓にトリチウム関連のブログをご紹介します。
ートリチウムが人体に与える影響 放医研実験結果などー
トリチウムの危険性について原子力推進サイトが記載していた
トリチウム海洋放出か!?〜生命体へのトリチウムの影響〜4/20原子力規制委員会文字起こし
トリチウムによる染色体異常~ヒト培養リンパ球での実験結果~
<両棲類と哺乳類のトリチウム取り込み比較>「トリチウム水投与後10日目では脂肪組織に最も多く、 次いで脳、睾丸、肝の順」放射線医学総合研究(内容書き出し)
トリチウム水の魚卵発生に及ぼす影響~「孵化稚魚の眼径は有意に小さい」放射線医学総合研究所資料集(書き出し)
<トリチウムの動向ー動物系>数時間で全身にほぼ一様に拡散分布 /脂肪組織、脳、筋肉に高いトリチウム残留(放射線医学総合研究所資料集書き出し)
<トリチウムの動向ー植物>部位によるトリチウ摂取量の違い/トリチウム水蒸気の葉からの取り込み(放射線医学総合研究所資料集書き出し)
フクシマ原発からの放射能漏洩はトテツモナイ量に! 全く報道されない「トリチウム」の危険性(ダイヤモンド社より)
<福島第一原発>タンクに入っている地上の汚染水〜トリチウムの処分方法「薄めて海洋へ放出or地下深くに注入して地下水として」2015年4/13 NHKラジオ 後半(文字起こし)
トリチウム関係ブログまとめ
内部被曝 に取り組まれて来た内科医の肥田舜太郎医師のお話しは94歳と言いご高齢を全く感じさせない
熱く心に響きとても考えさせられるものでした
原爆投下後内科医として生きてこられた先生だからこそ分かる
放射性物質の恐ろしさや少量の放射能の病気の現れ方
そして戦後の日本とアメリカと現在の日本
いま、54基も原発を持っている日本人みんなが先生の言葉を聞いて考えるべきだと思います
長崎広島に原爆が落ちた日はものすごく遠い昔に感じていたけれど
それは、現在もなお続いていたのだと言う事を改めて認識しました
肥田舜太郎医師と福島の女性 "2011/04/24
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毎年5000億円ぐらいの政府の予算が原子力に使われてきた。
これって・・・私の税金です・・・私だけでなくもちろんみなさんの・・・
原子力を本当にやりたかった人は誰?
原子力安全協会の栃山修氏の質問に堂々と答えます
彼は言いました
頭の中のユートピアだと・・・
小出先生は答えました
本当に大丈夫なんですと・・・
国がこれほどまでも原子力に執着しているのは
核武装のためですか?
パンドラの箱を開けてしまった日本は
3月10日までは何とか生きてきた
だけど・・・3月11日
私達は本当の事を今こそ声を大にして言う時なのではないでしょうか・・・
今日は全国で原発廃止のデモが行われました
東京でのデモのライブを見て
涙が止まらなかった私です
今日参加できなかった事がたまらなく悔しいです
声を上げていく事の大切さ
だって・・・・
原子力発電が欲しかったのは私たちではない!
いろんなしがらみの中でお金も絡んだ中で
ほんの一部の人間のために
私達の命と将来を台無しにされることへの怒りは
どうしようもない事を
今更だけど感じています
原発推進派の杤山修先生(原子力安全協会)と反対派の小出裕章先生との討論会の様子
23年前の小出先生のお姿は
当り前だけど・・・今よりものすごく若い青年です
けれど・・・講演の内容は一貫して今と変わっていないと思います
じっくりと時間のある時に聞いて欲しいです
今回は文字での書き出しは無しです
小出先生の生の声を是非お聞きください
23年前の事ではありません
現実的に今・・・今の日本の事fだと思います
1チェルノブイリ原発事故~核実験の死の灰による地球の汚染度【講演:小出裕章さん:収録1988年10月9日名古屋】
2チェルノブイリ死の灰 想定外の拡散【講演:小出裕章さん:収録1988年10月9日名古屋】
3放射性汚染野菜を洗ったら放射性物質はおちるか?実験結果~母乳の相談を受けて【講演:小出裕章さん:収録1988年10月9日名古屋】【講演:小出裕章さん:収録1988年10月9日名古屋】
4食品の安全基準~放射線被害と水俣病の類似点【講演:小出裕章さん:収録1988年10月9日名古屋】
No5からは

Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
【福島原発】/4/21/木★1東電「クロル38検出は間違えでした」2海洋汚染 2/1
【福島原発】/4/21/木★1東電「クロル38検出は間違えでした」2海洋汚染 2/2
続きを読むに

オルタナ 4月17日(日)17時34分配信
東京電力が、原子力や火力など電源別の発電実績を示した資料を4月6日ごろ、
ホームページから密かに削除していたことが明らかになった。
その直後の4月8日、東電は今年の計画停電の全面中止を発表した。
計画停電の実施や中止を巡っては、同社の本当の発電能力が問題の核心になっていた。
ホームページからの突然のデータ削除は、このデータを開示し続けると、
東電が不利な立場に追い込まれることを恐れたためではないか、との見方も出ている。
問題の資料は、「東京電力の原子力データライブラリ」内にある
「東京電力の原子力設備を一目で見ると?」というページだ。
以前は、トップページから「原子力」、「情報公開のとりくみ」と辿って見ることができていた。
該当ページでは、東電の発電設備出力の原子力、水力、火力、新エネの割合と合計が表になっていた。
2009年度末の実績(他社受電分を含む)として、
合計7769万KW(そのうち原子力は1819万KW、火力は4486万KW)と掲載。←下記表参照
また、原子力発電所各号機の概要や原子力発電所の建設計画なども同ページ内には公開されていた。
この他、原子力発電所の地震対策のページや東電の火力発電所についてのページなども削除されているようだ。
東電は3月下旬、今夏の最大需要見込み5755万KWに対して、4995万KWの供給能力しかないため、
計画停電を続行するとしていた。しかし、
4月8日になって突然、
「お客さま各位の節電へのご関心、ご協力が広範囲にわたって浸透してきた結果、需給バランスは著しく改善を見せております」として、
計画停電の中止を発表した。
環境エネルギー政策研究所(ISEP)は3月23日、
大口需要家との需給調整契約の戦略的活用を行えば、当初から計画停電は不要との報告書を発表していた。
東京電力が突然、ホームページから問題の資料を削除したのは、
「計画停電の必要性や、今後の電力需給を巡る論争において、不利な立場になることを恐れた」と見られる。
また、突然のデータ削除についてオルタナが東京電力広報部に電話で理由を聞いたところ
、「お答えできない」という回答しかなかった。
東電のこうした情報開示の姿勢には今後、批判が集中しそうだ。
(オルタナ編集部=吉田広子)
東京電力資料入手
本文中の赤字の数字は↓

