下地先生と一緒に逮捕され、一緒に釈放された方の報告会見です。
とても明るく報告されていますが、
このような方が20日間も拘留されていたという事は、私はとても許せません。
文字に起こしてしまっていいものかどうかちょっと悩みましたが、
ごく普通の家族を巻き込んで突然このように権力を振りかざしてくるという事があるという事実を、
私たちは知っておくべきだと思いますし、
また、このような事を知らん顔して放置していたらいけないと思います。

2012年12月29日 釈放記者会見
30:09~

拘留後半の時多くの方に来ていただきましてありがとうございました。
それも含めましてみなさんのおかげで、こうやってここにおるんですけれども、
まぁ、感想と言えばいろんな面で霜で先生がお話しいただいたのとほとんど重複しまして、
「がれきに何故反対するのか」というのは拘留後半で三日三晩寝ながら考えた演説をうちまして、
その時は普段全然無関心を装っている嫁さんと長男も来まして、
「まァまァ出来が良かったよ」と言われましたので、
そうした評価もありますので、今度、来年の16日ですか、
此花説明会で、私や下地さんはなんぼ手をあげても当ててくれないでしょうから、
タマちゃんとか、フェイントをかけて当たる人がいますんで、
当たった人がまた回してくれたら一席ぶちたいなと考えております。
最初にお願いしておきます。
そういう事も含めまして、私はネット上では、丑年生まれだからウシなんで、
今後はですね、北堺141号のウシですというかたちで、
橋下君はじめみなさんが新たなキャラクターで私に名前をくれたと思いましてね、
実は下地先生もちょっとおっしゃっていましたけれど、
私も暇だったもんですから、3直の弁当がこういうもんだっていうのをね、
場内はこういうもんだとか、
で、朝7時から始まっての、こう、いわゆる体育会系なんですよね。
私なんかは普段早く寝て早く起きているもんですから、
9時に電気が落ちちゃうんで、どうしても寝なくちゃいけないんですけれども、
その前に私なんかもう寝てるんですよね。
酒がないでしょ、
煙草も、たばこは吸わないんですけど、5時ですから、ご飯食べるの。
5時ですからね、だから8時に寝るとすこし窓を見るんです、鉄格子の外側にはられた。
それが白けてくるのが何時かなというのを何回かやっていると、
最近、この2~3日は違ってきましたけれど、
入った当初はちょうど7時になるとポッと白くなったんです。
まだ、朝が遅いというか、
それを見てそろそろいいかなぁ、と思うんですけれども、
あんまり早いとまた怒られますんで、
ま、そんな形の中でこんなふうな問題をやったり、
ずーっと毎日やっていますと、本当に、出てきた方がちょっとアレでしてね、
いる方が調子いいかなと思う位の―笑ー
コント141号みたいなですね、
なんか脚本でも書いて大阪発で全国ネタにしてもらえないかなと、思う位な感じなんですけれども、
まぁ、それはそれとして、
ちょっとそういう意味で私も貴重な体験をしましたので、
その中でちょっと考えた事を先に申し上げます。
今日来られているんですけどもね、たまたま下でお会いしたんですけど、
何カ月か前に成田の空港問題で、
「成田空港をもう一度農地に取り戻そう」と言う、将来的な仕事をやっている農家の方がおられます。
多分そういう方がつくられた農作物を、福島の新鮮な野菜が欲しい方に届けている。
そういう事をやってた方がおられたみたいで、私は知らなかったんですけれども、
そういう方が逮捕されて、
それを支援されてる牧師さんまで自宅にガサが入ったと。
その集会にたまたま行ってその話を聞きまして、
「そんな事が今でもあるんかい」と。
ま、私は実は今は63ですけど、成田抗争とかいろいろありましたんで、全然知らない事はなかったんで、
ああ、そんな事を今でもやっている人がいるんだし、
そんな事を追っかけている奴がいて、
さらにガサ入れまで今でもやっているんだという事に、
一種他人ごとながら「えェッ!」って思っていたんですけれど、
2~3カ月したら私の家に朝が来まして、
ピンポーンって言って、パッと目が覚めたんですけれども、
その後、出ないで「誰かな?」って思っていたら、ガタガタガタって、やるんですよね。
そこまでやるのは、近くに住んでいる息子が小学生に今度なる孫を連れてきた時に、
孫が「ジージ早く開けてよ」って、こうやるんですね。
もう、ピンポーンの次にガタガタっていたから、孫が来たなと思って開けたら、
バーッ!となんか令状みたいのを出して、
ドドドドッ!と7人ほど入ってきて、「あれやこれやですぐに来い」と。
こっちの部屋で嫁さんは寝てたんですけど、「どうしたんだ」って起きてきて、「あれやこれや」と言って、
嫁さんの部屋にも入ろうと思ったらしいんですけど、
「うちの旦那の容疑だったら私の部屋には入らんといて」いうて、
断固としてなんか、部屋には入らせないでですね、
ま、最もすぐビニールに、携帯とパソコンはその夜使ったまま、
夜中の12時ぐらいまで私は仕事をして、普段は夜ほったらかして寝ちゃうもんですから、
持って行ったものを見ても結果的にはパソコンと携帯と、それから私の部屋からチラシを何枚かと、
それから最近ちょっと企画をした、白い放射能に禁原発と入れたですね、
お金のかかったユニフォームを持って行かれまして、
それぐらいなんですけれども、
「そういうものに興味があるんだな」というような感じで、
それで北堺署の141号になりまして、10日20日とお世話になったんですけれども、
拘留の経験の時も延期の時ももう一回の時も、いちいち地検にきて、地方裁判所に行くんですけど、
その時の車がですね、運転している人が地検に入る時も裁判所に入る時も
ある時は曽根崎暑ですとか、ある時は天満署ですとか言うんですよ。
運転手の人が。
で、護送する車は北堺署なんですよ。
右と左に必ず付く、腰縄付けている人は北堺署なんですよ。
2回も3回もするもんですから、私も何の気なしに
「これどういうことなの?」と、
俺は管轄が、なんか話としては大阪駅の管轄は曽根崎暑だと。
曽根崎署に引っ張っていかれるのを、話しでは
大阪府課は全部部一緒なんで、空いているところに入れるんだという事で、
私は北堺署が空いていたから入れられたと、
ま、それはそれでいいわ。
だけど、なんで毎回天満署とか曽根崎署に人とかが運転手で、
わざわざ電車に乗って来るんですね。
で、また降ろしたら電車に乗って帰るんです。
「なんでそういうことするの?」って言ったら、
「いやいや、いろいろとね、天満署と話しながらやっているんだよ」
そういうような事をちらっと言ったんですよね。
で、この救援のセンターと、弁護士の救援センターがありますよね、機関関西救援センター。
非常によく連絡を取って、入ったその晩から弁護士さんに来ていただいて、
私初めてだったので大変助かってきてるんですけど、
何回目かの時にそういう話をしたら、
天満署では結局今回大阪での原発関係の取り締まり。
つまり公安が中心となった、原発関係の取り締まりの拠点になっているみたいだから、
多分、言ってみれば天満署が
原発における大阪関係の取り締まりみたいな拠点になって、
虎視眈々と獲物を、ターゲットを狙っていて、
たまたま曽根崎署管轄のあれであったと。
だけど引っ張ってきたら北堺暑だった。
しかしまぁ、基本となるキーステーションからは、
常にひとりが派遣されてくるというか、連絡取り合っているというのか、
どういうんでしょうかね、ま、そんな感じの構造があるって。
弁護士の先生もやっぱりそういう事じゃないかというようなお話でしたんで、
今回、この大阪におけるあれはどうやら北天満署とか公安三課でしたけれど、
そう言ったところが中心となって動いていると。
ま、それはそれで一つで、
私が入ったところは畳3枚のトイレ付で、ま、1DK、Dは無いんですね、1K。
ちょうど3人一緒で、私は63で、後は27と22の若者で、こんなふうな事を言っていました。
「これできたんだ」って言ってね、
要するに、麻薬ですよね。それとか脱法ハーブ。
中でも一番若い人が一番年季の入った人で、
シンナー、名前は言わないですからね、絶対に、これ撮っていますからね。
20なんですけれど、シンナーで少年院に行って、
出てきて監察中にタクシーの乗り逃げを何十回となくやって、
そのすべてアメ村とかの脱法ハーブを売っているところに買いに行って、
もともとお金がないんで、脱法ハーブの店についてちょっと運ちゃんに、
離れたところから来るもんですから、
「ちょっとここにいてハーブ買ってくるから待っといて」と言って降りると、
ほとんど例外なく下りてきたらタクシーはいなくなっちゃうらしいんです。
お金払ってないのに。
それに味占めて、常にやってて、
「自分は何十回と乗り逃げをやっているけど俺は一度も逮捕された事がないんだ」と言ってるんですよね。
最終的にはちょっと捕まってきて、
「おっちゃん、どういう事情で来たんや?」
「これこれこうで大阪駅でビラまいたら逮捕されちゃったんや」と
「いつのことや?」
「10月何日かで、それも覚えてないんや」って言ったら、そのお兄さんがこういう事を言うんですね。
10人ぐらいいろいろいるんですけど、出たり入ったりしている人たちが。
で、たばこ吸っている時に話しが出来てて、情報通なんですけど、
1ヵ月半前の事は私は全然覚えてないんですけど、
その常連のお兄さん達に言わせると、
「検察が1ヵ月半位の間で逮捕状を取って入ってくるというのは、相当慌てているよ」と。
「なんか非常に慌てているよ、おっちゃんの逮捕は」
「多分これは証拠不十分で不起訴だから、間違いないから。俺が保証するから」
もう、最初に言われましてね、
「なにいってんの、このガキは」って思ったんですけど、
キッチリ昨日。
昨日が最終日なんですよ、拘留期限の。
普通は午前中に来るらしいですよ、彼曰く。
「起訴の場合は午前中に来る」と。
「それも電話一本で来る」と。
「起訴された、何号起訴されたよー」で終わり。そこから拘留。
1ヵ月半とか2ヶ月とか、裁判までやられると。
ところが夕方まで来ないんですよ、私ね。
もうその時点で、
「おっちゃん、俺が言った通り、これはね、保釈される可能性100%だ。もう間違いない」
って言っているうちに、
「来なくてね、どうなってるのかな?」と思っていたら監守がきて、
「141号、持ち物持って出なさい」
そしたらそのお兄ちゃんが握手を求めてきてね、
「俺の言った通りやろう」
で、結論はですね、どうも1ヵ月半位私と年配の方も多いですけど、
私が10月17日と何べん言われても思い出さないんですよ。
「あんたは、なんか首からぶら下げていた」と。
「いや、そんな覚えはない」と。
「スピーカー持ってた」
「あ、それは持ってた。重そうだから俺が持ってたんや」と。
「一番先頭歩いてた」
「俺先頭歩いてた」
「それがリーダーなんだ」と言って、
「先頭を歩いてたからあなたが首謀者なんだと、あなたがリーダーなんだ」と、
全然ね、「何を言ってんだ?」と。
で、「ガンガンコンコースの中でデモってた」と、
「悪いけど私ね、スピーカーでしゃべるより地声でしゃべっている方が響いちゃうんで、
持ってたからといって、『スピーカー使ってた』って言わんといてくれる?」
というような話で、もうそんなに話す事がないんですよね。
そんな話の中でやってきまして、
毎日毎日何時間も天満署と曽根崎署から二人きて、取り調べという名のあれがあるんですけど、
しゃべる事がないんですよ。
私の事はもう、本人が覚えてないしね、事実かどうかも覚えてないし、
でも「言った」と。
「ビラまこうと思ったけれども出されて歩道に立っててまけなかったんだ」と
「まこうと思ったけれどもまけなかった」んです、それだけの話。
通り抜けたのも、俺の声は大きいからもしかしたら響いたかもしれないけど、
マイク使ったんじゃなくて、それより大きかったらご免やけど、
とにかく「通るな」っていうから「通せ」って言って通っただけやというような事だけの話で、
結局後は、下地さんもどうもそうだったらしいですけど、
あれやこれやの世間話ばっかりで、
結局話を最初にしてきたのは、さっき出てきましたけど、ある党派。
わたしはいわゆる全共闘世代ですからね。あの、こう、一番最後は出てきたら…。
ま、たとえばね、革共同革マル派、革共同中核派とかね、
向こうは下だけ言ってくる訳ですよ。
「それはね、正式に革共同革マル派って言うんだよ。
それは正式には革共同で、もともとの派閥はこうで、
この派閥はこっちの先生で、こっちの派閥はこうだって、
いや、俺らは学校に7年行ったけど、ずっと最初から最後までそればっかりだったから、
もうそれしか知らないぐらいだから、知ってるねん。聞いてくれる?」みたいな話で、
で、なんだかんだ言いながら、向こうもさるもので
「誰誰知ってるか?」「だれだれ知ってるか?」
「あんたの携帯にはこの名前があったけど、何で名前があるんだ?」とか、
チクチクと、刺してくる訳ですよね。
で、そういう事の中から、ちょっと今回これからの事に繋がるんですけれど、
だんだん最後の方になってきますとね、
「あなた中之島公会堂でしゃべってましたね」とかね、
「此花集会でもしゃべってましたね」とかね、
「春日集会でもしゃべってましたね」と、核心に迫ってくるんですね。
そうするとね、「なにがこいつ言いたいのかな?」と思いながらも、間違いなくしゃべっていましたよね。
で、…あの、なんて申しましょうか。
此花集会のいくつかの中では、
たとえば此花住民じゃないと入れないのにしゃべってたりする人がいたりするんですよね。
堂々と。
マイク持ってね。
中央公会堂なんかですと、広く大阪市民でしたからね、
春日中学なんていうのは、私は入ってないんですけど、
文字通り此花住民じゃないと入れない集会に、
何故かそのグランドの中に私のバイクが突っ込んで置いてあったりね。
その時はわざと私、嫌がらせじゃないんですけれど、停めさせてもらったんですけどね。
で、後から考えると、何で私の名前が特定できたのか?って言うと、
「あなたあちこちにみんなバイクで行って、ナンバープレートがあるじゃないか」と。
「一発でそんなん、住所氏名が分かる」というようなことと、
橋下さんというのは、弁護士やっているだけあって、
まぁ、ここまでかしこい人なのか知りませんけど、
如何にもオープンじゃないですか、あれ。
今日来ている我々の側といったらおかしいかもしれませんけれど、
そういうフリージャーナリストのカメラマンも許すし、
24時間全部撮ってますでしょ?
最初から最後まで。
「ネットで誰にでも見せる」って言ったら公明正大に見えるじゃないですか。
でも今回の事で見ると、あれ全部証拠固めになるんですね、あれ。
ばっちり。バッチリ証拠になって、
で、最後我々の仲間が不当に逮捕された、最後の此花説明会なんかでも撮られてますよね。
我々の側でも撮ってて、ついせんだての会議でも
「どこまで、ああいうビデオっていうのは味方になるのか味方にならないのか紙一重だな」
って言う話がありましたよね。
今回はつくづくやっぱりそれを感じましたね。
紙一重ですね、これね。
今日も映されていますけど、
今日の朝日新聞に出ていました。
「二人容疑不良で保釈したけど、当局はなおかつ任意で取り調べを続行する」って、
わざわざ脅して書いてありました。
こういうふうなことがプラスになるのかマイナスになるのかわかりませんけれども、
全てそういう事で証拠っていうのは、
どういうふうに我々にとっての証拠が無効に取っての証拠になるか?って言うのが
常に紙一重の状況出来ていますから、
今度の1月16日でも、
向こうにとっても一つの総決算でしょうし、
我々にとってみても、ま、とりあえず
向こうが設定した住民説明会というのは、一応予定としては最後ですから、
それなりに気合が入るかもしれませんけど、
ま、先生もおっしゃっていましたけど、
気合の入れ方というのがちょっと我々もあんまり同じパターンでやっていると、
同じ囲みの中というか、仕掛けの中に放り込まれて行っているような事もあり得るかなと
いうような事も考えますんで、
ま、ちょっといろいろと散文的なことで申し訳なかったんですけど、
非常に勉強させてもらいました。
それから、最後ですね、東京の方で支援に立ち上がってくれたところからの、
私は中に入っている時に情報を教えてもらったんですけれども、
私は嫁さんと、ま、働いていまして、
息子二人と娘とってみんな結婚して、それぞれ独立して孫もいるんですけど、
一切かかわりない形で私は一人で、おっさんの自由でやってきたんですけれど、
なんか、突然ですね、東京の集会に私の息子が名乗りをあげて、
「えらい迷惑かけていますが、実はあれはうちのおやじなんです」と、
なんか「名乗った人がいるよ」と言う事で、
「それがツイッターに出ているから見たら?」って言うんで
弁護士の先生がプリントアウトした奴を窓際にこう、貼りつけて、
私もあらためて、監視さんに老眼鏡を取ってきてもらって読んだら、
私の息子がなんか偉そうに書いているよね。
「このたび親父がお世話になります」って言って、(笑)
「二日後の拘留公判には母親と長男を行かせますんで、よろしくお願いします」っていうんで、
で、公判になったら本当に一番前に嫁さんと長男がおりましてね、
で、終わって私はすぐに出て行っちゃったんですけれども、
あとで聞いたらその弁護士先生にうちの嫁さんがですね、
「20日も拘留させるのはどういうこっちゃ」と、
「大阪駅でビラまいたぐらいで、2泊3日ぐらいなら本人のためにちょうどいいけど
20日もはおかしいだろう!」と、
「なんぼなんでもおかしい」と弁護士さんにガンガン言ったらしいんですよ。
弁護士さんもなんかその時の話では、
「確かに私もこういう事ばかりやっているんで、慣れ過ぎているかもしれない」
「本当は2日や3日で、もうこんなものは収まりさせなきゃあかんのに、確かにおっしゃる通りだ」と
で、今でも怒っていまして、
「お父さんどうすんの?」と。
「出てきたのは良いけど、こんなもんだまっとったらアカンよ」
逆になんか、ねじ巻かれるような状態で、
いや、そこまで私もファイトないんですけど、
そんなことで、こうやって権力というものはですね、自ら敵をつくっていくんだなぁと、
・・・・読んだらいいですか?
なんか息子の方がしっかりしているみたいなんで、
こっちを読んで終わりにしろということ何で(笑)じゃあ読ましてもらいます。
支援の皆様、また本日お集まりいただいたみなさま、
このような機会を頂き誠にありがとうございます。
心より感謝しております。
このたび父への突然の逮捕は、家族一同まことに驚き当惑しております。
父は私が幼い時から弱者の立場に立つ事を教え、
(いや、こんなん教えた事無いです)-笑ー
阪神大震災では当時父が勤めていた会社に休暇を申請し、
数週間にわたってボランティアを行ってきました。
(これは、阪神の事なんですけど、この時私はビルを解体する機械を売っている営業マンで、
阪神が担当だったんで、倒れたのを見て翌日に行きましたけど、「絶対にこれはモノが売れるぞ」と、
思って入ったんです)―笑―
その姿勢は60を過ぎた今も変わらず、
昨年の大震災では大阪から数回にわたり東北の現地を訪れ、ボランティア活動をし、
かたや和歌山の(那智の大災害の時ですけど)その時にも駆け付け援助活動を行ってまいりました。
父には私の息子を含め4人の孫がおり、もうすぐ5人目の孫が出産を控えております。
そのような父が、孫の世代を思い、安心できる社会を望んで必死に世間に呼び掛けていたところ、
突然逮捕されました。
12月9日の家宅捜索では、
一般家庭に7人もの警察官が踏み込んで写真を撮り、私物を押収しました。
これまで弱者を思い行動してきた父が、警察官の指示で腰に縄を巻かれて連行されました。
同じく60歳を過ぎた母が、事情をつかめず立ちすくんでおりました。
孫に囲まれて楽しいクリスマスを過ごす予定だった父は、プレゼントを買う事も出来ず、
今も見張られた生活をしているようです。
(留置されているという事ですね)
原発やがれき受け入れの様な、国民の健康に重大な影響があるかもしれない決定を下されるとき、
官邸前や、梅田の中心で、国民の必死の呼びかけが鳴り響かない社会は、むしろ不気味ではないでしょうか。
ごくごくありふれた私たち家族は、原発やがれき受け入れの複雑な論点を主張するすべはございませんが、
弱者の立場に立って実際に行動し、人に危害を与える事でもない父が、
自由に意見を主張できる社会こそ、民主主義であり、平和な社会だと痛感しております。
社会的には名もなき父ですが、家では大切に慕われている父であります。
(違います)―爆笑ー
見せしめとして逮捕した無名の国民にも、
その帰りを心配して待つ沢山の家族や友人がいます。
(これは本当にその通りです)
父の即時釈放を待ち望んでおります。
皆様のご支援誠にありがとうございます。
ー拍手ー
ちょっとこの、この息子は、東京電力じゃないんですけどね、
殆どそういう所に近いところの会社にいますんでね、
こんなこと言ったらヤバいんじゃないかって思うんですけどもね。
まぁ、あの、良くまとめてもらいましたんで、
どうもー拍手ー
質問
Q:検察の方の取り調べというのはどんな感じでしたか?
私の場合は刑事調べをそのまま要約するような形でしたね。
警察が毎日毎日来てまとめていくやつの、
そのレポートを、自分なりにちょっとまとめていくっていうか、確認するようなところです。
私の場合特に、振り切った形。
「あなたが入ろうとした時に、どういう恰好をしてきたか」とかね、
「手を広げてきたか」とか、「体がぶつかってきたんじゃないか」、「格闘したんじゃないか」とか、
そういうようなところを執拗に、ちょっとずつ言葉を変えて、しつこくしつこく。
だから、逆にそこで、ポイントが分かるんですね。
「ああ、ここが知りたいんだなぁ」って言う感じですね。
その時の私の警察官が中川さんっていう人なんですけど、
メガネが、ピキッ!って、こう光るんですね。
「きたな」っていう感じでね。
あの…非常に分かりやすい方でした。

私の取り調べも中川義雄でした。
善悪の善に英雄の雄と書いて義雄と読みます。
下地先生の釈放会見はこちら↓
不当逮捕で拘留20日間!下地先生釈放記者会見12/29(内容書き出し)
<1>ー支援者による説明ー下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
<2>ー大学側は逮捕の3日前、すでに下地先生が逮捕されることを知っていたー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
<3>ー「立派な独裁国家、警察国家ですよね、もう完全な」山本太郎・メディア質疑応答ー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)~テレビ局にお願いしよう~
<許されない!>下地先生不当逮捕
「駅での訴え 犯罪?」東京新聞こちら特報部12/21(書き出し)
●憲法学者の声明
JR大阪駅頭における宣伝活動に対する威力業務妨害罪等の適用に抗議する憲法研究者声明
●大学研究者が呼びかけ人の署名
放射能と有害物質を含む震災がれきの広域処理に反対する市民の逮捕は不当です。
下地真樹准教授らの即時釈放と謝罪を求めます。
●獄中からの下地先生の手紙
●その他、下地先生の抗議活動などへのリンクがあります
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12.30
Sun
モジモジ先生が無実の不当逮捕の末に、やっと釈放されました。
無理やり連れて行かれたのが12月9日の朝ですから、20日間も束縛されていました。
この20日間の間には選挙もありました。クリスマスもありました。
私としては、「慰謝料でも貰わなければやってらんない」という感じです。
いつも思うのですが無罪で捕まってしまった方とか、慰謝料は請求できるのでしょうか?
仕事にいけなかった分の日当、精神的苦痛など、交通事故なら貰えますよね。
どうなんだろう(。◔‸◔。)??
やっとやっと、シャバに出てきた下地先生のお話をお聴きください。
とてもポジティブなブラス思考で前向きなお話です。
万が一あなたが(わたしが)不当逮捕されてしまった時に役立つ情報もありますd(◕‿-。)
下地先生(モジモジ先生)釈放記者会見
2012年12月29日
釈放されましたモジモジ先生の方から紹介したいと思います。
私は前回迎えられる方だったんですけれども、今回は迎える方で、
モジモジ先生、どうそお願いいたします。
15:30

