大阪市がれき広域処理説明会8/30モジモジ先生質疑(動画・内容書き出し)

昨日、大阪市でがれき広域処理の説明会が行われました。
会場の中と外2カ所のLive映像をUstで放送していました。
大阪市民の気持ちがものすごく伝わってきて、
そして、東京にはない大阪のパワーの力強さに感激しました。

中はもちろんですが、
会場の外の声のリレーもとても内容が濃く、全て残しておきたい気持ちでいっぱいです。
その中で、最後の質問者の部分を書き出します。



大阪市民を対象に開催した東日本大震災廃棄物広域処理に関する説明会
(8月30日)大阪市中央公会堂




先程の発言について一つ質問します。
あなたは先程「100ベクレル以下ならリサイクルしてもよい基準」だと言いました。
それは不燃ごみだけですよね。
可燃ごみについては基準値は無い筈です。
現在でも1kgあたり100ベクレルを切っていても、
原子力発電所の中ではちゃんとドラム缶に詰めて管理しているはずです。

可燃ごみの基準と不燃ごみの基準を意図的に混同して、ごまかしの説明をあなたは今したんだよ!

大阪がれき11

それがまず一つ!

大阪がれき12

そして、そして、不燃ごみの基準についても数々の批判があると同時に、
そもそも環境省が不燃ごみに「1kgあたり100ベクレル以下ならリサイクルしてよい」
と言った時に念頭に置いていたのは、原子炉を廃炉にする時に出る数万トンレベルの不燃ごみです。


今回のように、その何十倍もの量の可燃ごみを含む、そのゴミのリサイクルの基準。
それらのごみを燃やす基準としてつくったのではありません。

そしてトレンチ処分の10万ベクレル云々という話も、
今回の原発事故で発生したような大量の規模の放射性廃棄物を、
日本中どこでも埋めてよいという基準ではなかったんです。
トレンチ処分は、現在まだ日本では1カ所か2カ所しか実施例もない!
まず処分の問題を環境省が一言も言わないんですよ。
この問題で!

この広域処理の問題が始まって以来、ただの一度もそういう規制のコメントをあなたは言わない。
環境省は言わない。
これで環境規制ができるわけがないでしょ!

ーーそうだー!

だから全く説明になっていない。
今日説明するという事なのでこれを説明しろ!
でたらめだらけだったのを全部逐一言いますよ。
言いきれない位あるけど、

ーー 拍手

まず1番目・被災地の廃棄物の安全性について
「1kgあたり100ベクレル、国の基準で8000ベクレルまで埋めていい」って言っている。
これは今も、さっき言ったように、
現在でも1kgあたり100ベクレルは厳重に、
100ベクレルを切っていても、可燃ごみは管理されている。
そして不燃ごみだって、こんなにボンボン、ボンボン、
「何十万トンもリサイクルしていい」っていう話じゃなかった筈なんです。
で、これを80倍にゆるめて、それを4分の1して大阪は安全だと言っている。
根本的におかしいです。
まず、80倍にゆるめたことの説明をここではしなければならない!

大阪がれき13

ーー 拍手 そうだー!

そしてこの、「8000ベクレルで大丈夫」だと言った時の基準は、
作業員の被ばくが1ミリ以下になるという話でしたが、
大阪市にこの前申し入れに行った時には、

大阪がれき14

そういう1ミリシーベルトの実行線量の定義式を環境局の担当者は知りませんでしたよ。
つまり、実行線量の定義式を知らないという事は、
その中のどの係数について批判があるか、
つまり内部被ばくを軽視しているという批判の意味を理解していないという事です。

これは大阪府の資源循環課も同じです。
良いですか、違うというのならば説明して下さい。

そして隣の1ミリシーベルト以下ならという話、
まず食品基準の100ミリ云々がデタラメだというのも、今までの説明でもう繰り返す必要はありません。

そして1ミリシーベルトが被曝限度だというのには、
たとえばドイツでは
呼吸からの内部被ばく、食事からの内部被ばく、そして外部被ばくの合計で1ミリになるというように、
その内訳で計算しています。


あなた方は、がれきの処理で作業員が被曝する量を1ミリ以下に抑えるという時に、
他のファクターは全部無視でしょ!?

厚生労働省の食品の基準値では、新基準ですら、食品からの1ミリシーベルト被ばくとして計算している。
がれきと足したら1ミリ超えるじゃないか!!!

お前ら足し算ができないのか!

ーー 拍手

次のページ、大阪府資料。
大阪府資料では、積み出しのところで一回だけベクレルについての検査をします。
あとは線量検査です。
放射線量の検査では、がれきの汚染の度合いなんか分かりません。
それは一番最初の質問者が指摘した通りです。

そしてベクレルについての検査、
資源循環課長、あなた先程「サンプル検査をする」と言ったけれども、
そのサンプルとは100トンに対して何トン検査するの?

サンプルなら当然誤差があります。
誤差の上限が100ベクレル以下になるというふうになっていれば、
少なくてもあなた方が言っている基準にすら合致しない。

いいか、
100トン搬出する時に、僕が聞いている話じゃ1トンも計測しないぞ。
サンプルされるのは100kg程度だぞ。

ーー えーーっ!?

160トンのがれきから100トンサンプル取ったら誤差はどれ位出るのか推定したのか!?
してないだろう?
サンプルで、サンプルの値のそのままの汚染度だって、そのまま横滑りさせるんだろ?
それは統計学の使い方として誤用です。

誤差はちゃんと考慮して下さい!

ーー 拍手

次のページの環境省の説明。
「岩手ががれき処理の広域処理が必要だって言っている」って言ったな!
僕は7月の頭に、ちょうど忘れもしない
その後で、そこのリサイクル第三課長馬場さんのところへ僕は面会に行きました。
その日は6月27日、覚えています。
岩手県に電話して確認した時に、「そもそもどこのがれきが広域処理の必要があるのか?」と。
岩手県の担当者は「それは決まっていない」と言っていた。
つまり、普通こんな問題がたちあがったら、市町村でどれだけ必要か、何トン必要か、
市町村ごとに話があって、それを足し算したら「何万トン必要です」という話になるのが普通です。

大阪がれき15

だけど、岩手県はそうじゃないんだよ。
6月27日の時点で、岩手県は
どこの市町村のがれきを外に出すか決まっていません、もともとの総量から概算しているんです」
って言ったんだぞ!

いま宮古から来る見たいな話になっているけれども、
それは後付けです。
一事が万事こんな状態です。

そして、僕が今言ったような事、
大阪府では大阪府の検討会での、あなた方の自慢の
山本孝夫座長の検討会議で一つも検討していない。
検討会の事も言っておきます。
彼らは僕が今言ったように、被ばくを足し算で考えると言った時に、その足し算すらしない。
そして環境省から出てきたデータを何一つ批判しない。


一つだけ言いましょう。
あなた方がバグフィルターでほとんど捕れると言っているデータは、
昨年の秋の時点ではありませんでした。
発表したのは今年になってからですよね。
バグフィルター前後の濃度を測って、99.9%捕れますというデータが出たのは
今年になってからですよね。

昨年の段階では、東北、関東各地の焼却炉の排気のデータしか出していないはずです。

で、大阪府の検討会議は、その排気のデータだけで、
環境省が、当時は99.99%って言っていましたよ。

それだけ捕れるという話をうのみにしておりました。

で、時系列がおかしいでしょ?
大阪府の検討会議は去年の12月の暮れに指針を出しているのに、
バグフィルターについて、今年になって東京新聞が
「バグフィルターについての実証データが無いと環境省が認めた」
という記事が1月21日だか22日だかに出ている。
 ※瓦礫焼却・バグフィルターで「放射性セシウムが99.9%除去できる」→本当?
  (上記ブログの後半部分「見切り発車」の災害がれき処理東京新聞 こちら特報部2012/1/21)

その直前ぐらいにね、やっと出だしたしたぐらいだよ。  
だから大阪市の検討会議はバグフィルターの性能についてまともに検討していません。

で、先程の海底埋め立ての話。
国交処分地の評価書が発行されたのは6月5日です。
その検討会議を大阪府が開いたのが6月10日です。
6月10日行きました。

相変わらず環境省が出すものの批判はしておりません!
シュミレーションの正当性、そこに放り込むパラメーターの正当性、
僕はそこに座っている資源科学循環部長と隣の室長に質問しました、直接。

資源循環課長は「ちゃんと読めていません」とまで言ってたよな、あの時!
何で環境省の評価書を読めていない人間が、指針を作る!?
その指針の責任者が。

そして1週間、わずか1週間でだな、わずか1週間で指針の改定をし、
2日後には橋下市長が再度受け入れを表明すると、
6月5日に始まって、10日でどれだけ進んだんだ!

全部政治日程じゃないか!


そんなのを信用する奴がどこにいるよ!
信用してほしいのなら、信用してほしい行政の進め方をして下さい。

最後に一個だけ言っておきます。
環境省!
広域処理の宣伝に40億円かけたくせに、
あなた方は3月、安全評価検討会の議事録は金がかかったから撮影しなかったって公言したよね。

ーー 悲鳴のような叫び声

今は作成されている筈ですけれども、
今は発表されている、公開されている筈ですけれども、
公開すればいいってもんじゃないんだよ!
去年法律を作った時点では、国会議員の先生方はそれを知らない状態で議論をしていたという事です。

それは隣に座っている馬場さんも4月19日、
貝塚の説明会であなた認めたでしょう?

風評被害の基準も決まってない。
実害が出た時の基準も決まってない。
その時にどんな補償をするのか根拠の法律もない。


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全部そこに座っている馬場さんは認めたでしょ!?

以上!
いい加減に止めて下さい!!

ーー 大拍手

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環境省 廃棄物・リサイクル対策部長:
ありがとうございます。ご説明いたします。
まず、先程、確かに不燃物の基準が原子炉特性法で
トレンチに置いていいのは不燃物の基準となっております。
それから、先程のクリアランスレベルについても不燃物。
それは確かにその通りであります。
ただ一方で100ベクレル/kgについて、
えー、ええ、まあ、財政利用もしてもよいという、あの、基準でありますとか、
それから今回つくりました8000ベクレル/kg。
えー、これにつきましては、
まず8000ベクレル/kgというのは、
再生利用していくという100ベクレルの基準とはそもそも、えー、中身が全く違います。
えー、あくまでも最終処分場に、えー、入れて管理をして、その結果、周りの方々に、えー、
放射線の被曝が、えー、充分少なく、少なく、あいや、えー、
管理できるというそういったレベルで定めていまして、
これについては、あの、じゅうぜん、従前からの原子力規制をやっております、
ま、原子力安全委員会等々に当たって、えー定めた数字で、全然この、特に問題は伺っておりません。
そこについてはご説明しておきます。

それから、えーー、内部被ばくの件で軽視しているのではみたいなお話ですけれども、
まずこれ、シーベルトというラインになっている以上、
これは内部被ばくの、え、実行線量で比較しますと、
内部被ばくでも外部被ばくでも、実行線量で1ミリシーベルトというのは影響は同じです。
あの、人の影響を見るのがシーベルトでございますので、

ーー 抗議の声多数

司会:お静かにお願いします

環境省:
その点についてご理解を頂ければと思います。

えー、それから、えぇーー、
被曝線量1ミリシーベルト/年以下。
えー、これに付いては、確かに、えー、
作業員の方が1ミリシーベルトというのを、あの、事前には定めておりますけれども、
えー、さらに、その周辺に、あのおられます住民の方々にはですね、
えー、あんまり、ウッ、特に埋め立て場、埋め立て処理場内に駆動してしまえば、え、
え、そこから先、0.01ミリシーベルト/年におさえられることになっております。

作業員についても1ミリシーベルト以下におさ、押さえられるというふうに思います。
それから、えー、えー、

司会:静かにお願いします。

環境省:
えー、いよてけんの、岩手県の災害廃棄物、
ま、どこが必要か決まっていないという事を言われた県でございますけれども、
あの岩手県は、各市町村で個別に処理をしている分、これはもう、収集のところはそうしていますけれども、
そこから先の処理処分については、え、かなりのところ、え、
県が、代行といいますか、委託しております。
その中で県の中で、どこがどのように処理するのかという、ま、調整をかなり綿密にやっておりまして、
えー、その関係上、あの、市町村別というのはすぐに??と思います。

あと、バグフィルターの件ですけれども、
バグフィルターで、これはですね、昨年の、えー、12月の段階で、えーー、
実証のデータ、これは福島県の、えー、焼却施設に於きまして、
バグフィルターの前と後とのデータを取りまして、そこで公表をしております。
えー、1月末に東京新聞の方で、
えーー、あの、そういったご指摘があったということは、あの、理解しておりますけれども、
実際に、あの、実証データはそ、その時点ではあったということでございます。

え、安全評価検討会の議事録を作成していなかったという点については、
あ、あのぉー、ま、これは、あの~、
わたくし、わたくしどもの、あの、ま、怠慢と言いますか、不徳の致すところでございますけれども、
ただ、あの、?ではなく、議事の内容、それから説明資料については全て公開をしておりました。
あのー、この点についてあの理解が得られると思っていたところが、
まァ、わたくしどもの間違えだったと思いますけれども、

司会:えー、皆さんちょっとご静粛に願いいたします

環境省:以上です。


大阪がれき20

橋下市長:
みなさん、大変貴重なお時間を頂戴しましてありがとうございます。
えー、今日は本当に貴重なご質問を頂きまして、
まだ・・・・がありましたら、
大阪市、大阪府のホームページで
此花区で行われました住民説明会全て公開しておりますので、
そちらを参照いただければ
参照していただければと思っております。
今日はみなさんいろいろとご質問をもらいまして、
わたくしの・・・は大阪府、おおさか市民の安全をしっかり守りながら、…と思っています。
もう一度、どうもありがとうございました。

大阪がれき21

大阪がれき16

大阪がれき17

司会:本日はどうもありがとうございました。
大阪がれき18


本日の・・につきましては、後日環境局ホームページに掲載させていただきます。

大阪がれき19



続編書き出し
モジモジ先生の翌日31日関電前でのスピーチと、30日説明会後のVTRです。
  ↓
<がれき広域処理>正確な報道をしないメディアと大阪府警・機動隊「無用の暴力」




質問した方はモジモジ先生という大学の先生ということです。
もじもじ先生のツイッター=  @mojimoji_x

お名前は下地先生、かっこよ~~い(๑♥‿♥๑)ノ

橋下市長の横に出てきた人たち こわ~~いΣ(゚д゚lll)ブルブル





細野環境大臣そもそも総研生出演で語る
「木質がれきはヒ素とクロムが入っているから埋められない」7/5(動画&全て書き出し)


大阪湾フェニックス「震災がれき”検証”海面埋め立て」マル調
6/6(動画・内容書き出し)





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川崎市の給食「セシウム入りと分かったリンゴ缶をフルーツポンチで使用予定、食べるかどうかは保護者と子どもに任せる」

【神奈川】
小学校給食用 山形県産リンゴ缶詰 セシウム1.6ベクレル検出

東京新聞 2012年8月31日

川崎市教育委員会は30日、
小学校の給食に使う山形県産のリンゴ缶詰から、
1キログラム当たり1.6ベクレルの放射性セシウムを検出した、と発表した。
給食の食材検査で放射性物質を検出したのは三件目。

国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を下回り、
市教委は9~12月に月一回、フルーツポンチに使う予定。
食べるかどうかは保護者や子どもの判断に委ねる、としている。
9月の使用予定日は、
川崎、中原区が3日
高津、宮前区が10日、
幸、多摩、麻生区が18日。

1人50グラムの摂取になるという。

食材検査では、4月に
神奈川県産の冷凍ミカン(同9.1ベクレル)とミカン缶詰(同3.8ベクレル)で
放射性セシウムが検出された。
市教委は冷凍ミカンを給食に出し続けており
9月も
幸、多摩、麻生区が12日、
川崎、中原区が14日、
高津、宮前区が26日
に使用を予定する。

放射性物質を含む食材の使用中止を求める保護者らに対し、市教委は
「放射性物質を検出した場合、学校を通じて保護者に知らせることを徹底する」との見解にとどまっている。
横浜市、鎌倉市は県産冷凍ミカンの給食での提供を見合わせている。 (山本哲正)


ーーー

子どもたちが大好きなフルーツポンチ
「食べるかどうかは保護者や子供の判断に委ねる」とは…
何度も言うけど、国の基準が高すぎるのです。
検出されて、入っていることが分かりながら使用しなければならない理由はどこにあるのでしょうか?
リンゴ抜きのフルーツポンチでもいいのではないですか?
学校給食に出てきて、その場で食べないことは子どもには酷すぎます。

しかも、フルーツポンチにするという事は、
汁ごと他の果物などと混ぜてしまうという事で、
リンゴだけ取り出して残しても、汁の中にほとんどのセシウムが溶けだしていると思います。

よっぽど嫌いな子供以外は食べてしまうのでしょう。
残酷です。

冷凍ミカンもそのまま出し続けている地域があると知って、ビックリしました。

下記のような報道を目にしましたので転記します。

ーーー

給食の冷凍ミカン 放射性物質が基準値以下でも使用中止
産経ニュース 2012.6.12 07:49

trd12061207511.jpg
給食の放射性物質を検査する職員。
横浜市の冷凍ミカンから検出された1キロ当たり3・2~11ベクレルは、
精度の高いゲルマニウム半導体検出器だから測れたといえ、
他の検査機器では小さすぎて不検出となる値だ=横浜市磯子区の横浜市衛生研究所



◇安全、でも食べちゃ駄目?


神奈川県の学校給食で使用予定だった同県産の冷凍ミカンから先月、
国が決めた基準値以下の放射性セシウムが検出された。
この影響で、横浜市は6、7の両月、
鎌倉市は年度内の使用をそれぞれ取りやめた。
検出された数値は基準値を大幅に下回るが、両市は「安心のため」と説明。
しかし、「科学的根拠に基づかない独自の判断での使用中止は、
子供たちが放射性物質について正しく理解することの妨げになる」
との声も上がっている。
(平沢裕子)

◇子供にどう説明

検出された放射性セシウムは、横浜市で1キロ当たり3・2~11ベクレル、鎌倉市で同8・1ベクレル。
国は野菜や果物は同100ベクレル以下を基準値としており、検出された数値はこれを大幅に下回る。

横浜市の林文子市長は
「基準値を大きく下回り、健康上の問題はなく、安全であることを確認した」としながらも、
「学校給食の特性を踏まえ、子供に配慮し、保護者からの不安の声を受け、判断した」とコメント。
しかし、小学3年の子供を持つ母親は
「安全と言いながら使わないというのを子供にどう説明すればいいのか。
そのミカンはどうなるのか、業者への対応にいくらかかるかなど、中止による影響も一緒に説明してほしい」
と憤る。


鎌倉市教委は
「安全であることは理解しているが、複数回提供するので児童への影響を考えて中止を決めた」と説明する。
だが、基準値ぎりぎりの数値の食材を毎日食べ続けても体への影響がないとされており、
基準値を大幅に下回るものを給食で複数回食べる程度なら健康には全く問題がない
といえる。
この点について、同市は「不安の声が寄せられており、安心のため」とする。

◇損害、どこが負担

同県産の冷凍ミカンは川崎市や横須賀市の給食の献立にもあり、
川崎市は事前検査で同9・1ベクレルを検出したが、予定通り給食に使用している。

基準値を超えた食品ならそれに対する損害は東京電力に請求できるが、基準値内の食品は対象外だ。

川崎市では、県内産指定の年間契約で冷凍ミカンを作ってもらっており、
使用しない場合、1500万円以上の食材費が無駄になるという。
廃棄処分となれば、さらに費用が増える。
契約内容は各自治体で異なるが、横浜、鎌倉の両市でも同様の費用負担が発生する可能性がある。

これに対し、横浜市教委は
「学校給食会に任せており分からないが、これから業者と話をつめる」、
鎌倉市教委は「協議中」としている。

より大きな問題は、子供の放射性物質に対する理解を妨げる点だ。
給食で使用しないことは、
「基準値以下でも放射性物質が検出されたものは食べられない」と示したことになる。


放射性物質について正しく理解し、正しく恐れ、正しく判断することができるようになるには
教育の力しかない。
その教育の場で、科学的根拠を無視した対応を取ることが子供に与える影響は計り知れない。


◇科学教育不足の弊害か

日本科学教育学会会長で愛知教育大学理科教育講座の吉田淳(あつし)教授の話

「専門家が決めた安全基準はかなり厳しい数値といえ、
それを大幅に下回る食品を給食で使用しないのは過剰な対応だと思う。
これによる野菜・果物不足の方が体への影響が大きいと考えるべきだ。
ただ、放射線や放射性物質については、
行政担当者、教員ともに正しく理解している人がそれほど多くないのが現状で、
これまでの科学教育不足の弊害の大きさを痛感する。
子供たちへの影響を考えれば、行政担当者や教員には
放射線や放射性物質を正しく理解し判断できる科学的素養(リテラシー)を身に付けてもらいたい」




冷凍ミカン給食提供中止は「手続きに問題」と横浜市長
産経ニュース 2012.5.9 22:49

横浜市教育委員会が市立小学校の学校給食で10日から順次出す予定だった冷凍ミカンの提供を、
放射性物質の影響を心配する保護者らの反対で中止した判断をめぐり、
林文子市長は9日の定例会見で、
「放射性物質を測定し、(市の設置する専門の)放射線対策本部会議を開いて決めるべきだった」と
手続きを問題視し、担当者に注意したと述べた。
中止決定そのものについては「提供日が迫っており、献立変更はやむを得ない判断」とした。

林市長の注意を受け、市は冷凍ミカンを検査し、結果を審議する。
給食用冷凍ミカンをめぐっては
川崎市で4月、1キロ当たり9・1ベクレル(国の基準値は同100ベクレル)の放射性セシウムを検出。
これを受け、横浜市には今月8日までに保護者から約200件の提供反対などの声が寄せられていた。

ーーー

検出されても給食として出し続け子供に食べさせる理由は、
結局はお金の問題?

100ベクレル以下のものなら食べても健康に絶対影響が無いと
そのようなキチンとした科学的データがあるのでしょうか?
絶対になにもないと、どうして言いきれるのでしょうか?

冒頭写真の説明に書かれていましたが、
「普通の検査機器ならば検出されない数値だ」と。
性能のいい機械でせっかく測定しているのです。
これからどんどん大きくなる子どもにだけは食べさせたくありません。
通常の生活で、気がつかずに体内に入れている食材も沢山あると思います。

とても少ない汚染も測ることができる機械があるのならばなおさら、
せめて、学校給食だけは、
全く汚染されていないものを提供できる間は提供してほしいのです。
いくら低レベルでも、検出された食材を出すことはないと思います。


ーーー



横須賀市 給食の年間内部被ばく量(0.012~0.417マイクロシーベルト)



学校給食について考える 2012.1.22



ーーー

福島原発の放射能拡散で、初期の頃、意外と汚れていない地域に山形県があったと思うのですが、
サクランボもだめだったし、リンゴも汚染されているんですね。
早い時期からがれきを受け入れて燃やしているのが原因なのでしょうか?
とても残念です。




関係ブログーー
相変わらず「子供に被曝」の川崎市長9/21武田邦彦氏(音声書き出し)&
「このレベルでビクビクする教育をする事が間違い」阿部川崎市長9/5(書き出し)




「福一注水量一時低下・福島甲状腺検査結果・浜岡5号機炉心に錆」たねまきJ8/30小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)

・福島第一原発1~3号機注水量一時低下
・福島・甲状腺検査35.8%にしこりやのう胞
・浜岡原発5号機炉心に鉄さび


2012年8月30日木曜日 
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
●メインキャスター
(月~水・金)水野晶子 (木)千葉猛
●コメンテーター
(月・火)平野幸夫/毎日新聞「ほっと兵庫」編集長
(水・金)近藤勝重/毎日新聞専門編集委員
(木)[週替わり]池田昭、近藤伸二、藤田悟、二木一夫 /毎日新聞・大阪本社論説委員





福島第一原発1~3号機注水量一時低下

千葉:
まず、先程のニュースでですね、
福島第一原発に注水している冷却水の量が一時低下したというものがあったんですけれども、
これは小出さんどうなんでしょう?
危険…じゃないですかね。

小出:
はい、私も今そのニュースを聞いたばかりで、正確なことがよく分かりません。
ただし、もともと分からないのです。
原子炉が溶けてしまったという事は分かっているわけですが、
溶けてしまった、いわゆる炉心というものが、
「どこにあるのかすらいまだに分からない」という状態で今日まできてしまっています。
今回は冷却水の流量が減ったという事で、
東京電力が観測した場所での「温度の変化はない」という事ですけれども、
それはたまたまその場所で変化が無かっただけなのかもしれませんし、
実際にどういう状況になっているか?という事は、
実は私も分からないし、東京電力も分からないのです。
ですから、出来る限り「原子炉を溶けないようにする」
「冷却を続けなければいけない」という事で今日まできたのですけれども、
その流量が低下してしまうという事は、本当はあってはいけないことだと思います。
それが起きたということであれば、どうしてそんなことになってしまったか?
もちろん東京電力も十分配慮してきたはずだと思いますけれども、
それが起きてしまったというならなぜなのか?
これから起こさないように十分また注意をしなければいけませんし、
まずはきっちりと調べて原因を教えてほしいと願います。

千葉:
これ、午後4時半には元の量に戻ったと伝えられているんですが、
もし戻らなくて冷却が不十分になった場合というのは、
また燃料が溶け落ちたりとか、

小出:
冷却に不十分だという事になれば、溶けていった炉心の温度があがっていってしまうわけですし、
今現在、多分コンクリートと反応、ま、接触してですね、
反応が進むか、あるいは押し留めるかという瀬戸際にあるのだと思いますけれども、
その反応がますます進んで行ってしまうということになりますし、
そうなってしまうと、放射能が外部へ漏れてきてしまう可能性がますます高くなってしまうと思います。

千葉:
となると、本当に事故から一年以上経っているという事なんですけれども、
また事故直後の状態に近いところにまで戻ってしまうというふうに考えてもいいんでしょうか?

小出:
はい、一番大切なことは放射能が外部に漏れてこないようにしなければいけないのです。
その最後の防壁というものが原子炉格納容器と私たちが呼んでいる鋼鉄製の容器なんですが、
それがとにかく壊れないように、炉心を冷やし続けて頑張るという事しか、今出来なかった訳で、
私は「もうすでにひょっとしたらその格納容器が壊れてしまっているかもしれない」
と事故の直後から疑ってはきていました。
でも東京電力は「まだ大丈夫だ」「コンクリートが持ちこたえている」と言ってきたわけですし、
なんとかそれを持ちこたえるような努力を続けてきたのだと思いますけれども、
今回のような冷却が失敗するという事になると、
”東京電力のシナリオ”によっても最後の防壁を失ってしまうという事に繋がってしまいますので、
大変重要な瀬戸際だと思います。


福島・甲状腺検査35.8%にしこりやのう胞


千葉:
はい、分かりました。では次の質問にまいります。
これも先日ニュースで伝えられたんですけれども、
福島県で子どもの甲状腺検査をしたところ、
今まで検査した3万8000人の35.8%に当たる1万3000人以上に
しこりなどが見つかったという事なんです。
毎日新聞の記事によりますと、福島県は、
「良性の小さなしこりやのう胞は通常でもよくある」というふうに説明をしているという事なんですが、
この数字を聞いて小出さんはどうお考えになりますか?

小出:
私は大変驚きました。正直に言えば。
そんなに沢山の子どもたちにしこりが発見されたという事は、
これまでの医学の常識では無かったと思います。
福島県が「よくあることだ」と言ったそうですけれども、
そんなに「よくあることだ」という事は医学の常識としてなかった筈だと思いますし、
もし「よくあることだ」と言うのであれば、
一体どれだけ「よくあることなのか?」という事を数字でまず示さなければいけませんし、
福島県だけではなくて、日本全体の問題としてこの問題をしっかりと調べなければいけません。

千葉:
あのー、チェルノブイリの事故ではですね、
子どもの甲状腺がんが発生し始めたのは事故が発生してから4~5年後だったという事なんですが、
小出さんはチェルノブイリの現地にもいかれて調査もされたと聞いたんですけれども、
その経験からもたとえば、
「それまでに何か子どもたちに兆候がある」といったような事はなかったんでしょうか?

小出:
私は放射能が専門ではありますけれども、甲状腺の専門家ではありませんので、
私自身が子どもたちの甲状腺を調べたという事は、申し訳ありませんがありません。
ただし、チェルノブイリ原子力発電所の事故の時に、ウクライナやベラルーシのお医者さん達が、
「子どもたちの甲状腺に異常がある」という事をたびたび訴えてきたのですけれども、
国際的な原子力を推進してきた人たちは、
「そんなことはない」と、
「統計的に有意ではない」と言う事で、
ずーっと無視を決め込むという歴史が長い間続きました。
そして、何年も経ってから「やはりこれは統計的にも意味がある」という事で
初めて原子力の推進側も
チェルノブイリ原子力発電所の事故によって甲状腺がんが有意に発生したと認めるようになりました。
そういう事から見ると、今回も原子力を進めてきた人たちは、
福島で今観測されている事実を「何でもない」というふうに言いたがるだろうし、
そう言っているのだろうと思いますけれども、
気がついた時には被害がもっと広がってしまうという事になりかねませんので、
早いうちに調査をして、きちっと事実というものを認めることが必要だと思います。


浜岡原発5号機炉心に鉄さび


千葉:
ん…
では次の質問にまいります。
静岡県の浜岡原発5号機の原子炉圧力容器に、
5トンの海の水が流れ込んだという事故が去年の5月にありました。
その影響か?なんですけれども、
原子炉の中の燃料集合体を覆っている金属製カバーの内側に入っている水に、
高い濃度の鉄分が含まれているという事が分かったという事です。
という事は鉄の錆が炉の中に浮かんでいる可能性があるという事だと思うんですが、
これが圧力容器内に、たとえば錆をつくったりとかという影響はないんでしょうか?

小出:
福島原子量発電所の事故が起きた時に、
とにかく炉心を冷やさねばいけないという事が一番の重要事項でした。
それでその時に、炉心を冷やすためには水を入れなければいけなかったんですけれども、
真水が無かったという時期が一時期ありまして、
その時に福島第一原子力発電所の人達は、仕方がないから海水でもいいから入れようとしたのです。
しかし東京電力の本社では、
一度海水を原子炉の中に入れてしまうと、原子炉が二度と使いものにならなくなるので、
海水を入れるのを何とか止めることはできないのか?と言って、
福島第一原子力発電所の現場で苦闘している人たちにそういう指示を出したことがありました。
それほど原子炉の中に海水を入れるという事は、
原子炉という機械にとって致命的なことになってしまいます。

今回浜岡の場合には意図的に入れたのではなくて、事故によって入ってしまったわけですけれども、
もちろんそれによって原子炉の中の腐食という事が進むことは避けられませんし、
今回鉄分が多かったという事はもちろんそのことを示していると思います。
原子炉という、大変機微な機械ですけれども、
そういうものに腐食が生じるという事は、大きな事故を誘発する原因になってしまいますので、
何よりも避けなければいけませんでした。

その上にもうひとつ重要なことがあるのですが、
錆というものができてしまいますと、
そのさびが今度は放射能を持った錆になってしまいまして、
原子炉冷却材の中に溶けてくる訳ですし、
それが原子炉全体に流れて行ってしまって、
そこらじゅうで放射能による汚れを広げていってしまう事になります。

そうしますと、原子量発電所をメンテナンスする労働者たちが、
それによってまた被曝をしてしまうという事にもなってしまいまして、
これまでも原子力発電所では、労働者の被爆を何とか少しでも減らすためにという事で、
ま、私たちが水質管理という事を最新の注意を払ってやってきて、
錆びないように錆びないようにという事でやってきたのです。
そういう努力が一気に、もう水の泡に帰してしまったわけですし、
このまま運転再開をするという事になれば、
労働者の被ばくが桁で上がってしまうという事になると思います。

二木:そうすると浜岡の場合は再稼働はちょっと難しい状況なんでしょうか?

小出:
私としてはもちろん「やってはいけない」と思いますけれども、
日本で原子力を進めてきた人たちというのは、
浜岡という東海地震の予想震源域の中心にあるような原子力発電所でも
まだ「安全だ」と言ってきた人たちがやってきたし、
今回は大飯原子力発電所という、
「ひょっとしたら活断層があるかもしれない」というところでも
「再稼動OK」を出しているわけですし、
「浜岡というところで労働者が少しぐらい被ばくしてもそんな事はなんということはない」
と判断を下す人達が、今原子力の中枢にいることだと思います。




続きを読むに<参考>

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日本生態系協会長「奇形児発生率があがる」発言に思う

生態系協会長、県民に「不適切発言」 29日対応報告
(2012年8月25日 福島民友ニュース)

福島市議会(粕谷悦功議長)は24日、
公益財団法人日本生態系協会(東京都)の池谷奉文会長が県民に対し、不適切な発言をしたとして、
29日に同市で記者会見し、発言に対する対応を報告すると発表した。
 
同市議会などによると、7月9日に都内で開いた同協会主催の「日本をリードする議員の政策塾」で、
講師を務めた池谷会長は
「福島の人とは結婚しないほうがいい」
「今後、福島での発がん率が上がり、肢体の不自由な子どもが発生する懸念がある」などと発言したという。
講演会には、全国の地方議員65人が参加、同市議会会派「みらい福島」所属の4議員も参加していた。
 
同会派は、到底容認できないとして、
7月24日付で発言の真意と根拠の提示を求める確認書を池谷会長に送付。
これに対し、池谷会長からは今月3日付で、
内部被ばくリスクについての資料を参照してほしい旨の回答書が返送されたという。
 
同市議会は一会派の問題ではないと判断。
記者会見を開き、これまでの経緯と今後の対応を報告することを決めた。
同協会の担当者は「池谷会長本人は発言していないとしている」と事実無根を主張。
今後、弁護士と対応を検討するという。



ーーー

池田会長のこの発言が事実かそうじゃないかは時間が経てばはっきり分かる。
チェルノブイリを見ても大体の予想はつく。

このような発言に対して
福島市議会粕谷悦功議長が抗議したことによって、
かえって広く国民の知るところとなった。

ーーー



生態系協会長 発言認める  「差別と思っていない」

福島民報( 2012/08/30 07:59 カテゴリー:主要 )

日本生態系協会の池谷奉文会長(70)が東京で開かれた講演会で、東京電力福島第一原発事故を受け
「福島の人とは結婚しない方がいい」などと不適切な発言をしたとされる問題で、
池谷会長は29日、報道機関に対して講演記録の一部を公表した。
記録には不適切とされた発言内容が含まれていた。
ただ、池谷会長は「福島の人を差別するようなことは思っていない」と反論した。
一方、講演会に参加した福島市議は同日、記者会見を開き、
講演時の発言の撤回を求めることを明らかにした。
 
池谷奉文会長が公表したのは東京で7月9日に開いた日本生態系協会主催の
「日本をリードする議員のための政策塾」で、池谷会長が講話した冒頭と中盤の一部。
 
文書には
「福島ばかりじゃございませんで栃木だとか、埼玉、東京、神奈川あたり、
あそこにいた方々はこれから極力、結婚をしない方がいいだろう」
「結婚をして子どもを産むとですね、奇形発生率がどーんと上がることになる」とある。
 
協会によると、録音を書き起こした内容で、県内の各報道機関に送った。
 
福島民報社の取材に対し、池谷会長は発言内容を認めた上で
「福島の人を差別するようなことは思っていない」と反論。
これまでの取材に一貫して「発言していない」としていたことについては
「差別発言ではないという意味だ」と答えた。
 
池谷会長は現職の獣医師。
「政策塾」は平成15年から年一回ほどのペースで開き、今回が12回目。
毎回80人から100人程度の地方議員や議員を目指す市民らが参加しているという。
昨年は東日本大震災の影響で中止となり、今回が震災後初の講演だった。
 
池谷会長は、ヨーロッパなどに毎年足を運び、
チェルノブイリ原発事故が及ぼした影響なども調べているという。
池谷会長は
「原発事故が及ぼす影響がいかに危険かを伝えたかった」とし、
「言葉の揚げ足取りではなく、今後もたらす重大な事態にどう対処すべきか、
政治課題として為政者も措置を講じる必要がある」と説明した。
 
一方、福島市役所で開かれた記者会見には研修会に出席した佐藤一好福島市議ら4人と
粕谷悦功市議会議長、渡辺敏彦副議長らが出席。
これまでの経緯を話した上で、池谷会長に対し、不適切な発言について撤回し、
出席者全員に訂正文を送るよう求めることを明らかにした。
30日に池谷会長宛で内容証明で文書を送付する。
 
佐藤市議は
「復興に向けて活動する県民に対して容認できない発言。
公的な立場で話す方なら、誠意ある対応をしてもらえるはず」と述べた。
 
池谷会長は発言の撤回要求に「文書を見て対応したい」と話している。

<池谷会長が公表した講演発言内容>(冒頭部分)
それでは引き続きお疲れとは思いますが、しばらくご容赦ください。
さきほどのチェルノブイリの話でございますけれども、
放射能ってのは、怖いのは、人間は放射線には強いのでございまして、
レントゲン写真を撮るじゃないですか、そんなことでそれほど放射線には、
限度超えたのは具合が悪いのですが、かなり強いんです。
本当の問題は後でございまして、日本は福島がそうですが、
これからですね内部被ばく、これがどうしようもないんでございまして、
これからの放射能雲が通った、だから福島ばかりじゃございませんで
栃木だとか、埼玉、東京、神奈川あたり、だいたい2、3回通りましたよね、
あそこにいた方々はこれから極力、結婚をしない方がいいだろうと。
結婚をして子どもを産むとですね、奇形発生率がどーんと上がることになっておりましてですね、
たいへんなことになる訳でございまして。(以下略)

※日本生態系協会 
平成4年に設立された公益財団法人。
生態系を守り、持続可能なまちづくりを目指す専門家集団で、
国内外の先進的な事例の研究成果を基に、提案活動、調査・研究、普及啓発などを主な活動としている。
本部は東京都にあり、さいたま市やドイツ、アメリカに研究施設を持つ。
職員は約100人、会員は一般市民や地方議員ら3万人がいるという。

■県内女性怒りの声
池谷会長の発言に県内の主婦らは驚きと怒りの声を上げている。
本宮市の妊娠中の主婦(33)は
「信じられない。県民を侮辱している。福島で出産し、子育てをしようと思っているのに無
用に不安をあおるような言葉は慎んでほしい」と憤る。
 
福島市の女性(24)は
「ショックだ。県外の人から間違った印象を持たれるのが一番怖い。
差別する気がなかったとしても、福島の女性に対する悪いイメージを植え付けてしまうことにつながる」
と不安そうに話した。
 
結婚して子どもを産むと奇形発生率が上がるとした発言について、
県放射線健康リスク管理アドバイザーを務める長崎大大学院の高村昇教授(放射線医療科学)は
「科学的根拠がない。県民が心配する必要は全くない」と断言した
 
チェルノブイリ原発事故後の健康影響について国連科学委員会が昨年出した報告書でも、
胎児への遺伝的な影響は科学的に認められないとしているという。
 
原爆被爆者のデータも同様で、
「事故当時に県内にいたという理由で出産や結婚を避けることはあり得ない」と述べた。
 
今回の会長発言について、前後関係が分からず意図ははっきりしないとした上で
「一般論では専門家が一般の人を対象に説明する場合、
国際的、科学的にコンセンサスを得られた事項を基に話をするべきだ」とした。また、
「長崎、広島の被爆者も根拠のないことで差別された。21世紀の現代に繰り返してはならない」
と主張した。
 
首都大学東京大学院の放射線科学域長を務める福士政広教授(放射線安全管理学)は
現在の放射線量は遺伝的な影響を及ぼすようなものではない。
社会的な混乱を招くような発言で、非常に違和感を覚える」と話している。



ーーーー

長崎大大学院の高村昇教授
首都大学東京大学院放射線科学域長福士政広教授
どちらもかなりの御用学者様です。

池谷会長は事実にもとづいたお話をしていらっしゃいます。
私は鉢呂大臣の「死の街」発言を思いだしました。


事実を述べると叩かれる。
そしてなにも言えなくなる。
御用学者を引っ張り出して必死になっている様子が、とても悲しいです。
本当なら、このまま人は住み続けてはいけないのです。

チェルノブイリを見れば、
どのような子どもたちが生まれ、どのようになっているのかは理解できますし、
今後日本でどのようなことが起こるのか想像することができます。

これは差別ではないのです。
どうしようもない事実なのだと私は思います。

福島に限らず、汚染された関東に住む私たちも、
その事実をきちんと受け入れていくしかないのだと思っています。

そして、福島の人と結婚して、万が一問題のある子どもが生まれたとして、
それは、福島の人のせいにはできないという事も事実です。
だって、もう私たち日本人は全員が多かれ少なかれ被ばくしているのですから、
どちらのせいか?という事は断言できないのです。
全ての人の遺伝子が傷ついている可能性は否定できないのですから。


今回のことは、発言した人の事を
批判することではありません。

宮城県石巻市の震災がれき「安全が確認されました」7月の試験焼却で、焼却灰の放射性セシウム濃度は2230ベクレル/kg

試験焼却後の飛灰の値が非常に高いことに驚きました!


東日本大震災:
宮城・石巻のがれき、あすから受け入れ−−笠間の処分場 /茨城

毎日新聞 2012年08月29日 地方版

笠間市福田の公共処分場「エコフロンティアかさま」で
試験焼却が行われた宮城県石巻市の震災がれきについて、
県と宮城県との協定がまとまり、30日から正式に受け入れを開始することが決まった。
14年3月末までに計3万7500トンを焼却する予定という。

県廃棄物対策課によると、7月の試験焼却では、
焼却灰の放射性セシウム濃度は1キロ当たり2230ベクレル
国の基準(1キロ当たり8000ベクレル以下)を大きく下回り、安全性が確認された。

地元住民への説明で同意が得られたため、24日付で宮城県との基本協定を締結。
受け入れるがれきの放射性セシウム濃度は1キロ当たり100ベクレル以下を要件としている。

受け入れは30日夕から始まり、1日平均100トンを焼却する見込み。
他にも受け入れに前向きな市町村があり、県全体で14年3月末までに計10万トンの受け入れを目標とする。
【酒井雅浩】


ーーー

国の基準(1キロ当たり8000ベクレル以下)というのがすでに異常な数値です。
「大きく下回り、安全性が確認された」
安全性がこれで確認されているとはどうしても思えません。

焼却灰と飛灰は、東京電力に返して下さい。


東京電力の所有物ですが「国有地に最終処分場・宮城、栃木、茨城、千葉の4県」

何百年も何十万年も、何百万年も管理が必要なものを、
安易にあちこちにバラバラと置くべきではないと思います。
環境省は環境を守るのではなく環境を破壊する省庁だったのですね。



東京電力の所有物ですが「国有地に最終処分場・宮城、栃木、茨城、千葉の4県」

原則として、拡散せずに閉じ込めなければいけないという放射性物質を
国は何故拡散することしか考えないのか?


