東芝原子力技術研究所原子炉の運転再開

東芝原子力技術研究所:原子炉の運転再開、
川崎市に報告 /神奈川

毎日新聞 2011年11月26日 地方版

川崎市は25日、
東芝原子力技術研究所(川崎区)の研究用原子炉が28日以降に運転を再開すると発表した。
同研究所から21日に報告があったという。

市危機管理室によると、
3月11日の東日本大震災発生時は研究用原子炉は運転停止中で影響はなかったが、その後も運転を控えていた。
東京電力福島第1原発の事故を受けた文部科学省の調査や年1回の定期検査があり運転再開が遅れたという。
運転再開時に市に報告があるのは異例で、東芝広報室は「震災後に市から要望があったので連絡した」と話している。

市は24日付で研究所に安全対策の向上などを求める要望書を提出した。【高橋直純】


川崎の実験炉 再稼働へ 東芝「研究ニーズある」
東京新聞 2011年11月26日 朝刊


川崎市川崎区にある東芝の原子力研究施設「東芝原子力技術研究所」の実験用原子炉が、
二十八日にも運転を再開することが決まった。
同社から通告を受けた市が二十五日、発表した。実験炉は三月四日から運転を停止しており、
東日本大震災時は稼働していなかった。 

東芝によると、震災発生後の三月十一~十二日に施設を点検し、
原子炉などに異常がないことを文部科学省と川崎市に連絡。
その後も同省の定期検査を受け今月十八日に合格証を得たという。

この実験炉は民間が持つ国内唯一の臨界実験装置。一九六三年に運転を開始し、最大熱出力二百ワット。
研究用なので、発電装置はない。例年、六十日前後稼働させている。

福島第一原発事故で脱原発の世論が高まる中での運転再開となるが、
同社広報室は「事故などで損傷した原子炉の炉心管理技術の開発など、研究のニーズがある。
大学生を招いた実験の予定もある」と強調した。

通告を受けた市は二十四日、
事故発生時の連絡体制の整備などを求める阿部孝夫市長名の要望書を同研究所に提出した。



東芝原子力研究所
東京湾周辺の原子炉の一つ。
羽田空港の対岸、東芝原子力技術研究所(神奈川県川崎市川崎区浮島)にある。
東芝臨界実験装置 NCA は1963年よりある低濃縮ウラン軽水減速非均 質型の実験炉。
2004年7月13日、中性子増大のため自動停止。
東日本大震災時は停止中だった(2011年3月4日より停止)。
もう一基の東芝教育訓練用原子炉 TTR-1 は2001年3月に廃炉
日本 神奈川県川崎市川崎区浮島町4-1

赤い風船のところです
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原子炉



「もんじゅ廃炉含め検討」細野大臣~西川知事(福井新聞)


原発相、もんじゅ廃炉も含め検討 エネ政策見直しで結論
福井新聞 (2011年11月27日午前9時19分)

細野豪志原発事故担当相は26日、
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)と関西電力大飯原発(おおい町)を視察した。
視察後、もんじゅについて「一つの曲がり角に来ている」と記者団に語り、
政府の提言型政策仕分けの評価結果も踏まえ、廃炉を含め抜本的に見直す考えを示した。
細野氏は福井新聞社の取材に応じて
「全体の絵がない中で、もんじゅだけ結論を出すことはやるべきでない」とも述べ、
来年夏をめどに結論を出すエネルギー政策全体の見直しの中で方向付けるとした。

もんじゅをめぐり20日の提言型政策仕分けでは
「もんじゅを用いた高速増殖炉の研究開発の存続の是非を含め、従来の体制・計画を抜本的に見直す」と評価された。
中川正春文部科学相は、
来年度予算で40%出力確認試験に備えた対応調整費約22億円の計上を見送る考えも示唆している。

福井新聞社の取材で細野氏は、
高速増殖炉の研究開発が当初の計画から長い年月がたち、設備が老朽化している点などを挙げ
「(抜本的な見直しを行うべきだとの厳しい見方は)現実として受け止める必要がある」とした。

一方で
「国際的なエネルギー(確保)の問題や廃棄物を減らしていく観点から高速炉の可能性は決して失われてはいない。
曲がり角というのはゼロか1かということでは必ずしもなく、いろいろな可能性を考えていく余地がある」と含みを持たせた。

