06.30
Sat
野田首相、原発事故の責任を取らないと閣議決定
週刊金曜日 2012 年 6 月 29 日 4:42 PM
関西電力大飯原発3号炉(福井県おおい町)が7月1日夜にも起動すると報道されるなか、
野田佳彦首相の無責任ぶりがあらためて浮かび上がった。
6月29日夕方からの首相官邸前抗議行動の参加者をはじめ、全国各地・世界からさらなる怒りの声が上がりそうだ。
大飯原発3、4号炉の運転再開について、野田佳彦首相は
「最終的には総理大臣である私の責任で判断を行いたいと思います」と5月30日の記者会見で述べた。
インターネット上などでは即時に
「福島をみてるのか!事故の責任を取れるわけがない」「どうやって責任を取るんだよ」などの批判が出た。
この「責任の範囲と内容」について、きっちりと問いただしたのが、福島みずほ参議院議員(社民)だ。
6月21日に提出した質問主意書で次のように質問している。
〈「私の責任で再稼働を判断した」原発が事故を起こした場合、
「事故を起こした責任を野田首相が負う」と理解してよいか。
その場合、東京電力福島原発事故で明らかなように、
国家社会に与える被害は莫大になることも想定すべきだが、
首相としてどのように責任を取るのかをその賠償方法を含め、具体的に説明されたい〉
この質問に対し、政府は6月29日、
「政治的判断を必要とする国政上の重要な問題であり、
内閣の首長である野田内閣総理大臣がこれに関与し責任を持って判断を行うという趣旨で述べた」
との答弁を閣議決定したのだ。
その一方で、事故発生時の賠償については
「原子力事業者がその損害を賠償する責めを負う」などと従来の枠組みの説明にとどまっている。
つまり、
「首相の任務として再稼働を決めた」が、
「自分のした事の結果、事故が起きてもその被害について責めを負う気はない」ということだ。
しかも野田首相の”二枚舌”はここにとどまらない。
野田首相は5月30日の記者会見で
「あのような事故を防止できる対策と体制は整っております」と断言したが、
同政府答弁では事故原因は「津波」であるとし、
「地震動」による主要機器の破損については認めなかった。
国会事故調では「地震動」による主要機器破損の可能性について重大な関心を持っているほか、
そもそも大飯原発の防潮堤はまだ完成していないのだ。
不誠実きわまりない。
さらに6月8日の記者会見で、野田首相は
「豊かで人間らしい暮らしを送るために、安価で安定した電気の存在は欠かせません」としたが、
同政府答弁では
「コストの試算においては、電源ごとの発電単価ではなく、
火力及び原子力の燃料費のみにより計算した単価を用いている」とした。
燃料費のみの比較で原発が安価だというのでは、野田首相は大ウソつき、との批判を免れないだろう。
(伊田浩之・編集部)
ーーーー
たとえば野田が本気で責任を取ろうと思っているとしても、
一個人が原発事故の責任なんて取れるはずもなく、
野田一人が死んでお詫びをしたとしても、
それで責任をとれる筈もなく。
野田って・・・
いいのかな?こんなことしていて
地獄に落ちて血の海泳いで針の山登って火あぶりされて舌抜かれて子孫末裔まで汚名を残すよね、
と・・・私は思います
日本を壊した総理大臣として
これから先歴史の教科書に載る事でしょう
週刊金曜日 2012 年 6 月 29 日 4:42 PM
関西電力大飯原発3号炉(福井県おおい町)が7月1日夜にも起動すると報道されるなか、
野田佳彦首相の無責任ぶりがあらためて浮かび上がった。
6月29日夕方からの首相官邸前抗議行動の参加者をはじめ、全国各地・世界からさらなる怒りの声が上がりそうだ。
大飯原発3、4号炉の運転再開について、野田佳彦首相は
「最終的には総理大臣である私の責任で判断を行いたいと思います」と5月30日の記者会見で述べた。
インターネット上などでは即時に
「福島をみてるのか!事故の責任を取れるわけがない」「どうやって責任を取るんだよ」などの批判が出た。
この「責任の範囲と内容」について、きっちりと問いただしたのが、福島みずほ参議院議員(社民)だ。
6月21日に提出した質問主意書で次のように質問している。
〈「私の責任で再稼働を判断した」原発が事故を起こした場合、
「事故を起こした責任を野田首相が負う」と理解してよいか。
その場合、東京電力福島原発事故で明らかなように、
国家社会に与える被害は莫大になることも想定すべきだが、
首相としてどのように責任を取るのかをその賠償方法を含め、具体的に説明されたい〉
この質問に対し、政府は6月29日、
「政治的判断を必要とする国政上の重要な問題であり、
内閣の首長である野田内閣総理大臣がこれに関与し責任を持って判断を行うという趣旨で述べた」
との答弁を閣議決定したのだ。
その一方で、事故発生時の賠償については
「原子力事業者がその損害を賠償する責めを負う」などと従来の枠組みの説明にとどまっている。
つまり、
「首相の任務として再稼働を決めた」が、
「自分のした事の結果、事故が起きてもその被害について責めを負う気はない」ということだ。
しかも野田首相の”二枚舌”はここにとどまらない。
野田首相は5月30日の記者会見で
「あのような事故を防止できる対策と体制は整っております」と断言したが、
同政府答弁では事故原因は「津波」であるとし、
「地震動」による主要機器の破損については認めなかった。
国会事故調では「地震動」による主要機器破損の可能性について重大な関心を持っているほか、
そもそも大飯原発の防潮堤はまだ完成していないのだ。
不誠実きわまりない。
さらに6月8日の記者会見で、野田首相は
「豊かで人間らしい暮らしを送るために、安価で安定した電気の存在は欠かせません」としたが、
同政府答弁では
「コストの試算においては、電源ごとの発電単価ではなく、
火力及び原子力の燃料費のみにより計算した単価を用いている」とした。
燃料費のみの比較で原発が安価だというのでは、野田首相は大ウソつき、との批判を免れないだろう。
(伊田浩之・編集部)
ーーーー
たとえば野田が本気で責任を取ろうと思っているとしても、
一個人が原発事故の責任なんて取れるはずもなく、
野田一人が死んでお詫びをしたとしても、
それで責任をとれる筈もなく。
野田って・・・
いいのかな?こんなことしていて
地獄に落ちて血の海泳いで針の山登って火あぶりされて舌抜かれて子孫末裔まで汚名を残すよね、
と・・・私は思います
日本を壊した総理大臣として
これから先歴史の教科書に載る事でしょう
06.30
Sat
風船使って放射能「拡散」調査 おおい町で事故想定、関西有志
福井新聞 2012年6月30日午前7時06分

風船を飛ばして原発事故の際の放射性物質が拡散する方角や範囲を調査するメンバー
=29日、おおい町成海のホテルうみんぴあ
原発事故の際、放射性物質が拡散する方角や範囲を確かめようと風船を使った調査が29日、
福井県おおい町成海のホテルうみんぴあ周辺で行われた。
7月1日に予定されている関西電力大飯原発3号機の起動を前に、
大阪や京都、兵庫など関西を中心とした有志のメンバー約10人が実施した。
風船は紫外線などで水や二酸化炭素に分解される「エコロジー風船」を使用。
「見つけた日時と場所をお知らせ下さい」とのメッセージと担当者の連絡先を記した紙を付けた。
参加者らはヘリウムガスのタンクを使って約500個の風船を膨らませ、
「せーの」のかけ声で一斉に空へと飛ばした。
風船が飛んだ方角は主に南西の方向だった。
参加した20代の女性(大阪府吹田市)は
「空はどこにでもつながっているし、風はどこにでも吹くから放射性物質が全国に広がる可能性はある。
風船を見かけた人はあらためて危機感を感じてほしい」と話していた。
担当者は、風船の行き先からの連絡を基に
方角、範囲を地図にまとめ、7月末をめどに公表するという。
こちらも参考になると思います↓
もし大飯原発が事故ったら汚染の広がり方動画&大飯3号機7月1日に起動
福井新聞 2012年6月30日午前7時06分

風船を飛ばして原発事故の際の放射性物質が拡散する方角や範囲を調査するメンバー
=29日、おおい町成海のホテルうみんぴあ
原発事故の際、放射性物質が拡散する方角や範囲を確かめようと風船を使った調査が29日、
福井県おおい町成海のホテルうみんぴあ周辺で行われた。
7月1日に予定されている関西電力大飯原発3号機の起動を前に、
大阪や京都、兵庫など関西を中心とした有志のメンバー約10人が実施した。
風船は紫外線などで水や二酸化炭素に分解される「エコロジー風船」を使用。
「見つけた日時と場所をお知らせ下さい」とのメッセージと担当者の連絡先を記した紙を付けた。
参加者らはヘリウムガスのタンクを使って約500個の風船を膨らませ、
「せーの」のかけ声で一斉に空へと飛ばした。
風船が飛んだ方角は主に南西の方向だった。
参加した20代の女性(大阪府吹田市)は
「空はどこにでもつながっているし、風はどこにでも吹くから放射性物質が全国に広がる可能性はある。
風船を見かけた人はあらためて危機感を感じてほしい」と話していた。
担当者は、風船の行き先からの連絡を基に
方角、範囲を地図にまとめ、7月末をめどに公表するという。
こちらも参考になると思います↓
もし大飯原発が事故ったら汚染の広がり方動画&大飯3号機7月1日に起動
東京新聞の1面記事です。
ものすごい人数の写真が大きく載っていました。
膨れ上がる再稼働反対

(クリックすると少しだけ大きくなります)
20120629 大飯原発再稼働 官邸前で反対デモ拡大 投稿者 PMG5
原発再稼働反対デモが拡大報道ステーション 2012年6月29日放送

小川:
先週お伝えした再稼動撤退を求める官邸前のデモなんですけれども、
再稼働を明後日に控えた今日も行われました。
これまでで最大規模となりました。

原発の再稼働に反対する声がさらい大きくなった。
ツイッターなどで呼びかけられて、毎週金曜日に行われている総理官邸前での抗議活動。
今や歩道から人があふれ、車道にまで何重にも列をなしている。

その列は総理官邸前から霞ヶ関駅まで延び、
先週までは見られなかった国会議事堂方面まで続いていた。
大飯原発3号機の再稼働はすぐ目の前に迫っている。
初めて参加した女性(29):
友人がツイッターで参加しているのを知って始めてきました。
やっぱりここで声を挙げないと。

人ごみの中には政治家の姿もある。
田中康夫代表(新党日本):
一国民として参加してますから。
再稼働反対 再稼働反対

松本謙公代表代行(新党大地・真民主):
34年間、私、永田町にいるけれども、こんなの初めて。
やっぱりね、心配があるんですよ国民が。

参加者が掲げる手作りのプラカード
それぞれの思いが込められている。

家族でデモに参加した会社員(42)
茨城県の方で、いわゆるホットスポットというところに自宅の方が入りまして、
人ごとではないなというところで、こういう機会を逃す手はないなと思って駆けつけました。

デモに参加した主婦(24)
みんなでっ声を挙げて一緒にやる事で何か伝わるものがあるのかなと。
国会で野田さんが、デモの声がよく聞こえていると言っていたので、
今度はよく聞いてもらって、原発止めてもらえたらなと思いました。

デモの参加者が増え始めた午後7時ごろ
野田総理は官邸の外の音にこう話したという。
「大きい音だね」

ーーー
古舘:鳥越さんどう思われます?
鳥越:
あの、古舘さん今ね、映像を見ていて何か気がついたことありませんん?
普通ね、これまでの日本のデモと言いますとね、
大体、組合の旗、もしくは大学の学生運動の旗、があるはずなんですよ。
ないんです。
これは全く生粋の市民のデモなんだ。
これはね、日本で初めてですよ。
初めてとは言いません、
私が経験した52年前、1960年安保の時は市民が街へ出ました。
それ以来52年絶えて久しかった市民のデモが復活した避難です。これは。
だから僕はすごい感慨深い思いで見ていました。
組合の旗が無い。
市民だ。
みんながプラカード持っている。
で、これはですね、おそらくフェイスブックであるとか、
ツイッターとか、そういう市民相互のコミニケーションツールというのが普及したので、
それでみんなが呼び掛けて集まっている。
声は実はもう外国では、ウォール街でそういう事があったし、アラブの春はそうだったし、
というふうに、世界的にはそういうふうになりかけている。
日本が遅かった。
ようやく原発という、原子力発電所という危機がみんなの目の前にドーン強調文と来た時に、日本の市民は初めて、
「これはいかんぞ」と。
「自分たちが立ち上がらないとダメだぞ」というふうに、
初めて、みんな、昭和生まれや平成生まれの人達でしょうけれども、
デモなんかにはおそらく今まで参加したことが無い人たちですよね、この人達は。
こういうなんか、日本にちょっと新しい波が来たなっていう感じで受けています。
これはまだ4万とか4,5万とかいう程度かもしれませんけれども、おそらく今後もっと増えるという気がしますね。

古舘:
中にはというか、かなりの割合で、さっきの話もそうだったこの原発も
利権構造に対してNOだと。
もういい加減にしてくれという思いで立ち上がった方も多いような気がするんですけれど、
鳥越:
その人たちがほとんどじゃないですか?
だって、あの人達は何ら利権に関係のない人たちです、市民の方は。
どっちかというと消費税を上げられて困る人たち。
ね、いろんな意味で、どっちかというと被害者の立場ですよ。
いまの政治家とか官僚のやることについては
「ちょっとやめてよ」っていう感じ、被害の立場ですからね。
利権は関係ないですよ。
「利権だめだよ」とおっしゃっているわけで、僕らも共感しますよね、やっぱりね。
先週の報道ステーションはこちら↓
金曜日夕方6時 官邸前で・・・ デモに参加する人々の”思い”6/22報道ステーション
(動画・内容書き出し)&今日の東京新聞
IWJではLiveで9チャンネルでフルに映像を流して下さいました。

TBSの報道
NHK9時はちょこっとだけデモの映像のみを報じました。
特集では長々とドイツ国民の話をしていて、
日本国民のための放送局だとは思えない扱い方に感じました。
続きを読むに
東京新聞の記事内容続きを読む
ものすごい人数の写真が大きく載っていました。
膨れ上がる再稼働反対

(クリックすると少しだけ大きくなります)
20120629 大飯原発再稼働 官邸前で反対デモ拡大 投稿者 PMG5
原発再稼働反対デモが拡大報道ステーション 2012年6月29日放送

小川:
先週お伝えした再稼動撤退を求める官邸前のデモなんですけれども、
再稼働を明後日に控えた今日も行われました。
これまでで最大規模となりました。

原発の再稼働に反対する声がさらい大きくなった。
ツイッターなどで呼びかけられて、毎週金曜日に行われている総理官邸前での抗議活動。
今や歩道から人があふれ、車道にまで何重にも列をなしている。

その列は総理官邸前から霞ヶ関駅まで延び、
先週までは見られなかった国会議事堂方面まで続いていた。
大飯原発3号機の再稼働はすぐ目の前に迫っている。
初めて参加した女性(29):
友人がツイッターで参加しているのを知って始めてきました。
やっぱりここで声を挙げないと。

人ごみの中には政治家の姿もある。
田中康夫代表(新党日本):
一国民として参加してますから。
再稼働反対 再稼働反対

松本謙公代表代行(新党大地・真民主):
34年間、私、永田町にいるけれども、こんなの初めて。
やっぱりね、心配があるんですよ国民が。

参加者が掲げる手作りのプラカード
それぞれの思いが込められている。

家族でデモに参加した会社員(42)
茨城県の方で、いわゆるホットスポットというところに自宅の方が入りまして、
人ごとではないなというところで、こういう機会を逃す手はないなと思って駆けつけました。

デモに参加した主婦(24)
みんなでっ声を挙げて一緒にやる事で何か伝わるものがあるのかなと。
国会で野田さんが、デモの声がよく聞こえていると言っていたので、
今度はよく聞いてもらって、原発止めてもらえたらなと思いました。

デモの参加者が増え始めた午後7時ごろ
野田総理は官邸の外の音にこう話したという。
「大きい音だね」

ーーー
古舘:鳥越さんどう思われます?
鳥越:
あの、古舘さん今ね、映像を見ていて何か気がついたことありませんん?
普通ね、これまでの日本のデモと言いますとね、
大体、組合の旗、もしくは大学の学生運動の旗、があるはずなんですよ。
ないんです。
これは全く生粋の市民のデモなんだ。
これはね、日本で初めてですよ。
初めてとは言いません、
私が経験した52年前、1960年安保の時は市民が街へ出ました。
それ以来52年絶えて久しかった市民のデモが復活した避難です。これは。
だから僕はすごい感慨深い思いで見ていました。
組合の旗が無い。
市民だ。
みんながプラカード持っている。
で、これはですね、おそらくフェイスブックであるとか、
ツイッターとか、そういう市民相互のコミニケーションツールというのが普及したので、
それでみんなが呼び掛けて集まっている。
声は実はもう外国では、ウォール街でそういう事があったし、アラブの春はそうだったし、
というふうに、世界的にはそういうふうになりかけている。
日本が遅かった。
ようやく原発という、原子力発電所という危機がみんなの目の前にドーン強調文と来た時に、日本の市民は初めて、
「これはいかんぞ」と。
「自分たちが立ち上がらないとダメだぞ」というふうに、
初めて、みんな、昭和生まれや平成生まれの人達でしょうけれども、
デモなんかにはおそらく今まで参加したことが無い人たちですよね、この人達は。
こういうなんか、日本にちょっと新しい波が来たなっていう感じで受けています。
これはまだ4万とか4,5万とかいう程度かもしれませんけれども、おそらく今後もっと増えるという気がしますね。

古舘:
中にはというか、かなりの割合で、さっきの話もそうだったこの原発も
利権構造に対してNOだと。
もういい加減にしてくれという思いで立ち上がった方も多いような気がするんですけれど、
鳥越:
その人たちがほとんどじゃないですか?
だって、あの人達は何ら利権に関係のない人たちです、市民の方は。
どっちかというと消費税を上げられて困る人たち。
ね、いろんな意味で、どっちかというと被害者の立場ですよ。
いまの政治家とか官僚のやることについては
「ちょっとやめてよ」っていう感じ、被害の立場ですからね。
利権は関係ないですよ。
「利権だめだよ」とおっしゃっているわけで、僕らも共感しますよね、やっぱりね。
先週の報道ステーションはこちら↓
金曜日夕方6時 官邸前で・・・ デモに参加する人々の”思い”6/22報道ステーション
(動画・内容書き出し)&今日の東京新聞
IWJではLiveで9チャンネルでフルに映像を流して下さいました。

TBSの報道
NHK9時はちょこっとだけデモの映像のみを報じました。
特集では長々とドイツ国民の話をしていて、
日本国民のための放送局だとは思えない扱い方に感じました。
続きを読むに

原発再稼働は「新生東電の根幹」 下河辺会長らが会見
47News 2012/06/28 12:38

就任後初めての記者会見で頭を下げる
東京電力の広瀬直己社長(手前)と下河辺和彦会長=28日午前、東京・内幸町の本店
【関連動画】
再稼働「新生東電の根幹」
東京電力の下河辺和彦会長は28日、広瀬直己社長と共に都内で就任後初めて記者会見した。
2013年4月から順次予定する柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働は
「新生東電を経営する上で根幹の一つだ」と強調。
安全の軽視だとして反発している同県の泉田裕彦知事ら立地自治体の理解を求めていく方針を表明した。
再稼働の計画は「仮置きではなく、進まない時には大変厳しい状況に陥る」と説明した。
ただ「電気料金の値上げが繰り返されるような状況は考えていない」とも述べ、
さらに収益が悪化しても追加値上げは実施しない意向を示した。
2012/06/28 12:38 【共同通信】
47News 2012/06/28 12:38

就任後初めての記者会見で頭を下げる
東京電力の広瀬直己社長(手前)と下河辺和彦会長=28日午前、東京・内幸町の本店
【関連動画】
再稼働「新生東電の根幹」
東京電力の下河辺和彦会長は28日、広瀬直己社長と共に都内で就任後初めて記者会見した。
2013年4月から順次予定する柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働は
「新生東電を経営する上で根幹の一つだ」と強調。
安全の軽視だとして反発している同県の泉田裕彦知事ら立地自治体の理解を求めていく方針を表明した。
再稼働の計画は「仮置きではなく、進まない時には大変厳しい状況に陥る」と説明した。
ただ「電気料金の値上げが繰り返されるような状況は考えていない」とも述べ、
さらに収益が悪化しても追加値上げは実施しない意向を示した。
2012/06/28 12:38 【共同通信】
福島第一原発1号機建屋地下で10.3シーベルト
日本の原発 危険度ランキング
2012年6月28日木曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
福島第1原発1号機、圧力抑制室周辺で毎時10シーベルト
日本経済新聞 2012/6/27 20:26
東京電力は27日、
福島第1原子力発電所1号機の格納容器下部にある圧力抑制室を収めた
「トーラス室」にたまった汚染水の放射線量を測定したところ、最大で毎時10シーベルト超だったと発表した。
格納容器内では2号機で毎時73シーベルトと高い数値を測定しているが、
格納容器の外での実測値として過去最大レベルという。
東電は原子炉に注水した水が格納容器からトーラス室を経由して、流出しているとみている。
今回の放射線量の測定は、損傷場所の特定などに役立てるつもりだが、
毎時10シーベルトは人が1時間いると高い確率で死亡する放射線量。
廃炉作業が極めて難航することが改めて浮き彫りになった。
放射線量は汚染水近くの空気中で毎時19.5ミリシーベルト~4520ミリシーベルトで、
水面のすぐ真上になると毎時10.3シーベルトに達した。
その後、水中では底部に近づくにつれて徐々に値は下がったが、ある地点を境に桁違いな数値に跳ね上がった。
東電はこの数値について「線量計が故障したとみられる」と説明した。
工業用内視鏡で汚染水の深さが5メートル超であることを確認した。
底面などにさびのような堆積物があったが、汚染水の漏洩箇所は特定できなかった。
水中が濁っており、60センチメートル先までしか内視鏡で見通せなかった。
東日本大震災:福島第1原発事故
1号機で10.3シーベルト 原子炉建屋内で最高値
毎日新聞 2012年06月28日 東京朝刊
東京電力は27日、福島第1原発1号機の原子炉建屋内にある圧力抑制室外側で
毎時1万300ミリシーベルト(毎時10・3シーベルト)の放射線量を検出したと発表した。
1号機の原子炉建屋内では最高だった。
1号機は、1~3号機の中で最も核燃料の損傷度が大きく、
放射性物質を含む水が外に漏れているのが原因とみられる。
東電によると、26日に建屋1階から地下1階へ線量計などを挿入して調べると、
汚染水の高さは5・2メートル、水温は32~37度だったことが分かった。
線量は水面に近いほど高く、直上で同1万300ミリシーベルトを示した。
汚染水の透明度は約60センチで、配管には事故直後の海水注入の影響で、さびが生じていた。
人体は1000ミリシーベルトを全身に浴びると吐き気などが生じ、1万ミリシーベルトは致死量に当たる。
2号機の格納容器内では今春、同7万2900ミリシーベルトを検出した。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は27日の記者会見で、
「これだけの高線量下では、ロボットに作業を頼らざるを得ない」と述べた。【中西拓司】
原発危険度:24基「即時廃炉」 超党派議員がランキング
毎日新聞 2012年06月28日 23時00分(最終更新 06月28日 23時10分)
超党派の国会議員で作る「原発ゼロの会」は28日、
全国の原発50基を経過年数や地盤の状況、周辺人口などで採点した「原発危険度ランキング」を発表した。
危険度が最高だった日本原子力発電敦賀原発1号機(福井県)など24基は
過去の地震で被災したり、活断層上に立地していることから、
点数に関わらず「即時廃炉にすべきだ」と位置付け、
残り26基を危険度順に並べた。
NPO法人「原子力資料情報室」や原子力安全・保安院などの情報提供に基づき、
▽原子炉(炉型、経過年数、事故率など=配点6)
▽地盤など(耐震性、地盤状況=配点5)
▽社会環境面(周辺人口、事業者への行政処分の実績=配点4)
--の3分野9項目から、15点満点で評価したという。
「即時廃炉」の24基のうち、
敦賀1、2号機や菅直人前首相の要請で停止中の中部電力浜岡原発3~5号機(静岡県)は
「活断層上にある」ことが理由。
東京電力福島第1、第2原発(福島県)、
東電が13年度以降の再稼働を目指す柏崎刈羽原発1~7号機(新潟県)などは、
東日本大震災や07年の新潟県中越沖地震で被災したため「再稼働は危ない」と判定した。
10年間の運転延長が認められた関西電力美浜原発2号機(福井県)も、
91年2月に緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動する事故があったことから、即時廃炉を主張した。
「順次廃炉」を求める26基のランキングでは、
関電大飯原発1、2号機(同)が地盤の危険度が満点の5となるなど、計10.75で1位。
運転開始から40年が経過した美浜1号機は原子炉の危険度が4.6などで3位となった。
政府が再稼働を決定した大飯3、4号機は12位だった。
同会は民主、自民、公明、みんな、共産、社民、新党きづなの7党の衆参議員10人で構成。
山内康一衆院議員(みんな)は
「ドイツのように危険な原発から順に廃炉とする発想で、脱原発を考えるたたき台にしたい」と説明した。
【笈田直樹】
<2012年6月29日モーニングバードより>
全国50基の原発のうち即時廃炉に指定されたのはおよそ半分の24基の原発
「即時廃炉」の24基

さらにそのほか残りの26基の原発の危険度ランキング
「順次廃炉」を求める26基のランキング

続きを読むに
番組内容を書き出しました。続きを読む
日本の原発 危険度ランキング
2012年6月28日木曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
福島第1原発1号機、圧力抑制室周辺で毎時10シーベルト
日本経済新聞 2012/6/27 20:26
東京電力は27日、
福島第1原子力発電所1号機の格納容器下部にある圧力抑制室を収めた
「トーラス室」にたまった汚染水の放射線量を測定したところ、最大で毎時10シーベルト超だったと発表した。
格納容器内では2号機で毎時73シーベルトと高い数値を測定しているが、
格納容器の外での実測値として過去最大レベルという。
東電は原子炉に注水した水が格納容器からトーラス室を経由して、流出しているとみている。
今回の放射線量の測定は、損傷場所の特定などに役立てるつもりだが、
毎時10シーベルトは人が1時間いると高い確率で死亡する放射線量。
廃炉作業が極めて難航することが改めて浮き彫りになった。
放射線量は汚染水近くの空気中で毎時19.5ミリシーベルト~4520ミリシーベルトで、
水面のすぐ真上になると毎時10.3シーベルトに達した。
その後、水中では底部に近づくにつれて徐々に値は下がったが、ある地点を境に桁違いな数値に跳ね上がった。
東電はこの数値について「線量計が故障したとみられる」と説明した。
工業用内視鏡で汚染水の深さが5メートル超であることを確認した。
底面などにさびのような堆積物があったが、汚染水の漏洩箇所は特定できなかった。
水中が濁っており、60センチメートル先までしか内視鏡で見通せなかった。
東日本大震災:福島第1原発事故
1号機で10.3シーベルト 原子炉建屋内で最高値
毎日新聞 2012年06月28日 東京朝刊
東京電力は27日、福島第1原発1号機の原子炉建屋内にある圧力抑制室外側で
毎時1万300ミリシーベルト(毎時10・3シーベルト)の放射線量を検出したと発表した。
1号機の原子炉建屋内では最高だった。
1号機は、1~3号機の中で最も核燃料の損傷度が大きく、
放射性物質を含む水が外に漏れているのが原因とみられる。
東電によると、26日に建屋1階から地下1階へ線量計などを挿入して調べると、
汚染水の高さは5・2メートル、水温は32~37度だったことが分かった。
線量は水面に近いほど高く、直上で同1万300ミリシーベルトを示した。
汚染水の透明度は約60センチで、配管には事故直後の海水注入の影響で、さびが生じていた。
人体は1000ミリシーベルトを全身に浴びると吐き気などが生じ、1万ミリシーベルトは致死量に当たる。
2号機の格納容器内では今春、同7万2900ミリシーベルトを検出した。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は27日の記者会見で、
「これだけの高線量下では、ロボットに作業を頼らざるを得ない」と述べた。【中西拓司】
原発危険度:24基「即時廃炉」 超党派議員がランキング
毎日新聞 2012年06月28日 23時00分(最終更新 06月28日 23時10分)
超党派の国会議員で作る「原発ゼロの会」は28日、
全国の原発50基を経過年数や地盤の状況、周辺人口などで採点した「原発危険度ランキング」を発表した。
危険度が最高だった日本原子力発電敦賀原発1号機(福井県)など24基は
過去の地震で被災したり、活断層上に立地していることから、
点数に関わらず「即時廃炉にすべきだ」と位置付け、
残り26基を危険度順に並べた。
NPO法人「原子力資料情報室」や原子力安全・保安院などの情報提供に基づき、
▽原子炉(炉型、経過年数、事故率など=配点6)
▽地盤など(耐震性、地盤状況=配点5)
▽社会環境面(周辺人口、事業者への行政処分の実績=配点4)
--の3分野9項目から、15点満点で評価したという。
「即時廃炉」の24基のうち、
敦賀1、2号機や菅直人前首相の要請で停止中の中部電力浜岡原発3~5号機(静岡県)は
「活断層上にある」ことが理由。
東京電力福島第1、第2原発(福島県)、
東電が13年度以降の再稼働を目指す柏崎刈羽原発1~7号機(新潟県)などは、
東日本大震災や07年の新潟県中越沖地震で被災したため「再稼働は危ない」と判定した。
10年間の運転延長が認められた関西電力美浜原発2号機(福井県)も、
91年2月に緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動する事故があったことから、即時廃炉を主張した。
「順次廃炉」を求める26基のランキングでは、
関電大飯原発1、2号機(同)が地盤の危険度が満点の5となるなど、計10.75で1位。
運転開始から40年が経過した美浜1号機は原子炉の危険度が4.6などで3位となった。
政府が再稼働を決定した大飯3、4号機は12位だった。
同会は民主、自民、公明、みんな、共産、社民、新党きづなの7党の衆参議員10人で構成。
山内康一衆院議員(みんな)は
「ドイツのように危険な原発から順に廃炉とする発想で、脱原発を考えるたたき台にしたい」と説明した。
【笈田直樹】
<2012年6月29日モーニングバードより>
全国50基の原発のうち即時廃炉に指定されたのはおよそ半分の24基の原発
「即時廃炉」の24基

さらにそのほか残りの26基の原発の危険度ランキング
「順次廃炉」を求める26基のランキング

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21021年6月27日 東京電力株主総会では、
女性の質問者が一人も指名されないまま時間が過ぎた。
最後の最後に始めて指名された女性の株主からの意見です。
東電幹部の答と合わせて音声と書き出しです。
初めて指名された女性の意見と東電幹部の答(音声)東電株主総会6/27
女性の株主:
でもね、どうしてこういう事態になったんでしょうか?
そこを、もう本当にね、心底反省しなければならない。
それをしないでね、勝俣さんこの一年以上をずーっと責任取らずにそこに座ってこられて
この体質をまだ改めないという、
そのまま去ることについては私は許せません。
そして何人かの東京電力の責任をよそに置いたような質問や発言に対して、
いったい福島の方たち、福島だけじゃありませんよ被害を食らったのは。
その人達はいったいどんな思いでおられるだろうと、私は本当にもう悲しい気持ちで一杯なんです。
でも最後に言っていかなければならないと思いまして、このあと是非女性の意見を聞いて下さい。
で、質問がありますので伺いたいんですが、
まずですね、これは非常に巨大な天災によるものだったのでしょうか?という事に対して、
私はまずお答えいたします。
決してそうではありませんでした。
これはまさに人災です。
なぜならば、なぜならば女川原発が同じようになりましたか?
ならないでしょ!
福島原発よりも震源地に近かったんですよ。
津波も高かったんですよ。
東海第二原発はどうでしたか?
なぜ東京電力の第一原発の1号機から4号機だけがこういうことになったのでしょうか?
それを明々白々に明らかにしていただきたい!
それが私たち被害者の本当に切たる思いです。
それで、明らかになっております。
この様に男性中心に進んできた、お金中心に進めてきた、
そして権力、力づくで進めてきた結果がこうなったんだという事です。
それについて本当に分析して反省して、そしてこれから新しく
私たちがどんなに反対してもこの役員さん達がこの会社を牽いていかれると思うんです。
新しい役員さん方にその事からまず出発していただきたいと思います。
それで、もう一点ですね、
柏崎刈羽の再稼働についてですね。
これをですね、安全だという安易なそういう評価の元に再稼動していくと言われていますけれども、
これをですね、たとえば融資の条件にしているというのは本当に許せません。
全然別な問題ではありませんか?
そうですよね、勝俣さん、今頷かれましたよね。
別問題ですよね。
安全をね、融資の条件に稼働していくというのは別問題ですよね。
その事をきっちりと、もう柏崎の人達も知事も、
もう恥ずかしくて反対として口にも出せない位恥ずかしいことだと思います。
もう二度とおっしゃらないでいただきたい。
もう一つ撤回していただきたいところがあります。
それは賠償に関して、
「親身、親切」でしたっけ?
何回その言葉をここで恥ずかしげもなく、発声されたでしょうか?
この事に関しては加害者が被害者に対して「親切」だなんて、
そんな、そういう意味の言葉ではありません。
「親切」で被害をみなさんにばらまいたんですか?
この言葉をですね、「親切」という言葉、そして「寄り添って」。
これは加害者が使う言葉ではありません。
この言葉の中にではですね、本音は天災であって、そして東電には賠償する責任はないんだという、
その本音が見事に表れているとわたしは思います。
この言葉をこの場ではっきりと撤回していただきたい。
今後この言葉は使わないでいただきたい。
福島の方々がどんなにこの言葉で心を逆なでされるかという事を分かって下さい。
そういう事で、私もいっぱいありますけれども、女性の方達にバトンタッチしますので、よろしくお願いします。
25人ぐらい指名した中で、5人ぐらい女性の声を聞いて下さい!
「女性を指名しない」ことについてお答え
勝俣:
ハイ・・えー、指名方法で女性配分のご指摘を頂きました。
あのぉ~決して女性を排除しているつもりはないんですが、そうなりましたこと、大変申し訳ありません。
えーーー、これから女性の手を挙げた方に何人かご氏名をさせていただきます。
えーーーっと、それから事故の原因につきまして、えーーー・・・・・お話を頂きましたけれども、
これにつきましては小森から、小森常務からお答えをいたします。
福島第一1~4号機だけが事故った原因「」についてお答え
小森:
常務の小森でございます。
えーー、今、女川、東海、津波でやられていないか、
なぜ1F(福島第一原発)だけ福島第一だけがなったのか?と伺いました。
この件につきましては事故調査の報告の当たりを、対策を、状態、調査を含めまして説明してございますが、
えー、東北電力さんにおかれましては、あるいは日本原電さんにおかれましても、
その時点でのその場所の解析市場をあるいは地震の波形、津波自身の波形、
そういったものについて同じ手法を使いましてですね、評価をしてございます。
えーー、ま、結果して、え・・津波の大きさがですね、
今回のマグニチュード9を超えるような大地震での到達する津波の大きさは異なりましたが、
今までの設計技術として、えー、原電とか東北さんの女川につきましても、
県の評価、あるいは国の評価あるいは土木関係の波形の評価等につきましては一応?を積み増して設計をしております。
その事実については報告書にも記載している通りでございます。
以上です。
勝俣:
次に柏崎刈羽の再稼働に絡みまして、
えーーー、ま、融資の条件ではないだろうなというお話をいただきまして、
これにつきまして西澤社長からお答えいたします。
「柏崎刈羽原発再稼働は融資の条件」についてお答え
西澤:
えーー、西澤です、あの、お答えいたします。
そういう条件では決したございません。現在柏崎につきましては、
1,7号機のストレステストを審議中でございますけれども、
えー、柏崎の再稼働につきましては決して再稼働ありきという事はいたしません。
国の基準を審議を踏まえまして、今県の原子力委員会がございますけれども、
その場に行いまして今きちっと福島の事故の原因が何だったのか、
そこから得た教訓は何なのか。それから
安全確保策としてどういう事を残してやっているのかという事を
きちんと残してやって行けるのかという事を
きちんと県のみなさんそれから地域のみなさん、立地地域のみなさまに
きちんとご説明して、ご理解を得て進めていきたいと思います。
なにとぞご理解を頂きますようお願いいたします。
勝俣:
次のご意見、「親身で親切な賠償は加害者が使う言葉ではない」という、こういうご指摘を頂きました。
これにつきましては広瀬常務からご説明いたします。
「親身で親切な賠償は加害者が使う言葉ではない」ことについてお答え
広瀬:
常務取締役の広瀬でございます。
ただ今の「親身親切な賠償」という文言はわたくしどもが使うには適切ではないという、
ご質疑でございますが、
あのー、ご意見として賜ります。
いずれにいたしましても、
文言はともかく私どもはしっかりやっていかなければいけないという事は肝に銘じております。
これからも一生懸命やっていきたいと思います。よろしくお長いいたします。
女性の質問者が一人も指名されないまま時間が過ぎた。
最後の最後に始めて指名された女性の株主からの意見です。
東電幹部の答と合わせて音声と書き出しです。
初めて指名された女性の意見と東電幹部の答(音声)東電株主総会6/27
女性の株主:
でもね、どうしてこういう事態になったんでしょうか?
そこを、もう本当にね、心底反省しなければならない。
それをしないでね、勝俣さんこの一年以上をずーっと責任取らずにそこに座ってこられて
この体質をまだ改めないという、
そのまま去ることについては私は許せません。
そして何人かの東京電力の責任をよそに置いたような質問や発言に対して、
いったい福島の方たち、福島だけじゃありませんよ被害を食らったのは。
その人達はいったいどんな思いでおられるだろうと、私は本当にもう悲しい気持ちで一杯なんです。
でも最後に言っていかなければならないと思いまして、このあと是非女性の意見を聞いて下さい。
で、質問がありますので伺いたいんですが、
まずですね、これは非常に巨大な天災によるものだったのでしょうか?という事に対して、
私はまずお答えいたします。
決してそうではありませんでした。
これはまさに人災です。
なぜならば、なぜならば女川原発が同じようになりましたか?
ならないでしょ!
福島原発よりも震源地に近かったんですよ。
津波も高かったんですよ。
東海第二原発はどうでしたか?
なぜ東京電力の第一原発の1号機から4号機だけがこういうことになったのでしょうか?
それを明々白々に明らかにしていただきたい!
それが私たち被害者の本当に切たる思いです。
それで、明らかになっております。
この様に男性中心に進んできた、お金中心に進めてきた、
そして権力、力づくで進めてきた結果がこうなったんだという事です。
それについて本当に分析して反省して、そしてこれから新しく
私たちがどんなに反対してもこの役員さん達がこの会社を牽いていかれると思うんです。
新しい役員さん方にその事からまず出発していただきたいと思います。
それで、もう一点ですね、
柏崎刈羽の再稼働についてですね。
これをですね、安全だという安易なそういう評価の元に再稼動していくと言われていますけれども、
これをですね、たとえば融資の条件にしているというのは本当に許せません。
全然別な問題ではありませんか?
そうですよね、勝俣さん、今頷かれましたよね。
別問題ですよね。
安全をね、融資の条件に稼働していくというのは別問題ですよね。
その事をきっちりと、もう柏崎の人達も知事も、
もう恥ずかしくて反対として口にも出せない位恥ずかしいことだと思います。
もう二度とおっしゃらないでいただきたい。
もう一つ撤回していただきたいところがあります。
それは賠償に関して、
「親身、親切」でしたっけ?
何回その言葉をここで恥ずかしげもなく、発声されたでしょうか?
この事に関しては加害者が被害者に対して「親切」だなんて、
そんな、そういう意味の言葉ではありません。
「親切」で被害をみなさんにばらまいたんですか?
この言葉をですね、「親切」という言葉、そして「寄り添って」。
これは加害者が使う言葉ではありません。
この言葉の中にではですね、本音は天災であって、そして東電には賠償する責任はないんだという、
その本音が見事に表れているとわたしは思います。
この言葉をこの場ではっきりと撤回していただきたい。
今後この言葉は使わないでいただきたい。
福島の方々がどんなにこの言葉で心を逆なでされるかという事を分かって下さい。
そういう事で、私もいっぱいありますけれども、女性の方達にバトンタッチしますので、よろしくお願いします。
25人ぐらい指名した中で、5人ぐらい女性の声を聞いて下さい!
「女性を指名しない」ことについてお答え
勝俣:
ハイ・・えー、指名方法で女性配分のご指摘を頂きました。
あのぉ~決して女性を排除しているつもりはないんですが、そうなりましたこと、大変申し訳ありません。
えーーー、これから女性の手を挙げた方に何人かご氏名をさせていただきます。
えーーーっと、それから事故の原因につきまして、えーーー・・・・・お話を頂きましたけれども、
これにつきましては小森から、小森常務からお答えをいたします。
福島第一1~4号機だけが事故った原因「」についてお答え
小森:
常務の小森でございます。
えーー、今、女川、東海、津波でやられていないか、
なぜ1F(福島第一原発)だけ福島第一だけがなったのか?と伺いました。
この件につきましては事故調査の報告の当たりを、対策を、状態、調査を含めまして説明してございますが、
えー、東北電力さんにおかれましては、あるいは日本原電さんにおかれましても、
その時点でのその場所の解析市場をあるいは地震の波形、津波自身の波形、
そういったものについて同じ手法を使いましてですね、評価をしてございます。
えーー、ま、結果して、え・・津波の大きさがですね、
今回のマグニチュード9を超えるような大地震での到達する津波の大きさは異なりましたが、
今までの設計技術として、えー、原電とか東北さんの女川につきましても、
県の評価、あるいは国の評価あるいは土木関係の波形の評価等につきましては一応?を積み増して設計をしております。
その事実については報告書にも記載している通りでございます。
以上です。
勝俣:
次に柏崎刈羽の再稼働に絡みまして、
えーーー、ま、融資の条件ではないだろうなというお話をいただきまして、
これにつきまして西澤社長からお答えいたします。
「柏崎刈羽原発再稼働は融資の条件」についてお答え
西澤:
えーー、西澤です、あの、お答えいたします。
そういう条件では決したございません。現在柏崎につきましては、
1,7号機のストレステストを審議中でございますけれども、
えー、柏崎の再稼働につきましては決して再稼働ありきという事はいたしません。
国の基準を審議を踏まえまして、今県の原子力委員会がございますけれども、
その場に行いまして今きちっと福島の事故の原因が何だったのか、
そこから得た教訓は何なのか。それから
安全確保策としてどういう事を残してやっているのかという事を
きちんと残してやって行けるのかという事を
きちんと県のみなさんそれから地域のみなさん、立地地域のみなさまに
きちんとご説明して、ご理解を得て進めていきたいと思います。
なにとぞご理解を頂きますようお願いいたします。
勝俣:
次のご意見、「親身で親切な賠償は加害者が使う言葉ではない」という、こういうご指摘を頂きました。
これにつきましては広瀬常務からご説明いたします。
「親身で親切な賠償は加害者が使う言葉ではない」ことについてお答え
広瀬:
常務取締役の広瀬でございます。
ただ今の「親身親切な賠償」という文言はわたくしどもが使うには適切ではないという、
ご質疑でございますが、
あのー、ご意見として賜ります。
いずれにいたしましても、
文言はともかく私どもはしっかりやっていかなければいけないという事は肝に銘じております。
これからも一生懸命やっていきたいと思います。よろしくお長いいたします。
・北陸電力株主総会での意見
・大飯原発今日も警報
2012年6月27日水曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
北陸電力株主総会 株主から「脱原発」の声相次ぐ
チューリップテレビ 2012年06月27日 16時35分 ※富山県内のニュースです。
全国9つの電力会社が一斉に株主総会を開いた27日、
富山市の本店で開かれた北陸電力の株主総会でも株主から『脱原発』の声が相次いであがりました。
北陸電力の株主総会は、去年より165人少ない770人の株主が出席して予定通り午前10時に開会。
久和社長が「原子力は供給安定性と経済性に優れ、ベース電源として重要」として、
「志賀原発の安全強化策を実施し、再稼動を実現したい」と理解を求めたのに対し、
株主からは「原発がない方が株価が上がるのではないか」や、
「原発事業から撤退すべき」といった意見や質問が相次ぎました。
志賀1・2号機の停止の長期化で火力発電所の燃料費がかさみ、初めての最終赤字に転落した北陸電力。
それでも株主からは
「福島第一原発事故による東京電力の賠償額をみれば、
再稼働させるより、廃炉にした方が株主の利益にかなっている」として、
志賀原発を廃炉にする動議がだされ、賛成少数で否決されました。
北陸電力の株主総会は、
火力発電所の燃料費の変動調整積立金を取り崩す剰余金処分案など3議案を可決し、
去年より14分長い2時間37分で終了しました。
大飯原発でまた警報作動 遮断器に異常示す
中日新聞 2012年6月27日 10時45分
関西電力は27日、原子炉起動に向けて準備作業中の大飯原発で、
外部から電源を受ける「特別高圧送電線開閉所」と呼ばれる遮断器の一部に、
異常を示す警報が作動したと発表した。
遮断器を制御する電流が地面に漏電していることを示す内容で、27日午前4時17分に警報が作動した。
電流の回路は2系統あり、作動したのは1系統。
徐々に回復し、約1時間後に警報ランプは消えた。
関電は、回路内にできた結露によって一時的に電流が地面に流れたとみている。
大飯原発は現在運転を停止しており、開閉所を通じた外部電源によって施設内を管理しているが、
今回の異常で開閉所の機能に問題はなかった。このトラブルによる環境への影響はなかった。
大飯原発では、23日深夜から24日午前にかけて、
原発と京都市の送電施設を結ぶ送電線の監視設備に異常が生じたことを示す警報が計26回作動。
関電は、設備に異常はなく、大気が不安定な状態で、監視用の無線信号が途切れたのが原因とみられるとしていた。
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・大飯原発今日も警報
2012年6月27日水曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
北陸電力株主総会 株主から「脱原発」の声相次ぐ
チューリップテレビ 2012年06月27日 16時35分 ※富山県内のニュースです。
全国9つの電力会社が一斉に株主総会を開いた27日、
富山市の本店で開かれた北陸電力の株主総会でも株主から『脱原発』の声が相次いであがりました。
北陸電力の株主総会は、去年より165人少ない770人の株主が出席して予定通り午前10時に開会。
久和社長が「原子力は供給安定性と経済性に優れ、ベース電源として重要」として、
「志賀原発の安全強化策を実施し、再稼動を実現したい」と理解を求めたのに対し、
株主からは「原発がない方が株価が上がるのではないか」や、
「原発事業から撤退すべき」といった意見や質問が相次ぎました。
志賀1・2号機の停止の長期化で火力発電所の燃料費がかさみ、初めての最終赤字に転落した北陸電力。
それでも株主からは
「福島第一原発事故による東京電力の賠償額をみれば、
再稼働させるより、廃炉にした方が株主の利益にかなっている」として、
志賀原発を廃炉にする動議がだされ、賛成少数で否決されました。
北陸電力の株主総会は、
火力発電所の燃料費の変動調整積立金を取り崩す剰余金処分案など3議案を可決し、
去年より14分長い2時間37分で終了しました。
大飯原発でまた警報作動 遮断器に異常示す
中日新聞 2012年6月27日 10時45分
関西電力は27日、原子炉起動に向けて準備作業中の大飯原発で、
外部から電源を受ける「特別高圧送電線開閉所」と呼ばれる遮断器の一部に、
異常を示す警報が作動したと発表した。
遮断器を制御する電流が地面に漏電していることを示す内容で、27日午前4時17分に警報が作動した。
電流の回路は2系統あり、作動したのは1系統。
徐々に回復し、約1時間後に警報ランプは消えた。
関電は、回路内にできた結露によって一時的に電流が地面に流れたとみている。
大飯原発は現在運転を停止しており、開閉所を通じた外部電源によって施設内を管理しているが、
今回の異常で開閉所の機能に問題はなかった。このトラブルによる環境への影響はなかった。
大飯原発では、23日深夜から24日午前にかけて、
原発と京都市の送電施設を結ぶ送電線の監視設備に異常が生じたことを示す警報が計26回作動。
関電は、設備に異常はなく、大気が不安定な状態で、監視用の無線信号が途切れたのが原因とみられるとしていた。
続きを読むに

見事に見捨てられる
それを見ている
殺しに来るのを
目撃している
どうやって殺されるのか まだ見ている
ナメられてるにもほどがある
(ジェロニモレーベル@大飯テント村ライブ)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=LcNEfga6Xuo
歌詞はこちら↓
「ナメられてるにもほどがある」ジェロニモレーベル (歌詞書き出し)
やむにやまれぬ思いの人達がどこからともなく集まってきた
全部自分のためにやっているんだ
大騒ぎが必要
フクシマの外から
福島、大飯、函館、新宿、阿佐ヶ谷、各地で活動されています。
ヒデヨヴィッチさんからのメッセージです。
「6月30日は大飯現地に集まろう!
俺(ヒデヨヴィッチ上杉)も行きます。
再稼働なんか心の底から、いや身体じゅうの細胞が『止めろ!』と叫んでるから。
大飯テント村で会いましょう!」

5年後10年後何が起こるのか 本当はみんなは分かってる
底の抜けてしまったこの国 放射能海に山にだだ漏れ
なにが何でも平和な日常を演出する ハンパじゃない圧力
ーーーーー
7月1日に大飯原発の制御棒が抜かれます。
もし大飯原発が事故ったら汚染の広がり方動画&大飯3号機7月1日に起動
ーーーーー
6/30 オキュパイ・大飯、1万人集結!
6月30日、おおい町テント村の人口を1万人にする!!
●STOP原発再稼働!6・30おおい集会13時~15時
●集会後デモ
●テント村音楽ライブイベント
制御棒が抜かれると報道されている7月1日を前に、多くの人がおおい町に結集しましょう。
すでに、全国からの若者が、続々とテント村に集まっています。
30日より居残りでテント村に泊まって下さる方も歓迎します。
場所:おおい町総合運動公園(北端)
アクセス
電車:JR小浜線「若狭本郷」より、徒歩5分
(東京からは新幹線「ひかり」経由で約5時間)
バス:例、大阪から「若狭ライナー」若狭本郷駅直通「若狭本郷駅」まで片道3200円、3時間弱。(→わかさライナー号」の高速バス時刻表)
車:小浜西ICから丹後街道/国道27号線-県道1号線(車歓迎!)
●足が無い人は、近くの地域からの車の乗り合い情報が出ていないか →乗り合い掲示板 をチェックしてください!
【 東京発のバスツアーのご案内 費用1万円(バス費用+宿泊費) 】
【 京都発のバスツアーのご案内 往復3000円 】
【福岡発、大飯バスツアー 参加費1万円(車中泊)】
● 上記以外にも、各地のバスツアーや団体としての参加を募集中です。
ーーーーー
ナメられてるねー
ちょっと恥ずかしいねー
俺ら丸ごとナメられてるねー
ナメられてるにも程がある
俺ら丸ごとナメられてるにも程がある
いてもたってもいられぬからここに来た
もう心の底では笑えない
怒りがうやむやになってる
バカにされ過ぎた悲しみ溜まりまくって
やむにやまれず思いで座り込み路上に繰り出した人たち
大騒ぎが必要 なんと言われても
何度でも フクシマの外から 何度でも
※ピンク色の文字はジェレモニレーベルの歌詞の一部抜粋です
もし大飯原発が事故ったら汚染の広がり方動画&大飯3号機7月1日に起動
それを見ている
殺しに来るのを
目撃している
どうやって殺されるのか まだ見ている
ナメられてるにもほどがある
(ジェロニモレーベル@大飯テント村ライブ)
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=LcNEfga6Xuo
歌詞はこちら↓
「ナメられてるにもほどがある」ジェロニモレーベル (歌詞書き出し)
やむにやまれぬ思いの人達がどこからともなく集まってきた
全部自分のためにやっているんだ
大騒ぎが必要
フクシマの外から
福島、大飯、函館、新宿、阿佐ヶ谷、各地で活動されています。
ヒデヨヴィッチさんからのメッセージです。
「6月30日は大飯現地に集まろう!
俺(ヒデヨヴィッチ上杉)も行きます。
再稼働なんか心の底から、いや身体じゅうの細胞が『止めろ!』と叫んでるから。
大飯テント村で会いましょう!」

