民主主義国家崩壊へカウントダウン 




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各番組



2016年1月20日夕刊 1面 中日新聞
報道の「顔」、降板次々 テレビ自制懸念


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古舘伊知郎さん(中央)と岸井成格さん(右下)と国谷裕子さん(左下)のコラージュ

 テレビ報道の「顔」が大きく変わろうとしている。放送業界への政治的な“風当たり”が強まる中、歯に衣(きぬ)着せぬ看板キャスターらの相次ぐ降板。現場には政権の意向を忖度(そんたく)し報道内容を自制する雰囲気もあるといい、識者からテレビジャーナリズムのあり方を危ぶむ声が上がっている。

 三月末での降板を発表したのはテレビ朝日「報道ステーション」メーンキャスター古舘伊知郎さんとTBS「NEWS23」アンカー岸井成格(しげただ)さん。NHKも「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターの降板を検討している。

 番組での発言が政権側から何度も批判された古舘さん。降板の発表会見でも「キャスターは反権力の側面がある」と自説を曲げなかった。大物政治家にも鋭い質問を浴びせる国谷さんも「降板させられるのでは」との臆測が何度も流れていた。

 岸井さんは番組で、安全保障関連法案に対し「廃案に向けて声を上げ続けるべきだ」と発言。保守論客が名を連ねる団体から「政治的に公平であることを定めた放送法に違反する」と批判される中での降板発表だった。

 「各局それぞれ事情があるのだろうが、三人続くと、政権に批判的だったから降ろされたという印象を視聴者が持つだろう」と指摘するのは砂川浩慶・立教大准教授(メディア論)。「報道番組が長いものに巻かれて、当たり障りのない一面的な情報提供しかできなくなったら、視聴者にとっても、民主主義社会にとっても良くないことだ」

 政権与党がテレビ報道に「圧力」と取られかねない注文を強めたのは、一昨年末の衆院選のころからだ。在京各局に選挙報道で「公平中立、公正の確保」を求める文書を出し、自民党は昨年「報ステ」「クロ現」で局幹部を事情聴取した。

 そんな中、テレビの報道現場では政権に批判的な報道を控えようとする雰囲気も出ているという。民放の若手スタッフは「危ない橋は渡りたくない」。あるNHK関係者は「政権の意向を忖度する空気が局内に漂っている」とため息をつく。

 碓井広義・上智大教授(メディア論)は「メディアの中でテレビの影響力はまだまだ大きい。権力に対し、批判すべき点は批判するというジャーナリズムの役割をきちんと果たすべきだ」と注文する一方で、視聴者にもこう呼び掛ける。「報道番組が今後何を伝えるのか、そして何を伝えなくなったのか、しっかりとチェックしてほしい」









そして翌日、1月21日の産経新聞
東京新聞と中日新聞は同じ新聞社だが、産経新聞は全く別の新聞社。

なのに、まるでお友達の作文を見ながら書いたような内容になっている。
文中に出てくるインタビューした人もコメントも全く同じ。
産経新聞は記者の名前を書かないけど、だれがこんなパクリ記事を書いたんだろう??
一番最後の文章まで東京中日新聞と全く同じだ><;

テレビ報道の「顔」相次ぐ降板… 各局「公正」注文で及び腰?
2016.1.21 07:30 産経ニュース

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「報道ステーション」降板の記者会見を終えて引き揚げる古舘伊知郎さん=2015年12月24日、東京都港区六本木(斎藤浩一撮影)

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TBS「NEWS23」アンカー、岸井成格(しげただ)さん(共同)NHK「クローズアップ現代」の国谷裕子(くにや・ひろこ)さん=2011年2月(共同)


 テレビ報道の「顔」が大きく変わろうとしている。放送業界への政治的な“風当たり”が強まる中、歯にきぬ着せぬ看板キャスターらの相次ぐ降板。現場には政権の意向を忖度(そんたく)し報道内容を自制する雰囲気もあるといい、識者からはテレビジャーナリズムのあり方を危ぶむ声が上がっている。

 「視聴者は降ろされた印象持つ」

 3月末での降板を発表したのはテレビ朝日「報道ステーション」メーンキャスター、古舘伊知郎さんとTBS「NEWS23」アンカー、岸井成格さん。NHKも「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターの降板を検討している。

 番組での発言が政権側から何度も批判された古舘さん。降板の発表会見でも「キャスターは反権力の側面がある」と自説を曲げなかった。

 大物政治家にも鋭い質問を浴びせる国谷さんも「降板させられるのでは」との臆測が何度も流れていた。

 岸井さんは番組で、安全保障関連法案に対して「廃案に向けて声を上げ続けるべきだ」と発言。保守論客が名を連ねる団体から「政治的に公平であることを定めた放送法に違反する」と批判される中での降板発表だった。

 「各局それぞれ事情があるのだろうが、3人続くと、政権に批判的だったから降ろされたという印象を視聴者が持つだろう」と指摘するのは砂川浩慶・立教大准教授(メディア論)。

 「報道番組が長いものに巻かれて、当たり障りのない一面的な情報提供しかできなくなったら、視聴者にとっても、民主主義社会にとっても良くないことだ」

 「局内に政権忖度する空気」

 政権与党がテレビ報道に「圧力」と取られかねない注文を強めたのは、一昨年末の衆院選のころからだ。在京各局に選挙報道で「公平中立、公正の確保」を求める文書を出し、自民党は昨年、「報ステ」「クロ現」で局幹部を事情聴取した。そんな中、テレビの報道現場では政権に批判的な報道を控えようとする雰囲気も出ているという。民放の若手スタッフは「危ない橋は渡りたくない」。あるNHK関係者は「政権の意向を忖度する空気が局内に漂っている」とため息をつく。

 碓井広義・上智大教授(メディア論)は「メディアの中でテレビの影響力はまだまだ大きい。権力に対し、批判すべき点は批判するというジャーナリズムの役割をきちんと果たすべきだ」と注文する。

 その一方で、碓井教授は視聴者にもこう呼び掛ける。

 「報道番組が今後何を伝えるのか、そして何を伝えなくなったのか、しっかりとチェックしてほしい」






「テレビから政権批判が消えれば日本はもう民主主義国家ではない」古舘さん降板他メディアの危機
2015年12月26日のこちら特報部↑



安倍答弁のカラクリ「堂々と10%の人たちのデータを言う」 1/22大竹まことのゴールデンラジオ(文字起こし)

2016年1月22日 大竹まことゴールデンラジオ



太田:
水曜日の東京新聞の記事をご紹介したいと思うんですけれども、
安倍さんは「景気が良くなった、景気が良くなった」と言って数字を持ち出しますが、ちょっと実感がなかなか得られていないというところもあるんですけど、
その、ある種カラクリみたいなものが水曜日の東京新聞に事細かに書いてあるんですけれども、
今回の国会で共産党の小池晃さんが「日本は貧困大国になってしまった」と安倍さんを追求したんですね。

その根拠となる数字が厚生労働省が発表している国民生活基礎調査
これで2012年の相対的貧困率は16.1%という数字を挙げて安倍さんを追求したんですが、
一方の安倍総理は総務省による2009年全国消費実態調査というデータを持ち出してきまして、これだと相対的貧困率が10.1%。

16.1と10.1だとずいぶん違いますよね。

で、安倍さんは「日本は世界の標準で見てかなり裕福な国」と返したんですけど、ちょっとデータの取り方、出処が違うので議論らしい議論になっていないと。

どうしてこんな数字になるのか?ということなんですけれども、
厚生労働省の調査は全国2000カ所の全世帯を対象に、「所得はいくらですか?」など聞き取り調査で調べる方法で16.1%。
総務省の調査は家計簿をつけてもらう方式なので、時間的余裕のない生活に困っている人はそもそも調査に応じない傾向があるとされていて10.1%。

この数字の違いがあると。

ただ、貧困率は上昇傾向を示していて、総理の示した数字は7年前のものなので、
「どっちがデータとして信用できるかな?」というところは個々の判断になると思うんですね。
例えば賃金が、安倍さんは「上がってますよ」と言っていますが、経団連の調べだと、
安倍政権が発足して間もない2013年は1.83%上がってます。
2014年、2.28%上がっています。
2015年、2.52%上がって、トントントンと上がっています。

でも、この調査の対象は原則東証1部上場の大企業。
従業員500人以上のおよそ250社が対象で、大半が正社員のデータ
なんですね。

じゃあ、中小企業も含めるとどうなるのか?
厚生労働省の毎月勤労統計調査では5人以上の事業者を対象に雇用形態に関係なく、正社員か非正社員かの関係なく賃金を調べているんですが、実質賃金は
2012年は総額ベースで前の年に比べて0.9%減っています。
2013年も0.9%減っています。
2014年は2.8%減っています。

大企業の正社員の給料を考えるとトントントンと増えていますが、
非正規も含めて、中小企業も含めると減って減って減ってと。
これ、どのデータを元にするかでずいぶん違ってくる。
そのほかにもいろんな対象で東京新聞が特集している記事なんですね。


室井:
ここを読んで私この記事、
あっ!「私が多分書いてもらいたかったのってこういうことだ」って思ったの。

太田:デスクメモっていうところですか?

室井:
私は、ほら、コメンテーターやってるけど、何かの専門家っていうわけじゃないから、専門家が出てきて数字を出されるとさ、

大竹:弱い

室井:
うん、そうなのよ。
あら?って思っちゃうのよ。

大竹:なんて書いてあるんですか?

室井:デスクメモがいいのよ。

太田:
「多くの人たちはアベノミクスの効果を実感できない」と。
「にもかかわらずそんな体感、実際に体で感じるよりも巨大な大本営発表に飲み込まれてしまう」と。
「これは感性を乗っ取られているのに等しい」
と書いてあるんですね。

大竹:デスクメモにね。

室井:
だから、自分のアベノミクスに関しても「あれ?」って。
「そんなに景気って良くなっているっけ?」と思うと、ここにも書いてあるけどさ。
「私がどうかしてるのかな」って思っちゃうわけ。
「私の周りだけそうなんじゃないか」って。
「別に景気が良くなってないんじゃないか」って思っちゃうけど違うんだね。

だから、さっき話した「現実」って、その人が見るものじゃない。
だとすると、違ったところを見ているから、
別に政府が嘘をついているわけじゃないけど、違った現実を捉えちゃってるからさ、

大竹:
なんか、でも、冷静に考えればさ、
日本っていう国は、90%以上が中小企業なわけでしょ?

太田:そうですね。

室井:そうだよ。

大竹:
ね。
残り12%、10%?の大企業を見たって、数値。
だから本当のことを言ったら、90%の人の感じていることと、10%の感じていることの違いじゃない?
だって、それは、ね。
だから、そういうふうに分析はしないのかね?

室井:
いやだから、それをしないからさ。
でも、堂々と10%の人たちのデータを言うわけじゃない。
それは嘘じゃないし、

大竹:ま、嘘じゃないよね。

室井:
数字で出されちゃうと、私なんか素人だから簡単にごまかされちゃうのよ。
だから本当にさ、SF映画じゃないけど、「違った現実があるんだ」って思っちゃってたわけよ。

太田:
例えば失業率でいうと、安倍政権になってからずいぶん失業率が減ってるんですね。
みんな仕事ができるようになってる。
この数字を突きつけられると「あ、やっぱり景気が良くなっているんだ」というふうに思いますけど、
同じように正社員の数が減って、非正規社員の数が増えているんです。
だから一人当たりの収入が実は減っているかもしれない。

室井:
「減っている」っていうか、調査、いろんな数字の抜き出しがあるんだけど、
私が一番重きを置いているのは、
「一番収入の層が多いところ」の、金額っていうのが、それが下がってきているから、それが本当じゃないの?


大竹:ん?意味わかんない。

室井:
一番人数が多いところ。
いまどこを低賃金とか、working poorってするか?っていうと、一番人数が多い(年収の)ところの半分以下っていう考え方が正しくて、そうじゃない?

大竹:
ま、そうだけど、日本を見ていると、俺の友達なんかもそうだけど、
65歳を超えているわけで、普段なら「これで細々やっていけばいいや」と思っている人たちが、
「ちょっと待てよ、不安だな」と。
「働いとこうか」と。
雇用される場所もそんなにないけれども、それでなんか、働き始めた感というのはちょっと感じているよね。
それは、俺の周りだけかな?と思ってたらそれは現実で、
この間バスで事故を起こして多くの方が命を亡くした、運転手さんやっぱり、65歳。
そのあとに起こったバスで、今度は周りの人がハンドル握ってどうのこうの、その運転手さんは70歳です。

室井:えっ、70歳だったの?

大竹:うん、だから、

室井:長距離運転キツイよね。

大竹:
でも最初の65歳の方は「バスの運転はちょと苦手だ」というようなことがあったわけだよね。
もちろんね、社会はちゃんとテストもしなくちゃいけないし、その人の技能がうまく合っているかどうかもしれべなくちゃいけないし、経験も大事だし、そういう人を雇わなくちゃいけない。
またちゃんと整備の整ったバスを用意しなくちゃいけない。
正規のルートのお金、例えば27万円かかるならそれを19万円で下請けに出しちゃいけないわけじゃない。
そういう社会。
あっちこっちに切羽詰まった事情があって、それで最後に65歳の方が事故を起こすわけじゃない。
だけど、その65歳の方だけの問題じゃないじゃない、それは。
70歳の人の問題だけじゃないじゃない。

室井:だけじゃない。

大竹:
だから、食品のことに関しても、ね。
ま、ふつーーに考えればだよ、産業廃棄物、産廃業者から物買うか?って、思うわけだよ。

室井:
そうだよ、でもその産廃業者だって怪しいかもしれないけど、安い値段で引き取ってくれるからそこにしたわけでしょ。

大竹:
しかもそこの業者が引き受けた時には、大手の業者はちゃんとダンボールを潰して、ビニール潰して、中身だけにして、しかもこれがどういうルートで廃棄物になったかっていう、ちゃんとルールがあるわけじゃない。
そのルールもあるんだけど、現実には起こっちゃって、しかもこれはちゃんと行政が監査しなくちゃいけなかった、どの場所でも。
その監査も社会で慣例化して「明日行きますからね、よろしくね」みたいなことで、監査がちゃんと行われていなかった。
人数も足らないし。
どういったこと全部が65歳の方一人にしわ寄せがきちゃっているみたいな気がしてしょうがないよね、俺は。

太田:それで、ツアーで亡くなっている方がほとんど大学生だったというので、本当に辛いですね。

大竹:よけいだよ、もう。ね。だからそういうシステム自体がこうなんていうの、

室井:おかしい。
だって、「人が足りない足りない」って言うけど、そこにお金が入っていかなきゃ給料が少ないからそんなことになっちゃうんだもん。


大竹:
規制緩和でね、多頭時代になったのはいいんだけど、でもそれはちゃんとルールがあってっていう。
これはどの社会でも、ルールがなんかこう、ちょっと横に退けられて、で、最後に事故みたいな。
最後のことに、なんか、食べ物が流通しちゃったりするようなことに繋がってくるよね。
これでまた、軽い食中毒ぐらいならいいけど、そうじゃない場合も当然想定されるわけで、
現実的には豊かな感じがしなくなってきてるね。

室井:みんなで疑り合わなければならない世の中って…

大竹:それが嫌だよな。

室井:どうなの?


ーーー

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<経団連の提言>武器輸出と憲法改正  山本太郎トークライブより文字起こし




文字起こし部分のYoutune→https://youtu.be/wcAMa9zKCrc?t=43m20s

経団連の提言
1101

ロクでもない提言をし続けている経団連なんですけど、それだけじゃないよ。
労働環境や税金問題というところに首を締めるだけじゃなく、
この国に生きる人々の生活というものをより破壊していく、リスクを負わせるようなことにも提言を続けているのが経団連なんですね。

武器輸出
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経団連が武器輸出の提言をずっとしているんだよ。
先ほどお話ししたように、防衛省ばっかり商売する、ほとんど防衛省ばっかりじゃないか。
世界のいろいろな企業を見てみろよ。
もともと電化製品とかで食っていたような企業が今や軍事で9割の売り上げが出ていたり、
8割7割売り上げが出てるんだぞって。
俺たちにもこの分野に参入させろっていうことで、このような提言を行っているわけですよね。

それだけじゃない、集団的自衛権も急げよというような提言も行っている。

経団連提言
「我が国の基本問題を考える〜これからの日本を展望して〜」(2005年1月18日)
        
2015年9月 戦争法案成立



もちろん「急げ」とは書いてありませんよ、提言にはね。
これがもう、2005年の段階から言われているっていう話ですよね。
これも10年越しで叶ったという、「集団的自衛権行使容認」という形ですね。
ま、「一部」とか言われていますけど、どうやって一部とか一部じゃないっていう話になるんだ?
結局、全部だよっていう話ですよね。

どうしてこういう状況になるのか?


経団連の中に「防衛産業委員会」という委員会があって、この中に60社が関わっています。
いろんな企業が入っています。
自動車も入っているし、繊維という部分でも入っているし、
とにかく金儲けしたくてしょうがないんだと。
もっと簡単なサイクルの早い金儲けをさせろよということを、この「防衛産産業委員会」を中心に言っているわけですよね。
どうしてサイクルが早いか?って言ったら、それは作ったものは消費されなければならないし、
消費されるだけじゃなくて古くなったものも新しくしていかなければならないし、
消費するためには紛争や戦争をしなければならないという、アメリカのようなその国の基幹の産業、一番柱になる産業の一つが軍事ということになって行けば、どんどん皆さんの税金も横流しにできるし、企業はどんどん儲かるっていう話ですよね。

2015年11月9日現在
一般社団法人 日本経済団体連合会 委員長一覧


.防衛産業委員会
委員長   宮 永 俊 一 (三菱重工業社長)



でも儲かってもいいじゃないか、儲かったほうが雇用も増えるし賃金も増えるんじゃないか。
ということについては先ほど説明した通りです。
それはあり得ませんと。
結局儲けた企業が自分たちの懐にどんどん儲けをため込んでいく。
300兆円を超えるっていう話になっていますよね。
経団連はさらに武器輸出でも命令をしていると。
いろんなところで提言をし続けているということですね。

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これは、集団的自衛権が通ったんで、防衛装備庁っていう、武器をいろいろ采配する中核に防衛装備庁っていうところができたんです。
「適正な予算を確保しろ」っていうようなことを言っている。
「適正な予算を確保する」ってどういうこと?っていったら、
しっかりと金を用意しろよ、俺たちに流すための。
俺たちはスタンバイは十分にできているからね、っていう話なんですけど。
その提言の中でこんなことを言っているんです。
武器などの防衛装備品の輸出国家戦略として推進すべきである
恐ろしい国家戦略ですね。

その一方で少子化対策というような持続可能な国家戦略というものがほぼ考えられていないというね。
でも金儲けのための国家戦略。
目の前の金儲けのためだけの国家戦略だけは、一生懸命提言し続けている、命令し続けているっていうことなんです。

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経団連は憲法改正も提言しているんですよ。
すごくないですか?
2005年。
これは96条、憲法96条っていうのは皆さんがご存知の通り、憲法を変えるためのルールですよね。
憲法を変えるためには3分の2以上の議員がOKと言わなければならない。
それだけじゃなくて、その後に「国民投票に移るよ」ということですけれども、
この「3分の2の議員のOK」っていうのは、結構ハードルが高いんじゃないかと。
「それはもっとなんとかならんか」という話をしているわけなんです。

もっと憲法を変えやすくする条件というのを考えろと。
発議要件を緩和すべき」ということも支持しているんです。


すごいですね。
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武器輸出や集団的自衛権、憲法改正というのは、これは一つなんです。セットです。
経団連のハッピーセット。
私たちにとってはアンハッピーセットです。
でも目的ははっきりしているんです、気持ちいいくらいに。

「我が国を取り巻く安全保障環境が」とか声高に言っているけれども、実はそれがメインではないということなんです。
一番のメインは大企業。
自分たちが支援を受ける大企業にいかに金儲けをさせるかということ以上でも以下でもないと。
で、もう一つよろこばせなきゃいけない相手が、大企業以外にもいらっしゃるということなんですね。




もう一つ言いなりになっているんじゃないの?っていう部分に関しまして、アメリカという存在があると思うんです。
「アメリカ」と一言で言ってしまっても、これは誤解が生まれると思うんです。
アメリカ政府が言うことをそのままやっているか?といったらそうでもない。
民間のシンクタンクがあるんですね。
CSISという。
そこにいらっしゃるアーミテージさんやナイレさんという方が作ってくださった提言。
第3次アーミテージ・ナイレポートといって提言をしてくださているんです。
ありがたい話ですよね。
で、このCSISという機関が現在のオバマ政権に影響力があるか?って言ったら、そこまでではないだろうなという感じなんです。
だから勝手にこういうところと懇意にしているんですね。

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見ていくとどういうことを提言しているか?というと「原発再稼動」
「TPP交渉」
これは2012年ですから。
他にも「集団的自衛権」のこともそうだし、もう全てですよね。
「特定秘密保護法」もそうだし、
国連平和維持活動(PKO)の法的権限の範囲拡大。
だから結局「駆けつけ警護OKにしちゃえよ」っていうことを言っているわけですね、これ。
とにかくいろいろ、いろんなことを言ってくださっているんですよ。
全くありがたみはないんですけどね、この国の人々にとっては。
で、結局利害が一致していませんか?

大企業が言っていたこと。
要は経団連が提言していることと、被っているところだらけですよね。

アメリカ側の大企業の利害関係もあるんじゃないかと思われるような、民間シンクタンクと。
日本の大企業と。
利害が一致しているという人たちの意見を聞き続けているっていうか、それを前に推し進めていると考えるのがいいのかなと。
結局「日本もアメリカも政治をコントロールしているのは大企業」という形になっていっちゃうんでしょうね。

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こちらがアミテージさんですね。
見てください安倍さんのこの笑顔。
こんなの見たことありますか?
だって予算委員会なんて嫌な顔しているじゃないですか。
ね、疲れた顔をされているでしょ。でもこの笑顔。
ジョセフ・ナイさんは後頭部しか見えていませんけれども、どんな方かちょっとわからないと思うんですけれども、
でも、いま言ったレポートは何も珍しいものじゃなくて、ネットの中にいっぱい転がっています。

海上自衛隊の幹部学校とかにも、この人たちの話とかが出てくる、
こういうものが見つけられるという、ね。

もう大の仲良しじゃないか。
なんでそんなに中がいいんだ。
っていう話を聞いたんですけど、国会で。
そしたら「いやいや、ただの民間のシンクタンクですよ」っていうことを言うだけなんですよ。
見てください、この顔。
「そんなことないでしょ」っていう顔でしょ、これ。

しかもこれ、首相官邸じゃないですか。
そういう話なんです。
恐ろしい話でした。





自分が政府と向き合っているというのを絶えず示す必要がある 「空気を読むな」樋口健二×アーサービナード(文字起こし)



2015年12月20日
樋口健二氏&アーサービナード氏 コラボトーク講演会



文字起こし部分のYoutube→https://youtu.be/YhZIRwFjtec?t=1h23m59s

質問

質問:麹菌、納豆菌について

アーサービナード:
カルチャーとか文化の話をしていて、カルチャーって英語で言うと、納豆菌もチーズ菌も麹菌もみんな入るんですよね。
カルチャーって「培養する」って言う意味だから、土の中の微生物も含めた土壌が農作物を作ってくれる。
それを見守って大切に育てることが、納豆菌の働きたちの集まり。
で、僕らも実は人間同士でそういう醸し出して、日本語で生活して日本語で話し合ってみんなで、信州なら信州弁、諏訪地方の言葉でみんなで生活しながら何かをしようとすると、そこである種の発酵作用が起きて、それで文化が。
文化は踊りだったり、建築物だったり、言葉そのもので作った作品だったり、いろんな文化がある。
でも自分がそういう発酵していく存在だっていうことが実感できれば、「無力だ」とか「虚しい」とか「何も変わんないじゃん」とかっていうふうに、絶望する、あるいはガッカリする、落ち込むことがなくなる気がする。
樋口さんは「40年後に自分の作品を見て自分の作品に引き込まれる人がいるかもしれない」
自分が作った本が2000人もの人に届いたっていう、それがまず発酵ですよね。
そこでいろんな大事な反応が起きて醸し出されているものがあるという。
それを、集まってデモの時だけこうやって、それで終わるんじゃなくて、
納豆菌は24時間納豆菌なんですよ。
麹菌は24時間ずーーっと麹菌。
だから僕らは24時間日本語菌。
日本語の文化を、もちろん英語に切り替えてもいいしロシア語でもいいんだけど、自分の言語と生活を使って作り出すっていう。

デモに行って声を上げて、帰りにスターバックスに寄ってお金落として、また自動販売機から何かを買って、家に帰って公共放送なんか見たりしていると、もうデモなんか行かなくていいんだよ。

ここだけの話だけど、受信料を打ち切る方がずっと効果があると思うね。
ー拍手
ここだけの話。
っていうか、もう特に干されているからいいんだ。
いや、公共放送は、まともな公共な放送ならまだ必要かもしれない。
でも、受信料を払うっていうことはもう、原発推進ジャーに「どうぞやってください」っていうようなもんでしょ?

樋口健二:そうそう。

アーサービナード:
それを考えなきゃいけない。
で、まぁ、「うちの妻はどうしてもNHKを見たい」って言うんなら、ま、何か妥協しなければいけない。
みんな生活は妥協だし。
だけど、「テレビを捨てる」っていう選択肢もあるよ。
テレビなんかいらないよ。
僕はテレビに出るけど見ないよ。
いらないですよ、そんなの見ている暇ない。
納豆菌として、アーサー菌として色々やることがあるから。
だからそういう、自分がやることは全部関係がある。
自分が何を買うか。
これを誰が買ってきたのか、僕は自動販売機を使わないから。
だから自分の生活の中、全部繋がっている。
何を食うか。
どこで何を買うか。
何に乗るか。
どこを歩くか。
もう全部関係があるから。
で、そういうことがわかってくると、別に選挙がどうなったかでガッカリすることはないんですよ。
毎日毎日楽しいんですよ。

後ろの方を振り向くと夫婦漫才がいます。
マコさんたちは文房具屋にいってボールペンで試し書きで「原発いらない」
刺激的ですよ。
デモでは届かない、他人に。
どうやって届けるか。
タクシーに乗るとずーっと運転手に口説いてる。
変な口説き方じゃないよ、まともな思想とか。
そういうことをずーっとやるって面白いんですよ。

樋口さんだってね、もう24時間ですよね。

樋口健二:
僕も真面目に同じ用語でやってるのよ。
「原発反対」なんて言ったらね、国家からしたら「あいつらとんでもない」ってなるんだから。

アーサービナード:
そうですね。
だからそういう風に自分が、政府と向き合っているというのを絶えず示す必要がある。
その話をするんです。
「空気を読むな」
全然空気を読む必要はないんです。
ちょっとだけね、嫌われすぎないように気をつけなきゃいけない。


樋口健二:僕なんか嫌われすぎちゃった。

アーサービナード:いやぁ、樋口さんほど愛されている人はいないよ。

樋口健二:
こういう人たち(会場にいる人たち)には愛されてるけど、本当に。
だけど、電力会社からは本当に、ブラックリストもいいところですよ。
経産省の資料があるんだけど、俺の名前とか、俺のみんな親友だ、広瀬隆も鎌田慧も。
みーんなブラックだよ。
名前だけ消してあるんだよ。
だけど本はちゃんと書いてあるんだよね。
アホか、って言ったの。

アーサービナード:僕は出てこないんですか?

樋口健二:
アーサーはアメリカ人だから迂闊なことは出来ない。
アメリカの人たちは日本国家がやったらどうする?大変ですよ。
だってアメリカの属国なんだから、日本は。


アーサービナード:じゃあ、僕は本国から来たんだ。

樋口健二:あなたはここでうんとやってくれればいい。

アーサービナード:
わかりました。
でも樋口さんがそうそうたるメンバーと一緒にブラックリストに載ってるって、すごく偉大なことですよね。

樋口健二:
偉大でもなんでもないのよ。
俺はただひたすら売れないことをやってきただけ。

アーサービナード:
でも、みんながそれを目指せばいいんですよ。
だから別に職業は関係ないですよ。
写真家だからとかじゃないんだよね、鎌田さんも広瀬さんも。
だからみんなで同じリストに載りましょう。


樋口健二:国民がみんな載るようになったら変わるんだよな。

アーサービナード:
ですよね。
後ろの漫才師も載っているかもしれないし。
でも、みんなが載るぐらいの楽しい運動をやっていきたい。

樋口健二:そうだね。

アーサービナード:ぜひ、やりましょう。

樋口健二:
あなたいいこと言いますね。
言いつづけて、本当。
大好きなのよ本当に。
こういう外国人っていないもの。

アーサービナード:
ありがとうございます。
でもね、樋口さんの写真を見ていると、ちゃんと、今、どこから来たのか。
今がどうしてこうなっているのか、っていうことがわかるんですよ。

福島第一原子力発電所が建設中の写真があるでしょ。
それが僕らに一番欠けていること。
どこがどう繋がっているか。
樋口さんの写真は本当に、何度見ても新しい発見があって、何度検証しても自分が気づいていない事実が必ずそこにあるんですよね、本当にありがとうございます。

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樋口健二:
本当に嬉しいね。
こういうもののわかった人がものを言うっていうのはね。
ありがたい。

アーサービナード:
実は今日、これからロンドンいいくんです。
ウエールズには世界で一番古い、今も動いているポンコツ原発があるんです。

樋口健二:ポンコツ原発です。

アーサービナード:
そこのすぐ風下に僕の幼馴染が住んでる。
これから行ってきます。
ロンドンって言ったけど、飛行機はロンドンに飛ぶんですけど、これからウエールズに行ってきます。
セラフィールドまで行けるかどうか。
あのね、イギリスって面白いところで、クリスマスとかその次の日は電車とか全部止まるの。
だから行けなかったら次にまた行きますけど。

樋口健二:あなたは行動力がいいから、頑張りなさいね。

アーサービナード:
なにをおっしゃる。
行動力、(樋口さんは)行動力の塊じゃないですか。

樋口健二:いや、そうでもないよ。

アーサービナード:ありがとうございました。

樋口健二:本当にありがとう、今日は。

アーサービナード:みなさん本当にありがとうございました。


おわり






「空気を読んでいたら空気は変わらないのです」大澤茉実さん(大学生)10/25学者と学生によるシンポジウム(文字起こし)



【樋口健二×アーサービナード】 コラボトーク講演会2015年12月20日 文字起こしブログ

<川内原発>九電の安心の理由はローマ字だらけの目くらまし「何か起きたら帰れないということは書いてない」 樋口健二×アーサービナード(文字起こし)

「避難訓練は故郷を捨てる練習なんです」樋口健二×アーサービナード(文字起こし)

「脱原発だけじゃダメだ。脱オタンコナスをやろう」 樋口健二×アーサービナード(文字起こし)

「突き詰めていくと、中産階級って要するに貧乏人のことなんだよね」樋口健二×アーサービナード(文字起こし)

<玉音放送を読み解く>天皇・永久戦犯の地位を守った「残虐なる爆弾」の利用 樋口健二×アーサービナード(文字起こし)

「ポツダム宣言について僕はこう考えています」って安倍さんが言ったら安倍政権は潰されるんです。樋口健二×アーサービナード(文字起こし)

「日本列島は他国に原発を売るためのモデルルーム。下手すると日本列島が最終処分場に使われる可能性がある」樋口健二×アーサービナード(文字起こし)

自分が政府と向き合っているというのを絶えず示す必要がある 「空気を読むな」樋口健二×アーサービナード(文字起こし)


ーーー

「隠された被爆労働」樋口健二氏1995年イギリス(内容書き出し)


<日本国憲法>9条改憲の本音言わず「緊急事態条項は完全なペテンだ」山本太郎トークライブ(文字起こし)


2016年1月14日 
山本太郎トークライブ京都



もう時間がないんですけど、最後に一つだけ言わせていただいていいですか。

緊急事態条項っていうものがあります。
これはなんなんだ?っていう話ですけど、多くの方がご存じかもしれないんですけど、一人でも知らなかったらいけないので言わせてください。

「憲法改憲」ということをもう明言しています。
で、「次の選挙ね」って話をしています。
「それを問うよ」と言っています。
で、「本丸は九条なんだ」と言っています。
憲法九条、これを名文改憲したい。九条を変えたい。

でもね、そんなこと言ったらみんなアレルギーがあるでしょ。
「憲法九条を変える」って言ったら。
平和国家としての歩みが70年間あったんだから。

そのルール、ルール自体を変えるっていうことになったらアレルギーがあるだろうから、
まずは最初、ハードルの低いところから、
みんなが必要だと思うところからやっていくね。

1141

本音は九条なんですけれども、国民の支持を受けやすいというのは緊急事態条項だ。
本音を言わずにスタートしたい。

というふうに自民党の憲法改正推進本部長代理、この古屋さん(古屋 圭司)という方がおっしゃってる。

じゃあ、これってどういうことなのか?ということなんですが、
自民党の幹部の方がインタビューに答えています。
衆院選が災害と重なった場合、国会に議員の空白が生じるため特例で任期延長を認める必要があるよね」

簡単に言うと、衆議院が解散して選挙という間にもし大きな災害があったらどうする?
衆議院空っぽですよ。
参議院しかないんだよ。
これがダブル選挙になったらどうする?
衆議院だけじゃなく、参議院も半分空っぽね。
3年ごとに半分ずつ選挙する参議院議員だから。
その状態でもしも何かがあった時に、特別に何か必要になったとしたら、法律化しなきゃならなくなった時に、半分、こんな状況じゃ何もできませんよね。
っていう話だと思うんですけど。

でも、日本国憲法ってすごいんですね。
今の日本国憲法はすごいんです、完璧なんです
どういうことか?というと、こういうことを入り口に憲法を変えようとする輩を、輩の登場をもう予測しているんです。

憲法54条2項 「内閣は国に緊急の必要がある時は参議院の緊急集会を求めることができる」
臨時のものですよ、これは。
次の国会を開く時に、10日以内に衆議院が同意しない場合これは無効になりますよ。


すごくないですか。
だから2分の1でもOKなんですよ。
衆議院だけが空っぽでも対応できるし、ダブル選挙で参議院が2分の1しか残っていなくても有効なんです。
だからもうクリアしているはずなんですよ。


だけど、さっきの
衆院選が災害と重なった場合、国会に議員の空白が生じるため特例で任期延長を認める必要がある
もっともらしいことを言っているでしょ?

どういうことか?って言ったら、この緊急事態条項っていうのは憲法の中には無いんですよね、日本国憲法の中には。
で、新しく新設しようとしているんですよ。


98条、99条。
これは自民党の改正草案なんですけど、その中に書かれているのはこんなこと。

内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。

で、次の99条は
内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができるほか、財政上必要な支出その他の処分を行い、地方自治体の長に対して必要な指示をすることができるよ。
これが発せられた時にはね、何人も国そのほか公、法の機関の指示に従わなければならない。

結局何を言っているか?といったら、
法律を作り放題」なんです、自分たちが、内閣が、総理大臣が。
で、お金も好き放題使える、予算も握れる。
そして、地方自治体に対して命令できる
もう独裁ですよ、これって。

三権分立と言われていたものを一つにすることができる。
怖くないですか?それ。

1142

安倍政権がそれをやったらどうなるのか?ということ以外にも、
こんな魔法のカードがあったら怖くない?

だって、大丈夫じゃないですか。
さっき紹介した参議院議員の緊急集会を開けば、法律として緊急に作れるわけだから。
で、それを衆議院が回復した時に選挙が終わって、次の国会が開かれた時に衆議院で審議して「無効だ」って言われたら、それを無いことにできるんだから。


完璧に作られているにもかかわらず、このようなものがどうして必要になるんですか?っていうことです。
詐欺ですよね、完全な。


で、何が問題なのか?ということを歴史的な観点から見てみると、
ナチスドイツですね。
不当な目的でやられることが多いよ。
政府は緊急事態の宣言が正当化されない場合でも、宣言を行いがちだ

期間延長されるよ。
緊急事態だからいつか解除されなきゃいけないんだけど、いつまでも続くじゃないか」っていう話ですね。

人権制限があるよ。
政府は緊急事態に対処するために、一般市民の人権を過度に制限しがち」だと。
どうしてか?
単に国側がいうのは災害が起こった時に、何かがあった時に「自分が自分が」という人たちが多かったら、困るでしょ。
物事が前に進まないでしょ。
「だから申し訳ないんですけれども、一時だけ皆さんの人権、停止させていただきます」
「憲法を停止させていただきます」
っていう話なんですよね。
だから、過度な人権制限が行われる可能性が高いんです。

司法まで抑制されるよと。
要はそれを握っているのが内閣なんだから、司法の判断だって内閣側に寄るだろうと。
あまりにも恐ろしくないか?この魔法のカード。


じゃあ、災害の時に何が必要か?というと、やっぱり準備が必要だよということです。
準備もできていないのに、権力だけあってどうするんだ?っていう話ですよね。
もうすでに準備はできているのか?っていうことですけど。

じゃあ、川内原発の避難計画から見てみようか。
10km〜30kmのやく220施設は全く避難計画がないんだよ。
あれ?
災害があった時に色々するために権力を集中させるくせに、そのために必要な準備は何もされていないじゃないか。

原発の10km圏内には避難計画が施設に、老人の施設であったり、障害者施設であったりっていうことですね。
10kmから30kmに関しては何も整備していません。

自分でコンピューターで避難先を探すことになっているんですって。
これ、たらい回しにされた人はいっぱいいますよ、福島、東電原発事故の時に。
老人施設から寝たきりの人たちが運び出され、散々いろんなところを回った上で、着いた先が体育館だった。
医療の設備も無い、薬も無い。
で、多くの高齢者が亡くなってしまったことがあるんだけれども、
川内原発で再稼動に関して、その避難計画に対して、何も手を打っていないんですよね。
過去を何も生かしていない。
避難訓練でも試されていない。
オンラインで繋ぐっていう話になっていたけれども、事実上は一つ一つ電話していくしかない。
混乱の中、携帯も通じるかどうかもわからない。
むちゃくちゃですよ、やってること。

で、こんな風に見ていただいたらわかると思うんです。
1143
何もセッティングしていないじゃないか。

原発への弾道ミサイル着弾の影響。
ミサイルが飛んできたらどうする?って。

この間北朝鮮の決議で全員一致で、私は棄権しましたけれども、
「北朝鮮に制裁を強める」っていう話をした。
向こう側の挑発に対して挑発で返すことを決めた。
けれども、もしもミサイルが飛んできたとしても、原発に。
そのあとの影響を想定していないんです、国は。
だったら調子に乗って挑発している場合じゃないと。
まず、挑発するんなら準備が必要だろ、っていう話ですよね。

で、原発事故が起こった際の放射性物質の排出量っていうものも、ざっくりなんですよ。
100分の1から1000分の1。

先程言った川内原発。
特定重大事故対象施設ですよね。
免震重要棟。
これ、再稼動したあとに九州電力が免震重要棟を造らないっていう話になっている。
やっていることがハチャメチャなんですよ。

ね、先程言った避難計画もデタラメだったよと。


言いたかったのはこれ。
「どんな強力な権力をもってしても、想定していない準備していないことは対処しえない」

どんな権力を握ったとしても、その下準備ができていないんだったら、その権力は何の意味も無いよということですね。
こんな恐ろしいカードを与えても大丈夫ですか?っていう話なんですが、わかりますか、皆さん。

ナチスドイツの時には、この大統領の緊急令だったり、いろんなものを通していって、結局、全権委任法に繋がっていったと。
国会議事堂が放火されたという事件があって、それは共産党員がやったという話にされたけれども、
結局そこから令状無しで5000人が逮捕された。
それだけじゃなく、それ以外の人たちもいろいろ拉致されて、暴力行為をいろんなところで受けたと。
もちろん帰ってこなかった人もいるでしょう。
そこを入り口に地方まで飛び火していった。
この緊急事態宣言というものを使いながら、ナチに対してちょっと反対意見を持っているような、連邦制でしょ、州の首長がいるところに入っていってそこで騒ぎを起こして、緊急事態宣言。
そこでどんどんどんどん制圧していって、ナチス一色にしていったというのが、過去あるよね。

日本の憲法に緊急事態条項が入っていないのは、そういう人たちが出てきたら困るから、っていう話なんです。

だからこそ、緊急事態条項がなかったとしても、クリアできるような細かい部分まで、精緻に作られているというのが日本国憲法なんです。

この憲法改正で緊急事態条項っていうことは、完全なペテンだと思っていただいて結構だと思います。

これをなんとかしなきゃならない。

もうなんでもありです。
安保も決まった。
特定秘密保護法もある。
とにかく欲しいものはもう全部揃った。
最後にこれが揃えば最高!みたいな話なんです。

どう考えるかはそれぞれの自由なんですけれども、
少なくても自民党の憲法改正案の98条99条には目を通していただきたい。
それ以外のところも見ていただきたい。

権力を縛るためのものが人々に従うように仕向けられているような内容になっている。
非常に怖いところですね。
綱渡りですね。

でも、絶望しか語っていないように思いますけれども、希望はあると思います。
先程言いました。
皆さんです。
この状況を変えられるのも皆さんです。
一人でも多くの方に、今の政治のあり方というものを、その人のストライクゾーンに向かって投げていただきたいんです。
原発、YPP、いろんなものがありますけど、イメージしないと難しいものは結構ハードルが高いと思うんですよね。
みんなが納税者で、みんなが労働者で、という部分があるわけだから、
税金の話、労働の話、奨学金の話、だったら耳を傾ける人がいると思うんです。
その人の扉を少し開いて、まずはその人が一番距離がなさそうな聞いてくれそうなところをチョイスして、次につなげて頂くっていうことを夏までに大きく広げていくことがいいんじゃないかな、って思います。




憲法改正草案 第98条 (緊急事態の宣言)

(緊急事態の宣言)
自民党改憲案第九十八条
内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。


緊急事態の宣言は、法律の定めるところにより、事前又は事後に国会の承認を得なければならない。


内閣総理大臣は、前項の場合において不承認の議決があったとき、国会が緊急事態の宣言を解除すべき旨を議決したとき、又は事態の推移により当該宣言を継続する必要がないと認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、当該宣言を速やかに解除しなければならない。
また、百日を超えて緊急事態の宣言を継続しようとするときは、百日を超えるごとに、事前に国会の承認を得なければならない。


第二項及び前項後段の国会の承認については、第六十条第二項の規定を準用する。この場合において、同項中「三十日以内」とあるのは、「五日以内」と読み替えるものとする。


憲法改正草案 第99条 (緊急事態の宣言)
(緊急事態の宣言の効果)
自民党改憲案第九十九条
緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができるほか、内閣総理大臣は財政上必要な支出その他の処分を行い、地方自治体の長に対して必要な指示をすることができる。


前項の政令の制定及び処分については、法律の定めるところにより、事後に国会の承認を得なければならない。


緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、法律の定めるところにより、当該宣言に係る事態において国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない。
この場合においても、第十四条、第十八条、第十九条、第二十一条その他の基本的人権に関する規定は、最大限に尊重されなければならない。


緊急事態の宣言が発せられた場合においては、法律の定めるところにより、その宣言が効力を有する期間、衆議院は解散されないものとし、両議院の議員の任期及びその選挙期日の特例を設けることができる。





9条からではなく緊急事態条項から。
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古屋・自民党本部長代理
「9条改憲の本音 言わず着手」

自民党の古屋圭司憲法改正推進本部長代理は30日、東京都内での会合で改憲に関し、大災害や他国からの武力攻撃の際、首相の権限を強化する緊急事態条項親切から着手したいとの意向を示した。

「本音は9条(改憲)だが、リスクも考えないといけない。緊急性が高く、国民の支持も得やすいのは緊急事態条項だ。本音を言わずにスタートしたい」と述べた。

各党賛同しやすい 緊急事態条項から

各党が賛同しやすい項目から改憲を目指す自民党方針をめぐり、野党などから「お試し改憲」だとする批判が出ていることについて「お試し改憲でいけないのか。問題ない。世界各国は時代の変遷に応じて改憲している」と反論した。

安全保障関連法の成立後、安倍晋三首相が記者会見で経済優先の姿勢を示したことに関し「改憲を放棄したとの見方は全く間違いだ。戦略的にどうしたらいいか考えている。首相とも話をしている」と説明した。

同時に「安倍内閣の時が最大のチャンスだ。絶対に失敗しない取り組みをしないといけない」と強調した。



<続・神社の政治的活動>魂を悪魔に売っってしまった神様(神社)は東京だけじゃなく全国だった。
憲法改憲支持を前面に出す神社


<詐欺会社 九州電力>騙して再稼働…川内原発 報道ステーション「等」の罠 大竹まことゴールデンラジオ「再稼働してから…」(文字起こし)

「テレビから政権批判が消えれば日本はもう民主主義国家ではない」古舘さん降板他メディアの危機


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<玉音放送にある隠れた真実>天皇・永久戦犯の地位を守った「残虐なる爆弾」の利用 樋口健二×アーサービナード(文字起こし)




昭和天皇の玉音放送について「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び」私はこの部分しか知らなかった。
今までに玉音放送の中身全てを聞いたことも読んだこともなかったし、読んでみようと思ったこともなかったから。

なぜ、昭和天皇や永久戦犯の正力松太郎などの人々の地位が守られたのか?

アメリカ人のアーサーが玉音放送を読み解くと、その中ある答えがあった。

「おっ!日本人は知っておくべきだ」
と思ったので、以下その部分の文字起こしをしました。



ーーー


2015年12月20日
樋口健二氏&アーサービナード氏 コラボトーク講演会

敗戦となったわけでございます

文字起こし部分のYoutube→https://youtu.be/YhZIRwFjtec?t=47m27s

アーサービナード:
原子力の利権のそもそもの出発点はどこか。
僕はずっとそれが気になってて。
というのは、僕が生まれ育った国は日本と違って本当に原子力を作った輩がいるんですよ。
アメリカは日本みたいにどこからか買ってきて英語のマニュアルを和訳して、そして福島で湯沸かしをしているっていうのと違うんですよ。
米国とロシアは自分たちで作ったんだから、だから本物のワルなんです。
日本はプチの可愛いペットみたいなやつで。
日本の原発業界は悪質だけど、小物ばっかり。
だけどアメリカは本当の大物がいるから。
彼らは原発労働者の前のマンハッタン計画の中で労働者を被ばくさせて殺し、実験に使って、被ばく。
放射能汚染をテネシー州で、ネバダ州で、ユタ州で、ニュウメキシコ、ワシントンのコロンビアタワーを殺して、もうすごいことを。
アメリカ国民に一切知らせないでマンハッタン計画の秘密の中でやったでしょ。
でも日本がいつ「原子力やるぞ」っていう一部の人たちがくっついて決めたかって。



樋口健二:
1957年ごろ。
かつて読売に正力松太郎というのがいて、
その正力松太郎は永久戦犯だったからアメリカから公職追放を食らった。
それでね、東京大学法学部を出ている男ですよ。
まだ50代ですよ。
自分はこのままじゃいけない。このままじゃ追放のままだ。アメリカにくっついたら何かできるだろう。
それが原子力なんです。
だからウエスティングハウスとGEの機械を持ち込んできたんだ、彼が。
それでこれだけじゃ入れられないから彼は衆議院議員になったんだよ。
それで科学技術庁の長官になりやがった。
それで東海村へ原子力研究所を作る。
だから原子力の父というのは正力松太郎なんだ。

その時にくっついてたのが、政治家の中曽根。
もう一人が読売の、ナベツネ。
これは20代の東大出のピンピンの記者がいて、これがみんなくっついてって、原子力をはじめてったんだよね。
言ってみれば読売の社主がアメリカの機械を持ち込んできた。
こういうことなんです。


アーサービナード:
正力松太郎って、日本語で考えると大物政治家とか読売で。
でもアメリカから見るとね、なんか違ってて。
うちでは正力松太郎じゃなくて正力ネギ太郎って言ってる(笑)
中曽根さんは中曽根康弘じゃなくて、中曽根康カモ。
それでネギ太郎と康カモでカモネギであの二人がやったんですよね。

樋口健二:これからは俺もそういう言葉でやろう(笑)

アーサービナード:
その歴史を僕もいろんなところで学ばせてもらったんですけど、
一つずっと気になっている、出発点というよりも、一つのなんか谷みたいな言葉がずーっと僕に刺さっていて、
その言葉が日本国民の耳に入ったのが1945年の8月15日正午からなんですよね。
昭和天皇が国民に対して幾つかの事を知らせたんですね。
それを玉音放送というふうに言われるんですけど、
録音したのはその前の日なんですよね。

そのなかで「朕(ちん)深く世界の体勢と帝国の現状とに鑑み(かんがみ)非常の措置を以て時局を収集せむと欲し茲(ここ)に忠良(ちゅうりょう)なる爾臣民(なんじしんみん)に告ぐ。朕は帝国政府をして米英支蘇四国(べいえいしそしこく)に対しその共同宣言を受諾する旨通告せしめたり」そこから始まったのね。
で、その後にいかに大東亜戦争が世紀の戦争であったかみたいな文言が続くんですよね。
ポツダム宣言違反の文言を盛り込みながらポツダム宣言の受諾を発表しているという不思議な文章なんです。

その後に、なんで戦争をやめて、なんでポツダム宣言を受諾するのか?っていう事を説明するんですね。
ちょとね、古い言葉なのでもしかしたら2回ぐらい読んだほうがいいかもしれないけど、こういう言葉なんですね。

「最善を尽くせるに拘わらず、戦局を必ずしも好転せず、世界の大勢亦(また)我に利あらず。加之(しかのみならず)敵は新に残虐なる爆弾を使用して頻に(しきりに)無辜(むく)を殺傷し惨害(さんがい)の及ぶ所(ところ)真(まこと)に測るべからざるに至る而も(しかも)尚交戦を継続せむか終に(ついに)我が民族の滅亡を招来するのみならず延て(ひいて)人類の文明をも破却すべし」

っていうのがあって、これをちょと読み解くとね、
なんで戦争を止めるか?っていうと、「敵は新たに残虐な爆弾を使ったから」なんです。
その「新たな残虐なる爆弾」は、広島のウラン弾と長崎のプルトニウム弾のことを言っているらしい
んですよね。
具体的には何も言ってないんです。
だからプルトニウムも出てこないし、ウランも出てこない。
でも、この「新たな残虐なる爆弾」が使われて、たくさんの人が殺されて、
「慘害の及ぶところまことに測るべからざるに至る」もう測り知れない被害が出ているから、それでやめます。
で、もしも戦争をこれ以上続けたらどうなるか。
「なお交戦を継続せむか終に(ついに)我が民族の滅亡を招来するのみならず延て(ひいて)人類の文明をも破却すべし」というふうに書いているんですね。
これは日本政府の中枢にいる人が、もしもこれ以上戦争をやったら核兵器をさらに多く使われる。
核兵器をまた使われたら、「核の冬」というものが来て、「日本人の滅亡だけではなくて、人類の文明が全て破壊されるから、なのでここで戦争をやめます」とおっしゃるんですよね。


僕が知りたいのは、なんで千代田区1番地のところに「核の冬」の情報がきてるの?
なんでそれを知っているんですか?

こういう事を知っているのは、マンハッタン計画の極秘のプロジェクトの中枢にいる物理の専門家と、彼らの話を聞いている大統領や国務長官。
これ、書けない文章なんですよ、内部資料がなければ。
なんで「核の冬」がこの時点でおっしゃる事ができるんですか?


で、それが原子力に、僕のなかでは繋がっていくんですよ。
つまり、日本政府にとっても原爆投下は戦争を終わらせる口実になったんです。
口実として使えたんです。
しかも、国体が護持されて、一部の人を除いてはみんな再就職先が出来たんです。
正力さんも中曽根さんも、それだけじゃなくて、この玉音放送を読み上げたお方もみんなちゃんと地位が守られて再就職先があったんですよ。

その再就職先を得ることを可能にしたのは、実はこの「残虐なる爆弾」の利用なんですよ。


だから核の利用は実はここからPRとしてというか、逃げ道、口実、その使い方が実はここから始まっているんじゃないかと、僕は読んでるんですね。

だから僕らがこの原子力の問題を考えて市民として何か行動する時に、核開発。
原爆、核兵器、今の世界の核支配。
それと樋口さんがずーっと撮って、同じ目線で、同じ立ち位置で撮られた労働者。
これは全部、深〜いところで全部繋がっている。

だから、日本政府、日本の一流企業、電事連の皆さんが、
下々の労働者を被曝させて殺しても平気」という、この彼らの心、彼らの心境は実はこういうところと繋がっていると思うんですよね。


樋口健二:
いい話でした。
僕知らなかったもの。
皆さんしてました?
僕は知らなかった。

ー拍手ー





「ポツダム宣言について僕はこう考えています」って安倍さんが言ったら安倍政権は潰されるんです。樋口健二×アーサービナード(文字起こし)


続きを読むに↓玉音放送の原文&現代語訳文



続きを読む

「ポツダム宣言について僕はこう考えています」って安倍さんが言ったら安倍政権は潰されるんです。樋口健二×アーサービナード(文字起こし)





なんで安倍総理はこういう言い回しで逃げたか?っていうと、
「ポツダム宣言を読んでます」で、「ポツダム宣言について僕はこう考えています」って安倍さんが言ったら、安倍政権は潰されるんです。

「受け入れられない」と言ったら米政府は安倍政権潰します。
「僕はポツダム宣言を100%受け入れます」って言ったら、自分の支持基盤、家系の右翼が全部破綻します。

だからどっちも言えないから、安倍さんは「わかんない」と逃げた



共産党の志位委員長は王手をかけていたということだったのだろうか…
「ポツダム宣言も読んでない総理大臣」という、安倍はただのおバカかと思っていたが、
「読んだ」とは言えない事情があったのだ。

「へぇ〜そうだったんだ」と納得しちゃう話なので、文字起こししました。





2015年12月20日
樋口健二氏&アーサービナード氏 コラボトーク講演会




文字起こし部分のYoutube→https://youtu.be/YhZIRwFjtec?t=59m26s

アーサービナード:
5月に共産党の志位さんがとても鋭い質問を党首討論の時にしたんですよね。
安倍総理に対して「ポツダム宣言の認識はどうですか?」って。
あれはすごい、見事な質問ですよね。


樋口健二:面白かった。

アーサービナード:
面白かったね。
安倍総理はなんて言ったか?って、


樋口健二:「読んでません」って言ったんだよね(笑)

アーサービナード:
あのね、厳密に言うと、樋口さんちょっと大雑把でした。
「読んでません」って言ったらそれはまずいですね。
安倍さんが言ったのは、
「まぁ、このポツダム宣言を我々は受諾をし、そして敗戦となったわけでございます。
そして今、えー、わたしも、つまびらかに承知をしているわけではございませんが、ポツダム宣言の中にあった連合国側の理解、たとえば日本の、日本が世界征服をたくらんだ、えー、ということを、どうも、あのー、いまもね、紹介になられました、えー、わたしは、わたしもいま、えー、この部分を、つまびらかに読んでおりませんので、えー、承知は、承知はしておりませんから、え、いまここで、直ちに論評することは差し控えたいと思いますが、いずれにせよ、えー、ですね、いずれにせよ、えー、まさに先の大戦の痛切な反省によって今日の歩みが、あるわけでありました」


樋口健二:よく取ってきましたね。「読んでない」っていうところだけ聞いてた(笑)

アーサービナード:
「読んでない」んじゃなくて「つまびらかに」
これ、日本語、特殊な日本語の使い方。

樋口健二:僕が直訳するとね、「読んでない」と同じなんだ。

201512201

アーサービナード:
そう、心境的には正しいんですけど、
「つまびらかに読んでいないので、承知はしていない」
「承知はしていないので、直ちに論評することは差し控えたい」ですね。
だったらさ、6月に読んだ上でなんか言えよ。
だったらさ、志位さんは機会あるごとに、志位さんだけじゃなくて「読んだか?」「読んで来い」って、
毎日毎日誰かがこれをつきつけなきゃダメなんですよ。
だって8月に、つまびらかにポツダム宣言を読まずに70年談話を出しやがって。
つまびらかにポツダム宣言を読んでいない奴がどうやって70年談話を書くんですか?
だから、いまからでも遅くないから、皆さん聞いてくださいよ、安倍さんに。

つまびらかに読んだか?
じゃあどうなんだ?って。

で、なんで安倍総理はこういう言い回しで逃げたか?っていうと、
「ポツダム宣言を読んでます」で、「ポツダム宣言について僕はこう考えています」って安倍さんが言ったら、安倍政権は潰されるんです。

選択肢は二つあるんです。

「ポツダム宣言を読んだ」って言っちゃうと、あとは進む道は二つしかないんです。
一つは、「ポツダム宣言にはいろんな問題があって、歴史的事実と食い違っているところがあるので、そこは受け入れられない」
そう言ったら安倍さんの支持の基盤になっているはずの、右寄りの人たちは、もしかしたらね「ポツダム宣言は問題がある」って、ずっと右翼の伝統としてあるから喜ぶかもしれないけど、安倍総理がそんなことを言ったら、もうその日の日付が変わる前に総辞職ですよ
ポツダム宣言に文句をつけるっていうことはもう政治生命終わり。
米政府は安倍政権潰します
で、アメリカ国内でばーっと爆発します。
「ポツダム宣言を受け入れない?コノヤロー!70年経って何を言いやがるんだ」ってなって、安倍さんは政治を、総理大臣を辞めるんじゃなくて議員の生命が終わりなんです。


だから「ポツダム宣言に問題がある」なんていうことは口が裂けても言えないんです。

でも、じゃあ、「ポツダム宣言に何の問題もありません」「ポツダム宣言大好きです。僕はポツダム宣言を100%受け入れます」って言ったら、自分の支持基盤、自分の伝統、家系の右翼が全部破綻しますから。

だからどっちも言えないから、安倍さんは、
高校生と話をすると彼らもよく使うんです。
追い込まれるとね「わかんない」
で、安倍さんは「わかんない」
ちょっと違う「つまびらか」とかっていう言葉は使っているけれど、要するに「わかんない」

なんでポツダム宣言を利用するとこういうことがあぶり出されるかというと、
ポツダム宣言はすごい文章がいいんですよ。
みんな読むべきなんです。
なんでこれがまかり通るかというと、皆さんもポツダム宣言を読んでいないからなんです。


樋口健二:僕は読んでますから。

アーサービナード:
でも、訳がイマイチなんで、僕は今和訳を作ろうとしていて。
来年(2016年)はポツダム宣言をつまびらかに読むっていうのを。
で、ポツダム宣言の中に番号が振ってあって、すっごくまともなことが書いてあるんです。
6番が安倍さんと直接関わる部分なんですけど、6番にはなんて書いてあるか?というと、

6. There must be eliminated for all time the authority and influence of those who have deceived and misled the people of Japan into embarking on world conquest, 世界征服ってここなんですよね。
for we insist that a new order of peace, security and justice will be impossible until irresponsible militarism is driven from the world.

