緊急開催!
黒岩知事との「対話の広場」
~震災がれきの受け入れへ!東北再生に向け今、神奈川が出来ること~
神奈川県の瓦礫の受け入れについて、黒岩知事が「対話の広場」を行いました。
話を聞いていると私なんか「東京都よりもずっといいな」なんて思ってしまいましたが、
これはとても難しい問題だと思います。
やはり、私たち市民は
瓦礫そのものの線量の大きさよりも、
安全であると確信の持てない事についての不安。
一度受け入れることになってしまったら、その後に対しての不安。があります。
おもに後半部分の質疑について書き出しました。
2012/01/30 18:26
緊急開催!黒岩知事との「対話の広場」
司会:石川 みゆき(いしかわ みゆき、本名:石井 みゆき、1960年6月16日 - )
東京都府中市出身の元ニッポン放送のアナウンサー。
シグマ・セブン所属。玉川学園女子短期大学卒業。血液型はA型。

神奈川県知事:黒岩 祐治(くろいわ ゆうじ、1954年9月26日 - )
日本の政治家、元ニュースキャスター。神奈川県知事(民選第17代)。
フジテレビ報道記者・解説委員、新報道2001キャスター、
国際医療福祉大学客員教授、早稲田大学大学院公共経営研究科講師、
新しい日本をつくる国民会議運営委員を務めた。
黒岩知事は
「皆さんのアレルギーが非常に強いから、瓦礫の受け入れについて悩んだ」
そうです。
司会の石川みゆきサンには最後まで市民をバカにしたような司会進行で私は驚きました。
御用学者に市民の質問が及ぶと
質問中にも構わず、言葉を遮るように「他の質問は?」という発言。
司会者として非常にこの場から浮いていたように感じました。
続きを読むに
一部内容書き出し続きを読む
黒岩知事との「対話の広場」
~震災がれきの受け入れへ!東北再生に向け今、神奈川が出来ること~
神奈川県の瓦礫の受け入れについて、黒岩知事が「対話の広場」を行いました。
話を聞いていると私なんか「東京都よりもずっといいな」なんて思ってしまいましたが、
これはとても難しい問題だと思います。
やはり、私たち市民は
瓦礫そのものの線量の大きさよりも、
安全であると確信の持てない事についての不安。
一度受け入れることになってしまったら、その後に対しての不安。があります。
おもに後半部分の質疑について書き出しました。
2012/01/30 18:26
緊急開催!黒岩知事との「対話の広場」
司会:石川 みゆき(いしかわ みゆき、本名:石井 みゆき、1960年6月16日 - )
東京都府中市出身の元ニッポン放送のアナウンサー。
シグマ・セブン所属。玉川学園女子短期大学卒業。血液型はA型。

神奈川県知事:黒岩 祐治(くろいわ ゆうじ、1954年9月26日 - )
日本の政治家、元ニュースキャスター。神奈川県知事(民選第17代)。
フジテレビ報道記者・解説委員、新報道2001キャスター、
国際医療福祉大学客員教授、早稲田大学大学院公共経営研究科講師、
新しい日本をつくる国民会議運営委員を務めた。
黒岩知事は
「皆さんのアレルギーが非常に強いから、瓦礫の受け入れについて悩んだ」
そうです。
司会の石川みゆきサンには最後まで市民をバカにしたような司会進行で私は驚きました。
御用学者に市民の質問が及ぶと
質問中にも構わず、言葉を遮るように「他の質問は?」という発言。
司会者として非常にこの場から浮いていたように感じました。
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・環境省が示した除染のための工程表について
・飯館村独自の除染案について
・原発事故後政府が実施した会議の議事録が作っていない事について
1月30日月曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
東日本大震災:福島第1原発事故 除染、14年3月完了
年50ミリシーベルト以下優先--環境省工程表
毎日新聞 2012年1月27日 東京朝刊
◇春に本格着手 「50ミリシーベルト超」は計画示せず
環境省は26日、東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質の除染について、国が直轄で進める作業の工程表を発表した。放射線量が年間50ミリシーベルト以下の地域は住民の同意など条件が整った地域から今春以降順次、本格除染に着手し、14年3月末の完了を目指す。年間50ミリシーベルト超の地域では、現在の技術では住民が帰宅できるレベルまで線量を下げられず、帰還の難しさが改めて浮き彫りになった。

国は放射性物質汚染対処特別措置法に基づき、現在の警戒区域と計画的避難区域を「除染特別地域」として除染。
両区域は4月から
(1)年間20ミリシーベルト以下の避難指示解除準備区域(除染対象面積約1万200ヘクタール)
(2)同20ミリシーベルト超50ミリシーベルト以下の居住制限区域(同7200ヘクタール)
(3)同50ミリシーベルト超の帰還困難区域(同約9300ヘクタール)--に再編する。
除染では高圧洗浄機で洗い流したり、表土をはぎ取ったりする方法などが取られる。
汚染された物は仮置き場を経て、中間貯蔵施設に運ばれる。
これまでは役場など公的機関を中心に試行してきたが、今後は約6万世帯が所有する住宅や店舗などでも実施される。
工程表によると、3区域のうち年間50ミリシーベルト以下の(1)、(2)の地域の除染を優先。
役場、常磐道や上下水道などのインフラ施設の除染を先行した後、
民有地の所有者から同意を得て本格除染に着手する。
(1)の地域では、まず同10ミリシーベルト以上の地域や5ミリシーベルト以上の地域の学校など
線量が高めの場所から同10ミリシーベルト未満を目指して除染し、今年中の完了を目指す。
5~10ミリシーベルトの地域では来年3月末まで、1~5ミリシーベルトの地域では14年3月末までに除染する。
この過程で、来年8月末までに住民の年間追加被ばく線量を約半分に減らし、子どもは約6割減を目標とする。
(2)の地域では、年間追加被ばく線量を20ミリシーベルト以下にすることを目指し、14年3月末まで除染する。
年間50ミリシーベルト超の
(3)の地域では当面、除染の効果を確かめるモデル事業を実施することのみが盛り込まれた。
環境省は今年3月末までに自治体ごとの詳細な除染計画を策定する。
細野豪志環境相は「帰還困難区域の皆さんには
(本格除染の計画を示せず)厳しい状況であるとお知らせすることになった」と話した。
【江口一】
==============

■解説
◇住民帰還は不透明
東京電力福島第1原発事故の影響で住民が避難している「除染特別地域」(約2万6700ヘクタール)の除染工程表が示され、放射線量が年間50ミリシーベルト以下の地域では14年3月末までの作業の終了をうたった。だが、除染の効果は今なお不明で、除染後のインフラ整備などの課題も山積している。住民の帰還については、先行きは不透明だ。
また、工程表では、どこまで線量を下げるかという目標値は明らかにされなかった。現在、内閣府が行っている除染のモデル事業の結果が2~3月に判明する予定で、環境省は目標値はそれを待ってから決める方針だ。
環境省は、現在の技術で、年間50ミリシーベルト以下ならば年間20ミリシーベルト以下まで下げることが可能としている。「年間20ミリシーベルト超」は、国際放射線防護委員会(ICRP)が緊急時に避難するのが望ましいとする値で、日本はこの基準で住民を避難させてきた。
一方、帰還困難区域となる年間50ミリシーベルト超の地域について、国は「モデル事業で効果を見ながら対応を検討する」としている。つまり、現状では除染によって帰宅可能なレベルまで線量を下げることは不可能ということだ。
環境省幹部は「例えば年間100ミリシーベルトの所を、50ミリシーベルトまで下げるために除染を行うことが必要かどうか、地元の意向を聞いて決めることになる」と話す。
工程表は地域再生の難しさを改めて示した。避難住民が今後の生活設計への見通しを得るためにも、政府は引き続き、除染の効果や現状を丁寧に説明していくことが求められる。【藤野基文】
==============
◆除染工程表の骨子◆
▽避難指示解除準備区域と居住制限区域の除染を優先し、14年3月末までに完了する。
▽避難指示解除準備区域(年20ミリシーベルト以下)
・13年8月末までに、11年8月末と比べて年間追加被ばく線量を50%(子どもは60%)減少させる。
・年10ミリシーベルト以上の地域はそれ未満を目指す。校庭は学校再開前に線量を毎時1マイクロシーベルト未満にする。
・局所的な高線量地点や市街地、学校や役場、基幹道路などを優先する。
・12年内に年10ミリシーベルト(学校は年5ミリシーベルト)以上の地域、13年3月末までに年5~10ミリシーベルトの地域、14年3月末までに年1~5ミリシーベルトの地域を順に除染する。
▽居住制限区域(年20~50ミリシーベルト)
・12~13年度に除染。
・年20ミリシーベルト以下を目指し、20~50ミリシーベルトの地域を段階的かつ迅速に縮小する。
・優先する区域は地元と協議する。
▽帰還困難区域(年50ミリシーベルト超)
・国の除染モデル事業で効果的な除染技術を確立してから対応を検討する。
除染:飯舘村が独自の工程表 標高の高い所を優先
毎日新聞 2012年1月30日 21時14分(最終更新 1月30日 22時43分)
福島県飯舘村は30日、独自の除染工程表案を発表した。
放射線量の低い所を優先する国の工程表と違い、除染順序は標高の高いところから低いところへ
▽放射線量が年間50ミリシーベルト以上の地域も含めて全域を2年間で実施--などが骨子。
菅野典雄村長は「国が机の上で作った計画と地元の心は違う」と話し、国に理解を求める考えだ。
環境省が26日に発表した工程表は、年間20ミリシーベルト以下の避難指示解除準備区域
▽同20~50ミリシーベルトの居住制限区域--を優先。
同50ミリシーベルト超の帰還困難区域は具体的な計画が示されていない。
飯舘村内には3区分すべてが設定される見通しで、
国の工程表に従えば村民の帰還時期がばらばらになる可能性がある。
村はこれまでの実験結果などから、
標高の低い地域を先に除染しても、雨水などが標高の高い所から流れてきて線量が再上昇する可能性が高いと判断。
標高の高い村の西側から低い東に向けて同心円状に除染区域を広げ、
12~13年度で全域を除染する計画を立てた。
村の計画に従えば、12年度に帰還困難区域が含まれたり、
逆に線量の最も低い避難指示解除準備区域が後回しになったりする。
しかし、菅野村長は
「村としては、一部地域の人だけ先に帰っていいとは言えない。線量だけで区切れば村の分断を招く」と話している。
【泉谷由梨子】
「隠蔽」批判免れず=震災・原発対応、検証困難に
時事ドットコム (2012/01/27-20:10)
東日本大震災で設置された政府の15会議体のうち10の会議が、議事録を作成していないというずさんな実態が分かった。議事録欠如は、震災や東京電力福島第1原発事故対応の検証作業の支障となるばかりか、後世の国民に対する説明責任を放棄することになりかねない。「政治主導」の本質を取り違えた民主党政権は、「隠蔽(いんぺい)」との批判を免れそうにない。
政権交代前の2009年6月に成立した公文書管理法は、「歴史的事実の記録である公文書」を「国民共有の知的資源」と位置付け、行政機関の意思決定過程などを検証できるよう文書作成を義務付けている。
10の会議のうち、原子力災害対策本部(本部長・首相)は昨年末まで23回の会合を開催。事故発生直後の避難区域決定などで重要な役割を果たしてきたが、議事概要すら作っていなかった。議事録も議事概要も残していないのは、同本部に緊急災害対策本部と被災者生活支援チームを加えた3組織。いずれも震災・原発事故対応の中核を成す。
昨年12月に原発事故の中間報告書を公表した政府の事故調査・検証委員会は、今年7月までに最終報告書をまとめる。ただ、菅直人前首相らへのヒアリングは後回しにしたままだ。官邸首脳が出席していた会議の議事録がないことが、今後の検証作業に影響しないとは言い切れない。
公文書管理担当の岡田克也副総理は「忙しくて人手がなかったということもある。(そういう理由で)記録が残されていなかったと想像している」として、意図的な隠蔽との見方を否定。一方、政府関係者は、菅政権では「官僚排除」の傾向が強かったとした上で「そもそも記録要員が入っていなかったのではないか」と指摘する。
公文書管理法に罰則規定はないが、内閣府公文書管理委員会の委員長を務める御厨貴東大教授は27日、「記録を残すのは当然だ。緊急事態で(作成を)忘れたということか」と述べ、対応に苦言を呈した。同じく委員の三宅弘弁護士も「1000年に1度の大災害、それに伴う先端科学の事故なのだから、記録を後世に残すのは政府の義務」と語った。
政府は「緊急事態の場合は、後で作成することも許容される」(内閣府公文書管理課)と説明する。だが、震災発生当初から民主党政権の国民への情報提供には批判が強かっただけに、不信感は拭いようがない。行政のトップだった菅氏や、官房長官を務めた枝野幸男氏の責任は重大だ。
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・飯館村独自の除染案について
・原発事故後政府が実施した会議の議事録が作っていない事について
1月30日月曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
東日本大震災:福島第1原発事故 除染、14年3月完了
年50ミリシーベルト以下優先--環境省工程表
毎日新聞 2012年1月27日 東京朝刊
◇春に本格着手 「50ミリシーベルト超」は計画示せず
環境省は26日、東京電力福島第1原発事故に伴う放射性物質の除染について、国が直轄で進める作業の工程表を発表した。放射線量が年間50ミリシーベルト以下の地域は住民の同意など条件が整った地域から今春以降順次、本格除染に着手し、14年3月末の完了を目指す。年間50ミリシーベルト超の地域では、現在の技術では住民が帰宅できるレベルまで線量を下げられず、帰還の難しさが改めて浮き彫りになった。

国は放射性物質汚染対処特別措置法に基づき、現在の警戒区域と計画的避難区域を「除染特別地域」として除染。
両区域は4月から
(1)年間20ミリシーベルト以下の避難指示解除準備区域(除染対象面積約1万200ヘクタール)
(2)同20ミリシーベルト超50ミリシーベルト以下の居住制限区域(同7200ヘクタール)
(3)同50ミリシーベルト超の帰還困難区域(同約9300ヘクタール)--に再編する。
除染では高圧洗浄機で洗い流したり、表土をはぎ取ったりする方法などが取られる。
汚染された物は仮置き場を経て、中間貯蔵施設に運ばれる。
これまでは役場など公的機関を中心に試行してきたが、今後は約6万世帯が所有する住宅や店舗などでも実施される。
工程表によると、3区域のうち年間50ミリシーベルト以下の(1)、(2)の地域の除染を優先。
役場、常磐道や上下水道などのインフラ施設の除染を先行した後、
民有地の所有者から同意を得て本格除染に着手する。
(1)の地域では、まず同10ミリシーベルト以上の地域や5ミリシーベルト以上の地域の学校など
線量が高めの場所から同10ミリシーベルト未満を目指して除染し、今年中の完了を目指す。
5~10ミリシーベルトの地域では来年3月末まで、1~5ミリシーベルトの地域では14年3月末までに除染する。
この過程で、来年8月末までに住民の年間追加被ばく線量を約半分に減らし、子どもは約6割減を目標とする。
(2)の地域では、年間追加被ばく線量を20ミリシーベルト以下にすることを目指し、14年3月末まで除染する。
年間50ミリシーベルト超の
(3)の地域では当面、除染の効果を確かめるモデル事業を実施することのみが盛り込まれた。
環境省は今年3月末までに自治体ごとの詳細な除染計画を策定する。
細野豪志環境相は「帰還困難区域の皆さんには
(本格除染の計画を示せず)厳しい状況であるとお知らせすることになった」と話した。
【江口一】
==============

■解説
◇住民帰還は不透明
東京電力福島第1原発事故の影響で住民が避難している「除染特別地域」(約2万6700ヘクタール)の除染工程表が示され、放射線量が年間50ミリシーベルト以下の地域では14年3月末までの作業の終了をうたった。だが、除染の効果は今なお不明で、除染後のインフラ整備などの課題も山積している。住民の帰還については、先行きは不透明だ。
また、工程表では、どこまで線量を下げるかという目標値は明らかにされなかった。現在、内閣府が行っている除染のモデル事業の結果が2~3月に判明する予定で、環境省は目標値はそれを待ってから決める方針だ。
環境省は、現在の技術で、年間50ミリシーベルト以下ならば年間20ミリシーベルト以下まで下げることが可能としている。「年間20ミリシーベルト超」は、国際放射線防護委員会(ICRP)が緊急時に避難するのが望ましいとする値で、日本はこの基準で住民を避難させてきた。
一方、帰還困難区域となる年間50ミリシーベルト超の地域について、国は「モデル事業で効果を見ながら対応を検討する」としている。つまり、現状では除染によって帰宅可能なレベルまで線量を下げることは不可能ということだ。
環境省幹部は「例えば年間100ミリシーベルトの所を、50ミリシーベルトまで下げるために除染を行うことが必要かどうか、地元の意向を聞いて決めることになる」と話す。
工程表は地域再生の難しさを改めて示した。避難住民が今後の生活設計への見通しを得るためにも、政府は引き続き、除染の効果や現状を丁寧に説明していくことが求められる。【藤野基文】
==============
◆除染工程表の骨子◆
▽避難指示解除準備区域と居住制限区域の除染を優先し、14年3月末までに完了する。
▽避難指示解除準備区域(年20ミリシーベルト以下)
・13年8月末までに、11年8月末と比べて年間追加被ばく線量を50%(子どもは60%)減少させる。
・年10ミリシーベルト以上の地域はそれ未満を目指す。校庭は学校再開前に線量を毎時1マイクロシーベルト未満にする。
・局所的な高線量地点や市街地、学校や役場、基幹道路などを優先する。
・12年内に年10ミリシーベルト(学校は年5ミリシーベルト)以上の地域、13年3月末までに年5~10ミリシーベルトの地域、14年3月末までに年1~5ミリシーベルトの地域を順に除染する。
▽居住制限区域(年20~50ミリシーベルト)
・12~13年度に除染。
・年20ミリシーベルト以下を目指し、20~50ミリシーベルトの地域を段階的かつ迅速に縮小する。
・優先する区域は地元と協議する。
▽帰還困難区域(年50ミリシーベルト超)
・国の除染モデル事業で効果的な除染技術を確立してから対応を検討する。
除染:飯舘村が独自の工程表 標高の高い所を優先
毎日新聞 2012年1月30日 21時14分(最終更新 1月30日 22時43分)
福島県飯舘村は30日、独自の除染工程表案を発表した。
放射線量の低い所を優先する国の工程表と違い、除染順序は標高の高いところから低いところへ
▽放射線量が年間50ミリシーベルト以上の地域も含めて全域を2年間で実施--などが骨子。
菅野典雄村長は「国が机の上で作った計画と地元の心は違う」と話し、国に理解を求める考えだ。
環境省が26日に発表した工程表は、年間20ミリシーベルト以下の避難指示解除準備区域
▽同20~50ミリシーベルトの居住制限区域--を優先。
同50ミリシーベルト超の帰還困難区域は具体的な計画が示されていない。
飯舘村内には3区分すべてが設定される見通しで、
国の工程表に従えば村民の帰還時期がばらばらになる可能性がある。
村はこれまでの実験結果などから、
標高の低い地域を先に除染しても、雨水などが標高の高い所から流れてきて線量が再上昇する可能性が高いと判断。
標高の高い村の西側から低い東に向けて同心円状に除染区域を広げ、
12~13年度で全域を除染する計画を立てた。
村の計画に従えば、12年度に帰還困難区域が含まれたり、
逆に線量の最も低い避難指示解除準備区域が後回しになったりする。
しかし、菅野村長は
「村としては、一部地域の人だけ先に帰っていいとは言えない。線量だけで区切れば村の分断を招く」と話している。
【泉谷由梨子】
「隠蔽」批判免れず=震災・原発対応、検証困難に
時事ドットコム (2012/01/27-20:10)
東日本大震災で設置された政府の15会議体のうち10の会議が、議事録を作成していないというずさんな実態が分かった。議事録欠如は、震災や東京電力福島第1原発事故対応の検証作業の支障となるばかりか、後世の国民に対する説明責任を放棄することになりかねない。「政治主導」の本質を取り違えた民主党政権は、「隠蔽(いんぺい)」との批判を免れそうにない。
政権交代前の2009年6月に成立した公文書管理法は、「歴史的事実の記録である公文書」を「国民共有の知的資源」と位置付け、行政機関の意思決定過程などを検証できるよう文書作成を義務付けている。
10の会議のうち、原子力災害対策本部(本部長・首相)は昨年末まで23回の会合を開催。事故発生直後の避難区域決定などで重要な役割を果たしてきたが、議事概要すら作っていなかった。議事録も議事概要も残していないのは、同本部に緊急災害対策本部と被災者生活支援チームを加えた3組織。いずれも震災・原発事故対応の中核を成す。
昨年12月に原発事故の中間報告書を公表した政府の事故調査・検証委員会は、今年7月までに最終報告書をまとめる。ただ、菅直人前首相らへのヒアリングは後回しにしたままだ。官邸首脳が出席していた会議の議事録がないことが、今後の検証作業に影響しないとは言い切れない。
公文書管理担当の岡田克也副総理は「忙しくて人手がなかったということもある。(そういう理由で)記録が残されていなかったと想像している」として、意図的な隠蔽との見方を否定。一方、政府関係者は、菅政権では「官僚排除」の傾向が強かったとした上で「そもそも記録要員が入っていなかったのではないか」と指摘する。
公文書管理法に罰則規定はないが、内閣府公文書管理委員会の委員長を務める御厨貴東大教授は27日、「記録を残すのは当然だ。緊急事態で(作成を)忘れたということか」と述べ、対応に苦言を呈した。同じく委員の三宅弘弁護士も「1000年に1度の大災害、それに伴う先端科学の事故なのだから、記録を後世に残すのは政府の義務」と語った。
政府は「緊急事態の場合は、後で作成することも許容される」(内閣府公文書管理課)と説明する。だが、震災発生当初から民主党政権の国民への情報提供には批判が強かっただけに、不信感は拭いようがない。行政のトップだった菅氏や、官房長官を務めた枝野幸男氏の責任は重大だ。
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年末にNHKで放送された「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」
(内容書き出し動画あり↓)
「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」12月28日NHK(動画・内容書き出し)
この番組は珍しくちゃんとした内容だと思った番組です。
わたしは書き出しながらじっくりと見ましたが、きちんと検証して、公平な立場の内容の番組だと思いました。
この番組に、物申すものすごい人数の賛同者。
このような、お金持ちや偉そうな人が抗議文をいちいち出すことによって
メディアの在り方が歪められていったのではないかと危惧します。
NHKにはこの番組に誇りを持って、このような抗議文に屈することなく
国民の見方として対処してして欲しいと思います
私はこれを見て、NHKに応援メールを送る事にしました
http://www.nhk.or.jp/css/
ここから↑電話、メール、FAXでの「皆さま様のご意見」を送る事が出来ます。
いい番組を放送した時にこそ応援の声を届けることが大切だと思います。
下記に抗議文を画像にしてすべて添付します
賛同者の名前ももちろん載っています
メディアを国民の側に付けるためにლ(◉`ൠ′◉ლ)負けないぞ!!
私たちは命がかかっています。
お金より大事なものは命だと私は思っています。
この先何年生きるか分からないような
こんなオヤジ達には負けちゃいけない!!
最後に出てくるずらっと並んだ名前は「要保存」だと思います。
(抗議文、画像にしたのでずれて見にくいと思いますが、ごめんなさい)
日本放送協会 会長 松本正之殿
NHK総合テレビ 追跡!真相ファイル番組(2011 年12 月28 日放映)
「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」への抗議と要望について






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01.29
Sun
武田先生の「未来構想」スゴーイ(♛ฺܫ♛ฺ)。.:*:・'゚☆
石油は無くならないという事は小出裕章先生も8月27日の講演で詳しくお話しされています。
小出先生の石油のお話しのところを一部抜粋して最後に載せました。
省エネをしているのは日本だけだと先生はおっしゃっています。
どうなのでしょうか?
難しいなーʅ( ~⊖◝)ʃって思いました。
ーーーーー
原発・エネルギー・環境の重要テーマ(前半、すべて、音声です)
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
(2) 被曝で病気にならないために
(3) 電気は足ります
(4) 石油は無くなるか?
武田邦彦氏 平成24年1月27日(金)のブログより
武田邦彦 「石油は無くなるか?」
(4) 石油は無くなるか?
えーっと、日本に住んでいますとね、日本のマスコミの情報を聞くもんですから
僕は特にNHKと朝日新聞っていうんですけど、代表的なっていう意味でですね
テレビがとか新聞がって言うとすこしボケますね。
新聞でも割合とちゃんとした新聞もいますからね。
だから、ま、NHKと朝日新聞に代表しているんですけれども、
NHKなんか聞いていますと、
なんかね、世界が省エネやっているような感じになっちゃうんですよ。
朝日新聞なんかもそうですね。
ですから、日本人は多くがですね、世界の人が省エネルギーをやっていると。
ま、エネルギーが、石油が足りなくなっちゃっているから
省エネルギーをやっているんだって思っているんですけれども、
省エネルギーをやっているところって、私はあんまりよく知らないんですよ。
知らないって言ったら無責任だけど、ないと思いますね。
つづきは
続きを読むへどーぞ。続きを読む
石油は無くならないという事は小出裕章先生も8月27日の講演で詳しくお話しされています。
小出先生の石油のお話しのところを一部抜粋して最後に載せました。
省エネをしているのは日本だけだと先生はおっしゃっています。
どうなのでしょうか?
難しいなーʅ( ~⊖◝)ʃって思いました。
ーーーーー
原発・エネルギー・環境の重要テーマ(前半、すべて、音声です)
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
(2) 被曝で病気にならないために
(3) 電気は足ります
(4) 石油は無くなるか?
武田邦彦氏 平成24年1月27日(金)のブログより
武田邦彦 「石油は無くなるか?」
(4) 石油は無くなるか?
えーっと、日本に住んでいますとね、日本のマスコミの情報を聞くもんですから
僕は特にNHKと朝日新聞っていうんですけど、代表的なっていう意味でですね
テレビがとか新聞がって言うとすこしボケますね。
新聞でも割合とちゃんとした新聞もいますからね。
だから、ま、NHKと朝日新聞に代表しているんですけれども、
NHKなんか聞いていますと、
なんかね、世界が省エネやっているような感じになっちゃうんですよ。
朝日新聞なんかもそうですね。
ですから、日本人は多くがですね、世界の人が省エネルギーをやっていると。
ま、エネルギーが、石油が足りなくなっちゃっているから
省エネルギーをやっているんだって思っているんですけれども、
省エネルギーをやっているところって、私はあんまりよく知らないんですよ。
知らないって言ったら無責任だけど、ないと思いますね。
つづきは

01.28
Sat
枝野経済産業大臣は
「原発がすべて止まっても夏の電力は大丈夫だ」と1月27日に言いました。
こんな発言をした後、どこかからか圧力がかかって、
”発言の訂正にならなければいい”と私はチョット心配しています。
最後に枝野経済産業大臣のこのコメントに関する新聞の記事を2件転記しました。
武田邦彦氏のブログから、3番目の「電気は足ります」の音声を書き出しました。
ーーーーー
原発・エネルギー・環境の重要テーマ(前半、すべて、音声です)
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
(2) 被曝で病気にならないために
(3) 電気は足ります
(4) 石油は無くなるか?
武田邦彦氏 平成24年1月27日(金)のブログより
(3) 電気は足ります
原子力発電の安全性というのは、
原子力発電の安全だけ考えなきゃいけないんですね。
「安全第一」というのはそういうことなんです。
ただ、今どうしてもですね、なんか電気が足りないんじゃないかと、
「東京電力は17%電気代上げるよ」なんて言っている訳ですね。
まだ、東京電力の重役は結構給料をもらっていますしね、施設も随分あるのに、
「電気をとにかく上げる」と、「お前らに電気はやらないぞ」みたいな態度なんでとても混乱しているんですけれども、
ま、原子力発電の安全は安全だけで考えます。
それから電気が足りるかっていう事もですね、
一応電気が足りるかっていう事だけを、原子力発電所とは切り離して考えなきゃいけないですね。
つづきは
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「原発がすべて止まっても夏の電力は大丈夫だ」と1月27日に言いました。
こんな発言をした後、どこかからか圧力がかかって、
”発言の訂正にならなければいい”と私はチョット心配しています。
最後に枝野経済産業大臣のこのコメントに関する新聞の記事を2件転記しました。
武田邦彦氏のブログから、3番目の「電気は足ります」の音声を書き出しました。
ーーーーー
原発・エネルギー・環境の重要テーマ(前半、すべて、音声です)
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
(2) 被曝で病気にならないために
(3) 電気は足ります
(4) 石油は無くなるか?
武田邦彦氏 平成24年1月27日(金)のブログより
(3) 電気は足ります
原子力発電の安全性というのは、
原子力発電の安全だけ考えなきゃいけないんですね。
「安全第一」というのはそういうことなんです。
ただ、今どうしてもですね、なんか電気が足りないんじゃないかと、
「東京電力は17%電気代上げるよ」なんて言っている訳ですね。
まだ、東京電力の重役は結構給料をもらっていますしね、施設も随分あるのに、
「電気をとにかく上げる」と、「お前らに電気はやらないぞ」みたいな態度なんでとても混乱しているんですけれども、
ま、原子力発電の安全は安全だけで考えます。
それから電気が足りるかっていう事もですね、
一応電気が足りるかっていう事だけを、原子力発電所とは切り離して考えなきゃいけないですね。
つづきは

「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」(5)
2012年1月22日 早川由紀夫in小山
納得していなかったら死にようにも死ねない、無念だ。
難しい言葉です、無念。
無念の死を避けるために納得して死ぬために私たちは勉強する。

いいか、小学校3年生ぐらいじゃ難しいけれど、
でもね、分かんないけど
「納得するために勉強するんだ」って
なんか変な先生が言ってたって、覚えといて、ね~。
そのうち、5年か10年したら分かるから。
ま、そういうことです。
放射能のセシウムが今あるところはですね、
都会では側溝、雨どい、吹き溜まり、水たまり、そのへんにあります。
それから、山ではですね、ほとんど動いていません。
ずーっとそこにあるままです。
山にある物を除染して無くそうというバカなことをやっている人がいますが、
あれは、本当にダメです。
あれをやると、その下の都会が全部台無しになります。
山っていうのは、緑で、
日本の山っていうのは緑が付いてる、森がついてるっていうことで、素晴らしいんですよ。
大雨が降っても大丈夫。
保水の役があって、土石流が発生しないで、ほどほどにバンカーしてそこに暫く持っていて、
で、平野のところに少しずつ出していって、そして美味しい水として出してきて、
お酒が出来たり、湧水で。そういう効果を持っている。
それがですね、大陸なんかに行くと森が無くて、
砂漠なんかに行くと10年に一度ぐらいすごい雨があって、
すごい山がグチャグチャになって、荒れ放題なんですよ。
日本だとそういう事が起きないように、森が守っている。
その森をですね、気を切って除染してしまったら、その下の境界は全部ね
もう、脆弱でね、次に台風がきたら終わりです。
そんな事をしたらいけません。
これは福島に言いたい。
で、都会でも山でも葉っぱは注意。
葉っぱでね、葉っぱのプールとかなんかありますが、あれはダメです。
もう、きみたちはムリです。
あと30年ぐらいはできません。
だから、九州とか北海道に行ってやってね。
森に行って葉っぱで遊ぶのは。
関東地方で、栃木とか群馬とかで、葉っぱで遊ぶという事は、30年で来ません、残念ながら。
落ち葉はちゃんと綺麗にして下さい。
ゴミ袋に入れてゴミに出して下さい。
出してしまえば自分のところから無くなるんだから、あとは知りません。
そんなことまで心配していたら大変です。
とにかく、自分のところを綺麗にして下さい。
で、その先、その落ち葉をどうするんだか、誰かが考えるんです。
全ての事を責任もって何かをやるというのはムリです。
自分と家族が放射能で壊れてしまわないように、
自分のところから徹底的に排除するという対応をしない限り、今は生き延びられません。
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つづく
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2012年1月22日 早川由紀夫in小山
納得していなかったら死にようにも死ねない、無念だ。
難しい言葉です、無念。
無念の死を避けるために納得して死ぬために私たちは勉強する。

いいか、小学校3年生ぐらいじゃ難しいけれど、
でもね、分かんないけど
「納得するために勉強するんだ」って
なんか変な先生が言ってたって、覚えといて、ね~。
そのうち、5年か10年したら分かるから。
ま、そういうことです。
放射能のセシウムが今あるところはですね、
都会では側溝、雨どい、吹き溜まり、水たまり、そのへんにあります。
それから、山ではですね、ほとんど動いていません。
ずーっとそこにあるままです。
山にある物を除染して無くそうというバカなことをやっている人がいますが、
あれは、本当にダメです。
あれをやると、その下の都会が全部台無しになります。
山っていうのは、緑で、
日本の山っていうのは緑が付いてる、森がついてるっていうことで、素晴らしいんですよ。
大雨が降っても大丈夫。
保水の役があって、土石流が発生しないで、ほどほどにバンカーしてそこに暫く持っていて、
で、平野のところに少しずつ出していって、そして美味しい水として出してきて、
お酒が出来たり、湧水で。そういう効果を持っている。
それがですね、大陸なんかに行くと森が無くて、
砂漠なんかに行くと10年に一度ぐらいすごい雨があって、
すごい山がグチャグチャになって、荒れ放題なんですよ。
日本だとそういう事が起きないように、森が守っている。
その森をですね、気を切って除染してしまったら、その下の境界は全部ね
もう、脆弱でね、次に台風がきたら終わりです。
そんな事をしたらいけません。
これは福島に言いたい。
で、都会でも山でも葉っぱは注意。
葉っぱでね、葉っぱのプールとかなんかありますが、あれはダメです。
もう、きみたちはムリです。
あと30年ぐらいはできません。
だから、九州とか北海道に行ってやってね。
森に行って葉っぱで遊ぶのは。
関東地方で、栃木とか群馬とかで、葉っぱで遊ぶという事は、30年で来ません、残念ながら。
落ち葉はちゃんと綺麗にして下さい。
ゴミ袋に入れてゴミに出して下さい。
出してしまえば自分のところから無くなるんだから、あとは知りません。
そんなことまで心配していたら大変です。
とにかく、自分のところを綺麗にして下さい。
で、その先、その落ち葉をどうするんだか、誰かが考えるんです。
全ての事を責任もって何かをやるというのはムリです。
自分と家族が放射能で壊れてしまわないように、
自分のところから徹底的に排除するという対応をしない限り、今は生き延びられません。
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01.28
Sat
★お知らせ★
私のミスで、早川先生の講演のブログの上に武田先生のブログが上書きされてしまいました。
早川先生の小山での講演その4完結編は
に異動になります。ごめんなさい。
”注意すること、できること”
早川由紀夫氏「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」その4完(動画&内容書き出し)
記事が消えてしまった事を教えて下さった方、
そして、奈落の底に落っこちて、今一度最初から書き出すぞと自分を励ましていたところに
「キャッシュ」のアドレスを教えて下さった方。
本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。ツイッターってすごい!って心から思いましたヽ(。◕ᆺ◕)ノ~♫♪♬
ーーーーここから武田邦彦先生の音声書き出しのブログになりますーーーーー
こんな私でさえも時々ふっと思います。
「放射能に被ばくしても平気なんじゃないか」って。
出来るだけ、被ばくを避ける生活にそろそろ少し疲れてきて、
少々の事なら大丈夫だって信じたくなる、そう思いこみたくなる。
そんな時があります。
まだまだ、あの日から変わっていないのに。
放射性物質はまだ、全然なくなっていないのに。
たぶん、私が生きている間には、大した変化はないと思えるのに。
武田先生のたとえ話は面白くて分かりやすい
「放射能に負けない子どもを作る」vs「水銀に負けない子どもを作る」
ここではっきりと認識し直すことが出来ました。
放射性物質は水銀と同じ「毒」なのです。
ーーーーー
(2) 被曝で病気にならないために
原発・エネルギー・環境の重要テーマ(前半、すべて、音声です)
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
(2) 被曝で病気にならないために
(3) 電気は足ります
(4) 石油は無くなるか?
武田邦彦氏 平成24年1月27日(金)のブログより
(2) 被曝で病気にならないために の音声を書き出しました。
この被ばくが心配なのは
もちろん、被ばく自体じゃなくてですね、
もちろんですけれども、被ばくしたら病気になったらいけないなぁ、って
まぁ、そういう事ですよね。
特にお子さんの病気が心配だと、今ではなくて10年後ぐらいの病気が心配だということなんですね。
それで、これ被ばくしたら、
どのくらい被ばくしたらどういう病気になるんだろうかというのがみなさんの、
おそらく一番の関心事なんですね。
で、非常に簡単に理解することが出来ます。
つづきは
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私のミスで、早川先生の講演のブログの上に武田先生のブログが上書きされてしまいました。
早川先生の小山での講演その4完結編は

”注意すること、できること”
早川由紀夫氏「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」その4完(動画&内容書き出し)
記事が消えてしまった事を教えて下さった方、
そして、奈落の底に落っこちて、今一度最初から書き出すぞと自分を励ましていたところに
「キャッシュ」のアドレスを教えて下さった方。
本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。ツイッターってすごい!って心から思いましたヽ(。◕ᆺ◕)ノ~♫♪♬
ーーーーここから武田邦彦先生の音声書き出しのブログになりますーーーーー
こんな私でさえも時々ふっと思います。
「放射能に被ばくしても平気なんじゃないか」って。
出来るだけ、被ばくを避ける生活にそろそろ少し疲れてきて、
少々の事なら大丈夫だって信じたくなる、そう思いこみたくなる。
そんな時があります。
まだまだ、あの日から変わっていないのに。
放射性物質はまだ、全然なくなっていないのに。
たぶん、私が生きている間には、大した変化はないと思えるのに。
武田先生のたとえ話は面白くて分かりやすい
「放射能に負けない子どもを作る」vs「水銀に負けない子どもを作る」
ここではっきりと認識し直すことが出来ました。
放射性物質は水銀と同じ「毒」なのです。
ーーーーー
(2) 被曝で病気にならないために
原発・エネルギー・環境の重要テーマ(前半、すべて、音声です)
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
(2) 被曝で病気にならないために
(3) 電気は足ります
(4) 石油は無くなるか?
武田邦彦氏 平成24年1月27日(金)のブログより
(2) 被曝で病気にならないために の音声を書き出しました。
この被ばくが心配なのは
もちろん、被ばく自体じゃなくてですね、
もちろんですけれども、被ばくしたら病気になったらいけないなぁ、って
まぁ、そういう事ですよね。
特にお子さんの病気が心配だと、今ではなくて10年後ぐらいの病気が心配だということなんですね。
それで、これ被ばくしたら、
どのくらい被ばくしたらどういう病気になるんだろうかというのがみなさんの、
おそらく一番の関心事なんですね。
で、非常に簡単に理解することが出来ます。
つづきは

「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」(4)
2012年1月22日 早川由紀夫in小山
20日以降はですね、山形あたりがちょっと汚れて、

それから21日。
21日に東葛がやられた。
21,22日に東葛に第二陣がやってきて、汚染された。
その時も東京まで行けばよかったのに、
行く力はあったのに、行くかもしれなかったのに、終わった。
江戸川区までと葛西までで止まった。
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2012年1月22日 早川由紀夫in小山
20日以降はですね、山形あたりがちょっと汚れて、