5年後10年後何が起こるのか 本当はみんなは分かってる
底の抜けてしまったこの国 放射能海に山にだだ漏れ
なにが何でも平和な日常を演出する ハンパじゃない圧力
ーーーーー
7月1日に大飯原発の制御棒が抜かれます。
もし大飯原発が事故ったら汚染の広がり方動画&大飯3号機7月1日に起動
ーーーーー
6/30 オキュパイ・大飯、1万人集結!
6月30日、おおい町テント村の人口を1万人にする!!
●STOP原発再稼働!6・30おおい集会13時~15時
●集会後デモ
●テント村音楽ライブイベント
制御棒が抜かれると報道されている7月1日を前に、多くの人がおおい町に結集しましょう。
すでに、全国からの若者が、続々とテント村に集まっています。
30日より居残りでテント村に泊まって下さる方も歓迎します。
場所:おおい町総合運動公園(北端)
アクセス
電車:JR小浜線「若狭本郷」より、徒歩5分
(東京からは新幹線「ひかり」経由で約5時間)
バス:例、大阪から「若狭ライナー」若狭本郷駅直通「若狭本郷駅」まで片道3200円、3時間弱。(→わかさライナー号」の高速バス時刻表)
車:小浜西ICから丹後街道/国道27号線-県道1号線(車歓迎!)
●足が無い人は、近くの地域からの車の乗り合い情報が出ていないか →乗り合い掲示板 をチェックしてください!
【 東京発のバスツアーのご案内 費用1万円(バス費用+宿泊費) 】
【 京都発のバスツアーのご案内 往復3000円 】
【福岡発、大飯バスツアー 参加費1万円(車中泊)】
● 上記以外にも、各地のバスツアーや団体としての参加を募集中です。
ーーーーー
ナメられてるねー
ちょっと恥ずかしいねー
俺ら丸ごとナメられてるねー
ナメられてるにも程がある
俺ら丸ごとナメられてるにも程がある
いてもたってもいられぬからここに来た
もう心の底では笑えない
怒りがうやむやになってる
バカにされ過ぎた悲しみ溜まりまくって
やむにやまれず思いで座り込み路上に繰り出した人たち
大騒ぎが必要 なんと言われても
何度でも フクシマの外から 何度でも
※ピンク色の文字はジェレモニレーベルの歌詞の一部抜粋です
もし大飯原発が事故ったら汚染の広がり方動画&大飯3号機7月1日に起動
これなに?
2012.06.26_10.59--11.59(TBS_JNN)
2012.06.26_11.59--12.59(TBS_JNN)
2012.06.26_13.00--14.00(TBS_JNN)
同じ時間の違う角度から
東京電力 ふくいちライブカメラ
2012.06.26 12:00-13:00 / ふくいちライブカメラ
ちょうど埃もあたりにラインが入っていることと風向きが違うのか?
こっちのカメラでは確認できません
destruction derby/final exodus @ reactor 4 tepco fukushima
その後何かが分かれば追記します
ーーー追記
27日の記者会見で東京新聞の記者がさりげなく確認して下さいました。
4号機5階部分の撤去作業をしていることは事実のようです。
このような工事の仕方で大丈夫なのか?非常に不安になります。
東京電力記者会見 2012/06/27
04:50~
東京新聞 みやお:
現場の作業員さんへの取材で、
4号機の工事がどうもなんか急ピッチで行われているという話を伺ったんですが、
なんか、土日も返上してやっていると。
何か予定の変更とかがあったんでしょうか?
現時点での進捗状況とか予定を確認のために聞かせて下さい。
松本:
えーっと、当面の予定としては大きな変更はありません。
あの、今年の夏ぐらいには地上5階部分のですね、主ながれきですとか、梁等については
全部撤去する予定で今のところ工事を進めています。
あのー、ただしあのー、ご指摘の通り、
台風の接近で工事をしなかった期間があるだとか、
あと、防護こうだいを載せるために、あの、仕事を、
工程の調整の関係で、あのー、ま、他のがれき撤去の工事をやらなかった時間がありますので、
そういう意味では、あのー、普段予定になかったことをやっている。
予定が無かったって言ったら変ですけれども、
当初やる予定だったものが、この時期にずれ込んでいるというのはあろうかと思います。
東京新聞:
ですから、遅れを取り戻すために、ある時土日を返上して、追いつくために。
ということはあるんですね?
松本:
そうですね、ちょっと確認しますけれども、あのー、
そういったケースはあろうかと思います。
東京新聞:
何か線量が急に高くなったとか、
その作業環境の変化という事も特にありませんでしょうか?
松本:
ハイ、特にありません。
あの~、ま、しいて申し上げるとですね、
あのー、3号機、あの、3号機の方の建屋の、
あ、失礼しました。
4号機の原子炉建屋の撤去工事を進めていますので、
いま、柱ですとか、がれきが徐々に減ってきています。
そうしますと3号機から来る放射線、直接線の方が若干増えていますので、
あの、事故といいますか、今回のがれきの、
4号機のがれきの撤去工事をしているころに比べると、
作業環境の線量率としては上がっているというのが実態です。
ーーー
動画が消えていたので11:59-12:59をやっと探して差し替えました。
また、広瀬隆さんの講演でこの映像が使われていましたので載せておきます。
http://youtu.be/zhPCURM96yI?t=1h39m48s
2012.06.26_10.59--11.59(TBS_JNN)
2012.06.26_11.59--12.59(TBS_JNN)
2012.06.26_13.00--14.00(TBS_JNN)
同じ時間の違う角度から
東京電力 ふくいちライブカメラ
2012.06.26 12:00-13:00 / ふくいちライブカメラ
ちょうど埃もあたりにラインが入っていることと風向きが違うのか?
こっちのカメラでは確認できません
destruction derby/final exodus @ reactor 4 tepco fukushima
その後何かが分かれば追記します
ーーー追記
27日の記者会見で東京新聞の記者がさりげなく確認して下さいました。
4号機5階部分の撤去作業をしていることは事実のようです。
このような工事の仕方で大丈夫なのか?非常に不安になります。
東京電力記者会見 2012/06/27
04:50~
東京新聞 みやお:
現場の作業員さんへの取材で、
4号機の工事がどうもなんか急ピッチで行われているという話を伺ったんですが、
なんか、土日も返上してやっていると。
何か予定の変更とかがあったんでしょうか?
現時点での進捗状況とか予定を確認のために聞かせて下さい。
松本:
えーっと、当面の予定としては大きな変更はありません。
あの、今年の夏ぐらいには地上5階部分のですね、主ながれきですとか、梁等については
全部撤去する予定で今のところ工事を進めています。
あのー、ただしあのー、ご指摘の通り、
台風の接近で工事をしなかった期間があるだとか、
あと、防護こうだいを載せるために、あの、仕事を、
工程の調整の関係で、あのー、ま、他のがれき撤去の工事をやらなかった時間がありますので、
そういう意味では、あのー、普段予定になかったことをやっている。
予定が無かったって言ったら変ですけれども、
当初やる予定だったものが、この時期にずれ込んでいるというのはあろうかと思います。
東京新聞:
ですから、遅れを取り戻すために、ある時土日を返上して、追いつくために。
ということはあるんですね?
松本:
そうですね、ちょっと確認しますけれども、あのー、
そういったケースはあろうかと思います。
東京新聞:
何か線量が急に高くなったとか、
その作業環境の変化という事も特にありませんでしょうか?
松本:
ハイ、特にありません。
あの~、ま、しいて申し上げるとですね、
あのー、3号機、あの、3号機の方の建屋の、
あ、失礼しました。
4号機の原子炉建屋の撤去工事を進めていますので、
いま、柱ですとか、がれきが徐々に減ってきています。
そうしますと3号機から来る放射線、直接線の方が若干増えていますので、
あの、事故といいますか、今回のがれきの、
4号機のがれきの撤去工事をしているころに比べると、
作業環境の線量率としては上がっているというのが実態です。
ーーー
動画が消えていたので11:59-12:59をやっと探して差し替えました。
また、広瀬隆さんの講演でこの映像が使われていましたので載せておきます。
http://youtu.be/zhPCURM96yI?t=1h39m48s
2012年6月27日
東京電力の株主総会
総会終盤に採決が行われました。
猪瀬副知事が上程した 第6から第9号議案採決。
勝俣会長
「賛成の方は挙手願います」
さんせ~い!と声が聞こえます。
「反対の方は挙手を願います」
すると会場からはドスの利いた声が一斉に
「オー!反対!!」と響く。 次々と否決されていく。
「反対多数と認めます本議案は否決されました」と、全て否決されました。
閉会後一人の男性が声を挙げていました。
その声を書き出します。
(Youtubeは採決の様子のごく一部と男性の演説音声のみです)
今日誰も何も質問できなければ、なにも東京電力は説明しないんですよ。
パイプを交換するためにはがれきを撤去しなければ出来ないんです。
この高濃度に汚染された福島原発のがれきをどう撤去するのか?
この問題に対してちゃんとした説明が全く無いんですよ。
おかしいでしょ?ね?
重大問題に対して、今日ですね、全く質問させなかった。
おかしいんですよ!
それから私は東京都の提案に賛成しました。
でも、提案者が途中で退席してるってね、おかしいでしょう!
だから私が修正同議を出したんですよ。
なんで最後までね、採決まで猪瀬さんはいないんですか?
そんな中途半端な提案だったら、なんでしたんですか?
常識外れですよ。
提案者が途中で消える!?
たとえばですね、株主運動を私たちが途中で退席して、ね、
説明して質問を受けるって言っているのに途中で退席したらですね、
これ、みなさん!非難囂々(ひなんごうごう)でしょ?
私たちがですね、提案株主が最後の採決までいないで帰っちゃったらね、私たち大恥でしょ?
だけどね、猪瀬さんは平気でやったんだよ。
絶対おかしいでしょ。
ね、そういう事をね、本当にちゃんと考えてほしいの!
私たちはもう20年、どうしたら原発をなくせるのか、
まっとうな経営上の問題から、提案に提案をしましたよ。
猪瀬さんが言っているような事はね、我々は20年前には提案しているんだよ。
ね・・・
それをね、放置して事故になったんですよ。
今日は、国の責任だって言っている株主の人が沢山いた。
それはその通り。
だけどね、だけど・・・ね、だけど今の原発「やろう」と言ってですね、賛成してきたのも今の株主なんですよ。
本当にね、本当に許しがたいんですよ。
脱原発運動は負けたんです。
負けたんですよ!ね。
どう負けたのか?
事故という形でね、
一番ですね、一番悲しい負け方をしたんですよ。
猪瀬副知事の提案内容↓・・・・帰っちゃってたなんて知らなかった
【株主総会ライブ】
東京電力(3)猪瀬副知事が登場「東電は不退転の覚悟で自らの改革を」
Sankei Biz 2012.6.27 11:42
東京電力株主総会が代々木第1体育館で開催。
株主総会で報告する西沢俊夫社長を中継するプレスルームに置かれたテレビモニター
=27日午前、東京都渋谷区(矢島康弘撮影)【拡大】
勝俣会長
「第6から第9号議案を上程させていただきます。ご説明をお願いします」
猪瀬副知事
「猪瀬です。出席番号は10495。福島第1原発事故。
その後の電気料金の値上げによって東電への信頼は大きく揺らいでいます。
一度失った信頼を取り戻すことは容易ではありません。
東電は不退転の覚悟で自らの改革に取り組まないといけない。東京都は4項目の株主提案を行います」
《株主から大きな歓声と拍手があがる》
「これまで東京都のホームページなどで賛同をお願いしている。ぜひご賛同をお願いしたい。
東電は、経営の透明性や説明責任を果たすことが今後の鍵となります。
定款について問題があるのでこれから申し上げる」
「第6号議案です。『社内における競争原理の導入等により、
低廉かつ安定した電力を供給し、顧客サービス第一を使命とする』と経営理念に盛り込むことを提案する。
東電自ら再建に向けた決意を内外に示すべきで、会社の憲法である定款に明記しなければいけない。
ところが、定款では相変わらず、不動産の売買、労働者派遣事業など、
電気事業に関係のないものが第2条が書いてある」
「こういう電気事業に関係ないものは、なぜ今回削除しなかったのか。
電気事業に関係ないものはたくさんある。不必要なものは売却しないといけない。
なぜ定款できちんと記入しないのか。
本当にこれからゼロからもう一回やっていくためには、
そういう気持ちになっていかなければ東電の本当の改革はできない」
《株主から大きな拍手が起きる》
「今日の報告書で平成24年度から10年間で3兆円を超えるコスト削減を実施していくと記入されているが、
去年の暮れまでは2兆数千億円だった。
東京都が指摘した結果、3兆に約7000億円増えた。自らの改革の意識が大事だ」
「7号議案に移ります。7号議案は、料金の算定プロセス経営の透明性を確保することを定款に定めるということ。
東電は突然の値上げを発表したが、値上げの根拠は燃料費が上がるということだけだった。
東電の担当者に説明を求めたが、常に情報を小出しにする。
そこで東電の有価証券報告書に子会社が40社あるから出せと言ったら、そのほか128社と書いてある。
その168社に東電のOBはどれくらい天下りしているのかと聞いたら110人ですと言ってきた。
それに時間がかかった」
「東電は初めからそういう情報を小出しにするということを申し上げている。
料金の算出の根拠について聞いていたときに、東電社員の冬のボーナスはどうなるのかと聞いた。
出さないのが普通ですよ。破綻して経営再建した、りそな銀行はボーナス4回出なかった。
JALは3回出なかった。少なくとも、りそなやJALと同じことやらないと自ら身を削るとは思われない」
「第8号議案は政府調達に準じて設備投資に競争原理を導入すべきだということです。
国際標準品の使用で入札を行うなど、さらなるコスト削減をすべきです。
徹底した費用対効果の検証を求めたい。コスト圧縮を達成すべきだ」
「第9号議案。具体的にやらないといけない。
老朽火力発電所について民間事業者を利用して
高効率で環境負荷の少ない設備のリプレースを図るということを定款に定めてほしい。
東電の多くの火力発電所が稼働開始から35年を経過している。
燃料費を削減するという観点からも、東電に待ったなしの課題である」
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東京電力の株主総会
総会終盤に採決が行われました。
猪瀬副知事が上程した 第6から第9号議案採決。
勝俣会長
「賛成の方は挙手願います」
さんせ~い!と声が聞こえます。
「反対の方は挙手を願います」
すると会場からはドスの利いた声が一斉に
「オー!反対!!」と響く。 次々と否決されていく。
「反対多数と認めます本議案は否決されました」と、全て否決されました。
閉会後一人の男性が声を挙げていました。
その声を書き出します。
(Youtubeは採決の様子のごく一部と男性の演説音声のみです)
今日誰も何も質問できなければ、なにも東京電力は説明しないんですよ。
パイプを交換するためにはがれきを撤去しなければ出来ないんです。
この高濃度に汚染された福島原発のがれきをどう撤去するのか?
この問題に対してちゃんとした説明が全く無いんですよ。
おかしいでしょ?ね?
重大問題に対して、今日ですね、全く質問させなかった。
おかしいんですよ!
それから私は東京都の提案に賛成しました。
でも、提案者が途中で退席してるってね、おかしいでしょう!
だから私が修正同議を出したんですよ。
なんで最後までね、採決まで猪瀬さんはいないんですか?
そんな中途半端な提案だったら、なんでしたんですか?
常識外れですよ。
提案者が途中で消える!?
たとえばですね、株主運動を私たちが途中で退席して、ね、
説明して質問を受けるって言っているのに途中で退席したらですね、
これ、みなさん!非難囂々(ひなんごうごう)でしょ?
私たちがですね、提案株主が最後の採決までいないで帰っちゃったらね、私たち大恥でしょ?
だけどね、猪瀬さんは平気でやったんだよ。
絶対おかしいでしょ。
ね、そういう事をね、本当にちゃんと考えてほしいの!
私たちはもう20年、どうしたら原発をなくせるのか、
まっとうな経営上の問題から、提案に提案をしましたよ。
猪瀬さんが言っているような事はね、我々は20年前には提案しているんだよ。
ね・・・
それをね、放置して事故になったんですよ。
今日は、国の責任だって言っている株主の人が沢山いた。
それはその通り。
だけどね、だけど・・・ね、だけど今の原発「やろう」と言ってですね、賛成してきたのも今の株主なんですよ。
本当にね、本当に許しがたいんですよ。
脱原発運動は負けたんです。
負けたんですよ!ね。
どう負けたのか?
事故という形でね、
一番ですね、一番悲しい負け方をしたんですよ。
猪瀬副知事の提案内容↓・・・・帰っちゃってたなんて知らなかった
【株主総会ライブ】
東京電力(3)猪瀬副知事が登場「東電は不退転の覚悟で自らの改革を」
Sankei Biz 2012.6.27 11:42
東京電力株主総会が代々木第1体育館で開催。
株主総会で報告する西沢俊夫社長を中継するプレスルームに置かれたテレビモニター
=27日午前、東京都渋谷区(矢島康弘撮影)【拡大】
勝俣会長
「第6から第9号議案を上程させていただきます。ご説明をお願いします」
猪瀬副知事
「猪瀬です。出席番号は10495。福島第1原発事故。
その後の電気料金の値上げによって東電への信頼は大きく揺らいでいます。
一度失った信頼を取り戻すことは容易ではありません。
東電は不退転の覚悟で自らの改革に取り組まないといけない。東京都は4項目の株主提案を行います」
《株主から大きな歓声と拍手があがる》
「これまで東京都のホームページなどで賛同をお願いしている。ぜひご賛同をお願いしたい。
東電は、経営の透明性や説明責任を果たすことが今後の鍵となります。
定款について問題があるのでこれから申し上げる」
「第6号議案です。『社内における競争原理の導入等により、
低廉かつ安定した電力を供給し、顧客サービス第一を使命とする』と経営理念に盛り込むことを提案する。
東電自ら再建に向けた決意を内外に示すべきで、会社の憲法である定款に明記しなければいけない。
ところが、定款では相変わらず、不動産の売買、労働者派遣事業など、
電気事業に関係のないものが第2条が書いてある」
「こういう電気事業に関係ないものは、なぜ今回削除しなかったのか。
電気事業に関係ないものはたくさんある。不必要なものは売却しないといけない。
なぜ定款できちんと記入しないのか。
本当にこれからゼロからもう一回やっていくためには、
そういう気持ちになっていかなければ東電の本当の改革はできない」
《株主から大きな拍手が起きる》
「今日の報告書で平成24年度から10年間で3兆円を超えるコスト削減を実施していくと記入されているが、
去年の暮れまでは2兆数千億円だった。
東京都が指摘した結果、3兆に約7000億円増えた。自らの改革の意識が大事だ」
「7号議案に移ります。7号議案は、料金の算定プロセス経営の透明性を確保することを定款に定めるということ。
東電は突然の値上げを発表したが、値上げの根拠は燃料費が上がるということだけだった。
東電の担当者に説明を求めたが、常に情報を小出しにする。
そこで東電の有価証券報告書に子会社が40社あるから出せと言ったら、そのほか128社と書いてある。
その168社に東電のOBはどれくらい天下りしているのかと聞いたら110人ですと言ってきた。
それに時間がかかった」
「東電は初めからそういう情報を小出しにするということを申し上げている。
料金の算出の根拠について聞いていたときに、東電社員の冬のボーナスはどうなるのかと聞いた。
出さないのが普通ですよ。破綻して経営再建した、りそな銀行はボーナス4回出なかった。
JALは3回出なかった。少なくとも、りそなやJALと同じことやらないと自ら身を削るとは思われない」
「第8号議案は政府調達に準じて設備投資に競争原理を導入すべきだということです。
国際標準品の使用で入札を行うなど、さらなるコスト削減をすべきです。
徹底した費用対効果の検証を求めたい。コスト圧縮を達成すべきだ」
「第9号議案。具体的にやらないといけない。
老朽火力発電所について民間事業者を利用して
高効率で環境負荷の少ない設備のリプレースを図るということを定款に定めてほしい。
東電の多くの火力発電所が稼働開始から35年を経過している。
燃料費を削減するという観点からも、東電に待ったなしの課題である」
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06.27
Wed
東京電力株主総会 2012年6月27日
東京電力取締役社長
西澤俊夫
廃炉
廃止措置の実施についてですが、
廃止措置の終了までには30年以上の期間を要するものと想定されており、
これまで経験のない技術的困難性を伴う多くの課題があります。
当社といたしましては中長期ロードマップに基づきまして、
地域の皆様と作業員の安全の確保を大前提に、
国をはじめ関係機関と密に連携しながら、着実に取り組んでまいります。
安定供給の確保
次に安定供給の確保についてですが、
現在当社ではすべての原子力発電所が停止しており、供給力が大幅低下しております。
当社といたしましては緊急措置電源の増設やコンバインドサイクル化などにより供給力の増強を図るとともに、
節電のお願いなど各種の需要抑制策を着実に実施し、電力需給のバランスを確保してまいります。
また、柏崎刈羽原子力発電所の運転再開に向けまして、
安全性に関する総合評価を厳正的確に実施するとともに、
津波に備えた浸水防止対策などの安全確保策を着実に進めてまいります。
そのうえで、地域の皆様をはじめ広く社会の皆様に当社の取り組みを丁寧にご説明し、
ご理解を頂けるよう努めてまいる所存でございます。
経営合理化
次に経営合理化の徹底についてですが、
当社は三つの段階に分けて取り組んでまいります。
まず、形状的な合理化として、
形状的な費用の削減及び保有資産の売却等を引き続き進めてまいります。
次に構造的な合理化として、
ピーク需要抑制策の徹底等によります中長期的な設備投資の削減や、
子会社関連会社を含む取引会社への発注方法を含む抜本的な見直しなど、
構造面での改変改革を行ってまいります。
さらに戦略的な合理化として、
火力発電所のリプレース、燃料調達運用面における他の事業者の方々との連携などによりまして、
燃料コストの戦略的な削減策を推進してまいります。
これらによりまして、緊急特別事業計画を元にした削減目標に6565億円を上積みし、
平成24年度から33年度までの10年間で、3兆3650億円を超えますコスト削減を実現してまいります。
続きまして、当社が直面している構造的な対応への課題についてご説明申し上げます。
まず、財務基盤の評価に向けた取り組みとして、
当社は本年3月原子力損害賠償支援機構に対しまして、
総額1兆円の株式の引き受けを申請いたしました。
当社といたしましては後ほど上程いたします、第二号議案に記載の通り、
同機構から出資を受け、事業の継続性を確実なものとしてまいりたいと考えております。
また、社債市場への意図を自律的な調達が可能になるまでの間、
金融機関に対し、借り換え等による与信の維持や、
約1兆年の追加の与信などをお願いしてまいります。
また、事故発生以来火力燃料費が大幅に増加し、
現状のままでは電力の安定供給に著しい影響が生じる恐れがあることから、
経営合理化を徹底してもなお賄いきれないコスト増につきまして
最低限の電気料金の値上げをお願いしているところであります。
電気料金の値上げにあたりましては、
普段の経営合理化を前提するとともに情報開示を徹底するなど、
説明責任を十分に果たして参ります。
次に事業関係の変化に対応した快適な電力供給の取り組みとして、
当社は火力電源開発における入札の実施や、他の事業者の方々と連携した火力発電所のリプレスとともに、
電源の効率化を図っていっ気ます。
また送配電ネットワークの増強や、運用における透明性中立性を高めるほか、
料金メニューの充実等によりお客様への多様なニーズにもきめ細かく対応してまいります。
次に経営資源の有効活用に向けた取組として、当社はスマートメーターを導入し、
送配電ネットワークのインフラとして質を高めるとともに、
さまざまな事業者の方々がネットワークを通じて新たな商品、サービスを生み出すことができるよう、
環境を整備してまいります。
これらにより他の事業者の方々との連携による相乗効果を発揮しながら、
省エネルギーなどに関する新しい形態のサービスを検討展開してまいります。
最後に指揮改革について向けた取り組みについてご説明申し上げます。
当社が直面する様々な課題の解決にはゼロからの?をもって社会の皆様の信頼を回復し、
関係者の方々との協力連携によって新たな事業展開を進めていく必要があります。
そのためには責任を全うする。
開かれた東京電力となる。
お客様、社会とともにエネルギーサービスを・・・・略ー06:05
資産
固定資産が13兆2502億円
流動資産が2兆2862億円
資産合計15兆5364億円で
前年度に比べまして7461億円増加しております
負債
固定負債が12兆3914億円
流動負債が2兆3189億円
引当金が135億円
合計が14兆7239億円で
前年度に比べまして1兆5361億円増加しております。
純資産
株主資本8487億円
包括利益類型額マイナス615億円
少数株主持ち分252億円
合計が8224億円で
前年度に比べまして7900億円減少しております。
えっ?東電株主総会で提案だけして帰っちゃった東京都の猪瀬副知事6/27
(総会後の声・音声&書き出し)
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東京電力取締役社長
西澤俊夫
廃炉
廃止措置の実施についてですが、
廃止措置の終了までには30年以上の期間を要するものと想定されており、
これまで経験のない技術的困難性を伴う多くの課題があります。
当社といたしましては中長期ロードマップに基づきまして、
地域の皆様と作業員の安全の確保を大前提に、
国をはじめ関係機関と密に連携しながら、着実に取り組んでまいります。
安定供給の確保
次に安定供給の確保についてですが、
現在当社ではすべての原子力発電所が停止しており、供給力が大幅低下しております。
当社といたしましては緊急措置電源の増設やコンバインドサイクル化などにより供給力の増強を図るとともに、
節電のお願いなど各種の需要抑制策を着実に実施し、電力需給のバランスを確保してまいります。
また、柏崎刈羽原子力発電所の運転再開に向けまして、
安全性に関する総合評価を厳正的確に実施するとともに、
津波に備えた浸水防止対策などの安全確保策を着実に進めてまいります。
そのうえで、地域の皆様をはじめ広く社会の皆様に当社の取り組みを丁寧にご説明し、
ご理解を頂けるよう努めてまいる所存でございます。
経営合理化
次に経営合理化の徹底についてですが、
当社は三つの段階に分けて取り組んでまいります。
まず、形状的な合理化として、
形状的な費用の削減及び保有資産の売却等を引き続き進めてまいります。
次に構造的な合理化として、
ピーク需要抑制策の徹底等によります中長期的な設備投資の削減や、
子会社関連会社を含む取引会社への発注方法を含む抜本的な見直しなど、
構造面での改変改革を行ってまいります。
さらに戦略的な合理化として、
火力発電所のリプレース、燃料調達運用面における他の事業者の方々との連携などによりまして、
燃料コストの戦略的な削減策を推進してまいります。
これらによりまして、緊急特別事業計画を元にした削減目標に6565億円を上積みし、
平成24年度から33年度までの10年間で、3兆3650億円を超えますコスト削減を実現してまいります。
続きまして、当社が直面している構造的な対応への課題についてご説明申し上げます。
まず、財務基盤の評価に向けた取り組みとして、
当社は本年3月原子力損害賠償支援機構に対しまして、
総額1兆円の株式の引き受けを申請いたしました。
当社といたしましては後ほど上程いたします、第二号議案に記載の通り、
同機構から出資を受け、事業の継続性を確実なものとしてまいりたいと考えております。
また、社債市場への意図を自律的な調達が可能になるまでの間、
金融機関に対し、借り換え等による与信の維持や、
約1兆年の追加の与信などをお願いしてまいります。
また、事故発生以来火力燃料費が大幅に増加し、
現状のままでは電力の安定供給に著しい影響が生じる恐れがあることから、
経営合理化を徹底してもなお賄いきれないコスト増につきまして
最低限の電気料金の値上げをお願いしているところであります。
電気料金の値上げにあたりましては、
普段の経営合理化を前提するとともに情報開示を徹底するなど、
説明責任を十分に果たして参ります。
次に事業関係の変化に対応した快適な電力供給の取り組みとして、
当社は火力電源開発における入札の実施や、他の事業者の方々と連携した火力発電所のリプレスとともに、
電源の効率化を図っていっ気ます。
また送配電ネットワークの増強や、運用における透明性中立性を高めるほか、
料金メニューの充実等によりお客様への多様なニーズにもきめ細かく対応してまいります。
次に経営資源の有効活用に向けた取組として、当社はスマートメーターを導入し、
送配電ネットワークのインフラとして質を高めるとともに、
さまざまな事業者の方々がネットワークを通じて新たな商品、サービスを生み出すことができるよう、
環境を整備してまいります。
これらにより他の事業者の方々との連携による相乗効果を発揮しながら、
省エネルギーなどに関する新しい形態のサービスを検討展開してまいります。
最後に指揮改革について向けた取り組みについてご説明申し上げます。
当社が直面する様々な課題の解決にはゼロからの?をもって社会の皆様の信頼を回復し、
関係者の方々との協力連携によって新たな事業展開を進めていく必要があります。
そのためには責任を全うする。
開かれた東京電力となる。
お客様、社会とともにエネルギーサービスを・・・・略ー06:05
資産
固定資産が13兆2502億円
流動資産が2兆2862億円
資産合計15兆5364億円で
前年度に比べまして7461億円増加しております
負債
固定負債が12兆3914億円
流動負債が2兆3189億円
引当金が135億円
合計が14兆7239億円で
前年度に比べまして1兆5361億円増加しております。
純資産
株主資本8487億円
包括利益類型額マイナス615億円
少数株主持ち分252億円
合計が8224億円で
前年度に比べまして7900億円減少しております。
えっ?東電株主総会で提案だけして帰っちゃった東京都の猪瀬副知事6/27
(総会後の声・音声&書き出し)
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書き出ししている間にどんどん動画が削除されていきました。
デイリーモーション、Youtubeと探しながら、やっと全部書きだすことができました。
とても大切な法律が、自公民のみで勝手に作られ、
人々の目に触れずちゃんとした議論もなされないまま可決されました。
この番組を見ると改めて事の重大さを痛感します。
そもそも民・自・公のみなさん
原発「安全」のため の規制庁が骨抜きになっていますけど!
20120621 原発「安全」のための規制庁が骨抜き ド... 投稿者 j817
2012年6月21日放送 モーニングバード・そもそも総研
慌ただしく可決されてしまった原子力規制委員会設置法。
その内容は衆議院を通過した後にホームページで公表され、
ほとんどの人が知らなかった。
大事な事全てが付則(オマケ)の中に書かれている。
番組では私たちが知らなければいけない大切な部分を詳しく説明していました。
(重要なので要点抜き出しました。全文書き出しは続きを読む)
ーーー要点抜き出し
ノーリターンも骨抜き?
第6条の2
原子力規制庁の職員は原子力推進に関わる行政組織への配置転換を認めない。
ただし、法律の施行後5年間は
職員の意欲、適性等、特にや むを得ない自由がある時はこの限りではない。
玉川:要するに、経済産業省や文部科学省には戻れない。
古賀:
逆に言うと他のところには行けますよと。いう。
他のところにいっちゃうとですね、今度はこの法律の規制がかからなくなりますから、
たとえば国交省とかですね、こういうところに行きまして、
で、ちょっといて、また経産省に戻りますという時にはこの規制はかからないんですね。
玉川:
直接こう(経産省)は行けないと。
だけど、この間にですね、ワンクッション○○ナントカ省というところに一回行って、
それからここ(経産省)に行く分には良いと。そういうことですから。
それともう一点。
これ、「職員の意欲、適性等、特にやむを得ない自由がある時はこの限りではない」という、
なんですか?これ
古賀:
「この限りでない」ということは「例外にします」ということですね。
例外を認めます。
「こんなところに行きたくない」と言えばですね、しょうがないからまた戻すしかないな、って言って、
今度は直接戻れちゃう。
玉川:
これたとえばですね、こっち(規制庁)に来た人が、まあやる気があったという人がですね、
何かぼーっとしてやる気がなくなっちゃったと。
やる気がなくなったら、こっち(直で経産省)へ行ってもいいよと、いうふうな事なんですよ。
こういうことですよね?
古賀:
これ、すごく主観的ですから、意欲とか。
意欲なんていうものはその人がどう思うかですからね、
事故調「報告書」を放置&無視!?巧妙骨抜き
第5条
法律の施行後3年以内に国会の事故調の報告書を踏まえ、
検討が加えられ、必要な措置を講じる
古賀:
まず3年以内にということはですね、
3年間何にもやらなくてもいいんですよ。
で、この事故調の報告書はもうすぐ出ます、6月中に。
非常に厳しい内容になります。
そうすると、たとえばあんなノーリターン・ルールなんかじゃ駄目だというような事になるんで、
普通なら「じゃあ直しましょう」というふうになるんですけれども、
この条文を入れたことによって、3年以内ですから、3年間は逆に何にもしなくてもいいですよという事になります。
しかも、検討が加えられということで、
とりあえず検討すればいいんですね。
検討した結果、「まあいいや」っていうことになれば、無視できるということですから、
2重にですね、2重の意味でこの事故調の報告を無視できるという事に出来るということです。
でもこの3年というのがものすごく大事で、
今から安全基準を全部作り変えて、1個1個の原発をもう一回ゼロから見直すんですよね。
だからそれを、3年間こういう事をしないで、
今の抜け穴のまんま経産省の植民地にした人たちがやればですね、全部動かせるんです。3年以内に。
それから変えても遅いです。
玉川:
だからもう、こう書いた時点で官僚側の趣旨としては、
「やらない」と、「踏まえない」ということを表しているという法律になっちゃうわけですね。
「40年で廃炉」のはずが、新たな法律では「60年」
第43条の3の31
原子炉の運転期間は40年とする。
原子力規制委員会の許可を得て、一回に限り延長できる。
古賀:
40年に20年足せば60年まで可能で、
しかもそれが、何かにすごく限定されるという事が何も書いてないんですよ。
でもう、「安全ですね」って言えば60年まで延びるということ何で、
細野さんなんかはよく「40年」それ以上はほとんどないんですなんて言っているんですけれど、
この情報を見る限りそういうふうには全く読めないです。
だから、国会の事故調の報告書が出ると、「これじゃあダメだ」っていうことになっちゃうんで、
その前に決めなくちゃならないんですよ。
さらに―97条
改正後の規定に類手はその思考の状況を勘案して、
速やかに検討が加えられ、
必要があると認められるときはその結果に基づいて所要の措置が講ぜられるものとする
古賀:
しかもこの40年っていうのも止めたいんですね。
この制限も止めたいので、「これを変えたい」って、自民党なんかが言っているんですけれど、
ここが、だから3年以内じゃなくて「速やかに検討して必要な措置を講じられる」っていうことで、
こっちについてはすぐに40年見直ししましょうと。
原発の安全どうなる?実質”大連立”で骨抜き
玉川:
実はですね、今日の東京新聞の1面なんですけれども、
これ実は「原子力の憲法こっそり変更」ってありますけれども、
古賀さん、これ何なんですか?これまた付則なんですよね。
同じこの規制委員会設置法。

古賀:
この付則で、これは「安全のためにやります」って言っているんですけれど、
その中に潜り込ませてですね、
「安全保障のために安全っていうのを考えるんです」っていう条文を入れちゃったんですね。
で、安全保障っていうのは何か?って言うとですね、
要するに国を守ります。
軍事の話になっているわけですよ。
ですからまだ原爆を持ちたいっていう人たちがまだ沢山いるんですけれども、
そのためにはプルトニウムを持っていなくちゃいけない。
そのためには核燃料再処理もやらなくちゃならない。
そういう論理にどんどんなって言ってですね、だから原発もずっと残すんだという、
こういうロジックになっていく危険性があるんですね。
それを、原子力の憲法と言われる法律を今回の法律の付則、オマケで変えちゃったと、
古賀:
これ全部オマケ。付則ですから。
法律はこれだけ分厚いんですよ。
それで、これだけです、本則は。

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デイリーモーション、Youtubeと探しながら、やっと全部書きだすことができました。
とても大切な法律が、自公民のみで勝手に作られ、
人々の目に触れずちゃんとした議論もなされないまま可決されました。
この番組を見ると改めて事の重大さを痛感します。
そもそも民・自・公のみなさん
原発「安全」のため の規制庁が骨抜きになっていますけど!
20120621 原発「安全」のための規制庁が骨抜き ド... 投稿者 j817
2012年6月21日放送 モーニングバード・そもそも総研
慌ただしく可決されてしまった原子力規制委員会設置法。
その内容は衆議院を通過した後にホームページで公表され、
ほとんどの人が知らなかった。
大事な事全てが付則(オマケ)の中に書かれている。
番組では私たちが知らなければいけない大切な部分を詳しく説明していました。
(重要なので要点抜き出しました。全文書き出しは続きを読む)
ーーー要点抜き出し
ノーリターンも骨抜き?
第6条の2
原子力規制庁の職員は原子力推進に関わる行政組織への配置転換を認めない。
ただし、法律の施行後5年間は
職員の意欲、適性等、特にや むを得ない自由がある時はこの限りではない。
玉川:要するに、経済産業省や文部科学省には戻れない。
古賀:
逆に言うと他のところには行けますよと。いう。
他のところにいっちゃうとですね、今度はこの法律の規制がかからなくなりますから、
たとえば国交省とかですね、こういうところに行きまして、
で、ちょっといて、また経産省に戻りますという時にはこの規制はかからないんですね。
玉川:
直接こう(経産省)は行けないと。
だけど、この間にですね、ワンクッション○○ナントカ省というところに一回行って、
それからここ(経産省)に行く分には良いと。そういうことですから。
それともう一点。
これ、「職員の意欲、適性等、特にやむを得ない自由がある時はこの限りではない」という、
なんですか?これ
古賀:
「この限りでない」ということは「例外にします」ということですね。
例外を認めます。
「こんなところに行きたくない」と言えばですね、しょうがないからまた戻すしかないな、って言って、
今度は直接戻れちゃう。
玉川:
これたとえばですね、こっち(規制庁)に来た人が、まあやる気があったという人がですね、
何かぼーっとしてやる気がなくなっちゃったと。
やる気がなくなったら、こっち(直で経産省)へ行ってもいいよと、いうふうな事なんですよ。
こういうことですよね?
古賀:
これ、すごく主観的ですから、意欲とか。
意欲なんていうものはその人がどう思うかですからね、
事故調「報告書」を放置&無視!?巧妙骨抜き
第5条
法律の施行後3年以内に国会の事故調の報告書を踏まえ、
検討が加えられ、必要な措置を講じる
古賀:
まず3年以内にということはですね、
3年間何にもやらなくてもいいんですよ。
で、この事故調の報告書はもうすぐ出ます、6月中に。
非常に厳しい内容になります。
そうすると、たとえばあんなノーリターン・ルールなんかじゃ駄目だというような事になるんで、
普通なら「じゃあ直しましょう」というふうになるんですけれども、
この条文を入れたことによって、3年以内ですから、3年間は逆に何にもしなくてもいいですよという事になります。
しかも、検討が加えられということで、
とりあえず検討すればいいんですね。
検討した結果、「まあいいや」っていうことになれば、無視できるということですから、
2重にですね、2重の意味でこの事故調の報告を無視できるという事に出来るということです。
でもこの3年というのがものすごく大事で、
今から安全基準を全部作り変えて、1個1個の原発をもう一回ゼロから見直すんですよね。
だからそれを、3年間こういう事をしないで、
今の抜け穴のまんま経産省の植民地にした人たちがやればですね、全部動かせるんです。3年以内に。
それから変えても遅いです。
玉川:
だからもう、こう書いた時点で官僚側の趣旨としては、
「やらない」と、「踏まえない」ということを表しているという法律になっちゃうわけですね。
「40年で廃炉」のはずが、新たな法律では「60年」
第43条の3の31
原子炉の運転期間は40年とする。
原子力規制委員会の許可を得て、一回に限り延長できる。
古賀:
40年に20年足せば60年まで可能で、
しかもそれが、何かにすごく限定されるという事が何も書いてないんですよ。
でもう、「安全ですね」って言えば60年まで延びるということ何で、
細野さんなんかはよく「40年」それ以上はほとんどないんですなんて言っているんですけれど、
この情報を見る限りそういうふうには全く読めないです。
だから、国会の事故調の報告書が出ると、「これじゃあダメだ」っていうことになっちゃうんで、
その前に決めなくちゃならないんですよ。
さらに―97条
改正後の規定に類手はその思考の状況を勘案して、
速やかに検討が加えられ、
必要があると認められるときはその結果に基づいて所要の措置が講ぜられるものとする
古賀:
しかもこの40年っていうのも止めたいんですね。
この制限も止めたいので、「これを変えたい」って、自民党なんかが言っているんですけれど、
ここが、だから3年以内じゃなくて「速やかに検討して必要な措置を講じられる」っていうことで、
こっちについてはすぐに40年見直ししましょうと。
原発の安全どうなる?実質”大連立”で骨抜き
玉川:
実はですね、今日の東京新聞の1面なんですけれども、
これ実は「原子力の憲法こっそり変更」ってありますけれども、
古賀さん、これ何なんですか?これまた付則なんですよね。
同じこの規制委員会設置法。

古賀:
この付則で、これは「安全のためにやります」って言っているんですけれど、
その中に潜り込ませてですね、
「安全保障のために安全っていうのを考えるんです」っていう条文を入れちゃったんですね。
で、安全保障っていうのは何か?って言うとですね、
要するに国を守ります。
軍事の話になっているわけですよ。
ですからまだ原爆を持ちたいっていう人たちがまだ沢山いるんですけれども、
そのためにはプルトニウムを持っていなくちゃいけない。
そのためには核燃料再処理もやらなくちゃならない。
そういう論理にどんどんなって言ってですね、だから原発もずっと残すんだという、
こういうロジックになっていく危険性があるんですね。
それを、原子力の憲法と言われる法律を今回の法律の付則、オマケで変えちゃったと、
古賀:
これ全部オマケ。付則ですから。
法律はこれだけ分厚いんですよ。
それで、これだけです、本則は。

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06.26
Tue
4号機 新たな外壁の傾き
NHK福島 06月26日 12時41分
水素爆発で大きく壊れ、耐震性が懸念されている、福島第一原子力発電所4号機で、
東京電力が建屋の外壁の膨らみによる傾きをさらに調べた結果、
先月の調査より大きな傾きが新たに見つかりました。
東京電力は、解析の結果、4号機の建屋全体やプールの耐震性に問題はないとしています。
福島第一原発4号機では、5月、
原子炉建屋の西側で水素爆発の爆風でできたとみられる膨らみによる傾きが確認され、
傾きは、壁の高さ13メートルに対し3点3センチで、建築基準法の制限値の半分ほどでした。
東京電力が、今月、さらに調べた結果、外壁の傾きは建屋の西側や南側の広い範囲で確認され、
西側の3階部分に高さ13メートルに対し4点6センチと、先月の調査より大きなものが新たに見つかりました。
傾きは、すべての場所で建築基準法で定められた制限値を下回っているということです。
4号機の建屋の上部にある、使用済み燃料プールには、
福島第一原発で最も多い燃料1535体が保管されていますが、
東京電力は、建屋全体やプールは傾きが見つかった外壁以外の柱などで支えられていることから、
解析した結果、耐震性に問題はないとしています。
NHK福島 06月26日 12時41分
水素爆発で大きく壊れ、耐震性が懸念されている、福島第一原子力発電所4号機で、
東京電力が建屋の外壁の膨らみによる傾きをさらに調べた結果、
先月の調査より大きな傾きが新たに見つかりました。
東京電力は、解析の結果、4号機の建屋全体やプールの耐震性に問題はないとしています。
福島第一原発4号機では、5月、
原子炉建屋の西側で水素爆発の爆風でできたとみられる膨らみによる傾きが確認され、
傾きは、壁の高さ13メートルに対し3点3センチで、建築基準法の制限値の半分ほどでした。
東京電力が、今月、さらに調べた結果、外壁の傾きは建屋の西側や南側の広い範囲で確認され、
西側の3階部分に高さ13メートルに対し4点6センチと、先月の調査より大きなものが新たに見つかりました。
傾きは、すべての場所で建築基準法で定められた制限値を下回っているということです。
4号機の建屋の上部にある、使用済み燃料プールには、
福島第一原発で最も多い燃料1535体が保管されていますが、
東京電力は、建屋全体やプールは傾きが見つかった外壁以外の柱などで支えられていることから、
解析した結果、耐震性に問題はないとしています。
20120621 原子力基本法をこっそり変更... 投稿者 PMG5
「平和利用」から「軍事利用」も・・・?
原子力基本法をこっそり変更
2012年6月21日放送 報道ステーション

政局と続いている話なんですが、
このどさくさの中で国民にわからないうちに重要な法改正がすーっと通ったという話です。
これは第一にですね、消費税増税、それからもうひとつ原発再稼動
このふたつの大前提のもとに、民、自、公の合作と言えると思いますが、
このあたりこの番組ではかなり注目しています。
ーーー
昨日成立して原子力規制委員会設置法
実はこの法律に合わせて原子力の平和利用をうたった原子力基本法が大きく書きかえられた。
「我が国の安全保障に資する事を目的として」
原子力の技術を安全保障名目で軍事転用できる化のような文言が原子力基本法に盛り込まれたのだ。
しかも法案は民主・自民・公明の3党だけの修正協議で決められ
衆院通過後の今週月曜日の時点でも国会のホームページに掲載されなかった。

その後の参議院の審議も水曜日までの3日間、延べ13時間だけ。
それで重大な変更が行われた格好だ。
共産党 市田忠義書記局長:

原子力利用の目的について、「我が国の安全保障に資する」としたことは
明確にこれは原子力平和利用三原則に抵触するものだと、
法案提出者
自民党 吉野正芳衆院議員:

あくまでも我々の思いあ軍事転用をしないという思いで入れさせていただきました。
細野豪志原発担当大臣:
原子力基本法の第二条の一項にはですね、
「平和の目的に限り安全の確保を旨として」ということが明確に書かれております。
共産党 市田忠義書記局長:
軍事利用なんて全く考えていないというのだったら、
わざわざ「我が国の安全保障に資する」なんていう言葉を入れる必要はさらさらない。
「安全保障に資する」という文はもともとの政府法案にはなかったが、
修正協議で自民党側の案を民主党が受け入れた。
政府は軍事転用の考えはないと主張し、「安全保障」を盛り込んだ理由をこう答弁している。
細野豪志 原発担当大臣:

安全保障という意味はですね、まさに核拡散をしない
政府は「安全保障に資する」とは日本が核の拡散を防ぐという意味だとしている。
だが、核不拡散をめぐっては政府内に別の解釈も出ている。

アジアで今後増えるだろうとされる原発。
そこから出る使用済み核燃料の軍事転用されないよう、安全保障名目で日本が再処理を引き受ける。
そうすれば今見直し論が出ている日本の核燃料サイクル維持につなげられるというのだ。
経済産業省幹部:
六ヶ所村の再処理施設の稼働を正当化することは今は困難だが、
これで再処理施設が必要と言えるようになる。
ーーーーー
古舘:
これは今日新聞で言えば東京新聞が一面トップで大きく出してきました。
わたしも朝刊を読んでビックリしたんですけれども、
三浦さんどういうふうにここを解説して下さいますか?
三浦(朝日新聞論説委員):
そうですね、まずは世間の関心が消費税政局に行く時に、こうやってそっと文言を入れていたということですね。
わたしはなんか、非常に気味が悪いと思うんですよね。
で、細野さんは核不拡散の問題がありましたけれども、
それでしたらわたしはそれは国際の安全保障だと思いますね。
日本ではやはり我が国の安全保障というのはやっぱり、国家の防衛のことであって、
原子力で国防とくると、やはりどうしても核兵器の話になる訳ですね。
そのようにいくらそういう意味ではないと言っても拡張解釈する可能性は残るし、
また、国際社会にそのように解釈される恐れもあると思うんですね。
なぜこれが大事かというと、今まであんまり注目されていないんですが、
実は日本の保守の政治の中には、ずーっとですね、
今核兵器を持たなくても潜在的な可能性能力は維持するべきだという議論がずっとあるんですね。

たとえば保守の大物の岸信介1957年から60年にかけて総理大臣をやっているんですけれども、
彼の内閣の時に自衛のためだったら核兵器は持てると、
憲法上禁止されていないんだというふうな政府解釈をまとめていますし、
またそういう潜在能力を持つことが日本の地位を強めるんだという趣旨の事も彼は言っているんですね。
で、今でも、脱原発を反対する人たちの中には、核の論理を使う人たちもいるわけです。
そういう全体の文脈で考えてみると、やっぱりこれは単なる言葉尻の問題じゃないんですね。
やっぱり核の軍事転用に拡張解釈できるような物を
こういう姑息なやり方で入れたというのは私は非常にね、日本の信頼を損ねる改正だと思いますね。
古舘:
日本は核を作ろうと思えばいつでも作れるんだ、プルトニウムでと、
そういうものをずーーーっと暗に息づかせてきたことは事実でしたと思うんですよね。
ここにきて、付則というのは、これはやっぱり厄介で、
私たち伝える側ではこの付則こそ、あらゆる法案で注目していかなければいけないと思うんですが、
これが一文はいる事で、大きく拡大解釈の余地を残しつつあるという見方ですね。
三浦:そうですね、
要するにこの3党が疑似大連立のような事になると、
こういうふうに私たちが見えないところで進むという事の怖さも感じましたね。
古舘:
たとえば六ヶ所村、これはですね先が全く見えていない核燃料の再処理政策。
それを維持することであるとVTRでも伝えました。
そして全く行き場のない核のゴミをどうするか、の問題。
こういった一連の再処理政策を維持するためではないかという見方も強くできるわけです。
このあたり要警戒だと考えております。
「安全保障」に関しての東京新聞の記事↓
危ない!!「安全保障」原子力基本法案が自民党の希望でそーっと変えられた!
東京新聞&中央日報(韓国)
他国の使用済み燃料の処理を日本で受け入れるという記事↓
細野豪志原発事故担当相の私的検討会「核不拡散研究会」核燃料サイクル国際化・・
他国の使用済み燃料受け入れ・・??
サンデーモーニングでこの件に関して報道↓
原子力の憲法を改正 ”安全保障に資する”とは?
6/24サンデーモーニング(動画・内容書き出し)
付則に追加された文言で骨抜きにされた「原子力規制委員会設置法」↓
「原子力規制委員会設置法」付則に書かれた抜け穴・古賀茂明氏6/21そもそも(動画・内容書き出し)
もんじゅの新たな動き↓
たねまきJ「”もんじゅ”新たな動きとその性質・2号機再臨界は?」
小出裕章氏(内容書き出し)6/21
たねまきJ「原発の寿命・もんじゅメーカーと契約1億円・文科省とSPEEDI・アメリカと再稼働・野田会見」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/13
停止してても恐ろしいもんじゅー
2月のナトリウム検出器停止に続いて、こんどはナトリウム監視装置が停止3/14
「もんじゅ5年運転後廃炉」電力業界のあせり
六ヶ所村再処理工場の動き↓
暴走する原子力ムラ「六ヶ所村再処理工場試運転再開」
六ヶ所村非常用ディーゼル不具合、起動せず
六ヶ所村再処理工場また水漏れ→放射性物質含んでいます2/23
六ヶ所村再処理工場は諦めた方がいいと思う(準備段階で不具合延期のニュース)
海外原発輸出の動き↓
<原発の輸出>福島原発以降初輸出はリトアニア(日立製作所)
動き出した「原発輸出」ヨルダン&ベトナム(動画&内容書き出し)
全く反省なし!トルコに原発を売り込むニッポン
おまけ
本音のコラム「原発の製造物責任」について(内容書き出し)
ーーー
いつでも核兵器を持てるように核武装したいっていうことの空恐ろしい考え方はもちろん、
「核不拡散」と言って、海外の使用済み核燃料も日本で処理すると、・・・
東芝・日立・三菱重工業という原発企業だけのために、輸出した先のごみを引き受けるというのか?
自国の核のごみの処理もできなくて困っているのに、
いったい何を考えているのか?と訳が分からなくなってしまう私なのです・・・
06.26
Tue
もし、福井の原発が事故ったら
タイでも、大飯原発再稼働に反対するデモがありました

ロサンゼルスタイムス紙の官邸前抗議行動の写真

大飯3号機起動は1日 関電、制御棒引き抜きへ
産経ニュース2012.6.25 20:53
関西電力は25日、再稼働に向けた準備作業が続く大飯原発3号機(福井県)について、
7月1日中に原子炉を起動する見込みになったことを明らかにした。
これまで、起動は1~3日になるとしていた。
関電によると、1日夕から深夜にかけ、燃料の核分裂反応をコントロールする制御棒の引き抜き操作を行う。
関電は再稼働の準備作業について「おおむね順調に進んでいる」としている。
一方、経済産業省原子力安全・保安院の森山善範原子力災害対策監は25日の記者会見で、
大飯原発3、4号機の中央制御室で送電線の監視設備に異常があったことを示す警報が相次いだことについて
「同様の警報は年間200件ほど起きている」として、
今後は即座に公表しない方針を示した。
報道陣が迅速な情報提供を求め「相談したい」と応じた。
<起動準備>大飯3号機「水位低下の警報」発表は半日後
6月19日夜大飯3号機発電機冷却水の水位低下を知らせる警報が鳴った記事
起動準備大飯原発また警報・今度は送電線に異常?
23日深夜から24日未明にかけ、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の中央制御室で
原発と京都市の送電施設を結ぶ送電線に異常が生じたことを示す警報が2回作動した記事。
タイでも、大飯原発再稼働に反対するデモがありました

ロサンゼルスタイムス紙の官邸前抗議行動の写真

大飯3号機起動は1日 関電、制御棒引き抜きへ
産経ニュース2012.6.25 20:53
関西電力は25日、再稼働に向けた準備作業が続く大飯原発3号機(福井県)について、
7月1日中に原子炉を起動する見込みになったことを明らかにした。
これまで、起動は1~3日になるとしていた。
関電によると、1日夕から深夜にかけ、燃料の核分裂反応をコントロールする制御棒の引き抜き操作を行う。
関電は再稼働の準備作業について「おおむね順調に進んでいる」としている。
一方、経済産業省原子力安全・保安院の森山善範原子力災害対策監は25日の記者会見で、
大飯原発3、4号機の中央制御室で送電線の監視設備に異常があったことを示す警報が相次いだことについて
「同様の警報は年間200件ほど起きている」として、
今後は即座に公表しない方針を示した。
報道陣が迅速な情報提供を求め「相談したい」と応じた。
<起動準備>大飯3号機「水位低下の警報」発表は半日後
6月19日夜大飯3号機発電機冷却水の水位低下を知らせる警報が鳴った記事
起動準備大飯原発また警報・今度は送電線に異常?
23日深夜から24日未明にかけ、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の中央制御室で
原発と京都市の送電施設を結ぶ送電線に異常が生じたことを示す警報が2回作動した記事。
去年の6月にはすでに線量がとても高いと判明していた都立水元公園。
そのことを、メディアがが今日やっと報じた。
都立水元公園の線量が高いことはずーーっと前から分かっていた事なのに
東京都が除染すると報じてからのメディアの対応の遅さ。
高いことが分かった時点で「早く除染しろ」と東京都のケツを叩くのがメディアの仕事ではありませんか?
都立水元公園の線量が非常に高いことが分かってからすでに1年が過ぎています!!!
東京 葛飾の水元公園で高い放射線量
NHK 6月25日 17時25分
東京 葛飾の水元公園で高い放射線量
放射線量が高いという指摘が出ている東京・葛飾区の都立水元公園で、
東京都が25日、放射線量を測定したところ、
複数の場所で地表から1メートルで1時間当たり1マイクロシーベルト以上の高い放射線量が確認されました。
これを受けて東京都は、今後、公園で除染を行うことになりました。
この測定は、都立水元公園の植え込みで除染が必要な高さの放射線量が測定されたという通報が
文部科学省が設けている窓口に寄せられたことから、東京都が25日、確認のために行いました。
公園内の14か所で測定を行ったところ、このうちの13か所では、
地表から1メートルで1時間に1マイクロシーベルト以上の放射線量が測定され、
公園の植え込みでは、最も高い1.22マイクロシーベルトが測定されたということです。
周辺より1マイクロシーベルト以上高い放射線量が測定された場合、
文部科学省のガイドラインでは除染の対象になっていて、
東京都は今回の測定結果を受けて、対象となる公園内の9か所で今後、除染を行うことになりました。
文部科学省によりますと、
局地的に高い放射線量が測定されるホットスポットについての通報が窓口に寄せられた場合、
管轄する自治体などが確認や除染を行うことになるということで、
都内では3月末までに150件ほどの通報が寄せられているということです。
東京都建設局の滝澤達部長は、
「基準を超える放射線量が測定されたので、今後、環境省と相談して除染の方法や範囲を決めていきます。
これからも都民の方々と一緒にホットスポットの確認を進めていきたい」と話していました。
葛飾区の水元公園やっと東京側が除染
「福島や首都圏の除染の現状」山内知也氏4/30たねまきJ(内容書き出し)
<一部抜粋>
山内:
そうですね、水元公園は東京都と埼玉県のちょうど県境にあって、
埼玉側が三郷市という町といいますか市なんですよね。
わたし、三郷市にも昨年6月に計測に行った事があるんですけれど、
この公園を回った時には「やっぱり結構高いな」と、で、
「この池の向こうは東京なんですよ」っていう話を聞いたんですけど、
三郷市は除染をするんですよ。
小学校の校庭なんかでも土を入れ替えたりした小学校も、もう現にあるんです。
で、これからどんどん綺麗にしていこうとしているんだけど、
池を挟んだ相手側の東京が綺麗にせんはったら綺麗になりません。
ちょっと東京の方がその場合は高かったという事になりますね。
もっと前2011年06月27日(月) 週刊現代の記事↓
日本全国の本当の放射線量(週刊現代)
<一部抜粋>
共産党都議からも「線量が高い」と指摘された葛飾区の水元公園に足を踏み入れた。
平日の昼下がりとはいえ、たくさんの親子連れとカップルがいる。線量計の表示は、0・53?。
園内の歩道脇に側溝がある。
線量計をかざすと、不穏な音を立てながら数値は上昇を続ける。
0・59、0・69、0・75・・・。
今回の調査では各場所で10回前後計測してその平均値を取っているが、この側溝の平均計測値は0・63だった。
公園の中心部にある中央広場。青々とした芝生に線量計をかざす。0・61。
4~5歳くらいの子供を連れた母親が、記者に興味を持って近づいてくる。
「ここ、数値高いですよ」
線量計を見せると、
「え? ありえない・・・」と小さく叫び、逃げるように去っていった。
線量計が鳴りやまない!
Tシャツに半ズボン、サンダル姿の少年たちが、園内を流れる小川でザリガニ釣りを楽しんでいる。
小川脇の湿った地面を計測すると、0・86。安全基準の4・5倍だ。
やり切れないのは、公園があくまで美しく、人々が安らぎを求めて集まっていることだ。
愛すべきこの公園は、残念ながら汚染されている。
その事実を、葛飾区は発表しようとしない。
東京都、水元公園内を除染へ…都内で初めて
(2012年6月25日15時04分 読売新聞)
東京都が25日、葛飾区の都立水元公園内で地上1メートルの空間放射線量を調査したところ、
最高で毎時1・22マイクロ・シーベルトが検出され、都は公園内を除染することを決めた。
都が都内で除染を実施するのは初めて。
国は周辺より1マイクロ・シーベルト以上高い地点を除染の対象としており、
同公園内は1・16マイクロ・シーベルト以上が基準となる。
25日午前、都が公園内の駐車場の植え込みなどを測定したところ、
14か所中、9か所で1・16マイクロ・シーベルトを超えた。
同公園の駐車場周辺は、共産党都議団が、「周辺よりも放射線量が高い」と指摘していた。
原子力の憲法を改正
”安全保障に資する”とは?
2012年6月24日 サンデーモーニング
20120624 原子力の憲法を改正 「安全保障に資す... 投稿者 PMG5
水野真裕美:
原子力の憲法とも言うべき法律に新たに書き加えられた表現が大きな波紋を呼んでいます。

