「2号機核分裂・臨界について」東電11月2日午前記者会見(一部書き出し)

福島第一原発2号機「キノセン検出・核分裂反応のおそれ」
夜中にホウ酸緊急注入


午前中の東京電力の記者会見です
東電松本氏の言葉のみ要約して、一部書き出しました。





クリプトン85、キセノン131m、キセノン133、キセノン135については現在最終的な評価を行っているところです。
妨害核種という事でエネルギーが近い別の核種の場合もあるので、
本当にこの核種、キセノン、クリプトンを検出しているのかという事については
わたくしども、そしてJAEAにお願いして、この放射性物質の濃度が確かなのかどうかという確認をしたいと思っています。

これらが核分裂で発生したものだというふうに仮定いたしまして、
現在の状況がどういう事かという事を検討しています
まずl臨界かどうかという判断ですが、
原子炉の中には一定量の中性子が存在してます
こちらは未臨界の状況に於いても中性子は一定量は存在していますので
ある割合で核分裂は未臨界の状況でも起こっています。

未臨界だからと言って核分裂がゼロという事ではなく、いわゆる臨界、連鎖反応が起こっていないという。
たまたま中性子がウラン235やプルトニウム239に衝突して核分裂を起こすという事は一定の割合としてある。
それが連鎖的に起こっていない状況というのは今の状態でもあり得る。

したがって、そういう状態が続いているとすると、
今回検出された量がその程度のものなのかどうか、
あるいは一時的に臨界の状態になったという事なのか
あるいは継続的に臨界の状況が続いているのかについては、少し評価が必要と思っている。

ただし、現在圧力容器の温度、それから、格納容器の圧力を観察しているが、
優位な上昇等はみられていません
最新のデータは9時にホームページでUPしました。
圧力容器の温度に関しては76.0度
昨日の23時以降からは2.2度下がっている

なお、2号機に関しましてはこれまでも少し、温度が上がり下がりしながら全体的に下がってきている状況なので、
そういう特徴的な動きはあるが有意な温度上昇はみられていない。

格納容器の圧力に関しても、ほぼ114キロパスカル前後で推移しているので、
こちらも安定していると考えている。

したがって、臨界かどうかという判断条件である、
格納容器の圧力が1時間当たり2号機は2.8キロパスカル以上
上がっているかどうかというところが一つの判断目安であると考えている。

パラメーターは継続監視をしているが、現時点では継続的な大規模な臨海という事ではないと判断している。

したがって、核分裂が通常の状態のものを検知したのか、
一時的に水で冷却されていて、温度が下がっている事、
あるいは、何かの原因で一時的な臨海状況が整って、
核分裂が少し多めに発生したという可能性はあるかと思うが、
そのあたりを現在分析調査を進めています。

昨日サンプリングしたガスの再分析とJAEA等の第3機関による評価については
夕方の会見以降皆様に情報提供させていただきます。


そういう事がありましたので、念のため2時48分から3時47分にかけて
ホウ酸ナトリウムの粉末480kg相当を水に溶かして2号機の原子炉に注入しました。
以上です。


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これまでも微々たる量の核分裂が起こっているのを検知したケースと
現在水を入れて冷却が進んでいるので、
水の密度が増えて臨界の観点から言うと温度が冷えると臨界し易い状況になる
そういう意味で一時的にある程度の核分裂反応が継続して起こった可能性もあると思っている。

1号機3号機でも似たような事が起きている可能性はあると思っている。
ただ、現時点では原子炉の温度や格納容器の圧力に有意な変化は現れていないので、
核分裂が起こっていたとしても量としては大きなものではないと思っている

年内冷温停止の工程表については保安員との議論も少し必要とおもうが、
いわゆる冷えているという状況に関しては大きな影響はないと思っている

通常時は燃料のピンホールのリークがない限り、キセノン133,135は、ほぼ、検出限界未満程度です。
一部被覆管にくっついているウランなどが、中性子に当たって核分裂を起こしてそれが、
炉水中に混じっている物を検出するというケースはありますが、
量からみると、ここに書いてある、10のマイナス5乗レベルのオーダーというのは
そういうレベルから見ると多いという感じがあります。

今回の2号機の炉心は、ほぼ損傷している状況だとと思っているので
被覆管による閉じ込め機能はないというふうに考えている。
したがって損傷した燃料の中で核分裂が起こると
希ガスという非常に漏れやすい気体に関しては検知がしやすい