まだちょっと訳が、



樋口健二:訳して〜。

アーサービナード:日本国民をペテンにかけて、
樋口健二:(笑)

アーサービナード:いや、本当ですよ。
misled(間違った方向に導いた)とdeceived(人を〉だます,欺(あざむ)く)
ペテンって訳さないと伝わらないです。

日本国民をあざむいて世界征服のペテンにかけ、袋小路に導いてしまう指導者たち。彼らの支配力、権威、あらゆる影響力を社会から永久に追放しなければなりません。

これですよ。
だから、また権力を握ったり権威になったり支配力を持つということは絶対にありえないです。
ポツダム宣言受諾というのはそういうことを意味するのだから。

日本国民を欺いた指導者たちの支配力、権威、あらゆる影響力を社会から永久に追放しなければなりません。
無責任な軍国主義を根絶やしにしない限りは、正義と安全を基調とする世界の秩序は生まれないからだ。
っていうことなんです。

で、この「ポツダム宣言を受諾しました」って言いながらも、実は何も遂行していないわけです。
何も現実と噛み合わせていないんですよね。
なにもしてない。
それは、日本政府の生き残りっていうか日本の権力者、支配階級の生き残りの作戦だったんだけど、
このポツダム宣言に一番違反して、ポツダム宣言を反故にして、このポツダム宣言を作り上げたアメリカ国民を一番バカにしているのは米政府なんです。




樋口健二:てめぇの国ですか。

アーサービナード:
そうです。
ポツダム宣言に違反しているのは、もちろん日本政府もそうだけど、日本政府はポチの、属国の、米属機関でしょ。


樋口健二:そのとおり。

アーサービナード:
ポツダム宣言を実行に移す権限と力を持っていたのはアメリカ政府なんです。
GHQ(連合国最高司令官総司令部 General Headquarters, the Supreme Commander for the Allied Powers)なんですから。
で、こういう文章を作って、アメリカ国民に大々的に発表して、「大日本帝國の悪い奴をみんなこれでやっつけます」「彼らは日本社会から摘出して、まともな日本に生まれ変われるように俺たちがするから任せてください」って言って、アメリカ国民を1945年の7月下旬に、そういうことを発表して、ある意味信頼を得たんです。
ところが結局、占領が始まると全然そういうことをしないで、ポツダム宣言を全部米政府が反故にした

その蓋がまた開くと、米政府がヤバい。
だから彼らの無責任、彼らの恨み、アメリカ国民を裏切った米政府の問題があぶり出されるから、絶対取り上げちゃいけない。




樋口健二:共同通信というところがおそらく、「ポツダム宣言読みませんか」なんていう本を出しているはずなんだよね。

アーサービナード:
だろうね、出したほうがいいと思うよ。
僕がやると時間がかかるから。

樋口健二:でも、あなたのほうが明確な日本語になるじゃない。

アーサービナード:
本にする前に、インターネットにバーッとアップしてみんなで読みたい。
「ポツダム宣言をつまびらかに読む」ホームページを作りましょう。


樋口健二:本にしてよ。僕は本で読みたい。

アーサービナード:わかりました。




安倍総理の答弁2分過ぎから→https://youtu.be/XsKrST00fBg?t=2m9s



続きを読むに↓「ポツダム宣言」

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石田純一「世界一平和で安全な国をなぜ変える必要があるのか」日比谷(文字起こし)

KEEP CALM AND NO WAR 1206戦争反対
銀座大行進―安保関連法の廃止を求める学生・学者・市民の共同行動


2015年12月6日

石田純一さん
201512061

https://youtu.be/PUE8bNnaIRw?t=4m

皆さんこんにちは。
本日はわたしは皆さまと、勇気とそして共感を分かち合うためにやってまいりました。
ご存知のように我々一人一人というものはそんなに力はございません。
もちろんそうです。
けれどもこの度SEALDsをはじめとした若い人たちが、本当に久しぶりにですね声を上げて、
今この、潮目が変わってしまったと思われる戦後の歩み、ここをなぜ今変える必要があるんだ?と、そういう声を上げられたんだと思います。

無関心、それから無感動といいますか、
そういうことがずっとまかり通ってきているな、とわたし自身思っていましたけれども、
こうやってみなさまとお会いできるということは、やはりいろんな国ですから、国の中でいろんな考え方があるのはわかりますが、かつては自由民主党も、もっと悔悟性がありました。
昔のデモを見て、田中角栄、当時の首相が
「いいじゃないか。若者はこれぐらい元気があっていい。女のお尻を追いかける若者よりもよっぽど頼もしい」
というふうにおっしゃられました。

今回は、僕らが今。先ほども言いましたが、
この平和で安全な国をなぜ変えようとしているのか?ちょと理解に苦しみます。

僕は本当に二つのことを危惧しております。
それは、この間も申しましたように、戦後70年というものがいろんな規制のもとに、日本人だけではありません。
中国の方や、近隣のアジアの国、いろんな方に。
本当に犠牲になられて。
その上に成り立っているこの平和と自由の国だったと思っております。

これを、みなさん!
世界一平和で安全な国をなぜ変える必要があるのかと。


それが僕の本当に、危惧でございます。

ま、いろんなことを。
同じ日本人ですから「これがいい」と思ってやってられる方もおられますし、
僕らもこうやって声を上げさせてもらっています。

けれどもやはり、この戦後というものをもう何十年も何百年も続けていきたい。

一つ、
わたしはこの間デモに参加させていただいて、いろんなところでお叱りを受けます。

はい。
大丈夫です。

もちろん僕は、いろんな意見があるのは、右でも左でもニュートラル、中道でもいいと思うんです。
でも言論の自由は、やっぱりこれがあって初めて我々は成り立っているんだというふうに思います。

ちょっとお酒を飲んでいても、街を歩いていても、
「石田くん、君が言ってたことは間違っているよ」
「中国が攻めてきたら、丸腰でどうやって戦うんだ」
と。
そういうことをよく言われます。

あのですね、質問、これは非常に深い質問でありまして、こういうのを反知性主義というものではないかと。

中国が攻めてきても今まではこの、我々の周辺ですね、
周辺事態法というのがありまして、亡くなられた小渕さんもおっしゃっておられました。
「日本の周辺だよ」と。「ここはやっぱり守れるんだよ」
ここを個別的自衛権と申します。

法律も、もちろんその上の最高の憲法も、あるいは憲法のもちろんいろんな解釈も、
微妙なところはありましたけれども、
法律そのものの安定性と継続性が一番大事だ」というふうに、
我々がもう、コンセンサスをもって、戦後をずーっとやってきたわけですよ。
自民党も野党もなく。


それを、ま、内閣の法制局だけのせいにするわけではありませんが、
ある人物が持ってこられて、それで一挙に憲法の解釈を変えてしまったというのは、非常にすごいことだなと。
どこを目指しているんだろう?と。
ちょっと心配になります。

ちょっとじゃありませんけれども。

そして先ほど言いました反知性主義というのは、やはり、本当に首相も言っておられますけれども、
「今、国民に理解をいただいていない」と。
「理解が進んでいない」

これね、進んだら「反対」ということになっちゃうんですよね。

本当に、本当に考えていただければ。
だから、僕らを叱られるその方たちも、もう皆さん自民党や安倍政権を支持しているのは全然、それはその人の自由ですから。
民主主義ですから結構なんですけれども、
「君が丸腰で戦えるか」
そんなことは、どこにも今までそんなことは無いんです。
そんなのはどこを勉強しても。

1512062

それから一つだけ、今日は最後に言わせてください。

我々が安保法政に反対した本当の理由というのは、
10個近くの法律をいっぺんに、審議もなるたけしないようにして、そして証拠も残さずに。
いろんな記録もとってないそうです。

そういうものがですね、例えば昔ありました、不良債権を金融機関がどこかに買ってもらう時に、
一番ひどいものをそーっと、そーっとこう忍ばせて、忍ばせて全部まとめて買ってもらうみたいな、
そんなやり方で、この大事な、しかも一番民意、国民の政党であるということを標榜している自由民主党がですね。
そういうことをやってしまう。

反対の方が多いんですよ、明らかに。

各種どの機関でも、NHKでも新聞でも、もちろん民放さんでも、全部反対の方が多かった。
それをやっぱり審議を尽くして、大事なことですから。
ここを僕らはもう一回求めたいと思います。


ちゃんと審議、しましょうよ。

周辺事態方の方が。
ね、重要環境事態法(重要影響事態法)ってなんですか!?
わかりにくくて、官僚の方も今日いらっしゃるかもしれませんが、すみません。
非常にレトリックな面白いやり方で、やっぱりまずいものを隠すという、
そういうのが最近の傾向だと思いますけれども。

これをやはりもう一度表に出して、ちゃんと話し合おうじゃないか、というふうに思います。

私個人は、すみません、本当に3分しか与えられてなくて5分ぐらいしゃべってしまって。

2523063

本当に我々の子供だとか、皆さんのお子さん、お孫さんに、
これからも世界一平和で世界一安全で、そしてどこの国にも戦争に行かない。
そういうやっぱり日本でありたいと強く願っております。
よろしくお願いします。








東京都知事 報道されない石田純一さんの記者会見文字起こし2016年7月8日




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<続・神社の政治的活動>魂を悪魔に売っってしまった神様(神社)は東京だけじゃなく全国だった。

<神社の政治的活動は許されるのか!> 初詣が悪夢に変わった日〜神社の真の姿〜の続き。

私と同じように神社に行って驚いた人々がたくさんいた。
その中で写真があって場所が判明しているものをピックアップしてみた。

今まで何の疑いもなく神社にお参りしていた。
今回のことは世の中を知る意味で本当に勉強になったと思う。

そして、心底恐ろしくなった。


昨日は安倍が靖国神社に参拝したというニュースを何度も何度もテレビで見せられた。



伊勢神宮の外宮を参拝した安倍首相=5日午後、三重県伊勢市
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安倍首相が伊勢神宮参拝
2016.1.5 12:47 産経新聞

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参拝客に手を振りながら、伊勢神宮の外宮の参拝に向かう安倍首相=5日午後、三重県伊勢市

 安倍晋三首相は5日午後、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝した。歴代首相による伊勢神宮参拝は毎年恒例となっており、安倍首相が新春に参拝するのは平成24年12月の第2次政権発足後、4年連続。甘利明経済再生担当相ら閣僚も同行して外宮と内宮を参拝し、同日中に帰京する。

 伊勢神宮参拝は通常、新年の仕事始め当日か直前だが、今年は通常国会の召集が例年に比べて早い1月4日となったため、国会開会後にずれ込んだ。

 安倍首相は今年5月26、27両日に三重県で開催される伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)に合わせ、各国首脳とともに伊勢神宮を訪問したいとの期待を示しており、昨年10月に準備状況を視察した際にも伊勢神宮を訪れている。





東京杉並 大宮八幡宮
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東京港区 乃木神社入り口
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東京港区赤坂 氷川神社
氷川神社

淡路島 伊弉諾神宮
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神社の入口に山谷えり子の看板。拝殿前に「憲法改正」の旗が幾つも。

淡路島 神社(↑上と同じ?伊弉諾神宮?)
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京都 上賀茂神社
上賀茂神社

札幌、北海道神宮の本殿の前
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続きを読むにIWJブログとリテラの記事

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リテラの記事「安倍内閣を支配する極右団体・神社本庁の本質」

<神社の政治的活動は許されるのか!> 初詣が悪夢に変わった日〜神社の真の姿〜

初詣に行って、激しい嫌悪感を感じて帰ってきた。

下記の記事の存在を教えていただきました。
神社に対して、今日わたしが感じたこと、そのままのようです。

それにしても安倍晋三って…
テレビ新聞マスコミを手の内に入れ、そして宗教も安倍ものだなんて…


続きを読むにリテラの記事を転記させていただきます。







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<神社の政治的活動は許されるのか!> 初詣が悪夢に変わった日〜神社の真の姿〜


「九条を守ろう。憲法を守ろう」というと、政治的だからと問題にされる。
「憲法改正を推進します」と言って神社の境内の中で署名のお願いをすることは政治的問題ではないのか?
お正月の参拝に数多くの人々が訪れる神社がそのような政治的活動をしてもいいものなのか?

このような行為は許されることなのかどうか、わたしはすべての人に問いたい。






2016年、あけまして おめでとう ございます。

お正月なので、初詣に神社に行ってきました。
久しぶりにお祓いもしてもらおうと思い、大枚払ってお祓いを申し込み、待機場所へ行く時。
なんか背筋が寒くなった気がして振り返るとそこにはあったのは・・・

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なにっ?

憲法の内容を見直しましょう
賛同署名のお願い


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美しい日本を子供たちへ

これだけパッと見たら、なんか、いいことのようみ見える。
署名しちゃおうかな〜。


どんな内容の署名なのかな?チラシに書いてあることを読んでみる↓

美しい日本を子供たちへ
国民の手で作ろう、美しい日本の憲法

あなたのご協力で、憲法改正を実現する1000万賛同者の輪を!

 世界に躍進する日本を創造するため、今や憲法改正は現実の課題です。
 悠久の歴史に育まれた美しい伝統や文化、そして世界の平和と繁栄に貢献する日本の使命、それらを盛り込んだ憲法が、今こそ求められています。
 憲法改正には国会発議とともに、国民投票で過半数(30000万票以上)の賛成が必要となります。そのため、私どもは今「美しい日本の憲法を作る1000万人の賛同者」を全国に呼びかけています。
 美しい日本を大切な衣たちに伝えていくため、どうか皆さんご協力ください。



いいことばっかり書かれている。
具体的にはどんなふうに憲法を変えるのか、そんなことはひとつも書かれていないけど
子供達の笑顔もとっても可愛い❤︎
「未来の子供達のために署名しなくっちゃ」と、この私でさえ思ってしまうくらい。

わたしが署名を思いとどまれたのは、櫻井よしこが全面的に押し出されていので、本能でキケンを察知できたからなのだけど、櫻井よしこっていう人の本心を知らない人はコロコロコロッと騙されて署名してしまうかもしれない。
「あ、この人テレビで見たことある」くらいの感覚だと、署名しそうだ。

だって、ここはご利益がたくさんある神社だもの。
しかも、結構有名な大きな神社で参拝者もとても多い東京都杉並区の大宮八幡宮
東京のへそで縁結び・子育てで有名な神社。
最近は「20cmぐらいのおじさんの妖精が出る」ということで、パワースポットとしても有名になっている神社だ。


櫻井よしこについては最近ブログに書いたばかりで、それを見ていただければどのような思想の持ち主か理解できると思うけど、
櫻井よしこの意見広告「もんじゅ」稼働は政府が決めろ〜名前を連ねる人そして外れる人々

横尾忠則氏が抗議した。櫻井よしこ氏の「原発推進意見広告」

原発大賛成。
もんじゅは動かせ。
安保法制大賛成。
憲法を改正して国防軍を持とう!
等々
あの石原慎太郎と仲良しの女史なのだ。


昨年こんなことがあった。

<国分寺まつり>九条の会の出店を拒否!補助金を出すな!8/29東京新聞記事と国分寺市議事録
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東京都国分寺市で11月に開かれる「国分寺まつり」で、毎年ブースを出している護憲団体
「国分寺9条の会」が今年の参加を拒否された
ことが28日、分かった。
市などでつくる実行委員会は、内容が政治的であることを理由としている


このように「政治的活動」と言われて、場所を借りることができなかったりイベントに参加できなかったり、何件も国分寺のようなことがあった。

お祭りに毎年参加していた9条の会が政治的だから拒否されたのならば、
お正月に参拝者でにぎわう神社で改憲のための署名をこのように大々的に広く場所をとるということは、政治的である以外に何であろうか?

神社で政治的活動をしてもいいのか?

こんなこともあった↓

作文”平和な国を作りたい”「政治的批判含むので書き直せ」と指示(東京都公立小学校)&”平和展”「平和は左翼的用語」と開催断る(岐阜県公民館)2/28おしどり(文字起こし)
「自分は将来大きくなったら、夢ができた。一生懸命勉強して国会議員になりたい」と。
集団的自衛権のことや武器三原則の輸出ができるようになったことなども書かれていて、
「自分は大きくなったら平和な国を作りたい」と
今自分が色々勉強をしていても、安倍さんたちが自分の周りだけで話し合っていろんなことを決めていってるように思う。
自分は大きくなったら勉強して国会議員になって、世界に自慢できる平和な国を作りたいっていう、
素晴らしい作文を書いたんです。

「実はあの作文が卒業文集に載らなかった」と。なぜかというと、
政治的批判を含んでいるので、載せられない、書き直せ」と言われたんです。




そして署名用の紙を見て私はまたまたおったまげた!
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署名集めの母体は東京神社庁
Tel 03-3404-65265
Fax 03-3404-6547

東京神社庁ってなに?
東京神社庁

「東京都神社庁は、東京都内にある1,398の神社を包括している組織です」と書いてある。

ということは、東京都の他の神社でも、このような署名活動を大々的にしているということなのか!?

とりあえず渋谷区の東京都神社庁所属の神社の名前を見てみた。
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/syoukai/index.html
渋谷区
明治神宮
東郷神社
金王八幡宮
氷川神社
代々木八幡宮
八幡神社
熊野神社
北谷稲荷神社
等々

う・・・・
神社という神社全部が東京神社庁というところのもののようだ><。
明治神宮もちゃんと入っている。

明治神宮は明治天皇の神社。
今の天皇は憲法改正には賛成していないと思うのだけど、
天皇陛下の意思を無視して、神社は安倍望む憲法改正を支持していることをはっきりと表明しているのだ。

お伊勢さまと氏神様って、いったいなんなんだろう?
ありがたいものだと思っていたけど、こんなに政治的で右翼的な思想を持っていたなんて・・・

わたしはおそろしくてたまりません。





ーー以下は今日のわたしの私的なご報告ーー

実は今日、お祓いをしてもらうために1万円を支払った。
久しぶりだったので、ご利益たくさんいただこうと、5000円、8000円、1万円の中から、一番高い金額を支払ったのだ。
貯金もないのに…
そして、お祓いの支払いを済ませて、待合場所へ入ろうとした時、この署名のテントに遭遇し、待機場所の中にもこの署名のお願いは貼られていて、わたしは1万円支払ったことをどんどん後悔していった。
ご利益をいただいて、怪我や病気なく元気で過ごせるようにささやかな幸せを願って神様にお願いしようと思ったけど、神様の心は悪魔に乗っ取られているということがわかってしまった今、お祓いしてもらうことに何か意味があるのだろうか?
幼い頃から何の疑いももがず、お正月は神社でお参りして、厄年になれば厄払いしたり、学業成就でお願いしたり、ずーーっとなんとなくだけど神社に行けばいいことがあると信じていた。

待機所のビニールテントの中でそれがガタガタと壊れていく音が聞こえた。

神様ってなに?
信心深くいれば良いことがある?
だいたい神社ってなに?
あーー、1万円返して欲しい…

そんなことを考えていたら名前を呼ばれたので、わたしは神殿に入っていった。
なかなか始まらない。
少しすると神殿の舞台のそでから石原伸晃夫妻が入ってきて、舞台の上に座った。

↓写真の黄色い丸の部分に石原伸晃夫妻
神殿

舞台の下にはパイプに布張りの青い椅子が4列置かれていて、お祓いをしてもらう人は3列目までいっぱいに座り、付き添いの人は4列目に座っている。満員だ。
わたしはちょっと端の一番前。
見上げても神主さんの顔は見えないが、石原伸晃夫妻の顔はよく見える。
神主さんが祝詞を読み上げる。
一番最後に入ってきた石原伸晃一家の名前が一番先に読まれる。
あとは、下の方に座っている平民たちの住所と名前を読んで終わった。
まずは石原伸晃夫妻が壇上で榊をお供えして二礼二拍手一礼。
そのあと、下の方にいる平民たちが榊をお供えして二礼二拍手一礼。
自分の席で二礼二拍手一礼をするものだから、わたしは石原伸晃夫妻を拝んでいるような形になった。

ああそうか、石原伸晃は石原慎太郎の息子だっけ。
ああそうか、櫻井よしこともお友達なのか。
どうしてわたしが石原伸晃夫妻に向かって二礼二拍手一礼をして拝まなければいけないんだろう?

こうして神社でお祓いしてもらうのもこれが最後だ。
もう二度とここへは来ないだろう。
頭を下げて鈴をチャリンチャリンと頭の上で鳴らされながら、わたしはそんなことを考えていた。


ーー私的なご報告はここまでーー


大宮八幡宮の神様は、神社で政治的活動をしていることをどう思ってらっしゃるのか?
この状態で神社に神様は本当にいらっしゃるというのか?
ああ…日本の神様ってなんなんだ!!!

宗教ってなんだんだ!
と叫んでふと思った。
様々な宗教家が団結していろいろと正しい行いをしているじゃないかと。
たとえばこれ↓

”宗派の枠を超え集結”原子力行政を問い直す宗教者の会福井県庁へ「大飯原発再稼働反対」要望書提出(動画・内容書き出し)

神社は宗教じゃないんだ!
と、おもっていいのかな?
なんだか、なんだか、なんだかな…
今までわたしがしてきたことって、なんだったんだろう??


神社って なんなんだーーーっ!




2016年1月3日
私は1万円の授業料を払って、神社の正体を知ることができたと思うことにした。


これからはお賽銭は入れない。
神社ではお祓いもしない。
おみくじも買わない。

だって、わたしの払ったお金が、タカ派の資金になって、結果
独裁政治で軍国主義の道への手助けになるから





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吉永 小百合 & 姜 尚中  福島〜憲法 (文字起こし)

People 「多士済々」悩みの海を漕ぎ渡れ

2013年7月14日放送 ゲスト:吉永小百合【音声】



姜 尚中:
おはようございます、姜尚中です。
People 姜尚中「多士済々」悩みの海を漕ぎ渡れ。
今回は皆さん、なんと吉永小百合さんが「多士済々」のゲストです。
戦後日本を代表するというよりは、もう、戦後日本の女優そのものの吉永さんをお迎えするというのは、私にとっては望外の喜びですし、きっとみなさんも少しビックリされているかもしれませんね。
じゃあ、これから1時間、お付き合いをよろしくお願いします。


ナレーション:
People 姜尚中「多士済々」悩みの海を漕ぎ渡れ。
今回スタジオにお迎えする多士済々は、吉永小百合さんです。
言わずと知れた日本を代表する女優、吉永小百合さん。
『キューポラのある街』、『愛と死を見つめて』、『北の零年』、『母べえ』、『おとうと』など代表作は数知れず、これまでに100本をはるかに超える映画に出演。
また、ライフワークとして原爆詩の朗読会にも精力的に取り組んでいらっしゃいます。
今回お二人の対談が行われたのは、丘の上のホテルの一室。
対談はお二人の交流のお話からスタートしました。

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姜 尚中:吉永さん、今日はどうもありがとうございます。

吉永小百合:こちらこそよろしくお願いいたします。

姜 :
最初吉永さんにお会いしたのはラジオ番組だったんです。
それで、吉永さんとお会いするというんで、僕はその日前の晩からドギマギしてですね(笑)、ちょっと心臓が張り裂けそうな、この歳になって、と思ったんですが。
お会いした吉永さんは本当に気さくにいろいろと話されて、あれはもう数年前になりますか。

吉永:
もう、ずいぶん前になりますよね。二度出ていただいたんですよね。
色々な方に3ヶ月に1度ぐらいゲストに出ていただいているんですけれども、2回出ていただいたのは姜先生だけなんです。

姜 :あ、僕が初めてでしたか。光栄だな。

吉永:
もう本当にね、みなさん是非姜先生にいらしていただきたい、お話を伺いたいということで、とてもとても有意義に、私も伺いたいことがたくさん、お聞きできましたし、楽しかったです。

姜 :
あの時吉永さんがいろんな本を読まれて、ちょと僕もビックリして。
考えてみると吉永さんの最初のデビューはラジオだったように記憶しているんです。

吉永:
そうです。
小学校の6年生の時に「赤胴鈴之助」というラジオドラマに子役で、受かったんですね。
それで、それからずっとラジオをやって、テレビをやって、映画という道です。

姜 :
そうですね。
ですからある意味「吉永さんの始まりがラジオだ」っていうのは、今となっては知らない人もいるんじゃないですか?

吉永:そうですね。

姜 :
それから随分、私の方が一方的に、なんかいろいろお願いばっかりをして、書いたものに推薦文までもいただいて。
あれから私もいろんなことがあって、ま、4年前に息子を亡くしたんですけど、それで悲嘆にくれて、正直いうとちょっと荒(すさ)んでいたんですね。
気持ちが荒んで、「どう生きようかな」というか。
ですから政治や社会という、そういうレベルとは違う、もっと人間の深い「なぜ生きるのか」ということですね。
そんなことをちょっと考えさせられて、「ん…これはどうしたものか」と思っている時に、1年と10ヶ月ぐらいして大震災が起きたんですね。

それで、まぁ、息子といろいろ話している時に彼が言うには「不幸や悲惨というのは外にあるんじゃなくて内にあるんだ」と。
その意味が僕はよくわからなかったんですね。

それですぐに東北の方に、特に福島に行ったんですけど、そこでいろんなものを見て、それでこれは何か書きたいということになって。
ただいろいろ連載はやっていたんですが、やっぱり途中でライフセーバーをやっているある青年と出会いまして、それはこのラジオ番組にも出てもらったんですが、蛭間(龍矢)君という
それで彼に出会って、正直いうと「自分の息子もこういう青年になっていればな」ってこう、なんかこう、思いがあって。
それを主人公にして小説にしてみようと思って、ああいう風になって。
編集者に聞いたら、ま、ああいうものでしたけれど「吉永さんが読んでくださった」って聞いたので、読まれた読後感だとか、


吉永:
そうですね、やっぱり私たちにとって、3月11日の震災というのはとっても大きくって、
…そしてまた原発事故、ですよね。
ですからその二つっていうのは、乗り越えられないのではないかと思うぐらいのものだと思うんですよね。
ただ、私自身も何度も、被災地に行って、あの、避難されてらっしゃる方とか、被災して家を失った方とかにお会いした時に、とってもこう、、明るくって前を向いてらっしゃるんですね。
ま、それは今だからかもしれないんですけれど、2年前にも名取とか宮城県の方に行ったんですけど、
「それはどういうことなんだろう?」って、常に自分に聞いてみるんですよね。
本当に明るいのか?それとも明るく務めてらっしゃるのか?という思いがしているんですけれども。
とにかくしっかりと前に歩こうとしている。
そういうものにとても、逆にこちらが勇気をもらって、力をもらって帰ってきたということが度々ありました。

それで、そういう中で先生の「」を拝読して、やっぱり
姜先生の中でもすごく強い思いが、東北の地震に関してあった、ということを、、が、よくわかりましたし。
それでそういう中で希望を失わない、というか、一人の青年を通して、どういう風に私たちはあの大震災を乗り越えていくか、あの震災の後どう生きるべきか?というのを私たちに問いかけているという思いがしました。


姜 :
そう言っていただければ。
僕の言葉で言うと、株価の上げ下げに、ま、乱痴気騒ぎをしているとしか僕には見えないんですけど、
東洋には「喪に服すのは3年」と言われているんですが、「3年も経たないでこんなふうでいいいのかな」という気持ちが内側にありましてね、

吉永:ありますね。

姜 :
それで、なんとかこれを伝えたいと。
それから息子が亡くなった事とどうしてもこう、重なり合って。
で、漱石の「心」という小説は主人公の先生が自死を選ぶんですけど、最後自分は明治が終わったら明治とともに消えていくと。
明治天皇が崩御して乃木希典が殉死して。
若い時にあれを読んだ時に、なんか、ちょっとこう、こじつけのような気がしたんですね。

ただ今回僕は、なぜ原発事故が起きた南相馬に近いところに行きたいと思ったのか。
ちょっと、私自身の中に自分をいじめたいという気持ちもあったんですね。
原発事故から2週間ぐらいでしたから、放射能もかなり高かったけど、むしろ「リスクの大きいところに行きたい」と。
そういう思いでだんだんと個人的な息子の死と、それから2万人近くの死とが、だんだんこう、重なってきたんですね。
その原因や理由は違うにしても、残された喪失感をどう埋めるか?という。

だから、あ、そうだ。大文豪の漱石も「明治とともに消える」といった、「あれは僕には若い時にはこじつけだったけれども、今の僕には自然だ」と、そういう気持ちになったんですね。
ですから、そうなった時に「これは書いてみよう」と。

で、おっしゃる通り、なんでこんなに、あの方々は亡くなられて我々は記憶喪失に陥る事ができるのか?
普通は、例えば井伏鱒二という人は「黒い雨」を書かれたわけですね。
吉永さんの原爆詩の朗読も、ある意味ではそこに通じるものがあると思うんですけど、
「震災後文学」というものが僕はあってもいいのではないかと。
今の日本の作家さんや文学の力というものが、それに対するやるせない気持ちもあったんですね。


吉永:
そうですね。
私のラジオの番組で、震災の本当に直後に北山修さんに出ていただいたんですね。
その時に「どうやってこの震災を乗り越えたらいいんでしょう」とお話をしたら、
「必ず現地で芸術が生まれる」と。
「そういうものが逆に彼らを励ましながら、また残っていく」という風におっしゃっていて。

実際に福島でたくさんの方が、職業的に詩人の方もいらっしゃる、和合亮一さんとか。
後はもう80を過ぎた普通の主婦の方が「原発難民の詩 」という作品集を作られたり、いろんな形で詩を書いたり、子供たちも書いているんですね、今の思いを。
だからそういう形で、むしろ、実際に被災された方たちの方からきちっとしたものが残っているという気がするんですけどね。


姜 :
そうですね、確かに。
僕もやっぱりひしひしと思ったのは、おっしゃる通り10年経てば何か震災後文学、アートがそこから出てくるんじゃないかと僕は思うんですね。
そういうものが百花繚乱のように出て来れば、きっと僕は、あの悲惨な状況は1年や2年で忘れ去られるものではなくて、私たちの戦後の社会のあり方を根底から問いかけたと思いますね。

吉永:
そうですね。
あの、先生が朝日新聞だったと思うんですけど、「今年の3冊」という中に、「遺体 」という作品を挙げていらっしゃいましたけど、わたし本は読めなかったんですけど、映画で作られたものを見たんですね。


姜 :映画で、そうでしたか。

吉永:
それでやっぱり大変感動しまして、本当に辛いことなんですけれども、あの作品をフジテレビという、とても、普段はそういうものに全く興味のない会社の映画部が作ったということに、また、わたしは意義があると思いましたし、
多分ドキュメンタリーの本の方がもっと強くきちっと書いてあるという風に思うんですけれども。


姜 :
おっしゃる通り、僕はあれを取り上げて、今回の小説のどこかに通じるところがあったんですね。
あれの書評をした後だったでしょうか、蛭間君に会ったのは。
その時によりによって彼から「遺体と向き合うことの意味」を教えてもらって。
それはわたしの中に、息子の死とどうしても向き合えなかったんでね。
あまりにも辛くて。
でもそれに向き合わないといけない。
そういう思いがずーっとあったんですけど、なかなかそれを外側に出して言語化するということができなくて。
不幸なことにちょっとある週刊誌でディスクロージャー(Disclosure)されて、その時初めて「これは書こう」と。
書くことで、これは数字に換算された2万人近い方々の死と、それから私のように、いわば外側から体質的に封印を解かれた息子の死と共通しているのは何か?というと、やっぱり体質的な力でラベリングされているんですね。
それをなんとか奪還しようという、それがやっぱり「書くこと」なんじゃないかなと思ったんですね。
ある意味ではこの2万人の人が亡くなったというのは、被災地の出来事よりは外側のメディアとか、外側の人たちが1万9千いくらとか言って、「こんなに亡くなりました」「大変でした」それで終わりという。

だから、「遺体 」というあの本に最初に僕が直面した時は、きっと、「ちょっとややセンセーショナルな本かな」と最初思ったんですよ。
ただ読んでみたら全くそうではなくて、「あ、そうだ」と。
しっかりと死と向き合わなければ、結局あの戦争も、おそらく原爆も水俣も、向き合っていないから、ある種の●ニズムで前へ前へと。
だから、「それは過去のことにしましょう」という。
だからある政治学者の方がこれを無限に前進するオプティミズム(楽天主義)と。
「あ、そうだ」と。
だから過去を振り返ることをみんな嫌がる。
だからそう考えると、吉永さんがずーっと原爆詩に携わってこられたことの意味がね、前以上に僕にはわかるようになったんですね。


吉永:
でも、今は、必ずその原爆の詩を読んだ後に福島の詩を読んでいるんです。
どうしてもそれは離せない問題だと思うんですね。


姜 :
そうだと思います。
それは一昨年(2011年)だったでしょうか、8月6日の時にNHKの被爆者からの手紙というのに出たんですけど、その時僕はやっぱり、胸がつかえたのは、漱石の言葉で言うと「胸の筋が1本杭に刺さったような」。
それは、「申し訳なかった」と、被爆者の方が。
「自分が被爆者であることを隠していたから福島があったんじゃないか」と。
「自分がしっかりとそれと向き合って、被爆者であることをしっかりと社会に公言して生きていれば、2度とそういう苦しみを味合わなくて済ませられたんじゃないか」と。

これはびっくりしましたね。
そういう、こう、「最大の犠牲を背負われてきた人がまた自分を責めている」
そういうものに出会った時に、
「やっぱりこれは、広島・長崎と福島は、これは対にならなければいけない」と。
ですから、あの「原発や原子力というのはなんなのか」ということを、今回の自然災害とともにしっかりと受け止めるというか。

ま、結局「原発で誰一人亡くなっていないじゃないか」と言う人がいたんですね。


吉永:
つい最近そういう発言をされた政府の方がいらっしゃいましたね。
驚きましたけどね。

自民党高市早苗政調会長「福島第一原発で事故が起きたが、それによって死亡者が出ている状況ではない」



姜 :
僕もびっくりしました。
ただ、避難する時にそれの副次的な結果として亡くなったり、それから自ら死を選ばれた方もいるんですね。
酪農家の中でも。
だからそれを考えると、僕はこれは単に放射能被害だけではなくて、その一つのコロラリー(corollary 必然的な結果)というか副次的なものとして、そういう悲惨がまた出てきているし。

吉永さんが今まで、原爆詩を読む中で、「吉永小百合、オックスフォード大学で原爆詩を読む 」ということで、早川敦子さんが本にまとめられましたけど、僕はそれを読みながら、ま、ゲラの段階で読んでいたんですが。
あぁ、もう本当に、というか奇跡的に坂本龍一さんもご一緒されて、それはいかがでしたか?
「会場の雰囲気がとても良かった」と僕は、

2011年10月
イギリスオックスフォード 朗読会・坂本龍一&吉永小百合(内容書き出し)




吉永:
ええ。
小さなチャペルだったことも幸いしたんですけれども、皆さんが本当に「聞きたい」という思いで集まってくださって、なるべく日本人の方はご遠慮願って、イギリスで日本のことを勉強してらっしゃる学生さんが主だったものですから、日本語もある程度理解してくださって。
そして原爆のこともすごく深く受け止めてくださったように思ったんですね。

そしてそのあとの福島のことも、私は英語が喋れないので、ただ詩を読んで。
ま、多少の英語の詩も読んだんですけど。
坂本さんがその詩の前にきちっとしたメッセージを皆さんに語ってくださったんですね。
原爆でこんな思いをした私たちが、今ね、また原発でこういうことをしている」ということを。
本当に良くないことだ。恥ずかしいことだ」ということをはっきりおっしゃって。

で、「私たちは、しっかりとそういうことを自分たちの中で持ちながらこれから生きていくべきだ」と、私は思っているんですね。


姜 :
そうですね、だからやっぱり福島は。
私は熊本で生まれたので、どうしても水俣病のことが。
水俣病に関しては著名な熊本大学の先生がいらっしゃったんです。
この間お亡くなりになりましたけど。
彼は亡くなる前に、「水俣病の場合には有機水銀中毒患者はある種の症状をある程度特定できた。ただ、放射能汚染の場合には、時系列的に因果関係が何十年後も出てくるかもしれない。
だから今やらなければいけないことは、政府が中心になって調査をすることだ」と。
「早くやってほしい」と。
それはね、あの先生なりの遺言だったと思うんですが。

今見ていると、ほとんどそういう動きもなく放置されて。
僕は、水俣病のあの甚大な犠牲をはらった歴史がある日本で、なぜこんなことが起きるのか?
改めてね、本当に考えさせられたというか。

原田 正純(はらだ まさずみ、1934年9月14日 - 2012年6月11日)
日本の医師。学位は医学博士

2012年06月22日 (金) NHKエコチャンネルのブログ
原田正純さんの死と「水俣からの問いかけ」




https://youtu.be/iUU7-O-vy0c?t=21m36s

姜 :
吉永さんから見て、やっぱり野坂昭如さんの沖縄をめぐるあの童話も昔CDで聞かせてもらいましたし、やっぱり、戦争ということは吉永さんの中にずーっとテーマとしてあるということですか?

吉永:
そうですね、何も親から聞かないで今になってしまったということはとても後悔しているんですけれども、ただ、戦争の終わる年に生まれたということで、「戦後」という言いかたをいつもされて、自分の年齢が、続いてきたんですね。
ですから永遠に「戦後」というのと同じ自分の年齢が重なり合ってほしいという願いがあります。


姜 :そうですか

吉永:
だからもしも新しい、憲法が変わって新しい形で日本が戦争をする国になってしまったら、そういうことはもう言われなくなってしまうし、それは「絶対に良くないことだ」というふうに思っています。


姜 :
様々な問題があることは事実なんですけど、私は本当の意味で戦後初発の原点は、もっともっと磨かれなければならないし、憲法もただただ邪険にする動きだけ広がっていて。
だから昔誰かがパントマイムかなんかで憲法になり切った人がいて「私をそんなに邪険にしていいんですか?」と。
「これで死を宣告していいんでしょうか?」と語りかける、そういうパントマイムがあるんですが、私はまだまだ戦後、憲法、こういうものを日本の国民はもっともっと利用しなければいけないし、活用しなければいけないし。
ですから今度の3月11日の原発の問題は、戦後をもう一回生き抜こうと。
もう一回ね。
戦後にもう一回生命を吹き込んで、私の言葉だと生まれかわりというか、戦後がもう一回再生するような。
そのためにもあの3月11日の原発・広島をやり過ごしてはいけないと思うんですね。
吉永さんのなんかずーっと、それこそ戦後、それ時代を代表するような大女優でありながら、本当にいろんなところで小さな集会でも厭わずに行かれて、原爆詞を朗読されてきた歴史というものを改めて、
私は今回、3月11日が起きて本を書いて、ま、少し年齢は違いますけど、その気持ちがなんかとてもわかるようになりました。


吉永:
姜先生が今回、若者を主人公にして書かれたのは、本当に若い方に読んでもらいたい、若い方に考えてもらいたいという思いがすごく良く伝わってきたんですけど、私も今年3月に京都の同志社大学で朗読会をやったんですけど、そういうふうにたくさんの若い方に聞いてもらって、
「あなたたちどう思う?」っていう問いかけをしたいと、これからもしたいというふうに思っているんですね。


姜 :
是非ともまた機会があれば、私は聖学院大学というミッション系の大学に移ったんですけど、是非ともそこでの若い人との出会いがあればありがたいです。


吉永:
それがもう、とっても偶然なんですけれども、東京で一度は平和集会でやってから二度目に朗読をやったのが聖学院の高校だった、多分女子の高校だったと思うんですけれども、

姜 :そうでしたか。

吉永:
それで先生が聖学院の大学にかわられたというのを伺って「覚えがあるな」と思いましたし、
私の第二楽章、原爆詩の朗読のCDは、村治佳織さんがギターを弾いてくださって、彼女は聖学院の卒業生なんですね。
で、とってもやっぱり、学生たち、生徒たちにそういう平和教育をしっかりやってらっしゃるっていうのを先生にお目にかかった伺いましたので、とても素敵なことだと思っています。


姜 :
おそらく吉永さんも、これほどお忙しい方はいないと思うんですが、いつか大学までおいでになる機会があれば、是非ともおいでください。

吉永:
はい、そうですね。
はい、伺って皆さんに聞いていただきたいと思います。


姜 :今日は本当に長い間ありがとうございました。

吉永:こちらこそありがとうございました。


26;42


姜 :
みなさん、吉永さんとの話、いかがでしたでしょうか?
戦後日本の女優そのものであるような吉永さんが、戦後という時代を自分がこれまで歩んできた生涯と重ね合わせていらっしゃることにいたく感銘を受けました。
そして吉永さんの熱い思いがストレートに伝わってきましたし、本当に気さくで飾らない人柄が溢れている、そういう方だということが切々とわかりました。

また同時に、若い人に何かを伝えたいという、それは本当に私が本を書いた動機とまるっきり同じで、やっぱり我々は60代として、若い人たちに何かを伝えたいという強い強い願望がおありになるということで、とても強い共鳴を受けました。
みなさんも、吉永さんの飾らない率直な言葉から何かを受け止めていただきたいと思います。

28:21


ーーー



2014年7月
吉永小百合「これほど地震の多い国で原子力の発電というのは止めて欲しい。もうサヨナラ原発にして欲しい」・岸恵子「私だって原発なんて無い方がいいと思います」7/7日本記者クラブ会見動画&文字起こし










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3「死んでいい隊員をきちんと用意しておくというのがセオリーです」元自衛官井筒高雄さん(文字起こし)



文字起こし部分のYoutube→https://youtu.be/r53-i9nKXB4?t=21m23s


服部良一(政治家):
2015110531
ちょっと自衛隊の話にいきたいんですけど、9割がサラリーマン自衛隊だと、サラリーマン感覚の自衛隊だというようなことを、井筒さん、本にね書いてあるところがあるんですけど。
でも一方ですごい軍部の、軍部というか制服組の勝手な暴走みたいな匂いもするじゃないですか。
アメリカに行ってなんか約束してきたりとか。
戦争法案を作る前から、そのマニュアルでいろいろ教育したりとか。
それで一方で自衛隊員になる人いるの?今から。
そんな意見も出てるんですけど、その辺、ちょっとどんな具合ですか?自衛隊の今の感じ。

井筒高雄(元自衛隊):
2015110533

今言われたサラリーマン自衛官とか、公務員自衛官の方が圧倒的というのは、ま、致し方ないと思うんですね。
「専守防衛で演習場と駐屯地の市街地戦をつくったプレハブで訓練をしていればすむ」っていうところだったんですよ。
たとえば80年代はレンジャー教育へ行く人たちっていうのは、視力が悪かったらそもそもチャレンジできなかったんですね。
ところが90年代になって、「もう視力が悪いとか言っていたらレンジャー隊員の育成が出来ない」って言って、視力が悪くても眼鏡をかけて矯正をすればいいと、わたしはレンジャー隊員になれたんですよ。
でも本当の戦場で眼鏡をかけた、あるいはコンタクトをして風圧で飛ばされた、あるいは寝てて眼鏡を壊しちゃったから「もう見えません、任務につけません」じゃ、話になんないですね。
ということなんですよ。
実態はね。

それから制服のキャリア組と言われている人たちは、なんで勇ましいか?というと、戦地に行かないからですね。
防衛省にいるから、駐屯地にいるから、ひょっとして行ったとしても、ベースキャンプの中でアメリカ軍とか多国籍軍の司令官達とオペレーションをやる人たちなので。

戦場に行くのは、高卒たたき上げが、だいたい行き着く”准尉”というところから、あとは”曹”という階級と”士”という階級のところが戦場の最前線に行くんですね。

もっというと、今の戦争というのは国対国の戦争というのからテロリストとの戦争というふうに変相しているので、もう、大きく国同士でドンパチをしない。
そうすると、一番戦争で可能性がないのが”海”なんですね。
その次が”空”でその次が”陸”という順序なんですよ。

そうすると防衛省の中で一番勇ましいのが”海”です。

今の統合幕僚長(※下記参照)。

次が”空”ですね。
最後が”陸”なんです。

なんで陸か?っていうと、先ほども申し上げたようにPKOで陸上自衛隊というのはこれからどんどん治安維持で駆けつけ警護という任務で派兵される可能性は極めて高いですね。
そのところで一番、白兵戦・地上戦で血を流すリスクが多いのが”陸”なんですよ。
ということなんですね。

白兵戦
刀剣などの近接戦闘用の武器を用いた戦闘のこと。現代では、近距離での銃撃戦と格闘戦も一体のものとして捉えており、距離によってCQBやCQCとも分類される。



いま、陸上自衛隊の数もというか、自衛隊そのものがそうなんですけれども、
指揮命令する30代から50代が一番多いんですね。
9割を占めます。充足率の。


で、一番戦闘の時に死んじゃってもコストが安くて、かつ任務に支障をきたさない。
そこまでの戦闘能力、公益の高い機器も使いこなせない、死んでもいい若い隊員というのが、いま7割しかいないんですよ。
つまり、命令する人たちは多くて、命令を聞いて動く出動の隊員が少ない。
将棋で言うと歩の駒が少ないんですね。
それでどうしてるか?というと、たとえば今年の3〜4月に入った”正規雇用の陸士”という10代、20代若い隊員の募集人員は約1000名からしているんですね。
で、”非正規雇用の隊員”というのが雇用制度であるんですけれども、自衛隊の。
陸上が2年、海と空が3年なんですけれども、非正規雇用の隊員を2500人増やしているんですよ。

なんでこういう取り方をするか?っていうと、ひとつは「指揮命令をする偉い人たちがいっぱいいる」っていう状況を整理しなければいけないからというのと、
もうひとつは、戦場のセオリーで言うと、コストだけを見た戦い方で言うと、
自衛隊は公務員ですから等級制。
年数が少なければ少ないほど、戦死しても退職金とか死亡保障のお金とか、額が少なくて済む」んですよ。
かつ、「公益の高い機器とかも使いこなせないからそんなに支障をきたすこともない」というのが実態なんですね。

アフガニスタンで、デンマークという国は志願制です。
デンマークは10日間訓練をしたらアフガニスタンにイギリスと混成部隊で治安維持活動に着かせます。
イラク戦争の時にアメリカの兵士。
白兵戦・地上戦という治安維持活動をする隊員というのは災害派遣のための州兵という人たちを、月一回彼らは3万円もらって、あの訓練を受ける人たちを4ヶ月間訓練をしたらイラクに派遣するというのが実情ですね。

職業軍人ばっかりで公益の高い隊員ばっかりをどんどん戦場に出して殺していくっていうことはしないんです。
組織上あり得ないんです。
必ず戦争には死がつきものですから、死んでいい隊員。死んで支障がないという人たちをきちんと用意しておくというのがセオリーですね。

そういうことがこれから自衛隊は準備をしなければいけないということだったり、ちょっと先ほどのに付け加えると、
戦場に普通の軍隊は、装甲車とか救急車とかを持っていくんですよ。
日本には一台もありません。
というのが実情なんです。

ですから自衛隊員は、法律ができたからといってバージョンアップはしないし、その備えも、実践的な備えというのが全くゼロに等しい中で、これから、安倍さんという戦争のリアリティーも自衛隊の実践もわからない人が最高指揮官で、彼がシビリアンコントロールとして暴走しているというのがいまの実情だと思います。

シビリアンコントロール
職業軍人でない文民が、軍隊に対して最高の指揮権を持つこと。





服部良一:
服務の宣誓の話が出たと思うんですけど、中谷防衛大臣はあれは変えないと言っているんですか?

井筒高雄:
「変えなくていい」と言っています。
リスクは変わらない。
これまでも、命をかけた崇高な任務で、これからもリスクも変わらないし、任務もなんらひとつ変わらないし、憲法9条も超越しないし、戦争しない。交戦権は認めないという状況は全く変わっていないから、服務の宣誓は変えないって言っています。

服部良一:夢想ですよね、それは。

井筒高雄:いや嘘ですよ、嘘。

服部良一:
それと、例えば民間人を誤って殺してしまったとか、あるいは上官の命令がないのにちょっと撃って殺してしまったとか、そういった場合は刑法で処罰されるんでしょ?
あるいはそれも日本の刑法なのか、相手国なのか?という話もあるみたいなんですけれども。


井筒高雄:
それは相手国で訴えられて拘束されれば相手国で処罰をされます。
そして帰ってきてまた刑法で処罰をされます。
というのが自衛隊の任務に就いた責任の取り方ですね。
取らされ方ですね。
で、国と防衛省は責任を取りません。
最高指揮官の責任は問われない。

全て「自衛官は」という法律で作られていますので、これは23年前のPKOの一番最初のスタートから何も変わっていません。


服部良一:全部個人の責任、うーん。

井筒高雄:そうです。

服部良一:ま、結局、自衛隊を海外に出すことができるような状況じゃないということですよね、はっきりしているのは。

井筒高雄:
そうです。これは小林節先生の方が専門的なお立場でご発言されていますけれども、交戦権を認めていないんだから、
交戦権って国内向けの言葉なんですね。
交戦権って何か?って言ったら、端的に言うと「戦争する」ということなんですよ。

戦争することを認めていないのに、自衛隊が戦争ができる法律を作っていま送り出そうとしているんですね。
PKOであれなんであれ、やることは武力行使、あるいは後方支援で武器とか弾薬とかね、あるいは隊員を運ぶというのは、それは戦争に加担している、賛成しているっていうことなんですけれども。
それを詭弁を使って、交戦権を認めていない、軍隊じゃない、と言っているから、残念ながら自衛隊はジュネーブ条約とかハーグ条約を総称して、国際人道法とかというんですけれども、そういう国際条約にも適用しない軍隊ではない、ま、武装集団ですね、自衛隊っていうのはね


ですから捕虜になっても、湯川さんや後藤さんがイスラム国に惨殺されましたけれど、ああいう形で自衛隊員が死んだとしても、なんら問題はないというか、自衛隊は残念ながらそういつところで捕虜としての扱いを受けるという、
担保がない中で、これからどんどん危険な任務に、ま、ついていくという状況です。

国際人道法
第二次世界大戦後につくられた概念で、1971年の「武力紛争に適用される国際人道法の再確認と発展のための政府派遣専門家会議」で初めて使われた国際的な法規の集合である。
広義では、戦時・平時を問わず、人間の尊厳を保護することを目的とする国際法規範すべてを包括して国際人道法と呼ぶ。

ハーグ法
交戦国・交戦員の軍事作戦の行動の際の権利と義務を定め、国際武力紛争において敵を害する方法と手段を制約する

ジュネーブ法
戦争犠牲者を保護し、戦闘不能になった要員や敵対行為に参加していない個人の保護を目的とする



服部良一:自衛隊が一番抵抗勢力になるかもしれませんね、井筒さん。

井筒高雄:そうですね。
そういうふうに現実になっていくのかな、と思います。


おわり

※今の統合幕僚長
統合幕僚長 海将 河野 克俊(かわの かつとし)
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プロフィール
昭和29年11月28日生(神奈川県出身)
防衛大学校(第21期生)

略 歴
昭和52年3月海上自衛隊入隊
平成 8年 1月1等海佐
平成 9年 1月第1護衛隊群司令部幕僚
平成10年 9月海上幕僚監部防衛部防衛課
平成10年12月海上幕僚監部防衛部防衛課 防衛調整官
平成11年12月第3護衛隊司令
平成12年 6月海上幕僚監部防衛部防衛課長
平成14年 8月海将補
平成14年12月第3護衛隊群司令
平成16年 3月佐世保地方総監部幕僚長
平成17年 7月海上幕僚監部監理部長
平成18年 3月海上幕僚監部総務部長
平成18年 8月海上幕僚監部防衛部長
平成20年 3月掃海隊群司令
平成20年11月海 将
護衛艦隊司令官
平成22年 7月統合幕僚副長
平成23年 8月自衛艦隊司令官
平成24年 7月海上幕僚長
平成26年10月現 職

統合幕僚長会談録 自衛隊の暴走許す危険明らか
2015年9月4日(金) しんぶん赤旗

陸海空自衛隊のトップである河野(かわの)克俊統合幕僚長が昨年12月、米軍首脳との会談で、戦争法案の成立時期について「来年夏まで」と伝えていたことが、統合幕僚監部作成の内部文書(会談録)で明らかになりました。法案の作成はもちろん、そのための与党協議さえ始まっていない段階で成立の見通しを米側に伝達していたもので、国民や国会を無視した自衛隊の許し難い暴走です。こうした暴走を野放しにする安倍晋三政権の下で、自衛隊を「海外で戦争する軍隊」へと変貌させる戦争法案の危険性はいよいよ明らかです。

法案の成立時期を「予断」

内部文書は、昨年12月の総選挙直後に訪米した河野氏が米軍首脳らと行った会談でのやりとりを記録した報告書です。日本共産党の仁比聡平議員が2日の参院安保法制特別委員会で暴露しました。

「取扱厳重注意」と記された同報告書によると、河野氏はオディエルノ米陸軍参謀総長との会談で、戦争法案について「予定通りに進んでいるか」と問われ、「(総選挙での)与党の勝利により来年夏までには終了するものと考えている」との見通しを伝えました。

戦争法案をめぐっては、統合幕僚監部が今年8月成立を前提にした部隊編成計画などを示した内部文書を作成し、自衛隊の指揮官らに説明していたことが大問題になっています。中谷元・防衛相はこの文書について、今年5月の法案の閣議決定を受け、中谷氏の指示に基づいて作成されたとし、「国会における審議、法案の成立時期を予断しているものでは全くない」と弁明してきました。

しかし、今回の河野氏の発言はまさに法案の成立時期を「予断」したものであり、しかも、それをいち早く米軍に伝えているという点で問題は極めて深刻です。言い逃れは決して許されません。

報告書には他にも、自衛隊の暴走ぶりが随所に現れています。

例えば、
▽アフリカ・ジブチの「海賊対処」用の自衛隊基地について中谷防衛相は「ジブチの自衛隊拠点の強化や(その他の目的での)活用を念頭に置いて検討しているわけでない」と国会答弁しているのに、河野氏は「今後の幅広い活動のためジブチの利用を拡大させたい」と表明(デンプシー米統合参謀本部議長との会談)
▽政府の今年度予算でも海外調査費がついているだけなのに、「海上自衛隊においては水陸両用戦に供する艦を建造する予定」だと強襲揚陸艦導入を示唆(ダンフォード米海兵隊司令官との会談)―などです。

沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設では「安倍政権は強力に推進するだろう」と述べ、中谷防衛相が否定している自衛隊との共同使用も「辺野古への移転やキャンプハンセン、キャンプシュワブでの共同使用が実現すれば、米海兵隊と陸上自衛隊との協力が一層深化する」と語っています(同)。

首相と防衛相の責任重大

垂直離着陸機オスプレイの問題でも「(同機の)不安全性(ママ)を煽(あお)るのは一部の活動家だけ」(ワーク国防副長官との会談)と事実をねじ曲げ、言いたい放題です。

この間、統合幕僚監部の暴走をかばいだてしてきた安倍首相や中谷防衛相の責任は重大です。国会での事実の究明は不可欠であり、自衛隊の暴走に拍車をかける戦争法案は廃案しかありません。/p>












2015年11月5日
井筒高雄「元自衛隊の立場から戦争法について」文字起こしブログ


1「自衛隊は今、南スーダンに派遣されて中国軍と一緒に活動しているんです」元自衛官井筒高雄さん(文字起こし)

2「海外の軍隊だったら助かるような負傷でも、日本の自衛隊は死にます」元自衛官井筒高雄さん(文字起こし)

3「死んでいい隊員をきちんと用意しておくというのがセオリーです」元自衛官井筒高雄さん(文字起こし)


2「海外の軍隊だったら助かるような負傷でも、日本の自衛隊は死にます」元自衛官井筒高雄さん(文字起こし)




井筒高雄さん
2015110521

文字起こし部分のYoutube→https://youtu.be/r53-i9nKXB4?t=14m58s

海外派兵部隊と離島奪還部隊
2015110522

自衛隊。
いま「中央即応集団」というのを今度変えちゃうんですよ。
これは日本全域と海外に行く部隊なんですけれども、これを「陸上総隊」というふうに変えます。
来年の4月だったと思いますけど、そうなるとどうなるか?

アメリカ軍と完全に一体化するんです。
オペレーションが、司令環境含めて全て。
そうするともうすでに、航空総隊、海上総隊というのがあって、自衛隊陸海空全てがアメリカ軍と一体化するという、そういう部隊に改変されます。

一応この「中央即応集団」というのがいま陸自14万いるんですけれども、その14万のうち約5千千200名ぐらいのエリート集団です。
そのもう一つにこの「西部方面普通科連隊」というのが、これは尖閣諸島を含めて離島奪還作戦の部隊です。
この部隊も尖閣だけの問題でいうと、尖閣はよ国ですから、国民がいませんから陸上自衛隊は本来出て行く必要はないんですね。
空から爆撃、あるいはイージス艦などで海から爆弾を砲撃をして、砲撃をして、工作要員等を蹴散らしちゃった後に、最後にもう何もないかな、と陸自が行く程度の話なんですけれども、ま、こういう部隊も作っています。っていうのが実情です。


西部方面普通科連隊

2015110523

で、いまも申し上げましたけど、自衛隊は14万陸自がいるんですけど、特殊資格を持った、レンジャーのような有資格を持った隊員はわずか5000ぐらいなんです。
つまり90%ぐらいの隊員はさっきあった「死ぬかもしれない」というレンジャー教育には行きたくないし、私はレンジャー教育に行くときに遺書を書いたり文書を書くんですが、「そういうところまで腹くくってやらないよ」という隊員の人たちのほうが圧倒的に多いというのが自衛隊のいまの実情なんですね。
2002年にはゴムボートに乗って見学してたんですよ、上陸作戦を。
13年経ったら混成部隊を作って上陸できるところまでしょけんではなっています。
ただこれは一般隊員まで経常化はしていません。



自衛隊の担う、後方支援は
戦争時に最も「攻撃対象」になる

2015110524

それで、いまね、米軍との一体化というところを簡単にお伝えすると、時間がなくなってしまいましたが、簡単に言うと、
なんでアメリカ軍はこの後方支援を民間軍事会社に委託したりだとか、日本の自衛隊に託そうかというと、アメリカの年間軍事予算というのがだいたい70兆前後なんです。
それがアメリカの財政を逼迫(ヒッパク)しちゃう。


また、戦争をするときに一番戦死する可能性が高いところはどこか?っていうと、補給部隊、後方支援なんです

なのでそこを、まずアメリカは民間軍事会社に委託をした。
その民間軍事会社に委託していた契約内容は何か?っていうと、基地の建設、兵器の輸送、兵士の食事管理、兵隊の支援だけじゃなく戦闘も民間に軍事委託しているんです。
戦闘も必ず入るんです。
なぜなら戦争だからです。


ということなんですよ。
それで今度は、この民間軍事会社が担っていたところをアメリカは日本に託す。
そうすると、一番攻撃を受ける補給部隊は、日本の自衛隊員に死んでもらって、血を流してもらって、何か問題が起きても、アメリカの職業軍人に保障するというお金は出さなくて良くて、日本の税金で死んじゃった隊員には棄却する。
アメリカは得をするけど、日本には一体何の得があるんだ?


