平成25年8月14日 武田邦彦先生より、
音声の文字起こし
福島の原発から大量の汚染水が漏れている事については、
毎日のように報道されていますので多くの方がご存じな訳ですね。
それと非常に心配しておられます。
「どうやって食い止められるんですか?」と、時々マスコミから聞かれますが、
食い止める方法はですね、「なぜ水が汚染されるのか」という事が分かってなければいけないわけですね。
普通に考えますと震度6の地震で原子炉の底が割れて、そこから地下水が侵入し、
それが汚染されてまた出てくるというふうに考えられますが、
それもちょっとおかしな所があるわけですね。
というのは、1号機から4号機までのどこで漏れているのか?というのは、
地下脈をボーリングを簡単にして調べればわかるんですけれども、
どの道から、どの地下水からどのようになっているかって、
もう分かっているはずですけれども、発表されません。
冷却水は今循環していますし、
放射性物質が発生する熱は事故時の100分の1ぐらいになっていると思いますから、
循環水量も非常に少ないので、それではないと思います。
それでは3番目の事ですね。
事故の時に空から降ったものが地下に浸みて、其れが地下水と混ざったと、
そういうケースがありますが、
それでは放射線の量が発表されている放射線量が多すぎて、それほど漏れているわけではない。
それから、地下から漏れているものと、地上に舞い上がったものとでは成分が違いますから、
成分でも発表されればまたそれも分かります。
しかし、東京電力の会見に出席されている新聞記者の方とか、
その他の方の努力は敬意を表しますが
残念ながらそこで聞かれている事が、文化系の方が多いんだと思いますが、
今言いましたように、技術的にきちっと質問をしてですね、
「間違いなくそうだ」という事をちゃんと実証していくという事のプロセスにかけるものですから、
「さっぱりわからない」と。
それで、「どうやって止めるか」という事ばっかりに興味があってですね、
「冷やしたままで止められるか」という、言わば技術的にはつまらない。
だけど技術的につまらなくても普通の人はそういう事しかわからないのもしょうがないんですけれども、
ま、そういうレベルにとどまっております。
ただ、そういう問題とは別にですね、
非常に危険な可能性がありますのはストロンチウムの問題です。
原子炉では、放射性のストロンチウムとセシウムはほぼ同量出来ます。
約6%原子炉内で発生するんですが、
そして半減期も、セシウム・ストロンチウムともに30年ぐらいですね。
半減期が30年と言いますと、多くの人は
「30年位ずっと放射線を出すんだろうな」と思われますけれども、それもあるんですが、
放射線の強さも半減期によりますから、
半減期8年位のものは非常に強いし、
半減期が2万年とか、30億年といったものはですね、
確かに長い間放射線を出すんですけれども、放射線の量は少ないので、
そういう点では安全という事はありませんが、半減期というのは両方あるという事ですね。
無くなるまでの年限と放射線の強さ、その二つを表していますが、
セシウムもストロンチウムはほぼ同じであると。
だから、「セシウムとほとんど同じ危なさがある」と言ってもいいわけですね。
そして、性質の違いは、
地上に舞い上がりがちなのがセシウムで、
ストロンチウムは舞いあがらないだけ地下へ向かいます。
従って今回のように、地上に出ているストロンチウムはセシウムの100分の1、
これちょっと少ないかなと思うんですけれども、
ま、10分の1以下だと思うんですが、
これに対して下にその分だけ出るはずなんですよね。
ですから簡単に言えば、
汚染された地下水はセシウムとストロンチウムの比率だけ測っても、まぁまぁ分かるんですが、
その他のデータでも少しでも出してくれたら我々専門家の方がすぐ分かるんですね。
問題なのはストロンチウムはカルシウムとすごく似てるんですよ。
ですから、ストロンチウムは、体がカルシウムと区別が出来ないものですから、
骨をつくる材料にするんですね。
骨っていうのはなんだか固いものですから、
肉と違って、なにかが出来たりできなかったりしないと思っていますけれど、
肉も骨も生物では毎日ある程度崩れてある程度新しく作っていくんですね。
そうしないとだんだん降るくなってダメになりますから。
そうすると骨も作っていきます。
日本人は大体1日1リットルぐらいだったと思いますが、
200ミリグラムのカルシウムが流れて、その分だけカルシウムをとって作っていくんですね。
ですから、もちろん成長期の若者もカルシウムは大変大切で、
赤ちゃんとか、児童生徒は大切で、成長のためには骨が長くならなきゃなりませんからカルシウムは必要で、
親が一生懸命カルシウムを取らせるようにします。
が、歳をとったらいらないかというとそんなことはないんですね。
よく家庭でおばあちゃんが小さい孫に
「あなたカルシウムを摂りなさいね」と言って魚を食べさせたりしていますが、
それはおばあちゃんでも同じで、おばあちゃんでも1日尿から出ていくカルシウムが、
つまり骨から溶けていくカルシウムを毎日補充しないとですね、骨も弱くなるわけですから。
ほぼ同じと言ってもいいようなものなんですよね。
若い人は成長分だけ余計にとらなければいけないんですが、
それよりも毎日流れていく量の方が多いですから、それを注意しなければいけない。
ですからこの問題は、
子どもはもちろんなんですけれども、大人も同じように危ないわけですね。
魚にストロンチウムが蓄積しますと、
白血病が多いんですけれども、骨髄をやられる訳です、ストロンチウムのβ線で。
この魚の骨を食べますと、人間も同じようにやられます。
魚の骨はたとえば、しらす干しとか小さな魚、結構魚の骨は食べますよね。
基本的に危ないわけですね。
で、このストロンチウムの測定はちょっと難しくてですね、
セシウムは測ればわかるという感じなんですが、
ストロンチウムはチョト前処理とかいろいろあって、15日ぐらいかかるんですね。
私が昔心配してたのは、魚は新鮮なうちに食べなきゃいけないし、
ストロンチウムが分かるのは時間がかかるので、
「ちゃんと測った魚を出してくれるのかな?」と思っ手たんですけれども、
それ以上にひどくてですね、測ってないという状態がもう2年間も続いているんですよ。
魚はセシウムよりストロンチウムの方が重要なのに、
測定が簡単なセシウムだけを測定しているんです。
魚はさっき言ったように地上と違ってストロンチウムの方が高い可能性が高いんですね。
これをまた専門家が誤魔化そうとしましてなんか変な事を言ってて、
「セシウムを測ればストロンチウムが分かるんだ」と。
「セシウムがこんなに少ないんだからストロンチウムも少ないんだ」
これは全然ウソでしてね、
原子炉では同じく出来ますし、ストロンチウムの方が危険ですから。
その点では、政府自治体とか国立環境研究所とか
そういうところの税金を使っている人たちが責任を果たしてですね、
国民の疑念に答えなければいけない、国民の安全を守らなければいけないと思います。
こういう時にですね、本当に先ほど言ったように、
地上の野菜のセシウムを測る。
そして時々ストロンチウムを測る。
そうすると比率が20対1だったりする。
だから魚もセシウムを測っていればいいんだという言い方を時々専門家がするんですね。
これは専門家は分かっていてウソをつくんですよ。
つまり研究費をもらいたいとか、政府の覚えをよくしておきたいという事でウソをつくんですね。
これはたとえば地球温暖化などでもこの手のウソがあって、
この前私講演会で聞いてビックリしちゃったんですけど、
ある人が、私が「地球温暖化でCO2が少し増えた方がいいんだ、これから寒冷化するから」
という話をしたらですね、手が上がって、
「先生何でそんな事を言うんだ!」と。
専門家に騙された場合はほとんどの場合感情的なんですけれどね、
という事で感情的に私に食ってかかってきまして、
「CO2は危険じゃないか」と。
「0.何%で障害が出て、数%で死んでしまうんだ」という事を専門家から聞いたと。
「そういう猛毒を先生のように『増やしたらいい』とは何事か!」って言われたんですよね。
その人は本当に可哀想なんですね。
騙したのは専門家なんですから。
CO2というのは、今空気中には0.04%しかありません。
かつて地球が出来た時には95%でしたから、
生物の多くはですね、5%、6%の頃から生きている訳です。
人間はもちろん呼吸関係はそうですね。
たとえば人間は0.04%のCO2を吸って、
身体の中から、酸素から共に21%酸素を吸いますから、
そして体の中で酸素をCO2にして、吐き出します。
人間の呼気、吐き出す息のなかに含まれているCO2は実に4%。
少なくても3%ですから、3%~4%、大体その位ですね。
ですから、「数%で死んじゃう」って言ったら、
自分の吐き出している息で死んじゃうという事になるわけですね。
もうひとつは、
たとえば火力発電所なんかは石炭を燃やしたり石油を燃やしたりしますね。
家庭でも石油ストーブを部屋の中で燃やしたりしますね。
それからガスコンロで都市ガスを燃やします。
ああいったものは大体、きちんと燃やしたものは燃焼ガス中のCO2は14%ぐらいになるんですね。
ですからすぐ、火がつくと死んじゃうぐらいなんですね。
CO2は毒ではありません。
ただ、部屋を閉め切ってあれば、CO2が増えれば酸欠になります。
これは結構CO2が増えなければいけないんですが、
酸素は現在21%。
それが16%以下になって激しい運動をすると、酸欠の可能性も無いんじゃないんですね。
ですから、CO2が増えるというのはCO2が毒なんじゃなくて、
CO2が増え過ぎると酸素が相対的に減るので、酸素不足で具合が悪くなる事はあります。
これはCO2の毒性じゃなくて、別に窒素が増えてもいいんですけれども、
閉じこもった部屋で石油ストーブをどんどん燃やせば、
部屋の中の酸素が減っていって、CO2になりますからね。
それで酸素が減っていって気持ち悪くなるという、こういう事があるんですね。
だから「数%で死にます」なんて言って、「CO2は猛毒だ」なんて言って
素人をだます専門家も専門家ですよね。
私がそこにいたら、
「あ、そうですか。吐く息は4%もCO2で、燃やすものも部屋の中で換気が良くても14%。
換気が悪けりゃもっと溜まるんですが、なんで皆さん亡くならないんですか?」といいますと、
その専門家は赤面してその場から去るでしょうけれどね。
みんながこれ位の知識しかないなと思うとそれを狙ってやってくるんです。
これが原子力発電所のセシウムとストロンチウムも同じような騙しをやっているんですね。
私が何でそれが騙しかっていうのが分かるかというと、
言っている人の顔がちゃんと見える時があるんですね。
原子力関係でよく知っていて「あ、この人か」と。
この人はよく知っているよっていうそういう人がいましてね、
その人が「地上に降ったストロンチウムがセシウムとが何対何だから、魚もセシウムを測ればいい」
と言ったのを聞くとですね、「これはもう政府から金をもらっているな」と。
しかし、政府は税金で国民を守る立場なんですから、
政府が国民を騙すという現在の状態の方が、本当はおかしいです。
北茨城市で7マイクロシーベルト・・・どうするべきかも判らない!!
武田邦彦 平成25年7月26日
(上記武田先生のブログより音声部分文字起こし)
規模としては2011年3月の福島原発の爆発事故よりも小さいんですが、
内容的にはもっと恐ろしい事が起こりました。
それは、北茨城市の工業団地で7月12日、毎時7マイクロシーベルト、
年間に直しますと実に61ミリシーベルトのですね、放射線量が測定されていたことが、
それから14日後の7月25日に原子力規制庁から発表された。
測定は北茨城市が行って隠してて、
そして原子力機構によって原子力機構が解析をして2週間後に発表。
またこの説明がムチャクチャでですね、
周辺の工場で放射線を使った非破壊検査が行われていて、
どうもその放射線じゃないかということでした。
これはですね、この内容の悪質さからいえば、福島原発どころの騒ぎではありません。
福島原発はまだ爆発しましたから、外部にもわかりました。
逃げる道を間違えていったという事はあるけれども、みんなが逃げられました。
しかし、今度の場合ですね、
1年61ミリシーベルトという高い放射線が観測されたら即時発表しなければ、
そこに住んでいる人が逃げるに逃げられません。
それを14日後に発表した。
もしこんな事が起こったらですね、
我々の身の回りで放射性物質をいっぱい使っているわけですから、全部停止しなくてはいけません。
で、この場合の非破壊検査というのは線源はおそらくコバルト60なんですが、
発表されていませんけれどね、今のところ。
直ちに使用をやめなければいけません。
これは北茨城市のコバルト60を止めると同時に日本中止めないとですね、
「まさかこんなに漏れているものを黙っているという事があるのか」と。
大体ですね、コバルト60は密封線源ですからね、
検査しているのは誰か?
漏れませんから、線量は全部測定してやっているはずなんです。
こんなに強い線量が外部に漏れることは絶対にありませんし、法律では完全に犯罪ですね。
だって、人を傷つけるんですから、放射線という意味で。
どうなっているのかその線源も発表されないし、会社も発表されない。
もちろん国は把握しています。
これは厳重な申請を必要としますから。
もうこれはですね、原子力止めた方がいいですね。
原発以外でも、こういうふうに完全に犯罪になる事を放置しますとね、
どこで何が起こっているのかわかりません。
これはですね、原子炉2011年の事故のあと、放射性ヨウ素が継続的に漏れていましたし、
それから福島原発からはですね、今でも放射線が漏れているのにそのベクレルが公表されません。
2号機、3号機の異常の問題もあります。
海に放射性物質が流れたのに、選挙が終わるまで発表されなくて、
社長が10%減給してどうなるんですか?
社長はもちろん辞めてもらわなきゃいけないけれども、
自民党の圧力だったんですかね、選挙の翌日に出すと。
自民党もですね、こういう事が起こったらやっぱり政治家としてね、原発推進は止めて欲しいですね。
これまで原子力に携わってきた人、今でも推進派の人全部ですね、
原子力に携わる人がこのようにずさんな基準でやる原子力に反対だと思いますよ。
推進派の人も反対だと思います。
まず第一に今北茨城市が一番危険ですから。
まずは逃げるか、
市にすぐ説明を夜でも求めるべきですね。
これね、この7っていうのが本当かどうかもわかりませんよ。
この7がですね、ある程度何10っていう量だったら、今即刻逃げないとですね、
2011年の原発の事故より被ばくします。
なんでこんなことが行われたのかわかりませんけどね。
これは相当なもんですよ。
ま、本当にビックリしました。
そして緊急を要します。
北茨城市に住んでいる方は、場所は何処だかわからないんですけれども、
北茨城市と言っても隣の市とすぐ近いところ、
そこのところに赤ちゃんでもいて寝てたら大変ですよ。
で、そのままずっと7ミリシーベルトだったらよかったけれども、
もっとデカイ値があったり、今でも漏れていたりしたらどうするんですかね。
いやまァ、規制庁も規制庁ですね。
あんた、どっち側についているんですか?
規制庁ですからね、やっぱり国民の健康を考えてほしいですね。
これはもうひどい話で、
緊急中の緊急ですよ、これはですね。
工業団地の地図あり↓
<原子力規制庁>
国民の命を守る意識が全くない!毎時7マイクロシーベルトを測定して公表は13日後
ーー
事件 北茨城市でホットスポット?
工業団地で高放射線量 工場の非破壊検査が原因か
産経ニュース 2013.7.25 22:03 [放射能漏れ]
原子力規制庁は25日、茨城県北茨城市の南中郷工業団地で
12日、毎時7マイクロシーベルトの高い放射線量が測定されたと発表した。
日本原子力研究開発機構からの連絡で明らかになった。
原子力機構によると、測定時の前後に周辺の工場で放射線を使った非破壊検査が行われており、
何らかの原因でその放射線を測定した可能性があるという。
年間の被曝線量に単純換算すると約60ミリシーベルトに相当。
一般人の年間限度は1ミリシーベルト。
原子力機構によると、放射線量の測定は、同市が12日に車に搭載した線量計を使って実施。
24日に原子力機構に分析を依頼し、25日に原子力機構から規制庁へ連絡が入ったという。
ーー
工場での非破壊検査の放射線が漏れた・・・
という事は、たまたま7月12日に北茨城市が線量を測ったから判明したけれど、
もしかしたら、これ以前にも何回も何回もこのような放射能漏れは起こっていたのではないか?
単に気がつかなかっただけで、日常茶飯事だったのではないか?
そう思ったら、本当に恐ろしくなりました。
工場の職員や作業されていた方は大丈夫なのでしょうか?
7マイクロよりも、沢山被曝しているんじゃないですか?
北茨城市に限らず、他の地域でも、
測定しないから分からないだけでこのような事が起きているのではないでしょうか?
武田先生がおっしゃっている通り、
放射線に関する規制が、あまりにもずさんで、いい加減すぎて、
きちんと管理もできないようなことはやらない方がいいと思います。
選挙の翌日に海へ放射性物質が流れた事を公表する東電
<海洋汚染>
「一応気になるので確認しますが、 選挙が終わった翌日に出てきたのはどういうことでしょうか?」
テレビ朝日松井記者7/22東京電力記者会見(動画&文字起こし)
<福一・海洋汚染>
選挙終了待ち~東電半年分のデータを一気に公開7/23モーニングバード(内容書き出し)
茨城県東海村J-PARC日本原子力研究開発機構の放射能漏れ事件に関する記事
「茨城東海村大学院生等4名2ミリシーベルトの内部被ばく。
連絡は警報から36時間後。モニタリングポストの異常あり」
日本原子力研究開発機構公表資料&NHKニュース時系列
「安全装置は1日10回ぐらい毎日止まるんです、だから経験から再起動」
5/27モーニングバード書き出し・J-PARC55名の被ばく検査結果資料・東京新聞社説
<保存してるよ!>放射放出事件・東海村J-PARCがネットから消した資料
どんな放射性同位体が飛び出したの? 東海村J-PARC(日本原子力研究開発機構)事故
茨城県の東海村の実験施設の事故について 5/28武田邦彦氏(音声文字起こし)
放射性物質の拡散した方向と種類 J-PARC東海村放射能漏れ事故5/29公表資料より
J-PARC換気扇回しっぱなしで3日間の言い訳
原子力規制委員会のホームページにも
日本原子力研究開発機構のホームページにも
北茨城市のホームページにも、
探してみたけれど、北茨城市の放射能漏れに関しての件について書かれていません。
もっときちっと公表してほしいと思います。
反日日本人・発生の経過と原因(2) ロシアの侵略
武田邦彦 平成25年6月16日
音声部分文字起こし 音声はこちら↓
http://takedanet.com/files/hanrosiasinsyututdyno.252-%2810%EF%BC%9A05%29.mp3
日本の戦争について大きな転換点は二つなんです。
それ以外に日中戦争なんかがありますんでこれは別にのちほどおはなししますが、
最初はこの
日清戦争、日露戦争というのが明治の初めに起こったもので、
それからしばらく経って太平洋戦争、つまり大東亜戦争と言いますか負けた戦争が始まるわけですね。
だから、日本が戦争を始めたというのは、大きく言うとこの二つですね。
日清戦争よりも日露戦争の方が大きいものですから、ここではまず大きいことからと言うので、
第一回に大東亜戦争を始めたのは自衛のためだったと。
ここでは、次にですね、じゃあ日露戦争はどうだったのか?という事を整理してみたいと思う訳ですね。
20世紀のはじめロシアは雪崩のごとく極東に勢力を伸ばしてきまして、
モンゴル族が取ってきた領土を全部取って、
満州北部に来まして、ウラジオストックという軍港をつくるんですね。
これは名前を「東の支配(ウラジオストック)」というのがロシアの名前だそうです。
その後、その当時中国の新という国から満州を取って、旅順に軍港を作り、
さらに南におりて、現在の韓国の釜山に近い鎮海湾。ここに軍港をつくるという、
そういう計画を発表します。

ここに地図を描いたんですが、
大陸しかロシアは来ないというつもりではありませんでした。
陸上だけならば海軍はいらないんですけれども、
この所からさらに日本まで出る計画だったんですね。
従って、ウラジオストックと旅順に東洋艦隊を置くと。
さらに鎮海湾に置くという。
それを手始めに、新潟もしくは北海道、もしくは長崎、台湾という様に
勢力を伸ばしていくのがロシアの計画でした。
今はこの反日日本人の人達はですね、こういう侵略があったという事自身を認めないんですね、まず第一に。
ロシアがそういう事をする筈が無い。
いやだって、事実そうなんですからね、これは。
今では考えられませんが、20世紀初頭の白人というのはそういうものだったんですね。
それはもう、別にそんなに戦いも必要なかったんですよ。
「どけどけ」って言えばどいた訳ですからね。
事実中国はその当時"清"でしたけれども、戦わずして満州をロシアに渡し、
ロシアが朝鮮を横切って鎮海湾にくるのも、時間の問題であったわけです。
もともと鎮海湾というのは非常にいい港で、
日本に蒙古が襲来した時に蒙古の軍船が出港したところですね。
この、蒙古の日本襲来というのは朝鮮も中国も蒙古にやられちゃったんですね、モンゴルに。
それでそうなりますと鎮海湾に軍港が出来るという、同じ事がまた、
大体、1300年でしたから、1900年、600年後にまた同じ事が起こって、
西の方から来た強い国に対して、基本的には中国とか朝鮮は抵抗しないというか、
抵抗してもあっさりと負けちゃうというか、
それから日本に来るという、そういう経過をたどるんですよ。
これは、中国が悪いとか朝鮮が悪いとかいうんじゃなくても、そういう事実なんですよね。
これ、もう少しロシア側の事を考えてみますと、
その当時ロシアの皇帝はね、ニコライ2世という事になっていますけれども、
あまりに強引な訳ですよ。
「わぁ、どけどけ」と。
グラジオストックに軍港をつくり、満州を全部横切り、鉄道を敷き、旅順に軍港を置くと。
「こんなことやったら戦争になるんじゃないか」って言って、
ドイツの皇帝がですね「ちょっとやり方が乱暴じゃないですか」って注意をしたんですね。
ドイツの皇帝っていうのはその当時ロシアの皇帝と親戚関係でしたから、そう言ったんですね。
ヨーロッパの王族というのは親戚関係というのが多いんですけれども、
ま、そう言ったんですね。
そうしましたらその当時のロシアの皇帝がこう答えてますよ。
「なんたって、相手は東洋の猿だからそんなのが反抗してくるはず無いよ」と。
「戦争にはならない、なぜならば私が戦争するつもりが無いんだから」って言うんですね。
つまりあの当時、仕方なかったんですけれども、
白人が襲ってきたら有色人種は抵抗しても皆殺しになるだけで、
ま、無駄なんですよね。
ですからロシアはこれでウラジオストックを取り、旅順を取り、鎮海湾に軍港をつくり、
佐世保に軍港をつくっていく、いったでしょうね、もし日本が抵抗しなければ当然。
だって、次々と行って太平洋に出れるんですからね。
ロシアの念願の訳ですから。
これを防ぐ為に日本は、日清戦争に一応勝って、
中国と朝鮮を分離して朝鮮に大韓帝国というのをつくって、
そこで何とか食い止めようとするんですね。
これは朝鮮からみたら不当だと言っていて、それは不当かもしれないですけど、
日本としてはロシアの進出を抑えるためには韓国、大韓帝国というか朝鮮が自分で頑張ってくれて、
「私の領土だからロシアは入ってきちゃいけない」と、言ってくれればいいんですけれど、
言ってくれないんですよね。
くれないので、しょうがないから大韓帝国というのをつくって、
「そこで守ってくれ」というんだけれども、これもダメなんですね。
この状況というのは、ちょうど玄関に強盗が来て、玄関の扉をガンガンたたいている状態なんですよ。
あと10分もすると玄関が破られて強盗が家に入ってくるわけですよ。
そうすると家には幼い子どもや女がいる。
そういう状態な訳ですね。
じゃあ、強盗が入ってきたらどうなるかというのもかなりはっきりしてて、
この前話をしましたように、
少なくてもロシアがイギリスとかポルトガルとかオランダとかフランスと同じような態度をとったならばですよ、
日本は植民地になり、女性はもう自由に乱暴され、すぐれた若者は両手首を切り取られる。
だからこれが玄関に来た時に、中の男性はどうするか?という事なんですね。
私でしたらやっぱり、玄関を補強するとか、打って出るとか、警察に電話するとか、
なんかしないとですね、そのまま破られて家族が殺されたり乱暴されたりというのが、
ちょっと、そのままじゃいけないんですね。
ところがおかしなことに、この反日日本人というのは、
「日露戦争は悪い」って言うんですよ。
「なんで?」って聞いたら、
「いや、ロシアが来たらそのまま渡せばいいじゃないか」
「じゃあ、日本の女性は全部乱暴されますけど」
「いや、かまわないじゃないか」と。
「日本が外へ出ていくのは間違いだ」と、こう言うんですよね。
ここで日本には二つの方法があったんですね。
波打ち際で戦うっていう方法と、
相手の軍艦をやっつけてしまうという。
ま、日本は海が幸い途中にありますからね。
相手の軍艦さえ全てやっつけてしまえば、相手がくる力を失いますから。
これで一応一段落して、朝鮮とか満州には悪いけど、大陸の方は、多少はどうなるかは知らないけど、
一応日本がやられるという事はないと、ね。
この日露戦争を「侵略戦争」と、反日日本人が言うんですよね。
わたしは右翼でも左翼でもない、っていうか、ま、日本人なんですけれどもね、
日本人だったら、若干日本人ですから日本にひいき目であることは確かなんですが、
これだけね、来られたらね、そりゃやっぱり戦いますよね。
これで「そのまま日本がロシアの植民地になっても良い」という人が、居るんですよ事実。
「じゃぁあなた奥さんや娘さん全部やられちゃいますよ」
「結構です」と。「世界平和が大事です」
「いや、平和って言ったって、向こうは武力でくるんですよ」
こんなことになっちゃう。
「息子さんは両手首を切られますけど」
「息子は息子でそれは運命なんじゃないの。
絶対に日本はどんなにやられても軍隊とかそういうもので戦っちゃいけないんだ」
こういう人が結構多いんですよね。
だから私がここで半日日本人って言うと、それだけで多分カリッとくるんでしょうね。
ロシアが侵略する筈ない。
白人は侵略しても良いって言ってるのかな、
白人は他国を侵略してもいいし、女性を犯しても良いし、両手首を切っても良いと。
日本人は劣った民族だから、そういう事はしてはいけないと、こう言ってるんでしょうかね?
そこのところをもうちょっとはっきりと、半日日本人の方は言った方がいいんじゃないかと。
わたしには、明らかにロシアが玄関を叩いているんですから、
やっぱりこれはね、「そんなことやめろ」というのが筋ではないかと思います。
ーーー
多分私は、どちらかと言えば武田先生曰く反日日本人の部類に入ると思う。
でも、この話を聞くと、また分からなくなる。
難しいな。
広瀬隆さんの言っていることも真実だし、真逆に聞こえる武田先生の言っていることも真実。
視点が、見ている方向が違うんだろうか?
武田先生の話もまだ一部分しか聞いていないので、
私自身、もっとよく考えてみます。
反日日本人・発生の経過と原因(1)の武田先生のブログを書きに転載します。
ーーー
反日日本人・発生の経過と原因(1) 開戦を罵倒する日本人
武田邦彦 平成25年6月14日
「hanmakkasatdyno.255-(11:00).mp3」←音声
実に不思議!? 世界を旅しても日本ほど自分の国を悪く言う国民に会うことはない。
多くの国民は自分の国に誇りを持ち、祖先を敬い、国旗や国歌に尊敬の念を示す。
それに対して、日本では日本のことを悪く言う人
、日本の歴史をことさら学びたくないと思っている人、
国旗や国歌を軽蔑している人が多い。なぜだろうか? 明らかに異常でもあるし、
「正しい歴史認識」にはこの問題を解決しておかなければ正しい認識に到達することはできない。
これほど深い先入観があるのだから、ちょっとでも「日本人が日本からみた見方」をすると批判されるが、
それにもめげず、真実を目指したい。
まず、もっとも中心的なところから踏みこんで見たい。
それはほとんどの反日日本人が「大東亜戦争を開戦したのは悪だ!」と叫ぶ理由はどこにあるかということだ。
反日日本人は、「日本が大東亜戦争を始めたのは悪だ」と言い、
「アメリカの真珠湾攻撃やイギリス東洋艦隊への攻撃は不当だ」、「軍部の暴走だった」と強調する。
しかし、敵将でアメリカ軍の司令長官で日本占領軍のトップだったマッカーサー将軍は、
後にアメリカ議会で証言している。
「日本は絹産業以外には固有の天然資源はほとんど何もない。彼らは綿が無い、羊毛が無い、石油の産出が無い。錫が無い、ゴムが無い。それら一切のものがアジアの海域にあった。もし、これらの原料の供給を断ち切られたら1000万から1200万の失業者が発生するであろうことを日本人は恐れていた。したがって、彼らは戦争を始めた動機は大部分が安全保障に迫られてのことだ」(下はマッカーサーが話した英語)
“"There is practically nothing indigenous to Japan except the silkworm. They lack cotton, they lack wool, they lack petroleum products, they lack tin, they lack rubber, they lack great many other things, all of which was in the Asiatic basin.
They feared that if those supplies were cut off, there would be 10 to 12 million people unoccupied in Japan. Their purpose, therefore in going to war was largely dictated by security."
(昭和26年5月3日米国議会上院・軍事外交合同委員会)
マッカーサーの証言そのものを示したが、
日本が「侵略」を目的として戦争をしたのではなく、「自衛(安全保障)」だったと言っている。
日本と戦った敵の司令官が「日本の開戦はやむを得なかった」と言っているのに、
日本人が「侵略戦争を始めた」と言って日本を非難するのは実に奇妙だ。
さらに、マッカーサーはアメリカ人だから失業というのを重視しているが、
日本人の私には「日本が破滅するのを防いだ」のではないかと思う。
それは、当時の日本にとってアメリカが石油を禁輸したのがもっとも衝撃的だったからだ。
アジア・アフリカ諸国の中で完全な独立を保っていたのは当時は日本だけだったが、
もし石油が入らなくなったら、7ヶ月以内に日本は実質的に軍艦も戦闘機も使えなくなる。
そうなると他のアジア諸国と同じく植民地になる可能性が高かった。
植民地になると、女性は乱暴されるのを防ぐことはできないし(ポルトガルの支配例)、
優れた人は両手首を切り落とされる(イギリスの統治)。
それは日本人にとって耐えがたいことだったに相違ない。
もちろん、
アメリカは日本に対して石油を禁輸することによって日本が戦争をせざるを得なかったことを知っていた。
マッカーサーはアメリカ議会でそこまでは言わず、
日本が「自衛のために戦争をせざるを得なかった」という理由だけを述べている。
反日日本人はなぜ、大東亜戦争を「侵略戦争」と呼ぶのだろうか? そこには深い歴史の闇がある。
ーーー
<日本の歴史1.侵略>
「戊辰戦争~日清戦争~日露戦争」竹島と尖閣諸島は何処の領土か?広瀬隆氏6/2福島(内容書き出し)
平成25年5月28日 武田邦彦
上記武田先生のブログより音声を文字起こししました。
音声→「tdyno.259-(10:05).mp3」をダウンロード
茨城県の東海村の実験施設の事故についてですね、
その後ずっと見ておりましたら、当初の状態とかなり違うという事が分かってまいりました。
もちろん、「最初から泥棒に盗んだ金額を聞いてはダメだ」という事は、私も自分に言い聞かせながら
発表の一部に間違いがあるんではないか?と、ウソがあるんではないか?と思いながら、
聞いたり解説をしていたりしていたんですけれども、
相当違うっていう感じですね。
現在の状態ですと政府は実験施設付近の当時の風向きをまず明らかにして、
風下に住む者に対しては、消防隊を派遣してですね、
直ちに被ばく量、土壌の汚染、健康状態について調査をする必要があると。
しかも半減期の関係で1日から2日以内にやらないと、なかなか測定が難しくなるということですね。
ちょっと最初私も軽く、私もですね、発表者で非常に立派な人たちがこの施設を運転しているんで、
ま、その嘘にも限りがあるだろうと思っていましたが、
その後の報道を見ていますと極めて重大だという可能性があるという事です。
可能性ですけどね。
1) 被曝量が当日分からないと言うことは放射線の施設として運営されていなかった可能性が高い。
線量計を付けていなかった?
一つはこれはおかしいと思うのはですね、
従業員の被曝ですね、
研究員の被ばくが最初は6人と言っていたのがだんだん増えて今はえっと40人ぐらいって言っていますけれども、
そんなことは絶対ないんですよ。
だってですね、放射線の設備を扱う人は必ずフィルムバッチ、もしくは線量計。
通常は線量計ですね。これを付けているんですよ。
ですからそれから、空間は空間線量計を付けていますからね。
だから空間線量は測っていますから。
当時そこにいた人が、まず線量計を付けていれば直ちにわかるんですが、
「あと何人かは測定しなきゃ分かんない」と言って、何を測定しているのかも公表されません。
公表されないって…、
原子力基本法はですね、常に普通の状態でも公開を原則としてる、原則というか義務付けているのに、
こんな事故が起こってですね、発表されてないという事があるという事がおかしい訳ですね。
それから万が一本人が線量計を付けなかった。
もしくはフィルムバッチであって、その現像に少し時間がかかるというのであれば、
推定値は(そこにいた時間)×(その部屋の線量率)でわかります。
それから放射性物質の量でこれでわかりますので、すぐ計算ができるはずで、
それが3日経っても4日経ってもですね、
「明日また検査します」なんて言っているところを見ると、これ全部がウソの可能性があります。
2) 当初、1万ベクレル以下と想定されたが1000億ベクレルを超える可能性がある。
室内放射線量も公表されていない。
それから漏れた放射線量ですけれども、
当初は1万ベクレル以下と私なんかも推定したんですが、
その後これがですね、1億ベクレルを遥かに超えている可能性がある。
1000億ベクレルですと、大体福島原発の1000分の1ですけれども、
ただ福島原発は日本の国内には10分の1しか来なかったので、その意味では福島原発全体量の100分の1。
という事は福島原発の漏れた量の1日に漏れた量の、
かなりの、「比較できるぐらいの量だった」という事になりますので、
これはもう、大変なことになるわけですね。
しかしこの1000億ベクレルという事もないんじゃないかと思いますが、
しかし1000億ベクレルであったら大変だ。
3) 金199が主たる放射性元素なら半減期は3.5日、肺に蓄積する可能性が高い。
金がですね、蒸発したわけですよね、よくよく考えると。
つまり、ターゲットに陽子のイオンがぶつかってもですね、
金の温度が上がらなければその中に入っている筈ですから、
ターゲットのところから出てくる放射線だけでですね。
だけども室内に非常に広がったという事は、金の、金199ってこれは、
ま、発表されている全部泥棒のいう事を信用して考えなきゃいけないというのが辛いんですけど、
金199が、半減期が3.5日ぐらいなんですけど、これが室内に充満したという事になると、
金が蒸発しているんですね。
そうすると、ものすごい温度になっているわけで、
これは金はわりと小さな、表面張力が小さくて小さな粒になりますから、
これは肺に沈着する可能性が高い訳ですね。
4) 発生したと考えられる放射性元素の種類を明らかにしなければならない
それからナトリウムとかヨウ素の放射性物質が出たと思われますが、
発生した放射性物質の種類を直ちに発表しなければなりません。
5) 風下の人の被曝量と健康診断をしなければならない
それから風下の人の被ばく量と健康診断ですね。
これはもう、すぐにしなければならない。
あの、「…たぶん被ばくしてない」というのはダメなんですよ。
「たぶん」というのは。
こういうものはですね、測定して被ばくしていなければOKというようなものですからね。
6) 土壌、食品の汚染度を測定しなければならない。
土壌と食品の汚染度も測定しなければいけない。
これはセシウムと違いますからね。
今はセシウムの測定とかはしていると思いますが、
金の測定もするとなると、3.5日ですからね、半減期が。
もう大体4分の1近くになっているわけで、
はやく測定しないとですねどの位被ばくしたかが分からなくなっちゃいますから。
ま、これを狙っているか!?という、
そういうあくどい事が行われたんだという人もいるけれども、
それはちょっと日本人として考えたくないんですよね。
それだったらこの施設全体止めた方がいい訳で、
これを早くですね、
これは一応こういった、たとえば今度1000億ベクレル漏れたとしますね。
そうしますと、柏崎刈羽原発が新潟沖地震で、漏れた量が3億ベクレルで、
これが大騒ぎしました。
それの300倍という事になりますから、
これ、今日はレベル1と言っていますけれども、レベル1と判定する基準を教えてほしいですね。
レベル1というのは何でレベル1なのか?と。
これは科学ですから、科学というのは「これこれこうだからこうだ」というんだから、
「これはレベル1にしておこう」なんて言うもので決まるものじゃないんですね。
だからこれはですね、
私は昨日は原子力の非常に偉い人とお会いして、お話をしてみたんですが、
その方も同じ考えでした、私と。
というのはですね、原子力を発展させるためには、安全に電球とか実験とか原発の運転をしなければいけない。
そのためには学問的に一つづつきちっと押さえてやっていかなければいけない。
「ズルしたり騙したりウソついたり、事故を起こしたりしながらは原子力の発展は無い」と。
私は原子力の発展というのはただすぐに原子力発電所をやると言っているんじゃないんですね。
たとえば癌の治療とか、検診とかですね、
それからいろんなところに原子力というのはアイソトープとかそういうのに利用されているんですね。
今後それを少しずつ、レントゲン検査もそうですね。
レントゲン検査、CTスキャンも人間の身体に損害を与えますが、
それでもですね、もう非常に命が危ないという人を救ったりしているわけですよ。
だから原子力自体は悪ではないんですね。
そんなものは技術にはありません。なんかの技術が悪だなんていうそんなことは無いですね。
それが安全に人類に貢献できる様に使っていくと。
キュリー夫人は偉人ですよね。
キュリー夫人がラジウムの崩壊を見つけて原子力を見つけた訳ですけれども、
それからレントゲンなんかが随分人の命を救いましたからね。レントゲンばかりじゃありません。
それから、一番悪い使い方が原子爆弾ですね。
ですから、科学というのはノーベル賞にもあるように、ノーベルがダイナマイトを発明した。
ダイナマイトが発明されていなければ道路もほとんど出来ないし、石炭も掘れない。
だから道路をつくったりトンネル掘ったり石炭を掘ったりするにはダイナマイトがいる。
だけど悪い奴がダイナマイトを戦争に使って人を殺した。
「それは止めよう」というのがノーベルですよね。
だからもちろん、ハサミでもそうですね。
ハサミも石器時代には前期石器時代にはほとんどなかったわけです。
しかし今では非常によく切れるハサミがある。
それから包丁がある。
よく切れる包丁があるから我々は美味しい刺し身を食べたり寿司を食べたりできる。
だけども包丁を人殺しに使うこともできる。
だから、なにが悪いという事は無くてですね、それをどう使うかっていう事ですね。
しかし、寿司職人が、寿司職人が偉いんですよ。
もう寿司職人と今度の茨城県東海村の東大出の物理学者がどちらが偉いかって、
もちろん寿司職人がエライですよ。
だって、寿司職人はあんなに鋭利な刃物を持ってて、殆ど殺人事件がありませんからね。
過去に一回か2回会ったかもしれませんけれども、
これだけ多くの寿司職人がいて、
やっぱり寿司の包丁は魚を切るためであって人を刺すものではないという事を、
基本的概念が非常にハッキリしていますからね。
だから、そこは議論があっち行ったりこっちに行ったりしない事が大切ですね。
よく反原発の人で原子力は全てダメだと、全部だめだという人がいますけれども、
それだったらあなた、私に言わせればね、包丁も使っちゃいけませんよ。
悪く使えば人のためにならないというものはいくらでもあるというか、ほとんど全部がそうですからね。
ですから、ま、そういう事ではなくて、
人間の知恵というのは刺し身包丁は刺し身をつくる時に使うと。
そういう事は守らなければいけないという事ですね。
ですから、今度の東海村の実験施設の事故はですね、
これは金をターゲットにしていろんなものを
中性子とかイオウイオンとかを当てるるという事は非常に重要な事なんですよ。
ま、普通の方はですね、ちょっとこれが何に利用されるかはよく分からないと思いますが、
たとえば飛行機が無事に飛ぶとか、
新幹線の軸が割れないとか、
そういうことも全部こういう基礎研究から出てきている訳ですからね。
ですからやっぱり実験自体は重要なんです。
だけど実験をやる人がですね、
やっぱり刺し身包丁で人を刺したらいけないっていうようなことは知らなきゃいけない。
だから今、政府、文部省、NHK全部それを知らないんですよ。
隠そうとしていますから。
それを止めてですね、政府、文科省、NHKも含めて、
まずは寿司職人のレベルまでは頑張ってきて下さいということです。
<追記>
5月29日にJ-PARC(どろぼうさん本人)が拡散した方角と核種を公表しました
放射性物質の拡散した方向と種類 J-PARC東海村放射能漏れ事故5/29公表資料より
J-PARC日本原子力研究開発機構の放射能漏れ事件に関する記事
「茨城東海村大学院生等4名2ミリシーベルトの内部被ばく。
連絡は警報から36時間後。モニタリングポストの異常あり」
日本原子力研究開発機構公表資料&NHKニュース時系列
「安全装置は1日10回ぐらい毎日止まるんです、だから経験から再起動」
5/27モーニングバード書き出し・J-PARC55名の被ばく検査結果資料・東京新聞社説
<保存してるよ!>放射放出事件・東海村J-PARCがネットから消した資料
どんな放射性同位体が飛び出したの? 東海村J-PARC(日本原子力研究開発機構)事故
茨城県の東海村の実験施設の事故について 5/28武田邦彦氏(音声文字起こし)
放射性物質の拡散した方向と種類 J-PARC東海村放射能漏れ事故5/29公表資料より
J-PARC換気扇回しっぱなしで3日間の言い訳
被ばく事故 国際基準「レベル1」評価
NHK 2013年5月27日 16時5分
茨城県東海村にある素粒子実験施設で研究者30人が被ばくし、施設の外に放射性物質が漏れた事故について、
国の原子力規制委員会は、「安全文化が欠けている」などとして、
国際的な基準で「レベル1」と暫定評価しました。
放射線などを扱う施設で事故やトラブルが起きた場合、
原子力発電所と同じように国が事故のレベルを国際基準に基づいて評価し公表することになっていて、
原子力規制委員会は、東海村の素粒子実験施設の事故について評価しました。
それによりますと、
今回の事故では施設の外での放射線量の上昇は僅かで、外部への影響はないとしていますが、
施設内で汚染を確認しながら、換気用のファンを回して放射性物質を外に漏らした点を問題視し、
「放射性物質の適切な管理ができておらず、安全文化の欠如が見られる」として、
「レベル1」と暫定評価しました。
これは、事態の深刻さに応じたレベル0から7まで8段階あるうちの下から2番目に当たり、
原発などの評価でみると、
平成7年に起きた高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故などと同じ扱いです。
規制委員会は、日本原子力研究開発機構など施設側の原因究明や、再発防止策について確認し、
事故対応や被ばく管理などに問題がなかったか調べています。
ーー
大切なお話をされていると思って書き出していきましたが、
後半になってから
寿司職人の包丁と原子力が同じだというようなお話のくだりが
なにをおっしゃりたいのかが少しわからなくなってしまって…、
それを使う人間の意識の問題が大事だというような事だとは思うのですが、
私は包丁と原子力は全く別な次元のものだと思っていますので、
ブログUPを一日悩みました。
医療分野での放射線の使用など必要なものも同じ原子力としてのひとくくりなのだから、
このような実験は大切だということでしょうが、
このようなずさんな管理体制の下では危なくて任せられないというような意味と受け取りました。
(平成25年4月11日) 武田邦彦
音声↓
http://takedanet.com/files/genpatsu_shokuzai01tdyno.145-%2810%EF%BC%9A09%29.mp3
原発事故から2年経ちまして人の心も随分と変わってきているのですが、
セシウム137の半減期というのは変わらない訳ですね。
これは半減期が30年で、これは物理的なものなので。
で、土から取れる食材ですね、
農家の方が撮る食材は土壌が汚れていればどうしても汚染される訳です。
それから、まぁ「被ばくと戦う」という変なのもあったんですけれど、
人間の身体は毒物が入ればやっぱり打撃を受けるんですね。
そこで、2年がたちまして食材全体がどうなっているのか?ということを、
民間で食材の汚染を調べてずっといただいている複数の方からの情報の収集を行って整理をいたしまして、
国や農水省がずっと「大丈夫だ」って言いっ放しなので、分からない訳なんですね。
現在注意する食品
で、民間の人達が本当にお金のない中で、一生懸命測定をされて整理をされている訳です。
今回は直接的な測定をしている福島のデータですね。
市民放射能測定所(CRPS)情報を中心にお話をし、
次回はですね、少し厚生省とかいろんなところで発表されているデータ、
もしくは、いろんなところのデータを整理したものを示したいと思いますが。
ここに一枚のグラフを示しました。
食品注意情報。
これはこの福島の市民測定所で測定されたものを全体として整理したものですね。
実は「個別の食品にどれくらい何月何日に入っていた」というのは、もう膨大なので、
それを全部示しても我々の頭に入らないんですね。
この棒グラフは上の方に行けば危険、下の方に行けば安全ですね。
食品全体で見れば、きのこなんかは比較的危険な食材であるというのが分かりますね。
それに対して、ジャガイモとかかぼちゃとかなすとか、トマト、ニンジン、
ま、こういったものはですね、根菜類、それから果菜類は比較的安全な食べ物だという事が分かるんですね。

それから棒グラフが長い奴。
たとえば、肉類はイノシシとか魚とかは危ないんだけど、
豚肉鶏肉は非常に安全だというふうに、「肉は安全です」というふうには言えないというものが、
この棒グラフの長いものですね。
そういったもので全体的に見ますと、
きのこ、それから肉の一部、木の実、山菜、ハーブ位が危ないと。
やや特殊ですね、肉以外はそんなに大量に食べるものではありません。
それに対してですね、
野菜が結構安全になってきたという事が我々にとっては非常にうれしい事だという事になりますね。
それでは、ちょっと個別のものを当たってみますと、
かなり危険で買わない方がいいかなと思うものが、
野生のものですね、
野生のキノコ、原木のしいたけ、
イノシシの肉、熊の肉、
海底にいる魚、ヒラメみたいなものですね。
それから川魚、アユ。
それから、栗ゆずコゴミ、タケノコ、干し柿、切干大根。
これはですね、かなり危険なものが多いという事なので、
買わなくて済めば買わない方がいいという事ですね。
やや危険
これは人によっては買っても大丈夫だと思いますが、
やや危険というものが、
キウイ、ブルーベリー、
ふきのとう、コシアブラ、タラの芽、セージ、
ローリエ、タイム、ミント、
大豆、小豆、
つるむらさき、ホウレンソウ、小松菜、菜の花、茎立ち菜、レンコン、芋がらですね。
えっと、このなかでね、「あれ?」と思うのが大豆なんですよ。
国産大豆が結構今汚れていてですね、
たとえば宮城県の大豆はですね、1kg90ベクレルというのがあるんですね。
これはちょっと食べない方がいいんですよね。
大豆は他の地方でも汚れておりまして、
これもちょっと、また何かの機会に整理をしようと思っていますが、一応そういう事です。
これは海外のものは大丈夫ですよ。
それから、柑橘類は一時かなり汚れておりましたけれども、
最近安全になってきました。
それからタケノコもですね、まぁいいんですが、広い範囲で汚れているんですね。
たとえば神奈川県でも数ベクレルの汚れたタケノコがあるというような事ですね。
それから、かつて注意を要したのに最近は安全になったもので、「もうこれはいいな」というやつが、
豚肉、鶏肉、リンゴ、ナシ、シソ、玄米、白菜、
ジャガイモ、ヤーコン、大根、にんじん、玉ねぎ、
ナス、トマト、キュウリ、イチゴ
これはですね、かつて注意を要したんですけど、今は安心して買えるというものですね。
ま、そういうことで一応説明しました。
それからこのブログで何回も説明していますけれども、
実は「赤痢」とかそういうものは、体の中で増殖しますのでね、
たとえば赤痢菌が付いたものを食べたりするといけないんですけれども、
放射性物質は幸いなことに平均値なんですね。
平均値ですから、たとえば「一個だけ何か悪いものを食べちゃった」という位ではですね、
えーっと、大丈夫だという事ですね。
たとえば一個悪いものを食べても他の9個が良ければ10分の1になるということですね。
ですから、平均的には福島だとか東北関東の物を少し避けて、
そして西日本だとか北海道産のものを買うというのが正しいと思います。
東大の発表
それからこの前ニュースで、東大の先生がですね、
「福島の子どもたちの内部被ばくは少ない」との報道があったわけですが、
実は体内の放射性物質はそれほど簡単に測定できるものではありませんので、
なんか、聞くところによると「一人2分で測った」と・・・w。
2分じゃ、ちょっとね、出てこないんじゃないかと思いますが。
これは私の感じでは、
国のお金をもらっている東大の先生が誠意のない測定をしたんだろうと思います。
この東大の発表した研究室は国からお金をもらって無いという事を、まず公にして欲しいと思いますね。
今回の場合、どのような裏取引があったかどうかわかりませんけれども、
私もそうやって長い間現場に研究としていましてね、
東大の先生と役所の連係プレーというのをこの目で見てきた一人なんですけれども、
大体こんなふうに行われるんですね。
先輩後輩関係が結構多いんですけれども、
同じ学科を出たとか、同窓会が一緒だとか、そういうところから電話が来るんですよ。
「ちょっと、反対派が福島の被ばくを騒いでいるし、農家の農作物が売れないから、
もう大丈夫だっていう測定値を出してくれないか?金は出すから」
というような事を友達に電話するんです。
たとえば先輩が後輩に電話するんですね。
そうすると東大の先生がそれを請け負って
「ああ、分かった分かった。じゃあ出しとくよ。
大体反対派の連中っていうのは無茶苦茶言っているからね。主婦はヒステリーだし」という話でですね、
それで税金がその先生に渡るんです。
その先生としてはですね、その税金を貰った機会に高い機械なんかを買えるんで、ま、買うんですね。
そうするとその後の研究が上手くいくんです。
だから、自分のやりたい研究をするためには
一度はこういったことにちょっと手を染めなきゃいけないという、悲しい事実もあるんですね。
ところがですね、この問題はどうしてこういう事を私が言うかっていうと、
学校の先生っていうのはですね、大学の先生っていうのはですね、
結果がこうなったというのだけじゃダメなんですよ。
この場合はですね、福島の子どもたちの被ばくが少ないというなら、
皆さんが注意して子どもに放射性物質で汚染されたものを食べさせないようにしたからという説明がありましたが、そういうのは全然ダメで、
学問的にはですね、土壌が汚染されているんです。
その土壌から食品をとっている訳ですから、
福島の移行係数というのは土壌から食物に移行する放射性物質が移行する係数というのは低かったのか?
体内の滞留はどの位だったのか?
というですね、全体の結果を説明をきちっとしなければいけないんですね。
事実だけ書けばいいだろうという事は無いんですよ。
実は事実というのはそれほどハッキリしないんですね。
事実というか、実験データそのものというのはですね、
もちろん実験データそのものは事実なんですけれども、
それをある条件、たとえば測定方法なり、サンプルの抽出方法なり、
いろんな条件があるから、結構任意のデータが出てくるんですね。
ですからそれを防ぐためには、それにきちんとした理屈をつけて、
それで私がその場にいて、発表現場にいたら、
「先生、ところでの土壌が汚れていて、
福島でとれたものを食べている児童が何故内部被ばくしないんでしょうか?
そこのところをちょっとご説明していただけませんか?」って質問をするんですね。
そこできちっとした説明をしなければ、
「こういうデータが出ました」だけでは、これはまぁ、小学生みたいなもの…、
小学生という事はないけど、大学生みたいなものでですね、
ま、まだ学問的には全然だけという感じがしますね。
ま、これには意図がありますからね、
福島の野菜を売ろうという、食材を売ろうというウラがありますから、
データとしては全く信用が出来ない。
今のところ東大の先生が測定して発表したものは信用できませんよ。
だって、「原発から遠くに逃げたら安全だ」なんていう全くウソな事を言った訳ですからね。
だからまず東大は
「そういう嘘を何故言ったのか」
「嘘を言った先生は今どこでどうしておられるのか?」
そういうことをはっきりさせて説明してからこういった実験をしないとですね、
いくら実験をしたってみんな信用しませんよ、もちろん。
だからそこのところもよく反省してもらいたいと思いますね。
それから民間の測定は千葉県の柏市で最初に測定を始めた方も、本当に立派な方ですけれども、
文鳥姉さんとか、マダムトモコの厚生労働省日報ダイジェスト、浅田さんのところのプロジェクトなんかもありますから、
順次よくまとめまして発表していきたい、示していきたいと思います。
ただ、福島のこれは福島県のものですけれども、福島県が一番汚れていますからね。
だからこれをだいたい見てお買い物をされればですね、かなりの程度守れるという事ですね。
このグラフの下の方に書いてある、ま、たとえば
豚肉とかナスとかニンジンって書いてあ利ますが、こういうところはもう安全ですからね。
ですから、安心してお買いになったらいいんじゃないかというふうに思います。
この食品の汚染もだんだんと変わっていきますから、
また、3か月か半年ごとにですね、その時の状態を書いていきたいと思っています。
ーーー
福島県住民99%に内部被ばくなし 東大研究チーム
テレビ朝日 (04/11 05:58)