それから21日。
21日に東葛がやられた。
21,22日に東葛に第二陣がやってきて、汚染された。
その時も東京まで行けばよかったのに、
行く力はあったのに、行くかもしれなかったのに、終わった。
江戸川区までと葛西までで止まった。
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01.27
Fri
武田邦彦先生が、下記のようなブログをお書きになりました。
内容を聞いてみたら、意表を突く提案でした。
書き出しながら、おもわず、
「そんなのぜったいにいやだー!」
と、叫んでいました(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑
(1) 福島原発が爆発した原因と対策 の武田先生の音声を書き出しました。
ーーーーーーーーーー
原発・エネルギー・環境の重要テーマ(前半、すべて、音声です)
武田邦彦 平成24年1月27日(金)
音声はお聞きになりにくい方と、
音声の方がわかりやすいとか車の中でお聞きになれるなどの方もおられますので、
現在の重要なテーマを音声でいれました。
今回はジックリお話をするために長さは長くなっています。
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
(2) 被曝で病気にならないために
(3) 電気は足ります
(4) 石油は無くなるか?
ーーーーーーーーーー
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
えーっと、
原発の再開問題はですね、
私たちの子どもの安全と言いますか、
国土、日本の国土を失わないとかいろんな意味があってですね、
本当に大切なわけですね。
今度福島の原発の事故があったという事は、
結果的には私達がですね、原発の安全性について、真剣に考えていなかったと、
ま、言ってもいいわけですね。
これは、原子力の人に責任はあるんですが、
国民もですね、ま、これほどの事が起こるわけですから、
やっぱり、もっと真剣に考えなければいけなかったと言えるでしょうね。
で、今、再開問題が起こっているわけですね。
まずは、電気が必要かという事と、原子力発電が安全かというものを
分けて考えなければいけないと、こう私は思いますね。
「安全第一」というのは私も昔、化学工場で叩き込まれました。
最初のうちはですね、「お客さんもいるし」とか、いろいろと思っていましたが、
結局、危険なものはやってはいけないという事がですね、
体験、経験によってですね、分かってきました。
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内容を聞いてみたら、意表を突く提案でした。
書き出しながら、おもわず、
「そんなのぜったいにいやだー!」
と、叫んでいました(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑
(1) 福島原発が爆発した原因と対策 の武田先生の音声を書き出しました。
ーーーーーーーーーー
原発・エネルギー・環境の重要テーマ(前半、すべて、音声です)
武田邦彦 平成24年1月27日(金)
音声はお聞きになりにくい方と、
音声の方がわかりやすいとか車の中でお聞きになれるなどの方もおられますので、
現在の重要なテーマを音声でいれました。
今回はジックリお話をするために長さは長くなっています。
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
(2) 被曝で病気にならないために
(3) 電気は足ります
(4) 石油は無くなるか?
ーーーーーーーーーー
(1) 福島原発が爆発した原因と対策
えーっと、
原発の再開問題はですね、
私たちの子どもの安全と言いますか、
国土、日本の国土を失わないとかいろんな意味があってですね、
本当に大切なわけですね。
今度福島の原発の事故があったという事は、
結果的には私達がですね、原発の安全性について、真剣に考えていなかったと、
ま、言ってもいいわけですね。
これは、原子力の人に責任はあるんですが、
国民もですね、ま、これほどの事が起こるわけですから、
やっぱり、もっと真剣に考えなければいけなかったと言えるでしょうね。
で、今、再開問題が起こっているわけですね。
まずは、電気が必要かという事と、原子力発電が安全かというものを
分けて考えなければいけないと、こう私は思いますね。
「安全第一」というのは私も昔、化学工場で叩き込まれました。
最初のうちはですね、「お客さんもいるし」とか、いろいろと思っていましたが、
結局、危険なものはやってはいけないという事がですね、
体験、経験によってですね、分かってきました。
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「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」(3)
2012年1月22日 早川由紀夫in小山
世の中には生きていくうえで、どんなに頑張っても勝てない事っていうのがある。
放射能には絶対に勝てない。
で、そうしたらどうしたらいいかというと、
どうしたらいいかって言って
「すみません」
「ごめんなさい」
って、放射能に謝って、そこからいなくなるしかない。
戦ったら負けるんだから、
放射能が「ここ使いたい」って言ったら、
自分がどいて違うところに行って、
綺麗なところに、放射能の無いところに行くしかない。
そういうわけで、こういう会場何かを綺麗にぞうきん掛けしてピカピカにして、
放射能を出して、そこで遊ぶ。
そういうことになります。
放射能優先です。
こういうことはですね、国民の方には
「人間の力を超えたものに対する畏敬の念を深める」
「畏敬の念」という事で文部省の学習指導要領、道徳であって
科学万能な時代に理科なんか教えているからこういうことになるんであって、
道徳をもっと教えてちゃんとやらなくっちゃならないと、言いようによっては難しい問題もありますが、
ま、そうです。
で、科学で結局うまくはいきません。限界があります。そういう認識を示しているわけです。
ハイ!これが原発です。

原発はですね、えー、めちゃめちゃに壊れました。
1,2,3,4とありますが、4つあります。福島に。
2番はなんかまだ四角い建物がありますが、1と3と4はぐちゃぐちゃです。
むき出しですね。
よく見るとこうですね、もう、ガイコツになっています。
要するにめちゃめちゃにぶっ壊れました。
だから、原発は壊れます。
で、原発の中には放射能がいっぱいある。
こんなんですから、もう、どんどん出てきてしまいます。
出てきちゃいました。3月に。
その後もまだ少しずつ増えていますが、3月にいっぱい出た。
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つづく続きを読む
2012年1月22日 早川由紀夫in小山
世の中には生きていくうえで、どんなに頑張っても勝てない事っていうのがある。
放射能には絶対に勝てない。
で、そうしたらどうしたらいいかというと、
どうしたらいいかって言って
「すみません」
「ごめんなさい」
って、放射能に謝って、そこからいなくなるしかない。
戦ったら負けるんだから、
放射能が「ここ使いたい」って言ったら、
自分がどいて違うところに行って、
綺麗なところに、放射能の無いところに行くしかない。
そういうわけで、こういう会場何かを綺麗にぞうきん掛けしてピカピカにして、
放射能を出して、そこで遊ぶ。
そういうことになります。
放射能優先です。
こういうことはですね、国民の方には
「人間の力を超えたものに対する畏敬の念を深める」
「畏敬の念」という事で文部省の学習指導要領、道徳であって
科学万能な時代に理科なんか教えているからこういうことになるんであって、
道徳をもっと教えてちゃんとやらなくっちゃならないと、言いようによっては難しい問題もありますが、
ま、そうです。
で、科学で結局うまくはいきません。限界があります。そういう認識を示しているわけです。
ハイ!これが原発です。

原発はですね、えー、めちゃめちゃに壊れました。
1,2,3,4とありますが、4つあります。福島に。
2番はなんかまだ四角い建物がありますが、1と3と4はぐちゃぐちゃです。
むき出しですね。
よく見るとこうですね、もう、ガイコツになっています。
要するにめちゃめちゃにぶっ壊れました。
だから、原発は壊れます。
で、原発の中には放射能がいっぱいある。
こんなんですから、もう、どんどん出てきてしまいます。
出てきちゃいました。3月に。
その後もまだ少しずつ増えていますが、3月にいっぱい出た。
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子どもたちが知ることがとても大事だとと思う。
早川由紀夫先生の「小学校4年生にも分かる放射能の話」で
1月22日に栃木県小山市での早川先生のテキストを紹介させていただきました。
是非、先生の生の説明を聞きたいと思い動画を探していたところ、
今回の講演会の主催者のかたからYoutubeにUPしたとの事を教えていただきました。
とても嬉しかったです。ありがとうございます。
全部で6本の動画です。
今日はまず2本書き出しました。
書きながらクスクス笑っちゃった( ゚艸゚)・;'.、
早川先生の、はっきりとした言い方。
こうするとどうなります。
これはダメです
こう言って下さい
こうして下さい。などなど・・・
「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」は、とても有意義な企画だと思いました、
「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」(1)
小学4年生にも分かる放射能の話
こんにちは、早川です。
小学3年生、4年生位に分かる放射能の話をします。
年長さん?年中さん?
2年生?じゃ、2年生にも分かるように。
5年生の人、6年生の人、中学生、
もっと子どもが大勢いるかと思ったけど、あんまりいないね
きみ何年生?幼稚園?
飽きたら黙って、あっちに行って、トイレもあるし、ジュースの販売機なんかもあるかもしれないから、
ね、飽きたらね~。

えー、
子どもが生き延びるための話をします。
君たちの話をしますね。
まず、結論から。
とにかく、君たちに言いたい事を書きました。
いま、大人を信じてはいけない。
大人はお金のためにウソを言う。
いいですか、書いて下さい「大人はウソを言う」
特に、いい?テレビに出てくる人。
それはね、3月からウソばっかり言う。
新聞にもウソばっかり書いてある。
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つづく続きを読む
早川由紀夫先生の「小学校4年生にも分かる放射能の話」で
1月22日に栃木県小山市での早川先生のテキストを紹介させていただきました。
是非、先生の生の説明を聞きたいと思い動画を探していたところ、
今回の講演会の主催者のかたからYoutubeにUPしたとの事を教えていただきました。
とても嬉しかったです。ありがとうございます。
全部で6本の動画です。
今日はまず2本書き出しました。
書きながらクスクス笑っちゃった( ゚艸゚)・;'.、
早川先生の、はっきりとした言い方。
こうするとどうなります。
これはダメです
こう言って下さい
こうして下さい。などなど・・・
「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」は、とても有意義な企画だと思いました、
「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」(1)
小学4年生にも分かる放射能の話
こんにちは、早川です。
小学3年生、4年生位に分かる放射能の話をします。
年長さん?年中さん?
2年生?じゃ、2年生にも分かるように。
5年生の人、6年生の人、中学生、
もっと子どもが大勢いるかと思ったけど、あんまりいないね
きみ何年生?幼稚園?
飽きたら黙って、あっちに行って、トイレもあるし、ジュースの販売機なんかもあるかもしれないから、
ね、飽きたらね~。

えー、
子どもが生き延びるための話をします。
君たちの話をしますね。
まず、結論から。
とにかく、君たちに言いたい事を書きました。
いま、大人を信じてはいけない。
大人はお金のためにウソを言う。
いいですか、書いて下さい「大人はウソを言う」
特に、いい?テレビに出てくる人。
それはね、3月からウソばっかり言う。
新聞にもウソばっかり書いてある。
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01.26
Thu
3800人 甲状腺異常なし…福島県民先行検査
(2012年1月26日 読売新聞)
26人2次検査
福島県は25日、福島第一原発事故を受け、18歳以下の県民に行っている甲状腺検査のうち、
原発周辺の住民を対象に先行実施した検査の結果を明らかにした。
分析を終えた約3800人に原発事故の影響とみられる異常は見られなかった。
甲状腺に小さなしこりや「嚢胞(のうほう)」と呼ばれる袋状のできものがあった26人については、
念のため2次検査を受けるよう通知している。
いずれも良性とみられ、事故以前からあった可能性が高いとしている。
検査結果は、県が同日に開いた県民健康管理調査の検討委員会で報告した。
甲状腺検査は、県民の放射線被曝(ひばく)量などを調べる健康管理調査の一環。
チェルノブイリ原発事故後に小児の甲状腺がんの増加が認められたため、
18歳以下の約36万人を対象に昨年10月に始めた。
先行検査は、警戒区域と計画的避難区域に指定されている
南相馬市、川俣町、浪江町、飯舘村の4市町村の1万4442人を対象に行い、
このうち県立医科大(福島市)で検査した3町村の3765人分を分析した。
しこりや嚢胞がなかった人が2622人(69・6%)、
5ミリ以下のしこりか20ミリ以下の嚢胞があった人が1117人(29・7%)で、
いずれも安全で2次検査の必要はないとした。
5・1ミリ以上のしこりや20・1ミリ以上の嚢胞があった人は26人(0・7%)。
直ちに2次検査を受ける必要のあるケースはなかった。
チェルノブイリ原発事故では、事故5年後頃から甲状腺がんになる子供が増えた。
検査を行った鈴木真一・県立医科大教授は記者会見で、
「甲状腺の腫瘍はゆっくり進行するので、今後も慎重に診ていく必要があるが、
しこりは良性と思われ、安心している」と述べた。
ーーーー
毎日新聞の内容と比べてみたいと思います。
ーーーー
東日本大震災:
甲状腺、悪性疑いゼロ 県子ども検査、県立医大分3765人 /福島
毎日新聞 2012年1月26日 地方版 福島
県が実施する18歳以下(昨年4月1日時点)の子ども約36万人全員が対象の甲状腺検査で、
県立医大で実施した3765人のうち、しこりが見つかり2次検査の対象となった人は0・7%の26人、
悪性の疑いの人はゼロだった。
25日の県民健康管理調査の検討委員会(座長・山下俊一県立医大副学長)で報告された。
子どもの甲状腺がんは4~5年後から増えるため、
今回の状況を基に20歳まで2年ごと、それ以降5年ごとに生涯検査を続け、
福島第1原発事故の健康影響が出ないかを確認する。
同大の鈴木真一教授は
「良性と考えられるが、念のために
2年後を待たずに細胞検査などで確認する」と2次検査の趣旨を説明した。
県外の医師の協力も得て14年3月までに36万人分を終え、2巡目の検査に入る計画。
また、全県民を対象に事故後の行動記録を提出してもらう基本調査の回収率が
20日現在で20・8%の42万6932人と低迷していることも報告された。
被害の大きい相双地方の35・3%に対し、会津14・1%、南会津12・6%と原発から離れた地方は低かった。
【乾達】
ーーーーー
読売新聞には事故前からしこりがあった可能性が高く直ちに二次検査を受けるケースはなかった
と書いてあり、
県民健康管理調査の検討委員会の座長が山下俊一だとは書かれていない。
毎日新聞には二次検査に関して「2年後を待たずに細胞検査などで確認する」と書いてある。
ま、「2年を待たず」は「直ちにではない」とも言えるかもだけどね・・・
ベスト&ワーストというところには
...この結果を受け、検討委員会座長の福島県立医大副学長・山下俊一氏は、
「原発事故に伴う悪性の変化はみられない」とコメントしている。...
と、書かれている。
県民健康管理調査の検討委員会を山下俊一氏が取り仕切っているというところに
ものすごく大きい不安を感じます。
井戸謙一さんはこう言っています。
福島県はとにかく100ミリシーベルトまでは安全だという宣伝をしてですね、
それを、いろんな機会で宣伝していて、
ま、それを信じている県民の方も沢山いるわけで
今の福島というのは、もう、ほぼ原発の事故は収束して、これから復興だと。
風評被害を乗り越えて福島を復興させなければいけないということで、
例えば給食などでも、地産地消で、「地元の物をみんな食べましょう」と、そういう雰囲気なので、
地元の野菜は、あるいはお米は心配だというふうなことが、なかなか声に出して言いにくい。
この100ミリシーベルトは安全だと事あるごとに宣伝してきたのが山下俊一。
その人が何を言おうが信用できないと、私は思ってしまうのです。
(2012年1月26日 読売新聞)
26人2次検査
福島県は25日、福島第一原発事故を受け、18歳以下の県民に行っている甲状腺検査のうち、
原発周辺の住民を対象に先行実施した検査の結果を明らかにした。
分析を終えた約3800人に原発事故の影響とみられる異常は見られなかった。
甲状腺に小さなしこりや「嚢胞(のうほう)」と呼ばれる袋状のできものがあった26人については、
念のため2次検査を受けるよう通知している。
いずれも良性とみられ、事故以前からあった可能性が高いとしている。
検査結果は、県が同日に開いた県民健康管理調査の検討委員会で報告した。
甲状腺検査は、県民の放射線被曝(ひばく)量などを調べる健康管理調査の一環。
チェルノブイリ原発事故後に小児の甲状腺がんの増加が認められたため、
18歳以下の約36万人を対象に昨年10月に始めた。
先行検査は、警戒区域と計画的避難区域に指定されている
南相馬市、川俣町、浪江町、飯舘村の4市町村の1万4442人を対象に行い、
このうち県立医科大(福島市)で検査した3町村の3765人分を分析した。
しこりや嚢胞がなかった人が2622人(69・6%)、
5ミリ以下のしこりか20ミリ以下の嚢胞があった人が1117人(29・7%)で、
いずれも安全で2次検査の必要はないとした。
5・1ミリ以上のしこりや20・1ミリ以上の嚢胞があった人は26人(0・7%)。
直ちに2次検査を受ける必要のあるケースはなかった。
チェルノブイリ原発事故では、事故5年後頃から甲状腺がんになる子供が増えた。
検査を行った鈴木真一・県立医科大教授は記者会見で、
「甲状腺の腫瘍はゆっくり進行するので、今後も慎重に診ていく必要があるが、
しこりは良性と思われ、安心している」と述べた。
ーーーー
毎日新聞の内容と比べてみたいと思います。
ーーーー
東日本大震災:
甲状腺、悪性疑いゼロ 県子ども検査、県立医大分3765人 /福島
毎日新聞 2012年1月26日 地方版 福島
県が実施する18歳以下(昨年4月1日時点)の子ども約36万人全員が対象の甲状腺検査で、
県立医大で実施した3765人のうち、しこりが見つかり2次検査の対象となった人は0・7%の26人、
悪性の疑いの人はゼロだった。
25日の県民健康管理調査の検討委員会(座長・山下俊一県立医大副学長)で報告された。
子どもの甲状腺がんは4~5年後から増えるため、
今回の状況を基に20歳まで2年ごと、それ以降5年ごとに生涯検査を続け、
福島第1原発事故の健康影響が出ないかを確認する。
同大の鈴木真一教授は
「良性と考えられるが、念のために
2年後を待たずに細胞検査などで確認する」と2次検査の趣旨を説明した。
県外の医師の協力も得て14年3月までに36万人分を終え、2巡目の検査に入る計画。
また、全県民を対象に事故後の行動記録を提出してもらう基本調査の回収率が
20日現在で20・8%の42万6932人と低迷していることも報告された。
被害の大きい相双地方の35・3%に対し、会津14・1%、南会津12・6%と原発から離れた地方は低かった。
【乾達】
ーーーーー
読売新聞には事故前からしこりがあった可能性が高く直ちに二次検査を受けるケースはなかった
と書いてあり、
県民健康管理調査の検討委員会の座長が山下俊一だとは書かれていない。
毎日新聞には二次検査に関して「2年後を待たずに細胞検査などで確認する」と書いてある。
ま、「2年を待たず」は「直ちにではない」とも言えるかもだけどね・・・
ベスト&ワーストというところには
...この結果を受け、検討委員会座長の福島県立医大副学長・山下俊一氏は、
「原発事故に伴う悪性の変化はみられない」とコメントしている。...
と、書かれている。
県民健康管理調査の検討委員会を山下俊一氏が取り仕切っているというところに
ものすごく大きい不安を感じます。
井戸謙一さんはこう言っています。
福島県はとにかく100ミリシーベルトまでは安全だという宣伝をしてですね、
それを、いろんな機会で宣伝していて、
ま、それを信じている県民の方も沢山いるわけで
今の福島というのは、もう、ほぼ原発の事故は収束して、これから復興だと。
風評被害を乗り越えて福島を復興させなければいけないということで、
例えば給食などでも、地産地消で、「地元の物をみんな食べましょう」と、そういう雰囲気なので、
地元の野菜は、あるいはお米は心配だというふうなことが、なかなか声に出して言いにくい。
この100ミリシーベルトは安全だと事あるごとに宣伝してきたのが山下俊一。
その人が何を言おうが信用できないと、私は思ってしまうのです。
原発と国 ーもと裁判官に聞く司法の限界ー
たねまきジャーナルで小出先生ともお話しされていましたが、
「今日の特集」は井戸謙一さんです。
井戸謙一さんは、稼働している原発の裁判で運転差し止め判決を下したただ一人の裁判官です。
その時の事に関して
「自分の信じるところに従って仕事が出来るから裁判官になったわけですから、
その説を曲げてしまったら、いったい自分は何のために裁判官になったんだろうという事になってしまいます」
とおっしゃっています。
現在井戸さんは
福島県の郡山、郡山市立の小学校や中学校に通う子どもたちと保護者の方達が、
郡山市に対して、もっと安全な地域の学校施設で教育してくれという事を、
民事の仮処分の形式で求めた裁判の弁護をしていらっしゃいます。
郡山は今現在でも高線量で
1年間にしたら、5ミリシーベルトは軽く超え5~10になると言います。
チェルノブイリでは5ミリシーベルトを超えると強制避難地域だそうです。
体調が良くないという健康被害の報告が多い。
鼻血とか下痢、
最近は甲状腺を腫らしている子どもが目立つようになった。
それから、非常に疲れやすい、
しきりに眠気を訴えるなど。
地元では、いま、同じ立場にいるのに
「心配なんだよ、出ていきたいんだよ」という事が言えない状況にあるのだそうです。
井戸謙一氏のお話しを是非お聞きください。
ーーーーー
<参考>
“原発事故の健康影響なし”
NHK 01月24日 18時31分 宮城のニュース 仙台放送局
原発事故による宮城県内の住民の健康への影響を検討する有識者の会議が県庁で開かれ、
現時点では健康への影響はみられないと結論づける一方で、今後も長期的に調査を行うよう県に要望しました。
この会議は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、
宮城県が、放射線被ばくや原子物理学などの専門家を集めて開いているものです。
2回目の24日は、
先月から今月にかけて県内で比較的、放射線量が高い地域として丸森町の筆甫地区と耕野地区で県が行った
健康調査の結果が報告されました。
それによりますと、放射性ヨウ素の影響を調べる甲状腺の超音波検査では、
検査を受けた64人のうち、12人にしこりが見つかりましたが、
悪性のものではなく、治療の必要もないと判断されたということです。
また、体内の放射性セシウムの被ばく量を調べる検査では、
検査を受けた70人全員から放射性セシウムは検出されなかったということです。
この調査結果を基に会議では、現時点で
「健康への影響はみられない」と結論づける一方で、今後も長期的に調査を行うよう県に要望しました。
会議を終えて、宮城県の岡部 敦保健福祉部長は
「長期的なフォローはもちろん、放射線に対する正しい知識の啓発活動も行い、
県民の不安を払拭(ふっしょく)していきたい」と話していました。
「一歩離れて今の日本を見てみよう」
お隣韓国の番組”世界は今”(動画&内容書き出し)
この韓国のテレビ番組の中に井戸さんが今弁護していらっしゃる郡山市の裁判の話が出てきています。
井戸 謙一(いど けんいち、男性、1954年3月24日 - )は、日本国の弁護士であり、元裁判官である。
略歴
東京大学教育学部卒業。
1975(昭和50)年司法試験に合格。司法修習生を経て、
1979(昭和54年)年4月9日、神戸地方裁判所に判事補として任官し、以後、
甲府地方裁判所、福岡家庭裁判所小倉支部、
大津地方裁判所彦根支部(判事任官)、
大阪地方裁判所(大阪高等裁判所判事職務代行)、
山口地方裁判所宇部支部(支部長)、
京都地方裁判所、
金沢地方裁判所(民事部総括)、
京都地方裁判所(民事部総括)、
大阪高等裁判所と転勤し、
2011(平成23)年3月31日に退官。
主な担当訴訟
井戸は、裁判長として、
住民基本台帳ネットワークシステム差止等請求事件
(金沢地方裁判所平成14年(ワ)第836号等、2005(平成17)年5月30日判決言い渡し)や
志賀原子力発電所2号原子炉運転差止請求事件
(同裁判所平成11年(ワ)第430号、2006(平成18)年3月24日判決言い渡し)といった著名事件の判決に関与した。
そのほか、裁判官として関与した判決には、上に挙げた事件の判決(いずれも請求認容)のほか、
1992(平成4)年7月26日施行参議院(選挙区選出)議員選挙の
大阪府選挙区における選挙が違法であることを宣言した判決
(大阪高等裁判所平成4年(行ケ)第5号、1993(平成5)年12月16日判決言い渡し、主任裁判官として関与)、
葬儀場に対して目隠しフェンスのかさ上げ等を命じた判決
(京都地方裁判所、2008(平成20)年9月16日判決言い渡し、単独制裁判官として担当)などがある。
退官後の井戸は、滋賀県弁護士会に入会し、滋賀県彦根市内の法律事務所に弁護士として勤務している。
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たねまきジャーナルで小出先生ともお話しされていましたが、
「今日の特集」は井戸謙一さんです。
井戸謙一さんは、稼働している原発の裁判で運転差し止め判決を下したただ一人の裁判官です。
その時の事に関して
「自分の信じるところに従って仕事が出来るから裁判官になったわけですから、
その説を曲げてしまったら、いったい自分は何のために裁判官になったんだろうという事になってしまいます」
とおっしゃっています。
現在井戸さんは
福島県の郡山、郡山市立の小学校や中学校に通う子どもたちと保護者の方達が、
郡山市に対して、もっと安全な地域の学校施設で教育してくれという事を、
民事の仮処分の形式で求めた裁判の弁護をしていらっしゃいます。
郡山は今現在でも高線量で
1年間にしたら、5ミリシーベルトは軽く超え5~10になると言います。
チェルノブイリでは5ミリシーベルトを超えると強制避難地域だそうです。
体調が良くないという健康被害の報告が多い。
鼻血とか下痢、
最近は甲状腺を腫らしている子どもが目立つようになった。
それから、非常に疲れやすい、
しきりに眠気を訴えるなど。
地元では、いま、同じ立場にいるのに
「心配なんだよ、出ていきたいんだよ」という事が言えない状況にあるのだそうです。
井戸謙一氏のお話しを是非お聞きください。
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<参考>
“原発事故の健康影響なし”
NHK 01月24日 18時31分 宮城のニュース 仙台放送局
原発事故による宮城県内の住民の健康への影響を検討する有識者の会議が県庁で開かれ、
現時点では健康への影響はみられないと結論づける一方で、今後も長期的に調査を行うよう県に要望しました。
この会議は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、
宮城県が、放射線被ばくや原子物理学などの専門家を集めて開いているものです。
2回目の24日は、
先月から今月にかけて県内で比較的、放射線量が高い地域として丸森町の筆甫地区と耕野地区で県が行った
健康調査の結果が報告されました。
それによりますと、放射性ヨウ素の影響を調べる甲状腺の超音波検査では、
検査を受けた64人のうち、12人にしこりが見つかりましたが、
悪性のものではなく、治療の必要もないと判断されたということです。
また、体内の放射性セシウムの被ばく量を調べる検査では、
検査を受けた70人全員から放射性セシウムは検出されなかったということです。
この調査結果を基に会議では、現時点で
「健康への影響はみられない」と結論づける一方で、今後も長期的に調査を行うよう県に要望しました。
会議を終えて、宮城県の岡部 敦保健福祉部長は
「長期的なフォローはもちろん、放射線に対する正しい知識の啓発活動も行い、
県民の不安を払拭(ふっしょく)していきたい」と話していました。
「一歩離れて今の日本を見てみよう」
お隣韓国の番組”世界は今”(動画&内容書き出し)
この韓国のテレビ番組の中に井戸さんが今弁護していらっしゃる郡山市の裁判の話が出てきています。
井戸 謙一(いど けんいち、男性、1954年3月24日 - )は、日本国の弁護士であり、元裁判官である。
略歴
東京大学教育学部卒業。
1975(昭和50)年司法試験に合格。司法修習生を経て、
1979(昭和54年)年4月9日、神戸地方裁判所に判事補として任官し、以後、
甲府地方裁判所、福岡家庭裁判所小倉支部、
大津地方裁判所彦根支部(判事任官)、
大阪地方裁判所(大阪高等裁判所判事職務代行)、
山口地方裁判所宇部支部(支部長)、
京都地方裁判所、
金沢地方裁判所(民事部総括)、
京都地方裁判所(民事部総括)、
大阪高等裁判所と転勤し、
2011(平成23)年3月31日に退官。
主な担当訴訟
井戸は、裁判長として、
住民基本台帳ネットワークシステム差止等請求事件
(金沢地方裁判所平成14年(ワ)第836号等、2005(平成17)年5月30日判決言い渡し)や
志賀原子力発電所2号原子炉運転差止請求事件
(同裁判所平成11年(ワ)第430号、2006(平成18)年3月24日判決言い渡し)といった著名事件の判決に関与した。
そのほか、裁判官として関与した判決には、上に挙げた事件の判決(いずれも請求認容)のほか、
1992(平成4)年7月26日施行参議院(選挙区選出)議員選挙の
大阪府選挙区における選挙が違法であることを宣言した判決
(大阪高等裁判所平成4年(行ケ)第5号、1993(平成5)年12月16日判決言い渡し、主任裁判官として関与)、
葬儀場に対して目隠しフェンスのかさ上げ等を命じた判決
(京都地方裁判所、2008(平成20)年9月16日判決言い渡し、単独制裁判官として担当)などがある。
退官後の井戸は、滋賀県弁護士会に入会し、滋賀県彦根市内の法律事務所に弁護士として勤務している。
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01.26
Thu
渡辺謙:
日本には「足るを知る」という言葉があります。自分に必要な物を知っていると言う意味です。
人間が一人生きて行く為の物質はそんなに多くないはずです。
こんなに電気に頼らなくても人間は生きて行けるはずです。
「原子力」という、人間が最後までコントロールできない物質に頼って生きて行く恐怖を味わった今、
再生エネルギーに大きく舵を取らなければ、子供たちに未来を手渡すことはかなわないと感じています。
原発の再稼働に向かってまっしぐらに進んで行こうとしている日本政府
けれど、
渡辺謙さんの言葉は人として、日本人としての素直な正直な思いをそのまま伝えて下さっていると思えました。
いま、私達が歩んでいく方向がここにあると思います
東京新聞がそのスピーチの全文を載せて下さいました。
ーーーーー
【渡辺謙さん、ダボス会議スピーチ全文】
渡辺謙さん、ダボス会議でスピーチ 原子力からの転換訴える
東京新聞 2012年1月26日
スイスで25日に開会した世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」で、俳優の渡辺謙さんがスピーチに立ち、
各国から寄せられた東日本大震災の被災地支援への深い感謝と立ち上がる決意を語るとともに、
原子力から再生エネルギーへの転換を訴えた。
渡辺さんは、震災発生直後から、インターネットにメッセージなどで被災者を応援するサイト「kizuna311」を立ち上げ、
現地を幾度も訪れるなど、支援活動を積極的に続けている。
スピーチは現地時間25日午前(日本時間同日午後)に行われた。
渡辺さんは「私たちの決意として、世界に届いてほしいと思います」と話している。
スピーチ全文は次の通り。
初めまして、俳優をしております渡辺謙と申します。
まず、昨年の大震災の折に、多くのサポート、メッセージをいただいたこと、本当にありがとうございます。
皆さんからの力を私たちの勇気に変えて前に進んで行こうと思っています。
私はさまざまな作品の「役」を通して、これまでいろんな時代を生きて来ました。
日本の1000年前の貴族、500年前の武将、そして数々の侍たち。さらには近代の軍人や一般の町人たちも。
その時代にはその時代の価値観があり、人々の生き方も変化してきました。
役を作るために日本の歴史を学ぶことで、さまざまなことを知りました。
ただ、時にはインカ帝国の最後の皇帝アタワルパと言う役もありましたが…。
その中で、私がもっとも好きな時代が明治です。19世紀末の日本。そう、映画「ラストサムライ」の時代です。
260年という長きにわたって国を閉じ、外国との接触を避けて来た日本が、国を開いたころの話です。
そのころの日本は貧しかった。封建主義が人々を支配し、民主主義などというものは皆目存在しませんでした。
人々は圧政や貧困に苦しみ生きていた。私は教科書でそう教わりました。
しかし、当時日本を訪れた外国の宣教師たちが書いた文章にはこう書いてあります。
人々はすべからく貧しく、汚れた着物を着、家もみすぼらしい。
しかし皆笑顔が絶えず、子供は楽しく走り回り、老人は皆に見守られながら暮らしている。
世界中でこんなに幸福に満ちあふれた国は見たことがないと。
それから日本にはさまざまなことが起こりました。
長い戦争の果てに、荒れ果てた焦土から新しい日本を築く時代に移りました。
私は「戦後はもう終わった」と叫ばれていたころ、1959年に農村で、教師の次男坊として産まれました。
まだ蒸気機関車が走り、学校の後は山や川で遊ぶ暮らしでした。
冬は雪に閉じ込められ、決して豊かな暮らしではなかった気がします。
しかし私が俳優と言う仕事を始めたころから、今までの三十年あまり、社会は激変しました。
携帯電話、インターネット、本当に子供のころのSF小説のような暮らしが当たり前のようにできるようになりました。
物質的な豊かさは飽和状態になって来ました。文明は僕たちの想像をも超えてしまったのです。
そして映画は飛び出すようにもなってしまったのです。
そんな時代に、私たちは大地震を経験したのです。
それまで美しく多くの幸を恵んでくれた海は、多くの命を飲み込み、生活のすべてを流し去ってしまいました。
電気は途絶え、携帯電話やインターネットもつながらず、人は行き場を失いました。
そこに何が残っていたか。
何も持たない人間でした。
しかし人が人を救い、支え、寄り添う行為がありました。
それはどんな世代や職業や地位の違いも必要なかったのです。
それは私たちが持っていた「絆」という文化だったのです。
「絆」、漢字では半分の糸と書きます。
半分の糸がどこかの誰かとつながっているという意味です。
困っている人がいれば助ける。おなかがすいている人がいれば分け合う。人として当たり前の行為です。
そこにはそれまでの歴史や国境すら存在しませんでした。
多くの外国から支援者がやって来てくれました。
絆は世界ともつながっていたのです。
人と人が運命的で強く、でもさりげなくつながって行く「絆」は、
すべてが流されてしまった荒野に残された光だったのです。
いま日本は、少しずつ震災や津波の傷を癒やし、その「絆」を頼りに前進しようともがいています。
国は栄えて行くべきだ、経済や文明は発展していくべきだ、人は進化して行くべきだ。
私たちはそうして前へ前へ進み、上を見上げて来ました。
しかし度を超えた成長は無理を呼びます。
日本には「足るを知る」という言葉があります。自分に必要な物を知っていると言う意味です。
人間が一人生きて行く為の物質はそんなに多くないはずです。
こんなに電気に頼らなくても人間は生きて行けるはずです。
「原子力」という、人間が最後までコントロールできない物質に頼って生きて行く恐怖を味わった今、
再生エネルギーに大きく舵を取らなければ、子供たちに未来を手渡すことはかなわないと感じています。
私たちはもっとシンプルでつつましい、新しい「幸福」というものを創造する力があると信じています。
がれきの荒野を見た私たちだからこそ、今までと違う「新しい日本」を作りたいと切に願っているのです。
今あるものを捨て、今までやって来たことを変えるのは大きな痛みと勇気が必要です。
しかし、今やらなければ未来は見えて来ません。
心から笑いながら、支え合いながら生きて行く日本を、皆さまにお見せできるよう努力しようと思っています。
そしてこの「絆」を世界の皆さまともつないで行きたいと思っています。
画像はNHK渡辺謙さん ダボス会議で絆を訴え1月26日 6時4分より




・福島県伊達市放射線量33人が年間10ミリシーベルトを超え、2人は年間20ミリシーベルトを超える
・全国で唯一、原発の運転差止め判決をだした弁護士の井戸謙一さんと小出先生
1月25日水曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
福島・伊達市 年間被ばく10ミリシーベルト超えは33人
スポニチ 2012年1月25日 17:21
原発事故を受け、福島県伊達市は25日、
中学生以下の子どもや妊産婦、放射線量の高い特定避難勧奨地点がある地域の住民ら
9443人に配布している小型線量計(ガラスバッジ)による被ばく線量の測定結果をまとめ、
年間の推定値が10ミリシーベルトを超える人が33人に上ることを明らかにした。
このうち2人は国が避難の目安としている年間20ミリシーベルトを超えた。
市によると、2人は勧奨地点がある霊山町の住民で、市の聞き取り調査に「屋外で農作業をした」などと説明している。
33人に妊産婦や子どもは含まれていない。
市は33人について「注意深く見守っていく必要がある」として、生活実態調査や内部被ばく検査を進める方針。
調査は、対象の住民に線量計を身に着けてもらい、
昨年9~11月の3カ月間の測定結果を4倍して年間被ばく線量を推定した。
全体の平均値は年間1・44ミリシーベルト。
市内5地区では最高の霊山町が平均2・84ミリシーベルト、最低の梁川町が同0・68ミリシーベルトだった。
市は「ほとんどの住民について、今のところ特に心配はない数値だ」としている。
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・全国で唯一、原発の運転差止め判決をだした弁護士の井戸謙一さんと小出先生
1月25日水曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
福島・伊達市 年間被ばく10ミリシーベルト超えは33人
スポニチ 2012年1月25日 17:21
原発事故を受け、福島県伊達市は25日、
中学生以下の子どもや妊産婦、放射線量の高い特定避難勧奨地点がある地域の住民ら
9443人に配布している小型線量計(ガラスバッジ)による被ばく線量の測定結果をまとめ、
年間の推定値が10ミリシーベルトを超える人が33人に上ることを明らかにした。
このうち2人は国が避難の目安としている年間20ミリシーベルトを超えた。
市によると、2人は勧奨地点がある霊山町の住民で、市の聞き取り調査に「屋外で農作業をした」などと説明している。
33人に妊産婦や子どもは含まれていない。
市は33人について「注意深く見守っていく必要がある」として、生活実態調査や内部被ばく検査を進める方針。
調査は、対象の住民に線量計を身に着けてもらい、
昨年9~11月の3カ月間の測定結果を4倍して年間被ばく線量を推定した。
全体の平均値は年間1・44ミリシーベルト。
市内5地区では最高の霊山町が平均2・84ミリシーベルト、最低の梁川町が同0・68ミリシーベルトだった。
市は「ほとんどの住民について、今のところ特に心配はない数値だ」としている。
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24日の会見でも質疑で出ていた
海底土中の放射性物質の拡散を防止するために
取水路前面エリアの海底土を固化土により被覆するという盛土について、
海の中を想像してみた。
「ドロドロっとした粘土のようなもので海底を覆いかぶせるような形」
海水の下にある砂の上に60センチの厚さで覆いかぶせる。
どんな感じになるんだろう?
海は水槽の中の水のようにじっとしていない。
波がくれば砂は動く
その上に重たい粘土の塊を置く
下の砂は動くだろうし、中には生き物もいると思う。
ーーーー
東京電力記者会見1月25日午後
海底土を固化土により被覆するという盛土について

15:04
NHKやまざき
今日の発表じゃなくて昨日にさかのぼってなんですが、
海底の土の放射性物質を固定させると。
セメントなんかで固めるという事で、
ま、外にこれ以上流出させたくないという対処法だと思うが、
何かしらの事はした方がいいのは賛同するんですが、
たとえば、実際にたまった土砂を取り除くというような手法とかもあり得るんじゃないかなと思うんですけど、
本当に上から固めてしまうという対処法が、今後長い目で見た時に
いいものかどうかというところがいろいろと評価が分かれるんじゃないかと
昨日の発表を聞いた後に取材して考えるところがあるんですが、
このあたり、保安院はどういう見解を示しているのか、どういう議論をされたのか、
その、固めてもですね、実際にいろんな海流などで固めた下のところの土砂がいずれ流れ出ちゃうんじゃないか
とかですね、
どういう固め方にもよるかとも思うんですが、
せっかく今外に出ないでシールドされているから、
適当な時にクレーンかなんかで土砂を全部上に上げちゃって、
土の除染をしてしまう方がいいのではないかという、意見もあるんですけど、
このあたりはどういう議論になっていますか