というのが、アメリカとの軍事一体化の成れの果てですけれども。


https://youtu.be/r53-i9nKXB4?t=18m33s
2015110525

でね、もう一つ言ってないのは、自衛隊って実践に備えていないんですよ。
どういうことか?っていうと、国内で専守防衛でずっと訓練も戦略も研究もやってきました。
ですから怪我をしたときは駐屯地の診療所ですとか、都道府県の2次・3次救急に運ぶとか、救急車に来てもらったりとか、そういうのが自衛隊員が怪我したときの対処です。

これからは海外の紛争地域ですから救急車は来ません。
2次・3次救急も無いんです。
でも一般隊員ができる応急処置は赤チンに絆創膏なんです、残念ながら。

戦況の現場では四肢が飛ぶんです。
腕が飛んだり、足が飛んだり、内臓が出る、っていうところで、アメリカの米兵が例えば衛生兵なんかだと、モルヒネを投与したりするんですが、日本の衛生兵は医師法とか薬事法の関係で「痛み止めの投与すらできない」という状況なんですね。
その中で、自衛隊員は紛争地域で負傷するんです。


負傷して、一般の海外の軍隊だったら助かるような負傷でも、日本の自衛隊は死にます。

そのための研究費用が来年度、約200万付きました。というのが今の自衛隊の実情です。

いいですか、実践の備えができていないんですよ。

救命処置のノウハウ。
血液を失わない。止血をする。気道確保をする。低体温を防ぐなんていうことは、自衛隊は一切教育を受けていません。
訓練もやっていません。

というのが自衛隊の実態です。



アフガン・イラク戦争での米兵の犠牲者数 PTSDを含む
2015110526

アフガン・イラクでアメリカ兵は約7000人死んじゃったんですけれど、負傷者は5万1809人ってなっていますよね。
これ、国防省が嫌々認めた数字なんですが。
この負傷者と死亡者が、わかりやすく言うと、雑多に言えばですよ、逆転現象になるのが自衛隊の今置かれている現象ということになるということですね。

ちょっと時間位なっちゃったので、あとはババッと駆け足で行きます。

自衛隊の防衛予算は約5兆円/年間
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今までは専守防衛だけだったんです。
そこだけの専守防衛を前提としたコストを考えていればよかったんだけど、
今度は恒久法で海外に行きますから、新たなコストをちゃんと取らなきゃいけませんよね。
というのと、新たな要員を確保しなければならない、ということが出てきますので、
そうすると、税金の配分でいうと、社会保障費等をカットされて、そういうのが防衛予算とか。
あるいは再来年の4月に消費税が10%に上がります。
皆さんは計算しやすくなっただけです、10%になってね。
社会保障だ、借金返済だっていった社会保障のために使う予定だった消費税は、残念ながら防衛予算にことごとくシフトするとか、というのが考えられるかなと。


憲法9条の実践こそ
平和国家の日本ブランドをつくる

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で、このまとめの部分というのはまた、パネルディスカッションの中で申し上げたいと思います。
以上で終わらせていただきます。





つづく




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1「自衛隊は今、南スーダンに派遣されて中国軍と一緒に活動しているんです」元自衛官井筒高雄さん(文字起こし)

井筒高雄「元自衛隊の立場から戦争法について」

2015年11月5日




井筒高雄さん
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みなさんこんばんは。
ただいま紹介をいただきました、元埼玉県の朝霞市というところにありました、第31普通科連隊というところでレンジャー隊をしていた井筒高雄といいます。
また、最近ネトウヨも含めて「お前は本当に自衛隊んなのか」とかですね、「元レンジャーなのか」ということを突っ込まれたりしていますので、今日もまた持参してきましたので、ちょっと一度このレンジャー国旗をご覧いただきたいと思います。

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これはですね、レンジャーの素養試験というところに合格をすると、レンジャー教育を3ヶ月間受けるんですが、その3ヶ月間おレンジャー教育に行くときに中隊の全隊員が寄せ書きをするんですね。
この国旗の意味というのは、生きて3ヶ月間レンジャー教育を終えたらこうやって記念品として使える国旗なんですが、死んでしまった場合は棺にこれをかけて中隊に戻ってくるという、そういう意味のためのレンジャーフラッグですね。

201511053

ちなみにこれに宮寺と書いてあるのは、レンジャーの部隊ではなくて私の旧姓です。
私は三男で妻が長女だったものですから、マスオさんではないですけれども、私は
異姓ですので、よくメディアの方に「はじめから通称の宮寺で活動してくれているとすごくありがたかった」と言われることもあるんんですが、レンジャーの宮寺というのが私の旧姓でレンジャー隊をしておりました。
ちなみに私の認証番号というのはグランド・セルフ・ディフェンス・フォース陸上自衛隊ですので、Gの1321148というのが私の認番で、これは私が死ぬまで防衛省のLPコードの中に残っていますね。
何かあったときに呼ばれるっていう対象になっています。

それではさっそく、20分という時間なので、レンジャー教育以来緊張した中で、なんとか20分間一気にこのレジメを滞りなく終わらしたいと思っております。


元レンジャー隊員を体験して

まず私がなんで自衛隊に入ったのか?というところからお話をいたしますと、私は別に国防意識もたず、レンジャー隊になろうと思ったわけでもなくて、ここにもありますけれども陸上体育学校というところで競技だけをやって、体育学校っていうのは競技だけをして訓練は一切しないんですね。
任務は「オリンピックに出ること」です。
で、「日の丸を上げること」そういう学校なんですけれども。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、先の東京オリンピックでマラソンの銅メダリストになった円谷幸吉さんという方が1期生で最初で最後のオリンピックメダリストなんですけれども、この体育学校を目指して私は入隊しました。

しかしながら実力がなかったので、体育学校を正規入学をして大会に出るような選手にはならずに、一般部隊に、ま、戻されたと。
で、一般部隊に戻されて、「体育学校上がりは自衛隊のことは全然できないけれど体力だけはあるから」ということで、ゆくゆくレンジャー教育に、中隊長推薦で行くことになるんですけど、今日は時間の関係でその辺は割愛させていただきますが。
この下の写真というのが歴代の自衛隊の体育学校のオリンピック世界選手権のメダルです。
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もちろん賞状とかメダルとか展示室を作ってみれるようになっているんですけれども。


自衛隊の入隊時に交わす「契約」について

自衛隊というのは体育学校に行こうが、普通の一般隊員で入ろうが「服務の宣誓」というのをするんですね。
この「服務の宣誓」をして自衛隊に入隊することを許可されるということになっています。

[自衛隊の服務の宣誓]
私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感を持って先進職務の遂行にあたり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います。



服務の宣誓には何が書いてあるか?って言ったら「日本国憲法及び法令を遵守する」っていうことと、一般の公務員とちょっとだけ違うことはここです。
「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえる」というのが自衛隊の服務の宣誓なんですね。

ご承知のように自衛隊は特別職国家公務員といって、憲法99条の擁護義務を課せられていると同時に、服務の宣誓でも再び「憲法と法令を重視する」という事が課せられているわけなんですけど、この間の9月19日の強行採決によって。
この服務の宣誓をする大前提は、今年61年目を迎えました自衛隊というのは、「専守防衛のための服務の宣誓」だったんですね。
つまり日本の領土と領海と領空、それから航海と航空に対して、「命を差し出すけれども任務を遂行しますよ」国を守ります」「国民を守ります」っていう事だったんですが、

その服務の宣誓の大前提の状況が一変したのが、9月19日の強行採決による安保法制の法案の成立という事になってしまうんですが。

ですから、私は個人的には「服務の宣誓の契約違反じゃないの?」というふうに思っております。

また、ここに「国民の負託にこたえる」という事が書かれているんですが、
例えば、東日本大震災のように「災害派遣の自衛隊はよく頑張った」といって、皆さんから評価を頂くような環境に自衛隊員も今置かれていて、「それで国民の負託にこたえられるか?」というと、多くの国民の皆さんは「あの臨時国会で法案を成立させるのは反対だ」という人たちが8割以上。
「もともと安保法制そのものが反対だ」という人もいれば、6割以上の人がそういう声をあげていた。

つまり今の自衛隊員というのは、「まだ国民の負託にこたえるような環境にはおかれていない」。
むしろ「安倍晋三さんとか、アメリカ軍の負託にこたえるために今の自衛隊というのがおかれてしまっている」のが実情ではないかなというふうに思うわけであります。


自衛隊の主たる任務の変遷

自衛隊には「主たる任務」というのがあるんですけれども、「主たる任務」というのがどんどん変遷しちゃっているんですね。

もともとは、私は1988年18歳で自衛隊に入りました。
体育学校で陸上で名を馳せようと思って入ったわけですけれども、
その当時というのは、まだ自衛隊の任務というのは第3条で
自衛隊法第3条(1991年までの主たる任務)
1防衛出動
2治安出動
3災害派遣
この3本柱だけだったんですね。

ところが1992年にPKO法(Peace-Keeping-Operations)というのが成立しますと、この3大任務の他に「付随任務」としてこのPKOで初めて自衛隊がカンボジアに派遣されるという。

で、私は当時92年の時には、すでに3等陸曹といって定年退官する時までの階級に上がっておりました。
もうレンジャー隊にもなっておりました。

そういう、一応自衛隊の中ではプロフェッショナルと言われているレンジャー隊員としてこのPKOの成立。
今の安保法制でも全く自衛艦の人権とか命というのは変わっていないですね、ぞんざいに扱われているんですけど、そうした取り扱いが私は到底受け入れることができない。

なぜなら、PKOであれなんであれ、看板はどうであれ、
軍人が軍人みたいな格好をして、武器を持って紛争地域に乗り込んでいったらそこは戦場になるんですね。

「敵が撃ってくるまで撃たない」というのは、それは「死ね」というのに等しいわけです。
で、反撃をして、「もし反撃した中に傭兵だか市民だかわからなかったのが市民だった」ということになったら、撃った隊員は殺人罪で日本に帰ってきて刑事罰を受ける。
職を追われなければいけないという、こんな馬鹿げた話はないわけですよ。

自衛隊が暴走して海外に行ったわけじゃないんです。
国会で政治が判断して自衛隊を派遣するんです。
その命によって紛争地域で武力交渉をするというだけで、「それはやってられないね」というわけで私は退職するんでねすけれども。

92年の法律ができて、93年にPKOでカンボジアに行ったのが皮きりですよ。
ね、平和維持活動とか聞こえはいいんですけど、2004年にはどうなるか?というと、イラク・サマワというところに行きます。陸上自衛隊が。
2004年のサマワから11年経った2015年。
遂に93年に初めてカンボジアに平和維持活動だって言ったPKO法律がどんどんどんどん拡大解釈をされて、活動できる法律ができちゃったっていう、93年から2015年の自衛隊の主たる任務が大きく変わっていく結果なんですね、今。



集団的自衛権の行使(自衛隊法)
第3条 自衛隊の任務

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改正前には自衛隊の任務っていうのは、「国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし」ということだったんですね。
直接侵略っていうのはよその国の軍隊が直接日本に攻めてくる。
間接侵略というのはよその国の軍隊は直接攻め込んではこないんだけれども、よその国の軍隊がコーディネートしたテロ組織なり武装集団なりが日本に工作に入るということを間接侵略というんですが、
「そういうことに対して我が国は防衛しますよ」ということが自衛隊のこれまでの、9月18日までの任務でした。

9月19日からは「直接侵略と間接侵略を取ったから、自衛隊は世界中どこへでも行っていい」そういう法律に安倍さんは作り変えたんですね。


PKOの中で既成事実を積み上げる

PKOの中で既成事実。
これから戦争はPKOの中で起こるんですね。
どういうことかっていうのをお話ししますけれども、一番安倍さんが今回の、みなさん複雑怪奇だったと思います。
安保法案の中身わからないんですよね。10本にまとめられて新たにできましたけれど。
一番安倍さんが絶対に法案として押し通しかったのが、このPKO改正なんですよ。

2015110510

なんでPKOの改正なのか?というと、
安倍さんはこの中で平和の5原則、国連でPKOができた時、一番最初の取り決めの約束は
1紛争当事者の停戦合意をしていますよ。
2受け入れ国を含む当事者の受け入れ同意がありますよ。
3中立的立場の厳守ですよ。
4状況が、今言った3つが変わっちゃった時には撤退できますよ。
5そして、武器の使用というのは、要因の生命等の防護のために必要最小限に限定で行う
というのがそもそものPKOで。
「今回もこの5原則があるから」という言葉で押し通すんですね。


PKO法の改正→軍事衝突のリスクが上がる

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ところが現在のPKOはどういうことか?っていうと、
現在のPKOは住民保護の状態ですね。
住民保護をなんでするの?っていうと、
先ほどは、停戦があって、中立があってということでしたけれど、例えばいま南スーダンというところでね、自衛隊は派遣されています。
中国軍と一緒に活動しているんですよ。

平和維持活動ね、PKOの。

だけど、南スーダンはどういう状況にあるか?というとですね、大統領派と副大統領派に分かれて内戦をしているんです。
中立状態じゃないんですよ。
さっき言った参加5原則の一番最初の第一項目(1紛争当事者の停戦合意)がすでに破られているのが、いまのPKOの自衛隊が置かれている現状です。

大統領側が政府軍、副大統領側が非政府軍、という状況の中で自衛隊は中国軍の軍隊と一緒にPKO活動をしているんです。

これから9月19日に強行採決された中での1本であるPKOの改正によって、
住民保護」という名の治安維持活動をするんですよ。
これはどういうことか?というと、政府軍大統領派だけではもう住民を保護できないからって、国連軍PKOが住民保護をしなさい、っていうのが、今のPKOのルールです。

その中で住民保護をするためには、「住民が殺されそうになった時には武力行使をして相手を殺す」
住民が虐殺されてしまった現場では、「相手を武器を使って制圧しちゃっていい」というのが住民保護の内容です。

もう一つ「駆けつけ警護」というのが言われていますよね。
駆けつけ警護ってなにするの?っていうと、
中国軍のPKO部隊が、例えば副大統領はにやられてしまった。
そういう時にはどうするの?
日本の自衛隊が武力行使をして中国軍を助けるんです。
というのが今の南スーダンでこれから自衛隊が新たな任務で軍事活動に転換せざるを得ないという法律が、安保法制の自衛隊法の改正なんです。


つまり、新3要件とか、国の存立危機だとか、っていうことじゃないんですよ。
みなさんPKOだと「ま、いいんじゃない。国連のことだし、いいんじゃない」と思われるかもしれないんですが、そのPKOの中で、戦争が一つずつ既成事実化されていくんですね。
PKO活動の中で自衛隊は「人を殺し殺される」っていう環境におかれて、戦死をするし、殺傷をするし、っていうのがこれから現実に行われるんです。


問題はタイミングです。
安倍政権は当初2月と言っていました。
でもね、2月、それが5月に延びるわけです。
でもね、その5月が今度は11月に延びるんです。
何でだかわかります?

2月、5月にこんな任務を付与して本当に既成事実ができちゃうと、7月、今10日と言われているんですけど、参議院選挙。
7月10日の参議院選挙で「自公政権が選挙に負けちゃう、そういうリスクがあるから、自衛隊の住民保護駆けつけ警護というのは来年の11月にましょう」というのが安倍政権のPKO改正の施行のタイミングなんです。

本来「積極的平和主義」と言うならば、本当にこういう任務を作ったのならば、直ちに適応させろよという話です。
本当にね、「紛争を解決するんだ」と言うんであれば。
参議院選挙の結果なんかどうにでもしろよと言いたくなってしまうんですが、実情はそういうことですね。

もう一点の新法というのが「国際連携平和維持活動
これはもう、国連は全く関係ありません。
アメリカ軍やアメリカ軍と同等の多国籍軍が主導する侵攻とか占領の占領の戦争の中で、「アメリカ軍が紛争当事者を決めることができて」、「アメリカ軍が紛争当事者の同意を取り付けることができて」という中で、日本の自衛隊はロジスティック、後方支援をするそうです。補給活動ですけどね。

どういうことをするか?という前に、自衛隊はいま「中央即応集団」というのを今度変えちゃうんですよ。


つづく



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「安倍総理は悪政によって日本の民主主義を再び目覚めさせた人物として後世に伝えられるでしょう」千葉泰真さん(大学院生)10/25学者と学生によるシンポジウム(文字起こし)

https://youtu.be/3J3kDNbnctM?t=45m34s

明治大学大学院生 千葉泰真さん
大学生

錚々たる学者の方のあとでこのように喋る機会をいただいて大変恐縮しています。
僕のあとに時の人となった奥田君が控えていますので

大学院の修士課程で現在政治学を専攻している千葉泰真と申します、よろしくお願いします。

昨日幾多遺恨を残しつつの成立した安保関連法ですが、法案それ自体の問題もさることながら、法案を成立させるプロセスにも本当に感化することができない幾多の問題がありました。

国民から委託された採決権を野党議員から奪う、あの人間鎌倉ですね。
そして説明をなかったことにする嘘と欺瞞、改ざんとねつ造にまみれた議事録。
さきの国会を見ていると「政治とは何か」「誰のために行われる営みであるのか?」それがわからなくなったのは僕だけではないはずです。

ここにいらっしゃる、法律憲法についてまさしく生涯をかけ研究なされてきた学者の方々が、安倍政治に対し強い憤りを覚えているのと同じような感覚が僕の中にもあります。
僕は恥ずかしながらも大学院で政治学を学んでいるものとして、政治が何であるかをけなされた気がして、悔しさと怒りを覚えました、

「政治とは一体なんなんでしょうか?」
ある辞書にはこのような定義で表されていました。

1.それは一主権者が領土、そして人民を収めること。
2.ある社会の対立や利害を調整して社会全体を統合するとともに社会の意思決定を行いこれを実現する作用。

これに示されているように、政治とは主権者が主となる行為です。
その主体は政権を取り権力を握ったつもりでいる個人では、断じてありません

そして社会の対立や利害を調整して社会全体を統合し意思決定をなす作用、それこそが政治と呼ばれる行為なのです。

安倍政権が行っている、社会の対立を煽り権益にまみれた一方的な利害の調整は断じて政治ではありません。

政治を学ぶ身として、今この国の議会と呼ばれる場所で行われている、あの偉そうな茶番を僕は政治とはみなしません。
政治とはもっと、叡智と誠実さに満ちた営みであり、議会政権主義とは違憲状態の選挙制度を拠り所にした多数決ゲームでもありません。

政治の話なんて知らなくても、興味がなくても、関わりを持たなくても生活をすることはできます。
むしろその方がbetterという社会の風潮すら感じます。
しかし政治に参加しないということは現在の日本の選挙制度では体制に対して「Yes」と言うことです。
無関心でいることは、今起ころうとしている国家的犯罪に「Yes」という態度を示すことです。

与党だけで政治が行われるのなら、政権についている権力者だけが政治を行うのなら、さらに言ってしまえば安倍晋三だけが政治を動かすのなら、それは「独裁」と呼ばれる政治体制と何が違うのか、僕にはよくわかりません。

「国民不在の政治」という言葉がありますが、確かにそう表現することもできるでしょう。
しかし、この国はまさに正当な手続きによる誠実な政治が不在しているのではないでしょうか。
この国の主権者は何があっても私たち国民一人一人です。
議会制民主主義において、国会議員は僕たちの代表であるべきです。
僕たちの代表が選んだ総理大臣もまた、僕たちの代表であるべきなのです。

残念ながら安倍政権はもう僕たちの代表ではありません。
僕たちの代表ではない以上、安倍政権が政権の座に留まり続ける意義も大義名分もありません。

やはり僕たちは「日本を取り戻さなければいけないんじゃないか」と強く思うんですよね、総理の安倍晋三からです。
彼の全時代的な駄作、そして歪んだ、そしてやっぱりダサいイデオロギーに立脚した政治に「NO」を叫びましょう。
彼が声高に叫ぶ「戦後レジームからの脱却」とは一体なんなのか?
それは戦争への回帰なんでしょうか?
戦争から抜け出すということは現在の対米追随の外交ではなく、独立した主権国家として責任と誇りを持ち、国家運営を行うことこそが「戦後からの脱却」であると、僕は強く思います。

誰が言ったのか、ちょっと僕にはわからないんですけど、
「政治とは国民の写し鏡である」という言葉があります。
ヘイトスピーチがあふれ、中国や韓国が嫌いだと訴えている本が売られている国は、果たして美しい国なのでしょうか?
ナショナリズムを煽り強い●を掲げつつ、尻尾を振って覇権国家のパシリになるような政権があり続けることはこの国の本質に他なりません。

安全保障の危機を煽る演説の中には「抑止する」ということばがありますが、
「争いを抑止する」のは互いに剣を突きつけあい兵器開発を競うことではなく、互いを深く理解し合うことこそが争いの抑止です。
これは理想論でも、非現実的な話でもありません。
一千数百億円のイージス艦を買って抑止力なるものを高めた気にならず、一千億円規模の文化交流をすればいいんです。
これは相当な規模の文化交流になるでしょう。
歴史に残るような規模になるでしょう。
そしてそれを通してお互いの胸に言葉や国籍を超えた共通の認識が刻まれるでしょう。
それはもし、もしも外交的な危機が訪れた際に、イージス艦よりもはるかに争いを抑止する力に僕はなるんじゃないかと思います。


戦後70年目を迎えました。
あの言葉にすることすらできない悲惨な戦争の記憶のことと、日本国憲法の崇高な理念の存在はこの国を戦場から遠ざけてきました。
現在とは過去の上にあり未来に繋がる場所です。
この国の戦後70年の歩みとは「再び国民を戦争に送らない」という先人の願いであり、現代の誓いです。
戦争の記憶、崇高な理念、先人たちの願い、そして不戦の誓い。
それは一政権にないがしろにすることは決して許されることではありません。


「民主主義ってなんだ」って
昨年から僕たちが叫んでいたこの問いの答えを、僕たちはこの夏の戦いの中で見つけました。
この数ヶ月のこの国の民主主義の前進は決して過大評価ではありません。
正直「ダルい」と思っていた政治の話を、「面倒くさい」と思っていた投票に行き意志を示すことの大切さを。
「よくわからないけど大事だね」ぐらいの感じだった民主主義や立憲主義といった崇高な理念をいま日本社会は再び見つめ直しています。


杖を片手に「憲法を守れ」と力強く叫ぶ老夫婦。
会社帰りに抗議に参加するスーツを着たサラリーマン。
地方の小さな町で開かれた小さな抗議集会。
おしゃれをしながら渋谷でデモをする学生。
子供の手を引き一緒に行進する母親。
えー、やっと研究室から出てきた学者。

誰に付いてきたわけでもなく、見返りを求めるわけでもない。
自らの意志で路上に立ったこの国の主権者の強い意志を持つ彼らの姿に、僕はこの国の民主主義の未来を感じずに入られません。

デモクラシーの大義を得たこの運動はこの先も広がり続けます。
安倍総理大臣が後世に伝えられるときは「集団的自衛権を行使できるようにした総理大臣」としてではなく、「悪政によって日本の民主主義を再び目覚めさせた人物」として伝えられるでしょう。

最後に学問と政治、についてちょっとこの場でせっかくなので話したいのですが、
安保闘争から東大紛争に至る50年代から60年代の紛争は、世間に「政治を語る学生は過激であり危険」という認識を植え付けて終わりました。
一方それを生み出したカウンターカルチャーともいうべき「学生は政治を語るべからず」のような風潮が生まれ、学生は社会から切り離された「ただ学べばよい存在」となりました。

いま学生は、社会が抱いている「学生と政治」という二つの言葉の組み合わせが持つ一つのアレルギー反応から解放され、再び路上に立ちました。

では、かつてのように強い心情や思想を持たない私たち現在の学生を動かしているのはなんなんでしょうか?
それは3.11以降、実感を持って突きつけられた、放射能といったリアリティーのある恐怖や、侵されようとしている自らの権利に対する現実的な危機感であり、立憲主義や憲法の破壊に対する怒りに他なりません。

それは決して首都東京だけの問題ではなく、東京から始まったこの学生緊急行動は全国の同世代の若者の共感を呼び、今や全国で学生や若者が動き出しています。

学生と学者。
同じ姿勢、学問を拠り所にしながらも距離が遠かった両者は、いま悪政を前に肩を並べ路上に立ちました。
僕たち学生はより良い学者に問いかけ、学生はその知性・学問の偉大さを説くでしょう。
人類が数多の歴史を重ね紡ぎ出した英知。
それこそが学問です。

この国の民主主義に対する重大な挑戦を決して許してはいけません。

僕たちは、言葉を剣にして、知識を盾にして、崇高な日本国憲法の理念を共に手を取り守り抜きましょう。
不勉強で不道徳、そして不誠実な政治にNOを叫びましょう。
反民主主義、反主権主義、反立憲主義の政治にNOを叫びましょう。
僕たちは立憲主義を、平和主義を、この国の戦後70年の歩みを諦めません。
僕たちはもう声を上げることを恐れません。
決して立ち止まりません。
この国の民主主義は歩みを続けます。

私は安倍政権の改憲と安全保障関連法の即時撤回を求めます、ありがとございました。



法学館憲法研究所 中高生のための憲法教室
第42回<戦後レジームからの脱却>


安倍首相は総理大臣に就任して以来、「戦後レジームからの脱却」が必要だとして改憲を主張してきました。今月はこの意味を考えてみましょう。まず、戦後レジーム(戦後体制)とはどういうことなのか、第二次世界大戦に負けて60年前に現在の憲法が施行される前後、つまり明治憲法下の戦前と戦後を比べながら明らかにしてみましょう。
 
戦前は、1874年の台湾出兵に始まり、71年間もアジアに向かって軍事侵攻し戦争をし続けた国でした。
戦後は新憲法の下で、「再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し」た上で、9条2項によって戦力を持たず、一切の戦争を放棄しました。その結果、60年間直接的な戦争をしない国でい続けることができました。
 
戦前は、国のために犠牲になることはすばらしいことだと教育するために、国家が教育内容を決めて介入してきた国でした。
戦後は、教育基本法を作り、教育は不当な支配に服することがないようにし、教育行政も条件整備に限定しました(旧教育基本法10条)。
 
戦前は、戦死という悲しい出来事を、国のために戦って死ぬことは名誉あるすばらしいことだと讃えるために靖国神社という仕組みを作り、宗教を戦争に利用した国でした。
戦後は、政治は宗教に関わってはならないという政教分離原則を採用しました(20条3項)。
 
戦前は、思想良心の自由は保障されず、君が代や日の丸を通じて、天皇崇拝や軍国主義思想が強制されました。表現の自由も法律によって自由に制限できる国でした。
戦後はこれらの人権を憲法で保障し(19条、21条)、国会が作った法律でも不当に人権を侵害できない国になりました。
 
戦前は、都道府県は政府の出先機関のような役割を果たすだけでしたが、
戦後は、地方自治を憲法で保障し、政府が地方自治の本質を侵すことができないとしました(92条)。
 
戦前は、障害者、女性、子どもを戦争に役立たないとして差別した国でしたが、
戦後は、差別のない国をめざしてきました(14条)。
 
戦前は、華族・財閥・大地主のいる一方で貧困に喘ぐ人々も大勢いた格差のある国でしたが、
戦後は、貴族制度を禁止するとともに(14条2項)、財閥を解体したりする一方で、すべての国民の生存権を保障し(25条)、格差の是正をめざす国となりました。
 
そして何よりも、戦前は、天皇が主権者であり、その国家のために個人が犠牲になることがすばらしいという価値観の国でしたが、
戦後は、主権者は一人一人の国民となり(1条)、その個人の幸せに奉仕するために国家があるのだという個人を尊重する国になりました(13条)。
 
国民は60年前に憲法を制定して、こうした戦前の旧体制に決別して新しい国になることを決意したのです。
これが戦後レジーム(戦後体制)です

この新憲法下の戦後体制のもとで、国民は、一人一人を大切にする新しい時代の日本に生まれ変わろうと努力してきました。戦前のように教育に国家が介入したり、宗教を利用しようとしてきたら、憲法がそのような国家の行為を禁止し、これを止めてきました。
政府が海外で軍事力を行使しようとするときに、憲法がそれをくい止めてきました。
憲法は国家権力を縛って、私たちの権利・自由を守り、平和を守ってきたのです。
 
この戦後レジームから脱却するということは、これらの価値を否定して、つまり、60年前に戻ることを意味します。
 
安倍総理はまず教育基本法を改正して、教育の目的を「国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた国民の育成」(新教育基本法1条)としました。
つまり国を支えるのに相応しい国民の育成を教育の目的とし、国家のための教育としました。
その結果、国を愛する態度が教育の目標として掲げられ(2条)、靖国神社を参拝して宗教との関係を復活させようとします。
また、有事立法の下では地方分権も名ばかりです。
女性蔑視発言をする閣僚を抱え、女性差別をなくすための民法改正に消極的です。
医療制度改悪、障害者自立支援法という名の弱者切り捨てを強行し、アメリカ流の極端な自由競争の結果、所得格差、教育格差、情報格差が広がっています。
そして何よりも、個人よりも国家の価値を大切にすることを国民に押しつけようとしています。
これが戦後レジームからの脱却の意味であり、その集大成が「戦争ができる国」にするための憲法改正です。
 
ですが、戦後の日本が歩んできたこの憲法の体制を維持し発展させるか、それとも大きく変えて昔に戻すかを決定するのは、あくまでも主権者たる国民であることを忘れてはなりません。









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「いま世界的に両極化が激しくなり大衆運動が起きてきている」小熊英­二慶応義塾大学教授10/25(文字起こし)




文字起こし部分のYoutube→https://youtu.be/3J3kDNbnctM?t=30m32s
小熊英­二(慶応義塾大学教授)
小熊英二教授

この夏の事態について話せということだったので、他の方が現場に即したお話をしてくださっているので、私はちょっと距離をとって、2000kぐらい距離をとっての見方をしますと、
最近世界的に大衆運動がまた起きてきているわけです。
それが私の中ではかなり共通の背景が起きてきていることと、その社会ごとの特性が起きてきているのと両方あります。
先に世界的な共通性というか普遍性について説明をした上で、日本の特性、出方の特性ですね、それを話をして、この夏を私がどう考えているのかという形で話をしたいと思います。

世界的な共通性としては、これはよく言われるグローバル化と情報化という言葉に集約されるようなことが起きているわけです。
もう一つは市場の浸透という意味です。
そこで起きてきていることというのは、雇用の不安定化であるとか、市場経済の浸透であるとか、未来に対する不安であるとか、そういったことが起きてきているわけですね。

あともう一つ共通して起きてきている現象が、20世紀の政府が21世紀の社会にだんだん合わなくなってきたことであって、例えばマスメディアの仕組みというものがもう21世紀の現在にあっているのか?
つまり、かなり大きな新聞社やテレビ会社というものが、ま、日本には記者クラブというわかりやすい象徴的な制度がありますけど、そういうタイプの情報の集め方で、ま、要所要所に記者クラブが配置されていて、例えば商工会議所であるとか、政党であるとか労働組合とか、そういうところに配置されたところから情報を取ってくるというシステムがだんだん21世紀の社会の実態に合わなくなっているという現象が起きています。
ま、その代わりにインターネットが間を埋めるという形になっていることは皆sなんご存知だと思いますが。

選挙というものも、私のように何世紀単位で見る人間から見ると、20世紀半ばに成立した制度ですね、普通選挙というものは。
それが現代の社会に果たして、全社会構成員実施を廃止するのに適した制度になっているのかなっていないのかというものが、だんだん、もしかしたら問い直されつつあるのかもしれない。
それに対する不満とか不安というものが、時に直接民主制の要求を帯びるような大衆運動として出てきている影響という共通性は世界的に見れるのではないかなと思います。

あともう一つ社会的に起きている現象がですね、従来の右左という体質ではだんだんなくなったということ。
これは2〜30年前から言われていることです。
どうして従来の右左の体質じゃなくなるかというと、それはもう、基盤そのものが変わったからであって、
例えば従来の左と言われているものの基盤だった労働組合だとか労働者階級意識みたいなものは、もうこれは変わらざるを得ない。
それから従来の保守側の基盤だった、ま、日本だったら自治会だとか町内会とか、あるいはイギリスみたいなところだと貴族階級意識みたいなそういうものっていうのは、これは変わって来ざるを得ない。
そうなってくると従来の右左ではなくなるっていうのは、これは当然のことです。

で、一時期90年代から2000年の最初の頃ぐらいまでは、従来の右左みたいなものが失効してだんだんみんな中同化してきていると言われていたんですけれども、2000年代の後半ぐらいになってくるとまた、両極化が激しくなってきました。

現在世界的にどこでも両極化が激しくなってきています。
それはいろんな理由があります。
というのは、やはり経済政策やなんかではどの立場を取っても、あまり打てる手が少なくなってきたので、アイデンティティーの政治というところに移るようになってきました。
で、アイデンティティーの政治という形になってくると、インターネットの助けということもあって両極化が起きやすくなる。
これは例えば、アメリカみたいな形ですとエスニック・アイデンティティという形に出てくる●政治になりますし、ジェンダーもありますね。
ヨーロッパですと移民という問題で出てきたりします。
あるいは宗教という形で出てきたりします。
日本でその代役になっているのは歴史認識だろうと私は思っています。
あれは日本における宗教の代役みたいな機能を果たしていると私は思っておりますけれども。

ま、そういう形でアイデンティティの政治という形が起きて両極化が起きているということという現象が、私には共通している部分があろうかと思っています。

その中で、両極化ということになった場合に、どっちが右か左か、ということは今となっては意味をなさなくなってくるわけですが、どちらかというと保守的な定義を掲げている側の方が至上主義と結びついていて、そして現状の秩序を変えるという方向に行くという傾向が世界的に見られる現象です。

なぜナショナリズムと至上主義が結びつくのか?ということについては、これは分析ができますが、ここでは省略します。

ただナショナリズムと至上主義、保守的なアイデンティティと至上主義という形の組み合わせの政治勢力なり政党というものが現状秩序を変革していくという方向がある。
これが世界的にわりと起きてきていることであります。

その場合、保守的なアイデンティティを掲げていても、それはある意味象徴にしかならない。
なぜか?といえば、もうすでに消えているものだからですね。
貴族階級意識とか、純粋な民族フランスとか、もうあり得ないわけですから、どう考えたって。
あるいは昔の村を取り戻すとか、本当に消えているものですからね、実体としては。
ですから幻想にならざるを得ないわけですが。
そういう象徴を掲げて実際にやっていることはグローバリズムであるという組み合わせが多くなってきています。

当然、社会全体、世界全体が昔の安定性を失っていますから、みんな非常に不安を抱いています。
不安を抱いている状態から、「より改革をしていこう」という思考と、「昔の秩序を守りたい」という思考と両方出てくると私は思っておりますが。
ま、あえて乱暴なことを言うと、「幻想としての昔の秩序、昔のアイデンティティを取り戻す都いう形で、実体としてはグローバル化を進める」という組み合わせと、「アイデンティティ的には現状適応なんだけれど、どちらかというと、特に先進国においては昔の生活レベルや昔の社会保障レベルをできるだけほうえいしていこう、あるいはそれを手直ししながら維持していこう」という勢力の分割という形になってきているのかなというふうに感じております。
ま、これを従来の右左に当てはめるのは適切ではないと思いますけれども。

で、そうなってきますとどういうことが起きるか?というと、
どうしても、先程言った前者、つまりグローバリズムと右派的アイデンティティの組み合わせの方が攻撃的になりやすいわけですね。
そうするとそれに対抗する側はそれに対して、なんとか現状、あるいはかつての秩序を防衛する。
あるいはある一定程度達成された生活レベルや雇用レベルを防衛すると言う形の反応になるのはこれはある程度自然なことであって。
ただ、結局先頭システムからは阻害されているということがありますから、ある種の疎外感と、それから大衆運動と、直接民主主義行動という組み合わせになるという現象が各地でみられるのかなというふうに考えています。
以上が普遍的な部分です。

「日本に特徴的な」という部分にうつしますと、やはり世界に普遍的に同じようなことが進んでいる部分があると私は思うのですが、各国に行ってみたり話を聞いたり、またそこの地域のレポートの論文を読んでいたりすると、やはりそれぞれの社会の文脈というものがあって。

先ほど言いましたけれども、やはりヨーロッパ、ま、国によりますけれども、普遍的な人権主義がヨーロッパなんだという意識が強かったり、特にフランスなんかそうですね。
そういうところですと宗教や移民の問題という形、あるいは共和制を守ると。
それが建国の国政だからという形で出てくるという形の大衆運動が出てくるし。

アメリカの場合はこれは外れてるかもしれませんが●ウォールストリートみたいなことが起きたのは、一番はやはり金融投資で失敗した銀行に法的資金を注入するのは許せないと。
アメリカは自己責任と平等の国だろうと。
自由と平等のアメリカなのになぜ大資本ばかり法的資金で救われるんだ、これは許せない。
そこが怒りに火がついた大きな理由ではないかなと私は勝手に思っております、違うかもしれません。

やはり広範に怒りを誘うというのはそういった現象だと思いますけれども、
では現代日本で考えるとすると、やはり現代日本はフランスにとっての自由平等友愛にあたるものは、日本にとってはやはり平和と民主主義と憲法という部分が、日本国全体とは言いませんけど、ま、ある程度の数の人には共有されているという状況にありますので、それも価値観と秩序を犯す動きが出てきた場合には、かなり激しく反論するということが見られたのかな、というふうに思っております。

ただ、その現象そのものは戦後の日本である程度一貫してみることができたんですけれども、実態はかなり昔とは違っているわけであって。
昔だったら例えば労働組合が労働組合の旗を掲げて。
これは日本の特徴といってもいいんですけれども、スローガンとか政治目的の「こうしましょう」とか、「こういうことを主張します」の旗を掲げるんじゃなくて、団体旗を掲げてくるんですね。
「我々はこの団体だ」という旗を掲げてくるんですよ。
あれの旗の方が多いというのは割と日本の特徴かなと思っておりますけれども。
ほとんどが中間集団単位で動くというのが日本の運動では多かったと私は思っておりますけれども、
その傾向は世界普遍的にやっぱり今回はかなり崩れたというか、そこまでの動員力がもう、ローソンの自治会もありませんから、もう保守も革新にもその動員力がないので。
主催グループの100人なり200人なりがインターネットで情報を拡散して、そこにワーッと集まってくるという。
ま、割とこれも世界普遍的な形態になってきているなと思います。

ですから、学生というグループが表に立っても、従来、例えば60年代にあったような、学生の自治会で多数派とって、自治会決議作って、「なんとか大学自治会」っていう旗が出て学生ばっかりが出てくるという形態には全くならないわけですね。
そもそもSEALDsの皆さんの話を聞いていると学内で組織するという感覚は全く最初から持っていらっしゃらないようですから、自由参加ネットワークというここの実態の変化は明らかにあるわけです。
ここも世界普遍的です。

ただ日本の特殊性としてはやはり、憲法、立憲主義、立憲主義というのは戦後の日本じゃないですけど、戦前の日本からはある程度蓄積されたスローガンですから、当然立憲主義の場合には「乱暴な動きに対して在来の良き法秩序を守れ」というそういう部分を含みますので、これは世界普遍的なものに共通しているわけすけれども。
それと日常に対する不安感みたいなもの。
もちろん同時進行でTPPみたいなものも進行していて、あるいはこういう規制改革みたいなものも進行していたということ、あるいは大学の良さが削られていたりとか、そういうことも進行しているいろいろな不安感を醸し出している状況の中で、一番社会秩序の根幹の価値観に関わるような部分に触れた動きがあったのが今回の反応なり、という形なのかと私は思っていました。

ただ実態としては明らかに30年前、40年前とは違ったものであり、日本的な戦後日本的な文脈の現れ方をしているというのも、非常に世界普遍的な動きであろうかなと思いました。

この点は、例えば2011年以降の原発の反対運動っていうのは、
あれはどちらかというと戦後日本に蓄積されたコンテストとはまた別のところで、本当に直接のショックからドーンと出てきたものですからちょっと違ったものだと思います。

まとめろという話ですけれども、
ま、こういうところからとりあえず分析をしてみました。
で、これをどう今後につなげるかということについてなんですけれども、ま、これはこのあと話し合えばいいと思いますが、割合世界共通的に、これを選挙結果という形と結びつけるのはどこも苦労をしていて。
それはどうしてか?というと二つ理由があって、
まずこういう「組織されざるネット型大衆運動というのは、20世紀型の投票システムとはあまり適合がしにくい」という問題がある。
もう一つは「20世紀型の製造システムと適合させるということも難しい」という問題があります。
そこを媒介をどうつけるかということを当面考えていかないと、20世紀型のシステムが悪いんだと言ってしまっても、まずシステムを変えるところからというわけにもいきませんから、それを考えなければいけないという問題があります。

あともう一つ、日本の場合の特徴としてはやはり、これは別に世界にいろんな国があって、必ずしも在来の左派的な政党が強い国ばかりではないのですが、日本は比較的弱い国だったので、媒介がつきにくいわけですね。
ただ日本よりもも従来のそういう左派的な勢力と呼ばれるものが弱くて、圧倒的にナショナリズムと至上主義の側だけが圧倒的に強いロシアみたいな国もありますから、そこまでに至らないように持っていかないと、今後が大変だろうなということを考えているわけです。

ま、目標値としてはどの辺を設定するかということはこれから考えていかなければならないことですが、一応これが私の●です。











「結局「原発村」と同じで「安保村住民」も私たちに語れない。それは論拠がないから」中野晃一上智大学教授10/25(文字起こし)



https://youtu.be/3J3kDNbnctM?t=15m28s

中野晃一(上智大学教授)
中野晃一(上智大学教授)

第一部で皆さんのスピーチを聞いていて、非常に頷いて拍手していたんですけど、大澤茉実さんのところで壇上の先生方みなさんが涙目になってる。
そういう私も号泣していたんですけど、
長谷部先生の後を受けてお話しさせていただきます。
長谷部先生とさっきお話ししていたら簡単デモクラシーができないからお願いできませんか、というふうに言われまして、じゃあそれで行こうということで今決めたところなんですけど。
一応政治学者ということであるんですが、私自身はこの一連の流れの中、っていうのは、たまに国会前で話している時も言っているんですけれども。
ま、正直言って父親として動いているところで。
この間ようやく初めてママの会に呼んでいただいて、一番自分のところに来た、という感じがしているところなんで、本当は私は学者というような立場ではいないと思っています。

本当に「子供の世代の人たちにどういう社会を残していくのか?」ということに関して、
自分の世代でこういうことが起きてしまうというのに何もしなかったというのでは、本当に死んでも死に切れないな」と思って今動いているということでやってきました。


というのはちょっと個人的な話にさせていただく、自分自身の目でしか見ていないといいますか、政治学者としてこういうことが起きているということを分析するほど冷静な距離感というのを今のところ正直持っていないので、自分から見たところで、という話をさせていただきます、

私自身のつながりということで言えば、2013年の春、初夏ぐらいだったんですが、96条の会というのが、樋口陽一先生とか長谷部先生とか山口さんとか、だいたい似たような仲間で始まったというのが始まりでして、今思い返せばですけれども、安倍さんはその時から裏口入学をしようと非常にやっていたわけで、その頃から樋口先生やみなさんで立憲主義を危うくするものだということを、学者としてこれは許すことはできない都いうことで発言が始まったということがあると思うんですね。

その時に96条の会発足のシンポというのをたまたま上智大学でやるということになりまして、何百人という部屋を用意したんですけれども、蓋を開けてみたらその始まる何時間も前から、のちの目撃情報によると、「午後の一番最初の授業の時から、どうもその教室に座っていたおじいさんがいたらしい」という話になりまして、出口先生の朝日新聞の夕刊の記事を手にしてウロウロされている方がたくさんいらして、開始時刻の前から正門の外まで人が並んでしまうような状況になりまして、「これは大変なことが起きている」と思いまして、いろんなところに頭を下げて教室を開けてもらって、今日も中継をしてくださっているIWJが、中のネットワークも繋いでくださって、本当に来てくださった方には準備がアレで困ったんですけれども、小さな教室を結局9つかなんか開けて、1000人の規模の方が集まったということで。
普通そういうことは無かったんですよね。
これまでそんなことが起きるとは思いもしなかったので、「これはすごいな」と思ったのと、やっぱり「とんでもない事が起きている」と。
これほどまでにみなさんお考えになっているし、自分の足を運んで考えたいという事でおいでになっているという事で、非常にあれは、少なくても私にとっては歴史に残るモーメントだったという風に記憶をしております。

その後2014年に入って「今度は集団的自衛権の解釈改憲を狙っているらしい」という事で、年の頭の方に今度は立憲デモクラシーの会を作ろうという事になっていったわけですね。
だいたい同じようなメンバーを中心として、また違った形で活動を始めたというのが今回の流れでいうと、直接な事に私の場合なるんですけど、ま、そうは言いながら閣議決定されてしまったと。
ただやっぱり最初から立憲デモクラシーの会という名前をつける時に、冒頭で樋口先生がご指摘されていたように、立憲主義と民主主義、これは矛盾のない●の関係ではないというふうな事の議論がやっぱり内部であったんですね。
それでもやっぱり立憲デモクラシーの会という名前をつけようという事で、私なりの解釈ではそこに込められた思いというのは「立憲主義を守ろう」と。
ただ結局我々は金も力も無い単なる大学の教員ですから、結局デモクラシーの力に頼るしかないという事で、市民社会を信頼して、そこにアピールしていこうという事がその名前に込められた思いだったと思うんです。

そこでやっぱりきているのは、デモクラシーというのは、民主主義だとやっぱり漢字が並んでいかにもわかりにくいというのがあったんですけど、デモクラシーの方がより直接的に 、デモとクラと民衆の力ということで、議会政治がおかしくなっている、小選挙区制の作用であるとか、違憲状態という判決が何度も出ている一票の格差とか、そういうことにもかかわらず、「私が最高責任者だ」ということでいろんな形で裏口入学、あるいは小林節先生の表現だと「憲法泥棒」を図ろうとしているということで、「これに対抗するにはやっぱり、力を呼び覚ます民衆の力以外にないんだ」ということがあったように思います。

そうは言いながらも、閣議決定というのは内部で勝手にやっちゃうものですから、勝手にやられちゃってですね、その頃から山口二郎さんと私が、当初は声をかける形で集団的自衛権に反対する諸団体と連携をしてきた方がいいだろうということになりまして、連絡会議というものを。
これはあんまり公の場では言っていなかったんですけれども、別に秘密にしていたわけではなくて、単にそういう連絡会議というのは持った方がいいだろうということで、確か去年の8月が第一回だったんじゃないかと。
7月にやったかもしれませんが、そんな形でいろんな団体と。
それは今総がかり行動となったながれ。
そして日弁連の方とか、明日の未来を守る若手弁護士の会であるとか、SEALDsにも途中から声をかけて、学者の会にも途中から声をかけて、一番最近になってはママの会にも入ってもらおうということになッ田ということで、様々な団体との連携ということを図ってやってきました。

そういったことへの蓄積というのはその段階から始まって、やっぱりこう顔を見合わせて、単に意見交換、情報交換をするだけなんですけれども、そういう形というのができてきたというのは後々になって効いてきたのかなとは思っています。

で、私自身、個人的なことになるんですが、SEALDsのメンバーと最初に会ったのは割と後だったんですね。
東京デモクラシーグループに連れてこられる形で、その時は東京デモクラシーの子分が来たのかなぐらいに思っていた。
若者って言っても彼はそんなに若くないから(笑)

ーー:連れてこられてって、「来たい」って言ったの

そうそう、来たいって言って「あ、学生も来るんだ」ってちょっと驚いたのもあったんですけれども。
個人的なことでいうと、私はその時「あ、こういう子もいるんだ」と思ったんですが、自分から積極的に、なんというか「仲良くしようよ」みたいなのは全然なかったんですね。
というのは、全然「嫌だったから」とかそういうのじゃなくて、(笑)
「何で来るんだろう?」と思ったんですよ、正直言って。
だって、学生で自分たちでやるって言うんだったら自分たちでやっているから、なんで、僕は世代的にも学生の時は立派なことは一つもやっていなかったので、特に教えることも何もないし、「なんなのかな?」って正直思っていたんですね。
そういう距離感があって、実際今は奥田君とか言ってますけれども、結構最近までは奥田さんとか本間さんとか千葉さんとか、いちいち言ってたんですね。
というのは自分の中でどうしても教員だと学生に対して権力的な関係にあって、それこそ長谷部さんがおっしゃったようにテストする側ですから。
で、ね、やっぱり礼儀正しい人たちだから、「先生、先生」って言ってくれるから、どうしても威張っちゃうっていうのがあるんで、一応節度を保とうと思って「さん」付けでやってたんですが、個人的に親しくなるとなんか、バカバカしくなってきて(笑)。
最近は「君」呼ばわりになって。

いずれにしてもそういったことが地味にあって、やっぱり、潮目が変わったのはみなさんもそう思われると思うんですが、今年の6月の憲法審査会における小林(節)先生、長谷部先生の違憲発言だったと思うんですね。

そこで一気に立憲主義だとか違憲なんだということがわっと広まっていって。
逆に言うとこれまでも言っていたのになんであんなに広まらなかったんだろうって。
やっぱりあのインパクトですよね。
それで小林先生はもちろん兼ねてから非常にパワフルな方ということは皆さんご存知だと思うんですが、やっぱり長谷部先生があの場であんなことをおっしゃったというのはかなり衝撃的なことだったと思います。

そこがやっぱり、個人の勇気といいますか、鼻っぱしの強さといいますか、やっぱりそれを言ってのけちゃうというのはすごいことだと思うし、それでさらに路上に人が来るようになったと思うんです。
そこでやっぱり今回の運動でSEALDsもそうだし、総がかり行動は木曜日ということで、非常に画期的だったと思うのは、総がかり行動も結局昔の言い方でいうと代々木系と非代々木系とか、そういうのと一緒になっているんですね。

それをやったのはなんでかというと、自分たちだけではダメだから一緒にやらなければならない。
それだけじゃなくて輪を作るということをやったんですね。

SEALDsの場合はやっぱり場を作るとうこと。
人が来れるような場を作る。
個人で来れるような場を作るということにしたということが。
それが行きたいなという気持ちにさせてやろうということで一生懸命やってくれたんですね。

それだから、上智大学で96条の会の時に「来ちゃった」というのとはやっぱり違うんですよ。
招待状を出したのに来てくれないと寂しいじゃないですか。
でも勇気を持って個人が立ち出して、「あなたたちも主権者なんだから来てよ」ということを言ったということによって、それに応えて人が来た。
一人一人が勇気を持ってきたということが非常に画期的だとおもうんですね。

一人で立つというのは、やっぱり最初に立つのはすごい勇気がいると思うんですよ。
私はそういう意味では総がかりであるような、もうずっと我々が平和主義だとかなんだとかあんまり考えていなかった時にも地道にやっていた人たちっていうのは、やっぱり本当にすごいと思うんですね。

やっぱり、誰もが無視している中で、なんの注目も受けない中で立ち続けるのって苦痛ですから。
誰も受け取らないビラを配るのって苦痛ですから。

でもそれをやっていた人たちがいて、しかし自分たちでもっと違ったやり方をしたら自分たちの形と呼べるんじゃないかと思ってそれをやった人たちが出てきた。
そしたら本当にそれを見て自分も行ってみようかと思った人たちが出てきた。
そういうのが形になってきたというのが非常に画期的なことだったと思うんです。

実は私どもも、私どもって立憲デモクラシーの会ですが、9月16日にシンポジウムをやろうということで教育会館を押さえてやっていたんですね。

ただ16日というと、19日の未明が強行採決ですから、かなり日程的に詰まってきていて「ここはやっぱり路上に出ないとまずいだろう」ということで提案をしたんですね。
それはやっぱりこの段階になって屋内に人を入れるだけではないということで申し上げたら、実は石川健治先生が東京大学の憲法学者の石川健治先生が真っ先に「そうでしょう、路上に行きましょう」とおっしゃって、長谷部先生も「路上に行きましょう」とおっしゃって、会場を借りた山口先生だけが「えーっ」っていう感じで(笑)

憲法学者が「行こう」となって、石川先生という人はグーグルで石川健治で検索するとそのあとに「天才」と出るんです。
私を検索しても「左翼」としか出ませんから(笑)
「天才」と出る人ですよ。
本当にやってみてください。
それ見た時にはびっくりしたんですけど。
「羨ましいな」と思いましたけれど、その人が「路上に出ましょう」というんです。

何が起きているか?というと、これは長谷部先生も同じだと思うんです。
気づいた方もいらしたかと思うんですが、今最初に簡単デモクラシーは任せたとおっしゃりながら市民社会のことで始めてらっしゃるんですよ。
でやっぱり、僕は正直言って憲法学者の方たちが感動したんだと思うんです。
自分たちがとにかく一生かけて勉強してきて研究してきた憲法立憲主義っていうことに、それが大事だと思って訴えたら、こんなに市民の方たちが自分たちの生活で忙しいのに出てきてくださっている。
それにやっぱり感動したんだと思っているんです。

そこで言いたいのは、「安保学者、お前は一体どこにいるんだ」っていう話なんですよ。
結局「原発村」と同じで「安保村の住民」っていうのは最後まで我々に語りかけることはできなかった。
それはやっぱり論拠がないからなんですね。

「論拠があるなら出てこい」っていう話なんです。

ちょっと時間をオーバーしたのでここでやめますが、そういうことが起きているということで、ありがとうございました。






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「日本が近い将来大規模な軍事衝突に巻き込まれるリスクが本当にあると政府が考えているのであれば、私は第一にやるべきことは原発をやめることだと思います」長谷部恭男早稲田大学教授10/25(文字起こし)

学者と学生によるシンポジウム
「岐路に立つ日本の立憲主義・民主主義・平和主義――大学人の使命と責任を問い直す」
2015年10月25日

シンポジウム



6:14〜文字起こし部分のYoutube→https://youtu.be/3J3kDNbnctM?t=6m14s
佐藤学(学者の会)

佐藤学(学者の会)
今回の安全法案の成立は戦後70年の歴史を大きく揺るがすものでございます。
日本の国の形を変える大きな暴挙だと言ってもいいと思います。
と同時に国際的に見ましても、立憲主義平和主義、あるいは民主主義の根幹を揺るがす大きな、国際的な事件でもあったとわたしは理解しています。
と同時にこの戦いを通じて、新しい市民運動。
わたしも考えてみたんですが、市民運動というのが日本で成立したのが1970年代だと思います。
しかしそれをさらに推し進めたと言っていいでしょう。
今回の市民運動は主権者としての市民運動です。
主権者としての市民運動が日本社会に成立したのはおそらく、ま、初めてと言っていいほどの大きな歴史的事件だろうと思います。
この新しい民主主義のあり方、ならびにこれからの安全保障関連法を廃止に向けてどのような戦いが可能なのか。
どのような取り組みが可能なのか。
またそこにおける大学人の使命と責任はどこにあるのかというのをめぐって今からシンポジウムを行いたいと思います。



7;49
長谷部恭男(早稲田大学教授)
長谷部恭男(早稲田大学教授):
私の方で申し上げたいことは、第一部でも様々な方がご指摘になったことですが、今回の一連の動きで注目に値しますのは成立前の安保法案についても、そして成立後の安保法制につ来ましても、多くの、数多くの一般市民の方々が自分で考え判断して、ご自身のポリシーで反対の声をあげているということです。

政治的な問題ももちろんそうですが、何を選ぶのか、どう行動するのか、これは理由に照らすreasonに照らし自分で判断をするということでありまして、周りに合わせて行動すればそれで済むというものではない。
考えてみれば当たり前なことではございます。

今回の安保法制についてもそうですが、政治的な問題を考える時は、非常に大雑把に考えると3つのアプローチがあります。
1.道理で考える
2.損得で考える
3.力ずくの問題として考える
もちろんこれらはお互いに関連していますけれども、とりあえず3つに分けて考えることができます。

この、いわゆる安保法は核心的な部分において違憲であります。
憲法違反であるという議論は、「道理が通らない」という議論です。
従来の政府見解との整合性は無い。
歯止めも無い。
憲法9条に反することは明らかである。
道理が通りません。

「”憲法”という道理の中でも最も大事なものに反している」
ということで、本来ならばこれでもう結論は出ているはずのものであります。


政府与党の側からは、この”道理”の問題に関して反論らしき反論はありません。
ご存知の通りです。

彼らが言っているのは”誰が”という「学者が言っている」だけ、なんです。
”元最高裁長官”と言っても、「今は一市民にすぎない」
これはいわば、”論点のすり替え”でありまして、”道理の中身”に関する反論はできていない。
そういうことを自ら明らかにしていると言っていいです。




他方、憲法はともかく”安全保障条の論点”があります。
この議論、これは”損得”と、それから”力ずく”の残りの2つの論点を持ち出しているだけであります。

ただ、”損得勘定”で考えても”得”になる理由が見当たりません
今回の法制が必要であると政府が挙げている具体的事例、これはホルムズ海峡にしても米艦擁護にいたしましても、国会審議の過程において、「非現実的な想定である」ということを政府自身が明らかにしております。

他方”損”にはなるでしょう。
アメリカに付き合って世界中で兵隊を担う。
他国との紛争に巻き込まれるリスクを増やす。
そのための財政支出も増大する。

そしてさらに何よりも、「自国の憲法原則を大事にしない国だ」という、そういう評価を高めることになり、どう考えても”損”になります。


”力ずくの論点”にいきまして、政府与党の側はご存知の通り
「日本を取り巻く安全保障の環境は厳しさを増している」と主張しておりますが、その具体的根拠は示しておりません。

私がよくあげるものですけれども、Institute for Economics and Peace というオーストラリアの著名なシンクタンクが毎年 global peace index というランク付けですね。
これは世界中の国々を平和で安全である順番にランク付けをしているものですけれども、日本はここ数年、今年も含めてですが、「世界で8番めに平和で安全な国だ」
こういうランクを保っております。

私は教師なものですから、何かに例えればテストになるんですけれども、
テストで50点を60点にするというのは割と簡単です。
けれど90点を100点にするのは難しい。
やはり従来どおり余計なことをしないで、今までの通りにやっているというのが一番いいわけでございまして、
現在世界で8番めに平和である国だとしたら、なぜ今までと同じことを続けようとしないのか?