水曜日(6月20日)参議院本会議で可決された「原子力規制委員会設置法」
原発を推進する経済産業省から、原子力安全保安院を分離し、
原子力の安全行政を原子力規制委員会が一元的に担うというものです。
ところがこの原子力委員会設置法の付則によって、
国の原子力利用の憲法ともいえる原子力基本法が書き換えられました。
その事である懸念が広がっているのです。
谷岡郁子参院議員(民主党)
目的の最後のところに「我が国の安全保障に資する」という言葉が書かれております。
核武装をわが国がやるということの表明なのか、
問題となっているのは原子力基本法の中に追加された文言でした。
「原子力利用の安全確保は国民の生命、健康及び財産の保護、
環境保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として、行うものとする」
この中の「安全保障に資する」という部分が、
原子力の技術を安全保障という名目で軍事転用できるとも取れると問題にされたのです。
わずか4日間の国会審議で書き加えられた文言。
一体なぜ追加されることになったのでしょうか?
「安全保障に資する」という文言が書き加えられた「原子力基本法」
もともと政府案にはなく、修正協議で自民党が入れるように主張したものでした。
20日(水)参議院環境委員会
市田忠義参院議員(日本共産党書記局長):
大臣、この案はありませんでしたね。
細野豪志原発担当相:
自民党のみなさんの考え方としては、セーフガード(安全措置)がですね加わりますので、
それが加わるというので安全保障というのを入れられたのではないかと。
法案を提出した自民党の吉野議員は
吉野正芳衆院議員(自民党)

あくまでも我々の思いは、軍事転用はしないという思いで入れさせていただきました。
市田議員:
軍事利用なんて全く考えてないつもりだったら、
わざわざ「我が国の安全保障に資する」なんてですね言葉を入れる必要はさらさらないと、
こうした指摘に対し藤村官房長官は
「安全保障に資する」とは日本が核の拡散を防ぐという意味だと説明したうえでこう述べました。
藤村修官房長官:
我が国の原子力の平和利用の原則、非核三原則の堅持はいささかも揺らぐものではないし、
政府としてもなにか軍事何とかの転用などという考えは一切持っていません。
ーーー
関口:非常に複雑な問題なのでもう一回、
水野:
おさらいします。
今回原子力基本法の2条にこのような文面が追加されました。
そして「わが国の安全保障に資することを目的として行うものとする」と改正されたんです。

これに関して、原発輸出の促進を狙ったり、
軍事利用の可能性を示唆しているのではないかといった指摘が出ているんですね。
関口:
これはあくまでも?マークがついています。
だから先程ちょっと言いましたが、大連立なんていう事が起こると、
こういう事もどんどん、どんどん進んでいってしまう可能性がある訳で、
わたくしは「ちょっと怖いな」と思うんですが、寺島さん。

寺島:
これね、国際政治の常識ですけどね、
原爆としての核と、平和利用の原子力発電というのはですね、裏表みたいなもので、
もともと原爆の民生転用から起こってきたのがこの原子力発電ですから、
これ、からみついているわけですよ。
で、従ってですね、脱原発なんていることを目指そうにもね、この問題を直視するっていうことはすごく重要で、
で、どういう事かっていうと、
日本人はね、エネルギー政策の問題として脱原発も可能だというふうに思っているわけですけれども、
わたくしたとえばワシントンなんかに行って議論に巻き込まれるポイントがまさにここにあるんですけれども、
アメリカのね核の傘
つまり原爆に守られながらですね、冷戦を乗りきって、
未だにアメリカの核にしがみついていたいと思っている日本がね、
脱原発なんていうシナリオを選択できるんですかという質問を受けるんですね。
どういう意味だって言ったらですね、
アメリカの核の傘にいるということは、論理的に言うとですよ、
大量殺戮さえ想定してね反撃するぞという事を想定した論理なわけなんですよ。
たとえば金子さんのような立場でね、アメリカの核の傘の外に出る勇気を持ってね
脱原発っていう事を議論している人ならば、それなりに論理的に一貫性がある訳ですよ。
ところがね、多くのぼんやりした空気っていうのはね、
日本人のいま空気っていうのは脱原発って言っていれば可能だと思っているんだけども、
からみついてくるんですよ。
たとえばそのアメリカとね、現実に東芝がウエスティングハウスの原子力部門を買収し、
日立とGEの連携体制ができてですね、
いつの間にか日本自身が世界の原子力発電の事業の中心に立っちゃっているわけですよ。
そういう状況下でね、脱原発に踏み切っていくことにはものすごく多くの努力がいると、
で、そういう中で、僕の立場はね、
非核のためにですよ、核の誘惑を断って、
当然のことながらですね、広島・長崎の敬虔を踏んだ日本としてはね、
核の誘惑を断ちながら、要するに原子力に対する技術基盤をしっかり持っていないとですね、
中国だとか、アジアのね国々がものすごい勢いで原発拡大していくなかでね、
日本の技術者に誇り高くこの分野を支えていくという状況を作んなきゃダメだというのが僕の論点なんですけれど、
これ「安全保障」というキーワードが出てきているっていうことはね、
その問題を考える大きなきっかけだと僕は思ってもらいたいと思いますね。

関口:
まあ、でもその寺島さんの説は分からないではない。
だけどその日立とかそういうところが進んでしまった。
これにも?マークを付けないと、
「このまま進めよう!」っていうのはちょっと僕は無理があるような気がして、
金子さんいかがですか。

金子:
えーっと、まあ実態としてと法律を変えるということは少し意味が違うと思うんです。
っていうのは唯一の被爆国として原発をやる時に歯止めになっていたのは
原子力基本法の中における「平和利用に限る」という規定だったんですよ。
これを4日の議論で、しかもすべり込ませてしまって、決めちゃうということの危険さなんですね。
どうも拡大解釈しようと。
もう一つ実は原発の輸出という事にも関わっているんです。
これはなかなか難しいんですけれど、
原発というのは絶えず使用済み核燃料を出しますよね。
これをここからウランやプルトニウムをもう一回抽出して核燃料サイクルっていって、
高速増殖炉で燃やしたり、普通の燃料のMOX燃料って言って混ぜて燃やしたりしたりするんですけど、
これを、細野原発担当大臣の私的な研究会の核不拡散研究会というところでやっているのは、
輸出した先の使用燃料も含めて、使用済み核燃料も含めて
日本の国内で処理しましょうっていうんですよ。
もんじゅを動かして、それで六ヶ所村も動かして、
動いてないんですけれども動かして、それで、
それを処理してやっていけば核不拡散になるという論理なんですね。
でもこれは、毎日新聞がすっぱ抜いたんですけれど、
秘密会議をやっている事務局にいは沢山の原子力関係の関連企業の方はいるわ、
そういう状況の中で原子力委員会のをそこで進退工作撤回会議をそこで中断しちゃっているんです。
で、それも記事にされてないんですよ、全く、その問題も。
やるって言いながらやっていないのにいつの間にか入ってしまっている。
しかしもう、5兆円以上もんじゅにしろ、六ヶ所村にしろ使っているのに、
15年動いてない。
片方は計画から20年経っても動いてない。
税金の無駄使いをして自分達利害関係者が何でも決めているわけですよ。
そんな事でこんな、原発輸出との関係で不拡散なんですというような事が
本当に言えるんだろうか?ということですよね。
ちゃんとした検討をしないで決める。軽々に決めるような内容ではないと、
日本の国税そのものに関わる事だから、しっかりとした議論をするべきだと私は思います。
関口:じゃあ毎日新聞の論評を一言

岸井:
寺島さんが言われるように日本のダブルスタンドを考えるというのはよく分かるんですけれどね、
だけどもこの入れ方はあくまでもおかしいと思う。
毎日新聞としてはやっぱり「削除するべきだ」という主張をしていきますよ。
それはね、なんて言ったって核不拡散のためと言うならば、
だったらそう書けばいいんですよ。
そうじゃなくて何故安全保障という言葉を入れちゃったかということですよ。
それはそう思わせようとしているわけですよ。
つまり、「いずれ日本は核兵器を持つこともあるんですよ。それが潜在的抑止力になるんですよ」
という事が言いたいというのが本音。
それが自民党の本音だと思うんですね。
いろんな理由がありますよ。
先ほど寺島さんが言われたような部分もありますけれども、
これを入れた理由がそこだから、それだったら全然違うじゃないですか。
そこはハッキリしてくださいと。
「安全保障」に関しての東京新聞の記事↓
危ない!!「安全保障」原子力基本法案が自民党の希望でそーっと変えられた!
東京新聞&中央日報(韓国)
他国の使用済み燃料の処理を日本で受け入れるという記事↓
細野豪志原発事故担当相の私的検討会「核不拡散研究会」核燃料サイクル国際化・・
他国の使用済み燃料受け入れ・・??
報道ステーションでこの件に関して報道↓
「平和利用」から「軍事利用」も? 「核不拡散」のためって?原子力基本法をこっそり変更
6/21報道ステ(動画内容書き出し)
付則に追加された文言で骨抜きにされた「原子力規制委員会設置法」↓
「原子力規制委員会設置法」付則に書かれた抜け穴・古賀茂明氏6/21そもそも(動画・内容書き出し)
毎日新聞がすっぱ抜いた記事に関して↓
「原子力ムラ」が秘密会合5/24報道ステーション・飯田哲也氏(動画・内容書き出し)
寺澤実郎さん↓ この人の頭の中には日立と東芝の事しかないのがよく分かる。
金曜日夕方6時 官邸前で・・・ デモに参加する人々の”思い”
6/22報道ステーション(動画・内容書き出し)&今日の東京新聞
三菱重工・日立・東芝 に蓄積している技術をどうするかに配慮しないとね
「原発再稼働わたしはこう思う」寺島実郎氏3/29(内容書き出し)
金子勝さん↓ とてもいい話です。まだの方は是非。
「脱原発で豊かになろう」金子勝氏6/11たねまきJ(内容書き出し)
”安全保障に資する”とは?
2012年6月24日 サンデーモーニング
20120624 原子力の憲法を改正 「安全保障に資す... 投稿者 PMG5
水野真裕美:
原子力の憲法とも言うべき法律に新たに書き加えられた表現が大きな波紋を呼んでいます。

水曜日(6月20日)参議院本会議で可決された「原子力規制委員会設置法」
原発を推進する経済産業省から、原子力安全保安院を分離し、
原子力の安全行政を原子力規制委員会が一元的に担うというものです。
ところがこの原子力委員会設置法の付則によって、
国の原子力利用の憲法ともいえる原子力基本法が書き換えられました。
その事である懸念が広がっているのです。
谷岡郁子参院議員(民主党)
目的の最後のところに「我が国の安全保障に資する」という言葉が書かれております。
核武装をわが国がやるということの表明なのか、
問題となっているのは原子力基本法の中に追加された文言でした。
「原子力利用の安全確保は国民の生命、健康及び財産の保護、
環境保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として、行うものとする」
この中の「安全保障に資する」という部分が、
原子力の技術を安全保障という名目で軍事転用できるとも取れると問題にされたのです。
わずか4日間の国会審議で書き加えられた文言。
一体なぜ追加されることになったのでしょうか?
「安全保障に資する」という文言が書き加えられた「原子力基本法」
もともと政府案にはなく、修正協議で自民党が入れるように主張したものでした。
20日(水)参議院環境委員会
市田忠義参院議員(日本共産党書記局長):
大臣、この案はありませんでしたね。
細野豪志原発担当相:
自民党のみなさんの考え方としては、セーフガード(安全措置)がですね加わりますので、
それが加わるというので安全保障というのを入れられたのではないかと。
法案を提出した自民党の吉野議員は
吉野正芳衆院議員(自民党)

あくまでも我々の思いは、軍事転用はしないという思いで入れさせていただきました。
市田議員:
軍事利用なんて全く考えてないつもりだったら、
わざわざ「我が国の安全保障に資する」なんてですね言葉を入れる必要はさらさらないと、
こうした指摘に対し藤村官房長官は
「安全保障に資する」とは日本が核の拡散を防ぐという意味だと説明したうえでこう述べました。
藤村修官房長官:
我が国の原子力の平和利用の原則、非核三原則の堅持はいささかも揺らぐものではないし、
政府としてもなにか軍事何とかの転用などという考えは一切持っていません。
ーーー
関口:非常に複雑な問題なのでもう一回、
水野:
おさらいします。
今回原子力基本法の2条にこのような文面が追加されました。
そして「わが国の安全保障に資することを目的として行うものとする」と改正されたんです。

これに関して、原発輸出の促進を狙ったり、
軍事利用の可能性を示唆しているのではないかといった指摘が出ているんですね。
関口:
これはあくまでも?マークがついています。
だから先程ちょっと言いましたが、大連立なんていう事が起こると、
こういう事もどんどん、どんどん進んでいってしまう可能性がある訳で、
わたくしは「ちょっと怖いな」と思うんですが、寺島さん。

寺島:
これね、国際政治の常識ですけどね、
原爆としての核と、平和利用の原子力発電というのはですね、裏表みたいなもので、
もともと原爆の民生転用から起こってきたのがこの原子力発電ですから、
これ、からみついているわけですよ。
で、従ってですね、脱原発なんていることを目指そうにもね、この問題を直視するっていうことはすごく重要で、
で、どういう事かっていうと、
日本人はね、エネルギー政策の問題として脱原発も可能だというふうに思っているわけですけれども、
わたくしたとえばワシントンなんかに行って議論に巻き込まれるポイントがまさにここにあるんですけれども、
アメリカのね核の傘
つまり原爆に守られながらですね、冷戦を乗りきって、
未だにアメリカの核にしがみついていたいと思っている日本がね、
脱原発なんていうシナリオを選択できるんですかという質問を受けるんですね。
どういう意味だって言ったらですね、
アメリカの核の傘にいるということは、論理的に言うとですよ、
大量殺戮さえ想定してね反撃するぞという事を想定した論理なわけなんですよ。
たとえば金子さんのような立場でね、アメリカの核の傘の外に出る勇気を持ってね
脱原発っていう事を議論している人ならば、それなりに論理的に一貫性がある訳ですよ。
ところがね、多くのぼんやりした空気っていうのはね、
日本人のいま空気っていうのは脱原発って言っていれば可能だと思っているんだけども、
からみついてくるんですよ。
たとえばそのアメリカとね、現実に東芝がウエスティングハウスの原子力部門を買収し、
日立とGEの連携体制ができてですね、
いつの間にか日本自身が世界の原子力発電の事業の中心に立っちゃっているわけですよ。
そういう状況下でね、脱原発に踏み切っていくことにはものすごく多くの努力がいると、
で、そういう中で、僕の立場はね、
非核のためにですよ、核の誘惑を断って、
当然のことながらですね、広島・長崎の敬虔を踏んだ日本としてはね、
核の誘惑を断ちながら、要するに原子力に対する技術基盤をしっかり持っていないとですね、
中国だとか、アジアのね国々がものすごい勢いで原発拡大していくなかでね、
日本の技術者に誇り高くこの分野を支えていくという状況を作んなきゃダメだというのが僕の論点なんですけれど、
これ「安全保障」というキーワードが出てきているっていうことはね、
その問題を考える大きなきっかけだと僕は思ってもらいたいと思いますね。

関口:
まあ、でもその寺島さんの説は分からないではない。
だけどその日立とかそういうところが進んでしまった。
これにも?マークを付けないと、
「このまま進めよう!」っていうのはちょっと僕は無理があるような気がして、
金子さんいかがですか。

金子:
えーっと、まあ実態としてと法律を変えるということは少し意味が違うと思うんです。
っていうのは唯一の被爆国として原発をやる時に歯止めになっていたのは
原子力基本法の中における「平和利用に限る」という規定だったんですよ。
これを4日の議論で、しかもすべり込ませてしまって、決めちゃうということの危険さなんですね。
どうも拡大解釈しようと。
もう一つ実は原発の輸出という事にも関わっているんです。
これはなかなか難しいんですけれど、
原発というのは絶えず使用済み核燃料を出しますよね。
これをここからウランやプルトニウムをもう一回抽出して核燃料サイクルっていって、
高速増殖炉で燃やしたり、普通の燃料のMOX燃料って言って混ぜて燃やしたりしたりするんですけど、
これを、細野原発担当大臣の私的な研究会の核不拡散研究会というところでやっているのは、
輸出した先の使用燃料も含めて、使用済み核燃料も含めて
日本の国内で処理しましょうっていうんですよ。
もんじゅを動かして、それで六ヶ所村も動かして、
動いてないんですけれども動かして、それで、
それを処理してやっていけば核不拡散になるという論理なんですね。
でもこれは、毎日新聞がすっぱ抜いたんですけれど、
秘密会議をやっている事務局にいは沢山の原子力関係の関連企業の方はいるわ、
そういう状況の中で原子力委員会のをそこで進退工作撤回会議をそこで中断しちゃっているんです。
で、それも記事にされてないんですよ、全く、その問題も。
やるって言いながらやっていないのにいつの間にか入ってしまっている。
しかしもう、5兆円以上もんじゅにしろ、六ヶ所村にしろ使っているのに、
15年動いてない。
片方は計画から20年経っても動いてない。
税金の無駄使いをして自分達利害関係者が何でも決めているわけですよ。
そんな事でこんな、原発輸出との関係で不拡散なんですというような事が
本当に言えるんだろうか?ということですよね。
ちゃんとした検討をしないで決める。軽々に決めるような内容ではないと、
日本の国税そのものに関わる事だから、しっかりとした議論をするべきだと私は思います。
関口:じゃあ毎日新聞の論評を一言

岸井:
寺島さんが言われるように日本のダブルスタンドを考えるというのはよく分かるんですけれどね、
だけどもこの入れ方はあくまでもおかしいと思う。
毎日新聞としてはやっぱり「削除するべきだ」という主張をしていきますよ。
それはね、なんて言ったって核不拡散のためと言うならば、
だったらそう書けばいいんですよ。
そうじゃなくて何故安全保障という言葉を入れちゃったかということですよ。
それはそう思わせようとしているわけですよ。
つまり、「いずれ日本は核兵器を持つこともあるんですよ。それが潜在的抑止力になるんですよ」
という事が言いたいというのが本音。
それが自民党の本音だと思うんですね。
いろんな理由がありますよ。
先ほど寺島さんが言われたような部分もありますけれども、
これを入れた理由がそこだから、それだったら全然違うじゃないですか。
そこはハッキリしてくださいと。
「安全保障」に関しての東京新聞の記事↓
危ない!!「安全保障」原子力基本法案が自民党の希望でそーっと変えられた!
東京新聞&中央日報(韓国)
他国の使用済み燃料の処理を日本で受け入れるという記事↓
細野豪志原発事故担当相の私的検討会「核不拡散研究会」核燃料サイクル国際化・・
他国の使用済み燃料受け入れ・・??
報道ステーションでこの件に関して報道↓
「平和利用」から「軍事利用」も? 「核不拡散」のためって?原子力基本法をこっそり変更
6/21報道ステ(動画内容書き出し)
付則に追加された文言で骨抜きにされた「原子力規制委員会設置法」↓
「原子力規制委員会設置法」付則に書かれた抜け穴・古賀茂明氏6/21そもそも(動画・内容書き出し)
毎日新聞がすっぱ抜いた記事に関して↓
「原子力ムラ」が秘密会合5/24報道ステーション・飯田哲也氏(動画・内容書き出し)
寺澤実郎さん↓ この人の頭の中には日立と東芝の事しかないのがよく分かる。
金曜日夕方6時 官邸前で・・・ デモに参加する人々の”思い”
6/22報道ステーション(動画・内容書き出し)&今日の東京新聞
三菱重工・日立・東芝 に蓄積している技術をどうするかに配慮しないとね
「原発再稼働わたしはこう思う」寺島実郎氏3/29(内容書き出し)
金子勝さん↓ とてもいい話です。まだの方は是非。
「脱原発で豊かになろう」金子勝氏6/11たねまきJ(内容書き出し)
日本に油田がある事が10年前から分かっていたという記事を書いて、
そのあと「ここにはメタンハイドレートがある場所だ」と教えていただき、
青山さんのラジオ番組を書き出しました。
経産省・メタンハイドレートの公的な妨害工作と官僚の保身のために「新潟沖に油田」と発表!?
青山繁晴インサイドSHOCK6/20(内容書き出し)
国家が潰れてしまいそうなほど苦しい今の日本にとって、
メタンハイドレートの塊が日本海に沢山眠っているということは私にはとても明るいニュースだと思います。
だけど、経済産業省は、そのおきな資源が日本にあることを何故かひたすら隠そうとしています。
ニュースアンカーの動画がありましたので、書き出しました。
もっと詳しく内容を知ることができます。
2012.06.20 日本海メタンハイドレート 続報 ロングバージョ... 投稿者 kigurumiutyuujin
資源大国への道
具体的な懸念とは・・・
16:20
マイナス-36:37
さて、この後は青山さんのニュースでズバリのコーナーに移りたいと思います。
青山:
先週、近年というか最近珍しく希望の話を語ることができました。
「日本海で私たちの祖国を資源大国にする可能性が十分あるメタンハイドレートを見付ける調査が出来ました」
という話をしましたら、
この番組にも沢山反響を頂いているようですけれども、
僕のところにもメールとかブログへの書き込みで、「本当に胸が明るくなった」とか、
メールやその他でのお便りが沢山来て、みんながどれほど希望に飢えているか、
希望への渇望というものをすごく感じたんですけれど、
ところが、希望が決して打ち砕かれた訳ではないんだけれども、今日にいたるまでの間に
「ええっ!?」とビックリするような思いがけない出来事がありました。
キーワードはこれです。
奇怪な壁
まあ、壁が経ち現われるのはこの10数年慣れっこなので、まぁいくつ出てこようがいいんですが、
今回は誠に奇怪な壁が、しかも日本国政府から立ち上がったんじゃないかという事を、
この後皆さんとご一緒に見ていきたいと思います。
山本:
本当に先週のこのコーナーでのメタンハイドレートについての青山さんの報告というのは、
私たちに希望を見出してくれる明るい話だったんですけれども、
それに奇怪な壁が、しかも日本政府から立ち上がったっていう、穏やかじゃないですよね。
早速解説からお願いします。

青山:
みなさんもう、この番組を見て下さっている方は
新資源のメタンハイドレートを聞いたことが無いという方はあんまりいらっしゃらないと思いますが、
一言だけ申しておけば、この真ん中に移っているのは実物です。

メタンというのは天然ガスの主な成分です。
それがこういう海の底にあると、こういうシャーベット、氷になっています。
そこに火を近づけただけで、こうやってボッ!と燃える。
そしてこれは今まで資源があった国にはなくて、
日本のように地震に苦しんできた今まで資源が無かった国にあるという、
神様のいたずらのような資源。
そして日本には、太平洋と日本海と両方ありますが、
太平洋の方はこういう形ではないんです。
海底深くに砂とまじりあって存在している。でも、いつかは実用化できますが、
日本海の方はこれが、
本当にこれは日本海ですけれど、
海の底にあるから取り出したら使えると、
ところが日本政府は自民党政権時代から、政権交代があってもなくても関係なく、
この国の官僚とそれに癒着した一部の学者たちは、
その取りにくい太平洋側ばっかりやってきて、
やりやすい日本海の方を隠そう隠そうとしてきたんです。
だから、それに苦しんだ挙句私たちはこの6月に新しい試みを二つ始めました。
それがこれですね。
続きを読むに

06.24
Sun
大飯原発で送電異常の警報 大気不安定で無線途切れる
中國新聞 '12/6/24
再稼働の準備を進める関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の中央制御室で
23日深夜から24日未明にかけ、
原発と京都市の送電施設を結ぶ送電線に異常が生じたことを示す警報が2回作動した。
関電によると、実際に送電線に異常はなく、
大気の状態が不安定で監視用の無線信号が途切れたことが原因とみられる。
関電は公表対象のトラブルではないが、特別な監視体制の下にある現状を踏まえて発表したとしている。
再稼働準備作業への影響はないという。
警報作動は、23日午後11時35分と24日午前0時17分の2回。
いずれも送電線の接続状態を監視する無線信号が一時的に途切れた。
大飯原発と京都市の送電施設「京北開閉所」は50万ボルトの送電線で接続されており、
原発稼働時には電気を送るとともに、深刻な事故の際には原発への外部電源になるという。
<起動準備>大飯3号機「水位低下の警報」発表は半日後
たねまきJ「大飯原発3号機の警報作動・大阪市がれき受け入れ」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/20
6月27日にも警報が鳴りました↓
たねまきJ「電力会社の株・今日も警報!大飯原発」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/27
中國新聞 '12/6/24
再稼働の準備を進める関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の中央制御室で
23日深夜から24日未明にかけ、
原発と京都市の送電施設を結ぶ送電線に異常が生じたことを示す警報が2回作動した。
関電によると、実際に送電線に異常はなく、
大気の状態が不安定で監視用の無線信号が途切れたことが原因とみられる。
関電は公表対象のトラブルではないが、特別な監視体制の下にある現状を踏まえて発表したとしている。
再稼働準備作業への影響はないという。
警報作動は、23日午後11時35分と24日午前0時17分の2回。
いずれも送電線の接続状態を監視する無線信号が一時的に途切れた。
大飯原発と京都市の送電施設「京北開閉所」は50万ボルトの送電線で接続されており、
原発稼働時には電気を送るとともに、深刻な事故の際には原発への外部電源になるという。
<起動準備>大飯3号機「水位低下の警報」発表は半日後
たねまきJ「大飯原発3号機の警報作動・大阪市がれき受け入れ」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/20
6月27日にも警報が鳴りました↓
たねまきJ「電力会社の株・今日も警報!大飯原発」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/27
2012年6月18日【月】Radio News たね蒔きジャーナル
「原発再稼動決定に物申す!」 河合弘之さん
「脱原発弁護団全国連絡会」の代表。
これまで弁護士として多くの原発訴訟、各地の原発訴訟に関わってこられました。
そして最近では、「大阪府市エネルギー戦略会議」。
ま、橋下さんが呼びかけて、これから原発も含めてエネルギー問題をどうするんだというところで
意見を述べてこられました。
特別参与でもいらっしゃいます。
河合弘之さんです。
水野:
河合さんはたねまきジャーナル3度目のご出演で、
みなさん覚えてらして、ものすごく沢山質問が参っておりますので、
是非答えていただきたいんですが、まずはね、弁護士としての活動の部分から伺いたいんですが、
福島の住民の方達、1300人以上の方達が今度提訴なさる。
河合:告訴ですね。
水野:
告訴なさる。
これを河合さんのやりになるんですね、弁護士として。
河合:もう告訴しました。
水野:はい、これはどういう形になっていきそうなんですか?
河合:
あのですね、ようするに福島の被害者の方達がやっぱり、
福島第一原発事故の責任者の刑事責任をきちんと追及しなければ、本当の解決にならないというかね、
それから、あの問題の解決にもなりませんし、
これからどうするかという場合にもですね、
誰が悪くて、どういう事をやったからそういうことになったのかという事をはっきりさせないとですね、
本当の意味でのこれからの安全対策ですとか、
それから原発をやめるべきなのかどうなのかという事も決まらないじゃないか。という事で、
特に東電の役員の人達とか、
原子力発電推進をむやみやたらにしてきた経産省の人達の刑事責任をきちんと問うと。
そのためには、福島の県民である被害者の方達が、福島地検に告訴をして、
現に福島で被ばくをしながら仕事をしている検事さんに、捜査をして起訴をしてもらわないと、というか、
そういうふうにすることによって初めて起訴してもらえるんだという、そういう事でしたわけです。
水野:
これによって、その責任のありかというのがハッキリとしてきて、
いったい福島原発事故は何だったのか。ってちゃんと責任を問うていくということはしごく意味が大きいと思いますし、
やはりそれは河合さんのようなずっと戦い続けてきた弁護士さんでないと出来ないお仕事だと思うのですが、
それだけやはり、河合さんに対しては多くの方たちも期待し、
これまでの活動に対して敬意を払ってこられたと思うんです。
その河合さんが参加なさった、大阪府市エネルギー戦略会議というのはですね、
河合さんのお名前が入っていたことで、私はものすごく方向性に対して、
「あ、そういうことなのか」と思っていらっしゃった市民のみなさんは大勢いらっしゃると思うんです。ね。
河合:ああ、なるほど
水野:
そこで、今日多くの方から質問がきておりますのはですね、
62歳の主婦の方は、
「以前河合さんがご出演なさった、5月の時は、橋下さんが脱原発の方向だったと思うんですけれど、
なんで容認の方向になったんでしょうか?」
あるいは、他の方は
「橋下さんはいったい何と引き換えに原発再稼働に賛成、容認と、まあ部分的という事ではありましたが、
部分的でも容認の方向に変えられたんでしょうか?」
やっぱりここの謎についてうかがいたいっていう方が多いんです。
河合さんいかがですか?
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「原発再稼動決定に物申す!」 河合弘之さん
「脱原発弁護団全国連絡会」の代表。
これまで弁護士として多くの原発訴訟、各地の原発訴訟に関わってこられました。
そして最近では、「大阪府市エネルギー戦略会議」。
ま、橋下さんが呼びかけて、これから原発も含めてエネルギー問題をどうするんだというところで
意見を述べてこられました。
特別参与でもいらっしゃいます。
河合弘之さんです。
水野:
河合さんはたねまきジャーナル3度目のご出演で、
みなさん覚えてらして、ものすごく沢山質問が参っておりますので、
是非答えていただきたいんですが、まずはね、弁護士としての活動の部分から伺いたいんですが、
福島の住民の方達、1300人以上の方達が今度提訴なさる。
河合:告訴ですね。
水野:
告訴なさる。
これを河合さんのやりになるんですね、弁護士として。
河合:もう告訴しました。
水野:はい、これはどういう形になっていきそうなんですか?
河合:
あのですね、ようするに福島の被害者の方達がやっぱり、
福島第一原発事故の責任者の刑事責任をきちんと追及しなければ、本当の解決にならないというかね、
それから、あの問題の解決にもなりませんし、
これからどうするかという場合にもですね、
誰が悪くて、どういう事をやったからそういうことになったのかという事をはっきりさせないとですね、
本当の意味でのこれからの安全対策ですとか、
それから原発をやめるべきなのかどうなのかという事も決まらないじゃないか。という事で、
特に東電の役員の人達とか、
原子力発電推進をむやみやたらにしてきた経産省の人達の刑事責任をきちんと問うと。
そのためには、福島の県民である被害者の方達が、福島地検に告訴をして、
現に福島で被ばくをしながら仕事をしている検事さんに、捜査をして起訴をしてもらわないと、というか、
そういうふうにすることによって初めて起訴してもらえるんだという、そういう事でしたわけです。
水野:
これによって、その責任のありかというのがハッキリとしてきて、
いったい福島原発事故は何だったのか。ってちゃんと責任を問うていくということはしごく意味が大きいと思いますし、
やはりそれは河合さんのようなずっと戦い続けてきた弁護士さんでないと出来ないお仕事だと思うのですが、
それだけやはり、河合さんに対しては多くの方たちも期待し、
これまでの活動に対して敬意を払ってこられたと思うんです。
その河合さんが参加なさった、大阪府市エネルギー戦略会議というのはですね、
河合さんのお名前が入っていたことで、私はものすごく方向性に対して、
「あ、そういうことなのか」と思っていらっしゃった市民のみなさんは大勢いらっしゃると思うんです。ね。
河合:ああ、なるほど
水野:
そこで、今日多くの方から質問がきておりますのはですね、
62歳の主婦の方は、
「以前河合さんがご出演なさった、5月の時は、橋下さんが脱原発の方向だったと思うんですけれど、
なんで容認の方向になったんでしょうか?」
あるいは、他の方は
「橋下さんはいったい何と引き換えに原発再稼働に賛成、容認と、まあ部分的という事ではありましたが、
部分的でも容認の方向に変えられたんでしょうか?」
やっぱりここの謎についてうかがいたいっていう方が多いんです。
河合さんいかがですか?
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06.23
Sat
厚労省:福島県沖の海産物「イカナゴなど36種以外安全」
毎日新聞 2012年06月22日 21時20分(最終更新 06月22日 22時57分)
政府は22日、食品の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されている
福島県沖の海産物36種について、同県に出荷停止を指示した。
福島県沖の漁は原発事故後に全面的に自粛されたが、今月から試験操業が始まっている。
厚生労働省は「36種以外は基準を超える心配がなく、漁業再開に向けた環境整備になる」としており、
他の海産物は県などの判断で漁が再開できる。
出荷停止となるのは、イカナゴ(稚魚を除く)やマダラ、マガレイなどで、
県の今年1月からのモニタリング調査で100ベクレルを超えていた。
多くは放射性物質が沈殿しているとみられる沿岸の海底に生息している。
表層にいたり、回遊性の魚類、海藻類のほとんどはセシウムの濃度が低下し、基準値を下回っているという。
出荷停止にならなかったものの、
50ベクレル以上が検出されている海産魚11種や検査件数が少ないものについて、
厚労省は、漁獲する場合は事前に十分検査するよう県に要請した。
福島県沖では14日と22日、セシウムが3カ月間、
不検出だったヤナギダコ、ミズダコ、シライトマキバイ(ツブ貝)を県漁連が水揚げした。
25日には県内の公設市場などで加工品が試験販売され、
消費者の反応を踏まえ、地元以外へも出荷できるか県が検討する。
福島県水産課は
「今回の指示は重要なステップになる。今後も安全な魚種を慎重に選んで試験操業し、
消費者の理解を得ていきたい」と話している。【井崎憲】
出荷停止が指示された海産物36種は次の通り。
アイナメ▽アカガレイ▽アカシタビラメ▽イカナゴ(稚魚を除く)▽イシガレイ▽ウスメバル▽ウミタナゴ
▽エゾイソアイナメ▽キツネメバル▽クロウシノシタ▽クロソイ▽クロダイ▽ケムシカジカ▽コモンカスベ
▽サクラマス▽サブロウ▽シロメバル▽スケトウダラ▽スズキ▽ニベ▽ヌマガレイ▽ババガレイ
▽ヒガンフグ▽ヒラメ▽ホウボウ▽ホシガレイ▽マアナゴ▽マガレイ▽マコガレイ▽マゴチ▽マダラ
▽ムシガレイ▽ムラソイ▽メイタガレイ▽ビノスガイ▽キタムラサキウニ
ーーーー
これらの魚は取り込みやすいという事だと思います。
福島県沖にとどまらず、私は太平洋側で注意が必要だと思っています。
そして、魚介類で一番心配なのはセシウムではなくストロンチウム。
ストロンチウムはほとんど調べられていません。
ワカメと海藻類は入っていないけれど政府の言う「大丈夫」の部類なのかな?
福島第一原発の浄化装置ではストロンチウムは除去できません。
セシウムの濃度は減らして海に出していても、ストロンチウムはそのまま垂れ流しです。
ストロンチウムはカルシウムと性質が似ていて骨に蓄積します。
白血病を引き起こす恐れがあるのはストロンチウムです。
たねまきJ「東電中間報告・汚染水漏れ・汚染物海洋投棄提唱について」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)12/5
<上記ブログより一部抜粋>
小出:
そうです、そのセシウムを浄化する装置、多分ゼオライトを通したと思いますけれども、
例えばストロンチウムという放射性物質はゼオライトには付きませんので、
濃いまま、もうそこを通りぬけて、それがその場から漏れたという事だと思います。
水野:
えーーーっ!?
ストロンチウムについてはですね、推定で1リットル当たり1億ベクレル。
小出:はい
平野:・・・・・
水野:
1リットル当たり1億ベクレル前後とみられていまして、これは基準の100万倍だというんですね。
これが海に流れると言う事は、どういう事を意味するんですか?
小出:
要するにそれだけの汚染物が海へ流れてしまったという事ですし、
今聞いていただいたように、これまでそのまま、どんどん浄化装置を通ろうが通らまいが
トレンチ、ピットから漏れ続けてきたという事です。そういう濃度のものが。
水野:少なくてもストロンチウムの濃度を薄めていくっていうのは出来ないんですか?
小出:
薄めれば量が増えるだけですから、余計漏れてしまいますので、
本当は捕まえる以外にないのですけれども、
捕まえる力も今はありませんし、
平野:
これ、ストロンチウムは前もお伺いしましたけれど、
比重は重いんですよね?
海底に沈んで海草とか、そういうのに吸収されやすいんじゃないですか?
小出:
はいそうですね。
え・・・・セシウムとはちょっと・・・あの、セシウムはものすごく水に溶けやすいんですけれども、
セシウムに比べれば水に溶けにくい。
ストロンチウムは溶けにくいので、海底などに溜まりやすいと思います。
水野:それはどういう事を引き起こす恐れがるんですか?
小出:
勿論どんな放射能も危険な訳ですし、
セシウムのように水に溶けやすいのは広範囲に汚染が広がると思いますし、
ストロンチウムのように、水に比較的溶けにくいものは、
近傍の土に汚染が溜まる、あるいは近傍の食べ物を、食べ物と言ったら失礼だけど、生き物を汚すという事ですね。
水野:海底だったら、あんまり私達に関係しにくいなんて事は、ないですか?
小出:
海底には魚も、ヒラメなんかは海底に生きているわけですし、
貝類も海底に生きている訳ですし、そういうものに濃縮してくると思います。
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06.23
Sat
日立、リトアニアの原発建設受注 福島事故後の輸出1号
中國新聞 '12/6/22
【モスクワ共同=小熊宏尚】
バルト3国の一つ、リトアニアの議会は21日、
同国が計画しているビサギナス原発の建設事業権について、
日立製作所と契約することを賛成多数で承認した。
経済産業省資源エネルギー庁の原子力政策課は「正式受注と言っていい」と歓迎。
日本政府は成長戦略の一環として原発インフラ輸出を後押ししてきたが、
実現すれば、東京電力福島第1原発事故後、初となる。
リトアニア政府は今後、
出資と送電を見込むラトビア、エストニアといった周辺国からの合意取り付けなど、正式契約への作業を急ぐ。
ただ、一部周辺国では福島事故後に高まった脱原発の機運を受け、
新たな原発建設に難色を示す声も根強く、課題も残る。
リトアニアの民間調査会社が5月に行った世論調査でも、新原発建設不支持が65%に上った。
この日の議会投票は多くの議員が棄権し、定数141のうち参加は74人。うち69人が賛成した。
リトアニアには、大惨事を起こしたチェルノブイリ原発と同型の原発がソ連時代から稼働していたが、
欧州連合(EU)が加盟の条件として閉鎖を要求。2009年に完全閉鎖された。
その後はロシアから天然ガスや電力の輸入を拡大することでしのいでいるが、
リトアニア政府はエネルギーのロシア依存から脱却するためにも、新原発に期待している。
新原発は21年の運転開始を予定しており、事業規模は4千億円とみられている。
日本の原発インフラ輸出をめぐっては、福島事故前の10年にベトナムでの受注が決定。
日本はトルコやヨルダンでも受注を目指している。
日立とリトアニア政府は今年3月、建設事業権に関する契約を結ぶことで合意していた。
日立が計画の原発、反対65% リトアニア
北海道新聞 2012/05/25 10:00
【モスクワ共同】
日立製作所が原発建設計画を進めるリトアニアで、民間の調査会社が今月実施した世論調査で、
原発建設を「支持しない」との回答が65%に上った。
「支持する」は21・5%。24日のインタファクス通信などが伝えた。
調査では、80・6%が「新たな原発建設は自国の負債を増やす」と答え、
62・9%が「原発は安全ではない」と回答。
東京電力福島第1原発事故後に高まった原発不信が依然として根強いことが浮き彫りになった。
3月の政府による調査では、建設賛成44%、反対45%と拮抗していた。


イグナリナ原子力発電所の位置
正式名称 Ignalinos atominė elektrinė
国 リトアニア
所在地 ヴィサギナス
座標 北緯55度36分16秒 東経26度33分36秒
世界中どこの国でも、一般の国民は原発には反対している。
なのに、国家や企業やそういう大きな権力が強引に原子力をどんどん取り込んでいく。
核のゴミも始末ができないくせに、目先の利益と自分のために。
どこの国も、みな同じ。
世界中の一般市民が手をつなぎ、国家権力との大きな戦いをしていかなければ、
この先地球には安心して生活できる場所がなくなってしまう。
リトアニアってどこかな?って思ったら
ベラルーシのお隣だったんですね・・・
リトアニアで反対している国民の犠牲の上に、リトアニアの人々の安全と引き換えに、
造って儲かる!売って儲かる!事故って儲かる!お片付けでも儲かる!日立の売り上げ目標
日立製作所という会社と、その社員の生活が成り立っているという事なんですね・・・
と、私は理解させていただきます。
中國新聞 '12/6/22
【モスクワ共同=小熊宏尚】
バルト3国の一つ、リトアニアの議会は21日、
同国が計画しているビサギナス原発の建設事業権について、
日立製作所と契約することを賛成多数で承認した。
経済産業省資源エネルギー庁の原子力政策課は「正式受注と言っていい」と歓迎。
日本政府は成長戦略の一環として原発インフラ輸出を後押ししてきたが、
実現すれば、東京電力福島第1原発事故後、初となる。
リトアニア政府は今後、
出資と送電を見込むラトビア、エストニアといった周辺国からの合意取り付けなど、正式契約への作業を急ぐ。
ただ、一部周辺国では福島事故後に高まった脱原発の機運を受け、
新たな原発建設に難色を示す声も根強く、課題も残る。
リトアニアの民間調査会社が5月に行った世論調査でも、新原発建設不支持が65%に上った。
この日の議会投票は多くの議員が棄権し、定数141のうち参加は74人。うち69人が賛成した。
リトアニアには、大惨事を起こしたチェルノブイリ原発と同型の原発がソ連時代から稼働していたが、
欧州連合(EU)が加盟の条件として閉鎖を要求。2009年に完全閉鎖された。
その後はロシアから天然ガスや電力の輸入を拡大することでしのいでいるが、
リトアニア政府はエネルギーのロシア依存から脱却するためにも、新原発に期待している。
新原発は21年の運転開始を予定しており、事業規模は4千億円とみられている。
日本の原発インフラ輸出をめぐっては、福島事故前の10年にベトナムでの受注が決定。
日本はトルコやヨルダンでも受注を目指している。
日立とリトアニア政府は今年3月、建設事業権に関する契約を結ぶことで合意していた。
日立が計画の原発、反対65% リトアニア
北海道新聞 2012/05/25 10:00
【モスクワ共同】
日立製作所が原発建設計画を進めるリトアニアで、民間の調査会社が今月実施した世論調査で、
原発建設を「支持しない」との回答が65%に上った。
「支持する」は21・5%。24日のインタファクス通信などが伝えた。
調査では、80・6%が「新たな原発建設は自国の負債を増やす」と答え、
62・9%が「原発は安全ではない」と回答。
東京電力福島第1原発事故後に高まった原発不信が依然として根強いことが浮き彫りになった。
3月の政府による調査では、建設賛成44%、反対45%と拮抗していた。


イグナリナ原子力発電所の位置
正式名称 Ignalinos atominė elektrinė
国 リトアニア
所在地 ヴィサギナス
座標 北緯55度36分16秒 東経26度33分36秒
世界中どこの国でも、一般の国民は原発には反対している。
なのに、国家や企業やそういう大きな権力が強引に原子力をどんどん取り込んでいく。
核のゴミも始末ができないくせに、目先の利益と自分のために。
どこの国も、みな同じ。
世界中の一般市民が手をつなぎ、国家権力との大きな戦いをしていかなければ、
この先地球には安心して生活できる場所がなくなってしまう。
リトアニアってどこかな?って思ったら
ベラルーシのお隣だったんですね・・・
リトアニアで反対している国民の犠牲の上に、リトアニアの人々の安全と引き換えに、
造って儲かる!売って儲かる!事故って儲かる!お片付けでも儲かる!日立の売り上げ目標
日立製作所という会社と、その社員の生活が成り立っているという事なんですね・・・
と、私は理解させていただきます。
一人一人の声でメディアを動かし、そして、政治を変えていくことも可能かもしれないと思えた
昨夜の放送でした。
金曜日夕方6時 官邸前で・・・
デモに参加する人々の”思い”
報道ステーション 首相官邸前デモに45000人! 投稿者 j817
2012年6月22日放送 報道ステーション
古舘:
さぁ、つぎ。
なんか、国会とかがとぉーーくで動いているっていうような、とんでもない事態だと思うんですが、
一つのうねりがありますよね、今日も。

小川彩佳:
ここのところ毎週金曜日に覆い電発再稼働の撤回を求める声がこうして総理官邸の前で行われています。
ツイッターなど、インターネットの呼び掛けで集まったという方が多いんですけれども、
回を追うごとに規模もどんどん、どんどん大きくなっているようなんですね。
今日行われたこのデモ、私も取材してきました。
デモに参加する”普通の人々”
ツイッターで広がる「うねり」

夕暮れとともに総理官邸前に人々が集う。
その列は
歩道からあふれ、長さは1kmに達していた。
小川:
総理官邸前です。
大飯原発再稼働に反対する人々がこうして沿道を埋め尽くす様に、大変な熱気です。
大飯原発再稼動撤回を訴えるデモ。
主催者側の発表では、官邸周辺に集まった参加者の数は、
およそ4万5000人だったという。
その思いは人それぞれだ。
事務員(28):
もういてもたってもいられなくて、職場の人とか誘ってみんなで来ました。
で、どんどん日に日に列が長くなっていってるので、すごい、
もっとこういう国民の声を聞いてほしいなぁって思います。

小川:何を訴えたいですか?
教員(42):
安全が確認されてもいないのに、勝手に、
国民も理解していないのに、勝手に再稼動されるっていうことに納得がいきません。
列の中には著名人の姿も。
落合恵子(作家):
再稼働をここで反対をしておかないと、なし崩しになってしまうっていう怖さがね、ありますから、
今ここで踏ん張らなかったら、本当に
国民の生活の安定っていうけれど、「命はどうするんだ」っていう問いかけは
本当に今切実だと思いますね。

夕方から始まるためかスーツ姿の会社員も。
これまで、デモなどの政治活動とは無縁だったという人も少なくない。
自営業(40):
初めて来たんですけれど、何かアクションを起こさないと何にも変わらないと思って。
新しい方向性を探していく時期が、今来たんだと思います。

主婦(40):
天下りが当たり前のように、こう繰り返される中で、
やはり隠ぺい気質になっていますし、
やっぱり、私たちの国民の暮らしというのはなにも守られていないんだと。
デモは毎週金曜日に行われている。
今年3月に始めたころは300人前後と、交差点の一角を占める程度だった。
それが、回を重ねるごとに参加者が増え、一万人規模絵と急増した。
税理士(40):仕事帰りで来ました。
小川:
あ、仕事帰りで駆けつけて。
どうしてこの活動をお知りになったんですか?
税理士:ツイッターです。
ツイッターなど、インターネット上で情報を知った人が次々に加わったのだ。

税理士:やっぱり、普通の人がきているんで、これはやっぱり、国民の怒りの声だと思います
最初にデモを呼び掛けた中心メンバーの平野太一さん。
普段は介護職員として働いている。
デモを呼び掛けた 平野太一(27):

最初は実現するとも思っていなかったので、
以前だったらこういう規模っていうのは
本当に組織動員だったりだとか、そういう感じになっていたと思うんですけれども、
ほぼ全部個人参加。
ツイッターで情報を見て集まってきた人だと思います。
参加者の叫びは国の中枢に届いているのか?
東秀一:
こちら総理官邸です。
先ほどから塀の向こうでは「再稼働反対」の抗議の声が上がっています。
その声はこちら官邸の中にまで響き渡っています。
デモに参加する”普通の人々”
原発再稼働で「節電目標」緩和
ちょうどデモが始まった頃、官邸の中では夏の節電に関する会議が行われていた。
電力需給の検討会合 首相官邸 今日午後6時前

野田佳彦総理大臣:
現在、大飯原発3号機の再起動に向けた作業が進められております。
安定的な稼働が確認できた段階で、順次節電目標を見直してまいります。
政府が、福井県大飯原発の再稼働にめどが経ったという事から、節電目標を緩和することを決めたのだ。
当初関西電力管内では、おととしの夏に比べて15%相当の節電をするように打ちだしていたが、
これを10%に緩和する。
また、関西電力に電力を融通するため、北陸電力、中部電力、中国電力管内でも5%の節電目標を立てていた。
これも3%や4%に緩和するという。

ただ、九州電力管内の10%と、北海道電力、四国電力の7%節電目標は維持する。
4万人超の声
政府の反応は・・・
原発を担当する大臣にデモについて聞いて見た。
東:官邸の外で、再稼働反対のデモが行われていますが、
細野豪志:ちょっと急いでいるんで
再稼動撤回を求め総理官邸前で行われたデモ。
その声は政府に届いているのか。
東:大臣、国会の外では大規模な再稼働反対集会が行われていますけれども、
枝野幸男:質問を無視して無言で車に乗る

東:官邸の外では再稼働反対のデモが行われていますが、
細野豪志:ちょっと急いでいるので・・・(車に乗る)

細野大臣を乗せた車は、デモの近くを通過ー。

デモに参加する”普通の人々”
金曜の夕方・・・それぞれの思い

大飯原発以外でも再稼働させたい政府。
その理由とされる電力不足について、デモの参加者に聞いた。
元教員(60代):
これは、脅しじゃないですかね。
結局夏を乗り切れたというので、あの騒ぎはいったい何だったのかというふうに思いますね。