ちなみに全部の東京電力発電設備の許可出力は↓

小さくて見にくいので平成15年からの分を拡大すると↓


続きを読む
作業員の方の8割は被災者
堅いマットで布団なし、寒い体育館、食事はレトルト、シャワーもない
しかも、防護服を着たまま寝ています
素朴な疑問ですが・・・
高濃度の放射線核種の中で作業していたら
防護服にはセシウム等の放射線物質がものすごく沢山付いたままですよね
お風呂に入って洗浄もできないまま
高濃度の汚染された防護服をみんなが着てそのままいるという事は
原発から少し離れたとしても寝ている間も高濃度の放射線に被曝され続けていると言う事なのではないですか?
風呂無し、防護服のまま仮眠、食事は缶詰 原発作業員の過酷な労働環境
日本のために働いて下さっている方々です
最悪の水蒸気爆発を起こさないために命を賭けて作業して下さっている方々です
なぜ?
こんなにひどい事をするんだろう・・・・・
あの名曲が・・・なんと・・・
ラジオでON AIRされていました。
ON AIRした、吉田照美さんやディレクターさんはすごいです!
すごいネタなのに各局の民法のワイドショーが追いかけないのが信じられないです
このメディアの在り方に
北朝鮮よりも怖い日本じゃないかとフッと思ってしまいます
この歌は何度も言ってるかもしれないけど
原発震災の後で未来を見失っていた私に
勇気を与えてくれました
斉藤和義さん
本当にありがとうございます
吉田照美さんが言いました。
昨日インターネットの動画投稿サイトyoutubeに
シンガーソングライターの斉藤和義さんと思われる人物が
斉藤さんのヒット曲「ずっと好きだった」の歌詞を変えたバージョンの弾き語りを歌った歌が掲載ということで・・
(思われる?)確認した訳じゃないから・・・
斉藤さん自身だったら昔ボクのやる気満々のファンででいてくれた事がありますからね
曲のタイトルは「ずっとウソだった」
原子力は安全だと言い続けてきた政府やメディアを痛烈に批判する歌詞になっています
ビデオカメラ一台のみで収録されたと思われる
チョットお聞き苦しい音質化と思われますが
フルコーラスで曲に込められたメッセージを是非お聞きいただきたいと思います
斉藤和義さん、「ずっとウソだった」
~♫♪♬~♫♪♬
この国を歩けば 原発が54基
教科書もCMも言ってたよ「安全です」
オレたちを騙して 言い訳は「想定外」
懐かしいあの空 くすぐったい黒い雨
ずっとウソだったんだぜ やっぱバレてしまったな
ほんとウソだったんだぜ 原子力は安全です
ずっとウソだったんだぜ ほうれん草食いてぇな
ほんとウソだったんだぜ 気付いてたろこの事態
風に舞う放射能はもう止められない
何人が被曝すれば気がついてくれるの
この国の政府
この街を離れて うまい水見つけたかい?
教えてよ やっぱいいや もうどこも逃げ場はない
ずっとクソだったんだぜ 東電も北電も 中電も九電も もう夢ばかり見てないけど
ずっとクソだったんだぜ それでも続ける気だ
ほんとクソだったんだぜ 何かがしたいこの気持ち
ずっとウソだったんだぜ
ほんとクソだったんだぜ
~♫♪♬~♫♪♬
斉藤和義さんで「ずっとウソだった」でした~
ありがとうございました
来週もみな様からのお手紙お待ちしています
お手紙は105-8002文化放送吉田照美「そこ大事なとこ」の係です
ゲスト:川内博史(民主党衆議院議員)
司会:上杉 隆
そのままの状態でどれだけ汚染されているのか・・・その表示が信じられれば消費者は購入します
洗ってしまうとか基準値を上げるとか
変な小細工をするから信じられなくて
本当に安心かも知れない産地の物も購入するのを控えたくなってしまいます
基準は事故の起こる前の数値で
そのうえでこれだけ多いと表示がはっきりわかれば
子供達には食べさせなくても
私たち大人は食べることができます
いま、私は政府の言う事が全く信じられません
だから・・・福島産だけでなく茨城産、千葉産の野菜でさえ購入を躊躇してしまうのが事実です
以下武田先生のブログをそのまま転記しました。
原発 緊急情報(56) これから:「安全宣言」という風評
農業の方には悪いけれど、子供に野菜や牛乳を飲ませる親の立場で考えると次のようになります.
1) 政府は事故後、野菜の放射線を測る方法を急に変更し
「測定する野菜は、箱から取り出して、測定する野菜だけ流水で良く洗ってから測ること」という通達を出した。
この通達で野菜は全ての信頼を失った。
【理由】出荷時はまだ収穫直後なので、付着している放射性物質は容易にとれる.
だから、産地で良く洗ったら放射性物質がとれる野菜でも、
消費者が買うときにはこびり付いていたり、しみこんだりしているので取れない。
だから、今、表示されている野菜や農作物の放射線の値は、まったく信用できない.
2) 福島原発に近いところの人が、東京に来て「こんなに新鮮ですよ」といって野菜などを売っている.
これも信頼を失わせる行動である.
【理由】放射性物質がついた野菜も新鮮だ。
「新鮮だから安心」というのは、放射性物質が付着している場合はもっとも危険な判断である.
水俣病の時に、「水銀を含んでいる魚が新鮮だった」というのが悲劇を呼んだ.
3) 自治体が野菜などの一部の農産物の放射線量を「良く洗って」から測り、
「安全宣言」を出している.安全宣言を出した自治体の農作物は信頼できない。
4) 心ある農家から私のところにメールをいただく.そのメールには
「これまで消費者に安心して食べてもらうために全力を注いできた。その信頼を失いたくないが、
自分の畑でとれた野菜が安心なものか、どうしたら判るだろうか?」と悩んでおられる.
消費者も生産者も真剣です。
「流水でよく洗ってから測定しろ」という通達を出す政府が「風評」を作り出しています.