松本:
ハイ、まず
今回の、ほー、いわゆる粘土とセメントを混ぜたような固化土をつかいまして、
えー、まぁ、海底の、お-、海底の上を、おー、約60センチ程度、あの、あのま、覆うっていうのに近いんですけど、
あのう、イメージとしては、かた、コンクリートが固まるようにカチカチになるわけではございません。
あのーう、せ、セメントと粘土が混じったような、非常に重たい、な、何て言いますか、
ドロドロっとした粘土のようなものが、あの~う、いわゆる海底を覆いかぶせるような形で、
まァ、海底に沈着している、うー、まー、セシウムですとか、泥が巻き上がる事を防ぐっていうような事で、になります。
えーー、今回あの、わたくしどもで議論させていただいたのは、やはり、
あのぉー、海底に沈着しているセシウム、放射性物質の量が、あの、多いって事
高濃度汚染水が漏出した関係もございまして多いっていう事から、
これが、あー、海底の中を、ほーーー、ま、海流ですとか、気象で、巻きあがって、ま、あー、
外洋に出ていく事を何とか、あー、防がなきゃいけないという事で考えています。
え、シルトフェンスが、あのぉーー、ま、いよ、3,4号の、あ、1,3、あ、1、4号のほー、あ、入り口には
ございますけれども、それに合わせて、えー、まァ、今回、いーーー、駆動を行うという事と、
合わせて5,6号機側も比較的高い濃度の海底土が見つかってございますので、
えーー、シルトフェンスを、あの~、5,6号機側にも、おーー、設置して、その内側をふくどするという事で考えています。
確かに、あの、浚渫をして、えーー、全部掻き出してしまえばという話もありますけれども、
やはり、えーー、今後、おーーー、
なんて言いますか、組分けた土をどういうふうに、あの、処理、処分していくかっていう問題もございますので、
今は、はー、最初に、い、外洋に、とにかく拡散しない事を狙って、
早急に、い、この方法を取った方が、あ、良いだろうと思っています。シー、で、
ま、工期といたしましては来月から着手いたしますけれども、
4月中にはふくどが終わる予定でございますので、そこからは、
ま、比較的海が荒れても、舞い上がる事は無いだろうと思っていますし、
シルトフェンスはそのまま置いておきますので、
えー、まー、ふくどとシルトフェンスの二重の防護をするという事で考えています。
NHKやまざき:
あ、なるほど。
考え方はよく理解できます。ただ、一回そのふくどをしちゃうとですね、
今度、本当に浚渫して汚染された海底土を取り除きたいなというような水が出た時に、
今度逆に60センチ固いのが上に乗っかっているわけですよね。
それを壊して下の浚渫をするというのは逆に厄介になっちゃって、
もう、このままここに置いておきましょうなんていう話になりやしないかな、なんていうのも
一方でちょっとリスクなのかなって思ったのと、
あと、シルトフェンス以外の物で外に出ないように完全にしてしまうという事での対応というのは、
不可能なんですかね。
松本:
ハイ、あの~まだ、最終的に葉、あの~、防波堤は1号機には、防波堤の南側にはすでに効果板を打ってありますので、
あの、そちらとの海水との行き来は無い状況でございますが、
まだ、あの~1,4号機側、シルトフェンス、あ、失礼いたしました、あのぉー、
海側の遮水壁をする工事がございますので、えーー、まァ、
完全に洪庵を塞いでしまうのは難しいというふうに思っています。
また、こんご、あのぉー、いわゆる、うー、使用済み燃料の、おー、搬出ですとか、
そういった船を使った、あー、のー、いわゆる物資の輸送もございますので、
洪庵そのものを塞いでしまうのはなかなか、あの、すこし、もっと、あのぉ、作業といいますか、
廃炉を、がー、最終段階にまでいかないと、難しいのではないかと思っています。
シーー、え、御懸念のように、このまま、あのー、海底を、おーー、そのままにするのかっていうところについては、
シッ、まだ検討は、あのーぉー、充分に出来ておりませんけれども、
今のところ考えておりますのは、あの、早く、うーー、海底土が拡散して、
え、海洋、外洋の方に出ていくことを防ぎたいというふうに思っております。、
シーッ、え-っと、少し、あのー、カチカチにはなりませんので、
え、あのー、そういう意味では重たい粘土の、おー、が、あのー、
海底に60センチの近くの厚さで沈んでいるというようなイメージで、え、えー、まァ、あっ、あ、考えています。
NHKやまざき:
あ、なるほど。イメージはよく分かりました。
ちょっと聞いた専門家によると、上を固めてもですね、海って常に流れがあるじゃないですか。
下の砂をえぐっていくと、結局固めちゃったんだけど、どっかその、固めきれない所から、
海流で下の方の土がどんどん流されて、こう、下に穴が開いていっちゃってですね、
結局、上に固いコンクリートを、60センチの固形土だけが残って、
下の土が結局流れ出ちゃったみたいな事があり得なくはないんじゃないかなと、思って。
多分港の中何でそんなに海流の水の勢いはないんじゃないかもしれませんけれども、
完全に固めきるというのはなかなか難しいだろうなとおもうので、
ちょっとした固めきれていない所から海に流れて土が結局出ていっちゃうんだったら、
他のやりようもあるのかなというように、ちょっと思ったんですけれども。
まあ、固くないんだったら、本当に浚渫して土そのものを取るという段階でもやれるものはやれるという事なんですかね。
松本:
ハイそうです。
また、あの、ご質問にあったように、港湾の中でございますのでいわゆる海流がそんなに、え、
流れているというという状況でもございませんので、え、あの、まぁ、なんていいますか、
あ、あのー、流れるの、急なところが、ま、えぐっていくっていう形ではなかろうと思っていますし、
当然、あのー、ま、ふくどをした後もですね、いわゆる海水のモニタリングもしてまいりますので、
そういったところで、ま、実際舞い上がりがどれ位あるのかっていうようなところは
日々監視していきたいというふうに思っています。
NHK:
要は当面高濃度に汚染した土が外に流れ出るのを防ぎたいっていう事で、
土をかぶせたいと、そういう事ですね。
松本:ハイそうです。
まだまだ続きます
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海底土中の放射性物質の拡散を防止するために
取水路前面エリアの海底土を固化土により被覆するという盛土について、
海の中を想像してみた。
「ドロドロっとした粘土のようなもので海底を覆いかぶせるような形」
海水の下にある砂の上に60センチの厚さで覆いかぶせる。
どんな感じになるんだろう?
海は水槽の中の水のようにじっとしていない。
波がくれば砂は動く
その上に重たい粘土の塊を置く
下の砂は動くだろうし、中には生き物もいると思う。
ーーーー
東京電力記者会見1月25日午後
海底土を固化土により被覆するという盛土について

15:04
NHKやまざき
今日の発表じゃなくて昨日にさかのぼってなんですが、
海底の土の放射性物質を固定させると。
セメントなんかで固めるという事で、
ま、外にこれ以上流出させたくないという対処法だと思うが、
何かしらの事はした方がいいのは賛同するんですが、
たとえば、実際にたまった土砂を取り除くというような手法とかもあり得るんじゃないかなと思うんですけど、
本当に上から固めてしまうという対処法が、今後長い目で見た時に
いいものかどうかというところがいろいろと評価が分かれるんじゃないかと
昨日の発表を聞いた後に取材して考えるところがあるんですが、
このあたり、保安院はどういう見解を示しているのか、どういう議論をされたのか、
その、固めてもですね、実際にいろんな海流などで固めた下のところの土砂がいずれ流れ出ちゃうんじゃないか
とかですね、
どういう固め方にもよるかとも思うんですが、
せっかく今外に出ないでシールドされているから、
適当な時にクレーンかなんかで土砂を全部上に上げちゃって、
土の除染をしてしまう方がいいのではないかという、意見もあるんですけど、
このあたりはどういう議論になっていますか

松本:
ハイ、まず
今回の、ほー、いわゆる粘土とセメントを混ぜたような固化土をつかいまして、
えー、まぁ、海底の、お-、海底の上を、おー、約60センチ程度、あの、あのま、覆うっていうのに近いんですけど、
あのう、イメージとしては、かた、コンクリートが固まるようにカチカチになるわけではございません。
あのーう、せ、セメントと粘土が混じったような、非常に重たい、な、何て言いますか、
ドロドロっとした粘土のようなものが、あの~う、いわゆる海底を覆いかぶせるような形で、
まァ、海底に沈着している、うー、まー、セシウムですとか、泥が巻き上がる事を防ぐっていうような事で、になります。
えーー、今回あの、わたくしどもで議論させていただいたのは、やはり、
あのぉー、海底に沈着しているセシウム、放射性物質の量が、あの、多いって事
高濃度汚染水が漏出した関係もございまして多いっていう事から、
これが、あー、海底の中を、ほーーー、ま、海流ですとか、気象で、巻きあがって、ま、あー、
外洋に出ていく事を何とか、あー、防がなきゃいけないという事で考えています。
え、シルトフェンスが、あのぉーー、ま、いよ、3,4号の、あ、1,3、あ、1、4号のほー、あ、入り口には
ございますけれども、それに合わせて、えー、まァ、今回、いーーー、駆動を行うという事と、
合わせて5,6号機側も比較的高い濃度の海底土が見つかってございますので、
えーー、シルトフェンスを、あの~、5,6号機側にも、おーー、設置して、その内側をふくどするという事で考えています。
確かに、あの、浚渫をして、えーー、全部掻き出してしまえばという話もありますけれども、
やはり、えーー、今後、おーーー、
なんて言いますか、組分けた土をどういうふうに、あの、処理、処分していくかっていう問題もございますので、
今は、はー、最初に、い、外洋に、とにかく拡散しない事を狙って、
早急に、い、この方法を取った方が、あ、良いだろうと思っています。シー、で、
ま、工期といたしましては来月から着手いたしますけれども、
4月中にはふくどが終わる予定でございますので、そこからは、
ま、比較的海が荒れても、舞い上がる事は無いだろうと思っていますし、
シルトフェンスはそのまま置いておきますので、
えー、まー、ふくどとシルトフェンスの二重の防護をするという事で考えています。
NHKやまざき:
あ、なるほど。
考え方はよく理解できます。ただ、一回そのふくどをしちゃうとですね、
今度、本当に浚渫して汚染された海底土を取り除きたいなというような水が出た時に、
今度逆に60センチ固いのが上に乗っかっているわけですよね。
それを壊して下の浚渫をするというのは逆に厄介になっちゃって、
もう、このままここに置いておきましょうなんていう話になりやしないかな、なんていうのも
一方でちょっとリスクなのかなって思ったのと、
あと、シルトフェンス以外の物で外に出ないように完全にしてしまうという事での対応というのは、
不可能なんですかね。
松本:
ハイ、あの~まだ、最終的に葉、あの~、防波堤は1号機には、防波堤の南側にはすでに効果板を打ってありますので、
あの、そちらとの海水との行き来は無い状況でございますが、
まだ、あの~1,4号機側、シルトフェンス、あ、失礼いたしました、あのぉー、
海側の遮水壁をする工事がございますので、えーー、まァ、
完全に洪庵を塞いでしまうのは難しいというふうに思っています。
また、こんご、あのぉー、いわゆる、うー、使用済み燃料の、おー、搬出ですとか、
そういった船を使った、あー、のー、いわゆる物資の輸送もございますので、
洪庵そのものを塞いでしまうのはなかなか、あの、すこし、もっと、あのぉ、作業といいますか、
廃炉を、がー、最終段階にまでいかないと、難しいのではないかと思っています。
シーー、え、御懸念のように、このまま、あのー、海底を、おーー、そのままにするのかっていうところについては、
シッ、まだ検討は、あのーぉー、充分に出来ておりませんけれども、
今のところ考えておりますのは、あの、早く、うーー、海底土が拡散して、
え、海洋、外洋の方に出ていくことを防ぎたいというふうに思っております。、
シーッ、え-っと、少し、あのー、カチカチにはなりませんので、
え、あのー、そういう意味では重たい粘土の、おー、が、あのー、
海底に60センチの近くの厚さで沈んでいるというようなイメージで、え、えー、まァ、あっ、あ、考えています。
NHKやまざき:
あ、なるほど。イメージはよく分かりました。
ちょっと聞いた専門家によると、上を固めてもですね、海って常に流れがあるじゃないですか。
下の砂をえぐっていくと、結局固めちゃったんだけど、どっかその、固めきれない所から、
海流で下の方の土がどんどん流されて、こう、下に穴が開いていっちゃってですね、
結局、上に固いコンクリートを、60センチの固形土だけが残って、
下の土が結局流れ出ちゃったみたいな事があり得なくはないんじゃないかなと、思って。
多分港の中何でそんなに海流の水の勢いはないんじゃないかもしれませんけれども、
完全に固めきるというのはなかなか難しいだろうなとおもうので、
ちょっとした固めきれていない所から海に流れて土が結局出ていっちゃうんだったら、
他のやりようもあるのかなというように、ちょっと思ったんですけれども。
まあ、固くないんだったら、本当に浚渫して土そのものを取るという段階でもやれるものはやれるという事なんですかね。
松本:
ハイそうです。
また、あの、ご質問にあったように、港湾の中でございますのでいわゆる海流がそんなに、え、
流れているというという状況でもございませんので、え、あの、まぁ、なんていいますか、
あ、あのー、流れるの、急なところが、ま、えぐっていくっていう形ではなかろうと思っていますし、
当然、あのー、ま、ふくどをした後もですね、いわゆる海水のモニタリングもしてまいりますので、
そういったところで、ま、実際舞い上がりがどれ位あるのかっていうようなところは
日々監視していきたいというふうに思っています。
NHK:
要は当面高濃度に汚染した土が外に流れ出るのを防ぎたいっていう事で、
土をかぶせたいと、そういう事ですね。
松本:ハイそうです。
まだまだ続きます

東京電力記者会見 1月24日午後
作業員の全面マスクが外れた
04:55
松本:
それからその他の項目ですが、
本日12時ごろのことですが、トラックの洗浄作業を実施していた協力企業の作業員の方の全面マスクが
トラックの荷台に置いたかこいにあたりまして、一時的にフィルターが外れるという事がありました。
このため放射性物質の内部取り込みの可能性があるということで、
ホールボディーカウンターでの線量測定を行いましたが、
内部被ばくの取り込みは無かったと、検出記録未満という状況です
合わせて、マスクの内面とか、鼻角とかもやりましたが放射性物質は検出されていません。
関東地方でモニタリングの数値が上がっている
07:40
毎日新聞よしだ
モニタリングの値で23日の午前中関東地方で若干放射線量が上がっているようなんですが
どういう原因だとみていますか?
松本:
データの確認をしますが、
経験をもとに話すと、雪がふると、雨もそうだが、空間の線量としては上がる傾向があります。
空気中に浮遊している放射性物質がアマ、または雪とくっついた形で地表に降りてくるという事になるので、
降り積もった雪から放射線が出て、観測しているモニタリングポストの線量を少し上げるという状況です。
こちらに関しては例えば柏崎等でモニタリングポストを観測しているが、
雪、雨が降ると数字が若干上昇するという傾向がみられています。
ただ、ご質問の趣旨が関東方面のモニタリングポストという事なので、
データの確認をさせていただきたい。
作業員の全面マスクが外れた
毎日新聞:
トラックの洗浄中にマスクが外れた件ですが
内部被ばくの量が記録レベル以下と書いてあるが、
値としてはありますか?
松本:はい、
記録レベルが2ミリシーベルトなので、
ホールボディーカウンターのカウンター値としては、
いわゆる内部被曝としては特定できないレベルという事で、記録レベル以下という形で。
いわゆる、放射線管理手帳に記録されていきます。
毎日新聞:外れたのは1人ですか?
松本:ハイ一人です。
改めて全面マスクの内面や鼻の内側を濾紙でこすってですね、
放射性物質が付いているかという検査も行ったが、
こちらについても付着は無かったという状況です。
地震の影響で放出量が増えたのでは?

13:44
NHKはなだ
建屋からの追加放出量の0,7億ベクレルパ/hなんですが、
これは作業による影響だと昨日説明があったが、
これはたとえば地震によって建屋内の放射性物質が舞い上がって、
それが放出されていったという事はあり得ないんでしょうか
松本:
可能性としては建屋が地震でゆすられますので、
その間埃のような形で舞い上がることは可能性としてあるが、
発電所地震としてはここのところの震度3や4程度、
ガル数で言いますと10ガルから20ガル程度の揺れなので、
それほど舞い上がるというよりも、
今回のケースだと、たまたまダストモニターを動かしている時間帯に
建屋の一階の大物搬入付近で、内視鏡の作業をするために30人程度が働いていたという事になるので、
そちらの方の影響ではないかとみています。
NHK:
作業としてはそれ以外に考えられる影響はどういうものがありますか
松本:
2号機ではたまたまそういった状況が重なっていたという事と、
3号機では同じく建屋の一階でレンジ装置のあー、ま、後片付けという作業を行っていたので
そういった影響ではないかと思います。
また、3号機に関しては、建屋のイペフロの5階のところに
ローラークレーンでサンプリング装置を釣り下ろす形でダストのサンプリングを行っているので、
瓦礫等に付着している放射性物質を風邪等の影響で拾いやすい状況ではないかと思っている。
したがって、傾向としては2号機が0.2億ベクレル/h
それから3号機が0.5億ベクレル/hということで
少し、2号機と3号機、格納容器の温度の状況は結構似ているんですが、
こういったサンプリングの仕方が放射性物質の測定の違いとして現れているんではないかと考えている。
海底に粘土とコンクリートを混ぜたものを敷き詰める事について
NHK
2月から始めるという予定の、海底土の固化は具体的どの位なのか
固化度とはどの位なのか?
松本:
2月の上旬から4月にかけて、
1~4号機の注水こう全面のこうあんの中、
それから5号機6号機側の注水こう全面のところに
粘土とセメントを混ようんな物を海底の中に敷き詰めるような形を考えています。
期間としては2月、3月それから4月に少しかかるぐらいというふうに考えています。
イメージとしては粘土とセメントを混ぜたようなもので、
海の中に重たい粘土層が出来るという形で、
セメントが海底でカチカチに固まっているという状況ではありません。
きじゅく線を使って海底に重たいセメントをゆっくりと敷き詰めていくような形で、
いま、沈着している海底土の放射性物質をなるべく舞い上がらない形にしていきたいと思っている。
粘土とセメントを混ぜ合わせる比率についてはまだ検討している段階です
多核種除去設備に関して
20:45
東京新聞ふかさこ:
放射性物質の除去装置は海洋放出を見越した設置じゃないのか
松本
ストロンチウムを含むミスが海洋に流れ出たという事がありまして、
発電所の中にこう言った水が10万トン以上ございます
したがってこれが漏れ出すことを考えると、非常に環境に与えるリスクが大きいものなので、
こういう多核種除去設備を使って発電所に保有している水について
告示濃度限度以下に下げておいて、そういった漏えいした時の環境への影響をできるだけ提言させておく事が
重要と考えた
東京新聞:どんどん増えていく汚染水の処理方法はどう考えているのか?
松本:
増え続けている原因となっている地下水がタービン建屋に入ってくるので、
そのタービン建屋に入ってくる地下水を減少させたいと思っている。
そのためにサブドレンの浄化設備等を付けて、今溜まっている水をきれいにする事を考えている
海底に粘土とコンクリートを混ぜたものを敷き詰める事について
23:55
時事通信かんだ
ふくどのような東電の守備範囲で無い技術に関する体制は?
松本:
土木建築部門があるが考案も作る事が専門だが
ふくどに関しては知見が無いので
ゼネコンと海底に沈んだものを巻きあがらない方法を検討してふくどを考えた
時事通信:生態など環境への影響も考えに入っているのか
松本:生態への影響は確認します
26:55
ニコニコ動画 七尾:ふくどは敷き詰めるという事だが、
松本:
海底に対して大体60センチぐらいの厚さで粘土とセメントを混ぜたものを敷き詰める感じです。
現在セシウムが沈着しているので遮水壁を打っていく時の巻き上げを抑えていきたい。
固定化という意味です。2か月から3か月を予定しています。
松本:
さっきの時事通信の質問の生態系への影響だが、
基本的に成分が粘土とコンクリートなので生態系への影響はないと思う
ただ、今回の場合だとシルトフェンスと外洋の間に埋めていくので
埋めるものが直接大きく流れ出ていくものではないと思っている。
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早川由紀夫先生が栃木県小山市の小学生用に作った
「小学校4年生にも分かる放射能の話」
このテキストがものすごくいいと思いました。
子どもたちが事実をきちんと知ることが
今、何よりも大事だと思います。
何も注意していなかった親だって、
子どもから「本当はこうなんだ」って話を聞けば
出来るだけ気を付けなくちゃいけないと思うだろうから。



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「小学校4年生にも分かる放射能の話」
このテキストがものすごくいいと思いました。
子どもたちが事実をきちんと知ることが
今、何よりも大事だと思います。
何も注意していなかった親だって、
子どもから「本当はこうなんだ」って話を聞けば
出来るだけ気を付けなくちゃいけないと思うだろうから。



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01.25
Wed
青木泰さん講演会前編では、知らないうちに常識だと思い込まされていた事が、
実は世界の中では常識ではなかったこと。
そして、99.99%放射性物質を除去できると言われているバグフィルターは
実は本当に放射性物質を取り除くかどうかの検証がされていない事。
放射性の瓦礫を一般の焼却炉で燃やせば、空気中はそのまま汚染されるだろうというお話でした。
そして後篇です。
書き出しながら、私が(◕Д◕✫)オォゥ!!っと思った部分を一部前文に書き出します。
ーー(◕Д◕✫)オォゥ!!
、
厚生労働省が管轄する食品の暫定規制値では、飲料水は200ベクレル/kg。
ところが、原子炉の排水規制値が90ベクレル/kgなんです。
ちょっとなんか変じゃないですか?
お尻から出るのと飲むのと基準が反対になっていません?
お風呂の残り湯で味噌汁を作り、ミネラルウォーターで、庭の水撒きをする、
そういう専門家がこの基準を決めたんでしょう。
ーー
瓦礫に関して運んでいいという基準が無い。基準を決めて欲しいと言ったら
環境省は基準があるというんです。
どういう基準かと言ったら、
東北から運んできます。
運んできて焼却炉で焼却します。
焼却した後に焼却灰が残ります。
焼却灰にどれだけ残っているかという規制値は作っている。
ちょっと変じゃないですか?
例えばアントニオ猪木がですね、青酸カリを飲んで、
「俺のウンチはこれで、生きているんだから、これが規制値になるべきだ」と言っているのと同じですね。
飲む、口にする前の規制値をやらなければいけない。
瓦礫についてはそれを決めていないんですよ。
ウンチである焼却灰の規制値しか決まっていない。
ーー
福島第一原発で汚染水を海に放流したという事件がありましたね。
海洋汚染を防止するロンドン条約に違反するのではないか?
で、韓国と中国から抗議の声が出ました。
その時に日本政府は「ロンドン条約に違反をしていない」と発表した。
ロンドン条約に定められているのは船から汚染物を投棄する、あるいは、航空機から汚染物を海洋投棄する。
これは禁止されているけれども、
陸上からの物は禁止されていないので、ロンドン条約に違反しないという言い方をしたんです。
「なんか、すごい政府だな」と思いました。
ーー
放射性廃棄物に関しては「法律的根拠が無い」
放射性廃棄物は原子力施設内で、ちゃんと処理をする事になっていて、そこから出ない事になっているから、
出た時に罰則の定めをしていないんです。
絶対に安全だという事を言ってきた人たちが、
もし、今回の事故のように原子力施設内から多量に有害物質を放出した時に、罰せられないように、
万が一のことを考えて、絶対安全だという事を信じないで、
絶対に安全じゃなかった時に、自分たちが罪に問われないように法律をちゃんとやってた。
今もその法律のままです。
ーー
「バグフィルターに騙されちゃいけない」青木泰さん講演会前編 (内容書き出し)の続きです。
青木泰さん講演会後編
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実は世界の中では常識ではなかったこと。
そして、99.99%放射性物質を除去できると言われているバグフィルターは
実は本当に放射性物質を取り除くかどうかの検証がされていない事。
放射性の瓦礫を一般の焼却炉で燃やせば、空気中はそのまま汚染されるだろうというお話でした。
そして後篇です。
書き出しながら、私が(◕Д◕✫)オォゥ!!っと思った部分を一部前文に書き出します。
ーー(◕Д◕✫)オォゥ!!
、
厚生労働省が管轄する食品の暫定規制値では、飲料水は200ベクレル/kg。
ところが、原子炉の排水規制値が90ベクレル/kgなんです。
ちょっとなんか変じゃないですか?
お尻から出るのと飲むのと基準が反対になっていません?
お風呂の残り湯で味噌汁を作り、ミネラルウォーターで、庭の水撒きをする、
そういう専門家がこの基準を決めたんでしょう。
ーー
瓦礫に関して運んでいいという基準が無い。基準を決めて欲しいと言ったら
環境省は基準があるというんです。
どういう基準かと言ったら、
東北から運んできます。
運んできて焼却炉で焼却します。
焼却した後に焼却灰が残ります。
焼却灰にどれだけ残っているかという規制値は作っている。
ちょっと変じゃないですか?
例えばアントニオ猪木がですね、青酸カリを飲んで、
「俺のウンチはこれで、生きているんだから、これが規制値になるべきだ」と言っているのと同じですね。
飲む、口にする前の規制値をやらなければいけない。
瓦礫についてはそれを決めていないんですよ。
ウンチである焼却灰の規制値しか決まっていない。
ーー
福島第一原発で汚染水を海に放流したという事件がありましたね。
海洋汚染を防止するロンドン条約に違反するのではないか?
で、韓国と中国から抗議の声が出ました。
その時に日本政府は「ロンドン条約に違反をしていない」と発表した。
ロンドン条約に定められているのは船から汚染物を投棄する、あるいは、航空機から汚染物を海洋投棄する。
これは禁止されているけれども、
陸上からの物は禁止されていないので、ロンドン条約に違反しないという言い方をしたんです。
「なんか、すごい政府だな」と思いました。
ーー
放射性廃棄物に関しては「法律的根拠が無い」
放射性廃棄物は原子力施設内で、ちゃんと処理をする事になっていて、そこから出ない事になっているから、
出た時に罰則の定めをしていないんです。
絶対に安全だという事を言ってきた人たちが、
もし、今回の事故のように原子力施設内から多量に有害物質を放出した時に、罰せられないように、
万が一のことを考えて、絶対安全だという事を信じないで、
絶対に安全じゃなかった時に、自分たちが罪に問われないように法律をちゃんとやってた。
今もその法律のままです。
ーー
「バグフィルターに騙されちゃいけない」青木泰さん講演会前編 (内容書き出し)の続きです。
青木泰さん講演会後編
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・原子力災害対策本部の会議で議事録を作っていなかったことについて
・九州電力玄海原発1号機に関しての意見聴取会で試験片を破棄していたことについて
1月24日火曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
原子力災害対策本部 議事録全く作成せず
東京新聞 2012年1月23日 夕刊
東京電力福島第一原発事故対応のため設置され、避難区域の設定や除染方針の決定を行ってきた
政府の「原子力災害対策本部」の会議の議事録が、
事故直後の設置以来まったく作成されていないことが二十三日、分かった。
重要な政策決定が行われた過程を検証できる資料が作成されていなかったことで、
情報公開に対する政府の姿勢への批判が強まりそうだ。
災害対策本部の事務局を務める経済産業省原子力安全・保安院が明らかにした。
三月十一日の設置以来、計二十三回あった会議ごとに作成されたのは議事次第程度の簡単な書類という。
森山善範原子力災害対策監は記者会見で
「開催が急に決まるなど、事務的に対応が難しかったようだ」と釈明する一方、
「会議の決定事項など重要な部分は記者会見で説明し、かなりの部分は情報公開されている」との見方を示した。
その上で「意思決定に関わる過程を文書で残しておくことは(公文書管理法で)義務付けられている」と語り、
担当者のメモなどに基づき事後的な作成を関係省庁で検討していると説明した。
原子力災害対策本部は、原発事故などで原子力災害対策特別措置法に基づく緊急事態が宣言された際、
応急対策を総合的に進めるため、内閣府に臨時に設置され、首相が本部長を務める。
今回の対策本部では避難区域の設定や解除、事故収束の工程表終了などの重要事項を決定してきた。
たねまきJ「原発の寿命について(どこまでも伸びる寿命と危険な玄海1号)」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)11/29
今日の番組内で水野さんが
「九州電力の玄海原発、これは36年以上経っている原発で、
前にも小出先生がおっしゃっていた最も危険性の高い原発の一つであるというふうにお話し下さいましたよね。
その理由も詳しく教えていただいた事があるんですが、」
と話されています。
その時のたねまきジャーナルです。
小出先生が玄海原発1号機について詳しく説明して下さっています。
このような事もありました↓
不純物が6倍も入っていた玄海原発1号機
老朽化が指摘される九州電力玄海原発1号機(佐賀県玄海町、55・9万キロワット)の
鋼鉄製の原子炉容器に、不純物である銅が同社保有の他の原発と比べ最大約6倍含まれていることが
21日、九電への取材で分かった。
銅の含有率が高いと、核分裂で生じる中性子を浴びた際、原子炉の劣化が早く進むとの指摘もある。
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・九州電力玄海原発1号機に関しての意見聴取会で試験片を破棄していたことについて
1月24日火曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
原子力災害対策本部 議事録全く作成せず
東京新聞 2012年1月23日 夕刊
東京電力福島第一原発事故対応のため設置され、避難区域の設定や除染方針の決定を行ってきた
政府の「原子力災害対策本部」の会議の議事録が、
事故直後の設置以来まったく作成されていないことが二十三日、分かった。
重要な政策決定が行われた過程を検証できる資料が作成されていなかったことで、
情報公開に対する政府の姿勢への批判が強まりそうだ。
災害対策本部の事務局を務める経済産業省原子力安全・保安院が明らかにした。
三月十一日の設置以来、計二十三回あった会議ごとに作成されたのは議事次第程度の簡単な書類という。
森山善範原子力災害対策監は記者会見で
「開催が急に決まるなど、事務的に対応が難しかったようだ」と釈明する一方、
「会議の決定事項など重要な部分は記者会見で説明し、かなりの部分は情報公開されている」との見方を示した。
その上で「意思決定に関わる過程を文書で残しておくことは(公文書管理法で)義務付けられている」と語り、
担当者のメモなどに基づき事後的な作成を関係省庁で検討していると説明した。
原子力災害対策本部は、原発事故などで原子力災害対策特別措置法に基づく緊急事態が宣言された際、
応急対策を総合的に進めるため、内閣府に臨時に設置され、首相が本部長を務める。
今回の対策本部では避難区域の設定や解除、事故収束の工程表終了などの重要事項を決定してきた。
たねまきJ「原発の寿命について(どこまでも伸びる寿命と危険な玄海1号)」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)11/29
今日の番組内で水野さんが
「九州電力の玄海原発、これは36年以上経っている原発で、
前にも小出先生がおっしゃっていた最も危険性の高い原発の一つであるというふうにお話し下さいましたよね。
その理由も詳しく教えていただいた事があるんですが、」
と話されています。
その時のたねまきジャーナルです。
小出先生が玄海原発1号機について詳しく説明して下さっています。
このような事もありました↓
不純物が6倍も入っていた玄海原発1号機
老朽化が指摘される九州電力玄海原発1号機(佐賀県玄海町、55・9万キロワット)の
鋼鉄製の原子炉容器に、不純物である銅が同社保有の他の原発と比べ最大約6倍含まれていることが
21日、九電への取材で分かった。
銅の含有率が高いと、核分裂で生じる中性子を浴びた際、原子炉の劣化が早く進むとの指摘もある。
続きを読むに

01.24
Tue
・首都圏直下型地震が今後4年以内に70パーセントの確率で起こるという研究発表について
・「最悪のシナリオ」を政府が無かった事として封印したことについて
・電力に余裕があるのに政府がそれを公表しなかった事について
1月23日月曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
M7級首都直下、4年以内70%と試算
TBS (23日17:32)
首都直下地震について東京大学地震研究所のある研究チームが、気になる試算結果をまとめました。
その試算では、
「マグニチュード7クラスの首都直下地震が、今後4年以内に70パーセントの確率で起きる可能性がある」
としています。
去年3月に起きた東日本大震災。
首都圏にもコンビナートの火災や大量の帰宅困難者など大きな被害をもたらしました。
この地震後、にわかに「首都直下地震」に注目が集まっています。
「確実に首都圏のどこか南関東のどこかで、大きな地震は起きる」(東大地震研究所・平田直教授)
東大地震研究所の平田直教授らの試算では、
今後4年以内に70パーセントの確率でマグニチュード7クラスの首都直下地震が起きる可能性があるといいます。
気象庁のデータによりますと、東日本大震災をきっかけに、
その後はマグニチュード6以下の地震がおよそ5倍に増えています。
平田教授らはこの状態が続いたと仮定し、
マグニチュードが1つ上がるごとに地震の発生頻度が10分の1下がるという地震学の経験則から試算したといいます。
「(建物を)耐震化にするとか、木造家屋を不燃化するということは時間がかかることなので、今から準備する。
個人のレベルでは、家具が転倒しないようにするとか、これまで繰り返し言われてきたことをちゃんとやる」
(東大地震研究所・平田直教授)
今回の研究結果は平田教授らのチームが出したもので、東大地震研究所の公式な発表ではありません。
しかし、東大地震研究所の前所長らの研究結果ということで、今後、波紋を呼びそうです。
一方、政府の地震調査研究推進本部は、マグニチュード7クラスの地震について、
南関東で30年以内に起きる確率は70パーセントとしています。
「確率が0.01%という小さい数字であっても、
マグニチュード7程度の地震が今起こってもおかしくないという事実は変わらない」
(文科省・北川貞之地震調査管理官)
東日本大震災をきっかけに、各自治体ではその防災計画を練り直していて、
神奈川県平塚市では今月、首都直下地震が起きた際の津波による被害想定CGを公開しました。
そして、首都直下地震で最も被害を受ける東京都でも、
小・中学校の耐震化の推進や帰宅困難者への対策などを進めています。
「試算のひとつですので、とらわれる必要はないと考えていますが、
対策そのものはスピード感を持ってやっていきたいと思います」(東京都総合防災部・飯野雄資担当課長)
いつ起きてもおかしくないという首都直下地震。
自治体、そして住民1人1人の防災意識の向上が求められています。
原発シナリオ 「最悪」封印は許し難い
信濃毎日新聞 01月24日(火)
東京電力福島第1原発の事故について専門家が「最悪シナリオ」を作成していた。
だが、当時の菅直人首相ら政権幹部は「なかったこと」として封印し、昨年末まで公文書として扱っていなかった。
国民の不信を高める行為であり、とうてい容認できない。
最悪シナリオを記した文書は、3月25日付だった。放射線量が上昇して作業員全員が撤退したと想定。
注水冷却ができなくなった2号機、3号機の原子炉や1~4号機の燃料プールから放射性物質が大量放出される。
この結果、強制移転区域は半径170キロ以上、
希望者の移転を認める区域は東京都を含む半径250キロに及ぶ可能性を挙げた。
衝撃的な内容だけに、厳重管理された。
専門家の「個人的ペーパー」と位置付けられ、公文書としては扱われなかった。
その後、シナリオの存在が露見し、政府は内閣府文書として扱うことを決め、開示請求したマスコミ各社に公開された。
政府は公表を控えた理由として、
最悪のシナリオ通りになっても、十分に避難する時間があり、必要のない心配を与えないためと説明している。
納得し難い。公表の方法は検討するにしても、公文書として記録しなければ、次代への教訓を残すことができない。
今後の検証を阻むことにもなる。
事故発生後、米、英などは日本在住の自国民に避難勧告をした。
日本の避難範囲よりぐっと広い範囲が対象だった。事態をより厳しくとらえていた。
最悪のシナリオ通りにはならなかったが、なぜ文書を封印したのか徹底して検証すべきだ。
政府の事故調査・検証委員会が昨年12月に公表した中間報告では、この文書については触れていない。
最終報告に向けて、菅前首相はじめ関係者にしっかり問いただしてほしい。
原発事故の主要な情報は、政府や東電が握っている。
的確に公開をせず、迅速な対応を怠れば、多くの問題が起きる。
実際に、緊急時迅速放射能影響予測ネットワーク(SPEEDI)の試算結果公表が遅れ、
住民の避難に生かせなかった。だが国内公表前に米国には伝えていたことも分かってきた。
民主党は政策決定の透明性や情報公開の促進を訴えて政権を得たはずだ。
野田佳彦現政権は問題点を積極的に洗い直し、信頼の構築に努めるべきである。
電力「余裕6%」公表せず 政府、不足のみ示す
東京新聞 2012年1月23日 夕刊
今年夏の電力供給力が最大電力需要に比べ9・2%不足するとした昨年七月公表の政府試算に対し、
最大6・0%の余裕があるとの試算が政府内にあったにもかかわらず、
公表されていなかったことが二十三日分かった。
公表された試算は、太陽光発電など再生可能エネルギーによる発電を盛り込まないなど
厳しい想定に基づいており、試算に携わった関係者は
「極端なケースだけ公表するのはフェアではない」と批判している。
政府は昨年七月、全国の原発五十四基がすべて停止し、再生可能エネルギーによる供給をほぼゼロとした上で、
猛暑だった二〇一〇年夏の需要を前提に試算した数字を公表。
しかし昨年八月に当時の菅直人首相に報告された試算では、
再生可能エネルギーによる供給や、需要逼迫(ひっぱく)時に電気を止める条件で料金を割り引く
「需給調整契約」による削減見込みなどを加味し、6・0%の余裕があることが示された。
さらに2・8%の余裕があるとする中間的な試算も報告されたが、いずれも公表されなかった。
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01.24
Tue
東京新聞の記事から環境ジャーナリストの青木泰氏へと行きつき、
瓦礫焼却・バグフィルターで「放射性セシウムが99.9%除去できる」→本当?
の、ブログを書きましたが、
青木泰氏の講演のYoutubeを見つけました。
お話しの内容は、
私たちが、新聞とかメディア報道されている中で
知らず知らずのうちに常識になっている事、その、今の私たち日本人の今の常識は
世界の常識とはどのように異なっているのか?
1.瓦礫を引き受けないと被災地の復興につながらないんじゃないか
だから、被災地支援のために瓦礫に引き受けというのは必要じゃないか
2.東北2県は福島原発から遠く離れているから、それほど汚染されていないんじゃないか。
3.福島県のみなさんは原発からの汚染に加えて、瓦礫の処理でさらに汚染されているから
少しでも軽減してあげたい
この3つの私たちの常識が本当なのかという事についての見方を話していらっしゃいます。
そして、
放射能汚染物を燃やしても煙突から放射性物質は出ないのか。
「バグフィルターという魔法の杖が、焼却炉についていますので、そこで、放射性物質は99.99%取れます」
そんなふうに言われています。
これを言いだした人は、国立環境研究所の資源循環・廃棄物研究センター長をやっている、大迫政浩さんという方で、
あちこちで、99.99%取れるっていう事を言っている。
アエラで記者に尋ねられた大迫さんは
「煙突から放射性物質は出ません」というふうに答えている。
「出ません」と言いながら、「月刊廃棄物」という、専門誌のインタビューでは、
「今まで市町村の焼却炉で放射性物質とか放射能の汚染物質という物を燃やした事はありません」
「国立環境衛生所といえども、それについての知見とかノウハウはありません」
「したがって、本当に取れるのかどうかというのは、今後の課題です」
などと、同時期に答えている。
専門誌では専門家から抗議の声が嵐のように襲いかかってくるから本当の事を言う対応を取っている。
今、私たちはこのような状況にいます。
青木氏の講演内容もじっくりと聞いてみたいと思い、内容を書き出しました。
青木泰さん講演会「がれきについて知っておきたいこと」前編
2012/01/17 アップロード
廃棄物の専門家で環境ジャーナリストの青木泰(あおきやすし)さんが
被災地のがれきについて講演を行ってくれました。
これ以上放射能で空気を汚さないで!
世界の非常識 瓦礫の受け入れと焼却
2012年1月 青木泰

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講演内容を書き出しました続きを読む
瓦礫焼却・バグフィルターで「放射性セシウムが99.9%除去できる」→本当?
の、ブログを書きましたが、
青木泰氏の講演のYoutubeを見つけました。
お話しの内容は、
私たちが、新聞とかメディア報道されている中で
知らず知らずのうちに常識になっている事、その、今の私たち日本人の今の常識は
世界の常識とはどのように異なっているのか?
1.瓦礫を引き受けないと被災地の復興につながらないんじゃないか
だから、被災地支援のために瓦礫に引き受けというのは必要じゃないか
2.東北2県は福島原発から遠く離れているから、それほど汚染されていないんじゃないか。
3.福島県のみなさんは原発からの汚染に加えて、瓦礫の処理でさらに汚染されているから
少しでも軽減してあげたい
この3つの私たちの常識が本当なのかという事についての見方を話していらっしゃいます。
そして、
放射能汚染物を燃やしても煙突から放射性物質は出ないのか。
「バグフィルターという魔法の杖が、焼却炉についていますので、そこで、放射性物質は99.99%取れます」
そんなふうに言われています。
これを言いだした人は、国立環境研究所の資源循環・廃棄物研究センター長をやっている、大迫政浩さんという方で、
あちこちで、99.99%取れるっていう事を言っている。
アエラで記者に尋ねられた大迫さんは
「煙突から放射性物質は出ません」というふうに答えている。
「出ません」と言いながら、「月刊廃棄物」という、専門誌のインタビューでは、
「今まで市町村の焼却炉で放射性物質とか放射能の汚染物質という物を燃やした事はありません」
「国立環境衛生所といえども、それについての知見とかノウハウはありません」
「したがって、本当に取れるのかどうかというのは、今後の課題です」
などと、同時期に答えている。
専門誌では専門家から抗議の声が嵐のように襲いかかってくるから本当の事を言う対応を取っている。
今、私たちはこのような状況にいます。
青木氏の講演内容もじっくりと聞いてみたいと思い、内容を書き出しました。
青木泰さん講演会「がれきについて知っておきたいこと」前編
2012/01/17 アップロード
廃棄物の専門家で環境ジャーナリストの青木泰(あおきやすし)さんが
被災地のがれきについて講演を行ってくれました。
これ以上放射能で空気を汚さないで!
世界の非常識 瓦礫の受け入れと焼却
2012年1月 青木泰