原発事故の後、福島県の住民について内部被ばくの調査をしたところ、
99%の住民からは放射性セシウムが検出されなかったことが分かりました。

東京大学の研究チームは、
去年の3月から11月にかけて、福島県の住民など2万人余りを対象に内部被ばくの状況を調査しました。
その結果、

年間0.01ミリシーベルトを超えるセシウムが体内から検出されたのは212人で、全体の1%でした。
15歳以下の子どもは去年5月以降、1人も検出されませんでした。

研究チーム(東京大の早野龍五教授らのチーム)は

「食品の出荷規制が守られ、市場に流通した商品のセシウム濃度が極めて低かったことが理由とみられる」
と分析しています。
また、
「1986年のチェルノブイリ原発事故と比べて、内部被ばくが非常に低いことが示された」としています。
ーーー
福島の内部被ばく 食品からはほぼなし
NHK4月11日 0時22分
(一部抜粋)
調査をまとめたグループでは、食品の検査の適切な実施で、
体内への放射性物質の取り込みはほぼ防ぐことができていると考えられる、としています。
東京大学の早野龍五教授は、
「こうしたデータを積み上げ、福島で安心して暮らしてもらうことにつなげたい」と話しています。
ーーー
早野龍五(はやの りゅうご、1952年1月3日 - )
日本の原子物理学者である。専門はエキゾチック原子研究。岐阜県大垣市生まれ。
経歴
長野県松本深志高等学校、東京大学理学部物理学科、
東京大学大学院理学系研究科を経て1979年より東京大学理学部付属中間子科学実験施設助手。
1982年に高エネルギー物理学研究所助教授、
1985年東京大学理学部客員助教授、
1986年に東京大学理学部物理助教授、
1997年より東京大学大学院理学系研究科教授。
2000年肺がんが見つかり右肺上葉の摘出手術を受ける。
2011年3月、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故に際し、
自身のTwitterから現状分析と情報発信をおこなう。
早野による情報発信は早野を中心とした東京大学の学生・大学院生による情報収集と分析チームの成立、
一般社団法人サイエンス・メディア・センターによる情報収集ウェブサイトの開設、
東京大学医学部附属病院放射線科放射線治療部門の
中川恵一准教授を中心とした「チーム・ナカガワ」による情報発信などに発展した。
放射線漏れにどう対処すれば? 東大・早野教授がコメント
2011年03月14日 13時07分
東北地方太平洋沖地震で緊急停止した東京電力福島第1原発の今後が懸念され、デマ情報も飛び交っている。
そんな中、東京大学理学系研究科の早野龍五教授(@hayano)が、Twitter上で寄せられた質問に回答。
その内容をサイエンス・メディア・センターがまとめて公開している。
東京電力の福島第一原発から仙台までの距離は90キロ、
東京までの距離は220キロ、大阪までの距離は580キロほど。
「東京在住の人は、肌を露出しての外出は控えるべきでしょうか?」との質問には、
「その必要はありません。20キロという政府の避難指示は妥当です。
被ばくは風で運ばれる放射性物質によって引き起こされ、遠くなればなるほど放射能は薄まるので、
東京にいる方が心配することはありません」と回答している。
ーーー
福島 給食で地元米の使用再開
2013年4月10日
「原発事故から2年経っても敬遠する傾向」200年の間違いでは?
福島産農産物の取り引き拡大を JAが催し 4月15日 18時11分
“風評被害”と言うならちゃんと検査しろ!
「検査対象外へ→静岡のお茶、牛乳、川魚・会津の野菜果物・厚労省はホウレンソウ、モモ、サバ等など」
3月20日午前0時12分に共用プール冷却浄化系が起動し、全復旧しています。
が、昨日の大竹まことのゴールデンラジオに武田邦彦先生が出演され、東電の発表を分析されています。
「停電は瞬間だった」
私も東電のホームページや会見を書き出していて「瞬間停電」という言葉が沢山使われていて、
ちょっと気にはなっていたのですが、それ以上深く考えませんでした><;
興味深い内容でしたので文字起こししました。
2013年3月19日
大竹まことのゴールデンラジオ
パートナー 眞鍋かをりさん
ゲスト 武田邦彦先生
大竹:
報道の清水さんに入って頂きました。
清水さん、ちょっと、新聞なんかに出てたんですけど、
福一の状態が、
清水:はい、良くないですね
大竹:なんか、電源が止まっているという、
清水:
そうなんですよ。
昨日の夜7時に停電が発生しまして、それからもう18時間が経ったんですけれども、
依然としてこの停電状態が続いているんですね。
で、停電しているのは1号機3号機4号機の使用済み燃料プールの冷却システム。
大竹:1号機、3号機、4号機
清水:
それから、燃料を6300体ほど保管している共用プールというのがあるんですけれども、
そこの冷却システムも止まってしまっていて、
あと放射能を除去するシステムもあるんですが、ここも今止まっている状態なんですね。
で、コントロールタワーである、免震重要棟も一時停電したんですけど、
これはまぁ、すぐ復旧したんですが、
肝心な施設が今停電のままで、なおかつ復旧のめどが立っていないと、
原因も、仮の配電盤がどうもおかしいんじゃないか?というような事が言われているんですけれども、
依然としてはっきりした事がまだ分かっていない。
そういう状態が続いていますね。
大竹:これ情報として、太田さん
太田:菅(すが)官房長官が記者会見して
大竹:菅官房長官がなんておっしゃっているんですか?
太田:
4日間の余裕があると。
4号機が今一番水温が高いんですけれども、
「規制値の65度を超えるには4日間の余裕があって、その間に全力で復旧したい」と。
放射線量の変化については「全く無い」
そして、今後復旧の見込みに関する心配は「全く心配ない」と、強調している
眞鍋かをり:
本当ですか?現状で18時間ですよね、
じゃあと3日とちょっとの間に復旧しなければいけない。
清水:
そうなんですよ。
野田内閣時代に「冷温停止状態だ」といったのが一昨年(2011年)の暮れなんですけれども、
その後かろうじて安定した状態で、各原子炉は20度前後の温度を保ってきたんですけど、
実は停電によって水温がいま測れない状態なんですよ。
眞鍋:あー・・・、
清水:
どうもその午前中の東京電力の会見では、
問題の4号機、ここはメルトダウンしていないために、
燃料がそのままあらわになっているような状態ですけれども、
ここがですね「5度ぐらい上がっているんじゃないか?」と。
さっき65度という話がありましたけれども、
ここに達するまでに後3日ちょっとで達してしまうということで、
何とか対応しなければいけない。
大竹:これは、止まっていれば上がっちゃうものなんですか
清水:そうなんですよね。はいはい。
太田:熱を出し続けていますからね、核燃料のね、冷やし続けて
清水:
停電する前と今と比べて多分5どちょっと上がっているんじゃないか?
これはあくまでも推測なんですけど、東電側はそういうふうに見ているんですね。
大竹:清水さんは福一にこの間行って来て
清水:
ええ、3月1日の日に行って来たんですけど、
そこで聞いた話はね、
「1号機から3号機は、もう燃料がメルトダウンしちゃっているんで、
これから取り出す研究をしなければいけない」という状態なんですよ。
ところが4号機は比較的安全で、
私たちも4号機の周りはずらっと案内してもらった位線量も低いんですね。
だいたい線量計で20マイクロシーベルトぐらいですから、
レントゲンを受けるよりも全然少ないぐらいの被曝度合いなんですよ。
ところが1~3だと、バスの中で通っただけでもですね、
1000マイクロは軽く超えてしまうんですね。
そういう状態で、特に1から3、特に1と3は非常に危ないと。
4は比較的安定していて、今年の秋から燃料を取り出す、
ま、クレーンを作ってですね、取り出すという一番順風満帆にいっている号機だったんですよ。
ところがその4号機が今非常に危ない状態になってきているという事が言えると思いますね。
大竹:
番組の方ではいまの清水さんの情報もそうですが、
もっと、とてもクールに判断していらっしゃる方がいるって伺っていますけれども、
清水:
はい、中部大学の教授で武田邦彦先生といま電話が繋がっていますので、
スタジオの方から聞いてみて下さい。
大竹:繋がっているんですか?武田邦彦先生
武田:はいはい。
大竹:
どうも、大竹と申します。お世話になっております。
この今の状態っていうのは、僕たちはどういうふうに考えればいいんですか?
武田:
そうですね、一番みなさんが心配しているのがですね、
また2年前の3月のように「逃げなきゃいけないんじゃないか」と、
それにもかかわらず政府が「大丈夫だ」といっているんじゃないか?
という点が一番多くの人の心配なんですね。
この点をまずはっきりさせないといけないと思いますが、
ここは政府の言っている通りというか、東電の言っている通り、
だいたい、最悪の事態を考えても4日とか1週間ぐらいの余裕があるので、
たとえば、放射性物質が出てくるとか、爆発ですとか、
そういう事になるまでに、4日とか1週間ありますのでね、
先ずは、よく注意をしておく必要はありますが、
今すぐ逃げなきゃいけない事は「ない」という事はひとつはっきりしておかなければなりませんね。
大竹:ああそうですか。
武田:
それで、温度が上がっているのは、いま、お話ししておられましたけど、
えっと、核燃料はずっと核分裂していますのでその熱が出ている訳ですね。
それで4号機は大体今から2年半ぐらい前に取りだした燃料なので、
だいたい発熱量は発電時の50分の1ぐらいのところだと思うんですね。
それで、大体1時間に0.5度ぐらいずつ上がっていくと。
他のところにある燃料はもう少し前にしまったものなので、
発熱量が少ないので温度の上がり方も少ないと。
ま、こういう事ですね。
大竹:
新聞に書いてあったんですけれども、
「電気は基本的に号機ごとに核種の機器に配電されるため、
プールの冷却だけが同時に止まる可能性は非常に低い。
それが実際に起きた」と新聞に書いてあるんですけれども、
武田:
えっとですね、
東電の発表は「停電」という発表ではないんですよ。
マスコミはそういうふうに報じてますけどね、
東電の今日の発表ではですね、
「昨日のつまり18日の午後7時ごろ、瞬間停電をした」
それで「瞬間停電をした時に、各冷却装置が落ちた」っていうんですけど、
ボートなんかをずっと動かしてますとね、停電するとその瞬間停電でも全部落ちてしまうんですよ。
動かなくなってしまうんですね。
太田:電源が落ちるという意味?
武田:
ええ、電源は落ちていない、電源は瞬時にしか落ちていない。
そうすると、たとえば1秒間電源が落ちますね、
そうしますと1秒後に復帰しても、その先のポンプなんかは全部止まったままになっている。
眞鍋:はぁ~、そっか。
武田:
こういう状態ですね。
これは例えば工場なんかも全部そうで、
それが起こりますと、それぞれ落ちたところを電気が落ちたポンプとか循環装置は全部スイッチを、
普通は押して回って復帰をさせるんですね。
マスコミでは「停電している」と言っていますが、
今日の東電の発表では、停電は「瞬間」であって、
眞鍋:なる程。
武田:
「落ちたものが復帰できない」という表現はしています。
だから一応東電の発表を正としますとね、
今の大竹さんのご質問ですけれども、
多分、「電気は復旧してて、各機器が動かせない」という状態だと考えられますね。
眞鍋:なるほど、
その、後3日間ぐらいでという時間的には、余裕はあるんですか?
それとも結構もうタイトというか、
武田:
えっとですね、危険側から言えばですね、
4号機のプールの一部は温度が上がる可能性があるんですね。
平均としては大体今週の末か後になると思いますが、
一部のところが沸騰するという可能性もないんじゃないんですね。
つまり4号機の使用済み燃料というのは1500本ぐらいあるんですが、
新しいものと古いものが別々に置いてあるので、
新しいものの方が温度が上がりやすいという事はあるんですね。
だけども私はね、これは復旧は出来ますしね、
それから温度が上がりきって放射性物質が出てくるところまでは行かないと思います。
清水:だから、復旧できるという見通しですよね。
武田:はい。
太田:
一瞬電源が落ちたとおっしゃいましたけれども、
その原因については東京電力もまだ特定できていないという事ですね。
武田:
そうですね、多分ですね、
普通に工場の管理として考えればですよ、
どこかでショートしてですね、それで落ちるんですよ、普通こういうのは。
それで落ちたらどこがショートしているとか、不具合を探してそこを直して、
そして全部の電源を復旧するという、普通はそうするんですね。
ところが多分、昨日中に分からなかったのは、夜じゅうに分からなかったのはですね、
近づけないからじゃないかと思うんですね。
これは、今後も原子力発電所の事故を考える時には、
昔から固有安全性というんですけれども、
普通火事でしたら、火事が起こったら消防車が近づけるんですよ。
だから、火事が自動的に消さなくても消防車が消すんですよ。
ところが原子力発電所の事故だけは特殊で、
人が近づけないがゆえに、自らが復旧するようなシステムを持っていなければいけないんですね。
これは固有安全性といって、原子炉安全の基本になっているんですけれども、
今度の事故も電源が落ちただけで、あたふたしてたら、ちょっと原子力発電所って危ないんですよ。
だから、ここのところに根本原因があります。
大竹:
なるほど、はい、わかりました。
ありがとうございました。
ま、でも心配ではあるけれども武田さんは大丈夫だと。
太田:
今回の事態に関しては、何とか復旧できるでしょうけれども、
またこういう事が起きる可能性は十分にあるというニュアンスの事をおっしゃっていましたね。
大竹:はい、菅(すが)さんも慎重な言い回しですけれども心配はないと、
太田:全く心配はないと発表しております。
大竹:清水さん、この問題点は?
清水:
そうですね、ま、最悪の事態にならないように、
政府と東電全力をあげてこれに当たるという事だと思いますけれども、
去年も2回ですね、冷却装置がやっぱり止まっているんですよね。
それと同じ轍を東電が福島第一原発でやったという事がやっぱり問題だと思うんですよ。
ですから、今回復旧が仮に出来たとしても、
この先もまたなにかあるかが分からないので、
まだまだ福島第一原発のこれから先というのが読めない所が非常にあるなというように思いますね。
大竹:
ま、心配ですけどね、
その大きくね、こっちが動揺してもね、
清水:
一番厳しい目で見ていた武田さんが「大丈夫だ」っていうんですから大丈夫かと思いますけど、
ただやっぱり一応注意はしておかなければいけないというふうに思いますね。
大竹:はいわかりました。
ーーー
原発停電、心配ない対策を講じている…官房長官
(2013年3月19日12時09分 読売新聞)
菅官房長官は19日午前の記者会見で、
東京電力福島第一原子力発電所の免震重要棟などで発生した停電事故について、
「使用済み燃料プールの代替冷却装置についても、まだ復旧していないのは事実だ。
冷却のための代替手段を万全を期す意味で予定し、
まったく心配のないような対策を今、講じているところだ」と述べ、
事故対応に全力を挙げる考えを示した。
また、原発周辺の放射線量について「(変化は)まったく、ない」と述べた。
ーーー
続きを読む
平成25年1月13日 武田邦彦
政府、自治体、マスコミは極端に報道せず、ネットではすぐに逃げないと東京もダメになるとの警告、
NHKでは1年10ヶ月前に逃げなければならなかったと放送、
しかも福島2号機の温度が異常・・・誰が助けてくれるのでしょうか?
1号機: 内部はものすごい線量だが、安定している。放射性物質はでている、
2号機: 安定している。温度計故障。放射性物質はでている
3号機: なぜか放射線量が低いが安定している、
4号機: そろそろ使用済み核燃料を取り出し始める。
危険はありません。このブログで2011年5月から言っているとおり、逃げなくても大丈夫です。
それにしても、
こんなに壊れた原発が現実に日本の中にあるのだから、
誠意あるマスコミが一社でもあったら、
是非、1週間に1度ぐらいで良いですから、
現状や問題点を連続して伝えて欲しいものです。
時事問題も大切ですが、事実から目を背けたニュースや解説、
ワイド番組など意味があるのでしょうか?
ーーーここから音声書き出し
音声↓
http://takedanet.com/files/tdyno.47-%288%EF%BC%9A58%29.mp3
質疑応答の時間でありますが、
福島の第一原子力発電所は壊れてひどい状態になっているわけですが、多くの人が心配されております。
確かに温度計が、温度が非常に高くなったり、
各地の放射線量が上がったりしておりましてご心配の向きが多いものですから、
ここで質疑応答の形で書こうと思います。
福島の壊れたものは1号機から4号機までありましてですね、
それで各個別の線量を言いますと、
1号機はですね、水素爆発したものですが、
やや軽度でありましたので、カバーが実際はついておりまして、
温度はですね、一応順調に冷却されて、
だいたい炉の中、もしくは廃棄物の中はですね、30度以下というか、50度以下というか、
もうそのぐらいのところになっていると考えられます。
一応冷却は順調ですね、
それから、水素爆発を防ぐために窒素を入れています。
問題は建物の中がものすごい高い放射線量だという事でですね、
どのくらいになっているのかははっきり分かりませんが、だいたい何10,20シーベルトぐらいだとか、
そういったものすごい量で、そこに窒素を付加していますから、少しですけれども、
少しといっても新潟の事故位というかですね、
大体1日数万ベクレル位漏らしているんじゃないかと思いますが、そのぐらい漏れていると思います。
安定はしています。
2号機も1号機とほぼ同じ状態ですね。
これは温度計が壊れておりますので、それが注目されておりますけれども、
私は温度計が壊れていると思いました。
発表値をずっと見てもですね、
これはちょっと壊れている温度計の動作だなと思います。
えっと、東京電力は全く信用していませんから、東京電力がどう言っているか?とは全く関係なく、
私は自分で判断しておりますけれども、
そういう判断でほとんど1号機と同じ状態ですね。
炉内は非常に高い放射線、
建物の中は非常に高い放射線量で、
だいたい、10シーベルトぐらはあるでしょうから、
ま、人間が数秒入っていたらかなりやられるというような、そんな量ですね。
これを今後どうするか?っていうのは非常に難しい問題ですね。
3号機はですね、非常に大きな爆発をしまして、
温度はですね、ほぼ1号機と2号機と同じだと思いますが、
報告される線量は1号機2号機の10分の1ぐらいですね。
これがちょっと分かりにくいんですよ。
3号機はですね、非常に大きな爆発をしましたので、
炉内の破壊状態は1号機とか2号機よりもひどいと思われますが、
それなのになぜ線量が低いのか?という問題がありますね。
一時、メルトダウンというのが話題になって、
僕なんか「あんまり関係ない」と一生懸命言ってたんですけど、
もちろんこの1号機2号機3号機全部メルトダウンしております。
メルトダウンしたからですね、
なんか「地球を突き抜ける」とか変な話が山ほどあって、本当に困ったんですけど、
危険というのは適格に情報を伝えなければいけないんですよ。
あんまり危険すぎる情報を伝えちゃいけないんですね。
「安全だ」と言っちゃもちろんいけませんけど。ま、そういことですね。
それから4号機はですね、ま、炉内には放射性物質はないわけですから、休み中でしたからね。
ですから、問題になっている4号機の使用済み核燃料、
これは1500本ぐらいあるという事で心配されておりますが、
1500本だから危険で500本なら安全だという事はありませんからね、そこのところは問題なんですけれども、
ま、とにかくそういうことですね。
現在は使用済み核燃料の取りだし用の骨組みをほぼ造り終わったので、
多分取り出し始めると思うんですけれども、
1年以上はかかるでしょうね。
だいたい2年位という見当ですから、
来年の暮れぐらいまでには使用済み核燃料を4号機から取り除かれると考えられます。
一応、大丈夫だと思いますね。
これ、全体を通じて大丈夫だというのが私の感じで、
特に福島におられる人も含めて、逃げる必要はないというふうに思われます。
えーっと、これはですね、私がここで質疑応答しなければならないのは、
政府・自治体・マスコミが全く報道しない訳ですよ。
ところが、ネットの方は「すぐに逃げなさい」と、「東京も危ない」という警告もありますね。
それからNHKの昨夜の放送はなかなかいいんですけれども、
「1年10か月前には逃げなきゃいけなかった」という、こういう放送がありましたけれども、
これもちょっとですね。
ま、放送してくれたという事はいい事ですが、
逃げる時はその時に言ってくれないとですねw
今頃になって「計算してみたら30ミリシーベルト甲状腺にあったんじゃないか」と。
もちろんこれは学者の研究は非常に立派なんですよ。
放送に出てこられた学者の方の放送は立派です。
そしてそれを放送したNHKも評価するべきですが、
やはりですねその時に言わなければなりません。
今もそうですね。
ここに写真を貼りましたが、
これは福島原子力発電所の状態というか、ま、今これ、煙が上がっているかどうかはわかりませんが、
これほどひどい状態の原子力発電所が日本にあるんですよ。
それなのになんでニュースとか、ワイドショーというか、ワイド番組とか、
それからニュース解説なんかで何にも触れないんですかね?
活断層がどうとか言っていますけれども、
これが現状なんですよ。
これが現在の原子力発電所の現状なんですよ。
やっぱりこういうものが日本にあってですね、
時々温度が上がったり、今放射性物質が1日おそらく数億ベクレル出ていると思うんですよ、私の計算では。
数億ベクレルといいますとね、
柏崎刈羽原発が2007年でしたか事故を起こした時に、
3億ベクレル漏れた時にもうニュースは大変でしたよ、毎日。
それがもう、1カ月も2ヶ月も続きました。
それが毎日なんですよ、今。
そこが良く分かっておられるのか?
政府の顔なんか立ててどうするんですかね?報道機関が。
それからさらに言えばですね、
政府自体、それから福島県の自治体もですよ。
やっぱりね、起こってしまった事はしょうがないんですよ。
責任問題はあるんでしょうけど、
それからこれから原発をやる時に「この原発の状態を知らせない方がいい」というのは、
いくらなんでも民主主義じゃありませんね。
誰かいないんですかね?
ひとりでも、1社でも良いから、「やっぱりこれは報道するべきだ」と、
福島の原発がこういう状態にある。
そこから放射性物質も1日数億ベクレル漏れている。
放射線の総量は77京ベクレルと政府が発表した。
これは広島原爆の186発分だと。
こういった災害があったんだと。
今もですね、「広島の時は人がそこに住めたじゃないか」と、なんて言う人がいますけどね、
日本は科学技術の国ですからね。
そんなオカルトみたいな事を言ってもらっちゃ困るんですよw、本当。
それでみんなが、
だからみんなが心配する訳です。
これは心配するのは当然ですよ。
「こんな状態の原発が日本にありなが報道されない」っていう事ですから、
もう、報道統制と完全にいえますよね。
報道統制をしちゃいけません。
やっぱり少しでも報道機関のお偉方がですね、
これは少しずつでも良いからちゃんと報道するっていう事にすれば、
私がこんなところでですね、福島原発の質疑応答なんてしなくていいんですよ。
みんな安心して住めます。
原発の事を心配している人は決して神経質でも異常な人でもありません。
この原子力発電所の状態を今から10年前に見せて、
「こういうふうになったらどうしますか?」って言ったら、
それはもう「大変なことだ」と、日本国民はだれでも言ったでしょうね。
状況において態度を変えるのではなく、
いつも誠実な同じ態度を取るのが社会の指導者としての役割だと思いますので、
是非目を覚ましていただきたいという希望はですね、繰り返し述べますが、
ここでもう一回言っていただきたい。
それで私はですね、原発事故以来終始、去年の5月ごろから、
原発が、「福島原発がひどいことになるのはまずないだろう」と。
もちろんいろいろと努力してですよ。
だから、事故の時に逃げなかった人は、逃げる必要はないだろうと。
それから事故の時に逃げなかった人も、ま、以前よりかはひどい事はない。
したがって、基本的には様子を見る必要はあるけれども、逃げる必要はないという事ですね。
ただこのような状態であるという事を、
もう少し我々は考えておかなければならないんじゃないかというふうに思います。
「福島原発温度上昇と福島空間線量率の上昇について」
1/10武田邦彦先生(音声書き出し・資料あり)
ーーーー
実は最後の
「事故の時に逃げなかった人は、逃げる必要はない」
「事故の時に逃げなかった人も、ま、以前よりかはひどい事はない」
「様子を見る必要はあるけれども、逃げる必要はない」
この武田先生の言葉をどう受け止めたらいいのか、
そんな事をちょっと悩みながら、なんか違和感を感じて書き出しました。
そして、よーく最初から考えてみました。
間にメディアの話などが入っているから、最後の3行の言葉が唐突に感じてしまったのですが、
もともとの今回の内容の始まりから考えたら、武田先生の言葉の意味が分かった気がします。
福島原発の現状についても、
大きな意味での現状と、この2~3日の間の状態との話しが混ざり合っているので、
このままだと、ちょっと違った意味合いに理解してしまう方も居るのではないか?と思いました。
私だって、書きながら
「あれ?武田先生なに言ってるんだろう?」と、一瞬思ったくらいですから。
この最後の言葉は、福島第一原子力発電所の大きな意味での現在の状況ではなく、
今年になってから数日間の2号機の温度上昇や、放射線量の変化などの不安材料に対して、
「今、慌てて逃げる必要はない」とおっしゃっているという事だろうと思います。
質疑応答という形を取っておられることからも、
もしかしたら福島の方から、
「新年になって、温度上昇や放射線量が上がっているけれど、避難したほうがいいのでしょうか?」
というような質問があって、それの答なのかなと思いました。
今、2号機の温度が非常に高くなったり、各地の放射線量が上がったりしているけれど、
様子を見ることは必要だが、すぐに逃げる必要はない。
1/10ブログでも武田先生はおっしゃっていますが、
去年のお正月も放射線量が上がったことから、この時期特有のものかもしれないので、
それほど心配する必要はないとおっしゃっています。
この数日間の情報を見て心配されている方から沢山のご相談を受けて、その方達に対して、
「今は逃げなくても大丈夫だよ」という、そういう意味だと私は受け止めました。
「福島第一原発の2号機の温度が急上昇している」
「福島第一原子力発電所から煙が出ている」
「線量が上がった」
などの話しがあります。
武田邦彦先生のブログでお話しして下さっていました。
音声を書き出しました。
福島原発温度上昇と福島空間線量率の上昇についての質疑応答
1) 福島原発の温度が上昇している、
2) 福島の空間線量が上がっている、
両方とも同じ状態が続いていると考えるのが今の所は適切で、継続的に警戒しなければならない。しかし、多くの場所では身の回りの放射線量が高い。
問題は「大型台風並みの危険」があっても「原子力のことは発表も報道もしない」という原発事故前の状態(安全神話)に戻ってしまったことです。
(平成25年1月10日) 武田邦彦
ーーーーー
音声↓
http://takedanet.com/files/tdyno.37-%285%EF%BC%9A44%29.mp3
福島の原発の温度が非常に上昇しているという事と、
福島の空間線量が再試算で上がっているという事で、大変に心配されている方が多いわけですね。
これについて、質疑応答という形で簡単にここでコメントを書いておきたいと思いますが、
両方ともですね、基本的には事故の当時から同じ状態が続いていると考えられます。
たとえばおととしの2011年の4月の最初。
3月12日に爆発したわけですから、4月最初ぐらいの状態が、
かなり安全になって現在に至っているという事ですね。
だいたい原子力発電所の放射性物質がどんどん減っていく訳ですね。
たとえばヨウ素ですと放射性ヨウ素ですと、大体二カ月経つと100分の1とか、
半減期が8日ぐらいですからね、そういうふうになっていく訳ですね。
それから原子力発電所の原子炉の中には、
もっと短寿命といいますか、数秒とかそういうものがいっぱいありますので、
そういうものも無くなっていくという事で、
人体に対する影響も、それから原子炉の中の熱の発生も非常に少なくなるわけですね。
事故の後、水が沸騰してバーンといったわけですが、あれは、崩壊熱といいましてね、
放射性物質が壊れていく時に出てくる熱なんですね。
ですから壊れる量が減っていけば減っていく訳です。
で、大雑把に言って、これは非常に難しいんですけれども、
何で難しいか?っていうと、
原子力発電所が動いている時はですね、
0.00何秒なんていうのがいっぱいあるんで、それの熱が膨大なんですね。
ところが原子力発電所が止まってしばらくたった時というのはですね、
どのくらいのところを基準にするのかは難しいんですが、
たとえば、そうですね、10日ぐらいたった状態というのを考えますと、
そこからみますと今現在ではですね、
ちょっと高めにみても10分の1以下にはなっているんですよ。
ですから先ほど言った4月の1日ぐらいからみれば、今は10分の1ぐらいになっているわけですね。
従ってたとえば温度が上がる。
あの当時ですね、原子力発電所の上から自衛隊のヘリコプターが一生懸命水撒いてましたけれども、
あの水が10分の1で済むという事なんですね。
放水も10分の1でいいという事ですね。
えー、まァ、直後から見ればもう少し低いんですね。
今私が言ったのは一カ月とか半月とか経った後からみればという事ですから。
そういう直後からみれば100分の1ぐらいといってもいいんですね。
ですから、ま、温度が上がるというのは危険な事なんですよ。
危険な事なんですが、おととしの4月からみれば安全だと、こういういい方ですね。
それから福島の空間線量が高くなっているのは、これは再試算でですね、
去年の正月も高くなりましたね。
今年もまた正月高くなったので、これはなにかの原因があるんじゃないかと思うんですよね。
たとえば暮れに大掃除してみんなで燃やすから、それで空間に散るのかもしれません。
だけどもですね、私の感じでは原発の問題も福島の空間線量の問題も、
やっぱり5年間ぐらい継続して注意するという状態のなかで処理出来ると思いますので、
特別な警戒態勢とか、特別な事はしなくていいと思うんですね。
福島に住んでいる方とか茨城とかは風の強い日はちょっとマスクぐらいはすると。
いうような事をまだもう少し続けるという事が必要ですからね。
それからできるだけ汚染された食料を食べない。
これはもう当たり前ですけど必要ですね。
まぁ、そういう状態であるという事ですね。
それから地震なんかもいつ来るかわかりませんから、
ある程度の移動するような準備とか、金銭的な準備というのはですね、
やっぱりこれだけ政府や専門家が不安定な時は、やっぱり自衛手段としてある程度は必要でしょうね。
つまり、簡単に言いますといまの状態はですね、
大型台風並みの危険がきても、原子力に関した事は政府も発表しないし、
報道機関も報道しないという、そういう状態が続いているわけですね。
これは実は原発事故の前がそうなんですよ。
原発事故の前でも「原発は危ないんだ」という話はいくらでもあったわけですね。
この、いわゆる反対派の方々が言うんじゃないんですよ。
反対派の方々が悪いっていうんじゃないですよ、
推進していた原子力部隊の中でも「危ない」という意見はいくらでもあったんですね。
それも実は報道されなかったんですよ。
いわゆる「安全神話」だった訳ですね。
今と同じですね。この頃言っている事と同じです。
「原子力発電が必要だから安全である」という、
「お前は原子力発電所が必要だっていう事が分からないのか」って僕なんて怒られるんですけど、
「いいえ、それは分かっていますよ」と。
「じゃあ何で危険だっていうんだ」
「いいえ、ま、必要だっていう事と安全だっていう事とは違いますからね」と。
それから「一年100ミリまでいいじゃないか」と。
「いやだけど、法令でちゃんと一年1ミリに決まっていて、
それにはずいぶん長い間我々は議論して、危険性を押さえるために一年1ミリと決めてきたんです」と。
「やっぱりあなたは今まで『法令守れ』って言ってきたのに、何で突然変えるんですか?」
「原発が必要だからだ」と。
とかですね、もっとひどいのはですね、
原発に今まで反対してきた人たちに反感があるという人たちがいるんですよ。
たとえば個人的恨みとかですね、
「長い間やつらが『原発反対』なんて言ってて、原発が事故を起こしてなおさら増長している」と。
「彼らをやっつけなきゃ」なんて、
そんなですね、非常につまらない自分の感情みたいなもので動いて、
そして「原発を推進しよう」と言っている人もいるんですね。
我々は子どもたちのために、また日本のためにですね、
冷静な判断をしなければいけない時だと思います。
ーーー
新年早々の原発の温度上昇と線量上昇
【2号機】プラントパラメータ Last Modified : 2013/1/8 11:00
・2号:計器No.7(平均値:70.291 最新値:134.6 ) ・1号:計器No.9(平均値:0.002 最新値:0.00136 )

定時降下物環境放射能測定結果(暫定値)(第377報)
平成25年1月8日 14時現在

また、この間黒煙が上がったとの情報もありました。
2013.01.07_09.40--10.40(TBS_JNN)
この黒煙は後にディーゼル発電の煙だったという事になっています。
「こんな状態の原発が日本にありなが報道されない」っていう事ですから、報道統制と完全に言えますよね。
「福島原発の現状」武田邦彦氏1/13(音声書き出し)
ーー去年(2012年)1月
福島中心にセシウム急増!武田邦彦氏「緊急憤激」(声書き出し)資料あり(平成24年1月6日)
「緊急速報 急なセシウムの増加はどのぐらい危険か?」武田邦彦氏1/7(音声書き出しました)
司法の崩壊・・・「最高裁の罠」(書籍、本日発売)と下地先生の逮捕
2012年12月10日の音声。
ブログリンク ↓
司法の崩壊・・・「最高裁の罠」(書籍、本日発売)と下地先生の逮捕
http://takedanet.com/2012/12/post_1e0e.html
今日はですね、ブログは一つかなと思っておりましたら、どうしても書かなきゃいけない事が起こりまして、
司法という裁判という事に関係する事ですから一日や二日本当は良いんですけれど、
実は緊急を要するんですね。
一つは今日発売される「最高裁の罠」という書籍。
それから昨日の朝「逮捕されました下地先生」の問題ですね。
三権分立の下で司法がなにを役割を果たすか?と言ったら、
もちろん国家側から見たらいろんな屁理屈があるんですが、
国民側、これは民主主義ですからね、
第一の任務は権力から国民の権利を守る。国民を守るという事は間違いないですよ。
もしも司法が権力側ならですね、司法はいらないですよね。
ま、日常的な金銭トラブルぐらいは解決すれば良くて、
最高裁判所のような司法が権力側と対抗できるような組織はもういりません。
ところが、まァ、従来から言われている事ですが、
ここにきて立て続けに二つの事。
一つは出版の内容、
一つは逮捕劇が起こったわけですね。
小沢一郎という政治家はですね、いろいろなご意見があって、
大体は批判的な人が多いし、
わたしもですね、ま、自分のしている事をほとんど話されない、口下手なのかどうかは知りませんが、
「私は全ての情報がオープンでなければいけない」という考えなので、
あまり小沢さんを信用していないんですね。
ただ、この本に書かれている「小沢一郎を起訴した検察審議会は開かれていなかった」
「最高裁事務局長の陰謀だった」という内容ですね、
これにはびっくりしたわけです。
志岐武彦さんがお書きになっているわけですが、
第一部にですね、「検察審議会は本当に開かれたのか?」という、こういう
ま…その、驚天動地の内容であります。
検察審議会の審査会の平均年齢は30.9歳。
あまりにも低すぎるこの数字から、全ての疑惑は始まった。
調べれば調べるほど深まる謎に、情報不開示という官僚の壁。
しかしそこに浮かびあがってきたのは検察ではなく、
最高裁事務総局という、巨大な権力機構だった。
検察はですね、時に疑われる事があるんですね、秘密主義だし。
でも裁判所は公明性で良いわけですよ、裁判所は別に秘密主義である必要はない。
個人情報というのは非常にある意味では限られているわけですから、
それを盾に開示しないという事ですね。
こういうふうに思いますと、個人情報の取得に関する法律って言うのは、
もしかしたら国家権力を守るためのものだったかもしれませんね。
しかし、この本のいいところはですね、
私は科学者なんですが、この書籍はですね、科学的事実で書かれております。
内容は政治ですが、科学書としても立派な内容であります。
この内容を読みますとですね、
日本のメディアはこの大きな事件を取り上げないのは、非常に不思議であります。
小沢さんが好きだとか嫌いだとが批判的であるという事とは全く別で、
「最高裁が犯罪を犯す」という事はですね、
日本の民主主義の根幹を揺るがす事件である事は間違いありません。
また、昨日、一昨日ですかね、朝
下地先生が逮捕されました。
よく知っている方は、大阪のがれき焼却に反対されましてね、抗議文を。
ま、私の考えでは、正当な手続きで大阪府に届けようとして、
その経過の中で、「駅の通行を妨害した」という事で、JR西日本の届け出をもとに警察が逮捕しました。
さまざまな動画が残っておりますが、到底逮捕に至るようなものではありません。
下地先生は非常に冷静な行動をされる方で、尊敬すべき立派な先生であります。
もちろんこの事はですね、街頭において何か行動する時に、
表現の自由を発揮するのに、ある制約があるのは間違いありません。
しかしですね、それがまた行きすぎるのもいけないわけですね。
たとえば実際に表現の自由というものが憲法で補償されていてもですね、
もう非常に事前になにを届けなければいけない、
JR西日本って言ったらですね、これは公共機関ですから、道路と同じような物ですが、
そこではなにをやってもいけない。
もしかしたらですね、駅というのはそのうちには私物になってですね、家宅侵入罪になると。
切符を持っている人だけ家宅侵入罪にならないなんて、
ま、制約をしようと思ったらいくらでも制約はできるんですね。
しかし、そこに司法があるわけです。
司法というのはですね、国民を守る側からものを見る。ということですから、
ちょっとやりすぎどころかですね、明らかにがれきの焼却を進めると。
これ、がれきがね、健康に影響があるかどうか?って言う話じゃないんですよ。
「心配する人がいる」っていう事ですよね。
私はいつも言っているんですけれど、心配する人が子どもに、
「自分の子どもの健康に心配する人がいるっていう事をもっと、まじめに正面から考えなければいけない」
と言っているんですよね。
変な屁理屈を述べるんじゃないんですよ。
データもいい加減なデータがいくらでもあるんですからね。
この二つの事件を今日の朝思い起こしましてね、
よく「自由は闘わなくては獲得できない」というんですが、
これは精神状態の劣るヨーロッパの事でありましてね、日本は武士道がありますから、
武士道のもとに誠実さと恩を精神的支柱にしてですね、
日本国民一体となって、この大切な日本人の権利を守っていきたいと。
しかし私もですね、裁判鑑定に随分参加をいたしました。
その過程でずっと見てまいったんですが、
日本の司法はですね、もう完全に崩壊していまして、裁判に正義を求める事はもう今やできません。
裁判官は自分の出世だけが目的で判決をしますからね。
それは私はもう嫌というほど裁判鑑定で見てきました。
イヤなもんなんです。
検察がですね、赤いネクタイをして、
鑑定をする私に対して怒号を発するという所でですね、やってまいりましたけど、
本当に、こう、日本の司法がですね、国民の方を向くという、
やっぱり裁判官ですから。
わが身を捨てて国民のためにですね、奉仕して下さい。
ーーー
「無主物」裁判、裁判の在り方を問う
神保&青木ニュースコメンタリー12/3/2011(内容書き出し)より
青木:
例えば自分が裁判官やっててね、原発のね運転差し止め請求の訴訟なんか受けてやって、
僕自身は反原発だとしてもですよ、
その、それを出した瞬間に、おそらく裁判所の中では「アイツは超変わり者だ」と、
「こんな裁判官はね、非常にバランスを逸している」と。
「反原発の運動家かなんかに毒されたんじゃないか」みたいな烙印を押されて、
一生、永久にね、出世の芽はないし、場合によっては支部から支部へ
支部っていうのは東京とかじゃなくて、地方の地裁のさらにその支部ですよね。
そういうところに飛ばされて、一生転勤で「子どもの教育にも困っちゃいます」みたいな、
逆に言うとずっと単身赴任ですみたいなことをされちゃうっていうね、
本来だったら裁判官は一人ひとり独立して、きちんと判断を下すべき役所なんだけども
僕は実は最高裁事務総局っていうところが人事権を握って、・・・
要するに最高裁事務総局に睨まれたら、永久に支部支部支部みたいな感じになって、
体制にとっての現状維持の判決をきちんときちんと書いている優秀な人はちゃんと出世していって
最後は東京高裁なり大阪高裁なりに行けるっていう、そういうシステムのところもやっぱり踏み込まないと、
たまにね、高裁なんかで「えっ!?」と思うような意外な無罪判決が出たりして、
「おかしいなぁ」って・・・
「この人はずーっと、検察べったりの人だったのにどうしてこんな判決が出るようになったのかなぁ?」
って思ってその後ろの方に詳しい弁護士さんだったりとか、司法権に聞いてみると、
「あぁあの人ね、今度定年が決まって辞めることになったから、思いのたけを今発しているんじゃないの?」
っていうような世界な訳ですよ。
だからそれを、最高裁事務総局がギュッっと握っちゃって、
もう、「こういう判決出したら干されるぞ」と
で、実際に干しちゃう訳でしょ?
モジモジ先生逮捕直前出演のラジオ番組12/5堤未果 x 下地真樹
「震災がれきの処理の現状について」(内容書き出し)
ラジオ番組内容のほかに、下地先生逮捕の産経ニュース2012.12.9 17:03
その他説明会などの下地先生の質疑など書き出しのリンクあり。
「嘉田さん、橋下さん、小沢さん、そしてがれき問題」
飯田哲也氏インタビュー11/28岩上安身氏(一部分書きだし)より抜粋
飯田哲也:
言える事の一つは「不安」ですよね。
その事に関して市民が不安に思って、ストレスを感じると。
いわゆる風評被害の逆版ですね。
不安を感じてストレスに思うという事はそれなりのリアルな実態なので、
そういう不安を及ぼすような事で経済合理性にも合わない事を無理してやる必要があるのか?と。