これまで普通に出荷している状態のまま、しっかりと測定し、「規制値以下」ではなく
「規制値の100分の1以下」の野菜だけを出荷すれば、風評は起こりません.
今、政府やメディアが言っている「風評」とは、
「汚染されていない野菜が拒否される」という本来の風評ではなく、
「汚染されている野菜を、いい加減な測定で売ろうとすると消費者が買わない」ということですから、
風評ではなく、至極、当たり前のことです。
それに足し算の問題があります。
周囲が汚染されていないときには、一つの食材だけに注目すれば良いのですが、
現在のような状態ではできるだけ放射性物質を含まない農産物を流通させる必要があります(すでに書きました)。
・・・・・・・・・
ということで、良心的な農業関係者と子供を持つ親は次のようにすることが望ましいと思います。
1. 「安全宣言」がでている野菜や牛乳は、生産地に限らず買わない.
「安全宣言」を出すということは土地が汚染されているからです.
2. 「流水で洗って測定した」という野菜などは買わない.
3. 当面、「洗わない状態」(通常の出荷状態)で測った放射線が規制値の100分の1以下の場合、
その数値と「汚染されていない」と表示するように、生産者と消費者で合意しておく。
4. 表示されていないとかそれができない間は、
福島産(本当は中通り、浜通だけだが、表示が福島産なら仕方が無いので)、
茨城産、栃木産、宮城産のものは購入しない。
ということでしばらく我慢するのが良いと思います.
北海道、青森、岩手、北陸、東海、近畿、四国、中国、九州、沖縄、外国産のものはすべてOKです。
群馬は安全宣言が出ましたので、やや問題です。
食の安全は人間にとってとても大切なことです。
放射性物質の汚染が起きた時には、汚染された土地からできたものは、
1. すべて危険、
2. 測定して、その結果が表示されていて、放射性物質を含まない農産品は安全(洗わないもの)、
3. 信頼できるルートで扱われているものは安全
ということです。
このことは、連休明けでもゆるめない方が良いと思います。連休明けにはほとんどの対策が不要になりますが、食材だけは残ります。これについては魚と共に何回かに渡って整理をしていきます.
・・・・・・・・・
この問題は、生産者側から考えますと、土地を汚染したのは生産者ではありません
生産者は被害者です.そして、放射性物物質で汚染された農産物を出荷すると、消費者が被害者になります。
加害者が痛むならまだ考えられますが、生産者も消費者も被害者になるのは問題です。
せめて生産者が自主規制して、消費者を被害者にしないように配慮した方が良いと思います。
放射性物質を含む野菜を「直ちに健康に影響がない」などと言うのは適切ではありません。
(平成23年4月19日 午後5時 執筆)
武田邦彦
政府の言う事を信じる事が出来る世の中に
はやくなって欲しいと心から願っています
風評という言葉は政府のいい加減な政策のせいで生まれた言葉です
そのせいで生産者も消費者も動きが取れない状態になっているのだと私は思っています
コレ何回も流してくれないかなぁ~ʅ( ~⊖◝)ʃ
AC公共広告機構 ごめんなさい 昔話 市原悦子
政府と東電、安全保安員・・・・・・・
Radio News「たねまきジャーナル」
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【福島原発】2011/4/18/月★東電の工程表について 1/2
【福島原発】2011/4/18/月★東電の工程表について 2/2
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今回の大地震にも津波にも負けない原子力発電を建てる事が出来たのかもしれない
原子力安全委員会は「余剰のリスク」という言葉や「想定外」で
国民の命を深く考える事を止めてしまったんですね・・・残念です。
以下、武田先生のブログを転記させていただきます。
原発深層流003 危険な原発・登場の瞬間
私はかつて原子力エネルギーに夢を持っていました。
日本は資源が少ない国でしたが、技術は世界一ですから、
何とかして技術力で日本人が豊かな生活ができるようにと思ったのです.
幸い、日本の原子炉(軽水炉)は水で中性子を減速するので、
内部に自動停止装置を持っているようなものですから、
「事故は起こらない」、つまり「原子炉は暴走しない」というタイプなのです.
原子炉ばかりではなく、耐震建築にしても、電気設備やコントロールにしても、
日本の技術や運転は本当に世界一と言って良いと思います。
だから、原発のような危険なものは世界で日本ができなければ、どの国もできないはずだと考えていたのです.
私が書いたかつての文章の中に
「原発は安全だ」というのがありますが、考えてみると「原発は安全だ」というのは正確ではなく、
「安全な原発を作る事ができるので、安全に作れば安全だ」という事だったのです。
・・・・・・・・・
そんな私の夢が大きく崩れたのが平成18年でした。
この年の9月、原子力安全委員会は次のような耐震設計の審査基準を出しました。

この指針は旧指針と呼ばれた昭和56年の指針を改定するのですから、全体としては優れたものだったのですが、
一つ、大きな欠点がありました。
それは、それまで「原発は絶対に安全に作る」というのが基本だったのですが、どうも大きな地震が来ることもあって、
「想定外」のことが起こる場合、それを「残余のリスク」という言葉で処理しようという事になりました。
「安全な原発を作る事ができるのに、不安全な原発を作れる言葉」を役人が発見したのです。
つまり、「残余のリスク」という聞き慣れない言葉の登場です。