「日本が近い将来大規模な軍事衝突に巻き込まれるリスクが本当にある」と政府が考えているのであれば、私は第一にやるべきことは原発をやめることだと思います

仮に私が北朝鮮の指導者で本気で日本と戦争をしようとするのであれば、弾道ミサイルを飛ばすような非効率なことはしないと思います。
日本海沿岸の原発をいくつか破壊すれば日本はもうおしまい。
相手の立場に立って考えればすぐに分かることであります。



このように”道理・損得・力ずく”のどのレベルで考えましても、安倍政権の判断は合理的とは言えません。

なぜ彼はこういった選択をしているのか?
この点、実は私が敬愛するジャーナリストで、柿崎明二さんという共同通信のジャーナリストがいらっしゃって、最近「検証安倍イズム」という岩波新書の本をお出しになっています。
幸いお送り頂いたので拝読したんですが、それでわかったことがございまして、
どうも、「安倍晋三という人は政治の問題を好き嫌いで判断する人間だ」ということ。

自分の国が好きなのは当たり前。
であれば自分の国の総理の判断に従うのも当たり前。
彼は日本国憲法は嫌い。
だから憲法に基づく道理はそもそも受け入れない。

どうもそのようです。
もちろん彼自身も憲法に基づいて首相の座についているわけですから、憲法を全否定するというのはそもそも道理にかなわないんですが、自分を首相にしてくれている部分は好きということで、憲法第9条は嫌いということのようです。

人はもちろん好き嫌いで物事を判断することはあります。
誰と友達付き合いをするか、どんな食べ物を食べるか、どんな音楽を聴くか、それは好き嫌いで判断するものでしょう。
個人的な選択の場。
好き嫌いで判断することはあります。

しかし「好き嫌いを政治に持ち込む」これは極めて危険でありまして、非道理な。
つまり道理の通らない、国民全体の利益を損なうおかしな判断を導く危険性が極めて高いと言わざるを得ません。

つまり今の政権が続くということになりますと、これは日本の政治を壊す、
さらには「日本という国を壊す」ということになりかねない。
大変危険であると私は思います。

15;16










global peace index 2015年
global peace index1

global peace index2

global peace index3

global peace index4







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東京都日野市の封筒「憲法守ろう」に黒線 消された理念


市役所の封筒「憲法守ろう」に黒線 「なんで?」「墨塗り」日野市に抗議殺到、市長が謝罪
withnews 10月30日(金)15時1分配信


「墨塗りされている!」ツイッターで指摘する声が相次いだ日野市の封筒の画像
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【写真】「職員はどういう気持ちで…」批判が殺到した日野市の「黒塗り」封筒

 東京都の日野市役所が使っている封筒の「日本国憲法の理念を守ろう」という文言が線引きされて、読めないようにされているとの指摘がツイッターやフェイスブックで相次ぎました。市役所には事実関係を確認したり、抗議したりする電話が殺到する事態となりました。

「墨塗り事件だ!」批判の声広がる
 ツイッターやフェイスブックでは日野市役所の封筒の画像が広く拡散されています。黒く線引きされていたのは「日野市」の文字の下にある「日本国憲法の理念を守ろう」という文言。ツイッターには、市の対応を疑問視する声が相次ぎました。

「墨塗り事件だ」
「理念を守らない、って言っちゃっていいの?」
「職員はどういう気持ちで消してるんだろう」

市長が謝罪「誤解与えてしまった」
 どうしてこのような封筒が使われていたのか、日野市役所の担当者に聞きました。まず担当者は「消してしまっていた事実があった」と認めました。市によると、問題の封筒は15年前に作られたもの。最近では、市民への返信用などとして使っていたそうです。

 現在使っている封筒には「日本国憲法の~」の文言は入っておらず、このスタイルに合わせるために文言を消したそうです。今年に入って700~800枚にこうした線引きをしてしまったそうです。市役所に残っている500枚ほどの封筒については、「今後使用しない」と決めました。

 担当者は「朝からひっきりなしにお叱りや事実確認の問い合わせが殺到しました。誤解を招いて申し訳ありませんでした」と説明しています。また、現在の封筒に「日本国憲法の~」の文言が入っていないことについては、「特別な理由はないです。その時々で、封筒に書くメッセージは変わっています」と説明していました。

 日野市の大坪冬彦市長は30日、市の公式HP上で「このたび誤った事務処理により、市民の皆様に誤解を与えてしまったことについて遺憾に思います。憲法をはじめとする法令を遵守することは、市政の基本であり、これまでも、そして今後も、憲法をはじめとする法令を遵守して市政を運営することに、いささかも揺るぎがないことを改めて表明します」と謝罪しました。




「憲法守ろう」黒塗り日野市封筒 憲法順守 消された理念
東京新聞 2015年10月31日 朝刊


東京都日野市が、公用封筒に印刷された「日本国憲法の理念を守ろう」という文言を黒く塗りつぶし、市民らに発送していた。古い封筒を使う際、現行型のデザインに合わせるためだったと釈明したが、市民らから抗議など50件が相次ぎ、大坪冬彦市長が公式ホームページで「遺憾」と陳謝
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 東京都日野市が、公用封筒に印字された「日本国憲法の理念を守ろう」という文言を黒く塗りつぶし、市民らに七百~八百枚を発送していたことが分かった。市側は「封筒は古いデザインで、現行型に合わせるため」と釈明しているが、市民から抗議の声が寄せられ、大坪冬彦市長が市のホームページ(HP)で「誤った事務処理で市民の皆さまに誤解を与えた」と対応のまずさを認めた。 (加藤健太)

 問題となったのは、長形3号の縦長の郵便用茶封筒で、大きな「日野市」の文字の左下に「憲法の理念を守ろう」の文言が印字されている。二〇一〇年度のモデルで、四月一日からの一年間、全庁的に使われた。
 市によると、今年二月ごろ、用水路や公園の維持管理を担う「緑と清流課」で、使っていない一〇年度モデルが課内の段ボール箱に一千枚以上残っているのが見つかり、捨てずに利用することにした。
 同月、現行モデルにはない憲法の文言を、黒いフェルトペンで塗りつぶし、同課の業務で、主に返信用封筒として市民らに郵送。このほか、封筒を貸した都市計画課からも、黒塗りされた二十枚が発送された。
 緑と清流課の原正明課長は本紙の取材に、自身が指示したことを認めた上で、「現行モデルと見た目のデザインを合わせる必要があると判断した。封筒のデザインは、その時々で、発信したいメッセージやキャッチフレーズが変わるため定期的に変更している」と説明。憲法の文言が何年度から採用されたかは分からないが、長い間、印字されてきたという。
 この文言は一〇年度モデルを最後に消えたが、その理由について市は「把握できない」としている。
 この黒塗りされた封筒は今月に入っても使用され、受け取った人が問題視し、二十五日にインターネットに画像を投稿して拡散。市には抗議の電話やメールが五十件近く届き「中立であるべき役所にあるまじき行為」などの批判が寄せられたという。
 原課長は「当時は見た目のことばかり考えてしまい、短絡的だった。憲法の文言をあえて消す必要はなく、メッセージ性を持った行動と受け取られても仕方ない」と話し、手元に残った黒塗り封筒五百枚は、全て処分する方針を示した。
 市は三十日午後四時すぎ、HPで経緯を掲載。この中で大坪市長は「誤った事務処理で市民の皆さまに誤解を与えて遺憾に思う。憲法をはじめとする法令順守は市政の基本であり、今後も揺るぎない」とコメントしている。

◆理由思いつかない
<田島泰彦・上智大教授(メディア法)の話> 全く普通のスローガンで消さなくてはいけない理由が思い付かない。客観的に見れば、憲法を否定する意思表示。市民の批判は当然だ。安倍政権が進める改憲の動きと符合しており、逆に政治的だ。




日野市 市長の部屋
日野市長の部屋


大坪冬彦市長
(おおつぼ ふゆひこ、1957年12月8日 - )
桐朋高等学校、一橋大学経済学部卒業。大学卒業後、日野市役所に就職。高齢福祉課長、健康福祉部長、まちづくり部長を歴任した。
2013年4月、日野市長選挙に自由民主党、民主党、公明党、社会民主党、生活者ネットワークの推薦を受けて無所属で出馬。引退する馬場弘融市長による市政の継承を訴え、元日野市議会議員の中谷好幸(無所属・日本共産党推薦)を破り、初当選した。同年4月27日、正式に日野市長に就任。


2015年10月30日 緑と清流課
古い種類の封筒の誤った使用について

このたび、当市が使用する封筒のうち、古い種類の封筒を使用するに当たり、消す必要のない箇所を誤って消したものを、文書の郵送等に使ってしまった事案が発生しました。

事案の経過
緑と清流課において、古い種類の封筒を使用する際に、所属長が表示の一部を消すことについて曖昧な指示をしたことにより、当課の職員が消す必要のない箇所(「日本国憲法の理念を守ろう」)まで誤って消してしまったものです。
これらの封筒は、平成27年2月頃から、およそ700から800枚使用しております。残っていた同様の封筒500枚につきましては、すべて処分いたしました。

市長のコメント
このたび誤った事務処理により、市民の皆様に誤解を与えてしまったことについて遺憾に思います。
憲法をはじめとする法令を遵守することは、市政の基本であり、これまでも、そして今後も、憲法をはじめとする法令を遵守して市政を運営することに、いささかも揺るぎがないことを改めて表明します。
日野市長 大坪 冬彦



緑と清流課の長が誰なのかはわからなかった。
このような黒塗りに関して、大きなニュースになるのはそれだけ市民の意識が高いということだ。


「空気を読んでいたら空気は変わらないのです」大澤茉実さん(大学生)10/25学者と学生によるシンポジウム(文字起こし)

学者と学生によるシンポジウム
「岐路に立つ日本の立憲主義・民主主義・平和主義――大学人の使命と責任を問い直す」
2015年10月25日

https://youtu.be/KVoXJHANLB8?t=38m46s

201510241

立命館大学学生 大澤茉実さん:
SEALDs関西から来ました、立命館大学2年生の大澤茉実です。
これだけの学者の先生の後で何をお話ししようかとずっと悩んでいたんですが、学者の先生には学者の先生しかお話しできないことがあるように、目立たない私ですが、私にしかお話しできないこともあると思うので、今日はお話しさせていただきたいと思います。

SEALDs関西はSEALDsと同じ日に活動をスタートして、勉強会と並行しながら地元関西で6月から毎月デモを行い、7月からは毎週金曜日に街宣も行ってきました。

同じ町に住んでいても自分とは違う国籍や経済状況にある人のスピーチは、私に、自分とは違う誰かと生きていくことへの想像力をくれました。
「もうすでにこの町で一緒に生きてたんや」って気付かせてくれました。
それは誰かに「死ね」と言うよりも、自分が明日どう生きていくか語る方が、よっぽど未来を変える力を持っていることを教えてくれました。


自民党の改憲草案では「福祉」という言葉が「利益」や「秩序」という言葉にすり替わりました。
でも、私はもう十分に「福祉」という言葉に、多くの人々の生活や自分自身の権利を想像できるようになったんです。

草案では国家権力を縛るための憲法が私たちを縛っていますが、中身のない言葉ではもう私たちを動かすことはできません。

それはこの夏、心を持つ私たちが決して無力なんかじゃないことを知ったからです。

この社会には
”自己責任”という、見て見ぬ振り。
自分だけが攻めることを美化する姿勢。
他人を傷つけることで解消する鬱憤。
弱いものにしわ寄せが行く仕方のなさが溢れています。

常に何かに追い立てられるように、数字で、金で、ノルマで、自分を語ることが求められています。
飛び交う言葉には中身がなくなり、それは誰かを傷つけ、
言葉で傷ついた人は、言葉で傷つけることで自分を守ろうとします。

その感覚が、私には痛いほどわかります。
私も小さい時から”いい子”を求められてきたからです。

先生に気に入られる。
空気を読む。
長いものに巻かれ、議論を避け、ルールは疑わない。
学校に通い続けることが”正義”
偏差値が高ければ”勝ち組”それこそが幸福。

私はいつの間にか、自分の感覚や感情を頼りに行動することが怖くなっていました。
私は、言葉を自分の中に押し込めて黙ることを覚えました。
そうやってひたすら教室に、この社会に順応することが普通やと思っていました。

でもこの夏、普通だったことがどんどん普通じゃなくなりました。

昨日までファッションの話しかしなかった学生が政治を語り始めた。
本とパソコンの前から動かなかった学者が雨に打たれながら路上に立った。
多くの芸能人がタブーを破り政治的な意見を表明した。
あるサラリーマンは金曜の会社帰りは街宣に立ち寄るようになったし、
スピーチを聞いた彼女は通り過ぎようとした恋人を止めた。
友達は始めてきたデモで黙ってプラカードを掲げたし、
臆病な私が国会前でマイクを握った。

当たり前に順応するのではなく、何を当たり前にしたいのか、常に思考し行動し続けること。
どうやらそれだけが未来を連れて来てくれるようです。


空気を読んでいたら空気は変わらないのです。

そのことをデモをするたび、街宣をするたび、一緒に声を上げる名前も知らない人が、その勇気でもって教えてくれました。

武器を持ち人を殺すことが普通の国だというのなら、私はその普通を変えたいんです。

私には私を支えてくれる大切な女の子たちがいます。
そのうちの一人がこの間、私が嘘ついて冗談で教えた誕生日に、無いお金を叩いてホールケーキを買って全力でお祝いしてくれて、わたしが、わたしなんかが生まれてきたことをほんまに喜んでくれて。
嘘の誕生日やったけど(笑)「生まれてきてよかった」と、生まれて初めて思いました。

わたしはその子が、本当は行きたかった専門学校を諦めたこと。
家庭環境を馬鹿にされたこと。
家が安心できる場所じゃないこと。
しんどい時に「しんどい」と言われへんこと。
その全部を当たり前のままになんかしたくない。

だからわたしは、もう”絶望”という当たり前に慣れてしまうことをやめました。
明日からもその子と生きていきたいからです。

わたしは手触りと沈黙を大切にし、わたしの言葉でわたしを語り続けます。
それがわたしにとって唯一のアイデンティティーであり、
わたしにとっての自由であり、
わたしの半生の誓いであり、
ファシズムとすべての差別に対するわたしにできる最大の抵抗だからです。

そして、誰にもそれを打ち砕く事はできない。
なぜなら、わたしの想像力も、わたしの言葉一つ一つの背景になる笑や涙の経験も誰にも侵す事はできないからです。

わたしはほんの数年前まで、新聞の中にだけあった沖縄を、東北を、こんなに近くに感じた事はなかった。
彼らの息づかいが、怒りの声が、今のわたしには聞こえます。
そして、
原爆ドームの前に佇むあの人を、
杖をついて国会前に足を運び続けるあの人を、
弱音を吐けないまま死んでしまった大好きなあの子を、
こんなにも近くに感じた夏はなかった。
こんなにも人の温もりを感じた夏はなかった。
こんなにも自分が生きている事をかみしめた夏はなかった。

わたしは、戦後70年を迎えるこの国に、
世界中で銃声に怯える子供達に、明るい未来を見せる努力を求めます。
貧困大国であると同時に自殺大国でもあるこの国に、安心して命を育める環境を求めます。
政治家の一人一人に、この国とこの世界に生きる人々の、暮らしや夢や命に対する想像力を求めます。

わたしの言葉を理想論だとか綺麗事やと笑う人がいるかもしれません。
でも、希望も語れなくなったら本当の終わりです。

だからわたしは明日からも路上に立ちながら、大いに理想を語ります。夢を語ります。
そうやって社会を作っていくのが、これからを生きるすべての人に対するわたしの使命やと思っているからです。

今、言葉を失い、打ちひしがれ、「自分には力が無い」と思い込まされているすべての人に、過去のわたしに、その姿を見せなあかんと思っているからです。
生きる希望を見せなあかんと思っているからです。

わたしはもう全部失ってしまった。
国への信頼も、
豊かさへの信頼も、
自分らしく生きる場所も、
搾り取られるように失ってしまった。


そして一方で誰かからそれを奪い取っているこの国のどこかで、第三世界の大地で、わたしの手の中にはただ未来だけが残されています。
わたしはもう何も奪いたくないし、何も奪わせない。
その理想を掲げ続けます。

わたしの望む未来から安倍政権の退陣を求めます。

本を読み、過去に学び、路上に立ち続けましょう。
希望を語り、小さな事をやり続けましょう。
それが目の前の当たり前の絶望を変えていく事を歴史が証明しています。

2015年10月25日大澤茉実
わたしは安全保障関連法案に反対し、わたしとわたしの大切な人が生きる社会に、自由と民主主義を求め続けます。

201510242

49:36





自分が政府と向き合っているというのを絶えず示す必要がある 「空気を読むな」樋口健二×アーサービナード(文字起こし)




<安保法制反対国会前>元自衛官 泥憲和さん「安倍総理は自衛隊をとんでもないものに変えようとしています」(文字起こし)

2015年9月14日 国会前





20150914



元自衛官 泥憲和さん:

ありがとう、おつかれさまです。
私は今日、参議院の議員会館である集会に参加してきました。
それは「自衛官の人権を守る」そういう集会です。
私ね、びっくりしました。
自分が自衛隊にいた時には「自衛官は大学に来るな!学ぶ人権はない、お前達に人権はない!」と言われていたのに
なんて日本の民衆の人権感覚って広くなったんだろう。
本当にびっくりしました。
もう、うれしくてうれしくって。
ところが私が自衛隊の時に「私たちが誰を守るか」という事を教えてくれた時にベトナム戦争の真っ最中でした。
全国で反対デモが起こりました。
「自衛隊をなくせ」という声もたくさんありました。
私たちは、教官に教えられました。
「『自衛隊をなくせ』というああいう国民を、有事の時には君たちは命をかけて守るんだ」
「だから文自衛隊というのは崇高な使命なんだ」
そういう風に言われたんです。
それが私がいた時の自衛隊です。

ところが今、安倍総理はその自衛隊をとんでもないものに変えようとしています。

いま、水島先生の話を聞いたら、遠い遠いアフリカに行って、大国と一緒になってアフリカの国々で縁もゆかりもない人を撃つとしたら、自衛隊は殺すかもしれない。

みなさん、大洪水があったじゃないですか、大雨の。
そして陸上自衛隊、災害派遣の隊員達が一生懸命住民を救助していました。
あれが自衛隊の姿ですよ。

そして、一人一人の自衛官は「ああいう事がしたい」と言って、自衛隊という職場を選んだんです。
遠い遠い大国で人殺しをするために自衛隊に入った人なんていませんよ。


ところが「自衛官は政治的活動に関与してはならない」という、そういう法律があります。
だから自分では声をあげられません。
そこで私たちOBが現役に成り代わって、彼らの胸の内を語らなければならないと思っています。

私はミサイル部隊にいました。
今こちらに元レンジャー部隊の井筒さんが来ていらっしゃいます。
それから今日の自衛官の人権を守る集会でスピーチなさったのは、
なんと今年まで自衛隊の戦車部隊にいた末延(すえのぶ)さんという方です。
補給部隊の井上さんという人も顔と名前をあげて、今、戦争法案反対を訴えています。
元自衛隊OBが●されています。

そしてこの前国会で自衛隊の機密文書が出てきたじゃないですか。
24万7000人いる自衛官の中でたった350人しか出席できない会議だったんです。
そこで配られた資料なんです。
たった350人しかいないエリート中のエリート。
そこから資料がリークされました。

どういうことですか?
最高幹部ですよ。
その資料をリークした事がばれたらその人の一生は台無しです。
守秘義務違反という事で刑事罰にされます。
懲戒免職されたら退職金もない。
自衛隊の関係者の中で、もう、信用も何もなくなっちゃってて、一生を●にしてしまう。
だけど、そのリスクと日本が戦争に向かっていくリスクと天秤にかけたら、
「俺の人生かける時だ」と思ってあれをリークしてくれた幹部自衛官がいたという事ですよ。


その決意をね、その決意を引き出したのはみなさんのこの集会そのものです。
本当に感謝します。

今日は私もちょっと賢いところを見せたいと思います。

安倍総理は「日本は国際貢献が足りない」と言うでしょ。
だから「PKOにこれからどんどん積極的に参加していくんだ」そんなふうに言います。

じゃあね、国連常任理事国がPKOにどれくらいの兵隊を出しているか?

国連資料で去年の数字が上がっています。
ドイツが204人です。
イギリスは280人ぐらいです。
自衛隊は250人近く出しています。
もう西側先進国並みの貢献はちゃんとしているんですよ。

じゃあアメリカは何人出しているか!?
去年1年間で113人しか出していないんですよ。
自衛隊の半分以下ですよ。

自分の勝手な戦争には何万人も送り込む、そんなアメリカですけど、
世界の平和と安全のために手伝ってください、PKO出してください、って国連が頼んでも、113人しか出さない。
そういう国なんですよ、アメリカは。

おかしいでしょ。

しかもですね、そのアメリカが自分たちのする戦争の教科書を作っているんですね。
「低強度戦争の軍事戦略」という、テロとの戦いのことを書いた教科書があります。
米軍の教科書です。
それを読んだらどういうことが書いてあるか?
一番初めに書いてあります。
テロとの戦いはアメリカの国際的利益を守るためだ、推進するためだ
自分の都合でやっているんですよ。
なにもテロから世界を守るんじゃない。

そんなアメリカと自衛隊が一緒になって海外に出て行ったらどんな使い方をされるか。
冗談じゃないよということです。


この法案を廃案にするまで諦めないで諦めないで、毎日毎日ここに結集して集会をやってデモをやって、
それも全国の全国で集まって、国会に声を届けて、安倍総理を引きずり下ろして廃案にしましょう!

最後に警備の警視庁の皆さん、どうもご苦労様です。
私も自衛隊で散々なことを言われたので、みなさんが色々と散々なことを言われているけれど、
それはみなさん仕事でやっているんで、上から言われてやっているんで、
好きでやっているわけじゃないことはわかります。
あなたがたを、そんなに人の嫌われ者にさせているのはね、やっぱり安倍ですよ!
市民と手をつなげる警察にするためには、みなさんも安倍総理を引きずり降ろすために今度の選挙、お願いします。

ありがとうございました。


低強度戦争
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=156626

参考
http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/7cb31dcd348c112b20ab7101ce999c6f




早稲田大学水島先生








<安保法制反対デモ>普通の女性たちが立ち上がる理由9/3そもそも総研(内容書き出し)

そもそも総研 2015年9月3日

安保反対デモ “普通の女性たち”が立ち上がる理由 投稿者 tvpickup

玉川:
今日のテーマ
「そもそもなぜ今 普通の女性たちが立ち上がっているのだろうか?」
どこで立ち上がっているのか。
ここで立ち上がっている。

まずこの写真、これは60年安保闘争の写真なんですけれども、
この横にある写真は何か?

8301

先日の8月30日のデモですよ。
なんか彷彿とさせるものがあるということで、警察官系の方に私は取材しました。

国会前の車道、ここは車道ですけれども、人で埋め尽くされたのは何年ぶりですか?」って聞いたら、
やっぱり「55年ぶりでしょう」と。

8302

つまりこの「60年安保以来だよ」と、いうふうなこと。
「これくらい大きなデモだった」ということになるんですね。

で、私はもちろんデモの取材もしたんですけれども、
今回注目したのは女性たち。
普通の」とここに書いてありますけれども、
ま、「普通の女性って何ですか」というのもありますけれども、
私の取材観なんですが、
例えば組織動員されているような人たちとは、やっぱりちょっと違ったんですね、いろいろ取材をしてみたら。
本当に普通のありきたりな女性たちがここにいっぱい居たと。

その中で私は今回3人の方にお話を伺ったんですが、
まず、SEALDs(シールズ)。

聞いたことがあると思います。
若者たちの団体なんですけれども、
この若者たちが今核になって、それでこういう風な運動が大きくなっているという部分があるんで、このお二人に話を聞いています。

大学生とOLさんなんですけど、なんでこういうことやってんの?

ーVTRー

今国会に向かって車が進んでいます。
前をみてください。
本当はここは国会までずーっと道路なんですね。
しかし、正面にバリケードが見えると思うんですが、バリケードの向こう側はもうみんな人です。
車道も、こうやって人が溢れていると。

8303

今ちょっと中に入りますから。
本当はでも車道ですから、警察も、もう「車道まで人が出ないと危ない」という判断だと思いますね。

なるべく国会まで近づいてみたいと思います。
あ、創価学会の方もいる。
なんか創価学会の方がいっぱいいますね。

8304

向こう側が多分SEALDsだと思います。

すごいな。
こういう状況は本当に何十年ぶりじゃないですかね。

ほぼこれで先頭まで来たんですけれども、
とにかく、「どの団体が何をやっている」じゃなくて、
とにかく皆さんここに集まってですね、
「反対だ」という声をあちこちで挙げていると、そういう状況ですね。


ナレーション
集まった人数は主催者発表でおよそ12万人。
警察関係者によると国会周辺でおよそ3万3000人ということでしたが、

8305

玉川:
ここは外務省と総務省の間だよね、ここね。

8306

国会の反対側国土交通省の前ですね。
国交省の前にもずーーっと人がいますね。

8307

ここ、相当国会から遠いんですよ、ここは。
これは民主党本部前ですね。

8308

ナレーション:
この日、霞が関や日比谷公園まで人で埋め尽くされ、さらにスタート時間を過ぎてからも改札の出口から続々と人が上がってきていました。

830

8309

国会周辺以外にも人が溢れかえっていたのは確かです。

一方この抗議行動に対し政府は。


83010
菅義偉内閣官房長官
「戦争法案」だとか、あるいは「徴兵制復活」だとか宣伝され、
ま、大きな誤解を受けていることは極めて残念だという風に思っております。

ナレーション
菅官房長官によると「大きな誤解をしている」という数万人の参加者たち。
その中で私たちは抗議行動の中心にいる若者たちのグループSEALDsの女性に話を聞きました。

83011
SEALDs 大学4年生 福田和香子さん(21)
私は誰も殺したくないし、誰にも死んでほしくないし。
友達と遊んだり、親と喧嘩してみたりとか、もちろんデートに行ったりとか、そういうことが大事なんであって、
そういうものを、そんな勝手な、「立憲主義もわかりません」みたいな政権に奪われたくないんですよ、私は。

ー:そうだーー!

ナレーション:
このスピーチをしているのが福田和香子さん、21歳。
都内の大学に通う4年生です。


玉川:僕の頃も含めて、大学っていうのは享楽的に過ごす場所っていうイメージがずっとあったんですけど、

福田:それがやっぱり大半だと思います。

玉川:ああ、いまでも大半。

83021
福田:
たまたまこういうことに黙っていられなかったから来たけど、
これ以外の生活って享楽的だと思っている大学生と何も変わらないので、
これ(デモ)を日常に取り入れただけで、基本は何も変わっていなくて、
なにも革新的な大学生っていうことでもなくて、
たまたまそういうところにアンテナを張った人が、たまたま一定数集まってこうなったから、
享楽的な大学生活の中にデモを取り入れてみたらこうなりましたみたいな。


ナレーション:
社会人2年目の橋本紅子さん(24)にも話を聞きました。

玉川:
今日も日曜日で、ま、休みの日ですよね。
そういう時、これ(デモ)がなかったら、もっと楽しいこととかね、ということもできると思うんだけど、

83022
橋本:
語弊を恐れずにいうと、戦争になってしまうような状況に、本当になり始めてしまったら、
それこそ休みの日に買い物に行く余裕もなくなってしまうかもしれないし、
きっと(武力行使の報復として)テロが起きる場所って、
例えば新宿とか、渋谷とか、きっと人が集まる所じゃないですか。
じゃあ、新宿、渋谷って、いつも私たちが買い物に行く場所はどこか?って言ったらそういう場所であって、
いつ起きるかわからないことを「関係ない」とは絶対に言えないですし、
そうならないために、今ちょっと遊びに行く時間を我慢してでもやらないと、
長期的にみて、それこそ自分の生活が自由じゃなくなってきちゃうと思います


ナレーション:
実は二人とも国会の安保法案が成立したらその先にある事態が心配だと言います。


福田:「経済的徴兵制」って今何回も言われていて、

橋本:あくまでも政府側はそれを「経済的徴兵制」とは絶対に呼ばないと思いますけど。

ナレーション:彼女たちが心配する「経済的徴兵制」とは。



83023
福田:
「経済的徴兵制」って今何回も言われていて、
うちら大学生の中でも、奨学金を借りて、それこそ事実上の多額の借金をかかえて、
就職が決まらなくて自衛隊って考えている人が周りにいっぱいいるし、


ナレーション:
すでに今、大学の理学部や工学部の学生を対象とした防衛省の学費の対応制度が始まっています。
審査に合格すると、一部の額資金が貸与され、卒業後自衛隊に勤務すれば学資金の返還が免除される仕組みです。

83024

83025


83026
橋本:
あくまで政府側はそれを「経済的徴兵制」とは絶対に呼ばないと思いますけど、
強制はしないけど、でも行かざるを得ないような状況が着々と出来ていっているのではないかと思います。


ナレーション:現実の徴兵制についてもどう思うかを聞いてみました。

玉川:
総理も含め、「『憲法で意に沿わない苦役はできない』ってあるんだから徴兵制なんてできませんよ」と。
「何を心配しているんですか」って言うんですよね。

83031

橋本:
そうやって、徴兵制とかそういう話が出た時だけ「憲法で禁止されているからない」って言っている政府が
実際に解釈改憲の、手続きをしないでもう変えてしまっている現状があるわけで、
じゃあ「徴兵制は苦役に当たりません」って政府が判断したら、
それはまた解釈の仕方でそこに該当しないということになっていくらでも通してしまうということは可能だと思います。



玉川:
こういうふうなこと(デモ)をやるっていうのは、ちょっと昔はあんまりなかったんですよね。

橋本:
デモをやったから、じゃあ総理の意思がころっと変わりましたなんて、そんな安直なことを考えては誰も参加していなくて、
本当にちょっとずつちょっとずつそうやって、「あ、反対している人がいるんだ」
「反対している若い子がいるんだ」っていう認識が知られていることでも、デモをやっている意味はあると思うから、
ちょっとずつそういう認識が広まっていくことが目的かな、っていうふうに思います。


ースタジオー

玉川:
やっぱり彼女たちは自分たちの今の生活っていうか、日本を肯定しているんですよね。
だけど、それがもしか失われたら、っていう危機感に突き動かされてやっているっていうことは間違いないと思うんです。
彼女たちが誤解しているかどうかは別にしてね。
どういうふうに思われますか?

羽鳥:
いや、まあ、一見普通の女の子が非常に意識が高いな、と。
で、そういう人が今回は女性、お母さん、たくさん集まっているんですよね。

玉川:
そういうことですね、ええ。
今、お母さんという話が出たんですけど、
お母さんにも私、ちょっと、この会場でね、お母さんを見つけて話を聞いているんです。
シングルマザーの方で3人のお子さんをお持ちなんですけれども、
この方のお話もぜひ聞いていただきたいと思います。


ーVTRー

83032
安保関連法案に反対するママの会墨田 中村華子さん(35):
私は墨田区に住む中村と申します。
6歳、4歳、1歳の子供と暮らすシングルマザーです。
今までデモ活動や、こういった集会に参加することは一度もありませんでした。
そんな私が「安保関連法案に反対するママの会墨田」というのを立ち上げて、
今こうしてみなさんの前で声をあげさせていただいているそのきっかけとなったのは、
安保関連法案のニュースで聞いた「海外での武力行使を可能にする」。この言葉です。

日本人が海外で誰かを傷つけるようなことをすれば、日本人は全員報復の対象になってしまいます。
こうして今、たくさんの人がここに集まって声をあげたり、私も署名を集めたり声をあげたりできる。
これは70年前、声を上げることすら許されず、涙を流すことすら許されなかった多くのママが残してくれた、
かけがいのない大切な民主主義という権利だと思っています。


ナレーション
スピーチをする女性は中村華子さん、35歳。
3人の子どもを女手一つで育てています。

玉川:こんばんは。

ナレーション:
連日抗議行動に参加する中村さんですが、彼女の口から出たのは意外な言葉でした。

中村:
本当は今すぐこの運動もやめたいな。
大変だからと思うんですけど、

玉川:大変なんですよね。

中村:
大変なんですよ、もう。
今日国会前に行くのも、もう本当にうんざりだなって。
雨降ったじゃないですか。
だから全員分のカッパを持っていかなきゃいけなくて、荷物は増えるし、
そもそもこの3人のメンツで乗り換えて電車に乗るとか、ものすごく大変。
そもそも土曜日曜なんて、本当は遊びに行ってもいい日じゃないですか。
それを「戦争反対」なんていうこと自体がもう、「アホか」って思いますよ。


玉川:自分で?

中村:思う。

玉川:だけど、それはやるっていうこと?

83033

中村:
やらなきゃいけないから、しょうがなくやっているんであって、
「デモが趣味」とかじゃないですからね、全然。

玉川:だけど行かざるを得ない。

83035

中村:
だけど行かざるを得ない。
今だと反対の声をあげなければ、もう、可決しちゃうじゃないですか。
黙っているのは賛成と同じ」だから、

ナレーション:
彼女の収入は現在月に10万円程度で、子ども手当を含めても日々の生活はギリギリだと言います。


玉川:子供が3人いてね、で、シングルマザーなんですよね。
生活だって、決して楽なわけじゃないですし、

中村:そう思います。

玉川:それだけどやらなきゃならないと突き動かされているということですか?

中村:
そう。
だって、どんなに子供の健康を気にしていいご飯を作ったり、
一生懸命仕事して、子供達が欲しいものや学べるようにってしても、
命が絶たれたちゃったらもう、何の意味もないじゃないですか。


玉川:子供達の。

中村:
そうそう。
健康とかも、命がなかったら意味がない。


ナレーション:
中村さんが心配しているのは自分のことではありません。
子供達とのこれからの生活が不安なのだと言います。

中村:
海外で日本人が武力の行使をしたら、もう日本人全部が憎しみの対象になるじゃないですか。
報復される対象になる。
そうなれば日本での生活は脅かされるし、
今愛されている日本なのに愛されなくなってしまう。
子供達も海外に行った時にどんな扱いを受けるかもわからない。
海外に行けるようにならないかもしれないし。


ナレーション:
海外だけでなく、日本で平和な生活を送ることもできなくなるかもしれないと心配する中村さん。
さらに徴兵制についても聞きました。

玉川:どうですか、徴兵に関しては不安心配というのは。

83036

中村:
もちろん、もちろんあります。
今の政府が「絶対徴兵はしない」とか言っているのも、
「そんなことをさせないための法案だ」って言っていることも知っているけど、
あんな無理なやり方で可決させて、今だって「憲法違反」じゃないですか、この法案自体が。
憲法違反の法案を、「憲法を変えるのが大変だから憲法解釈を変える」というやり方でねじ込んじゃおうとしている政府の言うことが正しいとは到底思えない。

ースタジオー

玉川:聞いていただきましたけど、どうですか?

高木:
いろんな政策とかはね、専門家が、政治家とか官僚とか、様々な専門家が作っていくものだ、理論的に作っていくものだと思っていて、今まで私もね。
で、メディアですらそれに対抗するのって、なかなか政治が大きくなって、数の力を増してくるとできない中で、
これで応援されている、実はメディア人ってすごく多いんじゃないかってことを一つ感じたのと、
それから、やっぱり物事は人の気持ちが作っていくんだ、っていうことを改めて思い出しましたね。
なんか、原点にむしろ変えることができた、というか。

玉川:赤江さんどうですか?

赤江:
やっぱり、国のトップがその時代時代で変わっていく中で、
政治と国民の信頼関係って、やっぱり憲法で成り立っているんだなっていうのが、
すごく強くこのデモを見ても思いますよね。
その信頼関係がないと、何を言われてもそれをそのまま受け止められないという人がでて、それは当然なんじゃないかなと思いますね。

83037

玉川:
今回お話を聞いた3人の方は、
どなたも楽しくてやっているわけではなくて、
趣味でやっているわけでもなくて、
まさに、やむにやまれぬそういう思い。
まさにやむにやまれぬ思いで立ち上がっているっていうのを私は感じたんです。
で、彼女たちの背後にはどれぐらいの女性がいるんだろう?
いわゆるサイレントマジョリティーと呼ばれるような女性たちがいっぱいいるんじゃないのかな、って私は思ったんですけどね。


高木:
わからないで済ませないで、わかろうと、とにかく努力をして、
勉強して自分なりの答えを持って行動に移しているっていうのは
ちょっと今までに無かったかもしれないですね。

赤江:今回もSNSとか、口コミとかでこうやって広がっていっているわけですよね。

玉川:
そうですね。ただ、動員じゃないんですよね。
組織動員じゃないんですよ。

羽鳥:
本当に学生とか、普通のお母さんの意識がものすごく高いな、と。

玉川:
多分、若い人だけじゃなくてお年寄りの女性の方だってきてたしね、
だからそういうのが今までとは全然違うんじゃないかというふうに感じた今日のそもそも総研でした。



行ってきたよ〜そうだっ! 8月30日は国会前に行こう! 報告編

国会議事堂前に到着したのは午後1時頃。
歩道の向こう側とこっち側。
真ん中には普通に車が走っていた。
向こう側から学生たちのスピーチが聞こえる。
私は警察の人に「ステージはどこですか?」と聞いた。
ちょっとイケメンの警官が「たぶんあっちの方です」にっこりと笑って教えてくれた。

IMG_1207.jpg

歩道は歩けないほどの人混み。
近くの人に「こんなに人が多いんだから車道は解放するべきですよね」なんて話しかけたりしながら私はステージの方へ行こうとしていた。
13時からはSEALDsの時間。
向こう側の歩道から聞こえる安倍の歌の後、シュプレヒコールが始まっていた。
こちら側の歩道はは割と静かで、
国会議事堂を背景に写真を撮って「この写真は孫に見せるんだ」と言っている方がいたりして、
なんとなくあったかい雰囲気。
でも、ぎゅうぎゅう詰。

IMG_1211.jpg

その時向こう側の歩道の人々が「安倍はやめろ」「憲法守れ」という声とともにあっという間に車道に飛び出した。
その姿に吸い込まれるように私も車道の方に近づいた。
車道と歩道の間にあるゲートを数人の人がこじ開けようとしている。
急いで動画に撮ろうとiPatで動画を撮った。

ゲートが破られる瞬間の動画を撮ることができたと楽しみに家に帰ってきて見たら、
なんか一瞬の早回しで終わってしまって意味不明><。
調べてみたら、「タイムラプス」という早回しの設定になっていたようで…(/ _ ; )
Youtubeで少しゆっくり再生して、もう一度録画してみました。
見にくいけれど許してね〜

ゲートが破られる瞬間の動画

↑コマ送りになっちゃってる上に音声もない動画(大失敗なのだ)

ゲート1

サァみんな、こっちへ

ゲート2

ゲートの前は押したり押されたり

ゲート4

警官もある程度必死で抑えているけれど、
ゲートの隙間から数人の人が車道へ飛び出した。
私も続こうと頑張る。
だって、歩道だけじゃ人々が多すぎて窮屈すぎるもの。

ゲート3

隙間はちょっとだけ

ゲート

一人の警官が「ダメです」と言いながら抑えているけれど、道の向こう側から大きな男の人が来て、おまわりさんに背を向けて盾になって私を守ってくれた。そして、女の人が手を引っ張って私を車道に出してくれた。
すごい!
感動!!!

おまわりさんは私が車道に出るのを絶対に止めるという意思はなかったように私は感じた。
なんとなく本気じゃなかった。
「出てもいいよ」と、心のどこかで認めていてくれるような…そんな感じ(あくまでも個人の感想です)

車道占拠

そしてほどなくしてゲートは完全に破られ、歩道からはすべての人々が議事堂正面の車道に溢れ出した。
そこにはまだ数台のタクシーや乗用車が人混みに紛れて先へ進むこともできずに停まっていた。
だけど、今日国会議事堂前に集まった人々はみんなが紳士淑女。
「道を開けて」と誰かが声をかければ、身動き取れないくらいの人混みなのに、不思議なことにちゃんと車が走れるスペースが空く。
そして、とうとう車は一台もいなくなり、どこまでいるのかわからない人人人。
雨が降って寒いくらいのはずなのに、私がいる場所は熱気でムンムン
とっても暑かった。

青年たちのシュプレヒコールを大声で復唱しながら、なんか、涙が出てきた。
みんな、ものすごく真剣で。
子供もいるし、もちろんその親もいる。
高校生、大学生、…30代40代50代…80代(私が最初に言葉を交わしたのは80代の方だった)
すべての年代の人々がここに集まっている。
車椅子の方も、ここまで来るのはきっと大変だっただろうと思える人々もたくさんいた。
すごい
本当に凄かった。

脚立に乗っているカメラマンがいたから、
「最後尾見えますか?」と尋ねてみた。
「見えないなぁ」と答えたので、私は思わず「やったー!」とニッコニコ♪
そのカメラマンさんはちょっと困ったような顔をしてたなw

そんな中、私は講談師の神田香織さんを見つけて、思わず声をかけちゃったw。
以前お会いしたことがあるので、覚えていてくださったかしら。

安倍

「安倍はやめろ」の白黒の風船をつけた超特大の横断幕がやってくる。

IMG_1226.jpg

後ろを振り返れば2時前なのに人々の最後尾なんて全く見えない。

IMG_1234.jpg

心ゆくまで「安倍やめろ」って叫んだ後、最後尾はどこだろう?と、後ろの方に移動してみた。
どこまで行っても人人人で、最後尾には行き着けなかった。

とにかくものすごい人で歩くことも困難なほどだし、雨が降っているので傘なども危ないのだけど、
ここにきている人たちって、みんなみんなとってもあったかくて優しい。
自分のことよりも周りの人のことを考えて行動している感じ。
道も譲り合って、「こっちからの方が空いていますよ」と気軽に声を掛け合って、
人が溢れかえっているのに信じられないくらい居心地が良かった。
とってもあったかい空間だった。

そしてこの場にいるすべての人々が「安倍はやめろ」ってみんなが本気で思っていた。


たった一人で国会議事堂前に行くことに少しだけ不安はあったけれど、
本当に行って良かった。
だって、ここにいる人はみんなものすごく暖かい。
みんなものすごく優しい。
ひとりぼっちなのに、一人でいるんだなんて少しも思わなかった。

一人だから、行きたいところに自由に移動して、あちこち見ていろんなことを考えて、
かえって「自由に動けて良かったな」って、今は思っている。

警備をしている警察の人にも積極的に声をかけてみた。
「大成功でしたね」とか、「おつかれさま」とか、「駅はどっちですか?」とか、
そうすると、おまわりさんもみんなにっこりと笑って答えてくれた。

警察官だって、一人の市民だもの。
今日の日の大成功を心の中で喜んでいるのは、その表情でわかります。
冷たい雨の中、私たちの安全を守ってくださり、ありがとうございました。


今日はたくさんのパワーをもらって帰ってきました。
こんなに楽しいのだから、また行こうっと!

そして今後の課題は、私の友達みたいに無関心な人たちに今日の素晴らしさを伝えていくことだろうな、と私は思った。


ー追記ー
ひとつ言い忘れたことがあります。

毎日新聞の写真↓
002_2015083101210551f.jpg

すごいでしょ。
でもね、この写真の上下にある緑の木の下にもビッシリぎゅうぎゅうに人が詰まっているんです。
緑の葉が生い茂っているからその人々は写真には写っていません。
私は、そっちにも行ってみようと思ったけれど、人が多すぎて結局行けなかった。
それから、この写真には写っていない日比谷公園にも、いつも国会議事堂前に行っているベテランさん達が集まっていました。
なんでそれを知っているかって?
私が電車に乗るとき「安倍を許さない」と首からかけているおじさまがいたから、
「私は初めてなのでご一緒させていただけますか?」と尋ねたら、
「初めての人と、地方から来る人で国会前はいっぱいになると思うから私たちは日比谷公園に行くんです」とおっしゃって。
「あなたは初めてならば、国会に行くといいですよ」そう言ってくださったんです。
だから、日比谷公園にもたくさんの人がいたはずです。

ということで、ヘリでは写っていない、こんもりした緑の木下にもびっちりと人々がいたことと、日比谷公園にも集まっていたことを付け足しておきます。


違う角度(私がいた歩道の向こう側から見た映像)




安保法制反対デモ 20150830 12万人でも少ないんじゃない... 投稿者 j817



そうだっ! 8月30日は国会前に行こう! 

何でもかんでも強引に決める安倍政権
いい加減いやになっちゃう。
「反対だ」「民意だ」なんて言ったって、集団的自衛権も原発再稼働も強引に進めるにきまっているんだから。
だから、私は日曜日は遊ぶのよ、日本が平和な今のうちに…
なんて思っていませんか?

「どうせ反対したって決まっちゃうんでしょ」なんて投げやりになっているあなた。
女性自身、日刊ゲンダイ、東京新聞の記事読んだら、
「あ!諦めちゃいけないんだ」
「一人でも多くの人が国会に集まったら、もしかして大きな力になるのかも」
「友達と文句を言っているだけじゃ何も変わらないんだ」
「家でブツブツ『私は反対』なんて言っているだけじゃみているだけと同じ、賛成しているのと同じ。行動を起こさなきゃ」って考えが変わるかも。

意思表示をはっきりとしなきゃ、安保法案に賛成しているのと同じことになっちゃうんです。

行きましょう!たった一人だけだって、集まったら大きな大きなうねりになることができる。
傍観しているだけはもう止めよう!!

↓を読んでみて〜。「行ってみようかな」ってきっと思うから

2915年8月27日 東京新聞こちら特報部
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(↑クリックすると大きく読むことができます)

女性自身
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安倍官邸が怯える8月30日 「安保反対10万人デモ」の破壊力
2015年8月8日 日刊ゲンダイ

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先日は高校生たちがデモ行進をした(C)日刊ゲンダイ

 安倍周辺が「最後の日曜日」に警戒を強めている。夏休み最後の日曜日(8月30日)、10万人規模の「反安保デモ」が予定されているからだ。もし、10万人が国会を包囲したら、憲法違反の「安保法案」は廃案になっておかしくない。

「安倍官邸はいまからピリピリしています。学生グループ『SEALDs』が毎週金曜日、国会周辺でデモを行っていますが、参加者は2万~3万人です。10万人が国会周辺に押し寄せたら、革命前夜のような雰囲気になりかねない。台風でもなんでもいいから、デモが中止になって欲しい、というのがホンネです」(官邸事情通)

 実際、首相周辺は、デモを潰そうと必死だ。安倍チルドレンの筆頭、武藤貴也衆院議員(36)は、SEALDsのことを〈利己的な集団〉と誹謗し、自民党の幹部職員は〈チンピラ〉と罵倒している。デモに参加する学生をおとしめることで、これ以上、賛同者が広がらないように画策しているのはミエミエだ。

 警察による規制もどんどん強まっている。国会周辺の道路には鉄柵が張り巡らされ、警察官がズラリと並んでいる。デモを行っても、簡単には国会に近づけない。

 安倍官邸がデモ潰しに必死なのは、もし10万人を超えるような大規模デモが行われたら、参院での強行採決も、60日ルールを使った衆院での再可決も難しくなるからだ。

「もともと、自民党の参院議員は強行採決はやりたくない。彼らには、良識の府という自負心があります。なにより、1年後には参院選が控えている。選挙の時、野党から攻撃されるのは確実なだけに、世論に敏感になっている。10万人の大規模デモが行われたら、強行採決に二の足を踏むはずです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

 ポイントは、特別委員会の委員長が鴻池祥肇氏だということだ。

「鴻池さんは、思想信条は“右寄り”ですが、任侠というか、スジを通すタイプ。先日も、委員会で『参院は衆院の下部組織ではない』『官邸の下請けではない』と宣言している。たとえ安倍官邸が強行採決を命じても“まだ議論が尽くされていない”“国民は納得していない”と考えたら採決しないと思う。参院が採決しない場合、衆院が60日ルールを使って再可決するのは、現実問題、難しいでしょう。結果的に廃案になる可能性があります」(鈴木哲夫氏)

 すべては世論の盛り上がり次第だ。首相周辺は、8月30日のデモをなんとか4万~5万人程度に抑えたいらしいが、こうなったら10万人ではなく、30万人で国会を包囲するしかない。




戦争法案廃案!安倍政権退陣!8・30国会10万人・全国100万人大行動
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SEALDs
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私も行くよ〜*\(^o^)/*




「安倍首相がヤバい!」って、中国人じゃなくてもそう思います!!

「安保法制よりも安倍首相がヤバい」 宋 文洲さん(51)
アエラ 6月15日号:宋文洲氏

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いま、安保法制が成立したからといって、日本が軍国主義になるとは私は思いません。
ただ、私を含め、多くの中国人が安倍首相を信用できないのは、ああいう人が国防を語ることです。

国会で日本の侵略戦争を否定するような発言をし、時の政府が侵略戦争を認めたポツダム宣言を「つまびらかに読んでいない」などと答弁しました。
そうした過去の歴史に向き合おうとしない人間が国の政策を進めることはヤバいと中国人は理屈抜きに考えるのです。

これは企業と一緒。
お互い協力して何かを始める時、何を信用するかといえばその人の人柄です。
「あなたが言うなら信じましょう」という場面は多くあります。

しかも、安倍首相の祖父の岸信介氏は、A級戦犯の容疑者でした。
もちろん、戦犯の子孫であっても戦争が大嫌いな人はいますが、彼は違う。
自分の政治は祖父とイコールだと言っています。

私を含め中国国民が安倍首相と過去の戦争とをリンクして考えるのは自然なことだと思います。

我々から見えば、安倍首相は非常に「私心」、つまり「こだわり」の強い人です。
世論を無視し、自分の進む道はこれだと突き進んでいます。

企業において経営者がそういうことをすれば、その会社は潰れます。
民主主義の悪い点はそこです。
首相は国の株を持っているわけではなく、やめればもう関係ない。
任期中、好きなことだけができます。
そして仮に日本が将来戦争をするような国になったとしても、
「私の時は正しいことをした。悪いのは、いまの政権だ」と開き直ることができるのです。


安倍首相には子供がいませんが、私はあえて問いたい。
仮に子供がいたら自分の子供を戦場にやれますか、と。



宋文洲氏は文中で「中国人はそう考える」と述べていますが、
この文中の「中国人中国国民」の部分を、「日本人の私」と書き換えて、全くその通りです。

私は日本人ですが、「安倍首相はかなりヤバい」と思っています。






<歴史家ジョン・ダワーの警告>安倍政権の言う「普通の国」とは 憲法を改正することで、自ら軍隊を持ち、武器を保有し、戦闘に参加できる国を意味しています。アメリカは「普通の国」でしょうか?5/2報道特集(文字起こし)

素晴らしい番組だったので紹介します。


2015/05/02
報道特集:「戦後70年歴史家からの警告」



戦後70年
歴史家 ジョン・ダワーの警告


1

金平:
今年は戦後70年。
日本の近代史研究の分野で、アメリカでも屈指の歴史家ジョン・ダワー氏にインタビューしました。
70年前、戦後の焼け跡から奇跡的な復興を遂げた日本は、その後の歴史の歩みを経て、今後どこへ向かおうとしているのか?
歴史認識、戦争責任、憲法、沖縄、半世紀以上に渡って日本を見つめ続けてきた歴史家からの警告です。

ナレーター
ジョン・ダワー氏、76歳。
マサチューセッツ工科大学名誉教授。
日本の近現代史研究の第一人者だ。
1999年に出版された「敗北を抱きしめて(Embracing Defeat)」において、敗戦に打ちひしがれた日本で民主主義が生き生きと根付いていく過程を記述し、ピュリッツアー賞を受賞した。
2年後には日本でも翻訳本が出版された。
2
この種の固い内容の本としては、異例に版を重ね、これまでに上下巻合わせて24万部が出版され、ロングセラーとなっている。

ーインタビューはアメリカ・ボストンのマサチューセッツ工科大学で行われた。ー


第1章 
戦後70年 戦争の美化


第二次世界大戦1939年〜1945年  死者数は6200万人超とも
ベトナム戦争 1960年〜1975年  世界規模で友戦運動が起きた


3
ジョン・ダワー:
あなたとここにこうして座ってお話をしている2015年の今日、
話題の一つは戦後70周年という節目についてです。
かつて第二次世界大戦がありました。
でも実は、もう一つの戦争があります。
今年は、ベトナム戦争にアメリカが本格介入してから50周年の節目を迎える年でもあるのです。
ですから、第二次世界大戦70周年と、ベトナム戦争介入50周年の二つの節目の年なのです。

私が興味を感じるのは、アメリカ国内では、
政府、特に国防総省ペンタゴンがベトナム戦争を追悼する数々のイベントを準備していることです。
実際、私は危機感を抱いているのですが、彼らは戦争を美化しようとしています。
”歴史の1ページ”として捉えるのではなく、”愛国的な記憶”として考えているのです。
アメリカでもすでに物議を醸しています。
4 5
政府は「戦争には意味があった」としています。
「崇高なアメリカ人が大義を抱えた戦い命を落とした」というのが彼らの解釈です。

しかし悲惨な戦争でした。

今日の日本についても同じことが言えると思います。
日本も70年前を振り返り、第二次大戦について考える機会ですが、
当時の記憶とどう向き合うのかが難しいのです。

日本でも保守派は戦争を美化しようとしていますが、
それはアメリカの保守派がベトナム戦争を美化しているのと同じです。
彼ら日本の保守派は、「勇敢な日本兵が自らの命を犠牲にして国を守った」というでしょう。
それこそが靖国神社が物議をかもす理由です。


私にはベトナム戦争の記念碑と靖国神社が重なって見えます

戦争で亡くなったアメリカ兵の名前が刻まれている記念碑を見ると心を打たれます。
あなたはご覧になったことがありますか?
とても美しい記念碑です。
すべてのアメリカ兵の名前があります。

しかしながらそこには、亡くなったベトナム人、カンボジア人、ラオス人の名前は一切書かれていません。
彼らはアメリカの空爆で亡くなっているのに。


ですから私たちは戦争をもっと広い視野で見つめ直さなければなりません。
それは、真の意味での戦争です。
政治家たち、保守派もそうした視野がないのです。
けれども、私たちジャーナリスト、教師、一般市民は広い視野で戦争を振り返るべきです。

私が一番興味深い戦争記念碑と思っているのは沖縄にあるものです。
太田元沖縄県知事の素晴らしい発想から出来たものですが、
沖縄の戦没者慰霊碑は実に興味深いものです。
彼らは戦争の意味をとてもよく理解しています。

沖縄の慰霊碑には日本兵だけではなく、亡くなったすべての犠牲者の名前が記されています。
その中にはアメリカ兵の名前も記されています。
アメリカ人、沖縄の市民、中国人、韓国、朝鮮人など、すべての人々の名前が記されています。


8 9 10

戦争の記憶をより広い意味で捉えています。

靖国神社に祀られているのは、天皇のために命を捧げた人たちです。
「英霊」という言葉が使われていますが、英語では「英霊」は「亡くなった英雄」のことです。
彼らはある意味で「国のために亡くなった崇高な人々」とみられています。

アメリカでは国のために亡くなった人は全て「英雄」と呼ばれています。
つまりアメリカでも日本と同じ概念で「英雄」という言葉が使われているのです。

つい最近アメリカで、あるリベラルなコメンテーターが、
「戦いに携わったアメリカ人全てが英雄ではない」と発言しました。
彼ら全員が「英雄」ではありません。
中には戦争犯罪人も、残虐なことをした者もいます。


第2章
戦争責任 日本とドイツ


2015年4月9日 安倍・メルケル会談
11

2015年4月30日 「Deep Remoese」(痛切な反省)を表明
12

金平:
記者会見で、メルケル首相はこう強調しました。
「過去に向き合うことは和解への前提条件の一つである」
それに対して安倍首相は沈黙していましたが、この二人の違いはなんなのでしょうか?

ジョン・ダワー:
日本人が言うところの「戦争責任」について考えましょう。
ジャーナリストからはいつもそれについて質問されるのです。
ドイツは戦時中に行った残虐な行為は決して忘れてはいけない。
そうした残虐な行為は二度と繰り返さないと言います。
またドイツでは、国民がその態度を尊重しています。

しかし日本では、そうしたことがとても困難を伴っているのです。
実際、これまで日本では戦争中に行ったこと、他の国で行ったことに対して、多くの人が謝罪したり反省の念を表明しています。

私は現在の天皇陛下の発言に大変感銘を受けました。


傘寿(満80歳)にあたっての記者会見(2013年12月)
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前途に様々な夢を持って生きていた多くの人々が、若くして命を失ったことを思うと、
本当に痛ましい限りです。

天皇・皇后両陛下のパラオ訪問(2015年4月9日)
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ジョン・ダワー:
天皇陛下は戦争と平和について本当に真剣に考えておられると思います。
ですから日本においても真摯な発言はあったのです。
しかし、現在の日本政府、とりわけ自民党を見ていると、全く異なる印象を受けます。


戦後70年となった今、何が起きているのかを考えるために、20年前の当時の村山総理の談話を思い起こしてください。
あれは戦後50年の節目の年の談話でした。
17
村山総理は強烈な印象を残す談話を発表しました。
戦争だけではなく、植民地支配に関する謝罪も行いました。

10年前の戦後60年の時には、当時の小泉総理が談話を発表しました。
小泉総理の談話は本質的には村山談話を踏襲したものでした。

数年前にさかのぼって、1990年代には慰安婦に関する河野談話(1993年8月)が発表されました。

ですから日本政府も戦争に対する反省を示す非常に強い発言を残してきてはいるのです。
ただ、時間がかかりすぎた印象はありますが。
そうした発言はあったのです。

しかし日本はそうした発言をしてきても、著名な政治家や、
特に今は安倍総理自身が、そうした発言を後退させてしまうのです。
世界はそれを見て、「日本には誠意がない」と思ってしまう。


今ではドイツと全く異なるイメージを持たれてしまっている。
メルケル首相は「戦争で犯した罪は決して忘れてはならない」と明言しています。
しかし日本の一部の指導者達は「そんな出来事はなかった」などと、様々な形で何度も繰り返しています。
南京虐殺で相手国の発言を認めなかったり、
慰安婦についても「まずは検討してからだ」などと発言しています。
ですから公式レベルでの日本のイメージは、村山総理以降重要な談話があったにもかかわらず、
保守派や新たな国家主義者らによって、日本ではそうした談話が後退させられてしまっているのです。
実に残念なことです。


第3章
沖縄の声を聴け


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新基地建設が進められている名護市辺野古近海(提供:琉球新報社)

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金平:
先ほど沖縄についてのお話がありましたが、
日米両政府は沖縄県民の民意に反して、新基地建設を強行しようとしています。
これは民主主義と言えるのでしょうか?

21
2015年4月28日「屈辱の日」県民集会

ジョン・ダワー:
私は沖縄の方々が草の根運動を通じて自らの声を届けようとしている姿勢に、心から敬意を表したいと思います。
沖縄の人々は、あの戦争を忘れることはできない。
「沖縄に軍事基地はいらない」と訴え続けています。
わたしは基地についての彼らの訴えを心から尊重しています。
沖縄はこれまで日本政府の犠牲になってきました。
同時にアメリカの犠牲にもなってきました。
沖縄は他の日本のどこよりも辛い思いを強いられてきました。

沖縄は歴史上3回、犠牲になってきました。

ひとつ目は沖縄戦です。
ー沖縄戦 沖縄では地上戦が展開され、民間人を含む20万人以上が死亡した。
本土を守るための「捨て石」にされたとも言われている。ー

戦争が終わると、アメリカ軍が駐留し、太平洋の主要拠点として利用しました。
日本の占領は日本がサンフランシスコ講和条約に調印(1951年9月)して、1952年に終了しましたが、
その条文で、「沖縄は講和条約には含まれない」。
「沖縄に主権はない」とされていたのです。

ー日本の主権回復と引き換えに、沖縄は事実上、日本から切り離されたー

ですから1952年から72年までは沖縄はアメリカの植民地、あるいは新種の植民地でした。
1972年に沖縄が日本の領土に復帰した時も、グロテスクな米軍基地はそのままでした。

終戦以来日本政府とアメリカ政府が沖縄に対して行ってきたこと。
それは1945年、終戦の記憶の一部として私たちは決して忘れてはいけないことです。

なぜなら、沖縄にとっての本当の悲劇は、1945年、終戦の年から始まったのです。
70年間搾取されてきました。


沖縄の人々が戦争の恐ろしさについて語る時、そして戦争の悲惨な歴史について語る時、
彼らは今も、非常に鮮明に話します。
私たちは彼らの話に真摯に耳を傾けるべきです。


第4章
「普通の国」の正体


日米両首脳、同盟関係の強化で合意(2015年4月28日)
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ハイテク兵器による無差別攻撃(2007年イラク・バグダッド)
21 22

ジョン・ダワー:
日本の保守派が「日本を普通の国にしたい」という時、
彼らの言う「普通の国」とは
憲法を改正することで、自ら軍隊を持ち、自ら武器を保有し、戦闘に参加できる国を意味しています。


今日の世界で「普通の国」とは一体どのような国なのか?と、私は自問しています。

アメリカは「普通の国」でしょうか?

保守派が主張している目標は、
日本が普通の国となって、海外で軍事行動を展開する際に『アメリカとより緊密に協力できる』ようにすることなのです。


一人のアメリカ人として、今日のアメリカを見た時、
とりわけ9月11日の同時多発事件以降はよく使われる言葉なのですが、
我々は英語で「『安全保障国家(National Security State)』になった」と言うんです。
この国はどうかしています。

特定秘密保護法 強行採決(2013年12月)
24

「日本を普通の国に」という言葉を耳にするたびに、彼らはアメリカをモデルに話しているのだと思いますが、
それは安全保障国家、監視国家を意味しています。
より秘密主義で透明性が乏しい国家を意味しているのです。

また、核兵器近代化のビジネスへと向かう国家を意味し、
さらに、アメリカ支援を意味しているのです。

1945年から今日に至る70年間の、アメリカの軍事政策を見ると、ひどい大失敗でした。
その一つがベトナム戦争です。
ベトナム戦争は本当にひどい戦争で、行う必要のない戦争でした。

それから9月11日の同時多発テロ事件への対応をテロとの戦いの名の下にイラクへの軍事介入を行い
(イラク戦争 2003年〜)、それらがさらなるテロを引き起こしました
「イスラム国」なる国家を名乗る集団(イスラム国の興隆 2014年〜)も、アメリカの行動から生まれたものです。

普通の国」は将来何をもたらすのでしょうか?
ドローン(無人攻撃機「プレデター」)、無人機による戦争です。
日本の保守派は大歓迎するかもしれませんね。
テクノロジーは日本の得意分野ですから。

「強い味方になれる」と。
「標的だけを正確に攻撃することができるのだ」と。
「これなら我々も戦いに参加できる」と。

けれども、ドローンによる戦争を行えば、テロリストの数はさらに増えるでしょう。

「普通の国」とは今日「精度が高い戦争」を意味するのです。
ドローンやハイテクを駆使した戦争です。

私には日本の保守派のこんな姿が目に浮かびます。
「この流れに加わるんだ」と安倍総理がそれについて言及すると、
「どんな武器なら製造や輸出ができるのか」といった議論が起きています。
狂った状況ですよ。


しかし、その狂った状況は、アメリカが発信源なのです。
私は日本がそうした意味での「普通の国」になることを望んではいません。
なぜならば、日本は様々な意味で素晴らしい国だからです。
日本には戦争を経験したことで学んだことを、戦争の教訓を、スポークスマンとして広く発信して欲しいのです。

日本の方々が憲法を変えたいのならば、それもできるでしょう。
憲法9条だけじゃなく、前文も変えることができるでしょう。
けれども、そこに書かれている理念は、大変に素晴らしい理想です。
私は多くの日本人がその理想を共有していると思いますし、
アメリカがとっくの昔に忘れ去ってしまった尊いものです。

25

日本人の多くがそれらの憲法の理想を共有しています。
それを書き換えたいというのなら、それもいいでしょうが、
憲法こそが先の第二次世界大戦から得た財産です。
日本の財産であり、日本の財産になったのです。


終章
日本の若者たちへのメッセージ


ジョン・ダワー:
私は50年以上に渡って日本を見つめてきました。
日本は素晴らしい国だと思います。
日本は本当に素晴らしい国で、誇るべきものを数多く持っています。

伝統文化もその一つです。
今は経済問題を抱えていても、素晴らしい国です。

日本を訪問し、そこに暮らす人々や彼らの暮らしに触れると、
とても心地よいものがありますし、魅力を感じることも数多くあります。

日本は終戦当時の感情を今日まで大切に受け継いでおり、
私はその姿勢に敬意を表したいと思っております。
戦争は本当に悲惨な出来事でした。
終戦のとき私たちは、その悲惨さを痛切に感じました。
私たちは、それぞれが他の国に対してひどい行いをしました。
あのような戦争は二度と繰り返してはなりません。

私は日本でごく普通の人々が書き残した文献や主張について研究したことがあるのですが、
私がいた1960年代や70年代には市民運動が日本各地で起きていました。
「公害反対運動」や、「アメリカのベトナム戦争に反対する市民運動」などが起きていました。
さらには「核兵器反対運動」なども盛んでした。
私はそうした運動には敬意を払います。
日本がベトナム戦争に直接引き込まれなかったこともとても良かったと思います。

ただ、私たちの世代が持っていた理想は今は無くなってしまいました。
日本には行き過ぎた愛国主義者たちが存在しているので、
戦争が日本にもたらした結果や、日本人がアジアで行ってきたことに真摯に向き合えなかったのです。
そして未だに真摯に向き合えていないのです。
それは自虐的だ。
あるいは東京裁判しかりだ、などと言って。
しかしながらあれは、本当にひどい戦争でした。
二度と繰り返してはなりません。

戦後70年というこの機会に、私たちは
「あれはひどい戦争だった」という声にもう一度耳を傾けるべきです。

「かつての日本にあった理想や希望が今ではなくなってきたのでは」と感じるときがあります。
そのことを、とても悲しく、虚しく感じます。

日本には「アメリカのミニチュア版(Little America)」になって欲しくありません。
絶対にならないで。
そうなったら最悪ですよ。








「まず、総理から前線へ。」糸井重里完全否定に「悲しいニュース」吉田照美画伯4/1ニューズオプエド(文字起こし)

ニューズオプエド

2015年4月1日(水)藤本順一さん&前田真里さんNYリポ
上杉隆
川島ノリコ
藤本順一(政治ジャーナリスト)
前田真里

(45秒ぐらいから文字起こし)
吉田照美:
ここのところ非常に日本の政治の状況なんかが、
僕は個人的には非常に由々しい事態を迎えているななんていうふうに思うわけなんですけれど。
ちょっと前に三原じゅん子さんの”「八紘一宇」発言”がありました。
ついこの間は安倍首相の”「我が軍」発言”っていうのがあって、
菅官房長官がそれにまた追随して、結局認めてしまうという、
非常になんか昔では考えられないような状況で物事が進んでいるということなんですけれども、
こういう時にこそですね、昔「広告批評」という素晴らしい雑誌がありまして、
天野祐吉さんが編集長だったんですが、
そこで反戦コピーというのが当時出ていまして、
糸井重里さんコピーそして浅葉克己さんデザインの素晴らしい、「まず、総理から前線へ。」という素敵なキャッチコピーがあったんですけれども、
「これが今のこの状況下では非常に力になりうるコピーかな」なんて思って、
僕なんかは結構番組の中でも紹介したりしてたんですけれども、ラジオ等でですね。

吉田

しかし、ついこの間、毎日新聞の糸井重里さんのロングインタビューというのがありまして、
そこで糸井さんが「実はあのコピーというのは、当時天野祐吉さんに言われて、頼まれて作ったもので、内容もちょっと浅かった」という発言をされまして、ほぼ完全否定に近いようなお話をうかがって、僕は軽いショックというか、むしろ相当後々重くなって今堪えているという、それを今回題材にさせていただきました。
今回のニューズ・油絵は「悲しいニュース」というタイトルでこんな作品になりましたのでご覧いただきます。

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はい、これでございますね。
残念です。

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ま、なんとかこれね。
今の糸井重里さんが、今の浅かったんだから、今のこの状況下でもっと素敵なコピーをですね、作っていただけたらなと、切望している次第であります。
今月はこんな悲しいニュースなので、あまりジョークを言う気がありませんので、
来月一つジョークはかまさせていただきます。
今回「悲しいニュース」をお届けさせていただきました。

上杉

上杉:
素晴らしい。私はこれを見た瞬間絶賛しました。コンセプトも。この表情もいいですね。
もうメッキが剥がれた感じですね。
糸井重里さんは、別に僕は悪い印象は持っていなかったんですけれど、
2011年の震災以降の発言があまりにも薄っぺら過ぎちゃって、
「大丈夫かな」という気になってたんですけど、ついに言ってくれましたね。


藤本:何、何を言ったの?

