「メディアが伝えていない福島第一原発事故3年」木野龍逸氏3/7報道するラジオ(文字起こし)

「メディアが伝えていない福島第一原発事故3年」
報道するラジオ 2014年3月7日


水野:
今日は福島第一原発事故以降東京電力の会見に出続けて取材をしていらっしゃる
ジャーナリストの木野龍逸さんにスタジオにお越しいただきました。
木野さんにいろいろな質問をという事でもうすでに下さっている方もいらっしゃるんですよ。
まずは、リスナーから
「原発事故の関する情報が減っているのか、
 なんか国民が目隠しされているのかと勘繰りたくなるような今日この頃です」って。
情報量が少ないんじゃないですか?報道が減っているんじゃないですか?と、おっしゃるんですが。

木野:
減ってますね。
間違いなく減っていると思います。
記者の方に聞くと、「企画を上げても通らない」とかですね、
通っても1番にならないで3番、4番になっちゃうとかという事があるみたいなので、
なかなか出す方も大変みたいですね。

水野:
今日はですね、「メディアが伝えていない福島第一原発事故3年」と題してお送りいたしますので、
木野さんが東京電力の会見にずっとでてきて分かってきた事を、
あるいは逆に分からないと思っていらっしゃる事を

木野:分からない事だらけですね


福島原発事故はコントロールされている?
水野:
分からない事だらけ!!そうなんですか。
でも、「分かっていなくちゃいけないのに分からないのはなにか」という事はとても大切ですから、
そのあたりを今日はどうぞお話し下さい。
よろしくお願いいたします。
リスナーから
「福島第一原発の事故はコントロールされているってホンマですか?信用できないんですけど」
っておっしゃっているんですけど。


木野:
(笑)思わず笑ってしまいますよね。
なんで「コントロールされている」っていう話になっちゃったのかがそもそもすごい不思議なんですけどね。


水野:
東電の改憲に出続けられていますと、どこまでこの事故がどういうものであったのか、何が起こっていたのか、
全容が明らかに、どこまで明らかになっているのかどうなんでしょう?


木野:えーっと、「根本的な事っていうのはほとんど何も分かっていないんじゃないか」という事ですよね。

水野:そうですか。つまり原因が何であったのか?


原因は津波か地震か?
木野:
そもそも事故の原因が何であったのか?
津波なのか地震なのか?
いま「地震の影響は無い」という話になってしまっていますけれども、本当に無いのかは分からないんですね。
調査をしていないので。


水野:それも分かっていないんですね。

木野:
分かってないですね。
あの、それがわかりそうなデータも出てきているんですけれども、
分析はしていないので、放置されたままなので。


水野:分析されていないんですか?

木野:
していないですね、手を付けていないです。
なんで手をつけないのかがちょっと分からないんですけど。

水野:
これもし、「地震の影響もあったのだ」となればですね、
事故対策の有り様は全く変わってきますよね。

木野:ものすごく変わりますよね。

水野:再稼働の事も大きく変わりますよね。

木野:もう根本からやり直さないといけないでしょうね。

水野:津波には防波堤がもしかして有効かもしれませんが、地震というのは、起きますからね、日本は。

平野:
東電はしかしあれですね。
「津波の影響」という事をずっと言っていますから

木野:
言っていますね。
東電も国も一応そういうふうに、原子力規制委員会もそれを前提に再稼働の審査をしたりしていますけれども、

平野:その根拠が曖昧なんですかね?

木野:
根拠は、結局東京電力が出してきているデータをもとに言うしかないので、
東電は「無い」というように、当然「地震の影響は無い」というように言いますけれども、
それを鵜呑みにしている感じですね。

平野:さっきおっしゃった、そもそも炉心の周囲の状況が全く分からないで何故言えるのか?ということですよね。

木野:
不思議なんですよね。
一つあるのが、よく原子力の関係の人がシュミレーション、シュミレーションって言って、
数字をいろいろ変えて、現状にあうような形のシュミレーションをすると、
ちょうど「地震の影響は無い」というふうになりますよ、と。
要するに現状から逆算していく訳ですね。
当然、その間で数字をちょっといじると、元の方の原因は数字がすごく変わってしまうので、
都合のいいように原因をある意味作れる訳ですよ、シュミレーションをやると。

それと違って実データっていうのは本物なので、
それを本当はベースにやれば、シュミレーションではなくて、根本的に数字が本当の状態が分かるはずなんですよ。

水野:
あーっ、そうか。
実データというのは、あるんでしょ?

木野:
はい。去年の夏から秋にかけて、東電がようやく公表したものがあって、
専門家の人で注目している人はいるんですけれども、
規制委員会はあんまり関心を示していないというか、


水野:手を付けていない状態なんですか

木野:手を付けていない状態ですね、今。

水野:はぁ~~~っ!

平野:
こういうものが出る前に規制委員会は安全基準をどこまでって作ってしまっている訳ですよね。
それはしかも「世界最高レベル」みたいな言い方ですよね。

木野:
だから、やっぱりそういうのを考えると都合のいいデータだけを拾って、
都合のいい様に規制基準を決めているんじゃないかなというふうに思うしかないんですよね。

水野:
世界最高のねぇレベルのいろんな技術があるのだとしたら、
いま、福島第一原発事故の収束へ向けての作業がどうなっているのか?
いま、何を現場で作業員の人達はやっていらっしゃるのか?
これはどうなんですか?

木野:
この辺も結局、どの情報を出すか出さないかは東京電力が判断して、彼らが情報を出すので、
現場の情報はやっぱり、東電しか持っていないんですよね。

水野:ん

木野:
その情報のうち何を出すかっていうのは、
こっちから要求してもやっぱり出さないものは出さないので、

水野:あ、要求しても出てこないんですか。

木野:出てこないものもありますね、数字とか。


情報の出し方
水野:ふ~~ん、たとえば、これは出すべきだと思うのに出てこない情報って、どういうものがありますか?

木野:
えーっとですね、たとえばなんですけど、
去年の7月の参議院選挙の頃に「海に汚染水が出ていますよ」という発表を東電がした事があったんですね。

水野:あ、選挙が終わった次の日に「何でそんなに汚染水が出ていたのか!?」って。

木野:
なんで、ずーっと出てたんだったらもっと先に言ってくれって。
東電はずっと否定していたので、
あのデータは2ヶ月ぐらい前にそれを推測させるようなデータが出ていたんですけれども、
そのデータの後に続けていろんなデータが、
当然それを確かめるために東電がいろんなデータをとっていたんですけれども、
それのデータを出せ出せという話を会見でしていたにもかかわらず、なかなか出さなくて、
最後に出したのが参院選挙の次の日だったんです。

平野:故意的ですよね

木野:
故意的ですね、そうとしか思えないんですよ。
東電は「そうじゃない」って言いますけれども、誰もそうは思っていないですよね、多分

<福一・海洋汚染>
選挙終了待ち~東電半年分のデータを一気に公開7/23モーニングバード(内容書き出し)


<海洋汚染>
「一応気になるので確認しますが、 選挙が終わった翌日に出てきたのはどういうことでしょうか?」
テレビ朝日松井記者7/22東京電力記者会見(動画&文字起こし)



平野:
これはしかし、東電だけじゃなくてもう、
勿論政府の、暗黙のね、やり取りの中で「分かっているだろうな」という事なんじゃないですか。

木野:
可能性はなくはないですね。
政府側も結局、原子力規制庁、委員会と、それから経済産業省と、一枚岩じゃない事が時々あるんですね。
再稼働に関しては多分一枚岩だとは思えるんですけども、
福島第一の状況に関して言うと、
経産省はやっぱりお金を出す立場なので、状況をある程度把握しておきたいんではないかなと。
その中で、東電と経産省でどういう話をしているのかが今一つ見えなかったりもするので、
なかなか、その辺のウラが、裏側がどうなっているのかというのが、オモテにならないですね。


今行われている作業は?
水野:
リスナーの方は
「原発事故の収束作業はどの程度進んでいるのでしょうか?ひょっとして、もう絶望的な状況なのではないでしょうか」
と聞いていらっしゃるんですが、具体的にいま、どういう作業が行われているんですか?

木野:いま一生懸命やっているのが、4号機の使用済み燃料棒プールからの燃料の取り出し

水野:
4号機というのは事故当時停止していたんですね。
だから燃料棒は原子炉の中には、なかった。
で、プールの中にあったんですよね。

木野:
建物の5階にある使用済み燃料プールというところに1500本ぐらい入っていたんですが、
地震の後そこの冷却が出来なくなって、湯気がもくもく立っていたのは記憶にあると思うんですけれども、
「あれを取り出しましょう」という作業をやっているのが一番目立つ作業ですかね。

後は「海に汚染水が出ないようにするために遮水壁を作りましょう」という作業をやったり。

水野:水を遮る壁を作りましょう。

木野:地下水です。

平野:これはようやく調査に入った?

木野:そうです、調査に入ったところです。

水野:
これ、ただね、
工程表というものを発表していますよね、東電は「こういうふうにして収束させます」
それ、行程表では遮水壁というのは、「2014年度中に完成させる」

木野:そうです。
遮水壁が二つあって、2011年の頃に東電は多分コストの関係もあって、
海側だけに壁を作って、「海にとりあえず出ないようにします」っていう工事を始めたんですね。
ところが「海へ出ないようにします」って言ってもですね、地下水はどんどんどんどん上から流れ込んできて、

水野:山の方から流れてきますよね。

木野:
きますよね。
その流れ込んで来たものが建屋の中にどんどん入って、
毎日毎日400トン以上ずつ増えちゃっていた訳ですよ。

水野:
汚染される訳ですね、建屋に入ってしまったら。
で、そのまま海の方へ流れてしまう

木野:海の方へ流れてしまいます。

水野:これが1日400トン

木野:
これが1日、流れ込んでいる分が400トンで、海に出ている分は大体1000トンぐらいで、
そのうちの300トンぐらいが汚染されたものじゃないか、という様な推測をしていますけれども、
その時に要するに海側だけに作っても意味が無い訳じゃないですか、本来。

水野:山の方にも

木野:作らなかったんですね

水野:
まず、作るべきなのよね、地下水を止めるために。
その事は最初から分かっていた

木野:分かっていた筈です。検討もしていました。

平野:なんか1000億円かかるという、民主党政権時代の試算ですね。

木野:
1000億円かかるのでちょっと待ってくれと言っている間に、
山側の遮水壁がなくなってしまったんですね、結局。
それから1年以上たって、やっぱり流れ込んでいるからもう一回「作りましょう」という話があったので、
2014年中にできると言っているのは海だけの、海に流れるのを止める為だけのものです。
で、今調査に入ったのは四角く敷地を囲んで、敷地を完全に遮断しちゃう感じですかね、地下水から。

平野:
凍土壁、凍らすんですね。
これは本当にそんなもんできるのか?と、なんか。

木野:という調査を今するところなんです。

水野:
そういう事なんですか!
私は2014年度中っていうから、あと1年でもう全部囲い込めるのかと思ったんです。

木野:ぜんぜんですね。

水野:そういうものではない。

木野:はい。

水野:いま、「こんなのできるかな」という調査をやってる。

木野:そうです。

水野:でも少なくても2011年に山も海もやるんだという予算をつけていたならば、もうちょっと、

木野:出来てた

水野:今ごろ出来ていたと、

木野:とっくに進んでいると思いますね、いろいろ。

水野:3年ですもんね。

木野:はい。

平野:
しかもこの凍土壁というのは、世界的にあんまりこう、
こんな大掛かりなものを作った例がないんですね。

木野:
そうなんですよね。
だから本当にできるかどうか分からないので、まずはできるかどうかの調査をしましょうっていうところからなんで、
実際にやってみたらどうなるのか?って言うのは…何ともですよね、多分。

水野:この、凍らせる土と書く凍土の壁、凍土壁って、電気がいるんですって?

木野:そうなんです。

水野:私、単にコンクリートで囲いをつくるのかと思ったんですよ。

平野:なんか、液化窒素かなんかをね、

木野:凍らせなきゃいけないんで。

水野:莫大な電気って。

木野:冷凍庫をそこに置いておくようなものですからね。

水野:あ、冷凍庫で原子炉を囲い込むような、全部。広大な敷地を。

木野:そんなような、はい。

水野:その

木野:
電気はどこから来るんですかね?
結局それもどの位の電気代がかかるのか?とか、コストの問題、
それから電力量の数字もこれから調査を。

水野:今からなんですか。

木野:そうです。

水野:ーーーーーっ!!!

木野:だから会見でも「いくらぐらいかかるんだ」っていう話は出ていて、


水野:出てるんですか?

木野:出てます。それは当然説明はないし、

水野:無いんですか。

木野:ないですね。

水野:ないというのは「分かりません」という事ですか?

木野:分からないんです。

水野:「これからやります」という事ですか?