それまでの考え方=「絶対に安全」、というのもやや矛盾するところがあるのですが、
かといって、電力会社が「災害の想定」を行って、
それより大きな場合は、「仕方が無い」ということで「大量の放射性物質が漏れ」、
その結果「付近住民が著しい被ばくをする(説明書にある)」というのは到底、納得できません。
・・・・・・・・・
このことが日本の親として知らなければならないのは、
「福島原発以外の原発も、耐震や津波、台風、大雨・・すべて「想定外なら被ばく」という考え方」で
作られているという事だからです。
こんな奇妙な指針ができたのは、
推定ですが経産省が原発の安全性の責任を持ち、安全院なるものを作ったからと思います.
1) 原発は推進したい、
2) でも事故が起こったときには責任はとりたくない、
3) 自分の任期の間には地震は起こらないだろう、
というのが役人の考えだからです.
かくして私は2年ほど前、幻冬舎から「偽善エネルギー」という本を出し、そこで、次のように書いています.

福島原発の事故が起こってから、幻冬舎の編集者はこの文章を思い出して読み、背筋がゾッとしたそうです。
これは予言でも何でもないのです。
「日本の原発は地震や津波で破壊されるようにできている.
その時には電力会社のヘマを付近住民の被ばくという形で片付ける」という方針だからです.
福島原発は「方針どうりの結果」で、「想定外だから、大量の放射線がでて何が悪い」というのが
保安院の態度に出ています.また、知事さんも市長さんもこのことはご存じです.
もし、電力会社の社長さん、知事さんが自ら「自分のところの原発は不安全だ」と宣言して、
情報を出し、地元に説明をしたら、これからの日本は繁栄し、安全な社会になるでしょう。
その点で、今は正念場です.
(平成23年4月17日 午後2時 執筆)
武田邦彦
武田先生がはっきりと書いて下さいました
ありがとうございます。
下記に武田邦彦先生(中京大学)のブログを転記させていただきます
原発深層流001 信用できる人、できない人 その1
福島原発の事故から1ヶ月が経ちました.
放射性物質は「半減期」というのがありますから、
原発の西北や南の近い場所を除いて、これまでなら普通の生活に戻れるところですが、
事故後の処理に手間取っているので、連休明けに向けて準備をする期間です.
とりあえず、汚染された身の回りのものや部屋を綺麗にしておくことで、
念のため洋服なども外でブラシをかけておくなどの後始末をすることが有効です.
また、連休明けからの水や食材の選択などは来週ぐらいから書きはじめますが、
これからの準備の一環として、少し深く理解をしておきたいと思います。
その参考にしていただくために「原発事故の深層」を覗いてみます.
・・・・・・・・・
原発について「日本政府」はまったく信用できません.
福島の教育委員会は
「政府が安全と言っているから、児童生徒を被曝させても良い」などと言っていますが、困ったものです。
政府が信用できないのは、主として次の2つの事実です.
第一・・・3月20日には判っていたのに、4月10日頃になって「福島原発の事故はレベル7」と発表したこと、
第二・・・原発の傍の海から規制値の3355倍の放射性ヨウ素が検出されたのに「健康に影響が無い」と言ったこと、
の2つです。
福島原発のことについて、政府、原子力安全委員会、保安院の言ったことはすべて信用できません.
もっとも良いのはテレビなどでの彼らの会見を聞かないことです。
人間は、ウソと判っていても繰り返し聞くと、ついつい信用してしまいます.
また、ウソの中でも「自分が納得するもの」を「本当のこと」と思ってしまうことがあります。
・・・・・・・・・
原発事故にはレベルをつけることで、直感的な整理や判断をするようになっています。
一つ一つの事故をよくよく考えることができれば、レベルなどを設定しなくても良いかも知れないのですが、
多くの人が関係する世界的なことはレベルを決めて分類したり、整理したりすることが大切だからです。
そして、人はそのレベルを見て、「どのぐらいの事故だ」と判断し、自らの行動に活かすのです。
仮に政府が国民のことを考えていれば、3月20日に「レベル7」を宣言したでしょう.
そうしたら、多くの人がより早く遠くに移動して被曝を避けられたかも知れません。
また近くの小学校などでも開校を遅らせたりする根拠が得られますから
子供達の健康を守ることができたかも知れないのです。
しかし、現実的には日本政府は20日も隠していました。
その理由として官房長官は「(日本人が被曝することより、)パニックが怖かった」
という趣旨の事を会見で言っていました。
もし、自分の子供が原発の近くにいて、自分の手元に「大量の放射線がでた」という報告が来たら、
奥さんに電話するでしょう。
つまり、日本政府は日本人を守ろうとはしていないのです。
・・・・・・・・・
原発の近くの海から基準値の3355倍の放射性ヨウ素が検出されたとき、
保安院は記者会見で「健康に影響がない」と言いました。
このような「真っ赤なウソ」が白昼堂々とテレビで放映され、
ニュースで流れるという現状を「信用しろ」と言っても無理です.
規制値や基準値と言われるものは若干の安全性を含んでいます.
それは、社会には赤ちゃんや妊婦、それも病気で治療や検査のために放射線をあびたばかりという方もおられます.
だから、「やや安全サイド」で数値が決まっていますが、極端に安全側ではありません。
たとえば、一般の人の被曝線量の限界は1年間に1ミリシーベルトになっていますが、
その3355倍というと、3シーベルトを越え、50%の人が即死(急性疾患で死亡)するような放射線量になります。
基準値の10倍ぐらいまでなら、短期間に被曝しても回復することができますが、
さすが3355倍ではどうにもなりません。
会見で「健康に影響ない」と発言した人は、まず自分の大切な人を海水浴に誘ってください。
私は普通はこのようなことを言いません。
規制値の3355倍の海で大切な人と一緒に楽しめるでしょうか?
でも、今回ばかりはどうしても言いたいのです.
怒りがこみ上げてきます.
保安院の審議官は、日本国民を人間と思っていないのです。
ただ、自らの保身のために
「自分の言ったこと(3355倍は安全だ)を信じて、赤ちゃんを海水浴させて死んでも良いです」と言っているのです.
保安院が解散されないのが実に不思議ですし、
あのときの会見は「表現の自由」に基づくものではなく、
「国家権力を使った騙し」ですから、
検察は直ちに逮捕しなければならないでしょう。
・・・・・・・・・
政府の発表は空間線量も含めてまったく信用できません。
空間線量はできるだけ計測器を持っている人がネットで発表し、それを使いたいと思います.
1時間で0.6マイクロシーベルトより高いところには近づかず、
1時間で0.11マイクロシーベルト以下のところは安心して生活するという「ケジメ」をハッキリつけたいと思います.
若い女性も放射線の感度が高いのですが、
それでも「スーパーに行けば自分で安全なものを選ぶことができる」のですが、子供は一切、できません。
教育委員会のように
「政府を信じたのだから、子供が病気になっても責任はない」などという無責任なことにならないように、
