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05.31
Tue
衆議院文部科学委員会2011.5.18

質疑応答 1



自由民主党の馳浩氏ー武田邦彦氏

・事故と考えたらいいのか事件としてとらえるべきか
・国会に調査権限も持ったそういう独立性の高い調査委員会を作ることについてどう思うか
・SPEEDIが法令に従えば公表できるはずなのに、されていなかった事に対する見解

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05.31
Tue
5/30月曜日 福島原発事故の現状について
京都大学原子炉実験所小出裕章助教授に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]

【福島原発】5/30/月★「ただちに影響は出ない」と言う言い方 1/2


【福島原発】5/30/月★「ただちに影響は出ない」と言う言い方 2/2



<参考>

被ばく限度超の恐れ「入院必要なし」
JNN(30日21:00)
 
福島第一原発で限度を超える放射線を浴びた可能性がある東京電力の社員について、
診察を行った放射線医学総合研究所は、
「急性症状などはない」としながらも、
「甲状腺への取り込みを防ぐヨウ素剤の服用時期が不適切だった可能性がある」と指摘しました。

30日、放医研で診察を受けたのは、福島第一原発で働く東京電力の30代と40代の男性社員2人です。

放医研によりますと、2人はホールボディカウンタや甲状腺モニターを使った精密検査を受けましたが
高い線量を浴びた際に出る急性症状が出ていないことなどから、
入院や投薬などの治療は必要ないということです。

一方、甲状腺に取り込まれた放射性ヨウ素が高い値を示したことについて、
放医研は「甲状腺への取り込みを防ぐヨウ素剤の服用時期が不適切だった可能性がある」と指摘しています。

精密検査の結果は今週中に出るということですが、
2人が浴びた放射線の線量を確定させるため、放医研では来週も再検査を行う予定です。


5号機冷却一時停止 炉内水温100度に迫る

2011年5月30日 東京新聞 朝刊

PK2011053002100006_size0.jpg


東京電力は二十九日、
福島第一原発5号機の原子炉や使用済み燃料プールを冷やす仮設の海水ポンプ一台が故障し、
半日以上冷却できなかったと発表した。

二十九日昼に予備ポンプを起動させて復旧したが、
原子炉内の水温は一時、安定した停止状態の上限とされる水温100度に迫った。
東電は故障を発見してから半日、トラブルを公表しなかった。

5号機では「残留熱除去系」と呼ばれる冷却設備を使い、
原子炉と使用済み燃料プールを十二時間ずつ交互に冷やしている。
この切り替え作業のため現場へ行った社員が28日午後9時14分に故障を確認した。
モーターの絶縁不良が原因とみられる。

故障発見時の水温は原子炉内が約68度、プールは約41度だったのが、
29日午後1時前に冷却を再開するまで、それぞれ94・8度、46・0度まで上昇した。
その後、温度は低下傾向になっている。

炉内の水温が100度を超えて放置すれば水位が低下し、燃料損傷につながる危険性もあった。

東電は故障発見から半日後の29日朝まで公表していなかった。
松本純一原子力・立地本部長代理は
「国と福島県などの関係自治体には28日夜に連絡した。
水温はコントロールできると思い、公表が遅れた。情報公開への配慮が足りなかった」と述べた。


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05.30
Mon
「放射能はいらない」はチェルノブイリ後に
市民運動・生き生きネットワーク、まだまにあうならを読み広める会、
浜松放射能汚染測定会、浜岡原発に反対する住民の会の協力で作成されたビデオです

市川定夫埼玉大学名誉教授。
ムラサキツユクサの研究は有名で­、ごく低線量でも生物に影響があることを証明。

全部で4部のyoutubeがあります
その中で4番目の内容を全て書き出しました。
放射能がDNAに与える危険性についてとても具体的です





・・・そして癌になってもその原因が放射能である事は決して証明できない
ただ、確かな事は幼い事に傷つけられた細胞ほど癌になりやすいという事

そして放射線によって起きる病気は決して癌だけではない
日本ではすでに50万人の労働者が原発とかかわり
数多くの労働者が「原発ブラブラ病」という訳のわからない病気に苦しめられている

身体がだるく疲れやすい
風邪をひきやすい
立ちくらみがすると言ったその自覚症状は
広島長崎の被爆者を今もなお苦しめている症状と共通の物である

特に被曝によって免疫機能が低下する事は疫学調査でも確認されている

免疫機能とはどのようなものなのだろうか
鶏肉はほおっておけば二日ぐらいで腐ってしまう
これはその肉にさまざまな細菌やカビがとりつくためである
ところが生きている鳥の肉が腐るという事は決してない
生物には免疫機能があり身体の中に入った細菌やカビなどを懸命に殺しているからだ

同じようにバイキンだらけの中で生きていける人間も生まれながらにして免疫機能を持っているからである
人間は病原体が体の中に侵入するとそれに対抗するための物質を作り
病原体を殺したり身体の外に排除してしまう
身体の中に入ったこうした異物の事を抗原と呼び
異物に対抗する物質を抗体と呼ぶ

抗原と抗体の戦争がはじまると身体の方も熱が出たり、かゆくなったり、だるくなったりする
この状態が病気である

では、その免疫機能をコントロールするのは何か
ノーベル賞を受賞した利根川進博士
遠く離れたDNAの断片が数100個も集まり
任意に組み合わされる事で数億個もの抗体が作りだされている事を証明した

つまり人間の防御システムはすべて遺伝子がコントロールしているのだ

・全ての生命現象は遺伝子の働きの結果なので、つまりDNAの設計図通りにアミノ酸が並べられてタンパクが作られて
そのタンパクが体をこしらえたり、身体の中のいろんな反応を進める酵素として働いたり
体の調節をするホルモンタンパクになったり、あるいは今言った抗原抗体反応をする免疫タンパクになったり
あるいは血液の赤血球になって酸素を運んでくれるヘモグロビンになったり
我々が目で見る事の出来るロドプシンというタンパクを作ったり
そういう遺伝子のDNAの設計通りにタンパクが出来てそのタンパクがすべての生命現象をやっているのだから
生命現象というのは結局DNAの働きの結果であると言えるんで
だからDNAが変化すれば生命現象にもいろんな変化が出てくる
たとえばある酵素が出来なくなるとある反応を進められなくなる
ある抗体を作るところである部分が欠損すると特定の抗原に対する抗体が出来ない
したがって身体が弱くなる。細菌、感染症にかかりやすいと
バクテリアには比較的強いけれど特定のカビには弱くなると
そういう意味で体が弱くなる
それから、特定の消化酵素が充分出来ないという事が起これば当然胃腸が弱くなる
それから、肝臓というのは非常に重要な働きをして有毒物を無毒化しているけれど
その時もいろんな酵素がからんでいて
そういう酵素がちゃんとできなければ有害なものが体に入ってきても無毒化できない
したがって、ひ弱な身体になる
もう、形だけじゃなくて突然変異はありとあらゆる物が起こりうるので

チェルノブイリ原発事故直後のヨーロッパでは
花粉症などさまざまなアレルギー症状が急増したと言われている
アレルギーとは体内に入った異物に免疫機能が過敏に反応してしまう症状である
近年日本でも激増しているスギ花粉症や幼児のアトピー性皮膚炎といった病気が
核実験やチェルノブイリの影響である可能性も決して否定できない

・抗体を作るDNAの何処かに傷が付いていればタンパク反応というのがうまくいかない
アレルギーとかそういうのは、すでにタンパクにいったん入った核を経験があって
新たに入ってきた時にすでに準備していた抗体を持って対処するのだけれども
その抗原抗体反応が過度に起こった時がアレルギーという反応が起こるので
ペニシリンを前打ったと、暫く打っていなかったけど抗体が出来ていると
沢山出来てる、そこにペニシリン打ったらショック死してしまう
アレルギーの極端な例だけども
そういうのはやはり、抗体を作り出しているのはDNAなので遺伝子なので
そういう遺伝子に欠損があれば
それは優性劣性の関係ない遺伝子だから次の代でもそういうのが出る

放射能による障害とは癌や白血病だけではない
命の本質であるDNAが破壊される以上ありとあらゆる障害が予想されるのだ
そして、放射能の障害で最も深刻なのはそうした遺伝子の損傷が確実に子孫に受け継がれるという事である

1927年H.Jマラーはショウジョウバエに色々な強さのX線を当てて
放射線遺伝学の基礎となる重要な発見をした
その中で最も重要なのは突然変異は放射線量と正比例の関係で増加するという事
すなわち、どんなに微量の放射能でも遺伝的な障害は起こりうるという事である

さらに1958年ラッセルは数100万匹のマウスと10数年の歳月をかけた実験から
少しずつ浴びた放射能でも生殖細胞に被ばくすると蓄積して障害を表す事を発見した
つまり、汚染食品を食べれば食べるほど遺伝的な障害を起こしやすくなるということである
しかも女性の卵巣はセシウムを非常に集めやすい特性をもっている

・女の人は特に、確率でしか起こらないから非常に低い確率ではあるけれども
男の人の場合には生殖腺の被ばくを受けて仮に生殖腺に沢山セシウムが入って
仮にひどく痛めつけられた精子が出来たとしても
一回に女性に関与する精子の数は億単位だから
ひどく痛めつけられた精子は受精にはかかわれないという受精競争という現象が起こるけれども
女の人の場合はそれは一切起こらない訳で
ひと月に一回排卵される。その卵がたまたま傷を持っていればそのまま直接行くので
だから、女の人の場合の方がセシウムは気をつけなければならない

人間の細胞は全て1個の受精卵が分裂を繰り返してできたものである
もし、母親の卵細胞のDNAに一文字でも間違いがあれば
その間違いは生まれてくる子どもの全ての細胞に正確にコピーされる
放射線によるDNAの損傷は親から子供へ、子供から孫へいく世代も受け継がれていくのだ
しかも、放射線による突然変異は大部分が劣勢であり
隠れたまま行く世代も伝わっていき
遺伝的な障害が目に見えて表れ始めた時にはもはや手遅れなのだ
我々人類が自らの手で作った人工放射能を環境中にばらまき始めてからまだ40数年しかたっていない
そして、チェルノブイリ原発事故はそれ以前に環境中の放出された人工放射能を一挙に倍増させた
もはや手遅れなのか、それともまだ間に合うのか

・我々から見ればさっき言ったように優性突然変異と言って個数によってはむしろ出る量が少ない
その、17歳までに死んだ優性致死と言って死んだと考えられる
それも統計処理のしかたよって統計に差が出るという事は
優性突然変異ですら起こっている。という事は劣性突然変異はとっくに起こっている
ただ、それはまだ世代が進んでいないからまだ見えていないということで
それが進めば進むほどだんだん見えてくる可能性があると
だけど突然変異や癌で困るのはこれがこの放射線で起こったと特定できない事
他の原因によっても起こりうる
これはチェルノブイリだこれは広島の原爆だとこれはカフェインだと
そういう区別が出来ないからね
だから、いろんな原因でおこったものが
また、環境というものも一般的に悪化してきているから、チェルノブイリ以外でも、・・
だからいろんな事で突然変異が起こっていてそれが出てくる可能性はますます高くなってくる
それは何故かというと、
自然の生物であればそういう遺伝子を持っている事で多少のハンデキャップを持って淘汰されるというか
それが人間の場合は医学でもって助けるし、社会的に助けるし、そうしなければならない
淘汰圧と生物学の場合は言うのだけど、人間の場合はその淘汰圧が非常に低くなってるから
そして突然変異率は上がっているから
当然、集団の中でのそういう遺伝子頻度はどんどん高くなる
生物学的にはある意味原爆が使われたり原子力使ったり
環境変異をどんどん出す事によって
生物学的には危機に瀕しているという表現は出来る。人類としてね

これから生まれてくる世代の命を守るために
今、私達が出来る事は何か
残された時間はほんのわずかなものであっても決してあきらめてはならない

いずれ、原発は使われなくなるだろう
我々の子どもや孫たちそして子孫は原発を受け入れてしまった我々を許してくれるだろうか

見せかけだけの豊かさや便利さと引き換えに
私達が見失ってしまった物を今一度取り戻さなければいけません
この、無邪気な笑顔と命を守るために


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1~3までのyoutubeも是非ご覧ください。
チェルノブイリ直後日本が放射能で汚染された時にも
政府は「直ちに心配のある数値ではない」と言い
メディアは「安全宣言」をしていました
今は、この時の汚染とは比べものにならない放射能の量です・・・
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05.30
Mon


4月29日高知市
「原発のない日本へ」パレード後の意見交流会で、
元東京電力社員が福島第1原発の現状と東電の実態について語る。

下記サイトで内容が書き出してあります。
4/29 元東電社員の木村さんの証言(高知)

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05.29
Sun
石川のニュース 【5月27日03時02分更新】北國新聞社 富山新聞社

放射性物質吸い取る細菌 タンザニアで発見


田崎和江金大名誉教授は26日までに、
タンザニアの首都ドドマ近郊で、ウランなどの放射性物質の濃度が高い土壌中に、
同物質を吸着する細菌が生息していることを発見した

福島第1原発事故後、放射性物質で汚染された土壌の処理が大きな課題となる中、
「微生物が放射性物質を固定して拡散を防ぐ『ミクロ石棺』として役立つ可能性がある」としており、
今月中に福島県で土壌調査を実施する。

2009(平成21)年3月に金大を退官した田崎名誉教授は、
昨年11月にタンザニア・ドドマ大に赴任し、今年4月まで地質学担当として教べんを執った。

講義の傍ら、世界的なウランの大鉱床があるドドマ近郊約50キロの町バヒで、
これまでまとまった研究がなされてこなかった土壌中の放射性物質濃度などの調査に乗り出した。

手始めにタンザニア全土の約100地点で計測し、
バヒと周辺で放射性物質濃度が顕著に高いことを確かめた田崎名誉教授は、バヒの水田土壌を採取して調査した。

電子顕微鏡による観察では、
体長数百マイクロメートル(マイクロメートルはミリの1千分の1)の細長い糸状菌の生息が確認された。
菌体の周りには粘土鉱物の塊が多く付着しており、
この粘土は周りの土壌に比べて極めて高濃度のウランやトリウムなどの放射性物質を含んでいた

福島第1原発事故の後、現地周辺では、
放射性セシウムなどが高濃度で検出された土壌の除去、保管の方法について議論されている。
田崎名誉教授は、土壌中の微生物の生息状況を調べるため、今月中に福島県飯舘村などへ入って調査を始める。

田崎名誉教授は1997(平成9)年のナホトカ号重油流出事故後、
石川県沖における調査で石油分解菌の海水浄化作用を確認
した。

08年には北國新聞社の舳倉島・七ツ島自然環境調査団副団長として、
輪島市沖の七ツ島・大島で、大気汚染物質を取り込む微生物被膜を発見している。

福島での調査に向け、田崎名誉教授は
「自然の中にはもともと大きな環境修復能力が備わっている。
微生物の力を生かした汚染土壌処理の可能性を探りたい」と意気込んでいる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これは信頼性のあるニュースでしょうか?
色々な微生物を発見していらっしゃる先生のようです
けれど、「自然の中にはもともと大きな環境修復能力が備わっている」という言葉には
なぜか、その通りだと思える自分がいます。

参考までにこのニュースを載せました。

これが実用化されたらと、希望が湧きます。
続きを読むに田崎和江金大名誉教授の「研究者情報」転記します。

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05.29
Sun


ネットで大論争に…白い「耳なしウサギ」は本当にいた
産経ニュース2011.5.29 12:00

5月21日、
耳のない白い子ウサギを撮影した2分あまりの映像が、動画投稿サイト「YouTube」にアップされた。

投稿者は紹介文で、撮影場所を福島県浪江町としており、
ネット上では真贋論争を含めて大きな反響を呼び、再生回数は約100万回にまで伸びた。
今回、その飼い主が取材に応じ、耳のないウサギは確かに実在することが判明した。(鎌田剛)

「耳なしウサギ」の飼い主は、同町に住む杉本祐子さん(56)。

約18年前からウサギを飼い始め、知人から譲り受けたり、ペットショップで買ったりして少しずつ数を増やし、
現在は大人のウサギだけで21羽を飼育している。
ウサギ小屋は、ハーブや山菜など自然あふれる私有地に設けられていた。
福島第1原発からは30キロ以上離れている。

ウサギは春が出産シーズン。
小屋の中にある巣穴で出産するため、耳なしウサギがいつ出生したかは、正確にはわからない。

5月7日にうっすら毛が生えている状態の赤ちゃんウサギを確認し
同月11日には「まだ目が開いていなかった」ということから、4月末ごろに出生したと杉本さんは見ている。

取材した5月28日には、フワフワの真っ白な毛に包まれ、手のひら大の大きさになっていた。

耳のないウサギは、ほかに3羽のきょうだいがいるが、いずれも耳はあった。

YouTubeへの投稿は、今月半ばに耳がないウサギがいるのを知人が発見。
ビデオ映像に撮影し、杉本さんがコメントを付けてアップされた。

「珍しいウサギがいるというという気持ちで、原因が何かを知りたかった。
今まで耳のないウサギは生まれたことがないから」といい、

原発問題を社会に訴えるといった意図はなかったという。

だが、反響は予想外に大きく、閲覧者のコメントの中には、誹謗中傷だけでなく
「警察に通報する」「逮捕される」などと脅迫めいた書き込みもあった。

杉本さんは「だれかがあの手、この手で映像を削除させようとしていた。
体調が悪くなり、なかなか眠れない日もあった」というほど困惑したという。

ウサギはすくすくと成長しているようだ。
しかし取材時、カメラのシャッター音にきょうだいのウサギはすぐ反応したが、
耳なしウサギは鈍かったことから、杉本さんは「聴力に問題があるかもしれない」と話している。

耳がない原因については
「地震で親ウサギに何かのストレスがあったかもしれないが、まったくわからない」といい、
親ウサギも含めて研究機関に分析してもらう用意があるという。

福島第1原発の事故を受け、政府は4月22日に「計画的避難区域」を定めた。

浪江町は全域が第1原発の事故発生から1年間の積算放射線量が20ミリシーベルトを超えるおそれがある地域とし、
「おおむね1カ月」で避難を完了させる方針を打ち出している。

このため、今回の取材には放射線量計を持参。
法的に原発から半径20キロ圏内には入れないため、それ以外の場所のみ移動した。

同町内での最大値は毎時65マイクロシーベルトだったが、耳のないウサギのいる場所からは10キロ以上は離れていた。

杉本さんは自前の線量計で自宅周辺を測定し、積算を試算したところ、
積算量は年20ミリシーベルトを超えないことが分かったため、避難するつもりはないという。

耳のないウサギは自然界で生まれてくるものなのか。
複数の獣医師、研究者に問い合わせたが
「見たことがないし、研究もしていないのでコメントできない」などの回答しか得られなかった。

大阪府泉南市にあるブリーダー直営のウサギ専門店「シーズラビトリー」経営者、松島請弥さんは
「数多くウサギの赤ちゃんを育ててきたが、うちでは見たことがない。
ただし、生まれて間もないころにお母さんの歯が当たり、耳が切れてしまうことがある。
2本とも耳が切れてしまった子もいたが、傷口は残る。毛をかき分けてみれば分かる」と指摘する。

そこで記者は耳なしウサギを触らせてもらったところ、
耳があるはずの部分はわずかに突起物のような感触もあったが、やはり毛で覆われているのみだった。



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05.29
Sun
世界と比較・食べ物飲み物の基準

基準

基準2

食品基準



<参考>
食品の放射線データサイトを検証してみた
でも、食品に関して調べました。

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05.29
Sun
311の地震の前までは
自給自足が将来の目標だったから 市民農園に申し込みをしていました
そして1区画使用できる事になったのですが・・・
何を植えたらいいのか分からないまま今日まで来ています
掘り起こして耕してはいけないと思っていたので
雑草は生えたままにしておきました
そして、おととい近所の畑に迷惑なので抜いてきました