みなさん、「ただいま」です。
どうもありがとうございました。
逮捕の時の事を思い出すんですけれども、
逮捕状を見た最初の印象ですね、
「他になんか無かったんか」っていう。(笑)
本当に第一印象で、もう少しなんか、自分でももっと悪い事をしているような気がしているのに、
まぁ、「これだ」という事でもう、笑ってしまったというのが最初の印象です。
周りは大騒ぎだったので、なんですけれども。
本当にメチャクチャな話でありまして、
先ず書いてある被疑事実
かなりあいまいな文章で書かれてあるということがあります、主語がはっきりしなかったりとか。
かつ、僕を捕まえる理由になると読むようにするならそれは嘘なんですね。
こんな適当な文章で、被疑事実が書かれているものに逮捕状が出るんだという事が、
「なるほど、裁判所ってその程度もののなのか」と思う事が一つありました。
本当にこまごまとした事実関係はまたおきますが、
僕が自分自身の事ですから、
書いてある事とか自分がその時どうしたかという事は、全部見えているんですね。
難しいのはこれを第三者に証明する、説明するというのが難しいんですけれども、
でも僕から見えている景色がどういうものか?というのは、
ハッキリと警察はウソをついて、
誰でも逮捕するし、できるんだ。という事です。
これは僕の位置から見た時には紛うこと無き(まごうことなき)真実なので、
そういう意味では警察に対して抗議をする、
彼らがメチャクチャな組織なんだという事を言ってきたという事は、
まさにその時点で僕に証明されたと思っています。
本当にひどい話だと思っています。
ただ、留置所に入ってからはですね、
警察組織だっていう事で僕は全部一体で見ていたところがあるんですが、
まぁ、もちろんあんまり気は許せないんですけれども、
留置係りであったり、今回僕らを弾圧している公安警察とそれ以外の部署であったり、
それはやっぱり中にはいろんなですね、枝分かれがあるんですね。
その辺を今後きちんと見ていきながら、
警察の有り様に対して批判するというのも考えていかなかあかんなと思っています。
ま、留置係ですね、
僕が留置所の中に放り込まれる時にも、
ま、ちょっと不服に振る舞ったんですけれども、
なんか「ちょっと様子が違うな」と思いまして、
もちろん気を許していろんな話をするという事とは違うんですが、
生活の面倒を見るところだという事で、
ま、逆に公安警察がこういうめちゃくちゃな事をやった結果として、
留置係の人には迷惑をかけるのもどうかなという事を
とある方からですね、示唆いただいきましてですね、中で。
ま、そういう事もあるのかという事で、
中では生活は結構平穏にやっておりました。
で、みなさんから手紙が届き出してからですね、
一応監視の人達が検閲をするんですね。
検閲と言っても内容的な検閲では基本的にはありません。
ですから警察の悪口をしこたま書いてあっても全然問題はなしですから、
そういうところは なんですけれども、それを読んでいますので、彼らは。
で、僕が外でモジモジ先生と呼ばれているのを知って、中でもモジモジ先生って呼ばれて(笑)
もう、「いやちょっとそれは勘弁して下さいよ」って…あの、ま、本当に和気あいあいとやっておりました。
で、中では本当にすこぶる元気でありまして、
ただ、昨日金曜日にですね、
「金曜日にもしかしたら出るかもしれない」と言われて、全然あてにはしていなかったんですけれど、
もし出ると、自費弁当と言ってですね、自分でお金を払って食べるのがあるんですが、
「親子丼をまだ食べた事が無かったな」と思いまして、
木曜日の番に親子丼を注文して食べていましたら、これに当たってしまいましてね
昨日までちょっと、腹を壊していました。
公安サイドの取り調べは屁でもないんですけれども、
大阪府警の食堂の方が僕にはダメージを与えたということでありまして、
結構意外なところから手痛いダメージを受けてしまいまして、
今日はもう大分回復しております。
中に入っての印象ですけれども、
「こういう事はあってはならない」という意味ではもちろん不当な事ですし、
二度と起こしてはいけないと思いますが、
僕自身が内側から彼らを見れたというのは大きい収穫はあったと思っています。
本当にですね、幼稚です。
なんていうのか、その幼稚になるというのも原因が無くはない。
警察官というのはかなり厳しく政治活動を禁止されています。制限というよりはされていますし、
家族も含めてそういう所と繋がらないようにしているんですね。
「原発の話なんかももちろん知らない」と。
ですから、彼らがなにを正義と信じるか?という時に、
判断する材料というものはごくごく限られたものでありまして、
そういう世界でそういう閉じられたところで、そういう事を考えていたらどういうふうになるか?って言うと、
まぁ、皆さんご想像のとおりです、
カルト化します。
取り調べの中でも「あなたは過激派と繋がりはないのか」とかですね、いろいろと聞いてくる訳ですけれども、
「過激派ってどこにいるんですか?」と言ってたりとか、
「あなた過激派に利用されているんじゃないか」という事で聞きますけれども、
僕の放射能の学習会に来ているお母さん方が、僕が言ったら、
「過激派が凶器準備したりですね、火炎瓶を作ったりするお手伝いをすると思っているのか?」と。
「頭おかしいにもほどがあるよ」という感じで、
ま、いちいち納得していたのはそれはそれで笑えるんですけど、
「本当に暴力革命は起きないと思いますか?」とか言われるから、
「暴力革命なんて、いい加減にせい!」と。
本当に、ほとんどコントです。
あれは、可視化云々の話じゃなくて是非とも映像に撮ったら面白い。
外に出したい位です。
で、まぁ、ですからそういった意味で相当に幼稚なところでやっている。
そういう意味で、暴力革命とかそういう暴力、暴力沙汰についてどういう危惧があるかっていう時に、
僕が繰り返し言ったのは、「もう常に起こっている事だけど」と、
「暴力を危惧している警察が暴力をふるうのが現実の暴力なので」という事ですね。
20万人官邸前にいても誰も暴力を振るわないで終わるんですよ。
そこに100人、200人の機動隊が言って暴力をふるうわけです。
見ていれば明らかな訳ですよ。
エジプトでだって、誰が暴力をふるったか?って言ったら警察と軍隊な訳ですね。
人々はただそこに集まってきている訳なんですね。
だから「世間知らずもいい怪訝にしろ」と、
「まず、暴力をふるっているのはあんた達だし、」って、ま、そういう事を言ってですね、
その話の中でオウムの話とかが出てきて、
オウムの事件を未然に防げなかったというのが、一つ彼らのトラウマになっているんだろうという事は、
前からちょっと感じることですけれども、思いました。
で、結局「お前らオウムになるじゃん」という話なんですね、そういう意味では。
「未然に防ぐためになにしてもいいのか?」みたいな話になっているんですね。
「完全にあんたがたの感覚は狂っているよ」というような話でありまして、
そういうことで、取り調べはほとんだ漫談とか説教というかですね、になっていまして、
ま、非常に面白かったんですけれども。
そういうふうに彼らは非常にトンチンカンナレベルで我々を恐れているということがありますので、
私たちの側から、彼らでも分かるような発信の仕方というのを考えていくかなと、
最も世間ずれした幼稚な人達でもわかるように、ですね。
これについてはまた皆さんと相談しながら、いろいろと表現の仕方を考えていきたいなと思っています。
我々がこの間やってきた抗議活動ですね、
警察庁に対する抗議行動というのは相当効いているなということもちょっと思いました。
ま、あれはやるべきではなかったとは全然思っていませんし、やって正しかったと思っていますが、
ただ、「どういうふうに抗議していけばいいのか?」という事は
もっと洗練させる余地があるなというのは思いました。
彼らがこの程度利用しない人たちであるならば、
もう一工夫、二工夫ぐらいできるだろうというふうに思っています。
日本の警察のこういう乱暴なやり方に対しては抗議をするし、
ただ、現実にどうやって彼らを変えるかという事を、
きちんと勝算みたいな事を頭にイメージってやっていく事がいるなと思っています。
そういう意味では中から見てきたっていうのはそういう収穫ですね。
彼らも一枚岩ではありません。
で、ほかの同じゾーンの人とかが取り調べを受けていて、
取り調べを受けている時に、僕から原発の事を聞いているので、
自分の取り調べの刑事に原発の事をレクチャーしている同じ房の人がいまして、
「何でお前そんなに詳しいんだ?」と聞かれたら、
「同じ房に師匠がいます」、そんな話をしていて、ま、いいやという感じで、
「ああそうか、公安に捕まっているのか、あいつ何でも引っ張よるからな」
そんなやり取りもあったという事で、
公安というのはやっている事も陰湿ですが、
そういう意味で少なからずも「嫌われているのかな」ともちょっと思いました。
まあ、ちょっと気の毒なところもありますけれども、
でも、やっている事はシャレにならないひどい事です。
で、今回僕は起訴されずに出てきたわけですけれども、
基本的に救援の広がりがなければ、確実に起訴されていたと思います。
ですから、ま、令状逮捕ですからね。
しかも一回拘留を却下されているというのも結構笑えたんですけれども、
逮捕状を出した裁判官が令状拘留拒否、
拘留却下したんですけれども、どういう神経しているんだろうと思うんですけれども、
一応僕の話を聞いて、「そういう事ならちょっと違うな」という事で、
自分が出した逮捕状の非をある種認めているわけですね。
数時間の話しの末に。
ま、その後ひっくり返された訳ですけれども、
向こうの方もそれでいろいろと慌てたというのもあると思いますが。
あ、そうそう、救援の広がりがなければ起訴されていたという事ですが、
令状逮捕ですからそうなっていたでしょう。
で、今回やっぱり、僕らの批判の声が大きく広がったっていう事が、
起訴をある程度思いとどまらせている。
ただし、やっぱり一人起訴されてしまったのは、
これは本当に彼らのメンツですよね。
「令状逮捕に踏み切った案件で一人も起訴せずに処分保留」
これはやっぱりとんでもない話な訳ですよ、こんなことをしてしまうって。
だから意地でも一人は起訴しなければならない。
というのがこの一人起訴という判断かなと思っています。
憲法学者の方々の記者会見なんかでも、
そもそもこの記載事実のとおりの事がされたとしても、
されていたとしても逮捕する事は行き過ぎであるとか、いうような事も言われていましたし、
そういう意味でこれだけの市民社会の視線の中で、
公安を維持していくのは困難だというふうに考えて収集を測ってきたのかなというふうにも考えています。
今後の事ですけれども、
確かに国家権力というものはここまでの事が出来るんだという意味では、
非常に怖いものだという事は思います。
それは知らなかった訳ではないですが、
あらためて感じるところです、実際に。
ほんとに手も足も出ません。
それはやっぱり凄いなと、
ただ、これまでの立ち向かうというよりはですね、
彼らの方が幼いんですね、幼稚なんです。
だからはっきりとこっちから、ちゃんと教えてやらなあかんと、
上からしっかりと見下ろしていこうと思っています。
「ええかげんにせい」と。
なんていうかね、実際にふるう暴力が強いかどうかという話ではないんですね。
彼らは本当に、その力に見合った理性と価値性とか、そういうものを持っていません。
私たちの方がはるかに卓越したところからものを見ているし、
また、人々と繋がることによって、
自分たちの誤りや不足があるところをどんどんおぎあいながら成長してしていっているわけです。
ある意味では、警察組織みたいな閉鎖的なところに暮らしている人間っていうのは、
そういう成長の機会から制度的に疎外されている、なんて言うのかな、
あらためて被ばく労働みたいな話の人もいました。
だからそういうかわいそうな人達でもあるので、
むしろですね、我々が教育してやろうという事を考えていく必要があるかなと思いました。
最後にもう一つですね、がれきの事だけ触れて終わりにします。
この間ですね、何事も無かったかのようにやはり大阪市は進めているというのは、
情報を伝え聞いて知っております。
が、まだ一カ月ありますので、僕も出てきましたから、
救援の方も含めてですね、がれきの方もまた全力で取り組みますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
どうもありがとうございました。
番外編質問Ust IWJ OSAKA1より
検察の取り調べ
Q:検察の方の取り調べというのはどんな感じでしたか?
僕は今回、間違えですらない、嘘をついて彼らが逮捕しているっていうことがありますので、
警察に関しては完全に事実関係黙秘です。
あんなにおしゃべりな黙秘もないと思いますけれどもw
取り調べの時は、3回あったんですけどね、
逮捕直後と拘留請求前と、拘留延長前と、今回の起訴かどうか、というので3回あったんですが、
1回目は完全黙秘でいきました。
その時は裁判官のところだけ丁寧に話をして、1回拘留却下が出たんですね。
2回目の時には、一応逮捕状の被疑事実が全くデタラメであるという事に関わる事実を何件か述べて、
現場には警察官がいたから、「これは間違いですらない、嘘を言っている」と。
で、悪意のある組織に
こちらが取り調べに応じて話をして、それがいいように使われる訳がないじゃないかと、
「だから彼らに話す気はない」という趣旨の事は答えた。
そういうふうに、
事実関係をちゃんと喋ってくれなければ、「黙秘されると拘留せざるを得ない云々…」
みたいな、ちょっとそういうっぽい事を言ったので、
「あなた方捜査機関が常に善意で仕事するという事を前提にしているのか、それは話にならんよ」
という事で、刑事調べで説教をしましたw
「それで有罪率が上がるじゃないか」と、
「こんなに日本の司法統計見たら異常な数字ばかり並んでいるじゃないの」という話をしたら、
「いや、日本で有罪率が高いのは確実な件しか起訴しないからだと私は思っています」と言うんで、
「個人的な信念は結構ですけれど、社会科学的には全く通用しません」って言ったら絶句していました。
それで話しは終わったんですけれども、2回目がそうでした。
3回目の時には、
本当にいくつか少し情報も増えたので、
「客観的証拠で被疑事実が否定できるにもかかわらず、今回逮捕状を発行させた疑いがある」
という事まで踏み込んでみました。
現場に証拠がないから証言だけで逮捕状をつくったんじゃなくて、
僕がどの位置にいたとか、そういう事の客観的証拠。
具体的にはJR構内の監視カメラの画像とかが絶対にあるはずなんですね。
「それを見れば、逮捕の被疑事実が全く嘘だ」という事が分かるにもかかわらずやったんじゃないか。
だからこれはもう本当に不正の疑いがあるんじゃないか?
「僕は告発したいんですけど出来ますか?」と質問をしました。
そういうふうな事もやりとりをして、
どちらかというと検事調べの方は、検察の時よりは一応内容について、
でも事実関係については本当に最小限ですね、について述べて、というような話し方をしました。
検察側の意図は?
Q:そこから、向こう側の意図というのはなにか見えてくる事はあったんですか?
向こう側の意図ですか、
ただ、どういう言い方をするにせよ、
この事件が注目を浴びていなければ起訴には確実にいったと思います。
令状逮捕するというのはそういう意図がなければしないと思いますね。
で、やっぱり向こうが悩んだのは、特に憲法学者の声明が効いたみたいですけれども、
やっぱり広がりですね、この事の。
院内集会もあり、とにかく立て続けにどんどんどんどん。
東京新聞が取り上げてくれただとか、やっぱりメディア。
とにかく立て続けにこの問題がかなりおおごとになってきている状況で、
プレッシャーがすごかったんですね。
それがなければ、僕は絶対に起訴されると思っていました。
これは間違いない。
今でも僕の事は何とかして潰したいんでしょうけど…
僕が最後の検事調べで出て来たら、公安三課の隊員たちが入れ違いにバーッ!って入って行ったんですよ。
すごい焦った感じで。
僕の印象なのであれですけど、
だから向こうもやっぱり困ってるのかな、という印象はちょっと受けました。
普通でも、そういう入るんだったら、僕が完全にいなくなってからですよね。
僕に見られる感じで入るというのは、「よほど慌てているのかな」というような感じはしました。
ですから彼らの中でもやっぱり、「しくじった感」があるのではないかと思いますし、
向こうの下手を打った面があるので、
そこをしっかり、丁寧に追求したいなという思いはあります。
下地先生の逮捕を阪南大学が事前に知っていた件
Q:
阪南大学は事前に知っていて、下地さんの研究室を調査したというのを聞いてビックリしたんですけど、
それはちょっと由々しき問題ですよね。
そっちの方もなんか反撃しないとなと思うんですが、もしいまお分かりの事があれば。
<2>ー大学側は逮捕の3日前、すでに下地先生が逮捕されることを知っていたー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
下地:
釈放されてから、まだ。
仕事納めも過ぎていますので、大学の関係者で管理職の方には特に連絡はまだ取れてないんですけれども、
あんまりこういう事態というのはある事ではないので、
「慌ててしくじりました」みたいな話なら、ま、別に「あり得るかな」と思います。
そんなに、ま、だらしがないと言えばだらしがないと思いますけれども、
「お騒がせしました」ぐらいの気持ちはあるので。
ただ、今後ちょっと丁寧に話して行こうかなとは思っています。
少なくとも、今回公安三課がやっている、これはハッキリ言って不正です。
不正ですから、この不正行為に加担しかけたわけですね、
今でも加担しつつあるのかもしれませんが、
ですからそういう意味で初めての事態で、上手い対応が出来なかったという事はあり得るかもしれませんが、
その事は反省してもらうというか、
この対応でよかったのかどうか?という事はきちんと曖昧にしないで、
話をしたいなというふうには思っています。
まだ拘留されている方との違い
Q:
今回下地さん達が釈放されたのと、
ハンさん達が起訴をされたり、他の方々が拘留を続けられて足りする、
その大きな違いというのは、
下地さんが拘留されて日本全国に抗議行動が広まっていったとか、
取り調べの時に、証拠にならない程度に下地さんが相手との対応をしていったというような事、
その大きな違いはどのような違いがあるのか、
取り調べの時に「やめてくれへんか」みたいなそういう事など
下地:
「やめてくれへんか」みたいな言い方はしませんけれども、
相当効いているなとか、参っている人がいるみたいな雰囲気の事はちょっと、
なんとなく言ってたかなという
僕自身もやってみて思うんですけれども、
やっぱり最初の取調室に入った時の、あの雰囲気というのは本当に独特なもので、
「言いたくない事は言わなくていい。というような供述拒否権があります」と言われるんですけれども、
それで発言の任意性が保証されると彼らは言うんですね。
つまり、その発言は任意の自発的な発言として、同意のもとに出てきた発言として、信用できる、
そういう発言だというふうにみなす訳ですね、取調室では。
だけどそんなわけはないんです。
僕自身もだいぶタフな方だと思いますし、
舌先だけで生きている人間なので、しゃべるのも得意な方だと思うんですが、
それでも、相当慎重にやりました。
まず、絶対に自分の力を過信しちゃいけないと思いましたので、
とにかく「最低限この期間はこういう方針で」というふうに。
最初は完全黙秘していたんですね。
それは「あいさつにも答えない」というレベルです。
その中で自分をある程度コントロールしていくようなことを、
自分が自分でコントロール出来ているのかどうか?という事も本当に分からない空間ですから、
それは本当に、慎重に慎重に進めました。
で、普通の人がいきなり放り込まれてそういう事が出来るか?と言ったら、
無理です。
本当に。
また、僕の場合には外での支援が動き始めるだろうという事もあったし、
今までの繋がりもありましたから。
また自分自身がなにも悪い事をしていないという、確信があるし、
そうやっていろんなものが自分を支えていて、
それでどうにか、まず対等なところからやっていける。
なのでよく言われるところの
政治弾圧を受けた時には権力との対話は成立しようがない。
まず、黙秘するしかないというのは、
これは一般原則としてやはり、逆に当てはまると思いました。
どういうふうに話をすればいいのかというのが、なかなか難しい。
だから本当に、じゃあ僕がやったように誰でもが出来るか?というと、
ちょっと難しいかなという気もします。
ですから、話した方が有利になる面もあるけれども、
それをあの場所で実践するには、相当の、ま、なんていうか、
技量というものがいるかなとはちょっと思います。
あとは、僕が起訴されなかったのは、
取り調べの中のぼくの振る舞いとかはあんまり関係ないと思うんですよ。
やっぱり起訴して、それが社会的な批判を浴びるかどうか?という事が一番怖いわけで、
検事側というのは。
で、そういう意味で、
やっぱり外の動きが8割ですね、8割…9割かな。
中で僕がなにをしゃべっているかというのは、1割もあんまり関係ないかなとおもいます。
そういう意味で僕のところで支援が盛り上がったのは、
わりと、意図して僕は売名していますから。
名前を売っておかないとこういう時にやられると思っていますので、
そういう意味では権力と喧嘩するという時から意図的にやっている事でありますから、
それが一つ今回は、どうにか効いたなということと、
権力側が何時も使う手段は、一番最初の官邸前の逮捕の時もそうですけど、
「こいつら過激派」だとか「過激派と繋がっている」みたいな事を、
あるいは、新聞側が警察発表の事実をさらに誇張して流すといった、
そういったやり方で本当に印象を操作すると。
で、そうやって弾圧されている人を孤立化させていくっていうのが、
やっぱりすごく大きいと思うんですね。
そういう意味で、今回僕の時にはそれをさせにくい条件がいくつかあったので、
それを踏まえて運動を大きくできたかなと。
で、今後はまだ囚われている人たちっていうのは、そういう意味では、
実際に人々の支援や関心を寄せる組み立てというのがまだ充分ではないという事なので、
これからそこの部分をつなげていくのが大事かなというふうに思っています。
で、それは可能だと思っています。
下地先生と同じ日に逮捕され同じ日に釈放になった方のお話↓
不当逮捕で拘留20日間!北堺141号のウシさんの釈放記者会見12/29(内容書き出し)
ーーー
<1>ー支援者による説明ー下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
<2>ー大学側は逮捕の3日前、すでに下地先生が逮捕されることを知っていたー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
<3>ー「立派な独裁国家、警察国家ですよね、もう完全な」山本太郎・メディア質疑応答ー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)~テレビ局にお願いしよう~
<許されない!>下地先生不当逮捕
「駅での訴え 犯罪?」東京新聞こちら特報部12/21(書き出し)
●憲法学者の声明
JR大阪駅頭における宣伝活動に対する威力業務妨害罪等の適用に抗議する憲法研究者声明
●大学研究者が呼びかけ人の署名
放射能と有害物質を含む震災がれきの広域処理に反対する市民の逮捕は不当です。
下地真樹准教授らの即時釈放と謝罪を求めます。
●獄中からの下地先生の手紙
●その他、下地先生の抗議活動などへのリンクがあります
無理やり連れて行かれたのが12月9日の朝ですから、20日間も束縛されていました。
この20日間の間には選挙もありました。クリスマスもありました。
私としては、「慰謝料でも貰わなければやってらんない」という感じです。
いつも思うのですが無罪で捕まってしまった方とか、慰謝料は請求できるのでしょうか?
仕事にいけなかった分の日当、精神的苦痛など、交通事故なら貰えますよね。
どうなんだろう(。◔‸◔。)??
やっとやっと、シャバに出てきた下地先生のお話をお聴きください。
とてもポジティブなブラス思考で前向きなお話です。
万が一あなたが(わたしが)不当逮捕されてしまった時に役立つ情報もありますd(◕‿-。)
下地先生(モジモジ先生)釈放記者会見
2012年12月29日
釈放されましたモジモジ先生の方から紹介したいと思います。
私は前回迎えられる方だったんですけれども、今回は迎える方で、
モジモジ先生、どうそお願いいたします。
15:30

