【ペイフォワード環境情報教室】
田中優さん 2013年4月20日
Sawada:本日は田中優さんに来ていただいています。優さんは今度本を出すそうですね。
田中:「放射能下の日本で暮らすには」というタイトルでちくま書房から本を出す事にしています。
Sawada:
なかなかタイトルとしてはシビアなタイトルになっていますが、
優さんが認識されている日本、東京エリアも含めどういうふうに認識されていますか?
田中:
日本で一番問題なのは、とにかく被害を過小評価し過ぎていて、それが心配なんですね。
たとえば、福島も今や20ミリシーベルト、1年間にですね。
そういう地域でも再び人が戻って行って住むというような状態になっちゃったんですが、
本来これは「1ミリシーベルトまで」というふうに上限が決まっているのに、
それが20ミリシーベルトにまで上げられちゃったんですね。
で、それを考えるとあんまりにも過小評価なんじゃないかって。
そして人々の方も困ったことに、
日本人というのはどうしても空気を読むんですよね。
周りの人達が「どうか」っていう事をいつも読んでそれで行動を決めていくから、
その結果実際には「危ないんじゃないか」というふうに思ったとしても、
テレビやラジオや新聞で「大丈夫だ、大丈夫だ」という事ばっかり報道されていくと、
そうすると言えなくなっちゃうんですね。
そうなっていくと、いつの間にか誰もがその危険性について言わなくなってしまう。
という事が一番懸念している事です。
Sawada:
そうですね。
「危険だ」って言う多分、友人がいたり、家族の方がいたりすることはあるんですけれども、
それをどこまで信じたらいいのか?とか、
もしくは実態として何を信じたらいいのかが分からなくなるという時があると思うんですけども、
どの程度危険だというふうに優さんは認識されていますか?
田中:
その点は僕は、ちょうど汚染レベルでよく似ているのは、
チェルノブイリ原発事故の時のウクライナとか、あの辺の状況がよく似ているんです。
そのウクライナだけは、その後にどんな事が起こったかについて、
国家が徹底的に調査して発表もしているんです。
ですからそのウクライナのデータを見てもらうのが良いなというふうに思っていて、
底からこう、まず判断していってほしいなと思うんですね。
Sawada:
おっしゃっているのはあれですよね、ウクライナ・ベラルーシ・ロシアと別れた後で、
ウクライナだけが25年経った後に報告書を、結構中身的には衝撃的なものを出されていましたよね。
田中:
おっしゃるとおりです。
それこそ100万人を超えるような人たちのデータを全部取りそろえて、それで出しているんですね。
それをみていくと、とても怖いのは子どもたちに対して出ている影響なんですね。
これがたとえば2005年位のデータでも、
ほとんど子どもの8割ぐらいに病気が出ているんですね。
よく癌が出るって言われるんだけど、癌よりもより怖いのが病気で、
その病気が出ている原因というのはいったいどこにあるのかなぁ?というふうに見ていくと、
結局のところ一番大きいのは体内被曝。
放射能を身体の内側に、食べるなり呼吸で吸うなりしちゃって、
身体の中に入れちゃったことが一番大きいようだ。
で、それを考えると、
ただ「安全だ」とか、「食べて支えよう」とかいうことではなくて、
きちんと放射能汚染されたものを避けるという事が大事だということに感じています。
Sawada:
そうなりますといまの日本の食品の汚染基準というのは、
暫定値で一時期は500ベクレルといわれてて、
昨年4月に100ベクレルにまで落ちましたが、
この基準自体はいかがですか?
田中:
それは、ベラルーシにゴメリ医科大学というのがあって、
そこの学長をなさっていたバンダジェフスキーという人が徹底的な調査をしているんですけど、
その結果によるとですね、
身体の中の体重1kgあたりのセシウムが5ベクレルを超えると心臓に不整脈とか出てくるんですね。
で、それを見ていくと、体の中に入れていいのは、
おそらく、最大で体重1kgあたり5ベクレル。
そうすると、食品に直してみると、
1ベクレルを超えるものはその身体の中の5ベクレルを超えてしまうんです。
Sawada:1ベクレルというのは1ベクレル/kgっていうことですね。
田中:
そうです。
だから日本政府が言っている基準は100倍あまいように見えます。
Sawada:
ん・・・、
今ドイツの基準が子ども4ベクレル/kg、大人8ベクレル/kgといわれますよね。
これもじゃあ、そういう意味でいくと優さんのおっしゃる1ベクレル/kgからすると、
ある程度許容せざるを得ないリスクの中で決められているというところで、
出来れば、目標値としては1ベクレル/kgというものが
本来であればあるべきなんじゃないかという事ですかね。
田中:そう思います。
Sawada:
そんななか、100倍あまい。
特に年齢に応じて被ばくについては対応度が違うというか影響度が違うと思いますけれども、
特にお子さんについては特に心配という事がございますが、
今後どういった形で対応していけばいいもんでしょうかね?
田中:
それはまず、放射能汚染されたものを身体の中に入れない。
取り込まないという事が一番大事なんですけれど、
その時にやっぱり、汚染されている可能性のあるものは避けるという事がまず大事です。
で、今言われたように、「大人の場合大丈夫なんじゃないか」っていうふうな見解があるんですが、
ところがベラルーシでは今、一番の死亡原因が「心臓病」になっているんですね。
これは世界的に見ても普通は癌になる新生物になるわけですけど、
それが心臓病になっているというのは奇妙なんです。
その心臓には、筋肉の塊なのでセシウムが溜まりやすいんですね。
それを考えると、
まずは「食べて取り入れることを避ける」というのがまず大事で、
その次に大事なのは、今度は身体の中に入れても外に出す効果のあるものがるので、
そういうものをなるべく食べて欲しいんですね。
具体的に言いますと食物繊維。
よくセロリかじった時に、ツーッと歯の間からのびる繊維が、
あれが食物繊維じゃないかと思う人が結構いるんだけど、
あれは植物の繊維であって食物繊維じゃないんですよ。
食物繊維というのはヌルヌルです。
わかめのヌルヌルとか、昆布のヌルヌルとか、オクラのヌルヌルとか、
あのヌルヌルしたものが食物繊維で、
あれを身体の中に入れるとセシウムを引っ掛けて身体の外に出してくれる効果があるんです。
で、そういうものをとって欲しいなという事が二つ目ですね。
Sawada:
食品を気にしているお母さんからよく話を聞くんですけれども、
特に海産物。
おっしゃるようにヌルヌルをとりたいという思いもありながらも、
東日本を中心とした太平洋岸の海産物がどこまで、
ま、本来ならば身体に良いものという事でとりやすかったもの、積極的にとっていたものがちょっと怖くて、
どこまでがいいか、どこまでが悪いか?
良いと思ってとったものがむしろストロンチウム等の心配があるんじゃないだろうか
というような所がありますけれども、
具体的にどんな形で、そういう体にいいものと言われるものを摂って行けばいいんでしょうか?
田中:
海の汚染は結構勘違いをされているんですけれども、
日本の場合は非常に強い海流があって、
黒潮という流れが犬吠埼の先端からハワイ側に流れているんですね。
その海流のおかげで、福島から流れてしまった放射能は南におりて、
犬吠埼から今度はハワイ側に向かっちゃっているんです。
ま、一部乱流がありますから、少し汚染が他にも流れていますけれども、
主な汚染はほとんど福島沖、茨城沖、その後はハワイ方向へ向かっちゃっているので、
それ以外の海域というのは比較的大丈夫なんです。
Sawada:
大きな海の中でどこが大丈夫っていうのは分かりにくいですが、
そういう方向性は今あるわけですね。
そういった中で、後はじゃあ、個人個人のレベルでいったときに、
それを測定したものを是非本当は取り込みたいところですよね。
田中:
そうですね。
今は生協であるとか、イオングループも今は放射能レベルを調査したりしているので、
そういうところのものを選択するのがいいかと思います。
Sawada:
そうやって積極的に動いている、測定しているようなところのものを中心に、
皆さんがやっぱり動いていくことによって、
お店側もそういった形での配慮がだんだん増えてくるという事なんでしょうかね。
田中:そういう事だと思いますね。
Sawada:そんな中で、日々食卓を担当しているお母さん方にどんなメッセージを頂けますか?
