04.30
Mon
放射能広域汚染とがれき広域処理
2102年4月12日岩上安身氏インタビューより
●広がり続ける汚染
岩上:あの、日本中にその、なんでしょうね、放射能の汚染はもう広まってしまっているという、
肥田:もう
岩上:それはどうしてそうお感じになられるんですか?先生のところに寄せられる日々の情報、
肥田:もう鹿児島にも、子どもが沢山、もう・・同じですよ。
岩上:鼻血とか?下痢とか・・
肥田:鼻血も下痢も、もうぜーんぶどこにも。もう、全然ないところが無い。
岩上:それは、少なくても事故直後にはなかったですよね。西日本では。今広がっている?
肥田:もう、いわゆるホットスポットっていうのが沢山出来ていてね、
だから同じ鹿児島でも、”そこだけに起こった”というところがあるわけだ。
岩上:ああ、なるほど。
やはり、じゃあの、そのエリアを離れればそんなでもないと。
肥田:そう。
岩上:やっぱりそこだけは何故かあると。
どうしてなんですかね?時間が経ってもそんな事が起こるというのは、やっぱり拡散していってるんですか?
肥田:そうなんですね。
なんか、毎日出てるの。全然止まってない。ハハッ・・
岩上:そうですよね。
だからそれが風に乗って遠くまで飛んでポトンと落ちてる所があると。
肥田:うん
岩上:あぁ・・・・・・・逃げ場がないですね。
肥田:そうです。
ね、だから日本の狭いこんなところへね、53も造ったバカ。
岩上:そうですね
肥田:って言われるんですよ、外国から。
岩上:バカ・・(笑)って言われますかww バカですね(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑

●再稼働
岩上:先生はやっぱり原発は再稼働するべきでないとお思いですか?
肥田:もちろん。
岩上:原発は再稼働するべきではない。
あと、先生にあんまり質問されないかもしれませんけど、
あの、広域瓦礫の処理に関してはどうお考えですか?
●がれきの広域処理
肥田:ああ・・・・難しい問題ですね。
岩上:あれは福島のがれきではなく宮城・岩手のものである事や、その瓦礫事態の線量は低いかもしれない。
肥田:来て欲しくないという、大衆の感情は、もう、もっともだと思いますよ。
ん~、で、まあ、いろんな事情があって、市長が断りにくいね、いろんな状況があったりして、
持ってくると・・・・・・(放射能の)無いところへ汚染物が来るわけだ。
それを「きちっとやってくれよ」っていう気持ちはあると思うんだよね。
きちっとやる法がない。w
岩上:方法がない・・・方法がない・・・
肥田:そう、ないでしょ?
岩上:あれ、焼却する事は、やっぱりどうしても濃縮に繋がりますよね。そこへの問題ですか?
肥田:そうですね、
だけど、焼却するまではそこに置いてある訳でしょ?
岩上:そうですね、ま、そりゃそうです。
肥田:で、焼却する過程で、中のソレが全部燃えて無くなるわけじゃなしに、どっかへ逃げていく訳だから。

岩上:そうですね、ま、フィルターで捕れると言ってますけど、それで捕れきれないとか
肥田:そうです
岩上:焼却炉が汚染されるとか
肥田:はい
岩上:それはどうしても出ますよね。うん・・・
しかし、よく分からないのはなぜ2割だけなんでしょうね?
広域処理が2割なんですよ。
いっぺんにやるなら9割全国でやってしまえば、まだこれ理屈も通ると思うんですけど、
わずかな量をなぜやるのか・と。
肥田:つまり、危険だっていう事を知っているからですよ。
岩上:あっ、危険だからやっぱり2割なんだ・
肥田:そうなんです。
岩上:じゃあ何のため?パフォーマンスじゃないですか。
「踏絵」みたいなもんですか?
みんなで「絆」で少しずつ汚染しよう!っていうことなんですかね。
肥田:可能性はね。
だからどこへ持っていってもあるわけですよ、被害が起こる可能性がある。
必ずあるかどうかは分からないからね。うん。
岩上:そうですね、うん...。
山田 真(小児科医)「子どものいのちを守るために」
内部被曝研第一回シンポ2012年4月22日
私も個人的には今自分の地域で住んでいるところで測定所を立ち上げるという、
個人的に一台購入いたしまして、使っていていま勉強している最中ですけれども、
買った本人が測定にパソコンをうまく使えないという事で、
測定するよりもまずパソコンに習熟するという事が必要なんで、ちょっと悔しい思いをしているところです。
私も6月以来2回ほど福島に入りました。
それから東京で一度、東京に避難している福島の方の健康相談にもかかわりました。
実情から言いますと、ほとんど診察みたいな事はしていないと、
連れてこられる、ほとんどがお母さんですけれど、
お母さん、お父さんの不安を聞いて、一緒に不安になって、一緒にどうしようかなって言って、
という事の繰り返しをしてきたにすぎないという思いがあります。
実際に行ってみると、
行かなければ「こんな事をやれば」っていえるんですけれども、
現実に行ってみると、思った事がほとんどできないということ、
だから、具体的なものとして現地の人達に答えられないという、辛い状態です。
その一つには、
私は、絶対に疫学調査で必要だと思っています。
私自身は、今福島で何かが起こっているというふうに思っていません。
起こっているのか起こっていないのか分からないとしか言えないところがあります。
続きを読むに
つづく続きを読む
内部被曝研第一回シンポ2012年4月22日
私も個人的には今自分の地域で住んでいるところで測定所を立ち上げるという、
個人的に一台購入いたしまして、使っていていま勉強している最中ですけれども、
買った本人が測定にパソコンをうまく使えないという事で、
測定するよりもまずパソコンに習熟するという事が必要なんで、ちょっと悔しい思いをしているところです。
私も6月以来2回ほど福島に入りました。
それから東京で一度、東京に避難している福島の方の健康相談にもかかわりました。
実情から言いますと、ほとんど診察みたいな事はしていないと、
連れてこられる、ほとんどがお母さんですけれど、
お母さん、お父さんの不安を聞いて、一緒に不安になって、一緒にどうしようかなって言って、
という事の繰り返しをしてきたにすぎないという思いがあります。
実際に行ってみると、
行かなければ「こんな事をやれば」っていえるんですけれども、
現実に行ってみると、思った事がほとんどできないということ、
だから、具体的なものとして現地の人達に答えられないという、辛い状態です。
その一つには、
私は、絶対に疫学調査で必要だと思っています。
私自身は、今福島で何かが起こっているというふうに思っていません。
起こっているのか起こっていないのか分からないとしか言えないところがあります。
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市民と科学者の内部被曝問題研究会
第一回総会記念シンポジウム 矢ヶ崎克馬氏
2012年4月22日
内部被ばくの基礎

内部被ばくの基礎という事で、かなりエッセンスを捉えたという設定の仕方でやらせていただきたいと思います。
まず、内部被ばくですけれども、このように吸ったり食べたり飲んだりと書いてありますけれども、
空気中の埃を吸い込んで身体の中に放射性の埃を入れてしまう。
ここに書いてある赤い一粒一粒が放射性の埃のつもりで書いてあります。

あと一つは水の中に入っている放射性物質や食べ物の中の放射性物質を一緒に食べてしまう。
そこで、放射性の埃と私は表現いたしますけれども
ここからですね、実は1本の放射線が出てくるのではなくて、沢山の放射線が出てくる。
で、この場合は、身体の中から放射線が出てきて被ばくするという、そういう意味で
内部被曝という言葉を使わせてもらっています。
それで、ここに書いた赤い、ピンクの一粒一粒はどんな実態があるかという事を拡大して書きました

これが放射性の埃なんですが、
基本的には原爆での放射性の埃もチェルノブイリでの放射性の埃も福島の放射性の埃も
全部微粒子になっていると考えています。
中に含まれる原子はいっぱいありますけれども、
福島の場合にはヨウ素とセシウムが主体になっていると考えられます。
ただこれがですね、直径1000分の1ミリメートル以下というような大きさで、
たとえばこれが、1000分の1ミリメートルの直径のサイズであったとすると、
この中に約1兆個の原子が含まれているという事になる。
1兆個の原子のほとんどが、この原子のど真ん中から放射線を出すという、
この、放射線を発射することができる放射能を持っていますから、
このたったひとつの粒から沢山放射線が出てくる。
この場合、埃が身体の外にあるというのを書いてありますけれども、
実は原子の中心から出てくる放射線には
アルファ線、ベータ線、ガンマ線という3種類あると考えられておりますけれども、
アルファ線、ベータ線は非常に短くしか飛びません。
「透過性が低い」という表現を私はいたします。
ガンマ線の方は透過性が非常に高いんですね。
透過性が高いという事は実は相互作用、肉体との接触の仕方がうんとまばらなもんだから
エネルギーも失わないで遠くまで飛んでいっている訳なんですが、
その埃が身体の外にある時には、遠くまで飛んで、相互作用が弱いガンマ線だけにやられるというふうに
大雑把に見てよろしいという。
身体の外にこれがある時にはですね、ガンマ線がいっぱいいろんな方向に飛び出しますけれども、
身体に向かったものだけに被ばくします。
ところが先程のようにこの埃が身体の中に入ってしまうと、
この非常に短くしか飛ばないアルファ線やベータ線に被ばくしてしまう訳ですね。
これが、内部被ばくの方が、被曝する線量を沢山出し、被害が大きいという実態の一つの目安です。
続きを読むに
つづく続きを読む
第一回総会記念シンポジウム 矢ヶ崎克馬氏
2012年4月22日
内部被ばくの基礎

内部被ばくの基礎という事で、かなりエッセンスを捉えたという設定の仕方でやらせていただきたいと思います。
まず、内部被ばくですけれども、このように吸ったり食べたり飲んだりと書いてありますけれども、
空気中の埃を吸い込んで身体の中に放射性の埃を入れてしまう。
ここに書いてある赤い一粒一粒が放射性の埃のつもりで書いてあります。

あと一つは水の中に入っている放射性物質や食べ物の中の放射性物質を一緒に食べてしまう。
そこで、放射性の埃と私は表現いたしますけれども
ここからですね、実は1本の放射線が出てくるのではなくて、沢山の放射線が出てくる。
で、この場合は、身体の中から放射線が出てきて被ばくするという、そういう意味で
内部被曝という言葉を使わせてもらっています。
それで、ここに書いた赤い、ピンクの一粒一粒はどんな実態があるかという事を拡大して書きました

これが放射性の埃なんですが、
基本的には原爆での放射性の埃もチェルノブイリでの放射性の埃も福島の放射性の埃も
全部微粒子になっていると考えています。
中に含まれる原子はいっぱいありますけれども、
福島の場合にはヨウ素とセシウムが主体になっていると考えられます。
ただこれがですね、直径1000分の1ミリメートル以下というような大きさで、
たとえばこれが、1000分の1ミリメートルの直径のサイズであったとすると、
この中に約1兆個の原子が含まれているという事になる。
1兆個の原子のほとんどが、この原子のど真ん中から放射線を出すという、
この、放射線を発射することができる放射能を持っていますから、
このたったひとつの粒から沢山放射線が出てくる。
この場合、埃が身体の外にあるというのを書いてありますけれども、
実は原子の中心から出てくる放射線には
アルファ線、ベータ線、ガンマ線という3種類あると考えられておりますけれども、
アルファ線、ベータ線は非常に短くしか飛びません。
「透過性が低い」という表現を私はいたします。
ガンマ線の方は透過性が非常に高いんですね。
透過性が高いという事は実は相互作用、肉体との接触の仕方がうんとまばらなもんだから
エネルギーも失わないで遠くまで飛んでいっている訳なんですが、
その埃が身体の外にある時には、遠くまで飛んで、相互作用が弱いガンマ線だけにやられるというふうに
大雑把に見てよろしいという。
身体の外にこれがある時にはですね、ガンマ線がいっぱいいろんな方向に飛び出しますけれども、
身体に向かったものだけに被ばくします。
ところが先程のようにこの埃が身体の中に入ってしまうと、
この非常に短くしか飛ばないアルファ線やベータ線に被ばくしてしまう訳ですね。
これが、内部被ばくの方が、被曝する線量を沢山出し、被害が大きいという実態の一つの目安です。
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市民と科学者の内部被曝問題研究会
第一回総会記念シンポジウム 沢田昭二氏
2012年4月22日
放射性被ばくに脅かされない世界を目指して
「放射性被ばくに脅かされない世界を目指して」ということで、
これまでいかに内部被ばく問題が、原爆被爆者の研究から隠ぺいされてきたかという事を、
具体的なお話しをちょっとしようと思っています。
今朝も先ほどお話しがありましたし、先程の肥田さんのお話もそうだったんですけど、
核兵器を使おうという政策、それから原発を推進しようとする政策に、
放射線の研究体制がすごく従属させられて、ひん曲げられてきたというのがあるんですね。
それについてちょっと、最初にお話しをしようと思います。
日本医学者の研究で一番大きな研究が始まったのが
1947年からスタートしたんですけれど、トールマン大統領が被ばく者を調べて、
これから始まるであろう核戦争の中でピカッって光った瞬間の初期放射線の影響を調べる。
一応学問的には1分以内となっているのですが、その初期放射線の影響だけを調べる、
そして相手方の部隊をどれだけやっつけることができるか、
そしてその部隊がどれだけダメージを受けるかということを明らかにするために原爆被害者を調べて、
1950年に日本で国勢調査をやったその再調査の中で調べられた被爆者の中から、
広島市と長崎市に籍を持っている人たちだけを被ばく対象者にして調査を始めたというのが、
原爆傷害調査委員会、ABCCなんですね。
そして1975年に、このABCCが閉鎖されて、日米共同の放射線影響研究所(放影研)になったんですけれど、
スタッフや研究計画はこのABCCの物をそのまま引き継いでしまいました。
ということで、初期放射線の影響だけを研究するという事だけがずっと続けられてきて、
本当は、この内部被ばくの問題には、遠距離の被ばく者とか、それから入市被ばく者の研究、
入市被ばく者に一番深刻な影響が沢山出ているんですが、それを隠ぺいした研究をずっとしてきました。
しかし、調査人数がすごく多いという事と、それから長い間、半世紀以上も長い間研究を続けてきた。
こういう研究は他にありませんから、
この研究の結果が国際的な基準基準、国際放射線防護委員会等に送られていって、
そして世界中の放射線防護の基準を作るという事になっているんですね。
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第一回総会記念シンポジウム 沢田昭二氏
2012年4月22日
放射性被ばくに脅かされない世界を目指して
「放射性被ばくに脅かされない世界を目指して」ということで、
これまでいかに内部被ばく問題が、原爆被爆者の研究から隠ぺいされてきたかという事を、
具体的なお話しをちょっとしようと思っています。
今朝も先ほどお話しがありましたし、先程の肥田さんのお話もそうだったんですけど、
核兵器を使おうという政策、それから原発を推進しようとする政策に、
放射線の研究体制がすごく従属させられて、ひん曲げられてきたというのがあるんですね。
それについてちょっと、最初にお話しをしようと思います。
日本医学者の研究で一番大きな研究が始まったのが
1947年からスタートしたんですけれど、トールマン大統領が被ばく者を調べて、
これから始まるであろう核戦争の中でピカッって光った瞬間の初期放射線の影響を調べる。
一応学問的には1分以内となっているのですが、その初期放射線の影響だけを調べる、
そして相手方の部隊をどれだけやっつけることができるか、
そしてその部隊がどれだけダメージを受けるかということを明らかにするために原爆被害者を調べて、
1950年に日本で国勢調査をやったその再調査の中で調べられた被爆者の中から、
広島市と長崎市に籍を持っている人たちだけを被ばく対象者にして調査を始めたというのが、
原爆傷害調査委員会、ABCCなんですね。
そして1975年に、このABCCが閉鎖されて、日米共同の放射線影響研究所(放影研)になったんですけれど、
スタッフや研究計画はこのABCCの物をそのまま引き継いでしまいました。
ということで、初期放射線の影響だけを研究するという事だけがずっと続けられてきて、
本当は、この内部被ばくの問題には、遠距離の被ばく者とか、それから入市被ばく者の研究、
入市被ばく者に一番深刻な影響が沢山出ているんですが、それを隠ぺいした研究をずっとしてきました。
しかし、調査人数がすごく多いという事と、それから長い間、半世紀以上も長い間研究を続けてきた。
こういう研究は他にありませんから、
この研究の結果が国際的な基準基準、国際放射線防護委員会等に送られていって、
そして世界中の放射線防護の基準を作るという事になっているんですね。
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市民と科学者の内部被曝問題研究会
第一回総会 記念講演 肥田舜太郎氏
2012年4月22日
ご紹介いただいた肥田舜太郎です。
長い間待望していたみなさん方のような優秀な方による内部被ばく問題研究会が発足いたしました。
おそらく世界で初めてだと思います。
核兵器に関心を持って、あるいは現在原発を動かしているどこの国でも、
内部被ばくの問題はほとんど知られていません。
特に国民の皆さんには全く伏せられています。
それはやはり、放射能というものを利用して、金を儲けようという側の者にとっては、
その被害を詳しく知られる事は、最も恐ろしい事なんですね。
だから、全精力を上げて、内部被ばくは害がないという事を、
今日まで地球上のすべての国で、そう思い込むようにやってきました。
わたくしは広島で軍医をしていて、まぁ自分も被ばくをしたんですが、
偶然命が助かって、その代わり、その瞬間から、
即死した人、倒れた人、焼き殺されたというのを、いやというほど見てきました。
ですから、あの爆弾が原爆という事が分かって、
その原爆が放射線を出すという事が分かるまでには、少し時間がかかりましたけれども、
基本は放射線が主力の殺人兵器だというふに私は認識しています。
そして67年間、いまでもまだわたくしに相談に来る被ばく者がいますから、
殆ど後半半生は全部被爆者のために生きてきたと言っても過言でない生活を送ってきました。
それほど卓越した医者でもありませんし、
学問的にもそれほど深いものを持っているわけでもない、平凡な町医者でした。
研究はする事はできません、時間がなくて。
症例だけは沢山持っています。
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第一回総会 記念講演 肥田舜太郎氏
2012年4月22日
ご紹介いただいた肥田舜太郎です。
長い間待望していたみなさん方のような優秀な方による内部被ばく問題研究会が発足いたしました。
おそらく世界で初めてだと思います。
核兵器に関心を持って、あるいは現在原発を動かしているどこの国でも、
内部被ばくの問題はほとんど知られていません。
特に国民の皆さんには全く伏せられています。
それはやはり、放射能というものを利用して、金を儲けようという側の者にとっては、
その被害を詳しく知られる事は、最も恐ろしい事なんですね。
だから、全精力を上げて、内部被ばくは害がないという事を、
今日まで地球上のすべての国で、そう思い込むようにやってきました。
わたくしは広島で軍医をしていて、まぁ自分も被ばくをしたんですが、
偶然命が助かって、その代わり、その瞬間から、
即死した人、倒れた人、焼き殺されたというのを、いやというほど見てきました。
ですから、あの爆弾が原爆という事が分かって、
その原爆が放射線を出すという事が分かるまでには、少し時間がかかりましたけれども、
基本は放射線が主力の殺人兵器だというふに私は認識しています。
そして67年間、いまでもまだわたくしに相談に来る被ばく者がいますから、
殆ど後半半生は全部被爆者のために生きてきたと言っても過言でない生活を送ってきました。
それほど卓越した医者でもありませんし、
学問的にもそれほど深いものを持っているわけでもない、平凡な町医者でした。
研究はする事はできません、時間がなくて。
症例だけは沢山持っています。
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04.28
Sat
伊方原発3号機再稼働問題
東京新聞4月17日朝刊29面より
「安全」に批判相次ぐ
南海日日新聞
四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の周辺が慌ただしくなってきた。
先行する「大飯」以外の再稼働手続きは、原子力規制庁ができる夏以降とみられてきたが、
ここにきて政府内で旧体制のまま審査を勧める動きが浮上。
伊方原発 環境安全管理委
愛媛県の伊方原発環境安全管理委員会が18日、松山市内で専門家による技術専門部会を開いた。
原子力安全・保安院が伊方3号機の第一次安全評価(ストレステスト)審査結果を報告すると聞き、傍聴にかけつけた。
保安院は3月にテスト結果を「妥当」と判断し原子力安全委員会に提出。
その後初めての部会だけに注目は高かったが、一般傍聴はわずか10席のみ。
運よく傍聴できた。
保安院は、伊方3号機は設計時に想定した基準地震動(最大の揺れ)の1.5倍の地震や、
当初設計の4倍の津波に耐えられると説明。
しかし、委員からは、
「福島事故前の基準では『安全』とはならない」
「人為ミスの可能性が想定されていない。その場合でも放射性物質の放出を防止できるのか」
「想定外を取り入れていないのではないか」
などと批判や疑問が相次いだ。
保安院は
「指摘を踏まえ検討する」などと回答したが、部会ではさらに議論を重ねることで一致。
参加した上甲啓二副知事も
「今日は判断していく過程の一部」と述べ、いずれも早急な判断は出せない考えを示した。
伊方3号機の再稼働をめぐり、県内では緊迫が高まっている。
再稼働に前のめりとされる仙谷由人元官房長官が2月に来県したのに続き、
4月15日には前原誠司民主党政調会長も党議員集会出席のため愛媛入りした。
前原政調会長は22日のNHK番組で、
原子力規制庁発足まで原発再稼働の手続きを進めるべきではないとの意見に、
「そうは思わない」と反論。
従来の体制で対応できるとの見解を示している。
夏以降まで発足がずれ込むとみられる規制庁を待たず、
安全委が伊方3号機の再稼働にお墨付きを与える可能性が浮上。
「安全委は廃止されていない」とあからさまに同調する中村時広知事の姿勢とあいまって、
再稼働の動きが加速する不安と懸念が強まっている。
(近藤誠・南海日日新聞元記者)
東京新聞4月17日朝刊29面より
「安全」に批判相次ぐ
南海日日新聞
四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の周辺が慌ただしくなってきた。
先行する「大飯」以外の再稼働手続きは、原子力規制庁ができる夏以降とみられてきたが、
ここにきて政府内で旧体制のまま審査を勧める動きが浮上。
伊方原発 環境安全管理委
愛媛県の伊方原発環境安全管理委員会が18日、松山市内で専門家による技術専門部会を開いた。
原子力安全・保安院が伊方3号機の第一次安全評価(ストレステスト)審査結果を報告すると聞き、傍聴にかけつけた。
保安院は3月にテスト結果を「妥当」と判断し原子力安全委員会に提出。
その後初めての部会だけに注目は高かったが、一般傍聴はわずか10席のみ。
運よく傍聴できた。
保安院は、伊方3号機は設計時に想定した基準地震動(最大の揺れ)の1.5倍の地震や、
当初設計の4倍の津波に耐えられると説明。
しかし、委員からは、
「福島事故前の基準では『安全』とはならない」
「人為ミスの可能性が想定されていない。その場合でも放射性物質の放出を防止できるのか」
「想定外を取り入れていないのではないか」
などと批判や疑問が相次いだ。
保安院は
「指摘を踏まえ検討する」などと回答したが、部会ではさらに議論を重ねることで一致。
参加した上甲啓二副知事も
「今日は判断していく過程の一部」と述べ、いずれも早急な判断は出せない考えを示した。
伊方3号機の再稼働をめぐり、県内では緊迫が高まっている。
再稼働に前のめりとされる仙谷由人元官房長官が2月に来県したのに続き、
4月15日には前原誠司民主党政調会長も党議員集会出席のため愛媛入りした。
前原政調会長は22日のNHK番組で、
原子力規制庁発足まで原発再稼働の手続きを進めるべきではないとの意見に、
「そうは思わない」と反論。
従来の体制で対応できるとの見解を示している。
夏以降まで発足がずれ込むとみられる規制庁を待たず、
安全委が伊方3号機の再稼働にお墨付きを与える可能性が浮上。
「安全委は廃止されていない」とあからさまに同調する中村時広知事の姿勢とあいまって、
再稼働の動きが加速する不安と懸念が強まっている。
(近藤誠・南海日日新聞元記者)
04.28
Sat
2012年4月27日(金曜日)
東京新聞こちら特報部(28面)より書き出し
大飯再稼働へ保安院躍起?
関西電力大飯原発3,4号機の再稼働を何としても実現させたいからなのか、
経済産業省原子力安全・保安院が東京電力福島第一原発事故の「地震原因説」をうやむやにしている。
地震の揺れによる原子炉系配管損傷の可能性を認識しているにもかかわらず、
関係閣僚会合で十分説明しなかったのだ。
原発事故原因 地震説封印か
今月3日、野田佳彦首相と枝野幸男経済産業相ら関係3閣僚の初会合。
保安院の説明資料には福島事故の地震による影響について次のように記されていた。
「安全上重要な機能を有する主要設備については、
地震の影響により微少な漏えいが生じるような損傷はあったかどうかまでは現時点では確かな事は言えないが、
基本的には安全機能を保持できる状態にあったと推定される」
持って回った言い方になっているのは、
経済産業省所管の独立行政法人・原子力安全基盤機構(JNES)が
昨年12月にまとめた解析結果が念頭にあるからだ。
それは、1号機の原子炉系配管に事故当時、地震の揺れによって0.3平方㎝の亀裂が入った可能性を示す内容。
わずか0.3平方㎝とはいっても、水の漏れた場合、1時間当たり約7.2トンもの量になる計算だ。
炉心溶融につながる冷却水喪失事故の引き金にもなる。
JNESが地震による配管損傷のシュミレーションをしたのは、
衆院科学技術イノベーション推進特別委員長を昨年9月まで務めた
民主党の川内博史衆院議員に要請されたためだ。
東電が主張する「津波原因説」に追随してきた保安員としては、
「地震原因説」の裏付けになりかねない結果に当初は無視を決め込んで
「(地震原因説について)さらなる解析作業や、
収束作業の進展に応じた現場検証を通じて検証することが必要と考えている」と明記した。
「地震」による配管損傷の可能性」までは認めなかったものの、今後の調査は約束していた。
閣僚会合配布資料「検証の必要性」触れず
ところが、保安院が完了会合で配布した資料は、「検証の必要性」に全く触れていなかった。
しかも、資料には
「微少の漏えいを仮定したうえで、解析を行ったところ、
3平方㎝程度以上の損傷が生じていたとすると、、実測結果とは整合しない」と記載。
「0.3平方㎝」は出さず、代わりに実測値とは乖離する「3平方㎝」を持ちだして地震原因説を否定しているのだ。
6日の第3回閣僚会合後、枝野氏の記者会見で配布された資料でも
「地震原因説」を否定していた。
「地震によって起きた事」と題したイラストで、
「原子炉自動停止」
「(非常用発電機など)正常に稼働 冷却機能を維持」と強調する念の入れよう。
というのも、地震で重要機器が損傷したとなれば、
安全評価(ストレステスト)や、原発関連指針の全見直しを迫られ、再稼働が難しくなるためだ。
「不都合な話 説明しない」
川内氏は
「保安院は不都合な話は自分たちからは絶対に説明しようとしない。
配管損傷は専門的な問題だけに、殆どの国会議員は騙されてしまう」と嘆いた上で、政府に注文する。
「地震による配管損傷の可能性は間違いなくある。
保安院は約束通り、地震原因説について早急に検証するべきだ。
少なくとも国会の事故調査委員会が報告書を出すまでは、再稼働の議論はできない」
ーーー
<参考>事故調査委員会
事故調査委員会で「地震原因説」について田中三彦氏×深野保安院長↓
5.田中三彦氏福島第一の地震の影響について深野保安院長を追及・
事故調4/18(内容書き出し)
事故調査委員会で「地震原因説」についての深野保安院長↓
[再稼働]なぜ地震対策が30項目に入っていない?深野保安院長を追及・
事故調4/18(動画・内容書き出し)
東京新聞こちら特報部(28面)より書き出し
大飯再稼働へ保安院躍起?
関西電力大飯原発3,4号機の再稼働を何としても実現させたいからなのか、
経済産業省原子力安全・保安院が東京電力福島第一原発事故の「地震原因説」をうやむやにしている。
地震の揺れによる原子炉系配管損傷の可能性を認識しているにもかかわらず、
関係閣僚会合で十分説明しなかったのだ。
原発事故原因 地震説封印か
今月3日、野田佳彦首相と枝野幸男経済産業相ら関係3閣僚の初会合。
保安院の説明資料には福島事故の地震による影響について次のように記されていた。
「安全上重要な機能を有する主要設備については、
地震の影響により微少な漏えいが生じるような損傷はあったかどうかまでは現時点では確かな事は言えないが、
基本的には安全機能を保持できる状態にあったと推定される」
持って回った言い方になっているのは、
経済産業省所管の独立行政法人・原子力安全基盤機構(JNES)が
昨年12月にまとめた解析結果が念頭にあるからだ。
それは、1号機の原子炉系配管に事故当時、地震の揺れによって0.3平方㎝の亀裂が入った可能性を示す内容。
わずか0.3平方㎝とはいっても、水の漏れた場合、1時間当たり約7.2トンもの量になる計算だ。
炉心溶融につながる冷却水喪失事故の引き金にもなる。
JNESが地震による配管損傷のシュミレーションをしたのは、
衆院科学技術イノベーション推進特別委員長を昨年9月まで務めた
民主党の川内博史衆院議員に要請されたためだ。
東電が主張する「津波原因説」に追随してきた保安員としては、
「地震原因説」の裏付けになりかねない結果に当初は無視を決め込んで
「(地震原因説について)さらなる解析作業や、
収束作業の進展に応じた現場検証を通じて検証することが必要と考えている」と明記した。
「地震」による配管損傷の可能性」までは認めなかったものの、今後の調査は約束していた。
閣僚会合配布資料「検証の必要性」触れず
ところが、保安院が完了会合で配布した資料は、「検証の必要性」に全く触れていなかった。
しかも、資料には
「微少の漏えいを仮定したうえで、解析を行ったところ、
3平方㎝程度以上の損傷が生じていたとすると、、実測結果とは整合しない」と記載。
「0.3平方㎝」は出さず、代わりに実測値とは乖離する「3平方㎝」を持ちだして地震原因説を否定しているのだ。
6日の第3回閣僚会合後、枝野氏の記者会見で配布された資料でも
「地震原因説」を否定していた。
「地震によって起きた事」と題したイラストで、
「原子炉自動停止」
「(非常用発電機など)正常に稼働 冷却機能を維持」と強調する念の入れよう。
というのも、地震で重要機器が損傷したとなれば、
安全評価(ストレステスト)や、原発関連指針の全見直しを迫られ、再稼働が難しくなるためだ。
「不都合な話 説明しない」
川内氏は
「保安院は不都合な話は自分たちからは絶対に説明しようとしない。
配管損傷は専門的な問題だけに、殆どの国会議員は騙されてしまう」と嘆いた上で、政府に注文する。
「地震による配管損傷の可能性は間違いなくある。
保安院は約束通り、地震原因説について早急に検証するべきだ。
少なくとも国会の事故調査委員会が報告書を出すまでは、再稼働の議論はできない」
ーーー
<参考>事故調査委員会
事故調査委員会で「地震原因説」について田中三彦氏×深野保安院長↓
5.田中三彦氏福島第一の地震の影響について深野保安院長を追及・
事故調4/18(内容書き出し)
事故調査委員会で「地震原因説」についての深野保安院長↓
[再稼働]なぜ地震対策が30項目に入っていない?深野保安院長を追及・
事故調4/18(動画・内容書き出し)
04.28
Sat
東電会見 午後 2012年4月27日金曜日
東京電力の会見に最近私がよく見ているモーニングバードの井口さんがいらしていました。
・家庭用電気料金の値上げについて
・東電の資産、不動産などの売却状況について
・東京電力の今年度のボーナス支給に関して
等の質問をされました。
内容を聞いていて、多分、東京電力に電話で質問してもなにも答えてくれないので
仕方がないから会見に乗りこんできたという感じがしました。
書き出していて一時停止した瞬間の
東電の松本さんと栗田さんの表情が面白かったので、ちょっと、遊んじゃいました゚+。:.゚(oゝ艸・)・;'.、
内容書き出しは

耐震バックチェックは再稼働の条件ではない 第9回事故調(2012/04/18)
野村:
「バックチェックを指示した」っていう事はどうでもよくて、
バックチェックが行われたどうかが大事なことですから、
それがあの福島第一原発でバックチェックが行われていなかったというのはもう周知の事実ですので、
やっているかのように言ってもらうのは困るわけですよね。
ですから、地震対策はかなり乏しいわけですよ。
もし万が一ですね、ちょっと聞いても良いですか?
もし原因というのが、地震でもなんらかの事故が起こっていたかもしれないという仮定を置いたとしたら、
今回の判断基準は変わりますか?

深野:
あの、ちょっとなかなか、あのー、え、ちょっと、なんておこたえしていいか、あれなんですが、
あのーー、おおぉぉー、ま、地震は地震で別途、あのー、今、あの、大変遅れてお叱りを頂いておりますけれども、
バックチェックは、も、とにかく、あの、大至急やらなければいけないという事で進めております。
で、それでもし、あのー、地震への対応が、ま、ぁ、不十分だっていうことであれば、
それはそれでやっぱりちゃんと対応を取っていただく、ということは、
これは、あのー、今、別途進めておりまして、

で、こんかいの、あのー、この、基準2のストレステストの中でも、
1次評価で地震に対してどれ位の安全尤度(ゆうど)があるかっていうことは評価をしてございます。
で、それで例えば、ま、あのー、一番最初にやった伊方なんかでは、
まあ、あのー基準地震動で測定をしていたものに対して、えーー、1.8倍まで尤度があるという評価をしております、
で、仮にその地震度が、あのー、ま、評価をし直した結果、
もっと厳しい地震動が来るという事になれば、ま、そこの尤度が加わり、
もし、尤度が無くなればこれはやはり問題という事になろうかとおもいます。
野村:
あの、じゃあ、かつてですね、中越沖地震をきっかけとして、バックチェックを実施して、
そして、震災対策を、防災をしろと。
要するに地震対策を講じろと命じてきた政策が、いったん今、中断した形で、
ストレステストの方で評価したからそれでいいというふうに考え方が変わったという事なんですか?
深野:
イヤそんな事はございません。
それはあのーー、ン・・、耐震バックチェックはむしろ今、あの、並行して進んでおりまして、
あの~、去年、ま、あの、3月の、ま、震災のあとちょっと一時、あのー、ま、あのーー、震災対応で追われて、
ま、そ、そういうことが起こった時期がございましたけれども、
それは今、あのーえ、再開しておりまして、
えー、とくにいま、え、こんかいの、あの、地震を踏まえて、
ま、新しく出てきたいろんなその地震上の知見を反映させた形で、ま、今、あのー進行しているところでございます。
野村:耐震バックチェック自体は、再稼働の条件ですか?
深野:
あの、耐震バックチェック自体は、あのー、再稼働と言いますか、ストレステストとは一応別の、
あのー、えーー、さ・ささ、作業として進めています。
野村:っていうことは
深野:
ただその仮に、その耐震バックチェックをした結果、
評価すべき地震動が非常に厳しくなって、そのーまあ、あの~、まったく、その、
ゆゆ尤度が無くなってしまったという事になれば、それは当然あの再開には影響してくると思います。
野村:という事は論理的前提としてはバックチェックは済んでいなければいけないという事でよろしいですか?
深野:あの、バックチェックの結果も参照しながらやっているという事でございます。
野村:もう一度確認ですが、
再稼働の確認にはバックチェックが終了していることが前提条件だという事でよろしいですね。
深野:
あの前提とまでは言っておりませんが、あの~、バックチェックの結果というのも参照しながらやるんで、
あの、もし仮に、ま、その地域で、え、
たとえばその従来よりもずっと厳しい地震動の評価そしなきゃならないという事になれば、
野村:
あのですね、規制庁のトップでいらっしゃる訳ですから、
「並行してやっています」とか、それを「こちらも見ながら参考にして」とかそういうんじゃなくて、ルールですから。
ですから、バックチェックが終わってなければ
前提を満たしていなくて、今回の基準を満たしていてもダメだと考えておられるのか、
それとも、バックチェックが終わってなくても、
ストレステストのところで地震動をある程度見たから再稼働させてもいいという判断の方に変わったのか、
どちらなのかを説明して下さい。
深野:
あの~ぉフガフガ・・そ、そういう意味では、あのー、
ストレステストはストレステストで、バックチェックとは別に進めているという事でございます。
野村:
だから別じゃなくてですね、
再稼働の条件としてバックチェックは必須なんですか?という事です。
深野:
あの・・・バックチェックが終わっている事は必須ではございません。
ただバックチェックの作業を見ながらやっているという事でございます。
野村:
そうなりますとね、先程からちょっとお話しが出ているんですけれども、
結局今回の基準の作り方というのは、
原因が何であるかという事と、その原因を特定させた対策を講じるというところに
非常に矮小化されているとは思いますけれども、そういう発想なんですよね。
それは先程確認させていただいたんですけれども、
その時にですね、先程田中委員の方からもご指摘があったように、
必ずしも原因が津波だけだったというふうには、今は特定できていない訳なんですよ。
それは先程ここの、もう一回ページをめくって元に戻しても結構なんですけど、
この「技術的な知見」というところにも沢山、そう書いてある訳なんですよね。

今後それが地震の影響があったのかどうかは、今後評価しなければいけないと随所に書いてあるわけです。
そういう不明確な状態でありながら、その耐震の補強というのを再稼働の条件に組み込まないという、
そういう論理になってしまったのはどうしてなんですか?
深野:
あのぉーまあ、そういういみでは、あのー、えー、耐震についても、だからどの位、そのぉー、
えー、耐震上の余裕があるかというのは見て、えー、十分な余裕があると確認して、ま、あの、
おー、判断をしているという事になって
野村:
ですから、
保安院が、ストレステストっていうのが始まる前まではですね、
耐震バックチェックをやって、そして耐震補強をするっていう、これはずーーっとやってきた政策じゃないですか。
その事自体は続けておられるとおっしゃっている訳ですよね。
だとすると、その過去の政策と今回の再稼働の基準というのが、
再稼働のところだけがですね、それと次元の違うストレステストで点検したからいいんだということであれば、
過去やってきた事は何だったんですか?
田中(三):
一ついいですか?
あのですね、原発の安全性っていうのは、シビアアクシデントで決めるものじゃないですよね。
まず基本的にそんなものを起こさないためのバックチェックっていうのが必要です。
そっちではなくて、「シビアアクシデントがうまく乗り越えられるかどうか」
そこの方を稼働の条件にしていませんか?いま。
深野:
あのーぉ・・ちょっと今、わたくしの言い方は誤解を与えたかも、な、なんですけれども、
むしろ、シビアアクシデント、ま、燃料の損傷のような事を、お、あのー、至らせないと。
そのために、ま、事前に、ま、いろんな対策を取って、ま、それによって、いろんな、ま、
そういう事態に至らないという事を確認して、それでま、基準の1、基準の2を、まあ、満たした事を確認すると、
そういう事でございます。
田中:
シビアアクシデント以前にですね、要するに普通の地震に対して耐えられる構想を持っているかどうかって、
今までやってきた基本中の基本ですよね。それがバックチェックですよね。
それを稼働の条件に何故しないんですか?
深野:
あの~、ま、バックチェックはバックチェックでさっきから、も、申し上げますように、
これはもう、あの、きちんと進めていくと。
で、ただそのー、えー、この、ストレステストはそれとは別に、あの~、お、まあ、あー、
あの、こういう確認作業をしているものでございまして、
そのなかで、え、ま、どのくらいその、う、耐震上の余裕があるかという事は、これは、でも見ている訳でございます。
で、したがって、その耐震上の余裕がこの、バックチェックなんかのプロセスで、たとえばその、
この断層とこの断層は連動するという事を想定すると、
その余裕を食いつぶしてしまいそうになるという事であればそこんところはさらに、あの、きちんとチェックをして、
えー、もしその結果、さらにその余裕が食いつぶされそうになれば、あのー、
ま、ストレステストの結果、OKとはいかない、そういう事も当然あるというふうにみてやっております。
野村:
あの、私今のお話聞いて、日本中の方々が分かったと思うんですけれども、
結局ですね保安院はもともと、このストレステストって世の中にその話が出てきたのは、
ある時突然首相からストレステストっていうお話が出てきて、
それがこの世の中で再稼働の基準であるかのように話が進んでしまったというのもあるわけですけど、
その前までは保安院はとにかく
中越地震の教訓を踏まえて、耐震バックチェックを速やかにやって、そして耐震の補強工事をやると。いうことが、
まずは安全対策にとって一番だと言ってこられたわけじゃないですか。
で、もしですよ、普通に原因分析をされて、
今回のやつが地震でも何らかの損傷があったかもしれない、
また、津波が原因であるという事はかなりの確度で分かると。
両方の原因があり得るんだとすればですね、
基準の作り方は、普通ほとんどの国民が考えるのは、
津波対策だけではなくて、当然のことながら
耐震についての対策が講じられている事というのをげんていとするというそういう基準の作り方になるはずなんですよ。
ところが30項目の中には、その事(耐震についての対策)が一つも入ってない訳です。
どうしてそういうふに技術的知見というのがすり変わってしまったのかという事が不可思議でならない訳です。
それまではとにかく「耐震が大事だ大事だ」って言ってこられたわけですよね。
それがどうして30項目の中に「耐震の問題」が入らないんですか?
深野:
あのー、耐震の問題につきましては、これはちょっと私どものこういう、
まー、あのー、検討会の組み立ての仕方の問題だったのかもしれませんけれども、
野村:
いや、そういうことじゃないんですよ。
それは、原因を「とにかく地震ではない」と決めたからなんですよ。
で、その地震ではないと決めたこと自体がまだ私たちの検証の中ではっきりしていない事なんです。
で、それを「どうしてそういうふうに決めてしまったのか?」という事で、
その事について「どの位の自信を持っておられるのか?」という事を最初聞いたわけですよね。
でも「それはパーセントでは示されない」と、
ただ、「きっとこうに違いない」とおっしゃられた訳ですけれども、
それではやっぱり国民は不安だと思うんですよ。
で、これ、このプロセスの中で、
どうして地震対策が再稼働の条件の中に組み込まれなかったのか。
どうして原因を地震ではなく津波であるというふうに特定してしまったのか、
そこにみんな不思議に思っているところがある訳なんです。
そこのところはどうしてそうなってしまったんですか?
深野:
あの、地震が、あのー、含まれていないという事じゃなくて、
地震は、あのーま、ストレステストの評価のなかで、えーー、ま、あの、おー、
当初基準地震動としたものに対してどの位耐震上の余裕があるかという事は、
これは評価をいたします。
ですから、そういう意味ではストレステストの、ま、重要な評価項目に
え、地震と津波が入っておりまして、しかもその地震と津波が単独の事象として起こるんじゃなくて、
それぞれが一緒に起こって、当然、ま、津波は地震の時に起こるものでございますけれども、
重畳して発生するというそういう前提でもって評価をしたうえで、
えー、なお、ま、今回のような事態にならないかという事を見ると、
ま、そういう構造になっておりますんで、これ地震は入っております!
ただそれとは別に耐震バックチェックの方は、あのー、ま、いろんな周辺の地質なんかを全部調べまして、
たとえばこの断層は他の断層と連動する、ま、そういった評価を厳しくして、
あの~、やる必要があるんじゃないかと、これはこれで、今別途動かしておりまして、
ただその結果、どうもこの断層は連動とかいろんな事を考えて地震が厳しくなりそうだという事になれば、
ま、それは、とうぜんその、えー、ストレステストの方にも反映させていかなければいけないもんだと、
そういうふうに考えて
野村:わかりました。
あの、両方考えてという事を今おっしゃられたので、
両方の原因は想定しておられるという事でそれは結構かと思うんですけれど、
想定している割には対応、対策が、耐震の問題についての対策が30項目に入っていないわけですね。
ですから、それをストレステストで確認しましたって、
確認したかどうかじゃないんですよ。
対策を、可能性がある以上は、対策をちゃんと30項目に入れれば
再稼働の条件も変わった筈だというふうに思う訳ですが、
これ、何回も繰り返していてもあまり生産性がありませんので、ちょっと、別の観点からお伺いしたいんですけど
1:03:18
田中:
ちょっといいですか?
その事故原因のことと関連して、ちょっといくつか、お尋ねしたいと思います。
田中と申します。
3月28日の技術的知見というのをじっくり読まさせていただきましたけど、
その中にですね、地震の観測記録を用いた地震動応解析、地震の応答解析ですね、
「安全上重要な機能を有する主要設備が評価基準を満足している」と、そう書かれている。
ですがですね、その使っている地震動というのは途中で途切れちゃっていて、実際には観測されていない。
ま、そこに結構大きな地震も来ております。
それから、こういうものっていうのは、評価地ですね、単純に応力の評価を調べるんじゃなくてですね
難しい言葉で言うと、低サイクルの金属破壊という事が起きている可能性もあるわけで、
そういう事も検討しなきゃいけない。
で、そうやって見てみると、それからさらにですね、重要な機器全てをやっている訳ではない。
重要なところとして取り上げているのが充分ではないというような、そういうのをいろいろ考えていくとですね、
「安全上重要な機能を有する施設設備は評価基準を満足していると言える」と、
その根拠っていうのはどうですか?それについて何か。

深野:
これにつきましてはお、えーー、もちろんわたくしども、えーー、うーお・おーー、
い・い・1号機から4号機について、完全に現物が見えてるわけではございませんので
えーー、ま、あの~以前柏崎刈羽で行ったような、ああいう詳細な確認は出来ていないんでございます。
ただ、あのー、すくなくても、えー、かつてあの~、えぇ~
耐震バックチェックの評価方法で用いたようなやり方で、ま、あのぉ、
地震ごとの解析を行っておりまして、えー、ま、少なくてもその主要な設備については、えー、ま、あの~、
評価基準値の中に収まっているという事は、ま、確認をしていると。
ただその、えー、さらにその対象を広げまして、
えーー、これはあのうぅぅ、5号機をあのう、対象、一つの事例として、対象を広げてやると、
ま、一部その評価基準値を超えている部分もございました。
これにつきましては、あのー、従いまして、5号機は中に、えー、立ち入ることもできますんで、
えー、実際に、そのうぅ、中に立ち入って、えー、ま、そういった評価基準値を超えた部分について、
えー、ま、これは、あのう、どうだったかという事についての確認も行っているところでございます。
田中:
えっとですね、その耐震の評価が十分に行われていないんじゃないか?っていう質問を私はしたわけです。
それに対して「しているんだ」という根拠を教えて下さいという、そういう問いです。
深野:
あの~、ま、それにつきましては私ども、あのーーー、えーー、
ま、今回の地震の、あの、地震動を入れて、ま、主要な、あの、部分について、ま、応答解析をやったと、
で、それによって、え、ま、少なくてもその主要な部分について評価基準値をま、超えていないという事を、確認をしたと、
ま、そういう事でございます。
先程ご指摘がありましたように、ま、地震動が一部途切れている地震計もございます。
で、これについては、ま、あのう、付近に地震計で、えー、ま、全部データも取れている者もございまして、
ま、どれ位それが影響があるかというのも評価をいたしましたけれども、
ま、あの、それほど、ま、大きな、あぁぁ、あのぉ、影響ではないと、いう評価をしております。
田中:
えっとですね、
これは設計をするんじゃなくて、事故の解析をするわけです。
そうすると、事故の解析っていうのは何が起きているか、
格納容器の中でなにが起きているか分からない。
そうするとですね、たとえば配管なら、配管の健全性を知ろうとする時に、
他のものは全部健全だというッ事で計算をすれば持つという事は、これはわかるの。
だけどそうではなくてですね、事故解析というのは設計の解析ではない訳。
そうすると、たとえばいろんなハンガー類だとかサポート類があるわけだけども、
そういうものが二つ外れている。
あるいは、どこかのボルトが切れて、ガタイが飛んでいるとかですね、そういうことが起きている可能性がある。
そういうものを一つ一つ潰していって、いわゆるイベントスリーですね、
そういう解析をするという事が事故の解析の一つのやり方ですけれども、
そういう事は一切されていない?
その事についてどう思いますか?
深野:
あの、確かにご指摘のように、その、イベントスリーを作っての解析という事に関してはしてございません。
で、ただその、えーー、ま、そういう主要なサポートとかぁぁ、あ、そういうものについても主要なものは、
あの~、ま、あのぉー、おぉぉ、応答解析をして、持つかどうかという事は確認をしているというふうに理解をしております。
田中:
そうすると、この技術的知見にも書いてあるんですが、
「事象の解明が十分に進んでいない部分や分析が不十分なところも残されている」と、
そういう認識でよろしいですか?
深野:
あのぉ、もちろんあのー、さ、先ほど申し上げました様に、そそぅ、すべてあの、見尽くしている訳ではございませんので、
あのー、そういう意味での不確かさっていうものでは、ま、残っていると、
ただその中で、えー、少なくても、その、今、えー、プラントの色々なデータとか地震、
え、これまでの地震応答解析から見ると、少なくても、その、地震で大きな、あ、あの~、安全機能に、
影響を与えるような損傷が生じているとは考えにくいと、
で、そうすると、え、ま、あのー、で、今回、あのー、おー、で、一方で津波で、
あの~、いろんな電気系統が広範に失力して使えなくなったと、
あるいはその海水での熱交換が出来なくなったと、
ま、そういった事が非常にその、ま、大きな、あのー、ま、あとの、えーー、
問題を引き起こしている事は一方であるわけでございまして、
ま、そういった事に対して、どういった対策がとれるのかっていう事は、
ま、そこから出てくるというふうに私は考えております。
田中:
えっとですね、そういう白黒の決着を付けると対策に漏れが出る。
だから、グレーゾーンの中で話をしなければならないものについては、
グレーソーンで話をした方がですね、充分な安全対策がとれるんです。
そういう事ではなくて一つの道、都合のいい道だけを原因としてやっているように見えてしょうがない。
でもそれはともかくとしてもですね、いろんな解明が十分でなされていない、
暫定的な見解でですね、4大臣の安全対策というものが基準1,2,3ですね、それが作られていると、
そういう事でよろしいですか?
深野:
ま、すくなくても、その~、ま、今回のような事が起きて、あのぉー、起きてしまって、
それをあのー、深刻な燃料損傷っていう事に、ま、至らないために、ま、どういう手が打てるかっていう事については、
それは、あのーま、今回の、えー、知見からも、ま、す・す・少なくても対応が出来ていると、そういう評価の元で、
ま、こういうキジョン、き・基準を作り、それからさらに、ま、安全レベルをあげていくために、基準3を作ったと、
そういうことでございますんで、えー、少なくても、あの~、今回やったことについては、
えー、ま、その範囲の、えー、い・意味は持っていると思っています。
田中:
えっと、それは要するにダメだと私は思っているけれど、
格納容器の中で起きている事が分からない事と安全は密接に関係するわけだけれども、
非常に都合のいいものだけが選ばれているような気がしてならない。
で、その事と関連してですね、福島の事故で、最も学ばなければならない事というのは、
国民目線で言えばですね、今後福島で起きたのとは違う、
今度は直下型の地震が起きるとかですね、火災だとか、それから航空機の落下だとか、テロとか
そういうようなものだって、これは考えて対策を取られていかなければならない訳ですね。
ところが、ま、それはそれとしてですね、
今のやり方というのは、推定で原因を狭めていく、
それで非常に狭くした原因に対して対策をして、これで再稼働の条件をそろえていくという、
これは非常に国民目線からするとですね、うまいやり方ではないというふうに思うんですが、それについてはどうですか?
1:11:21
深野:
あの、すくなくても、まあ、あのー、えーっと、今回起こったような事を、えーっと、あの、まあ、
起こさないために、ま、何ができるのかということで、えー、ま、あの、対策を組みたてて、
ま、それを最終的にはご説明申し上げて、ま、最後には、ま、そこんところは、ま、あのー、
ま、え、政治レベルでご判断を頂いたというふうに私は考えております。
ただ、そのもちろん、あの、おォーー、ま、この、ぎ・技術的知見のレポートも、
あるいはこの対策も、ここまで出来たからいいんだという事では決してなくて、
やはりあの、先程前段否定という事を申し上げましたし、その、
安全神話に陥ってはいけないという事で常にこれは進歩させていかなければいけないと、
まず、そういう事は、これは私どもも考えておりまして、
レポートの中にも、あの、そういう事をちょっと触れさせておりますけれども、
やはりそのシビアアクシデントについても、やはり、こ、こういった物以外にもいろいろと、
あのー、考えなければいけないこと、それからこんかいのものは、ま、あくまでも、
えー、この事故からボトムアップで整理をしたものでございますんで、
えー、トップダウンでもう一度その
黒川:わかりました。
深野:はい
黒川:
そうすると、2006年ですかね、
この地震の対策の指示の話が出ましたよね。
その後、バックチェックと言いましたが、あの後全ての原子炉に行ったわけですか?
保安院として。
あなたは保安員のエキスパートだから聞いているんだけど、
全ての原子炉?