木野:そうです。

平野:これ、大手ゼネコン任せですよね。

木野:
そうですね、東電に技術はないので、これは凍土壁は鹿島がやっていますけれども、
一応入札という形にはなっているんですけれども、提案したのは鹿島なので、
当然調査も鹿島だし、最後の着工するのもおそらく鹿島だろうし、っていう事なんですけど。

やったことないものではなくて、もっとやった事のある実績のあるやり方はないの?
っていう話もあるんですけど、
それは却下されたけれども、却下された理由はよく分からないんです。

水野:そこがわからない!何で却下されたんでしょうね?

木野:
わからないんですよね。
その辺の選定の過程がいまひとつ不透明なままになっているので、
きちんとした形での説明は、

水野:
そうか。
私たちが知らないうちに「巨額なお金がどう使われるのか」
あるいは「どこがその発注を受けるのか」みたいな事も全部、
動いてはいるんだけど、見えていない情報があるっていう事ですか、はぁ~~っ。

木野:
結局、東京電力は今でも私企業というふうに自分たちでは言っていますし、
国のお金、株が半分も入っているにもかかわらず、
他の公共事業と違って、全く透明性がないまま進んでいるので、

平野:だからそれを許している、国ですよね。そういう体質ですね。

木野:
これはもう、
政府、官僚、政治家、その辺が一緒になってそういうのを全部許しているという事になっているので、これはなんとか。
本来であれば、全部情報を開示して、コストも含めてやるべきだと思いますけど、
それがないので、逆にどこまで進んでいるかもわからないし、不安ばかり大きくなると思うんですよね。


「もう、どうにもできない」
平野:
汚染水のタンクがずっと満水でこぼれ落ちて、
いろんな場当たり的な処理をして記者会見されて、木野さんもずーっと立ち会っておられると思うんですが、
最近私が気になったのはね、「当面改善は困難」みたいな事を言い出したでしょ。

木野:はい。

水野:汚染水についてですか?

平野:
汚染水について。これはもう半分居直りみたいな対応ですよね。
「もう、どうにもできない」みたいな…ちょっとひどい状況が、また増幅している
様な気がしているんですけれども。

木野:
そうですね。
もう、居直りみたいな説明をするのは、本当に2011年の事故直後からよくあって、
彼等にしてみると
「頑張っているけど出来ないからしょうがないじゃないか」
っていうところで終わってしまうんですよね。

本来は結果が求められているものであって、
頑張っている事が求められているのではないので。


平野:
なんかやっている姿を、せめてね、見せないとダメでしょ。
それさえ、なんか「出来ないから困難だ」みたいな事を、軽々に言うべき言葉じゃないですよね。


工程表の変更
水野:
あの、行程表というものを見ますとね、
たとえば3号機のプールから燃料棒をいつ取り出すか?って、
このスタートがもともとは2014年度のうちにって書いてあったと思うんですよ。
ところが、報道するラジオのスタッフが工程表をいろいろ細かく見ていったら、
なんか今の計画だと2015年度の上半期に。
なんか遅れているように見えるんですけど。

木野:
いや、すみません。
私もそれに気がつかなくてですね、先ほど言われて「あれ?」って思ったんですけど、
結局、いろいろ行程表の中に細かいことがいっぱい書きこんであって、
毎月毎月進捗状況というのを発表するんですけど、
100数十枚のA4の紙をドスンと出してきて、4~50分で説明されるもので、
なかなか全体がおっかけにくいんですよね。
前評判なしで。
ま、毎月毎月変わっていくところを一応東電は「説明している」っていうんですけれども、
時々、説明がないままスケジュールが変わっていて、
記者の側から「なぜそれを言わないんだ」っていう指摘もされることもあって、
すごく注意して全てを完全に把握していないと、ついていけない(笑)
誤魔化されてもよく分からない状態です。



水野:
100枚ものシートをドンと置かれて、限られた時間で。
「どこが変わったか説明がない」って言ったら、追及できないですね、なかなか。

木野:厳しいですね。

水野:はぁ~。
じゃあ、実際にこの3号機のプールの話でいうと、「遅れが出ている」っていう事ですよね?

木野:当初の予定よりは遅れているという事ですね。

水野:ということは、普通だったら「予定通りいっていません」という、なにか発表が

平野:そうですね、説明したうえで「こうしました」というんであればわかりますよね。

木野:
と思うんですけどね、この辺はすみません、私もちょっとメモリーが少なくてですね、
なんか、発表していたのかどうかすらも覚えていない感じなんですけど、

水野:こういうふうに工程表というのは帰られていくものなんですか?

木野:時々変わってます。

水野:はぁ~。
最初のうちはね、「こんなふうに変わった」っていう報道も多くあったんですけど、
この頃は何処がどうこまかく変わったのか、なかなか、

木野:
そうですね、結局、項目がものすごく多すぎるのと、
それから、細かい変更だとなかなかニュースにはなりにくいと思うんですよね。
その原因まで含めてきっちり説明がないと。
もちろん「変わった」という事だけは本来は伝えるべき物ではあると思うんですけれども、
今の段階で、これから30年40年続いて行く中で、
じゃあ「1年変わりました」という事のニュースバリューをどう考えるかという事だと思うんですけど、

水野:
いや、まあ、ただ、これ毎年そういうふうにもしもいろいろ遅れが、いろんなところで生じていくと、
40年という最初の廃炉の数字はどうなんですか?


木野:
最初から夢物語みたいな数字ですからね。
根拠があって出している訳じゃないので、「そのぐらいだったらいいな」という位だと思うんですよね。


海洋汚染は?
水野:
はぁー。
リスナーの方は「海洋汚染はどうなっていますか?」と聞いてらっしゃいますが、

木野:
えーっと、海は出てるんですが、僕が専門家の、
何十年も海の汚染とか海の放射能を調べている人等に聞くと、
港のところは確かに濃くなっているんですけど、
外に、沖合に出てたとえば10kmとか20kmとか
「沖合に出ればほとんど今までとは変わりはないだろう」というぐらいまで薄まっているみたいです。

ただ、その人たちも、
「沿岸の部分はもう少しきちんとモニタリングをしないと、
どういう影響が残っているのかが今ひとつ分からないので、それはやらなければいけませんね」
という話は伺っていますね。


水野:木野さんの話を伺っていると、分かる話より分からない話しの方がいっぱいあるっていう事が、

木野:やってない事のほうが多いんですよね、なんか。

水野:そうですか。

平野:沿岸のモニタリングも国が直接やってる訳じゃないんでしょ?

木野:
えーっと、基本的には30km圏内はもともと東電だったんですけれども、
今は入れるようになったので、国の方も手をつけています。
それから沿岸域は、30km圏外のたとえば南だったら、茨城ぐらいまでですね、
ポツポツ何カ所かで本来はやるべき物なんですけれども、あんまり手がつけられていなくて、
データが揃ってない感じですね。

水野:木野さんにはまた後ほど伺います

23:35~ http://youtu.be/A5P4gIhU8lo?t=23m35s

この間 小出裕章先生
放射能は今も出てる?どれ位の量?どの地域に?黒い物質って?アルプスは?汚染水は?炉心は?
小出裕章氏3/7報道するラジオ(文字起こし)



50:48~http://youtu.be/A5P4gIhU8lo?t=50m48s


1~3号機は?
水野:
さて、再びゲストにお招きしておりますジャーナリストの木野龍逸さんです。
リスナーの方が「4号機以外の1号機から3号機はどんな状況ですか?」と聞いていらっしゃいます。

木野:
状況が全く分からないので、今調査をしているところです。
建屋の中の線量が高くて、人は長い時間入れないので、

水野:どれぐらいだったら作業できるんですか?

木野:場所にもよりますけれども5分から10分位で出てこないといけない

水野:”今でも”なんですか?

木野:はい。しばらく続くと思います。

水野:あー、5分か10分。何の作業もほとんどできない。

木野:出来ないですね。調査するロボットを開発しているところですね。

水野:まだかいはつ・・・調査するロボットも!開発…。
はい、リスナーの方は汚染水を溜めていくスペースの話を聞いてらっしゃるんです。
最初は突貫の仮設のタンクだったと言います、これはどれ位まともなタンクに代わっているんですか?


汚染水
木野:
数は分からないんですけれども、
とにかく最初の組み立て式のタンクから溶接式のタンクに変えるという努力はしていますけれども、
日々の状況は数が分からないので、


水野:東電は、数だから発表できるでしょう?!

木野:
出来ると思うんですけどね。
本来毎日毎日いくつつくりましたっていうのを発表してほしいぐらいですけれども、
聞いても「数が変わっているから分からない」とかですね、「整理している」とかばかり言うので、


水野:ハァ~、
「このままいくとどうするんですか?」って聞いてらっしゃるんですけど、汚染水を溜めるところ。

木野:
いま小出さんの話にもありましたけれど、
おそらく敷地にいっぱいに詰めても、当然限界はある訳ですから、

水野:その後どこに溜めるんですか?

木野:
今のところ白紙ですね。
一応、小出さんの話にありましたけれども、「外に出す」というのを前提には多分進めていると思うんですけれども、

水野:海に、排出する

木野:うーん・・・出したいでしょうね。東電とすれば出したいと思います。

水野:
はぁー・・・、あの、じゃあ、敷地内で作業する事さえも難しい、
建屋の中は1号機から3号機そんなのほとんどできないに近いじゃないですか。

木野:出来ないですね。

水野:除染は

木野:
敷地の中の除染というのは進んでいるので、一部の地域で全面マスクっていう、すごい重装備の物をしないでもいい場所というのが少しずつある事はあるんですけれども、
そこのそういう状況と建屋の中が、じゃあどうか?というのは、全く状況が別の話なので、
除染が進んでいるといってもそれは極めて限られた範囲だけという事になります。


3年経ってもほとんど進んでいない
水野:
あの、こうやって聞いていますとね、3年経って、どれだけ作業が進んだのか?って
本当に、どう考えたらいいんですか?

木野:
根本的なところというのはほとんど進んでいないのではないかと思いますね。
要するに最終的に燃料デブリを取り出すとか言っていますけれど、

水野:デブリっていうのはあの、溶けだした燃料。

木野:
はい。
溶けてどこかで固まっていると思うんですけど、


水野:小出さんは「取り出せないんじゃないか」って、木野さんは?

木野:取り出せないと思うんですけれどね。


水野:東電には「取り出せないかもしれない」というような方向で考えを見直すような動きは、考えは

木野:ないです。

水野:全くないですか?

木野:
ないです。今のところは。
政府にもないです。
「努力します」って言います、良く。
「無理じゃないですか」っていう話も出ますけれども、
「一生懸命やります」と。
一生懸命やってもらっても困るんですけど、
結果が伴わない事に関して、その責任を負うという事を彼らにはどうも希薄な感じなので、
このままいつまでもずるずるとどういう作業をしていくのかはちょっと不安がありますね。

水野:これからもどうか伝え続けて下さい。



2014年3月7日 報道するラジオ
「メディアが伝えていない福島第一原発事故3年」文字起こしブログ

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(3完)「市民の発信力を強化するんです」堀潤さん4/5報道するラジオ(内容書き出し)

音声はこちら↓
http://youtu.be/DzYP6Stu6o8?t=34m29s

情報の提供と事故の教訓

水野:
堀さんは3.11以前から福島にもいろいろな取材をしてらしたっていうふうに聞いていますけど、
今聞いた「アメリカでも事故隠しがあった」
そしてずいぶん後になってから病気の問題などが出てきている。
こういう話を聞くと、「福島のこれから」を考える時に、
いろいろと示唆するものがあるかと思うんですけど、どう感じられますか?

堀潤:
二つあるんですけど、
一つはアメリカの状況も日本の状況も見ていて、一番改善しなきゃいけないのは
本人が自分の意思で決断できる状況をちゃんと作らなければいけない」っていう事だと思うんですね。

水野:たとえば、避難をするかどうか?という事、

堀潤:
避難をするかどうか?とか、
自分がここから遠くへ逃げるのか、それとも留まるのか?とか、
その人がいろんな判断をする時にちゃんとその判断材料になる情報を提供できるかどうか?
これは国もメディアも挙げて一斉にきちんと強化していかなければいけないと思うんです。

福島の問題で今でもやっぱり不安を抱えているお母さんとかに話を聞くとね、
「ああ、知っていればこういう選択があったのに」というふうにおっしゃる。
でも「知らなかったから選択が出来なかった」
これが一番つらい。

これはやっぱり何としてでも、もし次になにか災害があったり事故があったりした時には、
ちゃーんと現場の人達が自分の意思で、自分の行動を決定付ける事が出来る空間をつくること。
これはもう最優先でやった方がいい。

だから僕はメディアはどんどん自分たちの報道を検証して
新しいものを作って行くという思いで向き合った方がいいと思いますね。

二つ目は事故を風化させない。、
これはどういう意味か?って言うと、
「事故を忘れないで」って言いますよね。
なにを忘れちゃいけないかっていうと、
事故が起きたことで明らかになった課題と、その課題を検証した結果、分かった解決策。
こういうものをきちんと社会のシステムやインフラにまで組み込んでしまう。
そこまでやらないといけない。

ある意味、事故で辛かった、苦しかった、しんどかったという思いを忘れるか忘れないか?っていうのは
その被害にあった、直面した本人の決断なんですね。
その本人の思いなんですよ。
だから外から「忘れないで、事故を」と、無責任には言えない。

でも自信を持って「忘れてはいけない」というのは、
事故の教訓。それをみんなで考えて解決策、
そういうものをたとえ全世界の人が忘れたとしても、
システムの中に組み込んで、機能させるというところまでしっかりやろうと
そういうことを進めていくという事が、まぁ、我々メディアに関わる人間のね、
こう…、役割なんじゃないかなと思うんですね。

けっこうね、その事故を忘れないという言葉を便利に使う人もいるんですけれども、
毎日毎日事故の事を考えたり、ストレスを感じたりする事に、それを求めるのは酷ですよね。


水野:ん…、本当の解決策がね、ちゃんと見つかればと思いますけれど、

堀潤:
そういう感情的な話ではなくて、
システムとして事故の教訓をどう生かすのか?という事を訴え続けなきゃいけないと思うんです。



「パブリックアクセス」

水野:
本当に堀さん、沢山みなさんからメールを頂戴しました。
「番組の合間にコマーシャルが流れるって、初体験ちゃいますか?」


堀潤:
そうですねw
そうそう、これちょっと新鮮です。「CMです」とか言ってみたい。

水野:
「そして堀さんが目指すパブリックアクセスについてもっと多くの人達に知って欲しいんですけど」
「パブリックアクセス」ってどういう事ですか?