田中:
そうですね、後もうひとつはやっぱり体が強くなる要因というのは、
やっぱり免疫力が高くなると強くなるんですね。
その免疫力はやっぱり高い人がいるわけなんですけど、
その人たちを調べてみると前向きな人達なんですね。
とにかく絶望してしまったり、諦めちゃったりすると免疫力が弱くなるので、
常に前向きに考えてほしいという事。
それとですね、やっぱり免疫力を高めるには抗酸化物質というのをとるのが良いんですけれども、
この抗酸化物質はほとんど野菜に含まれているので、
だから野菜は汚染をあまり集めていない食品の一つですから、
そういうものを選んでなるべく野菜を食べてもらうということ。
もうひとつは日本の食文化って発酵食品が多くて、
発酵食品は何故か免疫力を高めるので、
その発酵食品とかをなるべく食べて、
要は日本的な食をするということに心がけてもらうのが良いかなと思います。
Sawada:
ありがとうございます。
そういった内容が優さんの本に書かれているんでしょうか?
田中:
そうなんです、そこを。
とにかくいろいろ講演に行くたびに聞かれるので、徹底的に書いたんですね。
Sawada:
そうですか。ぜひそちらの方も楽しみにさせていただきたいと思います。
また今後ともよろしくお願いいたします。
田中:こちらこそありがとうございました。
チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告「ウクライナは訴える」(動画・内容全て書き出し)
ウクライナ政府報告書。
この報告書でウクライナ政府は原発事故の被災者の間に深刻な健康被害が発生していると訴えています。
甲状腺疾患、白内障、心筋梗塞、脳血管障害などがふえており、
その原因の一つが放射線であるという見解をしましました。
その根拠とされたのは被災者230万人以上の健康状態を追跡して得られたデータです。
原発事故の前から現在まで、被災地で治療してきた現場の医師たちの声が報告書で採用されたと言います。

「未来のための安全」と記されたウクライナ政府報告書
被災地に起きる様々な事故と原発事故とに関連があるという訴えは、
国際機関にも、そして日本政府にもいまだ受け入れられていません。
田中優さん 2013年4月20日
Sawada:本日は田中優さんに来ていただいています。優さんは今度本を出すそうですね。
田中:「放射能下の日本で暮らすには」というタイトルでちくま書房から本を出す事にしています。
Sawada:
なかなかタイトルとしてはシビアなタイトルになっていますが、
優さんが認識されている日本、東京エリアも含めどういうふうに認識されていますか?
田中:
日本で一番問題なのは、とにかく被害を過小評価し過ぎていて、それが心配なんですね。
たとえば、福島も今や20ミリシーベルト、1年間にですね。
そういう地域でも再び人が戻って行って住むというような状態になっちゃったんですが、
本来これは「1ミリシーベルトまで」というふうに上限が決まっているのに、
それが20ミリシーベルトにまで上げられちゃったんですね。
で、それを考えるとあんまりにも過小評価なんじゃないかって。
そして人々の方も困ったことに、
日本人というのはどうしても空気を読むんですよね。
周りの人達が「どうか」っていう事をいつも読んでそれで行動を決めていくから、
その結果実際には「危ないんじゃないか」というふうに思ったとしても、
テレビやラジオや新聞で「大丈夫だ、大丈夫だ」という事ばっかり報道されていくと、
そうすると言えなくなっちゃうんですね。
そうなっていくと、いつの間にか誰もがその危険性について言わなくなってしまう。
という事が一番懸念している事です。
Sawada:
そうですね。
「危険だ」って言う多分、友人がいたり、家族の方がいたりすることはあるんですけれども、
それをどこまで信じたらいいのか?とか、
もしくは実態として何を信じたらいいのかが分からなくなるという時があると思うんですけども、
どの程度危険だというふうに優さんは認識されていますか?
田中:
その点は僕は、ちょうど汚染レベルでよく似ているのは、
チェルノブイリ原発事故の時のウクライナとか、あの辺の状況がよく似ているんです。
そのウクライナだけは、その後にどんな事が起こったかについて、
国家が徹底的に調査して発表もしているんです。
ですからそのウクライナのデータを見てもらうのが良いなというふうに思っていて、
底からこう、まず判断していってほしいなと思うんですね。
Sawada:
おっしゃっているのはあれですよね、ウクライナ・ベラルーシ・ロシアと別れた後で、
ウクライナだけが25年経った後に報告書を、結構中身的には衝撃的なものを出されていましたよね。
田中:
おっしゃるとおりです。
それこそ100万人を超えるような人たちのデータを全部取りそろえて、それで出しているんですね。
それをみていくと、とても怖いのは子どもたちに対して出ている影響なんですね。
これがたとえば2005年位のデータでも、
ほとんど子どもの8割ぐらいに病気が出ているんですね。
よく癌が出るって言われるんだけど、癌よりもより怖いのが病気で、
その病気が出ている原因というのはいったいどこにあるのかなぁ?というふうに見ていくと、
結局のところ一番大きいのは体内被曝。
放射能を身体の内側に、食べるなり呼吸で吸うなりしちゃって、
身体の中に入れちゃったことが一番大きいようだ。
で、それを考えると、
ただ「安全だ」とか、「食べて支えよう」とかいうことではなくて、
きちんと放射能汚染されたものを避けるという事が大事だということに感じています。
Sawada:
そうなりますといまの日本の食品の汚染基準というのは、
暫定値で一時期は500ベクレルといわれてて、
昨年4月に100ベクレルにまで落ちましたが、
この基準自体はいかがですか?
田中:
それは、ベラルーシにゴメリ医科大学というのがあって、
そこの学長をなさっていたバンダジェフスキーという人が徹底的な調査をしているんですけど、
その結果によるとですね、
身体の中の体重1kgあたりのセシウムが5ベクレルを超えると心臓に不整脈とか出てくるんですね。
で、それを見ていくと、体の中に入れていいのは、
おそらく、最大で体重1kgあたり5ベクレル。
そうすると、食品に直してみると、
1ベクレルを超えるものはその身体の中の5ベクレルを超えてしまうんです。
Sawada:1ベクレルというのは1ベクレル/kgっていうことですね。
田中:
そうです。
だから日本政府が言っている基準は100倍あまいように見えます。
Sawada:
ん・・・、
今ドイツの基準が子ども4ベクレル/kg、大人8ベクレル/kgといわれますよね。
これもじゃあ、そういう意味でいくと優さんのおっしゃる1ベクレル/kgからすると、
ある程度許容せざるを得ないリスクの中で決められているというところで、
出来れば、目標値としては1ベクレル/kgというものが
本来であればあるべきなんじゃないかという事ですかね。
田中:そう思います。
Sawada:
そんななか、100倍あまい。
特に年齢に応じて被ばくについては対応度が違うというか影響度が違うと思いますけれども、
特にお子さんについては特に心配という事がございますが、
今後どういった形で対応していけばいいもんでしょうかね?
