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吉田照美ソコダイジナトコ 「原発のウソ、そしてホントの話」山本太郎氏(内容書き出し)8/25

今日は山本太郎さんが出演されました
お話しをうかがっていてものすごく共感しちゃったので
内容書き出しました
みなさんも、ぜひ聞いてみてくださいd(◕‿-。) ネ❤


吉田照美ソコダイジナトコ「週刊エンター」
                山本太郎


2011・8・25

週刊エンター
そこ大事な衝撃レポート「原発のウソそして本当の話し」

とにかく東京電力福島第一原発の事故以来
我々は様々なデータや情報、そして不安な話しを見聞きしています
一体その中の何が正しくて何が怪しいのか
それを知りたいという素朴な気持ちからですね
今週のソコトコでは原発・そして放射能についての真実に迫っております

スタジオにはインドネシアそして北海道へと積極的な活動を続けていらっしゃいます
俳優の山本太郎さんにおいでいただきました

吉田:
おはようございます。

山本:
そうも、フリーの山本太郎です

吉田:
よろしくお願いします。「フリーの」って付けるんですか?

山本:
いや、今付けてみただけです(笑)

吉田:
色々沢山お伺いしたい事があるんですけど、
まずはツイッターでですね、ぶしつけにこの番組に出ていただきたいという事をお願いした時には
正直言ってどういうようなお気持ちだったですか?

山本:
「攻めてるな」って思いましたよね。
生放送で僕を出そうって言う・・・もちろん僕もこの世界が長いからルールは分かっていますけど
どっちかっていうと生放送避けたい感じじゃないですか?やっぱり。

吉田:
あぁ、一般的な放送形態の番組なんかにとっては。ということで?

山本:
そうですね。
例えばこれが映画のプロモーションであったりとかなら生でも問題ないでしょうけど
いまやっぱり、スポーンサーの事だったりとかいろんな事があるなかで
この原発という事を扱うとしたら、
生で「僕がとんでもないこと言っちゃった」みたいな事になりかねない訳じゃないですか

吉田:
本当はそれはおかしい事なんですけどね
それが今の日本のメディアの物差しが、旧態依然としているという事は否定しがたい事ですよね

山本:
もう、完全に構造的に買収されちゃっているから
しょうがないですよね。スポーンサーに唾を吐くと言うのは普通、どの仕事でもあり得ないじゃないですか

吉田:
そうですね

山本:
でも、ま、上杉さんも呼ばれたりだとか、結構攻めてる番組だなっていう印象が

吉田:
もう、上杉さんはレギュラーだから、

山本:
本当ですか?
じゃぁ、準レギュラーでお願いします(笑)

吉田:
よろしくお願いします。本当にね
あの、実際にはっきり原発に対して、自分のスタンスが固まったっているのは
振り返ると何時頃というふうに思われますか?

山本:
そうですね。
ま、仲間内だったり、そういう所で「ヤバいな」とか「まずいやろコレ」っていう話しはありましたけれど
でも実際にオフィシャルにっていうか、声を大にしてっていうのはやっぱり、
高円寺デモの前日ぐらいじゃないですか?

吉田:
あぁ、そうですか。
4月10日に高円寺原発止めろデモに参加されていますけれど、
そのあたりにはっきりと決まった。自分の気持ちっていうものは。

山本:
そうですね。
なんか、自分を守るのを止めようと思いましたね
と、いうのは、なんか、
それまで全然寝れていない状況だったんですよ
寝ててもなんか・・浅くて

吉田:
もう、気になるんですね

山本:
そうですね。
いつも気になってという状況が続いていて
で、夜中にどうしても寝れなかったから、ツイッター見たんですよ
そしたら、ソフトバンクの孫社長が、ツイッターで多数決取ってて

吉田:
そうですね、
それに真っ先に即座に反対意見を、山本太郎さんはつぶやいたと。

山本:
多数決取ってみようか。ってすごくいい事なんですけど
そんなに軽々しく「賛成反対って言えない世界の人達もいるんだ」って事を
ちょっと、含めて言いたかったんだという事もありますかね。