汚染ごみ焼却灰、4県の国有地に最終処分場
(2012年8月21日20時31分 読売新聞)

東京電力福島第一原発事故後に発生した高濃度の放射性物質に汚染された
ごみの焼却灰や汚泥の処分を巡り、環境省は、
宮城、栃木、茨城、千葉の4県については県内に1か所ずつ、
国有地に最終処分場を設けることを決めた

9月末までに候補地を選定、提示する。

原発事故以降、東北、関東地方のごみ焼却施設や上下水道施設では、
放射性セシウムが濃縮された焼却灰や汚泥が大量に発生。
1キロ・グラムあたり8000ベクレルを超える廃棄物は国の責任で処分することになっており、
9都県で計4万2575トン(8月3日現在)に上る。

同省は、特に発生量が多く、保管場所の確保が難しい4県では国有地を活用することとした。
宮城、栃木、茨城の3県で市町村の担当者を集めた説明会を開くなど、すでに調整に入った。

ーーー

小出先生もおっしゃっています。
東京電力の敷地内に最終処分場を作るのが筋だと私は思います。
焼却灰ならなおさら凝縮されていてコンパクト。
東電に返して下さい。

ーーー

最終処分場候補・鹿児島県南大隈町の山林8/23~25(追記)
こちらも、わざわざ船に乗せて、遠く鹿児島まで運ぶ意味が分かりません。

ーーー

「福島の中間貯蔵施設と鹿児島の最終処分場」小出裕章氏
8/23たねまきジャーナル(内容書き出し・参考あり)

<上記より一部抜粋>

小出:
・・・・・・放射能のゴミというものは、
人間の手で消せませんし、自然にも浄化作用が無いのです。
でも、もうばらまいてしまったものですから、どこかに集めるしかないという事は
もう仕方がない事なのです。
ただし、それを国の方は住民の土地にという事で今進めているのですね。
私はもう、それがそもそも間違えていると思います。
もともと今汚染と呼んでいるものは、
東京電力福島第一原子力発電所の原子炉の中にあった放射性物質です。
もともと東京電力のれっきとした所有物です。
それは東京電力に返すのが筋なのであって、
本来ならば福島第一原子力発電所の敷地に戻すのが私はいいと思います。


ただし、福島第一原子力発電所は今現在戦争状態にありますので、多分難しいと思います。
それなら、福島第二原子力発電所の広大な敷地がありますので、
まずそこを放射能のごみの、ゴミ捨て場にするべきだと思います。


東京電力が嘘をついて福島県を中心に大変な人々に迷惑を及ぼしているのが今であって、
その東京電力が自らは無傷のまま
「第二原子力発電所もこれから再稼働させる」というような事をもくろんでいる訳で、
「とんでもないことだ」と私は思います。
まずは自分で責任を取るということを東京電力がやるべきだと思います。





ものすごくショックを受けたニュース「子ども甲状腺にしこり3人に1人」8/27たねまきJ(内容書き出し)

2012年8月27日月曜日 
「今日のニュース」
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
●メインキャスター
(月~水・金)水野晶子 (木)千葉猛
●コメンテーター
(月・火)平野幸夫/毎日新聞「ほっと兵庫」編集長
(水・金)近藤勝重/毎日新聞専門編集委員
(木)[週替わり]池田昭、近藤伸二、藤田悟、二木一夫 /毎日新聞・大阪本社論説委員



水野:
もう8月も最終週に入ったんですね、
まァ、あの、こんな時期にですね、夏休みの疲れがだんだん出てきているかな?という時期ですけど、
もう、原発事故に関しては、なんだか終わったかのような気分の方が多いと思います。
お盆休みもありましたし、夏疲れで「そんな事」と思っている方がいらっしゃるかもしれないけれども、
今日お送りいたしますニュースは原発事故に関連するものがいろいろと出てきますが、
わたくしはものすごくショックを受けたニュースを今日お伝えすることになります。

平野:はい

水野:
先程ね、伝えてくれる千葉アナウンサーと、平野さんもわたくしも、
「こういうニュースのラインナップですよ」という事で打ち合わせをね、してたんですけど、
私はその打ち合わせの段階でも、ものすごく
んーーーちょっと、どんな言葉を出したらいいのか分からない位

平野:最も心配していたことが起きつつあるんじゃないかなと、いうことですね…

水野:
そうですね
だから、あのーー、事故が終わってなんか、もちろんいないんだなぁと、
進行形なんだなという事を改めて思いますし、
私たちメディアがホンマにやるべき仕事が「途方もなくあるんだな」という思いを
…もちました。
みなさんがどんなふうにお感じになるか、
今日もニュースに関するご意見や時事川柳をFAX、メールでお寄せいただきたいと思います。


ー略ー

水野:
では今日8月27日のニュースです。
キャスターの千葉さんです、こんばんは。

千葉:
こんばんは。
ではお伝えします。
今日はまずこのニュースからです。
東京電力福島第一原発の事故を受けて、
福島県内の18歳以下の子供に行っている甲状腺の検査について、
政府は福島県以外の全国国3カ所以上で、
18歳以下の4500人を対象に同じ検査を行うことを決めました。
福島県は、県内の18歳未満の子供を対象に、すでに甲状腺検査を行っているんですけれども、
これまでの検査の結果、36%ほどの子どもの甲状腺にしこりなどが見つかっております。

水野:
エッ!?
まって、もう一回言って下さい、そのニュース。

千葉:36%です
36%程の子どもの甲状腺に、しこりなどが、
福島県内の甲状腺の検査をしたところ見つかっていたという事です。

水野:3人に1人以上の割合という事ですよね

千葉:
36%ですからね
えーー、福島県によりますと、
今年3月末までに検査およそ3万8000人のうち、およそ1万3600人に
しこりなどが見つかっていたという事です。

水野:はい

千葉:
3万8000人のうち1万3600人。
そして県は一定の大きさのしこりなどが見つかった186人については二次検査の対象としましたけれども、
それ以外の人は経過観察としています。

水野:経過観察っていう事は、みるだけっていうことですよね。

千葉:
そうです。
しこりがあるのは分かっているんだけれども、
いまのところは「経過をみていきましょうね」という事で、
それ以降の検査もしなければ、治療という事にもならない訳です。
で、政府が今回福島県以外でも検査を行うのは、
これらの症状が事故による影響かどうかを比較して見極めるために、
データを集める狙いがありまして、
福島県以外の全国3カ所以上で同じ検査をするということなんです。

水野:
データを集めるっていう狙いね…
それはもちろん、それも必要でしょうが、あぁ…

千葉:それを今から検査してデータを集めるっていうことなんですが、

水野:ねぇー!

千葉:
えー、ちなみに1986年のチェルノブイリ原発事故では、
数年後から周辺の子どもたちに、甲状腺がんの増加が見られたため、
具体的に言いますとね、
被曝から5年以降にチェルノブイリの場合は発症が増加したという事で、
被曝した子どもの甲状腺がんの発症率は、
被曝していない子どものおよそ21倍にのぼったというようなデータもあります。


水野:21倍って、そんなに高い数字ですか

千葉:
はい。
そういうふうに、甲状腺がんの治療に関わったロシアの医師は伝えております。
で、福島県は現在県内の18歳以下の36万人以上を対象に甲状腺検査を順に進めておりますが、
内閣府によりますと、福島県以外での検査は、甲状腺学会などの専門医が来年3月まで行うという事でして、
福島県から出来るだけ遠く、放射線の影響が無い場所で調べることにしております。

一方、福島第一原発の事故で一時緊急避難区域だった福島県広野町の町立広野小学校と広野中学校が、
今日、およそ1年5カ月ぶりに本来の校舎で授業を再開しました。
広野小学校と広野中学校ではこれまでは隣の自治体であるいわき市の学校に間借りをしていましたが、
広野町は授業の再開に向けて、校庭や校舎、通学路などの除染などを行ってきました。
広野小学校と広野中学校は原発事故が無ければ、
合わせて440人ほどの児童や生徒が在学しているはずでしたが、
元の校舎に戻るのは合わせて96人にとどまり、
このうち3分の2はいわき市の仮設住宅などからスクールバス等で通うという事です。

また、震災以降休園していた幼稚園や保育所は、
合わせて7人の子どもを迎えての再スタートとなっております。

水野:平野さん、どういうふうに聞きはりますか?

平野:
いや、もう、驚くべき数字ですね。
3人に1人のお子さんがしこりがあるという、
これはもう本当に「想像以上の影響が出ている」と言ってもいいと思うんですね

チェルノブイリは4,5年先だと言っていますけど、
こんなにすぐに出たデータはなかったはずなんですよね。
もっともね、このニュースで私が不信感を抱くのは、
福島県外で国が同じような調査をして比較対象するという話なんですけれども、
それよりも今出ている子どもたちにどういう手当をするかという事が、
一番だいじなのに


水野:ええ、まず緊急になにするか、って。

平野:
しこりの出ているお父さんお母さんたちは、自分の子どものですね症状を
お医者さんがどういう診立てをするかという事を聞けない状態なんですよね。


水野:
えっ!?何でですか?
自分のお子さん、たとえば保護者の方が保護してらっしゃるお子さんの状況を詳しく、
それこそもう、何もかもまず知りたいやないですか。
それを聞く権利が無いんですか?

平野:
これね、無いんですよ。
条例に元づいて、情報開示を請求して始めてね、認められて聞けるんですけれども、

水野:
子どもの身体のね、しこりの状況の情報は誰のもんなんですか?
子どものものであり、保護者が一番知るべき物、なんじゃなくて…県のものなんですか?じゃあ。

平野:
だから県がね、非常におかしい基準を…出しているんですよ。
「現時点では放射線の影響は出ることはない」と言って、
福島県立医大のですね、基準をそのまま登用して、外にデータを出していないんですよね。

水野:はぁ・・・・・

平野:
ですから、しこりのある子どものお父さんお母さんも、これを具体的に、
じゃあこれからどういう手当をしたり治療をしたりという事が事実上出来ない状態になっているんです。
これは本当に異常で、これは日本弁護士連合会も非常に問題視していましてね、
「本人確認が出来ればすぐに開示するべきだ」と言って、
非常に批判、強い批判をしているんですよね。

これはね、国がね、
この福島県の基準とかそういうものを越えて、しかも県外の比較、疫学調査なんていう事以前にですね、
この出た子どもたちの追跡調査と、個別の医療対応ですね、これを急ぐべきですよね。
あの、非常に、あの、深刻な話だと私は思いますね。


水野:
大変深刻ですし、この情報のあり方?
「子どもの命第一」のあり方になっていないように感じますが、
そこのところをすぐに改めることができる国かどうか?ですよね。

平野:
それとね、広野町の授業が今日から始まったんですけども、
これも、本当にこんな場所で授業を再開していいのか?という、
放射線量なんかをきちっと測った上でのね、授業再開なのか?と。

水野:
これからの未来がどうなって行くのか、なんていうことは
本当に言えるんですかね。どうなんでしょうか…

平野:さらに甲状腺の異常な子どもたちを増やす可能性すらある、性急な判断だと私は思いますね。

水野:
リスナーの方の一句は、
「おそれてた しこりがついに ふくしまで」こんなふうに頂いたんですね。

それから、東京の方なんですけれども、奥様と子どもさんが関西に避難していらっしゃるんだそうです。
東京の方でもそうなんですよね。
で、「今日は休暇を取って、関西に避難している妻子を訪ねたんです」とおっしゃています。
「妻子と離れて暮らすのは本当に辛いですけど、近所の土壌の検査をすると、
まだ小さいわが子たちを遊ばせるには躊躇するような値が出ているんです。
でも関西に来てみたら、誰も気にしえてはらへん。
誰も気にしていないのは雰囲気で伝わってきます。
が、流通でいずれ拡散するでしょうし、
大飯原発にもしも事故が起きれば、関西も同じ思いをすることになります。
過去の事でもなければ、よその事でもないと思いますよ」というふうにくださいました。

平野:そうですね

水野:
あのー、実はたねまきジャーナルは去年の3月、事故直後から
小出先生のお話をずっと皆さんにお伝えしましたでしょ、
その時に福島の方々から、やはりあの、
ビックリすることに、「福島でも聞いてはるんや」って私は思ったんですけれども、
すごい雑音の中でも耳をそばだてて聞いて、「やっとここで確かな情報があった」と。
「これまで確かな情報が無かったから、メディアの中で迷子になってた」って。
「やっと、やっと、探し当てました、たね蒔きジャーナル」って下さったメールを見たら、
「私たちは子どもをどこに行かせたらいいのか?
外に出していいのか?ここにいていいのか?助けて下さい、助けて下さい」って、

平野:何通もありましたね…

水野:本当に、「助けて下さい!」というメールを私たちは沢山いただいて、

平野:
番組の中でもチェルノブイリのレポートをいろんな方にしてもらったんですけれども、
本当にこの事が心配で、ずっとですね、あの、福島で同じ事が起こりはしないかと、
ずーっと思っていたのが、ついにこういう形でね、
衝撃的な数字ですよね、3分の1、3人に1人がしこりがあるというのは。
これはもう、しかも、その追跡の手当ても受けられないという状態ですね、現時点で。
これはもう本当に早く変えなければいけないですね。

水野:
ねぇ、この国がどんな国か、あるいは、私たちメディアがなにをしてきたか、
今何ができるのかを本当に問われている時だとあらためて思います。

ーーエンディング

53:09
水野:
今日は冒頭でお伝えしましたニュース、
福島の子どもたちの甲状腺検査で36%の子どもにしこりがあったという事をお伝えしました。
これに対して、やっぱり怒りのメールが沢山ありましてね
「ホンマにひどい話で、
自分の子どもの健康を守ることができない現状を親たちはどんな思いでいらっしゃるのか、
考えるだけで胸が痛みます。
その子どもたちの健康情報の開示については、もう本当にお母さんたち立ち上がって欲しい。
みんな協力するとおもいますよ」って。

平野:
そうですよね、
これはもう弁護士さん達がバックアップしているんで、
是非開示の方向に持って行ってほしいんですけれども、
他の病院機関でね、福島医大の基準じゃなくて、検査を断っている病院も多いんですよね。
「混乱もたらす」と言って批判されるんで。
だから、仕方なく県外へ行っている人たちもいるんですよ。

水野:えーっ!?

平野:
高い交通費を出してね、
もうそういうことがないようにね、国が明確な基準を出すべきですね。



疑問だらけ!放射能汚染による甲状腺検査
「福島県民安心のために他県と比べる(国)」「日本崩壊しないよう導く(山下俊一)」
「調査の邪魔したくない(医師)」

毎日新聞 2012年08月26日 の記事
甲状腺検査:福島県外の子供と比較 内閣府方針


ーーー



千葉:
続いてはこんなニュースも入ってきております
静岡県御前崎市にある中部電力浜岡原発の再稼働に、
賛成か反対かを問う県民投票条例の制定を求め、
市民団体が今日静岡県に直接請求に必要な有権者の50分の1の数を大きく超える、
およそ、16万5000人分の署名を提出し、直接請求をしました。
東京電力福島第一原発事故の後、再稼働をめぐる直接請求は、
原発が立地する都道府県では初めてです。
これについて静岡県知事の川勝平太知事は
住民投票がなされる方向で議論を進めたい」と述べ、
来月19日からの定例県議会に「賛成」の意見を付けて条例案を提出する考えを示しました。
条例案が可決されれば住民投票が行われることになります。
川勝知事はこれまで住民投票を行う事について、
「再稼動、廃炉の2者択一ではない」と否定的な見解を示していましたが、
今日の記者会見では「重く受け止める」と述べ、姿勢を変えました。
一方静岡県議会の多くの議員はまだ、態度を明らかにしていません。




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「日本のジャーナリズムがどういうものかという事への試金石になる」
小出裕章氏・たね蒔きジャーナル存続の陳情8/27MBS(動画・内容書き出し)



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「東海第二原発燃料棒の筒が変色 ・青森県沖マダラ出荷停止」たねまきJ8/29小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)

・東海第二原発 燃料棒の筒が変色
・青森県沖マダラ出荷停止 回遊魚の測定を


2012年8月29日水曜日 
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
●メインキャスター
(月~水・金)水野晶子 (木)千葉猛
●コメンテーター
(月・火)平野幸夫/毎日新聞「ほっと兵庫」編集長
(水・金)近藤勝重/毎日新聞専門編集委員
(木)[週替わり]池田昭、近藤伸二、藤田悟、二木一夫 /毎日新聞・大阪本社論説委員




東海第二原発 燃料棒の筒が変色


水野:
まず今日はですね、原発の燃料棒の周辺について教えていただきたいことがあります。
東海村にあります東海第二原発の使用済み燃料プール。
この中にあります燃料棒を束ねる筒とクリップの上の部分の接合部が
白く変色しているのが見つかったという話があるんです。
この燃料棒を束ねる筒というのがイメージが分からないんですけれども、
どういうものなんでしょう?

小出:
沸騰水型原子力発電所の炉心の中には、もちろんウランも入っているのですが、
一番基本的には燃料棒という直径1cm長さ4mの細いパイプにウランが詰められています。
その燃料棒というのもが、8行8列、あるいは9行9列というかたちで束ねられまして、
一つの燃料集合体というものになるのですが、
その集合体はいわゆる箱に入っているようなかたちになっていまして、
8行8列の束、あるいは9行9列の束が箱に入っています。
で、その箱をつり上げたりつり降ろしたりするのですけれども、
そのためにいろいろなフックなどが取り付けられるような構造になっていまして、
どうも今回は、そのフックなどを取り付けるための部品というんでしょうか、
そのようなものが変色しているという事のように私には思えます。

水野:
これは日本原子力発電は詳しい原因を調べると言っているんですが、
変色するという事は何を意味すると思われますか?

小出:
これまでそういう報道に私は接したことがありませんし、
そういう情報を聞いたことが無いのですが、
これを一番初めに聞いたのは女川原子力発電所で同じような現象があったという事を聞きまして、
どうしたのかな?と思っていたのですが、
多分それを受けて日本原電も調べてみたところ、自分のところでも変色していたという事だと思います。
という事は、えー、
先の東日本大震災で襲われた原子力発電所で新たに起こってきた現象のようにも見えるのです。
ですから、福島第一原子力発電所は今は悲惨な状況ですので、調べることもできないのですが、
福島第一原子力発電所の5号機6号機、
あるいは福島第二原子力発電所の燃料がどうなっていたか?という事を調べれば、
もう少し状況がはっきりするかもしれません。

水野:
ハァ~、
地震でなにか損傷があった、それも考えられるということですか。

小出:
一時的に停電とかをしている訳で、
燃料集合体全体の温度があがったり、
あるいはなにか冷却水の系統に異常が、異物が混入して、燃料棒に腐食が生じているとか、
なにかそのような現象が起きたのかな?と私は推測しています。

水野:はい、いまのところ環境への影響はないという事なんですが、

小出:ま、直ちに放射能が環境に漏れてくるという事とは違うと思います。

水野:でもこれ、まだ調べられていない所もあるわけですよね。

小出:
そうですね、ですから女川で発見されて、いま、東海で調べたという事ですから、
他の原子力発電所でも調べて、原因をつきとめる必要があると思います。


青森県沖マダラ出荷停止 回遊魚の測定を

水野:
次にですね、お魚の話なんですが、
マダラという魚がいます。
なべ料理にすると美味しいんですけれども、
これ、福島第一原発から遠く離れました青森県沖で、高い値のセシウムを含むマダラが見つかりました。
で、政府が決めている基準値というのが1kgあたり100ベクレルですよね。
ところが今回の見つかったマダラは133ベクレルという値でセシウムが検出されました。
ただ、原発からの距離が400kmも離れているようなところで、
基準値を超えるようなものが見つかるという事のショックがあるんですが、
これを小出さんはどう見られますか?

小出:当然のことです。

水野:当然ですか?400kmも離れているんですよ。

小出:はい。

水野:どういうことでしょう?

小出:
陸上の植物、あるいは家畜などであれば、その現場からほとんど動かないのです。
植物はもちろんそこで生育する訳ですし、
酪農、あるいは畜産という物の動物も、ほとんどその場所で生きているのですね。
ですから、汚染している地域のものは猛烈に汚染する訳ですし、
汚染の少ないところで生きているものはそれほどではないという事で済んでくれるわけです。
ただ、海で生きている生き物というのは、
もちろん底生生物のようなものはその現場現場の環境の汚染を反映するのです。
ですから福島県沖の底生生物。
いわゆる貝とかですね、ヒラメとかアイナメとか、
そういうものは今でも猛烈に汚染していると思いますし、
そうでない所の底生生物、あるいは底生魚類は、それほどの汚染をしていないかもしれないのです。
しかし、回遊性のものは汚染しているところからまた外へ出ていったりするわけですから、
汚染していたところで汚染を蓄積したものが、
何100kmも離れたところで現れてくるという事は当たり前のことになってしまいます。

水野:
近藤さん、これ「当たり前」ってね、小出先生はおっしゃいますが、
どう受け止めます?

近藤:
あの、先生ね、この魚は知らないんですが、
つまり僕らが日常的に食べている刺身にしろ何にしろですね、
こういう回遊魚かどうかという事をいちいち気に止めて食べているわけじゃない訳ですよ。

小出:そうですね。

近藤:
ええ、そうすると、
回遊魚であればそういう可能性があるという事になりますと、
日常的にこういう事が、僕ら自身が警戒しなくちゃいけないという理屈になるんですか・

小出:そういうことです。

近藤:それはしかし、不可能ですよね。

小出:
はい、ですからこういう汚染を心配している方々は、
「海産物はもう食べないでおこう」という自衛の仕方をしているのですね。
それによって多分日本の漁業関係者は大変苦境に陥ってきただろうし、
これからも苦境に落ちいらざるを得なくなると思います。
それを乗り越える唯一の手段は、ちゃんと測定して、
「こういうものはこれだけ汚れています」ということを公表することだと私は思います。
しかし日本の国というのは
「とにかく汚染はないのですよ」と言いたがる傾向があって、
測定値を知らせてくれないのですね。

水野:そうなんですよ

小出:
だから余計にみなさんは不安になってしまって、
海産物を避けるという事になってしまっているわけです。
何とか悪循環を断ち切らなければいけませんし、
もっと日本の国の方がきちっとデータを正確に公表するという事をやってほしいと思います。

水野:
先週お伝えしたアイナメの非常に高い値のセシウムというのはですね、
福島第一原発から20kmの沖合だったんですよね。
でも今回400kmも離れているところにもこういう事があり得るという事になるとですね、
小出先生がおっしゃるように測定をきちっとするという事は、
日本の周りの海全部と言いますか、
どこからどこまでなんて言えなくなってきませんか?

小出:
そうです。
ですから、潮流によってどこまで汚染が広がっている、
あるいは回遊性の魚類がどういう方向に移動しているかという事も含めて
調査をしなければいけなくなります。
それをでもきちっとやらない限りは、日本に住んでいる人だけではなくて、
外国の人たちだって、もちろん不安に思う訳ですから、
日本の海産物がもう売れなくなってしまうという事に繋がってしまうわけです。
事態は大変深刻ですので、日本の政府がしっかりと考えなければいけないと思います。




続きを読むに<参考>

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「原発真下の活断層」保安院の新基準8/28たね蒔きジャーナル・ゲスト吉井議員(内容書き出し)

2012年8月28日火曜日 
「今日のニュース」
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]






08:34
千葉:
今日はまず、原発関連のニュースからお伝えします。
原子力発電所の真下に地盤をずらす断層があっても、運転を一律に禁止しないで、
継続させる、続ける可能性を起こす、新しい基準が検討されていることが分かりました。

この新基準は経済産業省の原子力安全保安院が導入を検討しているものです。

新しい基準では、
断層を地震を起こす活断層である、主断層、
主断層と関係する副断層、
それ以外の断層、弱面。
この3種類に分類をします。


水野:3種類に活断層を分けるんですか?

千葉:
そうです。
このうち主断層と副断層の二つが原発の真下にある場合、
どちらかですね、主断層か、副断層がある場合は、運転できなくなるんですけれども、
それ以外の断層、弱面の場合は、原子炉建屋などへの影響を評価するとしている。

水野:
えっ!?
それって、すみませーん、ハッキリ言うたら
今まで「活断層の上にあったらアカン」と言われていた原発も
中には、中には、「この断層なら大丈夫やさかい、原発もOK」という意味になりませんか?

千葉:
そうですね。
あの、今、本当は、保安院は今現在ですと、
「活断層の上に原子炉を建ててはならない」という見解を示しているんですが、
この活断層を三つに分けて、
今水野さんが言われたみたいに、弱面の場合はですね、
えーー、ま、原発の真下にあってもですね、
断層のずれの量が小さく、原子炉建屋などに影響が生じないと評価をされればですね、
原発の運転を続けることが可能になるのではないかとみられております。
これまでは「活断層」と判断された場合にはダメという事になっていたんですけれども。

そして、
福井県にある日本原子力発電の敦賀原発や、
石川県にある北陸電力志賀原発では、原子炉の真下にある断層が活断層である疑いが浮上しておりまして、
事業者が再調査を始めているんですけれども、

しかしですね、
保安院はすでにこの新しい基準の方針案を専門家に提示をしておりまして、
委員からは
「志賀原発の断層は弱面に分類される可能性がある」との指摘も出ているということなんですね。

水野:そんな流れですか…

千葉:そんな中で、原発の活断層に詳しい東洋大学の渡辺満久教授

水野:この番組にも出ていただきました。

千葉:
はい、
渡辺先生はですね、
副断層と弱面を区別するのは容易ではなく、真下でずれが生じることには違いはない
と、指摘をしておりまして、

「解体直前の保安院が駆け込みで、原発の廃炉逃れの理由を考えているように思える」
と批判をしております。

実は保安員自身も
「断層のずれの量の正確な評価手法というのはまだ完全ではない」としているんですけれども、
けれども、検討しているという情報が、伝わってきております。


水野:確かに解体直前ですよね、保安院って。

千葉:そうですね。その状況でこんなことを検討しているという事です。

水野:
今日は国会議員でもあり原子力の専門家でもあり、
共産党衆議院議員の吉井英勝さんが東京スタジオにいらっしゃいます。
この話を伺ってみましょう、吉井さ~ん、
いまのニュースをお聴きになっていて、
この活断層を三つに分けるという話、どんなふうにお聞きになりました?

吉井:
まず、地震学とか変動地形学というのは、非常に急速に発展している学問分野でもありますし、
ですから、その学問分野の発展に、まず期待をしているんですが、
科学的にきちんとした根拠を持って、
ま、今三つに分けると言っているような話が
妥当かどうかを見ていかなきゃいけないと思いますけれども、

ただ言えることは、
法律に基づく原子力規制委員会がいよいよ出発する訳ですよね。
そこで、専門家の意見も聞きながら厳密に審査をするというのがこれからやる仕事なんですが、
今やっている、始め出したというのも、
調査を始め出したばかりで、
で、大飯はすでに動かして、動かしてから下が問題で、
活断層につながるかどうかを調べ直さなければいけないという事になっているし、
敦賀も志賀原発もそうですし、
調査を始めたばかりで「大丈夫だ」というのを認めようというのは、
どう考えてもおかしい話ですよね。


ですから認めるための基準作りを、
経済産業省は、この「原子力規制委員会に任せる前にやっちまおう」というのが、
とんでもない発想だと思うんです。

で、ここにはやはり経産省が考えている、原発輸出戦略というのがありますから、


水野:原発を輸出するっていうことですか?

吉井:はい。

水野:経済産業省はまだそれを考えているんですか?

吉井:
経産省、いまの野田内閣自身の考え方ですけれども、
この原発輸出戦略を求めているのが、
電力とか原発メーカーとか、ゼネコン、鉄鋼セメント、メガバンクはまあ大きく、
私は原発利益共同体って呼んでいるんですけれども、
こうした財界中枢部の人達が、「原発を輸出していこう」という事を今考えていますから、
そうすると、日本で止まっていると都合が悪いわけですよね

それを動かすには、やはり
「原子力規制委員会でややこしい議論になる前に、経産省の保安院の段階でやっちまおう!」という、
ま、そういう感じが少ししますね。

水野:は・・・・・
ありがとうございます。では次のニュースです。15:04



この日の特集はこちら↓
「国会は真面目に原発事故と向き合っているのか?」
京都大学原子核工学科卒の専門家衆議院議員・吉井英勝さんに聞く8/28たねまきJ
(内容書き出し)





ーエンディングー

水野:
平野さん、今日冒頭でお伝えし増した、活断層を3つに分類して「大丈夫」
ま、「下にあっても大丈夫」という活断層も出てくるという、

平野:驚くべき基準の変更ですね。

水野:
ま、保安院が、安全保安院が考えたという事で、リスナーの一句
「またやるか げんしりょく 漫然不安」
もう、漫然としているのは保安じゃなくて不安委員やわ、と、
あるいはね、こんなご意見もあって、
「断層を3つに分けるって、全ての断層がずれる可能性があるんじゃないんですかね、
あの手この手でを使って生き残りをかける。脱帽します」

平野:
イヤ本当ですね、悪知恵といってもいいんじゃないですか、もう。
これ当初ね、保安院、電力会社に調査させようとしていたんですよね。
それがあまりにもひどいと言って、やっぱり実践の掘削実験をやるべきだという話になったんですね。
だから本当に、外から言われてやり始めるんですけれども、
基準の変更をやられたら何にも出来ない

水野:そんなことまでやりますか

平野:ねぇ!



「原発と活断層~その実態を聞く」活断層の専門家・東洋大学教授渡辺満久氏
6/6たねまきJ(内容書き出し)


活断層・脆性破壊・構造から日本の原発50基を検証!6/14
そもそも総研(動画・内容書き出し)~タイタニックは脆性破壊だった~


大飯原発「再調査なのに再稼働」7/19モーニングバード(書き出し)


保安院「原発が活断層の真上にあっても規制せずに動かす基準」だって!?
刑務所にみんなまとめて入って下さい





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「日本のジャーナリズムがどういうものかという事への試金石になる」
小出裕章氏・たね蒔きジャーナル存続の陳情8/27MBS(動画・内容書き出し)



南海トラフ巨大地震 国の想定

冬の深夜・強風下、南海トラフ地震の死者最大32万人に
東海地方の被害が大きいケース
日本経済新聞 2012/8/29 17:54

東海沖から日向灘にかけての「南海トラフ」を震源とする巨大地震で、
死者が最大32万人に達するとの推計が29日公表された。
東日本大震災を大きく上回るとされる被害想定は、「千年に一度」の最大級地震が起きた場合の数字で、
次に発生する地震・津波の被害がこうなるというものではない。
推計結果を正確に理解したうえで、防災対策を着実に進めることが重要だ。

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被害想定で内閣府は
(1)東海、近畿、四国、九州の4地方のいずれの被害が大きい地震か
(2)発生場所は陸に近いか遠いか
(3)発生時刻(冬の夕方、深夜、夏の正午)
(4)風速(平均風速、風速秒速8メートル)
(5)早期避難率の高低――で場合分けした96ケースを推計。

死者は最も多い場合で32万3千人から最少3万2千人まで大きく変動するが、
最少でも東日本大震災を大きく上回るとしている。

時間帯別で被害が大きくなるのは、冬の深夜に地震が起きた場合。
在宅率が高い上、多くの人が就寝していて、
避難に移るまでの時間が日中に比べて3倍の15分程度かかるためだ。
冬場は気温が低いため、津波から逃れても低体温症などで死亡する人も増える。
半面、在宅率の低い夏の昼間の被害は小さくなる。

通常より強い秒速8メートルの風が吹くと、延焼が進み火災の死者が増える。
地震のタイプ別では、人口が多い上、
津波が短時間で到達する東海地方の被害が大きい地震で被害が拡大する。

死者が最多の32万3千人になるのは、
東海地方の被害が大きい地震が冬の深夜に発生し、強風のケース。
内閣府は
「津波などで堤防・水門が機能不全になると、さらに2万3千人増える可能性がある」としている。

死因別では津波が23万人と最多で、全体の71%に達する。
次いで建物倒壊が25%の8万2千人、火災は1万人と見込む。

死者は関東から九州・沖縄まで30都府県で発生するとみられる。
内閣府は地域別内訳は「マクロの被害を把握する目的のため」として都府県単位のみ公表し、
市町村単位の数値は示していない。





南海トラフ 巨大地震と津波の被害想定公表
NHK 8月29日 17時17分


太平洋沿岸の「南海トラフ」付近で起きる巨大地震と津波で、国は最悪の場合、
およそ32万3000人が死亡するおそれがあるという被害の新たな想定を公表しました。
一方で、早めの避難や耐震化などの対策を進めれば、大幅に被害を減らすことができるとしています。

東日本大震災をきっかけに、国は去年、東海から西の太平洋沿岸の「
南海トラフ」付近で起きる巨大地震の防災対策を見直すため、専門家による検討会などを設けました。
そして、ことし3月末、
マグニチュード9クラスの最大級の巨大地震が起きた場合の揺れの強さや津波の高さなどを推計し、
結果の一部を公表しました。
29日に新たに公表されたのは、津波の詳しい想定と、揺れと津波による被害の想定などで、
地震や津波のさまざまな発生のパターンや時間帯などを考慮して、
複数のケースごとに想定をまとめています。

このうち津波の高さは、沿岸部の詳細な地形に基づいて改めて計算され、
高知県と静岡県、それに伊豆諸島の一部で最大30メートルを超えるなど、
8つの都や県の23の市町村で20メートル以上に達すると推計しています。
また、津波で浸水する地域は最大で1000平方キロ余りと、
去年3月の大津波の1.8倍に及ぶ可能性があるとしています。

さらに、想定される被害は、
人口の多い東海地域で揺れや津波が大きくなるケースの地震で最も大きくなり、
最悪の場合、関東から九州にかけての30の都府県で合わせておよそ32万3000人が死亡し、
揺れや火災、津波などで238万棟余りの建物が全壊したり焼失したりすると推計しています。

一方、今回の想定では、避難や防災対策によって被害が軽減される効果も示され、
多くの人が早めに避難して避難ビルなどを活用した場合、
津波の犠牲者は最大でおよそ80%少なくなり、
建物の耐震化率を引き上げれば建物の倒壊はおよそ40%減らせると推計しています。

国は今後、巨大地震や津波による経済的な被害なども推計したうえで、
この冬までに国の新たな防災対策を取りまとめることにしています。



「国会は真面目に原発事故と向き合っているのか?」京都大学原子核工学科卒の専門家衆議院議員・吉井英勝さんに聞く8/28たねまきJ(内容書き出し)

・湯川秀樹さんにあこがれた少年時代と研究者としての経験
・きっかけはスマトラ沖地震と津波 原発の危険性の警告と反応
・実証実験をしないストレステスト 世界一の規模の大型振動台を売り飛ばした政府
・警告は無視
・福島第一原子力発電所の事故は「想定外」ではなかった
・安全な原発は出来る? 基礎的な研究がまだされていない
・再生可能エネルギーを爆発的に増やす
・原発輸出のために再稼働が必要
・大変危ない方向 「安全保障に資する」



「国会は真面目に原発事故と向き合っているのか?」
共産党衆議院議員の吉井英勝さん
2012年8月28日火曜日 
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]


2012年08月28日【火】Radio News たね蒔きジャーナル・吉井英勝



3.11の以前から国会で原発の具体的な危険性を国会で何度も警告


水野:
今日は東京にお客様をお迎えしておりまして繋いでいきたいと思っております。
あの、3.11以降はね、私たちたねまきジャーナルも
ここまで原発についていろんな危険性というものをお伝えしては来ていますが、
それ以前にどれだけのことができたかと言われると、
本当に申し訳ない、
本当に伝えられていないことがいっぱいだったということは認めます。

平野:
事故とかトラブルが起きるたびには、ま、断片的にはね、報道はしていたんですけれども、
継続的に原発の危険性というんですかね、それを扱ったメディアとして、そんなにないと思うんですね。

水野:
そうですね、平野さんも毎日新聞で原発の取材をなさっていたけれども、
いろいろ書いていらしたけれども、ずーーっとこうって、

平野:何十年前でしたよね。

水野:それはなかなか、やっぱり出来ないし、

平野:
そうですね、その時は本当に、
これは前にも言いましたけれども「悪魔のエネルギー」という事を感じながらね、
暴走すると止められないと、
これは何より恐ろしい事でね、
福島の現実も実はまだ止まっていないということですしね、
それは感じているんですけれども、これをずーっと意識を持ち続けて、
それぞれの立場で発信できるっていうのは、なかなか難しいですよね、

水野:
本当に難しい事だと思います。
その言い訳している場合ではないかもしれませんが、
ただ、そうした中でもですね、3.11の以前に、もう何年も前から原発の危険性、
それも、「電源が全部失われるというような恐れがあるんだよ」という、
具体的な危険性を国会で何度も警告をしていらっしゃった方がいはります。
今日のお客様です。
共産党衆議院議員の吉井英勝さんです。
吉井さん、こんばんは。

吉井:こんばんは、吉井英勝です、よろしくお願いいたします。

水野:はじめまして、水野です

平野:毎日新聞の平野ですよろしくお願いいたします。

水野:吉井さんは大阪選出でいらして、堺ですかね?ご出身は。

吉井:一番最初は堺で市会議員をやっていました。

水野:
そうやったんですか。
吉井さんのホームページを拝見しますとですね、
一番上に大きく「たね蒔きジャーナル出演」と、こう書いていただいて、
どうもありがとうございます。

吉井:いやいや、どうも( ´艸`)★。、::。.::・'゜

水野:
最初にご紹介いたしましたけれども、3.11以前から、
何度も具体的な危険性を警告していらっしゃったという事なんですが、
吉井さんはもともと、大学のお勉強も原子力

吉井:そうですねw、原子核工学ですね。

水野:
京都大学の原子核工学科にすすまれたそうで、
あの、わたくしどもたね蒔きジャーナルでは3.11直後から、
京都大学の小出裕章先生にずっと解説をお願いしてきているんですが、
小出先生は確か、東北大学の同じ学科名のところのご卒業だと思うんですよ。

吉井:そうですね、はい。


湯川秀樹さんにあこがれた少年時代と研究者としての経験

水野:
吉井さんはその、京大の原子核工学科っていうところに入ろうと思われたっていうのは、
やっぱり、何らかの原子力への思いがあったからやと思うんですネ、当時。
どんな思いでいらっしゃったんですか?

吉井:そうですね、私などが子どもの頃はちょうど戦争が終わって間もない頃ですから、

水野:あ、吉井さんは、えーっと

吉井:1942年生まれですから、

水野:ということは、

吉井:
昭和17年ですね。
ですから、世の中は暗い雰囲気の時に、
湯川秀樹さんがノーベル賞を受賞されたというのが、非常に明るい夢を与えてくれたんですね。

水野:
もう、英勝少年にとったら、
「わぁ!湯川秀樹さん!」と、すごい世界の夢っていうことですよね。
それでどう思われたんですか?

吉井:
それでちょうどすごく明るい、
その頃は原子核物理だとか、原子力というものに非常に明るいものを感じていた時ですよね。
で、その頃にちょうど、1953年になりますが、アメリカのアイゼンハワー大統領が国連で
「アトムズ・フォー・ピース」という、平和のための原子力という演説をやったんですね。

水野:ああ!これだ!!
原子力の平和利用と呼ばれる有名な演説ですよね。

吉井:
そうですね、で、その頃はまだ子どもの頃ですから、
ですから、ま、単純にそこに夢を持って、そして湯川先生にあこがれて京大へと、いうふうに、
もともと京都生まれですから、
それで原子核工学を選んで進んだんですけれどね、

水野:
はぁーー、じゃあやっぱり、その当時は「夢の原子力」ともちろん呼ばれていた訳で、
だけどお勉強していらっしゃって、そのご就職もその関係でいらっしゃったんでしたっけ?

吉井:
必ずしもそうじゃないんですけれども、
ただ、原子核実験に関わってくる真空技術という分野がありますのでね、
ですから、真空技術の方の会社に勤めたもんですから、

水野:真空技術って、空気が無いっていう事ですよね、

吉井:そうですね、宇宙空間を思ってもらったらいいんですね。

水野:ww宇宙空間を作りだすんですか、

吉井:ええ、ですから今、国会では宇宙に関わる問題も取り上げているんです。

水野:
はぁぁ~~ぁ
そこで、プラントの設計もおやりになったっていうふうに聞いておりますけれども、

吉井:
それはまあ、化学工場その他のね、プラント設計に関わったり、
それから会社から派遣されて、東京工業大学などに行っていたときには、
スパッタリングという、方式があるんですが、

水野:スバッタリング

吉井:
IC,ICをつくる、そういう集積回路を作る装置を開発する方の研究ですね、
そんなのをやったりしてたんですから、

水野:
そうしてやっぱり研究者でいらっしゃった経験が今、
国会議員としては、こうした一早い警告を発するという事がお出来になったのかもしれませんが、
その警告が実際どういうふうに受け止められたのかというようなお話からはですね、
後ほど特集でまたゆっくりと伺いたいと思います。
その警告が生かされていたならば、こういう事にはならなかったのかもしれない

吉井:それは非常に残念なところですね。

水野:
そうですね、今日はそうしたところも含めていろいろと教えて下さい。
ニュースについてもご意見を頂きたいと思いますので、吉井さんどうぞよろしくお願いいたします。

07:50


※湯川 秀樹(ゆかわ ひでき、1907年(明治40年)1月23日 - 1981年(昭和56年)9月8日)
日本の理論物理学者である。京都府京都市出身。
原子核内部において、陽子や中性子を互いに結合させる強い相互作用の媒介となる中間子の存在を
1935年に理論的に予言した。
1947年、イギリスの物理学者セシル・パウエルが宇宙線の中からパイ中間子を発見したことにより
湯川理論の正しさが証明され、これにより1949年(昭和24年)、日本人として初めてノーベル賞を受賞した。



30:11~
水野:
たね蒔きジャーナル今日の特集です。
今日のテーマは「国会は真面目に原発事故と向き合っているのか?」と題してお送りいたします。
冒頭でもご紹介しましたけれども、
京都大学で原子力を学ばれた経験、そして研究者の経歴がおありです。
共産党衆議院議員の吉井英勝さんです。




続きを読むにつづく

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”国民の声”どう決める?原発・エネルギー政策8/27野田総理に直撃(動画・内容書き出し)クロ現

野田総理に直撃 
“決める政治”を問う

NHK クローズアップ現代 2012年8月27日(月)放送
出演者 野田 佳彦 さん (内閣総理大臣)


2012-8.27 「決める政治」を問う 野田総理生出演 投稿者 kigurumiutyuujin


<上記番組より一部分書き出しました>


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野田総理に問う”決める政治”

国谷裕子:
外交問題から、これからは国内の政治状況。
近いうちに解散、国民の真意を問うという事で、
政治の世界には解散の風というものがすでに吹き始めてきます。で、
こちらにあるのが今後の政治日程なんですけれども、今国会が終わるのが来月の8日。
9月21日には民主党の代表選挙があって、そして秋には臨時国会。
そして12月の初めには来年度の予算案が決定するという事になっている中で、
ま、ご自身で「近いうちに国民に真意を問う」とおっしゃられてので、
ま、解散までに、ま、なんというんでしょうね
野田さんが、政権を担う期間というのが、そう長くはない!
という受けとめ方をしているんですけれども、
この、解散までに決める政治を野田さんは掲げていらっしゃいますので、
何を、どこまで決めて、この残された時間に何をされたいんでしょうか?
そこが一番伺いたいところなんです。

野田:
ハイ、ま、近いうちにはですね、ま、それ以上でもそれ以下でもないと、
あの、文字通り解釈していただくという事で、特定の時期を具体的に明示したわけではありません。
あの、どんなに延ばしたって任期は限られている訳で、
その間のどこかに、しかるべき時にやるべきことをやり抜いた後で解散をすると、
国民の皆さんの真意を問うという事を訴える
その中でですね、決めなければいけないことを決める政治を、
ま、先般の一般改革で、一つ具体的にはですね、成果を出すことができましたけれども、
それに関連する検討課題宿題というのがまだ残っています。
あの、まず国民会議というのを立ち上げて、
向こう一年以内にこれからの医療や年金のあり方というものを考え方をまとめて、
それを、ま、まとめなきゃいけないんです。
で、これは法律はもう8月の22日から施行されていますので、
もう、ストップウォッチは押されてカウントダウンが始まっているんです。
一年以内に結論を出さなければいけないものを
はやく立ち上げなければいけないこと、
それから決めなければいけない一体改革と関連しなければいけない問題があります。
それと、一体改革関連とあえて言うならば、
これは経済を再生させないと、経済の好転をさせないと、
国民の皆さんにご負担をお願いするという事、これはやりにくい状況になります。
という事は経済の再生もしっかりとやっていかなければいけないと。
それから多くの国民の皆様の思いというのは、
「国民に負担が訪れる前にやるべきことがあるだろう」と、
ますは身を切れ、快挙に始めろだと思います。
政治改革、行政改革。
特に政治改革で言うならば定数削減。
で、こういうものを具体的にですね、実現することが、
決めなければいけないことを決める政治の前提条件になると思います。
それから、あえて言うならば先程ご批判を頂いたような、
領土領海主権に関わる問題、
これを不退転の決意で対応するという事を申し上げましたけれども、
これらの外交案件についても決めるべきことを決めるという事を
国民は求めていらっしゃると思いますので

ま、そういう様々な課題を先送りしないで、一歩一歩前進させるというのが我々の役割だと思います。

国谷:
大きな問題について、いま取り組む意欲を、あるいは姿勢を、ま、見せられたんですけれども、
あのー、じっくりと後ほどに伺っていきたいと思いますけれども、
ただ、この「近いうち」っていう事で、
「解散時期を明示することはどんな時でもできない」と繰り返しおっしゃっているんですけれども、
あの、視点を変えて、私たちの目線から見ていただきますと、
確かに解散時期というのは総理の専権事項であることは間違いありませんけれども、
何故国民が事実上次の総理大臣が決まる総選挙に時期についてギリギリまで分からないのか?
党首になる人の立候補者が誰になるのか、ギリギリまで分からないのか?
その人がどんな政策を旗印に掲げて訴えて立つのか、ギリギリまでわからないのか?