田中:
それはまず、放射能汚染されたものを身体の中に入れない。
取り込まないという事が一番大事なんですけれど、
その時にやっぱり、汚染されている可能性のあるものは避けるという事がまず大事です。
で、今言われたように、「大人の場合大丈夫なんじゃないか」っていうふうな見解があるんですが、
ところがベラルーシでは今、一番の死亡原因が「心臓病」になっているんですね。
これは世界的に見ても普通は癌になる新生物になるわけですけど、
それが心臓病になっているというのは奇妙なんです。
その心臓には、筋肉の塊なのでセシウムが溜まりやすいんですね。
それを考えると、
まずは「食べて取り入れることを避ける」というのがまず大事で、
その次に大事なのは、今度は身体の中に入れても外に出す効果のあるものがるので、
そういうものをなるべく食べて欲しいんですね。
具体的に言いますと食物繊維。
よくセロリかじった時に、ツーッと歯の間からのびる繊維が、
あれが食物繊維じゃないかと思う人が結構いるんだけど、
あれは植物の繊維であって食物繊維じゃないんですよ。
食物繊維というのはヌルヌルです。
わかめのヌルヌルとか、昆布のヌルヌルとか、オクラのヌルヌルとか、
あのヌルヌルしたものが食物繊維で、
あれを身体の中に入れるとセシウムを引っ掛けて身体の外に出してくれる効果があるんです。
で、そういうものをとって欲しいなという事が二つ目ですね。
Sawada:
食品を気にしているお母さんからよく話を聞くんですけれども、
特に海産物。
おっしゃるようにヌルヌルをとりたいという思いもありながらも、
東日本を中心とした太平洋岸の海産物がどこまで、
ま、本来ならば身体に良いものという事でとりやすかったもの、積極的にとっていたものがちょっと怖くて、
どこまでがいいか、どこまでが悪いか?
良いと思ってとったものがむしろストロンチウム等の心配があるんじゃないだろうか
というような所がありますけれども、
具体的にどんな形で、そういう体にいいものと言われるものを摂って行けばいいんでしょうか?
田中:
海の汚染は結構勘違いをされているんですけれども、
日本の場合は非常に強い海流があって、
黒潮という流れが犬吠埼の先端からハワイ側に流れているんですね。
その海流のおかげで、福島から流れてしまった放射能は南におりて、
犬吠埼から今度はハワイ側に向かっちゃっているんです。
ま、一部乱流がありますから、少し汚染が他にも流れていますけれども、
主な汚染はほとんど福島沖、茨城沖、その後はハワイ方向へ向かっちゃっているので、
それ以外の海域というのは比較的大丈夫なんです。
Sawada:
大きな海の中でどこが大丈夫っていうのは分かりにくいですが、
そういう方向性は今あるわけですね。
そういった中で、後はじゃあ、個人個人のレベルでいったときに、
それを測定したものを是非本当は取り込みたいところですよね。
田中:
そうですね。
今は生協であるとか、イオングループも今は放射能レベルを調査したりしているので、
そういうところのものを選択するのがいいかと思います。
Sawada:
そうやって積極的に動いている、測定しているようなところのものを中心に、
皆さんがやっぱり動いていくことによって、
お店側もそういった形での配慮がだんだん増えてくるという事なんでしょうかね。
田中:そういう事だと思いますね。
Sawada:そんな中で、日々食卓を担当しているお母さん方にどんなメッセージを頂けますか?
田中:
そうですね、後もうひとつはやっぱり体が強くなる要因というのは、
やっぱり免疫力が高くなると強くなるんですね。
その免疫力はやっぱり高い人がいるわけなんですけど、
その人たちを調べてみると前向きな人達なんですね。
とにかく絶望してしまったり、諦めちゃったりすると免疫力が弱くなるので、
常に前向きに考えてほしいという事。
それとですね、やっぱり免疫力を高めるには抗酸化物質というのをとるのが良いんですけれども、
この抗酸化物質はほとんど野菜に含まれているので、
だから野菜は汚染をあまり集めていない食品の一つですから、
そういうものを選んでなるべく野菜を食べてもらうということ。
もうひとつは日本の食文化って発酵食品が多くて、
発酵食品は何故か免疫力を高めるので、
その発酵食品とかをなるべく食べて、
要は日本的な食をするということに心がけてもらうのが良いかなと思います。
Sawada:
ありがとうございます。
そういった内容が優さんの本に書かれているんでしょうか?
田中:
そうなんです、そこを。
とにかくいろいろ講演に行くたびに聞かれるので、徹底的に書いたんですね。
Sawada:
そうですか。ぜひそちらの方も楽しみにさせていただきたいと思います。
また今後ともよろしくお願いいたします。
田中:こちらこそありがとうございました。
チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告「ウクライナは訴える」(動画・内容全て書き出し)
ウクライナ政府報告書。
この報告書でウクライナ政府は原発事故の被災者の間に深刻な健康被害が発生していると訴えています。
甲状腺疾患、白内障、心筋梗塞、脳血管障害などがふえており、
その原因の一つが放射線であるという見解をしましました。
その根拠とされたのは被災者230万人以上の健康状態を追跡して得られたデータです。
原発事故の前から現在まで、被災地で治療してきた現場の医師たちの声が報告書で採用されたと言います。

「未来のための安全」と記されたウクライナ政府報告書
被災地に起きる様々な事故と原発事故とに関連があるという訴えは、
国際機関にも、そして日本政府にもいまだ受け入れられていません。
【ペイフォワード環境情報教室】2013年4月9日
田中優さん
第23回の今日は未来バンク理事長の田中優さんをお迎えしています。
田中優さんへチェルノブイリ事故以降、
脱原発活動ならびに既成のお金の流れを変える未来バンク創設や、次世代エネルギー提案など
積極的に活動されています。
Sawada:
田中優さんは今までずっと、未来バンクということもそうですけれども、
311以前も含め、ずっといろいろな活動をされてきています。
具体的にはどのような活動を今までされてきているんですか?
田中:
そうですね、僕は元々チェルノブイリの時に子どもが生まれたばっかりで、
その子どもが具合が悪くなっちゃって、生まれてすぐ後に。
で、その時に、
その時は実は全然気にしていなかったんですけど
後になって気付いてみると、実は奥さんのお腹の中にいた時に、チェルノブイリの原発事故が起こっていて、
その時に高濃度に結構汚染されていた牛乳を、僕は奥さん経由で子どもに与えてしまっていたんですね。
その事に後から気付いて、
「これはまずい事をしたな」というふうにぼくはすごく反省しまして、
そこから脱原発の運動に入った、という流れです。
Sawada:そうですか。これ、日本にいらっしゃったんですうよね?
田中:そうです。日本でも結構降ったんですよ。
Sawada:そうですか、そこがまずきっかけという事なんですね。
田中:はい。
Sawada:具体的にはその後どのような活動をされていたんですか?
田中:
その後、なんですけれども、
脱原発の運動をやっていたんですけれども、
ところがその後にだんだん運動の方が盛り下がっていってしまったんです。
なんでか?って言うと、やっぱり危機感というのは長続きしないんですね。
だから、危機感で運動していた人達が多かったので、
そうすると、しばらく経つと「大丈夫じゃないか」みたいな気分が生まれてしまって、
そのせいでだんだん盛り下がっていってしまったんです。
「その時にだれでもかかわれる運動をやりたい」というふうに思って、
ゴミ問題を取り上げてですね、
そしてなおかつインドネシアにムリア原発というのが原発輸出されそうになっていまして、その当時。
で、それを調べていたら、付近を調べてみると実は私たちの貯金している郵便貯金に絡んでいたんです。
そこからですね、我々のお金自体が問題じゃないか?というふうに考えて、
先ほど肩書きに紹介していただいた「未来バンク」という、
自分たちで勝手にお金を出資して、
自分たちで必要だと思うところに融資するという活動を始めていったんです。
Sawada:
そうですか。
その、活動が盛り下がっていったというお話に戻りますけれども、
チェルノブイリの原発事故が起きてから何年ぐらい続いたイメージなんですか?
田中:
そうですね、ものすごく盛り上がったのは2年目でした。
2年目の4月で一番盛り上がったんですけど、
その後1年間ぐらいで、殆ど各地域に生まれた脱原発のグループがですね、
人が集まらないので消えていってしまう。という状態になっていたんです。
Sawada:やはり危機感ってなかなか長続きしないものなんですね。
田中:
そうなんですよね、
だから、危機感に頼ってやらない運動というものをしようというふうに思いまして、
そこで我々が考えたのは、
日常生活からいつでも気にするようなゴミ問題とか、貯金の問題とか、
そういうところから始めていきたいって思ったんです。
Sawada:
そうですか。
こちらの活動をずっと長い事されていてですね、
その中で今回311を迎えてといった形になりますけど、
311を迎えて、優さんから見て今の現状をどういうふうにお考えですか?