みなさん、「ただいま」です。
どうもありがとうございました。
逮捕の時の事を思い出すんですけれども、
逮捕状を見た最初の印象ですね、
「他になんか無かったんか」っていう。(笑)
本当に第一印象で、もう少しなんか、自分でももっと悪い事をしているような気がしているのに、
まぁ、「これだ」という事でもう、笑ってしまったというのが最初の印象です。
周りは大騒ぎだったので、なんですけれども。
本当にメチャクチャな話でありまして、
先ず書いてある被疑事実
かなりあいまいな文章で書かれてあるということがあります、主語がはっきりしなかったりとか。
かつ、僕を捕まえる理由になると読むようにするならそれは嘘なんですね。
こんな適当な文章で、被疑事実が書かれているものに逮捕状が出るんだという事が、
「なるほど、裁判所ってその程度もののなのか」と思う事が一つありました。
本当にこまごまとした事実関係はまたおきますが、
僕が自分自身の事ですから、
書いてある事とか自分がその時どうしたかという事は、全部見えているんですね。
難しいのはこれを第三者に証明する、説明するというのが難しいんですけれども、
でも僕から見えている景色がどういうものか?というのは、
ハッキリと警察はウソをついて、
誰でも逮捕するし、できるんだ。という事です。
これは僕の位置から見た時には紛うこと無き(まごうことなき)真実なので、
そういう意味では警察に対して抗議をする、
彼らがメチャクチャな組織なんだという事を言ってきたという事は、
まさにその時点で僕に証明されたと思っています。
本当にひどい話だと思っています。
ただ、留置所に入ってからはですね、
警察組織だっていう事で僕は全部一体で見ていたところがあるんですが、
まぁ、もちろんあんまり気は許せないんですけれども、
留置係りであったり、今回僕らを弾圧している公安警察とそれ以外の部署であったり、
それはやっぱり中にはいろんなですね、枝分かれがあるんですね。
その辺を今後きちんと見ていきながら、
警察の有り様に対して批判するというのも考えていかなかあかんなと思っています。
ま、留置係ですね、
僕が留置所の中に放り込まれる時にも、
ま、ちょっと不服に振る舞ったんですけれども、
なんか「ちょっと様子が違うな」と思いまして、
もちろん気を許していろんな話をするという事とは違うんですが、
生活の面倒を見るところだという事で、
ま、逆に公安警察がこういうめちゃくちゃな事をやった結果として、
留置係の人には迷惑をかけるのもどうかなという事を
とある方からですね、示唆いただいきましてですね、中で。
ま、そういう事もあるのかという事で、
中では生活は結構平穏にやっておりました。
で、みなさんから手紙が届き出してからですね、
一応監視の人達が検閲をするんですね。
検閲と言っても内容的な検閲では基本的にはありません。
ですから警察の悪口をしこたま書いてあっても全然問題はなしですから、
そういうところは なんですけれども、それを読んでいますので、彼らは。
で、僕が外でモジモジ先生と呼ばれているのを知って、中でもモジモジ先生って呼ばれて(笑)
もう、「いやちょっとそれは勘弁して下さいよ」って…あの、ま、本当に和気あいあいとやっておりました。
で、中では本当にすこぶる元気でありまして、
ただ、昨日金曜日にですね、
「金曜日にもしかしたら出るかもしれない」と言われて、全然あてにはしていなかったんですけれど、
もし出ると、自費弁当と言ってですね、自分でお金を払って食べるのがあるんですが、
「親子丼をまだ食べた事が無かったな」と思いまして、
木曜日の番に親子丼を注文して食べていましたら、これに当たってしまいましてね
昨日までちょっと、腹を壊していました。
公安サイドの取り調べは屁でもないんですけれども、
大阪府警の食堂の方が僕にはダメージを与えたということでありまして、
結構意外なところから手痛いダメージを受けてしまいまして、
今日はもう大分回復しております。
中に入っての印象ですけれども、
「こういう事はあってはならない」という意味ではもちろん不当な事ですし、
二度と起こしてはいけないと思いますが、
僕自身が内側から彼らを見れたというのは大きい収穫はあったと思っています。
本当にですね、幼稚です。
なんていうのか、その幼稚になるというのも原因が無くはない。
警察官というのはかなり厳しく政治活動を禁止されています。制限というよりはされていますし、
家族も含めてそういう所と繋がらないようにしているんですね。
「原発の話なんかももちろん知らない」と。
ですから、彼らがなにを正義と信じるか?という時に、
判断する材料というものはごくごく限られたものでありまして、
そういう世界でそういう閉じられたところで、そういう事を考えていたらどういうふうになるか?って言うと、
まぁ、皆さんご想像のとおりです、
カルト化します。
取り調べの中でも「あなたは過激派と繋がりはないのか」とかですね、いろいろと聞いてくる訳ですけれども、
「過激派ってどこにいるんですか?」と言ってたりとか、
「あなた過激派に利用されているんじゃないか」という事で聞きますけれども、
僕の放射能の学習会に来ているお母さん方が、僕が言ったら、
「過激派が凶器準備したりですね、火炎瓶を作ったりするお手伝いをすると思っているのか?」と。
「頭おかしいにもほどがあるよ」という感じで、
ま、いちいち納得していたのはそれはそれで笑えるんですけど、
「本当に暴力革命は起きないと思いますか?」とか言われるから、
「暴力革命なんて、いい加減にせい!」と。
本当に、ほとんどコントです。
あれは、可視化云々の話じゃなくて是非とも映像に撮ったら面白い。
外に出したい位です。
で、まぁ、ですからそういった意味で相当に幼稚なところでやっている。
そういう意味で、暴力革命とかそういう暴力、暴力沙汰についてどういう危惧があるかっていう時に、
僕が繰り返し言ったのは、「もう常に起こっている事だけど」と、
「暴力を危惧している警察が暴力をふるうのが現実の暴力なので」という事ですね。
20万人官邸前にいても誰も暴力を振るわないで終わるんですよ。
そこに100人、200人の機動隊が言って暴力をふるうわけです。
見ていれば明らかな訳ですよ。
エジプトでだって、誰が暴力をふるったか?って言ったら警察と軍隊な訳ですね。
人々はただそこに集まってきている訳なんですね。
だから「世間知らずもいい怪訝にしろ」と、
「まず、暴力をふるっているのはあんた達だし、」って、ま、そういう事を言ってですね、
その話の中でオウムの話とかが出てきて、
オウムの事件を未然に防げなかったというのが、一つ彼らのトラウマになっているんだろうという事は、
前からちょっと感じることですけれども、思いました。
で、結局「お前らオウムになるじゃん」という話なんですね、そういう意味では。
「未然に防ぐためになにしてもいいのか?」みたいな話になっているんですね。
「完全にあんたがたの感覚は狂っているよ」というような話でありまして、
そういうことで、取り調べはほとんだ漫談とか説教というかですね、になっていまして、
ま、非常に面白かったんですけれども。
そういうふうに彼らは非常にトンチンカンナレベルで我々を恐れているということがありますので、
私たちの側から、彼らでも分かるような発信の仕方というのを考えていくかなと、
最も世間ずれした幼稚な人達でもわかるように、ですね。
これについてはまた皆さんと相談しながら、いろいろと表現の仕方を考えていきたいなと思っています。
我々がこの間やってきた抗議活動ですね、
警察庁に対する抗議行動というのは相当効いているなということもちょっと思いました。
ま、あれはやるべきではなかったとは全然思っていませんし、やって正しかったと思っていますが、
ただ、「どういうふうに抗議していけばいいのか?」という事は
もっと洗練させる余地があるなというのは思いました。
彼らがこの程度利用しない人たちであるならば、
もう一工夫、二工夫ぐらいできるだろうというふうに思っています。
日本の警察のこういう乱暴なやり方に対しては抗議をするし、
ただ、現実にどうやって彼らを変えるかという事を、
きちんと勝算みたいな事を頭にイメージってやっていく事がいるなと思っています。
そういう意味では中から見てきたっていうのはそういう収穫ですね。
彼らも一枚岩ではありません。
で、ほかの同じゾーンの人とかが取り調べを受けていて、
取り調べを受けている時に、僕から原発の事を聞いているので、
自分の取り調べの刑事に原発の事をレクチャーしている同じ房の人がいまして、
「何でお前そんなに詳しいんだ?」と聞かれたら、
「同じ房に師匠がいます」、そんな話をしていて、ま、いいやという感じで、
「ああそうか、公安に捕まっているのか、あいつ何でも引っ張よるからな」
そんなやり取りもあったという事で、
公安というのはやっている事も陰湿ですが、
そういう意味で少なからずも「嫌われているのかな」ともちょっと思いました。
まあ、ちょっと気の毒なところもありますけれども、
でも、やっている事はシャレにならないひどい事です。
で、今回僕は起訴されずに出てきたわけですけれども、
基本的に救援の広がりがなければ、確実に起訴されていたと思います。
ですから、ま、令状逮捕ですからね。
しかも一回拘留を却下されているというのも結構笑えたんですけれども、
逮捕状を出した裁判官が令状拘留拒否、
拘留却下したんですけれども、どういう神経しているんだろうと思うんですけれども、
一応僕の話を聞いて、「そういう事ならちょっと違うな」という事で、
自分が出した逮捕状の非をある種認めているわけですね。
数時間の話しの末に。
ま、その後ひっくり返された訳ですけれども、
向こうの方もそれでいろいろと慌てたというのもあると思いますが。
あ、そうそう、救援の広がりがなければ起訴されていたという事ですが、
令状逮捕ですからそうなっていたでしょう。
で、今回やっぱり、僕らの批判の声が大きく広がったっていう事が、
起訴をある程度思いとどまらせている。
ただし、やっぱり一人起訴されてしまったのは、
これは本当に彼らのメンツですよね。
「令状逮捕に踏み切った案件で一人も起訴せずに処分保留」
これはやっぱりとんでもない話な訳ですよ、こんなことをしてしまうって。
だから意地でも一人は起訴しなければならない。
というのがこの一人起訴という判断かなと思っています。
憲法学者の方々の記者会見なんかでも、
そもそもこの記載事実のとおりの事がされたとしても、
されていたとしても逮捕する事は行き過ぎであるとか、いうような事も言われていましたし、
そういう意味でこれだけの市民社会の視線の中で、
公安を維持していくのは困難だというふうに考えて収集を測ってきたのかなというふうにも考えています。
今後の事ですけれども、
確かに国家権力というものはここまでの事が出来るんだという意味では、
非常に怖いものだという事は思います。
それは知らなかった訳ではないですが、
あらためて感じるところです、実際に。
ほんとに手も足も出ません。
それはやっぱり凄いなと、
ただ、これまでの立ち向かうというよりはですね、
彼らの方が幼いんですね、幼稚なんです。
だからはっきりとこっちから、ちゃんと教えてやらなあかんと、
上からしっかりと見下ろしていこうと思っています。
「ええかげんにせい」と。
なんていうかね、実際にふるう暴力が強いかどうかという話ではないんですね。
彼らは本当に、その力に見合った理性と価値性とか、そういうものを持っていません。
私たちの方がはるかに卓越したところからものを見ているし、
また、人々と繋がることによって、
自分たちの誤りや不足があるところをどんどんおぎあいながら成長してしていっているわけです。
ある意味では、警察組織みたいな閉鎖的なところに暮らしている人間っていうのは、
そういう成長の機会から制度的に疎外されている、なんて言うのかな、
あらためて被ばく労働みたいな話の人もいました。
だからそういうかわいそうな人達でもあるので、
むしろですね、我々が教育してやろうという事を考えていく必要があるかなと思いました。
最後にもう一つですね、がれきの事だけ触れて終わりにします。
この間ですね、何事も無かったかのようにやはり大阪市は進めているというのは、
情報を伝え聞いて知っております。
が、まだ一カ月ありますので、僕も出てきましたから、
救援の方も含めてですね、がれきの方もまた全力で取り組みますので、
今後ともよろしくお願いいたします。
どうもありがとうございました。
番外編質問Ust IWJ OSAKA1より
検察の取り調べ
Q:検察の方の取り調べというのはどんな感じでしたか?
僕は今回、間違えですらない、嘘をついて彼らが逮捕しているっていうことがありますので、
警察に関しては完全に事実関係黙秘です。
あんなにおしゃべりな黙秘もないと思いますけれどもw
取り調べの時は、3回あったんですけどね、
逮捕直後と拘留請求前と、拘留延長前と、今回の起訴かどうか、というので3回あったんですが、
1回目は完全黙秘でいきました。
その時は裁判官のところだけ丁寧に話をして、1回拘留却下が出たんですね。
2回目の時には、一応逮捕状の被疑事実が全くデタラメであるという事に関わる事実を何件か述べて、
現場には警察官がいたから、「これは間違いですらない、嘘を言っている」と。
で、悪意のある組織に
こちらが取り調べに応じて話をして、それがいいように使われる訳がないじゃないかと、
「だから彼らに話す気はない」という趣旨の事は答えた。
そういうふうに、
事実関係をちゃんと喋ってくれなければ、「黙秘されると拘留せざるを得ない云々…」
みたいな、ちょっとそういうっぽい事を言ったので、
「あなた方捜査機関が常に善意で仕事するという事を前提にしているのか、それは話にならんよ」
という事で、刑事調べで説教をしましたw
「それで有罪率が上がるじゃないか」と、
「こんなに日本の司法統計見たら異常な数字ばかり並んでいるじゃないの」という話をしたら、
「いや、日本で有罪率が高いのは確実な件しか起訴しないからだと私は思っています」と言うんで、
「個人的な信念は結構ですけれど、社会科学的には全く通用しません」って言ったら絶句していました。
それで話しは終わったんですけれども、2回目がそうでした。
3回目の時には、
本当にいくつか少し情報も増えたので、
「客観的証拠で被疑事実が否定できるにもかかわらず、今回逮捕状を発行させた疑いがある」
という事まで踏み込んでみました。
現場に証拠がないから証言だけで逮捕状をつくったんじゃなくて、
僕がどの位置にいたとか、そういう事の客観的証拠。
具体的にはJR構内の監視カメラの画像とかが絶対にあるはずなんですね。
「それを見れば、逮捕の被疑事実が全く嘘だ」という事が分かるにもかかわらずやったんじゃないか。
だからこれはもう本当に不正の疑いがあるんじゃないか?
「僕は告発したいんですけど出来ますか?」と質問をしました。
そういうふうな事もやりとりをして、
どちらかというと検事調べの方は、検察の時よりは一応内容について、
でも事実関係については本当に最小限ですね、について述べて、というような話し方をしました。
検察側の意図は?
Q:そこから、向こう側の意図というのはなにか見えてくる事はあったんですか?
向こう側の意図ですか、
ただ、どういう言い方をするにせよ、
この事件が注目を浴びていなければ起訴には確実にいったと思います。
令状逮捕するというのはそういう意図がなければしないと思いますね。
で、やっぱり向こうが悩んだのは、特に憲法学者の声明が効いたみたいですけれども、
やっぱり広がりですね、この事の。
院内集会もあり、とにかく立て続けにどんどんどんどん。
東京新聞が取り上げてくれただとか、やっぱりメディア。
とにかく立て続けにこの問題がかなりおおごとになってきている状況で、
プレッシャーがすごかったんですね。
それがなければ、僕は絶対に起訴されると思っていました。
これは間違いない。
今でも僕の事は何とかして潰したいんでしょうけど…
僕が最後の検事調べで出て来たら、公安三課の隊員たちが入れ違いにバーッ!って入って行ったんですよ。
すごい焦った感じで。
僕の印象なのであれですけど、
だから向こうもやっぱり困ってるのかな、という印象はちょっと受けました。
普通でも、そういう入るんだったら、僕が完全にいなくなってからですよね。
僕に見られる感じで入るというのは、「よほど慌てているのかな」というような感じはしました。
ですから彼らの中でもやっぱり、「しくじった感」があるのではないかと思いますし、
向こうの下手を打った面があるので、
そこをしっかり、丁寧に追求したいなという思いはあります。
下地先生の逮捕を阪南大学が事前に知っていた件
Q:
阪南大学は事前に知っていて、下地さんの研究室を調査したというのを聞いてビックリしたんですけど、
それはちょっと由々しき問題ですよね。
そっちの方もなんか反撃しないとなと思うんですが、もしいまお分かりの事があれば。
<2>ー大学側は逮捕の3日前、すでに下地先生が逮捕されることを知っていたー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
下地:
釈放されてから、まだ。
仕事納めも過ぎていますので、大学の関係者で管理職の方には特に連絡はまだ取れてないんですけれども、
あんまりこういう事態というのはある事ではないので、
「慌ててしくじりました」みたいな話なら、ま、別に「あり得るかな」と思います。
そんなに、ま、だらしがないと言えばだらしがないと思いますけれども、
「お騒がせしました」ぐらいの気持ちはあるので。
ただ、今後ちょっと丁寧に話して行こうかなとは思っています。
少なくとも、今回公安三課がやっている、これはハッキリ言って不正です。
不正ですから、この不正行為に加担しかけたわけですね、
今でも加担しつつあるのかもしれませんが、
ですからそういう意味で初めての事態で、上手い対応が出来なかったという事はあり得るかもしれませんが、
その事は反省してもらうというか、
この対応でよかったのかどうか?という事はきちんと曖昧にしないで、
話をしたいなというふうには思っています。
まだ拘留されている方との違い
Q:
今回下地さん達が釈放されたのと、
ハンさん達が起訴をされたり、他の方々が拘留を続けられて足りする、
その大きな違いというのは、
下地さんが拘留されて日本全国に抗議行動が広まっていったとか、
取り調べの時に、証拠にならない程度に下地さんが相手との対応をしていったというような事、
その大きな違いはどのような違いがあるのか、
取り調べの時に「やめてくれへんか」みたいなそういう事など
下地:
「やめてくれへんか」みたいな言い方はしませんけれども、
相当効いているなとか、参っている人がいるみたいな雰囲気の事はちょっと、
なんとなく言ってたかなという
僕自身もやってみて思うんですけれども、
やっぱり最初の取調室に入った時の、あの雰囲気というのは本当に独特なもので、
「言いたくない事は言わなくていい。というような供述拒否権があります」と言われるんですけれども、
それで発言の任意性が保証されると彼らは言うんですね。
つまり、その発言は任意の自発的な発言として、同意のもとに出てきた発言として、信用できる、
そういう発言だというふうにみなす訳ですね、取調室では。
だけどそんなわけはないんです。
僕自身もだいぶタフな方だと思いますし、
舌先だけで生きている人間なので、しゃべるのも得意な方だと思うんですが、
それでも、相当慎重にやりました。
まず、絶対に自分の力を過信しちゃいけないと思いましたので、
とにかく「最低限この期間はこういう方針で」というふうに。
最初は完全黙秘していたんですね。
それは「あいさつにも答えない」というレベルです。
その中で自分をある程度コントロールしていくようなことを、
自分が自分でコントロール出来ているのかどうか?という事も本当に分からない空間ですから、
それは本当に、慎重に慎重に進めました。
で、普通の人がいきなり放り込まれてそういう事が出来るか?と言ったら、
無理です。
本当に。
また、僕の場合には外での支援が動き始めるだろうという事もあったし、
今までの繋がりもありましたから。
また自分自身がなにも悪い事をしていないという、確信があるし、
そうやっていろんなものが自分を支えていて、
それでどうにか、まず対等なところからやっていける。
なのでよく言われるところの
政治弾圧を受けた時には権力との対話は成立しようがない。
まず、黙秘するしかないというのは、
これは一般原則としてやはり、逆に当てはまると思いました。
どういうふうに話をすればいいのかというのが、なかなか難しい。
だから本当に、じゃあ僕がやったように誰でもが出来るか?というと、
ちょっと難しいかなという気もします。
ですから、話した方が有利になる面もあるけれども、
それをあの場所で実践するには、相当の、ま、なんていうか、
技量というものがいるかなとはちょっと思います。
あとは、僕が起訴されなかったのは、
取り調べの中のぼくの振る舞いとかはあんまり関係ないと思うんですよ。
やっぱり起訴して、それが社会的な批判を浴びるかどうか?という事が一番怖いわけで、
検事側というのは。
で、そういう意味で、
やっぱり外の動きが8割ですね、8割…9割かな。
中で僕がなにをしゃべっているかというのは、1割もあんまり関係ないかなとおもいます。
そういう意味で僕のところで支援が盛り上がったのは、
わりと、意図して僕は売名していますから。
名前を売っておかないとこういう時にやられると思っていますので、
そういう意味では権力と喧嘩するという時から意図的にやっている事でありますから、
それが一つ今回は、どうにか効いたなということと、
権力側が何時も使う手段は、一番最初の官邸前の逮捕の時もそうですけど、
「こいつら過激派」だとか「過激派と繋がっている」みたいな事を、
あるいは、新聞側が警察発表の事実をさらに誇張して流すといった、
そういったやり方で本当に印象を操作すると。
で、そうやって弾圧されている人を孤立化させていくっていうのが、
やっぱりすごく大きいと思うんですね。
そういう意味で、今回僕の時にはそれをさせにくい条件がいくつかあったので、
それを踏まえて運動を大きくできたかなと。
で、今後はまだ囚われている人たちっていうのは、そういう意味では、
実際に人々の支援や関心を寄せる組み立てというのがまだ充分ではないという事なので、
これからそこの部分をつなげていくのが大事かなというふうに思っています。
で、それは可能だと思っています。
下地先生と同じ日に逮捕され同じ日に釈放になった方のお話↓
不当逮捕で拘留20日間!北堺141号のウシさんの釈放記者会見12/29(内容書き出し)
ーーー
<1>ー支援者による説明ー下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
<2>ー大学側は逮捕の3日前、すでに下地先生が逮捕されることを知っていたー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
<3>ー「立派な独裁国家、警察国家ですよね、もう完全な」山本太郎・メディア質疑応答ー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)~テレビ局にお願いしよう~
<許されない!>下地先生不当逮捕
「駅での訴え 犯罪?」東京新聞こちら特報部12/21(書き出し)
●憲法学者の声明
JR大阪駅頭における宣伝活動に対する威力業務妨害罪等の適用に抗議する憲法研究者声明
●大学研究者が呼びかけ人の署名
放射能と有害物質を含む震災がれきの広域処理に反対する市民の逮捕は不当です。
下地真樹准教授らの即時釈放と謝罪を求めます。
●獄中からの下地先生の手紙
●その他、下地先生の抗議活動などへのリンクがあります
12.30
Sun
TBSラジオ『吉田明世 プレシャスサンデー』 薔薇色の日曜日 毎週日曜
2012/10/27
今日は久しぶりに政治についてお話しさせていただきたいと思いますけどね、
まぁ、なにがなんだかねぇ。
民主党もねぇ、
どこの党もそうですけれども、本当にもう見苦しい限りでね、
だからわたくしね、「えぇぇっ?」って思うのはね、
その、民主党やなんかの政治家自身もそうなんですけれどもね、
国民がね、「ぇえ??一体何考えてんの??」って思うのは、
自分たちがね、何故自民党に「ダメ」を突き付けてやめさせたか?って、忘れているんですね。
ニワトリみたいだなって思いますよ。
ニワトリって、縁側に乗っかってきて「シシッ」って追われたら、パタパタと向こうに行くんだけども、
すぐに忘れてまた縁側に飛び乗ってくると。
そんな感じですね。
だってこんなね、ものすごい、数えきれないのよ、世界でも有数なね、借金国にしちゃったのも、
原発をね「大丈夫、大丈夫、大丈夫」って言ってね、
あちこちにね、いろんな利権がからんでね、説得しまくってですよ、国民をだまして、
不完全なね、あの原発をね日本中に造っちゃった。
全部自民党がやった事なんですよ。
それなのにね、自民党のね、口を開けばね、
「政権奪回、政権奪回」って、
よ~く言えると、謝りもしないでですよ。
それで国民でね、「自民党に」と言っている人たちにもね
「何故あなた達はねそんなに忘れるんですか?」って言いたくなりますよね。
キョロッ!と忘れてるんですよ。
沢山あってね、あっちの党へこっちの党も似た様なもんでね、
だから党なんて、自民党も民主党もナントカ党もね、たちあがれ党ですか、
ああいうのもね、全部なくしたほうがいいんです。
個人で素っ裸に戻りなさいと、で、国民のための議員だけで結構ですよ。
そしてね、今度は外交問題っていうんだけど、
日本はね、徳川家康が一番悪かったんだけど、鎖国を敷いてたもんだから、
まず外交とかね、営業っていうのはまるでカラベタですね、日本人はね。
だけど日本という国はね、全部四方八方にね、全包囲的に外交をしておかなくちゃダメですよって、
昔から言ってるんですよ。
アメリカもなにも、東南アジアも、どこもかしこも全部まんべんなく。
そうしたら大飢饉が起きようがなにが起きようが、
「こっちがダメならあっちがあるさと」いう事になるんだし、
洗練された外交というものもね、堂々とやっていればいいんですよ。
その中国の問題だってね、ああやってね、まだね、洗練されていないんですよね。
だから中国も中国だけど、とにかく、そういう人ばっかりもいないんでしょうからね、中国人だって。
どこの国でもそうですよ、日本人だってそうだし。
そういう戦争が好きな戦争主義のもいるんだけれども、
とにかく冷静に、頭でね、解決するようにしちゃって、
それはやっぱり冷静さ、律儀。
で、これがね、一番難しい。
だからスウェーデンとかね、北欧やなにかのあの冷静さ。
ドイツの冷静さ。
それを見習うべきですね。
「“自分のお尻は自分でとにかく拭きなさいよ”ということで
自民党に政権が戻ってきたんだと思うんですよね」美輪明宏さん12/28(書き出し)

今回「何故、神様は政権を自民党に戻したのか?」と思ったら、
「後片付けをしなさい」ということよね。
半世紀以上かかって、とにかくこの借金だらけ、メチャクチャにしちゃって、
この原発もそうですわね。
ぜーんぶ自民党時代の産物をたった3~4年で尻拭いしろったって無理な話よ。
自分のお尻は自分で、とにかく拭きなさいよ。
後始末は自分たちでしなさいよということで政権が戻ってきたんだと思うんですよね。
だから今の弊害はたった2~3年のね、民主党がやったわけじゃなくて、
その前の政権が全部、全部積もり積もったものでしょ?
潔さなんですよ。
まず、言い逃れだとかね、詭弁で人のせいにばかりしていて、
民主党のせい、あれのせい、
民主党がつくったわけじゃないじゃないですか、原発なんて。
いや、だからね、
民主党、民主党ってね、全部民主党のせいにしようとしてるじゃない。
それが、こ狡くてね、本当に卑怯未練ですよ。
ーーーーーーーーーーーーーー
茂木経済産業大臣生出演
2012年12月28日 ワイド!スクランブル
安倍新政権誕生から二日、
安倍総理が自ら「危機突破内閣」と名付けた新体制
様々な危機からの突破を目指す中、今後の原発政策については・・・
茂木敏充経済産業大臣:
“2030年代に原発稼働ゼロを可能とする”と、
ま、こういうですね、前政権の、ま、あの、方針については、
えー、再検討が必要だと。
経済産業大臣に就任した茂木氏は
「これまでの民主党の政策を見直す」と明言。
原発の再稼働については、
「安全性が確認されれば政府の責任で再稼働を決める」とした。
さらに、原発の新設・増設と使用済み核燃料を再処理して再び燃やす核燃料サイクルに関しては・・・
茂木敏充経済産業大臣:
えー、青森の大間、それから島根の3号機につきましては、設置許可が下りております。
そして建設中ということでありますから、
これは、出来た段階で、その規制委員会、これによる新しい安全基準がどうかと、
ま、こういう判断になってまいります。
Q:核燃料サイクルを含めたバックエンドの問題については?
茂木敏充経済産業大臣:
いま、核燃料サイクルをですね、完全に放棄するという、
そういう選択肢はないと、こんなふうに思っております。
原発維持・推進ともとれる茂木大臣の発言。
果たして自民党の原発政策はどこへ向かうのか。
茂木敏充経済産業大臣にスタジオで全て聞く。
スタジオ
寺崎貴司:
安倍新政権になりまして、
これまでの民主党政権の頃の原発政策を「転換する」というような発言がいくつも飛び出しています。
その発信源の一つでもある、キーマンの大臣が今日は生出演です。
さ、その原発政策についての発言、荒木さんこんな発言が出ていますね。

荒木茂彦:
原発政策なんですけれども。民主党政権の時は「2030年代に原発稼働ゼロ」としていたんですけれど、
自民党、安倍政権に代わって昨日未明の会見、今日来ていただいている茂木大臣、
「前政権の方針は再検討が必要」と話しています。

そして原発の新増設なんですけれども
野田政権の時には「新増設は行わない」
安倍政権になって、「専門的知見を十分蓄積し大きな政治判断になる」としています。
こちらの原発新増設なんですけれども、こちらを見ていただきます。

現在、建設・計画中の原発は12基あります。
建設中が全国に3基。
そして、計画中が9基全国にあります。
寺崎貴司:
これらの発言を見ますと、茂木さん、
やはり野田政権の時とは、明らかに、安倍新政権は
原発政策については「転換をする」というふうに考えていいんでしょうか?

茂木大臣:
我々は選挙中の期間もですね、同じことを訴えてきました。
まず、エネルギーについてはですね、
あのー、昨年の3.11の後にたとえば計画停電があったりと、
国民の皆さんも大変な思いをされたんだと思います。
あのー、電力の安定供給、受給と、
こういったことについては国としてきちっと責任を持たなくちゃいけない。
しかしその一方で、原子力については、
どんな需要よりも安全性、え、これを重視すると。
ま、いうことで、国会でもですね、新しい規制委員会。
実はこれは、もともと政府案では
八条委員会という、どちらかというとですね、そんなに厳しくない委員会に対して、
我々野党であった自民党が、独立性の高い三条委員会というのを作って、
この安全性については、政治が決めるんじゃなくて、
本当に専門家の皆さんの独立の判断にお任せをすると、委ねるということを決めました。
そのプロセスに従って、今安全性の確認がされているわけでありますから、
「安全性が確認されたものについては再稼働を進めていく」と、こういう考えです。
しかし安全性が、その委員会で確認されなかったら、動かすことは断じてありません。

寺崎:新しく増設するということに関しても、同じ考えということですよね?
茂木:
あのー、増設についてはですね、
えっと、いま青森の大間、それから島根の3号。
ま、これは許可が既に下りております。
そういったことで建設が進んでおります。
寺崎:進んでいますね、今。
茂木:
そうなりますと同じようなですね、規制委員会のチェックと、安全の確認と、
そういうプロセスに出来た段階で入っていくと、ま、いうことになりますけれど、
それ以外の新増設につきましては、
まさにあの~、我々として、今後3年間はなにしても省エネを徹底する。
それから、再生可能エネルギーと、これの拡大に最大限努力をする。
え、そういった中で、また規制委員会が個々の原発をチェックをしていきます。
そこの中で安全性について、また原発の技術についての知見が、
えー、きちんとですね、蓄積された段階で、判断をしていこうということで、
今ですね、勝手に数字でゼロがいいとか、15がいいとか、そういうことではなくて、
もう少しまだ、その知見がありませんから、
これを蓄積した上で判断をしましょういうことで、
今あの、イエスかノーか、こういうふうに判断するのは、え、少し時期尚早かなと、
そんなふうに思っています。
寺崎:
岩井先生、今の話でも「安全性をもちろん確認して」というお話だったんですけれども、
あの、いろんな見方があると思いますけれども、
経済界も期待していて、自民党政権になるべく再稼働の方向で、
あるいは新増設をして欲しいというような期待があって、
それに応えて、こう展開しているんじゃないかと見る向きもあるんですが。

岩井奉信 日本大学法学部教授:
そうですね、脱原発というのが国民、世論の多数派なんですけれども、
ただ、ここまで出てきた脱原発というのが、必ずしもそのプロセスが具体的じゃないんですよね。
それから、その間の代替エネルギーはどうするのか?というところもはっきりとしない。
特に今大事なことというのは経済が再生することだと。
そういう中で、エネルギーコストの問題等を考えていくと、
やはり今、原発を再稼働せざるを得ない部分というのは
確かに理解できるところはあるんだろうと思うんですよね。
ただ、そういうところをもっとやはりきめ細かく国民に説明をしていかないと、
やはり国民は納得しないのかなぁという感じはするんで、
この辺をやっぱい十分に説明をしていただきたいと思いますよね。
岡田豊 テレビ朝日経済部デスク:
茂木さん、いま先生がおっしゃったところで、
過去のですね、政・官・財の癒着、もたれ合いの時代に戻るんじゃないか?と。
それに回帰したいんじゃないか?と。
その自民党の本音がよく見えないんですけれど、
そこはどうなんですか?
茂木:
あのー、そういったご批判にですね、
きちんと答えられるようにしていかなくちゃいけないと思うんですけど、
原発の再稼働については、先ほど申し上げたようにですね、政治が決めるんじゃありません。
安全性はこの独立した委員会、ここできちんと決めてもらいます。
ここで「ダメだ」といったものを、政治が、財界がひっくり返す、120%ありません。
岩井:
そういった面で行くとね、
電力業界とそれから自民党と、非常に密接な関係があったわけですね。
で、確かに電力業界からは直接の献金というものはないんだけど、
電力会社の役員の方が個人献金を実際なさっておられる。
これは私はですね、国民の不信感を払拭するという意味で、
やっぱりお断りになるべきだろうとおもうんですが、ここはいかがでしょうかね?
茂木:
あの、そういったことを含めて襟を正していく部分は襟を正していかなければいけない。
ま、同時にあの、電力の自由化であったりとかですね、
送配電の、あのー、中立性を保っていくという問題だったりとか、
木下容子:発送電分離
茂木:ま、いろいろと改革、これは進めていかなくちゃいけないと思っております。

寺崎:
こちらに課題をいくつか挙げてみたんですけれども、
もちろん発送電の分離ということもきちんとやっていかないと、
独占状態になってますから、こういうこともありますし、
あるいは核燃料サイクルはどうするのか?ということなんですけれども、
まずここから行きますかね、発送電分離。
これは、こっちもきちんと進めていくっていうことなんでうsか?
茂木:
基本的な方向としていま一番必要なのは、電力の自由化です。
これを進めていくっていうことです。
それから発送電についてですね、もう少し中立性を保つ。
そして、独立性を高めると、こういったことを進めていかなくちゃならない。
あの、この方向性についてはですね、大きく変換ということはないと思います。
ただ、スケジュールを見てですね、本当にできるスケジュールで今までの政権は書いてきたのか?と、
あのー、率直に申し上げて少し疑問があります。
えー、今年までで専門家委員会、10回開かれておりますけど、
そのプロセスも検証した上できちんとできるプロセスで言っていこうと、
なんかあの、思いつきでですね、
こういったほうが国民受けするんじゃないか、ということではなくて、
やるべきことを一つ一つやっていくという、
こういったことは考えていきたいと思っています。
木下:
あの、自由化といいますと、例えば家庭用電気料金も会社が選べるようになるとか、
総括原価方式を見直すとか、そういうこともありますか?
茂木:
そういったことも含めて考えていかなくちゃいけない。
そのためにはですね、例えばスマートメーターを設置するとか、
さらにはスマートグリッドと。
それを行うためのシステムを一緒にやらなくちゃいけないんですよ。
今まで民主党の場合はですね、そういう本当にやるべきことはあるんですけれど、
そのための準備をしないで、「これだけやります」と言ってたからできなかった。
われわれは、そういったシステムを含めて考えていきたいと思っています。

美輪明宏:
それから、原発だけじゃなくて、
水素燃料であるとか、太陽光であるとか、いろんな方法がいま開発されていますよね。
それにやはり既成の企業が圧力をかけたり、なんか邪魔をしたりとか、
そういうことを絶対にさせないようにしていただきたいと思うんですね。
茂木:
おっしゃる通りでですね、そういったところでやっぱり産業の自由化も図っていきたい。
で、あのー再生可能エネルギーこれは伸ばしていかなくちゃいけないんです。
美輪:それがまず先決問題だと思いますよ。
茂木:
ま、ここは、あの大体ですね、水力を除くと全体のエネルギー供給の1%しかいってないんですね。
あの、太陽光であったりとか風力。これを広げてくと。
ただ、残念ながら今の段階では発電コストが高いんですよ。
そうすると普通の家庭で言うと月あたり大体7000円ぐらい
美輪:それよりも、数が増えれば結局安くなるわけじゃない。
茂木:おっしゃるとおりです。
美輪:それを邪魔されたら、やっぱりダメだっていうことでしょ?
茂木:
あのだから今ですね、固定価格買取制度と、ま、こういうのがあって、
太陽光の場合ですと、1kwhあたりですね、42円。
こういう価格を設定していますし、
風力で23円、とかですね、
そういった少し高めの価格で設定をすることによって普及を広めると。
ただ、それは最終的には電力料金として、家計であったりとか企業に跳ね返ってきますから、
だんだん普及することによって、太陽光パネルの値段も安くなる。
それで、だんだんその買取価格も安くなることによって、
さらにそんなに、家計にも企業にも負担が少ない形で、再生可能エネルギーをですね、
最大限活用していきたいと思っています。
11:13

美輪:
話が違うかもしれませんけれど、ごめんなさい。
あの、今回「何故神様は政権を自民党に戻したのか?」と思ったら、
「後片付けをしなさい」ということよね。
半世紀以上かかって、とにかくこの借金だらけ、メチャクチャにしちゃって、
この原発もそうですわね。
ぜーんぶ自民党時代の産物をたった3~4年で尻拭いしろったって無理な話よ。
自分のお尻は自分で、とにかく拭きなさいよ。
後始末は自分たちでしなさいよということで政権が戻ってきたんだと思うんですよね。
だからいまの弊害はたった2~3年のね、民主党がやったわけじゃなくて、
その前の政権が全部、全部積もり積もったものでしょ?
寺崎:
いや、そう言う意味じゃこの核燃料サイクルどうするのか?とか、
可廃棄物の最終処分場、これやっぱり大きいと思うんですけど、
原発を例えば再稼働する、進めていくと、
美輪:
話がね、本末転倒しているのはね、
まず廃棄物の処理をどうするか?、
フランスみたいにシベリアへ、とにかくロシアの承認を得てね捨てに行く。
そうしたらフランスはロシアに絶対に一生頭が上がらないわけですよ。
だからそこらへんのね、本末転倒しているのは、
核廃棄物のね、その処理の仕方をどうするのか、
まずそれを考えてから行動に移すべきだったんですよね。