そうした今の政治の世界では、その、総理の心の中、ま、頭の中でしか分からないことについて、
言わないことが当たり前になっている政治こそが、政治と国民の距離を大きく開かせるものになっていて、
どうも政治は永田町というコップの中でしか行われていないのではないか?という、
そういった気分を私たちに投げかけている。
その事についてどうお答えになりますか?

野田:
まず、どういう人が党首になって、どういう政策を掲げるか?って言う事は、
これ9月で明らかになります。
あの、その民主党の

国谷:しかしあと3週間

野田:聞いて下さい

国谷:ww

野田:
民主党の代表選挙はあります。
自民党の総裁選挙もあります。
公明党もトップ選びの選挙があると聞いています。ま、選挙かどうかは分かりませんが、
で、それぞれがそれぞれの党の中できちっと政策を掲げて訴えます。
で、そのリーダーのもとに、どっちにしろ近いうちの解釈はあえて言いませんけれども、
その、任期は限られているわけですから、
マニフェストの準備をしてまいります。
で、国民とのお約束をする政策の中身を詰めていって、それを競い合うという事です。
その時期は、これはですね、最初から明示する話ではありません。
あのー、

国谷:一つお聞きしたいんですけど

野田:ええ、

国谷:野田さんは、民主党の代表選挙に勝たれるんですか?

野田:あのー、今まだ国会中ですから、今国会の中でやるべきことをやろうと思っている

国谷:
国会中でも代表として明言するという事があってもいいかと思うんですけれども、
私が今向き合っている方は、
果たしてそういう、代表として立たれる意欲を持っている方なのかどうかも分からない。

いま、こういう状況の中でお話をうかがっているというのも、
後3週間後、2週間、ま、切っていますよね、
なんかこう、不思議な感じがするんですが。

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野田:
まァでも想像はつくでしょうから(笑)
いま、一生懸命国会の終盤国会でやらなければいけないことを抱えている時に、
明後日の話、来月の話、国会を閉じた後の話までさかのぼってやるのは、
今いろんな審議をお願いする立場の私の言えることではありません。

国谷:
はい、さ、(笑)
野田さんが決めるべき政治を標榜されているわけですけれども、
その決めるべき政治の大きな課題の一つ、将来のエネルギー政策です。
「脱原発依存の方向」という事では打ちだしていらっしゃいますけれども、
具体的にどんなプロセスで、どんな脱原発依存を進めるのか、
明確にはなっていません。


”国民の声”どう決める?原発・エネルギー政策


ーーVTRーー

3月以来毎週総理大臣官邸前で開かれている抗議活動です。
呼びかけ人の一人、介護施設で働く平野太一さんです。
「今すぐに全ての原発を停止するべきだ」と主張しています。

先週水曜日(8月22日)野田総理大臣との直接会談に臨みました。

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平野:
この夏でハッキリわかっていることは大飯原発3,4号機を動かしただけで、
その他の原発を動かしていない状況で十分に電気がまかなえていると。
可及的速やかな原発の廃止を強く要求します。

野田総理大臣は、原発の運転再開について理解を求めました。

野田:
国民生活への影響等の必要性も加えて、総合的な判断をして、
再稼働をするという判断をさせていただきました。
これからも安全性については不断の努力をするべきだと思います。

脱原発依存の方針を示す政府。
再生可能エネルギーの中で最も力を入れているうちの一つが風力発電です。
コストが比較的安いのが特徴で。


しかし経済界からは再生可能エネルギーの課題は不透明だとして、
原発を減らすべきではないという声も上がっています。

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日本商工会議所 岡村正 会頭:
全体として、その再生エネルギーの計画が、非常に、
ま無理があるのではないかというふうに我々は判断いたしました。
やはりゼロ%というのは非常に考えにくい。


国民の声を政策決定にどう生かすのか、
政府は世論調査の専門家らによる有識者会議をスタートさせました。

国民的議論に関する検証会合(8月22日)

分析の対象は2030年の原発の比率に対する国民の意見。

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意見聴取会では0%が7割近く。
討論型世論調査では半数近くに上っています。

こうした数字をどこまで重視して結論を出すべきか、議論が続いています。

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慶応義塾大学 曽根泰教 教授:
国民の意見を聴くという事においては意味がありますけれども、
非常に大変ですね、難しい課題ですね。はい。


ーー

国谷:
専門家も大変だといま言ってましたけれども、
国民的な議論と位置付けた討論型世論調査や、意見聴取会、
インターネットでのパブリックコメントなどの結果がこちらに、
もう一度ご覧いただきたいんですけれども、

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ゼロを求める人達が多いという結果も出ていまして、
これまでの民意のくみ上げ方の新しい試みと言えるかとも思うんですけれども、
こうした結果を総理は積極的に組み込んでですね、
反映させてゼロを目指すという、いま、方向でお考えでしょうか?

野田:
この意見聴取会とか討論型世論調査、
あの、パブリックコメント等々、
ま、こういうのは割とですね、
積極的に関心を持って自分の意見を表明したいという方の、一つの傾向だと思うんです。

そうじゃなくてまさに自然体の、良くメディアがやられる世論調査とか等だと、また違う傾向もあるんですね。
だから世論調査の特性とかをよく分析をしながら、判断をしていかなければいけないと思いますが、
いずれにしてもいろんな立場があります。

去年の3月に原発事故が起こって、
その記憶も生々しいという中で複雑な思いを持っていらっしゃる、
しかも相当高い関心を国民が持っていらっしゃる訳ですから、
さまざまな形で、様々な声を聞いていきながら、
最終的には政府が中長期的の政策のあり方ということを定めていきたいと思いますけれども、
今こんなこういう、いろんな予兆でも出てくるのが
「最終的にはゼロが望ましい」という意見ですよね。
じゃあそのゼロとした場合にはどんな課題があるのか、
たとえば廃炉にしていくにしたって期日が必要です。
その持続していかなければいけない。
あるいはさらなる期日改正が必要です。
そういうものをどうやって担保するのか?とかですね、

あるいは核燃料サイクルをどう考えるのか?とか、
いろいろとゼロにするためには課題がある筈です。

じゃあ、課題を乗り越えるためにはどういう知恵があるのか?というようなものをですね、
現実感を持って提示をすることによって、
ま、いま、様々な機関で意見交換をしてもらっていますけれども、
その辺の判断材料に供する物を用意することがもっと深い議論になるんではないかという事で、
関係閣僚には「将来にゼロにした場合にはどういう課題があるのか?」
「どうやったら克服できるのか?」というところを
良く分析検討するようにというところの指示をさせていただきました。

国谷:
政権と閣僚の中からは、原発のない社会を目指すべきだという発言も出ていますし、
あの、これを選挙の旗印に掲げたら、それを強くアピールするのではないか、
といった声も聞かれているんですけれども、
総理ご自身のお気持ちとして、ゼロを目指すのか?
それとも、その依存度は減らしていくけれども、一定程度原発が残る社会をイメージされているのか?
ゼロなのか?、ゼロではないのか?
どういうとり方ですか?


野田:
「脱原発依存」というのが基本方針です。
中長期にわたって将来的には極力原発への依存というものを低減させていく最大限下げていくという事です。
で、行きつく先が「ゼロにするのかしないのか?」はさっき言ったように、
どういう課題があるのか、そしてその課題を乗り越えるとしたらどういう事ができるのか?ということを
良く議論しないで、結論はまだ出せないというふうに私は思っております。

国谷:
そうすると、たとえ代表として続けてられて、総選挙を戦う場合になったとしても、
ゼロを目指すという事を旗印には総理はならないという事ですね。

野田:
そこは、ま、いま関係閣僚に指示を出しているものがでそろってきた時に、
どういう判断をしていくのか?
それをふまえて、また国民的議論をしていただくわけですから、
あの、やっぱり原子力に依存をしないという事は、
相当に再生可能エネルギーを、大々的に普及すると同時に、省エネも徹底させなければいけません。
その事によって経済がどうなるのか。
当面火力発電だけに頼って行ったら、CO2がどんどんと発散するだけとか、
いろんな事を総合的に判断することだと思っておりますので、
冷静な議論をちゃんとやっていきたいと思います。
あの、最初からなにかを決め打ちするという事ではありません。

国谷:
討論型世論調査でこんな結果も出ているんですけれども、
「なにを今後重視をしていくのか?」っていう事で、
国民の価値観が変わったという事がうかがい知ることができるんですけれども、
安全性の確保」が77%。
そして、コスト重視というのが16%になっていまして、
311以降の価値観の変容というのを、十分に総理は今、把握出来ていたのか?

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野田:いや、安全性の確認はこれはもう最優先だと思います。

国谷:
たとえばこれから原子力規制委員会で「安全性の確保」ができたという結果、
もし他の、大飯原発以外のもので出来た場合、
再稼働はどんどん進めていかれるお考えですか?

野田:
あの、大飯の3号機4号機については、
あのー、1年以上にわたる公開の議論も含めてですね、
これまで蓄積した知見と、対策を踏まえて安全性の確認をしたと。
それを大前提としながら、電力の受給であるとか、電力のコストとか含めて、
必要性も含めて勘案して判断をしました。
でも今回は、9月には是非、あの~、独立性の強い原子力規制委員会を発足させたいと思っています。
ここはより、高い厳しい基準をつくりながら、
個別の再稼働するかしないかという事を判断すると思いますので、

それは政府が予断を持って何かを言えるという事ではもうありません。
あくまでその独立性の強い機関がこれから判断をしていくという事になります。


国谷:
デモを行っている代表者の方々が、
「国民の声が総理には届いていないのではないか?」とも言われています。

野田:
まあ、そういう考えからそういう団体のみなさん達ともお話をさせていただきました。
あのー、わたくしのところには様々な声が届きますけれども、
出来るだけ多くの声を。
推進の立場の人もいます。
絶対ゼロと言う人もいます。
その中間の人もいます。
さまざまな立場の声をしっかりと受け止めていきたいと思っています。

国谷:
さぁ、野田政権残された課題。
総理も先程おっしゃいましたけれども社会保障改革。
増税は決まりましたけれども、社会保障政策の改革をめぐる議論は
今、事実上棚上げされた状況になっています。

ー略ー


※岡村正 おかむら ただし、1938年7月26日 -
日本の経営者・財界人。東芝相談役、日本商工会議所会頭、NPO法人日本防災士機構評議員などを務めている。
兄は元警視庁副総監の岡村健。

東京都立戸山高等学校から東京大学に進学。大学ではラグビー部に所属した。
1962年に東京大学法学部を卒業し、東京芝浦電気(現:東芝)に入社。
1994年に取締役(情報処理・制御システム事業本部長)、1996年に常務取締役となった。
2000年6月に東芝社長に就任し、
肥大化して脆弱になった東芝グループの事業再編を進め、経営体質の強化を進めた。
2005年7月に同社会長となり、同時に日本経済団体連合会(日本経団連)副会長に就任。
2007年11月には日本商工会議所の第18代会頭に就任した。
以来、財界、およびそれを代表した委員として参加する公的機関などでの社会活動を積極的に行っている。




国谷さんは、聞きにくい事もズバッ!と聞いて下さったと思います。
ただ、
安全性について、もしも安易に再稼動して「また事故が起きたら」という事も聞いてほしかったし
今後、政府から独立性を持って原発の事を全て決めるという
「規制委員会」については、もうすこし突っ込んで頂きたかったです。


原子力規制委員会の委員長の人事は今のまま進んでいいのだろうか?
8/9そもそも総研(内容書き出し)





続きを読む

「青森のマダラ出荷停止」

国が青森県太平洋沖マダラ出荷制限
デーリー東北新聞社 2012/08/28 09:00

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青森県太平洋海域で漁獲されたマダラから
国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが2度検出され、
出荷自粛が続いている問題で、
国の原子力災害対策本部(本部長・野田佳彦首相)は27日、同海域に出荷制限を出した。
東京電力福島第1原発事故を受けて、県内農林水産物の出荷が制限されるのは初めて。




青森のマダラ 出荷制限を指示

NHK 8月27日 23時22分

青森県の八戸港で水揚げされたマダラから
2回にわたって国の基準値を超える放射性セシウムが検出されたことを受けて、
国は27日、県の太平洋の海域で捕れるマダラを出荷しないよう県に指示しました。
原発事故のあと、青森県内の農作物や水産物の出荷が制限されるのは初めてです。

青森県ではことし6月に三沢市沖で捕れたマダラから
国の基準の1キロ当たり100ベクレルを超える116ベクレルの放射性セシウムが検出されたのに続き、
今月7日にも八戸港に水揚げされたマダラから132.7ベクレルの放射性セシウムが検出されました。

これを受けて国は27日、
原子力災害対策特別措置法に基づいて
青森県の太平洋の海域で捕れるマダラを当面、出荷しないよう県に指示しました。

福島第一原発の事故のあと、青森県内の農作物や水産物の出荷が制限されるのは初めてです。
青森県はすでに今月9日、
太平洋沖の海域で捕れるマダラの出荷を自粛するよう関係する漁協などに要請しているため
市場には出回っていないということです。

県水産局の宝多森夫局長は、
「県の海域が放射性物質で汚染されているわけではなく、
周辺で汚染された魚が八戸港で水揚げされただけだと考えているので政府の決定は極めて残念だ」
と話しています。




ーーー追記 その後の動き

2012年9月12日(水) 東奥日報 ニュース

マダラの出荷制限解除へ県も努力を/県東部海区調整委

県東部海区漁業調整委員会(冨田由廣会長)は11日、
青森市のアラスカで改選後初会合を開き、
同委員会管轄の本県太平洋海域で漁獲されるマダラの出荷制限をめぐり協議した。
委員からは、出荷制限の早期解除を国に積極的に働き掛けるよう県に求める意見が出た。


保安院「原発が活断層の真上にあっても規制せずに動かす基準」だって!?刑務所にみんなまとめて入って下さい


原発、断層ずれても運転可能に 保安院が新基準導入へ 

47News 2012/08/28 19:18

原発直下に地盤をずらす「断層」があっても原発の運転を一律に禁止せず、
継続の可能性を残す新たな安全評価基準の導入
を、
経済産業省原子力安全・保安院が検討していることが28日、分かった。

保安院は従来「活断層の真上に原子炉を建ててはならない」との見解を示していた。
新基準では、これまでは活断層と判断される可能性があった一部の断層について原発の直下にあっても、
ずれの量が小さく原子炉建屋などに影響が生じないと評価されれば原発の運転継続も可能になるとみられる。

だが「ずれの量の正確な評価手法はまだ完全ではない」(保安院)など課題も多い。
【共同通信】



ーーー

「これまでは活断層と判断される可能性があった一部の断層について原発の直下にあっても、
ずれの量が小さく原子炉建屋などに影響が生じないと評価されれば原発の運転継続も可能になる」

「ずれの量が小さく原子炉建屋などに影響が生じないと評価」

だれがどうやってずれの量が小さいと判断出来るのでしょうか?
わたしは、今まで活断層が無かった場所にでさえも、新たに亀裂が入って動くことは
充分あり得ると思っています。
つまり、今指摘されている活断層以外にも、
新しく活断層が突然生まれない保証はどこにもないのです。



保安院は福島第一原子力発電所の事故の直接の責任者です。
事故後の対応の悪さの点でも直接の責任者です。
保安院のみなさんは刑務所にいるべき人々です。
何を根拠に、活断層の上でも原発を稼働するというのでしょうか?
「処刑して下さい」と、この記事を読んで改めて強く思いました。
国民の敵だけではなく地球の未来の敵であると思えます。

信じられない・・・
人間ですか?経済産業省原子力安全・保安院の方々は・・・


この人達が新しくできる規制庁にごっそりやってくると思うと
恐ろしくてたまりません。




作家・浅田次郎に聞く ”原発と日本人”8/27報道ステ(動画・内容書き出し)


作家・浅田次郎に聞く “原発と日本人” 投稿者 tvpickup


2012年8月27日放送
作家・浅田次郎に聞く
”原発と日本人”

報道ステ0120082712


さて、ぽっぽや始め多くの作品を書く浅田次郎さんに今日のお昼、
私はこうやって東京タワーが目の前にあるところでですね、お話を聞いてまいりました。
ちょうど私の前には今、浅田さんの作品群が並んでおります。
私は個人的にはこのぽっぽや(鉄道員)の短編の中に入っている
「角筈にて」という短編が大好きなんですが、
その他お読みになった、「あ、これ読んだ、読んだ」っていう方がいらっしゃるかもしれません。
そのぽっぽやのとなり、今映していただきました。
これは浅田さん個人が書いたんではなくて、日本ペンクラブが書いたという、
「いまこそ私は原発に反対します。」という本です。
お話を聞いてきました。


ーー
報道ステ0120082714

高度成長期の申し子

古舘:
この東京タワーができるあたりからスカイツリーができるに至るまでの、
長い時代の中の成長には関係ない人間の心理をずっーと、
浅田さんはね、いろんなところで書かれてきた気がしてならないんですけど、


浅田:
そうですね、僕はちょうどこの、小学校一年生科二年生ぐらいの事にこの東京タワーが建ったんですよ。
で、建ってすぐ上ったのを記憶しています。
それで、60になった時に、還暦の時にスカイツリーができたんでね、
ほぼ僕の人生と重なりますね、

古舘:時代の変わり目でしょうかね、変わり目と思っていいんでしょうかね?今。

浅田:
結局僕の世代というのが今の時代をけん引していると思うんですけれども、
その僕らの世代というのは実は戦争を知らなくてね、もうすでに。
それで行ってみればね、高度成長期の申し子なんですよ。

古舘:そうですね

報道ステ0120082713

浅田:
だからおそらくもう、人類史上って言ってもいいぐらい幸せな育ち方をね、
これは、父や祖父の世代のおかげなんですけれども、幸せに育ってきたんです。
でも、その僕たちが、国家や世界を牽引するこの時に、問われていますよね

古舘:そうですね、

浅田:すごく問われていると思いますよ

古舘:
自分の、もう亡くなりましたけれども、親の世代が戦争に行き、
自分たちが辛い思いをしているから、どんどん豊かな時代にね、
「物食べろ」と「おなかいっぱい食べろ」と言うふうに、
楽させてもらってきたというところがね、あるんで、
すごく今のがね、この歳になって今、お話しして下さったことは骨身にしみるんですよね。
これ、じゃあ、自分が受けた恩恵をどうやって次の世代に返すか?って、
「出来てないだろお前!」っていうか、
原発の事に関しても、そういう意識で考えるとたまらなくなるんですよね。

子どもは未来

浅田:
子どもが、もしかしたら犠牲になるかもしれない。
で、その事に対してね、「子どもがかわいい」とか「子どもに罪がない」っていう、
そういう情緒的な考え方では解決できないと思います。

つまり子どもというのは、かわいいとか罪が無いとかいう以前にね、
「未来そのものだ」というふに思わないと


未来。
だから目に見える未来がそこにある。

だからこれに対して現在を生きる自分たちっていうのは、
この「未来に対して責任を持たなければいけない」っていう気持ちを持たないとね、
克服することはできないと思います。
これはたぶんね、僕らの父や母が、
戦争でここが焼け野原になった時にね、そう考えたと思うんです。

ただ、子どもがかわいいとか子どもたちに罪が無いというのではなくてね、
子どもたちが未来で、この現実が私たちの現実なんだ。
この厳しい現実というものを子どもたちに引き継がせてはならない。
申し送ってはならないという、強い意思によって日本は復興したと思うんですよ。

古舘:そうか!

浅田:
僕らは今そういうふうに考えなければいけない。
だから僕らが今ね、戦後の甘い時代に育ってきたっていうのは、そこの違いがあると思うんですよ。
父たちの世代と僕らの世代は。
だから、父たちがそう願ったように、
僕らも情緒的には考えずに、そういうふうに、
子どもたちを”目に見える未来”だと信じて対処しなければ、
同じような歴史は築けないですよ、なかなか。


チェルノブイリ
灰色の巨大なマトリョーシカ

古舘:
そこで、今年浅田さんはチェルノブイリに4月に行かれました。
タイトルで灰色のマトリョーシカという、この事をちょっと聞きたいなと。

浅田:
ああ、これね、
いわゆる石棺という、コンクリートで固めましたね。
おそらく福島もゆくゆくはコンクリートで固めて押さえこむしかないでしょうけれども、
そのコンクリートで固めたけれど、ところがコンクリートというのは人為的なものなのでね、
やっぱりね、ボロボロになってくるんだそうです。

古舘:結果浸み出す。

浅田:
結果、浸み出す漏れ出すということが今、コンクリートの劣化によって起こっているので、
「どうしたらいいか?」と言うと、
その上にまたもうひとつ石棺をつくるというのを今やっているんです。
で、これは見るだに恐ろしいですね。
気の遠くなるような話ですよね。
それを見て、キエフの町に戻っていると、
見ると、町の中では、いわゆるマトリョーシカという入れ子人形を売っているわけですね。
いや、これはシャレにならないけれども、
これは灰色の巨大なマトリョーシカなんだな、というふうな・・・

古舘:
このマトリョーシカっていうのは、
大きい人形をはがすとちっちゃい人形、
そのちっちゃい人形をはがすとさらに小さい人形というものですけど、
この石棺、チェルノブイリに関しては被せていくから、逆の作業ですね。
どんどん大きいマトリョーシカを被せていかざるおえない。
これ、永久に続く、


伝説の作業

浅田:
後20年経てば、同じようにどこかが劣化して、
またそれに一まわり大きな石棺を被せるという日がやってくるんでしょう。
で、これはもう、伝説の作業ですよ。

古舘:そうですね…

浅田:
もう、神話みたいな話です。
で、それが何十年問何百年もそれが続いていくんじゃないか、ま、多分そうでしょう。

古舘:
その伝説の作業に従事している方っていうのは、
いまの若い世代の方ですか?

浅田:
若い人だった。えーっと、25歳って言っていました。
もう、事故のことは知らないんですよ。
自分が生まれる何年も前の事故の、今、修復をしている。
二つ目のマトリョーシカを今つくっている人な訳ですね。

古舘:つまり、あの黒煙がダーッ!と撒きあがった大爆発を知らない訳ですね。

浅田:
そう、
だから、僕はその人と話している時にね、とってもむなしい気持ちになって、
僕らにしてみれば第二次大戦太平洋戦争というのは伝説でした、もうすでに。
昭和26年生まれの僕にとっては。
ただ、同じなんですよ。
そうすると、なにがあったか分からない、なにが起こったか分からない、
大体「こういう事があったんだろう」というふう位にしか分からない。
その作業を彼は一生していくんですね。
だから、これは…ちょっと耐えがたいですよね。
その伝説の仕事をずっと続けていくということです。


つくること自体に目的がある

古舘:
これ、日本に戻して、福島事故以降のこれからの日本と考えた時に、
廃炉にしていかなければいけないとした時にも、
大変な時間と労力がかかるわけですね。
まず、福島の廃炉は前人未到の廃炉作業になるわけですよね、やったことが無い、人類が。

浅田:
まァ、いわゆる原発の闇という言葉がありますけれどもね、
一般の人には全く分からない世界ですね。
だから、どう考えてもやっぱり、数が多すぎるというのは誰にでもわかると思います。
で、それが、現在沢山止まっているところから
稼働させようとしたりっていうのがある訳なんですけれども、
一個でもなにかがあったら、もうこれは国家がどうにかなってしまうというようなものが、
必要以上の数がある

どう考えても、その総電力数を考えれば、必要以上のものだと思いますよ。

詳しい事はよく分からないですけれども、
ま、一言で言えば、「つくること自体に目的がある
そういう行動っていうのはあっちゃいけないんですよね。
しっかりとした目的があって、それに物がつくられなければいけないんだけれども、
そうではない目的外の、
本来の目的外の目的によって、つくられていっている。
そうとしか考えられないですよね。

普通考えて、
「1基2基動かすの動かさないので、国民がこの夏乗り切れるか乗り切れないか?」
っていう話をしていたんでしょ?ずーっと。
「じゃあ何でそんなに沢山あるんだ?」っていう事になるわけじゃない。
これはみんな首をかしげていることだと思いますよね。

まー、なんですかね、
長きにわたって私たちの日本というのは、土木国家体質っていうんですかね、
なにかを、不要なものをつくること、つくること自体に意味がある。
というような体質を持っていると思います。

どうしても雇用のためだとか、地域活性化のためにつくると、あるいは
他の利権のためにつくるというような事があるのならば、ピラミッドでも造った方がいいですよ。

全く不要なものを造る。
そうしたら害はないでしょ?

古舘:そうですね。

浅田:
「ピラミッドはそうだ」っていう説があるんですよね。
王の墓じゃなくて、雇用確保のために造った、
雇用促進のために造られたんじゃないか、っていう学説があるんですよ。

古舘:
むかーしの、あの、
日本の奈良の大仏もあれも「雇用対策公共事業だった」っていう話がありますね。

浅田:
という説はあるんですね。
だから、造ること自体に目的があるっていうね、
もしもそうだったとしたら、むしろそういう害のない、全く害のないものをつくればね、
もしかしたら5000年後に観光の役に立つかもしれないじゃないですか。


古舘:そうですね!

浅田:エジプトにいま、ピラミッドが無かったら大変だと思いますよ。

古舘:本当ですね!

浅田:そりゃ、ファラオは偉大ですよ。そう考えれば。

古舘:
そういう若い人たちにそういう伝説の作業をやってもらいたくて、
あんな危ないものを、とんでもない伝説の作業をやってもらっちゃ、困りますね。


小児の”甲状腺がん”
いまだに続く”除染作業”


浅田:そうです。
僕はチェルノブイリに行く時にね、
とにかく自分は何も知らないんだから、
そんなに詳しいことを知っているわけじゃないんだから、
心を平明にして、
ともかく自分で最初から先入観念で見ないようにしようと思って、行ったんですね。

まだ、小児の甲状腺がんの発生率っていうのが右肩上がりに上がっている一方。
で、それも縦に遺伝して、生まれた、
全くなんの、時間の隔たりを経て生まれた子供にも発症する。
それがどんどん増え続けている。


そして除染作業というのもいまだにやっているけれども、
”森”の部分に関しては無理。という事がハッキリしている。
不可能だと。
だから、永遠に除染というものは完成するものではないと、
大変むなしい作業で、あれを見ていたら、

万が一つの間違いがあった時にそうなるようなものというのは、
持ってちゃいけないと思う。


で、やっぱりその、原子炉の廃炉という事が無ければ、
僕は段階として核兵器の廃絶には結びつかないと思う。
「平和利用ならいい」という考え方は、僕はやっぱり無理があると思う。

世界が注目”日本の決断”

世界は、この福島の事故の成り行きについて、ものすごい注目していると思いますよ。
これは気が付いていないのは私たちだけど、おそらく世界の人は
「日本はここに於いてどういう決断をするだろう?」
それはね、強いて言うならね、おそらくは歴史的な決断なんですよ。
人類の決断だと思います。

日本が持っている科学技術に対する敬意というのは、
これは世界的なものですよ。

私たちは、わりと日本人はバブル以降ね、
なんとなく小さくなっちゃって、
「日本人なんて」っていう感じになっちゃっているけれども、
実際には世界中の敬意をいろんな面で集めていると思います。

だからね、日本の決断というのはね、
人類の歴史を左右するような決断に今回はなると思います。


古舘:
今日お話を伺っていて、我々は自分たちの戦争体験の親の世代に、
かわいがられて、良いおもいで育ってきたというのも、果たしてそれですませていいのかな?と
あの人達は覚悟を決めたんだと、やったことに対して焼け野原から、
今の我々が何をすべきか?って言うのは、
ほんと、情愛の問題じゃないんですね。

浅田:
過去と現在と未来、
これを正しく見つめないといけないと思います。
そこには人間の情緒的なものの入る隙間はないと思います。



ーーー

古舘:
この三浦さん、「情緒的なところ」というところに関しては、
私の勝手な思い込みで、浅田次郎さんの作品が好きで、
親子の情愛、人間関係のせつなさ悲しみ。こういうものを感じていたんで、
情緒的な事を書かれてきたじゃないですか、
実はあれ、使われていないんですけど、だいぶ食い下がったんです。
「それとこれは切り分けて、次世代未来を考えなければいけないと私は思うんです」
というのを強調されいるんです。、

三浦:
やっぱり、情の人と利の人というのは、決して矛盾する訳ではないんではないでしょうかね。
やっぱり言葉の力ですよね。
あの「灰色のマトリョーシカ」あの一言で問題の本質をえぐっているじゃないですか。
言葉の力というものには素晴らしいものがあると思いますね。

古舘:
表現力ですね。
そして同時に教えていただいた、
私は正直に思うんです。同年代なんですが、3つ先輩ですけれども、
やっぱり戦後の焼け野原に立った時に、我々の先人たちは
「申し送りをしちゃいけないんだ」と、この「現在」を。
そう覚悟を決めて高度成長経済へと立ち向かっていったんじゃないかと、
「だとしたら」というふうに理想をグッ!と、ここにずらせば、
いま、私とか三浦さんの世代は特にですけれどね、
じゃあ次の世代、未来に向かって、何ができるのかなっていう、
決断を迫られているんじゃないかなって思います。
確かに私の昭和20年代生まれはいい思いをしてきたんですよ、成長期でね。
それを感じました。








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いまこそ私は原発に反対します。
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
言葉は原発の壁を超えることができるのか?創作、批評、エッセイによる52人の思いと言葉。

【目次】(「BOOK」データベースより)
今日のあなたへ、明日のあなたへ(Rさまへの返事(佐々木譲)
“生まれてこなかったあなたへ”の手紙(下重暁子) ほか
紡がれた物語(笛吹峠の鈴の音ー“新々釈遠野物語”として(阿刀田高)
ダチョウの父(太田治子) ほか
うたう、詠む、訴える(ウラン235(アーサー・ビナード)
なんのための成長(天野祐吉) ほか
深部へのまなざし(泣いてるだけじゃダメなんだーイラクと東京で掲げる「NO NUKES」
(雨宮処凛)
フクシマで、あなたは何もみていない。(磯崎新) ほか
語り伝えること(記憶と記録(浅田次郎)
罪と罰。(あさのあつこ) ほか



「日本のジャーナリズムがどういうものかという事への試金石になる」小出裕章氏・たね蒔きジャーナル存続の陳情8/27MBS(動画・内容書き出し)

一つのラジオ番組を「なくさないで欲しい」とこのように直接お願いをするような事は
過去にあった事なのでしょうか?

たね蒔きジャーナルには、「政府もテレビも嘘を言っている」と感じ、真実を探していた時にめぐり合い、
最悪の事態を考えるべきだと、本当のことを話して下さっている番組。
私にとっては、あの、明日にでも日本が無くなってしまうのではないかと、
そんな絶望の中で、いち早く、ありのままの事実を放送してくれた番組です。
異常事態であったからこそ、番組の姿勢がハッキリと見えた。
だからこそ、「たね蒔きジャーナルを無くしたくない」と私も思っています。



たね蒔きジャーナル存続の陳情(於MBS毎日放送本社)
 2012年8月27日





24:51
湯浅:
MBSの皆さんにお願いしに来るというのが今日の趣旨でございます。
呼びかけ人の方が今日4名こられていますので、入る前に一言。

たねまき16

小出:
私は去年の3月13日から、たね蒔きジャーナルで、

ーー先生、14日ですよ、

小出:
14日ですか、w間違えてしまって、
えー、発信を始めさせてもらいました。
私は原子力の専門ですけれども、
これまでずーっと原子力の問題というのは、権力、金力を持っている側の情報しか、
メディアでは流れないという、そういう歴史が続いてきたのですけれども、
たね蒔きジャーナルが私のような発言も拾って下さるということで、
大変ありがたいことだと私は思ってきました。
ただ、問題は私の発信がどうとかいう事ではなくて、
いつも水野アナウンサーが一番初めに言うように、
「ニュースのたねを見逃しません」と言って、
本当にその小さな種、重要な種というのを拾い上げてこれまでやってきて下さった。
スタッフのみなさん、あるいは水野アナウンサーの功績というものが、
もちろん一番重要なことなのであって、
それが潰されるような事は到底私は許されないと思っていますし、
日本のジャーナリズムというものがどういうものかという事への試金石にもなると思いますので、
何とか存続をさせていきたいと思っています。
皆さんのお力を是非ともお貸しいただきたいと思います。



ーー陳情後




たねまき11

01:20
湯浅:
じゃあ、話の事実経過と言うが、概要だけこちらの方から報告して、
あとは感想とか、呼びかけ人のみなさんの方から
まず、対応していただいた方は総務局の方お二人と、ラジオ局の次長さんの一人でした。
3人です。
主に総務局の部長さんが対応して下、ご発言いただきました。
話があったのは、その話の内容で記憶しているだけで事実だけ伝えますと、
まず、たね蒔きの打ち切りという事が前提になっている話は出来ないと、
まだ決まったことではないからと。
19日に9月19日に正式にTBSとして発表するというので、
それまではなにも、番組の編成に関しては言えませんと。
もちろんそれに対して私たちの方からは「番組存続」を前提に、
その存続した番組のスポーンサーになりたいという事で今日お願いにきて、
お金も持ってきているんですよという話をさせてもらいました。

で、そのうえで、仮の話として、
もし、たね蒔きジャーナルが発展的に解消するという事があったとしても、
それは発展的解消であって、いままでたね蒔きジャーナルを作ってこられたスタッフの方達は、
MBSの中に残られる訳だから、
その精神は、たとえば番組のタイトルがどうなろうと、引き継がれて行くと思うと。
それはより良い番組を目指して当然MBSも考えるわけだから、
より良い番組になるというふうに自分たちは信じていると。
いう事で、その「精神が残る」というお話しを総務部長さんは何回繰り返されました。

それで、呼びかけ人のみなさん方からはどういうお話しがあったかは。
それぞれ言っていただければとおもいますが、
そういうやり取りのなかで、できればこちらとしてはどういう方法があるのか、
知恵を絞って、何とかその接点を見いだせないかと思っているので、
今後ともよろしくお願いしたいという事をお伝えして、
ちょっと長くなってしまいましたが先程終了したというのが事実経過です。
そのうえで捕捉があればしていただきたいんですけれど、
皆さんの中で感想なりあればいただければと思います、よろしくお願いいたします。

たねまき12

小出:
皆さんお待たせしてしまいすみませんでした。
いまイサワさんが大変簡潔にまとめて下さったとおりです。
出てきて下さった方が総務局という事でしたかね?
という事で、「番組編成に関しては自分たちには権限が無い」と、
「決めるのは政策局というところだ」と、
そこに、まあ伝えると、
行ってみれば一点張りだったんですけれおども、
湯浅さんが今言って下さったとおりに、
「たね蒔きジャーナルという番組の精神はこれからも残っていく筈だ」
というような事は彼が言っていました。
私としては二つお願いしまして、
「もし、たね蒔きジャーナルを止めるのであれば、
これだけ多くの人がそれぞれの意思を毎日放送に届けているわけですから、
それに対する答えをちゃんと説明して下さい」とい事をお願いしたのが一つです。
それから、
「これだけのみなさんからの支持を集める番組というのは、
毎日放送の社員であるたね蒔きジャーナルのスタッフの人達がつくり上げて支えてきたのであるから、
この人達の意見というものをしっかりと受け止めて下さい」という事をお願いしてきました。
以上です。


たねまき13

あのーぶっちゃけた話の担当で私は来ました。
現実にたね蒔きジャーナルは、
そのたね蒔きジャーナルが始まる前の野球中継は朝日放送の方の聴取率、人気は高いんですよ。
毎日放送はどちらかというと弱いんです。
ところが、たね蒔きジャーナルいなった途端に
毎日放送の聴取率の方があがるんですよ。

ーーへぇ~、すごい(。・∀・ ハ)'`゚チ'`゚チ゚

つまり、こういう良い材料をね、「せっかくの人気商品を止めるのは損ですよ」という事が一つと、
こんなに沢山の人々が番組存続のために集まってくれている、
あるいは全国、あるいは世界から注目をされている番組を止めたら、
「毎日放送はお金に変えられない位、信用をなくして損ですよ」という、
その損得の一点張りで何とか引っ張りこもうとしたんですが、
向こうの方の方が一枚上手で、
「お話を承りました」という形になっちゃって、残念ですけれども、
でも僕は希望を持っています。
向こうは今日、打ち切りを前提に話をしませんでした。
私たちも番組の打ち切りを前提で話をしていません!
続くという前提で、そうすれば私たちの木もちょがたね蒔きジャーナルの存続につながっていくのか?
多分私たち一人一人の力と心が試されているような気が私はしています。
きょの状況を東京に持って帰って、また東京の皆さんと相談して
また、今日は一人で来ましたが、
10人でくる、30人で来れるような形にしていきたいと思っていますし、是非、監視あの皆さんに引き続き、これ以上のご支援をたね蒔きジャーナルにお願いします。
僕はあの番組、本当はうらやましくて嫌いなんだ!
嫌いなんだけど、本当にいい番組は何とか残したいので皆さんどうぞ力を貸して下さい。
01:26;19


01:31:08
Q:湯浅さんとしてはどういう印象を持たれましたか?

湯浅:
ま、正直そんなに安心できる材料はないです。
私の方から申し上げたのは、原発事故以来ですね、
政府とかマスメディアの信任というのはかなり低下したと思いますけれども、
そういう中でマスメディアに対する信頼をつなぎとめた番組の一つだと。
それはもうある種ネットメディアとか独立系メディアでも
移っちゃえばいいんだっていう声がある中で、
それとは違う面を出した、そういう意味では、
マスメディアとしてのある種象徴的な番組の一つになっていると、
そういうところを生かしていって、今回は市民参加という事で、
市民が単なる情報の受け手ではなくて、番組作りに関わってくるパートナーとして、
スポーンサーになろうという事があるわけですから、
そこをうまく取り込みながらやって行こうという事が、
ラジオという一番組の存続を越えてですね、
ラジオという物の生き残り方とか、ネットメディアの活用の仕方とか、というところで、
MBSの経営的にも考え得る選択肢の一つではないかと、
そういうところでお互いちょっと知恵を出し合ってですね、
なにかすり合わせられることがあればという事をお伝えして、
それについては、まあ、「受けたまわりました」ということで、w

Q:206万円は結局MBSは受け取らなかった?

湯浅:
受け取ってくれませんでした。
一応お渡ししようとしました。
正確には210万円です。


Q:9月19日になれば議論はできるんでしょうかね?

湯浅:公式発表ですからね

小出:
議論はできるでしょうけれども、覆すことはないとおもいます。
たとえば、どうやって決めたか?という事も、
「その説明をして下さい」と私は頼みました。


01:40:36

小出:
たね蒔きジャーナルが無くなるまで、
もし無くなってしまうのであれば、無くなるまでは多分出ると思います。

Q:それじゃあ、水曜木曜というのはもう決まっているんですか?

小出:
一番初めはたね蒔きジャーナル月曜から金曜まである、毎日だったんですけど、
あんまり大変なんで、金曜日をまず外していただいて、
週4日だったんですけれども、
福島の事故が、いわゆるドラスティックに変化をする時期を過ぎましたので、
私がお願いしまして、週二日にしてもらうという事で、
今は水曜木曜になっています。
随分前から、「もう1日でいいんじゃないですか・」と言ってお願いはしてきたのですけれども、
こんな事態になってしまいまして、
どんな事態になるか、しばらくは週二日のまま私はお受けすると思います。

Q:みなさんは10月以降どうなっているか?本当に分からないまま

小出:わたしですか?

Q:いえいえ、皆さんです。

01:41:50

小出:
呼びかけ人とかの仲間ですか?
すみません、私はそれにお答えする資格がありません。
今日初めてお会いした方もいらっしゃるので、
その方々がどういう感触であったのか?という事は私も申し訳ないけれども、よくわかりません。
ただ、今日総務部の人と話をしたわけですけれども、
その限りの私が受けた感触で言えば、
彼が何度も「発展的解消」という言葉を発しましたし、
ようするに、「たね蒔きジャーナルという番組自身は、無くなるのかな
という感触を私は受けた,
ですから「その場合にはちゃんと説明をして下さい」と、
これだけ多くの方々が、たね蒔きジャーナルの存続を願って、
それぞれに毎日放送にメールを送ったり、FAXを送ったりしている。
「こんなことは毎日放送としてもなかった」と、彼ら自身が認めていることであって、
そういう中で、なおかつたね蒔きジャーナルを無くすのであれば、
どういう理由で無くすのかという事の説明をして下さいと、私は頼んできました。
それは私も何故なのか?という疑問が私にもあるから彼らに頼んだわけで、01;43;14
新聞記者のみなさんからも、もし疑問があるなら直接毎日放送に聞いて、
記事にしていただければありがたいとおもます。

Q:追求したくなるほどのこの番組のよさというのは先生にとってどういう事?