上杉:
原発の対応の、もう、元々の迫力もないし、切れ目もないし、もう完全に権力側に寄っちゃったなという。
コピーライターなんだからね。と、思っていたらついに照美さんが
「まず、総理から前線へ。」っていうあのキャッチコピー。
「これは天野祐吉さんに頼まれて自分の心じゃない」と言って自分で作った作品を自分で否定しちゃったので、
だったらこういうふうに破っちゃったほうがいいんじゃないかと。

藤本:ああ、そういう意味なんだ。

上杉:こういうことなんです。

藤本:
この世代のこういう文化人ってね、似非(えせ)が多いんですよ。
「ベトナム反対」とか「女性の権利なんとか」と言ってても、自分のタレントの付加価値をつけるためにやっている人が多いから、ま、所詮そんなもんでしょう。

上杉:
照美さんはショックを受けて、
当時は糸井さんが「まず総理が前線へ」と、これを書いたんで「おっ」と思っていたのが、
実は「あれは僕が書いたんじゃないよ」と「天野祐吉さんに頼まれたから書いたんだよ」と。
「今頃言うな」と。
しかも天野祐吉さんが亡くなってからね。

川島:そうですよね。

上杉:だったら「天野さんが生きているときに言えよ」と、「あんたに頼まれたんだよ」って。

藤本:
林真理子さんとかこの年代の人たちってみんなやっぱりひと塊りにいて、
その前はサントリーの広報部がひとつの情報とか文化の発信基地になったりとか、
こう、時代と本音があるんだろうけど、安保世代でしょ?この人たちはね。
全共闘世代だよね。

上杉:糸井さんはそうですね。

藤本:
その前の開高さん(開高健)の時代は全学連の時代からちょっと前の人たちでしょ。
だから時代によってね、こういうグループがいるんですよ、やっぱり。
と思うけど、後ろにちゃんとね広告代理店がついてやってるんだから、所詮そんなもんですよ。
そんなものに踊らされていた当時の若者が信じられないけどね。

川島:
先日吉田照美さんとアーサー・ビナードさんのトークショーがあって私もお邪魔してきたんですけど、
まさに上杉さんがおっしゃったように、天野さんが亡くなってからこんなことを言うなんて。
照美さんも「糸井さんのことをすごく好きだったけれども残念だった」っておっしゃってました。

上杉:卑怯なんですよね。




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402



糸井重里さん・後編 「ほんとうかな」と自問する力
毎日新聞 2015年02月17日 (より、一部転載)

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インタビューに答える糸井重里さん=東京都港区で2014年11月13日、小川昌宏撮影

◇糸井さんの後悔 「まず、総理から前線へ。」

−−確かにそうですね。糸井さんが「ほんとうかな」が足りないで失敗したというのは……。

糸井さん 
実際にやったことじゃないけど、例えば徒党を組むようなことにはならないように気をつけてますね。そういうことも吉本隆明さんから学んだかもしれない。吉本さんも徒党を組まないから言えたことがいっぱいあったと思う。

政治として都合が良いからっていう理由で集まるグループってなんでも党派になるじゃない。でも存在は否定しないですよ。加わらないってだけで、そこから離れて、用事がある時に会いましょうで、僕はいいんだ。党派の中でももめることってあるじゃない。そうすると「ほんとうかな」が足りなくなるんだよね。徒党が主人公になる動きは人間を変える。それは居心地が悪いんだよなぁ。

昔、天野祐吉さんが雑誌「広告批評」で反戦広告特集(1982年)をやるというからお手伝いしたんです。天野さんは個人的にとてもよくお付き合いしていただいて、企画も良いと思った。当時、僕は勢い余って2枚作ったんです(※天野さんは「広告批評」元編集長。コラムニストとしても活躍した。2013年死去)。

一つは「とにかく死ぬのヤだもんね。」ってコピーです。どっちが正しいかというんじゃなくて、死ぬのが嫌だという視点から反戦ポスターができると思ってテーマにした。これは別に評判をとらなかったけど、当時は「まぁいい出来だ」と思っていた。でも、いま考えると「言葉としてできてねぇな」って思う。

戦争を美化したいとかそんなことではなくてね、戦争以外でも人ってもしかしたら何かのために死んでもいい、という気持ちになるかもしれない。それもまた人間ですよね。人間を二層、三層まで掘って捉えるということができていない言葉だなって思うわけ。今批評するなら、それは戻してって言います

もう一つは「まず、総理から前線へ。」。これは話題になりました。今もインターネットで話題になっていると聞いています。でも、これも今なら戻してって言いますよ。

戦争に対する考えが深まっていないですよ。戦争はゲームや子供のチャンバラごっこではない。単純に戦争になった時に総理が前線に行けばすむっていう話じゃないんじゃないって思う。これは何かをやりたければ、「○○をやってから言え」っていうのと同じ論理だもん。紋切り型を上手な決まり文句にしただけですよ。決まり文句で批判するだけで、戦争を無くすこともできなければ、実際のところ何にもなんない。ちょっと考えが甘いし、鳩の絵を描けば平和っていうのと同じ感じで引っかかります。

これは天野さんの義理立てで引き受けちゃった仕事だから、どっかで自分がいいと思ったものじゃなくて、「天野さん、こんなので良いでしょ。こういうものが好きでしょ」って出したところがあると思う。やっぱり義理で引き受ける仕事は後で自分を苦しめるよって思った。

どちらも良いコピーだと思わない理由は「ほんとうかな」が弱いことです。ほんとうにそれでいいのか、と問いかけて出てきたコピーじゃない。これが嫌なんですよ。「ほんとうかな」が足りない形で引き受けるべきではなかったと思う。「自由にやりたいことをやる」を守ることはとても難しいことだけど、変に曲げるべきではなかった。

徒党に加わると、自分が変わっちゃうし、相手が良い人だと余計に自分を曲げてしまうんだよ。ちょっと上手に言い換えて新しいと思わせようとしているし、「これで読者に受けるぞ」って狙っているわけ。狙った仕事なんて自分に対してウソをついていると思うな。

チームプレーはあるんだ。でも、それはとても危ないことですよって知っていて、何をやらないって約束を守らないと人間関係でがんじがらめになりますよ。

インターネットも個人よりも徒党のメディアになっていないかな。個人よりも徒党が見えやすくなる空間になっているように見えるけど。




糸井 重里(いとい しげさと、1948年(昭和23年)11月10日 - )
日本のコピーライター、エッセイスト、タレント、作詞家。株式会社東京糸井重里事務所代表取締役社長。フィールズ株式会社社外取締役。妻は女優の樋口可南子。愛犬はジャック・ラッセル・テリアのブイヨン、日本モノポリー協会会長。血液型はO型。




「とにかく死ぬのヤだもんね。」(デザイン:副田高行 コピー:糸井重里)
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天野 祐吉(あまの ゆうきち、1933年4月27日 - 2013年10月20日
日本のコラムニスト。雑誌『広告批評』主宰者、マドラ出版社主。


天野祐吉さんのブログ↓


天野祐吉のあんころじい
とにかく死ぬのヤだもんね [ことばの元気学]

2008-01-14 00:23

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むかし、「広告批評」の編集長をしていたころ、日本の代表的な広告制作者の人たちに、「反戦広告をつくってみてください」とお願いしたことがあります。これは、そのときにつくってもらった十数点の中のひとつです。(広告批評1982年6月号所収)
は糸井重里さん、は浅葉克己さん。26年後のいま見ても、ちっとも古く感じないところがすごい。それどころか、憲法(9条)改定が大きな問題になっているいまこそ、こういう広告がモノを言うんじゃないかという気がします。
それにしても、こういう広告をつくるのはむずかしい。これにくらべたら、戦争を進める広告をつくるのは簡単です。恐怖心や敵愾心を煽ればいいんですから。「戦争を売るのはやさしいが、平和を売るのはむずかしい」と、亡くなった哲学者の久野収さんも、よく言っていました。
 
ところで、糸井さんはこのとき、もうひとつコピーを書いてくれました。
「とにかく死ぬのヤだもんね。」
というんです。
「まず、総理から前線へ。」もいいし、そのほうが多くの人に届きやすいとは思いますが、ぼくはどっちかと言うと、「とにかく死ぬのヤだもんね。」のほうが好きです。

もっとも、人はそれぞれで、当時このコピーを見た社会党のある人は、こう言いました。
「面白いけど、“とにかく”というのにひっかかりますね。これだと、病気で死ぬのも交通事故で死ぬのも含まれちゃう。やっぱり、“戦争で死ぬのはいやだ”と、はっきり限定すべきでしょう」
人はそれぞれとは言え、これには驚きましたね。とかく政治家には、頭がいいのに、表現というものがわからない人が多い。このコピーのいいところは、「とにかく」という一語にあるんですね。「病気や交通事故で死ぬのはいいけど、戦争で死ぬのはいやだ」なんて、フツーの人は死因を分けてなんか考えない。分けて考えるのはリクツってもんでしょう。とにかく、死ぬのはヤなんです。当然、「戦争」で死ぬのもその中に含まれる。それでいいじゃないですか。だいたい、反戦で頭がいっぱいになっている人には、こういう広告は必要ない。こういう広告を見てほしいのは、フツーの人たちなんですから。
それに、この広告は、病院や警察が出すわけじゃありません。反戦を訴える市民団体みたいなところが出すわけですから、戦争で死ぬのはヤだと言ってるくらい、誰にだってわかる。それなのに、コチコチの頭でリクツをこねる人がいるんです。そういう人って、とにかくヤだもんね。




<最後の報道ステーション>「世界によって自分が変えられないようにするため」3/27古賀茂明氏のコメントの部分全てそのまま文字起こし

2015年3月27日
報道ステーション

古賀茂明氏のコメントの部分全てそのまま文字起こし

サウジ主導の空爆続く
緊迫イエメン”宗教対立”


古舘:
このアメリカの流れに関してはイランと連携をしつつあるという、
今までとは考えられない流れがありつつも、
いざこうなるとサウジの後ろ盾ですか、やっぱり。

報ステ1

古賀:
そうですね。
今ちょっとそのお話をする前に、私、ま、今日が最後ということでして、
テレビ朝日の早川会長とか、あるいは古舘プロダクションの佐藤会長のご意向でですね、
私は、ま、これが最後
ということなんですが、
これまで非常に多くの方から激励を受けまして、
で、一方で菅官房長官初めですね、官邸の皆さんにはものすごいバッシングを受けてきましたけれども、
ま、それを上回るみなさんの応援のおかげでですね、非常に楽しくやらせていただいたということで、
心からお礼を申し上げたいなというふうに思います。
本当にありがとうございました。

報ステ3

古舘:古賀さん、あのちょっと待ってください。

古賀:はい。

古舘:ちょっと待ってください、古賀さん待ってください!

古賀:はい。

古舘:今のお話は、ちょっと私としては承服できません。

古賀:はい。

古舘:あのー、古賀さんは金曜日に

古賀:はい、

古舘:こう、時折出てくださって、

古賀:はい、

古舘:ま、大変私も勉強させていただいている流れの中で、

古賀:はい、

古舘:番組が4月から様相が変わっていく中でも、

古賀:はい

古舘:古賀さんに機会があれば、企画が合うなら出ていただきたいと、

古賀:あ、

古舘:相変わらず思っていますし、

古賀:ま、それは本当にありがたいことです。

古舘:えーー、

古賀:もし本当であれば、本当にありがたいことだと思います。

古舘:
古賀さんがこれで、全て、なんかテレビ側から降ろされるということは、
ちょっと古賀さんそれは違うと思いますよ。

古賀:
いやでも、私に古舘さんは言われましたよね。
私がこういう風になるということについて「自分は何もできなかった、本当に申し訳ない」と。

古舘:
はい、もちろんそれはこの前お話したのは、楽屋で、
古賀さんにいろいろ教えていただいている中で、
古賀さんの思うような意向に沿って流れができていないんであるとしたら大変申し訳ないと、私は思っている今でも。
しかしさっきのはちょっと極端すぎる。

古賀:
私は全部録音させていただきましたので、もしそういう風に言われるんだったら全部出させていただきますけれども、

報ステ4

古舘:いや、こちらもそりゃ出させていただくっていうことになっちゃいます、古賀さん。

古賀:いや、いいですよ。

古舘:だから、ちょっとじゃあそれは置いて、

古賀:はい

古舘:
これは私は違うと思っていますが、
じゃあ、イエメンのお話、アメリカの方に行かせていただけますか。

古賀:
それで、非常に複雑な状況にあるんですけれども、今になって大騒ぎしていますけれども、
これは火薬庫みたいなもので、ずーっと前からそうだったんですね。
で、フウシ派っていうのは、今言った通りイランの支援を受けているので、イエメンがフウシ派に支配されちゃったら困ると。
で、サウジが困るとアメリカも困ると。
その前提はですね、アメリカから見るとサウジが正義なんですね。
で、サウジアラビアというのは普通に見ると全く民主的な国ではなくて、
人権侵害というのは国際的にも問題だし、ヨーロッパでも非常に大きな問題になっているわけですけれども、
もしシリアだったらアメリカはものすごい勢いで非難をするでしょう。
でも、サウジアラビアだったら非難をしないんです。
なぜかというと、アメリカの石油利権をしっかりと守ってくれるのがサウジアラビアだから。
ということは、アメリカの正義=サウジアラビアの正義
「サウジはアメリカの味方だしアメリカはサウジの味方だ」ということを単純に思っていて、
「アメリカの正義は日本の正義だ」というのが安倍さんたちの考え方ですよね。
そしたら「サウジを応援するのが正義なんだ」と短絡的にいっちゃう可能性がある
んですけれども、
これはもう、今言ったようにアメリカの正義というのは非常にダブルスタンダードになっているので、
正義というのはわからないんですよ。
だからそういう前提で、日本は何をするべきなのかということを一歩引いて考えていかなくてはならないと。決して短絡的に、アメリカとサウジが一体なんだから日本もそこと一体でサウジを応援しなければいけないというような単純な考え方は取っていただきたくない。
ま、今の所は慎重な対応になっていると思いますけれども、ぜひそういう風にしていただきたいというふうに思います。

古舘:かなり入り組んで複雑に揺れ動いた情勢を冷静に見なくてはいけないということですね。

古賀:はい。



高村氏訪米 安保法制を説明
”国会を延長しても成立”


古舘:
今日、今お届けしている古賀さん、
国会の流れも含めて、国会全体でもいいんですけれどもどんな風にご覧になりますか?

古賀:
そうですね、今日本の外交とか安全保障が根本から変わろうとしていますよね。
そういう中で、中身がよくわからない、法案も出てきていませんし。
国民とか国会でちゃんとした議論が行われていないという状況で、
もうどんどんアメリカとの間では先に進めてしまおうと、
アメリカに安倍さんが行って約束しちゃおうというような、
この動きというのはよく考えてみたらとんでもないことと思うんですね。
なぜか国会では大きな騒ぎになっていないし、
マスコミもですね、「それは大変だ」ということになっていないというのは、
本当にこれはどういうことなのかというのは、非常に私はおかしいなと思っているんです。
で、一方で国会は戦争するとかしないとかそれだけやっているわけじゃなくてですね、
今度の国会というのは、安倍さんは「改革断行国会」というふうに名前をつけたんですね。
もう「改革するぞ」と。
でもはっきり言って、今のところ大きな「岩盤規制にメスを入れます」なんていう話は出てきてないわけですね。
農業で言えば農協改革。
最初の頃そんなことを言っていましたけど、
結局統一地方選で地域農協にメスを入れられないということで、竜頭蛇尾になっちゃいましたし、
それから医療改革を見ていてもですね、チマチマしたことはやるんですけど、大きな変更はできないと。
電力改革に至っては自然エネルギーを抑制して原発推進に行こうという、
「ほとんど原子力村の言いなりじゃないか」という風に今見えるんです。

一方でじゃあ安倍さんは何もやっていないのか?というと
そうじゃなくて一生懸命やっていることもある
んですね。
それはですね、
安倍さんが目指している国というのが社会というのがあるんですけど、

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一つは原発輸出大国
世界中に原発を売り歩いています。
成果もかなり出てきている。

それから武器輸出大国
これも去年の4月に武器輸出三原則をなくしてですね、武器の輸出をどんどんしようと。
これも驚くほど進展してきています。やや驚きなんですけれども。

そしてギャンブル大国
これは何か?っていうとカジノ法案ですね。
全国会で反対が強くて廃案になったんですけれども、それでも依然として自民党を中心にこれを進めようと。
こういうのを見たときにパット思いついたのは
今年の政府方針演説で安倍さんが、
「列強を目指していた、あの明治時代の、あの日本人て素晴らしいな」というふうに礼賛をしました。
列強」という言葉を使ったので本当に私は驚きましたけれど、

列強(れっきょう、英語: great power, major power)
単に大国や強国とも呼ばれ、世界規模の影響力を持つ国家である。
列強は経済的、軍事的、外交的、文化的な力を持ち、しばしば他の小国の行動に影響を与える。


安倍さんの側近と話をしたときに「あれは完全なミスだったとお認めになっていましたけれども、
この安倍さんが言う「美しい国」というのはどういうことなのかな?と一方で思うんですが、
私はこういうことは狙っちゃいかないなと思っているんですね。
じゃあどういうことを目指していったらいいのか?
これはもちろん私の考え方ですけど、多くの日本人と共通しているんじゃないかと思うんですが。

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原発大国じゃなくて自然エネルギー大国だと。
あるいは武器輸出大国じゃなくて平和大国だ。
ギャンブル大国なんかやめて文化大国だと。
こういう国を目指して欲しいなという風に思うんですよ。

ま、安倍さんが目指しているような国と、「そうじゃない」という人たちのですね、ギャップがあるんじゃないかということで、私がもう一度申し上げたいのは、
「やっぱり安倍さんと我は考え方が違うよ」と。
それは「I am not ABE」ということで、前も申し上げたんですけれども、それはものすごい批判を受けました。

今日もですね、さっきああいうやり取りがありましたけれども、
やっぱり我々は「批判されたから言っちゃいけない」というふうになっちゃいけないので、
そういう意味ではですね、ま、ちょっとテレビ朝日には作ってもらうのは非常に申し訳ないと思いましたので自分で作ってきました「I am not ABE」というのをですね。

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これは単なる安倍批判じゃないです。

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要するに「日本人がどういう生き方をしようか」ということを考える上での一つの材料にしていただきたいなというふうに今一つの考え方を申し上げたと。
それはもちろん批判をしていただいてもいいですし、そういうことをみんなで議論していただきたいなというふうに思っていましたので、
まぁこれはもちろん官邸の方からまたいろんな批判がくるかもしれませんけれども、
あんまり陰で僕は言わないで欲しいなと思っているので、ぜひ直接、菅官房長官でも、ご覧になっていると思いますから、私のところにどんどん文句を言ってきていただきたいなと思います。

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古舘:
古賀さんのいろんなこういうお考えというところには共鳴する部分も多々あるんですが、
一方で「はっきり申し上げておきたいな」という一点はですね、


古賀:はい

古舘:
マスコミの至らなさ不甲斐なさももちろん認めるところもありますが、
例えば私が担当させていただいているこの番組で言えば

古賀:はい

古舘:この前も数日前に原発のですね、川内原発に関する地震動に関するあの不安の指摘。

古賀:素晴らしい、素晴らしいですね。見せていただきました。

古舘:あるいは311の4年目の際には核のゴミが全く行き場がない問題

古賀:そうですよね。

古舘:
批判するべきところ。
それからあと沖縄の辺野古の問題ですね。こういうところも国部一帯でのああいうアメリカでの海兵隊の思惑もあると。


古賀:そうですね、それは昨日私もツイートしたんですよ。

古舘:そういうこともやらせていただいているんです。

古賀:
こういう立派なビデオを作っていますよ、と。
あそこのサイトに行って特集というところをクリックしてください。
あれを是非見てくださいって言ったんですね。
言ったんじゃなくて、ツイートしたんです。
もうすごく反響もありました。
で、「あれを作っていたプロデューサーが今度更迭される」というのも事実です。

古舘:
「更迭ではない」と思いますよ。
私は人事のことはわかりませんが、あのー、

古賀:いや、人事のことを、

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古舘:いや人事異動を更迭っていうのは、これやめましょ、古賀さん。

古賀:それはやめましょうそれはやめましょう。

古舘:これは見ている人がわからなくなっちゃうと思うんで。

古賀:
それはやめましょう。
だから僕はそんなことは言いたくないので。
今安倍政権の中でどんな動きが進んでいるのかな、と。

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古舘:すみません、ちょっとごめんなさい、時間がちょっと、

古賀:だからそんなこと言わないで欲しかったんですよね、もう。

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古舘:いやだからちょっとこれは、

古賀:ただ言わせていただければ、最後に。

古舘:じゃはいはい。

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古賀;
これを是非、ま、古舘さんにお贈りしたいんですけど、マハトマ・ガンジーの言葉です。

あなたのすることのほとんどは
無意味であるが
それでもしなくてはならない
そうしたことをするのは
世界を変えるためではなく
世界によって自分が
変えられないようにするためである


つまり、圧力や自粛に慣れていってですね、
何もしない、一人でやってもしょうがない、ただ叩かれるだけだ、ということでやっていないと、
知らないうちに自分が変わってしまって本当に大きな問題が起きているのに気がつかないということがあるんですよと。
これは私もすごく自分に言い聞かせて今生きているんですけれども、
これはみんなが考えていただきたいことだなというふうに思っています。


いろいろね、ちょっと申し訳ない。
いろんな口論みたいなことになっちゃって申し訳なかったんですが、
私が言いたかったのは、やっぱりみんなが言いたいことをそのまま言おうと。
自然に言おうと。
もちろん違う意見の方は違う意見をどんどん言っていただいていい
し、
古舘さんだって、私の考えがおかしいと思えばどんどん「おかしい」と言っていただいて、
何の問題もないですけれども、
何か言ったことに関して裏でなんか圧力をかけたり、官邸から電話をかけてなんだかんだ言ったりとかですね、
そういうことは止めていただきたい
というふうに思っただけです、はい。


古舘:それでは、いったんコマーシャルを挟みます。



エンディング
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古舘:
それから今日番組の中でですね、隣の古賀さんと私とのトークの中で、ニュースと直接関係のない話も出ました。
もちろん古賀さん自身のお考えというものは尊重し続けるつもりでございますが、
私としては一部、一部にですね、承服できない点もございました。
とにかく来週以降もですね、この番組は、そして私は真剣に真摯にニュースに向き合っていきたいと考えております。
これに関しては一切揺らがないつもりで真剣に皆様方と向き合っていきたいと思っております。

古賀さんこれだけは言わせていただきました。(古賀さんの方を見るが、画面は古舘さん一人のアップのまま)
もう時間がなくて申し訳ありません。
冒頭に私がしゃべってしまいました。
また来週以降お目にかかりたいと思っております、ありがとうございました。


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〜岩上安身氏の番組終了直後の古賀茂明氏直撃インタビュー ↓ に続く〜
「官邸に抗議するというのが今日の全体の目的なんです」
古賀茂明氏報ステ終了直後の直撃インタビュー3/27岩上安身氏(文字起こし)




これこそ作り物ではない本当の報道番組だったと私は思います。
報道ステーションは古舘さんがおっしゃっているように、キー局の中では貴重な内容を報じてくれる大切で貴重な番組です。そのような番組だったからこそ、古賀茂明さんがコメンテーターとして呼ばれていたのだと思います。そのテレビ朝日の内部が微妙に変化してきているのだと思います。確か以前は古賀さんは木曜日にはテレビ朝日の昼の番組にも出演されていたと思います。それが、10月の番組改編以降出演されなくなっていました。

古賀さんが勇気を出して事実を話してくださったことは、メディアが安倍政権に支配されてきているという事実を気がついていない人々の一部には知らせることができたのではないかと思います。
そして私は、古賀さんは命をかけて発言してくださっているんだと思い、一人でも多くの人々に古賀さんの言葉を伝えたいと思いました。

現場のスタッフは、上からの圧力でとても大変な状態になっているのだと思います。
けれど、最後に古賀さんがおっしゃったガンジーの言葉。


あなたのすることのほとんどは無意味であるが それでもしなくてはならない
そうしたことをするのは 世界を変えるためではなく
世界によって自分が 変えられないようにするためである

圧力や自粛に慣れていって、何もしない、一人でやってもしょうがない、ただ叩かれるだけだ、ということでやっていないと、知らないうちに自分が変わってしまって本当に大きな問題が起きているのに気がつかない


「知らないうちに自分が変わってしまう」って、とても恐ろしいことだと思いました。

テレビ朝日の偉い人たちが安倍に取り込まれてしまっている中、
メディアが国民に本当に伝えていかなければならないことを報道しにくい環境に徐々になりつつあると思いますが、古舘さんも、そんな中で私たちのために揺るぎのない姿勢を、できる限り貫いていっていただきたいと私はこの日の報道ステーションを見ていて思いました。


だけど、プロデューサーもいなくなってしまう中で、古舘さんや弱い立場のスタッフだけでどこまで抵抗していくことができるのか?
できないんじゃないか。
少しずつ変わっていってしまうんじゃないかと、ものすごく心配になります。

このようにして一つ一つの番組やメディアが、いつの間にか安倍政権にどんどん取り込まれていくことがとても怖いです。











報道局長「4月以降は絶対に出すな」2/25日本外国特派員協会会見 古賀茂明氏 & 1/23「I am not ABE」(完全文字起こし)





後藤健二さんのお母さんの記者会見


後藤さん母、涙の訴え「健二の命を救って」安倍首相らに面会断られ
スポーツ報知 1月29日(木)7時5分配信

 過激派「イスラム国」に拘束されているフリージャ-ナリスト・後藤健二さん(47)の母・石堂順子さん(78)が28日、国会内で会見し「健二の命を救って下さい」などと涙ながらに訴えた。この日午前には安倍晋三首相、菅義偉官房長官らに面会を申し入れたが「時間がなく、調整がつかない」として断られたという。

 息子の新たなメッセージから一夜明け、石堂さんは社民党の福島瑞穂副党首の事務所を通じ、首相官邸などに「健二の命を救って下さい。ヨルダン政府との交渉にどうか最後まで全力を挙げて下さい」とのファクスを送ったが断られ「信じられません。残念です」と声を詰まらせた。

 石堂さんは国会内で「日本の地を踏めることを母として願います」。頭を何度も下げ、時折、声を震わせながら後藤さんを解放するよう訴えた。刻々と期限が迫るが「中東の話題の出ると『いつもあの子供たちはどうしているのだろう』と思いをはせていた。健二はイスラム国の敵ではありません」と強調した。昨年8月に拘束された湯川遥菜さん(42)を助けると言い残して後藤さんがシリアに入ったことについては「健二は心優しい子。先に入った友人を追い掛け、解放をお願いしたのだろう」と話した。





2015年1月23日

石堂順子氏記者会見 (佐藤健二さんのお母様)
主催:日本外国特派員協会

【全文】
「私はこの3日間、何が起こっているのかわからず悲しく、迷っておりました」
ジャーナリスト・後藤健二さんの母・石堂順子さんが会見

BLOGOS編集部2015年01月23日  
http://blogos.com/article/104041/  より


石堂順子さん
大変お忙しい中を、貴重なお時間をいただきましたことを感謝申し上げて、一生忘れません。

私は石堂順子と申します。
ジャーナリストである後藤健二の実の母親でございますが、
日本国民、そして日本政府の方々、そしてここにお集まりの方々に
感謝とご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。

私はこの3日間、私の身近にどのようなことが起こっているのか全く計り知れませんでした。
そのために、皆さんに大変お忙しい中を、ご迷惑をおかけしていますことを心よりお詫び申し上げます。

昨日ですね、健二の妻である嫁と初めて電話で交信いたしました。
嫁に聞きますと、2週間前に赤ちゃんが生まれたそうです。
私はびっくりいたしました。
「生まれたばっかりの2週間しか経っていない子どもを置いて、なぜ遠い所に行ったのですか」と質問しました。

そうしましたら、
「先に拘束されている知人を助けるために、救出するために、何が何でもという形で飛んでいってしまった」
と申しておりました。
私はその時感じたんですが、この地球は大切にしなければいけない。
たった一つ、私たちのために神がつくってくださいました、自然がつくってくださいましたものを、
なぜその貴重なプレゼントをなぜ壊すのか、私はわからないのです。
原子力を使い、地球を汚し、大気圏を汚して、そして何を求めようとするのか、私には全然わかりません。

今日こうやって皆さんにお会いすることも、
どこで聞いたのか、私の近いところからは「この会見をやめるように」と言う電話がいっぱい入っております。
しかしそれは間違いだと思います。
皆様がお忙しい中、人類のために、そして身近では私どもの拙い息子のために、
お忙しい中をお時間をつくって下さったものですから、
感謝を申し上げる、これが当たり前ではないかと思いまして、電話を無言で切らせていただきました。

私はこの3日間、ただただ、何が起こっているのかわからず悲しく、迷っておりました。

健二はどういう子どもだったかと申しますと、小さい頃から、それもまだよちよち歩けない頃から、幼いお友達がいますと、いつもいつも心優しく接していた子どもです。ですから、自分のところに出産したばかりの奥さんを置いて、そして生まれたばかりの乳飲み子を置いて出かけていったのだと思います。

昨日、その奥さんと名乗る方と初めて電話で交信いたしました。そして、私が驚いたのは、赤ちゃんを産んで、2週間にもまだ経っていないということなんです。私は健二に憤りを感じました。なぜ、そんな乳飲み子を残しながら、行くのかということ、友達が、友人がと言っても、2週間しか、子どもを守ってあげるのは親しかいないじゃないですか。心優しい子、正義感に燃えている子、と申しましても、なんかそこのところがちょっと解せませんでした。

もうひとつ、私は不思議でならないことがございます。それは、自分たちの地球を、自分たちの手で壊すということです。原子力、原子爆弾、そういったものを研究して、私どもが感謝しなければいけない地球を壊していく。そして、そこで生活している弱者を悲しみの落とし穴に突っ込んでいく。そのエネルギーがあったら、世界平和のために、それから地球を守っていく、そういった課題になる、将来を抱えた子どもたちのためになるような原子力であり、考え持つべきだと思っております。

私がいまこみ上げてくる涙を隠しておりますが、そのまま語っておりますが、それは、先ほど申しました原子力の問題です。地球を駄目にする、お水も駄目にする、すべてを駄目にする。それを一時の感情でどんぱちやるということ、それをぜひ阻止しなければいけない、そのように思います。

もし、原子力がいい方の活用じゃなくなるのであれば、私は、私の命をうしなうということも、全く厭いません。それはこの席ではっきりお申し上げます。


1


質疑応答

ー締め切りは日本時間の2時頃だが、イスラム国に対して何かメッセージはありますか。(インドネシアの記者)

イスラムの方々も、私どもと一緒に地球の平和を考えて、すばらしい地球が作れるのであれば、私の命などはどうなってもよろしゅうございますので…それと、私はあんまり良い頭を持っていませんので、ぜひ皆様方からお知恵をいただければ本当に嬉しいと思います。

そしてイスラム国の皆さんにも申し上げます。健二は、イスラム国の敵ではありません。釈放を願って、そしてイスラムへの関心で渡った子です。

イスラムの国と一緒に恨み辛みはやめて、いい地球をつくっていただければ、ここにお集まりのみなさん全員の方々がそのような願いであると私は信じております。お忙しい中を、本当にこのような席を作っていただいて、ありがとうございます。私の命で代えることがあるのであれば、私は自分の命を提出することに何の抵抗も感じませんので、健二は正義感の強い子どもですから、釈放していただきましたら、いい結果がでましたら、きっと地球のためにも、子どもたちのためにも、未来のためにも、尽くしていける子どもだと思います。

どうぞ、健二はイスラム国の敵ではなく、二週間しか経っていない自分の子どもをいてまでもイスラムへ渡った人間です。日本は唯一の被爆国ですが、被爆の後もその地球は惨憺たるものでした。こういったものは、私の命と代えるのであれば、私の命などというものは粗末なものですので、悔いはいたしません。

地球を大切にしていただきたい。私はそれだけを願っております。

ー非常にお辛い中でご出席いただき、ありがとうございます。恐縮ですが、一番最近、健二さんと連絡を取られたのはいつごろですか?日本の一部報道では、イスラム国が直接お母さんに連絡をされたというものもありますが、それは事実ですか。

健二は、大変親思いな子どもでございましたので、行く前には、私のところには連絡がございませんでした。それはやはり、ひとつは心配をさせたくなかったこと。もうひとつは、自分の同胞が捉えられている。そこへ行くということには反対されてしまう、という思いだったのだと思います。

私はそういうことに対して反対する親ではございませんで、今日も私の知人、親戚からこの場所に電話をもらっております。"なぜこの会を出席するのか、それをやめろ"、という通知でした。私はここに集まって下さっている方々、全て、私と同じ考えを持っていると思うのです。自分だけの利己的な幸せ、そういうことではなく、世界中の方たちが生活しているこの地球を守ること、そういうことを願っていると思うので、そういうお話は断ってまいりました。

それから、私の父は軍人です。朝鮮とか、そういうところのかなりのトップだったと思います。私はいつも軍用車と、三角形のひらひらする旗のある自動車で送られていました。しかし、今、私どもが、写真を見ますと、私のおじいちゃん、教育者だったんですが、草履履きで私の朝鮮馬山の宿舎へ訪ねてきました。私はつい最近まで、おじいちゃん、なぜそんな格好で朝鮮へ来てくれたの、恥ずかしいという思いをしたことがありました。しかし最近わかったことは、ちゃんとした格好をすれば、家族とか周りの人々に反対されたんだと思います。それでひと目息子に会いたいその一心で、海峡を渡ってきたと思うんです。

私も、そういう切ない親の気持ち、そういうのは現在は非常によくわかると同時に、すべての地球上で住んでいるお母様方、どういう気持ちでいらっしゃいますか。

一生懸命母の手で育てて、そして戦争に敗れ、こういうことを少しも考えない方は居ないと思うんです。戦争はやめていただきたい。美味しい白米から麦ご飯に変えたとしても、それは母たちの喜びだとおもうのです、どうぞみなさんのお力で、健二の命を救って下さい。

ただ、私は自分の子どものことだけを言っているのではないのです。健二はユニセフとかそういった子どものことを非常に考えておりましたので、今度、命あって帰るならば、日本のみならず、世界中を回って次世代を担う子どもたちの教育にも携わっていただきたい、そして、原子力の無い国を作っていただきたい。そんな言葉をかけてやりたいとおもいます。我が身を捨てることですね。

戻ってきたら、世界平和のために身を尽くす若者にしたい

ー私の国では、イスラム国ではないですが、シリアで拉致された女性を救うために、身代金が払われました。つまり、国によってはもっと柔軟な態度をとるところもありますよと。そういうメッセージを日本政府に対して出しますでしょうか。(イタリアの記者)

生意気かもしれませんが、健二のしたことは、つまらないことと言われるかもしれませんが、しかし、生まれて2週間も満たない子どもを置きながら、同胞・日本人の救出に向かったんです。是非とも、優しい気持ちで行ったのではなく、もっとイスラムに対しても違う感情があったと思います。それはなぜかと申しますと、捨て身で行ったということです。 ということは、やはりイスラムの国、そういう方にも、色々会って話をすればわかりあえる地球人たちだと判断したからだと思います。

イスラムの方々に、日本人はみんな好意的に接していると思います。私もこのような場所でお話をさせていただきまして、これほど海外のジャーナリストの方々が捨て身で息子のためにやってくださっています。そこから想像するならば、きっとイスラム国の中でも、そういう方はいっぱいいらっしゃると思います。その時は是非日本に申し出て下さい。

日本国も、後藤健二のこういった行為のためにお力を貸して下さった御国だと思えば、そう思えなくても、日本は第二次世界大戦を経験しております、子どもたちが泣き叫び、体中の皮が剥けて、そんな悲惨な、無条件降伏をした国です。わからないことがはないではありませんか。私の命と地球を守ることの取り替えがきくならば、私はこの身を捧げても、やはり綺麗な地球を作っていきたい。子どもたちの未来を素晴らしい教育者を育てながら、そして平和を考えて育つならば、やっぱり子どもも喧嘩好きな子どもだけでなく、平和な心の子どもが育つのだと思います。

ーやはり母親の涙というのは、見ている人達の心が裂けるような気持ちになると思います。イスラム教の信者もやはり女性を尊重していると言われます。私の国フランスでは、自分たちの考えをデモなどを通じて、一生懸命表しています。

きょうは非常に特別な機会です。今まで色々なペーパーも用意されていると思いますが、そうではなく、母親の涙というのは最も強い武器でもあると思いますので、イスラム国の組織に何か訴える、お母様の正直なお言葉を言っていただけますでしょうか。彼を捕えている方々に、お母様としての言葉を述べていただけませんでしょうか。(フランスの記者)

イスラムの方々にお願い申し上げます。
私どもの子どもである後藤健二は、幼児にものを教える事、低学年から大学まで指導することを最大に得意としております。そして、イスラムのことは決して嫌いではなく、逆の人間だと思っておりますので、もし元気で帰ってきましたら、こういう国の、イスラム国と共に歩んでいる、そして世界にはこういう科学の力を持っている国もいる、そして第一番に子どもの幸せを考えている、こちらにいらっしゃいます方々のような方々もいる。

少しはあちらの言葉も覚えて来るかもしれませんので、世界平和のために身を尽くし、心を整えて学んでいく、そういう若者にしたいと思います。彼はお友達を救うために、今回イスラムに出発いたしました。健二は幼い頃から弱い子ども、そういった方々に優しい子でございました。

政府からの連絡はまったくない
―1977年に起きたハイジャック事件で、当時の福田首相は身代金を払って人質の釈放を実現したわけです。その際には批判もされましたが、福田首相は「人命は地球より重い」と言いました。そういった言葉を、安倍首相にも思い出していただきたいと思いますか。(イギリスの記者)

はい、非常にそれを願っております。
それと同時に、健二も幼稚園、小学校、中学校、それから大学までも教師をした人間ですので、是非イスラム国で日本で勉強したいというお子さんがいましたら、ぜひ健二に申し付けていただければ一級の指導をすると思います。

健二にとって、日本はイスラム教諸国の敵ではなく、友好関係の、そしてイスラムのお幸せを願っている、私などよりも平和を願っているからこそ、知人が捕えられたと聞けば、何を置いても、二週間しか経っていない赤子を置いても飛行機で行ってしまった子どもですから、イスラム国にもそのような御縁がございましたら、私も息子と一緒に全力を持って子弟教育に当たらせていただきたいと思います。

それから私の家も開放したいと思います。世界に精神のきれいな、平和を求める子どもたちを一杯作っていきたい。それが私の願いでございますので。それは健二が日頃いつも口にしていた言葉だからこそ、私の口を使って言わせているのだと思います。

―先ほどより、"イスラムの方々"と口にされていますが、健二さんを捉えている団体は「イスラム国」という団体で、イスラムの国々の8割、9割で"これは本当の国家ではない、そしてイスラムの信者のやるようなことではないことをする団体だ"と非難されていることはご存知でしょうか。

イスラム国が傭兵や犯罪者だったり、社会に不満のある人々による組織であることはご存知でしょうか。また、例えば地域の色々な諜報機関の出先である、とまで非難されている。

「イスラムの人々に」とお話をされていますが、彼らが必ずしもイスラムを代表するものではないということをご存知でしょうか。(シリアの記者)

そこまでは存じ上げておりませんでした。失礼いたしました。 そのお話を聞いて、もしイスラムの方からお子さんが日本で勉強したいとか、そのような方がいらっしゃいましたら、私が全力を持ってお守りいたします。そして私の家でしっかりとお勉強していただくことをお約束いたします。

ーこの3日間、日本政府から何か連絡がありましたか?自分から政府と何か話をしましたか?(ロシアの記者)

全く日本政府から云々ということとか、そういったことはございません。ですから、お約束すること、皆様方の国から日本を知りたい、学んでみたい、みたいなお子さんがいましたら、日本国からは何の話もございませんが、ここで私は、私ができるかぎりのことをさせていただくことをお約束させていただきたいと思います。

(席を立つ)
2

どうもありがとうございました。
地球のために力を合わせて頑張ります。






石堂さんが発表したコメント

私は石堂順子と申します。

ジャーナリスト後藤健二の実の母親です。
多くの外国人記者の皆さんにお集まりいただき、感謝します。

日本国民・日本政府の皆さん、諸外国の皆さんに健二が大変ご迷惑をおかけしていることに心よりお詫びします。

私はこの3日間、ただただ、悲しくて、泣いていました。表現できません。

健二は幼い頃から心の優しい子でした。

健二はいつも「戦地の子どもたちの命を救いたい」と言っていました。

中立な立場で戦争報道をしてきました。

イスラム国の皆さん、健二はイスラム国の敵ではありません。解放してください。

日本は戦争をしないと憲法9条に誓った国です。70年間戦争をしていません。

日本はイスラム教諸国の敵ではなく、友好関係を保ってきました。

日本は唯一の被爆国です。アメリカによる広島と長崎への原爆投下で数十万人が亡くなりました。

あと残された時間はわずかです。日本政府の皆さん、健二の命を救って下さい。





自民党石破「戦争をするにあたって、し、失礼。集団的自衛権を行使するにあたって」12/26深層ニュース(動画&文字起こし)

2014_12_26 深層ニュース 石破茂発言



集団的自衛権と日米同盟

161
金子勝:
その情報が正しいか正しくないか?
戦争をしたければ証拠をでっち上げて、
つまり、石破さんはしないかもしれないけど、将来にわたって誰かはするかもしれないということに対して、
きちんとしたチェックの機能が特定秘密保護等ではできていないと思うんです。

262
石破茂:
それはですから、国会の関与というのをきちんと入れたのはそういうことであって、
国会がきちんと関与しなければ、情報の管理が政府の中で完結してしまったら、
今御指摘のようなことになるわけですね。
ですから第三者の目でもきちんとやらなければいけないように


553
金子勝:じゃ、まず最初に委員を決めるべきじゃないですか?


666
石破茂:
それ委員は、それは委員はこれから決めることでしょ。
どうやって国会の中で決めていくからですから。

777
金子勝:同時じゃないとまずいですよ。

424
石破茂:
ですから、これは国会においてどういう人を委員にするのかっていうことは決めていきます。
話を戻すならね、そういうふうな戦争をするにあたって


555
し、失礼。
集団的自衛権を行使するにあたって、
本当にそれがそういうものであるのかどうかということについて、
きちんとした資料を出す責任は政府に課せられます。
そして日本としては、そういうふうな情報収集機能というものは…


ーーーー


心の中で思っていることって、つい言葉になっちゃったりするもんだよね





「日本は戦後処理がまだきちんと終わっていない」10/08 『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』 矢部宏治・孫崎享対談(文字起こし)


『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』
矢部宏治・孫崎享 対談

2014/10/08

(4分ごろから文字起こし)

孫崎:「日本はなぜ基地と原発を止められないか」をご説明頂いて。

矢部:
私も孫崎先生と1年間お仕事をしまして、いろいろ教えていただきまして。
シリーズでやっているといろんな研究者の方から、最先端のお話を聞くわけですね。
で、私はその結節点にいて、見えてきたものがあったので思い切って書こうと思ったのは、
この「戦後史の正体」をお読みになった方は、日本の国の歪みというものがよくわかったと思うんですけど、
じゃあ、なんでそんなことになっているんだ?と、その構造のところを知りたいと思ったんですね。
そもそもの発想は、この本がベストセラーになっていく過程ですごく面白いツイートがきたんです。
なんて書いてあったか?というと、
「3・11以降日本人は大きな謎を解く旅をしている」
それを聞いた時に本当に胸に刺さったというか、
確かにそうなんですね。

人類史上、皆さんもご存知の通りに。
人類史上最悪の原発事故を起こして、まだ何も解決しないで被害が広がっているのに、
再稼動をしようとしている。



孫崎:そうですね。

矢部:
で、戦後70年経つのに、首都圏の上空に巨大な米軍の管理区域があって、
いま、沖縄の辺野古では日本の税金で新しい外国軍の基地を作ろうとしている。


孫崎:そうですね。

矢部:
更にもう一つ言うと、
もう福島では児童を中心に明らかな健康被害が、もう出ていますよね。

孫崎:うん。

矢部:
それをわかっているのに、見て見ぬ振りをして、
なんの措置もとらないで、そのまま住民をまた帰還させようとしている

どうしてそういうことが起こるのか?
それをとにかく、ギリギリまで追い詰めていってみようと思ったんです。
一つ最初に風景を見てもらいたんですけど、

1

沖縄というのはこういう無茶苦茶な低空飛行を飛行機がしていたりするんですけど、

2

米軍の基地を写したものなんですけど、
丘の上から見ていると、普天間基地から飛び立った飛行機がブンブンブンブン島の上を飛び回っているんです。
陸上、海上関係なく飛び回っているんですけれども、そして低空飛行をしているんですけど、
唯一低空飛行をしないところがあるわけです。
知っていますか?


孫崎:知らない。

矢部:米軍の住宅の上は飛ばないんです。

孫崎:ひどいねーーー。あ、ほんとう・・

矢部:
絶対に飛ばないです。避けて飛ぶ。
これが航跡図なんですけれども、

3

この全然何も飛んでいないところが米軍の住宅があるところですね。

同じ島の中で、日本人の住宅の上はどれだけ危険な飛行をしてもいい。
でも米軍の住宅の上はしてはいけないと。

なんでこんなことが許されているのか?ということを、
ま、でも結局それは法的な問題なので、
主に法的な構造という面からとことん調べていったというのがこの本です。
最終的には国連憲章までいって。
一言で言うと
日本は戦後処理がまだきちんと終わっていない」ということになるんですけど。

今日ひとつどうしてもしたい話がありまして、
今出た「空域」という話がありますね。

4

首都圏の上空を米軍が支配しております。
これをいま、どれくらいの人が知っているんでしょう?


孫崎:
いやしかしなんとなく。
細かいことは別として、なんとなくは知っているんじゃないですか?

矢部:
なんとなくね。
1年半前に「日米地位協定入門」という本で徹底的にやりましたので、
その後テレビ朝日さんで、モーニングバードと報道ステーションで図解入りでやったんで、
かなりの人が知っていると思うんですけど、
ちょうど先週号の週刊ポストでもこれをやっています。
こういう巨大な山脈みたいな、米軍しか飛べないところがあるから、
「これがなかったら、羽田から大阪まで30分で行けるのに」
という記事なんですね。
この問題の本質はそんなところにはなくて、

5

要するにこの空域の下に、横須賀、厚木、座間、横田っていう、巨大な米軍基地があるわけです。
その基地の中は完全な治外法権になっているので、
要するに勝手に空域を通って飛んできて基地に着陸して、もう勝手に出られるわけです。
要するに「日本に国境はない」と。
これは「日米地位協定入門」の沖縄の前泊さんに教えてもらったんですね。


孫崎:
だから今、「国境がない」ということを言われたのは、
政府関係者は別として、軍人であるとか、あるいはCIAでもいいですよね。
CIAの人がアメリカから横田に飛んでくる。
そしてそこから出ればですね、もう彼らが全く感知されずに日本国内に自由に出て、調べていくと、
こういうことですね。

矢部:
そうです。
なんの変装もする必要もなく、ただ飛行機で飛んできて出ればいい、と。
・・それが、我々が言っているだけじゃなくて、本に書きましたけれども、
アイゼンハワー時代に、アイゼンハワーが世界の米軍基地に関する調査報告書を作らせている。
その時に、日本のアメリカ大使館から国務省に送られた報告書の中にちゃんと書いてあるんですね。
ここを通って、多数の工作機関情報関係者が入国して、活発に活動していたと。

孫崎:書いてあるの?

矢部:
書いてあるんですよ。
その時にあった米軍の法的権利は変わっていませんから、今でもそういう権利を持っている。
先生、なんかそういう、CIAの人間って、そういうふうにいきなり横田に来たりとか、

孫崎:
知っています。
もちろん私は情報関係をやっていましたから、そういうような感じがあるだろうな・・・
なんていうの・・公務員の守秘義務があるからね。

矢部:
そうそう。先生に言わせると酷なんだけど、それはもう公文書に出ていますから。
それで、ここまでが「日米地位協定入門」で書いたことだったんですけど、今回その続きがありまして、
ここにですね、この空域の下に横須賀、厚木、座間、横田基地ってあるんですけれども、
この空域のすぐ外に”六本木ヘリポート”っていうのがある。

7

結局、基地に降り立ったら、六本木ヘリポートにヘリコプターで移動しているということがわかったんです。
これは、ほとんどの日本の皆さんはご存じないと思いますけど、
要するに六本木に米軍基地があるわけです。
それの全体の場所でいうと、
これ(上)が新宿の高層ビルですけど、ここ(右下)にヘリポートがある。
基地の全体図はこうなっているんですけど、

8

右がヘリポートで、左の四角いビルが星条旗新聞社でこれ(指差し)が宿泊施設ですね。
で、ここ(ヘリポートの右側)に六本木トンネルというのが通っていて、
東京の人はよくわかっていると思うけれど、ここ(真ん中の森)が青山墓地で
新国立近代美術館っていうところのすぐ近くなんですけれども。

これを「なんでみんなが知らないか?」っていうと、
”赤坂プレスセンター”っていうものすごく可愛らしい名前が付いているのと、
星条旗新聞社があるからなんだけど、
この星条旗新聞社の中にいるのは、CIAの主に先端技術の情報を集める機関とかが入っていると。
で、ちょっとこんなことを言うとね、
「お前そういうことを言って大丈夫なのか?」って言う人もいるんですけれど、
これが全然大丈夫なのは、
沖縄と同じように六本木でも「基地反対運動」というのがちゃんとあって、
ものすごくしっかりした弁護士事務所が付いて、もう何十年も反対運動をやっているんです。
ただ報道されないので、全然知らないだけ
なんですけど。

ですから、六本木という都心に米軍基地があると。
で、我々は米軍基地撮影の専門家ですから、行ったらすぐ分かるわけですよ。
基地の要件、フェンスがあって、検閲所があって銃を持っているという、
しかも軍用機が離着陸できるわけですよね。
完全な基地なんです。

孫崎:なるほど。

矢部:
さらにその続きがありまして、空域を通って基地に降り立って、こういうヘリで六本木に移動しているわけです。

9

ちょっとこれ見えるかどうかわからないんですけど、
横田とか厚木から六本木まで車でこようと思うと1時間とか2時間かかるわけですけど、
ヘリだと15分ぐらいで来ちゃうんですね。
で、ここに来たらアメリカ大使館までも5分で行けるけれど、
もうひとつここに”ニュー山王ホテル”というのがあってここにも5分で行ける。

10

ここも実は米軍の軍事施設で、”ニュー山王軍事センター”っていうんですけど、
こういう米軍専門のホテル兼会議所、コンファレンスセンター
ですね。

11

結局ここで行われているのが、「日米合同委員会」なんですよ。

17

孫崎:ね、それはよく聞きますね。

矢部:
一言で言うと、日本の各分野のエリート官僚と米軍のエリートたちが、
30ぐらいのジャンルごとに委員会を作って月2回会議をしているんです。
結局そこで決まったことは、日本の憲法よりも上なんですね。
これはもう完全に証明された事実なんです。

最悪なのが、日本のこういう米軍関係にタッチする、
本当の機密を知っている日本の官僚達と米軍の間に強固な共同体が60年ぐらいに渡って出来ていると。
で、ここに属した人はみんな偉くなる。

12

典型がこの合同委員会代表代理に法務省大臣官房長というのがあるんですけれども、
ここを経由したかなりの人は次官になっている。
そのあと検事総長や。

だからこういう区域を通って入ってきて、
全員が外国から来るわけじゃないですけど、このセンターに集まって会議を続ける。
そこで決まったことは憲法を超えると。

孫崎:はい。

矢部:
鳩山さんが潰された時に、官僚たちが土壇場でものすごい裏切りをして、
その時に鳩山さんは、「首相鳩山ではない何か他のものに対して忠誠を誓っていた」って
インタビューで言ってましたけど、

孫崎:あ、言ってましたか。あーー。

矢部:それがこういう、米軍と官僚との60年に及ぶ共同体にあるんじゃないかと。

孫崎:
あの、ここのところだけちょっとだけ言いますと、
鳩山さんは普天間問題で「最低でも県外」ということを言って、
それでかなり足を引っ張られるわけですよね。
9月ぐらいに発足して1月ぐらいでしょうか。
外務省と防衛省の本当の幹部、多分次官クラスだと思うんですけれども、
それを呼んで「これから非常に重要な時期だから、これから君たちと相談して決めていこう」と。
で、「この会議で話したことは外へは絶対に漏らさないで」という約束をさせて協議をしたら、
翌日新聞にバーッと出た


矢部:
そうですね。
これにも書きましたけど、それは4月6日ですね。

孫崎:あ、4月6日、どうも

矢部:
その時に重要なのは、外務省と防衛省の幹部を呼んで、
「徳之島移設案」という最終方針を伝えているわけです。
最後の切り札をここで彼らに伝えて、
「この情報だけは出すなよ」と言ったのに、
翌日朝日新聞の1面にそれを書かれたという。

要するに、首相よりも従わなければいけないものがあるということですね。
で、この辺のことは非常に研究が進んでいるんですけれども、
この3巻目「検証・法治国家崩壊 」の著者に新原昭治さんという人がいらっしゃるんですけど、
この人は日本の日米密約研究の人で、研究ジャンルそのものを作った人なんですけれども、
そういう研究が進んでいて、
結局、ニュー山王ホテルで協議された日米合同委員会で決めたことは日本の法システムの上にあるわけですね。
でも、そこで決めたことを「こういう風にやれ」とまさかいうわけにもいかないから、
日本の法律のシステムの中でそれを実現するような形をとるわけです。

孫崎:そうですね。

矢部:
そのために国家の非常に重要な場所に裏マニュアルができています。
最高裁、検察、外務省
これはもう本当に国家の中枢中の中枢なんですけれども、ここにすべて裏マニュアルがあって、

13

最高裁は「部外秘資料」と呼ばれています。
検察は「実務資料」
外務省は前泊さんがスクープした「日米地位協定の考え方」
これはいずれも日本の法的なシステムに沿って物事を進めているようにみえるけれども、
実は「こういう風にやれ」っていうマニュアルなんです。


孫崎:
最高裁の「部外秘資料」
検察の「実務資料」
これをもうちょっと説明していただけますか?

矢部:
最近はそういうことはないんですけれども、
昔はよく、基地で薬莢を拾っていたりすると冗談半分に撃って殺したりするわけです。
そうした時に「どういう対応を取るんだ?」という協議をその日米合同委員会でするわけです。
その決まったことを反映させるためにそれぞれ指示が出るわけですね。
まず検察は「ものすごい軽い起訴をしろ」と。
だから、殺人を犯しているのに5年とかという起訴をするわけです。
しかも検察は自分が軽い起訴をするとともに
「裁判所に対してもっと軽い判決を出せというふうに言え」と言われるわけです。
それで、起訴5年なのに、判決は4年で執行猶予付きみたいな、むちゃくちゃ軽い判決になって、
最終的にはそれで控訴しないで、外務省はそのままアメリカへ返すと。
実質的な無罪判決が行われると。
で、こういう場合にはこうするという色々協議したことの、
それをマニュアル化したのがこの裏マニュアルの3つ。

孫崎:それは今まで出ているんですか?

矢部:
出ているんですけれどもこの新原昭治さんとか研究している方が、
昔で言う共産党系の研究者なので、
そういうことは今までずっと無視されてきた。
ただ、活字としては証明されていますね。

孫崎:活字としては出ている、なるほど。

矢部:
だからこの「裏マニュアル」を一回徹底的にやったら面白いなと思うんですけど。
こういう、日本の法律の体系の上に、より上位の法体系があるわけですね。
この前吉田敏浩さんも言っていましたけれども、
それは「安保法体系」というふうに我々の中では呼んでいるんですけど、
日本国憲法の法体系よりも安保法体系の方が上で、
日米合同委員会で決めたことは日本の法的なシステムよりも上位である。


それを固定化したのが”砂川裁判”の最高裁。
砂川裁判というのは、
「在日米軍は日本国憲法9条に照らして違憲である」という判決を東京地裁が出す(1959年3月30日)
判決を
出した二日後に、これは本当に僕はアメリカ人のすごいところだと思うんですけれども、
マッカーサー駐日大使が
この在日米軍基地は在日米軍は憲法違反であるという判決を
「完全な形で覆すことによって我々の権利を磐石なものにするのだ」という計画を立てるわけです。
で、その通りにやっていくわけですね。
先生はご存知かもしれませんけど、アメリカ人ってそういう発想をするっていうか、
何もないところで功績を上げるよりも、
何かやられた時にそれを利用してもっとやり返すみたいなことを最高とするような考えがあるんですよね。
どうも、公文書とかを見ていくと。
常にそういうやり方です。
で、完璧にひっくり返された結果、
最高裁で1959年12月16日に
「日米安保条約ごとき(略)高度な政治性を有するものが、違憲であるか否かの法的判断は、
(略)裁判所の司法審査権の範囲外にある」
という最高裁判決を出すわけです。
ちょっと分かりづらいかもしれませんが、これがどういうことか?というと、
法的構造がこうなっているんですね。

14

「普通の法律」よりも日米安保条約とか地位協定とか「条約」はもともと強いんですね、国が結んだものだから。
ただ、「条約」よりも本当は「憲法」の方が強くて、
基地を置いておくことによって人権を侵害されたり生命の危険があったら、
ちゃんと「憲法」が機能してそれをやめさせなければいけないわけですけれども、
この最高裁判決の結果、「憲法」の部分が消えるわけですね。
「憲法」の部分が消えることによって、
「アメリカとの条約は日本の国内法よりも全て上位」という法体系が完成するわけです。


結局人権に対して、
だからこれを「統治行為論」と言って、
これが国民の身体財産の危険というような人権に対して「統治行為論」を適用したらこれはもう、
三権分立じゃないですよね。
これは小学生でもわかる理論だと思うんですけれども、
だから非常におかしなことをやっているという。


孫崎:
ま、ちょっと全然違うんですけれども、
これも今まで何回か言ってきた話なんですけど、
「米軍基地の有り様」というような問題で、
日本の地位協定とドイツの地位協定とが非常に違うということを申し上げてきたわけですね。
ドイツとアメリカの、名称は地位協定じゃなくて、ボン協定の付属文書ということなんですけれども、
これはここでも何遍も申し上げているんですけど、
アメリカの基地を返したら、それによって受け入れ国の経済的利益、あるいは環境、あるいは国土開発、
そちらの利益の方が大きければ、当然基地の返還要求ができる。
そしてそれにアメリカは応じなければいけない。
ということですから、
ここでもドイツの方は「国内の利益の方が基地よりも上」なんですよね。
というようなものをちゃんと作っているんですけれども、
日本は全くそういうような感じではなくて、
ご存知のように、米軍基地の撤退、「最低でも県外」ということを言うと日米関係が崩れるという、
そういうような構図があるというような感じでみんな動いているわけですね。


矢部:はい。
今先生がおっしゃったところが非常に面白いところで、
ドイツは昔は日本よりももっと厳しい状態だったわけですよね。
ただいまは、日本はそういう主権がないような国ですけど、
「ドイツはアメリカの属国だ」とか、「ドイツに主権がない」とかいう人は誰もいないわけです。
これは次の本でやってもらおうと思っているんですけれども、
結局ドイツはいつ独立したか?本当の意味で独立したかというのを調べていくと、
1994年だということがちょっとわかりかけてきて、
東西ドイツに分かれていますよね。
それが再統一するわけですけれども、その時に何が起こったか?というと、
戦勝4カ国との間で講和条約を結ぶというプロセスが必要だったわけです。
西ドイツ東ドイツと英米ソ仏の4カ国で2プラス4条約というものを結ぶわけです。
(1990年 ドイツ最終規定条約(2プラス4条約))
それが事実上の講和条約となって、
それに基づいて94年までに、
やっぱりそれまで駐留軍というのがいるわけですよね、英米ソ仏。
駐留軍は94年までに撤退して、そこでドイツの戦後は終わるわけですね。
今先生がおっしゃったボンの地位協定は93年なんですね。


孫崎:あ、93年なの

矢部:
だから、地位協定で頑張ってそうなったんじゃなくて、
講和の問題をちゃんと片付けたから、93年にそういう地位協定も改訂して、
結局今は原則NATO軍として駐留してて、しかも国内法を適用するわけですよね。

孫崎:当然ですね。

矢部:
そうすると全然日本とは違うわけですから、
ドイツは94年に独立を、戦後49年にして、見事に達成したと。
だから日本もですね、その歴史に学んでやれば。
その二つの国の歴史をずっと見ていくと、ドイツの方がものすごく過酷ですよね。
二つに分断されて、西の方は3カ国いて、国の真ん中に米ソ対立の線があって、
しかもナチスが第二次対戦にやったことの批判がものすごい。
だから、東方外交というのをちゃんとやって、
1970年代からずっと歴代首相が、政権が変わっても、
関係諸国との融和」ということだけはずーっとやり続けて、
それで独立を達成するわけですね。
国連憲章に、これは知っている方は知っていると思うんですけど、
「敵国情報」というのがありまして、
それはもう実質的に日本とドイツ二カ国だけをターゲットにしたものなんですけど、非常に分厚い、
アメリカ系じゃないフランス系の学者たち80名が書いた国連憲章のコマンテールというのを読みますと、
(コマンテール=逐条解説)
帰国条項に関してはね、我々は私分化していると思っていますけど、
そういう説もあるけれど、「効力は永久だ」という、非常に強い。
だだしドイツに関しては東方外交の結果
ソ連やその周辺諸国は事実上敵国情報を放棄したって書いてあるんですね。

ということは・・・日本だけが国際法の中で一番下位にいると。
それはなぜか?っていうと、周辺諸国と融和できないからですよね。

僕もこれをずっと書いていて、日本の辛い現状とか、こう、ちょっと気分がブルーになっていったんですけど、
結局やるべきことは、もう一回敗戦直後に戻ったつもりで、
アメリカだけとの関係をやるんじゃなくて、
周辺諸国からの本当の信頼を得て、軍事とかそういうことじゃなくて、
ドイツを見習って周辺諸国との関係を改善すると。
それが日本の主権回復への唯一の道なんだけど、今起こっていることは真逆なんですよね。

孫崎:
本当ですよね。
安全保障はいっぱい話すことがあるのでいつでも帰ってこれるんですけど、
基地と原発を止めるという・・原発の話を少しおねがいできますか?