寺崎:これどうされますか?
茂木:
あのー、これ、一番大きな問題なんです。
ただあの、この問題があるから再稼働ができないという問題じゃなくて、
すでにもう使用済みの核燃料というのはあるんです。
ゼロの段階からだったら、この処分場を決めなかったらですね、
稼働する、稼動しないという議論はあるということはあると思うんですけど、
もうすでに、再稼働しようがしまいが、この一番大きな問題というのは残ってくるんだと思っています。
寺崎:
これは(廃棄物の最終処分場)もう、自民党政権で決めていくと、
最終処分場を。
茂木:
あの~、これは、えーー、ま、決める方向で考えたいと思いますけれど、
処分地とかそういうのに対する理解とかですとかね、こういった問題があります。
なかなか、拙速にはできないですし、
十分な説明を果たしながらですね、やっていかないと、
あの~、ま、民主党政権の辺野古じゃありませんけれど、
ああいったことはしたくないなと思っています。
岡田:
茂木さん、さきほど美輪さんがおっしゃったのは「責任論」ということだと思うんですけれども、
民主党は原発の福島の事故に対してですね、誰ひとり謝罪していないんですね。
自民党が長らく進めてきた原発政策の延長線上に私はあの事故があったと思うんですけれども、
党として、国民に初めて謝罪できませんかね?
明日、安倍さんは福島に入りますよね。
茂木:
あのぉ~、安倍総理がですね、総理になって初めての、
あの、いわゆる訪問先として、国内で、ま、福島を選ばれたと。
そういう強い思いがあると。
そして、一昨日の未明に近い時間、初閣議をやりまして、
えー、安倍総理の方から、「閣僚全員が復興大臣になったつもりでしっかり取り組んで欲しい」
あの、そういう思いは、ま、共有していますし、
非常に強い思いを持たれていると。
ですから今回もですね、福島の復興大臣、さらには森大臣、えーー、
ま、福島からもですね、大臣の起用もしています。
で、我々としてはやはりですね、これまでの原発の政策、
あの我々がやってきたことについてですね、「問題がなかった」と言うつもりは全くありません。

岡田:
反省という言葉は繰り返しているんですけれども、
やはり一歩進んで謝罪しないとですね、1からスタートできないと思うんですけど、いかが
美輪:
潔さなんですよ。
まず、言い逃れだとかね、詭弁で人のせいにばかりしていて、
民主党のせい、あれのせい、
民主党がつくったわけじゃないじゃないですか、原発なんて。
茂木:いや、国の政策としてやってきましたから、そのときわれわれは
美輪:潔さをね、一番求めてるんですよ、国民は。
茂木:
ですから我々は、そのなんていうか、今度の規制委員会を作る時もですね、
今までとは全く違う、その民主党が出したのよりもさらに厳しい規制
美輪:
いや、だからね、
民主党、民主党ってね、全部民主党のせいにしようとしてるじゃない。
茂木:してません
美輪:それが、こ狡くてね、
茂木:してませんよ。
美輪:本当に卑怯未練ですよ。
茂木:ニッコリ

美輪:「全部自分たちが悪うございました」と一言えばいいんですよ、そう。
茂木:(にっこり笑って頷いてまだニッコリ顔を崩さず)
寺島:茂木さんどうもありがとうございました。
ーーー
茂木という人が、
「311後」と言ったからその先は何を言うのかと思っていたら、
なんと!!「計画停電で人々が大変な思いをした」という言葉が出てきました。
あぁ…なんということでしょうか!?
311はこの人にとっては、
やらなくても良かった“計画停電キャンペーン”の事が一大事なのです。
信じられない発言に私は絶句しました。
その後も、
「前政権が・・・」
「民主党が・・・」
この新しい茂木という経産大臣が口を開けば出てくる言葉に、
すごく嫌な気持ちで書いていたら、最後に美輪さんがズバッ!と言ってくださいました。
大変なタヌキが経産大臣になってしまったΣ(゚д゚lll)ガーン。
↑
タヌキが怒るねw
「話がね、本末転倒しているのはね、まず廃棄物の処理をどうするか?
核廃棄物のね、その処理の仕方をどうするのか、まずそれを考えてから行動に移すべきだったんですよね」
と言った美輪さんに対して
「もうゴミはあるからいいんだ」と答えた新経産大臣の発言。
この発言は、いったい… ≫o(-0-o)スゥ・・・(o゚□゚)o≪≪≪なんなんだーーー!!
(╬◣д◢)ありえん。
そして最後の美輪さんの発言中から不敵な笑みを浮かべ、
多分残り時間が少ない事をADさんが紙に書いて知らせたからだと思いますが、
ニッコリと美輪さんを小馬鹿にしたように笑ったままでした。
枝野の方がまだましか??
茂木っていう人は、サイテーな人間だと思います。いや、人間じゃないかもしれない。
こんなのが当選する国はおかしい!
もう…ため息しか出ません。
「ニワトリみたいだなって思いますよ、すぐに忘れちゃう」美輪明宏さん(書き出し)
12.29
Sat
20120728 知られざる放射線研究機関 ABCC... 投稿者 PMG5
原爆の悲惨さを訴えていまも読み継がれている漫画がある。
はだしのゲン

放影研の前身であるABCCを描いたこんな場面が出てくる。

なにもくれずまるハダカにされ
白い布をかぶせられ
血を抜かれて身体を隅々まで調べられたというとった。
アメリカは原爆を落としたあと、
放射能で原爆症の病気が出る事が分かってたんじゃのう
く、くそ
戦争を利用してわしらを原爆の実験にしやがったのか

「はだしのゲン」作者 中沢啓二さん(73):
原爆を透過する前に、もうすでにアメリカは分かっていたんですよ、あれは。
落とした後にどういうふうな放射能影響が出るか?って言う事を分かっていて、
それですぐにABCCを比治山の上に建てるわけでしょ。
中沢啓二さんは「はだしのゲン」の作者であり、自身も被爆している。
母キミヨさんは被爆から21年後に亡くなった。

その時中沢さんは、今も脳裏に焼きついて離れない体験をした。

中沢啓二さん:
ABCCが来てね、おふくろの「内臓をくれ」っていうんですよ。
棺桶に入っているおふくろの「内臓をくれ」って言うから、
怒ったんですよ、もう「帰れ!」って。
いや・・・あれはもう、
広島市を見下ろす比治山の上から、じーーーっと、こうやって見ているんでしょうね。
「今日は被爆者の誰が死んだ」
「誰が死んだ」って言って…
アメリカ国立古文書館 メリーランド州
ABCCによる被爆者調査の背景を物語る文書がアメリカの国立公文書館にある。
1946年海軍省が大統領へ送った文書だ。

ーアメリカ海軍省の文書ー
アメリカにとって、極めて重要な放射線の医学的生物学的な影響を調査するにはまたとない機会です。
調査は郡の範囲を超え、戦時だけでなく平時の産業農業など、人類全体に関わるものです。
この文書に承認のサインをしたのは、原爆投下を命じたトルーマン大統領、その人だ。

トルーマン大統領:
戦争の長引く苦病を短縮し、何100万もの若いアメリカ兵の命を救うために原爆を使用した。
アメリカ兵の命を救ったとする一方で放射線の影響の調査を命じていた大統領。
その承認を受け、1947年ABCCが広島で設立された。

ABCCが当初最も重視したのは、遺伝的な影響だった。
広島・長崎で生まれた被爆者の子ども被爆2世を7万7000人調査した。


担当部長として調査を指揮したウィリアム・シャル氏は死産の赤ちゃんを調べたという。

元ABCC遺伝学部長 ウィリアム・シャル氏(90):
死産や、生まれた日に死んだ赤ちゃんは、家族の同意があれば、ここABCCで解剖しました。
採集された組織は保存されました。
遺伝的な影響があるのか結論が出ず、被爆2世の調査は今も続いている。
そんな放影研に福島県郡山市から依頼があった。(2012年4月)
大久保利晃理事長(放影研)が、市の健康管理アドバイザーとして招かれたのだ。
専門的な知識を期待されてのことだったが、

放影研 大久保利晃理事長:
放射線に被ばくすればするほど癌は増えます。もちろんですね。
ところが、逆に今度はだんだん、だんだん(被ばく量を)減らしていった時にどうなる?
本当に、もうゼロに近いところでもごくわずか(がんが)増えるか増えないかですね。
これがひとつ
本家本元の広島の研究では、
(がんが)増えたのか増えていないかっていうのは、統計学的に証明できていないんです。
実は、放影研のデータは福島でそのまま活用できない。
放影研が調査してきたのは、
原爆が爆発した瞬間、体の表面に強烈な放射線を浴びる高線量の外部被ばくだ。
福島でいま起きている事はこれとは異なる。
放射性物質が呼吸や食事で身体の中に取り込まれ、放射線を放ち細胞を傷つける内部被ばくだ。

大久保利晃理事長 放影研:
たとえば子どもさんと外を散歩させていいのか、あるいはよくね、
乳児に外気浴させてたいんだけど、外に連れ出していいのか。
これ、全てですね、申し訳ないんだけども、
「良い」「悪い」という形で、私からは返事が出来ないんですね。
低線量の内部被ばくのリスクについて、大久保理事長は慎重に言葉を選んだ。
そんな大久保氏に講演会のあと歩み寄った一人の女性がいた。
出産を間近に控えた井上美歌さんだ。

井上美歌さん(28):
食べ物からとかの内部被ばくを
やっぱりこれから気を付けていくことが一番生活で安全なのかなと思うんですけど、
大久保利晃理事長 放影研:
特定のものばかり食べていてね、(放射線量の)そのまま高いものばかりになっちゃうと、
それはやっぱり、あの…危険とは言わないけれども、
出来れば避けた方がいいですよね。
福島の人々の不安に答えられない放影研。
その原因は放影研のデータには決定的に欠落した部分があるからだ。
大久保利晃理事長 放影研:うちのリスクデータには内部(被ばくの)放射線の事は勘案しておりません。
放射線の人体への影響を60年以上調べている放影研だが、
実は、「内部被ばくのデータはない」という。
しかし、言うまでもなく、内部被ばくは原爆投下でも起きた。
爆風で舞いあげられた放射性物質やススがきのこ雲となり、
やがて放射性物質を含んだ雨を降らせた。
この黒い雨で汚染された水や食べ物で、内部被ばくが起きたと考えられている。
大久保利晃理事長 放影研:
黒い雨の方はですね、これは当然上から落ちてきた放射性物質が周りにあって被爆するから、
今の福島とまったく同じ状態ですよね。
それは当然あると思うんですよ、うん。
で、それについては実は、
黒い雨が沢山降ったところについては、あの、いわゆる調査対象の外なんですよ。
内部被ばくをもたらした黒い雨は放影研の前身のABCCの時代から調査の対象外だったという。
もとABCC部長のシャル氏はその理由をこう証言する。
ウィリアム・シャル氏 元ABCC遺伝学部長:
予算の問題は1950年からありました。
研究員たちは、予算の範囲内で何を研究できるかを考え、優先順位を付けました。
黒い雨は何の証拠もありませんでした。
だから、優先順位は低かったのです。
アメリカ ワシントン アメリカ学士院
だが、ABCCが一時期内部被ばくの調査に着手していた事が私たちの取材で分かった。
それを裏付ける内部文書がアメリカに眠っていた。
1953年にウッドベリー氏が書いた未発表の報告書です。
ローウェル・ウッドベリー氏はABCCの当時の生物統計部長だ。
報告書には広島の地図が添えられ、内部被ばくの原因となった黒い雨の範囲が線で書かれている。

ウッドベリー氏は黒い雨の本格的な調査を主張していた。

ーウッドベリー氏の報告書ー
原爆が爆発した時の放射線を、ほとんどまたは全く浴びていない人たちに被ばくの症状がみられる。
放射線に敏感な人が、黒い雨の放射性物質で発症した可能性と、
単に衛生状態の悪化で発症した可能性がある。
どちらの可能性が正しいか確かめるために、もっと詳しく調査するべきだ
この報告書に基づき、内部被ばくの予備調査が1953年から1年程続けられた。
調査の担当者として日本人の名前も記されていた。
Dr,Tamagaki
玉垣秀也氏(89) 元ABCC研究員:懐かしいですね、10何年もここにおったんですから。
玉垣秀也氏は医師の国家試験に合格した後、ABCCに入った。
黒い雨も含め、原爆投下後に残った放射性物質、残留放射能の調査を命じられた。
玉垣氏は原爆投下後に広島へ入った救助隊員40人を調べた。
5人に深刻な症状を確認し、うち二人は既に死亡していたという。

玉垣秀也氏 元ABCC研究員:
直接(放射線を)受けた人たちと同じように脱毛がある。
それから歯茎からの出血ね、それから下血、発熱と、そういうような症状でしたね。
しかし、アメリカ人の上司は「衛生状態の悪化が原因だ」と一蹴し、
この調査を打ち切ったという。
玉垣秀也氏 元ABCC研究員:
ま、結局(上司は)
「あの当時の人達は衛生状態が悪いから腸チフスにかかっても不思議はない」
Q:それを聞いて玉垣さんはどう思いましたか?

玉垣秀也氏 元ABCC研究員:私はやっぱり、原爆の影響だと思いましたよ。
ABCCから放影研に代わった後も内部被ばくの調査は再開される事はなかった。
長崎市 2012年6月
黒い雨の内部被ばくの実態は、今も広島・長崎の研究者の間で論議を呼んでいる。
内部被ばくに対する放影研の姿勢を疑問視する声もある。

大滝慈教授 広島大学原爆放射線医学研究所:
内部被ばくのような問題を、もし重要性が明らかになりますと、
アメリカ側が想定してきた様な、その、核戦略といいますか、
それらのその前提が崩れてしまうのではないかなと。
内部被ばくへの不安を訴えていた福島県郡山市の井上さんは、
この4月、元気な女の子うららちゃんを出産した。
井上美歌さん:
春に生まれたので、春の新しい命が芽吹く時に力強く育ってほしいなと思って、
「春」と言ったら「うらら」かなって思いました。
市役所から届いたバッジ式の線量計。
しかし、これでは内部被ばくについては測りようがない。

井上美歌さん:
福島産だったら「不検出」と書いてあれば使いますけど、
何も張り出しがない場合は、福島じゃないものを使ってしまいますね。
井上さんが放射性物質を取り込めば、母乳を通じ、うららちゃんの身体に入る。
井上さんは自分の内部被ばくを防ぐことでわが子を守ろうとしている。

井上美歌さん:
今はなにも「異常がない」っていうふうに言われていますど、いつ何があるか分からないし、
「自分たちで気を付けて下さい」って、ただ言われているだけのような気がして。
原爆の放射線の影響は被爆者の生身の身体で研究されてきた。
それと同じ構図が福島で繰り返されるのだろうか?
内部被ばくを調査の対象から外した放影研。
福島の原発事故発生から1年が経った今年3月14日。
大きな方針転換を決めた。
それは、
内部被ばくを調査の対象から外した放影研が、新たな方針を定めた。
大久保利晃理事長 放影研:
過去の業績と、それから蓄積した資料を使ってですね、
原爆に限らず一般の「放射線の慢性影響に関する世界の研究教育センター」を目指そうと。
取扱注意と記された放影研の将来構想。
内部被ばくを含む低線量被ばくのリスクを解明する事を目標に掲げていた。
原爆投下を機に生まれた研究機関は、
今、原発事故を経て方針転換を余儀なくされている。