野菜の種類によって吸収率は違うのかと思って調べてみたら
ちょうど、農林水産省が発表したばかりだったようで・・・・

下記の内容は一つの目安になるでしょうか
これからは根菜類いも類に濃度が高くなるようです

農林水産省の報告だけでは信じられないと思い
他も探してみましたが信頼できそうな情報は他に見付けられませんでした

何を植えようか・・・・・悩みます。


東日本大震災:野菜の放射性物質吸収、目安の係数発表
--農水省
 
◇「品目別濃度の参考に」

農林水産省は27日、
野菜や果物が土壌から放射性物質をどの程度吸収(移行)するかの目安となる係数(移行係数)を発表した。
福島県などの自治体や農家に作付けする際の参考にしてもらう。

国内外の文献を調査し、半減期30年の放射性セシウム137について
野菜類17品目、果実類4品目それぞれの係数を算出、平均値、最大値などを公表した。

土壌の濃度に係数をかければ各品目の濃度が分かるようにした。データが少なく非公表の値もある。

土壌1キロあたり1万ベクレルでトマトを作付けする場合、
トマトの実のセシウム137は平均値で計算すると7ベクレル、最大値では17ベクレルとなり、
食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を下回る。

一方、イモ類の移行係数は比較的高く、サツマイモの最大値は0・36で1万ベクレルの土壌で3600ベクレルとなる。

政府はコメ以外は作付け制限をしない方針で、移行係数は作付け制限の基準値ではない。
農水省はデータが少ないことなどから「あくまで参考値」としている。【佐藤浩】

==============
 ◇セシウム吸収の目安となる係数

品目     平均値     最大値

ホウレンソウ 0.00054 ---

キャベツ   0.00092 0.076

ハクサイ   0.0027  0.0074

レタス    0.0067  0.021

キュウリ   0.0068  ---

トマト    0.0007  0.0017

イチゴ    0.0015  0.0034

ネギ     0.0023  0.0031

ダイコン   ---     0.0011

ジャガイモ  0.011   0.13

サツマイモ  0.033   0.36

リンゴ    0.001   0.003

ブドウ    0.00079 ---

 (農水省発表、---は非公表)

毎日新聞 2011年5月28日 東京朝刊


放射性物質濃度 根菜類は高め">放射性物質濃度 根菜類は高め
5月28日 6時46分 動画あり

土に含まれる放射性物質が野菜や果物にどの程度吸収されるか、農林水産省が国内外の研究論文を調べた結果、
ジャガイモやサツマイモなど根菜類で濃度が比較的高くなる一方で、
葉ものの野菜や果物で低くなる傾向にあることが分かりました。

農林水産省は、
東京電力福島第一原子力発電所の事故で影響を受けている農家の作付けや自治体の検査の参考にしてもらおうと、
土に含まれる放射性セシウムが野菜や果物にどの程度吸収されるか、国内外の研究論文を調べました。

その結果、17種類の野菜と4種類の果物で、栽培の過程で土から吸収される放射性セシウムの割合がまとまりました。

それぞれ最大値で見ると、
根菜類のジャガイモで0.13、サツマイモで0.36と、
水田の土から玄米に移る割合の指標とされる0.1を上回り、
吸収される放射性物質の濃度が比較的、高くなることが分かりました。

一方、キャベツで0.076、レタスで0.021、リンゴで0.003など、
葉ものの野菜や果物で濃度が低くなる傾向にあるということです。

農林水産省では「あくまで参考の数値だが、今後、栽培実験などを行って詳しいデータを積み重ね、
より実態を反映できるようにしたい」としています。


続きを読むに農林水産省の報道発表内容と資料を転記します続きを読む
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05.28
Sat
質問内容
・国会での事故調査委員会を設けた場合優先的に議論する内容は?
・省エネに関しては?


【質疑3】参議院の行政監視委員会「原発事故と行政監視の在り方」




公明党谷合委員
まず私の方から
小出参考人、後藤参考人、石橋参考人3人に同じ質問をさせていただきます
その後孫参考人にエネルギーの観点で質問させていただきます

まず、3人に共通した質問でございますが
私は公明党ですが
わたしたちも国会に今回の事故の事故調査委員会を設けるべきではないかという事を提言させていただいています
その点に関しては石橋参考人の考えと共鳴をさせていただきましたと子でございますが
なぜならこれは政府に置くのではなく国会に置くという事が一つポイントになろうかと思います
当然国会議員だけがやryんじゃなくて国内外の専門家の知見を含めたそうした機関が
第3者機関が設置されるべきだと思います
その際に何を明らかにしなければならないのか
当然事故の原因なのだと思います
これは津波だけなのか、地震による影響はどうだったのか
もう一つは政府行政がやってきた意思決定の過程を明確にクリアにしていくという事だと思います
昨日から今日にかけて細野補佐官が海水注入を巡る発言で
当時の状況がどうだったかこうだったかと二転三転してますが
まずはこうした意思決定の過程、情報の公開がどうだったのかということを
しっかり検証しなければならないと思います
今回の福島原発に限った調査とともにもう一つ
私はこの原子力行政
原子力安全保安院の在り方原子力安全委員会の関係であるとか
行政としての行政機関がしっかりと機能してきたのかという検証
そしてこの原子力システムに関するキャリアシステム、人事の問題
こうした事も広く取り上げていくべきだと思いますが
こうした国会においての第3者委員会というのは提言するだけではダメですから
しっかりと実現に向けて各党に働きかけていきたいと思っているんですが
3人のご参考人の皆さんにお伺いしたいのは
国会につくった場合に何をまず優先順位として議論として検証すべきであるかという事の
お考えをお示ししていただきたいというふうにおもいます

そして孫参考人にはエネルギー政策で私も再生可能なエネルギーの導入と省エネルギー
これを追い求めていくしかないと思います
ところが省エネルギーについてですね
孫参考人の最初の説明であるとやはりちょっと限界があるような感じで受け止めたんですが
むしろ私は両輪になるべきではないかと
ヨーロッパEUではネガワット(ネガティブのネガにワット)という考え方があって
100万キロワットを節約すると100万キロワット作った事と同じだという考えであります
まだまだ日本のエネルギー効率は世界に比べて先進的ではありますが
たとえば日本の中でエネルギーのロスというものが
大体平均60%環境中に捨てられているともいわれております
そういう意味では私はこうした省エネルギーについても今後政策の支援の投入であるとか
政府行政の意思決定、未完も含めた意思決定が必要であると思います
そうしたことについてのご所見をうかがいたいと思います
以上です


小出参考人
ご質問ありがとうございました
議会の中に原子力に関して調査をする委員会を作ると
作って下さるという事は、半ばありがたいとも思いますが
今私が一番必要だと思う事やるべきだと思う事は
現在進行中の福島の事故をいかにしたら迅速に収束できるか
いかにしたら作業員の方の被ばくを少なくできるか
いかにしたら住民の人たちの悲惨さを少なくできるかという
そのために全力を尽くすべき時だろうと思います
これまでの原子力行政のどこに責任があった欠陥があった
これからをどうするべきであるかという事はもちろん重要な事ですけれども
それより前にまずは今のこの事態に全力を出して向き合うべきだろうと思います
それが出来た時に初めてこれから原子力というものをどうするかという議論をすればいいとっ私は思いますが

今事故が進行している福島の原子力発電所というのは東京電力の発電所ですが
東京電力の給電範囲とは関係ないところにあるんですね。福島第二発電所もそうですが。
もう一つ東京電力は発電所を持っています
柏崎刈羽原子力発電所。世界最大の原子力発電所ですけれども
それも東京電力の給電範囲ではありまあせん
東北電力の給電範囲に作るという事を東京電力はやってきた訳です
電力の一大消費地である東京だけには決して原子力発電所を建てないで
万一の事故があったらやっぱり困るという事で原子力発電所の立地だけは過疎地に押し付けて来たという歴史があるのです
どうしてこんな不正が今日まで見逃されてきたのか
行政あるいは議会の方もそうだとは思いますけれども
そういう不正を今日まで見逃して来たのかという事を根本的に問うような委員会を是非とも作っていただきたいと思います
以上です


後藤参考人
私は今の対策というのを小出参考人がおっしゃいましたけれども
それはその通りだと思います
いまのことですね。
同時に現在動いているプラントに対してのリスクというか危険性について早急に当たる必要があるので
とにかく地震、津波は当然。
それ以外も老朽化した原発も含めて早急にそういう原発に対する評価をしながら
事故原因などと同時進行にやっていくべきじゃないかというのが1点です

その時に一つ条件といいますか、絶対に必要な事がございまして
今までなぜ安全が保てなかったかという事なんですね
これはどの組織についても言えます
それは、利害がからんでいたらダメです
自分たちにあるものの利害
ある企業でもある学者でも同じです
私でも同じです、技術者でも。
その人の利害が優先する
つまりですね、安全性の議論をする時には不確定な要因がいっぱいあります
その時にバイアスがかかったら一発でそっちに行っちゃいます
不確定ですからね
証明はできないんですよ、完全な証明というのは・・
安全危険という論争になるのです、当然・・
その時に安全性を確保するという議論は、そういうこと(利害)からフリーになった状態で議論がなされないとというのが
最低限度です
その形を取らない事にはまた事故は繰り返します
というのが私の思いです
お答えになったかどうか分かりませんけど
そういう形の思いで作っていただけたらと
作る事は非常に重要だと(国会で)思います
以上です


石橋参考人
国会にそういう審査機関というか委員会というかそういうものを作っていただける事は非常にありがたいと思います
小出参考人のおっしゃった事は非常に重要で、小出参考人のお気持ちも痛いほど分かりますけど
それこそ極端な言い方をすれば
明日、若狭湾で大地震が起こるか
とまりの沖合の海底活断層が動くか
いかたの沖の中央構造線が動くか分からない訳です
ですから、現在動いている原発に関しても厳重に考えなければいけない
で、このために福島第一原発で何故こんなことになったのかと言う事をきっちり検証する事は
これはこれで非常に急ぐべき絶対に必要な事だと思います
それをご提案のように国会でやっていただくというのは非常にありがたい
国民の一人としてもありがたいことだと思います
ご質問は優先順位はどうかという
何からやったらいいでしょうという事だったと思うんですけれども
いくつかおっしゃったことに私は優劣はつけがたいと思います
私は地震が専門ですので
福島第一原発の事故に関してはそもそも地震津波の想定がどうしてこんなことになってしまったんだろうと
言う事が私の専門ですけれども
ですからそういうこともそもそもやらなければいけないけれども
それから、審査にどういう問題があったのか
特に2009年に保安員、安全委員会が「大丈夫だ」と言った耐震バックチェックの議論は
どういうふうに行われてどういう問題があったのか
それも大事ですし、全て大事だと思います
工学的な事はもちろん大事だし、それから、事故処理の誤りもですね
それもやっぱり大事で・・・結局すべてをやって欲しいと思います
で、一つお願いしたい
ぜひお願いしたいのはですね
国会であれどこであれ、事故調査委員会であるとかというと
今の日本で非常に悲しい事にすぐに海外から専門家を呼んでとか言うのですね
日本にだって人はいるじゃないかと私は思う訳です
ここにいらっしゃる、小出参考人、後藤参考人あるいはさっき私が名前をあげた田中三彦さん
そういう方々は非常に見識も高くて知識も豊富で考え方も合理的で
しかも、非常に熱意あふれていらっしゃる
で、そういう方々をですね
例えば大手のマスコミなんかは全く無視しているわけです
すぐに海外と言う
まるでこれは古代の大和朝廷が反原発の人達をハヤトかエミシのごとくに人間じゃないと思っている様に思えます
本当に私はもう怒り心頭に走っています
国会の場であれば、それこそ主権在民の立場に立って適切と思われる方
私なんてものの数でもありませんけれども、
今回こうやって呼んでいただけたのはさすがに参議院の行政審査会だと思いますけれども
そういうふうに、日本に居る人材を100%活用していただきたい
そのうえでもちろんそれを国際的に検証してもらうとかがいいでしょう
たとえばですね
鈴木辰二郎さんという原子力安全委員会の委員長代理が
なんか、海外の人を呼んでだとかアメリカの何とかNRCの人を呼んでだとかとおっしゃったみたいですけれども
そういう事は後から考えて欲しい
まず真っ先に日本人の手で私達の手でやりましょう。ということです
以上です




孫参考人
まずは私の直接の質問ではありませんが
国会でいろんな委員会とか安全調査とかをする時に
こういう先生方がまずその中に入っている事が一番大きな第一歩ではないかと・・・
今日そういう先生方が呼ばれたという事は大変大きな前進だと思いますが
是非、安全委員会だとか保安員会などにぜひ、こういう意見を持っておられる方の声が
押しつぶされないようにしていただきたいなと切に願います

私への直接の質問ですけれども
省エネのところは先程はあえて触れませんでしたけれども
おっしゃるように大変重要な部分でありまして
特にですね、皆さんご存知のように電力も通信も同じですが
ピークの所の電力が一番コストがかかって発電容量的にも大変難しい
また、それを越えてしまうと大停電というリスクがあるということなので
ピークカットをいかにするかという
ピークシフトをいかにするかということがかなり要だと思っております
そこで電気の料金を今原発の事故があって値上げしなければならないという議論が始まっていますが
ぜひその時にですね
一律の単なる値上げとかではなくて
ピークシフトを念頭に入れた値段の検討をするべきではないかと
たとえば真夏と真冬にピークが来るわけですよね
昼間にピークが来るわけです
ですから、真夏と真冬と昼間に電気代が高いと
真夜中はうんと安いと
真昼の真夏のピークの所に産業用工業用の電気が膨大に使われている
本来そういうものは在庫を春とか秋のうちに作って
真夜中の電気代安い時の物を使って作ってと・・
ですからそういう時間帯によって電気代は10倍位差があった方がいいんじゃないかと・・
フランスかドイツではその位の差を出しているという話しも聞きます
つまり、ピークシフトをするためには明快なシフトの理由を提供し
産業界は経済活動をしておりますから当然電気のコストを計算して
そういう明確なメリハリが付けばそれに合わせて
労働時間とか在庫の生産時期などを自らの意思で調整するようになると
計画停電のように無理やり押し付けてという事ではなくて
自らのインセンティブに合わせて行うようになる
そういう電気料金制度
単純一律値上げというのが最も愚策であろうというふうに思います

もう一つは一般家庭用の電気代もそうなんですけれども
これも昼間の時間と夜中の時間が一般家庭用の一般電気料金が差が付けられていない
これもおかしいのではないかと言う事で
季節変動 時間変動 そのためにスマートメーターを一般家庭にも1日も早く
これはマストで義務付けて今付いている家庭の一般的なメーターでは
時間管理がなされていないので時間差による電気料金の差をつけられないという問題があるので
これは技術的にそういうメーターを取りつけて価格差をつければ人はおのずとそれに合わせて行動するようになると
それがあるべき議論だと思います
一番効果的省エネがそこだと思います


後藤参考人
一つ追加で申し上げたい事がございます
これから調査とか特に安全性とかそういうことで
原発の技術にかかわる事に関しましては、どういう人材がいるかという事でございます
もちろん広い範囲の学者、大学の先生とか必要になるんですが
技術におきましては、やはり技術の現場の経験者
設計の経験の・・・つまりですね
私は格納容器ですけれど、多少は勉強しているつもりですけど、
やはり格納容器周辺は分かりますけれど遠くなると分からない訳ですね
分かる人間をきちんと入れて、組んでですね
必要な人材を入れてちゃんと評価するという事が絶対条件だと思います
肩書でですね、ある肩書で・・どこどこ大学にしろ企業にしろ
肩書でやるのは絶対に止めた方がいいです
中身においてきちんと評価が出来る人間を入れない限り意味がないという事が一点です
それからもう一つは先程言いましたように企業に居ますと
企業は利益団体ですからね。バイアスがかかりますね
それはまたそのままでは難しい訳ですね
現役でない人であるなり、中立になれる立場の方でキャリアのある方
そういう人を入れることが必要であると思います
以上です



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05.28
Sat
海底の土から放射性物質、最高で数百倍


 福島第一原発の事故を受け、文部科学省が宮城県から千葉県までの広い範囲の海底の土を調査した結果、最高で通常の数百倍にあたる濃度の放射性物質を検出したと発表しました。

 文部科学省は5月9日から14日にかけて、宮城県・気仙沼沖から千葉県・銚子沖までの12地点の海底の土を採取し、放射性物質の濃度を測定しました。その結果、福島第一原発の沖合およそ30キロの地点にある海底の土から、1キロあたり320ベクレルのセシウム137が検出されました。

 この値は、おととしの調査と比べるとおよそ200倍にあたりますが、ほかの地点でも通常の数十倍の汚染が確認されていて、文科省は「海産物に影響が出るかどうか、安全委員会に評価してもらう」としています。(28日02:46)


海底の土から放射性物質 宮城~千葉沖、数百倍も

東京新聞2011年5月28日 01時12分

 文部科学省は27日、宮城県気仙沼市沖から千葉県銚子市沖まで南北約300キロにわたる海底の土から、最高で通常の数百倍に当たる濃度の放射性物質を検出したと発表した。文科省は「海底も汚染されている。海水や餌を通じて海洋生物に蓄積し、海産物に影響が及ぶ恐れがある」としている。東京電力福島第1原発から海に流出した汚染水に含まれた放射性物質が、広範囲に拡散していることが裏付けられた。

 9日から14日にかけ、沖合約15~50キロの12カ所で海底の土を採取。すべてから放射性物質が検出された。濃度が最も高かったのは、福島第1原発の沖合約30キロの水深126メートルの海底で、土1キログラム当たりセシウム134は260ベクレル、セシウム137は320ベクレルだった。

 ほぼ同じ海域で2009年に行った調査では、セシウム134は検出されず、セシウム137は1ベクレル前後だった。

 半減期が短く09年の調査で検出されなかったヨウ素131も、土1キログラム当たり1・6~6・1ベクレル検出された。

 セシウムなどの分布は福島第1原発から北で比較的高く、約70キロ離れた宮城県岩沼市沖のセシウム137は110ベクレル。一方、南にほぼ同距離の茨城県北茨城市沖では12ベクレルだった。

 文科省は「海底の地形や海流の影響で、放射性物質の量にばらつきがある」と説明した。
(共同)
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05.28
Sat
5月26日文化放送 小出裕章助教 インタビュー

文化放送 吉田照美 ソコダイジナトコロ


色々伺いたいのですが経済面から見た電子力コストという事で小出先生にお伺いしたいのは
そもそも原子力の発電コストというものは
他の発電コストと比べて本当に経済的なのかという事なんです
日本で原子力発電というものが始まった頃には
原子力発電の電気はすごく安いので電気料金は2000分の一になるという宣伝が良くなされていたし
米国などでは値段も付けられなくなるほど電気が安くなると言われていた時代があります
ところがやってみたら
大変原子力発電というのはお金がかかるものだなという事にどんどん気が付いてきたのですね
ただそれでも通産省や経済産業省が発表する電気発電コストというのを見ると
何か、原子力が安いように皆さん思わされてきた

そうですね
たとえば、電気事業連合が公表している資料があるんですけど
それによると1キロワット時当たりの発電コストが
原子力が5,3円、火力が6,2円、水力が11,9円となっているんですが
この数字はどういうふうに一般人として理解すればいいでしょう
いわゆるモデルというのを建てて
石油の値段、石炭の値段がいくら
発電所は何%動きます火力は何%動きます
いろんなコストがどれだけですという
過程に過程を積み重ねてはじきだした結果なんですね
でも、それが正しくないという事を
つい最近になって立命館大学の大島堅一さんという人が証明してくれました

どういうふうにですか?
企業というのはそれぞれ有価証券報告書という実際の経営データを公表する訳ですが
その実際の経営データに基づいて大島さんが計算したところ
原子力というのは一番高かったという事を数字できちっと示してくれました

どんな具合に数字が出たんですか?
もともとの大島さんの計算によると
1970年から今日に至るまで
原子力と火力あるいは水力というのを計算していくんですが
一番安いのがいずれにしても水力です
そして、原子力と火力は単なる発電単価を見ると火力の方が1円高いように見えたんですけど
原子力というのはやろうとすると
立地対策費とか地元へ落とすお金とかがかかるということで
それを入れると逆転してしまって原子力の方が1円高くなるという事を示してくれました