堀潤:「パブリックアクセス」って水野さん、聞いた事あります?

水野:すみません、知りません。

堀潤:
実を言うと、これは僕も震災以降いろいろと調べていくことで知った言葉なんですけれども、
国民であれば誰でも電波を使える権利」のことなんですよ。
つまり電波を使って放送が出来る、国民であればだれでも。ということで、
実はこれちゃんとアメリカや、ヨーロッパの各国、イギリスであったりとか。
あとアジアで言うと、韓国、台湾などでは法律で保障されている権利で、
その受け皿となるのは大体公共放送なんですよ。
つまり市民がこういうニュースを作りたいと思って、映像を撮りますよね。
映像を公共放送にもっていきますよね。
そしたらそれを流すんですよ。
そのまま。

水野:ん~~、

堀潤:
あとは、そんな市民の手助けをするために、
たとえば、イギリスのBBCは専門のチームがいて、機材を貸し出したりディレクターを派遣して、
「じゃあいっしょに、市民と一緒につくりましょう」と言って研修もかねてね、やったりする。
やっぱりその、なんて言ったらいいのかな、
放送というのが一方通行で、「メディア側がつくって出すものだ」ではなくて、
市民側がきちんと参画して、自分たちの思いをマスメディアの中にのせていくっていうことが、
権利として保障されているんですね。


水野:へぇ~~

堀潤:
それって日本には、かねてより言われているんだけどなかなか実現してこなかった。
これはぜひ、いま実現したらね、

水野:堀さんは具体的に何をするんですか?

堀潤:市民の発信力を強化するんですよ。

水野:どうやって?

堀潤:毎日放送で流してもらう。

水野:
私たちの報道するラジオは、
リスナーの方のご意見を本当にできるだけ沢山ご紹介するというやり方はやっているんですが、
堀さんのやり方はどんな

堀潤:たとえば番組の構成段階からやってもらうんですよ。

水野:は、は、

堀潤:市民に。

水野:はい。

堀潤:
ラジオ局、テレビ局の人はこういう視点で番組を作るかもしれないけど、
私たち市民はそこに関心事がない。
もっと違うテーマにして欲しい。
「あ、じゃあ、一緒に台本作りましょう」みたいなね、形で参画していくと、
もっと双方向のやり取りができる。
今日も、沢山メッセージを頂いたんだけど、

水野:
私たちはね、「構成作家がリスナーの方です」って言ってるんですよ。
本当に何が聞きたいか?
今なに知りたいか。というご意見を下さるんですね。
それを私たちが一緒にやって行きましょうという形は、まァ、一生懸命やってはいますが、
でも、堀さんが目指されるものは、もっともっと具体的にね、取材をして、
堀さんは、ハッキリ言って今までだったらNHKのお金で取材できたじゃないですか。
でもこれからはそうじゃないですよね。
取材にお金も要りますよね。
そのあたりはどうやっていきはりますか?


堀潤:
それはね、インターネットなどで、
たとえばね、僕はこういう取材をしたいんですが、
その取材をきちんと見たい人はぜひ告知でいいので資金を提供してくれませんか?
いわゆるクラウドファンディングみたいなね。

水野:
クラウドファンディング。
ファンドっていったらお金を出して積み立てるっていうことですね。

堀潤:
そうですね。
たとえばね、海外とかアメリカでも進んでいるんですけど、
たとえばもの凄くカッコイイデザインのマグカップを作りたいんです。新しい素材なんです。
でもこれを開発するためには150万円必要なんです。
それに賛同した人が、じゃあ私1万円、私3千円、私20万円とかいって、
インターネット上でどんどん寄付していくとお金が集まってそれによって製品が出来ました。
ぼくはこの製品を基に会社を起こしました。
みたいな、こういう仕組みっていうのが海外では出来上がりつつある。


水野:それを情報でやって行こうという事ですか?

堀潤:
今、メディア側ってお金がないじゃないですか。
調査報道やるのって大変ですよ。
取材費かかるし、

水野:時間とお金と、ほんとかかるんですよね。

堀潤:
テレビ局も出版も新聞も調査報道部門というのがどんどん弱っていっている。
でもその部分ってものすごく大事だから、
本当に市民が求めているものをちゃんと取材してくれるのであれば、
私たちはお金を投じようという企業が少しはあるんじゃないかなって思うんですね。


水野:
あー、平野さん、
たちは今、調査報道、真実に迫っていくためのお金をどうするか?っていう事が、
メディアは大変な時に来ていますものね。

平野:
そうですね、日本でも市民記者という概念でいろいろな試みがあるんですが、
なかなかうまくいかないんですよね。
何故かというと、事実の認定というのを誰がするのか?と、

水野:そうか。

平野:情報は集まるけれども、それが事実なのかどうか?っていう、
これが既存のメディアが吟味してやるというのがやっぱり研ぎ澄ましていかないとダメなんですよね。
だからネットの情報は玉石混沌と言いますけれども、
本当のその中の事実というものを突き止めるという意味では、今我々もですね活用しながら、
ネットのニーズを活用しながら、事実を突き詰めていくという役割が
非常に大きくなっているような気がしますね。

水野:
新しい試みをなさるジャーナリスト、元NHKアナウンサー堀潤さん。
ありがとうございました。
リスナーのみなさんからも応援のメッセージを頂戴しました。ありがとうございました。






(1)「クビを覚悟しないと言えないメディアの在り方とはなんだろう?」
    堀潤さん4/5報道するラジオ(内容書き出し)



(2)「半世紀以上前の隠された原子力事故」堀潤さん4/5報道するラジオ(内容書き出し)

(2)「半世紀以上前の隠された原子力事故」堀潤さん4/5報道するラジオ(内容書き出し)

(1)「クビを覚悟しないと言えないメディアの在り方とはなんだろう?」
   堀潤さん4/5報道するラジオ(内容書き出し)
の続き

音声はこちら↓
http://youtu.be/DzYP6Stu6o8?t=22m21s


地元も知らなかった原子力事故

水野:
報道するラジオ、
今日はジャーナリストで元NHKアナウンサーの堀潤さんにスタジオにお越しいただいています。
堀さんが今お話いただいたように、NHKに対するいろんな思いがあって、
NHKを結局4月1日でお辞めになった。
そして、つい最近までアメリカに行って留学していらっしゃった訳ですよね、

堀潤:この3月の中旬までロサンゼルスの方におりましたね。

水野:
で、その時にアメリカの原発事情を取材していらしたということで、
私なんて「それ知らんで」という話がいろいろあると伺ったんです。
どこから伺いましょう?

堀潤:
実を言うと、地元のロサンゼルスの人達でさえ知らない事故っていうのがあって、
ぼくは去年の6月にアメリカに行ったんですけど、
その直後から取材を始める中で知った事実なんですけどね。

ロサンゼルスから車で北西におよそ50分ぐらい行った所に、
シミバレー(Simi Valley)というベットタウンのような町があるんですよ。
実はそこで、…核ミサイルであったりとか、スペースシャトルのエンジンであったりとか、
そして、原発であったりとか、
そういうものを研究する、
サンタスザーナルフィールドラボラトリー(Santa Susana Field Labolatory)っていう研究所がある。
実はそこで1959年に実験用の原子炉が燃料棒43本のうち13本がダメージを受けて損傷する



水野:43本のうち13本が、燃料棒が損傷した。
という事故が1959年って!えらい前ですね。
50何年前ですね。

堀潤:そうですね、半世紀以上前ですね。

水野:53年前ですか、はぁ!

堀潤:
ところが当時アメリカの現在のエネルギー省に当たる機関は、マスコミ向けの発表で、
「放射性物質のリリース、放出は無かった。深刻な事故ではない」というふうに出すんですね。
地元メディアもそれにならって、特に深刻な事故とは受け止めなかった。

ところがそれから20数年経って、UCLAの、カリフォルニア大学の学生たちが、
そのリアクター、原子炉をつくったメーカーの事故報告書というのを見つけ出して、
まさに43本中のうち13本が損傷というのを見つけ出す訳です。

で、初めて、20年前に、
「あれっ!そんな事が地元で起きていたんですか!?」って住民達に知らされるんです。

「そういえば」と。
「健康についてちょっと不安があるんですよね」と。

たとえば、
「私の友人が癌になっている人が何人も出ている」とか、
「私の知人でも体調不良を訴える人がいる」と、
それで住民の人達が「ちゃんと調べて下さい」というふうに運動を起こしたんですよ。

水野:事故から20年も経ってから。

堀潤:
そして、ようやく2009年に地元のカリフォルニア州と、DOEというエネルギー省は、
「汚染の実態を調べます」と。
「除染にくけた準備をします」と発表したんです。

水野:
除染をしなければいけないという位に、
じゃあ、放射性物質は出てたっていうことですか?


堀潤:
それで、2009年から3年かけて向こうの環境保護庁が調査をしたんです。
そしたら、その結果が、去年の12月に初めて公開されたんです。
その値というのが、
セシウム137であったりとか、ストロンチウムであったりとか、プルトニウムであったりとか、
各核種が見つかって、
一部ではセシウム137が通常のバックグラウンドレベル、
これの1000倍の値があるという事が分かったんですね。


水野:通常の…、いわゆる地上のレベルですね、

堀潤:いわゆる人工的に核実験など

水野:核実験などをいままでしてきましたからね。それである程度はあるけれども、

堀潤:もともと自然にあるものも合わせて、それをバックグラウンドレベルっていうんですが、

水野:それの、1000倍!?
でも、すみません、もう事故からすでに50年経っていますよね。

堀潤:そうですね。
つまり半減期も過ぎた状況でそれほど高い数値が出ているということで、
これでようやく地元のメディアも含めて一斉に報じるんですね。

水野:
セシウム137が半減期すぎて50年経って1000倍あるっていうことは、
じゃあ、事故当初はどんだけあったんや?って言う話になりませんか、

堀潤:
当時の実験用の原子炉というのは、
いまのようにコンクリートで周辺を覆って遮蔽するようなものではなくて、

水野:えぇーっ!?