田中:
正直言って原発事故が起こった時には、
当然起こるべくして起こったという印象が強かったんですね。
というのは世界的に見ても日本とアメリカの原発の管理が非常に良くなかったものですから、
「これはどっちかの国で事故が起こっちゃってもしょうがないだろう」というふうに思っていて、
だから事故が起こった時には「やっぱりきてしまったな」という感じがしました。
Sawada:
そんな中、当然日本でも反対運動が起きて、脱原発・反原発という活動が行われて2年を迎えています。
いかがでしょうかね?この活動の盛り上とその後の継続という意味合いで行きますと。
田中:
まぁ、今回は日本で起こってしまったので、
日本に放射能が降り注ぎましたので、東日本を中心に持続的に今後被害が出ていってしまうので、
その点では簡単には今回は消えたりましないだろうなとは思っています。
ただもうひとつ僕の方が気にしているのは
これを機にですね、実は電気の問題で考えた時に、
「原子力は決して安く無い」という事を知ってもらいたいなと思っているんです。
Sawada:
よくあれですよね。
原発は安いから、もしくはCO2を排出しないというような意味合いで、
経済学的に有利だということで進められというお話がありますけれど、
そうじゃないということなんですね。
田中:
大島堅一先生、立命館大学の先生ですけれども、
その方が岩波新書で原発のコストという本を書いていて、
そちらに詳しく載っているんですけれども、
要は実際にかかっている金額を調べてみると、他の発電よりもずっと高いんです。
今現在実は日本の電気料金というのは、世界一高いんですね。
で、よく言われている「ドイツが高い」
自然エネルギーをやっているから「高い」と言われるんですけれども、
調べてみると「ドイツよりも高い」んです。
で、そんな形になっているという事が、
もし、政策決定者にきちんと届く事が出来たならば、
原子力は経済的号合理性から「やらない」という選択になっていく筈だと思っているんです。
Sawada:
そうですね、それを見ますとそこでの問題が一つありますし、
また、あれですかね、原発の電気というのが「蓄電出来ない」というお話もありますよね。
田中:
はい、その通りで、実際に電気が必要になるというのは、
実は夏場のほんの一時だけなんですよね。
2010年の東京電力のデータでみてみると、
いちばん最大の消費から100万kwの範囲のところに、
いちばん最大のところに来てしまったら何時間か?って調べてみると、
わずか5時間しかないんです。
Sawada:1年間で5時間。
田中:
そうです。3760分の5です。
それっぽっちしか電気が足りなくなるっていう時がないのに、
その一時のために発電所を造るというのは非常に不合理で、
そのせいで日本の電気料金は世界一高くなっていて、
その結果、国際競争力を失わせているんだと思っています。
Sawada:
そうなりますと、経済的にも高くて困る。
需給の問題でしても1年間に5時間しか足りない時間がはないというなかにいて、
今後つくる理由、もしくは維持していく理由というのはあんまり見当たらないという事でしょうかね?
田中:
合理的に考えたら必要なないと思います。
その時に、たとえば昼間のピークの時って決まった時しか出ないんですよ。
夏場・平日・日中の午後1時から3時にかけて・気温が最高気温を記録するとき。
その時しか出ないんですね。
だからあらかじめ検討が付きますので、
その時だけ電気料金を高くするという仕組みを入れれば、これは簡単に解決できます。
Sawada:
そうすると解決する方法があるにもかかわらず
日本政府はまだやってきてないというところなんでしょうね。
田中:
それは結局のところ原子力というものが利権に結び付きすぎていて、
そのせいでこんな形になっているんだ、というふうに思っています。
Sawada:
そうですか。
ま、今後ですね優さんには色々ご出演頂きたいと思っているんですけれども、
その中で今後は代替エネルギーの可能性。
また、私たち一般市民が出来る事、未来に向けて出来ることというような形。
また長い間ずーっと活動してきたということもありますんで、活動されてきた先輩としてですね、
私たちも知りたい事が多々あると思いますので、また今後も出演頂いて、お話しいただければと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
田中:よろしくお願いします。
Sawada:
田中優さんには本番組の次世代エネルギーコースの主任講師として
これからもご登場を予定しております。
田中優さん
第23回の今日は未来バンク理事長の田中優さんをお迎えしています。
田中優さんへチェルノブイリ事故以降、
脱原発活動ならびに既成のお金の流れを変える未来バンク創設や、次世代エネルギー提案など
積極的に活動されています。
Sawada:
田中優さんは今までずっと、未来バンクということもそうですけれども、
311以前も含め、ずっといろいろな活動をされてきています。
具体的にはどのような活動を今までされてきているんですか?
田中:
そうですね、僕は元々チェルノブイリの時に子どもが生まれたばっかりで、
その子どもが具合が悪くなっちゃって、生まれてすぐ後に。
で、その時に、
その時は実は全然気にしていなかったんですけど
後になって気付いてみると、実は奥さんのお腹の中にいた時に、チェルノブイリの原発事故が起こっていて、
その時に高濃度に結構汚染されていた牛乳を、僕は奥さん経由で子どもに与えてしまっていたんですね。
その事に後から気付いて、
「これはまずい事をしたな」というふうにぼくはすごく反省しまして、
そこから脱原発の運動に入った、という流れです。
Sawada:そうですか。これ、日本にいらっしゃったんですうよね?
田中:そうです。日本でも結構降ったんですよ。
Sawada:そうですか、そこがまずきっかけという事なんですね。
田中:はい。
Sawada:具体的にはその後どのような活動をされていたんですか?
田中:
その後、なんですけれども、
脱原発の運動をやっていたんですけれども、
ところがその後にだんだん運動の方が盛り下がっていってしまったんです。
なんでか?って言うと、やっぱり危機感というのは長続きしないんですね。
だから、危機感で運動していた人達が多かったので、
そうすると、しばらく経つと「大丈夫じゃないか」みたいな気分が生まれてしまって、
そのせいでだんだん盛り下がっていってしまったんです。
「その時にだれでもかかわれる運動をやりたい」というふうに思って、
ゴミ問題を取り上げてですね、
そしてなおかつインドネシアにムリア原発というのが原発輸出されそうになっていまして、その当時。
で、それを調べていたら、付近を調べてみると実は私たちの貯金している郵便貯金に絡んでいたんです。
そこからですね、我々のお金自体が問題じゃないか?というふうに考えて、
先ほど肩書きに紹介していただいた「未来バンク」という、
自分たちで勝手にお金を出資して、
自分たちで必要だと思うところに融資するという活動を始めていったんです。
Sawada:
そうですか。
その、活動が盛り下がっていったというお話に戻りますけれども、
チェルノブイリの原発事故が起きてから何年ぐらい続いたイメージなんですか?
田中:
そうですね、ものすごく盛り上がったのは2年目でした。
2年目の4月で一番盛り上がったんですけど、
その後1年間ぐらいで、殆ど各地域に生まれた脱原発のグループがですね、
人が集まらないので消えていってしまう。という状態になっていたんです。
Sawada:やはり危機感ってなかなか長続きしないものなんですね。
田中:
そうなんですよね、
だから、危機感に頼ってやらない運動というものをしようというふうに思いまして、
そこで我々が考えたのは、
日常生活からいつでも気にするようなゴミ問題とか、貯金の問題とか、
そういうところから始めていきたいって思ったんです。
Sawada:
そうですか。
こちらの活動をずっと長い事されていてですね、
その中で今回311を迎えてといった形になりますけど、
311を迎えて、優さんから見て今の現状をどういうふうにお考えですか?