1:12:35
深野:はい、あの、全ての原子炉に対して指示はいたしました。
黒川:それは全部されているんですか?もう。
深野:
してます。
あ、やりましたけれども、結局、その後、あー、あまりにも時間が特化してしまって、え、
黒川:時間はいいんだけど、それじゃあバックチェックをして、チェックをOKしたわけね?
深野:あのまだ、あの
黒川:なんかそれで、
深野:やって下さいという指示はしておりますけれども、
黒川:それはいつごろしたんですか?
深野:
あの、当時あの、わたくし、あのーー、えーーー、えーー、じゃ、・・次長でいた時期がございまして、
で、その時にもう、バックチェックの指示はすでに終わっておりまして、あの、
バックチェックの作業が進んでおりました。
黒川:それは結果はどうなったんですか?
深野:
結果的に、あのーー、ま、全部終わっていなかったんで、
え、こんなに時間がかかったら困るっていう事で、
え、ま、そこは、保安院の中でも体制を作って、で、それを、ま、あのー、まあ、は・早くやってくれという事は
当時やった事はございます。
黒川:
じゃ、プッシュ出来るわけじゃないですか。
それじゃ、ちょっと野村さん、
続きを読むに

04.27
Fri
橋下市長:
税で原資をねん出して、ピークの電力需要を抑制する仕組みを考えて欲しいと。
今の段階では電力会社が動きそうもないので、その原資を税で確保して、
節電した人か、ないしは供給力をさらに増強してくれた人にその原資を渡す
橋下市長の案
ピーク時に節電した世帯や自家発電増の企業などにその分に応じて対価を支払うという、
いわば報奨金のようなもので増税分はその財源になるという。
(4月26日報道ステーションより)
ーーーー
以下、2012年4月27日モーニングバードより

<橋下市長の発言に関して>
古賀茂明:
もしこれをやってもですね、関西電力が何もしてくれないという事になるとかなり厳しい状況になりますので、
念のためそれに備えてですね、
たとえば、市民が協力するだけじゃなくてですね、いろんな企業がですね、節電をするとか、
あるいは自家発電で、もっと発電するとか、
そういうのを放っておくとですね、みんなお金がかかるとか、いろんな負担がかかるとかで進まない部分を、
何かですね、お金で解決できる部分があるかもしれないと、
そうすると、ぎりぎりこれ位足りなくなるかもしれないから、お金で何とかして下さい。
たとえば、自家発電を「今のままだとこれ以上やると損をするからやりたくない」とか、
あるいは節電で「負担が大きいからやりたくない」というところで、
「やってくれたらこれだけのお金が行きますよ」というような仕組みもあるかもしれない。
そうすると、「そのお金は誰が出すんですか?」っていう事になりますね。
で、それを昨日はなんか月1000円とかいう発言をしたと今流れていましたけれども、
まあ、最悪の場合ですね、
今の関西電力の言っている事が全部正しかったというような事の場合にですね、
夏の間、7月・8月とかですね、その間に、ま1000円位負担をしてもらうという事も、
非常に逆に言えばあり得るんですよということを
まず、住民に投げかけているという段階だと思いますね。
真意はあくまでも、思い切った節電をして何とか乗り切りましょう。
それからまだ、もうちょっと時間がありますので、
もっともっと、供給力をですね、他社からの融通とか色々なもので上積みできるんじゃないかと、
それから普通にやって節電できる分の見込みっていうのは関西電力だけ非常に低いんですよ、
他の電力会社に比べるとですね。
だからそこをもっともっとみていくとか、そういう努力をすると、今言っている関電の数字がグーッと縮んでくる。
場合によってはうまくいけばそこが足りるという事になってくるかもしれない。
ただそれをですね、
「そうなるだろう」という事で、今の段階で放っておくとですね、非常に危ないかもしれないので、
そこは今最悪の事態を想定してですね、
「そういう覚悟っていうものも、皆さんありますか?」っていう投げかけをしているというそういう段階だと思います。
羽鳥:
これはあれですか?橋下さんの発言は大阪だけという事ですか?
それとも関西電力の範囲全部という事なんですか?
増税っていう事は。
古賀:そうですね、あの、増税っていうのはチョット
羽鳥:投げかけなんでしょうけれども、
古賀:
仮にやるとしたら関西全域でやらないとですね、
要するに「みんながそれぐらいの覚悟を持ってやれますか?」っていう事は関西全域でやらなくっちゃいけないし、
それから、実はこれは政府がやらなくてはいけないんですけれども、
他の地域がですね、ただ「余っている」とかいうとですね、節電しようっていう事になりませんよね。
ですから、他の地域でも、もし同じように頑張ってくれれば、これはもう充分足りちゃうんですね。
ですからそういう呼びかけも他電力の地域にもこれからやって、
我々としてもやっていかなくてはならないと思いますし、政府にもそれをやってもらう。
そうすると、どんどん、どんどん、足りないという部分がですね、小さくなっていく。
ですから、府民、県民がですね、
「思い切った節電をやりますよ」という事を、ま、みなさんで覚悟していただく。
そして我々からいろんな提案をしていきます。「こうやって節電できるんじゃないか」っていうのをですね。
それを受け入れてもらえればですね、このどんどん、どんどん足りない部分が、ちいちゃくなっていきますんで、
その最初の投げかけという、ま、
「覚悟っていうものをみなさん持っていただけますか」というそういう趣旨だと思います。
赤江:「節電してくれる企業に補助金として当てたい」という、そういうアイディアはどうでしょうかということですね。
古賀:
そうですね、節電してくれるとか、あるいは自家発電を、損を覚悟でやってくれますとかですね、
そういうところにお金を出すこともあり得ますということです。
それで、増税というのは要するに、仮に府や市が予算でお金を出したとすると、
それは増税しないでやったとしても結局間接的には府民・市民の負担ですよね。
結局元は税金という事ですから。
そういう意味では増税しているのと同じ事ですし、
そういう意味で、何か
「魔法のように誰かに『やって下さい』と言えば電気が出てくるという事ではありませんよ」という事を
投げかけているという、そういう趣旨だと思います。
あの、昨日ちょっと橋下さんと夜中に話したんですけど、
「再稼働をさせたいからそうやって脅かしているっていうように、そういうふうに取られちゃいますよ」って話をしたら、
「いや、全然そんな意味じゃないよ」っていう事は言っていました。
羽鳥:
そうそう、そこなんです。
その「再稼働もしょうがない」とか「増税」とかいう言葉が出てきたんで
「えっ?」って思っている人も多いと思うんですが、
考え方はブレていないという事でいいんですよね?
古賀:
そうですね。
ですからああいう発言をすると、
「えーっ?それじゃ再稼働になっちゃうの?」と言うふうに、何というか、危機感というのが高まりますので、
「それがいやだったら、じゃあ、思いっきり本当に頑張りましょうよ」
ま、そっちでまずは努力をギリギリまでしてみると、いうことだとおもいます。
羽鳥:
なるほどね、わかりました。古賀さんありがとうございました。
投げかけてみたという、その言葉が、ま、ちょっと「えっ?」っていう言葉だったので、
みんながちょっと反応したという事ですね。
:やっぱり言葉にインパクトのある方ですから、
それも橋下さんのある意味狙いなのかもしれないですね。
羽鳥:
今の古賀さんの橋下さんの発言の真意についての話しはどうですか?
吉永みち子:
お話しをうかがっている限りは、再稼働ありきではなくて、
やはり、節電意識を高めるっていう事であり、電力っていうものは黙ってくるものじゃないよということで、
やっぱりね、昨年と比べるとね、わたしたちの節電意識って、
去年と比べるとやはりちょっと落ちているような気がするんですよ。
ま、自分自身も含めて。
いつも「イカンなこれでは」というように反省はするんですが、
これでまた東京かなんかだって、「なんだ足りているのか」ってなると、皆さんの節電意識がね全く薄らいでくる。
これに対して、釘をさすという事は重要な事だろうというように思いますよね。
と同時に、やっぱり、増税っていうのはちょっとインパクトがありすぎるし、
羽鳥:そうですね。

吉永:
どういう形の増税なの?って、そういう言葉だけで反応してしまうよりは、
やっぱりこういうふうにきちんと聞いていかなければならないなっていうふうに思う、
ただ、我々が節電するのと同時にピーク時のね3030に足らないって、
これ、ザーーッッと足りない訳じゃないので、
たとえば午後のこの時間が何時も危ないんだってなれば、そのピーク時の電気料金だけを上げる形にしても、
みんな節電しますよね。
イヤでも高いんだから。
というようなさまざまな方法を具体的に示しながら、実現を求めていかないと、
やっていったら結構出来るかもしれないですよね。
羽鳥:
先程の滋賀県知事の発言にもあったように、
ダメだダメだって言っているだけじゃないんですか?って思いますよね。
吉永:
実際この数字だって、電力会社が出してきた数字を今私たちは素直に信じるか?って言ったら信じませんよ。
足りてるっていわれているから私たちはああそうなんだと思っていますけど、
足りないっていわれたら、「ほんとか?」って思いますよ。
ましてこんな頭出して足りない数字を出されても、その根拠を明確にしていないですし、
やはり今大飯原発なり、再稼働したいところが関西電力エリアにあるから
「足りないぞ」っていうのを大きくしている可能性だって、無きにしもあらず。
羽鳥:そう思ってしまう人は沢山いますよね。どうなんだろう?っていうふうにね。

ーーー
まずは、関西電力の言い分「今夏の電力需給見通し」4/26第19回広域連合委員会(内容書き出し)
そして関西府市県首長から「関西電力に疑問と要請」4/26第19回広域連合委員会(内容書き出し)
「橋下市長脱原発の内幕」古賀茂明氏4/17たねまき(内容書き出し)
橋下氏に関して、このブログのコメント欄は閉じさせていただきます。<(_ _*)>
税で原資をねん出して、ピークの電力需要を抑制する仕組みを考えて欲しいと。
今の段階では電力会社が動きそうもないので、その原資を税で確保して、
節電した人か、ないしは供給力をさらに増強してくれた人にその原資を渡す
橋下市長の案
ピーク時に節電した世帯や自家発電増の企業などにその分に応じて対価を支払うという、
いわば報奨金のようなもので増税分はその財源になるという。
(4月26日報道ステーションより)
ーーーー
以下、2012年4月27日モーニングバードより

<橋下市長の発言に関して>
古賀茂明:
もしこれをやってもですね、関西電力が何もしてくれないという事になるとかなり厳しい状況になりますので、
念のためそれに備えてですね、
たとえば、市民が協力するだけじゃなくてですね、いろんな企業がですね、節電をするとか、
あるいは自家発電で、もっと発電するとか、
そういうのを放っておくとですね、みんなお金がかかるとか、いろんな負担がかかるとかで進まない部分を、
何かですね、お金で解決できる部分があるかもしれないと、
そうすると、ぎりぎりこれ位足りなくなるかもしれないから、お金で何とかして下さい。
たとえば、自家発電を「今のままだとこれ以上やると損をするからやりたくない」とか、
あるいは節電で「負担が大きいからやりたくない」というところで、
「やってくれたらこれだけのお金が行きますよ」というような仕組みもあるかもしれない。
そうすると、「そのお金は誰が出すんですか?」っていう事になりますね。
で、それを昨日はなんか月1000円とかいう発言をしたと今流れていましたけれども、
まあ、最悪の場合ですね、
今の関西電力の言っている事が全部正しかったというような事の場合にですね、
夏の間、7月・8月とかですね、その間に、ま1000円位負担をしてもらうという事も、
非常に逆に言えばあり得るんですよということを
まず、住民に投げかけているという段階だと思いますね。
真意はあくまでも、思い切った節電をして何とか乗り切りましょう。
それからまだ、もうちょっと時間がありますので、
もっともっと、供給力をですね、他社からの融通とか色々なもので上積みできるんじゃないかと、
それから普通にやって節電できる分の見込みっていうのは関西電力だけ非常に低いんですよ、
他の電力会社に比べるとですね。
だからそこをもっともっとみていくとか、そういう努力をすると、今言っている関電の数字がグーッと縮んでくる。
場合によってはうまくいけばそこが足りるという事になってくるかもしれない。
ただそれをですね、
「そうなるだろう」という事で、今の段階で放っておくとですね、非常に危ないかもしれないので、
そこは今最悪の事態を想定してですね、
「そういう覚悟っていうものも、皆さんありますか?」っていう投げかけをしているというそういう段階だと思います。
羽鳥:
これはあれですか?橋下さんの発言は大阪だけという事ですか?
それとも関西電力の範囲全部という事なんですか?
増税っていう事は。
古賀:そうですね、あの、増税っていうのはチョット
羽鳥:投げかけなんでしょうけれども、
古賀:
仮にやるとしたら関西全域でやらないとですね、
要するに「みんながそれぐらいの覚悟を持ってやれますか?」っていう事は関西全域でやらなくっちゃいけないし、
それから、実はこれは政府がやらなくてはいけないんですけれども、
他の地域がですね、ただ「余っている」とかいうとですね、節電しようっていう事になりませんよね。
ですから、他の地域でも、もし同じように頑張ってくれれば、これはもう充分足りちゃうんですね。
ですからそういう呼びかけも他電力の地域にもこれからやって、
我々としてもやっていかなくてはならないと思いますし、政府にもそれをやってもらう。
そうすると、どんどん、どんどん、足りないという部分がですね、小さくなっていく。
ですから、府民、県民がですね、
「思い切った節電をやりますよ」という事を、ま、みなさんで覚悟していただく。
そして我々からいろんな提案をしていきます。「こうやって節電できるんじゃないか」っていうのをですね。
それを受け入れてもらえればですね、このどんどん、どんどん足りない部分が、ちいちゃくなっていきますんで、
その最初の投げかけという、ま、
「覚悟っていうものをみなさん持っていただけますか」というそういう趣旨だと思います。
赤江:「節電してくれる企業に補助金として当てたい」という、そういうアイディアはどうでしょうかということですね。
古賀:
そうですね、節電してくれるとか、あるいは自家発電を、損を覚悟でやってくれますとかですね、
そういうところにお金を出すこともあり得ますということです。
それで、増税というのは要するに、仮に府や市が予算でお金を出したとすると、
それは増税しないでやったとしても結局間接的には府民・市民の負担ですよね。
結局元は税金という事ですから。
そういう意味では増税しているのと同じ事ですし、
そういう意味で、何か
「魔法のように誰かに『やって下さい』と言えば電気が出てくるという事ではありませんよ」という事を
投げかけているという、そういう趣旨だと思います。
あの、昨日ちょっと橋下さんと夜中に話したんですけど、
「再稼働をさせたいからそうやって脅かしているっていうように、そういうふうに取られちゃいますよ」って話をしたら、
「いや、全然そんな意味じゃないよ」っていう事は言っていました。
羽鳥:
そうそう、そこなんです。
その「再稼働もしょうがない」とか「増税」とかいう言葉が出てきたんで
「えっ?」って思っている人も多いと思うんですが、
考え方はブレていないという事でいいんですよね?
古賀:
そうですね。
ですからああいう発言をすると、
「えーっ?それじゃ再稼働になっちゃうの?」と言うふうに、何というか、危機感というのが高まりますので、
「それがいやだったら、じゃあ、思いっきり本当に頑張りましょうよ」
ま、そっちでまずは努力をギリギリまでしてみると、いうことだとおもいます。
羽鳥:
なるほどね、わかりました。古賀さんありがとうございました。
投げかけてみたという、その言葉が、ま、ちょっと「えっ?」っていう言葉だったので、
みんながちょっと反応したという事ですね。
:やっぱり言葉にインパクトのある方ですから、
それも橋下さんのある意味狙いなのかもしれないですね。
羽鳥:
今の古賀さんの橋下さんの発言の真意についての話しはどうですか?
吉永みち子:
お話しをうかがっている限りは、再稼働ありきではなくて、
やはり、節電意識を高めるっていう事であり、電力っていうものは黙ってくるものじゃないよということで、
やっぱりね、昨年と比べるとね、わたしたちの節電意識って、
去年と比べるとやはりちょっと落ちているような気がするんですよ。
ま、自分自身も含めて。
いつも「イカンなこれでは」というように反省はするんですが、
これでまた東京かなんかだって、「なんだ足りているのか」ってなると、皆さんの節電意識がね全く薄らいでくる。
これに対して、釘をさすという事は重要な事だろうというように思いますよね。
と同時に、やっぱり、増税っていうのはちょっとインパクトがありすぎるし、
羽鳥:そうですね。

吉永:
どういう形の増税なの?って、そういう言葉だけで反応してしまうよりは、
やっぱりこういうふうにきちんと聞いていかなければならないなっていうふうに思う、
ただ、我々が節電するのと同時にピーク時のね3030に足らないって、
これ、ザーーッッと足りない訳じゃないので、
たとえば午後のこの時間が何時も危ないんだってなれば、そのピーク時の電気料金だけを上げる形にしても、
みんな節電しますよね。
イヤでも高いんだから。
というようなさまざまな方法を具体的に示しながら、実現を求めていかないと、
やっていったら結構出来るかもしれないですよね。
羽鳥:
先程の滋賀県知事の発言にもあったように、
ダメだダメだって言っているだけじゃないんですか?って思いますよね。
吉永:
実際この数字だって、電力会社が出してきた数字を今私たちは素直に信じるか?って言ったら信じませんよ。
足りてるっていわれているから私たちはああそうなんだと思っていますけど、
足りないっていわれたら、「ほんとか?」って思いますよ。
ましてこんな頭出して足りない数字を出されても、その根拠を明確にしていないですし、
やはり今大飯原発なり、再稼働したいところが関西電力エリアにあるから
「足りないぞ」っていうのを大きくしている可能性だって、無きにしもあらず。
羽鳥:そう思ってしまう人は沢山いますよね。どうなんだろう?っていうふうにね。

ーーー
まずは、関西電力の言い分「今夏の電力需給見通し」4/26第19回広域連合委員会(内容書き出し)
そして関西府市県首長から「関西電力に疑問と要請」4/26第19回広域連合委員会(内容書き出し)
「橋下市長脱原発の内幕」古賀茂明氏4/17たねまき(内容書き出し)
橋下氏に関して、このブログのコメント欄は閉じさせていただきます。<(_ _*)>
平成24年4月26日(木) 第19回広域連合委員会
[日時] 2012年4月26日(木) 15:40~
[場所] 大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
[出席者] 広域連合長 兵庫県知事 井戸 敏三
副広域連合長 和歌山県知事 仁坂 吉伸
委員 滋賀県知事 嘉田 由紀子
委員 京都府知事 山田 啓二
委員 大阪府知事 松井 一郎
委員 鳥取県知事 平井 伸治
委員 徳島県知事 飯泉 嘉門
委員 大阪市長 橋下 徹
委員 堺市長 竹山 修身
京都市長 門川 大作
神戸市長 矢田 立郎
関西電力香川副社長の見通しについての説明はこちら↓
まずは、関西電力の言い分「今夏の電力需給見通し」
4/26第19回広域連合委員会(内容書き出し)

香川(関電副社長):
最後にまとめておりますが、平成22年度位の猛暑の気温になればですね、
16%の電力不足をする可能性がございます(●`エ´)ノ シャキーン!
そして、こうした状況になったのでコストが足りないとの説明
H22年度比で約5千億円の増(H22年度経常費用2兆3千億円の約20%相当)となり、大幅な赤字となる状況。
「とても厳しい状況になる」という言葉を最後に香川副社長の説明は終わる。
ーーー
03:15
兵庫県知事 井戸 敏三(広域連合長):
副社長からの説明を受けましたが、ご質問、ご質疑、ご意見などあれば、
03:28

京都府知事 山田 啓二:
正直言って私は法学部なんで全然わからないんですけども、専門的に言ってもね、
できましたらね、専門家を派遣させていただいて、元データを見せていただいて説明を聞く。
そして同時にやっぱり?とかエネルギー対策をやっていくとか、
そういう事をリアルタイムで専門家の中でやっていくという事を
香川:
電気の特殊な説明でしたのでなかなか難しかったと思います。
こういった中で今の山田知事のご指摘がありましたが、
色々なところからもっと説明をしてくれというお話しを伺っておりますので
その都度私どもの方は出向いてまいりたいとおもいます。
いま、専門家とおっしゃったと思うんですけれども、
こういった形でのご説明のご要望がございましたら、
相談させていただいてしっかりと求められた説明をやってまいりたいと考えております。
井戸:
今の提案、なかなか技術的な問題が多いので実務家からも聞かせていただいているのですが、
それだけでは足りないんじゃないか?
だからもっとプロのチェックを受けられるような仕組みを作れないかというふうに理解してよろしいですか?
山田:
理解が出来ない所が我々にはありますので、
やっぱりプロから見ていただいてそれについていろいろとやっていったらどうかなと思っています。
ー聞き取りにくいので、略ー
井戸:
現場で電力供給を研究してきた方がいますよね、エネルギー局長、そういう方のように
各府県府市県ごとにエキスパートチームを作って、
関電に伺って、こういう材料をこうしたら、のように確認させていただく、
そういう方向で検討しましょうか、ね。
他に何か。
07:55

滋賀県知事 嘉田 由紀子:
国の方が今エネルギーの需給検証委員会を発注して担保するという事でこの間の23日発足していただきました。
その資料をわたくしは今ここに見て、わたくしも分からないなりに勉強させていただいているんですが、
今の副社長のこの関西の電力のデータの方も、
こちらの需給検証委員会の方でも出していただいているんですね。
その中にですね、連休明けには示していただけるという事なので、それを待たせていただきたいのですが、
今の需給見通しですと、495万kw不足という事なので、万一大飯の3,4号機を再稼働しても236万ですか、
そうすると電気事業法では関西電力さんは電気を供給する義務を負っておられますので、
これはどうやってカバーをして、この夏を乗り切ろうとしていらっしゃるのでしょうか?
ですから、3,4号機が稼働された場合、されなかった場合のですね、
何か出来ない理由ばっかり、書いてらして、
法的責任を持っていらっしゃる公的機関として、ま、民間ですけれども、公的機関としては、
ちょっと、いい方は悪いんですが、
駄々っ子のように「できない」「できない」ばっかり言っているように思えてしょうがないんですけれど、
その辺を突破するための企業としての戦略はお持ちではないんでしょうか?

香川:
えーーっと、大飯の稼働のありなしで随分状況は変わってくると思いますが、
大飯3,4号については、まだ答えが出ていませんので、今日はないという前提でご説明した結果、
おっしゃるような、非常に大きなギャップが出たという事でございます。
これは本当に私どもがありとあらゆる知恵を出しきってもですね、なかなか厳しい状況にありまして
不足する電力をどうするかと言いますと、お客さまに節電ご協力を頂くとか、
あるいは先程おっしゃられましたように国の方で検証委員会がまとめられた指針を持ってですね、
色々な法的な処置を含む、それからそれでも続かない場合の非常時の対策等々も含めて、
考えてく状況に至る可能性はあったと思います。
ただ、ちょっと知事に、大飯が二つ動いたとして236万、ま、約240万なんですが、
これが動いた場合にはですね、先程私がご説明した形で、
揚水発電所の方に移行する分が出てまいりますので、
そういった事についてはまだ数字はあげておりませんが、
もう一度しっかりと、動いた場合の数字は提出させる必要があると思います。
嘉田:
是非それも出して下さい。大飯が動いた場合も。
それから、揚水発電のところが、
片方は250万、もう一方485いけるんじゃないかと、
それは特に夜間の
確かに他社は日中は辛いんですが、夜間は中部とか中国四国余裕があるから、
夜間の他社受電によって、この揚水発電はフルに490いけるんじゃないかという話もあるんですが、
その辺ですね、夜間の他社揚水も含めて、もうすこし、
出来ない理由ばかりじゃなくて、こうやったらできるぞと、
そうして私たちは、それこそ消費者、特に家庭系、産業界には出来るだけフルに電気は使っていただきたいと、
これは昨年から関西広域連合としてずっと一貫していってきておりますので、
家庭の皆さんにご協力を頂くとか、一緒に汗をかいて、この夏を乗り切ろうとしておりますので、
これはですね、出来る理由についても色々提案を頂きたいと思います。
徳島県知事 飯泉 嘉門:
委員の皆さんには徳島県の資料の1ページ目をご覧になっていただきたいのですが、
今夜間の電力確保、揚水のための他社という話が出ましたが、
実は今四国という話が出て、四国の場合には関電さんに送らせていただいていまして、
こうした点他社からの融通という点を本当に考えたらいいんじゃないか。ということで、
ここをまずベースとして、徳島としてぜひ関電さん、あるいは関西供給電力への提言をしたいわけなんですが、
今実はこの他社融通は「地域間連系線」と呼ばれていまして、
実際に2ページをご覧いただきますとどういう状況になっているのか?

これは関電、関西エリアを受け入れる側として、四国は一番下に書いてありますけれども、
北陸、中部、中国、四国とあるわけなんですが、
四国からは100パーセントで、すでにこの計画容量も、あるいは運用容量にもなっている。
しかし、北陸、中部、中国との間では、大体30%前後、非常に低い率になっているんですね。
ですからこういった点について、是非今回この他社融通というものを全面的に活用されたらどうかと、
せっかく要領があるのに安全を見越し過ぎて、
しかし、四国と関電の間を見ればね、100%やっている訳ですから、他が出来ない訳はないわけでありまして、
ぜひこうした点をしっかりと確立をしていく。
そしてしかもこのいくぶんについて、先般新聞報道もされていますが、
電気料を中心として中間的あるいは中期的な組織を作り上げて調整をしていこうと、
こうした報道もなされているのですが、
これなんかおそらく国民の皆さんがねダダダーンとブラックボックスでやっているんではないかと、
これをやはり国がしっかりりと調整をしていく。
現に経産省からも今日は長尾局長が来られておりますが、
経産省ではそうした、もう検討会を進めておられているわけでございますので、
しっかりとしたそういう対策、あるいはそういった仕組みというものをつくって、
そしてこのピークカットをなんとか、
今夜間という事で揚水発電のね、それで使う事もいい話なわけですから、
全面的にこれを、そして、国民のみなさんにしっかりとそういったことも示して、
でもなおかつ「足りない」と言った時に、
じゃあ、原発の再稼働で行くのか?
あるいは節電、ライフスタイルを変えサマータイムを入れるとかそうしたもので行くのか?
やっぱりここがないとなかなか国民の理解が得られないんじゃないかとおもいますので、
こうした点はいかがでしょうか?

井戸:
これ、やりとりしていると結論が出ませんので、我々からの要請をですね、
整理して申し上げておきたいと思います。
まずですね、3030万kwが疑問なんです。
去年の最高は2789万kw、
ですから、なんで3030万kwなのか、説明を今聞いてても分からないんです。
それから、節電の影響もですね、3分の1しか見込んでいないんですね。
去年は190万kw節電したのに102万kwしか見込んでいない
で、気候の影響は十分反映されているんです
79万kwまで下げていますから、それを言ってもですね3030万っていうのは全くの疑問だというのが第一。

それから2番目にですね、
今の他社需要ですね。
たとえば第1回の国の?の時に、2010年並みの猛暑で節電したらですね、
中部電力は5.2%余裕がある。
北陸電力は3.6%余裕がある。
中国電力は4.6%余裕がある。
ですから、この余裕をきちんとですね、かき集める努力をする事も必要なんじゃないかということ。
それから、揚水発電については、もっと活用が可能なんではないでしょうか?というご指摘。
それから自家発電についても私の県下の地方にも少し打診をしてみましたら
成る程、100%近い出力で自家発電しているところもありますが、
出力が35000あるのに、20パーセント程度ですよというところもあるんですね。
だから、まだまだですね、自家発電も活用があるんじゃないでしょうか?
ということがありますので、それらを現実的に全部踏まえたうえでですね、
関電としての供給義務をどう果たすのかというのを明確に次の機会には明確にしてもらいたい。
他に追加点、疑問はありますか?

大阪市長 橋下 徹:
僕は、あの、あまり民間会社に行政がなんやかんやいうのは、あのー、やめるべきだという立場なので、
今回はあんまりこういう事は言うべきじゃないかもしれないのですが、ただ、
一番いろんな処で言わせてもらっているので、
ぜひ関西電力さんに考えていただきたいのは、
中身の話じゃなくてですね、
政府の手続きに乗っかっても絶対に国民の信頼を得られません。
それはもう明らかです。
ですから政府が再稼働を決定するという事をやったとしてもですね、
関西府市県民の皆さんの信頼を得られないままでおそらくそれに乗ってしまうと思うんです。
3月11日の東の大震災のあの事故に於いて、
大きく今までの電力に関する国民の考え方も変わりましたし
それから関西広域連合会で今回大阪市の堺市も入りまして、
こういう統治の在り方というものも大分昔の一極集中型の
霞が関が全部やっていればいいというそういう時代から大きく変わっていると思うんですね。
ですから政府の手続きには政府の手続きがあるんでしょうけれども、
関西広域連合は、僕はいろんな考え方とかいろんなことがありますけれども、
もう市民運動家はゼロにして、現実の行政を扱っている知事首長の集まりですから、
先ほどの非公開の議論も、ちょっとそこは個別には言いませんけれども、
非常に現実論点の考え方のトップが集まっていますから、
ここは関西広域連合で、いろいろ難題なり課題なりですか、
関西電力さんにとっては非常にしんどいいろんな要求とかいろいろあるかもしれませんけれど、
関西広域連合での手続きを突破された方が、必ず関西府市県民の信頼を得られると思います。
永田町や霞が関がやっている事は国全体を考えての手続きを考えての事かもしれませんけれども、
関西の権利は絶対もう??
あそこは
ですからこちらも市民評価みたいな事は
おそらく関西広域連合という形でまとまればそういう事は言われないと思いますから、
きちっと整理をしてですね、色々な専門職が言われたような疑問点やなんかも
反発をいわずにきちっと整理をしてまとめていきながら、
それから長期的にコストがどれだけかかるのか、その燃料費でどれだけ国府が流れていくのかを含めて、
そういう議論をしながらですね、
僕はやっぱり国をどうこうしようっていう訳じゃないんですけれども、
関西広域連合の手続きの方に向かってきてもらった方が
関西の府市県民の理解が得られると思っていますので、
政府だけの手続きで突っ走る事がないようにお願いしたいと思います。
本当に僕らが言っている事は、僕らが言っていることですけれども、
この広域連合になれば僕らが言っている事だけで通用する場では無くなりますのでね
ですから、まず広域連合で関西府県民の立場から近いものからいろんな事を言わせてもらいますので、
是非、政府の手続きもどろどろですからね、
あちらに乗っからずにこちらの方を高く買っていただいて、
やっぱり電力問題も原発の問題っていうものは
関西府県民の信頼を得られるという事が一番の基礎だと思いますから、
是非、そこはお願いしたいと思っています。
井戸:
それでは今日は関電さんから、
現時点で、現時点での需給見通しをうかがったという事にさせていただきたいと思います。
この後我々でどんな対応をするかご相談をします。
00:21:36
香川:
井戸委員長がまとめられたいくつかのご質問がありますけれどもその中の
井戸:
質問じゃないんですよ要請なんです。
だから、そういうポイントをね、今答え聞いても意味がないんで、ちゃんと検討して回答を。
香川:
すみません、いずれにしてももう一度あらためて整理いたしますが、
えーー
他社融通は目いっぱいの状況です!(●`エ´)ノ シャキーン!
それから、夜は各電力が余っているというふうなご指摘でのもっとというのがありましたが、
揚水を夜汲み上げるポンプのkwの容量というものがございますから、
沢山の電気がきても、汲みあげるポンプの設置容量以外はめいっぱいなところです。
そういった意味で、汲み上げに必要な夜の調達というのは目いっぱいやっております!(●`エ´)ノ シャキーン!
それから自家発電について、今、井戸委員長からもございましたけれども、
そういった意味で、まだ余力の可能があるところには全てのお客様のところに行きました!(●`エ´)ノ シャキーン!
行った結果が先ほどお示ししたような数字になっております。
ですから全く、まだ残っているというところは、
ま、多数のところは別にしてですね、大まかなところはお客さんのご協力を頂きながら、
ま、最後のところはもう少し詰めていきたいというふうに思っています。
それから、・・えーっとあのぅ、
市長からご指摘のあった点でございますが
市長の大きな問題であります。
実は政府からご要請されている対応というものは私どもは当然義務としてしていっておりますし、
いま、検証委員会の方で、これはこれで従来の手続きとしてきちっとやっていかないと成り立ちません
今、市長の方からご指摘があったのは、それは例として、
今後どのような仕組みの中でお客さん、国民の理解を得ていくかという事について僕はというふうに受け止めます。
そういった意味では、もうすでにですね、政府あるいは委員会への説明とはべつに
たとえば大阪府市の中で、全く別の切り口のご質問を受けながら、
あの、まっ、えー、部分的にスタートしているという、
そういった事を多分市長はもう少し大きな視点でやっていって、
それが本来それで決定出来るのかどうか、これは、また正確的な位置づけになるかという事が必要になると思い、
いずれにしてもわたしどもは今の段階でやらなければならない手続きはこれからも進めていきたいと思います。
そしてたとえば地方、包囲の中で新しい枠組みに政策で転換をしていく場合にはたとえば、
検証あるいは手立てが必要だと思いますが、これが決まるまでもですね、
必要なご質問に対してはその場その場できちっとお答えさせていただきたいというふうに思います。
それから嘉田知事から一般家庭の話があったと思います。
わたしも需給の数字にかかわらず、それから改善したとしても、
一般の民衆用については今後も国民の視点意識は変わったと思います。
したがいまして、どんな姿になったとしてもですね、
一般の家庭が自分たちのエネルギーはどのように使っているのか、
今私が使っているエネルギーは他の家庭よりも多いのか少ないのかそういう事を認識していただけるような
広い意味での一般家庭での見える化というのはキチッ!っと進めさせていただきます。(●`エ´)ノ シャキーン!
ー話しが止まらないので略ー
そういった意味での広い見える化努力というのをここでさせていただきたいと思っております。
それ以外の事はまた改めてお答えさせていただき体と考えております。
井戸:
はい、今のお答えでは満足できないところが沢山ありますから、
課題だと思ってそして再度検討していただきたいと思います。今日はありがとうございました。
ーーーーー
このブログのコメント欄は閉じさせていただきます<(_ _*)> ぺこり
[日時] 2012年4月26日(木) 15:40~
[場所] 大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
[出席者] 広域連合長 兵庫県知事 井戸 敏三
副広域連合長 和歌山県知事 仁坂 吉伸
委員 滋賀県知事 嘉田 由紀子
委員 京都府知事 山田 啓二
委員 大阪府知事 松井 一郎
委員 鳥取県知事 平井 伸治
委員 徳島県知事 飯泉 嘉門
委員 大阪市長 橋下 徹
委員 堺市長 竹山 修身
京都市長 門川 大作
神戸市長 矢田 立郎
関西電力香川副社長の見通しについての説明はこちら↓
まずは、関西電力の言い分「今夏の電力需給見通し」
4/26第19回広域連合委員会(内容書き出し)

香川(関電副社長):
最後にまとめておりますが、平成22年度位の猛暑の気温になればですね、
16%の電力不足をする可能性がございます(●`エ´)ノ シャキーン!
そして、こうした状況になったのでコストが足りないとの説明
H22年度比で約5千億円の増(H22年度経常費用2兆3千億円の約20%相当)となり、大幅な赤字となる状況。
「とても厳しい状況になる」という言葉を最後に香川副社長の説明は終わる。
ーーー
03:15
兵庫県知事 井戸 敏三(広域連合長):
副社長からの説明を受けましたが、ご質問、ご質疑、ご意見などあれば、
03:28

京都府知事 山田 啓二:
正直言って私は法学部なんで全然わからないんですけども、専門的に言ってもね、
できましたらね、専門家を派遣させていただいて、元データを見せていただいて説明を聞く。
そして同時にやっぱり?とかエネルギー対策をやっていくとか、
そういう事をリアルタイムで専門家の中でやっていくという事を
香川:
電気の特殊な説明でしたのでなかなか難しかったと思います。
こういった中で今の山田知事のご指摘がありましたが、
色々なところからもっと説明をしてくれというお話しを伺っておりますので
その都度私どもの方は出向いてまいりたいとおもいます。
いま、専門家とおっしゃったと思うんですけれども、
こういった形でのご説明のご要望がございましたら、
相談させていただいてしっかりと求められた説明をやってまいりたいと考えております。
井戸:
今の提案、なかなか技術的な問題が多いので実務家からも聞かせていただいているのですが、
それだけでは足りないんじゃないか?
だからもっとプロのチェックを受けられるような仕組みを作れないかというふうに理解してよろしいですか?
山田:
理解が出来ない所が我々にはありますので、
やっぱりプロから見ていただいてそれについていろいろとやっていったらどうかなと思っています。
ー聞き取りにくいので、略ー
井戸:
現場で電力供給を研究してきた方がいますよね、エネルギー局長、そういう方のように
各府県府市県ごとにエキスパートチームを作って、
関電に伺って、こういう材料をこうしたら、のように確認させていただく、
そういう方向で検討しましょうか、ね。
他に何か。
07:55

滋賀県知事 嘉田 由紀子:
国の方が今エネルギーの需給検証委員会を発注して担保するという事でこの間の23日発足していただきました。
その資料をわたくしは今ここに見て、わたくしも分からないなりに勉強させていただいているんですが、
今の副社長のこの関西の電力のデータの方も、
こちらの需給検証委員会の方でも出していただいているんですね。
その中にですね、連休明けには示していただけるという事なので、それを待たせていただきたいのですが、
今の需給見通しですと、495万kw不足という事なので、万一大飯の3,4号機を再稼働しても236万ですか、
そうすると電気事業法では関西電力さんは電気を供給する義務を負っておられますので、
これはどうやってカバーをして、この夏を乗り切ろうとしていらっしゃるのでしょうか?
ですから、3,4号機が稼働された場合、されなかった場合のですね、
何か出来ない理由ばっかり、書いてらして、
法的責任を持っていらっしゃる公的機関として、ま、民間ですけれども、公的機関としては、
ちょっと、いい方は悪いんですが、
駄々っ子のように「できない」「できない」ばっかり言っているように思えてしょうがないんですけれど、
その辺を突破するための企業としての戦略はお持ちではないんでしょうか?

香川:
えーーっと、大飯の稼働のありなしで随分状況は変わってくると思いますが、
大飯3,4号については、まだ答えが出ていませんので、今日はないという前提でご説明した結果、
おっしゃるような、非常に大きなギャップが出たという事でございます。
これは本当に私どもがありとあらゆる知恵を出しきってもですね、なかなか厳しい状況にありまして
不足する電力をどうするかと言いますと、お客さまに節電ご協力を頂くとか、
あるいは先程おっしゃられましたように国の方で検証委員会がまとめられた指針を持ってですね、
色々な法的な処置を含む、それからそれでも続かない場合の非常時の対策等々も含めて、
考えてく状況に至る可能性はあったと思います。
ただ、ちょっと知事に、大飯が二つ動いたとして236万、ま、約240万なんですが、
これが動いた場合にはですね、先程私がご説明した形で、
揚水発電所の方に移行する分が出てまいりますので、
そういった事についてはまだ数字はあげておりませんが、
もう一度しっかりと、動いた場合の数字は提出させる必要があると思います。
嘉田:
是非それも出して下さい。大飯が動いた場合も。
それから、揚水発電のところが、
片方は250万、もう一方485いけるんじゃないかと、
それは特に夜間の
確かに他社は日中は辛いんですが、夜間は中部とか中国四国余裕があるから、
夜間の他社受電によって、この揚水発電はフルに490いけるんじゃないかという話もあるんですが、
その辺ですね、夜間の他社揚水も含めて、もうすこし、
出来ない理由ばかりじゃなくて、こうやったらできるぞと、
そうして私たちは、それこそ消費者、特に家庭系、産業界には出来るだけフルに電気は使っていただきたいと、
これは昨年から関西広域連合としてずっと一貫していってきておりますので、
家庭の皆さんにご協力を頂くとか、一緒に汗をかいて、この夏を乗り切ろうとしておりますので、
これはですね、出来る理由についても色々提案を頂きたいと思います。
徳島県知事 飯泉 嘉門:
委員の皆さんには徳島県の資料の1ページ目をご覧になっていただきたいのですが、
今夜間の電力確保、揚水のための他社という話が出ましたが、
実は今四国という話が出て、四国の場合には関電さんに送らせていただいていまして、
こうした点他社からの融通という点を本当に考えたらいいんじゃないか。ということで、
ここをまずベースとして、徳島としてぜひ関電さん、あるいは関西供給電力への提言をしたいわけなんですが、
今実はこの他社融通は「地域間連系線」と呼ばれていまして、
実際に2ページをご覧いただきますとどういう状況になっているのか?

これは関電、関西エリアを受け入れる側として、四国は一番下に書いてありますけれども、
北陸、中部、中国、四国とあるわけなんですが、
四国からは100パーセントで、すでにこの計画容量も、あるいは運用容量にもなっている。
しかし、北陸、中部、中国との間では、大体30%前後、非常に低い率になっているんですね。
ですからこういった点について、是非今回この他社融通というものを全面的に活用されたらどうかと、
せっかく要領があるのに安全を見越し過ぎて、
しかし、四国と関電の間を見ればね、100%やっている訳ですから、他が出来ない訳はないわけでありまして、
ぜひこうした点をしっかりと確立をしていく。
そしてしかもこのいくぶんについて、先般新聞報道もされていますが、
電気料を中心として中間的あるいは中期的な組織を作り上げて調整をしていこうと、
こうした報道もなされているのですが、
これなんかおそらく国民の皆さんがねダダダーンとブラックボックスでやっているんではないかと、
これをやはり国がしっかりりと調整をしていく。
現に経産省からも今日は長尾局長が来られておりますが、
経産省ではそうした、もう検討会を進めておられているわけでございますので、
しっかりとしたそういう対策、あるいはそういった仕組みというものをつくって、
そしてこのピークカットをなんとか、
今夜間という事で揚水発電のね、それで使う事もいい話なわけですから、
全面的にこれを、そして、国民のみなさんにしっかりとそういったことも示して、
でもなおかつ「足りない」と言った時に、
じゃあ、原発の再稼働で行くのか?
あるいは節電、ライフスタイルを変えサマータイムを入れるとかそうしたもので行くのか?
やっぱりここがないとなかなか国民の理解が得られないんじゃないかとおもいますので、
こうした点はいかがでしょうか?

井戸:
これ、やりとりしていると結論が出ませんので、我々からの要請をですね、
整理して申し上げておきたいと思います。
まずですね、3030万kwが疑問なんです。
去年の最高は2789万kw、
ですから、なんで3030万kwなのか、説明を今聞いてても分からないんです。
それから、節電の影響もですね、3分の1しか見込んでいないんですね。
去年は190万kw節電したのに102万kwしか見込んでいない
で、気候の影響は十分反映されているんです
79万kwまで下げていますから、それを言ってもですね3030万っていうのは全くの疑問だというのが第一。

それから2番目にですね、
今の他社需要ですね。
たとえば第1回の国の?の時に、2010年並みの猛暑で節電したらですね、
中部電力は5.2%余裕がある。
北陸電力は3.6%余裕がある。
中国電力は4.6%余裕がある。
ですから、この余裕をきちんとですね、かき集める努力をする事も必要なんじゃないかということ。
それから、揚水発電については、もっと活用が可能なんではないでしょうか?というご指摘。
それから自家発電についても私の県下の地方にも少し打診をしてみましたら
成る程、100%近い出力で自家発電しているところもありますが、
出力が35000あるのに、20パーセント程度ですよというところもあるんですね。
だから、まだまだですね、自家発電も活用があるんじゃないでしょうか?
ということがありますので、それらを現実的に全部踏まえたうえでですね、
関電としての供給義務をどう果たすのかというのを明確に次の機会には明確にしてもらいたい。
他に追加点、疑問はありますか?

大阪市長 橋下 徹:
僕は、あの、あまり民間会社に行政がなんやかんやいうのは、あのー、やめるべきだという立場なので、
今回はあんまりこういう事は言うべきじゃないかもしれないのですが、ただ、
一番いろんな処で言わせてもらっているので、
ぜひ関西電力さんに考えていただきたいのは、
中身の話じゃなくてですね、
政府の手続きに乗っかっても絶対に国民の信頼を得られません。
それはもう明らかです。
ですから政府が再稼働を決定するという事をやったとしてもですね、
関西府市県民の皆さんの信頼を得られないままでおそらくそれに乗ってしまうと思うんです。
3月11日の東の大震災のあの事故に於いて、
大きく今までの電力に関する国民の考え方も変わりましたし
それから関西広域連合会で今回大阪市の堺市も入りまして、
こういう統治の在り方というものも大分昔の一極集中型の
霞が関が全部やっていればいいというそういう時代から大きく変わっていると思うんですね。
ですから政府の手続きには政府の手続きがあるんでしょうけれども、
関西広域連合は、僕はいろんな考え方とかいろんなことがありますけれども、
もう市民運動家はゼロにして、現実の行政を扱っている知事首長の集まりですから、
先ほどの非公開の議論も、ちょっとそこは個別には言いませんけれども、
非常に現実論点の考え方のトップが集まっていますから、
ここは関西広域連合で、いろいろ難題なり課題なりですか、
関西電力さんにとっては非常にしんどいいろんな要求とかいろいろあるかもしれませんけれど、
関西広域連合での手続きを突破された方が、必ず関西府市県民の信頼を得られると思います。
永田町や霞が関がやっている事は国全体を考えての手続きを考えての事かもしれませんけれども、
関西の権利は絶対もう??
あそこは
ですからこちらも市民評価みたいな事は
おそらく関西広域連合という形でまとまればそういう事は言われないと思いますから、
きちっと整理をしてですね、色々な専門職が言われたような疑問点やなんかも
反発をいわずにきちっと整理をしてまとめていきながら、
それから長期的にコストがどれだけかかるのか、その燃料費でどれだけ国府が流れていくのかを含めて、
そういう議論をしながらですね、
僕はやっぱり国をどうこうしようっていう訳じゃないんですけれども、
関西広域連合の手続きの方に向かってきてもらった方が
関西の府市県民の理解が得られると思っていますので、
政府だけの手続きで突っ走る事がないようにお願いしたいと思います。
本当に僕らが言っている事は、僕らが言っていることですけれども、
この広域連合になれば僕らが言っている事だけで通用する場では無くなりますのでね
ですから、まず広域連合で関西府県民の立場から近いものからいろんな事を言わせてもらいますので、
是非、政府の手続きもどろどろですからね、
あちらに乗っからずにこちらの方を高く買っていただいて、
やっぱり電力問題も原発の問題っていうものは
関西府県民の信頼を得られるという事が一番の基礎だと思いますから、
是非、そこはお願いしたいと思っています。
井戸:
それでは今日は関電さんから、
現時点で、現時点での需給見通しをうかがったという事にさせていただきたいと思います。
この後我々でどんな対応をするかご相談をします。
00:21:36
香川:
井戸委員長がまとめられたいくつかのご質問がありますけれどもその中の
井戸:
質問じゃないんですよ要請なんです。
だから、そういうポイントをね、今答え聞いても意味がないんで、ちゃんと検討して回答を。
香川:
すみません、いずれにしてももう一度あらためて整理いたしますが、
えーー
他社融通は目いっぱいの状況です!(●`エ´)ノ シャキーン!
それから、夜は各電力が余っているというふうなご指摘でのもっとというのがありましたが、
揚水を夜汲み上げるポンプのkwの容量というものがございますから、
沢山の電気がきても、汲みあげるポンプの設置容量以外はめいっぱいなところです。
そういった意味で、汲み上げに必要な夜の調達というのは目いっぱいやっております!(●`エ´)ノ シャキーン!
それから自家発電について、今、井戸委員長からもございましたけれども、
そういった意味で、まだ余力の可能があるところには全てのお客様のところに行きました!(●`エ´)ノ シャキーン!
行った結果が先ほどお示ししたような数字になっております。
ですから全く、まだ残っているというところは、
ま、多数のところは別にしてですね、大まかなところはお客さんのご協力を頂きながら、
ま、最後のところはもう少し詰めていきたいというふうに思っています。
それから、・・えーっとあのぅ、
市長からご指摘のあった点でございますが
市長の大きな問題であります。
実は政府からご要請されている対応というものは私どもは当然義務としてしていっておりますし、
いま、検証委員会の方で、これはこれで従来の手続きとしてきちっとやっていかないと成り立ちません
今、市長の方からご指摘があったのは、それは例として、
今後どのような仕組みの中でお客さん、国民の理解を得ていくかという事について僕はというふうに受け止めます。
そういった意味では、もうすでにですね、政府あるいは委員会への説明とはべつに
たとえば大阪府市の中で、全く別の切り口のご質問を受けながら、
あの、まっ、えー、部分的にスタートしているという、
そういった事を多分市長はもう少し大きな視点でやっていって、
それが本来それで決定出来るのかどうか、これは、また正確的な位置づけになるかという事が必要になると思い、
いずれにしてもわたしどもは今の段階でやらなければならない手続きはこれからも進めていきたいと思います。
そしてたとえば地方、包囲の中で新しい枠組みに政策で転換をしていく場合にはたとえば、
検証あるいは手立てが必要だと思いますが、これが決まるまでもですね、
必要なご質問に対してはその場その場できちっとお答えさせていただきたいというふうに思います。
それから嘉田知事から一般家庭の話があったと思います。
わたしも需給の数字にかかわらず、それから改善したとしても、
一般の民衆用については今後も国民の視点意識は変わったと思います。
したがいまして、どんな姿になったとしてもですね、
一般の家庭が自分たちのエネルギーはどのように使っているのか、
今私が使っているエネルギーは他の家庭よりも多いのか少ないのかそういう事を認識していただけるような
広い意味での一般家庭での見える化というのはキチッ!っと進めさせていただきます。(●`エ´)ノ シャキーン!
ー話しが止まらないので略ー
そういった意味での広い見える化努力というのをここでさせていただきたいと思っております。
それ以外の事はまた改めてお答えさせていただき体と考えております。
井戸:
はい、今のお答えでは満足できないところが沢山ありますから、
課題だと思ってそして再度検討していただきたいと思います。今日はありがとうございました。
ーーーーー
このブログのコメント欄は閉じさせていただきます<(_ _*)> ぺこり
平成24年4月26日(木) 第19回広域連合委員会
[日時] 2012年4月26日(木) 15:40~
[場所] 大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
(1)今夏の電力需給の検討状況等について
関西電力(株) 香川副社長
04:00
この夏の電力需給の電力チェックに付きまして、
関西電力(株)から香川副社長、長尾近畿経済産業局長、大阪府木村副知事がお見えになっていますので、
まず、状況をお伺いしたうえでご質問なり質疑をしたいと思います。
香川
関西電力の香川でございます
時間が限られておりますので代表でご説明させていただきますよろしくお願いします
資料に沿って説明させていただきます
関西電力の資料 今夏の電力需給見通しについて
(↑ここの資料をもとに説明しています)
「今夏の電力需給見通しについて」という事で皆様にお配りしているかと思います。
目次をごらんいただきます。
今日ご説明させていただく内容について整理させていただいております。