最高裁の罠
2012年12月 発売 志岐武彦 山崎行太郎
ケイアンドケイプレス
1,575円(税込)送料無料
「もんじゅの安全性に問題はないのか?」
2012.11.28
J-WAVE・JAM THE WORLD CUTTING EDGE
『高速増殖炉「もんじゅ」の安全性に問題はないのか?』
堤未果:
昨日、日本原子力研究開発機構は、高速増殖炉「もんじゅ」の電気や計測設備、
およそ9680個で、点検延長の内部手続きを忘れていたと発表しました。
安全性に問題はないとしていますが影響はないのか?
中部大学教授の武田邦彦さんにうかがいます。
今回のもんじゅの件なんですが、
保守管理の点検でひつようなてつづ気をしなかった機器が全体の4ぶんの1に当たるという事で、
これ、非常に聞いていると恐ろしいんですけれども、
安全性に問題がないというのは本当なんでしょうか?
武田邦彦:安全性に問題がないというか、もんじゅはもうそういう事を連続しているんですね。
堤未果:連続していままでもあったと?
武田邦彦:
ええ、
実は10年ぐらい前に1人そういう事で総務課長が自殺し、
さらに数年前に1人自殺していると。
堤未果:それはちょっと怖い話ですね。
武田邦彦:
いろいろな手続きだとか、外に対する発表だとか、もう、非常に不祥事が多いんですよ。
で、今度の事はもちろん、あなたなんかがお聞きになると
それは「9600個もインチキしたのか!」と、
「こんなずさんな管理をしているのか!?」という感じがしますが、
堤未果:
しますね。
なんかこの点検している頭、
人の頭の中の管理をした方がいいんじゃないかという(笑)、ような、怖いんですけど。
武田邦彦:
あのね、この二人の方が自殺したっていう事は非常に大きな事で、
普通の原発じゃあそういう事は起こりません。
堤未果:起こらない。何故もんじゅにだけ起こるんでしょうか?
武田邦彦:
そうですね、もんじゅは非常に隠蔽体質が、非常に強いんですね。
もともとフランスに同じタイプの炉が、フェニックスというのがあってですね、
それを少し大きくしてすスーパーフェニックスとしたんですね。
ちょうどいまの日本の原発よりも少し大きい奴をつくろうとして、
建設を全部してから止めたんですよ。
堤未果:はぁ~。
武田邦彦:
それは何故か?といいますと、
もんじゅはまだ技術が完成していないので、少しごまかさないとダメなんですよ。
堤未果:ごまかす!
武田邦彦:
そう、誤魔化さないとできない状態にあるんですよ。
そうすると、その誤魔化しと現実との間を背負う人たちが自殺しちゃうという、
ずーっとね、もんじゅの常陽というのがあったんですけどね、
その時代から常陽をもんじゅを通じて、そういう事が続いていたんですね。
えっと、普通の軽水炉と違う方法で電力をつくるんですけれども、
そういうもので電力をつくってもいいか?とか、
核燃料サイクルが成立するか?という問題とですね、
もうひとつは今あなたが指摘したような9600個の手続き間違いがあると。
そういったものよりか、もっと本質的な問題が、いっぱいあったと。
これに対して一回組織も考え方もやりなおさないとですね、
この問題をまともに原子力として適切かどうか?という議論のテーブルにのらないものなんですよ、まだ。
堤未果:それ以前の問題だと、
武田邦彦:そうです、それ以前の問題が、ちょうど今度もそういう事で現れたという事ですね。
堤未果:おそろしいですねー。
武田邦彦:
だから9600個の申請間違いが安全に影響がないというのは、
もんじゅグループの言い方なんですよ、今までの。
堤未果:
これ、じゃあ今回のは、本当に氷山の一角で、
実はギリギリのところをごまかしごまかしきたという事なんですが、
武田さんは以前から、このもんじゅの危険性についてずーっと指摘されていますよね。
武田邦彦:はい。
堤未果:一番これの危険なところというのはどういう所なんでしょうか?
武田邦彦:
えっと、今度福島第一が事故を起こしましたよね。
みなさんも記憶があるかと思いますけれども、自衛隊のヘリコプターが上から行って水かけていましたよね。
堤未果:かけていました、はい。
武田邦彦:
で、今、原子力発電所は爆発すると水をかけるしかないんですけれど、
もんじゅは水がかけられないんですよ。
堤未果:かけられない。
武田邦彦:
はい。
水をかけるほかに何をやるのか?って決まっていなければなりませんよね。
たとえば、砂をかけるとか、空気を遮断するとか、
火災が起きているところを何か止めなきゃいけないわけですよ。
今止める手段がまだ決まっていないんですよ。
堤未果:決まってない、
武田邦彦:
はい、
それをですね、「起こらない」と言っている。
だからまず、二つの事を決めなければならない。
実際に火災が起きたら、ナトリウムだから燃えるんですけど、
火災が起きたらそうするか?という事をまず決める。
その時に住民をどこまで避難させるか?ということを決めておくと。
これ、決めておかないとね、とても危ないんですよ。
堤未果:それが全く決めてないという事ですね。
武田邦彦:
そうです。
ちょっと専門的に言えば、いまの炉よりも反応が早いので、
よけいそういう地震に対して暴走する可能性の高い炉なんです。
堤未果:
これ、あの武田さん、
もんじゅは地震被害の可能性というのはどのぐらいあるんでしょうか?
武田邦彦:震度6の地震では大体やられるんです。
堤未果:震度6でもうダメですか、
武田邦彦:
はい。
震度6の地震というのは日本では10年間に大体13回起こりますからね。
堤未果:活断層との関係というのはどうなんでしょうか?
武田邦彦:あのね、活断層の話しは全部ね、間違いという事はないけれどもいかがわしい話です。
堤未果:いかがわしい…
武田邦彦:
私長い間原子力関係をやっていましたけれどね、
活断層というのはしょっちゅう変わるんですよ。
「あ、あそこに活断層があった」ってこういうんですよ。
たとえば新潟の柏崎刈羽ではね、
建設する時は活断層の小さいのがあって、250ガルしか行かないって言ってる。
建設した後に「あ、見つかった」って言ったんですよ、地震学者が。
堤未果:前にはなかったものが、
武田邦彦:建設した後だから、もう直せないんですよ。
堤未果:ひどい。
武田邦彦:
でね、活断層の議論をするという事はどういうことか?っていうと、
まだ日本には見つかっていない活断層とか、活断層の評価の技術が進んでいないんですよ。
堤未果:評価の技術も進んでいないと。
武田邦彦:
それでね、今度やってる大飯原発の下に活断層があるって言ってて、
みんなが行ってですよ、断面見て
「これは活断層か活断層じゃないか」って議論しているのがテレビに出ましたけど、
堤未果:出ましたね。
武田邦彦:そんな感じなんですよ。
堤未果:はぁー
武田邦彦:
だから、今僕は「いけない」と言っていて、
僕は原子力安全委員会の時もそれを一生懸命言っていたんですけれど、
「活断層があるから注意しなければ、やらない」とか「活断層がないから」って言ってたら、
20年先に「活断層があった」って言ったらどうするんだ、我々は。
堤未果:その時じゃ、もう取り返しがつかないですね。
武田邦彦:
そう、私の考えは、
「どこにでも活断層はあるんだから、最大の地震があるように備えておいた方がいい」と言っていたんです。
それに1兆5000億かかるんですよ、対策するのに。
堤未果:1兆5000億。
武田邦彦:
はい、それを嫌がっているんですが、1兆5000億なんて大したことないんですよ。
原子力全体ではね、1年に5兆円ずつ売り上げがありますから、
1兆5000億は10年とか15年では大したことないんですけどね、
原子力発電所を何故やっているか?って言ったら、
「安いからやっている」わけです。
堤未果:どこの部分が「安い」と考えているんですか?
武田邦彦:全体の電力費は安全を軽視しているから安いんです。
堤未果:事故が起こった場合のコストは入ってないですよね。
武田邦彦:もちろん入っていません。
堤未果:
ちなみにもんじゅでもし事故が起こった場合、火災が起こった場合はの被害というのは、
去年の福島原発事故の規模、と考えていいんでしょうか?
武田邦彦:
大体ね、去年の福島原発事故は政府発表で77京ベクレルですけど、
それは広島原爆の186倍に相当するんですね。
堤未果:186倍ね
武田邦彦:
広島原爆の186発分。
だいたい、原子力発電所が爆発すると、大体200発から400発ぐらいになる。
堤未果:200発から400発。
武田邦彦:だからもんじゅの場合は大体300発から400発分ぐらいにはなると思う。
堤未果:それはもう、とんでもない
武田邦彦:とんでもない数です。
堤未果:
これはそうすると「安全性に問題はない」というこの発表以前に、
もんじゅという存在そのものについて、情報をオープンにして、
もう一度これ、しっかり検証し直さないと、相当危ないと。
武田邦彦:
もんじゅの問題はプルトニウムというものを使うという事なんですよ。
このプルトニウムというのが北朝鮮が持っている原爆と同じですけれども、
もんじゅを動かすという事は
現在日本が持っているプルトニウムを原爆用のプルトニウムに変えることができるんです。
ですから、
堤未果:なるほどそうするとこれは安全保障の問題に絡んでくると、
武田邦彦:そうです。この事もやっぱり合わせて考えないと、
堤未果:そっちの方面からも議論していくべきだと。
武田邦彦:非常に必要ですね、これは。
堤未果:はい、武田さんの忙しいところどうもありがとうございました。
武田邦彦:いいえ、どうも失礼いたしました。
堤未果:
今夜は9000件以上の点検・延長の内部手続きを忘れていたことが明らかになった、
高速増殖炉もんじゅについて、中部大学教授の武田邦彦さんに伺いました。
もんじゅ点検で手続き9千件放置 原子力研究開発機構
東京新聞 2012年11月27日 19時25分
日本原子力研究開発機構は27日、高速増殖炉原型炉もんじゅの設備点検をめぐり、
2010年7月以降、延べ9679件の内部規定上の手続きを怠っていたと発表した。
設備の安全性に問題はないとしている。
もんじゅの二之宮和重副所長は
「点検が必要な機器を管理するシステムが未完成で、処理が追いつかず、一部の手続きを放置していた。
原発の保守管理上、大きな問題で、早急に対策をとりたい」と陳謝。
同日、原子力規制庁に報告した。
1995年のナトリウム漏れ事故で停止したもんじゅは10年5月に運転を再開したが、
燃料交換用装置を原子炉容器内に落下させる事故を起こし、再び停止。
(共同)
追記2012年12月19日ーー
もんじゅ 事業者トップが“ミスやむをえない”
NHK 12月19日 16時5分
福井県にある高速増殖炉「もんじゅ」で、9600件余りに上る機器の点検漏れが見つかったことを巡り、
事業者の日本原子力研究開発機構のトップが、
「ミスが出るのはやむをえない」と発言していたことが分かり、
原子力規制委員会は、「モラルの低下につながるゆゆしき問題だ」として、
監督する文部科学省に事情を聞くことを決めました。
「もんじゅ」の点検漏れは、ことし9月の国の保安検査で、
安全上重要なものを含む9679件の機器で見つかり、
規制委員会が今月13日、原子力機構の鈴木篤之理事長を呼んで、
原因究明と再発防止を命じる文書を手渡しました。

その際のやり取りが、19日の委員会に報告され、
当日対応した原子力規制庁の池田長官が、
「鈴木理事長は『形式的なミスが出るのはやむをえない』と発言した。
トップの発言としては不適切で、現場のモラル低下につながるゆゆしき問題だ」と批判しました。
報告を聞いた委員からも厳しい発言が相次ぎ、田中委員長は
「トップの意識がそうだと、安全を守る意識が組織全体に広がらない」などと述べて、
原子力機構を監督する文部科学省から事情を聞くことを決めました。
鈴木理事長は平成13年から9年間、原子力安全委員を務め、
最後の2年間は委員長に就任し、日本の原子力安全の中枢を担ってきました。
「温暖化と原発そして日本の自立」武田邦彦&岩上安身
岩上:
先生のおハコともいっていいお話、地球温暖化なんですよ。
地球温暖化の話は僕はもう本当に分からないなと、
ちょっとこの問題について深く調べている時間もないので、
ちょっと判断留保っていう時間が長かったんですよ。
それで、先生にお会いした時に「いやいやこんなものはフェイクなんだ」といわれて、
「本当かな?」と思いながら、
武田:
岩上さんなんかね、割合と体制派だからね、
トキは絶滅しちゃいけないとかね、それから何だ?温暖化するとかね、最初は変なことを思ってたんですよww
岩上:
いやいや、だからネ聞くともっともだしとも思っていたんですが、
あのぉ~ちょっとまぁ、難しいね、お勉強はちょっと後回しにしてたら、
どうも政治がね、それどころじゃなくなってって、
で、明らかに地球温暖化議論っていうのが、原発の維持推進、
武田:そうそう。
岩上:
これは全然合理性がありませんね、
日本みたいな国での維持推進は合理性がない。
なのに、それをアメリカはね、内政干渉もいいところですよ。
それを押し付けてくる。という時に温暖化の理屈が付いてくる。
ところが、そのまさにおっしゃったアングロサクソンのイギリスだって、
アメリカではそんなもの鼻から信じていないし、支持してないし、基本的政治にも入ってない。
これは、あのー、その真偽は別としてもですね、
これはすくなくても「政治的に利用されているな」っていうのは、
これはま、ね、間違いないなっていうふうに思います。
武田:
それは1988年の6月23日にアメリカの上院で提案された時に、
これは農業関係議員と、ロスチャイルドと、それからCNNのターナーがやったことですね。
岩上:それは上院でなにが?
武田:
上院で公聴会、温暖化の公聴会がありました。
その時に6月23日を選んだのは、
5月のシカゴ相場で、農業、小麦価格が暴落しなければやらない、暴落したらやると。
これはどういう事かというと、最初クライメイトチェンジと言っていたんですが、気象変動。
何故気象変動という名前を使ったかというと温暖化じゃなかったから。
何故かというと、
工業が出すCO2で気象が異常になる。
気象が異常になるから農業が打撃を受ける。
だから農業に工業からの補助金を回せというんで、農業議員が仕掛けたんです。
岩上:なるほど。
武田:
これにロスチャイルドが乗って、タナーが乗って、やるっていうのがそれですね、
それをやったら、即それに応じたのがイギリスのサッチャー。
岩上:サッチャー。
武田:
アングロサクソン同盟。
それでサッチャーがIPCCをその年に作る。
その時にサッチャーが言ったのは、
「原子力よりか怖いものをつくれば、原子力はできる」って言ったんです。
岩上:「原子力よりか怖いものをつくれば、原発は維持できる」と、
武田:そうw
岩上:サッチャーは原発を続けていきたいと思った?、
武田:
あのね、サッチャーはこうだと言われていますね。
イギリスの北海油田はやがて枯渇するんですね。
やがて枯渇する前に、やっぱり原子力はある程度やっておかないと、
フランスとかドイツに対抗できないという意識があって、
で、それにはイギリスの原子力を育てていかなければならない。
ところがイギリスは割合と・・
あ、その後成功したのがイギリスが温暖化の、それに乗ったんです。マスコミが。
岩上:仕掛けた罠を使って、それが大きくなるかどうかはわからなかったけれど、
武田:そうそう、大きくなった。
岩上:ビックリするぐらい成功してしまったっていう事ですね。
武田:
それで、日本の知識人が
「イギリスもこうやっている、イギリスもこうやっている」って言って温暖化をやったんです。
あれはもう、サッチャーの作戦通り。
あの時サッチャーが言ったのは「原発より恐ろしいものができるから、しめた」と、ね。
それからもうひとつは、ICPPをつくる時に、
岩上:
つまり原発隠しのために、気象変動がよりモンスターで
それから見れば原発なんてかわいいもんで、むしろクリーンじゃないか。
こういう原発ルネッサンスがその時に胚胎したという、
武田:
そうです、それで僕が、
これは僕がって威張る訳じゃないですけど、
原子力委員会の研究開発部会で、
「地球が温暖化すると、なんで原発が安全なんですか?」って3回やったんですよね。
3回目は止められましたけど、
そういう理屈になっちゃったんですよ。
みんなが「温暖化怖い、温暖化怖い」
「だからもう原発でいいや」と。
これはもう作戦通り。
それからもうひとつIPCCをつくる時に、
「みなさん仲間から外れちゃいけませんよ」
「温暖化が科学的に嘘だとわかっても、外れちゃいけませんよ」
だからクライメイトゲート事件という、地球温暖化のインチキ事件はイギリスの大学。
岩上:ああ・・・
武田:ちゃんともう、がっちり全部がものすごいドラマとして進んでいる。
岩上:
イギリスは、ま、ある意味大帝国の時代じゃなくて、
今やある意味では中等国まで落ちたイギリス、影響力がね。
だけれども自らの国の影響力とその存続を願って、一つの、まフェイクをしかけてきた。
それが地球大で成功しちゃって、膨れ上がったのが、
武田:
それでしかも排出権取引市場がロンドンに置かれる、ね。
だからサッチャーとしては原発をやる道を作った。
IPCCを作って、世論の調整もできる。
しかも排出権取引で大儲けするから産業界は賛成だと、もう全部上手くいっている。
それをそのまま乗ったのが日本ですよ。
岩上:ばかじゃ
武田:全部分かってる、専門家は分かってる。
岩上:わかってるんですか?武田先生だけじゃないんですか?温暖化は嘘だって言ってたのは、
武田:
違います。
あのね、あの時にね、京都議定書の時にね、通産省が結構、あの時は反対派したんですよ。
その時の議論かなんかで、僕忘れましたけれどもね、その詳細は。
もうね、割合と経産省は分かっていた、あの時。トリックがあると。
岩上:トリックがあると。
武田:
だけどそれがね、橋本さんがそれを政治課題で押してたことがあって、表面的に出さなかった。
それはマスコミも知ってたけど報道しなかった。
それで全部がズルズルズルッって行ってしまった。
岩上:ばるほど。
武田:
それで日本だけがマイナス6で被る。
大体、ドイツの基準が、
東ドイツと西ドイツの分裂時代を足した量だなんていう事は、日本で全く報道されない。ね。
だからドイツはプラス11%獲得して、日本を笑っていると、こういう状態になった。
で、鳩山さんが25%って言ったらみんな少々と拍手をすると、これは当たり前で、
「ばかだなぁ」と、ね。
だって、まァゲルマンぐらいになれば、アングロサクソンの悪だくみぐらいは分かるから。
岩上:なるほどww
武田:
一応それに乗るっていうだけの話ですよ。
あの時に、京都議定書で、これももうはっきりした話だけど、
ドイツが、そのね、
東ドイツ西ドイツ分を足すというのと、
ロシアから天然ガスを買うっていうのと、
ロシアを38%プラスにしたというのが全部リンクしてて、ちゃんと打ち合わせ通り。
それでロシアに日本は排出権取引で、1兆円ぐらい取られると、こういう事になってるんですよ。
それをイギリス経由で、
岩上:
本当にポーカーかなんかやってて、その、麻雀でも良いんですけれども、
それで手も作るのも上手いだけじゃなくて、
もう本当にイカサマも上手で、
で、「ルールをちゃんと公正にやろうね」って言いながらイカサマをやる。
武田:そう、そう。
岩上:
しかも自分だけのイカサマではなくて、
そのイカサマの中に誰かを引きこんだり、誰かだけ省いて、
で、そいつに一番、ま、マイナスを背負わせると。
武田:そうです。
岩上:一番いいカモになってきたのが日本だと。
武田:
あのね、これはバーゼル条約というリサイクルの条約で、
国際的に締結されたのがある。
これは1989年。
これも、全く同じでね、全くヨーロッパはスキがないんですよ。
廃棄物を外に出しちゃいけない。まず原則を決める。
だけど、例外として外に出しても良い。
その時には相手国のOKを取ることだと。ね。
そういうきちんとしたルールをつくるの。
で、ヨーロッパの方が廃棄物を外に出しているんですよ。
ところがね、ちゃんとそのルールでやってる。
で「日本は何だ!」こう来るんですよ。
これねぇ・・・
日本はところがねそこをまァまァなァなァでやっちゃう。
だから、国際的に非難を浴びちゃう。
CO2もそうですよ、日本だけが京都議定書を守ってる。
だけれども他も、カナダも脱離した。アメリカは批准しない。
ところがアメリカは自分たちは批准しないで日本が批准しているから、
日本には「守れ」と言ってくる。
岩上:そうなんですよ。それを平気で言うんですよ。
武田:
これはね、ルールというものは約束したらダメなんだという、
彼らの土俵の上で日本が戦わされている。
日本はそれに慣れないか、ま、おとなしいのか、馬鹿なのかよく分からないけど、
それでいつもやられる。
岩上:でもいつも、最後の最後のところは日米同盟っていう話じゃないですか。
武田:ああ、そうそう。
岩上:
結局いざとなると日米安保で、
「お前、所詮自分の国を自分で守れないでしょ」って「アメリカが守ってあげるからね」って、
いっさい守りもしないのに、そういう事を言うわけですよ。
武田:そうそう。
岩上:
で…結局は自立できないまま、と。
そして不必要に引っ越すことが出来ないとなりの国、
あの、隣国の中国と事を構える。
でもその中国の経済市場というのも無かったら、日本なんてリーマンショック以降とっくに潰れてますよ。
武田:そうそう。
岩上:
今貿易高は対中貿易は30兆ですよ。
それに対して対米貿易高というのは今は15兆。
こんなに差があります。
2004年から、こう、クロスしていったんですけど、
しかし、もう、もう倍の開きですよね。
これどうすんですか。
武田:
だけども、日本国内で対中、日中貿易を盛んにするっていう事は、
「日本の安全保障とかそういう事がどうなのか?」という事を
よく考えられてないんじゃないかな?って思うんです。
岩上:
ん・・・・・・
もしかすると、先生はそこのところにはご不満があると?
武田:
僕はやっぱり、対中貿易は、日本の日中貿易は相当慎重に構えないと、
増額していくのはあんまり賛成じゃないです。
岩上:
でも、あの尖閣のこの夏の事件の後、
日本のメーカー、自動車メーカーやなんかは、向こうで当然のことながら反日感情が湧きあがりましたから。
武田:そう。
岩上:半分になりましたね、売れ行きが、ね。
武田:そうそう。
岩上:
で、それが半分になって、
自動車がそもそも外国の自動車が半分になったのか?っていうとそうじゃなくて、
相変わらず外車は買ってるんですよ。
その半分はアメリカ車とフォルクスワーゲンがね、儲けた訳です。
武田:そう!
岩上:
日本はただただ、いたずらにですね、
ここのトヨタも大打撃を受けたと思いますけれど、
「損をした」だけじゃないじゃないですか。バカみたいな話だと思いますけどね。
武田:
やっぱり輸出戦略も含めて、常に日本に外交がないので、
世界の外交の力から言ったら、やっぱりいつも日本が遅れを取ると。
働くだけ働いて、貢ぐだけ貢ぐという関係は、中国に対しても僕はそうだと思います。
アメリカに対してもそうですね。
ですから、ま、中国に対しては少し岩上さんと意見が違うかもしれませんが、
僕はやっぱり対中貿易、対米貿易、それを一辺倒にならずに、
やっぱり日本がどういうスタンスを取るか?
先ほど言われたようにね、アラブもね日本に対して割合いいのは彼は石油を売らなきゃならないから、ね。
岩上:そうですよ。
武田:
だから日本が、あたかも日本の中だと「アラブから石油を買うので」と言っているけど、
向こうにしたら売らなければなりませんから。
岩上:そうですね。
武田:
だからそう言ったね、相互関係で、
それから中国だって、たとえば中国の周りの東南アジアからインドまでの国は全部反中国ですからね。
それとどういうふうに連携していくか?っていうのは、
これはね、別に反中国じゃないですよ。
あの、国際、
岩上:
巨大な帝国が傍に勃興しつつあるわけだから、
それにいかに飲み込まれないで、誘導されないで、自立を守りながら、だけどま、当然のことながら、
平和でないと自分たちもダメージ食らいますからね。
上手く友好しながら、商売もしたい。
でも絶対にのみ込まれない。
そういうものもすごく大事だと思うんですけれども、
今の状況を見ると、日本はアメリカに占領でね、
敗戦して占領国になって以降、一度も自立できないまま、
まま、いいところまで太った、丸々太った状態から、アメリカにずーーっと食べられ続けて、
武田:そうそう。
岩上:いまや米中は敵対なんか全然していなくて、
武田:まったく。
岩上:
手を結び合って、
それでさも日本国内ではあたかも敵対しているかのような嘘の報道をされて、
そして、こうなると怖い事は、
日米中の3国のゲームがですね、
米中が手を結んで、両端から「日本食べちゃおうぜ」っていう話になったら最悪ですからね。
武田:
いや、今はそうなっていますからね。
リーマンショックの時だって2008年の9月にリーマンショックが破たんしたんです。
その前の4月に、ちゃんとあの時の財務長官が中国に行って、中国政府と
「もう秋には破たんするから、こうこうこうするから、」ね。
「アメリカはこうやって公的機関をやる。中国が持っているアメリカ国債がやられないようにこうする」と、
ちゃんと相談して、それもレポートなんかが後で出ている。
それでやってる。
もちろん日本なんか全然相手にしない。
日本には打撃を与える。
岩上:
食らっただけですよ。
つまりマイナス、しわ寄せだけ食らった。
武田:
そうです。
ま、そういうふうになっているので、
だけどね、岩上さんが諦めていないように、僕も絶対に諦めていないです。
読者からはね、これじゃ日本はダメだっていうのがいっぱいあるけど、
いやぁへこたれない、いつかみなさんがあるところまで爆発点に来れば、絶対にね、やっぱり頑張ると思う。
だから、まぁそれを信じてやっております。
岩上:なるほど。
武田:それで病気になっております。
岩上:
病気ww・・そこはお気を付け下さい。
これからもいろいろとお話をうかがっていかなきゃいけないんで、
武田先生にはお元気でいていただきたいと思います。

岩上:
あのー、今年もね、本当にいろんな問題が山積みで、
でもね、バラバラに見えるような話がどうもリンクしてるんだなと。
だから、全然違うように見えて、これらは一緒に考えなきゃいけない。
武田:そうです。
岩上:
原発の話と日米同盟がどうだらこうだらという話が、
ついこの間まではね、「これがリンクしているよ」と言っても分からなかったけれど、
武田:あの、温暖化もね。
岩上:そうですね、
武田:みんなリンクしている。
岩上:
そうなんですよ、これも温暖化が実はエネルギーのそういう思惑があって、
そしてこれで原発が推進させられてきた。
それをまだ日本は、そのフェイクが割れてても
アメリカに「やれ」って言われているから、
「やれ」って言われたらそのままやらなければいけない。
利権構造も残すと。
武田:
そう。
ま、アメリカは「原発やれ」っていうのは当たり前で、
日本人の健康は考えていないからね。
岩上:そうですよね。
武田:だから当たり前ですよ。
岩上:そうですよね、どうなってもいいと。
武田:合理的ですよ、アメリカとしては。
岩上:
すごいですよね。
で、自分たちの国では新設はしないけれども、日本ではどんどんやれと。
武田:
今度一個廃炉になりますけれどね、アメリカ。
これ廃炉になるのはね、やっぱりシェールガスとも関係してて、
もう今や原発の経済性はね、一応崩れたんですよ。
岩上:崩れたんですね。
武田:だから今度アメリカの廃炉は、福島の影響じゃなくて、経済的理由なんですよ。
岩上:合理的ですよね。
武田:合理的です。
岩上:
そして日本がこの狭い島国の中で、また地震があって何か崩れても、
それはわれわれにとって知ったこっちゃないし、アメリカに関係ないことなんで。
武田:そうそう。
岩上:
でも「続けろ」って言うのは、これは何なんでしょうね?
これはアメリカの原子力産業が日本のメーカーと一体化しているという部分もあるとは思いますけど、
武田:
もちろんそうですね、だけどもね、やっぱりね
そうですね、これは難しいですね。
アメリカが日本に原子力発電所を続けろっていうのはどうしていっているのか?って言う事でしょ?
岩上:
そうとう強く言っているんですけど、複数並べているんですよ、理屈をね。
ひとつは、「急に原子力技術を衰えるわけにはいかない」というふうな事を言ってて、
ま、ようするに、
アメリカの原子力産業を技術的にも経済的にも支えて行くためには
日本のメーカーの力がいるんだというふうに聞こえる。これが一点ですけれども、
それから核不拡散の話しとか、出てくる訳ですよね。
武田:
ま、核兵器を日本に持たせるというのは、
だけどあり方としてはね、反対じゃないかと思いますけれどね。
岩上:
だからこれはせめぎ合っているんですよね、アメリカ国内で常に話しあってて、
で、「持たせたらまずい」っていうのと、
それから持たせて、
持たせるって言ってもこの場合日本の主権の下の核じゃないんだけども、
あくまでもニュークリアシェアリングで、
早い話が、「ボタンを押した責任は日本に取らせる」という、
そして中国に対して喉元に刃を突き付けさせるという、
核の鉄砲玉に仕立て上げる戦略という、
これはまぁ、オプションとして残されている。
それがまだ残っているというのもあるだろう。
だから完全な脱核というのを実現させたくない、何かそういうものもあるでしょう。
武田:そうでしょうね。
岩上:
だから思惑は全部は分からないけれども、ただ、
ただハッキリしたことは、
アメリカは「絶対に原発をやめるなよ」と命令したことは事実で、
それを一度ならず言って、
そして日本政府が「ははッ!」という事を聞いたというのが事実はこの夏明らかなんですよね。
武田:そうです、それはもうハッキリしてるんですけどね。
岩上:ハッキリしてるんですよね。
武田:
アメリカがそういう複雑な戦略に出たっていうのは、
ま、中国との関係が一番大きいと思いますよ。
岩上:
関係ですね、
やっぱりね、あの、工業生産高で、去年アメリカは中国に抜かれましたからね。
武田:そうですね。
岩上:戦争を遂行するための基礎力はね、工業生産高ですから
武田:
そうです、そうです。
これはね、日本の人にちょっと分かって欲しいのはね、
アメリカが何故太平洋の、広い太平洋のこっちまで来てるか?っていうことをね。
これ、日本はカルフォルニアまで行ってないんですよ。
岩上:行ってないですね。
武田:
日本人に「何でカルフォルニアまで行かないの?」って言ったら、
「あんな遠いところ」って言うんですよ。
アメリカはね、日本とそんなに大きさの違う国じゃない、そりゃ大きいけど。
だけどもそれが日本のところまで、
グァム島も取り、サイパンも取り、ハワイも取り、アラスカも取って、ここまで来てるのか?と。
このアメリカのね、獰猛さっていうのをよーく理解しなければいけない。
岩上:
そうですよね、
でもそれも、その手前にある北米大陸というものも、先住民が住んでいて、
ネイティブアメリカンって言うけれども、要するにインディアンで、
その人たちを殺戮して土地を全部奪って、
「我々の土地だ」と言って強引に行って、
そして、その続きを彼らはやっているんですから、
僕は日本列島にいずれ日本人がただの先住民としている状態、
だからハワイにおける原住民の先住民の今おかれている地位とか、
それからグァム・サイパンもそうですね。
ポリネシアの国々もそうですし、
プエルトルコが、なんと!国民の大半がですね、この間の住民投票で
「アメリカの州にしてくれ」なんて言い出した。
こんな状態にね、日本もなりかねないと。
武田:そうです。ま、希望している人も多いんじゃないですかw
岩上:
でもこれは、正当な権利なき、なんというか隷属ですよね。
絶対に同じ平等の権利なんか与えられないですからね。
土地は奪われる、財産は奪われる、
ま、権利さえ取ればいいわけですからね。
武田:そう。
岩上:そういうような状態になっていいんですか?っていう問いかけですよね。
武田:
やっぱり日本の中でもっと議論を深めて、一人一人の人が日本人として、
日本人の孫、子どもを守るためには、
「わが日本を50年後にどうしなければいけないか」という議論を深める必要があります。
岩上:
そうですね、
アメリカにもう、飲み込まれ続けていてはいけないし、
中国に併呑(へいどん)されるような事ももちろんあってはならないし、
どちらの帝国、この帝国同士のね、ゲームが行われますからね、
結んだり喧嘩したり、
そこからできるだけ身を引き離して、
武田:そうです、そうそう。
岩上:わが身を引き離して、
武田:そうです。
岩上:なんて言うかな、日本という国を保存して行くっていうか。
武田:ま、イギリスとフランスとドイツ並みの外交力があれば、悠々と出来ます。
岩上:う~ん・・・残念ですね。
武田:残念です。
今のところ残念ですが、IWJで皆さん一生懸命勉強しましょう。
岩上:インディペンデントという名前を付けた位ですから。自立する国になりたいと思います。
武田先生へのインタビュー↓
1「福井県民はB級国民である」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
動画はこちらにあります↑
2「日本は財政赤字だという大嘘」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
3「今、目の前で溺れている人の事を報じているか?」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
4「家畜化された日本人とアングロサクソン人」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
5「化石燃料枯渇の嘘とシェールガス革命」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
↓武田先生のインタビュー直前に福井県で行われた岩上氏のスピーチ
「原発にはね、地震のリスクと戦争のリスクがあるんだ」岩上安身氏
11/11福井Walk in PEACE(内容書き出し)
ーーーー
武田先生と岩上さんのテンポの良いトークと、
その内容のものすごさに吸い込まれて、
最後まで書きだしてしまいましたww
いろいろな事が絡み合って全てがリンクしているということ、
そして、日本は敗戦した時以来一度も自立できていないという事。
大変重要なお話だったと思います。
素敵なインタビューをありがとうございました。
ーーーー
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岩上:
いいように鉄砲玉にね、今されつつあって、とても危ない状況ですよ。
で、この話はこの話でしたいんですけど、
いまのちょっと、エネルギーの話ね、聞きたいんですけど、
これ、シェールガス革命って、まず一つ一つ聞きましょう。
シェールガス革命って言いますが、これは本当に革命なんですか?
これは何が利権があるんですか?デメリットがあるんですか?
武田:
えっとね、もともと油というのは地下3000mのところにあって、
これは大体3000年分ぐらいあるんですよ。
で、その上に今まで取っていた油田がある。
これはね、シェールガス層から漏れた油が溜まっているところ。
今まではね、漏れたものしか取ってない。
岩上:地上に染み出たものだったんですね
武田:
地上の温泉に入っているだけ。
ところが、1000m温泉を掘ってみたらどこにでもあるっていうね、
アルゼンチンの大体3分の1ぐらいは全部シェールガスなんですね。
岩上:
だから、もうエネルギーって、要するに少なくても化石燃料っていう意味では、
無尽蔵に近い位あるっていう事。
まずそもそも、枯渇する可能性があるっていうのが、まず嘘だったんだと。
武田:
そうそう。
なんで嘘かっていうとね、たとえば1970年位にNHKが「枯渇枯渇」ってあれ全部ウソ!
何で嘘か?って言うと、あの頃からメジャーは代替エネルギーに投資していないんですよ。
なんで代替エネルギーに投資しないか?って言うと、シェールガスがあるから。
シェールガスの掘削パイプをやってた。
それで掘削パイプをやってて、変な報道がありましたよ、この前ね。
あれどこの放送局だか忘れたけど、
「オイルが高くなったので、シェールガスが出ると言う事が分かった」
「分かった」何故そんな時に分かったのか?
もっとずっと前、30年前にわかってるのに、
だって、地下3000m垂直に掘って、
油層にぶつかったら90度に曲げて、
手が8本にわかれて、
3000m下で自動的に掘っていくんですから、ずーーっと。
岩上:それは機械の話?


武田:
機械の話し。
その機械を作るには30年かかりますよ。今はアメリカ独占。
岩上:あ、そうなんですか。
武田:
だから、シェールガスはアメリカが「買え」ということで、これはちゃんと理屈通り。
これはね、もう30年前から資源学者はみんな分かっている。
それでリーマンショック、
岩上:昨日今日の話じゃない
武田:
だってね昨日今日の話で、なんで3000mも深いところで自動的に掘れるか?とね、
それはもう、20年や30年研究にかかるわけですよ。
しかも2000年の時にはもう持っていたと。
試掘してたんですよ。
ところが、掘るとガソリン価格が安くなる。
あの当時ガソリンがまだ25ドルとかそういう時代。
これはダメだ。
岩上:
そうですね、安くなる。
これを知られちゃうと、儲からないですからね。
武田:
地下資源と言うのは、もともと山師だからね、
地下資源っていうのはもともとタダなんですよ。
一番いい例が金。
金は50年前からずーーっと19年の寿命なんです。
岩上:えぇ・・・19年でなくなるってねw
武田:
何故か?って言うと、金が溢れるほどあると、
たとえば金っていうのは面白いもんでね、地面が全部金だったら、金ってゼロになっちゃうんですよ。
岩上:そうですね、価値がゼロになっちゃうんですよね。
武田:
資源の価値がゼロになっちゃう。ということで、
資源というのは掘ったら出てくるものですから、
結局掘る量をコントロールする以外に値段を確保できないんですよ。
だからこれはね「正当なビジネス行為」って言ってるんですよ、僕は。
だから、「石油が無い石油が無い」と石油会社が発表するのは正しいと。
岩上:
これはまあ、自分たちの私的な欲求というか、利益のために「ない」という嘘をついているんだけど、
それは仕方がないと。
武田:
商売上の事だから。
ところがそれが分かっている日本の資源学者とマスコミが、
資源会社の言う通りを伝えるというのが、
これね、デモがそうなの。
国会デモね、主催者発表15万、警察発表1万5000。
この二つが出てるんですよ。
岩上:そうですね。
武田:
でもね、「あなた取材したの?」って、マスコミ。
「あなたが目で見たんだからわかるじゃないの」と言ってね。
それはつまり、伝聞しか伝えていないの。伝聞しか。
そうすると主催者側を伝えれば15万人になる。
警察側を伝えれば1万5000人になる。
それを選んでいるだけで、
岩上:なるほど。
武田:
そうじゃなくてあなたの役割は自分の目で見て、
このデモが何人だったという事を書かなきゃいけない。
それが、同じ事が石油についても行われている。
岩上:なるほど。
武田:
だから、そうすると石油の場合は、石油がうんとあると言っているのは、僕ら学者だけ。
だからこれは報道しない。
岩上:なるほどね。
武田:
それともう1個は、警察とデモ隊の主催者みたいに両方とも力が強いというんじゃなくて、
メジャーは
岩上:
桁違いですからねww
桁違いに金持ってるし、コントロールしてるし、
情報と金持っているんですよね、
武田:
だからそっちだけ報道する。
それで30年だって言って、1970年代に30年だって言って大騒ぎして、
みんなに大騒ぎさせて、
構造が分かっているのに、
岩上:1900何年代ですか?
武田:
1970年に30年って言ったんですよ。
それが、2000年に無くなったか??
岩上:特にローマクラブで、成長の限界とか、大騒ぎしていたあのイメージと
武田:あの裏にはアングロサクソンのメジャーがいるわけだ。
岩上:なるほどね
武田:
アングロサクソンのメジャーが放送しているという事をNHKは十分わかっているのに、
日本国民を裏切る方が平気なんです、ね。
メジャーが大切なんだ、彼らは。
だから、結局メジャーの言う通りにやって、日本国民を騙すと。
しかも、2000年になって、さらに石油連盟があと43年って発表すると、
そのまま発表するだけで、また、石油連盟の発表をする。
それで、「私たちは30年前には誤魔化しました」という事をやらない。
岩上:延びていくんですね、これが。
武田:延びていくww
岩上:
延びていくんですよ。
それで日本は1920年代30年代にも石油がなくなるんじゃないかと思って、
そして油を入れてもらえないから追い詰められて戦争にまで出ていって、
大馬鹿なことをやっているわけですけど、
結局その事の繰り返しで70年代も大騒ぎさせられて、
で、結局今実は静かに、これはずっと前から進んでた。
そして、結局、その何なんですか?
その層に到達出来て、それは採算可能なレベルで、掘りだすことができた。
試掘のレベルじゃなくて、本格的稼働ができるようになったという事は、
武田:
2000年位で大体実用化できるという事は分かっていた。
あとは油が、
だから2009年から、シェールガスっていうのは本格的に出てるんですよ。
これをちゃんと説明せねばいけない、テレビは。
なんで2009年か?って。
2000、その前にリーマンショックがあったからなんですよ。
岩上:
ちょっと待って下さいね、リーマンショックが確かに2008年にありました。
その後にシェールガスが本格的にクローズアップされる、というのはどういう関係なんですか?
武田:
100ドルを定常的に超えるようになったからだと私は思います。
もう相場がしっかりしてきた。
ようするに石油相場が、たとえば日本ですと、
最初リットル100円から120円ぐらいまで上がってきた時に、
みんなが「どうだどうだ」って心配する。
ところが今は150円で平気になる。
それを見てポンと出す。
岩上:あぁぁーーー
武田:
それはもう、それをよーく計算しています。
だってね、アングロサクソン族はね、ものすごくアメリカはね、
シェールガスを掘るにあたっては、サウジアラビアと検討したと思いますよ、ものすごく。
そして、「どのタイミングで掘り出していいか」という事については、
アメリカとサウジアラビアは合意していると思います。
何回もそういう書類をね、名古屋大学でも見たんですけど、
ものすごく綿密に提携していますよ。
だからサウジアラビアの王権が崩れずにイスラエルの関係もある。
岩上:
そうですよね、
イスラエルに入るシェルという事と、
それからそう言ったサウジのような王家と、これはこれで密接なつながりがあって、
で、自分たちはこれまで投資してきた、メジャーが投資してきた利権もある。
でもイスラエルのね、これはたとえばイランとやりたがったりするわけですよね。
このあたりを、バランスを取らなければいけないわけですよね。
武田:
そうそう。
ま、サウジアラビアはイスラエルという点でも非常に重要なんで、
サウジアラビアとアメリカの関係というのはユダヤは反対しますよ、ね。
ですからそこのところもしっかりとやる。
それでアメリカとしてはサウジアラビアの利権を守りつつ、シェールガスをいつ掘れるか?と、
そういうことになりますとね、タイミングは2009年かなと。
ちゃんとそれでやっている。
岩上:
で、それでもう12年ですよ。
いよいよもう本格稼働と。
で、これは、今度売りつけると。
武田:そうです。
岩上:売りつけ先としては日本だと。
武田:そうです。
岩上:
日本だけじゃないけれども、
日本はこんなに高値で買ってくれて、言う事を聞くイエスマンな国は無い。
武田:
エネルギーからいえばこう言えるんですね。
オーストラリアだとかアルゼンチンだとか、そういうシェールガスと石炭が豊富なところと、
日本がもし、ちゃんと力があって外交力があって、日本のためを考えれば、
マルチ契約をしてアメリカをその輪の御膳にしておけばいいんだけど、
岩上:そうですね。合い三つを取るみたいなもんでね、それで価格を下げてもらえばいい。
武田:
そうそう、それでね、
オーストラリアの石炭もそうですし、アルゼンチンに今度たとえば日本の、
シェールガス掘削装置はまだないけど、それを納めてやってたら、
その二つの国は日本に供給しますよ。
それとアメリカとでやるならいいですよ。
ところがこっちをやらないでアメリカだけとやったらね、
もう「止めるよ」って言われたらおわりだw
岩上:そうですね、
実際そのアミテージレポートにも、ハッキリ書きこまれていますし
彼らは講演も行っていますしね、
それを公開されているのを見るとね、もうもう、ものすごくあからさまなんですよ。
自分たちがその輸出をするセクションの政府当局、
それがアメリカのエネルギー安全保障のために、
良くない、ためにならないとなったらば、
たとえ投資をされていても、たとえ契約があってもキュッ!と止めると。
武田:そうそう。
岩上:
こういうね、エネルギー安全保障って聞こえはなんだかアレですけど、
意味が分かりませんよね。
武田:そうそうそう。
岩上:
アメリカの機嫌一つで首絞められることになる。
合法的な契約を結ばれても、輸出しません。
だからアメリカにもう全部握られちゃうと。
武田:そうそう
岩上:
でもそれを堂々と書いているんですよ、堂々と言ってるんですよ。
なんですかこれ?
武田:
だから日本はね、エネルギー政策のセキュリティーを持つためには、
アメリカの敵性国ともなるし、アメリカともするって、多角にしておかなきゃダメなの。
岩上:
そうですよね、これを全てにおいてアメリカにおんぶで抱っこ。
で、かつ、これとワンセットで全部。
いや安全保障問題に結び付けられて、
日本は軍隊もないし、で…ま、自衛隊はあるんだけど、自衛隊は実際にはやらなきゃいけないけど、
武田:そう、尖閣位でちょっと騒動を起こして、
岩上:
騒動を起こして、それで日本がパニックを起こして、
それで大騒ぎさせておいて、
「ほら、日米安保が無いと困るだろう」と、
武田:そうそうそう。
岩上:
「だからお前ら武器を買え」。
そして、「シェールガスはうちで」っていうことで、
「イランに掃海艇出せよ」と、
「今度はアメリカと一緒に組んでどこにでも行けるようにしろよ」と、
「集団的自衛権もしろよ」みたいな話になって、
いいようにアメリカの、
米軍の、世界中に展開する米軍の下請け会社みたいにさせられつつあるわけですよね。
武田:だからもうずっと、日本はアメリカの召使みたいなもんですよ。
岩上:ヒドイですよね
武田:ヒドイですよ
岩上:ちょっと待って下さいよ、でも、先生
武田:えっ?
岩上:
ずっとね、そりゃまだね、
高度成長期とかいうのは、これはアメリカの保護下みたいな状態ににあってもね、
日本が豊かになったからそれでいいと思っていたんです。
でも結局冷戦が終わっちゃって、アメリカにライバルが無くなったら、
あとはもう、自分たちの陣営に日本やドイツを引きとめておく必要はない。
特に日本は。
あの、引きとめておく必要はないっていういい方はおかしいな、
引きとめておくために機嫌を取る必要がない。
だから今度これを絞り取るという事になって、
ずーーっとお金を取られ続けているじゃないですか。
武田:
そう、もう搾り取られて、続けていますよ。
だからさっきの男性の若い人、
「私は真面目に働いていますが、何のために生きてるの?」と、ね。
この実感はまさに現在の日本人がアメリカとか日本の官僚とか電力会社のために家畜になっているという、
岩上:うん、奴隷ですよね
武田:それがちゃんと分かっているという事ですよね。
岩上:
そうですよね、
そのじゃぁ官僚がね、ものすごく主体性を持った暴君として生きているのか?というと、
これもアメリカの顔色をうかがって、
ワシントンがなんか言うと、すっとんで行ってその機嫌を取るようになっているじゃないですか。
武田:
日本の官僚はね、年間1億円取ろうと思ってないんですよ。
それがいけないんですよ。
1億も10億も取ろうと思ったらね、自分で頑張るんだけど、3000万とか5000万でいいわけ。
岩上:アハハ・・
武田:それはね、おこぼれ。
岩上:おこぼれ・・・
武田:
よくあるじゃないですか、
殿様と庶民の間に立って、適当に威張り散らして、あの、楽しく人生を送る。
岩上:代官みたいなものですよね、
武田:
そうそうそう、全部こうなのよ政治家も。
だから変になっちゃうんですねー。
岩上:
そうするとね、どこまでも日本人というのは低落して行かざるを得ない、このままだと。
吸い取られ続けですよ。
武田:
それはだって岩上さん、魂のある日本人が多くならなきゃダメですよ、これは。
岩上:
そうですね。ええ、いやいやそう思います。
あの、僕はそれを実践しているんですけれども、
魂はあるんですけれども、ちょっと会員が、お金がないw
武田:アハハハハ…ッ
岩上:これは毎度のことなんですけど、w
武田先生へのインタビュー↓
1「福井県民はB級国民である」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
動画はこちらにあります↑
2「日本は財政赤字だという大嘘」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
3「今、目の前で溺れている人の事を報じているか?」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
4「家畜化された日本人とアングロサクソン人」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
6「温暖化と原発そして日本の自立」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
↓武田先生のインタビュー直前に福井県で行われた岩上氏のスピーチ
「原発にはね、地震のリスクと戦争のリスクがあるんだ」岩上安身氏
11/11福井Walk in PEACE(内容書き出し)
米 世界最大の産油国になる見通し
NHK 11月13日 8時48分
IEA=国際エネルギー機関は、世界のエネルギー需給について、地下深い岩盤の層に閉じ込められている油、
「シェールオイル」を取り出して生産する技術を確立したアメリカが、
今後、5年以内に世界最大の産油国になるとする見通しを明らかにしました。
これはIEAが12日、発表した世界のエネルギー需給の見通しに関する報告書の中で明らかにしたものです。
報告書では、地下数千メートルにある固い岩盤の層に閉じ込められている油、
「シェールオイル」や、同じように閉じ込められている天然ガス、「シェールガス」に注目しています。
アメリカが、こうした油やガスを地中から取り出す技術を確立して商業生産を始めたことで、
現状では国内のエネルギー需要の20%を輸入に依存しているアメリカが、
石油の生産では、5年後の2017年までにはサウジアラビアなどを抜き、
世界最大の産油国になるとしています。
さらに報告書では、アメリカが「シェールオイル」や「シェールガス」の生産を進めることで、
2035年までには、国内全体のエネルギー需要をすべて自給できるようになると説明しています。
IEAの関係者は、「アメリカがエネルギーを自給できれば、
中東など原油やガスを産出する地域に関心を示さなくなって、
今後、アメリカの中東政策などにも大きく影響してくる可能性がある」と分析しています。