堀潤:
実験用の、
少し掘って地下に置いたものが空焚きになって、
ほゎほゎほわ~っとそのまま大気中に放出された可能性が非常に強いという事が分かったんですね。

で、そのEPAという環境省がですね、住民向けに説明会を行うんですよ。
地元の住民70人ぐらいの方々がそれに参加して、初めてその事実を知るんですね。
皆さん健康への不安というものを訴えるんですね。
「因果関係はどうなったんですか?」と、「実際に」と。
ただ、政府としてはこういう見解なんですね。
「確かに体調異変、癌になったりとか、そういうのが見つかっている事に対しては非常に同情をします。
しかしながら、癌になったりする事については、たばこを吸っていたりとか、生活の環境が違ったりとか、
いろいろありますよね」と。
「必ずしもしれは立証できないんです」

水野:
「因果関係はまだわかりません」っていういい方ですか。
ただやっぱり癌になられている方の比率が、その地域はやはり高い

堀潤:
1979年に明らかになってから、政府の機関が実態の調査なども途中行っているんですね。
確かに一部で癌の発生率が上がっているという結果も公式文書で残っているんですけれども、
その時の調査もやはり
「癌との因果関係というのを立証するのは難しい」ということで結論付けているんですよね。

水野:ん……、

堀潤:
ま、だから、なかなかその、住民のみなさんも自分たちの不安であったりとかね、
補償も含めて、「どこに思いをぶつけていいのか分からない」
一応アメリカ政府は
「今後も調査を続けるし除染についても速やかに行っていきたい」と言っているんですけれども、
もう事故から50年も経っているわけです。
それが初めて公になるという事は、これは尋常じゃない。

どうして、そんなことが明らかにならなかったのか?と言うと、
当時冷戦時代だったんですよね。1959年。
いろいろな核開発の真っ只中ですよ。
そういう中で政府の、いまの役人の回答は非常にシークレットなね、
秘密の色々な研究をしている国家機密に関わるところだったから、
情報もなかなか出しにくいのかなというそういう話もあって、

これは地元に人達に必要な情報が伝えられないという、
この問題というのは、核であったりとか、原発であったりとか、
そういうものを抱えている地域にとっては共通の課題かもしれないなという事は、
取材していて本当に感じますよね。


水野:
セシウムの値も本当にすごいですし、
ストロンチウムやプルトニウムという、非常の毒性の強いものも検出されているという、
平野さん、私はアメリカってそれこそ情報は日本よりももっともっと開示されてね、
住民の方はそれなりにいろいろ理解そしてらっしゃるんだと思って、


平野:
いま、堀さんがおっしゃった、やっぱり東西冷戦の中で、
政府が都合の悪い事実というのはやっぱり隠蔽してきた経過がありますよね。

私がもうひとつ知っている例は、
コロラド州デンバーで、ロッキーマウンテンという新聞が潰れるんですけれども、
そこで核施設で何十年も経ってね、被ばくをして、住民の方々が亡くなっていったという事を暴いた
ロッキーマウンテンの女性記者
が、
これはNHKの世界のドキュメンタリーで取り上げていましたけれども、
さまざま、全米各地でね、やっぱり日本に原爆を落とした後に核をさまざま、
原発ではなくても、核の施設をいっぱい、特に砂漠中心につくっているんですよね。
だからこういう、今堀さんがおっしゃった、
我々があまり知らない事実というのが実は全米でもいろいろと隠されていて、
最近明るみになっている事実というのがよく出てきていますよね。


原子力を規制する側

水野:
だけど、原子力を規制するお役所がありますよね?
えっと、原子力規制委員会っていうんですか、
あれなんかは日本に比べたらずーっとね、きっちりやっているのか、と思っていたんですけど。


堀潤:
よくやっているとおもいますよ。
ぼくはNRCが主催する、いわゆるパブリックミーティングと言って、
住民の前でいろんな問題を明らかにする、
いわゆる公聴会のようなものに何度も出ていますけれども、
彼らの追及姿勢というのは、スリーマイルアイランドの事故を教訓にかなり強化して、
原子力産業とは切り離された形で機能しようとしている。

それはアメリカカリフォルニアでもうひとつ原発の問題を抱えているんですけれども、
サンオノフレ原発という原発があって、
これが去年の1月の放射性物質を含む水が漏れ出す事故が起きているんですよ。

※また事故→カリフォルニア州南部のサンオノフレ原発(放射性物質を大気中に放出)

リアクター(原子炉)1基が止まって、
安全点検のために隣にある原発をもうひとつ止めて、2基止まっている。
全部停止している状況なんですね。

その地元が再稼動問題に揺れている訳ですよ。
その問題があった個所というのが、スチームジェネレーターという箇所で、
これは実を言うと日本の三菱重工が作った装置なんですね。
で、NRCが調査をした結果、1万7000カ所近くに異常な摩耗が見つかったということで、

水野:異常な摩耗!1万7000カ所!

堀潤:
これは設計変更が必要だということで、
運営している南カリフォルニアエジソンという電力会社と三菱重工が一緒になって
設計変更して安全検査をして、それで速やかに安全が確認されれば再稼働に向けて手続きを進めるという、
そういう事が去年年間を通じて行われてきたわけです。

で、僕はそのNRCの体制が、
ああ、日本の原子力規制委員会とは、また原子力安全保安院とか、
そういった組織とはちょっと違うんだなと思ったのは、
NRCが去年暮れにですね、
三菱重工側とやり取りをしたEメール、往復書簡を全てインターネットで公開したんですよ。

そこにはね、三菱重工業の担当者の名前であったりとか、電話番号であったり、Eメールであったり、
全てがインターネット上で公開されているんです。

で、NRC側は、例えば三菱重工業の日本にある施設に立ち入り調査をしたりとかして、
安全検査がいったいどこまできちんと徹底されているのか、等も追及したりするんですね。

ちょと、アメリカから日本ですから、
どんなバイアスがあるのかは分からない部分もあるんですけれども、
それでもいろんな調査した情報を全て明らかにするという姿勢は、
一つこれは評価できるんじゃないかなというのは感じましたよね。


ーーつづく


シミバレー(Simi Valley)
2013040713.jpg



EPA・米国環境保護庁によるとサンタスザーナ野外原子炉実験所跡地の線量
2013040714.jpg

junhori79
サンタスザーナ野外原子炉実験所のあるシミバレーの住民からは
四種類の癌を患っているが健康への影響についてもっと説明が欲しい」など要望や質問が相次いでいるが
EPA側は「今回は汚染状況の報告しかできない」という回答で会場からは落胆の声



(1)「クビを覚悟しないと言えないメディアの在り方とはなんだろう?」
    堀潤さん4/5報道するラジオ(内容書き出し)



(3完)「市民の発信力を強化するんです」堀潤さん4/5報道するラジオ(内容書き出し)

(1)「クビを覚悟しないと言えないメディアの在り方とはなんだろう?」堀潤さん4/5報道するラジオ(内容書き出し)

2013年4月5日
報道するラジオ「元NHKアナウンサー堀潤さんの取材リポート」


水野:
4月になってですね、人生変わったっていう人って色々いらっしゃると思うんですよね。
新しい人生を踏み出す季節でありますけれども。
今日のお客様も、「えっ!本当に、この人こういう人生選ばれたんだ!」ということで、
非常に今注目されているおひとりでいらっしゃいます。
早速ご紹介しようと思います。
ジャーナリストで、元NHKアナウンサーの堀潤さんです。
どうもこんばんは。

堀潤:こんばんはよろしくお願いします。

水野:いつもテレビで夜のニュースの顔として私は拝見しておりましたので、

堀潤:経済ニュースの番組ですかねぇ、

水野:
そういうNHKの、これから報道のNHKを背負って立つ
エースアナウンサーのお一人だったというふうに私は拝見していましたから。

堀潤:
いえいえ、ぼくはね、結構スキマ産業でしたからね。
そんな花形じゃないですけどね。

水野:いや、そんなことないです。

堀潤:
ぼくは生まれが関西で、
こうやってフリーランスになって初めて出る曲が関西っていうのがすごくうれしくて、
ご縁を感じるなぁと。

水野:
わっ!ありがとうございます。
実は4月1日にNHKをお辞めになって、こうした電波媒体に出られるのは今日が初めて!

堀潤:
そうですね。
インターネットのメディアはいろいろと生放送が出てきたんですけど、
いわゆる電波は初めてですね。

水野:
やっぱりNHKと、このMBSの雰囲気とかどうですか?
違うんですか?

堀潤:タレントさんのサインが書いたポスターが沢山貼ってある。

水野:え?こういうのないんですか?

堀潤:こんなに沢山は貼ってないですね。でも局全体、雰囲気が明るい。カラフルですね。

水野:
今日は堀さんに、もう沢山のリスナーの方からご質問をいただいております。
こんなふうにみなさんの質問にすぐさま答えるというのは今までありましたか?

堀潤:
ぼくはインターネットのツイッターとかフェイスブックとか、
ぼく自身も放送に関わる中で、双方向通信っていうんですか、
視聴者の人達と繋がり合う事が絶対に大事だと思って、
あえて、NHKのルールも逸脱しながらツイッターをやってきたので、
こういう形でラジオでお声掛けいただけるのは、質問いただけるのは大変うれしいですね。

水野:
報道するラジオのリスナーの方々は、本当に鋭い質問をいつもしてくれる皆さんなので、
期待をして下さい。

堀潤:ちょっと頑張って答えていきたいと思っています。

水野:
皆さんご存知かもしれませんけれども、
堀さんはアメリカに一年いらっしゃった時に、アメリカの

平野:留学されたんですか?

堀潤:
カリフォルニア大学のロサンゼルス校でいわゆる客員研究員という形で、
新しいメディアの在り方、
アメリカでシリコンバレーとかに行くと、
インターネットメディアと、いわゆるマスメディア、
放送メディアの融合みたいな事にどんどんチャレンジしているから、
そういう姿を研究したりとか、
一方で、ライフワークとして原発事故の問題というのは継続して取材をしていたので、特に

水野:
やっぱりその原発問題をライフワークだというふうに据えていらっしゃるところが何なのか?
というところも後ほど伺いたいですし、
またアメリカの原発事情をいろいろと詳しく調べていらっしゃるので、
私たちが全然知らないような「え?そうなの?」っていう事情を
随分取材していらっしゃるようですから、
そのあたりのお話を是非してくださいませ。

堀潤:はい。皆さんよろしくお願いします。


なぜフリーに?

水野:
今日は堀潤さんの取材報告ということで、いろんな、
特にアメリカの話などを伺いたいと思っておりますが、

平野:
ずっとNHKの深夜、深夜というか夜11時からの重要な、
結構、働く方が帰ってきてすぐチャンネルを入れられるいい場所におられたのが
何故フリーになられたかというのが率直な疑問ですよね。

水野:
やっぱり、そこですね。
「NHKにいはったら楽に食っていけるのに、なんでまぁ辞めて飛び出しはったんですか?」って、
他にも「何で退職なさったのか聞きたい」というお声が多いです。
まずそこからは聞かずにはいられないですね。

堀潤:
そうですね、やっぱりね、僕思うんですよね。
やっぱりテレビって、今からおよそ10年前、
ぼくがちょうどこの業界に入る頃ってデジタル放送が始まると。
デジタル放送になったら双方向通信が可能になって、
始めてテレビ視聴者のみなさんと繋がって、
「双方向でやり取りしながらテレビが作れるようになる」って。
そうやって入ったんですよ。


でもね、やっぱりテレビってなかなか難しいメディアで、大きいメディアですから、
なかなか本当の意味で視聴者の人と繋がって、
その視聴者の声を取り入れて番組を作って行く事ってなかなかね、
まだまだ出来ていなかったんです。

ぼくはいわゆるインターネット、
とりわけSNSが出来たことで、直にね、市民の一人ひとりとやり取りが出来て、
で、みんながいろんな、こう持っている疑問とかね、不満とか、不安とか、
「そういったものを放送局側がどんどん取り入れていけば、もっといい番組が出来るのに」って思ってたんです。

でもやっぱり、こう、なんて言ったらいいのかな、
今の放送の枠組みの中でインターネットを使って、
いろいろと発信したりコミュニケーションをしたりってするのは、
まだ局としての制度が遅れていたりとか、確立されていなかったりとかして、
どうしてもそれはルール違反になると。

そういういろいろなジレンマを抱えている時に、皆さんもよくご存じの原発の事故などが起きて、
いわゆるそのメディア側がね、報道内容を決めて、それをもってみなさんに伝える

しかし、一方でインターネットの中では、一次情報を持った人が直接発信とかをしていて
かなりこう、まだ荒いけれども、
正確か、正確じゃないか分からないけれども、発信をしているような情報が沢山あると。

そこと放送局側との情報の乖離


水野:はぁ~、だいぶかけ離れているって…、いう印象でしたか?