吉田:
でも、その自分の意見をはっきり世に出そうという、そのあたりというのは
「自分がやらなきゃだめだ」という思いな訳ですよね

山本:
自分がやらなきゃだめだって言うか
自分やらなきゃだめだという。
「自分がやってみんなを引っ張っていく」という考え方ではなくて
やっぱり、「311以降、自分も行き方を変えなきゃいけないな」という
もう、「完全に世の中というか、世界は変わった」なと

吉田:
本当にそういう実感は僕もありましたよね
あんなに大きい事はありませんでしたね
もう死んだと思いましたからね。僕なんかね
たまたま助かったっていうね、思いがやっぱりあるから

山本:
本当にその通りですね

吉田:
あの、実際に俳優さんをなさっているわけですから
そういう意味で事務所の問題とかそういう事は当然考えたし
それで悩まれたとも思うんですけど

山本:
すごく景気が良いみたいに、朝から晩まで電話が鳴りやまなかったですからね
だから、通常業務が出来ないような状況でした
すごくいい事務所だったので、所属している役者もすごくいい役者が多くて
そういう状況で、電話が鳴りやまない
「これ、どうしたものかな」みたいな感じで社長から電話があって
「これはまずいな。とりあえず、すぐに折り返します」って言って
冷静になって考えてみたんです。自分の中で。
で、ここで居残るっていうか、何とか鎮静化するまで待って
自分の脱原発に対する力を弱めるっていうか、力を弱めて事務所に残るという選択肢はもう、無いんですよね
その、1分間の中で考えて、やっぱり、これは引っ込められないと
あげられた拳はもう下げられないという事で
社長に電話して「辞めます」という事を伝えました

吉田:
その後っていうのはどうなんですか?
山本さんに対する風当たりというのは変わらないですか?
事務所を辞める前と辞めた後っていうのは・・

山本:
相変わらず・・・なんなんですかね・・向かい風なんじゃないですか?

吉田:
えーっ。それがずっと続いている感じ

山本:
ええ。
やっぱり、なんやろな、これだけ危機的な状況なのに、まだ、楽観論とか

吉田:
そうですね。
テレビ見てると普通にバラエティー番組はやってて
意外と、その、原発の事はもう、終わったかのようなっていうか、
もう、収束に向かっているかのようなニュアンスを、
かもし出しているような雰囲気は何処かある気がするんですよね

山本:
ね。残念なことに、毎日出てるんですけどね(放射能が)

吉田:
そういう認識というのが、ほとんどの人がね
やっぱり今、大手メディアの情報だけだと無いと思うんですよね

山本:
んー。これは本当に罪です

吉田:
ないですよ。
この温度差というのは。
だから、情報の二極化というのは完全にあって
ツイッターとかネットとか、
たとえば、山本太郎さんの言動に注視している人なんかは
多分、山本さんや僕なんかが今言ってる事はすぐ分かるんだけど、
それ以外の人は
「そんな筈ない!」って言う。

山本:
だから本当に「大丈夫~?」みたいな
「エイプリルフール?違うよっ!」みたいな勢いで話されるんですよね
全くそれを分かっていない人達に話しをすると。
そこで諦めちゃいけないから、色々話しこんでいくと・・・落ちますね。
ー笑ー

吉田:
あぁ、そうですね。
山本さんは玄海原発再稼働中止を求めている市民団体と一緒に佐賀県庁に行かれたり、
ジャカルタまで海江田経済産業大臣に直訴に行ったり
この頃に僕は、丁度、北海道に帰ってこられたころにツイッターで
ちょっと、ご連絡をさせていただいたんですけれども、
ジャカルタの後は今度は北海道の泊原発周辺の自治体の町長さんにも面会に行かれたりとか
このあたりは、全部スケジューリングは自分でやるんですね

山本:
自分ですよ。これ誰か組んでくれたら楽なんですけどね

吉田:
だから、すごいなって思うんですけど。

山本:
チケットの手配も、あと、飛行機代も出してくれたら本当に楽なんですけど
ここはもう、全部自分です
で、あの、インドネシアにロケに行ってたんですよ
ジャングルで、片道7日かかるような所に行ってたんです