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01.24
Tue
もんじゅ:制御棒、一時動かず 原子力機構、原因究明へ
「安全上致命的」指摘も /福井
毎日新聞 1月21日(土)16時18分配信
日本原子力研究開発機構は20日、
停止中の高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)で
昨年末から、原子炉内の核分裂を抑える制御棒19本のうち2本が一時的に動かないトラブルがあった、と発表した。
既に復旧したが、原子力機構は制御棒を駆動させる装置に原因があるとみて、メーカーに送って調べる方針。
経済産業省原子力安全・保安院は同日、2月中に原因究明するよう原子力機構に指示した。
もんじゅの制御棒は、運転中の出力調整に使う13本と、
炉内の出力に異常があったときに緊急用に使う6本があり、今回のトラブルはこの6本のうちの2本。
原子力機構によると、先月12日の点検中に制御棒1本が動かないことが分かった。
昨年11月に駆動装置を取り付け直しており、ケーブルをつなぎ直すなどして2日後に復旧させた。
他の駆動装置を点検したところ、もう1本が動かないことが分かった。
制御棒の駆動装置はいずれも90年に設置され、これまでトラブルが起きたことはなかったという。
原子力機構は「制御棒はすべて原子炉に挿入された状態で、安全上の問題はない」としている。
しかし、もんじゅに関する著書がある元京都大原子炉実験所講師の小林圭二さんによると、
商業用の軽水炉では原子炉内の出力を制御棒と炉内の水のホウ酸濃度で調整することができるが、
もんじゅは水の代わりにナトリウムを使用し、ホウ酸は使えないため、制御棒だけで出力を抑える必要がある。
小林さんは「もんじゅにとって、制御棒のトラブルは安全上、致命的だ」と指摘している。
【柳楽未来】 1月21日朝刊
1~3号機の放出量増加=放射性物質「作業で舞った」-東電
時事ドットコム (2012/01/23-21:46)
東京電力は23日、福島第1原発1~3号機の原子炉格納容器から放出された放射性セシウムの量を測定した結果、1時間当たり計約7000万ベクレルだったと発表した。昨年12月の測定に比べ、約1000万ベクレル増えており、東電は「作業員の出入りや、がれきの撤去で放射性物質が舞い上がった」と説明している。
測定結果は、同日開かれた政府と東電の中長期対策会議の第2回会合で報告された。
東電は毎月、放出量を測定している。前回12月の測定では1、2号機が1時間に1000万ベクレル、3号機は同4000万ベクレルだったが、今月は1号機が同200万ベクレルと減少した一方、2号機で同2000万ベクレル、3号機で同5000万ベクレルに増加。1~3号機で計1200万ベクレル増えた計算になる。
朝日新聞2012年1月23日21時20分
九電、設備新設を国に届け出ず 2火力発電所で計3件
九州電力は23日、
発電所に新しい設備をつくる際に義務づけられている国への届け出をしていない例が、
2発電所で計3件あったと発表した。
23日付で国に報告して注意を受けた。2発電所とも運転は続けており、電力供給への影響はないという。
九電の説明によると、長崎県松浦市の松浦発電所(石炭火力、出力70万キロワット)で、
石炭の燃えかすの粉じんを抑える散水装置を1995年に設置したのに、電気事業法できめられた届け出を怠った。
熊本県苓北(れいほく)町の苓北発電所(石炭火力、1、2号機で計140万キロワット)でも
2003年に散水装置、06年に燃えかすを運ぶベルトコンベヤーを設置したが、届けなかった。
原子炉データ、一時送れず=福島第2・2号機-東電
(時事ドットコム 2012/01/23-20:20)
経済産業省原子力安全・保安院は23日、
東日本大震災で被災した東京電力福島第2原発2号機で、
原子炉の温度や圧力などのデータを国の「緊急時対策支援システム」(ERSS)に送る装置が同日午前に故障し、
約5時間半データが送れない状態になっていたと発表した。
保安院によると、23日午前4時25分ごろ、
2号機の原子炉データを取得するコンピューターからERSSに送信する装置が故障。
原子炉の温度や圧力などのデータが一切送れなくなった。
東電が装置を再起動し、午前10時すぎに復旧した。第2原発は運転停止中で、2号機は冷温停止している。
東電はこのトラブルを同日午前の記者会見で発表していなかった。
同社の松本純一原子力・立地本部長代理は同日夕の会見で
「社内で情報共有ができていなかった」と釈明した。
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「安全上致命的」指摘も /福井
毎日新聞 1月21日(土)16時18分配信
日本原子力研究開発機構は20日、
停止中の高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)で
昨年末から、原子炉内の核分裂を抑える制御棒19本のうち2本が一時的に動かないトラブルがあった、と発表した。
既に復旧したが、原子力機構は制御棒を駆動させる装置に原因があるとみて、メーカーに送って調べる方針。
経済産業省原子力安全・保安院は同日、2月中に原因究明するよう原子力機構に指示した。
もんじゅの制御棒は、運転中の出力調整に使う13本と、
炉内の出力に異常があったときに緊急用に使う6本があり、今回のトラブルはこの6本のうちの2本。
原子力機構によると、先月12日の点検中に制御棒1本が動かないことが分かった。
昨年11月に駆動装置を取り付け直しており、ケーブルをつなぎ直すなどして2日後に復旧させた。
他の駆動装置を点検したところ、もう1本が動かないことが分かった。
制御棒の駆動装置はいずれも90年に設置され、これまでトラブルが起きたことはなかったという。
原子力機構は「制御棒はすべて原子炉に挿入された状態で、安全上の問題はない」としている。
しかし、もんじゅに関する著書がある元京都大原子炉実験所講師の小林圭二さんによると、
商業用の軽水炉では原子炉内の出力を制御棒と炉内の水のホウ酸濃度で調整することができるが、
もんじゅは水の代わりにナトリウムを使用し、ホウ酸は使えないため、制御棒だけで出力を抑える必要がある。
小林さんは「もんじゅにとって、制御棒のトラブルは安全上、致命的だ」と指摘している。
【柳楽未来】 1月21日朝刊
1~3号機の放出量増加=放射性物質「作業で舞った」-東電
時事ドットコム (2012/01/23-21:46)
東京電力は23日、福島第1原発1~3号機の原子炉格納容器から放出された放射性セシウムの量を測定した結果、1時間当たり計約7000万ベクレルだったと発表した。昨年12月の測定に比べ、約1000万ベクレル増えており、東電は「作業員の出入りや、がれきの撤去で放射性物質が舞い上がった」と説明している。
測定結果は、同日開かれた政府と東電の中長期対策会議の第2回会合で報告された。
東電は毎月、放出量を測定している。前回12月の測定では1、2号機が1時間に1000万ベクレル、3号機は同4000万ベクレルだったが、今月は1号機が同200万ベクレルと減少した一方、2号機で同2000万ベクレル、3号機で同5000万ベクレルに増加。1~3号機で計1200万ベクレル増えた計算になる。
朝日新聞2012年1月23日21時20分
九電、設備新設を国に届け出ず 2火力発電所で計3件
九州電力は23日、
発電所に新しい設備をつくる際に義務づけられている国への届け出をしていない例が、
2発電所で計3件あったと発表した。
23日付で国に報告して注意を受けた。2発電所とも運転は続けており、電力供給への影響はないという。
九電の説明によると、長崎県松浦市の松浦発電所(石炭火力、出力70万キロワット)で、
石炭の燃えかすの粉じんを抑える散水装置を1995年に設置したのに、電気事業法できめられた届け出を怠った。
熊本県苓北(れいほく)町の苓北発電所(石炭火力、1、2号機で計140万キロワット)でも
2003年に散水装置、06年に燃えかすを運ぶベルトコンベヤーを設置したが、届けなかった。
原子炉データ、一時送れず=福島第2・2号機-東電
(時事ドットコム 2012/01/23-20:20)
経済産業省原子力安全・保安院は23日、
東日本大震災で被災した東京電力福島第2原発2号機で、
原子炉の温度や圧力などのデータを国の「緊急時対策支援システム」(ERSS)に送る装置が同日午前に故障し、
約5時間半データが送れない状態になっていたと発表した。
保安院によると、23日午前4時25分ごろ、
2号機の原子炉データを取得するコンピューターからERSSに送信する装置が故障。
原子炉の温度や圧力などのデータが一切送れなくなった。
東電が装置を再起動し、午前10時すぎに復旧した。第2原発は運転停止中で、2号機は冷温停止している。
東電はこのトラブルを同日午前の記者会見で発表していなかった。
同社の松本純一原子力・立地本部長代理は同日夕の会見で
「社内で情報共有ができていなかった」と釈明した。
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01.23
Mon
東京新聞のこちら特報部に瓦礫焼却に関するバグフィルターに関しての記事がありました。
バグフィルターを付けていれば99.9%の放射性物質を除去できるという政府の言葉を迂闊にも信じ、
受け入れ瓦礫についてゴミ焼却場にちゃんとバグフィルターを取り付けてくれるのならば、
受け入れも仕方がないのではないかとも考えはじめていた私にはショックな内容でした。
小出:ですから、排気系統を「現場でテストをしない限りはやってはいけない」と私は言っています。
小出先生もおっしゃっていましたが、検査をしないまま燃やしているのが現状のようです。
そして、バグフィルター自身の効果も信頼できないとしたら・・・
東京新聞の取材に応じておられた環境ジャーナリストの青木泰氏がご自身のブログに書かれていました。
以下、ブログより一部転記させていただきます。
ーーーーー
青木泰氏のブログ(2011年9月16日)より
バグフィルターで放射性物質が除去できるか?
~放射能汚染廃棄物の焼却処理~
6月23日、環境省は、放射能汚染されたがれきの処理方法として、
可燃ごみは市町村の清掃工場の焼却炉で焼却し、
不燃ごみは除洗せず、埋立て処分する方針を発表した。
焼却炉は、バグフィルターが付設されていれば良いとした。
環境省の肝いりで作られた「災害廃棄物安全評価検討委員会」(=有識者検討会)でも了解されたと
マスメディアに流された。<ここでは焼却問題について検証する。>
●放射性物質は、燃やすことで無くなるわけではない。
清掃工場の焼却炉では、通常木や紙、生ごみなどの有機物が焼却される。
有機物は、焼却によって、炭酸ガスや水蒸気などのガスと微細な粒子,煤塵となって煙突から排出される。
有機物は、1割ぐらいの燃え殻,灰を残して、分解して無くなってしまう。
燃焼状態によって、煤塵が増えれば、煙突から黒々とした煙が出、ダイオキシン等の有害物も排出されることになる。
バグフィルターなどの集塵装置は、この煤塵や有害物の除去装置としてつけられたものである。
しかし無機物である放射性物質は、焼却したからといって無くなる訳ではない。
焼却すれば、ガスや微細な粒子に形を変えて、清掃工場の煙突から放出される。
微細な粒子も総て取りきれるわけではなく、気化したガスはバグフィルターで除去できない。
ガスや微粒子になった放射性物質は、毒性がなくなるわけではなく、拡散放出される。
放射性物質の排出源が、福島第1原発に加え、多発化されることになる。
(その上焼却灰に濃縮された形で残し、保管一つを取っても後処理を困難にする。)
●放射性物質は、バグフィルターで除去できると裏付けなしに語る。
有識者検討会の委員で環境省の方針を積極的に後押ししたのは、
国立環境研究所の大迫政浩資源循環・廃棄物研究センター長である。
大迫氏は、バグフィルターが付加されていれば、放射性物質を除去できるため、
煙突から煙となって拡散されることはないと朝日新聞の週刊誌「アエラ」で語っている。
しかし大迫氏らの発言は、実証的な実験の裏付けがあって語っているわけでない。
有識者会議に大迫氏が資料として提出した論文は、放射性物質がバグフィルターで除去できるというものでなかった。
その論文は、論題は、「都市ごみ焼却施設から排出されるPM2.5等微小粒子の挙動」であった。
微小粒子が喘息等に影響を与えると言う米国や環境省の報告を受けて、
既存の焼却炉で除去できているかの実験をしたものである。
微小粒子が、バグフィルターで99.9%除去できたとする実験結果でしかなかった。
実際廃棄物関係の専門誌である「月刊廃棄物」では、大迫氏は、
「元来放射性物質は廃棄物処理法に含まれていなかったので、
われわれ国立環境研究所は、知見もノウハウもほとんどありませんでした。」
「自治体からの要請に基づいて、
排ガス中の挙動や放射能レベルが高くなる原因究明などについての調査なども行ってゆきます。」
と語っている。
アエラで語った「放射性物質は除去できる」というのは裏付けなく話していたにすぎない。
●放射能汚染物焼却の背景
市町村の焼却炉は、有害物の除去装置として造られたものでない。
市町村の街中から排出される生活ごみの量を減らす減容化のための手段に過ぎない。
バグフィルターなどの除去装置は、
焼却の過程で産み出される有害物や吐き出される有害物を除去するための装置に過ぎず、
放射性物質に限らず、有害物を除去分解するための装置ではない。
今回の環境省の方針や大迫氏などの判断には、
放射性廃棄物を市町村の焼却炉で燃やした時の周辺への影響を真剣に検討した後は見られない。
東北大震災で発生した大量のがれきを町中からなくしたいということがあり、
従来の災害廃棄物と同様に市町村の焼却炉で燃やすということになったと考えられる。
当初は、放射能の影響を考えていたが、放射能汚染されたがれきを燃やさなくとも、
すでに市町村の焼却炉から排出される焼却灰は、放射能汚染度が高く、
がれきを投入しても影響はないと今回の措置に踏み込んだものと考えられる。
しかし災害地だけでなく、東日本各地の市町村の焼却炉で放射能汚染されたごみが燃やされている。
焼却灰が高濃度汚染されているのは、街路樹や公園、庭木などの樹木が放射能汚染され、
それらの剪定ごみを燃やしている自治体が多く、その影響と考えられる。
バグフィルターで捕捉された煤塵(飛灰ともいう)や燃え殻等を焼却灰というが、
焼却灰が高濃度汚染されているというのは、相応の放射性物質が煙突から環境中に排出されているということである。
この事実を前にして、国民のために環境を守り、科学的な対処を考える環境省や専門家ならば、
今すぐ市町村での剪定ごみの焼却をやめさせなければならない。
ところが、どうせ現状の市町村の焼却炉でも放射能汚染物を燃やしているのだから
そこに放射能汚染がれきが追加されても、大したことはないだろうというのが、
環境省が取った、放射能汚染がれきの焼却方針化といえる。
●バグフィルターを付設した焼却炉の影響
バグフィルターは、布や不織布で作られた袋状のフィルターで、掃除機のフィルターと基本的には同じである。
ごみ焼却炉で燃やされ大量に排出される排ガス中には、微細な粒子状の煤塵が含まれているため、
これをバグフィルターを通して除去することが目的である。その際ダイオキシンなどの有害化学物質も除去される。
布で作ったフィルターで、微細な粒子が取れるのは、
布の表面に微細な塵が蓄積し、層をなしそこを通るより微細な粒子も取ることができるようにしているからである。
これは掃除機のフィルターにごみがたまると急に吸い込みが悪くなるが、
その分より細かなチリも取ることができるのに似ている。
層を成し厚みを増すと、排ガスも流れなくなるため、
焼却炉のバグフィルターには、振動させて、たまったチリを落としたり、
逆からガスを流し布にたまったチリを落とすように工夫している。
チリの層がふるい落とされた時には、排ガスの流れがよくなるために、その分微細なチリは除去できなくなる。
またふるい落としのタイミングが悪い時には、焼却炉から排出される秒速数メータの排ガスの圧力で、
バグフィルターが破れ破損することがある。
また焼却炉から排出される排ガスの温度は850℃前後であるが、
バグフィルターの前で、200℃前後に冷却するようにしている。
しかし温度が下がりきらないことがあり、その時熱風がバグフィルターを破損するため、
排ガスの流れを切り替えて、直接煙突に排ガスを流すバイパスを設けている焼却炉もある。
(「プラスチックごみは燃やしてよいのか」青木泰著、リサイクル文化社P170~)
このときにはもちろん放射性物質を始め有害物質は煙突からそのまま大気中に放出される。
いずれにせよ、このようなバグフィルターの技術の状況で、バグフィルターで放射性物質は除去できるというのは、
ざるで水をすくうことが出来るというに等しい暴論である。
●大学の論文の結論を覆す実証例。
バグフィルターについて少し付け加えておくと、
大学の研究発表で発表された事例と実際には大きく違うことがいくつかある。
今回の有識者検討会で出された微小粒子除去の実験報告の
京都大学の高岡准教授の論文では、99.9%除去できるとなっていた。
この論文の結論から言うと焼却炉でごみを燃やしたときに発生する
SPMやPM2.(*SPMは、10ミクロン前後、PM2.5は、2.5ミクロン以下の微粒子。)の微粒子はほぼ除去できる。
そのためバグフィルターを付設した焼却炉の周辺では喘息は起こらないとなる。
しかし神奈川県横浜市の栄区のごみの焼却炉が、稼働を停止したところ
周辺の小学校の喘息の被患率が、桂台小学校では、19.7%から9.4%に半減し、
本郷小学校では15.6%から5%に3分の1になった。
(「プラスチックごみは燃やしてよいのか」青木泰著、リサイクル文化社P184~)
また日の出の最終処分場内に作られたエコセメント工場の近くにある青梅市の第2小学校では
喘息の被患率が、エコセメント工場が稼働した2006年の翌年の2007年から大きく変化した。
それまで0%~0.8%の間で推移してきた被患率が、
2007年度に一気に14%に増加し、2010年まで13~14%の間となっている。
また同じ高岡氏は、東京23区清掃一部事務組合の焼却炉で
水銀が自主規制値を超えて排出され、清掃工場が止まった後の講演会で、
焼却炉で排出される水銀は97.5%除去できると話していたが、
その後の調査の中で、金属水銀は原理的にも除去できないこと。
焼却炉メーカ自身が除去できないと発表していたことが分かった。
このように学者の研究論文で発表した少数の事例を基に、
行政官庁は、バグフィルターで何もかも除去できるとしがちだが、それをそのまま前提にすることはできない。
ーーーーーーー
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東京新聞記事続きを読む
バグフィルターを付けていれば99.9%の放射性物質を除去できるという政府の言葉を迂闊にも信じ、
受け入れ瓦礫についてゴミ焼却場にちゃんとバグフィルターを取り付けてくれるのならば、
受け入れも仕方がないのではないかとも考えはじめていた私にはショックな内容でした。
小出:ですから、排気系統を「現場でテストをしない限りはやってはいけない」と私は言っています。
小出先生もおっしゃっていましたが、検査をしないまま燃やしているのが現状のようです。
そして、バグフィルター自身の効果も信頼できないとしたら・・・
東京新聞の取材に応じておられた環境ジャーナリストの青木泰氏がご自身のブログに書かれていました。
以下、ブログより一部転記させていただきます。
ーーーーー
青木泰氏のブログ(2011年9月16日)より
バグフィルターで放射性物質が除去できるか?
~放射能汚染廃棄物の焼却処理~
6月23日、環境省は、放射能汚染されたがれきの処理方法として、
可燃ごみは市町村の清掃工場の焼却炉で焼却し、
不燃ごみは除洗せず、埋立て処分する方針を発表した。
焼却炉は、バグフィルターが付設されていれば良いとした。
環境省の肝いりで作られた「災害廃棄物安全評価検討委員会」(=有識者検討会)でも了解されたと
マスメディアに流された。<ここでは焼却問題について検証する。>
●放射性物質は、燃やすことで無くなるわけではない。
清掃工場の焼却炉では、通常木や紙、生ごみなどの有機物が焼却される。
有機物は、焼却によって、炭酸ガスや水蒸気などのガスと微細な粒子,煤塵となって煙突から排出される。
有機物は、1割ぐらいの燃え殻,灰を残して、分解して無くなってしまう。
燃焼状態によって、煤塵が増えれば、煙突から黒々とした煙が出、ダイオキシン等の有害物も排出されることになる。
バグフィルターなどの集塵装置は、この煤塵や有害物の除去装置としてつけられたものである。
しかし無機物である放射性物質は、焼却したからといって無くなる訳ではない。
焼却すれば、ガスや微細な粒子に形を変えて、清掃工場の煙突から放出される。
微細な粒子も総て取りきれるわけではなく、気化したガスはバグフィルターで除去できない。
ガスや微粒子になった放射性物質は、毒性がなくなるわけではなく、拡散放出される。
放射性物質の排出源が、福島第1原発に加え、多発化されることになる。
(その上焼却灰に濃縮された形で残し、保管一つを取っても後処理を困難にする。)
●放射性物質は、バグフィルターで除去できると裏付けなしに語る。
有識者検討会の委員で環境省の方針を積極的に後押ししたのは、
国立環境研究所の大迫政浩資源循環・廃棄物研究センター長である。
大迫氏は、バグフィルターが付加されていれば、放射性物質を除去できるため、
煙突から煙となって拡散されることはないと朝日新聞の週刊誌「アエラ」で語っている。
しかし大迫氏らの発言は、実証的な実験の裏付けがあって語っているわけでない。
有識者会議に大迫氏が資料として提出した論文は、放射性物質がバグフィルターで除去できるというものでなかった。
その論文は、論題は、「都市ごみ焼却施設から排出されるPM2.5等微小粒子の挙動」であった。
微小粒子が喘息等に影響を与えると言う米国や環境省の報告を受けて、
既存の焼却炉で除去できているかの実験をしたものである。
微小粒子が、バグフィルターで99.9%除去できたとする実験結果でしかなかった。
実際廃棄物関係の専門誌である「月刊廃棄物」では、大迫氏は、
「元来放射性物質は廃棄物処理法に含まれていなかったので、
われわれ国立環境研究所は、知見もノウハウもほとんどありませんでした。」
「自治体からの要請に基づいて、
排ガス中の挙動や放射能レベルが高くなる原因究明などについての調査なども行ってゆきます。」
と語っている。
アエラで語った「放射性物質は除去できる」というのは裏付けなく話していたにすぎない。
●放射能汚染物焼却の背景
市町村の焼却炉は、有害物の除去装置として造られたものでない。
市町村の街中から排出される生活ごみの量を減らす減容化のための手段に過ぎない。
バグフィルターなどの除去装置は、
焼却の過程で産み出される有害物や吐き出される有害物を除去するための装置に過ぎず、
放射性物質に限らず、有害物を除去分解するための装置ではない。
今回の環境省の方針や大迫氏などの判断には、
放射性廃棄物を市町村の焼却炉で燃やした時の周辺への影響を真剣に検討した後は見られない。
東北大震災で発生した大量のがれきを町中からなくしたいということがあり、
従来の災害廃棄物と同様に市町村の焼却炉で燃やすということになったと考えられる。
当初は、放射能の影響を考えていたが、放射能汚染されたがれきを燃やさなくとも、
すでに市町村の焼却炉から排出される焼却灰は、放射能汚染度が高く、
がれきを投入しても影響はないと今回の措置に踏み込んだものと考えられる。
しかし災害地だけでなく、東日本各地の市町村の焼却炉で放射能汚染されたごみが燃やされている。
焼却灰が高濃度汚染されているのは、街路樹や公園、庭木などの樹木が放射能汚染され、
それらの剪定ごみを燃やしている自治体が多く、その影響と考えられる。
バグフィルターで捕捉された煤塵(飛灰ともいう)や燃え殻等を焼却灰というが、
焼却灰が高濃度汚染されているというのは、相応の放射性物質が煙突から環境中に排出されているということである。
この事実を前にして、国民のために環境を守り、科学的な対処を考える環境省や専門家ならば、
今すぐ市町村での剪定ごみの焼却をやめさせなければならない。
ところが、どうせ現状の市町村の焼却炉でも放射能汚染物を燃やしているのだから
そこに放射能汚染がれきが追加されても、大したことはないだろうというのが、
環境省が取った、放射能汚染がれきの焼却方針化といえる。
●バグフィルターを付設した焼却炉の影響
バグフィルターは、布や不織布で作られた袋状のフィルターで、掃除機のフィルターと基本的には同じである。
ごみ焼却炉で燃やされ大量に排出される排ガス中には、微細な粒子状の煤塵が含まれているため、
これをバグフィルターを通して除去することが目的である。その際ダイオキシンなどの有害化学物質も除去される。
布で作ったフィルターで、微細な粒子が取れるのは、
布の表面に微細な塵が蓄積し、層をなしそこを通るより微細な粒子も取ることができるようにしているからである。
これは掃除機のフィルターにごみがたまると急に吸い込みが悪くなるが、
その分より細かなチリも取ることができるのに似ている。
層を成し厚みを増すと、排ガスも流れなくなるため、
焼却炉のバグフィルターには、振動させて、たまったチリを落としたり、
逆からガスを流し布にたまったチリを落とすように工夫している。
チリの層がふるい落とされた時には、排ガスの流れがよくなるために、その分微細なチリは除去できなくなる。
またふるい落としのタイミングが悪い時には、焼却炉から排出される秒速数メータの排ガスの圧力で、
バグフィルターが破れ破損することがある。
また焼却炉から排出される排ガスの温度は850℃前後であるが、
バグフィルターの前で、200℃前後に冷却するようにしている。
しかし温度が下がりきらないことがあり、その時熱風がバグフィルターを破損するため、
排ガスの流れを切り替えて、直接煙突に排ガスを流すバイパスを設けている焼却炉もある。
(「プラスチックごみは燃やしてよいのか」青木泰著、リサイクル文化社P170~)
このときにはもちろん放射性物質を始め有害物質は煙突からそのまま大気中に放出される。
いずれにせよ、このようなバグフィルターの技術の状況で、バグフィルターで放射性物質は除去できるというのは、
ざるで水をすくうことが出来るというに等しい暴論である。
●大学の論文の結論を覆す実証例。
バグフィルターについて少し付け加えておくと、
大学の研究発表で発表された事例と実際には大きく違うことがいくつかある。
今回の有識者検討会で出された微小粒子除去の実験報告の
京都大学の高岡准教授の論文では、99.9%除去できるとなっていた。
この論文の結論から言うと焼却炉でごみを燃やしたときに発生する
SPMやPM2.(*SPMは、10ミクロン前後、PM2.5は、2.5ミクロン以下の微粒子。)の微粒子はほぼ除去できる。
そのためバグフィルターを付設した焼却炉の周辺では喘息は起こらないとなる。
しかし神奈川県横浜市の栄区のごみの焼却炉が、稼働を停止したところ
周辺の小学校の喘息の被患率が、桂台小学校では、19.7%から9.4%に半減し、
本郷小学校では15.6%から5%に3分の1になった。
(「プラスチックごみは燃やしてよいのか」青木泰著、リサイクル文化社P184~)
また日の出の最終処分場内に作られたエコセメント工場の近くにある青梅市の第2小学校では
喘息の被患率が、エコセメント工場が稼働した2006年の翌年の2007年から大きく変化した。
それまで0%~0.8%の間で推移してきた被患率が、
2007年度に一気に14%に増加し、2010年まで13~14%の間となっている。
また同じ高岡氏は、東京23区清掃一部事務組合の焼却炉で
水銀が自主規制値を超えて排出され、清掃工場が止まった後の講演会で、
焼却炉で排出される水銀は97.5%除去できると話していたが、
その後の調査の中で、金属水銀は原理的にも除去できないこと。
焼却炉メーカ自身が除去できないと発表していたことが分かった。
このように学者の研究論文で発表した少数の事例を基に、
行政官庁は、バグフィルターで何もかも除去できるとしがちだが、それをそのまま前提にすることはできない。
ーーーーーーー
続きを読むに

01.23
Mon
学校給食忌避 過剰反応と言うほかない
産経ニュース 2012.1.22 03:02 [主張]
学校給食があるのに、一部の児童生徒は家から持参した弁当を食べる。
福島第1原発の事故後、東京都内の学校ではこうした光景が増えている。
放射能への不安が寄せられるなか、食材の安全性や給食の安全性に疑問を抱いた保護者が、
わが子に弁当を持たせ始めたためだという。
わが子を守る。身の安全を保障してあげたい。そうした親心までは否定できない。
だが、こうした親の要望に科学的根拠があるとは言い難い。
誰もがやり出せば、学校給食という制度自体が成り立たなくなる。
学校給食は児童生徒が同じ食事を皆で配膳して、味わうことに意味がある。教育活動の一環でもある。
保護者の不安は、分からないでもないが、最近の弁当持参は、やはり過剰反応だと言わざるを得ない。
東京都の文京区や目黒区、江東区、稲城市などでは、保護者からの要望に応じて弁当持参を認めている。
手続きをすれば給食費を払わなくて済む自治体もある。
保護者との話し合いで納得が得られず、やむを得ず受け入れている場合がほとんどのようだ。
学校も給食食材の産地を掲示したり、測定器を使って調理済み食材の放射能を計測したりと
不安の払拭に取り組んでいるが、「それでも心配」とする声が尽きないのが実態だという。
文部科学省も「無条件には認められない」としながらも
「無理に食べさせるわけにもいかず、納得していただけなければ致し方ない」と困惑を隠さない。
だが、そもそも学校給食には、
同じ食事を楽しむことで子供たちに社会生活のマナーを学ばせ、偏食を正すなどの役割がある。
なにより「栄養や食材の産地などを学ぶ、各教科と関連した『教材』としての側面を持つ」(文科省)
ことを忘れてはならない。
被災地はいまなお、安全だとされた農産品が忌避される風評被害に苦しんでいる。
福岡市では昨年、福島県の生産者支援に販売所を開設しようとしたところ、
「汚染農産物を持ち込むな」などの抗議メールで断念に追い込まれた。こうした例は後を絶たない。
子供たちには、そうした実態の理不尽さこそ学んでほしい。
学校側も親も、何が本当に子供たちに教えるべきことなのかを改めて思い返してほしい。
ーーーーーーー
記者の名前は書いてありません。
たとえば、放射性物質を調べている学校もありますが、結果が出るのは食べてしまった後です。
そうまでして給食で牛乳を飲まなければいけないのか?
に書きましたが、世田谷で給食の牛乳から
セシウム134が1キロ当たり2・8ベクレル、セシウム137が同3・5ベクレル検出され、
微量であるために健康に影響はなく、牛乳の提供は続けるといっています。
健康に影響がないかどうかが何故分かるんだろう?
100ミリシーベルト以下での影響が科学的に証明されていないと言われているだけで、
ならば、少量なら健康に影響が無いという事は科学的に証明されているのだろうか。
「わからない」のでは?
弁当を持たせる親の要望に科学的根拠がないというならば、
給食が絶対に安全だという科学的根拠を示して欲しいのです。
風評被害と言うのならば、前もってきちんと調べ、
子どもが食べるものなのだから、限りなくゼロである食材を責任を持って使用して欲しいです。
誰が見ても安全な物を食べさせるのが給食ではないだろうか。
安全を無視して、親に不安を与えるような給食ならば
もう、今の時代にはそぐわないのではないかと思う。
学校給食という制度はなくなってもいいのではないかと私は思う。
子どもの健康に対して心配し、悩み、そして弁当を持たせる親に対して、
過剰反応だとするこの記事には、
人の命を軽く見た、寒気のする内容にしか思えなかった。
一般の報道の在り方として、
このような内容は、間違っているのではないか。
食品の安全性と子どもの命が脅かされている今、
311以前の常識が通用しない時代に入ったのだと思う。
給食に関して言えば、完全に安全が確保されないのならば、
給食の制度そのものが無くなってもいいのだと私は思っている。
弁当を持たせることが許されない学校もあると聞く。
子どもたちに強制的におなじ食材を食べさせることの意味が
今、この時代に必要不可欠であるとは私にはどうしても思えない。
恐ろしい記事だったので、載せました。
産経ニュース 2012.1.22 03:02 [主張]
学校給食があるのに、一部の児童生徒は家から持参した弁当を食べる。
福島第1原発の事故後、東京都内の学校ではこうした光景が増えている。
放射能への不安が寄せられるなか、食材の安全性や給食の安全性に疑問を抱いた保護者が、
わが子に弁当を持たせ始めたためだという。
わが子を守る。身の安全を保障してあげたい。そうした親心までは否定できない。
だが、こうした親の要望に科学的根拠があるとは言い難い。
誰もがやり出せば、学校給食という制度自体が成り立たなくなる。
学校給食は児童生徒が同じ食事を皆で配膳して、味わうことに意味がある。教育活動の一環でもある。
保護者の不安は、分からないでもないが、最近の弁当持参は、やはり過剰反応だと言わざるを得ない。
東京都の文京区や目黒区、江東区、稲城市などでは、保護者からの要望に応じて弁当持参を認めている。
手続きをすれば給食費を払わなくて済む自治体もある。
保護者との話し合いで納得が得られず、やむを得ず受け入れている場合がほとんどのようだ。
学校も給食食材の産地を掲示したり、測定器を使って調理済み食材の放射能を計測したりと
不安の払拭に取り組んでいるが、「それでも心配」とする声が尽きないのが実態だという。
文部科学省も「無条件には認められない」としながらも
「無理に食べさせるわけにもいかず、納得していただけなければ致し方ない」と困惑を隠さない。
だが、そもそも学校給食には、
同じ食事を楽しむことで子供たちに社会生活のマナーを学ばせ、偏食を正すなどの役割がある。
なにより「栄養や食材の産地などを学ぶ、各教科と関連した『教材』としての側面を持つ」(文科省)
ことを忘れてはならない。
被災地はいまなお、安全だとされた農産品が忌避される風評被害に苦しんでいる。
福岡市では昨年、福島県の生産者支援に販売所を開設しようとしたところ、
「汚染農産物を持ち込むな」などの抗議メールで断念に追い込まれた。こうした例は後を絶たない。
子供たちには、そうした実態の理不尽さこそ学んでほしい。
学校側も親も、何が本当に子供たちに教えるべきことなのかを改めて思い返してほしい。
ーーーーーーー
記者の名前は書いてありません。
たとえば、放射性物質を調べている学校もありますが、結果が出るのは食べてしまった後です。
そうまでして給食で牛乳を飲まなければいけないのか?
に書きましたが、世田谷で給食の牛乳から
セシウム134が1キロ当たり2・8ベクレル、セシウム137が同3・5ベクレル検出され、
微量であるために健康に影響はなく、牛乳の提供は続けるといっています。
健康に影響がないかどうかが何故分かるんだろう?
100ミリシーベルト以下での影響が科学的に証明されていないと言われているだけで、
ならば、少量なら健康に影響が無いという事は科学的に証明されているのだろうか。
「わからない」のでは?
弁当を持たせる親の要望に科学的根拠がないというならば、
給食が絶対に安全だという科学的根拠を示して欲しいのです。
風評被害と言うのならば、前もってきちんと調べ、
子どもが食べるものなのだから、限りなくゼロである食材を責任を持って使用して欲しいです。
誰が見ても安全な物を食べさせるのが給食ではないだろうか。
安全を無視して、親に不安を与えるような給食ならば
もう、今の時代にはそぐわないのではないかと思う。
学校給食という制度はなくなってもいいのではないかと私は思う。
子どもの健康に対して心配し、悩み、そして弁当を持たせる親に対して、
過剰反応だとするこの記事には、
人の命を軽く見た、寒気のする内容にしか思えなかった。
一般の報道の在り方として、
このような内容は、間違っているのではないか。
食品の安全性と子どもの命が脅かされている今、
311以前の常識が通用しない時代に入ったのだと思う。
給食に関して言えば、完全に安全が確保されないのならば、
給食の制度そのものが無くなってもいいのだと私は思っている。
弁当を持たせることが許されない学校もあると聞く。
子どもたちに強制的におなじ食材を食べさせることの意味が
今、この時代に必要不可欠であるとは私にはどうしても思えない。
恐ろしい記事だったので、載せました。
01.22
Sun
2012年1月18日の
関西電力大飯原発ストレステスト意見聴取会議での傍聴人排除に至った経緯の全てが
ここに記録されています。
これが、事実です。
25分までの内容を書き出しました。
少し長いのですが、とても大切なことだと思いますので、
あえて、続きを読むに書かずに、このまま載せる事にしました。
ーーーー
ストレステスト審査~市民を締め出して強行
00:32
後藤政志:
ちょっとすみません、私も委員の立場で。
こういうふうになってしまったっていう事なんですけれどもね
やはりですね、最低限同室で、おなじ状態で聞く状態を作らなければまずいと思います。
それだけは絶対やるんです。

それでね、ただし、それを約束したならばね、
皆さまあんまりね、ぐちゃぐちゃ言って進行を妨げるような事は言わない、
ただ、常識的な意味で、国会だってね、権力でいったら野次が飛ぶんですよ。あたりまえです。
それが議事進行を妨げるような事になったら、それは排除される可能性がある。
ですけど、やはりその位の事は常識の範囲でやって下さいよ。
なんでこんなにみなさんが来るかっていったらですね、怒っているわけですよ、締め出した事を。
そうじゃないですか?
おかしいと思いませんか?

ちょっとこの状態では冷静に懐疑が出来ませんので、
今、対応を協議しておりますのでしばらくお待ちいただけますか。

01:48
公開にして、お金をもらっている利益相反の疑いのある会員をきちっと解任すれば
落ち着いた議論が出来るんでしょうが。
それを作って欲しいって要求しているんですよ。
全国の人達がFAXや電話でやっているでしょ、保安院に対して。

厚労省だってね、やっているんだよ、ちゃんと。
製薬会社から金をもらった人を外すんだよ。
どうしてここで出来ないんだよ、それが。
山口彰(大阪大学大学院 工学研究科)
岡本孝司(東京大学工学研究科原子力専攻)
阿部豊(筑波大学大学院 システム情報工学研究科)
の、この3人の献金をもらっている利益相反の委員は解任して行動に移してくれれば再開できます。
でも、それが出来ないのならば、今日は流会!
岡本さんの生の声がぜひ聞きたいんですけど、こういう声に対して。
お願いします、ちょっと、コメントしてもらえませんかね、岡本さん。

直接答えて欲しいんですよ。
岡本さーん、ちょっと目伝ぐらい合わせて下さいよ。

それとも合わせる顔が無いっていう事ですか?
聞こえているんですよね。

他の委員はどう考えているんだよ。
発言して下さい。
3人は排除するべきです。お金をもらっている人は。
そもそも自分から辞退するべきですよ、そういう疑いを掛けられているんだから。
社会常識ですよ、そんなの。
あたりまえじゃないですか。
岡本さんどう考えているんですか?
傍聴させて下さい。
同じエリアで。
同じ空間で。

過去2回は講堂でやられたんです。
そして確かに不規則発言は出ました。
ですけども、議事を妨害するような事を我々はやっていません。
一言言うだけです。
そして僕は、岡本司会者が嘘を言ったんです。
「技術的知見の意見聴取会で、これは決まりました」って言ったんです。
僕はそれは嘘だと「ウソ」という一言を言いました。
そしたら「ウソ?」と岡本さんはこちらを向いて言って、
「不規則発言やめて下さい」って言いました。
ですけど、別の委員が
「あなたが嘘を言うからですよ」って説明しました。
これはそれで終わりました。
これは議事録に残っているでしょう。
その程度の不規則発言なんですよ。
何故それを止めるんですか?
私たちも参加させて下さい。
我々も、福島原発事故が起こって、今も、収束もしていないこんな状態のなかで、
どうして再稼働を一生懸命議論するのか、
再稼働の議論をするならば、ちゃんと福島の原発事故をしっかり原因追求して、
そして、もうこうやれば絶対に起こらないぞという確信がみんなが持てるようになるならばいいですよ。
もっともっと、真剣に議論してほしい。
だから、私は参加しているんです。
それを、邪魔しないでください。

6:10
メディアの方、この問題をしっかりと報道して下さい。
さっきも言いましたように、総合的知見(ストレステスト)と称して、いまここで横位を通して
そして、IAEAの認可を得て、
そして、原子力安全委員会を通して、
これも、二重チェックと言いながら実は嘘なんです。
原子力安全委員会は「意見は言うけどチェックはしない」と言っているんです。
泊の原発の営業再開の時も、我々を騙してやったんですよ。
斑目委員長は、絶対に確認はしないって言ったんです。
意見を言うだけだって言っているんです。
ですけど、あなた方の報道はあたかも原子力安全委員会が泊の営業再開を実際に確認されたように報道しちゃって、
それを北海道知事は悪用して、「二重チェックしたんだから知事も認める」という形でやられたんですよ。
あなた方の報道自身が、あまりにも深掘りしていないから、
おかしな、今の再開の方向に向いているわけです。
我々は政府に騙されたくありません。
みなさんがしっかり報道して下さい。

07:23
言いたい事はシンプルです。
すみません、色々な事を言いましたが、言いたい事はシンプルです。
皆様方にもいろんなしがらみとかは色々とあると思います。
スムーズに話を進めたいという気持ちも分かります。

でもこの事に関しては僕たちの命がかかってるんで、
是非、開かれた場所でオープンな議論をしていただきたいと
やはりそういうふうに密室で決められても
別室でモニターだけ見せられても、それは全く説得力の無いものなんですよ。
だから、是非開かれた場所で、
皆さんに何も後ろめたい事が無いのであれば、
是非、市民一人一人の命がかかっている事ですから、
是非開かれた議論を行っていただけませんか
よろしくおねがいします。
08:40
黒木さん答えて下さい
黒木審議官答えて下さい
原発の事故に責任があるでしょ、あなたも。
反論があるなら答えて下さい黒木さん

黒木:
我々責任があるというふうには思っているので、
それで、その原因が何だったのか、
それから、どのような規定を行うのか
そういう冷静な議論をですね、する場所それを確保したいと思っているんですよ。
前回、議論をするための場所を用意しようという中で、
その傍聴席の中でですね
その~、お、議論を途中で止めざるを得ないような状況になったものですから、
ーいや、それが理解できないな
黒木:
ちゃんと聞こえるような場所は用意しておりますので、
この場は我々の意見をですね、議論できるような場にしていただければと思っております。
ー皆さんね、動画を見て下さい。(前回)どれだけ延びたか。ほとんど延びていません。
ーどうしてね、三菱重工から献金されている3人の議員
岡本孝司、阿部豊、山口彰。3人もの委員がね、
三菱から原発を作り、報告書を実質的に作った三菱重工業から献金を受けている3人の議員は
あなた方のルールでは合格でも、世の中からは利益相反の疑いを払しょくできないと言われているんですよ。
マスコミにも書かれています。
1月1日の朝日新聞の1面に出たでしょ。
そういう疑いがある以上この聴取会は中立性を保証されていないんです。
この3人をまず解任したうえで、もう一回聴取会を組み直したうえで再スタートする事が
常識的な判断じゃないですか?
どうしてそれが出来ないのか理由をもう一回、ここできちんと答えて下さい、黒木さん。

黒木:あのー、この場はですね、皆さま方とお話しする場ではないので、委員会の方たちの
ーまだ始まっていないから聞いているんでしょ
黒木:始まるような環境に是非していただきたいという事で

ーそれは僕らの言葉です。広い場所できちっと、3人の委員も退場させて、組み直して。僕らの言葉です、それは。
冷静な議論が出来るような、本当に中立で安全性を担保に出来るような議論を
組み直して下さいという事が僕らの要求です。
事故の事をどう受け止めているんですか。
どれだけの人が、住まいを追われてバラバラにされて、経済的にも苦しんで、被ばくさせられているんですよ。
そういう中でこんなことが出来るのか、こんないい加減なやり方が。
あなたは、どういう心を持っているの?