堀潤:
たとえばね、アメリカが、
米軍がね、原発事故が起きた直後に80km。
原発から半径80km以内の人達は国外にとね、

水野:自国民は外へ出て下さい、80kmから出て下さいっていう話ですね、

堀潤:
当時、日本政府での判断はかなり狭い範囲での、典型的なね、避難の区域だったんですよ。
こういう情報って、インターネット前の社会だったらなかなか知る術っていうのが無いんですよね。
ところがインターネット後の社会って、オンラインで世界に繋がっていますから、
たとえばCNNとかね、外国の報道メディアが
「アメリカは80km圏内を」なんていうのが入ってくるわけです。
それに対して、「えっ?どうなっているの?」
「本当なの?」「嘘なの?」「教えてほしい」ってなるんだけれども、
まだまだ影響力の大きいメディア、公のメディア、いろいろ責任も感じているんでしょう。
なかなか「いや、これはまだよく分からないんです」とか言って、
放送できちんと検証してくれるところまでいけなかった。

だから、ますます疑心暗鬼とかがね、進んでいってしまって、
そういう社会的な一つの不安を起こしてしまう要因の一つになっていた側面があったと思います。
ぼくはこれを縮めていかないとよくないんじゃないかなと思う。


水野:
確かな情報で無いと流しちゃいけないという、
ま、皆さんへできるだけ安心を届けたいという思いでやっている報道が
逆に不安に繋がったんじゃないか、っていう


堀潤:
いわゆるね、平時のルールなんですよね。
100%裏がとれないと絶対に言えないという。
でもこれはかなり震災報道の検証の中でもね、
いろんな民放、NHK、新聞社含めていろんな担当の現場の人達と、僕もお話ししましたけれども、
「やっぱり違うアプローチがあったんじゃないか」と、
「これは自分たちでまだ確証は得られないけれども、こういった情報が一方である」と、
「それに対して調べてみるとこうだった」とか、
そういったところまできちんと、視聴者の人達、読者の人達の疑問に答える事は出来たかどうか?
その辺って、もっともっと検証していく必要があったと思ったんですよね。


水野:
リスナーの方がおっしゃっているのは、
「NHKの素直な思いを率直に今日は話をして下さい」とおっしゃっていて、
特に原発に関する報道についておっしゃっているんですけれども、
「NHKスペシャルなどの特番でね、非常に的確な報道をしていたという部分もあるように思いますが、
逆にニュースの部分などでNHKの原発報道が適切であったのかどうなのか?
中にいらっしゃった堀さんはどんな風に思っていらっしゃるのか聞かせて下さい」
こういうふうにいただいています。


堀潤:
とっても素晴らしい視点をお持ちだなと思うのは、
やっぱりこう、マスコミとかNHKとか、よく一つの概念でくくりがちなんですけれども、
実を言うともうちょっと因数分解してみると、
ドキュメンタリーとニュースは違うし、
マスコミとは言っても、新聞メディア、ラジオ放送、テレビ放送でも違うし、
一つ一つのメディアであったりとか番組であったりとか、媒体であったりっていうのを
「どうだったのか?」という事を検証しなければいけないと、ぼくは常々思っているんですね。
で、やっぱり、NHKの報道を見てもね、ドキュメンタリーって、検証する時間があるんですよね。


水野:あー、時間かけて人かけてお金かけてはるんやろな、って私なんかも思いますが。

堀潤:
1カ月経ったら、その情報が正しいのか正しくないのか、どういう背景があるのかって
きちんと調べたりとかできるじゃないですか。
だからぼくはNHKスペシャルのようなああいった時間をかけられる番組というのは、
さほど、僕としては危機感は持っていない。

難しいのは、やっぱりフローで流れていく情報。
絶えず流れて更新されていく情報を扱うニュースの部分。
ここって瞬時の判断をしなくちゃいけないんですよね。
そこって非常に難しい。

で、それって必ずしも悪意があって、
「何かを隠そう」とか、「これは言いたくない」とかいう事だけじゃなくて、
その時点その時点で「これは判断が付きにくい」
「だったらこれは今出すのは止めよう」とか、「それでも出そう」とか、
非常に高い技術が求められる現場なんだけれども、
そこでどれだけ腹をくくって放送に臨めるか。
もしくはそれをきちんとシステム的にもっとみなさんに伝えやすいフローの流れのニュースのシステムを作るか、
っていうのは、もっともっと考えていってもいいんじゃないかなと。

だから、一概にマスコミが悪いとか、NHKが伝えなかった、というふうにくくるんじゃなくて、
それぞれの


水野:
瞬時ですもんね。
ひまわりさんが今下さったのは、ひとこと。
堀さん、ちょっとコメントが固いですよ」っていう(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑。


堀潤:それはね、僕は13年間NHKで働いていたんで・・・、

水野:そうなんね( ´艸`)★。、::。.::・'゜

堀潤:
やっぱり、インターネットメディアで話す時は時間も沢山あるからいいと思うんですけど、
放送で、これいちばん最大の弱点なんですけど、
時間が短い。
時間が短いっていう事になると伝えられる事に限りがある。
そうなってくると情報を選ばざるを得ないっていうジレンマがあるんですよ。

水野:
ねぇ…、でもすごい2ウェイでしょ?だけど。
一体化しているみたいでしょ?
もう隣にいるみたいでしょ?

堀潤:だれさんでしたっけ?

水野:ひまわりさん。

堀潤:ひまわりさん、ぼくは固いですかぁ?どうしたらいいんだろう~

水野:「堀さんちょっと固いですよ」っていって後ろから方をモミモミして下さっているそんな感じ。

平野:
私からちょっとじかにお伺いしたいのはですね、
日々刻々と変わっているニュースの中で伝えられないものを伝える、
いま、判断する難しさというのをおっしゃったんですけどね、
これはどこのニュースの最前線でも、
たとえばデスクとか、それぞれ取材部門から上がってきたニュースを吟味して
外に発信できるかどうかやっていますよね。
で、堀さんがNHKに対してそれがご不満だったと思うんですけれども、
具体的にね、原発報道の中でなにがNHKに欠けていたのか?
これをちょっと語って頂きたいなと思うんです。
それぞれのメディアがそういう意味では検証をすべき話で抱えている問題でもあるんですけれどね、

NHKは、私はやっぱり初期の政府の記者会見もですね、そのまま垂れ流して、
ま、解説員の方も鋭い解説をされていたので、僕らにとってもすごく参考になったこともあるんですけれども、
片方で、たとえば政府の官房長官の話をそのまま流したり、いろいろ問題はあったと思うんですけど、
堀さんからみられてね、どこが問題だったんでしょうか?

そのまま流す判断というのは、どの報道機関もやっていると思うんですよ。
NHKに欠けていたものってなんですか?



堀潤:
端的に言うと、市民の皆さんの疑問に瞬時に答える放送が出来なかった。
編集権というものを非常に意識して、
「出す情報というものを自分たちの放送局の中で決めていった」
という事に尽きるんじゃないかなというふうに思うんですね。

水野:たとえば、どういう…ことになりますか?

堀潤:
本当に先ほど言った様にね、
たとえば、80kmの問題にしても、
たとえば、SPEEDIの問題にしても、
いろんな情報というのがインターネット上を含めてね、どんどんどんどんキーワードとして出てくる訳ですよね。
それって、それを出すか出さないか?って言うと、
やっぱりこう、従来型のメディアの在り方って、
「インターネットの中の情報っていうのはまだ危なっかしくて触れないよ」
そういうイメージを持って接している仕組みもあるなと。

ぼくは、震災後特にね、
スマートフォン使ったりとか、インターネット使ったりとかして、
情報を受信するだけじゃなくて、発信する人も増えてきた。
それって単なる一市民じゃなくて、実は専門的知識を持った人であったりとか、
一次情報そのものを持った人であったりとか、
そういうみなさんが発信をし始めている。
で、昔みたいにその人たちが横に繋がらない。
ブログだけの発信とかではなくて、
そういう人たちが相互にやり取りをしながら、
互いの情報を検証し合いながら、
「これはデマなんじゃないか」
「いや、本当だ」とか、
そういうふうに情報というものに非常に向き合いながらね、やっている土壌があるという事について、
「その変化にあまりにも鈍感なんじゃないか」という思いがあったんですね。


水野:
SPEEDIの情報がね、早く出せなかった事によって
避難経路を適切に取れなかった方達が非常に多くいらっしゃる訳ですよね。
これなどもなんかこう、NHKの中にいてやっぱりいろいろと感じられてことがある訳ですか?

堀潤:
ん…、そうですね、
たとえばやっぱり放送ってすごい影響力なんですよね。
たとえばYoutubeでね、
「沢山再生回数があるんですよ」「何回ですか?」「50万回です」「すごいですねぇ」
っていう話になるんですけど、
テレビの放送で50万人の人が見てくれたんですよ。って言ったら、
実を言うと視聴率にすると、それほどの数ではないんですね。

で、ぼく今回の震災報道で、一番しつこく検証したほうがいいと思っているのは、
誰も明確な指示を出していないのに情報が決められていく」っていシステムにあると思うんです。

みんなが、それぞれ放送に関わる現場の人達が、
「こんなことを言って、もしパニックが起きたらどうするんだろう」
「自分がこれを言う事によって、誤った事を伝えてしまったら問題になるかもしれない」
「だから、少し安全運転をしながら様子を見ながらやって行こう」
決して悪意がある訳ではないんだけれども、
結果として必要な人に情報が届かなかったというこのシステムをもう一回検証し直した方がいいと思うんです。


平野:
それはですね、私から思うのは、本当にそういうのもあるだろうけれども、
ニュースを発信している側にも問題があるんじゃないですか、
そちらの方がむしろ私は責任が大きいと思うんですよ。
まぁ、たとえば政府のね

水野:政府側ですか。

平野:
政府が発表する事をきちんと報道機関に言っていないですよね。
それは取材も足りない訳ですけれども、
報道機関の側がそれを取捨選択して、
隠したりなんかしたということは私はあまりなかったんじゃないかなと思うんですけど、
「明確な指示がない」というお話ですけど、それもね、
それは不確定な情報は流せないですよね、我々は大きな責任がありますからね。
だからその部分での、発信する側の欠陥というものを、
「具体的に何があったのかな」というものを、
もう一度同じ質問なんですけどね、お伺いしたいんですよ。
そこからまた次のくみ取るべき教訓というものがね、浮かび上がってくると思うんですけれども。
ちょっと具体的になにかありませんか?


堀潤:
具体的にですか?そうですね…、
たとえば、燃料棒が破損しているか破損していないか?
当時その状況が分からない訳ですよね。
状況が分からないものであれば、自分たちで明言するのはやめて、それを解説する人にゆだねる。
自分たちで検証した結果を検証しきれないから、判断して言わない。
でも、その変わり専門家がこうやって言っていれば、放送として成り立つ。
そういうような一つ、なんて言ったらいいのかな、体裁を保ちながら放送を出していった。っていうかね。

ぼくが申し上げているのは、
たとえばね、NHKで、さっき、「踏み込んだ事を言う解説員の人がいた」っていう話がありましたけれども、
この彼らに、先輩の記者に解説をしていた先輩の記者に話を聞いたら、

その記者は放送中に
「まだ政府は発表していないけれども深刻な原子力災害の恐れがあるから、
外出を控えて、長袖を着て、外にある作物を食べないで、内部被ばくに警戒して過ごして下さい」
って言ったんですね。

これを言う時にどんな心境だったか?と言うと、
クビになるのを覚悟で言った」っていうんですよ。

ぼくは、組織のジャーナリストに一社員に、
「そこまでの覚悟を負わせないと言えない今のメディアの在り方」というものは何なんだろう?
と思いましたよね。



水野:
ここでいったんコマーシャルを挟みまして、
今度はアメリカにその後旅立たれて、どんな原発事情を見てこられたのかお話しいただこうと思います。


ーーつづく



(2)「半世紀以上前の隠された原子力事故」堀潤さん4/5報道するラジオ(内容書き出し)


(3完)「市民の発信力を強化するんです」堀潤さん4/5報道するラジオ(内容書き出し)


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東京電力出入り禁止になった木野龍逸さん7/6官邸前デモで岩上さんがインタビュー(文字起こし)




2012年7月6日金曜日 官邸前デモで、
岩上安身さんが木野龍逸さんにインタビューをしました。
木野さんとの会話の部分を文字起こししましたヽ(。◕ᆺ◕)ノ

kino070611.jpg


木野:30分ぐらい前から
岩上:取材してたんですか?
木野:取材じゃなくて、参加
岩上:一市民として?
木野:一市民です。
岩上:コールをしてたんですか?
木野:コール・・いや、僕が来た時には終わってました。
岩上:30分前じゃねw 8時半じゃそりゃ終わってますよ。

kino070612.jpg

木野:
東電の会見見て、家でネットで見てそれから来てたんで、
出来ない間にみなさんにいろいろと質問していただいて、
ありがとうございますっていう事を言いたかったんですね。
岩上:
あ、そう。言いたかったのね。
だから僕がね、ずーっと木野さんに言っているのは、
出入り禁止の間、東電前で”まとめ”をやったらどうかと。毎日。
そしたら、毎日出勤がめんどくさい、新橋いきたくないとか、
もう本当に怠け者みたいなこと言ってて( ´艸`)★。、::。.::・'゜

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木野:(つ∀`*)っ))⌒☆ハハハッ
岩上:この男ww 叱ってやって下さいよ、心配してるんだよ、多くの人が。
木野:いや、だってそこに行くと見れないじゃないですか。
岩上:いやいや、だからうちが出せばいいじゃん。
   あそこで見ればいいじゃん。
   あそこの前でこうやって、小さな椅子出してさ、見ながら。
木野:淋しいんですよね、あそこ。アハハッ誰もいないんですよ。
岩上:佐々木君がね、ちゃんと付き合うよ
木野:付き合う?