へぇ~
これだけど、原子力を止めてしまった方が本当は電気代が安くなるってことは
やっぱりあるんですか?
もちろんそうですね
将来的の事を考えれば原子力なんてさっさとやめた方が安くなります

そうですよね。
もうとにかく原子力発電はコストの面から見ても
もう破たんしているという感じでいいのですか?
もちろんです
だいたい、今度の福島の原発事故・・・お金がいったい・・・

いくらかかるんだろうって感じですよね。これもう
そんなものを上乗せしたら途方もない電気代になる

コストの問題何ていうもの関係ないほどやなものになっていますものね
もう、どう考えていいか分からない程、悲惨な費用を払う事になります

原子力開発を始めた理由の一つに
石油等の化石燃料の枯渇という事が言われていますけれども
化石燃料がなくなってしまうと原子力に頼らざるおえないというこういう論理はどうなんですか?
私自身はそういう風に思って原子力の場に足を踏み入れた人間です

そもそもが・・・
小出先生もそうなんですね
はい。
60年代にはずっとそういうふうに言われていまして
私もそれを信じて原子力に来てしまったんですが
実際にデータを調べてみますと
原子力の原料というのはウランなのですが、
ウランというのは石油に比べても数分の一しか資源がありません
石炭に比べれば数十分の一しかないという、実に馬鹿げた資源だった
化石燃料ももちろん無くなります。いずれは・・
それでも、それよりはるか前に原子力の資源であるウランは無くなってしまうという
こういう資源だったのです

なるほど・・・
結局はそういう事に・・・
原子力推進派というのはそのところにどのような理屈をつけてきているんですかね・・
聞いてみてくださいw
推進派の人に

本当ですよね
これはぜひここを聞いてみたいですね
ただ、実際問題電力供給のおよそ3割を原子力発電が賄っているというように言われていますけれども
今の生活を維持しようと思うと原発を止めることは不可能という言い方をする人がいますが
このあたりは?
全く可能です
何故かというと、確かに原子力が実際に発電している量は3割近くあるのですけど
その一方で火力発電所というのは
約半分は止めておかなければならない程余っている

止める程余っちゃっているんですか?
そうです
ですから原子力で発電している分を今止めている火力発電所で発電すれば
充分足りてしまうという

全然問題ないんですね
全く問題ありません

そこを、なんか・・・ごまかしごまかし来ているんですね
そうです

あー・・・腹が立つね。こういうのを聞くたんびにね・・・
だから、要するに日本国民は騙され続けてきたわけですね。コレ・・
そうです。
日本政府と電力会社、巨大産業が「原子力をやらないと電気が足りない」とウソを言い続けて
日本人の多くの人がそれに騙されてきたのですね

あー・・・悲しいね。コレ・・
原子力にかかるコストという事で、お金の他に地球環境に対するコストというのがあるんですけど
温暖化防止のためには
二酸化炭素の排出量の少ない原子力発電が有効であるという言い方をする人がいっぱい居るわけですけど
その点に関しては小出先生はっきり答えていただくと・・
はい。
化石燃料。石油でも石炭でも天然ガスでも燃やせば二酸化炭素が出来るんですね
それは当たり前の事
でも、二酸化炭素というものはこの地球上にとって絶対に必要なものなのです
植物は光合成で二酸化炭素を自分の体に取り入れるという事で本当に大切なものなんですね
なんか、それがいかにも悪者のように言われている訳ですね。今。
一方では化石燃料ではなくて原子力を使ったらどうなるかというと
出来てくるものは放射性核種。
核分裂生成物という放射性核種なんですね
それはもう、あらゆる意味で生命体にとって有害な物質です
その事に目をつぶって、何か二酸化炭素がいかにも悪いという
そういう宣伝がなされてきているのです
二酸化炭素が悪いというなら、じゃぁ、核分裂生成物というのは一体どうなんだ?ということを
きちんと議論しなければいけないと思います
わたしはその、核分裂生成物というものを始末する。これからですね
おもりをしようとすると実は100万年間おもりをしないといけないのですが

すごいですねーー
そのために一体どれだけのエネルギー、どれだけのお金がかかるのか
その作業のために一体どれだけの二酸化炭素を出さなければならなくなるか
という事を考えたら、原子力こそ最悪だと私は思っている

中曽根さんと与謝野さんには、そのあたりの認識はないんでしょうかね・・・
えーっと、彼らはですね
中曽根さんなんかは原子力は国力だと言うくらいでして
いわゆる国家というものにとって、原子力、いわゆる核と同じものなんですけれども
それを持っている事は国家として大切だというそういう考え方の人なのです

いま、福島原発で起こっているこういう事やそういう事も
全くなんか、気にとめないふうな発言が続訳なんですかね。コレ・・
それは中曽根さん達に聞いてみてください。私から見ると驚きです

本当に聞きたいですよね。中曽根さんと与謝野さんを目の前にして
その点はあなたがたどう考えているのかと・・・
子どもたちの事に関してもどう考えているんだと・・・日本のね
あの、ここにメモが届いているんですけれども
広島の原爆に使われた放射性物質は800グラムで
100万キロワットの原発1基が1年間に生み出す放射性物質は1トンって・・・
これは、本当の数字なんですね
本当です

あー・・・恐ろしいね・・・あー・・・
・・・もう静かになっちゃうなぁ・・・カラハシ、何とか行ってくれよぉー

この事は子の間インターネットの中継で私も見て本当に驚いた

驚いちゃうよね・・・こういう数字もやっぱり、日本人は知らない人が圧倒的に多いですよね
原子力に関しては殆ど情報統制というか正確な情報が国の方から流れてこないという

ですよね
だから、テレビや新聞もそれにならってこういう数字をはっきりと打ち出さないというのは
もう、なんか・・・語弊があるかもしれないけれども・・・犯罪に等しいですよね
マスコミというものがダメだったという事だと私は思います

そうですよね
これはマスコミは代反省しなくちゃいけないし、今も改まっていないというのは大問題ですよね
と思います

はい。わかりました。
小出先生朝早くからありがとうございました
今後もよろしくお願いいたします
はい、こちらこそ。

京都大学原子炉実験所小出裕章助教でした。
はっきり分かりやすいなぁー
                
              ー完ー



番組中に出てきた立命館大学の大島堅一さんの電気コストの証明について
続きを読むでど~ぞ。続きを読む
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05.27
Fri
fm797radiocafe

●出演ゲスト:京都大学原子炉実験所 助教 小出裕章先生
         京都精華大学 教授 細川弘明先生
パーソナリティ:下村委津子

Recorded on 2011/05/27





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05.27
Fri
そんな感じはしていました
福島だけでなく
茨城、栃木、千葉
そして神奈川・・・・・東京

近くに来ている事はずっと前から感じていました

最近は食材の買い物に行っても
何を買ったらいいのか全く分からなくなっています

野菜は勿論、魚介類
そして、宮崎にまでも売られていく福島の牛・・・

あのね・・・
海が侵されたという事は
塩も??

塩は人の命です
塩が汚染されたら
食べるものは本当に無くなります

近い将来そうなるかもしれない恐怖も抱きながら


だけど、やはり東京は危険なのですね・・・


現代ビジネス
フライデー経済の死角
2011年05月27日(金) フライデー
「東京脱出」が現実になる日福島第一原発メルトダウン3発の衝撃!

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05.27
Fri
平成23 年(2011 年) 政府発表資料
東京電力(株)福島第一・第二原子力発電所事故(東日本大震災)について
平成23年5月23日(17:00)現在
                                        原子力災害対策本部


P75
○文部科学省
3月11日
16:45 文部科学省原子力災害対策支援本部設置
22:50 核燃料物質施設である千葉県市原市のチッソ石油化学株式会社五井製造所
      より、隣接するコスモ石油千葉製油所における火災が、同事業所内の核燃
      料物質(劣化ウラン)の保管施設に延焼する恐れがあるとの連絡あり

3月12日
02:16 地元消防による消火活動により、鎮火確認。劣化ウランは不燃物質であり、不燃性壁に囲まれた倉庫に保管されているが、倉庫の状況については未確認

エッ!!!(゚ロ゚屮)屮と、驚いた私は
早速千葉県市原市のチッソ石油化学株式会社五井製造所を調べてみました



チッソ石油化学株式会社

2011年3月、東日本大震災に伴い五井製造所で火災発生。
            鎮火したが、政府発表資料において劣化ウランの状況は不明とされている。


調べてみたら・・・ものすごい事がどんどん出てきて
長くなってしまったので・・・・・
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05.27
Fri
驚きです
立川市の小学校のお手紙です

水素爆発があった3月15日
東京都の放射線量(東京都健康安全研究センター)の計測で
2011/03/15 10:00~10:59 0.809μシーベルト というものすごく高い数値を計測しています
東京都新宿区の水道水も下記のように3月下旬の雨の日以降高い数値が出ています

      ヨウ素131 セシウム134 セシウム137  (Bq/kg)

2011-03-27   20     0.47       0.73
2011-03-26   37     0.78       1.0
2011-03-25   32     0.93       1.2
2011-03-24   26     1.0        1.4
2011-03-23   26     0.62       0.87
2011-03-22   19     0.34       0.31


そして、福島第一原発の事故後は今現在に至ってもなお放射性物質は大気中に放出され続けています

そんな中下記の様な学校からのお手紙があったというツイートを拝見しました

Q.jpg

原発事故の日からそのまま溜まっているプール

生き物の命の大切さや地球の自然環境を学ぶために、小学校3年生4年生が
総合的学習の一環でそのプールでヤゴの救出をするそうです

ヤゴの救出・・・・
生き物の命の大切さ・・・・
地球の自然・・・・・

ですってΣ(♛♛)!!!!

人間の子どもの救出
人間の子どもの命の大切さ
人間の子どもに残す地球

この事に関して学校はどう思っているのでしょうか!!


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05.27
Fri
5月23日のこのブログ放射線量モニタリングの計測場所
私が呆れちゃっていた東京都の測定場所地上18メートル

その事に関して
2011年05月24日(火) 週刊現代の記事を発見(✪ื‿✪ื)☆彡


実はこんなに高い あなたの町の「本当」の放射線量

公式発表は「低く出る」よう細工をしていた

続きを読むに転記します続きを読む
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05.27
Fri

5/26木曜日 福島原発事故の現状について
京都大学原子炉実験所小出裕章助教授に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]

【福島原発】5/26/木★高圧注水系(冷却装置配管)津波の前に地震で破損か?



<参考>
福島第1原発:冷却配管、地震で破損か…3号機
毎日新聞 2011年5月25日 21時32分(最終更新 5月25日 21時44分)

福島第1原発3号機で、
緊急停止した原子炉を冷やすのに必要な装置の配管が破損した可能性があることが、東電の解析で25日分かった。

配管は津波の影響を受けにくい原子炉建屋内にあり、地震の揺れが原因の可能性が強い。
全国の原発で耐震設計を見直す事態に発展する恐れもある。

この冷却装置は「高圧注水系(HPCI)」と呼ばれる。
原子炉圧力容器から出る高温の蒸気でタービンを回し、
それを動力として建屋外の復水貯蔵タンクからポンプで水をくみ上げ、圧力容器内に強制的に注水する仕組み。

解析によるとHPCIは圧力容器内の水位が低下した3月12日午後0時35分に起動し、13日午前2時42分に停止した。
しかしこの間に、圧力容器内の圧力が約75気圧から約10気圧まで急減。
HPCIの配管が破損して蒸気が漏れたと仮定して計算した結果と、圧力減少のデータがほぼ一致したことから、
破損の可能性があるとした。【河内敏康、岡田英】


緊急時の冷却、10分で停止 東電が事故時のデータ
2011/05/16 23:22 【共同通信】
 
東京電力は16日、福島第1原発1号機に残っていた東日本大震災発生直後の計器のデータから、
緊急時の冷却が10分で止まっていたことが分かったと発表した。
炉心に燃料があった1~3号機のデータからは、
津波による電源喪失の前に地震の揺れで配管が破断し、冷却水が失われたような兆候はみられなかったとしている。

東電によると、
1号機では本震発生直後の3月11日午後2時52分ごろ、
緊急時の炉心の冷却に用いる非常用復水器がいったん起動したが、
10分後の午後3時ごろには停止。

非常用復水器は、急速な圧力の低下を避けるために運転員が手順書に従って手動で停止させた可能性もあるが、
事実関係は調査中としている。

その後、同3時半ごろ津波の第1波が到達した。

1号機では地震が発生して間もない3月11日夜に原子炉建屋内が高い放射線量になっていたことが分かり、
電源喪失による損傷以前に
原子炉圧力容器などの原子炉の重要な設備が損傷していたのではないかという疑いが浮上している。

16日の公開資料には、
計器類で自動的に記録された原子炉の水位や圧力、温度、地震観測記録などのデータが含まれ、
作業員の日誌や証言を基に整理した原子炉への注水状況や、
放射性物質を含む蒸気を意図的に外部に放出する「ベント」、安全弁の操作などの実施の状況も公表された。

資料の多くは、原子炉各号機の中央制御室のハードディスクや紙に記録されていた。
室内の放射線量が高く、資料も放射性物質に汚染されていたことから、回収が後回しになっていた。



以下続きを読む内容書き出しました続きを読む
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05.27
Fri
福島第一の事故の後
どれだけの原発がとりあえず停止しているのか知りたかった
それで調べてみました。


原発、来年3月全停止も 稼働率50%に低下…順次検査入りで
産経新聞2011.5.18 08:56


電力会社で組織する電気事業連合会が17日発表した4月の原子力発電所の稼働率は50・9%となり、
通常時の60~70%を大きく割り込んだ。

東京電力福島第1など東日本大震災で被害を受けた原発の停止に加え、
定期検査が終了した原発も地元への配慮で再稼働できない状態にあり、
稼働率がさらに低下し、
来年3月には、国内54基の原発がすべて停止する可能性も否定できない状況になってきた。

5月に入り、中部電力の浜岡原発4、5号機が政府の要請で停止したほか、
関西電力の美浜原発3号機など3基が定期検査や点検で停止。

国内にある商業炉54基のうち営業運転中の原発は3分の1以下の17基という異常事態になっている。

平成15年5月に東電の点検記録改竄(かいざん)問題で同社の全17基が停止し、
43・7%となった過去最低記録の更新は時間の問題だ。

最大のネックは、“浜岡ショック”で定期検査を終えた原発の再稼働が一段と難しくなっていることだ。

16日に開かれた原発立地自治体の知事ら首長でつくる原子力発電関係団体協議会では、
「浜岡を止めているのに、なぜ動かすのか県民に説明のしようがない」(橋本昌茨城県知事)との不満が噴出した。

協議会では、安全性を判断する基準を明示するよう政府に求めることで一致。
それまでは再稼働に同意しないとみられる。

定期検査終了後の再稼働には、
法的に地元同意は必要ないが、電力各社は地元住民の不安に配慮。
九州電力では4月下旬を予定していた玄海原発2、3号機の再稼働を見合わせている。

検査が終了し、試運転に入った北海道電力泊原発3号機や関電の大飯原発1号機も、営業運転に移れないでいる。

政府は、非常用電源の多重化など緊急対策により、浜岡原発以外は安全性に問題はないとの立場だが、
地元自治体が納得できるような安全基準の取りまとめはこれからで、いつになるのか分からない。

現在運転中の17基も順次検査に入る。
最も遅いのは東電柏崎刈羽原発6号機の来年3月。
それまでに停止中の原発が再稼働できる保証はどこにもない。


福島第一原子力発電所の今現在手を付けられない状態にあり
地面も空気も海も
そして国民も何よりも未来の子どもたちを
見えなくて臭わない放射能物質から助ける事も出来ない
再稼働をするならば
どんな地震が来ても、どんな津波が来ても
どんな自然災害が起こっても何があっても
想定外と言わなくて済むような安全対策が出来ない限り稼働することは許されないと思う。

そこで続きを読むで海外の情報、国内の情報をもう少し調べてみます続きを読む
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05.26
Thu
<参考>

グリンピース記者会見5/26
海洋調査結果資料クリック


2011年5月21日 10時10分 更新
オランダのグリーンピース、「福島沿岸の海藻や魚介類、高度な放射能汚染」

福島沿岸の海藻は重度放射能に汚染されている。
オランダの環境保護団体であるグリーンピースが「レインボー・ウォリア」という船舶にて
福島沿岸の海藻、貝類、魚の汚染度を計測した結果である。

オランダから派遣されたグリーンピースのチームは22種類の海藻を検査。
このうち半分から10000ベクレル/kg以上の濃度の放射能が検出された。

これらの海藻からは非常に放射能が強いセシアム137も検出されている。
放射性セシウム137は500ベクレル/kgが健康に被害をもたらさない最大の許容量である。

海底は300年以上消滅しない放射性物質であるセシウム137で汚染されている。
この海底汚染は今後100年間、海の生態系に影響を与えるものである

日本政府と東京電力はいまだに汚染状況を公開していない、とグリーンピース。

グリーンピースによれば、
この数週間日本政府はレインボーウォリアに対し日本の海域内での調査を禁止していた
しかし、地元の漁師たちが、魚、貝類、海藻をグリーンピースに直接渡し検査を求めた。
結果はオランダのテレビでも放映された。


sitestat


昆布・カキ…基準超す放射性物質 福島沿岸をNGO調査

朝日新聞2011年5月26日8時22分

国際環境NGO「グリーンピース」は、
福島県沿岸で採れたタラの仲間の魚や二枚貝のカキ、昆布、ナマコなど幅広い種類の海産物から、
国の基準を超す放射性物質が検出されたとする調査結果をまとめた。

26日に東京都内で会見して発表する。

調査した魚介類は5月3~9日、宮城県から茨城県の海域で地元の漁業者らの協力で集めた。
分析は、フランスとベルギーの検査機関に依頼した。

この結果、福島県の沿岸や沖合で採取された
11種類、計14サンプルの海洋生物から国の基準を超す放射性物質が検出された。

マナマコからは放射性セシウムが基準の2.6倍の1キロあたり1285ベクレル
カキは基準の1.5倍の同740ベクレルが検出された。
タラの仲間はエゾイソアイナメで、基準の1.7倍の同857ベクレルのセシウムが出た

北日本では「ドンコ」と呼ばれ、鍋物などに使われる。

この魚は海底付近にすんでおり、グリーンピースは、汚染が海の底にも広がっている可能性を示すデータと分析している



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05.26
Thu
5/25水曜日 福島原発事故の現状について
京都大学原子炉実験所小出裕章助教授に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]

【福島原発】5/25/水★ブラックジョークとしてのチャイナシンドローム 1/2


【福島原発】5/25/水★ブラックジョークとしてのチャイナシンドローム 2/2



<参考>

福島第一原発、メルトスルーの可能性も

JNN(24日22:46)

やはり1号機だけではありませんでした。
福島第一原発2号機と3号機のメルトダウンが起きていたことを、東京電力がようやく認めました。

「政府のもともとの事故に対する見込みの甘さがあった。反省しております」(細野豪志首相補佐官)

24日に公表された東京電力の報告書によりますと、
メルトダウンは1号機で地震発生の4時間後に、
3号機で42時間後、
2号機で77時間後に始まっています。
この差は、2号機と3号機で緊急の冷却装置がバッテリーが切れるまで作動していたため生じました。

また、気になるのが2号機と3号機のメルトダウンの程度。
現在、2つの水位計は「水が燃料棒の半分まである」と表示されていますが、
東京電力では、故障して、ほとんど水が溜まっていない可能性が高いと見ています。

「水位が維持できていない場合のほうが少し近いという感じ」(東京電力の会見)

東京電力はこの場合、燃料のほぼすべてが圧力容器の底に溶け落ちた可能性が高いと分析。
それどころか、溶けた燃料が圧力容器を壊し、格納容器にまで達する、
いわゆる「メルトスルー」が起きた可能性もあると認めています


「高温の溶融したペレットが触れることで、(圧力容器の底が)損傷受けている可能性はあると思っています。燃料そのものも、一部は圧力容器から格納容器に移っている、落下していると」(東京電力の会見)

また、すでに1号機についても新たに分かったことがあります。
それは「水素の量」です。
水素実験の映像。
小さな車のバッテリーから出るわずかな水素の反応で、これだけの爆発となります。

1号機の原子炉建屋内では、燃料棒の表面にあるジルコニウムが高温になり水と反応、水素が発生しました。
その量は800キログラム。
実験で爆発を起した水素の数百万倍で、これが原子炉建屋を吹き飛ばしたのです。

「(1号機では)格納容器の3分の1を占める量、非常に大量の水素が発生していると。一部が漏れ出して水素爆発を引き起こした。3号機に比べれば、はるかに水素爆発の規模は小さかったのでは」(東京大学・寺井隆幸教授)

こうした中、原子炉建屋の上空でどの程度、放射性物質が舞っているのか、調査が初めて行われました。

1号機の上空で検出されたヨウ素は、1立方センチメートルあたり0.000076ベクレル。
これをどう評価するのでしょうか?