早速1ページをご覧いただきます。
1ページは、今年度、夏に向けての最大電力想定結果でございます。
図で書いてございますが、青の部分が結果でございまして、
最大電力の想定結果はGDP過去の実績等多面的な評価をしておりまして、
平成22年度並みの猛暑を前提といたしまして3,030万kWと想定いたしました。
2ページをご覧いただきます。
想定の中における、節電の影響をどのように盛り込んだかという事を説明してございます。
上の段で棒グラフが2段階に分かれてございますけれども、上の方
平成22年度に対して昨年の夏の実績。この差額のうち黄色でご説明しております節電影響190万というふうに、
これに対しまして今夏節電の影響として織り込みましたのが102万で織り込んでおります。
この内容は昨年は大きな節電要請という形の中でご協力いただいた、
そういう形で190万の実績をあげていただいていますが、
今年度の場合は、どれぐらいのものが無理なく定着しているかという所を検査いたしまして、
24年の夏の節電を102万というふうな形で織り込みをし、結果として3030万の想定をしております。
3ページをご覧いただきます。
供給力のうちの水力発電所です
左の方に連立しておりますのは、電源であれば各水力発電所に付きましても、
7月、8月、この図でお示ししておりますように
作業停止の計画というのが入ってくるのが恒例でございます。
これに対して右側が現在の計画内容でございます。
列挙しております水力発電所の下の方の二つ、川原樋川、長殿。
これは昨年の台風12号の影響で被災をしておりますので、
この2カ所はどうしようもございませんが、それ以外の水力発電所につきましては全て計画停止を延期しております。
従いまして、この2カ所以外の水力発電所は、いわゆる夏場にはスタンバイという状況でございます。
ただ、水力発電所の場合には設備が痛んだりしておりまして、出水量というものにいたしまして出力が左右されます。
この設備に対してどの程度の出水量を取るかという事で出力が決まりますが、
現在の段階で、出水量を正確に見極めをするのは出来ておりませんので、
通常この場合、電力調査委員会のルールにのっとりまして、
各月の下から5日平均の出水率を算定いたしました。
その結果この夏は203万kWとして水力を計上しております。
4ページをご覧ください。
火力発電所の設備でございます。
この中で、赤く囲っている部分は、たとえば海南発電所2号機再稼動と、あらたに再稼働するものでございます。
海南発電所2号機を含めまして、この夏54万kWの追加計画を提供する
それ以外の火力発電所につきましても全台稼働。
つまり定期検査は夏場は延期するというかたちで全台稼働させることによりまして1472万kWを計上しております。
上の表の中で緑で囲んでいる部分。
コンバインドサイクル機(ガスタービン)の大気温上昇に伴う出力減とありますが、次のページでご説明いたします。
5ページ
コンバインドサイクル機(ガスタービン)につきましては、気温が高くなってきますと、その影響を受けまして出力が左のグラフのように減下してまいります。
今年につきましてはこの低下分を吸気冷却装置を設置することによりまして、
そういった追加対策を施すことによりまして、このタービンの減少分をいささかなりとも回復させております。
この操作は約10万kwの回避という形でチェックしております。
6ページをご覧いただきます。
他社融通の供給力を一覧表にしております。
上の方の融通と書いてある部分。
他電力から受電できる現在見込まれている分といたしまして、121万kWを計画しております。
これで通常のケースであれば大体80万ぐらいだったわけですが、今年は121万kWを計上。
約1.5倍ほどの内容でございますが、
他電力さんも色々な供給力の厳しい状況の中で、えー、ま、重油火力と、焚き増しを経て、
大阪に積み上げをしていただいて、121万kWを計画としております。
赤い色の部分、卸電気、IPP、共同火力、公営、太陽光 こういったところも私どものセットと同じく
全台稼働を前提といたしまして、 433万kw受電を計画しております。
黄色の部分自家発電89万kw計上しました。
次のページをご覧いただきます。7ページですね。
左上の方に当社管内の常用設備、約700万kWの常用設備がございます。
わたくしどもこの700万に関しましてはほぼ件数が把握しています、了解しております。
この700万の内訳を円グラフで示しておりますが、
左上の方の共同火力・IPPはフル稼働の供給量となっておりますので
この部分につきましての稼働等はございません。
あとはブルーと、緑の部分、①②と書いておりますお客様がされた自家発電に
どれだけの焚き増しが頼んであるかというところで、お願いしてまいりました。
充分に余力を持ってお借りする分はほとんどございません。
それぞれのお客さんのコストパフォーマンスと言いますか、
増発をお願いすることは極めて限られております。
とは言え、お客さまに訪問いたしました結果、右下の欄をご覧いただきます。
23年度と24年度の表がございますが、昨年同じような取り組みの結果、
自家発電の増発は91万kwのプラス増出を実績としてあげております。
この91万のうち関西電力につき上げとして供給して協力いただいたのが72万
お客様の自らの節電の稼働等が19万ということです。
同様に24年の今回の計画につきましては全体で109万kw、これがめいっぱいでございます。
わたくしどもの突き上げ供給力は先程ありました89万。
お客様の節電のための増が19万という形で計上しております。
次のページからは、揚水発電の発電量の状況を少し詳しく説明いたします。
8ページは揚水発電所の仕組みといっているもんでございますので少し説明しますが、
揚水は報部のダムに夜の電気で水を送り込み、
昼間にダムから落とすことによって発電するという仕組みでございます。
仮に上部ダムに目いっぱい満水に水をあげられたとしますと、
このいっぱいの水で3500万kw/hという面積の発電量となります
そのめいっぱいの3500万をどのように活用するかにつきましては、
9ページをご覧いただきます。
3500万kw、発電容量をめいっぱいという形で8時間稼働いたしますと、
供給量は432万kwという形で計上しています。
ただし次のように、?がひろくなります。面積が一定でございますので。
供給量というのは、高さが半減し、ここで書いてありますように216万という形になるということでございます。
次のページをご覧いただきます。
こういった発電電力量が、いかに夜の間に満水に出来るかにかかっておりますが、
夜の間に見込まれる水の供給量につきましては、
たとえば供給不足で夜の間に水をあげられないという事になりますと
当然の事ながら供給力は半分になるという事でございます。
11ページをご覧いただきます。
こういった水力発電所の特徴、すみません、揚水の特徴を捉えまして、
今回私どもが計画した最大電力3030万kwの私どもが供給力として積み上げた
供給力のkwから、どのような形で揚水発電所を検証しました結果、
夜間の揚水の水の汲み上げは100%には届きません。
結果として、精いっぱいくみ上げた水で、発生可能電力量は2739万kwと想定しております。
ま、満水で3500万と申し上げましたので、この量の約8割弱の水準になります。
この2739万を必要時間数が12.7時間という事で割り算いたしますと、
揚水の供給力は結果で216万kw
この数字を供給力の中に計上しておきます。
12ページ、少し補足ですが、仮にこの2700万なにがしを、えー、完全能力としてフル稼働させたといたしますと、
昼過ぎごろにもう水が枯れまして、
16以降は明らかに水力が当てにできない需要の大きさが出現するという事になります。
13ページ。
以上供給力を申し上げました結果、
この表のように想定電力の需要と供給量の需要から、この夏弊社の電力需給につきまして、
原子力の再稼働がない場合、定着した節電を織り込んだといたしましても、
マイナス16.3。
16.3%の電力不足となる可能性がございます。

14ページ
このような想定の中で織り込んでおりますが、
このさきに大きなリスクもございます。
一つは気温的リスク。
夏場の最高気温が約1℃上昇すると、約70~80万kW程度(2~3%程度)増加します。
1℃で電力幅の上昇が生じます。
もうひとつ供給力変動のリスク。下のグラフで示しております。
実は昨年の夏も目いっぱい水力火力を稼働いたしまして供給につぎ込みましたが、
結果として昨年夏もいくつかの計画外のトラブルが発生いたしました。
それをピンクのグラフの高さで示しております。
平均いたしますと、夏場で二つのトラブルがあり、
63万kW(2%)、最大で155万kW(5%)トラブルの日もございいました。
こういった変動を考えますと、やはり適切な最低限の余力は確保したいと考えています。
過去5年間の日の最大電力における2,535万kWを超えた実績等、の報告
いかに電力が足りないかいつピークがあるのか断定するのは難しいとの説明。
ーーーつづく ↓
そして関西府市県首長から「関西電力に疑問と要請」4/26第19回広域連合委員会(内容書き出し)
[日時] 2012年4月26日(木) 15:40~
[場所] 大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)
(1)今夏の電力需給の検討状況等について
関西電力(株) 香川副社長
04:00
この夏の電力需給の電力チェックに付きまして、
関西電力(株)から香川副社長、長尾近畿経済産業局長、大阪府木村副知事がお見えになっていますので、
まず、状況をお伺いしたうえでご質問なり質疑をしたいと思います。
香川
関西電力の香川でございます
時間が限られておりますので代表でご説明させていただきますよろしくお願いします
資料に沿って説明させていただきます
関西電力の資料 今夏の電力需給見通しについて
(↑ここの資料をもとに説明しています)
「今夏の電力需給見通しについて」という事で皆様にお配りしているかと思います。
目次をごらんいただきます。
今日ご説明させていただく内容について整理させていただいております。

早速1ページをご覧いただきます。
1ページは、今年度、夏に向けての最大電力想定結果でございます。
図で書いてございますが、青の部分が結果でございまして、
最大電力の想定結果はGDP過去の実績等多面的な評価をしておりまして、
平成22年度並みの猛暑を前提といたしまして3,030万kWと想定いたしました。
2ページをご覧いただきます。
想定の中における、節電の影響をどのように盛り込んだかという事を説明してございます。
上の段で棒グラフが2段階に分かれてございますけれども、上の方
平成22年度に対して昨年の夏の実績。この差額のうち黄色でご説明しております節電影響190万というふうに、
これに対しまして今夏節電の影響として織り込みましたのが102万で織り込んでおります。
この内容は昨年は大きな節電要請という形の中でご協力いただいた、
そういう形で190万の実績をあげていただいていますが、
今年度の場合は、どれぐらいのものが無理なく定着しているかという所を検査いたしまして、
24年の夏の節電を102万というふうな形で織り込みをし、結果として3030万の想定をしております。
3ページをご覧いただきます。
供給力のうちの水力発電所です
左の方に連立しておりますのは、電源であれば各水力発電所に付きましても、
7月、8月、この図でお示ししておりますように
作業停止の計画というのが入ってくるのが恒例でございます。
これに対して右側が現在の計画内容でございます。
列挙しております水力発電所の下の方の二つ、川原樋川、長殿。
これは昨年の台風12号の影響で被災をしておりますので、
この2カ所はどうしようもございませんが、それ以外の水力発電所につきましては全て計画停止を延期しております。
従いまして、この2カ所以外の水力発電所は、いわゆる夏場にはスタンバイという状況でございます。
ただ、水力発電所の場合には設備が痛んだりしておりまして、出水量というものにいたしまして出力が左右されます。
この設備に対してどの程度の出水量を取るかという事で出力が決まりますが、
現在の段階で、出水量を正確に見極めをするのは出来ておりませんので、
通常この場合、電力調査委員会のルールにのっとりまして、
各月の下から5日平均の出水率を算定いたしました。
その結果この夏は203万kWとして水力を計上しております。
4ページをご覧ください。
火力発電所の設備でございます。
この中で、赤く囲っている部分は、たとえば海南発電所2号機再稼動と、あらたに再稼働するものでございます。
海南発電所2号機を含めまして、この夏54万kWの追加計画を提供する
それ以外の火力発電所につきましても全台稼働。
つまり定期検査は夏場は延期するというかたちで全台稼働させることによりまして1472万kWを計上しております。
上の表の中で緑で囲んでいる部分。
コンバインドサイクル機(ガスタービン)の大気温上昇に伴う出力減とありますが、次のページでご説明いたします。
5ページ
コンバインドサイクル機(ガスタービン)につきましては、気温が高くなってきますと、その影響を受けまして出力が左のグラフのように減下してまいります。
今年につきましてはこの低下分を吸気冷却装置を設置することによりまして、
そういった追加対策を施すことによりまして、このタービンの減少分をいささかなりとも回復させております。
この操作は約10万kwの回避という形でチェックしております。
6ページをご覧いただきます。
他社融通の供給力を一覧表にしております。
上の方の融通と書いてある部分。
他電力から受電できる現在見込まれている分といたしまして、121万kWを計画しております。
これで通常のケースであれば大体80万ぐらいだったわけですが、今年は121万kWを計上。
約1.5倍ほどの内容でございますが、
他電力さんも色々な供給力の厳しい状況の中で、えー、ま、重油火力と、焚き増しを経て、
大阪に積み上げをしていただいて、121万kWを計画としております。
赤い色の部分、卸電気、IPP、共同火力、公営、太陽光 こういったところも私どものセットと同じく
全台稼働を前提といたしまして、 433万kw受電を計画しております。
黄色の部分自家発電89万kw計上しました。
次のページをご覧いただきます。7ページですね。
左上の方に当社管内の常用設備、約700万kWの常用設備がございます。
わたくしどもこの700万に関しましてはほぼ件数が把握しています、了解しております。
この700万の内訳を円グラフで示しておりますが、
左上の方の共同火力・IPPはフル稼働の供給量となっておりますので
この部分につきましての稼働等はございません。
あとはブルーと、緑の部分、①②と書いておりますお客様がされた自家発電に
どれだけの焚き増しが頼んであるかというところで、お願いしてまいりました。
充分に余力を持ってお借りする分はほとんどございません。
それぞれのお客さんのコストパフォーマンスと言いますか、
増発をお願いすることは極めて限られております。
とは言え、お客さまに訪問いたしました結果、右下の欄をご覧いただきます。
23年度と24年度の表がございますが、昨年同じような取り組みの結果、
自家発電の増発は91万kwのプラス増出を実績としてあげております。
この91万のうち関西電力につき上げとして供給して協力いただいたのが72万
お客様の自らの節電の稼働等が19万ということです。
同様に24年の今回の計画につきましては全体で109万kw、これがめいっぱいでございます。
わたくしどもの突き上げ供給力は先程ありました89万。
お客様の節電のための増が19万という形で計上しております。
次のページからは、揚水発電の発電量の状況を少し詳しく説明いたします。
8ページは揚水発電所の仕組みといっているもんでございますので少し説明しますが、
揚水は報部のダムに夜の電気で水を送り込み、
昼間にダムから落とすことによって発電するという仕組みでございます。
仮に上部ダムに目いっぱい満水に水をあげられたとしますと、
このいっぱいの水で3500万kw/hという面積の発電量となります
そのめいっぱいの3500万をどのように活用するかにつきましては、
9ページをご覧いただきます。
3500万kw、発電容量をめいっぱいという形で8時間稼働いたしますと、
供給量は432万kwという形で計上しています。
ただし次のように、?がひろくなります。面積が一定でございますので。
供給量というのは、高さが半減し、ここで書いてありますように216万という形になるということでございます。
次のページをご覧いただきます。
こういった発電電力量が、いかに夜の間に満水に出来るかにかかっておりますが、
夜の間に見込まれる水の供給量につきましては、
たとえば供給不足で夜の間に水をあげられないという事になりますと
当然の事ながら供給力は半分になるという事でございます。
11ページをご覧いただきます。
こういった水力発電所の特徴、すみません、揚水の特徴を捉えまして、
今回私どもが計画した最大電力3030万kwの私どもが供給力として積み上げた
供給力のkwから、どのような形で揚水発電所を検証しました結果、
夜間の揚水の水の汲み上げは100%には届きません。
結果として、精いっぱいくみ上げた水で、発生可能電力量は2739万kwと想定しております。
ま、満水で3500万と申し上げましたので、この量の約8割弱の水準になります。
この2739万を必要時間数が12.7時間という事で割り算いたしますと、
揚水の供給力は結果で216万kw
この数字を供給力の中に計上しておきます。
12ページ、少し補足ですが、仮にこの2700万なにがしを、えー、完全能力としてフル稼働させたといたしますと、
昼過ぎごろにもう水が枯れまして、
16以降は明らかに水力が当てにできない需要の大きさが出現するという事になります。
13ページ。
以上供給力を申し上げました結果、
この表のように想定電力の需要と供給量の需要から、この夏弊社の電力需給につきまして、
原子力の再稼働がない場合、定着した節電を織り込んだといたしましても、
マイナス16.3。
16.3%の電力不足となる可能性がございます。

14ページ
このような想定の中で織り込んでおりますが、
このさきに大きなリスクもございます。
一つは気温的リスク。
夏場の最高気温が約1℃上昇すると、約70~80万kW程度(2~3%程度)増加します。
1℃で電力幅の上昇が生じます。
もうひとつ供給力変動のリスク。下のグラフで示しております。
実は昨年の夏も目いっぱい水力火力を稼働いたしまして供給につぎ込みましたが、
結果として昨年夏もいくつかの計画外のトラブルが発生いたしました。
それをピンクのグラフの高さで示しております。
平均いたしますと、夏場で二つのトラブルがあり、
63万kW(2%)、最大で155万kW(5%)トラブルの日もございいました。
こういった変動を考えますと、やはり適切な最低限の余力は確保したいと考えています。
過去5年間の日の最大電力における2,535万kWを超えた実績等、の報告
いかに電力が足りないかいつピークがあるのか断定するのは難しいとの説明。
ーーーつづく ↓
そして関西府市県首長から「関西電力に疑問と要請」4/26第19回広域連合委員会(内容書き出し)
04.27
Fri
シリーズ知られざる内幕
今日のテーマ
「橋下市長脱原発の内幕」2012年4月17日
水野:
元経済産業省官僚で今は大阪市特別顧問というお立場です古賀茂明さんとお話しをさせていただきます。
古賀さんにはこのたねまきジャーナルにこれまで何度かご出演いただきました。
最初のころはまだ官僚時代ですよね。
仙谷さんとやり合って大変だったという話やら聞かせていただいて、
そして、お辞めになった直後にもお出になっていただきました。
で、その頃から古賀さんはですね、原発村の実態を暴いて下さっていましたし、
また、電力会社、そしてその電力政策を変えていかなければいけないんだっていう具体案をね、
ずっと古賀さんは官僚時代から持ち続けていらした方です。
で、その古賀さんが今は橋下さんのブレーンというような形でですね、
原発についてどうするかというところを大きな役割を担っていらっしゃるんですが、
まずは、大飯の原発再稼働の8つの条件というのを出してこられた。
その場にも古賀さんはいらっしゃったわけですよね。
古賀:ええ、もちろん。
水野:
その時の内幕をいろいろと聞かせて欲しいんですけど、
どのあたりが一番難しかったとか、どのあたりで「これはやったー!」と思ったとか、
どうでした?
安全と電力不足の不安
古賀:
やっぱり、原発について言うと、今大きく二つ論点があって、
一番大事なのは「安全かどうか?」っていうことですよね。
それでま、仮に安全だとしたらという事で、じゃあそれで動かしますか?動かしませんか?という
その基準として、電力が、ま、足りないんだったら仕方がない、動かしましょうかという、
そういう電力が足りるか?足りないか?という、
それが二つ目の論点になっていますね。
それで、ただどうしてもですね、
おそらく去年の3月の事故の直後っていうのは、
みんなやっぱりあの事故の生々しい状況を見て、
「原発なんか絶対に嫌だ」という気持ちを持っていた人がすごく多かったと思うんですね。
日にちがたつにつれて、その気持ちが薄れてくるのと、
一方で、電力が足りなくて色々と困る事が、ま、経験したんですね
特にその東京電力の管内の方が。
水野:東京の方がね。
古賀:はい
非常に厳しい状況を経験したと。
ま、関西も去年は色々と節電というような事もありましたけれども、
そういう不便さとか、難しさという事も一方でだんだんわかってきたということで、
時間が立つと、どっちかというと安全の話よりも、電力が足りなかったらどうしようという話が、
かなりもう今は盛り上がってきているという感じがするんですが、
そこのところをですね、どう考えるのか?というのが非常に難しい議論なんですね。
これは国内でも今色々と続いているんです。
ま、橋下さんと議論した時には、ま、橋下さんもそうですし、あるいは松井知事もそうなんですけど、
ようするに大阪府とか大阪市を預かっているという立場でですね、
「市民の生活を守らなくちゃいけない」という、非常に強い責任感をお持ちなんですね、お二人とも。
他方、生活を守るというのには前提としてまず安全がなければいけないから、
「安全」という事もしっかりやらなくちゃいけないし、
水野:それはそうですよ
古賀:
一方で、じゃ、その
「原発を動かさなくて大停電になって、大混乱になって市民の生活が脅かされるかもしれませんよ」
それに対しても責任を持たなくてはいけないというですね、非常に難しい立場にあるんですね、お二人とも。
で、そこを多分ですね、ずーーっと悩まれていたんだと思うんですよ。
ただですね、今まではどちらかというと、電力会社と政府が情報を全て持っていて、
その情報をどんどん一方的に流される。
そうするとそれを受けている我々はですね、政府が
「大変ですよ、原発が無くなったらあなた達の生活は滅茶苦茶ですよ」というそういうことばっかり聞かされていたので、
それはやっぱり、「橋下さん達もそれが本当になったらどうしよう」と心配をしていたんだけど、
ま、我々のですね、エネルギー戦略会議というのを作ったんですけれども府と市と統合でね。
水野:そこで今日も会議なさったんですよね。
古賀:そうです。今日もしました。
水野:ね、古賀さんもそこの会議に今日も出てらしたんですね。
古賀:はい
本当はどうなの?電力不足
水野:
で、そこで今日はね、まさに電力はどうなのか?っていう話が出たと聞いていまして、
リスナーから
「原発が止まった状態での電力が本当に不足するのかどうなのか真実を調査して欲しいんですよね」
っておっしゃっているんですよ。
そこのところは今日の話はどうだったんですか?
古賀:
今日のところはですね、ひとつは飯田哲也さんというその道の権威の人がですね、
ご自分なりのいろんな試算を出されてですね、
それによれば十分足りると。
水野:再稼働しなくても電力は夏のピーク時も大丈夫だと
古賀:
大丈夫だという試算を出されました。
それから、その時にかなりカギになるのがですね、「どの位節電できるのか」ということなんです。
節電と言っても、なんていうんでしょう、命懸けで熱中症になって死ぬか生きるかという節電じゃなくてですね、
水野:それはこまる、はい。
古賀:そういうんじゃなくてもうちょっと、無理なく知恵を出して節電する
水野:無駄をなくすという感じですね
古賀:
ええ、無駄をなくす。
そうすれば節約にもなるし、全体の電力も足りるということなんですけれども、
そういう道があるんじゃないかという事を示されて、
実は東京都のですね環境局長も今日はお見えになっていただいて、
去年東京都はものすごく苦しんだ訳じゃないですか、
水野:ああ
古賀:
だけどその時に自分はそういう知恵を出してですね、
苦しむという事じゃなくて節電出来たという事がこんなにありますよと、そういう事を数字を持って示されたんですよ。
水野:ええ
古賀:
ですから、それをみて、みんな「ああ、やっぱり成る程」と
ま、われわれもね、そういう事は出来るんじゃないかという事は言っていたんですけれども、
東京で実際にそういう事が起きているという、
例えば東京都というのはかなり大きな電力使用者なんですけれども、
ずーっと省エネ、節電というのは続けていたんですけど、ここからさらに去年は3割カットしているんですね。
水野:3割カットして大丈夫なんですか?はぁ~
古賀:
それでも全然仕事に影響があるという事もなくですね、乗り切っているとか、
あるいは東京では、最大の電力需要家ってどこだと思います?
水野:東京の最大?
古賀:ええ
これね、東京電力から買っている需要家として一番大きいところは東京大学なんですよ。
水野:ええっ!?東京大学がそんなに電気使いますか?
古賀:
ええ、ま、いくつかキャンパスがあるっていう事と、
それからいろんな実験設備があるし、いろんなものを使っていて、一番大きいところ何ですが、
ここもですね、やっぱり3割ぐらい電力を下げているんですね。
水野:はぁ・・・
古賀:
ですから、そういう、なんていうんでしょう
工場を止めちゃうとかですね、そういうことじゃなくて、みんなが本気になっていろいろとやればですね、
10%とかじゃなくて、2割とか3割とかというレベルで下げられるという事が分かって、実例として挙がってきている。
ものすごく大きな設備を、特別なものを付けて節電したというのではなくてですね、
いろんな工夫によってやっている。
なんか、特別大きいのは照明を下げるというのが、それだけでものすごく効き目があると、
たとえば皆さん関西でもやっているところがありますけど、
蛍光灯が2本あるところを1本にしてしまえば、それで半分です。
水野:ええそうですね、何とかやっていけるというのはありますね。
古賀:
ええ、それで半分になっているというのがあります。
そういう事を全部積み重ねていくという、それだけでもかなりになるという事を言われていました。
水野:
じゃあ今日の会議では再稼働無しでやっていけるということが
いろんな事実の積み上げとしてあったと、
平野さんどうですか?
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今日のテーマ
「橋下市長脱原発の内幕」2012年4月17日
水野:
元経済産業省官僚で今は大阪市特別顧問というお立場です古賀茂明さんとお話しをさせていただきます。
古賀さんにはこのたねまきジャーナルにこれまで何度かご出演いただきました。
最初のころはまだ官僚時代ですよね。
仙谷さんとやり合って大変だったという話やら聞かせていただいて、
そして、お辞めになった直後にもお出になっていただきました。
で、その頃から古賀さんはですね、原発村の実態を暴いて下さっていましたし、
また、電力会社、そしてその電力政策を変えていかなければいけないんだっていう具体案をね、
ずっと古賀さんは官僚時代から持ち続けていらした方です。
で、その古賀さんが今は橋下さんのブレーンというような形でですね、
原発についてどうするかというところを大きな役割を担っていらっしゃるんですが、
まずは、大飯の原発再稼働の8つの条件というのを出してこられた。
その場にも古賀さんはいらっしゃったわけですよね。
古賀:ええ、もちろん。
水野:
その時の内幕をいろいろと聞かせて欲しいんですけど、
どのあたりが一番難しかったとか、どのあたりで「これはやったー!」と思ったとか、
どうでした?
安全と電力不足の不安
古賀:
やっぱり、原発について言うと、今大きく二つ論点があって、
一番大事なのは「安全かどうか?」っていうことですよね。
それでま、仮に安全だとしたらという事で、じゃあそれで動かしますか?動かしませんか?という
その基準として、電力が、ま、足りないんだったら仕方がない、動かしましょうかという、
そういう電力が足りるか?足りないか?という、
それが二つ目の論点になっていますね。
それで、ただどうしてもですね、
おそらく去年の3月の事故の直後っていうのは、
みんなやっぱりあの事故の生々しい状況を見て、
「原発なんか絶対に嫌だ」という気持ちを持っていた人がすごく多かったと思うんですね。
日にちがたつにつれて、その気持ちが薄れてくるのと、
一方で、電力が足りなくて色々と困る事が、ま、経験したんですね
特にその東京電力の管内の方が。
水野:東京の方がね。
古賀:はい
非常に厳しい状況を経験したと。
ま、関西も去年は色々と節電というような事もありましたけれども、
そういう不便さとか、難しさという事も一方でだんだんわかってきたということで、
時間が立つと、どっちかというと安全の話よりも、電力が足りなかったらどうしようという話が、
かなりもう今は盛り上がってきているという感じがするんですが、
そこのところをですね、どう考えるのか?というのが非常に難しい議論なんですね。
これは国内でも今色々と続いているんです。
ま、橋下さんと議論した時には、ま、橋下さんもそうですし、あるいは松井知事もそうなんですけど、
ようするに大阪府とか大阪市を預かっているという立場でですね、
「市民の生活を守らなくちゃいけない」という、非常に強い責任感をお持ちなんですね、お二人とも。
他方、生活を守るというのには前提としてまず安全がなければいけないから、
「安全」という事もしっかりやらなくちゃいけないし、
水野:それはそうですよ
古賀:
一方で、じゃ、その
「原発を動かさなくて大停電になって、大混乱になって市民の生活が脅かされるかもしれませんよ」
それに対しても責任を持たなくてはいけないというですね、非常に難しい立場にあるんですね、お二人とも。
で、そこを多分ですね、ずーーっと悩まれていたんだと思うんですよ。
ただですね、今まではどちらかというと、電力会社と政府が情報を全て持っていて、
その情報をどんどん一方的に流される。
そうするとそれを受けている我々はですね、政府が
「大変ですよ、原発が無くなったらあなた達の生活は滅茶苦茶ですよ」というそういうことばっかり聞かされていたので、
それはやっぱり、「橋下さん達もそれが本当になったらどうしよう」と心配をしていたんだけど、
ま、我々のですね、エネルギー戦略会議というのを作ったんですけれども府と市と統合でね。
水野:そこで今日も会議なさったんですよね。
古賀:そうです。今日もしました。
水野:ね、古賀さんもそこの会議に今日も出てらしたんですね。
古賀:はい
本当はどうなの?電力不足
水野:
で、そこで今日はね、まさに電力はどうなのか?っていう話が出たと聞いていまして、
リスナーから
「原発が止まった状態での電力が本当に不足するのかどうなのか真実を調査して欲しいんですよね」
っておっしゃっているんですよ。
そこのところは今日の話はどうだったんですか?
古賀:
今日のところはですね、ひとつは飯田哲也さんというその道の権威の人がですね、
ご自分なりのいろんな試算を出されてですね、
それによれば十分足りると。
水野:再稼働しなくても電力は夏のピーク時も大丈夫だと
古賀:
大丈夫だという試算を出されました。
それから、その時にかなりカギになるのがですね、「どの位節電できるのか」ということなんです。
節電と言っても、なんていうんでしょう、命懸けで熱中症になって死ぬか生きるかという節電じゃなくてですね、
水野:それはこまる、はい。
古賀:そういうんじゃなくてもうちょっと、無理なく知恵を出して節電する
水野:無駄をなくすという感じですね
古賀:
ええ、無駄をなくす。
そうすれば節約にもなるし、全体の電力も足りるということなんですけれども、
そういう道があるんじゃないかという事を示されて、
実は東京都のですね環境局長も今日はお見えになっていただいて、
去年東京都はものすごく苦しんだ訳じゃないですか、
水野:ああ
古賀:
だけどその時に自分はそういう知恵を出してですね、
苦しむという事じゃなくて節電出来たという事がこんなにありますよと、そういう事を数字を持って示されたんですよ。
水野:ええ
古賀:
ですから、それをみて、みんな「ああ、やっぱり成る程」と
ま、われわれもね、そういう事は出来るんじゃないかという事は言っていたんですけれども、
東京で実際にそういう事が起きているという、
例えば東京都というのはかなり大きな電力使用者なんですけれども、
ずーっと省エネ、節電というのは続けていたんですけど、ここからさらに去年は3割カットしているんですね。
水野:3割カットして大丈夫なんですか?はぁ~
古賀:
それでも全然仕事に影響があるという事もなくですね、乗り切っているとか、
あるいは東京では、最大の電力需要家ってどこだと思います?
水野:東京の最大?
古賀:ええ
これね、東京電力から買っている需要家として一番大きいところは東京大学なんですよ。
水野:ええっ!?東京大学がそんなに電気使いますか?
古賀:
ええ、ま、いくつかキャンパスがあるっていう事と、
それからいろんな実験設備があるし、いろんなものを使っていて、一番大きいところ何ですが、
ここもですね、やっぱり3割ぐらい電力を下げているんですね。
水野:はぁ・・・
古賀:
ですから、そういう、なんていうんでしょう
工場を止めちゃうとかですね、そういうことじゃなくて、みんなが本気になっていろいろとやればですね、
10%とかじゃなくて、2割とか3割とかというレベルで下げられるという事が分かって、実例として挙がってきている。
ものすごく大きな設備を、特別なものを付けて節電したというのではなくてですね、
いろんな工夫によってやっている。
なんか、特別大きいのは照明を下げるというのが、それだけでものすごく効き目があると、
たとえば皆さん関西でもやっているところがありますけど、
蛍光灯が2本あるところを1本にしてしまえば、それで半分です。
水野:ええそうですね、何とかやっていけるというのはありますね。
古賀:
ええ、それで半分になっているというのがあります。
そういう事を全部積み重ねていくという、それだけでもかなりになるという事を言われていました。
水野:
じゃあ今日の会議では再稼働無しでやっていけるということが
いろんな事実の積み上げとしてあったと、
平野さんどうですか?
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・福井県高浜原発1号機の”もろい”原子炉格納容器
圧力容器が割れたらどうなるの?
基準をあげて寿命を延ばす
・農林水産省放射能検査に関しての通達
2012年4月25日水曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
朝日新聞4月21日より
「関西電力高浜原発1号機(福井県)で、
高いほど劣化が進んだことを示す原子炉圧力容器の「脆性遷移(ぜいせいせんい)温度」(2009年時点)が95度となり、
国内では九州電力玄海1号機の98度(同)に次いで高いことが、関電が20日に大阪府市に提出した資料で示された」
と書かれています。
他記事の内容は番組内で話されている通りです。
国民は自分で食べる物のベクレルも選んではいけないのか!?農水省が通知
食品検査、独自基準やめてと農水省が通知した事に関する報道記事と
農水大臣「強制ではない」と弁明の記事。
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04.25
Wed
国会の事故調査委員会で、追及の手を緩めずに真実を求めて闘って下さっている野村委員。
今日テレビで野村委員の顔写真が出てきたのでビックリ!
彼を陥れようとする魔の手はもうすでにのびていたんですね。
これって、訴えている人の方が問題じゃないですか?
政治家に資金的な援助をしている人たちが訴えているんですよね。
自分にやましい事がなければ、アンケートに答える事には何の問題もない筈。
知られては困る事があるから、こうして訴えて文句を言うんだなって思います。
この問題が明るみに出た当初は、
橋下市長が反原発的な事を言っているから、
原子力ムラの標的にされたんだと思っていましたが、
ここにあの野村委員も関係しているとなると、
もっともっとその色が濃く感じられてきます。
アンケートで精神的苦痛…職員組合が大阪市を提訴
橋下徹大阪市長が職員に回答を義務付けた組合活動に関するアンケートで精神的苦痛を受けたとして、
市労働組合連合会(市労連)など職員組合5団体と組合員28人が24日、
市とアンケートを実施した元市特別顧問の野村修也弁護士に
慰謝料など計約1340万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。
訴えによると、政治家の応援活動への参加歴などを尋ねたアンケートの強制は「踏み絵」を迫ったもので、
職員の思想良心の自由を侵害した。
また組合活動への参加歴などの質問は組合への支配介入に当たり、
団結権や政治活動の自由の侵害だとしている。
アンケートは橋下市長が野村氏に一任して2月に実施。
記名式で、正確に回答しない場合は処分対象になるとして橋下市長が業務命令で回答を求めた。
市労連の救済申し立てを受け大阪府労働委員会は同月、調査の続行を差し控えるよう市に勧告。
野村氏は今月6日に未開封のまま廃棄した。
会見した原告の組合幹部は
「実名による回答ということに一番驚いた。憤りと不安で職場は凍り付くような緊迫感だった」と振り返った。
市は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
ーーーー
「凍り付くような緊迫感」っていう言葉、すごいですよねー!
こんなことを平気で言う人の方に私は凍りつきます。
ーーーー
政治活動アンケート 大阪市労連が橋下市長らに賠償請求
MBS 04/24 19:03
大阪市の労働組合が、橋下市長が行なった組合や政治活動について尋ねる職員アンケートについて、
思想の自由などを侵害されたとして慰謝料を求める裁判を起こしました。
訴えをおこしたのは、大阪市労働組合連合会など5つの労働組合と組合員28人です。

アンケート調査は今年2月、当時の野村修也特別顧問らが行い、
橋下市長名で全職員に回答を義務付けたものです。
市労連はこのアンケートが、思想良心の自由や組合の団結権を侵害するなどとして
大阪府労働委員会に救済を申し立て今月、野村顧問はアンケートを開封しないまま廃棄処分しました。
「(大阪市長が)たいへん強権的なことをしていて、これ以上、再発を防ぐため訴訟にふみ切った」
(北本修二弁護士)

組合側は違法性がないと主張してきた橋下市長や野村顧問の責任を問うとともに、
1,340万円の慰謝料を求めています。

ーーーー
ニュースの映像を写真にして残しておきました。
ーーーー
テレビのニュース番組だって、もっと他に報道しなければならない事が沢山ある筈なのに、
この件に関してはよく報道しています。
4.[再稼働]多重防護・事故調4/18(動画・内容書き出し)
↑このブログの最後にも書いたけど、改めてもう一度↓
「フクシマのうそ」より、一部抜粋
菅前首相:
ここ10~20年の間、ことに原子力の危険を訴える人間に対する
あらゆる形での圧力が非常に増えています。
マスメディアでは菅に対する嘘がばらまかれ、彼は辞任に追い込まれた。
彼が原子力ムラに対抗しようとしたからである。
佐藤前知事には、2004年に復讐が始まった。
佐藤栄佐久福島県前知事:
この疑惑は、完全にでっち上げでした。
弟が逮捕され、首相官邸担当の検察官が一時的に福島に送られて検事を務めていました。
彼の名はノリモトという名で、
「遅かれ早かれ、お前の兄の知事を抹殺してやる」と弟に言ったそうです。
事態は更に進み、県庁で働く200人の職員に圧力がかかり始めました。
少し私の悪口を言うだけでいいから、と。
中には2、3人、圧力に耐え切れずに自殺をする者さえ出ました。
ーーーーー
辞任に追い込まれた菅元総理や鉢呂元経産相のように、
マスコミの報道を信じて騙されないようにしていきたいと思います。
この訴えている労働組合っていうのは、もしかしたら
野田政権・癒着の構図(しんぶん赤旗4/22)
ここに書いてあるような労働組合とも関係あるのかな?
やっぱり、訴えている側の人達の方が、やましい事を隠していて怪しい人なんだと思っちゃいました。
ーー追記ーー
「アンケート見ましたか?」というコメントをいただきました。
コメントありがとうございます。
わたし(*ノω<*) ・・・アンケートを見ていませんでした。(反省)
ですのでアンケートを入手しました。
続きを読むに
アンケート添付します続きを読む
今日テレビで野村委員の顔写真が出てきたのでビックリ!
彼を陥れようとする魔の手はもうすでにのびていたんですね。
これって、訴えている人の方が問題じゃないですか?
政治家に資金的な援助をしている人たちが訴えているんですよね。
自分にやましい事がなければ、アンケートに答える事には何の問題もない筈。
知られては困る事があるから、こうして訴えて文句を言うんだなって思います。
この問題が明るみに出た当初は、
橋下市長が反原発的な事を言っているから、
原子力ムラの標的にされたんだと思っていましたが、
ここにあの野村委員も関係しているとなると、
もっともっとその色が濃く感じられてきます。
アンケートで精神的苦痛…職員組合が大阪市を提訴
橋下徹大阪市長が職員に回答を義務付けた組合活動に関するアンケートで精神的苦痛を受けたとして、
市労働組合連合会(市労連)など職員組合5団体と組合員28人が24日、
市とアンケートを実施した元市特別顧問の野村修也弁護士に
慰謝料など計約1340万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。
訴えによると、政治家の応援活動への参加歴などを尋ねたアンケートの強制は「踏み絵」を迫ったもので、
職員の思想良心の自由を侵害した。
また組合活動への参加歴などの質問は組合への支配介入に当たり、
団結権や政治活動の自由の侵害だとしている。
アンケートは橋下市長が野村氏に一任して2月に実施。
記名式で、正確に回答しない場合は処分対象になるとして橋下市長が業務命令で回答を求めた。
市労連の救済申し立てを受け大阪府労働委員会は同月、調査の続行を差し控えるよう市に勧告。
野村氏は今月6日に未開封のまま廃棄した。
会見した原告の組合幹部は
「実名による回答ということに一番驚いた。憤りと不安で職場は凍り付くような緊迫感だった」と振り返った。
市は「訴状を見ていないのでコメントできない」としている。
ーーーー
「凍り付くような緊迫感」っていう言葉、すごいですよねー!
こんなことを平気で言う人の方に私は凍りつきます。
ーーーー
政治活動アンケート 大阪市労連が橋下市長らに賠償請求
MBS 04/24 19:03
大阪市の労働組合が、橋下市長が行なった組合や政治活動について尋ねる職員アンケートについて、
思想の自由などを侵害されたとして慰謝料を求める裁判を起こしました。
訴えをおこしたのは、大阪市労働組合連合会など5つの労働組合と組合員28人です。

アンケート調査は今年2月、当時の野村修也特別顧問らが行い、
橋下市長名で全職員に回答を義務付けたものです。
市労連はこのアンケートが、思想良心の自由や組合の団結権を侵害するなどとして
大阪府労働委員会に救済を申し立て今月、野村顧問はアンケートを開封しないまま廃棄処分しました。
「(大阪市長が)たいへん強権的なことをしていて、これ以上、再発を防ぐため訴訟にふみ切った」
(北本修二弁護士)

組合側は違法性がないと主張してきた橋下市長や野村顧問の責任を問うとともに、
1,340万円の慰謝料を求めています。

ーーーー
ニュースの映像を写真にして残しておきました。
ーーーー
テレビのニュース番組だって、もっと他に報道しなければならない事が沢山ある筈なのに、
この件に関してはよく報道しています。
4.[再稼働]多重防護・事故調4/18(動画・内容書き出し)
↑このブログの最後にも書いたけど、改めてもう一度↓
「フクシマのうそ」より、一部抜粋
菅前首相:
ここ10~20年の間、ことに原子力の危険を訴える人間に対する
あらゆる形での圧力が非常に増えています。
マスメディアでは菅に対する嘘がばらまかれ、彼は辞任に追い込まれた。
彼が原子力ムラに対抗しようとしたからである。
佐藤前知事には、2004年に復讐が始まった。
佐藤栄佐久福島県前知事:
この疑惑は、完全にでっち上げでした。
弟が逮捕され、首相官邸担当の検察官が一時的に福島に送られて検事を務めていました。
彼の名はノリモトという名で、
「遅かれ早かれ、お前の兄の知事を抹殺してやる」と弟に言ったそうです。
事態は更に進み、県庁で働く200人の職員に圧力がかかり始めました。
少し私の悪口を言うだけでいいから、と。
中には2、3人、圧力に耐え切れずに自殺をする者さえ出ました。
ーーーーー
辞任に追い込まれた菅元総理や鉢呂元経産相のように、
マスコミの報道を信じて騙されないようにしていきたいと思います。
この訴えている労働組合っていうのは、もしかしたら
野田政権・癒着の構図(しんぶん赤旗4/22)
ここに書いてあるような労働組合とも関係あるのかな?
やっぱり、訴えている側の人達の方が、やましい事を隠していて怪しい人なんだと思っちゃいました。
ーー追記ーー
「アンケート見ましたか?」というコメントをいただきました。
コメントありがとうございます。
わたし(*ノω<*) ・・・アンケートを見ていませんでした。(反省)
ですのでアンケートを入手しました。
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04.25
Wed
<覚えておきたい重要部分>
チェルノブイリ周辺3国は
年間1ミリシーベルト以上のところで住んでいる人が「移住権利」
年間5ミリシーベルト以上のところが「移住義務」
日本は
年間20ミリシーベルト以下なら「帰ってもいいよ」
ドイツの基準は年間0.3ミリシーベルト
単純に計算すると食品のベクレル数値は
大人で8ベクレル
子どもで4ベクレル
日本の100ベクレルはものすごく高すぎる!
「それで特に今警告をしなければいけないのが、
子どもが食べる幼児食が50ベクレルという値になっていまして、
これはねえ、もう、もし値を言うならば1ベクレルです。
あのね、もう、絶対に市民のみなさんは、100ベクレルで大丈夫だとか、50ベクレルまで大丈夫だとか、
そういう考え方は絶対にしないで頂きたいというのを私は切に訴えます。お願いいたします」
ーーーー
シリーズ知られざる内幕
琉球大学名誉教授 矢ヶ崎克馬さん
内部被ばくの知られざる内幕
水野:
琉球大学名誉教授の矢ヶ崎克馬さんとお話しをさせていただきます
矢ヶ崎先生こんばんは、
矢ヶ崎先生はですね、去年の暮れ大みそかの時にもお話しをいただきました。
あの時におっしゃっていたのはですね、市民と科学者が一緒になって、
この内部被ばくの問題をやっていかなければならないという事で、
市民と科学者の内部被ばく問題研究会を作られて、
科学者のお立場で、矢ヶ崎さんは市民と一緒になってこの問題に取り組んで
被ばくを防ごうという活動をなさっているそういう先生でいらっしゃいますけれども、
矢ヶ崎さーん、さっそくリスナーからご質問を頂いております。
これはですね、昨年の暮れに出られたときにリスナーがくださったメールですけれども、
昨年の暮れのお話で、「内部被ばくをすると鼻血が出るんだ」という事を言われて、
これが世間でも話題になっているということなんですが、
この「鼻血」というような一つの症状ですね、
原発事故から一年少し経ちました。
今どんな状況になっているのか、特に子どもたちの状況からお話し下さいませんか?
●鼻血
矢ヶ崎:
はい、一つのきっかけとなったのは、
東京町田市の市民グループのみなさんが、町の中の子どもたちを調査した結果で、
その結果では、今まで、3月11日以前には鼻血なんか出した事もない子どもが鼻血を出すようになった。
それも大量に、水道の蛇口をいっぱいに開いたような、すごい出方をするようになったというような話が、
あの、何人もの子供さんに現れておりましてね、
水野:それは一人ではなく、複数、
矢ヶ崎:はい
水野:それは10人とか20人とかという単位で、どれぐらいの数とか言えるんですか?
矢ヶ崎:
え-っとですね、こういう症状は町田市の子どもだけじゃなくて、
たとえば、沖縄に避難している家族お子さんにも表れているという、
全国を見ると、それこそ福島近辺だけじゃなく、
いっぱいの、そういう方がいると思うんですよね。
町田市の結果の、第一次調査の結果というのはですね、
104人の子どもに鼻血その他の異常が出てきたという、そういう結果でありました。
水野:
あの、今のお話ですと、子どもさんが鼻血を出すっていう事だけで言えばね、
鼻血って出やすいものだと思いますが、
その量が、ハンパじゃないですね、水道の蛇口をひねって、ジャーッて出るような感覚・・・はぁ・・・
矢ヶ崎:それは、
この鼻血の特徴というのは、
普通の鼻血はですね、何らかの外傷があって、
そこで毛細管を切ってしまって出てくるというような物がかなり普通だといわれておりますので、
お医者先生に診てもらっても、
目に見える外傷がないのにという状況で鼻血が出ているというような事が特徴だと思います。
水野:
はぁ~、傷がないのに大量の鼻血が出る。
そんな事はこれまでになかった事だと。
矢ヶ崎:ええ
そういう、私は臨床的な仕事をしているわけじゃないんですけれども、
とにかく、今まで鼻血なんか出た事がない人たちに、
こういう鼻血が出るようになったという変化が、私は非常にやっぱり危惧してこういうニュースをうかがいました。
水野:そうですね。
内部被ばくの研究の第一人者でいらっしゃる矢ヶ崎先生からご覧になると、
これは非常に気になる情報かと思いますが、
こうした事が、なんか政府レベルでは別に問題になっていないんですよね。
何か注視されているというような事はないですよね。
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チェルノブイリ周辺3国は
年間1ミリシーベルト以上のところで住んでいる人が「移住権利」
年間5ミリシーベルト以上のところが「移住義務」
日本は
年間20ミリシーベルト以下なら「帰ってもいいよ」
ドイツの基準は年間0.3ミリシーベルト
単純に計算すると食品のベクレル数値は
大人で8ベクレル
子どもで4ベクレル
日本の100ベクレルはものすごく高すぎる!
「それで特に今警告をしなければいけないのが、
子どもが食べる幼児食が50ベクレルという値になっていまして、
これはねえ、もう、もし値を言うならば1ベクレルです。
あのね、もう、絶対に市民のみなさんは、100ベクレルで大丈夫だとか、50ベクレルまで大丈夫だとか、
そういう考え方は絶対にしないで頂きたいというのを私は切に訴えます。お願いいたします」
ーーーー
シリーズ知られざる内幕
琉球大学名誉教授 矢ヶ崎克馬さん
内部被ばくの知られざる内幕
水野:
琉球大学名誉教授の矢ヶ崎克馬さんとお話しをさせていただきます
矢ヶ崎先生こんばんは、
矢ヶ崎先生はですね、去年の暮れ大みそかの時にもお話しをいただきました。
あの時におっしゃっていたのはですね、市民と科学者が一緒になって、
この内部被ばくの問題をやっていかなければならないという事で、
市民と科学者の内部被ばく問題研究会を作られて、
科学者のお立場で、矢ヶ崎さんは市民と一緒になってこの問題に取り組んで
被ばくを防ごうという活動をなさっているそういう先生でいらっしゃいますけれども、
矢ヶ崎さーん、さっそくリスナーからご質問を頂いております。
これはですね、昨年の暮れに出られたときにリスナーがくださったメールですけれども、
昨年の暮れのお話で、「内部被ばくをすると鼻血が出るんだ」という事を言われて、
これが世間でも話題になっているということなんですが、
この「鼻血」というような一つの症状ですね、
原発事故から一年少し経ちました。
今どんな状況になっているのか、特に子どもたちの状況からお話し下さいませんか?
●鼻血
矢ヶ崎:
はい、一つのきっかけとなったのは、
東京町田市の市民グループのみなさんが、町の中の子どもたちを調査した結果で、
その結果では、今まで、3月11日以前には鼻血なんか出した事もない子どもが鼻血を出すようになった。
それも大量に、水道の蛇口をいっぱいに開いたような、すごい出方をするようになったというような話が、
あの、何人もの子供さんに現れておりましてね、
水野:それは一人ではなく、複数、
矢ヶ崎:はい
水野:それは10人とか20人とかという単位で、どれぐらいの数とか言えるんですか?
矢ヶ崎:
え-っとですね、こういう症状は町田市の子どもだけじゃなくて、
たとえば、沖縄に避難している家族お子さんにも表れているという、
全国を見ると、それこそ福島近辺だけじゃなく、
いっぱいの、そういう方がいると思うんですよね。
町田市の結果の、第一次調査の結果というのはですね、
104人の子どもに鼻血その他の異常が出てきたという、そういう結果でありました。
水野:
あの、今のお話ですと、子どもさんが鼻血を出すっていう事だけで言えばね、
鼻血って出やすいものだと思いますが、
その量が、ハンパじゃないですね、水道の蛇口をひねって、ジャーッて出るような感覚・・・はぁ・・・
矢ヶ崎:それは、
この鼻血の特徴というのは、
普通の鼻血はですね、何らかの外傷があって、
そこで毛細管を切ってしまって出てくるというような物がかなり普通だといわれておりますので、
お医者先生に診てもらっても、
目に見える外傷がないのにという状況で鼻血が出ているというような事が特徴だと思います。
水野:
はぁ~、傷がないのに大量の鼻血が出る。
そんな事はこれまでになかった事だと。
矢ヶ崎:ええ
そういう、私は臨床的な仕事をしているわけじゃないんですけれども、
とにかく、今まで鼻血なんか出た事がない人たちに、
こういう鼻血が出るようになったという変化が、私は非常にやっぱり危惧してこういうニュースをうかがいました。
水野:そうですね。
内部被ばくの研究の第一人者でいらっしゃる矢ヶ崎先生からご覧になると、
これは非常に気になる情報かと思いますが、
こうした事が、なんか政府レベルでは別に問題になっていないんですよね。
何か注視されているというような事はないですよね。
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04.24
Tue
たとえば大飯原発の再稼働に関して、第3の基準とは、
8メートルの防波堤、免震重要棟、非常用発電装置の分散やフィルター付きのベント装置などについて、
これから対策を取るという工程表を関電が提出すればいいというもの。
大飯再稼働問題を検証4/9報道ステーション・古舘伊知郎(動画・内容書き出し)
つまり、現時点で再稼働をすれば多重防護はされていない。
ーーーー
野村:
つまり、そこが破られちゃったときに、それでもなおですね、
被害が拡大されないようにとか、シビアアクシデントにならないようにという対策が講じられて、
さらには、仮にそこも破ったとしてもですね、被害が拡大しないようにって、
それを全部そろえる事が多重防護なんですよね?
それは最初の方は起こらないと仮定したから、後の方は後回しにしますというのは
これは多重防護じゃないですよね?
深野:
イヤ、あの~、多重性っていうのはいろんな多重性があると思っておりまして、
あの、そういう、ま、次のステップに進まないために取る手を色々多重にして、
とにかく、あのー、防衛線を深くしておくと、これも多重防護だと思います。
で、さらに、もちろん、それで、満足してはいけないんで、
そのー、その次にいかない、次に行った時に、どうするかっていうのも、
これは、当然にやっていかなければならない。
で、それはむしろ、その~、基準3の方で、ま、ちゃんと盛り込んで、あのー、ま、けっして、その
<通訳>イヤ、多重性っていうのはいろんな多重性があると思っておりまして、
次のステップに進まないために取る手を色々多重にして、
防衛線を深くしておくと、これも多重防護だと思います。
もちろんそれで満足してはいけないんで、次に行った時に、どうするかっていうのも、
これは、当然にやっていかなければならない。
それはむしろ、基準3(「これからやります」というのが基準3)の方でちゃんと盛り込んで、
野村:だからですね、
深野:その、止まらないようにすると。
野村:
だから、それは当然やっていなければいけない。今やってなければいけないじゃないですか?
つまり同時に起こってなきゃいけないんですよ。
最初に起こらないと仮定して、しばらく後になってからゆっくり整えましょうじゃダメなわけで、
世界の基準は常にエラーするかもしれないので、
エラーした時のバックアップ体制を5人そろえておきなさいという、こういうルールなんですよね。
それを一人で守るって言っている訳ですよ。
守れなかった時の責任取れないじゃないですか。
だから、みんなでちゃんとバックアップするっていう、そういう基準を、
まず今回の基準の中に入れなければ、それは世界の基準に合わないんじゃないですか?