さらに「もんじゅの検討は全体がパッケージでなされなければならない」とも説明。
使用済み核燃料の再処理、放射性廃棄物の処理などを総合的に検討する必要があるとした。

細野氏は国のエネルギー政策を検討する上で、
長年エネルギー政策を支えてきた原発立地地域の声を聞くことも大事だと強調した。(竹内史幸、野田勉)





もんじゅ廃炉検討発言で知事見解 「幅広く検討の意味」
福井新聞 (2011年11月28日午前7時18分)

西川知事は27日、
細野豪志原発事故担当相が高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉を含めて検討する考えを示したことについて
「(大臣の発言真意は)幅広く検討しなければならないという意味」との認識を示した。
その上で、核燃料サイクル政策の方向性は立地地域の理解や多角的な議論の醸成が重要とし
「しっかりとした政府の方針を早急に出す必要がある」と注文を付けた。

同日開かれた拠点化推進会議の後、報道陣の質問に答えた。

もんじゅをめぐっては同会議の中でも意見が相次いだ。
知事は、行政刷新会議が提言型政策仕分けで
「存続の是非を含め抜本的に見直すべきだ」と提言した点について「政策決定の順序が逆ではないか」と批判。
来夏にエネルギー政策全般の方向性を取りまとめるとしている政府のエネルギー・環境会議で
「まずは議論すべきものだ」と指摘した。

これに対し、文部科学省の藤木完治研究開発局長
「エネルギー・環境会議などで継続的に意義を発信し、必要な予算を確保するよう努力したい」と答えた。
日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長は厳しい現状を
「まな板のコイ」と表現し「できる限り情報を発信し、国民に理解していただきたい」と述べた。




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原発解体を見ると
普通の原発の廃炉だってなかなかできないのに
もんじゅを廃炉にすることが出来る技術があるのかどうか・・・今の私の疑問です。

でも、もんじゅは・・・いらない。

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11月21日たねまきジャーナルより

水野:
もんじゅは停止していても維持費が年間200数十億円かかる?

小出:
もんじゅというか、高速増殖炉は、
原子炉を冷却するための冷却材として水が使えないのです。
物理学的な宿命があって、「もんじゅ」の場合はナトリウムという物質を使っているのですが、
ナトリウムは70度よりももっと冷たくなってしまうと固体になってしまうのです。
そうすると、ポンプで流すこともできませんし、冷やすこともできないし、
個体になってしまうと体積が変わってしまいますので、
原子炉の構造自身が壊れてしまうという事になりますので、
もう、四六時中、温め続けなければいけない。
そのために、「もんじゅ」はもともとは発電のための原子炉なんですけれども、
自分では発電できませんし、温めるためには電熱器がいるということで、
膨大な電気を使いながら、ただただ、ナトリウムを温めるという仕事をずっとしてきました。
「もんじゅ」という原子炉はもともと燃料がプルトニウムという物質なんですね。
プルトニウムという物資は人類が遭遇したうちで、「最悪な毒物」と言われるほど危険な毒物でして、
100万分の1グラムを吸い込んだら,人間一人が肺がんで死ぬという程の毒物なのです。
それを何10トンも原子炉の中に入れて動かすというのが「もんじゅ」という原子炉です。
皆さん考えていただきたいのですが、
家庭で14年間も使わないで置いておいた電気製品を、
もう一度使おうという気が起きるでしょうか?

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小出裕章氏インタビュー記事(YenSPA!より)


このインタビューをした日にちが分かりませんが
話の内容から、モンゴルが処分場の計画を断念する前だと思われます。

      核処分場:モンゴル政府、計画を断念 反対高まり、日本に伝達
      毎日新聞 2011年10月15日 東京朝刊
      モンゴルに原子力発電所の使用済み核燃料の一時保管・処分場を建設する計画を断念することを決め、
      9月下旬に日本政府など関係者に伝えたことが14日、わかった。


この中に、私が初めて聞いた話しがあります
小出「実は東北大学の修士を出た後に、電力中央研究所に入ることになっていました。
   内定をもらって、研究所には私の席も用意されていました。
   ところが、私が女川原発に反対していることがバレて、内定取り消しになったんです。」

以下インタビューを転記しますーーー



YenSPA!