「(第一原発)西門で測っている値の約6.7倍。今回のデータだけで (放射線量の)多い少ないは判断できない」(東京電力の会見)

こうした中、23日に来日したIAEA=国際原子力機関の調査団が活動を開始。
金曜日に福島第一原発を訪れるといいます。

政府も24日の閣議で「事故調査検証委員会」を設置。
委員長には、失敗を繰り返さないための「失敗学」で知られる、東京大学の畑村名誉教授を起用しました。
事故原因の調査がやっと本格的に始まります。



たねまきジャーナルの内容続きを読むに書き出しました続きを読む
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05.26
Thu
専門的な内容ですが、後々のために自分用に保存します。
3年前の研究結果論文のようですが
これを読んでいたら・・・なんだか・・・・・




和訳責任者 田澤賢次
富山医科薬科大学 名誉教授

Annals of the New York Academy of Science
1181:303-310.2009 に掲載された論文
チェルノブイリ地区の放射性物質からの開放
13. Decorporation of Cherrnobyl Radionucleides
V.B. ネステレンコ、 A.V. ネステレンコ
Institute of Radiation Safty (BELRAD 研究所)
Belarus


要約

他国で健康管理と医療を受けるために、
毎年数万人のチェルノブイリの子供達が(殆どがベラルーシ地区から)祖国を後にした。

歴史的にみても最もひどい大災害の現実をできるだけその被害を少なくするために、
多くの国からの医師達は極度に汚染されたChernobly 領域で働いている。
しかし、災害の現実の規模と様態はとてつもなく大きく、
チェルノブイリのような大災害に対しては世界中のどの国であっても一国では長期的に対処することが不可能である。

プライベート・ファンドとイニシアチブだけでなく
国連と他の国際機関を通しての援助に対しては、被害を被った国々、
特にウクライナ市とベラルーシ市は感謝の意を表している。

チェルノブイリ 事故から22 年後でも、
ベラルーシ市、ウクライナ市、およびヨーロッパロシアのひどく汚染された地域における年間の個々の線量限度は、
まさに局所的に汚染された製品を避けることができない消費のために1mSv/年を越えている。

BELRAD 研究所の11 年の経験は、
子供達のため効果的な被曝予防のためには
放射線の干渉を公式な危険限界(例えば15-20Bq/kg)の30%に設定することが必要であることを示している。

ひどく汚染されたBelarussian 地域の住民の身体中のCs-137 の全身蓄積を直接測定すると、
公式に認められている量より年間では少なく見積っても3 倍から8 倍の過量を示している。

実際的には、
特にアップルペクチン添加食品を摂取することによる治療効果では
Cs-137 の除去効果に効率的に役立っている可能性がある。

1996 年から2007 年に亘り160,000 人を超えるBelarussian の子供達に、
18 日から25 日の期間にペクチン添加食品物(1 日に5g を2 回投与)を治療目的で服用させた。

放射性物質に汚染された食物の消費が不可避の状況下にある環境では、
個々の人々の放射線防護(放射性物質からの開放)のためには、
様々なペクチンベースの食品添加物と飲み物(りんご、干しぶどう、海草などの使用による)を製造し、
それを応用することが最も効果的な方法の1 つである。

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05.25
Wed
【質疑2】参議院の行政監視委員会「原発事故と行政監視の在り方」



自民党・赤石委員
本日は4名の参考人の先生方お忙しい中わざわざ当委員会に運びいただきまして大変ありがとうございます
また、大変貴重なご意見をいただきまして非常に参考になりました
そこで私はこの国会の中でも原発の問題は様々な委員会の中で議論されております
その議論の中でも明らかにならなかった点について4名の参考人の先生方にお伺いしたいと思います

まず最初に小出参考人にご質問いたしますけれども
この水蒸気爆発というものが何機かで起こっております
ところが3月11日から3月15日までの間、どれだけの放射性物質が大気の放出されたのかが
データがないとか機械が故障しているとかで明らかになっておりません
そこで、一基当たり
この水蒸気爆発が起こるとどの位の放射性物資るが外に出されるのか、放出されるのか
ということをまずお伺いしたいと思います。

それから二つ目
今それぞれの原子炉に燃料棒、燃料ペレットが入っているのですけれども
これがジルコニウムの合金の中に密閉していると理解しておりますけれども
この一基当たりの原子炉にどのくらいの二酸化ウラン
あるいは核燃料が入っているのかについてお伺いしたいと思います


次に後藤参考人にご質問したいと思いますけど
先程非常に最悪の状態が想定されるとありましたけれども
この圧力容器、そして原子力容器が、もし最悪な状態になった時に
これが壊れたときにどの様な事が想定されるのか
我々にはまだその事が分かりません
で、どれだけ恐ろしい事なのかについて
これも出来れば放射線量で示していただければというふうに思っております

それから二つ目
現在第一原発から半径20キロ圏を災害対策基本法に基づく警戒区域
それから、20キロ以上離れた地域のうち葛尾村、浪江町、飯館村、川俣村
こういったところの計画的避難区域
そして、20キロから30キロの計画的避難区域から外れる大部分を緊急時避難準備区域に設定しておりますけれども、
これの妥当性についてお伺いしたいと思います

それから、石橋参考人にお伺いしますけども
この、浜岡原発で止めて、今先生はあの、浜岡は当然だというふうにおっしゃいましたけれども
それぞれの原発がリスクを持っているという事は私も今聴いて分かりました
じゃぁ、具体的にこの原発のリスクの順位について
何処かで議論されているのか
またそういう議論された結果公表されている物があるのか
その点についてお伺いしたいと思います

で、4人目の孫先生にお伺いいたしますけれども
脱原発戦略。先程いろいろ聞きました
代替エネルギーも聞きました
しかし私はこの21世紀で最も大事なのはエネルギーの貯蔵技術をどうするかと
作る事も大事ですけども
現在貯蔵する技術が無いわけですけども
この技術の可能性について孫先生のご見解をお願いしたい

以上の質問お答えいただきたいと思います



それでは小出参考人

はい。
ご質問いただきましたのでお答えしたいと思います
いま、赤石さんが水蒸気爆発が起きたというふうにおっしゃいましたが
起きたのは水蒸気爆発ではなく水素爆発です

1号機から4号機まで全ての場所で水素爆発が起きています
ただし、今までの経過を見る限りは
格納容器という容器は一定程度まだ閉じ込め機能は持っているという、そういう形だと私は見えます
そういう状態の中でどれだけの放射性物質が外部に漏れてきたかという事ですけども
それは行政がこれまでに様々なデータを測定し
東京電力が測定するという中で、それなりには私は分かってきていると思います

そして放射性物質というのは端的に言いますと何百種類もの種類がありまして
非常に揮発性の物もあるし
揮発しにくくて外に飛び出しにくいというものもある訳でして
現在のところまでを言いますと揮発性の物を中心にして原子炉の中に含まれていたうちの
多分10%とかその位が出てきているのだと思います

今後の事ですけれども
私が恐れているのは水蒸気爆発と言う爆発です
先程後藤さんも少しその事を話して下さいましたけれども
水蒸気爆発が起きて圧力容器が損傷する。
そして格納容器が損傷するというような事態に至ってしまうと
おそらく原子炉の中に含まれている不揮発性の物も含めて
大量に環境に出てくる事になるだろうと思いまして
それを私は危惧しています
何とかそういう事態にならないように事故を収束させなければいけない訳で
そのために今福島の現地の作業員の方たちが大変な被ばくをしながら苦闘を続けているという事です
なんとかその苦闘が実を結んで欲しいと私は願っていますけれども
それでも完全に水蒸気爆発が起こらないと私には断言できないで今現在もいるというそういう状況です

それから、原子炉の中にどれだけのウラン核燃料があるかという事ですけれど
先程一番最初に私は話しを聞いていただいた時に
広島原爆で燃えたウランが800グラムであることに対して
原子力発電所では一基が一年間ごとに1トンのウランを燃やすと聞いていただきました
つまりそれだけの核分裂性物質、放射性成物質を原子炉の中に、蓄えながら動いてきている
それぞれに2年3年と長期間にわたって蓄えながら動いているわけですから
1号機2号機3号機4号機それぞれが、それぞれの原子炉の中に
広島原爆1000発2000発という
そういうような放射性物質を内包している物だと
それほど危険なものなんだという事を認識していただきたいと思います。
以上です


続きまして後藤参考人

はい。
ご質問の原子炉容器ですね
原子炉圧力容器が壊れた場合というお話ですが
一般的に言いますと
事故の時に壊れる壊れ方ですね
初期の段階でボンと爆発的に行く
たとえば水蒸気爆発が起こるとかですね
そういう形ですと圧力容器本体が飛びます
その場合には格納容器も一緒に壊れるモードになります
これはα―モードといいますけど
そういう状態になりますと、先程小出参考人がおっしゃったように
中にある放射性物質が全部出てしまうというそういう現象に成り得ます
ただしそれは非常にエネルギーが高い状態です
だんだんエネルギーが少なくなってくると
圧力容器本体がそれほど飛ぶようなエネルギーにはなってこないだろうとそういうふうに思います

それと、圧力容器の損傷は
そういう爆発的な現象だけではなくて
たとえば、特に加圧水型で多いのですが
非常に古いプラント
原子力プラントの寿命は何によって決まるかと申しますと
原子炉容器、原子炉圧力容器に中性子が当たりますと鋼材が脆化します
ぜいかと言うのはですね、
金属と言うのは普通引っ張ると延びるんですが
もろくなると割れます
これ、脆性破壊と言います
こういう現象を起こしますと一気にバラッと割れちゃうわけですね

で、こういう割れ方と言うのは普通はですね高温ではない筈なんですけれども
原子炉の場合には非常に熱い状態にありますけれども
中性子で劣化した状態で、たとえば緊急にECCS
つまり緊急炉心冷却機で水をバンッって入れます
その瞬間に熱衝撃と言うんですけれども急激にグッっとしまる
その段階で割れる可能性があるんです

これが一番怖いモードで
運転している段階で緊急炉心冷却が働いてズドンと割れると・・
これは古いプラントにあり得ます

これも同じです
もし、そうなったらどうしようもない状態になります

つまり、原子炉容器が壊れる壊れ方と言うのは
確率的にはそんなに大きいとはもちろん申しません
ですけど、そのリスクが古くなればどんどん上がるという事
事故時にはそういう爆発的な事が起こった場合には原子炉本体でも
決して安全ではないという事
そういう事になるかと思います

それからもうひとつ
避難区域でしたかね
えーっと、申し訳ございません
避難区域に関しては放射能の汚染に関して専門ではないので、厳密な事は申し上げる事は出来ないと思います
ただ、私のレベルの知識ですね
技術屋としての知識から申しますと
爆発的な現象とかですね、特に12日の夜の段階で格納容器の圧力が2倍以上になっている
格納容器をベントする
しようと思ったらひとつのバルブは開いたがもう一つは開かなかった
そういう状態で爆発した場合を考えますとこれは最悪です
近く、近所バーッと大変なことになる
そうしますと、今でも想定しているというのは何をもって想定しているのかなんですね
ですから、想定するというのはあくまで爆発的な現象を持って想定している。としても
その規模、あり方によって全然変わってくるわけです。距離が・・・

つまり、今のが妥当かと言うのは壊れ方によるという事になるわけです
最悪を考えたら今のレベルではないという事は間違いございません


それでは石橋参考人

お答えします
ご質問は浜岡原発以外について
リスクの評価あるいは順位付けが行われているかどうかという事だったと思うんですけど
全く行われていません
で、現在の政府の見解は私の理解では5月6日ないし9日以来は
浜岡だけはリスクがあると
あの大津波に対して・・・
だけど、他の原発は言ってみればリスク0だという事になっていると思います
で、そんな事はないというふうに私は先ほど申し上げたんですけど
それらのリスクをどこか別の所で具体的に評価しているか、さらに順位を比べたりしているかというと
残念ながら全くありません
で、私はそれこそ国会の場でですね
現在の原子力安全保安員でも原子力安全委員会でもない第三者機関を作って
新設して、
言ってみれば事業仕訳みたいな感じで
公開の場で科学的合理的にリスク評価あるいはリスクの順位付けをするようにと言う事を
その国会の議決していただきたいと考えている位であります
以上です。


孫参考人
はい。
大規模の電気を貯蔵するという技術は、どうしてもコストの高い物になって
今まであるのは揚水発電と言う事になって
昼間電気を沢山食う訳ですけれども、夜は甘利電機は食わないというということで
夜中に発電した分を揚水で上にあげておいて、昼たくさん使う時に発電用にもう一回水を落とすという
そういうやり方でやっていますが
それはそれでありますけど
まぁ、これからの流れとしてはですね
そういう大規模なものをさらに作っていくよりは
各家庭で1日分とか3日分とか電気を保存するという事はそう大きなコストじゃなくて出来ると思いますが
大規模に電気を長期間保存するというのは
非常にコスト的に見合わないことなので
あまり流行らないだろうと・・・
それよりこれからは今までは原子力優先主義と、原発優先主義と言う形で発電がなされて
一回稼働させると安定的にできる、使う事が出来る原発をという事でございましたけれども
これからは自然優先主義というように発想を切り替えて
太陽の恵みがある時、風の恵みがある時
自然の恵みがある時はその一番害の少ない自然エネルギーを優先して使って
それが無い時、雨の時、陽が照ってない時、風が吹いてない時は
化石燃料を使って、バッファーとして保管していくと、
そういう事をダイナミックにコントロールすると
つまり、スマートグリットがこれからは世界的一番着目されている技術で
大規模に貯蔵するというより、頭を使ってスマートに多くの場所で作られたものを切り替えながらやっていく
その時の重要順位を従来の原子力中心主義から自然エネルギー中心主義に切り替えるという
発想の転換が大切で
これまで既成の問題についても逆だったものを今回、発想の転換で逆転させると言う事が大切だと思います



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05.25
Wed
【質疑1】参議院の行政監視委員会「原発事故と行政監視の在り方」 



これより質疑を行います
本日の質疑はあらかじめ質疑者を定めずに行います
質疑および答弁の際は挙手の上院長の指名を待って着席のままご発言くださいますようお願いいたします
なお、質疑の際は
まず各会派一命づつ指名させていただき
その後は会派にかかわらずご発言いただけるよう整理いたしていきたいと思います
また、式の時間は限られておりますので
委員の一回の発言は約三分程度となるようにご協力お願いいたします
それでは質疑のある方挙手を願います

民主党・藤原委員 
3分でありますから大変限られた時間です
まず、参考人の皆様大変貴重なご意見をいただきましてありがとうございました

わたしは今回確認できたことは3点です
原子力が一番安いコストだとそう言われてきましたが、
結果的に一番高いエネルギーの構築につながっているという事の感覚人がされたということ

もう1点はわが国には、大変恐縮ですけども
完全な原子力の専門家が居なかったということが明らかになった
といいますのは、いまだに事故が起きてまだ解決していないという事です
これは数カ月たております

それから、それを管理するっ行政が機能不全であったという事
大きく分けてこの3点がきわめて確認されたおそろしい事であります
で、そこで
主権在民の立場でお話しされている孫参考人にお尋ねします

主権在民の原則に基づき国家が国民に代わって政府と官僚機構の活動を監視するのが
本来の行政監視であると考えてございます
今回の原発事故に関しては主権在民が広くないがしろにされていると思っております

原発を進める事にあたりまして、安全の確保は今お話しされたように絶対条件であるはずでございます
それが出来なければ原発利用は終わってしまうはずですが

国会審議で原子力安全委員会の委員長斑目委員長さんが
「事故は想定を超えたものだった」と言う驚くべき発言をされています。
あってはならない発言でありますけども
そう述べられてあるんであります

で、これはですね主権者、国民の利益はどこへいっってしまったのかという事になっていってしまう
主権在民がひどくないがしろになってしまっていることの現れだと思います
これは徹底的に国民の安全が軽視されないようにしなければなりませんが
それが、当行政監視原子力行政は委員会の役割であると私は思っております
そこでなんですが原子力基本法に基づいて行われるようになっておりますが
当方では原子力安全委員会は原子力の研究、開発および利用に関する事項のうち
安全の確保に関する事項に関して企画し審議し徹底すると規定しているのであります
第5条第2項であります
つまり、現行法上原子力安全委員会が要でありそれが機能しなければ原発の安全は確保できない訳です
ところが、現実は機能不全であることが明らかであります
さらに、それを統制する内部是正というのが実はあるんであります
どこにあるかというと総務省の行政評価監視であります
行政監視なんです
ところがこれも機能不全であることが明らかとなりました
で、これらを是正していかなければならないのが国会の役割でありまして
当委員会でもあるのであります
私はそういう意味で主権在民が非常にないがしろにされている現状に繋がっている事をかんがみると
恐ろしい事でありますので
今参考人から色々とご意見をいただきましたけれども
孫参考人、主権在民の立場で様々発言されておりますけれども
私がただ今申し上げたことに対してのご意見をたまわりたいと思います

孫参考人
まったく同感でありまして
そもそもこれほど恐ろしい事故を
多くの国民は理解していなかったんではないかと・・・私も含めてですけども

したがって、その主権在民という観点からいきますと
原発事故は周辺住民という事ですが
その周辺住民の定義が・・・もう、ほぼ、日本中になってきていると

つまり原発は日本中に点在しているわけですので
これは、国民が一度、直接選挙でですね
あるいは直接投票で
その、原発を継続的に受け入れるべきかどうかということを
国民に問う場があってもいいのではないかという事を・・・
言う気がする位の状況でございます

特に子どもたちを抱える親にとってはですね
自分の代だけではなくて自分の子の代、孫の代までにたいしてまで責任があると、心配があるということでございますし
プルトニウムが一度出てしまうと
半減期になるだけで2万4千年と言う事ですけれども
1000年に一回の津波だとか地震は想定外だったといいますけど
2万40千年の中には1000年は24回来る訳でございますので
1000年に一回の事を想定外という事はそもそもあってはならないというぐらいの状況だと

そういう意味で現在住んでいる世代の人々と今後、
子の代、孫の代これから生まれてくる人たちの世代に対してまで
我々が責任を持たなければいけない観点からすると
まさに主権を持っている人々に
国民に一回きっちりと問う場があるべきではないかと
この原発を今後どうするかという事についてはですね
特に安全レベルを上げるべきだと私は思います


民主党・藤原委員 
ありがとうございます
3分でございますから以上で終わります




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05.25
Wed
5月23日参議院行政監視委員会他の参考人の方がたの記事

小出裕章氏参議院5/23 行政監視委員会①(内容全て書き出し)

後藤政志氏5/23参議院 行政監視委員会②(内容全て書き出し)

石橋克彦氏5/23参議院 行政監視委員会③(内容全て書き出し・資料あり)