kino070614.jpg

佐々木:ぜんぜん付き合う
岩上:ね、もう付き合うにきまってんじゃない。
木野:いやいや・・wwそうですか・・
岩上:そこでパチパチやって書きこみをやってもらってですね、「これ質問しろー!」とか言って
木野:なんでそこまで僕を使おうとww
岩上:ハハッ、みんなからもう、「岩上さん何とかして下さい」って言われているんですよ。
木野:あ、よろしくお願いします。
岩上:何かほんとに、あなたね、”ほっとけないキャラ”みたいで。多くの人が心配してるんです。
木野:よろしくおねがいします。
岩上:僕にね、「早く何とかしなさい」みたいな感じでくるわけですよ。
木野:wwよろしくおねがいします
岩上:日隅さんというアニキもいなくなったことだし、あの弟はどこに行っちゃうんだ?って、そういう空気なんです。
木野:あー・・、まぁ、そうですねぇー。タガが外れたっていうかね、
岩上:タガが外れてふらふらしてます。そういうところ狙い撃ちしていますね、東電もよく見てますね。
木野:ま、あの~、今回のやつは僕がやった事なので、見てたも何も、
岩上:やらかしたんですね。
木野:やらかしたということですね。
   ただ、一つ言うと、間違いなく言っておきたいのは、株主総会を閉鎖空間でやるなと。
   あれはおかしいんで、どう考えても。
岩上:なるほど。
木野:あれだけは
岩上:じゃあ、毎日東電前に立ちましょうよ!
木野:えっ!?
岩上:東電前に立ちましょうよ。そういうストリートは僕のカラーにあってないとかそういうこというのやめましょうよ。
木野:( ´艸`)★。、::。.::・'゜
岩上:それは田中龍作さんカラーだとかいうのはやめましょうよ
木野:それは、それは…ハハハッ
岩上:僕はずっと言っています。
木野:それは岩上さんと龍作さんにお任せする
岩上:という事でね、皆さん心配しているんで
木野:わかりました。はい、
岩上:あの、どうするんですか?これから。ちょっとまとめて下さい。
木野:いや、ネットで中継はちゃんと見ていますんで、えー、おかしいことはちゃんとそれは書いて
   続けて書いていきます。
   あとは、ちょっとまた、年末目標でまた本をちょっと、原発本をやらなきゃいけないので、それの作業を
岩上:おお、これまでの蓄えだけ?
木野:いや、あんまりこれまでの蓄えは無いかな・・
岩上:ちなみにちゃんと”まとめ”にはギャラ払ってますからね、うち。
   無償でやっているみたいに言わないでください。
木野:へへへ・・
岩上:このところ全然言わないから誤解が広がっているんですけれど、タダ働きさせてるわけじゃないw
木野:言ってます、言ってます、最近は。
岩上:ちゃんとギャラ入ってるって言ってますか?
木野:言ってます言ってます。年末までの分はちゃんともらったってw
岩上:ホントに?
木野:年末までの分はちゃんといただきましたんで、あの~、
岩上:じゃあ東電前で”まとめ”をぜひよろしくお願いします。
木野:東電でそのうちお目にかかれる日を・・アハハ・・お目に書かれる日を待ちわびて、
岩上:はい
木野:特に何にもありませんが今後は。
岩上:ありがとうございます、お疲れ様でした。
木野:お疲れ様です。
岩上:木野龍逸さんでした、お疲れ様でした。





東京新聞の記事と株主総会中継について東電での木野さんの質問↓
フリーの木野さん東電施設への立ち入り禁止
7/7東京新聞こちら特報部・6/26木野さん東電会見(書き出し)



一大事です!横暴です!許されないことです!間違ってます!その権限は東電にはない!
「東電会見出入り禁止」真実を追求するフリー木野さんを東電が排除した

OurPlanetTVの記事
木野さんのブログ
東電記者会見での木野さんの質問一部



ーーー


東京電力の今回の対応の仕方が、どうしても納得いきません。
株主総会も国の税金を沢山投入しているのだから、税金を払っている国民は見る権利があるし、
それを拒否する東京電力をそのままの状態で許しておくことは普通に考えてやっぱり変です。
そして、都合の悪い記者だけを出入り禁止にするやり方も
これ以上許すべきことではないと思います。
東電の情報はきちんと何もかも表に公開することが、何より大切です。
誰が入れて誰が入れない、そんな記者会見を放置するのはおかしい。
東京電力は税金で生き残っている会社なのだから。


日隅一雄さん/東京新聞

東京新聞2012年6月13日朝刊社会面でとても大きく訃報を報じました。

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弁護士・日隅一雄さん死去
東京新聞 2012年6月13日 朝刊

昨年三月の東京電力福島第一原発事故直後から、政府や東電の責任を追及してきた
元新聞記者で弁護士の日隅一雄(ひずみ・かずお)さんが
十二日午後八時二十八分、入院先の東京都新宿区河田町八の一の東京女子医大病院で死去した。四十九歳。
昨年五月、末期胆のうがんで余命半年と告知されていた。広島県出身。

京大卒業後、産経新聞記者を経て一九九八年に弁護士登録。第二東京弁護士会に所属。
NHK番組改変訴訟や沖縄返還密約情報開示訴訟などに携わる一方、
弁護士やジャーナリストらで設立したインターネット市民メディア「NPJ(News for the People in Japan)」
編集長を務めた。

十二日に亡くなった日隅一雄さんは、弁護士として
「表現の自由」や「知る権利」の実現に奔走する一方、ジャーナリストとして福島第一原発事故の問題を追及し、
ブログなどで発信を続けた。東電や政府の記者会見に足を運んだ数は延べ百回以上に上る。

会見への出席は「市民に必要な情報がきちんと出ていない」との危機感を募らせたことが発端。
既存のメディアにも問題を突きつけていた。

今年二月、東京新聞のインタビューでは
「今は政策決定が官僚主導。『主権在官』になっている」とし、国民が情報を得にくい制度に問題があると指摘。
「市民が情報共有して主権を行使できる社会にし、日本に実質的な民主主義を根付かせなくてはいけない」と
強い口調で説いた。

一方で「今の記者はおとなしすぎる」と憂い、
「官僚は常にメディアをコントロールしようとする。勝たなきゃだめだ」とも訴えていた。

今年一月に「検証 福島原発事故・記者会見」(共著)、
四月には「『主権者』は誰か」を刊行。病をおして対談や講演に出向き、真の民主主義の実現に最期まで執念を燃やした。

東京共同法律事務所の同僚で前日弁連事務総長の海渡雄一弁護士は訃報に接し
「日隅さんとは一緒にたくさんの仕事をした。
本当によく働く誠実な人でジャーナリスティックな視点で訴訟に取り組んでいた」と話した。


「検証!福島原発事故記者会見」 日隅一雄さん2/22たねまきJ(内容書き出し)



加速するタブー「被ばくと放射能」他・TOKYOFM上杉隆氏5/18(内容書き出し)

・見えにくくされている「放射能の真実」
・なぜ国は認めない?「放射能を食べるバクテリア」
・「原発全て停止」今の状態は意図して止めているわけじゃない
・岩上さんの体調不良
・加速するタブー「被ばく・放射能」
・拠点は福島
・「ひばくなう」とあえてつぶやく
・勝俣会長の責任転嫁(国会事故調)
・事故調での海江田発言をメディアが報じない理由
・誰かが嘘をつかなくちゃいけない


TOKYOFM・The Lifestyle MUSEUM
上杉隆氏 2012年5月18日




ピーター・バラカン:
こんばんはピーターバラカンです。
おとといの夕方チョット面白いフォーラムの司会の仕事を頼まれたんです。
17カ国の商工会議所の人達が、大震災から一年以上経って、やはり支援したいと。
しかし、どのような形で、どこにどのようにお金を寄付すればいいかよく分からないから、
その参考になるように宮城県から二人、岩手県から二人、福島県から一人、
それぞれ市長あるいは町長が出てきて短いプレゼンテーションをして、
海外のひと達にどのように助けれもらえれば嬉しいかというような話。
それで少しパネルディスカッションがあって、フォーラムが終わった後に交流会があったんですけど、
全部で、いろんな国の商工会議所の人達は400人ぐらい集まりました。
非常に活気のある交流会になったんですけれど、
そこで何人かの集まった人たちからとても面白い話を聞きました。

たとえばひとつはね、
GPS付きのガイガーカウンター。
アメリカの人が作ったものなんですけれど、これを車に搭載すると、走っていて1分ごとに測るんで、
その測った値をGPSを使ってインターネットの地図にデータを落とし込む。
で、車が走っているうちにどんどん、どんどん新しいデータが載って、地図が更新される訳ですね。

福島県の会津美里町というところの町長自身が自分の車にそれを乗せていて、
走ると必ずそれをやっているという事だったんです。
まだこの機械は200台位しか作っていないらしいんですけれども、
もっともっと作りたくて、その一部の金銭的な支援を求めているという、そんなような感じだったんですね。
他にもいろんな面白いものがあったんですけれども、のちほどもし時間があればお伝えしようと思います。


山内トモコ:
こんばんは山内トモコです
バラカンさんのお話しにあったこういう有効な技術なんですが、
民間では「なんとかしよう」っていう気があるのに
相変わらず国の方は追いついていないという、

バラカン:
そうなんですよね。
民間の人達はほとんどボランティアみたいな形でいろんな事をやっている事がよく分かりました。

山内:
今日のゲストからは驚きの矛盾を突く話、
今日はどんな事が聞けるんでしょうか、
元ジャーナリスト、上杉隆、今日のライフスタイルゲストです。
去年暮れでジャーナリストを休業したと思ったら、福島に住まいを移しまして、発言を再開しています。
今夜はどんな暴露話があるんでしょうか。

こんばんは


見えにくくされている「放射能の真実」

上杉:
で、今のお話ありますよね、GPSの線量計。
あれ国がなかなか追いつかないんじゃなくて、国が邪魔してるんですよ。

バラカン:えっ!?
山内:邪魔なんですか!?

上杉:
ええ、3月の去年も線量計で測るとか言って、
例えば携帯電話にそれを付けるとか言ったりしたときも国が邪魔したり、
後はもっと言えば国会議員の中には、「個人が線量を測っちゃいけない」と言って、
ま、具体的に言うと自民党の石原伸晃さんとかもそうですよね。
要するに測らせないようにしているんですね。
それはどうしてか?というと、測ることによって本当のことがバレてしまうから。

だから福島で私も線量計を持ってずっと測っていると、
「デマだ」って言われたり、「ねつ造だ」って言われたり、「操作している」
しまいにはですね、私が行くところは線量が上がって、
「あいつは放射能を出しているんじゃないか」と、まことしやかに言われてしまうほどになってしまっていてですね、
本当に驚くような状況なんですが、
ま、これはやはり「日本独特なのかなぁ」と、
現実を直視しないどころか、見たいものを見たいと思うあまり、
ジャーナリストも含めてそちらの方へ行ってしまうという、
ま、すごい状況ですね。
だから、200台ですか?その線量計。

バラカン:日本だけにじゃないですよ、その半分位が日本にあるって言ってましたかな。

上杉:
そうですね、NHKの放射線マップの時もそれを使ってましたけど、
やっぱり日本で開発した技術もあったりするんで、
本当だったらそれは別に事実を知るために必要なものとして使えばいいんですけれど、
行政とか政府、それにとにかく東京電力を含めて、
「放射能の真実」というのが今はむしろ分かりにくいというのが、
この一年ちょっとした3.11以降の現実かなというのは福島で実感しますね。



続きを読むにつづく

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上杉隆 「福島で感じた事」オンザウェイ・ジャーナル5/10(内容書き出し)


オンザウェイ・ジャーナル 上杉隆 ニュースの見方

上杉隆 「福島で感じた事」 2012.05.10


おはようございます。
えー、元ジャーナリストの上杉隆です。
先週から5カ月ぶりに再開しました「オンザウェイ・ジャーナル 上杉隆 ニュースの見方」
先週は近況として、ドイツに巡回講演旅行。
11日間で15カ所、8つのメディアの取材を受けてきた、その様子などを話しましたが、
今週はそのドイツで話した福島、東日本大震災後の福島原発事故後の福島についてお話しをしたいと思います。

今年1月1日元旦からですね、実は福島の方にたびたび行っております。
当初、拠点をつくるという事で、拠点探しで、年末からずっと場所を探していたんですが、
いくつか理由があって、現在それを若干、ゆっくり、スピードを緩めています。


福島へ拠点

その理由というのは、一つは郡山、福島などの場所でアパートというか、借りる家などを探していたところ、
いくつか不動産屋さん、それから地元の方に聞いたところ非常に深刻な状態になっていますね。
それは何故かというと、浜通りや原発事故の影響で、
線量の高い地域からいったん避難してきている人たちが、郡山などに集まってきてしまっているために、
家がない」という事が一つありました
そして家賃も若干ですが上がっていると。
そうすると私自身も、急を要する話ではないんですが、仮に私が一つ部屋を借りてしまうと、
浜通りや、その被災地というか線量の高い地域から引っ越しをされてきた方の、場所を奪う事になると、
これ、死活問題とか生活の問題から言うと優先順位はそういう方達の方が高いので、そういう意味で一つ、
若干控えているというのが一つあります。

あとは、もともと拠点を作る目的というのは、やはりチェルノブイリの影響などがあるわけです。
ドイツでも行って来ていろんな方に話を聞いてきました。
チェルノブイリ当時の、東ドイツ西ドイツと当時わかれていましたんで、
東ドイツ側の医学博士や物理学者、そしてなんて言っても政府の方も含めて多くの情報というものを得てきたんですが、
これは非常に残念なことですが、健康被害がいくつか出てくるというのは少し時間差が出てくるんですね。
4年、5年。あるいは26年経った今、
ベラルーシ、ウクライナでもまだ新しい放射能によった者と思われる健康被害が出ている。
こういう状況から、福島も放射能との付き合いが非常に長くなるということで、
私自身も長い付き合いになるという事で、あまり焦っていないというのが現実です。