吉田:
すごい所に行ってたんですね

山本:
それ、地球上か?って言う話しもあるんですけど
そのあとにね、暫くずっと休んでいなかったんで
休みを4日ぐらい取ろうと
その何カ月も前から調整をしてたんです
で、インドネシアのロケが終わって、バリ島に行った
そこでチョット、あまりにも疲れが出過ぎて2日間位寝込んでたんです
で、ちょっと、元気になってきたんで、いろいろツイッターとか見てたりしたら
「北海道の泊が動き出す」みたいな話しがあって
「俺、こんなことしている場合違うな」と思って
休みはそれくらいにしといて、帰ることにしたんです。早めて。
で、ジャカルタの空港で、乗り継ぎなんですけど
そこで、「何か・・似てる人がいるな」と、
「あのおっちゃん誰かに似てるな」って

吉田:
なんか見たことあるぞと

山本:
海江田さん?まさか…海江田さんがいる訳無いわって
でね、アイパット持っていたんですよ
それで、「かいえだだいじん」って入れて検索したんです
そしたら、インドネシアでなんかしてるって・・・
ということは・・あれ??「やっぱり海江田さんだったんや」と思って
で、ちょっと、動きを見てて
トイレに行く前に動きがあったから
「ここしかない!」と思って声かけたんですよ

吉田:
良いタイミングで・・
これが、そういう意味では新聞報道にもかなり色々報じられて

山本:
どんな風にですか?

吉田:
いや、だから、要するに「経済よりも人の命を大事にしないと日本は終わってしまう」という事をね
そんな事を瞬時に大臣に伝える人って他に居ないじゃないですか

山本:
だって、それ・・・・ね
その場に居合わせたという事が、もう、運命じゃないですか

吉田:
あぁ、そうね
それはやっぱり、「自分が大きな力で持ってそこに行かされた」ような思いも
その瞬間はひょっとしてあったんですね

山本:
そうですよ・・なんなんですか・・・でも、これを逃す手はないと
ま、でもね
あそこまでゴリゴリに原発押してるって言うか、稼働に対しても押されている方だから
僕の一言で何かが変わるかどうかは分からないけれども
やっぱり、あの人の中のヒュ-マンな部分に訴える隙間みたいなものがあるかもしれないじゃないですか

吉田:
だって、文化放送にずっと来られていて
一般の政治家として、ああいう大臣になっていない頃の海江田さんのあのスタンスと
明らかに違っていますもんね。僕らが感じるのは。

山本:
はぁ~~~

吉田:
で、山本太郎さんがそういう事を言った後に海江田さんは
「人の命も大事だけど経済も大事」って言った訳ですよ
それは、僕はショックですね、やっぱりね。

山本:
はぁ~~~~すごい・・・

吉田:
いや、「経済も大事だけれど人の命のほうがぜったい大事」だって言うのが当たり前のいい方でしょ!?

山本:
待って下さい。
人がいないと経済なんて成り立たないですもんね

吉田:
成り立たないもんね。
ま、いろいろ伺いたい事が沢山あるんですけど
どうなんですか?
いま、他の俳優さんとかですね、
同じ思いだけどなかなか言えないというような方も、中には居ると思うんですけど
山本さんの周りにも
いないんですか?

山本:
ん・・やっぱり
いますよ。
本当は声を上げていんだけども、声を上げた場合になんか不都合があるんだろうというね
難しいですよ。やっぱり
だって、もう、テレビや新聞が魂抜かれてるんですよ
その中で一役者だったりとか、

吉田:
いっぱいお金が電力会社から言っちゃってるから・・・

山本:
そうです

吉田:
まぁま、社員みたいになっちゃってるんですね。電力会社のね。
そうでしょ?

山本:
そうですよ。
だから、僕もね、「原発はクリーンなエネルギーです」って言えばちょっと儲かりますかね?