武田先生のブログ
「石油は無くなるか?」武田邦彦氏1/27(音声&内容書き出し)
小出裕章氏も「石油が後何年で無くなるというのはウソだ」とおっしゃっています
下記講演会の内容から一部転記します。
小出裕章氏講演会@台東2011/8/27(内容殆ど書き出しました)
まず、化石燃料が無くなっちゃうって私も驚かされたし
皆さんはいまだに脅かされ続けているのですが
それが本当かどうかを検証してみようと思います
石油はあと何年もつのだろう?
化石燃料のうち、今一番私達が使っているのは石油ですけれども
「石油はあと何年で無くなるか」というこれまでの推測が
歴史的にどんな風に変わってきたかを見ていただきます。
一番最初は1930年です
1930年の人達が石油が後何年あると考えたかというと
18年
本当に石油は少ししかないと思ったんですね。世界中
前年の1929年に世界大恐慌が起こったので、世界中の経済が崩壊しました
世界各国が石油権益を獲得しないといけないと思ったんですね
日本はどうしたか
大陸の資源を抑えようと、満州の侵略を始めた
何千万もの人々を苦難のどん底に落として戦争を始めた訳です
そして10年経った1940年
10年戦争を続けて、石油はあと何年あると思ったかというと
まだ、23年あると
もし、1930年の推測が当たっていて、18年しか石油が無いと言うなら、
10年後の1940年には後8年しかないという所に降りて来なければいけないけれど、
ナント、23年あると、・・・そんな推測です
この時には日本は、すでに中国本土にも侵略を開始していました
世界中から忌み嫌われていた国でした。
世界が「何とか日本をやっつけなければいけない」と思ったのですね
そして長い戦争を続けて1945年に日本は負ける訳ですね
そしてじゃぁ、1950年になった時には何て言ったかというと
石油はまだ20年あるという。そういう推測になりました。
20年前の1930年に18年しかないと言いいながら
20年経ったら、まだ20年あるという
全くバカらしいとこの時に気がつかなければいけないと思います
石油は無くなっちゃうぞと脅かされて、自国の命運を決める、
他国の人を大量に虐殺するような選択をしてしまうという
本当に愚かな選択をしたという事に、この時にすでに気が付かなければいけなかったと思います
それでも気がつかなかったんですね。
これ以降も、「石油があと何年あるか」という事をみんなが心配して
朝鮮戦争などもこの頃に戦っていますが、
ずーっと、「石油が何年」という事を考えていました
1960年になったら、何と今度は
石油は30数年あると言いだした
1960年代前半、ずーっとそうです
後、30年だと言われた
私はこの頃中学校で、
「石油があと30年出なくなったら大変だ。だから、原子力だ」と、思いこんだ人間です
特に、1964年には東京オリンピックというのがあって
どんどんエネルギーを沢山使って便利になるんだという事を、この頃からやったんですね。
でも、そうやって、エネルギーを膨大に使っても
何時まで経っても石油は30年。
オイルショックというのがありました
2回ありましたけれども、それでも石油は30年位はあると、言い続けてきたんですね
10年経っても20年経っても、それはその後も変わりません
ずーっと石油は30年という時代が続く
1990年になったら、次は何て言いだしたかというと
石油は45年あると言いだした
ソ連が崩壊したり、米国が攻撃を受けた911という日がありながらも
石油の可採年数というのは全然減らないんです。
まだ、「40年50年はあるぞ」という時代が今続いている
私はこう思いました
石油が20年で無くなると言われた時代が約20年続いた。1930年から50年位まで。
その後石油が30年といいだした。その時代が30年続いた。
今、石油は50年と言われ出した。
1990年から、この時代(あと石油は50年ある)が50年続くと。いうのが私の予言です。
みなさん笑っているけど、当たります。これは。
1990年からそう言いだした訳で2040年まで、
あと30年後ぐらいまではきっとそう(あと石油は50年ある)言い続けると思います。
石油が後何年で無くなるというような説はインチキだった
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武田:
私はね、日本人の能力、技術力、企業、それから真面目さ。
これから言えばですね、
ちゃんとみんながひたいに汗して働いて、ズルをしなければ、
私はね、いまみたいなひどい事じゃなくて、楽しく行けると思いますよ。
2週間ほど前にね、ある若い男性からメールを頂きました。
こう書いてありましたね。
「ぼくは、割合ちゃんとした会社で、一生懸命に働いて、それで給料をもらっています。
生活もちゃんとした生活を送っています。そして給料が上がると貯金しています。
僕は何のために生きているんでしょうか?」
岩上:は・・・みたいな
武田:
まさに今の日本社会をズバッ!と切った短い文章ですよ。
非常に感心しましたね。
たとえば、
日本の旅行は一年に2日、一泊2日。
フランス20日。
有給休暇消化率、使用量。
フランスは一年に36日。
日本は8日。
家畜化された日本なんですよ。
じゃあ、誰の家畜になっているか?
電力、官僚、と、それの家畜になっていると。
富が、実はフランスよりも日本の方が平均思想が高い。
それなのにただ働く事だけ。
もちろんね、これはこういう言い方もしなければいけないわけです。
「働くことが生き甲斐の人もいる」
しかしそれはね、相当知識があったり、社会的地位があれば、
ある程度仕事というのが生き甲斐になる事もある。
しかし多くの人たちはわりあい単純な労働とか、辛い運動。
たとえば、道路で整備している人が、そりゃ寒い時に
車をあっちやったりこっちにやったり結構危険なところでやっている。
じゃ、その人たちが仕事に生きがいを見いだせるか?って言ったらやっぱり難しい。
だから、そうするとやっぱりその人達は、
豊かで、帰りに一杯飲んだり、旅行に家族で行ったり、という事によってね、国民が幸福になる。
岩上:うんうん
武田:
そうするとですよ、いまの日本政府は何を国民にしようとしているのか?
非常にハッキリしていて、国民を出来るだけ家畜化して、
それでとにかくぎゅうぎゅうやって貯金をさせて貯金は国債に回して増税するという。
ね、それで何のために政府に入っているんですかね、彼らはね。
岩上:これはもう、国内で還流しているんだったら、しかしまだしもですよ。
武田:まだしも!
岩上:まだしもですよ。
武田:アメリカでやっちゃったりして。
岩上:
そう!結局そこですよ。
だってその国債で増税でって言っても、さっき先生がおっしゃったように、
結局それは一見借金に見えても、親子間の貸しみたいな問題だから、
結局親父が一生懸命汗流しても息子のために、みたいな部分もある訳じゃないですか。
ところが富が今や国内に還流しなくなってきた。
小泉政権の時にばっさり地方交付税を切って、
そこから以降はですね、もう今はアメリカは自分が落ち目という事もありますけれども、
ものすごくあからさまですよ。
武田:そう
岩上:
で、結局「米国債を買え」「アメリカに金を出せ」
で、この問題に関しては先生の専門分野である資源とエネルギーの分野に、
いま、すごく大きな影響も出ているんで、ちょっとここを聞きしたいんですけど、
アーミテージという人、リチャード・アーミテージ(Richard Lee Armitage)という人と
ジョセフ・ナイ(Joseph Samuel Nye, Jr.)とね、
こういう人達が、国務省とか国防総省で働いてトップにいて、
日本担当のセクション、トップにいたような人たちが、
こういう人達はジャパンハンドラーとかいろいろと言われますが、
武田:えっと、日本ビイキと言われていますけれどね、
岩上:
そうですね、でもこの人達がこの間、
日経新聞とですね、CSISという向こうのシンクタンクの主催のシンポジウムで来て、
その前に第三次提示レポートが8月15日に出てるんですけれども、
終戦の日にわざわざ。
ここで、
「原発は再稼働せよ」「原発再稼働は良かった。維持をしろ」と、命令なんですよね。
それと同時にエネルギーの事で言うと、
「シェールガス革命がアメリカで起こっているんだから、ここで買え」と。
「ただし、10年間で20兆を別途払え」と。
CSAというんですよ。そんな枠組みをつくるんです。
それで、もし「そういう枠組みにちゃんと入らないと、ある日突然輸出をストップするよ」と、
こんなことを言っている。
で、他方でですよ、他方で、
中東を中心に石油を日本は買ってきて、しのいできたわけですけれども、
石油は温室効果ガスがあって、日本は国際公約をしたのを達成できないだろうと、
これを達成するには温室効果ガスを減らさなきゃいけないんだから、そこの消費を減らせ。
こっち側の北米産の石油石炭天然ガスだったら、
「お前それを使え」と。
それから「原発はやれ」と。
「再生可能エネルギーもやれ」と、やっていいよと。
再生可能エネルギーと原発って実は対立概念じゃないんですよね、押しつけてくる人たちにとっては。
この人達はワンセットでそこのあたりをやっていいから中東から石油を買うなと。
ま、これはアラブの懐にお金が入らないようにする。
たいへんイスラエルにですね慮っての政策だと思うんですけれど、
こんな無茶な事を言ってきてるんですね。
こういうアメリカの指令で、2030年代原発ゼロって言おうと、
建前で言おうと思った内閣は、あれで閣議決定を見送っちゃった。
武田:そう。脅されて見送った。
岩上:
これはですね、これ、どうですか?
これは先生は言いたい事がいっぱいありますよね。
武田:
えっとね、もうね、言いたい事が実は山ほどあって、
というのはですね、僕は今岩上さんが事こまかに丁寧に説明されましたが、
私に言わせれば、アングロサクソンというのは自分の得になる事を正義として、
論理展開するのがすごくうまいんですよ。
※アングロ・サクソン人(Anglo-Saxons)
5世紀頃、現在のドイツ北岸、南部よりグレートブリテン島に侵入してきた
アングル人、ジュート人、サクソン人のゲルマン系の3つの部族の総称である。
この中でサクソン人が、イングランド人としてイングランドの基礎を築いた。
アングロサクソン集団の素描 1 奴隷
岩上:すごいですよね。
武田:もう卓越した技術を持ってる。だから、何とかの正義の教室があったじゃないですか、
岩上:サンデル
※マイケル・サンデル(英: Michael J. Sandel)
武田:
あ、サンデル。
あれ聞くとね、まさにアングロサクソンが他国に、
他国には無理で自国には有利なのをどうやって正義と転換するか?っていう教室なんですよ、ね。
しかし、あの教室、あれを聞いてね、NHKなんかは感心して本を出したり、
みんなが正義の教育を聞こうとか何とかをやったでしょ、
いやね、アングロサクソンのあのねぇ素晴らしさ、
岩上:(笑)ずる賢さ。
武田:ずる賢さはもうね、桁が2ケタ違います。
岩上:違います。
武田:日本人と、ね、
岩上:ものすごい
武田:
日本人はね、人の言う事も信じ、自分が損しても文句を言わず、騙されたと思っても呑み込んでしまうという、
そういうところがあるわけですよ。
だから、日本人の方が優れているんですよ、人間としては。
だけど、アングロサクソンが我々とふた桁ずる賢いという事は、
非常に頭に入れにくくなってくる。
だけど日本人にはね、ほとんど良く分かりません。
そんな事を言うとね、アメリカ人に悪いとか、こう考えちゃうんですよね。
悪いどころか、彼らはものすごくうまいですからね。
かつて大英帝国が全ての世界に対して「俺たちは正義である」と、
で、世界中を取る。
ね、取るの。
その一番いいのがね、インドを取る時に、
イギリスがね、インド人が如何にボロいかと。
インドという民族は我々が支配していいんだという理論付けをするために、猛烈に勉強するんですよ、インドの。
それで、発展しようと言ってやる国家プロジェクト
そしたらね、インドとイギリスが同じ民族だったということがバレるわけですよ。
それがインド・アーリア部族が発見された所以なの。
それで、なんだ、カスピ海よりも北にいた民族が二つに分かれて1個のイングランドだと。
何故かと言ったら、神話も全くそっくり、言葉もみんなそっくり、
顔だけ黒くて白い。
これは、別れてから4000年経ったからそうなんだって言うのがバレテて、
まァそれでね、今度はそれを隠すのに必死と、こうなったんですよ。
だけどもこの事はね、我々に参考になる。
何故参考になるかっていったら、彼らはすごいんですよ。
インドを占領しようとなった時に、インドの民族の文化を全部調べて、
どういうふうに言ったら世界を敵に回さずにインド占領を正当化するかって言う事を、
ちゃんと学者を総動員してやると。
これはね、原発でもCO2でも全部同じです。
岩上:そうですよね。
武田:
これに全部引っ掛かる。
ところが日本はね朝鮮の時に台湾の時も、ちゃんと朝鮮と台湾を調べて、
そしてよーく考えてやったか?と言ったらやってないと。
だから、日本はへたっぴだから、
もちろん占領したのはよくないですよ。
へたっぴだから非難は日本の方がされるけれども、
桁違いにずるいわけですよ。
だから今でも、
アメリカは日本を使って中国の防波堤にし、
もう全ての事をさせると。
岩上:そうそう
武田:それには好都合な民族なんですよ。
岩上:本当に。
武田:もう、がいますからね、朝日新聞と読売新聞
武田先生へのインタビュー↓
1「福井県民はB級国民である」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
動画はこちらにあります↑
2「日本は財政赤字だという大嘘」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
3「今、目の前で溺れている人の事を報じているか?」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
5「化石燃料枯渇の嘘とシェールガス革命」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
6「温暖化と原発そして日本の自立」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
↓武田先生のインタビュー直前に福井県で行われた岩上氏のスピーチ
「原発にはね、地震のリスクと戦争のリスクがあるんだ」岩上安身氏
11/11福井Walk in PEACE(内容書き出し)
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2012年11月11日より
音声のみ
岩上:
で、今日の話は日本が財政赤字だという大嘘これがひとつ。
財政赤字の多嘘の上にですね、消費税増税するという暴挙がなされた。
これも民意を無視したもんでした。これも7割反対なんですよ。
でも、押し通してしまった。
民自公の野合ですよね。
大政翼賛会みたいな事をやって通してしまって、強行してしまった。
今度、その後原発再稼動。
これも、先程先生が言われたように7割が反対しているというのに、
これも、国会がどうであろうと何であろうと、これは強行してしまう。
それからさらに規制委員会の人事というもの。
この人事も国会同意人事というんですが、国会でも諮らずに、
閉会後首相がですね一任で決めてしまいました。
武田:そう、閉会に持って行ってからやると。
岩上:
やってしまった。
ひどい話なんですが、
これ、いくつもいくつもひどい話があります。
さらに温暖化の話が今チラッと出た。
最近のブログで「温暖化の動きがまた出てきた」というお話があります。
ちょっとこの温暖化のお話もお聞きしたいんですけど、
まずその前に、この規制委員会の人事。
この人事はですね、少し前の話のように聞こえますけれども、今もひびいていると思うんですね。
5人中4人ですか、3人ですか、原子力ムラの人間だと言われる人がなったと。
ご存じの方もね、いらっしゃるんでしょ?
武田:
そうです。田中さんなんかもよく知っています。一緒の委員会でしたからね。
ま、「原子力ムラでは良い方」って言ったら変ですが、
それはね、少しはまともな方でありました。
岩上:あ、そうですか。
武田:
体制べったりな人ではありません。
体制完全べったりは一応下がりましたからね。
だから、まぁ中間派が出ていたという感じですね、全体としては。
岩上:
どういう人であの人事、
でもあの人事の決め方というのは民主的だとは到底思えない。
武田:もちろんもちろん、やましいからああやっているだけで。
岩上:ああ、やっぱりね。
武田:当然ですよね、ちゃんとやったらもうダメだから。
岩上:ダメだからね。
あの規制委員会というのは、結局規制をするための委員会ではなく、
原子力推進委員会になりますよね。
武田:
なりますね、
それは原子力安全委員会が何故機能しなかったのか?と。
原子力安全委員会が機能しなかったのは、まわりに官僚がいたからですよ。
ある特定の。
だから、原子力安全委員会でも規制委員会でも名前はどうでもいいんだけど、
今度のみたいに、保安院という推進部隊と安全委員会をごっちゃにした体制。
つまり、安全委員会からぜーんぶ手を取っちゃうんですよ、ね。
そして保安院に全部あるわけ。
そうすると、安全委員はそれでもちろん言うべきですよ、
「俺たちはちゃんと働かなきゃならないのになんだ!」っていうのを、
なにしろ東大の先生ですからね。
勲章が前にぶら下がっていますからね。
やりませんよあんなこと。
これがもう最大の問題で、誰も言わない。
そうすると、実際の手は全部保安院が握っているので、結局何もできないという、
こういう体制にしたんですが、
今度の規制委員はさらに安全委員のメンバー、安全委員会の官僚が全部規制委員に移りましたからね。
ますます悪いと。
岩上:
ますます悪い。
ハーッ…何でかくまで続けなきゃいけないのか?ということですよね。
武田:それはもう、役人に利権が来るからですよ。
岩上:うん、まず目の前の話としてはそういう話。
武田:
これは、役人に利権が来るのは、田中文科相大臣が大学設置審の時の異議を言ったのも同じで、
全て、その、財務省もそうですから。
私の見解ではね、これ違うかもしれませんが、私の見解では
消費税増税を決めて特例を作るという事になると、
特例に利権が付いてくるんですよね。
だから彼らにしてみれば増税して特例を設けるというのが、一番もうかるっていうかね、
利権がね、甘い汁を吸ってるわけです。
岩上:
そうですね、かつ権力の源泉になる、今回は新聞、大手メディア。
その新聞業界って、新聞ってついていますけれども、テレビもラジオも全部入っていますから、
全部全ての。
め、要するに記者クラブメディアというところがここに全て入っているわけですから。
134社。
日本中の大手新聞、大手テレビ、ラジオ。
そして地方紙、地方テレビ全部入っているんですけど、スポーツ紙も入っていますよね。
ここに今回貸しを作って、だから日本新聞協会は借りを作ってしまって、
さんざん旗振ってみっともない真似をして、自分たちは軽減される。
そういう事によって恩を売られてしまって、言い値になっちゃった。
もぉ~ダメです。もうダメですね。
武田:
あのね、今日僕ね、
「自分が悪い事と思って稼いでいる人は、アウトローなんだ」って言った。
アウトローという、まずは角度をハッキリと社会に言わなきゃいけない。
相撲の八百長問題がありましたね。
あれば長くアウトローと相撲がくっついていた。
それを切り離すというところまで日本のレベルが上がってきた。
つまりこれは庶民がアウトローはダメですよと、
要するにウソを言って稼ぐのはダメですよという事がハッキリした。
それで、今はお役所と、それからマスコミでアウトローをやっているところがね、
今アウトローですから、今がね。
自分たちだけが除かれる。それで除かれたお金で買われて、言論をゆがめると。
これはもうアウトローですから。
この「アウトローを許さない」っていうのはね、やっぱり国民側がしっかりしないとダメなんです。
岩上:
それで唯々諾々とね、世論を誘導されて、そっちに従ってって、
かつ彼らが、ま、濡れ手に粟みたいな事を。
その濡れ手に粟の資金は我々国民からの血税ですよ。
武田:
そうです、税金ですから。
それで電力は大体、僕の調査だとね、
大体年間1000億の広告費、つまりは工作費を出していた。
1000億。
これで、広告代が一番。
だから、公共広告機構の理事長を取る。
独占企業。
やらなくても売れるのにね、何やってたの?とね。
全部味方増やして、悪い事が起こっても不祥事が起こってもなにが起こっても、
不倫をやっても何でも全部もみ消すと。
これで我々の電気代を1000億払っているんだから。
岩上:むちゃくちゃですよ。
武田:むちゃくちゃ、ね~。
岩上:
何の宣伝の必要もないのに、
ただ単にそのお金というのがマスコミを手なずけるための金で、
受け取っているマスコミ側もいわば賄賂を受け取って、手心を加え続けて、共犯なんですよ。
武田:
そう、共犯なんです。
共犯に対してそれをアウトローであると言う事をやっぱり決定するのは国民です。
岩上:そうですよね。
武田:
だからやっぱりアウトローだという事をね、
相撲の八百長事件の時に分かったように、ちゃんとやっぱり国民がやらなければいけませんね。
岩上:
比較的にいくつかのメディア、セクシャメディアの中でも、
たとえば東京新聞みたいなところは、態度をもうすこし、
武田:そう。かなり修正しましたね。
岩上:
そう、まともな態度で、
東京新聞の友人や知り合いもいますけれどね、
「うちはそんなに大した広告が入っていないからやれるんだ」と(笑)
あと、MXテレビというですね、首都圏のテレビがあるんですけれども、
私は水曜レギュラーなんですけれども、
何を言っても、本当に何にも規制がかからないです。
ちゃんとVTRも僕が校正してやっているんですけれども、
やっぱりそこのスタッフが言うのはですね、
「うちは、ま、貧乏な局なんですよ、首都圏だけの。だから、うちはお金をもらっていないですから」と(笑)
分かりやすくて、だから金次第なんですよね。
マスコミがいかに金で買われてしまっているか、っていうことで。
武田:
皆さんね、東京新聞がものすごく伸びていますけどね、
とりあえず東京新聞を買うっていう事ですよ。
なぜか?っていったらね、
我々は正しい事が報じられるところを選択するという姿勢を出せばいいんです。
これはね、今は朝日新聞と読売新聞がものすごくね、体制側で変な報道をしているのは何故かというと、
今から去ること1933年ですから80年前。
松岡洋右(まつおかようすけ)という外務大臣が国際連合を脱退した。
これがある意味では戦争に結びついた。
その時に毎日新聞は批判的だった。
これに対して朝日新聞と読売新聞は、
その時は毎日が1位、朝日が2位、読売が3位だったんです。
それがね、逆転しました。
その時に新聞は、
あ、そうか。正義とか事実じゃなくて、とにかく国民の劣情というかね、そういうものをあおり立てる。
嘘ばかりなんですよ。
あのときヒットラーは日本人の事を「黄色いサル」って言ってたんですから。
岩上:言ってました。
武田:
それを隠しながらやるという、
そういう事で儲かるんだという事を覚えたんです。
ところが朝日新聞も、戦前まだ日本がアメリカと対抗している時は、
早稲田と慶応が野球の早慶戦をやったら、
「野球のような敵性スポーツをやるんだったら朝日新聞が早稲田と慶応をつぶしてみせる」と、
こう豪語した。
岩上:分かりやすいですねぇ~
武田:
その朝日新聞が、戦後アメリカに占領されると、
「野球こそ青少年の教育に役立つ」と言って、全国高校野球をやると。
だからこれはね、野球に対して朝日新聞が何か意見を持っているわけじゃないんですよ、ね。
岩上:その時の儲かる方に
武田:儲かる側に、親玉に付いているっていうだけですね。
岩上:
で、あれは事故が起こってしまいましたからね、
その事故を事後的に批判するという事は、
事後的に検証するというようなレポートはNHKでもやっています。
それはその番組は素晴らしい番組がある。
あとは「プロメテウスの罠」のような連載もあって、しっかりとした調査報道もなされている。
でもその調査報道というのは事後に振り返っているものなんですよね。
「あの人はあの時こうすれば良かった」みたいな感じで振り返るんで、
今、目の前で溺れている人の事を報じているか?
今国民が溺れそうになっているのに「いや消費税は上げた方がいいんです」とか、
こういった世論誘導をし続けているのが相変わらず変わらないんですよね。
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武田先生へのインタビュー↓
1「福井県民はB級国民である」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
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2「日本は財政赤字だという大嘘」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
4「家畜化された日本人とアングロサクソン人」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
5「化石燃料枯渇の嘘とシェールガス革命」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
6「温暖化と原発そして日本の自立」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
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「原発にはね、地震のリスクと戦争のリスクがあるんだ」岩上安身氏
11/11福井Walk in PEACE(内容書き出し)
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武田:
あのね、私はね、原子力発電所を止めて、石油火力発電所に変えた時の経済的打撃は、
ま、だいたい15兆ぐらいかな、と思っているんですね。
ぼくはね、今対外純資産。
日本の対外純資産230兆ある。
対外純資産が230兆あるならね、そのうちの15兆持ってきて
原発を廃炉にして、別に立ち上がればいいんだから。
そんなのね、…だけど経済界何かそれが「もったいない」なんて言っている。
だけどね、これは何でか?っていったら、
岩上:ものすごいプロパガンダされていますよね。
武田:その対外純資産の多くがね、アメリカにあるでしょ?
岩上:そうそう。
武田:
だからさっき岩上さんが言われた通り、日本人の方が、
日本国は右翼の人はこう考えてくださいね。「天皇を抱いて2000年国を維持してきた」
左の人はこう思って下さいね。「アメリカなんかに左右されるな」
どっちみち日本の方が歴史も長くてプライドも高いし、民族もしっかりしているんですよ。
アメリカが悪いっていう訳じゃないけれど、1776年に独立した若い国ですから、
日本がしっかりする必要がるんですよね。
その点からいって、今どういう状態か?って言ったら、
アメリカ人が自動車を欲しいというと、日本人は「ハハァ」って言って自動車を作る。
そうするとアメリカ人はその間なにしてるか?って言ったら、白い紙にドルを印刷しているだけ。
本来、日本の自動車を買うなら日本円で買わなきゃいけない。
なのに、ドルを刷って待ってると。
日本が自動車を納めるとドルをくれる。
ところがドルなんかもらったって日本人は使えない。
だからしょうがないから食料と鉄鉱石を買うと、半分残ってる。
その半分でまたもう一回アメリカのビルを買う。
そうするとアメリカ人にしてみればね、日本はものすごく意識が働くし、
なかに政治家とか経済界でアメリカの手下みたいなのがいっぱい居るから。
岩上:いっぱいいますよ。
武田:
だから簡単で、もうドルを印刷して持ってきたらまた半分が戻ってくる。
アメリカ人は「車を買いたい」って言ってドルを印刷すると、
車がタダできて、そのオマケにビルを買ってくれるという、
こういうわけですよ。
この金額が230兆ある。
この230兆あるのに、
今日僕ね、ある教育でこの事を、そういう事を言った人がいるから、
この具体的な数字が230兆で15兆と、
「あなたは原発を廃炉にするのが日本に経済的打撃を与えるっていうけど、その金は無いというんですか?」
「あるじゃないですか」って言ったねやっぱり黙っちゃう。
何でか?って言うとその人
岩上:その相手はどういう方なんですか?経済界、財界の方ですか?
武田:
今日は、愛知県を中心とした割合とお役所のちゃんとした人とか、
企業の環境とかそういうものに興味がある人を、
すごくこれは良い会で、
岩上:ポストは高い方なんですか?
武田:
いや、位が高いんじゃなくて、良く考えた、
位も大体、いわゆる会社で言えば課長級ですけどね。
ま、こう、円熟した、
岩上:権力のある人っていうのはちゃんとしてない所がもうバレていますからね、
武田:
もちろんもちろん、
東大教授とかね、どっかの学校の教授とか教育委員会とかそういうところはダメですからね。
岩上:で、その人たちを相手に、お話をする会というか、ディスカッション、
武田:
あのね、愛知県は非常にある意味ちゃんとした県で、そういう話し合いとか、
そういう事をわりあいとやるんですよ。
それからそれはもちろん体制的なんだけど、僕を呼んだりするんですよ。
僕を呼ぶっていう事は「体制的じゃない意見を広く聞く」っていう事ですからね、
これね、トヨタのね、
ある意味じゃトヨタ自動車は、褒めるようで恐縮ですが、トヨタの気質なんですよ。
あの会社はね、非常に開かれていて、非常にオープンなんですね。
「悪い事も聞こう」
だからああいうふうに繁栄するんですよね。
悪い事も聞こうっていうね、そういう風土が、ちょっと今愛知県全体にあるんですね。
あれは、トヨタ効果と言ってもいいかもしれません。
トヨタが非常に大きいのでゴマするようで恐縮なんですけど、事実はそうなんですね。
もちろん愛知県独特の田舎性というかね、足が地についているというのがあるでしょうね。
ま、トヨタがそれを代表してるんですね。
やや野暮ったい会社で、あるが故に僕なんかも呼んで反論を聞こうという姿勢がある、ま、良い会ですね。

岩上:
その会で、ちょっと話が戻ってねこの重要な話し。
結局日本は対外純資産というのを持っているのに、今ものすごく実は財政危機だと、
そういうようなプロパガンダが常に延々されて消費税に引っ張られた訳ですよ。
武田:そう
岩上:
この夏の不愉快さたるやですね、
消費税は強行される、その根拠がまた嘘だというところが不愉快極まりないわけですよ。
ギリシャみたいだと。
武田:あ、ギリシャ
岩上:ギリシャと一緒くたにされてね、どういうことだ?という
武田:
ギリシャは外国が財産を持っているから困っちゃって、
日本は、日本人はね自分が使うか息子が使うかっていうようなもんですから、割合問題無いんですよ。
一家ののね、
それは思多くの人が分かっているかと思っていましたけれど、まだ分かってない人が、
岩上:全力を挙げて財務省を頂点に
武田:あぁ、そうかそうか
岩上:
横並びで記者クラブメディアが、
「これだけ日本は財政危機です」
「途方もない危機にあります」延々言っているわけですからね。
武田:
あのね、今からの私の発言は言った後に岩上さんが否定するかもしれませんが、
実は消費税論議の時に、消費税が今国会で議論されている最中に、
国民に正しい情報を流さなきゃいけない時に、
日本新聞協会は財務省と話をして、
「新聞の販売代金については消費税を上げない」と約束をした。
岩上:それはその通りです。
武田:その通りでしょ?OK?
岩上:OK!ぜんぜんOK!!
武田:
なんだ?と、これは!
だからこれこそね、全部の新聞がすぐ廃社をしなきゃ解散しなきゃ嘘で、
だってね、国民が議論する時に、
あ、そんな事もね憲法に保証されている表現の自由は全部失われます。
だって、何故だったら、憲法が保証するする表現の自由とか、
学者に保証された学問の自由とは、
「その職務を全うして初めて与えられる権利」であります。
その意味では、
国会で議論していて、まさに正しい情報を提供しなければならないその最中に、
財務省が日本新聞協会に働きかけて、
「お前のところは消費税を上げないから、消費税に賛成の報道をしろ」と、
それはよう言いませんよ、その言っているのは「消費税をゼロにするよ」という事だけですよ。
そうするともう、下心が全部分かるわけですね。
岩上:そうですね。
武田:
こんな新聞で、先ずね、日本のマスコミをはだけるのは簡単なんです。
それはね、購読をやめればいいんです。
岩上:そうです。
武田:
だってね、財務省と話をしてね、増税に対して、
自分たちだけはその時にね、言い草がすごいんですよ。
「新聞は社会の大切なものだから」
岩上:そそ、そうです。めちゃくちゃです。
武田:
「社会の木鐸だから」みたいな事を言ってですね、
「社会的な公共性は」みたいな事を言って、
岩上:
先生のおっしゃっている通り、本当にその通りです。
財務省と、それから日本新聞協会の談合があった。
それで日本新聞協会、
先生多分ね、最初に「岩上さんが反対するかも」っていうのは、
日本新聞協会の中に我々が入っていると思ってるんじゃないですか?
武田:
ちがうちがう、
岩上さんももしかしたら報道界の仲間意識の中に毒されてるかな、と思って。
岩上:
その連中がなにをしているかをよーく知ってるから、
あの…なんていうんですか…ま、言ってみればなんでしょうね、
えっと、抜け人のようにやってる訳ですから(笑)
武田:
みなさん!
まずは新聞をとるのを、朝日新聞とるのを止めてですね、読売とか朝日新聞をとるのを止めて、
それで岩上さんのところへ1000円を払えば4分の1で済みますから。
そのほうがいいですよ、
岩上:
ありがとうございます
実際にね、それはその通りで、軽減税率を平然とね、今、消費税増税がなった後、
横並びで、横並びで軽減税率を求めている。厚かましいですよね。
武田:その軽減税率をしないのは庶民だけ。
岩上:そう。
武田:岩上さんのところは軽減税率は?
岩上:
ないですよ。あるわけないじゃないですか、
僕はちいちゃな最小単位の零細企業ですから、これは普通に消費税増税のるんですよ。
完全に消費税おさめなきゃいけない。
だからすごく残念なことなんですけど、こうやってカンパで頂いてるじゃないですか。
会費を納めていただいて、カンパを頂いて、
会費って言うのも低額にしたのは少しは安定するためにという事で、
多くのものはカンパの形を変えたものだと思っていただければ、と思うんですけれど、
これはみんな売り上げという形になってしまい、決算が終わるとですね、もし利益を出していれば、
それもね、もう容赦のない、40%ぐらい持って行かれるというような。
ま、半分ぐらい持っていかれて、さらに消費税もまたかかってくるということですよ。
だから税金を納めるために、せっかくね、皆さんからいただいた浄財をですね、
それが本当に悩ましいです、実に。
武田:悩ましい。
実にね、日本って面白いと思うのはね、
鳩山さんのね、なんか1600万円、月々ね、おふくろさんから貰ってたって、ね。
1600万。
それも年に1600万かと思ったら、月々1600万。
これね、日本人は、いまの国民はどういう反応をしたか?といったら、
「まぁ、鳩山さんは金持ちだからしょうがないだろう」
「鳩山さんね、贈与税とか知らないの?」って言ったら、
「鳩山さんは殿様だから知らないよ」っていう人がいるの。
しかも日本人はなかなか心優しいから。
ところがあれ多分ね、受け取ったりしている人は普通のね金銭感覚があるし、
税理をよく知っている人ですよ、ね。
あれ逃げきっちゃったでしょ?
全然誰も追求しない。
どこに使ったか?
贈与かどうか?
1600万も金がいったのは、
僕ね、あの1600万は鳩山さんが飲み食いしたんじゃないと思うんですよ。
政治資金とかね、
岩上:流れているでしょうね
武田:
それが、全然誰もやらない、それで闇の中にしまってしまって、
要するに「お殿様は優遇されてしかるべきである」という、これも民主主義じゃない事です。
消費税もそうですね。
だからやっぱり国税ぐらいは考えをアレして大岡越前守のようにちゃんと庶民の方を向いて、
厳しいのは上から厳しくすると、
岩上:
いや、腹立たしいったらありゃしないというのがですね、
読売のある論説の社説を、たとえば引用するとですね、
「これはどうあっても消費税増税をやるべきだ」というような事の中に、
「業界のエゴを通すなんてもってのほかだ」なんていう事を書いているんですよね。
お前たちのところだろ!なんてw言いたいですけれどね、
ま、ちょっと話がずれましたけれども、
今日、愛知県の人達とお話になったこの内容ですよね、
それがどういう事だったのか、ちょっと話を元に戻すと、
武田:
環境の問題でね、今一番の焦点というか、みんなが迷っているのは、
やっぱり温暖化だとか、エネルギーの枯渇だとか、これについてですね、
岩上:その話だったんですか?
武田:そう。
正しい情報が与えられていない訳ですね。
それでみんなはですね、
「再生可能エネルギーをやるもんかなぁ?」と思っているけど、
「おかしいかな?」っていう気持ちもあるわけです。
「これで本当にいいのかな?」とか、
「自給するっていうのはいいのかな?」とか、
「値段が高いけど大丈夫かな?」とか、
ところが圧倒的な情報の流れで、世界の情勢が分からないんですね。
これはCO2の京都議定書の時に、国民がみんな騙されたのと同じように、
完全に騙しにかかると、
だからもうこれもね、
日本の国内では常識なのが、
世界一般では非常識であるという事がまだ続いているということですね。
これがそういう点について非常に明らかなんですが、
私が今日、少し考えたのは、
そう思いながら、やはりNHKなんですよ。
迷いながらもNHK
この状態が、まだそこを破れないでいると。
だけど、今日みたいに割合とちゃんとした人達は
「おかしいな」という感覚はある。
岩上:「おかしいな」
武田:
「そこに踏み出さなきゃいけないけれど、俺だけ踏み出すのもな」と
ね、周囲からやられると、
だってね、子どもの被ばくを心配してマスクを掛けさせると学校へ行くといじめるっていうんですからね。
「なんだ」と、いったい。
だからま、その位野蛮な国だという事になるとね、
やっぱり仕方がないかな?っていう気がして。
岩上:いえいえ、あきらめちゃいけないですよ。
武田:あきらめちゃいけないですね。
ーーー
武田先生へのインタビュー↓
1「福井県民はB級国民である」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
動画はこちらにあります↑
3「今、目の前で溺れている人の事を報じているか?」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
4「家畜化された日本人とアングロサクソン人」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
5「化石燃料枯渇の嘘とシェールガス革命」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
6「温暖化と原発そして日本の自立」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
↓武田先生のインタビュー直前に福井県で行われた岩上氏のスピーチ
「原発にはね、地震のリスクと戦争のリスクがあるんだ」岩上安身氏
11/11福井Walk in PEACE(内容書き出し)
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「福井県民はB級国民である」
聞いてドキッとしましたが、
これは武田邦彦がそう思って言ったという事ではなく、実際に
原子力安全委員会で話し合われた席上で体制側の多くの学者たち、有識者たちが、
そいうふうに言ったという話です。
・・・・・・
武田邦彦氏 インタビュー
2012年11月11日
9:53~
岩上:
で、今日は福井に行ってたんですけど、
20分という短い時間だったから「なに言おうかな?」って悩んでいたんですけど、
言う前にさんざん「あんまりおっかないこと言わないでください」って、
ちょっとね、言われたりしたんですよ。
「原発って言うだけでも、もういっぱいいっぱいなんですから」って言うから、
何言ってるの、原発どころかね、本当に日本はどうなっちゃうか分からない。
こんなアメリカの言いなりになってて、国が滅びる。
そういうような破断にきているのに、そんなことの制約を課せられてたまるか~!っていうんで、
言いたいこと言ったんですよた
それで、「原発原発」って普通に言ってたんですけど、終わった後、主催者の一人が、
「原発、原発って言う言葉を聞くたびにハラハラドキドキしました」
もう、福井ではですね、「原発」っていう言葉を口にする、
口にするだけで大変なタブーなんで、
「口にする事も耳にする事も慣れていないのでドキドキでした」っていうんで、
ニ幕目にもう一回呼ばれた時に、
皆さんもう相当「原発」って言うとドキドキしているらしいからもっと言ってやろうと思って、
「原発ー」とか「もんじゅー」とかやってみましょう!
って言ったら皆さんね、一緒になって「もんじゅー!」なんて。
「もんじゅ反対」なんかじゃないんですよ。
ただ「もんじゅ」って言う。
口にするのがね、タブー化されちゃう。
武田:
なるほど。
僕はね、福井県の人に悪いけど、
福井には知り合いもいるし、僕の教え子にも福井県出身の子がいるんですけど、
福井県は原発を引き受けてはいけません。
なぜ福井県に原発を置いていると思います?
「福井県の人はBクラスの国民だ」ってみんなが言っているわけですよ。
何故だって言ったら、「自分は電気を使わないのに原発だけもらって金が欲しい」と、
「彼らは仕事では金が無くて生活も出来ないから原発にくっついてるんだ」って言われているんですよ。
僕みたいに福井県の人にハッキリ言う人がいないでしょうから、私が言いますと、
岩上:何気に辛口の事を言いましたね、
武田:
このまま福井県が原発を受け入れていたら、福井県という国は日本で最低の県になっちゃうんですよ。
だからこそ、大阪の方が福井よりも遥かに上だから、
「大阪はAクラスの日本人、福井はCクラスの日本人だから、あそこに原発を置こう」という事なんですよ。
あのね、みなさんね、なんで淀川のほとりに原発を置かないと思います?
それは「大阪の人が偉いから」なんですよ。
ね、それで「福井の人はポンコツ」なんですよ。劣る日本人。
岩上:また、また誤解を生む発言で(笑)
武田:絶対にこんなことを福井の人は認めちゃいけませんよ!
岩上:という扱いを受けているという事ですね。
武田:
そう、だから僕は、
いま、福井の人が「原発」って言う言葉を聞きたくないというのを聞いてそれを言いたくなったのは、
福井の人は分かっていると思う。
岩上:あぁ、
武田:
「俺たちは金をもらいたいために原発をやっている」
これじゃダメなんですよ。
フランスは、有名な葡萄酒の上流に原発を20基持っている。
その下流がブドウ畑。
もう全部みなさんが知っているフランスの葡萄酒のメーカー、銘柄は、その原発の下流。
岩上:わぁ・・・怖いですね。
武田:
だから、フランスのワインを飲むとコクがあるのは、
フランスのワインには原子力発電所の廃液が入っているからなんです。
岩上:わぁ~~、おそろしい。
武田:
そうなんだけど、これはね、
それからセーヌ川の上流にも二つ原発があるんですよ。
というのは首都の近くに置いてあります。
それは何故か?っていうのをフランス人に聞けば、
「安全だから原発をやってる」って言うんですよ。
で、「危険」だと思って、それを福井県に押し付ける。
福井県は金が欲しくてやる。
こんな事をやっていたらね、福井県に人は本当に馬鹿にされてダメになりますよ。
この際はっきりしなければいけません。
日本は民主主義なんで何を言ってもいいんですよ。
それから私は福井県の人を馬鹿にしていないです。
「福井県の人はしっかりしているので、きちっとした県なので、お金で崩れるな」と
言っているだけなんですよ。
武士の魂があるだろうと、武士は食わねど高楊枝ですからね。
岩上:
あのー、福井県の人達、
その14基というですね、大飯とか美浜とか、いろいろと老朽化の問題もある。
さらに、その下に活断層の疑いがある。
もんじゅの下にも活断層の疑いがあるんじゃないかと。
で、この間大飯で葉活断層ではないか?と、破砕帯の調査が初めて行われました。
初めてと言っていいのかどうなのか。
これがちょっとね、先程スタートする前に、
これまでの原子力行政で言ったら、活断層の調査ってろくろくやっていないと。
あれでも我々は再稼働されてしまって、
そして普通だったら止めてからやればいいのにと思うんですけれども、
まだ運転しながら調査をやっているというあたり、
「結局調査は形だけなんじゃないか」というような不満とか不安とか思うんですけど、
あれはどんなふうに評価しますか?
武田:
そうですね、まずですね、
関西電力には370万kの和歌山火力というのがあって、これが着工が延びているわけです。
これを直ちに着工すれば、大飯原発は200万kですから。
岩上:造られていないんですね、着工が延びてる、繰り延べになってるわけですね。
武田:
だからこれ、それをやればですね、別に大飯の原発なんか再開する必要はない。
今はちょっと、遅れているからダメだけれども、
この前関西電力が申請をしましたからね、いよいよやるでしょうけれど。
あれつくってしまったら原発の再開はいらないんですよ。
だから、たとえば来年ぐらいね、ひと夏ぐらいもうちょっと我慢する必要があるかもしれないけれど、
もう我慢する必要が無いんですよ。
だからまずそのことが基本になければならない。
そうするとすぐね、「何か関西電力の電気が足りなくなる」っていう変な形で言いますが
「これはまずない」と、ね。
岩上:はい
武田:
それからもうひとつ、今朝の大手の放送、大手メディアの放送で間違った放送をしています。
私が訂正しますが、
岩上:そこは、はっきり放送局の名前を言いましょうよ
武田:それはもう、絶対言いたいですよ。岩上さんのチャンネルがいじめられると困るから、
岩上:NHKですね?大NHKです。
武田:
なんて言ったか?っていったらね、
「今までは電力会社が出す地震データを書類で保安院が見てやっていました」
ところが今度規制庁ができて現地調査をしたので、「これは初めてです」
「今まではそういうシステムが無かったんですからやらなかった」
真っ赤な嘘。
何故か?って言うと、保安院は経産省の中にあって、「原発推進部隊」なんですよ。
それに保安院っていう名前が付いているだけなんですよ。
だから、もちろんそれはそれでいいんです。
「電力の言いなりで判断するように造られた職場」
それに対して日本国民はですね、それをチェックするために原子力安全委員会というのを作ったんですよ。
原子力安全委員会を作ったのは、日本国民との約束ですから。
だからそっちが何故現地調査をやらなかったのか?と。
今まで、・・・解説者が怒らなきゃいけないですよ。
今まであなた、実は現地調査って電力だけなんですよ、ね。
それで名古屋大学の先生が出てきて、アナウンサーに
「なぜ関西電力は活断層が無いといって、今度の調査では活断層があるってなったんですか?」きかれて
「前提によって違うんです」って言ったんです。
岩上:アハハハ・・
武田:
つまり学問が無いって言う事なんですよ。
学問っていうのは、前提がどうでも活断層であれば活断層。
ところが、前提に「運転したい」と思ったら、活断層がなくなって、
中立になると活断層があると。
ね、これじゃあ学問じゃないですよ。
そこで私が原子力安全委員会の地震指針の委員の時にどう言ったかっていうと、
「活断層なんか調べたらバカらしい」って言ったんですよ、ね。
「そんなのはね、学問が進歩すると変わってくる」
「我々の安全が、学問の進歩に左右されるのは馬鹿らしい」と
「したがって原子力発電所は日本にきたあらゆる地震の中の最大値で耐えられるようにした方がいい」
「そして津波もそうだ」
それにかかる費用を自分で計算すると、kw当たり、いまの20円。
原発が17円とかと言ってましたけれどね、それが1円60銭上がるだけだと。
わたしは、
「国民は危険な原発で安い原発より、安全で高い原発の方がいい」と。
「だからそうやったらどうでしょう」と言ったら誰も賛成しない。
何故かと言ったら福井県でやっているからですよ。
岩上:は、は、は、は・・
武田:
「武田先生バカだな」っていうわけですよ。
何でバカだ?
「あなたなんで東京都か大阪でやっていないのか、安全に金をかけたくないからじゃないか」
「だから福井県とか福島県に頼んでいるんじゃないか」
なぜかと言ったら
「そこのところだったら、原発の安全のために掛けるお金の数分の1で金を配れば納得くれるから」
「彼らはB級国民だかいいんだ」と。
岩上:
それ、さっきの先生のB級国民説は、聞いて腹が立っている人もいると思うんですけれど、
けれども要するにそれは、ただ武田邦彦がそう思って言ったという話ではなくて
武田:ないです
岩上:原子力行政の頂点の原子力委員会、原子力安全委員会か、
武田:原子力委員会もそうですよ。
岩上:原子力委員会も
武田:委員会も同じです
岩上:
こちらで話し合われた席上で、いわば、そういう提案をして、
それに対して体制側の多くの学者たち、有識者たちが、
「いやいや、そんな必要性はないから」というふうに言ったお話だったんですね。
武田:そう。
岩上:ひどいなぁ
武田:
だってね、これを客観的に見れば皆さん分かりますよ。
なんで大阪の電気を福井で作らなきゃいけないんですか?
岩上:東京の電気がなんで福島なのか?っていう話ですよね。
武田:
だけどフランスはブドウ畑の上流、パリの近く。
全部いるところに建てているんですよ。
当り前ですよ、だって安全じゃなきゃやっちゃいけないんだから。
安全ならどこにつくってもいい訳ですから。
だから、ここのところに、いまの日本人の意地汚さがある。
ぼくは、昔の人だったらね、そんな意地汚くなかったとおもうけれど、今は
「金なら何でもいい」
「俺たちの県が馬鹿にされてもいい」
これは一回聞かないとね、国民のためにもならないし、
「県の人はそんなんでいいのか?」と私は思いますね。
岩上:
それは、地元にさまざまな補助金や、
あるいは、それ以外のもうちょっとイリーガルなですねお金という形で、まぁ、あの、まわされて。
でもそれで潤ったと。
ま、それは温泉旅行だったり、あるいは公民館を建てることだったり、いろいろでしょうけれども、
それで地元が潤ったというその金と、
本当に地元に安全な原子力発電所をたてようという、そのかけるコストと、
ばら撒いたコストの方がまだ安い
武田:もう全然安い。
岩上:あー・・
武田:
10分の1ぐらいでしょうね。
大体原子力発電所を安全にしようとすると、1兆円位の規模がいるんですよ。どうしても。
もっと、少し大きい。
岩上:
それにしても1兆円でしょ?
今回の事故を起こしたことで、何10兆の損失をしてるんですか?
武田:そうそう、そうそう。
岩上:キチガイ沙汰ですよ。
ーーー
↓インタビューの続きはこちら
2「日本は財政赤字だという大嘘」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
3「今、目の前で溺れている人の事を報じているか?」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
4「家畜化された日本人とアングロサクソン人」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
5「化石燃料枯渇の嘘とシェールガス革命」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
6「温暖化と原発そして日本の自立」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)
↓武田先生のインタビュー直前に福井県で行われた岩上氏のスピーチ
「原発にはね、地震のリスクと戦争のリスクがあるんだ」岩上安身氏
11/11福井Walk in PEACE(内容書き出し)
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報道が決して国民に伝えないもの(3) 3号機の爆発映像
武田邦彦 平成24年10月26日
この映像は福島3号機の爆発映像で、
30キロ定点カメラでとった動画をネット上で切り取ったものを転載したものです。

映像は著作権に基づくという名目で放映されませんが、
著作権が命に関わるもので、独占的情報を取り得る報道機関の権利かどうか怪しいと考えられます。
また、最高裁判決と覚えていますが、この映像は定点カメラからとったものですが、
「定点カメラ映像」は創造性がないので著作権の対象にならないとされていて、
さらに「テレビ映像の一部」を切り取った写真は、人物などの肖像権に関係しない限り、
著作権が及ばないとされています。
日本のマスコミは福島で「国民に代わって」得られた情報についての著作権について
そのスタンスを明確にするべきです。
ーー音声ここから
報道が決して国民に伝えないものの3回目ですが、
今度は、今度の事故ですね、福島原発の。
これは伝えないことが山ほどあるんですけれども、その中で、一番顕著だったものはですね、
やっぱりこの3号機の爆発映像でしょうね。
30km定点カメラで撮ったと言われるもので、
私はこれをネットからさらに切り取ったものを転載していますが、
この映像はどうしても国民が何回も何回も検討しなければいけなかったものなんですね。
たとえばこの煙こそが放射性物質なんですが、
どの位の高さに上がったのか、
どういう状態で上がったのか、
それからもうひとつはですね、水素爆発なら四方八方に散るはずなんですね。
建物の上部で爆発していますから。
このようにですね、建物から上の方へこういく、上部で爆発するっていうのは、
建物の一番上の部分で爆発しますとね、四方八方に丸い形で飛びますよね。
こういうふうに上空に向かって飛んでいるっていうのは、筒状のものが無ければ、
あの、爆発っていうのはですね、爆発するものっていうのは、
どっちが上とかどっちが下とか分かりませんからね。
バーンッ!って爆発したら、上も下も左右も全部力がいくんですよ。
ところが、筒の中に入っていると大砲みたいにその先の方に行くんですね。
ということは、こういう爆発が起こるという事は「筒があった」という事なんですよ。
「筒があった」という事になると、その”筒”というのは、
原子炉か建物しかなくて、
原子炉の上部が破れているという、
そういう事が考えられないとしたら、建物の下の方で爆発した、
そういう事を議論すればですね、随分そのあと助かった人が多いと思う。
被ばくを減らせたと思うんですよね。
で、こういった映像は著作権だからと言って全部削られてるんですけれども、
ま、一つはここで著作権の問題で言ったように、
著作権が命に関わるもので、
かつ独占的情報を取り得る社会システムになっている現在の報道機関がその権利を有するかどうか?
これは極めて怪しいですね。
出来れば検察が一回ですね、なんか過失致死傷かなんかよく分かりませんが、そういったもので逮捕して、
そして法廷の場でやらなくちゃダメじゃないでしょうかね。
そうしないと、著作権がもう際限なく膨らんじゃってですね、
たとえば人が殺されそうになっている事が分かっているのにそれを著作権で出しちゃいけないとかですね、
どこまで行くか分からない訳ですね。
で、もうひとつはこの映像自身を私が使っているのは、私が著作権の問題をずっと勉強した時に、
最高裁判決だと記憶しているんですが、ま、高裁かもしれませんが、
「定点カメラから撮ったものは創造性が無いので著作権の対象にはならない」
というのを読んだことがあります。
ま、つまりそれはそうだな」と思って覚えているんですね。
著作権というのは人間の頭の中の創造性なんですよ。
事実そのものは、ならないんですね。
ですから定点カメラというのはそこに置いておいて、自動的にカメラが撮影している訳ですからね、
人間の頭の創造性なんかないわけですね。
しかももうひとつはですね、テレビ映像の一部を切り取った写真というのは、
人物などの肖像権に影響が無い限り著作権は及ばないとされていると私は思っています。
さらにですね、たとえ著作権のある物でも、
「単に紹介する」というような形の内容で、
テレビ映像なんかの一部を切り取って出してもいいというふうに捉えております。
いずれにしてもですね、私はこれはそういう裁判を待たずに、
日本のマスコミがですね、福島で国民に代わってこの撮影をしていた訳ですね。
これは国民に代わってやっていた訳ですから、
別に営利のためにやっていた訳じゃないと思うんですよね。
その国民の代わりに情報を得てたんですが、
それが後になってみんなが支払ってくれるという事だと思うんですよね。
これについて著作権があると主張しているマスコミが多いんで、
これはですね、本当にこういうものが著作権に該当するのかどうかという事を
マスコミ側からですね、ペンを持っている訳ですから、
法律ではなくて、報道という意味でですね、
今回のこの3号機の映像をですね、出して、これに著作権がかかるのか?
独占的な情報収集能力を持って、国民に代わって福島で撮影したものがですね、
「国民が見ることができないという事があり得るのか?」と、
原発の爆発ですからね、
これはまぁ、結果的にどうなるかは別として、非常に多くの人が知りたい事なんですね。
それに著作権をかけるっていうことが適当か?
それからもうひとつは、
それが一テレビ局の判断で、出したり出さなかったり出来るものなのか?
これはですね、むしろ私は法廷の前よりかね、
マスコミとしてやはりいろいろな議論を重ね、
国民に説明する必要があると、ま、こう思います。
著作権と人命「人の命に直接関係のある報道で、大手マスコミが入手した情報に著作権が及ぶか?」
武田邦彦氏10/17(音声書き出し・参考あり)
報道が決して国民に伝えないもの(2) IPCCの正式報告
武田邦彦 平成24年10月22日
最近、温暖化報道が再開されたようです。
これは「環境税」の後押しのためにやっていると考えられますし、
また消費税のアップは報道に適応しないということの後押しでもあるでしょう。
その中で、報道が決して国民に伝えないものが「IPCCの正式報告」です。
報道はIPCCの報告に基づいていると言いながら、政府に具合の悪い情報は決して報道せず、
かえって真逆の報道をします。その例を最新のIPCCの正式報告書から示します。


※IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書
政策決定者向け要約 2007年3月 気象庁翻訳
現在の全球モデルを用いた研究によれば、南極の氷床は十分に低温で、
広範囲にわたる表面の融解は起こらず、むしろ降雪が増加するためその質量は増加すると予測される。
この文章は驚くべき事にIPCCの正式報告のもので、気象庁が翻訳しています。
以前は環境省が誤訳していました。
でも決して日本では報道されません。
IPCCが温暖化で南極の氷が増えるといっていると国民に思わせたくないからです。
ーーここまで武田先生のブログ
<以下、音声書き出し>
報道が決して国民に伝えないもの、2番目ですね。
報道という物、”道”という字が付いている、柔道とか剣道とかですね、
報道、やっぱり”道”と付いているものは、
そこにいる人は本当は魂を持ってもらいたいんですが、残念ながらそうじゃないと。
今日は、温暖化ですね、
IPCCの正式報告。
これもですね、あれこれと議論して言えるうちに分からなくなってしまいますが、
実は日本の報道が決して国民に伝えなかったものは何だったのか?という事を一つお話をしたい。
最近特に環境税が始まりましてね、
CO2問題は一時下火だったんですけれども、それがまた再開しております。
これは役人の要請に報道が答えているんだと思いますね。
消費税のアップの時に日本新聞協会は負い目を追いましたからね。
財務省と交渉しまして、新聞の売上高については消費税おアップは適用しないという、
それをですね、消費税の議決の前に新聞と財務省が契約、協定を結ぶという、
ちょっと国民を裏切るという感じのする行為に出た訳ですね、
それで、すっかり報道は国に弱くなっちゃいまして、
消費税のアップの特例をアレしてものすごく金がもうかると思いますけどね。
こういう事に関して温暖化で最も大きな罪だったのが、
IPCCの正式報告書嘘して報告したと、ま逆の報道をしたという事ですね。
これは私が何回か示していますが、
あまり実は、南極とか北極の温度だとか氷の状態を詳しく説明しますとね、
むしろその詳しく説明したことによって傷ができるんですよね。
その傷で傷を攻められると、
本当にちっちゃなところを突っつかれるというところがあるんですね。
私が言っているのはそういう事ではないんですよ。
そもそも南極の氷は温暖化したら増えるというのが正式な見方なんだと、
これは私の見方ではなく、私の見方もそうですが、
正式な物理学で考えてもそうだし、
IPCCもそう報告している。
それを環境省がですね、嘘の、誤訳をしてですね、そしてNHKがそれに習ったという事で、
日本の国内だけは全く逆の印象で、子どもたちにもですね、
温暖化したら南極の氷が解け、海水面が上がって、ツバルが沈むという事を教えていると、
これはやっぱり親としては見過ごせないっていう事なんですね。
こんなのは良いよいいよっていうわけにはいかないんですね。
現在は環境省がそういう誤訳をしたので、気象庁が訳していますが、
まぁ本当にこの文章を見て、ここの読者の方はどう思われるんでしょうかね、
何でこんなあくどい事っていうとちっと言葉が過ぎるんですが、
IPCCの報告を日本に伝えてますと言いながら、反対の事を伝えるという事ですからね。
これは相当悪質だと私は思うんですよ。
「ま、この位いじゃないか」っていうふうに言う人もいるんですけどね、
それがこうじてですね温暖化騒動というのが起きた訳で、火を付けたわけですね。
ですから、たとえば北極グマの歌なんていうのがあってですね、
北極の氷は今どんなに少ないと言われても3割あるわけですから、
小学校の理科でですね、
氷と水が一緒にあるところは、0度を離れないという事を教えている訳ですから、
北極グマが暑い暑いなんていう筈はないんですけどね。
ま、そういう歌を流して子どもを洗脳する。
これは油断していていいかどうかわからないんですね。
カツでカンボジアでクメルルージュっていうのがありましたね、
これはポルポド政権が子どもたちを洗脳します。
そのクメールルージュっていう平均14歳位の子供たちが、3000万人とか言われるんですけれども、
親を、大人を殺したんですね。
自動小銃で。
だから子どもを洗脳するっていうのは結構力になるんですよ。
だけどもですね、この
「温暖化したら南極の氷が増える」という文章をですね、「減る」と訳して、
特例はあるんですよ、
こういう別の事が起こったらっていういろいろ学問的な紛れはあるんですが、
この位はっきりと書いてあることを、全く正反対に国民に言う政府も政府ですしね、
それからま、NHKとか、いろんなテレビジョンもですね、
ちょっと「報道という名が泣くな」と、報道っていうんですから、やっぱり道ですからね、
身住いを正して、きちっと正座して「これが事実です」と、
ま、日本人らしくやってもらいたいなとこう思いますね。
ーーー追記
温暖化になれば、南極の氷は溶けると信じてきた私です。
そこで今回、一応
環境省と気象庁の文書をチェックしてみました。
環境省の訳 ↓
http://www.env.go.jp/earth/ipcc/4th/syr_spm.pdf
12ページ
現在の全球モデルを用いた研究によれば、南極の氷床は十分に低温で、
広範囲にわたる表面の融解は起こらず、むしろ降雪が増加するためその質量は増加すると予測される。
しかしながら、力学的な氷の流出が氷の質量収支において支配的であるならば、
氷床質量が純減する可能性がある。{3.2.3}
気象庁の訳 ↓ 平成19 年3 月20 日(平成20 年5 月26 日 修正)
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc/ar4/ipcc_ar4_wg1_spm_Jpn_rev3.pdf
23ページ(資料表示では21ぺージ)
現在の全球モデルを用いた研究によれば、南極の氷床は十分に低温で、
広範囲にわたる表面の融解は起こらず、むしろ降雪が増加するためその質量は増加すると予測される。
しかしながら、力学的な氷の流出が氷の質量収支において支配的であるならば、
氷床質量が純減する可能性がある。{10.7}
画像でチェック
環境省の訳

気象庁の訳

(。◔‸◔。)??
あれ??
私は、なんだか分からなくなりましたので、
初めて、武田先生にメールしてみました。
お答えを頂けたら、また追記します。
ーー追記
早速、武田先生からお返事を頂きました
「環境省は誤訳がばれて、数年前に修正していますが、まだNHKなどは修正していません。武田」
武田先生、ありがとうございました。
ーーー
そっか、環境省は訂正していたんですね。
そーっと訂正されても市民は誰も気がつかない。
報道してくれなくっちゃ分からないという事なんですね。
※情報
http://blog.goo.ne.jp/daijishoji/e/9c5c9aa1183c05cb397d0577376b080a
<上記より一部転記>
2012年9月20日夜9時のNHKニュースウオッチ9の終わりの方です。
女性キャスターが,北極の氷が消滅した,と云うのに,
メイン・キャスターが,「潮位が上昇しますね」と深刻そうな顔で応じていました。
北極や南極の氷山が温暖化の影響で融けて,潮位が上昇するから,
南太平洋の島ツバルが水没の危機に瀕している。というのは
今や悪名高いアル・ゴアとIPCCのパチャウリが流した全くの虚報であることが広く認められています。
ネットで確認すると,すでに2007年頃の記事として,この問題が虚報であることを明らかにしています。
ーーー転記ここまで
(平成24年10月22日)武田邦彦
このシリーズで、
「日本の報道が決して国民に伝えないもの」をグラフや証拠と音声で整理を進めていこうと思っています。
「情報」は国民のものであって、一部の報道の専有物ではないと考えるからです。
第一回は「原発に変わるエネルギーを世界各国はどのように考えているか?」ということについて
絶対に必要なのに、決して伝えられないグラフを使います。
音声↓
http://takedanet.com/files/tdyno.290-%287%EF%BC%9A51%29.mp3
第二次世界大戦の前に、日本の報道が非常に戦争をあおる報道をしたと。
ドイツに頼ったわけですが、ヒットラーが日本人の事を「サル」と言っていたのを、ま、消してですね、
またアメリカの軍事力とか戦闘能力も隠して、
国民は戦争に突入したというような歴史があってですね、
戦後はそういうことの反省で、報道もかなり正確になってきましたが、
それも60年経ちまして、もうだんだんさびれてきましてですね、
この頃は報道が決して国民に伝えない事っていうのがあるんですね。
もちろんこれは重要な事を伝えない訳で、
大体の筋はですね、「政府の政策を進めるうえで具合の悪い報道はしない」というのが、
NHKなんかを中心とした考え方だと思うんですね。
この考え方がいいのかどうか?という事はよく分かりません。
つまり大政翼賛会的(※)な報道という事の方が日本の発展のために良いという考え方もありますけれどね、
もちろんその当人がそうしているのですから、
NHKの首脳部がそう思っていることは間違いないわけですが、
もうひとつの考え方は民主主義だから、国民には重要な情報を伝えるという、
二つの考え方があるわけですね。
で、現在に日本の報道は
「政府の政策に反するものは報道しない」という、基本的な姿勢がありますので、
このブログでは、それを補う意味で、私が個人で補う必要があるかは別としまして、
非常に重要なものを、ここではブログを使って伝えていきたいというふに思っております。
第1回は原発に代わるエネルギーを世界各国はどのように考えているか?という事で
私はエネルギーの方が専門ですので、典型的なグラフを一つ示したいと思います。
このグラフは世界の一次エネルギー消費という事で、
これはですね、資源エネルギー庁なんかも同じグラフを使っていると思いますし、
専門家によってグラフが違うという事のない、比較的使用しやすいグラフでありまして、
2005年ごろ作られたものであります。

世界は大体石油換算で50億トンぐらいをそれぞれのものが使っている訳ですね。
石油も大体5~60億トン。
石炭もそう、天然ガスもそう、という事で、
この三つで大体そういうふうなグループを成しております。
それから少ないものでは原子力とか、いわゆる日本で言われる再生可能エネルギー。
ま、再生可能エネルギーというのは非常に怪しいものなので、
ちょっと定義が難しいので水力と。
これはまぁ大体10億トン以下のものであります。
こういったものが世界で使われているもので、
この中でミスプリントといえば原子力が7%か6%で減少するという図になっております。
これは多分、間違いで6%から7%だと思います。
それから、その他に%が随分変わっているのは、これはちょっと違う意味かもしれませんね。
あ、そうか!
これは%はですね、全体の量とそれから比率との関係ですね。
%は比率を書いてありますので、
たとえば石油ですと現在は37%。
量としては現在の36億トンぐらいが、将来54億トンぐらいに増えるんだけれども、
比率としては37が34に減るということですね。
ま、こういった事で増えるのは比率としては天然ガスが主ですよという事を示していえるわけですね。
このグラフで分かることは日本以外の国、ほとんどの国でですね、
実は2005年から2030年までに、何をエネルギーとして使っていくか?といいますと、
石油・石炭・天然ガスを増やしていくという事がほとんどなんですね。
伸び率で言いますと全体で1.9%のうち
天然ガスが2.5%
石炭1.7%
石油1.6%で伸びていくと、年間ですね。
原子力だとか、再生可能エネルギーだとか水力というものは
補助的なものとして考えられているという事ですね。
これは非常に重要なことです。
現在日本は
「原子力を止めたら再生可能エネルギーでやらなければならない」というような議論がされておりますが、
これは政府の方針であります。
私はこの政府の方針というのは日本国としてはいいことではなくて、
私の考えはですよ、
おそらくは原子力の利権を再生可能エネルギーの利権で取ろうとしていると思います。
つまりですね、石油・石炭・天然ガスではもう利権は取れないんですよね。
これは従来のエネルギーですから利権がとれないので新しいエネルギーを持ちだしてくる。
ところが私が最近のみなさんの質問なんかを見てるとですね、
どうも日本人は石油・石炭・天然ガスは無いと思っている傾向があるんですね。
ま、1000年後はどうなるか?というのはいろいろと議論があるんですが、
100年とか200年のところではですね、
「石油・石炭・天然ガスが無くなる」なんていう事を考えている他の国はないわけですね。
このグラフをおそらく、テレビや新聞なんかでご覧になった人はいないと思うんですよ。
たとえば日本ではですね、
「エネルギーの選択」と言って、政府がゼロ%・15%・25%といって、原子力の比率を示して、
これに対して、「どうするか?」っていうのが全部再生可能エネルギーなんですね。
それで「三つのケースを選びなさい」というのがあったんですが、
実はその時にこのグラフを出せなかったんですよね。
出しますとね、
「なんだ、石油・石炭・天然ガスでいいじゃないか」と、
再生可能エネルギーが可能だとか、42円だとかっていう事が
なんか関係あるの?って言う事だったんですね。
ところが、このグラフを報道が出さなかったのは、
これを出しますと、太陽電池の買い取り価格42円なんか潰れちゃいますからね。
もちろん石油・石炭・天然ガス買えばいいんですから。
それで「石油・石炭・天然ガスを買うと高くなる」って言ったらですね、
そんな事を言ったら他の国ですね、これはほとんど発展途上国なんですから、
「発展途上国ってそんなにお金があるの?」っていう事になって、
たちまちテレビの討論会なんかですと矛盾が出てきますね。
ですからこの事は絶対に隠すという事で、
報道が国民に決した伝えないグラフの一つであります。
このグラフと、この前政府がですね、エネルギー選択として国民に出した表との間に、
どうしてこんなに大きな開きがあるのか?
この前ある講演会に出ましたらですね、
「原発ゼロ%がいいんだけれど、再生可能エネルギーが30%もできることはないので、
やっぱり原発はなくすことができないんじゃないか?」っていうご意見の方がおられましたが、
その方はこのグラフをご覧になってないからなんですね。
当然テレビも新聞も絶対に伝えませんから、それは仕方がないんですが、
普通の考え方だったらですね、
「原子力をやめれば天然ガスでいこうじゃないか」と、素直にこうなりますからね。
別に天然ガスも日本の近くのシェールオイルだとか、
それからメタンハイドレードでなくても、べつに外国から買ってくればいいんで、
外国から買ってくるというのは全然どうってことないんですね。
というのは、かつてはエネルギーは特殊なものでしたけれど、
今では産出国が増えましたので、
自動車とかテレビと同じような工業製品なんですね。
エネルギーっていうのは今や工業製品なんです。
したがって、国内にテレビを作る会社が無いから、
テレビが無くて困っちゃうとか、そういう事が無いんですね。
工業製品は単なる輸出入の問題です。
食料だけはまたちょっと違うんですけれども、
他の事は工業製品になりましたので、
輸出入が止まるという事はちょっと考えにくい事なのでですね、
このグラフは非常に重要であると。
しかし重要であるが故に日本の報道は決して国民に伝えられない。
ま、こういうものであります。
※大政翼賛会(たいせいよくさんかい)
1940年(昭和15年)10月12日から1945年(昭和20年)6月13日まで存在していた公事結社。
国粋主義的勢力から社会主義的勢力までをも取り込んだ左右合同の組織である。
創造性の無い定点カメラの映像で
国民の知る権利を守るための報道が入手した情報である。
3号機の爆発は福島中央テレビが創造したのか?
事実は創造物じゃない!
事実には著作権が無い!!
著作権と人命
平成24年10月17日 武田邦彦
音声↓
http://takedanet.com/files/tdyno.279-%288%EF%BC%9A11%29.mp3
私がこの著作権の事をこのブログに書き始めましたのは、福島事故の直後ですね。
2011年3月の終わりですけれども、
福島中央テレビかNHKが撮影した30km定点地点の映像と言われるここの切り取った写真の動画ですね。

これが著作権を理由に公開されなくなったわけですね。
これはものすごく大きな事件で、
新聞社もテレビ局もこれについてのコメントを展開するべきだと思うんですね。
私の疑問はですね、
「人の命に直接関係のある報道で、大手マスコミが入手した情報に著作権が及ぶか?」と、
ま、こういう問題ですね。
二つ条件がありまして、
一つは人の命に直接かかわりのある情報である。ということですね。
もうひとつは大手マスコミが入手した情報である。というこの二つの条件がある時に、
著作権がそれに及ぶか?っていう事ですね。
これはですね、福島中央テレビかなんかがですね、
「著作権が自分にあると、もし違法したら法的処置を取る」と言うコメントも私見たことがあるんです。
ただ、これはネット上で見たのでですね、
ネット上っていうのは必ずしも書いてあることが100%は信用できませんが、
福島中央テレビがもし本当にですね、この3号機の爆発映像を、
「著作権が及ぶ」と主張し、
かつ、「もしそれに違反した人がいたら法的処置を取る」というふうに言われたかどうか?
これは福島中央テレビなりNHKなりが、
相当ですね、何回も報道し検討しなければいけない問題だと思います。
ここで、なぜ私がそういうふうに思うのか?という事についですね、お話をしたいと思うんですが、
著作権とはですね、実はそれほど本来的な権利ではないんですよ。
人間が生まれてからとか、ハンムラビ法典と、聖徳太子の17条とか
そういうような原理的なものではなくて、
近代社会が出来ていく時にですね、イギリスで、
「やっぱり著作したものを少し保護してあげないと創作意欲に欠けるだろう」という事で、
創作意欲が続くという事がですね、個人の創作意欲ですね、
「個人の創作意欲が続く事によって社会が発展するんだ」という事で認めようじゃないかとなった権利ですね。
入会権(いりあいけん)なんかとちょっと似たところがあるんですが、
ま、もちろんその、全然性質は違うんですけれどもね。
で、そういう対象物は、もともとは報道なんていうものではなかったんですよ。
文学とか芸術な訳で、
ま、ややのんびりとした分野であり、かつ、自分の頭で創造したものですね。
3号機の爆発は福島中央テレビが創造したのか?っていう事になるんですね。
創造はしてない訳です。
そうするとおのずとその使用には制限があるんですね。
それから科学技術とか、特許権なんかもそれに相当するんですけれども、
これも、ややのんびりとしております。
それからのんびりしていない報道とか映像にも著作権を認めたほうがですね、
ま、著作権を取るために一生懸命やるっていう人も出てくるので、
これも一概には認めない、全面的には認めないという事にはならないと思います。
しかしですね、
実は今日本では報道に特権を与えているんですよ。
よく話しになる記者クラブもそうですけれども、
記者の腕章をするとですね、割合とあっちこっちまで入って行ける。
これはですね、何のために入っていけるのか?って言ったら、
著作権を取るためにという個人の、ま、個人というか会社ですね、
それの利益のためじゃないんですよ。
国民の知る権利を守るために報道は報道のバッジを付けたら中には入れるんですよね。
だからそこで得られた情報というのは、報道の独占ではないんですよね。
それから今の大手マスコミは、現実的にですよ、
資金面だとか、読者の数だとかそういう面でも、特にNHKなんかは独占していますね。
だからこの独占している状態で、人の命に関する事の著作権を主張できるか?ということがありますね。
わたし、今日これを話していましてね、
人の命に直接かかわる情報であり、かつですね、大手マスコミであり、
もうひとつ条件があるようですね。
これはですね、私がよく科学論文を書くときに、
「私の科学論文には著作権は主張しない」とこう言っているわけですね。
それはどうしてか?といいますと、
科学っていうのは事実を明らかにすることですから、
その事実は私の創造物じゃないんですよ。
だから私の創造物でない限りはですね、私はそこに「著作権はない」と今までも言ってきたんですね。
それで、見やすいグラフとかですね、映像の角度っていうのを
あんまり強調し過ぎる傾向があるんですけれども、
グラフもですね、ま、大学生が普通に書けるようなグラフを書いたからと言って、
「それは創造性がある」というふうには言えないと思いますね。
それから今度の、30km定点カメラであれば、ですね、
私は定点カメラに創造性はないと思います。
それから福島第一の爆発の映像の角度ですね、
これなんか特殊な角度で、非常にこう、迫力があるとか、そういうもんだったら別ですけど、
この写真で分かりますように、この爆発映像はですね、
普通の角度から普通のように撮っているんですね。。
むしろ創造性が無いですよ、これは。
だからこういうものに著作権があるのか?
つまり創造性の無いものをですね、事実報道に著作権があるのか?というのが非常に疑問ですね。
で、まずですね、NHKとか福島中央テレビなどが、
もしもこの報道に対して著作権を主張するとするとしたら、
まずは人の命に関係することであり、
情報を独占出来る立場にある報道が、まずは著作権を放棄するという事が非常に重要だと思います。
また、この議論を深めてですね、我々の社会が健全に働くためには、
これほど巨大になった報道がですね、
事実報道について著作権をどれ位主張できるか?というのは大いに議論する必要があります。
わたしはまぁそういう点では非常に硬派と言いますか、
「事実には著作権が無い」と。
それからグラフとか映像もですね、
誰が見てもそれは創造的芸術的であるというものは、著作権がありますけれども、
グラフを書いただけで頑張る人がいるんですよ。
「このグラフは俺が書いたグラフだ」
いやまぁ、それはそうだけど、
「パソコンで処理したら同じようなグラフになるのに、パソコンって創造性があるんですか?」って、
ま、こんなことをになるんですね。
たとえば線を赤くしたとか、黒くしたとか、
こういうふうになるのは裁判所がですね、判定の時にやや著作者に有利なように判定するということがあるし、
それから著作権協会という非常に強力な協会がある
方一方は著作権を利用する人は弱い人ばかりだというような事を言うこともあるしですね、
それから最高裁の判決なんかを十分に読みますと、
必ずしも著作権をそんなに拡大して解釈している訳ではないんですけれども、
今度の報道みたいに「法的処置を取るぞ」と脅すとかですね、
そういう事を通じて著作権がですね、極めて過剰に守られているという事があるんですね。
私もまァ、著作権を主張したい著者とか作者の方なんですけれども、
私はですね、自分の創造性の乏しいものを著作権主張するのは恥だと思っていますね。
やっぱり自分だけしか書けないこと、
自分だけしかなんかこう、表現できない事だったらば、それは主張出来ますが、
私が書いている文章なんていうのは事実を集めているだけでね、
ちょっとした論理がくっついているだけですから、
まぁ、いってみれば説明するための道具なんですよ。
説明にはちょっと創造性はありませんからね。
分かりやすく説明したっていう事はありますよ。
だから「分かりやすく説明した」という意味での著作権が少しはあるにしてもですね、
そんな人の命に関わることとか、まして、今度の放送みたいに、
テレビ局とかNHKに我々は特殊な権利を与えて、そして我々の代わりに取材してもらっているんですよ。
我々の変わりに取材してもらっているものが、
翻って我々に牙をむいてですね、「この映像を使ったら法的処置を取るぞ」っていうことになりますとね、
「これはちょっと行きすぎか」というふうに考えます。
ーーーー
<必見!>
↓福島中央テレビが世界で初めてとなる原発爆発の瞬間を記録したと自画自賛し制作した番組
福島中央テレビ「原発水素爆発、わたしたちはどう伝えたか」(動画・文字起こし・参考あり)
↓福島中央テレビが3号機爆発映像の著作権で次々と消していったドイツの番組
ドイツテレビZDF局8/26放送番組(内容書き出し)
↓1号機爆発映像・3号機爆発映像報道の動画
もう、忘れていませんか?
<前半>市民測定所サミット1bq/kgは食べられる?
「ベクれている大図鑑」ちだいさん10/13(内容テキトーに書き出し)
ちだいさん:
3号機が爆発した時に自粛したからこれじゃあだめだなと思った。
あの映像を流せば、もっと避難する人がいたかもしれないって思った。
武田邦彦(平成24年10月9日)
音声↓
http://takedanet.com/files/fukusimanogenjyoutdyno.282-%286%EF%BC%9A39%29.mp3
えっと、
福島の線量の問題。
お子さんの甲状腺の異常の問題。
それから福島原発の現状、
それから農作物、魚の汚染状況。
ちょっとですね、状況についてお話ししたいと思います。
空間線量
福島の空間線量についてはですね、
減っているところもあるんですけれども、かえって増えているところもあるという報告も出てきました。
これは当然でですね、セシウムとかストロンチウムは半減期が30年ですから、
到底1年や2年で放射線量が変わる筈はありません。
たとえはある場所が減ってきたという事は、他の場所が増えてきたという事ですので、
かなり何か、風などでですね移動しているような感じがいたします。
それから福島で、何か
公的に発表されている線量がかなり低いという問題も指摘されておりますので、
これは線量計を是非携帯されて、持ってですね、
自分のお子さんの活動範囲、自分の活動範囲についてはやはり、確認をしておく必要があると思います。
線量計
私はほとんど自分のお金にはなりませんから自由な立場で発言できますが、
武市書房のマンガ付きの放射線測定器、
これは私が実は、かなりの期間ですね実際に自分でいろいろ測ってみて、
絶対に精度としては確信があるものですし、
ま、6500円ぐらいですかね?
ちょっと値段が良く分からないんですけれどもマンガ付きで。
ですから是非ですね、まだお買いになっていない方、
もしくは最初に買ってちょっと不安定だと思われる方はですね、
ちょっとお金が高いんですけれども、これできちんとやられた方がいいんじゃないかなと私は思いますね。
慣れてきますとちゃんと測れますのでですね、
甲状腺
それから福島の甲状腺の異常、子どもの平均で大体50人。
100人に40人から50人なんですが、
特に小学校の女の子が少し多いのが気になります。
小学校の女の子はですね、えっと…この甲状腺以外にも、
おなかの卵子の事もあって非常に心配であります。
診療拒否
で、非常にいけないのが
甲状腺が心配で、親御さんがですね、病院に連れて行っても診療拒否されるところがあります。
これは医者が絶対にやってはいけないことですね。
お医者さんというのはですね、たとえば人種差別とか、いろんな差別を絶対にやっちゃいけない。
来た人は全部断らないというのが医師の基本的な倫理ですので、これを思い出していただきたいと思います。
それから診療される方もですね、ちょっと材料を提供いたしますが、
チェルノブイリでは1年に2回の検診を日本のお医者さんが求めました。
これに対して日本では2年に一回と4分の1の頻度を主張されております。
何故このように大きく変わったのか・というのはよく分かりませんけれども、
お母さんとしてはですね、お子さんの診療を断られた場合、
「チェルノブイリでは1年に2回も検診を求めたんですけれども、
どうして日本では、日本国民は健診は受けられないんですか?」というぐらいのことは、
やっぱり主張なさったらいいと思います。
甲状腺がん
それから甲状腺のがんは福島では1人と言われておりましたけれども、
実は4人という未確認情報もありまして、
これは今後ですねよく調べていこうと思います。
ただ、
未確認情報と私がここに書かざるを得ないのはですね、
本当だったらば、今までだったらNHKとか朝日新聞とかがですね、
そういう新聞なんかを信用できたんですけれども、
本当に今新聞がですね、本当の事を書いてくれるかどうか?というのが非常に不安ですね。
福島第一発電所から
それから福島原発からは、この前東電の記者会見を見ておりましたら、
大体1日に数億ベクレル位が出ているようです。
2007年の大騒ぎをした時の新潟柏崎刈羽原発の漏えいが
全部で3億ベクレルであったと事を考えますとですね、
この1日数億ベクレルが毎日出ているのに新聞が何故書かないのか?
という事もこれは非常に疑問です。
福島のコメ
それからJAは一応コメの検査をしているようですが、
JAの検査をしていないコメがかなり流通しているといううわさもですね、
去年の10月ぐらいから、まだまだずーーっと続いていまして、
これも実態がよく分かりません。
それから福島県が”丸ごと博”というようなこの前やりましたですね、
いわゆる汚染地帯で行事を活発にやるという、お金が欲しいんだという事もありますが、
特に生徒が今後参加するような行事が結構あるようで、
これについてはやっぱり御父兄が不安に思っておりますので、
もう少し福島県も常識のある県としてですね、
たとえば赤痢が流行っているとか、インフルエンザが流行っているというのと同じですね。
日本の法令は、1年に1ミリシーベルト以上の被ばくを禁止している訳ですね。
やっぱりその法令を守る精神を持つと。
お金よりか法令であるという、日本の良き伝統を守ってもらいたい。と思います。
日本のお父さん
こういった問題は普段なら新聞がかなり書くわけですが、
この頃書かないので非常に不安ですね。
被ばくは最初の一撃、
これは事故後の最初の4月5月なんですけれども、最も大切ですが、
それに次いで最初の3年ですからね。
もうすでに1年半は過ぎていますので、あと1年半頑張りたいというふうに思います。
これは国民は線量計を測り、注意しながら生活をするという自衛以外に手はないんですけれども、
ぜひ、政府に早めにですね、今までの政策を転換し、
やっぱり国民の健康を第一にするという政策に転換してもらいたいし、
それから専門家やマスコミの人にはですね、
本来の倫理を求めたいと、ま、そういうふうに思います。
ま、この記事はむしろ政府とか専門家にいう記事ではなくて、
定期的にこのブログで出しております放射線に関する、
一応わたくしがですね「こんなところではないか」と思われるものを書いております。
もちろん「こんなところではないか」と思われる私の情報も、
今の状態では非常に難しいんですけれども、
まぁいろんな方から情報を寄せていただきます。
その情報を総合し、また新聞テレビなんかの報道もいれて
「だいたいこのくらいかな」という状態を書いておりますので、
どっちにも偏っておりません。
つまり、「危ないよ危ないよ」という方にも偏っておりませんし、
「安全だ安全だ」という方にももちろん偏っておりません。
基本的には「やや危ないものには注意をする」という、
ま、親御さんなら当然そう考えると思いますね。
日本の親で「子どもの健康に心配があれば、そういうところには行かせない」
というのが、日本の親であれば普通の行動ですから、
ま、その位のスタンスですね。
その位のスタンスでこのブログをまとめております。
この記事もそのひとつであります。
<武田先生お勧めの線量計>
マンガは付いていないけれど同じ商品 4480円(税込・送料別)
2012年10月3日 武田邦彦
今日の朝方ですね、主に毎日新聞のスクープかもしれませんが、
驚くべきというか、毎日ある事を驚いていちゃいけないんですけれども、
驚くべきニュースが流れました。
原発事故で福島県の県民健康管理調査という検討会がですね、
実は去年の5月から約1年半の間行われていたらしいんですが、
これが秘密会であったと。
それが何をこう、打ち合わせていたかというとですね、
とにかく「結果を県民に知らせない」という事と、
「被ばくはがんに繋がらない」という事で口裏を合わせるんだという事をやってたんですね。
そうすると、ま、これはなかなかおおっぴらには言えないという事で、
約30分の秘密会議が終わりますと、
「資料を置いて三三五五とにかくバラバラで出て下さい」っていうわけですね。
委員の人が「ばらばらの方がいいんじゃないかな」と言ってエレベーターに乗り込んで出かけると、
こういうことですね。
これについて多くの人が驚いたと思うんですね。
「えッ!?そんなひどい事ってあるの?」と。
たとえば福島県っていうのは県民のためになんかしているんじゃないの?
という、こういう感じがしたと思いますね。
また委員の人がいろいろと驚いちゃうんですね。
個人のお名前は別にしましてね、
放射線医学総合研究所理事
福島県立医科大学の理事兼副学長(教授)
病理病態診断学講座主任
日本学術会議副会長
国立広島大学の原爆放射線医科学研究所長
福島県保健福祉部長
放射線影響研究所主席研究員
環境省環境保健部長
福島県医師会常任理事
福島県立医科大学医学部主任
それから例の、ま、山下先生と、こういう顔ぶれですね。
ーー名前入りーー
明石真言 放射線医学総合研究所理事
阿部正文 福島県立医科大学理事兼副学長(教授)
春日文子 日本学術会議副会長(国立医薬品食品衛生研究所安全情報部長)
神谷研二 広島大学原爆放射線医科学研究所長・教授(公立大学法人福島県立医科大学副学長)(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)
菅野裕之 福島県保健福祉部長
児玉和紀 放射線影響研究所主席研究員
佐藤敏信 環境省環境保健部長
星 北斗 福島県医師会常任理事 .
安村誠司 福島県立医科大学医学部 公衆衛生学講座主任(教授)
山下俊一 福島県立医科大学副学長(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)
ーーー
この人達は社会的に地位のある人たちで、ま、「立派な人達」とも言っていいでしょうね。
この立派な人達は、医師として、もしくは専門家として
「県民の健康調査をする」というのが県の、県民の税金でなされており、
民主主義であり、
データはデータのままちゃんと公表し、
自分たちの専門としての見解をつければいいというふうに、
「なぜまともに考えられなかったのか?」ということですね。
しかしこのことは、私がいろんな機会に再々してきたように、
実は「珍しい事ではない」という事なんですね。
多くの委員会では、このようにですね、露骨ではないにしても
「そこで話せることはそこの人達だけ」というのが、まぁ普通なんですね。
これが普通なんです。
それで「市民とか国民を騙す」というのが普通なんですね。
普通になっちゃっているんですよ、これは。
何時から普通になったかは別にしまして、
いずれにしても普通になってしまっているという事を、
まずわれわれはですね、認識しなければいけないし、
それで本当に民主主義ができるのか?っていうことですね。
これはあれですね、あの、民主党の公約違反なんかもそうなんですが、
もちろん選挙の時に公約したものを違反しちゃいけないんですけれどもね、
いけないんですが、ま、堂々と公約違反をするという事が行われているわけですよね。
ですから日本中がある意味ではですね、嘘で固まった社会になったと。
その断面がですね、こういう形で今回出てきたという事ですね。
私もよくこれはよく経験したんですけれども、
「武田先生、本当はこうなんですよ」なんていう話をですね、耳打ちされることが多いんですけれども、
「本当はこうなんですよ」って耳打ちする位なら
「そのまま新聞かなんかに書いたら?」なんて思うんですけれどもね。
ま、そこのところがどうしてもまだ、民主的ではないと思います。
で、この人達が何故こういったですね、
各大学の学長さんだったり、いろいろな、たとえば環境省の部長さんだったりという、
「社会的に地位のある方で、税金を随分もらっている方がこういう事をするか」と言いますとね、
やっぱり民主主義を信じていないんですね。
「国民はバカだ」と思っているんですよ。
国民はバカなので、バカな国民が騒ぎ始めると大変だと。
それを納得させるのは、もう国民を納得させるなんていう事はもう絶対に出来ない。
「我々は偉いんだ」。
だから、「偉いんだから、事実は隠して結論だけ言えばいいんだ」と。
国民側にもちょっとそういうこともありましてね。
本なんかでも、事実をきちっと解説するとなかなか売れないんだけど、
「こうしなさい」という結論だけ書いた奴を売ると売れるとかですねw
そういう事があって、
えー、これは「お互いだ」という事もいえない訳でもないんですが、
まあちょっと行きすぎですよね。
えっと、ま、今度のこの秘密会議の事はですね、
本来「福島の県民の健康を守る」といった立場の人がですね、
「福島県から人がいなくなると県民税が入らない」とか、
お医者さんですと「診断される人がいなくなっちゃって収入が減る」とか、
そういう事を心配してですね、
まあ、あの~、県民の健康を二の次に置いてているわけです。
こういうふうに私が言いますとね、「放射線ってそんなに被害が出ないんじゃないか?」って。
いや、そういう物とは別なんですよね。
「被害が出ないから隠していい」というわけじゃないんですね。
被害が出ても、被害が出なくても隠していることを隠しているのはいけないことな訳ですからね。
その点ではこの事件は非常にに大きな、
もう、この事じゃなくて、
この人達はすぐに辞任するでしょうね、恥ずかしくて。
それから、まあおそらく、職も辞めるでしょうね。
まさかそんな事をしながら、この教授だったり、そういうことって訳にはいかないでしょうからね。
ま、大体本人たちにも犯罪意識があるんでしょうね。
エレベーターに乗る時に「バラバラの方がいいですね」なんて言っているわけですから。
自分たちがしていけないことをしているという事はわかるんでしょうね。
しかし日本の場合はですね、まだまだ国民が主役という事になっていないという事の一例でした。
ーーー音声書き出しここまでーーー
記事の詳細はこちら↓
県が主導「原発事故とがん発生の因果関係を否定する秘密会議」毎日新聞スクープ記事
ーーー
放射能メモに「秘密会」メンバーの顔写真を載せてくださいました。
(写真をクリックすると放射能メモのページが開きます↓)

ーーー
他、この会議にはオブザーバーとして下記の方々が関わっています。
渕 上 善 弘内閣府原子力災害対策本部原子力被災者生活支援チーム医療班参事官
伊 藤 宗太郎 文部科学省科学技術政策研究所総務研究官
小 澤 時 男 厚生労働省大臣官房厚生科学課健康危機管理官
細 矢 光 亮公立大学法人福島県立医科大学医学部 小児科学講座主任(教授)
藤 森 敬 也公立大学法人福島県立医科大学医学部 産科婦人科学講座主任(教授)
鈴 木 眞 一公立大学法人福島県立医科大学医学部 器官制御外科学講座教授
大津留 晶 公立大学法人福島県立医科大学医学部 放射線健康管理学講座教授
坂 井 晃 公立大学法人福島県立医科大学医学部 放射線生命科学講座教授
矢 部 博 興公立大学法人福島県立医科大学医学部 神経精神医学講座准教授
甲状腺検査めぐる不満も… 福島健康調査で「秘密の会合」10/3報道ステーション(内容書き出し)
テレビ朝日で10月3日に最初に報じた報道ステーションの番組内容。
モーニングバード&ワイドスクランブル10/4
福島県民健康調査「秘密会議」時間の経過で新しく出てきた情報
同じテレビ朝日の翌日の朝と昼の番組。
山下俊一氏のこの件に関する見解の文書など新しい情報が出てきました。
県が主導「原発事故とがん発生の因果関係を否定する秘密会議」毎日新聞スクープ記事
毎日新聞記事の詳細
「小児甲状腺がん事故無関係」危うい即断 チェルノブイリ翌年から増加
医師の菅谷松本市長が警鐘9/27東京新聞
検査を担当する県立医大の鈴木眞一教授は
「チェルノブイリ事故でも、甲状腺がんが見つかったのは最短4年」と説明したが、
同市長は
「事故後、早い時期に甲状腺がんが発症する可能性は否定できない。
現段階では『わからない』としか言えないはずだ」
医師の菅谷昭・長野県松本市長の訴えの記事。
福島の子どもひとりに”甲状腺がん”「原発事故が原因の可能性は低い」
福島県立医科大学鈴木教授9/11たねまきJ(内容書き出し・参考あり)
これまでにおよそ8万人の結果が判明し、
その結果、ひとりが甲状腺がんと診断されたことが報告された事に対して、
たね蒔きジャーナルの水野さんと千葉さんのコメントと、
この件に関する報道記事。
甲状腺・3人に1人どころじゃない、ほとんど半数の子どもにのう胞や結節
ーこの異常事態をごまかそうとする検討委員会の資料ー
3mm以下ののう胞を“なし”と併せて扱うという、
第8回福島県 「県民健康管理調査」 検討委員会の作為的な資料について検証しました。
「福島の甲状腺検査に問題は」とくダネ!9/11(内容書き出し)
甲状腺検査についての問題点と、
上記記事内にある「シナリオ」どおりに、「チェルノブイリでは4年以降にがんが発生した」と
原発事故との関係を否定した発言をしている
鈴木眞一教授(福島県立医科大学)にインタビューをしています。
時事寸評 相変わらず「子供に被曝」の川崎市長
武田邦彦 (平成24年9月21日)
20120921 武田邦彦 【重要】時事寸評 : 相変わらず... 投稿者 Beaucoup11
川崎市長さんには困ったもんなんですが、まぁ市長さんですからね、川崎の人が選んだわけですから
わたしがクレーム付ける筈もないんですけど、
ま、原発事故以来ですね、本当にあの、川崎を汚染したいという、
まあ希望が強いと言ったら言い過ぎですけどね、
もうすこし、被ばくとか健康に対する見識を持ってもらいたいと思いますね。
福島県ご出身かもしれませんが、それとこれとは違いますからね。
私は普段は個人を批判することは控えておりますが、
市長という立場であるという事と、
給食に関係するのでちょっとここで警告したいと思いますが、
事の発端は川崎市の給食にセシウムが含まれていると、
みかん、これは4,5,6,7、8という事でかんきつ類に出ましたからね、
それからリンゴに出ていて、
それを、どういうふうに言っているか?
まずですね、
「子どもが現在被ばくで危険な環境にいるという事を勉強する必要があるから食べさせる」
っていうんですよ。
いや、食べさせなきゃ…これ、あの、「給食に出す」って言っているんですけれどね、
「出し続ける」と言っているんですけれど、止めたらどうですかね。
だって、被ばくを増やすことが分かってて食べさせるっていうのはどうですかね?
また、「これ位の汚染でビクビクするのはおかしい」って言っているけれど、計算されていないんですよ。
さらに変なことを言っておられるのはですね、
「交通事故もあるじゃないか」と、
「道路を歩いていて刺されたりするんだから人に会うなと言うのか?」
いやあなた道路を歩くのは犯罪ですよ。犯罪と一緒にしてもらったら困るんですね。
いやホントにこれ、どうしてこういう事を言われるのか、
まずですね、第一には社会は「危険を出来るだけ減らす」というのが原則ですよ。
「交通事故が多いから、これくらいあなたが交通事故に遭ってもいい」なんていう論理を使うのは、
これはもう絶対にダメですよね。
交通事故が、たとえ5000人いても、
やっぱり市長たるものですね、交通事故を減らすように努力してもらわないといけないと思いますね。
それともう一つ市長が例に挙げた、
「路上で人を刺す人がいるんだからいいじゃないか」というこれですね。
いや、東電がもしその路上で人を刺すような犯罪をしたならって言うんならですね、
「東電を逮捕してから言って下さい」ということですね。
東電は怖いから言わないけれども、その犯人はどうだっていう、
そういうのはダメですね。
それから現在の食品暫定基準1kg100ベクレルというのはですね、法律違反なんですよ。
内部プラス外部のプラスが?と言っているわけですね。
で、食品委員会はそこをフェアーに言っているんです。
「食品だけで一年1ミリの基準ですよ」とこう言っているわけですよ、
ですから市長さんは川崎市の子ども達を守るのかどうかというのがですね、
これはもう一個問われている訳ですからね。
川崎の空間線量率で高いところはありますよ。
私の感じではですね、空間線量だけで一年1ミリシーベルトに近い人がいます。
まして子どもは校庭で運動して、砂ぼこりから内部被ばくを受けますからね。
先日アメリカ軍の調査で、宮城の子どもでですね、
大体20ミリから30ミリも甲状腺に被ばくしている人がいるわけですから、
この川崎市長が川崎市の子どもの甲状腺被ばくについて、データをもっているんですかね?
あの、単に「俺の子どもじゃないから」とかいうのは、それはダメですよね。
そういうレベルの話なんですよ、実は。
被ばくは足し算です。
被ばく原因が無い時は、まあ、今度の1kg10ベクレルは問題ないですよ。
だけれども、子どもがギリギリで生活しているんだから、本当に大丈夫か?っていうことですね。
水俣病の時に、発生した時にね、
基準以下だから水銀の入った魚を食べさせるべきだっていうような大人はいるんですかね。
いや、これはね、基準値の10分の1以下だから、
この位を食べて水銀の危険性を理解しなければいけないなんて、
これは教育上の態度だって、
いや、「教育上の事で」って新聞に書いてあったんですけれども、
何でこれが教育なんですかね?
わたしは教育をしていますけれども、こんな教育は教育じゃありませんよ。
で、まぁいろいろなそういう事がありますが、
もし、川崎市長が福島ご出身で、
「福島を守るばかりに川崎の給食に汚染物を出す」というのであればですね、
福島の人達が加害者になてっしまいますよ。
よくありませんね。
やっぱり市長たるもの、いくら市民から選ばれたから何でもいいわけじゃないんですよ。
川崎市民はやっぱり、リコールなんでしょうけれどもね、
法律を守り、科学の社会に身を置いてもらいたいと。
せめて川崎市の災害被ばくしている子どもの線量率ですね、
これは外部線量じゃダメですよ。
運動したら甲状腺に入ると、アメリカ陸軍並みのきちっとした計算ですね。
そうしなければ大丈夫だと言えないので、
これは近隣の市町村にも関係のある事ですから、
川崎市長さんはこの発言に対してですね、
十分な責任を果たしてもらいたいというふうに思いますし、
また、お母さん方は「こういう市長さんを相手にしてもしょうがないですから、
やっぱりできるだけ、給食、特に果物についてはですね、「給食の果物食べない」ように
お子さんに指導してもらいたいと思います
ーーー
川崎市の給食
「セシウム入りと分かったリンゴ缶をフルーツポンチで使用予定、
食べるかどうかは保護者と子どもに任せる」
東京新聞 2012年8月31日の記事。
(小学校給食用 山形県産リンゴ缶詰 セシウム1.6ベクレル検出)
ーーー

セシウム検出食材 給食使用
市長「危険知ることが大事」
2012年9月5日(水)東京新聞朝刊
川崎市の小学校給食で、
放射性セシウムを含むと分かった県産冷凍ミカンや山形県産リンゴ缶詰を使う事について、
阿部孝夫市長は4日の会見で
「危険の中で生活していることを子どもたちが知ることが大事だ」と語り、
教育的側面からの使用を強調した。
市の検査で、冷凍ミカンは1kgあたり9.1ベクレル、
リンゴ缶詰は同1.6ベクレルの放射性セシウムを検出。
市では、国の基準値(1kgあたり100ベクレル)を下回っていることから、
冷凍ミカンは4月から給食で出しており、
リンゴ缶は9月から使用。
横浜市や鎌倉市が冷凍ミカンの使用を見合わせていることへの質問に、阿部市長は
「このレベルでビクビクする教育をする事が間違い」とし、
「道路では車にぶつかる危険性があり、すれ違ったあかの他人に刺される可能性もある。
だから人とすれ違うなと教育しますか?」とも。
納得していない保護者もいるが、「びくびくしなさんな」と話した。(山本哲正)
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阿部孝夫市長プロフィール