32:54
http://youtu.be/cBFE2dWTVQg?t=32m54s

15

矢部:
結局さっき言ったこういう構造がありまして、
本当は原発の問題なんかに関しましては憲法は機能していないとおかしいわけです。
国民が被曝して、子供なんかは本当に健康障害が今出ているし、
来年あたりからそれがすごくなるということはわかっているんだけれども、それが機能しない。
機能しなくて済むのは、これと全く同じ構造なんです。


孫崎:来年あたりから厳しくなるっていうのをちょっとご説明ください。

矢部:
それはチェルノブイリで甲状腺癌は4年目から級数的に増えてるわけですよね。
日本は3年目ぐらいまでのカーブはチェルノブイリより高いぐらいですから、
その後どうなるかはちょっとわからないんですけど。

孫崎:なるほど。あーーー。

矢部:
さっき言った統治行為ですね。
米軍を駐留するために日本国憲法の法体系の上の法体系ができたと。
それにタッチする官僚はもう、法律を超えるわけですよね。
それが「統治行為論」なんだけれども、
「それを原発に関しても適用すべきだと言われた」と、裁判官がちゃんと書いているんですね。


孫崎:あっ、そう〜。へぇーーー。

矢部:
今まで原発で住民が勝訴というのは3件しかないんですね。
この最初の勝訴で、しかも高裁で唯一の勝訴を書いた川崎裁判長という方がはっきり書いています。
そういう「原発にも統治行為論を適用すべきだ」という意見を聞いた。
どういうことか?っていうと、
もう何をやってもいい、罰することができない。
で、2012年6月27日に改正された原子力基本法第2条2項で、
「前項(=原子力利用)の安全の確保については、
(略)我が国の安全保障に資する(=役立つ)ことを目的として、行うものとする」
こんな無茶苦茶な法律を書いているわけですね。

これはどういうことか?っていうと、
「我が国の安全保障に関することを目的として」と言ったら、
砂川裁判によって「憲法判断はできない」ということが確定しているわけですね。
要するにこれが言っているのは、
「原発の安全性についてはもう憲法判断をしない」ということを言っている
何をやっても法律で罰することはできないわけです。
だから、基地の問題もそうですけど、原発の問題もこういう本当の根っこの構造ですね。
これを変えないと。


孫崎:
普通は安全の確保は一般の国民、
そういうような人たちに「被害を与えるか否か」っていうことが一番大きい問題であるはずなのに、
ここに突然、「我が国の安全保障に資することを目的として行う」ということだから、
そうすると、

矢部:
そうするとこれになるんですね。

16

この砂川裁判になるんですね。
「日米安保条約のごとき(略)高度な政治性を有するものが、違憲であるかどうかの法的判断は、
(略)裁判所の司法審査権の範囲外にある」

(1959年12月16日最高裁判決・要旨)

「日米安全保障条約のような安全保障に関する問題については絶対憲法判断はしません
とこういう風になるわけです。



孫崎:
もう一回ここを読みましょうか。
「日米安保条約のごとき(略)高度な政治性を有するものが、違憲であるかどうかの法的判断は、
(略)裁判所の司法審査権の範囲外にある」

っていうことをみると、偶然だったのかどうかは別として、
普通は工場が爆発した。
そして周りの住民に被害を与えた。
あるいは財産に被害を与えた。
っていうと、警察がやっぱり取り調べるわけですよね。


矢部:そうですね、はい。

孫崎:
で、今回、警察とか検察が東電の社長さんとかそういうのを取り調べているというのを
あんまり聞きませんよね。

矢部:
やってないですから、はい、そうですね。
だから官僚が我が国にとって死活的に重要という問題にはしなくていいと。
ここで先生、我々はどうして生きていったらいいのか?ということを。
こういう構造で、

孫崎:
いやいや、どうして・・・。
私は一番大切なのは、やっぱり事実関係を知らせていく。
で、日本の国民の水準というのは、私は基本的に楽観的に見ているわけです。
今日のノーベル賞じゃないけれど、大変に高い水準の人たちがいるし。
ところがこの政治だけが歪んでいる。
たまたまですね、話は全然違うんですけど、
今日ツイッターのリツイートをやったのは、宋文洲さん、中国のね。
この人が書いているのは今は消費税の問題で10%は
国民が今多数が反対しているわけですよね。
で、政治家が動かそうとしている。
やっぱり「日本国民というのは国民の方が優秀だな」って。

考えるとね、本当にひどいことが起こっているのは
消費税の問題であったって、原発の問題であったって、集団的自衛権の問題であったって、
正しい判断を、実は国民の方がしている。
世論調査の方がしっかりしている。
普通多くの国は政治家が正しい判断をして、
国益に何が合致しているかということを一般国民が知らないだろうから、
それを遊説であるとか、いろんなところで説明して、そして国民の納得を変えていく。
というのが普通の国の有り様なんですよね。

ところが日本という国は全然逆で、
国民の方はちゃんとわかっているけれども、ひどいことをしているのは上の人たち。
っていう、こういう構図っていうのは世界でも珍しいかもしれない。


矢部:
珍しいですよね。
私もそれがよくわかったんですけれども、
結局敗戦になりますよね。
そのあと、先生が書かれたように吉田茂もそうなんですけど、
学者もね、僕は本当にはっきり言って
東京大学の憲法学と国際政治学の人たちは、本当にひどいと思っていますけれども。

最初に結論を与えられるわけですよね。
それにあった理論をパッと言える人間が上に行くわけです。
ちゃんとした議論をする人はパーにされていくわけですね。


孫崎:それは非常に重要なことですね。


矢部:だからそういう知的な素養を持っている人が、

孫崎:
アッ!それをちょっと。
内閣法制局のところをちょっと。
内閣法制局というものがどういう位置付けにあるか?

矢部:
私は今度この本で、Part1で沖縄の問題。
Part2で福島の問題をやりまして、
結局今ちょっとさわりだけ言いましたけれど、
この問題を解決するためには原因を知らないといけない。
それは三つあって、日本人があんまり知らない原因が。
一つは薄っすらわかっていると思うんですけど「昭和天皇の問題」
それから「日本国憲法の問題」
それから「国連憲章の問題」
この三つを知らないと今の日本が置かれている法的な支配構造というのがわからないんですよね。


















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<国分寺まつり>九条の会の出店を拒否!補助金を出すな!8/29東京新聞記事と国分寺市議事録

今朝の東京新聞の1面を見て私はぞっとしました。
ヘイトスピーチと金曜デモが同じだとして「国会デモ規制検討」もあり得ないことですが、
ここでは9九条の会やバイバイ原発の出店を拒否した「国分寺まつり」について書きたいと思います。

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9条の会の出店拒否 「国分寺まつり」毎年参加一転
東京新聞 2014年8月29日 朝刊

東京都国分寺市で11月に開かれる「国分寺まつり」で、毎年ブースを出している護憲団体
「国分寺9条の会」が今年の参加を拒否されたことが28日、分かった。
市などでつくる実行委員会は、内容が政治的であることを理由としている。
9条の会は「表現の自由のじゅうりんで、到底承服できない」と
同日、実行委と井沢邦夫市長に参加を認めるよう要請書を提出した。 (林朋実)
 
同会は立川市内で記者会見した。
まつりには2008年からブースを出し、憲法九条に関するパネル展やシール投票をしている。
 
まつりは今年から、ブース出店者の募集要項に
「政治・宗教的な意味合いのある出店」の場合は参加を不可とする文言が加わった。

 
実行委の島崎幸男会長
「市民が親睦する場で賛否両論あるものを取り上げ、いざこざが起きるのは好ましくない」と説明する。
 
これに対し、9条の会事務局の増島高敬(たかよし)代表(74)は
「政治的内容についても市民が意見交流してコミュニケーションを深めることは、まつりの趣旨にも沿うはず」
と話す。過去にトラブルはないという。
 
市議会の議事録によると、昨年11月の総務委員会で委員の一人が、
特定の政治思想を帯びた内容の出店が続くなら市は500万円の補助金支出をやめるべきだ、
との趣旨の発言
をし、
市側は「指摘の趣旨に沿う対応を検討する」と回答していた。
 
増島さんは「市が補助金をたてに出店拒否を主導したのでは」と疑念を募らせている。
 
今回のまつりでは9条の会の他にも、
「バイバイ原発/国分寺の会」も同じ理由で参加を拒否された。
同団体は29日に対応を協議するという。
 
国分寺まつりは11月2日、国指定史跡「武蔵国分寺跡」に近い都立武蔵国分寺公園で開催。
今年で31回目。歴史行列や多数の模擬店があり、例年三、四万人が訪れる。




ということで、記事に書いてある国分寺市総務委員会の議事録をチェックしましょう。
問題の委員会が開催されたのは2013年11月12日です。
(この件について話している部分は続きを読むに転記しました)
このような提案をするのはどのような人なのでしょうか?



最初に「ぜひ排除を」と言い出したのはやっぱり自民党だった!
楠井 まこと(くすい まこと)市議
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「市の予算500万円をおまつりに出すべきじゃない!」と強く主張↓
木村徳(きむら いさお)市議
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最後のほうで「配慮を」と、かなり控えめに発言↓
釜我健二(かまが けんじ)市議
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言われるがままという感じの、意見に存在感が感じられない副市長↓
樋口満雄副市長
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市報国分寺  No1103 平成21年(2009年)1月15日 1面より 


続きを読むに↓国分寺市議 総務委員会の議事録


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<16歳兵士の証言>猪熊得郎「とにかく戦争が終わったときに真っ先に逃げたのは将校ですね、上官ですよ」8/15報道するラジオ(文字起こし)

■8月15日(金)放送分
[16歳の兵士~戦争に奪われた青春~]

MBS 報道するラジオ http://www.mbs1179.com/hou/
新保風子記者

5:25~http://youtu.be/cEro8XccUhs?t=5m25s
報道するラジオ、先週は元兵士の93歳の方の証言をお送りしたんですが、
今日は戦争の貴重な証言を再びお送りするんですが、今回は16歳という年齢で戦場に駆り出された方の証言です。
16歳って、高校生ですよね、まだ。
いまで言うところの高校生、高校1年ですか、
そんな人が駆り出された、その時の現実を語って下さっています。
ぜひ、お聞きください。



水野:
今日の報道するラジオ
特集テーマは「16歳の兵士~戦争に奪われた青春~」です。
報告はMBSの新保風子記者です、こんばんは。

新保:
先週に引き続き不戦兵士・市民の会という市民グループの方にお話を伺ってきました。
このグループは、元日本兵の方々が
二度と戦争が起きないように、自分が戦場で体験したことを後世に語り継ぐ活動をしています。
今回は7月に横浜で行われた元日本兵の方の講演会に参加してきました。
お話しされたのは猪熊得郎(いのくま とくろう)さんという方です。
猪熊さんは現在85歳で、
終戦の1年前の1944年4月に中学を卒業したばかりのまだ15歳の時に初年兵に志願したそうです。


水野:
15歳で志願、はい。

新保:
で、当時はですね、男は20歳になると徴兵されました。
少年兵というのはそれよりも若い14歳から19歳の少年たちで、
自ら志願して兵士になった人達なんです。

短期間の訓練で戦場に送りだされ、
特攻隊で亡くなった人の中には少年兵も大勢いたそうです。

まずは猪熊さんに少年兵に志願した理由を聞きました。


猪熊:
「いずれは、アメリカが日本の上陸することが起こるかもしれない。一体この日本はどうなるんだろう?」
というふうに少年は考えだします。

「アメリカの兵隊が日本の上陸してきたら、俺たちの家族はどうなるんだろう?」
少年たちはそういうふうに考えたんです。

そして、15ですから、中学3年の2学期ですか、
2学期の終わりに父親にですね、「少年兵に志願する」と。
当然親はこれに賛成する訳はありません。
親は必死になってですね、
「20歳になれば徴兵制という事で兵隊に行くんじゃないか」と。
「あと4~4年の事なんだ」と。
え・・・、3日間父親と話し合いをしましたけど、とうとうですね、
4日目からですね、ただ父親の顔を黙って睨みつけていると。
遂に仕方がなしに父親もですね、
「そんなにお前は兵隊になりたいのか」と
「仕方がない、いきなさい。しかし、命だけは大切にしなさい」と、
そう言った父親のさびしそうな顔をいまだに忘れる事が出来ません。

入隊した時に戦友たちに聞いてみましたら、
3人に一人ですね、
当時の3人に一人の男の子たちは、
家族の反対を押し切るために内緒で父親のハンコを盗んで志願書を書いて、
そして、内緒で入隊試験を受けて、
そして入隊が決まると軍から文書がきますね。
その時になって初めて家族が知ると。


これは当時の戦争中であっても、
「戦争に賛成する」と、「万歳万歳」と言っている大人たちも、
いざ子どもが兵隊に行くとなると賛成する大人というのは一人もいませんでした。


ですから、どこの家でも家族との間で悶着が起こると。



水野:家族も必死に止めたんですね。

新保:
そうですね。
特に猪熊さんは、男の子4人、女一人の5人兄弟の4男だったそうです。
で、母親は早くに亡くなっていると。
上の3人の兄たちはすでに陸軍や海軍に入隊していて、兵隊に取られていた訳なんですね。
最後に残ったまだ15歳の猪熊さんまで志願するというので、父親は大反対したそうなんです。

当時、1944年というのは神風特攻隊が初めて突撃した年で、
サイパン島で日本軍3万人が玉砕。
つまり全滅した頃なんですね。

戦況の悪化によって、兵士として戦える年代の男というのも少なくなりましたので、
徴兵を猶予をされていた学生たちも「学徒出陣」として戦場に行きました。

その敗戦濃厚の状況で、今でいう高校生ぐらいの少年たちが戦地に送りこまれていたんですね。
で、猪熊さんの調べなんですが、
少年兵の数は1930年から終戦までの間に42万人にのぼって、



水野:そんなにいらしたんですか?!

新保:
はい。
しかもそのうち30万人というのは終戦間近の1944年以後の採用だそうです。
そしてその後猪熊さんは航空通信学校で9ヶ月の訓練を受けて、
1945年の4月に満州に配属されました。

で、満洲国というのは日本が満州事変で占領した土地に作り上げた傀儡(かいらい)国家ですね。
しかし日本国内では満州の事を「五族共和の王道楽土」と言って、
「五つの民族が平和に暮らしている楽園のような場所だ」と宣伝されていたんです。
猪熊さんも実際にそう信じていて満州に行き、現実を知ることになります。



猪熊:
満州国というのは「王道楽土」といった訳でしょ。
ところが日本人はふんぞり返っていて、きたない仕事はみんな中国人がやっていて、
日本兵なんかだってね、例えば日曜日に街に出る。
電車に乗れば無賃乗車でね、
物売りをやっていれば、先頭のやつが話しかけている間に後ろの方の奴がみんなかっぱらうとかね。

とにかくそれはね、日本軍隊の加害行為というのはね、
やっぱり、略奪、暴行、強姦ね。
ただそれをみんな伝えないだけで、話さないだけでね。

あれがやっぱり植民地っていう実態でしょうね。


記者:
従軍慰安婦の方々の慰安所の問題なんですけど、
そういう場所っていうのは軍隊の近くには必ずあった?


猪熊:軍隊の近くには必ずあります

記者:どんな感じのところだったか分かりますか?

猪熊:
こっちは傍へ行くのが嫌でね。
だいたい・・・、見に行こうと思って近くにはいったんですけれども、
ちょっと遠くから見てね、
日本の兵隊が休みの日ですよね。
並んで待っているんですよね、ベルトに手をかけてね。

やっぱり少年兵としての潔癖感がありますからね、
「これは何事だ!」と・・・。



水野:はー・・・慰安婦についてもその証言がありましたね。

新保:はい。
「日本はアジアの平和のために戦っているんだ」と教えられてきた猪熊さんだったんですけど、
実際には日本兵は満州で略奪・暴行・強姦をしていたということに非常に大きいショックを受けたそうです。

そして、軍の理不尽さを経験するこんな出来事を経験します。


猪熊:
最初の外出のときです。
最初の外出といっても私たちは少年兵ですから、
まだ10代でした。
今でいう高校1年ですね。
外出するときに服装検査がありました。
「突撃一番を持っていないと外出させない」って言うんですよ。
突撃一番というのはサックのことです。
避妊具のことですね。
「これはいったいなんだ」と。
それで少年兵ですから純粋ですから抵抗した訳ですね。

日本帝国陸軍の軍人が、
「その”突撃一番”というサックを持って外出をして慰安婦を買ってこなければ、
立派な帝国軍人になれないのですか?」って、こうやったわけです。
それで上官は烈火の如く怒りましてね、
「上官を侮辱するのか!」と
「女を買うのは当たり前だ」と、
「女を買えない奴に敵が殺せるのか」と、
ぶん殴られて、蹴っ飛ばされて、踏みつけられて、
血だらけになったのが、私の初めての外出の時でありました。

日本の陸軍のあるところ、
日本の軍隊があるところ、
慰安婦がいて、慰安女がいて、
軍隊の中では立派な兵士にするために、
民主主義もなければ自由もない。
ただ無批判に無感動に敵を殺せる兵隊を作る。

敵を殺せる兵隊というのは常識があっては立派な兵隊になれない。
そういう中でリンチがあり虐待があり自由なんて無い無い。
だからそれを憂さ晴らしに兵士たちは慰安所に求める。
そして慰安所に兵士たちを送り込んで、軍人の戦闘精神をもたせる。
これが日本軍隊の真実の姿であります。


水野:はあ〜・・・、
「慰安所がどういうものだったか」というのを本当に赤裸々に語ってくださっています。

新保:
まだ15や16の少年に「慰安所へ行って女を買え」というんですよね。
拒否すると「女を買えない奴に敵が殺せるか!」と言って殴る蹴るの暴行をした訳ですよね。
それが日本軍の姿だった訳です。

そして猪熊さんは、なんと軍の飛行場でほかの少年兵の訓練の様子を目撃することになります。


猪熊:
飛行場に行きますと、少年飛行兵がいます。
少年飛行兵と言いますのはだいたい同年代ですね。
15歳から19歳の少年たちで、これが飛行機で訓練をしているんですね。
それで何の飛行機で訓練しているか?と言いますと、
「赤とんぼ」と言いましてね、二枚羽のね、あの飛行機で訓練しているんですよ。
それで、同じ少年たちですからね、
「おまえ、あんな飛行機で訓練しててどうするんだ?」と
「ソ連の飛行機がやってきたらどうするんだ?」と言ったら、
「飛行機がこれしか無いんだ」と。
「これしか無いたって、それで戦えるのか?」って言ったらね、
いや、ソ連の飛行機が来るって分かったらですね、
上空に待機しててですね、
「上空から敵の飛行機にぶつかるんだ」と言うんですよ。
「ぶつかって当たらなかったらどうするんだ?」って言ったら、
「そのまま突っ込むんだ」って言うんですね。

これが私たちと同じ年代の15歳から17歳のですね、少年飛行兵が一生懸命訓練をしてたんですね。


新保:
お話の中に出てきた「赤とんぼ」って言うのは、
二枚羽の練習用の飛行機のことなんです。
その頃には最新の飛行機というものも少なくなっていたので、
練習用などしか残っていなかったんですね。
なので「その飛行機で敵に体当たりして死んでこい」と、
高校生ぐらいの少年たちがそんな訓練をさせられていた訳なんですね。

そして8月、日本は終戦を迎えます。


猪熊:
8月の9日に、「ソ連が満州の領空に侵入してきた」ということで招集がかかりまして、
そこで暗闇の中にロウソクを灯してですね、
「関東軍は最後の1兵まで戦う」
「関東軍がもし敗れたならば長白山に集結しよう」と。
要するに関東軍が負けたら長白山に集結してゲリラ活動をやろうと、
で、それから戦闘態勢を固めましてね、
私のところは8月17日まで戦いまして、8月18日に停戦の命令を傍受しまして、
そして初めて「戦争に負けたんだ」と。

とにかく戦争が終わったときに真っ先に逃げたのは将校ですね、上官ですよ。

飛行場にいたらですね、「最後の1兵まで戦う」と。
「ソ連の戦車に戦うんだ」と。
飛行機を出してくれって言うんだからね、
兵隊たち、しょぼんとしていた兵隊たちが喜んでですね、飛行機を出してきて、
将校が飛んでいくのに、こう手を振ったんですよね。

空を3回旋回してね、ソ連の方向に行くんじゃないんです。
みんな日本に向かって飛んでいくんですね。

士官学校の学生がですね、満州で教育をしました。
これが真っ先に日本に逃げ帰ったんですよ。

「日本の再建のための国土復興のための優位な人材だ」
じゃあ我々は優位な人材じゃないのか!?


この連中はみんな真っ先に、飛行機がある限りですね、
上官たちはその飛行機に乗って、
「殺せ殺せ」「死ね死ね」と言った将校たちはみんな日本に帰ってしまった。

あのときに私はですね、「日本は負けたんだ」と。
負けるべくして負けたんだ」というのを骨身に沁みて思ったですね。



水野:あー…、こんな状態だったんですか。

新保:
今まで「敵を攻撃して死んでこい」と命令していた将校や上官だけが、
敗戦した途端に先に日本に帰ってしまったんですよね。
でも下級兵と民間人だけが残されたんです。
その後猪熊さんたちは、やってきたソ連兵に「東京ダモイ」「東京に帰れる」と言われて、
半信半疑貨物列車に乗り込んだそうです。

しかし列車はどんどんどんどん北へと向かって、
ソ連領へと連れて行かれました。

猪熊さんは捕虜として収容所に入れられて、
製材工場で過酷な肉体労働を強いられます。


猪熊:
えー、シベリアはですね、2月の平均気温がマイナスの20度から30度です。
冷凍庫の温度がマイナス20度ですね。
これよりも寒いところで作業をする訳ですから、
私らの収容所で言いますと6人に一人死にましたけども、ほとんどが冬の間ですね。

栄養失調、下痢、ということで隣の戦友たちがバタバタと倒れていく。
昨日まで隣に寝ていた戦友が、ある日突然立ち上がって
「日本に帰れるんですね」
「汽車が出るんですね」
「お米が食べられる」
「ご飯が食べられる」
「おかあさん」
そう言ってバタッ!と倒れるんですね。

そういう戦友の声が今でも耳に残っています。

そうして戦友が倒れると、医務室の前に遺体が並べてあります。
遺体が並べてありますけれども、冬寒いときには凍っています。
凍った死体が並んでいます。
翌日の朝になると、死体は全部裸になっています。
着ているものは、
日本の戦友たちがその遺体の衣服を剥いで、パンと代えて
なんとか生き延びたんです。

で、戦友が亡くなるとですね、
製材工場でしたから、え…、棺桶を作っておきましたけれども、
背の高い戦友が亡くなると、足が入らないんですね。

ですから、凍っていますから、
斧でポンッ!と叩くとボキッ!と折れてですね、その棺桶の中に入れることができると。
山へ持っていって穴を掘るんですけれども、
シベリアは凍土ですから、1mまで凍ってますね。
ですから30cm掘るのがやっとですね。
30cmというと、棺桶を入れるのが精一杯ですね。

ですから、春になるとですね、
山犬が掻きむしってですね、食い散らしていると。
そういう状況に何体も何体も死体が放り出されているという状況でしてね。

ですから、自分が生きていくために、なんとしても生きていかなければならないです。
「生きて帰りたい」と、「家族に会いたい」と。
と、隣の戦友がね、下痢すると嬉しくなるんですよ。
「ああ、こいつの飯が食える」
できることなら明日もあさっても、こいつの下痢が治らないでくれたらいい。

これが本当の姿なんですね。

なんとしても生きて帰りたい。
生きて帰るためにはどうやって生きていくか。
とにかく、他の人のことなんか考えていられない。

それが本当の姿だと思うんですね。



水野:
シベリアに抑留された経験を、こんなに具体的に克明に生の声で伺ったのは、
私は、初めてです。

新保:
私も初めてで、非常に過酷な状況の中で労働させられていたんだなということを、
このお話を聞いて初めて知りました。
シベリア抑留でおよそ58万人が捕虜としてソ連に連行されて、
そのうち6万人が死亡したと言われています。

猪熊さんも2年4ヶ月の間収容所で暮らしていたんですけれども、
これはまだ短い方なんだそうですね。
中には10年以上収容されていたという方もいるそうです。


水野:
平野さん、猪熊さんたちはやっと終戦を迎えて、
「ふるさとに帰れる」と思っていた貨物列車に乗ったら、そこはソ連領だった。
そして、今お聞きいただいたような、壮絶な状況の中に置かれて、
だけど、終戦したにもかかわらず、猪熊さんの場合で2年4ヶ月。
長い方で10年程って。
なんでそんなシベリア抑留が続くのか。


平野:
そうですね。
そもそも、7月26日にもう、ポツダム宣言を受諾されているんで、
日本としてはもう、武装解除を早く最前線に伝えなければ、

水野:もっと早く伝えるべきだったんですね。

平野:
ところが一部の軍部がですね、
国体の保持ということにこだわって、
「天皇制を保証してくれ」と、天皇とずっと最後まで交渉を続けるんですよね。
しかし昭和天皇は「もう限界である」ということで
「はやく戦争を終わりたい」という意向を表明をしたにも関わらずですね、引っ張る訳ですよ。

ですから、もう本来であれば避けられているシベリア抑留なんですよね、武装解除して。
しかも、当時は百万人以上の民間人も満州にいた訳ですよね。
その人たちも略奪されてですね、時には強姦されて、
もう本当にその…命からがらですね、一部の人しか帰れなかったという過酷な状態が続いたと。

これはもう一部の戦争指導者の判断の、言ってみれば盲信ですよね。
ソ連とは中立条約を結んでいたものですから、
「ソ連は攻めてこないだろう」と、ずっと過信をしてたんですね。

だけど歴史を振り返れば、その年の2月、半年以内ですね。
ヤルタ会談でソ連はドイツが降伏した3ヶ月後に、
対日参戦をするということを3国でもう決めてたわけですよ。

それを日本は全然察知できずにですね、
ソ連に、逆にですね、アメリカとの和平工作を依頼するようなね、
トンチンカンなことをやってしまっていると。
こういう本当の指導部のですね、あのーーー、


水野:情報のなさ、判断ミス、

平野:盲信過信ですね。

水野:そうですね、やっぱり盲信過信が招いた判断ミスということになりますよね。

平野:そういう事が逆に浮かび上がって、ま、その犠牲者、と言わざるを得ないんですけどね。

水野:そしてその間に命を落とされた方が本当の大勢いらした。

平野:
ええ。
民間人でも18万人の方が亡くなっていると。

水野:は〜

平野:
兵士の方も本当に大変な抑留経験をされたんですけれども、
それはもう逃げ惑う。
朝鮮半島まで来てですね、時には集団自決までして、
「もうだめだ」という事で川に飛び込んだりして、
この悲劇の話は本当に数えきれないほどあるんですよね。

水野:ん〜、本当は防げたのに。

平野:ええ。

水野:
「じゃあその責任はいったい誰にあるのか?」って、
それは本当に言いたくなりますよね。

平野:
でもそもそもこの満州国の成立というところから、
今回のアジア太平洋戦争というものを語らなければならないと思うんですよね。
やっぱり、日露戦争で獲得した満州の権益を守ろうとして、
日本の国土を超えて、海を越えて朝鮮半島、さらには満州にまでですね、
国防権というものを生命線として維持しなければならないという事で、
要するに、「守りのために海外国家を作った」っていうところからですね、
もう誤りがあるんですよね。
で、そこにどんどん、中国の人たちの土地を収奪したりですね、
財産を略奪したりですね、
そういう事がまかり通った歴史がある訳ですよね。

水野:そうですね、そこを分かっておかないと、

平野:
そういう歴史を、いわゆる加害責任としての歴史を日本の戦後教育はほとんど教えてこなかったと。
そういう事が今の、その、「戦争賛美」とかですね、
犠牲者を「英霊」とか言ってね。
私にとってはもう、「犠牲者」と思われるんですけれども、
そうやって自省しない国になってしまった印象がですね、
もとをたどれば、私は満州国に元凶があるんじゃないかなと思っているんですけれどね。


水野:
いろいろ伺うと、そうか、そういう事でシベリア抑留で長い時間をね、本当に費やされたんだなと。
だんだん分かってくるんですけれど、
猪熊さんの場合は、新保さん、2年4ヶ月収容所の暮らしが続いて、
その後、どうなられました?


新保:
その過酷な収容所での暮らしの後、ようやく日本に帰国できる事になり、
猪熊さんたちは港に近いソ連のナホトカの収容所に移されました。


猪熊:
で、なんとか私は生き延びる事ができまして、
昭和22年の11月に帰って来る事ができました。
帰るときはですね、ナホトカの海から船が出るんですけれども、
ナホトカの収容所っていうのは海岸につながっているんですね。
ですからナホトカの収容所に入ってきますと、
みんな一斉に砂浜に駆け出しまして、海の際に行って手を海に突っ込んでですね、
「ああ、この海が日本につながっているんだ」と、
「この海の水が日本につながっているんだ」と、
そういって考えるんですね。

そして、そのまま軍国主義の考え方がまだ残っています。
「捕虜になってしまった」と。
「捕虜なんて恥ずかしい事だ」と。
「家族たちはどんな肩身の狭い思いをして待っているんだろうか」
「家に帰ったらなんて言おうか」と、
「ただいま帰りました」と、「捕虜になっていました」と言えるかと。

そしてそれが過ぎるとですね、
戦友たち。
一緒にいるはずの戦友がいない。
・・・・。
「あいつはどうして帰っていないんだ」と、
「あいつはなんでここに居ないんだ」と、
「あいつの家族になんて言おうか」と、
「なんて言えるのか」と、
「私は生きて帰る。だけども戦友はここに居ない」
「私の家族が喜ぶのと同じように、戦友たちのも待っているに違いない」と。
「なんて言おうか」
みんな話し合いました。

結局は「戦争があったから亡くなったんだ」と、
「戦争が無ければ生きて帰れたんだ」と、それを言う意外に無いんじゃないかと。
そう思ったのがナホトカで考えた事でした。




水野:はい・・・、

新保:
1947年の10月に、ようやく猪熊さんは帰国する事ができました。
しかし東京にあった家は空襲で跡形も無くなっていて、
一人親の父親も亡くなっていたそうなんです。
また、一つ上の兄も人間魚雷、海軍の特攻隊要因として、
沖縄の出撃の途中にまだ18歳で戦死していた事が分かりました。

最後に戦争体験を語る猪熊さんの思いを聞きました。


猪熊:
つまり戦争体験というと、いわゆる被害体験になっているんですよね。
被害体験も大変大切なんですけれども、
あのー、日本が、被害者の立場だけだった訳じゃないでしょう。
つまり、日本は他国の人たちを苦しめる加害者だったんだと。


つまり単なる被害者じゃなくて、
加害者に加担した被害者
あるいは加担させられた被害者
という立場だと思うんですよね。


それは当然中国にしてみればさ、自分の国に攻め込まれて、殺されてね。
それは日本兵がやった訳なんですから。
実際にはね、一生懸命「日中親善」だって言われても
「自分のおじいさんはね、日本人に殺された」という思い出は心の中に残っている訳ですからね。

つまり、他国の人たちは日本の戦争武力によってね、
どれだけ苦しめられたのか、悲しめられたのかというところがほとんど抜けている、
8割方抜けててね、被害者としての立場しか残っていないと。

そこに加害者として加担させられた被害者という立場が入ればね、
もっともっと深くね、相手の国を理解する事ができるし、共感する事ができるのではないかと。




水野:
いま、猪熊さんがおっしゃった
「加害行為に加担させられた被害者」という立場をちゃんと自覚した方がいいと、
これはどういう思いでらっしゃるんですかね?

新保:
はい。
猪熊さんが満州で見たように、
日本軍は満州で強盗、略奪、強姦など
加害行為をしてきたんですよね。
つまり加害者である訳なんです。
しかし、そうした日本兵というのも、国家によって戦場に駆り出され、
そうした加害行為に加担させられるような状況に追い込まれたと。
そういう意味では兵士ひとりひとりも被害者だと言えるんですね。

水野:
そうですね、
あ・・・、あの、今回ね、取材を通して、
新保記者はまだお若いですけど、生まれたのは昭和何年ですか?


新保:平成元年なんです。

水野:
あ、平成生まれなんだ。
平成生まれの新保さんが、今回16歳の兵士の体験を聞いて、どんな事を感じました?

新保:
いままででも、学校の授業などでも戦争の体験を聞く機会というのはあったんですけど、
空襲で家を焼かれたとか、
あるいは広島や長崎で被爆をしたという辛い体験ですよね。
ただそれは「日本が被害を受けた」というお話だった訳ですよね。
で、こうして日本の加害について体験談を聞いたというのは今回が初めてだったんですよ。

猪熊さんのお話にもあったように、
一部の日本兵というのは中国やフィリピンなんかで、
強盗や略奪とか強姦とか、むちゃくちゃしていた訳ですよね。
もうそれがすごく、こう、当たり前の事なんですけど、
「日本が加害者」というのがすごく驚きでした。

もちろんわたしが小中学生の時は、社会の授業で戦争の事を勉強するんですけど、
でも、「日本の加害」についてって詳しく書かれてないんですよね。
「南京大虐殺」についても、私の記憶ではページの半分ぐらいしか書かれていませんし、
その後にやっぱり、日本の被害について大きく、何倍もの時間をかけて習う訳ですよね。


修学旅行で広島へ行けば、原爆の事を習いますし、
そうやって、そうした教育の中で私は、日本が受けた被害のイメージというのがすごく強かったんですよね。

で、正直これまで、中国や韓国っていうのは、
歴史認識問題に強くこだわっているというのがいまいちピンとこなかったんですけど、
「もう、戦争が終わって70年近くたつのにな」って正直思っていたところがあったんですけど、
このお互いの「感覚のずれ」みたいなものが、
「日本が加害者であったんだ」という意識が、やはり欠如しているからなんじゃないかなと、
今回の話を聞いてすごく強く思いました。



水野:
平野さん、リスナーの方がね、今日聞いてて、
「今日の放送こそ小学校、中学校、高校の歴史の教科書に書かなくてはならない事じゃないですか」

平野:
そうです。
本当に新保さんがおっしゃるように日本の歴史教育というものを、
きちんと、自分がした事に向かい合っていないですよね。
逆に言えば「もう無かった事にしよう」ということまであってですね、
安倍さんは「侵略の定義が定まってない」みたいな事を先日まで言ってたと。
これはもう、明らかに侵略をしている訳ですよね。
武力でもって他国の主権を奪い取ったという事がもう侵略なんですよね。

そんな基本的な事さえね、一国の総理が誤った言葉しかできないという国を
もう一回改めて、我々は批判して、考えるべきじゃないかなと思いますね。



水野:
他のリスナーの方は
今日の話を聞いていた亡くなった叔父の事を思い出しました。
叔父もシベリアに抑留されていて、
生前「シベリア抑留について教えて」とお願いしたんですが、
いつも笑顔を絶やさない温厚な叔父の笑みが消えて、
一言「いろいろあった」とおっしゃっただけなんだそうです。

本当に真実を知るのには難しい。
お辛い体験ですけど、

平野:今日のお話は大変貴重でしたね。

水野:
そうですね。
今日は新保風子記者の報告でした。

41:45



<元日本兵の証言>
谷口末廣「自衛権というのは『軍隊を持つ』という事だけじゃないんですよ」
8/8報道するラジオ(文字起こし)


飢えたらね、人間っていうのはどういう事をやるか分からないよ。
まあ、だから…、まぁ、あれで人肉を食べたことは確かだと思うのよ、僕は。

相手をね、自分よりも犬畜生とみなければ殺せないです。
相手はもう人間じゃないんだと、だから殺せと。
そうすると殺せないんですよ。
お互いが人間だと思っていたら。

だから「人間からね、離れる訓練をどうするか」っていうのが軍隊なんですよ、ええ。


<集団的自衛権>菅官房長官生出演 「クローズアップ現代」2014年7月3日放送(文字起こし)

フライデーが記事にして、話題になっている集団的自衛権について生放送の「クロ現」です。
じっくり文字起こししていたら、いろんな事が見えてくる感じがしました。

「クローズアップ現代」2014年7月3日放送


菅義偉官房長官に聞く
なぜ今 集団的自衛権


http://youtu.be/SNgAOV6-1po?t=11m10s

2014071533.jpg

国谷:
菅さん、集団的自衛権行使の容認ですけれども、
これは閣議決定によりますと、「日本の自衛のための集団的自衛権の行使」となるのであって、
他国を守るためには行使はしないとなっています。
確認ですけれども、
「他国を守るための戦争には参加しない」と、いうことですか?

菅:それは明言します、はい。

国谷:それは明言されますか。

菅:はい。

国谷:
では何故、今まで憲法では「許されない」とされていたことが、容認されるという事になったのか?
という事なんですけれども、
これまでは日本の安全保障は日米安全保障条約の元、
強大な在日米軍こそが日本を防衛する最大の強力な抑止力になっているという考え方だった訳ですけれども、
その安全保障関係の変化によって、この日米安保条約でも抑止力が不足、
集団的自衛権によって補わなくてはならない事態になったと、いう認識なんでしょうか?

2014071531.jpg
菅:
いまですね、あのーー、昭和47年の映像がありました。
当時と比較して42年間経っているんですよね。
えーー、たとえば国際化がその間にどのくらい進んだかですよね。
いま、わが国の国民はですね、150万人ぐらいの人々が海外で生活をしているんです。
そして1800万の人がこれー、海外にですね、旅行を含めて渡航してます。
そうした時代になりました。
そしてまた、我が国を取り巻くですね、安全保障の環境というのが極めて厳しい事実になっているという事も、
ここは重要だと思っております。
そういう中にあってですね、どこに国であっても一国だけで平和を守れる時代ではなくなってきたという、
まず、ここがですね、大きな変化だというふうに思います。

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ま、そういう中でですね、わが国としては、あー、たとえばですよ、
これは総理が、あーー、この政府、わが国としては、
たとえばですよ、うーーん、これ、総理が、あーーー、これ、政府の基本的な方針を決定した時に、
記者会見で事例の一つとして申し上げましたけれども、ですね、
総理自身が、あ、国民の皆様の生命と平和な暮らし、そして国の安全を守るために
現在の法制度で、えーーー、そこについてですね、え、大丈夫かどうか。
そして、えーー、もし、変える必要があれば、最善のほうはどうかという事を、
官報法制懇という、ウ――、この、いわゆる安全保障の専門家のみなさんにですね、お願いをしたんですね、当時。

2014071534.jpg

そしてその報告書をう、うけて、今回、政府の基本方針というものをですね、
ま、与党の中で、えーー、11回議論をして、えーーー、政府としての基本方針というのを閣議決定をしたんですね。
ま、そういう中で、えー、やはり、えーー、この、お、日米同盟、え、ここお、を、強化をする。
強化をする事によって、抑止力、これが高まりますから、
その抑止力を高めることによってですね、えーーー、わが国がですね、
えーー、実際、この武力行使をせざるをえなくなる状況というのは大幅に減少するだろうと。
ま、そういう考え方の元にですね、え、今回あのー、新要件の3原則というものをですね、
えーーえ、、うちたてたものであります。
で、えー、たとえばですね、一つの例として、え、総理が言ったのがですね、
たとえば、あー、近隣諸国で、え、武力攻撃があった場合。

2014071535.jpg

えーー、日本は、国民、えーー、かつてはそんなに海外で生活してない、今は多くのいらっしゃいますから、いますから、
その人達を、米軍、に、輸送をしてもらうということに、日米の間になっています。
その米軍の輸送船。
これをですね、現在の憲法では、邦人を避難させるための輸送船ですけど、

2014071536.jpg

現在の憲法では我が国に武力攻撃が発生しなければ日本の海上自衛隊は防御する、防衛することも・・、
出来ないんです。
ですから、果たしてそういう事で国民の皆さんの、お、生命を守ることができるのか、
そうしたことも含めてですね、えーー、この、隙間のない法整備をするという事がですね、
え、やはり極めて今、重要だろうと。
政府にとってですね、まさに政府のセク、タ、という考え方の中でですね、
えーー、今回、このおーー、閣議決定をしてですね、
で、閣議決定をしたのちに、これから、法案をつくるんです。
法案をつくるのに3~4ヶ月ぐらいかかると思いますから、
国会で法案を、まず私も政府で法案をつくって、そしてそれを国会に提出する。
ま、その段階で、国会でこれはーー、議論をしますから、
そこで徹底して議論をする、慎重に議論をしたうえでですね、えーー、国民の皆さんにですね、理解をしていただける、ま、そういう努力をしっかりしていきたいというふうに思っております。

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2014071539.jpg
国谷:
憲法の解釈を変えるという事は、
ある意味では日本の国のかたちのあり方を変えるということにも、ま、つながるような変更だと思うんですけども、
その外的な要因が変わった。
その国際的な状況が変わったという事だけで、解釈を本当に変更してもいいんだろうか?という声もありますよね。



菅:
これはですね、逆に42年間そのままで本当に良かったかどうか、ですよね。
今大きく、うー、この、国際化という、中で変わっている事は、これは事実じゃないでしょうか。
ま、そういう中で憲法9条というものを私たちは大事にするなかでですね、
従来の政府見解、う、そうしたもののですね、基本的論理の枠内で、今回ですね、新たに、
この我が国と密接な関係がある他国に対する武力攻撃が発生して我が国の存立、
その物が脅かされ、国民の生命、自由、幸福がですね、
えーー、権利が根底から狂(クル)、覆される明白な危険

国谷:ふふっ

菅:と、ま、そういうことを

国谷:はい

菅:おーー、形の中に入れてですね、えーー、今回、イーー、完結をした、という事です。

国谷:
その「密接な国」というのがどういう国なのか?
ま、当然同盟国である「アメリカ」というのは想像できるんですけれども、
それはあらかじめ決めておくのか?
それともその時々の政権が、「これは密接な関係がある国だ」と決めるのか?
これはあの、限定的な行使という事を、ま、きちっと守っていくうえでも影響がある問題だと思うんですけれども、


菅:
そこについてはですね、あのーー、ま、同盟国でありますからアメリカは当然であります。
えー、そこの、おー、他の、おーー、ことについてはですね、
そこは、政府の判断。
時々の、状況によって判断してくるという事に、これはなってくるというふうに思います。


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原聖樹 政治部記者:
懸念を持っている方の中でですね、
その時の政権の判断で拡大解釈されるんじゃないかという懸念もあるんですけれども、
その辺についてはどのように、


菅:
そこはあの~、うー、ここでですね、この新要件の3原則の中でですね、
我が国の存立を脅かせる。
我が国ですから。
えーー、そして国民の生命自由そうした物の幸福の権利が根底から覆される明白という、ここで一つの縛りがある。

2014071541.jpg

また、あーーー、国民を守るために他の適当な手段がない、こと。
さらに必要最小限度の実力を行使、
え、ここで新3要件の中で、え、しっかりと歯止ぉめがかかっているというふうに思います。
ま、あくまでも我がく、国民であります。

原:
他国の武力攻撃が発生してですね、
これによって日本の存立を脅かされる事態というのがなかなかイメージしにくいんですけれども、
これはどういう事態?具体的になにかこう、


菅:
いや、たとえば先程ひとつ事例を事例を申しましたけれども、
えーー、かつて、えーー、北朝鮮がですね、えー、日本の領空を、ミサイルを発射しましたですね。
たとえば、あーー、日本海で、えーー、そうした兆候があると、
ま、そういう中で、アメリカの船舶と日本の船舶が警戒をしているとしますよね。
で、そういう中でアメリカの船舶が攻撃をされたと。
これは日本の安全のために出動してくれてるわけですから

現在の憲法解釈ではそれで相手に攻撃することは日本の海上自衛隊は出来ないんですね。
それは、あーー、日本がこうげ、武力攻撃があって初めてできるわけですから。
果たしてそれで、日米同盟がですね、維持することができるかどうかです。
ここはやはり、非常に、イーー、問題がありますよね。
こうしたことについてですね、え、えーーー、切れ目のない、この法整備をしっかりしていこうという、うぅぅ事なんです。


原:
与党協議の中での具体的な事例などでは、
シーレーン、中東のたとえば海上交通路ですね。
あの辺は必ずしも意見が一致していなかったんですけれども、
これは政府としてはどういう立場をとっているんですか?

2014071542.jpg


菅:
これはですね、あのー、海洋国家なんですね、わが国。
我が国にとってエネルギーだとか食料、を、こうしたものの輸入、ウ――、この安全のためにですね、
やはり、このぉ、おーーー、安全を確保するという事はこれは極めて重要だと思いますよね。
ま、そういう中で、えーー、現在の、ホルムズ海峡、
あそこで、えーー、このぉ―――原油の約8割があそこをおー、通ってきておりますから、
あそこでですね、もし紛争が発生した場合、
ここについては、機雷が撒かれたような事態になればですね、
我が国の国民生活にとって死活的な問題になりますよね。


2014071543.jpg

こういう状況になった時に、えーーー、先ほど申し上げましたけど、3要件。
新たな3要件がですね、えーー、満たす場合に限りですね、
えー、ここは憲法上、機雷のですね、おーーーー、除去するために動くことは可能だというふうに思います。


国谷:
あの、本当に歯止めがかけられるのか?という事を多くの人達が心配しているとおもうんですけれども、
非常にごく一部の容認だと、そして歯止めがかかっているという事は政府の方から聞こえてくるんですけれども、
ただ憲法上集団的自衛権の行使が容認されるという事になりますと、
非常に密接な関係にあるその他国が強力に支援要請をしてきた場合、
これまでは「憲法9条で容認されない」と「認められない」という事が大きな歯止めになっていましたけれども、
果たして断りきれるのか?と


菅:
や―ここはですね、新要件の中に我が国の存立を全うすると、国民の自由とかですね、
そこがありますから、そこはあの、おーー、従来と、おーーーー、「変わらない」というふうに思っております。

国谷:断りきれると?

菅:もちろん。

国谷:
もうひとつの心配はですね、
この集団的自衛権の行使が容認されるようになれば、抑止力が高まる。
そして国際紛争を予期することができる。
というふうにおっしゃっているんですけれども、
ただこれまで日本は非常に慎重の上に慎重を重ねて、
その、たとえばアメリカとの一体化をしないように、非戦闘地域での活動だけに限るといったことなどをして、
アメリカが敵対されるような地域でも、日本独自の活動を行って、
一種の存在感というものを得られてきたと思うんですけれども、
今回はそれを失うのではないか?
そして日本のプレゼンツというものを失う恐れというのはありませんか?


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菅:
それは全くないと思います
私申し上げましたようにですね、えーーー、その、日本と関係のある、う、
この、おー他国に対する武力攻撃が発生をしですね、わが国の存立が脅かされて、
そして国民の生命そして自由、幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険という事で、
これしっかり歯止めかけてますからそこは問題ないというふうに思ってます。


国谷:
ただそのこの集団的自衛権の行使が、その、ま、密接な関係にある他国のために、もし行使した場合
第3国を攻撃することになって、その第3国からみれば、
日本からの先制攻撃を受けた」という事になるかと思うんですね。

それは、戦争っていうのは他国の、その自国の論理だけでは、その―、説明しきれないし、
そのどういう展開になるか分からないという、そういう危険を持ったもの

2014071545.jpg
菅:
いえ、そんなの
こちらから攻撃することはあり得ないです

国谷:しかし

菅:そこは
2014071546.jpg
(菅官房長官って、ものすごく怖い目をした人だなと思いながら、さっきから画像を切り取っています)


国谷:しかしその集団的自衛権を行使している中で防護を

菅:
ですからそこは、あの、最小限度という3原則というしっかりとした歯止めがありますから、
そこは分からないと思いますよ。

2014071547.jpg


原:あの、よく、抑止力を高めるという事はですね、

菅:うん

原:
ま、緊張感も高まるという事に繋がると思うんですけれども、
ま、今、東シナ海とか南シナ海では現実問題として、
日本というよりは、ま、中国側の事情で緊張感が高まっている訳なんだけれども、
こう言った問題に対してですね、政府としてはどうやって取り組んで行くんですか?


菅:
これ是非ご理解いただきたいんですけど、
我が国は10年前と比較してですね、防衛力はマイナスです
(ここで国谷の方を見る)
2014071548.jpg

そして安倍政権だって、私たちが防衛費、よく軍国主義だってあの、他の国に言われる時がありますけれども、
私たちは0.8%しか伸ばしてないんです。
そして、昨年の暮れですね、防衛大国というものを決定しましたよね。
その中で中期防衛計画というのは、現在と同じ、5年間のおーーーーーーー、防衛費というか、
現在と同じぐらいですから、
そこは明らかにですね、日本の安全保障というのは変わらないという事がヒト、一つの証じゃないでしょうか。
しかし、近隣諸国ですよ、去年4倍になってる国さえあるじゃないですか。
そういう中で二桁、まだ…軍事費延ばし続けている国あります。
そのいう意味においてですね、やはり、わが国の、お・・・取るべき道というのはやはり日米関係をですね、
やはり、いー、強化して、抑止力を高めていく、
この、お―ことを私たちはですね、えー、今回、け決定をしてですね、
これから法案するについて、
えー、法案作るのに3~4ヶ月かかりました。
約、これは1年かかると思いますよ!
そういう中で国会で審議をしてですね、
えー、そこの、お――、日本の、この新3要件を含めてですね、
え、国民の皆さんにしっかりと、おー、それは理解していただくようにですね、
丁寧にこれから、あ、国会では示していきたいこういうふうに思っています。


原:不安や懸念というのはありますけれども、絵尾のへんは払しょくできますか?

菅:
ですからあのー、公開審議の中でですね、
えーー、しっかりとこれは慎重に、えー一つ一つ具体的なあーことをですねえ、上げながらあー、
あーー、国民の皆さんに、間違いなく理解をしていただけるとこのように思っております。

国谷:
しかしそもそも解釈を変更したという事に対するその原則の部分での違和感や、その不安というもの、を、
どうやって払拭していくか

菅:
あのーー、ですから先程来申し上げましたけど
これだけ世の中が変わって42年間そのままでですね、どこの国でも1国で平和を守る


おわり

ーーー


菅官房長官って、あー、うー、とか言ってる、ただのとぼけた親父かと思ってたら、違うんですね、
ものすごく恐ろしい目をしている。
この人すごく怖い。
裏で何やっているか分かんない感じが、表情を見ながら時間をかけて言葉をそのまま書きだしていて見えました。
菅官房長官が次第に苛立ってくるのも実感しながら書き出しました。
この冷たい目に睨まれながらも堂々と質問をしている国谷さんは使命感と勇気を持っている。

そしてまた、NHKの現場が上層部へ抵抗しているような・・・。
「頑張れ」と、現場にエールを送りたくなった。




ーーー


フライデーの記事へ続く ↓

「安倍官邸がNHKを“土下座”させた一部始終」フライデー記事&
「全くありません、ヒドイ記事だ」官房長官会見(文字起こし)



「戦争の放棄を定めた憲法9条に違反する」と閣議決定の無効を求め提訴

すごくカッコイイ!


集団的自衛権 閣議決定の無効求め提訴
NHK 7月11日 11時05分
2014071131.jpg

政府が従来の憲法解釈を変更し、集団的自衛権の行使を容認することを閣議決定したのに対し、
三重県の男性が「戦争の放棄を定めた憲法9条に違反する」と主張して、閣議決定の無効を求める訴えを起こしました。

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東京地方裁判所に訴えを起こしたのは、三重県の元県庁職員、珍道世直さん(75)です。
珍道さんは、政府が今月1日、
従来の憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認することを閣議決定したのに対し、

2014071133.jpg

「戦争の放棄を定めた憲法9条に明らかに違反するもので、
国会の審議にすらかけないのは民主的な手続きにも欠けている」と訴えて、閣議決定の無効を求めています。

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さらに、「国務大臣に憲法を尊重し擁護する義務を課した憲法99条にも違反している」と主張しています。

訴えた理由について、珍道さんは
「自分も幼いころに空襲を体験しているが、戦争は絶対にいけない。
『戦争の放棄』を願う国民の一人として意思表示をしたいと思った。この思いが多くの人に広がることを望んでいる」
と話していました。
この閣議決定を巡って憲法違反と主張する訴えが起こされたのは初めてとみられます。



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一国民として訴えましてね、
その事に共感していただく国民一人一人がほうぼうで声を上げていただいて、訴えて欲しい。



ーーー





<防衛省の考え方>「集団的自衛権行使は憲法の範囲を超えるものであり許されないと考えている」防衛省HPから消される前の文章

ネットは消せても印刷されたものは消せません!
防衛省は集団的自衛権に関して「憲法9条の範囲を超えるものであり許せない」という姿勢です。

平成25年版 防衛白書 101頁
2014071112.jpg

4 集団的自衛権
  国際法上、国家は、集団的自衛権、すなわち、自国と
密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻
撃されていないにもかかわらず、実力をもって阻止する権
利を有しているとされている。わが国は、主権国家である以上、
国際法上、当然に集団的自衛権を有しているが、これを行
使して、
我が国が直接攻撃されていないにもかかわらず他
国に加えられた武力攻撃を実力で阻止することは、憲法第
9条のもとで許容さる実力の行使の範囲を超えるもので
あり、許されないものと考えている


2014071111.jpg

防衛省の現在のホームページ(2014年7月11日)
2014071113.jpg


防衛省のホームページには7月1日の「集団的自衛権の行使を認める」閣議決定後も、
「集団的自衛権の行使は、憲法上許されないと考えています」との文章が書かれていて、
ツイッターなどで防衛省の集団的自衛権に関しての記述が話題になり、
7日に防衛省のホームページからはこの文章が読めなくなった。
「憲法と自衛権」のページは「(現在、記述を修正しています)」とのことで入れなくなっている。

修正する前は、この「憲法と自衛権」をクリックすると、
防衛省の政策として詳しく書かれた内容をみる事が出来ました。が、今は入れません。
そして、ありました。
訂正する前の文章そのままです。
ちゃんと残しておいて下さる方がいることに感謝です。



変更前の元の文章(全文)
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防衛省・自衛隊
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憲法と自衛権

1.憲法と自衛権

 わが国は、第二次世界大戦後、再び戦争の惨禍(さんか)を繰り返すことのないよう決意し、平和国家の建設を目指して努力を重ねてきました。恒久(こうきゅう)の平和は、日本国民の念願です。この平和主義の理想を掲げる日本国憲法は、第9条に戦争放棄、戦力不保持及び交戦権の否認に関する規定を置いています。もとより、わが国が独立国である以上、この規定は主権国家としての固有の自衛権を否定するものではありません。
 政府は、このようにわが国の自衛権が否定されない以上、その行使を裏付ける自衛のための必要最小限度の実力を保持することは、憲法上認められると解しています。このような考えの下に、わが国は、日本国憲法の下、専守防衛をわが国の防衛の基本的な方針として、実力組織としての自衛隊を保持し、その整備を推進し、運用を図ってきています。
2.憲法第9条の趣旨についての政府見解

(1) 保持し得る自衛力
わが国が憲法上保持し得る自衛力は、自衛のための必要最小限度のものでなければならないと考えています。
自衛のための必要最小限度の実力の具体的な限度は、その時々の国際情勢、軍事技術の水準その他の諸条件により変わり得る相対的な面を有していますが、憲法第9条第2項で保持が禁止されている「戦力」に当たるか否かは、わが国が保持する全体の実力についての問題です。自衛隊の保有する個々の兵器については、これを保有することにより、わが国の保持する実力の全体がこの限度を超えることとなるか否かによって、その保有の可否が決められます。
しかしながら、個々の兵器のうちでも、性能上専(もっぱ)ら相手国の国土の壊滅的破壊のためにのみ用いられる、いわゆる攻撃的兵器を保有することは、これにより直ちに自衛のための必要最小限度の範囲を超えることとなるため、いかなる場合にも許されません。したがって、例えば、ICBM(Intercontinental Ballistic Missile)(大陸間弾道ミサイル)、長距離戦略爆撃機、あるいは攻撃型空母を自衛隊が保有することは許されないと考えています。

(2)自衛権発動の要件
憲法第9条の下において認められる自衛権の発動としての武力の行使については、政府は、従来から、

①わが国に対する急迫不正の侵害があること
②この場合にこれを排除するために他に適当な手段がないこと
③必要最小限度の実力行使にとどまるべきこと

という三要件に該当する場合に限られると解しています。

(3)自衛権を行使できる地理的範囲
わが国が自衛権の行使としてわが国を防衛するため必要最小限度の実力を行使できる地理的範囲は、必ずしもわが国の領土、領海、領空に限られませんが、それが具体的にどこまで及ぶかは個々の状況に応じて異なるので、一概には言えません。
しかしながら、武力行使の目的をもって武装した部隊を他国の領土、領海、領空に派遣するいわゆる海外派兵は、一般に自衛のための必要最小限度を超えるものであって、憲法上許されないと考えています。

(4)集団的自衛権
国際法上、国家は、集団的自衛権、すなわち、自国と密接な関係にある外国に対する武力攻撃を、自国が直接攻撃されていないにもかかわらず、実力をもって阻止する権利を有しているとされています。わが国が、国際法上、このような集団的自衛権を有していることは、主権国家である以上当然です。しかしながら、憲法第9条の下において許容されている自衛権の行使は、わが国を防衛するため必要最小限度の範囲にとどまるべきものであり、他国に加えられた武力攻撃を実力をもって阻止することを内容とする集団的自衛権の行使は、これを超えるものであって、憲法上許されないと考えています。

(5)交戦権
憲法第9条第2項では、「国の交戦権は、これを認めない。」と規定していますが、ここでいう交戦権とは、戦いを交える権利という意味ではなく、交戦国が国際法上有する種々の権利の総称であって、相手国兵力の殺傷及び破壊、相手国の領土の占領などの権能(けんのう)を含むものです。
一方、自衛権の行使に当たっては、わが国を防衛するため必要最小限度の実力を行使することは当然のことと認められており、その行使は、交戦権の行使とは別のものです。


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(※画像は全てクリックるると大きく見る事が出来ます)

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<2014年7月1日>集団的自衛権行使閣議決定後安倍総理大臣の記者会見全文&大量投入の警察による無抵抗市民への暴力的弾圧

2014年7月1日
日本がこの日を境に変わったと歴史に残る日




集団的自衛権行使容認、憲法解釈変更の抗議のために官邸前に集まった一般市民に対して、
異常とも思えるものすごく多数の警察官たちによる暴力的な弾圧の一部。
これは7月1日に起こったほんの一部の映像です。
このような状態が外ではずーとずーっと続いていました。

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山本太郎参議院議員:
責任者はいないんですか?
どこにいるんですか、責任者は。
さっきから、国会議員を地面にたたきつけたりしながら、
いろんな女性の腕をつかんだりひねり上げたりしながら、
市民の抗議行動に対して暴力で排除しようとしたり、
どうして排除されなければいけないのか、その理由を語って下さい。
それを示されないのであれば、抗議に戻して下さい、この市民の方達を。
理由はなんですか?
理由はなんですか?
その理由も語れないのに目についた抗議は摘発する、弾圧するなんておかしいでしょ。
法治国家じゃないでしょ、そんなの。
北朝鮮と変わらないですよ。
どこにいるんですか?
現場責任者が出てこないなら、ここにいる市民たちを現場に戻しますよ。
道を開けて下さい。
どうしてここを封鎖するんですか?
道を開けて下さい、警察官の方。
現場責任者がいないのであれば、じゃあみなさん、誰の命令に従っているんですか?