吉田:
いやいや、もうダメ、もうダメ、もうダメ
それはもう、ダメでしょ

山本:
アカンかぁ~~

吉田:
今の山本さんが、政府、それから東京電力、メディアに望むことって言うのを順番に、
もし、言える範囲で結構なんですけれども
政府には何を望みたいですか?

山本:
やっぱり、さっきの経済と人間の命を天秤にかけた時の話じゃないですけど
もう、はっきりしている事をどうして今変えようとしないのか
というのを政府にも言いたいし、
やっぱり、どうにも・・・完全に解体でしょうね。どう考えても・・

吉田:
そう思いますね

山本:
もう、「持ってるもの全てお金に変えろよ」という

吉田:
それがもう、いちばんして欲しい事ですよね

山本:
再生して外部から全部入れてもらえば変わってきますよ。
だって、エネルギーは絶対に必要なわけだから
そこは無くならないじゃないですか
逆に逃げない訳だし
で、やっぱり、マスコミに言いたい事
(マスコミは)ものすごく罪深いですね。今やっている事は
もう、共犯者ですね。完全に

吉田:
でも、一般企業でも内部告発という事はどんどんやられて
今、世の中、そういう方向があるんだから
内部告発してくるジャーナリストもいてもいい筈ですよ
ね。本来ね。

山本:
どうですかね・・・一番大掛かりな方法としては生放送でひっくり返すというような話しですか?

吉田:
まァそういう事ね
嬉しそうな顔してますね(笑)
だんだん時間が迫ってきました。
最後にね、山本太郎さんは、今後どういうような行動をとっていこうと思ってらっしゃるんですか?

山本:
これ、本当に難しくって・・というのは
僕って、311デビューじゃないですか

吉田:
はい。そうですね

山本:
こういう活動するのが・・
だから、はっきり言って手探りの状態なんですね
で、まずやっぱり、脱原発って言うアクションもものすごく大事なことで
両輪だと思うんですよ
どっちを先にやればいいって言うんじゃなくて
脱原発って事もそうだし、今、ばらまかれている瓦礫や汚泥に対してだったりとか
あと、広い範囲での疎開だったり、移住させるという事に関しても
同時進行でやらなければいけないという所が、やっぱり凄い大変な事ですよね
一人でも多くの人に運動に加わってもらって、
本物のうねりにしないと本当に終わっちゃうなという危機感がすごくありますね

吉田:
今しかないですよね。
今しか本当に無いという思いが山本太郎さんは強いし、
それで突き動かされていると言う事ですよね

山本:
ええ。そうです。

吉田:
僕らも微力ながら、もし、応援できるところがあったらさせていただきますんで
また、ぜひ、

山本:
この番組的にはどうなんですか?
ナンカ、チャチャが入ったりしないんですか?

吉田:
あー、今のところ大丈夫ですね

山本:
この番組でチャチャが入ったらその事を発表されちゃいますもんね

ーーー(つ∀`*)っ))アハハハッーーーーー

吉田:
是非、またよろしくお願いします

山本:
本当に、ちょっと長い戦いになりそうですけれども
是非、よろしくおねがいします

吉田:
今朝はスタジオに山本太郎さんにおいでいただきました
どうもありがとうございました




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山下俊一氏「100mSvでも大丈夫だから心配いらない、などとは言っていません」←嘘付きΣ(♛♛)

下記ブログで山下俊一氏の海外でのインタビュー(ドイツのシュピーゲル誌)記事を日本語訳してくださっています
転記させていただきました。
             
放射線研究で世界に冠たろうとする山下俊一教授、
独シュピーゲル誌とインタビュー



Fukushima Nuclear CatastropheRSS   08/19/2011
yamasita.jpg


福島事故の余波
「住民は放射能恐怖症にかかっている」


山下俊一は放射線の影響を研究する分野において日本を代表する科学者の一人だ。
山下は『シュピーゲル』紙とのインタビューで、
福島第一原発周辺の住民に放射線被曝の潜在的危険性を伝える仕事について語った。
多くの住民が重度の放射能恐怖症にかかっていると山下は話す。