生年月日 昭和18年(1943年)9月18日
出身地 福島県信夫郡水保村(福島県福島市) 7人兄弟の末っ子
住 所 川崎市多摩区中野島在住
座右の銘 徳不孤必有鄰(徳は孤ならず必ず隣あり)
尊敬する人 ガンジー(信念を貫く、精神力・行動力)
松下幸之助(企業活動は社会への貢献)
趣 味 カラオケ、著述、史跡めぐり
好きな唄 「おしどり」五木ひろし、「皆の衆」村田英雄
好きな飲物 渋い赤ワイン
好きな食物 コロッケ
嫌いな食物 エビ
好きなスポーツ 相撲、野球、サッカー
血液型 B型
身長・体重 165cm・70kg
環境省細野豪志大臣が、
「福島の子どもたちの遺伝子を調べる」と発表しました。
DNAを採取、ゲノムを解読して通常と異なる塩基配列や遺伝子の異常などを見つける計画で
予算は数億単位だそうです。
山下俊一が副学長である、福島県立医科大学と環境省が協力して調べるそうです。
細野環境大臣は
「福島の皆さんの健康は、5年や10年ではなく、
今後、半世紀以上にわたって見守っていかなければならない。
遺伝子レベルでの影響をしっかり把握していくことが将来に備えることになると思う」
「人間の根源的な遺伝子を調べることで将来への予防になる」と語りました。
これに対し武田邦彦教授はご自身のブログの中で
「『影響が無い』と言って避難させなかったのだから、
福島の人のゲノム解析を国がするんだったら住民を避難させなければならない」
「これは完全な人体実験だ」とおっしゃっています。
疑問だらけ!放射能汚染による甲状腺検査というブログの中で
「調べるだけ調べて、治療してくれないのなら、
原爆投下後のアメリカのABCCとやっていることは全く同じなのではないでしょうか?」
と私は書きましたが、DNAに万が一異常が発見されても、今の医学では治療ができないのだから、
ほっぽっておかれるのは目に見えています。
山下俊一は研究のためのデータだけが欲しいのでしょうし、
そのデータだって、原爆投下後の日本の実態や、チェルノブイリを見れば、
公表されない可能性の方が大きいと思います。
環境省は来年度の予算として、
「周産期・小児医療の拠点として福島県立医大が設立を構想している新しいセンターについて
来年度予算の概算要求に61億円を盛り込む考えも明らかにした」としています。
国は最初から知っているのです。
山下俊一も最初から分かっているのです。
これから病気になる子どもが増える。出産に於いても異常が起きるという事が分かっているからこそ、
新しいセンターを61億円も投入してつくる計画なのです。
入院患者の受け入れが今のままでは、絶対に足りなくなるという予想があるからでしょう。
※周産期
妊娠28週から出産後7日までの期間をいう。
この時期は,胎児・新生児や母体に障害が起こりやすい。
そこで,従来は産科の領域だったこの時期に,
胎児や新生児に障害が起こったときに迅速に対応できるよう,
産科と小児科が協力して,母児ともに総合的に管理し,分娩を迎えようという考えかたから,
周産期医学が成立した。
このようなことをコチョコチョと画策していながら、
「奇形児発生率があがる」と本当のことを言った日本生態系協会の池谷奉文会長に関して、
文句を言うのは筋が違うと、やっぱり私は思います。
日本生態系協会長「奇形児発生率があがる」発言に思う
<武田先生のブログより音声書き出しました>
時事寸評 政府の「人体実験」政策
武田邦彦 平成24年9月1日
原子力関係、被ばく関係では本当に驚くべきことが連続して起こっているわけですね。
今、でも何か、「武田がけしからん事を言っている」というのを見ましてね、
ビックリしまして見ましたらですね、
あい変わらす「法律は守っちゃいけない」って言っているんですよね。
法規に1年1ミリシーベルトと決まっていると、
それに対して「違う違う」って、
みんなでものすごくデータを持ってきてですね、言っておられる訳ですね。
この前外国の医師団かなんかが、
「日本は1年1ミリシーベルトを守ってないからしっかりしろ」と、ま言われたりしておりましてね、
本当に日本というのはおかしい国になったなと、思いますね。
今度は人体実験政策が公表されましたが、
福島県の人、特に子どもに対して、DNAの全遺伝情報ですね、
ゲノム解析っていうんですけれど、
これをやるという事が発表されました。
いやぁこれはね、驚くべきことなんですよ。
おそらくやる方は、なにか点数稼ぎかなんかでやるんでしょうけれど、
やられる方は、たまったもんじゃないですね。
というのは事故直後政府は「健康には影響が無い」と言って
被爆地帯からの住民避難をしなかったんですよね。
ソ連もですね1100台大型バスでどんどん住民を避難させてたわけですね、
火事だとかそういう何でも、津波でもいいんですけれど、
とにかく逃げるっていうのが第一なんですよ。
逃げてしばらく、その死の灰が降ってこなくなったら帰ると、
それでそこにたとえば10分の1ぐらいの人がいてもですね、
その人とあんまり変わらないかもしれないけれど、それは偶然なんですよね。
津波で逃げない人がいてたまたま津波が来なかったとか、っていう事もあるんですよ。
火災が起こっても別に逃げなくてもその家は燃えなかった、それはあるんですけれどもね、
やっぱり危険を回避するという事はまずは逃げるという事ですね。
ま、アメリカの人が80キロ圏内からまず逃げたっていうのも、
これは正しい事なんですよ。
どっちに風が吹いてくるかもわからないし、どれ位の爆発規模かだってわからないんですからね。
「健康に影響が無いから避難しなくてもいい」と言った政府は基本方針だと思ったら違うんですよ。
福島の人のゲノム解析をするっていうんですね。
ゲノム解析を国がするんだったら住民を避難させなければならないんですね。
これ、学会がするんだったらいいんですよ。
こういうのはね学会がしなければいけないんですよ。
たとえば最近なら地震が来て35万人死ぬとかいうのも、あれもやっぱり国なんですね。
国ではなくて、学会にもっと研究費を出してですね、
自由な研究をしないと、ああいうのっていうのはうまくいかないんですね。
これはもう、完全な人体実験ですね。
子どもに影響が出る可能性があるならばまず子供を避難させなきゃいけないんですよ。
結果的に逃げ遅れた子どもがいたとか、
被ばくを避けるように努力はしたけれども結果的に被ばくした子どもがおられるので、
それを検査するというなら筋が通っているんですけど、
逃がすことをしないでですね、
子どもの遺伝子を解析するっていうんじゃ、いくら何でもひどいわけですね。
特に最近福島の子どもの36%、
要するに3分の1以上に甲状腺の異常が発見されると。
この異常もどういう異常だかわからないので、
「異常が発見された」っていうと、
「ほんとうの異常かどうか分からないじゃないか」
すぐ反論、もちろんそうですよ。だけども、
「異常かどうか分からない」っていう状態はですね、
危険な時はには一応異常だと思って検討し、異常じゃなければ緩めるっていう事なんですよね。
だからもうとにかく何とかして東電を応援したいという、
原子力事故を小さく見せたいという努力をあんまりするとですね、
やっぱり私は感心しませんけどね。
そういう人が非常に多いのでその人なりに何か理由があるんじゃないかと思うんですけれど、
そういうことで、
実は、ゲノム解析のような学問的なことを政府が乗り出すとロクなことが無いのはですね、
大体こういうのはナチスとかスターリン時代の、暗い時代に起こる事なんですよ。
これは歴史の教訓なんですね。
何故か?って言う事もよくよく考えれば分かると思いますが、
どうしても民主党政権ができてから、どうも居丈高だし、権利主義だし、全体主義みたいで、
自民党よりか民主的かな?って思ったんですけれども、逆かな?って気がしますね。
こういったものを政府がやるとどういったことになるか?というと、
ゲノム解析というのは結構難しいですからね。
影響が少ないという結果が出て、それで原発は大丈夫だという事になる。
そういう事に結び付くんですね。
どっちだかわからないんですよ、学問ですから。
私は別にゲノム解析をしたら「異常が出る」と言っているわけじゃないんですね。
ただ、広島長崎の経験、チェルノブイリの経験で、少ないので、今度もデータをとるのはいいんですが、
それはあくまでも学問ベースですよね。
特に政府は最初に
「安全だから問題ない」と、
「子どもは福島に居ても大丈夫だ」と言っているわけですからね、
言っている以上はま、ゲノム解析を進めるとそこに予算を付けるっていうのはちょっとまずいんで、
放射線の影響を十分に研究しておく必要があるから、
担当学会にですね、少し研究の促進を頼むとか、援助をするというのが正しいやり方ですね。
大体において人の健康とか生死というものに政治が入ると、
「ほぼ曲がる」のが、今までの歴史的な教訓であります。
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2012.07.17
昨日の名古屋におけるエネルギーの将来の公聴会における、中部電力課長の発言は
私にとっては大事件でした。
一夜ですね、やや、うなされました。
日本のエネルギー政策の公聴会でですね、中部電力の課長が自ら名乗り、
名乗ったのは良いですけどね、
「福島では一人の死者も出てない」だから
「問題ではない」と発言して、
「原発を止めたら日本がダメになる」と答えました。
これはまあ、久しぶりに頭に血がのぼったわけですね。
私は実はですね、電力も原子力の技術者も、
共に事故を起こさないようにやっていると思っていたんですよ、実は。
だけどやむを得ず事故が起きる。
これは許せないことだけれども、やむを得ず事故が起こったと、
こういうふうに思っていたらですね、
実はこの中部電力課長の発言はですね、
「一人の死者も出ないんだからいいじゃないか」と
「原発を止めたら日本がダメになるんだから何を言っているんだ」と、こういう事でしたので、
まァ、ビックリするとともに、「やはり・・か。」と思いましたね。
私がいちばんそう思ったのは、やっぱり民主主義を信じていないっていうことですね。
今までもそういう気がしてきたわけですが、
私が一晩そう思った経過はですね、
日本の原発は産業と軍事、核武装を発展させるために原子力を進めなければならないと、
こう決まってですね、
しかし原爆を落とされて日本では原子力を進めるには国民の抵抗が強いだろうと
そういう事で、国民に二つのウソをつく必要があるということになったわけですね。
今から40年ぐらい前ですが。
一つは「原子力を平和利用に限ると約束する」。
もうひとつは「原発は安全だと約束する」事の二つなんですね。
その後核武装用に、ウラン濃縮は遠心分離機を使います。
再処理は2.6倍に核廃棄物が増えるにもかかわらず、
原爆用のプルトニウムがとれるという事で実施します。
それからもう一つ国民にウソつくこと。
つまり「原発が安全だ」ということを約束するという事で、
国際基準に合わせて被ばくは一年1ミリにとどめるということを決めますが、
事故が起こったら突如一年100ミリまでというふうに言ったんですね。
特に指導者は「一年1ミリの法規を守るのはけしからん」と豹変したわけですが、
えー、ま、電力の計画通りということです。
ただちょっと、その中で私の頭の中が曇っているのはですね、
一年1ミリというのは実は国際基準なので、
一年100ミリというと食材も輸出できない。
工業製品も輸出できない。ということで、
ま、どうなのかなぁと思うんですが、そこは曖昧になっていたんだと思うんですね。
つまりですね、電力会社が「安全だ」というのは「健康に問題がない」というんじゃなくて、
「原子力のためにある程度犠牲者を出してもいいんだ」という意味なんですね。
ま、日本は集団性が強いので、
全体のためには一人二人個人が犠牲になってもいいという、そういう事があるんですよ。
それは昔からなんですね。
実はかつての戦争で、日本は非常に強かったし特攻隊なんかも維持できたということは
全体のために我が身を犠牲にするという事が国民の合意だったんです。
われとわが身を犠牲にして日本のために尽くしたという戦記を読むとですね、
私も含めた日本人の血は騒いで、つい感激してしまうわけです。
その時はそれで良かったかもしれませんが、
中部電力課長の発言はですね、言葉を変えて言えば、
「福島原発の事故なんて問題じゃない」と
「死者が出ないんだから事故じゃない」と
「事故じゃないのに、逃げたり除染したり農作物を捨てたり苦しんだりすること自体が無意味なんだ」と。
「人が死んでいないし、これからも死なないんだ」と。
「騒ぐな」と、こういう事を言ったわけですからね。
そして「原発は日本にとって必要なんだ」
「原発をやめて国を滅ぼすつもりか」とこう言ったと。
電力会社ってあれは私企業なんですからね。
別に電気が売れればいいんであって、
ま、なんていうのか・・・何を考えているのか・・
・・・だから分かりませんでしたね。
つまり今度の福島規模の事故は
電気から言えば危険とは言えないというのが電力の公式見解なんですよ。
ええ…電力会社は1年1ミリに抑えるって言ってきたんですよ。
いやぁ、だけどどうですかね、
仙台と名古屋で二回の公聴会があり、二回とも電力がでて、
特に仙台では「会社の見解」という事で言いましたけどね。
ということは、東北電力、中部電力ばかりじゃないですよ。
全ての電力会社がそう思っているということですね。
つまり、電力会社はこう考えているわけですよ。
「福島原発の事故は事故と呼ぶほどのものではない。
従って福島原発事故は起こったけれども、
福島原発は安全な原発なんだ」って言っているわけなんです。
したがって、日本の他の原発も「安全だ」ってこう言っているわけなんです。
だから、「福島原発の事故を事故と呼ぶこと自体がおかしいんだ」と、こう言っているんです。
私がバッシングされた理由が分かりましたよ。
そして電力は国家だから、
「法律で決まっていたって、電力が法を無視するのは当たり前だ」ということです。
したがって、「原発の再開は当たり前じゃないか」とこういうわけですね。
まあ東京電力の勝俣前会長が一回も福島に謝りに行かなかったっていうのが分かりますよ。
彼らは謝る必要がなかったんです。
「別に事故じゃないのに何騒いでるんだ」って、こういう事だったんですね。
いや、まあ、これはですね、
「どうなんだ?」っていう感じですね。
他の電力会社も、直ちに公式見解を発表してほしいですね。
福島原発は事故なのか?
もちろん30ミリシーベルト、40ミリシーベルトを浴びた人がいるわけですから、
その人達はいいのか?
私はね、もう直ちに解散する必要があると思います。電力会社は。
新しい会社に移行して、経営陣を刷新しなければいけないですね。
つまり暴力団的なんですよ。
反社会的団体なんですよ。
あれだけ法律で決まっていて、日本がこれだけ大騒ぎして、
世界的にも注目されていたのに、
それは事故ではないというんですから。
一人も死んでいないじゃないか。
これからも死なないよ。
だから事故じゃないよ。ってはっきり言ったんですからね。
これは他の電力会社は、
まずは東北電力と中部電力には解散してもらうことにして、
他の電力会社も急いで見解を発表し、自分たちはどうなのか?ということですね。
わたしは、この前の政府の増税は非常に大きな反社会的な活動だったと思いますが、
このですね、原発の、この中部電力課長の発言はビックリしました。
っていうかですね、
私は実は名古屋市で中部電力の方とお会いして会議をした時に、
全く、あの福島原発の後、威張っているんですよ。
「なにが俺たち悪いんだ!」と、こういうふうなことを言われたんで、
私は「なんていう事か」って思いましたね。
別に東京電力と違うって言っているんじゃないんですよ。
「事故が起こったということは別にどうってことないじゃないか」っていう事を言っている訳ですからね、
私のこの文章も、私が言ったことも、
ちょっと論理的に、まだ少し混乱していますね。
あまりのことに・・・
電力会社が反社会的団体である。っていう事を目の当たりにしてですね、
これは動揺しない方が、ちょっとおかしいんじゃないかと思います。
ま、このあともう少し、私は突っ込んで整理を進めていきたいと
ーーー
今回、武田先生が話していらっしゃる意見聴取会

エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会
7/16[名古屋会場]中部電力社員の意見全文書き出し(動画あり)
↑ノーカットの動画がありましたので、上記のブログに
中部電力社員の岡本さんの意見を全文書き出しました

武田邦彦先生が、病気で緊急入院されて講演会が中止になったと書いてあります。
今朝の電話のようなので、急な入院のようです。
とても心配です。
今日の講演に関して、毎日新聞が記事にしていました。
講演会:中部大・武田教授、放射能問題を講演--坂東で20日 /茨城
毎日新聞 2012年05月03日 地方版
坂東市岩井の坂東市ベルフォーレで20日、
中部大学の武田邦彦教授が「まだここにある放射能問題と向き合いながら」と題して講演する。
県西地区の市民団体「子どもの未来を考える会」主催で、原発事故後の子供たちの未来を考えようとの取り組み。
講演会は20日午後2時~3時半。前売りチケット600円。
申し込みは19日までの午前10時~午後4時、080・3007・5525(渡部さん)へ。【宮本寛治】
ーーー岩上さんが武田先生と電話でお話しされた内容を
ツイートして下さいましたーーー
岩上安身 @iwakamiyasumi
2012年5月20日 - 20:54
今、武田邦彦さんと携帯で直接、連絡がつきました。
ご本人、お元気そうな声でしたが、これは痛み止めが効いているからで、
タイミングが異なると電話に出られなかっただろう、とのこと。
腎臓結石だそうです。発作が出ると、痛みを伴うので、今日の講演は中止のやむなきに至ったと。
東京での講演でしたが、中止の判断を下して、
発作が収まっている間に名古屋のご自宅にお帰りになり、現在は、静養中。
石が出るかどうかが勝負だが、なかなか出なかったり、腎臓が腫れてきたりした場合は、
手術になる可能性もあるそうです。一週間くらいは静養が続くと思われる、とのことです。
静養に徹するため、しばらくはパソコンにも近寄らないそうです。
ブログの更新や病状の報告などを心待ちにしているファンの方は、ご心配でしょうが、しばらくお待ちになってください。
武田邦彦 平成24年4月19日
原発を停止するかどうかいろんな議論がありますが、
その中で、かつて官房長官をやった仙谷議員がですね、
「日本が原発を止めるっていうのは集団自殺するようだ」というふうに表現しました。
集団自殺というのは、かなり人が死ぬことを意味しておりますので、これは避けなければいけない。
これは当然のことですね。
ですから集団自殺を回避する方法を示したいと思います。
集団自殺をするようなものだと言っていたんではダメなんですね。
で、どのくらい電力が関西電力内で不足するか?
関西電力以外はですね、九州電力がやや危険だというだけで、
他の電力会社は関西電力が避けられれば大丈夫な訳ですね。
どの位電力が不足するかについて、いろんな数字がありますけど、
ここは一応10%不足すると、夏場に10%不足するというように考えていただければいいとおもいますが、

これはいったいどういう事なのか?って言いますと、
実はですね、電気の消費量が上がり始めたのは最近なんですよ。
オール電化とかですね、それからみなさんもクーラーが全てのところに付いたというのも、
大体10年ぐらい前なんですね。
ですから、大体今から15年、もしくは20年位戻ればですね、
ま、問題じゃないんですね。
20年ぐらい前の生活っていうのをみなさんにちょっと思い出していただいて、
ちょと、自分の年が何歳ぐらいだったかな?と、
その頃どんな生活だったかな?と
それで今年だけやるという事ですね。
今年、来年ぐらいまであるかもしれませんが、
石炭火力に切り替えたり、
民間の自家発電を戻したりですね、そういう事によってとにかく2~3年以内に原発分を解消するという事で、
いろんな事が出来ますんで、
ま、短ければ今年一年、夏だけですね。
大体一か月頑張るという事ですね。
ええ、だから10年と思ってもいいですね。
私なんかその頃は名古屋におりまして、あのくらいだったら何とかなるかなっていう感じがいたします。
そうしますとですね、次は仙谷議員がですね、
「個人の事じゃない、物作りの工場が困るんだ」と、そう言うでしょうから、
それについてもデータをみたいと思います。
このグラフはですね、夏場の昼間にどこが電気を使うようになったかというとですね、
もう、はっきりとして言えるのはですね、オフィスなんですよ。
それはそうですよね。
昔こんなに大きなオフィスがいっぱい建っていたか、と言うと、それは建っていなかったんですね。

それじゃあ人口は増えたのか?と、
やや減っている訳ですね。
そうしますとね、一人当たりが使う量が増えたんですよ。
これは別に、まずい事じゃないんですね。
エネルギーがあって、お金があればですね、広いところを使った方がもちろん能率的ですから、
節約は出来るっていう事ですね。
特に本社なんかがあるところはガンガン冷やしていますから。
政府やマスコミはこういう事実を隠して「家庭で節電しよう」ってこう呼び掛けるでしょ?
これはですね、もう常にそうなんですね。
もったいないって言って、家庭に呼び掛けて、
それでもったいないって言ってみんなが貯金するとそれを国債に使うという
ま、そういうことですからね。
だから私はですね、日本人が非常に誠実で、
日本を愛しているっていうのを逆手に取るようなこの方法が続くというのは、僕は感心しませんね。
この場合もですね、このグラフではっきり分かるように、
家庭の節電って殆ど意味がないんですよ。
もともと家庭というのは節電しているんです。
物作りの産業もあんまり意味がないんです。
何故かというと、
物作りの産業もですね、中小企業なんか家庭と一緒に節電しているんですよ。
問題なのはですね、節電しようと言っている人たちがいるオフィスなんですよ。
変な話なんですね、大企業のオフィス、官庁のオフィス
「節電しなきゃいけない」とか「原発を止めたら大変だ」と言っている人たちのオフィス。
これが殆どなんです。だから原因なんですね。
自分たちで原因を作って、他人に責任を負わせてるっていうのが現実なんですよ。
で、ま、それをやれば大丈夫です。
ただ、もう一つ私がここでどうしても言いたいのはですね、
日本の電力というのは大体アメリカに比べて2分の1なんですよ、ひとりあたり。
電気代が2倍な訳ですね。
もともと日本の電力というのは放漫経営で国民の犠牲の上に成り立っているんですね。
それをやっぱり変えなきゃいけない。
ただ、これはやっぱり力勝負では、やっぱり庶民が負けてしまうんですよ。
だって、我々が電気料金を払うでしょ、
電気料金を払うとそれが政治資金に使われて、役人の天下りに使われてですね、
我々が出している電力費というのがですね、全部我々と逆側の利益に使われちゃうんですね。
ま、私はこういう事を言うと家電リサイクルなんかも思い出しちゃうんですよ。
家電リサイクルなんかも、もちろん、全く悪徳なんですけれども、
通産省の幹部がですね、
日本人は素直だから、官が強くて家電業界はまとまっているから、
「家電リサイクルは世界で日本でしかできない」と言ったことがあるんですね。
つまりこれは役人が得をする制度だけなんですよ、
だから、日本でしかできないっていう訳ですね。
私は、こういう事を繰り返しているとダメになると思うんですね。
やっぱり、大人が事実を見る勇気を持つ必要があると思いますね。
こんどの場合でもそうです。
夏の昼間に電気を使っているのは、
原発を動かしてくれとか節電を呼び掛ける、
大企業、もしくは官庁、もしくはそういうところの大きなオフィスが
昼に冷房をかけるからなんですよ。夏に。
だからそこだけをやめればね、大丈夫なんです。
家庭は全く関係ありませんし、
ものつくり工場はですね、オフィスの人達の被害を受けるだけですね。
やっぱり人間は知恵の動物ですから、
知恵がなければこういうふうになるという事もあるかもしれませんが、
やっぱり、知識情報で武装してですね、
そして我々も生活を守らない、子どもを守らなきゃいけないと、ま、そういうふうに思います。
仙谷氏の「集団自殺」発言に関して↓
「私はむしろ政治の集団自殺ではないかという気さえする」
報道ステーション4/19(動画・内容書き出し)
<音声>
http://takedanet.com/files/foodtdyno.62-%2811%EF%BC%9A14%29.mp3
食材の不安(どうなっているか?)・・・農水省の反撃に備える
武田邦彦 平成24年4月22日
食材の不安について、ちょっと最近の情勢をお話しをします。
●農水省の通達
これは、農水省がですね、
民間が独自に基準を儲けるのはけしからん、国に従えなんていう通達を出したんですが、
御殿様ですね。
農水省ってそんなに偉くないんです、選挙も受けてないですからね。
選挙の仕組みも受けていないから、
まァまァ、「国民の皆さんお願いします」っていう位なんですけれどね、。
もちろん農水省が立派なものを出せばみんながそれに自然と従うという事ですけどね。
それで我々も理論武装しておこうという事で、ちょっと出しましたが、
●汚染されている食べ物
まず福島のホウレンソウ、これも汚れましたね。
これも予想される事で、セシウムが再飛散しているんです。
12月の半ばからですから、代替4日間畑にありますとですね、規制値を超えます。
ですから当然そうなんですけれども、この原因なんですね。
役所はですね、相変わらず再飛散は焼却が原因じゃないとか
がれきは大丈夫だとか、否定ばかりしていましてね。
そのために原因が追究されないんですよ。
「あれも違う、これも違う、大丈夫だ」って言っているだけでですね、
再飛散したセシウムはやっぱり野菜を汚しますんでね、
事実は事実として出てきてしまうんですね。
ところがまあ、ちょっといいのはですね、
葉物野菜がやられそうな領域というのは福島と関東北部、それから東北南部ぐらいに限定されております。
ですから、そんなに広い範囲で野菜が汚れる事はないと思いますが、
なにしろ続いているので、福島とかその辺の人はですね、やっぱりマスクをした方がいいと思いますね。
空気中に飛んでいる訳ですから、
やっぱり飛んでいるものを肺の方に吸うというのはあんまりいい事ではないので、
注意をなさった方がいいのではないかと思います。
この頃ですね、いろいろとこういうデータを調べて注意なさった方がいいっていうと恨まれたりしましてね、
どうしたらいいか分からないっていう感じですが、
やっぱり注意をしなければいけないものは注意をした方がいいと思いますね。
本来お医者さんなんかにもそういって欲しいんですけどね。
それから最近はですね、大根みたいな根菜類。
やっぱりこれは余り汚れてないんですが、
シイタケ、これは昔からですね。これはセシウムを取りますから。
それから川魚。
太平洋岸の魚ですね。神奈川から北海道まで。
だいたいそこにいる魚ですね、ヒラメとかカレイとかアイナメとか、なんかそういうやつ。
それから海藻類。
これも海の底に根を張っていますから。
それから貝ですね。
こういったものは非常に高いですね。
●ストロンチウムは測ってない
そういった点ではやっぱり北海道から神奈川まではですね、
潮干狩りだとか、連休もひかえていますけれども、行楽、学校行事はやっぱり海の方にいかない方がいいでしょうね。
主な理由はなんて言ったってストロンチウムを測っていないという事なんです。
これね、「ストロンチウムはないだろう」なんて言っちゃいけないんですよ。
これは放射線防護の専門家がチョット応援をして欲しいんですが、
放射線防護の原則は「測定値がなければ危険とみなす」という事なんですよ。
これは放射性物質が見えないので、もちろん汚染されている可能性がないところは別ですよ、
だけども今度の福島原発みたいに漏れた時はちゃんと測って安全を確認しなきゃ
これも放射線防護の先生方は、ずっと今まで学生さんに教えておられたことだと思うんで、
その通りやっぱり言って欲しいな、と思いますね。
●人間とお茶
それから山形のお茶。
これは1キロ2万ベクレルっていうのは、ものすごいのが出ましたね。
これも理屈どおりです。
というのはですね、2011年の4月に静岡のお茶がひどい目にあったわけですね。
この原因はですね、人間が大丈夫なら植物も汚れないっている、変な知識だったんですよ。
放射性物質のヨウ素とかセシウムとかストロンチウムとかその他もろもろありますね。
ところが一方ですね、考えてみていただきたいんですが、
たとえば、セロリを食べると何が取れるとかですね、
どこの食品には何がうんと含まれているって言いますでしょ?
あれは何か?って言いますと、特定の植物に特定の元素が入るっていう事を言っているんですよ。
ですから人間が安全でも、何かがダメな事があるんですよね。
これが静岡の失敗なんです。
「人間は大丈夫です」って瓦礫なんかもいっていますよ。
だけど人間が大丈夫だからと言って農作物が大丈夫っていう事はないんですね。
静岡はまあちょっと不運だったというか、ま、やむを得ないかな~っていう気もするんです、最初ですから。
●事実を認める勇気
ですけど、横浜市長はダメですね。
これは「大したことない」って繰り返して、パンフレットを全部家に配って、油断を勧めたんです。
そしたら、市内の給食で何回も基準値をオーバーを出しちゃうわけですからね。
こういう事をやるといけないんですよ、放射性物質というのは気をつけなきゃいけないんで、
「大丈夫だ大丈夫だ」なんて言ったらですね、やっぱり出てきますから。
これはまだ市長さんおやめになっていないようですけれど、
僕はこれはやっぱり、児童にね給食で汚染された野菜を食べさせた原因を作ったわけですからね。
これはちょっと、私なんか話にならないっていう感じですけれどね。
それから山形の知事さんですね、
これも「大したことない」って繰り返して、
せっかく福島のやつを蔵王で食い止めたのに、放射性物質を山形に入れるスキを与えましたね。
これでお茶が出ました。
いずれも「大したことない」っていっていた自治体で起こったのも不思議ですけれどね、
まあ、不思議っていっても当たり前かもしれませんね。
岩手県の一関市もそうで、
一関に放射性物質が降ったので、それをお知らせしたら、
「降ったなどと言ってもらっちゃ困る」と言って、抗議を受けたんですけれども、
しかしそれはですね、知った方がいいんですよね。
その直後にセシウムで汚染された牛が一関から出て、農作物の被害も受けたわけですね。
やっぱり大人はですね、事実を正面から見て、
インフルエンザが流行ったらインフルエンザが流行ったと、
赤痢が流行ったら赤痢が流行ったって認めた方が、被害者が少なくて済みます。
まァやっぱり、この事実を認める勇気というのはどこから湧いてくるかというと、
やっぱり我が身ではなくて、子どもを守る、国土を守る、コメを守るっていう心がですね、
やっぱり「事実をきちんと見よう」っていう気持ちになりますよね。
子どもを守らなければいけない。だからもう、辛いけれど事実を見よう!と、こういう事ですね。
生活上のこの意味での考えは、岩手から神奈川までん農作物。
山形、新潟のものは要注意であるっていう事ですね。
まだしばらく、残念ながら。
農業関係者とか自治体がしっかりしていれば、かなり安全な時期になっているんですけれど、残念ですね。
もう少し、怖いものは怖い、いけないものはいけないと言って、
責任のある人がですね、「子どもたちを守りたい」という事で守ると。
子どもを守れば妊婦も守れますからね。
若い女性も守れますから、それが大切だと思います。
●隠匿と発表
もう一つ大きな事はですね、
静岡県焼津にですね、鰹節作る時に出る灰があるんですけど、
これも13000ベクレルをカウントしました。
これの問題はですね、灰が13000ベクレルである事自体は、ま、いけない事ですけれども、
さっきのお茶なんかとは違って、まあ、まぁまぁなんですけどね、
これ隠匿したのがいけないんですよ、隠したのが。
最初は組合が隠して次は市の水産課が隠しましたね。
だいたいわかったのが2011年の8月ぐらい、らしいんですよ。
これ隠した事だから分からないんだけど、大体その頃。
ところが事実が広がるのを嫌がったんですね。
つまり、「お客さんの健康よりも自分たちの儲け」っていう事ですよ。
公表しないでですね、実に。
そして翌年、今年の3月になって市に報告する。
市の方もなんか変な事を言っているんですよ。
「発表を促したがセンターの方が発表を遅らせた」と言って、センターの責任にしているんですけどね。
センターも隠したのは問題ですけれども、
市が「発表を促す」んじゃなくて、発表したらいいんですよ、すぐに。
だって、違反なんですから。
何と言っても1キロ100ベクレルを超えれば原発の低レベル廃棄物ですからね。
それの130倍の灰なんですから。
役所は発表を促すんじゃなくて、
「こういう事がありました」って市民にいわないと、何のために役所があるのか分かりませんよね。
ドロボーがいました、と。
「ドロボーが自首してこないので、そこでドロボーだってわかったけれど捕まえませんでした」って
警察が言ったら困っちゃうんですよ。
いやいやそれは、自首を待つんじゃなくて、
そおういう事が起こったら、まずやってくれるのが任務じゃないですかって言いたくなっちゃうですよね。
ところがこれにはもう一つ問題があるんです。
今まではですね、マスコミはま、ちゃんとしていたんですね。
だから、放射線が13000ベクレルも入っている灰が出てたんだけども、
それを6カ月ぐらい隠してたって、NHKもマスコミも騒いだわけですよ。
逮捕情報があるとすぐに発表する訳ですよ。
これはどうしたか・って言ったら危険を知らせるという事が非常に大切なことですね。
それからマスコミは自分で安全な基準を決めちゃいけないんですよね。
ま、この頃偉くなったからそういう気持ちでいるんですかね。
なにしろ100ベクレル以上は放射性物質として扱わなければいけないんですから、
低レベル廃棄物なんですから。
これは国が決めた規則なんですからね。
「そんなのはいよ」なんて、マスコミが言っちゃいけないんですね。
これはまあ問題だと思います。
それから、自治体とか農業団体、漁業団体はですね、やっぱり日本の基幹ですからね。
一次産業、そういうものは非常に大切です、農業も漁業も。
だからやっぱりこの際ですね、自分たちは日本の産業の中核をなしているんだという事で、
ま、隠したりなんだりしないように一つお願いしたいと思います。
それから市議会もかなり活発に活動しているところもあるんですが、
全体としてはやっぱり、やや原発の利益側っていう感じがしますが、
ここも議員さんですので、出来れば選挙民の側に目を向けてほしと。
●食材汚染の3つの原因と対策
ただ全体としてはですね、食材が3つの原因ですね、
ひとつは再飛散している。
ふたつめはお茶のように、人間は大丈夫だけど、ある農作物が非常にやられると。
みっつめはですね、昔だったらマスコミが騒いでくれたような、
放射性物質を隠すというような事も、最近では報道を逆にされないということもあってですね、
なかなか難しいなと思います。
ただ我々も頑張って、何とか出来るだけ、この情報も使ってですね、
安全なものを食べていきたいと思っています。
私は最近繰り返しておりますけれども、
健康に害がないようにするにはなるべく多種類の食材を買うっていう事ですね。
同じようなものを毎日食べないと。
そうしますと、なんかにあたってもですね、
バイキンではありませんから身体の中で繁殖するっていう事はありませんから。
外国の物も割合積極的に食べる。
お米もだけじゃなくてパンも食べる。
生野菜を食べていたら、ちょっと煮ている野菜も食べる。
そういうふうにですね、果物の少ない人は少し増やし、多い人は減らすと。
いうふうにしますとね、これは多分大丈夫な領域に入りますんで、
そういうふうにしていただければと思います。。
農水省の通達は本当に国民の方を向いていないっていうか、情けない状態を示していますけれど、
チョットこれを、これには大きな事が含まれていますので、
また機会があったら次回書きたいと思っています。
ー関係ブログー
国民は自分で食べる物のベクレルも選んではいけないのか!?農水省が通知
これショックだな・・・鰹節・カツオじゃなくて薪に大量セシウム
ストロンチウムの危険性
たねまきジャーナル4/5(内容書き出し)より一部抜粋
小出:
セシウム137とほとんど等しい量が出来るというのがストロンチウム90という放射性物質でして、
人体に対する危険度でいえば、セシウムの何倍かは高いと言われている猛毒の放射性物質です。
ただし、揮発性があまりないために、福島第一原子力発電所の事故でも、
セシウムは大量に大気中に出てきたのですが、ストロンチウムは大気中には出てこなかったのです。
ただ逆に、水には溶けやすいし、なかなか自ら捕捉しにくいという性質を持っていますので、
水をいま、浄化系というのを通して、セシウムは捕まえているのですけれども、
ストロンチウムはほとんど浄化もできないまま汚染水の中に残り続けてきてしまっているのです。
それが、ま、漏れてしまったということで、これからどんどん深刻な問題になってくるとおもいます。
ただしストロンチウム、あるいはプルトニウムというものの分析というのは、
セシウムの分析に比べてはるかに手間がかかります。
100倍1000倍というふうに手間暇がかかるという、そういう測定法ですので、
セシウムに匹敵するような測定をするという事はなかなか難しいだろうと思います
これから海洋が、海が汚れてきますので、
その時にはストロンチウムが、むしろセシウムよりも問題になる可能性があると思います。
しっかりと、分析体制をつくるべきだと思います。
武田邦彦先生のブログより、音声書き出し。
原発事故を混乱させたもの(これから―1)
発病時期(直ちに・・・の問題)
平成24年3月31日
「武田先生の音声(6:30).mp3」
少し原発事故を振り返って、これは振り返るとともにですね、今後の事を考えると。
今のことを考えると。
ま、こういう事につなげていきたいのですが、
原発事故から一年がたちまして、
いったい、原発事故を混乱させたものは何だったか?って言う事ですね。
やっぱり一番の混乱の最初は、有名になりましたけれども
「直ちに健康に影響はない」という官房長官や保安院の発言でしたね。
この時に整然と、
「被ばくについては健康に影響があるから、これこれこういうところは退避をさせる」と
「バスを行かせるからそれに乗ってくれ」と
こういうふうにですね、きちっと言っている必要があったのです。
一つグラフを示しますが、

これがチェルノブイリの時の10歳児までの甲状腺がんの発生状況で、
もちろん、被ばく直後に病気が出るわけではないと。
その後4~5年経ったときに癌が発生するという事はよく知られております。
したがって、直ちに影響がないという事を政府が繰り返してですね、
かつ、ソ連でも行ったように、
普通だったらバスを出して、危険があるところだったら退避をさせるというような事が必要だったわけです。
これは今でも尾を引いていてですね、
多くの人たちが「政府がいいって言うからこのままいていいだろう」とか、
強制退去地域というのはいったい何で強制退去になっているのか、
現在でも20キロ圏内とか何とか言っていて、被ばく線量というのですか、
汚染量とは関係ない領域が示されていまして、大変に混乱を招いております。
それから、有識者、マスコミがですね、
「福島原発で、まだ死んだ人がいない」とか、
「原発の上を元気に鳥が飛んでいる」とかですね、
「原発周辺の住民に今のところ被ばくによる疾病が認められない」等を繰り返しました。
これはですね、非常に混乱を招きましたね。
というのは放射線による被ばくがですね、遅発性である。
つまり、すこし時間が経ってから発症するというのは、もう常識な訳ですね。
これに対してどうして、すぐに病気になる事だけを言ったか。
これは、早くいい機会に、専門家とかマスコミがですね、
「誤っていました」と、
「原発の病気は遅く出るんだから、直ちにとか、今元気だからとかは間違っていました」と
なるべく早く言った方がいいですね。
そうしないとですね、まよう人が多いと思うんですね、また、被ばくする人も多くなると思います。
で、今多くの人が、
「このままここに住んでいて大丈夫だろうか」とかですね、
「今の食生活でいいのだろうか」と不安を感じている原因の一つは、
このような政府及び専門化及びマスコミのですね、発言に基づいている訳ですよ。
なにしろ、あと10年経ったら出るかという病気ですからね、
むしろ責任者が注意を促すというのが正しい訳ですね。
ところで、わたしは終始一貫、
学問的に被ばくと健康の関係は分からないんですからね、
3月11日以前の法律の基準を守っておくということにすれば、原発事故の前の状態ですから、
これで安心するしかないと、これしか方法がないという事ですね。
それは被ばく総量で1年1ミリと。
少し我慢すれば1年5ミリ。
子どもは可能な限り1ミリと。
内訳は外部被ばく0.4ミリ、内部被曝0.4ミリ、水0.1ミリ、土埃0.1ミリ位が普通です。
住むところの土壌は1平方メートルあたり4万ベクレル以下。
物質としては1kg当たり1000ベクレル以下。
ま、セシウムですけどね。
食材は1kg当たり40ベクレル以下。
水は10ベクレル以下。というところですね。
これは、被ばくのシーベルトを決めれば、土壌とか、全部が決まるんですね。
これを政府はどう決めているのか?
今たとえば瓦礫の8000ベクレルというのをどう決めているのかがはっきり分かりません。
また、東大教授のように偉い人は、足し算が出来ませんから、
これはよく分かっておいて下さい。
皆さん東大教授は足し算が出来ると思っていますが、出来ないんですね。
外部+内部という足し算をしなくてはいけませんし、
これから30年間の足し算もしなくてはいけません。
たとえば「瓦礫が安全です」というのは30年計算して安全でなければいけないのであってですね、
瓦礫だけの安全性。
これを言ったらどれもこれも安全になります。
つまり0,1ミリシーベルトを浴びるものが10個以上になれば、危険ですからね。
足し算が必要だと。
もう、東大教授は足し算ができませんから、この際、我々が足し算をするしかない。
もう一つの重要な点。これが厳しいんですが、
1年1ミリ以上浴びて、お子さんが病気になった時に、
政府や自治体は言い訳をするでしょう。
専門家は逮捕されない可能性がありますね。
そうするとですね、また、その時に責任者が罰を受けたところで、
自分の子どもの健康とは別ですね。
このところを親が、ま、「覚悟しておいてほしい」と言ったらちょっと言いすぎなんですけどね、
やっぱり、
1年1ミリシーベルト以上子供が浴びた場合病気になる可能性がある、それを知っていたんだ。っていう事ですね。
いずれにしても1年1ミリ以上の被ばくを長期受けるというのは、日本人が経験していない訳ですね。
原子炉作業員ですら、1年1ミリシーベルトの自主規制をしていて、
一般人は法律として1年1ミリシーベルト。
お医者さんは実績として1年0.7ミリシーベルトでしたからね。
これを、子どもっていうのは、もう、親の言う通りですから、
親とか先生が、もしも1年1ミリシーベルト以上の被ばくをさせて、10年後になんかの病気になったらですね、
この責任はやっぱり親とか先生にあるということを、辛いけれども分かっている必要があると。
こういうことですね。
こういった関係をはっきりさせるために、一番最初に言ったように、
「直ちに健康に影響はありません」といったのは、
国民を誤った方向に導く、間違ったステートメントであったという事をですね、
政府その他の人がやっぱりここで言うべきだろうとわたしは思います。
それで物事はかなり、すっきりすると思いますね。
瓦礫の放射能評価・・・データに基づいて考える 2012年3月26日
がれきの問題はですね、多くの人が心配している訳ですね。
これに対して、助け合わなければいけないとかですね、温かい心、絆、恩があるというですね。
およそ科学とは関係ない、人間にとってこれは大切ですよ、
人間にとって大切ですが、今問題になっているのは科学であってですね、温かい心の問題じゃないんですね。
がれきのことを心配している人は科学を心配している訳ですから、ね。
これを無理やり空気を作って押し切ろうというのはですね、
あまり日本人としてのプライドを傷つけます。
というのは、日本は近代国家であって、科学技術立国であり、法治国家なんですよ。
だからやっぱりデータに基づき、法律で違法なものは違法であると。
要するにですね、何か勘違いしているわけですよ。
がれきが心配だという人達はですね、被災地を助けたいと思っているんですよ。
助けたいと思っているけれども、だから法律に違反していいとか、
ウソをついていいとか、わが子を危険にさらしていいとかじゃないという事を言っているんですね。
ある、三重県の市長さんとテレビの解説者が本当にひどい事を言っていました。
「理由なき反対をしている」というんですね。
理由はしっかりあるんですよ。
それを、ま、一つ、ここでお示しします。

データが出てきました。
たとえば、岩手県の陸前高田市のがれきですね。
この中に繊維の放射線量が1kg当たり1480ベクレルというのがあります。
これはどうなのか?
法の下に平等というのがあるとしたら、昨年の夏にですね、
14歳の少年が、放射性物質を、僅かに含んだ蛍光塗料のキーホルダーを持っていたといって
書類送検させられました。
私がこれをすぐに持ち出すのはですね、これは繊維が少ない、量が少ないっていうんじゃないかと思ってですね、
あなたね、14歳の少年が持っていた蛍光塗料の(放射線量は)ものすごく小さいんですよ。
だけども書類送検されているんですよ、違法なんですね。
少ない多いの問題じゃないんですよ、それを14歳の少年にやっているんですよ、
私はそこのところをきちっとしなくちゃダメだと言っているんですね。
まず、文部省はクリアランスレベルを定めていますと、
これに違反すると1年以下の懲役か、100万円以下の罰金になります。
文部省はですね、土壌のセシウム濃度に対して、
どの位被ばくするかっていう式を出しております。
ここで使用しているのはどっちかというとちょっと国に有利な甘い数値ですね。
えー、文科省は二つ出していましてね、そのうち一つを、
ま、あんまり議論をめんどくさいのでしたくないんですが、出しているんですね。
これで計算する、つまり、焼いたやつはどうなるか分かりませんし、
がれきを埋めるっていう説もありますから、堤防をつくるとかいろんな事がありますから、
一応これを土壌とした時ですね、一般土壌。
もちろん法律的には一般人が被ばくしていい量は一年1ミリであり、
放射性物質は1キログラム10000ベクレルであり、
その10分の1で普通規制が行われるという、という事を、一応法律として知っておいて下さい。
これを元に計算しますと、繊維は1480ベクレルですから、1年間に2.32ミリシーベルトになります。
クリアランスレベルの232倍ですからね。
まず、この繊維だけ、これで、ま、書類送検はされるでしょうね、
14歳の少年が書類送検されているんですから。
市長さんが書類送検されない筈がないですよね、そんな差別しちゃいけませんよ。
そりゃあね。
次に、ま、この繊維が非常に量が少ないんで、
こんな少ない事を問題にしてもダメだという人がいるでしょうから、
平均汚染度を出してみました。
そうしますと1kg当たり116ベクレルになります。
この値を今度はさっきの文科省の式を使って計算しますと、
一年に0.29ミリシーベルトになりまして、これも29倍になります。
したがって、このがれきを搬出して、どこかの市が受け取ったらですね、
両方の市長さんは懲役一年の刑は免れないでしょうね、
だって14歳の少年が逮捕っていうのかな、書類送検しているわけですから。
もし焼却して体積が20分の1ぐらいになると、焼却灰は1キロ2314ベクレルになりますから、
1年に3、35ミリシーベルトに相当します。
焼却を行った市の市長さんは逮捕されなければなりませんね、これは。
実は環境省が勝手に決めた8000ベクレル。
これね、なんか「外国で」とか言っていますけれども、外国は関係ありませんからね。
こういう事をやっちゃいけないですよね。
実はクリアランスレベルっていうのは、原子炉を解体した時とは違うじゃないかっていいますけれども、
まず第一に日本の国民の健康を守るために決まっている訳ですから、
場合がどうだなんていうのは関係ないですよ。
それからもう一つは今度のがれきはですね、原子炉を解体したともいえますからね。
爆発によって、ブーンッ!と解体された訳ですから。
その破片が陸前高田市に散ったわけですから。
この法律でも良いし、この法律が不適切であってもですね、
適用するのが不適切であっても、人間の健康っていうのは関係ないですから、
どういう原因で起こったかは。
私はですね、難しい法律論議に逃げようとする人がいるのは間違いがないんですが、
どの法律を使っても同じなんですよ。
日本人を守るための規制値ですから。
それで、この計算は陸前高田市だけを今、計算しましたが、
岩手県宮城県の多くのがれきはクリアランスレベルを超えております。
科学的時事実、数値が規制値を超えているのに、
空気的事実、安全だという空気をつくる。温かい心っていうのをつくる。
これは問題ですね。
ーーー
14歳の少年が書類送検された時の武田先生の音声 ↓
「福島のものは移動してはいけないの?」読者からのご質問・武田邦彦氏(音声内容書き出しました)
「光るキーホルダー」として、規制値を超す放射性物質「トリチウム」が入った製品を無許可で販売したとして、千葉県警が今年4月に放射線障害防止法違反(所持、譲り渡し)の疑いで、県内に住む当時中学生の少年(14)を書類送検していたことが9月26日捜査関係者への取材で分かった。
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2012.02.27
これから3月に入ります
12月の中旬からセシウムの飛散が異常に大きくなったのは、やっぱり冬という要因があるかとおもいます。
こういうふうに季節によって、放射線の飛散の仕方が変わりますから、
上手にかわしていけば、そうとう放射線の量が、被ばくの量が2分の1とか3分の1になるかと思うので、
細かくやっていくというのは非常にいいことだと思います。
で、福島のセシウムの飛散はここに書きましたように、
新しい局面に入りまして、我々の体の中を放射性物質が何回も通過する可能性があるという事で、
特に地面に近い、背の低い子どもですね。
それからあちこちで活発に遊ぶ子ども。
この子どもたちは本当に可哀想で、
遊ばなければストレスがたまるし、遊べば被ばくする
っていうようなところにおられる方もおられる。
ま、親御さんの方で注意してあげるという事になると思います。
しかし、全体として見れば、やっぱり雨の日は飛散が少ないようですね。
風も関係ありますが、雨が一番大きいようで、
雨が降った時なんかは、たまにはマスクを外して、自由な生活を楽しんでもらえればというように思います。
今はもう、空気中にある放射性物質というのは、福島原発から出てくるものじゃなくて、
地面に落ちているものが吹きあがったりですね、
それから、ゴミの中に放射性物質があるのを気がつかずに焼いたりですね、そういうものですから。
そういう事でやっていただくと。
それから、たまには日本海側に行けた時は
日本海側の魚は全く汚染されていないので、自由に食べるとか、ま、それが手に入るとか
旅行に行くという時に、ストレスを解消するというのも非常に重要かと思います。
基本的には再飛散は除染して、土壌を綺麗にする。
もしくは瓦礫とか、とにかくそういうものを焼かないと。
それから樹木の葉についていますからね、樹木の灰に気をつける。
それから薪ストーブなんかもやっぱり、樹木の幹ですけれども、
結構汚れていますので、そういったものを気を付けるという事ですね。
これは個人的には、どうも放射線の強いところで、煙があったら、ちょっと注意するっていう事でしょうね。
ここのところは注意するっていう以外に無いと思います。
ただ、煙っていうのは一般的にそれほど細かくありませんから、
花粉用のマスク、割合としていても気にならないみたいなマスクを用意しておいて、
ちょっとなんか、あそこに煙が出ているなって思ったら、マスクをするっていうぐらいですかね。
ま、そんなふうに思います。
花粉
それから花粉については随分ご質問を受けて、ちょっと答えが遅れてしまって申し訳なかったんですが、
慎重に計算をしました。
一粒当たりの花粉の重さから、量からですね、最大の放射性物質の付着量
その辺は随分計算しまして、何度も計算しました。
公的に発表しているやつはやっぱり怪しいんですね。
私の数字と違います。
だけども、私の計算でも大丈夫ですね。
それは花粉症という病気がですね、相当数の少ない花粉で影響を受けるんですよ。
普通は放射線の方が厳しい事があるんですけれど、量がですね。
でも、この花粉の場合はやっぱり、花粉症の方が厳しいようですね。
ですから、ま、安全だと。
慎重に考えるなら、花粉がひどい時にマスクをする。
花粉用のマスクをするっていうぐらいですけれども、
花粉用のマスクは、花粉って結構大きいんですよ。
ですから、マスクも少し楽だと思いますので、
私としてはですね、花粉のひどい時に花粉用マスクをすればいいというか、
それもしなくても「被ばくという点ではいいかな」と思ったりもしますが、ま、
慎重に、ものすごく花粉の多い時にはマスクをするかと、
風が強い日もありますから、地面から巻き上がるという点も含めて、ていう感じですね。
雪解け・樹木
それから、雪解けとかですね、樹木は少し危ない感じがしますね。
ですから、雪解けの水、それから、山火事、
それから、焚火、落ち葉プールみたいにですね、
どうも葉っぱでやるやつはですね、もちろん福島はそうなんですが、
山形宮城茨木栃木などはですね、
ちょうど中間的に汚れているところですね。
千葉なんかでも、ホットスポットのところ、
そういうところは少し、避けた方がいいのではないかと思います。
ゴミ焼却
焼却炉から煙が出ている時にもちょっと気を付けてた方がいいのはどうしてかといいますとね、
何か、自治体の人って勉強をされないんですよ。
何でかよく分からないんですけれど、
やっぱり仕事をしたくないと思っているのか、しかし割合とまじめな人もおられるんですけどね、
色々上司から怒られるとか、
あんまり「危険をあおる」っていじめられるとかあるんでしょうけれど、
えーっとね、パーセントなんかで言っているんですよ。
このフィルターは、99.99%取り除ける。
これ、ダメなんですよね。
つまり我々の日常生活っていうのは100グラムの肉を買うとかグラム単位、もしくはキログラムなんですけれど、
化学物質とか排気物ですとミリグラムとかマイクログラムとか、すこし、少ない量を問題にするんですが、
放射線っていうのはベクレルなんですよね。
ベクレルっていうのは全然違う数でなんですよ。
よく、アボガドロスっていうのを習うんですが、1兆倍の1兆倍位な数のところなんですね。
ですから、わたしは焼却炉を管理する人はですね、
今までは毒物を扱っていましたからミリグラムとかppmとかそういうのでいいんですけれども、
今度は放射線ですから、やっぱりベクレルでですね、ちゃんと管理をしてもらいたいと。
私たちは、不安の中で生活したくないんですよ。
これは是非、自治体の人達に分かってもらいたいんですが、
不安の中で生活したいんじゃないんです。
それは特殊な人だって言うけれども、そんな特殊な人じゃありません。
私はですね、半分ぐらいの人はやっぱり内心気にしているんですよ、少なくても。
それはだって、「放射線危ない、放射線危ない」って、今まで自治体だって言ってきたんですからね、
自分たちが2年前に言っていた事を思い出してもらいたいと思いますね。
思いだして、住民が気楽に楽しい生活をするためには
「放射線は危なくないんだよ」と、言い替えるんじゃないくて、
「測定する」という事だと思います。
是非やって欲しいと、
瓦礫処理
それから瓦礫処理についてはもう一回きちっと書きます。
ポイントはですね、まず、福島とか宮城の人達は、
よそで瓦礫処理をすることを望んでいないという事です、第一に。
やっぱり福島、宮城に瓦礫処理設備を早く作らないとですね、
綺麗にしようと思っても綺麗になりませんよ。
いちいち自分の庭を片付けようという時に、
他人にお願いしなきゃならないというのはやっぱりダメなんで、
自治体は今、変な事を言っているんですね。
人の心に訴えようと思って、
「被災地の人達を助けなきゃいけない」って言っていますけれど、これは逆です。
「助けなきゃいけない」という事自体が嘘なんですよ。
お金が欲しいんですよ。
お金が欲しいんだったら、「お金が欲しい」と
「この町はがれきを引き受けるとこれ位儲かるから、すこしは環境が汚れるかもしれないけれども、
皆さんも心配するかもしれないけれども、心配よりか、被ばくよりか、お金だ!」
と、やはり言わなければダメですね。
それから、
よく、瓦礫の放射線量が少ないからと、こんなのは測る方法ないんですよ。
だって、瓦礫を見れば分かりますよ。
表面は木だったり、中は鉄だったり、もう、ガーッってあるんですから。
どこを測るんですかね?
少なそうなところをチョコット測ったら、もう勝ちですよ。
勝ちっていうか、少ないですから。
葉っぱが入っていたら、葉っぱを測ったらガーッって高いです。
だからまだそれは分からないんですね。
焼いた後の灰を見れば分かる。
もしくは、煙突から出てくる煙を見たらわかる。
そこを測っていませんから。
結局安全な瓦礫なんか無いんですね、
僕らは自衛するためには瓦礫が燃やされている時には、もう、マスクをするっていう事です。
もう、これしかないですね。
比較的粒形が大きいから沈むのも早いんで、まァ、2,3日
「瓦礫を燃やすっていう事は必ず言って下さいね」と市役所に「言って下さいね」って言っておいて、
それで、燃やした日は必ずマスクをすると。
これがやっぱり自衛方法でしょう。
ま、3月にいろいろと起こっております。
わたしも、それに応じていろいろここに書いていきたいと思っています。
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武田邦彦 「医療崩壊か?・・・医師の自重を求める」
2012.02.26
このところ、お医者さんの被ばくに関するかなり問題な発言が続いている訳です。
例えば、
「被ばくは健康にいい」と言っている人もいますし、
「一年100ミリシーベルトまで被ばくしてもいい」と言っているお医者さんもいるし、
「被ばくを心配するより、心理的ストレスの方が問題だ」という医師もおります。
これはですね、非常に大きな問題で、医師会か何かがですね少し乗り出さないといけないのでしょうね。
というのはですね、このブログで再三指摘していますけれど、
医師というのは医学者ではないのですよね。
治療を行い得る特別な聖職であるわけです。
たとえばここに私がいrつも出す表を出していますけれども、