大学生:
確かに経済も大事ですけれど、今不景気ですし、大事かもしれないですけれど、
少々経済が縮小してでも、原発を動かしてはいけないと思います。
ーーースタジオ

古舘:
寺島さん、大事な世論の一部というか多くというか、
それが今の政治の中に全く反映されないという中で、
こういううねりがどんどん広がっているように私は思うんですが、
デモに関して。
寺島さんはどういう印象を?
寺島実郎が語る
今の日本の”矛盾”
寺島実郎(世界情勢、エネルギー政策と中東問題に詳しい):
ぼくはね、この市民が発言する力という問題意識の高さってすごく大事なことだから、
我々は間違いなく注目しなければいけない。
だけどその市民の側もね、
僕はおとといまで海外うごいてたからそうなんですけれども、
「不可解な日本」という印象を世界に与えていることについて、
もう少し我々自身が理解を深めなければいけない部分がある、
なんだと言うとですね、日本政府はね、いま、「限りなく原発に依存しない社会」なんていう言葉を使ってですね、
ひょっとしたら2030年の原電のゼロですね、
原子力をゼロにしようという事さえ可能かもしれないという空気を漂わせながらね、
その一方で、つい先月ですよ、オバマ大統領と面談している首相は日米共同声明の中で、
日米連携の柱の一つとしてね、
「日米原子力協力」というのを歌っているわけですよ。
それは外から見るとどう見えるかっていうと、
自分の国ではね、「子どもたちの未来のために原子力の危うさ、止めよう」っていう動きを見せながらですね、
外にはね、「日米で協力して原発を大いに外に売り込もうとしている日本の姿」というものが見えてきちゃうわけですよ。
ですから、その純粋に日本の原子力のあり方についてね、
情熱を燃やして議論するのも大事なんだけども、
加えてね、日本という国が世界に対してね、持っている位置。
たとえば現実問題として、日米原子力共同体という事があるんですけれども、
東芝がねウエスティングハウスを買ったと、2009年、GEと日立の原子力のベンチャーができた。
日本自身が世界の原子力産業の中核になっちゃっているわけですよ。
古舘:リトアニアに売ることが決まりましたね。
寺島:
現実にそういう状況になっている日本がね、
日本の国内でエネルギー選択をどういう選択をしてくるのかという事を、
息をのむように見ているというのが世界の空気なんですよ。
だからこそね、我々はこれ議会も議論する場もなくね、
要するに国際社会に対してそういうスタンスを見せているということについてしっかりとした問題意識を持って、
その原子力発電の問題と、
昨日の夜この番組でまさに突っ込んでいましたけれども、
いわゆる「安全保障」とか「国防」という問題がね、原子力というのは絡みついてきちゃうんですよ。
軍事というものとね、それから平和利用の原子力発電というものがね、ついてくる。
それをどういうふうな位置関係で整理して、アメリカとの関係ってすごく重く出てきちゃうんだけどここはね。
日本人として、これは本気でね、原子力の問題についてきちっとした考え方を政府が示さないと、
これは、この種の苛立ちというものが繰り返されると思いますね。
古舘:
もう苛立ちをわたしは超えていると思うんです。
原子力基本法の問題は今日は時間が無くてできませんけれども、
国会が会期を延長するならば、これについてちゃんと一から話合ってもらいたいという気持ちを強くもちます。
で、先程のお話に戻りますが、
海外、外国、国際社会から見た時に、日本の二枚舌の政治。
一方で原発をどんどん外へ売ろうとしていながら、国内では違う事を言っている。
「不可解な国ニッポン」わかるんですね。
で、そこからわたくし、生意気ですが寺島さんと全く意見が違っていて、
海外に原発を売ることもさることながら、
国内で福島の事故が起き、
そして、東電・政府始め、そういうところの情報隠ぺい、全く不信感が募り、ってなった時に、
ここは「原発をとにかく脱していくという方向が模索出来ないか」を
ちゃんと話合わなければいけないという考えなんですが。
寺島:
ぼくはですよ、原子力の技術基盤を日本が失ってはいけないと、
たとえばアメリカと向き合う時、
国際社会のエネルギー戦略に向き合う時に、
原子力の専門性の高い人材を失うということはですね、殆どこの国の発言力を失わせるという意味でね、
技術基盤の蓄積という事がポイントで、
じゃあ、その視点に立った時に、発電のどのくらいを原子力でやるのがギリギリなんだろうかというのが僕のね、
まさに、その論点できちっとした議論をすべきだというのが僕が言っているところなんです。
エネルギー調査会なんかでね。
古舘:
寺澤さんのお考えは分かるんですが、
しかしながら、不可解な国ニッポンっていうと、
これだけ国際社会に迷惑をかけて、放射能汚染の広がりがあった時に、
日本が原発を脱して、国際社会に、そういう国になるんですって見せるというね、
そういう考えも、そこはひとつ寛容に議論していかなければいけないですね。
寺澤:そのとおりですそこは。
ーーーー
寺島実郎さんは「原発再稼動私はこう思う」で下記のように話しています↓
「原発再稼働わたしはこう思う」寺島実郎氏3/29(内容書き出し)
三菱重工・日立・東芝 に蓄積している技術をどうするかに配慮しないとね
寺島さんが言っていた「昨日の夜この番組」↓
「平和利用」から「軍事利用」も? 「核不拡散」のためって?原子力基本法をこっそり変更
6/21報道ステ(動画内容書き出し)
古舘さんが「そこからわたくし、生意気ですが寺島さんと全く意見が違っていて」と、発言して下さった時、
正直、嬉しかったです。
いい番組を放送した時にはお礼の応援メールも忘れずにd(◕‿-。) ネ❤
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/opinion/form.html
報道ステーションへのご意見のサイトです。↑
一人一人が声を挙げれば報道も変えられる!
続きを読むに東京新聞続きを読む
昨夜の放送でした。
金曜日夕方6時 官邸前で・・・
デモに参加する人々の”思い”
報道ステーション 首相官邸前デモに45000人! 投稿者 j817
2012年6月22日放送 報道ステーション
古舘:
さぁ、つぎ。
なんか、国会とかがとぉーーくで動いているっていうような、とんでもない事態だと思うんですが、
一つのうねりがありますよね、今日も。

小川彩佳:
ここのところ毎週金曜日に覆い電発再稼働の撤回を求める声がこうして総理官邸の前で行われています。
ツイッターなど、インターネットの呼び掛けで集まったという方が多いんですけれども、
回を追うごとに規模もどんどん、どんどん大きくなっているようなんですね。
今日行われたこのデモ、私も取材してきました。
デモに参加する”普通の人々”
ツイッターで広がる「うねり」

夕暮れとともに総理官邸前に人々が集う。
その列は
歩道からあふれ、長さは1kmに達していた。
小川:
総理官邸前です。
大飯原発再稼働に反対する人々がこうして沿道を埋め尽くす様に、大変な熱気です。
大飯原発再稼動撤回を訴えるデモ。
主催者側の発表では、官邸周辺に集まった参加者の数は、
およそ4万5000人だったという。
その思いは人それぞれだ。
事務員(28):
もういてもたってもいられなくて、職場の人とか誘ってみんなで来ました。
で、どんどん日に日に列が長くなっていってるので、すごい、
もっとこういう国民の声を聞いてほしいなぁって思います。

小川:何を訴えたいですか?
教員(42):
安全が確認されてもいないのに、勝手に、
国民も理解していないのに、勝手に再稼動されるっていうことに納得がいきません。
列の中には著名人の姿も。
落合恵子(作家):
再稼働をここで反対をしておかないと、なし崩しになってしまうっていう怖さがね、ありますから、
今ここで踏ん張らなかったら、本当に
国民の生活の安定っていうけれど、「命はどうするんだ」っていう問いかけは
本当に今切実だと思いますね。

夕方から始まるためかスーツ姿の会社員も。
これまで、デモなどの政治活動とは無縁だったという人も少なくない。
自営業(40):
初めて来たんですけれど、何かアクションを起こさないと何にも変わらないと思って。
新しい方向性を探していく時期が、今来たんだと思います。

主婦(40):
天下りが当たり前のように、こう繰り返される中で、
やはり隠ぺい気質になっていますし、
やっぱり、私たちの国民の暮らしというのはなにも守られていないんだと。
デモは毎週金曜日に行われている。
今年3月に始めたころは300人前後と、交差点の一角を占める程度だった。
それが、回を重ねるごとに参加者が増え、一万人規模絵と急増した。
税理士(40):仕事帰りで来ました。
小川:
あ、仕事帰りで駆けつけて。
どうしてこの活動をお知りになったんですか?
税理士:ツイッターです。
ツイッターなど、インターネット上で情報を知った人が次々に加わったのだ。

税理士:やっぱり、普通の人がきているんで、これはやっぱり、国民の怒りの声だと思います
最初にデモを呼び掛けた中心メンバーの平野太一さん。
普段は介護職員として働いている。
デモを呼び掛けた 平野太一(27):

最初は実現するとも思っていなかったので、
以前だったらこういう規模っていうのは
本当に組織動員だったりだとか、そういう感じになっていたと思うんですけれども、
ほぼ全部個人参加。
ツイッターで情報を見て集まってきた人だと思います。
参加者の叫びは国の中枢に届いているのか?
東秀一:
こちら総理官邸です。
先ほどから塀の向こうでは「再稼働反対」の抗議の声が上がっています。
その声はこちら官邸の中にまで響き渡っています。
デモに参加する”普通の人々”
原発再稼働で「節電目標」緩和
ちょうどデモが始まった頃、官邸の中では夏の節電に関する会議が行われていた。
電力需給の検討会合 首相官邸 今日午後6時前

野田佳彦総理大臣:
現在、大飯原発3号機の再起動に向けた作業が進められております。
安定的な稼働が確認できた段階で、順次節電目標を見直してまいります。
政府が、福井県大飯原発の再稼働にめどが経ったという事から、節電目標を緩和することを決めたのだ。
当初関西電力管内では、おととしの夏に比べて15%相当の節電をするように打ちだしていたが、
これを10%に緩和する。
また、関西電力に電力を融通するため、北陸電力、中部電力、中国電力管内でも5%の節電目標を立てていた。
これも3%や4%に緩和するという。

ただ、九州電力管内の10%と、北海道電力、四国電力の7%節電目標は維持する。
4万人超の声
政府の反応は・・・
原発を担当する大臣にデモについて聞いて見た。
東:官邸の外で、再稼働反対のデモが行われていますが、
細野豪志:ちょっと急いでいるんで
再稼動撤回を求め総理官邸前で行われたデモ。
その声は政府に届いているのか。
東:大臣、国会の外では大規模な再稼働反対集会が行われていますけれども、
枝野幸男:質問を無視して無言で車に乗る

東:官邸の外では再稼働反対のデモが行われていますが、
細野豪志:ちょっと急いでいるので・・・(車に乗る)

細野大臣を乗せた車は、デモの近くを通過ー。

デモに参加する”普通の人々”
金曜の夕方・・・それぞれの思い

大飯原発以外でも再稼働させたい政府。
その理由とされる電力不足について、デモの参加者に聞いた。
元教員(60代):
これは、脅しじゃないですかね。
結局夏を乗り切れたというので、あの騒ぎはいったい何だったのかというふうに思いますね。

大学生:
確かに経済も大事ですけれど、今不景気ですし、大事かもしれないですけれど、
少々経済が縮小してでも、原発を動かしてはいけないと思います。
ーーースタジオ

古舘:
寺島さん、大事な世論の一部というか多くというか、
それが今の政治の中に全く反映されないという中で、
こういううねりがどんどん広がっているように私は思うんですが、
デモに関して。
寺島さんはどういう印象を?
寺島実郎が語る
今の日本の”矛盾”
寺島実郎(世界情勢、エネルギー政策と中東問題に詳しい):
ぼくはね、この市民が発言する力という問題意識の高さってすごく大事なことだから、
我々は間違いなく注目しなければいけない。
だけどその市民の側もね、
僕はおとといまで海外うごいてたからそうなんですけれども、
「不可解な日本」という印象を世界に与えていることについて、
もう少し我々自身が理解を深めなければいけない部分がある、
なんだと言うとですね、日本政府はね、いま、「限りなく原発に依存しない社会」なんていう言葉を使ってですね、
ひょっとしたら2030年の原電のゼロですね、
原子力をゼロにしようという事さえ可能かもしれないという空気を漂わせながらね、
その一方で、つい先月ですよ、オバマ大統領と面談している首相は日米共同声明の中で、
日米連携の柱の一つとしてね、
「日米原子力協力」というのを歌っているわけですよ。
それは外から見るとどう見えるかっていうと、
自分の国ではね、「子どもたちの未来のために原子力の危うさ、止めよう」っていう動きを見せながらですね、
外にはね、「日米で協力して原発を大いに外に売り込もうとしている日本の姿」というものが見えてきちゃうわけですよ。
ですから、その純粋に日本の原子力のあり方についてね、
情熱を燃やして議論するのも大事なんだけども、
加えてね、日本という国が世界に対してね、持っている位置。
たとえば現実問題として、日米原子力共同体という事があるんですけれども、
東芝がねウエスティングハウスを買ったと、2009年、GEと日立の原子力のベンチャーができた。
日本自身が世界の原子力産業の中核になっちゃっているわけですよ。
古舘:リトアニアに売ることが決まりましたね。
寺島:
現実にそういう状況になっている日本がね、
日本の国内でエネルギー選択をどういう選択をしてくるのかという事を、
息をのむように見ているというのが世界の空気なんですよ。
だからこそね、我々はこれ議会も議論する場もなくね、
要するに国際社会に対してそういうスタンスを見せているということについてしっかりとした問題意識を持って、
その原子力発電の問題と、
昨日の夜この番組でまさに突っ込んでいましたけれども、
いわゆる「安全保障」とか「国防」という問題がね、原子力というのは絡みついてきちゃうんですよ。
軍事というものとね、それから平和利用の原子力発電というものがね、ついてくる。
それをどういうふうな位置関係で整理して、アメリカとの関係ってすごく重く出てきちゃうんだけどここはね。
日本人として、これは本気でね、原子力の問題についてきちっとした考え方を政府が示さないと、
これは、この種の苛立ちというものが繰り返されると思いますね。
古舘:
もう苛立ちをわたしは超えていると思うんです。
原子力基本法の問題は今日は時間が無くてできませんけれども、
国会が会期を延長するならば、これについてちゃんと一から話合ってもらいたいという気持ちを強くもちます。
で、先程のお話に戻りますが、
海外、外国、国際社会から見た時に、日本の二枚舌の政治。
一方で原発をどんどん外へ売ろうとしていながら、国内では違う事を言っている。
「不可解な国ニッポン」わかるんですね。
で、そこからわたくし、生意気ですが寺島さんと全く意見が違っていて、
海外に原発を売ることもさることながら、
国内で福島の事故が起き、
そして、東電・政府始め、そういうところの情報隠ぺい、全く不信感が募り、ってなった時に、
ここは「原発をとにかく脱していくという方向が模索出来ないか」を
ちゃんと話合わなければいけないという考えなんですが。
寺島:
ぼくはですよ、原子力の技術基盤を日本が失ってはいけないと、
たとえばアメリカと向き合う時、
国際社会のエネルギー戦略に向き合う時に、
原子力の専門性の高い人材を失うということはですね、殆どこの国の発言力を失わせるという意味でね、
技術基盤の蓄積という事がポイントで、
じゃあ、その視点に立った時に、発電のどのくらいを原子力でやるのがギリギリなんだろうかというのが僕のね、
まさに、その論点できちっとした議論をすべきだというのが僕が言っているところなんです。
エネルギー調査会なんかでね。
古舘:
寺澤さんのお考えは分かるんですが、
しかしながら、不可解な国ニッポンっていうと、
これだけ国際社会に迷惑をかけて、放射能汚染の広がりがあった時に、
日本が原発を脱して、国際社会に、そういう国になるんですって見せるというね、
そういう考えも、そこはひとつ寛容に議論していかなければいけないですね。
寺澤:そのとおりですそこは。
ーーーー
寺島実郎さんは「原発再稼動私はこう思う」で下記のように話しています↓
「原発再稼働わたしはこう思う」寺島実郎氏3/29(内容書き出し)
三菱重工・日立・東芝 に蓄積している技術をどうするかに配慮しないとね
寺島さんが言っていた「昨日の夜この番組」↓
「平和利用」から「軍事利用」も? 「核不拡散」のためって?原子力基本法をこっそり変更
6/21報道ステ(動画内容書き出し)
古舘さんが「そこからわたくし、生意気ですが寺島さんと全く意見が違っていて」と、発言して下さった時、
正直、嬉しかったです。
いい番組を放送した時にはお礼の応援メールも忘れずにd(◕‿-。) ネ❤
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/opinion/form.html
報道ステーションへのご意見のサイトです。↑
一人一人が声を挙げれば報道も変えられる!

06.22
Fri
再稼動デモの不掲載について
2012年6月21日 東京新聞 応答室だより
野田政権が関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を決める前日の十五日夕、
首相官邸周辺で大規模な抗議デモがありました。
本紙の十六日朝刊には、このデモを報じた記事や写真はなく、
読者の皆さんから左記に代表される批判が百件以上寄せられました。
東京電力福島第一原発事故以降、本紙は、事故が起きた原因を検証する一方、
原発に頼らない社会に向けた報道に取り組んできました。
主権が権力を握る政治家や官僚にあるのではなく、市民の側にあることを確認するため、
市民の行動や声を紙面できちんと扱うことにも努めてきました。
再稼働決定前夜のデモは当然報じるべきでした。
掲載に圧力がかかったわけではありません。
取材を担当する部署内の連絡ミスで、当日、現場に出向いた記者がいなかったのです。
官邸前に足を運んだ多くの市民に寄り添うことができず、肝心な取材を怠ってしまう結果となりました。
これを重く受け止め、ミスをなくす取材態勢を整えました。
時の政権への市民の異議申し立てを記録していくことは、ジャーナリズムの重要な役割です。
「主権在官」を打破し、主権者の意思を国の政策決定に反映させる。
それを後押しする本紙の姿勢は揺らいでいません。
以上を読者応答室から読者の皆さんへの返答とし、ご理解をいただければと思っております。
(室長・鈴木賀津彦)
<読者からの主な意見>
首相官邸前に「原発再稼働反対」と1万1000人以上の人々が集まったことに対し
1行の記事もないのはどうしたことなのでしょう。
団体でも動員でもなく、個々の老若男女が集いました。
日本の「ジャスミン革命」の萌芽と思いました。
東京新聞がまったく触れていなかったことに、びっくりした。
(東京都・女性)
どのように取り上げてくれるのか楽しみにしていたのでがっかり。
このような大規模なデモは、
国民の意思が政治にまったく届いていないことを不満に思う市民の気持ちがよく表れていて、
ぜひ全国の人にも知ってほしかった。
(茨城県・女性)
外部の圧力があったか自己規制なのか私にはわかりませんが、非常に残念です。
国民のために新聞を作ってください。
(東京都・男性)
組織的な動員なしでこの人数、。
一目見れば政治家にとって驚異と映るであろう光景でした。
1面に載せても不思議ではなかったのにおかしい。
(東京都・女性)
一般市民は、国からも企業からも裏切られた状態で迷子になっている。
納得のいかないまま再稼働され不安な中に投げ出され、
だからこそ本当の情報を知らせてくれる新聞に期待しているのです。
(東京都・女性)
ーーー
今日今現在も首相官邸前に3万人以上の人々が集まっています。
東京新聞はきっと今日は取材に行っていますね。
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi5#utm_campaign=t.co&utm_source=7259756&utm_medium=social
「再稼働反対!」
みんなの声を聞いていると涙が出てきます。
NHKニュースは報道していません。
東京新聞のこの記事にはある意味感動しました。
このように正直に報道してくれるメディアはあまりにも少ないのです。
そして、まだまだ報道が足りない。
なにも知らないで♪のほほん♪としている人が多すぎます!!
明日は国会議事堂前にGO!
緊急告知!広瀬隆氏「22日は国会議事堂へ集結しよう!!」(広瀬氏のPDF書き出し)
見て見ないふり、知らんぷり、無関心でいると
再稼動どころではすまなくなる。
本当に戦争になるかもしれないと思っています。
危ない!!「安全保障」原子力基本法案が自民党の希望でそーっと変えられた!
東京新聞&中央日報(韓国)
東京新聞がTBSとかフジテレビとかテレ朝とかetc,テレビ局を買収して買ってくれないかな・・ww
そのためなら寄付してもいいよって思う。
広瀬隆氏からの超緊急告知!!
緊急行動の呼びかけ .pdfが発令されましたლ (。◕ˇε ˇ◕。ლ)
その告知PDFをまとめました。

このままでは日本が滅亡する
われわれは殺される
緊急行動を起こそう
腐敗した国会議員を落選させる国民運動を起こそう!
政府が「計画停電の脅迫を産業界に与えているが、
停電を起こす原因は、電力不足にあるのではない。
政府と電力会社が原発を維持するために、故意に停電を起こそうとしている。
産業界を苦しめているのは、野田内閣そのものだ。
このトンデモナイ連中を国会から一掃する必要がある。
近畿地方では大量生産のペースでエンジン発電機の生産が続いてきた。
昨年9月以降の増加分だけで179万kwになる。

加えて、病院・学校及び一定規模のビルには、すべて落雷、地震、台風、洪水の自然災害などによって
電力会社からの送電が途絶えた場合でも停電しないよう、
電気設備技術基準、消防法、建築基準法によって、
業務遂行に必要な非常用電源の設備が義務付けられている。
ビルのオーナーが火災報知機を設置するのと同じように、
病院で手術をする人間は、この電源をしっかり整備することが、電気を使う物の責任として定められている。

最大電力とは、一年でたったこれだけの話
何を騒ぐか!

2012年6月8日に野田佳彦が記者会見して、空疎な「大飯原発の再稼動必要論」をしゃべった。
トンデモナイことだ。今度は、絶対に引けない。
(その前日に、私広瀬隆はその内容を全て「週刊朝日UST劇場」で論破しておいたので、
下記サイトをご覧いただきたい。)
http://www.ustream.tv/recorded/23140879
当日の中継放送に使った全資料および詳細なファイルは、週刊朝日の
http://www.wa-dan.com/
サイト内にアップしています。
野田会見の二日後・・・
愛媛新聞2012年6月10日「地軸」の名文
(朝日新聞の「天声人語」と同じ欄)
おとといの夜は鵺(ぬえ)の鳴く声を聞いているようで不気味だった。
頭は猿、手足は虎、胴はタヌキで尾は蛇、トラツグミの声に似るという伝説の妖怪。
野田佳彦首相の会見と重なった。
▲首相は「関西電力大飯原発を再稼働すべきだというのが私の判断」と述べた。
政権は脱原発依存方針だったはずが、口を拭って、都合よく理屈を継ぎはぎした印象だ
▲いわく「原発停止のままだと、電力価格の高騰が中小企業に影響し、雇用が失われる」
「石油ショックのような痛みも覚悟しなければ」。
揚げ句「夏場限定の再稼働では国民生活を守れない」。
東京電力福島第1原発事故は収束せず、原因究明は中途、新安全基準もない中、全て既成事実の踏襲
▲「現実的たれということは、既成事実に屈服せよということにほかなりません。…それは容易に諦観に転化します」。
60年前に丸山真男が書いている(「現代政治の思想と行動」未来社)
▲政治思想の泰斗による、戦後再軍備や講和問題に関する思考回路分析が今すっぽり当てはまる空恐ろしさ。
戦後さまざまな局面で、日本人は「現実的」対応を繰り返してきたのではなかったか、と問われているようだ
▲伝説の鵺は源頼政が退治したという。
現代の鵺は首相その人や原子カムラの住人の内面に巣くう「現実主義」。
諦めは禁物だ。
退治しないと地震列島に2度目のフクシマを呼ぶ。

イソップの童話に出てくるがごとき二匹の醜いヒキガエルを見ているようだ。

海側のFOーB断層と、FOーA断層と、陸側の熊川断層が三連動すれば、
総延長63キロメートルにも達し、マグニチュード7.8となる。
これは、阪神高速道路をひっくり返した兵庫県南部地震(阪神大震災)のエネルギーの5.6倍という
内陸直下型の大地震である。

大飯原発では、直下型の地震が発生するので、
昨年の福島第一のように制御棒を挿入することができないまま、核暴走が起こって臨界爆発するであろう。
そして若狭湾のリアス式海岸には、たびたび津波が襲ってきた記録が明らかになっている。

大飯原発が再稼働すれば、その瞬間から、
大飯原発は原子炉に「最も熱量の大きな使用済み核燃料」を抱える。
つまり日本国内で最も危険な原発になる。
それは、核物理学的に、現在の日本全土を恐怖に陥れている
福島第一原発の4号機と同じ状態に一変するということである。
関西の首長たちが、「夏だけ稼働すればよい」などと言っている言葉は、
原子力について何も知らない子供の戯れ言である。
無能で、傍若無人な野田佳彦に、このまま原発の再稼働を許すわけにはゆかない。
一年以上にわたって国民が続けてきた原発廃絶を求める言動が無になる。
全国民を恐怖に陥れ、正気を失った政府が、再びわれわれを殺そうとしている。
ねぼけた経済界は、消費税の引き上げを歓迎しているが、
これから国民から集める税金は、福島原発事故の後始末に使われることが分っているのだ。
その額は、100兆円を超える。
税金とは、容れ物を大きくすれば、どこに使おうが官僚の自由で、国民には手を出せない仕組みになっている。
つまり、「税と原発の一体改悪」なのだ。
どうしてこんな簡単なトリックが、日本の経済人に分らないのだろう。
東京電力は、すでに経営破綻している。
①福島県民の生活補償と賠償責任10兆円(当座の分だけで)
②福島第一原発の廃炉費用5~10兆円
③福島県内の除染費用80兆円
④全土の瓦礫・汚泥・焼却灰の処理10兆円
最低限の費用だけで、これだけかかる。
これを国家=被害者である国民の税金と、電気料金値上げで補填することは、法律上、筋違いだ。
犯罪者=加害者の東電が、全資産を売却すれば、始末できるのだ。
日本の経済界は、子供たちに害毒を与える超危険な発電装置を選ぶというのか?
日本の工業界は、自分が製造する製品が、地球規模の放射能汚染を広げると宣言したも同然だ。
それで、日常「エコ」を売り物にするとは・・・
企業人として、よく恥ずかしくないものですね。
経済界は大人になるべきだ。これでは、日本という国家は偽善者の塊である。
それで、日本を世界に誇ろうとは、人間として恥ずべき行為ではないのか。
国会議事堂~首相官邸を包囲して、野田佳彦個人の退陣を求める緊急行動を起こす時が来た。
野田を倒せば、原発は止まる。
野田の政治生命を断とう!!
それを首都圏のすべての人に呼びかけます!!
あらゆる運動を結集しましょう。
訴訟も、署名も、申し入れも、株主運動も必要である。
だが今は、一点に全員の力を集中しましょう。
原発が動き出したら元も子もないのだから。
“打倒・野田”の行動に立ち上がりましょう。
国民的な緊急行動を呼びかけてください。
主権は、われわれ国民にある。
国民は、なめられている。
誰も、野田佳彦のような人間のクズを総理大臣に選んだ覚えはない。
われわれは、原発の問題で直接民主主義を望んでいる。
だが、議会と政府が、間接民主主義の実権を握り続けて、
日本列島に住むすべての人間の命を危険にさらすというなら、
有効な手段を選ばなければならない。
6月22日には、誰もが、仕事を休み、学校を休んで、総決起だ!!
家族と、まわりの仲間を引き連れて・・・国会議事堂へ!!
国会を、即時解散させよう。
首都圏に遠いため国会議事堂前に来られない人たちへ・・・
みなさんのご家族・親戚、知人、友人で首都圏~関東地方に住む人に、
「この国会デモに参加するよう」強く呼びかけてください。数が大事です。
そして首都圏に遠いため国会議事堂前に来られない人たちは、
みなさんの地元で、野田佳彦に与する者すべて、国会議員、地方議会議員、首長たち、与党・野党を問わず、
「野田一派を次の選挙で落選させる」全国運動を起こしてください!!
国民の命を脅かすこの重大な犯罪者たちを、日本社会から排除しよう!!
関西広域連合の首長たちも、国民を裏切った重大な犯罪者だ!!
福井県知事・西川一誠は重罪だ。
許すことはできない。
大飯原発の再稼働について、福井県の西川一誠(いっせい)知事が
自ら「安全論」を語りだしました。
ご承知のことと思いますが、私は、西川知事がどのような人格であるかを知りながら、
昨年の福島原発事故のあと先月までは、
彼の言動が「原発再稼働を直ちに容認せず」であることから、批判を控えてきました。
むしろ、賞讃することによって、引っ込みがつかなるように西川発言を引用して、褒めてきました。
しかしここに来て、その正体を現わした以上、黙っていることはできません。
福井県内の自治体首長たちにまつわる原発業界からの利権は、すさまじいものであります。
一昨年2010年3月7日の朝日新聞の報道にあるように、
西川一誠・福井県知事、河瀬一治・敦賀市長、高木毅(つよし)衆院議員の三人は、その代表者です。
金のことだけなら、目をつぶっても構いません。
しかし、長い間にわたって原発利権によって危険性が隠蔽される事実を目にしてきた私たちは、
彼らがトンデモナイことを考えてきた人脈であることを、現在の日本国民に伝える義務があると感じます。
2010年3月、西川一誠・福井県知事、河瀬一治・敦賀市長、高木毅(つよし)衆院議員(自民、福井3 区。
もと敦賀市長の高木孝一の息子)の各関連政治団体や、自民党支部が、
日本原子力研究開発機構の業務を請け負うもんじゅ関連企業三社にパーティー券を購入させていたことが発覚した。
河瀬市長は「全国原子力発電所所在市町村協議会」の会長。[朝日新聞]2010年3月7日

「原発は電源三法交付金や原発企業からの協力金があり、たなぼた式の金だ。
放射能の汚染で50年、100年後に生まれる子供がみんな障害者でも心配する時代でない」
1983年に、この信じ難い暴言を発したのが、
当時の全国原子力発電所所在市町村協議会会長・高木孝一です。
この発言は、下記・毎日新聞の報道にあるような、なまやさしい表現ではなく、
ここに全文の引用を憚るほどの恥ずべき言葉でした。
この協議会が、全国の原発立地自治体の総本山として、54基の原発を建設させてきたのです。
そして昨年、朝日新聞に報道された高木毅衆院議員が、その息子なのです。

──全国原子力発電所所在市町村協議会会長・高木孝一
福島原発事故の前に報道されていた通り、
西川一誠は原発立地県の最高責任者として、住民の生活と生命を守るにふさわしくない人間です。
そのような人物が、大飯原発の再稼働を容認することは、
報道界にとって、取り上げて深く論証すべき、重大な問題ある事実でありましょう。
これからも私たち日本人は、こうした人間集団に命を預けるのか。
子供たちの命を、西川一誠らの福井県内自治体に預けるのか。
このまま、原発が動き出してもいいのか。
──2012年6月広瀬隆
今、東京を離れていますが、22
日午後6時からの国会デモには私も参加します。
広瀬隆

ーーーーーー広瀬隆氏の告知の書き出しここまで
緊急行動の呼びかけ .pdfが発令されましたლ (。◕ˇε ˇ◕。ლ)
その告知PDFをまとめました。

このままでは日本が滅亡する
われわれは殺される
緊急行動を起こそう
腐敗した国会議員を落選させる国民運動を起こそう!
政府が「計画停電の脅迫を産業界に与えているが、
停電を起こす原因は、電力不足にあるのではない。
政府と電力会社が原発を維持するために、故意に停電を起こそうとしている。
産業界を苦しめているのは、野田内閣そのものだ。
このトンデモナイ連中を国会から一掃する必要がある。
近畿地方では大量生産のペースでエンジン発電機の生産が続いてきた。
昨年9月以降の増加分だけで179万kwになる。

加えて、病院・学校及び一定規模のビルには、すべて落雷、地震、台風、洪水の自然災害などによって
電力会社からの送電が途絶えた場合でも停電しないよう、
電気設備技術基準、消防法、建築基準法によって、
業務遂行に必要な非常用電源の設備が義務付けられている。
ビルのオーナーが火災報知機を設置するのと同じように、
病院で手術をする人間は、この電源をしっかり整備することが、電気を使う物の責任として定められている。

最大電力とは、一年でたったこれだけの話
何を騒ぐか!

2012年6月8日に野田佳彦が記者会見して、空疎な「大飯原発の再稼動必要論」をしゃべった。
トンデモナイことだ。今度は、絶対に引けない。
(その前日に、私広瀬隆はその内容を全て「週刊朝日UST劇場」で論破しておいたので、
下記サイトをご覧いただきたい。)
http://www.ustream.tv/recorded/23140879
当日の中継放送に使った全資料および詳細なファイルは、週刊朝日の
http://www.wa-dan.com/
サイト内にアップしています。
野田会見の二日後・・・
愛媛新聞2012年6月10日「地軸」の名文
(朝日新聞の「天声人語」と同じ欄)
おとといの夜は鵺(ぬえ)の鳴く声を聞いているようで不気味だった。
頭は猿、手足は虎、胴はタヌキで尾は蛇、トラツグミの声に似るという伝説の妖怪。
野田佳彦首相の会見と重なった。
▲首相は「関西電力大飯原発を再稼働すべきだというのが私の判断」と述べた。
政権は脱原発依存方針だったはずが、口を拭って、都合よく理屈を継ぎはぎした印象だ
▲いわく「原発停止のままだと、電力価格の高騰が中小企業に影響し、雇用が失われる」
「石油ショックのような痛みも覚悟しなければ」。
揚げ句「夏場限定の再稼働では国民生活を守れない」。
東京電力福島第1原発事故は収束せず、原因究明は中途、新安全基準もない中、全て既成事実の踏襲
▲「現実的たれということは、既成事実に屈服せよということにほかなりません。…それは容易に諦観に転化します」。
60年前に丸山真男が書いている(「現代政治の思想と行動」未来社)
▲政治思想の泰斗による、戦後再軍備や講和問題に関する思考回路分析が今すっぽり当てはまる空恐ろしさ。
戦後さまざまな局面で、日本人は「現実的」対応を繰り返してきたのではなかったか、と問われているようだ
▲伝説の鵺は源頼政が退治したという。
現代の鵺は首相その人や原子カムラの住人の内面に巣くう「現実主義」。
諦めは禁物だ。
退治しないと地震列島に2度目のフクシマを呼ぶ。

イソップの童話に出てくるがごとき二匹の醜いヒキガエルを見ているようだ。

海側のFOーB断層と、FOーA断層と、陸側の熊川断層が三連動すれば、
総延長63キロメートルにも達し、マグニチュード7.8となる。
これは、阪神高速道路をひっくり返した兵庫県南部地震(阪神大震災)のエネルギーの5.6倍という
内陸直下型の大地震である。

大飯原発では、直下型の地震が発生するので、
昨年の福島第一のように制御棒を挿入することができないまま、核暴走が起こって臨界爆発するであろう。
そして若狭湾のリアス式海岸には、たびたび津波が襲ってきた記録が明らかになっている。

大飯原発が再稼働すれば、その瞬間から、
大飯原発は原子炉に「最も熱量の大きな使用済み核燃料」を抱える。
つまり日本国内で最も危険な原発になる。
それは、核物理学的に、現在の日本全土を恐怖に陥れている
福島第一原発の4号機と同じ状態に一変するということである。
関西の首長たちが、「夏だけ稼働すればよい」などと言っている言葉は、
原子力について何も知らない子供の戯れ言である。
無能で、傍若無人な野田佳彦に、このまま原発の再稼働を許すわけにはゆかない。
一年以上にわたって国民が続けてきた原発廃絶を求める言動が無になる。
全国民を恐怖に陥れ、正気を失った政府が、再びわれわれを殺そうとしている。
ねぼけた経済界は、消費税の引き上げを歓迎しているが、
これから国民から集める税金は、福島原発事故の後始末に使われることが分っているのだ。
その額は、100兆円を超える。
税金とは、容れ物を大きくすれば、どこに使おうが官僚の自由で、国民には手を出せない仕組みになっている。
つまり、「税と原発の一体改悪」なのだ。
どうしてこんな簡単なトリックが、日本の経済人に分らないのだろう。
東京電力は、すでに経営破綻している。
①福島県民の生活補償と賠償責任10兆円(当座の分だけで)
②福島第一原発の廃炉費用5~10兆円
③福島県内の除染費用80兆円
④全土の瓦礫・汚泥・焼却灰の処理10兆円
最低限の費用だけで、これだけかかる。
これを国家=被害者である国民の税金と、電気料金値上げで補填することは、法律上、筋違いだ。
犯罪者=加害者の東電が、全資産を売却すれば、始末できるのだ。
日本の経済界は、子供たちに害毒を与える超危険な発電装置を選ぶというのか?
日本の工業界は、自分が製造する製品が、地球規模の放射能汚染を広げると宣言したも同然だ。
それで、日常「エコ」を売り物にするとは・・・
企業人として、よく恥ずかしくないものですね。
経済界は大人になるべきだ。これでは、日本という国家は偽善者の塊である。
それで、日本を世界に誇ろうとは、人間として恥ずべき行為ではないのか。
国会議事堂~首相官邸を包囲して、野田佳彦個人の退陣を求める緊急行動を起こす時が来た。
野田を倒せば、原発は止まる。
野田の政治生命を断とう!!
それを首都圏のすべての人に呼びかけます!!
あらゆる運動を結集しましょう。
訴訟も、署名も、申し入れも、株主運動も必要である。
だが今は、一点に全員の力を集中しましょう。
原発が動き出したら元も子もないのだから。
“打倒・野田”の行動に立ち上がりましょう。
国民的な緊急行動を呼びかけてください。
主権は、われわれ国民にある。
国民は、なめられている。
誰も、野田佳彦のような人間のクズを総理大臣に選んだ覚えはない。
われわれは、原発の問題で直接民主主義を望んでいる。
だが、議会と政府が、間接民主主義の実権を握り続けて、
日本列島に住むすべての人間の命を危険にさらすというなら、
有効な手段を選ばなければならない。
6月22日には、誰もが、仕事を休み、学校を休んで、総決起だ!!
家族と、まわりの仲間を引き連れて・・・国会議事堂へ!!
国会を、即時解散させよう。
首都圏に遠いため国会議事堂前に来られない人たちへ・・・
みなさんのご家族・親戚、知人、友人で首都圏~関東地方に住む人に、
「この国会デモに参加するよう」強く呼びかけてください。数が大事です。
そして首都圏に遠いため国会議事堂前に来られない人たちは、
みなさんの地元で、野田佳彦に与する者すべて、国会議員、地方議会議員、首長たち、与党・野党を問わず、
「野田一派を次の選挙で落選させる」全国運動を起こしてください!!
国民の命を脅かすこの重大な犯罪者たちを、日本社会から排除しよう!!
関西広域連合の首長たちも、国民を裏切った重大な犯罪者だ!!
福井県知事・西川一誠は重罪だ。
許すことはできない。
大飯原発の再稼働について、福井県の西川一誠(いっせい)知事が
自ら「安全論」を語りだしました。
ご承知のことと思いますが、私は、西川知事がどのような人格であるかを知りながら、
昨年の福島原発事故のあと先月までは、
彼の言動が「原発再稼働を直ちに容認せず」であることから、批判を控えてきました。
むしろ、賞讃することによって、引っ込みがつかなるように西川発言を引用して、褒めてきました。
しかしここに来て、その正体を現わした以上、黙っていることはできません。
福井県内の自治体首長たちにまつわる原発業界からの利権は、すさまじいものであります。
一昨年2010年3月7日の朝日新聞の報道にあるように、
西川一誠・福井県知事、河瀬一治・敦賀市長、高木毅(つよし)衆院議員の三人は、その代表者です。
金のことだけなら、目をつぶっても構いません。
しかし、長い間にわたって原発利権によって危険性が隠蔽される事実を目にしてきた私たちは、
彼らがトンデモナイことを考えてきた人脈であることを、現在の日本国民に伝える義務があると感じます。
2010年3月、西川一誠・福井県知事、河瀬一治・敦賀市長、高木毅(つよし)衆院議員(自民、福井3 区。
もと敦賀市長の高木孝一の息子)の各関連政治団体や、自民党支部が、
日本原子力研究開発機構の業務を請け負うもんじゅ関連企業三社にパーティー券を購入させていたことが発覚した。
河瀬市長は「全国原子力発電所所在市町村協議会」の会長。[朝日新聞]2010年3月7日

「原発は電源三法交付金や原発企業からの協力金があり、たなぼた式の金だ。
放射能の汚染で50年、100年後に生まれる子供がみんな障害者でも心配する時代でない」
1983年に、この信じ難い暴言を発したのが、
当時の全国原子力発電所所在市町村協議会会長・高木孝一です。
この発言は、下記・毎日新聞の報道にあるような、なまやさしい表現ではなく、
ここに全文の引用を憚るほどの恥ずべき言葉でした。
この協議会が、全国の原発立地自治体の総本山として、54基の原発を建設させてきたのです。
そして昨年、朝日新聞に報道された高木毅衆院議員が、その息子なのです。

──全国原子力発電所所在市町村協議会会長・高木孝一
福島原発事故の前に報道されていた通り、
西川一誠は原発立地県の最高責任者として、住民の生活と生命を守るにふさわしくない人間です。
そのような人物が、大飯原発の再稼働を容認することは、
報道界にとって、取り上げて深く論証すべき、重大な問題ある事実でありましょう。
これからも私たち日本人は、こうした人間集団に命を預けるのか。
子供たちの命を、西川一誠らの福井県内自治体に預けるのか。
このまま、原発が動き出してもいいのか。
──2012年6月広瀬隆
今、東京を離れていますが、22
日午後6時からの国会デモには私も参加します。
広瀬隆

ーーーーーー広瀬隆氏の告知の書き出しここまで
6月21日たねまきジャーナルより
池田:あの、小出さん、先日の原子力規制庁の法案ですか、そこの中で、どうもその「安全保障」という
小出:はい。
池田:文言がありましたよね。
小出:はい。「いよいよ来たな」という感じですね。
この続きの話が聞きたかったのに、千葉アナが話を戻しちゃったので、ここまででしたが、
こっそり書き変えた「安全保障」に関して6月21日東京新聞が1面で報じています。
「原子力の憲法」こっそり変更
東京新聞 2012年6月21日 朝刊1面
二十日に成立した原子力規制委員会設置法の付則で、
「原子力の憲法」ともいわれる原子力基本法の基本方針が変更された。基本方針の変更は三十四年ぶり。
法案は衆院を通過するまで国会のホームページに掲載されておらず、
国民の目に触れない形で、ほとんど議論もなく重大な変更が行われていた。
設置法案は、民主党と自民、公明両党の修正協議を経て今月十五日、衆院環境委員長名で提出された。
基本法の変更は、末尾にある付則の一二条に盛り込まれた。
原子力の研究や利用を「平和の目的に限り、安全の確保を旨として、民主的な運営の下に」とした基本法二条に
一項を追加。
原子力利用の「安全確保」は
「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として」行うとした。
追加された「安全保障に資する」の部分は閣議決定された政府の法案にはなかったが、
修正協議で自民党が入れるように主張。民主党が受け入れた。
各党関係者によると、異論はなかったという。
修正協議前に衆院に提出された自公案にも同様の表現があり、
先月末の本会議で公明の江田康幸議員は
「原子炉等規制法には、輸送時の核物質の防護に関する規定がある。
核燃料の技術は軍事転用が可能で、(国際原子力機関=IAEAの)保障措置(査察)に関する規定もある。
これらはわが国の安全保障にかかわるものなので、究極の目的として(基本法に)明記した」と答弁。
あくまでも核防護の観点から追加したと説明している。
一方、自公案作成の中心となった塩崎恭久衆院議員は
「核の技術を持っているという安全保障上の意味はある」と指摘。
「日本を守るため、原子力の技術を安全保障からも理解しないといけない。
(反対は)見たくないものを見ない人たちの議論だ」と話した。
日本初のノーベル賞受賞者となった湯川秀樹らが創設した
知識人の集まり「世界平和アピール七人委員会」は十九日、
「実質的な軍事利用に道を開く可能性を否定できない」
「国益を損ない、禍根を残す」とする緊急アピールを発表した。
◆手続きやり直しを
原子力規制委員会設置法の付則で原子力基本法が変更されたことは、二つの点で大きな問題がある。
一つは手続きの問題だ。
平和主義や「公開・民主・自主」の三原則を定めた基本法二条は、原子力開発の指針となる重要な条項だ。
もし正面から改めることになれば、二〇〇六年に教育基本法が改定された時のように、
国民の間で議論が起きることは間違いない。
ましてや福島原発事故の後である。
ところが、設置法の付則という形で、より上位にある基本法があっさりと変更されてしまった。
設置法案の概要や要綱のどこを読んでも、基本法の変更は記されていない。
法案は衆院通過後の今月十八日の時点でも国会のホームページに掲載されなかった。
これでは国民はチェックのしようがない。
もう一つの問題は、「安全確保」は「安全保障に資する」ことを目的とするという文言を挿入したことだ。
ここで言う「安全保障」は、定義について明確な説明がなく、核の軍事利用につながる懸念がぬぐえない。
この日は改正宇宙航空研究開発機構法も成立した。
「平和目的」に限定された条項が変更され、防衛利用への参加を可能にした。
これでは、どさくさに紛れ、政府が核や宇宙の軍事利用を進めようとしていると疑念を持たれるのも当然だ。
今回のような手法は公正さに欠け、許されるべきではない。
政府は付則を早急に撤廃し、手続きをやり直すべきだ。(加古陽治、宮尾幹成)
<原子力基本法>
原子力の研究と開発、利用の基本方針を掲げた法律。
中曽根康弘元首相らが中心となって法案を作成し、
1955(昭和30)年12月、自民、社会両党の共同提案で成立した。
科学者の国会といわれる日本学術会議が主張した「公開・民主・自主」の3原則が盛り込まれている。
原子力船むつの放射線漏れ事故(74年)を受け、原子力安全委員会を創設した78年の改正で、
基本方針に「安全の確保を旨として」の文言が追加された。
「安全保障」追加 平和の理念ゆがめるな
東京新聞 2012年6月22日
「原子力の憲法」といわれる原子力基本法がこっそり変更されていた。
国会でほとんど議論されぬまま「安全保障に資する」の文言が加えられた問題は、
原子力の平和利用の理念をゆがめるものだ。
二十日に成立した原子力規制委員会設置法で、原子力基本法の一部が改正された。
基本法は、原子力の研究と開発、利用の基本方針を掲げた「原子力の憲法」である。
核を「持たない」「つくらない」「持ち込ませず」の非核三原則の初め二つの基礎だ。
しかも今回の改正の対象となったのは「公開・民主・自主」をうたった基本法二条という重要条項だった。
改正は、原子力利用の安全の確保について「確立された国際的な基準を踏まえ」としつつも、
「我が国の安全保障に資することを目的として行う」との文言が追加された。
この「安全保障に資する」といった、あいまいな表現は重大な疑念を招きかねない。
二十日の参議院環境委員会では、
核物質の軍事転用や核テロを防ぐための「保障措置」を意味するとの説明があったが、
それなら「保障措置」と書けばいいではないか。
「安全保障(セキュリティー)」の言葉を使えば
「平和利用に限る、軍事には使わないという原則を日本は放棄するのではないか」といった
疑念や拡大解釈の余地を国際社会に与えてしまうおそれがある。
しかも、福島原発事故の後であり、朝鮮半島や西アジアなど核をめぐって世界情勢が緊張する中、あまりに無神経だ。
さらに「安全保障のため」を錦の御旗にして、重大情報や資料が非公開となる懸念もぬぐえない。
ただでさえ情報公開に問題を残す原子力ムラや霞が関の隠蔽(いんぺい)体質を助長するのではないか。
こんな問題だらけの設置法案は民主党と自民、公明両党が修正協議を行い、国会に提出した。
追加された「安全保障に資する」の部分は、修正協議で自民党が入れるよう主張した。
異論もなく三党が合意し、国会でも議論らしい議論もなかった。
なぜ、こんないいかげんな手法がまかり通るのか。
どさくさ紛れのような手続きこそが、この「憲法改正」のやましさを物語っている。
軍事的利用に道を開いたのはフクシマからほんの一年後だった-
将来、そんな禍根を残すことにならないか。
政府は原子力の平和利用の原則を堅持すべく、基本法の再改正をすぐにも考えるべきだ。
ーーー
報道ステーションでこの件に関して報道↓
「平和利用」から「軍事利用」も? 「核不拡散」のためって?原子力基本法をこっそり変更
6/21報道ステ(動画内容書き出し)
サンデーモーニングでこの件に関して報道↓
原子力の憲法を改正 ”安全保障に資する”とは?
6/24サンデーモーニング(動画・内容書き出し)
付則に追加された文言で骨抜きにされた「原子力規制委員会設置法」↓
「原子力規制委員会設置法」付則に書かれた抜け穴・古賀茂明氏6/21そもそも(動画・内容書き出し)
ーーー
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日本に油田がある事が10年前から分かっていたという記事
<一部抜粋>
経済産業省は18日、新潟県沖で油田・天然ガス田の商業開発に向けて試掘に入ると発表した。
来年4月にも掘削を開始し、埋蔵量を3年かけて調査する。
地質調査の結果では国内最大の油田・ガス田となる可能性もある。

この新聞記事をわたしは「未来が明るい」と思って載せました。
すると、ツイッターやブログへのコメントで多数の方から、
この海域は「メタンハイドレート」がある場所だと教えていただきました。
動画の存在も複数教えていただいてすぐに書き出したいと思っていたのですが、おそかったです・・
コメントで教えていただいた6月20日スーパーニュースアンカー「青山DEズバリ」の動画が
すべて削除されてしまっていました。
ただ、6月20日のラジオ番組がありましたので、この内容を書き出しました。
話を聞いていて驚きました。
経産省って・・・・Σ(♛♛)どこまで腐っているのかと思います。
経産省なんか凵゜⌒ヾ( ゚ё゚)ポイッ!って永遠にどこかへ捨ててしまいたいです。
2012-6.20 青山繁晴インサイドSHOCK 日本海メタンハイドレート... 投稿者 kigurumiutyuujin
青山繁晴インサイドSHOCK 日本海メタンハイドレート 続報
水曜日は青山繁晴インサイドSHOCK 。
独立総合研究所の青山繁晴さんです。
中西:今日はまたメタンハイドレートのお話しという事で、
青山:
ええ、その通りなんですけれども、実はかなりショッキングな話なんです。
この番組で私たちの調査航海の話をしました。
中西:日本海でやったんですよね。
青山:
そうです。
それは6月4日の月曜日から6月8日の金曜日まで、ほぼ1週間の間に二つ航海を行った。
前半は初めて自治体と連携をして兵庫県の調査を用いて、
日本海の兵庫県のエリアに新たにメタンハイドレートを実地的に確認いたしました。
大量のものです。
それも使いやすい塊状の、
中西:なんか、タワー状になっているとおっしゃっていましたよね。
青山:
はいそうです。それは下に塊があるから、タワーが海面に向かって立ち上がっているわけですね。
で、その週の後半は、私たちは初めて独自に調査船を出して、これはどこでやったかというと、
佐渡島の、新潟県の佐渡島から南西30kmぐらいの、水深1000mぐらいの
ま、海の中としては浅い海域で調査しまして、
これには一般国民の方にも乗っていただき、それから国会議員にも声をかけたんですけれども、超党派で。
しかしこの国会ですから、だれも乗らないと思ったら一人だけ
硫黄島の栗林忠道陸軍中将のお孫さんにあたる新藤義孝(自民党)さんという議員が乗ってくれたんですね。
中西:そうおっしゃっていましたね。
青山:
そしてここはもともと、
この佐渡島の南西沖はもともと、私たちの調査で、メタンハイドレートの塊が、
科学の言葉で言うと、結晶がということになりますが、
大量にある事を確認し、今、中西さんがおっしゃった水中の柱。
タワーというか柱ですね。
いま中西さんがタワーとおっしゃったのはおそらくその高さですね。
ちょうど平均が今のスカイツリーぐらいなんですね。
中西:ほぉー
青山:650mぐらい。
中西:そんなに!
青山:
ええ、非常に大きなものです。
つまり下の塊がいかに大きいかっていうことなんですね。
で、ショッキングな事っていうのは、
その事を私達がこの番組などを通じて世の中に公表、国民に伝えましたら、
突如、経済産業省が、
私たちが調べたところと全く同じ佐渡島の南西30km水深1000mのところで、
「実は石油が沢山あるんだ」と、
あるいは「従来型の天然ガスもありそうだ」と、
したがって、これは来春から掘削を始めて、そして2017年に登用化したい。
ということは中西さん、どういうことかというと、
これから2017年まで、下手をすると経済産業省がこれをやっているから、
「誰も入るな」ということになりかねないんですよね。
中西:
なりかねないですね。
昨日ね、「日本に石油があるんだ」と思って、いい話じゃないかと思ってお伝えしたんですよ。
かぶさっているんですね、海域が。
青山:そうです。
中西:そうは思わなかった・・・
青山:
それで、いい話だとお考えになるのは当然のことなんですね。
ところがですね、私のところにきたメールとか、ブログへの書き込みは、
「いい話に見えて、本当は恐ろしい話じゃないか」
中西:ようするに、妨害工作。
青山:
ええ。「公的な妨害じゃないか」と。
「ここまでやるのか、ぞっとした」と言うメールがたくさんきて、
むしろぼくは「ああやっぱり国民はしっかりしているな」と感心したんですね。
で、これ、「そこまでやるのか!」ということは私たちがもう何度も体験してきたことで、
そして、時間はないですけれども具体的に言いますとね、
実はこの経済産業省が発表して、
そのまま新聞が、特に垂れ流しで報じているんですけれど、
その新聞記事によりますと経産省はこう言っています。
「2003年にこの海域で試掘した時に少量の石油やガスが確認された」と、
実はこの2003年こそ、私たちはこの調査に同行した青山千春博士がメタンハイドレートを見付けてしまったんです。
中西:あぁーー!
青山:
「これはまずい」という事に、実はなったんですよ。
メタンハイドレートは日本もやってきましたけれども、
政府は500億円かけて太平洋側だけでやってきて、そこにもちゃんとあります。
私たちのお宝ですけれども、
これは塊じゃなくて、海底深くで砂と混じり合っているから、まだ実用化に時間がかかるんですね。
中西:ウーーン、採掘が難しい。
青山:
ええ、でもいずれは実用化されますけど、
それに先んじて、
私たちが民間ベースでこれを見つけてしまうということはまずいということになって
不当な圧力がかかってきたんですが、
中西さん、その後ですね、政府は新しい船を入れて、この石油を見つけたということになっているんですが、
これ、2017年の商業化というところがまたすごいところで、
実はですね、さっき話した太平洋側のメタンハイドレートについて、
政府は、自民党から民主党に変わりました。
政府というより官僚ですね、
要は官僚と結託、癒着している学者たちですね、
そういう方々はあくまでも太平洋側で、愛知県の渥美半島沖で、掘削というのを始めましたね。
それで国民の方はメタンハイドレートという名前を聞いたという人が増えた。
それはよい事なんですが、
その商業化というのが2018年なんですよ。
中西:あ~あぁ~
青山:
つまり、10何年までこの佐渡島で旧来の油を探しますというのは、
その太平洋側の結果が出るまでは日本海の塊は使ってはならぬという話に、実は見えるわけですよ。
中西:ええ、そうですね。
青山:
もちろん私たちはまだ調査中で、全部の確証はありませんが、
ただ現段階ですでに言えるのは、
経済産業省は、この佐渡島南西のこの海域の事を言うならば、
なぜ「そこにメタンハイドレートも確認されている」という事を全く触れないんですか?
中西:いや、本当にそうですよね、なんかあの
青山:奇怪としか言いようがない。
中西:お話を聞いている感じですと、もうごろごろ転がっている、
青山:ごろごろ転がっている
中西:すぐにでも採掘できるというような、そういう感じですもんね。
青山:
あの、ごろごろ転がっているというよりは、本当は巨大な塊で、
しかもそこにピストンを打ち込んでも折れてしまう位に硬い。
ということは密度が高いということですね。
それが一面見渡す限りに広がっているんです。
その事に全く触れないで、しかも旧来の石油ということは、
もしもそれを取り出しても燃やしたらCO2を排出量が増えるわけですよね。
メタンハイドレートは天然ガスですから、
これは石油よりも2割以上CO2の排出量が少ないわけです。
それなのに全く触れないというのは、
ハッキリ申しますが、意図があるとしか思えない訳です。
中西:
ですねぇ
ま、官僚の維持というか、利権というかそういう物も感じますし、
青山:
利権と、もう根本的に保身なんですよ。
「なぜ今まで日本海側でやらなかったのか」と言われるのが怖い。
ただそれだけのことだと、私たちは長年の苦しみの中で考えていますが、
中西さん最後に、ちょっと希望につながるかもしれない話をしますがね、
さっき言いました、私たちの独自の調査船にこの国会のさなかに乗ってくれた議員が一人いて、
これはたまたま自民党ですが、そんな党は関係なく、この人は、
「あなたは栗林中将の生きざまを背中に背負って乗ったんですか?」と言ったら
「そうです」とおっしゃって、
この議員もですね、この経産省の動きには疑問を持っていますから、私は昨日彼に電話して、
「あなたは国政調査権を持っているんだから、責任を持って調査して下さい」という事を言ったら、
「断固調べます」と言いました。
それともう一つですね、
中西さん、私は昨日京都で京都府の山田知事とお話しする機会があったんですが、
その兵庫県との連携、私たちが始めたことをよくご存じで、
「是非、京都ともやって下さい。京都府の調査船も使って下さい。
そして日本海で、メタンハイドレートが実用化されていったら、
京都の舞鶴、舞鶴の港、みなさんもご存知ですね?舞鶴という名前は。
大きな港ですから、それも使って、京都も加勢ができるのでぜひやりたいという事をおっしゃったんです。
中央政府の官僚たちがこうであっても、
自治体の首長には生き生きとした人たちがいますから、
そういうところと地域の住民が連携していけば、
こういう古い官僚機構の抵抗などやがては木端微塵に吹き飛ぶと僕は思っています。
中西:
そうですね、ありがとうございました。これからもがんばって下さい。
メタンハイドレート(英: methane hydrate)
メタンを中心にして周囲を水分子が囲んだ形になっている包接水和物である。
低温かつ高圧の条件下で、水分子は立体の網状構造を作り、
内部の隙間にメタン分子が入り込み氷状の結晶になっている。
メタンは、石油や石炭に比べ燃焼時の二酸化炭素排出量がおよそ半分であるため、
地球温暖化対策としても有効な新エネルギー源であるとされる(天然ガスも参照。)が、
メタンハイドレートについては現時点では商業化されていない。
化石燃料の一種であるため、再生可能エネルギーには含まれない。
<一部抜粋>
経済産業省は18日、新潟県沖で油田・天然ガス田の商業開発に向けて試掘に入ると発表した。
来年4月にも掘削を開始し、埋蔵量を3年かけて調査する。
地質調査の結果では国内最大の油田・ガス田となる可能性もある。