小出:
少なくても私に関する限りは、
私は原子力に対して反対という立場をとってきた人間ですけれども、
これまでの日本のジャーナリズムというのは、
いわゆる権力、金力を持っているところの情報を横に流すという、
そういうジャーナリズムというか、マスメディアだったわけですが、
たね蒔きジャーナルは、私の意見も拾って流してくれるという、
今まで日本にあったマスメディアとは、少し違った態度を取ってくれたのですね。
私自身はその事を大変ありがたく思いましたけれども、
それは単に、私がどうのという事ではなくて、
たね蒔きジャーナルという番組そのものが、水野アナウンサーが一番初めに言うように、
「ニュースの種を見逃しません」ということで、
小さなことであっても、重要であればそれを丹念に掘り起こすという、
そういう姿勢を貫いてきた番組だと言う、その事が大切だと私は思うのですね。
ですから、それをずっと作ってきたたね蒔きジャーナルのスタッフの、これは功績だとおもいますので、
私が出るとかでないとか、そんな事とは全く関係なく、
たね蒔きジャーナルというこの番組が存続してほしいと思っています。

たねまき14

01:48:20
ざまあみやがれさん:
小出さんお疲れ様でした。
僕がネットの署名を立ち上げたら、今は4300で、まだ、続けるんですけれども、
ネットの中で動いていた署名をしてくれた人、
僕の友人のブロガーさんも、みんなそれでザーッっと一気に動いて、
誰も頼まれていないのに勝手にみんなが動いて、やってるぞって言うので、誰も頼んでない。
でもみんながそれで同時に動いている。
で、この問題は僕が一番最初に情報をもらって、僕が日本で初めて動いてMBSの前に来ました。
そういうふうにして、匿名のブロガーですけれども、僕は。
でも、そういう人達が日本にメチャメチャ沢山いて、
そういう人たちがこの番組を無くさないで欲しいと言っているいまの現状があります。
そしてネットの中で、全然顔もなにも分からないけれどもみんな動いて、
署名をしなくちゃいけないっていう人たちが沢山います。
そういう人たちに向かって小出さん何か一言メッセージの方、頂けますでしょうか?

小出:
はい。
原子力の問題というのは、何度も言ってきましたけれども、
原子力固有の問題ではありません。
私たち一人一人がどうやって生きるのか?、
どういう社会を作りたいのか?という、そういう問題ですので、
もちろん私は私なりの発信を続けますが、
一人一人のみなさん、
ブログを書いている方はブログの力で、
音楽をやっている方は音楽の力で、
自分を発信して下さることが一番ありがたいと思います。
また、よろしくお願いします。


よろしいですかね?
私、もう帰ってもよろしいですか?

たねまき15

ありがとうございました。




「出演料を返上しても…存続してほしい」
小出裕章氏たねまきジャーナルへのメッセージ

小出先生からのビデオメッセージ



ざまあみやがれさんのページ
に、スポーンサー募金などの内容が載っています。





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他、関連ブログ↓


関西電力に配慮?MBSが”たねまき”打ち切りにしたいわけ


同志社大シンポ・小出裕章氏&たね蒔きジャーナル存続運動8/4北海道新聞(内容書き出し)

野田総理にお会いした印象は「人の目を見ない方」ミサオ・レッドウルフさん8/24たねまきJ(内容書き出し)

2012年8月24日木曜日 
水野晶子の「どないなってるねん!」
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
●メインキャスター
(月~水・金)水野晶子 (木)千葉猛
●コメンテーター
(月・火)平野幸夫/毎日新聞「ほっと兵庫」編集長
(水・金)近藤勝重/毎日新聞専門編集委員
(木)[週替わり]池田昭、近藤伸二、藤田悟、二木一夫 /毎日新聞・大阪本社論説委員

何時も、部分的なYoutubeを貼りつけていますが、
近藤勝重さんと、水野さんのたね蒔きジャーナル全編をたまには聞いて見るのもいいですd(◕‿-。) ネ❤



「どないなってるねん」の部分書き出しました。

23:40~

水野:
今日のテーマは野田総理と面会した反原発の人々です。
近藤さ~ん、

近藤:は~い

水野:
おとといのことでしたよね、
毎週金曜日に首相官邸前のデモで「再稼働反対」を訴えていらっしゃる方達の代表の方々が、
野田さんと出会うという事がありました。
首相と一般市民がちゃんと会うという事はものすごく異例なんですってね。

近藤:そうですね。

水野:
ま、そうした中で、
今日は首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさんにその時のお話などを伺いたいと思います。
ミサオさん、こんばんは。
今日は金曜日の夜ですから、今日も官邸前デモはあったんですかね?

ミサオ:そうですね、はい、やりました。

水野:
どんな様子でしたか?
総理との面会の後初めてのデモっていう事になりましたけど。
いかがでしたでしょう?

ミサオ:
そうですね、私自身がちょっと今日、体調が優れなくてちょっと中抜けしまして休んでいたもので、
いつもは真ん中位で1周様子を見に行くんですが、
ちょっと今日はそれができなかったので、全体の雰囲気はまだ私のほうも把握をしていないんです。
これから会議がありますので、それで、各エリアの人達から話を聞く会議があるんですが、
私は官邸前の先頭の方々あたりは、これは私の主観かもしれないんですけど、
以前よりさらに熱気を帯びていたような、私は印象を受けました。

水野:
ここのところよくいろんな議員の方達も参加してらしたでしょ?
鳩山元総理が出てきはった事もありましたが、
そうした国会議員の方達っていうのは今日はいかがでしたか?

ミサオ:
今日はですね、私も全部見なかったんですが、
私が知っている限りでは
共産党の志位さんとか、社民党の福島みずほさんがお見えになっていたのは確認しております。
ただ、途中がね、すみません私ちょっと抜けていましたので、
ちょっと情報をまだ収集しきれていない状態なんですね。

水野:はい、ま、これからという事なんでしょうけれども。

ミサオ:そうですね、

水野:
今日はまた、違った試みもされていると聞いているんですが、
えっと、別の場所にも抗議をするエリアを作られたんだそうで、
それはどういうことですか?

ミサオ:あのですね、結局人事案の人選の問題がありますよね

水野:
あ、原子力規制委員会のその人事をどうするか?
これの撤回を求めていらっしゃるんですよね。

ミサオ:
そうです。
で、それは面会の時にも4つ目の項目として、緊急のものとして私どもから出したんですが、
それでもね、「それを変える気はない」という、その時に返答がありましたよね。

水野:はい

ミサオ:
それで今日の午前中に、またその方向で進むという事が
さらにすすめられたという状況だったので、
やはり、首相官邸もそうですが、
やっぱりこれは民主党というものに対してね、撤回を求めたいという抗議をしたいという事で、
ゆうべ急遽実行委員の中で話をして、
民主党の本部のより近いところのエリアに抗議のエリアを一つ設けようとしまして、
場所で言いますと、民主党の本部の前までは行っていないんですが、
国会周辺の国会図書館の脇の道にあるんですね。
なので国会図書館のところにソラネガを配置しまして、

水野:はぁ~

ミサオ:ええ、告知を入れました。

水野:
なるほど。
首相官邸に届けるだけじゃなく、民主党本部にも声を届けた方がいいんだという判断をなさって、
そこにも、じゃあ、何人かの方達が集まられたんですか?

ミサオ:
そうですね、私が聞くところでは100人200人という規模で、そういうことだったんですけれども、
基本は官邸前、国会正門前のエリアにはぎっしりいたんですね。
100人200人ぐらいというのを?きましたね。

水野:
なるほど。
その、野田総理との面会をなさったことが、
その後のデモに集まる人たちに「どういう影響を与えるんだろう」と私なんかは思っていたんですけれども、
いまのところ、いろんな皆さんの言葉とかですね、雰囲気というところから、
なにか感じられるところはありますか?

ミサオ:
そうですね、私は毎回終わる時に、
「これから頑張りましょう」とかそういうスピーチをさせていただいているんですけれども、
その時に、皆さんの顔が見える範囲ですけれどもね、
官邸前で見える範囲のお顔を見ながらなんですけれども、
全然ひるまずに「やろう」みたいな顔つきの方がほとんどだったというような印象ですね、私は。



続きを読むにつづく

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「原発絶対必要!」こんなこと書いた新聞ありました。未来のために保存。



原発がどうしても必要だと強く語る新聞記事。
これから先のために、保存。



原発ゼロ発言 無責任な楽観論を振りまくな
(8月20日付・読売社説)

成長戦略として原子力発電所の輸出を推進する担当閣僚が自ら、
早期の「原発ゼロ」を主張するのは、あまりに無責任と言えよう。

枝野経済産業相が、日本メーカーによる原発建設が内定しているベトナムを訪れ、
原発の新規導入に必要な制度作りなどに協力することで合意した。

枝野氏は記者団に、日本は原子力の安全技術で国際貢献する責任がある、などと強調した。

ところが、ベトナム訪問前には、日本の原発比率を
「できるだけ早くゼロにした方がいいと思う」と発言していた。
原発を他国には売るが、自国は早くゼロにするというのだろうか。これでは国際的な信用は得られまい。

日本が脱原発を決めれば原子力の技術者は育たず、ベトナムなどへの安全面の貢献も続かない。
枝野氏は矛盾だらけの「原発ゼロ発言」を撤回すべきである。

政府は2030年の原発比率について
「0%」「15%」「20~25%」という三つの選択肢を示している。
このうち、「0%」が最も非現実的なのは明らかだ。

政府の試算によると、国内総生産が約50兆円減少するなど、日本経済への打撃は甚大だ。

民間の見通しも厳しい。経団連は、失業者が200万人も増えると警告している。
電力多消費産業の鉄鋼業界は、
電気料金が最大で約2倍に上がることから、「廃業勧告に等しい」と訴えた。

野田首相は「0%」とした場合の課題やその克服策の検討を関係閣僚に指示している。
原発ゼロを正当化する“理論武装”が狙いとすれば、看過できない。

懸念されるのは、経済界の悲痛な声をよそに、
原発ゼロでも何とかなるとする安易な考えが、政権内に出ていることである。

特に、電力安定供給と産業振興に責任を負う枝野氏が、楽観論を振りまいているのは問題だ。

枝野氏は「0%」を実現可能な選択肢としたうえで、
「やり方を間違えなければ、むしろ経済にプラスだと思う」などと述べた。
原発の代わりに再生可能エネルギーを導入すれば、内需拡大につながるはず、というのだ。

現実はそれほど甘くはない。
再生エネで先行したドイツでは電気料金の上昇で家計負担が急増し、
太陽光パネルのメーカーが安い中国製に押されて倒産するなど、悪影響が顕在化している。

国の浮沈にかかわるエネルギー戦略を、不確実な期待を根拠に決めるのは、極めて危険である。
(2012年8月20日01時32分 読売新聞)



エネルギー選択 「意識調査」はあくまで参考に
(8月26日付・読売社説)


国の命運を左右するエネルギー戦略を、人気投票のような手法で決めるのは問題である。
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、「脱原発」を求める声は少なくない。

だが、エネルギー政策では、原発の安全性に加えて、経済性や安定供給なども重要だ。
資源小国の日本が電力を安定確保するには、原発を含む多様な電源が要る。

政府は、原発を中長期的に活用するという現実的なエネルギー政策を推進すべきである。

2030年の電源に占める原子力発電の比率を
「0%」「15%」「20~25%」とする三つの選択肢について、
政府が行った複数の意識調査の結果がまとまった。

11回の「意見聴取会」と「パブリックコメント(意見公募)」、
新たな手法の「討論型世論調査」は、いずれの調査も「原発0%」の支持が最多だった。

ただし、この結果をもって原発政策に関する“世論”が示されたと考えるのは早計だろう。

意見聴取会やパブリックコメントの参加者は、
原発問題で積極的に意見を言いたい人が多いため、脱原発に偏る傾向がある。

討論型世論調査も、最初の電話調査は無作為抽出だが、
その後の討論会は希望者参加で、人数も約300人と少なかった。

政治が国民の意見を聴くのは大切だが、
受け止め方によっては、場当たり的な大衆迎合主義(ポピュリズム)に陥る恐れがある。

調査結果を分析する政府の有識者会議では、
「世論調査だけで物事が決まるなら、政治は不要だ」といった意見も出た。

これらの調査結果はあくまで参考にとどめ、政策へのダイレクトな反映は避けるべきだろう。

一方、政府にとっての課題も判明した。
討論型世論調査で「原発0%」の支持は、討論前の41%から討論後は47%に上昇した。

エネルギー政策で、「安全の確保」を最重視する人が、討論前より増え、
最終的に8割に達したことが影響したようだ。

ただ、誰しも「安全」への関心が高いため、
「安定供給」や「地球温暖化防止」を選ぶ比率が低くなったのではないか。

原発ゼロでは、日本経済が失速し、失業増や貧困拡大を招く。
最大の被害者は国民だが、なぜかこうした認識は浸透していない。

政府は原発の安全性向上に一層努めるとともに、
的確なエネルギー選択に資する情報を、国民に提供することが求められる。
(2012年8月26日01時28分 読売新聞)


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疑問だらけ!放射能汚染による甲状腺検査「福島県民安心のために他県と比べる(国)」「日本崩壊しないよう導く(山下俊一)」「調査の邪魔したくない(医師)」

山下俊一の使命は”日本崩壊”を防ぐこと
「日本という国が崩壊しないよう導きたい。
チェルノブイリ事故後、ウクライナでは健康影響を巡る訴訟が多発し、補償費用が国家予算を圧迫した。
そうなった時の最終的な被害者は国民だ」

国は”安心のため”に福島県外の子どもと甲状腺の状態を比べる。
゛安心のため”に比べるってなんだろう?どういうことだろう?

医師は言う
「福島医大と異なる判断が出たら混乱を招く」
「福島医大の疫学調査の邪魔をする事になる」

大学教授は言う
「意味のある調査だから県の説明に納得できない人がいても仕方ない」


私は前から思っていることがあります。
100ミリシーベルト以下では疫学的に癌の発生率は認められていない。
だから、大丈夫だっていう医者や学者の人に言いたい。
低線量被ばくで「癌、その他の病気や遺伝などが起こらない」という根拠を
逆に疫学的に証明してもらいたい。
放射能は怖くないなら、怖くない根拠を証明してもらいたい。
それが出来ないくせに、100ミリシーベルト以下は問題ないという事はやめてもらいたい。

放射能のせいで癌になったと証明できないなら、
放射能のせいで癌にはならないという逆の立場の証明がされていてこそ
平等の評価なのではないかと、いつも一方通行である事に不満を感じていました。


だいたい、”安心してもらうための検査”という言葉がおかしい。
安心のための検査なら、小さいしこりやのう胞が一つでも見つかった時点で、
その後の経過観察やフォローを手厚くしてもらえなければ”安心”とは呼べない。
「これなら大丈夫」と、放置される位ならば、検査はしない方がましなようにも思えてしまう。
調べるだけ調べて、治療してくれないのなら、
原爆投下後のアメリカのABCCとやっていることは全く同じなのではないでしょうか?

以下、毎日新聞の記事転記します。


甲状腺検査:福島県外の子供と比較 内閣府方針
毎日新聞 2012年08月26日 09時48分(最終更新 08月26日 10時04分)

福島第1原発事故を受けて福島県が始めた子供の甲状腺検査に関連し、
国は放射線の影響の有無を調べるために県外でも同様の検査を実施し、
今年度中に比較データを得ることを決めた。
福島では受診者の約35%にしこりなどが見つかり、県は
「良性の小さなのう胞やしこりは通常でもよくある」と説明しているが、
通常の保有率の精密なデータがなく保護者の不安が募っている。
国の担当者は「比較可能なデータを得て、福島の人々の安心につなげたい」という。

チェルノブイリ原発事故で子供の甲状腺がんが増えたことから、
福島県は昨年10月、震災時に0〜18歳だった県民約36万人を対象に超音波検査を始めた。
今年3月末までに受診した3万8114人のうち35.8%にあたる
1万3646人で結節(しこり)やのう胞(液体がたまった袋状のもの)が見つかり、
186人が2次検査の対象となった。がんが判明したケースはない。

検査を実施している福島県立医科大の鈴木真一教授は、
チェルノブイリ事故後に子供の甲状腺がんが増え始めたのが4〜5年後だったことなどから
「現時点で放射線の影響が出ることはない」と説明する。
一方、放射線の専門家からは
「子供の一般的なしこりの保有率を調べて比べなければ、被ばくの影響の有無は判断できない」
との指摘が出ていた。

内閣府原子力被災者生活支援チームによると、事業は一般競争入札で公募した団体に委託し、
全国3カ所以上の18歳以下計4500人以上に無料で検査を実施する。
検査には福島県と同様、日本甲状腺学会などに所属する専門医らがあたり、
超音波機器の水準や結果の判定基準も統一する。
津田敏秀・岡山大教授(環境疫学)は
「現状では県の説明に納得できない人がいても仕方なく、意味のある調査だ」と話す。

検査データは来年3月末までに集約し、報告書にまとめる。
検査開始前に疫学などの専門家による調査委員会を設置して具体的な計画を立てるが、
地域の選定には教育委員会や学校、保護者の同意が必要になりそうだ。

結果は対象者に通知する。
国は必要に応じて相談や助言をするほか、結果がまとまった段階で説明会を開くという。
【須田桃子】

 ◇説明不足、不安招く
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甲状腺検査の結果

「子供の健康を見守り、安心してもらうため」として
福島県が無料で実施している18歳以下の甲状腺検査に、保護者の不安が募っている。
セカンドオピニオンを求めて県外の病院を受診する人も続出。
背景には結果に関する県の説明不足がある。
【須田桃子、鈴木泰広、坂井友子】

 
福島県川俣町に住む60歳の女性は6月、4歳の孫を秋田市の中通(なかどおり)総合病院に連れて行った。
車と新幹線で片道3時間、前日から宿泊し、甲状腺の触診と超音波、血液の検査を受けさせた。
健康診断のため保険は適用されず、費用は約1万4000円。交通費なども約4万円かかった。

福島県立医大から検査結果の通知が来たのは2月。
「小さな結節(しこり)やのう胞(液体がたまった袋のようなもの)がありますが、
2次検査の必要はありません」とあるだけで、約2年後の次回検査まで放置して大丈夫か不安が募った。
秋田の病院で複数ののう胞を確認、気が動転した。
医師は半年後の再受診を勧め「今度は病名がつき保険も使える」と言ったという。

この病院には今年3月14日から約5カ月間で福島県の子供ら65人が訪れた。
新潟や北海道、首都圏でも同様の受診が相次ぐ。
福島医大が実施する県の検査は担当医を日本甲状腺学会など7学会に所属する専門医に限っているものの、
検査は設備と経験のある医療機関ならどこでも可能だ。

だが、遠くまで足を運ぶ人の中には、福島県内で検査を拒否された例が少なくない。
会津若松市に避難する2児の母親(38)は市内の5病院に電話をかけ、断られた
「診てもらいたい時に診てもらえないなんておかしい」と憤る。

医師らに理由を聞くと、
▽「福島医大と異なる判断が出たら混乱を招く」(福島市の小児科医)
▽「保護者の不安を解消するのは民間病院の役目ではない」(会津地方の病院)。
県の検査に携わる医師の一人
「今回の福島医大の検査は放射線の健康影響を追跡する世界でも例のない疫学調査。
他の病院で受けて県の検査を受けない人が出ると、邪魔することになる」と話した。


福島医大の山下俊一副学長らが1月に日本甲状腺学会など7学会に出した文書の影響を指摘する声もある。
県の検査結果に関する相談があった際、
「次回の検査までに自覚症状等が出ない限り追加検査は必要ないことを、十分にご説明いただきたい」
との内容だ。
同学会に所属する医師の一人は
この文書に従うと、医師は診療を拒否してはいけないという医師法に反してしまう」という。

この文書について山下氏は
「県は精度の高い検査を行っているので保護者が混乱しないようにきちんと説明してほしいという意味で、
セカンドオピニオンを与えることを否定するものではない」と説明する。

保護者の不安が広がる中、浪江町は7月、県の検査がない年は町の診療所で検査する事業を独自に始めた。
紺野則夫健康保険課長は
「県は保護者や子供の気持ちが分かっていない。もっときめ細かく対応しデータを提供すべきだ」と話す。

 ◇詳細結果、開示請求が必要

福島県の甲状腺検査は、しこりやのう胞の有無、大きさを基に
「A1」「A2」「B」「C」の4段階で判定している。BとCは2次検査を受ける。

保護者の不安が最も大きいのは「A2」だ。
しこりなどが見つかったが基準より小さいため2次検査の対象外のうえ、
通知にはしこりの数や部位、大きさが具体的に記されていないからだ。
福島医大には電話の問い合わせが250件を超え、同大は改善を始めた。
今後は結果に関する住民説明会も開くという。

だが、他にも課題はある。
検査前に保護者が署名する同意書には、結果について
「(保護者や本人の)希望により、いつでも知ることができる」と明記されているが、
医師の所見やエコー画像を見るには、県の条例に基づき情報公開請求しなければならない。

開示請求はこれまでに6件あった。
うち3件が約3週間後に開示されたが、静止画像は通常のコピー用紙に印刷されたもので、
より鮮明な画像のデジタルデータは「改ざんされる恐れがある」(福島医大)と提供されなかった。
同大広報担当の松井史郎特命教授は
「身体に関する情報の取り扱いは特に慎重を期さなければならない。
本人と確認するには開示請求してもらうのが確実だ」と説明する。

これに対し、日弁連情報問題対策委員会委員長の清水勉弁護士は
「子供を守るための検査なのに本末転倒だ。
検査結果のように本人や保護者にとって切実な情報は、
本人と確認できれば速やかに希望する形で開示すべきだ」と指摘。
仮に提供した画像が改ざんされても
「元データを管理していればよい話で、非開示の理由にはならない」という。

 ◇「親の声を謙虚に聞く」

福島医大で甲状腺検査の責任者を務める山下俊一副学長に、課題を聞いた。

 −−検査の目的は。
山下:
県民の健康増進のための医療サービスで、決して調査研究ではない。
WHO(世界保健機関)の推計で、福島住民の被ばく線量はどんなに高くても100ミリシーベルト。
100ミリシーベルト以下の健康リスクは明らかには証明されていない、
または非常に小さいというのが科学者の国際的合意だ。

 −−県外でセカンドオピニオンを求める保護者が増えているが。

山下:
改善策を考えなければならない。医師の考え方とお母さんの立場にギャップがある。
謙虚に声を聞き、信頼関係を築きたい。

 −−放射線の影響をどう判断するのか。

山下:
小さながんも見つかるだろうが、甲状腺がんは通常でも一定の頻度で発症する。
結論の方向性が出るのは10年以上後になる。
県民と我々が対立関係になってはいけない。
日本という国が崩壊しないよう導きたい。
チェルノブイリ事故後、ウクライナでは健康影響を巡る訴訟が多発し、補償費用が国家予算を圧迫した
そうなった時の最終的な被害者は国民だ。




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福島県新米の「全袋検査」ニュースを見て、検査機械の性能を調べてみた

福島県で新米の「全袋検査」始まる 基準は1kgあたり80Bq以下
FNN 08/25 18:50 福島テレビ
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福島県で、収穫した新米の放射性物質検査を1袋ごとに行う「全袋検査」が、25日から始まった。
福島県内のトップを切って検査が行われたのは、早場米の「五百川」。

出荷したのは、二本松市のコメ農家・安斎孝行さん。
安斎さんは「不安ですよ、当然。だんだん、心臓がバクバクしてきまして」と話した。
検査の基準は、1kgあたり80ベクレル(Bq)以下。

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検査の結果、安斎さんが出荷した14袋は、全て基準を下回った。
安斎さんは「ほっとして、目が潤みます。本当にうれしい限りです」と話した。
これからコメの収穫が本格化する福島県内では、およそ35万トン、1,200万袋の検査が行われる。

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ーーー


まず、このニュースを見て最初に思ったのは、
お米を袋に入れたまま、ベルトコンベアーに載せて・・・
「こんなんで本当にちゃんと検査ができるの?」
「信じられる~?」
こんな疑問です。
3.11以降、全てに疑い深くなってしまっているのです。

ニュースに出ていた検査機器がどこのどんなものなのか?
探しました。
(✪ื‿✪ื)見つかりました。


ーーー

島津製作所の食品放射能検査装置
これ、ニュースの機械と同じですよね!

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がん診断に用いられる医療画像診断用PET装置の技術を応用

BGOシンチレータ(ゲルマニウム酸ビスマス)と光電子増倍管を組み合わせた高感度検出器が、
放射性セシウム から放出される高エネルギーのガンマ線を効率よく検出します。
また、検出器の周りを50 mmの鉛で遮蔽する ことにより、
自然環境からのバックグラウンド放射線の影響を最小限に抑えていますので、
短時間で精度よく 測定することが可能です。






続きを読むに島津製作所プレスリリース

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「福島の中間貯蔵施設と鹿児島の最終処分場」小出裕章氏8/23たねまきジャーナル(内容書き出し・参考あり)

福島の中間貯蔵施設と鹿児島の最終処分場


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2012年8月22日水曜日 
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]
●メインキャスター
(月~水・金)水野晶子 (木)千葉猛
●コメンテーター
(月・火)平野幸夫/毎日新聞「ほっと兵庫」編集長
(水・金)近藤勝重/毎日新聞専門編集委員
(木)[週替わり]池田昭、近藤伸二、藤田悟、二木一夫 /毎日新聞・大阪本社論説委員




千葉:
今日はまずこのニュースからですね、
放射性物質で汚染された土の中間貯蔵施設の設置について、
政府は福島県内を含め候補地を探していたはずなんですが、
各地から反対が出て調整ができませんで、
7カ月後の期限までにはつくるという事なので、これ以上遅れたら責任持てなくなるという事で、
福島県内の3つの町への設置を提案しました。
しかし地元の反発で見通しが全く立っていないというニュースが伝えられています。
で、最終処分場についてもJNNの報道で、
「鹿児島県南大隈町」といった情報も出ているんですけれども、まだ決まっていません。
この最終処分場が決まらないうちに中間貯蔵施設だけが検討が進んでいくという状況にかんして、
小出さんはどう思われますか?

小出:
本当にあきれた話です。
原子力というものはずーっとこれまでもそうやって来ました。
とにかく今を乗り切ればいいという姿勢でやってきたわけですし、
もともとトイレのないマンションと言われて、
ゴミの始末の付け方も知らないままやってきてしまったのです。
今回の中間貯蔵施設などと言っているものも、結局
最終処分場を見つけることができなければずーーっと、最終処分場になってしまうという、
そういうことになりますので、
住民の方が嫌がるのは当然のことだと私は思います。

池田:誰が考えてもなし崩し的に、ね。

小出:そうですよね。

池田:
全てがそのような形で動いているという、
もう、これはもう国民が誰の目に見ても明らかな状態ですよね。

小出:
はい、私から見ると、そう見えるのですが。
どうしてそれにみなさんがこれまで気がつかなかったのかな?と思います。

池田:ほんとうにそうですね。

小出:それからもう一つ私、ちょっと言わせてもらいたいのですが、

千葉:はい。

小出:
・・・・・・放射能のゴミというものは、
人間の手で消せませんし、自然にも浄化作用が無いのです。
でも、もうばらまいてしまったものですから、どこかに集めるしかないという事は
もう仕方がない事なのです。
ただし、それを国の方は住民の土地にという事で今進めているのですね。
私はもう、それがそもそも間違えていると思います。
もともと今汚染と呼んでいるものは、
東京電力福島第一原子力発電所の原子炉の中にあった放射性物質です。
もともと東京電力のれっきとした所有物です。
それは東京電力に返すのが筋なのであって、
本来ならば福島第一原子力発電所の敷地に戻すのが私はいいと思います。

ただし、福島第一原子力発電所は今現在戦争状態にありますので、多分難しいと思います。
それなら、福島第二原子力発電所の広大な敷地がありますので、
まずそこを放射能のごみの、ゴミ捨て場にするべきだと思います。


東京電力が嘘をついて福島県を中心に大変な人々に迷惑を及ぼしているのが今であって、
その東京電力が自らは無傷のまま
「第二原子力発電所もこれから再稼働させる」というような事をもくろんでいる訳で、
「とんでもないことだ」と私は思います。
まずは自分で責任を取るということを東京電力がやるべきだと思います。

千葉:
はい、本当にそういう形で東京電力が責任を取って欲しいなと思うんですけれども、
政府は、今申し上げましたように、福島県内の3つの町へ中間貯蔵施設をつくるということで、
なんか進めていくようなんですけれども、
この中間貯蔵施設というものをつくるために、必要な条件というものはいったい何なんでしょう?
どうすれば出来るだけ影響の少ない形で放射性物質を、
ま、中間貯蔵ですけれども、貯蔵していくことができるんでしょうか?

小出:
やるべきことは要するに隔離なのです。
人々、他の動物もそうですけれど、
生命が存在しているところから出来る限り隔離をするという事しかできないのです。
ですからなるべくコンパクトな形にして、生命系に漏れてこないようにするという事。
それだけです、やらなければいけないことは。
ですからどこか場所を探して、
そこから外へ出ないようにするということをこれからやらなければいけません。
私はその場所が東京電力の敷地内であるべきだと今聞いていただいたわけです。

千葉:
あの、保管の仕方についてですね、
政府は特殊な容器に入れて保管すると言っているんですけれども、
もし施設をつくることになった場合には、
雨に当たったりしないとか、空気にも触れないといったような、
完全に密閉できる施設が必要だという事なんですか?

小出:
はい。
これまで原子力発電所から出てきた低レベル、
比較的放射能の汚染の少ないゴミというものはこれまで青森県の六ヶ所村に押しつけられてきました。
ドラム缶に封入したうえで、そのどらむかんを地表に造ったコンクリート製の構造物、
プールのようなものですけれども、その中に並べていくと。
そして、いっぱいになったら蓋をして、粘土で固めて土を被せるというのが
これまで低レベルの放射性廃棄物の保管方法でした。
で、ただそれをやったところで、地面に埋めてしまうわけですから、
ドラム缶はいずれ錆びてしまう。
そうすると中から放射性物質がいずれにしても出てくるだろうと、時間が経てば。
じゃあ、一体どれだけお守をすればいいか?というと
「300年」という事を日本の政府は言ってきたのです。
しかし300年後って皆さん想像できるでしょうか?
もちろん私は死んでいるし、池田さんだって、千葉さんだって亡くなっている。
現在の東京電力のお偉いさん達もみんな死んでいる。
民主党も自民党もないという、
そういう時代まで、本当に埋めてしまって安全が保障できるか?と言われてしまうと、
わたしは、まずは無理だと思います。
でもやらなければいけないという、本当に困った時代に今私たちは追い込まれてしまっています。

池田:
そうですね、いずれにせよ福島の人達が背負わされた最悪というのはですね、
これはずーっと背負い続けることになるんですよね。

小出:そうです。

池田:
つまり逆に言うと今、他のところにある原発の地元というところがありますよね。
そういう人たちの覚悟も問われるという事になるでしょうね。
これから。

小出:
そうですね、原子力発電所を誘致してしまったわけで、
そこから出たゴミは、「いずれどこかにいってくれるはずだ」と、期待していたと思います。
原子力発電所の立地市町村ですね。
でも本当はそんな事期待してはいけなかったんだと思います。
原子力発電所を誘致したのであれば、
ゴミも受け入れるというぐらいの覚悟がなければ、やっては行けなかったことだと思うのですが、
これまではこれも国が騙してきたのです。
「いずれ使用済み燃料は再処理工場に送るから、地元に残らない」
と言って嘘をついてきた日本の政府が諸悪の根源だと思います。

千葉:
・・・・いや、・・・あの
この中間貯蔵施設のはなしなんですけれどもですけどね、
これは300年も保管していかなければならないという事で、
ある程度の期間を保管するという事になるんですが、
この中間貯蔵とは違う最終処分場。
これは永久処分するという事になった場合に、どんな施設が必要になってくるんでしょうか?

小出:
多分現在の政府が考えているのは、六ヶ所村の永久処分、ま、永久処分場なんですが、
要するに低レベル放射性廃棄物の永久処分場。
そういうものをどこかに造るという、それが鹿児島県南大隈町を今狙っているという事だと思います。
で、中間貯蔵施設というのは、多分今の政府の計画というのは、
「そこに運び出すまでの中間的だ」と言っているわけですから、
本当に埋めてしまうような事をしたら掘りだす事も大変ですので、
ただただ野積みにするぐらいの事を考えているんだと思います。

千葉:え!?でも、そしたら周り住んだりしたら危ないんじゃないですか?

小出:
要するにもう、・・私も大変言いにくいけれども、
今後50年100年、人々は帰れないという、汚染されてしまった土地がすでに広大にあるのです。
ですからそういうところに政府はゴミを、
ゴミ捨て場にしてしまおうという事を狙っているんだと思います。
もちろんそこにはもう帰れません。

千葉:
ん・・・・そういったところで中間貯蔵という事でしばらく置いておいて、
最終処分場を探していって、とにかく最終的に処分をしなければいけないという事なんだけれども、
その見通しも立っていないということですか?

小出:そうです。はい。

千葉:という事は本当に何の見通しもないわけですね。

小出:そうです。

千葉:はぁ・・・分かりました。小出さんありがとうございました。


最終処分場候補・鹿児島県南大隈町の山林8/23

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最終処分場候補・鹿児島県南大隈町の山林8/23~25(追記)




最終処分場候補地に南大隅町が浮上
TBSニュース 2012年8月23日(木) 20時10分

福島の原発事故で放射性物質に汚染された土などを捨てる最終処分場の有力候補地がついに判明しました。
政府はこれまで、最終処分場は福島県外に作るとしてきましたが、
有力候補地として浮上したのは鹿児島県南大隈町の山林であることが、
JNNの取材で分かりました。政府はすでに水面下で町の関係者に接触しているということです。

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鹿児島県南大隅町。
福島第一原発からおよそ1500キロ離れたこの町が今、揺れています。
人口9000人に満たない漁業と農業の小さな町が、
放射性物質に汚染された土の最終処分場の有力候補地として政府内で浮上したのです。
最終処分場について具体的な地名が上がるのは初めてのことです。
その候補地とはどんなところなのでしょうか。

東日本大震災以降、福島県内では放射性物質を除去するための除染作業が行われています。
取り除いた汚染土は現状、市町村ごとの仮置き場に保管されています。
黒い大きな袋に包まれているのが汚染土です。

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除染作業で大量に発生しますが、こうした仮置き場の設置はなかなか進みません。
理由は、住民の不安にあります。

「仮置き場を2年なり3年なり(の予定)で置いたものが、
そのまま5年、10年と長期間置かれてしまう心配はないのか」(伊達市住民集会、先月6日)

政府の計画では除染作業で出た汚染土は、まず市町村ごとの仮置き場に保管します。
その後、県内の中間貯蔵施設に移すとしています。
さらに30年以内に福島県外に設置する最終処分場に移す計画です。
中間貯蔵施設についても、交渉の難航が予想されます。理由は仮置き場と同じです。

「必要性と安全性と必ず(県外に)持っていくのでなければ議論に入れない。
最終処分場の話もまだ出てませんから」
(福島・双葉町 井戸川克隆 町長)

除染活動を進める上で最大の課題である最終処分場の設置。
公の場で議論は進んでいません。
ですが、政府内では密かにその候補地の選定が進められていたのです。

本土最南端に位置する鹿児島県南大隅町。
この町が最終処分場の有力候補地として政府内で浮上していることがJNNの取材でわかりました。
具体的な候補地は、南大隅町の南東部にある土地です。
私たちは候補地付近に船で向かいました。すると・・・


「見えてきました、見えてきました。この先に見えますのが、最終処分場の候補地です。
切り立った崖が見えます」(記者)
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さらに近づくと・・・

「私の後ろには広大な敷地が広がっています。民家はおろか人の姿はありません。
手つかずのままの自然が残っています」(記者)
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空から見ますと、そこには広大な山林が広がっています。
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政府は既に、水面下で町の関係者に接触を始めています。
環境省幹部も、JNNの取材に対し、地元との調整を進めていると話しました。

南大隅町の森田町長は23日朝、私たちの取材に対し、次のように答えました。

(Q.最終処分場の候補地としてあがっているが、政府側と接触は?)
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「ないですね。それはどこか手を挙げてくれという話はですね、
私のみならず、他の首長さんでもみんなあるのではないですか。
探りじゃないのかな、そういう話は、あるんだとは思いますけども、
ただ、正式な話っていうのはまだ一切ないですね」
(鹿児島・南大隅町 森田俊彦町長)

また、鹿児島県の伊藤知事は・・・
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「何らかの呼びかけも国の方からありませんね。
いや、受け入れるような余地がないということです。受け入れるつもりもないですし」
(鹿児島県 伊藤祐一郎知事)

一方で、地元の住民からは戸惑いの声が上がります。

「ちょっと難しいですよね。一概にダメとも言えないし」
「持ってきてほしくないともおもいますし、
でも福島の人たちを思うと少しでも誰かがしてあげないと・・・」
(南大隅町の住民)

ある政府関係者は、JNNの取材に対し、
南大隅町は唯一にして最大の最終処分場候補地だ」と話しています。(23日17:41)





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ーーーー

「南大隅町」最終処分場、モデルは六ヶ所村
TBS(24日10:44)


福島第一原発の事故で放射性物質に汚染された土などを捨てる「最終処分場」の有力候補地として
政府内で鹿児島県南大隅町が浮上していることが、23日、JNNの取材で明らかになりましたが、
その最終処分場について新事実です。
政府が青森県六ヶ所村の施設をモデルにして建設を計画していることが新たにわかりました。

最終処分場について、政府は福島県外に置くとしていますが、
その設置場所が決まっていないため、福島県内の除染作業は遅れています。
JNNの取材で、23日、最終処分場の有力候補地として
政府内で鹿児島県南大隅町が浮上していることが明らかになりました。


その後の取材で、最終処分場について、
政府が青森県六ヶ所村にある「低レベル放射性廃棄物埋設センター」をモデルにして
建設を計画していることが新たにわかりました。

土居一雄:
地上から10m以上掘り下げたところにコンクリートでできた建物が整然と並んでいます。

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この施設では、全国の原発で排出された低レベル放射性廃棄物をドラム缶に入れて
コンクリートの建物に保管しています。

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政府はこの六ヶ所村の施設をモデルにさらに大規模な最終処分場の建設を計画しています。
また、汚染された土は海上輸送することにしていて、
南大隅町の候補地には港を建設することも検討しています。






候補地浮上の南大隅町、不安広がる

TBS(2012年8月24日11:06)
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候補地に浮上した鹿児島県の南大隅町の住民には不安や戸惑いが広がっています。

「汚染がれきとかそういうのは大体予想していたんだけども、
汚染された土を持ってくるというのはちょっと我々の想定外でしたね。
いやもう、けしからんですよこれは。あってはならないこと」
「土壌はダメですよね。まず、放射能というのを持ってきたらいけないというのを今思うわけ、
事故があってから」(住民)

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「我々も(正式な話を)受けた覚えはございませんので、
落ち着きましたらですね、関係機関に再度確認は取りたいと思いますけど」
(南大隈町 森田俊彦町長)

地元では反対の声も強く、今後、紆余曲折が予想されます。




南大隅町で最終処分場反対集会

TBS(25日17:30)

福島第一原発の事故で放射性物質に汚染された土などを捨てる
「最終処分場」の有力候補地として鹿児島県の南大隅町が浮上している問題で、
25日、地元で住民の反対集会が開かれました。
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「(最終処分場が)安全だったら田舎に押しつけないんですよ」(住民)

事故で汚染された土などを捨てる「最終処分場」の有力候補地として浮上した鹿児島県の南大隅町で
25日に開かれた集会には、地元などから70人余りの住民が参加し、建設反対を訴えました。

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「南大隅町だけの問題ではなくてですね、
大隈全域あるいは鹿児島県全域を巻き込んだ大きな問題になって来ると思うんですね。
地元にいる我々が中心になって反対していかないと、これはいけないと」
(南大隈の自然を守る会 肥後隆志会長)

このような集会が開かれるのは初めてで、
住民らは今後、署名活動などを行い、反対の声を強めていきたいとしています。


ーーー


「福島の中間貯蔵施設と鹿児島の最終処分場」小出裕章氏
8/23たねまきジャーナル(内容書き出し・参考あり)

<上記より一部抜粋>

小出:
・・・・・・放射能のゴミというものは、
人間の手で消せませんし、自然にも浄化作用が無いのです。
でも、もうばらまいてしまったものですから、どこかに集めるしかないという事は
もう仕方がない事なのです。
ただし、それを国の方は住民の土地にという事で今進めているのですね。
私はもう、それがそもそも間違えていると思います。
もともと今汚染と呼んでいるものは、
東京電力福島第一原子力発電所の原子炉の中にあった放射性物質です。
もともと東京電力のれっきとした所有物です。
それは東京電力に返すのが筋なのであって、
本来ならば福島第一原子力発電所の敷地に戻すのが私はいいと思います。

ただし、福島第一原子力発電所は今現在戦争状態にありますので、多分難しいと思います。
それなら、福島第二原子力発電所の広大な敷地がありますので、
まずそこを放射能のごみの、ゴミ捨て場にするべきだと思います。

東京電力が嘘をついて福島県を中心に大変な人々に迷惑を及ぼしているのが今であって、
その東京電力が自らは無傷のまま
「第二原子力発電所もこれから再稼働させる」というような事をもくろんでいる訳で、
「とんでもないことだ」と私は思います。
まずは自分で責任を取るということを東京電力がやるべきだと思います。

これまで原子力発電所から出てきた低レベル、
比較的放射能の汚染の少ないゴミというものはこれまで青森県の六ヶ所村に押しつけられてきました。
ドラム缶に封入したうえで、そのどらむかんを地表に造ったコンクリート製の構造物、
プールのようなものですけれども、その中に並べていくと。
そして、いっぱいになったら蓋をして、粘土で固めて土を被せるというのが
これまで低レベルの放射性廃棄物の保管方法でした。
で、ただそれをやったところで、地面に埋めてしまうわけですから、
ドラム缶はいずれ錆びてしまう。
そうすると中から放射性物質がいずれにしても出てくるだろうと、時間が経てば。
じゃあ、一体どれだけお守をすればいいか?というと
「300年」という事を日本の政府は言ってきたのです。
しかし300年後って皆さん想像できるでしょうか?
もちろん私は死んでいるし、池田さんだって、千葉さんだって亡くなっている。
現在の東京電力のお偉いさん達もみんな死んでいる。
民主党も自民党もないという、
そういう時代まで、本当に埋めてしまって安全が保障できるか?と言われてしまうと、
わたしは、まずは無理だと思います。
でもやらなければいけないという、本当に困った時代に今私たちは追い込まれてしまっています。




大阪府「松井米穀店」偽装販売(20粒中12粒コシヒカリ以外)