社会には正義を保つための法律を定めて、
裁判官はそれを執行する訳です。
場合によっては死刑判決もあるわけですね。
このような職にある人はですね、自らの独自の価値観や判断で判断してもらっちゃ困るわけですね。
それを後退させて、法令とか、判例、もしくは聖職である、人格が高いという事が求められる訳ですね。
もちろん医師もそれに準じておりまして、
治療行為というものは外科手術ですともう、直接的に他人の体を傷つけますし、
それ以外に検査だとか、投薬なんかもそうですね、
ある意味では体を傷つける訳です。
しかしそれが医師に許されているのは何かというと、
もちろん関係法令を守る。
つまり、国民との約束を守るって言う事ですね。
それから治療行為はやっぱり医師会とかのですね、
同意の得た共通的なものですね。
たとえば、先生ですと、自分独自の事を生徒に教えるんじゃなくて、
定説となったものを教えると、いう事が大切な訳ですね。
もちろん医師は聖職であります。
高い人格も求められております。
こういう元で被曝という事を考えますとね、
被ばくというのは、自然放射線による被ばく、人工放射線による被ばく、医療行為による被ばくもありまして、
人工放射線と医療行為の被ばくは厳密に区別されています。
つまり医療被ばくは医師に任されておりますが、
人工放射線による被ばくは医師に任されておりません。
これをまず第一に認識してほしいですね。
今度の原発の事故による、人工放射線による被ばくはですね、
医者は口を出せないんですよ。
大きな意味の健康では出せますが、直接的には出せないんですね。
で、人工放射線については法律の規定があるわけですね。
だから、その規定を医師は指導しなければいけないんですよ。
ここにですね、よく私が示します、厚生労働省の電離放射線の障害防止規則というのを示しました。

これは厚生労働省であるという点からいって、もちろん医師はこれを知っている訳ですが、
これは国民と厚生労働省の間の約束というか、規則ですからね。
だから、これにもちろん異議を申し立ててもいいんですが、
その時には、医師はですね、やっぱり医師免許を返納してからですね
医師という立場ではなくて自由に発言するのは、まぁ、若干問題ではありますが、一応許されるでしょう。
しかし、医師はダメですね。
この、昨年の10月に改正された、事故後に改正されたものにですね
第一条に「被ばくをできるだけ少なくしなさい」と、こう言っている訳ですね。

ですからこれは、国民との間の被爆、人工放射線の被曝の制限を言っている訳です。
限度はもちろん「外部被ばく・内部被曝合わせて1ミリシーベルト」ということですから、
「一年に100ミリシーベルトまで大丈夫」なんていう事を言う事は出来ない訳なんです、ね。
もちろん、任意団体であるICRPはいろんな事を言ってますし、
政府の暫定基準値なんかもありますけど、
やっぱりそれよりかですね、明文化されたちゃんとした法律というのを尊重せんといかん。
これは、裁判官とか医師とか、そういう人の役割ですね。
もう一つは非常につまらない事ですが、言い訳をする人がいるんですよ。
「この法律は事業者と労働者の間だから、関係ないよ」と言っているのがいるんです。
そんなことないんですね。
つまり、医者というものは被ばくと健康に対する実質的な判断をする人なんですよ。
実質的な判断をする人ですから、国がですね、
「放射線の被ばくはできるだけ小さくしなさい」と言っているということは、
医者の判断がどうであれ守らなきゃいけない事ですね。
それからさらにですね、
こういう事も言っておきますとね、私は医療が崩壊しちゃうんじゃないかと思うんですよ。
というのはですね、
もしも医者が「いくらでも被ばくしていい」って言う事をやるとですね、
例えばお医者さんのところに行くと一日中レントゲンを撮っているとか、
CTスキャンをものすごく撮られる可能性っていうのが、患者側から言うと出てくるんですよ。
だから、やっぱり私はですね、
産婦人科とかいろいろなところが声明を出していますけれど、
ちょっと、慎重さに欠けると思います。
つまり、
医療用の被ばくに対して医者が自由な診療を行う事が出来るためにはですね、
人工放射線、原発の被ばくについてはですね、
やっぱり、医師会はノーコメント。
せめてね、それ以上の事は踏み込むことはできないと思います。
それからさらに言えば、ここに示した第28条ではですね、
1平方メートル当たり4万ベクレルを超える地域については退去するように、
医者が患者さんに勧告しなければいけません。

「法律ではあなたが住んでいるところは退去しなければいけない所なんですよ」と、
これはですね、いわゆる健康に関する医師のアドバイスですよ。
「たばこを吸うのをやめなさいよ」よりもはっきりしています。
これは国民の合意ですからね。
それから下には42条。これは
「1年に15ミリシ-ベルト以上の被ばくを受ける可能性のある成人については職を離れなさい」
となっている訳ですから、
これもやっぱり勧告しなければいけませんね、今の福島。

それから、ま、成人よりも子どもに対する影響は3倍あると、普通のお医者さんは言っておられますが、
そうしますと、1年に5ミリシーベルト以上の被ばくを受ける可能性のある場所から、
小学生とか、そういう人が来たらですね、その保護者に対しては、
「生活環境を変えなさい」と、指導するべきでしょうね。
それはですね、医師が社会においては自由な活動を許されてはいません。
これは私なんかも教師ですから、教師もそうです。裁判官もそうですね。
それはやっぱり、法を守る誠実さ、
それは、お金とか名誉とか社会的待遇に影響されないでですね、
また、我々にはどうしても、先生もそうですけれども、学校の先生もそうですが、
やっぱり、派閥だとか先輩後輩なんかもありますけれども、
そういうのに屈せずですね、ひたすら患者と社会の健康のために、誠心誠意奉仕するべきであると思います。
例えば、法律の規定を守るよりか、
「法律の規定が厳し過ぎるんだから、そんなのは緩めていいよ」と
「ストレスを減らす方が有効である、健康にいい」というような事は絶対に言っちゃいけないんですよ。
これね、ま、そういう考えが心の中にあっても、
家族で団欒する時にそういう話をしてもいいけど、公に発言しちゃいけません。
そして、私はここで警告をしておかなければいけないと思いますね。
これは脅しとかなんかではありませんよ。
医師が違法行為、もしくは違法行為を誘発する発言をして発生した、一般人の疾病っていうのはですね、
やっぱり医師会で保証しなければならんでしょうね。
つまり、医師というのはですね、
健康を守る方向の発言はいい訳ですよ。
少し過剰な事を言う時もありますね。
「少しお酒を控えて下さいよ」とか、そういう事を言う訳ですよ。
それは、患者さんとしてどう受け取るかって言ったら、
「お医者さんは自分の健康を守ってくれる」と思っている訳ですね。
もちろん法律に沿っているとは思っていますよ。
ですから私はですね、
この問題は相当早急に、医師、
ま、具体的に発言しておられるね、札幌の方の方だとか、東大の方なんかが
すぐ、考えを、発言をやめて、
本を回収せなあかんでしょうね。
ええ、これはね、他の自由人ならやってもいいかもしれません。
これは違法行為だから難しいんだけど、ま、やってもいいかもしれません。
医者は絶対にダメですね。
これはやってもらいたいんですよ。
どうしてかというと、裁判官とか、医師とか、私たち教師はですね、
ここの倫理は極めて厳重にやらなければならないとおもうんですね。
そういう事で是非、お医者さんの自重を求めます。
私はお医者さんを非常に尊敬しておりますし、
友人もいっぱいいますし、みんな立派な方です。
ま、ちょっとね、集団でものをやるという事に慣れておられませんから、
ちょっと出にくいんでしょうね。
だけども、私はこの際「日本の医療」というものを守るために
やっぱりですね、もう、違法行為の活動はやめて、
国民に違法行為を呼び掛けるという事は、やっぱりやめてほしいとこういうふうに思います。
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小学校の教師が言ったそうです。
福島の被爆地帯から避難しようという児童に対して、
「あなたは日本国民ではありません、裏切り者です」
登校時にマスクをしてきた児童に対して、
「マスクを取りなさい。そのような行為が風評被害を招くのです」
子どもにとって教師の言葉はある意味一番なのです。
親の言葉よりも信頼する場合もあるのです。
武田先生の
「教育というのは児童の魂に触れることだ」
という言葉を教師という立場にいる方々には、きちんと受け止めて欲しいと思いました。
ーーーーーーーーーーー
武田邦彦 「教育は戦前の暗黒時代へ・・・」
2012.02.26
医師の話、これは読者の医師の方からですね、大変にしっかりした論評を頂きまして、
今朝がたそれを読みまして、また少し考え込んでいるところでありますが、
一応、医師と教師という事で二つ書こうと思ったものですから、
先にですね、教師の問題を少し取り上げてみたいと思います。
福島でですね、被ばくをしないで頑張ろうと思っている子どもをですね、
「いじめる」っていうのが、事故当初から言われておりまして、
本当に悲しいなと思っていたんですが、
たとえばですね、
「福島から非難するようになった」ということを口にした児童をですね
教師がみんなの前に呼び出して、
「あなたは日本国民ではありません。裏切り者です」と言ったと・・・・・
もう、・・・なんていう事でしょうかね・・・
福島の被爆地帯から避難しようという児童に対して、
「あなたは日本国民ではありません、裏切り者です」
小学生ですよ、相手は。
それから、次の小学生の事は最近の事でありますので、非常に明確なんですが、
登校時にマスクをしてきた児童に対してですね、先生が
「マスクを取りなさい。そのような行為が風評被害を招くのです」
と、しかると・・・・・・・まぁ、中世という感じですね。
まだバイキンという最近も見つからず、
病気になるのは悪霊だと言われ、
そういう時代にですね、ま、こういう事もあったかもしれません。
しかし、現代の日本
「絆」とか言っている日本
これにですね、こういう事が起こると、
これはですね、この2例だけじゃないんですよ。山ほどあるんです。
もちろんお母さんですらいじめられるんですからね。
被ばくを注意しようとするお母さんはいじめられている。
これ、いじめている元は、もちろん政府もそうだけどマスコミもそうですよ。
「ヒステリーなお母さん」と言っているんですからね。
「ヒステリーなお母さん」って、アナタ!
法律を守ろうとしている、わが子を守ろうとしているお母さんを非難するっていったいどういう事なんですかね。
自分で決めておいて、法律を、1年1ミリシーベルト。
レントゲンだってですね、お医者さんだって、スイッチ入れる時に鉛の部屋に入っていて、
今までみんなに「放射線は危ない、放射線は危ない」って言ってきていた人達が
「放射線が危ない」って、そういうふうに言っていたから、今度は放射線に気をつけようとすると
「気をつけるとは何事か!」って言っていじめようとするんですから、
もう、頭がおかしくなっちゃっているんでしょうね~
私もいろいろと、こういう事を一年間体験しましたが、
多分こういう事は一年特集じゃやらないでしょうね。
一年特集、ま、いろいろとマスコミが今一年特集を組んでいますが、
おそらくこういう事は全部隠して、実態は隠してですね、
原子炉の状態はどうかとか、
SPEEDI が公開されなかったとか、
そんな事言うんでしょうねー。ま、いいですけど。
ところで、教師についてはですね、
戦後、日の丸・君が代などを拒否し、
ひたすら民主教育、児童の個人の尊厳などを中心に活動してきた先生がたが、
どうしてしまったんでしょうか?
また、マスコミに多くを期待しませんが、
朝日新聞をはじめとした、やや左系のマスコミはですね、
日の丸・君が代なんかに大いに反対し、個人の尊厳、民主的教育を指示してきたわけであります。
いったいこの期に及んで、どういうふうにお考えなのか、
本当は直接お聞きしたいというところですね。
ま、もちろん今度の事故はですね、
原子力安全審査における専門家の不誠実という事が原因している事は間違いのない事でありますが、
それを生かすという点ではですね、我々日本人は特に
教育とか医学とか行政という部分でですね、ま、社会の指導的立場。
指導的立場っていうのはどういう事かといいますとね、
裁判官は人を死刑に出来ます。
裁判官以外は人を殺すことはできません。
医師は人の体を傷つけます。
これも医師でなければなりません。
教育もそうですね。
児童の魂に触れます。
こういった職業はですね、そういった職業に認められている非常に大きな権利とか資格。
神様の代わりをする資格。
こういったものにはですね、やっぱり誠実さ、人格の高さ、尊敬される人というのが
やっぱり要求されるんですよね。
そうじゃなくちゃ、人の体に手をかける、人の心に手をかけるっていう事はできませんからね。
まず、私はここで前向きな提案をしたいと思います。
それはですね、福島の汚染地帯
特に1平方メートル当たり4万ベクレルを超えるところ。
だいたい福島の3分の1に相当しますが、
そこに滞在している子どもたちは違法に滞在しているんですから、
私はですね、学校の先生は是非声をあげていただいて、
学校の放射性物質を除去する事を東電に求めですね、
それでどうしてもダメであれば・・・・・ここはですね・・退去させるということで、
具体的な行動を取って下さい。
学校の先生が、ですよ。
「もうとにかく授業をやれない」と
「こんなにひどく被ばくさせながら子どもたちに授業をさせる事は出来ない」と
大きく声をあげていただきたいと思います。
それから、1年20ミリシーベルトというのはですね、
内部被ばく外部被ばくを合わせて一年1ミリシーベルトという法律の規定から言えばですね
外部被ばくだけで0.5ミリシーベルト位になりますから
約40倍の被ばくをさせたという事になります。
これは文部省ですね。
給食担当者は、これ、一年に0.5ミリシーベルト。
セシウムだけというのはですね、ほぼ一年に20ミリシーベルトになりますから、
これも40倍ですね。
それから、汚染された地域に生徒を修学旅行に連れていく、
こういう校長先生も後を絶ちません。
「短い期間だから問題ない」と言っていますが、そういう事ではありませんですね。
えー、ま、本当にひどいことになった
しかし、今の先生方のこの信じられないような
「お前たちは日本国民ではない」とかですね
「マスクをするな」とかですね
私は日本では普通にあったんだと思うんですね。
それは「原発は危険だから東京に作れない」ということですね。
東京はA級国民で、福島はB級国民だと
お金を持っている東京の人は「電気は欲しいけれども、子どもは危険にさらしたくない」
貧乏な福島の人は「ご主人さまがそう言われるんだから、お金をもらって我慢しよう」
ということですね。
だから私はこの先生方の言葉を聞きましてね、
福島の先生たちは子どもたちに「被ばくは受け入れなさい」と
「ご主人の命令だよ」と言っているように聞こえます。
ま、被ばくを受け、それを必死になって避けようとしている子どもたちに対して
「裏切り者」「非国民」「お前風評被害を拡大するのか」となじる先生の姿は私には鬼としか見えません。
まぁ、いいんだろうか?
いいのかなぁ~?
って、思ったりもしますね。
だって、福島の先生も「いい」って言うし、
それから、ご父兄も「いい」と言っている・・・・ような気がするんですよね。
福島の人達がそりゃ、子どもたちがマスクもしないで、
マスクするべき時にマスクしないで被ばくする。
「マスクしたら非国民だ」って言うんだったら、
まあ、福島の人はそれを福島でやるしかないかなと思ったりします。
たしかに、福島県は、・・・まァ・・・・・・その・・・・・・・独自の事があるんですかね。
法律に違反して・・・・・・この・・・・非常に高い線量のところに人が住んでいて、
それがいいと言っている訳ですから、まぁそれは、民主主義だから・・・・・えー・・・・・
まあ、そう言われるなら、ま、それでいいと、・・・いうような感じもしますね、
援助もする必要もありませんしね、別に一年100ミリシーベルトであれば除染も必要ないし、
何にも必要ありませんから。
悠々と住んでいただければいいので、
原発もまた、どんどん作ればいいんだしね、何の問題もありません。
だから、ま、そういうふうに福島の人が言われるんでしたらね、
それは、福島の人は福島の人でそれでいいような気もしますね。
ま、あのう、ちょっと、振り返りますと
昨日医師の記事を書いたんです。
まぁ、医師とか教師とかが、職業的に非常に危機に瀕していることは確かですね。
一番難しいのは、やっぱり、「法律を守っていくかどうか」っていうことですね。
それからもう一つは医師とか教師っていうものが、
社会的にどういうふうに教育されるべきか。
これは私今、ちょっと本を書いているんですけれども、
今起こっているいろんな問題点がですね、
拝金主義、お金がすべてであるという事だけで説明が出来るのか?
もしくは日本社会の今までの歴史的な成り立ち、
明治維新における衝撃、第二次世界大戦におけるアメリカの占領、
こういったものとですね、おそらくは深い関係を持っているだろうと思います。
そういう事について、今日書きましたのはね
4月5月と本当に福島のお母さんたちは苦しんだんですよ。
お母さんが苦しんだのは何故か?
ヒステリーで苦しんだんじゃないんですよ。
今までずーーっと「放射線は危ない」と言われてきた。
「危ない」と言われてきたことから子どもを守ろうとした。
ところが、今まで「危ない」と言ってきていた人達が急に態度を急変させた。
それは、自分が子どもを持っていなければ急変できますが、
こどもを持っていたら、変える事が出来ませんよ、危なくって。
今まで、「新型インフルエンザが危ない」って言ってきたのに、突如として、
新型インフルエンザをバーッとまいた人が偉い人だったから、
「新型インフルエンザなんかなんともない」と
こういうふうに一夜にして変わったわけですからね。
これに学校の先生も習ったわけですよ。
その間に立って、
子どもは学校にやらなきゃいけない
学校に行けば被ばくする
「被ばくは安全だ」と言われても、そんな急にわが子をその人たちに委ねる事も出来ない。
まぁ、非常に苦しんだお母さん方が多かった訳ですね。
このように子どもの健康を考えて苦しむお母さんがまともなお母さんですよ。
その態度を豹変してしまって
「あ、そう、交通事故なんか、何でもないの」「子どもは死んでもいいの」
こんなね、お母さんは、僕は日本のお母さんじゃないような気もしますね。
ま、非常に、こう・・・考える・・・・やっぱり、教育問題というのは考えさせられます。
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今日も風が強いです。マスクをしましょう!
セシウム・・・再飛散の恐ろしさ(瓦礫と同じ新しい危険)
武田邦彦 平成24年2月25日
福島の降下するセシウムが、相変わらず高いレベルにありまして、
それにもかかわらず、政府とか自治体、マスコミは、ほとんどこれについて報道しておりません。
多分、「これは分かっていないんじゃないか」って、ちょっと思うんですが、
ま、そう思うのも傲慢かなと思って、ちょっと控えていたんですけど、
あまりにおかしいのでもう一回私はここに書きます。
ここに図を示しましたが、

実は原発がボンッ!っと爆発して降ってきますよね、放射性物質が
この時非常に危ない訳ですね。
このブログでは一撃と言っていますけれども、3月、4月の一撃を受ける。
これはこれで、その一撃を避けるかなんかすれば、とにかくその一撃から逃れられるんですが、
それがだんだん鎮静化してきますね、降ったものが地面に吸い込まれていきます。
今、「除染が大変だから」とか、「ずいぶん地面に浸みこんじゃった」などと言っていますからですね、
「浸みこんだのかなぁ」って思っていたんですよ。
だから、だんだん被ばくは減ってくるっていうのが、ま、普通に考えられる事ですね。
ところが12月中旬からセシウムが非常に増えた訳です。セシウム降下物が。
セシウム降下物が増えるっていう事はですね、地面に落ちるっていうのは、
もちろん降下しますから地面に落ちますよ、最終は。
だけど地面に落ちるまでは空中にあるんですよ。
そこなんですよ、問題は。
どうもそこをね、県が分かっていないのか、故意にウソをついているのかは分からないのですけど、
どうもそういう取り扱いじゃないんですね。
二つ問題点があるんですよ。
それの一つは、繰り返し被ばくするという事ですね。
あの、放射性物質は、体内を一回通っても減らないんですよ、まずいことに。
だからもしもこういう事が起こるとですね、地面から舞いあがっては身体の中を通り、
地面から舞いあがっては身体の中を通り、
ゴミを焼いたり瓦礫を焼いたり、まきストーブを焚いたりするごとに空中に出て、
それがまた我々の体の中を通るというですね、繰り返しが始まるのが一番怖いんですよ、これ。
100年間繰り返しますからね。これは。
ですからここを注意しなければならない、というのが私の言っている事なんですね。
ところがですね、どうも空間線量がはねないとかですね、それから大したことがないと、
福島県などでは、1月2日732ベクレル(432?)、1平方メートル当たり。
「これでも規制値の500分の1」という発表があったんですよ。
私はそれじゃぁちょっとね、私の計算とあまりに違うので、
チョット私の計算を後退させて、
1平方メートル当たりに400ベクレルっていうと、
「野菜は作れなくなれますよ」という表現にちょっと後退したんですね。
だけど一応「マスクはして下さい」と呼びかけたんですね。
その後その福島の500分の1というのをよくよく調べてみますと、
どうもね、空気中に飛散している放射性物質を吸い込むんじゃなくて、
福島の人は呼吸しないと。
呼吸していないんですよ、福島の人達は。
それで、地面に落ちてから、落ちた物が空間から来るやつだけを計算している感じなんです。
それで数が合うんですけれどもね、実は。
合うんですが、
1ベクレルっていうのは大体10マイナス6乗から10マイナス5乗マイクロシーベルト、一時間当たりですから、
それで考えるとだいたい合っているんですよ。
という事は、福島県は福島の人は呼吸しないという・・
それからもう一つの仮定はですね、
「空中から落下してくる奴は空中には存在しない」という、
ちょっとね、普通には考えられない仮定を置いているような気がするんですよ。
そこで私は、今日はもうこれは出した方がいいだろうと思いましてですね、
「必ずマスクは必要だ」と、
何故かと言いますとね、降下するもので非常に違うんです。
5ミクロン以下なら肺に入るし、5ミクロン以上なら胃に行きますから。
それから、今はデータがないんですけれども、最初の頃はヨウ素もありましたしね、
だから、ストロンチウム、プルトニウムは少ないと思いますけど、少しは入っている訳ですね。
そういう点を全部考えますと、一日に呼吸する量が約20立方メートルですから、
粉がどのように空中に飛んでいるかは別としても
ま、24時間均等に飛んで、その均等に落ちたというふうにしますと、
だいたい100ベクレル降下量があれば、一日にそれを吸い込むと、
ま、20立方メートルですからね、その中にだいたい100ベクレル相当の物がありますから、
そうしますとですね、それを毎日取るという事になると、
年間それだけで1ミリシーベルトになるんですよ。
ですから、やっぱりマスクがいるんでしょうね。
今のところ福島県の発表では、幸い粒形が大きいんですね。
だから、「一回地面に落ちたものだ」と言っているんですが、
その他にやっぱり、瓦礫の焼却、ごみの焼却薪のストーブなんかがあるでしょうね。
ですから、少し粒形が広いかもしれませんが、
福島県の方では粒形が大きいほうだけ表示していますから少しわからないんですけれども、
そういうことですね。
私は、こういった私といろんな検査機関の結果が違う時には、
一応質問を出しているんですけど、答えは一回も来た事がないんですよ。
えー、「武田のいう事は・・・」
だけどね、そういう事をやっているとよくないんですよ。
私達が何のために仕事しているかって言ったら、国民の健康を守るためにやっているんですから、
データが違えばですね、ちゃんと付き合わせる必要がありますね。
わたしもデタラメな人間じゃないんですよ。
ちゃんと原子力関係の原子力学会賞をもらっております、そんな事は言いたくないけど。
原子力の仕事もながくして、ま、大学の先生でもあるしですね、
そういう人がちゃんとした計算根拠を示して、
「私はこうなったんですが、そちらと随分計算が違うので、教えて下さい」と言ったらですね、
ま、その位は連絡して欲しいかなと、
今まで何回もやって、もう今度これはですね、ちょっとやりたくないんですよ。
どうせ答えてくれないですからね、労力がかかりますしね、
だけどそれはダメなんですよ。
やっぱり私たちは国民の健康を守る訳ですから、
専門家が違うデータをどんどん出すんじゃなくて、
やっぱり違うデータを出す時には相互に検討して欲しいですね。
これは検討してやって欲しいんですよ。
1年100ミリシーベルトって言う方はですね、
1年1ミリシーベルトを決めた人、これも専門家ですからね。
ま、本人だったりするんですけれど・・・
その人と、やっぱり話しをしてですね、そこをね
どういう状態で「法律は1年1ミリで、私は1年100ミリと言うか」とかですね、
それから福島の場合もこれはどのくらいの量なのかと、
500分の1というのはいったいどういう計算値なのかと、
計算値の説明がないんですよ、また、報告に。
公表している福島県のやつに計算の根拠が書いてないんですね。
ですから、それもちょっと問題であろうと、
我々専門家は非常に深く反省しなければならない。
つまり、国民に出来るだけ正しい情報を提供するにはですね、
やっぱり相互に打ち合わせる必要があると私は思います。
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転記します。
考える練習(2) 1年1ミリ問題
武田邦彦 平成24年2月22日
この1年。
「どのぐらいの被曝まで大丈夫なの?」ということが、さまざまなことで報道され、多くの人が迷いました。
でも、この問題は「医学」でもなんでもないのです。
被曝の知識が何もなくても、正しいことが判るという練習をしてみたいと思います。
・・・・・・・・・
解説者:「基本的には放射線の被曝はそれほど危険じゃないんだね。
これまでの研究では、1年100ミリシーベルトまで大丈夫というデータもあるんだ。」
視聴者:「そうですか?! でも、今まで放射線はとても怖いって聞いていたのですが?」
解説者:「世の中にはバカもいるからね。
特に反原発の人なんかはなにも判らないのに、危険だ、危険だと騒いでいるんだ。」
視聴者:「なにか、1年1ミリとか聞いたことがあるのですが? 日本では国民を被曝からまもる法律もあるとか?」
解説者:「人体と健康の関係はね、LNT仮説、閾値仮説、ホルミシス効果など多くの学説がある。
LNT仮説を採れば1年1ミリもあるが、閾値仮説なら1年100ミリもあるし、
ホルミシス効果から言えば被曝した方がよいということになる」
視聴者:「世界的にも被曝量で合意した量があると聞いていますが?」
解説者:「その通りだ。ICRPという機関が合ってね、国債放射線防護委員会という公的な委員会なのだが、
そこで1990年に国際的に合意している。原発の事故が起こったときには、
1年100ミリまで認めようという機運もある。」
視聴者:「なんだか判らなくなってきたので、最初の質問に戻らせていただくと、
日本の法律で決まっている量はあるのですか?」
解説者:「ある。原子炉の作業員は1年20ミリだし、
医療に携わる人の場合はそれぞれ決まりがあって、厳格に守られている。」
視聴者:「私はどのぐらいですか?」
解説者:「えっ?あなた?あなたは関係がない。
放射線の法律は放射線を出す人は機関を規制するものだから、放射線を出さない普通の人の規定はないよ。
車だって運転している人には最高速度の規定はあるけれど、歩行者にはないのと同じだ。」
視聴者:「なるほど??判ったようでどうも判らないのですが、
そうすると、私たちは被曝から守られていないということですか?」
解説者:「そんなことはないよ。最高速度の制限があるように、守られているんだ・・・
(困ったな。ついに言わなければならないか・・・でも、時間かせぎをしている間に、
放射性ヨウ素は半減期が8日だからもう無くなっているから、ごまかせたかもしれないな)
・・・1年1ミリだね。法律では。」
視聴者:「えっ!1年1ミリなんですか? 法律?! 被曝量は法律で決まっているのですか?」
解説者:「当然じゃないか。日本は法治国家だよ。それに50発以上の原発はあるし、
医療関係でも放射線をずいぶん使うのだから、国民を被曝から守る法律はあるよ。決まってるじゃないか。」
視聴者:「その法律を決める人は誰ですか?」
解説者:「最後に決めるのは国会だけれど、
最初は医者や被曝の専門家が委員会で決めて、それを官僚が法律の形にするんだ。
もちろん、委員会の医師や専門家は大きな機関の長や責任者が多いね。
その意味では当たり前だけれど法律の数値を決めるのだから
”権威ある専門家が決めた”と言っても良いんだ。」
視聴者:「その人たちが決めたのは1年何ミリシーベルトですか?」
解説者:「ん? 1年1ミリだよ」
視聴者:「えっ! 1年1ミリ?! さっき、1年100ミリと教えていただいたと思うのですが?」
解説者:「それは君。そういうデータもあるという意味だ。学問だからね。いろいろな学説があるんだよ。」
視聴者:「福島の原発事故の後、NHKを見ていても”法律で1年1ミリと決まっている”ということは
まったく聞いたことがないのですが」
解説者:「福島の原発事故は非常時だからね。法律より学問の方が大切と思ったんだろう」
・・・・・・・・・
1年1ミリ問題の場合は、政府、自治体、マスコミ、専門家は国民に真実を知らせることをできるだけ先に延ばし、
放射線が減少してきたところで正しいことに移るという作戦でした。
それは放射線が高いときに被曝させることになったのです。
専門家のごまかしの一つにこのように
「ポイントになることを言わずに、その周辺を解説する」というのも常套手段のようです。
でも、論理的に少しずつ追い詰めることはできます。
この場合は「法律はあるのですか?」の一発です。
なお、政府が盛んに「従わなければならない上司」のように口にしていたICRPという組織は
グリーンピースやシーシェパードなどと同じようなNPO(任意団体)です。
政府がICRPに従うなら、シーシェパードに従って捕鯨を中止する必要があります(実にバカらしい!)。
ーーーー武田先生のブログここまで
音声が付いていましたので
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「ストレステスト」の保安院の審議は法律違反
武田邦彦 平成24年2月8日
先程テレビを見ていましたら、
大飯原発の3号機4号機の再開にですね、
経産省の原子力保安院というところが
「ストレステストをして安全を審議した」という事をニュースが伝えておりました。
私はこのニュースを見てですね、
伝える方のマスコミも問題だし、政府も政府だなぁと、非常に、こう、違和感を覚えましてね
というのは、日本は原子力基本法を成立させ、原子力政策の基本を決める時に
日本は被ばく国で特に原子力の安全を保たないといけないから、
「原子力を推進する方は安全の審査をしてはいけない」という、大きな原則を決めたんです。
つまり、原子力の推進はですね、
原子力委員会と経産省とか、厚生省なんかもそうですが、そういうところがやってですね、
その安全を審査するところは全く違う組織、
すなわち原子力安全委員会が独立して審査するという事になっているんですよ。
これはですね、安全の審査を独立の機関でしないと、安全が保てないんだと。
やっぱり、まあまあ、なあなあになるんだ。という事で決めた基本原則で、
これは政府が国民に約束をしました。
ところが2001年に保安院というものが出来て、経産省にですね。
その約束を実質的に反故にして、
ま、今度の耐震性の問題だとか、耐津波性の問題だとか、もともと原発を海岸線に作る問題だとか、
いろんな事でなし崩しになって、
その結果として福島第一原発は事故になっている訳です。
つまり福島第一原発の原因は、ストレステストをやらなかったからじゃなくて、
本来安全審査をしてはいけない保安院。
保安院って言う名前を付けたのがまた、トリックなんですけれどね。
推進院と。「原発推進院」と付けなきゃいけないんですけれども、
推進する機関ですからね。
原発を推進する機関が原発の保安院という名前を付けて、
そこが安全審査をするということ自身が違法なんですよ。
もちろんストレステストはですね、地震も津波も無く、内陸で作られているヨーロッパで使用されてきたものですから、
その点でも、もちろん地震があり、津波があり、海水で冷やしているという日本の原発には
かなり、慎重に構えなければいけないんですけれども、
わたしがですね、ニュースを聞いていて、
ニュースの中で1個も言わないんです。
「本来、原子力の安全を保つためには経産省の役所が安全審査をしてはいけない」という事に対して、
政府はどういう立場でのぞむのか。
位のコメントはですね、これは絶対に必要ですね。
って言うのは、なんかニュースを見ていますと
「日本は原子力の安全の審査を保安院がやっていい」ような事を前提に報道しているんですね。
私はこれほど法治国家でありながら、政治というのが
その政治家の口から出た言葉は真偽であると、本当の本当の誠実な事で無くてはならない。
という事に対して、これほどにも原則が無視される社会というものが、
非常に気持ちが悪く思えました。
是非ですね、専門家のみなさん、
原子力の安全を保って、原子力の発展を望んでいる人も含めましてね、
やっぱりあなたは、
原子力の安全は独立の機関で審査しなければいけないと思っていたのか?
私は思っていました。
そういうふうに教育されましたしね。
思っていたのか、それとも、それはウソだったのか
やっぱり態度をはっきりとしてきちんとしたコメントをして欲しいものですし、
マスコミはあまり勉強されていないんだと思いますが、
「原子力の安全を保つための審査は、原子力保安院で行うのは実質的に違法である」と。
したがって、それは必ず言わなければいけないし、
「ニュースとして伝える価値の無いものだ」と、
ストレステストを保安院がやったという事は、ニュースとして伝える価値が無いものだということをですね、
ここでしっかりと言って欲しい。
そういうふうに思います。
ーーーーー
テレビ朝日のニュースの動画
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NHKの番組への講義に関しての武田邦彦氏の音声です
原子力をダメにする原子力関係者・・・
自らを否定することになる・・・
2月3日の音声
古い言葉に「過ちては改むるに憚ること勿れ」という、まぁ、ちょっと難しい言葉がありますけれど、
「過ちを犯すことは人間にはあると、その時には改める」という事について、
「ぐずぐずしちゃいけない」と、「躊躇しちゃいけない」とそういう意味ですけれども、
それがですね、小さいことであれば、昨日の一日の事のあやまりであればいいんですけれども、
自分の人生全部を捨てるという事になるとですね、
なかなかこれは人間が出来るというのは非常に辛い事であります。
この前、原子力推進団体がNHKの番組、
このNHKの番組は低線量被ばくについの、日本の決定をするうえでの国際的な動きについて、
「必ずしも科学的ではなかった」という事を放送した。
それについて、その放送が「バランスを書いて事実に反する」という事を言ったわけでありますが、
えー、気持ちは分かりますけれども、ちょっと見当が違うんじゃないかと思うんですね。
福島原発が爆発した事は、我々原子力の人にとって、事実として受け止めなければいけない。
非常に反省せんとイカンと私は思うんですね。
この講義をした人たちのお名前が新聞に出ておりましたが、
個人的によく今までお世話になった人たちが多くおられまして、とても心が痛みました。
しかしですね、私たち原子力の人達は何を決めてきたかというと、
「1年1ミリの被爆限界」これは、決めたというか認めてきた。
それから、「原発の事故確率が1万年に1度程度なら5ミリまでは上げられる」
それ以上に被ばく限度を上げるには「10万年に1度ぐらいの事故でなければいけない」というのを
我々が決めてきたんですよ、実は。
それで、国民も納得してきたんですよね。
「あっ、それくらい安全なのか」と。
10万年と言いますとね、10万年前というとイリノイ氷河期で、日本は全島が氷におおわれていて、
人っ子一人というか、ネアンデルタール人ですけど、いなかったんですよね。
だから、次の氷河期まで続く間までは、ま、爆発しないと。
つまり1万年の間は大丈夫だという事を言っているのですね。
これ、10万年に一度ですから。
それを我々は言ってきたんですよ、国民に。
「次の氷河期が来るころまでは原発は事故が起こりません」こう言ってきたわけですね。
ところが事故は起こって、
何故、政府、東電、原子力専門家、推進団体、
こんどは、
エネルギー戦略研究会、日本原子力学会シニアネットワーク連絡会、エネルギー問題に発言する会、
という人たちがですね、「事故を小さく見せよう」と、
「被ばくの影響は小さいんだ」という事に力を注いでいるのは何故なんでしょうかね?
「原発を推進するためには」ですね、私は逆だと思うんですね。
原発を推進するという事は原子力が安全でなければいけません。
福島原発が起こるっていう事は、もう、事故が起こったわけですからね、
これをそのまま続けるっていうのは、これは私は指示されないと思うんです。
つまり、原子力を推進する人ほど、
事故についても被ばくについても厳しく考えなければ、
私は原子力というものは出来ないと考えています。
私は反原発で原子力に反対しているんじゃないんですよ、
事故が起こるような原子力が、社会に認められる筈はないと思っているからなんですね。
社会に認められる技術というのはですね、やっぱり社会が認めなければいけませんから、
そのためには当事者は社会よりかは厳しく考える。
そうすると、わたしはですね、
いや、原発はダメだということを言っているのですね。
原発をやるために原発をやっているんじゃないんですよ。
日本とか、社会に貢献するために原発をやっているんですから、
それは、危険な原発はダメなんですよね。
原子力作業者の年間被ばく量を1年1ミリに自主規制してきたわけですよ、原子力は。
それをやっぱり思いだして欲しいですね。
で、まぁ、少し踏み込んで言いますと、
抗議した人の多くを私は知っているわけです。
尊敬すべき先輩が多くおられる。
しかし、なぜ、これほど動揺したのか?
それはですね、実は安全だと思っていた、確信していた原発が、爆発をしました。
それも核反応が暴走したのではなくて、崩壊熱で水素爆発をするという、
言ってみれば意外な結果になったんですね。
それを認める事は、その人たちが自分がこれまで生きてきたこと、
自分の人生そのものを否定しなければならないことなんです。
私は、20年の原子力の人生を捨てただけでした。
しかし、この講義をした中にはですね、ほぼ一生の仕事を否定しなければならない人もおられます。
ま、こんなことを諸先輩方に言うのも何なんですけれども、
人間には誤りもありですね、
正しいと確信してきた仕事も、間違いだったという事が分かる訳ですね。
その時は、私はですね、ま、仕方がないんですよ。
1億2千万人の国民のうちの一人なんですから、たった一人でしかないんですよ。
自分にとっては自分は大切ですけれど、1億2千万人の人間の中のたった一人なんです。
それをはっきりと認めてですね、自分を捨てて、日本には子どもたちがいるんだと、
自分たちが持っている知識をですね、子どもたちのために生かすんだというような気持になって貰えないだろうか、
しかもこれは人災でしたね、
改善しようと思えばいくらでも改善できました。
しかし、原子力が安全だという旗を降ろしたくないということからですね、
技術的にも間違いを起こしました。
私は今度の事はNHkがICRPの決定をどう伝問題ではなくて、
ICRPって、もともと任意団体であって、
日本はですね、国家として被ばく限度を決めていますし、
それについて原子力関係者が自らこれをコミットするというんですけど、
ま、責任を持ってやってきた訳ですね。
それについての、自分自身の言動の一致について、
もう一回原子力関係者は、自分の身を捨てて深く考えてもらいたいというふうに思います。
ーーーーー
「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」12月28日NHK(動画・内容書き出し)
↑抗議の対象になっているNHKの番組動画と内容書き出し
原子力ムラがかける圧力に負けないで!応援しますNHK「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」
↑抗議文の内容全て
NHK番組への原子力推進者の講義に関して(東京新聞)2/1
↑東京新聞の記事と武田先生のブログ
石油は無くならないという事は小出裕章先生も8月27日の講演で詳しくお話しされています。
小出先生の石油のお話しのところを一部抜粋して最後に載せました。
省エネをしているのは日本だけだと先生はおっしゃっています。
どうなのでしょうか?
難しいなーʅ( ~⊖◝)ʃって思いました。
ーーーーー
原発・エネルギー・環境の重要テーマ(前半、すべて、音声です)
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
(2) 被曝で病気にならないために
(3) 電気は足ります
(4) 石油は無くなるか?
武田邦彦氏 平成24年1月27日(金)のブログより
武田邦彦 「石油は無くなるか?」
(4) 石油は無くなるか?
えーっと、日本に住んでいますとね、日本のマスコミの情報を聞くもんですから
僕は特にNHKと朝日新聞っていうんですけど、代表的なっていう意味でですね
テレビがとか新聞がって言うとすこしボケますね。
新聞でも割合とちゃんとした新聞もいますからね。
だから、ま、NHKと朝日新聞に代表しているんですけれども、
NHKなんか聞いていますと、
なんかね、世界が省エネやっているような感じになっちゃうんですよ。
朝日新聞なんかもそうですね。
ですから、日本人は多くがですね、世界の人が省エネルギーをやっていると。
ま、エネルギーが、石油が足りなくなっちゃっているから
省エネルギーをやっているんだって思っているんですけれども、
省エネルギーをやっているところって、私はあんまりよく知らないんですよ。
知らないって言ったら無責任だけど、ないと思いますね。
つづきは

「原発がすべて止まっても夏の電力は大丈夫だ」と1月27日に言いました。
こんな発言をした後、どこかからか圧力がかかって、
”発言の訂正にならなければいい”と私はチョット心配しています。
最後に枝野経済産業大臣のこのコメントに関する新聞の記事を2件転記しました。
武田邦彦氏のブログから、3番目の「電気は足ります」の音声を書き出しました。
ーーーーー
原発・エネルギー・環境の重要テーマ(前半、すべて、音声です)
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
(2) 被曝で病気にならないために
(3) 電気は足ります
(4) 石油は無くなるか?
武田邦彦氏 平成24年1月27日(金)のブログより
(3) 電気は足ります
原子力発電の安全性というのは、
原子力発電の安全だけ考えなきゃいけないんですね。
「安全第一」というのはそういうことなんです。
ただ、今どうしてもですね、なんか電気が足りないんじゃないかと、
「東京電力は17%電気代上げるよ」なんて言っている訳ですね。
まだ、東京電力の重役は結構給料をもらっていますしね、施設も随分あるのに、
「電気をとにかく上げる」と、「お前らに電気はやらないぞ」みたいな態度なんでとても混乱しているんですけれども、
ま、原子力発電の安全は安全だけで考えます。
それから電気が足りるかっていう事もですね、
一応電気が足りるかっていう事だけを、原子力発電所とは切り離して考えなきゃいけないですね。
つづきは

私のミスで、早川先生の講演のブログの上に武田先生のブログが上書きされてしまいました。
早川先生の小山での講演その4完結編は

”注意すること、できること”
早川由紀夫氏「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」その4完(動画&内容書き出し)
記事が消えてしまった事を教えて下さった方、
そして、奈落の底に落っこちて、今一度最初から書き出すぞと自分を励ましていたところに
「キャッシュ」のアドレスを教えて下さった方。
本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。ツイッターってすごい!って心から思いましたヽ(。◕ᆺ◕)ノ~♫♪♬
ーーーーここから武田邦彦先生の音声書き出しのブログになりますーーーーー
こんな私でさえも時々ふっと思います。
「放射能に被ばくしても平気なんじゃないか」って。
出来るだけ、被ばくを避ける生活にそろそろ少し疲れてきて、
少々の事なら大丈夫だって信じたくなる、そう思いこみたくなる。
そんな時があります。
まだまだ、あの日から変わっていないのに。
放射性物質はまだ、全然なくなっていないのに。
たぶん、私が生きている間には、大した変化はないと思えるのに。
武田先生のたとえ話は面白くて分かりやすい
「放射能に負けない子どもを作る」vs「水銀に負けない子どもを作る」
ここではっきりと認識し直すことが出来ました。
放射性物質は水銀と同じ「毒」なのです。
ーーーーー
(2) 被曝で病気にならないために
原発・エネルギー・環境の重要テーマ(前半、すべて、音声です)
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
(2) 被曝で病気にならないために
(3) 電気は足ります
(4) 石油は無くなるか?
武田邦彦氏 平成24年1月27日(金)のブログより
(2) 被曝で病気にならないために の音声を書き出しました。
この被ばくが心配なのは
もちろん、被ばく自体じゃなくてですね、
もちろんですけれども、被ばくしたら病気になったらいけないなぁ、って
まぁ、そういう事ですよね。
特にお子さんの病気が心配だと、今ではなくて10年後ぐらいの病気が心配だということなんですね。
それで、これ被ばくしたら、
どのくらい被ばくしたらどういう病気になるんだろうかというのがみなさんの、
おそらく一番の関心事なんですね。
で、非常に簡単に理解することが出来ます。
つづきは