この新聞記事をわたしは「未来が明るい」と思って載せました。
すると、ツイッターやブログへのコメントで多数の方から、
この海域は「メタンハイドレート」がある場所だと教えていただきました。
動画の存在も複数教えていただいてすぐに書き出したいと思っていたのですが、おそかったです・・
コメントで教えていただいた6月20日スーパーニュースアンカー「青山DEズバリ」の動画が
すべて削除されてしまっていました。
ただ、6月20日のラジオ番組がありましたので、この内容を書き出しました。
話を聞いていて驚きました。
経産省って・・・・Σ(♛♛)どこまで腐っているのかと思います。
経産省なんか凵゜⌒ヾ( ゚ё゚)ポイッ!って永遠にどこかへ捨ててしまいたいです。
2012-6.20 青山繁晴インサイドSHOCK 日本海メタンハイドレート... 投稿者 kigurumiutyuujin
青山繁晴インサイドSHOCK 日本海メタンハイドレート 続報
水曜日は青山繁晴インサイドSHOCK 。
独立総合研究所の青山繁晴さんです。
中西:今日はまたメタンハイドレートのお話しという事で、
青山:
ええ、その通りなんですけれども、実はかなりショッキングな話なんです。
この番組で私たちの調査航海の話をしました。
中西:日本海でやったんですよね。
青山:
そうです。
それは6月4日の月曜日から6月8日の金曜日まで、ほぼ1週間の間に二つ航海を行った。
前半は初めて自治体と連携をして兵庫県の調査を用いて、
日本海の兵庫県のエリアに新たにメタンハイドレートを実地的に確認いたしました。
大量のものです。
それも使いやすい塊状の、
中西:なんか、タワー状になっているとおっしゃっていましたよね。
青山:
はいそうです。それは下に塊があるから、タワーが海面に向かって立ち上がっているわけですね。
で、その週の後半は、私たちは初めて独自に調査船を出して、これはどこでやったかというと、
佐渡島の、新潟県の佐渡島から南西30kmぐらいの、水深1000mぐらいの
ま、海の中としては浅い海域で調査しまして、
これには一般国民の方にも乗っていただき、それから国会議員にも声をかけたんですけれども、超党派で。
しかしこの国会ですから、だれも乗らないと思ったら一人だけ
硫黄島の栗林忠道陸軍中将のお孫さんにあたる新藤義孝(自民党)さんという議員が乗ってくれたんですね。
中西:そうおっしゃっていましたね。
青山:
そしてここはもともと、
この佐渡島の南西沖はもともと、私たちの調査で、メタンハイドレートの塊が、
科学の言葉で言うと、結晶がということになりますが、
大量にある事を確認し、今、中西さんがおっしゃった水中の柱。
タワーというか柱ですね。
いま中西さんがタワーとおっしゃったのはおそらくその高さですね。
ちょうど平均が今のスカイツリーぐらいなんですね。
中西:ほぉー
青山:650mぐらい。
中西:そんなに!
青山:
ええ、非常に大きなものです。
つまり下の塊がいかに大きいかっていうことなんですね。
で、ショッキングな事っていうのは、
その事を私達がこの番組などを通じて世の中に公表、国民に伝えましたら、
突如、経済産業省が、
私たちが調べたところと全く同じ佐渡島の南西30km水深1000mのところで、
「実は石油が沢山あるんだ」と、
あるいは「従来型の天然ガスもありそうだ」と、
したがって、これは来春から掘削を始めて、そして2017年に登用化したい。
ということは中西さん、どういうことかというと、
これから2017年まで、下手をすると経済産業省がこれをやっているから、
「誰も入るな」ということになりかねないんですよね。
中西:
なりかねないですね。
昨日ね、「日本に石油があるんだ」と思って、いい話じゃないかと思ってお伝えしたんですよ。
かぶさっているんですね、海域が。
青山:そうです。
中西:そうは思わなかった・・・
青山:
それで、いい話だとお考えになるのは当然のことなんですね。
ところがですね、私のところにきたメールとか、ブログへの書き込みは、
「いい話に見えて、本当は恐ろしい話じゃないか」
中西:ようするに、妨害工作。
青山:
ええ。「公的な妨害じゃないか」と。
「ここまでやるのか、ぞっとした」と言うメールがたくさんきて、
むしろぼくは「ああやっぱり国民はしっかりしているな」と感心したんですね。
で、これ、「そこまでやるのか!」ということは私たちがもう何度も体験してきたことで、
そして、時間はないですけれども具体的に言いますとね、
実はこの経済産業省が発表して、
そのまま新聞が、特に垂れ流しで報じているんですけれど、
その新聞記事によりますと経産省はこう言っています。
「2003年にこの海域で試掘した時に少量の石油やガスが確認された」と、
実はこの2003年こそ、私たちはこの調査に同行した青山千春博士がメタンハイドレートを見付けてしまったんです。
中西:あぁーー!
青山:
「これはまずい」という事に、実はなったんですよ。
メタンハイドレートは日本もやってきましたけれども、
政府は500億円かけて太平洋側だけでやってきて、そこにもちゃんとあります。
私たちのお宝ですけれども、
これは塊じゃなくて、海底深くで砂と混じり合っているから、まだ実用化に時間がかかるんですね。
中西:ウーーン、採掘が難しい。
青山:
ええ、でもいずれは実用化されますけど、
それに先んじて、
私たちが民間ベースでこれを見つけてしまうということはまずいということになって
不当な圧力がかかってきたんですが、
中西さん、その後ですね、政府は新しい船を入れて、この石油を見つけたということになっているんですが、
これ、2017年の商業化というところがまたすごいところで、
実はですね、さっき話した太平洋側のメタンハイドレートについて、
政府は、自民党から民主党に変わりました。
政府というより官僚ですね、
要は官僚と結託、癒着している学者たちですね、
そういう方々はあくまでも太平洋側で、愛知県の渥美半島沖で、掘削というのを始めましたね。
それで国民の方はメタンハイドレートという名前を聞いたという人が増えた。
それはよい事なんですが、
その商業化というのが2018年なんですよ。
中西:あ~あぁ~
青山:
つまり、10何年までこの佐渡島で旧来の油を探しますというのは、
その太平洋側の結果が出るまでは日本海の塊は使ってはならぬという話に、実は見えるわけですよ。
中西:ええ、そうですね。
青山:
もちろん私たちはまだ調査中で、全部の確証はありませんが、
ただ現段階ですでに言えるのは、
経済産業省は、この佐渡島南西のこの海域の事を言うならば、
なぜ「そこにメタンハイドレートも確認されている」という事を全く触れないんですか?
中西:いや、本当にそうですよね、なんかあの
青山:奇怪としか言いようがない。
中西:お話を聞いている感じですと、もうごろごろ転がっている、
青山:ごろごろ転がっている
中西:すぐにでも採掘できるというような、そういう感じですもんね。
青山:
あの、ごろごろ転がっているというよりは、本当は巨大な塊で、
しかもそこにピストンを打ち込んでも折れてしまう位に硬い。
ということは密度が高いということですね。
それが一面見渡す限りに広がっているんです。
その事に全く触れないで、しかも旧来の石油ということは、
もしもそれを取り出しても燃やしたらCO2を排出量が増えるわけですよね。
メタンハイドレートは天然ガスですから、
これは石油よりも2割以上CO2の排出量が少ないわけです。
それなのに全く触れないというのは、
ハッキリ申しますが、意図があるとしか思えない訳です。
中西:
ですねぇ
ま、官僚の維持というか、利権というかそういう物も感じますし、
青山:
利権と、もう根本的に保身なんですよ。
「なぜ今まで日本海側でやらなかったのか」と言われるのが怖い。
ただそれだけのことだと、私たちは長年の苦しみの中で考えていますが、
中西さん最後に、ちょっと希望につながるかもしれない話をしますがね、
さっき言いました、私たちの独自の調査船にこの国会のさなかに乗ってくれた議員が一人いて、
これはたまたま自民党ですが、そんな党は関係なく、この人は、
「あなたは栗林中将の生きざまを背中に背負って乗ったんですか?」と言ったら
「そうです」とおっしゃって、
この議員もですね、この経産省の動きには疑問を持っていますから、私は昨日彼に電話して、
「あなたは国政調査権を持っているんだから、責任を持って調査して下さい」という事を言ったら、
「断固調べます」と言いました。
それともう一つですね、
中西さん、私は昨日京都で京都府の山田知事とお話しする機会があったんですが、
その兵庫県との連携、私たちが始めたことをよくご存じで、
「是非、京都ともやって下さい。京都府の調査船も使って下さい。
そして日本海で、メタンハイドレートが実用化されていったら、
京都の舞鶴、舞鶴の港、みなさんもご存知ですね?舞鶴という名前は。
大きな港ですから、それも使って、京都も加勢ができるのでぜひやりたいという事をおっしゃったんです。
中央政府の官僚たちがこうであっても、
自治体の首長には生き生きとした人たちがいますから、
そういうところと地域の住民が連携していけば、
こういう古い官僚機構の抵抗などやがては木端微塵に吹き飛ぶと僕は思っています。
中西:
そうですね、ありがとうございました。これからもがんばって下さい。
メタンハイドレート(英: methane hydrate)
メタンを中心にして周囲を水分子が囲んだ形になっている包接水和物である。
低温かつ高圧の条件下で、水分子は立体の網状構造を作り、
内部の隙間にメタン分子が入り込み氷状の結晶になっている。
メタンは、石油や石炭に比べ燃焼時の二酸化炭素排出量がおよそ半分であるため、
地球温暖化対策としても有効な新エネルギー源であるとされる(天然ガスも参照。)が、
メタンハイドレートについては現時点では商業化されていない。
化石燃料の一種であるため、再生可能エネルギーには含まれない。
高速増殖炉もんじゅの動き
・もんじゅって?
・事故が起きたらもんじゅは冷却できるの?
・もんじゅを存続したい理由は?
アーニー・ガンダーセン氏が指摘する福島第一原発2号機の再臨界の可能性は?
2012年6月21日木曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
(番組内のニュース文字起こし)
福井県敦賀市の高速増殖炉もんじゅで、燃料交換用の装置が原子炉内部に落下した事故をめぐり、
経済産業省原子力安全保安院は交換した装置の機能確認の試験を始めました。
試験後安全性を確認する複数の点検を経て、早ければ来月中にも1年11カ月ぶりに、
事故前の状態に復旧します。
この事故はもんじゅで、おととし8月、
全長12メートル、重さ3.3トンの、筒状の燃料交換用装置が、原子炉容器内に落下したもので、
日本原子力研究開発機構は先月、新たに製造した装置を原子炉内に据え付けました。
もんじゅは1995年にナトリウム漏れ事故を起こして停止し、
おととし5月に運転を再開しましたが、わずか3カ月後に、
今度は燃料交換用装置の落下事故が起きて、試験計画が大幅に遅れました。
さらに東京電力福島第一原発の事故で、高速増殖炉の研究開発は見直しをせまられ、
文部科学省は、先月初めてもんじゅを廃炉にする可能性について言及していました。
続きを読むに

東京電力が作った事故調査報告書に関してフリーの木野さんの質問
4号機タービン建屋地下で遺体で見つかった2名の社員に関して。
この二人に津波の避難指示は何故出さなかったのか!?
東京電力記者会見 2012年6月20日
木野:
この最終報告書の中で
津波が来た後に亡くなられた東電職員二人の方の原因がきちんと書いてないんですけれども、
これはその後特に調べてないという事なんでしょうか?
松本:はい、先日と言いますか、昨年の4月にお話しさせていただいた通りでございます。
木野:4月というか、8月ですかね。
松本:・・・
木野:
8月に松本さんのご説明があったんですけれども、
その、なんか警報が鳴ったんで見に行って、
ペイジング(?)には気がつかなかったんだろうというお話しがあったと思うんですが、
そこから以降は特には調査されていないという事なんでしょうか?
松本:ハイそうです!
木野:
あのー、作業員の方、
要するに当日、地震の後に津波警報が出た関係で、タービン建屋もですね、
原子炉建屋は4号機ですけれども、
低いところにいる作業員の方が、全員高いところに一斉に避難をしている中で、
なぜこの二人だけがここに残ってですね、被害に、死亡したのかということは
これは原因を調べるべきではないかと思うんですけれども、
で、もっと言うと、警報が鳴った時に、ルーティンにしたがって見に行ったというお話だったんですけれども、
見に行った方が他にいるのかどうかもご説明いただいてないですし、
この辺はきちんと、二人の方が亡くなっているんですから調べるべきではないかと思うんですが、
なぜ、詳しい調査というのがその後されていないんでしょうか?
松本:
はい、あの~、その後、あのー、私どもが、はー、調査はしておりませんけれども、
現時点で分かっている事を申し上げますと、
当時は、あの、いったん控室まで全員が引き上げております。
あのー、地震で発電所と言いますかプラントが緊急停止になり、
え、まァー、なんて言いますか発電所の中で、建屋の中に勤めて働いている方を、ほ、ま、え、
管理区域の外に避難させる。
あるいは屋外で働いている方は、あの、高いところ、事務本館等に避難させるという事で進めております。
当然当直長、あるいは指揮者の判断といたしましては、
あの、プラントの余震等を見ながら、
あー、現場の点検を進めていくというのが私どもの対応の手順でございまして、
その中で、タービン建屋の中で、えー、水の漏えいを示す警報がありましたので、
その二名の方が、あのー、ま、えーー、調査に行ったというところでございます。
で、こちらに関しましては、あのー、・・・・・・・中間報告の際に、あのー、別冊という形で、
「社員殉職の経緯」というところで報告させていただいた通りでございます。
木野:
あの、その中にでもですね、要するにあの、
なぜ、その二人だけがそういう形で被害にあったのか?
たとえば、津波の警報が出ている中で、なぜそこに見に行ったのか?ということとか、
そういったことに触れられていないと思うんですけれども、
その辺の詳しい調査というのは、今後もう、ないんでしょうか?
松本:
あの、当然前回もご説明させていただいておりますけれども、
当時私どもの津波の想定といいますのは
タービン建屋が設置しております10mの敷地高さのところまでは、
え、来るということは予想だにしておりませんでしたので、
えー、当然屋外の方に関しましては、避難を優先させておりましたけれども、
建物の中の、ま、作業員は避難しておりますが、
プラントを最終的に管理する当直員の役割としては、あの、そういったパトロールに出かけるというのが、
ま、通常の対応の手順でございます。
木野:
10mを想定していないとは言ってもですね、
作業員の方を含めて、おそらく東電の方も含まれていると思うんですけれども、
OP10mのところに残っている方っていらっしゃらない訳ですよね。
他に犠牲になった方がいないということは。
この二人だけがここのところにいた訳で、であれば、
なぜいたのか?それは調べるべきではないかと思うんですけれども。
要するに他の方全員高台に逃げているじゃないですか。
松本:それは屋外に、あのー、作業されている方は当然大津波警報が出ていますので、あのー
木野:建屋の中にいる方も建屋の中から出て高台に避難されているわけですよ。
松本:
ええ、で、わたくしどもの当直員と言いますのは
プラントを最後まで運転操作、監視をするのが仕事でございまして、
その人間がプラントを放り出してですね、建物の外に逃げていくことはありません。
あの、わたくしどもの当直員運転員は、あの、事故の収束、
当時は津波が来る前でございましたけれども、
地震後のプラントの操作対応にあたっていた次第です。
寺澤:よろしいですか!
木野:
津波の警報は3mですけれども、
ま、3mの警報でも5.7mの防潮堤を超える可能性は本来あるんですが、
その後3時過ぎに6mの警報が出た際にも、それがこの方達に伝わらなかった理由というのも、
これも分からない訳ですね、じゃあ。
松本:
あの6mですと、当然建屋の敷地高さが10mでございますので
そこのところにまで津波が押し寄せてくることはありません。
木野:6m
松本:
繰り返しになりますが、わたくしどもの発電所のプラントの運転員は、
最後まで中央制御室あるいはプラントで事故の対応をするというのが仕事です。
木野:
6mなら超えないとおっしゃいますけれども、
気象庁の6mの警報というのは3mから12mの範囲を想定したものであって、
6mしか来ないという意味ではありません。
その辺認識がちょっと違うと思うんですけれども、
要するに東電としては「6mの警報が出た場合には6m以上は来ない」と、
そういうふうに考えていたという事ですか?
松本:
あの、繰り返しになりますけれども、当時津波の高さがどれ位来るかっていう予想をしていた訳ではありません。
あの、わたくしどもは以前から、今回の、ま、評価手法でございます土木学会の手法で
発電所に襲い来る、うー、津波の高さということは想定しておりまして、
それに対する対策を講じて、運用の方もそれに従って運用してきた次第です。
従いまして、あのー、ま、屋外の人間は当然大津波警報が出ていますので、
えー、まあ、至急避難させるっていうのが常套でございますけれども、
建物の中にいるっていう事で、まあ、
あー少なくても、津波がこの中に入ってくるという事に関しましては考えていなかったと思います。
木野:
実際にはですね、いっすい勉強会を通して、越えれば中に水が入ってくることは分かっていた訳で、
もうちょっと言うと水密化をされていないので建物の中にいるから水が入ってないというのは、
全くその説明になっていないと思うんですけれども、
要するに敷地のところに来れば、建物の外にいようが中にいようが水は来るわけですよね。
松本:
あの、いっすい勉強会のお話をされますけれども、
あの、いっすい勉強会は津波の外前提等にかかわらず、
敷地の高さプラス1mの浸水があるという事を強制的に仮定して、えー、えー、評価を行ったものです。
したがいまして、当然敷地の高さ1mの現時間の浸水といいますか水があれば、
当然開口部から水が入ってくるのありは当たり前でございまして、
当然そういう事を対策上考えていれば、
あの、建物の中にいる、特に地下階にいるなんていうことはありませんけれども、
したがいまして、当然その1mという、無理やり置いた仮定に対してどうか?といわれますと、
「それは考えていなかった」ということになります。
木野:
いや、あのー、
敷地の外にいた方は高台に逃げているんですよね。
松本:
あの、それはあの、大津波警報が出ていて、敷地の中にとどまっていていいなんていうことは、
わたくしどもとしては申し上げて、
木野:ですから、ですから
松本:
おりません。したがいまして、
あの、屋外にいる方は全て、海岸
木野:ですので、
松本:から非難するように、あの、ペイジング等で、あの、しだ、あのー、
木野:それは要するに
松本:した次第です。
木野:屋内にまで水が来るという予想は出来た訳ですよね。
松本:
予想が出来たというよりも大津波警報が出ている中で、
あの、その場所にとどまっていいという事を私どもは決して判断できません。
木野:あのー、
松本:
大津波警報が出ている以上発電所の屋外、特に海岸べりにいる作業の方は全員退避させるべきでして、
そういうふうな対応を取った次第です。
木野:あのー、ただ、
寺澤:よろしいでしょうか!
木野:建物の水密化がされていない以上は、屋外にいようが中にいようが関係ないわけですよね。
松本:はい
木野:水がくればなかに入りますよ。建物の中に水が入る訳ですよね。
松本:したがいまして
木野:それが何故、なぜ退避基準になっていないのかもわからないですし、
松本:繰り返しになりますけれども、当時10m
木野:建物の中に水が入らないと考えた理由はなんですか?
松本:当時わたくしどもの津波の高さの想定は5.7mでございまして
木野:
津波の高さの想定ではなく、私がお伺いしているのは警報が6mという数字が出ているにもかかわらずですよ、
もう一つ言うと、屋外で、屋外の人達が退避しているにもかかわらず、
屋内でも、その建物の中に水が入ってくることが分かっていて、なぜ退避されなかったのかが分からない
という事を聞いているんですけれども。
松本:屋外にいて、なぜ建物の中に水が入ってくるというところの論理がちょっと良く分かりませんが
木野:建物の中に水が入らない理由はなんですか?じゃあ。
松本:敷地の高さが10mのところにあるからです。
木野:10mのところにいた方々は退避されているわけですよね。
松本:はい。
もちろん屋外ですので津波が押し寄せてくればさらわれる可能性もありますので、
木野:ですから
松本:特に屋外の方々は、退避するようにお願いした次第であります
木野:ですから、そこまで水がくれば建物の中に水が入る可能性はある訳ですよね。
松本:あの繰り返しになりますけれども
木野:ないんですか?
松本:あのー10mの高さで、わたくしどものところは発電所の設備の運用を
木野:想定の話をしているんじゃなくて、退避の話をしているんです。
松本:
して、対応を考えています。で、当然、あのー、発電所の中は
あー、わたくしども、プラントの対応、故障の対応等をしてますので、
木野:お答えいただけない理由は何でしょうかね。
松本:え、く、繰り返しになりますが私どもは10mの高さで、えー対応をしている
木野:10mの高さに
寺澤:そろそろよろしいでしょうか!!!
木野:10mの高さに水が来ないのであれば、なぜ外にいた方々は退避したんですか?
松本:
あの、屋外にいる方々ですので、当然その10mの高さ。
あるいは大津波警報が出ているという中では、屋外の方々は当然高台に避難をさせるべきだと思っております。
木野:そうするとその段階で建屋の中に水が入らないという判断は何故されたんですか?
松本:
当然10mの敷地の高さにタービン建屋、原子炉建屋がありますので、
そこまで津波が押し寄せてくるというように当時の蓋然性の概念はありません。
木野:蓋然性の概念が無かったけれども退避をしたという事なんですか?
松本:
ハイ!、もちろん屋外にいらっしゃる方が、あの、津波で流されるという場合の、お・・・・
ま、念のため退避したという事になります。
木野:
ですからそこに水がある場合、来る可能性があるから退避をしたわけで、
なぜその中の
松本:
来る可能性があるから退避させたわけではなくて、
屋外にいる作業員の方は大津波警報が出ている場合には屋外の作業はしません!
したがいまして屋外の作業に携わっている方は全員退避をしてもらったわけです。
木野:
水が入った場合は建屋の中に水が入る可能性があるにも関わらず、
建屋の中の退避がマニュアルに入っていなかったのはなぜですか?
松本:
ん??
マニュアルに入っていなかったのは、もともと10mの高さに関しまして
私どもは津波が押し寄せて来て
そこが浸水するという事に関して蓋然性が無いからというふうに考えていた次第です。
不明の東電社員2人を遺体で発見 4号機タービン建屋地下
47News 2011/04/03 13:47
東京電力福島第1原発の4号機タービン建屋地下で先月30日、
震災直後から行方不明になっていた社員2人が遺体で見つかったことが分かった。
東電が3日、発表した。福島第1原発で東電社員の死亡が確認されたのは初めて。
東電によると、死亡が確認されたのは
いずれも第1運転管理部に所属する小久保和彦さん(24)と寺島祥希さん(21)。
死因は多発性外傷による出血性ショック死で、津波直後の3月11日午後4時ごろに死亡したとみられる。
2人は地震発生直後、4号機タービン建屋の調査に向かい、行方不明になった。
3月30日に発見され、いったん第2原発に移して除染。
4月2日に県内の遺体安置所に運ばれ、福島県警による検視が行われたという。
各号機のタービン建屋は原子炉建屋に隣接しており、地下には大量の水がたまっている。
2号機のたまり水からは、通常の原子炉にある水の数万倍に当たる濃度の放射性物質が検出されたが、
東電は4号機の濃度は2号機よりは低いとみている。
【共同通信】
ーーーー
たとえば、この二名に大津波が来るから避難せよと指示しても
その時にはすでに避難できない状態にあったことが考えられるような・・・
書き出しながらそんな気がしてきました。
とにかく松本純一氏の言っていることは矛盾だらけで、答えにはなっていません。
無理やり正当化しようとするからこういう受け答えになるんですよね。
素直に「そこまで思いいたらなかった」とか「連絡したが本人たちが避難してこなかった」とか
事実を言うか謝ればいいのに・・・w
・警報が鳴った大飯原発3号機
・大阪市のがれき受け入れ
2012年6月20日水曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
大飯原発3号機水位低下の警報作動
(たねまきジャーナル 番組内のニュース書き出し)
再稼働に向けた準備が進んでいる福井県大飯町の関西電力大飯原子力発電所3号機で昨日、
発電機の冷却タンクについて水位の低下を示す警報気が一時的に作動するというトラブルがありました。
関西電力によりますと、大飯原発3号機の冷却タンクの水位低下を示す警報気は、
昨夜9時51分から55分に作動しました。
この警報機はタンク内の水位が基準の値より10センチ下がると作動するという設定でしたが、
作業員が目で見て点検をしたところ、水位は基準値よりもおよそ5cm低くなっていました。
関西電力では
「タンク内の水の流れで一時的に水面が上下して警報機が作動した。
安全上問題はなく、法令上の異常事態ではない」と話しまして、
再稼働の作業には影響しないとしました。
そして発表が今朝行われまして、トラブルから半日以上経っていたということについては、
「深夜に発表する内容ではなかった」というふうに釈明をしました。
さらに関西電力は
「再稼働決定後初めての警報の作動だったため、国と協議して発表を決めた」と説明しました。
一方、経済産業省の原子力安全保安院は今日、発表が遅れたことを陳謝しました。
また関西電力は、きょう午後には福井県おおい町でも記者会見をして、その時には、
「今後同じ程度のトラブルがあれば、定例会見を待たずにすぐに公表する」という方針を表明しました。
<起動準備>大飯3号機「水位低下の警報」発表は半日後
(読売新聞記事第一報)
11月に試験焼却 大阪市 がれき受け入れ決定
MBS 06/20 19:01
大阪市は東日本大震災で発生した、がれきの受け入れを正式に決めました。
11月に試験焼却し、今年度だけで6,000トンを海上輸送で受け入れる方針です。
橋下市長が既に表明していた岩手県内の震災がれきの受け入れは、
20日の市の戦略会議で正式に決定しました。
がれきは、まず此花区舞洲のごみ焼却施設で燃やし、
焼却灰は、大阪湾にある夢洲の北港処分場に埋立処分する計画です。
放射性セシウムについては環境省が安全性について確認し、
府の専門家会議がセシウムを吸着する能力のあるゼオライトを敷き詰めた上に埋立てるとする処理指針を定めました。
「岩手県のがれきは基本的には普通のがれきと変わらないんです。
通常のがれきと変わらないだれきということを、市民のみなさんにこれからご理解して頂く」
(大阪市 橋下徹市長)
橋下市長は今月末から3回此花区民に対し住民説明会を開き、
受け入れに理解を求めた上で11月に試験焼却し、
今年度だけで6,000トン、来年度は3万トンを受け入れる方針です。
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番組内容を書き出しました。続きを読む
・大阪市のがれき受け入れ
2012年6月20日水曜日
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
<参考>
大飯原発3号機水位低下の警報作動
(たねまきジャーナル 番組内のニュース書き出し)
再稼働に向けた準備が進んでいる福井県大飯町の関西電力大飯原子力発電所3号機で昨日、
発電機の冷却タンクについて水位の低下を示す警報気が一時的に作動するというトラブルがありました。
関西電力によりますと、大飯原発3号機の冷却タンクの水位低下を示す警報気は、
昨夜9時51分から55分に作動しました。
この警報機はタンク内の水位が基準の値より10センチ下がると作動するという設定でしたが、
作業員が目で見て点検をしたところ、水位は基準値よりもおよそ5cm低くなっていました。
関西電力では
「タンク内の水の流れで一時的に水面が上下して警報機が作動した。
安全上問題はなく、法令上の異常事態ではない」と話しまして、
再稼働の作業には影響しないとしました。
そして発表が今朝行われまして、トラブルから半日以上経っていたということについては、
「深夜に発表する内容ではなかった」というふうに釈明をしました。
さらに関西電力は
「再稼働決定後初めての警報の作動だったため、国と協議して発表を決めた」と説明しました。
一方、経済産業省の原子力安全保安院は今日、発表が遅れたことを陳謝しました。
また関西電力は、きょう午後には福井県おおい町でも記者会見をして、その時には、
「今後同じ程度のトラブルがあれば、定例会見を待たずにすぐに公表する」という方針を表明しました。
<起動準備>大飯3号機「水位低下の警報」発表は半日後
(読売新聞記事第一報)
11月に試験焼却 大阪市 がれき受け入れ決定
MBS 06/20 19:01
大阪市は東日本大震災で発生した、がれきの受け入れを正式に決めました。
11月に試験焼却し、今年度だけで6,000トンを海上輸送で受け入れる方針です。
橋下市長が既に表明していた岩手県内の震災がれきの受け入れは、
20日の市の戦略会議で正式に決定しました。
がれきは、まず此花区舞洲のごみ焼却施設で燃やし、
焼却灰は、大阪湾にある夢洲の北港処分場に埋立処分する計画です。
放射性セシウムについては環境省が安全性について確認し、
府の専門家会議がセシウムを吸着する能力のあるゼオライトを敷き詰めた上に埋立てるとする処理指針を定めました。
「岩手県のがれきは基本的には普通のがれきと変わらないんです。
通常のがれきと変わらないだれきということを、市民のみなさんにこれからご理解して頂く」
(大阪市 橋下徹市長)
橋下市長は今月末から3回此花区民に対し住民説明会を開き、
受け入れに理解を求めた上で11月に試験焼却し、
今年度だけで6,000トン、来年度は3万トンを受け入れる方針です。
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06.20
Wed
新潟県沖に大規模油田か、来春にも試掘
(2012年6月18日15時45分 読売新聞)

経済産業省は18日、新潟県沖で油田・天然ガス田の商業開発に向けて試掘に入ると発表した。
来年4月にも掘削を開始し、埋蔵量を3年かけて調査する。
地質調査の結果では国内最大の油田・ガス田となる可能性もある。
試掘地点は、新潟県の佐渡島から南西約30キロの水深約1000メートルの海底。
2003年に周辺海域で試掘した際、少量の石油やガスの産出が確認されていた。
経産省資源エネルギー庁は、08年に導入した3次元物理探査船を使用して地層構造を精密に分析した結果、
海底から2700メートル下にある地層のうち、
約135平方キロに及ぶ範囲で石油や天然ガスの埋蔵の可能性があるとのデータを得た。
面積はJR山手線内の約2倍に相当し、同庁は「面積では海外の大規模油田に匹敵する」としている。
政府は09年、
「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」を策定し、日本の排他的経済水域(EEZ)内の資源開発に本腰を入れた。
日本近海の11か所で3次元調査を進めたところ、新潟県沖が最も有望と判断した。
試掘の結果が良好なら、同計画の第1号として17年の商業化を目指す。
ーーーー
2003年に確認されているのに
今は2012年…10年近くも放置した意味って何?
(2012年6月18日15時45分 読売新聞)

経済産業省は18日、新潟県沖で油田・天然ガス田の商業開発に向けて試掘に入ると発表した。
来年4月にも掘削を開始し、埋蔵量を3年かけて調査する。
地質調査の結果では国内最大の油田・ガス田となる可能性もある。
試掘地点は、新潟県の佐渡島から南西約30キロの水深約1000メートルの海底。
2003年に周辺海域で試掘した際、少量の石油やガスの産出が確認されていた。
経産省資源エネルギー庁は、08年に導入した3次元物理探査船を使用して地層構造を精密に分析した結果、
海底から2700メートル下にある地層のうち、
約135平方キロに及ぶ範囲で石油や天然ガスの埋蔵の可能性があるとのデータを得た。
面積はJR山手線内の約2倍に相当し、同庁は「面積では海外の大規模油田に匹敵する」としている。
政府は09年、
「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」を策定し、日本の排他的経済水域(EEZ)内の資源開発に本腰を入れた。
日本近海の11か所で3次元調査を進めたところ、新潟県沖が最も有望と判断した。
試掘の結果が良好なら、同計画の第1号として17年の商業化を目指す。
ーーーー
2003年に確認されているのに
今は2012年…10年近くも放置した意味って何?
福島原子力事故調査報告書 別紙2(主な時系列)より
1~4号機の中で一番大量の致命的ともいえる放射性物質を放出した2号機の時系列が、
本日東京電力・福島原子力事故調査報告書の公表について平成24年6月20日で公表されました。
見た目は一番きれいな2号機がどのような経過をたどり、
1号機3号機4号機と比べケタ違いの放射性物質を大気中にまき散らしたのか知りたかったので、
報告書の中から時系列の部分のみ(全体は155ページ)転記しておきます。
「東京電力が作った報告書である」という事を忘れずにd(◕‿-。) ネ❤
福島第一原子力発電所2号機における
地震発生から3月15日(火)までの主な時系列
61ページ(サイト上では63ページから)
平成23年3月11日(金)
14:46 東北地方太平洋沖地震発生。第3 非常態勢を自動発令。
14:47 原子炉自動スクラム,主タービン自動停止。非常用ディーゼル発電機自動起動。
14:50 原子炉隔離時冷却系(以下,「RCIC」)手動起動。
14:51 RCIC 自動停止(原子炉水位高)
15:01 原子炉未臨界確認。
15:02 RCIC 手動起動。
15:06 非常災害対策本部を本店に設置(地震による被害状況の把握,停電等の復旧)
15:27 津波第一波到達。
15:28 RCIC 自動停止(原子炉水位高)。
15:35 津波第二波到達。
15:39 RCIC 手動起動。
15:41 全交流電源喪失。
15:42 原子力災害対策特別措置法(以下,「原災法」)第10 条第1 項の規定に基づく特定事象
(全交流電源喪失)が発生したと判断,官庁等に通報。
15:42 第1 次緊急時態勢を発令。緊急時対策本部を設置(非常災害対策本部との合同本部となる)。
16:00頃 構内道路の健全性確認を開始。
16:00頃 電源設備(外部電源)の健全性確認を開始。
16:10 本店配電部門から全店に高・低圧電源車の確保と移動経路の確認指示。
16:36 原子炉水位が確認出来ず,注水状況が不明なため,原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象
(非常用炉心冷却装置注水不能)が発生したと判断,16:45 官庁等に通報。
16:36 第2 次緊急時態勢を発令。
16:50頃 全店の高・低圧電源車が福島に向け順次出発。
17:12 発電所長は,アクシデントマネジメント対策として設置した消火系ライン,
及び消防車を使用した原子炉への注水方法の検討開始を指示。
18:00頃 電源設備(所内電源)の健全性確認を開始。
19:00頃 2,3 号機の間にあるゲートを開放,1~4 号機への車両の通行ルートを確保。
19:24 構内道路の健全性確認の結果を発電所対策本部に報告。
20:47 中央制御室内の仮設照明が点灯。
20:50 福島県が福島第一原子力発電所から半径2km の住民に避難指示。
20:56 電源設備(外部電源,所内電源)の健全性確認結果を発電所対策本部に報告。
21:02 原子炉水位が不明であり,RCIC による原子炉への注水状況が確認できないため,
原子炉水位が有効燃料頂部(以下,「TAF」)に到達する可能性があることを官庁等に連絡。
21:13 TAF 到達時間を21:40 と評価,官庁等に連絡。
21:23 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所から半径3km 圏内の避難,
半径3km~10km 圏内の屋内退避を指示。
21:50 原子炉水位が判明し,TAF+3400mm にあることを確認したことから,
TAF 到達まで時間がかかると評価,22:10,官庁等に通報。
22:00頃 東北電力第一陣,高圧電源車1 台の到着を確認。
平成23年3月12日(土)
0:30 国による避難住民の避難措置完了確認(双葉町及び大熊町の3km 以内避難措置完了確認,
1:45 に再度確認)。
1:20 ディーゼル駆動消火ポンプが停止していることを確認。
1:20頃 当社の高圧電源車1 台の到着を確認。
1:30頃 1号機及び2 号機のベントの実施について,
内閣総理大臣,経済産業大臣,原子力安全・保安院に申し入れ,了解を得る。
2:55 発電所対策本部はRCIC が運転していることを確認。
3:06 ベント実施に関するプレス会見実施。
3:33 ベントを実施した場合の被ばく評価結果を官庁等に連絡。
4:20 RCICの水源切替を開始。
4:55 発電所構内における放射線量が上昇
(正門付近 0.069μSv/h(4:00) →0.59μSv/h(4:23))したことを確認,官庁等に連絡。
5:00 RCIC水源切替完了。
5:44 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所から半径10km 圏内の住民に避難指示。
6:50 経済産業大臣より法令に基づくベントの実施命令(手動によるベント)。
7:11 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所に到着。
8:04 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所を出発。
10:15頃 当社及び東北電力が派遣した電源車72 台が,福島に到着していることを確認
(高圧電源車:福島第一12 台,福島第二42 台,低圧電源車:福島第一7 台,福島第二11 台)。
15:30頃 高圧電源車から2 号機P/C を介して1 号機MCC に電源を供給する経路を構成,
1 号機ほう酸水注入系ポンプ手前まで送電を開始し,高圧電源車の調整が完了。
15:36 1号機原子炉建屋で爆発発生。
16:27 モニタリングポストNo.4 付近で500μSv/h を超える放射線量(1,015μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1 項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
官庁等に通報。
17:30 ベントの準備を開始するよう発電所長指示。
18:25 内閣総理大臣が,福島第一原子力発電所から半径20km 圏内の住民に対し避難指示。
平成23年3月13日(日)
8:10 格納容器(以下,「PCV」)ベント弁(MO 弁)開。
8:30 高圧電源車を起動し,2 号機P/C への再送電を試みるも過電流リレーが動作し,送電できず。
8:56 モニタリングポストNo.4 付近で500μSv/h を超える放射線量(882μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
9:01官庁等に通報。
10:15 ベントを実施するよう発電所長指示。
11:00 ラプチャーディスクを除く,ベントライン構成完了。
11:20 ベント実施に関するプレス発表。
12:05 海水を使用する準備を進めるよう発電所長指示。
13:10 バッテリーを逃がし安全弁(以下,「SRV」)制御盤に繋ぎ込み,操作スイッチで開操作出来る状態を構成。
14:15 モニタリングポストNo.4 付近で500μSv/h を超える放射線量(905μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
14:23官庁等に通報。
15:18 ベントを実施した場合の被ばく評価結果を官庁等へ連絡。
平成23年3月14日(月)
2:20 正門付近で500μSv/h を超える放射線量(751μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
4:24 官庁等に通報。
2:40 モニタリングポストNo.2 付近で500μSv/h を超える放射線量(650μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
5:37官庁等に通報。
4:00 モニタリングポストNo.2 付近で500μSv/h を超える放射線量(820μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
8:00官庁等に通報。
9:12 モニタリングポストNo.3 付近で500μSv/h を超える放射線量(518.7μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
9:34官庁等に通報。
11:01 3号機原子炉建屋の爆発。
12:50 圧力抑制室(以下,「S/C」)ベント弁(AO 弁)大弁の電磁弁励磁用回路が外れ閉を確認。
13:05 準備が完了していた注水ラインは,消防車及びホースが破損して使用不可能であったことから,
消防車を含む海水注入のライン構成を再開。
13:18 原子炉水位が低下傾向であったことから,
直ちに原子炉への海水注入操作などの準備作業を進めることを官庁等に連絡。
13:25 原子炉の水位が低下していることからRCIC の機能が喪失している可能性があり,
原災法第15 条第1 項の規定に基づく特定事象(原子炉冷却機能喪失)が発生したと判断,
13:38 官庁等に通報。
15:28 TAF 到達時間を16:30 と評価,官庁等に連絡。
15:30頃 原子炉への海水注入を行うため消防車を起動。
16:34 原子炉減圧操作を開始するとともに,消火系ラインから海水注入を開始することを官庁等に連絡。
17:17 原子炉水位がTAF に到達。17:25 官庁等に連絡。
18:02 原子炉減圧開始(原子炉圧力5.4MPa→19:03 0.63MPa)。
18:22 原子炉水位がTAF-3,700mm に到達し,燃料全体が露出したものと判断,
19:32 官庁等に連絡。
19:20 原子炉への海水注入のための消防車が燃料切れで停止していることを確認。
19:54 原子炉内に消火系ラインから消防車(19:54,19:57 に各1 台起動)による海水注入開始。
21:00頃 S/C ベント弁(AO 弁)小弁開操作。ラプチャーディスクを除く,ベントライン構成完了。
21:20 SRV を2 弁開し,原子炉水位が回復してきたことを確認,
21:34 官庁等に連絡(21:30 現在:原子炉水位TAF-3,000mm)。
21:35 正門付近で500μSv/h を超える放射線量(760μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
22:35 官庁等に通報。
22:50 ドライウェル(以下,「D/W」)圧力が最高使用圧力427kPa[gage]を超えたことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(格納容器圧力異常上昇)が発生したと判断,
23:39 官庁等に通報。
23:35 S/C 側の圧力がラプチャーディスク作動圧よりも低く,D/W 側の圧力が上昇していることから,
D/W ベント弁小弁の開によりベントを実施する方針を決定。
平成23年3月15日(火)
0:01 D/Wベント弁(AO 弁)小弁開操作,数分後に閉であることを確認。
3:00 D/W圧力が設計上の最高使用圧力を超えたことから,減圧操作および、
原子炉内への注水操作を試みているが,まだ減圧しきれていない状況であることを4:17 官庁等に連絡。
5:35 福島原子力発電所事故対策統合本部設置。
6:14頃 大きな衝撃音と振動が発生。S/C 圧力の指示値がダウンスケールとなる。
6:50 正門付近で500μSv/h を超える放射線量(583.7μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1 項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
7:00 官庁等に通報。
7:00 監視,作業に必要な要員を除き,福島第二へ一時退避することを官庁等に連絡。
8:11 正門付近で500μSv/h を超える放射線量(807μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(火災爆発等による放射性物質異常放出)が発生したと断,
8:36 官庁等に通報。
8:25 原子炉建屋5 階付近壁より白い煙(湯気らしきもの)があがっていることを確認,9:18 官庁等に連絡。
10:30 経済産業大臣より法令に基づく命令(極力早期に原子炉への注水を行うこと。
必要に応じ,ドライウェルのベントを行うこと。)
11:00 内閣総理大臣が,福島第一原子力発電所から半径20km 以上30km 圏内の住民に対し屋内退避指示。
16:00 正門付近で500μSv/h を超える放射線量(531.6μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1 項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
16:22 官庁等に通報。
23:05 正門付近で500μSv/h を超える放射線量(4,548μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
23:20 官庁等に通報。
以 上
福島第一原発2号機からどれだけ多くの放射性物質が放出されたかはこちらをご覧ください↓
福島第一原発から出た汚染 「瓦礫広域処理についての勉強会」
その3小出裕章氏・大阪維新の会2/8(動画&内容書き出し)
2号機の大量放出の原因を明記しない東電の報告書についてはこちら↓
たねまきJ「おおい町と福井県議・原発の稼働と停止の危険度の違い・東電の調査報告書・節電は不要」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/14
<一部抜粋>
小出:
もちろん現場に誰も行くことはできませんし、
原因を確定するということはこれから10年後20年後、あるいは30年後になるかもしれないと私は思います。
ただし私自身は2号機の放射性物質の漏えいが生じた場所というのは私なりの推測があります。
それはサプレッションチェンバーと私たちが呼んでいる格納容器の一部なんですけれども、
格納容器本来体はドライウェルと呼んでいますが、そことサプレッションチェンバーを結んでいる配管があるんです。
配管と言っても巨大なパイプなんですが、そこが私は破損してそこから出てきたと思っています。
それは福島第一原子力発電所の最大の安全問題だと、
もともとジェネラルエレクトロニクス社の設計者たちが指摘していたことで、
それが多分現れたのだと思いますし、
そうなると、政府と東京電力は津波が原因だと言いたかったわけですけれども、
「そうではない」ということになってしまいますので、
どうしても東電としては言いたくないことだと思います
福島第一原発2号機「サプレッションチェンバーは地震で壊れていた」
神保哲生 x 小出裕章 9/15 (内容書き出し・参考あり)
<一部抜粋>
小出:
たとえば2号機という原子炉で、ある時に
サプレッションチェンバーという所で爆発が起きているのですが
それはどうして起きたかって言うと、水素が酸素と結び付いて爆発したのですね
しかし、本来サプレッションチェンバーの中には酸素は全くありませんので
そこで爆発が起きたという事は、すでにサプレッションチェンバーの構造体が壊れていて
外部にある酸素と内部にある水素が結びついて爆発したということしか説明が付かないのです
津波でサプレッションチェンバーが壊れるという事はありませんので
私はサプレッションチェンバーはすでに地震で壊れていたと思います
1~4号機の中で一番大量の致命的ともいえる放射性物質を放出した2号機の時系列が、
本日東京電力・福島原子力事故調査報告書の公表について平成24年6月20日で公表されました。
見た目は一番きれいな2号機がどのような経過をたどり、
1号機3号機4号機と比べケタ違いの放射性物質を大気中にまき散らしたのか知りたかったので、
報告書の中から時系列の部分のみ(全体は155ページ)転記しておきます。
「東京電力が作った報告書である」という事を忘れずにd(◕‿-。) ネ❤
福島第一原子力発電所2号機における
地震発生から3月15日(火)までの主な時系列
61ページ(サイト上では63ページから)
平成23年3月11日(金)
14:46 東北地方太平洋沖地震発生。第3 非常態勢を自動発令。
14:47 原子炉自動スクラム,主タービン自動停止。非常用ディーゼル発電機自動起動。
14:50 原子炉隔離時冷却系(以下,「RCIC」)手動起動。
14:51 RCIC 自動停止(原子炉水位高)
15:01 原子炉未臨界確認。
15:02 RCIC 手動起動。
15:06 非常災害対策本部を本店に設置(地震による被害状況の把握,停電等の復旧)
15:27 津波第一波到達。
15:28 RCIC 自動停止(原子炉水位高)。
15:35 津波第二波到達。
15:39 RCIC 手動起動。
15:41 全交流電源喪失。
15:42 原子力災害対策特別措置法(以下,「原災法」)第10 条第1 項の規定に基づく特定事象
(全交流電源喪失)が発生したと判断,官庁等に通報。
15:42 第1 次緊急時態勢を発令。緊急時対策本部を設置(非常災害対策本部との合同本部となる)。
16:00頃 構内道路の健全性確認を開始。
16:00頃 電源設備(外部電源)の健全性確認を開始。
16:10 本店配電部門から全店に高・低圧電源車の確保と移動経路の確認指示。
16:36 原子炉水位が確認出来ず,注水状況が不明なため,原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象
(非常用炉心冷却装置注水不能)が発生したと判断,16:45 官庁等に通報。
16:36 第2 次緊急時態勢を発令。
16:50頃 全店の高・低圧電源車が福島に向け順次出発。
17:12 発電所長は,アクシデントマネジメント対策として設置した消火系ライン,
及び消防車を使用した原子炉への注水方法の検討開始を指示。
18:00頃 電源設備(所内電源)の健全性確認を開始。
19:00頃 2,3 号機の間にあるゲートを開放,1~4 号機への車両の通行ルートを確保。
19:24 構内道路の健全性確認の結果を発電所対策本部に報告。
20:47 中央制御室内の仮設照明が点灯。
20:50 福島県が福島第一原子力発電所から半径2km の住民に避難指示。
20:56 電源設備(外部電源,所内電源)の健全性確認結果を発電所対策本部に報告。
21:02 原子炉水位が不明であり,RCIC による原子炉への注水状況が確認できないため,
原子炉水位が有効燃料頂部(以下,「TAF」)に到達する可能性があることを官庁等に連絡。
21:13 TAF 到達時間を21:40 と評価,官庁等に連絡。
21:23 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所から半径3km 圏内の避難,
半径3km~10km 圏内の屋内退避を指示。
21:50 原子炉水位が判明し,TAF+3400mm にあることを確認したことから,
TAF 到達まで時間がかかると評価,22:10,官庁等に通報。
22:00頃 東北電力第一陣,高圧電源車1 台の到着を確認。
平成23年3月12日(土)
0:30 国による避難住民の避難措置完了確認(双葉町及び大熊町の3km 以内避難措置完了確認,
1:45 に再度確認)。
1:20 ディーゼル駆動消火ポンプが停止していることを確認。
1:20頃 当社の高圧電源車1 台の到着を確認。
1:30頃 1号機及び2 号機のベントの実施について,
内閣総理大臣,経済産業大臣,原子力安全・保安院に申し入れ,了解を得る。
2:55 発電所対策本部はRCIC が運転していることを確認。
3:06 ベント実施に関するプレス会見実施。
3:33 ベントを実施した場合の被ばく評価結果を官庁等に連絡。
4:20 RCICの水源切替を開始。
4:55 発電所構内における放射線量が上昇
(正門付近 0.069μSv/h(4:00) →0.59μSv/h(4:23))したことを確認,官庁等に連絡。
5:00 RCIC水源切替完了。
5:44 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所から半径10km 圏内の住民に避難指示。
6:50 経済産業大臣より法令に基づくベントの実施命令(手動によるベント)。
7:11 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所に到着。
8:04 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所を出発。
10:15頃 当社及び東北電力が派遣した電源車72 台が,福島に到着していることを確認
(高圧電源車:福島第一12 台,福島第二42 台,低圧電源車:福島第一7 台,福島第二11 台)。
15:30頃 高圧電源車から2 号機P/C を介して1 号機MCC に電源を供給する経路を構成,
1 号機ほう酸水注入系ポンプ手前まで送電を開始し,高圧電源車の調整が完了。
15:36 1号機原子炉建屋で爆発発生。
16:27 モニタリングポストNo.4 付近で500μSv/h を超える放射線量(1,015μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1 項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
官庁等に通報。
17:30 ベントの準備を開始するよう発電所長指示。
18:25 内閣総理大臣が,福島第一原子力発電所から半径20km 圏内の住民に対し避難指示。
平成23年3月13日(日)
8:10 格納容器(以下,「PCV」)ベント弁(MO 弁)開。
8:30 高圧電源車を起動し,2 号機P/C への再送電を試みるも過電流リレーが動作し,送電できず。
8:56 モニタリングポストNo.4 付近で500μSv/h を超える放射線量(882μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
9:01官庁等に通報。
10:15 ベントを実施するよう発電所長指示。
11:00 ラプチャーディスクを除く,ベントライン構成完了。
11:20 ベント実施に関するプレス発表。
12:05 海水を使用する準備を進めるよう発電所長指示。
13:10 バッテリーを逃がし安全弁(以下,「SRV」)制御盤に繋ぎ込み,操作スイッチで開操作出来る状態を構成。
14:15 モニタリングポストNo.4 付近で500μSv/h を超える放射線量(905μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
14:23官庁等に通報。
15:18 ベントを実施した場合の被ばく評価結果を官庁等へ連絡。
平成23年3月14日(月)
2:20 正門付近で500μSv/h を超える放射線量(751μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
4:24 官庁等に通報。
2:40 モニタリングポストNo.2 付近で500μSv/h を超える放射線量(650μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
5:37官庁等に通報。
4:00 モニタリングポストNo.2 付近で500μSv/h を超える放射線量(820μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
8:00官庁等に通報。
9:12 モニタリングポストNo.3 付近で500μSv/h を超える放射線量(518.7μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
9:34官庁等に通報。
11:01 3号機原子炉建屋の爆発。
12:50 圧力抑制室(以下,「S/C」)ベント弁(AO 弁)大弁の電磁弁励磁用回路が外れ閉を確認。
13:05 準備が完了していた注水ラインは,消防車及びホースが破損して使用不可能であったことから,
消防車を含む海水注入のライン構成を再開。
13:18 原子炉水位が低下傾向であったことから,
直ちに原子炉への海水注入操作などの準備作業を進めることを官庁等に連絡。
13:25 原子炉の水位が低下していることからRCIC の機能が喪失している可能性があり,
原災法第15 条第1 項の規定に基づく特定事象(原子炉冷却機能喪失)が発生したと判断,
13:38 官庁等に通報。
15:28 TAF 到達時間を16:30 と評価,官庁等に連絡。
15:30頃 原子炉への海水注入を行うため消防車を起動。
16:34 原子炉減圧操作を開始するとともに,消火系ラインから海水注入を開始することを官庁等に連絡。
17:17 原子炉水位がTAF に到達。17:25 官庁等に連絡。
18:02 原子炉減圧開始(原子炉圧力5.4MPa→19:03 0.63MPa)。
18:22 原子炉水位がTAF-3,700mm に到達し,燃料全体が露出したものと判断,
19:32 官庁等に連絡。
19:20 原子炉への海水注入のための消防車が燃料切れで停止していることを確認。
19:54 原子炉内に消火系ラインから消防車(19:54,19:57 に各1 台起動)による海水注入開始。
21:00頃 S/C ベント弁(AO 弁)小弁開操作。ラプチャーディスクを除く,ベントライン構成完了。
21:20 SRV を2 弁開し,原子炉水位が回復してきたことを確認,
21:34 官庁等に連絡(21:30 現在:原子炉水位TAF-3,000mm)。
21:35 正門付近で500μSv/h を超える放射線量(760μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
22:35 官庁等に通報。
22:50 ドライウェル(以下,「D/W」)圧力が最高使用圧力427kPa[gage]を超えたことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(格納容器圧力異常上昇)が発生したと判断,
23:39 官庁等に通報。
23:35 S/C 側の圧力がラプチャーディスク作動圧よりも低く,D/W 側の圧力が上昇していることから,
D/W ベント弁小弁の開によりベントを実施する方針を決定。
平成23年3月15日(火)
0:01 D/Wベント弁(AO 弁)小弁開操作,数分後に閉であることを確認。
3:00 D/W圧力が設計上の最高使用圧力を超えたことから,減圧操作および、
原子炉内への注水操作を試みているが,まだ減圧しきれていない状況であることを4:17 官庁等に連絡。
5:35 福島原子力発電所事故対策統合本部設置。
6:14頃 大きな衝撃音と振動が発生。S/C 圧力の指示値がダウンスケールとなる。
6:50 正門付近で500μSv/h を超える放射線量(583.7μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1 項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
7:00 官庁等に通報。
7:00 監視,作業に必要な要員を除き,福島第二へ一時退避することを官庁等に連絡。
8:11 正門付近で500μSv/h を超える放射線量(807μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(火災爆発等による放射性物質異常放出)が発生したと断,
8:36 官庁等に通報。
8:25 原子炉建屋5 階付近壁より白い煙(湯気らしきもの)があがっていることを確認,9:18 官庁等に連絡。
10:30 経済産業大臣より法令に基づく命令(極力早期に原子炉への注水を行うこと。
必要に応じ,ドライウェルのベントを行うこと。)
11:00 内閣総理大臣が,福島第一原子力発電所から半径20km 以上30km 圏内の住民に対し屋内退避指示。
16:00 正門付近で500μSv/h を超える放射線量(531.6μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1 項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
16:22 官庁等に通報。
23:05 正門付近で500μSv/h を超える放射線量(4,548μSv/h)を計測したことから,
原災法第15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,
23:20 官庁等に通報。
以 上
福島第一原発2号機からどれだけ多くの放射性物質が放出されたかはこちらをご覧ください↓
福島第一原発から出た汚染 「瓦礫広域処理についての勉強会」
その3小出裕章氏・大阪維新の会2/8(動画&内容書き出し)
2号機の大量放出の原因を明記しない東電の報告書についてはこちら↓
たねまきJ「おおい町と福井県議・原発の稼働と停止の危険度の違い・東電の調査報告書・節電は不要」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/14
<一部抜粋>
小出:
もちろん現場に誰も行くことはできませんし、
原因を確定するということはこれから10年後20年後、あるいは30年後になるかもしれないと私は思います。
ただし私自身は2号機の放射性物質の漏えいが生じた場所というのは私なりの推測があります。
それはサプレッションチェンバーと私たちが呼んでいる格納容器の一部なんですけれども、
格納容器本来体はドライウェルと呼んでいますが、そことサプレッションチェンバーを結んでいる配管があるんです。
配管と言っても巨大なパイプなんですが、そこが私は破損してそこから出てきたと思っています。
それは福島第一原子力発電所の最大の安全問題だと、
もともとジェネラルエレクトロニクス社の設計者たちが指摘していたことで、
それが多分現れたのだと思いますし、
そうなると、政府と東京電力は津波が原因だと言いたかったわけですけれども、
「そうではない」ということになってしまいますので、
どうしても東電としては言いたくないことだと思います
福島第一原発2号機「サプレッションチェンバーは地震で壊れていた」
神保哲生 x 小出裕章 9/15 (内容書き出し・参考あり)
<一部抜粋>
小出:
たとえば2号機という原子炉で、ある時に
サプレッションチェンバーという所で爆発が起きているのですが
それはどうして起きたかって言うと、水素が酸素と結び付いて爆発したのですね
しかし、本来サプレッションチェンバーの中には酸素は全くありませんので
そこで爆発が起きたという事は、すでにサプレッションチェンバーの構造体が壊れていて
外部にある酸素と内部にある水素が結びついて爆発したということしか説明が付かないのです
津波でサプレッションチェンバーが壊れるという事はありませんので
私はサプレッションチェンバーはすでに地震で壊れていたと思います
06.20
Wed
誤作動?大飯3号機で警報…水位低下示す
読売新聞 6月20日(水)11時54分配信
関西電力は20日、再稼働に向けて準備作業中の
大飯原子力発電所3号機(福井県おおい町、出力118万キロ・ワット)で、
19日夜に発電機冷却水の水位低下を知らせる警報が鳴ったと発表した。
タンクなどの水漏れは確認されなかったが、関電は、警報が誤作動した可能性もあるとみて原因を調べている。
再稼働の作業工程に影響はないものの、発表は半日後になった。
関電によると、同日午後9時50分頃、
タービン建屋にある制御盤で、発電機冷却水が入ったタンクの水位が低下したことを示す警報が鳴った。
タンクや配管に水漏れはなく、水位も標準から3~5センチ低かったが、警報のレベルではなかった。
3号機は昨年3月に定期検査入り。
政府が今月16日に再稼働を決定し、19日は2次冷却系で配管洗浄などが行われていた。
ーーー
「動きたくないよ~
」って泣いてるんじゃないʅ( ~⊖◝)ʃ