本当に死ぬ思いをしているんだよ。
多くの人がしているんだよ。

原子力への信頼はもう、失墜したんです
原子力の安全神話はもう、崩壊したんです。
その前提に立って、もう一度やり直さないと、原発が動き出すなんていう事が出来るわけがないじゃないですか。
ここに関西電力の社員がずらっと並んでいますけれども、
関西電力だって、こんなやり方で出された結論で地元に行けますか?
傍聴者を締め出して、ひも付きの委員が3人もいる委員会で安全だって言われたからって、
地元に説明できるんですか?
何が「頑張ろう東北」ですか?
お茶に「頑張ろう東北」って書いていありますよ
もう冗談じゃないです。
東北の人を助けたいんなら、本当に今福島の子どもたちの事を考えて下さいよ。

福島から来ました。
どちらに行っていいのか分からなくて来てしまったんですけど、
福島の声を聞いていただきたいんです。
福島県の原発はまだ、収束していません。
何にも変わっていないんです。
その事を皆さんはご存じのはずです。
なのに、なぜストレステストがどうのこうので、再稼働がどうのこうのって、
特にみなさん、男性の方ですね。
女性は原発を選びません。
命が大事なんです。
世界中の女性はみんな繋がって、命を守るために必死に生きています。
皆さんにも、子どもさん、お孫さんがいらっしゃるでしょう?
福島県のインターネットの普及率はすごく低くて、
今日この会議があること自体、知っていらっしゃる方はほとんど皆無です。
会議があるたびに新聞にのせるなりしていただかないと、私たちの声をここまで届けることはできません。

収束したと思っていらっしゃる方、手を挙げて下さい。
どなたですか~?
福島第一原発が収束したと言いきれる方は手を挙げて下さい。
どうしていらっしゃらないんですか?
福島の子どもたちがどんな思いで毎日毎日暮らしているか・・
4歳の子が「おばあちゃん、僕がレンジャーマンになって放射能をやっつけてやるよ」って
「大人になったらやっつけてやるよ」って、
2軒先のお宅のお孫さんが教えてくれました。
そういう現状です。外で遊べないんですよ。
福島に住んでみて下さい。
どれほどの異常な空気が流れているか、
どこが収束なんです?
もう、みんな疲れて、
「もう、いいよ、どうせ」って、
「3月4月で被ばくしまくったから、もういいよ、疲れたよ」って、
「国が安全っていうんだったら、私たちの事を殺したりしないでしょ」
「ちゃんと守ってくれているんでしょ」
私の母は74歳です。
昼間見るNHKと、夜見るNHKと、昼間見る民放社の大手のメディアの方々が言う事と
夜中見るメディアのみなさんが言う事と、どっちが正しいんだべ。
わかんねぇ。
こういう形です。
ただ言いたいのは、
福島は、全く福島第一原発は収束していないです。
嘘をつかないでください。
子ども達に嘘をつかないでください。
嘘をつく事はいけない事ですよね。
そう教えているんじゃないんですか?子どもたちに。
違いますか?
お金を儲ける事だけ、
お金をどこからか頂く事だけのために出世するんですか?
そうじゃないですよね。
もう少し、大人として、男性として、弱い女性・子どもを守って下さい。
10代20代の若い女の子男の子は、「もういいや」って諦めています。やけくそになっています。
皆様方の、これから税金を払っていく年代です。
みなさん方は税金でそれぞれ、そこから生活設計を立てていらっしゃる事をもっと自覚して下さい。
どうなんですか?
福島第一原発は収束したんですか?
教えて下さい。
いち主婦ですから分からないんです。
ただ、いまだにモクモクと煙が出ている事だけは分かっています。
あれはなんですか?
しっかり教えて下さい。
いかがなんでしょう?
どなたがどうなのか私には分からないです。
どのかたですか?
岡本さんいかがですか?
福島第一原発は収束したんでしょうか?

私たちは安全なんでしょうか?
10マイクロのところに住んでいて安全なんでしょうか?
もう、10カ月過ぎました。
教えて下さい。

何故皆さん黙っていらっしゃるんですか?
優秀な皆さんですよね。
どうして黙っていらっしゃるんですか?

岡本さんっていう方、手を挙げて下さい。

17:28
多数の警官が廊下に待機。
本来はあなた方が罪を犯したんだよ
その責任をだれも取っていないでしょ。
どうして知る権利を侵して警察を安易に呼ぶんだよ。
早く退場させて下さい、警察公安関係者を。
警察が入ったなんていうそういう委員会は聞いた事が無いぞ。
後藤さんが発言を求めています。

(後藤政志氏の名前の文字が間違っていますが・・・気にせずw)
18:19
後藤政志:
えっとですね、あ、出ていっちゃった。
こういう状況なんだから、広い場所を用意するか、ここでどうするかって、そういう議論をしていたんじゃないんですか?
それを、なんでそういうふうに変えるんですか?
先程の答が無いと思うんですけれども。まずいと思います、私は。
ー別室へ移動する保安院ー
後藤:
とにかく今日はね、この内容はやりたいと思うんです。
ですけど、前提条件がちゃんと整っていなかったら出来ないのは当たり前で、
それで、先程私が気になったのは、別室?
大きなところを探すっていうふうに理解していたんですけれど、そうじゃなかったんですね。
そういう事ではない、検討しているっていう意味がね、
なんか、意味が違ったんで、わたしちょっと愕然としているんですけれども。

しかもそれ、他(別室)でやって何が出来るのかって、
何を協議するのか私は分かりませんけれども、この場でも出来る筈です。
そこは私は全く納得がいかないですね。
別にこれ、逃げも隠れもしませんし、いろんな意見があって当たり前なんだから、
そのやり方も含めて公開するのが、公開というものだと思っている。
19:46

少なくてもこの場というのは委員のみなさんから意見を聞くというのが目的の場であります。
傍聴者の方と意見交換をする場として設定したものではございません。
(国民の前で堂々とやること)はまた、別の機会があろうかと思います。
国民のみなさんに説明するなりですね、意見を聞くなり、
ホームページで意見を募集したり、いろんな形で説明をする機会というのは
これまでもやってきておりますし、今後も説明をしていくという事は
我々もやっていかなければいけないというふうには思っております。
いったん、この場からは委員の方には出ていただいて、
この後どういうふうに進めるかっていう、
つまり、この場ではどういうふうに進めるかっていう議論がまず出来ない形なので、
全部、中でお伺いして聞いていますから。
21:42

関西電力の方と、電力の方。
あと、後藤委員も井野委員も、出来れば別室の方に写っていただければ幸いなんですけれども。
要するに今後どうするかっていう事を、まず相談するうえでも、
ちょっと、ここでは出来ないので、よろしくお願いします。
あと、出ていただけますか。
保安院の職員も出て下さい。

後藤:
みなさんがここにいて、公開してくれって言っているのに、
密室で話なんて出来るわけないでしょ。委員として。
とんでもないでしょ!何をおっしゃるんですか。

わたしはちゃんと、(聞き取れない)
ですからね、先程からこの中で、時間がかかるのは分かる。
でも、準備をされてどうやるかっていう対応をされている時に、
いきなり委員だけがこちらで、密室でってね、それはないでしょう!
そんなこと、私が疑われますよみんなから。
みんなの前でやればいいでしょ。
22:54

続々と別室へ移動中
23:35

プレスの方出ていただけますか。
もうここではやりませんので。
出ていただけますか~。
プレスの方出ていただけますかー。おねがいします。

ー今日やるわけじゃないでしょうね。
プレスの方出て下さ~い
ー発表しなさいよ、中止するのかどうか。
出ていただけないんですね。
ー中止するって言いなさいよ。
もしもし~(電話に出る格好をして部屋から出ていく)・・・・
24:13

意見聴取会の方を再開したいと考えています。
本館の17回の国際会議室です。
で、ちょっと、まず、プレスの方はセッティングがあるので先に移動していただけますでしょうか。
ー私たちはどうなるんですか・傍聴は。
傍聴は申し訳ありませんが、傍聴は無しという事で。
まずプレスの方移動して下さい。
ー枝野さんを呼んで下さい。
あなた方に決める権利は無いんだよ。事故を起こしたあなた方に。
枝野さんを呼んで下さい。



そして、枝野サンはやってきた。

国民を締め出したストレステストの会議中「謝りに来た」枝野大臣(動画&書き出し)
同会議 は、司会進行役をしている
岡本孝司(東京大学工学研究科原子力専攻)教授をはじめ、
阿部豊(筑波大学大学院 システム情報工学研究科)教授、
山口彰(大阪大学大学院 工学研究科)教授が、それぞれ、
三菱重工業から200万円、500万円、3,385万円の献金を受け取っている
とされている。
このため、市民らは、会議の中立性が疑われるとして、3人をメンバーから外すよう求めたがこうした要求に対して、
委員の沈黙が続き、3時間余り会議が 開かれない異常な状態が続いた。
【ドキュメント】ストレステスト審査~市民を締め出して強行
こちらに詳しく内容が書かれています。献金を受け取っていた部分転記しました。
続きを読むに
後藤氏&井野氏の話続きを読む
関西電力大飯原発ストレステスト意見聴取会議での傍聴人排除に至った経緯の全てが
ここに記録されています。
これが、事実です。
25分までの内容を書き出しました。
少し長いのですが、とても大切なことだと思いますので、
あえて、続きを読むに書かずに、このまま載せる事にしました。
ーーーー
ストレステスト審査~市民を締め出して強行
00:32
後藤政志:
ちょっとすみません、私も委員の立場で。
こういうふうになってしまったっていう事なんですけれどもね
やはりですね、最低限同室で、おなじ状態で聞く状態を作らなければまずいと思います。
それだけは絶対やるんです。

それでね、ただし、それを約束したならばね、
皆さまあんまりね、ぐちゃぐちゃ言って進行を妨げるような事は言わない、
ただ、常識的な意味で、国会だってね、権力でいったら野次が飛ぶんですよ。あたりまえです。
それが議事進行を妨げるような事になったら、それは排除される可能性がある。
ですけど、やはりその位の事は常識の範囲でやって下さいよ。
なんでこんなにみなさんが来るかっていったらですね、怒っているわけですよ、締め出した事を。
そうじゃないですか?
おかしいと思いませんか?

ちょっとこの状態では冷静に懐疑が出来ませんので、
今、対応を協議しておりますのでしばらくお待ちいただけますか。

01:48
公開にして、お金をもらっている利益相反の疑いのある会員をきちっと解任すれば
落ち着いた議論が出来るんでしょうが。
それを作って欲しいって要求しているんですよ。
全国の人達がFAXや電話でやっているでしょ、保安院に対して。

厚労省だってね、やっているんだよ、ちゃんと。
製薬会社から金をもらった人を外すんだよ。
どうしてここで出来ないんだよ、それが。
山口彰(大阪大学大学院 工学研究科)
岡本孝司(東京大学工学研究科原子力専攻)
阿部豊(筑波大学大学院 システム情報工学研究科)
の、この3人の献金をもらっている利益相反の委員は解任して行動に移してくれれば再開できます。
でも、それが出来ないのならば、今日は流会!
岡本さんの生の声がぜひ聞きたいんですけど、こういう声に対して。
お願いします、ちょっと、コメントしてもらえませんかね、岡本さん。

直接答えて欲しいんですよ。
岡本さーん、ちょっと目伝ぐらい合わせて下さいよ。

それとも合わせる顔が無いっていう事ですか?
聞こえているんですよね。

他の委員はどう考えているんだよ。
発言して下さい。
3人は排除するべきです。お金をもらっている人は。
そもそも自分から辞退するべきですよ、そういう疑いを掛けられているんだから。
社会常識ですよ、そんなの。
あたりまえじゃないですか。
岡本さんどう考えているんですか?
傍聴させて下さい。
同じエリアで。
同じ空間で。

過去2回は講堂でやられたんです。
そして確かに不規則発言は出ました。
ですけども、議事を妨害するような事を我々はやっていません。
一言言うだけです。
そして僕は、岡本司会者が嘘を言ったんです。
「技術的知見の意見聴取会で、これは決まりました」って言ったんです。
僕はそれは嘘だと「ウソ」という一言を言いました。
そしたら「ウソ?」と岡本さんはこちらを向いて言って、
「不規則発言やめて下さい」って言いました。
ですけど、別の委員が
「あなたが嘘を言うからですよ」って説明しました。
これはそれで終わりました。
これは議事録に残っているでしょう。
その程度の不規則発言なんですよ。
何故それを止めるんですか?
私たちも参加させて下さい。
我々も、福島原発事故が起こって、今も、収束もしていないこんな状態のなかで、
どうして再稼働を一生懸命議論するのか、
再稼働の議論をするならば、ちゃんと福島の原発事故をしっかり原因追求して、
そして、もうこうやれば絶対に起こらないぞという確信がみんなが持てるようになるならばいいですよ。
もっともっと、真剣に議論してほしい。
だから、私は参加しているんです。
それを、邪魔しないでください。

6:10
メディアの方、この問題をしっかりと報道して下さい。
さっきも言いましたように、総合的知見(ストレステスト)と称して、いまここで横位を通して
そして、IAEAの認可を得て、
そして、原子力安全委員会を通して、
これも、二重チェックと言いながら実は嘘なんです。
原子力安全委員会は「意見は言うけどチェックはしない」と言っているんです。
泊の原発の営業再開の時も、我々を騙してやったんですよ。
斑目委員長は、絶対に確認はしないって言ったんです。
意見を言うだけだって言っているんです。
ですけど、あなた方の報道はあたかも原子力安全委員会が泊の営業再開を実際に確認されたように報道しちゃって、
それを北海道知事は悪用して、「二重チェックしたんだから知事も認める」という形でやられたんですよ。
あなた方の報道自身が、あまりにも深掘りしていないから、
おかしな、今の再開の方向に向いているわけです。
我々は政府に騙されたくありません。
みなさんがしっかり報道して下さい。

07:23
言いたい事はシンプルです。
すみません、色々な事を言いましたが、言いたい事はシンプルです。
皆様方にもいろんなしがらみとかは色々とあると思います。
スムーズに話を進めたいという気持ちも分かります。

でもこの事に関しては僕たちの命がかかってるんで、
是非、開かれた場所でオープンな議論をしていただきたいと
やはりそういうふうに密室で決められても
別室でモニターだけ見せられても、それは全く説得力の無いものなんですよ。
だから、是非開かれた場所で、
皆さんに何も後ろめたい事が無いのであれば、
是非、市民一人一人の命がかかっている事ですから、
是非開かれた議論を行っていただけませんか
よろしくおねがいします。
08:40
黒木さん答えて下さい
黒木審議官答えて下さい
原発の事故に責任があるでしょ、あなたも。
反論があるなら答えて下さい黒木さん

黒木:
我々責任があるというふうには思っているので、
それで、その原因が何だったのか、
それから、どのような規定を行うのか
そういう冷静な議論をですね、する場所それを確保したいと思っているんですよ。
前回、議論をするための場所を用意しようという中で、
その傍聴席の中でですね
その~、お、議論を途中で止めざるを得ないような状況になったものですから、
ーいや、それが理解できないな
黒木:
ちゃんと聞こえるような場所は用意しておりますので、
この場は我々の意見をですね、議論できるような場にしていただければと思っております。
ー皆さんね、動画を見て下さい。(前回)どれだけ延びたか。ほとんど延びていません。
ーどうしてね、三菱重工から献金されている3人の議員
岡本孝司、阿部豊、山口彰。3人もの委員がね、
三菱から原発を作り、報告書を実質的に作った三菱重工業から献金を受けている3人の議員は
あなた方のルールでは合格でも、世の中からは利益相反の疑いを払しょくできないと言われているんですよ。
マスコミにも書かれています。
1月1日の朝日新聞の1面に出たでしょ。
そういう疑いがある以上この聴取会は中立性を保証されていないんです。
この3人をまず解任したうえで、もう一回聴取会を組み直したうえで再スタートする事が
常識的な判断じゃないですか?
どうしてそれが出来ないのか理由をもう一回、ここできちんと答えて下さい、黒木さん。

黒木:あのー、この場はですね、皆さま方とお話しする場ではないので、委員会の方たちの
ーまだ始まっていないから聞いているんでしょ
黒木:始まるような環境に是非していただきたいという事で

ーそれは僕らの言葉です。広い場所できちっと、3人の委員も退場させて、組み直して。僕らの言葉です、それは。
冷静な議論が出来るような、本当に中立で安全性を担保に出来るような議論を
組み直して下さいという事が僕らの要求です。
事故の事をどう受け止めているんですか。
どれだけの人が、住まいを追われてバラバラにされて、経済的にも苦しんで、被ばくさせられているんですよ。
そういう中でこんなことが出来るのか、こんないい加減なやり方が。
あなたは、どういう心を持っているの?

本当に死ぬ思いをしているんだよ。
多くの人がしているんだよ。

原子力への信頼はもう、失墜したんです
原子力の安全神話はもう、崩壊したんです。
その前提に立って、もう一度やり直さないと、原発が動き出すなんていう事が出来るわけがないじゃないですか。
ここに関西電力の社員がずらっと並んでいますけれども、
関西電力だって、こんなやり方で出された結論で地元に行けますか?
傍聴者を締め出して、ひも付きの委員が3人もいる委員会で安全だって言われたからって、
地元に説明できるんですか?
何が「頑張ろう東北」ですか?
お茶に「頑張ろう東北」って書いていありますよ
もう冗談じゃないです。
東北の人を助けたいんなら、本当に今福島の子どもたちの事を考えて下さいよ。

福島から来ました。
どちらに行っていいのか分からなくて来てしまったんですけど、
福島の声を聞いていただきたいんです。
福島県の原発はまだ、収束していません。
何にも変わっていないんです。
その事を皆さんはご存じのはずです。
なのに、なぜストレステストがどうのこうので、再稼働がどうのこうのって、
特にみなさん、男性の方ですね。
女性は原発を選びません。
命が大事なんです。
世界中の女性はみんな繋がって、命を守るために必死に生きています。
皆さんにも、子どもさん、お孫さんがいらっしゃるでしょう?
福島県のインターネットの普及率はすごく低くて、
今日この会議があること自体、知っていらっしゃる方はほとんど皆無です。
会議があるたびに新聞にのせるなりしていただかないと、私たちの声をここまで届けることはできません。

収束したと思っていらっしゃる方、手を挙げて下さい。
どなたですか~?
福島第一原発が収束したと言いきれる方は手を挙げて下さい。
どうしていらっしゃらないんですか?
福島の子どもたちがどんな思いで毎日毎日暮らしているか・・
4歳の子が「おばあちゃん、僕がレンジャーマンになって放射能をやっつけてやるよ」って
「大人になったらやっつけてやるよ」って、
2軒先のお宅のお孫さんが教えてくれました。
そういう現状です。外で遊べないんですよ。
福島に住んでみて下さい。
どれほどの異常な空気が流れているか、
どこが収束なんです?
もう、みんな疲れて、
「もう、いいよ、どうせ」って、
「3月4月で被ばくしまくったから、もういいよ、疲れたよ」って、
「国が安全っていうんだったら、私たちの事を殺したりしないでしょ」
「ちゃんと守ってくれているんでしょ」
私の母は74歳です。
昼間見るNHKと、夜見るNHKと、昼間見る民放社の大手のメディアの方々が言う事と
夜中見るメディアのみなさんが言う事と、どっちが正しいんだべ。
わかんねぇ。
こういう形です。
ただ言いたいのは、
福島は、全く福島第一原発は収束していないです。
嘘をつかないでください。
子ども達に嘘をつかないでください。
嘘をつく事はいけない事ですよね。
そう教えているんじゃないんですか?子どもたちに。
違いますか?
お金を儲ける事だけ、
お金をどこからか頂く事だけのために出世するんですか?
そうじゃないですよね。
もう少し、大人として、男性として、弱い女性・子どもを守って下さい。
10代20代の若い女の子男の子は、「もういいや」って諦めています。やけくそになっています。
皆様方の、これから税金を払っていく年代です。
みなさん方は税金でそれぞれ、そこから生活設計を立てていらっしゃる事をもっと自覚して下さい。
どうなんですか?
福島第一原発は収束したんですか?
教えて下さい。
いち主婦ですから分からないんです。
ただ、いまだにモクモクと煙が出ている事だけは分かっています。
あれはなんですか?
しっかり教えて下さい。
いかがなんでしょう?
どなたがどうなのか私には分からないです。
どのかたですか?
岡本さんいかがですか?
福島第一原発は収束したんでしょうか?

私たちは安全なんでしょうか?
10マイクロのところに住んでいて安全なんでしょうか?
もう、10カ月過ぎました。
教えて下さい。

何故皆さん黙っていらっしゃるんですか?
優秀な皆さんですよね。
どうして黙っていらっしゃるんですか?

岡本さんっていう方、手を挙げて下さい。

17:28
多数の警官が廊下に待機。
本来はあなた方が罪を犯したんだよ
その責任をだれも取っていないでしょ。
どうして知る権利を侵して警察を安易に呼ぶんだよ。
早く退場させて下さい、警察公安関係者を。
警察が入ったなんていうそういう委員会は聞いた事が無いぞ。
後藤さんが発言を求めています。

(後藤政志氏の名前の文字が間違っていますが・・・気にせずw)
18:19
後藤政志:
えっとですね、あ、出ていっちゃった。
こういう状況なんだから、広い場所を用意するか、ここでどうするかって、そういう議論をしていたんじゃないんですか?
それを、なんでそういうふうに変えるんですか?
先程の答が無いと思うんですけれども。まずいと思います、私は。
ー別室へ移動する保安院ー
後藤:
とにかく今日はね、この内容はやりたいと思うんです。
ですけど、前提条件がちゃんと整っていなかったら出来ないのは当たり前で、
それで、先程私が気になったのは、別室?
大きなところを探すっていうふうに理解していたんですけれど、そうじゃなかったんですね。
そういう事ではない、検討しているっていう意味がね、
なんか、意味が違ったんで、わたしちょっと愕然としているんですけれども。

しかもそれ、他(別室)でやって何が出来るのかって、
何を協議するのか私は分かりませんけれども、この場でも出来る筈です。
そこは私は全く納得がいかないですね。
別にこれ、逃げも隠れもしませんし、いろんな意見があって当たり前なんだから、
そのやり方も含めて公開するのが、公開というものだと思っている。
19:46

少なくてもこの場というのは委員のみなさんから意見を聞くというのが目的の場であります。
傍聴者の方と意見交換をする場として設定したものではございません。
(国民の前で堂々とやること)はまた、別の機会があろうかと思います。
国民のみなさんに説明するなりですね、意見を聞くなり、
ホームページで意見を募集したり、いろんな形で説明をする機会というのは
これまでもやってきておりますし、今後も説明をしていくという事は
我々もやっていかなければいけないというふうには思っております。
いったん、この場からは委員の方には出ていただいて、
この後どういうふうに進めるかっていう、
つまり、この場ではどういうふうに進めるかっていう議論がまず出来ない形なので、
全部、中でお伺いして聞いていますから。
21:42

関西電力の方と、電力の方。
あと、後藤委員も井野委員も、出来れば別室の方に写っていただければ幸いなんですけれども。
要するに今後どうするかっていう事を、まず相談するうえでも、
ちょっと、ここでは出来ないので、よろしくお願いします。
あと、出ていただけますか。
保安院の職員も出て下さい。

後藤:
みなさんがここにいて、公開してくれって言っているのに、
密室で話なんて出来るわけないでしょ。委員として。
とんでもないでしょ!何をおっしゃるんですか。

わたしはちゃんと、(聞き取れない)
ですからね、先程からこの中で、時間がかかるのは分かる。
でも、準備をされてどうやるかっていう対応をされている時に、
いきなり委員だけがこちらで、密室でってね、それはないでしょう!
そんなこと、私が疑われますよみんなから。
みんなの前でやればいいでしょ。
22:54

続々と別室へ移動中
23:35

プレスの方出ていただけますか。
もうここではやりませんので。
出ていただけますか~。
プレスの方出ていただけますかー。おねがいします。

ー今日やるわけじゃないでしょうね。
プレスの方出て下さ~い
ー発表しなさいよ、中止するのかどうか。
出ていただけないんですね。
ー中止するって言いなさいよ。
もしもし~(電話に出る格好をして部屋から出ていく)・・・・
24:13

意見聴取会の方を再開したいと考えています。
本館の17回の国際会議室です。
で、ちょっと、まず、プレスの方はセッティングがあるので先に移動していただけますでしょうか。
ー私たちはどうなるんですか・傍聴は。
傍聴は申し訳ありませんが、傍聴は無しという事で。
まずプレスの方移動して下さい。
ー枝野さんを呼んで下さい。
あなた方に決める権利は無いんだよ。事故を起こしたあなた方に。
枝野さんを呼んで下さい。



そして、枝野サンはやってきた。

国民を締め出したストレステストの会議中「謝りに来た」枝野大臣(動画&書き出し)
同会議 は、司会進行役をしている
岡本孝司(東京大学工学研究科原子力専攻)教授をはじめ、
阿部豊(筑波大学大学院 システム情報工学研究科)教授、
山口彰(大阪大学大学院 工学研究科)教授が、それぞれ、
三菱重工業から200万円、500万円、3,385万円の献金を受け取っている
とされている。
このため、市民らは、会議の中立性が疑われるとして、3人をメンバーから外すよう求めたがこうした要求に対して、
委員の沈黙が続き、3時間余り会議が 開かれない異常な状態が続いた。
【ドキュメント】ストレステスト審査~市民を締め出して強行
こちらに詳しく内容が書かれています。献金を受け取っていた部分転記しました。
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01.22
Sun
瓦礫の受け入れを拒否できなくするというニュースです。
ここ数日、ますます、日本の国が狂ってきているように思います。
ーーーーー
基準以下の廃棄物 処分を要請
NHK 1月21日 5時9分 動画あり
首都圏などで出るごみの焼却灰や汚泥のうち、
放射性セシウムの濃度が国が定めた基準を下回っているにもかかわらず、
ほかの自治体にある施設に処分を頼んでも、断られるケースが相次いでいることを受けて、
環境省は、
全国の自治体に受け入れを拒否しないよう要請しました。
ごみの焼却灰や汚泥については、
環境省が、放射性セシウムの濃度が1キログラム当たり8000ベクレル以下であれば、
通常の埋め立て処分をしても差し支えないとする基準を示しています。

ところが、首都圏や東北地方では基準値以下のものであっても
処分を依頼していたほかの自治体にある施設から、
周辺住民などの反対で受け入れを断られるケースが相次いでいます。
こうした状況を受けて、環境省は、
8000ベクレル以下の焼却灰や汚泥を埋め立てても
周辺住民などの安全に問題がないことは
国内の専門家だけではなく、IAEA=国際原子力機関も認めているとして、
科学的な根拠や法的な根拠なしにむやみに受け入れを制限したり、
処分業者に対して受け入れの中止を指導したりしないよう全国の自治体に要請しました。

環境省は
「基準値以下のものであれば安全であることを理解してもらいたい。
適切な処理ができるよう自治体との調整や住民への説明は今後も続けていきたい」としています。
「野田佳彦首相は、福島県内の18歳以下の医療費無料化を断念する方針を固めた。
福島県からの要請を受けて検討する考えを表明していたが、財源確保が難しいと判断した」
と朝日新聞が1月22日に報じました。
http://www.asahi.com/politics/update/0121/TKY201201210563.html
野田政権は必要な経費を年間100億円弱と試算したが、
医療費が膨らむ可能性も指摘されていた。
政権内で検討した結果、無料化で増える受診に対応する医師の確保が新たな問題点として浮上。
福島県外の住民との公平性からも難しいと判断した。
復興対策本部の幹部は
「額はそれほど大きくないが、風邪などの医療費も含めて福島だけ無料にする説明がつきにくい」とはなしたそうです。
ーーーーーーーーー
非難はさせない。
危険な地域に子どもたちを縛り付けておきながら、
医療費の負担もしない。
風邪を引いたのだって、もしかしたら、内部被ばくのせいで免疫力が弱っているせいかもしれないじゃないですか?
私は18歳未満ではなく、
避難のための費用を国が出さないのならば、
県民全員の医療費を無料にするべきぐらいに思います。
他の報道ではどうなのか見てみました。
1月21日にNHKのニュースが伝えています。
福島要望の医療費無料化は難航
1月21日 6時7分 動画あり
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、
福島県が要望している県内の18歳以下の子どもの医療費の無料化について、
政府内では「原発事故に直接関係のない病気やけがの医療費を負担することは難しい」という意見が根強く、
実現の見通しは立っていません。
原発事故を受けて、福島県の佐藤知事は「将来を作る子どもの健康を守らないといけない」として、
政府に対し、県内の18歳以下の子どもの医療費の無料化を求めており、

今月8日、福島県を訪れた野田総理大臣に対して、改めて要望しました。
この要望について、政府は、関係省庁で対応を協議していますが、
「原発事故に起因する病気は、治療費や検査費用を国や東京電力で負担すべきだ」という意見が出ている一方で、
「かぜや骨折など、原発事故と直接関係ない病気やけがの医療費を負担することは難しい」
という意見が大勢となっています。
これに関連して、平野復興担当大臣も、20日の記者会見で、

「原発被害という福島県の特殊事情は分かるが、子どもの医療費の無料化は、ストレートに結びつかない。
国の一般会計から財源を投入することには慎重な意見がある」と述べており、
福島県が要望している県内の18歳以下の子どもの医療費の無料化は、実現の見通しは立っていません。
1月18日に福島では下記のように放送されています。
18歳以下医療費無料へ 相馬・浅川
KFB福島放送 2012年01月18日 09時43分配信
相馬市と浅川町は17日までに、平成24年度から18歳以下の子どもの医療費を無料化する方針を決めた。
両市町とも3月定例議会に事業費を盛り込んだ24年度当初予算案を提出する。
東京電力福島第一原発事故による子どもの健康不安を解消し、地域の子育てを支援するのが狙い。
相馬市はこれまで中学生までが無料化の対象だったが、18歳以下にまで引き上げる。
新たに約1100人が対象となり、2000万~2500万円の事業費の増加を見込んでいる。
乳幼児から中学生までを含めた全体の対象者は約6200人となり、事業費は1億5000万円規模になる見通し。
浅川町も中学生までが無料だったが、18歳以下まで対象を拡大する。
対象者は約200人増え、約1200人となる。
事業費は約400万円増の2750万円程度を見込んでいる。
ーーーー
本当にこんな感じ
野田はもうなんにも見ていない

福島県からの要請を受けて検討する考えを表明していたが、財源確保が難しいと判断した」
と朝日新聞が1月22日に報じました。
http://www.asahi.com/politics/update/0121/TKY201201210563.html
野田政権は必要な経費を年間100億円弱と試算したが、
医療費が膨らむ可能性も指摘されていた。
政権内で検討した結果、無料化で増える受診に対応する医師の確保が新たな問題点として浮上。
福島県外の住民との公平性からも難しいと判断した。
復興対策本部の幹部は
「額はそれほど大きくないが、風邪などの医療費も含めて福島だけ無料にする説明がつきにくい」とはなしたそうです。
ーーーーーーーーー
非難はさせない。
危険な地域に子どもたちを縛り付けておきながら、
医療費の負担もしない。
風邪を引いたのだって、もしかしたら、内部被ばくのせいで免疫力が弱っているせいかもしれないじゃないですか?
私は18歳未満ではなく、
避難のための費用を国が出さないのならば、
県民全員の医療費を無料にするべきぐらいに思います。
他の報道ではどうなのか見てみました。
1月21日にNHKのニュースが伝えています。
福島要望の医療費無料化は難航
1月21日 6時7分 動画あり
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、
福島県が要望している県内の18歳以下の子どもの医療費の無料化について、
政府内では「原発事故に直接関係のない病気やけがの医療費を負担することは難しい」という意見が根強く、
実現の見通しは立っていません。
原発事故を受けて、福島県の佐藤知事は「将来を作る子どもの健康を守らないといけない」として、
政府に対し、県内の18歳以下の子どもの医療費の無料化を求めており、

今月8日、福島県を訪れた野田総理大臣に対して、改めて要望しました。
この要望について、政府は、関係省庁で対応を協議していますが、
「原発事故に起因する病気は、治療費や検査費用を国や東京電力で負担すべきだ」という意見が出ている一方で、
「かぜや骨折など、原発事故と直接関係ない病気やけがの医療費を負担することは難しい」
という意見が大勢となっています。
これに関連して、平野復興担当大臣も、20日の記者会見で、

「原発被害という福島県の特殊事情は分かるが、子どもの医療費の無料化は、ストレートに結びつかない。
国の一般会計から財源を投入することには慎重な意見がある」と述べており、
福島県が要望している県内の18歳以下の子どもの医療費の無料化は、実現の見通しは立っていません。
1月18日に福島では下記のように放送されています。
18歳以下医療費無料へ 相馬・浅川
KFB福島放送 2012年01月18日 09時43分配信
相馬市と浅川町は17日までに、平成24年度から18歳以下の子どもの医療費を無料化する方針を決めた。
両市町とも3月定例議会に事業費を盛り込んだ24年度当初予算案を提出する。
東京電力福島第一原発事故による子どもの健康不安を解消し、地域の子育てを支援するのが狙い。
相馬市はこれまで中学生までが無料化の対象だったが、18歳以下にまで引き上げる。
新たに約1100人が対象となり、2000万~2500万円の事業費の増加を見込んでいる。
乳幼児から中学生までを含めた全体の対象者は約6200人となり、事業費は1億5000万円規模になる見通し。
浅川町も中学生までが無料だったが、18歳以下まで対象を拡大する。
対象者は約200人増え、約1200人となる。
事業費は約400万円増の2750万円程度を見込んでいる。
ーーーー
本当にこんな感じ


01.21
Sat
内容が私には恐すぎたので、保存する事にしました。
大手の新聞社が、国を脅すような内容の記事だと感じました。
ーーーー
原発耐性検査 再稼動の判断を先送りするな
(1月19日付・読売社説)
停止中の原子力発電所の再稼働に向け、最初のハードルを越えたと言えるだろう。
関西電力が実施した大飯原発3、4号機(福井県)の「ストレステスト(耐性検査)」評価結果について、
経済産業省原子力安全・保安院が、妥当とする判断をまとめた。
これに関する専門家からの意見聴取会には、反対派活動家らが多数押しかけて混乱した。
枝野経産相は「平穏に開催されない状況になったのは容認できない」と批判した。残念な事態である。
耐性検査は、定期検査で停止した原発の再稼働の条件として、昨年7月に、菅政権が全ての原発に課したものだ。
法的根拠はない。
だが、東京電力福島第一原発事故を踏まえ安全を一層向上させることが
国民や地元自治体の理解を得る上で役立つとの判断だった。欧州が先行して導入したことも参考とした。
設計段階で考慮されなかった想定外の地震や津波が襲来したと仮定し、
各原発に安全の余裕がどれだけあるのかをコンピューターを使った計算などで確認する。
見落とされていた弱点を検査で見つけ出す効果もある。
大飯原発の3、4号機については、関電が昨秋、地震の揺れで想定の1・8倍まで、
津波は想定の4倍の11・4メートルまでなら耐えられる、と報告していた。
重大な欠陥も見つからなかったという。
保安院は、その内容を、専門家の意見を聞きつつ詳しく点検、確認してきた。
すでに14基の原発についてテスト結果が提出されているが、ゴーサインが出たのは大飯原発3、4号機が初めてだ。
評価結果は、今月下旬に来日する国際原子力機関(IAEA)の専門家や、内閣府の原子力安全委員会も、チェックする。
これを経て来月初めにも、野田首相や細野原発相らが、再稼働の可否について、政府としての判断を示す。
再稼働できないと、国内の原発は4月末に全て止まる。電力の安定供給は、さらに厳しくなる。
問題がない、と確認された以上は、再稼働を認めるべきではないか。
今後は一連の手続きが滞りなく進むことを期待したい。
最後のハードルは、地元自治体の了解を得ることだ。
大飯原発がある福井県は福島第一原発事故に基づき、政府に安全の新基準を設けるなどの対応を求めている。
安全に万全を期し、利用可能な原発は動かす。
野田首相は、自ら掲げた方針に沿って、全力で地元の理解を得ねばならない。
(2012年1月19日01時04分 読売新聞)
ーーーーー
一般家庭でここの新聞を購読していう家がものすごく多いですよね。
知らず知らずのうちに洗脳されていくんでしょうね。
恐ろしいです。
ーーーーー
「乱入した」と言われた人が警察を呼ぶべきである。武田邦彦氏緊急録音1/19(音声書き出し)
関西電力大飯原発ストレステスト意見聴取会議・傍聴人排除(会議動画)
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大手の新聞社が、国を脅すような内容の記事だと感じました。
ーーーー
原発耐性検査 再稼動の判断を先送りするな
(1月19日付・読売社説)
停止中の原子力発電所の再稼働に向け、最初のハードルを越えたと言えるだろう。
関西電力が実施した大飯原発3、4号機(福井県)の「ストレステスト(耐性検査)」評価結果について、
経済産業省原子力安全・保安院が、妥当とする判断をまとめた。
これに関する専門家からの意見聴取会には、反対派活動家らが多数押しかけて混乱した。
枝野経産相は「平穏に開催されない状況になったのは容認できない」と批判した。残念な事態である。
耐性検査は、定期検査で停止した原発の再稼働の条件として、昨年7月に、菅政権が全ての原発に課したものだ。
法的根拠はない。
だが、東京電力福島第一原発事故を踏まえ安全を一層向上させることが
国民や地元自治体の理解を得る上で役立つとの判断だった。欧州が先行して導入したことも参考とした。
設計段階で考慮されなかった想定外の地震や津波が襲来したと仮定し、
各原発に安全の余裕がどれだけあるのかをコンピューターを使った計算などで確認する。
見落とされていた弱点を検査で見つけ出す効果もある。
大飯原発の3、4号機については、関電が昨秋、地震の揺れで想定の1・8倍まで、
津波は想定の4倍の11・4メートルまでなら耐えられる、と報告していた。
重大な欠陥も見つからなかったという。
保安院は、その内容を、専門家の意見を聞きつつ詳しく点検、確認してきた。
すでに14基の原発についてテスト結果が提出されているが、ゴーサインが出たのは大飯原発3、4号機が初めてだ。
評価結果は、今月下旬に来日する国際原子力機関(IAEA)の専門家や、内閣府の原子力安全委員会も、チェックする。
これを経て来月初めにも、野田首相や細野原発相らが、再稼働の可否について、政府としての判断を示す。
再稼働できないと、国内の原発は4月末に全て止まる。電力の安定供給は、さらに厳しくなる。
問題がない、と確認された以上は、再稼働を認めるべきではないか。
今後は一連の手続きが滞りなく進むことを期待したい。
最後のハードルは、地元自治体の了解を得ることだ。
大飯原発がある福井県は福島第一原発事故に基づき、政府に安全の新基準を設けるなどの対応を求めている。
安全に万全を期し、利用可能な原発は動かす。
野田首相は、自ら掲げた方針に沿って、全力で地元の理解を得ねばならない。
(2012年1月19日01時04分 読売新聞)
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一般家庭でここの新聞を購読していう家がものすごく多いですよね。
知らず知らずのうちに洗脳されていくんでしょうね。
恐ろしいです。
ーーーーー
「乱入した」と言われた人が警察を呼ぶべきである。武田邦彦氏緊急録音1/19(音声書き出し)
関西電力大飯原発ストレステスト意見聴取会議・傍聴人排除(会議動画)
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1月20日午後 東京電力記者会見(動画はここ)
2号機内部映像についての質問がありました。
その中で壁面の錆に関しての質問があり、
東電の松本サンが
「錆ですので、今後、ご指摘の通り腐食が進んで、
最悪のケースでいうと、何か崩れるというようなケースになると思います。
直接手が出せる場所ではないので、どれぐらいまで保つのか確認したい」
サビて腐食して崩れる
「どれぐらいまで平気か調べる」って言ったって、計算上で信用できない。
[高画質で再生]
2号機格納容器内部映像(1)2012年1月19日 []
[高画質で再生]
2号機格納容器内部 動画(2) []
[高画質で再生]
2号機格納容器内部 動画(3) []
40:54
NHK山崎:

今日の昼の動画についてです。
一つは配管とかの赤茶の部分、錆が疑われるんではないかと
確かにもう、9カ月経っていますんで、
ああいう腐食する環境下では錆があって当然だなという事だと思うんですけれども、
その辺を、松本さんの方でどういうご見解かという事と、
もしそうであれば当然腐食というものを心配していく必要があるのかなと、
このあたりの対策っていう事も早晩取っていかなければならないという指摘もあるんですけれども、
その辺についてご検討等があれば教えていただきたい。
もう一つは、どの位の放射線線量かがあるのかな、というところで、ノイズとか、
おそらく滴下する水の量が下から水蒸気で上がってうえで濃縮して水で落ちてくるという量にしては、
少し上から落ちてくる水量が多いんじゃないかというご指摘もあってですね、
おそらく圧力容器に炉注水している水が一部、ま、流れ出てきているのではないかという可能性も
言えるのではないかという、あくまでも30分の映像の中だけですが、
となりますと、それだけ燃料に触れた水が落ちてきているとなると、
かなりの高線量なのではないかというところも示唆される指摘もあります。
ここは若干、たら、れば、もあると思いますが、
どういうふうにあの映像を分析されているかというところ、
大きく二点をまず教えて下さい。

松本:
配管、格納容器の壁面に関して、
ご指摘の通りかなり赤茶けたような状況になっています。
一番推定されるのは高温多湿の状況に、ほぼ1年近くさらされているので、
錆等が出ているのではないかというふうに思っています。
また、可能性としてはいわゆる損傷燃料の落下等にともなって、様々な物質が放出された状況ですので、
そういった物が何かしら配管類に付着してああいった形になっているのかというところが可能性としてある。
けれど、今のところは錆が疑わしいと思っている。
したがって、錆ですので、今後、ご指摘の通り腐食が進んで、
最悪のケースでいうと、何か崩れるというようなケースになると思います。
ここは、もう少し評価をきちんとしていきたいと思っています。
環境をなるべく改善して、
こういう腐食が進まないというようにするのも一つありますが、
なんせ、なかなか、直接手が出しにくい、出せない所なので、
評価上どれ位まで保つのかという事は確認していく必要があると思っている。
それから、水の量ですが、
こちらも、内視鏡で見た水滴が、かなりの量落ちてきているように見えるが、
サイズそのものははっきり分かりません。
内視鏡なので、かなり拡大して見えているんではないかと思っているので、
これで水量が多い少ないは、なかなか言えないと思う。
ただ、今回 X53のところから、内視鏡を挿入しましたが、
この上の部分には、現在注水に使っている給水系の配管や炉心スプレー系の配管はないので
いわゆる現在注水に使っている水が、配管が壊れていて上から
配管の損傷個所から漏れ落ちているという状況ではないと思っている。
かなり広い範囲で雨のように落ちているので、
やはり、結露、高温多湿の蒸気が壁面で結露して落ちているんではないかと思っている。
それから、原子炉に注水した水に関しては、
いわゆる損傷した燃料が制御棒駆動機構や、案内管、あるいは圧力容器の底の本体を損傷して
水としては真下のペデスタのほうに落ちているルートが一番高いのではないかと思っている。
PLRの配管等はペデスタの外側にあるが、これは耐震クラスも高い配管なので、
地震等で何か破損しているというような状況ではないと思っている。
NHK:放射線量は、何か推測する手立ては、
松本:
なかなか、
画面上チラチラ星のように映っていますが、
あの映像だけで放射線量を推定するのは難しいと思っている。
逆に、20ミリ程度の穴があるので、そこに何か挿入させて直接線量が測定出来ないか
という事を今検討している段階です。
NHK:それはすでに検討している、
松本:はいそうです
線量の測定とか、もう少し見る範囲を広げられるかどうか、を今考えています。
2号機内部映像についての質問がありました。
その中で壁面の錆に関しての質問があり、
東電の松本サンが
「錆ですので、今後、ご指摘の通り腐食が進んで、
最悪のケースでいうと、何か崩れるというようなケースになると思います。
直接手が出せる場所ではないので、どれぐらいまで保つのか確認したい」
サビて腐食して崩れる
「どれぐらいまで平気か調べる」って言ったって、計算上で信用できない。
[高画質で再生]
2号機格納容器内部映像(1)2012年1月19日 []
[高画質で再生]
2号機格納容器内部 動画(2) []
[高画質で再生]
2号機格納容器内部 動画(3) []
40:54
NHK山崎:

今日の昼の動画についてです。
一つは配管とかの赤茶の部分、錆が疑われるんではないかと
確かにもう、9カ月経っていますんで、
ああいう腐食する環境下では錆があって当然だなという事だと思うんですけれども、
その辺を、松本さんの方でどういうご見解かという事と、
もしそうであれば当然腐食というものを心配していく必要があるのかなと、
このあたりの対策っていう事も早晩取っていかなければならないという指摘もあるんですけれども、
その辺についてご検討等があれば教えていただきたい。
もう一つは、どの位の放射線線量かがあるのかな、というところで、ノイズとか、
おそらく滴下する水の量が下から水蒸気で上がってうえで濃縮して水で落ちてくるという量にしては、
少し上から落ちてくる水量が多いんじゃないかというご指摘もあってですね、
おそらく圧力容器に炉注水している水が一部、ま、流れ出てきているのではないかという可能性も
言えるのではないかという、あくまでも30分の映像の中だけですが、
となりますと、それだけ燃料に触れた水が落ちてきているとなると、
かなりの高線量なのではないかというところも示唆される指摘もあります。
ここは若干、たら、れば、もあると思いますが、
どういうふうにあの映像を分析されているかというところ、
大きく二点をまず教えて下さい。

松本:
配管、格納容器の壁面に関して、
ご指摘の通りかなり赤茶けたような状況になっています。
一番推定されるのは高温多湿の状況に、ほぼ1年近くさらされているので、
錆等が出ているのではないかというふうに思っています。
また、可能性としてはいわゆる損傷燃料の落下等にともなって、様々な物質が放出された状況ですので、
そういった物が何かしら配管類に付着してああいった形になっているのかというところが可能性としてある。
けれど、今のところは錆が疑わしいと思っている。
したがって、錆ですので、今後、ご指摘の通り腐食が進んで、
最悪のケースでいうと、何か崩れるというようなケースになると思います。
ここは、もう少し評価をきちんとしていきたいと思っています。
環境をなるべく改善して、
こういう腐食が進まないというようにするのも一つありますが、
なんせ、なかなか、直接手が出しにくい、出せない所なので、
評価上どれ位まで保つのかという事は確認していく必要があると思っている。
それから、水の量ですが、
こちらも、内視鏡で見た水滴が、かなりの量落ちてきているように見えるが、
サイズそのものははっきり分かりません。
内視鏡なので、かなり拡大して見えているんではないかと思っているので、
これで水量が多い少ないは、なかなか言えないと思う。
ただ、今回 X53のところから、内視鏡を挿入しましたが、
この上の部分には、現在注水に使っている給水系の配管や炉心スプレー系の配管はないので
いわゆる現在注水に使っている水が、配管が壊れていて上から
配管の損傷個所から漏れ落ちているという状況ではないと思っている。
かなり広い範囲で雨のように落ちているので、
やはり、結露、高温多湿の蒸気が壁面で結露して落ちているんではないかと思っている。
それから、原子炉に注水した水に関しては、
いわゆる損傷した燃料が制御棒駆動機構や、案内管、あるいは圧力容器の底の本体を損傷して
水としては真下のペデスタのほうに落ちているルートが一番高いのではないかと思っている。
PLRの配管等はペデスタの外側にあるが、これは耐震クラスも高い配管なので、
地震等で何か破損しているというような状況ではないと思っている。
NHK:放射線量は、何か推測する手立ては、
松本:
なかなか、
画面上チラチラ星のように映っていますが、
あの映像だけで放射線量を推定するのは難しいと思っている。
逆に、20ミリ程度の穴があるので、そこに何か挿入させて直接線量が測定出来ないか
という事を今検討している段階です。
NHK:それはすでに検討している、
松本:はいそうです
線量の測定とか、もう少し見る範囲を広げられるかどうか、を今考えています。
01.21
Sat
ドイツの記者が東電の会見に来ていたので、その部分書き出しました。
東京電力会見 1月20日午後
33:45
ドイツ特派員:
エアルディドイツテレビのフィリップ・アブレッシュ特派員です。
一つ目の質問は年末に冷温停止が達成されたという事が公表されました。
間もなく3月11日1周年になってしまいますけれども、
これで、比較的、楽観的に新年を迎える事が出来たという、
一つの安堵という者が達せられたと言えるのでしょうか。

松本:
あのー、私どもといたしましては、楽観的に新年を迎えたというよりも、
あの、安定的な冷却状態が、はー、達成でき、かつ、今後も維持できるだろうというようなふうに感じております。
特に楽観とか悲観とかはしておりませんけれども、
引き続き、あのー、使用済み燃料プールからの燃料の取り出しですとか、
あーー、損傷燃料の取り出しは、非常に長い道のりでございますけれども、
一つづつ、着実に作業を進めていきたいというふうに考えております。
ドイツ特派員:
では二つ目ですけれども、
現況は安定した冷却状況という事を聞いております。
特に差し迫った、特に作業していらっしゃる方々、周辺に住んでいらっしゃる住民の方々を含めまして、
福島にとって特に差し迫った危険、
放射能物質の放出などというのは無いというように考えてよろしいんでしょうか。
松本:
はい。あのー、ま、つい先日も、あのー、ほ、発電所の外部電源が、あー、瞬時電圧低下がございまして、
使用済み燃料プールの冷却が一時止まるという事もございましたけれども、
あの、わたくしどもとしては、あー、こういった場合に備えまして、
え、バックアップのシステム等も用意しておりますし、
万一、冷却が止まった場合の時間的余裕、それから、それに見合った、
あーー、体制等も取っておりますので、えー、ま、福島に、いーー、皆さまにとってですね、
何か、あー、差し迫った危険が生じているというふうには考えておりません。
ドイツ特派員:ありがとうございます。
ーーーー
どのような番組を作成されるのでしょうか。
東京電力会見 1月20日午後
33:45
ドイツ特派員:
エアルディドイツテレビのフィリップ・アブレッシュ特派員です。
一つ目の質問は年末に冷温停止が達成されたという事が公表されました。
間もなく3月11日1周年になってしまいますけれども、
これで、比較的、楽観的に新年を迎える事が出来たという、
一つの安堵という者が達せられたと言えるのでしょうか。

松本:
あのー、私どもといたしましては、楽観的に新年を迎えたというよりも、
あの、安定的な冷却状態が、はー、達成でき、かつ、今後も維持できるだろうというようなふうに感じております。
特に楽観とか悲観とかはしておりませんけれども、
引き続き、あのー、使用済み燃料プールからの燃料の取り出しですとか、
あーー、損傷燃料の取り出しは、非常に長い道のりでございますけれども、
一つづつ、着実に作業を進めていきたいというふうに考えております。
ドイツ特派員:
では二つ目ですけれども、
現況は安定した冷却状況という事を聞いております。
特に差し迫った、特に作業していらっしゃる方々、周辺に住んでいらっしゃる住民の方々を含めまして、
福島にとって特に差し迫った危険、
放射能物質の放出などというのは無いというように考えてよろしいんでしょうか。
松本:
はい。あのー、ま、つい先日も、あのー、ほ、発電所の外部電源が、あー、瞬時電圧低下がございまして、
使用済み燃料プールの冷却が一時止まるという事もございましたけれども、
あの、わたくしどもとしては、あー、こういった場合に備えまして、
え、バックアップのシステム等も用意しておりますし、
万一、冷却が止まった場合の時間的余裕、それから、それに見合った、
あーー、体制等も取っておりますので、えー、ま、福島に、いーー、皆さまにとってですね、
何か、あー、差し迫った危険が生じているというふうには考えておりません。
ドイツ特派員:ありがとうございます。
ーーーー
どのような番組を作成されるのでしょうか。
二本松の汚染マンションの補償に関して松本純一氏が答えました。
ペコペコ枝野サン、汚染マンションの賠償を東電に指示したんだって!
東京電力記者会見 1月20日午後
13:44
ニコニコ動画 七尾:
本日ですね、福島県二本松市の新築マンションで、高い放射線量が検出された問題で、
枝野大臣が、被害者に対する損害賠償の実施を東電に指示する意向を明らかにしました。
二本松市長から、住民の移転費用や関係者への損害への補償を要請されたのに答えたものなんですが、
この点に付きましたご見解をお願いします。
東電 松本純一:
ハイ、あのー、そういう報道、ご発言があったという事については報道を通じて知っておりますけれども、
まだ、現在のところ枝野経産大臣のほうから、あー、あー、ちょく、わたくしどもの方に指示というものはまだ
受けておりませんので、間もなく来るのではないかというふうに思っております。
えー、なお、こちらの損害賠償に関しましては、
いわゆる工事、マンションの建設工事が行われた経緯を含めまして現在調査中というふうに伺っておりますので、
わたくしどもとしては、この調査結果を踏まえ、
損害に対しましては適切に対応して生きたいというふうに考えております。
ニコニコ動画:
今の話と関連しているんですが、
大臣が、採石業者に責任があるとはとても言えないと指摘されまして、
つまりですね、東電の事故と相当の因果関係があると思っているという事で、今回の話になったんですが、
この因果関係については、東電としてはどうお考えになっていますか?
松本:
はい、あのぉ~、当然使用されました採石に放射性物質があるという事に関しましては、
わたくしどもの事故によりまして放出した放射能が、あー、放射性物質が混じり込んでいるため
というふうに考えておりますので、
そういったところで、えーーーー、
わたくしどもとしても適切に対応していきたいというふうに思っております。
15:53
木野:
今の件なんですけれども、適切に対応、
放出した放射性物質が混じり込んでいると考えられるので適切な対応というのは、
以前、おそらくその、福島第一から出た放射性物質がゴルフ場に行った際にですね、
除染に関しては責任が無いというお立場を示されたと思うんですけれども、
これとは違う対応をされるという事でしょうか
松本:
あの~・・・いわゆる私どもの賠償につきましては、
あの~私どもの事故と因果関係をきちんと確認させていただいたうえで賠償の手続き、
因果関係の認められるところについて損害賠償をしていくという事については変わりはございません。
木野:
すると、ゴルフ場の放射性物質については、
福島第一から出たものではない可能性が高いという認識なんでしょうかね。
松本:
いえ、違います。
あのー、以前も申し上げた通り、
個別の係争中の案件につきましてはコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
木野:
すみません、今ちょっと、違うという意味が分からないんですけれども、
出た放射性物質は福島第一から出たのかそうではないのかというのをお伺いしているんですが。
松本:
あの、放射性物質に関しましては、あのー、福島第一の、ほー、原子力発電所の事故に伴って、
放出されたものであると推定しておりますけれども、
えー、その、ほー、以上、おー、わたくしどもに関しましては、
あー、個別の係争中の案件について、お答えする事はありません。
木野:
そうすると二本松のマンションに関しても、
今後仮に係争に入った場合はですね、東京電力側からは、そのー、
対処するともしないとも、コメントは出てこないっていう事でしょうかね。
松本:
あの、仮定の話につきましてはお答えしかねます。
木野:
その福島のマンション、賠償する市内に関しての判断というのは、
東京電力の中ではどなたが行うんでしょうか、最終的に。
松本:
あのー、最終的には会社としての判断になろうかとおもいますが、
あのー、まァ、案件の金額の大きさ等によって、えーー、判断するものは違ってまいります。
木野:
会社としてというのでは、責任のありかが、所在が非常にあいまいで分かりにくいんですけれども、
役員会にはかって役員会で判断するのか、
あるいは役員の中のどなたが判断するのかというのがあるでしょうか。
松本:
それぞれの意思決定の金額の大きさですとか、内容によって、決定する機関は異なってまいりますが、
そういった場合については、あのー、最終的には会社としての判断という事になります。
木野:
会社としての判断というのは、役員会としての判断でしょうか?
松本:
あの、会社としての判断になります。
寺澤:ハイ!よろしいですか!!
木野:
お答えいただけないのは何故でしょうか
松本:
あのー、いわゆる、わたくしどもの株式会社でございますので、
あの、会社としての判断というものがございます。
寺澤:ハイ!それでは引き続きご質問をお受けいたします!!
ーーーーー
福島原発事故の放射能だという事は認めた。
補償の金額によって判断が変わるらしいという事が分かった。
二本松のマンションの補償がされる事は今後の問題として大切なことだと思います。
今後、このようなマンションは確実に増えてくる筈だから。
01.20
Fri
東電に賠償指示の意向=新築マンション汚染被害で―枝野経産相
時事通信 1月20日(金)13時46分配信
枝野幸男経済産業相は20日、
福島県二本松市の新築マンションで高い放射線量が検出された問題で、
被害者に対する損害賠償の実施を東京電力に指示する意向を明らかにした。
三保恵一市長と省内で会談し、住民の移転費用や関係者の損害への補償を要請されたのに答えた。
マンションの高線量は建築資材の砕石の汚染が原因とみられているが、
経産相は「砕石業者に責任があるとはとても言えない」と指摘。
「東電の(福島第1原発)事故と相当の因果関係があると思っている。
速やかに賠償の手続きに入るよう、東電に指示したい」と語り、早急に東電側に伝える考えを示した。
ーーーーー
へぇ~
枝野サン、言うのは簡単ですよね、ちょっと言ってみただけ?
もう、信用できないので、
実行して下さいな。
あれ?
それだったら・・・あの、無主物って言われたゴルフ場はどうなるんですかぁーʅ(◔౪◔)ʃ?
<今回の汚染マンションブログ>
高濃度に汚染された新築マンション(二本松市)
<「無主物」関連ブログ>
たねまきJ「橋下氏の脱原発・全国を汚染した放射性物質・セシウムは誰の物?東電の言い分と裁判官の決定」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)11/28
福一から放出された放射能を「無主物」だという東電が許せない
東電の「無主物」に大竹まこと絶句・ゴールデンラジオ文化放送(番組内容書き出し)
フジテレビの記者が無主物に関して質問12/13午前
「無主物」裁判、裁判の在り方を問う・神保&青木ニュースコメンタリー12/3(内容書き出し)
「無主物」を考え出した東京電力の超エリート弁護団判明!
ペコペコ枝野サン↓
国民を締め出したストレステストの会議中「謝りに来た」枝野大臣(動画&書き出し)
時事通信 1月20日(金)13時46分配信
枝野幸男経済産業相は20日、
福島県二本松市の新築マンションで高い放射線量が検出された問題で、
被害者に対する損害賠償の実施を東京電力に指示する意向を明らかにした。
三保恵一市長と省内で会談し、住民の移転費用や関係者の損害への補償を要請されたのに答えた。
マンションの高線量は建築資材の砕石の汚染が原因とみられているが、
経産相は「砕石業者に責任があるとはとても言えない」と指摘。
「東電の(福島第1原発)事故と相当の因果関係があると思っている。
速やかに賠償の手続きに入るよう、東電に指示したい」と語り、早急に東電側に伝える考えを示した。
ーーーーー
へぇ~
枝野サン、言うのは簡単ですよね、ちょっと言ってみただけ?
もう、信用できないので、
実行して下さいな。
あれ?
それだったら・・・あの、無主物って言われたゴルフ場はどうなるんですかぁーʅ(◔౪◔)ʃ?
<今回の汚染マンションブログ>
高濃度に汚染された新築マンション(二本松市)
<「無主物」関連ブログ>
たねまきJ「橋下氏の脱原発・全国を汚染した放射性物質・セシウムは誰の物?東電の言い分と裁判官の決定」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)11/28
福一から放出された放射能を「無主物」だという東電が許せない
東電の「無主物」に大竹まこと絶句・ゴールデンラジオ文化放送(番組内容書き出し)
フジテレビの記者が無主物に関して質問12/13午前
「無主物」裁判、裁判の在り方を問う・神保&青木ニュースコメンタリー12/3(内容書き出し)
「無主物」を考え出した東京電力の超エリート弁護団判明!
ペコペコ枝野サン↓
国民を締め出したストレステストの会議中「謝りに来た」枝野大臣(動画&書き出し)
01.20
Fri
4号機とセシウムの基礎知識 (4) セシウム飛散の原因(速報)
武田邦彦 (平成24年1月20日)
(本当は書きたいのですが、時間が無いので録音にしました)。
音声で言っていることは、福島のセシウムが急に増えたのは、
どうも「瓦礫とゴミの焼却」から出ている可能性が高くなって来ました。
各地で瓦礫やゴミが燃やされています。
この煙突からでている煙の測定が行われていませんので、きわめて危険です。
自治体の市長は「お金がもらえるから、福島の人を助けるフリをして受け入れる」と言っていますが、
福島は瓦礫の処理設備が必要で、
他の自治体が瓦礫の受け入れをすることは、福島の人を苦しめ、汚染を拡大します。
マンションが汚染されていて可哀想な人が多く出ましたが、汚染された砂利などは大手の建設会社も使っています。
こんな状態が拡大すると日本は大変なことになります。
国を愛する人、全員で心を一つにしましょう!!
武田邦彦 「セシウム飛散の原因」 2012.01.20
ーーー音声書き出し
非常に重要な事なんで、本当は書きたいんですけれども、
ちょっと時間が今日無くて、とりあえず緊急を要するので、音声で、入れました。
えーっとですね、福島のセシウムが急に増えたのはどうもですね、
瓦礫とごみの焼却のように思うんですね。
まだ、最終的な結論は出ていません。
最初は地面から吹き上げたと思っていたんですけど、
どうもですね、そうしますとですね、風の動きとかそういうので合わないんですよ。
雨が降っている時は少ないんですが、
風が強い時は、これも少ないんですね。
この謎をどうやって解こうかと、こう思っていたんです。
それからもう一つは原発から来るにしてはですね、
風向きだとか、それからタイミングがどうもやっぱ、これもずれているんですよ。
で、他の原発から来たんじゃないかと、まずそう思ったんですね。
それも今調べておりますが、
えーっとですね、どうも一番可能性があるのは、焼却のタイミングと割合とあっているんですね。
これも、はっきりはしません。
読者の方々からも随分とデータを頂いて解析してみましたが、一番可能性があるとしたらですね
どうもいい加減なまま焼却し、フィルターで取れるというふうにただ言っているっていう感じなんですね。
測定値が出てこないんですよ。
焼却した灰から、煙突からどの位の物が出ているのか、っていう、測定値がまだ見つかりません。
で、どうもタイミングから言えば、瓦礫とごみの焼却によって、
そこに付いていた物が、どうも、空中にもう一回ばらまかれている
これね、非常に大きな問題なんですよ、実は。
というのはですね、今ある、地面に落ちている放射性物質はやがてゴミになるものが多いんですよ。
そしたら、それをもう一回ね、
もう一回飛散させると。
つまり、瓦礫の焼却とかゴミの焼却はですね、
いったんせっかく収まった放射性物質をもう一回空にまき散らしている
っていう可能性が高いんですよ。
それも、1月2日に400ベクレルになり、
また、1月15日に200ベクレルを超えるっていうふうにですね、なかなか収まらないんですね。
で、これはどうもですね、
ちょうど汚染されたごみを燃やし出したんじゃないかっていう気もするんですね。
ま、あの、今度はマンションが汚れていて本当に可哀想な人が出ました。
これは、もともと法律違反なんですね。
もともと、1kg当たり1万ベクレル以上の物は放射線物質で扱っちゃいけないんですよ。
洗ってもいけないんですね、
洗ったら、洗った方の水に入りますから。
そういう法律がもう、はっきりあるのにもかかわらず、
国が違法な事を言いましたね。
ですから、小さな建設会社だったら悪意が無くても、まぁいい。といわれりゃ、それは使うのが当然で、使ったと。
じゃぁ、なけなしのお金でマンションを買った人も大変な被害で、
なんていう国なのかなって思いますね。
しかし今は薪も汚れた、マンションも汚れた、大手の建設会社も汚染された物を使っていた。
自治体の市長さんもですね、お金が欲しいもんですから瓦礫の受け入れをすると。
こんなことをしていたらですね、本当に日本は汚染されてしまいます。
ここで言っている私の汚染というのは日本は法治国家ですから、
ちゃんと国を守るという点でですね、しっかりとやっていただかなくてはいけないという、意味ですよ。
私自身の個人的な意見を言っているんじゃありません。
そういう意味で、私がちょっとがっかりしたのは、
今まで、愛国者、つまり国を愛している人っていう人は立派な人だろうと思って、
私もお付き合いしたり色々としていたんですけれども、
こんどの福島事故が起こったらですね、違法行為をいくらでもするんですよ。
原発は大丈夫だ、被ばくは大丈夫だってこう言ってですね、
わたしね、ちょっと疑問に思ってきました、最近。
っていうのはですね、
私は国を愛する人というのはまず第一に国の子どもたちを守ってくれると思っていました。
それから二番目には日本の国土。これを守ってくれると思いましたね。
三番目は日本の農作物ぐらいですかね、コメとか。
ところが福島原発はですね、
福島の子どもたちを被曝させ、福島の土地をダメにし、福島のコメを汚染した訳ですね。
ですから、私のように原子力をやってきた人でも、これは深く反省し、申し訳ないと思い、
一刻も早く回復しなきゃいけないと、日本に申し訳ない事をしたと思っているにもかかわらず、
なんかですね、
もっと汚していいというような事を言われる人がいるんですよ。
で、もちろんね、科学のことですからね。
科学というのはそれほどはっきりした状態が何時でも分かっているわけじゃないんですね。
科学者というのは、それはもう非常に反省しなければいけないんですね。
例えば、昔はですね、運動する時には水を飲まないで運動しろとこう言われたけれど、
最近では脱水症状になるから水を飲めと、こういうふうに言う訳ですね。
昔は日光浴すると健康になるよって言ったけれど、
今は日光浴すると癌になるよと、こう言っている訳ですね。
ま、科学っていうのはそういうもんなんですよ。
一つ一つ非難してもいけないんですね。
その時その時の知識しかないんですから。
それを我々科学者がよーく分かっているわけですね。
したがって、私はですね、
とにかく被ばくは危険なものであるという事で今までやってきましたし、
それを将来覆されるかもしれませんが、
それは今では分からないですね。
将来どっちになるか分からないものを、
日本の国土を汚し、日本の子どもたちを被曝させ、
日本のコメを汚し、今度はもう、建物も汚れていると、
このままですね、セシウムが増えたやつが本当にね、瓦礫とかゴミを燃やしている事が原因であれば、
今は、地方の都市がどんどん福島のゴミが、瓦礫とかがですね、
外に出てますからね、
本当にこれ、日本に住めるようになるのかな?と思ったりもしますね。
万が一ですよ
今まででも何十年と議論してきて、放射線で被曝する事はよくないとこう言われてきたやつが、
万が一ね、間違いだったらそれはそれでいいんですよ。
ええ、そういう事もあります。
それは良い方に行くんだから別にどうって事無いんですよ。
ね、
どうして今この危険な道を歩こうとしているのか、
これはですね、国を愛する人が、ここで全員がこころをひとつにしてですね、
とりあえず被ばくを抑え込むという事に力を尽くしてもらいたい。
それ以外の事をやるとですね、本当にこの長い間美しい日本をそれこそ保ってきたのに、
ここでダメになってしまうかもしれないので、
そこは慎重に考えてもらわなきゃいけないと私は望んでいます。
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武田邦彦先生の緊急音声です。
ーーーーーー
昨日、慌てて録音していた物がちょっとコンピューターの調子が悪かったか、音が飛んでいるんですね。
それで、私も聞きづらいなと思いましたものですから、もう一回録音し直しました。
えーっと、こういうふうに変えますとね、いろんな人がいまして、
その、何か武田は「内容を変えたんじゃないか」ですとかね、
「訂正する時は訂正したと言え」とかですね、言われるんですけれども、
ま、このブログはですね、
本当に皆さんの被ばくを何とか少しでも減らせる。そういうきっかけになればという事と
私が自分の考えを整理する上でやっておりましてですね、
そんな責任問題だとか、そレから、私の場合は何か目的があってやっているんじゃないので、
目的といいますと、自分の名誉とかそういう事でやっているもんじゃないのですから、
そこのところは一応もう少し気楽に考えていただいてですね、
時々ちょっと間違いがあるかもしれないなっていうくらいにですね
まぁ、「おっちょこちょいのお父さん」と、こう言っているのですけれども、
愛情はあるけれども、少しおっちょこちょいのところもあるという位な感じで、
ちょっと、勘弁していただければと思いますが。
実はですね、大飯原発の再開問題で、保安院の会議にですね、
ま、新聞によると、
「反原発派が乱入した」と書いてあるんですけれども、
これがまた、表現が悪いんですけれども、
これについてですね、ちょっと系統的なお話しをしたい。
本当は書いた方がいいのですが、ちょっと今時間が無いものですから、録音にいたしました。
まず第一に保安院は安全問題を議論できません。
もちろん内部で議論するのは大いに結構なんですけれども、公的な議論はできません。
したがって、保安院が安全だと言ったから、それがなんかに影響を及ぼすというのはいけないわけです。
絶対にいけないんですね。
これは、原子力基本法、その他の原子力はですね、日本の原子力は、
推進と抑制という二つの機関を置いてですね、相互にはあまり連絡をしないというのが原則なんですね。
ところがこれがなし崩しになって、経産省というですね電力を推進する方のなかに、
保安院というですね、なんか、安全を見るというような感じの組織を作ったんですよ、2001年だったと思いますが。
これがですね、もともと原子力を危険にしたんですね。
安全と推進をあまり議論させちゃいけないんですよ。
どうしても推進に影響を受けますから、
したがって、安全を安全でちゃんとやるという事で作ったものですから、
まず第一に、経産省にある保安院という物をですね、
保安院ではなくて、原発推進院かなんかにしないといけないんですね。
それであくまでも、経産省と独立した組織が安全を見ないといけないんです。
ですから新聞もですね、その事はもう初歩的な事ですから、
まずは「こういうところで安全についての話をしてはいけない」という記事を書くのが、まず第一です。
これはもう、はっきりしておかなければいけないと思いますね。
それからもう一つは、これも原子力基本法で、
原子力を日本で進めるには、自主・民主・公開の三原則をすると。
で、公開の原則というのを私もずっと体験してきましたが
あらゆる会議とか、人と人との打ち合わせが、国民に見えるようにする。
つまり、闇取引をしないという事がですね、条件になっているんですね。
保安院なんかがそんなのを勝手に変えられませんよ。
これは原子力基本法ですからね。
原子力基本法をお役所が変えちゃいけないんですよ。
で、お役所はもちろん、お役人っていうのはなんかのちょっと理由を見つける訳で、
こんどは、「前の会議の時に不規則発言をした人がいるんで締め出す」と。
これ、ダメなんです。
不規則発言をした人がいて不適切であれば、
その人はちょっと別にするにしてもですね、
公開の原則というのはもっと大きなものですから、
なんか、1人がちょっと不規則な事をしたからって、
お役所ですね、たとえば経産省で1人犯罪を犯した人がいるから、経産省をつぶすという事は無いんですよ。
ま、そういうですね、へんてこな理屈をこねてはいけないと、いうことですね。
それから、悲しいのは新聞が「乱入」という言葉を使った事ですね
確かに反原発の人は非常に激しいんですよ。
私もですね、かつて困ったことが何回もありました。
つまり、冷静に議論が出来ないわけですね。
ただこれはですね、反原発の人が悪いのかっていうとそうでもないんですよ。
要するにですね、国が強引にやりますから、
強引にやるのに警察官なんか入れたりするわけですよ。
いや、それはね、反原発の人が警察を呼んだらいいんですよ。
警察っていうのは国民の見方ですから。
別にお役人の見方じゃありませんからね。
だから、もし、反原発の人が排除されそうになったら、
そこから110番をしましてね、
「原子力基本法に基づく公開の原則を破って、保安院が我々を排除しようとしているから、保安院を排除してくれ」と
こういうふうに警察に言えばいいんですね。
つまり、日本というのは警察は常に権力側に付いていると思いますけれど、
そんなことは無いんですよ。民主主義ですから。
警察は国民側に付いているんですね。
必ず国民側に付いていなければいけないんですよ。
あたりまえなんですね。
ですから新聞も「乱入」なんて書くのはですね、これは原子力基本法違反ですから。
それからもう一つはですね、
もっと、技術的に基本的な事は、
えっと、今度の福島第一原発は、まず地震で壊れて、震度6ですね。
それから、津波じゃなくて浸水で壊れたわけですね。
このことについて、大飯原発の3号機4号機がどのような基本的な事をやったかという事が問題ですが、
新聞にはなんか地震の1.8倍とか、津波の4倍とか、全然関係の無い事が書いてあるんですね。
で、これは、まことに御用学者が集まって、とにかくやるという事です。
それから最後にですね、
私は今から40年前に化学工場、コンビナートに勤めていたんです。
その時はですね、叩きこまれたのは「安全第一」という概念なんです。
実は「安全第一」という概念はですね、
損をするから、多少不安全でもいいとかですね、
製品をどうしても出さなきゃならないから、安全がちょっと危なくてもいいという事は絶対にダメだって、
徹底的に言われたんですね。
「安全は本当に大事なんだ」
だからお客さんから矢のような催促があっても、
絶対に工場が安全でなければ操業してはいけない。
「安全第一」とは、その頃こう思っていたんですね、僕が入った頃。
「安全第一」というのは建前で、こう、旗は掲げてあるけれども、本当は違うんだって心の中では思っていたんですよ。
それは全部変えられましたね。
いや、本当に安全第一なんだと、
工場長以下ですね、絶対に安全第一じゃなきゃ操業してくれないんですよ。
どんなに急いでいても。
私は「なるほど、安全第一というのはこういう事なんだ」
「人間の進歩っていうのはこういう事が大切なんだ」っていう事を、覚えましたね。
その点では、
「今度は電気がいるから安全はいい加減にする」と。
保安院という、安全を協議できない機関で協議し、
反対する人を締め出し、
そして、全然原因も対策も無く実施するというのは
まさにですね、「安全第一」じゃないんですよ。
その点では、申請した関西電力も、審査した保安院も、それに携わった先生方も
すべて、「安全第一」という事をもう一回勉強し直してもらいたいと。
ま、こういうふうに思いますね。
この問題非常に緊急を要するんで、録音にしました。
もう一つ緊急を要する事があって今日とりあえず録音を二つ出すことにします。
ーーー音声ここまで
武田先生が音が飛んで聞きにくかったとおっしゃっている
最初の録音はこちらです↓
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武田先生のこの音声のブログを転記続きを読む
ーーーーーー
昨日、慌てて録音していた物がちょっとコンピューターの調子が悪かったか、音が飛んでいるんですね。
それで、私も聞きづらいなと思いましたものですから、もう一回録音し直しました。
えーっと、こういうふうに変えますとね、いろんな人がいまして、
その、何か武田は「内容を変えたんじゃないか」ですとかね、
「訂正する時は訂正したと言え」とかですね、言われるんですけれども、
ま、このブログはですね、
本当に皆さんの被ばくを何とか少しでも減らせる。そういうきっかけになればという事と
私が自分の考えを整理する上でやっておりましてですね、
そんな責任問題だとか、そレから、私の場合は何か目的があってやっているんじゃないので、
目的といいますと、自分の名誉とかそういう事でやっているもんじゃないのですから、
そこのところは一応もう少し気楽に考えていただいてですね、
時々ちょっと間違いがあるかもしれないなっていうくらいにですね
まぁ、「おっちょこちょいのお父さん」と、こう言っているのですけれども、
愛情はあるけれども、少しおっちょこちょいのところもあるという位な感じで、
ちょっと、勘弁していただければと思いますが。
実はですね、大飯原発の再開問題で、保安院の会議にですね、
ま、新聞によると、
「反原発派が乱入した」と書いてあるんですけれども、
これがまた、表現が悪いんですけれども、
これについてですね、ちょっと系統的なお話しをしたい。
本当は書いた方がいいのですが、ちょっと今時間が無いものですから、録音にいたしました。
まず第一に保安院は安全問題を議論できません。
もちろん内部で議論するのは大いに結構なんですけれども、公的な議論はできません。
したがって、保安院が安全だと言ったから、それがなんかに影響を及ぼすというのはいけないわけです。
絶対にいけないんですね。
これは、原子力基本法、その他の原子力はですね、日本の原子力は、
推進と抑制という二つの機関を置いてですね、相互にはあまり連絡をしないというのが原則なんですね。
ところがこれがなし崩しになって、経産省というですね電力を推進する方のなかに、
保安院というですね、なんか、安全を見るというような感じの組織を作ったんですよ、2001年だったと思いますが。
これがですね、もともと原子力を危険にしたんですね。
安全と推進をあまり議論させちゃいけないんですよ。
どうしても推進に影響を受けますから、
したがって、安全を安全でちゃんとやるという事で作ったものですから、
まず第一に、経産省にある保安院という物をですね、
保安院ではなくて、原発推進院かなんかにしないといけないんですね。
それであくまでも、経産省と独立した組織が安全を見ないといけないんです。
ですから新聞もですね、その事はもう初歩的な事ですから、
まずは「こういうところで安全についての話をしてはいけない」という記事を書くのが、まず第一です。
これはもう、はっきりしておかなければいけないと思いますね。
それからもう一つは、これも原子力基本法で、
原子力を日本で進めるには、自主・民主・公開の三原則をすると。
で、公開の原則というのを私もずっと体験してきましたが
あらゆる会議とか、人と人との打ち合わせが、国民に見えるようにする。
つまり、闇取引をしないという事がですね、条件になっているんですね。
保安院なんかがそんなのを勝手に変えられませんよ。
これは原子力基本法ですからね。
原子力基本法をお役所が変えちゃいけないんですよ。
で、お役所はもちろん、お役人っていうのはなんかのちょっと理由を見つける訳で、
こんどは、「前の会議の時に不規則発言をした人がいるんで締め出す」と。
これ、ダメなんです。
不規則発言をした人がいて不適切であれば、
その人はちょっと別にするにしてもですね、
公開の原則というのはもっと大きなものですから、
なんか、1人がちょっと不規則な事をしたからって、
お役所ですね、たとえば経産省で1人犯罪を犯した人がいるから、経産省をつぶすという事は無いんですよ。
ま、そういうですね、へんてこな理屈をこねてはいけないと、いうことですね。
それから、悲しいのは新聞が「乱入」という言葉を使った事ですね
確かに反原発の人は非常に激しいんですよ。
私もですね、かつて困ったことが何回もありました。
つまり、冷静に議論が出来ないわけですね。
ただこれはですね、反原発の人が悪いのかっていうとそうでもないんですよ。
要するにですね、国が強引にやりますから、
強引にやるのに警察官なんか入れたりするわけですよ。
いや、それはね、反原発の人が警察を呼んだらいいんですよ。
警察っていうのは国民の見方ですから。
別にお役人の見方じゃありませんからね。
だから、もし、反原発の人が排除されそうになったら、
そこから110番をしましてね、
「原子力基本法に基づく公開の原則を破って、保安院が我々を排除しようとしているから、保安院を排除してくれ」と
こういうふうに警察に言えばいいんですね。
つまり、日本というのは警察は常に権力側に付いていると思いますけれど、
そんなことは無いんですよ。民主主義ですから。
警察は国民側に付いているんですね。
必ず国民側に付いていなければいけないんですよ。
あたりまえなんですね。
ですから新聞も「乱入」なんて書くのはですね、これは原子力基本法違反ですから。
それからもう一つはですね、
もっと、技術的に基本的な事は、
えっと、今度の福島第一原発は、まず地震で壊れて、震度6ですね。
それから、津波じゃなくて浸水で壊れたわけですね。
このことについて、大飯原発の3号機4号機がどのような基本的な事をやったかという事が問題ですが、
新聞にはなんか地震の1.8倍とか、津波の4倍とか、全然関係の無い事が書いてあるんですね。
で、これは、まことに御用学者が集まって、とにかくやるという事です。
それから最後にですね、
私は今から40年前に化学工場、コンビナートに勤めていたんです。
その時はですね、叩きこまれたのは「安全第一」という概念なんです。
実は「安全第一」という概念はですね、
損をするから、多少不安全でもいいとかですね、
製品をどうしても出さなきゃならないから、安全がちょっと危なくてもいいという事は絶対にダメだって、
徹底的に言われたんですね。
「安全は本当に大事なんだ」
だからお客さんから矢のような催促があっても、
絶対に工場が安全でなければ操業してはいけない。
「安全第一」とは、その頃こう思っていたんですね、僕が入った頃。
「安全第一」というのは建前で、こう、旗は掲げてあるけれども、本当は違うんだって心の中では思っていたんですよ。
それは全部変えられましたね。
いや、本当に安全第一なんだと、
工場長以下ですね、絶対に安全第一じゃなきゃ操業してくれないんですよ。
どんなに急いでいても。
私は「なるほど、安全第一というのはこういう事なんだ」
「人間の進歩っていうのはこういう事が大切なんだ」っていう事を、覚えましたね。
その点では、
「今度は電気がいるから安全はいい加減にする」と。
保安院という、安全を協議できない機関で協議し、
反対する人を締め出し、
そして、全然原因も対策も無く実施するというのは
まさにですね、「安全第一」じゃないんですよ。
その点では、申請した関西電力も、審査した保安院も、それに携わった先生方も
すべて、「安全第一」という事をもう一回勉強し直してもらいたいと。
ま、こういうふうに思いますね。
この問題非常に緊急を要するんで、録音にしました。
もう一つ緊急を要する事があって今日とりあえず録音を二つ出すことにします。
ーーー音声ここまで
武田先生が音が飛んで聞きにくかったとおっしゃっている
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01.20
Fri
・大飯原発ストレステスト意見聴取会議について
・福島第一原発2号機、内視鏡による内部調査について
・福島第一原発、ケーブルが短くて非常用電源につながず放置していた事について。
1月19日木曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
関西電力大飯原発ストレステスト意見聴取会議・傍聴人排除(会議動画)
ストレステスト会議に関するNHKのニュースと別室で行われた動画
内視鏡による2号機格納容器内の写真
1月19日に東電が公表した福島第一原子力発電所2号機内部写真
福島第1原発:非常用電源外れ 東電が事故まで4カ月放置
毎日新聞 2012年1月19日 12時59分(最終更新 1月19日 13時12分)
東京電力は19日、
福島第1原発で原子炉の状況を監視する国の装置の非常用電源が4カ月間外れ、
昨年3月の同原発の事故まで放置されていたと発表した。
事故後2時間ほど原発の状況を示すデータが送信できていなかったといい、
事故の初期対応や放射性物質の拡散予測に影響した恐れがある。
非常用電源が外れていたのは東電の「メディアコンバーター」(MC)という装置で、
原発の状況を監視する国の「緊急時対策支援システム」(ERSS)にデータを送る。
そのデータは、緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)に送信、放射性物質の拡散予測に使われる。
東電によると、事故前の10年11月、
設備更新工事で、MCを非常用電源につなごうとしたが、ケーブルが短かったため接続できず、
その後もそのままになったという。
その結果、ERSSは
東日本大震災で原発の外部電源が喪失した11年3月11日午後2時47分ごろ、データ送信が止まった。
通信網は余震で同日午後4時43分ごろにダウンしており、
非常用電源が外れていなければその間はデータ送信ができた可能性が高いという。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は記者会見で
「伝送できなかったのは初期段階のデータで、SPEEDIへの影響は少ないと推定している。
緊急性が高いと思っていなかった」と釈明した。
ERSSは、全国の原発の原子炉格納容器を監視して、事故の展開を予測する。国が155億円を投じて開発した。
【奥山智己】
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01.19
Thu
格納容器内、水面見えず=東電予測より低い水位
-2号機内視鏡調査・福島第1
時事ドットコム (2012/01/19-19:32)
経済産業省原子力安全・保安院は19日、
東京電力が同日午前、福島第1原発2号機の格納容器内を工業用内視鏡で調査したが、
格納容器内にたまった水面は確認できなかったと発表した。
事故後、1~3号機の格納容器内の様子を直接確認するのは初めて。
東電は、格納容器底部から約5メートルの高さまで水がたまっていると予測していたが、
保安院の森山善範原子力災害対策監は19日の記者会見で、
「東電が考えているよりも水面は低いと思う」と述べた。
関連ブログーー
「格納容器に穴をあけて内視鏡調査する危険性」東電記者会見1/8(部分書き出し)
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東電が公開した写真続きを読む
-2号機内視鏡調査・福島第1
時事ドットコム (2012/01/19-19:32)
経済産業省原子力安全・保安院は19日、
東京電力が同日午前、福島第1原発2号機の格納容器内を工業用内視鏡で調査したが、
格納容器内にたまった水面は確認できなかったと発表した。
事故後、1~3号機の格納容器内の様子を直接確認するのは初めて。
東電は、格納容器底部から約5メートルの高さまで水がたまっていると予測していたが、
保安院の森山善範原子力災害対策監は19日の記者会見で、
「東電が考えているよりも水面は低いと思う」と述べた。
関連ブログーー
「格納容器に穴をあけて内視鏡調査する危険性」東電記者会見1/8(部分書き出し)
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01.19
Thu
原発最長60年 国民の安全は二の次か
東京新聞 2012年1月19日
原発の寿命とは、そんないいかげんなものなのか。
四十年といっていたはずが、半月もたたぬ間に最長六十年まで延びた。
しかも基準は米国にあるという。安全への決意は一体どこへ行ったのか。
原発の寿命は原則四十年。
例外的に延長される余地はあるものの
細野豪志原発事故担当相は「四十年以上の運転は極めて難しくなった」と言い切った。
無理な延命は危険である、との認識に立つ見解ではなかったか。
その原発相が外遊中に「実質六十年は運転可」とも受け取れる、延長期間の上限が示された。一体この政府はどうなっているのかと疑いたくなるような、激しい方針のぶれである。
電力会社は、原発の老朽化を認めていない。
「高経年化」と呼び変える。部品さえ交換すれば、老朽化はありえないという、極めて特異な考え方に立っている。
たとえば関西電力美浜原発のPR施設には、
老朽化は古くなって役に立たなくなったこと。
高経年化は時間の経過を意味するもの。
安全性、信頼性維持活動を行っている以上、老朽化に至ることはない、との掲示がある。
事故を起こした福島第一原発の1~4号機は、運転開始から今年で四十一~三十四年という古い原発だ。
老朽化が事故の一因になった恐れは十分ある。
最長六十年は、米国にならって決めたという。
安全の物差しが外国頼みとは、一体どういうことなのだろう。
米国の技術者が、マークI型原子炉の欠陥を指摘したときには、一顧だにしなかった。
世界で最も長く稼働中なのは、四十五年の英国オールドベリー原発だ。
米国にも、世界にも、いまだ五十年を経験した原発はない。
米国ではコストが合わなくなった一九六〇年代以前の原発は、大半が運転を止めている。
私たちは、四十年の寿命が示された時、「四十年可の保証にするな」と主張した。
寿命の根拠が明確に示されていない上、技術への過信が呼び起こした事故が、
多くの人を今もなお、苦しめているからだ。
その過信を正せずに、将来さらに重大な事態を招くのを心底恐れるからである。
だから、もう一度繰り返す。
電力の供給不安を訴える電力業界への配慮より、
安全、安心を求める国民の、作業員たちの期待に応えるために、
原発の延命には、厳しく歯止めをかけるべきである。
私たち消費者にも、新時代に踏み出す覚悟はある。
ーーーーー
新聞記事の中でここまではっきりと書いてくれるのは
とても嬉しいです。
けれど、これが真実です。
テレビでも新聞でも、もっともっと、原発事故に関して、再稼働に関して
紙面や時間を割いて報道しなければならない事は沢山あると思います、
今が一番大事な時
事故はいまだ継続中であることを忘れないように
世間の人々に広めていきたいのです。
東京新聞 2012年1月19日
原発の寿命とは、そんないいかげんなものなのか。
四十年といっていたはずが、半月もたたぬ間に最長六十年まで延びた。
しかも基準は米国にあるという。安全への決意は一体どこへ行ったのか。
原発の寿命は原則四十年。
例外的に延長される余地はあるものの
細野豪志原発事故担当相は「四十年以上の運転は極めて難しくなった」と言い切った。
無理な延命は危険である、との認識に立つ見解ではなかったか。
その原発相が外遊中に「実質六十年は運転可」とも受け取れる、延長期間の上限が示された。一体この政府はどうなっているのかと疑いたくなるような、激しい方針のぶれである。
電力会社は、原発の老朽化を認めていない。
「高経年化」と呼び変える。部品さえ交換すれば、老朽化はありえないという、極めて特異な考え方に立っている。
たとえば関西電力美浜原発のPR施設には、
老朽化は古くなって役に立たなくなったこと。
高経年化は時間の経過を意味するもの。
安全性、信頼性維持活動を行っている以上、老朽化に至ることはない、との掲示がある。
事故を起こした福島第一原発の1~4号機は、運転開始から今年で四十一~三十四年という古い原発だ。
老朽化が事故の一因になった恐れは十分ある。
最長六十年は、米国にならって決めたという。
安全の物差しが外国頼みとは、一体どういうことなのだろう。
米国の技術者が、マークI型原子炉の欠陥を指摘したときには、一顧だにしなかった。
世界で最も長く稼働中なのは、四十五年の英国オールドベリー原発だ。
米国にも、世界にも、いまだ五十年を経験した原発はない。
米国ではコストが合わなくなった一九六〇年代以前の原発は、大半が運転を止めている。
私たちは、四十年の寿命が示された時、「四十年可の保証にするな」と主張した。
寿命の根拠が明確に示されていない上、技術への過信が呼び起こした事故が、
多くの人を今もなお、苦しめているからだ。
その過信を正せずに、将来さらに重大な事態を招くのを心底恐れるからである。
だから、もう一度繰り返す。
電力の供給不安を訴える電力業界への配慮より、
安全、安心を求める国民の、作業員たちの期待に応えるために、
原発の延命には、厳しく歯止めをかけるべきである。
私たち消費者にも、新時代に踏み出す覚悟はある。
ーーーーー
新聞記事の中でここまではっきりと書いてくれるのは
とても嬉しいです。
けれど、これが真実です。
テレビでも新聞でも、もっともっと、原発事故に関して、再稼働に関して
紙面や時間を割いて報道しなければならない事は沢山あると思います、
今が一番大事な時
事故はいまだ継続中であることを忘れないように
世間の人々に広めていきたいのです。
01.19
Thu
2012年1月18日の
関西電力大飯原発ストレステスト意見聴取会議・傍聴人排除会議動画を聞いていたら、
突然枝野さんが入ってきて何やら語り始めました。
ものすごく不快な気持になりました。
会議の途中突然Σ(゚д゚lll)
14:02~