私が原発を絶対に認めない理由_
小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)インタビュー



原子力村の中心で「危険だ」と40年間も叫び続けてきた研究者、
小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)インタビュー



福島第一原発の事故以来、にわかに脚光を浴びるようになった科学者、小出裕章助教。
5月23日には参議院に参考人として出席し、原発の不合理性を訴えた。
彼が40年もの間、原子力の専門家として警鐘を鳴らし続けてきた原動力とは何なのか──



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──福島の原発事故は、いまだに収束の気配を見せていませんね。

【小出】
原子炉の中に入っている核燃料は、「ペレット」というセトモノなんです。
100tにものぼる瀬戸物が溶け落ち、圧力容器の底を溶かして下まで落ちてしまっているんです。
東京電力はこの事態を想定するマニュアルを持っていません。
今回のケースは「想定不適当事故」、つまり「絶対にありえない事故」とされてきたからです。

──東京電力(以下東電)は当初、メルトダウンしていないと発表していましたが、2か月以上も経って訂正しました。

【小出】
今は、燃料自体が溶ける「メルトダウン」から、
圧力容器と格納容器の一部を溶かして燃料が落下する「メルトスルー」までいってしまったようです。
事態はまったくよくなってはいません。たいへん厳しい状況が今後もずっと続くでしょう。

──国が作業員の被曝許容限度を250ミリシーベルトにまで上げましたね。

【小出】
作業員の通常時被曝許容限度は5年間で100ミリシーベルトでした。
ただ、異常事態が起きたときには例外的に年100ミリシーベルトまでは許すことにされていました。
それが今回、一気に2・5倍まで引き上げたのです。
現場の放射線量が非常に高いので、従来の基準では短時間しか作業ができず、人員もすぐに足りなくなってしまう。
そこで“緊急措置”として、その無理を現場作業員に押しつけているのです。非常に心が痛みます。

──作業員だけでなく、周辺住民の基準値も、それまでの1ミリシーベルトから20ミリシーベルトまで引き上げられました。

【小出】
20ミリシーベルトというのは、従来は私も含めて放射能にかかわる仕事をしている人たちにとっての基準でした。
「給料をもらうかわりに、ここまでの被曝はガマンしろ」という数値。
それを、放射線の感受性が強い胎児や子供にまで同じように適用するということは、絶対にしてはなりません。

──農作物や海産物の汚染も広まっています。

【小出】
海に関しては、海藻を調べなければいけない。海藻は回遊しませんから、定量的なデータが取れます。
なぜこれをしないのか疑問に思います。
いずれにしても、莫大な量の放射能が海に流れたのは事実。
農作物からも次々に放射能が検出され、相当広範囲にわたって汚染されたことがわかります。

しかし、汚染された食べ物を拒否してしまえば福島の農漁業は壊滅してしまいます。
そこで、少々の放射能は私たち年齢が高い人たちが受け入れるべきだと思うのです。
私は60歳を過ぎましたので、放射線の感受性は乳幼児の1000分の1、30代と比べても数十分の1ですから。
映画に「18禁」というのがあるように、食べ物にも「50禁」「60禁」といった規制を作ればいいと思います。

安全な食べ物をみんなで奪い合ってしまえば、汚染された食べ物はお金のない側に回っていきます。
チェルノブイリ原発事故に日本が禁輸措置をしたとき、汚染された食べ物は食料不足の貧しい国々に流れていきました。
学校給食などはお金がかけられませんから、安全な食べ物が回って来にくくなるでしょう。
私たち大人には、これまで原発を容認してきた責任があります。しかし、子どもたちには何の責任もないのですから。

──同様の理由で、シニア決死隊(福島原発暴発阻止行動プロジェクト)にも志願していらっしゃいますね。

【小出】
私は原子力に携わってきたにもかかわらず、止められてこなかった。
推進こそしていませんが、その責任は非常に感じています。
現地に行って私にできることがあれば、何でもするつもりです。


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インタビューの2と3は続きを読む

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青梅市の霞川で魚が大量死のニュース


青梅市で魚5000匹浮く
産経ニュース 2011.11.25 20:46

東京都は25日、
青梅市の霞川で死んだ魚約5千匹が浮上し、回収したと発表した。回収は26日にも行う。
魚が浮上したのは霞川の柿沢橋から山城橋にかけて。
25日朝、住民から通報があったという。都の職員が駆けつけたところ、
浮いていた魚は体長約5~10センチで、生きた魚が泳いでいるのも確認したという。