深野:
あのー、世界の基準も、あの~、そういう意味では、
いきなり、こう、高いレベルを作って、それを直ちに全部実施できなければ止めるという、
そういう基準は各国ではむしろやっていないというふうにわたくしは理解をしておりまして、
この、順次、たとえば次の、こういう、あの、さらに深層部分の、あの一歩先を行くっていう事になった時に、
まずそれは、たとえば新設の炉から始めて、まァ、
そのあと少し経過を取りながら、あの、既設の物にもさかのぼらしていくとか、ま、
そういう現実的な対応が取られているんじゃないかと思います。
<通訳>世界の基準も、いきなり高いレベルを作って、それを直ちに全部実施できなければ止めるという、
そういう基準は各国ではむしろやっていないというふうにわたくしは理解をしておりまして、
順次さらに深層部分の一歩先を行くっていう事になった時に、それは新設の炉から始めて、
そのあと少し経過を取りながら既設の物にもさかのぼらしていく、そ
ういう現実的な対応が取られているんじゃないかと思います。
野村:あの、IAEAの基準をちょっとご説明いただいてもいいですか?
深野:(探す)ちょっと、手元にあのぉー、基準そのものを持ってきていませんので、あのぉ~
野村:今、世界の基準を語られたじゃないですか。
深野:(資料をゆっくり探す)
野村:今語っていただいた世界の基準を語っていただければいいんですよ。
深野:ちょっと待って下さい。
(カバンを取り出すが、中からはなにも出さないで手元をぐちゃぐちゃ。じっくりと一枚の紙を黙読し始める)
野村:
もう結構ですよ!
5層の防護なんですよ。
なんか先程ですね、あたかも世界はそんな事をやってないかのようにおっしゃられましたけどね、
そうやっておっしゃられるんだったら、
すぐに、何の基準に基づいてお話しされているのかを言っていただかないと、
それはやっぱり、我々の方としてもですね、
保安院のトップの方がそんな事をおっしゃられると国民がみんな信じてしまうんですよ。
ですからもっときちっとですね、なにが世界の基準なのか、っていうことで、
今お話しされた事は私が理解した限りでは、
多層防護っていうのは、
「ゆっくりと、よその国も少しずつ暫時出来るところから順番にやっていく」
という形で対応していくものだというご説明を受けたので、
それが世界の基準だということを理解をされているという事でよろしいですね。
深野:
あのー、それは、す、すべて、あの~、ま、基準を完全に見尽くしたわけではございませんので、
あのぉー、全部そうだという、まで申し上げる、う、ことはできませんけれども、あの~、
野村:
だったらそういうのをハッキリと発現しないでくださいよ。
あなたはここのトップなんですから、
これは、国民みんなが見ている訳ですよ。
世界の人も見ている訳ですね。
同時通訳でみんな世界中に配信されているんですよ。
それを、世界の基準を見たわけじゃないのに、
あたかも「世界の基準は少しずつ少しずつやるものです」っていうようなことを、
そんな発言をされたら、
「そんなことで・・・いいのか?・・・」って・・・みんな世界中の人が思いますよ。
深野:(面をあげず書類を見ているふりをする)
ー間ー
深野:(面をあげす紙をペラリペラリとめくったりもどしたり・・・)
あの、ちょっとあの、IAEAについて、あのー、あれでございますけれども、
たとえば、その、アメリカなんかでその、えーー、コアキャッチャーなんていうのが
あのぉ~、設備でございますけれども、
そういうものについてもたとえばその、あのー、新しい新設の物
<通訳>IAEAについて、あれでございますけれども、
たとえばアメリカなんかでコアキャッチャーなんていう設備でございますけれども、
そういうものについても新しい新設の物
野村:(遮って)
あのですね、私よく、
学者なんですけども、
大学で学生から分からない質問が来るとですね、難しい事を言って逃げるんですよ。
ね、それはダメなんですよ。
なんか、すごく例外的な事で、ちょっと知っている事を言って煙に巻くんじゃなくてですね、
世界は一応IAEAの5層の基準というものを、みんな共有して、みんな理解しているわけですよ。
その多層防護っていう、深層防護とか、多重防護とかが重要だっていうのはみんな共通の認識じゃないですか。
それを1層目2層目というところだけを塞げば、
あとはシビアアクシデントは起こらないんだっていう前提で、
ゆっくりとその後の事を整えていくっていうのは世界のルールじゃないですよ。
それをご説明されるんであればね、
やっぱりそれ、トップとしてそこまでご説明をされるんであれば、
これはやっぱり世界中の方々に
「日本の原子力行政の基準というのは世界とは違う考え方だ」って評価されてしまいますよ。
深野:(下を向いて書類を見たまま・・・無言)
野村:
ちょっともういいですか?
あの、戻って調べていただければと思いますんで、
深野:はい
ーーここからは私の想像ーー
野村委員の歯切れのいい話しは全てもっともな事で、
それに対して、正当な返答は一切できない保安院長。
深野保安院長は、ここではタジタジしているけれど、
この場を離れたら、ものすごい形相で怒った事だろう。(自分のことは棚に上げてね)
「おい!あの野村っていう委員の事なんとかしろ!たたじゃ済まさないぞ!!」
誰かに言ったかもしれない。
少し不安になった。
まさか、原子力ムラが動き出して、
政府の事故調査委員会の委員に訳の分からない復讐などしないですよね。
「フクシマのうそ」より、一部抜粋
菅前首相:
ここ10~20年の間、ことに原子力の危険を訴える人間に対する
あらゆる形での圧力が非常に増えています。
マスメディアでは菅に対する嘘がばらまかれ、彼は辞任に追い込まれた。
彼が原子力ムラに対抗しようとしたからである。
佐藤前知事には、2004年に復讐が始まった。
佐藤栄佐久福島県前知事:
この疑惑は、完全にでっち上げでした。
弟が逮捕され、首相官邸担当の検察官が一時的に福島に送られて検事を務めていました。
彼の名はノリモトという名で、
「遅かれ早かれ、お前の兄の知事を抹殺してやる」と弟に言ったそうです。
事態は更に進み、県庁で働く200人の職員に圧力がかかり始めました。
少し私の悪口を言うだけでいいから、と。
中には2、3人、圧力に耐え切れずに自殺をする者さえ出ました。
8メートルの防波堤、免震重要棟、非常用発電装置の分散やフィルター付きのベント装置などについて、
これから対策を取るという工程表を関電が提出すればいいというもの。
大飯再稼働問題を検証4/9報道ステーション・古舘伊知郎(動画・内容書き出し)
つまり、現時点で再稼働をすれば多重防護はされていない。
ーーーー
野村:
つまり、そこが破られちゃったときに、それでもなおですね、
被害が拡大されないようにとか、シビアアクシデントにならないようにという対策が講じられて、
さらには、仮にそこも破ったとしてもですね、被害が拡大しないようにって、
それを全部そろえる事が多重防護なんですよね?
それは最初の方は起こらないと仮定したから、後の方は後回しにしますというのは
これは多重防護じゃないですよね?
深野:
イヤ、あの~、多重性っていうのはいろんな多重性があると思っておりまして、
あの、そういう、ま、次のステップに進まないために取る手を色々多重にして、
とにかく、あのー、防衛線を深くしておくと、これも多重防護だと思います。
で、さらに、もちろん、それで、満足してはいけないんで、
そのー、その次にいかない、次に行った時に、どうするかっていうのも、
これは、当然にやっていかなければならない。
で、それはむしろ、その~、基準3の方で、ま、ちゃんと盛り込んで、あのー、ま、けっして、その
<通訳>イヤ、多重性っていうのはいろんな多重性があると思っておりまして、
次のステップに進まないために取る手を色々多重にして、
防衛線を深くしておくと、これも多重防護だと思います。
もちろんそれで満足してはいけないんで、次に行った時に、どうするかっていうのも、
これは、当然にやっていかなければならない。
それはむしろ、基準3(「これからやります」というのが基準3)の方でちゃんと盛り込んで、
野村:だからですね、
深野:その、止まらないようにすると。
野村:
だから、それは当然やっていなければいけない。今やってなければいけないじゃないですか?
つまり同時に起こってなきゃいけないんですよ。
最初に起こらないと仮定して、しばらく後になってからゆっくり整えましょうじゃダメなわけで、
世界の基準は常にエラーするかもしれないので、
エラーした時のバックアップ体制を5人そろえておきなさいという、こういうルールなんですよね。
それを一人で守るって言っている訳ですよ。
守れなかった時の責任取れないじゃないですか。
だから、みんなでちゃんとバックアップするっていう、そういう基準を、
まず今回の基準の中に入れなければ、それは世界の基準に合わないんじゃないですか?

深野:
あのー、世界の基準も、あの~、そういう意味では、
いきなり、こう、高いレベルを作って、それを直ちに全部実施できなければ止めるという、
そういう基準は各国ではむしろやっていないというふうにわたくしは理解をしておりまして、
この、順次、たとえば次の、こういう、あの、さらに深層部分の、あの一歩先を行くっていう事になった時に、
まずそれは、たとえば新設の炉から始めて、まァ、
そのあと少し経過を取りながら、あの、既設の物にもさかのぼらしていくとか、ま、
そういう現実的な対応が取られているんじゃないかと思います。
<通訳>世界の基準も、いきなり高いレベルを作って、それを直ちに全部実施できなければ止めるという、
そういう基準は各国ではむしろやっていないというふうにわたくしは理解をしておりまして、
順次さらに深層部分の一歩先を行くっていう事になった時に、それは新設の炉から始めて、
そのあと少し経過を取りながら既設の物にもさかのぼらしていく、そ
ういう現実的な対応が取られているんじゃないかと思います。
野村:あの、IAEAの基準をちょっとご説明いただいてもいいですか?
深野:(探す)ちょっと、手元にあのぉー、基準そのものを持ってきていませんので、あのぉ~
野村:今、世界の基準を語られたじゃないですか。
深野:(資料をゆっくり探す)
野村:今語っていただいた世界の基準を語っていただければいいんですよ。
深野:ちょっと待って下さい。
(カバンを取り出すが、中からはなにも出さないで手元をぐちゃぐちゃ。じっくりと一枚の紙を黙読し始める)
野村:
もう結構ですよ!
5層の防護なんですよ。
なんか先程ですね、あたかも世界はそんな事をやってないかのようにおっしゃられましたけどね、
そうやっておっしゃられるんだったら、
すぐに、何の基準に基づいてお話しされているのかを言っていただかないと、
それはやっぱり、我々の方としてもですね、
保安院のトップの方がそんな事をおっしゃられると国民がみんな信じてしまうんですよ。
ですからもっときちっとですね、なにが世界の基準なのか、っていうことで、
今お話しされた事は私が理解した限りでは、
多層防護っていうのは、
「ゆっくりと、よその国も少しずつ暫時出来るところから順番にやっていく」
という形で対応していくものだというご説明を受けたので、
それが世界の基準だということを理解をされているという事でよろしいですね。
深野:
あのー、それは、す、すべて、あの~、ま、基準を完全に見尽くしたわけではございませんので、
あのぉー、全部そうだという、まで申し上げる、う、ことはできませんけれども、あの~、
野村:
だったらそういうのをハッキリと発現しないでくださいよ。
あなたはここのトップなんですから、
これは、国民みんなが見ている訳ですよ。
世界の人も見ている訳ですね。
同時通訳でみんな世界中に配信されているんですよ。
それを、世界の基準を見たわけじゃないのに、
あたかも「世界の基準は少しずつ少しずつやるものです」っていうようなことを、
そんな発言をされたら、
「そんなことで・・・いいのか?・・・」って・・・みんな世界中の人が思いますよ。
深野:(面をあげず書類を見ているふりをする)
ー間ー
深野:(面をあげす紙をペラリペラリとめくったりもどしたり・・・)
あの、ちょっとあの、IAEAについて、あのー、あれでございますけれども、
たとえば、その、アメリカなんかでその、えーー、コアキャッチャーなんていうのが
あのぉ~、設備でございますけれども、
そういうものについてもたとえばその、あのー、新しい新設の物
<通訳>IAEAについて、あれでございますけれども、
たとえばアメリカなんかでコアキャッチャーなんていう設備でございますけれども、
そういうものについても新しい新設の物
野村:(遮って)
あのですね、私よく、
学者なんですけども、
大学で学生から分からない質問が来るとですね、難しい事を言って逃げるんですよ。
ね、それはダメなんですよ。
なんか、すごく例外的な事で、ちょっと知っている事を言って煙に巻くんじゃなくてですね、
世界は一応IAEAの5層の基準というものを、みんな共有して、みんな理解しているわけですよ。
その多層防護っていう、深層防護とか、多重防護とかが重要だっていうのはみんな共通の認識じゃないですか。
それを1層目2層目というところだけを塞げば、
あとはシビアアクシデントは起こらないんだっていう前提で、
ゆっくりとその後の事を整えていくっていうのは世界のルールじゃないですよ。
それをご説明されるんであればね、
やっぱりそれ、トップとしてそこまでご説明をされるんであれば、
これはやっぱり世界中の方々に
「日本の原子力行政の基準というのは世界とは違う考え方だ」って評価されてしまいますよ。
深野:(下を向いて書類を見たまま・・・無言)
野村:
ちょっともういいですか?
あの、戻って調べていただければと思いますんで、
深野:はい
ーーここからは私の想像ーー
野村委員の歯切れのいい話しは全てもっともな事で、
それに対して、正当な返答は一切できない保安院長。
深野保安院長は、ここではタジタジしているけれど、
この場を離れたら、ものすごい形相で怒った事だろう。(自分のことは棚に上げてね)
「おい!あの野村っていう委員の事なんとかしろ!たたじゃ済まさないぞ!!」
誰かに言ったかもしれない。
少し不安になった。
まさか、原子力ムラが動き出して、
政府の事故調査委員会の委員に訳の分からない復讐などしないですよね。
「フクシマのうそ」より、一部抜粋
菅前首相:
ここ10~20年の間、ことに原子力の危険を訴える人間に対する
あらゆる形での圧力が非常に増えています。
マスメディアでは菅に対する嘘がばらまかれ、彼は辞任に追い込まれた。
彼が原子力ムラに対抗しようとしたからである。
佐藤前知事には、2004年に復讐が始まった。
佐藤栄佐久福島県前知事:
この疑惑は、完全にでっち上げでした。
弟が逮捕され、首相官邸担当の検察官が一時的に福島に送られて検事を務めていました。
彼の名はノリモトという名で、
「遅かれ早かれ、お前の兄の知事を抹殺してやる」と弟に言ったそうです。
事態は更に進み、県庁で働く200人の職員に圧力がかかり始めました。
少し私の悪口を言うだけでいいから、と。
中には2、3人、圧力に耐え切れずに自殺をする者さえ出ました。
04.24
Tue
深野保安院長の言葉が理解しにくいと思いましたので、
通訳を入れて起きました( ´艸`)
第9回事故調 保安院と政治家の役割 (2012/04/18)
野村:
その全ての安全対策をちゃんと調べて、
講じられるものをきちっと講じてから、ま、原発を再稼働させるというそういう考え方も一方にはあると思うんですね。
しかし、その考え方を取れないというふうに考える、もう一つ守らなければならない価値というのがどこかにあると、
そのバランスの中でこういう基準を作っておられるとおもうんですが、
もう一方のバランスとして考えているのは、たとえば、
電力不足が生ずる事によって経済に悪影響を及ぼすという、
そういう事なんでしょうか?
深野:
あのー、やはりその~ここまでは守んなきゃいけないというのが、ま、おそらく、安全についてあって、
ただそこを最終的にどう判断するか、っていうのは、これは、あの~、
ま、最終的に、これはあのぉ~、えー、4大臣のところで、えー、あのー、判断されたという事だと理解をしておりまして、
私どもとしては、少なくても私どもは、どういう前提がどこまでてきていますという評価をして、
それをまーあのーひとつの、えーー、考え方としてお示しして、ま、
最終的には、ま、そういうところは、そういう、えーー、ま、あの、政治レベルの判断という事で
、ま、こういう事を決めになられたというふうに私は理解しております。
<通訳>やはりここまでは守んなきゃいけないというのが、おそらく安全についてあって、
ただそこを最終的にどう判断するか、っていうのは、
最終的に、4大臣のところで判断されたという事だと理解をしておりまして、
少なくても私どもは、どういう前提がどこまでてきていますという評価をして、
それをひとつの考え方としてお示しして、
最終的には、ま、そういうところは、政治レベルの判断という事で、
こういう事をお決めなられたというふうに私は理解しております。

野村:
普通だったらですね、それは政治ですよ。
つまり、片方のバランスを考えて、
安全性とはかりにかけて、そして、
「ま、必要性があるから多少不安が残ったとしても再稼働させなきゃいけない」
これは政治判断ですよ。
それとみなさん方の科学的な知見がどうして表層がかかっているのかが分からないんですよ。
普通なら、保安院というのは安全第一それだけを発言すればいいところじゃないですか?
だから、安全性という点から見れば、こういう考え方を取るべきだという理想を語られて、
それが本来の基準だと、示した後ですね、
それが政治によって採用されなかったと、こういう枠組みになるんじゃないですか?
深野:
ですから、あの、私どもとしては、あの、この、あの、30の、えー、対策を含めて、
えー、どこまでやればその今回起きたという事象が防げるかという事を、ま、整理して、それで最終的に、
あの、政治で判断されて、えー、ま、こういう判断基準にされたと、
<通訳>私どもとしては、この30の対策を含めて、
どこまでやればその今回起きたという事象が防げるかという事を整理して、
それで最終的に、政治で判断されてこういう判断基準にされたと、
野村:という事は30は本来は必須だと考えておられたという事ですね?
深野:30はいずれにしても、ま、やらなきゃいけないものだと、これはわたしも
野村:
本来であれば、その保安院というお立場から考えれば、
30をお示しになったのは、本当であれば30を全部満たした形で再稼働して欲しいという、
そういうお考えだったという事でよろしいですね?
深野:
あの、まァ、今回の事象を踏まえれば、あのどのような対策が必要かっていうのはこの30だっていうのが、
わたくしの考え方でございますね、ただその、
野村:
ですから、保安院自体はそういうお考えだったのに、
政治的に15に削られたという事でよろしいんですよね?
深野:
だからその中で、一方ではストレステストの枠組みっていうものもございましたし、
どこまでやれば、まぁ、今回のような事故のような事が防げるのかという事についても、
合わせて私どもは整理をして、それで、まー、そういう事も合わせて示させていただいたという事であります。
野村:
まとめますけれども、私どもは30っていう事自体でも狭いと思っているんですね、
先程からも何回も言っていますように。
他の事も、沢山あって、もっと40も50もあると思っている訳です。
で、30に絞った事にも相当狭いなというふうに思うんですが、
その30すら基準に示してもらえなかったところ、
その中から今のところ満たしている15っていうのを拾いあげられてしまった、ということについて、
本来規制庁としては、
これは安全と他の要素を政治的にトレードオフの関係、秤にかけて、
そして若干不安が残っても政治判断で始める事になったんだ。という、
それは政治の問題であって、規制庁としては本来ならば30を守ってほしかったというふうに、
そういう立場を取られるのが普通の立場なんじゃないんですか?
深野:
ま、わたくしどもとしては、ま、今回の、あの~、
事故を踏まえて、ま、それに対してどういう教訓があり、どういう対策があるのかというのを整理してそれが30と、
そのなかで、えー、少なくても、その、今回の、えーー、ま、ああいった事象、
ああいう津波、地震が、ま、きて、えーー、ま、燃料損傷といった事が防げる、防ぐために、
どこまでやるべきかっていう事についての整理をして、
ま、それを、あのー、お、お示しして、えー、それが、最終、
<通訳>わたくしどもとしては、今回の事故を踏まえて、
それに対してどういう教訓があり、どういう対策があるのかというのを整理してそれが30と、
そのなかで少なくても今回のああいった事象、津波地震がきて、燃料損傷といった事を防ぐために、
どこまでやるべきかっていう事についての整理をしてそれをお示しして、

黒川:
それは分かりましたよ。だからね、
あなたはその院長としてやる事は、政治判断をする事じゃないんですよ。
そうじゃないですか?それをどうしてちゃんと言わないんですか?はっきり。
つまり、これをしなくちゃいけないという事を保安院の院長としては認識していると、
だけど政治的にはどうするか?っていうのはあなた達が口を出す事じゃないんじゃないですか?
それを言っているわけですよ、皆さんが言ってるのは。
じゃないんですか?
だって、あなた達は国民のセーフティーが大事だって言っていたじゃないですか。
それを言って欲しい訳ですよ、政治家は。
深野:
まぁ、あのー、そういう事を踏まえて、あ、あのー、・・・・・あのーさい
黒川:
いや、踏まえなくていいから、それじゃ?さんが言っているように
規制庁としてもあなた達は独立性が
政治からの独立性、事業者からの独立性を確保する事が大事だと言っていますよね。
あなたも良く知っているでしょ?そんなことは。
じゃあ自分たちが今やっているのは、それを担保出来るようなスタンスで発言しているんですか?っていう事を
世界中が見てるんですよ。
これが起こったにもかかわらず!それはどうですか?
深野:
あの、まあ、いずれにしても、わたしどもは・・あの、ですから、あのー、繰り返しになりますけれども、
ま、今回の事故というのを現実的に評価して、えー、ま、何ができるかっていうのを、
これをまず基本に据えたわけでございまして、
黒川:
何をするべきか?っていうことでいいんですよ。
それを言わないんですか?
深野:はい、それは、ま、何をすべきか?っていうのはこの30という事に、え、まぁ、とりあえずこの事故の、
わゎゎゎ・・わたしどもの
黒川:
あなたは設院する時からか関わっていて、やはりそのスタンスはそういうスタンスだっていう事で、
全然進歩しなくていいんですかね?
今は院長なんですよ。
深野:
あの、ま、そういう意味では、あのー、わたしどもとして、えー、ま、この、技術的検討という事で、
少なくてもその、プラントの技術に即した事については今、
あのー、私どもが持ち合わせている情報と能力でもって、ま、あの~、出来る限りの事はしたつもりでございます。
黒川:
だけどその院長としての立場っていうのは、
出来るだけのことを、どうやってそこまでもっていくか。という事じゃないですか。
野村:
政治がですね、もし再稼働の基準を保安院に自由に作ってもいいというふうに言っていたら、
何項目になりましたか?
深野:
あのー、ま、わたくしどもとしては、とにかく、あの~えー、
再稼働という問題は別の次元の問題だと思うんですけれども、
野村:
再稼働についてのお話しを聞いていますから、
政治がですね、「いろんな事を考える事はない」と。
「とにかく今回の事故を踏まえて、最低限しなければいけない。というふうに考えたものは全部やろう」
というふうに指示を出されて、
「その再稼働基準を作れ」というふうに言われて任された場合には何項目になりましたか?
深野:
あのー、なかなかそれは仮定の話で、お答えしにくいんですが、
私どもとしてはとにかく今回の事故の知見として、えー、まあ、あのー
対策として取り上げるべきことは、ま、この30で取りあげたつもりでございます。
野村:
そうですよね、30項目だったんですよね。
30項目だったんだけども、今回は政治判断で、それを15で済まそうというふうに判断された事を、
保安院としては、内心忸怩(じくじ)たる思いがあるものの、それが政治判断だっていう事で今は従っていると、
そういうことでよろしいんですか?
深野:
ま、すくなくとも、わたしどもとして、まず30を出して、
その中で、えーま、あのー、今回の、えーー、ま、あの、福島第一原子力発電所で起きたような、
ああいった事態を回避するために、まず、とにかく、あの~、
燃料損傷を含め回避するのは何なのかという事を合わせて評価して、
え、ま、あの~、今回のこの判断基準につながったと、ま、そういうふうに理解しています。
<通訳>すくなくともわたしどもとしてまず30を出して、
その中で今回の福島第一原子力発電所で起きたような、事態を回避するために、
とにかく燃料損傷を含め回避するのは何なのかという事を合わせて評価して、
今回のこの判断基準につながったと理解しています。
野村:
最後まで抵抗していただくのが、政治からの独立性ということであってですね、
それはもう政治判断だという事を国民に示していただいて、
これは、「政治は今回、私達が最低限必要だと思っている30すら全部は取り上げずに、
その中で15に絞って、それで『よし』としてやるという決断をしたんだ」と。
これは政治が国民に対する説明をするべきものであって、
それには一定の考え方があるわけですよね。
政治ははっきり言ってますよ、「夏の電力不足という事もある」と。
だから「それはバランスを取って秤にかければ、不安が残ったとしても再稼働の方に舵を切るんだ」って
政治は説明していますよ。
それは政治の問題じゃないですか。
だから保安院としてはやっぱり、「30は最低でも欲しかった」というお立場を国民に示すべきなんじゃないですか?
深野:
ま、そういう意味ではあのー、この判断基準の、あのー、紙を見ていただければお分かりいただけますように
最後はこれは、あの~、政治で判断をされたというものでございます。
ただ、あの、わたくしどもとしては、
えー、そのためのいろんな基礎になる、たとえばどこまでであれば、あのぉ、ま、少なくても燃料損傷が防げるのかという、そういった事については、あ、あのぉー、ま、あのー、
黒川:
わかりました。それはね、
だけどそれは行政と政治の自主判断とは別物だという事は今まで分からなかったんですか?
そういうことですよね。
通訳を入れて起きました( ´艸`)
第9回事故調 保安院と政治家の役割 (2012/04/18)
野村:
その全ての安全対策をちゃんと調べて、
講じられるものをきちっと講じてから、ま、原発を再稼働させるというそういう考え方も一方にはあると思うんですね。
しかし、その考え方を取れないというふうに考える、もう一つ守らなければならない価値というのがどこかにあると、
そのバランスの中でこういう基準を作っておられるとおもうんですが、
もう一方のバランスとして考えているのは、たとえば、
電力不足が生ずる事によって経済に悪影響を及ぼすという、
そういう事なんでしょうか?
深野:
あのー、やはりその~ここまでは守んなきゃいけないというのが、ま、おそらく、安全についてあって、
ただそこを最終的にどう判断するか、っていうのは、これは、あの~、
ま、最終的に、これはあのぉ~、えー、4大臣のところで、えー、あのー、判断されたという事だと理解をしておりまして、
私どもとしては、少なくても私どもは、どういう前提がどこまでてきていますという評価をして、
それをまーあのーひとつの、えーー、考え方としてお示しして、ま、
最終的には、ま、そういうところは、そういう、えーー、ま、あの、政治レベルの判断という事で
、ま、こういう事を決めになられたというふうに私は理解しております。
<通訳>やはりここまでは守んなきゃいけないというのが、おそらく安全についてあって、
ただそこを最終的にどう判断するか、っていうのは、
最終的に、4大臣のところで判断されたという事だと理解をしておりまして、
少なくても私どもは、どういう前提がどこまでてきていますという評価をして、
それをひとつの考え方としてお示しして、
最終的には、ま、そういうところは、政治レベルの判断という事で、
こういう事をお決めなられたというふうに私は理解しております。

野村:
普通だったらですね、それは政治ですよ。
つまり、片方のバランスを考えて、
安全性とはかりにかけて、そして、
「ま、必要性があるから多少不安が残ったとしても再稼働させなきゃいけない」
これは政治判断ですよ。
それとみなさん方の科学的な知見がどうして表層がかかっているのかが分からないんですよ。
普通なら、保安院というのは安全第一それだけを発言すればいいところじゃないですか?
だから、安全性という点から見れば、こういう考え方を取るべきだという理想を語られて、
それが本来の基準だと、示した後ですね、
それが政治によって採用されなかったと、こういう枠組みになるんじゃないですか?
深野:
ですから、あの、私どもとしては、あの、この、あの、30の、えー、対策を含めて、
えー、どこまでやればその今回起きたという事象が防げるかという事を、ま、整理して、それで最終的に、
あの、政治で判断されて、えー、ま、こういう判断基準にされたと、
<通訳>私どもとしては、この30の対策を含めて、
どこまでやればその今回起きたという事象が防げるかという事を整理して、
それで最終的に、政治で判断されてこういう判断基準にされたと、
野村:という事は30は本来は必須だと考えておられたという事ですね?
深野:30はいずれにしても、ま、やらなきゃいけないものだと、これはわたしも
野村:
本来であれば、その保安院というお立場から考えれば、
30をお示しになったのは、本当であれば30を全部満たした形で再稼働して欲しいという、
そういうお考えだったという事でよろしいですね?
深野:
あの、まァ、今回の事象を踏まえれば、あのどのような対策が必要かっていうのはこの30だっていうのが、
わたくしの考え方でございますね、ただその、
野村:
ですから、保安院自体はそういうお考えだったのに、
政治的に15に削られたという事でよろしいんですよね?
深野:
だからその中で、一方ではストレステストの枠組みっていうものもございましたし、
どこまでやれば、まぁ、今回のような事故のような事が防げるのかという事についても、
合わせて私どもは整理をして、それで、まー、そういう事も合わせて示させていただいたという事であります。
野村:
まとめますけれども、私どもは30っていう事自体でも狭いと思っているんですね、
先程からも何回も言っていますように。
他の事も、沢山あって、もっと40も50もあると思っている訳です。
で、30に絞った事にも相当狭いなというふうに思うんですが、
その30すら基準に示してもらえなかったところ、
その中から今のところ満たしている15っていうのを拾いあげられてしまった、ということについて、
本来規制庁としては、
これは安全と他の要素を政治的にトレードオフの関係、秤にかけて、
そして若干不安が残っても政治判断で始める事になったんだ。という、
それは政治の問題であって、規制庁としては本来ならば30を守ってほしかったというふうに、
そういう立場を取られるのが普通の立場なんじゃないんですか?
深野:
ま、わたくしどもとしては、ま、今回の、あの~、
事故を踏まえて、ま、それに対してどういう教訓があり、どういう対策があるのかというのを整理してそれが30と、
そのなかで、えー、少なくても、その、今回の、えーー、ま、ああいった事象、
ああいう津波、地震が、ま、きて、えーー、ま、燃料損傷といった事が防げる、防ぐために、
どこまでやるべきかっていう事についての整理をして、
ま、それを、あのー、お、お示しして、えー、それが、最終、
<通訳>わたくしどもとしては、今回の事故を踏まえて、
それに対してどういう教訓があり、どういう対策があるのかというのを整理してそれが30と、
そのなかで少なくても今回のああいった事象、津波地震がきて、燃料損傷といった事を防ぐために、
どこまでやるべきかっていう事についての整理をしてそれをお示しして、

黒川:
それは分かりましたよ。だからね、
あなたはその院長としてやる事は、政治判断をする事じゃないんですよ。
そうじゃないですか?それをどうしてちゃんと言わないんですか?はっきり。
つまり、これをしなくちゃいけないという事を保安院の院長としては認識していると、
だけど政治的にはどうするか?っていうのはあなた達が口を出す事じゃないんじゃないですか?
それを言っているわけですよ、皆さんが言ってるのは。
じゃないんですか?
だって、あなた達は国民のセーフティーが大事だって言っていたじゃないですか。
それを言って欲しい訳ですよ、政治家は。
深野:
まぁ、あのー、そういう事を踏まえて、あ、あのー、・・・・・あのーさい
黒川:
いや、踏まえなくていいから、それじゃ?さんが言っているように
規制庁としてもあなた達は独立性が
政治からの独立性、事業者からの独立性を確保する事が大事だと言っていますよね。
あなたも良く知っているでしょ?そんなことは。
じゃあ自分たちが今やっているのは、それを担保出来るようなスタンスで発言しているんですか?っていう事を
世界中が見てるんですよ。
これが起こったにもかかわらず!それはどうですか?
深野:
あの、まあ、いずれにしても、わたしどもは・・あの、ですから、あのー、繰り返しになりますけれども、
ま、今回の事故というのを現実的に評価して、えー、ま、何ができるかっていうのを、
これをまず基本に据えたわけでございまして、
黒川:
何をするべきか?っていうことでいいんですよ。
それを言わないんですか?
深野:はい、それは、ま、何をすべきか?っていうのはこの30という事に、え、まぁ、とりあえずこの事故の、
わゎゎゎ・・わたしどもの
黒川:
あなたは設院する時からか関わっていて、やはりそのスタンスはそういうスタンスだっていう事で、
全然進歩しなくていいんですかね?
今は院長なんですよ。
深野:
あの、ま、そういう意味では、あのー、わたしどもとして、えー、ま、この、技術的検討という事で、
少なくてもその、プラントの技術に即した事については今、
あのー、私どもが持ち合わせている情報と能力でもって、ま、あの~、出来る限りの事はしたつもりでございます。
黒川:
だけどその院長としての立場っていうのは、
出来るだけのことを、どうやってそこまでもっていくか。という事じゃないですか。
野村:
政治がですね、もし再稼働の基準を保安院に自由に作ってもいいというふうに言っていたら、
何項目になりましたか?
深野:
あのー、ま、わたくしどもとしては、とにかく、あの~えー、
再稼働という問題は別の次元の問題だと思うんですけれども、
野村:
再稼働についてのお話しを聞いていますから、
政治がですね、「いろんな事を考える事はない」と。
「とにかく今回の事故を踏まえて、最低限しなければいけない。というふうに考えたものは全部やろう」
というふうに指示を出されて、
「その再稼働基準を作れ」というふうに言われて任された場合には何項目になりましたか?
深野:
あのー、なかなかそれは仮定の話で、お答えしにくいんですが、
私どもとしてはとにかく今回の事故の知見として、えー、まあ、あのー
対策として取り上げるべきことは、ま、この30で取りあげたつもりでございます。
野村:
そうですよね、30項目だったんですよね。
30項目だったんだけども、今回は政治判断で、それを15で済まそうというふうに判断された事を、
保安院としては、内心忸怩(じくじ)たる思いがあるものの、それが政治判断だっていう事で今は従っていると、
そういうことでよろしいんですか?
深野:
ま、すくなくとも、わたしどもとして、まず30を出して、
その中で、えーま、あのー、今回の、えーー、ま、あの、福島第一原子力発電所で起きたような、
ああいった事態を回避するために、まず、とにかく、あの~、
燃料損傷を含め回避するのは何なのかという事を合わせて評価して、
え、ま、あの~、今回のこの判断基準につながったと、ま、そういうふうに理解しています。
<通訳>すくなくともわたしどもとしてまず30を出して、
その中で今回の福島第一原子力発電所で起きたような、事態を回避するために、
とにかく燃料損傷を含め回避するのは何なのかという事を合わせて評価して、
今回のこの判断基準につながったと理解しています。
野村:
最後まで抵抗していただくのが、政治からの独立性ということであってですね、
それはもう政治判断だという事を国民に示していただいて、
これは、「政治は今回、私達が最低限必要だと思っている30すら全部は取り上げずに、
その中で15に絞って、それで『よし』としてやるという決断をしたんだ」と。
これは政治が国民に対する説明をするべきものであって、
それには一定の考え方があるわけですよね。
政治ははっきり言ってますよ、「夏の電力不足という事もある」と。
だから「それはバランスを取って秤にかければ、不安が残ったとしても再稼働の方に舵を切るんだ」って
政治は説明していますよ。
それは政治の問題じゃないですか。
だから保安院としてはやっぱり、「30は最低でも欲しかった」というお立場を国民に示すべきなんじゃないですか?
深野:
ま、そういう意味ではあのー、この判断基準の、あのー、紙を見ていただければお分かりいただけますように
最後はこれは、あの~、政治で判断をされたというものでございます。
ただ、あの、わたくしどもとしては、
えー、そのためのいろんな基礎になる、たとえばどこまでであれば、あのぉ、ま、少なくても燃料損傷が防げるのかという、そういった事については、あ、あのぉー、ま、あのー、
黒川:
わかりました。それはね、
だけどそれは行政と政治の自主判断とは別物だという事は今まで分からなかったんですか?
そういうことですよね。
04.23
Mon
どうしても、キノコ雲に見える気がする・・・

22日午前8時5分ごろの2回目の爆発
今朝のモーニングバードで、三井化学岩国大竹工場の爆発の報道をしていました。

工場はまるで福島第一原発の4号機のように跡かたもなく鉄骨だけが残っています。

被害の範囲は6キロ先にまで及ぶほど広範囲で
家の中のドアが爆風で外れたという方もいました。

「劣化ウランが200リットルドラム缶で3379本貯蔵」しているというし、
爆発の映像が、原爆と酷似しているので、
・・・・・と思いましたが。

劣化ウランには影響がないと記者会見では話していました。
「劣化ウランをドラム缶に3379本貯蔵している」という事にも驚きました。
爆発で1人死亡、住民含む22人負傷 三井化学岩国大竹工場
中国新聞12/4/23

22日午前2時15分ごろ、山口県和木町の三井化学岩国大竹工場で、
タイヤの接着剤の原料などを製造するレゾルシンプラントが爆発し、火災が起きた。
現場付近で同社社員の砂川翔太さん(22)=和木町=が遺体で発見され、
コンビナート内で作業員ら計11人が重軽傷を負った。
和木町、岩国市、大竹市の住民11人も爆風で割れた窓ガラスで切り傷を負うなどした。
岩国地区消防組合などがプラントへの放水を続け、火災は発生から15時間後の同日午後5時15分にようやく鎮圧した。
同消防組合などによると、有毒ガスは確認されなかった。
山口県警捜査1課と岩国署は23日、業務上過失致死傷の疑いで工場の家宅捜索に乗り出す方針。
三井化学などによると、爆発したプラントで蒸気設備のトラブルがあり、
21日午後11時半ごろから停止に向けて作業をしていた。
亡くなった砂川さんも爆発現場付近で作業をしていたとみられる。
同社はプラントの酸化反応タンクが激しく損傷していることを確認。
酸化工程で生成される過酸化物が何らかの過剰反応を起こして爆発につながった可能性もあるとしている。
火災はプラントに隣接する設備や配管などにも延焼。
22日午前8時5分ごろにも、同じプラントのタンクが再び爆発した。
同社は近く社内に事故調査委員会を設置する。
同社によると、工場の敷地内には
触媒に使う放射性物質の劣化ウランが200リットルドラム缶で3379本貯蔵されていた。
貯蔵する倉庫の窓ガラスが一部割れたが、
同社は「ドラム缶に影響はなく、測定した放射線量も爆発前と変わらない」としている。
山口県内では昨年11月に東ソー南陽事業所(周南市)で社員1人が亡くなる爆発、炎上事故が起きたばかりだった。
ーーー追記4/28ーーー
劣化ウラン保管、地元は初耳
中国新聞 '12/4/27
山口県和木町の三井化学岩国大竹工場の爆発事故で、
工場内に放射性物質の劣化ウランが保管されていたことをめぐり、住民から不安の声が上がっている。
工場から自治体への報告義務がないため、同町と岩国、大竹両市は保管事実を知らなかった。
和木町は岩国、大竹市とともにコンビナート事故対策に向けた協議会を設置し、情報共有などの検討を始める。
文部科学省は原子炉等規制法に基づき、全国の企業や研究施設から保管状況の報告を毎年受けている。
同省のホームページに保管状況を掲載。しかし、企業などが自治体に連絡する法律上の義務はない。
事故発生の22日、同社は午前8時50分からの記者会見で劣化ウランの保管を公表。
3市町は「事故後の会社の発表で知った」としている。
岩国市の共産党市議団は26日、「会社から住民側への報告がなく、不安を与えている」とし、
市に実態調査や対策を申し入れた。
同社によると、劣化ウランはステンレスで二重になっている200リットル入りドラム缶で3379本分。
事故現場から北西約500メートルの倉庫に保管している。
繊維原料の製造過程で1968年から73年までウラン酸化物を含む触媒に使用していた。
同社はその触媒をドラム缶に保管している。
22日の事故で倉庫の窓ガラスが割れたが、ドラム缶に損傷はなかった。
同社によると、事故から約7時間後の
午前9時から9時半にかけて調べた倉庫と周辺の放射線量は、
毎時0・44~9・31マイクロシーベルト。
3月28日の毎時0・22~9・31マイクロシーベルトとほとんど変わっていないという。
ーーー
倉庫周辺の放射線量は事故前の線量とほとんど変わっていないという。
ただ、その放射線量の数字が・・・(◕Д◕✫)オォゥ!!
毎時0・44~9・31マイクロシーベルト(4月23日事故後)
毎時0・22~9・31マイクロシーベルト(3月28日事故前)
この0.44~9.31という数字の振れ幅もものすごいのだけど、
最低でも0.22マイクロシーベルト。
これだって、東北北関東でもないのに異常に高いと思います。
東京新宿で現在大体0.07マイクロシーベルト位で
2011年3月15日の一番高い時で0.8マイクロシーベルト位でした。
9.31マイクロシーベルトっていうのは、あり得なくないですか?
この倉庫周辺は爆発前から、どんな事になっていたんでしょうか??

22日午前8時5分ごろの2回目の爆発
今朝のモーニングバードで、三井化学岩国大竹工場の爆発の報道をしていました。

工場はまるで福島第一原発の4号機のように跡かたもなく鉄骨だけが残っています。

被害の範囲は6キロ先にまで及ぶほど広範囲で
家の中のドアが爆風で外れたという方もいました。

「劣化ウランが200リットルドラム缶で3379本貯蔵」しているというし、
爆発の映像が、原爆と酷似しているので、
・・・・・と思いましたが。

劣化ウランには影響がないと記者会見では話していました。
「劣化ウランをドラム缶に3379本貯蔵している」という事にも驚きました。
爆発で1人死亡、住民含む22人負傷 三井化学岩国大竹工場
中国新聞12/4/23

22日午前2時15分ごろ、山口県和木町の三井化学岩国大竹工場で、
タイヤの接着剤の原料などを製造するレゾルシンプラントが爆発し、火災が起きた。
現場付近で同社社員の砂川翔太さん(22)=和木町=が遺体で発見され、
コンビナート内で作業員ら計11人が重軽傷を負った。
和木町、岩国市、大竹市の住民11人も爆風で割れた窓ガラスで切り傷を負うなどした。
岩国地区消防組合などがプラントへの放水を続け、火災は発生から15時間後の同日午後5時15分にようやく鎮圧した。
同消防組合などによると、有毒ガスは確認されなかった。
山口県警捜査1課と岩国署は23日、業務上過失致死傷の疑いで工場の家宅捜索に乗り出す方針。
三井化学などによると、爆発したプラントで蒸気設備のトラブルがあり、
21日午後11時半ごろから停止に向けて作業をしていた。
亡くなった砂川さんも爆発現場付近で作業をしていたとみられる。
同社はプラントの酸化反応タンクが激しく損傷していることを確認。
酸化工程で生成される過酸化物が何らかの過剰反応を起こして爆発につながった可能性もあるとしている。
火災はプラントに隣接する設備や配管などにも延焼。
22日午前8時5分ごろにも、同じプラントのタンクが再び爆発した。
同社は近く社内に事故調査委員会を設置する。
同社によると、工場の敷地内には
触媒に使う放射性物質の劣化ウランが200リットルドラム缶で3379本貯蔵されていた。
貯蔵する倉庫の窓ガラスが一部割れたが、
同社は「ドラム缶に影響はなく、測定した放射線量も爆発前と変わらない」としている。
山口県内では昨年11月に東ソー南陽事業所(周南市)で社員1人が亡くなる爆発、炎上事故が起きたばかりだった。
ーーー追記4/28ーーー
劣化ウラン保管、地元は初耳
中国新聞 '12/4/27
山口県和木町の三井化学岩国大竹工場の爆発事故で、
工場内に放射性物質の劣化ウランが保管されていたことをめぐり、住民から不安の声が上がっている。
工場から自治体への報告義務がないため、同町と岩国、大竹両市は保管事実を知らなかった。
和木町は岩国、大竹市とともにコンビナート事故対策に向けた協議会を設置し、情報共有などの検討を始める。
文部科学省は原子炉等規制法に基づき、全国の企業や研究施設から保管状況の報告を毎年受けている。
同省のホームページに保管状況を掲載。しかし、企業などが自治体に連絡する法律上の義務はない。
事故発生の22日、同社は午前8時50分からの記者会見で劣化ウランの保管を公表。
3市町は「事故後の会社の発表で知った」としている。
岩国市の共産党市議団は26日、「会社から住民側への報告がなく、不安を与えている」とし、
市に実態調査や対策を申し入れた。
同社によると、劣化ウランはステンレスで二重になっている200リットル入りドラム缶で3379本分。
事故現場から北西約500メートルの倉庫に保管している。
繊維原料の製造過程で1968年から73年までウラン酸化物を含む触媒に使用していた。
同社はその触媒をドラム缶に保管している。
22日の事故で倉庫の窓ガラスが割れたが、ドラム缶に損傷はなかった。
同社によると、事故から約7時間後の
午前9時から9時半にかけて調べた倉庫と周辺の放射線量は、
毎時0・44~9・31マイクロシーベルト。
3月28日の毎時0・22~9・31マイクロシーベルトとほとんど変わっていないという。
ーーー
倉庫周辺の放射線量は事故前の線量とほとんど変わっていないという。
ただ、その放射線量の数字が・・・(◕Д◕✫)オォゥ!!
毎時0・44~9・31マイクロシーベルト(4月23日事故後)
毎時0・22~9・31マイクロシーベルト(3月28日事故前)
この0.44~9.31という数字の振れ幅もものすごいのだけど、
最低でも0.22マイクロシーベルト。
これだって、東北北関東でもないのに異常に高いと思います。
東京新宿で現在大体0.07マイクロシーベルト位で
2011年3月15日の一番高い時で0.8マイクロシーベルト位でした。
9.31マイクロシーベルトっていうのは、あり得なくないですか?
この倉庫周辺は爆発前から、どんな事になっていたんでしょうか??
04.23
Mon
黒川:技術的な事は別として避難計画は保安員の対象外じゃないですか?
深野;
あの、避難計画につきましても、一時的には自治体がお作り頂くんですが、ま、
それについてはもちろんわたくしどもがサポートをして、あ-、ま、あの~きちんとした避難計画が出来るようにしていく、そういう役割を私たちはしていかなきゃアカンと思っています。
黒川:
だけどPAZを入れろなんていう事は前から言われていた事でしょ?
で、あなた達はしかも、この規制保安院が出来た時の最初からあなたはスタッフですよね?
その間エネ庁と両方行ったり来たりしていらっしゃいますよね。
だからよーーく知っている訳でしょ?この辺のいきさつは。
だから、それで「今からやります」っていうのはどういう訳ですか?PAZと。
深野:
いや、これはもう、大変ホントに、あのー、申し訳ないと思っておりまして、48:24
あのーま、やはり、あのー、IAEAなんかでそういう議論が進んでいたと、
ま、そういった事について、まわたくしどもとしての、ま、注意なり対応というものが、あのー
大変欠けていたと、いう事で、これはもう本当に反省をしております。
あのー、やはり、これまで、あの~、このけんにかぎらず、あの~~、
おーー、たとえばシビアアクシデント対策なんかも、そうでございますけれども、
やはりその、少し内向きにしすぎたんじゃないかと、
本当は、そのIAEAとか、いとんなところで、あのー、
ま、もっとすすんだ、ま、いろんな角度での、ま、あの~、規制の検討なりが行われておったんでございますが、
ま、そういった事について、より早く、えーーー、対応すると、ま、そういう姿勢に、
やっぱりかけていたと言わざるを得ないと、やはりあのーー、非常にこう、内向きの姿勢になったという事が、あの~、
まー、あのー、反省すべき点だと思っております。
黒川:
それあなた達の問題なんじゃないですか?
広瀬さんもそういっていましたよ。
PAZは、いろんなどこかからあって潰しましたじゃないんだけど、そういう話が言われていますよね?
誰だったんですか?
深野:
あの、ーま、やはりあの~~、
え、そそそういう検討が進んでいるという事はについて、まー、あのう、わたくしどもの意識が足りなかったと、
まそういうことを
黒川:
知らなかった訳じゃないですよね?
世界の常識を知らない訳じゃないですよね?
深野:そそ・そういう検討が進んでいるという事は検討していた
黒川:
そうですよね。
そうすると今度のやつはそれはどうしてはいらないんですか?入っていますか?
技術的な事って言っているけれど、その4大臣声明もそうだけど、それ入ってます?
深野:入ってます。
黒川:入っていますね。避難のところも入っていますね。
深野:入っています。
黒川:国民の検討と書いてありますが、前向きに本当に入れているんですか?
深野:入ってます。
野村:ちょっといいですか?
先ほど30項目をずーっと教えていただいたんですけれども、
PAZもオフサイトセンターも入っていませんよ!