低線量放射線被曝は人体にどれくらい害を及ぼすのか。
この問題については科学者のあいだで熱い議論が戦わされている。
しかし、原発周辺の住民にその議論の詳細まで説明するには、今はいい時期とはいえない。
住民は今まさに放射線の危険と背中合わせで暮らしているからだ。

山下俊一は放射線防護の専門家で59歳。
放射線の影響を解明するうえで多大な貢献をしてきた。
長崎の被爆者や、1986年のチェルノブイリ原発事故の影響を研究し、
チェルノブイリについては日本の科学調査団の一員として現地を100回近く訪問している。
山下が今調べているのは福島における大事故の影響だ。ところが、山下の仕事は地元住民の強い反発を買っている。

『シュピーゲル』は山下にインタビューし、
福島で予想される被曝の影響や、過去最大級の科学研究をこの地域で行なう計画について話をきいた。
この研究で山下は、約200万人の被験者を対象に原発事故の健康影響を調べる考えだ。




シュピーゲル:
あなたは福島県から招聘されて、被害地域の住民に放射線リスクを伝える仕事をしてきた。
一番最初に「放射線の影響はにこにこ笑ってる人には来ない、くよくよしてる人に来る」とおっしゃったが、
あれはどういう意味だったのか。

山下:
あれは3月20日の最初の集会でしたね。本当にショックを受けましたよ。
皆さんあまりに真面目で、誰も笑わないんですから

シュピーゲル:
自分たちの村や町が放射能で汚染されてしまい、目に見えない危険がどんなものかを誰も知らない。
そういう反応も当然だと思うが。

山下:
皆さん非常に重苦しい雰囲気でした。
ラットを使った動物実験からは、
ストレスを感じやすいラットほど放射線の影響を受けやすいことが明確にわかっています。
放射線の影響下にある人たちにとってストレスは百害あって一利なしです。
しかも精神的なストレスは免疫系の働きを抑制するため、
ある種のがんや、がん以外の疾患の発症につながるおそれがあります。だからリラックスも大事だと話したのです。

シュピーゲル:
住民がリラックスしやすいようにと、年間100ミリシーベルト被曝しても大丈夫だともおっしゃっている。
通常それは原発労働者の緊急時の被曝上限だと思うが。

山下:
100mSvでも大丈夫だから心配いらない、などとは言っていません

ただ、100mSv未満ではがん発症率の上昇が証明できていない、と話しただけです。
これは広島、長崎、チェルノブイリの調査から得られた事実です。

シュピーゲル:
だが、そうやって安心させようとすることが、
住民の方々の怒りと恐怖をかえって高めることになるとは思わなかった?

山下:
日本政府が年間被曝上限を20mSvに設定したことが、混乱に拍車をかけたと思います。
国際放射線防護委員会(ICRP)は、
原子力非常事態が起きた際には年間被曝上限を20~100mSvのあいだに設定するよう提言しています。
その範囲のどこで線引きをするかは政治的な判断で決まることです。
リスクと利益をはかりにかけて考えなくてはいけません。
避難するにしてもリスクを伴うからです。
放射線防護の観点から見れば、日本政府は最も慎重な方針を選んだのですが、
それが皆さんの混乱と不安を高めてしまいました。

シュピーゲル:
あなたはご自身の数々の発言のため世間で物議をかもしている。
あなたを刑事告発したジャーナリストがいるし、反原発の活動家は……

山下:
……そういう人たちは科学者ではありません。医師でもなければ放射線の専門家でもない。
研究者が研究を積み重ねてきめた国際基準についても何も知りません。
皆さんが噂や雑誌や、ツイッターの情報を信じているのを見ると悲しくなります。

シュピーゲル:
だが専門家は原発は100%安全だと何十年も言い続けてきた。
そんな専門家を信じられるわけがない。

山下:
私は福島に来て、こういう事故に対する備えがまったくなされていなかったのを知って驚きました。
私はかつて中国や旧ソ連諸国に放射線防護に関する助言をしました。
今度は自分の国で恐ろしい事故が起きたのに、誰も備えをしていない。
福島の人たちは、自分たちの地域に原子炉が11基あることも知らなかったんです。
福島大学の医学部には放射線防護医学の専門家がただの一人もいませんでした。

シュピーゲル:
事故の被害に遭った人たちに対して、今だったら話し方を変えるか?