ーー追記8月23日木曜日ーー


「記載内容については事実と相違があり、従業員のミスから発生したことで、
警察側も誤認逮捕を認め不起訴となっています」

と、ご連絡をいただきました(たぶんお店の方から)
「記載内容」ということで、読売新聞の記事に対してのようですが、
誤認逮捕で不起訴となったそうですので、記載することにしました。


上記の内容に関して裏付けとなる記事を探しました
朝日新聞の2012年6月7日の記事
福島米 敬遠され「安く」 新潟
http://www.asahi.com/food/news/TKY201206070393.html?ref=rss
後半部分に書いてありました。
<その部分一部抜粋します>

米穀店主に簡裁 罰金の略式命令
新潟区検は6日、大阪府藤井寺市で米穀店を営む松井義幸・経営者(57)を
不正競争防止法違反(偽装表示)の罪で新潟簡裁に略式起訴した。
簡裁は罰金50万円の略式命令を出し、松井経営者は即日納付。
ー略ー
新潟地検によると、同法違反容疑で、松井経営者が営む米穀店の従業員2人もともに逮捕されたが、
1人は嫌疑不十分で不起訴になり、もう1人は起訴猶予となった。



朝日新聞に逮捕された従業員二人は「嫌疑不十分で不起訴」「起訴猶予」となり、
「罰金の50万円は即日納付された」と、
その後の経過が書いてありましたのでご報告いたします。


ーーー追記ここまでーーー



新潟コシヒカリ100%を偽装、福島米混合か
読売新聞 2012年5月18日15時35分

新潟県警新潟東署などは17日、
県産コシヒカリ100%と偽ってブレンド米を販売した大阪府の米穀店経営者ら3人を
不正競争防止法違反(偽装表示販売)容疑で逮捕した。

捜査関係者によると、店の記録から福島県産米を大量に仕入れていたことが分かっており、
県警は、原発事故の影響で価格が下落した福島県産米を混ぜ、利益を得ようとしていた可能性もあるとみて、
動機やコメの入手経路を調べている。

逮捕されたのは大阪府藤井寺市藤ヶ丘、「松井米穀店」経営、松井義幸(57)と同市古室、
同店従業員で長男の敬介(29)、同松原市天美南、同店従業員中本友一(56)の3容疑者。

発表によると、3人は共謀して今年3~4月、
ブレンド米を「新潟県産コシヒカリ」「単一原料米」などと偽装表示した袋に入れ、
インターネットを通じて5都県の男女5人に計50キロを計約2万6000円で販売した疑い。

捜査関係者によると、義幸容疑者らは店頭販売では偽装表示のコメを販売していなかったといい、
インターネットで売る分だけ偽装販売していたとみられる。
同店のホームページには「新潟県産100%コシヒカリすべてを十全に備えた珠玉のお米」などと記載されていた。

コメ袋は自社でデザインし、大阪府内の業者に製造を依頼。
店の記録では、福島県産の「はえぬき」を大量に仕入れており、
県警は、義幸容疑者らが原発事故の風評被害で価格が下落したコメを安く仕入れていたとみている。

調べに対し、
義幸容疑者は「不正の目的は知らない」(経営者)
敬介容疑者は「配合はよく知らなかった」(長男)
中本容疑者は「社長の指示で配合した」(従業員)
と話しているという。

県は2009年度から、県産コシヒカリのブランドを守るため、全国で販売されている県産米のDNA検査を実施。
昨年8~9月に今回摘発された店を検査したところ、20粒中12粒がコシヒカリ以外だった。

県食品・流通課は「悪質性が極めて高い」と判断。
4月に刑事告発に踏み切っていた。
同課は「悪質な業者の逮捕は当然の結果。引き続き告発も視野に調査を行い、県産米の信頼確保に取り組みたい」
としている。

ーーーーー






心肺停止で作業員死亡「放射線被ばくの影響ではない」と、東電。


<福島第1原発>男性作業員が心肺停止 病院搬送後に死亡 

毎日新聞 8月22日(水)20時50分配信


東京電力は22日、
福島第1原発で作業していた男性が心肺停止となり、福島県いわき市の病院に救急搬送されたと発表した。
県警によると、男性は57歳で同日午後に死亡した。
東電は「倒れた原因は不明だが、被ばく線量から放射線の影響ではない」としている。
同原発の収束に当たった作業員の死亡は、東電の把握分で過去に4例ある。

男性は22日午前9時過ぎから、全面マスクと防護服を着用し、
作業員5人と汚染水貯蔵タンクの増設に従事した。
同50分ごろ、熱中症対策で休憩室で休んでいたが、まもなく体調不良を訴えた。
午前10時35分ごろ、別の作業員が意識不明の状態で倒れているのを発見した。

男性は昨年8月から第1原発で勤務し、22日は1週間の休暇明けだったという。
被ばく線量は同日で0.03ミリシーベルト、累積で25.24ミリシーベルト(暫定値)。
【阿部周一】


ーーー


2012年1月
平気な顔で嘘をつく東京電力の会見1/12午後(一部書き出し)

60代作業員心肺停止で搬送 東電会見1/9(会見動画・内容書き出し)

60代心肺停止作業員の外部被ばくの累積線量は6.082ミリシーベルト
(東電1/10午前記者会見・書き出し)


心肺停止作業員に関して続報・病院からの報告をただ待つ東電に
木野さんが私の思いを代弁してくれました(東電会見1/10午後 動画&内容書き出し)




2011年10月
ようやく公表。10月6日に亡くなった福島第一原子力発電所作業員の方の「死因」
10/21東京電力記者会見(内容書き出し)


政府・東京電力合同記者会見10月13日 「作業員の死因に関して」(内容書き出し)
10月6日に亡くなった作業員に関して合同記者会見10/11(内容その部分書き出し)

東京電力が作業員の死因を公表しない理由が分からない。

東電記者会見10/9(一部書き出し)「配管切断作業・亡くなった作業員の死因ほか」

福島第1原発で作業の50代男性死亡(東電記者会見質疑応答一部書き出し10/6)


2011年8月
8月30日東京電力記者会見・作業員、急性白血病で死亡(東京電力記者会見ノーカット版添付)

白血病に関する質疑~作業員2名が汚染水をかぶる。
東電記者会見8/31(会見内容書き出し・会見ノーカット画像あり)




2011年5月
5月に心筋梗塞で亡くなった福島第一発電所の作業員(週刊現代より)
この方は労災認定されました。→過労で・・
福島第一原子力発電所作業員死亡で初めての労災認定(東電会見動画あり)





この、足を切断した方はその後どうなったんだろう↓
福島第一原発・ワイヤーが落ちて2名の作業員が骨折負傷(東電会見・書き出し)10/29
11月1日のふくいち現場の声(ワイヤー落下の40代作業員足切断・全面マスク着用変更)ー東京電力記者会見関係個所書き出し11/1午後の部ー
ワイヤーの下敷きで怪我した作業員は?フリー木野龍逸氏が聞いてくれました。

こんなこともありました↓
除染作業で作業員死亡(伊達市)統合会見動画&内容書き出し12/12

ノロウイルスはどうなった?
福島第一発電所三菱重工業関係ノロウイルス52名(東電会見・書き出し)


福島第一発電所吉田前所長の病名公表(東電記者会見 動画&内容書き出し)12/9



ーー追記

社会リポート
環境劣悪 救命策も不備 福島原発作業員の死を追う
しんぶん赤旗 2012年8月26日


東電福島第1原発事故の収束作業で22日に下請け作業員が亡くなった問題は、
東電の労働環境・安全対策と一刻を争う救命体制の不十分さを浮かびあがらせました。(山本眞直)

死亡した作業員は、日立の子会社・日立GEニュークリア・エナジーの4次下請け会社の男性(57)。

■誰か残れば

同じ日立系列の協力会社で働く熟練作業員が悔しさをにじませて、こう告発します。
「体調を崩した作業員を1人残して作業現場に全員が戻ることはおかしい。
班長か代理が必ず残って様子を見ることになっている。誰かが残っていれば助かったかもしれない」

福島第1原発には重要免震棟、5・6号機には医師が常駐していますが厚生棟には不在です。

東電が発表した時系列での経過によれば
午前9時50分にトイレ休憩後に体調不良を訴えました。厚生棟休憩室で休んでいましたが、
10時15分ごろに本人が「よくなった」と話したので、
作業チームは「全員が作業に戻った」としています。

別の作業チームの作業員が意識不明の男性を発見したのが10時35分ごろ。
同44分に通報を受けて厚生棟係員らが心臓マッサージを施し、
自動体外式除細動器(AED)を使用しながら5・6号機の医師に通報。
かけつけた医師が作業員の心肺停止状態を確認したのが11時3分でした。

■別の救急車

原発構内用の「急患車」がよばれましたが、構内にはいった急患車はそのまま市街地を走行できません。
途中のガソリンスタンド(富岡町)で別の救急車に移り、
いわき市立総合磐城共立病院に着いたのが午後0時41分、
集中治療室(ICU)で治療が始まったのは0時58分でした。
意識不明が発見されてから2時間以上が経過していました。
11分後の1時9分に心筋梗塞による死亡が確認されました。

東電福島第1原発事故の収束作業で、これまでに4人が心筋梗塞などで死亡しています。
医療生協わたり病院(福島市)の斎藤紀医師は「
原発作業員の健康問題は被ばく線量による放射線被害だけでなく、
過酷な労働による健康被害から作業員をどう守るかという視点からの検証が常に求められる」と指摘します。

作業員の要求に東電は応えよ 

原発作業員の被ばく問題など労働環境の改善に取り組む日本共産党の渡辺博之いわき市議の話 
東電の作業員アンケートでも休憩室がせまい、ペットボトルの配備、
熱中症対策を徹底してほしいなど劣悪な労働環境の改善を訴える声があがっている。
作業員からは実際に
「熱中症にかかっても元請けには言えない。作業終了後に自分の負担で病院にかかっている」
などの声を聞く。
東電はコスト削減ではなく、厚生棟への医師の常駐など作業員の命にかかわる要求に早急に応えるべきだ。
原発作業員の安全確保抜きに事故の収束、廃炉にむけた取り組みはできない。






「反原発市民団体と野田総理面会・討論型世論調査・超高濃度汚染アイナメ」たねまきJ8/22小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)

・野田首相、反原発市民団体代表と面会
・エネルギー政策、討論型世論調査
・アイナメからセシウム2万5800ベクレル


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2012年8月22日水曜日 
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]




脱原発市民団体と野田首相の面会


水野:
今日はまずですね、
毎週金曜日に総理官邸前で抗議行動を呼び掛けて脱原発を訴えている市民団体のメンバーと、
野田総理が面会したという、このあたりから伺いたいと思います。
小出さん、この両者の発言を詳しく見ていきますと、
根本的に違うのは、市民団体メンバーの方は、
「出来るだけ早く、一刻も早く原発を止めるべきだ」というふうに主張しているんですが、
野田総理はですね、
「中長期的には、脱原発の態勢を作っていく」という、
この時間軸が全く違うように思うんです。
科学者としてこの両者の言い分を小出先生はどう判断しますか?

小出:
あのすみませんが、私は政治には全く期待をしていないと、当初からみなさんにお伝えきたと思うし、
野田さんにも全く期待をしていません。
野田さんが原発を止めるなんていう選択は、彼には全く無いと私は思っています。

水野:それはどういう野田さんの発言からそのように読みとりはるんでしょう?

小出:
彼は大飯の原発を容認した張本人です。
で、未だに福島第一原子力発電所の事故を引き起こした責任の追求もほとんどしていないと、私には見えます。
原子力ムラはいまだに無傷で生き残っているわけですし、
東京電力だって、株価がゼロになったわけではありませんし、
会長、社長、重役他、いまだに充分豊かに生活をしていると思います。
福島の被災者の方々の生活と比べれば、
何でこの人達がぬくぬくと生きているのかな?と私は思いますけれども、
それを許してきた人たちが今の政権の中央にいるわけですし、
野田さんがその主犯だと私は思います。

水野:
ん・・・しかしながら今日野田さんはですね、
「再稼働に当たってはこれまでの知見、対策を踏まえたうえでの安全性を確認したうえで、
国民生活の必要性を合わせて、総合的に判断して再稼働した」とおっしゃっているんですね。


小出;そうですね、

水野:「安全性を確認した」と、いう事を繰り返しおっしゃっております。

小出:
はい、愚かなことですね。
原子力発電所の安全性など確認できる道理がないのです。
福島事故の原因すら分かっていない。
収束をどうやってできるかもまだよく分からないという状況なのであって、
原子力発電所の安全性を確認出来る道理が無いのです。
それなのに彼は「安全性を確認した」と言って大飯原子力発電所の再稼働を容認したのです。


討論型世論調査

水野:
はい、あの…この野田総理の考え方についてですけれども、
ずっとですね、討論型世論調査というものがございました。
これは2030年までに原発依存を何%にするかというのを
三つの選択肢から皆さん選んで下さいということでしたよね。
ゼロにするかとか15%だとか、、その三つの選択肢がありましたけれども、
ゼロにする方が多いというのは事実で、
で、それでどうなったかというとですね、
政府の中で今言われているのは、「2030年代前半で原発ゼロ実現を目指す」案が有力だという、

小出:(* >ω<)=3ククク・・・

水野:情報が出てきました。

小出:はい。

水野:
ええっと・・・ww
討論の中では2030年までにゼロかどうなのかだったはずなんですが、
今有力なのが、2030年代前半で。って・・・
なんかこれ、時間軸がまた変わってるんですよ。

小出:( ´艸`)★。、::。.::・'゜はい、
すみません、私、ものを言う気が起きません。
私は即刻ゼロにしなければいけないと言ってきたわけですし、
2030年にゼロなんて言う、その選択自身が私にはないのですけれども、
政治をやっている方々は、もう初めから、
私のような希望をかなえてくれるような方は全然いないのだなと、むしろ思いました。

水野:
野田さんはですね、こうも言ってらして、
「将来原発依存度をゼロにする場合にはどんな課題があるか、議論を深める際には必要だ」と、
だから、「課題を整理して、どうしたら克服できるのか検討するように」と、ま、
官僚に指示したそうです。
え…課題って、原発ゼロにする「課題」っていうのは、どんなものがあると考えられるんですか?

小出:
電力供給という意味で言えば即刻ゼロに出来ます。
いついかなる時も原発など必要ありません。
今年の夏だって、政府は「原発を無くしたならば停電になるぞ」と言って脅かしたわけですけれども、
そんなことは全く、もともとはないのであって、
政府がずーっと嘘をついてきたのです。
ただ、停電になるかどうかという事以外にも、もちろん課題はいっぱいあります。
原発をやめればもちろん火力発電所を当面は使わなければいけないわけですから、
火力発電所の燃料代がかかるであるとか、
老朽化力を動かさなければいけなくなりますので、
そのための費用が必要であるとかという事は起きると思います。
でもそんな事は原発をこれからも抱えていくという事に比べれば、
本当に瑣末(さまつ)なことだと思いますので、私たちが覚悟しなければならないと私は思います。
   ※さまつ【瑣末/些末】重要でない、小さなことであるさま。些細(ささい)

水野:電気料金が値上がりするかもしれないという事はあるかもしれないが、

小出:短期的にはあります。

水野:短期的にはあります、

小出:
ただし、長期的に言うならば、原子力が一番高い電源だった訳ですから、
一刻も早く止めた方が長期的に言えば助かります。

水野:うん…近藤さん、このあたりいかがですかね?

近藤:
ぼくは、野田さんはご承知の通り消費増税を三党合意でやったわけで、
次の総選挙を脱原発依存を仮に掲げても、
自民党との協力なくして自分の政治は全く動かないという事を分かっていますから、
当の自民党が脱原発であり得ない以上ですね、
野田さんが世の中の前面に出ている限り、私は
「原発を止める」なんていうのは口先で言っているにすぎないと思います。

水野:はぁ・・・・ww、そうですか。

近藤:はい

水野:
小出先生のお話では、
「本当に差し迫った課題はないにもかかわらず、原発は止められない」という事になっていくわけですが、
たとえば「電気料金があがったら企業が海外へ出ていくんじゃないか」という議論もありますが、
小出さん、どうですか?
こういうものを克服しなければならないという議論がありますが、

小出:
そうです。もちろん克服しなければいけないのです。
日本という国はもともと、天然、いわゆる地下資源に恵まれた国ではありませんので、
そういう国として国家の戦略を立てなければいけなかったのですけれども、
なにか原子力があたかも国家のエネルギー戦略で必要だと思いこんでしまったという時がある時期にあって、
国家全体がそれにのめり込んでしまった歴史が続いてきたのです。
でもそれが間違いだったという事に今気がつかなければいけませんし、
それをいつか、重い責任を持っても直さなければいけないときが必ず来るのです。
それを今出来なければ、もっとひどい痛みを被ることになると思います。


セシウム2万5800ベクレルのアイナメ

水野:
はい。もう一つ教えて下さい。
アイナメというお魚についてです。
福島第一原発からおよそ20キロ離れた沖合で捕れたアイナメからですね、
大量のセシウムが検出されました。
1kgあたり2万5800ベクレル。
これは今おかれている食品の基準の258倍の濃度です。
で、1年半近く経ってですね、これまでの魚介類の調査で最大の値が出たという事に
私なんかビックリするんですが、
なんで今、今までで一番高い値が検出されるのか?
いかがでしょう?

小出:今まで測定をしなかったからです。

水野:はーっ!

小出:
福島県は漁を自粛していましたし、
それが市場に出回るという事、
ま、漁民が痛みを抱えながら引き受けてきたのですけれども、
これがとにかく、漁民としては何とか漁をしたいと思って、測定を始めているのですけれども、
もちろんアイナメというのは底生魚類で、海底の底の汚染を引き受けやすい生き物ですので、
当然のことが分かっているという事です。

水野:
という事は、海底にどんどん、その海の表面、海面にあったようなセシウムも、
どんどん下がってきているということですか?

小出:
はい、セシウムという放射性物質自身は、水にも溶けやすいですし、
土、泥にものすごく吸着しやすいという、そういう性質を持っていまして、
多分、福島の原子力発電所の周辺の、海底の土は、猛烈に汚れているはずです。
そういう場所で生きてしまう魚、あるいは魚介、貝類ですね、
そういうものはモーレツに今、汚れている筈だと思います。

水野:という事はアイナメのような海底近くに住む魚介類はですね、

小出:貝類もそうですけれども、はい。

水野:魚貝類は、これからまだ濃度は増すという事になりますか?

小出:はい、増す可能性もありますし、当面下がらないと思います。

水野:たとえば、何年単位で下がらないのですか?

小出:
わかりませんけれども、
セシウム137の半減期は30年です。
それで水に溶けている限りは、ま、拡散してしまう
拡散してしまうというのは、無くなるわけではなくて薄く広く広げるという意味ですけれども、
そういう意味で言えば、福島県沖からは薄くなっていくとは思いますけれども、
土に関して言うならば、一度くっついてしまうとなかなか離れませんので、
汚染は長引くと思います。
多分、何年、10年、20年という単位で猛烈な汚染が続くと思います。

水野:調査をもっとこまめに、いろいろなところでやらなきゃダメですね。

小出:
はい。
その上にストロンチウム90という放射性物質も海産生物は重要ですので、
今回の発表ではなかったようですけれども、
きちっと測定して公表してほしいと願います。



続きを読むに<参考>番組内容の毎日新聞記事

続きを読む

パブリックコメント原発ゼロ指示90%


原発比率 意見公募8万9124件 異例の件数 関心の高さ顕著

東京新聞 2012年8月16日 朝刊

内閣府国家戦略室は15日、
2030年の原発比率をめぐり、政府が示した三つの選択肢への意見公募(パブリックコメント)
に寄せられた声が計8万9124件に上ったと発表した。
意見公募としては異例の件数で、原発やエネルギー問題への国民の関心の高さを示した。

内訳は、
インターネットを通じたものが5万9034件、郵送が9624件、ファクスが2万466件だった。
意見の内容や傾向は、原発をめぐる「国民的議論」の結果を分析するため
政府が新設する専門家会合で近く公表される。

7~8月に開いた国民の意見を聴く会などでは原発ゼロを支持する声が多数を占めており、
意見公募も同様の傾向とみられる。




原発「ゼロ」半数が支持 討論型世論調査、意見公募では9割
中國新聞 2012年8月22日

2030年の総発電量に占める原発比率をめぐり、
政府が今月上旬に実施した「討論型世論調査」で、
原発をゼロにする案への支持が討論後に47%と約半数を占め、
「15%案」や「20~25%案」を大きく上回ったことが21日、分かった。

これとは別に実施した意見公募(パブリックコメント)でも、
計約8万9千件のうち7千件を分析したところ、0%案支持が90%に上った
各地で開かれた意見聴取会も含めたエネルギー政策の国民論議で、脱原発を求める声の強さが裏付けられた。

政府はこれらの結果を22日に公表。
内容を検証する専門家会合も22日に開き、とりまとめを急ぐ「エネルギー・環境戦略」に反映する。
政府は当初、15%案を有力視していたが、支持は広がっておらず、
新戦略で0%案にどう言及するかが焦点になりそうだ。


討論型世論調査は、無作為に選ばれた約280人が討論会に参加し、
その前後で計3回、政府が示した原発比率の三つの選択肢を10段階で評価した。

3案のうち0%案を最も高く評価した人の割合は、
1回目の調査で34%、2回目が42%、3回目が47%と次第に増えた。
一方、15%案は1~2回目が18%で3回目が16%。
20~25%案は1回目14%、2回目15%、3回目13%とほぼ横ばいだった。
残りの回答は支持する選択肢を一つに絞っていなかった。

調査結果は他にも、各選択肢の評価の平均点を比べる方法など複数の集計方法で示され、
専門家が詳しく分析する。


国家戦略室では
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/archive11.html
パブリックコメントでの意見公開と
意見聴取会の報告書ではそれぞれの会場での意見など見られるようになっています。



「私たちが戦っている相手は放射能です」小出裕章氏8/22吉田照美ソコトコ(内容書き出し)

2012082211.jpg

小出先生登場!!






吉田照美:
今朝は大勢の方から是非お話を伺いたいと、毎回ご希望を頂いております。
こちらでございます。
原子力の専門家としてのお立場からその危険性を訴え続けていらっしゃいます、オピニオンリーダー。
京都大学原子炉実験所助教の小出裕章先生でございます。
今朝もお電話、生で今出ていらっしゃると思います。
小出先生お早うございまーす。

この夏はオリンピックに沸いたわけですけれども、
小出先生もオリンピックとかはご覧になったことはあったんですか?


小出裕章:全く見ません。

吉田:全く見ませんか、

小出:はい。

吉田:見たくない?

小出:国威発揚に利用されているように私にはみえて、見たくありませんでした。
     ※国威発揚(こくいはつよう)
      国家が国外に対する威信を奮い立たせること、
      外国に対して発奮し威勢を示すこと、国威を発揚すること、などの意味の表現。



吉田:
そういうふに言われると僕なんか見ちゃったからなぁ~っていうことなんですけれど、
ま、大メディアの報道は、
そのオリンピック、それから尖閣諸島、竹島問題のニュースばかりだったんですけれども、
「収束しない原発事故のニュースは片隅に」という状況はありましたが、
朝日新聞で、昨日でしたかね、
とにかく大飯原発関西の電力事情、この夏の電力不足をとずっと言っていて再稼働した、
持って行った政府なんですけれども、
小出先生のおっしゃっていたとおり!
「電力は余っていた」と。

小出:はい、あたりまえです。

吉田:
はーん。
これだから要するにウソをついていた訳ですね。

小出:そうです。

吉田:
はーん。
電力会社も嘘をついていたし、メディアもその片棒を担いでいたと、

小出:そうです。

吉田:いうことですよね。

小出:そうです。

吉田:
うーん、
これ、だから、次の再稼働とかいう事で狙われているのはどこの原発になるんですか?これ。

小出:多分次は伊方だと思います。

吉田:あ~、そういう事になるんだ。

小出:はい。


福島第一原発

吉田:
んー・・・・、
とにかく今日もいろいろと小出先生にお話を伺いたいんですが、
一番気になっている東京電力福島第一原発の現状なんですけれども、
これは、1号機2号機3号機の様子っていうのは、
小出先生はその後どういうふうに捉えていらっしゃるんでしょうか?

小出:
まず皆さんに確認していただきたいのですが、
私たちが戦っている相手は放射能です。

放射能というのは生き物ではありませんけれども、
自分で動き出そうとする能動的な毒物なのです。


1号機から3号機までは事故が起きた時には運転中だった訳ですが、
ようするに放射能、私たちがったかっている敵の最精鋭部隊は原子炉の中にいたのです。
そして残りは使用済み燃料プールというところにいました。
事故が起きて、最精鋭部隊がとにかく暴れ始めまして、簡単に人間側が敗れてしまったのです。
で、その放射能の塊は今どこにあるのかすらが分かりません。
人間の方が見に行くこともできないという、そういう状態になっています。

残りの使用済み燃料プールの中にいた放射能の部隊は、
いまだに多分そこにいるのだと思いますが、
それもまだ見に行くことすらが出来ないという、そういう状況です。

東京電力は、何とかその、今どうなっているのか?という事を知りたいと思って、
さまざまな手段で、現場にロボットを入れたりですね、カメラを入れたりして見ているわけですけれども、
やはりなかなか分からないというそういう状態が現在でも続いています。


高濃度汚染水漏れ・4号機

吉田:
この4号機ですけれども、先週高濃度汚染水が4.2トンが漏れているのが発見されて、
1立方cmあたり7万7000ベクレルっていう、
大変な放射性セシウムが検出されたという事なんですけれども、
これは、ど、どういうふうに捉えたらよろしいんですか?

小出:
えっと、そんな事で驚いていてはいけないのです。
1立方cmあたり7万7000というのは、
平常時であれば環境に放出していいという濃度の100万倍というようなモーレツな濃度ですけれども、
それが4.2トン。
ま、たまたま漏れてはいけない所で漏れていたと言うのですけれども、
実はもう、敷地の中には何十万トンも、そういうものが溜まってしまっているのです。

吉田:何10万トン!

小出:
はい。
10万20万だと思いますが、
そのうちの一部を循環させながら、原子炉を冷やそうとしているのですが、
それがたまたまそこで、4トン分だけ漏れたというだけであって、
漏れようと漏れまいと、そういう汚染水はもうすでに膨大にあってですね、
実際にはほとんど管理もできていませんので、
溜まってしまっている地下から外へ出ていってしまっていると、私は思います。

吉田:確実に外へ出ていっていると、

小出:はい。


4号機使用済み燃料プールは?


吉田:
あの、4号機で一番心配なのは、その使用済み燃料プールの状況なんですけれども、
この状況というのは今、小出先生はどういうふうにご覧になっているんですか?

小出:
東京電力も4号機の使用済み燃料プールが危険な状態にあるという事を初めから承知していました。
そのため東京電力は4号機の使用済み燃料プールが崩壊しないように耐震補強工事というものをやりました。
しかし、工事をするにしても被ばくをしながらの作業であって、
なかなか完璧にゆっくりと工事をするという状況ではありませんでした。
そのため私は「どこまで工事がちゃんとできたか?」という事を不安に思っています。

東京電力は、今でも余震が沢山あるわけですが、
「大きな余震があっても崩れることはない」と、東京電力は言っています。

「本当にそうなのか?」という事を私は不安に思っていまして、
もし、大きな余震が襲ってきて、4号機のプールが崩壊するような事になれば、
そこに大量の放射能、ま、私たちが戦っている敵が今でもあるのわけすから、
これからまた大きい災害が襲ってくるという可能性はあると思います。


吉田:
これは、とんでもないことになってしまった場合というのを、
もう、アメリカとかヨーロッパの各国は知っているわけですよね?

小出:もちろんみんな知っていますし、日本の関係者も知っているのです。

吉田:
ただ、その事に対する報道というのは、
なんか日本の場合は規制がかかって、知らせない形を取っているような気がしてしょうがないんですけど。

小出:
吉田さん達がこうやって私の発言などを拾ってくれる訳ですけど、
ほとんどのマスコミは、政府あるいは東京電力の発表をそのまま流してしまうという、
そういう状況が続いてきたと思います。

吉田:
これが、
つまり4号機の使用済み燃料プールが崩れるようなことがあったら、
世界的な規模で大変なことになってしまうわけですよね。

小出:
4号機の使用済み燃料プールの中には、
広島の原爆がばら撒いたセシウム137の、たぶん5000発が今でも存在しています。

吉田:はぁーー

小出:
これまで大気中に放出されたセシウム137の量というのは、
日本政府の主張によると168発分です。
ですから、それの、ま、10倍以上というものがまだ4号機の使用済み燃料プールにあるし、
それは放射能を閉じ込めるという防壁が全く無い状態で、野放しでプールがあるのですね。
それが崩壊するような事になれば、これまでの10倍以上の汚染が生じる可能性があるわけです。


吉田:
だからいまね、日本で原発推進とか、反原発、脱原発と、ま、分かれていたりするわけですけど、
でもそこらへんの原発推進を相変わらず考えているかたは、
ここら辺の4号機の認識っていうのはどういうふうになっているんですか
ね?

小出:
もちろん危険だっていうのは承知している訳で、
東京電力もとにかく4号機の使用済み燃料プールの底から燃料を取り出さなければいけないという事で、
最優先で東京電力は作業をしています。
ただし、それをやろうとすると猛烈な危険を背負わなければいけなくてですね、
たとえば使用済み燃料プールをそのままプールの底からつり上げてしまうようなことをすれば、
その、人々がバタバタと死んでしまうというほどのモーレツな毒物なのです。

ですから、簡単には釣りだすことができませんので、
釣りだすための準備作業というのが必要になっています。
そのために東京電力は来年の12月までかかってしまうと言っています。
多分そうだとおもいますし、「それで済むのかな?」と私は疑っている位です。


吉田:小出先生としてはそれで済まないだろうというお考えな訳ですよね?

小出:
えーっと、大変な工事になりますので、
来年の12月までに、その「準備の工事ができるかどうか?」という事に不安を感じています。
そして作業が始まったとしても、大変な作業ですので、危険と向き合いながらの作業で、
労働者の人達も被ばくをするでしょうし、
何とかうまい方法を考えながらやるしかないと思います。


アメリカNRCの判断に日本は?

吉田:
後、小出先生に伺いたいのは、
原発大国アメリカの原子力規制委員会NRCですか?
今月、「核廃棄物の最終処分場が決まるまで原発の新設、それから稼働期間の延長凍結」
というふうに発表したんですけど、
これはそのまま受け取っていいんですかね?
この条件は。

小出:
多分今回の決定はそうだと思います。
ただし、だからと言って米国の原発が無くなるわけではありませんし、
すでに生み出してしまった放射性物質は消えてくれるわけでもありませんので、
問題はまだまだ抱え続けなければなりません。

ま、でも、
日本というこの国に比べれば、遥かにマシ。
マシというかですね、非常にまっとうな判断だと思います。

吉田:日本にももちろん核廃棄物の最終処分場なんていうものは無いわけですけれども、

小出:全くありません。

吉田:アメリカに習って、日本もその、凍結みたいなことっていうのは出来ないんですかね?これ。

小出:当然私は「すべき」だと思いますけれども、

吉田:そうですよね。

小出:
原子力ムラの人達はそういう判断を「決してしない」ような人たちがこれまでやってきているし、
これからもやって行くのだと思います。

吉田:
なんで、その原子力ムラの方々は
そこまで、その…そんな状況下にあるにもかかわらず
その…止めようとしないんですかね?

小出:
え…、先の戦争もそうでした。
始めてしまって、とにかく国家として一つの方向に向かってしまったらば、
それをもう止めることはできないし、
個人としての発言すらがもう出来なくなってしまっているという、
まさにそういう状況だと思います。


金曜日官邸前デモ

吉田:
とにかく今、今までなかった再稼働反対への国民の声っていうのが、
金曜日になると首相官邸前でデモがありますけれども、
あれに関して小出先生は、今どういうふうに感じていらっしゃるでしょうか?

小出:
私自身は原子力を専門にする一人の人間にすぎない訳で、
何とか「原子力の暴走を止めたい」と思ってきましたけれども、
止められないままここまで来てしまいました。
でも今は、原子力を専門とする人でないような人たちが、
それぞれ自分の意思で立ち上がって下さっているわけですから、
私としては大変ありがたいし、力強く思っています。

吉田:
わかりました。
朝早くに、また今日もありがとうございました。
またよろしくお願いします。ありがとうございました。



ーーー


アメリカの原子力規制委員会が原発の延長と新設の凍結を決断したニュース↓

原子力規制委員の重要性を考える「米NRCの大胆決断」
8/17報道ステ(内容書き出し)




お気に入り♡「 がれきの広域処理をピノキオで説明」

ピノキオのお話
みんな知っていますよね、ウソつくとお鼻が伸びます!
これ、久々私の中のヒット作品~♫♪♬
文字起こしなしです、
見なくっちゃ伝わらないと思うから、このいい感じぃー♪



がれきの広域処理には断固反対ですლ (。◕ˇε ˇ◕。ლ)



ーーーと、言いながら、セリフ書き出してみましたw

<登場人物>
(北橋市長)ピノキオ
(細野大臣)ジミニー・クリケット
ブルー・フェアリー


細野クリケット:市民が抗議に押し寄せてきたぞ!
北橋ピノキオ:ベビーカーの赤ちゃんも大勢!
細野クリケット:避難者のバカどもも!
北橋ピノキオ:なんて言えばいいの?すごく怒っているよ!
細野クリケット:嘘でも何でも言ってごまかせ!

フェアリー:北橋市長、それに細野大臣も
細野クリケット:いや奇遇ですねぁ。
フェアリー:北橋市長、あのがれきはどうしたの?
北橋ピノキオ:がれき?あれは石巻の人が困っていたから・・・
細野クリケット:ちゃんと誤魔化せ!
北橋ピノキオ:宮城県から頼まれて・・・
フェアリー:頼まれたの?
北橋ピノキオ:そう!県内で処理できないって!放射能で汚れてないのを持ってきたんだよ。

ー北橋ピノキオの鼻伸びるー

フェアリー:汚れてないの?石巻のがれきが?
北橋ピノキオ:汚れてないよ。8ベクレルしか!

ー北橋ピノキオの鼻伸びるー

フェアリー:環境省はなんて言っているの?細野大臣は?
北橋ピノキオ:細野大臣?
細野クリケット:私は関係ない!
北橋ピノキオ:安全だしみんな燃やしているって!

ー北橋ピノキオの鼻伸びるー

北橋ピノキオ:本当だよ!
フェアリー:防波堤にしないの?
北橋ピノキオ:埋めたら危険なんだって!

ー北橋ピノキオの鼻ビュ~ンと伸びるー

北橋ピノキオ:僕の鼻が!どうして?
フェアリー:多分嘘をついているのね。
細野クリケット:多分?
北橋ピノキオ:本当だよ。嘘じゃないよ。もう市庁舎に来るなよ、避難者のバカどもが
フェアリー:嘘は一度つくとどんどん大きくなって、その鼻みたいに隠せなくなる
細野クリケット:もうマスコミを使ってもごまかせない
北橋ピノキオ:風評被害が出たら訴えるぞ
細野クリケット:ネットも監視してるんだぞ。公平にやりましょうよ。二重契約もしていない。
        北九州が最終処分場、建設費で儲かるよ・・・
フェアリー:今回は許しません。訴状は読みましたね?
      刑事事件でも訴えられますよ。法廷で闘いましょう。
北橋ピノキオ:僕達悪くないよ!裁判でも負けないよ!
フェアリー:いいでしょう。もう許しませんよ。法の裁きを!


ーーー
がれきの広域処理の違法性を問う集団提訴
2012年7月27日(金)
北九州市の市長を提訴しました。
斎藤利幸弁護士と、総勢142名の一般市民からなる原告団が
北九州市と宮城県を相手取り福岡地方裁判所小倉支部へ提訴しました。
損害賠償請求という形式ですが実質はがれきの広域処理の違法性を問う裁判です。
http://hinanohanasi.blogspot.jp/2012/07/2012727-httpsdocs.html



集団提訴の解説漫画です。
「被災地を訴えて金を要求するのか?」
といった誤解があるようなので漫画で解説します。
http://hinanohanasi.blogspot.jp/2012/07/blog-post_30.html


ーーー



震災がれき:北九州市、受け入れ半月延期 調整遅れ
毎日新聞 2012年08月21日 20時46分

宮城県石巻市の震災がれきを受け入れる北九州市は21日、
がれき焼却の開始時期を当初予定の8月末から9月中旬に延期すると発表した。
宮城県と北九州市のがれき処理費用や作業分担などの詳細を定める業務委託契約の締結が
8月中旬から月末に延びたためとしている。

市は、がれきの運搬・焼却・埋め立てなど市負担分に関する書類を8月上旬に宮城県に提出。
宮城県はこれを受けて8月中旬に市と正式な契約を結ぶことになっていた。

しかし宮城県と現地のがれき処理業者との調整や、
最終的に費用を負担する環境省との協議に時間がかかっているという。
北九州市循環社会推進課課の梶原浩之担当課長は
「(夏の暑さで震災がれきが悪臭を放つ)8月中にできるだけ受け入れたかったが残念だ」と話した。
【宍戸護】



「意見を自分で考えるためには、まず事実を知っておかなければね」水野晶子さん8/21吉田照美ソコトコ(書き出し)

途中からですが、内容書き出しました

たね蒔きジャーナル 水野晶子さん

2012年8月21日放送 吉田照美ソコトコ

関西のラジオ界でリーダー的報道番組、
MBS「たね蒔きジャーナル」のパーソナリティー水野晶子アナウンサー


05:05
「たね蒔きジャーナル」名前の由来

水野:
私は時々「たまねぎ」なんて言ってしまうんですけれど、
これは種のところから、他の番組ではニュースになっていないうちから、
ニュースの種のところから私たちは注目しますよと、
で、その種は多分ね、リスナーのみなさんの生活の中にあるからそれを教えてちょうだいよ。
それをみんなで共有しましょうよという思いで作られたタイトルなんです。

吉田:なるほどね、
番組がスタートされて一年半、東日本大震災がありました。
そして東京電力福島第一原発の事故があって、
その時から、なんか番組のあり様が変わったというふうに伺っているんですが、

水野:
ああ、皆さんからしたらそうなのかもしれない、東京の方からすると。
私たちからすると初めからずーーっと、今までやっていることは一緒なんですよ。
ただ、そこに原発事故問題が入ってきたというだけなんですけど、
多分私たちの作り方がほかのところと違うのはね、
構成作家さんがいはらへんのです。
で、構成をしていく役割は誰がやっているのか?というと、
ホント、リスナーの方々がやって下さっていて、
リスナーの方が毎日、今これを知りたいとか、
今これ調べてとかどんどん送ってきてくれはるので、
教えてもらったものを取材する、報告する、当事者の方に来ていただくと。
だからリスナーの方達と一緒にどう番組を作っていくか、というのをずっとやってきているんですね。

吉田:
なるほど、そういう番組無いですよね。
日本全国探しても、そこまで本当に聞きたい事とか、
本音でいろいろ喧嘩するまで政治家の人とやってくれる番組って、正直言ってないですからね。

水野:なかなか難しいんでしょうかね?

吉田:
そこがやっぱり、希有な番組として、
注目を自然的に浴びるようになったんじゃないかなって思うんですけれど、

水野:リスナーの方が、聴きたいと思う事が、やっぱり一番ですよね。

吉田:
それは本来そうあるべきなんですからね。
それをフィルター通しちゃったりとか、そういう事をするから信頼感を無くしちゃう

水野:
あっ、そうみたいですね。
だからフィルターを通すような事をしたら、
もう、「なにやってんねん」ってすぐに怒られちゃうので、私なんかは。


真実・行きついたら小出先生だった

吉田:
いいですね、いいですね。
とにかく数ある報道機関の中でもこのたねまきジャーナルは、
早くから京都大学原子炉実験所助教の小出先生にお話を伺っていらっしゃるんですけれども、
この、小出先生にご出演いただくにあたっての
いきさつというか、流れというものはどういった事だったんですか?

水野:
もうこれもね、3.11以前からずっと、
リスナーの方が「これ知りたい」というのを聞くっていう事にしていたら、
とにかく事故直後から、
「福島第一原発でなにが起こっているのか、本当のことが知りたい」というのが、
もう本当にみなさんの声として沢山やってきて、
それで、真実を語って下さる方って、行きついたら小出先生だったんですよ。

吉田:行きついたわけだったんですね。

水野:
いや本当に、で、私たちはビックリしたのは、
テレビでしゃべってはるような他の学者の方とは全く違って、
他の先生は「直ちに健康に影響はない」とか、「安全です」とか言うてはる時に、
小出先生「直ちに風上に向かって1mでも遠くに逃げて下さい」とおっしゃったんで、
リスナーの方の中にはね、「いや、その情報怖いから止めてー」って、
最初おっしゃった方もいはったんですけど、

吉田:やっぱりそういう事がありましたか

水野:
ありましたね。
でもそれ以上のものすごい勢いで、「とにかく本当のことを小出先生に聞いてちょうだい!」っていう、
それこそ山ほどの皆さんの声を頂いて、
で、ビックリしたのは、放送エリアを飛び越して、
それこそ関東の方、福島の方々からもすごい数のお便りを頂くようになったんです。

吉田:
そうでしょうね、だって、
他にないからそこにみんな集まっちゃったっていうのが、
正直、僕は現象としてあったと思いますね。

水野:
だから、ネットで週二日分公開しているという事もありますけれど、
「雑音がどんなにひどくても、もうしがみついて聞いているからね」っていって、

吉田:
だからテレビも数ある番組、報道番組があったり、ラジオでも数ある報道番組が
もう全国で言えばあるわけですけれど、
やっぱり、たね蒔きジャーナルが傑出していたというのは避けがたい事実で、
本当にすごい状況になったと。
ま、事件みたいなものだったとおもいますけど、
それで、その小出先生の話を聞かれて水野さんとしては、
ショックを受けられたことってなかったんですか?