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04.23
Mon
下手なサスペンスやテレビドラマよりも面白い!
面白いのだけど、これはドラマじゃなくて現実・・・Σ(゚д゚lll)
事故調の質問に深野保安院長は、ほとんど自信ある答えが出来ません。
これを聞いていると、このような人達が
町や県を一つや二つ無くすぐらい簡単な原発という危険なものを、私たちの命を、管理しているのかと、
改めて背筋が寒くなります。
国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会
◆第9回委員会
日時:4月18日(水)
場所:参議院議員会館1階講堂
1. 委員長挨拶
2. 調査活動報告
3. 参考人からの意見聴取及び質疑応答
参考人 深野 弘行 原子力安全・保安院長
ーーーーー
2012年04月19日(木)
第9回委員会 黒川清委員長 コメントを掲載しました。
平成24年4月18日
東京電力福島原子力発電所事故調査委員会 第9回委員会
黒川清委員長 コメント
本日の第9回委員会では、
原子力安全に関する規制機関である原子力安全・保安院の現職のトップである
深野弘行氏に対する参考人質疑を行った。
さる3月28日に原子力・安全保安院が出した「技術的知見」やそれを根拠にする今般の政府による、
いわゆる「原子力発電所の再起動にあたっての安全性に関する判断基準」(以下判断基準)について質疑を行った。
本日の参考人聴取では、いくつかの重要なことが判明した。
1. 政府の策定した判断基準の基礎となっている「技術的知見」に示された対策は、暫定的な原因分析に基づいている。
2. 判断基準で想定する事故は、
東京電力福島第一原子力発電所事故と同じ事故シーケンスのもの、との前提がついている。
3. 安全に稼働するために必要な以下のような対策も先送りされ、
判断基準の想定を超える災害が来た場合の対策が出来ていない。
東京電力福島第一原子力発電所事故の対応で重要な役割を果たしたとされる免震重要棟の設置は
「中長期的課題」とされている。
②
欧州の多くの国で採用されているフィルタ効果のあるベント設備の設置も「中長期的課題」とされている。
③
住民の安全確保にとって非常に重要な住民避難計画等の防災は、
判断基準の基礎となっている「技術的知見」において、検討の範囲外と位置付けられている。
これらの議論を聞き、当委員会への意味合いとして、特に以下の点について更なる検討が必要であると認識した。
1. 規制当局は、事故原因を特定の事象に限定してそれに応じた対策を立てるだけではなく、
地震、津波、火災あるいはテロも含めたあらゆる事象にも耐えられる対策を立てるべきではないか。
2. 住民・国民の健康・安全を最優先に、
事故防止、事故拡大防止、住民の安全な避難、を含めた多層の安全対策を策定すべきではないか。
3. 政府の設定した判断基準について、
必ずしも上記のような対策をベースにしてはいない以上、原発の安全を確保するに十分なものなのか。
4. 政治からの独立、事業からの独立が必要な規制組織の在り方を考えるにあたって、
その独立性を実質的にどう担保すべきか。
今後の委員会では、引き続き事故の原因を深く分析し、
東京電力福島第一原子力発電所事故のようなことが二度と起きないような対応策
あるいは規制のあるべき姿などを検討する。
立法府ならびに行政府において、国民の疑問に十分にこたえる審議をお願いしたいという姿勢は変わらない。
われわれ国会事故調は、委員会報告のとりまとめに向け、引き続き鋭意取り組んで参りたい。
以上
ーーーーー
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質疑部分から内容書き出し続きを読む
面白いのだけど、これはドラマじゃなくて現実・・・Σ(゚д゚lll)
事故調の質問に深野保安院長は、ほとんど自信ある答えが出来ません。
これを聞いていると、このような人達が
町や県を一つや二つ無くすぐらい簡単な原発という危険なものを、私たちの命を、管理しているのかと、
改めて背筋が寒くなります。
国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会
◆第9回委員会
日時:4月18日(水)
場所:参議院議員会館1階講堂
1. 委員長挨拶
2. 調査活動報告
3. 参考人からの意見聴取及び質疑応答
参考人 深野 弘行 原子力安全・保安院長
ーーーーー
2012年04月19日(木)
第9回委員会 黒川清委員長 コメントを掲載しました。
平成24年4月18日
東京電力福島原子力発電所事故調査委員会 第9回委員会
黒川清委員長 コメント
本日の第9回委員会では、
原子力安全に関する規制機関である原子力安全・保安院の現職のトップである
深野弘行氏に対する参考人質疑を行った。
さる3月28日に原子力・安全保安院が出した「技術的知見」やそれを根拠にする今般の政府による、
いわゆる「原子力発電所の再起動にあたっての安全性に関する判断基準」(以下判断基準)について質疑を行った。
本日の参考人聴取では、いくつかの重要なことが判明した。
1. 政府の策定した判断基準の基礎となっている「技術的知見」に示された対策は、暫定的な原因分析に基づいている。
2. 判断基準で想定する事故は、
東京電力福島第一原子力発電所事故と同じ事故シーケンスのもの、との前提がついている。
3. 安全に稼働するために必要な以下のような対策も先送りされ、
判断基準の想定を超える災害が来た場合の対策が出来ていない。
東京電力福島第一原子力発電所事故の対応で重要な役割を果たしたとされる免震重要棟の設置は
「中長期的課題」とされている。
②
欧州の多くの国で採用されているフィルタ効果のあるベント設備の設置も「中長期的課題」とされている。
③
住民の安全確保にとって非常に重要な住民避難計画等の防災は、
判断基準の基礎となっている「技術的知見」において、検討の範囲外と位置付けられている。
これらの議論を聞き、当委員会への意味合いとして、特に以下の点について更なる検討が必要であると認識した。
1. 規制当局は、事故原因を特定の事象に限定してそれに応じた対策を立てるだけではなく、
地震、津波、火災あるいはテロも含めたあらゆる事象にも耐えられる対策を立てるべきではないか。
2. 住民・国民の健康・安全を最優先に、
事故防止、事故拡大防止、住民の安全な避難、を含めた多層の安全対策を策定すべきではないか。
3. 政府の設定した判断基準について、
必ずしも上記のような対策をベースにしてはいない以上、原発の安全を確保するに十分なものなのか。
4. 政治からの独立、事業からの独立が必要な規制組織の在り方を考えるにあたって、
その独立性を実質的にどう担保すべきか。
今後の委員会では、引き続き事故の原因を深く分析し、
東京電力福島第一原子力発電所事故のようなことが二度と起きないような対応策
あるいは規制のあるべき姿などを検討する。
立法府ならびに行政府において、国民の疑問に十分にこたえる審議をお願いしたいという姿勢は変わらない。
われわれ国会事故調は、委員会報告のとりまとめに向け、引き続き鋭意取り組んで参りたい。
以上
ーーーーー
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集団自殺を回避する方法(1)・・・誰が節電すると効果的か?
武田邦彦 平成24年4月19日
原発を停止するかどうかいろんな議論がありますが、
その中で、かつて官房長官をやった仙谷議員がですね、
「日本が原発を止めるっていうのは集団自殺するようだ」というふうに表現しました。
集団自殺というのは、かなり人が死ぬことを意味しておりますので、これは避けなければいけない。
これは当然のことですね。
ですから集団自殺を回避する方法を示したいと思います。
集団自殺をするようなものだと言っていたんではダメなんですね。
で、どのくらい電力が関西電力内で不足するか?
関西電力以外はですね、九州電力がやや危険だというだけで、
他の電力会社は関西電力が避けられれば大丈夫な訳ですね。
どの位電力が不足するかについて、いろんな数字がありますけど、
ここは一応10%不足すると、夏場に10%不足するというように考えていただければいいとおもいますが、

これはいったいどういう事なのか?って言いますと、
実はですね、電気の消費量が上がり始めたのは最近なんですよ。
オール電化とかですね、それからみなさんもクーラーが全てのところに付いたというのも、
大体10年ぐらい前なんですね。
ですから、大体今から15年、もしくは20年位戻ればですね、
ま、問題じゃないんですね。
20年ぐらい前の生活っていうのをみなさんにちょっと思い出していただいて、
ちょと、自分の年が何歳ぐらいだったかな?と、
その頃どんな生活だったかな?と
それで今年だけやるという事ですね。
今年、来年ぐらいまであるかもしれませんが、
石炭火力に切り替えたり、
民間の自家発電を戻したりですね、そういう事によってとにかく2~3年以内に原発分を解消するという事で、
いろんな事が出来ますんで、
ま、短ければ今年一年、夏だけですね。
大体一か月頑張るという事ですね。
ええ、だから10年と思ってもいいですね。
私なんかその頃は名古屋におりまして、あのくらいだったら何とかなるかなっていう感じがいたします。
そうしますとですね、次は仙谷議員がですね、
「個人の事じゃない、物作りの工場が困るんだ」と、そう言うでしょうから、
それについてもデータをみたいと思います。
このグラフはですね、夏場の昼間にどこが電気を使うようになったかというとですね、
もう、はっきりとして言えるのはですね、オフィスなんですよ。
それはそうですよね。
昔こんなに大きなオフィスがいっぱい建っていたか、と言うと、それは建っていなかったんですね。

それじゃあ人口は増えたのか?と、
やや減っている訳ですね。
そうしますとね、一人当たりが使う量が増えたんですよ。
これは別に、まずい事じゃないんですね。
エネルギーがあって、お金があればですね、広いところを使った方がもちろん能率的ですから、
節約は出来るっていう事ですね。
特に本社なんかがあるところはガンガン冷やしていますから。
政府やマスコミはこういう事実を隠して「家庭で節電しよう」ってこう呼び掛けるでしょ?
これはですね、もう常にそうなんですね。
もったいないって言って、家庭に呼び掛けて、
それでもったいないって言ってみんなが貯金するとそれを国債に使うという
ま、そういうことですからね。
だから私はですね、日本人が非常に誠実で、
日本を愛しているっていうのを逆手に取るようなこの方法が続くというのは、僕は感心しませんね。
この場合もですね、このグラフではっきり分かるように、
家庭の節電って殆ど意味がないんですよ。
もともと家庭というのは節電しているんです。
物作りの産業もあんまり意味がないんです。
何故かというと、
物作りの産業もですね、中小企業なんか家庭と一緒に節電しているんですよ。
問題なのはですね、節電しようと言っている人たちがいるオフィスなんですよ。
変な話なんですね、大企業のオフィス、官庁のオフィス
「節電しなきゃいけない」とか「原発を止めたら大変だ」と言っている人たちのオフィス。
これが殆どなんです。だから原因なんですね。
自分たちで原因を作って、他人に責任を負わせてるっていうのが現実なんですよ。
で、ま、それをやれば大丈夫です。
ただ、もう一つ私がここでどうしても言いたいのはですね、
日本の電力というのは大体アメリカに比べて2分の1なんですよ、ひとりあたり。
電気代が2倍な訳ですね。
もともと日本の電力というのは放漫経営で国民の犠牲の上に成り立っているんですね。
それをやっぱり変えなきゃいけない。
ただ、これはやっぱり力勝負では、やっぱり庶民が負けてしまうんですよ。
だって、我々が電気料金を払うでしょ、
電気料金を払うとそれが政治資金に使われて、役人の天下りに使われてですね、
我々が出している電力費というのがですね、全部我々と逆側の利益に使われちゃうんですね。
ま、私はこういう事を言うと家電リサイクルなんかも思い出しちゃうんですよ。
家電リサイクルなんかも、もちろん、全く悪徳なんですけれども、
通産省の幹部がですね、
日本人は素直だから、官が強くて家電業界はまとまっているから、
「家電リサイクルは世界で日本でしかできない」と言ったことがあるんですね。
つまりこれは役人が得をする制度だけなんですよ、
だから、日本でしかできないっていう訳ですね。
私は、こういう事を繰り返しているとダメになると思うんですね。
やっぱり、大人が事実を見る勇気を持つ必要があると思いますね。
こんどの場合でもそうです。
夏の昼間に電気を使っているのは、
原発を動かしてくれとか節電を呼び掛ける、
大企業、もしくは官庁、もしくはそういうところの大きなオフィスが
昼に冷房をかけるからなんですよ。夏に。
だからそこだけをやめればね、大丈夫なんです。
家庭は全く関係ありませんし、
ものつくり工場はですね、オフィスの人達の被害を受けるだけですね。
やっぱり人間は知恵の動物ですから、
知恵がなければこういうふうになるという事もあるかもしれませんが、
やっぱり、知識情報で武装してですね、
そして我々も生活を守らない、子どもを守らなきゃいけないと、ま、そういうふうに思います。
仙谷氏の「集団自殺」発言に関して↓
「私はむしろ政治の集団自殺ではないかという気さえする」
報道ステーション4/19(動画・内容書き出し)
武田邦彦 平成24年4月19日
原発を停止するかどうかいろんな議論がありますが、
その中で、かつて官房長官をやった仙谷議員がですね、
「日本が原発を止めるっていうのは集団自殺するようだ」というふうに表現しました。
集団自殺というのは、かなり人が死ぬことを意味しておりますので、これは避けなければいけない。
これは当然のことですね。
ですから集団自殺を回避する方法を示したいと思います。
集団自殺をするようなものだと言っていたんではダメなんですね。
で、どのくらい電力が関西電力内で不足するか?
関西電力以外はですね、九州電力がやや危険だというだけで、
他の電力会社は関西電力が避けられれば大丈夫な訳ですね。
どの位電力が不足するかについて、いろんな数字がありますけど、
ここは一応10%不足すると、夏場に10%不足するというように考えていただければいいとおもいますが、

これはいったいどういう事なのか?って言いますと、
実はですね、電気の消費量が上がり始めたのは最近なんですよ。
オール電化とかですね、それからみなさんもクーラーが全てのところに付いたというのも、
大体10年ぐらい前なんですね。
ですから、大体今から15年、もしくは20年位戻ればですね、
ま、問題じゃないんですね。
20年ぐらい前の生活っていうのをみなさんにちょっと思い出していただいて、
ちょと、自分の年が何歳ぐらいだったかな?と、
その頃どんな生活だったかな?と
それで今年だけやるという事ですね。
今年、来年ぐらいまであるかもしれませんが、
石炭火力に切り替えたり、
民間の自家発電を戻したりですね、そういう事によってとにかく2~3年以内に原発分を解消するという事で、
いろんな事が出来ますんで、
ま、短ければ今年一年、夏だけですね。
大体一か月頑張るという事ですね。
ええ、だから10年と思ってもいいですね。
私なんかその頃は名古屋におりまして、あのくらいだったら何とかなるかなっていう感じがいたします。
そうしますとですね、次は仙谷議員がですね、
「個人の事じゃない、物作りの工場が困るんだ」と、そう言うでしょうから、
それについてもデータをみたいと思います。
このグラフはですね、夏場の昼間にどこが電気を使うようになったかというとですね、
もう、はっきりとして言えるのはですね、オフィスなんですよ。
それはそうですよね。
昔こんなに大きなオフィスがいっぱい建っていたか、と言うと、それは建っていなかったんですね。

それじゃあ人口は増えたのか?と、
やや減っている訳ですね。
そうしますとね、一人当たりが使う量が増えたんですよ。
これは別に、まずい事じゃないんですね。
エネルギーがあって、お金があればですね、広いところを使った方がもちろん能率的ですから、
節約は出来るっていう事ですね。
特に本社なんかがあるところはガンガン冷やしていますから。
政府やマスコミはこういう事実を隠して「家庭で節電しよう」ってこう呼び掛けるでしょ?
これはですね、もう常にそうなんですね。
もったいないって言って、家庭に呼び掛けて、
それでもったいないって言ってみんなが貯金するとそれを国債に使うという
ま、そういうことですからね。
だから私はですね、日本人が非常に誠実で、
日本を愛しているっていうのを逆手に取るようなこの方法が続くというのは、僕は感心しませんね。
この場合もですね、このグラフではっきり分かるように、
家庭の節電って殆ど意味がないんですよ。
もともと家庭というのは節電しているんです。
物作りの産業もあんまり意味がないんです。
何故かというと、
物作りの産業もですね、中小企業なんか家庭と一緒に節電しているんですよ。
問題なのはですね、節電しようと言っている人たちがいるオフィスなんですよ。
変な話なんですね、大企業のオフィス、官庁のオフィス
「節電しなきゃいけない」とか「原発を止めたら大変だ」と言っている人たちのオフィス。
これが殆どなんです。だから原因なんですね。
自分たちで原因を作って、他人に責任を負わせてるっていうのが現実なんですよ。
で、ま、それをやれば大丈夫です。
ただ、もう一つ私がここでどうしても言いたいのはですね、
日本の電力というのは大体アメリカに比べて2分の1なんですよ、ひとりあたり。
電気代が2倍な訳ですね。
もともと日本の電力というのは放漫経営で国民の犠牲の上に成り立っているんですね。
それをやっぱり変えなきゃいけない。
ただ、これはやっぱり力勝負では、やっぱり庶民が負けてしまうんですよ。
だって、我々が電気料金を払うでしょ、
電気料金を払うとそれが政治資金に使われて、役人の天下りに使われてですね、
我々が出している電力費というのがですね、全部我々と逆側の利益に使われちゃうんですね。
ま、私はこういう事を言うと家電リサイクルなんかも思い出しちゃうんですよ。
家電リサイクルなんかも、もちろん、全く悪徳なんですけれども、
通産省の幹部がですね、
日本人は素直だから、官が強くて家電業界はまとまっているから、
「家電リサイクルは世界で日本でしかできない」と言ったことがあるんですね。
つまりこれは役人が得をする制度だけなんですよ、
だから、日本でしかできないっていう訳ですね。
私は、こういう事を繰り返しているとダメになると思うんですね。
やっぱり、大人が事実を見る勇気を持つ必要があると思いますね。
こんどの場合でもそうです。
夏の昼間に電気を使っているのは、
原発を動かしてくれとか節電を呼び掛ける、
大企業、もしくは官庁、もしくはそういうところの大きなオフィスが
昼に冷房をかけるからなんですよ。夏に。
だからそこだけをやめればね、大丈夫なんです。
家庭は全く関係ありませんし、
ものつくり工場はですね、オフィスの人達の被害を受けるだけですね。
やっぱり人間は知恵の動物ですから、
知恵がなければこういうふうになるという事もあるかもしれませんが、
やっぱり、知識情報で武装してですね、
そして我々も生活を守らない、子どもを守らなきゃいけないと、ま、そういうふうに思います。
仙谷氏の「集団自殺」発言に関して↓
「私はむしろ政治の集団自殺ではないかという気さえする」
報道ステーション4/19(動画・内容書き出し)
04.23
Mon
民主だけでなく、モチロン自民も同じと思いますが
大飯再稼働へ暴走 野田政権 これが癒着の構図
しんぶん赤旗 2012年4月22日(日)
カネ 票 ヒト
原発業界から民主に次々
国民世論を無視し、財界いうままに関西電力大飯原発の再稼働へと突き進む野田政権。
安全をないがしろにした「政治判断」の背景には、
原発推進勢力からカネ、票、ヒトの提供を受ける全面的な癒着があります。
民主党内で再稼働を主導するのは、
仙谷由人政調会長代行、枝野幸男経済産業相、前原誠司政調会長、
細野豪志原発事故担当相、古川元久国家戦略担当相の5人とされます。
政府の再稼働をめぐる判断は、
野田首相と、藤村修官房長官、枝野経産相、細野原発相の3閣僚の会合で行ってきました。
この会合に、党を代表する立場で仙谷氏が特別に参加し、党と政府が再稼働推進のスクラムを組んでいます。
仙谷氏は党内の慎重意見を、
「再稼働は政府の行政執行の問題で、党の政務調査の対象ではない」と封殺。
電力の需給不足を過剰に演出し、
「(再稼働しなければ)集団自殺するようなもの」と国民を脅します。
強硬の背景
こうした強硬姿勢の背景にはあるのは―。
民主党本部は“原発利益共同体”の中核団体である、
「日本原子力産業協会」(原産協会)の会員企業から献金を受けています。
2009年には原子炉メーカーの三菱重工業から500万円、
核燃料を調達する住友商事から200万円など計2350万円の献金を受けました。
原産協会に加盟し、労使協調で原発を推進する
「全国電力関連産業労働組合総連合」(電力総連)と傘下の電力関連労組から流れるカネも莫大(ばくだい)です。
2010年は五つの民主党県連、国会議員13人、地方議員に計1億2千万円を提供しています。
民主党本部にも直接、07~09年に448万円がわたりました。
同じ期間に、野田首相5万円、古川戦略相16万円、藤村官房長官2万円、大畠章宏元経産相36万円など
33議員が、計1億1千万円の資金提供を受けています。
また、枝野経産相と仙谷氏は、
東京電力がパーティー券購入で厚遇する議員の上位と報じられています(「朝日」1月8日付)。
電力各社は企業献金を表向き自粛しているため、収支報告書に東電の名前を出さないように、
1回あたりの購入額を購入者の記載義務がない20万円以下にしていたといいます。
選挙支援も
カネだけではありません。
原発推進勢力と政府・民主党との間には選挙支援や、労組出身議員などのつながりもあり、強力です。
2010年参院選では蓮舫前行政刷新相ら46人が、
「エネルギー・原子力政策に理解ある」候補者として電力総連の推薦を受けました。
とくに重点的に選挙支援を受けてきたのは、
電力総連が政界工作の一環として行う「明日の環境とエネルギーを考える会」会員の議員らです。
09年の政権交代では会から、副大臣や政務官も含めて「総勢26人が閣内入り」(電力総連機関紙)しました。
現職閣僚では、細野原発相、古川戦略相らが会員として会合に参加してきました。
民主党内で再稼働を提言する、民主党エネルギープロジェクトチーム(PT)も、
要職を原発推進の労組出身議員が固めます。
PT座長の大畠元経産相は日立製作所の原発プラント設計者。
日立グループの労組が加盟する「電機連合」の組織内議員で、
「党の原子力政策の基本方針は自分が起草」と誇ってきました。
PTのもとで再稼働の必要性を議論した小委員会の委員長、轟木(とどろき)利治参院議員も
鉄鋼や重工各社の労組が加盟する「日本基幹産業労働組合連合会」(基幹労連)の組織内議員です。
出身の大同特殊鋼は原発の部品を受注しています。
このほか、関西電力労組出身の藤原正司参院議員、
東京電力労組出身の小林正夫参院議員が、電力総連の組織内議員として国会質問で電力会社の主張を代弁しています。

大飯再稼働へ暴走 野田政権 これが癒着の構図
しんぶん赤旗 2012年4月22日(日)
カネ 票 ヒト
原発業界から民主に次々
国民世論を無視し、財界いうままに関西電力大飯原発の再稼働へと突き進む野田政権。
安全をないがしろにした「政治判断」の背景には、
原発推進勢力からカネ、票、ヒトの提供を受ける全面的な癒着があります。
民主党内で再稼働を主導するのは、
仙谷由人政調会長代行、枝野幸男経済産業相、前原誠司政調会長、
細野豪志原発事故担当相、古川元久国家戦略担当相の5人とされます。
政府の再稼働をめぐる判断は、
野田首相と、藤村修官房長官、枝野経産相、細野原発相の3閣僚の会合で行ってきました。
この会合に、党を代表する立場で仙谷氏が特別に参加し、党と政府が再稼働推進のスクラムを組んでいます。
仙谷氏は党内の慎重意見を、
「再稼働は政府の行政執行の問題で、党の政務調査の対象ではない」と封殺。
電力の需給不足を過剰に演出し、
「(再稼働しなければ)集団自殺するようなもの」と国民を脅します。
強硬の背景
こうした強硬姿勢の背景にはあるのは―。
民主党本部は“原発利益共同体”の中核団体である、
「日本原子力産業協会」(原産協会)の会員企業から献金を受けています。
2009年には原子炉メーカーの三菱重工業から500万円、
核燃料を調達する住友商事から200万円など計2350万円の献金を受けました。
原産協会に加盟し、労使協調で原発を推進する
「全国電力関連産業労働組合総連合」(電力総連)と傘下の電力関連労組から流れるカネも莫大(ばくだい)です。
2010年は五つの民主党県連、国会議員13人、地方議員に計1億2千万円を提供しています。
民主党本部にも直接、07~09年に448万円がわたりました。
同じ期間に、野田首相5万円、古川戦略相16万円、藤村官房長官2万円、大畠章宏元経産相36万円など
33議員が、計1億1千万円の資金提供を受けています。
また、枝野経産相と仙谷氏は、
東京電力がパーティー券購入で厚遇する議員の上位と報じられています(「朝日」1月8日付)。
電力各社は企業献金を表向き自粛しているため、収支報告書に東電の名前を出さないように、
1回あたりの購入額を購入者の記載義務がない20万円以下にしていたといいます。
選挙支援も
カネだけではありません。
原発推進勢力と政府・民主党との間には選挙支援や、労組出身議員などのつながりもあり、強力です。
2010年参院選では蓮舫前行政刷新相ら46人が、
「エネルギー・原子力政策に理解ある」候補者として電力総連の推薦を受けました。
とくに重点的に選挙支援を受けてきたのは、
電力総連が政界工作の一環として行う「明日の環境とエネルギーを考える会」会員の議員らです。
09年の政権交代では会から、副大臣や政務官も含めて「総勢26人が閣内入り」(電力総連機関紙)しました。
現職閣僚では、細野原発相、古川戦略相らが会員として会合に参加してきました。
民主党内で再稼働を提言する、民主党エネルギープロジェクトチーム(PT)も、
要職を原発推進の労組出身議員が固めます。
PT座長の大畠元経産相は日立製作所の原発プラント設計者。
日立グループの労組が加盟する「電機連合」の組織内議員で、
「党の原子力政策の基本方針は自分が起草」と誇ってきました。
PTのもとで再稼働の必要性を議論した小委員会の委員長、轟木(とどろき)利治参院議員も
鉄鋼や重工各社の労組が加盟する「日本基幹産業労働組合連合会」(基幹労連)の組織内議員です。
出身の大同特殊鋼は原発の部品を受注しています。
このほか、関西電力労組出身の藤原正司参院議員、
東京電力労組出身の小林正夫参院議員が、電力総連の組織内議員として国会質問で電力会社の主張を代弁しています。

武田先生のブログの音声の部分を書き出します。
<音声>
http://takedanet.com/files/foodtdyno.62-%2811%EF%BC%9A14%29.mp3
食材の不安(どうなっているか?)・・・農水省の反撃に備える
武田邦彦 平成24年4月22日
食材の不安について、ちょっと最近の情勢をお話しをします。
●農水省の通達
これは、農水省がですね、
民間が独自に基準を儲けるのはけしからん、国に従えなんていう通達を出したんですが、
御殿様ですね。
農水省ってそんなに偉くないんです、選挙も受けてないですからね。
選挙の仕組みも受けていないから、
まァまァ、「国民の皆さんお願いします」っていう位なんですけれどね、。
もちろん農水省が立派なものを出せばみんながそれに自然と従うという事ですけどね。
それで我々も理論武装しておこうという事で、ちょっと出しましたが、
●汚染されている食べ物
まず福島のホウレンソウ、これも汚れましたね。
これも予想される事で、セシウムが再飛散しているんです。
12月の半ばからですから、代替4日間畑にありますとですね、規制値を超えます。
ですから当然そうなんですけれども、この原因なんですね。
役所はですね、相変わらず再飛散は焼却が原因じゃないとか
がれきは大丈夫だとか、否定ばかりしていましてね。
そのために原因が追究されないんですよ。
「あれも違う、これも違う、大丈夫だ」って言っているだけでですね、
再飛散したセシウムはやっぱり野菜を汚しますんでね、
事実は事実として出てきてしまうんですね。
ところがまあ、ちょっといいのはですね、
葉物野菜がやられそうな領域というのは福島と関東北部、それから東北南部ぐらいに限定されております。
ですから、そんなに広い範囲で野菜が汚れる事はないと思いますが、
なにしろ続いているので、福島とかその辺の人はですね、やっぱりマスクをした方がいいと思いますね。
空気中に飛んでいる訳ですから、
やっぱり飛んでいるものを肺の方に吸うというのはあんまりいい事ではないので、
注意をなさった方がいいのではないかと思います。
この頃ですね、いろいろとこういうデータを調べて注意なさった方がいいっていうと恨まれたりしましてね、
どうしたらいいか分からないっていう感じですが、
やっぱり注意をしなければいけないものは注意をした方がいいと思いますね。
本来お医者さんなんかにもそういって欲しいんですけどね。
それから最近はですね、大根みたいな根菜類。
やっぱりこれは余り汚れてないんですが、
シイタケ、これは昔からですね。これはセシウムを取りますから。
それから川魚。
太平洋岸の魚ですね。神奈川から北海道まで。
だいたいそこにいる魚ですね、ヒラメとかカレイとかアイナメとか、なんかそういうやつ。
それから海藻類。
これも海の底に根を張っていますから。
それから貝ですね。
こういったものは非常に高いですね。
●ストロンチウムは測ってない
そういった点ではやっぱり北海道から神奈川まではですね、
潮干狩りだとか、連休もひかえていますけれども、行楽、学校行事はやっぱり海の方にいかない方がいいでしょうね。
主な理由はなんて言ったってストロンチウムを測っていないという事なんです。
これね、「ストロンチウムはないだろう」なんて言っちゃいけないんですよ。
これは放射線防護の専門家がチョット応援をして欲しいんですが、
放射線防護の原則は「測定値がなければ危険とみなす」という事なんですよ。
これは放射性物質が見えないので、もちろん汚染されている可能性がないところは別ですよ、
だけども今度の福島原発みたいに漏れた時はちゃんと測って安全を確認しなきゃ
これも放射線防護の先生方は、ずっと今まで学生さんに教えておられたことだと思うんで、
その通りやっぱり言って欲しいな、と思いますね。
●人間とお茶
それから山形のお茶。
これは1キロ2万ベクレルっていうのは、ものすごいのが出ましたね。
これも理屈どおりです。
というのはですね、2011年の4月に静岡のお茶がひどい目にあったわけですね。
この原因はですね、人間が大丈夫なら植物も汚れないっている、変な知識だったんですよ。
放射性物質のヨウ素とかセシウムとかストロンチウムとかその他もろもろありますね。
ところが一方ですね、考えてみていただきたいんですが、
たとえば、セロリを食べると何が取れるとかですね、
どこの食品には何がうんと含まれているって言いますでしょ?
あれは何か?って言いますと、特定の植物に特定の元素が入るっていう事を言っているんですよ。
ですから人間が安全でも、何かがダメな事があるんですよね。
これが静岡の失敗なんです。
「人間は大丈夫です」って瓦礫なんかもいっていますよ。
だけど人間が大丈夫だからと言って農作物が大丈夫っていう事はないんですね。
静岡はまあちょっと不運だったというか、ま、やむを得ないかな~っていう気もするんです、最初ですから。
●事実を認める勇気
ですけど、横浜市長はダメですね。
これは「大したことない」って繰り返して、パンフレットを全部家に配って、油断を勧めたんです。
そしたら、市内の給食で何回も基準値をオーバーを出しちゃうわけですからね。
こういう事をやるといけないんですよ、放射性物質というのは気をつけなきゃいけないんで、
「大丈夫だ大丈夫だ」なんて言ったらですね、やっぱり出てきますから。
これはまだ市長さんおやめになっていないようですけれど、
僕はこれはやっぱり、児童にね給食で汚染された野菜を食べさせた原因を作ったわけですからね。
これはちょっと、私なんか話にならないっていう感じですけれどね。
それから山形の知事さんですね、
これも「大したことない」って繰り返して、
せっかく福島のやつを蔵王で食い止めたのに、放射性物質を山形に入れるスキを与えましたね。
これでお茶が出ました。
いずれも「大したことない」っていっていた自治体で起こったのも不思議ですけれどね、
まあ、不思議っていっても当たり前かもしれませんね。
岩手県の一関市もそうで、
一関に放射性物質が降ったので、それをお知らせしたら、
「降ったなどと言ってもらっちゃ困る」と言って、抗議を受けたんですけれども、
しかしそれはですね、知った方がいいんですよね。
その直後にセシウムで汚染された牛が一関から出て、農作物の被害も受けたわけですね。
やっぱり大人はですね、事実を正面から見て、
インフルエンザが流行ったらインフルエンザが流行ったと、
赤痢が流行ったら赤痢が流行ったって認めた方が、被害者が少なくて済みます。
まァやっぱり、この事実を認める勇気というのはどこから湧いてくるかというと、
やっぱり我が身ではなくて、子どもを守る、国土を守る、コメを守るっていう心がですね、
やっぱり「事実をきちんと見よう」っていう気持ちになりますよね。
子どもを守らなければいけない。だからもう、辛いけれど事実を見よう!と、こういう事ですね。
生活上のこの意味での考えは、岩手から神奈川までん農作物。
山形、新潟のものは要注意であるっていう事ですね。
まだしばらく、残念ながら。
農業関係者とか自治体がしっかりしていれば、かなり安全な時期になっているんですけれど、残念ですね。
もう少し、怖いものは怖い、いけないものはいけないと言って、
責任のある人がですね、「子どもたちを守りたい」という事で守ると。
子どもを守れば妊婦も守れますからね。
若い女性も守れますから、それが大切だと思います。
●隠匿と発表
もう一つ大きな事はですね、
静岡県焼津にですね、鰹節作る時に出る灰があるんですけど、
これも13000ベクレルをカウントしました。
これの問題はですね、灰が13000ベクレルである事自体は、ま、いけない事ですけれども、
さっきのお茶なんかとは違って、まあ、まぁまぁなんですけどね、
これ隠匿したのがいけないんですよ、隠したのが。
最初は組合が隠して次は市の水産課が隠しましたね。
だいたいわかったのが2011年の8月ぐらい、らしいんですよ。
これ隠した事だから分からないんだけど、大体その頃。
ところが事実が広がるのを嫌がったんですね。
つまり、「お客さんの健康よりも自分たちの儲け」っていう事ですよ。
公表しないでですね、実に。
そして翌年、今年の3月になって市に報告する。
市の方もなんか変な事を言っているんですよ。
「発表を促したがセンターの方が発表を遅らせた」と言って、センターの責任にしているんですけどね。
センターも隠したのは問題ですけれども、
市が「発表を促す」んじゃなくて、発表したらいいんですよ、すぐに。
だって、違反なんですから。
何と言っても1キロ100ベクレルを超えれば原発の低レベル廃棄物ですからね。
それの130倍の灰なんですから。
役所は発表を促すんじゃなくて、
「こういう事がありました」って市民にいわないと、何のために役所があるのか分かりませんよね。
ドロボーがいました、と。
「ドロボーが自首してこないので、そこでドロボーだってわかったけれど捕まえませんでした」って
警察が言ったら困っちゃうんですよ。
いやいやそれは、自首を待つんじゃなくて、
そおういう事が起こったら、まずやってくれるのが任務じゃないですかって言いたくなっちゃうですよね。
ところがこれにはもう一つ問題があるんです。
今まではですね、マスコミはま、ちゃんとしていたんですね。
だから、放射線が13000ベクレルも入っている灰が出てたんだけども、
それを6カ月ぐらい隠してたって、NHKもマスコミも騒いだわけですよ。
逮捕情報があるとすぐに発表する訳ですよ。
これはどうしたか・って言ったら危険を知らせるという事が非常に大切なことですね。
それからマスコミは自分で安全な基準を決めちゃいけないんですよね。
ま、この頃偉くなったからそういう気持ちでいるんですかね。
なにしろ100ベクレル以上は放射性物質として扱わなければいけないんですから、
低レベル廃棄物なんですから。
これは国が決めた規則なんですからね。
「そんなのはいよ」なんて、マスコミが言っちゃいけないんですね。
これはまあ問題だと思います。
それから、自治体とか農業団体、漁業団体はですね、やっぱり日本の基幹ですからね。
一次産業、そういうものは非常に大切です、農業も漁業も。
だからやっぱりこの際ですね、自分たちは日本の産業の中核をなしているんだという事で、
ま、隠したりなんだりしないように一つお願いしたいと思います。
それから市議会もかなり活発に活動しているところもあるんですが、
全体としてはやっぱり、やや原発の利益側っていう感じがしますが、
ここも議員さんですので、出来れば選挙民の側に目を向けてほしと。
●食材汚染の3つの原因と対策
ただ全体としてはですね、食材が3つの原因ですね、
ひとつは再飛散している。
ふたつめはお茶のように、人間は大丈夫だけど、ある農作物が非常にやられると。
みっつめはですね、昔だったらマスコミが騒いでくれたような、
放射性物質を隠すというような事も、最近では報道を逆にされないということもあってですね、
なかなか難しいなと思います。
ただ我々も頑張って、何とか出来るだけ、この情報も使ってですね、
安全なものを食べていきたいと思っています。
私は最近繰り返しておりますけれども、
健康に害がないようにするにはなるべく多種類の食材を買うっていう事ですね。
同じようなものを毎日食べないと。
そうしますと、なんかにあたってもですね、
バイキンではありませんから身体の中で繁殖するっていう事はありませんから。
外国の物も割合積極的に食べる。
お米もだけじゃなくてパンも食べる。
生野菜を食べていたら、ちょっと煮ている野菜も食べる。
そういうふうにですね、果物の少ない人は少し増やし、多い人は減らすと。
いうふうにしますとね、これは多分大丈夫な領域に入りますんで、
そういうふうにしていただければと思います。。
農水省の通達は本当に国民の方を向いていないっていうか、情けない状態を示していますけれど、
チョットこれを、これには大きな事が含まれていますので、
また機会があったら次回書きたいと思っています。
ー関係ブログー
国民は自分で食べる物のベクレルも選んではいけないのか!?農水省が通知
これショックだな・・・鰹節・カツオじゃなくて薪に大量セシウム
ストロンチウムの危険性
たねまきジャーナル4/5(内容書き出し)より一部抜粋
小出:
セシウム137とほとんど等しい量が出来るというのがストロンチウム90という放射性物質でして、
人体に対する危険度でいえば、セシウムの何倍かは高いと言われている猛毒の放射性物質です。
ただし、揮発性があまりないために、福島第一原子力発電所の事故でも、
セシウムは大量に大気中に出てきたのですが、ストロンチウムは大気中には出てこなかったのです。
ただ逆に、水には溶けやすいし、なかなか自ら捕捉しにくいという性質を持っていますので、
水をいま、浄化系というのを通して、セシウムは捕まえているのですけれども、
ストロンチウムはほとんど浄化もできないまま汚染水の中に残り続けてきてしまっているのです。
それが、ま、漏れてしまったということで、これからどんどん深刻な問題になってくるとおもいます。
ただしストロンチウム、あるいはプルトニウムというものの分析というのは、
セシウムの分析に比べてはるかに手間がかかります。
100倍1000倍というふうに手間暇がかかるという、そういう測定法ですので、
セシウムに匹敵するような測定をするという事はなかなか難しいだろうと思います
これから海洋が、海が汚れてきますので、
その時にはストロンチウムが、むしろセシウムよりも問題になる可能性があると思います。
しっかりと、分析体制をつくるべきだと思います。
<音声>
http://takedanet.com/files/foodtdyno.62-%2811%EF%BC%9A14%29.mp3
食材の不安(どうなっているか?)・・・農水省の反撃に備える
武田邦彦 平成24年4月22日
食材の不安について、ちょっと最近の情勢をお話しをします。
●農水省の通達
これは、農水省がですね、
民間が独自に基準を儲けるのはけしからん、国に従えなんていう通達を出したんですが、
御殿様ですね。
農水省ってそんなに偉くないんです、選挙も受けてないですからね。
選挙の仕組みも受けていないから、
まァまァ、「国民の皆さんお願いします」っていう位なんですけれどね、。
もちろん農水省が立派なものを出せばみんながそれに自然と従うという事ですけどね。
それで我々も理論武装しておこうという事で、ちょっと出しましたが、
●汚染されている食べ物
まず福島のホウレンソウ、これも汚れましたね。
これも予想される事で、セシウムが再飛散しているんです。
12月の半ばからですから、代替4日間畑にありますとですね、規制値を超えます。
ですから当然そうなんですけれども、この原因なんですね。
役所はですね、相変わらず再飛散は焼却が原因じゃないとか
がれきは大丈夫だとか、否定ばかりしていましてね。
そのために原因が追究されないんですよ。
「あれも違う、これも違う、大丈夫だ」って言っているだけでですね、
再飛散したセシウムはやっぱり野菜を汚しますんでね、
事実は事実として出てきてしまうんですね。
ところがまあ、ちょっといいのはですね、
葉物野菜がやられそうな領域というのは福島と関東北部、それから東北南部ぐらいに限定されております。
ですから、そんなに広い範囲で野菜が汚れる事はないと思いますが、
なにしろ続いているので、福島とかその辺の人はですね、やっぱりマスクをした方がいいと思いますね。
空気中に飛んでいる訳ですから、
やっぱり飛んでいるものを肺の方に吸うというのはあんまりいい事ではないので、
注意をなさった方がいいのではないかと思います。
この頃ですね、いろいろとこういうデータを調べて注意なさった方がいいっていうと恨まれたりしましてね、
どうしたらいいか分からないっていう感じですが、
やっぱり注意をしなければいけないものは注意をした方がいいと思いますね。
本来お医者さんなんかにもそういって欲しいんですけどね。
それから最近はですね、大根みたいな根菜類。
やっぱりこれは余り汚れてないんですが、
シイタケ、これは昔からですね。これはセシウムを取りますから。
それから川魚。
太平洋岸の魚ですね。神奈川から北海道まで。
だいたいそこにいる魚ですね、ヒラメとかカレイとかアイナメとか、なんかそういうやつ。
それから海藻類。
これも海の底に根を張っていますから。
それから貝ですね。
こういったものは非常に高いですね。
●ストロンチウムは測ってない
そういった点ではやっぱり北海道から神奈川まではですね、
潮干狩りだとか、連休もひかえていますけれども、行楽、学校行事はやっぱり海の方にいかない方がいいでしょうね。
主な理由はなんて言ったってストロンチウムを測っていないという事なんです。
これね、「ストロンチウムはないだろう」なんて言っちゃいけないんですよ。
これは放射線防護の専門家がチョット応援をして欲しいんですが、
放射線防護の原則は「測定値がなければ危険とみなす」という事なんですよ。
これは放射性物質が見えないので、もちろん汚染されている可能性がないところは別ですよ、
だけども今度の福島原発みたいに漏れた時はちゃんと測って安全を確認しなきゃ
これも放射線防護の先生方は、ずっと今まで学生さんに教えておられたことだと思うんで、
その通りやっぱり言って欲しいな、と思いますね。
●人間とお茶
それから山形のお茶。
これは1キロ2万ベクレルっていうのは、ものすごいのが出ましたね。
これも理屈どおりです。
というのはですね、2011年の4月に静岡のお茶がひどい目にあったわけですね。
この原因はですね、人間が大丈夫なら植物も汚れないっている、変な知識だったんですよ。
放射性物質のヨウ素とかセシウムとかストロンチウムとかその他もろもろありますね。
ところが一方ですね、考えてみていただきたいんですが、
たとえば、セロリを食べると何が取れるとかですね、
どこの食品には何がうんと含まれているって言いますでしょ?
あれは何か?って言いますと、特定の植物に特定の元素が入るっていう事を言っているんですよ。
ですから人間が安全でも、何かがダメな事があるんですよね。
これが静岡の失敗なんです。
「人間は大丈夫です」って瓦礫なんかもいっていますよ。
だけど人間が大丈夫だからと言って農作物が大丈夫っていう事はないんですね。
静岡はまあちょっと不運だったというか、ま、やむを得ないかな~っていう気もするんです、最初ですから。
●事実を認める勇気
ですけど、横浜市長はダメですね。
これは「大したことない」って繰り返して、パンフレットを全部家に配って、油断を勧めたんです。
そしたら、市内の給食で何回も基準値をオーバーを出しちゃうわけですからね。
こういう事をやるといけないんですよ、放射性物質というのは気をつけなきゃいけないんで、
「大丈夫だ大丈夫だ」なんて言ったらですね、やっぱり出てきますから。
これはまだ市長さんおやめになっていないようですけれど、
僕はこれはやっぱり、児童にね給食で汚染された野菜を食べさせた原因を作ったわけですからね。
これはちょっと、私なんか話にならないっていう感じですけれどね。
それから山形の知事さんですね、
これも「大したことない」って繰り返して、
せっかく福島のやつを蔵王で食い止めたのに、放射性物質を山形に入れるスキを与えましたね。
これでお茶が出ました。
いずれも「大したことない」っていっていた自治体で起こったのも不思議ですけれどね、
まあ、不思議っていっても当たり前かもしれませんね。
岩手県の一関市もそうで、
一関に放射性物質が降ったので、それをお知らせしたら、
「降ったなどと言ってもらっちゃ困る」と言って、抗議を受けたんですけれども、
しかしそれはですね、知った方がいいんですよね。
その直後にセシウムで汚染された牛が一関から出て、農作物の被害も受けたわけですね。
やっぱり大人はですね、事実を正面から見て、
インフルエンザが流行ったらインフルエンザが流行ったと、
赤痢が流行ったら赤痢が流行ったって認めた方が、被害者が少なくて済みます。
まァやっぱり、この事実を認める勇気というのはどこから湧いてくるかというと、
やっぱり我が身ではなくて、子どもを守る、国土を守る、コメを守るっていう心がですね、
やっぱり「事実をきちんと見よう」っていう気持ちになりますよね。
子どもを守らなければいけない。だからもう、辛いけれど事実を見よう!と、こういう事ですね。
生活上のこの意味での考えは、岩手から神奈川までん農作物。
山形、新潟のものは要注意であるっていう事ですね。
まだしばらく、残念ながら。
農業関係者とか自治体がしっかりしていれば、かなり安全な時期になっているんですけれど、残念ですね。
もう少し、怖いものは怖い、いけないものはいけないと言って、
責任のある人がですね、「子どもたちを守りたい」という事で守ると。
子どもを守れば妊婦も守れますからね。
若い女性も守れますから、それが大切だと思います。
●隠匿と発表
もう一つ大きな事はですね、
静岡県焼津にですね、鰹節作る時に出る灰があるんですけど、
これも13000ベクレルをカウントしました。
これの問題はですね、灰が13000ベクレルである事自体は、ま、いけない事ですけれども、
さっきのお茶なんかとは違って、まあ、まぁまぁなんですけどね、
これ隠匿したのがいけないんですよ、隠したのが。
最初は組合が隠して次は市の水産課が隠しましたね。
だいたいわかったのが2011年の8月ぐらい、らしいんですよ。
これ隠した事だから分からないんだけど、大体その頃。
ところが事実が広がるのを嫌がったんですね。
つまり、「お客さんの健康よりも自分たちの儲け」っていう事ですよ。
公表しないでですね、実に。
そして翌年、今年の3月になって市に報告する。
市の方もなんか変な事を言っているんですよ。
「発表を促したがセンターの方が発表を遅らせた」と言って、センターの責任にしているんですけどね。
センターも隠したのは問題ですけれども、
市が「発表を促す」んじゃなくて、発表したらいいんですよ、すぐに。
だって、違反なんですから。
何と言っても1キロ100ベクレルを超えれば原発の低レベル廃棄物ですからね。
それの130倍の灰なんですから。
役所は発表を促すんじゃなくて、
「こういう事がありました」って市民にいわないと、何のために役所があるのか分かりませんよね。
ドロボーがいました、と。
「ドロボーが自首してこないので、そこでドロボーだってわかったけれど捕まえませんでした」って
警察が言ったら困っちゃうんですよ。
いやいやそれは、自首を待つんじゃなくて、
そおういう事が起こったら、まずやってくれるのが任務じゃないですかって言いたくなっちゃうですよね。
ところがこれにはもう一つ問題があるんです。
今まではですね、マスコミはま、ちゃんとしていたんですね。
だから、放射線が13000ベクレルも入っている灰が出てたんだけども、
それを6カ月ぐらい隠してたって、NHKもマスコミも騒いだわけですよ。
逮捕情報があるとすぐに発表する訳ですよ。
これはどうしたか・って言ったら危険を知らせるという事が非常に大切なことですね。
それからマスコミは自分で安全な基準を決めちゃいけないんですよね。
ま、この頃偉くなったからそういう気持ちでいるんですかね。
なにしろ100ベクレル以上は放射性物質として扱わなければいけないんですから、
低レベル廃棄物なんですから。
これは国が決めた規則なんですからね。
「そんなのはいよ」なんて、マスコミが言っちゃいけないんですね。
これはまあ問題だと思います。
それから、自治体とか農業団体、漁業団体はですね、やっぱり日本の基幹ですからね。
一次産業、そういうものは非常に大切です、農業も漁業も。
だからやっぱりこの際ですね、自分たちは日本の産業の中核をなしているんだという事で、
ま、隠したりなんだりしないように一つお願いしたいと思います。
それから市議会もかなり活発に活動しているところもあるんですが、
全体としてはやっぱり、やや原発の利益側っていう感じがしますが、
ここも議員さんですので、出来れば選挙民の側に目を向けてほしと。
●食材汚染の3つの原因と対策
ただ全体としてはですね、食材が3つの原因ですね、
ひとつは再飛散している。
ふたつめはお茶のように、人間は大丈夫だけど、ある農作物が非常にやられると。
みっつめはですね、昔だったらマスコミが騒いでくれたような、
放射性物質を隠すというような事も、最近では報道を逆にされないということもあってですね、
なかなか難しいなと思います。
ただ我々も頑張って、何とか出来るだけ、この情報も使ってですね、
安全なものを食べていきたいと思っています。
私は最近繰り返しておりますけれども、
健康に害がないようにするにはなるべく多種類の食材を買うっていう事ですね。
同じようなものを毎日食べないと。
そうしますと、なんかにあたってもですね、
バイキンではありませんから身体の中で繁殖するっていう事はありませんから。
外国の物も割合積極的に食べる。
お米もだけじゃなくてパンも食べる。
生野菜を食べていたら、ちょっと煮ている野菜も食べる。
そういうふうにですね、果物の少ない人は少し増やし、多い人は減らすと。
いうふうにしますとね、これは多分大丈夫な領域に入りますんで、
そういうふうにしていただければと思います。。
農水省の通達は本当に国民の方を向いていないっていうか、情けない状態を示していますけれど、
チョットこれを、これには大きな事が含まれていますので、
また機会があったら次回書きたいと思っています。
ー関係ブログー
国民は自分で食べる物のベクレルも選んではいけないのか!?農水省が通知
これショックだな・・・鰹節・カツオじゃなくて薪に大量セシウム
ストロンチウムの危険性
たねまきジャーナル4/5(内容書き出し)より一部抜粋
小出:
セシウム137とほとんど等しい量が出来るというのがストロンチウム90という放射性物質でして、
人体に対する危険度でいえば、セシウムの何倍かは高いと言われている猛毒の放射性物質です。
ただし、揮発性があまりないために、福島第一原子力発電所の事故でも、
セシウムは大量に大気中に出てきたのですが、ストロンチウムは大気中には出てこなかったのです。
ただ逆に、水には溶けやすいし、なかなか自ら捕捉しにくいという性質を持っていますので、
水をいま、浄化系というのを通して、セシウムは捕まえているのですけれども、
ストロンチウムはほとんど浄化もできないまま汚染水の中に残り続けてきてしまっているのです。
それが、ま、漏れてしまったということで、これからどんどん深刻な問題になってくるとおもいます。
ただしストロンチウム、あるいはプルトニウムというものの分析というのは、
セシウムの分析に比べてはるかに手間がかかります。
100倍1000倍というふうに手間暇がかかるという、そういう測定法ですので、
セシウムに匹敵するような測定をするという事はなかなか難しいだろうと思います
これから海洋が、海が汚れてきますので、
その時にはストロンチウムが、むしろセシウムよりも問題になる可能性があると思います。
しっかりと、分析体制をつくるべきだと思います。
04.22
Sun
あの日から わたしも 心の底から笑えなくなった
そしてバカにされてる ナメられてる なにもかも
「原子力」Byステルスマンはこれから戦う勇気を与えてくれ、
ジェロニモレーベル は心の中に溜まっているモヤモヤを代弁してくれた。
ナメられてるにもほどがある/ジェロニモレーベル
ナメられてるにもほどがある ジェロニモレーベル
999・・9か月前にあの悲惨な事が起こった
放射能だだ漏れ
もう、俺らは心の底から笑えない
放射能をばらまいた国で
逃げるのか残るのか、そのキャベツ買うのか
そこらじゅうで引き裂かれてる
瞬く間に張り巡らされたキャンペーン
言葉が通じなかった
フクシマは今 閉じ込められてる 逃げられない
跳ね上がる基準値
ばら撒かれるガレキ
矢継ぎ早の攻撃
もてあそぶ言葉
官僚の言葉 役人の言葉 下請けの言葉 DJの言葉
今日もネットで情報収集 この絶望は壮絶
もう忘れたい 全部なかったことにしたい
ここでゴロンとしていたら まるで平和みたい
見事に見捨てられる
それを見ている
殺しに来るのを
目撃している
どうやって殺されるのか まだ見ている
どこまでコケにされるのか まだ見ている
ブチまかれた放射能さえもなかった事にして普通に暮らそうとした
ことばが通じない
もう心のそこから笑えなくなった
やむにやまれぬ思いの人達がどこからともなく集まってきた
全部自分のためにやっているんだ
大騒ぎが必要
フクシマの外から
そりゃ直ちに影響なくても 放射能で人間関係ズタズタ
5年後10年後何が起こるのか 本当はみんなは分かってる
底の抜けてしまったこの国 放射能海に山にだだ漏れ
なにが何でも平和な日常を演出する ハンパじゃない圧力
しかも自分の国の原発の事故の後始末もできひん癖に
ベトナムに原発輸出 トルコに原発
より安全な原発を開発してヨルダンにも輸出するとか
寝言いうとるね
総理と呼ばれるオッサンそんなこと言うてるよ
ナメられてるねー
ちょっと恥ずかしいねー
俺ら丸ごとナメられてるねー
ナメられてるにも程がある
俺ら丸ごとナメられてるにも程がある
いてもたってもいられぬからここに来た
もう心の底では笑えない
怒りがうやむやになってる
バカにされ過ぎた悲しみ溜まりまくって
やむにやまれず思いで座り込み路上に繰り出した人たち
大騒ぎが必要 なんと言われても
何度でも フクシマの外から 何度でも
おまけ
NEGATIVE/ジェロニモレーベル(アルバムPV)
04.22
Sun
これは信じがたいことです。
農林水産省が言いました
500ベクレルから100ベクレルに基準を下げたんだから、
もう、民間で計測するのをやめろと、「計測するなら国の規制値で」だって!!
100ベクレルの物なんか、できれば食べたくありませんからΣ(♛♛)
しかも、全食品をきちんと検査しているのでもなく、
国の検査は信用できませんから(◞‸◟ㆀ)・・・この国信じられない・・・もうイヤだ
ーーーー
食品検査、独自基準やめて…農水省が通知
読売新聞 4月21日(土)13時55分配信
食品中に含まれる放射性セシウムの検査で、
国の規制値より厳しい独自基準で検査をする動きが広がっているとして、
農林水産省は20日、食品関連の270団体に、国の規制値に基づく検査を求める通知を出した。
同省は「独自基準は、国の新規制値を形骸化させる」としている。
国は4月から、暫定規制値(一般食品に含まれるセシウム1キロ・グラム当たり500ベクレル)を改め、
新規制値(同100ベクレル)を導入。
ただ、一部の食品スーパーや消費者団体などは「消費者により安全・安心を届けたい」として、
100ベクレルよりも厳しい規制値を独自に設けている。
通知は「過剰な規制と消費段階での混乱」を避けるため、新規制値に基づく検査を要望。
規制値は世界的にも厳しい基準であることを強調している。
ーーー
この新聞記事を見て農林水産省ホームページに確認に行きました。
農林水産省ホームページ
東日本大震災について~食品中の放射性物質に係る自主検査への対応に関する通知の発出について~
平成24年4月20日
農林水産省は、本日、食品産業事業者が実施する食品中の放射性物質に係る自主検査について
適切な対応がとられるよう、食品産業団体に対し通知を発出しました。
概要
食品中の放射性物質への対応については、より一層食品の安全と安心を確保するため、厚
生労働省において新たな基準値が設定され、本年4月1日から施行されました。
これに伴い、食品産業事業者に対し、食品中の放射性物質に係る自主検査を行う場合、
科学的に信頼できる分析結果を得るとともに、食品衛生法の基準値に基づいて判断するよう周知を図るものです。
お問い合わせ先
食料産業局食品小売サービス課
担当者:小山内、富樫(食品小売業・外食業について)
代表:03-3502-8111(内線4152)
ダイヤルイン:03-3502-5744
FAX:03-3502-0614
食料産業局食品製造卸売課
担当者:三瓶、山段(食品製造業・食品卸売業について)
代表:03-3502-8111(内線4114)
ダイヤルイン:03-3502-8237
<添付資料>
・食品中の放射性物質に係る自主検査における信頼できる分析等について
食品産業団体の長宛
(平成24年4月20日付け24食産第445号農林水産省食料産業局長通知)
(平成24年4月20日付け24食産第445号農林水産省食料産業局食品小売サービス課長・食品製造卸売課長通知)
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農林水産省が言いました
500ベクレルから100ベクレルに基準を下げたんだから、
もう、民間で計測するのをやめろと、「計測するなら国の規制値で」だって!!
100ベクレルの物なんか、できれば食べたくありませんからΣ(♛♛)
しかも、全食品をきちんと検査しているのでもなく、
国の検査は信用できませんから(◞‸◟ㆀ)・・・この国信じられない・・・もうイヤだ
ーーーー
食品検査、独自基準やめて…農水省が通知
読売新聞 4月21日(土)13時55分配信
食品中に含まれる放射性セシウムの検査で、
国の規制値より厳しい独自基準で検査をする動きが広がっているとして、
農林水産省は20日、食品関連の270団体に、国の規制値に基づく検査を求める通知を出した。
同省は「独自基準は、国の新規制値を形骸化させる」としている。
国は4月から、暫定規制値(一般食品に含まれるセシウム1キロ・グラム当たり500ベクレル)を改め、
新規制値(同100ベクレル)を導入。
ただ、一部の食品スーパーや消費者団体などは「消費者により安全・安心を届けたい」として、
100ベクレルよりも厳しい規制値を独自に設けている。
通知は「過剰な規制と消費段階での混乱」を避けるため、新規制値に基づく検査を要望。
規制値は世界的にも厳しい基準であることを強調している。
ーーー
この新聞記事を見て農林水産省ホームページに確認に行きました。
農林水産省ホームページ
東日本大震災について~食品中の放射性物質に係る自主検査への対応に関する通知の発出について~
平成24年4月20日
農林水産省は、本日、食品産業事業者が実施する食品中の放射性物質に係る自主検査について
適切な対応がとられるよう、食品産業団体に対し通知を発出しました。
概要
食品中の放射性物質への対応については、より一層食品の安全と安心を確保するため、厚
生労働省において新たな基準値が設定され、本年4月1日から施行されました。
これに伴い、食品産業事業者に対し、食品中の放射性物質に係る自主検査を行う場合、
科学的に信頼できる分析結果を得るとともに、食品衛生法の基準値に基づいて判断するよう周知を図るものです。
お問い合わせ先
食料産業局食品小売サービス課
担当者:小山内、富樫(食品小売業・外食業について)
代表:03-3502-8111(内線4152)
ダイヤルイン:03-3502-5744
FAX:03-3502-0614
食料産業局食品製造卸売課
担当者:三瓶、山段(食品製造業・食品卸売業について)
代表:03-3502-8111(内線4114)
ダイヤルイン:03-3502-8237
<添付資料>
・食品中の放射性物質に係る自主検査における信頼できる分析等について
食品産業団体の長宛
(平成24年4月20日付け24食産第445号農林水産省食料産業局長通知)
(平成24年4月20日付け24食産第445号農林水産省食料産業局食品小売サービス課長・食品製造卸売課長通知)
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04.21
Sat
いま、話題の「フクシマのうそ」の吹き替え版です。
この中では、私たち日本人には知らせてもらえないとても重要な内容が沢山詰まっています。
東電の災害対策部責任者がインタビューに関して鼻で「フフッ」と笑った直後、
記者に「原発を日本で稼動させるだけの心構えが、東電にできているとお考えですか?」と聞かれ、
なにも答えられない長い間が見ものです。
菅総理のコメントも、原子力ムラに関してズバリ話しています。
原子力ムラの恐ろしさが理解できます。
Die Fukushima Lugeフクシマのうそ(吹き替え)
2012年3月8日放映 ドイツ
ナカ氏のことをずっと、どこかで見たと思いながらこの番組を見ていました。
「書き出したな~」ってw
こちらの番組でした↓
「地震があって壊れた原発が崩壊すれば日本は終わるでしょう」ドイツZDF(動画・内容書き出し)
こちらの番組は「フクシマの嘘」の時と同じ時に撮ったVTRを使っているようです。
ナカ氏はNaka Yukiteru
東電・白井氏もShirai Isao(白井功)としてインタビューを受けています。
こちらでは4号機に関して答えています。
東京電力の記者会見には時々ドイツの記者が参加しているようです。
今回のハーノ記者ではないけれど1月20日に「冷温停止状態」と「放射能物質の放出」に関して質問しています。
東電記者会見・ドイツTV特派員の質問1/20(書き出し)
この会見を使った番組もドイツでは放送されていたんですね、きっと。
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この中では、私たち日本人には知らせてもらえないとても重要な内容が沢山詰まっています。
東電の災害対策部責任者がインタビューに関して鼻で「フフッ」と笑った直後、
記者に「原発を日本で稼動させるだけの心構えが、東電にできているとお考えですか?」と聞かれ、
なにも答えられない長い間が見ものです。
菅総理のコメントも、原子力ムラに関してズバリ話しています。
原子力ムラの恐ろしさが理解できます。
Die Fukushima Lugeフクシマのうそ(吹き替え)
2012年3月8日放映 ドイツ
ナカ氏のことをずっと、どこかで見たと思いながらこの番組を見ていました。
「書き出したな~」ってw
こちらの番組でした↓
「地震があって壊れた原発が崩壊すれば日本は終わるでしょう」ドイツZDF(動画・内容書き出し)
こちらの番組は「フクシマの嘘」の時と同じ時に撮ったVTRを使っているようです。
ナカ氏はNaka Yukiteru
東電・白井氏もShirai Isao(白井功)としてインタビューを受けています。
こちらでは4号機に関して答えています。
東京電力の記者会見には時々ドイツの記者が参加しているようです。
今回のハーノ記者ではないけれど1月20日に「冷温停止状態」と「放射能物質の放出」に関して質問しています。
東電記者会見・ドイツTV特派員の質問1/20(書き出し)
この会見を使った番組もドイツでは放送されていたんですね、きっと。
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04.21
Sat
サイコーの歌発見(✪ื‿✪ื)!
(*´0`)o¶~~♪<Say No! Say No!~♫♪♬
「ノー!」ってみんなで言おうね!!
ステルスマン「原子力」
「原子力」 作詞・作曲・歌 ステルスマン
手間暇かけて受け継いだ 国や命が壊れてく
地球のためと教えられた その名も輝く原子力
段取りだんだんコケてく 博識先生は答えてよ
地球のためより誰のため
Say No! Say No! 汚れた電気
Say No! Say No! 核種とりどり
Say No! Say No! 積るアトムは
子孫の代まで
プルトニウムのお弁当 核種とりどりのデザート
愛のレシピで君を失う ごらん風上の原子力
段取りだんだんソレてく 訳知りテレビは答えてよ
暮らしのためより誰のため
Say No! Say No! 汚れた電気
Say No! Say No! 核種とりどり
Say No! Say No! 雨降るアトム
孫子の代まで
広島・長崎・福島 歴史の見出しに被ばくの字
懲りない国の津々浦々で 見渡す日本の原子力
段取りだんだんバレてく 物知り新聞は答えてよ
日本のためより誰のため
Say No! Say No! 汚れた電気
Say No! Say No! 核種とりどり
Say No! Say No! 積るアトムは
Say No! Say No! ツケに回して
Say No! Say No! 汚れた電気
Say No! Say No! 核種とりどり
Say No! Say No! 雨降るアトム
孫子の代まで
ーーー?(@△@)?
歌詞書き出した後にこっちも発見!
こちらが本家ですね、きっと。
この歌、一度聞いたら一緒に歌えちゃう♪
感動しましたヽ(。◕ᆺ◕)ノ
ステルスマンはだぁれ?
「わたしはもうステレスマン無しでもやって行けます」
カラオケもあったww
また歌っちゃいそう( ´艸`)★。、::。.::・'゜
ーーー追記
ステルスマンみーっけ(✪ื‿✪ื)!
ステルスマンが誰だかわかっちゃったw
書いちゃってもいいのかな・・
平沢進さん
平沢 進(ひらさわ すすむ、1954年4月2日 - )
日本のミュージシャン、音楽プロデューサー。
1979年にテクノポップバンド、P-MODELのメンバーとしてメジャーデビューし、
後にヒカシュー、プラスチックスと共に「テクノ御三家」の一つに数えられることとなった。
バンドは幾度もの紆余曲折を経て「培養」に入り、現在はソロをメインとして、多彩な活動を行っている。
シンセサイザーの多重録音コンテストにおいて、
平沢の作品「いりよう蜂の誘惑」が入賞した事がメジャーデビューのきっかけだと書いてあります。
2001年7月、「Hirasawa Energy Works」と名付けられたプロジェクトがスタート。
これは必要な電気エネルギーの全てを太陽発電に委ねて音楽製作を試みるプロジェクトであった。
この際にアルバム『SOLAR RAY』が製作される。
その後太陽発電及び、このプロジェクトに賛同するファンの協力による
自然からの蓄電(エナジーハンティング)のみを利用したライブ「SOLAR LIVE」を敢行する。
このプロジェクトはNHKBS2やTBSで特集された。
Hirasawa Energy Worksで使用した太陽発電によるシステム(ソーラースタジオ)は健在で、
2007年2月に行われたインタビューによると、少なくとも2007年までは使用されていることが確認できる。
Hirasawa Energy Works開始時は、120Wのソーラーパネル2枚を家に取り付けて、
残りの2枚は窓際に立てかけているなどしているだけだったが、現在は4枚とも設置が完了している。
やっぱり、プロ!しかもソーラースタジオだったd(◕‿-。)❤
(*´0`)o¶~~♪<Say No! Say No!~♫♪♬
「ノー!」ってみんなで言おうね!!
ステルスマン「原子力」
「原子力」 作詞・作曲・歌 ステルスマン
手間暇かけて受け継いだ 国や命が壊れてく
地球のためと教えられた その名も輝く原子力
段取りだんだんコケてく 博識先生は答えてよ
地球のためより誰のため
Say No! Say No! 汚れた電気
Say No! Say No! 核種とりどり
Say No! Say No! 積るアトムは
子孫の代まで
プルトニウムのお弁当 核種とりどりのデザート
愛のレシピで君を失う ごらん風上の原子力
段取りだんだんソレてく 訳知りテレビは答えてよ
暮らしのためより誰のため
Say No! Say No! 汚れた電気
Say No! Say No! 核種とりどり
Say No! Say No! 雨降るアトム
孫子の代まで
広島・長崎・福島 歴史の見出しに被ばくの字
懲りない国の津々浦々で 見渡す日本の原子力
段取りだんだんバレてく 物知り新聞は答えてよ
日本のためより誰のため
Say No! Say No! 汚れた電気
Say No! Say No! 核種とりどり
Say No! Say No! 積るアトムは
Say No! Say No! ツケに回して
Say No! Say No! 汚れた電気
Say No! Say No! 核種とりどり
Say No! Say No! 雨降るアトム
孫子の代まで
ーーー?(@△@)?
歌詞書き出した後にこっちも発見!
こちらが本家ですね、きっと。
この歌、一度聞いたら一緒に歌えちゃう♪
感動しましたヽ(。◕ᆺ◕)ノ
ステルスマンはだぁれ?
「わたしはもうステレスマン無しでもやって行けます」
カラオケもあったww
また歌っちゃいそう( ´艸`)★。、::。.::・'゜
ーーー追記
ステルスマンみーっけ(✪ื‿✪ื)!
ステルスマンが誰だかわかっちゃったw
書いちゃってもいいのかな・・
平沢進さん
平沢 進(ひらさわ すすむ、1954年4月2日 - )
日本のミュージシャン、音楽プロデューサー。
1979年にテクノポップバンド、P-MODELのメンバーとしてメジャーデビューし、
後にヒカシュー、プラスチックスと共に「テクノ御三家」の一つに数えられることとなった。
バンドは幾度もの紆余曲折を経て「培養」に入り、現在はソロをメインとして、多彩な活動を行っている。
シンセサイザーの多重録音コンテストにおいて、
平沢の作品「いりよう蜂の誘惑」が入賞した事がメジャーデビューのきっかけだと書いてあります。
2001年7月、「Hirasawa Energy Works」と名付けられたプロジェクトがスタート。
これは必要な電気エネルギーの全てを太陽発電に委ねて音楽製作を試みるプロジェクトであった。
この際にアルバム『SOLAR RAY』が製作される。
その後太陽発電及び、このプロジェクトに賛同するファンの協力による
自然からの蓄電(エナジーハンティング)のみを利用したライブ「SOLAR LIVE」を敢行する。
このプロジェクトはNHKBS2やTBSで特集された。
Hirasawa Energy Worksで使用した太陽発電によるシステム(ソーラースタジオ)は健在で、
2007年2月に行われたインタビューによると、少なくとも2007年までは使用されていることが確認できる。
Hirasawa Energy Works開始時は、120Wのソーラーパネル2枚を家に取り付けて、
残りの2枚は窓際に立てかけているなどしているだけだったが、現在は4枚とも設置が完了している。
やっぱり、プロ!しかもソーラースタジオだったd(◕‿-。)❤
吉田照美ソコダイジナトコ
週刊エンター:『原発のウソ、そして本当の話』
2012年4月16日放送
吉田:小出先生お早うございまーす
小出:おはようございます
吉田:ごぶさたです。今朝もよろしくお願いいたします。朝ご飯はもうお召し上がりになったんでしょうか?
小出:はいはい、今食べたところです。
吉田:大体何時頃お召し上がりになることが多いんですか?
小出:食事は大体7時ごろに食べます
吉田:もう決めていらっしゃるんですね、大体ね、
小出:え?あ、そうですね、基本的には決まっています。
4号機温度上昇
吉田:はい、
あの、前回うかがった時にはですね、福島第一原発4号機の状況についてうかがったんですが、
その後、その温度が上昇している件に関して、
何も報道の方では何だか、ちょっとネットの当たりで出ていたりするんですが、
触れない感じがあるんですが、今どうなっているというふうに小出先生はお考えなんでしょうか?
小出:
はい、冷却回路が止まったという事ですから、温度が上がってしまうのは仕方がない事だと思います。
ま、少しずつ少しずつ上がってくるでしょうし、それが沸騰するようになってしまいますと、
水がどんどんなくなってしまいますので、そんな事はもちろん起こさせてはいけないので、
それまでに冷却回路をまたきちっと復活させるということだとおもいます。
作業はもちろん進められていると思いますが、
作業をするにしても労働者が被ばくをしてしまうという、大変な作業環境ですので、
なかなか、ま、簡単には進まないでしょうけれども、
直ちに、すぐに危険になることではないと思います。
ライブカメラに映る青白い光
吉田:
なんか、ツイッターあたりでは、「4号機のあたりから青白い光が見える」みたいな
そういうツイートもあったんですけれど、
そういった事というのは可能性としてはあるんですか?
小出:多分私はないと思います。
吉田:それはないですか。
小出:
はい、
要するに夜間のですね、照明の関係でそういう色が見えるという事なのであって、
使用済み燃料プールの温度が上がるから、何か光が出てくるとか、そういう事はないです。
吉田:そういうことはないですね。
小出:はい。
2号機・温度計の故障?
吉田:
分かりました、そして昨日のニュースですけれども、
再び2号機の温度計で正常な温度が計測できなかったという東京電力の発表があったんですけれども、
これに関しては、温度計の単なる故障と思ってよろしいんですかね?
小出:
多分そうだと思いますが、
その事はですね、皆さんから見るとちょっと意外かもしれないと思うのですが、
去年の3月11日に事故が起きたのですね。
起きて、もう、いわゆる事故が終わって、今は静かな状態なのか?と言えばそうではなくて、
事故を起こさせた放射性物質自身がまだまだその原子炉の中にあるわけですし、
モーレツな放射線を出し続けていて、
もし人間が格納容器の中に入れば数分で、死んでしまうという程の、猛烈な被ばく環境なのです。
ですから、人間が死んでしまうという事は、他の物体だって傷を受けていっている訳で、
温度計、あるいは温度計のシグナルを伝達するためのケーブルというようなものも
次々とダメになっていっているというそういう状況なんですね。
2号機の内部・水位
吉田:
わかりました。
で、先月末ですか、内部の映像が公開された2号機の状況なんですけれども、
格納容器内で73ミリシーベルトという非常に高い放射線量が計測されたことと、
それから4メートルあると言われた水位が60センチしかなかったという事っていうのが報道されたんですけれども、
その状況から2号機がどういう状況にあるか?っていう事は正確に捉えられるんですか?
小出:わかりません、
吉田:わからないんですよね、
小出:
水が入っていないという事自身はですね、私はそう思っていました。
というのは、2号機の場合には事故が起きた3月15日に、
格納容器と呼ばれている物を構成している一部であるサプレッションチェンバーというところでですね、
大きな爆発があったという事が報じられていて、
そこでもし穴が開いてしまえば、60センチぐらいしか水がたまらないというのは当たり前の事なのです。
ですから、なんで東京電力が4mもあると思ったのか?、期待したのか?というのが、
それがむしろ不思議なわけであって、
60センチというのは当然のことだろうと思います。
汚染水を防ぐ遮水壁はどうなった?
吉田:
で、2号機には毎時およそ9トンの冷却水を注入しているという事なんですけれど、
当然汚染水の行き場というところが気になるところなんですけれども、
前から出ている、去年から出ている地下水への流入を食い止める遮水壁というか、
地下ダムというのが必要というふうに事故直後から言われていた訳で、
あのー・・・何か総会かなんかの直後にちょっと言っただけで、
全然何の情報もないし、やる気もなさそうなんですけれども、
これはもう、真っ先にやらなければいけない事なんですよね
小出:
私は環境の汚染を食い止めるためには、真っ先にやらなければいけないと、
当時も思いましたし、今もそう思っていますが、
ま、お金もかかるでしょうし、大工事になりますので、
労働者の被ばくもまたそれによって増えてしまうという事は仕方のない事だと思います。
でもやってほしいです。
吉田:
そのやらない理由っていうのは、ま、なんか想像で、
お金がかかるから東京電力はやらないという見方をしている人が多くて、
僕なんかもそう思うんですけど、
小出:
多分それもあるでしょうし、他にやらなければいけない事が、もう目白押しなのですね。
だからもう、
吉田:そこまで手が回らないっていう事も実質あるわけですかね?
小出:はい、あるかもしれないとおもいます。
避難区域見直しについて
吉田:
4月1日に避難区域の見直しが行われまして、
放射線量によって、避難指示解除準備区域、居住制限区域、それから帰還困難区域と
3つに再編されるという事なんですけれども、
こういう動きに関しては小出先生はどういうふうに捉えているでしょうか?
小出:わたしはもう言語道断だと思います。
吉田:言語道断
小出:はい、
日本というこの国は法治国家だと自分で言ってきて、
人々を1年間に1ミリシーベルト以上は被ばくをさせないと言ってきた国になのですから、
それを守るような方策こそ作るべきなのであって、
それを越えて被ばくしてしまうというような事を承知しながら人々をそこに戻すなんていうことは、
到底許すべきことじゃないと私は思っています。
吉田:これはやっぱり、日本政府の責任な訳ですよね?
小出:そうです
私は責任というより、犯罪を今でも行っていると思っています。
廃炉への作業見通し
吉田:
やっているというように前から小出先生は思っていらっしゃる訳ですけれども、
その廃炉についての工程表というのも示されていますけれど、
高い放射線のためにロボットも役に立たないという状況の中ではやっぱり、
見通しとしては、これは結局どうなるんですか?作業的には。
小出:工程表通りに作業が進むという事はあり得ません。
吉田:ありえないんですよね。
小出:
はい、
現実がどうなっている事すらがまだ分からない訳で、
吉田:工程表を出すこと自体が、なんかとても矛盾している訳でしょ?これ。
小出:
要するに、行程表を出して、皆さんを安心させたいという、
そういう思いから作っている訳ですけれども、
単なる、絵に書いた文字に過ぎません。
大飯再稼働について
吉田:
あと、福井県の大飯原発についても小出先生のお考えを伺いたいんですけれども、
再稼働への動きに関しては今どういうふうに思っていらっしゃいますか?
小出:
なんでこんな事が起きるのか、私にはさっぱり理解が出来ないのです。
現実に今目の前で、福島第一原子力発電所の事故がまだ収束もできないまんま続いている。
事故の原因すらが分からない。
これまでの原子力の規制のやり方間違えてしまっていたという事が分かっているのに、
それを進めてきた人たちが誰ひとり責任を取ることもないまま、
相変わらず昔のままのやり方で、「安全性を確認した」とかいう訳ですね。
本当に訳の分からない国だと思います。
スイシンジャー出演秘話