枝野
えー、あのー、途中でございますが、
あのー、
改めまして委員の先生方にお詫びを申し上げたくやってまいりました。
本当に、本日は特に、あの前回にもあのそういった事があったというふうにえ、伺っておりますが、
特に本日は、大変委員の皆様方には
あの、ご迷惑をおかけして、不快な思いをさせた事を
えーー、えーー、経産大臣として、心よりお詫び申し上げます。

本当に申し訳ございません

(画面から姿が消えるほどの、深々としたお辞儀)
もう、言うまでもなくこの会は、保安院が行っているチェックを、
専門家のみなさんに、科学的専門的な見地からご意見を承り、
それを委員のみなさんを通して、場合によってはごにょごにょ(聞き取れない)いただくことが
安全性について、委員のみなさん以外の方、
国民の皆さんにも色々な形で理解を
安全なのか安全で無いのかという事を理解していくうえで
あの、必要な、まさに専門的な議論を戦わせていただくわけですけれども
こういう事で皆様方にお願いしておりますが、
ま、残念ながらそういった趣旨、ご理解を頂けない、なかでですね、
このような、今日のような結果になった事は大変、本当に、残念でありますし、
申し訳ないと思って、おります。
あの、おお、ただ、あの~、ぜひ
専門家のみなさんに専門的の知見から厳しくですね、
保安院の方とチェックが、これで本当に大丈夫なのかどうか、
いう事を国民の皆さんに知っていただける形で、ご披露いただくという事は大変重要な事だと思っておりますので、
大変御不快な思いをさせて申し訳ありませんが、
引き続き、よろしくお願いし申し上げたいと思います。
また、あの、今回は、
あー、あー、リアルタイムで、えー、見ていただく事が、効果があると思っておりましたが、
あの、民間の映像配信業者のみなさんも、
おー、ご協力といいますか、ご尽力によって、
あのこれも、リアルタイムでネットでの中継をしていただいているというふうに報告を受けました。
あの~また、あのー、引き続き、あのー、
専門的な見地から、あのー、本当に厳しく、えーーチェックをしていただくようお願いして、
重ねてお詫びを申し上げまして、あの、お詫びとしましたけれども、
大臣としての、あのー、お詫びとさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

16:10
ーーーーーーーーー
枝野は何回謝っただろうか?
数えたくもないほどの回数謝っていましたね。
このひと、
国民に一回でもこのように深々と頭を下げて謝りましたか?
「直ちに影響が無い」と言い続けて、
無駄な被ばくを国民にさせ続けた罪に対して、
謝っていないですよね。
たしか、汚染牛の件も「ずっと食べ続けるとは言っていない」などと、
言い訳していた気がする。
へぇ~
こんなに平謝りに謝るんだ
なんで?
昨日の国民の抗議、どこが悪かったの?
傍聴させないと言った保安員が悪いのでは?
謝る相手を間違えています。
昨日謝るのならば、外にいる国民に向かって、
「傍聴できずにごめんなさい」と謝るべきです。
本当に、枝野さんの言うように
専門家のみなさんが専門的の知見から厳しくチェックが出来ているのか・・・
どのようにチェックしているのか・・・
確認したほうがいいと思います。
ーこの大臣の姿勢に全てが凝縮されていて、何が大事なのかが良くわかる気がします。ー
関西電力大飯原発ストレステスト意見聴取会議・傍聴人排除会議動画を聞いていたら、
突然枝野さんが入ってきて何やら語り始めました。
ものすごく不快な気持になりました。
会議の途中突然Σ(゚д゚lll)
14:02~

枝野
えー、あのー、途中でございますが、
あのー、
改めまして委員の先生方にお詫びを申し上げたくやってまいりました。
本当に、本日は特に、あの前回にもあのそういった事があったというふうにえ、伺っておりますが、
特に本日は、大変委員の皆様方には
あの、ご迷惑をおかけして、不快な思いをさせた事を
えーー、えーー、経産大臣として、心よりお詫び申し上げます。

本当に申し訳ございません

(画面から姿が消えるほどの、深々としたお辞儀)
もう、言うまでもなくこの会は、保安院が行っているチェックを、
専門家のみなさんに、科学的専門的な見地からご意見を承り、
それを委員のみなさんを通して、場合によってはごにょごにょ(聞き取れない)いただくことが
安全性について、委員のみなさん以外の方、
国民の皆さんにも色々な形で理解を
安全なのか安全で無いのかという事を理解していくうえで
あの、必要な、まさに専門的な議論を戦わせていただくわけですけれども
こういう事で皆様方にお願いしておりますが、
ま、残念ながらそういった趣旨、ご理解を頂けない、なかでですね、
このような、今日のような結果になった事は大変、本当に、残念でありますし、
申し訳ないと思って、おります。
あの、おお、ただ、あの~、ぜひ
専門家のみなさんに専門的の知見から厳しくですね、
保安院の方とチェックが、これで本当に大丈夫なのかどうか、
いう事を国民の皆さんに知っていただける形で、ご披露いただくという事は大変重要な事だと思っておりますので、
大変御不快な思いをさせて申し訳ありませんが、
引き続き、よろしくお願いし申し上げたいと思います。
また、あの、今回は、
あー、あー、リアルタイムで、えー、見ていただく事が、効果があると思っておりましたが、
あの、民間の映像配信業者のみなさんも、
おー、ご協力といいますか、ご尽力によって、
あのこれも、リアルタイムでネットでの中継をしていただいているというふうに報告を受けました。
あの~また、あのー、引き続き、あのー、
専門的な見地から、あのー、本当に厳しく、えーーチェックをしていただくようお願いして、
重ねてお詫びを申し上げまして、あの、お詫びとしましたけれども、
大臣としての、あのー、お詫びとさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

16:10
ーーーーーーーーー
枝野は何回謝っただろうか?
数えたくもないほどの回数謝っていましたね。
このひと、
国民に一回でもこのように深々と頭を下げて謝りましたか?
「直ちに影響が無い」と言い続けて、
無駄な被ばくを国民にさせ続けた罪に対して、
謝っていないですよね。
たしか、汚染牛の件も「ずっと食べ続けるとは言っていない」などと、
言い訳していた気がする。
へぇ~
こんなに平謝りに謝るんだ
なんで?
昨日の国民の抗議、どこが悪かったの?
傍聴させないと言った保安員が悪いのでは?
謝る相手を間違えています。
昨日謝るのならば、外にいる国民に向かって、
「傍聴できずにごめんなさい」と謝るべきです。
本当に、枝野さんの言うように
専門家のみなさんが専門的の知見から厳しくチェックが出来ているのか・・・
どのようにチェックしているのか・・・
確認したほうがいいと思います。
ーこの大臣の姿勢に全てが凝縮されていて、何が大事なのかが良くわかる気がします。ー
01.19
Thu
福井県にある関西電力大飯原子力発電所の3号機と4号機についての
ストレステスト意見聴取会中の経産省の内と外のYoutubeがありました。
傍聴人を排除し、後藤政志ほかの委員が欠席するなか行われた会議の様子です。
2012年1月18日
別室で行われた会議の内容全て
ストレステスト会議 開催できず
1月18日 18時8分 動画あり
原子力発電所の運転再開の判断の前提となる
「ストレステスト」の結果を専門家が議論する原子力安全・保安院の18日の会議は、
会議室での傍聴が認められなかったことなどから
運転再開に反対する人たちが会議室に入り込んで抗議を続け、
予定から2時間半以上たっても開催できない異例の事態となっています。

経済産業省の原子力安全・保安院は、18日午後4時15分から省内の会議室で専門家会議を開き、
福井県にある関西電力大飯原子力発電所の3号機と4号機の
運転再開の判断の前提となるストレステストの結果について、最終的な議論をする予定でした。
ところが、保安院が以前の会議で傍聴者から進行を妨げるような発言があったとして、
会議室での傍聴を認めず、別室でモニターでの傍聴としたことなどから、
原発の運転再開に反対する人たちなどおよそ20人が午後4時すぎから会議室に入り込んで抗議を続け、
予定から2時間半以上たっても開催できない異例の事態が続いています。
会議室では、原発の運転再開に慎重な一部の専門家を除いて大半の委員が午後6時までに会議室を退出し、
抗議をしている人たちがその場に残り続けています。原子力安全・保安院は今後の対応を検討しています。

これについて、枝野経済産業大臣は、午後5時半すぎから急きょ記者会見し、
会議が平穏な形で開催されないのは到底容認できないとして強く非難しました。
この中で、枝野経済産業大臣は
「原発の再稼働は反対だなどという意見は重く受け止めなければならない。私も大臣という立場を離れ、心情的には、
原発の再稼働については限りなく慎重であるべきだと主張している皆さんの信条にかなり近い」と述べました。
そのうえで、枝野大臣は
「政治的に決めるプロセスなら、デモは政治行動としてありうるが、
この会議は科学的、専門的な知見から安全性を議論する場であり、平穏に開催されないのは到底容認できない」
と述べ、今回の抗議行動は容認できないという考えを示すとともに、
会議の専門家にはいったん会場から退出してもらい、できるだけ速やかに再開したいという考えを示しました。
ストレステスト 別室で会議始まる
1月18日 20時7分
原子力発電所の運転再開の判断の前提となる
「ストレステスト」の結果を専門家が議論する原子力安全・保安院の18日の会議は、
会議室での傍聴が認められなかったことなどに対し運転再開に反対する人たちが抗議を続けたため、
3時間半余りにわたって開催できませんでしたが、別の会議室を使って午後8時前から会議が始まりました。
しかし、運転再開に慎重な一部の委員は欠席しています。
経済産業省の原子力安全・保安院は、18日午後4時15分から省内の会議室で専門家会議を開き、
福井県にある関西電力大飯原子力発電所の3号機と4号機の
運転再開の判断の前提となるストレステストの結果について、最終的な議論をする予定でした。
ところが、以前の会議で傍聴者から進行を妨げるような発言があったとして、
原子力安全・保安院が会議室での傍聴を認めず、別室でモニターでの傍聴としたことなどから、
原発の運転再開に反対する人たちなどおよそ20人が会議室に入り込んで抗議を続け、3
時間半余りにわたって会議を始められない状態が続きました。
結局、別の会議室が用意され、午後7時50分ごろから、
やはり会議室での傍聴を認めない状態で会議が始まりましたが、
原発の運転再開に慎重な一部の委員は、「傍聴人を閉め出すのはおかしい」などとして欠席しています。
原子力安全・保安院は、18日の会議で大飯原発の2基について、
「テストの方法は妥当だ」とする評価を示す方針ですが、
原発の運転再開を議論する重要な会議が大きく混乱する事態となりました。
この後枝野大臣は別室での会議に謝罪に行きました。
国民を締め出したストレステストの会議中「謝りに来た」枝野大臣(動画&書き出し)
<関係ブログ>
ストレステスト初評価「大飯原発3・4号機」1/18稼働は地元の判断!
そして、東京電力も!!

続きを読む
・SPEEDI 住民公表の9日も前に米軍に提供(文科省)
・SPEEDI は信頼性が低い(内閣府原子力安全委員会の作業部会)
・原発40年廃炉→60年稼働(内閣官房原子力安全規制組織等改革準備室)
1月18日水曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
拡散予測先に米軍へ 住民公表9日遅れ
東京新聞 2012年1月17日 朝刊
文部科学省の渡辺格科学技術・学術政策局次長は十六日、
福島第一原発から放射性物質がどう拡散するか
緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による試算結果を、
事故直後の昨年三月十四日、外務省を通じて米軍に提供していたことを明らかにした。
試算結果が公表されたのは、米軍への提供より九日も遅い三月二十三日のことだった。
公表が遅れたため、住民の避難が遅れ、放射性物質が拡散する方面に避難した人もおり、
無用の被ばくを招いたと批判されてきた。
その一方で、米国側には早い段階で連絡していたことになる。
十六日に開かれた国会の事故調査委員会で、委員からの質問に答える形で、渡辺氏が明らかにした。
渡辺氏は
「(事故対応を)米軍に支援してもらうためだった。公表という認識ではなかった。
(住民ら国内への公表は)原子力災害対策本部で検討しており遅くなった」と釈明した。
避難判断にSPEEDI使わず…安全委が改定案
読売新聞 1月18日(水)11時37分配信
原子力防災指針の改定を検討している内閣府原子力安全委員会の作業部会は18日、
原発事故で住民の避難判断をする際、
放射性物質拡散予測システム「SPEEDI(スピーディ)」は信頼性が低いため使わず、
実測した放射線量などをもとに判断するという見直し案をまとめた。
「スピーディの予測は不確実性が大きく、緊急時の活用は困難」というのが見解。
「予測情報が提供されていれば、より適切な避難経路などを選ぶことができた」とする
政府の東京電力福島第一原子力発電所事故調査・検証委員会の
中間報告書(昨年12月)の指摘と対立するもので、議論を呼びそうだ。
現行の原子力防災指針では、
「スピーディの情報や事故状況などを基に、
50ミリ・シーベルト以上の被曝(ひばく)が予測される場合に、避難指示を出す」となっているが、
実際の住民の避難指示には活用されず、批判されていた。
「原発60年動かす」って政府が言いだした。
11/29日に小出先生はこの日を予言していた。
原発:40年廃炉、一転「60年」容認へ 政府が方針のニュース。
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・SPEEDI は信頼性が低い(内閣府原子力安全委員会の作業部会)
・原発40年廃炉→60年稼働(内閣官房原子力安全規制組織等改革準備室)
1月18日水曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
拡散予測先に米軍へ 住民公表9日遅れ
東京新聞 2012年1月17日 朝刊
文部科学省の渡辺格科学技術・学術政策局次長は十六日、
福島第一原発から放射性物質がどう拡散するか
緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による試算結果を、
事故直後の昨年三月十四日、外務省を通じて米軍に提供していたことを明らかにした。
試算結果が公表されたのは、米軍への提供より九日も遅い三月二十三日のことだった。
公表が遅れたため、住民の避難が遅れ、放射性物質が拡散する方面に避難した人もおり、
無用の被ばくを招いたと批判されてきた。
その一方で、米国側には早い段階で連絡していたことになる。
十六日に開かれた国会の事故調査委員会で、委員からの質問に答える形で、渡辺氏が明らかにした。
渡辺氏は
「(事故対応を)米軍に支援してもらうためだった。公表という認識ではなかった。
(住民ら国内への公表は)原子力災害対策本部で検討しており遅くなった」と釈明した。
避難判断にSPEEDI使わず…安全委が改定案
読売新聞 1月18日(水)11時37分配信
原子力防災指針の改定を検討している内閣府原子力安全委員会の作業部会は18日、
原発事故で住民の避難判断をする際、
放射性物質拡散予測システム「SPEEDI(スピーディ)」は信頼性が低いため使わず、
実測した放射線量などをもとに判断するという見直し案をまとめた。
「スピーディの予測は不確実性が大きく、緊急時の活用は困難」というのが見解。
「予測情報が提供されていれば、より適切な避難経路などを選ぶことができた」とする
政府の東京電力福島第一原子力発電所事故調査・検証委員会の
中間報告書(昨年12月)の指摘と対立するもので、議論を呼びそうだ。
現行の原子力防災指針では、
「スピーディの情報や事故状況などを基に、
50ミリ・シーベルト以上の被曝(ひばく)が予測される場合に、避難指示を出す」となっているが、
実際の住民の避難指示には活用されず、批判されていた。
「原発60年動かす」って政府が言いだした。
11/29日に小出先生はこの日を予言していた。
原発:40年廃炉、一転「60年」容認へ 政府が方針のニュース。
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01.19
Thu
きーこの「今日の三枚おろし」
原子力発電について考えてみた♪
ーーーーー
原発の事、どうやって褒めたらいいのかすごーく悩みました。
ほめて褒めて褒めまくりたかったけど、
ほめ方が足りなかったでしょうか?
これじゃあ、まだまだ修行が足りない感じですね。
なんといっても、思っていない事を話すのって結構難しいです。
これじゃぁ、原発推進派の心を変える事はまだまだ・・・無理そうw
武田鉄矢さんに弟子入りして、テクニックをもっと勉強しなくっちゃd(◕‿-。) ネ❤
ლ (。◕ˇε ˇ◕。ლ)ガンバル!!
話していることの内容は
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原子力発電について考えてみた♪
ーーーーー
原発の事、どうやって褒めたらいいのかすごーく悩みました。
ほめて褒めて褒めまくりたかったけど、
ほめ方が足りなかったでしょうか?
これじゃあ、まだまだ修行が足りない感じですね。
なんといっても、思っていない事を話すのって結構難しいです。
これじゃぁ、原発推進派の心を変える事はまだまだ・・・無理そうw
武田鉄矢さんに弟子入りして、テクニックをもっと勉強しなくっちゃd(◕‿-。) ネ❤
ლ (。◕ˇε ˇ◕。ლ)ガンバル!!
話していることの内容は

01.18
Wed
「脱原発世界会議」では
放射能汚染には国境がない
世界中で原発を止めていくことこそが、これからの未来の姿
わたしも、もちろん、
その方向に今すぐにでも動きださなければ
今後大変な事になってしまうと思っています。
そんな中、
日本政府が各国に原発を売り込む事にものすごく不快感を感じています
下記の番組では、初めて原発を導入するという
ヨルダンとベトナムの取材をしていました。
原発の事故が起こるか否かよりも
ヨルダンとベトナムで原発を導入する事により
原発の作業員として否応なく被曝させられる人間がまた、増えてしまう事を考えてしまいました。
貧しい人々がそこで働き、ボロボロに使い捨てにされていくようすが簡単に想像できます。
処理の出来ないごみは世界中でこれからますます増え続け、
人間は原子力という化け物にいつか全て殺されていく。
そんな未来だって、容易に見えます。
日本が売り込まなくても、
他国から原発を買うのかもしれません。
だけど、これ以上はやめてほしいと、わたしは
悲鳴のように叫びたいのです。
ーーーーー
日本からの原発輸出に抗議するヨルダンの人々
動き出した「原発輸出」
ヨルダン 期待と不安
政府が新成長戦略の柱としてきた原発の輸出。
福島第一原発の事故から9カ月、再び動き出そうとしています。
日本が輸出先の国とかわした原子力協定が、先週国会で承認されました。
このうちベトナムでは日本企業の受注が決まっています。
ベトナムの次に政府が期待しているのが、中東のヨルダンです。

ヨルダン初の原発の受注を日本は官民挙げて目指してきました。
ヨルダンでは、政府が日本の技術に期待する一方、住民の間では不安も広がっています。
ーーヨルダン アンマン
辻浩平(報告)
中東のイラクやサウジアラビア等の産油国に囲まれながら、
原油を産出せずエネルギー資源のほとんどを輸入に頼ってきたヨルダン
電力の自給率を高めるため、原発を建設する事が、悲願となってきました。
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つづく続きを読む
放射能汚染には国境がない
世界中で原発を止めていくことこそが、これからの未来の姿
わたしも、もちろん、
その方向に今すぐにでも動きださなければ
今後大変な事になってしまうと思っています。
そんな中、
日本政府が各国に原発を売り込む事にものすごく不快感を感じています
下記の番組では、初めて原発を導入するという
ヨルダンとベトナムの取材をしていました。
原発の事故が起こるか否かよりも
ヨルダンとベトナムで原発を導入する事により
原発の作業員として否応なく被曝させられる人間がまた、増えてしまう事を考えてしまいました。
貧しい人々がそこで働き、ボロボロに使い捨てにされていくようすが簡単に想像できます。
処理の出来ないごみは世界中でこれからますます増え続け、
人間は原子力という化け物にいつか全て殺されていく。
そんな未来だって、容易に見えます。
日本が売り込まなくても、
他国から原発を買うのかもしれません。
だけど、これ以上はやめてほしいと、わたしは
悲鳴のように叫びたいのです。
ーーーーー
日本からの原発輸出に抗議するヨルダンの人々
動き出した「原発輸出」
ヨルダン 期待と不安
政府が新成長戦略の柱としてきた原発の輸出。
福島第一原発の事故から9カ月、再び動き出そうとしています。
日本が輸出先の国とかわした原子力協定が、先週国会で承認されました。
このうちベトナムでは日本企業の受注が決まっています。
ベトナムの次に政府が期待しているのが、中東のヨルダンです。

ヨルダン初の原発の受注を日本は官民挙げて目指してきました。
ヨルダンでは、政府が日本の技術に期待する一方、住民の間では不安も広がっています。
ーーヨルダン アンマン
辻浩平(報告)
中東のイラクやサウジアラビア等の産油国に囲まれながら、
原油を産出せずエネルギー資源のほとんどを輸入に頼ってきたヨルダン
電力の自給率を高めるため、原発を建設する事が、悲願となってきました。
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01.18
Wed
「経済産業省原子力安全・保安院は18日午後に専門家の意見聴取会を開き」とありますが、
意見なんか関係なく、下記の泊の時のように読み上げただけで「妥当」と認めるのでしょうね。
<参考>
泊原発3号機の本格運転再開は許せない!
原子力安全委員会臨時会議 (内容一部書き出し)
ーーーーー
大飯原発3・4号機、耐性調査「妥当」評価へ 18日午後公表
日本経済新聞 2012/1/18 10:52
経済産業省原子力安全・保安院は18日午後に専門家の意見聴取会を開き、
関西電力が提出した大飯原子力発電所(福井県おおい町)3、4号機の
ストレステスト(耐性調査)結果を「妥当」と認める評価案を公表する。
23~31日に来日する国際原子力機関(IAEA)調査団の助言も踏まえて国が再稼働の最終判断を示すが、
実際の再稼働には原発の立地自治体の了解が必要となる。
IAEA調査団は原子力の専門家ら約10人。
25日から大飯原発も訪れ、ストレステストの評価手法が適切かどうかなどを調べる。
保安院は調査団の助言を反映した評価を原子力安全委員会に報告。
その後、野田佳彦首相らが政治判断で再稼働の是非を決める。
しかし地元の福井県では、西川一誠知事が「ストレステストだけでは不十分」と表明。
福島第1原発の事故を踏まえた、暫定的な安全基準の策定などを求めている。
いつ再稼働できるかは、地元の意向に左右される。
ーーーー
今や原発は地元だけの問題とは思えません。
地元の意向のみで稼働するかしないかというのって、
どう考えても、変だと思います。
ーーーー
たねまきJ「原発検査、原案まる写し・ストレステストの実態」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)1/11より
EU(欧州連合)のストレステストの評価を担当したブルガリアのゲオルギ・カスチエフ博士が、
大阪市(9日、大阪市)でこのほど開かれた集会で
「ストレステストには評価基準がなく、原発が安全になるわけではない」と
大飯原発(福井県)などの運転再開に懸念を示した。
カスチエフ博士はEUのストレステストについて
「人的ミスや複合要因、老朽化などは対象外で(想定を超える事態に耐える)頑強性の基準もない」
「(日本と同様に)原発は安全と言ってきた事業者や行政がテストを実施、評価しており、技術も責任能力もない」
と指摘した。
日本のストレステストについても
「なぜ原発事故の原因究明を先行させないのか。
3月11日の前に福島原発のストレステストを実施していたら、問題ないとしていただろう。
ストレステストで原発は安全になるわけではない」と批判した。
小出:
要するに、これまで日本の原子力発電所というのは、
たとえば原子炉立地指針審査であるとか、
さまざまな指針、国が決めた指針に乗っ取って、安全審査を受けて、
これならOKだと言って、お墨付きをもらってきたわけですね。
ところが、そうであった筈の福島第一原子力発電所で、実際に事故が起きてしまった訳ですから、
これまでの指針が意味をなさなかったという事が、少なくても事実としてわかってしまったわけです。
で、そうなれば今までの指針をこれから適用するという事は出来ないわけですから、
だから、ストレステストをやらなければいけないという話になったのですね。
でも、そのストレステスト自身が、単なるコンピューターのシュミレーションでしかありませんし、
そのシュミレーションというのは、想定した事に対して計算するのであって、
想定できないような事、ま、人為的ミスですとかね、
そういうような事に関しては、もう、「何にもしない」という事になってしまうんですね。
ですから結局今までやってきた安全審査、各種の指針に基づいた安全審査と、
言ってみれば同じ事をまたやって、
それで、「安全性を確認した」というような、いい訳を作るためにやろうとしているわけです。
意見なんか関係なく、下記の泊の時のように読み上げただけで「妥当」と認めるのでしょうね。
<参考>
泊原発3号機の本格運転再開は許せない!
原子力安全委員会臨時会議 (内容一部書き出し)
ーーーーー
大飯原発3・4号機、耐性調査「妥当」評価へ 18日午後公表
日本経済新聞 2012/1/18 10:52
経済産業省原子力安全・保安院は18日午後に専門家の意見聴取会を開き、
関西電力が提出した大飯原子力発電所(福井県おおい町)3、4号機の
ストレステスト(耐性調査)結果を「妥当」と認める評価案を公表する。
23~31日に来日する国際原子力機関(IAEA)調査団の助言も踏まえて国が再稼働の最終判断を示すが、
実際の再稼働には原発の立地自治体の了解が必要となる。
IAEA調査団は原子力の専門家ら約10人。
25日から大飯原発も訪れ、ストレステストの評価手法が適切かどうかなどを調べる。
保安院は調査団の助言を反映した評価を原子力安全委員会に報告。
その後、野田佳彦首相らが政治判断で再稼働の是非を決める。
しかし地元の福井県では、西川一誠知事が「ストレステストだけでは不十分」と表明。
福島第1原発の事故を踏まえた、暫定的な安全基準の策定などを求めている。
いつ再稼働できるかは、地元の意向に左右される。
ーーーー
今や原発は地元だけの問題とは思えません。
地元の意向のみで稼働するかしないかというのって、
どう考えても、変だと思います。
ーーーー
たねまきJ「原発検査、原案まる写し・ストレステストの実態」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)1/11より
EU(欧州連合)のストレステストの評価を担当したブルガリアのゲオルギ・カスチエフ博士が、
大阪市(9日、大阪市)でこのほど開かれた集会で
「ストレステストには評価基準がなく、原発が安全になるわけではない」と
大飯原発(福井県)などの運転再開に懸念を示した。
カスチエフ博士はEUのストレステストについて
「人的ミスや複合要因、老朽化などは対象外で(想定を超える事態に耐える)頑強性の基準もない」
「(日本と同様に)原発は安全と言ってきた事業者や行政がテストを実施、評価しており、技術も責任能力もない」
と指摘した。
日本のストレステストについても
「なぜ原発事故の原因究明を先行させないのか。
3月11日の前に福島原発のストレステストを実施していたら、問題ないとしていただろう。
ストレステストで原発は安全になるわけではない」と批判した。
小出:
要するに、これまで日本の原子力発電所というのは、
たとえば原子炉立地指針審査であるとか、
さまざまな指針、国が決めた指針に乗っ取って、安全審査を受けて、
これならOKだと言って、お墨付きをもらってきたわけですね。
ところが、そうであった筈の福島第一原子力発電所で、実際に事故が起きてしまった訳ですから、
これまでの指針が意味をなさなかったという事が、少なくても事実としてわかってしまったわけです。
で、そうなれば今までの指針をこれから適用するという事は出来ないわけですから、
だから、ストレステストをやらなければいけないという話になったのですね。
でも、そのストレステスト自身が、単なるコンピューターのシュミレーションでしかありませんし、
そのシュミレーションというのは、想定した事に対して計算するのであって、
想定できないような事、ま、人為的ミスですとかね、
そういうような事に関しては、もう、「何にもしない」という事になってしまうんですね。
ですから結局今までやってきた安全審査、各種の指針に基づいた安全審査と、
言ってみれば同じ事をまたやって、
それで、「安全性を確認した」というような、いい訳を作るためにやろうとしているわけです。
自家発電を新しく作る企業、東電エリアから別の場所に移転する企業、PPSへの移行。
大手の企業はそれが出来るけれども、一番弱い中小、零細企業はモロ東電の値上げの負担をかぶる。
東電は「大口のお客様」に逃げられたら、このニュースの額を見るとかなりの損になりそうです。
値上げをしたら、値上げ前よりも、かき集めるお金が少なくなりそうですね、東電さん。( ´艸`)イイキミ~YO♪
・・・・∑(゚Θ゚)あッ!!
企業が逃げちゃったら、他から電気を買えない規制部門の私達への負担を重くしたりして・・・
ヾ(´゚Д゚`;)ゝット・・・東電ならやりかねない・・・
こうやって、何時だって、弱い人だけが苦しまなきゃいけない構図になっている。
ーーーーーー
東電値上げに企業反発 生産移管・自家発電で離反も
日本経済新聞 2012/1/18 2:03
■経常益1.5%押し下げ
東京電力による企業向け料金の引き上げは企業収益に重くのしかかる。
デフレが続くなか、企業はコストの増加分を消費者に転嫁しにくい。
SMBC日興証券の試算によると、今回の東電の値上げは、全上場企業の経常利益を1.5%押し下げる要因になる。
産業界の反発は強く、一部の企業は自家発電の増設や独立系電力事業者への乗り換えで「東電離れ」を検討し始めた。
自動車業界では乗用車の平均的な工場では年間10億円前後の電気料金がかかるとされ、
東電管内では1工場あたり年間1億~2億円のコスト増になる。
東電管内には日産自動車や富士重工業、ホンダなどが工場を持つ。
群馬県などに工場を持つ富士重は年間の電力コストが工場や事務所を含めた会社全体で数億円増えるという。
同社は群馬の2工場で自家発電設備を導入し、使用電力の半分を賄っている。
今夏には本工場(太田市)にも導入する。
ホンダも埼玉県に建設中の新工場に大規模な太陽光発電設備を設置する。
自家発電は東電からの買電に比べ割高だが、節電努力との組み合わせでコスト増を抑制する。
■東電よりも割安
化粧品のコーセーは主力の群馬工場(群馬県伊勢崎市)に、
7月をメドに数億円を投じて自家発電装置を導入。
ピークの使用電力の約半分を賄う。今回の値上げで東電からの購入より自家発電の方が割安になるという。
値上げを嫌い、東電管外への生産移管を検討する企業もある。
電炉大手の東京製鉄はH形鋼を生産する宇都宮工場(宇都宮市)で、
夜間の電気料金が2011年12月時点と比べ約4割上昇する見通し。
東鉄は「夜間電力の使用などで協力してきたにもかかわらず、一律の大幅な値上げは非常に遺憾」とし、
仮にこの幅の値上げが実行されれば、生産の一部を西日本に移管することも検討する。
経営体力の弱い中小企業は値上げの影響を大きく受ける。
製造工程に電炉を使う鋳物の事業者はコストに占める電力の割合が5%前後と高い。
埼玉県川口市などの鋳物事業者137社で組織する川口鋳物工業協同組合では
「電気代が上昇すれば、廃業を迫られるケースも出てくるかもしれない」(岡田光雄事務局長)と懸念している。
「これだけ値上げするのなら、独立系事業会社からの購買拡大に向けて交渉のピッチを上げる」(大手百貨店)と
「東電離れ」を宣言する企業もある。
今回の値上げで電力小売りの新規参入組の特定規模電気事業者(PPS)との取引を増やす企業が増えるとみられる。
東電は00年以降の電力自由化で、管内の約410万キロワット(1万5千件)をPPSに奪われた。
今後、PPSへの移行が加速する可能性がある。
■他電力と契約も
関西電力など他電力会社の参入事例は東電管内ではまだ起きていないが、
価格差が固定化すれば「東電以外と契約する企業が出てくるだろう」(電力大手)という見方もある。
収益の圧迫は設備投資の抑制につながる。
東日本旅客鉄道(JR東日本)は使用電力の約4割を東電などから購入しているもよう。
同社の動力費は12年3月期見込みで610億円。電力値上げはコスト増に直結する。
非鉄では三菱マテリアルが埼玉県内などに拠点を持つセメント事業で影響が出そうだ。
原子力発電所の停止で燃料費が上昇している関電や東北電力は今のところ値上げを検討していない。
すべての原発が停止している東北電は「復興にマイナスの影響を与えるため可能な限り値上げを回避したい」としている。
しかし原発停止が長引けば状況が変わる可能性はある。
「他電力も追随値上げするとの連想が働けば企業の海外移転が進む」
(みずほ総合研究所の山本康雄シニアエコノミスト)との指摘もある。