臨界の判断は、圧力、温度の上昇で考えている。
1号機と2号機は圧力計が更生されたものがあるのでそれで判断するのが妥当で、
1号機に関しては1時間当たり4キロパスカル、2号機に関しては2.8キロパスカルということで、
これ程度の圧力上昇があれば臨界に伴うエネルギーによって圧力上昇が起こっていると考えています。

8月10日に公表したデータの中でキセノン133と135は見つかっていません。
その際にも滞留していたクリプトン85とキセノン131mが今回同様見つかっています。

損傷した燃料の状況ですが、こちらは解析などで損傷燃料の形状を推測するのが非常に難しく
大体どのくらいの割合が損傷しているかという事については推定していますが、
損傷した燃料がどのような形で溶けて、塊になっているとか、
クラスターのような溶岩が固まった様な物になっているのか
それが形状として1カ所に塊のようなものになっているのか
あるいは散らばった状況になっているのかについては、
これは、推定するのは難しいと思っています。

一応、どれ位の燃料が圧力容器、それから、格納容器の方に存在しているかについては
少し検討を進めていますが、
圧力容器の中でどういった形状かという事については今のところ未着手です。

今の状況でも核分裂反応が起こっているという事は確かですが。
その量が多いのか少ないのか、あるいは一時的なのかという事については現在評価しているところです

いわゆるいつも発電している状況というか、核分裂反応が会って熱が大量に出ている状態ではないと
パラメーターから言えると思います。

クリプトン85、キセノン131m、キセノン133、キセノン135いずれも、
ウランの核分裂によって発生する核種です。

クリプトン85とキセノン131mは
事故発生当時から存在していたものを再度検出したのではないかと思っています。
当然これは核分裂が今発生していても検知する量ですが、
クリプトン85は他の核種と違って4ケタ程度、量としては多い状況なので
こういう面からみると以前からあったもの。
その根拠は半減期が、クリプトン85は11年。キセノン131mは12日です。

クリプトン85は11年なので殆ど減衰していないが、キセノン131mは12日で半減するが、
もともと、これはヨウ素131の娘です。
いわゆるヨウ素131位がベータ崩壊してキセノン131mになっていくので、
ヨウ素131がある程度量があると、キセノン131mもある程度の量があります。
で、現在でも検知されているという状況です。

8月10日に公表した表の核種の中でも、キセノン131mは見つかっているという状況です。

問題は、キセノン133と135で、
こちらの半減期は5日と9時間なので、これは短半減期の核種なので、
現在、あるいは比較的近い時点で核分裂が起こっての生成物だろうと思っている

その可能性については大きく分けて3つ

1.大規模な核分裂が継続して起こっていた状況ではないか。
これに関しては、圧力容器の温度や格納容器の圧力の上昇が見られず、徐々に低下しているので、
こちらの可能性はないだろうと思っている。

2.一時的に、短時間温度が下がってきた事等によって、臨界の条件が揃って、
ある一部の領域、もしくは時間的に短い間で核分裂が起こって、
キセノン133,135が発生したというケース

3.未臨界の状況ではあっても炉内には中性子がある一定量存在しています
臨界ではないが、その中性子がウランまたはプルトニウムに当たって、核分裂を起こして
その時に生成物として出てくる

今回のケースでは、2か3ではないかという事で現在評価を進めているという状況です


人体への影響は、キセノンは非常に拡散し易い希ガスで、核種で、
大気に放出されても拡散していくので、
いわゆる人体の影響に関してはそれほど大きなものではないと思っています。

キセノンは希ガス、不活性ガスと言われる物質で、非常に反応しにくい気体の元素です。
クリプトンもそうです。
他のガスだとヘリウムやアルゴンも同様のものになります。
今回見つかったクリプトンやキセノンは出量数で85とか133,135ですが、

これは、ウラン235プルトニウム239が核分裂して、大きく二つに分かれたさいに、
その片割れの出量として133になる、あるいはクリプトンで言うと80前後のものが出来ると言う事になる
この核種が見つかった意義は、科学的性質が不活性ガス、希ガスなので、
他の物質と反応しにくいので、比較的ダイレクトに気中に出てきます。