水野:
あの、本当に日々、最初の・・最初っていうか、ずーっとショックでしたよね。
他の方とおっしゃっていることが違うんですから、
やっぱりその時にね、私たちスタッフを突き動かしたというか支えてくれたのは、
リスナーの方々の声なんですけれど、ちょっとご紹介したいメールがあってね、
3月の事故直後なんですけど、
福島の方から私たちのところにいきなりメールがどんどん届くようになったんですよね。
で、ある女性の方がね、
「地元でこんな情報を流してくれると本当にいいんですが、
流れてくる内容が『大丈夫です』とか、『安全です』とか、
科学的に信頼できないような話ばっかりなんです。
700kmも離れている遠い大阪から、ありがたい情報をいつもありがとう」と下さったり、
あるいは他の女性の方が
「不安で夜も眠れず、放射能が怖くて子供たちを外にも出せず、もう、助けて下さい。
夜泣きして子どもが誰かを探すように必死で手を掴んでくるんです。
福島県民に正確な情報をください」って、

「助けて」「助けて」というような声がですね、次から次に届いて、
で、ああ、そうか、私たちが今発信している情報って、
今日本の中で、そんなに貴重な、そんな意味のあるものなんだという事を日々分からせられて、
その声に後押しをしていただいたという、そんな感じの日々でした。


自分で考えるために真実を知る

吉田:
たとえば福島第一原発4号機の状況なんかのような事っていう正しい情報というものを
大きいメディアとか、大きい新聞が、きちんと正確なところを報じていないというのが
大問題だと僕なんか思うんですけど、

水野:
そうですよね、
原発問題についても皆さんそれぞれのご意見があればいいと思うんですよ。
さまざまな意見があってもいいんだけれど、
意見を自分で考えるための、まず事実を知っておかなければ、考える基本ができませんよね。

そこのところがみなさんに行き渡っていない国って、どないなん?っていう、

吉田:
大問題なんですけど、
それで、福島第一原発で爆発とかが起きた時には、
小出先生はメルトダウンの心配などはもう、ちゃんとされていた訳なんですが、

水野:もうほんとに、当初からされていました。

吉田:
ね、東京電力も政府も隠ぺいしていたことが明らかになっている訳なんですけれど、
そこで思う事っていうのは
「いつからこんなになっちゃったんだ?」

水野:
何時からこんなになっちゃってたのか?って、
私だから思うんですけどね、
私たちが伝えているラジオの情報って、もう命を支える情報だっていう事を今回改めて思ったんですが、
それは緊急時にだけ命を支える報道じゃなくて、
本当に普段の何気ない日常のときに、
「いや、実は私たちの日常はこういうふうにして成り立っているんですよ」とか、
「実はこういう危うさをはらんでいるんですよ」という事を皆さんにお伝えしておかないと、
いざという時に命を守ることにはつながらないんだなという事を私は思い知らされたなって、

吉田:
今後ラジオの報道番組として、それだけ信頼を得ている番組として、
今後心しておかないといけないという事は、水野さんは今どういうふうに思われていますか?

水野:
やっぱり、怯えずに、ちゃんとみなさんが知りたいと思っているところを、私は代弁者として、
みなさんが、リスナーさんが開くという番組を作りたいなとスタッフのみんなと話しあっている

吉田:
本当に自然体でね、そういう形で水野さんがMBSでその番組でやっていらっしゃるっていう事が、
やっぱり救いになるし、他のジャーナリストの人達も、基本に立ち返ってもらいたいなと、
本当につくづく、今日は改めてお話し下さって思いました。

水野:
そんな事を言っていただけるなんて、本当に本当に光栄です。
それと一言だけいいですか?
あの、東京の方々に生でおしゃべりさせていただくのが初めてなんで、
いつも応援して下さっていて、本当に感謝しているとおいう事を伝えたかったので、
本当にみなさんありがとうございます



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「原発を止めて景気拡大」城南信用金庫 吉原毅理事長8/20吉田照美ソコトコ(内容書き出し)

新しい時代の展望が開かれた時に新しい経済が生まれる。
むしろこれからは、新しい産業や新しい経済拡大の絶好のチャンス!

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脱原発の姿勢をいち早く打ち出した
城南信用金庫 吉原毅理事長

吉田照美 ソコトコ 2012年8月20日放送



週間エンター今週のテーマはこちら

「どうなる日本の未来!照美VS各界リーダー対談」

東日本大震災の発生と、そこから続く福島第一原子力発電所の事故
あの日、あの時から我々の生活や価値観が大きく変わりゆく中で、
日本は今、どこに向かおうとしているのか。

今週の週刊エンターは、
誠に勝手ながら番組がリーダーと位置づけさせていただく様々な分野の方に
明るい日本の未来へのヒントとなるお話を伺ってまいりたいと思っています。

佐藤:
初日の今朝は、保守的なイメージの強い金融業界の中にあって、
昨年の4月1日、いち早く「脱原発」の姿勢を打ち出すなど、
日本企業としてのあり方、考え方を次々に発信されていらっしゃる
核心的な経営トップ、城南信用金庫の吉原毅理事長をお迎えしております。

吉田:
おはようございます。
生でスタジオにお越しいただきました。朝早くからありがとうございます。
いま、佐藤友紀の方から簡単にご紹介させていただいたんですが、
吉原理事長が脱原発の姿勢を明確にされたのが昨年の4月1日という事で、
これは僕もニュース等で知ったんですが、
金融機関はもとより、おそらく日本の経営トップとして、
福島の事故後最も早く脱原発を打ちだされた方ではないかと思いますけれど、
これは、今ちょっと率直にお伺いしたいんですけれど、
「どういう思いからだったのか?」というところからちょっと、お話しいただけますでしょうか。


「脱原発」打ちだしへの思い

吉原:
はい。
今保守的という話がありましたけれども、
信用金庫というのは、まさに「地域を守って、地域の方々を幸せにする」という、
そういう仕事をしなければいけない金融機関なんですね。
ところが、福島県の方を見てみますと、
原発によって地域から出ていかなければいけない。
地域が守れないという状況があって、
また、東京の方でも、東京の水道水が飲めない。
神奈川の方でも、お茶が飲めないというような状況もありました。
「地域を守らなければいけない」というそういう必死の思いから、
これを何とかしていただきたい。という事で思っていたんですけれども、
こういう事については当然政府とかマスコミの方々、
科学者の方とか立派な方々がちゃんと対応して下さるのかと思っていたんですが、
どうも今回の3.11以降を見ていますと、
どうもそういう方向とは違う方向に行っていたので、とても心配で不安になりました。

吉田:
昨年の4月1日という時期は、
本当に政府、それから東京電力が、メルトダウン、それから放射能汚染をひた隠しにして、
事故の汚染はまだ見えていないという状況でしたから、
だからその時点で吉原理事長がおっしゃっていただいたというのは、
僕も個人的にはすごくうれしい状況だったんですけど。

吉原:
ありがとうございます。
地域の方々とお話ししてみましても、お母さん方やおばあさま方、
幼稚園の先生とか、あるいは経営者の方々も、
「これはいったいどうなるんだろう」というご不安をですね、皆さんが思っていらして、
何とかしていきたいという思いが募っていましたですね。

吉田:
時系列で言うと有名な方の発言で、
俳優の山本太郎君も反原発運動を宣言したのが4月9日という、
吉原理事長よりもちょっと遅れてなんですね。
ソフトバンクの孫さんが自然エネルギー財団設立を宣言したというのが
時系列的に言うと4月20日になっていました。
ま、これ、大飯原発の再稼働とかですね、今の日本の原子力政策に関しては、
率直にどういうようなご意見を吉原理事長はお持ちなんでしょうか?


原発が必要なら経団連が買い取ればいい

吉原:
はい、
私は原発についてはクリーンで安全なエネルギーだというふうに3.11以前は思っていたんですが、
それ以降の動きを見て、また自分でいろいろと調べてみますと、
マスコミはなかなか本当のことを報道できないという事案もあるという事も聞きましたけれども、

吉田:ちょっとひどいと思いますけど、メディアの報道の仕方は。ええ。

吉原:
メジャーなものは非常に慎重な姿勢で、
で、週刊誌とかインターネットとかいろんな学術誌のようなものを見ておりますと、
原発に反対しておられる方々の方が、
明らかに冷静で、しかも現実的な議論をされている
という事に気が付きましてね、
これを何とかしたいと思います。
で、今特に問題になっているのが
2030年までに3択で
ゼロ、15%、20~25%の稼働をどうするか?というのが議論がでておりますけれども、
クイズの番組じゃないし、3択というのはどうなのかな?と

吉田:
ええ、非常のその3択が恣意的な感じで、
自分達がここにもっていきたいという15%というのが、
なんとなく落としどころにさせようとしているというところが見え見えの3択でしたね。

吉原:
そうですね。
選択肢を与えないというのはですね、
まず「直ちに」というのが無くて、2030年ありきという事で話をしていますけれども、
いま、国民の多くはですね「直ちに止めてもらいたい」と、
「電気さえ足りるならばやめてもらいたい」と思っている方の方が多い。

現実にこの前のアンケートで70%近くの方々が、「原発ゼロにしてもらいたい」という意見なので、
政府の方々が困っていたという議論もありましたけれども、
この間も東京新聞で、企業の、主要企業の方々のアンケートをやったところ、
過半数の方々が、直ちに、「
今現状電気が足りるならば、原発ゼロでいいじゃないか」という方々が過半数以上を占めているんですね。
企業でさえそうなんです。

ところが経団連とか経済同友会とかが、この間意見書を発表したんですけれども、
非常に私が疑問に思ったのは、
「原発止めた方が経済界としてもいいんじゃないか」という議論があるにもかかわらず、
「原発ゼロというのは現実的ではない」という極めて強いメッセージを発せられました。

だけど私が非常におかしいなと思ったのは、
それほど原発が大事で原発は現実的だというならば、
経団連の主要企業の方々が、原発を全部自分で買い取って、経営できるのか?と。
そんな危ないことはできるわけがないのに
自分ができないことを人に押し付けて極めて無責任なんじゃないかと。


吉田:ほんとうですね。

吉原:
こういう話をしていると、
経済界全体に対する国民の信頼というのは非常に失われてしまうと思うんですよ。

吉田:
いやー、非常に僕は「どうなってんのかな?」っていう思いが強いですよね。
だから、何でその、経済界の方々がそこらへんに思いが至らないはずはないと僕は思うんですよね。

吉原:
ええ、ですから経済界全体の意見を
もう少し真摯にですね、冷静に、正しい情報のもとに議論をして行くことが大事
なんじゃないかと。
私は金融をやっているんですけれど、
金融っていうのは銀行も、我々信用金庫も同じですけれども、
明るい未来、健全な未来を作っていかなければいけないという事でご融資をしているんですね。
ところが、仮に純粋に原発が民間ベースで行われたらですね、
こんな事業に融資をする銀行はひとつもない筈ですね。

吉田:そう思いますね。

吉原:メガバンクを含めても止めてくれとお断りすると思うんです。

吉田:と思います。

吉原:
それほど原発はリスクが高くてコストが高い。
「実際に採算が合わない」という事はプロの間では良く分かっている話で、
現実にイギリスのロイツ保険組合も、「原子力賠償の保険には応じられない」と、
「日本は地震国だし」、そういったこともありますし、

将来を考えてみると、この7月にアメリカの原子力規制委員会が、
「使用済み核燃料の処理が福島を見ても明らかに危険なんだ」と、
そうするとアメリカではもうすでに
原発の新設と期間延長は一切認めない」という方針を出しているんですね。

ですけれども日本はそういう情勢にも関わらず、
いまだに原発を再稼動していかなければならないという議論があるんですけれど、
とても信じられないような気がいたしますね。


実際に電気は足りている

吉田:
本当にそう思いますね。
ただこれ、ちょっとお伺いしたいのは、
お客さんの中には東京電力とか電力業界に関係している方もいらっしゃったりすると思うんですけれども、
その、脱原発の取り組みをする事に、
いわゆる行内での反対とか、戸惑いみたいなものというのは当時なかったんですか?
ちょっと、質問が後先になってしまいましたけど、

吉原:
当時を考えますと、3.12で水素爆発、
あるいは一部に核爆発という声もあるらしいんですけれども、本当かどうかは分かりませんけれども、
そういった中で、東京、関東、北関東もそうですし、
東北の方もですね、大変な思いをしている。
そんな中で「何とかしなくてはいけない」という思いが非常に強かったので、
反対という事は一切なかったですね。

吉田:ああ、そうですか。はぁ、

吉原:ま、関西とその辺はちょっと違うのかなと思いますですね。

吉田:
その脱原発を打ちだされた昨年の4月当初ですけれども、
で、今と、この1年4カ月ちょっとの間のお客さんの反応というのは、
具体的にはどのような感じだったんでしょうか?

吉原:
ええ、お客さまは非常にですね、賛成して下さっているし、
また、憤っている方が多いんですよね。
たとえば、よく電力会社が「電気が足りない」というような事をおっしゃるけれども、
「実際は電気は足りているじゃないか」

吉田:そうですね、
実際、大飯原発再稼動しなくても今年の夏は全然問題が無かったという、
ウソがこれ、ハッキリしちゃったですね。

吉原:
ええ、もう「嘘」と言っても間違いないと。
それに対してですね、電気が足りないから一時的に動かすというのであれば、
東京電力が実は今年電気が足りているのは何故か?と言えば、
東京電力は真面目にですね、ガス発電や新しい火力発電設備を導入して、この一年間で増設した。
それから周辺の大企業の方々も自家発電を導入していった。
これで十分足りているんですよ。

吉田:そうですね。

吉原:
じゃあ、なんで、関西広域連合の方々が、一時的に認めたならば、
直ちに火力発電の増設を関西電力、
あるいは自分の市や県で増設をするという方針を発表しなかったのか?

要するに「やる気がなかった」って言う事ですよね。

ですから、本当にやる気があるならば、
直ちに火力発電というのは簡単にGEや東芝や日立から買ってきて、建設できるんですから、
そういった物を買ってですね、
まずはそれで原発に頼らなくてもいい状態を作って、
議論するなら、そこからスタートするべきじゃないかと私は思うんですけれども。


吉田:
そうですね。
あの、まあそれで、いつしか自然とですね、
金曜日に官邸前デモというのが、だんだん、だんだん人数が多くなっていくという、
ああいう状況は吉原理事長はどういうふうにご覧になっていましたですか?

吉原:
そうですね、私もどういう状況なのか、
一回デモに参加して、また、代々木公園の集会も見てきたんですけれども、
本当に、子どもたちが心配なお母様達とか、一般の国民の方々がですね、
「何とかしたい」という切実な思いだともうんですよね。
だから一部の政治運動という形じゃなくて、
みんな、国民の多くの方々が、「国会でちゃんとした議論をしてもらいたい」と。
正しい情報無くしてですね、
さっき言ったような疑問な点だらけで、
そういった疑問点をちゃんと国会で「議論してくれない」となると、
議会主義というのがですね、これが信頼を失ってしまうような気がするんですよ。

吉田:
だから、その、ずっと吉原理事長がそういった形で行動もされているわけですけれども、
やっぱり原子力ムラというのは、世界的に、もう非常に強固な感じで、
えーー、相変わらず存在しているというあたりでの、
多勢に無勢感というのは、あまり感じないですか?


「計画停電」は「計略停電」

吉原:
いや、お金というものが大変みんな、各広範囲にですね
地域から、それから関連するところに相当流れていますので、確かに問題なんですけれども、
もう一回お金というものが、自分たちも含めて「目先の事しか考えない」という事ですから、
もっと遠い将来、子どもたちの未来とかですね、
そういった事を考えてもう一回一人一人が正気に戻ってですね、
冷静に考えていくことが必要なんじゃないか
と思うんですね。

それから今、「電気が足りないから計画停電する」っていうように、
安易に電力会社の方がおっしゃいますけれども、
私たち金融機関はオンラインが止まったらですね、
直ちにそれに関連する取締役はクビですよね。

ですから電力会社はもっと公共的な役割があるんですから、
「計画停電をする」と言った時点で、経営ミスなんですからね。
それで経営陣は退陣するというぐらいの覚悟はおありなんだろうか?


吉田:
ねー、だから昨年の計画停電も、あれはやる必要はなかったというのが、
どっちかというと事実が明らかになってきているから、
あれは「計略停電」ではなかったか?という声も、かなり大きくあるわけですよね。

吉原:
ええ、こうなってきますと確かにそうですし、
この一年間で経済統計を見ましても、
原発6基分位のですね火力発電の増設が一般企業と電力会社であるんですね。
ですからそういった形でやっている中でですね、
みなさんも節電に取り組んでいて、
しかも、節電って簡単な話で、
要するに夏のピークの午後1時ごろのですね、
ちょっとエアコンを30分ぐらい止めるだけで、あっという間に十分足りるんですよね。
夜中は十分足りているんですよ。
夜中にエアコンを止める必要はないわけで、涼しく暮らしていけばいいんであって、
夏のピークの時に、ちょっとエアコンを止めて、
温度が1,2度、3度ぐらい上がったとしてもですね、またつけなおせばいいんですね。
それだけで十分足りるほどのものなんですね。

ですからそういう事もなかなか、
ピークだけの問題なんだという事もご存じないんで、
そういったことも簡単に対応できるんだっていう事を、
もっともっとPRしていくことが必要なんじゃないかと思います。


「原発を止めて景気拡大」


吉田:
いろいろお話を伺っていきたいんですけれども、お時間が迫ってまいりましてですね、
最後に、明るい日本の未来を切り開くために、
吉原理事長としては、今やるべきこと一番必要な事について、どういうふうにお考えか?っていうのを
ちょっとお聞かせ頂けるとありがたいんですけれども。

吉原:
やはり、「原発を止めて景気拡大」という事がやっぱりあるかという事を、是非お話ししたいんですね。
原発を止めて新しいエネルギー、それがでてくると、
たとえば地熱、風力、それから太陽光。
さまざまな、多様な広範囲な範囲で、新しい時代というものができる。
新しい時代の展望が開かれた時に、新しい経済が生まれるんですね。

いままでの原発をただ稼働するだけでは、何ら経済は拡大しない。
むしろこれからは、新しい産業や新しい経済拡大の絶好のチャンスだと思うんです。

そういう前向きに捉えていくことが、この間枝野さんもそう言っていましたけど
「雇用が減るんじゃなくて、むしろ雇用拡大なんだ」と。
この機会に技術革新とか様々なサービスが展開できる余地がいっぱい広がってきたんだと、
前向きに考えたらどうかなと思うんですよね。

吉田:
わかりました。
この番組でも「城南信用金庫に口座を設けたい」という
レギュラーコメンテーターもいっぱい出てきていますので、
是非、頑張っていただきたいと思います。
本当に。
今朝、朝早くにですね、城南信用金庫の吉原毅理事長にいろいろとお話を伺わせていただきました。
どうもありがとうございました。






経団連の意見書↓

「エネルギー・環境に関する選択肢」に関する意見
一般社団法人 日本経済団体連合会 2012年7月27日



アメリカの方針「原発の新設と期間延長は一切認めない」↓

原子力規制委員の重要性を考える「米NRCの大胆決断」
8/17報道ステ(内容書き出し)



「政府と省庁が圧倒的に信頼を失っていったワケ」~コミュニケーションは成立するのか?~東大影浦教授8/9細野大臣私的懇談会(動画・内容書き出し)

「他のいろんな情報源と比べましても、
信頼を失ったのは圧倒的に政府や省庁であるという事がここで分かります」

「政府と省庁が2011年にかくも圧倒的に信頼を失ったのはどうしてか?
という事を考えてみたいと思います」

政府・省庁の信頼が落ちていったことを、いくつかの例をあげながら事実として検証していきます。

その場で細野豪志さんが聞いていると思うだけで
書き出しながらクスクス笑っちゃったww
笑いながら、そして、コミュニケーションについて学びながら書いていたら、
影浦先生の部分を全部書き出しちゃいましたw

長いです。
影浦峡教授に(。・∀・ ハ)'`゚チ'`゚チ゚



環境大臣の私的懇談会
第3回原子力被災者等との健康についてのコミュニケーションにかかる有識者懇談会

2012/08/13 18:59 JST
2011年8月9日(木)16:30-18:30




コミュニケーション1

02:10
細野豪志:
また、今日は影浦先生の方からもご発表いただくという事で、すでに何度かご発言を頂いておりますが、
是非ですね、これまでの政府のコミュニケーションについて、
あの、厳しい、ゴイ、ご指摘を頂ければ結構でございますので、
率直な、あの~、え、発表をですね、期待をさせていただいております。



影浦峡教授 東京大学大学院教育学研究科
コミュニケーションの成立条件と信頼
東電福島第一事故後の状況診断


05:05~

ただ今ご紹介いただきました影浦と申します。
よろしくお願いいたします。

私はコミュニケーションの成立と信頼という事で、
状況診断を中心にお話しさせていただければと思います。
基本大体3つの事をお話しいたします。

一つは、コミュニケーションとはそもそも何か
二つ目は信頼とコミュニケーションの現状で、
三つ目はコミュニケーションの成立条件を再構築する。

これもすでに論点先取りなんですけれども、

私がやっていることはどんなことかと言いますと、ちょっと異色でして、
「コミュニケーションの存立構造論を媒体の配置を含めて考える」ということをやっていまして、
これは結構やっている人がいないんですね。
コミュニケーションの技術とか中身とか心理とかは
中安先生を含めてやっていらっしゃる方が多いんですが、
媒体の構造とか存立条件を形式的に考えるという事はほとんどやっておりません。

2011年3月からは、
コミュニケーションの成立条件の観点から、報道の分析をしていた他に、
安否情報横断サーチというのがいろんなところにございまして、
それを横断検索できるようなものをニューヨーク大学の関根先生が作って下さったので、
それの単語展開とサービスとか、「言葉のボランティア@みんなの翻訳」
というようなものを少しやっていました。
3番目のはなかなかうまくいかないんですけれども、

さて、
で、本日ですが、一般論のような事も言いますが、その場合でも
本懇談会での文脈を前提としたいと思います。
割と当たり前のことばかりかなという感じがしますけれど、ご容赦ください。

最初はコミュニケーションのお話です。
まずコミュニケーションと言った時に、数理的には情報理論とかコミュニケーション理論、
通信の理論、シャノン流のメッセージの伝達とかいろんな事がありまして、
さらに、「他人の説得」というのをコミュニケーションの俗流心理学とか
ビジネス商法とかでよくあるんですけれども、
そういうのだけではなくて、コミュニケーションは「相互作用」であって、
こういうところが一番大きなポイントになるわけですが、ただ、
この「相互作用」というのはいったい何だろう?というところを
まず一般論として確認させていただきたいと思います。

まず、二人対話者がいて、
「もしもーし」
「はいはい」
「太郎ちゃんいますか?」
「はいはい、いますよ。熱いね」
「太郎ちゃんいます?」
「いるよ。給料でた?」
「太郎ちゃんいます?」
「だからいるって。あんたは元気?」
というようなのは、確かに相互のやりとりはあるんですけれども、
これは太郎ちゃんが出ない限り、このコミュニケーションは成り立ったとは言えません。

という事はどういう事かと言いますと、
相互作用としてのコミュニケーションというのは、
単なる言葉のやり取りではなくて、
参加者の配置や参加者を取り囲む環境の具体的な配置を変える事。
これを考えないとコミュニケーションの成立はあり得ない
場合が非常に多いという事です。

で、これを逆に、コミュニケーションを成立させるために、
別の状況では参加者の配置や参加者を取り囲む具体的な配置を変えておかなくてはいけない。
とか、変えることができることが事前に了承されていなくてはいけないことも多いです。

よくあることは、なにか失敗を犯しちゃって、その時に
「まず・・なになにしろよ。全ての話はそれからだ」
というところがあって、
その「まずなに・・なにしろよ」というのはなにかというと、
コミュニケーションを成立させる条件として、
環境の具体的な配置を変更するという事が求められるということになります。


ちょっと別の視点から、コミュニケーションの参加者について話を移してお話をしますと、
「原子力被災者等の」という、本懇談会のタイトルで
「被災者等」というのはあくまでも個々の人であって、
一人ひとりが誰も代われない当事者

と考えるのが出発点では適切ではないかと思います。

これは、ちょっと関連しますけれども、
日本国憲法の第13条で、「すべて国民は個人として尊重される」という事があります他に、
ICRP,
これはまさに釈迦に説教になってしまいますが、ICRP Pubi.111para16にも、
「経験によれば、『平均的個人』を使う事は、
汚染地域における被ばくの管理にとって適切でないことが示されている」

さて、まとめますと、
コミュニケーションというのは、
基本参加者の配置や参加者を取り囲む具体的な配置を変えることを帰結する必要が
非常に多くの場合にある。

さらに、場合によって、
参加者の配置や参加者を取り囲む具体的な配置を整えておかないと成立しないこともある。

それからコミュニケーションの参加者、とりわけ「原子力被災者等」というのは、
他の誰も代わることができない一人一人であるということを前提に考えるべきであるというふうに思います。
で、私は、存立条件論が専門だと言いましたので、
こちら側からお話ししますと、

では、コミュニケーションの成立条件って、現在どうなっているんだろう?
というところが一番関心があるところでございます。



続きを読むにつづく

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日本原電敦賀1号機・燃料集合体金属カバーにひび・変色

敦賀1号機、燃料集合体金属カバーにひび・変色
(2012年8月17日23時39分 読売新聞)

日本原子力発電は17日、
運転停止中の敦賀原子力発電所1号機(福井県敦賀市)の
燃料集合体を覆う金属カバー9本にひび割れや変色があったと発表した。

いずれも軽微で周辺環境に影響はないとしている。

カバーは使用済み核燃料プールの中にあり、ひびなどは溶接部で見つかった。

東北電力女川原発で金属カバーに欠損が見つかった問題を受け、
経済産業省原子力安全・保安院が原電などに調査を指示していた。



ーーー

日本原子力発電ホームページより 2012年度敦賀発電所からのお知らせ
敦賀発電所1号機 
燃料集合体チャンネルボックス上部の確認状況について

(2012年08月17日掲載)

当社は、平成24年8月10日付け、原子力安全・保安院からの
「燃料集合体チャンネルボックス※1上部(クリップ※2)の一部欠損について(指示)※3」に基づき、
平成24年8月13日から、敦賀発電所1,2号機の使用済燃料プールに貯蔵している
敦賀発電所1号機の全てのチャンネルボックス上部(クリップ)について、
水中テレビカメラによる外観確認を行っていましたが、
本日、上端のクリップ接合部の一部に変色等のあるチャンネルボックスが9体あることを確認しました。
 
今後、当該箇所について詳細な確認を行い、本事象の原因調査を行ってまいります。
なお、当該箇所の長さは最大約13mmであり、
チャンネルボックスの機能へ影響を与えるものではありません。
 
また、本事象に伴う周辺環境への放射能の放出はありません。

※1 
燃料集合体に取り付ける四角い筒状の金属製の覆い。
燃料集合体内の冷却材流路を確保するとともに、制御棒のガイドの機能を持つ。
(寸法:たて約140mm×よこ約140mm×高さ約4.1m,厚さ約2mm,材質:ジルコニウム合金,重量:約30kg)
保管本数は、1号機使用済燃料プール内:434体、2号機使用済燃料ピット内:148体

※2 
燃料集合体からチャンネルボックスを着脱する工具を固定するため
およびチャンネルボックスを固定するために設けられているもの。
(寸法:たて約40mm×よこ約40mm,厚さ約2mm,材質:ジルコニウム合金,重量:約14g)

※3 
原子力安全・保安院からの指示(概要)
原子力安全・保安院は、東北電力株式会社女川原子力発電所第3号機で確認された
チャンネルボックス上部(クリップ)の欠損事象に伴い、
沸騰水型原子炉を所有する原子力事業者に対して、以下について実施し、
その結果を平成24年9月10日までに報告することを求めています。
    
1.炉内及び使用済燃料プールにある燃料集合体について、チャンネルボックス上部(クリップ)の
  欠損の確認
2.1.において確認された場合、チャンネルボックス上部(クリップ)の
  欠損を含む燃料集合体の損傷、変形等の確認    
3.1.又は2.において確認された場合、燃料集合体の健全性の評価及び原子炉施設への影響の評価
4.1.又は2.において確認された事象に係る原因の究明及び再発防止策の策定    
5.1.又は2.において確認された場合、チャンネルボックス上部(クリップ)の
  損傷に伴い生じると考えられる金属片による原子炉施設への影響の評価及び対策

添付資料:チャンネルボックス上部の状況
2012082911.jpg






ーーー

「女川原発3号機の燃料集合体金属カバーの一部が欠損」について↓

「福一4号機高濃度汚染水・福一排気用モーター白煙・女川原発燃料集合体金属カバー欠損」
8/16たねまきJ小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)



ーーー

敦賀1号機即時廃炉ランキングNO1です!!

全国50基の原発のうち即時廃炉に指定されたのはおよそ半分の24基の原発
「即時廃炉」の24基
危険度ランキング11
危険度が最高だった日本原子力発電敦賀原発1号機(福井県)など24基は
過去の地震で被災したり、活断層上に立地していることから、
点数に関わらず「即時廃炉にすべきだ」と位置付けた。

たねまきJ「福島第一10.3シーベルト・危険な原発ランキング」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)6/28

<一部抜粋>
小出:
敦賀と美浜の1号炉は、今現在現存している日本最古の原発ですから、
当然上位に入ってくるでしょう


ーー


活断層・脆性破壊・構造から日本の原発50基を検証!
6/14そもそも総研(動画・内容書き出し)~タイタニックは脆性破壊だった~

<一部抜粋>
実は敦賀原発というのが若狭湾にありますが、ここに関してですね、原子力安全保安院が4月の末に
「敷地内に活断層がある可能性を否定できない」と言いだしたんです、急に。
これ、敦賀原発上空から見たところですけれども、
2号機と1号機ってある訳ですが、
ここにですね、断層が
これは浦底断層という、これは活断層だと認定されているんですね。
で、このピンクは何かというと破砕帯と言って、
「断層かもしれないな」というものがこれだけ通っているんですよ。

そもそも061411
で、ここで今回、保安院がですね、これが活断層の可能性があるんじゃないかと言い始めた。
それだけじゃなくてですね、
この白いところ、これも現在調査中です。
で、これは2号機の真下ですから。
それから1号機の真下ですから。

ー略ー

女川とかマーク1なんですね
東通りもそう。
福島第一もそうでした。
それから敦賀がマーク1なんですね。
そうするとですね、たとえばこの敦賀の1号機というのは星3つになっちゃうという事なんですね。



「私がですね、健康管理の問題について9月からは政府の側の責任者になります」細野大臣結びの言葉/福島県民の意見を聴く会(書き出し・完)




まず、えー、福島県民の皆さんに政府を代表して、改めまして心よりお詫びを申し上げます。
ほんとに申し訳ございませんでした。

会場の声:ナニをお詫びすんだよ!

今、あの、30人の方からお話を伺いまして、
えー、昨年の原発の事故が福島県民の皆さんの生活を奪ったこと、
そして、亡くなった方、命を奪ったこと、その責任をですね、
改めてほんとに痛感を、あの、いたしました。

あの、お話を伺ってですね、あのそうしたものを、
えー、取り戻すことは、もぅ極めて、あの、困難だと思います。
え、ただ、その中にあって、あの今もですね、
健康不安を抱えながら、えー生活をしておられる方がいらっしゃいます。

あのぉ~、まだまだ政府の対応が至らない点たくさんございます。
ただその中で、
あの私がですね、健康管理の問題について、9月からは政府の側の責任者になりますので、
きょう伺ったお話は絶対に忘れることなく、全力を尽くしていくことをですね、
お約束を申し上げたいというふうに思います。

え、賠償の問題や住宅の問題や、また除染の問題など多くのご指摘がございました。
えー私が政府の代表で、こうしてしゃべらせていただいておりますが、
今日は各省から責任者が来ております。

えー、全員ですね、今日は、各省から責任者が来るようにということで、
しっかりとメモを取りながら真剣に、あの、聞かせていただきました。
そのことはですね、これは私は非常に大きな、えー、事であったと、そのように思っております。

多くの皆さんからお話がございました。
えー、東京電力管内の、えー生活をしている、えーそういう、あの、我々がですね、
えー福島に負担を押しつけてしまっていること、
なさらにいうならば、今、あの、不安を抱えながら、えー生活をされている実情がですね、
東京に住んでいる、えー我々に分かるのか?ということ。
極めて倫理的なですね、そしてあの、もう本当に正当な、え、皆さんのお話だろうというふうに感じました。

あの、その矛盾をですね、今すぐに解決することはできませんけれども、
あの~、本当に今日、皆さんから、あの、お話を伺ってですね、
その福島の皆さんにいかに寄り添うことができるか、
どうすれば皆さんのお気持ちを本当に受け止めることができるのか、
今日はですね、
改めて、え、その、あの、スタートに、改めてしなければならないというふに感じております。

今日は皆さんにですね、エネルギーの問題について、政府としての方向性をお話をすることは、
えー、今意見聴取会を行っている最中でございますので、えーそのことはできません。

ただ、あの今日、あの改めて皆さんからお話を伺ってですね、
一つ、えーー、「絶対にやらなければならない」と思ったことがございます。

それはですね、えー、
再生可能エネルギーを国家プロジェクトとしてですね、しっかりとえーまず育てていく
これまで原子力発電にですね、国は多くの確かに力を投じ、金を掛けてまいりました。
え、それをですね、上回るそれぐらいの力を入れてですね、そういう力を入れて、
再生可能エネルギーをこれから育てていかなければならないというふうに改めて感じました。


はい、そのことはお約束申し上げます。
そして、その再生可能エネルギーを育てていく場所といたしまして、
私はですね、わたくしは今日改めて多くの皆さんから、
「この福島を再生可能エネルギーの拠点にしようではないか」というですね、
本当に、あの、前向きなご提案をいただいたことをですね、絶対に忘れません。

で、福島は、あのわたくしは、あの本当にですね、
素晴らしい可能性に富んだ場所だというふに思っています。

今それが大きく傷ついていることは、ま、政府の、これはですね、本当に責任であります。
あの、これから会津、そして中通り、そして浜通り、
それぞれにエネルギーについてのさまざまなですね、取り組みを地元でしていただいています。
そうした皆さんの取り組みをですね、政府として全力でバックアップして、
それが少しでもですね、福島の再生につながるように努力をすることを約束を、あのさせていただきます。

私は野田政権の閣僚でございますが、
福島の問題というのは野田政権かどうかとか、民主党かどうかと、
そういう、私は問題をはるかに超えた重大な問題であると思っています。

政治に携わる人間といたしまして、
あの、福島とできる限り、本当にあの、皆さんとですね一緒にやれることが何かということを、
政治家である限りこれからも追求をして歩んで参りたいというふうに思っております。

会場の声:(多数)

今日は、あの本当にですね、あの、30名という方に、
あの本当に大変なご、ご準備をしていただいて、ご発言をいただきました。
あの、心より感謝を申し上げます。
それと同時に、あの、最後までこうして、あの、会に参加をしていただいた皆さんにも、
えー、感謝を申し上げます。

えー、今お話をされている方々、
あの本来は全ての皆さんからお話を、あの聞くべきところでありますけれども、
あのー、これは、あの、もぅ大変申し訳がございませんけれども、
えー、時間の制約があって、アンケートという形になることをですね、
お詫びを、えー、申し上げたいというふうに思います。

えーー、4時間を超える、時間ではありましたけれども、
私は福島の皆さんの思いを考えれば、短すぎるぐらいの、あの、時間であったというふうに思っています。

あの、本当にあの、今日、貴重な時間をいただいたことに感謝を申し上げ、
そして。あの、この会議を開いていただいた、ご協力いただいたこと、
皆さんのご発言、このことだけはですね、決して忘れずに
これからの、あのー、日本のエネルギー政策を考えていくことをお約束申し上げまして、
えー、私の、あのー、結びの、えー、挨拶とさせていただきたいと思います。

本日は本当にありがとうございました。






福島での意見聴取会の動画全編はこちら↓
「脱原発民意明確に」エネルギー環境意見聴取会福島会場




「奪われたこの1年間を返してほしい、本当に心からそう思います」伊達市在住



やっとまいりました。
伊達市に住んでおりますGotoと申します。
本当にこの会場に来て、今の本当の正直な思いは4時間ちょっと、長かったです。
この自分の順番が来るのが本当に長かったというのが正直な思いです。

本当に福島原発が起きたから多くの人に発言してほしいということで、
本当にこの場を開いていただいた30人もの人数の方にこういった意見を話す場を、
というところでは聞こえはいいかもしれませんけれども、
やっぱりもっと地元に行って多くの方の話を聞いて欲しいというふうに思うのが私は率直な気持ちです。
特にこの時間、もう7時近くなりますと、
特にここで一番話したいと思うのは子を持つ親だと思います。

私も今年中学生になった娘を持つ親です。
この時間にこういうふうな場所でしゃべるというのは本当に困難だと思います。
特に今日も30人のうち女性は9人ということで、世の中に半数は女性がいるはずなのに、
3分の1にもならない女性しか発言する機会がありませんでした。

そういう部分では、この日本全体のこれからの社会を考えると、
男女共同参画ということを政府も立派におっしゃっているかと思いますけれども、
女性が本当にそういう意味では政策などの立案及び決定の場で
きちんと意思表明ができる場というのを多くの場面で持っていただきたいということを
一番初めに申し上げたいと思います。

そういったものを政府としても1999年に「男女共同参画基本法」という立派な法律の中で
そのことをきちんとうたっているわけですから、
そういう部分では、きちんと女性が発言できる場、そして本当に思いを語れる場、
声を聞いてほしいという場を多く作っていただきたいということを先に申し上げたいと思います。

私も、皆さんが多くを語ってきましたけれども、
ゼロシナリオを基本的には支持する立場で、
私も早急にこの原発というのはなくしていただきたいという立場でお話をしたいと思います。

今、私申し上げましたように、伊達市から来ました。
伊達市というのは献上桃でも有名なように、人も泣いていますけれども、果物も泣いています。
特に、私が本当にこの春に、本当に悲しかったのは柿の木です。
柿の木って、緑とごつごつした原木が本当に私好きなんですけれども、
この春には全部真っ白になったんですよね。

本当にそういう意味では、人も泣いているけれども、
食物も自然も泣いているというのが、
この原発事故で侵された私たちの福島の現状ではなかったでしょうか。

そういった中で、本当にこの昨年12月16日に野田総理が出した収束宣言というものは
怒りに増して勝るものは何者でもないと思っています。

私は子を持つ親として、本当に娘は今年中学生に上がりましたけれども、
去年1 年間、原発事故以来、
本当に一番楽しみにしていた6年生という時間を返してほしいと思います。

6年に上がった瞬間から、外で遊ぶこと、それから友達といろんな思い出を作ること、
奪われたこの1年間を返してほしい、本当に心からそう思います。

この収束宣言の中では、本当に内部を正確に把握できないということは
皆さんが本当におっしゃっていることであると思いますし、
本当に今の状況というのは原発事故というのは津波だけが原因だったのか、
それとも地震の影響は本当になかったのか?ということは
分からない状況というのは本当におかしいと思います。

いまだに内部の映像を隠そうとしている東電、
いつまでも隠し続けるというスタンスが私は許せません。


それから、名古屋で開催された意見聴取会の話も先ほどからされています。
「原発事故で亡くなった方はいない、身体上及ぼす影響はない」といった発言のことも
先ほどから皆さんたくさんお話しされていると思います。

ことし春にNHKで、
「1人で移動することができず、避難できずにそのまま餓死した」という報道がされたときに、
本当に私はショックを受けました。

その人は本当に原発事故の被害者ではなかったのでしょうか?ということを
あの映像を見るだけで私たちはすべてを知っているっていうことを改めて言いたいと思います。

それから、将来への展望を失い自殺をした農家や自営業者の方も本当に被害者ではないんでしょうか?

SPEEDI の公開の遅れを含めて、
さまざまな情報や事実を本当に国や東電がひた隠しにひた隠しにしながら、
少しずつ少しずつ後出しジャンケンのように出してきている
ことを、
「私たちが安心を実感する」ということは
この原発事故では本当に言えないというのが福島の現状だと思います。

4号機の使用済み核燃料の抜き取り作業がこれから始まろうとしている中で、
この燃料の回収についても、皆さんがたくさん申し上げておると思いますけれども、
本当に溶け出した燃料を取り出せても、
本当にこれを「地下深くに埋めるほかには保管方法がない」というのが今の状況ではないでしょうか?

地中に埋めて数億年で半減期を迎えるのを待つ以外に。
本当に次の世代に負の遺産を残すという原発は私は要りません。


特に、この原発事故の最終処理それからこの放射能汚染で、
30年、40年とかかる負担を子どもたちに残すということの責任をどのように考えていくのか?
彼ら彼女らが選んだ未来では決してありません!

私たち大人が作り出すこれからの未来を、
子どもたちが安心して手を取って生きていける社会にするために、
本当に今このエネルギー・環境の選択というのが問われているんだと思います。

過去は本当に戻ってきません。
娘の6年生の生活はもう戻ってこないんです。
こういった思いを、本当に全国の子どもたちにこういう思いをさせていいのでしょうか?


もう一つ、再生可能エネルギーの中で、先ほどから火力電力の話もされていますけれども、
化石エネルギーにも限りがあると言われていますけれども、ウランだって鉱物じゃないですか!
これだって限りがあると思うんです。
これから原発維持をしようとするのであれば、このウランだって限りがあるのに、
いつかなくなるウランを待って原発を維持していくということそのものがおかしいと私は考えます。

これからの生活についても、
私たちの生活も我慢を強いるだけではなくて、
いろんな規制のあり方や24時間型の社会の見直しなど、私たちの暮らし方、
環境すべての産業のあり方を見直す中でエネルギーのあり方というのは考えることができると思います。

人に優しく、地球に優しく生きることが、次の世代に胸を張って手を渡すということが、
私たちの大人の責任と権利だと思いますので、
そこのところを最後に述べさせてもらいまして終わりにしたいと思います。






福島での意見聴取会の動画全編はこちら↓
「脱原発民意明確に」エネルギー環境意見聴取会福島会場



「この事故の責任者たちは一日も早く起訴されて厳罰に処せられるべきだと思います」須賀川市(原発から70km)福島原発告訴団






皆さん、こんにちは。NakajiRyojiと申します。
私は原発から70キロぐらい離れた須賀川市の西部のほうに居住しておりまして、
居住地域は今なお0.7マイクロシーベルト前後です。

また私は郡山市で働いておるんですけども、
そこの建物の周辺はですね、1マイクロシーベルト前後、
表面汚染サーベイメータで量ると、10万ベクレルとか50万ベクレルとかというホットスポットが
多数存在しています。

福島県は東京から来られた方、見て分かるように、大変自然の美しいところで、
緑の山河はそのままなわけですけれども、
その空の下では非常に厳しい状態が、ずっと続いているということをまずご理解いただきたいと思います。

私の友人で、森の案内人という、退職されてですね、
子どもたちを自然に触れさせ親しませ学ばせる。
そういうボランティア活動をされていた方がいらっしゃいましたけれども、
この1年以上そういうこともできなくなりました。

また、私の母はずっと農業をしておりまして、本当にそれだけが、
おいしい作物を作ることだけを生きがいにしてずっと来たんですけれども、
しかし「作っても、孫やひ孫は食べてくれないんだべなぁ」と、そう言いながらも畑を耕しています。

そういうふうに、皆さん悲しくて悔しい思いで生活をしています。
もっともっとひどい状況に置かれている方がたくさんいるだろうと思います。


しかし、それなのに、原発が再稼働される。
あるいは、きょうの会議のように、15%とか25%とかいう数字が出てくる。
一体これはどういうことなんだろう!?と。
私は本当に怒りを腹の中で膨らませざるを得ません。

私は福島原発告訴団というものに加わっております。

皆さんもご存じのように、
この事故を起こした東京電力の幹部や原子力村の方々、政府の方々、誰一人、責任を取っておりません。
そればかりか、東電の幹部に至っては、
退職金をもらった上に何と天下りまでしているというではありませんか!