誤作動だと思っていたら何処かに問題があることはいつものことです。
最初から機械の誤作動だと決めてかかるのは大きな間違いです。
しかも、水位低下の警報なのに発表が半日後とは・・どういう事なのでしょうか?
3.11前と電力会社の体質に変化がない事がよく分かる報道だと思いました。
この警報に関して小出先生の解説↓
たねまきJ「大飯原発3号機の警報作動・大阪市がれき受け入れ」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/20
その後の起動準備中の警報↓
<起動準備>大飯原発また警報・今度は送電線に異常?
6月27日にも警報が鳴りました↓
たねまきJ「電力会社の株・今日も警報!大飯原発」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/27
読売新聞 6月20日(水)11時54分配信
関西電力は20日、再稼働に向けて準備作業中の
大飯原子力発電所3号機(福井県おおい町、出力118万キロ・ワット)で、
19日夜に発電機冷却水の水位低下を知らせる警報が鳴ったと発表した。
タンクなどの水漏れは確認されなかったが、関電は、警報が誤作動した可能性もあるとみて原因を調べている。
再稼働の作業工程に影響はないものの、発表は半日後になった。
関電によると、同日午後9時50分頃、
タービン建屋にある制御盤で、発電機冷却水が入ったタンクの水位が低下したことを示す警報が鳴った。
タンクや配管に水漏れはなく、水位も標準から3~5センチ低かったが、警報のレベルではなかった。
3号機は昨年3月に定期検査入り。
政府が今月16日に再稼働を決定し、19日は2次冷却系で配管洗浄などが行われていた。
ーーー
「動きたくないよ~


誤作動だと思っていたら何処かに問題があることはいつものことです。
最初から機械の誤作動だと決めてかかるのは大きな間違いです。
しかも、水位低下の警報なのに発表が半日後とは・・どういう事なのでしょうか?
3.11前と電力会社の体質に変化がない事がよく分かる報道だと思いました。
この警報に関して小出先生の解説↓
たねまきJ「大飯原発3号機の警報作動・大阪市がれき受け入れ」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/20
その後の起動準備中の警報↓
<起動準備>大飯原発また警報・今度は送電線に異常?
6月27日にも警報が鳴りました↓
たねまきJ「電力会社の株・今日も警報!大飯原発」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/27
スイシンジャーとオトスンジャーがコラボ!?
またまた、小気味よい歌です♪
そしてとっても知りたかった情報です♪
安全神話を繰り返す
それじゃ未来は守れない
だから僕たちで選ぶんじゃ
安全な道を探すんじゃ
市民の力を見せるんじゃ
次の選挙オトスンジャー
民主も自民も再稼働を
推進するならオトスンジャー
選挙区の議員調べたら
電話やファックス送るんじゃ
今までまかせてきたけれど
今度は黙っていないんじゃ
僕たちの声を届けるんじゃ
次の選挙オトスンジャー
民主も自民も再稼働を
推進するならオトスンジャー
歌は、絶対原子力戦隊スイシンジャー を制作した
尾米タケル之一座のさかぐちそう(怪人反原発男役)さんです。
オトスンジャーのサイトには、
再稼働に反対しない議員を次の選挙で落とすため、「オトスンジャー」のためノウハウが書かれています。
是非、遊びに行ってみて下さい。
平成24年6月5日
大飯原発3・4号機の再稼働に関し、なお一層慎重に判断することの要請

そして、オトスンジャーサイトに「民主党議員の署名の有無一覧(電話・FAXリストつき)」もありました。
続きを読むに
そのリストを転記します
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またまた、小気味よい歌です♪
そしてとっても知りたかった情報です♪
安全神話を繰り返す
それじゃ未来は守れない
だから僕たちで選ぶんじゃ
安全な道を探すんじゃ
市民の力を見せるんじゃ
次の選挙オトスンジャー
民主も自民も再稼働を
推進するならオトスンジャー
選挙区の議員調べたら
電話やファックス送るんじゃ
今までまかせてきたけれど
今度は黙っていないんじゃ
僕たちの声を届けるんじゃ
次の選挙オトスンジャー
民主も自民も再稼働を
推進するならオトスンジャー
歌は、絶対原子力戦隊スイシンジャー を制作した
尾米タケル之一座のさかぐちそう(怪人反原発男役)さんです。
オトスンジャーのサイトには、
再稼働に反対しない議員を次の選挙で落とすため、「オトスンジャー」のためノウハウが書かれています。
是非、遊びに行ってみて下さい。
平成24年6月5日
大飯原発3・4号機の再稼働に関し、なお一層慎重に判断することの要請

そして、オトスンジャーサイトに「民主党議員の署名の有無一覧(電話・FAXリストつき)」もありました。
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06.20
Wed
大飯再稼働決定に抗議の沈黙
中日新聞 岐阜 2012年6月17日

大飯原発の再稼働に抗議し、5分間の沈黙をする
「さよなら原発ぎふ」のメンバー=岐阜市のJR岐阜駅で
政府が関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働を決めた十六日、
県民や首長には安全性の確保に懸念が広がり、
福井県に隣接しながら再稼働の判断に関われないことへの不満の声が上がった。
経済界は一様に再稼働を歓迎したものの、古田肇知事は
「県民には不安の声が多い」として、再稼働後の状況を積極的に情報提供するよう国に求める考えを示した。
岐阜市のJR岐阜駅前では十六日夜、
脱原発を訴える「さよなら原発ぎふ」のメンバー約三十人が
「福井の原発群の風下に住む岐阜県民として到底容認できない」と書かれたチラシを配り、
五分間沈黙して抗議した。
メンバーの戸田二郎さん(61)=笠松町=は、市民に
「立地自治体だけの同意で再稼働が判断されてもいいのか。国は周辺の理解を得る努力をすべきだ」と訴えた。
「放射能のゴミはいらない!市民ネット・岐阜」の兼松秀代さん(64)=岐阜市=も
「原発なしで一カ月やってこられた。日本全体で節電すれば夏も乗り切れるのに」と話す。
県内で最も大飯原発に近い揖斐川町の坂内地区で農業を営む谷口則夫さん(61)は
「見切り発車。再稼働してほしくなかった」。地区には一年の多くを西風が吹き下ろす。
「何かあったら完全に停止できるのか。安全が確保されているのか分からない」と困惑する。
関市小瀬の喫茶店経営山田みどりさん(47)も
「安全性の信用できるデータがない」と国への不信感をあらわにし、
揖斐川町三輪の農業小寺春樹さん(64)も「国はきちんと説明して」と不安を示した。
再稼働に理解を示す意見もある。坂祝町の大学生大家祐一さん(21)は
「経済をこれ以上悪くさせないために原発は必要。
資源の乏しい日本は原発を中心にし、他の資源も上手に活用するべきだ」。
多治見市北丘町の税理士戸田政雄さん(63)は
「どうしても足らない分を補うための再稼働は致し方ない」とする一方で、
「絶対の安全がないことは福島で分かった。
再稼働はあくまで暫定とし、代替エネルギー技術を開発するまでの時間稼ぎにすべきだ」とくぎを刺した。
◆県内首長「説明足りない」
大飯原発に近い西濃地方の首長はあらためて、国に説明を求める姿勢を示した。
揖斐川町の宗宮孝生町長は
「安全性が確保されているか、分かりやすい説明がなされないままで、住民も私も大変不安に思っている」と懸念。
「本格運転の前に説明してもらえるよう国に強く求めたい」と話す。
大垣市の小川敏市長も
「安全対策は不十分で、不安は大きい」とコメント。
「国には免震事務棟の設置などの速やかな安全対策の実現へ早急に対応してほしい」と要望した。
脱原発を主張する首長は、再稼働の判断を強く批判した。
「脱原発をめざす首長会議」メンバーの瑞穂市の堀孝正市長は
「日本では何が起きるのか分からない。次に事故が起きたとき、政府はどう責任を取るのか」。
高山市の国島芳明市長も
「再稼働はあまりに早すぎる。ずさんそのもの」と言い切る。
北方町の室戸英夫町長は
「再稼働問題は原発の立地自治体や近隣自治体だけでなく、全国民で考えなければいけない。
政府が時間をかけて丁寧にすべての自治体に安全性の説明をするべきだ」と指摘し、
「他の原発の再稼働の動きが加速しないようにしていかなければ」と警戒感を示した。
古田知事は再稼働に同意した福井県の判断を
「四十年以上原発と向き合ってきた経験と実績に基づいたもの」と理解を示す一方、政府には
「県民の中には安全性を不安視する声が多い。
再稼働後の状況について積極的な情報提供をお願いしたい」とコメントした。
◆経済界からは評価の声
再稼働の決定を、県内の経済界は歓迎する。
県商工会議所連合会長の堀江博海・十六銀行頭取は

「評価したい」とし、再稼働しなければ電力料金が高騰する懸念から
「企業の生産性が低下し、産業の空洞化が加速して深刻な影響が及ぶ」と主張する。
県工業会長の河合進一・河合石灰工業社長も

「安全性が確認できたならば再稼働すべきだ。原発の電力がなくなれば、工場が大変なことになる。
国内でものを作れなくなれば、従業員を守れなくなる」と訴えた。
県工業会前会長の牛込進・TYK会長も

「電力は血液のようなもの。電力がなくなったら日本の産業はまいってしまう」と再稼働の必要性を強調した。
中日新聞 岐阜 2012年6月17日

大飯原発の再稼働に抗議し、5分間の沈黙をする
「さよなら原発ぎふ」のメンバー=岐阜市のJR岐阜駅で
政府が関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働を決めた十六日、
県民や首長には安全性の確保に懸念が広がり、
福井県に隣接しながら再稼働の判断に関われないことへの不満の声が上がった。
経済界は一様に再稼働を歓迎したものの、古田肇知事は
「県民には不安の声が多い」として、再稼働後の状況を積極的に情報提供するよう国に求める考えを示した。
岐阜市のJR岐阜駅前では十六日夜、
脱原発を訴える「さよなら原発ぎふ」のメンバー約三十人が
「福井の原発群の風下に住む岐阜県民として到底容認できない」と書かれたチラシを配り、
五分間沈黙して抗議した。
メンバーの戸田二郎さん(61)=笠松町=は、市民に
「立地自治体だけの同意で再稼働が判断されてもいいのか。国は周辺の理解を得る努力をすべきだ」と訴えた。
「放射能のゴミはいらない!市民ネット・岐阜」の兼松秀代さん(64)=岐阜市=も
「原発なしで一カ月やってこられた。日本全体で節電すれば夏も乗り切れるのに」と話す。
県内で最も大飯原発に近い揖斐川町の坂内地区で農業を営む谷口則夫さん(61)は
「見切り発車。再稼働してほしくなかった」。地区には一年の多くを西風が吹き下ろす。
「何かあったら完全に停止できるのか。安全が確保されているのか分からない」と困惑する。
関市小瀬の喫茶店経営山田みどりさん(47)も
「安全性の信用できるデータがない」と国への不信感をあらわにし、
揖斐川町三輪の農業小寺春樹さん(64)も「国はきちんと説明して」と不安を示した。
再稼働に理解を示す意見もある。坂祝町の大学生大家祐一さん(21)は
「経済をこれ以上悪くさせないために原発は必要。
資源の乏しい日本は原発を中心にし、他の資源も上手に活用するべきだ」。
多治見市北丘町の税理士戸田政雄さん(63)は
「どうしても足らない分を補うための再稼働は致し方ない」とする一方で、
「絶対の安全がないことは福島で分かった。
再稼働はあくまで暫定とし、代替エネルギー技術を開発するまでの時間稼ぎにすべきだ」とくぎを刺した。
◆県内首長「説明足りない」
大飯原発に近い西濃地方の首長はあらためて、国に説明を求める姿勢を示した。
揖斐川町の宗宮孝生町長は
「安全性が確保されているか、分かりやすい説明がなされないままで、住民も私も大変不安に思っている」と懸念。
「本格運転の前に説明してもらえるよう国に強く求めたい」と話す。
大垣市の小川敏市長も
「安全対策は不十分で、不安は大きい」とコメント。
「国には免震事務棟の設置などの速やかな安全対策の実現へ早急に対応してほしい」と要望した。
脱原発を主張する首長は、再稼働の判断を強く批判した。
「脱原発をめざす首長会議」メンバーの瑞穂市の堀孝正市長は
「日本では何が起きるのか分からない。次に事故が起きたとき、政府はどう責任を取るのか」。
高山市の国島芳明市長も
「再稼働はあまりに早すぎる。ずさんそのもの」と言い切る。
北方町の室戸英夫町長は
「再稼働問題は原発の立地自治体や近隣自治体だけでなく、全国民で考えなければいけない。
政府が時間をかけて丁寧にすべての自治体に安全性の説明をするべきだ」と指摘し、
「他の原発の再稼働の動きが加速しないようにしていかなければ」と警戒感を示した。
古田知事は再稼働に同意した福井県の判断を
「四十年以上原発と向き合ってきた経験と実績に基づいたもの」と理解を示す一方、政府には
「県民の中には安全性を不安視する声が多い。
再稼働後の状況について積極的な情報提供をお願いしたい」とコメントした。
◆経済界からは評価の声
再稼働の決定を、県内の経済界は歓迎する。
県商工会議所連合会長の堀江博海・十六銀行頭取は

「評価したい」とし、再稼働しなければ電力料金が高騰する懸念から
「企業の生産性が低下し、産業の空洞化が加速して深刻な影響が及ぶ」と主張する。
県工業会長の河合進一・河合石灰工業社長も

「安全性が確認できたならば再稼働すべきだ。原発の電力がなくなれば、工場が大変なことになる。
国内でものを作れなくなれば、従業員を守れなくなる」と訴えた。
県工業会前会長の牛込進・TYK会長も

「電力は血液のようなもの。電力がなくなったら日本の産業はまいってしまう」と再稼働の必要性を強調した。
原発運転再開「政治決断」を問う
●細野大臣に問う
大飯原発再稼働の決断をした率直な気持ちは?
●問われる安全対策
SPEEDIデータや防災指針をなぜ国は出さない?
●規制組織の在り方は
安全規制に向け最も大切にしなければならないものは何?
5人の規制委員の人選は?
●大飯原発運転再開
政府の論理矛盾じゃないですか?「暫定的な安全基準と運転に期限限定はない」
●大飯以外の再開
●どうなる 運転開始40年
細野豪志(原発事故担当大臣)
国谷裕子(フリーのテレビキャスター)
大飯原発再稼働の決断をした率直な気持ちは?
国谷:
現在国の安全対策そして安全規制の先頭に立っていらっしゃいますけれど、
事故が起きた当時は総理大臣の補佐官として事故対応にあたっていて、
その後は環境大臣そして原発事故担当大臣として、
この事故が与えた深刻な状況を肌で感じてこられたわけですけれども、
大飯原発再稼働の決断を下した4閣僚のお一人として、今率直なお気持ちをお聞かせ下さい。
細野:
はい、今回の判断の全ての原点は、えー、福島にあります。
あのーー、再稼働するという事に関しては、福島のみなさんがどのようにお考えになるかという事が非常に、
あの~、そちらのみなさんと接する機会が多いですから、え、気になりました。
ま、ただ、あのー、政府としてですね、
判断をしなければならないところは、やはり最後は決断しなければならない。
そんな思いで判断いたしました。
あの~、同じ津波がきてもですね、炉心の損傷には至らないという事をですね、
原子力安全保安院、そして原子力安全委員会を含めた専門家で、繰り返し繰り返し議論をしてですね、
そしてそこは確認をしました。
既存の専門家だけではですね、十分じゃないというふうに思いましたので、
わたしはセカンドオピニオン、サードオピニオンしてですね、
「そこは大丈夫か」というのは確認をしたつもりです。
ですからそこはしっかりとした対応ができているという事をですね、
ぜひみなさんに分かっていただきたいというふうに思います。
国谷:
はい、この後またじっくりとお話をお聞きしたいと思います。
この暫定的なしかし安全基準に基づいて運転再開の決定が行われた大飯原発3号機4号機ですけれども、
地元や周辺自治体では事故が起きる不安を抱え、
安全確保に向けた対策が十分ではないと感じる人々が少なくありません。
ーVTR 略ー
問われる安全対策
SPEEDIデータや防災指針をなぜ国は出さない?
国谷:
細野さん、今ご覧いただいたように住民の方々、自治体の不安が根強くあります。
事故が起きた場合放射性物質の拡散がどの程度まで広がっていくのか、国はデータを出していませんし、
そしてその防災対策についての指針、自治体が求めていますけれども国が出していない。
なぜ、もっともっと早くSPEEDI のデータや、防災指針というのを出さないんですか?
(この先一部分動画あり)
細野豪志原発事故担当大臣「被曝をしていただいた... 投稿者 dm_51f20c9557a40
細野:
あの、防災の指針というのはですね、原子力安全委員会のところで基本的な考え方は作っています。
その中で、たとえば当事者である福井県はですね、
すでに避難場所というのを決めていただいて、県内で防災訓練もしていただいてるんですね。
ですから、全てができているとは申しません。
課題があるのは事実です。
しかし、今の段階でやれることはですね、もうやっているし、
そして地元の福井県もやっていただいているという事と思っています。
国谷:
今の滋賀県のように国は今回の事故を受けて、
避難の範囲というものをこれまでの10kmから30kmに広げた訳ですね。
それにもかかわらず、その重要な情報や、その指針が出されていない。
あの、福島の人々が、事故の後誤った方向に逃げたといった事を絶対に繰り返してはならないというなかで、
安全を最優先にする姿勢が十分示されているといえるのでしょうか?
細野:
はい、
あのーー、特に浪江町の方々のことがですね、わたし頭から離れないんですよ。
あの時、えーー、10km。
そして20kmという避難のですね、判断をしたわけですけれども、政府は。
その時にきちっと方角を示すべきだったのが、示されなかったと。
あのー、
「そこで沢山被ばくをしていただいたという状況ではない」ということはですね、後ほど確認が出来ましたが、
えーー、それを経験したみなさんの思いというのは、
本当に我々はですね、忘れてはならないと思ってます。
だからこそですね、今政府としては特別な監視体制という事をしいてまして、
しっかりと原発の状況をですね、政府として監視をするという事をやっています。
そして、事故がないという状況を作らなければなりませんが、
万万が一何らかのトラブルがあった場合は、
それをそれぞれの自治体にですね、的確に情報が伝わるような仕組みを作っているんですね。
国谷:
自治体の方は準備がしたいということですから、
いつこうした情報をお出しになるお考えですか?
続きを読むに

金曜日の小出さん
夏の電力需給と、それから原発再稼働の問題
原発の起動と停止は簡単?
核燃料の疑問
・どのくらい使うと使用済みになるの?
・使用期間で汚れ方は違うの?
・未使用の核燃料の管理は?
福一4号機の未使用燃料棒取り出しってどぉ?
映像から見る4号機の状態は?
本当?「福島2号機7万ミリシーベルトを超え再臨界の危機」
文化放送ソコトコ 2012年6月15日
金曜日の小出さん
吉田:小出先生今日はちなみにどんなご予定でいらっしゃるんですか?簡単に言っていただくと。
小出:
毎週金曜日という日は、私は原子炉実験所の中の放射能のごみを管理する部署に属しているのですが、
その部署の部会という集まりがあります。
それから放射線測定器のお守をしたりするというということもありますし、
今日は午前中に一件、取材の約束を入れてしまっています。
吉田:わかりました。
そんなさなか僕らの方でも、ほんと、わずらわしいところ恐れ入ります
小出:いいえ、とんでもない。
夏の電力需給と、それから原発再稼働の問題
吉田:
原発をめぐる動きでいま最も注目すべきは
関西電力大飯原発3号機4号機の再稼働に向けた動きだと思うんですけれども、
小出先生はこの夏の電力需給と、それから原発再稼働の問題はどういうふうに捉えていらっしゃるんでしょう?
小出:
要するに政府と電力会社がずっとウソを言い続けてきているのです。
日本には水力発電所と火力発電所が膨大にありまして、
その両者をきちっと動くように準備できているのであれば、いついかなる時も電気は足りるのです。
ですから原子力なんかに全く頼らなくてもだれも困らない。
節電など誰もしなくてもいいという、それだけ火力発電所、水力発電所があるのですが、
その事を政府がちゃんと言わない。
そして「原子力をやらなければ停電してしまうぞ」と言って人々を脅かし続けて、
結局また動かそうとしているのです。
吉田:
結局、じゃあ関西電力が出した数字もいい加減なもので、
政府もそれに追随しているだけという事なわけですね。
小出:
関西電力自身はですね、原子力比率がものすごく高いという、日本で一番高い電力会社ですので、
関西電力そのものだけを取ってしまうと、
原子力をやめると足りなくなる可能性はあると思います。
しかし、送電網というのは全国繋がっている訳で、西日本は全部融通できますので、
融通してもらえさえすれば十分足りるという、そういう状況なのです。
吉田:
そういう知識みたいなものっていうのは、
要するにいわゆる政府それから電力サイドじゃない人たちも、
もっと大きな声を挙げて何とか覆せないものなんですかね。
小出:
わたし自身は自分でデータを集めているのではなくて、
政府が公表しているデータそのもので私は政府と戦っているのですけれども、
彼らは自分の出しているデータを認めればいいだけのことだと私は思います。
吉田:ただそれだけの事なんですね。
小出:はい。
原発の起動と停止は簡単?
吉田:
再稼働をめぐってですね、小出先生に是非お伺いしたいのが、
橋下大阪市長等、関西広域連合の首長さん達が唱えているですね、
原発の期間限定の稼働についてなんですけれども、
原発っていうのは技術的にですね、すぐにつけたり消したりするっていうことは可能なんですか?
小出:
えーっと、通常の状態であれば、起動するのに2,3日あればできますし、
停止するのも1日、長くても2日あればできます。
吉田:あ、そうなんですか。
小出:
はい、ですから2か月3か月、電力ピークの時が足りないと、今、国が言っている訳ですからw
今から数日かけて起動して、そのピーク時が終わったら止めるということは、もちろん可能です。
吉田:簡単に出来るわけですね、じゃぁね。
小出:はい、ただそれはあんまり好ましいことではないんです。
吉田:それはどういう意味でですか?
小出:
温度変化というものが生じてしまいますね。
通常停止している時は普通の温度になるんですが、
それを稼働させて、ウランを核分裂させて、発電をしようとすると、
全体が300度近い温度に、
加圧水型の場合は340度ぐらいにまで上がってしまうという事がある訳で、
金属の疲労に結び付くという事があります。
吉田:
これは、原発は一度動き始めると大体13か月ごとに行われる定期検査まで動かしたままというのが、
これまで電力会社がとってきた対応なんですけれど、
これは正しいんですか?
小出:
えー、機械という、原子力発電所も機械ですし、
機械というものの性質を考えるなら、なるべく一定の条件で動かし続けたいというのはそうだろうと思いますので、
1年なら1年動かし続けるということは、妥当なやり方だと思います。
ただし「もう原子力を使わないんだ」と言うなら、
もう短期間だけ動かしてそれで廃炉にしてしまえばいいわけだから、
核燃料の疑問
・どのくらい使うと使用済みになるの?
吉田:
ああ、そういう事なんですね。
原発を再稼動して、原発を動かすとさらなる使用済み核燃料の問題が出てくると思うんですけれども、
動かす期間に関係なく、一度原子炉を止めると使った核燃料は全て取り出さないとダメなんですか?
小出:そんなことはありません。
吉田:そんなことはないんですか。
小出:
はい、
原子炉の中で丸3年位動かすとですね、使用済みという事になって、取り出さなければいけなくなります。
吉田:3年。
小出:ですから3か月しか動かさないと言うならば、ほぼ10数年動くんですね。
吉田:ああ、そういう事なんだ。
小出:
それで取り出せばいい事だけであって、
ただ、その間何度も何度も起動停止を繰り返さなければなりませんね。
そうすると機械が劣化するという事があるのですが、
もう原子力から足を洗うと決めてしまうのであれば、もうそれでいいと思います。
・使用期間で汚れ方は違うの?
吉田:
使用済み核燃料というのは、その原子炉で使った期間に応じて、
その放射能の汚れ具合とか危険度というのは、変わってくるものなんですか?
小出:
もちろんです。
燃やせば燃やすだけ、核分裂生成物という、いわゆるみなさんが死の灰と言うものが溜まってきてしまいますので、
ちょっとしか燃やさないのであれば危険がまだ少ない状態で済むということです。
・未使用の核燃料の管理は?
吉田:
なるほど、
ちなみにその前の使用前の核燃料というものがありますけれども、これはどういう管理が必要なんですか?
やっぱりその、使用済み核燃料と同じようにプールで冷やし続けないといけないものなんですか?
小出:
いいえ、全然そんな事はありません。
使用前の燃料というのは、ウランをセトモノで焼き固めたペレットというものが
燃料棒というジルコニウムの金属の鞘の中に入っているだけのものであって、
燃料製造工場に行けば、むき出しで作業員が取り扱っています。
空気中に置いておいても、被ばくはゼロではありませんけれども、
空気中にも保管できるというそういうものです。
それで、そのウランを一度核分裂させてしまいますと、
放射能が10億倍に増えてしまうのです。
そのためにもう人が近づくことすらができなくなって、
常にプールの底に沈めておかなければいけない状態になります。
福一4号機の未使用燃料棒取り出しってどぉ?
吉田:
わかりました。
その再稼働問題の一方でですね、綱渡り状態が続く福島第一原発の事故処理なんですけれど、
東京電力が先月末ですね、
4号機の核燃料プールに保管している未使用の燃料2体を7月にも試験的に取り出す方向で検討しているという、
これ発表がありましたけれども、小出先生はこれに関してはどういう捉え方をされていますか?
小出:
未使用の燃料であれば、今聞いていただいたようにプールの底に沈めておかなくても、
あるいはプールから空中につり上げても大きな危険にはならないのです。
ですから4号機の使用済み燃料プールがあった場所は、
爆発していろいろと壊れているのですけれども、
どんなふうに壊れているのか?
今現在どんな風にその燃料棒が、たとえば腐食してしまったりですね、壊れかけているのかという事を、
どうしても見たいと思いますので、
使用済み燃料は全くつり上げることすらできませんから、
まずは未使用の燃料をつり上げてみるということは、
私としてもやってみたいし、東京電力もやりたいんだろうと思います。
吉田:
ちなみにこの4号機の燃料プールには使用済み燃料が783体で、
原子炉から取り出した燃料が548体
未使用の燃料が204体の合計1535体という事でよろしい訳ですよね。
小出:そうです。
映像から見る4号機の状態は?
吉田:
これ、発表に合わせて4号機の内部というものが報道陣に公開されましたけれども、
小出先生はこの映像はご覧になったんですか?
小出:はい。いろいろと見ています。
吉田:
これ、そのわかる範囲で結構なんですけれども、映像から。
4号機の燃料プールというのは小出先生がお考えになる感じではどういう状態なんですか?
小出:
えーっと、大変だと思います。
通常使用済み燃料プールというのは、大変きれいな水の状態に保っています。
もちろん温度が上がってしまいますので、水を循環させながら冷却もしていますし、
水がもし放射能で汚れてくるような事になれば、
浄化系というところで放射能を取り除いて、
水自身は本当に飲んでもいいぐらいに、きれーいにしてあるのです。
それで上から覗いてもプールのそこがそのまま全部見えるという位の状態なんですが、
現在の4号機の使用済み燃料プールは、
水自身がものすごい汚れていて、さまざまなものが漂っているという状態ですし、
まがりなりに底の方にカメラを入れて見てみると、
燃料の上にいろんなものが散乱して落下してしまっているという、そういう状態ですので、
通常私たちが考えている使用済み燃料プールの状態とは、全く違ってしまっています。
本当?「福島2号機7万ミリシーベルトを超え再臨界の危機」
吉田:
今日発売のフライデーでは
「福島2号機、7万ミリシーベルトを超え、再臨界の危機」なんていう見出しがあるんですけど、
これはいかがですか?
小出:
多分再臨界の危機はないと、
ただし、猛烈な放射線が飛び出しているという事が、今回分かってきたことだと思うんですが、
ま、想像してみれば当たり前のことなのです。
要するにウランを核分裂させてしまえば放射能の量が1億倍にも増えてしまうという、
そういうものが溶け落ちてどこかにあるという、
どこに行っているのかもわからないという状態ですので、
場所によっては猛烈なところがやはりあちこちにあるだろうとおもいます。
吉田:わかりました。お忙しいところありがとうございました。
続きを読む
夏の電力需給と、それから原発再稼働の問題
原発の起動と停止は簡単?
核燃料の疑問
・どのくらい使うと使用済みになるの?
・使用期間で汚れ方は違うの?
・未使用の核燃料の管理は?
福一4号機の未使用燃料棒取り出しってどぉ?
映像から見る4号機の状態は?
本当?「福島2号機7万ミリシーベルトを超え再臨界の危機」
文化放送ソコトコ 2012年6月15日
金曜日の小出さん
吉田:小出先生今日はちなみにどんなご予定でいらっしゃるんですか?簡単に言っていただくと。
小出:
毎週金曜日という日は、私は原子炉実験所の中の放射能のごみを管理する部署に属しているのですが、
その部署の部会という集まりがあります。
それから放射線測定器のお守をしたりするというということもありますし、
今日は午前中に一件、取材の約束を入れてしまっています。
吉田:わかりました。
そんなさなか僕らの方でも、ほんと、わずらわしいところ恐れ入ります
小出:いいえ、とんでもない。
夏の電力需給と、それから原発再稼働の問題
吉田:
原発をめぐる動きでいま最も注目すべきは
関西電力大飯原発3号機4号機の再稼働に向けた動きだと思うんですけれども、
小出先生はこの夏の電力需給と、それから原発再稼働の問題はどういうふうに捉えていらっしゃるんでしょう?
小出:
要するに政府と電力会社がずっとウソを言い続けてきているのです。
日本には水力発電所と火力発電所が膨大にありまして、
その両者をきちっと動くように準備できているのであれば、いついかなる時も電気は足りるのです。
ですから原子力なんかに全く頼らなくてもだれも困らない。
節電など誰もしなくてもいいという、それだけ火力発電所、水力発電所があるのですが、
その事を政府がちゃんと言わない。
そして「原子力をやらなければ停電してしまうぞ」と言って人々を脅かし続けて、
結局また動かそうとしているのです。
吉田:
結局、じゃあ関西電力が出した数字もいい加減なもので、
政府もそれに追随しているだけという事なわけですね。
小出:
関西電力自身はですね、原子力比率がものすごく高いという、日本で一番高い電力会社ですので、
関西電力そのものだけを取ってしまうと、
原子力をやめると足りなくなる可能性はあると思います。
しかし、送電網というのは全国繋がっている訳で、西日本は全部融通できますので、
融通してもらえさえすれば十分足りるという、そういう状況なのです。
吉田:
そういう知識みたいなものっていうのは、
要するにいわゆる政府それから電力サイドじゃない人たちも、
もっと大きな声を挙げて何とか覆せないものなんですかね。
小出:
わたし自身は自分でデータを集めているのではなくて、
政府が公表しているデータそのもので私は政府と戦っているのですけれども、
彼らは自分の出しているデータを認めればいいだけのことだと私は思います。
吉田:ただそれだけの事なんですね。
小出:はい。
原発の起動と停止は簡単?
吉田:
再稼働をめぐってですね、小出先生に是非お伺いしたいのが、
橋下大阪市長等、関西広域連合の首長さん達が唱えているですね、
原発の期間限定の稼働についてなんですけれども、
原発っていうのは技術的にですね、すぐにつけたり消したりするっていうことは可能なんですか?
小出:
えーっと、通常の状態であれば、起動するのに2,3日あればできますし、
停止するのも1日、長くても2日あればできます。
吉田:あ、そうなんですか。
小出:
はい、ですから2か月3か月、電力ピークの時が足りないと、今、国が言っている訳ですからw
今から数日かけて起動して、そのピーク時が終わったら止めるということは、もちろん可能です。
吉田:簡単に出来るわけですね、じゃぁね。
小出:はい、ただそれはあんまり好ましいことではないんです。
吉田:それはどういう意味でですか?
小出:
温度変化というものが生じてしまいますね。
通常停止している時は普通の温度になるんですが、
それを稼働させて、ウランを核分裂させて、発電をしようとすると、
全体が300度近い温度に、
加圧水型の場合は340度ぐらいにまで上がってしまうという事がある訳で、
金属の疲労に結び付くという事があります。
吉田:
これは、原発は一度動き始めると大体13か月ごとに行われる定期検査まで動かしたままというのが、
これまで電力会社がとってきた対応なんですけれど、
これは正しいんですか?
小出:
えー、機械という、原子力発電所も機械ですし、
機械というものの性質を考えるなら、なるべく一定の条件で動かし続けたいというのはそうだろうと思いますので、
1年なら1年動かし続けるということは、妥当なやり方だと思います。
ただし「もう原子力を使わないんだ」と言うなら、
もう短期間だけ動かしてそれで廃炉にしてしまえばいいわけだから、
核燃料の疑問
・どのくらい使うと使用済みになるの?
吉田:
ああ、そういう事なんですね。
原発を再稼動して、原発を動かすとさらなる使用済み核燃料の問題が出てくると思うんですけれども、
動かす期間に関係なく、一度原子炉を止めると使った核燃料は全て取り出さないとダメなんですか?
小出:そんなことはありません。
吉田:そんなことはないんですか。
小出:
はい、
原子炉の中で丸3年位動かすとですね、使用済みという事になって、取り出さなければいけなくなります。
吉田:3年。
小出:ですから3か月しか動かさないと言うならば、ほぼ10数年動くんですね。
吉田:ああ、そういう事なんだ。
小出:
それで取り出せばいい事だけであって、
ただ、その間何度も何度も起動停止を繰り返さなければなりませんね。
そうすると機械が劣化するという事があるのですが、
もう原子力から足を洗うと決めてしまうのであれば、もうそれでいいと思います。
・使用期間で汚れ方は違うの?
吉田:
使用済み核燃料というのは、その原子炉で使った期間に応じて、
その放射能の汚れ具合とか危険度というのは、変わってくるものなんですか?
小出:
もちろんです。
燃やせば燃やすだけ、核分裂生成物という、いわゆるみなさんが死の灰と言うものが溜まってきてしまいますので、
ちょっとしか燃やさないのであれば危険がまだ少ない状態で済むということです。
・未使用の核燃料の管理は?
吉田:
なるほど、
ちなみにその前の使用前の核燃料というものがありますけれども、これはどういう管理が必要なんですか?
やっぱりその、使用済み核燃料と同じようにプールで冷やし続けないといけないものなんですか?
小出:
いいえ、全然そんな事はありません。
使用前の燃料というのは、ウランをセトモノで焼き固めたペレットというものが
燃料棒というジルコニウムの金属の鞘の中に入っているだけのものであって、
燃料製造工場に行けば、むき出しで作業員が取り扱っています。
空気中に置いておいても、被ばくはゼロではありませんけれども、
空気中にも保管できるというそういうものです。
それで、そのウランを一度核分裂させてしまいますと、
放射能が10億倍に増えてしまうのです。
そのためにもう人が近づくことすらができなくなって、
常にプールの底に沈めておかなければいけない状態になります。
福一4号機の未使用燃料棒取り出しってどぉ?
吉田:
わかりました。
その再稼働問題の一方でですね、綱渡り状態が続く福島第一原発の事故処理なんですけれど、
東京電力が先月末ですね、
4号機の核燃料プールに保管している未使用の燃料2体を7月にも試験的に取り出す方向で検討しているという、
これ発表がありましたけれども、小出先生はこれに関してはどういう捉え方をされていますか?
小出:
未使用の燃料であれば、今聞いていただいたようにプールの底に沈めておかなくても、
あるいはプールから空中につり上げても大きな危険にはならないのです。
ですから4号機の使用済み燃料プールがあった場所は、
爆発していろいろと壊れているのですけれども、
どんなふうに壊れているのか?
今現在どんな風にその燃料棒が、たとえば腐食してしまったりですね、壊れかけているのかという事を、
どうしても見たいと思いますので、
使用済み燃料は全くつり上げることすらできませんから、
まずは未使用の燃料をつり上げてみるということは、
私としてもやってみたいし、東京電力もやりたいんだろうと思います。
吉田:
ちなみにこの4号機の燃料プールには使用済み燃料が783体で、
原子炉から取り出した燃料が548体
未使用の燃料が204体の合計1535体という事でよろしい訳ですよね。
小出:そうです。
映像から見る4号機の状態は?
吉田:
これ、発表に合わせて4号機の内部というものが報道陣に公開されましたけれども、
小出先生はこの映像はご覧になったんですか?
小出:はい。いろいろと見ています。
吉田:
これ、そのわかる範囲で結構なんですけれども、映像から。
4号機の燃料プールというのは小出先生がお考えになる感じではどういう状態なんですか?
小出:
えーっと、大変だと思います。
通常使用済み燃料プールというのは、大変きれいな水の状態に保っています。
もちろん温度が上がってしまいますので、水を循環させながら冷却もしていますし、
水がもし放射能で汚れてくるような事になれば、
浄化系というところで放射能を取り除いて、
水自身は本当に飲んでもいいぐらいに、きれーいにしてあるのです。
それで上から覗いてもプールのそこがそのまま全部見えるという位の状態なんですが、
現在の4号機の使用済み燃料プールは、
水自身がものすごい汚れていて、さまざまなものが漂っているという状態ですし、
まがりなりに底の方にカメラを入れて見てみると、
燃料の上にいろんなものが散乱して落下してしまっているという、そういう状態ですので、
通常私たちが考えている使用済み燃料プールの状態とは、全く違ってしまっています。
本当?「福島2号機7万ミリシーベルトを超え再臨界の危機」
吉田:
今日発売のフライデーでは
「福島2号機、7万ミリシーベルトを超え、再臨界の危機」なんていう見出しがあるんですけど、
これはいかがですか?
小出:
多分再臨界の危機はないと、
ただし、猛烈な放射線が飛び出しているという事が、今回分かってきたことだと思うんですが、
ま、想像してみれば当たり前のことなのです。
要するにウランを核分裂させてしまえば放射能の量が1億倍にも増えてしまうという、
そういうものが溶け落ちてどこかにあるという、
どこに行っているのかもわからないという状態ですので、
場所によっては猛烈なところがやはりあちこちにあるだろうとおもいます。
吉田:わかりました。お忙しいところありがとうございました。
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06.19
Tue
核燃料サイクル政策の見直しをしている真っ最中。
何かが決まってしまう前に動かしたいのか、再稼働に40年の寿命の期間延長、
原子力ムラの動きが慌ただしい。
見境がなくなっているという感じ。
青森県六ケ所村の下には浜岡に匹敵する大きな断層があると
渡辺先生がおっしゃっていました。
「それから大規模な活断層があるのが、浜岡と、
それから下北の、これは発電所ではないですけれども、六ヶ所の再処理施設です」
活断層・脆性破壊・構造から日本の原発50基を検証!
6/14そもそも総研(動画・内容書き出し)~タイタニックは脆性破壊だった~
「原発と活断層~その実態を聞く」活断層の専門家・東洋大学教授渡辺満久氏6/6たねまきJ(内容書き出し)
再処理工場3年半ぶり試運転 青森
NHK 6月18日 20時41分
東京電力福島第一原子力発電所の事故をきっかけに、国の核燃料サイクル政策の見直しが進むなかで、
政策の柱となっている青森県にある使用済み核燃料の再処理工場が、3年半ぶりに試運転を再開しました。
青森県六ヶ所村にある再処理工場は、
原発の使用済み核燃料を再処理して燃料に使うプルトニウムを取り出す施設で、
最終段階を迎えている試運転が相次ぐトラブルのため、平成20年12月から中断しています。
試運転は当初ことし1月ごろに再開する予定でしたが、
高濃度の放射性物質の廃液を廃棄物にする工程で、ガラスを溶かして流したところ、
管などが詰まるトラブルが発生し、延期されていました。
事業者の日本原燃は、管の中からレンガなどの異物を取り除いたうえ、
先月から準備を進め、18日、模擬の廃液とガラスを混ぜる工程で作業を始めて、試運転を再開しました。
試運転の再開はおよそ3年半ぶりで、
日本原燃は試運転を終了させたあと、ことし10月から本格稼働を予定していますが、
トラブルによる遅れで予定どおりの稼働は極めて困難になっています。
国の核燃料サイクル政策は、先月、見直しの選択肢がまとまり、夏までに政策が決まる見通しですが、
政策の柱となっている再処理工場が議論の途中で再開することに批判も出そうです。
ガラス固化試験 技術的課題多い中で再開
(2012年6月19日 読売新聞)
日本原燃は18日、使用済み核燃料再処理工場(六ヶ所村)の完成に向け、
約3年半ぶりに最終準備段階となる「ガラス固化試験」を再開した。
技術的課題が多く、成否は専門家でも意見が分かれるが、
試験結果は政府が検討している核燃サイクル政策の今後のあり方にも影響を及ぼすため、
関係者は固唾(かたず)を飲んで見守っている。
ガラス固化試験は、
炉で使われるレンガの落下や高レベル放射性廃液に含まれる白金族元素の取り扱いなどの課題を抱えている。
ガラス溶融炉で1月に起きたレンガの落下による目詰まりに関して、
日本原燃は「炉の構造上、少量のレンガの剥離は免れない」と説明している。
既に再処理を実用化しているフランスと日本の炉はレンガの使用の有無で異なる。
レンガを使わないフランス型は腐食が激しく炉を頻繁に入れ替える必要がある一方、
日本型は長寿命だがレンガを巡るトラブルがつきまとう。
原燃は、炉に急激な温度変化を与えないことや運転停止時にガラスをすべて抜き出すなど、
運転方法の改善でレンガの詰まりは避けられると主張している。
さらに試験を難しくするのが、ルテニウムなどの白金族元素だ。
炉の底にたまると、炉内の温度が不安定になりガラスが金属製容器に流下しにくくなる。
白金族元素の沈殿を防ぐため下部の温度を低めにするなど炉内の温度調整に高い技術が求められる。
炉は高温で、危険な高レベル放射性廃液を扱うため隔離され、肉眼で内部を観察できない。
このため、炉内に設置した温度計の変化で中の様子を推測するしかなく、
茨城県東海村の実規模大の試験機などで積み重ねてきた技術で対応する。
ガラス固化技術を研究する東京工業大の竹下健二教授は
「現在の炉では一つ一つの問題を対症療法で解決していくしかない。
今までの経験で、だましだましだが動かしていける」と話すが、
未知のトラブルや設備故障に見舞われる可能性も否定できない。
一方、内閣府原子力委員会小委員会は核燃サイクル政策をめぐって、使用済み燃料を
〈1〉全量再処理
〈2〉再処理と地中に埋める直接処分の併存
〈3〉全量直接処分の三つの選択肢への評価を取りまとめている。
政府のエネルギー・環境会議が8月頃に選択肢を絞る見通しだが、
全量再処理と併存はいずれも再処理工場の稼働を前提としている。
ガラス固化試験が失敗に終わり、工場の稼働のめどが立たなくなった場合、
全量再処理と併存の選択肢は成り立たなくなる。
全量直接処分も使用済み燃料を最終処分する場所が決まるまでは実現不可能で、
核燃サイクルの議論は大きく混乱しそうだ。
使用済み核燃料再処理試運転再開 見切り発車、前途険しく
河北新報 2012年06月19日火曜日
日本原燃が、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の試運転を3年半ぶりに再開した。
福島第1原発事故で原子力を取り巻く情勢が一変した中で、既定路線への強い執着が際立った。
国の核燃料サイクル政策は見直しの公算が大きい。
再処理で取り出したプルトニウムの使い道は不透明なままで、見切り発車の印象を拭えない。
再処理の目的は、全国各地の原発で出た使用済み核燃料から、
燃え残りのウランと新たに生成されるプルトニウムを取り出し、燃料として再利用することにある。
だが再利用の本命とされた高速増殖炉は、
原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で1995年に起きたナトリウム漏れ事故で開発が頓挫したまま。
実用化の目標は2050年に遠のき、廃炉も検討課題に浮上している。
原発の燃料としてプルトニウムとウランの混合燃料を使うプルサーマルも、福島の事故後は先行きが判然としない。
核燃サイクル計画自体の実現性を疑問視する声も強まっている。
国策として使用済み核燃料の「全量再処理」を掲げてきたが、
原子力委員会の見直し論を踏まえ、変更の可能性が大きい。
再処理と直接処分の「併存」案が有力視されている。
再処理を続けてプルトニウムを抽出しても、使い道が限られれば、たまるだけだ。
再処理工場が着工して19年。根深くなる一方の矛盾を抱えながらの試験再開となった。

「六ヶ所村の真実」長野智子 6/11/2011放送(動画&内容書き出し)
飯田哲也:
六ヶ所再処理工場を動かすと、ゴミが無茶苦茶散らばって増えるんですね
ケチャップが入っている物をぶち切って部屋の中にバーンとぶちまけるような状態です。
肥田舜太郎:
六ヶ所再処理工場は、原発1基1年分以上もの放射能を、1日で環境に出すといわれています。
本格稼動したら、三陸沿岸の漁業に深刻な悪影響が出るでしょう。
坂本龍一:
そのプルトニウムを作ると、その工場からは
普通の原発の一年で出すくらいの放射能が一日で出てきちゃうんです。
で、それはどこに出しちゃうかって言うと、あの、・・・高い煙突を作って・・こう出しちゃう
それから、青森の沖の海に4Kのパイプを作って海に流しちゃう。太平洋に。
小出裕章:
原子力発電所から運ばれてきた使用済み燃料は、まずは、燃料棒を、被覆管をズタズタにちょん切って
その被覆管をズタズタにちょん切ってペレットをボロボロと取り出すんですね。
被覆管をちょん切った時にその時に気体になりやすい放射能は溢れて出てくるのですね。
それをどうするのかというと、敷地の中ですぐそこで外に出したら大変なので
高さ150メートルの煙突を作って その煙突の先から捨てる。
何かが決まってしまう前に動かしたいのか、再稼働に40年の寿命の期間延長、
原子力ムラの動きが慌ただしい。
見境がなくなっているという感じ。
青森県六ケ所村の下には浜岡に匹敵する大きな断層があると
渡辺先生がおっしゃっていました。
「それから大規模な活断層があるのが、浜岡と、
それから下北の、これは発電所ではないですけれども、六ヶ所の再処理施設です」
活断層・脆性破壊・構造から日本の原発50基を検証!
6/14そもそも総研(動画・内容書き出し)~タイタニックは脆性破壊だった~
「原発と活断層~その実態を聞く」活断層の専門家・東洋大学教授渡辺満久氏6/6たねまきJ(内容書き出し)
再処理工場3年半ぶり試運転 青森
NHK 6月18日 20時41分
東京電力福島第一原子力発電所の事故をきっかけに、国の核燃料サイクル政策の見直しが進むなかで、
政策の柱となっている青森県にある使用済み核燃料の再処理工場が、3年半ぶりに試運転を再開しました。
青森県六ヶ所村にある再処理工場は、
原発の使用済み核燃料を再処理して燃料に使うプルトニウムを取り出す施設で、
最終段階を迎えている試運転が相次ぐトラブルのため、平成20年12月から中断しています。
試運転は当初ことし1月ごろに再開する予定でしたが、
高濃度の放射性物質の廃液を廃棄物にする工程で、ガラスを溶かして流したところ、
管などが詰まるトラブルが発生し、延期されていました。
事業者の日本原燃は、管の中からレンガなどの異物を取り除いたうえ、
先月から準備を進め、18日、模擬の廃液とガラスを混ぜる工程で作業を始めて、試運転を再開しました。
試運転の再開はおよそ3年半ぶりで、
日本原燃は試運転を終了させたあと、ことし10月から本格稼働を予定していますが、
トラブルによる遅れで予定どおりの稼働は極めて困難になっています。
国の核燃料サイクル政策は、先月、見直しの選択肢がまとまり、夏までに政策が決まる見通しですが、
政策の柱となっている再処理工場が議論の途中で再開することに批判も出そうです。
ガラス固化試験 技術的課題多い中で再開
(2012年6月19日 読売新聞)
日本原燃は18日、使用済み核燃料再処理工場(六ヶ所村)の完成に向け、
約3年半ぶりに最終準備段階となる「ガラス固化試験」を再開した。
技術的課題が多く、成否は専門家でも意見が分かれるが、
試験結果は政府が検討している核燃サイクル政策の今後のあり方にも影響を及ぼすため、
関係者は固唾(かたず)を飲んで見守っている。
ガラス固化試験は、
炉で使われるレンガの落下や高レベル放射性廃液に含まれる白金族元素の取り扱いなどの課題を抱えている。
ガラス溶融炉で1月に起きたレンガの落下による目詰まりに関して、
日本原燃は「炉の構造上、少量のレンガの剥離は免れない」と説明している。
既に再処理を実用化しているフランスと日本の炉はレンガの使用の有無で異なる。
レンガを使わないフランス型は腐食が激しく炉を頻繁に入れ替える必要がある一方、
日本型は長寿命だがレンガを巡るトラブルがつきまとう。
原燃は、炉に急激な温度変化を与えないことや運転停止時にガラスをすべて抜き出すなど、
運転方法の改善でレンガの詰まりは避けられると主張している。
さらに試験を難しくするのが、ルテニウムなどの白金族元素だ。
炉の底にたまると、炉内の温度が不安定になりガラスが金属製容器に流下しにくくなる。
白金族元素の沈殿を防ぐため下部の温度を低めにするなど炉内の温度調整に高い技術が求められる。
炉は高温で、危険な高レベル放射性廃液を扱うため隔離され、肉眼で内部を観察できない。
このため、炉内に設置した温度計の変化で中の様子を推測するしかなく、
茨城県東海村の実規模大の試験機などで積み重ねてきた技術で対応する。
ガラス固化技術を研究する東京工業大の竹下健二教授は
「現在の炉では一つ一つの問題を対症療法で解決していくしかない。
今までの経験で、だましだましだが動かしていける」と話すが、
未知のトラブルや設備故障に見舞われる可能性も否定できない。
一方、内閣府原子力委員会小委員会は核燃サイクル政策をめぐって、使用済み燃料を
〈1〉全量再処理
〈2〉再処理と地中に埋める直接処分の併存
〈3〉全量直接処分の三つの選択肢への評価を取りまとめている。
政府のエネルギー・環境会議が8月頃に選択肢を絞る見通しだが、
全量再処理と併存はいずれも再処理工場の稼働を前提としている。
ガラス固化試験が失敗に終わり、工場の稼働のめどが立たなくなった場合、
全量再処理と併存の選択肢は成り立たなくなる。
全量直接処分も使用済み燃料を最終処分する場所が決まるまでは実現不可能で、
核燃サイクルの議論は大きく混乱しそうだ。
使用済み核燃料再処理試運転再開 見切り発車、前途険しく
河北新報 2012年06月19日火曜日
日本原燃が、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)の試運転を3年半ぶりに再開した。
福島第1原発事故で原子力を取り巻く情勢が一変した中で、既定路線への強い執着が際立った。
国の核燃料サイクル政策は見直しの公算が大きい。
再処理で取り出したプルトニウムの使い道は不透明なままで、見切り発車の印象を拭えない。
再処理の目的は、全国各地の原発で出た使用済み核燃料から、
燃え残りのウランと新たに生成されるプルトニウムを取り出し、燃料として再利用することにある。
だが再利用の本命とされた高速増殖炉は、
原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で1995年に起きたナトリウム漏れ事故で開発が頓挫したまま。
実用化の目標は2050年に遠のき、廃炉も検討課題に浮上している。
原発の燃料としてプルトニウムとウランの混合燃料を使うプルサーマルも、福島の事故後は先行きが判然としない。
核燃サイクル計画自体の実現性を疑問視する声も強まっている。
国策として使用済み核燃料の「全量再処理」を掲げてきたが、
原子力委員会の見直し論を踏まえ、変更の可能性が大きい。
再処理と直接処分の「併存」案が有力視されている。
再処理を続けてプルトニウムを抽出しても、使い道が限られれば、たまるだけだ。
再処理工場が着工して19年。根深くなる一方の矛盾を抱えながらの試験再開となった。