山下:
最初は住民が放射能について何の知識もなかったので、曖昧な表現を避けようと思いました。
今では白黒をはっきり言うのではなく、灰色の部分も伝えるような話し方に変えています。

シュピーゲル:
住民ははっきりした答えを知りたがっている。どこまでが安全なのか。どこからが安全でないのか。

山下:
そういう答えはありません。
「100mSvまでなら100パーセント安全なんですか?」と尋ねられたら、科学者としてこう答えるしかないのです。
「わかりません」と。

シュピーゲル:
これまでの研究で、
100人が100mSvの放射線を浴びたら1人がその放射線のせいでがんを発症することが統計的にわかっている。
同程度のリスクが100mSv未満にも当てはまる可能性はあるのか。

山下:
可能性はあります。
ただ問題は、低線量被曝の健康リスクを推測する際にいわゆる
「しきい値なしの直線線量反応モデル」というのが使われることです。
このモデルは、たとえわずかでも通常時より多い被曝を受けたら、
その被曝した集団の中でがんの発症率がわずかに上昇するという前提に立っています。
そうした上昇は理論的にはありえますが、被曝量が100mSv未満の場合には統計的に有意な上昇ではないので、
リスクが高まることを支持しているとは言い切れません。
それに、何が原因で腫瘍ができたかは区別できません。
放射線由来の腫瘍であることが突き止められるような特有の特徴が残るわけではないのです。
放射線生物学の研究からは、低線量被曝で人間のDNAが傷つくこともわかっています。
ですが、人体はそうした傷を短時間でうまく修復する能力をもっています。
生まれながらに人体に備わった防護メカニズムです。私はそういうことを伝えようとしているのです。

シュピーゲル:
では、そういう情報を住民はどう受けとめればいいのか。

山下:
低線量被曝の状況下では、残るか去るかは住民自身が判断しなくてはなりません
ほかに決めてくれる人はいません。
自分でリスクと利益をはかりにかけて考えるのです。
避難すれば仕事を失い、子供は転校を余儀なくされるかもしれません。それがストレスにつながります。
反面、その一家は発がんのリスクを回避できるかもしれません。
発がんリスクといってもごくわずかではありますが。

シュピーゲル:
原発事故の被害を受けたうえにそうした決断を自分たちでしなければいけないとういのは、
家族にとってきわめて大きな負担だ。

山下:
その通りです。
ですから東電も日本政府も、家族が決断しやすいように支援してあげる必要があります。
留まろうと思う住民に対しても、1mSvを少しでも超えたら高すぎると考える住民に対しても。

シュピーゲル:
原発周辺の住民には放射線によるどのような健康リスクが考えられるのか。

山下:
周辺住民に放射線による直接的な影響が生じるとは思いません。線量が小さすぎます。

シュピーゲル:
では、がんもがん死もまったく起きないと?

山下:
データに基づいて考えればそうなります。もちろん原発作業員の場合は別です。

シュピーゲル:
あなたはこれからの研究計画についてすでに話をしている。
福島県民の健康状態を今後30年にわたって追跡調査すると。

山下:現在の状況では、私たちは地元の方々になかなか受け入れてもらえません。
考えられる最良の医療を住民の皆さんに提供することが最優先です。

シュピーゲル:
これまでにもっと思いやりのある話し方をしていれば住民に受け入れられたのではないか。

山下:
今回の事故のせいで、福島県民は東電と日本政府への信頼を完全になくしました。住民の皆さんは苦しんでいます。
地震と津波の被害だけでなく、放射線対する大きな不安に苦しんでいます。
まさに放射能恐怖症です。
ですから、私たちはその不安を和らげて、住民の心の支えになってあげる必要があります。
疫学研究の話はあとからでもできます。地元住民の支援なしには私たちは何もできません。
今の状況では、私が長崎とチェルノブイリで研究した専門家であるという肩書きもいっさい役に立たないのです。
だから私は福島に移ってきました。