知られざる研究施設の実態
金平茂紀:
取材に当たったRCC中国放送の藤原記者です。
藤原さんね、この放射線影響研究所、放影研ですね。
やっぱりちょっと一般の研究施設とはちがいますね。
藤原大介記者 RCC:
そうですね、
こちらの一本の廊下をはさんで、およそ20の研究の部屋が並んでいます。
短い時間で効率的に検査をこなし、データを集めるためです。
被爆者たちはこの廊下を戦後60年あまり歩き続けてきました。
放影研の建物自体はABCCとして発足した頃のかまぼこ型の兵舎がそのまま使われています。
金平茂紀:
VTRの中に登場した、
はだしのゲンの作者の中沢啓二さんの言葉が、強烈に耳にこびりついているんですけれども、
「人体実験じゃないか」
「モルモット扱いをされたんじゃないか」という怒りの思いが伝わってきたんですが、
放影研の前身のABCCですけれどもね、
これ、そもそもどういう研究施設だったのか?という疑問が残りますですね。
葬られた“内部被ばく”調査
藤原大介記者 RCC:
ええ。
中沢さんと同じような暗い記憶を、大勢の人達が抱えています。
占領期のABCCは軍用ジープで半ば強引に被ばく者を連れてきました。
助産師に金銭を渡し、死産の赤ちゃんの遺体まで集めたという、元研究員の証言もあります。
そうまでして集めた被爆者の膨大なデータが、
内部被ばくの影響を軽視したことで、福島で役に立たないという事実にやるせない感じがします。
金平茂紀:
そしてですね、311、大震災と原発事故を契機としてですね、
ようやく1年以上経ってから、放影研が内部被ばくの研究に再着手するというようなですね、
そういう方針転換をしたんですね。
藤原大介記者 RCC:
そうですね。ABCC,放影研の調査は決して被爆者のためではありませんでした。
内部被ばくの影響が抜け落ちているのに、
国はその不完全なデータを根拠に、被ばく者の救済の訴えを切り捨ててきました。
今放影研は福島県民200万人の健康管理調査を支援していますが、
そこで内部被ばくを軽視した広島の対応が繰り返されてはならないですし、
ヒロシマの教訓は福島で生かされなければならないと思います。
金平茂紀:
そもそもですね、その日本に於いて被ばく者を救う筈の原爆医療さえ、
アメリカのABCCというような、そのデータ集めの研究からはじまってしまった悲劇というんですか、
いったい「誰のための医学なのか?」「何のための医学なのか?」って思いも改めてしましたけれども、
ヒロシマからフクシマへ
藤原大介記者 RCC:
放影研は将来構想で内部被ばくを含め低線量のリスクを解明することを目標に掲げました。
しかしその研究は、今福島で生きる人々のためにはなりませんし、
そもそも内部被ばくの問題が欠落している放影研にリスクが解明できるのかが疑問です。
何故内部被ばくの問題を過去に葬り去ったのか、その検証も欠かせません。
金平茂紀:以上広島から中継でお伝えしました。
ーーーーー
<訃報> 中沢啓治さん73歳=漫画「はだしのゲン」の作者
毎日新聞 2012年12月25日09時29分
広島原爆で被爆した体験を基に描いた漫画「はだしのゲン」の作者、
中沢啓治(なかざわ・けいじ)さんが19日、肺がんのため広島市内の病院で亡くなったことが分かった。
73歳。葬儀は近親者で営まれた。
広島市の神崎国民学校(現・市立神崎小学校)1年の時、
爆心から1.2キロにあった学校の前で被爆した。
塀の陰にいたため、奇跡的に助かった。
父と姉、弟は自宅の下敷きになって被爆死した。
中学を卒業して看板屋で働いた後、漫画家になるため1961年に上京した。
当初は原爆と無関係の作品を描いていたが、被爆者だった母親が66年に死去し、
火葬した際に骨が粉々で原形をとどめなかったことをきっかけに、
原爆への怒りを込めた作品「黒い雨にうたれて」を68年に発表。
73年、週刊少年ジャンプ(集英社)で「はだしのゲン」の連載を始め、87年に完結させた。
単行本は1000万部を超え、十数カ国で翻訳出版されたほか、映画にもなった。
プロ野球・広島東洋カープの大ファンで、「広島カープ誕生物語」を描き上げたのを最後に
09年、網膜症と白内障による視力低下を理由に漫画家を引退した。
その後は精力的に講演などで被爆体験を語ってきたが、
10年秋に肺がんで入院し、以降は入退院を繰り返していた。
11年8月、自身の被爆体験を語ったドキュメンタリー映画
「はだしのゲンが見たヒロシマ」が公開された。
毎年8月6日にある広島市の平和記念式典は「つらい体験を思い出す」と長年避けてきたが、
11年の式典に初めて出席した。
02年、第14回谷本清平和賞を受賞。
毎日新聞が06年10月から続けている記録報道「ヒバクシャ」でも、
反核・平和への思いを繰り返し語っていた。
ーーーー
「マンハッタン計画医療班報告の裏側」(内容書き出しました)
ーーーー
お時間があるときに、是非ご覧下さい。
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【ペイフォワード環境情報教室】121228茂木透先生Vol012
第11回目の今日は北海道大学大学院、理学研究院教授であり、
地震火山緊急観測センターの茂木透先生をお迎えしております。
茂木先生は北海道を中心に地震予知の研究をされています。
先生には地震予知の現状とこれからの課題についてお話を頂きます。
Sawada:
本日は国会同大学大学院理学研究院の茂木先生に来ていただいています。
地震予知の研究をされている茂木先生に来ていただいているんですけれども、
「4年以内に70%のマグニチュード7以上の巨大な地震が起きるんじゃないか」というような話があって、
こういう話が出るたびに、地震予知というのは出来ないのかと常々私も思っているところなんですけど、
その中で北海道で大変先進的な研究をされていて、確立もある程度高いという事をお伺いしまして、
茂木先生、具体的にはどのような活動をされているのか教えていただけますか?
茂木:
はい、
私たちは北海道大学という事もあるので、北海道の中に於いて、
主として電磁気学的な手法によって地震が予知できないかというような研究を進めています。
方法はいくつかあるんですが、
一つは地殻能力が高まってくると地磁気が、
「岩石の磁気の強さが変化する」と、そういうのを測定する方法とか、
それから、これはギリシャなどでよく使われていますが、
地震の前に地電流ですね、地面に流れる電流が変化すると、こういう方法もあります。
それからもうひとつ我々がかなり一生懸命取り組んでいるのが、
VHF体の電波ですね。
これは、VHFというのは周波数帯の名前ですが、
この周波数帯の電波というのは、いわゆるFM放送ですね。
それに使われている電波ですから、
いわば、FM放送を聞いて地震予知をするということになります。
普通、FM放送っていうのは遠くのFM放送というのは聞こえないですね。
例えば札幌で室蘭の放送は聞こえません。
札幌周辺のしか聞こえないです。
それが、たとえば地震の前には、遠くのFM放送が聞こえてくる事があるということが、
多分最初は1995年位に八ヶ岳天文台という所の串田さんという方が、
「そういう現象があるんじゃないか」という事を言いだしました。
我々も「そういう事はあるのかな?」という事で2002年ぐらいから
北海道の中でそういう観測を始めました。
我々は北海道の中でも地震が多く発生する、たとえば日高山脈の周辺ですとか、
それから、いわゆる道東と言われている釧路とか根室地域ですね、
こういう所を中心に観測網をつくってきています。
たとえば、日高山脈の地震ですと、
日高山脈の東側にある広尾という町があるんですが、
そこから日高山脈の反対側の襟裳という所で、広尾町にあるFM放送局の電波を聞いてますと、
普段は真ん中に高い山の日高山脈があって聞こえないんですが、
日高山脈の下で地震が起きる時には襟裳で広尾町の放送が聞こえるようになる。
こういう現象が、今まで多分40回ぐらい例があります。
という事でかなり高い確率でそういう現象が観測されるという事が分かってきています。
だから、こういう事をもっといろんな事例を踏んで確かなものにしていけば予知につながるかな?と、
思っています。
で、実際に予知を実用化するためには、
学問的にはそういう現象がどういうメカニズムで起こるのか?と。
何故そんな現象が起こるのか?と言う事を証明しなきゃいけないんですが、
我々はそういう現象がですね、たとえば地面の中から出ているガスですね、
そういうものが大気と反応してある電波を反射するものを、反射する物体をですね、
空中に、上空に出現させると。
ま、そういう事じゃないかとする仮説を検証するような観測も始めています。
Sawada:
はい、で、先生これを活動されて、
過去やられている中でどのぐらいの確率で当たるものなんでしょうか?
茂木:
なかなか、その確率の数字で言うのは今はなかなか難しいんですけど、
まぁ、あのー、地震が起こってから見直して、「なんかあったのかな?」という事で言えばかなり。
たとえば10回中8回とか、そういう事はあり得ると思います。
Sawada:
そうすると、この手法自体は正しい可能性があると。
でも事前に分かるとかはまた別な話しに…
茂木:
はい、事前にやるためにはですね、
やはり、異常のパターンを正確に理解するとかですね、
ノイズ等をどうやって見分けるか?ですとか、
なかなかその辺が非常に、地震の起こり方、
あるいはそういうシグナルの出方というのに多様性があるんで、いろんな事があり得るので、
そこがなかなか整理がつかないでいます。
Sawada:
この中で、私どもの生活の中で天気予報ですとか台風もそうですし、
いろんな形で予報と呼ばれている中で、何ですかね、
100%までは信じる必要もないし、当たる必要もないけども、
ぜひ知っておきたい情報としてですね、
地震予知というのも多分今後、もしこういう形で先生のデータを積み上げられていく中で、
これが当然100%である必要がないんですけれども、ある一定の確率以上出てきたら
「なんとなく知っておきたい」というニーズがいま高まってると思うんですけれども、
そういった際、どういう形で私どもは受け止めていけばいいもんでしょうかね?
茂木:
はい。
いま、Sawadaさんのお話でもありましたが、
非常に、自然の予知というのはですね、不確実性が伴うと。
だから天気予報にしたって、今お話しのように、
決して台風の進路が100%たらしい予知が出来るわけでは、予測が出来るわけではない。
だから地震予知もおそらく、何かシグナルがあって、
もしかしたら地下で何かが起こっていてもそれが本当に地震に繋がるかどうか?
という事さえ分からない訳です。
ですから、ある確率では外れる、という事が起こると思います。
そういう意味で、ある学者の人のように、
「いつ・どこで・どんな強さで」というのが地震予知の3要素と言いますが、
それが100%当たるという、そういう地震予知は、
おそらく未来永劫出来ないと思います。
だけど、仮にそういうものが50%とか当たるという予知はですね、
将来実現する可能性というのは「ある」と思います。
Sawada:
そう言った時に、私ども聞く側がですね、
どれぐらいそういった情報に対して理解が示せるか?ということが、
やっぱりすごく重要ですね。
茂木:
やはりその辺が、地震というのはたとえば仮にマグニチュード8とか9とか、
本当に破滅的な地震が起こるというような事を仮に予知を出した時っていうのは、
みなさんは一種の命の危険を感じるわけですよね。
だから非常に深刻に受け止められる方も出てきてですね、
そういう点では非常に影響が大きいんですね。
だから、仮にそういう予知がされた時に社会はどう対応するか?と。
あるいは個人としてどう対応されるか?
そこのところを、やはり社会的なコンセンサスと言いますか、
あるいは逆に1各社1機関が、仮にそれを予知した時にどうやってそれを社会に伝えるのか?
その伝え方というか。
そういう事でさえ、まだ日本では全然整備されていないんですね。
Sawada:海外の事例なんかはどうなんですか?
茂木:
あの、海外と言わずに日本ですと、
日本でも、実はもう地震予知を、有料ですけどやっておられる会社があります。
そういう方は、携帯電話のいわゆる有料サイトにしてですね、
定期的に毎週毎週「ここではこのぐらいの地震が起こる可能性があります」
というような予測を出しておられるんですね。
ただそれは、いわゆるクローズドでオープンにしていないですね。
だから、たとえば、
仮にそれが外れても我々は責任を負いませんよとか、
そういう一種のエックスキューズを置いたうえでですね、
会員制のですとか、会員組織にしてやっておられる。
ま、そういうのが、現段階でもし地震予知をするとしたら、一番リーズナブルるな方法かもしれませんね。
Sawada:
ですけど、どうなんでしょうね。
この「4年以内にマグニチュード7クラスが70%の確率で起きるかも」
という事まではオープンになってて、
今問題になっている福島の原発もそうですけれども、
ある程度以上の大きな地震が来ては、やっぱり一大事になると。
で、原発の後もそうでしたけれども、国民がパニックになると言う事が故に
真実が隠されてきたような、この真実が分からないような状況もあると。
それで、パニックにならないような私どもの理解力を持って、必要な情報が得られるというようなことが、
今後、情報の出し手の先生方もそうでしょうけど、
私たち受けての方もそういう意識みたいな事が出来てこないと、
なかなかこう、パブリックに情報が伝わってきにくいという事なんでしょうかね。
茂木:
その辺私も非常に考えているところですが、
地震の場合は本当に直接命に関わりますよね。
たとえば東京のM7でもそうですけど、
8だの9だのっていうのが起こるという事になれば、
極端な話「明日あなたは死ぬかもしれない」と言われるのとおんなじように感じる方もいると思うんですね。
だから、そういうものですから、なかなか安易にですね、
多分伝える方もそうでしょうし、出す方もそうですし
伝える方も非常に慎重にならざるを得ない、ということで、
隠されているというよりも、
非常に慎重にならざるを得ないと思うんですよね。
そこが非常に難しいですね。
Sawada:
そうですね。
ですけども先生、30年以内に大きい地震がありますと、いうふうな予報は大変多かったですよね。
ですけども、4年以内に70%というと、
なかなかな距離感と言いますか、近さがありますよね。
だから、4年以内と言っているんだから、「心構えをしておきなさい」という事を言われているんですね。
茂木:そういうことですよね。
Sawada:
そこまでは十分注意喚起はされている。
ですけれども、なかなか毎日の事ですので、難しいと。
で、今余震が大変多くなっていますよね。
ますます鈍感になりつつあるというか、
ここに於いて、どうにか私も上手く情報が入って、是非やっていきたいな、と思っている中で、
今度もしタイミングがあって、先生の方でもお話を頂けるというと、
私も、リスナーの方もですね、そういうつもりで聞けるというような形の前提を、
前置きを踏まえながらですね、
是非、何か、大きな事ですので、先生の研究が役に立たせていただいて、
私どもも使わせていただいたらありがたいなと思っているんですけど、いかがでしょうか?
茂木:
はい、
我々もできるだけ役立つような予知に向かっている方向で研究を進めているところです。
だからサイエンスの面はサイエンス的な事はもう、我々のやる事ですけど、
最後にお話しになられた社会的側面ですね、
早い話が「東京で4年後にM7が」ということですけど、
今度は、「1週間後にM7が70%」と言われた時に、皆さんどういう行動をしますか?
Sawada:
そうですよね、ここが重要で、そこが多分、
一つは年生がおっしゃっているように
「いままでの地震予知は当たらない」と言われているようなものの中なのか、
先生が立証されてきたような、北海道のケースで言うと、
なかなかの確率で当たっているという所を踏まえると、
ある程度、心の準備ですね。
1週間以内であればちょっと緊張感が続くと、
4年以内だとみんな忘れてしまうと、いうところがありますんで、
この間を取って私たちがどれ位、自分たちが考えていくと。
たとえば当たらなかった時に「当たらなかったじゃないですか」という話ではないと思いますし、
これがあおっているという物でもないはずだという位に、
私たち受け手がしっかりと考えて情報を取っていって、整理をしていくと。
茂木:
はい。
そういう面が、地震予知の実用化という点では、重要だと思いますね。
Sawada:
そうですね。
わかりました、ありがとうございます。
茂木先生には本番組の災害対策コースの主任講師としてこれからもご登場を予定しております。
ーーー
地震の予知というものには、天気予報などとは全く違う重い要素が含まれているということを、
私は、茂木先生のお話を聞いて初めて突きつけられた気がします。
「1週間後にM7が70%」と言われた時に、皆さんどういう行動をしますか?
この言葉に、ドキッ!としました。
1週間以内に大きな地震が来る。
しかもM7以上の。
その当たる確率が70%ではなく、50%だとしても、
みんなはどうするのだろうか?
仕事があって逃げられなくても、きっと、水を買い、食料品を買い、電池などを買い、
店からは品物が消えるかもしれない。
30年以内と言われた場合は「いつくるかわからないから運命だわ」と思い、
4年以内と言われた場合は「いつも家に水ぐらいは置いておこうかな」と思う。
けれど1週間以内と言われたら、やっぱり焦ると思う。
地震の予知はできないと言われているし、
揺れる数秒前にピロピロ音が鳴るくらいとの予知しかできないものと思っていたけど、
もしかしたら、もっと正確にわかるようになってきているのかもしれないと、
そんなことを思いました。
第11回目の今日は北海道大学大学院、理学研究院教授であり、
地震火山緊急観測センターの茂木透先生をお迎えしております。
茂木先生は北海道を中心に地震予知の研究をされています。
先生には地震予知の現状とこれからの課題についてお話を頂きます。
Sawada:
本日は国会同大学大学院理学研究院の茂木先生に来ていただいています。
地震予知の研究をされている茂木先生に来ていただいているんですけれども、
「4年以内に70%のマグニチュード7以上の巨大な地震が起きるんじゃないか」というような話があって、
こういう話が出るたびに、地震予知というのは出来ないのかと常々私も思っているところなんですけど、
その中で北海道で大変先進的な研究をされていて、確立もある程度高いという事をお伺いしまして、
茂木先生、具体的にはどのような活動をされているのか教えていただけますか?
茂木:
はい、
私たちは北海道大学という事もあるので、北海道の中に於いて、
主として電磁気学的な手法によって地震が予知できないかというような研究を進めています。
方法はいくつかあるんですが、
一つは地殻能力が高まってくると地磁気が、
「岩石の磁気の強さが変化する」と、そういうのを測定する方法とか、
それから、これはギリシャなどでよく使われていますが、
地震の前に地電流ですね、地面に流れる電流が変化すると、こういう方法もあります。
それからもうひとつ我々がかなり一生懸命取り組んでいるのが、
VHF体の電波ですね。
これは、VHFというのは周波数帯の名前ですが、
この周波数帯の電波というのは、いわゆるFM放送ですね。
それに使われている電波ですから、
いわば、FM放送を聞いて地震予知をするということになります。
普通、FM放送っていうのは遠くのFM放送というのは聞こえないですね。
例えば札幌で室蘭の放送は聞こえません。
札幌周辺のしか聞こえないです。
それが、たとえば地震の前には、遠くのFM放送が聞こえてくる事があるということが、
多分最初は1995年位に八ヶ岳天文台という所の串田さんという方が、
「そういう現象があるんじゃないか」という事を言いだしました。
我々も「そういう事はあるのかな?」という事で2002年ぐらいから
北海道の中でそういう観測を始めました。
我々は北海道の中でも地震が多く発生する、たとえば日高山脈の周辺ですとか、
それから、いわゆる道東と言われている釧路とか根室地域ですね、
こういう所を中心に観測網をつくってきています。
たとえば、日高山脈の地震ですと、
日高山脈の東側にある広尾という町があるんですが、
そこから日高山脈の反対側の襟裳という所で、広尾町にあるFM放送局の電波を聞いてますと、
普段は真ん中に高い山の日高山脈があって聞こえないんですが、
日高山脈の下で地震が起きる時には襟裳で広尾町の放送が聞こえるようになる。
こういう現象が、今まで多分40回ぐらい例があります。
という事でかなり高い確率でそういう現象が観測されるという事が分かってきています。
だから、こういう事をもっといろんな事例を踏んで確かなものにしていけば予知につながるかな?と、
思っています。
で、実際に予知を実用化するためには、
学問的にはそういう現象がどういうメカニズムで起こるのか?と。
何故そんな現象が起こるのか?と言う事を証明しなきゃいけないんですが、
我々はそういう現象がですね、たとえば地面の中から出ているガスですね、
そういうものが大気と反応してある電波を反射するものを、反射する物体をですね、
空中に、上空に出現させると。
ま、そういう事じゃないかとする仮説を検証するような観測も始めています。
Sawada:
はい、で、先生これを活動されて、
過去やられている中でどのぐらいの確率で当たるものなんでしょうか?
茂木:
なかなか、その確率の数字で言うのは今はなかなか難しいんですけど、
まぁ、あのー、地震が起こってから見直して、「なんかあったのかな?」という事で言えばかなり。
たとえば10回中8回とか、そういう事はあり得ると思います。
Sawada:
そうすると、この手法自体は正しい可能性があると。
でも事前に分かるとかはまた別な話しに…
茂木:
はい、事前にやるためにはですね、
やはり、異常のパターンを正確に理解するとかですね、
ノイズ等をどうやって見分けるか?ですとか、
なかなかその辺が非常に、地震の起こり方、
あるいはそういうシグナルの出方というのに多様性があるんで、いろんな事があり得るので、
そこがなかなか整理がつかないでいます。
Sawada:
この中で、私どもの生活の中で天気予報ですとか台風もそうですし、
いろんな形で予報と呼ばれている中で、何ですかね、
100%までは信じる必要もないし、当たる必要もないけども、
ぜひ知っておきたい情報としてですね、
地震予知というのも多分今後、もしこういう形で先生のデータを積み上げられていく中で、
これが当然100%である必要がないんですけれども、ある一定の確率以上出てきたら
「なんとなく知っておきたい」というニーズがいま高まってると思うんですけれども、
そういった際、どういう形で私どもは受け止めていけばいいもんでしょうかね?
茂木:
はい。
いま、Sawadaさんのお話でもありましたが、
非常に、自然の予知というのはですね、不確実性が伴うと。
だから天気予報にしたって、今お話しのように、
決して台風の進路が100%たらしい予知が出来るわけでは、予測が出来るわけではない。
だから地震予知もおそらく、何かシグナルがあって、
もしかしたら地下で何かが起こっていてもそれが本当に地震に繋がるかどうか?
という事さえ分からない訳です。
ですから、ある確率では外れる、という事が起こると思います。
そういう意味で、ある学者の人のように、
「いつ・どこで・どんな強さで」というのが地震予知の3要素と言いますが、
それが100%当たるという、そういう地震予知は、
おそらく未来永劫出来ないと思います。
だけど、仮にそういうものが50%とか当たるという予知はですね、
将来実現する可能性というのは「ある」と思います。
Sawada:
そう言った時に、私ども聞く側がですね、
どれぐらいそういった情報に対して理解が示せるか?ということが、
やっぱりすごく重要ですね。
茂木:
やはりその辺が、地震というのはたとえば仮にマグニチュード8とか9とか、
本当に破滅的な地震が起こるというような事を仮に予知を出した時っていうのは、
みなさんは一種の命の危険を感じるわけですよね。
だから非常に深刻に受け止められる方も出てきてですね、
そういう点では非常に影響が大きいんですね。
だから、仮にそういう予知がされた時に社会はどう対応するか?と。
あるいは個人としてどう対応されるか?
そこのところを、やはり社会的なコンセンサスと言いますか、
あるいは逆に1各社1機関が、仮にそれを予知した時にどうやってそれを社会に伝えるのか?
その伝え方というか。
そういう事でさえ、まだ日本では全然整備されていないんですね。
Sawada:海外の事例なんかはどうなんですか?
茂木:
あの、海外と言わずに日本ですと、
日本でも、実はもう地震予知を、有料ですけどやっておられる会社があります。
そういう方は、携帯電話のいわゆる有料サイトにしてですね、
定期的に毎週毎週「ここではこのぐらいの地震が起こる可能性があります」
というような予測を出しておられるんですね。
ただそれは、いわゆるクローズドでオープンにしていないですね。
だから、たとえば、
仮にそれが外れても我々は責任を負いませんよとか、
そういう一種のエックスキューズを置いたうえでですね、
会員制のですとか、会員組織にしてやっておられる。
ま、そういうのが、現段階でもし地震予知をするとしたら、一番リーズナブルるな方法かもしれませんね。
Sawada:
ですけど、どうなんでしょうね。
この「4年以内にマグニチュード7クラスが70%の確率で起きるかも」
という事まではオープンになってて、
今問題になっている福島の原発もそうですけれども、
ある程度以上の大きな地震が来ては、やっぱり一大事になると。
で、原発の後もそうでしたけれども、国民がパニックになると言う事が故に
真実が隠されてきたような、この真実が分からないような状況もあると。
それで、パニックにならないような私どもの理解力を持って、必要な情報が得られるというようなことが、
今後、情報の出し手の先生方もそうでしょうけど、
私たち受けての方もそういう意識みたいな事が出来てこないと、
なかなかこう、パブリックに情報が伝わってきにくいという事なんでしょうかね。
茂木:
その辺私も非常に考えているところですが、
地震の場合は本当に直接命に関わりますよね。
たとえば東京のM7でもそうですけど、
8だの9だのっていうのが起こるという事になれば、
極端な話「明日あなたは死ぬかもしれない」と言われるのとおんなじように感じる方もいると思うんですね。
だから、そういうものですから、なかなか安易にですね、
多分伝える方もそうでしょうし、出す方もそうですし
伝える方も非常に慎重にならざるを得ない、ということで、
隠されているというよりも、
非常に慎重にならざるを得ないと思うんですよね。
そこが非常に難しいですね。
Sawada:
そうですね。
ですけども先生、30年以内に大きい地震がありますと、いうふうな予報は大変多かったですよね。
ですけども、4年以内に70%というと、
なかなかな距離感と言いますか、近さがありますよね。
だから、4年以内と言っているんだから、「心構えをしておきなさい」という事を言われているんですね。
茂木:そういうことですよね。
Sawada:
そこまでは十分注意喚起はされている。
ですけれども、なかなか毎日の事ですので、難しいと。
で、今余震が大変多くなっていますよね。
ますます鈍感になりつつあるというか、
ここに於いて、どうにか私も上手く情報が入って、是非やっていきたいな、と思っている中で、
今度もしタイミングがあって、先生の方でもお話を頂けるというと、
私も、リスナーの方もですね、そういうつもりで聞けるというような形の前提を、
前置きを踏まえながらですね、
是非、何か、大きな事ですので、先生の研究が役に立たせていただいて、
私どもも使わせていただいたらありがたいなと思っているんですけど、いかがでしょうか?
茂木:
はい、
我々もできるだけ役立つような予知に向かっている方向で研究を進めているところです。
だからサイエンスの面はサイエンス的な事はもう、我々のやる事ですけど、
最後にお話しになられた社会的側面ですね、
早い話が「東京で4年後にM7が」ということですけど、
今度は、「1週間後にM7が70%」と言われた時に、皆さんどういう行動をしますか?
Sawada:
そうですよね、ここが重要で、そこが多分、
一つは年生がおっしゃっているように
「いままでの地震予知は当たらない」と言われているようなものの中なのか、
先生が立証されてきたような、北海道のケースで言うと、
なかなかの確率で当たっているという所を踏まえると、
ある程度、心の準備ですね。
1週間以内であればちょっと緊張感が続くと、
4年以内だとみんな忘れてしまうと、いうところがありますんで、
この間を取って私たちがどれ位、自分たちが考えていくと。
たとえば当たらなかった時に「当たらなかったじゃないですか」という話ではないと思いますし、
これがあおっているという物でもないはずだという位に、
私たち受け手がしっかりと考えて情報を取っていって、整理をしていくと。
茂木:
はい。
そういう面が、地震予知の実用化という点では、重要だと思いますね。
Sawada:
そうですね。
わかりました、ありがとうございます。
茂木先生には本番組の災害対策コースの主任講師としてこれからもご登場を予定しております。
ーーー
地震の予知というものには、天気予報などとは全く違う重い要素が含まれているということを、
私は、茂木先生のお話を聞いて初めて突きつけられた気がします。
「1週間後にM7が70%」と言われた時に、皆さんどういう行動をしますか?
この言葉に、ドキッ!としました。
1週間以内に大きな地震が来る。
しかもM7以上の。
その当たる確率が70%ではなく、50%だとしても、
みんなはどうするのだろうか?
仕事があって逃げられなくても、きっと、水を買い、食料品を買い、電池などを買い、
店からは品物が消えるかもしれない。
30年以内と言われた場合は「いつくるかわからないから運命だわ」と思い、
4年以内と言われた場合は「いつも家に水ぐらいは置いておこうかな」と思う。
けれど1週間以内と言われたら、やっぱり焦ると思う。
地震の予知はできないと言われているし、
揺れる数秒前にピロピロ音が鳴るくらいとの予知しかできないものと思っていたけど、
もしかしたら、もっと正確にわかるようになってきているのかもしれないと、
そんなことを思いました。
放射能の被害は癌と白血病だけなのか?
2:16:43
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=2h16m43s
先程から言っているように癌や白血病だけじゃないんです。
ウクライナの場合ですね、今年の4月26日、チェルノブイリの記念日です。26周年の。
この時に200万人が放射能の苦しみにあえいでいると大統領が言ったんです。
現在もチェルノブイリ原発事故のため、200万人が放射能被曝の苦しみにあえいでいる。
ウクライナのヤヌコビッチ大統領(2012年4月26日)
公式にしゃべられた。
その意味はとても怖い事なんですが、白血病と甲状腺がんだけじゃない
ウクライナ国内では、白血病と小児甲状腺がんだけではない。
白内障、心筋梗塞、狭心症、脳血管障害、気管支炎などが急増している。
さっき言った、狭心症、心筋梗塞、さっき言ったように心臓に主に、どんどんセシウムが濃縮していきます。
狭心症、脳血管障害、気管支炎、呼吸をして気管支に入りますから、こういう事が急増しているんです。
そしてこの間ですね、WHOとIAEAがおかしいという事を追及する番組が行われました。
そこでロシアのアレクセイ・ヤブロコフという人がずーっと読み上げました。
今、ソ連、チェルノブイリの被害で、どんな事が起こっているか。
流産の増加、死亡率の増加、新生児患者の増加、遺伝子への悪影響、先天性奇形児の増加、
癌の増加、精神機能発達の遅れ、精神病患者の増加、免疫系の状態悪化、ホルモンの状態変化、
心臓血管系の病気、子どもの成長の遅れや異常な衰弱状態、病気回復の遅れや老化の加速。
これだけの実害がチェルノブイリで出ている。
バンダジェフスキー氏が明らかにしたセシウム症候群を追及するべきだ。
ーロシア科学アカデミー環境政策センター会長の生態学者アレクセイ・ヤブロコフAleksei Yablokv
ヨーロッパ放映「真実はどこに? WHOとIAEA放射能汚染をめぐって」22:48~より
こういう事が山の様な症状として出ている。
「セシウム症候群を追及するべきだ」と、IAEAの恐ろしい人間たちに言っているんです。
会場にいた人達はみんな拍手をしていましたけれど、
こういう状態です。
フクシマ事故での作業者の死亡例
2011年5月、下請け作業員が作業中に心筋梗塞で死亡。
2011年8月上旬に1週間、福島第一原発で働いていた下請け作業員が急性白血病で死亡。
2011年10月、タンク設置情事の作業員が作業中に倒れ、後腹膜の腹膜膿瘍による敗血症ショックで死亡。
2012年1月、汚泥貯蔵施設の建設作業員が急性心筋梗塞で死亡。
2012年8月、下請け作業員が急性心筋梗塞で死亡。
福島第一原発の事故現場で、作業者の方が何千人も毎日働いていらしゃいますが、
その中に表に出てきているだけで5人の方が亡くなっていますが、
確かに、この5人のうちの3人の人が、この心筋梗塞で亡くなっていますね。
こういう事が私は心配でなりません。
癌や白血病だけじゃないんです。
多くの疾患が起こると思います。
その多くは免疫系を失っていくろいう事から始まります。
だから、もちろんですね、体内のセシウムを測ることは大切です。
ホールボディーカウンターを利用することも大切です。
だけれども知っておいておきたい事、これは医学的に言うと本当に怖い事なんですけれど、
身体に傷ついた、その損傷というのは絶対に測れないんです、私たちは。
福島県民の誤解(山下俊一らによってすり込まれた非科学)の最も深刻な問題は、検査不能の被ばくにある。
「放射性物質は体外に排出される」と教えこまれているが、
ホールのディーカウンターを使っても、
排出されるまでに体内の細胞が受けてしまった損傷を検査することは不可能である。
発症して初めて、被ばくの深刻さが判明するのが放射能被曝の恐ろしいところである。
体内にある放射性物質は今測る事は出来るかもしれない。
だけど、身体に残った傷というのは測れないんです。
これは医学者として…一番言う事が辛い事です。
だって、取り返しのつかない事を我々はしてしまった、子どもたちに対して、日本全土の人達に対して。
その事だけはしょうがない。
だけど、これからですね、なんとしても私たちはこの被ばく量を減らしていかなければいけない。
そのためには絶対にですね、汚染地帯、高い汚染地帯には人を戻しちゃいけないし、
それから除染という事に関しましては、もっとみなさんも真剣に考えた方がいいと思います。
やたらにですね、ただ積み上げるんじゃなくて、どうしたらいいか?という事は、
これは私たちが口をはさむ事ではありませんが、
この事をみなさん本当に真剣に考えていっていただきたいと思います。
道路でね、バタバタッと人間が倒れてくれれば分かるんですけれど、
この病気の場合はそういうふうになりません。
病室の中で静かに起こるわけです。
だから福島県内の保健所の人達が総力をあげて、
「そういう事が起こっている」という事を私たちに伝えてくれない限り、
我々にもなにが起こっているのかが分からないんです。
ひとりずつの病気になった、放射能でやられた、その人たちには分かっていてもですね、
だけどそれが放射能によるものかどうかさえも分からないわけです。
全体、恐ろしい事に疫学統計というのは取らないと分からない。
だけど、何度も言うようですけれども、
私たちは疫学統計を取るためにこのように生きている訳ではない訳です。
放射線科学者たちは、すぐに大気中の核実験と比較して安全論を展開するが、
核実験が原因で、全世界で現在までにどれほど大量の人間が癌に苦しみ、
殺されてきたかを全く知らないのである。
そして自然界の放射線と人工放射線は、人体に対する作用が全く異なる。
もう、時間も無いので終わりますが、この映像をちょっと見ていただきたいと思います。
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=2h21m21s(←映像の部分から始まります)
これはここにいらっしゃった方もいると思いますが、
6月29日首相官邸前ですね。
本当に、私もこの中の一人ですけれど、涙の出るほどうれしい出来事でした。
ともかくですね、みなさんが出来る事はまだまだあります。
今日、なんで私が悪魔集団という言葉を、最初冒頭使ったか・という意味はお分かりと思います。
悪魔集団IAEAとICRP
その子飼いの
ー放射線医学総合研究所(放医研)
ー日本アイソトープ協会
ー日本財団(笹川財団)
ー放射線影響研究所(放影研)
ー文部科学省
正体を暴き、殺人鬼どもをぶっ飛ばしましょう。
殺されてたまるか。やられたら、やりかえせ!!
これはね、やはり軍需産業が背景にあるから、こういう事が平気で出来るんです。
「戦争のためだ」ということが背景にあって、全部が、
この連中がグルになってやっているわけです。
だから、私ははっきり、どこへ行っても「殺人鬼」ってハッキリ言うんです。
だけどみなさんが殺されてたまりますか!
だからこういうDVDも作りました。

Vol.1 原発大丈夫?! 地震編 ―500円
Vol.2 放射能のどこがこわいの? ―800円
Vol.3 原発大丈夫?! 津波編 ―500円
Vol.4 電気は足りてるって? ―500円 もうじき完成
http://www.taro-honto.jp/
みなさんにとってはですね、ともかく大変な時代です。
だから、私もそんなに大きな事は言えませんけれど、
ともかく、みなさんがそんなに孤独になってくれては困ります。
山本太郎さんも強引に出馬して、明後日の投票を待つという時にきています。
この怒りの声が響き渡って、みなさんの背後にこの人達がいる事を忘れないでください。

絶対にみなさんは孤独じゃないですから。
いいですか、
新聞やテレビがおかしいんですから。
この姿が見えないんですから。
みなさんの後ろにこの人達がいますから。
いいですか、
日本中にいますから。

みて下さい!
私はこの行列をバーッと見て、涙が止まりませんでした。
本当に偉いと思います。
ここに来た人が偉いんです。
テレビに出ている文化人や知識人、あんなのはクソみたいなもんです、何にも言いません。
ここにいる人たちが偉いんですよ。
こうして行動する人たちが。
そうして変えてきているんです。

しかし、恐ろしい選挙が目の前に来ている訳です。
ともかくですね、出来る事をやりましょう。
それから、佐藤さんともこの間話しましたけれども、
この選挙後になにをやるか、そこまで射程に入れて私たちは動いていきましょう!
全国の人が立ちあがっています。
何としても、全ての原発と再処理工場を止めて、福島県の子どもを救ってゆきましょう。
私も覚悟しました。
福島県皆さんの怒りの声を広めて下さい。
頼みます。涙してお願いします。
The END
為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり・・・上杉鷹山
絶対にですね、こんなことでくじけてたまるか!
絶対にやりかえしましょう。
終わります、長い間ありがとうございました。
ー拍手ー
ーーーーーー完ーーーーー
「チェルノブイリ事故以外の説明はあり得ない」ダウン症・奇形・がん死亡率
~隠されていた真実のデータ~アレクセイ・ヤブロコフ博士(動画・内容書き出し)
「放射能被害はなぜ隠蔽されるのか」ミッシェル・フェルネクス博士OurPlanetTV(内容書き出し)
「真実はどこに?―WHOとIAEA 放射能汚染を巡って」に登場する
医師ミッシェル・フェルネクス博士へのインタビュー文字起こし
「真実はどこに? WHOとIAEA放射能汚染をめぐって」の動画あり。
ーーーーー
“IAEAとICRP”
国際原子力マフィアによる被ばく強制の歴史と
福島県内の深刻な被ばくの現実
12/14広瀬隆氏郡山(内容書き出し)
<1> 原子力マフィアによる被ばく強制の歴史
<2> 日本敗戦~東西冷戦
<3> プルトニウム人体実験~核実験・被ばくに対して語った言葉
<4> IAEA誕生
<5> 軍事組織IAEAの正体 双子の悪魔と日本の現状
<6> 原子力発電運転開始~放射線の有効利用キャンペーン
<7> ナガサキ・ヒロシマからやってきた「安心安全」の宣教師たち
<8> 被曝の実態・東京の被ばく量は、盛岡の100倍
<9> 老人が沢山放射性物質を食べても 最後火葬場に行って全部出てくる
<10> 福島県民健康管理調査とは何か
<11完> 放射能の被害は癌と白血病だけなのか?
2:16:43
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=2h16m43s
先程から言っているように癌や白血病だけじゃないんです。
ウクライナの場合ですね、今年の4月26日、チェルノブイリの記念日です。26周年の。
この時に200万人が放射能の苦しみにあえいでいると大統領が言ったんです。
現在もチェルノブイリ原発事故のため、200万人が放射能被曝の苦しみにあえいでいる。
ウクライナのヤヌコビッチ大統領(2012年4月26日)
公式にしゃべられた。
その意味はとても怖い事なんですが、白血病と甲状腺がんだけじゃない
ウクライナ国内では、白血病と小児甲状腺がんだけではない。
白内障、心筋梗塞、狭心症、脳血管障害、気管支炎などが急増している。
さっき言った、狭心症、心筋梗塞、さっき言ったように心臓に主に、どんどんセシウムが濃縮していきます。
狭心症、脳血管障害、気管支炎、呼吸をして気管支に入りますから、こういう事が急増しているんです。
そしてこの間ですね、WHOとIAEAがおかしいという事を追及する番組が行われました。
そこでロシアのアレクセイ・ヤブロコフという人がずーっと読み上げました。
今、ソ連、チェルノブイリの被害で、どんな事が起こっているか。
流産の増加、死亡率の増加、新生児患者の増加、遺伝子への悪影響、先天性奇形児の増加、
癌の増加、精神機能発達の遅れ、精神病患者の増加、免疫系の状態悪化、ホルモンの状態変化、
心臓血管系の病気、子どもの成長の遅れや異常な衰弱状態、病気回復の遅れや老化の加速。
これだけの実害がチェルノブイリで出ている。
バンダジェフスキー氏が明らかにしたセシウム症候群を追及するべきだ。
ーロシア科学アカデミー環境政策センター会長の生態学者アレクセイ・ヤブロコフAleksei Yablokv
ヨーロッパ放映「真実はどこに? WHOとIAEA放射能汚染をめぐって」22:48~より
こういう事が山の様な症状として出ている。
「セシウム症候群を追及するべきだ」と、IAEAの恐ろしい人間たちに言っているんです。
会場にいた人達はみんな拍手をしていましたけれど、
こういう状態です。
フクシマ事故での作業者の死亡例
2011年5月、下請け作業員が作業中に心筋梗塞で死亡。
2011年8月上旬に1週間、福島第一原発で働いていた下請け作業員が急性白血病で死亡。
2011年10月、タンク設置情事の作業員が作業中に倒れ、後腹膜の腹膜膿瘍による敗血症ショックで死亡。
2012年1月、汚泥貯蔵施設の建設作業員が急性心筋梗塞で死亡。
2012年8月、下請け作業員が急性心筋梗塞で死亡。
福島第一原発の事故現場で、作業者の方が何千人も毎日働いていらしゃいますが、
その中に表に出てきているだけで5人の方が亡くなっていますが、
確かに、この5人のうちの3人の人が、この心筋梗塞で亡くなっていますね。
こういう事が私は心配でなりません。
癌や白血病だけじゃないんです。
多くの疾患が起こると思います。
その多くは免疫系を失っていくろいう事から始まります。
だから、もちろんですね、体内のセシウムを測ることは大切です。
ホールボディーカウンターを利用することも大切です。
だけれども知っておいておきたい事、これは医学的に言うと本当に怖い事なんですけれど、
身体に傷ついた、その損傷というのは絶対に測れないんです、私たちは。
福島県民の誤解(山下俊一らによってすり込まれた非科学)の最も深刻な問題は、検査不能の被ばくにある。
「放射性物質は体外に排出される」と教えこまれているが、
ホールのディーカウンターを使っても、
排出されるまでに体内の細胞が受けてしまった損傷を検査することは不可能である。
発症して初めて、被ばくの深刻さが判明するのが放射能被曝の恐ろしいところである。
体内にある放射性物質は今測る事は出来るかもしれない。
だけど、身体に残った傷というのは測れないんです。
これは医学者として…一番言う事が辛い事です。
だって、取り返しのつかない事を我々はしてしまった、子どもたちに対して、日本全土の人達に対して。
その事だけはしょうがない。
だけど、これからですね、なんとしても私たちはこの被ばく量を減らしていかなければいけない。
そのためには絶対にですね、汚染地帯、高い汚染地帯には人を戻しちゃいけないし、
それから除染という事に関しましては、もっとみなさんも真剣に考えた方がいいと思います。
やたらにですね、ただ積み上げるんじゃなくて、どうしたらいいか?という事は、
これは私たちが口をはさむ事ではありませんが、
この事をみなさん本当に真剣に考えていっていただきたいと思います。
道路でね、バタバタッと人間が倒れてくれれば分かるんですけれど、
この病気の場合はそういうふうになりません。
病室の中で静かに起こるわけです。
だから福島県内の保健所の人達が総力をあげて、
「そういう事が起こっている」という事を私たちに伝えてくれない限り、
我々にもなにが起こっているのかが分からないんです。
ひとりずつの病気になった、放射能でやられた、その人たちには分かっていてもですね、
だけどそれが放射能によるものかどうかさえも分からないわけです。
全体、恐ろしい事に疫学統計というのは取らないと分からない。
だけど、何度も言うようですけれども、
私たちは疫学統計を取るためにこのように生きている訳ではない訳です。
放射線科学者たちは、すぐに大気中の核実験と比較して安全論を展開するが、
核実験が原因で、全世界で現在までにどれほど大量の人間が癌に苦しみ、
殺されてきたかを全く知らないのである。
そして自然界の放射線と人工放射線は、人体に対する作用が全く異なる。
もう、時間も無いので終わりますが、この映像をちょっと見ていただきたいと思います。
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=2h21m21s(←映像の部分から始まります)
これはここにいらっしゃった方もいると思いますが、
6月29日首相官邸前ですね。
本当に、私もこの中の一人ですけれど、涙の出るほどうれしい出来事でした。
ともかくですね、みなさんが出来る事はまだまだあります。
今日、なんで私が悪魔集団という言葉を、最初冒頭使ったか・という意味はお分かりと思います。
悪魔集団IAEAとICRP
その子飼いの
ー放射線医学総合研究所(放医研)
ー日本アイソトープ協会
ー日本財団(笹川財団)
ー放射線影響研究所(放影研)
ー文部科学省
正体を暴き、殺人鬼どもをぶっ飛ばしましょう。
殺されてたまるか。やられたら、やりかえせ!!
これはね、やはり軍需産業が背景にあるから、こういう事が平気で出来るんです。
「戦争のためだ」ということが背景にあって、全部が、
この連中がグルになってやっているわけです。
だから、私ははっきり、どこへ行っても「殺人鬼」ってハッキリ言うんです。
だけどみなさんが殺されてたまりますか!
だからこういうDVDも作りました。