5月23日月曜日
参議院行政監視委員会4~孫政義氏~

参議院の行政監視委員会「原発事故と行政監視の在り方」
                             孫正義



よろしくおねがいいたします
今先生方から話しがありましたように
原発の大いなる恐ろしさ問題点、国民が十分知っているとおりでございます
では、さて原発への依存度をこれから徐々に下げていかざるおえない
出来るだけ早く下げていかなければならないというなかで
替わりに何のエネルギーで国民生活を維持していく事が出来るのか
あるいは産業を維持する事が出来るのかという事で私なりに拙い知恵を少し絞ってみました

孫氏1


今までは事故前で原発による電気の供給というのは約30%
水力を入れたエネルギーが10%、その他火力という事ですが
10年後のイメージとしてみると原発への依存は
事故後の現在の半分ぐらいには少なくても下げていかなければならないだろう
40年以上過ぎた原発は使う訳にはいかないね
地震の真上とかヒビの入っている物、これも減らさなきゃ、止めなきゃいけないね
という風に当然安全運転を強いられる

それをじゃぁ何で賄うのかと
CO2を増やすわけにもいかない
したがって省エネと自然エネルギーここしか答えはないのだろう
省エネももちろん限界がありますので
エネルギーを供給するという意味で言うと自然エネルギーしか答えはないのだろうというふうに思います
そこで現在水力を含めて約10%として
これを10年後には例えば20パーセントぐらい増加で
自然エネルギーの構成比を上げるというMIXにならざるおえないでしょう
もし20%増化を目指すなら何の自然エネルギーで賄うのか
たとえばの例として太陽光を7割、風力を2割、その他を1割だと
この10年間でですね。増加させるものとしてこういうふうに仮置きで置いてみました

孫氏2


で10年後にはヨーロッパでは30%40パーセントにするという国が続々と出てきていますが
日本も30パーセントぐらいには持って行くと
仮にそうするにはどんな事が自然エネルギーを復旧させるために必要かという事で考えました

7ページ目がたとえばでございますけど
ドイツは固定買い取り制度全、量買い取り制度が
ちょうど10年前2000年に始まりまして61円
その後、もっと加速しなければいけないという事で改定されて1キロワットあたり65円で全量買い取り
そこから急激にドイツでは太陽光発電ブームが起きました

孫3


このように一回どんどん拍車がかかってきますと
自然と産業界のエコシステムが回るという例です

従って日本でもできるだけ早く
出来ることであれば
後送りすることなく今国会でヨーロッパ並みの全量買い取り制度の法律を是非決めていただきたい

この時には党派を超えてですね国難における日本の政治の決断として
ぜひ今国会で決めていただきたいと思いますが
当然送電網への電力会社の接続義務
あるいは用地の規制緩和というようなことがございます

この全量買い取り制度に今現在の草案では住宅用は入らないという事になっているようですが
ヨーロッパなどでは住宅用もこの枠に確か入っているように私は記憶しておりますが

この事業用の多目的発電メガソーラーに加えて
住宅用もこういう事で促進したらどうかというふうに思います

で、送電網への接続義務
結局いくら太陽光あるいは風で発電しても
電力会社が送電網につながないと意味がないので
これを、この下半分の所で

孫氏4


「ただし、電気の円滑な供給に支障が生ずるの恐れがあるときを除く」と但し書きがある時が くせ者でして
私どもは電気通信でこの但し書きでいつもやられてきましたので
ぜひ、この但し書きをやたら連発せずに
ちゃんと発電したらちゃんと繋がるという事を是非きっちりと担保していただきたい

そこで今日新たに奇妙な名前のプロジェクトを提案します
「でんでんプロジェクト」第二電電ではございません
「電田プロジェクト」電気の田んぼという意味です

どうしてかといいますと太陽発電をするのに膨大な土地がいります
日本に膨大な土地はあまり余っていません
しかし、休耕田、耕作放棄地、これが合わせて50万ヘクタール以上あるということです
もしここに太陽光発電のパネルを敷きつめると、どのくらいの発電が出来るか
全部に敷きつめて
そのうちの2割だけここに敷きつめたとすると50ギガワットの発電能力があります
これはピーク時における原発50基分と・・・
現在日本には20基の原発が動いておりますので
大体、昼間のピーク時に一番電気が食うと
ピークマネジメントが大切なのですけれども
その位の威力のある太陽光発電が場合によっては出来ると
もちろん夜とか雨に日は使えませんけども
少なくてもピーク対策に大いに役立つだろうという事であります

しかし、今までですと農地には農地以外の事をやってはいけないという日本のルールがあります

孫氏5

原則不許可というふうになっておりますが
ただし、公益性の高い事業に使用する場合は可というようになっています
今、国難の時で、電気が足りないという国難ですから
まさに、公益性の高い発電というものは農地であったとしても
仮設置する事が出来るという法解釈を是非するべきではないかと

法は人を守るためにある
人が国難で今一番苦しんでいる時に人を守るために解釈として
今の法を変えることなく
単にその法をしっかりと解釈することによってこの国難がもしかしたら救われるかもしれないという事です
つまり、農地は農地のままで
農地の上に仮設置としてボルトで留めた斜めに置いただけの太陽光パネルというものは
そこに人が住む訳ではない工場建てるわけでもない

孫氏6


したがって、いざ、日本の農業の自給率の問題で農地が足りないという時には
いつでもこれを取り外してまた耕す事が出来るという意味で
畑の上にビニールハウスを建てたりするぐらいですから
仮設置の物はこれは農地のまま建ててもよいと
電気の田んぼ、どちらも太陽の恵みで成り立っているということで
「電田プロジェクト」と勝手に名付けましたが
一時的設置の物は認めるというようにするべきだと思います

2番目は屋根
これは総理を中心に積極的に検討しているようでございますので
是非頑張っていただきたい

孫氏7


ということで屋根でたとえば10年間に20ギガワット
電田プロジェクトで50ギガワット
その他で30
合計100ギガワットの太陽熱発電
これを実施したと仮に仮定します
これはピーク時における原発100基分に相当しますけれども
もちろん夜とか雨の日は使える訳ではないので
ならして考えるともちろんそれよりは低い訳ですが
けれども、その太陽に加えて風、地熱で50ギガワット
合計150ギガワットの発電容量を持ったとすると

自然エネルギーだけで日本の昼も夜も雨の日も含めた
オールトータルの年間の発電量の約20%を賄う事が出来る
つまり自然エネルギーは必要だけども力弱しと、とるに足らずというのが今までのイメージでしたが
20%やるんだという覚悟を持って
そういうビジョンを持ってすれば
そこから逆算すれば
実は日本には使われていない休耕田だとかその他が沢山あるということでございます

使われていない土地を国難の時に生かしましょう

これを2009年度の年間の雨の日も夜も含めたトータルの発電量
1112テラワットアワーというのですけれども

孫氏7


それの約20%を今申し上げた太陽、風力、地熱その他で賄う事が出来るという事でございます

諦めるのはまだ早いと
国難において建設的なプロダクティブな建設的な代替え案というものを
ぜひ、後送りすることなく
しかも柔軟な発想でやってみてはいかがかということでございます

つまり、従来のエネルギーの基本計画は2030年までに原子力発電を50パーセント以上にすると
今思うと恐ろしい計画をしていた事になりますが
少なくともこれをそのまま突き進んでいくべきだという日本人は
あまりいないのではないかと言う事でございます
これを白紙から見直すという事ですが
見直すのであれば是非、後で後悔しないで済むような見直し方
しかも大きく大局から物を見てまず大掛かりな大くくりのビジョンを持って
そしてそれを着実に実現するための知恵を出してはどうか

子どもたちに安全な未来を提供するために

という事でございます
以上です。ありがとうございました。


<資料>新たなエネルギー政策への提言



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05.25
Wed
5月23日参議院行政監視委員会他の参考人の方がたの記事

小出裕章氏参議院5/23 行政監視委員会①(内容全て書き出し)

後藤政志氏5/23参議院 行政監視委員会②(内容全て書き出し)

孫政義氏5/23参議院 行政監視委員会③(内容全て書き出し・資料あり)

5月23日月曜日
参議院行政監視委員会3~石橋克彦氏~


参議院の行政監視委員会「原発事故と行政監視の在り方」
                           石橋克彦氏





石橋です
どうぞよろしくお願いいたします
目の手術をしたばかりですのでもたもたするかもしれません
時間をオーバーしたら申し訳ありません
ネットの中継にはスクリーンが良かったのかもしれませんが
委員会の審議は基本的に紙ベースだとお聞きしたので
私の資料は紙だけです
お手元にありますダブルクリップで止めたものです
資料1~7までと追加に2点綴じてあります
時間が限られていますので1枚目のA4(要点)と書いてあるレジメに沿ってお話しします
細かいところはご関心があればまたあとで質問していただければと思います
まず、と書いてあります
6年前2005年2月23日の第162回国会の衆議院の予算委員会の公聴会に私出席いたしまして
原発震災と言うお話しもいたしまして
まぁ、警鐘を鳴らしたつもりだったんですけども
残念ながらこの国会の中ではそれが響かないで
役に立たなかったようで大変残念に思っております
と言う事を最初にちょっと言わせていただきます

今日は私の意見が多少なりともお役に立てばいいと思っております

次にでありますけど
福島第一原発の大事故は大津波によって非常用ディーゼル発電機が全部死んでしまった
で、全電源喪失が起こって冷却が出来なくなったからであるというふうにいわれておりますけれども

実は、津波の前に地震の揺れそのもので重大事故が発生した可能性がかなり大きいとおもいます
これは非常に重要な事なんですけども
ことさら何かそれに触れないように社会の中ではされている感がありますのでここで強調しておきたいと思います

田中三彦さんがすでに4月の初めに発売されました岩波書店の「世界」の中で書かれています
4月の末に発売された「科学」の中でも書いていらっしゃいますけど

要するに、地震の激しい揺れによって
まず、1号機では配管の破損が何処かで生じたであろうと
それによって冷却材の喪失が起こった
つまり「冷やす」という機能が喪失した
で、これがメルトダウンにつながったという推定です

田中さんの議論は東京電力から公開されているデータ・・圧力容器の中の水位圧力
格納容器の中の圧力というデータを詳細に点検されての議論であります

2号機は地震の激しい揺れによって圧力抑制室に損傷を与えた可能性が大きい
これは、閉じ込める機能が喪失されたわけです
これで放射能も露出しますし、水素も流れ出てそれが水素爆発に繋がったのであろうと
そういう事を田中さんは主張しておられます

これは、私は地震学が専門でありますけど
地震学的にも十分ありうる事です

東京電力から公表されています原子炉建屋の一番下の基礎版と言うところの揺れが
耐震設計で想定している揺れより
2号機3号機5号機の東西方向の揺れでは それをオーバーしております
確か16日に他の地震のデータも公表されましたけども
地下の記録なんかでも耐震設計の基準とする地震度を、
これは今後さらに分析sいてみなければ正確なところは分かりませんけども
オーバーしていた可能性があります
で、ただその、
想定より超えた度合いはですね2007年の柏崎刈羽の時に比べると
それほど甚だしくはないのですけど
越えているということ自体非常に重要です


今回地震学的に非常に注目すべき事は
振動の時間が非常に長かったわけです
M9,0という、地下で地震波を出している時間がべらぼうに長くて
3分ぐらいだしていたんですけども
それを受けた福島第一原発の揺れも非常に長時間続いたために
長時間、繰り返しですね。
繰り返荷重と言う物によって損傷を起こした事は充分考えられる訳です

一方、非常に重要な事は
5つ目の・に書いてありますけども、福島第一原発は2006年に原子力保安安全院と原子力安全委員会によって
耐震安全性が確認されております
つまり、止める冷やす閉じ込めるという機能がちゃんと備わっているというふうに認められた訳です
ですけど、今回それが誤りであった可能性が大きい
ですからこれはまだ断定はできませんけどもこの問題は非常に重要ですから
厳重に議論する必要がある。

ところが今のところはそこを何となく避けているようです
何か聞くところによりますと本日東京電力から何か発表があるみたいで
「津波が来るまでは配管の破損なんか生じなかったんだ」というような発表があるような事をちらっと聞きましたけれども
とにかくこれは、もう、公開の場で厳重に議論されなければなりません 

で、想定の揺れをすでに超えていること自体
2006年に改定された耐震設計検査指針に問題があるということを意味していますし
もし、重大事故が地震の揺れで起こったとすればなおさらの事
全国の揺れの耐震バックアップという事が2006年2007年行われておりますけども
その審議のプロセスおよびその結果
それの信頼性が失われる訳で、これを全部やりなおす必要があるとおもいます

2番目ですけど
3月30日に原子力安全保安員が電力会社に指示を出して
全国の原発について津波の緊急安全対策をするようにという指示を出しました
これは全国の原発が福島第一原発の様な大津波を被って
全電源喪失、全交流電源喪失というような事態になっても大丈夫なように緊急安全対策をしなさいということで
全部の電力会社が電源車を用意したり
それから高いところに応急的な貯水槽を設けたりホースを沢山用意したり
それを操作する訓練をしたり
そういうことをやっていまして
これでまた安全性が格段に上がったという事が言われていますけども

この一連の事態は非常に大きな問題を含んでいます
二つありまして
一つは、先ほど言いました第一点の問題を無視している事です
津波対策だけすれば大丈夫ななんていうものではない訳で
耐震設計審査指針を見直してチェックもやりなおさなければ安心とは言えません

二つ目は
保安員水から全国の原発で大津波と電源喪失を想定しなさいと言ったわけですけど
そういう事を想定する事自体が原子炉立地審査指針というものに反しています
この原子炉立地審査指針というのが資料3に一枚紙で付いておりますが
これが一連の安全審査指針の一番元に来るものでして
昭和39年に原子力委員会が決定したものです
この一枚紙・・以下を略してあるんですけども、最初の所だけが書いてあります
原子炉立地審査指針の基本的な考え方として
原則的立地条件として1,1の3行目の終わりから

「万一の事故に備え公衆の安全を確保するためには次のような立地条件が必要である」

(1)大きな事故があったような事象が過去においてなかった事はもちろんであるが、
  将来においてもあるとは考えられない事。
  また、災害を拡大するような事象も少ない事。


石橋3


こういうことが原則として立地条件に必要であるとうたっているわけです
ところが、大津波とそれによって全電源喪失という大きな事故ですね
これを全国の原発で想定しましょうという事ですから
これは、驚くべき事です

そんなものは立地の条件に反しているわけです

そもそも、人間の良識、常識から考えて
大津波を被る恐れがあるような場所で原発を運転するという事自体
私は正気の沙汰ではないと思います

これはあたかも
真冬に暴風雪警報が出ている北アルプスで
60歳70歳の熟年登山ツアーをやろうと言っているようなもんで
とてもおかしい・・・

要するにたかが原発です
たかが発電所な訳です
たとえば遭難した漁船を救う巡視船などは、どんな荒波でも航海しなければならないでしょうけど

発電するために何も・・・こんな危ないものをですね・・・
大津波があるところで頑張って運転する事はないと私は思います



それから3番目
原子力安全委員会と原子力安全保安員というものが現状では残念ながら原発擁護機関になっています

今、福島第一原発の311以降見ていてもそうですが
今までお二人の参考人からもそういう話がありましたけれども
わたしが直接かかわったものとしては
2007年柏崎刈羽原発が新潟県中越地震で被害を受けて全7基が止まったということがありまして
その時、私は新潟県の小委員会の委員として議論に加わっていたのですが
運転再開に向けて何人かの研究者から存在が指摘されている
柏崎刈羽沖合の海底活断層、非常に長大な海底活断層
これを無視しました

東京電力は長さ36キロの断層の一部分だけを取り上げて
そこにM7.0の地震を想定したのですけど
可能性としてはもっと長大な60キロぐらいの長い物がある
そういう場合は原発の場合は安全サイドに建って当然考慮しなければいけないのですけど

それを無視しました

これはある意味原発耐震偽装といってもいい事で
この詳細は資料4に書いてあります

そういう事を保安員も安全委員会も組織的に行ってきたわけです
これに関しては資料4の補足という、追加という別の後ろの方にあると思いますけども
私はそのような事を資料4にあるように岩波の科学という雑誌に書いたんですけど
さらに
毎日新聞に一般向けに投稿しました
ところがそれに対して原子力安全委員会は毎日新聞社に
わたしが書いた発言席という原稿だから書いた責任は私にあるわけですけども
私には何も言ってこないで
毎日新聞社に「あの記事はおかしいから訂正しろ。取り消せ」という事を言ってきた
そういう事までありまして
非常に問題であると思います

石橋111



実はこういう原発を擁護するにおきまして非常に多くの地震専門家、研究者ですね
それが加担しています

海底活断層を無視する事に加担している

これは日本活断層研究会という学会のシンポジウムの議論などでもあからさまにそういう事が出てきました
詳細は省略しますけども
こういう状況は研究者の倫理という事もありますけど
もっと根深くは政府系の研究機関あるいは有名国立大学
そういうところの研究者が加担せざるおえないようなそういう構造に問題があります

反対意見があっても、まぁ、良心的な人はせめて黙っている位の事しかできないという構造があります
これは国民にとって非常な不幸であります

それから4番目
そもそも日本列島は地球上でもっとも原発建設に適さない場所です
資料5というところに一枚紙で地図がありますけど
世界中の地震をプロットしますと
地球上では地震というのは線上もしくはベルト状に起こっているのですけど
非常に活発な地震活動のベルトの中に日本列島はすっぽりと入ってしまう訳です

これが、面積で言いますと日本の国土と領海と排他的経済水域の一部
合計した場合地球の表面積の0,3パーセント弱ですけども
その範囲内に実に地球の全地震の約10%が集中しています

こういうところにはそもそも原発は作るべきではないのです
それは欧米では常識な事です
ドイツやアメリカの原子炉の規制の条件。

それから、現実に日本だったらゴミみたいな活断層が問題になって原発が閉鎖されたような実例を見ても
もし、フランス人やドイツ人が日本列島に住んでいれば
彼らは絶対にこんなところに原発は作らないだろうと思うような常識的な事です
日本が異常なんだと思います

省略いたしましたけど
レジメに書いてある(1)~(4)までに
非常に基本的な原発と地震に関する条件というものがありまして
そういう事を考えれば
地震列島における原発は制御された安全の範囲で大丈夫だから運転しようというのでは困るのです

先程後藤さんの話しにもありましたけどもそれでは困る

本質的な安全でなければ日本列島の上に住んでいる人間には全く不幸であって
本質的安全というのは原発が存在しない事であると思います

これに関して一番最後にあります資料5の追加というマンガがありますけど

これは昨日思いついて急いで書いたんですけど

もう・・・
もう、こういう事でも書かなければあまりにも分からない

特にですね
その、経済界の人、あるいは政治行政、そういう話を聞いている一般国民
どうも・・まるでわかってないらしいというので書きました

で、
原発というのは本質的には世界中で同じ問題を抱えています
これは、小出さん後藤さんからご説明があったような深刻な問題があります
ですけれども、私地震学をやっている人間として現実的な事を考えると
やはり、日本の原発はフランスやドイツの原発とは違うのです

何が違うのかというと
日本の原発は地震付き原発であると

フランスやドイツと同じ原発があってそれを日本列島に建てた場合
たまたま近くで地震が起こりますよなんていうそんな生易しいものではなくて
日本の原発はすべて、まるで、おんぶお化けみたいに
こうやって地震がくっついてきている
地震とセットになっている訳です

ですから、地震付き原発なんていうものはあっては困ると
そういう事であります

従いまして、今後新設増設というのは止めて欲しい
建設計画中のものも止めるべきでしょう
耐震設計審査指針に不備がある、基準値振動の作成に不備があったのですから
再改定しなければならないという議論もありますけど
もう、新設増設をしなければ設置指針という基準はいらなくなる訳で
私としてはむしろリスク評価のための指針
あるいは安全運転を管理する保安のための指針というものを厳重に作りなおしたうえで
早急に第三者機関を設立して
日本列島の全原発に対してリスク評価をして順位付けをして
リスクの高いものから順に、今あるものもですね閉鎖していくという事を真剣に考えなければいけないと思います