「六ヶ所村の真実」長野智子 6/11/2011放送(動画&内容書き出し)
飯田哲也:
六ヶ所再処理工場を動かすと、ゴミが無茶苦茶散らばって増えるんですね
ケチャップが入っている物をぶち切って部屋の中にバーンとぶちまけるような状態です。
肥田舜太郎:
六ヶ所再処理工場は、原発1基1年分以上もの放射能を、1日で環境に出すといわれています。
本格稼動したら、三陸沿岸の漁業に深刻な悪影響が出るでしょう。
坂本龍一:
そのプルトニウムを作ると、その工場からは
普通の原発の一年で出すくらいの放射能が一日で出てきちゃうんです。
で、それはどこに出しちゃうかって言うと、あの、・・・高い煙突を作って・・こう出しちゃう
それから、青森の沖の海に4Kのパイプを作って海に流しちゃう。太平洋に。
小出裕章:
原子力発電所から運ばれてきた使用済み燃料は、まずは、燃料棒を、被覆管をズタズタにちょん切って
その被覆管をズタズタにちょん切ってペレットをボロボロと取り出すんですね。
被覆管をちょん切った時にその時に気体になりやすい放射能は溢れて出てくるのですね。
それをどうするのかというと、敷地の中ですぐそこで外に出したら大変なので
高さ150メートルの煙突を作って その煙突の先から捨てる。
・公表されなかった米国の実測汚染地図
・一から考え直す必要 核のゴミ地層処分ムリ
・4電力会社は廃炉で債務超過 だから再稼動
・40年前の車や電車ってどんなだった?それにあと20年乗る!!
大竹まことの文化放送ゴールデンラジオ
2012年6月18日
大竹まこと:政府が決めました
阿川佐和子:大飯原発、とうとう
大竹:
まだアレなんだけど、再稼動しますということを決めました。
それを受けた記事が今日の朝日とか東京新聞に出ています。
太田英明:
朝日新聞からご紹介します。
東京電力の福島第一原発の事故の直後、去年の3月17日から19日なんですけれども、
アメリカのエネルギー省がアメリカ軍の飛行機を使って放射能測定を行って、
非常に詳しい汚染地図を提供していたという事が分かったんですね。
日本政府に対して。
ただ、日本政府は公表せずに、住民の避難に活用していなかったことが分かった。という記事が載っております。
あのー、一目でわかる。
これ、実測値ですから、SPEEDI の予測が活用されたのとは別にして、
これは実際に飛行機を使って、実際に分かったものなので、
非常に分かりやすいデータだったんですけれども、
これがしまいこまれ込まれちゃって生かされずに、
大勢の住民の方が逆に汚染地域を目指して避難してしまったという、
そういう状況が改めて出てきていますね。
で、外務省に最初、日本のアメリカ大使館経由でこのデータがもたらされていて
外務省から原子力安全保安院と、それから文部科学省にはいきました、データが。
ただ、その、文部科学省と原子力安全保安院がデータを公表しませんで、
さらに総理官邸や原子力安全委員会にも伝えていなかったという事なんです。
大竹:
えーっと、さっき太田さんが言ったけれども、
SPEEDI っていうデータは測定をする予測のシステムなんですね。
太田:そうですね。
大竹:
で、実測値じゃないわけで、これも公表されなかったんだけど、
こっちの、今度出てきたのはこれはもう、朝日が「必死に調べて」って書いてあるけどね、
実測値なんだよね。
太田:アメリカ軍が飛行機を使って実際に調べた放射線の値。
大竹:
それを地図にした。
地図にして、これが北西方向に広がっているというのが実際に、その資料も地図も出ているんだけれども、
汚染地図が出てるんだけども、
もう・・・・これで見ると、125マイクロシーベルト。
これはもう、普通の基準値は超えてる訳だよね。
この超えている方にみんな逃げたんだね。
超えている方に、情報を知らされていないもんだから逃げたんだね。
外務省にこの情報が入ってきて、これは経産省に行きました。
外務省に入ってきて文科省に行きました。
でも、内閣も知らなかったし、文科省も、大臣たちも知らなかった。
どっかでこの情報が止まった。
経産省ももちろん、あのー
阿川:総理大臣も知らなかったっていうことですか?
大竹:
政府の安全委員会も知らなかった。
ただ経産省にある安全保安院までは、
太田:原子力・安全保安院までは行ってた。
大竹:行ってたと。そこで止まったと。
太田:
朝日新聞がこの情報をつかんで色々と取材を重ねたんですけれども、
なかなかはっきりと物を言ってくれなかったそうなんですが、
一応今分かっている時点でどういう言い訳をしているかというと、
文部科学省の方は、
「当時自分たちに任されていたモニタリングをきちんとやることが最大の課題だったので、
その、住民避難に生かすという発想自体がなかった」と、そういう言い訳をしています。
それから、原子力安全保安院の方は、
「当時は原子炉をどう制御するか、抑えるかに必死だったし、
モニタリングの作業は文部科学省であるという意識だったので、
文科省がやるだろうというふうに思っていた」と、それぞれ双方はそういう言い訳をしているんですね。
大竹:
東大の名誉教授の柴田さんは
「致命的は判断ミスだ。
すぐに公表していれば、避難方向を誤って被ばくするという事態を防げた筈だ。
というふうに話しています。
それが、この情報が分かったのが、4月の22日。
そしてこの記事が今日新聞に出ていたんですが、
それがもう1年と3か月以上経った今日6月の18日の新聞にこれが出るという、
後手後手のお話です。
太田:
それで、今度新しく原子力規制委員会という新しい組織ができるんですけれども、
そこに、この原子力安全保安院の人達とか、
データを管理していた文部科学省の人達が行って、新たな組織を作ると。
大竹:
ちょっと待って下さい。
それは、今までこのデータを知っていながら公表しなかったような部署にいた方々が、
今度は規制庁に来るわけですか?
太田:というふうに朝日新聞は記事を〆ています。
大竹:ノーリターン・ルールというのはそれだとあんまり意味がなくありませんか?
太田:
今のところその新しい組織に専門家はいないということで、
「とりあえずは」という事でしょうね。
大竹:はい、もう一つです。
太田:はい、
これは東京新聞の記事なんですけれども、
ま、原発はいろんな問題がありますけれども、核廃棄物の処分をどうしたらいいのか、
これは、非常に頭を悩ませているところなんですけれども、
原子力委員会が依頼して、日本学術会議というところで何とか解決策を見つけて下さいとお願いをしました。
この日本学術会議というのはどういう会議体かと言いますと、
研究者の国会とも呼ばれていて、
いろんなジャンルの研究団体から選ばれた会員で作られている組織なんですね。
で、今回の核のごみ処理の問題でも、
原子力工学、地質学、歴史社会、経済、いろんな分野の人達が集まって検討委員会を組織して、
「核廃棄物の処分、どうしたらいいか」を考えました。
大竹:どうなりました?
太田:2年前に議論を開始しました。
大竹:はい。
太田:
結論としては、
地下深くに埋める今の処分方針では安全性が確保できない。
受け入れ先を見つけるのが難しい。
方針転換が必要なので一から考え直すことを・・・提起しました。
大竹:はいっ!?
太田:「考え直しましょう」っていう事だけ決まりました。
阿川:えっ!?
大竹:
ちょ、ちょっと待って下さいよ。
いま、事故が起こりましたね。
でも、この学術会議は事故が起こる2年・・・
太田:
2年前から核廃棄物の処分場、処分について検討委員会を作ってきました。
話し合いを重ねてきてついに結論が出ました。
大竹:もう一回結論を言って下さい。
太田:「一から考え直しましょう!」
阿川:何を考え直すの?なにを?
太田:
だから現実的に、その処分方法もまだ確定されていないし、
処分する土地も決まらないので、大変ですね。
大竹:
あのねぇー、これねぇ、コントやってるんじゃないんだから、
ねぇ!事故が起こる前から、
それでこの間タックル(テレビタックル)に来たの澤田さんっていう人にもきいたけれども、
燃料の、使用済み核燃料の
阿川:色メガネの人ですよね。
大竹:
色眼鏡。赤メガネの人。
核燃料のね、使用済みどうするんですか?って。決まってないんですか?って
そうしたらあの方、「そこまでは考えてなかった」っておっしゃったんですけど、
これ番組内でのちゃんとした発言ですけれども、
「それはないだろう」と。
ねぇ、これはどうするんだと。
【赤メガネ】東工大 澤田哲生

大竹:
これが全部分かっていて、しかも取り上げませんでしたけれど、
別の記事ではですね、
廃炉にしたらですね、
今から廃炉にしたら、四社ですけれどもね、これ廃炉にした時点で全部債務超過になると。
太田:
はい、朝日新聞の記事ですね
つまり原発を止めると、電力不足が起きちゃうから大変だ」というのがもちろん理由として出てきていますけれど、
裏側には、その「4つの会社が債務超過になっちゃうよ」っていう理由も
大竹:
「だから動かすしかないんだ」っていね、ところもあるだろうし、
もう一つ、阿川さん、40年前のヤツをあと20年延ばそうっていう話も出ているんですけど、
40年前の僕たちが乗っている車、どんな車だったと思います?
阿川:えへへへへ・・・・っ、40年前・・・
大竹:
40年前の車をずーーーっと乗り続けると、
40年前なんて、汽車なんか大変ですよ。機関車かあんなので、
ね、あんな物をですね、まだ20年乗り続けようっていうお話です。
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・一から考え直す必要 核のゴミ地層処分ムリ
・4電力会社は廃炉で債務超過 だから再稼動
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2012年6月18日
大竹まこと:政府が決めました
阿川佐和子:大飯原発、とうとう
大竹:
まだアレなんだけど、再稼動しますということを決めました。
それを受けた記事が今日の朝日とか東京新聞に出ています。
太田英明:
朝日新聞からご紹介します。
東京電力の福島第一原発の事故の直後、去年の3月17日から19日なんですけれども、
アメリカのエネルギー省がアメリカ軍の飛行機を使って放射能測定を行って、
非常に詳しい汚染地図を提供していたという事が分かったんですね。
日本政府に対して。
ただ、日本政府は公表せずに、住民の避難に活用していなかったことが分かった。という記事が載っております。
あのー、一目でわかる。
これ、実測値ですから、SPEEDI の予測が活用されたのとは別にして、
これは実際に飛行機を使って、実際に分かったものなので、
非常に分かりやすいデータだったんですけれども、
これがしまいこまれ込まれちゃって生かされずに、
大勢の住民の方が逆に汚染地域を目指して避難してしまったという、
そういう状況が改めて出てきていますね。
で、外務省に最初、日本のアメリカ大使館経由でこのデータがもたらされていて
外務省から原子力安全保安院と、それから文部科学省にはいきました、データが。
ただ、その、文部科学省と原子力安全保安院がデータを公表しませんで、
さらに総理官邸や原子力安全委員会にも伝えていなかったという事なんです。
大竹:
えーっと、さっき太田さんが言ったけれども、
SPEEDI っていうデータは測定をする予測のシステムなんですね。
太田:そうですね。
大竹:
で、実測値じゃないわけで、これも公表されなかったんだけど、
こっちの、今度出てきたのはこれはもう、朝日が「必死に調べて」って書いてあるけどね、
実測値なんだよね。
太田:アメリカ軍が飛行機を使って実際に調べた放射線の値。
大竹:
それを地図にした。
地図にして、これが北西方向に広がっているというのが実際に、その資料も地図も出ているんだけれども、
汚染地図が出てるんだけども、
もう・・・・これで見ると、125マイクロシーベルト。
これはもう、普通の基準値は超えてる訳だよね。
この超えている方にみんな逃げたんだね。
超えている方に、情報を知らされていないもんだから逃げたんだね。
外務省にこの情報が入ってきて、これは経産省に行きました。
外務省に入ってきて文科省に行きました。
でも、内閣も知らなかったし、文科省も、大臣たちも知らなかった。
どっかでこの情報が止まった。
経産省ももちろん、あのー
阿川:総理大臣も知らなかったっていうことですか?
大竹:
政府の安全委員会も知らなかった。
ただ経産省にある安全保安院までは、
太田:原子力・安全保安院までは行ってた。
大竹:行ってたと。そこで止まったと。
太田:
朝日新聞がこの情報をつかんで色々と取材を重ねたんですけれども、
なかなかはっきりと物を言ってくれなかったそうなんですが、
一応今分かっている時点でどういう言い訳をしているかというと、
文部科学省の方は、
「当時自分たちに任されていたモニタリングをきちんとやることが最大の課題だったので、
その、住民避難に生かすという発想自体がなかった」と、そういう言い訳をしています。
それから、原子力安全保安院の方は、
「当時は原子炉をどう制御するか、抑えるかに必死だったし、
モニタリングの作業は文部科学省であるという意識だったので、
文科省がやるだろうというふうに思っていた」と、それぞれ双方はそういう言い訳をしているんですね。
大竹:
東大の名誉教授の柴田さんは
「致命的は判断ミスだ。
すぐに公表していれば、避難方向を誤って被ばくするという事態を防げた筈だ。
というふうに話しています。
それが、この情報が分かったのが、4月の22日。
そしてこの記事が今日新聞に出ていたんですが、
それがもう1年と3か月以上経った今日6月の18日の新聞にこれが出るという、
後手後手のお話です。
太田:
それで、今度新しく原子力規制委員会という新しい組織ができるんですけれども、
そこに、この原子力安全保安院の人達とか、
データを管理していた文部科学省の人達が行って、新たな組織を作ると。
大竹:
ちょっと待って下さい。
それは、今までこのデータを知っていながら公表しなかったような部署にいた方々が、
今度は規制庁に来るわけですか?
太田:というふうに朝日新聞は記事を〆ています。
大竹:ノーリターン・ルールというのはそれだとあんまり意味がなくありませんか?
太田:
今のところその新しい組織に専門家はいないということで、
「とりあえずは」という事でしょうね。
大竹:はい、もう一つです。
太田:はい、
これは東京新聞の記事なんですけれども、
ま、原発はいろんな問題がありますけれども、核廃棄物の処分をどうしたらいいのか、
これは、非常に頭を悩ませているところなんですけれども、
原子力委員会が依頼して、日本学術会議というところで何とか解決策を見つけて下さいとお願いをしました。
この日本学術会議というのはどういう会議体かと言いますと、
研究者の国会とも呼ばれていて、
いろんなジャンルの研究団体から選ばれた会員で作られている組織なんですね。
で、今回の核のごみ処理の問題でも、
原子力工学、地質学、歴史社会、経済、いろんな分野の人達が集まって検討委員会を組織して、
「核廃棄物の処分、どうしたらいいか」を考えました。
大竹:どうなりました?
太田:2年前に議論を開始しました。
大竹:はい。
太田:
結論としては、
地下深くに埋める今の処分方針では安全性が確保できない。
受け入れ先を見つけるのが難しい。
方針転換が必要なので一から考え直すことを・・・提起しました。
大竹:はいっ!?
太田:「考え直しましょう」っていう事だけ決まりました。
阿川:えっ!?
大竹:
ちょ、ちょっと待って下さいよ。
いま、事故が起こりましたね。
でも、この学術会議は事故が起こる2年・・・
太田:
2年前から核廃棄物の処分場、処分について検討委員会を作ってきました。
話し合いを重ねてきてついに結論が出ました。
大竹:もう一回結論を言って下さい。
太田:「一から考え直しましょう!」
阿川:何を考え直すの?なにを?
太田:
だから現実的に、その処分方法もまだ確定されていないし、
処分する土地も決まらないので、大変ですね。
大竹:
あのねぇー、これねぇ、コントやってるんじゃないんだから、
ねぇ!事故が起こる前から、
それでこの間タックル(テレビタックル)に来たの澤田さんっていう人にもきいたけれども、
燃料の、使用済み核燃料の
阿川:色メガネの人ですよね。
大竹:
色眼鏡。赤メガネの人。
核燃料のね、使用済みどうするんですか?って。決まってないんですか?って
そうしたらあの方、「そこまでは考えてなかった」っておっしゃったんですけど、
これ番組内でのちゃんとした発言ですけれども、
「それはないだろう」と。
ねぇ、これはどうするんだと。
【赤メガネ】東工大 澤田哲生

大竹:
これが全部分かっていて、しかも取り上げませんでしたけれど、
別の記事ではですね、
廃炉にしたらですね、
今から廃炉にしたら、四社ですけれどもね、これ廃炉にした時点で全部債務超過になると。
太田:
はい、朝日新聞の記事ですね
つまり原発を止めると、電力不足が起きちゃうから大変だ」というのがもちろん理由として出てきていますけれど、
裏側には、その「4つの会社が債務超過になっちゃうよ」っていう理由も
大竹:
「だから動かすしかないんだ」っていね、ところもあるだろうし、
もう一つ、阿川さん、40年前のヤツをあと20年延ばそうっていう話も出ているんですけど、
40年前の僕たちが乗っている車、どんな車だったと思います?
阿川:えへへへへ・・・・っ、40年前・・・
大竹:
40年前の車をずーーーっと乗り続けると、
40年前なんて、汽車なんか大変ですよ。機関車かあんなので、
ね、あんな物をですね、まだ20年乗り続けようっていうお話です。
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06.18
Mon
(時岡町長の部分のみ書き出し)
おおい町
時岡町長の長男企業「原発工事で4億円受注」

しかし、昨日町長は我々の取材に応じ明言した
Q:再稼働はしてもらった方がいい?
おおい町 時岡忍町長:
はい。
町全体の事でもあり、私は国の、やっぱり経済の活性化ということは
これはもう、あの、原子力発電所が回るのと回らないのとでは
大きな開きが出てくるんじゃないかなというふうに考えています。

大飯原発を動かして欲しいと語った時岡町長。
一方で時岡町長をめぐってはジャーナリストの吉富有治氏が、ある問題を指摘していた。
受注実績を示した資料によると、時岡町長の息子が社長を務める会社が
関西電力などの原子力関連企業から、過去6年間に少なくても4億円を超える工事を受注していた。

もともとこの会社を創業したのは時岡町長。
息子に社長を譲ったとはいえ、町長は取締役に名前を連ねている。
この事実について行政問題に詳しい弁護士は、

辻公男弁護士:
大変問題だと思いますね。
形式的にも取締役であるし、株主なんでしょ。
そんなんで、「自分は関係ない」とは到底言えないと思いますね。
どれだけ原発に注文を付けてきたかを見たらね、
この人の姿勢の本質が見えてくると思いますよ。
町民の思いを受けて再稼働を決断する町長として、どう説明するのか?
昨日直撃すると、
Q:実質的な経営者と考えてよろしいんですか?
時岡忍:全然ノータッチです
Q:ノータッチ?
時岡忍:
はい。関係ないです。
お客さんの数も仕事の量も全然タッチしていないんでわからないんです。
Q:中立的な立場ではないんじゃないかという指摘は?
時岡忍:
いや、全く中立です。
今はもう、倒産寸前ですよ。「原発一本やり」です。

Q:それにあたって、是非歳稼働して欲しいとか?
時岡忍:
そーんなこと、ぜんぜん。
うちの息子のために再稼働できる筈ないです。
Q:町長さんとすると再稼動して欲しいんですか?それともしないで欲しい?
時岡忍:
やはり、街の活性化という事を。
回る回らないは町の命運に町全体として大きく影響するのはこれはもう事実です。
9:36
羽鳥:
玉川さん、そのおおい町の町長の「再稼動して欲しい」というのは
町の、そのもちろん経済の問題もあるんでしょうけれど、
ちょっとその、関連の企業の話も出てきて、そっちはどうなのかな?っていうことですけど。
玉川:
やっぱりその、
政治家というのはですね、住民国民の利益を考えてということは大前提なんですね。
で、利益って言った時に私は最大の利益は「命と安全」だと思うんですが、
どうも国も、時岡町長も、そうじゃないニュアンスというのが感じますよね。
やっぱりどうしてもですね、
自分が作った会社、それから、その会社を息子が継いでいる。
「原発が止まっている今は倒産寸前だ」というふうなところまでさっきおっしゃっている訳で、
それは本当に安全と、
で、まさにですね、このおおい町だけの問題じゃない訳ですからね、
関西全体っていうか、もう、もう一回過酷事故があったら日本は終わりですからね。

そういうふうなことまでちゃんと考えて判断されているのかどうかというところを、
若干疑いたくなるなというふうな感じはありますけどね。
こちらでも詳しく↓
こんな町長が再稼働の判断にかかわるのか!
大飯原発の地元おおい町時岡忍町長
福井県の原発の安全を判断する専門家たちはこんな感じ↓
「福井県原子力安全専門委員会」
お金をもらっている人の顔と名前を覚えておこう!
どんなに、大目に見ても、
「5層の防護」3層目までしか確認できていないことが確実な大飯原発。
福井県には専門の原子力安全委員会がある。
6月16日の記者会見で
枝野大臣:
これは、あのー、そのことで100%になるわけではありませんが、
全てつぶさなければいけないという意味では今回きちっと潰しているという事が、
専門家のみなさんで確認されていることです
「専門家のみなさんが確認した」この専門家のみなさんは下記のような方々です。
記録に残しておきたいので書き出しました。
福井県専門委
半数弱 電力側から寄付
おおい原発再稼動 中立性に疑問も
東京新聞 2012年6月12日 朝刊1面

関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の安全性を確認したという福井県原子力安全専門委員会は
委員の半数近くが電力業界から寄付を受け、中立性が疑問視されている。
事故対応の拠点となる免震施設などの設備を数年先送りすることも認め、政府方針を追認した。
専門委は、県内の原発を技術的にチェックし、県に助言する重要な役割を持つ。
だが委員12人のうち5人までが2006年~10年、
関電の関連団体「関西原子力懇談会」やプラントメーカーから、
研究費名目で計1490万円の寄付を受けていた。
「委員には良識と誇りを持って助言してもらう」
西川誠一知事はこう強調したが、委員がどこまで中立性を保ち、
寄付金をもらった相手であっても不利な事を言えるのか疑問が残る。
実際、4月中旬から本格化した専門委によるおおい原発安全性のチェックは中途半端な印象がぬぐえない。
免震施設の整備が2015年になる問題が浮上すると、
委員は、「完成するまでの間、事故時の対策本部は確実に機能するのか」とただした。ところが
関電が完成までのつなぎとして既存施設を改修する方針を示すと、
議論はたち消えに。
ベント(廃気)時の放射性物質放出を最小限にするフィルター設置などが数年先になることにも懸念が出たが、
大勢にならなかった。
そもそも専門委の中川英之委員長(福井大学名誉教授)は、
チェックする前から「個人的な見解では、ハード面はほぼクリアできている。
実施に1~2年かかるものはスケジュールを立てればいい」と話していた。
10日の専門委員会では、住民避難計画の不備などの疑問点が出されたが、
中川氏が「防災対策はこの委員会の主眼ではない」と、取り合わなかった。
安全評価(ストレステスト)の一次評価で炉心溶融などは起きないとされているから、
免震施設など「念のため」の備えは後回しでいいーとの理屈は政府と同じだった。
ーーーー
お金をもらっちゃった福井県専門委の方々(下記しんぶん赤旗の登場人物の入れました)
中川英之委員長(福井大学名誉教授)
チェックする前から「個人的な見解ではクリアできている」
三島嘉一郎(原子力安全システム研究所)
300万円←関西原子力懇談会
西本和俊(福井工業大学教授)
360万円←関西原子力懇談会
飯井俊行(福井大学大学院教授)
700万円(850万円)←三菱重工業・日本原電
山本章夫(名古屋大学大学院教授)
100万円(210万円)←関西原子力懇談会(他からもあり)
泉佳伸(福井大学付属国際原子力工学研究所教授)
30万円←関西電力懇談会
釜江克宏(京都大学原子炉実験所教授)
60万円←奥村組
「大飯は安全」判断の裏で
委員半数に原発マネー
福井県専門委
しんぶん赤旗 2012年6月14日(木)

関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の安全性を検証した福井県の原子力安全専門委員会は、
県民はじめ国民の強い不安や疑問の声をよそに
2カ月足らずのスピード審査で「安全性」にお墨付きを与えてしまいました。
その背景には、原発業界との深い関係があるのではないのか。改めてみてみました。
福井県原子力安全専門委員会が大飯原発3、4号機の安全性を初めて議題にとりあげたのは4月16日のこと。
財界、電力会社の意向を受けた再稼働を急ぐ民主党・野田内閣と歩調を合わせるように5回の会合を重ね、
「安全性が確保されている」とした報告書を11日、福井県の西川一誠知事に提出しました。
このスピード審査をした委員12人のうち、
半数の6人が原発利益共同体の中核団体である
「日本原子力産業協会」(原産協会)の会員企業から6年間で計1810万円の寄付を受け取っていました
(表、5月4日付一部既報)。
寄付した企業・団体は、
関西電力が出資する「関西原子力懇談会」(関原懇)や
大飯原発3、4号機の原子炉を納入した三菱重工業、敦賀原発を持つ日本原電など。
福井県や大飯原発と関係がある企業が目立ちます。
委員の中立性に疑問を残したまま、
「安全性」にお墨付きを与えたことは、原子力行政への不信をさらに深めることになります。
おおい時岡町長の場合も↓こんな感じ↓
こんな町長が再稼働の判断にかかわるのか!大飯原発の地元おおい町時岡忍町長
大飯原発「安全対策を確保」/福井県専門委の報告書
四国新聞社 2012/06/10 22:59

「福井県原子力安全専門委員会」を終え、取材に応じる中川英之委員長
=10日午後、福井県庁
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働の安全性を検証している「県原子力安全専門委員会」が
10日、福井県庁で開かれ、事務局の県が「安全を確保するために必要な対策はできている」とする報告書案を提示、
専門委が了承した。専門委は11日にも西川一誠知事に報告書を提出する。
野田佳彦首相が8日の記者会見で再稼働の必要性を訴えたことで、
西川知事は事実上、再稼働に同意する意向を示している。週内にも知事が同意を最終決定する。
この日は、再稼働に反対する傍聴者が当初予定の会場で騒ぎ、全委員が一時退席。
約1時間後に会場を変更し、傍聴者を入れずに議論した。
続きを読む
「5層の防護」3層目までしか確認できていないことが確実な大飯原発。
福井県には専門の原子力安全委員会がある。
6月16日の記者会見で
枝野大臣:
これは、あのー、そのことで100%になるわけではありませんが、
全てつぶさなければいけないという意味では今回きちっと潰しているという事が、
専門家のみなさんで確認されていることです
「専門家のみなさんが確認した」この専門家のみなさんは下記のような方々です。
記録に残しておきたいので書き出しました。
福井県専門委
半数弱 電力側から寄付
おおい原発再稼動 中立性に疑問も
東京新聞 2012年6月12日 朝刊1面

関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の安全性を確認したという福井県原子力安全専門委員会は
委員の半数近くが電力業界から寄付を受け、中立性が疑問視されている。
事故対応の拠点となる免震施設などの設備を数年先送りすることも認め、政府方針を追認した。
専門委は、県内の原発を技術的にチェックし、県に助言する重要な役割を持つ。
だが委員12人のうち5人までが2006年~10年、
関電の関連団体「関西原子力懇談会」やプラントメーカーから、
研究費名目で計1490万円の寄付を受けていた。
「委員には良識と誇りを持って助言してもらう」
西川誠一知事はこう強調したが、委員がどこまで中立性を保ち、
寄付金をもらった相手であっても不利な事を言えるのか疑問が残る。
実際、4月中旬から本格化した専門委によるおおい原発安全性のチェックは中途半端な印象がぬぐえない。
免震施設の整備が2015年になる問題が浮上すると、
委員は、「完成するまでの間、事故時の対策本部は確実に機能するのか」とただした。ところが
関電が完成までのつなぎとして既存施設を改修する方針を示すと、
議論はたち消えに。
ベント(廃気)時の放射性物質放出を最小限にするフィルター設置などが数年先になることにも懸念が出たが、
大勢にならなかった。
そもそも専門委の中川英之委員長(福井大学名誉教授)は、
チェックする前から「個人的な見解では、ハード面はほぼクリアできている。
実施に1~2年かかるものはスケジュールを立てればいい」と話していた。
10日の専門委員会では、住民避難計画の不備などの疑問点が出されたが、
中川氏が「防災対策はこの委員会の主眼ではない」と、取り合わなかった。
安全評価(ストレステスト)の一次評価で炉心溶融などは起きないとされているから、
免震施設など「念のため」の備えは後回しでいいーとの理屈は政府と同じだった。
ーーーー
お金をもらっちゃった福井県専門委の方々(下記しんぶん赤旗の登場人物の入れました)
中川英之委員長(福井大学名誉教授)

三島嘉一郎(原子力安全システム研究所)

西本和俊(福井工業大学教授)

飯井俊行(福井大学大学院教授)

山本章夫(名古屋大学大学院教授)

泉佳伸(福井大学付属国際原子力工学研究所教授)

釜江克宏(京都大学原子炉実験所教授)

「大飯は安全」判断の裏で
委員半数に原発マネー
福井県専門委
しんぶん赤旗 2012年6月14日(木)

関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の安全性を検証した福井県の原子力安全専門委員会は、
県民はじめ国民の強い不安や疑問の声をよそに
2カ月足らずのスピード審査で「安全性」にお墨付きを与えてしまいました。
その背景には、原発業界との深い関係があるのではないのか。改めてみてみました。
福井県原子力安全専門委員会が大飯原発3、4号機の安全性を初めて議題にとりあげたのは4月16日のこと。
財界、電力会社の意向を受けた再稼働を急ぐ民主党・野田内閣と歩調を合わせるように5回の会合を重ね、
「安全性が確保されている」とした報告書を11日、福井県の西川一誠知事に提出しました。
このスピード審査をした委員12人のうち、
半数の6人が原発利益共同体の中核団体である
「日本原子力産業協会」(原産協会)の会員企業から6年間で計1810万円の寄付を受け取っていました
(表、5月4日付一部既報)。
寄付した企業・団体は、
関西電力が出資する「関西原子力懇談会」(関原懇)や
大飯原発3、4号機の原子炉を納入した三菱重工業、敦賀原発を持つ日本原電など。
福井県や大飯原発と関係がある企業が目立ちます。
委員の中立性に疑問を残したまま、
「安全性」にお墨付きを与えたことは、原子力行政への不信をさらに深めることになります。
おおい時岡町長の場合も↓こんな感じ↓

こんな町長が再稼働の判断にかかわるのか!大飯原発の地元おおい町時岡忍町長
大飯原発「安全対策を確保」/福井県専門委の報告書
四国新聞社 2012/06/10 22:59

「福井県原子力安全専門委員会」を終え、取材に応じる中川英之委員長
=10日午後、福井県庁
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働の安全性を検証している「県原子力安全専門委員会」が
10日、福井県庁で開かれ、事務局の県が「安全を確保するために必要な対策はできている」とする報告書案を提示、
専門委が了承した。専門委は11日にも西川一誠知事に報告書を提出する。
野田佳彦首相が8日の記者会見で再稼働の必要性を訴えたことで、
西川知事は事実上、再稼働に同意する意向を示している。週内にも知事が同意を最終決定する。
この日は、再稼働に反対する傍聴者が当初予定の会場で騒ぎ、全委員が一時退席。
約1時間後に会場を変更し、傍聴者を入れずに議論した。
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06.17
Sun
大飯原発「5層の防護」3層目まで 国際基準 程遠く
東京新聞 2012年6月16日 夕刊

大飯原発3、4号機の再稼働が決まった。
野田首相らはしきりに安全性が確保されたと強調するが、
国際的な安全基準の一部しか満たしていないのが現状だ。
このまま再稼働に踏み切れば、国際基準から逸脱した形になる。
国際原子力機関(IAEA)は、原発の安全性を保つため「五層の防護」という考え方を示している。
五層の防護とは、故障や誤作動を防ぎ、
地震や津波などに襲われても炉心溶融のような重大事故にならないよう備えをするのが1~3層目。
事故が起きてしまった場合、いかに事故の被害を最小限に食い止め、
住民を被ばくから守るかの備えをするのが4,5層目となる。
大飯原発はどうか。
非常用電源の多様化や建屋が浸水しにくいなどの安全向上策はある程度はできたが、それは3層目までのこと。
事故が起きた後に重要となる4、5層目の対応は空手形というのが現状だ。
ベント(排気)時に放射性物質の放出を最小限にするフィルターの設置、
事故収束に当たる作業員を放射線から守る免震施設の整備などが4層目に当たり、
適切に住民を避難させたり、内部被ばくを防ぐヨウ素剤を配ったりするのが5層目。
しかし、4層目が達成されそうなのは三年後で、5層目はいつになるか、めども立っていない。
原発外で対策拠点となるオフサイトセンターは、いまだに見直し作業の最中。
モニタリングポストなど広域に放射線量を監視する体制も整っておらず、
福井県の避難計画も近隣の他府県との連携を考えない硬直化した内容のままだ。
首相らは「福島のような津波と地震が襲っても事故は防げる」と胸を張るが、
国際基準に照らせば、重要な対策がすっぽり抜け落ちている。 (福田真悟)
ーーーーー
大飯再稼働を決定 首相「安全」裏打ちなき強行
東京新聞2012年6月16日 夕刊

政府の再稼働決定に抗議して、首相官邸前に集まった人々。
「再稼働を撤回しろ」「安全宣言はでたらめ」と怒りのシュプレヒコールを上げた
=16日午前、東京・永田町で(圷真一撮影)
政府は16日午前、野田佳彦首相と枝野幸男経済産業相ら関係三閣僚による四者会合を開き、
関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を決めた。
これに先立ち、福井県の西川一誠知事は官邸で首相と会談し、同意する考えを伝えた。
政府は十分な安全対策を取らないまま、裏打ちのない首相の「安全宣言」によって再稼働を強行した。
首相は四者会合で「立地自治体の理解が得られた今、再稼働を政府の最終的判断とする」と表明。
「政権として、原子力行政と安全規制の信頼回復に向けさらなる取り組みを進める決意だ。
新たな規制機関の一日も早い発足に向け、一丸となって努力を続けたい」と強調した。
記者会見はしなかった。
四者会合前の会談には、首相のほか、枝野氏ら関係三閣僚らも同席。
西川知事は安全対策や使用済み燃料の中間貯蔵施設の整備など八項目を要望し
「関西の人々の生活安定のため再稼働に同意したい」と述べた。
枝野氏は八項目の要望について
「重く受け止め、真摯(しんし)に対応する」と応じ、首相は「福井県の決断に深く感謝したい」と語った。
関電は同日午後、機器の点検など再稼働に向けた作業に着手。
二基の起動は順番に行い、それぞれ本格稼働に三週間程度が必要とされるため、フル稼働は早くても七月下旬になる。
国内の原発五十基は
北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)が五月五日に定期検査入りして以降、すべて停止している。
大飯原発3、4号機が再稼働すれば昨年の東京電力福島第一原発事故以来、
定期検査後の原発が再稼働するのは初めてとなる。
しかし、安全対策に盛り込まれた免震施設の建設や防潮堤の整備などは計画を示せば十分とされ、
今回の再稼働には間に合っていない。
事故で信頼を失った経産省原子力安全・保安院に代わる安全規制の新組織もまだできておらず、
安全対策は万全とはいえない。
大飯再稼働をめぐっては、政府が四月十三日に再稼働方針を決定。
首相は今月八日の会見で「福島を襲ったような地震、津波が起きても事故を防止できる」と表明していた。
<関西電力大飯原発>
福井県おおい町に立地する原発。
1~4号機の計4基の加圧水型軽水炉(PWR)があり、
総出力は471万キロワットと、関電が保有する原発で最大規模。
3号機は1991年、4号機は93年にそれぞれ営業運転を開始した。出力はともに118万キロワット。
3号機は昨年3月、4号機は昨年7月に定期検査に入り運転を停止していた。
東京新聞 2012年6月16日 夕刊

大飯原発3、4号機の再稼働が決まった。
野田首相らはしきりに安全性が確保されたと強調するが、
国際的な安全基準の一部しか満たしていないのが現状だ。
このまま再稼働に踏み切れば、国際基準から逸脱した形になる。
国際原子力機関(IAEA)は、原発の安全性を保つため「五層の防護」という考え方を示している。
五層の防護とは、故障や誤作動を防ぎ、
地震や津波などに襲われても炉心溶融のような重大事故にならないよう備えをするのが1~3層目。
事故が起きてしまった場合、いかに事故の被害を最小限に食い止め、
住民を被ばくから守るかの備えをするのが4,5層目となる。
大飯原発はどうか。
非常用電源の多様化や建屋が浸水しにくいなどの安全向上策はある程度はできたが、それは3層目までのこと。
事故が起きた後に重要となる4、5層目の対応は空手形というのが現状だ。
ベント(排気)時に放射性物質の放出を最小限にするフィルターの設置、
事故収束に当たる作業員を放射線から守る免震施設の整備などが4層目に当たり、
適切に住民を避難させたり、内部被ばくを防ぐヨウ素剤を配ったりするのが5層目。
しかし、4層目が達成されそうなのは三年後で、5層目はいつになるか、めども立っていない。
原発外で対策拠点となるオフサイトセンターは、いまだに見直し作業の最中。
モニタリングポストなど広域に放射線量を監視する体制も整っておらず、
福井県の避難計画も近隣の他府県との連携を考えない硬直化した内容のままだ。
首相らは「福島のような津波と地震が襲っても事故は防げる」と胸を張るが、
国際基準に照らせば、重要な対策がすっぽり抜け落ちている。 (福田真悟)
ーーーーー
大飯再稼働を決定 首相「安全」裏打ちなき強行
東京新聞2012年6月16日 夕刊

政府の再稼働決定に抗議して、首相官邸前に集まった人々。
「再稼働を撤回しろ」「安全宣言はでたらめ」と怒りのシュプレヒコールを上げた
=16日午前、東京・永田町で(圷真一撮影)
政府は16日午前、野田佳彦首相と枝野幸男経済産業相ら関係三閣僚による四者会合を開き、
関西電力大飯(おおい)原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を決めた。
これに先立ち、福井県の西川一誠知事は官邸で首相と会談し、同意する考えを伝えた。
政府は十分な安全対策を取らないまま、裏打ちのない首相の「安全宣言」によって再稼働を強行した。
首相は四者会合で「立地自治体の理解が得られた今、再稼働を政府の最終的判断とする」と表明。
「政権として、原子力行政と安全規制の信頼回復に向けさらなる取り組みを進める決意だ。
新たな規制機関の一日も早い発足に向け、一丸となって努力を続けたい」と強調した。
記者会見はしなかった。
四者会合前の会談には、首相のほか、枝野氏ら関係三閣僚らも同席。
西川知事は安全対策や使用済み燃料の中間貯蔵施設の整備など八項目を要望し
「関西の人々の生活安定のため再稼働に同意したい」と述べた。
枝野氏は八項目の要望について
「重く受け止め、真摯(しんし)に対応する」と応じ、首相は「福井県の決断に深く感謝したい」と語った。
関電は同日午後、機器の点検など再稼働に向けた作業に着手。
二基の起動は順番に行い、それぞれ本格稼働に三週間程度が必要とされるため、フル稼働は早くても七月下旬になる。
国内の原発五十基は
北海道電力泊原発3号機(北海道泊村)が五月五日に定期検査入りして以降、すべて停止している。
大飯原発3、4号機が再稼働すれば昨年の東京電力福島第一原発事故以来、
定期検査後の原発が再稼働するのは初めてとなる。
しかし、安全対策に盛り込まれた免震施設の建設や防潮堤の整備などは計画を示せば十分とされ、
今回の再稼働には間に合っていない。
事故で信頼を失った経産省原子力安全・保安院に代わる安全規制の新組織もまだできておらず、
安全対策は万全とはいえない。
大飯再稼働をめぐっては、政府が四月十三日に再稼働方針を決定。
首相は今月八日の会見で「福島を襲ったような地震、津波が起きても事故を防止できる」と表明していた。
<関西電力大飯原発>
福井県おおい町に立地する原発。
1~4号機の計4基の加圧水型軽水炉(PWR)があり、
総出力は471万キロワットと、関電が保有する原発で最大規模。
3号機は1991年、4号機は93年にそれぞれ営業運転を開始した。出力はともに118万キロワット。
3号機は昨年3月、4号機は昨年7月に定期検査に入り運転を停止していた。
06.17
Sun
事務局も人心一新を
委員人選ムラを排除
2012年6月16日 東京新聞 こちら特報部
「原子力規制委員会」設置法案が15日可決され、原子力の安全規制を新たに担う組織にやっとめどがついた。
ただ、問題は新組織のありようだ。
規制委と、その事務局となる規制庁は信用に足る存在となるのかー。(佐藤圭、中山洋子)

原子力規制委 機能のカギ
東京霞が関の合同庁舎の一角にある原子力安全委員会事務局。
入り口のドアには「関係者以外立ち入り禁止」の張り紙がある。
部屋に入ろうとした職員に取材を申し込むと、「電話して下さい」とにべもなかった。
福島原発事故をめぐる安全委の対応は斑目春樹委員長の名前をもじって「デタラメ」と批判されてきた。
政府案の原子力規制庁が4月に発足していれば、
3月末に廃止される筈だったが、国会審議が難航。
ようやく15日夜、民主、自民、公明3党が共同提出した「原子力規制委員会」設置法案が衆院本会議で可決。
参院審議を経て今国会で成立する見通しとなった。
安全委は経済産業省原子力安全・保安院とともに、9月までに解体される。
高い識見追加 専門家以外も
新たな規制組織は、国家行政組織法三条に基づく独立性の高い専門家5人の規制委を環境省の外局として設置。
規制庁は規制委のじむきょくにとどまる。
委員は国会の同意を得て、首相が任命ズル。
ここで問題となるのは「原子力ムラ」と決別できるかどうかだ。
委員長と委員は原子力事業者からの寄付情報を公開しなければならず、
寄付そのものを制限する内部規範の制定も義務付けられる。
内部規範には
1.在任中は寄付を受けてはならない
2.研究を知ろうしていた学生が原子力事業者に就職した場合は事業者名などを公表
などの規定が盛り込まれる。
福島事故後、斑目氏と代谷誠治委員が就任前の3~4年間、
原子力関連企業や業界団体から310万~400万円の寄付を受けていたことが明らかになった。
斑目氏のような村の住人は事業場、規制委の委員の人選からは外されるわけだ。
委員は、原子力の専門家である必要はない。
当初の案は「原子力に関する専門知識を有する者」だけとなっていたが、
3党の修正協議で「高い識見を有する者」が追加された。
規制庁職員は発足時、原発を推進してきた保安院などから採用されるが、
出身官庁に戻れない「ノー・リターン・ルール」を設定するとともに、原子力関連企業・団体への再就職を制限される。
仕組みは整備 あとは具体化
規制委案を主導した自民党の塩崎恭久元官房長官は
「委員には原子力と行政の知識を兼ね備えた人がふさわしい。
原子力ムラ以外にも人材はいる。国民の信頼を取り戻すことは可能だ」と強調する。
修正協議の座長を務めた民主党の後藤昭一衆院議員は
「原子力ムラを排除する仕組みはできた。政府がしっかりと脱・原発依存を具体化していくことが大事だ」
と指摘した。
推進の旗振り役である経産省の下に置かれた保安院の結論を安全委員追認するだけだったことが、
原子力行政の欠陥だった。
新体制でそうした因習は立つことができるのだろうか。
「これまで原発推進政策に疑問を持つ研究院が排除され続けてきた。
いま、村と無縁の専門家がどれだけいるのか」
そう危ぶむのは富士通総研主任研究員で、昨年10月まで内閣官房国家戦略室で民間任用を担当していた
梶山恵治氏だ。
「かりに最良の委員が集まっても、事務局が元の官僚のままでは骨抜きになりかねない」とする梶山氏は、
とりわけ事務局の人選に注目する。
「日本の役人は数年で部署を異動するので、専門家が育ちにくい。
専門家ではないから政治の思惑にしたがって動いてしまう。
原子力規制も現状では電力会社から情報を集めるのが精いっぱい。
これから、きちんと力量のある行政官を育てていくしかない」
高いモラルが国会に不可欠
福島第一原発などの基本設計を担当した元東芝技術者の渡辺敦雄氏は、
新体制が機能できるかどうかは「すべて人選にかかっている」と強調する。
米国では福島の事故後、原子力規制委員会(NRC)の委員長を務めていたグレゴリー・ヤツコ氏が、
オバマ政権の原発回帰戦略に公然と反対した。
最近になってヤツコ氏は辞任したが、渡辺氏は
「ヤツコ氏のような硬骨漢をメンバーに選ぶのも、米議会のモラルの高さの表れ。
同じように新体制が機能するためには日本の国会にも高いモラルが求められる」とクギを刺す。
そのうえで「NRCのメンバーも技術スタッフもみんな学位を持っている。
だからこそ、メーカーや電力会社の波いる博士に対しても技術的な論理を張ることができる」と指摘する。
「日本の官僚は調整剤の招コメント能力が求められてきたが、それでは議論すらできない」
元東芝の格納容器設計社の後藤政志氏は
「原子力規制の現場では、どんどん原則がぶれ、安全から離れていった。
活断層のある場所には作らないはずが、なぜ原発の周りは活断層だらけなのか、
そんな体質を考えると、簡単にムラの影響を取り除けない気もする」と悲観的だ。
責任取らない専門家の姿勢
実際、福島事故への反省がいまだ見えない専門家たちの姿勢は、
独立性の高い規制委が放送した場合の危うさも示唆する。
京大原子炉実験所の小出裕章教授は
「これだけの事故が起きているのに、だれ一人責任を取ろうとしていない。
その人々が組織を作りなおしたからと言って期待などできない」と切り捨てる。
それでも最良の「人選」を担保するにはどうすればいいのか。
前出の梶山氏は
「国会に歯止めも期待しにくい。
現行の原子力委員会も原子力安全委員会も国会同意人事だが、どちらの委員も解任されていない」
と前置きしながら、
「霞が関や永田町にも信頼できる人材はいる。
まずは、見識のある専門家や官僚を見つけて組織設計を託すことだ」と話した。
社会システム変える好機
機械、土木工学…幅広い人材必要
渡辺氏は、この機に人心の一新を提案する。
「事故対応で必要な技術のうち、実は原子力工学はほんの一部。
機械工学や土木工学などあらゆる分野にまたがっている。
新組織のスタッフはこうしたジャンルの博士学位保持者を集め、既成概念にとらわれない人材を登用すればいい。
ある意味、社会システムを変える絶好のチャンスだ」
<デスクメモ>
原発をめぐる一連の報道で繰り返し指摘されてきた、規制する側と規制される側の距離感のなさ。
その新密度を見聞きするたびに「またか」と脱力感に襲われた向きも多かろう。
近く立派な器ができるようだが、中身もそれにふさわしいものにしていただきたい。
仏作って魂入れず、では困るのだ(木)
ーーーーー
「規制組織」私が気になる3つの事
ー規制庁ー
新しい規制委が出来るにあたって私にはずっと気になっていることがある
4月2日のニュースでは、
本来は今月発足予定の原子力規制庁の職員として働く筈だった、男女12人。
規制庁設置法案がいまだ成立していないため、
当面は規制庁に統合される予定の原子力安全保安院で勤務する事になった。
そしてそのメンバーの一人が紹介されている
東電の子会社から中途採用 小林容子さん(55)
これまで東京電力の子会社で、システム開発の仕事をしていた方だ。
他の11名はどのような経歴なのかは分からないが、
原子力規制庁の職員には、期待ができないと私は4月からずーっと思っていた。
原子力規制庁の新職員は東電子会社の天下り女子
ー規制委員会の力ー
また昨日、枝野幸男氏が記者会見で、記者から他の原発の再稼働に関して問われ、
その時の答弁では
「新規制機関発足後については、
まさに安全性については新規制機関が一元的に判断することでございます。
どういうプロセスでどういう基準でどう判断するのかは、
それは規制組織が発足した段階で規制組織のみなさんが判断される事でございます」
「組織がどういう形でどういう体制でスタートし。ということも影響する」
「保安院が一定のチェックをしているということについて、
どの程度引き継いでそれを評価されるか、そういうことの問題は残ると思います。
それは、そのどの程度評価されるのかも独立した機関のありかたです」
「新しい規制機関ができれば、これは大飯に限りません。
動いている原子力発電所であれ、動いてない今止まっている原子力発電所であれ、
全ての原子力発電所の安全性について、新たな独立した立場から検証をされる」
など、新しく発足する規制委員会に全てを任せるような発言が多く、その役割の重大性が感じられた。
「再稼働に向けた準備作業に直ちに取りかからせます」
枝野大臣会見6/16(音声・書き出し)質疑応答まとめ
ー設置法案の内容ー
それから、今回の「原子力規制委員会」設置法案では
自民党の強い希望が取り上げられ、元の原稿に「1行の文章を加えられた」とも報じられている。
古舘さんはこう最初に語りました。
「ハッキリ言って環境省がすごい文章を作ったなという感があります。
これは議員立法とはいえ、官僚が作る文章の中に盛り込まれる1行というものが、
つくづく今も昔も、つくづくその1行が全てを変える。
あるいは変えるように見せて全く変えないという事が起きるんだなという事をちょっと痛感しちゃうんですよね」
「具体的に言います。
原発の運転、この期間は原則40年。しかしながらですね、今日出てきたものは、法案。
発足後、規制庁の発足後の規制委員会が、
”速やかにその40年を見直す”ということになっている。
『えっ?どういうことだ??』と」
「それからもうひとつ加えますとね、独立の規制委員会、その下に規制庁、事務局扱いというようなことがありますが、
府省に戻れないようにする”ノーリターン・ルール”というのを文章に法案に盛り込んでいるんですが、
「しかし、やむを得ない場合5年間に限り府省への復帰を認める」などなどです」
自民党と仙谷によって書き足された「原子力規制法案」
6/14報道ステーション(動画・内容書き出し)
東京新聞のこの記事のように、
新しくできる規制委の今後に期待したいが、私には
小出先生の
「これだけの事故が起きているのに、だれ一人責任を取ろうとしていない。
その人々が組織を作りなおしたからと言って期待などできない」
の見方の方が現実的に思える。
枝野氏は昨日の会見で
「伊方原発については、あの、保安院のプロセスまで終わっておりますが、
原子力安全委員会のご協力が頂けていないので、止まっている状況でございます」と言ってる。
デタラメな委員会だって、そこが協力しないと再稼働に向けた作業はストップする。
今後は新しくできる規制組織だけで全てが判断できるようになってしまうという事は
組織の在り方次第でどうにでもなるという危険が生まれるとも思ってしまう。
こんなふうに、新しくできる規制機関が握る原子力発電所に関する実権の大きさを考えると、
恐ろしくなってしまうのです。
この想いが危惧で終わることを心から願っています。
東京新聞 「ためしよみ」はこちらから↓d(◕‿-。) ネ❤

委員人選ムラを排除
2012年6月16日 東京新聞 こちら特報部
「原子力規制委員会」設置法案が15日可決され、原子力の安全規制を新たに担う組織にやっとめどがついた。
ただ、問題は新組織のありようだ。
規制委と、その事務局となる規制庁は信用に足る存在となるのかー。(佐藤圭、中山洋子)