吉田
ほんとうにそうですね。
あの、ネットの方で原発スイシンジャーていう動画をですね、僕も見させていただきまして、
小出:(ノ∀≦。)ノぷぷ-ッ笑
吉田:よく見ると、よくまとまっている動画ですね、あれ。
小出:はい、若い人たちがあれこれと知恵を絞って、
吉田:
あれはいつごろ小出先生にお願いがあって、
いつごろ撮影されたものなんですか?
小出:
えーっと、2月の確か末に東京に行った時にですね、
その集会に若い人たちが来て下さって、
「いつか私の実験所まで来て会いたい」とおっしゃったので、
「どうぞ」と言って、
確か3月の中ごろだったと思いますが、
彼らがきてくれて私の職場で撮りました。
吉田:
一瞬、なんとなくレンジャー物の感じなんですけれど、
小出先生がよく「怪人小出男」を(笑)、あの、認められて、
あんなことをされたっていうのは、僕はもう涙が出る思いだったんですけど、
やっぱり、趣旨をくみ取って欲しいということですよね。
小出:
私は今は自分で戦争だと言っていますし、
原子力を止めるためには何でも出来る事をやろうと思ってきました。
吉田:いろんな形での、やっぱりメッセージだと思うんですけれども、
小出:ただ、まあ、私は役者じゃないし、何の演技もできないで・・
新書の紹介
吉田:
先生は全然演技はしないのが、それがまたステキだったと思います。
小出先生の新刊本のご紹介をさせていただきますが、
4月12日に発売になったばかりのご本です。
「騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実」
これが、幻冬舎から税込み1000円で発売中です。
とにかく今日本国民が知るべき脱原発の真実をまとめた一冊になっているということですので、
是非ラジオをお聞きの方もお読みいただきたいと思います。
小出先生、朝早くにありがとうございました。

★「騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実」小出裕章
小出男のスイシンジャーはこちら↓
お勧め→スイシンジャーvs怪人小出男
(怪人小出男の言葉書き出しました)

04.21
Sat
NHKのニューステキストが変えられたというツイートがありました。
下記のようなものです。
当時NHKはおばばがこのニュースを読んでいるとき途中でテキストを変えた...テキスト1

NHK テキスト2 書き換えられたもの

最初の文章から消された部分

さらに小佐古氏は文部科学省などが、福島県の小学校などの校庭での活動を制限する目安を
1年間の放射線量の累計で20ミリシーベルトとしたことについて、
「これだけの被ばくをする人は全国の原発業務の従事者の中でも極めて少なく、
この数値を小学生らに求めるには、学問上の見地や私のヒューマニズムから受け入れがたい」と述べ、
批判しました。
そして、追加された部分

菅総理大臣が小佐古氏をはじめ原子力の専門家など6人を次々と起用して意見を聞いており、
野党側に加え、政府与党内からも指揮命令があいまいになるなど批判が出ていました。
下記のようなものです。
当時NHKはおばばがこのニュースを読んでいるとき途中でテキストを変えた...テキスト1

NHK テキスト2 書き換えられたもの

最初の文章から消された部分

さらに小佐古氏は文部科学省などが、福島県の小学校などの校庭での活動を制限する目安を
1年間の放射線量の累計で20ミリシーベルトとしたことについて、
「これだけの被ばくをする人は全国の原発業務の従事者の中でも極めて少なく、
この数値を小学生らに求めるには、学問上の見地や私のヒューマニズムから受け入れがたい」と述べ、
批判しました。
そして、追加された部分

菅総理大臣が小佐古氏をはじめ原子力の専門家など6人を次々と起用して意見を聞いており、
野党側に加え、政府与党内からも指揮命令があいまいになるなど批判が出ていました。
・「原発ゼロ」「再処理なし」で試算核燃料・地下埋設で7兆円
・2号機内部の映像を公開大量の水漏れ場所分からず
2012年4月19日 報道ステーション
ニュース後のコメントから先に書きます。
20120419 核燃料サイクルのコスト試算 原発の比率毎 投稿者 PMG5
古舘伊知郎:
全くもって”おかしいな”と感じるのは、
そもそもどうであれ、核のゴミ。
これをどこに処理する、どこに置くという事が、まーーったく見えてない、分からない状態で、
架空の、幾種類もの話しをされてもというところが、正直あります。
三浦さんはどう思われますか?
三浦俊章(朝日新聞論説委員):
そうですね、今のVTRを見て、これが私達が今直視しなければならない現実なのですね。
そういう中で今、原発再稼働をどうするのかという問題が出てきている訳ですけれども、
私はやっぱり日本の政治全体として、非常に奇妙な事が起きているような気がするんです。
それはやっぱり、国民の今の一番の関心はTPPでも消費増税でもなく、
やっぱりこの原発再稼働だと思うんですね。
それを政府が、まあ、ジグザグというか、行ったり来たりしているもんだから、
よけにここに関心が集まってきているんだと、今思うんです。
で、野田政権は民主党の党内議論はせずに、
「あくまでも政府が決めるんだ」という事で突っぱねて、
まあしかも、旗振り役の政調会長代行の仙谷さんに、ま、丸投げしたような形でですね。
私はどうもこれはむしろ逆効果だったんじゃないかなって思うんですね。
で、むしろ今は政権が失速して、税制も、社会保障の在り方も議論できない。
これから進みようもないところに来ていると思いますね。
古舘:国会も、いまもう、ほんとうにね・・・
三浦:そうですね、
私はむしろ、政治の集団自殺(※)ではないかという気さえするんですけどね。
ですから、野田さんは総理ですから、優先順位をどうつけるのか、どう自分が説得するのか、
もう、そこにだんだん追い込まれてきているような気がします。
古舘:そうですね。
ーーーー
続きを読むに

古舘伊知郎:
さて、続いてはですね、「原発再稼働わたしはこう思う」
これをやるんですけれども、今日でこのコーナーはひとつ区切りとします。
今日の最後のお一人の方、聞いていただきます。
ーCM-

今までですね、お一人ずつ13人の方に再稼働に付いてお考えを聞いてまいりました。
「再稼働をするべきだ」
「いや、再稼働をするべきじゃない」
なるべく交互に一人ずつお話しを聞くようにしてまいりました。
かなり、テレビをご覧のみなさま方から、お叱りを頂きました。
「いろんな意見を同時に出せ」というご意見も沢山いただきました。
それから
「視界であるお前は何故ここで自分の意見を一言も言わないで、黙ってコマーシャルにいくんだ」というのも
随分いただきました。
何回かここで言わせていただいたんですけれども、
とにかく一人ずつお考えを聞いて、あとはテレビをご覧のみなさま方がどう感じるかに、
そこに集中したいという趣旨で、ですね、
あえて私は意見を言わないで参りました。
今日最後のお一人、14人目はこの方です。
20120419 原発再稼働わたしはこう思う... 投稿者 PMG5
エコノミストの浜矩子さんに聞く
「原発再稼働わたしはこう思う」
ー原発再稼働については?

浜矩子:
反対です。
福島の時に非常にはっきりわかった事は、
いかに我々は技術をまともに制御できる力を、まだ蓄えていないかということ。
この一連の展開を見ていると非常に「魔法使いの弟子」という言葉を思い出しますけど、
ディズニー映画でご覧になったりしているかもしれないんですけど、
「魔法使いの弟子」って、要するに、
おまじないをかける事は出来るんだけど、そのまじないを止める事が出来ないという、
その、未熟者だからね。
我々はこの原子力というものとの関わりでは、
まだまだ「魔法使いの弟子」であって、本当の魔法使いにはなっていないんだから、
その魔法を使ってはいけないという事なんじゃないかと思いますね。
浜氏は原発を動かさないと日本の経済が成り立たないという考え方を厳しく批判する。
いくら原発をフル稼働させたって、
やっぱりシャッター通りはシャッター通りのまんまじゃないですか。
で、地方の疲弊は進む万まですよね。
この際、逆を向いて歩こうというのでですね、
今までやってきた事と、言わば正反対の方向に今いくと、成長戦略ではないのかと。
原発をあれだけの規模でフル稼働させなければ維持できないような経済活動の水準というものが、
そもそも高すぎる、大きすぎる、膨張しすぎだというふうに考えて、そこを下げてくるという、
その意味、「そのためのいいきっかけになる」というような事で考えればいいんじゃないかと思うんですよね。
ーこれからの日本について
私はやっぱり、日本の現状とこれからについて、
ちょっと「老いらく国家」というイメージを持っております。
「老いらく」というのは要するに「老いは楽だ」「老いは楽し」ということですね。
ゆっくりのんびりと生きるためにはですね、どんな感じのエネルギー政策が必要なのか、
「今まで」は終わった事なんですから、
「これから」をどうするかという事とのかかわりで、
政治政策、経営のあらゆる側面について、
新しいビジョンを描いていくと、そういう姿勢が必要だと思うんですよね。
そっちの方が面白いですよね。

これだけの成熟度と、規模を果たした、達成した経済を回している日本がですね、
もう断固原発には依存しないというような方向を打ち出したならば、
そしたら、もしかするとですよ、世の中を地球的に変える事が出来るかもしれないと思うんですよね。
原発問題に対してだって、
ま、このどういう哲学と、どういう心意気というか、気構えを持って日本が望むのかていう事をはっきり示していく。
福島のあの大惨事を体験したという事もあり、
そして被爆国でもあるというような観点から、
日本はこの問題についてこのようなスタンスで行くという事を示していく、
これはまぁ言ってみれば、日本のグローバルなレベルでの社会的責任だと思うんですよね。
がれきの広域処理に関してテレビでは突っ込んだ番組を放送していません。
報道ステーションSUNDAYで先日報じてくれましたが、
長野智子さんが広域処理への疑問を投げかけても、
コメンテーターが「絆」を大事にしていた感があって今一つ不完全燃焼でした。↓
「がれき」広域処理?現地で処理?南相馬市桜井市長3/25(動画・内容書き出し)
今朝、「そもそも総研」が瓦礫について放送しました。
着目点は”地元”です。
ガレキは本当に広域処理しないといけないの?2012年4月19日放送
20120419 ガレキは本当に広域処理しないといけな... 投稿者 PMG5
モーニングバード「そもそも総研」
今日のテーマは、「そもそもガレキは本当に広域処理しなければいけないのだろうか?」
ガレキの現状、阪神大震災の場合、広域処理の内訳、ガレキを減らす3つのプラン、環境相に直撃
今日のテーマ
そもそも瓦礫は本当に広域処理しなければいけないのだろうか?
玉川:
やっぱりですね、今回のがれき処理の問題というのは、今までと違うのは、
もう、一つですね、一点ですね。
放射能汚染の問題があるから、今これだけ進んでいないという部分があって、
今までずーっと報道を私も見てきましたけれども、
ずーーーっとですね、なんか、こう釈然としない部分があってですね、
たとえばですね、
「そもそも瓦礫は放射能汚染の有無だけで語っていいのだろうか?」と。
つまり、放射能汚染している物でも受け入れるというのが日本人じゃないの?というそんな論調とかですね、
そういうふうな問題なんだろうか?と、
羽鳥:根本が違うんじゃないかと
玉川:
なんかそこじゃない問題があるんじゃないかと、・・っていう事で、たとえば
「そもそも被災県で処理できる分に上乗せできないのだろうか?」
これたとえば、被災地で全部処理が出来たら、広域処理の問題って出てこない訳ですね。
だったらもうちょっと上乗せってできないんだろうか?っていうこういうふうなところが私は疑問としてあったんです。
で、今回取材してみました。
まずですね現状。
このがれきの現状から見ていただきたいんですけれども、
こちら、岩手・宮城・福島なんですけれども、瓦礫が今どうなているか?というとこういう形です。

これを見てわかるように宮城が斗出しているんですね。
で、やっぱり、宮城県のがれきの問題というのが中心だというのがこれでわかると思います。
しかしですね、やっぱり処理率としては8.8%という事で、
ほとんど進んでいないという事もこれは事実としてあるというのは、まず抑えていただきたい部分なんですね。
で、素朴な疑問1と2があります。
まずですね、素朴な疑問1なんですけれども、
阪神淡路大震災の時はほぼ地元で処理できたと聞いていますが・・・というふうなのがあって、
こちら見て下さい。
阪神淡路大震災の時のがれきの量っていうのは、これ位あったんです。
がれき量→1980万トン。そのうち広域処理に回ったのが
7%でした(144万トン)
じゃあ、今回の東日本大震災のがれきの量。
2249.5万トン、それほど変わらないんですね。
みんな:へー

玉川:
確かに多いですよ。
多いけれど、それほど変わらないと。
しかし、この広域処理のパーセンテージはこういうふうに高い訳ですね、今回の方が。
じゃあ何でこういうふうになるんでしょうか?っていう事を環境省の方に聞いてみました。
そうしたらですね阪神淡路大震災に比べ、
今回のがれきは埋め立てられる瓦礫、コンクリートとか、アスファルトとか、
そういうふうなものの量が少ないんだということなんですね。

阪神淡路大震災の時は大部分がこのコンクリートとかアスファルトだったと、
しかし今回は違う。
じゃあ、今回はどうか?というと、燃やせる部分っていうのが非常に多いというんですね。
羽鳥:燃やせる物の方が、処理は遅れるんですか?
玉川:
考えてみれば、
じゃあ被災地でもっと燃やせばイケるんじゃないの?なんて私は考えてしまったんです、この時点でね。
それからですね、素朴な疑問の2ですけれども、
たとえば処理する期間。
目標は3年という事になっているんです、震災からですね、地震から。
もうちょっと延ばしたらいけないんだろうか?と、こういう話も結構出ているんですね。
羽鳥:延ばせば広域処理じゃなくて、被災県でやれると。
玉川:
3年じゃなくてもうちょっと伸ばしたら広域処理をしなくて済むんじゃないの?っていう話があって、
チョット単純計算ですけれども、計算してみました。
宮城と岩手、広域処理というのには福島は入っていません、今。
宮城と岩手の分だけなんですけれども、
全体でこういうふうながれきの量があると。

で、これを3年で処理すると言えば単純平均。
1か月でどれくらいか?っていうと36で割ればいい訳ですね、そうするとこの数字になります。
でこれを広域処理401万トンといわれていますが、これを割るとこういうふうになります。

つまり・・・ですね、
プラス9カ月被災地で処理を延ばしたら、
広域処理って、そもそもやらなくていいんじゃないかな?、っていうのが、計算ではなるんですね。
で、そりゃ、1日も早くがれきを片付けたいっていうのは分かります、よく分かる。
だけども、
「延ばすっていう選択肢も、もしかしたらあるのかもしれないな」っていうふうな、
疑問としての部分も出てきたというふうな部分も踏まえてでウsけれど、
ちなみに広域処理の内訳っていうのをもう一回見てみるとですね、
これがさっき言ったがれき全体の量、残っている部分ですが、
広域処理の分っていうのを見てみますとね、

この岩手の分57万トンあまりに対して、
宮城が344万トンという事で、401万トンの大部分が宮城なんですね。
という事はですね、やっぱり宮城がポイントだな、これは。
ということでわたし、問題の中心、宮城県に行ってきました。
宮城県庁に行ってですね、お話しを伺ってきたんでけれども、
たとえばですよ、たとえば、
可能性として、宮城だけで処理できる分ってもっとないのかな?と、いうふうな話を聞いているんです。
VTR!
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04.20
Fri
文部科学省
管理下にない放射性同位元素の発見について
放射線障害防止法
2012年04月18日 第1報
本年4月17日(火曜日)16時10分頃、
ブリヂストンサイクル株式会社から文部科学省に対し、
同社が販売する自転車のバスケットから放射線が検出された旨の連絡があったのを受け、
同日、同社上尾工場に職員を派遣して安全確保措置を講じるとともに、
同社に対し、販売済みの自転車のバスケットで放射線が検出されるものの回収等を行うよう指示した。
1. 経緯
(1)本年4月17日(火曜日)16時10分頃、
ブリヂストンサイクル株式会社から文部科学省に対し、以下の内容の連絡があった。
販売している自転車のバスケットの放射線量を測定したところ、
その一部から、表面から1センチメートルの距離で毎時7.5~10.6マイクロシーベルトを検出。
また、在庫自転車1,145台の調査を行ったところ、
86台(いずれも同社国内工場内での組立時期が平成23年11月~平成24年1月のもの。)の
自転車のバスケットから放射線を検出。
当該バスケットは海外から輸入したもので、
同じバスケットを装着している自転車を約2万台販売済み。
(このうち、組立時期が平成23年11月~平成24年1月のものは約3,200台)
同社の依頼により、専門業者が核種分析を行ったところ、
放射線を放出する核種がコバルト60であったとの連絡を受けている。
なお、今回の発見の発端は、自転車の購入者から放射線が検出された旨の連絡があったものである。
(2)上記の連絡を受け、同日夜、文部科学省から放射線検査官を同社上尾工場に派遣し、
縄張りをして立入制限措置を講じるなどの安全確保措置を行うよう指示するとともに、
事実関係の確認を実施。
2. 事業者の名称及び住所
名称 ブリヂストンサイクル株式会社
住所 埼玉県上尾市中妻3-1-1
3. 放射性同位元素が混入した対象物
核種 コバルト60※ ※規制対象となる下限数量は100キロベクレル。
数量 131.4キロベクレル(測定した一つのバスケットの値)
状態 自転車に装着しているステンレス製のかごの最上部枠の線材(直径5ミリメートル)に、
放射性同位元素が混入している状態。
製品 自転車「ジョブノ」
(車種番号:JB40TP、JB60TP、JB63TP、JB70TP、JB73TP、JB40T、JB43T、JB60T、JB63T、JB70T
及びJB73Tの計11車種)に装着している丸型ステンレス製バスケット
4. 放射線による影響等
上記の放射性同位元素が混入したかごを装着した自転車を1日に1時間使用した場合でも、
年間0.059ミリシーベルト程度であり、放射線障害のおそれはない。
5.当省の対応
当省は、同社に対し、自転車のバスケットのうち放射線が検出されるものの早期回収を指示するとともに、
回収したバスケットの許可廃棄業者への早期引渡し、
又は放射線障害防止法に基づく必要な届出を行った安全な保管を行うよう指示した。
【参考】
○ブリヂストンサイクル株式会社によると、
同社が販売する自転車「ジョブノ」を購入した方々の、同社へのお問い合わせ先は以下のとおり。
【お問い合わせ先】
<お客様> ブリヂストンサイクル株式会社
無償交換 お客様コールセンター
フリーダイヤル 0120-72-1911
受付時間 午前9時00分~午後5時00分月曜日~金曜日(土日・祝日と弊社特定休日は除く)
<報道関係>販売企画部 048-772-5337 担当:森・佐藤
<同社ホームページ> http://www.bscycle.co.jp
お問い合わせ先
科学技術・学術政策局原子力安全課放射線規制室
南山、上田、田村
電話番号:03-5253-4111 (内線4044)
ーーーーー
これを読んで下記の番組を思い出しました。↓
特命リサーチ200X 忍び寄る放射線の恐怖。民生アパートの場合(番組の内容を書き出しました)
アパートの鉄筋に放射性物質が混入されていた原因として、番組では
仮説2 台湾の原子力発電所では毎年原子炉の補修を行っている。
その際放射能にお政された鉄くずが違法に民間廃品回収者に販売され
その鉄くずから鉄筋が作られたという説
仮説3 原子力潜水艦などを廃棄した場合、その鉄くずは放射能に汚染されている危険があるため
自国で処理されることになっている。しかしそのコストを抑えるために
他の国に持ち出してしまうという行為がまれに行われていることがある。
台湾の廃品回収業者がこの汚染された鉄くずを汚染されているとは知らずに海外から輸入してしまい、
そこから鉄筋が製造されてしまったという説。
と言っています。
たとえば、原発を廃炉にした場合の鉄くずなどもすでに市場に出てきているのだろうし
どこまで正確に線量を測っているのか?という事も今の日本の現状を見ると信じることができないなと思います。
福島第一原発事故前は放射能に関してさほど注意を払っていなかったのですが、
福島由来の放射性物質だけではなく、海外からの輸入品にも注意を払う必要もあるのかと思ったら、
なにを信じていいのか・・・と、少し不安になりました。
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・使用済み核燃料の再処理ってなぁに?
・一番コストが安いケース
2012年4月19日木曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
使用済み核燃料:全量再処理は高コスト 原子力委試算
毎日新聞 2012年04月19日 15時00分(最終更新 04月19日 15時00分)
原発の使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」のあり方を検討している
内閣府原子力委員会の小委員会(鈴木達治郎座長)は19日、
処理方法ごとに2030年までにかかる総事業費の試算を明らかにした。
原発を継続する場合、使用済み核燃料を再処理しながら一部を地中などに埋める直接処分もする
「併存方式」が最も安価とされた。
全量を直接処分する方式では、コストに再処理工場の廃止費用などを加算している。【阿部周一】
「脱原発」を含めた将来の政策パターンごとに核燃料サイクルのコスト試算の結果が示されるのは初めて。
小委員会は結果を基に実現可能性なども加味し、
5月にも「政策の選択肢」として、政府のエネルギー・環境会議に報告。
同会議はエネルギーの中長期戦略に反映させる。
試算は、使用済み核燃料を、全量再処理
▽全量直接処分
▽両者の併存--の3方法ごとに事業費を計算。
その上で、将来の発電量全体に占める原発の比率が
(1)30年に35%
(2)同20%
(3)20年に0%--となる3パターンに分けて比較した。
その結果、(1)と(2)では、
六ケ所再処理工場(青森県六ケ所村)で再処理をしながら一部を直接処分する併存方式が
8兆1000億~9兆1000億円となり、
全量再処理(8兆3000億~9兆7000億円)や
全量直接処分(10兆3000億~11兆9000億円)と比べ最も安くなるとされた。
再処理工場廃止費用などを新たに盛り込む必要がない上に、
全量再処理に比べて再処理費用が減ることが理由という。
一方、(3)の「脱原発シナリオ」を選んだ場合、
再処理の必要性はなくなり、原発から出る使用済み核燃料も少ないため、
全量直接処分の6兆7000億~7兆1000億円で済む。
ただし、いずれの場合も全量直接処分の費用のうち4兆7000億円は、
日本原燃が青森県で計画している六ケ所再処理工場やMOX燃料工場の廃止費用などを含んだ「政策変更コスト」。
これを加算しなければ、全量直接処分は2兆~6兆9000億円と、
いずれのパターンでもその他の処分方法に比べて格段に安くなる。
【ことば】核燃料サイクル
使用済み核燃料を再処理し、取り出したプルトニウムやウランを燃料として利用する流れ。
プルトニウムを使う高速増殖炉が計画の要だが、
高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)は実用化のめどが立たず、
プルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を軽水炉で使うプルサーマル発電が中心となっている。
米国などは再処理は費用がかかるなどとして、すべて埋めて処分している。
続きを読むに
内容を書き出しました。読売新聞と東京新聞の記事も転記。続きを読む
・一番コストが安いケース
2012年4月19日木曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
使用済み核燃料:全量再処理は高コスト 原子力委試算
毎日新聞 2012年04月19日 15時00分(最終更新 04月19日 15時00分)
原発の使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」のあり方を検討している
内閣府原子力委員会の小委員会(鈴木達治郎座長)は19日、
処理方法ごとに2030年までにかかる総事業費の試算を明らかにした。
原発を継続する場合、使用済み核燃料を再処理しながら一部を地中などに埋める直接処分もする
「併存方式」が最も安価とされた。
全量を直接処分する方式では、コストに再処理工場の廃止費用などを加算している。【阿部周一】
「脱原発」を含めた将来の政策パターンごとに核燃料サイクルのコスト試算の結果が示されるのは初めて。
小委員会は結果を基に実現可能性なども加味し、
5月にも「政策の選択肢」として、政府のエネルギー・環境会議に報告。
同会議はエネルギーの中長期戦略に反映させる。
試算は、使用済み核燃料を、全量再処理
▽全量直接処分
▽両者の併存--の3方法ごとに事業費を計算。
その上で、将来の発電量全体に占める原発の比率が
(1)30年に35%
(2)同20%
(3)20年に0%--となる3パターンに分けて比較した。
その結果、(1)と(2)では、
六ケ所再処理工場(青森県六ケ所村)で再処理をしながら一部を直接処分する併存方式が
8兆1000億~9兆1000億円となり、
全量再処理(8兆3000億~9兆7000億円)や
全量直接処分(10兆3000億~11兆9000億円)と比べ最も安くなるとされた。
再処理工場廃止費用などを新たに盛り込む必要がない上に、
全量再処理に比べて再処理費用が減ることが理由という。
一方、(3)の「脱原発シナリオ」を選んだ場合、
再処理の必要性はなくなり、原発から出る使用済み核燃料も少ないため、
全量直接処分の6兆7000億~7兆1000億円で済む。
ただし、いずれの場合も全量直接処分の費用のうち4兆7000億円は、
日本原燃が青森県で計画している六ケ所再処理工場やMOX燃料工場の廃止費用などを含んだ「政策変更コスト」。
これを加算しなければ、全量直接処分は2兆~6兆9000億円と、
いずれのパターンでもその他の処分方法に比べて格段に安くなる。
【ことば】核燃料サイクル
使用済み核燃料を再処理し、取り出したプルトニウムやウランを燃料として利用する流れ。
プルトニウムを使う高速増殖炉が計画の要だが、
高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)は実用化のめどが立たず、
プルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を軽水炉で使うプルサーマル発電が中心となっている。
米国などは再処理は費用がかかるなどとして、すべて埋めて処分している。
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小浜市明通寺の住職、中嶌哲演さんが、
「再稼動反対大規模集団ハンガーストライキ実施記者会見」の後半に質問に答えて再びお話しされました。
そのお話しの中に私は知らなかった事が含まれていましたので書き出しました。
01:05:50~
NHK福島ヌクイ
小浜市のみなさんはどういうふうにお考えになっているのかという事と、
関西の方で、今回の再稼働に対してどんな、動きとか、そういうものはあるでしょうか?
中嶌哲演:
小浜市は西の原発銀座のど真ん中にあります。
15基の原発に取り囲まれています。
小浜は70年代に二度、原発そのものを有権者過半数の署名運動などで阻止してきた地域なんですけれどね、
ですから、小浜市民に絶対、大飯原発に対しての発言権を原子力行政は与えたくなかった訳なんです。

もしそれを与えてもらっていたら、
小浜原発同様、大飯原発も1号2号3号4号はこの世に存在し得なかったんですね。
そういう小浜市民の立場があります。
東の原発銀座福島で、小高浪江地区(※)のね、皆さんと全く立場が同じわけです。
浪江地区も舛倉隆(ますくらたかし)さんはじめ、大奮闘によって阻止し続けられた地域ですよね。
そこが、もう、原発のあの事故に巻き込まれてしまった。
小浜市民は全然、人ごとよそ事でない思いできました。
去年の6月に保守会派も含めて、全会一致で30年以上の原発は廃炉にせいということで、
脱原発意見書を政府と国会に対して出しています。
ところがその小浜が、周り中の原発立地からバッシングを受けました。
「早まった決議をした」といってですね、そういう状況ですが、
年を越してからは、福井県下の9つの市議会の議長達が、小浜の立場に共感、同意、支持しています。
それから関西一円ではもうご存じのように、
京都府が大阪の府・市を含めて、俄然反の運動が広がってきています。
知事や議会のレベルでも異論がどんどん続出してきていますね。
そういう形で広がってきていますので、
「巨大なリスクが自分たちの身にもいよいよ及ぶ」
これまでは美味しい部分だけを、原発のメリットを受けていた、大都市圏のみなさんがですね、
いよいよ今度は自分たちに逆火になって放射能が襲いかかってくるという認識を広げていってもらっていますね。
これは福島周辺部も同じだと思います。
私は今度の、この運動の広がりの、最も大事な部分は、
地元の概念は最初、推進側が押し付けてきた、安上がり。
そして行政手続きがいともたやすくやってのけられる。
そういう狭い狭いところに地元限定してきましたが、
二つ目の地元として今や、そういう巨大なリスクが及び始めている全国いたるところが地元になってきています。
私は三つ目の地元という事を考えています。
先ほど申しましたように40年間、この地元のみなさんは、自覚、認識していなかったけれども、
みなさん、都市圏のみなさんこそ本当の地元なんですよと、
大量の電気を必要としていたのは皆さんだったんですね。
そこの地域のみなさんがね、私も500人といわずですね、
1食2食でも良いから、大都市圏のみなさんが1食2食節約してでもね、
この再稼働を絶対に食い止めて、
これは単に3,4号を食い止めるだけの事じゃないんです。
日本全国の原発にトドメをさしていく大きな運動だと思っていますのでね、
是非、大都市圏のみなさんも、日本国中のみなさんが
やっぱりこの運動に参加していっていただきたいという事を本当は願っています。
押し付けじゃないんですけど、希望として述べておきたいと、ありがとうございます。
中嶌哲演(明通寺):
再稼働を許すことなく”こどもの日”を迎える事は大人ができる最良最高の贈り物
「再稼動反対大規模集団ハンガーストライキ実施記者会見」4/17(内容書き出し)
ーーーー
私が知らなかった事1.
小浜市がこんなに近いのに地元じゃない事。
原発を阻止したから地元からはずされているという事。

私が知らなかった事2.
福島県浪江町にも原発があったかもしれない事。
それを阻止した事。
浪江・小高原子力発電所
(一部転記)
浪江・小高原子力発電所(なみえ・おだかげんしりょくはつでんしょ)は、
福島県南相馬市小高区及び福島県双葉郡浪江町に建設準備中の東北電力の原子力発電所である。
1968年1月中には
地元棚塩地区出身の週刊誌記者・舛倉隆が住む140戸の集落をまとめた反対同盟が結成された。
問題点のひとつは当時の環境調査に放射能の影響予測が含まれていない等、
火力発電の環境調査と代わり映えのしない内容であったことだという。
1970年代に立てられた当初の計画では、発電所施設は専ら浪江町側にあり、
冷却水取水方式は福島第一、第二と同じ港湾方式で、原子炉のユニットは4基描かれている。
発電施設の一定の周囲は無人地帯とするため、一部が小高町にかかっている
舛倉は著書を出版し、毎年計画が繰り延べされていく状況を根拠として勝利宣言を行った
ーーー
「再稼動反対大規模集団ハンガーストライキ実施記者会見」の後半に質問に答えて再びお話しされました。
そのお話しの中に私は知らなかった事が含まれていましたので書き出しました。
01:05:50~
NHK福島ヌクイ
小浜市のみなさんはどういうふうにお考えになっているのかという事と、
関西の方で、今回の再稼働に対してどんな、動きとか、そういうものはあるでしょうか?
中嶌哲演:
小浜市は西の原発銀座のど真ん中にあります。
15基の原発に取り囲まれています。
小浜は70年代に二度、原発そのものを有権者過半数の署名運動などで阻止してきた地域なんですけれどね、
ですから、小浜市民に絶対、大飯原発に対しての発言権を原子力行政は与えたくなかった訳なんです。

もしそれを与えてもらっていたら、
小浜原発同様、大飯原発も1号2号3号4号はこの世に存在し得なかったんですね。
そういう小浜市民の立場があります。
東の原発銀座福島で、小高浪江地区(※)のね、皆さんと全く立場が同じわけです。
浪江地区も舛倉隆(ますくらたかし)さんはじめ、大奮闘によって阻止し続けられた地域ですよね。
そこが、もう、原発のあの事故に巻き込まれてしまった。
小浜市民は全然、人ごとよそ事でない思いできました。
去年の6月に保守会派も含めて、全会一致で30年以上の原発は廃炉にせいということで、
脱原発意見書を政府と国会に対して出しています。
ところがその小浜が、周り中の原発立地からバッシングを受けました。
「早まった決議をした」といってですね、そういう状況ですが、
年を越してからは、福井県下の9つの市議会の議長達が、小浜の立場に共感、同意、支持しています。
それから関西一円ではもうご存じのように、
京都府が大阪の府・市を含めて、俄然反の運動が広がってきています。
知事や議会のレベルでも異論がどんどん続出してきていますね。
そういう形で広がってきていますので、
「巨大なリスクが自分たちの身にもいよいよ及ぶ」
これまでは美味しい部分だけを、原発のメリットを受けていた、大都市圏のみなさんがですね、
いよいよ今度は自分たちに逆火になって放射能が襲いかかってくるという認識を広げていってもらっていますね。
これは福島周辺部も同じだと思います。
私は今度の、この運動の広がりの、最も大事な部分は、
地元の概念は最初、推進側が押し付けてきた、安上がり。
そして行政手続きがいともたやすくやってのけられる。
そういう狭い狭いところに地元限定してきましたが、
二つ目の地元として今や、そういう巨大なリスクが及び始めている全国いたるところが地元になってきています。
私は三つ目の地元という事を考えています。
先ほど申しましたように40年間、この地元のみなさんは、自覚、認識していなかったけれども、
みなさん、都市圏のみなさんこそ本当の地元なんですよと、
大量の電気を必要としていたのは皆さんだったんですね。
そこの地域のみなさんがね、私も500人といわずですね、
1食2食でも良いから、大都市圏のみなさんが1食2食節約してでもね、
この再稼働を絶対に食い止めて、
これは単に3,4号を食い止めるだけの事じゃないんです。
日本全国の原発にトドメをさしていく大きな運動だと思っていますのでね、
是非、大都市圏のみなさんも、日本国中のみなさんが
やっぱりこの運動に参加していっていただきたいという事を本当は願っています。
押し付けじゃないんですけど、希望として述べておきたいと、ありがとうございます。
中嶌哲演(明通寺):
再稼働を許すことなく”こどもの日”を迎える事は大人ができる最良最高の贈り物
「再稼動反対大規模集団ハンガーストライキ実施記者会見」4/17(内容書き出し)
ーーーー
私が知らなかった事1.
小浜市がこんなに近いのに地元じゃない事。
原発を阻止したから地元からはずされているという事。