ヨウ素やセシウムは科学的活性があるので、水と反応して水と溶けてしまうことがあるが、
この希ガスが見つかるという事に関すると、
損傷した燃料から漏れてきていると考えられる。

注目すべきは133,135の半減期で5日と9時間なので、
事故発生以降すでに200日を越えているので、
その時発生したものであれば、そうとう減衰して殆ど見つからない程度のものであろうと思う
が、今回10のマイナス5乗のレベルで検知されたことを考えると、
比較的最近の核分裂反応で起こったものだと思っています

28:28



ーーー途中までです。


たねまきJ「文科省のテルル地図&林野町の花粉汚染は人体に影響ない」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)11/1

・文科省、テルルの汚染地図
 テルル129mが生み出すヨウ素129の半減期は1600万年
・林野庁、花粉からの放射能は「人体には影響は出ない」

11月1日火曜日 
京都大学原子炉実験所小出裕章助教に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]





<参考>

「77万テラベクレル、テルル132、プルトニウム」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)

たねまきジャーナル6月6日 テルルについての6月の放送内容


放射性テルルと銀、微量 土壌濃度マップ公表 文科省
毎日新聞 2011.11.1 07:11

文部科学省は31日、
東電福島第1原発から100キロ圏内における放射性物質のテルル129m、銀110mの土壌濃度マップを発表した。
最高値はテルルが福島県大熊町の1平方メートル当たり約266万3800ベクレル、
銀は同県双葉町の同約8300ベクレル。
ともに放射性セシウムの土壌濃度と比べごく微量で、健康への影響は少ないという。

半減期はテルル129mが34日、銀110mが250日と比較的短く、人体に蓄積されにくい。
濃度が最も高い地点で50年間生活した場合の外部被曝(ひばく)線量は、
同じエリア内のセシウム最高濃度地点で同期間生活した場合と比べ、
テルルは約3300分の1、銀は約600分の1にとどまる。

調査は6~7月に実施。
テルルはセシウムと同じ気体の状態で拡散したため、セシウムとほぼ同様に原発の北西に広がったが、
セシウム濃度が低い南部でも高い場所が目立った。
銀は粒子状で拡散したためセシウムとは異なる分布を示した。
文科省は調査結果を放射性物質の拡散経路の検証に活用したいとしている。

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テルルと銀の土壌濃度マップは、同省の放射線情報HP(http://radioactivity.mext.go.jp/ja/)で確認できる。

平成23年10月31日
文部科学省による放射線量等分布マップ
(テルル129m、銀110mの土壌濃度マップ)の作成について


ーーーーーー一部抜粋

本年6 月6 日から実施してきました、
平成23 年度科学技術戦略推進費「放射性物質による環境影響への対策基盤の確立」
『放射性物質の分布状況等に関する調査研究』について、
放射線量等分布マップ(土壌濃度マップ)のうち、テルル129m、銀110m の土壌濃度マップを作成しましたので、
お知らせします。

本調査でテルル129m、及び銀110m の沈着量の最高値が検出された箇所において、
仮に、50 年間滞在した場合に生じる、土壌からの再浮遊に由来する
吸入被ばく、及び土壌からの外部被ばくに基づく線量の積算値(以下、「50 年間積算実効線量」と言う。)について、
IAEA が提案している緊急事態時の被ばく評価方法に基づき計算したところ、
本調査においてセシウム134 やセシウム137 の沈着量の最高値が検出された箇所における
50 年間積算実効線量と比べて、非常に小さいことが確認された。



スギ花粉セシウム 「人体に影響なし」林野庁

東京新聞 2011年11月1日 朝刊

林野庁は31日、
東京電力福島第一原発事故で放射性セシウムに汚染されたスギ林から放出される花粉を、
人が吸い込むことで受ける放射線量の試算を発表した。
最も影響が大きいとみられる前提条件で試算しても、人体には影響が出ないごく微量にとどまるとしている。

試算の前提として
(1)スギの葉に付着した放射性セシウム濃度はこれまでの調査の最高値
(2)葉に付着した放射性セシウムがそのままの濃度で花粉に移行
(3)花粉を吸引する場所の飛散濃度は2003~10年に関東各地で観測した中での最大値-を仮定した。

この場合、成人が受ける放射線量は一時間当たり約0.0001マイクロシーベルトで、
文部科学省の原子力災害対策支援本部の担当者も「人体への影響は確認できないレベルの数字だ」としている。