ただ、そういう意味ではある程度準備という事で場所という問題ではなくて、
自分自身の情報とか生活の拠点という意味では、出来るだけ福島の中に入って直接の声を聞いたり、
あるいはこちらから発信したりしていこうということで、
週末、ほとんど週末、時間があれば必ず福島に入るようにしています。
場所は色々ありますが、いろんな形で入っています。


病院・医師へむけての講演

最近はですね、ドイツから帰って来てからはお医者さんの、病院の方にいくつか行きました。
特にですね、一つある病院、郡山と福島の間ぐらいのある大きな病院では、
食堂の椅子を全部取っぱらって、
そこに病院のいろんな医療関係者、あるいは患者さんも含めて、200人ぐらいですかね、集めて講演をしました。
なぜ、これ名前を言わないかというと非常に福島の微妙な温度差があります。

わたしが講演をすると、お医者さんのいるところで講演をするというと、
ネットや、あるいは直接「何で講演させたんだ」という、非常に批判が出たりするというですね、
まあ、言論の不自由さというか、そういうものがあって、
私自身はいいんですが、そのお医者さん方にいちいち業務のじゃなをするという事があって、
名前を言いませんが、そこでやりました。

もともとお医者さんの前でやるぐらいですから、適当なことは言えませんで、
もちろんお医者さんの側からもチェックが入るんで、
医療的な見地、これはドイツを含めたIPPMWというヨーロッパのお医者さんの機関からの
資料を持ってきて、それを説明するという会でもあったんですが、
その知見をお話しするという事の会でした。

非常に、ちょっと自分の率直な感想としては、
福島のお医者さんでも放射能問題に関しては素人だと
もちろん放射線の専門医だとか、甲状腺など、一部のお医者さんに関しては詳しいんですが、
そのお医者さんですら、対放射能の問題に関しては、もちろん経験がほとんどないと、
これは当たり前ですね、日本では原発事故は過去なかったですし、
古くは長崎・広島というのもありますが、これももうすでに70年ほど前近く、
当然ながら現役のお医者さんはいない訳なので、
ま、そういう意味では非常に知識が少ないという事が、自分の中でも驚きでした。

たとえば、セシウムやあるいはその核種の違いというのも、
いったんお医者さんというのは専門から外れると殆ど関係ないので、全く門外漢。
特にたとえば、放射線管理区域などの管理資格者は一部のお医者さんだけで、
それ以外の人達は、興味もなければ問題もないという事で「知らない」というですね、
意外と世間で思っている以上にそういう意味でのお医者さんの違いがあったんですね。

でもこれは当然で、別に私たちも人間といえども、あらゆる事が分かっている訳ではありませんから、
たとえば政治家といったら政治全般で全てが分かっているか?というとそうではないんですね。
政治の分野にもいろんな沢山の分野があって、その専門であるというのがあります。

スポーツ選手と、一言でくくりますが、アスリートでいっても、
野球選手とサッカー選手、これは全く全然違う訳ですから、
それぐらいの差がお医者さんの世界の中にもあるという事が、逆に講演をしながら気づいたことです。


情報の過疎化がおこっている福島

で、こういうような状況ですから、当然ながら一般の住民に対する情報量というのはもっと少なくなるわけです。
そこで福島で起こっているという事は、なんといっても情報の過疎化と。
これはドーナツ化現象といっていいんでしょうか、非常に逆転現象が起こっているんですね。

この逆転現象というのは、
福島の原発事故の当事者ほど、正しい情報が入りにくい状況になっているということなんです。

何故かというと日本の報道、つまり、記者クラブメディアを中心とした一元化、
過度に一元化された情報によって、
当初ですね、昨年の3月以降、
「放射能の問題はありません」
「健康に直ちに影響を及ぼすものではありません」
「食料は大丈夫です」という事をさんざん流したために、
結果それを修正することができずにですね、誤報にありますから。
その方針をいまだに貫いていると。
で、微調整をしながら修正修理をやっているんですが、それは完全に抜本的な訂正にはならない訳ですね。

ところが、やはり最も不安で最も情報がなかった時に、「安心です安全です」といわれた人達は、
やはり、人間ですから、やっぱりよりよいものを信じたいわけです。

ですから、危険というものと安全というものがあったら、だれでもそうですが、安全を信じたいと。

ただ、信じたいという事と、専門の人間がその危険性を訴えるという事は別の次元なんですが、
残念ながら日本のこの報道機関、並びに言論空間の未熟さによって、
その部分が伝わらないという事が起こっています。


海外と国内の情報の差


その生の声が、そして現実が伝わりにくいという福島の状況というのは、
ドイツに行って、先週も話した通りですが、よりそれを認識することになりました。
むしろドイツの方がインターネットなどの情報によって、3.11以降の日本の状況を知っていたと。
特に原発事故ですね。
ところが日本は放送局を含めて、
電事連という、電力会社の集合体のスポーンサー等によって成り立っている以上「そこの批判はできない」ということで、
自主規制の元、それが成されなかったと、
ここで大きな一年間によって差が出来てしまったんですね。
やはりこれも塵と積もればではないんですが、
この一年間の情報の過度な差というのは非常に大きなものがあります。

ZDFというドイツのテレビが「フクシマの嘘」という非常に秀逸な番組を流したんですが、
日本のメディアは同時刻にあるにも関わらず、
そのレベルの足元にも及ばない番組でよかったと言っているような始末ですね。

ま、このようなことが起こっている日本ですから、
これは報道の人間、メディアの方の人間の意識の低さという事で、住民には全く問題というか、瑕疵はありません。

ただ、その受けての住民はむしろ被害者な訳です。
いわゆる原発での被害者であり、さらに報道での被害者、二重の被害者になっている訳ですが、
もちろんその部分は目に見えないというのが、いまだ一年間続いている訳ですね。


福島この一年

ただ、一年前と、現在の日本。
特に福島の状況が少し変わったなというところがあります。

一つはですね、
やはりテレビ新聞などではなくてインターネット、あるいはこのラジオなどで情報を得て、そして自分で判断された方。
つまり、「これは一回出た方がいいかな?」とか、あるいは
「対応したほうがいいかな、対策を講じた方がいいかな」という方が少なからず出たわけですね。

そういう方達っていうのはやはり、アンテナが敏感だったためにですね、
基本的には県外へ出るとか、そういう判断をしました。
ご主人だけちょっと仕事の関係で残って、子どもとお母さんはいったん地方に出ると、
ま、今戻ってきている方達もいますが、いったん出るとかですね、
あるいは転校が非常に福島は多いですね。
そういうふうな人口の流出もありますが、そういう判断をされた方もいます。

本来であれば、政府、あるいは行政が判断しなくてはいけないんですが、
インターネットなどの情報により、個々の住民が判断して、
若干そういう意味ではアンテナの感度が高い方達は、
この一年間で大体そういう対応や対策、あるいは移転というものを行っています。

という事はむしろ現在福島に残っている方達は、
何らかの事情で、やはり残らなくてはいけない方。
そしてこれはいいか悪いかの問題ではありませんが、
放射能の問題に関しては「ここで大丈夫だ」と判断された方が残っていますね。
ですから、そういう部分での温度差というのが少し、若干薄まったと、
むしろ、そこに対する危機感は少し落ち着いた感じになっています。

ただ、これはもちろん見た目で、
日々の生活の中で毎時1マイクロシーベルトを超えるような線量のところ、
地上から1m。
ここに普通に人が住んでいるという事自体は、やはりこれは国際的にもちょっと問題なんですね。
特に年配の方はいいとしてもですね、お子さんや、若いこれから子どもを産もうという女性は、
これは放射能の感受性が強い。
特にこどもに関しては、一般の大人よりも放射能に対する感受性が強いために
健康被害になる可能性があるという事は国際的に認められています。

日本のメディアは否定しますが、これは完全に国際的に認められているものですね。
この事を若干無視するような政策が、今現在福島でも行われているという事が、
国際社会から見た目で、少し異質に見えるというのが現状です。

その情報というのは残念ながら福島にはきちんと入っていないような状況ですね。

これは0.23マイクロシーベルト/hというのが、実は除染対象支援区域なんです。
それから1マイクロシーベルト/hを超えるとレントゲンなどの放射線管理区域なんですね
で、こういうような地域というのは年間での総被ばく量というのは、
少しやはり、お子さんにとっては高すぎるというような数字になってしまいます。

そこに、普通に小学校や幼稚園、中学校などが、いま、この4月以降開校したり、
あるいは除染が終わったという事で戻しているんですが、
もちろん、大人たちはいいとしても、
子どもたちは、出来るだけそういうリスクから避けるという事が、こういう放射能事故の対応なんですね。
それはウクライナ、ベラルーシなどの経験からもわたしたち日本特に福島は学ぶべきなんですが、
その話をすると、今福島の方では、なんか「その話はしちゃいけない」
「放射能」という言葉を言いづらいという雰囲気が非常にこの一年間で強くなっています。


「子どもをまもる」方向を見ていない政策

とりわけ、福島の事に関してのみ言いますが、
たとえば瓦礫の処理、
これは広域処理とかいろいろ言われてますが、国会でも論議されました。
410万トンを超えるものを処理をしようと言っているんですが、
驚いたことに、先週、先月ですね細野原発担当大臣環境大臣と会った時に話をしたんですが、
彼との意見の違う部分、その部分というのは、
岩手、宮城のがれき処理というのが盛んに宣伝されていますが、
福島の事に対しては1gも話をしていないんですね。
つまりそこに目を向けないというような政策というのは、これはやはりおかしいんではないか?と。

「なんで福島のがれきは、がれきがないことになってしまうんだろう?」
こういう事があるわけですね。

いずれにせよ、福島や、それから東日本の被災地に関しての政府の方針というのは、
政府の方針自体が二分化されていると。

「岩手、宮城などの被災地と、同じ東北でいっても福島は違う」という事が、
これは今後の数カ月間福島に行きながら実感したことです。

あとは将来の事を言えば、やはりこういう土地、福島などを支えていうのは子ども達なんですね。
その「子どもたちを何としても守らなくてはいけない」というのが福島を守ることに他ならないんですが、
どうも今の県政、あるいは国政こちらも、そちらの方を向いていないという事があります。

校庭での遊び時間、郡山では3時間だったんですが、
ま、その校庭で遊んでいいのが3時間っていうのも、もうすでに異常な状況なんですが、
それをこの4月に解除しています。
幼稚園15分などの地域も解除されていますが、
そういうふうに子どもたちが遊べない空間こそが異常なんだという事をもう一回考えて、
全て自己判断ができない未成年に関しては、行政や政治、そして国の責任として対応するというのが、
私たちがヨーロッパ、とりわけチェルノブイリ後のヨーロッパから学んだことではないかと
そういう事を改めて申し上げたいと思います。

とりわけこういう福島に関してもの問題については色々と分断された世論がでますが、
そういう価値観の違いを認めながらみんなで考えて行くと。
自分と違う考えを排除するという事は前に進まない事なので、
それについて是非とも気を付けていきたいというふうに私自身も自戒をこめて申し上げますし、
ラジオをお聞きのみなさんも、福島の問題はまだ終わっていないという事で、
みんなで一緒に考えていきたいとおもいます。

「オンザウェイ・ジャーナル上杉隆ニュースの見方」以上です。





「フクシマのうそ」吹き替え版(動画・文字起こし)&シネマトゥデイの記事



「除染モデル事業参加報告・広野町/大熊町」藍原寛子さん2/11ビデオニュース・ドットコム(内容書き出し)


内閣府(税金)→100億円→日本原子力研究開発機構→大手建設会社(大成建設・鹿島建設・大林組)

→6億円(1市町村)×4(市町村)×3社(1社4市町村づつ)=72億円 
 
100億円-72億円=残り28兆円→日本原子力研究開発機構(粗利)

→部分的な除染→実験→60マイクロシーベルト/hまでしか下がらない



除染モデル事業に同行してわかったこと

http://www.videonews.com/fukushima/0001_5/002291.php


ーーーーー


福島報告 (2012年02月11日)
除染モデル事業に同行してわかったこと
報告:藍原寛子氏(医療ジャーナリスト)

神保哲生
今日は2012年2月9日木曜日です
今週も藍原さんは福島の方にいらっしゃいますので、
インターネットで音声をつなげて、福島との二元中継でお送りしたいと思います。



広野町・大熊町

藍原
今日取材をしてきたんですけれども、
福島県内の原発地域の方で、国と内閣府が発注した除染モデル事業がおこなわれていますて、
その内容を報道機関に公表されたものですから、参加して中の様子を見てきました。

神保
除染の作業を見てきたんですね

藍原
除染作業です。
除染作業なんですけれども、主には除染で出てきた、汚染土砂とか、木とか枯れ葉の処理の処理、
そういったものを、主に廃棄物作業の処理に今移っていまして、
その様子を中心に見てきました

神保
じゃ、土を削り取る作業は終わってという事ですか?