私が知らなかった事2.
福島県浪江町にも原発があったかもしれない事。
それを阻止した事。
浪江・小高原子力発電所
(一部転記)
浪江・小高原子力発電所(なみえ・おだかげんしりょくはつでんしょ)は、
福島県南相馬市小高区及び福島県双葉郡浪江町に建設準備中の東北電力の原子力発電所である。
1968年1月中には
地元棚塩地区出身の週刊誌記者・舛倉隆が住む140戸の集落をまとめた反対同盟が結成された。
問題点のひとつは当時の環境調査に放射能の影響予測が含まれていない等、
火力発電の環境調査と代わり映えのしない内容であったことだという。
1970年代に立てられた当初の計画では、発電所施設は専ら浪江町側にあり、
冷却水取水方式は福島第一、第二と同じ港湾方式で、原子炉のユニットは4基描かれている。
発電施設の一定の周囲は無人地帯とするため、一部が小高町にかかっている
舛倉は著書を出版し、毎年計画が繰り延べされていく状況を根拠として勝利宣言を行った
ーーー
・原発再稼働の是非について
・ストレステストの評価
・宇宙の始まりは放射能の海だった
・自然エネルギーもどんどん増やす
・原子力に替わるエネルギー
・福島原発事故から学ぶことは?
・女川・福島第二は事故にならなかった
・警戒区域解除の帰宅
・放射線量、危険なレベルの考え方
・「住めない地域がある」という言葉は被災者を傷つけるか
今夜は前回の放送で好評を博した、
「原発推進派」の東京工業大学助教の澤田哲生さんと
「反原発派」の京都大学助教の小出裕章さんによる討論の第2弾を放送します。
シリーズ 知られざる内幕
原発について徹底討論 2012年4月18日
水野:
原発について全く違う考え方をしているお二人の学者に討論をしていただくという企画第二弾です。
澤田さんは今イタリアだそうで、今昼間ですか?
澤田:ちょうど1時ですね。まだこれからお昼を食べようかなという感じのところですね。
原発再稼働の是非について
水野:
今日はイタリアから、また東京の近藤さんという事でものすごい中継で送りしたいと思います。
まず、今のニュースの一番の焦点かと思います、
原発の再稼働に付いてこの是非をどういうふうにお考えになっていらっしゃるのか
一言ずつ伺いたいのですが、小出さんはいかがですか?
小出:いけません。
水野:再稼働はやってはいけない。理由は何でしょう?
小出:
原子力などに手を染めたのが間違いなのであって、
もうすぐ日本では原子力発電がすべて止まる日を迎えます。
それを本当に大切なものとして、原子力に頼らない世界に踏み出す、一番いい機会だと思います。
水野:それでは澤田さんはこの再稼働についてはどのようにお考えですか?
澤田:そうですね、もちろん私は再稼働はすべきだと、機会言っております。
水野:それはどうしてでしょうか?
澤田:
そうですね、いくつか理由があるんですけれども、
まずは特に今問題になっている大飯の発電所ですね、
こちらに関してはすでにいろんな緊急措置もしておりますし、
いわゆるストレステストの結果も出ていますよね。
水野:1次ですよね?
ストレステストの評価
澤田:
1次評価ですね、これは去年の4月6日に菅総理が言いだした話ですけれども、
1次評価っていうのは点検に入った原発の再稼働をするかどうか、政治的な判断をするための一つの材料として、
関係業者にテスト結果を出すという事にしていたと思いますので、
その結果を決められた手続きに従って、評価して、しかるべき結果であるという判断が出来るならば、
再稼働に結び付けていくべきだとそういうふうに考えています。
水野:それはつまり、安全だから再稼働しても大丈夫だという意味で捉えたらいいんですか?
澤田:
詳しく言いますと、皆さんご存じだと思いますけれども、
1次評価っていうのは総合的な安全の評価じゃないんですね。
ただし、緊急的な措置をいろいろとしておりますので、
その事によって、たとえば津波あるいは地震、その他の事象が起こった時に、
どれ位の耐性上の余裕の幅が広がったかという、こういう評価が出ている筈なんですよね。
ですから、以前よりもさらに余裕が大きくなったという結果が出ていますので、
その事自体は、ま、なんて言うんですかね、正当の評価されるべきです。
水野:小出さんはこの澤田さんの「再稼働あるべきだというこの論拠」についてどのようにお考えになりますか?
小出:
すみませんが私は澤田さんに全く同意できないのです。
もともと原子力の安全性というのは、さまざまな想定した事柄に対して、
技術的に考えながらこれが安全だ、やっぱり駄目だからもう少し何とかしようと言ってやってきたんですね。
国も様々な安全基準を作ってやってきたわけですけれども、
それが覆ってしまったという事が、
残念ながら福島第一原子力発電所の事故で示されているのです。
ストレステストというのも従来の考え方でやっている訳で、
少し厳しく考えたらどうなのか、という事だけなのです。
要するに想定された事柄に対して、どこまで安全か、どこまで耐えられるかということなのであって、
そのような考え方が間違えてしまっていたという事こそ学ばなければならないのです。
ですからもっと、これから原子力をやるというのであれば、
根本的なところに立ち返らなければいけない筈なのですが、
何でもかんでもとにかく運転再開をやりたいという政治判断で、今回の選択が取られようとしています。
水野:リスナーから澤田さんに質問です。
澤田さんがそこまで原発を推進するべきだとおっしゃる本当の理由をお願いしたいんです。
日本は資源がないから原発がいるんでしょうか?
まさか国防のために核抑止力ということでいるんでしょうか?
原発がなくても電気は足りるんじゃないですか?
というふうに、本当の理由はどこですか?とうかがっていらっしゃいます。
続きを読むに
つづく続きを読む
・ストレステストの評価
・宇宙の始まりは放射能の海だった
・自然エネルギーもどんどん増やす
・原子力に替わるエネルギー
・福島原発事故から学ぶことは?
・女川・福島第二は事故にならなかった
・警戒区域解除の帰宅
・放射線量、危険なレベルの考え方
・「住めない地域がある」という言葉は被災者を傷つけるか
今夜は前回の放送で好評を博した、
「原発推進派」の東京工業大学助教の澤田哲生さんと
「反原発派」の京都大学助教の小出裕章さんによる討論の第2弾を放送します。
シリーズ 知られざる内幕
原発について徹底討論 2012年4月18日
水野:
原発について全く違う考え方をしているお二人の学者に討論をしていただくという企画第二弾です。
澤田さんは今イタリアだそうで、今昼間ですか?
澤田:ちょうど1時ですね。まだこれからお昼を食べようかなという感じのところですね。
原発再稼働の是非について
水野:
今日はイタリアから、また東京の近藤さんという事でものすごい中継で送りしたいと思います。
まず、今のニュースの一番の焦点かと思います、
原発の再稼働に付いてこの是非をどういうふうにお考えになっていらっしゃるのか
一言ずつ伺いたいのですが、小出さんはいかがですか?
小出:いけません。
水野:再稼働はやってはいけない。理由は何でしょう?
小出:
原子力などに手を染めたのが間違いなのであって、
もうすぐ日本では原子力発電がすべて止まる日を迎えます。
それを本当に大切なものとして、原子力に頼らない世界に踏み出す、一番いい機会だと思います。
水野:それでは澤田さんはこの再稼働についてはどのようにお考えですか?
澤田:そうですね、もちろん私は再稼働はすべきだと、機会言っております。
水野:それはどうしてでしょうか?
澤田:
そうですね、いくつか理由があるんですけれども、
まずは特に今問題になっている大飯の発電所ですね、
こちらに関してはすでにいろんな緊急措置もしておりますし、
いわゆるストレステストの結果も出ていますよね。
水野:1次ですよね?
ストレステストの評価
澤田:
1次評価ですね、これは去年の4月6日に菅総理が言いだした話ですけれども、
1次評価っていうのは点検に入った原発の再稼働をするかどうか、政治的な判断をするための一つの材料として、
関係業者にテスト結果を出すという事にしていたと思いますので、
その結果を決められた手続きに従って、評価して、しかるべき結果であるという判断が出来るならば、
再稼働に結び付けていくべきだとそういうふうに考えています。
水野:それはつまり、安全だから再稼働しても大丈夫だという意味で捉えたらいいんですか?
澤田:
詳しく言いますと、皆さんご存じだと思いますけれども、
1次評価っていうのは総合的な安全の評価じゃないんですね。
ただし、緊急的な措置をいろいろとしておりますので、
その事によって、たとえば津波あるいは地震、その他の事象が起こった時に、
どれ位の耐性上の余裕の幅が広がったかという、こういう評価が出ている筈なんですよね。
ですから、以前よりもさらに余裕が大きくなったという結果が出ていますので、
その事自体は、ま、なんて言うんですかね、正当の評価されるべきです。
水野:小出さんはこの澤田さんの「再稼働あるべきだというこの論拠」についてどのようにお考えになりますか?
小出:
すみませんが私は澤田さんに全く同意できないのです。
もともと原子力の安全性というのは、さまざまな想定した事柄に対して、
技術的に考えながらこれが安全だ、やっぱり駄目だからもう少し何とかしようと言ってやってきたんですね。
国も様々な安全基準を作ってやってきたわけですけれども、
それが覆ってしまったという事が、
残念ながら福島第一原子力発電所の事故で示されているのです。
ストレステストというのも従来の考え方でやっている訳で、
少し厳しく考えたらどうなのか、という事だけなのです。
要するに想定された事柄に対して、どこまで安全か、どこまで耐えられるかということなのであって、
そのような考え方が間違えてしまっていたという事こそ学ばなければならないのです。
ですからもっと、これから原子力をやるというのであれば、
根本的なところに立ち返らなければいけない筈なのですが、
何でもかんでもとにかく運転再開をやりたいという政治判断で、今回の選択が取られようとしています。
水野:リスナーから澤田さんに質問です。
澤田さんがそこまで原発を推進するべきだとおっしゃる本当の理由をお願いしたいんです。
日本は資源がないから原発がいるんでしょうか?
まさか国防のために核抑止力ということでいるんでしょうか?
原発がなくても電気は足りるんじゃないですか?
というふうに、本当の理由はどこですか?とうかがっていらっしゃいます。
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経産省前テントひろば 2012/04/17
43:38~

神田香織:
福島県いわき市出身、講談師の神田香織と申します。
26年前から「はだしのゲン」のマンガを講談にして語ってまいりました。
26年前、チェルノブイリの原発事故がありました。
その時からチェルノブイリの講談も私のテーマになりまして、
10年前からチェルノブイリの講談を語り続けております。
そして、去年故郷があのような事故にあってしまいまして、
もう、悔しくて悔しくてたまりません。
なにより悔しいのは、その後の処理の仕方です。

日本は、「あれは共産国ソ連の事だから事故が起きたんだ」と言いますが、
そのあと、むこうは子どもたちを逃がす事をいたしました。
大勢の人達を、たとえ銃を突き付けてもいいから、
最も危ないところからはすぐにバス1000台、即座に乗せて逃がしました。
ところが日本はそういう事をしてくれませんでした。
それどころか、未だに子どもたちに被ばくをさせて平気なんです。
そして今日警戒区域が解除になったと、
あんなにいつ4号炉がどうなるか分からないようなところに人々を戻しているんです。
しかも、水道も出なければ電気も通らない。
お店もなければ仕事もない。
そういうところに、戻らせて、帰還させているんです。
これが人間の仕業でしょうか?
5月3日は憲法記念日でございます。
福島県人に基本的人権はあるのでしょうか?
住むところも、子どもの命も、
それから寝るところも、
全ての人権がこのようにないがしろにされて、
それでもまだ原発を動かそうとするこの国の在り方!
これは非常に許せるものではありません。
わたくしは、実は8日前から個人的な理由でお酒を断っております。ー笑ー
本来はハンストにもお付き合いさせていただきたいんですが、
食べる方は止めることができませんで、
わたくしは5月5日までお酒を断ち続けることで、皆さまとご一緒に行動をしたいと思います。

そして20日、大井町のきゅりあんで、さよなら原発1000人集会というのがございます。
落合恵子さんの講演の前に、わたくしは20分間時間をちょうだいして「お語り」をいたします。
「おタカリ」ではございません。
この「お語り」で何を語ろうかと思いますが、
今回様々な事が頭の中を駆け巡っておりますが、少しずつ整理もする意味で、
福島原発の講談を初初演させていただきます。
ー拍手ー
短い時間ではございますが、
短い講談になるとは思いますが、
それをキッカケにこれからいろんな処でいろんな人の、
「100人100話」という本も出ましたけれども、
いろんな人の思いを講談で語り続けていく。
そしてそれの輪を広げていく
語りべの養成もしていきたいと思っております。
失礼いたしました。
みなさん頑張って下さい。
ー拍手ー
43:38~

神田香織:
福島県いわき市出身、講談師の神田香織と申します。
26年前から「はだしのゲン」のマンガを講談にして語ってまいりました。
26年前、チェルノブイリの原発事故がありました。
その時からチェルノブイリの講談も私のテーマになりまして、
10年前からチェルノブイリの講談を語り続けております。
そして、去年故郷があのような事故にあってしまいまして、
もう、悔しくて悔しくてたまりません。
なにより悔しいのは、その後の処理の仕方です。

日本は、「あれは共産国ソ連の事だから事故が起きたんだ」と言いますが、
そのあと、むこうは子どもたちを逃がす事をいたしました。
大勢の人達を、たとえ銃を突き付けてもいいから、
最も危ないところからはすぐにバス1000台、即座に乗せて逃がしました。
ところが日本はそういう事をしてくれませんでした。
それどころか、未だに子どもたちに被ばくをさせて平気なんです。
そして今日警戒区域が解除になったと、
あんなにいつ4号炉がどうなるか分からないようなところに人々を戻しているんです。
しかも、水道も出なければ電気も通らない。
お店もなければ仕事もない。
そういうところに、戻らせて、帰還させているんです。
これが人間の仕業でしょうか?
5月3日は憲法記念日でございます。
福島県人に基本的人権はあるのでしょうか?
住むところも、子どもの命も、
それから寝るところも、
全ての人権がこのようにないがしろにされて、
それでもまだ原発を動かそうとするこの国の在り方!
これは非常に許せるものではありません。
わたくしは、実は8日前から個人的な理由でお酒を断っております。ー笑ー
本来はハンストにもお付き合いさせていただきたいんですが、
食べる方は止めることができませんで、
わたくしは5月5日までお酒を断ち続けることで、皆さまとご一緒に行動をしたいと思います。

そして20日、大井町のきゅりあんで、さよなら原発1000人集会というのがございます。
落合恵子さんの講演の前に、わたくしは20分間時間をちょうだいして「お語り」をいたします。
「おタカリ」ではございません。
この「お語り」で何を語ろうかと思いますが、
今回様々な事が頭の中を駆け巡っておりますが、少しずつ整理もする意味で、
福島原発の講談を初初演させていただきます。
ー拍手ー
短い時間ではございますが、
短い講談になるとは思いますが、
それをキッカケにこれからいろんな処でいろんな人の、
「100人100話」という本も出ましたけれども、
いろんな人の思いを講談で語り続けていく。
そしてそれの輪を広げていく
語りべの養成もしていきたいと思っております。
失礼いたしました。
みなさん頑張って下さい。
ー拍手ー
2012年4月17日 経産省前ひろば
09:31~

黒田節子:
こんにちはみなさん。
福島からまいりました、「原発いらない福島の女たち」の中の一人の黒田です。
わたしたちは、小浜の中嶌哲演さんが3月25日にハンストに入られると、
突然そういうふうに宣言された事を聞きまして、
これは福島の女たち、私たちも何とか繋がりたいと思いました。
非暴力で、平和で原発のない社会を夢見ながら、
そしてその事を実際にどうやってその道筋を付けていったらいいか、私たちは日々考えていました。
中嶌哲演さん、70歳にして本当にごくろうさまでした。
わたしたちは哲演さんが終了された3月31日から、最初は4月いっぱいの予定でしたけれども、
5月5日までやります。
すでに昨日の段階で100人以上の方がリレーで繋がっています。
それは、南は熊本、北は北海道の人たち、
それから海外でも、アメリカなどをはじめとして、今まであった事のない人達ですけれども、
少なくても、ちゃんと名前と住所を言って下さった方だけでも100人の方がエントリーして、
今もハンストが続けられています。

ハンストは女たちにとってはダイエットになるw、もちろんそれもあるんですけれども、
楽しい事がいっぱいあります。
脱原発社会を夢見ながらやれます。
そして今まで会えなかった人と具体的に繋がっていく事ができて、
本当に、なんか楽しみながらやっているなっていう感じなんです。
みなさん、今度は男テントで、命を本当にかけた断食が始まるという事で、
また今日福島から駆け付けてきました。
みなさん、脱原発社会を夢見て、
夢見てじゃなく、本当に近づくために、
再稼働を絶対に阻止!
福島は今でも被ばくしています。
みなさん、よろしくお願いします。
子どもたちを助けて下さい。
ー拍手ー
「ハンスト宣言」
2012年4月17日 経産省前テントひろば
上原(司会):
今日はハンストに入る宣言の日であります、
ハッピを着ている方達が今日からハンストに入る方達です。
ハンスト宣言を渕上太郎の方から読みあげさせていただきます
3:28~

渕上太郎:
みなさんこんにちは
9月11日以来、本日でこのテントは220日目になります。
政府と経産省は、特に大飯原発の再稼働を追求をして、さまざまな活動を強めていると思います。
本来ならば、5月5日に北海道の泊原発が定期点検に入って止まることによって、
日本の原発史上初めて全ての原発が止まってしまうという、重大な日を迎えるわけです。
どうしてもこれを避けたいというのが、多分政府です。
わたしたちは5月5日をどうしても原発ゼロで迎えたいと思います。
今日から私達が出来る事は、そんなに多くはないのですが、
私達が最も出来そうな事として、連続の完全ハンストを今日から結構するという事で、
皆さんにご理解を頂き、ご協力も頂きたいと思います。
それでは、すでにお配りしてあると思うんですが、
「ハンスト宣言」という文書を読み上げてご挨拶に変えたいと思います。

大飯原発再稼働絶対阻止! 「ハンスト宣言」
野田政権はインチキなインスタント安全基準をもって、大飯原発再稼働に踏み切ろうとしています。
まず再稼働ありきで、そのごり押しのために安全性をでっちあげるという、
無責任、かつデタラメ極まりない暴挙です。
福島原発事故を引き起こすまで、繰り返されてきた
ウソ・偽り・誤魔化し、隠蔽とねつ造がふたたび繰り返されてます。
福島原発事故は未だ収束せず、事故原因も究明されず、
おびただしい放射能被災に福島の人々が苦しみ続け、
汚染は東日本全域に広がり、脱原発への思いが日本列島に高まる中で、
民衆の議論も、新組織「原子力規制庁」の発足も待たずに四閣僚が強行しようとするこの再稼働の決定は、
絶対に許すことのできない重大な犯罪です。
3月11日を経て、人々はこのような欺瞞にはもはや騙されはしないし、従うこともありません。
なぜなら、それはこの国の、そして全世界の人々の命に関わるものであることを知っているからです。
私たちは今、私たちの持てる力をつぎ込んで、再稼働を阻止するため、
本日4月17日より原発ゼロ実現の5月5日までを第1次行動として、
集団的な完全ハンストを決行します。
今こそ命の叫びをあげるときです。
経産省前テントひろばは、脱原発テントとして、
脱原発を求める全国・全世界の人々の交流拠点、意志表現の場として、
政府・原子力ムラに対決をしてきましたたが、
それは今、集団的ハンストによって再稼働を阻止する更に大きな塊りとして登場します。
福井の中嶌哲演住職の断食を起点として、
福島の女たちによって受け継がれたリレーハンストは全国に広がり、この集団的ハンストへと合流します。
これまでこのテントに共感を寄せ、交流し、支えて下さった全国の人々に呼びかけたいと思います。
経産省前での集団的ハンスト行動に結集し、参加し、連帯しようではありませんか。
そして、なんとしても再稼働を阻止し、
来る5月5日を全原発が停止する、脱原発運動の記念すべき偉大な祝日として迎えようではありませんか。
テントひろばの集団的ハンスト行動はこの時まで止むことはありません。
2012年4月17日水曜日経産省前テントひろば
以上です。
ー拍手ー
04.18
Wed
再稼動に反対する大規模集団ハンガーストライキ実施に関する記者会見
経産省前テントひろば 2012/04/17
16;40~中嶌哲演さんの紹介

広瀬隆:
いま、わたしの隣に座っている中嶌哲演さんは
福井県小浜市の住職、この明通寺の住職でおられます。
古くから若狭の原発の危険性を訴えてこられまして
そして先月25日から、福井県庁内で断食に入られたという事で、私はもう、胸が張り裂けるような思いで
「哲演さん、おからだを大事にして下さい」と思っていましたが、
先週、今日の記者会見のリレーハンストの呼びかけを受けて飛んでまいりました。
皆さんに知っていただきたい事があります。
今、皆さんは報道の世界でニュースをみていますと、
福井県知事西川さん、あるいは、おおい町の町長さんの話が出てきます。
そして滋賀県の嘉田知事さんが、琵琶湖を守るために立ち上がって下さってる。
あるいは京都府、そして大阪市長、皆さんが立ちあがって下さっている、そういうニュースが出ていますが、
わたくしはそれは非常に大事だと思いますが、同時にですね、小浜のことを考えていただきたいんです。
というのはですね、
おおい町がありまして、そこに大飯原発3,4号機を動かそうとしておりますが、
その目の前に小浜市があるんです。
で、小浜市というのは、この大飯3号4号を増設する時に、
実にその先行調査アンケートで、86%の人がその建設に反対をしてきた、その市民の、
まず、今福島原発事故が起こっていますが、
あの10キロ圏内がどれほど大変なことになっているかという事はお分かりと思いますが、
小浜市民はその10キロ圏内に1万6000人が入る。そういうところです。
ですから、昨年も私は福井県内の連続集会をしましたけれど、
もう目の前に大飯原発があるんです。
そこで、なぜ哲演さんが断食という悲壮な覚悟をされたかという気持ちをですね、
皆さんにぜひ知っていただきたいんです。
小浜市の人たちの気持ち、それこそ若狭の海岸にみんな住んでいる人たちの気持ちです。
その気持ちがですね、私が新聞テレビを見ていてもどこにも出てこない。
それが今日ここにきている怒りの原点であります。
そしてですね、よーく考えますと、小浜市の前に大飯原発があるんじゃないんです。
小浜のこの明通寺はですね、創建されたのが西暦でいうと806年ですよ!
平清盛が生まれる300年も前から出来ているお寺のその住職の哲演さんなんです。
その怒りがどれほどであるか、
要するに自分たちが望んでいないものを建てられて、
そして、万が一事故が起こったら、
その10キロ圏というのは急性放射線障害でみんなバタバタと倒れる、そういう地域です。
その地域の哲演さんだからこそ、この怒りの断食をなさって下さっています。
そういう意味でみなさん哲演さんのお言葉をですね、しっかり聞いていただきたいと思います。
20:06~

中嶌哲演:
この度、この貴重な場を準備し、設定し、そしてお集まりいただいたすべてのみなさんに、
まず心から感謝申し上げます。
時間の関係で他の方にもそれぞれお話いただきたいと思いますから、
今日のための文書を用意したかったんですけれども、追われておりまして、
3月25日に700人全国各地からお集まりいただいた国での集会の時にご挨拶いたしましたもの、
そして断食宣言を行った時の文書の一部をですね、読みあげさせていただきます。
マスコミ関係の人には3部しかお渡し出来ていません。
必要に応じてコピーしていただければ幸いです。
拾い読みしかできないんですけれども、申し上げます。

昨年の福島原発震災以来、地元という概念が厳しく問い直されています。
福島原発10基の地元が浜通り、
若狭の原発15基が敦賀や美浜等に、決して、限られていたのではありません。
また、新たに拡大された30キロ圏内にもとどまりません。
もともと福島原発の真の地元はこの関東首都圏にあったのであり、
若狭原発のそれは、関西大都市圏にあり続けてきたのではないでしょうか?
いわゆる安全神話も、昨年3月に崩壊したのではなく、
福島や若狭に、最初の1基が押し付けられた時にすでに、
原理的にも現実的にも自らを否定していたのではないでしょう。
今ご紹介いただいた広瀬さんは1981年に「東京に原発を」という、
原発関連の処女作を発表されました。
原発神話を根源的に問うタイトルであったと私は思っておりまして、
それ以来、広瀬さんとこうして交流を重ねております。
途中省略いたしますが、
大飯原発の3,4号機の再稼働が、いっぺん突破されれば、
各地の原発群がなし崩しに再稼働され、延命が図られていくでしょう。
近未来に国内の原発が全面停止するのは、第二の福島が続発する時である事は容易に想像できます。
かつて国策として戦争を推進した軍国主義政権は、広島に次いで長崎、
さっき沖縄の議員さんのご発言がありましたが、
沖縄、広島、長崎、大空襲もありましたけれども、
そういう過酷な犠牲の後に初めて、敗戦を決断せざるを得なかったのでした。
巨大な原子力ムラの一角を担う現政権も、福島だけではまだ懲りてはいないのでしょうか!?
私たち国民も、あの1億総懺悔の日を座して待つのでしょうか!?
若狭原発震災の前夜、
これは第一線の地震学者の石橋克彦さんの警告です。
第二の福島日本滅亡
広瀬さんの再審の著書のタイトルです。
こういう警鐘が今鳴り響いているのです。
私たちは断じて3,4号機の再稼働を認めることはできません。
現在、国会などで三つの福島事故調査委員会と、
今後のエネルギー政策の根幹にかかわる議論を行っている国レベルの三つの評議会が、
それぞれこの夏までをメドに結論を出そうとしています。
原発の再稼働がそもそも本当に必要なのか?という意味を考えていただく上でも、
国民的な規模で、この再集中してこの論議に関与していくべきではないでしょうか。
さてみなさん、先月25日から31日まで、わたくしは福井の県庁ロビーの中で断食しました。
今日は朝から、今朝と昼食と夜、3食だけで申し訳ないのですが、1日断食をおこないます。
この44年間、40年余りですね、
好むと好まざるにかかわらず、若狭の原発群との共存要因を余儀なくされている間に、
わたくし自身に生じた
歪んだ骨格を正し、
贅肉をそぎ、
濁った血液を浄化し、
乱れが地の呼吸を整えるためでもあります。
しょう欲、規則の精神をいささかなりとも体感したいのです。
決してこの間の1週間も、今日の1日も、わたくしは苦行としてやっているわけではありません。
さっき黒田さんがいみじくもおっしゃったように、
さまざまな夢、喜びも同時に噛みしめながら行っています。
そして何よりも、かの東北の大地震、大津波、福島原発震災で犠牲になり被災された全ての人々、
生きとし生けるものに思いを寄せつつ、
若狭にも、またどこにも第二次である原発震災を連発させないよう祈念し、
先に述べた要望と構造の広がりを訴えたいと願っています。
広島原発120万発分の死の灰。
新たな被ばく者である48万人もの被ばく労働者たち。
原発震災の最大の災害弱者たる福島の36万人もの子供達。
すでに生み出してしまった、国内54基の原発。
子どもたち、若者たちに私は心から詫び、許しを乞いながら切なる希望をも伝えたいのです。
このまま若狭の全原発を止め続けられたら、
お金や形に変えられない深い安心と安全を取り戻せるでしょう。
美しい若狭の海と浜辺と豊かな海の幸を再生できるでしょう。
穏やかで、奥深い若狭の歴史と文化を再発見していきましょう。と、
最後にこれまでも、小浜市の会や福井県民会員のビラの中で、
また各地でさまざまに紹介してきた一遍の詩を読みあげて私の挨拶といたします。
「あとから来る者のために」
知る人ぞ知る宗教界、特に仏教界ではよく知られている坂村真民さんの詩です。
あとから来る者のために
苦労をするのだ 我慢をするのだ
田を耕し 用意しておくのだ
あとから来る者のために
真民よ おまえは詩を書いておくのだ
あとから来る者のために
山を川を海を 綺麗にしておくのだ
ああ、あとから来る者のために
みんなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとからついてくる
あのかわいい者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みなそれぞれ 自分にできる何かをしていくのだ
みなさん、今回のこの集団断食行動は、5月5日、”こどもの日”を目標にしております。
福島の36万人の子どもたち
日本全国の子どもたち
世界の子どもたち
あとからやってくる者たちのために、
原発が全部止まった状態、原発がゼロの状態を、
再稼働を許すことなく、この”こどもの日”を迎える事は
わたしたち大人たちがプレゼントできる、最良、最高の贈り物になるんではないでしょうか。
そのために頑張りましょう
ー拍手ー
後半の部分でもお話しされています↓
小浜市と浪江町は原発立地を阻止していたって事知っていましたか?
質疑・中嶌哲演さん「大規模ハンスト記者会見」4/17(内容書き出し)
ーーーー
1995年 樋口健二氏のイギリスでのドキュメント番組に中嶌哲演さんが出演されていらっしゃいます
「隠された被爆労働」樋口健二氏1995年イギリス(内容書き出し)

「電気を沢山使うのは大都市なんですけれども、
その電気を生み出す原発というのは都市からずっと離れた農村部に造られているという事で、
この、明通寺は原発銀座と言われる、15基もある若狭の地域の一番真ん中に位置しているお寺です」
「現在で29万人の人達が、放射線を浴びる労働をしていると言われていますが、
例えばこの若狭地域で50人を超える人たちが亡くなっている。
でも、これが全国の原発の中でという事になると、その数はもっともっと大きいものになると思います」
経産省前テントひろば 2012/04/17
16;40~中嶌哲演さんの紹介

広瀬隆:
いま、わたしの隣に座っている中嶌哲演さんは
福井県小浜市の住職、この明通寺の住職でおられます。
古くから若狭の原発の危険性を訴えてこられまして
そして先月25日から、福井県庁内で断食に入られたという事で、私はもう、胸が張り裂けるような思いで
「哲演さん、おからだを大事にして下さい」と思っていましたが、
先週、今日の記者会見のリレーハンストの呼びかけを受けて飛んでまいりました。
皆さんに知っていただきたい事があります。
今、皆さんは報道の世界でニュースをみていますと、
福井県知事西川さん、あるいは、おおい町の町長さんの話が出てきます。
そして滋賀県の嘉田知事さんが、琵琶湖を守るために立ち上がって下さってる。
あるいは京都府、そして大阪市長、皆さんが立ちあがって下さっている、そういうニュースが出ていますが、
わたくしはそれは非常に大事だと思いますが、同時にですね、小浜のことを考えていただきたいんです。
というのはですね、
おおい町がありまして、そこに大飯原発3,4号機を動かそうとしておりますが、
その目の前に小浜市があるんです。
で、小浜市というのは、この大飯3号4号を増設する時に、
実にその先行調査アンケートで、86%の人がその建設に反対をしてきた、その市民の、
まず、今福島原発事故が起こっていますが、
あの10キロ圏内がどれほど大変なことになっているかという事はお分かりと思いますが、
小浜市民はその10キロ圏内に1万6000人が入る。そういうところです。
ですから、昨年も私は福井県内の連続集会をしましたけれど、
もう目の前に大飯原発があるんです。
そこで、なぜ哲演さんが断食という悲壮な覚悟をされたかという気持ちをですね、
皆さんにぜひ知っていただきたいんです。
小浜市の人たちの気持ち、それこそ若狭の海岸にみんな住んでいる人たちの気持ちです。
その気持ちがですね、私が新聞テレビを見ていてもどこにも出てこない。
それが今日ここにきている怒りの原点であります。
そしてですね、よーく考えますと、小浜市の前に大飯原発があるんじゃないんです。
小浜のこの明通寺はですね、創建されたのが西暦でいうと806年ですよ!
平清盛が生まれる300年も前から出来ているお寺のその住職の哲演さんなんです。
その怒りがどれほどであるか、
要するに自分たちが望んでいないものを建てられて、
そして、万が一事故が起こったら、
その10キロ圏というのは急性放射線障害でみんなバタバタと倒れる、そういう地域です。
その地域の哲演さんだからこそ、この怒りの断食をなさって下さっています。
そういう意味でみなさん哲演さんのお言葉をですね、しっかり聞いていただきたいと思います。
20:06~

中嶌哲演:
この度、この貴重な場を準備し、設定し、そしてお集まりいただいたすべてのみなさんに、
まず心から感謝申し上げます。
時間の関係で他の方にもそれぞれお話いただきたいと思いますから、
今日のための文書を用意したかったんですけれども、追われておりまして、
3月25日に700人全国各地からお集まりいただいた国での集会の時にご挨拶いたしましたもの、
そして断食宣言を行った時の文書の一部をですね、読みあげさせていただきます。
マスコミ関係の人には3部しかお渡し出来ていません。
必要に応じてコピーしていただければ幸いです。
拾い読みしかできないんですけれども、申し上げます。

昨年の福島原発震災以来、地元という概念が厳しく問い直されています。
福島原発10基の地元が浜通り、
若狭の原発15基が敦賀や美浜等に、決して、限られていたのではありません。
また、新たに拡大された30キロ圏内にもとどまりません。
もともと福島原発の真の地元はこの関東首都圏にあったのであり、
若狭原発のそれは、関西大都市圏にあり続けてきたのではないでしょうか?
いわゆる安全神話も、昨年3月に崩壊したのではなく、
福島や若狭に、最初の1基が押し付けられた時にすでに、
原理的にも現実的にも自らを否定していたのではないでしょう。
今ご紹介いただいた広瀬さんは1981年に「東京に原発を」という、
原発関連の処女作を発表されました。
原発神話を根源的に問うタイトルであったと私は思っておりまして、
それ以来、広瀬さんとこうして交流を重ねております。
途中省略いたしますが、
大飯原発の3,4号機の再稼働が、いっぺん突破されれば、
各地の原発群がなし崩しに再稼働され、延命が図られていくでしょう。
近未来に国内の原発が全面停止するのは、第二の福島が続発する時である事は容易に想像できます。
かつて国策として戦争を推進した軍国主義政権は、広島に次いで長崎、
さっき沖縄の議員さんのご発言がありましたが、
沖縄、広島、長崎、大空襲もありましたけれども、
そういう過酷な犠牲の後に初めて、敗戦を決断せざるを得なかったのでした。
巨大な原子力ムラの一角を担う現政権も、福島だけではまだ懲りてはいないのでしょうか!?
私たち国民も、あの1億総懺悔の日を座して待つのでしょうか!?
若狭原発震災の前夜、
これは第一線の地震学者の石橋克彦さんの警告です。
第二の福島日本滅亡
広瀬さんの再審の著書のタイトルです。
こういう警鐘が今鳴り響いているのです。
私たちは断じて3,4号機の再稼働を認めることはできません。
現在、国会などで三つの福島事故調査委員会と、
今後のエネルギー政策の根幹にかかわる議論を行っている国レベルの三つの評議会が、
それぞれこの夏までをメドに結論を出そうとしています。
原発の再稼働がそもそも本当に必要なのか?という意味を考えていただく上でも、
国民的な規模で、この再集中してこの論議に関与していくべきではないでしょうか。
さてみなさん、先月25日から31日まで、わたくしは福井の県庁ロビーの中で断食しました。
今日は朝から、今朝と昼食と夜、3食だけで申し訳ないのですが、1日断食をおこないます。
この44年間、40年余りですね、
好むと好まざるにかかわらず、若狭の原発群との共存要因を余儀なくされている間に、
わたくし自身に生じた
歪んだ骨格を正し、
贅肉をそぎ、
濁った血液を浄化し、
乱れが地の呼吸を整えるためでもあります。
しょう欲、規則の精神をいささかなりとも体感したいのです。
決してこの間の1週間も、今日の1日も、わたくしは苦行としてやっているわけではありません。
さっき黒田さんがいみじくもおっしゃったように、
さまざまな夢、喜びも同時に噛みしめながら行っています。
そして何よりも、かの東北の大地震、大津波、福島原発震災で犠牲になり被災された全ての人々、
生きとし生けるものに思いを寄せつつ、
若狭にも、またどこにも第二次である原発震災を連発させないよう祈念し、
先に述べた要望と構造の広がりを訴えたいと願っています。
広島原発120万発分の死の灰。
新たな被ばく者である48万人もの被ばく労働者たち。
原発震災の最大の災害弱者たる福島の36万人もの子供達。
すでに生み出してしまった、国内54基の原発。
子どもたち、若者たちに私は心から詫び、許しを乞いながら切なる希望をも伝えたいのです。
このまま若狭の全原発を止め続けられたら、
お金や形に変えられない深い安心と安全を取り戻せるでしょう。
美しい若狭の海と浜辺と豊かな海の幸を再生できるでしょう。
穏やかで、奥深い若狭の歴史と文化を再発見していきましょう。と、
最後にこれまでも、小浜市の会や福井県民会員のビラの中で、
また各地でさまざまに紹介してきた一遍の詩を読みあげて私の挨拶といたします。
「あとから来る者のために」
知る人ぞ知る宗教界、特に仏教界ではよく知られている坂村真民さんの詩です。
あとから来る者のために
苦労をするのだ 我慢をするのだ
田を耕し 用意しておくのだ
あとから来る者のために
真民よ おまえは詩を書いておくのだ
あとから来る者のために
山を川を海を 綺麗にしておくのだ
ああ、あとから来る者のために
みんなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとからついてくる
あのかわいい者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みなそれぞれ 自分にできる何かをしていくのだ
みなさん、今回のこの集団断食行動は、5月5日、”こどもの日”を目標にしております。
福島の36万人の子どもたち
日本全国の子どもたち
世界の子どもたち
あとからやってくる者たちのために、
原発が全部止まった状態、原発がゼロの状態を、
再稼働を許すことなく、この”こどもの日”を迎える事は
わたしたち大人たちがプレゼントできる、最良、最高の贈り物になるんではないでしょうか。
そのために頑張りましょう
ー拍手ー
後半の部分でもお話しされています↓
小浜市と浪江町は原発立地を阻止していたって事知っていましたか?
質疑・中嶌哲演さん「大規模ハンスト記者会見」4/17(内容書き出し)
ーーーー
1995年 樋口健二氏のイギリスでのドキュメント番組に中嶌哲演さんが出演されていらっしゃいます
「隠された被爆労働」樋口健二氏1995年イギリス(内容書き出し)


「電気を沢山使うのは大都市なんですけれども、
その電気を生み出す原発というのは都市からずっと離れた農村部に造られているという事で、
この、明通寺は原発銀座と言われる、15基もある若狭の地域の一番真ん中に位置しているお寺です」
「現在で29万人の人達が、放射線を浴びる労働をしていると言われていますが、
例えばこの若狭地域で50人を超える人たちが亡くなっている。
でも、これが全国の原発の中でという事になると、その数はもっともっと大きいものになると思います」
37:00~
サヨナラ原発1000万人アクションの、というのがもう肩書になってしまったようですが、
落合恵子と申します。
長い間、子供・女性それから高齢者、すでに、障害のある人。
あるいはこの社会におけるあらゆる意味における少数派の人権というのをテーマに
書いたり、語ったりしてまいりましたが、

「こんな差別はないだろう」
昨年の3月11日、正確には私の中では15日から、
このまま黙っていたら私は何のために生きてきたのか?そんな思いがとても強くありました。
大飯原発4号機5号機(多分3と4の言い間違い)これを再稼働させてしまったら、
どなたかのお話にもありましたが、
全てが同じ様な形で該当し、適用されていってしまう。
わたしたちはここで再稼働を止めるしかないし、
ここから始まり、ここから全てを変えていく。
民主主義の新しいスタートだと思っています。
わたくしは「脱」ではなくて「反」原発という言葉を使わせていただきます。
なぜならば、
「脱」という悠長な思いは正直私の中にはなく、
「反」って言わなければいけないと心から思うのですが、
私にとって「反」原発は、
そのままあらゆる意味で「反」差別と、「反」基地と、「反」戦の闘争ということばを
何十年ぶりに学生時代以来使っている私がいますが、全ての闘争と重なるもので、
どこに根っこがあるの?
たった一つです。
根っこは「命」にしかありません。
ですから私は個人的に「命かけてまでハンストしないで」という思いも一方にはとてもあるんですね。
1個しかないものをそんなにやすやすと賭けちゃいけない。
この国は1個しかないものを平然と踏みにじっているのですから、
私たちは命を大切にしなければいけないとはおもいますが、
まさに5月5日の子どもの日。
この日を原発ゼロにしていく。
この日を前にして、こんなに大飯原発を再稼働を急いでいる理由はたった一つだろう。
ま、いくつかありますが、
一番大きな理由は「原発ゼロを市民に体験させない」という思いがあるわけです。

私達が体験してしまったら、
「大丈夫だろう」
「足りない、足りないって言っているけれど足りるだろう」ということを知ってしまう。
「だったらこの際再稼働してしまおう!」
で、大飯が再稼働してしまったら、他もなし崩しになることを私たちは知っています。
「子どもたち」は
私たちの未来形の夢の形です。
理想の形です。
「子どもたち」という言葉を使いましたが、
「子どもたち」の中にはこれから生まれてくる子どもたちも入っているのです。
その命に向けて、そして子どもだけではありません。
今ここに生きているそれぞれの「命」というものから、私たちは声をあげなければならないと思います。
再稼働をやめましょう。
それからメディアの方にもお願いします。
これらの記事を報道される時に、まずは、出来るだけ可能な限り沢山報道して下さい。
こちらの経産省前のテントについても、
なかなか、一生懸命見ても(記事が)出てこない、ね。
これはメディアの方々に本当にお願いするのは、
ニュースにならなかったら他の人に伝わらないという現実がありますので、
どうか、書かれる時、その他もろもろ報道される時は、
ここに座っている、そしてこのハッピを着ているみんなの顔を、
そしてその向こうにいる子どもたちを思い出して下さい。
誰もが人の子であり、多くの人々は「人の子である」という事を考えた時に
1世代2世代3世代じゃない。
何10世代も先の子どもたちの命ともつながっている事を大切にしていきたいと思います。
野田政権は、残念ながら最悪です。
どうして私たちは、私たちも良くなかったんですが、
この政権あるいはこの政党を選んでしまったか。
この憤りをちゃんと知っていただきたい。
私はこの間から鎌田さんに、
「国会を取り巻く事は出来ないのか?何とかしてこの声を届ける事は出来ないのか?」とご相談してますが、
色々、いろいろな理由があってなかなか難しい部分もありますが、
「今回裏切ったらあなた達の政治家としての道は閉ざされますよ」という事を
しっかり彼ら、彼女たちにも伝えていきたいと思っています。
わたしたちはそれぞれ政党も、もちろん別々かもしれませんが、
「命を大事にする」「安全を大事にする」という意味では
今、「命一つの党」というところで軟らかく結び付いていると思います。
こうしている間にも福島第一原発では、
想像もできない被ばくをされながら、
何とか収束に向けようとして働いている作業員の方もいます。
その作業員の方を見送る時に「涙を流しちゃいけない」と思いながら見送っている父親もいるし母親もいます。
そして、福島の子どもたちは被ばくを続けています。
これらはもう、「福島の」という言葉だけではなく、もっと拡大されているという現実です。
それから広域でのがれきの処分の問題。
山ほどの山ほどの問題を私たちは抱えながらここにいるという事。
わたくしが不思議なのは、ま、言っても仕方がないんでしょうが、
官僚にしても政治家にしても人の親だろう?
自分の目の前の子どもがかわいいと思ったら、
その子どもにつながる同時代の子どもの命を、どうして考えられないのか?と、
震えるような思いで私自身は感じますが、

ただし、ただし、いつもいつも目をつり上げて、眉に危機感貼りつけて、
そしてこの口調でしゃべっていく事に私もちょっと疲れました。
優しく柔らかく穏やかに、時には笑いながら、ハハハッって思いながら、
でも、私たちは諦めない。
でも、わたしたちは語り続ける。
わたしたちは実行し続ける。
それを大切にしたいと思います。
メディアの方、どうか、どうか一つでも多くこの会そのものを、
そして今日から始まる子の一つの実行を報道していただけたらと思います。
よろしくおねがいいたします。
ありがとうございました。
ー拍手ー
04.17
Tue
琉球新報の社説です。
ここに全てが凝縮されていると思いました。
原発再稼働要請 政府説明は矛盾だらけだ
琉球新報 2012年4月16日
政府は一体どんな方針を持っているのか。
言動は矛盾だらけで、この国をどこへ導こうとしているのか分からない。
枝野幸男経済産業相が福井県知事と会談し、大飯原発再稼働への同意を求めた。
政府が「脱原発依存」を打ち出して1年もたっていない。
原発の比率を定める新エネルギー政策がまとまるのは今夏だ。
青写真もないままなし崩し的に再稼働すれば、政治不信は頂点に達しよう。
政府は再稼働ありきの姿勢を改めるべきだ。
それにしても政府の姿勢は支離滅裂に見える。
野田佳彦首相が
「安全性の観点を大事にしながら(再稼働を)政治判断する」と国会で答弁したのはわずか2週間前だ。
それなのに、首相の指示からたった3日でまとめた「新安全基準」を基に再稼働しようとする。
福島原発事故の原因も定かでない中でのことだ。
東京電力は「想定外の津波」が原因と説明するが、
津波の来る前に配管が破損した、つまり地震も原因の一つと疑う専門家もいる。
こんな状態でまとめた「安全基準」に基づいて再稼働させる政府が「安全性を大事に」していると言えるだろうか。
その理由も、再稼働しなければ電力供給が不足するからという。
専門家によれば、日本の火力発電の稼働率は5割以下で、
7割まで引き上げれば原発はゼロでも供給は足りる。
なぜ不足するのか。
昨夏ならまだしも、今夏は震災から1年以上たつ。
火力発電の再稼働が間に合わないというのは理由にならない。
原発を推進したい人々が、無理に電力不足を演出しているのではないか。
枝野氏は電気料金値上げも示唆した。
原発が稼働した方が安いかのような言動だが、まやかしだ。
原発から出る放射性廃棄物は最終処分法が決まっていない。
処分には天文学的費用を要しよう。
トイレのないマンションを売り出し、「他のマンションより安い」と宣伝するようなものだ。
今回の事故は補償と処理を完全にするなら数十兆円かかる。
恐らく住民への補償は限られ、被害者は泣き寝入りになるだろう。
事故補償の積み立てが圧倒的に不足していたのは明らかだ。
そうした経費を計上せず付けを後世や住民に回しておいて、安上がりと吹聴するのは無責任だ。
こうしてみると、再稼働が非合理的なのは明らかだ。
政府は脱原発へ腰を定めてもらいたい。
ここに全てが凝縮されていると思いました。
原発再稼働要請 政府説明は矛盾だらけだ
琉球新報 2012年4月16日
政府は一体どんな方針を持っているのか。
言動は矛盾だらけで、この国をどこへ導こうとしているのか分からない。
枝野幸男経済産業相が福井県知事と会談し、大飯原発再稼働への同意を求めた。
政府が「脱原発依存」を打ち出して1年もたっていない。
原発の比率を定める新エネルギー政策がまとまるのは今夏だ。
青写真もないままなし崩し的に再稼働すれば、政治不信は頂点に達しよう。
政府は再稼働ありきの姿勢を改めるべきだ。
それにしても政府の姿勢は支離滅裂に見える。
野田佳彦首相が
「安全性の観点を大事にしながら(再稼働を)政治判断する」と国会で答弁したのはわずか2週間前だ。
それなのに、首相の指示からたった3日でまとめた「新安全基準」を基に再稼働しようとする。
福島原発事故の原因も定かでない中でのことだ。
東京電力は「想定外の津波」が原因と説明するが、
津波の来る前に配管が破損した、つまり地震も原因の一つと疑う専門家もいる。
こんな状態でまとめた「安全基準」に基づいて再稼働させる政府が「安全性を大事に」していると言えるだろうか。
その理由も、再稼働しなければ電力供給が不足するからという。
専門家によれば、日本の火力発電の稼働率は5割以下で、
7割まで引き上げれば原発はゼロでも供給は足りる。
なぜ不足するのか。
昨夏ならまだしも、今夏は震災から1年以上たつ。
火力発電の再稼働が間に合わないというのは理由にならない。
原発を推進したい人々が、無理に電力不足を演出しているのではないか。
枝野氏は電気料金値上げも示唆した。
原発が稼働した方が安いかのような言動だが、まやかしだ。
原発から出る放射性廃棄物は最終処分法が決まっていない。
処分には天文学的費用を要しよう。
トイレのないマンションを売り出し、「他のマンションより安い」と宣伝するようなものだ。
今回の事故は補償と処理を完全にするなら数十兆円かかる。
恐らく住民への補償は限られ、被害者は泣き寝入りになるだろう。
事故補償の積み立てが圧倒的に不足していたのは明らかだ。
そうした経費を計上せず付けを後世や住民に回しておいて、安上がりと吹聴するのは無責任だ。
こうしてみると、再稼働が非合理的なのは明らかだ。
政府は脱原発へ腰を定めてもらいたい。
再稼動に反対する大規模集団ハンガーストライキ実施に関する記者会見
経産省前テントひろば 2012/04/17
49:29~

皆さんちょっと肩の力を抜いていただきたいんですが、
原発再稼働、大飯3,4号を止めようと我々はしていますが、
これは簡単に止められますので、具体的な事を聞いて下さい。
今日本政府は完全に狂っていますけれど、
ブレーキ無しで自動車で高速道路に出ろというような事でやっていますけれど、
今、危険性はちょっと置いて起きますけれど、
まず彼らの唯一の論議はどこにあるか?電力不足なんです。
これで、関西電力は今年の夏、電力不足になると言ったんですが、
この経過をみなさん、報道の方皆さんご存じの通り、
去年の秋から関電がなんて言ったかというと、
「今年の夏は25%電力不足になる」と言ったんです。
それからどう変わりましたでしょうか?
3月12日になりましたら、彼らはコロッっと変えてですね、
13.9%不足になったんです。
いいですか?
そしてですね、
私は実は週刊朝日ユーストリーム劇場というのを4月5日にその数字が嘘であるという事を実証しました。
全部、関西電量の発電所を全部ラインナップ出して、
そうしましたら、それはもちろん関電は見ていたでしょう。
4月10日になって大阪府大阪市のエネルギー戦略会議に出した資料は、どうなったと思いますか?
7.6%不足になったんです!
放射能の半減期じゃないんですよ。
25%が13.9になって7.6になって、もうすぐまた変えるでしょう。
これはね、完全なデマなんです。

そのデマはですね、実を言うと今週、今ちょうど発売の週刊朝日にその7.6%のデマの嘘をまた書きました。
これに対して彼らはうろたえて、また対応してくるでしょう。
何故かというと、私は見ていてわかるんですが、
4月10日に関電がデータを出すその前日に経産省がデータを出していた事を知りまして、
この週刊朝日を書いた後にみたんですけれど、
ずーーっと見たらですね、
私が去年週刊朝日の記者と一緒に追求して電力会社全部にしゃべれと、
他社電力からどれだけ電気を買っているかしゃべれと言ったら、
全部口裏合わせて、答えなかった。
それがですね、不思議な事に、

4月9日の経産省のデータで、
みんなついに白状し始めました。
という事は、彼らは自分たちが嘘をついているという事を知っているんです!
だから、滋賀県知事も京都府の知事も、大阪府・市もみんな反対できるんです。
だから本来ですね、今、電力不足は絶対に起こりません。
私は首をかけて誓いますけど、
彼らが、関西電力が、電気事業者いわゆる発電のプロであるなら、
絶対に電力不足は起こりません。
これが一番簡単な原理ですので、
これをですね、皆さん本当に検証して下さい。
私はマスメディアの方がこれをやるべきだと思います。
私の作業じゃないです。
だけど、私ごときに出来る事は、、皆さん必ずできますから、
それを広めて、そして電力は足りる。
原発は無くても足りるという事を知っていただきたいというのは
その最後に一言言いますと、
じゃあ、なぜ関電はそこまでですね、ウソを付くのか?
政府は何故ウソを付くのか?
私も考えました。
結論は、ようやく到達したのは
関西電力は若狭湾に11基の原発をもっている。
とてつもない資産なんです。
この資産を失う事が怖いためにですね
これ、今は実質上ゼロなんです。
だから、彼らはですね、経営破たんしているので、これをやろうとしているわけです。
これはオリンパスと同じです。終わります。
ー拍手ー
①関電のデマ!!電気不足で大飯原発再稼働!
「嘘だとはっきり証明します」広瀬隆4/5(内容書き出し)
経産省前テントひろば 2012/04/17
49:29~