Vol.1 原発大丈夫?! 地震編 ―500円
Vol.2 放射能のどこがこわいの? ―800円
Vol.3 原発大丈夫?! 津波編 ―500円
Vol.4 電気は足りてるって? ―500円 もうじき完成
http://www.taro-honto.jp/
みなさんにとってはですね、ともかく大変な時代です。
だから、私もそんなに大きな事は言えませんけれど、
ともかく、みなさんがそんなに孤独になってくれては困ります。
山本太郎さんも強引に出馬して、明後日の投票を待つという時にきています。
この怒りの声が響き渡って、みなさんの背後にこの人達がいる事を忘れないでください。

絶対にみなさんは孤独じゃないですから。
いいですか、
新聞やテレビがおかしいんですから。
この姿が見えないんですから。
みなさんの後ろにこの人達がいますから。
いいですか、
日本中にいますから。

みて下さい!
私はこの行列をバーッと見て、涙が止まりませんでした。
本当に偉いと思います。
ここに来た人が偉いんです。
テレビに出ている文化人や知識人、あんなのはクソみたいなもんです、何にも言いません。
ここにいる人たちが偉いんですよ。
こうして行動する人たちが。
そうして変えてきているんです。

しかし、恐ろしい選挙が目の前に来ている訳です。
ともかくですね、出来る事をやりましょう。
それから、佐藤さんともこの間話しましたけれども、
この選挙後になにをやるか、そこまで射程に入れて私たちは動いていきましょう!
全国の人が立ちあがっています。
何としても、全ての原発と再処理工場を止めて、福島県の子どもを救ってゆきましょう。
私も覚悟しました。
福島県皆さんの怒りの声を広めて下さい。
頼みます。涙してお願いします。
The END
為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり・・・上杉鷹山
絶対にですね、こんなことでくじけてたまるか!
絶対にやりかえしましょう。
終わります、長い間ありがとうございました。
ー拍手ー
ーーーーーー完ーーーーー
「チェルノブイリ事故以外の説明はあり得ない」ダウン症・奇形・がん死亡率
~隠されていた真実のデータ~アレクセイ・ヤブロコフ博士(動画・内容書き出し)
「放射能被害はなぜ隠蔽されるのか」ミッシェル・フェルネクス博士OurPlanetTV(内容書き出し)
「真実はどこに?―WHOとIAEA 放射能汚染を巡って」に登場する
医師ミッシェル・フェルネクス博士へのインタビュー文字起こし
「真実はどこに? WHOとIAEA放射能汚染をめぐって」の動画あり。
ーーーーー
“IAEAとICRP”
国際原子力マフィアによる被ばく強制の歴史と
福島県内の深刻な被ばくの現実
12/14広瀬隆氏郡山(内容書き出し)
<1> 原子力マフィアによる被ばく強制の歴史
<2> 日本敗戦~東西冷戦
<3> プルトニウム人体実験~核実験・被ばくに対して語った言葉
<4> IAEA誕生
<5> 軍事組織IAEAの正体 双子の悪魔と日本の現状
<6> 原子力発電運転開始~放射線の有効利用キャンペーン
<7> ナガサキ・ヒロシマからやってきた「安心安全」の宣教師たち
<8> 被曝の実態・東京の被ばく量は、盛岡の100倍
<9> 老人が沢山放射性物質を食べても 最後火葬場に行って全部出てくる
<10> 福島県民健康管理調査とは何か
<11完> 放射能の被害は癌と白血病だけなのか?
福島県民健康管理調査とは何か
2:01:16
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=2h1m16s
じゃあ、今問題になっているね、福島県民健康管理調査、いったいこれは何なんでしょうか?
もう、先程のブラックリストを説明したのでみなさんお分かりだと思います。
被ばくの調査をしているのは、この県民健康管理調査検討委員会委員。
これは去年の5月の名簿です。

さっき名前が出ましたよね、明石ってね。
山下俊二、神谷研二、明石真言、
で、この組織ね、放医研、放射線医学総合研究所。
こっちが放影研ね。重松逸造の方。
それからこれはさっきの神谷健一、山下俊一でしょ、
それから福島県医師会ね。
こういうのも全部グルになっていますね。
福島県立医科大学、これはもう、山下俊一グループですね。
福島県保健福祉部局、こういう連中を全部取りこんでいるんですね。
恐ろしい事に。
そして福島県立医科大学の副学長・山下眞一の手足となって
「放射能安全論」を展開してきたのが鈴木眞一
それで今みなさんとやり合っているのが、この鈴木眞一という男ですね。
「平気だ」「大丈夫」と言っている。
この調査結果はみなさんごらんになってお分かりだと思いますけど、
あらためてちょっと数字だけ見ておきましょう。
2012年4月26日に、
彼らの汚れた手によって調査され、発表された「福島民報健康管理調査」報告によれば、
13市町村の3万8000人の子ども(平均年齢10歳)の35%に甲状腺の「のう胞」が発見された。
のう胞とは球状の上皮に覆われて、内部に病的な液体がたまった状態の病変を差し、癌化する可能性がある。
13市町村の3万8000人の子どもの35%に甲状腺ののう胞が発見された。
これは今年4月の調査結果ですけれど、
「のう胞」という言葉はみなさん今まで聞かれた事がないと思うんですが、医学用語ですが、
「嚢(のう)」というのは、普通「袋」という意味なんですね。
だから要するに、袋状になった、皮をかぶった袋で出来ている。
内部に病的な液体が溜まっている場合で、これは癌化する可能性があります。
そういう事なんですけれど、ともかくこういう異常をですね、
この表の福島県の資料を見ますとね、
甲状腺検査の結果概要というのが出ています

これに対しまして、ようやく医学界で深川市立総合病院の松崎道幸先生がですね、
北海道深川市立総合病院内科部長・松崎道幸氏による見解
ーー甲状腺のしこりやのう胞は、生まれた時はほとんどゼロであるが、5歳ごろから徐々に増え始め、
20歳になると、10人に1人ぐらい甲状腺にしこりやのう胞が出来る。
しかし子供にこんなにのう胞が発見された例はない。
と言っている事が起こっている訳です。
で、松崎先生は、山下が過去に調べた結果をずっと立証しているわけです。
これを、山下俊一らが長崎の子ども(7~14歳)を検査した結果(0.8%)、
あるいはアメリカにおける甲状腺結節頻度調査における子ども(10歳前後)の結果(0.5~1%)、
さらに
チェルノブイリ原発事故から5~10年後の被ばく地帯の子ども(18歳未満)を検査した結果(0.5%)
と比較すれば、35%は過去のどの調査結果よりも高率である。
長崎が0.8%、アメリカの調査結果が0.5~1%、チェルノブイリが0.5%
35%がいまの福島だと。
これ、どの調査を見たって、桁が違うじゃないですか。
何でこういう事が起こっているんだ?という事に対して
鈴木眞一たちは「検査の能力があったからだ」なんて、そういう言葉でごまかそうとしていますが、
9月の発表でさらにこの割合が43%に跳ね上がっているわけです。
それで一人の子どもに甲状腺がんであるという事が診断された訳です。
さらに2012年9月11日の発表の第8回「福島県民調査」報告では、
「のう胞」が発見された子どもの割合は43%に跳ね上がった。
女子は男子よりも発生率が高く、
6~10歳の女子の53.8%、11~15歳の女子の54.3%に「のう胞」が発見された。
加えて、二次検査を終えた38人の中から初めて一人が甲状腺がんと診断された。
この表をね、ずっと、みなさんもご覧になったと思いますけれど、
これずーっと、この統計を見ていると本当に私は心配でなりません。

今やるべきことは「安全である」という事を言うべきじゃないです。
少なくてもですね、医者としての良心があったら、
「これは大変な数値である、しかしその原因は分からない。
少なくても一斉に徹底的に検査をしなければいけない。そういう体制を取るべきだ」
という事を言うのが医師の最低限のやるべきことです!
それは誰にも断定はできません。
しかし統計的、疫学的に見ても私は異常だと思います、これは。誰が見ても!
それを「平気だ」なんていう事をね、言う人間の神経がもう、ほとんど我々には理解できませんが。
ちょっとこれを、
ドイツで流した映像があります。確か5分ぐらいだったのでちょっと見てみましょうね。
2:06:08~http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=2h6m8s
ーー(字幕書き出し)
11月18日の朝、福島市にあるこのホテルで、県民健康管理調査検討委員会が開かれた。
原発事故から1年半。ここで子どもたちの甲状腺に関する異常値などの新しい変化が報告された。
委員長は山下教授で、彼は原発事故の後、住民たちに、
「笑っていれば放射線など跳ね飛ばせる」と語った人物だ。
一般公開されたが、質問する事は許されない。
今回5万7000人の子どもたちを対象に検査を行った。
鈴木眞一教授が検査の結果を報告した。
それによると42%以上の子しこりやのう胞が見つかった。
チェルノブイリ事故の後には0.5%~1%の間だったものだ。
しかもそれを測定したのは山下教授である。
私たちが、しかし同様に不思議に思うのは、
専門家の間から、一言もこうした高い数値の原因を尋ねる声が上がらない事だ。
私たちは立ち入り禁止区域に隣接する南相馬市に向かった。
ここで鈴木氏はこの日の午後、心配する親たちのために説明会を行うという。
私たちはその前に、吉田氏に会って話を聞いた。
他の沢山の人と同じように、
彼も原発事故がもたらした被害に、政府が真剣に取り組んでいるとは思っていない。
そしてその理由を見せてくれた。
この地域ではあらゆる場所に放射線測定所が設置された。
この幼稚園の前にも、測定器が立っている。
ところがここで示される数値は、彼が同じ場所で計測する数値とまったく違うという。
吉田:
公共の測定器が出す数値と、実際に我々がさらされている放射線量とは全く別物です。
ある場所では、実際の測定値が5倍になるところがあります。それを政府にも届け出ました。
南相馬市の住民たちがそれを突き止めると、
政府も、公表された測定値のほとんどすべてに誤りが多い事を認めた。
吉田:
「どうしてこのような役に立たぬ計器を立てるのか」と政府に尋ねると、
「国民が希望したから」という。
彼らは結局、原発事故による影響を低く見せたいんだと思います。
市のホールでは鈴木眞一氏が子どもを持つ親たちに検査結果を説明している。
そして最終的に彼が言う言葉は「心配ありません」だ。
「甲状腺にこれほど沢山の異常が見つかったのは、診断方法が大幅に改善されたからだろうと思われます」
と説明する。
しかし、その言葉を信じる人は誰もいない。
市民:彼らもなにが原因かはっきり分かっていないくせに、大丈夫というのは正しくありません。
「子どもたちの甲状腺にこれだけ異常が発見されたのに正常だというのですか?」と質問すると、
「まだ比較できる調査がない」と鈴木氏は答えた。

鈴木眞一:
ただ単に子どもたちがヨウ素のおおい海産物を多量に摂取したからかもしれないのです。
それが放射線と関連するかどうかはまだ申し上げることはできません。
私たちはここで単に、親御さんたちに検査結果をお伝えしているだけです。
吉田さんをはじめ他の住民たちが「何故子どもたちの甲状腺やしこりにのう胞が出来たか」、
はっきりとした説明を受けるまでにはかなり時間がかかりそうだ。
ーー(ここまで)
みなさんの事をドイツしか報道してくれないという事も悲しい国ですけれど、
ともかくこういう現状をみなさんご存じのとおり、言うまでもなく
出席者に口止めをして結論を出していたんですね。
こういう結果を出してみなさんをずっと欺いてきたこういう人間たちですよ。
こういう人間たちは人間じゃないですよ!そうでしょ!
こんな人間たちをなんでみなさんは命を預けられますか、子どもたちの、ね。
甲状腺がんは、福島原発事故と無関係だって?
県民健康管理調査の検討委員会に先立って、福島県が事前に委員を集めた秘密の「準備会」を開き、
調査結果への見解のすり合わせを行っていた。
「癌発生と原発事故に因果関係はない」なる考えを共通認識としたうえで、
検討委でのやりとりを時前に打ち合わせ、
出席した専門家に準備会の存在を外部に漏らさぬよう口止めしていたではないか!!
こういう事がですね、平然と行われていて、今この選挙の中でですよ。
「また原発を動かそう」なんていう人間たちをね、
信じられません。
私はこの日本人の民度というのがどこまで低いのか。
それは国民というよりマスメディアが全部悪いですよ!
こんな事を放置していてね、「また原発を動かす」なんていう事を言っているわけですよ。
毎日、毎日、新聞を見ていると。
一体どういう国なんですか?これ。
しかしですよ、我々は絶対にあきらめませんよ、こんな事で。
子どもたちは生命を持っているんですから。
二次検査は435人が必要とされながら、
甲状腺の医師に二次検査をしないよう、セカンド・オピニオンを封じる通知が、
検討委員会座長の山下俊一から発せられていたのは何故なのか。
セカンド・オピニオンを得られない子どもたちは、この悪魔たちにだけ命を預けろというのか。
ね、なんでこういう悪魔たちを平気でそこを徘徊してるんですか?
何故明日、ここへ乗り込んでくるんですか!?
IAEAが。
みなさんを殺そうとしてきているんですよ!
公然と。
県のお墨付きで。
国のお墨付きで。
ここで「あなた達は大丈夫だ、放射線線地帯に住め」っていう訳でしょ!
冗談じゃないですよ。
全然検査なんかしてないですよ。
これ、36万人のうち、見て下さい。
検査対象の子どもは36万人もいるのに、まだ8万人しか一次検査をしていない。
甲状腺がんの未然防止のため、検査・医療措置を講じて「早期発見」「早期治療」に努める。
それが、最も急がれる事である。
ともかく、医者、そういう立場、子どもを守る立場にあったら、
ともかく癌の未然防止のために取る事があるんですよ、いま。
誰だってわかること。
検査医療措置を講じなきゃいけないんです。
早期発見しなきゃ、早期治療をしなきゃいけないんです!
良いですか、チェルノブイリの原発事故では、多くの全ての資料を読むと
5年後から甲状腺がんが発生したということになっています。
しかしですね、実を言うとそれも分からないんです。
なぜか?というと、事故発生から5年間ですね、ソ連が崩壊した、
つまり壊滅して消滅していまのロシア・ベラルーシ・ウクライナに分かれていく。
その時まで被ばくの被害調査はほとんど禁止されていたんです。
だから5年後の91年になってようやく統計的に明らかになってきたんです。
チェルノブイリ原発事故では、5年後から甲状腺がんが発生したのではない。
事故発生から5年間、1991年12月21日にソ連が崩壊して解体・消滅するまで、
被ばくの被害調査はほとんど禁止されていたため、
5年目の1991年以降になってようやく統計的に明らかな甲状腺がんの激増が認められたのである。
従って、それ以前にも大量の癌が発生していた可能性は高い。
今、福島の子どもたちに、今何かが起こっている可能性は、その闇の中にあるんです、今。
私たちは。
今はまだ1年9カ月なんです。
5年も待ってられないんですよ。
子どもたちがこの疫学的統計で死んだ時には手遅れなんですよ!!
絶対に!
私たちは疫学統計を取るためにやっているんじゃないんです!
子どもたちを守んなきゃいけないんですよ、今!
子どもたちをモルモットにして統計なんて取ったってしょうがないでしょ!
そう思いませんですか?
今年の6月に亡くなった原田正純先生、水俣病をずーっと追及して来て、
私をいつも指導してくれた原田先生が言っていた、最後の、亡くなる前の、
この福島事故の前の言葉、
「医者が出てきた時には手遅れだ」
そういうことを言って亡くなっていきました。
絶対に手遅れにしちゃいけません。
そうして今でもベラルーシ
いいですか。
だから、チェルノブイリのこのグラフを見て下さい。

これは、先言ったように5年後からグラフが急に上がっています。
だけど実際はここのところ(5年以前)は分からないんですよ。
この間は統計がとれなかったから。
そして、これは14歳以下という事は中学生ぐらいの子どもが癌になっている。
ガーッと増え始めた。
これは一見減り始めたように見えますが、
この14歳以下の子どもたちが統計的に15歳に移ったから、
今度は減ったんじゃない。
この年齢層が統計的に移っただけで、今度は15歳~18歳
いわゆる思春期を超えた子どもたちの癌が増え始めている。
そしてまた落ちます。
落ちたんじゃないんですよ。
僅か4歳の年齢層、この子どもたちが今度は年齢として成人に移行して、
成人の発がん者が増え始める。こういうパターンを取っています。
ですから、今年9月ですね。3か月ほど前に放送されたNHKのEテレで、
チェルノブイリ「ウクライナは訴える」というシリーズで、
チェルノブイリの事故があった時に14歳以下、
だから中学生以下の子どもだった人の甲状腺がんの発症者数がぐーーっと!
今ですよ、これ2009年、3年前ですよ。
どんどん上がっているでしょ、こんな状態ですよ。
今私たちはこのもっと先にいるわけで、この3年後にいるんです。もっと上がっているでしょう。

※チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告「ウクライナは訴える」(動画・内容全て書き出し)
もうひとつ怖いのが、
大人たちが被ばくした。その子どもの健康状態が悪化している。
健康な子どもがほとんどいない。
わずか6%だと。

これですよ。

今でもベラルーシで、子どもたちがこの、年に一回甲状腺の検査を受けて、
この子どもは本当に「心配そうな顔をして画面を見ている」と書いてあります。
この、先程のEテレで甲状腺がんの摘出手術を受けた子どもが出ています。

よーく見て下さい。
首にね、手術の糸がありますね。
摘出手術をした、外科手術を受けているんです、甲状腺。
取らないと、癌ですから。
これは、この傷跡はですね、悲しい呼び名、
チェルノブイリ・リングあるいはチェルノブイリ・ネックレスと呼ばれています。
首に残った痛々しい手術痕は“チェルノブイリ・リング”と呼ばれている。
この子たちは、手術を受けたから大丈夫なのではなく、
甲状腺を完全に摘出した場合は、一生涯ホルモン剤を飲み続けなければならない。
この子たちは手術を受けたからもう大丈夫なんじゃないんです。
甲状腺を摘出したらもうホルモンは分泌できなくなりますから、
一生涯ホルモン剤を飲み続けなければならない。
それがいまの子なんです。
あの画像に出ていた子なんです。
皆さんそういうふうにしたいですか?
周りにいる子どもたち、かわいい子どもたちを。
したくないでしょ!
ね、何とかしましょうよみんなで。
そこへ今乗り込んでくるんですよ、悪魔たちが。
つづくーー
2:01:16
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=2h1m16s
じゃあ、今問題になっているね、福島県民健康管理調査、いったいこれは何なんでしょうか?
もう、先程のブラックリストを説明したのでみなさんお分かりだと思います。
被ばくの調査をしているのは、この県民健康管理調査検討委員会委員。
これは去年の5月の名簿です。

さっき名前が出ましたよね、明石ってね。
山下俊二、神谷研二、明石真言、
で、この組織ね、放医研、放射線医学総合研究所。
こっちが放影研ね。重松逸造の方。
それからこれはさっきの神谷健一、山下俊一でしょ、
それから福島県医師会ね。
こういうのも全部グルになっていますね。
福島県立医科大学、これはもう、山下俊一グループですね。
福島県保健福祉部局、こういう連中を全部取りこんでいるんですね。
恐ろしい事に。
そして福島県立医科大学の副学長・山下眞一の手足となって
「放射能安全論」を展開してきたのが鈴木眞一
それで今みなさんとやり合っているのが、この鈴木眞一という男ですね。
「平気だ」「大丈夫」と言っている。
この調査結果はみなさんごらんになってお分かりだと思いますけど、
あらためてちょっと数字だけ見ておきましょう。
2012年4月26日に、
彼らの汚れた手によって調査され、発表された「福島民報健康管理調査」報告によれば、
13市町村の3万8000人の子ども(平均年齢10歳)の35%に甲状腺の「のう胞」が発見された。
のう胞とは球状の上皮に覆われて、内部に病的な液体がたまった状態の病変を差し、癌化する可能性がある。
13市町村の3万8000人の子どもの35%に甲状腺ののう胞が発見された。
これは今年4月の調査結果ですけれど、
「のう胞」という言葉はみなさん今まで聞かれた事がないと思うんですが、医学用語ですが、
「嚢(のう)」というのは、普通「袋」という意味なんですね。
だから要するに、袋状になった、皮をかぶった袋で出来ている。
内部に病的な液体が溜まっている場合で、これは癌化する可能性があります。
そういう事なんですけれど、ともかくこういう異常をですね、
この表の福島県の資料を見ますとね、
甲状腺検査の結果概要というのが出ています

これに対しまして、ようやく医学界で深川市立総合病院の松崎道幸先生がですね、
北海道深川市立総合病院内科部長・松崎道幸氏による見解
ーー甲状腺のしこりやのう胞は、生まれた時はほとんどゼロであるが、5歳ごろから徐々に増え始め、
20歳になると、10人に1人ぐらい甲状腺にしこりやのう胞が出来る。
しかし子供にこんなにのう胞が発見された例はない。
と言っている事が起こっている訳です。
で、松崎先生は、山下が過去に調べた結果をずっと立証しているわけです。
これを、山下俊一らが長崎の子ども(7~14歳)を検査した結果(0.8%)、
あるいはアメリカにおける甲状腺結節頻度調査における子ども(10歳前後)の結果(0.5~1%)、
さらに
チェルノブイリ原発事故から5~10年後の被ばく地帯の子ども(18歳未満)を検査した結果(0.5%)
と比較すれば、35%は過去のどの調査結果よりも高率である。
長崎が0.8%、アメリカの調査結果が0.5~1%、チェルノブイリが0.5%
35%がいまの福島だと。
これ、どの調査を見たって、桁が違うじゃないですか。
何でこういう事が起こっているんだ?という事に対して
鈴木眞一たちは「検査の能力があったからだ」なんて、そういう言葉でごまかそうとしていますが、
9月の発表でさらにこの割合が43%に跳ね上がっているわけです。
それで一人の子どもに甲状腺がんであるという事が診断された訳です。
さらに2012年9月11日の発表の第8回「福島県民調査」報告では、
「のう胞」が発見された子どもの割合は43%に跳ね上がった。
女子は男子よりも発生率が高く、
6~10歳の女子の53.8%、11~15歳の女子の54.3%に「のう胞」が発見された。
加えて、二次検査を終えた38人の中から初めて一人が甲状腺がんと診断された。
この表をね、ずっと、みなさんもご覧になったと思いますけれど、
これずーっと、この統計を見ていると本当に私は心配でなりません。

今やるべきことは「安全である」という事を言うべきじゃないです。
少なくてもですね、医者としての良心があったら、
「これは大変な数値である、しかしその原因は分からない。
少なくても一斉に徹底的に検査をしなければいけない。そういう体制を取るべきだ」
という事を言うのが医師の最低限のやるべきことです!
それは誰にも断定はできません。
しかし統計的、疫学的に見ても私は異常だと思います、これは。誰が見ても!
それを「平気だ」なんていう事をね、言う人間の神経がもう、ほとんど我々には理解できませんが。
ちょっとこれを、
ドイツで流した映像があります。確か5分ぐらいだったのでちょっと見てみましょうね。
2:06:08~http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=2h6m8s
ーー(字幕書き出し)
11月18日の朝、福島市にあるこのホテルで、県民健康管理調査検討委員会が開かれた。
原発事故から1年半。ここで子どもたちの甲状腺に関する異常値などの新しい変化が報告された。
委員長は山下教授で、彼は原発事故の後、住民たちに、
「笑っていれば放射線など跳ね飛ばせる」と語った人物だ。
一般公開されたが、質問する事は許されない。
今回5万7000人の子どもたちを対象に検査を行った。
鈴木眞一教授が検査の結果を報告した。
それによると42%以上の子しこりやのう胞が見つかった。
チェルノブイリ事故の後には0.5%~1%の間だったものだ。
しかもそれを測定したのは山下教授である。
私たちが、しかし同様に不思議に思うのは、
専門家の間から、一言もこうした高い数値の原因を尋ねる声が上がらない事だ。
私たちは立ち入り禁止区域に隣接する南相馬市に向かった。
ここで鈴木氏はこの日の午後、心配する親たちのために説明会を行うという。
私たちはその前に、吉田氏に会って話を聞いた。
他の沢山の人と同じように、
彼も原発事故がもたらした被害に、政府が真剣に取り組んでいるとは思っていない。
そしてその理由を見せてくれた。
この地域ではあらゆる場所に放射線測定所が設置された。
この幼稚園の前にも、測定器が立っている。
ところがここで示される数値は、彼が同じ場所で計測する数値とまったく違うという。
吉田:
公共の測定器が出す数値と、実際に我々がさらされている放射線量とは全く別物です。
ある場所では、実際の測定値が5倍になるところがあります。それを政府にも届け出ました。
南相馬市の住民たちがそれを突き止めると、
政府も、公表された測定値のほとんどすべてに誤りが多い事を認めた。
吉田:
「どうしてこのような役に立たぬ計器を立てるのか」と政府に尋ねると、
「国民が希望したから」という。
彼らは結局、原発事故による影響を低く見せたいんだと思います。
市のホールでは鈴木眞一氏が子どもを持つ親たちに検査結果を説明している。
そして最終的に彼が言う言葉は「心配ありません」だ。
「甲状腺にこれほど沢山の異常が見つかったのは、診断方法が大幅に改善されたからだろうと思われます」
と説明する。
しかし、その言葉を信じる人は誰もいない。
市民:彼らもなにが原因かはっきり分かっていないくせに、大丈夫というのは正しくありません。
「子どもたちの甲状腺にこれだけ異常が発見されたのに正常だというのですか?」と質問すると、
「まだ比較できる調査がない」と鈴木氏は答えた。