「信用できない政府」を「信用しないこと」が大切でしょう.
・・・・・・・・・
(政府の小さなウソの一例・・政府の発表を信じていると、奇妙なことになって困っている人が多いから)
1) 自然放射線は年間1.4ミリシーベルトなのに、2.4ミリシーベルトと言った(多く見せるウソ)。
2) 東京―ニューヨーク間の航空機の被曝は普通は100マイクロシーベルトなのに、特殊例で200マイクロシーベルトと言った(多く見せるウソ)。
3) 100ミリシーベルトは職業人の被曝限界(5年間)なのに、一般人(赤ちゃんを含め)に「健康に影響がない」と言った(法律違反).
4) CTスキャンなどは医療行為でやむを得ず被曝する(それだけの危険を冒す必要性を医師が判断した場合に限る)のに、一般人が被曝する量をCTスキャンと比較した(違うものを比較).
5) 炉心が破壊されていないとでない核種が検出されているのに、「炉心は破壊されていない」と言い続けた。
6) 魚に蓄積するもっとも危険なストロンチウムを測定せずに、「魚は安全だ」と言った。
7) 放射性物質で汚染された土地の作物は汚染されているのに、官庁の食堂で出したり、販売を促進したりした。
8) 福島第一の1号機、3号機、4号機の爆発の映像の発表を、(おそらく)NHKはじめマスコミが報道しないように圧力をかけた(国民が原発の状態を知るもっとも大切な映像をメディアは流さなかった。ネットで見ることができるが)
9) その他、数え切れない.
(平成23年4月15日 午前11時 執筆) 武田邦彦
スピーチの内容(抜粋)
アフガニスタンで私達はアメリカ軍使ったの劣化ウラン弾の被曝した子供たちについて調べました
そこよりも東京の方が放射線が高い
アフガニスタンのインディアナ病院に行きました
手が4本脚が4本ある子どもがいました
その原因は分かりません
しかしそういう子供はアフガニスタンにもともとそんなに沢山いたわけではない
おそらく劣化ウラン弾
ウラン238の影響ではないかと想像しています
ウラン238劣化ウランはウラン235を濃縮する段階で生まれる
天然のウランは0,7パーセントしかウラン235を含みません
99,3%はゴミなんですそれがウラン238です
ウラン238はゴミとして捨てられ劣化ウラン弾として兵器になり
アフガニスタン、イラク、コソボの人達を苦しめてきました
しかしそれが放射能が私達に戻ってきました
原子力発電所でいらなくなったゴミが兵器になって世界の人達を苦しめている
私たちもまた苦しむ立場になった
核のない世界というのは原子力発電、兵器全てを含むと思います
もともと原子力は平和利用なんて考えてなかった
核兵器を作って何かほかに利用できないかと考えて作った人間の浅知恵の結果
そろそろここから抜け出なければ人類は生きていけません
変えなければいけません
東電が政府が御用学者がマスメディアが自分たちで変わらないのなら私達が変えなければいけない
どうしても変わらないなら取り変える
なぜならこの国の主役は国民です
そのことを改めて要求することを要求し変えていく事は変えていくのが
私達の責任であり私達の次の世代のために残していかなければならない
地球であり、未来だと思います
黙っていては平和も明るい未来は天からは降ってこない
私達が作りあげていく
民主主義ってそう言う事・・・・
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
【福島原発】2011/4/14/木★汚染水の循環と被曝限度量の基準について 1/2
【福島原発】2011/4/14/木★汚染水の循環と被曝限度量の基準について 2/2
小出先生の声をお聞きしていると最近とてもお疲れの様子を感じています。
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情報の開示の仕方が偏っている311後の日本のマスコミ
フリーの記者に対して質問させない東電の体質
最後の方で質問を受けても答えられない、答えたくない内容の場合は
そのまま次の記者に回す、「もう時間ですので」などの言い回しで会見が終わる事もたびたびあります。
会見後の「ぶら下がり会見」で取材を公にするなという東電に岩上記者が食い下がります
東電の栗田広報の話しの聴き方、話し方、目の動き、目の色、表情を見て
何年も前のオウム真理教を突然思い出した・・・・
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2011/4/9 11:30にUPされています。福島県、宮城県、岩手県の皆さま
もしもご覧になれるのならば是非チェックしてみていただきたいと思います
そして特に
福島県民の皆さまへ(共同声明文)
3月15日、佐藤雄平福島県知事から、
地震・津波・原子力発電所事故の三重被害に苦しむ福島県の皆さまの被災状況を伺い、
避難者の受け入れについての緊急要請をいただきました。
関西広域連合は、16年前の阪神・淡路大震災の被災地である関西だからこそ、
その経験と教訓を活かし、持てる力を結集して、被災地に対し、出来る限りの応援をしたい、と
3月13日に緊急声明を行いました。その中で、福島県については京都府と滋賀県が支援担当となりました。
福島県ではこの災害の避難住民は約11万2000人に達していると聞いています。
京都府、滋賀県は、福島県からは少し離れておりますが、
歴史的にみると、日本の中心であった京の都/松平容保との繋がりや、近江商人/蒲生氏郷との繋がりなど、縁の深いところです。
また水、食料(米、野菜、肉など)もたっぷりと提供させていただける農村部もあります。
電気や生活エネルギーも十分確保できます。
京都府と滋賀県は地元の市町村と協力をして、
福島県からの被災住民の皆さまの避難先を確保し、
その移動手段、生活物資、生活場所、子弟の教育環境、医療などの確保をお約束いたします。
また一旦、避難所での受け入れをさせていただいた後、生活再建のご希望がある場合には、市町村と府県が協力をして、皆さまの未来への安心な暮らしの確保に努力させていただきます。
具体的には、下記の役所、担当にご連絡を下さい。皆さまの速やかな避難体制が確保できますよう、お誘い申し上げます。
連絡先: 京都府:危機管理・防災課 TEL 075-414-5930
滋賀県:滋賀県東北地方太平洋沖地震災害支援本部 TEL 077-528-3447
先程、早急に避難していただきたいと思うブログを書いたばかりですので
ここにUPしておきます。
とても貴重な命だと思います
TV等を見ていても、避難地域や現地近くの子どもたちや赤ちゃんが
無防備に生活させられているように思えて仕方がありませんでした。
私の不安をきちんと計算して出してくれていたyoutubeを見つけましたのでUPします
(作成者の方の説明文をそのまま転機します)
収まる様子のない福島原発事故ですが、
原発から北西方向に風の吹き流された放射性物質の帯があるようです。
すでに飯舘村・川俣町では高濃度の放射性セシウムが土壌より検出されました。
この放射能の帯は福島市まで達するように思われるですけど...。意見映像を作ってみました。
【意見映像】政府は福島市に緊急避難命令を出すべきです
以下