田中:
正直言って原発事故が起こった時には、
当然起こるべくして起こったという印象が強かったんですね。
というのは世界的に見ても日本とアメリカの原発の管理が非常に良くなかったものですから、
「これはどっちかの国で事故が起こっちゃってもしょうがないだろう」というふうに思っていて、
だから事故が起こった時には「やっぱりきてしまったな」という感じがしました。
Sawada:
そんな中、当然日本でも反対運動が起きて、脱原発・反原発という活動が行われて2年を迎えています。
いかがでしょうかね?この活動の盛り上とその後の継続という意味合いで行きますと。
田中:
まぁ、今回は日本で起こってしまったので、
日本に放射能が降り注ぎましたので、東日本を中心に持続的に今後被害が出ていってしまうので、
その点では簡単には今回は消えたりましないだろうなとは思っています。
ただもうひとつ僕の方が気にしているのは
これを機にですね、実は電気の問題で考えた時に、
「原子力は決して安く無い」という事を知ってもらいたいなと思っているんです。
Sawada:
よくあれですよね。
原発は安いから、もしくはCO2を排出しないというような意味合いで、
経済学的に有利だということで進められというお話がありますけれど、
そうじゃないということなんですね。
田中:
大島堅一先生、立命館大学の先生ですけれども、
その方が岩波新書で原発のコストという本を書いていて、
そちらに詳しく載っているんですけれども、
要は実際にかかっている金額を調べてみると、他の発電よりもずっと高いんです。
今現在実は日本の電気料金というのは、世界一高いんですね。
で、よく言われている「ドイツが高い」
自然エネルギーをやっているから「高い」と言われるんですけれども、
調べてみると「ドイツよりも高い」んです。
で、そんな形になっているという事が、
もし、政策決定者にきちんと届く事が出来たならば、
原子力は経済的号合理性から「やらない」という選択になっていく筈だと思っているんです。
Sawada:
そうですね、それを見ますとそこでの問題が一つありますし、
また、あれですかね、原発の電気というのが「蓄電出来ない」というお話もありますよね。
田中:
はい、その通りで、実際に電気が必要になるというのは、
実は夏場のほんの一時だけなんですよね。
2010年の東京電力のデータでみてみると、
いちばん最大の消費から100万kwの範囲のところに、
いちばん最大のところに来てしまったら何時間か?って調べてみると、
わずか5時間しかないんです。
Sawada:1年間で5時間。
田中:
そうです。3760分の5です。
それっぽっちしか電気が足りなくなるっていう時がないのに、
その一時のために発電所を造るというのは非常に不合理で、
そのせいで日本の電気料金は世界一高くなっていて、
その結果、国際競争力を失わせているんだと思っています。
Sawada:
そうなりますと、経済的にも高くて困る。
需給の問題でしても1年間に5時間しか足りない時間がはないというなかにいて、
今後つくる理由、もしくは維持していく理由というのはあんまり見当たらないという事でしょうかね?
田中:
合理的に考えたら必要なないと思います。
その時に、たとえば昼間のピークの時って決まった時しか出ないんですよ。
夏場・平日・日中の午後1時から3時にかけて・気温が最高気温を記録するとき。
その時しか出ないんですね。
だからあらかじめ検討が付きますので、
その時だけ電気料金を高くするという仕組みを入れれば、これは簡単に解決できます。
Sawada:
そうすると解決する方法があるにもかかわらず
日本政府はまだやってきてないというところなんでしょうね。
田中:
それは結局のところ原子力というものが利権に結び付きすぎていて、
そのせいでこんな形になっているんだ、というふうに思っています。
Sawada:
そうですか。
ま、今後ですね優さんには色々ご出演頂きたいと思っているんですけれども、
その中で今後は代替エネルギーの可能性。
また、私たち一般市民が出来る事、未来に向けて出来ることというような形。
また長い間ずーっと活動してきたということもありますんで、活動されてきた先輩としてですね、
私たちも知りたい事が多々あると思いますので、また今後も出演頂いて、お話しいただければと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
田中:よろしくお願いします。
Sawada:
田中優さんには本番組の次世代エネルギーコースの主任講師として
これからもご登場を予定しております。
11.12
Mon
1ヶ月ほど前の放送だけど、興味深い内容があったので、
原発関係の部分のみ書き出しました。
お話(抄) 東京FM "The Lifestyle MUSEUM"
2012年10月12日放送
今夜は環境問題に精通する文筆家田中優さんをお迎えしています。
ピーターバラカン:
田中さんというとやはり原発問題を連想するもんなんですけれど、
今週僕はスケジュールが異常な感じでね、
2,3日前の新聞のトップにね、見出しだけ見たんですけど、
「福島の格納容器、水2.8mで11シーベルトの線量が出てる」っていうのを見たんですね。
これ、どういうことでした?
田中優:
要は核燃料が、まともな状態にまとまっていなくて、もうこぼれ出てしまっていて、
そうすると、40分で即死ですね。
それぐらいのレベルになってしまっているというのが、先日の数字ですね。
バラカン:要するに近づく事はまだ誰も出来ないんですか?
田中:
不可能ですね、
だからロボットかなんか使って遠隔操作でやらない限りは…っていうレベルになっているという事ですね。
バラカン:これはこの先、ど、どうすればいいんですか?
田中:
これはね、本当は僕は東京電力に任せておいちゃまずいと思っています。
やっぱりその専門の人達で、みんなで頭を詰めてそれで考えてやらないと解決できないと思いますよ。
バラカン:んーー
田中:
原発を動かすことは東京電力は出来たかもしれないけれど、
収束させるための会社じゃないですからね。
無理だと思いますよ。
バラカン:
あの、普通の状態で停止したとしても、
実際に安全な状態になるまでは何十年かかるんでしたっけ?
田中:はい、大体本当の、
バラカン:40年とか?
田中:
そうですね、それぐらいかかっちゃいますけれども、
熱が下がるのにまぁ、2~3年かかるっていう事ですかね。
バラカン:
いやぁ、これからね、日本の政府が脱原発、原発ゼロって話も出たんですけど、
結局これもなんかお茶を濁したようなものでしたよね。
これは、どういうふうに考えればいいですか?
田中:
今の時点ではせめぎ合っているというのが実態だと思いますけど、
要は原発をこれまで進めてきた人たちは全く諦めていないので、
今度選挙になれば返り咲くかもしれないという事で、
今、上関原発というのが中国電力のところでつくられようとして、
で、県知事が、
バラカン:祝島の向かいの、あそこですね。
田中:
そうです。
県知事が今、水面埋め立て許可を出さないという事で止めたんだけれども、
実は丁寧に読んでみると、「今は出さない」って言ってるんですよね。
だからこの後でもし政権が代われば、「出したいなぁ」というところにいるのかなと、
だからまだせめぎ合いは続きます、ずっと。
ですんでね、まだまだはっきりしたことは何一つないような状態かなという感じですね。
バラカン:
で、福島県を中心にまだまだ汚染が続いている訳ですよね。
この汚染が続く間、その、「放射能対策」っていうのかな?これは何かできることはあるんですか?
田中:
チェルノブイリの時の事を見るというのが、本当は一番重要で、
チェルノブイリではやっぱり住まわせなかった、
「ここには住んじゃダメだよ」という範囲をつくったのに、
日本では今もそのレベルのところに沢山の人達が住んでいますから、
だから、やるべきすべきことを、まずきちんと学んで出さないと、
「手遅れになっちゃう」という心配をしていますね。
バラカン:ん・・
田中:
実はごく最近出てきたのは、カナダの科学者が出したというデータで、
10ミリシーベルト/年間。
それでちゃんと被害者は増えるというレポートが出てきたんですよ。
そうすると今日本では「100ミリシーベルト以下は影響が出ないんだ」
「はっきりしていないんだ」みたいな事を言って、
20ミリシーベルト/年以下のところには人を住まわせることにしちゃったわけですよ。
それは十二分に危険になっちゃう。
それを考えていくと、ま、とにかく線をきちんと引くというところから始めげもらわないと、
いったん、今回のやつ、対策は失敗しているんで、だからもう一度作りなおして、
線を引くというところから始めないと難しいと思いますよね。
バラカン:政治家たちがそういう気にならなければ、どうやって圧力をかけることが出来ますか?