ただスギの葉に付着後、どれだけ花粉に移行するかは不明といい、
林野庁は十一月から、福島県内の約百カ所を中心に雄花を採取し、セシウムの量を調査する方針。







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福島第一原発2号機「キセノン検出・核分裂反応のおそれ」 夜中にホウ酸緊急注入

朝起きて、ツイッターを見てみると、


NHK科学文化部

東電福島第一原発の2号機の格納容器から核分裂反応が起きた時にできる放射性物質のキセノンが検出され、
東京電力は核分裂反応が起きている可能性が否定できないとして
原子炉に核分裂反応を抑えるホウ酸水の注水を午前3時前から始めました。
原子力安全・保安院によりますと検出されたキセノンの濃度は低く、原子炉の温度などに変化がないことから、
今のところ燃料が再び溶融しているとは考えにくいとしていますが、
ホウ酸水を注入したあともキセノンの検出が継続されないかどうか、状況を見極めるとしています。



11月2日 4:15AM
木野龍逸 (フリージャーナリスト)

東電から深夜のメール
「福島第一原子力発電所第2号機において、
原子炉格納容器ガス管理システムにより11月1日に採取した放出ガスの核種分析を行ったところ、
短半減期核種(キセノン133、135)の検出の可能性があることがわかりました」
「現状、2号機の原子炉温度、圧力及びモニタリングポストの値については
継続的に監視を行い有意な変動がないことを確認しておりますが、
核分裂反応が発生している可能性が否定できないことから、
念のため、午前2時48分に原子炉の注水ラインよりホウ酸水の注水を開始いたしました」。え~っと?


原佑介(ジャーナリスト)4:10AM

この時間に東電からの知らせ。
2号機で原子炉格納容器ガス管理システムにより昨日採取した放出ガスの核種分析を行った結果、
短半減期核種キセノン133、135の検出の可能性があり、
核分裂反応が発生している可能性を視野に入れ、
一時間ほど前に原子炉の注水ラインよりホウ酸水の注水を開始、と。



2号機で核分裂反応か 原子炉注水
NHK 11月2日 6時38分

東京電力福島第一原子力発電所の2号機の格納容器から、
核分裂反応が起きた時にできる放射性物質のキセノンが検出され、
東京電力は核分裂反応が起きている可能性が否定できないとして、
原子炉に核分裂反応を抑えるホウ酸水を注入しました。

福島第一原発の2号機では、
先月28日から格納容器の中から気体を吸い出し、
フィルターを通して放射性物質を取り除く装置の運転を始めていて、
この装置の出口付近で放射性物質の種類や濃度を測定して分析しています。

その結果、1日に行った分析で、
核燃料のウラン235が核分裂してできる放射性物質の
キセノン133と、キセノン135が検出された
ということです。

キセノン133は放射性物質の量が半分になる半減期が5日と短いため、
東京電力は、再び核分裂反応が起きている可能性が否定できないとして、
午前3時前から1時間にわたって原子炉に核分裂反応を抑えるホウ酸水の注入を行いました。

東京電力によりますと、原子炉の温度や圧力、
それに敷地周辺の放射線量を計測しているモニタリングポストの値に大きな変動はないため
核分裂反応が起きていても規模は小さいとしています。

経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、
検出されたキセノンの濃度は低く、原子炉の温度などに変化がないことから、
今のところ燃料が再び溶融しているとは考えにくいとしていますが、
ホウ酸水を注入したあともキセノンの検出が継続されないかどうか、状況を見極めるとしています。


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東京電力
「再び核分裂が起きている可能性が否定できない」→「核分裂が起きている」
「モニタリングポストに大きな変動はない」→「大きくないけど変動している」
(どこまで上がれば大きいというのかは不明)
「核分裂反応が起きても規模は小さい」→「小さいと思いたい」(今までの経験から信じられない)

保安員
「燃料が再び溶融しているとは考えにくい」→「考えたくない」(メルトダウンもしてないと言った)

素直に育ってきた私なのに゚(oゝ艸・)・・あの日以来こんなふうに考えるようになってしまいました。
とにかく、信じられないし、テレビもチラッと報道しただけで
今はどこの局もこのニュースを流していない。
「万が一を考えて風下の方はマスクを」ぐらいのことを言ってももいいのではないだろうか?




東京電力プレスリリース 最近の2号機情報続きを読む

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