私は、こういうふうな・・・この無責任体制を持続させて、
「どんなことをやっても許される、そしてまた元に戻せばいいんだ」というふうな動きを
ずっと継続してきたんではないかと思っています。

私は原告団に加わって、
是非ともこの事故の責任者たちが一日も早く起訴されて厳罰に処せられるべきだと思います。

そうでない限り「何度でも何度でもこういうことが繰り返されるのではないか」と私は強く思いますので、
何とか頑張って、原告団、現在のところ1324名ですけれども、
起訴を実現するべく奮闘したいと思っております。

もう1 分前になりました。

多くの方が触れられておりますので、簡単に私が、ゼロシナリオ、しかも2030年までではなくて、
可及的速やかに原発を廃止すべきだということについて述べたいと思います。

一つは、今も言いましたけれども、
「福島原発の事故の現実を直視すれば、それ以外の選択などあるのか!」ということです。
こんなことになっていて、誰が
「もっと稼働して社会の安全をかたち作る」なんていうことを言えるのか!ということです。

事故は収束していませんよね。
廃炉まで40年以上かかると言われています。
いや、40年では済まないかとも思いますね。
ね。その間どんな事態があるかも分かりませんよ!
我々はもっともっと遠くに逃げなければならないかもしれません。
まず、この現実を直視すべきだと思うんです。

二つ目は、これも多くの方が述べられましたけども、
処分方法が決まっていない使用済み核燃料、核廃棄物をこれ以上増やしてはならないということです。
どこにも持っていきようがないでしょう!
これは、原発、もう既に1万4000トンぐらいたまっているといいますけれども、
どこにも持っていきようがないです。
これは本当に歴史的な過ちとして我々は総括するしかないと思います。

そしてまた、放出された放射性物質ですね。
我々の身の回りにあるところがたくさんありますけども、
これも処分、どこに持っていくのか、決まっていません。

みんなうちの、家の庭に埋めたり、学校の校庭に埋めたり、公園に埋めたりしているんです。
行き場がないんですね。
こういうものを増やしてはならない!

その点で、原発を稼働すれば、その原発内に貯蔵しておかなければなりませんし、
事故が起きれば私たちの生活の環境の周りに置いていくしかないんです。
「こういうことをやってはいけない」これが二つ目です。

三つ目は、原発作業者の被ばくの問題です。
原発、今、収束作業に当たっていられる方3000人ぐらいいらっしゃるということですが、
本当にありがたい話です。

こういう人たちの被ばく量を本当に低くしていく、このことが今求められていると思います。
ありとあらゆる技術をもって、安全措置を取るべきだと思います。
ところが、鉛のカバーで線量を下げたりしているというではありませんか!
全く許しがたいことです!!

そしてまた、この被ばく労働というものを少なくしていくためには、
もはやこれ以上原発を稼働してはいけないということなんです。


この作業者の方たちとお話しする機会がありましたけども、
この方たちが、その場で、ある人が
「自分の息子にはそういう作業はさせたくないな」と言ったときに、
「いや、ちょっと待ってください。それはやっぱり差別意識につながるんじゃないですか?
もうちょっと工夫した表現で言ってください」と言ったことが私の印象に強く残っています。
本当、そうだと思います。

誰かがやらなければならないことをやっている。
そういう方たちがいるわけですから、
この人たちの安全対策を十分になすことが今一番求められると思いますし、
これ以上被ばくを増やさないためには、
原発をなくしていく、ゼロにしていく以外方法はないというふうに思います。

以上、私の意見といたします。




検察が捜査!東京&福島地検が刑事告発・告訴を受理
8/1会見(内容全て書き出し・動画あり)

<上記より一部抜粋>

保田行雄弁護士:
福島地検、6月11日に1324人の告訴・告発状を提出したんですが
今日4時20分に福島地検から私の方に告訴・告発状を受理したという旨の連絡を頂きました。

河合弘之弁護士:
6月11日に1300人余の告訴人、告発人の代理人として告訴告発をいたしました。
その狙いはですね、やっぱり福島の被害者が怒りの声をあげて検察官に処罰を求める。
という事が非常に重要であるという事。で、それを判断するのも現地で、
毎日妻や子供や自分が被ばくしている福島地検の検察官に判断させることが適当であるということが、
福島地検に過人数で告訴した理由です。
ー略ー
これを万一不起訴にしたらですね、
被害者を切り捨て、それから巨悪を見逃した組織として、
歴史に名を残すだろうというふうに私は思ったおります。


福島原発告訴団ホームページより一部抜粋


武藤類子団長
今日の4時20分に、
弁護士さんのところに福島地検の方から、今回の告訴を正式に受理したという連絡が入りました。
受理されたことに関しては、とてもよかったと思っています。
福島県民1324人が告訴したのですけれど、その声が届いたものと思っています。
今回の1324人以外にも、
声を出せなかった人、原発関連で亡くなった方々、被曝した子どもたちもいます。
そうした声が届いたものと思っております。

これから捜査というものが始まるのですが、
被告訴人たちの犯罪について、厳重な捜査をしていただきたいと思っています。
国会や政府の事故調査委員会が事故の最終報告を出してきましたけれども、
その中でも調べられなかった部分を、検察にきちんと捜査していただきたいと思っています。
結局、事故調では、個人の責任がなかなか問えなかったのですが、
私たちの告訴は33名の個人を対象としております。
個人の事故に対する責任を、一つひとつ明らかにしていってほしいと心から思っております。

これだけの事故を起こして、今までなぜ動かなかったのか、私たちもとても不思議です。
不思議に思っていましたが、今回、私たちの告訴だけではないと思いますが、
告訴が大きな意味をなして捜査が始まるということに関しては、
やはり福島県の住民がみんなこのことに関して怒っているし、
この責任の取らなさ加減というか、無責任さに非常に憤っている、そういうことがあると思います。
それが今回の受理ということにつながったと思います。


福島での意見聴取会の動画全編はこちら↓
「脱原発民意明確に」エネルギー環境意見聴取会福島会場




続きを読むに福島原発告訴団の「告訴声明」と「被告訴・被告発人目録」

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「大きな痛手を被った福島県に住む当事者だからこそ言える、 脱原発ゼロシナリオが日本の希望の道であると断言いたします」郡山市・市議会議員




25番です。HebiisiIkuko と申します。郡山市の市議会議員をしております。
私は3月11日以降、大変な災害の中市内を駆け巡り、
そしてまた原発事故以降、目に見えない恐怖にさらされ、自らも被災し被ばくしております。

政府が一番やらなければいけなかったことは、
原発事故が起きた時に子どもたちの命をどう守っていくかということだと思いますが、
福島県内においては、それが確実に実行されたとは言えません。
まだ測定されない中、本当に危ない子どもたちをアメリカでは80キロのほうに避難させましたけれども、
そういった手は、日本では打てませんでした。
そこでたくさんの被ばくにさらされ、そして放射線の防護に対してもきちんとした情報が与えられなかった。
無駄な被ばくを強いられたと思っております。

では私の意見表明をいたします。
私はゼロシナリオを求めます。
再稼働は認めず、原発の即時廃炉の意見を表明いたします。
原発はいりません!

3月11日、大震災による原発事故によって、
福島県民は健康に生きる権利をことごとく奪われてしまいました。

そして日本中に、世界中に放射能汚染を広げ、
世界の人々に、子どもたちに大きな迷惑をかけた事実は日本人の一人として大変恥ずかしく、
情けなく思っております。

最も懸念することは、感受性の強い子どもたちへの影響です。
健康に悪影響を及ぼす恐れのある放射性物質の拡散は、保護者たちを大きな恐怖と不安に陥れました。
そして放射性物質による環境汚染は、子どもたちが健やかに遊び、育ち、学ぶ環境をことごとく奪いました。

郡山市においては、教室にクーラーはまだ設置されておりません。
この厳しい環境の中で我慢を強いられております。
政府による正確な情報、安全な食品を提供されず、不要な内部被ばく、外部被ばくを受けたのです。
多くの命、財産、かけがえのない美しいふるさとを奪われた苦悩を心の底から理解していただきたい。


特に原子力政策を推進してきた人々、政府、電力関係者の方々にです。

年間100ミリシーベルトまで安全であるという政府関係者、学者の方々は、
福島県から遠くにいないで、ぜひ福島県内に住み続けていただきたい!
そして福島県民と共に、同じように低線量被ばくの中で飲食し、生活していただきたい。

原発放射性廃棄物は人類と共存できません。
放射能の拡散は倫理上、許されないことです。

ですから私は、原発や放射性廃棄物の海外輸出にも反対です。
日本のみならず、世界中から原発をなくすこと、
核の廃絶を強く求め、戦争のない平和な世界を築くことが私たち大人の使命であると考えます。

ゼロシナリオを求める理由。
私は原子力政策への不信感を、どうしても払拭することができません。
過去の政府の対応と電力会社の企業体質の問題。
情報の隠蔽、事故の過小評価など正しい情報提供と情報公開がなされなかったことです。

また、地震、事故が起きた時、暴走を止めることができるのか疑問です。
高い放射能数値の中、汚染水処理と、危険で過酷な作業を行う人が絶対必要ですが、
果たしてそれがどのように確保されるのでしょうか?

原発事故は、経済損失は数十兆円という国家存亡に揺るがす規模です。
国民への負担増を強いる原発は経済的にも合いません。
危険な原発や作業は過疎地住民に交付金で押し付け、本当に安全なら都会に建設すべきです。
地方と都会、国民を差別分断してはなりません。

原発は人権の問題でもあります。
なぜ再稼働を急ぐのか、安全対策より結論ありきの電力会社温存の経済重視は理解できません。

2つ目、東京電力福島第一原子力発電所の甚大な事故の受け止め方、認識が甘過ぎます。
そもそも4つのプレート上にある日本列島は、地学的に見ても活断層が多い地震国です。
原発を稼働させること自体、極めて危険です。
いつ3.11同様、またそれ以上の大地震が起きるか分かりません。

福島事故の経験から明らかのように、一度事故を起こせば、完全に収束されるまで長期間かかります。
私が収束最後まで見届けることは極めて困難。
完全収束まで40年を要するなら、60歳の人は100歳になってしまいます

福島事故の責任を一体誰が取ったのでしょうか?
将来世代への大きな負の遺産は絶対許されません!
放射性廃棄物中間処理施設、最終処分地はいまだに示されておりません。
原発に頼らないエネルギー政策への大転換に挑むことが重要です。


私は今年の1月末ですが、脱原発に戻ったドイツの方を訪問しております。
省エネへの見込みは、省電力1割ではなく3割削減も可能です。
地域分散型再生可能エネルギーの積極的導入、電力の自由化と発送電の分離など、
システム改革をなぜ導入しないんでしょうか?

管理に10万年必要な核燃料サイクル、再処理の余地を残してはいけません。

最後に毎週金曜日の夜、
首相官邸前に集まっている数十万人もの国民の声を政府関係者は無視することはできません。
「原発要らない、大飯原発再稼働反対」は、安全な生活と健康、エネルギーを求める
国民の切実な声であり、願いです。


3.11以後、国民の意識と行動は大きく変化しています。
政府もまた国民に信頼される組織へと大きく変化することが重要です。
大きな痛手を被った福島県に住む当事者だからこそ言える、
脱原発、ゼロシナリオが日本の希望の道であると断言いたします。
放射能におびえることのない再生可能エネルギーで、持続可能な社会を実現していきましょう。
よろしくお願いいたします。





福島での意見聴取会の動画全編はこちら↓
「脱原発民意明確に」エネルギー環境意見聴取会福島会場


「じゃあ原子力は地球を汚さないのか?といったら、全然ウソっぱちでした」田村市






田村市から来ましたImaizumiと申します。よろしくお願いいたします。

前半の最後ということで、きょう今、上に並んでいらっしゃる皆さま方が、
みなさん、ほとんどゼロということですごく安心しています。
同じ仲間だなと思っております。
たぶん今、会場にいらっしゃる方もそうだと思いますけれども、これがたぶん福島の声だと思います。

そんな中で、やっぱ皆さんもおっしゃっていましたけれども、
大飯原発の再稼働というのは、福島県民に対して、失礼だったんじゃないかなと思います。

で、ただ、今回こういう、国民の意見をじかに近くで聴くという機会は本当にいいことだと思います。
逆に福島県に関しては、各市町村で皆さんだけではなくて、
東北電力、各メーカー、それから研究者たちが、きちんとみんなの声を、
もう、罵声を浴びせられると思いますけれども、聴くべきだと思います。
そういう場がこれからあってもいいと思います。あるべきだと思いますね。
そうしていかないと、政治も国も何も変わっていかないと思います。

今日は、皆さんが言いたいことをほとんど言ってくださったので、
ちょっとエネルギーに関して言わせていただきますけれども、
私もゼロシナリオです。

私も生まれたときから、当たり前に原子力の電力があったので、当たり前に使っていて、
それがこんなに危険なものだとは、事故が起きるまで知りませんでした。
で、事故が起こったときも、何が起きたのか分からず、
何が体に悪いのか分からず、もう必死に調べました。

ことしの冬、2月ですね。
たまたまちょっと、津波被害者の方の支援とともに、東京に行った時に
たまたま出会った映画なのですけれども、
先ほどの10番の方は、「10万年の安全」とおっしゃいましたけれども、私は、

「イエローケーキ」ってご存知ですか?大臣。

じゃあ、後でパンフレットをお渡ししますので、
ぜひ官僚の方たちと上映会をなさっていただきたいなと思いますけども、
こちらの「イエロー・ケーキ クリーンなエネルギーという嘘」というタイトルなんですけれども、
これは、ドイツのドキュメンタリー映画になります。

これは何か?と言いますと、
原子力の元になるウラン。ウランの採掘現場のドキュメンタリーになります。
私も知らなかったのですけれども、原発のウランを精製するために、約1トンの鉱石物を採ります。
1トンの鉱石物を精製して、やっとウランが採れるのが、ご飯茶わん約1杯分ぐらいなんですよ。

それで、大量の土砂と水が放射能で汚染されて、人目の付かないところに放置されている。
それが、カナダ、アメリカ、オーストラリア、アフリカになります。
この「イエロー・ケーキ」で見ていただけるように、オーストラリアだったかな、
日本人にウランを売らなくちゃいけないから、アボリジニの人に「どけ」と言っている映像もあるんです。
それぐらい地元の人を、もともと、今回も福島はそうですけども、
昔から住んでいたところをどかされるのって、どんなにつらいか、嫌なことか、すごく分かります。

そういう中でできたエネルギー、まず精製のときから地球を汚しているエネルギー、
全然クリーンではない原子力発電所。

それで、原発の発電をしているときに冷やすときに出た水
人体には影響はないと海に流していますけれども、
それを流しているために、もしかしたら、この今の
集中豪雨だったり、台風の流れがおかしかったり、
あの原因というのは、結局海の温暖化が原因といわれていますよね。


その原因をつくっているのは、
やっぱり人間の原子力とかそういうのも少しは関わっているのではないかなと、ちょっと思います。

温かくなった放射能を浴びた原発を冷やすために使った水を海に流していて、
何年か前ですけれども、そんなに興味なかったんですけれども、
たまたま海の貝を研究している人の話を聞いたときに、
「原発付近の貝がメス化している」というのをちらっと聞いたことはあります。
それに、「東北にしては珍しく熱帯魚がいる」というのは、
「えー、ウソでしょう」とそのときは笑って聞いていましたけれども、
いろいろ調べていくと、もしかすると東北の海に熱帯魚がいるというのは、
その部分だけですけれども、「あ、本当だったのかな」と、なんとなく思いました。

そうやって見えないところをどんどん汚していって、なおかつ精製のときに地球環境を汚し、
電気を作っている時点でも海を汚し、
そしてまた電気を使い終わった時点でも、ゴミがどうしようもなくなっている。

今、六ヶ所村を動かせば、クリプトン85が大気中に大量に出ます。
大気汚染にもつながると思います。

だから、どこが原子力発電がクリーンなエネルギーなのかなとちょっと思います。

いかにもこのデータ、
先ほど渡されました3つのデータの、各シナリオにおける原発の構成の4ページで、

いかにも、ゼロシナリオを選ぶと、
「火力発電が中心になって、化石燃料が使われて地球上に悪いですよ」というアピールがされています。
アピールがされているように、私には見えます。これは違うと思います。
これは違うと思います


これは、もう各個人が本当に太陽エネルギーだったり、バイオマスだったりを使えば、
うまく地球を活用していけると思います。
それをきちんと説明しないで、いかにももう「火力発電になってしまったら、地球を汚すよ」
「じゃあ原子力は地球を汚さないのか?」といったら、全然ウソっぱちでした。

ぜひ機会がありましたら、自主上映で「イエロー・ケーキ」をなさってみてください。
本当に分かります。
この採掘現場で仕事をしている人たちも、危ないものだとは知らずに働かされて被ばくしています。
それも事実です。

こういうエネルギーを今後本当に日本で使っていっていいものなのかどうか?
こんな、福島県民がこんな思いをしたのならば、
「逆に世界のリードを取っていただいて、真っ先にやめるべきではないでしょうか」

ということを言いたいです。
以上です。






福島での意見聴取会の動画全編はこちら↓
「脱原発民意明確に」エネルギー環境意見聴取会福島会場


続きを読むに「イエロー・ケーキ」

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原子力規制委員の重要性を考える「米NRCの大胆決断」8/17報道ステ(内容書き出し)




アメリカの原子力規制委員会
原発の延長と新設の凍結問題



報道ステ081711

古舘:
新聞各紙の扱いが小さい。
「これはどうしてか?」って私は思うんですけれども、

最近のニュースとしてアメリカの原発。
これ、新規建設と延長に関しては凍結という流れになりました。

これ後で古賀さんにお聞きします。
そして凍結の一因は?というと、後ろに映っていることもあるんですが、
ネバダ州のユッカマウンテンというところ、ちょっとご覧ください。


ーー

世界の課題 核廃棄の「最終処分」
米NRCが大胆決断



オバマ大統領:
我々は福島の教訓を次世代の原発のために生かしていく

報道ステ081712

福島原発事故後も原発の推進の姿勢を変えなかったアメリカ。
アメリカには現在104基の原発がある。
そのうち30年以上経った古い原発は60基。
うち40年以上は13基。
アメリカは新たな原発の建設を模索している最中だ。

しかし今月7日、
NRCアメリカ原子力規制委員会が、
核廃棄物の最終処分の基準が決まるまでは、
新たな原発の建設や、原発稼働の期間延長をいったん凍結することにした。


NRC原子力規制委員会(ワシントン 14日)
アリソン・マクファーレン委員長:
我々が準備の見直しを終えるまでは、
いかなる原発にも建設許可、再認可を与えることはありません。

報道ステ081713

Q:基準の見直しにはどれくらいかかる?

アリソン・マクファーレン委員長:それは我々も知りたいくらいです。

Q:期限はないのですか?

アリソン・マクファーレン委員長:それは我々が判断します。


新堀仁子:
今回のNRCの決定は、
アメリカ国内で、核廃棄物再処理処分場の建設のメドが全く立っていない中で、
ワシントンでも、思い切った決断と受け止められています。

環境保護団体 パブリックジャスティス
リチャード・ウエブスター氏:
規制委員会が現実的な見方をするようになったという事だと思います。

報道ステ081714

Q:大胆な決断だと驚きましたか?

リチャード・ウエブスター氏:はい。


原発推進派はー

原子力エネルギー協会
スティーブ・グレケス報道担当上級部長:
規制委員会の行動によって、短期的にはいくらかの不確定さが増すことになるだろう。
しかし我々は、規制委員会がしっかりと仕事を行うと確信している。

報道ステ081715



アリソン・マクファーレン委員長 NRC:
核燃料の最終処理というのは、皆さんが思っている以上に大きなものです。
多くは言えないが、これだけは言わせて下さい。
我々はこれが緊急問題であると認識し、委員会の優先事項としています。


報道ステ081716



世界の課題「最終処分場」

なぜ、NRCアメリカ原子力規制委員会は、
核廃棄の最終処分の基準が決まるまで、新たな原発建設などの凍結をするのか?

その答えに一つがネバダ州にあった。


ネバダ州 ユッカマウンテン 16日
報道ステ081717

中丸徹:
ネバダ州の広大な砂漠の中にあるあちらの茶色い山、ユッカマウンテンに
アメリカ政府は使用済み核燃料の最終処分場を造る計画を持っていました。
現在この計画は中止されています。
この最終処分場建設のとん挫がNRCの決定に影響しました。


ユッカマウンテンはアメリカが進めていた使用済み核燃料、
いわゆる「核のゴミ」の最終処分場の事だ。
300mもの地下深くに、核廃棄物を埋め、30万年もの間保管しようという計画だ。
ブッシュ前大統領が最終的に決定した。
しかし、

ネバダ州 2008年1月
オバマ大統領候補(当時):
ユッカマウンテン処分場の計画は、科学的ではなく賛成できない。

計画に反対していたオバマ大統領が就任し、
2010年には予算もゼロになり、計画は中止となった。
ユッカマウンテンの建設に、賛成派からは雇用が増えるという期待もあった。
そのため…


ネバダ州の別の場所(ラフリン)

中丸徹:
この土地に中国企業の巨大なソーラーパネル工場が建設されます。
3600ヘクタールという広大な土地が提供されました。


ワシントン 去年1月
報道ステ081718

地元出身で反対派の有力議員が、ユッカマウンテンと同じネバダ州に
「中国のエコ企業」を誘致した。
2000人の雇用を確保し、計画の中止を後押しした。

住民:沢山の人が働きたいと応募していますよ。

住民:地元の税収も増えて住民も増えるといいわ


NRC、アメリカ原子力規制委員会が基準の見直しをする事にしたもうひとつの理由がある。
それは今年6月、ワシントンの連邦高裁の判決だ。

「NRCは最終処分場が「必要な時に」確保できるであろうとしているが、
それは環境への影響を十分考慮しているとは言えない」


そして、使用済み核燃料が、原子力発電所の敷地内に保管されている事についても、
対応を求めた。

「NRCが使用済み核燃料を原発の敷地内に
認可の期限切れとなった後も60年間安全に保管できると判断しているが、
将来の危険性を適切に評価しているとは言えない」


アリソン・マクファーレン委員長:
福島の事故は、使用済み燃料プール問題を際立たせました。
福島事故の前には原子炉のところに使用済み燃料プールがあるという事を
知らなかった人が多いでしょう。
今みなさんは、ヘリコプターが水をプールに向けて投下している映像を覚えているでしょう。
核燃料サイクルの最終過程は大事です。
常にこの事を考えなければなりません。
後回しはいけません。


報道ステ081719


使用済み核燃料の最終処分場については、フィンランドのオンカロが最も進んでいる。
2020年の操業を目指している。

日本では2007年
高知県東洋町の町長が処分場の誘致を唱えたことがある。

報道ステ081720

高知県東洋町 2007年2月

町民:最終処分場に断固反対することを宣言いたします。

反対運動でとん挫し、2008年までに見付けることになっている候補地さえも見つかっていない。
北海道の幌延町にある施設も、最終処分場をつくる研究がなされているだけだ。
六ヶ所と、建設中のむつは、あくまで中間貯蔵施設で、
一時的に保管する場所にすぎない。


ーーー


古舘:
古賀さん、アメリカのエネルギー政策は明らかに大きく変わったんですか?ここで。

報道ステ081721

古賀:
変わっていますよね。
シェールガス革命というのが大きな影響を与えている事は確かなんですけれども、
ただ、一番だいじなことはね、
アメリカって言うのは、日本人はあんまり知らないから、
もう原発、”イケイケどんどん”の国だと、
何でも原発作ればいいんだと、そういう国のようなイメージを持っている人が多いですよね。

古舘:もっちゃっています、アメリカに。

古賀:
はい、だけど実際はそうじゃなくて、
やっぱり、アメリカはちゃんと、核のごみの問題に昔から向き合っていたんですよ。
で、ユッカマウンテンに造るって、法律まで作ってですね、
「そのためにはその地域に補助金も出しますよ」って法律に書いたんですよね。
だから、その答えがあるからって言う事で進めてきたんですね。
だけど今答えが無くなっちゃったと。
しかも福島を見たと。

「じゃあもう一回考え直そうよ」というふうにきっちりと向き合っているんですよ。

で、ドイツもやっぱり、もともとは、福島の事故で脱原発にしたわけでもなんでもないですね。
一番最初はやっぱり核のごみの問題なんです。
「ゴミを誰が引き受けるんですか?」って言った時に、
どこにも誰もいないと。

「そんなもの止めるしかないよね」というのが脱原発の始まりです。

ところが、日本は今原発について何の議論をしているかというと、
「電気が足りますか、足りませんか?」とかですね、あるいは
「コストは高いんですか、安いんですか?」と、そればっかりですよ。


その前にね、
「安全ですか?」ということから、もうひとつ、
「核のゴミってどうするんですか?」
これを、やっぱりヨーロッパもアメリカもちゃんと向き合って「何か答えを出そう」と。
「答が無いんだったら、止めよう」というふうにやっているところで、


日本は福島の事故があって、
あの4号機のプールを見てですよ、
それでもなおこの問題は先送りにして、
大飯を動かし、「次どこを動かそうか」っていう議論をしていると


これはね、どう考えても、「とても先進国の対応じゃないな」と、いうふうに思いますね。
もう何十年も遅れていると言われてもしょうがないです。


古舘:
それを考えると、原子力規制委員会なるもの、
これはどういうものなのか、日本に於いて

アメリカが必ずしも全ていいという事じゃないですが、
そこもちゃんと見ていかないと、もうギリギリのところにきていますけれども、
やはり、まぁ?と思いましたね。
もっと聞きたいところなんですが、ちょっとその他のニュースに行かせてもらいます。






ベルギー 「Doel原子力発電所3号機原子炉にヒビ」

ベルギー ひび疑いの原子炉稼働停止延長
NHK 8月17日 4時40分


電力供給の半分以上を原子力に依存するベルギーで、
原子力発電所の原子炉1基にひびが入っている疑いが出ている問題で、
ベルギー政府は、安全性への影響の見極めに時間がかかるとして、
稼働の停止を予定より1か月先送りして少なくとも来月末までとすることを明らかにしました。

2012081714.jpg


この問題は、ベルギー北部のアントワープからおよそ20キロ離れたドゥル原発の3号機で、
ことし6月に行われた定期検査の結果、
原子炉容器に複数のひびが入っている可能性があることが明らかになったもので、
原子炉は稼働を停止しています。
ベルギーの原子力規制庁は16日、首都ブリュッセルで、
同じタイプの原子炉を持つアメリカやスペイン、スウェーデンなど9か国から
専門家を招いて会議を開きました。

2012081715.jpg

会議のあと、原子力規制庁のドゥフーブル長官は記者会見し、
新たに行っている検査の結果を基に安全性への影響を見極めるにはさらに時間が必要だとして、
稼働の停止を予定より1か月先送りして、少なくとも来月末までとする方針を明らかにしました。

2012081716.jpg

原子炉の安全性に問題があると確認された場合、
原子炉の交換や修理は事実上不可能だということで、
原子力規制庁では廃炉にすることも視野に対応を検討することになるとしています。





世界の原子力発電より

ドエル (Doel) 3号機
加圧水型 操業中1982年 (2022年) 北緯51度19分29秒 東経4度5分31,5秒 スヘルデ川

Googleより ベルギー  Doel Nuclear Power Statio 9130 Beveren België
2012081717.jpg

2012081719.jpg


福島第一原発の事故が起こるまでは
それほど気にならなかった原子力発電所からモクモクと出ている煙?湯気?
スヘルデ川には冷却された後の温まった水が放出されている映像も見えます。

普通に稼働している原発が、ものすごく怖い。

ギョッとするCM

テレビにいきなり映し出された映像。
国分さんが桃を食べているところを見て「ギョッ!」としちゃったわたし。



ーこちらのYoutubeはオリジナルに手が加えられていますー(こっちのCMなら流すの賛成ww)


食べて応援しよう!「TOKIOのみなさん」篇

テレビ番組の企画で、10年以上に渡って農作業や野菜作りなどに携わり、
被災地の人々にも親しまれているTOKIOの皆さん。
彼らの美味しそうな表情と豪快な食べっぷり、力強いメッセージを通じて、
食品流通・小売業者や消費者の方々が、すでに主体的に取り組まれている
被災地応援の輪を拡大・継続していくとともに、
CMと連動した取組で一体感を醸成することにより、
産地の活力再生を通じた被災地の復興を応援していきます。




撮影エピソード

香ばしいお肉の匂いに誘われて……

スタジオに入るや否や、いきなり「超いい匂い!」「これ肉じゃないですか!」と、
テンションが上がったTOKIOの皆さん。
吸い寄せられるようにして、スタジオの傍らに用意された調理場にやって来ました。
そこでは、撮影用の食材を担当するクッキングスタッフが、今まさにバーベキューの仕込み真っ最中。
ところが、「うまそ~」と生唾を飲み込みながら、興奮気味に鉄板を覗き込んだ長瀬さんに、
「でも、ごめんなさい。長瀬さんが撮影で食べるのは肉じゃないの」とスタッフから残念なお知らせが。「え~っ」と本気で落ち込む長瀬さんに、メンバー一同、大爆笑となりました。

被災地産を中心とする東日本産の食材がズラリ
撮影に使用した食材は、宮城県産米の「おにぎり」と福島県産の「アスパラ」、
宮城県産のみそをつけた福島産の「きゅうり」、
茨城県産の「トマト」、青森県産の「リンゴ」、群馬県産の「スイカ」、
岩手県産の「牛乳」、山梨県産の「桃」、山形県産の肉と千葉県産の玉ねぎの「バーベキュー」、
千葉県産の「カツオ刺身」の8種類。
被災地産を中心に、すべて東日本産の新鮮な食材で揃え、その場で調理した出来立てのメニューが、
TOKIOの皆さんに振る舞われました。

息ぴったり、抜群のチームワーク
台詞の収録では、
言い始めがちょっとだけ遅れた城島さんに、他のメンバーが一斉に笑いながらツッコミを入れるという、
バラエティ番組などでもお馴染みのやり取りで、その場を和ませたかと思うと、
全員で「食べて応援、続けます!」と呼びかけるカットでは、
自分の持ち場にサッとスタンバイし、息の合った言い回しで早々とOKテイクを獲得。
リーダーの城島さんを中心に、微笑ましくもにぎやかで、
オンとオフの切り替えもしっかりしている彼らの堂々とした立ち居振る舞いがとても印象的でした。

新鮮かつ美味な食材の数々に大満足!
一人ずつの食べカットのシーン。
みそ付きのきゅうりをパクリと食べた松岡さんは、
「うまい、やっぱこれはビールが合うねぇ。ビールちょうだい!」とおどけて、
周りを爆笑の渦に包んでいました。
続いて、バーベキューのお肉を豪快にひと口で食べようとした山口さん。
この挑戦はあまりにもお肉のサイズが大きすぎて、失敗したものの、
「でかい!さすがにひと口では無理だったか。でも、すごくおいしいね!」と
満足そうな笑みを浮かべていました。
また、桃を食べた国分さんは、本番中の「うまい!」という言葉に続いて、
カットが掛かった後も「これ、うまい!甘い!」と連呼。
カメラが回っていなくても、思わず声が出るほどおいしかったようで、
幸せそうな表情でその余韻に浸っていました。


関連ブログ
<食べて応援> しいたけもね❤ 



ーーーー

このCMを見ただけでは”福島産の桃”だとしか思えないですよね。
実際は山梨産だったようです。

芸能人だけにはなりたくないと、
福島第一原発の事故後、特に思うわたし。

かわいい子役の子どもが料理番組で、
「危険かな?」と思う食材を使ったものを食べているのを見るのは、
耐えがたいほど辛くなります。





続きを読むに追記あり

続きを読む

「法の番人たる裁判所までもが、いわゆる原発ムラによる圧力に屈したのです!」郡山市




皆さん、こんにちは。郡山市のInoueToshioと申します。
私は郡山市内の県営住宅に住んでおりますが、自分の自室の前が広場になっていまして、
そこに大型の遊具が設置されています。

その場所で測定してみますと、
1 時間当たり常時0.8マイクロシーベルト内外の放射線量を示します。

法規に定められた放射線管理区域の設定基準を1 時間当たり線量に換算すると、
単純計算で0.6マイクロシーベルトになります。

労働安全衛生法令に、
「事業者は必要のあるもの以外の者を管理区域に立ち入らせてはならない」などと定められています。
この広場は、本来なら部外者の立ち入りが厳しく禁止されるはずの放射線管理区域に相当する場所です。


ですが現実はどうでしょう?
放射線管理区域の標識もフェンスもバリケードなども設置されず、
団地住民の幼い子どもたちが自由に出入りして遊んでいます。


この団地の管理責任は福島県知事にあるはずです。

その県知事が任命した放射線健康リスク管理アドバイザー3名は、
健康リスク回避を図らず、もっぱら放射線安全キャンペーンに奔走し、
その代表格山下俊一氏は、ミスター100ミリシーベルトと国際的に揶揄されるありさまであり、
山下氏が指導する福島県立医科大学の県民健康調査は、県民に信用されておりません。

福島県にみる放射能被ばく対策の実態の奥には、国の基本的な姿勢があるはずです。

昨年3月の事故発生直後、
アメリカ政府は自国民に原発事故現場から80km以内の地帯からの待避を指示しました。
イギリス大使館は、羽田空港に香港行きチャーター便を用意して、
自国民だけでなく、旧植民地である香港の市民まで国外退避させたそうです。


ひるがえって、わが国の対応はどうだったか?
事故のさなか、SPEEDI情報さえも隠し、
逃げ惑う被災民を無駄に被ばくさせたことは周知の事実です。


昨年11月内閣官房に低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループが設置されました。
これは国内外の科学的知見や、評価の整理、現場の課題の抽出を行う検討の場とされていますが、
報告書や発表、概要などを読んでみると、
低線量による健康被害を軽視するものが多く、
また11月28日第5回会合に、海外から招かれた報告者は、
原子力産業との共存を説くICRPの科学事務局長、クリストファー・クレメント氏、
あるいはベラルーシのエートス(ETHOS)プロジェクトで知られるジャック・ロシャール氏であり、
政府の放射線被ばく対策は、
健康リスクを回避するためのものではなく、これを隠ぺいし、
経済的、社会的要因を重視する姿勢を見せています。


細野豪志原子力行政担当大臣をはじめ内閣は、
国民の命と健康、なかんずくは、子どもたちと命と健康そして未来を守るといった
全体の奉仕者としての公務員の本文を忘れ、倫理的な混迷に陥っています。

昨年6月、郡山市内の小中学生たちが、
法律で定める一般人の年間被ばく許容限度1ミリシーベルト以下の
安全な場所での教育の実施を求める仮処分を、福島地方裁判所郡山支部に申し立てました。


ところが、野田佳彦内閣総理大臣が、なんの根拠も道理もなく、
福島原発事故の収束を宣言したのと同じ、昨年12月16日。
福島地裁の判事たちは、年間100ミリシーベルト未満の低線量被ばくによる健康への影響は
実質的に確認されていないなどという、
放射線安全プロパガンダを推認する無謀な論理でこれを却下しました。

法の番人たる裁判所までもが、いわゆる原発ムラによる圧力に屈したのです!

目下、この通称、ふくしま集団疎開裁判は、仙台高等裁判所で抗告審が行われていますが、
世界市民法廷など、市民による合法活動によって、世界の良識の注目を集めています。
日本が法治国家であるか、子どもたちを守る社会であるか、世界が今福島を見つめております。

司会:ありがとうございました。


発言者:まだ。


司会:そうですかちょっとお時間が2分ほど超過しておりますので、じゃあ手短にお願いします。
また、もう1回後ほど発言機会がございますので。

発言者:じゃあ、もう1点ありますので、その次の機会にじっくりと述べます。お願いします。

司会:分かりました。ありがとうございます。


福島での意見聴取会の動画全編はこちら↓
「脱原発民意明確に」エネルギー環境意見聴取会福島会場


ーーー

郡山市のInoueさんのお話を聞いていて、下記のブログを思い出しました。

「一歩離れて今の日本を見てみよう」お隣韓国の番組”世界は今”
(動画&内容書き出し)

<一部抜粋>

Iさん(ふくしま集団疎開裁判の会代表):
0.6マイクロシーベルトが放射線管理区域、日本の放射線健康障害防止法ですね。
それで定める放射線管理区域になります。
ここの場合は(原発の)作業員、その作業員の関係者じゃないと、立ち入り禁止になります。

放射能に子どもたちが無防備に露出されている状況。

Iさん:
それを超えている場所で子どもたちが
何の管理もせずに自由に遊びまわったり、あるいは通学のために集合したり、
それが、一つの法治国家としては許せない話だと思います。

住宅街のプレイロット(公園)の状態はさらに深刻です。
チェルノブイリの退避基準より3倍も高い放射能が測定されます。(1.6マイクロシーベルト)


1986年チェルノブイリ原発事故の当時に適用された基準によると
郡山市の子どものほとんどが避難対象になります。
郡山市内でチェルノブイリ退避基準より汚染がひどいところは20箇所を超えます。
しかし日本政府は住民を避難させえるどころか年間被ばく許容量を20倍も引き上げました。


Iさん:
事故の後ですね、文部科学省が20ミリシーベルトを基準にしましたので、
それがいまだに生きていてですね、それが嘆かわしいというべきか、悲しむべきことだと私は思います。

ー略ー

取材が真っ最中だった先月16日(2011年12月16日)
子ども集団移住に対する裁判所の判決が出ました。
初めての集団移住訴訟の結果に対して社会の関心が集中されました。


柳原(訴訟団の弁護士):
裁判所の・・・負けたのは
主文としては「私たちの申し立てを却下する」という内容です。


裁判所は子ども14人の避難申請を受け入れなかった。
「該当学校の教育活動を中止させるほどの身体生命に切迫した危険性があると認めない」
子どもたちの身体と生命に直ちに切迫した危険性太あると認めないという事です。
裁判所は100ミリシーベルト以下の被ばくは健康上に及ぼす影響が証明されていないと
危険性を認めなかったのです

記者会見のあちこちで糾弾が溢れてきました。


男性:
今一番多いのはチェルノブイリとイラクじゃないか。イラク何か分かりますね、???
だから、そういうふうな話が現地にあるのに、そういう事を全部無視して判決を下すというのは
弁護士の先生がおっしゃったように私も怒りを覚えます・


訴訟を主導したIさんも裁判に納得できないと言っています。

Iさん:
結局、行政あるいは政府の立場としては、子どもの命よりも経済が大事。
あるいは、その他にも自分たちの利権だとか、いろいろあると思うんですが、
それが大事だとして、子どもを犠牲にして、ここに閉じ込めています。

Y弁護士:
全員じゃないかもしれないけれども、確実に、何パーセントかは病気になるという事で、
それが分かっていながら、今すぐ起きないからっていう理由ですよね。
先送りして放置するっていう、
もう、これはもう、人権の最貧民国というか、
もう、世界の恥というか、
もう本当に恥ずかしい事ですね。


政府が子どもたちの健康に目をそらしたと、親たちは怒りをぶつけました。


大飯原発・14日に続き16日も海水淡水化装置異常警報「アルカリ排水2トン漏れ」

大飯原発で排水漏れ 安全、環境に影響なし
共同通信 (2012年8月17日)

16日午後8時35分ごろ、
営業運転に移行した関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)で、
敷地内にある海水淡水化装置からアルカリ性の排水約2トンが漏れ、
排水槽の水位の異常を示す警報が作動した。

経済産業省原子力安全・保安院や関電によると、
水漏れはすでに止まっており、原子炉の安全や環境に影響はないという。

保安院によると、排水は中和処理が必要だったが、海に流出する前に止まり関電が回収、処理した。

海水淡水化装置は原発内の生活用水などに必要な真水を作る装置。
大飯原発では14日にも装置の配管の接続部分から海水が漏れ、警報が作動した。




14日の警報の内容

保安院のお知らせより
2012年8月16日
大飯関西電力株式会社大飯発電所第3号機及び第4号機における
「特別な監視体制」での保安院の確認状況(8月16日15時00分現在)

2.トラブル等の状況
・ 8月14日:10時50分頃、
大飯発電所3,4号の屋外おいて点検中の作業員が海水淡水化装置(B)の海水取込配管からの海水の漏えいを確認。当該海水淡水化装置の運転を停止した。
原因は、配管をつなぐベローズ(伸縮継手)内に堆積物が蓄積したことにより腐食し減肉した結果、漏えいに至ったものと推定。当該ベローズを短管に取替え、海水淡水化装置を復旧済み。3,4号機の運転に影響なし。




「福一4号機高濃度汚染水・福一排気用モーター白煙・女川原発燃料集合体金属カバー欠損」8/16たねまきJ小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)

・福一4号機高濃度汚染4.2トン水漏れ
・福一排気用のポンプのモーターから、白い煙
・女川原発3号機の燃料集合体金属カバーの一部が欠損


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2012年8月16日木曜日 
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]




小出裕章さんの原発事故関連ニュースについての解説です
きょうは近藤伸二さんと一緒にお話を伺います。


福一4号機高濃度汚染4.2トン水漏れ

千葉:
まずリスナーの方からの質問メールなんですけれど、

「福島第一原子力発電所4号機のタービン建屋1階で、
高濃度汚染水4.2トンが漏れているのが発見されたそうです。
1立法cmあたり7万7000ベクレルの放射性セシウムが検出されたそうですが、
これはいったいどれぐらいの危険性があるのでしょうか?」
という質問です。


小出:
え・・・原子力発電所から、・・私のところの原子炉もそうですけれど、
「環境に放出してもいいというセシウムの限度」があります。
それは1立法cmあたりでいうと、確か0.09ベクレルだったと思います。

千葉:1立法cmあたり0.09ベクレルですか

小出:
はい。
セシウム137で確かその値ですし、
セシウム134であれば0.06だったと思います。
それが今、7万7000とおっしゃったでしたでしょうか、
ですから、100万倍ですかね、位になるんでしょうか、
ま、モーレツな汚染水です。

千葉:
それが漏れてしまったという事なんですよね、
こちらの方は、メールの質問の続きがありまして、
「確か1平方mあたり4万ベクレルを超えるものは、放射線管理区域からは持ち出してはならないと、
小出先生がおっしゃっていたと思うんですが、」
ということなんですが。

小出:
そうです。おっしゃる通りです。
ただそれは、表面汚染という、
ようするに大地の汚染であるとかですね、私の実験着であるとか、私の掌であるとか、
そういうものに関する基準です。
それで今言っているのは、水自身の汚染濃度を言っている訳ですから、
別の基準を使わなければいけません。
それで言えば、環境に出していいのが今聞いていただいたように、
1立法cmであれば、0.0幾つという値な訳で、
7万7000などというのは、もう途方もない汚染になってしまいます。

千葉:ハァ~・・それが今回漏れたという話だったという事ですね。

小出:
そうですけれども、
でも、それが直接環境に出たということではなくて、
原子炉建屋、あるいはタービン建屋などにそういう汚染水が、
いま、充満していて循環しているという事なのですね。

千葉:ん…大変な話だなと思うんですけれども

小出:そうですね、作業員の人達が被ばくをしているんだなと思うと気が重いです。


福一排気用のポンプのモーターから、白い煙

千葉:
わかりました。
今日は第一原発については実はこんな気になるニュースも入っていまして、
福島第一原発で放射性物質で汚染された水の処理に使った部品の保管施設で、
排気用のポンプのモーターから、白い煙が出ているのが見つかったという事です。
で、東京電力によりますと、
セシウムを吸いつけるために使った吸着筒という筒のような交換部品の中に
水素ガスが僅かに溜まるために
「ポンプで強制的に排気していたら煙が出た」ということでして、
東京電力は
「ポンプは止めたけれども水素はほんの少しなので、直ちに問題は生じない
としているという事なんですが、
”水素”って言うと、私たちの記憶の中にはやっぱり
”水素爆発”っていうのがすぐ浮かんでくるんですけれども、
そんな事につながる恐れはないんでしょうか?