今日(4/11)の東京都新宿区の放射線量は0,081~0,083μGy/h(マイクログレイ/時間)前後で推移してます。
4/9の水道水(新宿)ヨウ素131 (131I)Bq/kg→1.00
セシウム134(134Cs)Bq/kg→不検出 (ND)
セシウム137(137Cs)Bq/kg→0.25
3月25日以降連日半減期の長いセシウム137(137Cs)が含まれ続けている事が気になりますが・・
このような事態になっていても
周りを見ると何の注意もしていない人がとても多い気がします
テレビで報道しないからでしょう。
大人はいいと思いますが
子どもたちの様子を見ていてとても不安になります
放射性物質は体内の蓄積なので
未来のある子どもたちだけはなるべく放射性物質を蓄積しないように日々の生活を送って欲しいと思います
私は東京に住んでいますが
被災地の方がた、避難場所の子どもたちを見るたびに胸が痛みます
子どもたちだけでも遠くに避難するように政府に呼び掛けて欲しいのが本音です。
原発事故が無かったらもっと早く復興が進んだのに・・・・・
武田邦彦先生が母として注意する事をブログにUPしてくださいました。
武田邦彦先生(中部大学)のブログより
「原発 母の役割」を

ジャーナリスト岩上安身氏が京大原子炉実験所の小出裕章助教に原発事故の危険性についてインタビューしました。
110401小出裕章助教(京大原子炉実験所)01 from iwakamiyasumi on Vimeo.
110401小出裕章助教(京大原子炉実験所)02 from iwakamiyasumi on Vimeo.
前半は続きを読むに内容を書き出しました。

Radio News「たねまきジャーナル」
【福島原発】2011/4/8/金★昨夜の余震について 1/2
【福島原発】2011/4/8/金★昨夜の余震について 2/2
内容を書き出してみました

映画かな??
耐震強度の話から始まって石油とウランについて
プルトニウムについて
プルサーマル、
東海村事故後被ばくして亡くなった人の話し
ウクライナ、チェルノブイリから浜岡原発まで
知名度の高い俳優さん達が演じているけど
内容は信用性の高いものです。
コレでした



映画 「東京原発」 (03 日/公開0403) 予告編
福島原発で再臨界の疑いが濃厚に
解説:小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)
無料放送中>>>
小出 裕章こいで ひろあき
(京都大学原子炉実験所助教)
1949年東京都生まれ。72年東北大学工学部原子核工学科卒業。
74年東北大学大学院工学研究科原子核工学修了。
74年から現職。伊方原発訴訟住民側証人。
著書に『放射能汚染の現実を超えて』、『隠される原子力 核の真実』、共著に『原子力と共存できるか』など。
続きを読むに説明文添付しました

汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~ 投稿者 egg_rice
消えた時の予備 ↓
Watch 汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実 in ニュース | View More Free Videos Online at Veoh.com
Weather Online