田中:
それはとても厳しいところですけれど、
ただ、期待を感じているのは、従来と違うメディア、
要はSNSインターネット、これの力がものすごく強くなってきていて、
メディアは今、その後追いをしているような状態ですね。
ですので、そちらがもっと強くなってしまえば、
「人々の意思というのがもっとダイレクトにいろんな社会に影響を及ぼしていくだろう」という
期待はしています。
バラカン:
つい先日本が出たんですね、「原発問題に無関心なあなたへ」
これは田中さんも参加している、かなり多くの人達の、
これ、文章を書いたものですか、原発トークメッセージという、副題が付いていますけれども、
田中:ええ、文章を書いて、それで、
バラカン:あ、みんなで
田中:
書いて送って、それで「無関心な人に」っていう事でつくられた本なんですけれど、
無関心な人が手に取るかどうか?が問題ですけれど(笑)
バラカン:
そうなんですよね。
その無関心を防ぐためには我々メディアに携わっている人間の問題もあると思うんですけどね、
田中:そうですね、確かに。
バラカン:
もっともっと、田中さんのような方に発言の機会を与えるって、
田中さんはどうですか?いろんなメディアにも出ていますか?
田中:
はい、もともと、あまり出ていないというかね、
実はそこを言いだすときりがないわけじゃなくて、
実は資源エネルギー庁というところが
「要監視リスト」というのをつくっていたんですよ、日本のなかで。
バラカン:「いた」っていう事はもうそのリストはない?
田中:
先日やっと廃止になったんですが、
それまでの間、僕もその一人にノミネートされていたんですが、日本中で60人。
山内トモコ:60人…
田中:
この人達がもしメディアで発言したら、クレームを付けてくるんです。資源エネルギー庁が。
山内:それは内容に関わらずという事ですか?
田中:
原発にかんして。
で、「この人の言っていることは間違っている」というクレームを付けてきて、
バラカン:政府が一方的に放送局に対してそういう事を言うんですか?
田中:
はい。
そして放送局はそのクレームを受けて、ちゃんと訂正放送をしなければいけない。
バラカン:この事はメディアに出てますか?
田中:
はい、一応出ています。
そういう形で対応策を資源エネルギー庁が作っていて、その中の一人に選ばれちゃっていますから、
そうすると、僕を呼ぶと面倒になるわけですよね。
バラカン:なるほど。じゃあ誰も呼ばなくなっちゃうわけですよね。
田中:そうでしょうね(笑)
山内:それは長くあったものなんですか?
田中:長くありました。
バラカン:何年位?
田中:多分、10年位あったと思います。
バラカン:
えっ!本当?!
それ、「あなたはそういうブラックリストに載っていますよ」というのは、話しは来るわけですか?
田中:
いや、あとからね、
311の事故以降に、情報公開でそれを引きずり出した人がいて、
その人がUPしたんですね、インターネット上に。
その中に、よーく見てみたら、「あれ、俺の名前が載ってるわ」って気付いたんですね。
バラカン:ほんと!?ちょっと許せないねそれは。
田中:
そうですね、
だから民主主義を、まず日本の場合は作ってもらわないとね。
バラカン:本当!民主主義は成立していないっていう事ですね。
田中:まだですね。はい。
バラカン:メディアに対するそういう規制があるっていう事は、
田中:そしてメディアの方もそれに唯唯諾諾と乗っちゃっているというところが問題で、
バラカン:
ま、電力会社がね、最大のスポーンサーって言う事はよく聞いていたんです、
311以降の話なんですけど。
もう、いまの電力会社はそういう立場じゃないでしょ?
田中:
今はそうではないです。って言うのは以前はね、
オール電化のコマーシャルは、全部原価に上乗せして、電力会社は3%の利益を上乗せして
みんなから取っていいんですよ。
だから、使えば使うほど儲かるんです。
バラカン:
その話もね、原発事故の後に出てきたものだからね~
田中さんは番組の冒頭でちょっと話が出たAPバンクフェスティバルなんですけど、
もともとそのAPバンクについて、ちょっと話していただけますか?
田中:
僕自身が、実は18年前に市民で勝手に作るバンクをつくろうという事で、8:45
ー略ー
12:10
バラカン:
田中さんは原発以外にもいろんな環境問題にも関わっていると思うんですけど、
今一番気になるものは何なんですか?
田中:
今はやっぱり原発が一番大きくって、つい最近、ま、これから出版なんですが本を二冊分書きましてね、
放射能の話が一冊と、今後のエネルギーの話が一冊、
両方ともちょうど書き終えたところで、そのために徹底的に調べたんで、
今は割と頭の中はその事がいっぱいですね。
バラカン:じゃ、ちょっと伝えていただけることがあるとすれば、なにが一番?
田中:
非常に簡単に面白く言うと、男の人と女の人と、興味のジャンルが違うんですよね。
で、面白い事に前半で放射能の話をすると女性が一生懸命で男が寝てて、
後半でエネルギーの話をすると、今度は男が一生懸命で女性が寝てて、っていうパターンになっていますね。
だからやっぱり、お母さんとか、命に近いところにいる人は圧倒的に「放射能をどうしたらいいの?」
これは一言で言うと内部被ばくが圧倒的に怖いので、気を付けてほしいというのが一番重要かな。
で、エネルギーの方をもし一言で言うと、
原発を止めるには発電所じゃなくて、節電が圧倒的に効果が大きいのね。
しかも努力忍耐じゃなくて、
その装備そのものを省エネ製品を選んでいくことで解決してもらうっていうのが一番いい気がします。
バラカン:
なるほど。
さて、最後に女性のリスナーが寝てしまうかもしれない事を覚悟して、
是非、エネルギーのお話をちょっとお聞きしたいですね。
田中:
そうですね、最近決まったことで、
実は2015年よりも手前あたりに、完全に電力が自由化されるっていうのが決まってましたね。
バラカン:ああ、噂は聞いていましたね。これはもう確実になるんですか?
田中:
それがね、まだひっくり返される余地はあるんだけれども、
一応は決まりました、いったん。
それで言うと携帯電話の買い替えみたいに、我々が電力を選べる時代が3年後。
そういう状況になってきましたんでね、
バラカン:待ち遠しいね。
田中:本当に。社会は転換期を迎えました、やっと。
バラカン:
それに備えて、なにをどういうふうに進めたらいいかは
ちゃんと、勉強というか、情報を集める必要はありますね。
田中:主体的に考えてもらえるようになれば、解決策は見いだせると思います。
バラカン:この辺のお話は田中さんも講演会では詳しくされていますか?
田中:はい、してます。
バラカン:
分かりました。年間300回あるというので、みなさん聞く機会があると思います。
ありがとうございました。
ーーお話の内容順に<参考>ですーー
福島第一1号機、水位は2・8m…依然高線量
(2012年10月10日23時24分 読売新聞)

福島第一原発1号機の格納容器内部。
水位約2・8m。格子の上は直径約1cmのボルト=東京電力提供
東京電力は10日、
福島第一原子力発電所1号機の原子炉格納容器内に工業用内視鏡を入れて調査した結果、
容器内にたまる冷却水の水位は約2・8メートルだったと発表した。
1号機の水位を確認したのは初めて。
注水量などをもとにした推測値より約80センチ・メートル上回ったが、
最大線量は毎時11・1シーベルトと極めて高かった。
水位が想定より高く、溶融した燃料の冷却には問題はないが、作業員が容器内に立ち入るのは難しい。
廃炉工程の中核となる溶融燃料の回収などは依然見通しの立たない状況が続く。
内視鏡による調査は9日から始まった。
格納容器の底から高さ約8・5メートルにある配管を通じて内視鏡を挿入し、底に向かっておろしたところ、
5メートルほど低い場所の鉄製足場の下に水面があることが確認された。
公開された画像では、冷却水から白い湯気が立ち上り、
足場は所々、塗装がはげてさびていたが、機器類の目立った破損は見つからなかった。
線量は水面に近付くと低下し、汚染した冷却水以外の放射線源がある可能性が判明した。

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エネ庁監視ランキング20

ここにはランキングで20名までしか出ていませんが、この下に田中優さんがいるんですね。
全員の名簿が無いか探してみたけれど、見つけられませんでした。
電気料金の驚異の”からくり”「総括原価方式」←これは知っておくべきですね。(内容書き出し)
お金を使えば使うほど儲かる電力会社経営における重要な問題点。
原発関係の部分のみ書き出しました。
お話(抄) 東京FM "The Lifestyle MUSEUM"
2012年10月12日放送
今夜は環境問題に精通する文筆家田中優さんをお迎えしています。
ピーターバラカン:
田中さんというとやはり原発問題を連想するもんなんですけれど、
今週僕はスケジュールが異常な感じでね、
2,3日前の新聞のトップにね、見出しだけ見たんですけど、
「福島の格納容器、水2.8mで11シーベルトの線量が出てる」っていうのを見たんですね。
これ、どういうことでした?