皆さんちょっと肩の力を抜いていただきたいんですが、
原発再稼働、大飯3,4号を止めようと我々はしていますが、
これは簡単に止められますので、具体的な事を聞いて下さい。
今日本政府は完全に狂っていますけれど、
ブレーキ無しで自動車で高速道路に出ろというような事でやっていますけれど、
今、危険性はちょっと置いて起きますけれど、
まず彼らの唯一の論議はどこにあるか?電力不足なんです。
これで、関西電力は今年の夏、電力不足になると言ったんですが、
この経過をみなさん、報道の方皆さんご存じの通り、
去年の秋から関電がなんて言ったかというと、
「今年の夏は25%電力不足になる」と言ったんです。
それからどう変わりましたでしょうか?
3月12日になりましたら、彼らはコロッっと変えてですね、
13.9%不足になったんです。
いいですか?
そしてですね、
私は実は週刊朝日ユーストリーム劇場というのを4月5日にその数字が嘘であるという事を実証しました。
全部、関西電量の発電所を全部ラインナップ出して、
そうしましたら、それはもちろん関電は見ていたでしょう。
4月10日になって大阪府大阪市のエネルギー戦略会議に出した資料は、どうなったと思いますか?
7.6%不足になったんです!
放射能の半減期じゃないんですよ。
25%が13.9になって7.6になって、もうすぐまた変えるでしょう。
これはね、完全なデマなんです。

そのデマはですね、実を言うと今週、今ちょうど発売の週刊朝日にその7.6%のデマの嘘をまた書きました。
これに対して彼らはうろたえて、また対応してくるでしょう。
何故かというと、私は見ていてわかるんですが、
4月10日に関電がデータを出すその前日に経産省がデータを出していた事を知りまして、
この週刊朝日を書いた後にみたんですけれど、
ずーーっと見たらですね、
私が去年週刊朝日の記者と一緒に追求して電力会社全部にしゃべれと、
他社電力からどれだけ電気を買っているかしゃべれと言ったら、
全部口裏合わせて、答えなかった。
それがですね、不思議な事に、

4月9日の経産省のデータで、
みんなついに白状し始めました。
という事は、彼らは自分たちが嘘をついているという事を知っているんです!
だから、滋賀県知事も京都府の知事も、大阪府・市もみんな反対できるんです。
だから本来ですね、今、電力不足は絶対に起こりません。
私は首をかけて誓いますけど、
彼らが、関西電力が、電気事業者いわゆる発電のプロであるなら、
絶対に電力不足は起こりません。
これが一番簡単な原理ですので、
これをですね、皆さん本当に検証して下さい。
私はマスメディアの方がこれをやるべきだと思います。
私の作業じゃないです。
だけど、私ごときに出来る事は、、皆さん必ずできますから、
それを広めて、そして電力は足りる。
原発は無くても足りるという事を知っていただきたいというのは
その最後に一言言いますと、
じゃあ、なぜ関電はそこまでですね、ウソを付くのか?
政府は何故ウソを付くのか?
私も考えました。
結論は、ようやく到達したのは
関西電力は若狭湾に11基の原発をもっている。
とてつもない資産なんです。
この資産を失う事が怖いためにですね
これ、今は実質上ゼロなんです。
だから、彼らはですね、経営破たんしているので、これをやろうとしているわけです。
これはオリンパスと同じです。終わります。
ー拍手ー
①関電のデマ!!電気不足で大飯原発再稼働!
「嘘だとはっきり証明します」広瀬隆4/5(内容書き出し)
20120416 再稼働へ 枝野大臣ブレる発言 古賀茂明 投稿者 PMG5
再稼働へ
枝野大臣 ナゼ発言がブレる?
大飯原発の再稼働に関して政府が大きな決断を下した。
何よりも枝野経産大臣の発言が随分ブレているのが気になりますよね。
<枝野発言>
・大飯3,4号機の再起動には必要性が存在すると判断をしたしたものであります
・これまで基幹電源として電力供給を担ってきた原子力発電所を
引き続き重要な電源として活用することが必要と考えております
・5月6日から一瞬ゼロになる。
後戻りしない形で原発依存からの脱却を進めていかなければならない

1月には再稼働に限りなく慎重であるべきだという主張に近い発言
2月には今の儒教状況では原発を再稼働させる必要があると推進ともとれる発言。
3月
2日現時点で再稼働に反対だ
13日原発絵の依存をゼロにしたい。慎重な発言をしたかと思うと、その次の日
14日原発は重要な電源として活用することが必要だとまた推進の発言。さらにその次の日
15日一直線に原発を減らしていく。と
これはいったいどっちが本心なのか?って思うんですが・・
03:37~
伊藤史隆:
ものすごい幅でブレているんですけど、古賀さん、
古賀茂明:
でもよく見ると、そんなにブレているわけじゃなくて、
先の話としてはですね、原発をなくしていきたいという、ま、希望を述べているって言う事ですね。
本当にできるかどうかは別なんですけれども、
ただ、今は動かすっていう。
これは、おそらく全くブレていないと思うんです、そこのところは。
伊藤:はあぁ・・・・
古賀:
で、ただ国民の反対が非常に強い。
そして橋下さんもあれだけ強く批判をしているっていうのが、
ここら辺がちょっと誤算だったんで、「少しスピードを緩めるかな」ということで、
枝野さんは、「政府の中でもいろいろと議論をしているんですよ」っていうのを示していく役回りということで、
これは官僚が書いているシナリオだと思いますけれども、
こうやって少し時間をかけていくといううちにですね、
そのうち夏が近づくとですね、だんだんみんな心配になってくるんですよ。
停電になるんじゃないかな?って。
それをワーッって盛り上げていって、
そうするとそのうち、「やっぱり動かしてくれ」っていう声がですね、増えてくるから
ま、そこで、ゴーで行けばいいや。ゴーサイン出せばいいやって、そういう事だと思いますね。
伊藤:計算ずくでブレているとなるとチョットな・・・って気もするんですが。
使用済み核燃料について
西川福井県知事:
福井県だけで対応する訳にいかない事もある。
中間貯蔵施設は消費地を含め痛みを分かち合う事もお願いしなければいけない。
05:41~
伊藤:
「中間貯蔵」っていう表現がちょっと分かりにくいと言えば分かりにくいんですけれども、
古賀さん、原子力発電の使用済み核燃料っていうのは実は今をもっても最終的にどうするか、
ゴミをどこに持っていくかっていうのが決まってない。
したがって、どこかに中間で置いておかなければいけないわけですよね。
これに関して西川知事がかなり踏み込んだ発言なんですが、
これはやっぱり重い発言ですよね。
古賀:
そうですね。
今まで使用済み核燃料が原発の中で、プールの中に入っている事を、
あんまり普通の人は知らなかったと思うんです。
ああいう中途半端な形になっているんですけれども、
実はあれもすごく危ないものですね。
ですけど今、これから大飯原発を動かすとですね、
どんどんあそこに溜めていかなければならなくなるんです、使ったものをですね。
この間私は見てきましたけれど、
関電の人に話を聞いたら「もう5~6年しかもたない」ということで、
じゃ、その後どうするんですか?と。
ま、これは最終的にはですね、
「地下の深ーくに埋めてですね、何万年もずっと放置するというところに持っていけたらいいなぁ~」
という話にはなっているんですけれども、
伊藤:世界的にそうなっているけれども、まだできないんですよね。
古賀:
ちゃんとできないんですね。
で、日本はそもそも、そんなに安定した地盤がないという問題もありますので、
将来的な絵は全然かけていない。
それは中間貯蔵についてもですね、まあ、六ヶ所村とかですね、
そういうところに施設をちゃんと作って、そこに移動しましょうとか、そういうような事も言われていたんですけれども、
これもなかなか、まだですね、ちゃんとした、きっちりとした道筋が出来ていないと、
伊藤:移動するなんていう事になるとね、
古賀:
移動するなんていう事はですね、
今まではみんな知らないで移動していたんですけれども、
「こんな危ないものだったのか」という事になりますと、そう簡単に通過地が許可を出すとは思えないんですね。
そういう事を考えると、この使用済み核燃料というのは本当に、答がないんですよ。
そうすると、西川知事が言われている事はもっともな事でですね、
そういう答えがないまま「動かして下さい」とこう言われているんだけども、
動かして、それを全部県内に抱え込まなくちゃいけないと。
で、「お金やるからいいだろう」と、こういうことになっちゃうんじゃないかということを心配しているんですね。
伊藤:そういう事じゃないんだという事をおっしゃりたいんですよね。
古賀:
本来であれば、例えば大阪の府市民はですね、
自分たちが原発を使っているんだから、
その分の使用済み核燃料は自分たちで引き受ける責任があるという考え方もできるんですね。
伊藤:
はい、実はそれを、橋下大阪市長が菱川知事の発言を聞いてすぐに、
橋下市長お得意のツイッターでつぶやいたんですね。

福井県知事が大変有意義な問題提起をして下さった。正論だと思います。
ここからが住民の皆さんと真剣に考えることだ。
使用済み核燃料の中間貯蔵施設を使っている者として私達が受け入れるか、
それともそのような負担を回避するために新しい電力供給体制を目指すのか。
ま、この、いわゆる原子力発電という事から脱却していくのか。っていう事を考えるべきではないのかと。
確かにこういうツイッターの話を聞くと、確かに私たちの問題だなと思う訳ですよね。
鈴木謙介:
住民のみなさんと考える事というのがポイントで、
社会学の中では環境を考える時に大事な言葉として、
その利益の分配よりも、バッドの分が

伊藤:悪い方
鈴木:
そう、不利益の分配っていうのが大事なんだっていう話をずっとしてきた事があります。
要するに不利益だっていうものはさっき古賀さんがおっしゃったように、
かわりに「お金をいっぱいあげるから」って言ったって、
全部抱えておけるか?って言ったらそんな事はないからですね、
それをどう分配するかっていう事について考えなきゃいけないんだけども、
それを引き受ける責任というのは私たち一人一人にあって、
何故かというと、これ、国が、政府が、官僚がっていう言い方をしていると、
選挙でその人たちを落としてしまえば、話が終わりになっちゃうんですね。
そうすると、例えば今回再稼働という決定をして、
それで私達が「民主党のプロセスはけしからん」と言って、どこか違う党に政権が移っても、
何にも動かないという事になってしまうんです。
伊藤:
いわゆる中間貯蔵しなければいけない使用済み核燃料、
これね、残っていく訳ですからねー。
そこのところをしっかり考えなければいけないという問題提起が福井県の西川知事からあった。
これも非常に大きなことです。
再稼働・不利益を考える

13:05~
伊藤:
さっき鈴木さんが指摘された決め方についてね、橋下市長も噛みついた。それから世論も。
でも、決め方への疑問があるけど、
その後に来るものをしっかりとみんなで考えていない状況で、今話を進めようとしている事ですよね。
鈴木:
逆に、決め方さえしっかりしていれば、じゃあ受け入れていいのか?っていうと、そういう話ではない訳です。
何故そういう事が出来ないかというと、バッドの分配って不利益の分配だから、
「みなさん不利益来ますけどいいですか?」って言うと「いい」っていう人がいないので、
そうすると選挙に落ちちゃうので、そこのところを黙っちゃう。
そこで、じゃあ黙っても、こう強引でも良いから進めちゃえみたいな話になっちゃっているんですね。
伊藤:
で、私は思うんです。
これ、防潮堤なんかたとえば造りますよね、それから免震重要棟。
こんなものを造ると当然お金がかかるわけで、
その、いわゆる「化石燃料で電力を作ると高くなりますよ」っていわれますが、
原子力発電をこれから整備するのにも、これ、お金がかかってくる訳ですよね。
古賀:
そうですね、それから、事故が起きた時のコストっていうのは際限がないですから、
で、やっぱりね、あれだけの事故が起きて、もう安全神話って止めようよと、
もう「国民に全部情報を出して、みんなで議論しようよ」っていうふうにみんななるだろうと思っていたんです。
ところが、ここへきて分かってきた事は、いまだに安全について、
事故とか、危ないんじゃないかっていう議論を、国民の前でするっていう事は避けられていますよね、どう見ても。
それから結局、「電力が足りないよ」っていうその話だけで追い立てられていくということですから、
これじゃあ国民は納得できないですね、
その電力が足りないっていう話も、細かい話しは何にも分かりませんから。
伊藤:
そうなんですね。
ですから本当にこの原子力発電をもう一度稼働して我々の暮らしを良くするのか、
それとも違うエネルギーをしっかりと使うのか、
いずれにしてももっと、鈴木さんがおっしゃるように不利益があるよという事も、古賀さん、しっかり教えてもらわないとっていう事ですよね。
古賀:
そうですねこれは今までの日本の政治に共通する課題です。
消費税の話しもそうですし、社会保障の話しもそうです。
悪い話は出来ない。
で、結局合意ができないまま、何となく進んでいって、
今度のように暗礁に乗り上げてしまうという事だと思いますね。
伊藤:
だからこの週末に進んだ段階は本当に私たちの問題としていろんなことを、
不利益も考えていろんな事を考えなければいけない段階にきているという事が言えそうです。
ーーーー「住民投票」の意味が重要・橋下市長
そして、橋下市長はこのようなツイートを流しました。
2012年4月15日 - 10:47

2012年1月9日
「みんなで決めよう『原発』国民投票」の今井一事務局長は9日、
大阪市で記者会見し、同市で住民投票条例制定のための直接請求に必要な
約4万2670人分の署名数を超えたと発表した。
その後橋下市長は
「原発依存というか、脱原発を掲げて、その私が信任されたんだから住民投票は必要ない」
と、住民投票はしないと発言していました。
今井一氏はその事に関して1月26日に岩上氏のインタビューでこう語っています。
「わたしが関西電力の株主権限を行使すると言って市長に選ばれたんだから、まかせろ」と言っているんですね。
一部の反原発派の人達もね、「それでいいじゃないか」と。
「橋下が脱原発はでね、関西電力に物申すと言っているんだから、今、余計な事をすんな」と、
「市民投票やって、負けたらお前責任取れるのか」と、言う人がいるんですよ。
原発賛成が多くなったらどうするんだと、
橋下一人に任せておけば少なくても脱原発で行こうとしているんだから、
余計なことするなと。
でもね、我々は、橋下さんが原発推進であろうが、原発反対であろうが、我々には関係ないんですよ。
こんな大事な事は市長一人にゆだねるわけにはいかない。議会にゆだねるわけにはいかない。
主権者である我々が、自分たちで決める。
という考え方でやっているんですね。
ーーーーー
大飯原発を稼働すると核のゴミが増えて中間貯蔵施設を関西に造る必要性が出てくる。
「この不利益があってもなお再稼働するのか」というところで
初めて橋下市長に勝算がみえたからのようにも思いました。
04.16
Mon
「原発ゼロに」「今後も活用」真意どちら?
枝野氏発言 国会答弁と食い違い
東京新聞 2012年4月15日 朝刊
西川一誠福井県知事や時岡忍同県おおい町長らとの14日の会談で、枝野幸男経済産業相は
「原発を今後とも重要な電源として活用していくことが必要だ」と繰り返し説いた。
だが、枝野氏は13日の衆院経済産業委員会で
「できるだけ早く原発依存から脱却し、原発への依存をゼロにしたい」と答弁したばかり。
これらの発言が「二枚舌」との批判に発展する可能性もありそうだ。
西川知事らとの会談での発言について、記者団に真意を問われた枝野氏は
「今依存している電力だから、原発が重要なのは当然」と説明。
その一方で「一日も早く、原発に依存するこの状況から脱却する方針は全く揺るがない」とも釈明した。
原発の重要性を強調した十四日の発言は、
安全が担保された上での再稼働を望む声が多い、おおい町一帯の住民を意識したとみられる。
地域の経済や雇用について配慮したようだが、かえって誤解を招く結果に終わった。
ぶれ続ける枝野氏 高まる不信 稼働要請直後「脱原発依存は不変」
産経ニュース 2012.4.16 00:11 (1/2ページ)
原子力発電所に対する枝野幸男経済産業相の姿勢がぶれ続けている。
枝野氏は15日の徳島市内での講演で、
関西電力大飯原発(福井県おおい町)3、4号機の再稼働に理解を求めつつ、
「後戻りせず一直線に原発を減らしていく」と発言。
前日に福井県の西川一誠知事と会談し、原発の必要性を訴えた直後にも記者団に
「脱原発依存」の政府方針に変わりないと主張した。
将来の原発の位置づけを曖昧にした態度で、地元説得にあたっての火種になる可能性もある。
枝野氏は15日の講演で、
国内で唯一稼働している北海道電力泊原発3号機が5月5日に定期検査入りするのを受け、
稼働中の原発が「5月6日から一瞬ゼロになる」と明言した。
政府は7月までに大飯原発3、4号機の再稼働させる考えで、その間原発がゼロになる見通しだ。
一方で枝野氏は、
「5年後か10年後か20年後か分からないが、恒久的に原発依存度をゼロにする」とも強調した。
14日の西川知事との会談後にも、記者団に
「一日も早く原発依存から抜け出す方針は揺るがない」と説明。
再稼働に向け、西川知事が枝野氏に対し、
「(原発の重要性について)政府のぶれることない姿勢を国民に示してもらいたい」と
求めた直後の度重なる発言の“ぶれ”だけに不信は高まる。
枝野氏はこれまでも「再稼働に反対だ」とした発言を翌日に翻すなど、ぶれる発言がたびたび批判されてきた。
自民党の茂木敏充政調会長も15日、広島県尾道市で行った講演で、二転三転する枝野氏の発言に
「本当に大丈夫だろうかと国民は思う。地元の納得が得られるか疑問だ」と切り捨てた。
地元自治体は福島第1原発事故以降、国が原発の必要性を明確にするよう求めてきた。
「日本の経済や社会の安定と発展のために原発は重要で不可欠」(西川氏)との思いで
国のエネルギー政策に協力してきたからだ。
政府が原発の必要性を認めなければ、地元の努力が無意味なものとなる。
地元の声に耳を傾けず、今年の夏の電力需給の厳しさだけを理由にして再稼働への同意を得ることは難しい。
政府は将来にわたる原発の位置づけを明確に地元に示す必要がある。
ーーーー
産経新聞と東京新聞と同じ「枝野発言」を取り上げながら、
読んだ感想は違うものになっているように思う。
昨日の報道SUNDAYで慶応大学大学院の岸博幸教授は
「私は基本的には原発の再稼働、経済全体を考えると必要と思っているんですけれども、
その立場からもやっぱり今回はあまりにも拙速すぎるなと、
つまり新しい安全基準が、僅か3日で出来ている」
この、駆け込むような再稼働への動き方は再稼働を容認する立場だとしても
納得いかないものになっているように思える。
そして岸氏は枝野氏のぶれる発言に対して
「あのう、いろんな人の話しでは、枝野さんはもうちょっと時間を置きたかったのに、
ま、官邸が『とにかく早く再稼働を』っていうのがありまして、
そのバックには財務省が早く再稼働させたいっていう意向があるんじゃないか?っていう声も聞きますので、
なにが本当かは分からない」
と言っている。
経産省に財務省その他大勢・・・原子力ムラの絆は固い
枝野さんの本心は原発を止めたいのに、そう言いきれない葛藤の中にいるのだと、
いい方向に考えたいけれど、
言葉をうまく使い分けて保身を図ろうとしているようにも見えなくない。
一晩寝れば正反対の事を言っていた枝野さんだけど、
14日は福井県知事と話して出てきた時にコロリ。
扉一枚で話している内容が違う・・・
北朝鮮のミサイルに関しても日本の反応はものすごく遅く、
危機管理の無さが原発事故後も全く変わっていない事が確認され、
今後、もし4号機が倒れても、どこかで何か重要な事故が起こっても、
すぐには公表されないで、国民は見殺しなんだろうな、などと思いながら
確かな情報を収集して真実を見つけていくことの大切さと難しさを感じています。
古賀茂明氏がこの枝野大臣の発言のぶれに関して解説しています↓
「枝野大臣ブレる発言・福井知事中間貯蔵施設発言・不利益を考える」
ABCキャスト4/16古賀茂明氏(動画・一部書き出し)
枝野氏発言 国会答弁と食い違い
東京新聞 2012年4月15日 朝刊
西川一誠福井県知事や時岡忍同県おおい町長らとの14日の会談で、枝野幸男経済産業相は
「原発を今後とも重要な電源として活用していくことが必要だ」と繰り返し説いた。
だが、枝野氏は13日の衆院経済産業委員会で
「できるだけ早く原発依存から脱却し、原発への依存をゼロにしたい」と答弁したばかり。
これらの発言が「二枚舌」との批判に発展する可能性もありそうだ。
西川知事らとの会談での発言について、記者団に真意を問われた枝野氏は
「今依存している電力だから、原発が重要なのは当然」と説明。
その一方で「一日も早く、原発に依存するこの状況から脱却する方針は全く揺るがない」とも釈明した。
原発の重要性を強調した十四日の発言は、
安全が担保された上での再稼働を望む声が多い、おおい町一帯の住民を意識したとみられる。
地域の経済や雇用について配慮したようだが、かえって誤解を招く結果に終わった。
ぶれ続ける枝野氏 高まる不信 稼働要請直後「脱原発依存は不変」
産経ニュース 2012.4.16 00:11 (1/2ページ)
原子力発電所に対する枝野幸男経済産業相の姿勢がぶれ続けている。
枝野氏は15日の徳島市内での講演で、
関西電力大飯原発(福井県おおい町)3、4号機の再稼働に理解を求めつつ、
「後戻りせず一直線に原発を減らしていく」と発言。
前日に福井県の西川一誠知事と会談し、原発の必要性を訴えた直後にも記者団に
「脱原発依存」の政府方針に変わりないと主張した。
将来の原発の位置づけを曖昧にした態度で、地元説得にあたっての火種になる可能性もある。
枝野氏は15日の講演で、
国内で唯一稼働している北海道電力泊原発3号機が5月5日に定期検査入りするのを受け、
稼働中の原発が「5月6日から一瞬ゼロになる」と明言した。
政府は7月までに大飯原発3、4号機の再稼働させる考えで、その間原発がゼロになる見通しだ。
一方で枝野氏は、
「5年後か10年後か20年後か分からないが、恒久的に原発依存度をゼロにする」とも強調した。
14日の西川知事との会談後にも、記者団に
「一日も早く原発依存から抜け出す方針は揺るがない」と説明。
再稼働に向け、西川知事が枝野氏に対し、
「(原発の重要性について)政府のぶれることない姿勢を国民に示してもらいたい」と
求めた直後の度重なる発言の“ぶれ”だけに不信は高まる。
枝野氏はこれまでも「再稼働に反対だ」とした発言を翌日に翻すなど、ぶれる発言がたびたび批判されてきた。
自民党の茂木敏充政調会長も15日、広島県尾道市で行った講演で、二転三転する枝野氏の発言に
「本当に大丈夫だろうかと国民は思う。地元の納得が得られるか疑問だ」と切り捨てた。
地元自治体は福島第1原発事故以降、国が原発の必要性を明確にするよう求めてきた。
「日本の経済や社会の安定と発展のために原発は重要で不可欠」(西川氏)との思いで
国のエネルギー政策に協力してきたからだ。
政府が原発の必要性を認めなければ、地元の努力が無意味なものとなる。
地元の声に耳を傾けず、今年の夏の電力需給の厳しさだけを理由にして再稼働への同意を得ることは難しい。
政府は将来にわたる原発の位置づけを明確に地元に示す必要がある。
ーーーー
産経新聞と東京新聞と同じ「枝野発言」を取り上げながら、
読んだ感想は違うものになっているように思う。
昨日の報道SUNDAYで慶応大学大学院の岸博幸教授は
「私は基本的には原発の再稼働、経済全体を考えると必要と思っているんですけれども、
その立場からもやっぱり今回はあまりにも拙速すぎるなと、
つまり新しい安全基準が、僅か3日で出来ている」
この、駆け込むような再稼働への動き方は再稼働を容認する立場だとしても
納得いかないものになっているように思える。
そして岸氏は枝野氏のぶれる発言に対して
「あのう、いろんな人の話しでは、枝野さんはもうちょっと時間を置きたかったのに、
ま、官邸が『とにかく早く再稼働を』っていうのがありまして、
そのバックには財務省が早く再稼働させたいっていう意向があるんじゃないか?っていう声も聞きますので、
なにが本当かは分からない」
と言っている。
経産省に財務省その他大勢・・・原子力ムラの絆は固い
枝野さんの本心は原発を止めたいのに、そう言いきれない葛藤の中にいるのだと、
いい方向に考えたいけれど、
言葉をうまく使い分けて保身を図ろうとしているようにも見えなくない。
一晩寝れば正反対の事を言っていた枝野さんだけど、
14日は福井県知事と話して出てきた時にコロリ。
扉一枚で話している内容が違う・・・
北朝鮮のミサイルに関しても日本の反応はものすごく遅く、
危機管理の無さが原発事故後も全く変わっていない事が確認され、
今後、もし4号機が倒れても、どこかで何か重要な事故が起こっても、
すぐには公表されないで、国民は見殺しなんだろうな、などと思いながら
確かな情報を収集して真実を見つけていくことの大切さと難しさを感じています。
古賀茂明氏がこの枝野大臣の発言のぶれに関して解説しています↓
「枝野大臣ブレる発言・福井知事中間貯蔵施設発言・不利益を考える」
ABCキャスト4/16古賀茂明氏(動画・一部書き出し)
04.16
Mon
4月15日の報道ステーションSUNDAYでは長野智子さんがおおい町へ取材に行き
大飯原発の海側と反対の地中にある3本の断層に付いて検証。
過去にこの場所で大津波があった記録も残されていました。
今回の大飯再稼働に関しての不備を指摘しています。
・再稼働への協力要請
・大飯原発至近全長63キロの断層
・1586年に大津波
・空白の3年間
1.緊急時の指令所に不備?
2.放射能漏れ対策に不備?
(動画のUPを教えていただきました。ありがとうございます)
20120415 “再稼働”は安全なのか? 空白の3年間とは 投稿者 PMG5
報道ステーションSUNDAY 2012年4月15日放送より
長野智子のTHE FOCUS
長野:
政府はついに大飯原発の再稼働は妥当だという判断をしました。
そして枝野大臣は地元の福井県知事ひ再稼働への協力を要請したんですが、
知事が口にしたのは保留という言葉でした。
再稼働への協力要請
枝野大臣に地元は
昨日、大飯原発の再稼働に反対する市民ら数百人が福井県庁に詰めかけた。
目的の人物は、

市民:枝野出てこーい!!
枝野大臣は再稼働問題で始めて福井県を訪れ原発の必要性を訴えた。
枝野:
これまで基幹電源として電力供給を担ってきた原子力発電所を
引き続き重要な電源として活用することが必要と考えております。

西川福井県知事:
今後福井県としては県原子力安全専門委員会で厳正にチェックをしていきたい
定期点検のために停止している関西電力の大飯原発3,4号機について、
おととい政府は安全性が確認できたとして「再稼働は妥当」と判断した。
嘉田滋賀県知事:被害地元に対しては切り捨て見切り発車ですね。

山田京都府知事:まだいろんな面で懸念が残ったままである

そして関西電力の株主である大阪市、橋下市長は怒りをあらわにした。
橋下大阪市長:
枝野大臣は「安全」と言う前に、原子力安全委員会が安全というコメントを出さないといけないですよ、それは。
こりゃおかしいよ、本当におかしいです今の民主党政権の統治の在り方は。

この発言に対し細野大臣は、
静岡三島市 きのう
細野原発担当大臣:
橋下市長のおっしゃっている事は、若干制度上の問題ともかかわる事なんですね、
しっかりとした改革をして言う事だと思いますけども。

長野:
この大飯原発再稼働にめぐっては民主党と、そして大阪市長と
真っ向から対立している訳なんですが、
私達にとって最も重要なのは政治的動きより安全性です。
本当に大丈夫なのか、現場を取材しました。
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大飯原発の海側と反対の地中にある3本の断層に付いて検証。
過去にこの場所で大津波があった記録も残されていました。
今回の大飯再稼働に関しての不備を指摘しています。
・再稼働への協力要請
・大飯原発至近全長63キロの断層
・1586年に大津波
・空白の3年間
1.緊急時の指令所に不備?
2.放射能漏れ対策に不備?
(動画のUPを教えていただきました。ありがとうございます)
20120415 “再稼働”は安全なのか? 空白の3年間とは 投稿者 PMG5
報道ステーションSUNDAY 2012年4月15日放送より
長野智子のTHE FOCUS
長野:
政府はついに大飯原発の再稼働は妥当だという判断をしました。
そして枝野大臣は地元の福井県知事ひ再稼働への協力を要請したんですが、
知事が口にしたのは保留という言葉でした。
再稼働への協力要請
枝野大臣に地元は
昨日、大飯原発の再稼働に反対する市民ら数百人が福井県庁に詰めかけた。
目的の人物は、

市民:枝野出てこーい!!
枝野大臣は再稼働問題で始めて福井県を訪れ原発の必要性を訴えた。
枝野:
これまで基幹電源として電力供給を担ってきた原子力発電所を
引き続き重要な電源として活用することが必要と考えております。

西川福井県知事:
今後福井県としては県原子力安全専門委員会で厳正にチェックをしていきたい
定期点検のために停止している関西電力の大飯原発3,4号機について、
おととい政府は安全性が確認できたとして「再稼働は妥当」と判断した。
嘉田滋賀県知事:被害地元に対しては切り捨て見切り発車ですね。

山田京都府知事:まだいろんな面で懸念が残ったままである

そして関西電力の株主である大阪市、橋下市長は怒りをあらわにした。
橋下大阪市長:
枝野大臣は「安全」と言う前に、原子力安全委員会が安全というコメントを出さないといけないですよ、それは。
こりゃおかしいよ、本当におかしいです今の民主党政権の統治の在り方は。

この発言に対し細野大臣は、
静岡三島市 きのう
細野原発担当大臣:
橋下市長のおっしゃっている事は、若干制度上の問題ともかかわる事なんですね、
しっかりとした改革をして言う事だと思いますけども。

長野:
この大飯原発再稼働にめぐっては民主党と、そして大阪市長と
真っ向から対立している訳なんですが、
私達にとって最も重要なのは政治的動きより安全性です。
本当に大丈夫なのか、現場を取材しました。
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04.15
Sun
5時に夢中で岩上さんの事を見た時、
ちょうど絶食されていたころだったせいかもしれませんが
とても顔色が悪く具合が悪そうなので驚きました。
その後、今になっても身体の調子が悪いという事、
甲状腺の数値も高いというツイートを見ました。
とても心配です。
岩上さんのツイートを中心にまとめました。
3/2(金)PM5:00~6:00TOKYO MX放送の「5時に夢中」より。



1:26
逸見:ちらっと伺ったんですが、最近ちょっと、あの、虫垂炎ですか?
岩上:そうなの。
逸見:体調をね、壊されたって。大丈夫ですか?
岩上:
随分下痢がひどくて、これはちょっとおかしいなと思って、
ちょっと念のためと思って医者に行ったんですけどね、そしたら虫垂炎だと。
「早めに来て良かったね~」って。「藪医者じゃなくて良かったね~」と
中尾:手術しないんですか?
岩上:ええそうです。
あの、腹膜炎になったら本当に手術
中尾:何言ってんですか。
この歳で、
腹膜炎になんかなったら命取ですよ。
岩上:
ええ、そうですよ。
ホント、気を付けないと。
岩上安身 @iwakamiyasumi 2012年4月10日 - 21:29
ご心配を皆さんにおかけしているので、中間報告をしておきます。
これまでの経過をかいつまんで言いますと、2月20日、福一入構取材の翌々日から、
腹痛と下痢、その後、発熱にも見舞われ、虫垂炎との診断を受けました。
5日間の絶食療法のあと、回復。虫垂炎は、一過性の病気かと思いましたが…
その後も、整腸剤を飲み続けているにもかかわらず、下痢が続き、時々、発熱。
今週末も、この一ヶ月半で四回目の発熱でダウン。
三月中から体調の異変を医師に相談、腫瘍マーカー、大腸ファイバーの検査をすることに。
その検査結果の説明を、昨日の夕方、主治医から受けました。
大腸ファイバーで発見されたポリープの生検の結果は、悪性ではなく良性。「腺腫」の第三段階。
このポリープと下痢は別物で、医師の診断は過敏性腸症候群。
原因は「ストレス」との診たて。
今日ものどが痛み、熱が出ているが、これは風邪。なぜこんなに頻繁にひくのか、と問うと…
原因は「免疫力の低下」。そのそもそもの原因は、またまた「ストレス」との診断。
何でもかんでもストレス、という説明は納得がいかない。
ストレスフルな生活はこれまでもずっと続けてきた。
一時的に体調を崩すことがあっても、こんなに連続して崩れっぱなしという経験はない、と言うと…
主治医いわく、
「ストレス耐性には、閾値がある。あるレベルを超えると耐えきれなくなる」と。
気になるのは、やはり、福一入構取材で浴びた放射線の影響。
この点に関して、私の主治医は徹頭徹尾、否定的だった。
主治医いわく、「放射線の影響はあなたの体調不良とは一切関係ない。
被曝によって影響が出るのは甲状腺だけ。
これは医学的に証明済み」。何度もそう言われてきた。
で、昨日の検査結果の説明の際、こう言われた。
「腫瘍マーカーの結果、甲状腺に異常が出ています。細密検査が必要です」と。
甲状腺⁇ 意表を突かれて言葉が出ない。
そこ⁉ 甲状腺以外の腫瘍マーカー検査項目はすべて正常値。
甲状腺の検査項目、サイログロブリンだけが基準値を若干オーバー。
「放射線の影響が出るのは甲状腺だけ」と断言していた主治医との間で、気まずい空気が。
検査機関から返されてきた検査報告書にも、
「甲状腺炎や甲状腺腫の可能性もありますので、甲状腺の画像検査をお受けください」と書かれている。
つまり、これは被曝の影響ということだろうか?
その問いには主治医は直接答えず、「数値も、若干のオーバーですから、深刻に考えずに」と。
私としても、福一入構取材で浴びた放射線との因果関係を強調したいわけではない。
むしろ影響などない、と考えたい。
影響があっては困るし、だいたい、自分だけが具合悪くなるなんてこと、あるものか、と心のどこかで思ってきた。
福島へまたこれから何度も取材に行きたいと思ってきた。しかし…
現時点では、私の体調不良の原因は
ストレスおよび免疫力の低下、放射線被曝との因果関係は「わからない」「不明」ということ。
それが、医師の診断。
「百人百話」の取材を通じて、福島の方々から、鼻血、下痢、発熱、倦怠感、皮膚炎、動悸など、
数々の体調不良を訴える声を聞いてきた。
初めて、体調不良を訴える福島の方々の、心細い気持ちを本当に理解できた気がした。
いったい原因は何か、体調の改善のために、いったいどうしたらいいのか、という思い。
断っておくが、私のかかりつけの主治医はよい方である。親切だし、説明も明晰である。
放射線被曝の影響を小さく見積もるのも、
それが現代医学の体系を学んだ成果であって、個人的な偏見ではない(はず)。
「50歳を過ぎたら、体力がガクッと落ちるもんですよ」というのも、真実に違いない。
さて、ではこれからどうするか。
原因が何であれ(加齢も疲労もストレスも放射線被曝も全部加わっているかもしれないが)、
被曝してしまった放射線を今さら取りのぞけるものでもない
(東電の線量計では、僕の浴びたのは74マイクロシーベルト)。
結局、できることは、自身の免疫力を上げることしかない。
ストレスを減らすこと、休養と睡眠を充分にとること、食養生をすること(これが難しい)。
検査も怠らないようにしよう。地道に養生することだ。
主治医には「カラオケで歌でも歌ってください」と言われた。まあ、それもありだろう。
たまたまなのだが、明日は午後2時から、大石又七さんにインタビューの予定。
第五福竜丸の元乗組員で、被曝者の方である。
そして明後日は、「核の傷」完成を記念して、肥田舜太郎氏に取材。
広島で被曝された医師であることは、皆さん、ご存知の通り。
2012年4月11日 - 4:43
夢見が悪く、夜中に目が覚める。
ぐっしょりと寝汗をかいた下着とスウェットを洗濯機に放り込み、ついでに洗濯機を回す。
熱はひいた。寝て、汗をかいて、着替えて、その繰り返しをしていくうちに、風邪は遠のく、はず。
喉はまだまだ痛い。寝直し。その前に夜更かしをして内職中の子供たちをモグラ叩き。
ーーーー
岩上さんのツイートのまとめがあります。
ブログには載せたくない卑劣で汚い言葉のコメントが沢山あります
http://togetter.com/li/286337
このような事をわざわざ書く人の心の中の状態はどうなっているんだろう?
心が病んだ人間が多いのか、ものすごく悲しい気持ちになりました。
放射能のせいだとは岩上さんは言っていませんが、
だけど私は放射能のせいではないと言いきることは出来ないと思います。
一緒に取材に行っても何でもない人は沢山いるけれど、
もしかしたら花粉症と同じなんじゃないかしら?
人それぞれのコップがあって、そこに花粉が入っていって、
コップからあふれた時に花粉症になると聞いた事があります。
家の裏に杉の山を抱えていても花粉症じゃない人がいるのと同じで、
震災直後からたびたび福島に行って少しずつたまった放射能が
福島第一の取材で一気に満タンになりあふれたのではないかともわたしは思いました。
過去の岩上さんのツイートを
続きを読むに転記します。続きを読む
ちょうど絶食されていたころだったせいかもしれませんが
とても顔色が悪く具合が悪そうなので驚きました。
その後、今になっても身体の調子が悪いという事、
甲状腺の数値も高いというツイートを見ました。
とても心配です。
岩上さんのツイートを中心にまとめました。
3/2(金)PM5:00~6:00TOKYO MX放送の「5時に夢中」より。



1:26
逸見:ちらっと伺ったんですが、最近ちょっと、あの、虫垂炎ですか?
岩上:そうなの。
逸見:体調をね、壊されたって。大丈夫ですか?
岩上:
随分下痢がひどくて、これはちょっとおかしいなと思って、
ちょっと念のためと思って医者に行ったんですけどね、そしたら虫垂炎だと。
「早めに来て良かったね~」って。「藪医者じゃなくて良かったね~」と
中尾:手術しないんですか?
岩上:ええそうです。
あの、腹膜炎になったら本当に手術
中尾:何言ってんですか。
この歳で、
腹膜炎になんかなったら命取ですよ。
岩上:
ええ、そうですよ。
ホント、気を付けないと。
岩上安身 @iwakamiyasumi 2012年4月10日 - 21:29
ご心配を皆さんにおかけしているので、中間報告をしておきます。
これまでの経過をかいつまんで言いますと、2月20日、福一入構取材の翌々日から、
腹痛と下痢、その後、発熱にも見舞われ、虫垂炎との診断を受けました。
5日間の絶食療法のあと、回復。虫垂炎は、一過性の病気かと思いましたが…
その後も、整腸剤を飲み続けているにもかかわらず、下痢が続き、時々、発熱。
今週末も、この一ヶ月半で四回目の発熱でダウン。
三月中から体調の異変を医師に相談、腫瘍マーカー、大腸ファイバーの検査をすることに。
その検査結果の説明を、昨日の夕方、主治医から受けました。
大腸ファイバーで発見されたポリープの生検の結果は、悪性ではなく良性。「腺腫」の第三段階。
このポリープと下痢は別物で、医師の診断は過敏性腸症候群。
原因は「ストレス」との診たて。
今日ものどが痛み、熱が出ているが、これは風邪。なぜこんなに頻繁にひくのか、と問うと…
原因は「免疫力の低下」。そのそもそもの原因は、またまた「ストレス」との診断。
何でもかんでもストレス、という説明は納得がいかない。
ストレスフルな生活はこれまでもずっと続けてきた。
一時的に体調を崩すことがあっても、こんなに連続して崩れっぱなしという経験はない、と言うと…
主治医いわく、
「ストレス耐性には、閾値がある。あるレベルを超えると耐えきれなくなる」と。
気になるのは、やはり、福一入構取材で浴びた放射線の影響。
この点に関して、私の主治医は徹頭徹尾、否定的だった。
主治医いわく、「放射線の影響はあなたの体調不良とは一切関係ない。
被曝によって影響が出るのは甲状腺だけ。
これは医学的に証明済み」。何度もそう言われてきた。
で、昨日の検査結果の説明の際、こう言われた。
「腫瘍マーカーの結果、甲状腺に異常が出ています。細密検査が必要です」と。
甲状腺⁇ 意表を突かれて言葉が出ない。
そこ⁉ 甲状腺以外の腫瘍マーカー検査項目はすべて正常値。
甲状腺の検査項目、サイログロブリンだけが基準値を若干オーバー。
「放射線の影響が出るのは甲状腺だけ」と断言していた主治医との間で、気まずい空気が。
検査機関から返されてきた検査報告書にも、
「甲状腺炎や甲状腺腫の可能性もありますので、甲状腺の画像検査をお受けください」と書かれている。
つまり、これは被曝の影響ということだろうか?
その問いには主治医は直接答えず、「数値も、若干のオーバーですから、深刻に考えずに」と。
私としても、福一入構取材で浴びた放射線との因果関係を強調したいわけではない。
むしろ影響などない、と考えたい。
影響があっては困るし、だいたい、自分だけが具合悪くなるなんてこと、あるものか、と心のどこかで思ってきた。
福島へまたこれから何度も取材に行きたいと思ってきた。しかし…
現時点では、私の体調不良の原因は
ストレスおよび免疫力の低下、放射線被曝との因果関係は「わからない」「不明」ということ。
それが、医師の診断。
「百人百話」の取材を通じて、福島の方々から、鼻血、下痢、発熱、倦怠感、皮膚炎、動悸など、
数々の体調不良を訴える声を聞いてきた。
初めて、体調不良を訴える福島の方々の、心細い気持ちを本当に理解できた気がした。
いったい原因は何か、体調の改善のために、いったいどうしたらいいのか、という思い。
断っておくが、私のかかりつけの主治医はよい方である。親切だし、説明も明晰である。
放射線被曝の影響を小さく見積もるのも、
それが現代医学の体系を学んだ成果であって、個人的な偏見ではない(はず)。
「50歳を過ぎたら、体力がガクッと落ちるもんですよ」というのも、真実に違いない。
さて、ではこれからどうするか。
原因が何であれ(加齢も疲労もストレスも放射線被曝も全部加わっているかもしれないが)、
被曝してしまった放射線を今さら取りのぞけるものでもない
(東電の線量計では、僕の浴びたのは74マイクロシーベルト)。
結局、できることは、自身の免疫力を上げることしかない。
ストレスを減らすこと、休養と睡眠を充分にとること、食養生をすること(これが難しい)。
検査も怠らないようにしよう。地道に養生することだ。
主治医には「カラオケで歌でも歌ってください」と言われた。まあ、それもありだろう。
たまたまなのだが、明日は午後2時から、大石又七さんにインタビューの予定。
第五福竜丸の元乗組員で、被曝者の方である。
そして明後日は、「核の傷」完成を記念して、肥田舜太郎氏に取材。
広島で被曝された医師であることは、皆さん、ご存知の通り。
2012年4月11日 - 4:43
夢見が悪く、夜中に目が覚める。
ぐっしょりと寝汗をかいた下着とスウェットを洗濯機に放り込み、ついでに洗濯機を回す。
熱はひいた。寝て、汗をかいて、着替えて、その繰り返しをしていくうちに、風邪は遠のく、はず。
喉はまだまだ痛い。寝直し。その前に夜更かしをして内職中の子供たちをモグラ叩き。
ーーーー
岩上さんのツイートのまとめがあります。
ブログには載せたくない卑劣で汚い言葉のコメントが沢山あります
http://togetter.com/li/286337
このような事をわざわざ書く人の心の中の状態はどうなっているんだろう?
心が病んだ人間が多いのか、ものすごく悲しい気持ちになりました。
放射能のせいだとは岩上さんは言っていませんが、
だけど私は放射能のせいではないと言いきることは出来ないと思います。
一緒に取材に行っても何でもない人は沢山いるけれど、
もしかしたら花粉症と同じなんじゃないかしら?
人それぞれのコップがあって、そこに花粉が入っていって、
コップからあふれた時に花粉症になると聞いた事があります。
家の裏に杉の山を抱えていても花粉症じゃない人がいるのと同じで、
震災直後からたびたび福島に行って少しずつたまった放射能が
福島第一の取材で一気に満タンになりあふれたのではないかともわたしは思いました。
過去の岩上さんのツイートを

04.15
Sun
大飯再稼働で突然出てきた仙谷サン
4月14日福井での発言です
仙谷由人「私は未だに弱者の味方」2012/04/14
追記ー上の動画が見られなくなっていましたので・・
01:06:13~
田中龍作:
わたしは仙谷先生の一回目の選挙の時から、
?の岩佐のおっちゃんのところで取材させていただいたりしたんです。
仙谷:まぁまぁまぁ・・
田中:
ご記憶でしょうか?ま、あの位弱い者の味方だった仙谷先生が、今は昔と驚いている次第です。
で、この福島(福井?)ででもですね、さっき議員さんの話もありましたけれども、
雇用と経済を考えると、地元の人達は
「原発再稼働反対」って声をあげたくてもあげられないような状況にあるんですね。
その中でも、きょう3人の議員さんが、「再稼働は次期尚早だ」って言ったんですよ。
仙谷先生は、隠れたサイレントの民の声をどうにお聞きになるでしょうか?
あのころの20年前の先生の答が効きたいですね、僕は今。
仙谷:それは、極めて失礼な話ですね。
田中:そうですか?
仙谷:うん、わたしはいまだに弱者の味方だと思っております。
田中:そうですか、
仙谷:はい。
田中:電力業界の味方ではありませんか?
仙谷:
ええ、電力業界の味方・・・ではありません。
だから私は、電力業界も電力政策も改革をしなければならないと思います。
あのー、あなたがおっしゃっている弱者の味方っていうのはベチャベチャのですね、マクロ的な観点のない、
なんか、その人にベチャってひついていれば弱者の味方だというような話にしかすぎないと、
私は思っております。
それは、弁護人の立場であれば、そういうふうに行動することは正しいんでしょうけれども、
一応政治家になって、政治の場でガバマンスと言いましょうか、国家の経営を運営する立場では、
そういうミクロの方に弁護士のように寄り添い、
弁護士のようにその立場に先験的にと言いましょうか専門、
そこに専門的に立って論議を展開すればいいと、
政治というものはそんなものではないという事が分かっておりますので、
それはもう、あなたのお話しについては誠に私にとっては「失礼な話だなー」と思いながら聞きました、はい。
ーーーー
「そんなミクロの方」という言葉はすごいです。
ミクロの民だって集まれば巨大になることを知っているかな?知らせたい!
ーーーー
仙谷氏表舞台に 地方議員説得「拙速ではない」
東京新聞 2012年4月15日 朝刊
政府が関西電力大飯原発3、4号機の再稼働方針を決めたのを受け、
民主党の仙谷由人政調会長代行は十四日、地元の福井県を訪れた。
政府・民主党内の再稼働に向けた議論を水面下で主導してきた仙谷氏が
地元の説得という難しい局面で表舞台に乗り出してきた。
「拙速と言われるが、政府は判断を避け、逃げ回っているという非難もある。
安全基準は原子力安全・保安院が考え、拙速な作られ方はしていない」
仙谷氏は福井市内で開かれた民主党所属の県議ら地方議員の説明会に出席。議員の一人から政府の再稼働方針を「拙速だ」と批判されると、語気を強めてこう反論した。
仙谷氏は政府・民主党で再稼働問題を実質的に議論してきたチームのリーダー。
会合では、政府が十三日に大飯原発の安全性や必要性を確認した経緯について、一時間にわたって説明。
枝野幸男経済産業相が西川一誠知事らと会談したのに合わせ、仙谷氏は地方議員を説得した。
仙谷氏は
「(地球温暖化対策として)二酸化炭素(CO2)削減を目指す脱化石燃料と、脱原発の両立は至難のわざだ。
再稼働に向け政治決断せざるを得ない」と理解を求めたが、議員の賛否は真っ二つに分かれた。
説明会後の記者会見で、仙谷氏は全国の他の原発に関し
「安全性が確認され、必要性があれば再稼働をお願いする」と強調。
政府の再稼働方針を批判する大阪市の橋下徹市長について
「全国の原発が止まれば関電管内の電力供給量も落ちる。
(工夫次第で電力不足を乗り切れるという)その考え方は臆測に基づく考えだ」と批判した。
続きを読むに
銀座で東電の幹部と飲み歩いていた仙谷サンの話続きを読む
4月14日福井での発言です
仙谷由人「私は未だに弱者の味方」2012/04/14
追記ー上の動画が見られなくなっていましたので・・
01:06:13~
田中龍作:
わたしは仙谷先生の一回目の選挙の時から、
?の岩佐のおっちゃんのところで取材させていただいたりしたんです。
仙谷:まぁまぁまぁ・・
田中:
ご記憶でしょうか?ま、あの位弱い者の味方だった仙谷先生が、今は昔と驚いている次第です。
で、この福島(福井?)ででもですね、さっき議員さんの話もありましたけれども、
雇用と経済を考えると、地元の人達は
「原発再稼働反対」って声をあげたくてもあげられないような状況にあるんですね。
その中でも、きょう3人の議員さんが、「再稼働は次期尚早だ」って言ったんですよ。
仙谷先生は、隠れたサイレントの民の声をどうにお聞きになるでしょうか?
あのころの20年前の先生の答が効きたいですね、僕は今。
仙谷:それは、極めて失礼な話ですね。
田中:そうですか?
仙谷:うん、わたしはいまだに弱者の味方だと思っております。
田中:そうですか、
仙谷:はい。
田中:電力業界の味方ではありませんか?
仙谷:
ええ、電力業界の味方・・・ではありません。
だから私は、電力業界も電力政策も改革をしなければならないと思います。
あのー、あなたがおっしゃっている弱者の味方っていうのはベチャベチャのですね、マクロ的な観点のない、
なんか、その人にベチャってひついていれば弱者の味方だというような話にしかすぎないと、
私は思っております。
それは、弁護人の立場であれば、そういうふうに行動することは正しいんでしょうけれども、
一応政治家になって、政治の場でガバマンスと言いましょうか、国家の経営を運営する立場では、
そういうミクロの方に弁護士のように寄り添い、
弁護士のようにその立場に先験的にと言いましょうか専門、
そこに専門的に立って論議を展開すればいいと、
政治というものはそんなものではないという事が分かっておりますので、
それはもう、あなたのお話しについては誠に私にとっては「失礼な話だなー」と思いながら聞きました、はい。
ーーーー
「そんなミクロの方」という言葉はすごいです。
ミクロの民だって集まれば巨大になることを知っているかな?知らせたい!
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仙谷氏表舞台に 地方議員説得「拙速ではない」
東京新聞 2012年4月15日 朝刊
政府が関西電力大飯原発3、4号機の再稼働方針を決めたのを受け、
民主党の仙谷由人政調会長代行は十四日、地元の福井県を訪れた。
政府・民主党内の再稼働に向けた議論を水面下で主導してきた仙谷氏が
地元の説得という難しい局面で表舞台に乗り出してきた。
「拙速と言われるが、政府は判断を避け、逃げ回っているという非難もある。
安全基準は原子力安全・保安院が考え、拙速な作られ方はしていない」
仙谷氏は福井市内で開かれた民主党所属の県議ら地方議員の説明会に出席。議員の一人から政府の再稼働方針を「拙速だ」と批判されると、語気を強めてこう反論した。
仙谷氏は政府・民主党で再稼働問題を実質的に議論してきたチームのリーダー。
会合では、政府が十三日に大飯原発の安全性や必要性を確認した経緯について、一時間にわたって説明。
枝野幸男経済産業相が西川一誠知事らと会談したのに合わせ、仙谷氏は地方議員を説得した。
仙谷氏は
「(地球温暖化対策として)二酸化炭素(CO2)削減を目指す脱化石燃料と、脱原発の両立は至難のわざだ。
再稼働に向け政治決断せざるを得ない」と理解を求めたが、議員の賛否は真っ二つに分かれた。
説明会後の記者会見で、仙谷氏は全国の他の原発に関し
「安全性が確認され、必要性があれば再稼働をお願いする」と強調。
政府の再稼働方針を批判する大阪市の橋下徹市長について
「全国の原発が止まれば関電管内の電力供給量も落ちる。
(工夫次第で電力不足を乗り切れるという)その考え方は臆測に基づく考えだ」と批判した。
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