中国・九州5県でも放射性物質=ごく微量、ほこりや雨から-文科省
福島第1原発事故の影響で、関東だけでなく、中国地方から沖縄にかけての5県でも、ほこりや雨から放射性物質が検出されていたことが、9日までの文部科学省の調査で分かった。風で運ばれたとみられ、拡散が確認された形だ。文科省は「いずれも微量で、健康への影響はない」としている。
同省によると、先月18日から今月8日までの間に、地表に落ちてきたほこりや雨を分析。東北(宮城は計測不能)と関東の全都県、新潟、石川、福井、山梨、長野、静岡、三重のほかに、中国、九州地方の島根、岡山、佐賀、宮崎、沖縄の各県で、放射性ヨウ素131を検出した。
中国、九州地方では、検出した期間は長くて数日、量は1平方メートル当たり数ベクレル程度だった。
水道水からは、青森を除く東北全県と関東全域で放射性物質を検出。他に新潟、山梨、静岡の3県でもわずかに見つかった。
原子力安全委員会は「第1原発から放出されたとみられる放射性物質は米国でも検出されており、当然国内に飛散する可能性はあるが、問題になる量ではない」との見解を示した。中国地方以西で検出された地域にばらつきがあることについては「放射性物質を含む雲が通った時、たまたま雨が降るなどした影響ではないか」としている。(2011/04/09-05:28)
1・2・3・4
アツイ夏がそこまで来てる みんなが海へ繰り出している
人気のないとこで泳いだら 原子力発電所が建っていた
さっぱりわかんねぇ なんのため 狭い日本のサマータイムブルース
熱い炎が先っちょまで出てる 東海地震もそこまできてる
だけどもまだまだ増えていく 原子力発電所が建って行く
さっぱりわかんねぇ 誰のため 狭い日本のサマータイムブルース
あくせく稼いで税金取られ たまのバカンス田舎へ行けば
37個も建っている 原子力発電所がまだ増える
しらねぇうちに漏れていた 呆れたもんだなサマータイムブルース
新宿区からいらっしゃいましたなかいどれいいちさんの間奏です
寒い冬もそこまで来てる あんたもこの頃抜け毛が多い
それでもテレビは言っている 日本の原発は安全です
さっぱりわかんねぇ 根拠がねぇ これが最後のサマータイムブルース
電力はあまってる いらねぇ もういらねぇ
電力は余ってる いらねぇ ほしくねぇ
電力は余ってる あぶねぇ あぶねぇ
原子力は必要ねぇ いらねぇ 必要ねぇ
あまってるんだってよ―
電力会社は儲けてる
危ない 危ないぞ 危ないぞー
癌になりたくねぇ あぶねぇ
オレは癌で死にたくねェ あぶねぇ あぶねぇー
君の君の君の君の 子どもが欲しいなー僕
ベトちゃんドクちゃんみたいなこじゃない子がいいなー・・ときた
あぶねーぞーーー
あぶねぇ あぶねー
この時に気が付いてもっとちゃんと行動を起こしていたなら・・・
今の福島の事故は起きなかったかもしれないという後悔があります。
でも・・・
当時、RCサクセションが所属していた東芝EMIが、
反原発ソングだとして発売を自粛したから。
親会社の東芝は今でも原子力発電所産業の中核を担っている。
Love Me Tender -The Timers-
何言ってんだ ふざけんじゃねぇ 核などいらねぇ
何言ってんだ よせよ だませやしねぇ
何言ってんだ やめときな いくら理屈をこねても
ほんの少し考えりゃ 俺にもわかるさ
放射能はいらねぇ 牛乳を飲みてぇ
何やってんだ 税金返せ 目を覚ましな
巧みな言葉で 一般庶民を 騙そうとしたが
今度の事で バレちゃった その黒い腹
何やってんだ 偉そうに 世界の真ん中で
For My Darlin I Love You
長生きしてぇな
Love Me Tender Love Me True
Never Let Me Go
For My Darlin I Love You
騙されちゃいけねー
何やってんだ 偉そうに 世界のど真ん中で
For My Darlin I Love You
長生きしてぇなー
向こうに見えている青い光はなんでしょう?
テレビでは何も言いません><
福島原発事故の現状について 小出裕章先生(京都大学原子炉実験所)に聞く
【福島原発】2011/4/7/木★窒素注入について 1/2
【福島原発】2011/4/7/木★窒素注入について 2/2
要点まとめました

福島原発事故の現状について 小出裕章先生(京都大学原子炉実験所)に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
【福島原発】2011/4/6/水★昨日の懸念(再臨界)について質問⇒東電の答え 1/2
【福島原発】2011/4/6/水★昨日の懸念(再臨界)について質問⇒東電の答え 2/2

日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)のメンバーによる報告第2弾。
3月11日の地震発生当時、福島第一原子力発電所の建屋の中で
計器類のメンテナンス作業をしていたTさん(27歳)。
第一原発のある大熊町(おおくままち)出身の彼は高校卒業以来、その原発の中で毎日働いてきた。
地震発生後に一時待機命令が出て、彼は家族とともに避難所生活を送っている。
地震発生当時、何が起きて何を思っていたか。
そしていま何を考えているのかを聞いた。
取材:森住卓(JVJA)/山本宗補(JVJA)
撮影:綿井健陽(JVJA)
聞き手:白石草(OurPlanetTV)
※Tさんの希望により、音声を変えてあります。
youtube投稿者の方の説明転記します
86年のチェルノブイリ原発事故の際、
6才で避難生活を体験したナターシャ・グジーから、
福島第一原発の事故についてメッセージとお願いをお伝えします。
公式HP: http://www.office-zirka.com/
少しずつ何かが変わるかもしれない
まだ、遅くはないと信じています。
youtubeの説明文。そのまま抜粋しました。
2011/04/06
上杉隆氏ら自由報道協会による「原発事故」取材の報告。
鳩山由紀夫前首相主催の勉強会です。
大手メディアでは放送出来ない内容です。
ありのままを伝えてくれる、フリーランスのジャーナリスト記者の方々には本当に感謝をしてます。
一時間半ありますのでゆっくりとご覧になって下さい。
※冒頭の一部音声が途切れてます。2011.04.06 政治 会見 鳩山由紀夫 東日本大震災 上杉隆 原発 報道
続きを読むに続編があります