シュピーゲル:
研究ではどういうことを調べるつもりなのか。

山下:
被験者を3つのグループに分けます。原発労働者、子供、それから一般住民です。
労働者は高線量の放射線に被曝しています。
がんをはじめとするいろいろな疾患について、放射線の影響を追跡調査することが絶対に必要です。
一般住民はさらに2つのグループに分かれます。
比較的低線量の被曝をした住民と、比較的高線量の被曝をした住民です。
福島県の保健福祉部では、26,000人の住民を対象に先行調査を行なっており、
まもなく問診票の回収を終える予定です。

シュピーゲル:
でも住民自身は自分の被曝量がわからない。

山下:
それは私たちが突き止めないといけません。
3月11日には何時にどこにいたかをきき、以後も3月中の毎日について同じ質問をしています。
それから、事故後最初の2週間に何を食べたかや、自宅やアパートが木造かどうかといったことも確認します。
そうしたデータと、放射能の雲の分布状況を組み合わせて、それから被曝線量を計算するのです。

シュピーゲル:
どれくらいの人が被験者になるのか。

山下:
200万人の福島県民全員です。
科学界に記録を打ち立てる大規模な研究になります。
政府は原発事故の被害者に対する補償金について先ごろ決定を下しました。
そうした補償プロセスを通じて、県外に避難している住民の方々にも連絡を取りたいと考えています。

シュピーゲル:
子供についてはどうか。

山下:
18歳未満の子供全員について甲状腺の超音波検査を実施したいと考えています。全部で360,000人です。
被曝してから甲状腺がんを発症するまでには約5年かかります。
それはチェルノブイリの経験で明らかになったことです。

シュピーゲル:
事故による精神的な影響についても調査しているのか。

山下:
もちろんです。チェルノブイリの経験から、心理的な影響が非常に大きいことがわかっています。
チェルノブイリでは避難住民の寿命が65歳から58歳に低下しました。
がんのせいではありません。鬱病やアルコール依存症、自殺などのためです。移住は容易ではありません。
ストレスが非常に大きくなります。そうした問題を把握するとともに、その治療にも努める必要があります。
さもないと住民の皆さんは自分が単なるモルモットだと感じてしまうでしょう。

インタビュー:コーデュラ・マイヤー

山下俊一について
山下俊一、59歳。放射線の影響を研究する分野において日本を代表する専門家の一人。
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授。
福島第一原発の事故後、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに就任。



--------------転記ここまで----------------



シュピーゲル氏がズバッと質問して下さっています

「100mSvでも大丈夫だから心配いらない、などとは言っていません。」
と、上記のインタビューで答えていますが

4月21日の福島市の広報紙「市政だより」では
「ICRPの勧告により 100ミリシーベルトを下回る­被ばくは胎内児に心配の必要は全くない
「子供は毎時10μシーベルト­以下であれば外で遊ばせて大丈夫、布団干しも換気も問題ない」
と、山下氏は答えています。

山下俊一氏関係ブログ

福島市の広報紙「市政だより」4/21に疑問がいっぱいです


5/3二本
松市 山下俊一氏講演 (質疑応答書き出し)


質問:これまで、福島は安全です。安全ですと言い続けてきたが
将来、子どもたちに何か影響があった場合に、責任がもてますか?イエスかノーでお答えください。
 
山下:基本的に大切なことは、将来のことは誰も予知できないんですね。
神様しかできないんです。彼の質問に答えるには、膨大な数の疫学調査がいるんです。
起こった病気が放射線のせいかどうかを調査するには、福島県民全員の協力が必要となります。
先ほどの質問で「二本松は危険だから逃げろ」というのがありましたがとんでもない話です。
今のレベルは全く心配ありません。
その保証を、私の首をかけろというならかけますが、私は子どもたちよりも早く死にます。
(内容書き出しからちょっと転記)


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