藍原
終わっています。
削り取った土をですね、大きな移送用の大きなバッグに詰めて、
それをトラックで仮置き場に運んで、積むという、そういう作業が中心になっていますね、今ね。

神保
今回の汚染土を入れるその袋ですね、ビニール袋、
あれは実際に見てみて、どんな物でしたか?材質的には。

藍原
これはちょっと現地の人もですね、
どういった素材かというのは後で調べてという事になっているんですけれども、
非常に大きいものでして、全部ぎっしりと土を詰めると大体100キロ位になるということで、
高さは1m弱、ま、1mぐらいですね。

神保
その辺は今日は映像もあるんですね

藍原
はい、映像はあります。
非常に大きなもので、一つ一つをクレーンで運んで仮置き場に置くというものです。
視察した場所なんですけれども、
神保さんの手元に地図があると思います。
広野町というところからまずスタートします。
そこから、大熊町というところに移動して、大熊町の仮置き場を視察して、

除染モデル11

神保
大熊町は原発のすぐ下というか、ま南ですね。

藍原
そうです。
原発から1.5キロぐらいのところまで、行って見てきました。
当初はその後、田村氏の方に行く予定だったんですけれども、
ちょっと、ここ一週間ぐらい雪が多くて、道路も除雪が進んでいないという事で、
今回はキャンセルになりまして、

神保
今回は広野町と大熊町

藍原:
まず最初にちょっと映像を見ていただいて、どんな感じだったかというのをちょっとご覧ください


続きはつづきをよむへ

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「ぬまゆさんインタビュー」No3 完木村真三氏の見解・岩上安身氏(内容書き出し)



ぬまゆさんのお部屋から、一時放射線衛生学の木村真三博士のインタビューに移行します。
木村真三氏は可能性として考えられる事はストレスからくる自己免疫系疾患の疑いがあるとおっしゃっています。
けれど、放射線による被曝の可能性も否定されていらっしゃいませんでした。

木村先生の見解。その後、ストレスに関して沼内恵美子さんが最後にお話ししていらっしゃいます。


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文字起こしの部分は著作権の問題により削除しました。

一部引用で新しく内容を書きなおしました 
南相馬市に住む沼内恵美子さんの体調の変化まとめ。


「ぬまゆさんインタビュー」No2岩上安見氏(内容書き出し)


No1の続きです

ぬまゆさん・・・実名(沼内恵美子さん)も公表して、このように全国の人々にご自身の事を知らせることには
はかり知れない勇気が必要だったと思います。
なのに、とても明るくて、強そうで、・・・そう見えます
でも、私には何となくわかります。


一言一言を心をこめて書き出しました。

勇気を、ありがとうございます。


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大変時間をかけて書き出しましましたが残念です。
著作権の問題によりこの記事は削除しました。

一部引用で新しく内容を書きなおしました 
南相馬市に住む沼内恵美子さんの体調の変化まとめ。

「ぬまゆさんインタビュー」No1岩上安見氏(内容書き出し)

岩上さんの「夕焼け寺ちゃん」を聞いて、「ぬまゆさん」の存在を初めて知りました。
岩上さんがこのお正月に「100人100話」でぬまゆさんのお宅にインタビューに行かれました。

とても、美しい方です。
なのに、歯が抜け髪が抜け、短期間の間の身体の異変がものすごく激しいのに、
とても冷静に、そして前向きに、
まるで「まな板の上のコイ」のようにどうにでもしてくれと腹をくくっている様に感じました。

彼女と同じような症状が出られている方がいらっしゃるかもしれませんし、
これから、おなじような体調の異変で苦しまれる方もいらっしゃるかもしれません。

とても大切な記録だと思います。

以下、動画より、内容を書き出しました。


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大変時間をかけて書き出しましたので残念ですが
著作権の問題によりこの記事は削除しました。

一部引用で新しく内容を書きなおしました 
南相馬市に住む沼内恵美子さんの体調の変化まとめ。





東京電力が作業員の死因を公表しない理由が分からない。

東電記者会見10/9(一部書き出し)「配管切断作業・亡くなった作業員の死因ほか」
(上記の記事に木野さんの質問の部分を書き出していあるます。動画もあります。27分ごろからです。)

この日の記者会見でフリーのジャーナリスト木野さんが、
私がずっと気になっていた、先日亡くなられた作業員の方の死因に関して質問して下さっていました
その事に関しての木野さんの記事がありましたので転記します

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「作業員の死因の公表は控える」という、東電の情報公開姿勢への疑問

<木野龍逸>

10月6日に福島第一原発で、またひとり作業員が亡くなった。
作業員の死亡は事故発災以来、これで3人目。
最初は心筋梗塞、2人目は白血病だったが、今回 は死因が明らかにされていない。
以前の2人についても、また今回についても東電は、福島第一原発での作業との因果関係はないと発表しているが、
どうも不安 が拭えない。

福島第一の作業員死亡 事故後3人目「被曝と関連なし」(10月6日付 朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/1006/TKY201110060618.html(続きを読むに転記)

当初、東京電力は、亡くなった作業員が所属していた元請け企業からの連絡を受けただけで
死亡診断書は未確認とのことだった。
今 日(10月9日)夕方の会見で東電の川俣氏は、死亡診断書を確認したかどうかという質問に対して、
「ご遺族の意向もあるので、公表は差し控える」と回答し た。

以下に、10月9日夕方18時からの会見のやりとりを紹介する。

Q)亡くなった方の死亡診断書の確認はしたか? 死因は?
A)ご遺族のご意向もあって、差し控える。元請けと話もしたが、ご遺族は急なことで動転されている。過去に
ご説明したと思うが、被ばく線量は低い。作業状況は1日数時間の作業、過酷ではないと判断。

Q)夏の期間は数時間の作業で熱中症が出ている。過労ではないという判断はできないのでは?
A)亡くなったのは日付の一週間前の状況などを見ると、過酷ではないと判断している。

Q)元請け企業はどこか? 何次下請けか?
A)元請けは大成建設。作業員はその関連企業。何次下請けかははわからない。

Q)死亡の届け出は事故としてか?
A)警察等へ届け出はしているが、事故ではないと思う。保安院へは報告している。

Q)今回は病名も明かしてない。なぜ以前は病名を出した?
A)以前は、基本的にはご遺族の同意をいただいている。

Q)今回の死因は、病気にかかわる事柄か。死因と病名の因果関係は?
A)労働環境が起因していればそれなりに調査する。労基署、警察署などでも調査。
     今の時点で、そういう状況ではないということ。

死因さえ明らかにならない理由が、どうもよくわからない。
遺族の意向はわかるが、死因を公表しても遺族の特定にはつながらないのではないか。
作業と死亡との因果関係は、東電はないと言うけれども、判断するのは東電ではない。

8月に作業員が白血病で死亡した際、東電はやはり、作業との因果関係は求められないとしていた。
理由は、作業は死亡前の7日間だけであり、その間の外部被ばくが0.5ミリシーベルトと低いことだった。
しかし、8月に福島第一原発で作業する前の行動は公表されていない。

このため、仮に8月の作業が直接の原因ではないとしても、それ以前に他の原発で働いていた可能性もあり、
広い意味で原発作業との因果関係が否定されているわけではない。
また、仮にこの作業員が3月11日以降に福島に住んでいた場合、事故による影響も考えられなくはない。
しかし東電は、因果関係もないので、これ以上の調査は不要だとしている。

このため日本弁護士連合会は、8月30日の東電の発表後、9月2日に会長談話として、
「男性の職歴、生活歴、それから予想される被ばく線量を徹底的に調査し、男性の原子力発電所での作業と事故後の生活に基づく被ばくを併せて考慮し、急性白血病との関係を慎重に検討した上で、プライバシーに配慮しつつその検討結果を公開することによって、原子力発電所労働者の休憩時を含む労働環境の適正さを確保すること」を、東電に対して求めている。

東京電力福島第一原子力発電所作業員の急性白血病による死亡に関する会長談話
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2011/110902_2.html
(続きを読むに転記)

この日弁連会長の談話について東電の松本氏は、9月30日の会見で、
「亡くなった方に配慮して発表。(今後の調査をしないという)考えは変わらない」とコメントしている。

今回の発表内容は、5月に心筋梗塞で1人が亡くなった時、あるいは8月の白血病の時よりも、
情報公開という点では後退している。
日々の作業内容については公開されているとはいえ、
例えば、年内に建屋内の汚染水をすべて処理するという目標は突然、
OP3000という水位で管理することに変更されたほか(これは格納容器の修繕を当面はしないということになる)、
敷地内の映像等、現場の様子は東電が公表情報を選択管理しているのは変わらず、
3月11日の事故以来、大本営発表が続いている状況に大きな変化はない。

情報が出ているように見えて、その実、肝心な部分は不透明な状態が続いていることにより、
発表されている内容についての疑念が払拭できない。
現場の状況が事故収束、あるいは避難者への対応に関係していることを思うと、
大本営発表にも似た情報公開の方法に疑問を感じざるをえない。

本来であれば敷地内に第三者が常駐し、逐一、情報を確認すべきではないか。
現在、保安院は人を置いているが、わずか3人程度。
広大な敷地を監視するにはあまりにも少ないが、人数を増やす必要はないと考えているようなので、
この部分に関してはアテにならない。

今は、東電が誠実に情報を公開するようになってほしいと、願うことしかできない。


ーーーーーここまでーーーーー

続きを読むに参考あり。

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報道の自由が制限される恐ろしさ

岩上安身オフィシャルサイト 2011/4/24 の記事に書いてありました
開かれた民主主義の日本は何処へ行ってしまうのでしょうか?
言論の自由報道の自由は無くなってしまうのでしょうか?





原発事故の情報隠蔽? 断固抗議! 

今、青森の弘前市で、トークカフェ。懇親会の最中。
そこに東京のスタッフから電話が。
来週から、東電と保安院の会見が、統合本部の会見として一本化されるが、
その際に、今の官房長官会見同様に、メディアの選別が行われ、
組織としてのIWJは、会見の場から排除されることがわかった。

インターネット報道協会に入っているネットメディアは、参加が許されるが、
協会に加入していないネットメディアは排除される。
フリーのジャーナリストとしての岩上安身は、会見に参加可能だが
IWJとしては参加させないと。
今日、スタッフは保安院で食い下がったが、はねのけられた。

私たち、IWJは、3月11日以来、
24時間、ずっと東電と保安院の会見を中継し続け、広く国民に一次情報を提供してきた。

だが、保安院は、私たちの活動を認めず、排除に動いた。
原発事故の情報隠蔽が進むことを懸念するとともに、
政府、東電の卑劣な姿勢に、私たちは、断固、抗議する。

岩上安身

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4/15東京電力の記者会見1日のまとめ。

東京電力記者会見4月15日のまとめです

2分経過後位から話しが始まります。


以下続きを読むに声を起こしてみました

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4/12 【激論】ぶら下がり中継について抗議岩上安身VS東電広報栗田

20110412 【激論】ぶら下がり中継取材を規制しようとした東電広報栗田サンへ岩上安身氏が抗議

情報の開示の仕方が偏っている311後の日本のマスコミ
フリーの記者に対して質問させない東電の体質
最後の方で質問を受けても答えられない、答えたくない内容の場合は
そのまま次の記者に回す、「もう時間ですので」などの言い回しで会見が終わる事もたびたびあります。

会見後の「ぶら下がり会見」で取材を公にするなという東電に岩上記者が食い下がります



東電の栗田広報の話しの聴き方、話し方、目の動き、目の色、表情を見て
何年も前のオウム真理教を突然思い出した・・・・




続きを読むに23分位後・・・岩上安身氏の言葉を書き出してみました

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04/06上原春男氏(福島第一原発3号機設計者)を囲んでのフリートーク 岩上安身

岩上安身Recorded on 2011/04/06上原春男氏(福島第一原発3号機設計者)を囲んでのフリートーク


鳩山由紀夫前首相主催の勉強会

国会議員の勉強会で上杉隆氏が話しました。
少しずつ何かが変わるかもしれない
まだ、遅くはないと信じています。

youtubeの説明文。そのまま抜粋しました。
2011/04/06
上杉隆氏ら自由報道協会による「原発事故」取材の報告。
鳩山由紀夫前首相主催の勉強会です。
大手メディアでは放送出来ない内容で­す。
ありのままを伝えてくれる、フリーラ­ンスのジャーナリスト記者の方々には本当に感謝をしてます。
一時間半ありますのでゆっく­りとご覧になって下さい。

※冒頭の一部音声が途切れてます。2011.04.06 政治 会見 鳩山由紀夫 東日本大震災 上杉隆 原発 報道





続きを読むに続編があります

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4/4ジャーナリスト岩上安身氏 震災、原発について

ジャーナリストの岩上安身氏が
現在の福島原発の状態について詳しく分かりやすく説明してくださっています



京大原子炉実験所 小出裕章氏インタビューの録画(3/31/11)
↑こちらが岩上氏のインタビューです。

今回の岩上氏のライブ内容、メモ的に書き出してみました。続きを読むからどうぞ↓

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