放射能で遺伝子が変わる怖さがここにあります
地震直後に海外で見付けた映像ですが
ブログに載せてもいいものか悩みました
世界中にはものすごく沢山の原発があります
でも、日本はこの狭い国土の中にアメリカの半分以上の原発を所有しています
下記、続きを読むにこのyoutubeを作った人の説明があります。
パソコンでの翻訳ですので日本語的に意味不明なところがありますが
ご理解いただきたく思います
続きを読む
大阪府熊取町にある京都大学原子炉実験所。
ここに脱原発の立場から活動を続けている”異端”の研究者たちがいる。
原子力はわが国の総発電電力量の3割を供給するまでになったが、
反面、去年の中越沖地震で柏崎刈羽原発が「想定」を上回る激しい揺れで被災するなど、
技術的な課題を完全には克服出来ていない。
番組では、国策である原子力推進に異を唱え、原子力の抱えるリスクについて長年、
警告を発し続けてきた彼らの姿を追う。
その言葉はエネルギーの大量消費を享受する私たち国民一人ひとりへの問いかけでもある。
おすすめです。
youtube投稿者の方の説明をそのまま記入します。
2011年3月20日に行われた小出裕章さん(京都大学原子炉実験所 助教)の講演です。
小出さんは原子力の研究者という立場から、原子力の危険について40年以上に渡り警鐘を鳴らし続けて来られました。
その警鐘空しく、私たちは東日本大震災で福島原発の大事故を招いてしまいました。
今も現場では作業員の方々が命がけで復旧に取り組んでおられますが、まだまだ予断を許さない状況が続いています。
空や海に広がる放射能の影響も心配です。
この苦しい経験から私たちは学ばなければいけません。
同じ過ちを繰り返さないように。子供たちに安心して暮らせる世界を残せるように。
この地球に生きるすべての人に届けたい。隠される原子力・核の真実。
あなたの大切な人に伝えてください。
原発の事故がどれだけ恐ろしいものなのか日本のみんなに知ってもらいたいと思って
苦しいけどあえてブログにUPします。
福島の原発事故は海外ではチェルノブイリよりも被害が大きいといわれています
なかなか日本では放送されることのない内容です
これを見て恐れてパニックになるのではなく
冷静に、事実を見つめて
これ以上悲劇を起こさないために日本の原発の廃止を求めていきたいと私は思いました
お金と政治がらみの一部の人間の手によって日本本土には沢山の原発が今、稼働しています
特に危惧しているのは、世界でも一番危険といわれている活断層の真上に立つ浜岡原発です
今回の福島の地震でもっとひずみが大きくなって
近いうちに大型の東海地震がおこる恐れがあると確信しています
浜岡原発は岩石の地盤が弱く、しかもそれを隠してまで作っています
(浜岡原発2号は東海地震に耐えられない 設計者が語る)
放射線や放射能物質に関しても
「直ちに」「長期間」・・・「摂取しなければ」」と、私達を安心させるためなのか政府は言います
そりゃあそうですよねーw
直ちに死ぬのは戦争の原爆ですもの・・・
放射線、放射能に侵されると10年後にはどれだけの人が死んでしまうのか
私には怖くてたまりません
福島原発の今回の事故も見通しが暗いまま
もしも、東海地震があって浜岡原発に何かがあったら
日本のほとんどは無くなってしまうと思っていいでしょう
日本だけでなく諸外国の人々の健康も害することと思います
プレートが東北沖で大きく動いた今
東海地震は必ず近い将来に来ると思うのは私だけではないはずです
地球の危機になるかもしれないと思うのは決して大げさではないと思います
現に福島原発の放射能はアメリカの西海岸にすでに到達しています
何をしたらいいのか・・・分からないけれど
私は、署名や要望を担当機関に提出してみました
何もしないよりも良いのかな?って思ったからです
要望書提出サイト
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html ← 首相官邸へ要望書
https://wwws.meti.go.jp/nisa/index.html←原子力保安委員へ要望書
http://www.chuden.co.jp/inquiry/inq_energy/3005333_6106.html←中部電力へ要望書
http://bit.ly/hcJSbl←静岡県へ要望書
電子署名提出サイト
http://goo.gl/d221B←静岡浜岡原発停止の電子署名
http://www.antinuke.net/kaminoseki/←上関原発反対の電子署名
チェルノブイリのビデオは
↓続きを読むから是非ご覧ください続きを読む
筑紫哲也さんはこの世から去られても私達にメッセージをくれました
2006年4月24日放送
筑紫哲也 News21から。
要望書提出サイト
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html ← 首相官邸へ要望書
https://wwws.meti.go.jp/nisa/index.html←原子力保安委員へ要望書
http://www.chuden.co.jp/inquiry/inq_energy/3005333_6106.html←中部電力へ要望書
http://bit.ly/hcJSbl←静岡県へ要望書
電子署名提出サイト
http://goo.gl/d221B←静岡浜岡原発停止の電子署名
http://www.antinuke.net/kaminoseki/←上関原発反対の電子署名
夜の部後半
原発が無くては困るという人もいらないと思う人も
今回の福島原発の事故のマスコミのニュースや報道にハテナマークが付いてる人も付いてない人も
みんなに見てもらいたいです。
<追記>2012年1月13日この番組の内容を文字起こししました
↓
「隠された被爆労働」樋口健二氏1995年イギリス(内容書き出し)
日本では隠されている原発労働者の被曝問題を
1995年、イギリスのチャンネル4がドキュメンタリーにしたものです
イギリスBBCで放映されたフォトジャーナリストの樋口健二さんの「NUCLEAR GINZA」
稼働している原発がある限りなくならない現実です。
エル・ムンド[EL MUNDO:スペインの新聞 ]2003.6.8
調査報告/原子力発電所における秘密日本の原発奴隷
http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm
↑イギリスのドキュメンタリーと一緒にスペインの新聞に載った内容の記事も是非読んでください。
決して一般国民には知らされない 原発に関してマイナスになる事柄。
ここは開かれて自由の国だと思っていたけれど・・・
何故そこまで国民をだまし隠して原発を作っていくのか・・・
良く考えなくてはいけないと思いました
参考文献
(1)巨大原子力産業がマスコミをコントロールしている
http://www.ihope.jp/2009/07/02100614.html#more
(2)40万人もの労働者が被曝した
http://www.ihope.jp/2009/07/02113216.html#more
(3)第5福竜丸以外にも1000隻近く被曝
http://www.ihope.jp/2009/07/02220216.html#more
(4)16歳の少年も原発で働いていた
http://www.ihope.jp/2009/07/03104908.html#more
(5)労働者が手作業で放射能を拭き取る
http://www.ihope.jp/2009/07/06092753.html#more
(6)隠された被曝労働
http://www.ihope.jp/2009/07/06150635.html#more
(7)田中角栄と柏崎刈羽原発
http://www.ihope.jp/2009/07/06150635.html
(8)質疑応答よりとっておきの裏話を
http://www.ihope.jp/2009/07/07130450.html#more
出演
飯田哲也氏(NPO環境エネルギー政策研究所所長)、
小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)、
青木理(ジャーナリスト)、
宮台真司(社会学者、首都大学東京教授)、
神保哲生(ビデオニュース・ドットコム代表)ほか