ーーーー


そして、小学生の漢字が書けない安倍晋三総理大臣は、
憲法を骨抜きにするために漢字が読めないお友達のナチス発言をした麻生太郎副総理兼財務相君などの
仲良しのお友達だけで憲法解釈の変更を勝手に決めて、意気揚々と記者会見に臨んだ。

野田の福島原発収束宣言会見と、野田の大飯原発再稼働会見に続く
日本のサイテーの総理大臣による歴史に残る記者会見。
赤ちゃんのまま歳だけ取った総理大臣だから、
「さしすせそ」や「らりるれろ」が上手に発音できません。
最近は沢山会見しているから少しうまくなったけれど、文字にしにくい甘えん坊の発音です。
気持ちが悪いけれど、安倍総理の発声を聞こえるままに出来るだけ忠実に文字にしてみました。
会見全内容です。


ーーー

2014年7月1日 
集団的自衛権行使閣議決定後の安倍晋三総理大臣記者会見


安倍晋三総理大臣
2014070111.jpg

いかなる事態にあっても 国民の命と 平和な暮らしはまみょり(守り)抜いていく。
内閣しょーり(総理)大臣である私には その大きな 責任があります。

その覚悟のもと、本日、新しい安全保障法制の整備のための 基本方針を かきゅぎ(閣議)決定 いたしました。
自民党公明党の連立与党が にょーみつ(濃密)な協議を ちゅみ(積み)重ねてきた結果です。
協議にたじゅさ(携)わった全ての方々の 高い使命感と責任感に心から敬意をしょう(表)する次第であります。
 
集団的自衛権が現行憲法の下で認められるのか。
そうしたちゅうちょう(抽象)的、観念的な議論ではありましぇん。
現実に起こり得る事態において 国民の命と平和な暮らしを守るため、
現行憲法のもとで何をなすべきかという議論であります。
 
例えば、海外で突然紛争が発生し、そこから逃げようとする日本人を
同盟国であり、能力を有する米国が 救助を輸送しているとき、日本近海において 攻撃を受けるかもしれない。
我が国自身への攻撃ではありましぇん。
しかし、それでも日本人の命を守るため、自衛隊が米国の船を 守る。
それを できるようにするのが 今回のかーぎ(閣議)決定です。

 
人々の幸せを願って作られた 日本国憲法が こうしたときに 国民の 命を 守る 責任を 放棄せよ 
といっているとは私にはどうしても思えません。
この思いを与党の皆さんと共有し、決定いたしました。
 
ただし、仮にそうした行動をとる場合であっても、
それは他にちゅ(手)段がないときに限られ、かつ 必要最小限度でなければ なりません。
 
現行の憲法解釈の 基本的考え方は、今回のかきゅぎ(閣議)決定においても 何ら変わることはありません。
海外派兵は 一般に許されない という 従来からの原則も全く変わりません。 
自衛隊がかつての 湾岸戦争やイラク戦争での戦闘に参加するようなことは これからも決してありません。
外国を守るために 日本が戦争に巻き込まれる という誤解があります。
しかし、そのようなこともあり得ない。

 
日本国憲法が許すのは、あくまで我が国の存立を全うし、国民を守るための自衛の措置だけです。
外国の防衛それ自体を 目的とする武力行使は 今後とも行いません。
むしろ、万全の備えを すること自体が日本に 戦争を仕掛けようとする企みを くじく大きな力を持っている。
これが抑止力です。
 
今回のかきゅぎ(閣議)決定によって日本が 戦争に巻き込まれるおそれは一層なくなっていく、そう考えています。
日本が 再び戦争をする国になる と いうようなことは断じて あり得ない。
いま一度 そのことを はっきりと 申し上げたいと思います。

 
二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。
その痛切な反省の下に 我が国は戦後70年近く 一貫して 平和国家としての道を 歩んできました。
しかしそれは、平和国家という言葉を 唱えるだけで 実践したものではありません。
自衛隊の創設、日米安保条約の改定、そして 国連PKOへの参加、
国際社会の変化と向き合い、果敢に行動してきた 先人たちの努力の結果である、私はそう考えます。
 
憲法制定当初、我が国は 自衛権の発動としての戦争も放棄した という議論がありました。
しかし吉田総理は、東西冷戦が激しさを増すと、自らの手で自衛隊を創設しました。
その後の自衛隊が 国民の命と暮らしを守るため、いかに大きな役割を果たしてきたかは 言うまでもありません。
 
1960年には日米安全保障条約を改定しました。 
当時、戦争に巻ききょまれる(込まれる)という批判が 随分ありました。
正に 批判の 中心は その論点で あった と言ってもいいでしょう。
強化された日米同盟は 抑止力として 長年にわたって日本と この地域の平和に大きく貢献してきました。
 
冷戦が終結し、地域紛争が多発する中、国連PKOへの 自衛隊参加に道を開きました。
当時も「戦争への道だ」と批判されました。
しかし、カンボジアで、モザンビークで、そして南スーダンで、
自衛隊の活動は世界の平和に大きく貢献し、感謝され、高く評価しゃれています。
 
これまでも、私たち日本人は 時代の変化に対応しながら、憲法が掲げる平和主義の理念の下で 
最善を尽くし、外交、安全保障政策の 見直しを 行ってまいりました。
決断には批判が伴います。
しかし、批判をおそれず、私たちの平和への願いを 責任ある行動へと 移してきたことが、
平和国家日本を創り上げてきた。
そのことは間違いありません。
 
平和国家としての日本の歩みはこれからも決して変わることはありません。
むしろ、その歩みを さらに力強いものとする。
そのための決断こそが今回のかきゅぎ(閣議)決定であります。
 
日本を取り巻く世界情勢は一層厳しさを増しています。
あらゆる事態を想定して、国民の命 平和な暮らしを守るため、
切れ目のない 安全保障法制を整備する必要があります。
もとより そうした事態が起きないことが最善であることは言うまでもありましぇん。
だからこそ、世界の平和と安定のため、日本はこれまで以上に 貢献していきます。
 
しゃらに、いかなる紛争も 力ではなく、国際法に基づき 外交的に解決すべきである。
私は法の支配の重要性を 国際社会に対し 繰り返し訴えてきました。
その上での 万が一の備えです。
そして、この備えこそが 万が一を起こさないようにする 大きな力になると考えます。
 
今回のかーぎ(閣議)決定を踏まえ、関連法案の作成チームを立ち上げ、
国民の命と平和な暮らしを守るため、直ちに作業をきゃいし(開始)したいと 考えています。
十分な検討を行い、準備ができ次第、国会に 法案を提出し、ごしゅんぎ(審議) いただきたいと 考えています。
 
私たちの平和は 人から与えられるものではない。
私たち自身で 築き 上げるほかに 道はありません。
私は今後とも 丁寧に 説明を行いながら、
国民のみなしゃまの りゅかい(理解)を得る 努力を 続けてまいります。
そして、国民のみなしゃま(様)とともに 前に進んでいきたいと 考えています。
私からは以上です。


質疑応答

内閣広報官 
それでは、皆様からの質問をお受けいたします。
御希望される方は挙手を願います。
私のほうから指名いたしますので、所属とお名前を明らかにされた上で質問をお願いいたします。
最初に、幹事社からお願いをしたいと思います。どうぞ。

記者
北海道新聞の宇野と申します。
今回閣議決定した内容については、日本への攻撃の抑止力を高めるという見方がある一方、
武力行使要件として「国民の生命などが根底から覆される明白な危険がある場合」とするなど、
抽象的な表現にとどまった感があります。
これでは時の政権の判断でいかようにでも拡大解釈でき、明確な歯止めにならないとの指摘もありますが、
総理はいかがお考えでしょうか。
 
また、自衛隊の活動については、
世界の警察官としての役割を果たそうとしないアメリカに、
尖閣諸島を始め東アジア地域で求められる役割のより適切な実行を促すとの期待がある一方、
隊員が戦闘に巻き込まれ血を流す可能性がこれまで以上に高まる可能性も指摘されています。
総理はこの点をどうお考えでしょうか。

安倍晋三総理大臣
あのー、今回の新しゃん(三)要件もですね、
今までのしゃん(三)要件と 基本的な考え方は ほとんど同じと 言って いいと思います。
そして、それが、え、武力行使の、おー、え、条件であったわけですが、
今回、新しゃん(三)要件と なった ところでありますが、
え、繰り返しになりますが、基本的な、あ考え方は ほとんど変わっていない、
しょうげん(表現)もほとんど変わっていないと言っても いいと 思います。

今回の閣議決定は、現実に 起こり得るきたい(事態)に おいて、
国民の命と 平和な暮らしを え、守ることを 目的としたものであります。
武力行使が 許しゃれるのは、自衛のための必要最小限度で なければ ならない。
このような従来の 憲法解釈の基本的考え方は、何ら変わるところはありましぇん。
したがって、憲法のきかんせい(規範性)を 何らへんこー(変更)するものではなく、
新しゃん(三)要件は 憲法上の 明確な歯止めとなっています。
 
また、このかきゅぎ(閣議)決定で 集団的自衛権が 行使できるように なるわけではありません。
国内法の整備が必要であり、改めて 国会のごちんぎ(御審議)を いただくことになります。
これに加えまして、実際の行使に当たっても、個別的自衛権の場合と同様、国会へ承認を 求める 考えで あります。

民主主義国家である我が国としては、
ちんちょう(慎重)の上にもちんちょう(慎重)に、
ちんちょう(慎重)を期ちて判断をしていく ことは 当然であろうと思います。
 
こん、今次 閣議決定を、お、受けて、あらゆる事態に たいちょ(対処)できる 法整備を進めることに よりまちて、
ちゅきま(隙間)のない 対応が可能となり、抑止力が強化しゃれます。
我が国の平和とは安全をそのことによって、
抑止力が強化されたことによってですね、いっしょう(一層)確かなものに することができると考えてましゅ。

内閣広報官
それでは、幹事社、もう一社です、。どうぞ。

記者
フジテレビの西垣と申します。よろしくお願いいたします。
北朝鮮問題についてお伺いいたします。
本日、北京で日朝局長級協議が行われました。
北朝鮮による特別(調査)委員会につきまして、拉致被害者の方を含め、
包括的・全面的な調査を行うこの実効性の担保というものがどのようになされているのか、
また、日本の独自の制裁解除に値するものになるのかどうか、総理の御認識をお願いいたします。
 
また、あわせまして、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相が30日に韓国の国会の答弁で、
日本の制裁解除を含む拉致問題解決に向けた交渉が核問題についての
日米韓の協調に影響を与えているのではないかとの認識を示されておりますが、
総理のお考えはいかがでしょうか。

安倍晋三総理大臣
日朝政府間協議については ですね、
現在も、あのー、北京において かいしゃい(開催)されている あ、最中で あります。
え、わたしとしては、代表団が帰国後に北朝鮮の、北朝鮮側のですね、
特別ちょうしゃ(調査)委員会に関する 説明に ついて え、きちんと、え、報告を 受けた 後に、
え、しっかりと 見極め、てきしぇつ(適切)に 判断をしていく 考えであります。
現時点で、お、今後の お、対応について お答えすることは 適切ではないと思いましゅ。

え、日朝関係を含めですね、北朝鮮をめぐる問題については、
平素から 米国や 韓国と 緊密に 連携を取ってきて す。
わぎゃくに(我が国)としては、今後も引き続き連携していく、うー、考えでありましゅ、
日朝政府間協議の、お、開催によって 日米の連携に 悪影響が出ることは ないと 考えていましゅ。

内閣広報官
それでは、これから幹事社以外の方の御質問をお受けいたしますので、挙手をお願いします。
それでは、真ん中の女性の。はい、はいはいはい。

記者
AP通信の山口と申します。よろしくお願いします。
今回の集団的自衛権を容認するという決定は、日本の国防政策の大きな転換になると思います。
これによって、総理は今後日本をどのような国にするというビジョンをお持ちでしょうか。
これがいわゆる普通の国になるということなのでしょうか。
 
それからまた、抑止力を高め、一層国際貢献ができるという国になるということは、
また平和を守るためには、もしかすると犠牲を伴うかもしれないという可能性もあるかもしれないのですが、
国民はどのような覚悟を持つ必要があるでしょうか。
そして、今回の決定によって一般の国民の私たちの生活には何か変化があるでしょうか。
よろしくお願いします。

安倍晋三総理大臣
今回のきゃくぎ(閣議)決定は、我が国を取り巻く あんじぇん、安全保障環境が ますます厳しさを増しゅ中、
国民の 命と お、平和な あ、暮らしを 守るために 何をなしゅべきか との観点から、
新たな 安全保障ほうしぇい(法制)のしぇいび(整備)のための お、基本ほうしゅん(方針)を 示すもので、え、あります。
えー、これによってですね、よくちりょく(抑止力)の向上 と 地域及びこくしゃいしゃかい(国際社会)の
平和と 安定に え、これまで以上に 積極的に貢献していくことをちゅーじて(通じて)、
我が国の平和と安全を一層たしゅか(確か)なものにしていくことができると、考えています。
 
え、憲法が掲げる平和主義。
これからも、おー、守りにゅいて(抜いて)いきます。
日本が 戦後一貫して歩んできた 平和きょっか(国家)としての歩みは、
え、今後も決して 変わることは ありません。
今回のかーう(閣議)決定は、むしろ その歩みを更に 力強いものにしていくと 考えています。
また、今回 かうぎ(閣議)決定をいたしました ま、基本的な考え方、
しぇっきょくてき(積極的)平和主義 につきましては、えー、私は首脳会談 会談のたびに 説明をしています。
そして、え、それを簡単にした、あ、説明書、
これは英語やフランス語やスペイン語やポルトガル語やですね、
様々な言葉に 訳したものを おわたしゅ(お渡し)をし、
多くの国々から、え、理解を得ていると、お、承知をしております。

またーあ、自衛隊の、ほ、皆さんはですね、
今この瞬間においても、例えば ソマリア沖で海賊たいそ(対処)行動を行って います。
あるいは 東しゅなかい(シナ海)の 上空において、また海上において、
様々な任務を 担って 活動しているわけでありましゅが、
それぞれ、時には危険が伴う任務である中において、国民の命を守るために 
彼らはほの(その)任務を 粛々と果たしているわけでありまして、私は彼らに感謝をし、
そして彼らのこの勇気ある活動に敬意を表したい、彼らはわたしの誇り であります。
今後とも、彼らは日本の国民を 守るために、命を守るために活 動していただけると確信をしております

内閣広報官
はい、それでは、次の方、どうぞ。

記者
総理、毎日新聞の竹島です。
先ほど御発言で関連法案の作業チームを立ち上げたいというお話であったのですが、
今回示された基本方針がやはり国会でどのように議論されていくのかというのは国民の関心もかなり大きいと思います。
グレーゾーン、国際協力、集団的自衛権、この3つについて
どのようなスケジュールで法改正に臨まれるお考えでしょうか。

安倍晋三総理大臣
これは法改正に ついてはですね、これは直ちに取り組んでいく必要があると 思います。
今回のかきゅぎ(閣議)決定において、今仰ったようにグレーゾーンにおいて、
あるいは 集団的自衛権 えー、において、あるいはえー、集団安全保障において、
自衛隊が 活動できるようになるわけでは ありましぇん。
そのための法整備先ほど申し上げましたように スタートしていく、うー、わけで、え、ありますが、
このほうしぇいび(法整備)についても 与党とよく、スケジュールも含めて えー、れんりゃく(連絡)をして、
きんみちゅ(緊密)な連携をしていきたいと え、こう思って おります。
今にょ段階ではですね、えーいつまでにとかいうことについてはまだ、
これたらスタートした、これからスタートするところで え、ありますから、
え、まだ申し上げりゅぅ、状況ではないと、え、思います。

内閣広報官 
はい、それでは、次の質問をお受けしますが、時間の関係でこれで最後にしたいと思います。
じゃ、竹内さん

記者
日本テレビの竹内です。
そもそもなんですけれども、集団的自衛権の問題というものに総理が問題意識を持って取り組もうと思った、
その何かきっかけとか原点みたいなものは何でしょうか。
それをお聞かせください。

安倍晋三総理大臣
あの、ま、小泉しぇいけん(政権)時代にでしゅね、
え、いわゆる有事ほうしぇい(法制)、あるいは 国民保護法の え、制定を 行った、ま、わけですが、
当時、わたくしゅは官房副長官で、え、ありました。
え、あのー時、改めてでしゅね、戦後、おー、ま、60年近くたちゅ(経つ)中においてですね、
え、そうした、あー、日本の お、えー、独立。
そして国民の命を守るためのほうしぇい(法制)には、あ、不備がある という現実と 向き合う ことになりました。
 
え、その中において、残された宿題がまだあった。
それはま、今回のグレーゾーンであり、例えば、えー、ま、集団安全保障の中において、おいてですね、
PKO活動をする中において、えー、他国の、一緒に活動する他国の部隊に対して、
自衛隊がもし襲撃をしゃれた(された)ときにはたしゅけて(助けて)もらうことになるけれども、
逆はないということで 果たしていいのか。
あるいはNGOの人たちが 実際に危険な目に遭っている中において、
自衛隊が彼らを守ることができなくていいのか。
しょしてまた、何人かの、おー、米国の 高官からですね、
えー、ま、米軍、あるいは米国は、日本に対して 日本を ま、
防衛する義務を安保条約5条において果たしゅていく考えである。
えー、しかし、例えば、日本を守るために 警戒に当たっている 米国の艦船が 
もし、おしょわれた(襲われた)中において、
近くにいて守ることができる 日本の自衛艦が それを 救出しなくて、
あるいはまた、その艦を 守るために 何の措置もとらなくて、
アメリカ国民の 日本に対する 信頼感 あるいは 
日本に対して 共に日本を守っていこう という意志がつるいて(続いて)いくかどうか。
そのことを真剣に考えてもらいたいと 言われたゃこともありました。
 
段々安全保障 環境が 厳しくなる中においてですね、
正にそうした切れ目のないしっかりとした態勢を作りゅことによって、
抑止力を強化をし、そして 全く隙のない態勢を作ることによってでしゅね、
日本や地域はより平和と安定した地域となって 平和で安定した地域になっている、ま、そう、考えた、わけでありました。今次、その意味において きゃくぎ(閣議)決定ができました。
 
私はしょーり(総理)大臣として、国民の命を、守り、平和な、暮らしを、守るために、
しゃまざまな(様々な)課題に、対して、目をしょむけずに(背けずに)、
しょめん(正面)から取り組んで 、取り組んでいく 責任があります。
そのしぇきにん(責任)において、今回、かうぎ(閣議)決定を行いました。

内閣広報官
それでは、予定の時間を過ぎましたので、これをもちまして記者会見を終わらせていただきます。
どうもありがとうございました。


ーーー

「現行の憲法解釈の 基本的考え方は、今回のかきゅぎ(閣議)決定においても何ら変わることはありません」
考え方が変わらないなら何で閣議決定をわざわざしたんだろうか?
嘘つきだ!

日本という国家は安倍の玩具じゃありません!



日本の未来に関わる一大事のこの会見の場で、北朝鮮に関して質問したフジテレビの記者にも驚いた!

そして最後に質問した記者は内閣広報官が名前を呼んで指名したただ一人の記者、日本テレビの「竹内さん」
安倍はその答えで小泉政権のことを長々と話しているから、
安倍にとっては、この最後の事が一番言いたかったことかもしれないと私は思った。
という事は、記者に「こんな質問して」とか、お願いしたりしていたのかな?



以上。

<集団的自衛権行使>「集団的自衛権って日本を守るんじゃなくて別の国を守るっていう事」6/19そもそも総研(文字起こし)


佐藤健志氏(評論家・作家)改憲派で憲法・戦後政治の矛盾を分析

集団的自衛権 安倍総理はなぜそこまで急ぐ?
2014年6月19日放送 モーニングバード そもそも総研

一方、憲法や戦後政治の矛盾を指摘してきた作家の佐藤氏は、
「安倍総理のこだわりには日本が抱える矛盾がある」と言います。

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佐藤健志氏(評論家・作家)改憲派で憲法・戦後政治の矛盾を分析する:
集団的自衛権行使容認を主張する方々の中にある最大の目的意識。
何のためにそれをやるか。
基本は日米同盟強化だと思うんですね。
ところが、これを本当に筋の通ったやり方で実現する、集団的自衛権行使容認ですよ。
それが憲法改正を含め、戦後日本のあり方を根底から問い直して筋を通すという事が必要になります。
ところが戦後の日本は、アメリカに対する関係が一貫してあいまいであった。
これは第二次世界大戦に負けた直後からですね。
それまでの敵にいきなり尻尾を振ったわけですから。

となると、本当に筋の通った形で集団的自衛権行使に踏み切るという事は、
アメリカとの関係、当然ここには日米同盟も含まれます。
の、妥当性というものも根底から問い直すという事になりかねない。
つまり、日米同盟強化という目的のために集団的自衛権というふうに考えていたのに、
ハタと気付いてみると、
これは、集団的自衛権をまっとうにやってしまうと日米同盟強化にならない。
いやむしろ、日米同盟否定の方向に行ってしまうかもしれない。
この矛盾に直面出来ないという事ではないでしょうか。



玉川:だから、曖昧で行くんだという事ですか。

佐藤:
そうですね。
物事をつきつめると自分の首を絞めかねない。
だからこれは適当にごまかしていきましょうという事にならざるを得ないのではないかと。



ーーー

2014062031.jpg

玉川:
結局みなさんがアメリカとの関係。
つまり、「日本を守る」というふうにおっしゃるけれども、
そうじゃなくて、
ま、大体「集団的自衛権って日本を守るんじゃなくて別の国を守るっていう事」なんですけれどね、
もう本質的にね。

つまり日本人が日本が攻められていないにもかかわらず他国の人間を、ま、ある種殺害することを
私たちは良しとするのかどうか?という話なんですよ。

良しとするんだったらいいんです。
良しとするんだったら、本当はやっぱり憲法をね、憲法を改正というか、
国民投票にかけて判断をするべきだと思うんですよ、私は。

だけど、「いや、内閣だけで出来ますよ」と、
それは出来るんでしょうけど、それでいいんですか?ということなんですけど。

今日の結びです。
賛成か反対かは別にして、
これはいろんな理由で「集団的自衛権の行使をした方がいい」って言っている人もいれば、
「いやダメです」と言っている人も両方あります、それは。
しかし、集団的自衛権を行使したいという総理の本音。
ここが本当は何なのか?
これがやっぱり、届いてないんじゃないかなと。
すくなくても、

羽鳥;あんなに近くにいた柳澤さんが、「こうじゃないかな」とは思うけど、でもわかりませんね、っていうんですもんね。

玉川:
そうなんですよ。
分からないんですよ。
じゃあ、もう総理が語らないんだったら、
総理の周辺にいる人が、この本音をね、国民に届けて下さいよ。
もしくはその本音を聞いて「あ、なるほど」と思う人もいるかもしれないし、
「いや、ダメだ」と思うかもしれないし、
だけど今は「分からないな」というところが正直なところなので、
一つよろしくお願いします、という今日のそもそも総研でした。






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<集団的自衛権行使>「憲法そのものを全部骨抜きにしてしまう方法がある」小林よしのり氏(漫画家)6/19そもそも総研(文字起こし)

小林よしのり氏(漫画家)改憲派の論客

集団的自衛権 安倍総理はなぜそこまで急ぐ?
2014年6月19日放送 モーニングバード そもそも総研

一方、小林よしのり氏が指摘する安倍総理が集団的自衛権にこだわるワケとは

安倍総理が集団的自衛権の行使容認へと急ぐ理由は何なのか?
小林よしのり氏は、



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小林よしのり氏(漫画家)改憲派の論客:
ワシは個別的自衛権を強化するという方に賛成ですから、
けれども安倍総理が集団的自衛権をそこまで大事という事は、
「とにかくアメリカと一体化したい」という思いがものすごく強いっていう事でしょうね。
だから靖国参拝とか去年やりましたよね。
それからかなりアメリカと疎遠になってしまったという事も、
もう彼にとっては恐怖だと思いますよ。


玉川:なんでそこまでアメリカと一体化しないとダメだと思うんでしょうね


小林:
要するに、アメリカと一体化していないと守れないという、日本一国は守れない。
これが一番の核になると思いますね。
だから、より有名な保守派の論客が言っている
「アングロサクソンについていけば日本は100年安泰」
これがもう、安倍総理の支柱になる哲学。
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だから安倍総理がいろんなパネルを出してきてね、10何例とか話すあの例というのは、
日本国民をだますためのいろんな詭弁をやっているだけで、
基本は、もう「アメリカに全面的についていかないと日本は危ない」という位の危機感を持っているのでしょうね。


玉川:
たとえば集団的自衛権の行使を認めるとすれば、
「憲法を変えて認めなければいけない」というのは、これは多くの人が言っている事ですけど、
そうじゃなくてやるというのは無理筋だというふうに思われますか?


小林:そうですね。
それはもう、憲法そのものが骨抜きになてしまいますから、
要するに、ああいう中東でもどこでも行けちゃうわけですし、
それを「限定的」といくら言ったところで限定的にはならないですから。


玉川:何でそんな無理筋を通してまで今のやり方をやらなきゃいけないのかというところが分からないんですけど、

小林:
憲法改正草案をつくってきましたよね、自民党は。
こんな憲法(草案)だと通らないっていう事が分かっちゃったんじゃないですか。

玉川:安倍総理が?

小林:そそそ。
要するに自民党の憲法草案は、国民が国家を縛るという立憲主義を完全に踏みにじっていますから、
だから憲法を改正するのには、確かに一からやり直さなければいけないから、
ものすごく時間がかかっちゃいますよ。
「これは憲法改正無理だ」という事になると、「解釈で」というふうになっちゃうでしょ。
その方が手っ取り早いと。
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麻生さんが言ってたじゃないですか。
「ワイマール憲法みたいなやり方がある」と。
「憲法そのものを全部骨抜きにしてしまう方法があるんだ」
って。

ああいうやり方だと思いますよ。
憲法そのものを無意味化してしまうという方法論がありますからね、実際に。



アメリカへの抱きつき戦略が行きついた結果が集団的自衛権にこだわる理由だと指摘する小林よしのり氏。


アングロサクソン人

4「家畜化された日本人とアングロサクソン人」武田邦彦&岩上安身11/11(内容書き出し)



麻生太郎 ワイマール憲法発言

麻生太郎副総理兼財務相 ワイマール憲法発言 講演 2013年07月29日


麻生太郎副総理兼財務相
僕は、4月の28日、忘れもしません4月の28日、昭和27年、
その日から今日は日本が独立した日だからって言って日曜日だっかかな、靖国神社に、連れていかれましたよ。
それが私が初めて靖国神社に参拝した記憶です。
それから今日までまあ、結構歳食ってからも毎年一回必ず行ってると思いますけれども。

そういったようなもんでいったときに、ワーワーワーワー騒ぎになったのはいつからですか、ほら。
昔はみんな静かに行ってられましたよ。
各総理大臣みんな行っておられたんですよほら。いつから騒ぎにしたんです。
マスコミですよ、違いますかね。

僕はそう言うんですよ。いつの時からか騒ぎになった、と私は。
騒がれたら中国が騒ぐとならざるを得ない、韓国は騒ぎますよ。
だから静かにやろうや、というんで
憲法もある日気がついたらドイツのさっき話しましたけれども、
ワイマール憲法といういつの間にか変わってて、ナチス憲法に変わってたんですよ。


誰も気が付かないで変わったんだ。
あの手口学んだらどうかね。

もうちょっと、ワーワーワーワー騒がねえで、本当にみんないい憲法これがいって、
それをみんな納得してあの憲法は変わってるからね。

だから、是非そういった意味で僕は民主主義を否定するつもりも全くありませんし、
しかし私どもはこういったほら、重ねて言いますが喧騒の中決めないでほしい。
それだけは是非お願いしたいと思います。





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<憲法解釈変更>「それは単なる憲法違反で、 それを政府が押し切ったら憲法破壊」小林節名誉教授(慶應義塾大学)6/19そもそも総研(文字起こし)

小林節名誉教授(慶應義塾大学)改憲派の憲法学者

集団的自衛権 安倍総理はなぜそこまで急ぐ?
2014年6月19日放送 モーニングバード そもそも総研


玉川:
いま安倍総理が進めようとしている政府見解の変更なんですけれども、
これについては先生はどういうふうに思われますか?
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小林:ま、ただの憲法破壊憲法違反

玉川:解釈を変えるという事は憲法を破壊することになっちゃうと、

小林:
はい、解釈の限界を超えていますから。
「解釈」というのは、憲法の条文の器の範囲内で政策を変えることですよね。
範囲を超えちゃったらそれは単なる憲法違反で、
それを政府が押し切ったら憲法破壊じゃないですか。


玉川:
じゃあ、何でそんな無理筋のことを安倍総理はするんだろう?したいんだろう?
ここはどう思われますか?


小林:
僕も不思議でね、ずっと考えてみたんですけれども、
一つは、アメリカからの要求だと思います。
アメリカ帰りの改憲派の憲法学者として、アメリカの当局者とお話をする時にいつも同じ事を言われました。
「いつ9条を改正して」
つまり9条が邪魔なことは分かっているんです。
「日本がアメリカと一緒に戦争が出来る国になりますかね?」
という質問をいっぱい受けました。

玉川:あ、そういう質問を常に受けてきた、ああ・・・、

小林:はい、判で押したように受けてきました。


アメリカからの要求が安倍総理を解釈変更へと動かしているのだと指摘します。



ーーーー


安倍は憲法違反で処罰できないの?



タイのインラック首相失職、政府高官人事で違憲判決
ロイター 2014年 05月 7日 21:36 JST

5月7日、タイの憲法裁判所は、インラック首相の政府高官人事は憲法違反とする判決を下した。
これを受けて、首相は失職する。写真は4月撮影(2014年 ロイター)


[バンコク 7日 ロイター]
- タイのインラック首相が政府高官人事で職権を乱用したとされる裁判で、憲法裁判所は7日、
インラック首相の行為は憲法違反とする判決を下した。
違憲判決が下ったことで、憲法の規定により首相は失職する。

人事決定にかかわった9閣僚も違憲と判定され、失職することになるが、
法曹界の一部で懸念されていたインラック選挙管理内閣の総退陣という事態は免れた。

問題となったのは、2011年の国家安全保障会議(NSC)事務局長の人事。
判事は、首相が職権を乱用し、NSC事務局長だったタウィン氏を別のポストに異動させ、
後任に首相の縁者が就くようにしたと指摘。
「国のためになるとして実施された人事でない」と述べた。
首相は、情実人事はしていないと主張していた。

判決後、選挙管理内閣は、インラック首相の後任に、
ニワットタムロン・ブンソンパイサーン副首相兼商業相が就くと発表。
7月20日に実施予定のやり直し選挙を計画通り行う考えを示した。

インラック氏は会見で、違法行為は一切行っておらず、辞任に追い込まれたことは遺憾としながらも、
明るい表情で国民に謝意を示した。その上で「いかなる状況にあっても、民主主義の道を進む」と表明した。

同氏の上訴が認められるのかや、政治参加の禁止、もしくは他にも罰があるのかについては現時点で不明。

通常なら下院議会が首相を選出するが、
その議会は、首相が反政府デモ収束を狙い前倒し選挙実施を表明した昨年12月に解散している。

今年2月に実施された議会選挙は、投票が妨害され当選者が確定しない選挙区が続出。
憲法裁は、2月の議会選を無効とする判決を下していた。

経済格差に根差す深刻な社会対立を映すタイの政局は、首相失職という事態を受け一段と不透明になっている。

バンコクを拠点とする反政府デモの主導者は、
憲法裁の判決を歓迎するとしながらも、抗議活動は継続する考えを示した。
またインラック政権支持派が判決に反発するのは確実で、
反政府派、政権支持派がともに大規模な抗議活動を予定するなど、タイの混乱が収束する兆しは見えない。

すでに輸出の低迷や鉱工業生産の落ち込み、観光業への打撃に苦しむタイ経済に対し、
政治危機は一段の足かせとなっている。

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集団的自衛権ってチョ~簡単に言えばこんな感じ!6/19そもそも総研より

モーニングバード そもそも総研
2014年6月19日放送 


集団的自衛権 安倍総理はなぜそこまで急ぐ?より

玉川:
”たとえ”としてこういう言い方していいかは分からないけれども、

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友達がある別なならず者と喧嘩しているところに、

もうそれは解決できるかもしれないのに

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わざわざ入っていって自分も喧嘩に加わって

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そのならず者が、自分の家族に危害を加えるというというような、
そういうような形になっちゃうという事ですよね。



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柳澤協二氏(元内閣官房長官補)
ま、そうですね。
だから普通はそうやって(喧嘩して)いれば、「まずは止めに入るんでしょう」と。
いきなり相手を殴るんじゃなくて、それが(止めに入るのが)常識人のやることです。

しかも日本のお友達というのは、世界で一番強いお友達であるアメリカ合衆国ですから、
まずあり得ない非常識な想定ばっかりしている、そんな印象ですね。



ーーー


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「人の喧嘩に勝手に入ってくるおせっかいな変な奴になっちゃうな」
「余計な人が入ってくると収まるものも収まらなくなりそうだ」って、
いつも私が思っていた事を玉川さんが言ってくれたので、とても嬉しかった。


そしてもう一つの集団的自衛権のイメージ。
こっちだって十分あり得るし、最悪><;
ならず者=たとえばアメリカの場合金吾さん作)

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<集団的自衛権>「これはまさに『平和のために自分は命を捨てる』そういう考え方なんですよ」防衛庁教育訓練局長だった小池清彦加茂市長5/17報道特集(内容書き出し)


報道特集「集団的自衛権の行方」 2014年05月17日

houtoku_nipponnoanpohaheiwasyugiha_GRAYZONEtoha 投稿者 soekosan

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金平:
特集です。
安倍総理がおとといの夕方、ニュースの時間帯に記者会見を行いました。
自ら設置した有識者会議」が集団的自衛権の行使を認めるように求める報告書を提出したのを受けてのことです。

憲法改正によってではなく憲法解釈の変更によって、集団的自衛権の行使に道を開こうというこの事態。
戦後の安全保障政策の大転換です。
日本が守り続けてきた平和主義は変質してしまうのでしょうか?
皆さんとともに考えたいと思います。

岐路に立つ日本の安全保障

テレビ各社の夕方のニュースに合わせて行われた記者会見。
安倍総理は早速、有事を想定したパネルを使って説明をはじめた。

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安倍
「日本人が乗っている米国の船を日本の自衛隊は守ることができない。これが憲法の現在の解釈です」

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子どもを抱いた母親などイラストをふんだんに使ったパネルは
国民にわかりやすいようにと、安倍総理自らが細かく指示をしてつくらせたのだという。
総理の私的諮問機関である「安保法制懇」はこの日、日本の安全保障政策の見直しを求める報告書を提出した。
これを受けて安倍総理はこれまでの憲法の解釈を変更し、
集団的自衛権を容認する方向で検討を進めることを明らかにした。

集団的自衛権とは、同盟国など密接な関係にある国が攻撃を受けた際に、
自国への攻撃と見なし反撃する権利

戦後憲法9条のもとで武力行使を禁じてきた日本が大きく変わるかもしれないのだ。

報道特集では、今回様々な立場の人とともに安倍総理の会見を見た。

ーーー

沖縄からみた安倍会見
元沖縄県知事の大田昌秀氏


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今も在日アメリカ軍の7割以上を抱える沖縄。
元沖縄県知事の大田昌秀氏は
まだ学生だった沖縄戦当時鉄血勤皇隊に動員され、“鉄の暴風”とも言われた激しい戦闘を経験した。

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安倍:
アメリカのプレゼンスによって、今、平和がより確固たるものになると言うのは、
日本人の常識になっているではありませんか。

大田:違う違う

安倍総理の会見が行われた5月15日は奇しくも42年前(1972年5月15日)沖縄が本土復帰を果たした日だ。

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大田元沖縄県知事:
沖縄の人達が日本復帰を望んだのは、平和憲法があって、その平和憲法の元に戻ったら、
沖縄が基地の島ではなくて平和の島になり得るということで、
「平和憲法の下に帰る」というのを日本国のスローガンに掲げてきたわけです。
その一番大事な日にですね、こういう憲法を変えると言う事はね、
沖縄の住民の戦争体験とか戦後の苦しい状況というものを無視する、そういう事になる訳ですよ。

大田氏はいつか再び沖縄が戦争に巻き込まれるのではないかと懸念している。

大田元沖縄県知事:
現実に沖縄みたいに過大な軍事基地を背負わされているところはですね、
次なにか戦争が起きたら真っ先に攻撃の的になるわけですよ。
ですからそこを考えないでですね、
ただ日本本土の安全保障を考えればいいという発想でそういう発言をしているんだけどね、
沖縄にはいま140万人の人間が住んでいる訳ですよ。
今日の総理の話は到底沖縄では納得できない。

安倍:いかなる事態に於いても国民の命と暮らしは断固として守り抜く。

「国民の命を守る」と何度も繰り返し、憲法の解釈変更の必要性を訴えた安倍総理。



元防衛官僚に問う 集団的自衛権
防衛庁教育訓練局長 小池清彦加茂市長
(音声)

(Youtubeは"報道特集「集団的自衛権の行方」 2014年05月17日..." この動画は、Tokyo Broadcasting System, Inc. から著作権侵害の申し立てがあったため削除されました。 )

(音声)

報道特集「集団的自衛権の行方」 2014年05月17日 投稿者 j817

おとといは雨だった新潟県。
金平キャスターは、ある人物に会いに来ていた。

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加茂市市長の小池清彦氏。
かつて防衛研究所の所長や、旧防衛庁で教育訓練局長を務めた。
2003年、イラク戦争で自衛隊が派遣された際には
「日本を守るためではない所に自衛隊を派遣することは許されない」として、
当時の小泉総理らに反対の要望書を提出したことで知られている

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金平:
これまで憲法解釈によって禁じられていた、集団的自衛権の行使を容認するという方向に踏み出すという、
この事については端的にどう思われます?

防衛庁教育訓練局長だった小池清彦加茂市長:
解釈を変えることによって、憲法改正したと同じ効果を生んでしまいますので、
それは極めて乱暴なやり方であり、
憲法に対する、平和憲法に対する冒涜であるという事になりますね


金平:そうすると、条文というのがある種空文化するというような、

小池:全く空文化してしまいます。

金平:うーー。あのー、でも最高法規が空文化するとか、

小池:はい、大変な事です。

金平:最高法規が骨抜きになるって言うと、その、憲法は国の礎(いしずえ)ですよね。

小池:はい。

金平:根本原理ですから、憲法は。

小池:
そんな事を許したら、日本は3流国家だ、4流国家だ、っていう事になります。
それを国民が許したという事になれば、日本はですね、もう民主主義国家ではない。

小池氏にも安倍総理の会見を見てもらった。

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安倍総理は集団的自衛権の行使について、
紛争地にいる日本人がアメリカの船で輸送される場合を例にとって説明した。

安倍
同盟国であり、能力を有する米国が、救助を、輸送している時、日本チンカイ(近海)で攻撃が、あるかもしれない。
このような場合でも、日本人自身が、攻撃を、受けて、いなければ、
日本人が、乗っている、この米国の船を、日本の自衛隊は、守ることが、できない。
これが、憲法の、現在の、解釈です。

これに対して小池氏は。

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小池:
アメリカの軍艦が日本人を救いだしているという様な、
極端な例外的な事例をですね、極めて重要な事例のごとくおっしゃって、
これがなんか、集団的自衛権の問題だと言う様な事をおっしゃいますが、
我々が自分の軍艦で助けたければ、自分の軍艦で助けてくればいいんですよ。


それは個別的自衛権の問題であって、
そのアメリカの助けてくれる軍艦をですね、わざわざ集団的自衛権で助ける必要はないんで。


日本人への攻撃は日本国への攻撃。
集団的自衛権ではなく、現在の憲法解釈で認められている個別的自衛権で対応できるという見解だ。
さらに、


小池:
「国際的に厳しい緊張した状態にある」
そうおっしゃっていますが、これは全く違います。
昔の米ソの冷たい戦争が行われていた、あの時の方が遥かに緊迫した事態です。
いつ核戦争が起きて世界が壊滅するか分からんという様な、時代が長く続いたんですから。
あの時の緊迫した状態に比べれば、現在の世界は、端的に言うと平和です。
当時でさえ、集団的自衛権なんていう事を一切問題にせずに、我々はやってきたんですよ。

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小池氏は柳生新陰流の免許皆伝で、
徳川将軍家の剣術指南役を務めた柳生新陰流は人を活かす活人剣を理想とし、
刀をもたずに相手を制す無刀を極意の一つとしている。

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小池:
無刀を、刀を捨てた形を理想としていまして、
すなわち猛烈に鍛錬しますが、すればするほど絶対に剣は用いないと。
やはり総理大臣になる人もこれをやると考え方が全然違ってくると思うんですけど。
やたらに用いたがっては


その安倍総理はこう強調している。

安倍:
こうした検討については、日本が、再び、戦争をする国になる、といった誤解があります。
しかし、そんな事は、断じてあり得ない。


小池氏は集団的自衛権の行使を容認すれば、
多くの自衛官が海外で命を落とすことになると危惧している。


金平:
総理が言っていた、たとえば、
「もはやどの国も一国のみで平和を守ることは出来ない。
積極的平和主義の旗を掲げて…(中略)…世界が日本の役割を期待している」
っていう様な事をおっしゃっていますけど、
これは、どうなんでしょう?
実際に現場に、現地に赴くものの自衛隊員の立場っていうか、
そういう気持ちをよくご存じの小池さんの立場から言うと。

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小池:
これはですね、第二次大戦太平洋戦争の大東亜戦争中の考え方と同じわけですよ。
「東洋平和のためならば、なんで命が惜しかろう」と
こういう軍歌を歌って、歌わされて、みな戦場に行った訳ですよ。
これはまさに「平和のために自分は命を捨てる」そういう考え方なんですよ。
やはりまずもって、自分の国の国民の安全をしっかりと守ることが第一ですわ。


金平:
取材に当たっている政治部の総理官邸担当の岩田記者におねがいします。
岩田さんね、安倍総理の記者会見は、ずいぶんテレビを意識した様な記者会見のように見えたんですね。

岩田:
そうですね、ま、
パネルを使って集団的自衛権の必要性をとにかく分かりやすく伝えたいと言うのが総理の意図だった訳ですけど、
その分かりやすさというのが何だったんだろうか?と考えて振り返りますと、
やっぱり国民の感情に訴えて、とにかく共感してもらおうと、そういうものだったんだろうなと思いました。
そして総理が掲げたパネルですけれども、

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朝鮮半島の有事を想定しまして、
仮に北朝鮮が韓国に攻撃をした場合、
ま、総理の言葉を使えば、
「日本のお父さんやお母さんやおじいさんやおばあさん、そして子どもたちがアメリカ軍の船で逃げている時、
日本は集団的自衛権が使えないので、自衛隊が助けに行く事が出来ません」と、
「本当にそれでいいんですか?」と国民に問いかけた訳です。

このパネルについてなんですけれども、いくつか反応が出ていまして、まずこちら。
公明党幹部なんですが、
「誰が聞いたって助けなくてどうするの?って思う」絶妙な例を総理はあげたな、というふうに言ってるんですね。

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ただその一方で官邸の内部からもですね、
「おじいちゃんおばあちゃんが、あんなに韓国に行っているか?というのはあるよね」と。
あの例が現実性、本当にそう言う事が起こるのか?という点で、適切な例だったんだろう、という、
疑問視する声も、官邸の内部からも起こっているんですね。

そして、最大の問題だなと思ったのは、
パネルに挙げられていた例の話の、その後の話がなかったという事なんです。


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それはつまりは、
自衛隊が助けに行った後にどんな事が起こるのか?という説明がなかったんですね。

自衛隊が現地に行けば、当然自衛隊内に死者が出る可能性もあります。
反撃をすれば相手国に死者が出てくる可能性もある。
その応戦が続けばやっぱり戦争に繋がってくる恐れというものがあるわけですよね。

そういった問題。
血を流す覚悟、それから血を流す可能性。
ま、ここを総理自身がどう考えているのか?というのが、残念ながら説明がしっかりなかったんですね。

そしてもうひとつの問題がパネルに書かれていた、例の、その前の状態なんですけれども、

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別の公明党幹部はこう言った指摘をしています。
「そもそもこういう事態を起こさないように外向的努力をする姿勢こそが大事なのではないか」ということなんですよね。

確かに総理が説明したような事例ですね、
「あれに対応できなくていいのか」という問題があるのは事実ですし、
そこはしっかり考えてなおかつ冷静にどうしたらいいのかと議論をする必要はあると思うんです。

ただそれと同時にですね、これまでの安倍政権の外交は、
果たしてどれだけ地域の平和と安定に貢献してきたのか?
と。
そして今後総理自身が説明したような不幸な事態を引き起こさないために、
日本としてはどんな外交を進めていくことができるんだろうかと、
そこも同時に問われてくるんだと思います。

金平:なるほど。



今、いくつかの公明党のリアクションが出てましたけれども、
その公明党の支持母体である創価学会が、
「集団的自衛権の行使を容認するのは憲法解釈の変更ではなくて、憲法の改正を経てやって欲しい」という様な、
そういう姿勢を表明しましたけれども、このあたり、今後の与党協議にどういう影響を与えるんでしょうか?

そうですね、まさに来週から与党の協議が始まる訳ですが、
その前にですね、このタイミングで公明党に強い影響を及ぼす創価学会からそうしたメッセージがあったという事は、
これは非常に大きな影響が出てくるんじゃないかと思いますね。









<集団的自衛権>小沢一郎「何を使うの?それは武力でしょ。だから意味が分かってないんじゃないか?メディアも」5/12定例会見(文字起こし)

集団的自衛権って言われたって、分からないんじゃないか?
法制局でさえ分からないんだから。
メディアだってわかる訳ないわな。



小沢一郎さんが、集団的自衛権の意味をちゃんと理解していない記者のみなさんに、
優しく解説していらっしゃいます。
聞いていてなるほどと思い、そして、記者の方の反応も興味深かったので、文字起こししました。


2014年5月12日
小沢一郎代表 定例記者会見



文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/TF9c01sCHKg?t=7m29s

読売新聞シゲマツ:
今日の朝刊なんですが、弊紙の世論調査で集団的自衛権の行使を容認するという声が7割を超えたんですけど、
これについての受け止めをよければ。

小沢:
いま飛行機の中でちょっと、ちらっと見たけれども、
集団的自衛権」というふうには読売は言ってないね
集団自衛権」って言ってるね。


もう、用語からしてゴチャゴチャなんだよ、メディアも。
だから意味が分かってないんじゃないか?みんな。

集団安全保障って旧来は、国際的な安全保障、国連を中心とした事をそう言ってきた。
集団安全保障
方や自衛権について集団自衛権と言ってきた。
最近では「的」を除いて集団自衛権、集団自衛権って言って、
国連の安全保障と似たようなイメージになって捉えられていて、
果たして、本当に国民が、集団自衛権
簡単に言えばアメリカと、共同歩調で海外で、
日本と直接関係のない海外とでも武力の行使を出来ると、いう話になりますから、
ま、アメリカだけでなくどこの国とでもいいという事に、なんか、報じているのもありましたが、

いずれにしても他の国と共同して、国際紛争の解決にあたると。
そのために自衛隊派遣という話になりますから、
それを明確に聞いたうえでないと、訳わかんないんじゃないか?国民は。

集団的自衛権と集団自衛権、似たようになるものに考えたら
どうなってるの?
俺知らないけれど、詳しくは、読売の朝刊は。


読売:
今回設問としては「集団的自衛権」という聞き方をしておりまして、
で、見出しで「集団自衛権」と

小沢:何で見出しで外すんだ?

読売:
設問の方ではですね、「集団的自衛権」について、あの、
「あなたの考えに最も近いものを選んで下さい」と、

小沢:
「集団的自衛権」という事自体がどういうことなのか?
ま、共産党や社民党は「それですぐ戦争だ」という言い方をするけれども、それは別として、

集団的自衛権の解釈というのは、
法制局でさえいい加減だし、
ましてやメディアの解釈もハッキリわかってないんじゃないかなと、俺は思うよ。


だから、「自衛権の行使」でさえ、「武力行使できる」って言う事になるだろ?
ちがう?
そうだろ?

「自衛権の行使」というのは武力行使を当然含むんだよ。
あたりまえでしょ?

当然、国連もしくはそれに準ずる多国籍軍に参加すると言うのは、
旧来の内閣法制局だと、あれも集団的自衛権だとこう言っているんだよ
これは全くの論理的な過ちだと思うけど、
ま、コロコロコロコロ変わった挙句にそう言っているんだけども、
そういう論理でやろうとしているのか、そこまでも考えているのかどうかは良く分からないけれども、
いずれにせよ、本件の事とはまったく別個に
どこかの国と一緒に国際紛争解決するために海外に軍を派遣できるっていう話になっちゃうので、
そこをみんな国民が分かっているのかな?
っていう。

集団的自衛権って言われたって、分からないんじゃないか?
法制局でさえ分からないんだから。
メディアだってわかる訳ないわな。


わかるか?
国連の41の42条と、集団的自衛権とはどう違うか?っていうの。
俺は何回も言っているけど、なかなか明快に説明できないでしょ?
法制局でさえ、何度も言うように間違えているんだから。
俺から言わせれば間違えたおかしな解釈をしている訳だから。

だから、まァ、なんとはなしに「いいんじゃないの」っていう雰囲気があるのかなぁ?
そういう事かもしれない。

それで、集団的自衛権を認めるかどうかで、
武力の行使もいいか?って聞いてるの?


読売:武力の行使については・・ちょっとぼ…あの、

小沢:え?

読売:
集団的自衛権についてあなたの考えに最も近いものを一つ選んでほしい。ということで、
全面的に使えるようにすべきだと、

小沢:
なにを使うの?
使えるって、何を使おうっていうの?

読売:あの、「集団的自衛権」という権利。

小沢:
それは武力でしょ。
「集団的自衛権」だなんて観念的な事、抽象論を言ったってわからんじゃないの。

「アメリカと一緒にアフガンに行くか?」って言う事でしょ。
簡単に言えば。
「イラクに行くのか?」って言う事でしょ。
「集団的自衛権」ってそういう事でしょ。
違うの?
何やるの?それじゃ、集団的自衛権で他に。



読売:
それは、限定するかどうか、あの、
説明としては全面的に使えるように容認するべきか、
それとも最小限の範囲ですべきか、
もうひとつ


小沢:「限定的」って、どういうふうに限定するの?戦争を。


読売:それはまァ、これから議論になって、あの…

小沢:え?

読売:「歯止めをどういうふうにかけていくか」っていう議論になっていくかと、

小沢:
戦争っていうのはどういう形でどんなふうに起きるか分からないでしょ?
今問題になっているロシアとあれのことだって、戦争って言えば戦争だよ。
それで、アメリカが「あそこに行く」って言ったら日本も行くのか?
集団的自衛権って言っただろ?


読売:……。

小沢:
分かんないだろ?よく。
だって、ドンパチ。
事実上バシバチやっているわけだし、これ、こじれたら本当にそうなるよ
ロシアも事実上は覆面なんかして、顔隠しているけど、ロシアの部隊が入っている事は事実なんだし、
それとドンパチになるかもしれないんだよ。


国連の決定ではなくて、アメリカもしくはNATOでもどっちでもいいけど、
決定に従って日本も行くっていう事になるか?
そういう事になるだろ?理屈上は。

読売:……

小沢:
それとも遠いからダメ?
近いからいいけど遠いからダメって言うのは、それは理屈にならないだろ?

どこかの記者:ウクライナが地球の裏側かどうか?っていうことも問題になる。


小沢:
地球の裏側!
「地球の裏側には行かない」って言ってるの?

どこかの記者:そう。

小沢:
表だったらいいの?
そしたらどこまでの

どこかの記者:それがだから分からない。

小沢:
最初から分からないで言ってるんだよ。
地球の裏って言ったら、真下に掘ればブラジルかあっちの辺か、

どこかの記者:だから、チリとかアルゼンチンとかが地球の裏側だと。

小沢:アルゼンチンか。

どこかの記者:3ヶ月ぐらい前に防衛大臣が、

小沢:
「そこへは行かない」って言うのか。
ハハハッ・・・ほう。
じゃあ、それ以内じゃないかウクライナは。
アフガンなんてそれに比べりゃすぐ傍じゃない。

ま、少し、諸君も議論してみたら?
なんか、言葉の遊びみたいになっちゃってるね。

軍を動かすっていうのは、政治の最終の手段なんだよ。
人を殺すことができるわけでしょ。
政治の最終の手段をそういういい加減なことで決定してはいけないと俺は思うよ。


だから、戦前の昭和史の悲劇が出来たんでしょ。
そうよね。
だから、
軍の武力で兵を生み出す人間に対して、武力をもって鎮圧できるっていうのは国連の憲章に書かれてあるから、
国連で決定してやるという事に日本が参加するという事については
私は、おおいに、積極的に考えるべきだと思っているけれど、
国連ではなくて、アメリカなり、どこでもいいけどオーストラリアでもカナダでも、どこでもいいけど、
その1国が「けしからんと、武力を使ってでもやる」って言ったら、それに同調するっていう事になるよね。
集団的自衛権、違うの?



読売:……

小沢:読売のは違うのか?

読売:……

小沢:そうだろ?論理的には。違うか?

読売:「どこまで出ていくか?」っていうのが今議論になっていて、

小沢:
だから、「どこまで」なんていう事を限定できるか?っていうんだよ。
戦争っていうのはどうやって起きるのか分からないだろ?
例えば「朝鮮半島有事だっていうのはいい」って言ってるんだろ、読売やその他は、なんとなく。
アバウトでいうと。
朝鮮半島でどういう事件が起きたら集団的自衛権を行使するの?


読売:……

小沢:
わからないだろ?
わからないんだよ。
前もって戦争がどういう格好で起こるかなんてわかりゃせんだよ。
だから、…最終的には政府の判断なんだよ。
あの…、どういう事態で自衛権の発動をするか?っていうのはね。

だけども集団的自衛権で一般的にそれを認めて、
簡単に言うと日米安保、あるいはその他でもいいけど、同盟国と協調の歩調を取るという理屈になるだろ?
そうするとアメリカはそうじゃなくたって、日本に「参加しろ参加しろ」っていう訳だから、
アフガンの時もイラクの時もそうだった。
前のクエートのイラク戦争の時はそうじゃないけどね、
これは国連がソ連と中国は棄権したけれども、安保理で決定したことだからね。
これは国連の決定事項だったけれども、
この間もそうじゃないし、アフガンもそうじゃないでしょ。
アメリカは、米軍は、アフガンはアメリカの戦争だと。
「とやかく他のやからに言われる筋合いはない」と言って戦争をおっぱじめた訳だ。

「それに協力する」っていう話になっちゃうよな?
だろ?
ちがうのか?

読売:……

小沢:
「分かんない」じゃ困るだよ。
ちゃんと社内で議論してだな、
「集団的自衛権というのはどういう事だ?」と、
あるいは「的」を落としたらどういう話なんだ?という事をやっぱり議論しないと、
間違えちゃうよな、世論形成を。

地理的に制限すると言う事も事実上不可能だし、
あるいは戦争の形態で持って限定するという事も不可能だし、
予め戦争について、これが日本の自衛権の発動として妥当かどうか?ということを
あらかじめ文章で決めておくっていうのは、不可能じゃないか?

読売:……

小沢:
と思うけどな。
俺は集団的自衛権は否定していないんだよ。
もうずーーっと何十年も前から。
知ってるだろ?それは。

ただ日本とまるっきり関係のない所に行って、
紛争解決のために自衛権の発動と群を派遣するという事は、9条がある以上出来ません
よ、と
だから、やるんなら9条を改正せなあかんよと。
やりたいんならね。

僕は9条のあの基本を改正する必要はない。
それは国連の平和活動に積極的に参加する事で紛争解決に努力するという議論だからちがうけれども、
真っ向からとにかく「日本がやりたいんだ」という事になれば、
9条を改正する以外にはないわな。
と、俺は思うよ。

~23:20


集団的自衛権、行使容認71%…読売世論調査
読売新聞 2014年05月12日 08時55分

2014051333.jpg

政府が目指す集団的自衛権の行使に関して、「必要最小限の範囲で使えるようにすべきだ」とした「限定容認論」を支持する人は63%に上ることが、読売新聞社の全国世論調査で分かった。

「全面的に使えるようにすべきだ」と答えた8%と合わせて計71%が行使を容認する考えを示した。行使容認論の国民への広がりが鮮明となり、近く本格化する集団的自衛権を巡る与党協議にも影響を与えそうだ。

9~11日に実施した世論調査では、限定容認論を選んだ人が前回調査(4月11~13日)より4ポイント上昇した。一方、「使えるようにする必要はない」と答えた人は25%で、前回より2ポイント下がった。

支持政党別にみると、限定容認論への支持は、自民支持層で7割を超えた。公明党は集団的自衛権の行使容認に慎重だが、限定容認論を選んだ同党支持層は7割近くに上り、党と支持者の間で考え方に隔たりがあった。民主支持層と無党派層でも、限定容認論はいずれも6割近くに上った。


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<安倍&オバマ共同記者会見>「そんな事言ったっけ?」室井佑月4/25大竹まことのゴールデンラジオ(文字起こし)


オバマと安倍の会見を見ていてそしてその後の報道の在り方を見ていて、
私が感じた事と全く同じ事を室井さんが話して下さっていたので、文字起こししておく事にしました。

オバマは安倍に「言葉による挑発は避けろ」と言い、
「アメリカは中国が大切だからお互いに協力して平和的に解決しろ」と言っています。
「尖閣諸島の問題に関して事態がエスカレートするのは正しくない」
そしてオバマは「尖閣諸島のため武力を行使する」とは一言も言っていません。
「安倍はこれ以上問題を起こさないで中国と仲良くしろ」と言っていると私は受け取りました。
が、テレビを見ているとどうもオバマが
「尖閣諸島に中国が来たらアメリカが日本を助けてやる」と言ったという様な
論調になっているのが気になっていました。

もう一言付け加えておけば、
数回しか会った事がないのに、しかも国賓として来日している大統領に対して、
妙に親しげに安倍が「バラク」「バラク」って会見の場で何度も連呼するのは、
相手に対して礼儀のない大変失礼な行為だと私は思いました。


大竹まことのゴールデンラジオ
2014年4月25日


文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/x5O_D2ExLVg?t=5m57s

大竹まこと:
えーっと、昨日はあれだね、
もう警備でオバマさんでもう大変だったね。

室井佑月:
大変だったっていうか、もうすごいよね、あんまり盛り上がってなかったじゃん。
だけど盛り上げようと必死感がすごくテレビから漂ってきたね。

大竹まこと:漂ってきた

室井佑月:うん。

大竹まこと:ちょっと太田さんに記事を先に紹介してもらおうかな。

太田英明:
アメリカのオバマ大統領が日本を離れてからようやく共同声明を発表するという、
今までのパターンとは違う順番になってしまったという事なんですけれども、


大竹まこと:共同声明はそれでも発表されたの?

太田英明:
一応発表されました。オバマさんが日本を離れてから発表されました。
日刊スポーツの記事をご紹介したいと思うんですけれども、
昨日、日米首脳会談後の記者会見、安倍さんとオバマ大統領両方出席して行われましたけれども、
安倍さん、当初は小浜さんのファーストネームの「バラク」って呼び掛けていたんですね。
親密さをアピールしようという事だったんですけれども、
ただ、前の日の23日の夜のお寿司屋さんの会談では「シンゾウ」と呼んでいたオバマ大統領が、
会見では最後まで「安倍総理」というふうな呼び方を変えなかったので、
ちょっとやっぱりビミョ~な距離感が出てきてしまったと。
で、会談直後の記者会見では、安倍さんは時折右隣のオバマ大統領に身体を向けて
にこやかに「バラク」と胸襟を開いて話し合いを行ったとファーストネームで呼び掛けたんですけれども、
しばらくしてオバマさんが「シンゾウ」と呼ばない事に気が付いたので、
途中から「オバマ大統領」と呼び方を変えたということで、
でかでかとニッカンスポーツに見出しには
バラク、なぜ「シンゾウ」って呼んでくれないの?というふうに書いてあります。


大竹まこと:
これはあの、良く分かりませんけれども「バラク」っていうのはたとえば、
大竹まことナラ「マコト」みたいな、

太田英明:そういうことですよね

室井佑月:なんか結構会見の時に安倍さんが「バラク」「バラク」って連呼してたんだよね

大竹まこと:あ、そう。「ヘイ!バラク」って言ってた?

室井佑月:
「ヘイ!バラク」とは言っていないけど、
「バラクが」「バラクが」「バラクが」って、けっこう連呼してたよね。


大竹まこと:ああ、そうなんだ。へぇ~~

太田英明:中曽根さんとレーガンさんのように「ロイ・ヤス」関係になりたいとかという気持ちがあったのかも

室井佑月:
いやぁ~、わたしはそれで、もう笑っちゃったのがさ、
ほら、前の日にお寿司を食べに行ったじゃない。
それで「今まで生まれてから食べたので一番おいしい寿司だ」とか何とか、
オバマさんがリップサービスで言ったじゃない。
「あれはすごい意味があるんだ」って、評論家が言い出して、政治評論家が。



大竹まこと:どんな意味があるんだ?あれに。

室井佑月:
「今までちょっと二人の関係が固かったけど、あの寿司会談で上手くいったんだ」っていう意味だっていうんだけど、
私は「本当に美味しかっただけ」なんじゃないかなと思って。

太田英明:笑(つ∀`*)っ))⌒☆ハハハッハ

大竹まこと:なるほどねぇ。

室井佑月:
だから会見もね、見てからワイドショーで答えたんだけど、
会談の中でね、尖閣諸島の事とかって、やっぱり手を上げて質問する記者がいたりしたの。
もう最初からその質問だった、ガンガン出てね。
で、そこもなんかオバマさんは「日米同盟があるから」とかは言うんだけど、
絶対に「対話での解決」とか言うけれど、結局私が受け取った印象っていうのはさ、
「余計なことしないでくれ」っていうふうに私は受け取ったんだけど、
でもその評論家の人からすると、
「『日本が窮地に陥ったら助けてくれる』っていう事をハッキリとオバマさんの口から言わせたのは大きい」
っていうんだけど、

そんな事言ったっけ?みたいな。
同じ物を見ていて、同じ風に考えているはずなのに、
同じ物なのに違うふうに考えるってすごいことだと思わない?


大竹まこと:なるほどね。

室井佑月:同じ会見を見てたのに。

大竹まこと:
あの、冷たい言い方だけど、日米安保に書いてあるんだからな。
そうでしょ?

太田英明:そうですね。第5条の中に書いてあります。


室井佑月:しかもちょっとなんか、オバマさん、嫌味みたいなのも言ってたよね。

大竹まこと:なんて?