筆頭は浜岡原発でありますけども
これは、津波対策が完了するまでのとりあえず閉鎖なんてものではなくて
永久に閉鎖する必要があります

といいますのは
東海地震による地震の揺れ、大きな余震の続発
地盤の隆起変形、それから大津波
そんな、全て恐ろしいんでありまして
津波対策さえすれば大丈夫なんていうものではありません

石橋氏



資料6にありますけども
2009年に新政権が誕生した時に期待を込めて浜岡原発を止めて欲しい
原発震災を回避する事が新政権の世界に対する責任である
ということを書きましたけれども
残念ながらそれはやっと罪であると思います

それからもうひとつ浜岡以外の原発は大丈夫というような事を言われていますが
とんでもない事でありまして
これはもう省略しますが
下に5つ・が書いてありますように
いろんな理由があって、若狭湾の原発をはじめとして
日本全国危険な原発は沢山あります

石橋5


それらについて早急に点検をして順次閉鎖に向かっていくことが必要です

後最後に一つだけ5・を追加します
そうは言いましてもまだ我々は当分原発に付き合っていかなければなりません
それから、止めたからと言ってそれで安全なわけではなくて
使用済み核燃料が原発に保管されている
それを後何十年も安全に管理しなければならない
その間には地震が起こるでしょう

そういう事で原子力災害対策特別処置法であるとか原子力防災指針
あるいはそれによるEPZの範囲ですね
そういうものは早急に改めなければなりません

で、最後にちょっと紹介したいのは
この資料7にあります
これは、アメリカのコネチカット州で出ている冊子ですけど
20ページぐらいの冊子がニューヨークの北東にあるコネチカット州で出ています
「コネチカット州原子力発電所非常事態対策ガイド」です
平常時からこういうものが近隣住民に漏れなく配られていて
そこには非常事態とはどんなものであるか
「私達は安全なように原発を運転していますけども、それでもなおかつ非常事態が生じるかもしれません」
という事で、非常事態とはどういうものか
屋内避難を指示されたらどうするか
避難移動を指示されたらどうするか
子どもが学校保育所に言っている時はどうするか
そういう事が簡潔ですがもれなく記されています

こういうものが常時配られているわけです
それから電話帳にもちゃんと避難場所が出ています

そういう事を日本では何もしてこなかった
いなり避難しろ
飯館村なんて40何キロ離れていても急に出ていけ
牛も何も全て置いていけ
あまりにもひどい訳で

これからは早急に原発周辺の人々に配る必要があると思います

以上です。



石橋克彦資料

レジュメ  資料1  資料3  資料4と4追加  資料5  資料6  資料7
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05.25
Wed
5/24火曜日 福島原発事故の現状について
京都大学原子炉実験所小出裕章助教授に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]

【福島原発】5/24/火★小出先生の国会報告 1/2


【福島原発】5/24/火★小出先生の国会報告 2/2


<参考>
小出裕章氏参議院5/23 行政監視委員会①(内容全て書き出し)


いまさら1号機に続いて2号機と3号機もメルトダウンと言われても・・・

国会終了後、福島の子どもを持つ親の方がたの集会に参加された小出先生



【福島原発】5/24/火★昨日の参議院行政監視委員会の記者レポート

行政監視委員の模様を取材された
東京報道の松井ひろふみ記者の報告です

たねまきジャーナルの内容続きを読むに書き出しました続きを読む
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05.24
Tue
福島第一と同型、弱点知る元技術者


http://www.tbs.co.jp/news23x/feature/movie/bn201105230000.html
↑ここで見られます(youtube見られなくなっていました)

NEWS23Xのシリーズ、「原発クライシス」。
福島第一原発では格納容器の損傷が事態の収拾を極めて難しくさせていますが、
実はかつて福島第一と同じ型の格納容器は「非常事態に弱い」と指摘する声がありました。

その「弱点」を詳しく知るアメリカ人技術者を取材すると、背景に潜む「ある問題」が見えてきました。
ビデオでご覧下さい。(23日23:25)


これはアメリカのゼネラルエレクトリック。GEが1953年に制作した原子力発電のPRビデオ

「原子力発電は実用できる事が証明されている」
「都市で使う電気を丸ごと生み出すことも不可能でない」

GEはこの頃原発産業に本格参入(1955年)
最初に世界に売り出したのがMARK1という沸騰水型の原子炉だった
構造がシンプルで建設費も安い原発として福島第一を始め世界で30基以上も建設されたMARK1だった

しかし、ある弱点を指摘する声が出てきた

GEの元技術者、デール・ブラインデンボー氏がMARK1に潜む深刻な危険を発見したのは
1975年の事だった

「格納容器はアクシデントの連続発生に耐えられず、破損してしまうと同時に圧力抑制室の水を失う事がわかったのです」
(デール・ブラインデンボー氏)

MARK1では原子炉に異常が起き格納容器内の気圧が高まった場合
蒸気を圧力抑制室に放出し冷やすことで圧力が下がる仕組みになっている
しかし、検証の結果
圧力抑制室内の構造や配管の強度に問題があり
蒸気が入りこんだ際に損傷することがわかったのだ
さらに、MARK1の格納容器は容積が小さく
中の圧力が短時間で上昇する危険も明らかとなった

しかし・・・

「GEも電力会社も そしてNRC(原子力規制委員会)も私が懸念した問題をすぐに解決しようとはしなかったのです」
(デール・ブラインデンボー氏)

全米でMARK1を運転していた電力会社はいずれも「危険性は低い」として
運転継続を主張
「停止させるとコストがかかる」
「住民の不安をあおる」との判断だったという

そして、GEも監督官庁である原子力規制委員会も運転継続を容認

ブライデンボー氏は異議を唱えGEを退社し、問題を暴露することとなった
「この問題を直接知る誰かが公にすることが重要だと思ったからです」
(デール・ブラインデンボー氏)

これを機にMARK1では圧力容器の構造の変更や配管の強化などさまざまな改良が施され
格納容器の圧力を外に逃がすベントと呼ばれる装置も新たに設置された

しかし、格納容器自体が小さく
非常時に影響を受けやすい基本的な構造はそのままだったとブライデンボー氏は指摘する

Q:懸念した事態が福島で起きた?
「懸念した事態がそのまま起きたわけではないが間違いなく関連していると言えます」
「想定外の事態が起きた場合、発生する厳しい現象に耐えられない構造なのです」
(デール・ブラインデンボー氏)

もう一人福島第一の弱さを知る男性がいる
GEの元技術者
日系三世のケイ・スガオカ氏だ

「圧力抑制室にも入りましたよ」(ケイ・スガオカ氏)

「マンホールを下っていくとぐるりと回れる通路があるんですよ」
(ケイ・スガオカ氏)

1977年からおよそ20年にわたり
福島第一原発の保守点検を担当したケイ・スガオカ氏

実は、あるスキャンダルで注目された人物だ

「広く社会の皆様に心からお詫び申し上げる次第でございます」

2002年に発覚した東電のトラブル隠し
原発の点検作業で見つかった亀裂や不具合を隠ぺいしていたこの問題を
内部告発で明らかにしたのがケイ・スガオカ氏だった

「あれ程多くの隠ぺいがあるとは思いませんでした」(ケイ・スガオカ氏)

スガオカ氏が強く感じたのは
「問題を隠す事は当たり」という原発業界の体質だった

さらに原発を管轄する
当時の通産省と東京電力の関係の近さにも違和感を抱いたという

東京電力と、(監督官庁の)通産省は
まるでグローブと手のような関係でした。
同じ組織の様なものです

東京電力が通産省を騙す事は簡単でした

スガオカ氏がに内部告発した際も旧通産省は
問題を2年公表しなかっただけでなく
東電側にスガオカ氏の名前を漏らすなど
両者のもたれ合いが問題とされた

今回福島第一の変わり果てた姿を見たスガオカ氏
「東京電力と監督官庁の関係が何ら変わってない」と感じているという
「正直言って日本は変わっていませんよ」
(告発後)きっと変わる。変わらざるおえないとおっ持いましたが
私は間違っていました

今回取材に応じた二人の技術者はいずれも原子力発電を否定してはいない
しかし、原発を運転する以上透明性を確保することが重要だと口をそろえる


ケイ・スガオカ氏の内部告発に関する内容は簡単に体質は変わらないー内部告発ー
                    に書いてあります








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05.24
Tue


東電、2・3号機でもメルトダウンと公表

JNN (24日17:23)


事故発生から2か月以上。

東京電力がようやく認めました。

福島第一原発の事故で、
東京電力は2号機と3号機でも「メルトダウン」が起きていたとする報告書を公表したうえで、
圧力容器が損傷し、一部の燃料が格納容器にまで溶け落ちる「メルトスルー」が起きた可能性についても認めました。

「こういった解析を事故発災当時にできなかったのかという話がありますが、原子炉への注水を安定的に継続させることに集中していたということになります」(東京電力の会見)

24日に公表された東京電力の報告書。
それによりますと、2号機は3月14日の午後1時25分に冷却機能がすべて失われ、
水位の低下が始まりました。
このまま水が減り続け核燃料が露出したと仮定すると、
6時間半後の午後8時頃には、燃料が溶け始めたといいます。

また3号機では、3月13日の午前2時42分に冷却機能がすべて失われ、
6時間あまりたった午前9時頃に燃料が溶け始めたとみられます。

JNNの取材に対し、
複数の政府関係者は1号機から3号機でメルトダウンが起きた可能性をすでに認めていました。
これまで「データが得られていない」として評価を見送って来た東京電力。
しかし、分析の結果得られたシナリオはそれだけではありませんでした。

1号機から3号機。
「メルトダウン(炉心溶融)」はそのすべてで起きていました。
東京電力は分析の結果を、こうまとめています。

「炉心は一部溶融したものの、圧力容器の損傷には至っていない。ただし、実際の水位がより低い状態を想定した場合には、圧力容器の損傷に至るとの解析結果となる」(報告書より)

一読すると、さほど大きな事態に至っていないようにも見えます。
しかし、カギとなる「水位」。現在、水位計は「水が燃料棒の半分まである」と表示されていますが、
1号機同様故障し、ほとんど水が溜まっていない可能性が高いのです。
東京電力も「水位が表示より低かった場合、燃料のほぼすべてが圧力容器の底に溶け落ちた可能性が高い」と
分析しています。

さらに・・・。
「高温の溶融したペレットが触れることで、(圧力容器の底が)損傷受けている可能性はあると思っています。燃料そのものも一部は圧力容器から格納容器に移っている、落下していると」(東京電力の会見)

燃料が溶け落ちる「メルトダウン」。
さらに、溶けた燃料が圧力容器を壊し外側の格納容器にまで達する、
いわゆる「メルトスルー」が起きた可能性についても認めたことになります。

「継続的に炉心に注水することで、今後、大きな事象の進展はないと考えています」(東京電力の会見)

「事態は悪化しない」。その言葉を信じることはできるのでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

信じられません
もう、何もかも信じられなってしまいました

昨日小出先生が国会の場で

「わたしは、パニックを避ける唯一の手段と言うのは
正確な情報を常に公開するという態度だろうと思います
そして初めて行政や国が住民から信頼を受ける。
そうしてパニックを回避するのだと私は思ってきたのですが
残念ながら日本の行政はそうではありませんでした。
常に情報を隠して危機的な状況でないという事を常に言いたがるという事でした」

と、おっしゃったように
ウソから始まった国と東電の言葉はもう信じられなくなってしまいました

もしも最初に
あの事故の時に
最悪の事を考えた報道を聞いていたならば

どんなに幸せだっただろうと思います
信頼できない国のもとで生活していかなければならない今の状態が
たまらなくイヤです


今日も東京には放射能が舞っていたのでしょうか?

自分の周りの放射能が見えない事にも
苛立ちを感じています

原子力は誰のために作られたのか
原子力推進のために使われ続けてきた税金は
もし
それがなければ
厚生年金だって福祉だって
もっと手厚い保護のもとにあったかもしれないのに

税金を食い物にして巨大化してきた
人間の手に負えない原子力と言うものに
そのお金目当てで群がる人間に

どうやってこの罪をあがなってもらえばいいのか・・・




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05.24
Tue

5月23日参議院行政監視委員会他の参考人の方がたの記事

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5月23日月曜日
参議院行政監視委員会2~後藤政志氏~

参議院の行政監視委員会「原発事故と行政監視の在り方」
                         後藤政志氏


2



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05.24
Tue
5月23日参議院行政監視委員会他の参考人の方がたの記事

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5月23日月曜日
参議院行政監視委員会1~小出裕章氏~


参議院の行政監視委員会「原発事故と行政監視の在り方」
                     小出裕章氏





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05.23
Mon

http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.phpはじまりました

内閣官房北川伸介くっ他4名の出席を求め
行政に関する苦情に関する調査を議題にします
京都大学原子炉実験所助教 小出  裕章君
芝浦工業大学非常勤講師 後藤  政志君
神戸大学名誉教授 石橋  克彦君
ソフトバンク株式会社代表取締役社長 孫   正義君

以上の4名にお越しいただきました

午後4時ごろまでをめどに質疑

小出参考人
私の今日の資料を見ていただきながら話を進めていきたい
今日は原子力をこれまで進めてきた行政に対して一言申し上げたくぃ
原子力に夢を持ってこの場に足を踏み入れた人間です
再生不良品資源の中で一番多いのは石炭です
800年近くあるほど石炭は沢山ある事が分かっています
石油もある
私自身は化石燃料が枯渇してしまうから原子力なのかと思ったが
ウランはこれしかない大変貧弱な資源だったのです
これを言うと行政の方は「それは違う。私達が使うのはプルトニウムなんだ」と言います
ウランを掘ってきて濃縮加工を行って原発で燃やす
これだけではエネルギー資源にならない
ウランはもちろん掘ってくるがあるところからプルトニウムに変えてエネルギー源にするという
プルトニウムは地球上にはないので高速増殖炉でつくる
しかし、日本には高速増殖炉はできないのです
いつ実用化できるかと考えた見通し
1968年の長期計画では1980年前半に実用化される
次には1990年前後にならないと実用化できないと
5年後に2000年前後
次の改定では2010年これも出来なかった
2020年2030年とのび
原子力政策大綱2050年に一期目の高速増殖炉を作りたいと改定された
どんどん計画が逃げていく
10年たつと20年先に目標が逃げるのだから永遠にたどり着くはずがない
もんじゅにも1兆円のお金を捨てた
仮に100人もんじゅにかかわっていたら一人ひとり100年実刑に処さなければならないのに誰も責任を問われていない

福島の件
原子力とは大変膨大な放射能を取り扱うという技術です
800グラムのウランで広島の町は壊滅しました
一つの原子力で1トン燃やす1ねんで
それだけの事をしています
原発は機械です
それを動かしているのは人間です
破局的事故の可能性は常に残ります
推進派は破局的事故は滅多におこrないから想定不適当と言う事にして無視してしまう事になった
原子炉立地指針と言うものがあって厳しい事故を考えていると彼らは言っているが
絶対に壊れないという仮定になっている
それなら放射能が漏れるはずないから安全と言う事になっている
ところが現在破局的事故が起きて今現在進行中です
この事故にどうやって行政が向き合ってきているかということにも
不適当な事が続いている
住民を守る。過大に評価でも住民に何もなくて良かったというのが本当だと思うが
過少評価をしてきた
対応があまりにも遅い
避難指示に関しても後手後手の対策になっている
パニックを避けるユウイツの方法は正確な情報を開示することだと思うが
政府はその逆
スピーディーという大金をかけて開発した予報も隠してしまう

作業員の被ばく基準や住民の基準も勝手に上げている
本当にこんな事をしていいのかと思います

本当なら福島県全域と言っていいほどの広大な土地を放棄しなければならない
住民たちの生活は崩壊していくことになる
東電がいくら賠償しても足りない
日本が倒産しても購いきれない程の被害があると思う
ガンジーのことばです
理念なき政治
労働なき富
人間性なき科学



後藤参考人
1989年から10数年にわたって原子炉格納容器の設計にかかわってきました
格納容器は放射能を外に出さないという設計です
原子力安全のシステムを考えると
核反応を止める制御棒で
今回止まったのですが運が良かったという面がある
今回は良かったという事です
制御棒のコントロールを失って起きた事故を20年以上隠されています
そのうち2件は臨界している
この段階で制御棒で事故が起きるという事は原子力はできないとおもった

冷やすということは
冷やさないと燃料が溶けてしまう
今回はポンプ類が動かなくなって冷却が出来なくなった
メルトダウンは12日の段階で炉心の冷却が出来ない段階でこの道に行く形だった
それでもずっと何とか冷却を維持してきた
今でも不安定です
外から人海戦術で何とか維持している
設計の想定の範囲と制御不能の範囲で考えてみると
止める冷やす閉じ込める
制御不能な事態になると危機的な問題が起きる
炉心が溶けて圧力容器の底に落ちそこからどこまでも落ちていく
冷却するために水を入れると水蒸気爆発の危険性がとても高くなる
冷却をしていくと上手くいかないで流れると格納容器の鉄板を溶かす事もある
事故だからどこに行ってもおかしくなかった
今回は水蒸気爆発は起こっていないが水素爆発は起こった
爆発は格納容器の上で爆発した
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出かける時間なので残念ですがここまで
見直していないので誤字脱字途中も抜けています


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05.23
Mon
武田邦彦先生の23日のブログです
下記に転記します

ああ、すれ違い!

あるお母さんが、子供の被曝が心配になって、市が測定している「空間の放射線量」を調べた。
なんと、地上5メートルのところで測っているではないか!

そこで、早速、市に電話をして「子供の被曝が心配なので、
地上0.5メートルで測ってくれませんか」と御願いしました。

その答え。
「県衛生研究所内のモニタリングポストは、文部科学省からの委託事業として、
空間放射線量率の測定を行うために設置しております。

検出器の位置が低すぎると、土壌成分の影響を受けてしまい、
モニタリングポストの設置目的である空間の放射線量を適切に把握することができなくなってしまう恐れがございます。

そのため、検出器はホームページ記載の高さに設置しておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。」

・・・・・・・・・

一言で言えば、「バカだねえ」ということになるし、
もう少し突っ込めば、「あなた、誰から税金をもらって生活しているの?」と言いたくなります.

お母さんが頼んだのは、「文科省の委託事業」のことではなく、

非常時だから、せっかく装置があるのなら、文科省と掛け合って地面付近の放射線量を測って欲しい
と言っているのです.

子供が被曝するのは、「土壌成分の影響を受ける」からであり、それは文科省の委託事業の目的とは違います.

でも、神奈川県がもらったお金は税金です.
この非常時に「学問的な目的で設置した装置を、県民の健康を守るために使わせてくれ」と国と折衝したかを、
まず答えなければならないでしょう。

文科省が、
「県民の健康など関係ないので、目的外使用は許さない」
と答えたら、神奈川県としては装置を返したら良いと思います.

この非常時で、多くの人が心配している時に、「委託事業」などを振り回す時代錯誤の感覚には驚いてしまいます.

神奈川県は自分たちが税金で生活していること、県民を守る立場にあることに気がつき、地表0.5メートルで測ってください。

・・・・・・・・・

今度の福島原発の事故では、自治体の「市民無視」の行政が目立ちます

法律を勉強せずに「1年100ミリまで大丈夫」と言ってみたり、
チェルノブイリの経験を勉強せずに「ホットスポットは存在しない」と言ってみたり、
私が今まで持っていた「真面目な地方自治体役人」のイメージは崩壊しました。

地方自治体の皆さん、この時こそ、税金を払っている人に恩返しをしましょう。

・・・・・・・・・追記・・・・・・

私が前の記事で「子供は軽装で、シャワーで良い」と言ったのは、
3月中旬に比べて、今、福島原発から出ている放射性チリの量は、「1万分の1」になっているからです.