1月6日に細野豪志・原発事故担当相は「原発を運転開始から40年で原則廃炉とし、
東京電力福島第1原発事故のような過酷事故(シビアアクシデント)対策を事業者に義務付ける」
ことなどを盛り込んだ原子炉等規制法改正案の骨子を発表した。
そんなニュースが流れたばかりです。
(この件に関しての小出先生の意見は下記たねまきジャーナルで聞く事が出来ます。)
たねまきJ「住民投票・原発40年で廃炉・4号機の今は?最悪のシナリオ」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)1/9
それなのに、舌の根も乾かないうちに、60年原発を動かそうとする動きが出てきていると知って、
とにかくもう、ビックリしています。
下記にニュースを紹介。
ーーーーー
原発:40年廃炉、一転「60年」容認へ 政府が方針
毎日新聞 2012年01月18日 00時48分
政府は17日、原則40年で廃炉にすると公表していた原発の運転期間について
「20年を超えない期間、1回に限り延長を可能とする」との方針を新たに明らかにした。
今月6日に細野豪志環境相が「40年で廃炉」方針を公表した際には例外もあり得るとの見解を示していたが、
年数は明らかにしていなかった。
この「例外規定」が適用されれば、国内で今後認められる原発の運転期間は最長60年となる。【江口一】
政府は、24日に召集される通常国会に関連法案を提出し、4月1日施行を目指す。
内閣官房原子力安全規制組織等改革準備室によると、
関連法案では、原子炉等規制法に「40年」の運転期間制限を明記する一方、
「環境相の認可を受けて20年を超えない期間、1回に限り延長を可能とする」との規定を追加する。
具体的な期間は、20年を上限に政令で定める。
延長の考え方は米国を踏襲したもの。
米国では法律で認められた40年の運転期間の後、
交換困難な機器類の劣化対策を確認し、原子力規制委員会の許可が得られれば、
最長20年の延長が何度でも認められる。
同準備室は「国際的な動向を参考にした」と説明する。
細野氏は6日に「原則40年で廃炉」の方針を公表した際、事業者から運転延長の申請があった場合は
(1)施設自体の老朽化の評価
(2)施設を保全できる技術的能力--を審査し、問題ない限り延長を承認する、との例外規定を示していた。
一方、この規定により、事故リスクが高い老朽化原発を減らしていくという
原発安全規制が形式化するとの指摘もあった。
◇「60年」経産省の従来見解に合致
原発の寿命を原則40年と定めながら、その発表から11日後に
最長で20年もの延長を容認した今回の原子炉等規制法の改正案は、
「60年運転でも十分な余裕がある」としてきた経済産業省の従来見解に合致し、
政府の原発規制姿勢が後退した印象を与えるものと言える。
政府は「延長には高いハードルを設ける」と例外を強調するが、
具体的な延長基準は示されず、専門家から強い疑問の声が出ている。
内閣官房の担当者は、20年という延長期間の根拠として米国の例を挙げ、
「世界的に認められている。(延長できる)可能性として短すぎるのも妥当ではない」と説明。
具体的な延長期間や基準は、
新たな規制機関となる原子力安全庁で、専門家の意見を聞いて政令などで決めるという。
原発の老朽化問題に詳しい市民団体「原子力資料情報室」の上澤(かみさわ)千尋氏は
「米国でも延長基準は緩く、実際に(運転延長が)例外になるかどうか疑問だ。
原子炉の劣化を診断する方法が技術的に確立していないことを真摯(しんし)に受け止めるべきだ」
と厳しく批判しており、原発の40年運転制限制が形骸化する恐れは依然ぬぐいきれない。
【西川拓、比嘉洋】
ーーーーーーーーーーー
11月29日たねまきジャーナルより一部抜粋
水野:
しかしですね、野田総理が就任会見の時こうおっしゃったんですよ。
「寿命が来た原発は廃炉にしていく」と。いうことをおっしゃったんですよ。
小出:
例えば米国でも、もともとは40年って言っていたものがですね、
次々と寿命が、ま、当初の寿命がきてしまいまして、
それを米国の原子力規制委員会というところが
20年間延長するという許可を次々と出しているという、そういう状態です。
野田さんは寿命が来た原発は廃炉にすると言ったけれども、
実は、寿命が来ないのですね。まだまだ
水野:寿命は来ないということになるかもしれない。
小出:そうです。そうさせようとしているのですね。
東京電力福島第1原発事故のような過酷事故(シビアアクシデント)対策を事業者に義務付ける」
ことなどを盛り込んだ原子炉等規制法改正案の骨子を発表した。
そんなニュースが流れたばかりです。
(この件に関しての小出先生の意見は下記たねまきジャーナルで聞く事が出来ます。)
たねまきJ「住民投票・原発40年で廃炉・4号機の今は?最悪のシナリオ」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)1/9
それなのに、舌の根も乾かないうちに、60年原発を動かそうとする動きが出てきていると知って、
とにかくもう、ビックリしています。
下記にニュースを紹介。
ーーーーー
原発:40年廃炉、一転「60年」容認へ 政府が方針
毎日新聞 2012年01月18日 00時48分
政府は17日、原則40年で廃炉にすると公表していた原発の運転期間について
「20年を超えない期間、1回に限り延長を可能とする」との方針を新たに明らかにした。
今月6日に細野豪志環境相が「40年で廃炉」方針を公表した際には例外もあり得るとの見解を示していたが、
年数は明らかにしていなかった。
この「例外規定」が適用されれば、国内で今後認められる原発の運転期間は最長60年となる。【江口一】
政府は、24日に召集される通常国会に関連法案を提出し、4月1日施行を目指す。
内閣官房原子力安全規制組織等改革準備室によると、
関連法案では、原子炉等規制法に「40年」の運転期間制限を明記する一方、
「環境相の認可を受けて20年を超えない期間、1回に限り延長を可能とする」との規定を追加する。
具体的な期間は、20年を上限に政令で定める。
延長の考え方は米国を踏襲したもの。
米国では法律で認められた40年の運転期間の後、
交換困難な機器類の劣化対策を確認し、原子力規制委員会の許可が得られれば、
最長20年の延長が何度でも認められる。
同準備室は「国際的な動向を参考にした」と説明する。
細野氏は6日に「原則40年で廃炉」の方針を公表した際、事業者から運転延長の申請があった場合は
(1)施設自体の老朽化の評価
(2)施設を保全できる技術的能力--を審査し、問題ない限り延長を承認する、との例外規定を示していた。
一方、この規定により、事故リスクが高い老朽化原発を減らしていくという
原発安全規制が形式化するとの指摘もあった。
◇「60年」経産省の従来見解に合致
原発の寿命を原則40年と定めながら、その発表から11日後に
最長で20年もの延長を容認した今回の原子炉等規制法の改正案は、
「60年運転でも十分な余裕がある」としてきた経済産業省の従来見解に合致し、
政府の原発規制姿勢が後退した印象を与えるものと言える。
政府は「延長には高いハードルを設ける」と例外を強調するが、
具体的な延長基準は示されず、専門家から強い疑問の声が出ている。
内閣官房の担当者は、20年という延長期間の根拠として米国の例を挙げ、
「世界的に認められている。(延長できる)可能性として短すぎるのも妥当ではない」と説明。
具体的な延長期間や基準は、
新たな規制機関となる原子力安全庁で、専門家の意見を聞いて政令などで決めるという。
原発の老朽化問題に詳しい市民団体「原子力資料情報室」の上澤(かみさわ)千尋氏は
「米国でも延長基準は緩く、実際に(運転延長が)例外になるかどうか疑問だ。
原子炉の劣化を診断する方法が技術的に確立していないことを真摯(しんし)に受け止めるべきだ」
と厳しく批判しており、原発の40年運転制限制が形骸化する恐れは依然ぬぐいきれない。
【西川拓、比嘉洋】
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11月29日たねまきジャーナルより一部抜粋
水野:
しかしですね、野田総理が就任会見の時こうおっしゃったんですよ。
「寿命が来た原発は廃炉にしていく」と。いうことをおっしゃったんですよ。
小出:
例えば米国でも、もともとは40年って言っていたものがですね、
次々と寿命が、ま、当初の寿命がきてしまいまして、
それを米国の原子力規制委員会というところが
20年間延長するという許可を次々と出しているという、そういう状態です。
野田さんは寿命が来た原発は廃炉にすると言ったけれども、
実は、寿命が来ないのですね。まだまだ
水野:寿命は来ないということになるかもしれない。
小出:そうです。そうさせようとしているのですね。
お隣の国、韓国で放送された番組です。
このYoutubeは2012年1月16日にアップロードされています。
番組内で原発事故から10カ月と言っているので、
最近韓国で放送された番組だと思います。
客観的に見れば、やはり日本はこう見えるのですね。
当然だと思います。
井の中の蛙になって日本だけに染まらないように
こうして他国の番組も見る事が出来るのは非常に良い事だと思います。
日本語の字幕を付けて下さってありがとうございました。
ーーーーー
世界から見たふくしまとふくしま集団疎開裁判
(韓国放送)
福島で原発事故が起きて10カ月
「世界は今」の製作スタッフが放射能被曝の危険を押し切って原発周りの出入り禁止区域を電撃的に取材した。
相変わらずおさまらない放射能の恐怖
日本大地震 恐怖の土地福島に行った
続きを読むに
番組の内容を書き出しました続きを読む
このYoutubeは2012年1月16日にアップロードされています。
番組内で原発事故から10カ月と言っているので、
最近韓国で放送された番組だと思います。
客観的に見れば、やはり日本はこう見えるのですね。
当然だと思います。
井の中の蛙になって日本だけに染まらないように
こうして他国の番組も見る事が出来るのは非常に良い事だと思います。
日本語の字幕を付けて下さってありがとうございました。
ーーーーー
世界から見たふくしまとふくしま集団疎開裁判
(韓国放送)
福島で原発事故が起きて10カ月
「世界は今」の製作スタッフが放射能被曝の危険を押し切って原発周りの出入り禁止区域を電撃的に取材した。
相変わらずおさまらない放射能の恐怖
日本大地震 恐怖の土地福島に行った
続きを読むに

01.17
Tue
あの・・・
書き出していて、
書き出しながら、私は不覚にも涙がこぼれてしまいました。
このブログの中や、ツイッターや
そこでは自由に原発はいらないと声高に叫べるけれども
実生活の中ではなかなか思うようにいかない現実の中に、まだ、わたしはいます。
そんな少し、孤独な現実にいる私にとって、
とても心強く、なんていうか・・何て言ったらいいのかな
ものすごく、大きなあったかい腕に抱かれたように
そんな安心感と、1人じゃないんだという心強さと、いろいろな感情が溢れて来て
やっぱ・・・・泣いちゃいました。
ありがとうございます。
ーーーーー
上野千鶴子 脱原発世界会議 2012.01.15
この会議、脱原発世界会議って言うんですよね。
「脱原発」って、気持ち悪い言葉です。
日本には昔から「反原発」「非核」という言葉があったのに、
何時から使わなくなっちゃったんでしょうね。
ー拍手ー
あの、でもね、仕方ないんです。
「脱」って言うのは、そこを経過した、通りすぎたっていう意味なんですね。
で、私たちはまだ通り過ぎてさえいない。
日本は汚れてしまいました。
日本はこれまで、5回の被爆体験があります。
広島、長崎、第五福竜丸、JCO事故、そして福島。
で、そのうち3回までは被害者でした。
最後の一回は汚染の加害者になってしまいました。
もう、だれも責めることはできません。
私たちが地球と命を汚しました。
私たちは汚れました。
もう、沢山だ。もうこんなことやめましょう。
この会場でもう一つ違和感があった言葉があります。
会議の中で、ニッポン、日本、この国、この国。って言う言葉が連発された事です。
この会議は「脱原発世界会議」であって、「脱原発日本会議」ではありません。
その理由は二つあります。
第一は日本1国で脱原発をしても、朝鮮半島や中国が沿岸部に原発造れば、
そしてそれが万が一事故を起こせば、汚染は日本にも及びます。
汚染は国境がありません。
チェルノブイリの事故でヨーロッパが一つになったっていうのは、
汚染に国境がなかったからです。
第二に、原子力の平和利用と軍事利用は裏表である事を、私たちはとことん学びました。
日本一国が非核三原則というのは、
核兵器を作らない、持たない、持ちこませない、なんですが、
それを日本だけが思っていても、他の国が核兵器を持っていたら元も子もありません。
ましてや、他の国の核の傘のもとにあるなんて論外です。
ー拍手ー
ありがとう。
東西冷戦が終わって、
アメリカのオバマ大統領はノーベル平和賞を貰ったんですから、
核兵器が非人道兵器だっていう事を認めて下さい。
広島に来て謝罪して下さい。
ー拍手ー
やっぱ、ここで拍手欲しいよね。
ー客席から笑いー
脱原発も、脱核兵器も一国だけではできません。
だからこそ、国際連帯が必要なんです。
だからこそ、私たちは国境を越えてここに集ったんです。
で、この二日間私はいくつかのセッションに出て、感じた成果をお伝え申し上げましょう。
三つあります。
その1
大丈夫。私たちは原発が無くてもやっていける。
ー拍手ー
その2
大丈夫。原発に代わる代替エネルギーや再生可能エネルギーは、確実に手に入る。
ー拍手ー
3つ目
大丈夫かどうかちょっと分からないのは、私達がそれを決めるのかどうか。です。
わたし、この会議を計画して、実現にこぎつけた実行委員会のみなさん方の事を考えました。
その方達に本当に心から感謝したいと思うんですが、
この会議の計画を聞いた時に、無謀だって思いました。
準備期間があまりに少ない。
それからパシフィコ横浜っていう、こんなに使用料の高いこんな大会場を確保して、
満杯に出来なかったら世界に恥かくじゃないですか。
あまりに無謀だから協力しないわけにいきませんでした。
ー会場爆笑&拍手ー
で、その結果が・・これです
私ここに来るまでハラハラドキドキしていました。
でも、満杯に埋まりました。
ー拍手ー
埋めたのは私達です。
私たち自身に拍手をおくりましょう。
ー会場(。・∀・ ハ)'`゚チ'`゚チ゚拍手ー
この会議をちゃんと報道しないメディアは許さないからね。
ー拍手喝采ー
みなさんがたの、これが三つ目の成果に対する答えです。
ここにいる私達が私たちの未来を決めます。
御一緒に行動しましょう。
ありがとう
ー拍手ー
司会:
みなさんありがとうございます
それでは宮台さんお願いします
宮台真司 :
上野さんがおっしゃったように、原発なしでもやっていけます。
上野さんがおっしゃったように自然エネルギーでエネルギーをまかなえるように、なります。
しかし、実際そういう方向になるように、舵を切る決定をぼくたちがするかどうかはまだ、分かりません。
えー、ぼくはここでですね、原発をやめることに合わせて、
原発をやめられない社会をやめることを提案したいと思います。
ー拍手ー
宮台真司氏 脱原発世界会議 1/15(音声・内容書き出し)へ続く。

上野千鶴子(ウエノチズコ)
1948年7月富山県に生まれる。
1967年3月石川県立金沢二水高等学校卒業。1972年3月京都大学文学部哲学科社会学専攻卒業。
1977年3月京都大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学。
1977年4月京都大学大学院文学研究科社会学専攻研修員。
1982年4月平安女学院短期大学助教授(~1989年3月)。
1989年4月京都精華大学人文学部助教授(~1992年9月)。
1992年10月京都精華大学人文学部教授(~1993年3月)
書き出していて、
書き出しながら、私は不覚にも涙がこぼれてしまいました。
このブログの中や、ツイッターや
そこでは自由に原発はいらないと声高に叫べるけれども
実生活の中ではなかなか思うようにいかない現実の中に、まだ、わたしはいます。
そんな少し、孤独な現実にいる私にとって、
とても心強く、なんていうか・・何て言ったらいいのかな
ものすごく、大きなあったかい腕に抱かれたように
そんな安心感と、1人じゃないんだという心強さと、いろいろな感情が溢れて来て
やっぱ・・・・泣いちゃいました。
ありがとうございます。
ーーーーー
上野千鶴子 脱原発世界会議 2012.01.15
この会議、脱原発世界会議って言うんですよね。
「脱原発」って、気持ち悪い言葉です。
日本には昔から「反原発」「非核」という言葉があったのに、
何時から使わなくなっちゃったんでしょうね。
ー拍手ー
あの、でもね、仕方ないんです。
「脱」って言うのは、そこを経過した、通りすぎたっていう意味なんですね。
で、私たちはまだ通り過ぎてさえいない。
日本は汚れてしまいました。
日本はこれまで、5回の被爆体験があります。
広島、長崎、第五福竜丸、JCO事故、そして福島。
で、そのうち3回までは被害者でした。
最後の一回は汚染の加害者になってしまいました。
もう、だれも責めることはできません。
私たちが地球と命を汚しました。
私たちは汚れました。
もう、沢山だ。もうこんなことやめましょう。
この会場でもう一つ違和感があった言葉があります。
会議の中で、ニッポン、日本、この国、この国。って言う言葉が連発された事です。
この会議は「脱原発世界会議」であって、「脱原発日本会議」ではありません。
その理由は二つあります。
第一は日本1国で脱原発をしても、朝鮮半島や中国が沿岸部に原発造れば、
そしてそれが万が一事故を起こせば、汚染は日本にも及びます。
汚染は国境がありません。
チェルノブイリの事故でヨーロッパが一つになったっていうのは、
汚染に国境がなかったからです。
第二に、原子力の平和利用と軍事利用は裏表である事を、私たちはとことん学びました。
日本一国が非核三原則というのは、
核兵器を作らない、持たない、持ちこませない、なんですが、
それを日本だけが思っていても、他の国が核兵器を持っていたら元も子もありません。
ましてや、他の国の核の傘のもとにあるなんて論外です。
ー拍手ー
ありがとう。
東西冷戦が終わって、
アメリカのオバマ大統領はノーベル平和賞を貰ったんですから、
核兵器が非人道兵器だっていう事を認めて下さい。
広島に来て謝罪して下さい。
ー拍手ー
やっぱ、ここで拍手欲しいよね。
ー客席から笑いー
脱原発も、脱核兵器も一国だけではできません。
だからこそ、国際連帯が必要なんです。
だからこそ、私たちは国境を越えてここに集ったんです。
で、この二日間私はいくつかのセッションに出て、感じた成果をお伝え申し上げましょう。
三つあります。
その1
大丈夫。私たちは原発が無くてもやっていける。
ー拍手ー
その2
大丈夫。原発に代わる代替エネルギーや再生可能エネルギーは、確実に手に入る。
ー拍手ー
3つ目
大丈夫かどうかちょっと分からないのは、私達がそれを決めるのかどうか。です。
わたし、この会議を計画して、実現にこぎつけた実行委員会のみなさん方の事を考えました。
その方達に本当に心から感謝したいと思うんですが、
この会議の計画を聞いた時に、無謀だって思いました。
準備期間があまりに少ない。
それからパシフィコ横浜っていう、こんなに使用料の高いこんな大会場を確保して、
満杯に出来なかったら世界に恥かくじゃないですか。
あまりに無謀だから協力しないわけにいきませんでした。
ー会場爆笑&拍手ー
で、その結果が・・これです
私ここに来るまでハラハラドキドキしていました。
でも、満杯に埋まりました。
ー拍手ー
埋めたのは私達です。
私たち自身に拍手をおくりましょう。
ー会場(。・∀・ ハ)'`゚チ'`゚チ゚拍手ー
この会議をちゃんと報道しないメディアは許さないからね。
ー拍手喝采ー
みなさんがたの、これが三つ目の成果に対する答えです。
ここにいる私達が私たちの未来を決めます。
御一緒に行動しましょう。
ありがとう
ー拍手ー
司会:
みなさんありがとうございます
それでは宮台さんお願いします
宮台真司 :
上野さんがおっしゃったように、原発なしでもやっていけます。
上野さんがおっしゃったように自然エネルギーでエネルギーをまかなえるように、なります。
しかし、実際そういう方向になるように、舵を切る決定をぼくたちがするかどうかはまだ、分かりません。
えー、ぼくはここでですね、原発をやめることに合わせて、
原発をやめられない社会をやめることを提案したいと思います。
ー拍手ー
宮台真司氏 脱原発世界会議 1/15(音声・内容書き出し)へ続く。

上野千鶴子(ウエノチズコ)
1948年7月富山県に生まれる。
1967年3月石川県立金沢二水高等学校卒業。1972年3月京都大学文学部哲学科社会学専攻卒業。
1977年3月京都大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学。
1977年4月京都大学大学院文学研究科社会学専攻研修員。
1982年4月平安女学院短期大学助教授(~1989年3月)。
1989年4月京都精華大学人文学部助教授(~1992年9月)。
1992年10月京都精華大学人文学部教授(~1993年3月)
01.17
Tue
宮台真司先生のお話しです。
自然エネルギーに転換していくにあたって
巨大電気会社に頼らない地域での電力確保。
そうする事によって今の日本の国の体質も同時に変えていく事が大切なのだと、
私もそう思いました。
よりよい未来に向かって、後世に少しでも良い社会を残すために
今、ものすごく大事な曲がり角に私たちは立っているのだと思います。
ーーーーーー
宮台真司 脱原発世界会議 2012.01.15
ぼくはここでですね、
「原発をやめること」にあわせて、
「原発をやめられない社会をやめること」
を、提案したいと思います
ー拍手ー
何故ならば、その原発をやめられない理由は
原発が技術的に合理的だからではありません。
原発をやめられない理由は、巨大電力会社の地域独占供給体制を維持するためです。
具体的に言うとこういう事になります。
日本の政治は今、大変に問題を抱えていますね。
日本はですね、どこの先進国よりも最も少ない公務員の割合です。
どこの先進国よりも最も低い福祉予算の割合です。
ま、アメリカと並ぶぐらいですね。
そして、どこの先進国よりも、最も政府の債務、借金。
GDP比でいうと、これが最も高いんですね。
それは何故かというと、未だに補助金行政をやっているからです。
補助金行政とは何かというと、特別措置法を作り、特別会計を確保し、
金をばらまくために特殊法人を作って大量の天下りの座席を確保し、
そしてこれを業界にばら撒くんですね。
で、業界はまるで餌をねだる金魚のように口をあけて補助金を待っている。
これは金の切れ目が縁の切れ目ですので、縁が切れると天下り先も無くなりますから、
役人たちは特別措置法の延長、延長、延長。
その結果、特別会計は国会の審議を経ないで固定された予算になってしまっているんですね。
で、実は原子力もそうした流れの中にあるわけです。
つまり、自分たち、私達が、原子力発電をやめられない理由は、
日本の政治が病的な状態にある理由と殆ど同じだというふうに断言して差し支えありません。
脱原発、自然エネルギー化はですね、
これは「エネルギーの共同体自治」の問題です。
それはちょうど、スローフードが「食の共同体自治」の問題であるのと同じです。
ところが日本では残念ながら、スローフードというと
オーガニックな物を食べる事やトレーサブルな物を食べることという具合に
食材選択の問題に切り縮められてしまっています。
放っておくと日本における脱原発もスローフードと同じように
単なる電源選択の問題に切り縮められてしまいかねません。
簡単に言えば、
「巨大電力会社さんよ原子力はもうやめて集中太陽発電にして下さいね」とか
そういう話ですね。
しかしこれでは残念ながら、自然エネルギー化するべき、本質的な理由、
あるいはヨーロッパの国々が自然エネルギー化を通じて、達成させようとしている社会のしくみ
そうしたものに、我々は永久に到達できないまま、
オーガニックな物を食べるために巨大スーパーに依存し、
自然エネルギーを使うために巨大電力会社に依存し続けることになります。
この依存体質が変わらない限り、
今度は原発事故という形を取るかどうかは分かりませんが、
やはりまた、同じような大災害を、我々はまた、経験する事になるでしょう。
なので、脱原発自然エネルギー化の問題は、私達が巨大システムにお任せするのをやめて、
自分たちで自分たちをステアリング出来るような自治の社会を実現することと、表裏一体であるという事をですね、
お話ししたいと思いました。
以上です
ーーーー
宮台真司(ミヤダイシンジ)
1959年宮城県生まれ。東京大学文学部卒、東京大学大学院博士課程修了。
社会学者(社会システム論)。東京都立大学助教授。
政治からサブカルチャーまで、多岐にわたる分野を研究。
大胆かつ鋭い分析によって、さまざまなメディアで活躍する。
01.17
Tue
「脱原発世界会議」での飯田哲也氏の講演です。
ポイントごとにまとめてお話しされていらっしゃいます。
私たちは世界史にも残る歴史的な時代に偶然生まれてきて、そして生きている。
今、この時間の中に私たちが生きていることの意味を、
強く考えなければならないのだと思いました。
ーーーーー
脱原発世界会議ー2012年1月14日
飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)の発言
私の方からはこれまでのお二人のお話しを受けて、私たちの手で、原発の無い未来を作る
それを311以降どんな事が起きて、そしてどんな事を目指していくべきなのか
その大きな方向性をこの会議の趣旨の説明もかねて、
大きく5つのアウトラインで話をしていきたいというふうに思っております。

大きな1つ目
3つの「第3」です。
この福島第一原発の事故は間違いなく、これは地球規模の世界史に残るとんでもない事故ですが、
これは、スリーマイル、そしてチェルノブイリ事故に次いでいく、世界史レベルの第3の事故。
まえ二つの原発事故が世界史を変えた。それぞれの国の歴史を変えたことから、
この福島第一の原発事故は間違いなく、日本の歴史を変えると思います。
2つ目の「第3」は、
吉岡さんのお話しにもありましたが、
広島・長崎そして、3つ目のこの国放射能・・ま、言えば美しい国土を汚してしまった、
この3つ目の汚染は自分たちの手で引き起こしたという事です。
それは、我々自身がその責任を取らないといけない。
3つ目の「第3」は
それがもうすでに戦後という言葉からは、震災後もしくは災害後という言葉に置き換わったように、
明治維新、そして太平洋戦争に次ぐ、これは3つ目の歴史の大きな転換点になる
そういった覚悟で自身がこれから臨んでいくという事が必要になってくると思います。
大きな二つ目
王様ならぬ原子力ムラは、裸だった。
あまりにも無残な裸だった。
で、見ようと思えば見えていた、あるいはもう見えていた人が数多くいたわけですが、
しかし、原子力ムラと呼ぶところの、この国の政治、官僚、御用学者、産業界と電力会社、そして、メディアという、
この五角形か六角形かのこの中でですね、
とにかくひたすら安全・安心・クリーンだという言葉だけが、世の中を全て覆っていて、
見えているのに見えなかった、非常に無残な原子力の安全の状況。
そして事故が起きてから、の、国民、そして全世界の目の前で起きた、
ゴテゴテで、デタラメでどうしようもないこの国の原子力ムラの現実
で、この覆い隠された物が取られた後のですね、原子力ムラの、
私はいつも「5つの無い」というふうに言っているのですが、
事実に基づかない事を平気でいう。
全く論理的でない事を言うと、
ま、経団連の米倉さんが頭をたたいて机をたたいて言っている事は、もうほとんど子どもの駄々っ子ですね。
そして科学的でない。全く科学的ではない。
そして経済合理的ではない。
そして、世界に対しても将来世代に対しても、子どもたちに対しても、全く恥を知らないかのようなですね、
そういう志というか、規範的ではない姿勢と。
これがこの国を覆ってきていた、実は裸の王様であった。
大きな3つ目ですが、
それが覆い隠されていて、みんながそれを見てしまった後、この国で何が起きたのか。
これは、中東で起きたジャスミン革命に次いで起きた、
日本版の、いわばジャスミン革命のような、そういう大きな変化が今起きつつあるのではないかと思います。
もう、ツイッター、フェイスブック、あるいは様々なブログとか、
もちろんどうしようもない話しも、クズのような話もある中で、しかし、みんなで繋がりながら、
最初はセシウムやベクレルやメルトダウンやですね、この国の果たして、どれだけの人が知っていたんだろう
で、何ミリシーベルトが安全なのかといった事も、全く分からない中で、みんなが勉強して、
とりわけ、いま、子どもを抱えるお母さん方。
ま、これはまた別のでいうと母親革命だと思うのですが、本当に放射線に関してすごく勉強して、
国の規制を、どうしようもない規制をですね、少しなりとも動かしたわけですし、
原子力は無くても電気は足りる。
ま、原子力が無いと電気が足りないという、停電デマに対しても、
「いや全く問題なく足りるじゃないか」という事も、どんどんみんな学んでいってくれた。
そして、その結果として日本人の8割が、今、脱原発を望んでいるという、
もうすでにしっかりとした世論があると思うんですね。
そして大きな4つ目ですが、
エネルギーシフト。
もちろんこれは原子力から自然エネルギーへ大きく向かっていく。
そしてもちろん、省エネルギーも大事なんですが、
エネルギーの中身を変えるという意味もあるんですが、
もっと大事なこととしては、どのように変えていくかのスタイルとして、一言で言ってしまうと、
「右でも無く左でも無く前に進んでいく」という事だと思います。
これまでの歴史とか失敗とかに学んで、「変化をリアル化する」という事がすごく大切なことではないかと思います。
で、ここはさらに3つのポイントがあると思うのですが、
第一は
ウイングを広げると。
違っている事を見ているとですね、際限なく違いが見えてきます。
もう、自分の中だけを自分でみなさん振り返っても、
自分自身の中に矛盾があるので、他人との違いを探したらキリがない。
しかし、一致しているところを見るとですね、
例えば、脱原発を頑張っている、これから頑張ろうとしている橋下大阪市長、
彼に対しては相当、多分同意できない所がある人も多いと思いますが、
しかし、脱原発の、そこに関しては協力する。
そういった形で、一致しているところで結ばれていくという事が、すごく大事なんじゃないかとおもいます。
第二は
今と似ているんですが、対立ではなくて、未来志向で、時間軸を持って未来を見ていくという事だと思います。
エネルギーを変えるという事はそう容易いことではないし、すぐできる事ではないので、
時間がかかる粘り強い動きが必要です。
ですから、じっくりと構えて、もちろん今短期的には再稼働の問題があります。
でも再稼働の問題と同時に10年後50年後を見据えた、
やはり活動という事を複眼思考でやっていく事が必要だと思っています。
第三は
これも、往々として言いがちなのは、
ま、ここにいるほとんどの方は環境を中心に世界の事を考えている人が多いと思います。
そして、原子力を進めている原子力ムラの人達は、大体、概ね巨大技術振興、、大体二〇世紀型の発想ですね。
この、ふたつにもうひとつ加える必要があるのは、やはり、経済性だと思うんです。
広い意味の、市場原理主義ではなくて、健在な経済性をその中に重ねていくと、
環境プラス経済を重ねると、実は二〇世紀型の巨大技術信仰者に勝てる。
それが、私はエネルギーシフトをしていくための大きなポイントであると思います。

そして大きな五つ目
今回この会場でも上映される「第四の革命」
これは私たちみんなの手で、地域から未来を作るという事で、
今、こういった311のとんでもない事故が起きている中で、
本当に我々は偶然に、人類にとっては歴史的な偶然というか、幸運としか言いようがないのですが、
小規模分散型の自然エネルギーによるエネルギー革命が
人類史上上の農耕革命、産業革命、IT革命に次ぐ第四の革命といわれるような爆発的な普及期を迎えている。
このダイナミズムを利用しない手はない。
昨年の自然エネルギー、
このヨーロッパとアメリカの金融危機の中で、5%伸びて、2600億ドル。約20兆円の市場になって、
太陽光はその中で、約10兆円と半分を占めたという、飛躍的な成長を引き続きしています。
で、そういった大きな話だけではなくて、
ボトムアップで地域から進めていくという事が、本当に必要で、
これは、地域の、その自然エネルギーというのは
「みんなの物だからみんなで作り上げていく」という意味と、
「変化は地域や周辺からしか起きない」で、
その変化を起こすのは、まさに、皆さん自身の手にかかっているということです。
ポイントごとにまとめてお話しされていらっしゃいます。
私たちは世界史にも残る歴史的な時代に偶然生まれてきて、そして生きている。
今、この時間の中に私たちが生きていることの意味を、
強く考えなければならないのだと思いました。
ーーーーー
脱原発世界会議ー2012年1月14日
飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)の発言
私の方からはこれまでのお二人のお話しを受けて、私たちの手で、原発の無い未来を作る
それを311以降どんな事が起きて、そしてどんな事を目指していくべきなのか
その大きな方向性をこの会議の趣旨の説明もかねて、
大きく5つのアウトラインで話をしていきたいというふうに思っております。

大きな1つ目
3つの「第3」です。
この福島第一原発の事故は間違いなく、これは地球規模の世界史に残るとんでもない事故ですが、
これは、スリーマイル、そしてチェルノブイリ事故に次いでいく、世界史レベルの第3の事故。
まえ二つの原発事故が世界史を変えた。それぞれの国の歴史を変えたことから、
この福島第一の原発事故は間違いなく、日本の歴史を変えると思います。
2つ目の「第3」は、
吉岡さんのお話しにもありましたが、
広島・長崎そして、3つ目のこの国放射能・・ま、言えば美しい国土を汚してしまった、
この3つ目の汚染は自分たちの手で引き起こしたという事です。
それは、我々自身がその責任を取らないといけない。
3つ目の「第3」は
それがもうすでに戦後という言葉からは、震災後もしくは災害後という言葉に置き換わったように、
明治維新、そして太平洋戦争に次ぐ、これは3つ目の歴史の大きな転換点になる
そういった覚悟で自身がこれから臨んでいくという事が必要になってくると思います。
大きな二つ目
王様ならぬ原子力ムラは、裸だった。
あまりにも無残な裸だった。
で、見ようと思えば見えていた、あるいはもう見えていた人が数多くいたわけですが、
しかし、原子力ムラと呼ぶところの、この国の政治、官僚、御用学者、産業界と電力会社、そして、メディアという、
この五角形か六角形かのこの中でですね、
とにかくひたすら安全・安心・クリーンだという言葉だけが、世の中を全て覆っていて、
見えているのに見えなかった、非常に無残な原子力の安全の状況。
そして事故が起きてから、の、国民、そして全世界の目の前で起きた、
ゴテゴテで、デタラメでどうしようもないこの国の原子力ムラの現実
で、この覆い隠された物が取られた後のですね、原子力ムラの、
私はいつも「5つの無い」というふうに言っているのですが、
事実に基づかない事を平気でいう。
全く論理的でない事を言うと、
ま、経団連の米倉さんが頭をたたいて机をたたいて言っている事は、もうほとんど子どもの駄々っ子ですね。
そして科学的でない。全く科学的ではない。
そして経済合理的ではない。
そして、世界に対しても将来世代に対しても、子どもたちに対しても、全く恥を知らないかのようなですね、
そういう志というか、規範的ではない姿勢と。
これがこの国を覆ってきていた、実は裸の王様であった。
大きな3つ目ですが、
それが覆い隠されていて、みんながそれを見てしまった後、この国で何が起きたのか。
これは、中東で起きたジャスミン革命に次いで起きた、
日本版の、いわばジャスミン革命のような、そういう大きな変化が今起きつつあるのではないかと思います。
もう、ツイッター、フェイスブック、あるいは様々なブログとか、
もちろんどうしようもない話しも、クズのような話もある中で、しかし、みんなで繋がりながら、
最初はセシウムやベクレルやメルトダウンやですね、この国の果たして、どれだけの人が知っていたんだろう
で、何ミリシーベルトが安全なのかといった事も、全く分からない中で、みんなが勉強して、
とりわけ、いま、子どもを抱えるお母さん方。
ま、これはまた別のでいうと母親革命だと思うのですが、本当に放射線に関してすごく勉強して、
国の規制を、どうしようもない規制をですね、少しなりとも動かしたわけですし、
原子力は無くても電気は足りる。
ま、原子力が無いと電気が足りないという、停電デマに対しても、
「いや全く問題なく足りるじゃないか」という事も、どんどんみんな学んでいってくれた。
そして、その結果として日本人の8割が、今、脱原発を望んでいるという、
もうすでにしっかりとした世論があると思うんですね。
そして大きな4つ目ですが、
エネルギーシフト。
もちろんこれは原子力から自然エネルギーへ大きく向かっていく。
そしてもちろん、省エネルギーも大事なんですが、
エネルギーの中身を変えるという意味もあるんですが、
もっと大事なこととしては、どのように変えていくかのスタイルとして、一言で言ってしまうと、
「右でも無く左でも無く前に進んでいく」という事だと思います。
これまでの歴史とか失敗とかに学んで、「変化をリアル化する」という事がすごく大切なことではないかと思います。
で、ここはさらに3つのポイントがあると思うのですが、
第一は
ウイングを広げると。
違っている事を見ているとですね、際限なく違いが見えてきます。
もう、自分の中だけを自分でみなさん振り返っても、
自分自身の中に矛盾があるので、他人との違いを探したらキリがない。
しかし、一致しているところを見るとですね、
例えば、脱原発を頑張っている、これから頑張ろうとしている橋下大阪市長、
彼に対しては相当、多分同意できない所がある人も多いと思いますが、
しかし、脱原発の、そこに関しては協力する。
そういった形で、一致しているところで結ばれていくという事が、すごく大事なんじゃないかとおもいます。
第二は
今と似ているんですが、対立ではなくて、未来志向で、時間軸を持って未来を見ていくという事だと思います。
エネルギーを変えるという事はそう容易いことではないし、すぐできる事ではないので、
時間がかかる粘り強い動きが必要です。
ですから、じっくりと構えて、もちろん今短期的には再稼働の問題があります。
でも再稼働の問題と同時に10年後50年後を見据えた、
やはり活動という事を複眼思考でやっていく事が必要だと思っています。
第三は
これも、往々として言いがちなのは、
ま、ここにいるほとんどの方は環境を中心に世界の事を考えている人が多いと思います。
そして、原子力を進めている原子力ムラの人達は、大体、概ね巨大技術振興、、大体二〇世紀型の発想ですね。
この、ふたつにもうひとつ加える必要があるのは、やはり、経済性だと思うんです。
広い意味の、市場原理主義ではなくて、健在な経済性をその中に重ねていくと、
環境プラス経済を重ねると、実は二〇世紀型の巨大技術信仰者に勝てる。
それが、私はエネルギーシフトをしていくための大きなポイントであると思います。

そして大きな五つ目
今回この会場でも上映される「第四の革命」
これは私たちみんなの手で、地域から未来を作るという事で、
今、こういった311のとんでもない事故が起きている中で、
本当に我々は偶然に、人類にとっては歴史的な偶然というか、幸運としか言いようがないのですが、
小規模分散型の自然エネルギーによるエネルギー革命が
人類史上上の農耕革命、産業革命、IT革命に次ぐ第四の革命といわれるような爆発的な普及期を迎えている。
このダイナミズムを利用しない手はない。
昨年の自然エネルギー、
このヨーロッパとアメリカの金融危機の中で、5%伸びて、2600億ドル。約20兆円の市場になって、
太陽光はその中で、約10兆円と半分を占めたという、飛躍的な成長を引き続きしています。
で、そういった大きな話だけではなくて、
ボトムアップで地域から進めていくという事が、本当に必要で、
これは、地域の、その自然エネルギーというのは
「みんなの物だからみんなで作り上げていく」という意味と、
「変化は地域や周辺からしか起きない」で、
その変化を起こすのは、まさに、皆さん自身の手にかかっているということです。