都によると、水質の簡易検査を行ったが、水中の酸素量には問題がなく、
シアンや六価クロムなども検出されなかった。

このため、詳細な分析を行って原因を究明する。分析には約1週間かかるという。


■霞川

霞川は、青梅市の永山丘陵に源を発し、同市内を流下したのち、
埼玉県入間市を横断し狭山市内で入間川に合流する荒川水系の一級河川です。
延長は約15.8キロメートルで、このうち上流の約5.5キロメートルが東京都の管理区間です。
これまで、道場橋右岸上流に調節容量88,000立方メートルの霞川調節地を整備するほか、
約1.1キロメートルの整備が完了しています。
平成22年度以降は、藤の木橋、城山橋付近の護岸整備と橋梁の架替工事を予定しています。


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この近くには線量が高い奥多摩があり
すぐ近くには今、汚泥を埋めている日の出処分場があります

何故魚が大量に死んでいたのか
分析の結果を待ちたいと思います。


東京3

青梅


東京都の報道発表ーーー

霞川(青梅市)における魚浮上について

平成23年11月25日
環境局
建設局

 本日、霞川(青梅市東青梅・柿沢橋~山城橋)で魚浮上がありましたので、お知らせします。

1 発生状況
11月25日8時頃、青梅市を流れる霞川の柿沢橋~山城橋付近(青梅市東青梅六丁目)に
魚が浮上しているとの通報が、都民から青梅市役所に入りました。
環境局は、現地に職員を派遣し、水質及び浮上魚の状況等の確認を行った結果、
本日17時現在、約5,000匹(体長概ね5~10センチメートル)の魚の浮上を確認し、
建設局が回収を実施しています。なお、生きた魚の遊泳も確認しています。

2 調査結果
環境局が、本日11時45分頃、やまべ橋で水中の酸素量等を測定したところ、以下のとおりです。
水質の分析結果

pH:7.7(環境基準6.5以上8.5以下)
溶存酸素量:10.6ミリグラム/リットル(環境基準5ミリグラム/リットル以上)
シアン、六価クロム及び残留塩素:不検出(簡易分析)

この結果からは、魚浮上の原因となる物質は検出されず、魚浮上の原因はわかっていませんが、
原因究明のため、環境局は現地の河川水を採水し、有害物質の詳細な分析を行います
(分析結果の判明には約1週間を要する見込みです。)。

3 対応
建設局は、本日午後から魚の回収を行っており、回収できなかった魚は明日回収いたします。
また、環境局は、現在、原因を調査しており、有害物質の分析の結果とあわせて、あらためて公表します。


問い合わせ先
(水質及び事故原因について)
環境局自然環境部水環境課
 電話 03-5388-3569
東京都多摩環境事務所環境改善課
 電話 042-525-4771
(浮上魚の回収について)
建設局河川部防災課
 電話 03-5320-5433


12062



12月2日検査結果が出ました
霞川(青梅市)における魚浮上について(調査結果)
平成23年12月2日
環   境   局

1 水質調査結果
河川水中の有害物質について、さらに精密な分析を行うため、事故発見当日に魚浮上地点
及びその上流側の2地点の計3地点で採水を行いました。

分析結果は以下のとおりです。
採 水 日  : 平成23年11月25日(金)
採 水 地 点  : 柿沢橋(上流側、下流側)、やまべ橋の計3地点
分 析 項 目  : 水素イオン濃度(pH)、溶存酸素量、残留塩素、重金属類、農薬類
分析結果   : 簡易試験及び公定法による精密分析のいずれにおいても、全て環境基
        準値以下、又は検出されませんでした(別紙参照)。
2 周辺調査
  現地周辺の事業所に、有害物質等の使用状況について調査したところ、適切に取扱われて
 いることを確認しました。
3 事故原因
  以上の調査の結果から、魚浮上の原因となる物質の特定には至りませんでした。
4 今後の対応
  現地周辺では、事故発見日以降、生魚の遊泳を確認しています。
  環境局は引き続き、河川の監視を継続してまいります。
 
12061111


なぜ、放射性物質を調べないんだろう?