だから、3月から4月のブログとは今の環境は大きく違います.
また、窓を閉める必要もありません.
「花粉が飛んできた日」と、「花粉が飛んでいない日」とでは、
花粉が飛んできたら窓を閉め、花粉が無いときには窓をあけて家の中に侵入してきた花粉を掃除するからです。

・・・・・・・・・

また、子供を作りたいとか、妊娠している方でご心配されている方が多いのですが、
胎児や妊婦は幼児よりやや放射線に強いので、お子さんが大丈夫な場所なら、妊娠は大丈夫です.

もちろん、大人に対して、細胞分裂が活発なので注意は必要です。

・・・・・・・・・

「1年100ミリまで大丈夫」と言ったり、
「放射線があっても平気」と言った市役所、教育委員会、
その他の公的機関の記録をパソコンか何かに記録しておいてください。


私はNHKやテレビ、新聞を保管しています.
何かの時に「健康に影響がない」とか「1年100ミリで大丈夫」と言った証拠がいるからです.

また、全国が汚染された時に備えて、瓦礫の持ち出し、乳牛の移動についても記録を保管しています.

哀しいことですが、このままではある程度の放射線障害が出ると思います.
その時に、補償問題で裁判になりますから、記録を持っている人が提供して、助け合いをする必要があります。

これまでの公害事件でも、当事者は病気になって苦しいし、証明するものがなく泣き寝入りをした人が多くいます.

でも、その時は社会党なども力がありましたし、日教組、主婦連などもありましたが、今はまったく力がなくなっています.オール与党も困ったものです。

一人一人が自分を守る時代になったので、「安全だ」と言って動かなかった(不作為)証拠を取っておきたいと思います.

(平成23年5月23日 午前8時 執筆)
                                       武田邦彦




地上5メートルって言ったら2階~3階の高さ(。◔‸◔。)??
4階以上になると放射線量はほとんどなくなるというから
この高さで測っても意味ない気がします
自治体が出している放射線量は私も信じられません
それに、先生がおっしゃるように人の命を守っていないように思える自治体が多い
私もできるだけ資料を集めておこうと思いました。


そして・・・神奈川県のどこなんだろう?と思い調べてみました続きを読む
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05.23
Mon

今日は 小出裕章氏 後藤政志氏 石橋克彦氏 孫正義氏が
衆議院行政監視委員会に出られます



委員会及び調査会等日程


 行政監視委員会 午後一時 第四十三委員会室
                (分館四階)
    会議に付する案件
   行政監視、行政評価及び行政に対する苦情に関する調査
   (原発事故と行政監視システムの在り方に関する件)
   (参考人)
           京都大学原子炉実験所助教 小出  裕章君
            芝浦工業大学非常勤講師 後藤  政志君
               神戸大学名誉教授 石橋  克彦君
      ソフトバンク株式会社代表取締役社長 孫   正義君


 行政監視委員会理事会
      午後零時五十分 第四十三理事会室
                (分館四階)

参議院インターネット審議中継はここから見る事が出来ます。5月23日13時~
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php



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05.23
Mon
小出先生がいつも心配していらっしゃること
福島第一の収束にむけての作業のできる人々
週刊現代が人員不足に悩む東電の内部文書を入手

現代ビジネス  週刊現代経済の死角
2011年05月23日(月) 週刊現代
スクープ 東電内部文書入手!「フクシマは止められない」


国民にはとても言えない


事故収束までの「ロードマップ」には、決定的に抜け落ちている視点がある。
現場で作業にあたる東電熟練社員の被曝量が、どんどん蓄積していくことである。
このままだと、現場に人がいなくなる。

  続きを読む以下転記続きを読む
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05.22
Sun
すごいメンバーです。

とりあえず全部一括して載せます
後日内容書き出しが出来たらいいと思います

衆議院科学技術特別委員会 2011.5.20

原子力安全委員会委員 久住静代 
高木学校元放射線医学総合研究所主任研究官 崎山比早子
琉球大学名誉教授 矢ケ崎克馬
中部大学教授 武田邦彦



民主党 空本誠喜


自民党 松野博一


自民党 松野博一


公明党 斉藤鉄夫


公明党 斉藤鉄夫  


続きを読むに続きを載せます

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05.22
Sun
福島みずほ氏に対して 今まで特別な思いで政治で応援してきた事はあまりなかったのですが
今回の福島原発事故後では尊敬できる先生方との対談を沢山されています
そして勉強会も沢山されているようです

この、崎山比早子先生の医学の立場からの内部被曝に関する話しは
内容が簡潔でとても分かりやすいものです

元放射線医学総合研究所主任研究官
医学博士 崎山比早子氏
「放射線量基準値は我慢量」 2011/04/28


このブログの中でも
福島原発は津波ではなく地震で壊れた">福島原発は津波ではなく地震で壊れた母乳におもう・・・遅すぎる不誠実すぎると。">
母乳におもう・・・遅すぎる不誠実すぎると。

の中で崎山比早子氏の解説の言葉が載っています

続きを読むに福島みずほ氏のサイトに内容の書き出しがありましたので転記します
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05.22
Sun
福島みずほ対談7 広河隆一さん 「子どもの健康と未来を最優先に」


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05.22
Sun


まだまだ避難所の生活をしている方も多く
高濃度に汚染された地域なのに避難区域でないから生活を続けている方も多く
その中でも子どもたちの20ミリシーベルトの問題も重く
食べ物も何もかも政府の情報は信じられないまま
御用学者の堂々とした熱弁に振り回されつづけている

この、youtubeを見て
地震と津波で想像を絶する恐怖を経験した後でもなお
目に見えない恐怖におびえなければいけない事実がある

そして・・下記のニュースにまた驚かされた・・・


屋外プール 注意事項を提示へ
NHK5月20日 17時9分 動画あり

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、
福島市など福島県内の小中学校で、屋外プールを使った水泳の授業を自粛する動きが広がっていることに対し、
文部科学省は、子どもが屋外のプールを利用する際の注意事項をまとめ、福島県に対して示すことになりました。

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、
福島市の教育委員会は、子どもが受ける放射線量をできるだけ減らすため、
ことしはすべての公立の小中学校で屋外のプールを使った水泳の授業を行わないことを決めました。
福島県内では、福島市以外の自治体でも屋外プールの使用をやめたり、やめることを検討したりしていて、
影響が広がっています。

これについて文部科学省では、
屋外で活動をする際の放射線量の目安である1時間当たり3.8マイクロシーベルトを下回っている学校では、
肌をさらした水着で水泳の授業を行うことについて特に制限する必要はないとしています

また、プールの水については、
現在たまっている水を排出したうえで、
水質基準を満たした水道水を使用している場合は基本的に問題はないということです。

そのうえで文部科学省は、
保護者などの不安に配慮して、プールを利用する際の注意事項をまとめることになりました。
注意事項は今後、専門家の意見などを聞いたうえで正式に取りまとめる予定で、
プールを使ったあとはきちんと目を洗ったり、うがいをすることや、
プールの水はできるだけ飲まないこと、それにタオルで水分をよくふき取ることなど、
子どもが受ける放射線量をなるべく抑える具体的な対応策が中心になるということです。




東日本大震災:福島第1原発事故 プール授業大丈夫?
 対応分かれる県内教委 /福島
毎日新聞 2011年5月22日 地方版
 
◇保護者「放射線が心配」

長引く原発事故の影響を受け、県内の公立学校では、プールを使うかどうかで苦悩が広がっている。
県教委は20日、県立高校でのプール使用は可能との考えを示したが、
公立小中校のプール授業を中止する自治体も出始めた。

プール開き時期に当たる6月上旬が迫り、保護者からの懸念の声が学校や教育委員会に多数寄せられている。

使用前には「水抜き」の排水も必要だが、水田に流れ込むことに慎重意見もあり、
市町村教委は国に基準の早期策定を求めている。【阿部亮介、仙石恭、種市房子】

各教委などによると、プール授業については4月下旬ごろから中止を求める保護者の声が相次いでいる。
屋内プールがある学校は少なく、
「長袖・長ズボン着用を勧めているのに水着になるのか」
「水を飲んで内部被ばくの恐れは」など放射線の影響を心配する声がやまないという。

福島市や郡山市など県内5市1村は今月1日、文部科学省に実施基準の設定を要望。
文科省は4月、校庭などで屋外活動を行う際の放射線量の基準を毎時3・8マイクロシーベルト以下と定めたが、
水に入るプール授業については「検討中」としたままだ。

プール開きが迫り、独自で判断した教委も。
福島市教委は19日、「原発事故が収束しておらず安全面の確保ができない」として屋外プールの授業を中止。
屋内施設での代替授業を検討しているが、7~10時間の授業時間は2時間程度に縮小する見込みだ。
二本松市教委も中止を決定。
伊達市教委は国の基準が示されるまで行わない方針を決めた。
一方、大玉村は学校近くの屋内プールで授業を行う。

学校でも戸惑いが広がる。
市内の競泳大会の上位入賞者を輩出してきた福島市立渡利小。
放課後に4~6年生の希望者を対象とした期間限定の「特設水泳部」を設け、毎年60人前後が在籍してきた。
今年は部員募集を中止している。
同部担当の土田稔教諭は「この年齢だから身に着く技能がある。児童も楽しみにしていただけに残念」と話す。

また、プール授業を行うためには、
防火用にためていた水を抜いて清掃する必要があるが、
放射性物質を含む可能性があるとの理由から放置されたままの学校がほとんど。
排水すると農業用水に流れる構造の学校もあり、排水をためらっているという。

複数の市町村教委の担当者は
「水中の放射線量を測る器具も我々には無い。国は、たまった水の取り扱いも決めてほしい」と願うように語った。

放射線医学総合研究所(千葉市)は
「校庭にいる時と比べ、水中で皮膚から放射性物質を吸収することは少ない。
水の検査はした方がよいが、現在の空気中の放射性物質の濃度なら、水泳授業に問題ないだろう。
ただ、けがをしたら水に入らないほうがよい。
プールにたまった水は、原発事故前に入れたもので排水しても問題ないのでは」と指摘している。

県教委は、近く県立高校のプールの水を入れ替えたうえで放射線量を調べる方針。
線量調査の対象校絞り込みや方法を検討しており、現在の水を流すために下水道事業者や農家らと調整を進める。

放射線線量計は諸外国から沢山日本に送られてきているようです
その行方について国会で福島みずほ氏が質疑しています
続きを読む に国会の様子を載せます。すごいです。続きを読む
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05.22
Sun
この録画を見れば矢ケ崎先生の講演の内容がより深く正確に知ることが出来ます
表や図などを参考にお話しして下さっているので
お時間のある方はご覧ください。


【タイトル】福島原発事故 内部被曝について正確な情報を知ろう
【話者】矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授(以下:「矢ヶ崎」敬称略)

「ナマ(今)とぅびぃん! オルタナ・クール」第11回
日時:4月24日(日)19時~21時場所:カフェcello (那覇市泉崎)
タイトル:福島原発事故 内部被曝について正確な情報を知ろうゲスト:矢ヶ崎克馬さん(琉球大学名誉教授)

原爆症 認定集団訴訟で証言を行うなど同問題に詳しい矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授は 、
3月25日に福島県入りし、1週間にわたって空気中や農地、水などの放射 線量や放射能汚染のデータ収集を実施した。矢ヶ崎さんから最新の調査報告を 聞きながら内部被ばくに関して正確な情報が学べます








途中まで講演内容を正確に書き出して下さっています
続きを読むに転記します。続きを読む
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05.22
Sun
放射能メガネ~♫♪♬なんてくだらない歌作って歌っちゃったけど・・・
見える技術はやっぱりあったんですd(◕‿-。) ネ❤

1号機に放射性物質が「見える」カメラ


TBSNEWS(20日23:34)

画面いっぱいに広がる赤いまだら模様。
気温を測るサーモグラフィーのように見えますが、そうではありません。
これは「放射性物質」の濃度を示しているのです。
日々、困難な作業を強いられている福島第一原発。そこに20日、「秘密兵器」が投入されました。
見えない「放射性物質」を見えるようにするカメラです。

放射性物質がないところでは青いですが、放射性物質に近づけると画面が赤くなります。
この「ガンマカメラ」を使うと、放射性物質の濃度分布が画面に表示されます。

通常は医療用として使われていますが
20日、東京電力は作業員が1号機の原子炉建屋内に「ガンマカメラ」を持ち込み、
放射性物質濃度の測定を行ったと発表しました。
今後の冷却作業を行う上での手助けになるといいます。

「こちらの装置ですと、放射能がどこが強いかということを視覚的に知ることができるので、有効だと考えている」
(安西メディカル・内山浩志さん)


「放射能メガネ」もやっぱり欲しくなっちゃいました☆彡

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05.22
Sun
ノルウェー気象庁が放射性物質飛散予想は終わってしまったようですが
これは、台湾気象庁です。

日本福島第一核電廠輻射塵濃度預報ここをクリックd(◕‿-。) ネ❤

taiwan.jpg

この予報を見ると
5月23日の夕方から風向きが変わり25日に向けて
日本全土から大陸方面までものすごく流れていきます

ドイツの予報も24日には日本全土が放射能で覆いつくされています

爆発した時に比べれば少ないというけれど
10~100μシーベルトの放射能は常東京上空にあります
予報を見て あらためて気の引き締まる気がしました

で・・・・日本からはまだ・・・・出でいないですよね(。◔‸◔。)??放射能予報・・・




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05.21
Sat
核廃棄物はどこへ?前篇



室山哲也解説委員
今年3月に発生し、今も続いている東京電力、福島第一原子力発電所の事故では
大量の放射性物質が周囲の環境に放出され
人体への影響の懸念や、農業漁業の混乱などを引き起こし
チェルノブイリ事故と同じ国際評価基準レベル7の世界を揺るがす大災害となりました。
世界的なエネルギー不足、地球温暖化が徐々に進行する中で
その解決策の一つとしての原子力エネルギーに世界の目が集まっているさなかの出来事でした。
今後私達は原子力エネルギーとどう向き合い、リスクを克服し未来に向けて行動していけばいいのでしょうか、
今日お伝えする番組は電力の80%近くを原子力にたよるフランスで制作されたものです。
原子力発電が抱える課題を放射性廃棄物の処理という観点から追っています。
福島の原発事故が起きる前に制作されたものですが、
多くの新事実やリポートを積み重ねることで考えさせられる内容となっています。
ご一緒に見てみたいと思います。

制作 Bonne Pioche/Arte France(フランス2009年)

グリンピース本部が放射性廃棄物の海洋への投棄。そして海底でボロボロになった写真を撮りました
「位海の底に消えたのではありません。食物連鎖に取り込まれたのです。」
海洋投棄は
「かつてはどこの国もやっていました。イギリス、フランス、アメリカ、ロシア、日本。ドラム缶ごと海に捨てていました」
「廃棄物を海に投棄していたのです。海は世界最大のゴミ箱と考えられていたのです」

アメリカ軍のマンハッタン計画ーハンフォード核施設ー
プルトニウムを作るために急いで原子炉を作りそこで作られたプルトニウムは長崎に原爆として投下された
コロンビア川には汚染水をそのまま流した。
今も川の水は汚染され続けているが取り除く方法は誰にも分かりません

ソビエト、
1957年の爆発はウラル地方のチェラビンスク州でおこりました
この事故に関する詳細はCIAやソビエト政府、原子力業界によって隠ぺいされました
放射性廃棄物が持つ熱で水素爆発などが起こる事をこの事故が示したからです
1946年からマヤークの各施設はソビエトの原子爆弾ようのプルトニウムを製造
アメリカのハンフォードと瓜二つの施設です
外国人の立ち入りを禁じているこの街は長い間地図に載らず暗号名で呼ばれていました
1957年に爆発したタンクはこの秘密の街の近くにあります
現在も近づくことが出来ません。

マヤーク核施設の放射能廃棄物はカラチャイ湖に投棄していました
汚染がひどくなったので湖を埋め立てる事にしました・・・・・・・・・・・・・・

本編を是非ご覧ください。


原子力発電の仕組み、被ばくの過程などもとても分かりやすく説明されています


ーーー追記・内容を書き出しました

「海洋投棄とアメリカ・ハンフォード核施設コロンビア川の汚染」
放射性廃棄物はどこへ1(内容書き出し)



「1957年ソ連マヤーク核施設の爆発とテチャ川の汚染」
放射性廃棄物はどこへ2(内容書き出し)




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05.21
Sat

枝野官房長官が3月19日の記者会見で、
同町で16日から18日に生産された原乳からも最高で食品衛生法による暫定基準値の5倍を超えるヨウ素が検出されたと公表した。
その日から何故すぐにヒトの母乳を調べないのかと思っていた。
1月以上も経った4月24日~28日
やっと厚生労働省が23名(だけ?)「母乳の放射性物質濃度等に関する調査」をした
遅すぎると思う。

納得いかないWHOでの発言」 にも書いたけど・・・
「長期間の追跡調査が必要だ」だと思っているから大丈夫だって言うんですか?

日本の国家を信じられないことが悔しいです・・・



放射性物質、5人の母乳から検出 市民団体「検査態勢整えて」
毎日新聞 2011年5月20日 地方版

市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」は19日、福島市で会見し、
県内外の女性41人の母乳を分析した結果、5人から微量の放射性物質を検出したと発表した。
同ネットワークは「検出量は微量だが、母乳には国の安全基準がなく、不安に思う母親が多い。
国や自治体は、希望者全員が検査を受けられる態勢を整えてほしい」と訴えている。

3月16日~5月9日、福島▽茨城▽千葉▽栃木▽東京の1都4県の女性から母乳の提供を受け、
民間検査会社で分析した。

県内では、西白河郡の女性から放射性セシウムが1キロ当たり10・5ベクレル、
福島市の女性から同5・1ベクレル出たほか、
いわき市の女性から放射性ヨウ素が5・5ベクレル検出された。

県外では茨城県土浦市でセシウムが同8・0ベクレル、
東京都三鷹市で同4・8ベクレル検出された。

同ネットワークは4月にも別の8人の調査結果を公表しており、
その際は4人から同6・4~36・3ベクレルのヨウ素が検出された。

厚生労働省は、牛乳の乳児向け基準値と同じで、
ヨウ素は同100ベクレル、セシウムは同200ベクレルを下回っていれば子供への影響はないと説明している。
【関雄輔】



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

現代ビジネス     週刊現代経済の死角
2011年05月18日(水) 週刊現代の記事です

「放射能と妊婦・乳児・幼児」その危険性について 母乳からも放射性物質
発がんリスクが高まるだけでなく、
学力・IQの低下、成人後の不妊・流産も


続きを読むに内容転記厚生労働省報道発表資料転記。続きを読む
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05.20
Fri
ひとつ前のブログ武田邦彦氏が参考人として国会に登場 の続きです
国会での答弁の様子です
長崎大学名誉教授 長瀧重信参考人
静岡県立静岡がんセンター総長 山口 健
福島県伊達市長 仁志田昇司
中部大学 武田邦彦

参考人武田邦彦(文科委)民主・公明・共産 2011.5.18




続きを読むに文部科学委員会 委員名簿を載せます続きを読む
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05.20
Fri
武田邦彦先生が国会・文部科学委員会で参考人として意見を述べました
素晴らしい内容でした
以下は武田先生のブログの内容です(転記します)

国会・文部科学委員会にて

5月18日、午前9時から12時まで国会(衆議院)文部科学委員会で参考人として陳述をしてきました。

私の論点は3つ、

1) 日本の原発は自然災害で破壊する、= 国策で大災害をもたらすことをやっている。

2) 放射性物質が漏洩することに国は防御計画がない、= 国策で国民救済をしないことになっている。

3) 原子力基本法の「公開の原則」が無視されている.