小出:
可能性があるので、
東京電力はその水素をちゃんと溜まらないように排気するという事をやってきたのだと思います。
そしてそれは、危険を避けるという意味ではやるべきことですし、
これからもやらなければいけないと思います。
ただし、今回トラブルを起こしたように、
ポンプというのはモーターを回して動かしているのですけれども、
モーターの故障というのはしょっちゅうです。
ですから、ごく当たり前というかですね、沢山、多分ポンプでモーターを動かしていたと思いますが、
そのうちの一台が壊れてしまったという事なんですね。
で、「直ちに爆発にならない」という意味でなら、そうだと私も思いますけれども、
放置していい訳でもありませんので、
ポンプを交換するという作業をしなければいけませんが、
セシウムを吸着したベッセルというものは、モーレツな放射能を含んでいます。
近寄るだけでもすぐに作業員の被ばく限度に達してしまうほどだと、私は思いますし、
それなりの注意は払ってポンプ等を設置していたのだろうとは思いますけれども、
何とか修理はしなくてはいけませんし、
出来るだけ作業に従事する人の被ばくが少なく済めばいいと、私は願います。

近藤:
小出さん、いま、モーターの関係で、
「こういう故障は結構起こるんだ」という話なんですけれども、
現実に、そのー、そんなに故障が起きて大丈夫なのか?という不安を感じるんですが、
そのあたりは・・

小出:
普通の工場であれば、ポンプが壊れたら現場に行って直せばいいんですね。
私も京都大学原子炉実験所で作業をしていますので、
いろいろな放射性物質を取り扱いますし、
ポンプやモーターも取り扱ってはいますけれども、
通常の状態であれば、その現場で修理作業をする、交換作業をするという事で、
猛烈な被ばくをするという事は、少なくても私の職場ではありませんでしたし、
放射性物質を取り扱わない工場であれば何の事もない事だと思います。
ただ今現在の福島第一原子力発電所の中は、
いたるところが猛烈に放射能で汚れてしまっている。
特に、今回問題になったセシウムを吸着するための吸着筒、ベッセルと呼ばれているものは、
モーレツにセシウムを吸着してしまった挙句に交換されて保存されているものですから、
近寄ることすらが難しいという、そういう場所だと思います。

千葉:
ん~、
やっぱり今回のニュースに関しても東京電力は「直ちに問題はない」としているんですけれども、
この「直ちに」という言葉に我々は注目していかないといけないんですね。

小出:
事故直後に枝野さんがずーっと「直ちに影響が無い」とおっしゃってましたけれども、
それは要するに「後あとの事はわからないよ」と、むしろそういうニュアンスだと思いますし、
被ばくをしてしまえば必ず影響が出てきますので、
出来る限り被ばくをさせないように、十分に東京電力として配慮してほしいと私は思います。


女川原発3号機の燃料集合体金属カバーの一部が欠損

千葉:
それからですね、こんなニュースも入ってきておりまして、
東北ですね、宮城県の女川原発3号機の燃料集合体で、
金属カバーの一部が欠けているのが見つかった問題で、
残りの1385体の燃料集合体を調べた結果、17体(全部で18体・新たに17体の確認)で
同じような欠損、欠けているのが見つかったということなんです。
これは東日本大震災の揺れの影響ではなくて、
「溶接不良か、燃料集合体を移動した際に接触した可能性がある」というふうにされているんですが、
こんなことって良く起きる事なんですか?

小出:
良く起きることではない」と思います。
1300いくつのうち17体とおっしゃったんでしょうか?

千葉:ええ

小出:
そうすると100分の1を超えてしまっている訳で、
それほど破損が生じるという事は通常の状態ではあり得ないと思います。
ですから、なにかそのような異常な状態を引き起こす原因があった筈だと私は思います。
それが東日本大震災に関連しているのか、
あるいはそうではない、溶接、一つのロットの溶接に問題があったのか、
私にそれは今判断できませんけれども、
いずれにしても異常な発生率だと思いますので、
きちっと原因を追究して再発しないようにしなければいけないと思います。

千葉:
あの、燃料集合体の金属カバーの一部が欠ける事によって、
たとえばどんなことが想定されるんでしょうか?
被害が起きるとか、

小出:
欠けているところの場所によると思いますけれども、
もともとそのカバーというのは燃料集合体を保護するのと同時に、
原子炉の中で異常な流れが起きないように、一つ一つの集合体を区切っているもの
ですので、
それに欠損が生じているという事は、燃料集合体を、
ま、その周辺で原子炉の中の冷却材の流れが異常になるという可能性があるかもしれませんし、
燃料集合体を交換するための作業ができなくなるとかですね、
場合によっては燃料集合体をつり落としてしまうといったような事故につながることに
なっているのかもしれませんが、
いま、その場所自体が私はよく分かりませんので、
判断をちょっと留保させて下さい。

千葉:
場所がそういった危険性のある場所だったら、
そういう可能性もあるとかもしれないという事ですね?

小出:
はい、いずれにしても、
ちゃんと原因調査をしなければいけないと思います。






続きを読むに参考として、ニュース記事と東北電力のプレスリリース

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「”命”と”電気”、 これから生まれてくる”命”、どちらが大切ですか? どう考えても”命”です」双葉郡浪江町(福島市へ避難)




今回意見表明させていただきます、
双葉郡浪江町から福島市に避難していますOokawaと申します。
震災前は建設会社に勤務しておりました。どうぞよろしくお願いします。


シナリオ「環境に関する選択肢概要」を読みましたが、難しくてよく分かりませんでした。

シナリオ、シナリオ、18年後の先は思い描いたとおりにならないからです。
なので私のエネギーを考える上でのさまざまな問題点、改善,要望点を
お話しさせていただきたいと思います。

1点目は、環境温暖化の問題です。
昨年発生した震災により、福島第一発電所の事故が起こり原発の安全神話は無くなりました。

原発はクリーンで安全な発電方式ではなく、
汚染し危険な発電方式であるということが証明されました。


今回の事故で学んだことは、
原子力災害は広範囲で長期にわたり影響があるということと、
廃炉まで考えた電力コスト、賠償を含め多大な金額となり、
国民の血税を削って支払うということです。


あと、原子力発電で避難した方の尊い命も亡くなっているということです。

今現在、一部の原子力発電所を除くと火力発電に頼る発電を続けていますが、
CO2の増加による温暖化を助長させる上、電気料の値上がりにつながっているということもあります。
火力発電も災害に対して爆発炎上等のリスクはあります。
化石燃料の枯渇というのも重要な問題です。
再生可能エネルギーは今現在、発電能力が乏しく、
貧弱なエネルギーであるというのは間違いありません。
地球温暖化対策だけを考えたエネルギーとなりますと、
原子力は稼働させながら再生可能エネルギーの拡充・拡大と蓄電技術の向上をさせ、
化石燃料による火力発電を抑えることとなります。

しかし、原子力発電は危険なエネルギーであるため、
確実な安全対策・対応が確立され、地域住民の同意があり、
初めて稼働させることが前提となります。


国際会議で鳩山元首相が、
「2020 年、温室効果ガス25%、原子力発電所24 基分相当の削減」を発言していました。
その当時はクリーンで安全な原子力発電による温室効果ガスの提言を考えて発言したと思います。
しかし、アメリカ、中国など大国はそれにも参加せず、日本は規制を強めていくだけ。
そのことで日本が原発に依存するエネルギー政策を選択してしまったことを
政府は責任を感じてほしいのです。

2点目は、使用済み核燃料と福島県内の汚染物質の処理問題です。
原発を再稼働すれば使用済み燃料は発生し、
増え続けるごみを安定的に処理しなければならないのです。
私は、最終処分場が解決しなければ、2030年を待たずに全国の原子炉を停止してほしいくらいです。
使用済み核燃料の処理問題は、国策として原子力を推進してきた政治の責任であり、
エネルギー環境を国民に選択肢させるよりも先に、
使用済み核燃料処理問題を確立されてからの選択肢だと思います

今回のシナリオでも「直接処理」とだけ記載されていました。
政府はエネルギー選択肢を国民に選ばせたという既成事実をつくり、
目の前の使用済み核燃料や汚染物質の責任を先延ばししているだけじゃいけないということを
考えてください。


3点目は、エネルギーを規制する省庁、機関の問題です。
今度、原子力規制庁を立ち上げ規制していくようですが、原子力規制庁の中がよく見えていません。
また骨抜きにされ、所詮、責任の所在が分からないような
かたちだけの省庁にはならないでほしいのです。

そして残念なのが、各事故調の報告書が中途半端な形だったということです。
福島第一発電所だけにスポットを当て調査・報告されていますが、
福島第二原子力発電所も同じ沸騰水型の発電所です。

地震、津波による被害調査をすることにより、原因究明や今後の事後活用にされると考えるからです。
今現在も福島第二原子力発電所では事故処理作業をし、
汚染水が漏れ出しているということなんで、ぜひ調査・報告してほしいです。


シナリオ5ページ、核燃料の再処理は、
15シナリオから、高価で危険なMOX燃料もあり得るとしています。
これでは原発依存度を確実に下げるではなく、上げてしまうのではないかと感じています。

9ページ、10ページのシミュレーションでは具体像としていますが、
この内容は分かりづらいと思います。

今現在、一般家庭にパネル補助金が、何ワットで幾らまで国が補助して、
それに対して今度はこういう各種をするという具体的な方法、
蓄電方法にもっと具体的に突っ込んだ話、
また休耕田や遺産分与、放棄地等、活用される土地を電気事業法や農地法の改正とか、
縦割り行政をもっと横のつながりで改善して、やれることはもっとあるはずなのです。

温室効果ガスをお金で買ってくるぐらいなら、そちらにお金を回してほしいです。

2020年、これからの18年に再生可能エネルギーおよび蓄電技術が向上し、拡大・拡充することを期待して、
「2020年原発ゼロ」を選択します。
各家庭の負担増は厳しいですが、厳しい選択をし、やれることを精いっぱい頑張っていくことが大事であり、
目標に向かうことで次世代エネルギーの向上につながっていくことを期待します。

今、世界国々の再生可能エネルギーに方向転換している現在、
再生可能エネルギー、蓄電技術は、日本が世界をリードしていける大きなチャンスでもあるのです。

「命」と「電気」、
これから生まれてくる「命」、どちらが大切ですか?
どう考えても「命」です。


この事故を契機に、今後のエネルギー政策について大きな良い転換期になることを望み、
終わらせてもらいたいと思います。

ご清聴ありがとうございました。







福島での意見聴取会の動画全編はこちら↓
「脱原発民意明確に」エネルギー環境意見聴取会福島会場



「自由に電気を選ぶための、選択肢を自分たちに与えてもらいたい。 そのための発電・送電の完全な分離。 これを求めたい」渡利地区在住




福島市渡利に住んでいます。Nonaka といいます。団体職員です。
去年の夏、除染大変でした。

原発依存度についての三つの選択肢について意見を述べるということがこの聴取会の趣旨ですが、
その趣旨そのものをちょっと否定するようなことなんですけれども、
原発依存度というものは、政府が決めるべきものではないと思っています。

ただ、ただし、さらにいえば、反原発の人々が求める、原発廃止の国民投票。
これは一見われわれの主張を直接反映させるような、良いやり方のように見えますけれども、

国民投票というのは、
49%の少数派の人々を、51%の多数派の人々が押しつぶす、最低最悪のやり方です。

どちらにしろ、これを無理やりやるようなことがあれば、
尊王攘夷の幕末のように主義主張の異なる者同士、利害が異なる一般市民同士がいがみがあって、
最悪殺し合うような世の中になる恐れがある。

自分の主張は絶対正しい。
反対する者は悪だ、つぶしてしまえ。

このままエスカレートしてしまえば、日本だっていずれは環境テロなどが起きてもおかしくはない。
政府にしろ、国民投票にしろ、一方的に原発の割合を決めるべきではない。

原発の割合は、自分たち、国民一人一人、消費者としての選択の結果によるべきだと思う。

具体的にいえば、電力の自由化。電力の自由化。
自分たち一人一人が、何由来の電気を使うのかを選ぶ。
原発由来の電気を使うのか。火力由来の電気を使うのか。環境エネルギー由来の電気を使うのか。
自分たち一人一人、家庭1 世帯1 世帯が消費者として自由にエネルギーを選択する。
原発の割合はその結果によるべきだ。

多くの消費者が環境エネルギー由来の電力を選択すれば、
環境エネルギーの分野にどんどん企業が参入して、原発など不要だ。
それぐらいの電力を生み出すかもしれない。
それならそれで国民の選択だ。
そのときは、政府も原発を廃止することを考えてもらいたい。

ただ、環境エネルギーには、どれぐらい普及するのかという疑問もあります。
単価はやっぱり高い。
電気料金の値上げを我慢して、どれぐらいの人々が選択してくれるだろうか。
それに環境エネルギーで電力をどれぐらい生み出せるのか?
いわき沖の風力発電の話、生態系に影響を与える。
磐梯の地熱発電、温泉観光業に影響を与える。

そういうふうに、いろいろ制限がかかって、
いくら消費者が自分は環境エネルギーを使いたいといっても、
発電する側がそれに応えられない可能性がある。

一方、原発。
国民の信頼がないかぎり、駄目だ。
根本的に核のゴミ、これはどこにも捨てられない。
その問題は解決できていないわけだし、震災、津波で原発の安全神話なんて消し飛んだ。


原子力ムラの電力会社、経済産業省の役人、原子力の学者連中、どいつもこいつも無能な連中ばかり。
それがはっきりした。

原発の安全性を飛躍的に高める、
核のゴミを途上国に捨てるとか、そういう駄目駄目な解決方法ではなくて、
ちゃんと科学的に無害化したうえで処理できる。
それらがクリアできないかぎり、原発というものは、
日本の将来に欠かせないエネルギーと再評価される可能性は、かなり低いだろう。

原発か、環境エネルギーか、あるいはその他か。
お互いの産業同士が競い合って、消費者の選択によって選ばれる。
原発のシェアというものは、その結果によるべきだ。
そして、消費者一人一人の選択の結果については、原発推進派も反対派も文句をいってはいけない。

国民一人一人も、自分が選んだ結果について重大な自己責任を持たなきゃならない。
原発賛成にしろ反対にしろ、その選択をわれわれがするための、
自由に電気を選ぶための、選択肢を自分たちに与えてもらいたい。
まずはそのために、電力の自由化。
そのための、発電・送電の完全な分離。
これを野田総理には求めたい
と思います。
以上です。




福島での意見聴取会の動画全編はこちら↓
「脱原発民意明確に」エネルギー環境意見聴取会福島会場


「再開の条件…原発なり発電所を正直囲んでしまえと、ドームの中に入れちゃう」福島在住




福島在住のBabaと申します。
今のお話で、ぜひともですね、中に入れて皆さんの意見を聞いていただきたいと、
その思いを込めて、大臣お願いいたします。
許可してください。
え?駄目なんですか?今手を振ったんですけども、入れてあげていただきたい。
これは福島の民意です。よろしくお願いいたします

司会:事務方、いかがですか?確かに空席は十分にあるように見えますけれども。


その間、話は、こちらの意見は述べさせていただきますので、
どうぞ、中の空席に入れさせてあげてください。
これが意見聴取の本来の筋じゃないでしょうか。

司会:
事務方のほうで、今本当にこの間にちょっと協議してください。よろしくお願いします。
では、よろしくお願いします。


はい。私は、これは15%と書いたんですけれども、実質は15%は認めておりません。

で、なぜ、政府のゼロ%、15、25 というパーセントで表すのか、
正直申しまして、意味が分かりませんでした。
数字で表せるものなんでしょうか?

あと今後の対応の仕方でここに書いてあるものは、
去年震災が起きた4月に、いろんな段階で、
各中央のテレビ局、あと原子力保安院、県庁、市長にメールで意見なり、提言をさせていただいた中身です。

ただ、それに対しては一切テレビの話題にならないのか、
なんか知りませんけれども、相手にされなかったというか、そんな内容です。
きょう、この場を借りて、機会を与えられたので感謝申し上げて述べたいと思います。

福島の場合と、あと福島県外の再稼働についてのものが一緒になっています。
今後の対応について、福島はゼロ%。いや、福島県内の再稼働は100%反対です。

それで、じゃあほかの15%未満はなぜかというと、
この前、大飯原発が再稼働を強引にされました。
でも、それ以外にも、今、各電力会社はなんだかんだいいながら、再稼働に向けて進めています。

それをやる前に、全て動かすのではなく、
動かすときの安全性を保障したうえで、だったならば、何基かはいいのではないかということで、
この意見を出させてもらっています。

ただ、それを再稼働するための条件は、いくつか書いてあるとおりあります。
まるっきりゼロだと、代替エネルギーがまだ確保できていません。
そのために、今後、止めた場合に、各産業、工業それらがおくれてしまうと。

今、努力して皆さん節電しながら、なんとかやりくりしている。
でも、やはり電力量には限りがありますので、
メガソーラーとか、今はいろいろ出ていますが、それだけでは補いきれない、賄いきれないということで、
最低、各電力会社、1 炉1 基、6 基あるんであれば、1 基のみ。
ただ、それも期間限定、条件付きでやるべきではないかということでございます。

再開の条件としましては、
今回、福島で問題になった放射線の拡散。
で、これに対する対応が何もされていない。
かえって拡散しているのに、政府は隠しとおして安全だといいながら、
間違った指示で、その放射線の流れているところについて、いろんなものを起こしております。

そのために、
原発なり発電所を正直囲んでしまえと、ドームの中に入れちゃう。
昔の鉄腕アトムとかですと、
昔のガチャガチャのような丸い中に、街が入っているような、建物が入っている、
そのようなかたちで放射線を外に漏らさない。
ただ、もしなんかあったときのためと、
あと今後の科学技術の進行を妨げるわけにはいかないので、
その出入り口に何カ所かは、放射線の漏れのための技術をつくった
建物なり、システムを設置しなくちゃならないと。
当然、そういうものが出てくる必要があるんではないかと思います。

あと、設備でモニターカメラとか、測定機器、
これは、やはり二重三重に場所を変えて置かなくちゃならないんではないか。
あと、非常用の調査用ロボット、無線、無人の観測用飛行機器、
そういうものを準備しておかなくちゃならないんではないと。
あと、管理センター、オフサイトセンターですか、
そちらには専門家以外の、やはり民間からも監視員を常駐させ、
一つでもなんかおかしい動き、隠しそうなものがあったらば、情報公開に踏み切ると。
そういう必要性も感じています。

あと周辺の高速道路は、
ドームとかのトンネルで、ちょっと距離数が長いんですが、
そこで物流の流れを止めないようにしないと、その区間が通行止めになって、何もできなくなります。
そういうものを考えてほしいと。

あと、住民の健康調査。
これは、内部被ばく、心臓等に障害を持っている人、子どもたち。
この人たちに対しても、やはり毎月なり、健康調査を行う必要があるんではないかと。

あと一番不安になっているのが、今、自然災害はなんとか出るんですが、
まだ想定されていないテロ攻撃が起きた場合、
特に飛行物体での攻撃、ミサイル、北朝鮮テポドン、あるいはあの、9.11 のような飛行機での命中。
昔のゼロ戦のあれじゃないですが、
特攻隊じゃないですけども、そういうのが来た場合に、すぐ対応できるのか、安全なのか。
迎撃態勢なり、そういうものができていないのではないか。
スカッドミサイルを撃つにしても、その手順の上下間の流れを待つ動きをとっていたらば、
あっという間に終わりです。
そのへんを踏まえて、きちんとしたものにしてほしい。

最後にちょっと時間がないので、
大臣早く福島の避難している子ども、老人の方たちを早く地元に返してあげてください。

司会:静かにして下さい

放射線の漏れているような土地、そこは除染しても、もとがなければ、放射線は出たままです。
きちんと処理してください。以上です。






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「脱原発民意明確に」エネルギー環境意見聴取会福島会場

「原発から放射能が漏れた場合、現在の技術では放射能を制御することができない。 その中にわれわれ福島県民は住むことになっております」郡山市在住



郡山在住のIto と申します。会社員をしております。
私も皆さんと同じように原発ゼロシナリオを推進したいと思います。

理由は3つです。
まず放射能は、現在の技術では制御できない。

2つ目が事故後の福島での事故検証と、その対処方法が確立されていないにもかかわらず、
原発をやはり動かすべきではない。

そして、こういう事故が起きたからこそ
3つ目再生可能エネルギーを国策として
脱原発国家および再生可能エネルギーの先進国を目指すという国家方針の下に、
世界に向けて明確に打ち出して、世界をリードしていくような、
そういう国家になってほしいという願いがあります。

まず原発から放射能が漏れた場合、現在の技術では放射能を制御することができない。
その中にわれわれ福島県民は住むことになっております。

で、最近新聞報道などで、
「子どもの尿検査からセシウムが検出される事例が出ている」というのはご存じでしょうか?
これに関して、国からまだ特にまとまった表現というのは、
自主的検査に委ねているため、その情報をまとめて公表も多分されていないとは思うんですが、
例えば健康診断は
30キロ圏の避難区域の住人の方々および18歳以下の子ども36万人には限定して行っております。

ただ、しかもそこにも尿検査という項目は入ってないんです。

尿検査は、尿からセシウムが検出されても絶対人体には影響がないということなんでしょうか?
尿検査で子どもからセシウムが検出されている親は心配で、
検出されてから一時的にまた避難をしたりだとか、
そういうことを今繰り返しているのが現状です。

今後も将来にわたって、その検査を国としては実施していき、
もしもの時の早期発見につながるためということで、
検査を18歳未満の子どもに関してはずっと実施していくという方向でやっていますが、
30キロ圏の避難区域よりも線量の高い、
われわれの住んでいる福島市だとか郡山市、二本松、そういう地域に関してもしっかりと、
18歳未満の子ども以外に関しても検査をするべきではないかというふうに思います。


そして、今、その高い線量の地域で住んでいる親たちが不安を抱えて生活している。
そのためにどういうふうに除染をしていくのかということを
数々「子どもを中心に考えて」という話がありましたが、それを真剣に考えていただきたいと思います。

それは、現在学校や公園、役所、駅などで、主に線量計をやっと設置していただいて、
線量が随時分かるようになりました。
ただ、私の住んでいる郡山市の近くの公園では1.0マイクロシーベルトある公園があります。
そこで普通にお子さんが砂遊びなり、泥遊びをしています。

しかもその公園の横の側溝ですね、そちらのほうを測ったら、
どなたかの発言もありましたけれども、
100マイクロシーベルトあった。
そこには12万ベクレルのセシウムが検出されたという調査結果も、あるところから聞きました。


なぜ、福島県のそういう側溝だとか子どもがちょっと手を付けるような、
そういうところの検査をしっかりして公表してくれないのかなと思います。


また、全国でデモがこれだけ行っているにもかかわらず、
正式な政府のコメントというのをあまり聞いたことがないんですね。
ですからそれが、われわれ脱原発を掲げる福島県民に対しての不信感につながっていると私は思います。

大飯原発の再稼働に関してですけれども、
再稼働はしたものの、防災基準に関しては、原子力規制委員会ができてから、
その案に合わせて作成するということになっています。

ということは、われわれの福島県で起きたことの、
避難をせざるを得なかったこの事例、教訓を活かせず、
まだおおい町役場では、そこまでしっかりとした防災対策ができていないということです


それをせずに原子力発電所を再稼働させたということは、
今この時点で災害があった場合に、どのようにその地区100キロ圏の人たちは避難をしていいのか?

しかも役場の人たちは「SPEEDI の風による放射線の拡散予測も知らない」と言ってました。
「まだ見ていない」と。

そういうことを、裏付けをしっかりしていって、
防災基準をしっかり決めて再稼働するのがまず筋であって、
ただ、やはりわれわれ福島県の問題が解決するまで、
ちゃんとした原因、除染方法でしっかりとした、子どもが安心した生活ができる福島県になるまで、
再稼働はするべきではないと思います。


時間もないのでこれぐらいに意見をさせていただきますが、
隣の方も言っておりましたけれども、
福島県として「脱原発」という方針を先日、正式に決定いたしました。
ですから国としても先ほど言ったように、
再生可能エネルギーで安全でクリーンな発電能力を高め、
安心、安全な国、脱原発をしっかりと宣言して、
まず再生可能エネルギーに賛同してくれるような企業を集めて、
そういう方々とじっくり話し合うべきで、
それから研究開発、そしてその原発の代替エネルギー、
再生可能エネルギーをどのように設置していって需要パーセンテージを上げていくのかというのを、
プロジェクトとして話し合っていく機会というのをつくる必要があるんじゃないでしょうか?

ぜひ、脱原発というのをスローガンに日本国として挙げていただいて、
福島県はクリーンエネルギーのモデルになる県として、
今後日本をリードしていけたらいいなと思います。

以上で表明を終わります。






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「今、この時期にシナリオを討論すること自体を、私は矛盾を感じております」福島県田村市






こんにちは。私は福島県田村市で工務店を経営しております吉田正之と申します。
本日は、よろしくお願いいたします。
私はゼロシナリオを選択いたします。
ただ、今、この時期に、この場で、いろんな討論をするわけですけれども、
シナリオを討論すること自体を、私は矛盾を感じております。
その話をさせていただいて、シナリオを選択した理由を述べさせていただければと思っております。

まず、私も今非常に緊張しているんですが、この場に立ってつくづく感じますが、
どれだけの一般の人がここで発言しよう、したいと思っているでしょうか?
気持ちはたくさん持っていると思うんですが、非常にこの場に出てくるのは勇気がいることで、
私などもう頭の中が真っ白でございます。
もっともっと、丁寧に進めていただきたいなとつくづく思っております。

私は、データや資料を持ち合わせておりません。説得力に欠けるかもしれません。
ただ、普通の方々が思っていること、日常の仕事の中でお客さまが感じていられることを、
私なりに発表させていただければなと思っております。

今、シナリオを選択する矛盾ということで、ネット申込みさせていただくときにも書いたんですが、
一般常識として、何かの物事が起こったとき、また事件、事故が起こったときというのは、
通常はそれをきちんと調査をして、対策をとって、
初めて物事が前に勧められるのかなと思っているんですが、
それが本当に当たり前のことなんじゃないかなと思うんですが、
今、現在、そういうことが行われているでしょうか?


福島第一原発について調査され、検証されているでしょうか?

正直なところ、まだまだ解明しなきゃいけないことがたくさんあって、
不安なことがたくさんあって、
だからこそ、県外に避難している方々がたくさんいるという現状じゃないでしょうか。
それを無視しないでいただきたいと思います。

また、今、幾つかの原発の中で、活断層の問題が非常に取り沙汰されておりますけども、
そういったことが発覚して、それについての調査は、全原発について調査をしているのでしょうか?

それらを全部調査をして、データがそろって、それをこの場に包み隠さず公表をして、
初めてこういう討論会の場じゃないかなと思います。

今、ここで選択をしてしまうと、それだけが既成事実になって、前に進んでしまいますけども、
実際は検証されていないことで分からないことがたくさんあるわけで、
それはできないんじゃないのかなと感じております。


まだ、福島の原発で何が起こったのか、
何が原因だったのかということ自体、分かっていないんじゃないでしょうか。

もう一度、徹底的に、当然福島原発のことについて検証し、他の原発も同じように検証し、
今、取り沙汰されている活断層のことなども徹底的に検証し、
データを開示して、それで初めて討論ができるような気がしておりますので、
きょうの討論会も、私自身は矛盾を感じております。

三つの選択肢の中で、私自体はゼロを選んだわけですが、
その理由というのは、もう単純明快だと思っております。

福島の事故によって、
原子力発電というものが何か起こると、人間の力ではもう制御できないものだというのが、
もう、明らかに一人一人がみんな学んで経験したことじゃないのかなと思っております。


また、もう一つ、今、原発を稼働させたとしても、
それらの使用済み核燃料をどうするかというのは、
日本もそうですけれども、各国も実質的にはどうするか決定されていなく、
行き先が決まっていない状態です。

どうして負の遺産を未来に残さなきゃいけないんでしょうか!

その大きな問題を二つ考えただけで、選択肢は脱原発になります。

私たちは災害で、複雑な社会インフラが脆弱、
簡単に駄目になってしまうことを学んだと思います。
いろんな場所で、食料もそうですし、石油もそうですし、灯油もそうですし、
非常に生活に困ったという実感があったと思います。

経済情勢や、社会情勢に大きな影響を受けないこと、
われわれの生活に必要なエネルギーを地域で自給できること、
地域の安全・安心に大きく貢献した、原発に依存しない生活を目指していきたいと考えます。

ただ、原発に依存しないで、住まいの質を上げることが可能なのか?というのは、皆さん思うところですが、
3.11 を経験して、エネルギーの多消費の現代文明に、
「今のままではいいんだろうか」という疑問を持つ人が増えているんだと思います。
私もかなりのお客さまからご相談を受けます。

快適で豊かな生活は、エネルギーがあってのことです。
生活の質を上げて、なおかつエネルギーの消費を減らすというのは難問中の難問でした。
今までは、たぶん難しかったのかもしれません。

エネルギーについては、産業界の皆さんは、非常に努力をしていただいて、
今まで頑張っていただいたのだと思いますが、今だからこそ一層、改革をしていただき、
未来ある日本の礎をつくってほしい。企業の皆さんにはそうお願いしたいと思います。

最後に、私ごとではありますけれども、
これからは私たち家庭が挑戦のときだと思っております。
家庭のエネルギーの暖房や冷房、給湯などは60%から70%を占めています。

これらは低レベルな熱エネルギーです。
暖房は20 度ぐらいあれば十分で、冷房は外気よりも5 度ぐらい低ければ、冷房がもう要らなくなります。
お風呂の給湯は40 度あれば快適な状態になるんだと思います。
これらの低レベルな熱エネルギーは、自然エネルギーをダイレクトに建物に導入することで、
それらは解決する問題になってくるのかと思います。

高度なエネルギー、通信とか、そういう部分については、
電気に変換すればいいのかなと考えております。
極論ではありますけれども、60%以上の部分を太陽の熱エネルギーをうまく利用することによって、
今までの質を変えないで、節電をすることが可能だと思っております。
現実にそういうことがたくさんあります。

ですから、この問題は国民一人一人の意識改革で、たぶん変わるんだと思っております。

脱原発とか、原発推進、非常に難しい問題ですけれども、
ここで国が、政府が方向を決めたとしても、
一人一人の意識が変わって、考え方が変わって、生活を少しずつ変えていけば、
変わっていくのではないかなと感じております。

以上です。



ーーー

日経ビジネスオンラインより、一部抜粋
私たちが「ゼロシナリオ」を選んだわけ
福島県民の意見を聴く会の発表者に聞く

藍原 寛子 2012年8月9日(木)


十分な情報提供がないままの意見聴取はおかしい
田村市で工務店を経営する吉田さん

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「今、福島第一原発の事故がきちんと検証されず、対策も講じられていない。
さらには活断層問題などもデータ開示されない中で、エネルギー政策を選択するというのは、
まるでせかされ、だまされて選ぶような形になりかねない。
原発は万が一何か問題が起きると人間が制御できないものだということ、
使用済み核燃料の処理をどうするかが解決していないという2つの問題で、ゼロシナリオを選んだ」

田村市船引町で「丸ウ吉田工務店」を経営する吉田正之さんは、
十分な情報を提供しないままに国民の意見を聴くという付け焼刃的な政府の姿勢の問題と、
原発の安全神話や科学技術への過度な期待に警鐘を鳴らす。
同時に、「一人ひとりの意識が変われば、
間違いなく原発に頼らずに省エネに取り組み、生活の質を上げることができる」と確信している。

経営する工務店は震災から数カ月間は完全に仕事が止まり、
その後は、屋根の修理などの仕事が相次いだが、
しばらく建築資材が十分に調達できず、昨年の年末まで対応に追われた。
顧客のなかには、なんとか自宅の修理を終えた人もいるが、
家族が別々に暮らすことになって屋根などの応急処置だけして本格修理を見送った家庭もある。
震災とともに、急激に変わった住民の暮らしぶりを、目の当たりにしてきた。

関西から来た顧客は、
子どもの健康のために、福島の豊かな自然、新鮮な空気に魅せられて浪江町に移住。
同町の古民家を購入し、吉田工務店が改修を請け負った。
妻と子が先に福島に来て、夫は関西に逆単身赴任で、
週末だけ福島と関西を行き来するというような生活だった。
しかしその楽しい生活も突然の原発事故のため、わずか半年で失うことになってしまった。
古民家のある地域は、福島県内でも特に線量の高い地域の一つになってしまい、
現在、家族は仮設住宅で生活しているという。

「とてもまじめなご家族で、国を信じて福島に止まったが、結果として国に裏切られてしまったような形だ。
国がやると言っている除染も進んでいない。お客さんの中には震災直後、
『町が出したバスで避難したが、何が起きたか分からないまま避難してきた』という人もいる。
原発事故は除染も含め、もう人の手では制御できないことを認識すべきだ」と力を込める。

「原子力ムラ」の後に「太陽光ムラ」では困る

今、吉田さんが懸念するのは、「原子力ムラ」がなくなった後に、「太陽光ムラ」が取って代わり、
同様のムラの構図は引き継がれるのではないか、ということだ。
「ムラ」とは、政・産・官・学などの各界が、世論を反映させない閉鎖的な世界を作り、
お互いの利益誘導に向けて動くこと。
太陽光発電、とりわけメガソーラー事業の中核に、原発建屋を建設した大手ゼネコンが多く参入し、
原発と同じ構図が出来上がる可能性があると指摘する。

国が進めるスマートハウス事業は、
各家庭のエネルギーをパソコンなどで総体的に制御する仕組みだが、
電機メーカー各社が推進する“家電住宅化”が中心で、結局、電気への依存は変わらない。
吉田さんはこれまでオール電化の家も販売していたが、
オール電化と同時に、自然の壁や木の家、パネルヒーターなどを併用した設備を提案してきた。
震災後、オール電化の家には、太陽熱を効率的に利用する空気集熱機の設置などで、
太陽熱を熱のまま活用する方法を提案している。

「原子力ムラも太陽光ムラも、地域の人が地域で立ち上がらないからムラ化してしまった。
メガソーラーをやるにしても、地元の人や地元自治体が中心になってやらないと同じ事になる。
一軒一軒、各家庭の取り組みも新エネルギーへの挑戦の第一歩になるだろう。
ムラ化しないための対策は、みんなで議論し、
知恵を出し合ってエネルギー政策を決めていくことではないか」

「この地域は地熱があるから活用しようとか、うちは太陽光をやろうとか、
地域の人がとことん討論してエネルギーの地産地消を考えていくこと。
私たちの社会は今後、今までのような高収入を得ることは難しくなるだろうが、
自分たちの知恵を生かして生活を工夫していくことで、新しい幸せの尺度を手に入れ、
一人ひとりが幸せなんだと感じられるようになるのではないか」

震災という大きな体験を経て、原発や震災、子どもたちの未来や新しい幸福感を語り始めた福島県民。
国のエネルギー政策は今、我が国の未来を左右する大きな転機を迎えている。
後世に禍根を残さないよう、そして重要な決定が「拙速」にならないためにも、
野田首相をはじめ政策決定に携わるあらゆる人々には、結論ありきではなく、
論点と情報を明確にしたうえで、今福島県民の生の声に真摯に耳を傾けてほしい。








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「ミルストン原発」冷却用海水温度上昇で停止




米で原発停止 猛暑で海水温上昇
NHK 2012年8月15日 8時5分

記録的な暑さに見舞われているアメリカでは、
コネティカット州にある原子力発電所周辺の海水の温度が上昇し、
タービンなどの施設の冷却に使えなくなったため、この原子炉を急きょ停止させる事態となりました。

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原子炉を停止させたのは、北東部のコネティカット州にある原子力発電所、「ミルストン原発」で、
13日午後7時ごろ、2つある原子炉のうちの1つを停止させました。

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停止させた理由について電力会社では、
タービンなどの施設の冷却のため外から引き込んでいる海水の温度が、
安全基準で定められている23度8分を超え、上がりすぎたためだと説明しています。

電力会社によりますと、海水の温度が原因で原子炉を停止させるのは、
1975年に運転が始まって以来初めてということです。

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アメリカでは、先月1か月の平均気温がハワイとアラスカを除いてこれまでで最も高くなるなど、
記録的な暑さに見舞われており、猛暑の影響が原発にも広がっています。



原子炉の一覧

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ミルストン原子力発電所(Millstone)、コネチカット州
1号機
1966年に操業開始した。
1973年11月に人為的ミスにより炉心の一部が臨界。
1995年に操業停止。1998年に完全に閉鎖された。
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「それとも次の事故が起きるまで国民は侮辱され続けるのでしょうか?」福島市会社員(仙台市聴取会1番の方の意見あり)




福島市から来ましたSatouといいます。会社員です。
きょうは平日ですので、仕事を休んでまいりました。
時間が2、3 分オーバーするかもしれませんが、大目に見ていただきたいと思います。

きょうは仙台でのやらせとは違って、皆さん素晴らしい意見ですごく感動しています。
全国の原発立地地域の皆さんに今日の録画を見ていただきたいと強く思います。
細野大臣、仙台ではどうも。

言いたいことは皆さんおっしゃっていただいたので、もうこれは終わりにしてですね、
原子力規制委員会の人選の議論をしたほうがいいんじゃないかとも思っております。

どうして原子力村の方々が規制委員会になるのでしょうか?


笑ってしまいます、本当に。
しかし、せっかくですから、ない頭を絞って二日ぐらいかけて書いてきたので、
政府のお偉い方も前に座っていらっしゃいますから、
ちょっと緊張してしゃべれないと困るので、書いてきたやつを棒読みさせていただきます。


大飯原発再稼働の際、野田総理が「電力が足りない。国民の生活を守る」と言いました。
さもエネルギー供給が切迫しているような説明でしたが、
関電は、大飯の再稼働直後に火力発電所を止めました。
8基も止めました。
電力供給を調整しておきながら、計画停電の脅しはまだやめません。
どういうことでしょうか?

原子力村の方々の考えることは、われわれには到底理解できません。
関電の経営陣も、原発を動かしたいのは「電力不足とは関係ない」とはっきり述べております。

お願いです。電力足りないデマはたくさんですから、もうやめてください!

それでも節電が必要とあらば、テレビを消すように広報してください。
ひどい思いをしてエアコンを消すより、1.7 倍も効果があるそうです。

ここ最近の猛暑でも電力使用率には余裕があります。
昨日も12%程度、東北でですね。
東京でも26 日、35℃と、夜間でも25℃以上のときに10%余裕がありました。

省エネ住宅とか太陽光パネルの設置など必要ありません。
蛍光灯をLED に替えてください。
テレビを消してください。
それだけで十分対応できます。


前回、仙台で1 番の方がおっしゃっていた大げさな節電デマや脅しは、もうやめてください!

今までの聴取会で、原発容認派の意見の根拠はどれも経済性です。
しかし、話はそんな段階まで行っていません。
今朝知りましたが、東電さんは液化天然ガスを対米販売価格の9 倍で購入し、
「火力の燃料費がかさむ」と言っているそうですね。
それをどこかの大臣さんが、調べもせずに値上げを認める。

政府ぐるみのブラック企業ですか!

アメリカ・ゼネラル・エレクトリックのジェフCEO が、
「原子力発電について正当化するのは大変難しい。
世界の多くの国で価格が安いガスによる発電に移行しつつある。
ガスと風力か太陽光発電の組み合わせに多くの国が進んでいる」と言っています。

お願いです。火力発電が高いというデマはやめてください!


政府のでたらめはこの資料の5ページにもさらっと書いてあります。
共通事項のとこです。

「原発事故の甚大な被害や地震国の現実を直視し、徹底した安全対策の強化によってリスクを最小化する」
どういうことでしょうか?これは。

誰もが知っているように、
今の政府は今回の福島の事故の被害はもちろん、地震国の現実も全く直視しておりません。
政府は、福島の汚染のデータを隠蔽し、その実態を矮小化して、
「風評被害」や「絆」という精神論で安全ピーアールにのみ力を入れてきました。

「頑張れ福島」と言われています。何を頑張るのでしょうか?

事故をなかったことにして頑張れということですか?

さらに大飯原発の活断層の問題。
地質学の専門家が危険性を訴えているのに、その声を無視して今も政治的に原発を動かしています。
ようやく政府により活断層の調査が必要だと関電に指示されましたが、
なぜ調査が終わるまで原発を止めないのでしょうか?

電力が足りないわけでもないのにです。

これでも、事故の被害や地震国の現実を直視しているといえるでしょうか?

もう1 つ、
「使用済み核燃料や放射性廃棄物の発生を抑制することにより、将来世代への負担を減少させる」
どういうことでしょうか?これは。

使用済み核燃料の発生を抑制するということは、
原発を稼働させないということでしょうか?
それとも、再処理施設の稼働でしょうか?

再処理施設は計画どおり稼働していますか?
計画当初から今現在までの実績、これまでの予算をこの資料に明らかにできますか?

巨額の税金を食いつぶして、
とても表沙汰にできないほどのものすごい汚染を発生させているじゃないですか!

これからも原発を稼働させるということは、
今までどおり研究費と汚染物質を垂れ流すことです。
できもしない再処理に税金を使うということです。
やめてください。


原発の反倫理性は、過疎地への押し付け、被ばく要員として使い捨てられる下請け労働者、
その犠牲による恩恵は都会の人間が今まで味わってきました。
このようなウソつきの事なかれ主義の政府に、原発の再稼働をどうして認められるのでしょうか

私は即刻廃炉を求めます!

物事には順序があります。事故の後始末もできないのに、どうして再稼働なんでしょうか!?

7 月15 日の「さようなら原発10 万人集会」で大江健三郎さんが言いました。
700万人を超える脱原発署名を藤村官房長官に提出した翌週に大飯原発再稼働が決まったことで、
「私たちは侮辱の中にいます」と言いました。

このような国民の意見を聞いていた
だける会を開いていただいて大変感謝しておりますが、国民の声は本当に届くのでしょうか?

この7 割以上、今日の会では10 割、沖縄でも10 割、原発依存度ゼロという意見があります。
この民意は反映されるのでしょうか?

それとも次の事故が起きるまで国民は侮辱され続けるのでしょうか?

私の意見は30年後に原発0%ではなく、原発の即刻廃炉を望みます。

以上です。




福島での意見聴取会の動画全編はこちら↓
「脱原発民意明確に」エネルギー環境意見聴取会福島会場




「前回、仙台で1 番の方がおっしゃっていた大げさな節電デマや脅しは、もうやめてください!」
ということで、仙台会場ではどのような意見が1番の方から出されたのか?
続きを読むに仙台会場1番の方の意見表明を書き出します。

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