鈴木眞一:
ただ単に子どもたちがヨウ素のおおい海産物を多量に摂取したからかもしれないのです。
それが放射線と関連するかどうかはまだ申し上げることはできません。
私たちはここで単に、親御さんたちに検査結果をお伝えしているだけです。
吉田さんをはじめ他の住民たちが「何故子どもたちの甲状腺やしこりにのう胞が出来たか」、
はっきりとした説明を受けるまでにはかなり時間がかかりそうだ。
ーー(ここまで)
みなさんの事をドイツしか報道してくれないという事も悲しい国ですけれど、
ともかくこういう現状をみなさんご存じのとおり、言うまでもなく
出席者に口止めをして結論を出していたんですね。
こういう結果を出してみなさんをずっと欺いてきたこういう人間たちですよ。
こういう人間たちは人間じゃないですよ!そうでしょ!
こんな人間たちをなんでみなさんは命を預けられますか、子どもたちの、ね。
甲状腺がんは、福島原発事故と無関係だって?
県民健康管理調査の検討委員会に先立って、福島県が事前に委員を集めた秘密の「準備会」を開き、
調査結果への見解のすり合わせを行っていた。
「癌発生と原発事故に因果関係はない」なる考えを共通認識としたうえで、
検討委でのやりとりを時前に打ち合わせ、
出席した専門家に準備会の存在を外部に漏らさぬよう口止めしていたではないか!!
こういう事がですね、平然と行われていて、今この選挙の中でですよ。
「また原発を動かそう」なんていう人間たちをね、
信じられません。
私はこの日本人の民度というのがどこまで低いのか。
それは国民というよりマスメディアが全部悪いですよ!
こんな事を放置していてね、「また原発を動かす」なんていう事を言っているわけですよ。
毎日、毎日、新聞を見ていると。
一体どういう国なんですか?これ。
しかしですよ、我々は絶対にあきらめませんよ、こんな事で。
子どもたちは生命を持っているんですから。
二次検査は435人が必要とされながら、
甲状腺の医師に二次検査をしないよう、セカンド・オピニオンを封じる通知が、
検討委員会座長の山下俊一から発せられていたのは何故なのか。
セカンド・オピニオンを得られない子どもたちは、この悪魔たちにだけ命を預けろというのか。
ね、なんでこういう悪魔たちを平気でそこを徘徊してるんですか?
何故明日、ここへ乗り込んでくるんですか!?
IAEAが。
みなさんを殺そうとしてきているんですよ!
公然と。
県のお墨付きで。
国のお墨付きで。
ここで「あなた達は大丈夫だ、放射線線地帯に住め」っていう訳でしょ!
冗談じゃないですよ。
全然検査なんかしてないですよ。
これ、36万人のうち、見て下さい。
検査対象の子どもは36万人もいるのに、まだ8万人しか一次検査をしていない。
甲状腺がんの未然防止のため、検査・医療措置を講じて「早期発見」「早期治療」に努める。
それが、最も急がれる事である。
ともかく、医者、そういう立場、子どもを守る立場にあったら、
ともかく癌の未然防止のために取る事があるんですよ、いま。
誰だってわかること。
検査医療措置を講じなきゃいけないんです。
早期発見しなきゃ、早期治療をしなきゃいけないんです!
良いですか、チェルノブイリの原発事故では、多くの全ての資料を読むと
5年後から甲状腺がんが発生したということになっています。
しかしですね、実を言うとそれも分からないんです。
なぜか?というと、事故発生から5年間ですね、ソ連が崩壊した、
つまり壊滅して消滅していまのロシア・ベラルーシ・ウクライナに分かれていく。
その時まで被ばくの被害調査はほとんど禁止されていたんです。
だから5年後の91年になってようやく統計的に明らかになってきたんです。
チェルノブイリ原発事故では、5年後から甲状腺がんが発生したのではない。
事故発生から5年間、1991年12月21日にソ連が崩壊して解体・消滅するまで、
被ばくの被害調査はほとんど禁止されていたため、
5年目の1991年以降になってようやく統計的に明らかな甲状腺がんの激増が認められたのである。
従って、それ以前にも大量の癌が発生していた可能性は高い。
今、福島の子どもたちに、今何かが起こっている可能性は、その闇の中にあるんです、今。
私たちは。
今はまだ1年9カ月なんです。
5年も待ってられないんですよ。
子どもたちがこの疫学的統計で死んだ時には手遅れなんですよ!!
絶対に!
私たちは疫学統計を取るためにやっているんじゃないんです!
子どもたちを守んなきゃいけないんですよ、今!
子どもたちをモルモットにして統計なんて取ったってしょうがないでしょ!
そう思いませんですか?
今年の6月に亡くなった原田正純先生、水俣病をずーっと追及して来て、
私をいつも指導してくれた原田先生が言っていた、最後の、亡くなる前の、
この福島事故の前の言葉、
「医者が出てきた時には手遅れだ」
そういうことを言って亡くなっていきました。
絶対に手遅れにしちゃいけません。
そうして今でもベラルーシ
いいですか。
だから、チェルノブイリのこのグラフを見て下さい。

これは、先言ったように5年後からグラフが急に上がっています。
だけど実際はここのところ(5年以前)は分からないんですよ。
この間は統計がとれなかったから。
そして、これは14歳以下という事は中学生ぐらいの子どもが癌になっている。
ガーッと増え始めた。
これは一見減り始めたように見えますが、
この14歳以下の子どもたちが統計的に15歳に移ったから、
今度は減ったんじゃない。
この年齢層が統計的に移っただけで、今度は15歳~18歳
いわゆる思春期を超えた子どもたちの癌が増え始めている。
そしてまた落ちます。
落ちたんじゃないんですよ。
僅か4歳の年齢層、この子どもたちが今度は年齢として成人に移行して、
成人の発がん者が増え始める。こういうパターンを取っています。
ですから、今年9月ですね。3か月ほど前に放送されたNHKのEテレで、
チェルノブイリ「ウクライナは訴える」というシリーズで、
チェルノブイリの事故があった時に14歳以下、
だから中学生以下の子どもだった人の甲状腺がんの発症者数がぐーーっと!
今ですよ、これ2009年、3年前ですよ。
どんどん上がっているでしょ、こんな状態ですよ。
今私たちはこのもっと先にいるわけで、この3年後にいるんです。もっと上がっているでしょう。

※チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告「ウクライナは訴える」(動画・内容全て書き出し)
もうひとつ怖いのが、
大人たちが被ばくした。その子どもの健康状態が悪化している。
健康な子どもがほとんどいない。
わずか6%だと。

これですよ。

今でもベラルーシで、子どもたちがこの、年に一回甲状腺の検査を受けて、
この子どもは本当に「心配そうな顔をして画面を見ている」と書いてあります。
この、先程のEテレで甲状腺がんの摘出手術を受けた子どもが出ています。

よーく見て下さい。
首にね、手術の糸がありますね。
摘出手術をした、外科手術を受けているんです、甲状腺。
取らないと、癌ですから。
これは、この傷跡はですね、悲しい呼び名、
チェルノブイリ・リングあるいはチェルノブイリ・ネックレスと呼ばれています。
首に残った痛々しい手術痕は“チェルノブイリ・リング”と呼ばれている。
この子たちは、手術を受けたから大丈夫なのではなく、
甲状腺を完全に摘出した場合は、一生涯ホルモン剤を飲み続けなければならない。
この子たちは手術を受けたからもう大丈夫なんじゃないんです。
甲状腺を摘出したらもうホルモンは分泌できなくなりますから、
一生涯ホルモン剤を飲み続けなければならない。
それがいまの子なんです。
あの画像に出ていた子なんです。
皆さんそういうふうにしたいですか?
周りにいる子どもたち、かわいい子どもたちを。
したくないでしょ!
ね、何とかしましょうよみんなで。
そこへ今乗り込んでくるんですよ、悪魔たちが。
つづくーー
第二回 脱原発サミット in 茨城
2012.12.24 月祝日 会場 東海文化センター
東海村村長 脱原発をめざす首長会議世話人 村上達也
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
湖西市市長 脱原発をめざす首長会議世話人 三上 元
01:10:00~
ドイツの脱原発
司会:
こちらの政治家の首長さんのお二人にお聞きしたいのですが、
ドイツでは南部の方で緑の党が勝利を、去年福島事故の直後に起こされまして、
メルケル政権が震撼しました。
それで、バーデン・ビュルテンベルク州という州ですけれども、
その州の緑の党の勝利を受けてメルケル政権は急遽脱原発に切り変えた。
一方日本はどうか?というと迷走に迷走を続けていますが、
そのドイツと日本を見るというと、どういうふうな違いが…
ドイツでは、なんで脱原発派が主流になれたのか?
日本では依然として脱原発派は、なんかこう、つまはじきされるような部分がある。
そこのところはどうでしょうか?

村上:
本当に、日本とドイツが対照的な対応をしているわけですが、
メルケル政権はまさに5月7日に、2020年までに原発ゼロにするとメルケル政権が決めて、
直ちに止めたのが7基。そしてその後止めたのが1基あって、
17基のうち8基止めたという事ですが、
私は、フライブルクの話しは良くするんですが、
バーデン・ビュルテンベルク州という中にフライブルク、いわゆる環境の都市ですね、
あそこが脱原発の、ベルク州には原発があったわけですが、
それを無くして環境都市になったということです。
その時にドイツにフライブルク市ではドイツ市民にアンケート調査をしたようです。
「原発を止めたら電気料はキロ当たり2倍になるかもしれない。それでもいいか?」
というような問いかけをした。
その結果、最初の段階では10%だったと。
それを何回かその時の経過とともにアンケートを続けて行ったらば、
それが、過半数を占めていったと。
いわゆる、原発と経済と、そういうことで、
日本でも自然エネルギーを導入すれば、
ひと月当たり150円上がりますよとか、負担が増えますよとか、そういう事を言われていますが、
「2倍になってもいいか?」という、そのような問いかけもして、
ドイツ人は「それでもいい」と。「それよりは」という事ですがね。
じつは、私はこれ、最近盛んに言うんですがね、
スモール・イズ・ビューティフル(Small Is Beautiful)という言葉を聞いた事があるでしょう。
これは人間中心の経済学。
1973年にエルンスト・フリードリッヒ・シューマッハーという人が書いた経済学です。
高度成長、高度成長と成長1点張りの経済に対して、スモール・イズ・ビューティフルという、
環境面から、あるいは持続可能な社会という観点の経済学でありますが、
これは1973年です。
この中にこういう事を書いております。
彼の結論です。
「原子力は救いか、呪いか」ということの章が設けてありまして、
「いわゆる廃棄物処理の解決策がない」ということで、
「その中で原子力に運命を委ねてしまっていいのか」という事です。
「如何に経済がそれで反映するからと言って、安全性を確保する方法も分からず、
何千年も何万年もの間、ありとあらゆる生物にはかり知れぬ危険をもたらすような、
毒性の強い物質を大量にため込んで良いと言うものではない。
これは生命そのものに対する冒とくであり、
その罪はかつて人間が犯したどんな罪よりも数段重い。
運命がそのような罪の上に成り立つと考えるのは、
倫理的にも精神的にも、また経済学的にもバケモノじみている。
それは経済生活を営む上に於いて、人間を全く度外視することを意味する」と、
これは、先程は三上さんの方から「原発をやっていくと経済的にも成り立たないんだ」と言われましたが、
「倫理的にも成り立たない」
こういう世界をドイツは作り上げてきたという事ですので、
倫理委員会がその結論を出したという。
で、その倫理委員会が結論を出したらそれに従うんですね。
日本は規制委員会が「活断層があるところに原発があるのはあり得ない」といいながら、
それに対してすぐにそれをひっくり返すというような事をやりますが、
そのような事を作ってきたという背景が緑の党ですが、
私もこの日本の経済至上主義という社会の中に欠陥があるとすれば、
我々の「日本人の中には緑の党が存在していない」と思っております。
しかし、今回の選挙を見てみて、
実は日本にも7月29日には緑の党が結成されました。
しかしそれが今回の選挙では表に出てきておりませんが、
しかし、日本未来の党で嘉田さんが中途半端だけども出てきた。
そのような政党が次々と、あるいはみどりの風という、民主党を脱党若い女性が多いんですが、
その人たちがみどりの風というものをつくってきた。
ということが、私は、この日本の中にも遅ればせながら、このようなものが、
実はこの前の選挙では出ていたんだと。
これがまた成長をして行くという事でしょう。
当然それに伴っては自然エネルギーを使う、あるいは再生可能エネルギーを使いという、
これでまだまだ日本というのはドイツの足元にも、
要するにくるぶし以下の状態だと思いますので、
これが、そろそろ生まれてくるかなというふうに思っております。
司会:三上さんいかがですか?簡単に。
三上:
簡単に!あの、(笑)
実はね、フランスの人達とこの間、話してきたんですよ。
フランスと日本は似ているんです。
フランスは75%が原発ですから、発電量ね。
日本は29%ぐらいですから、日本以上に原発推進国なんですね。
僕に言わせれば75%も29%も同じように、フランスと日本は原発推進に国をあげてやってきたんです。
それが「事故を見て急に変われるか?」というと、やっぱり変われないんです。
もうひとつドイツは、メルケル政権の前に、すでに一回止めるという事を決めたんですよ。
それをメルケルになって、「もう一回延命しよう」という提案をした。
提案をして11月に通ったばかりの時に、3月にあの事件が起きたから、
もともと世論は原発がイヤだったんですね。
そういう状況があったから、直ちに元に、元に戻しただけなんです、ドイツは。
フランスはですね、右に向かっていたものを左にもっていかなければならない。
日本も同じなんです。右に向かっていたんです。
どんどん原発を推進しようとしてた時に事故が起きた。
しかしフランスは大統領選挙でオランドが勝ってですね、
原発のウェートを劇的に減らしていくという方向にはなったんです。
日本も慎重になるという形にはなった。
でも、やっぱりね車は急に止まれない。
国の方針も急には変われないという事なんですよ。
それがあるから僕は
「日本とフランスはドイツを追いかけようね」という事をフランスの人達とは話し合ったわけでございますが、
ドイツを追いけかなきゃならない。
けど、日本はまだ急には変われない。
そして自民党の政権になってしまうとしたら、極めて危険だと私も思いますので、
我々は出来る限りの事はしようというので、
5つの視点という事を先ほどの私のスピーチの最後に申し上げた訳でございます。
これからもこの集会にですね、必ず参加しないといけません。
そして官邸前のデモにも参加しないといけません。
もし、日比谷の公会堂であるとか、あるいは代々木公園でなにかかるとなったらね、
ワイワイ詰めかけて騒がなければいけません。
新聞にも投書して下さい。
国会議員に電話して下さい。メールして下さい。
何でもいいからできる事をやって下さいよ、そうしないとダメですよ。
とにかく一人でも、
何でも一人でも仲間を増やそうという努力をしていただきたい。
私もやっています。
原子力発電は必ず終わりになる
01:20:20
司会:
小出さん、最後に、この3人の話の最後に、
専門家という事でお話しいただきたいと思いますが、
原子力時代は「終わりにすべきだ」ということと、「終わりになる」という、
そういう観点からひとつお願いします。
小出:
原子力発電は必ず終わりになります。、あたりまえですね。
地球上にあるウランなんて少ないんですから、どうせすぐに無くなってしまいます。
私自身は「化石燃料が無くなってしまうから、未来は原子力だ」と信じて
原子力の場に足を踏み込んだのですけれど、
実際には原子力の燃料であるウランは石油の数分の1、石炭の数10分の1しかないという貧弱な資源です。
ですからいずれにしても、もうすぐ無くなってしまいます。
私たちがなにも、脱原発・反原発と言わなく立って、どうせあと数10年でなくなります。
しかし、その事は私だけが知っているのではなくて、
原子力を進めてきた人たちもみんな知っているのです。
原子力というものが未来のエネルギー源にはならないという事はとっくの昔に分かっている。
そして、事故が起きたら大変なことになるという事もわかっている。
そして先ほど三上さんが金勘定の時に計算して下さったように、
生みだしてしまった核分裂生成物、放射能のゴミというのは、
今後10万年も100万年もどこかに閉じ込め続けなければならないという、
大変な毒物なんだという事も実は分かっていたのです。
そのため、世界はもう、実は原子力から撤退しているのです。
ドイツの事も今言って下さったけれども、
米国という国が原子力をけん引してきたのですが、
その米国で、運転中の原子力発電所、建設中の原子力発電所、計画中の原子力発電所の
3種類を合わせた合計の数が一番多かったのは、1974年です。
もう、今から40年も昔に米国では計画中だったものが次々とキャンセルされるという時代に入りました。
建設されていて9割出来ている原子力発電所も、
「これはもうダメだ」という事で、どんどんキャンセルされて行ったという、
そういう時代が1974年から始まっていたんです。
ヨーロッパもそうです。
ヨーロッパで運転中、建設中、計画中の3種類の原子力発電所の合計件数が一番多かったのは1977年です。
いずれも米国のスリーマイル島という所で事故が起きた1979年よりも前なんです。
そんな時からもう世界、米国とヨーロッパ、世界の原子力をけん引してきた国々は
原子力はもう未来がないという事が分かって、次々ともう撤退してきているのです。
いつまでも気がつかない愚かな国が日本というこの国です。
ま、特に経営者。
金勘定の出来ない経営者です。
未来の世界を構想する事が出来ない政治家という本当に困った人たちがいるのがこの日本という国なのであって、
その国でもみなさんがこうやって集まってきて下さるように、
原子力には夢がないという事を多くの人が気付いてきて下さっているようになってきていますし、
必ずやめさせられると私は思っていますし、
そうさせたいと願います。
01:23:57
客席からの質問
01:24:54
質問:
その中で、多く質問いただいた中で、
今回一番多かった質問は、もちろんこの会場には茨城から来ている方が多いので、
自分の生活の中の内部被ばく、この健康被害がどれ位のものなのかを気になさる質問が非常に多くありました。
たとえば、50代の女性の方。「避難しないで生きていく方法を教えてほしい」
「食べ物を測っているがアルファ・ベータは測っていない、考えなくてもいいんだろうか?」
60代の方「毎日の長期被ばくを受けている場合、どのくらいの日数でどんな変化が生じるんだろうか?」
70代の方「被ばくによる健康被害から、どうしたら守れるんだろうか」
つくば市の方だという事ですけれども、
それから40代の男性の方、土浦からいらっしゃったという事ですけれども、
「子どもの事を考えるとこのまま住んでいていいのか悩みます。
自分で決めるしかないというのが答えなのはわかっていますが、もやもやとした気持ちです」
といったかたちで、こちらの茨城に住むなかでこのままずっと住んでいていいのか?と、
特に子どもの事を考えるとという意見があるのですが、
みなさん分かっている範囲での健康被害などの事を教えていただければと、思います。
被ばくの影響と避難
小出:
事故が起きた直後に枝野さんという人が「直ちには影響がない」というような事を
さんざん言っていたのをみなさんご存じだと思います。
「直ちには影響がない」という言葉は、「いずれ影響がある」と言っている事です。
放射線の被ばくというのは、今日見ていただいたように大量の被ばくをしてしまうと、
大内さんのような形で死んでしまうというようなことにもなりますし、
髪の毛が抜けてしまうだとか、火傷になる、吐き気がするとか、というような、
沢山の被害が出るという事はもう昔から分かっていました。
それを急性障害と私たちは呼んでいますが、
そのような障害が出ないような微量な被ばくであっても、
長い年月が経つと、癌や白血病になって死んでいくということが、
広島長崎の経験者の人達からだんだんだんだん分かってきた事なんです。
今日私はみなさんに対する日本の法律は
1年間に1ミリシーベルト以上被曝してはいけないのが日本の法律です
というふうに聞いていただきましたけれども、
それだって、「安全だから」として決められたのではないのです。
被ばくというのはどんなに微量でも危険ですから、
1年間に1ミリシーベルトという被ばくも危険です。
どのくらい危険かというと、1ミリシーベルトの被ばくをしてしまうと、
ごくごく平均的な人の場合には2500人に1人の人がやがて癌で死ぬという位の危険です。
それぐらいの危険度というものを「我慢できるかどうか」という事で考えた上で、
ま、「1ミリシーベルトぐらいは我慢させよう」と言って決められたわけです。
ところが福島第一原子力発電所の事故のあとは、
1ミリシーベルトという被ばく量を守れない範囲が広大に、すでに生じています。
先ほど見ていただいたように、日本の政府地震が放射線の管理区域にしなければいけないという所が
広大に広がっているという地図をさっき見せているわけです。
そういう所では外部被ばくという、
大地が汚れていたそこから被ばくするだけでも多分1ミリシーベルトを超えてしまうと思います。
土浦もそういう地域に入っていたと思います。
もう一つ問題なのは、内部被ばくというものがあって、
放射性物質を呼吸で取り込む、あるいは食べ物などによってとり込んでしまうという、
そういう形の被ばくの仕方があります。
そしてそれが外部被ばくの上に上乗せされて行ってしまうという事になってしまいます。
私は、正直に言えば、
日本が法治国家だというのであれば、放射線管理区域に指定しなければいけないような地域の人々は、
全員逃げるべきだと思います。
逃げるべきだというよりは、国家が逃がすべきだと思います。
それは一人一人を勝手にどこかに逃がすのではなくて、
コミュニティーごと、村ごと、町ごと、きっちりと新しい町をつくれるような形で、
どこかに移住させるというような事をやるべきだと私は思いますし、
そのために日本の国家が倒産しようともやるべきだと、私は思います。
ところが残念ながらこの国ではそういう判断はしないで、
今、人々を汚染地帯に取り残しているのです。
大変残念な事態になっていますが、
その中で私がやりたい事は、子どもを被ばくから守るという事だと思いますと、
私は先程聞いていただいたわけです。
先程、あまりはっきりと私は物を言いませんでしたけれども、
私は実は今日この会場にきて下さっている大人の方々を守りたいと全然思っていないのです。

大人の人はもう諦めるしかないと私は思っています。
ただし子どもは守らなければいけないので、
子どもをどうやって外部被ばくから守るか、
子どもをどうやって内部被ばくから守るかという事を、
その事だけを私は考えてほしいと思っています。
外部被ばくから守るやり方は簡単です。
要するに、地面を剥げばいいんです。
ただし先ほど三上さんが言ったように、
そんなのは出来っこないんです。全部の地面を剥ぐなんていう事は。
森だってある、山だってある、
畑だって田んぼだって、土を剥いだら田んぼの土も死んでしまうわけですし、
殆どのところはできない。
でも子どもが集中的に時間を過ごす場所だけは、私は土を剥がなければいけないと思っている。
学校の校庭であるとか幼稚園の園庭であるとか、
そういう所の土は必ず剥いで子どもたちの被ばくを減らすべきだと主負っております。
それが外部被ばくの防護方法です。
あ、そうですね、もっと言ってしまうとですね、
それも…う…ん……ものすごく難しいんです。
放射能というのは濃縮する場所もあるし、流れてしまう場所もあって、
この地域全体はそんなに汚染していないと思っていても、
猛烈に濃縮している場所があります。
今私たちはそれを黒い物質と呼んでそれを探していますけれども、
そこらじゅうにあります。
猛烈に放射能の濃度が高い物質があるので、
そういう物質を地域ぐるみで見付けて、子どもたちの場所から引き離すという事をやって欲しいと
願っています。
次に内部被ばくですけれど、
内部被ばくはもう出来る事は子どもには汚染された食べ物を回さないという事です。
その時に一番の障害になっているのは、これもまた日本の国です。
日本の国というのは今基準を決めています。
1kgあたり100ベクレルという基準を決めてそれ以下の食べ物は、
「もうみんな安全だから野放しにする」といっているのです。
でもじゃあ、1kgあたり99ベクレルのものは安全なのか?と言えば、もちろん安全じゃないんです。
90ベクレルのもの、50ベクレルのもの、10ベクレルのもの、1ベクレルのものと、
ずーっとあるのですけれども、
それぞれに危険なのです。
福島第一原子力発電所の事故が起きる前に、
日本のお米は1kgあたり0.1ベクレルしか汚れていなかったのです。
もし、100ベクレルの汚染が何でもないというなら、
1000倍の汚染物を子どもたちに食べさせてしまうという事になってしまうのです。
そのようなやり方は私は正しくないと思います。
危険はみんなあるわけですから、ちゃんと測って、
「このお米は何ベクレルの汚れである」という事をきちっと知らせて、
子どもには極力汚染の少ないお米、あるいは食べ物を回していくという事を私はやりたいと思っています。
という事は何を私が言っているかというと、
食べ物のパイは決まっているわけで、
汚染の少ないものを子どもに回すという事は、
汚染の強いものは大人が引き受けるという覚悟が出来なければいけないのです。
そういう覚悟をみなさんがした上で、もっともっと、今の日本の政府がやっているのではない、
きちっとした汚染の状況を調べて、
それを公表して人々が選べるようにしなければいけないと私は思っています。
学校給食についてもそうですけれども、
子どもについては極力綺麗な食べ物を与えるという、
そういうようなシステムをつくりたいと私は思いますし、
皆さんにもそういうためにお力を貸していただきたいと思います。
そして最後ですけれども、逃げたらいいのか逃げなければいいのかというご質問ですけれども、
え…そういうことを沢山私は聞かれてきました。
どこの場所で聞かれても、「私にはわかりません」ということでしかお答えが出来ないのです。
国家が責任を持って人々を逃がすべきだと、私は思いますけれども、
それを国家がやらない時に、一人一人が本当に逃げられるのか?というと、
逃げた時に引き受けなければいけない生活の崩壊、家庭の崩壊という事の重さを考えてしまうと、
もうそれは一人一人に判断していただく以外に仕方がないと思ってしまいます。
大変苦しい選択をみなさんが背負わされてしまっているわけで、
こんなような選択を迫るような原子力をやはりやめさせるしか無いんだなというふうに、
私はまた意を強く、改めて思うようになっています。
放射性廃棄物の処理
01:34:50
質問:
次に多かった質問が放射性廃棄物の処理の問題に関してです。
どうする事がベターなのか?
茨城の高萩も候補地にあがりましたねということ、
放射性廃棄物の最終処分方法として地層処分が有力視されていますが、
本当にこの方法で大丈夫なんだろうか?
あるいは海に埋めるというのはどうなんだろうか?という具体的なこと。
あるいはすごいですね、
60代女性、「原発のゴミは国会周辺にある公園に保管するのはどうでしょう?」というwのがあります。
この放射性廃棄物の処理について現在の技術あるいは今後の技術によって、
どの程度まで処理という技術が進んでいくんだろうか?現実性が高まるんだろうか?ということについて、
小出先生お願いいたします。
小出:
人間が原子炉というものを動かし始めたのは、1942年です。
米国がマンハッタン計画という原爆製造計画を立ち上げて、
原爆の材料であるプルトニウムという物質をどうやって作れるか?と考えた時に、
原子炉という道具をつくろうと考えて、原子炉を動かし始めました。
その時から、原子炉というものを動かしてしまうと、
核分裂生成物という、いわゆる死の灰ですね。
それが出来てしまうという事は分かっていたし、
これをやり続けると大変なことになるという事も分かっていたのです。
ですから、生み出してしまう核分裂生成物、死の灰を何とか消すことが出来ないかという研究は、
その時から始まっているのです。
すでに70年経っている。
何とか消さなければいけないという研究をずーーっと続けてきたのですけれども、
でも、できない。
というのが現時点なのです。
70年間出来ないという事は、ほぼ出来ないと思うしかないと、殆どの学者は思っていると思います。
そうなればどうすべきなのか?と言えば、
生きている私たちの環境から遠ざけるしかないのです。
私たちの生活環境に出てこないようにするしかない。
じゃあどういう方法があるのか?という事をさまざまにこれまで考えてきたのです。
たとえば、宇宙に捨ててしまおうという案がありました。
ロケットに乗っけて宇宙に飛ばして、宇宙で捨ててくるという案を考えた。
でもこれ、出来ると思いますか?みなさん、
ロケットって時々失敗しておっこってくる。
そうなったらもうどうしようもないわけですから、これはやはり技術的にできないという事になった。
その後、深い海の底に埋めてしまおうとか、南極の氷に埋めてしまおうという案など、
さまざまな案が出てきましたけれども、
どれも、原子力の恩恵を受けた国だけの海ではないし、南極でもないしという事で、
国際条約で全て次々と禁止されてきているんです。
それで今はもう、どうしようもない、地底に埋めるしかないんだという事で、
地層処分というものが日本で唯一、唯一の手段として法律でも決められてしまった、という事になったのです。
そして日本の国は、じゃあどこに埋め捨てにするのか?という事で、
日本中の地方で、過疎で財政に苦しんでいる市町村を回って、
「お前のところに埋めさせてくれたら金やるぞ」と言って、埋め捨て場所を探してきたんです。
20年近くに渡って探してきたけれども、
さすがにこれだけは「うん」という自治体がどこにもないという状態で、
先ほど三上さんが言ってくださったように、
「もうどうしようもないからモンゴルに押し付けよう」という、そういう案まで出てきているわけです。
大変恥ずかしい国だと、私は思いました。
ではどうすればいいのか?と私は問われるのですけれども、
申し訳ないのですけれども、私も分からないのです。
私は「分からないから原子力はやってはいけない」と言ったんです。
自分で始末のつけようも知らないようなゴミを作るという、その事自身が間違えているのだから、
「原子力はまず即刻止めないければいけない」と、私は言ってきました。
そして埋め捨てにするなんていうことだって、
「安全なんて保証できない訳なんだからやってはいけない」と私は言ってきた。
そうして国と喧嘩をずっと私は何十年もやってきたんですけれども、
原子力を進める国、あるいは巨大会社、学者達が、どんどん計画を進めてきたというのが歴史でした。
最近になって9月11日になって、
日本の学者の国会と言われるような学術会議という団体が、初めて提言を出しました。
「今まで日本の政府がやろうとしてきた埋め捨てという事は、安全性が保証できないからやってはいけない」
と言ったんです。
「当り前だ」と私は思いました。
しかし、「当たり前だ」と思った以上に私が思ったのは、
「お前らなんで今まで黙っていたんだ」私は思ったんです。
みんな知っていたはずなのに、偉い学者たちがみんな口をつぐんで、
この問題にかかわらないようにして、国の暴走を許してきたという歴史だったと思います。
「どうしたらいいのか」というご質問で「国会議事堂の周辺に埋めろ」という…私は賛成です(笑)。
原発労働者問題
01:40:35
三上:
私は30年ぐらい前の本でですね、タイトルだけ記憶にあるのが広瀬隆さんの書いた本でですね、
「東京湾に原発を」という本があったんですよ。
安全だったら東京湾につくれと、
そうしたら、送電コストがないじゃないですか、送電ロスがないじゃないですか。という事です。
送電コストはですね1円位あるんですよ。
そして送電ロスは約1割あるんですよ。
そうしたら原子力発電所6円がですね、すぐ7円異常になっちゃうよという位の問題を解決できて、
東京湾につくればいいんですよ、本当に。
だけど「危険」だから、東海村に持ってきたんですよ。
だからお金を毎年東海村に払っているんですよ。
みなさんは「お金で東海村に原発を置いて良い」って言って、
昔の村長。
今の村上さんじゃありませんからね。
昔の昔の人がそういったという事です。
もうひとつ、僕のところの質問にですね、
「原子力発電所で働く人の労働者の問題はどう思いますか?」という質問がきています。
実は私はですね、何万枚もビラをつくってこれを配りました。