でした。

さらに、代議士の方との議論は「小学校の20ミリシーベルト」に集中しました。

私は次のことを主張しました。

1) 福島を汚しているのは、単に「粒」なので、全力でできるだけ早く除去すれば、農作物は汚染されず、小学生も被曝しない、

2) 「粒」を福島全体で除去すると効果はさらに上がるので、国がやるのが望ましい、

3) 「1年20ミリシーベルトでも安全」という人がいるが、安全というデータがないのに人の命に関わることを言うのは医師とも専門家とも呼べない、

4) 文部省の1時間3.8マイクロシーベルトというのは、内部被曝を入れていないこと、学校以外の線量率を低く見ていることなどから、1年60ミリシーベルト相当である、

5) 子供はあらゆる面で大人より被曝量が多く、放射線に対する感度も高いので、子供を守れば大人は守れる。

すべて今までの私の考えですから、特に新しいことはありませんが、国会の場で発言の機会を作っていただいたことに深く感謝しました。

少しでも早く多くの子供の被曝が減ることを願っています。

・・・・・・・・・

文部科学委員会の議論を通じて、私は次のように結論することができました。

● 1年100ミリシーベルト以下の被曝では「医学的にハッキリとしたデータがない」こと、

● 「データがない」ということは、誰も「危険」とも「安全」とも言えないこと。

● 繰り返すと、「20ミリまで安全だ」という人は「何の根拠も無く言っている」ことになること、

● 1ミリから100ミリまでは「データがないが、危険性が高い」ので「国際的に約束した方程式を使う」と決まっていること、

● だから、1年1ミリ以外の数値は「一般公衆」で「健康のチェックもしない」という状態ではあり得ないこと、

● 仮に、「一般公衆」で「健康チェック、注意」などをすれば、5.2ミリまでは「安全のようだという実績」があること、

● 従って、一般公衆に対して、1ミリと5.2ミリ以外の数値はないこと。

今年、3月の初期被曝をした人は、1年5.2ミリを下回ることが難しい場合もありますが、少なくとも来年以後は、国民全体が1年5.2ミリ以下を守ることができるのです。

そのための除染を大至急することが、今、日本国にとってもっとも大切なことと思います.

そして、綺麗な大地を取り戻した後、放射線医学、放射線防護の人たちが、慎重に「1年何ミリか」を検討して結論を出してください。

それによって「原発を選択できるか」も決まります.

つまり1年100ミリなら今の原発でもほぼ大丈夫で、原発は主要な電気を発生させるもっとも大切なものになるでしょう。

逆に1年1ミリなら、今の原発はすぐ止めなければなりません。ものすごく大きな選択なのです.

・・・・・・

でも、私は、こんな無意味な議論をして、除染の対策をとらず、子供達が人体実験を受けているという状態はまったくナンセンスと思いました。

(平成23年5月18日 午後5時 執筆)        武田邦彦



武田邦彦氏が衆院文部科学委で参考人として意見を述べている動画を
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05.20
Fri
自然エネルギーへ転換を、孫社長が提言  



民間でも震災をきっかけに日本のエネルギーの在り方などを考える動きが出ています。
19日、民間の有識者らによる会合が開かれ、
ソフトバンクの孫正義社長が原発から自然エネルギーへの転換を進めるよう訴えました。

「答えを迷ったときは遠くを見て、シンプルに考える。そして腹をくくって行動する」
(ソフトバンク 孫 正義 社長)

講演で孫社長は、現在稼動中の原発は安全性を高めながら、依存度を減らし、
代わりに自然エネルギーを増やすべきとの持論を述べました。

先月、孫社長は、
「自然エネルギー財団」の設立を表明。今後、政策提言を行う意向で、
14日には菅総理と会食。再生エネルギーの普及などの点で、意見が一致したといいます。

Q.(孫さんは)ITの伝道師を自称されていたと思うんですが、
  今は新エネルギーの伝道師になられたような気がするんですが、これはなぜですか?

「伝道師といえども日本の子どもたち、我々の社会を心配している。
何とかしなきゃいかんと、その思いだけです」(ソフトバンク 孫 正義 社長)

Q.そのためには何が一番必要?

「自然再生可能エネルギーで何%くらい、この国のエネルギー政策としてシフトするのか、
そういうビジョンを明確に持つこと」(ソフトバンク 孫 正義 社長)

19日に行われた「新生会議」は、東日本大震災をきっかけに、各界の有識者が復興への道筋を話し合う集まりです。

「曲がり角にきているこの文明の在り方について、
基本的にこれでいいのかということが、原発や震災だけでなく様々な面で出てきている。
それについて少し大きな視点で考えてみる機会をつくりたい」(新生会議 細川護熙 議長)

この会議は政府の「復興会議」とは一線を画した民間の集まりで、
今後、月1回程度の議論を重ねながら、何らかの提言をまとめる方針です。
TBS News(19日23:04)


続きを読むに孫 正義 記者会見続きを読む
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05.20
Fri
5/18水曜日 福島原発事故の現状について
京都大学原子炉実験所小出裕章助教授に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]

【福島原発】5/19/木★1.冠水-やる価値も無い作業 2.冷温停止の概念


<参考>

3号機に作業員、水素爆発後で初
TBS News(19日16:06)



福島第一原発3号機の原子炉建屋に18日、水素爆発以来、初めて作業員が入りました。
一方、敷地内に押し寄せる津波の写真が公開されました。
5号機近くからは防波堤を破壊しながら乗り越える津波が、
そして、集中廃棄物処理施設からはタンクが水没していく様子が撮影されています。

沖合で崩れる津波。
次の写真では10メートルの防波堤を乗り越え、隣の防波堤を破壊しながら、敷地内にあるタンクへと迫って来ます。

この写真は東京電力の社員が5号機の南側にある高台から撮影したものです。
事故後の衛星写真には無残に破壊された防波堤が写っています。

津波は別の場所でも撮影されていました。
集中廃棄物処理施設にいた協力会社の従業員は、4階でカメラを構えていました。
海抜10メートルにある高さ5.5メートルのタンクの周辺が次々と浸水していき、その後、タンクは完全に水没しました。
この頃、原子炉の冷却に不可欠な発電機やポンプも浸水したとみられ、その後の致命的な事態へとつながっていきます。

この3日後の3月14日、水素爆発を起こし、激しく損傷した3号機。
その原子炉建屋に水素爆発以来初めて、18日に作業員が入りました。
新たな水素爆発を防ぐため、1号機と同様に格納容器に窒素を入れる予定ですが、
その配管付近を調べたところ、放射線量は1時間あたりで160から170ミリシーベルトと非常に高い値でした。

「170(ミリシーベルト)となると、かなり短時間しか、そこで作業できないので
(このままの状態では)難しいんではないかと思う」
(東京電力福島の会見)

18日は2号機でも作業員が事故後としては初めて、原子炉建屋に入り、非常に高い温度や湿度を確認しています。
2号機と3号機では燃料を冷やすために注水こそ行われていますが、
それ以外の復旧作業を実施するには、当面は極めて困難なことが確認された形です。



環境省、福島県内のがれきを仮設焼却炉で処分
日本経済新聞2011/5/18 2:48

環境省は17日、
東京電力福島第1原子力発電所の敷地外で放射性物質に汚染された福島県中央部や沿岸部の災害廃棄物について、
放射性物質を除去できる専用の仮設焼却炉を建設することで、全量の処理が可能との判断を示した。
同日発表した放射線量の測定結果で、
大半の地点が毎時2マイクロ(マイクロは100万分の1)シーベルト以下と低かったためだ。
同省は雨で除染され線量が低下したとみている。

測定したのは、原発周辺の警戒区域と計画的避難区域を除く同県中央部や沿岸部の仮置き場114カ所の廃棄物。
山積みされた廃棄物周辺の複数の場所から計測した。

福島市内のがれきは毎時0.46~4.04マイクロシーベルトだった。
放射線量が高いがれきは袋に入ったまま雨にぬれず、除染されなかったため高かったとみられる。
郡山市は同0.41~1.61マイクロシーベルト。
白河市やいわき市はすべての場所で同1マイクロシーベルトを下回った。

同省はそのまま焼却すると放射性物質が大気中に飛散することを懸念し、
各自治体に災害廃棄物を処分しないよう要請していた。

今回の測定結果から、放射性物質を除去できるフィルターを装着した仮設焼却炉を建設すれば、
がれきを処理できるという。使用後のフィルターや焼却灰の処分法は今後検討する。

同省は有識者会議で処分方法をまとめた指針を作成した後、国の原子力安全委員会の意見を踏まえ、
自治体に処分を認める方針。
放射線量が比較的高いがれきは仮設焼却炉で処分を求める一方、
線量が低いがれきは通常使っている焼却場での処分を認める方向で、週内にも自治体に通知する。

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05.19
Thu

甘利氏へ←  破たんしますか?国民が死んじゃうほうが破たんじゃないですか?

原子力発電を日本に導入して推進してきたのは自民党です
中曽根元首相、読売の正力松太郎氏がアメリカのいいなりになったから
広島長崎原爆後からずーっと現在まで続いている情けない日本の姿です
全ての情報を隠して内部被曝はない事にして
国民は2番目3番目・・・最後かもしれない
国民の命はどうでもいい日本の政府です
福島の人を助けて下さい
人体実験みたいに追跡調査だなんてそんな事を平気でWHOで発言する代表者
私は本気で怒っています
そしてその怒りはメディアにも向いています
今この期に及んでスポーンサーが大事だという民放
本当に大事なのはなんですか?
なぜ、こんなに簡単な事が分からないのか・・・・


河野氏へ←  新しく作る事が出来ないのは当たり前。これ以上どこに作るの?
そうじゃなくって・・・日本を守りたいのならば今ある原発全部やめる事が最初にする事ではないですか?
これまで稼働してきた廃棄物だけでももう充分日本を消せるだけのエネルギーがあります

今更なのかもしれない
だけど・・・
私は嫌です
これからの子ども
これからの日本
無くなっちゃうのは嫌です

谷垣氏へ← 盲点はいくつか???いくつかって・・・そんなもんですか?

今原発全部止めても
全然安心できないのに
何でいまだに動いているのか
その意味が分かんない

河野氏を一喝した幹部は甘利氏の関係者か本人?

原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~NHK(1994年放送)
これを見て下さいって書こうと思ったらyoutube見れなくなっていました。゚(゚´Д`゚)゚。


自民、「原発推進」の責任と変化


「岐路に立つ原発政策」、2回目の今回は、長年、原発を推進してきた自民党です。
福島での事故後、推進の中心にいた議員が肩身の狭い思いを強いられる一方、
党内で少数だった脱原発派が声を大きくしています。

「計画停電をしないで、いかに乗り切るかということについての政策提言をするということが、まず第一であります」
(自民党 甘利 明 元経産相)

長年、政権与党として原発を推進してきた自民党。
19日に党本部で開かれた「エネルギー政策合同会議」では、
電力需給の問題と将来のエネルギー計画について議論していくことを確認しました。
この会議の委員長を務めるのは甘利元経産大臣。
与党時代、エネルギー政策の中心にいて、原発を推進する立場にありました。

「私は原子力をイケイケドンドンで伸ばせなんていうことは全く言っていない」(自民党 甘利 明 元経産相)

甘利氏は自然エネルギーで必要なエネルギーをまかなうことは難しく、
今後も現実問題として原発が必要で、冷静な議論をすべきという立場です。

「エネルギー政策を担当し、エネルギー政策を語る人間にとっては、非常に悩ましい局面ですよ。
全部(原発を)やめちゃいますと言ったとたんに、日本経済も国民経済も破綻しますから、冷静な議論で・・・」
(自民党 甘利 明 元経産相)

「私どもの考え方の中にいくつか、過去の日本の原子力政策の中に、
いくつか盲点があったことは 否定できないだろうと思います」
(自民党 谷垣禎一 総裁)

自民党の執行部も原発事故について過去の責任を認めますが、
同時に批判の矛先が自民党に向かうことに神経を尖らせています。

そんな中、ある事件が起きました。
脱原発を持論とする河野太郎議員が、冒頭の合同会議について「『原発推進派』の会議であり、
原発の安全神話を作り出した『政・官・業』の復活だ」と噛みついたのです。

これに対し、ある自民党幹部は・・・
 「思い上がりだ。河野太郎は絶対に許せん!」(自民党幹部)

幹部に一喝された河野氏は、甘利氏の事務所に謝罪に来たといいます。

「君も将来があるんだから、偏見でものを見ないでねと言って帰って頂きました」
(自民党 甘利 明 元経産相)

しかし、世論が「脱原発」に傾きつつあることを受けて、河野氏は勢いづいています。

 「今までは安全だと言ってきた原子力発電所がこういう事態になった以上、新しく原発を造るというのはもうできない」
(自民党  河野太郎 議員)
河野氏は若者たちを中心に自然エネルギーや脱大量消費への関心が高まっているのを感じると言います。

「自民党の責任というものを重く受け止めなければ前へ進むことはできないよね。
やっぱりきちっと、わが身を振り返るということはやっておかなきゃいかんと思いますね」
(自民党  河野太郎 議員)

「国策としての原発」を進めてきた自民党。現実主義を貫くのか、それとも大胆な政策転換をするのか。
いま、大きな岐路に立たされています。(19日16:30)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(。◡ .◕)♡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

見付けました!消されてしまう前に是非ご覧ください。

「原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~」


これをご覧になっても原発は必要だと思えますか(。◔‸◔。)??





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05.19
Thu
[デタラメハルキと呼ばれている班目春樹氏の過去の発言]
のブログにコメントをいただきました
youtubeが見られなくなっていると・・・
探して見つけました。o@(^ゝω・)@o。ニコッ♪



消えちゃってもki-koは諦めませんლ (。◕ˇε ˇ◕。ლ)!!




そしてもう一つ
上のハルキ氏のもとのVTR+小出氏youtube



かなり正確に書き出してみました♪
デタラメハルキさん、サイコーです
こんなこと言っちゃっていて良かったのでしょうか・・・(*´ω`*)モキュ??

でも、私はこの時のデタラメさんは正直で大好きです♡
きっと、これから彼は本当の事を話してくれるのではないかと信じたい
デタラメさーん!!!本当の事を世間に公表して下さい


・核燃料サイクルはどうしても必要なのか
原発以外にエネルギーの選択肢はないのか
東京大学に原子力専門の科学者を尋ねました
斑目春樹教授は政府の原子力政策を決める原子力委員のメンバーの一人です

斑目:CO2 CO2・・・
ユースの方はですね
ともかく分かんないけどもやってみようはどうしてもあります
だめ!危ないと、ちょっとでもそういう兆候があったらそこで手を打とうと
恐る恐るですよ

・原子力もそうなんですね

斑目:原子力もそういうところは絶対にあります
だって、たとえばですね
原子力発電所を設計した時には応力腐食割れSCCなんてものは
知らなかったんですよ
だけどまだいろんなそういう分かんない事があるから
あのー、えーっと
安全
安全率?っていうか・・余裕を沢山持って
その余裕に収まるかな?って思って始まってきているわけですよ
そしたらSCCが出てきちゃった
で・・・チェックしてみたら
まぁ、これはこのように収まった
よかったよかった
今まで良かったよかったって来ています
ただし良かったじゃないシナリオもあるでしょうねといわれると思うんですよ
その時は原子力発電所は止まっちゃいますね
原子力発電に関して安心なんて気しませんよ
せめて信頼して欲しいと思います
安心なんかできるわけないじゃないですか・・・
あんな不気味なもの・・・

・核廃棄物の最終処分をする事に関して技術的に問題なくても
そこを受け入れる場所が・・・


斑目:無ければ今が困っちゃいますもん

・ないですよね
フランスでもイギリスでもまだ決まっていない

斑目:ないですよ~

・それは大きな問題じゃないですか

斑目:だからーあのーえーーっと
基本的に、その、何て言うのかな・・今の路線で
今の路線が本当に正しいかどうかは別として
今の路線かなんかで甲斐があるだろうと思ってるんですよ
というのは
最後の処分地の話しは
最後は結局お金でしょ?
あのー、どうしてもその、えーっと、みんなが受け入れてくれないとなったら
じゃぁ、お宅にはこの・・じゃぁ・・今までこれこれと言っていたけどその2倍払いましょう
それでも手挙げないんだったら 5倍払いましょう10倍払いましょう
どっかで国民が納得することがでてきますよ

・それは経済的インセンティブと・・・その

斑目:処理費なんてたかが知れてるから
えー多分そのそこは出さないですね

・今は確か最終処分地を受け入れてくれるボーリング調査をさせてくれるだけで

斑目:すごいお金流してますよね

・20億円ですよ

斑目:あれがたかが知れてるらしいですよ あの世界は

・そうなんですか

斑目:だから原子力発電なんてすごい儲かっているんでしょうね

・ん~

斑目:そりゃぁそうですよー
原子力発電所を1日止めると1億どころじゃない訳ですよね
だから
そう意味からいくと今動いている原子力発電所を潰す気なんてアメリカは毛頭ないし
日本も電力会社あるものは出来る限り使いたいのが
こりゃぁもう本音ですよ



・増え続かる核廃棄物を最終的にどうするのか
100万年保管するその方法は世界中どこも決まっていません
地球温暖化化石燃料の枯渇
これらの問題を解決するのが原子力発電だといわれています
どうしてもプルトニウムが燃料として必要なのか
京都大学で原子炉の安全性を研究する小出さんに尋ねました


小出:プルトニウムなんかを使える社会は来ない
来させてはいけない
何故かというと
プルトニウムはめちゃくちゃな危険物です
100万分の1g吸いこんだら人が死ぬくらいの危険物なのです

・スプーン一杯だとどの位でしょう

小出:100万分の1グラムなんてまずは重さを計れません
プルトニウムという物質はものすごく重たい物質ですので
たとえば1立方センチメートルという小さな角砂糖ぐらいで20グラムぐらいあります

・20グラムで何人死ぬんですか

小出:2000万人ぐらい死ねます
プルトニウムを本当にエネルギーにしようと思うと
何千トン何万トンあるいは何100万トンと言う単位で使わなければならない事態が来る

・原子炉の中で反応させるという事ですか?

小出:そうです

・それは外に漏れないんですよね

小出:もちろん漏れます

・漏れますか?

小出:もちろん漏れるから膨大な危険になるんです
原子炉の中だけじゃなくて燃料加工から・・・もうそれを
輸送したりするんです。
そんな過程であちこちで漏れてくる事になりますから非常に危険だと思います

・京都議定書に関して言うと
日本がこれから削減しますよと言っているCO2の量が
原子力発電所を止めてその分火力発電所にしたら達成できないと彼らは言っているのですが

小出:要するにエネルギーを使わないようにするしかないのです
エネルギーを使っている限りはどんな事をやってもダメです

・ということは・・・
原子力発電所をやっていようが火力発電所をやっていようが問題の在りどころが違うと・・・

小出:何をやるかなんて話と違うんです
これまでの様にエネルギーを何でも使えば豊かな生活だというふうに思ってきた生活自体が間違っていたんだと
出来る事はやった方がいいのだし日本だってどんどん風力はやった方がいいです
でもやったところで今日本がこんなに無駄遣いしているエネルギーを
全て供給できるなんて事にはならないし
電力の1割できたとしたって全部の消費エネルギーで言うなら数パーセントです
まぁ、せいぜいそのくらいの物にしかならないという事



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05.19
Thu
放射線の影響、追跡調査へ=「将来の疫学に寄与」-大塚厚労副大臣
〔福島原発〕
20110517at78b.jpg


【ジュネーブ時事】
世界保健機関(WHO)年次総会に出席している大塚耕平厚生労働副大臣は
17日、ジュネーブ市内で記者会見し、
福島第1原発の放射能漏れ事故による住民の健康への影響に関し、

「長期間の追跡調査が必要だ」と述べた。
具体的な方法は政府で準備を進めていると語った。
 
副大臣は、
特定日や場所の放射線量データは蓄積されつつあるとした上で、
原発周辺地域などの住民の正確な所在時間と場所が把握できれば、

「(データとして)将来的な疫学に寄与する」との認識を示した。

調査人数や避難住民の所在追跡といった課題は今後詰める方向だ。

時事ドットコム(2011/05/18-05:53)


具体的な方法は政府で準備を進めているって・・・・・
もっと進めていかなければいけない
もっと大切な事が
もっと他に・・・・沢山あると思うのだけど

追跡調査するのではなく
被ばくを出来るだけしないように
追跡調査をしなくていいように国民の健康に気を配って欲しい!!!

ついでに検索で他社の記事も調べてみた続きを読む
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