原子力規制委 機能のカギ
東京霞が関の合同庁舎の一角にある原子力安全委員会事務局。
入り口のドアには「関係者以外立ち入り禁止」の張り紙がある。
部屋に入ろうとした職員に取材を申し込むと、「電話して下さい」とにべもなかった。
福島原発事故をめぐる安全委の対応は斑目春樹委員長の名前をもじって「デタラメ」と批判されてきた。
政府案の原子力規制庁が4月に発足していれば、
3月末に廃止される筈だったが、国会審議が難航。
ようやく15日夜、民主、自民、公明3党が共同提出した「原子力規制委員会」設置法案が衆院本会議で可決。
参院審議を経て今国会で成立する見通しとなった。
安全委は経済産業省原子力安全・保安院とともに、9月までに解体される。
高い識見追加 専門家以外も
新たな規制組織は、国家行政組織法三条に基づく独立性の高い専門家5人の規制委を環境省の外局として設置。
規制庁は規制委のじむきょくにとどまる。
委員は国会の同意を得て、首相が任命ズル。
ここで問題となるのは「原子力ムラ」と決別できるかどうかだ。
委員長と委員は原子力事業者からの寄付情報を公開しなければならず、
寄付そのものを制限する内部規範の制定も義務付けられる。
内部規範には
1.在任中は寄付を受けてはならない
2.研究を知ろうしていた学生が原子力事業者に就職した場合は事業者名などを公表
などの規定が盛り込まれる。
福島事故後、斑目氏と代谷誠治委員が就任前の3~4年間、
原子力関連企業や業界団体から310万~400万円の寄付を受けていたことが明らかになった。
斑目氏のような村の住人は事業場、規制委の委員の人選からは外されるわけだ。
委員は、原子力の専門家である必要はない。
当初の案は「原子力に関する専門知識を有する者」だけとなっていたが、
3党の修正協議で「高い識見を有する者」が追加された。
規制庁職員は発足時、原発を推進してきた保安院などから採用されるが、
出身官庁に戻れない「ノー・リターン・ルール」を設定するとともに、原子力関連企業・団体への再就職を制限される。
仕組みは整備 あとは具体化
規制委案を主導した自民党の塩崎恭久元官房長官は
「委員には原子力と行政の知識を兼ね備えた人がふさわしい。
原子力ムラ以外にも人材はいる。国民の信頼を取り戻すことは可能だ」と強調する。
修正協議の座長を務めた民主党の後藤昭一衆院議員は
「原子力ムラを排除する仕組みはできた。政府がしっかりと脱・原発依存を具体化していくことが大事だ」
と指摘した。
推進の旗振り役である経産省の下に置かれた保安院の結論を安全委員追認するだけだったことが、
原子力行政の欠陥だった。
新体制でそうした因習は立つことができるのだろうか。
「これまで原発推進政策に疑問を持つ研究院が排除され続けてきた。
いま、村と無縁の専門家がどれだけいるのか」
そう危ぶむのは富士通総研主任研究員で、昨年10月まで内閣官房国家戦略室で民間任用を担当していた
梶山恵治氏だ。
「かりに最良の委員が集まっても、事務局が元の官僚のままでは骨抜きになりかねない」とする梶山氏は、
とりわけ事務局の人選に注目する。
「日本の役人は数年で部署を異動するので、専門家が育ちにくい。
専門家ではないから政治の思惑にしたがって動いてしまう。
原子力規制も現状では電力会社から情報を集めるのが精いっぱい。
これから、きちんと力量のある行政官を育てていくしかない」
高いモラルが国会に不可欠
福島第一原発などの基本設計を担当した元東芝技術者の渡辺敦雄氏は、
新体制が機能できるかどうかは「すべて人選にかかっている」と強調する。
米国では福島の事故後、原子力規制委員会(NRC)の委員長を務めていたグレゴリー・ヤツコ氏が、
オバマ政権の原発回帰戦略に公然と反対した。
最近になってヤツコ氏は辞任したが、渡辺氏は
「ヤツコ氏のような硬骨漢をメンバーに選ぶのも、米議会のモラルの高さの表れ。
同じように新体制が機能するためには日本の国会にも高いモラルが求められる」とクギを刺す。
そのうえで「NRCのメンバーも技術スタッフもみんな学位を持っている。
だからこそ、メーカーや電力会社の波いる博士に対しても技術的な論理を張ることができる」と指摘する。
「日本の官僚は調整剤の招コメント能力が求められてきたが、それでは議論すらできない」
元東芝の格納容器設計社の後藤政志氏は
「原子力規制の現場では、どんどん原則がぶれ、安全から離れていった。
活断層のある場所には作らないはずが、なぜ原発の周りは活断層だらけなのか、
そんな体質を考えると、簡単にムラの影響を取り除けない気もする」と悲観的だ。
責任取らない専門家の姿勢
実際、福島事故への反省がいまだ見えない専門家たちの姿勢は、
独立性の高い規制委が放送した場合の危うさも示唆する。
京大原子炉実験所の小出裕章教授は
「これだけの事故が起きているのに、だれ一人責任を取ろうとしていない。
その人々が組織を作りなおしたからと言って期待などできない」と切り捨てる。
それでも最良の「人選」を担保するにはどうすればいいのか。
前出の梶山氏は
「国会に歯止めも期待しにくい。
現行の原子力委員会も原子力安全委員会も国会同意人事だが、どちらの委員も解任されていない」
と前置きしながら、
「霞が関や永田町にも信頼できる人材はいる。
まずは、見識のある専門家や官僚を見つけて組織設計を託すことだ」と話した。
社会システム変える好機
機械、土木工学…幅広い人材必要
渡辺氏は、この機に人心の一新を提案する。
「事故対応で必要な技術のうち、実は原子力工学はほんの一部。
機械工学や土木工学などあらゆる分野にまたがっている。
新組織のスタッフはこうしたジャンルの博士学位保持者を集め、既成概念にとらわれない人材を登用すればいい。
ある意味、社会システムを変える絶好のチャンスだ」
<デスクメモ>
原発をめぐる一連の報道で繰り返し指摘されてきた、規制する側と規制される側の距離感のなさ。
その新密度を見聞きするたびに「またか」と脱力感に襲われた向きも多かろう。
近く立派な器ができるようだが、中身もそれにふさわしいものにしていただきたい。
仏作って魂入れず、では困るのだ(木)
ーーーーー
「規制組織」私が気になる3つの事
ー規制庁ー
新しい規制委が出来るにあたって私にはずっと気になっていることがある
4月2日のニュースでは、
本来は今月発足予定の原子力規制庁の職員として働く筈だった、男女12人。
規制庁設置法案がいまだ成立していないため、
当面は規制庁に統合される予定の原子力安全保安院で勤務する事になった。
そしてそのメンバーの一人が紹介されている
東電の子会社から中途採用 小林容子さん(55)
これまで東京電力の子会社で、システム開発の仕事をしていた方だ。
他の11名はどのような経歴なのかは分からないが、
原子力規制庁の職員には、期待ができないと私は4月からずーっと思っていた。
原子力規制庁の新職員は東電子会社の天下り女子
ー規制委員会の力ー
また昨日、枝野幸男氏が記者会見で、記者から他の原発の再稼働に関して問われ、
その時の答弁では
「新規制機関発足後については、
まさに安全性については新規制機関が一元的に判断することでございます。
どういうプロセスでどういう基準でどう判断するのかは、
それは規制組織が発足した段階で規制組織のみなさんが判断される事でございます」
「組織がどういう形でどういう体制でスタートし。ということも影響する」
「保安院が一定のチェックをしているということについて、
どの程度引き継いでそれを評価されるか、そういうことの問題は残ると思います。
それは、そのどの程度評価されるのかも独立した機関のありかたです」
「新しい規制機関ができれば、これは大飯に限りません。
動いている原子力発電所であれ、動いてない今止まっている原子力発電所であれ、
全ての原子力発電所の安全性について、新たな独立した立場から検証をされる」
など、新しく発足する規制委員会に全てを任せるような発言が多く、その役割の重大性が感じられた。
「再稼働に向けた準備作業に直ちに取りかからせます」
枝野大臣会見6/16(音声・書き出し)質疑応答まとめ
ー設置法案の内容ー
それから、今回の「原子力規制委員会」設置法案では
自民党の強い希望が取り上げられ、元の原稿に「1行の文章を加えられた」とも報じられている。
古舘さんはこう最初に語りました。
「ハッキリ言って環境省がすごい文章を作ったなという感があります。
これは議員立法とはいえ、官僚が作る文章の中に盛り込まれる1行というものが、
つくづく今も昔も、つくづくその1行が全てを変える。
あるいは変えるように見せて全く変えないという事が起きるんだなという事をちょっと痛感しちゃうんですよね」
「具体的に言います。
原発の運転、この期間は原則40年。しかしながらですね、今日出てきたものは、法案。
発足後、規制庁の発足後の規制委員会が、
”速やかにその40年を見直す”ということになっている。
『えっ?どういうことだ??』と」
「それからもうひとつ加えますとね、独立の規制委員会、その下に規制庁、事務局扱いというようなことがありますが、
府省に戻れないようにする”ノーリターン・ルール”というのを文章に法案に盛り込んでいるんですが、
「しかし、やむを得ない場合5年間に限り府省への復帰を認める」などなどです」
自民党と仙谷によって書き足された「原子力規制法案」
6/14報道ステーション(動画・内容書き出し)
東京新聞のこの記事のように、
新しくできる規制委の今後に期待したいが、私には
小出先生の
「これだけの事故が起きているのに、だれ一人責任を取ろうとしていない。
その人々が組織を作りなおしたからと言って期待などできない」
の見方の方が現実的に思える。
枝野氏は昨日の会見で
「伊方原発については、あの、保安院のプロセスまで終わっておりますが、
原子力安全委員会のご協力が頂けていないので、止まっている状況でございます」と言ってる。
デタラメな委員会だって、そこが協力しないと再稼働に向けた作業はストップする。
今後は新しくできる規制組織だけで全てが判断できるようになってしまうという事は
組織の在り方次第でどうにでもなるという危険が生まれるとも思ってしまう。
こんなふうに、新しくできる規制機関が握る原子力発電所に関する実権の大きさを考えると、
恐ろしくなってしまうのです。
この想いが危惧で終わることを心から願っています。
東京新聞 「ためしよみ」はこちらから↓d(◕‿-。) ネ❤

06.16
Sat
読売新聞の記事に写真を入れた。
極悪人の顔と名前を覚えておこうლ(◉`ൠ′◉ლ)!
経団連会長が大飯再稼働評価「他の原発も期待」
(2012年6月16日19時42分 読売新聞)
大飯原発の再稼働を政府が正式決定したことを受け、経済界からは16日、歓迎する声が相次いだ。
<

経団連の米倉弘昌会長は
「決定を評価する。再稼働は、電力の安定供給と(電力料金の)価格上昇リスクの抑制に寄与する」と指摘した上で、
「他の原発も安全性の確保を大前提に、再稼働が進むことを期待する」とのコメントを発表した。

経済同友会の長谷川閑史(やすちか)代表幹事も
「電力の安定供給と電力料金の高騰抑制は、国民生活や経済活動にとって不可欠。
原子力規制委員会の設置によって新たな安全行政の確立を図り、
他の原発の再稼働に道筋をつけることを期待する」との談話を発表した。

一方、大飯原発の2基のフル稼働が7月下旬になり、梅雨明け後の電力不足が懸念されることについて、
日本商工会議所の岡村正会頭は16日、東京都内で記者団に対し、
「関西地区の産業、住民の方々は、節電に協力していくという姿勢が必要だろう。
しかし、8月以降は一応の目安がつき、タイムリミットをもった節電なので、
心理的な圧迫もないし、産業政策も立てられる」との見解を示した。
何があっても儲かる原発産業。
こんなふうなことまでしてお金もうけして嬉しいのかな?楽しいのかな?人間として幸せかな??
恐ろしいです。
何の反省もない。
しかも他国に原発を売り込むことに意欲を見せている。
日立、原発事業で3600億円めざす 2020年度の売上高目標
産経ニュース 2012.6.14 12:23
日立製作所は14日、2020年度の原子力事業の売上高目標を3600億円とする計画を発表した。
11年度の実績は約1600億円で大幅な拡大を目指す。
東京電力福島第1原発事故の対策支援や海外での原発受注の推進などで売り上げ増を見込んでいる。
東京都内で開いた事業説明会で、電力や鉄道など主要7事業の15年度の売上高目標を公表した。
このうち原子力に関しては二酸化炭素(CO2)の排出量抑制や新興国を中心に伸びる電力需要への対応で、
今後も原発が有効なエネルギー源になるとし、
従来計画と同じく20年度で11年度比倍増の目標を掲げた。
日立は
「東日本大震災後も原発の建設計画を継続する国が多数ある。
世界で38基を受注するこれまでの計画は実現できる」としている。
ーーーーー
「廃炉と除染で今後何十年も食える」原発関係者が漏らす本音
原子力事業に力を入れる企業。
原発38基施工・鹿島建設これは知らなかったです。そして、2000億円で瓦礫の処理受注。
三菱重工業は福島の事故で儲けるつもりなんですか?貯蔵タンク8基受注。
東芝の場合↓一部紹介
また・・・東芝
「サリー」ってどこのメーカーのものか知ってますか?
福島第一原発汚染処理機「サリー」配管表面から高放射線量
「東芝がモンゴルに国際的な貯蔵・処分場」東芝の素顔。
「フィンランド・ベトナム・英国・トルコ&米国に原発を売り込む意気込み語る」東芝・佐々木則夫社長
こんなふうなことまでしてお金もうけして嬉しいのかな?楽しいのかな?人間として幸せかな??
恐ろしいです。
何の反省もない。
しかも他国に原発を売り込むことに意欲を見せている。
日立、原発事業で3600億円めざす 2020年度の売上高目標
産経ニュース 2012.6.14 12:23
日立製作所は14日、2020年度の原子力事業の売上高目標を3600億円とする計画を発表した。
11年度の実績は約1600億円で大幅な拡大を目指す。
東京電力福島第1原発事故の対策支援や海外での原発受注の推進などで売り上げ増を見込んでいる。
東京都内で開いた事業説明会で、電力や鉄道など主要7事業の15年度の売上高目標を公表した。
このうち原子力に関しては二酸化炭素(CO2)の排出量抑制や新興国を中心に伸びる電力需要への対応で、
今後も原発が有効なエネルギー源になるとし、
従来計画と同じく20年度で11年度比倍増の目標を掲げた。
日立は
「東日本大震災後も原発の建設計画を継続する国が多数ある。
世界で38基を受注するこれまでの計画は実現できる」としている。
ーーーーー
「廃炉と除染で今後何十年も食える」原発関係者が漏らす本音
原子力事業に力を入れる企業。
原発38基施工・鹿島建設これは知らなかったです。そして、2000億円で瓦礫の処理受注。
三菱重工業は福島の事故で儲けるつもりなんですか?貯蔵タンク8基受注。
東芝の場合↓一部紹介
また・・・東芝
「サリー」ってどこのメーカーのものか知ってますか?
福島第一原発汚染処理機「サリー」配管表面から高放射線量
「東芝がモンゴルに国際的な貯蔵・処分場」東芝の素顔。
「フィンランド・ベトナム・英国・トルコ&米国に原発を売り込む意気込み語る」東芝・佐々木則夫社長
「大飯3,4号機再稼動」枝野経済産業大臣記者会見(音声)6/16
えー、お待たせをいたしました。
えーー、先ほど4大臣会合をいたしまして、
え、しめくくりのところは、プレスオープンで行いましたのですでにご承知と思いますが、
えー、4大臣会合として、つまり政府として、大飯原発3,4号機の再起動を決定をいたしました。
関西電力に対しましては政府の判断をすでに伝達をしたところでございます。
再稼働に向けた準備作業に直ちに取りかからせます。
総理からも再起動にあたって、安全にいろうなく万全を期すよう、指示を受けております。
近く、えー、わたくしから関西電力に対して、直接その旨を伝える機会を持ちたいと思っております。
合わせて、牧野経済副大臣を責任者とする特別な監視態勢を直ちに立ち上げます。
この詳細についてはこの後経済産業省に置いて、原子力安全保安院の事務方からブリーフをい出させます。
なお、各号機の出力が100%に達し、安全稼働が確実となるまでには一定の期間を要します。
今日決定をしたのはあくまでも再起動の手続き、作業入ることであって、
出力100%で電力供給がなされることが確定をしたものではありません。
えー、従いまして、え・・・出力が、しっかりと、安全稼働のもとで、確保され、
そして、電力が供給される状況になるまで、
えーー、国民・産業界の皆様の節電へのご協力を引き続きお願いをしなければなりません。
この節電へのご協力のお願い対応については、万全を期してまいりたいというふうに思っております。
わたくしからは以上です。
ーーー質疑応答まとめ
興味のあった質問の部分だけ書き出し。
枝野大臣の言葉はなるべくそのまま書き出しました。
枝野幸男
政治に於いてはですね目の前の短期的な国民のみなさんの表面的な、
たとえば支持率とかという事に、必ずしも左右されずに、
あのー、まさに3年先5年先10年先100年先の国民益、国益を考えて、
あえて決断しなければならないことがあるということはその通りだと思います。
えー、ただ、一方で昨年の福島の、これだけの大きな被害を、
現に被害を受けておられる国民のみなさんがいらっしゃる。
そしてそれについてはまさにそれまでというものを、政府もその安全神話が形成されたことに対して大きな責任がある。
いうことの中で、それが裏切られて大きな被害を受けられている方が沢山いらっしゃるという状況の中に於いては、
あーー、もちろんその、電力の安定供給とかですね、
それに伴うさまざまな責任を、大きい一方で、
国民の皆さまに一定の理解を得るべく
一定の時間をかけて丁寧に進めていくという事も、同時にこれは責任があるというふうに思っておりまして、
それをあのー、国民のみなさんの理解がなくてもいいんだという事で、進めて行くのは、私は間違っていると思っている。
今私は国務大臣として任命を受けて職責を担っていますので、
私の感情は関係ありません。
私の感情いかんにかかわらず、国務益の立場から判断するのが国務大臣の務めである
原発依存からの脱却は?
1.
まず、中長期的には原発依存からの脱却を目指して、最大限依存度を下げて行くと。
この政府の方針は全く変わっておりません。あのー、
それに向けたですね、具体的なプロセス、プログラムの選択肢の整理にも入っておりまして、
この夏、うーー、遅い夏になると思いますけれども、
この原発依存からの脱却に向けた具体的なプロセスを
政府の責任でしっかりとお示しをしたいというふうに思っております。
それから、あー、あのぉー、原発依存からの脱却とは別の次元としての短期的な再稼働について、
これはあのー、国民、各省さまざまなご意見がある。
国論が二分されているという表現を総理もお使いになりましたが、
そうした中にあるという事も確認のうえで、えーーーーー、内閣として、判断を責任を持って、
内閣の責任として、判断をさせていただいたという事でございます。
2.
あの、まだ具体的にですね、原発依存からの脱却について、あのぉ~、なんていうんでしょう、
政府として、具体的なあの、プログラムを決めている状況ではございませんが、
あの、昨日も国会でそれに類似するお尋ねをいただきました時に、
うーん、石炭、炭鉱の対策との、おーー、なんていうんでしょうか類似性という点でお尋ねいただいたんですが、
これ、今日福井県知事も私がこれから申し上げることに、えー、似たような事をおっしゃっていましたが、
あの炭鉱についてはですね、えー、もともとその地域にあった石炭を掘って、産業、地域のっ産業にしていたものが、
さまざまな客観状況の元で廃抗になったというプロセスでした。
それに対してもしっかりと当時の政府は市域の振興に対する特別の対応をいたしました。
だから原子力発電所について、これは、あーー、政府、が、お願いをして、国策のもとで立地をおひきうけいただいて、
おー、それを、その事で結果的に当該地域の産業の軸になっている、という出発点でありますので、
えー、なおかつそれが、まあ、広い意味での政府の方針のもとでですね、
えーー、当初想定をしていたものと、違う、おー、スピード隣判断で、産業雇用を軸としてならないというのであれば、
あーー、炭鉱の場合以上にですね、政府の責任で、えー、
それに替わる、うーー、産業や雇用に対応しなければならないという事を国会でも(もじょもじょ・・)た。
今後の原発の再稼働について
1.
昨年の7月に3大臣会合で決定をしたこの枠組み制度というものをですね、
その逆に言うと新しい体制が発足することが、あのー、お、かなりの可能性が高まっている状況で
変えるという状況ではないというように思っております。
ただその一方で、現在の仕組み自体が、その、おー、おー保安院、おー
ストレステストを行った際に保安院がそれをチェックし、
そのチェックを含めて全体を原子力安全委員会に確認をしていただくというこのプロセスが
・・・あの、要件とされておりますが、あー、あーー、
伊方原発については、あの、保安院のプロセスまで終わっておりますが、
原子力安全委員会のご協力が頂けていないので、止まっている状況でございます。
で、原子力安全委員会については、これ、独立機関でございますんで、
これは内閣として指揮命令することもできない機関でございますので、
なかなか、あのー、ここの作業についてご協力について、
今後ももちろんご協力は、あー、求める必要があるんだろうと思っていますが、
現実としてはなかなか困難でありというのは今の状況だと思っています。
2.
まず国会で衆議院で可決されておりますので、
新規制機関がそう遠からず出来るだろうというという確率はかなり高いだろうという前提に立っていますが、
新規制庁、新規制委員会発足までの間はですね、
昨年の7月に3大臣会合で決めた現在のプロセスというものに基づいて、これは粛々と進めていくという事が、
ま、制度的に、あのー、求められていると思っておりますが、
一方でこのプロセスにおいては安全委員会のご協力を頂かなければ進まない訳ですけれども、
現にこの間4月以降、安全委員会のご協力はいただけておりません。
安全委員会は独立性の高い機関でありますので、
内閣が指揮命令等をして協力をさせるということはできません。
えーー、率直に申し上げて、えー、現状で、えーー、
安全委員会のご協力を得ることはなかなか困難である、ま、言うふうに思っております。
そのうえで、新規制機関発足後については、
まさに安全性については新規制機関が一元的に判断することでございます。
どういうプロセスでどういう基準でどう判断するのかは、
それは規制組織が発足した段階で規制組織のみなさんが判断される事でございます。
新しい規制庁は国民の信頼を回復できると思っているか?
これはですね、組織が変わったからそれだけで回復をする性質のものではないだろうというふうに思っています。
その組織がどういう形でどういう体制でスタートし。ということも影響するし、
実際に信頼を回復するべくの積み上げもしていただく事は大変重要なことだと思います。
新しい規制庁が出来たら安全委員は無くなるのだから、
今までのストレステストは関係なくなるのか?
新規制組織ができれば新規制組織が自主的に独立してご判断されることであります。
なおかつ少なくても4大臣会合のようなところで、安全性について判断するというような事は、
今国会で審議されている、判断ではなくて正確には確認ですね。
ということは、今国会で審議されている法案の立てつけからはあり得ないというふうに思っていますので、
安全性についてはまさに独立をして、
その段階で新たに任命されるであろう委員の皆様がご判断されますが、
その際にこの間ストレステストを、実際の作業をして来ていただいている各電力事業者に、とか、
保安院が一定のチェックをしているということについて、
どの程度引き継いでそれを評価されるか、そういうことの問題は残ると思います。
それは、そのどの程度評価されるのかも独立した機関のありかたですが、はい。
安全が暫定的なのだから運転も限定的だという考え方は?
一番直近でその必要性の点で大変重要になってくるのは、もちろん電力の量でありますが、
必ずしもその必要性について(電力)量の問題だけではないということは、総理もおっしゃられたところであります。
一方で今回この安全性についてですね、地元のみなさん。最も、
万が一の場合被害を受けられる可能性のある地元のみなさんのところで
長年務めてきた地元の安全機関も含めてですね、、
まさに基準は暫定的。
それは規制機関が出来れば法整備その他で形式が評価されるという事で、
暫定的であるとは言うものの安全性については一定の安全性を満たしているという事について、
政府としても判断いたしましたし、地元としても判断された。
特に立地自治体としてはですね、
まさに安全ではないかもしれないけれども、必要があるから開けるというような判断はなさらないと思いますし、
まさに政府としてもそのようなことはお願いできません。
そうした中での判断であります。
その一方で、9月までの間には新しい規制機関ができるのではないかという事で、
国会のご審議をいたしているところでございます。
新しい規制機関ができれば、これは大飯に限りません。
動いている原子力発電所であれ、動いてない今止まっている原子力発電所であれ、
全ての原子力発電所の安全性について、新たな独立した立場から検証をされるんだというふうに思います。
リスクについて
あのー原子力発電についてはこれはむしろ専門家がお答えになるべき性質のものかもしれませんが、
あの、その~、抽象的には常に原子力発電所はリスクを抱えていて、
人間のやることですか絶対にリスクはゼロにはなりません。ただ、
具体的に目に見えているリスクについては福島の教訓を踏まえて、
地震津波そして電源喪失ということについて、具体的なリスクに、
あの、明らかになっているリスクについてはきちっと対応しているという事で、そのリスクは潰している、ただし、
常に原子力発電所に限りませんが人間のやる事ですから
100%安全ですということは残念ながら何事についても言えないという意味で、
リスクがある事はその通りですけれども、
そういった意味で原子力発電所はリスクについては、明らかになっているリスクについては、
これは、あのー、そのことで100%になるわけではありませんが、
全てつぶさなければいけないという意味では今回きちっと潰しているという事が、
専門家のみなさんで確認されていることです。
新しい規制機関が安全性を認めたら
その後は需給を含めて再稼動を決めるのか?
ここについてはまだ検討しておりません
規制機関が発足をする見通しになっているだけでありまして、
規制機関発足までの間に検討したほうがいいのか、
それとも規制機関発足後に規制機関と、おー、議論をして決めた方がいいのか、
含めてこれからの検討です。
事故検証がすんでないうちに再稼働をするのは
新たな安全神話と言われているが?
そういった受け止め方をされる方がおられるのはある意味司会をするところでございますが、
その一方で決して我々安全神話に陥ることなくですね、
あのー、常に原子力発電にはリスクがあって、
人間のやる事に100点は、あの、完璧はあり得ない。
常にリスクはあるんだという事の前提の中で、
しかし具体的に、あの、明らかになっているリスクに対してはきちっと2重3重4重に対応策を準備し、
それについてもさまざまな、ストレスがあっても対応できるというようにしてきておりますので、
我々、安全神話に陥ることなく、これまで、
えーー、絶対ということを申し上げることはできません。
しかしながら、今考え得る対応については、あの、最大限取っているという事でございます。
ーーーー
万が一のことがあった場合。
人間がやることだから完全はない。
など・・・
けれど、なぜか安全は確保されているようです。
(万が一はここには書き出しませんでしたが他にも「万が一のこと」という言葉を使っています)
ーーー
「脱原発依存とは別次元」 枝野氏会見
中日新聞 2012年6月16日 13時27分
枝野幸男経済産業相は16日の関西電力大飯原発3、4号機の再稼働決定後の記者会見で、
世論の強い反発がある中で再稼働を決めたことに関して、
「中長期の脱原発依存とは別次元だ。
国民各層にさまざまな意見があることを踏まえた上で、内閣の責任として判断した」と話した。
大飯原発の再稼働は
「安全性について万全を期して進めていく。過去の再稼働のケースよりは一定の時間がかかる」との見通しを示した。
その一方で、3、4号機がフル出力となる時期は、
「この時期に節電目標が小さくなると誤解されてはいけない。かなりの確度で見通しを示せるまで待ちたい」として
明言を避けた。
また、安全対策の一環として
「牧野聖修経産副大臣を責任者とする特別な監視体制をただちに立ち上げる」と話した。
06.16
Sat
2012年6月14日 東京新聞こちら特報部より
識者の方々が、野田首相の再稼動記者会見の内容を分析。
書き出していて(* >ω<)=3 プーッっと、笑っちゃいました。
少し、気分がスカッとしました。
(※紙面書き出しましたが、一部私が見出しを付け足しました。文章は変えていません)
再稼動 野田演説の本質
識者たちが「謎解き」
国会では13日も大飯原発再稼働についての質疑があったが、野田政権は「馬耳東風」に徹した。
政権はひたすら儀式を重ね、再稼動へと突き進んでいる。
首相が国民に直接訴えたいと開かれた8日の記者会見。
そこでの演説からは、論理も倫理も書いた政治が浮き彫りになった。
危機の所存を識者のみなさんに謎解きしてもらった。(上田千秋。小倉貞俊)
突発的な計画停電って??
「首相の話は、地震国日本に立地する原発そのもの。土台がしっかりしておらず、すぐに崩れてしまう」
法政大の田中優子教授(江戸学)はそう切り出した。
「一番不自然だったのは、『計画停電を余儀なくされ、突発的な停電が起これば・・・』という部分。
突発的な計画停電なんてないのに、原稿を書いた官僚が
『優秀なのは自分たちだけ、それ以外の人間はバカだから、この程度の内容でだませる』と思ったんでしょうね」
田中さんは
「再稼動圧力がどこから出てきたのかと考えると、経団連や大企業だけでなく、米国からもあったのでは。
中国をけん制するため、何時でも日本は核武装できるという体制にしておきたいはず」と話した。
野田氏は洗濯機のカビ
東京・高円寺のリサイクルショップ「素人の乱」の店主で、脱原発デモを催す松本哉さんは、
再稼働の演説をする野田氏の姿が「洗濯機のカビ」に重なったという。
「洗濯槽にはカビが生えやすいが、少しくらいならほっておく人も多い。
でもある限界を超えると、突然手がつけられないほど大繁殖し、手遅れになるんです」
野田氏も同様に見えるという。
「就任時は影の薄い存在で、誰も気にしなかった。
前首相の脱原発依存方針を踏襲していくのかと思っていたが、一気に全てを振りだしに戻してしまった。
『何だこりゃ、この人、国民の声なんて、何も聞いてないんだな』とあきれ果てましたね」
トイレの後のネコのおしり
福島県三春町在住の僧侶で、作家の玄侑宗久さんは、
「首相会見とかけて、トイレの後のネコのおしりと解きます。その心は完全に(国民を)なめてます」と苦笑した。
「大飯原発周辺の断層が動く可能性についても、政府は原子力安全・保安院の見解をうのみのするだけ。
想定外の事態が起こり得るという発想がなく、福島の経験から何も学んでいない。
「『国民の生活を守る』といった言い回しも、官僚が書いた原稿を読んだだけなんでしょうね」
国民よ犠牲になれ
文芸評論家の柄谷行人さなんは、
「よくもあれだけ空疎無事が言えたと思う。
『国家を守るために国民を犠牲にする決断をした。本当は国民のことは考えていない』っていうべきだ」と憤る。
「原発は国家にとって資本のエッセンスみたいなもの。
国民より国際競争力が大切で、原発をやめたら経済的に不利になるから、国民はしばらく我慢しろというのが本音だ。
小泉政権も『国民も痛みに耐えろ』と言っていたが、それと同じだ」
首相の「まさに私の責任で」というくだりは
「振り付けた官僚が内心『こいつに責任を負わせればいい』と考えたように聞こえた」と皮肉った。
学生のリポートなら零点だ!
神戸女子学院大学名誉教授の内田樹さんは、
「あの演説が学生のリポートなら零点だ」と酷評した。
首相は「国民の生活を守る」という言葉を原発の安全性確保と経済への悪影響の回避という二つの意味で使った。
内田さんは
「こうした言い方は詭弁を弄する際の基本。なぜなら、本来並び立つものではないから。
詭弁は学生に使うなと教えている。両者を並べて考えた結果、後者を優先したと説明すべきだった」と説明する。
「国の根幹の政策を決める会見で、首相がトリッキーな言い方をするのはまずい。
必要な理由を諄々と説かれれば納得する人もいたと思うが、いくらなんでもひどい」
薬物依存者の言い訳
作家の宮崎学さんは首相演説を
「薬物をやめない言い訳を滔々(とうとう)と主張する薬物依存者の姿に似ている」と表現した。
「原子力を国策にしてきたこの国では、原発推進こそ首相が堅持しなければならない最重要テーマ。
いったん首相官邸に入ると取り込まれ、誰もが原発に関する重度の依存症になってしまう。
いわば『原発中毒』だ」
さらに
「もはや思考停止の状態。
電力供給が足りないなら、政治の力でその分の需要を押さえればよいだけ。
国民に対する恫喝でしかない。
3.11が科学万能主義の安全神話に問題を提起したのに、理解しようという姿勢はゼロ」と切り捨てた。
ただのしゃべる人形
大阪府在住で、原発をテーマにした著作もある作家の高村薫さんは
「野田首相は電力会社の広告塔であり、ただのしゃべる人形」と批判した。
「『安全は確保されているものの、安全判断の基準は暫定的なもの』という部分など明らかに矛盾している内容なのに、
野田さんは滔々と話し続けた。
官僚の作文にせよ、自分が発表する文章なんだからおかしいと思わなきゃいけない」
「私の責任」という点については「この人は何時まで首相をやるつもりなんでしょうね」
「消費者として関電のやり方には不満を持っている。節電する方法はいくらでもある。
関西に限らず、節電している人は全国に沢山いるし、続けないといけない。
政府は大飯を皮切りに他の原発も動かすつもり。生活を脅かすような事態は起きないと示さねば」
勘違い おさらい
各方面から疑問の声が上がった野田首相の再稼動演説。
その勘違いを改めて指摘しておきたい。
国民の意見は国家を二分?
再稼働問題が「国家を二分」と言うが、
早急な再稼働には圧倒的多数の国民が反対している。
安全性は確保されている?
「慎重には慎重を」という安全性については
原子力安全委員会の斑目春樹委員長ですら、
根拠である「安全評価(ストレステスト)の一次評価」だけでは再稼働に不十分という立場だ。
さらに免震重要棟の建設やベント装置、予備電源の設置など、災害対策に不可欠な設備の着手はこれから、
再稼動してすぐに大事故が起きてしまえば、対応できない。
停電で働く場が無くなる?
電力供給についても、停電となれば「働く場が無くなってしまう」と言うが、
福島第一原発事故では仕事のみならず、故郷や家族との暮らしを失った人たちが続出した。
関電の15%って?
関電での「15%の電力需給ギャップ」という数字も持ち出したが、
関西電力自ら大阪府市エネルギー戦略会議との席上、
「5%の不足」という数字を提示している。
オイルショック?
「石油資源の7割を中東に頼っており」と強調したが、
火力発電燃料の主力は現在、石炭や液化ガス(LNO)で石油は1割にすぎない。
発電のコストは?
加えて、火力発電はコスト高という経済的な圧迫にも言及したが、
使用済み核燃料の処理費用を含めれば、原子力の発電コストの方が高くつくことはすでに明らかだ。
<デスクメモ>
反骨の弁護士、山崎今朝弥翁は関東大震災直後の朝鮮人や労働者の虐殺事件で、こう憤慨した。
「噴火口を密閉したのみで安泰だと思っているのは馬鹿の骨頂だ。
何時一時に憤然として爆裂するとは当然すぎるほど当然・・・」(『地震・憲兵・火事・巡査』)
この言葉を野田首相に贈りたい(牧)
野田総理大臣の会見内容全文はこちら↓
歴史に残る日本の総理大臣の会見「大飯原発再稼働」野田総理大臣6/8
(会見内容書き出し・音声あり)
東京新聞 「ためしよみ」はこちらから↓d(◕‿-。) ネ❤

識者の方々が、野田首相の再稼動記者会見の内容を分析。
書き出していて(* >ω<)=3 プーッっと、笑っちゃいました。
少し、気分がスカッとしました。
(※紙面書き出しましたが、一部私が見出しを付け足しました。文章は変えていません)
再稼動 野田演説の本質
識者たちが「謎解き」
国会では13日も大飯原発再稼働についての質疑があったが、野田政権は「馬耳東風」に徹した。
政権はひたすら儀式を重ね、再稼動へと突き進んでいる。
首相が国民に直接訴えたいと開かれた8日の記者会見。
そこでの演説からは、論理も倫理も書いた政治が浮き彫りになった。
危機の所存を識者のみなさんに謎解きしてもらった。(上田千秋。小倉貞俊)

「首相の話は、地震国日本に立地する原発そのもの。土台がしっかりしておらず、すぐに崩れてしまう」
法政大の田中優子教授(江戸学)はそう切り出した。
「一番不自然だったのは、『計画停電を余儀なくされ、突発的な停電が起これば・・・』という部分。
突発的な計画停電なんてないのに、原稿を書いた官僚が
『優秀なのは自分たちだけ、それ以外の人間はバカだから、この程度の内容でだませる』と思ったんでしょうね」
田中さんは
「再稼動圧力がどこから出てきたのかと考えると、経団連や大企業だけでなく、米国からもあったのでは。
中国をけん制するため、何時でも日本は核武装できるという体制にしておきたいはず」と話した。

東京・高円寺のリサイクルショップ「素人の乱」の店主で、脱原発デモを催す松本哉さんは、
再稼働の演説をする野田氏の姿が「洗濯機のカビ」に重なったという。
「洗濯槽にはカビが生えやすいが、少しくらいならほっておく人も多い。
でもある限界を超えると、突然手がつけられないほど大繁殖し、手遅れになるんです」
野田氏も同様に見えるという。
「就任時は影の薄い存在で、誰も気にしなかった。
前首相の脱原発依存方針を踏襲していくのかと思っていたが、一気に全てを振りだしに戻してしまった。
『何だこりゃ、この人、国民の声なんて、何も聞いてないんだな』とあきれ果てましたね」

福島県三春町在住の僧侶で、作家の玄侑宗久さんは、
「首相会見とかけて、トイレの後のネコのおしりと解きます。その心は完全に(国民を)なめてます」と苦笑した。
「大飯原発周辺の断層が動く可能性についても、政府は原子力安全・保安院の見解をうのみのするだけ。
想定外の事態が起こり得るという発想がなく、福島の経験から何も学んでいない。
「『国民の生活を守る』といった言い回しも、官僚が書いた原稿を読んだだけなんでしょうね」

文芸評論家の柄谷行人さなんは、
「よくもあれだけ空疎無事が言えたと思う。
『国家を守るために国民を犠牲にする決断をした。本当は国民のことは考えていない』っていうべきだ」と憤る。
「原発は国家にとって資本のエッセンスみたいなもの。
国民より国際競争力が大切で、原発をやめたら経済的に不利になるから、国民はしばらく我慢しろというのが本音だ。
小泉政権も『国民も痛みに耐えろ』と言っていたが、それと同じだ」
首相の「まさに私の責任で」というくだりは
「振り付けた官僚が内心『こいつに責任を負わせればいい』と考えたように聞こえた」と皮肉った。

神戸女子学院大学名誉教授の内田樹さんは、
「あの演説が学生のリポートなら零点だ」と酷評した。
首相は「国民の生活を守る」という言葉を原発の安全性確保と経済への悪影響の回避という二つの意味で使った。
内田さんは
「こうした言い方は詭弁を弄する際の基本。なぜなら、本来並び立つものではないから。
詭弁は学生に使うなと教えている。両者を並べて考えた結果、後者を優先したと説明すべきだった」と説明する。
「国の根幹の政策を決める会見で、首相がトリッキーな言い方をするのはまずい。
必要な理由を諄々と説かれれば納得する人もいたと思うが、いくらなんでもひどい」

作家の宮崎学さんは首相演説を
「薬物をやめない言い訳を滔々(とうとう)と主張する薬物依存者の姿に似ている」と表現した。
「原子力を国策にしてきたこの国では、原発推進こそ首相が堅持しなければならない最重要テーマ。
いったん首相官邸に入ると取り込まれ、誰もが原発に関する重度の依存症になってしまう。
いわば『原発中毒』だ」
さらに
「もはや思考停止の状態。
電力供給が足りないなら、政治の力でその分の需要を押さえればよいだけ。
国民に対する恫喝でしかない。
3.11が科学万能主義の安全神話に問題を提起したのに、理解しようという姿勢はゼロ」と切り捨てた。

大阪府在住で、原発をテーマにした著作もある作家の高村薫さんは
「野田首相は電力会社の広告塔であり、ただのしゃべる人形」と批判した。
「『安全は確保されているものの、安全判断の基準は暫定的なもの』という部分など明らかに矛盾している内容なのに、
野田さんは滔々と話し続けた。
官僚の作文にせよ、自分が発表する文章なんだからおかしいと思わなきゃいけない」
「私の責任」という点については「この人は何時まで首相をやるつもりなんでしょうね」
「消費者として関電のやり方には不満を持っている。節電する方法はいくらでもある。
関西に限らず、節電している人は全国に沢山いるし、続けないといけない。
政府は大飯を皮切りに他の原発も動かすつもり。生活を脅かすような事態は起きないと示さねば」
勘違い おさらい
各方面から疑問の声が上がった野田首相の再稼動演説。
その勘違いを改めて指摘しておきたい。
国民の意見は国家を二分?
再稼働問題が「国家を二分」と言うが、
早急な再稼働には圧倒的多数の国民が反対している。
安全性は確保されている?
「慎重には慎重を」という安全性については
原子力安全委員会の斑目春樹委員長ですら、
根拠である「安全評価(ストレステスト)の一次評価」だけでは再稼働に不十分という立場だ。
さらに免震重要棟の建設やベント装置、予備電源の設置など、災害対策に不可欠な設備の着手はこれから、
再稼動してすぐに大事故が起きてしまえば、対応できない。
停電で働く場が無くなる?
電力供給についても、停電となれば「働く場が無くなってしまう」と言うが、
福島第一原発事故では仕事のみならず、故郷や家族との暮らしを失った人たちが続出した。
関電の15%って?
関電での「15%の電力需給ギャップ」という数字も持ち出したが、
関西電力自ら大阪府市エネルギー戦略会議との席上、
「5%の不足」という数字を提示している。
オイルショック?
「石油資源の7割を中東に頼っており」と強調したが、
火力発電燃料の主力は現在、石炭や液化ガス(LNO)で石油は1割にすぎない。
発電のコストは?
加えて、火力発電はコスト高という経済的な圧迫にも言及したが、
使用済み核燃料の処理費用を含めれば、原子力の発電コストの方が高くつくことはすでに明らかだ。
<デスクメモ>
反骨の弁護士、山崎今朝弥翁は関東大震災直後の朝鮮人や労働者の虐殺事件で、こう憤慨した。
「噴火口を密閉したのみで安泰だと思っているのは馬鹿の骨頂だ。
何時一時に憤然として爆裂するとは当然すぎるほど当然・・・」(『地震・憲兵・火事・巡査』)
この言葉を野田首相に贈りたい(牧)
野田総理大臣の会見内容全文はこちら↓
歴史に残る日本の総理大臣の会見「大飯原発再稼働」野田総理大臣6/8
(会見内容書き出し・音声あり)
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06.16
Sat
宇宙から美しい地球を見てそしてTBSをやめ自給自足の生活を始められた秋山豊寛さんのお話です。
秋山さんが田舎の方で農業を始められたことは知っていましたが、
そこが福島第一原発から35キロの地だという事を私は知りませんでした。
事故当初の避難に関するお話から、
線量が高くても家に戻る地元の方々の思い
これからの日本の農業の姿、
今原発を再稼働させることの意味
そして、原子力ムラは日本国内だけの問題ではないことなど、
とても内容の濃い、大切な大切なお話だと思いました。
是非、広く皆さんに知っていただきたいと思います。
「ちょっと待った原発再稼働」秋山豊寛
2012年6月14日
今日は「ちょっと待った原発再稼働」という事で、
ジャーナリストで宇宙飛行士で京都造形大学教授で、
そして農家でもある秋山豊寛さんにお話を伺います。
千葉:
簡単にですね、あらためて秋山さんの経歴をご紹介しますと、
TBSで記者としてワシントン支局長を務められて活躍された後、
1990年に日本人初の宇宙飛行士として宇宙ステーションミールなどに搭乗されて、
そのあとTBSを辞められて福島県に移住をして農業をされていたという事ですけれども、
今回原発事故で農業ができなくなっちゃったということですね。
秋山:
私が住んでいたところは第一原子力発電所から32kmなんですよ。
で、そのちょっと前、手前に阿武隈高地の一番高い大滝根山がありますんで、
それが壁になて比較的、福島市とか郡山市に比べると放射線量は低いんですけれどもね、
やっぱりそこそこにありますから、
あの、12日に逃げだしましたね。3月の、去年の。
空中から、それこそ今日のニュースでもありましたけれど、
北西の方向ということは飯館とか、今随分問題になっている地域だと思うんですけれど、
もうベントが始まった、ベントではないと、汚染されたのはベントではないのかもしれませんけれども、
ベントが始まった段階で空中からセシウムが検出されたという事がございましてね、
私も一応チェルノブイリとかスリーマイルとかの取材をしてますから、
それぞれ5年後だった訳ですけれども、
84年のスリーマイルですか、5周年ね。
それからチェルノブイリ5周年が1991年の4月とやっていますから、
事故が起こったらどういう事が展開するか?っていうのは大体基礎情報として持っていましたんでね、
空中からセシウムが検出されたっていうことは炉心がやられないと出っこないはずなんですね。
で、その前から東京電力は福島県民に対して嘘ばっかり言っていたということですから、
彼らが発表した事よりも事実ね。
ようするに「空中からセシウム」という事実ですよ。
この事によってそうとう炉は危機的な状況にあると思いましたんで、
直ちに身の回りの物を軽トラに載せましてね、逃げだして、
最初は郡山っていう60km位の、
実はそっちの方が放射線量が高くなったんですけれどね、最終的には。
そこまで行ってしばらく様子を見た。
っていうのは、わたしの家には地上波の電波が入らない難視聴地域というね、
日本でも数少ないw
千葉:テレビが
秋山:
そう、中継局がわたしの家の真正面にある山の向こう側にあるもんで、
ですからCSバンドのテレビしか見られなかったんですよね。
千葉:衛星で
秋山:
そうです、宇宙から来るやつ。
なもんですからこういう緊急事態の時はやっぱり新聞が比較的手に入りやすいとかですね、
もちろんローカル紙しか当時は手に入らなかったんですね。
地元の福島民報しか。
東京本社で出している朝毎読売というのは、まず流通が遮断していますから、
全国紙というのは数日間手に入らなかった。
それでもやっぱりある程度都市のところにいた方が情報が入ると思って移動しまして、
しばらくいたんですけれどね、
そのうち外国人の友達、たとえば、「ドイツの大使館が大阪の方にね、領事館の方に移ったぞ」とかね、
「フランス人に退去命令が出たぞ」とか、
アメリカ人の人達に、アメリカではフェーズワンという言い方をしていますけれど、
「50マイル以内から退去せよ」というのが、原発事故の時は決まっているようですから、それが発令されたぞと。
これは、外国人たちはいったいどこから情報取ってるんだろうな、ってね。
テレビではもうもっぱら、あの首の短い官房長官、
名前がなんていうのかはちょっとど忘れましたけれども、
千葉:枝野さん
秋山:
あ、枝野さん。
一生懸命ね「直ちに健康に影響は及ぼすものではない」って繰り返しているだけで、
で、しかも現実にはですね、「大したことない」
あの段階で、14,15ぐらいの一番危機的な事態の中で私が気付いたのは、
「もう福島の住民は捨てられたな」という思いですね。
千葉:はぁーーーーー
秋山:
棄民されたっていう。
要するにお前らは、あのぅ・・・放射線でしょうがないぞとね。
そのパニックが全国に広まらないようにする、という広報しかしていないと感じました。
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つづく続きを読む
秋山さんが田舎の方で農業を始められたことは知っていましたが、
そこが福島第一原発から35キロの地だという事を私は知りませんでした。
事故当初の避難に関するお話から、
線量が高くても家に戻る地元の方々の思い
これからの日本の農業の姿、
今原発を再稼働させることの意味
そして、原子力ムラは日本国内だけの問題ではないことなど、
とても内容の濃い、大切な大切なお話だと思いました。
是非、広く皆さんに知っていただきたいと思います。
「ちょっと待った原発再稼働」秋山豊寛
2012年6月14日
今日は「ちょっと待った原発再稼働」という事で、
ジャーナリストで宇宙飛行士で京都造形大学教授で、
そして農家でもある秋山豊寛さんにお話を伺います。
千葉:
簡単にですね、あらためて秋山さんの経歴をご紹介しますと、
TBSで記者としてワシントン支局長を務められて活躍された後、
1990年に日本人初の宇宙飛行士として宇宙ステーションミールなどに搭乗されて、
そのあとTBSを辞められて福島県に移住をして農業をされていたという事ですけれども、
今回原発事故で農業ができなくなっちゃったということですね。
秋山:
私が住んでいたところは第一原子力発電所から32kmなんですよ。
で、そのちょっと前、手前に阿武隈高地の一番高い大滝根山がありますんで、
それが壁になて比較的、福島市とか郡山市に比べると放射線量は低いんですけれどもね、
やっぱりそこそこにありますから、
あの、12日に逃げだしましたね。3月の、去年の。
空中から、それこそ今日のニュースでもありましたけれど、
北西の方向ということは飯館とか、今随分問題になっている地域だと思うんですけれど、
もうベントが始まった、ベントではないと、汚染されたのはベントではないのかもしれませんけれども、
ベントが始まった段階で空中からセシウムが検出されたという事がございましてね、
私も一応チェルノブイリとかスリーマイルとかの取材をしてますから、
それぞれ5年後だった訳ですけれども、
84年のスリーマイルですか、5周年ね。
それからチェルノブイリ5周年が1991年の4月とやっていますから、
事故が起こったらどういう事が展開するか?っていうのは大体基礎情報として持っていましたんでね、
空中からセシウムが検出されたっていうことは炉心がやられないと出っこないはずなんですね。
で、その前から東京電力は福島県民に対して嘘ばっかり言っていたということですから、
彼らが発表した事よりも事実ね。
ようするに「空中からセシウム」という事実ですよ。
この事によってそうとう炉は危機的な状況にあると思いましたんで、
直ちに身の回りの物を軽トラに載せましてね、逃げだして、
最初は郡山っていう60km位の、
実はそっちの方が放射線量が高くなったんですけれどね、最終的には。
そこまで行ってしばらく様子を見た。
っていうのは、わたしの家には地上波の電波が入らない難視聴地域というね、
日本でも数少ないw
千葉:テレビが
秋山:
そう、中継局がわたしの家の真正面にある山の向こう側にあるもんで、
ですからCSバンドのテレビしか見られなかったんですよね。
千葉:衛星で
秋山:
そうです、宇宙から来るやつ。
なもんですからこういう緊急事態の時はやっぱり新聞が比較的手に入りやすいとかですね、
もちろんローカル紙しか当時は手に入らなかったんですね。
地元の福島民報しか。
東京本社で出している朝毎読売というのは、まず流通が遮断していますから、
全国紙というのは数日間手に入らなかった。
それでもやっぱりある程度都市のところにいた方が情報が入ると思って移動しまして、
しばらくいたんですけれどね、
そのうち外国人の友達、たとえば、「ドイツの大使館が大阪の方にね、領事館の方に移ったぞ」とかね、
「フランス人に退去命令が出たぞ」とか、
アメリカ人の人達に、アメリカではフェーズワンという言い方をしていますけれど、
「50マイル以内から退去せよ」というのが、原発事故の時は決まっているようですから、それが発令されたぞと。
これは、外国人たちはいったいどこから情報取ってるんだろうな、ってね。
テレビではもうもっぱら、あの首の短い官房長官、
名前がなんていうのかはちょっとど忘れましたけれども、
千葉:枝野さん
秋山:
あ、枝野さん。
一生懸命ね「直ちに健康に影響は及ぼすものではない」って繰り返しているだけで、
で、しかも現実にはですね、「大したことない」
あの段階で、14,15ぐらいの一番危機的な事態の中で私が気付いたのは、
「もう福島の住民は捨てられたな」という思いですね。
千葉:はぁーーーーー
秋山:
棄民されたっていう。
要するにお前らは、あのぅ・・・放射線でしょうがないぞとね。
そのパニックが全国に広まらないようにする、という広報しかしていないと感じました。
続きを読むに

また週末に動きます。
大飯原発3、4号機再稼動に向けたスケジュール
藤村修内閣官房長官記者会見(音声のみ)
平成24年6月15日(金)午前
大飯原発3、4号機再稼動に向けたスケジュール6/15藤村官房長官会見
これ朝言ってました、大飯原発3、4号機再稼働に向けた具体的スケジュールの件です。
明日6月16日(土)の午前10時15分から10時55分に、
「西川福井県知事と総理大臣及び関係閣僚との会談」、この官邸で行いますが、を予定しています。
また関係閣僚との会談の後、
11時から11時10分の間で、
第8回の「原子力発電所に関する4大臣会合」を開きます。
会議終了後に官邸内会議室で枝野大臣が会見を予定しています。
詳細後ほど、あの、貼り出しをいたします。
私の方は以上です。
ーーー
4大臣会合はたったの10分間です。
チャンチャン(。・∀・ ハ)'って柏手打って「再稼動オメデトおしまい!」っていう感じですね。
今夜、官邸前には1万1000人の人々が再稼働反対のために集まりましたが、
テレビのニュースはオウムの高橋克也逮捕の事だけで手いっぱいのようです。
日本の一大事を何故テレビは報道しないのか
もしも何かあったら、野田だけではなくテレビも共犯だと思います。
特別番組にして、
再稼動してもいいのか?って24時間報道し続けるべきなのでは?
官邸前のデモの様子。2012年6月15日
大飯原発3、4号機再稼動に向けたスケジュール
藤村修内閣官房長官記者会見(音声のみ)
平成24年6月15日(金)午前
大飯原発3、4号機再稼動に向けたスケジュール6/15藤村官房長官会見
これ朝言ってました、大飯原発3、4号機再稼働に向けた具体的スケジュールの件です。
明日6月16日(土)の午前10時15分から10時55分に、
「西川福井県知事と総理大臣及び関係閣僚との会談」、この官邸で行いますが、を予定しています。
また関係閣僚との会談の後、
11時から11時10分の間で、
第8回の「原子力発電所に関する4大臣会合」を開きます。
会議終了後に官邸内会議室で枝野大臣が会見を予定しています。
詳細後ほど、あの、貼り出しをいたします。
私の方は以上です。
ーーー
4大臣会合はたったの10分間です。
チャンチャン(。・∀・ ハ)'って柏手打って「再稼動オメデトおしまい!」っていう感じですね。
今夜、官邸前には1万1000人の人々が再稼働反対のために集まりましたが、
テレビのニュースはオウムの高橋克也逮捕の事だけで手いっぱいのようです。
日本の一大事を何故テレビは報道しないのか
もしも何かあったら、野田だけではなくテレビも共犯だと思います。
特別番組にして、
再稼動してもいいのか?って24時間報道し続けるべきなのでは?
官邸前のデモの様子。2012年6月15日
06.15
Fri
土壌から2万ベクレル超のセシウム 多摩川河川敷
東京新聞 2012年6月14日 09時38分
神奈川県川崎市川崎区殿町先の多摩川河川敷の土壌から
1キログラム当たり約2万7000~2万1000ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出されていたことが分かった。
河川敷を管理する国土交通省京浜河川事務所が五月に汚染物質を調べて判明した。
同事務所は「今のところ除染の予定はたっていない」としている。 (山本哲正)
河川事務所は「原発事故由来と考えられる」と分析。
5月30日までに、三カ所の土を土のうなどで覆い、
川崎市の除染の目安である「毎時0.19マイクロシーベルト」を上回る範囲をロープで囲った。
市と連携し、定期的に監視する。
廃棄物であれば「指定廃棄物」として
国が処理を求められる基準値「1キログラム当たり8000ベクレル」を大幅に超えているが、
土壌であるため対象にならない。
河川部の汚染についても国の対策の方針が決まっていないという。
除染のめどが立たない現状に、市民から
「汚染された土が流出するのも心配。早く撤去してほしい」など、不安の声が上がっている。
ーーーー
川崎側だけじゃなくて東京側の河川敷からも
調べれば多分同様の汚染が発見されるんだと思う。

東京新聞 2012年6月14日 09時38分
神奈川県川崎市川崎区殿町先の多摩川河川敷の土壌から
1キログラム当たり約2万7000~2万1000ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出されていたことが分かった。
河川敷を管理する国土交通省京浜河川事務所が五月に汚染物質を調べて判明した。
同事務所は「今のところ除染の予定はたっていない」としている。 (山本哲正)
河川事務所は「原発事故由来と考えられる」と分析。
5月30日までに、三カ所の土を土のうなどで覆い、
川崎市の除染の目安である「毎時0.19マイクロシーベルト」を上回る範囲をロープで囲った。
市と連携し、定期的に監視する。
廃棄物であれば「指定廃棄物」として
国が処理を求められる基準値「1キログラム当たり8000ベクレル」を大幅に超えているが、
土壌であるため対象にならない。
河川部の汚染についても国の対策の方針が決まっていないという。
除染のめどが立たない現状に、市民から
「汚染された土が流出するのも心配。早く撤去してほしい」など、不安の声が上がっている。
ーーーー
川崎側だけじゃなくて東京側の河川敷からも
調べれば多分同様の汚染が発見されるんだと思う。