室井佑月:
「日米安保なんて自分が生まれる前からあったものだから」
だけどさ、その事を「結構言うな」と思ったけれど、誰もあんまり取り上げないね。

大竹まこと:うん。
でもまァ、会談には共同声明が遅れたりしている、っていう意味は、3つ位の内容があって、
TPPもその一つで、TPPに至っては最後の最後までなんかまだ、
まだあれだよね、閣僚級で話しあってるというのかね。


太田英明:そうですね、最終的に共同声明の中にも「TPPの妥結にはまだ作業が残っている」という、

大竹まこと:
そういう書き方なんだ、共同声明は。
いや、だからその3つの課題をね、全部クリアしたいという思いは両国にあるだろうし。
ま、でもあれだね、尖閣の問題は、…でも、言ってくれたっていう事は「ありがたい」みたいな捉え方だろ?
「あたりまえ」

室井佑月:
でも、そんなハッキリと、
「日本になにかあった時にはアメリカが守る」ってハッキリ言った訳じゃないんだよ。
すごいそこだけ「オバマさんの口から言ってもらった事はすごい」っていうふうに、
こっちが解釈を大きくしてみんなで喜んでいるだけに見えたけどね、私はね。


大竹まこと:別の新聞では太田さん、もうひとつ評価があったね。

太田英明:そうです。
東京新聞の記事の中で、山口大学の教授の纐纈 厚(こうけつ あつし)さんという方が、
日米首脳会談についての見方を書いてらっしゃるというか、インタビューにお答えになってらっしゃるんですけれども、
結局今回のオバマさんと安倍さんの会談というのは、
「TPPで要求を飲ませたいアメリカと、
それから尖閣諸島が日米安保条約の適用の範囲だという発言を引き出したい日本とのバーターだ」
ということなんですね。
で、日米安全保障条約というのは、これまで
日本を「楯(たて)」、専守防衛守るだけ。
アメリカを「鉾(ほこ)」、武器、前面に立って戦ってくれる人。
これに例えて役割を分担していて、日本は専守防衛に徹してきたんですけれども、
今回の日米首脳会談を契機に
「日本が鉾」日本が武器を持って戦うんだと、
「アメリカが楯」後方でバックアップしますよという役割にひっくり返ったと。逆転したと。
で、「アメリカは中国と直接ぶつかるつもりは毛頭ない」と。
日本の集団的自衛権の行使容認を後押しして、バックアップして、
尖閣では安保条約が適用されると強調してて、
で、日本を中国に対して前面に出させる、そういう思惑がアメリカにはあるんだと、
集団的自衛権を行使するという事は、アメリカと敵対する国とも日本は敵対関係になるということなので、
同盟を強化する程的を増やしていくことになると。
日本の安全は周辺国と友好がなければ立ち行かないけれども、
今のところ安倍政権は緊張を高める政策を進めて行っているところが心配だと。


室井佑月:
そうそうそう!
わたしそうだ、その事言うの忘れてた。
集団的自衛権は完全に安倍さんは
「アメリカから望まれているんだ」というふうに持っていこう
というふうにしてたよね。


太田英明:そうですね、その方が世論や公明党を説得しやすくなるからですね。


室井佑月:
そういうふうに見えた。
「日本だけでそういうふうに言っているんじゃなくて、世界からの声である」
というふうに持っていきたがっているように見えた。


大竹まこと:
ま、世界からの声っていうより、アメリカもね、自分だけで楯の役割はちょっとできなくなってきて、
勝手にやって欲しいという思いも。
そこの思いは合致しているだろうね。
だけどもこれは日本国の憲法だからね。

室井佑月:
でもやっぱりそれは卑怯だよ。
日本で最初に話し合いをして、集団的自衛権ってどういうふうに思うか?ってしてない前に、
「いや、世界からも望まれているから」って言いだすのはちょっとおかしくない?


大竹まこと:
そうだね。
この後は韓国に行くんでしょ?

太田英明:そうですね、韓国に向けて日本を離れていますね。

室井佑月:韓国に行ってさ、「生まれて初めてこんなにおいしい焼肉食べた」とか言ったら(笑)どうする~?

大竹まこと:一部の新聞では、もともと韓国料理は大好きらしいよ。

室井佑月:ほんとう?

大竹まこと:うん。それで、アメリカにいる時にもなんか、そういうのを食べてたっていう報道もあったよ。

室井佑月:へぇ~。
そう言えば、中国はさ、奥さんミッシェルさんも一緒に行ってるしね、子どもも連れてね。

太田英明:そうですね、今回ミッシェルさんはいらっしゃらなかったですね。

室井佑月:
どうなの?TPPの事で激しく交渉って知らなきゃいけないのにさ、
「1泊2日を2泊3日でお願いします」って言っちゃったらさ、
ちょっと、交渉の土台からして負けちゃうんじゃないの?
意味があった?2泊3日にしてもらって。

大竹まこと:迎賓館に泊ってくれなかったしなぁ。

太田英明:なんか2泊3日にしないと国賓にならないっていう事らしいですけどね。

室井佑月:
それでさ、
「日本は1泊じゃないんだよ、2泊3日だからどうよ!どうよ!」って他の国に言ったらさ、
「いや、さすがアメリカさんと仲良くしてらっしゃいますから」って思う国があると思う?
「共同声明も出してくれない」って言っててさ、どうなの?なかみじゃないの?そっちより。

大竹まこと:
まァね、バラクさんにも、
オバマ・バラクさんにも、いろんな引っ掛かりがありながらの交渉っていう事なんだろうね、
日本とはね。
ま、上手くいってね、この後もいい関係を続けて欲しいとはそれはもう誰もが思っている事だけどね。

室井佑月:そうだ、そうだ。

大竹まこと:
ただ俺ね、これ素人の、そんなあんまりニュースも見ないでね、
あんまり見ていなかったんだけど、ここでさ、なんか、
バラクさん、「バラクとシンゾウと呼びあえる仲」っていうのがさ、
そもそもさぁ、日常で考えてだよ、25年つき合っている純次(高田純次)が俺の事「大竹」って言うからね。
( ´艸`)★。、::。.::・'゜あのぉ…別に呼び捨て二途中からなったぐらいで、
そのなんか、ま、「ロイ・ヤス」とかいろんな事言ってるけどさ、
これ、そんな、親友っていうかさ、ないよね。
今まで何回会ったのよ。
俺は純次と2週間に1回ぐらいずーっと会ってるよ、だって。

室井佑月:あと名前も、その名前が呼びやすいかどうかもあると思わない?

大竹まこと:「バラク」ってねぇ、ね、ね。

室井佑月:苗字なんだか名前なんだか、ちょっとピンとこないもんね。

大竹まこと:この、「呼び合う関係をアピールする」っていう事自体がさ、

室井佑月:外国でもすごい事なの?ファーストネームで呼び合うって。

大竹まこと:
知らないけど、
なんかよく映画の中の恋人同士だとかなんかがさ、最初知りあって話しているうちに
「なんとかって呼んでくれ」みたいな事って言うじゃない。

太田英明:ファーストネームで呼んでくれみたいな。

大竹まこと:
「ジョン」って呼んでくれみたいな。
日本でさ、ファーストネームで呼び合う習慣っていうのは、なんか、あるの?

室井佑月:ないなぁ。

大竹まこと:
純次は純次だけどね、って呼ぶけど、俺は大竹さんは沢山いるけど、俺は大竹じゃない、ね。
なんかさ、「シンゾウ」ってさ、呼び合ってるやつ

室井佑月:いないよ

大竹まこと:
じゃあ聞くけど、シンゾウさんの本当の友達がいたとしてだよ、
「シンゾウ」って呼んでいるか?

室井佑月:呼んでない、呼んでないよ。

大竹まこと:
それを新聞の見出しになる様にね、「シンゾウ」って呼んでくれなかったって。
あの、本当に普通の感想だよ、呼ばないよ、絶対に。

室井佑月:そうだよ、下の名前で呼び合っている奴ってあんまり見ないわ。

大竹まこと:太田さんとオレ8年やっているけど「ヒデアキ」って呼ばないよな(笑)19:31

20:40
下の名前呼ぶってね、よっぽどだよ。
なんか下の名前呼ぶってね、「この人と仲がいいですよアピール」なんだよ。




↓続きを読むに日刊スポーツの記事と共同会見の文字起こし(一部)あり。

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「石破幹事長は全ての自衛隊員に直ちに謝罪して下さい」日本山妙法寺武田さん4/8&石破幹事長テレビでの発言4/5文字起こし

解釈で憲法9条を壊すな!4・8大集会&デモ~
『集団的自衛権の行使』は海外で戦争すること

2014年4月8日 

宗教者のみなさんを代表して日本山妙法寺の武田隆雄さん。
よろしくおねがいいたします。


http://youtu.be/E5fxuGDQXN0?t=5m45s
2014040912.jpg

会場にお集まりのみなさんありがとうございます。

まず、石破自民党幹事長の去る5日のテレビ番組での発言に強く抗議いたします。
自衛隊員であっても命を守らなくてはなりません。
死んではいけないのです。

政治の基本は人が人を殺す戦争をしない事、弱者を救済する事です。

石破幹事長は全ての自衛隊員に直ちに謝罪して下さい。

私たち宗教者は、「集団的自衛権の行使は戦争です」こう書いた子の横断幕などを持って、
街頭に立って祈り訴えています。

明日、私たち宗教者は国会に集まり、集団的自衛権の行使容認に反対する集会を開きます。
私たち宗教者は平和への祈りをこのように見える形で、これからも行動で示してまいります。
また、立正佼成会は安倍政権の進める集団的自衛権行使容認に懸念を表明し、
去る3月10日首相官邸にいる菅官房長官に直接、立正佼成会理事長が見解書を手渡しています。

心の自由を奪い、心を統制する戦争国家に、私たち宗教者は反対いたします。


みなさん、宗教の違い、政党組織の違いを超え、
集団的自衛権の行使容認に反対する一点で、協同してまいりましょう。
共に頑張りましょう、ありがとうございました。



ーーー

「石破自民党幹事長の5日のテレビ番組での発言」とはどのようなものなのか?
2014年4月5日に朝日新聞が記事にしていました。
記事の見出しは石破幹事長「自衛官の死傷は政治家が覚悟しなきゃ」というものです。
http://www.asahi.com/articles/ASG454T7WG45UTFK003.html

武田さんの発言にあった部分の記事中の内容としては、
5日のテレビ東京の番組で石破幹事長は
アフガン戦争で集団的自衛権を行使した国の軍隊が多数の死者を出したが「日本にその覚悟があるか」と問われ、
「政治が覚悟しなきゃいけない。内閣が吹っ飛ぶからやめとこうというのは政治が取るべき態度ではない」と述べ、
2004年の防衛庁長官時代、自衛隊をイラクに派遣した例を挙げ、
「自衛官は危険を顧みないとの誓いをしている。危険だからやめようということがあってはならない」
政治の役割として「そうならないようベストを尽くす」と強調した。
という様なものです。

そのテレビ東京の番組がないか?探してたら、音声がYoutubeにUPされていました。
なので、文字起こししました。




■『週刊ニュース新書』
2014年4月5日(土)11:30~12:05(テレビ東京系)
【ゲスト】自民党 石破茂幹事長
【出演者】田勢康弘(ジャーナリスト)繁田美貴(テレビ東京アナウンサー)中川聡(テレビ東京アナウンサー)



田勢:この御本を読ませていただきました。

石破:ありがとうございました。

田勢:非常にわかりやすくて説得力のある本だと思ったんですけれども、説得力があり過ぎてですね、

石破:ハハハッ

田勢:本当なのか?と

石破:それは本当です。

田勢:思うところがちょっとあるんですね。


繁田:
さぁ、石場幹事長とはこのような事について話し合っていただきます。
安倍総理が意欲を示す憲法解釈の変更の是非を聞きます。
集団的自由県の行使を認めると、どんな事が起きるのでしょうか?
そして、連立のパートナー公明党との溝は?
また、重要政策の官邸主導に、党は納得しているのでしょうか?
こういったテーマについてお話を伺ってまいります。
まずは集団的自衛権の行使容認をめぐって自民党内の空気がすこーし変わってきているようです。

繁田:
集団的自衛権の行使を容認する手段は大きく3つあります。
まずは、憲法を改正するという方法。
そして、安倍総理が意欲を示しています憲法解釈の変更
そして、自民党が選挙で掲げた国家安全保障基本法
こういった新しい法律を作る事で集団的自衛権の行使を認めるという方法。
ま、こう言った形があるんですが、
自民党の中では必要最低限の行使容認。
そういった条件のもとこの憲法解釈の変更、この理解が広まっているようなんですが、
石破さんはもともとは、国家安全保障基本法、こちらに行使を容認する方法、
そういう考えだったかと思うのですが、


石破:
うん、今でも自民党はそうですよ。
あの、その考え方っていうのは、ずっと何年も議論をして、
部会で決めて、政調会で決めて、総務会で決めて、
「これを党の公約にしますか?」というのは全議員参加して決めて、
衆議院でも参議院でも「国家安全基本法を作る事によって憲法解釈を変更します」ということなのでね。
それは今でも全く変わっていません。
それから、「今日から変更しますよー」というだけではなんにもならないんで、
次の総理大臣が、「やっぱり今日から元に戻しますよ」と言ったら法的安定性も何もないのでね、
なんかの法律をきちんと作ることは必要でしょう。
原理原則を定めた国家安全基本法というのはそういう考えなんです。
一方に於いて、解釈を変更して自衛隊法に一つ一つ根拠規定を置くというやり方もあります。
それのどっちを取るか?というのはこれからです。




田勢:
私も閣議決定だけで「今日から変更します」というのはどうもその
国会の議論というものが欠けているんじゃないかと思ったんですが、
これ、法律を設定して基本法を出せば、国会で議論ができる訳ですよね。

石破:
そうですね。
だからそれはね、何も集団的自衛権だけ書いたんじゃなくて、
たとえばこの間こう、決まりましたけれど、
武器輸出三原則というのも法律も何もなかったんですね。
あるいは専守防衛とかね。
非核三原則とか、国の安全保障の基本なんだけど法律でも何でもないものっていっぱいあるじゃないですか。
「それをきちんと定めましょう」というのはやっぱりいつかはやらなければいけない事だと思います。


繁田:国家安全保障基本法はいつ出す予定なんでしょうか?


石破:
これはねぇ、これから政府と自民党との話し合い。
あるいは、公明党?連立を組んでいる公明党との話し合い。
できればこの手のものっていうのは、与党だけじゃなくって、多くの野党。
有事法制がそうであったり、
あの時はね、社民党共産党以外は全部賛成しました。
多くの党の理解を得なければいけない。
「じゃあ、何時ごろこれをやりましょうかね」っていうのは、これからのお話し合いだと思いますけど、
効、安全保障というのは集団的自衛権だけをめぐってある話じゃないので、
国のあり方そのものを、やっぱり基本法というものを定めるっていうのが、私は必要な事だと思います。
ですからこれをいつまでも先送っていい話だと、私は少なくとも思わない。

田勢:
何かその・・・内閣法制局長官が
「総理は基本法を出すよな事は考えていない」という様な発言をして問題になった事がありましたよね。
あの発言は何だったんですか?

石破:
なんだったんでしょうねぇ。
読唇術なのか、忖度したのか知らないが、
総理は別にそんな事を決めているわけでもないし、
これ自民党で同意決定している事ですから、
法制局長官がそんな事を言うべきではありません。
法制局長官はあとで撤回をしましたがね。
国家安全基本法みたいなものをきちんと定めて、これが安全保障の一番の上位法になるわけですよね。
憲法律。
ですからそこの理念に従っていろんな政策は決められるべきだ。
やっぱり農業でもそうでしょう。
農業農村基本法っていう法律があって、
その理念に従っていろんな法律ができていく訳です。
やはり基本法というのをおろそかにしてはいけないと私は思います。

繁田:
おろそかにしてはいけない基本法ですけれども、
集団的自衛権の行使、
ちょっと国の安全保障の根幹にかかわる大きな問題にしては容認を急いでいるような感が否めないかと思うんですが。
この急いでいる理由というのはなんでなんでしょうか?

石破:
それは総理がよく言っていますようにね、
我が国をめぐる安全保障の環境がここ数年ものすごく厳しくなっていますね。
ということですよね。
もう独裁者の国が着々と核ミサイルの開発を進めていると。
そしてまたアメリカの力が相対的に落ちている。
中国が今すぐ他国に侵略とか、そういう事をするというような状況にはない。
脅威というのは、考えと能力の掛け算なので、
中国にそういう考えがない以上はそういう脅威はない。という事になるんだけど、何時パッと変わるかわからない。
あるいはクリミアの情勢というのはポルポトなりロシアと非常に関係のある話ですよね。
そういう厳しい状況がどんどん増していますね。
そうだとすれば、そういう戦が起こらない様なそういう仕組みを着々と整えていかなければいけないんではないか。
単に装備を充実させるだけではなくて、
自衛隊が行動できる、その根拠となる法律。
これを定めないと、この地域における力のバランスが保てない
し、
あるいはどこかの国が日本に対して手をかけようとした時に、
「そんな事しても無駄だからやめなさい」という力を確保する事をも出来ない。
だから我々が急いでいるように見えるかもしれないけれど、
それは、どうすればこの地域の平和を保つことができるか。
そのための手段は何なのか。
という事をずーっと考えてきた結果です。
ですから自民党も昨日今日この話を始めたわけじゃない。
少なくともこの10年ずーーーっとこの議論をしてきた。
殆ど誰も聞いてくれなかっただけの話でね。
でもその間有事法制とか、あるいはインド洋に艦隊を派遣するとか、
あるいはイラクに自衛隊を出すとか、
その時その時に必要な事をきちんと法律を作ってきたので、
その延長線上と考えれば、決して急に天から降ってきたのもではないかと思います。


繁田:
では、その平和を保つためにも、この集団的自衛権行使の必要性を石破さんは訴えている訳ですよね。
ですが一方で防衛に関わる人の中から反対の声も上がっています。
一体なぜなのでしょうか?

VTRにありましたが、柳澤さんはアフガニスタン戦争のころを振り返って
「一人でも怪我したら内閣が潰れるという声が圧倒的に多かった」と言っています。
実際にアフガニスタン戦争に集団的自衛権の行使で参加した国の死者数を見ると、
こんなに沢山の方々が亡くなっているんです。
田勢さん、どう思われますか?


田勢:
まぁ、柳澤さんの耳を傾けるようなところもありますけどね、
わたしはあの、素朴な疑問なんですけれども、集団的自衛権は日本が行使する場合の相手の国というのは、
アメリカなのか、それとも「密接な国」という表現になっているんですけれども、
「密接」というのはどういう事なのか?というのが今ひとつよく分からないのと、
それから自民党がなんとなく解釈変更容認のように傾いている。
「必要最小限」という言葉ですね。
この必要最小限というのは非常に曖昧な表現なんですが、
この二つはどういうふうに考えればいいんでしょうか?   


石破:
ん~、アメリカは同盟国ですから、「密接な関係」ですよね。といってもいいですよね。
ただ、アメリカに対する攻撃が、日本に対する攻撃と同じように評価されるというもうひとつの要件がある訳ですよ。
ですからアメリカがたとえば南米で戦っている。南米でどこからか攻撃を受けている。
それは「良い悪いは別にして日本に対する攻撃と同じようなものだ」と評価をされる事はないでしょうね。
で、これが「アメリカだけが密接な関係にある国かい」って言えば、
それは、同盟関係を結んでいるっていう事はイコールでしょう、ほとんど。
ですけど同盟関係を結んでいなければ、その国が攻撃を受け、それが日本に重大な影響を与える事態だとしても、
「知りませんよ」でいいのかしら?っていう事があると思いますね。


例えば日本海で、
アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、あるいはマレーシアどこでもいいですが、
そういう国々の艦隊が行動していると。
アメリカが攻撃を受けた時だけ助けます。
でもその近くでニュージーランドが攻撃を受けたら、
「おお、沈むねぇ。沈んだら助けてあげるからね」で済むかしら?っていうと、
それは「違う」と思いますよ。


地理的な範囲も地球の裏側まで行くという事は普通考えられないけれど、
そこで起こっている事態が日本に対して非常に重大な影響を与える事態だと評価されれば、
行く事を完全に排除はしないでしょう。


仮にすごく近くで起こっている事であっても、日本に対して重大な影響を与えるという事でなければ、
それは行使しないという事はあると思いますね。



田勢:韓国はどうですか?


石破:
韓国は、「重大な影響を与えると考える」というケースが多いだろうと思います。
しかしながら、これは自民党の基本法はそういう作りになっているんですけど、
その攻撃を受けた国から日本に対して「力を貸してくれ」と要請がなければ、
勝手にですね、日本が判断して「これは見捨てておかれようか」みたいな事で行く事は、
自民党の考えでは認めていません。
やはり他国の領域に行くという事は、仮にあるとすれば、
今はそれを排除しようという流れですがね、
仮にそういう事があったとしても、その国が主権国家として要請をしなければ、行く事は絶対にないです。


田勢:それは韓国から要請がなければ行かないという事ですか?

石破:それは行かないですね。要請もないのに行く事はないです。

田勢:韓国には在韓米軍もいますよね。

石破:
そうですね。
ですからそこは米韓安全保障条約に基づいてアメリカは韓国を助ける訳ですよね。
ですけれども、「韓国を守る」という時にやはり日米同盟、米韓同盟とともに同盟関係にはないけれど、
日本と韓国の関係が良好であるというのはやはり必要な事ですね。


田勢:
韓国のとなりにある国からですね、この前のように日本海に向けてミサイルを発射されるということは、
韓国を狙ったものなのか、日本を狙ったものなのか、両方狙ったかもしれないという、
そういう状況もあり得ますよね。

石破:
うん、それは無いとは言えません。
ただ、ミサイルが撃たれた時に、撃たれた、こう重力に逆らって上がっている段階と、
それからミッドコースと言われる軌道に乗る段階で、
大体どこに落ちるかな?っていうのは計算が出来ますのでね、
それがどこに向かって撃たれたものかは分からないというような状況は少し考えにくいのかなと思います。

田勢:
さっきのアフガン戦争の場合でも、やっぱりその
集団的自衛権でイギリスをはじめとしてヨーロッパの国々でもかなりの死者が出ているんですけれども、
日本の場合にはですね、集団的自衛権行使容認は良いんですけど、
「それだけの覚悟がこの国の国民に出来ているだろうか」というのは、一方でもうひとつ問題があると思いますよね。


石破:
それはずーっと悩みでしてね、私たちもね。
この時に私は防衛大臣でした。
で、イラクに出す時に、もちろんもう戦争は終わっている
戦争が終わっている時に、なお危険は存在しているけれど、あそこに水を補給する。
道路を直す。
学校を補修するという様な人道支援で出しました。
ですから武力の行使なんて何も関係ありません。
しかし危険は存在しているっていう事を正面から認めて出しました。
で、どうすれば人を傷つけることなく傷つくことなくっていうのは、
本当に柳澤さんなんかも一緒にやったんだけど、徹底的に考えました。

ですから誰も傷つけず、だれも傷つくことなかった。
でもそれが絶対にないか?って言ったら、そんな事は保障できません。
だからその覚悟が、政治も覚悟しなきゃいけないんで、
そんな事をやったら内閣が吹っ飛ぶからやめとこうっていうのは、
私は政治がとるべき態度だとは思わなかったし、
その時に自衛官のうちの何人かは、もし誰かが怪我したら撤収するという様な事なら最初から出すな。
という事を言っていましたね。


だから、自衛官たちっていうのは入官する時に
「事に臨んでは危険を顧みません」っていう誓いをして自衛官になっている訳ですよ。
そうすると彼等を出す時に、危険だからやめとこうというのはあってはならない事だと思います。
政治の覚悟の問題であり、そうならない様にどうするか?ベストを尽くすんです。




繁田:
集団的自衛権のお話を伺っていますが、憲法解釈の変更をめぐり反対論が盛り上がらない自民党。
自民党では今何が起きているのでしょうか。
「自民党内で安倍総理にものが言えない空気があるのでは」なんていう声も聞こえますが、
石破さんからみていかがですか?

石破:
どうなんでしょう?
あの、それぞれの議員が自分の良心に照らしてですね、
「これはいうべきだ」っていうことを言わない人がそんなにいっぱいいるとは私は思わないんですよ。
ましてやね、今うちはトウセン規制という人が圧倒的に多いんですね。
トウセン規制というのはポストは関係ないですからね。
それはもう、「自分のポストが大事だから本当の事を言うのをやめとこう」っていう、
そういう自民党だったらあんまり存在意義がないんじゃないんですかね。
少なくても私は国民に対してそういう自民党ではありたくない。


田勢:
石破さんにかねがねお尋ねしたいと思っていたのは、
石破さんは幹事長になられてから私が知る限りで靖国神社へ行かれていませんよね。
それはなにか石破さんなりの理由がおありなんでしょうか?


石破:
これは閣僚の時からそうです。
それは、靖国神社というものは全ての人が神として祀られる。
国家の命によって戦場へ行き、命を落とした人ね。
そして必ず天皇陛下がお参りして下さり、お祀りして下さるという、二つの約束で出来た神社ですよね。
ですけども、その二つとも十分満たされていない。
特に陛下がお出ましいただくという事になっていない。
靖国との約束というのをどうやって我々は果たしていくのか。
英霊との約束を果たしていくのか。
私はそれが事の本質だと思っています。


繁田:
安倍総理は靖国神社に参拝しましたけれども、
安倍総理と石破さんは歴史認識や外交政策で意見は同じなのでしょうか?


石破:
ほとんど一緒ですよ。
それはおととしの秋に自民党総裁選挙をやった時に、安倍さんも私も出ましたがね、
一番に掲げたのがこの安全保障政策だった。
なかんずく集団的自衛権の行使を可能としようというのは、
示し合わせたわけでもないのにほとんど一緒でしたね。
だから安倍さんのライフワークであるとともに、私のライフワークです。
それはほとんど一緒です。


繁田:それでは石破さんから日本への提言をお願いいたします。

「徹底したリアリズムに基づく外交安全保障」

石破:
外交も安全保障も空想論を言っていても仕方がない。
理想論を言っていても仕方がない。
どうすれば戦にならないかっていう事を徹底的に考える。
それは条約であり、法律であり、
飛行機や船や戦車などの装備であり、
それをどう使うか?という運用であり、
そういうものをきちんきちんと事実に基づいて分析し、認識し、実行して初めて平和っていうものはあるものですよ。
理想論を唱えるのもいい。
感情論の応酬もいいだろう。
しかしそのベースとなるものは、事実の認識、法律をきちんと作る、装備を整える、きちんとそれを運用する。
そうでないと平和と安定っていうのは保つことは絶対に出来ないと私は思っています。


田勢:
大事な事を言ってくれたと思いますね。
「どうすれば戦にならないか」と。
そこのところですよね、そこにやっぱり重点を置いていただきたいと


石破:「どうすれば戦にならないか」ではなくて、「どうすれば戦になるのか」を考えている訳では全くありません。




ーーーー





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「安倍政権のやっている事は、立憲主義の完全な破壊です」4/8東京デモクラシーネットワーク 高橋さん

解釈で憲法9条を壊すな!4・8大集会&デモ~
『集団的自衛権の行使』は海外で戦争すること


2014年4月8日 


文字起こし部分→http://youtu.be/E5fxuGDQXN0?t=8m18s

東京デモクラシーネットワーク 高橋さん
2014040911.jpg

東京デモクラシーネットワーク、聞いたことない人が多いと思いますけれども、
先程東京都知事選挙で宇都宮けんじ候補のキャンペーンに参加して、
様々なアイディアを出した若い世代のネットワークです。

当然我々は集団的自衛権、
特に解釈改憲による集団的自衛権の確立というものに非常に強い危機感を持って情報を発信しています。
また、インターネットと街頭を繋ぐ様々なアクションを新しくデザインしています。

しかし今日、こうした集会に参加させていただいて、気付かざるを得ないことがあります。
それは、若い世代がやはり参加者の中に、顔がなかなか見えにくいという事です。
もちろん先輩方の姿を心強く思っています、だから来ている訳ですけれども、
若い世代がなぜ来にくいかという事は、実は非常に簡単な理由があります。

それは私たちの世代の多くの若者は、
今この時間はおそらく非常に不安定な雇用の中で、そして消費税が増税される中で、
安倍政権の新自由的な政策にあえぎながら日々を送っており、
こうした事に関して考えるための知的な気力、
あるいはそれを支えるだけの希望というものが奪われつつある。
そういう状況が現実です。

私たち東京デモクラシーネットワークは、従って、
集団的自衛権、これを確立しようとする安倍政権に対して、
広い若い世代を含む反対を作っていくためには、安倍政権全体。
集団的自衛権だけではなく、安倍政権全体でやっている事に反対する必要があると強く思っています。

安倍政権のやっている事は、立憲主義の完全な破壊です。

エネルギー政策についてもそうです。
武器輸出についてもそうです。
きちんとしたプロセスを経ずに閣議決定でやっている。

こうした事に強い反対を私たちは示していこうと思っています。
一緒に頑張りましょう。




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1.「集団的自衛権の先にあるリアルな事を私たちが考える非常にいい機会を与えて下さっている」川口弁護士3/20元イラク派遣空自隊員と問う集団的自衛権(文字起こし)

<集団的自衛権>元イラク派遣自衛官の警告~イラク派遣により在職中に死亡した隊員は35名もいた!
のブログに書いた池田さんのお話しがありました。

2014年3月20日(木)16:00~
元イラク派遣空自隊員と問う、集団的自衛権
池田頼将氏(元イラク派遣空自隊員)、
川口 創氏 (自衛隊イラク派兵違憲訴訟弁護団)
志葉玲氏(フリーランスジャーナリスト)

動画はこちら→http://www.ustream.tv/recorded/45089862
26:41~文字起こし

元イラク派遣12
池田頼将さん
雨の中お集まりいただいてありがとうございます。
僕はちょっと、最近ろれつが回らなくなっているんで、ちょっと話が聞きづらいと思いますけど、
頑張ってしゃべりますのでよろしくおねがいします。

元イラク派遣11
志葉玲さん
池田さんがそもそもどういった経緯でここでお話しようとしているのか、
担当弁護士の川口先生がいらっしゃっていますので、
池田さんはイラクで、派遣先で事故に遭いまして、
その責任追及で訴訟をやってらっしゃるんですが、その弁護団の川口先生、簡単に経緯をお願いします。

元イラク派遣13
川口創弁護士:
私自身は2008年に名古屋高等裁判所で下された
イラク派遣が違憲だと、憲法違反だという裁判の弁護団事務局長を務めていました。
その後縁あって、池田さんの事件に関わるようになって、提訴をしています。
池田さんの裁判の方についてはですね、弁護団事務局長は他の弁護士が、
もともと池田さんとつながりがあった弁護士が付いていまして、私は一弁護団ということですけれども、
概要等についてはもともといろいろと詳細を貰っていまして、
書類も私の方で書いていますので簡単にご説明させていただいて、
その後、志葉さんと池田さんとの話という事で聞いていただければと思います。

まずは、この事件が起こった時に時期をきちんと理解してほしいんですけれども、
事件が起こったのは2006年7月です。
この2006年7月というのが非常に大事で、
その時期、2006年7月にまさに陸上自衛隊がサマワから撤退しました。
国内的には自衛隊が完全に撤退したという事に宣伝されていた時です。

その時に、池田さんは7月4日に事故に遭ってしまって、航空自衛隊だったんですけれど、
航空自衛隊は2006年の7月以降日本国民には全く隠すような形でですね、
それまで危険だからと行っていなかった爆弾テロの輸送活動を開始します。

今日のレジメというか資料の後ろにグラフが、

元イラク派遣14


航空自衛隊がバグダードに輸送活動を開始したのは陸自撤退以降になりますので、
陸自撤退以降という事になると、米陸軍、それから米軍属、多国籍軍ということで、
ほとんど8割ぐらいが米軍関係、多国籍関係というのがバグダードで戦車とかを輸送していたと。
それが武力行使の一体化に当たるという事で、●がしたわけですね。
そういう意味で、これはやる前から「違憲になるな」というのは分かっていたんですよね。
これは裁判で、裁判所が正面からきちんと判断すればそれは違憲判決が出る可能性は否定できないだろう
と思っていたような違憲の行動を、こっそりやろうとしていた時期。
その時期に池田さんは怪我を負ってしまったと

これでもし、怪我を負って日本に帰るという事になると、航空自衛隊員が帰ることになると、
これから国民に隠して戦闘地域にまで送りこんでっていう、
アメリカと信頼関係を作って、多国籍軍と信頼関係を作ってですね、輸送活動をやって行かなくちゃいけない。
かなり厳しい活動をやっていかなきゃいけないという時に
国内で池田さんのようなけが人が出たという事が分かってしまうと、かなり反発が出るのではないか。

元イラク派遣15

あるいは、アメリカとの関係でもいろいろ問題が生じるのではないかという様な事は
もう現場でどうもいろいろと配慮があったのではないかと思われます。

で、池田さんが怪我を負ったのは2006年の7月で、
2006年の4月に池田さんはイラク復興支援の派遣でこちらを出てクエ―トに派遣をされています。
当時は自衛隊のイラク派遣は陸上自衛隊の拠点は北海道なんですね。
航空自衛隊は全部いったん愛知県の小牧市というところに集められて、そこから派遣されていると。
で、池田さんも小牧市の所属です。
小牧基地からイラクの方に通信隊員として送られたと。

その時は、通信隊員というのはかなり高度な情報を扱っている訳ですけれども、
誇りを持ってイラク派遣という事で、池田さんは派遣に応じて行ったんですね。
7月4日まではきちんと仕事を、当然されていたと。

7月4日はアメリカの独立記念日なんですね。
だけど軍隊っていうのははお金もないのになんか記念があるとやたらにそうするんですよ。
今回も独立記念マラソン大会というのがあってですね、そこで日本の自衛隊の方も参加をやらされて事実上。
で、参加をしたという事で、
池田さんはスポーツがかなり得意な方ですので、走っていてですね、
トップ集団を走っていて、前の二人をまさに追い抜いてトップに躍り出ようとしたときに、
アメリカの民間の警備班の大型バスにドンッ!と跳ね飛ばされて砂漠に放り出されて、
そこで意識を失ったという状況です。


これが、まァ、「独立記念日なのに日本の自衛隊がトップに出るとはけしからん」という事で、
空気読め的に跳ね飛ばされたのかはわかりませんが、
いずれにしてもタイミング的にはそれで跳ね飛ばされて意識を失ったという事です。

今日の資料にもそのあたりを書かせていただいていますけれども、
救急車で米軍の●に搬送されているんですね。
で、米軍の方では「大したことない」という様な判断をされてですね、
そこで錠剤4錠を投与されて、また眠りについたと。
で、意識を取り戻したのは事故から23時間経過して、自分のベットの中で気が付いたと。

気付いた時には首とか肩に強い痛みを感じてもう身動きが取れない状況で、
口を開けようとするとまっすぐには開かずに、横にずれるような形になってしまっていたと。
首などにも強い痛みが走って、とても動けない状況だったと。

で、その痛みに耐えかねて「病院に搬送してくれ」という事を依頼したんですけれども、
まず、そもそも米軍が引き起こした事故だという事で、自衛隊は「米軍のところで診てもらえ」というだけで、
自分たちでは責任を●しようとはしなかった。
そもそも現地ではですね、
衛生隊というか、まさに自衛隊を戦地に派遣するんだという事で、行っているわけですけれども、
現場の医療体制というのは粗末で、
池田さんが言うには、例えて言えば小学校の保健室で、そこまではない。
ま、レントゲンとかは当然ないですし、
基本的にそこで投与を受けたのはデパズという睡眠薬を1錠貰っただけで、
自衛隊が●です、イラクで。
あとは少し●だけで
治療らしい治療というのは自衛隊からは受けていません。

数日の間は痛いものですから、「病院へ連れて行ってくれ」という事で、
ようやく現地の病院ハリクリニックというところへ連れて行ってもらったんですけど、
言葉が通じないので、口をあけて「痛てててッ」って言ってもむこうは、
それは「痛い」って言ったら「痛そうだ」と分かると思うんですけれども、
ぐいぐいと口をあけたりいろいろとしてですね、そこでかえって痛みがました可能性もありますけれども、
いずれにしても言葉が十分に通じないというところで、きちんとした治療を現地で受けられなかった。

そのまま結局1ヶ月半とどめ置かれた訳ですね。
で、その間も石破茂さんとか原口(一博)さんとか、、当時民主党と自民党で別れていましたけれども、
防衛関係に関心がある議員が来て、激励会みたいにした時にも、
その時には「コルセット外せ」と言われて、
パーティーに行った時にもコルセットを外して参加するようにという事で、
事故があったという事は、負傷しているという事はとにかく覆いかくせという事に終始された
ようです。

で、派遣の期限が切れる2006年8月末にようやく帰国する事が出来たということで、
それまで、ソファーに寝たりしているだけですから、戦力になっていないことは明らかだったんですけれども、
日本に返されるという事がないまま、最後まで派遣の帰還を過ごされたということです。

日本に帰ったあと、帰国直後に行進「があるんですけれども、
帰国が終わって行進する時に「コルセット外せ」ということで、
とにかく事故があったという事は伏せていたんですね。

で、日本に帰ってきて病院に通ったところ、
9月11日に小牧市民病院というところで外傷性顎関節症というふうな診断を受けました。
そこの医者からは、「何でもっと早く来なかったんだ」という事を言われたという事です。

精神的にもかなり滅入っていたという事もあって、
不眠症に陥り、10月には反復心因性うつ病不眠症と診断されて、
その頃から●すると、手も足も、
元々跳ね飛ばされていますから、しびれがあったんですけれども、
さらに心理的なことも含めて字が書けなくなったという事で、
で、症状とかが悪化していったと。

その後平成19年に新潟に飛ばされまして、
ようやく、翌年の5月31日に公務災害と認定されます。
公務災害という認定が非常に遅れた訳ですね。
最初●保険みたいなものがあるものですから、お金が多少出てたんですけど、
それが半年で打ち止めになって、
公務災害に認定されていると思っていたんですが実は認定されていなかったという事で、
公務災害に認定してくれと言って、何ヶ月か経った後に認定されたという事です。
その後新潟でもいろいろと隊員からのいやがらせやいじめ等があってですね、
平成22年に公務災害の補償の打ち切りをされます


これはちょうど当時は自衛隊の検証をきちんとしろと、
いろいろ政権交代で言っていた時期で、
怪我を負って公務災害を受けている自衛官がいるという事になるとまずいと思ったのか、
突如打ち切りという事で、
多くの上司が来て、うち切れという事で、強要されて打ち切ったと。

で、打ち切られたあとはお金がないですから、池田さんとしては障害者手帳をもらいますという事で、
身体障害の4級の認定を受けたところですね、障害者だという事で、またさらにいやがらせがエスカレートして、
後輩からの暴行とか暴言があったりとか、職場の入室拒否があったりとか、
上司から●ということで、とにかく使い物にならないという形で嫌がらせをどんどんされて、
最終的には23年8月に辞めざるを得なくなったという状況です。

退職は平成23年10月31日という事にはなりますが、
事実上退職を余儀なくされたというところです。

で、その後相談に乗ってですね、
2012年、平成24年9月26日に名古屋中央裁判所に国賠訴訟を提訴したということです。

今は2、3ヶ月にいっぺん法廷がありますが、毎回防衛庁の方が沢山来ますので、
被告人側にはズラーッと、合計15人から20人ぐらい関係者が座るんですね。
で、こちらの●自体は6~7人でやっているんですけれども、
傍聴もですね、少しずつ、市民の方とかシェアする人が増えていただいて、
それなりの傍聴席に多くの方が来ていただいていますけれども、
まだまだ、1号法廷という大きい法廷には移っておりませんし、
100人の部屋にも移っていないという事で、
50人の部屋にいっぱいになるかならないかという程度で、
まだまだ地元の支援もきちっと大きくしていかなければいけないなというふうに思っているところです。

で、この事件の第一の目的はまさに、池田さん自身の被害回復というのが大事な事は間違いありません。
池田さん自身が●負担を、一番悔しい思いを、
そういうのを本当に国に対して伝えて行くというのが大事なんですけれども、
これ、池田さん自身もおっしゃっていますが、
「同じような思いをしている自衛官を出したくない」という思いで立ち上がれたわけですね。
自衛隊自体は恨んでいないとおっしゃられて、
ただ、同じ思いをする自衛隊員をこれ以上増やしたくないんだという事をおっしゃって提訴された訳です。

で、提訴にあたってはご家族含めていろんな、
裁判をやるという事についてはですね、いろんな意見もあったと思いますけれども、
池田さん自身はずっと、「同じような思いをする自衛官を生まないために」という事で立ち上がられたんですね。

この裁判自身は、自体は今の時期になぜ大事なのか?
みなさん、私たち市民として大事なのかという事を考えたときは、
イラク派遣の自衛隊員は
「特に怪我をすることもなく無事にみんな帰ってきました」というふうに宣伝されていました。
実際は違う訳です。
情報もほとんど開示されなかったり、当時はですよね。
今後もし、集団的自衛権行使なんていう事ができるようにしてしまえば、
これは志葉さんがおっしゃっているように戦争に巻き込まれても、
巻き込まれてって言うか、わりと日本は積極的に戦争に加担していくと思うんですね。
巻き込まれるんじゃなくて、アメリカ●じゃなくて、アメリカは先制自衛権じゃなくて、
どんどん賛成していく訳ですから、
戦争吹っかけて行く訳ですから、
アメリカは攻撃を受けていなくたってアメリカは戦争をするわけです。
そこに日本の自衛隊も部隊として加わっていくという事が、今後全くこの制約が無くなっていく訳ですよね。
その時に、まず真っ先に命が脅かされる。身体が脅かされ、自衛隊、今の自衛隊の人達ですから、
なんとなく私たちはですね、
「自分は関係ないぞ」と。
「死ぬのは自衛隊員だ」と。

なんか、小林節さんという憲法の先生が、
「1億2000万人の命のためには1万人の自衛隊員の命が犠牲になってもいいんじゃないか」って判断だったと。
しかしそれは誤っているなと最近思うようになったと。
孫の顔を見て思うようになったとおっしゃっていますけど
遅いよ。
行くのが遅すぎないか、あんたは、って思うんですけど。
私たち多くの人はですね、ここにいる方はそうじゃないと思いますけれども、
以外に多くの方は、北朝鮮がなんだかんだってマスコミが行っていますけれども、そういうものに踊らされているのか、
そのためにはね、アメリカとの関係もやっていく必要があるでしょうと、
その上で、自衛隊はアメリカの戦争で一緒に出て行くという事については、ま、いいんじゃないのと。
別にオレたちが行くんじゃないし。
と思っている人たちがいるかもしれませんけど、少なくない様な気がします。

池田さんをよく見ていただいてですね、
まさに生身の自衛官の方のをきちんと見ていただきながらですね、
そういうふうに無責任な発言を池田さんを前にして出来ますか?

という事も私は問いたいなと。

そういう意味で、池田さんが顔を出して実名を出してこういう形で立ち上がられたという事は、
集団的自衛権の先にあるリアルな事を私たちが考えさせていただく、
非常にいい機会を与えて下さっていると思いますので、

是非、池田さんの裁判を通じてですね、
集団的自衛権行使が可能になったら、裁判ところが池田さんをはじめとするね、多くの自衛官の方。
ま、池田さんは辞められましたけれども、池田さんの様な方達が沢山いるんですね、若い。
普通の好青年が沢山いる、そういう人達に「死んでこい」という事を言う。
言う事も●ですからね。
それでも言えるのかという事を池田さんを通じて、この事件を通じてリアルに、
社会に対しても訴えていきたいなというふうに思いますので、
ぜひ池田さんの裁判をご支援いただくとともに、
●が出たという事を今日初めてお知りになる方も少なくないと思いますけれども、
是非多くの方に知って周りの人に言っていただきたいなというふうに思いますので、
最後の支援とともに池田さんの事を周りに広めていただくという事でよろしくお願いしたいと思います。
私からは以上です。ありがとうございます。



つづくーー



元イラク派遣自衛官池田さんに関するブログ

<集団的自衛権>元イラク派遣自衛官の警告~イラク派遣により在職中に死亡した隊員は35名もいた!
志葉玲さんによる池田さんインタビューの記事、他

1.「集団的自衛権の先にあるリアルな事を私たちが考える非常にいい機会を与えて下さっている」
川口弁護士3/20元イラク派遣空自隊員と問う集団的自衛権(文字起こし)


2.診断書には「政治的圧力により治癒」
池田頼将氏3/20元イラク派遣空自隊員と問う集団的自衛権(文字起こし)








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<集団的自衛権:柳澤協二さん(2)>抑止だけが戦略ではない2/28(文字起こし)

2014年2月28日
基調講演:「安倍政権の安全保障戦略(集団的自衛権を中心に)」
柳澤協二さん(元 内閣官房副長官補[安全保障担当])

2014022811.jpg


文字起こし部分のYoutube 26:58~http://youtu.be/gsLxc_0NOLQ?t=26m58s

6.国際平和協力の課題
私もイラク、それからPKOなんかではそれこそこう、いろんな悩みはありました。
でもうすこしNGOとか国連とか文民の人達を守る幅が広がったらいいのかな
という事を僕は考えていたんですが、
しかしその●本体の防御というのは、これはイラクの時にそういうのがあったんですけれども
現実的にはそのニーズがなかった訳でして、どこから出てきているかというと、
ソマリアのような、国連自身がむしろ紛争統治者になって、
和平に応じないやつをやっつけるという、そういう平和強制ですね。
ピース・エンフォースメントの文脈の中でこういう話があったんですが、
いま国連はそれも反省して、複合型のPKOということで行政機能も持ちながら、
そしてそういう民間をしっかり守りながら、住民の保護をしながら、
そのために十分な兵力を出すことでそこを乗り切ろうとしている。
南スーダンでも今そういう現実があるわけで、
自衛隊の宿営地に多くの難民が今来ておりますが、
その範囲では自衛隊は今難民を守っている事が出来ている訳ですね。

ですから大事なことは、
この地区の治安はちょっとウガンダだったかルワンダだったか、
アフリカ連合の軍隊が地盤の地区の治安維持は任務として持っている訳ですから、
そういう部隊から難民を誘導してもらって自衛隊に運んでやれば安心だねっていう、
そういうお互いの連携関係が作られる。
それが一番大事なことで、何でも日本がしなきゃいかんという、
そういう我の精神に出る必要はまったくないと思います。
この議論の中で、ちょっとここから理屈っぽい部分なんですけれども、
政府は従来から
国または国に準ずる相手に対して武器を使えば、
それは憲法が禁止する国際国際紛争解決のための武力行使になる恐れがあるからという意味で、
相手が国または国に準ずる、
つまり国か、内戦の当事者かという事ですね。
そういうものではない事がハッキリしなければ、
いわゆる駆けつけ警護のような積極的な武器使用は出来ないんだよという解釈をとっていました。

あるいはその、これはガイドラインとかイラクなんかで使われている言い分ですが、
非戦闘地域で後方支援をやるというのは、
当該やっているアメリカなんかの戦闘行為と一体化しないから憲法上許されるという、
そういう理屈をとってきている訳ですね。

で、この論理はすごく、ま、確かにすごく分かりにくいっていうかややこしい話ではあるんだけれども、
しかし考えてみれば、国または国に準ずる相手とは戦いを交えませんという事は、
つまりここに書きましたように、伝統的なPKOという国同士の争いがあるところでは
第3国の間の紛争には介入しません。
あるいは内戦状態にあるところでは内戦には介入しませんという事を言っている、にすぎないのであって、
その理屈が国または国に準ずるのがどうだこうだという話で言っているけれども、
要は言いたい事は、第三国の内戦には関与しませんという事を原則として言っている訳ですね。

もうひとつは一体化。
各国の武力行使と一体化しないという事はつまり、直接の武力攻撃には加担しないと、こういう事を言っている訳で、
非情に私は理にかなっている事ですごく分かりやすい基準だと思うんですね。
逆にこれを取っ払っちゃって、「これが非常に屁理屈だからこんなもの止めろ」という意見があるわけですけれども、
これが、これを取っ払っちゃった場合に、じゃあ何を基準に、日本がやるべき事を決めていくのかという、
その検討上の歯止めがなくなってしまうという問題があるわけでありますけど、

これは、私がよく申し上げているのは
自分が経験したイラク派遣でありますけど、
撤収の際に小泉総理が記者会見をする、その時に総理に私が申し上げたのは、
「総理、この自衛隊は1発の弾も撃たずに見ずに、ま、交通事故はあったけど、
一人のけが人も出さずに無事に帰ってきた。
これがすごく大事なことで、なかなか簡単にできる事じゃないんです」という事を申し上げたら
小泉さんも「うん、そうだ」という事で、記者会見で盛んにそれを強調しておられた。

ああいうイラクの様な戦争の中で、ひとりを、テロリストかと思って一人をやっつけたら、そこにもう
住民とテロリストの区別がつかない世界であります。
それを我々がテロリストと呼んでいるだけなんだけど、
1人殺したら3人敵が増えるような、そういう状況だった訳ですから、
これを本当に現地の人に武器を向けない。
武器を使わないだけじゃなくて銃を向けた事もなかったんですね。
この貢献のあり方というのは、本当に将来のお手本になるような立派な自衛隊の活動だったと私は思います。

だからこの辺のところは、皆さんの中には当時からもう、
「やっていることそのものがアウトだ」というのもあって、
わたしもいろいろこう、いい訳したり議論したりしていましたが、
それに同調しろとはあえて私は申しませんが、

どこで本当に日本の必要なことを決めるのか?
どこまでで止めるのか?という、
それが単に平和を守るという事だけではなくて、具体的に対案として出していかなきゃいけない、
そういう論点だろうと私は思っております。


7.領域警備の問題
それから領域警備の問題。
これは憲法の問題というより個別的自衛権の発動の仕方で、
ひとつ例に出ているのが「潜水艦が領海内に居座ったらどうするんだ」と。
私も2004年の11月の中国潜水艦の領海侵犯で、
実は一つへまをやって取り逃がしてしまったんですけどもんね。
潜水艦っていうのは見つかったら終わりなんですね。
領海の中にずっと潜んでいる。
それならば、周りを全部駆逐艦が取り囲んで、
いずれ食いものが無くなる、空気が無くなれば上がってこざるを得ない訳ですから、
じっと待って、上がってきたところでホールドアップすればいい。
だから潜水艦は見つかったと思ったらさっさと逃げなければいけないのに、
潜水艦が領海内に居座るというケースは私は軍事的には、ちょっとその、あり得ない行為だ
と思っております。

それから、よくそのユーズでもヘイズでもないグレーゾーンがある。シームレスに対応しなければいかん。
それはまぁ、気持ちはわかるけれども、
やはりそこで事態拡大の責任をどちらがとるのか?
ま、中国がとるのか日本がとるのかっていう事をあるから中国がいろいろ挑発してくるけれども、
それに乗っかる形で自衛隊が先に発砲すると中国はなんていうか?
日本が先に、「日本軍が先に攻撃してきたんだ」って言って国際社会に訴える訳ですね。
これが今日の戦争の難しさなんです。

そこをじゃあ誰が本当に?
現場にそれを委ねて全部現場の責任だという訳にはいかないので、
やはり政治との、そこはコミニケーションが是非必要で、
現場がなんでもできる法制が必要だという事ではなくて、
むしろ現場と政治が共に意思疎通をして、政治が現場を、
ま、現場は異論を掲げるものではありません。
けれどもそれを「ま、お前たち我慢しなさい」というところがやはり政治の役割であろうと思います。

そういう事を考えた上で、我々としてじゃあ日本がどういう道を歩むべきかということを、
せっかく安倍総理による非常に粗雑な問題提起を我々は受けている訳ですから、
それに対する答えをやはり持って行かなければいけないと思う。


8.日本がとるべき道
そこで三つの事を申し上げたいと思うんですが、
ひとつはクラウゼヴィッツという我々の世界ではもう神様みたいな
昔のドイツの軍人の言葉のなかに戦争の三位一体という言葉があって、
これは戦争補正する要素として政府と軍隊と国民大衆という様な。
「戦争をするためには何が一番必要か」
「国民大衆に熱気をつかせることだ」と。
つまり当時は国民総動員の戦争をやっていた時代です。
今でも、マスコミも、あるいは世論の力がこれだけ大きい時代については、
やはり国民の熱狂を煽らなければ戦争は出来ない。
で、熱狂を煽りすぎてコントロールできないと、意図していないのに戦争になっちゃう恐れもないとは言えない。
そこで政治がやるべきことはなにかというと、
クラウゼヴィッツは「国家も理性を要するのが政治だ」と言っている訳ですから、
政府あるいは政治がやるべきことは「国民の熱狂をいかに鎮めるか」という事を考えなければいけない。
しかし、私に言わせれば中国も日本も両方とも国民の熱狂を煽る事しかやっていない。
ここにいま最大の問題があるだろうと思います。



それからよく言われる「抑止」ですね。
抑止力というのは、私は防衛官庁でもありましたし、
そんなに簡単に島を取られることもない程度の抑止力というのも必要だと僕は思っています。
けれども抑止というのはなにかというと、基本的には「来たらやっつけるぞ」という脅しが本質でありますから、
相手より強くないと抑止にならない訳です。
そうすると相手はどうするか?
こっちよりもさらに強くなろうとする。
で、こっちはそれでどうするか?
もっと強くならなければならないという、こういう、これを「安全保障のジレンマ」と呼んでいるんですが、
こういう世界が抑止なんです。
だから必要だといってもそれはどこかでコントロールしていかないと、
これにも限界があるという事だと思います。

私は、まだなかなか十分理論化出来ていませんが、
抑止だけが戦略ではない。
なんという言葉で言ったらいいか分からないけれど、
「お互い戦争したって損じゃない?」という理性に訴える説得というのも立派な安全保障の手段だし
だから、英仏は100年前に経済的な関係が悪化で戦争をしたというのは、
しかし100年前の英仏の条件と今の日中の条件は遥かに違うわけですから、
私はこういう説得というのも手段として実際に使える時代に入っているんだろと思っております。
それを使う必要があるだろう。
それから言葉は嫌なんだけれども「妥協」というというのも立派な戦略だと思いますよ。
今北方領土もロシアとやろうとしている事は、ハッキリ言って「妥協」ですよね。
どこかで、「妥協」というのは相手が勝ったようなふりをしながら、実は自分の方が得をしているという、
これはすごく頭のいることだし、一見弱腰に見えて政治家にはすごく難しい事なんだけれども、
これも安全保障の戦略として取り入れていく必要があるだろうと。
「抑止」だけでは、いずれにしても、いずれどちらかが強くなって、そこで決着がつくしかないという、
そういうお互いに消耗していく、そういう戦略しかないんだろうと思います。


それからもうひとつはいわゆる孫子の兵法の中に出てくる言葉ですが、
「百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。 戦わずして人の兵を屈するは、善の善なる者なり」
こういう言い方をしている。
つまり、戦争をして勝つことが最善、ベストではないんだという事です。
よく中国のメディアかなんかに「日本と戦争してどっちが勝つと思いますか」と。
そういうバカなことを聞くんじゃないと、誰が「自分の国が負けます」と答えるやつがいますかというんですが。
問題は、多分私は、最初の1戦では自衛隊の方が強いと思います、今の技術レベルから行くとね。
ただ、それはじゃあ、もっと長い目で見たら
日本と中国のどちらがこの地域において優位を確保するかという意味の国家間の戦争において、
本当にそれがプラスなのかマイナスなのか?
そういう事を考えながら目先の勝敗よりも
もっと大きな国益というものを考えながら戦略を立てていかなければならんのだろうということで、
なかなかこれだけはまだちょっと私は正直具体性に欠けると思います。
この辺をもうちょっと詰めながら、また皆さんのご意見も伺いながら、
さらにおかしいと思った事は「おかしい」と、批判を続けていきたいと思っています。

ちょっと時間の関係で早口ではしょりまして申し訳ありませんが、
後残った時間、皆さんからのご意見ご質問を承ります。
ありがとうございました。




40:24
40:35

福島みずほ
どうもありがとうございました。
今日は国会議員が18名来ておりますし、いろんな方が来ています。

今日お会いしたら「以前天敵でした」と言われたんですが、
でもすごく近くなっていて、やっぱり安倍政権のクーデターに、私たちはそれを抑止しなければいけない。
クーデターを起こさないように力を合わせなければいけないと思います。

じゃあ、小西さん。


41:00~質問:
参議院議員の小西と申します、本日はありがとうございました。
アメリカのことについて一点伺いたいんですけれども、
今オバマ政権が集団的自衛権の行使について、賛意を賛同の意を示していて、
そこが安倍政権の方針と呼応するのではないかと言われているんですけれど、
オバマ政権としてそういう方針を本当に持っているのかどうかということと、
もうひとつは今の9条の解釈変更を出来ないはずの解釈変更をして、
集団的自衛権を可能にするのはまさに立憲主義の破壊だと私は思っているんですけれども、
オバマ政権はそういう同盟国が立憲主義を破壊するような事を共有するのか。
オバマ政権は本当に9条というものを、オバマはハーバードのロースクールを首席で卒業した人間ですけれども、
そういうものを共有するのかどうかという事について伺いたいと思います。

41:58
柳澤:
ありがとうございます。
アメリカは一般的には日本がもっといろいろ軍事的な役割をやることについては歓迎をしているんだと思うんですね。
ただその・・・今回の安倍政権の集団的自衛権の議論については、
たとえば去年の9月に在韓米軍司令官が
「こんなことは北東アジアの安全に何の役にも立たない」というコメントもしている。
で、一番アメリカが心配しているのは、以前安保問題というかね、
アメリカの戦争に日本が巻き込まれるという議論があったけれども、
今は日本の戦争にアメリカが巻き込まれる事を心配している。
そういう時代の中で、集団的自衛権行使容認はそれは内政問題だからいいんだけれども、
一体そういうのでなにをしようとしているの?というところが問題だと思うんですね。
そんな所で、アメリカは自分からそんな注文はしない。
つまりアメリカっていう国はどこかの国の軍事力に寄りかからなければ自分の軍事力が行使できない様な国ではない。
それがスーパーパワーの所以ですからね。

アメリカにとって国益上許さない事がおそらく二つあって、私に言わせればね。
ひとつはこの地域でどこかの国が覇権をいれる事
昔はロシアの南下が脅威だったから日本を助けて日露戦争を終戦に導いた。
そして日本がこの地域で覇権を確立しようとしたら、
太平洋戦争で日本をボコボコに叩いたわけですね。
いま中国が覇権を確立しようとするとすれば、それはアメリカにとっては許せない事で、
だから正しい外交関係というのは、
そこをお互い手探りでお互いの許せる部分を探りながら関係を深めようとしている、今そういう段階だから、

もうひとつ許せない事はなにか?というと、
やはりアメリカの、戦後アメリカを中心とした国際秩序が出来あがってきたというのは、
第二次大戦の戦勝国としての秩序であったわけですね。
それを真っ向から否定するような歴史修正主義の動き。
こう言ったものはやはりアメリカが絶対許せないものの二つ目の事だと思うんですね。

で、それが絡み合って、その中で今の日本が模索している集団的自衛権というものは、
一体何をどうしようとしているのか?ということ。

それをはっきり議論していかないと、
今たとえばガイドラインの再改定作業というのをやっているんだけれども、何をするのか?
アメリカは尖閣が攻められれば助けに行くとか、
中東に紛争があれば絶対に出るんだとかそういう認可はしない国ですね。
むしろ「じゃあ日本はその時に何をしてくれるんだい?」と。
「日本がそうするんだったらアメリカはこうしよう」というふうに考える国ですから、

絶対に反対するとか止めに入るとか、
尖閣で事が起きようとすれば止めに入ると思いますけれども、

この動きそのものは非常に、慎重に見ているんだと思います。
特に靖国参拝をやった時点ですでにイエローカードを出している訳ですから、
歴史修正思想と日本の軍事的な能力向上が結びつく方がアメリカは望んでいない。

アメリカが望まないような形で戦争が起きて欲しくない訳ですからね。
アメリカの言う事を聞く形でやってくれればそれは大歓迎だけれども、
という事で、そういう状況がちょっとしばらく続くんじゃないでしょうか。

4月のオバマ訪日の時にどんな雰囲気になるかという事が当面の注目点かなというふうに思います。


46:09

Q:憲法9条があっても日本を守る事が出来ますか?
1:02:00
柳澤:
軍事力もあれば経済もあるし、外交力とか文化の力とかいろんな能力で安全を守る訳ですから、
そのことは安倍総理が閣議決定した安全保障戦略にもそういうふうに書かれている。
ただ、あれで僕が気に入らないのは、
安全保障上の国益の一番最初に出てくるのが「豊かな伝統と文化」で、なんでそれが?と思ったんですが、
ま、しかしそういう総合的なものが必要なんで、
それとじゃあ、「今軍事力だけで守れますか?」と言えば、
それはそこそこ守れます。
しかし、さっき申し上げたように、1回や2回戦闘に勝つ事が国を守る事ではないとする、
それは守りきれない。
なぜならそれは軍事力だけに頼っていては守りきれない。

テレ朝の朝の番組で、
「私は自衛隊は国を守れないんですか?尖閣を守れないんですか?」って聞かれた時に、
陸海空も一緒に呼んでもらって、「いや、守れますよ」

冷戦時代私たちは、あのソ連が攻めてくるのを想定して、防衛の整備をやっていた訳ですからね。
そんな事を考えれば陸の一つや二つ守る事は当然出来る。
ただそれが何時までやれるの?っていう話はまた別問題という事だと思っています。



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<集団的自衛権>「2分で分かる!集団的自衛権 ほぼ AtoZ」明日の自由を守る若手弁護士の会

明日の自由を守る若手弁護士の会

明日の自由を守る若手弁護士の会の作成リーフレット第2弾が完成!
今回のテーマは「集団的自衛権」です。

「2分で分かる!集団的自衛権 ほぼ AtoZ」
このリーフレットをそのまま動画でご紹介します~♥

2分でわかる!集団的自衛権「ほぼAtoZ」


公開日: 2014/03/02

 

集団的自衛権って...よく分からないけど、
仲間を助けるってこと?
憲法の読み方を変える...それって憲法改正とは違うの?
っていうか、そういう「読み方変える」ってアリなの?
私たち国民の意見は聞かずにやれるものなの?

いろいろな「?」が思い浮かびませんか?
 
そこで、何度も聞くわりにはイマイチ理解が進まない
「集団的自衛権」と「解釈改憲」の­正確な知識と内容を、分かりやすく解説したリーフレットを作成しました!




詳しくはこちらをどうぞ↓
リーフレット「2分で分かる!集団的自衛権 ほぼ AtoZ」完成&販売開始のお知らせ

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集団的自衛権関係ブログ

<集団的自衛権>
「そもそも憲法解釈の変更は改憲よりも軽い事なのだろうか?」
~憲法解釈変更はどんな法律も作れるようになる~2/27そもそも総研(内容書き出し)


<集団的自衛権:柳澤協二さん(1)>
解釈改憲そのものに平和の問題だけではなく日本の民主主義の根幹にかかわる問題が内在している
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<集団的自衛権:柳澤協二さん(2)>抑止だけが戦略ではない2/28(文字起こし)

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