田中優:
要は核燃料が、まともな状態にまとまっていなくて、もうこぼれ出てしまっていて、
そうすると、40分で即死ですね。
それぐらいのレベルになってしまっているというのが、先日の数字ですね。
バラカン:要するに近づく事はまだ誰も出来ないんですか?
田中:
不可能ですね、
だからロボットかなんか使って遠隔操作でやらない限りは…っていうレベルになっているという事ですね。
バラカン:これはこの先、ど、どうすればいいんですか?
田中:
これはね、本当は僕は東京電力に任せておいちゃまずいと思っています。
やっぱりその専門の人達で、みんなで頭を詰めてそれで考えてやらないと解決できないと思いますよ。
バラカン:んーー
田中:
原発を動かすことは東京電力は出来たかもしれないけれど、
収束させるための会社じゃないですからね。
無理だと思いますよ。
バラカン:
あの、普通の状態で停止したとしても、
実際に安全な状態になるまでは何十年かかるんでしたっけ?
田中:はい、大体本当の、
バラカン:40年とか?
田中:
そうですね、それぐらいかかっちゃいますけれども、
熱が下がるのにまぁ、2~3年かかるっていう事ですかね。
バラカン:
いやぁ、これからね、日本の政府が脱原発、原発ゼロって話も出たんですけど、
結局これもなんかお茶を濁したようなものでしたよね。
これは、どういうふうに考えればいいですか?
田中:
今の時点ではせめぎ合っているというのが実態だと思いますけど、
要は原発をこれまで進めてきた人たちは全く諦めていないので、
今度選挙になれば返り咲くかもしれないという事で、
今、上関原発というのが中国電力のところでつくられようとして、
で、県知事が、
バラカン:祝島の向かいの、あそこですね。
田中:
そうです。
県知事が今、水面埋め立て許可を出さないという事で止めたんだけれども、
実は丁寧に読んでみると、「今は出さない」って言ってるんですよね。
だからこの後でもし政権が代われば、「出したいなぁ」というところにいるのかなと、
だからまだせめぎ合いは続きます、ずっと。
ですんでね、まだまだはっきりしたことは何一つないような状態かなという感じですね。
バラカン:
で、福島県を中心にまだまだ汚染が続いている訳ですよね。
この汚染が続く間、その、「放射能対策」っていうのかな?これは何かできることはあるんですか?
田中:
チェルノブイリの時の事を見るというのが、本当は一番重要で、
チェルノブイリではやっぱり住まわせなかった、
「ここには住んじゃダメだよ」という範囲をつくったのに、
日本では今もそのレベルのところに沢山の人達が住んでいますから、
だから、やるべきすべきことを、まずきちんと学んで出さないと、
「手遅れになっちゃう」という心配をしていますね。
バラカン:ん・・
田中:
実はごく最近出てきたのは、カナダの科学者が出したというデータで、
10ミリシーベルト/年間。
それでちゃんと被害者は増えるというレポートが出てきたんですよ。
そうすると今日本では「100ミリシーベルト以下は影響が出ないんだ」
「はっきりしていないんだ」みたいな事を言って、
20ミリシーベルト/年以下のところには人を住まわせることにしちゃったわけですよ。
それは十二分に危険になっちゃう。
それを考えていくと、ま、とにかく線をきちんと引くというところから始めげもらわないと、
いったん、今回のやつ、対策は失敗しているんで、だからもう一度作りなおして、
線を引くというところから始めないと難しいと思いますよね。
バラカン:政治家たちがそういう気にならなければ、どうやって圧力をかけることが出来ますか?
田中:
それはとても厳しいところですけれど、
ただ、期待を感じているのは、従来と違うメディア、
要はSNSインターネット、これの力がものすごく強くなってきていて、
メディアは今、その後追いをしているような状態ですね。
ですので、そちらがもっと強くなってしまえば、
「人々の意思というのがもっとダイレクトにいろんな社会に影響を及ぼしていくだろう」という
期待はしています。
バラカン:
つい先日本が出たんですね、「原発問題に無関心なあなたへ」
これは田中さんも参加している、かなり多くの人達の、
これ、文章を書いたものですか、原発トークメッセージという、副題が付いていますけれども、
田中:ええ、文章を書いて、それで、
バラカン:あ、みんなで
田中:
書いて送って、それで「無関心な人に」っていう事でつくられた本なんですけれど、
無関心な人が手に取るかどうか?が問題ですけれど(笑)
バラカン:
そうなんですよね。
その無関心を防ぐためには我々メディアに携わっている人間の問題もあると思うんですけどね、
田中:そうですね、確かに。
バラカン:
もっともっと、田中さんのような方に発言の機会を与えるって、
田中さんはどうですか?いろんなメディアにも出ていますか?
田中:
はい、もともと、あまり出ていないというかね、
実はそこを言いだすときりがないわけじゃなくて、
実は資源エネルギー庁というところが
「要監視リスト」というのをつくっていたんですよ、日本のなかで。
バラカン:「いた」っていう事はもうそのリストはない?
田中:
先日やっと廃止になったんですが、
それまでの間、僕もその一人にノミネートされていたんですが、日本中で60人。
山内トモコ:60人…
田中:
この人達がもしメディアで発言したら、クレームを付けてくるんです。資源エネルギー庁が。
山内:それは内容に関わらずという事ですか?
田中:
原発にかんして。
で、「この人の言っていることは間違っている」というクレームを付けてきて、
バラカン:政府が一方的に放送局に対してそういう事を言うんですか?
田中:
はい。
そして放送局はそのクレームを受けて、ちゃんと訂正放送をしなければいけない。
バラカン:この事はメディアに出てますか?
田中:
はい、一応出ています。
そういう形で対応策を資源エネルギー庁が作っていて、その中の一人に選ばれちゃっていますから、
そうすると、僕を呼ぶと面倒になるわけですよね。
バラカン:なるほど。じゃあ誰も呼ばなくなっちゃうわけですよね。
田中:そうでしょうね(笑)
山内:それは長くあったものなんですか?
田中:長くありました。
バラカン:何年位?
田中:多分、10年位あったと思います。
バラカン:
えっ!本当?!
それ、「あなたはそういうブラックリストに載っていますよ」というのは、話しは来るわけですか?
田中:
いや、あとからね、
311の事故以降に、情報公開でそれを引きずり出した人がいて、
その人がUPしたんですね、インターネット上に。
その中に、よーく見てみたら、「あれ、俺の名前が載ってるわ」って気付いたんですね。
バラカン:ほんと!?ちょっと許せないねそれは。
田中:
そうですね、
だから民主主義を、まず日本の場合は作ってもらわないとね。
バラカン:本当!民主主義は成立していないっていう事ですね。
田中:まだですね。はい。
バラカン:メディアに対するそういう規制があるっていう事は、
田中:そしてメディアの方もそれに唯唯諾諾と乗っちゃっているというところが問題で、
バラカン:
ま、電力会社がね、最大のスポーンサーって言う事はよく聞いていたんです、
311以降の話なんですけど。
もう、いまの電力会社はそういう立場じゃないでしょ?