内容を聞いてみたら、意表を突く提案でした。
書き出しながら、おもわず、
「そんなのぜったいにいやだー!」
と、叫んでいました(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑
(1) 福島原発が爆発した原因と対策 の武田先生の音声を書き出しました。
ーーーーーーーーーー
原発・エネルギー・環境の重要テーマ(前半、すべて、音声です)
武田邦彦 平成24年1月27日(金)
音声はお聞きになりにくい方と、
音声の方がわかりやすいとか車の中でお聞きになれるなどの方もおられますので、
現在の重要なテーマを音声でいれました。
今回はジックリお話をするために長さは長くなっています。
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
(2) 被曝で病気にならないために
(3) 電気は足ります
(4) 石油は無くなるか?
ーーーーーーーーーー
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
えーっと、
原発の再開問題はですね、
私たちの子どもの安全と言いますか、
国土、日本の国土を失わないとかいろんな意味があってですね、
本当に大切なわけですね。
今度福島の原発の事故があったという事は、
結果的には私達がですね、原発の安全性について、真剣に考えていなかったと、
ま、言ってもいいわけですね。
これは、原子力の人に責任はあるんですが、
国民もですね、ま、これほどの事が起こるわけですから、
やっぱり、もっと真剣に考えなければいけなかったと言えるでしょうね。
で、今、再開問題が起こっているわけですね。
まずは、電気が必要かという事と、原子力発電が安全かというものを
分けて考えなければいけないと、こう私は思いますね。
「安全第一」というのは私も昔、化学工場で叩き込まれました。
最初のうちはですね、「お客さんもいるし」とか、いろいろと思っていましたが、
結局、危険なものはやってはいけないという事がですね、
体験、経験によってですね、分かってきました。
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4号機とセシウムの基礎知識 (4) セシウム飛散の原因(速報)
武田邦彦 (平成24年1月20日)
(本当は書きたいのですが、時間が無いので録音にしました)。
音声で言っていることは、福島のセシウムが急に増えたのは、
どうも「瓦礫とゴミの焼却」から出ている可能性が高くなって来ました。
各地で瓦礫やゴミが燃やされています。
この煙突からでている煙の測定が行われていませんので、きわめて危険です。
自治体の市長は「お金がもらえるから、福島の人を助けるフリをして受け入れる」と言っていますが、
福島は瓦礫の処理設備が必要で、
他の自治体が瓦礫の受け入れをすることは、福島の人を苦しめ、汚染を拡大します。
マンションが汚染されていて可哀想な人が多く出ましたが、汚染された砂利などは大手の建設会社も使っています。
こんな状態が拡大すると日本は大変なことになります。
国を愛する人、全員で心を一つにしましょう!!
武田邦彦 「セシウム飛散の原因」 2012.01.20
ーーー音声書き出し
非常に重要な事なんで、本当は書きたいんですけれども、
ちょっと時間が今日無くて、とりあえず緊急を要するので、音声で、入れました。
えーっとですね、福島のセシウムが急に増えたのはどうもですね、
瓦礫とごみの焼却のように思うんですね。
まだ、最終的な結論は出ていません。
最初は地面から吹き上げたと思っていたんですけど、
どうもですね、そうしますとですね、風の動きとかそういうので合わないんですよ。
雨が降っている時は少ないんですが、
風が強い時は、これも少ないんですね。
この謎をどうやって解こうかと、こう思っていたんです。
それからもう一つは原発から来るにしてはですね、
風向きだとか、それからタイミングがどうもやっぱ、これもずれているんですよ。
で、他の原発から来たんじゃないかと、まずそう思ったんですね。
それも今調べておりますが、
えーっとですね、どうも一番可能性があるのは、焼却のタイミングと割合とあっているんですね。
これも、はっきりはしません。
読者の方々からも随分とデータを頂いて解析してみましたが、一番可能性があるとしたらですね
どうもいい加減なまま焼却し、フィルターで取れるというふうにただ言っているっていう感じなんですね。
測定値が出てこないんですよ。
焼却した灰から、煙突からどの位の物が出ているのか、っていう、測定値がまだ見つかりません。
で、どうもタイミングから言えば、瓦礫とごみの焼却によって、
そこに付いていた物が、どうも、空中にもう一回ばらまかれている
これね、非常に大きな問題なんですよ、実は。
というのはですね、今ある、地面に落ちている放射性物質はやがてゴミになるものが多いんですよ。
そしたら、それをもう一回ね、
もう一回飛散させると。
つまり、瓦礫の焼却とかゴミの焼却はですね、
いったんせっかく収まった放射性物質をもう一回空にまき散らしている
っていう可能性が高いんですよ。
それも、1月2日に400ベクレルになり、
また、1月15日に200ベクレルを超えるっていうふうにですね、なかなか収まらないんですね。
で、これはどうもですね、
ちょうど汚染されたごみを燃やし出したんじゃないかっていう気もするんですね。
ま、あの、今度はマンションが汚れていて本当に可哀想な人が出ました。
これは、もともと法律違反なんですね。
もともと、1kg当たり1万ベクレル以上の物は放射線物質で扱っちゃいけないんですよ。
洗ってもいけないんですね、
洗ったら、洗った方の水に入りますから。
そういう法律がもう、はっきりあるのにもかかわらず、
国が違法な事を言いましたね。
ですから、小さな建設会社だったら悪意が無くても、まぁいい。といわれりゃ、それは使うのが当然で、使ったと。
じゃぁ、なけなしのお金でマンションを買った人も大変な被害で、
なんていう国なのかなって思いますね。
しかし今は薪も汚れた、マンションも汚れた、大手の建設会社も汚染された物を使っていた。
自治体の市長さんもですね、お金が欲しいもんですから瓦礫の受け入れをすると。
こんなことをしていたらですね、本当に日本は汚染されてしまいます。
ここで言っている私の汚染というのは日本は法治国家ですから、
ちゃんと国を守るという点でですね、しっかりとやっていただかなくてはいけないという、意味ですよ。
私自身の個人的な意見を言っているんじゃありません。
そういう意味で、私がちょっとがっかりしたのは、
今まで、愛国者、つまり国を愛している人っていう人は立派な人だろうと思って、
私もお付き合いしたり色々としていたんですけれども、
こんどの福島事故が起こったらですね、違法行為をいくらでもするんですよ。
原発は大丈夫だ、被ばくは大丈夫だってこう言ってですね、
わたしね、ちょっと疑問に思ってきました、最近。
っていうのはですね、
私は国を愛する人というのはまず第一に国の子どもたちを守ってくれると思っていました。
それから二番目には日本の国土。これを守ってくれると思いましたね。
三番目は日本の農作物ぐらいですかね、コメとか。
ところが福島原発はですね、
福島の子どもたちを被曝させ、福島の土地をダメにし、福島のコメを汚染した訳ですね。
ですから、私のように原子力をやってきた人でも、これは深く反省し、申し訳ないと思い、
一刻も早く回復しなきゃいけないと、日本に申し訳ない事をしたと思っているにもかかわらず、
なんかですね、
もっと汚していいというような事を言われる人がいるんですよ。
で、もちろんね、科学のことですからね。
科学というのはそれほどはっきりした状態が何時でも分かっているわけじゃないんですね。
科学者というのは、それはもう非常に反省しなければいけないんですね。
例えば、昔はですね、運動する時には水を飲まないで運動しろとこう言われたけれど、
最近では脱水症状になるから水を飲めと、こういうふうに言う訳ですね。
昔は日光浴すると健康になるよって言ったけれど、
今は日光浴すると癌になるよと、こう言っている訳ですね。
ま、科学っていうのはそういうもんなんですよ。
一つ一つ非難してもいけないんですね。
その時その時の知識しかないんですから。
それを我々科学者がよーく分かっているわけですね。
したがって、私はですね、
とにかく被ばくは危険なものであるという事で今までやってきましたし、
それを将来覆されるかもしれませんが、
それは今では分からないですね。
将来どっちになるか分からないものを、
日本の国土を汚し、日本の子どもたちを被曝させ、
日本のコメを汚し、今度はもう、建物も汚れていると、
このままですね、セシウムが増えたやつが本当にね、瓦礫とかゴミを燃やしている事が原因であれば、
今は、地方の都市がどんどん福島のゴミが、瓦礫とかがですね、
外に出てますからね、
本当にこれ、日本に住めるようになるのかな?と思ったりもしますね。
万が一ですよ
今まででも何十年と議論してきて、放射線で被曝する事はよくないとこう言われてきたやつが、
万が一ね、間違いだったらそれはそれでいいんですよ。
ええ、そういう事もあります。
それは良い方に行くんだから別にどうって事無いんですよ。
ね、
どうして今この危険な道を歩こうとしているのか、
これはですね、国を愛する人が、ここで全員がこころをひとつにしてですね、
とりあえず被ばくを抑え込むという事に力を尽くしてもらいたい。
それ以外の事をやるとですね、本当にこの長い間美しい日本をそれこそ保ってきたのに、
ここでダメになってしまうかもしれないので、
そこは慎重に考えてもらわなきゃいけないと私は望んでいます。
続きを読むに

ーーーーーー
昨日、慌てて録音していた物がちょっとコンピューターの調子が悪かったか、音が飛んでいるんですね。
それで、私も聞きづらいなと思いましたものですから、もう一回録音し直しました。
えーっと、こういうふうに変えますとね、いろんな人がいまして、
その、何か武田は「内容を変えたんじゃないか」ですとかね、
「訂正する時は訂正したと言え」とかですね、言われるんですけれども、
ま、このブログはですね、
本当に皆さんの被ばくを何とか少しでも減らせる。そういうきっかけになればという事と
私が自分の考えを整理する上でやっておりましてですね、
そんな責任問題だとか、そレから、私の場合は何か目的があってやっているんじゃないので、
目的といいますと、自分の名誉とかそういう事でやっているもんじゃないのですから、
そこのところは一応もう少し気楽に考えていただいてですね、
時々ちょっと間違いがあるかもしれないなっていうくらいにですね
まぁ、「おっちょこちょいのお父さん」と、こう言っているのですけれども、
愛情はあるけれども、少しおっちょこちょいのところもあるという位な感じで、
ちょっと、勘弁していただければと思いますが。
実はですね、大飯原発の再開問題で、保安院の会議にですね、
ま、新聞によると、
「反原発派が乱入した」と書いてあるんですけれども、
これがまた、表現が悪いんですけれども、
これについてですね、ちょっと系統的なお話しをしたい。
本当は書いた方がいいのですが、ちょっと今時間が無いものですから、録音にいたしました。
まず第一に保安院は安全問題を議論できません。
もちろん内部で議論するのは大いに結構なんですけれども、公的な議論はできません。
したがって、保安院が安全だと言ったから、それがなんかに影響を及ぼすというのはいけないわけです。
絶対にいけないんですね。
これは、原子力基本法、その他の原子力はですね、日本の原子力は、
推進と抑制という二つの機関を置いてですね、相互にはあまり連絡をしないというのが原則なんですね。
ところがこれがなし崩しになって、経産省というですね電力を推進する方のなかに、
保安院というですね、なんか、安全を見るというような感じの組織を作ったんですよ、2001年だったと思いますが。
これがですね、もともと原子力を危険にしたんですね。
安全と推進をあまり議論させちゃいけないんですよ。
どうしても推進に影響を受けますから、
したがって、安全を安全でちゃんとやるという事で作ったものですから、
まず第一に、経産省にある保安院という物をですね、
保安院ではなくて、原発推進院かなんかにしないといけないんですね。
それであくまでも、経産省と独立した組織が安全を見ないといけないんです。
ですから新聞もですね、その事はもう初歩的な事ですから、
まずは「こういうところで安全についての話をしてはいけない」という記事を書くのが、まず第一です。
これはもう、はっきりしておかなければいけないと思いますね。
それからもう一つは、これも原子力基本法で、
原子力を日本で進めるには、自主・民主・公開の三原則をすると。
で、公開の原則というのを私もずっと体験してきましたが
あらゆる会議とか、人と人との打ち合わせが、国民に見えるようにする。
つまり、闇取引をしないという事がですね、条件になっているんですね。
保安院なんかがそんなのを勝手に変えられませんよ。
これは原子力基本法ですからね。
原子力基本法をお役所が変えちゃいけないんですよ。
で、お役所はもちろん、お役人っていうのはなんかのちょっと理由を見つける訳で、
こんどは、「前の会議の時に不規則発言をした人がいるんで締め出す」と。
これ、ダメなんです。
不規則発言をした人がいて不適切であれば、
その人はちょっと別にするにしてもですね、
公開の原則というのはもっと大きなものですから、
なんか、1人がちょっと不規則な事をしたからって、
お役所ですね、たとえば経産省で1人犯罪を犯した人がいるから、経産省をつぶすという事は無いんですよ。
ま、そういうですね、へんてこな理屈をこねてはいけないと、いうことですね。
それから、悲しいのは新聞が「乱入」という言葉を使った事ですね
確かに反原発の人は非常に激しいんですよ。
私もですね、かつて困ったことが何回もありました。
つまり、冷静に議論が出来ないわけですね。
ただこれはですね、反原発の人が悪いのかっていうとそうでもないんですよ。
要するにですね、国が強引にやりますから、
強引にやるのに警察官なんか入れたりするわけですよ。
いや、それはね、反原発の人が警察を呼んだらいいんですよ。
警察っていうのは国民の見方ですから。
別にお役人の見方じゃありませんからね。
だから、もし、反原発の人が排除されそうになったら、
そこから110番をしましてね、
「原子力基本法に基づく公開の原則を破って、保安院が我々を排除しようとしているから、保安院を排除してくれ」と
こういうふうに警察に言えばいいんですね。
つまり、日本というのは警察は常に権力側に付いていると思いますけれど、
そんなことは無いんですよ。民主主義ですから。
警察は国民側に付いているんですね。
必ず国民側に付いていなければいけないんですよ。
あたりまえなんですね。
ですから新聞も「乱入」なんて書くのはですね、これは原子力基本法違反ですから。
それからもう一つはですね、
もっと、技術的に基本的な事は、
えっと、今度の福島第一原発は、まず地震で壊れて、震度6ですね。
それから、津波じゃなくて浸水で壊れたわけですね。
このことについて、大飯原発の3号機4号機がどのような基本的な事をやったかという事が問題ですが、
新聞にはなんか地震の1.8倍とか、津波の4倍とか、全然関係の無い事が書いてあるんですね。
で、これは、まことに御用学者が集まって、とにかくやるという事です。
それから最後にですね、
私は今から40年前に化学工場、コンビナートに勤めていたんです。
その時はですね、叩きこまれたのは「安全第一」という概念なんです。
実は「安全第一」という概念はですね、
損をするから、多少不安全でもいいとかですね、
製品をどうしても出さなきゃならないから、安全がちょっと危なくてもいいという事は絶対にダメだって、
徹底的に言われたんですね。
「安全は本当に大事なんだ」
だからお客さんから矢のような催促があっても、
絶対に工場が安全でなければ操業してはいけない。
「安全第一」とは、その頃こう思っていたんですね、僕が入った頃。
「安全第一」というのは建前で、こう、旗は掲げてあるけれども、本当は違うんだって心の中では思っていたんですよ。
それは全部変えられましたね。
いや、本当に安全第一なんだと、
工場長以下ですね、絶対に安全第一じゃなきゃ操業してくれないんですよ。
どんなに急いでいても。
私は「なるほど、安全第一というのはこういう事なんだ」
「人間の進歩っていうのはこういう事が大切なんだ」っていう事を、覚えましたね。
その点では、
「今度は電気がいるから安全はいい加減にする」と。
保安院という、安全を協議できない機関で協議し、
反対する人を締め出し、
そして、全然原因も対策も無く実施するというのは
まさにですね、「安全第一」じゃないんですよ。
その点では、申請した関西電力も、審査した保安院も、それに携わった先生方も
すべて、「安全第一」という事をもう一回勉強し直してもらいたいと。
ま、こういうふうに思いますね。
この問題非常に緊急を要するんで、録音にしました。
もう一つ緊急を要する事があって今日とりあえず録音を二つ出すことにします。
ーーー音声ここまで
武田先生が音が飛んで聞きにくかったとおっしゃっている
最初の録音はこちらです↓
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武田邦彦 「なぜ瓦礫を引き受けてはいけないのか?」 2011.12.29
読者のご質問に答えて19.緊急呼びかけ(1)
・・・なぜ瓦礫を引き受けてはいけないのか?
(2回に分けて書いた「瓦礫」は福島を含む震災を受けたところの瓦礫です。
もともと同じ日本なのに「県」で分けるのがおかしいので、「汚染された瓦礫」=(いまのところ)
「福島の瓦礫」としています。福島県ではなく福島付近と読んでください。)
福島には瓦礫や除染したものの処理施設がない。
多くは汚染されているので、それなりの設備で安心して焼却したり、洗浄したい。それが「まだ」福島にはない。
その原因を作っているのが各自治体の「お節介な瓦礫引き受け」だ。
福島に行けば判るが、問題となっている大震災の瓦礫は
なんとかつなみで流されたところや公共の土地で空いているところにおいてある。
福島としては、地方に瓦礫を運ぶより、今のまま置いておき、早く福島の地で処理できることが良い。
政府は震災瓦礫を引き受ければお金を上げるといって自治体をさそっている。
そのお金さえほとんど説明されていない。
一方、「人を助けるようなフリをして、福島の人の被爆(除染したものを片付けられない)」
ということをしているのが自治体の瓦礫引き受けである。
首長は瓦礫の引き受けが福島には逆の効果を持っていることを知っているのに、人気とりで進めている。
引き受ける側の市民はなにかおかしいと思いながら、不安にさいなまれ、反撃ができずにいる。
(平成23年12月29日(木)) 武田邦彦
読者のご質問に答えて 20. 緊急呼びかけ(2)
・・・瓦礫の引き受けと首長の誠意
自治体の首長の誠意とは「市民の健康を守ること」である。
国から瓦礫引き受けでお金を目の前にちらつかせると、なんとか市民をダマして瓦礫を引き受けようとする。
その理由は「福島の人を助ける(これは反対になる)」、
「黙れ!(都知事の発言、全体像をみていない感情論)」であり、
その結果、福島の人も受け入れた市民もともに被爆を増やす。
「被爆は増えて良い。放射線は浴びた方が良い」という奇妙な言い訳がまだ残っているからだ。
国は福島原発から漏れた80京ベクレルという放射性物質を最終的にどうしようとしているのか
(除染するのか、拡散させるのか、海に流そうとしているのか、時間を100年待とうとしているのか)
明らかしてから瓦礫の処理方法を国民に提案しなければならない。
(平成23年12月29日(木)) 武田邦彦
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武田邦彦氏の新しい声が入りましたので、書き出しました。
「緊急速報 急なセシウムの増加はどのぐらい危険か?」
(1月7日)の音声。
セシウムが急激に上がったことについてですね、多くの人がご心配になっていますし、
心配する、しないを前にしてもですね、
こういう時にはどうしても報道する必要があります。
そこで私の方でですね、少し整理をしてみました。
で、文字が見やすいっていう方と、音声の方がいいっていう方がおられますので、
音声も付けることにしました。
内容はほとんど同じですので、文字を読まれた方はですね、音声の方は必要ないと思います。
実はですね、私が時々、10月とかですね、
この定時降下物、要するに放射性物質が入った物が空から降ってくるというのを見ていてですね、
それに伴って、「もうマスクいらないですよ」とか、「風の強い日だけやって下さい」と、
こういう事を言っていたのですが、
毎日毎日見ているわけじゃないんですけれども、大体12月の福島っていいますとね、ま、検出されない。
大体2MBq ぐらいなんですが、それ以下の時とか、たまに5MBqとか20MBq っていうデータがありますかね、
ま、それぐらいのところが、時々見られるという位になっていたんですよ。
出る時も、ポツンポツンと。
ま、ちょっとある日があるな、風でも吹いたかなと、こんな感じで見ていたんですけれども、
25日ですかね、クリスマスぐらいから上がってきたんですよね。
それで、「上がってきたな、だけどまた、いつもの様に無くなるだろうな」と思っていましたら、
27日には23MBq、
29日には52MBq、
大晦日に41MBq と、四捨五入して言っていますけれども、40.7MBq というふうにですね、
どんどん上がってくるんですね、
それで「これは変だな」って思っていたら、
1日、元旦には8.10MBq と、下がって、
その次の日は検出せずに戻ったんで、
「今度は期間も長いけど、値も高いけど、まぁ、この位なら起こるのかな?」って思っていたんですね。
ところが、2日になって252MBq
これにはびっくりしちゃってですね、「なんだ?」って思ったわけです。
というのはですね、
1日の平均の降下量っていうのはですね、
4月は3000MBq、福島ですけれどもね、高かったんですよ。
これはもう、4月の福島ですからね。これはしょうがない。
ところがだんだん減ってきて、
7月には、1日150MBq になったんですよ。
っていう事は252MBq っていうのはですね、7月以前に戻ったっていう事なんですね。
これはね、普通じゃありません。
文科省はですね、私の読者の問いかけに対して「普通ですよ」って
これ、何が普通なんですかね?
それでビックリしまして、「これは調べよう」と思って一生懸命調べ始めたら、
その後71.8MBq 、26.0MBq 、ちょっと、発表が1日ずれますので、
今朝では多分26.0MBq が最新だと思うんですけどね、
最も、この二日はどうなっているかは分かりませんが、
とにかく下がってきました。
それで、安心しているんですけれども、これ分かりません。波打つかもしれませんからね。
悪く考えれば最初の山が 23MBq
次の山が 51.9MBq ピークがですね、
次の山が 252MBq でしたから、
次もう一回、うんと上がるんだっていう事もあり得るので、
みなさんにこれは注意してもらった方がいいと思いました。
252MBq でも注意しないといけないですけどね。
で、何故こういう事が起こったのか?っていう事は、次のブログか、次の次ぐらいにやりますから。
ま、とにかくね、まずここは、何が原因かよりか、何をすればいいのかっていう方に
僕は注意がいけばいいと思います。
昨日のですね、東電の記者会見でも、記者の方に質問していただいたのは良いんですけれども、
「何が原因ですか?」って、聞いちゃったんですね。だから、変なことになりました。
つまり、私に言わせると、火事が起こっているんですよ。
火元が台所かもしれないけど、お風呂場かもしれないんですけど、
現在、火が、みんながいる広間にきそうな訳ですね。
そういう時には何をするべきかって言ったら、
今はどこの通路を通って、外に出るかと。「逃げるか」という事が問題なわけであって、
その時に一生懸命ね、風呂場が火元なのか、台所が火元なのかを調べても
これはダメなんですよね。
ですから、私は原因追求はチョット後にして、
なにしろ、まずは子どもを救わなければならない。
子どもを救うためには何をすればいいかと言う事を決めなきゃいけないっていう事ですね。
それでま、いろいろ考えまして今日書きましたけれど、
まずは、「生活に注意は必要です」と。
ただ、これは今後の状態をみなければいけないから、
ま、「1週間ぐらいですね」と。
いま、252MBq が最高ですけれど、これがですね、500MBq 位になるという事になるとですね、
ちょっと、こう、避難も考えなければいけませんから、
とにかく、マスクをしてですね、あんまり外に出ないという事ぐらいしなければいけない。
つまり、データが2日遅れますんでね、
「2日遅れるのは仕方がない」っていうのは、そりゃ、ま、お役人はそう言いますけれども、
被ばくする方から考えたら、「仕方ない」はありませんから。
だから、一応、ここ1週間ぐらいは「マスクをしたり、外出を少し抑えたりする」ということですね。
それから、このまま減って、また、昔のようにですね、
1か月ぐらいはほとんど、検出しないか、ま、10MBq 位というのが通常になったら、普通の生活に戻れる。
したがって今のところ逃げる必要はありません。
それから、冬休みが終わりかけているんですけれども、
ま、教育関係者がね、今ちょっとダメですから、見込みがないんですが、
学校は本当はちょっと2~3日開校を遅らせて様子を見たほうがいいとおもうんですけどね。
だけどそれは、一応呼びかけましたが、しないでしょう。
仕方がないので子どもに2~3日は注意をさせながら登校させるという事が良いと思いますね。
それから、食材とか水に汚染がいくかという事は今後によります。
つまり、もう、空気中にセシウムが飛んでいる訳ですから、
普通に考えますと、あと半月ぐらいで水道だとか葉物野菜に移るはずなんですが、
それは、このままの値だったら、1キロ40ベクレルにいきません、ま、私はそう思っています、
これは様子を見てみますけれども、
そういう事で、とりあえず、ずーっと監視をしながらいたいと思います。
ただですね、文部科学省がですね、
「全然変化がないので、発表は1カ月に一遍にする」って言ってるので、
福島はちゃんと発表していただいているんですけれども、
他の県は分からないんですよ。
断片的にしか分からないんですが、
今私が知っているのは、千葉、それから、東京、神奈川、それから静岡、それから北海道辺りからですね、
データがきておりまして、それを見てみますと、やっぱり暮れから正月にかけて少し高いんですね。
だけど、全く統一の取れたデータではないので、組合せのデータになりますので抽象的な事しか言えませんが、
ま、福島から北関東の人は、注意をして、
それ以外の人はですね、
「なんかそういう事があるな」ぐらい思っておいたら良いんではないかというふうに思います。
一応これでですね、昨日の夜から今日にかけてですので、
今までの3月の12日から、昨日出た、おとといまでのデータを全部見て、振り返ってみました。
もう一度結論を言いますと、
今度の汚染は、「6月以来の降下物である」。ということですね。
これ、何なのか?っていう事は非常に興味があるんですけれども、
ま、それはともかくとして、今はとにかく方法だけを言いたいと・・我慢してですね。
それから、1日ぐらいは確かに700、
これ計算間違えをなおしたみたいで、ちょっとね、カッコ付けちゃっているんですけど
ま、数100MBq というのがあるんですが、
こんなに長い間、ま、1週間以上ですね、50MBq 以上超えるなんていう事は今までなかったんですよ。
ですから、ちょっと原因は難しいんです。
たとえば東京電力が昨日言っていたみたいに、「なんか風で飛んだんじゃないですか」っていったら、
この位の風だったらいくらでもありましたからね。
雪なのか、4号機の問題なのか、それとも・・
だけど測定しているっていう事は測定値をですね疑っていたら測定っていうのは・・・考える事は出来ないんですよ。
これは科学の王道なんです。
まずは測定値を信じるんです、まずは。
最初っから測定値がおかしいって言っちゃうとですね、何でも言えちゃうんですよね。
ですから、とりあえずは測定値通り考えて、行動をして、
その後ですね、測定値も含めて検討すると。
こういうやり方ですね。
えー、もう、さっそくね私のところにいっぱいバッシングがきて、
バッシングなんてどうでもいいんですけどね、何を言っておられるのかよく分かりませんね。
「危険をあおる」って言ってるんですよ。
「危険をあおってはいない」と、ですね。
現実に福島県とか文部科学省のデータが極めて高いんですからね。
高いという事はそのまま我々は認めるべきで、
「危険をあおる」って言っている方の気持ちは分かるんですけれどもね、
怯えておられるんですよ。
怖くてしょうがないんですね。
ですから、「怖くない、怖くない」って言っておられるんでしょうけれども、
我々は、そういう事では子どもを守れません。
大人がビクビクしていたらどうにもならないんで、
「しっかりとした気持ちをもってやる」という事ですよね。
これはもう十分に、そうやってやれる問題で、
もし、逃げなきゃならない時は逃げるっていうのは仕方がない事ですから。
一応これで終わります。
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1月4日の文部科学省の正式な測定結果の数値が異常です!!!
ーーーーーーーーーーー武田邦彦先生のブログ転記&声書き出します。
速報 福島中心にセシウム急増 マスク必要!!
文部科学省が1月6日に発表した福島県、並びに他県のデータを見ると、
福島県および関東一円のセシウム降下量は、事故後とほぼ同じぐらいのレベルに達しています。
原因は不明ですが、とりあえず、マスクをする必要があります。
今、緊急に調べています。結果がでたらすぐブログに上げます。
念のための措置ですが、お子さんをお持ちの方はあまり外に出ないように。データの信頼性もチェック中です。
データは危険なレベルです。
マスコミが報道していないのは不思議ですが、
1平方キロメートルあたり100メガベクレルを超えていて、かなり危険です。
逃げる必要はありませんが、マスクをして外出は避けてください。
しばらく後に葉物野菜が汚染されます。(データが正しければ)
(平成24年1月6日) 武田邦彦
緊急憤激 東電は日本から出て行ってください
・事故で引責辞任した東電社長の退職金 2億円
・事故で電気代を上げる権利があると言った東電役員
・4万ベクレルを超えるのに掃除に来ない東電と九電力
・「定時降下物とは何ですか?」と聞く東電記者会見
・日本人は「悪かった」と謝らなければ許されない社会に住んでいます。
・交通事故や産業の事故とあまりに違うのに、記者(新聞、テレビ)が低姿勢!!
(音声です)
(平成24年1月6日 午後7時) 武田邦彦
「takeda_20120106no.386-(7:27).mp3」
ーーーー武田先生の声書き出しましたーーーー
「東電は日本から出て行ってください」
えーっと、
実は今セシウムが大量に漏れまして、もちろん新聞とかテレビで大騒ぎしなければならない量ですね。
というのは、3月のひたちなか市の平均がメガ400ベクレル、ま、1平方メートル当たりですけど、
それの半分以上ですからね、今の時期に。
もう・・・そりゃ、5月ゼロで11月12月位はですね、ほとんどゼロか5ぐらいなんですよ。
それで皆さんこんなことを言っているんですね。
降ったセシウムはもうこびりついて、除染しても取れないなんて言っているんですよ。
だから、そんなセシウムが風で吹き飛ぶはずはないし、と思ってですね、今一生懸命に調べながら
東電の記者会見を久しぶりに聞いたんですよ、
誰かがセシウムの事聞いてくれないかと、
そしたらね、もう、会見を聞いてて腹がたっちゃいましたね
だってね、少し古い事ですけれども、
事故で引責辞任した東電の社長の退職金2億円ですよ、
まぁ、この時も僕は腹わた煮えくりかえっちゃったんですよね。
だってみなさん、お母さんもね、旅費はかかるしお子さん連れて、
行く先には金がかかるし、夫婦は別れて住まなきゃならないし、
もう、いろんな事があった訳でしょ、みんなお金を出して。
それでも2億円貰うっていうんですからねー。
それから、東電の役員はもっとすごかったですよ、
事故が起こったから電気代を上げる必要がある。
その権利は東電にあるんだっていうんですから、権利がある。
冗談じゃないですよね。
例えば食品で事故を起こしたところがですよ、
牛乳で何か事故を起こしたと。
俺のところは牛乳で事故を起こして、損益が無くなっちゃうから「牛乳を値上げする権利があるんだ」なんて言ったら
どうなります?いったい・・・ね。
それから、
4万ベクレルを超える土壌っていうのは東電が掃除に来なくちゃいけない
全然来ない。
9電力も他の電力もね、知らん顔ですよ。
そう思って腹立てていたら、今日の記者会見聞いていたらですね、
ある記者が一応聞いてくれました。
「セシウムが非常に増えているんですけど、いかがなされましたか?」と。
そうしたら、東電の記者会見の担当者はなんて言ったと思います?
「定時降下物とはなんですか?」って聞いたんです
記者がね、「定時降下物が増えているんです」って言ったんですよ。
定時降下物っていうのは、東電の変わりに文科省が3月からずーーっと
全部定時降下物という名前を使って、空から降ってくる奴を表示しているんですよ。
これには唖然としましたね。
これはね、計画的に言っているんですよ、
「定時降下物ってなんですか?私と関係ありませんよ」って。
「原発から外に漏れたやつは全然私と関係ありませんよ」
こういう態度です、これに終始しているんですね。
それで「多いんです。理由は分かりますか?」って言ったら、
「いや、福島の原発は普通の状態ですから、風で吹き飛んだんじゃないですか」って言うんですよ。
「あとは知りませんよ」って言うんですよ。
いやね、普通だったら、風で吹き飛ぶようなやつなら東電が漏らしたやつじゃないですか
「原因をすぐに追求します」とかご「心配だからこうです」とか言わなきゃいけないですよ。
これについてね、ある読者の方が文部科学省に問い合わせたらね、こうなんです。
「事故でも故障でも無く平常どおりですよ」っていうんですよ
いや、平常通りで252メガベクレルのが飛ぶんですか?と。
降ってくるんですか?というような感じで、
ま、どうにもならんですね。
私はとてもね、はらわたが煮えくりかえって、今度音声にしたんですよ。
もう、文章で書いていたらね、もう、腹が立って腹が立って困るもんですからね、
ひさしぶりに少し感情的になりましてね、
ま、人間は感情的になることも必要ですよね。
あんまり冷静だけじゃ、世の中良くなりませんよ。
だって、エジプトだってね、リビアだって、ソ連ですらね、今はロシアですら
ネットがきっかけになって、社会でずうずうしい連中をとにかく退けようって言ってやっているわけですよ。
ま、どうしたんですかね、日本は。
日本はですね、日本っていうのは悪かったと言って謝らなければ許されない社会なんですよ。
これいいんですよね。悪いんじゃないんですよ決して。
悪くても権利を主張するような社会は愚劣なんですよ。
レベルが低い訳ですよ。
だから日本では、悪いことは悪いと、いい事は良いって、ちゃんと区別を付けていたんですよ。
事故を起こした東電は悪いんですよ。
「自分の漏らしたやつは知りませんよ」とか、
「あ、それは私たちの原発は今は普通の状態ですから、風邪も吹いたんじゃないですか」って・・・
もう、冗談じゃないですよね。
こういう事はもう、日本自体をダメにしますから、
もう東電はね、日本から出て行って下さい。
困りますよ、こういう人たちがいると。
もうね、変なアメリカみたいになっちゃって、アメリカもそうですけれどね、
アメリカでも良いし他の国でも良いけれど、なってしまってですね、
もうギスギスしたとってもね、住みにくいところになりますわ。
交通事故でもそうですよ、
それはね、悪質な交通事故もありますけど、多くの交通事故は誤ってうっかりやっちゃうんですよ。
それでもね、事故を起こして怪我をさせたらね、平謝りに謝って
そんな時にね、「私に正当性がある」とか「私には権利がある」とかね、
「そんなこと知りませんよ」なんて言ったらもう、弾き飛ばされますよ。
産業の事故でもそうですね、
思い出せば雪印乳業の事故で、雪印がちょっと牛乳を使い回したと、
かなり食中毒も出たと、それで大騒ぎしたと。
新聞記者なんか、ものすごく厳しく追及した。
あまりの厳しい追及に社長がエレベーターに乗った時に「私も寝ていないんだ」ってこう言ったんです。
で、なに言ってんの?ってなったんですよ。
「だってあなたね、食中毒こんなに出して、自分が寝てないなんて社長なの?」こう言ったんですよ。
ところがね、今度記者会見聞いてたら、みんな東電に敬語使っているんですね。
日本人ってこうなったんですかね、相手が強いとみればペコペコする。
私ね、最近ちょっとこう思っているのがね、
実は事故が起こってから突然被ばくしても大丈夫だとかね、
私が「1年1ミリシーベルトって法律ですよ」っていうとね、
「法律を言うなんていうのは、武田はいけない」とかなんか言ったりしてね、
「なんでこんなに、なんか、非難するのかな?」って思ってました
私は非難されてもいいんですけどね、
非難するのかな?って思ったらね、ただね「虎の威を借る狐」なんですね。
強い物に撒かれようっていうんで、東電?とか政府?ま、自治体もほんと、ひどいんですよ。
小学校かなんかがね、那須とか何処かに旅行に行くっていったら、
それをね、問い合父兄に向かってね、自治体はこう言ったんですよね。
「政府が言っているからいいじゃないか。」
あなたね、何時も地方自治って言ってないの?と。住民を守るって言ってないんですか?
ま、だけど、
本当に東電のように悪い事を認めない日本人、虎の威を借る日本人はダメですよ。
日本人は昔から判官贔屓(はんがんびいき)って言ってですね、弱い者に見方をするのが日本人だったんですよ。
正直に謝り、弱い者に見方をするのが日本人だったんです。
それが江戸ッ子なんですよ。
ま、江戸ッ子ばかりじゃなくても。
なんですかね、今の。
ま、主に東京に住んでいる人ですけど、
何とかしてほしいと。
もうね、こういう事では日本に住みたくなくなっちゃうんですよ、私もね。
ま、ちょっと、カッときましたので、音声を入れてみました。
ーーー書き出しここまで
元日の地震の影響の四号機が心配です。
時間的に四号機で何かがあったのかと思ってしまいそうですが、・・・
武田先生のブログを読んでいても、個の量はかなり多いようです。
注意しましょう!
急に増えた定時降下物に関する記事&文科省の「定時降下物測定結果」&武田先生のブログを
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福島第一原発の今までと今後についての武田邦彦先生の考え方です。
13日と16日のブログの声を書き出しました。
もう、大きな爆発はないだろう。
原発敷地内はまだ放っておいて
それよりも敷地外に住む人を助ける。汚染水を海へ流さない。
今本当に力を入れてやらなければならない事についてのお話しです。
武田邦彦 「福島原発の今までと今後」
読者のご質問に答えて8. 福島原発の今までと今後(1) 原理原則編
福島原発について、今後の見通しをお話しします。
私は基本的には「福島原発報道」というのは、
福島をはじめとして3月の爆発で汚染したところが最優先であるということを隠す政府の戦略だったという解釈です。
読者のご質問に答えて9. 福島原発の今までと今後(2) 全体を見ると
福島原発は小さな爆発はあっても大きなことは起こらないことが「原理原則編」で判りましたが、
それでは今後はどのように考えたら良いのでしょうか?
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農家の人が「一生懸命作った野菜だから食べてくれ」と言ってもですね、
食べさせられる子どもとしては別の視点があるんじゃないか。
日光への修学旅行も「日光の人が辛いから」という言い方もありますが、
「被ばくする子どもたちは辛くないのか」という事も考えないと。
ちょっと日本人は精神的におかしくなったんじゃないかな?
東電の力に屈したのか、それとも・・・
あまりに放射線が恐くて判断力を失ったのか・・?
武田邦彦 早川先生のこと・他 2011.12.09
群馬大学が、火山学の早川先生を、ま、注意したっていいますか、処分したっていいますかですね、
そういう記事が流れておりまして、
大変にびっくりしております。
といいますのはですね、
前の戦争の時に、第二次世界大戦になる前ですね
やっぱり日本中が、「戦争しなきゃいけない」とか軍隊という非常に強力な組織に押さえられましてですね、
全員が一つの方向に行ってしまった。
この事に対して深い反省があって、憲法で学問の自由が定められただけでなくですね、
わたしのように戦後の教育を受けた人にとってみれば、何回もそういうことを教わりました。
昔は憲兵がきて、こうだこうだ、と。
今は自由に学者が発言できるという事によってですね、
正常な社会というものを取り戻すことが出来たんだという話を受けました。
もちろん昔でもですね、戦争反対といえばこういう話が出てきました。
「そんなことお前言ってね、満州で死んだ同胞をどう思うんだ」と。
「その人たちの家族の感情を逆なでているじゃないか」と。
いうですね、ことはありまして、これがまた、戦争の方にみんなを連れて行ったわけですね。
つまり、戦争っていうのは一回しますとね、そこで犠牲者が出ます。
その犠牲者の家族はやっぱり、それは辛い思いをしているのですから、
「もっと戦争しよう」「もっと戦争しよう」と、
あれだけ満州事変で死んだ人たち、ロシアで日露戦争の時に満州で命を落とした人たち、
そのお父さん、お兄さんの無念を晴らすためには、もっと戦争をしなければいけない。
という、そういう理屈が随分あったのですね。
この「人の心を傷つける」という言い方は非常に難しくて
全体的な状態と感情的なものを混合してしまいますからね。
えーっと、わたしはですね、実は早川先生は、
本当に、マップを、汚染マップを作っていただいて、
大変に多くの人々の被ばくを救ったと思います。
それから今回のことは、先生と直接お話しをしているわけではないので推定ですけれども、
やはりですね、汚染された野菜とか農家を作るという、作るという人達。
それにですね、やっぱり、警告を発したんだと思うんですね。
それは正しい警告じゃないかと私は思います。
それと、ここにですね、「もしも子どもが圧力団体を作ったら」という記事を書きました。
農家の人が「一生懸命作った野菜だから食べてくれ」と言ってもですね、
食べさせられる子どもとしては別の視点があるんじゃないか、
それから教育委員会、
せっかく文部科学省がですね、
1年500ベクレルという基準を、給食については一年40ベクレルにするという事を発表してもですね、
測定器が買えないからと。
ま、測定器というのは、一番、どんなに高くても300万ですが。
それもちょっと子どもの方に圧力団体があったら違っていたじゃないかとおもいますね。
それから、日光への修学旅行というのもですね、これから行われるようですけれども、
日光は不幸にして放射性物質が降ったわけですね。
で、「日光の人の気持ちになったら」っていう、そういう言い方もありますけれども、
「連れて行かれる子どもの身になったら」っていうのもあるんですよね。
大人は一日3000人だった観光客が20人になったんですから、
児童もですね、300人のうち2人しか行かないんでしょうかね、
つまり自由意思ですと、多くの人が行かないというところに、
修学旅行で連れていくと。
これは「日光の人が辛いから」という言い方もありますが、
「被ばくする子どもたちは辛くないのか」という事もですね、やっぱり考えないといけないんじゃないかと思いますね。
一時 美しい日本という話がありましたが、
本当に、それを思い出す残念な結果です。
まァ、それから私ですね、じつは・・
「放射線が入ってもいいと、別に子どもに食べさせてもいいじゃないか」という話があるのには
ちょっと疑問があるんですね。
ホルムアルデヒド事件というのが昔ありましてね、
キャラメルの中にホルムアルデヒドが0.04ppm入ったんですよ。
もう、これ、ものすごいバッシングがありました。
マスコミは叩きに叩きましたね。
だけど、ホウレン草やシイタケには相当量のホルムアルデヒドがありましてね、
自然の食品に対して、まぁ1000分の1ぐらいの量が入ったんですよ。
しかしマスコミのこの時の論理は
「とにかくホルムアルデヒドはあっちゃいけないんだ」
自然の食品にあろうが無かろうがそういうものを入れちゃいけないんだという事で、
毎日キャンペーンを打ってですね、ついにキャラメル600万個を捨てました。
捨てざるを得なかったんですね。
だけど私はね、この頃のマスコミの報道を見ていますと私は信じられませんね。
あの時のキャラメル騒動
ホルムアルデヒド騒動は何だったんだろうか?
もちろん原発からの放射性物質が食品に入っちゃ、給食の食品に入っちゃいけないのは決まっていますんでね。
まぁ、あの時の考えと同じ考えをしますと、
「1年3マイクロシーベルトも許せない」という事になるわけですね。
今、1年、それの1000倍以上の5ミリシーベルトを子ども達に食べさせているんですね。
そういう事があるとですねやっぱり、学者の方は
「それはちょっと、考えられない」と思われて、
早川先生のように一生けん命それをですね、
何とか分かってもらいたいと思ってくる学者が出て来るのは、またいいし、
そういう考えを広く認めながら、みんなで議論するという事でしょうね。
この前、ある主婦の人と話していてビックリしました。
汚染されたところをですね、東電に綺麗にして下さいと、
わたしだって、他人の洋服を汚したら謝ってクリーニングに出すんですと。
こう言ったらですね、相手の男性がですね、
「そんなこと言うんだったらお前電気使うな」って怒鳴ったそうですよ。
いや、ま、これもう、本当にびっくりしましたね。
もちろん我々の仕事は何らかの形で社会に役立っているのですが、
社会に役立っているからと言って犯罪を犯していいという事じゃないんですよ。
しかも犯罪を起こした方がですね、被害者を脅すというケースですからね、この場合。
やっぱりちょっといけないと思うんですが、
わたしはね、これを聞いてどう思ったかというと、
「ちょっと日本人は精神的におかしくなったんじゃないかな」と
もともとやっぱりそういう民族じゃなかったんじゃないかというふうに思いますね
そういう点で、東電の力に屈したのか、
それとも、あまりに放射線が恐くて判断力を失ったのか
どっちかな~、って思いましてね、
この話はちょっと度が過ぎているので、
わたし少し、逆にですね、東電を非難するというよりか、
もう、日本人どうしちゃったのかなー?っていうですね、そういう思いに駆られました。
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早川由紀夫氏:
で、それが武田さんの目にとまって、誰かが、読者から、
「柏は測定誤差ですよ」みたいなことを武田さんが書いて、武田さんにも見放されて、
「だめだなー」って思って・・・・
↑ 大丈夫ლ (。◕ˇε ˇ◕。ლ)武田先生に見放されていませんww
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「もんじゅ」について武田邦彦氏
たとえば、配管が割れるとかは起こり得るんですよね。
それから、少し運転がおかしくなるとか、
それから、ナトリウムが少し漏れて火災になるとか、
水をかけると余計燃えるとかね、厄介なもんなんですよ。
だからわたしは、何が起こっても手がつけられないという炉ですから、
これはもう、危険だという事ですね。
だから「もんじゅ」はすぐに止めなきゃいけないっていうのが私の考えです
もんじゅ試運転見送り 来年度予算で文科相
東京新聞 2011年12月13日 12時48分
中川正春文部科学相は13日の閣議後会見で、
高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の来年度の試運転に必要な費用について
「(国会などの事業仕分けで)いろいろな指摘があった中で、外していくことになる」と述べ、
試運転の実施を見送る方針を明らかにした。
文科省はもんじゅに関連する来年度予算について、
試運転に必要な費用22億円を含め、計215億円を要求していた。
本年度の試運転についてはすでに見送りを決めている。
政府はエネルギー・環境会議などで、来年夏をめどに今後の国のエネルギー政策を決める方針で、
もんじゅについても継続か廃止かの方向性が示される見通し。
(共同)
武田邦彦 「高速増殖炉もんじゅ」 2011.12.12
読者の方へのお答え1. 「もんじゅ」について
高速増殖炉「もんじゅ」は2度の事故を起こし、やっと維持をしているというところです。
この原子炉の問題についてご質問がありましたので、お答えします。
(今日から、読者の方のご質問にできるだけ、整理して音声でお答えしていきたいと思います。
現代**論で私の考えを整理する間ということです。)
(平成23年12月12日(月)) 武田邦彦
ということで、続きを読むに

福島第一発電所での今回の2号機キセノンが見つかったことに対して
小出裕章氏のたねまきジャーナルでの見解
ふくいち現場の声の作業員の方の見解
そして、武田邦彦氏の見解を載せます。
武田先生のブログより転記ーーーーーーーー
福島原発は爆発するのか?
福島原発で核反応が起こったことが大きく報じられ、多くの人が心配しています。
なぜ、心配するかというと
「何が起こったのか?」、「どのぐらいの危険性があるのか?」、「どうすれば良いのか?」を具体的に説明せず、
こういうときになると「事実の一部」と「安心してください」という結論だけで、中抜けしているので心配になるのです。
事実を伝えるなら完璧に、そして安全か危険かを言うなら結論だけではなく、
その理由をしっかり説明しなければならないのです。
【事実】
原発というのは核爆発をコントロールしているもので、その核爆発を起こすのは「ウランやプルトニウム」と「水」です。
ウランもプルトニウムも水もなければなかなか核爆発はしません。
現在、原子炉の中と下には、破壊された「ウランやプルトニウム」と「水」があります。
だから、核爆発が起こる可能性はあります。
日常的には、木材を櫓に組んで勢いよく燃やしていたものに水をかけて消した状態で、
まだくすぶっているという感じです。火元もあるし、完全には消えていないので、時々、くすぶります。
私が「メルトダウン」とか「冷温停止」という言葉をこのブログであまり使わないのは、
科学的にやや疑問のある言葉だからです。
メルトダウンという代わりに「燃料が破壊されている」と言う方が正確ですし、
「冷温停止」などという状態は無いからです。
軽水炉(福島原発)は温度が低いほど核爆発は起こりやすいので、「冷えたから安全」ということではないのです。
燃料が破壊されていて、その間に水が入り、中性子が適当に減速されると核爆発が起こります。
このときに燃料がしっかり結ばれているか、
あるいは大きな固まりになっていてその間に水が入っているような場合には
ある程度の爆発(広島原爆ほどではないが、最大で3月の爆発のようなもの)になる可能性はあります。
しかし、3月に爆発して以来、「核爆発」(原子炉の運転)は行われていないので、
放射性物質の量は少なくとも50分の1になっています。
つまり次の写真に示した3月の爆発とおなじものが起こっても、危険性は50分の1になっているということです。

【どうなるか】
燃料がばらばらになっているか、一度ばらばらになっていた物が融けて固まったとして、
その間に水が入って核爆発が起こると、急に温度が上がるので水が蒸発して大きな圧力がかかり、
ウランやプルトニウムは飛び散ります。
このような事故は第二次世界大戦中にアメリカ軍が原爆を作ろうとしているときに見られたもので、
水が急に沸騰し燃料がちりぢりになるのですが、それですぐ核爆発も終わって、
数人から数十人の人が被害を受けるという経験があります。
日本では東海村の核爆発事故がそれです。
このようなことから、福島原発が再び核爆発を起こしても、水蒸気爆発、水素爆発を起こしても、
原発の内部の人以外の影響はほとんどないと考えられます。
それより3月に福島の大地に飛散したものの方がズッと危険です。
【どうすれば良いか?】
防御のポイントは風向きとマスクですが、
11月の福島の風向きは3月と同じで「基本的には太平洋に行くが、ときどき風が巻く」ということ、
そしてマスクは「常にインフルエンザ用のマスクを準備しておく」ということです。
仮に3月と同じ規模の爆発があったとして、
それがニュースに流れてから「逃げる準備」をして、
しばらくして(2,3日後に)本当に危険になったら「マスクをして逃げる」ということで
子供を被曝させることはありません。
その時には新幹線や飛行機で逃げるのではなく、
風向きを見て、20キロから30キロぐらい車か電車で移動すれば良いのです。
移動の方向は、絶対に福島原発から「遠く」に逃げるのではなく「直角に、山の方に」がポイントです。
たとえば、柏の人は宇都宮の方か、君津の方に逃げることになりますが、
その時に、自分の住んでいるところより北に流れてきたら南に、南に流れてきたら北へという方向です。
福島原発から直接、放射線が来るのではなく、
放射性物質の灰が風で流れてきて、その灰が自分の身のまわりに来て、
一粒一粒から放射線を浴びたり、その粒を吸い込んで内部被曝をするのですから、
それをよく理解しておいてください。
爆発したら1ヶ月ぐらいは水道が汚れますが、2,3本のペットボトルを用意しておけば
汚染される水道は2,3カ所に限定されますから(汚れは拡大しないので)、大丈夫です。
「備えあれば憂いなし」、「大型客船にも救命ボートあり」という精神で、備えて怖がらず、安心して過ごしてください。
(平成23年11月3日) 武田邦彦
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11月2日の武田先生のブログも