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同じようなニュース「川で魚が大量死 神奈川県茅ケ崎市」
10月2日午前7時ごろ、神奈川県茅ケ崎市内を流れる千ノ川で大量の魚が死んでいた件について
その後の結果を調べてみました。
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文科省が契約を解除した業者(アルファ通信)との間には何があったのだろうか

私は、とても大きな誤解をしていたかもしれません
11月19日に書いたブログ
福島県内600カ所設置の測定機器は性能不足だった
(ニュース記事と受注会社)



このブログにコメントを頂きました。
「これ、文科省が「測定値が低くなるようにしろ!」っていたのを突っぱねて契約切られた会社。
アルファ通信が正義、国民をだましてるのは文科省」

「測定値が低くなるように」文科省が言うなんて事は思ってもみなかったけれど、もしかしたらあり得るのかも・・・
と思っていた時に
別の方から「これに関係のある情報」と、教えて頂きました。ありがとうございます。



下記のことのようです



テレビウォッチ 元木昌彦の深読み週刊誌
2011/11/24 19:40
文科省「放射線量低く見せろ」要求応じず解約になったオンライン線量計

ここで週刊誌の話題から外れることをお許し頂きたい。
これを読んでいただいている読者の中には、
11月19日(土曜日)の朝刊で以下のような記事を目にした方もいるのではないだろうか。

「文部科学省は18日、福島県内の学校や公園で放射線量を計測する
『オンライン線量計』を発注した業者との契約を解除したと発表した。
測定精度が低く、結果の送信ができないなどのトラブルで納期が守られなかったためと説明している」(朝日新聞より)

東京新聞などは1面トップだった。
この業者というのは東京都中野区にある「アルファ通信」(豊田勝則社長)で、社長は私もよく知っている。

簡単に経緯を書くと、福島の学校などに600台の線量計を設置する工事を「アルファ通信」が落札し、
工事を始めたのが9月からだった。
線量計を入れるカプセルの仕様が突然変更されたり、台風などもあったことで
10月中旬の納期は双方了解して11月に延期した。次の納期は11月14日。
600台のうち480台までは設置が完了したが、100台と少しが残ったのは事実である。
文科省の契約解除の理由は納期遅れだけである。

しかし、文科省は会見で、
記事にもあるように「測定精度が低く」てと計数管にあたかも欠陥があったように話しているが、
これは事実とは異なる。
いちばん文科省が問題にしたのは、「アルファ通信」の使用している計数管がアメリカ製であることだった。
これはアメリで校正(検定のようなもの)をした国際標準の計数管である。

文科省がモニタリングポストなどで使っているのは、国内の日立系の会社の製品である。

いまでは知られるようになってきたが、文科省が発表している放射線量は、
モニタリングポストを高いところに据えたりして、市町村が発表している数値より低い。

子どもの背丈のところを測らないのでは意味がないという批判が巻き起こり、今回は地上50センチに設置することになった。
しかし数値がモニタリングポストより高く出ることに怯えた文科省は、
「アルファ通信」の線量計の数値が低く出るよう仕様変更することを強硬に要求してきたのである。

聞くところ、期限ギリギリになっても「アルファ通信」の技術者を丸一日缶詰にして、
アメリカ標準ではなくここは日本なのだから日本標準にせよとの一点張りで、聞く耳を持たず。
その結果、設置の仕事にも影響が出てしまったというのだ。

このことが指し示している最大の問題点は、
文科省が発表している放射能の線量は人為的に操作され、低く出るようにせよとメーカー側に要求し、
それを飲まなければ切るという理不尽とも思えるやり方をしていることである。


「アルファ通信」側はこうした問題を含めて、記者会見を開く意向である。
また、こうした官僚たちのいい分を、少しも検証することなく垂れ流す新聞にも猛省を促すつもりである。

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元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか



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これが事実なら、あまりにひどい事です。

あんなに、政府やメディアには騙されないようにしようと注意していても、
私みたいなアホは、すぐに業者がいけないのだと考えてしまいます。
情けない・・・

事実がどちらなのかはまだ、分からないけれど
「アルファ通信」側が記者会見を開くとのことですので、
しっかりと見届けたいと思います。

だけど、・・・じゃぁ・・・
日立の線量計は数値が小さく出るようなものだということ・・・

何を信じればいいのか(。♋ฺ‸♋ฺ。)ウルウル・・・

イギリスオックスフォード 朗読会・坂本龍一&吉永小百合(内容書き出し)