田中:
今はそうではないです。って言うのは以前はね、
オール電化のコマーシャルは、全部原価に上乗せして、電力会社は3%の利益を上乗せして
みんなから取っていいんですよ。
だから、使えば使うほど儲かるんです。
バラカン:
その話もね、原発事故の後に出てきたものだからね~
田中さんは番組の冒頭でちょっと話が出たAPバンクフェスティバルなんですけど、
もともとそのAPバンクについて、ちょっと話していただけますか?
田中:
僕自身が、実は18年前に市民で勝手に作るバンクをつくろうという事で、8:45
ー略ー
12:10
バラカン:
田中さんは原発以外にもいろんな環境問題にも関わっていると思うんですけど、
今一番気になるものは何なんですか?
田中:
今はやっぱり原発が一番大きくって、つい最近、ま、これから出版なんですが本を二冊分書きましてね、
放射能の話が一冊と、今後のエネルギーの話が一冊、
両方ともちょうど書き終えたところで、そのために徹底的に調べたんで、
今は割と頭の中はその事がいっぱいですね。
バラカン:じゃ、ちょっと伝えていただけることがあるとすれば、なにが一番?
田中:
非常に簡単に面白く言うと、男の人と女の人と、興味のジャンルが違うんですよね。
で、面白い事に前半で放射能の話をすると女性が一生懸命で男が寝てて、
後半でエネルギーの話をすると、今度は男が一生懸命で女性が寝てて、っていうパターンになっていますね。
だからやっぱり、お母さんとか、命に近いところにいる人は圧倒的に「放射能をどうしたらいいの?」
これは一言で言うと内部被ばくが圧倒的に怖いので、気を付けてほしいというのが一番重要かな。
で、エネルギーの方をもし一言で言うと、
原発を止めるには発電所じゃなくて、節電が圧倒的に効果が大きいのね。
しかも努力忍耐じゃなくて、
その装備そのものを省エネ製品を選んでいくことで解決してもらうっていうのが一番いい気がします。
バラカン:
なるほど。
さて、最後に女性のリスナーが寝てしまうかもしれない事を覚悟して、
是非、エネルギーのお話をちょっとお聞きしたいですね。
田中:
そうですね、最近決まったことで、
実は2015年よりも手前あたりに、完全に電力が自由化されるっていうのが決まってましたね。
バラカン:ああ、噂は聞いていましたね。これはもう確実になるんですか?
田中:
それがね、まだひっくり返される余地はあるんだけれども、
一応は決まりました、いったん。
それで言うと携帯電話の買い替えみたいに、我々が電力を選べる時代が3年後。
そういう状況になってきましたんでね、
バラカン:待ち遠しいね。
田中:本当に。社会は転換期を迎えました、やっと。
バラカン:
それに備えて、なにをどういうふうに進めたらいいかは
ちゃんと、勉強というか、情報を集める必要はありますね。
田中:主体的に考えてもらえるようになれば、解決策は見いだせると思います。
バラカン:この辺のお話は田中さんも講演会では詳しくされていますか?
田中:はい、してます。
バラカン:
分かりました。年間300回あるというので、みなさん聞く機会があると思います。
ありがとうございました。
ーーお話の内容順に<参考>ですーー
福島第一1号機、水位は2・8m…依然高線量
(2012年10月10日23時24分 読売新聞)

福島第一原発1号機の格納容器内部。
水位約2・8m。格子の上は直径約1cmのボルト=東京電力提供
東京電力は10日、
福島第一原子力発電所1号機の原子炉格納容器内に工業用内視鏡を入れて調査した結果、
容器内にたまる冷却水の水位は約2・8メートルだったと発表した。
1号機の水位を確認したのは初めて。
注水量などをもとにした推測値より約80センチ・メートル上回ったが、
最大線量は毎時11・1シーベルトと極めて高かった。
水位が想定より高く、溶融した燃料の冷却には問題はないが、作業員が容器内に立ち入るのは難しい。
廃炉工程の中核となる溶融燃料の回収などは依然見通しの立たない状況が続く。
内視鏡による調査は9日から始まった。
格納容器の底から高さ約8・5メートルにある配管を通じて内視鏡を挿入し、底に向かっておろしたところ、
5メートルほど低い場所の鉄製足場の下に水面があることが確認された。
公開された画像では、冷却水から白い湯気が立ち上り、
足場は所々、塗装がはげてさびていたが、機器類の目立った破損は見つからなかった。
線量は水面に近付くと低下し、汚染した冷却水以外の放射線源がある可能性が判明した。

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エネ庁監視ランキング20

ここにはランキングで20名までしか出ていませんが、この下に田中優さんがいるんですね。
全員の名簿が無いか探してみたけれど、見つけられませんでした。
電気料金の驚異の”からくり”「総括原価方式」←これは知っておくべきですね。(内容書き出し)
お金を使えば使うほど儲かる電力会社経営における重要な問題点。
11.11
Sun
田中優 「本物の脱原発の見分け方」 (2012.9.3)
はい、みなさんこんばんは、田中優です。
これから選挙の時期に入ってくると、いまの状況ではすべての政党が「脱原発」を言ってくると思います。
その「脱原発」について、今後は本物なのかそれともニセモノなのか
そこのところを見分ける必要が出てくると思います。
で、「本物の脱原発」を見分けるためには、脱原発をする理由を見分ける必要がある。
「本物の脱原発」を主張する人達は、
現在の日本の地震とかそういったことの都合から考える限り、
「すぐに原発を止めなければならない」というふうに考える筈です。
ですから「本物の脱原発」の人達は「直ちに原発をゼロにしろ」というふうに言う筈です。
そして根拠は節電です。
電気を新たな発電所を造って作ることよりも、
遥かに節電をする事の方が安いし簡単に実現可能です。
そこのところを見分けるのがまず一つ。
もう一点あります。
その二つ目の点は、
原子力の再処理とか核燃料サイクル。
これについてを「やるべきだ」と言っていたとしたら、それは脱原発には向かいません。
だから、「核燃料サイクルを否定するのか否か」
その二つの点を見て、本物の脱原発なのか?それともニセのただ票がとりたいための嘘なのか?
そこを見分ける必要があると思っています。
とにかくこれだけの事態が起こったので、
私たちは賢くなって、その見分ける力を持つ必要があるというふうに思います。
みんなで頑張っていきましょう!
はい、みなさんこんばんは、田中優です。
これから選挙の時期に入ってくると、いまの状況ではすべての政党が「脱原発」を言ってくると思います。
その「脱原発」について、今後は本物なのかそれともニセモノなのか
そこのところを見分ける必要が出てくると思います。
で、「本物の脱原発」を見分けるためには、脱原発をする理由を見分ける必要がある。
「本物の脱原発」を主張する人達は、
現在の日本の地震とかそういったことの都合から考える限り、
「すぐに原発を止めなければならない」というふうに考える筈です。
ですから「本物の脱原発」の人達は「直ちに原発をゼロにしろ」というふうに言う筈です。
そして根拠は節電です。
電気を新たな発電所を造って作ることよりも、
遥かに節電をする事の方が安いし簡単に実現可能です。
そこのところを見分けるのがまず一つ。
もう一点あります。
その二つ目の点は、
原子力の再処理とか核燃料サイクル。
これについてを「やるべきだ」と言っていたとしたら、それは脱原発には向かいません。
だから、「核燃料サイクルを否定するのか否か」
その二つの点を見て、本物の脱原発なのか?それともニセのただ票がとりたいための嘘なのか?
そこを見分ける必要があると思っています。
とにかくこれだけの事態が起こったので、
私たちは賢くなって、その見分ける力を持つ必要があるというふうに思います。
みんなで頑張っていきましょう!
05.03
Tue
初めてきちんと田中優さんの講演を聞きました
とても分かりやすくて
聞いていると何故か未来に向かって元気になる気がしてきました
勇気をいただきました
ありがとうございます
田中優氏の講演は 23分ごろから始まります
2011/5/2「原発・放射能を正しく知るために」田中優講演会