イギリスオックスフォード大学での朗読会です
坂本龍一さんのピアノと吉永小百合さんの朗読に
この小さい画面のYoutubeでさえも、強く心に響きます。(いつもより大きな画面貼りつけちゃったw)


坂本「原子力を平和的に使うという幻想から私たちを目覚めさせました。武器であろうと電力であろうと、
    核と人間は共存できないと世界に証明することが次に必要な事なのです」

吉永「今私たちは、特に日本人は原子力というものについて、もっともっとよく知って
    考えていかなければいけない時期だと思います」


英国で原爆詩


10/22(火) 2.30pm-4.30pm
"The Second Movement in Oxford"
A Message for World Peace.
A Recital of Atomic-Bomb Poetry delivered by the Japanese artist, Sayuri Yoshinaga, with the composer Ryuichi Sakamoto at the piano.



朗読会
坂本龍一
吉永小百合
ナレーション TARAKO

イギリスの大学都市オックスフォード
朗読会は大学内の教会で行われました
原爆詩を通して平和について考えて欲しいと
大学の講座を持つ日産現代日本研究所によって開催されました

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今回は吉永小百合さんの朗読に合わせて坂本龍一さんがピアノを演奏します



 「序」  作 峠三吉

ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ こどもをかえせ
わたしをかえせ
わたしにつながる にんげんをかえせ
にんげんの
にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ


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吉永小百合:
こういう詩があるという事と、日本が原爆を受けたっていう事。
日本の若い子さえも知らないわけですよね。
だから、
学生さん達に、少しでも、卒業後も
何かの形で心の中に残ってもらえたらどんなに嬉しいかと思います。



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坂本龍一:
ぼくが音を付けることで、すこしでも、なにかな・・
より、こう切実に、たとえば当時の亡くなった子どもたちの
犠牲になった子どもたちの声とか、
より、こう、想像し易いというか入ってきやすいというか、
そういうふうになったとすればとても嬉しいですね。



「慟哭」(どうこく)  作 大平数子
(この詩は息子と夫を失った女性の気持ちがつづられている)

逝ったひとはかえってこれないから
逝ったひとは叫ぶことが出来ないから
逝ったひとはなげきすべがないから
しょうじ よう  やすし よう

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しょうじ よう  やすし よう
つばめさん つばめさん
あなたがいた みなみの国に
もしや さたしの子どもが
帰るのを忘れて 遊んでいやしないでしょうか
あの子はものおぼえのいいこだから
きっとわたしを
思いだしてくれるでしょうけれど

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こどもたちよ
あなたは知っているでしょう
正義ということを

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正義とは
つるぎをぬくことでないことを
正義とは
”あい”だということを



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ナレーション:
今年東日本大震災によって引き起こされた原発の事故
今回の朗読会に二人は特別な思いを抱いていました



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坂本龍一:
福島で起きた最悪の事故は
原子力を平和的に使うという幻想から私たちを目覚めさせました
武器であろうと電力であろうと
核と人間は共存できないと世界に証明することが
次に必要な事なのです


ナレーション:吉永さんは震災の被災地を描いた詩を朗読することにしました

「詩の黙礼」より  作 和台亮一

見えない姿の子どもたちが
悲しい心の子どもたちが
この土手に来て 
鯉のぼりを見あげている
津波が 津波が 来たんだね
つらかったね こわかったね
子どもたち



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吉永小百合:
66年前の原爆の事はとても大事な事ですけれども
それはやっぱり、今につながっていて
そして、今回の福島のあの原発事故につながっていることだと思うんですね
で、今私たちは
特に日本人は原子力というものについて、もっともっとよく知って
考えていかなければいけない時期だと思います
だから、ま、そういう思いもオックスフォードの学生さん達に伝えたい


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スイスからの留学生 マーティン・オレリアさん:
吉永さんの感情表現が素晴らしくて
本当に感動しました


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イギリス人 マイケル・メイヤ・キングさん:
(詩の)ツバメに自分の子どもの行方を聞いている部分が
心に残っています


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スイスからの留学生 ミカエル・ブンキさん
私達人間の共通の歴史を
世界中の人達に伝えることは重要だと思いました





続きを読むに原爆詩人・故大平数子さんの「慟哭[どうこく]についての解説あり

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