その中に1234…7つの反対の理由を書きました。
今、今度このビラを新しく書き換えようと思っていますが、
8番目の理由にですね、労働者の問題をあげたいと思っています。
大雑把な、大雑把な人間だから言うんだけどね、
東電が労働者に5万円1日払いますといった時にですね、
下請けの下請けのまた下請けという人達が働いて、
中にはヤクザを連れてきたりとか、
あるいはどこへ行っても断られるような人たちを連れてくるようななかで、
ピンハネの構造の中で、最後の人は1日1万円でなければ働けないような賃金になっているんですね。
そしてね、かなりずさんなんですよ、これが。
1年間に何日以上働いちゃいけないってなっているんだけど、
そのうまく誤魔化したりなんだりする仕組みがあるから、下請け労働者を雇うなと、
「直接電力会社が雇った人間だけが作業をして、名簿の管理をしっかりしろ」と言ったらね、
5万円が1万円にならないんですよ!

被ばく者をどんどんどんどん今作っているんでしょ、原子力発電所でみなさん今働きますか?
自分でまず働いてみようと言ったら、総理大臣になる人は1日働いてから総理大臣になるとかね、
国会議員もそうすればいいんだよ。
「国会議員になる人は1日原発で働いてみろ」と。
あの過酷な労働は聞いただけでぞっとしますよ。
ぜひみなさんも働いてみて下さい。
01:43:05
原発立地自治体のこれから
質問:
村上村長にもかなりたくさんの東海村から起こしになったみなさんから質問が寄せられていますけれども、
今、パパッと見てみられて、いかがですか?村長。

村上:
まぁ、私の方には案外少ないですね、質問は(笑)、小出先生へのものが多いので、
私に対しての質問の中でですね
「脱原発を実現したい、
しかしこれまで原発産業に依存してきた地域を存続させていくにはどうしたらいいんだ」と、
「なんか必要なものはどういうことが必要なのか?」と、
「廃炉ビジネスだとか、再生可能エネルギーだとか言われているけど、どういうものを考えているのか?」
というものがございます。
一番の悩みは私もそこなんですね。
東海第二原発で働いている人たちがいます。
それから、それにぶら下がって生活している人たちも沢山おります、産業として。
東海第二原発には通常1200名ぐらい働いているようです、
これは下請けまでひっくるめてですけれども、今の下請けまでひっくるめてですが、
ま、全てが東海村の人じゃございませんが、東海村の人はその3分の1ぐらいでありますが、
そして確かに東海村では、依存した産業としてはたとえば、
定期検査の時に作業員の方が沢山やってきます。
その人たちを泊める宿。
それからその人たちを輸送する交通機関。
そしてまた、ま、よそに来て働きますから、みんなで酒を飲もうということになりますよね、
だいたい男の人が多いですから、女の人で原子炉に入っているのを見た事はないんですが、
そうするとやっぱり飲み屋さんとかいろいろあるわけで、
あるいはそういう物品を納入するという、いろんな作業服とか、靴だとかを納入いたしますが、
そういう人たちもいますし、という事で、
これが一番悩みですよ、やはり。
私は原発に依存した社会というものは、存続できないと思っております、明らかに。
今、自民党政権になっても、「じゃあ50基みんな再稼動しますか」なんて、
そんな事はあり得ないと思っております。
出来るはずもないと思っております。
ですから、脱原発、これは日本の世の中の流れが、世界の流れでもあるわけですが、世の中の流れ。
だから原発に依存しない社会を早く作っていかなければならないと思っています。
そのためには、ある程度の覚悟は必要だと思っておるんですね。
先程、電源交付金、原発から4億円、
ま、その他ここは原子力研究機構というのがありまして、
そこから6億円位の電源交付金が入っています。
それから固定資産税は原発から11億円ぐらい入ってきますが、
その事は、ま、財政的にはその事を捨ててやっていくという事は、世の流れだから出来ますが、
じゃあ、「雇用はどうするんだ?」という事になりますが、
この雇用をどうやって生み出していくかという事でございますが、
これはひとつは先ほどから出ていますが、廃炉ビジネスというのがあります。
廃炉ビジネスは、脱原発の流れは止まらないという事から言いますと、
廃炉ビジネスはこれからの産業となりますが、
それがどの位の雇用を生むか?という事で、現実にやっておりますが、東海村でやっておりますが、
どれ位のものがそれに関わる事が出来るか?と、
先程も原電の将来のあり方というもので、政府の方も考えているという事は、その流れでありますが、
それにも期待しますが、しかしこの地域社会としてどうするか?という事については、
いずれにせよ、日本全体は、私は、経済経済経済、経済成長に依存してという事は
やっていける時代ではないと思っておりますが、
しかし東海村は、今までの蓄積されたものがあります。
原子力の科学研究、あるいは科学技術研究と。
これはやはり、原発を閉じていくため、あるいは消していくためにも必要な技術でありますから、
その点では、東海村には施設も人も蓄積があるという事。
そして、それは私は続いていくだろうと思いますし、
もうひとつは、原子力科学研究というのは、
いわゆるエネルギーをつくる分野から別の分野。
まさに先端基礎研究と言われる分野。
東海村では大強度陽子加速器施設という施設がありますが、
J-PARCと言っていますが、それがあります。
これはやはり21世紀型の研究、科学研究分野の先端を行くという事で、
文化的な立ち位置、社会的な価値があるという事で、
この社会的な価値、文化的な価値、経済的な、すごく経済的な価値じゃなくて、
その事を活用した町づくり。
で、J-PARCというのは、なんの金も、実はくれません。
固定資産税もくれませんし、それから電源交付金なんてましてくれません。
でも私は、だからこそ、それは価値のある施設なんだと、
東海村にとっては宝物なんだというふうに、逆説的に思っております。
こんな良いものを抱えた時に、東海村の村民が自らの力で町作りをしていくんだと。
これがない限り私は、いずこの町でも永続した町作りというのは出来やしない。
そういう日本の国家ももたないという、
そういうちょうど転換期にこの原発事故というのは起きたんだというふうに思っているんですね。
だからその覚悟を「みなさんやりましょう」と、
東海村の村民のみなさん、日本人も覚悟して前へ行きましょうというのが願いですー拍手ー
それくらいの力は、私は日本人にはあるだろうと思っております。
もう、すぐに金くれるものにぶら下がっている限りはもう将来はないと思っておりますので、
なかなか適切な答えを出せませんが、そういうふうに思っております。
01:50:00
01:50:28
三上:来年の8月の選挙に村上さんをお願いします。
お三方にクリスマスプレゼント~♪
で、おしまい。
とても温かい雰囲気の脱原発サミットでした。
ありがとうございました(。・∀・ ハ)'`゚チ'`゚チ゚
↓こちらにある第一部の動画も必見です(✪ื‿✪ื)
<前半>「自民党政権・津波対策」脱原発サミットin茨城12/24(動画・内容書き出し)
豆腐の上の原子力発電所・走り出したらもう止められない12/24小出裕章氏in茨城(書き出し)
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2012.12.24 月祝日 会場 東海文化センター
東海村村長 脱原発をめざす首長会議世話人 村上達也
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
湖西市市長 脱原発をめざす首長会議世話人 三上 元
01:10:00~
ドイツの脱原発
司会:
こちらの政治家の首長さんのお二人にお聞きしたいのですが、
ドイツでは南部の方で緑の党が勝利を、去年福島事故の直後に起こされまして、
メルケル政権が震撼しました。
それで、バーデン・ビュルテンベルク州という州ですけれども、
その州の緑の党の勝利を受けてメルケル政権は急遽脱原発に切り変えた。
一方日本はどうか?というと迷走に迷走を続けていますが、
そのドイツと日本を見るというと、どういうふうな違いが…
ドイツでは、なんで脱原発派が主流になれたのか?
日本では依然として脱原発派は、なんかこう、つまはじきされるような部分がある。
そこのところはどうでしょうか?

村上:
本当に、日本とドイツが対照的な対応をしているわけですが、
メルケル政権はまさに5月7日に、2020年までに原発ゼロにするとメルケル政権が決めて、
直ちに止めたのが7基。そしてその後止めたのが1基あって、
17基のうち8基止めたという事ですが、
私は、フライブルクの話しは良くするんですが、
バーデン・ビュルテンベルク州という中にフライブルク、いわゆる環境の都市ですね、
あそこが脱原発の、ベルク州には原発があったわけですが、
それを無くして環境都市になったということです。
その時にドイツにフライブルク市ではドイツ市民にアンケート調査をしたようです。
「原発を止めたら電気料はキロ当たり2倍になるかもしれない。それでもいいか?」
というような問いかけをした。
その結果、最初の段階では10%だったと。
それを何回かその時の経過とともにアンケートを続けて行ったらば、
それが、過半数を占めていったと。
いわゆる、原発と経済と、そういうことで、
日本でも自然エネルギーを導入すれば、
ひと月当たり150円上がりますよとか、負担が増えますよとか、そういう事を言われていますが、
「2倍になってもいいか?」という、そのような問いかけもして、
ドイツ人は「それでもいい」と。「それよりは」という事ですがね。
じつは、私はこれ、最近盛んに言うんですがね、
スモール・イズ・ビューティフル(Small Is Beautiful)という言葉を聞いた事があるでしょう。
これは人間中心の経済学。
1973年にエルンスト・フリードリッヒ・シューマッハーという人が書いた経済学です。
高度成長、高度成長と成長1点張りの経済に対して、スモール・イズ・ビューティフルという、
環境面から、あるいは持続可能な社会という観点の経済学でありますが、
これは1973年です。
この中にこういう事を書いております。
彼の結論です。
「原子力は救いか、呪いか」ということの章が設けてありまして、
「いわゆる廃棄物処理の解決策がない」ということで、
「その中で原子力に運命を委ねてしまっていいのか」という事です。
「如何に経済がそれで反映するからと言って、安全性を確保する方法も分からず、
何千年も何万年もの間、ありとあらゆる生物にはかり知れぬ危険をもたらすような、
毒性の強い物質を大量にため込んで良いと言うものではない。
これは生命そのものに対する冒とくであり、
その罪はかつて人間が犯したどんな罪よりも数段重い。
運命がそのような罪の上に成り立つと考えるのは、
倫理的にも精神的にも、また経済学的にもバケモノじみている。
それは経済生活を営む上に於いて、人間を全く度外視することを意味する」と、
これは、先程は三上さんの方から「原発をやっていくと経済的にも成り立たないんだ」と言われましたが、
「倫理的にも成り立たない」
こういう世界をドイツは作り上げてきたという事ですので、
倫理委員会がその結論を出したという。
で、その倫理委員会が結論を出したらそれに従うんですね。
日本は規制委員会が「活断層があるところに原発があるのはあり得ない」といいながら、
それに対してすぐにそれをひっくり返すというような事をやりますが、
そのような事を作ってきたという背景が緑の党ですが、
私もこの日本の経済至上主義という社会の中に欠陥があるとすれば、
我々の「日本人の中には緑の党が存在していない」と思っております。
しかし、今回の選挙を見てみて、
実は日本にも7月29日には緑の党が結成されました。
しかしそれが今回の選挙では表に出てきておりませんが、
しかし、日本未来の党で嘉田さんが中途半端だけども出てきた。
そのような政党が次々と、あるいはみどりの風という、民主党を脱党若い女性が多いんですが、
その人たちがみどりの風というものをつくってきた。
ということが、私は、この日本の中にも遅ればせながら、このようなものが、
実はこの前の選挙では出ていたんだと。
これがまた成長をして行くという事でしょう。
当然それに伴っては自然エネルギーを使う、あるいは再生可能エネルギーを使いという、
これでまだまだ日本というのはドイツの足元にも、
要するにくるぶし以下の状態だと思いますので、
これが、そろそろ生まれてくるかなというふうに思っております。
司会:三上さんいかがですか?簡単に。
三上:
簡単に!あの、(笑)
実はね、フランスの人達とこの間、話してきたんですよ。
フランスと日本は似ているんです。
フランスは75%が原発ですから、発電量ね。
日本は29%ぐらいですから、日本以上に原発推進国なんですね。
僕に言わせれば75%も29%も同じように、フランスと日本は原発推進に国をあげてやってきたんです。
それが「事故を見て急に変われるか?」というと、やっぱり変われないんです。
もうひとつドイツは、メルケル政権の前に、すでに一回止めるという事を決めたんですよ。
それをメルケルになって、「もう一回延命しよう」という提案をした。
提案をして11月に通ったばかりの時に、3月にあの事件が起きたから、
もともと世論は原発がイヤだったんですね。
そういう状況があったから、直ちに元に、元に戻しただけなんです、ドイツは。
フランスはですね、右に向かっていたものを左にもっていかなければならない。
日本も同じなんです。右に向かっていたんです。
どんどん原発を推進しようとしてた時に事故が起きた。
しかしフランスは大統領選挙でオランドが勝ってですね、
原発のウェートを劇的に減らしていくという方向にはなったんです。
日本も慎重になるという形にはなった。
でも、やっぱりね車は急に止まれない。
国の方針も急には変われないという事なんですよ。
それがあるから僕は
「日本とフランスはドイツを追いかけようね」という事をフランスの人達とは話し合ったわけでございますが、
ドイツを追いけかなきゃならない。
けど、日本はまだ急には変われない。
そして自民党の政権になってしまうとしたら、極めて危険だと私も思いますので、
我々は出来る限りの事はしようというので、
5つの視点という事を先ほどの私のスピーチの最後に申し上げた訳でございます。
これからもこの集会にですね、必ず参加しないといけません。
そして官邸前のデモにも参加しないといけません。
もし、日比谷の公会堂であるとか、あるいは代々木公園でなにかかるとなったらね、
ワイワイ詰めかけて騒がなければいけません。
新聞にも投書して下さい。
国会議員に電話して下さい。メールして下さい。
何でもいいからできる事をやって下さいよ、そうしないとダメですよ。
とにかく一人でも、
何でも一人でも仲間を増やそうという努力をしていただきたい。
私もやっています。
原子力発電は必ず終わりになる
01:20:20
司会:
小出さん、最後に、この3人の話の最後に、
専門家という事でお話しいただきたいと思いますが、
原子力時代は「終わりにすべきだ」ということと、「終わりになる」という、
そういう観点からひとつお願いします。
小出:
原子力発電は必ず終わりになります。、あたりまえですね。
地球上にあるウランなんて少ないんですから、どうせすぐに無くなってしまいます。
私自身は「化石燃料が無くなってしまうから、未来は原子力だ」と信じて
原子力の場に足を踏み込んだのですけれど、
実際には原子力の燃料であるウランは石油の数分の1、石炭の数10分の1しかないという貧弱な資源です。
ですからいずれにしても、もうすぐ無くなってしまいます。
私たちがなにも、脱原発・反原発と言わなく立って、どうせあと数10年でなくなります。
しかし、その事は私だけが知っているのではなくて、
原子力を進めてきた人たちもみんな知っているのです。
原子力というものが未来のエネルギー源にはならないという事はとっくの昔に分かっている。
そして、事故が起きたら大変なことになるという事もわかっている。
そして先ほど三上さんが金勘定の時に計算して下さったように、
生みだしてしまった核分裂生成物、放射能のゴミというのは、
今後10万年も100万年もどこかに閉じ込め続けなければならないという、
大変な毒物なんだという事も実は分かっていたのです。
そのため、世界はもう、実は原子力から撤退しているのです。
ドイツの事も今言って下さったけれども、
米国という国が原子力をけん引してきたのですが、
その米国で、運転中の原子力発電所、建設中の原子力発電所、計画中の原子力発電所の
3種類を合わせた合計の数が一番多かったのは、1974年です。
もう、今から40年も昔に米国では計画中だったものが次々とキャンセルされるという時代に入りました。
建設されていて9割出来ている原子力発電所も、
「これはもうダメだ」という事で、どんどんキャンセルされて行ったという、
そういう時代が1974年から始まっていたんです。
ヨーロッパもそうです。
ヨーロッパで運転中、建設中、計画中の3種類の原子力発電所の合計件数が一番多かったのは1977年です。
いずれも米国のスリーマイル島という所で事故が起きた1979年よりも前なんです。
そんな時からもう世界、米国とヨーロッパ、世界の原子力をけん引してきた国々は
原子力はもう未来がないという事が分かって、次々ともう撤退してきているのです。
いつまでも気がつかない愚かな国が日本というこの国です。
ま、特に経営者。
金勘定の出来ない経営者です。
未来の世界を構想する事が出来ない政治家という本当に困った人たちがいるのがこの日本という国なのであって、
その国でもみなさんがこうやって集まってきて下さるように、
原子力には夢がないという事を多くの人が気付いてきて下さっているようになってきていますし、
必ずやめさせられると私は思っていますし、
そうさせたいと願います。
01:23:57
客席からの質問
01:24:54
質問:
その中で、多く質問いただいた中で、
今回一番多かった質問は、もちろんこの会場には茨城から来ている方が多いので、
自分の生活の中の内部被ばく、この健康被害がどれ位のものなのかを気になさる質問が非常に多くありました。
たとえば、50代の女性の方。「避難しないで生きていく方法を教えてほしい」
「食べ物を測っているがアルファ・ベータは測っていない、考えなくてもいいんだろうか?」
60代の方「毎日の長期被ばくを受けている場合、どのくらいの日数でどんな変化が生じるんだろうか?」
70代の方「被ばくによる健康被害から、どうしたら守れるんだろうか」
つくば市の方だという事ですけれども、
それから40代の男性の方、土浦からいらっしゃったという事ですけれども、
「子どもの事を考えるとこのまま住んでいていいのか悩みます。
自分で決めるしかないというのが答えなのはわかっていますが、もやもやとした気持ちです」
といったかたちで、こちらの茨城に住むなかでこのままずっと住んでいていいのか?と、
特に子どもの事を考えるとという意見があるのですが、
みなさん分かっている範囲での健康被害などの事を教えていただければと、思います。
被ばくの影響と避難
小出:
事故が起きた直後に枝野さんという人が「直ちには影響がない」というような事を
さんざん言っていたのをみなさんご存じだと思います。
「直ちには影響がない」という言葉は、「いずれ影響がある」と言っている事です。
放射線の被ばくというのは、今日見ていただいたように大量の被ばくをしてしまうと、
大内さんのような形で死んでしまうというようなことにもなりますし、
髪の毛が抜けてしまうだとか、火傷になる、吐き気がするとか、というような、
沢山の被害が出るという事はもう昔から分かっていました。
それを急性障害と私たちは呼んでいますが、
そのような障害が出ないような微量な被ばくであっても、
長い年月が経つと、癌や白血病になって死んでいくということが、
広島長崎の経験者の人達からだんだんだんだん分かってきた事なんです。
今日私はみなさんに対する日本の法律は
1年間に1ミリシーベルト以上被曝してはいけないのが日本の法律です
というふうに聞いていただきましたけれども、
それだって、「安全だから」として決められたのではないのです。
被ばくというのはどんなに微量でも危険ですから、
1年間に1ミリシーベルトという被ばくも危険です。
どのくらい危険かというと、1ミリシーベルトの被ばくをしてしまうと、
ごくごく平均的な人の場合には2500人に1人の人がやがて癌で死ぬという位の危険です。
それぐらいの危険度というものを「我慢できるかどうか」という事で考えた上で、
ま、「1ミリシーベルトぐらいは我慢させよう」と言って決められたわけです。
ところが福島第一原子力発電所の事故のあとは、
1ミリシーベルトという被ばく量を守れない範囲が広大に、すでに生じています。
先ほど見ていただいたように、日本の政府地震が放射線の管理区域にしなければいけないという所が
広大に広がっているという地図をさっき見せているわけです。
そういう所では外部被ばくという、
大地が汚れていたそこから被ばくするだけでも多分1ミリシーベルトを超えてしまうと思います。
土浦もそういう地域に入っていたと思います。
もう一つ問題なのは、内部被ばくというものがあって、
放射性物質を呼吸で取り込む、あるいは食べ物などによってとり込んでしまうという、
そういう形の被ばくの仕方があります。
そしてそれが外部被ばくの上に上乗せされて行ってしまうという事になってしまいます。
私は、正直に言えば、
日本が法治国家だというのであれば、放射線管理区域に指定しなければいけないような地域の人々は、
全員逃げるべきだと思います。
逃げるべきだというよりは、国家が逃がすべきだと思います。
それは一人一人を勝手にどこかに逃がすのではなくて、
コミュニティーごと、村ごと、町ごと、きっちりと新しい町をつくれるような形で、
どこかに移住させるというような事をやるべきだと私は思いますし、
そのために日本の国家が倒産しようともやるべきだと、私は思います。
ところが残念ながらこの国ではそういう判断はしないで、
今、人々を汚染地帯に取り残しているのです。
大変残念な事態になっていますが、
その中で私がやりたい事は、子どもを被ばくから守るという事だと思いますと、
私は先程聞いていただいたわけです。
先程、あまりはっきりと私は物を言いませんでしたけれども、
私は実は今日この会場にきて下さっている大人の方々を守りたいと全然思っていないのです。

大人の人はもう諦めるしかないと私は思っています。
ただし子どもは守らなければいけないので、
子どもをどうやって外部被ばくから守るか、
子どもをどうやって内部被ばくから守るかという事を、
その事だけを私は考えてほしいと思っています。
外部被ばくから守るやり方は簡単です。
要するに、地面を剥げばいいんです。
ただし先ほど三上さんが言ったように、
そんなのは出来っこないんです。全部の地面を剥ぐなんていう事は。
森だってある、山だってある、
畑だって田んぼだって、土を剥いだら田んぼの土も死んでしまうわけですし、
殆どのところはできない。
でも子どもが集中的に時間を過ごす場所だけは、私は土を剥がなければいけないと思っている。
学校の校庭であるとか幼稚園の園庭であるとか、
そういう所の土は必ず剥いで子どもたちの被ばくを減らすべきだと主負っております。
それが外部被ばくの防護方法です。
あ、そうですね、もっと言ってしまうとですね、
それも…う…ん……ものすごく難しいんです。
放射能というのは濃縮する場所もあるし、流れてしまう場所もあって、
この地域全体はそんなに汚染していないと思っていても、
猛烈に濃縮している場所があります。
今私たちはそれを黒い物質と呼んでそれを探していますけれども、
そこらじゅうにあります。
猛烈に放射能の濃度が高い物質があるので、
そういう物質を地域ぐるみで見付けて、子どもたちの場所から引き離すという事をやって欲しいと
願っています。
次に内部被ばくですけれど、
内部被ばくはもう出来る事は子どもには汚染された食べ物を回さないという事です。
その時に一番の障害になっているのは、これもまた日本の国です。
日本の国というのは今基準を決めています。
1kgあたり100ベクレルという基準を決めてそれ以下の食べ物は、
「もうみんな安全だから野放しにする」といっているのです。
でもじゃあ、1kgあたり99ベクレルのものは安全なのか?と言えば、もちろん安全じゃないんです。
90ベクレルのもの、50ベクレルのもの、10ベクレルのもの、1ベクレルのものと、
ずーっとあるのですけれども、
それぞれに危険なのです。
福島第一原子力発電所の事故が起きる前に、
日本のお米は1kgあたり0.1ベクレルしか汚れていなかったのです。
もし、100ベクレルの汚染が何でもないというなら、
1000倍の汚染物を子どもたちに食べさせてしまうという事になってしまうのです。
そのようなやり方は私は正しくないと思います。
危険はみんなあるわけですから、ちゃんと測って、
「このお米は何ベクレルの汚れである」という事をきちっと知らせて、
子どもには極力汚染の少ないお米、あるいは食べ物を回していくという事を私はやりたいと思っています。
という事は何を私が言っているかというと、
食べ物のパイは決まっているわけで、
汚染の少ないものを子どもに回すという事は、
汚染の強いものは大人が引き受けるという覚悟が出来なければいけないのです。
そういう覚悟をみなさんがした上で、もっともっと、今の日本の政府がやっているのではない、
きちっとした汚染の状況を調べて、
それを公表して人々が選べるようにしなければいけないと私は思っています。
学校給食についてもそうですけれども、
子どもについては極力綺麗な食べ物を与えるという、
そういうようなシステムをつくりたいと私は思いますし、
皆さんにもそういうためにお力を貸していただきたいと思います。
そして最後ですけれども、逃げたらいいのか逃げなければいいのかというご質問ですけれども、
え…そういうことを沢山私は聞かれてきました。
どこの場所で聞かれても、「私にはわかりません」ということでしかお答えが出来ないのです。
国家が責任を持って人々を逃がすべきだと、私は思いますけれども、
それを国家がやらない時に、一人一人が本当に逃げられるのか?というと、
逃げた時に引き受けなければいけない生活の崩壊、家庭の崩壊という事の重さを考えてしまうと、
もうそれは一人一人に判断していただく以外に仕方がないと思ってしまいます。
大変苦しい選択をみなさんが背負わされてしまっているわけで、
こんなような選択を迫るような原子力をやはりやめさせるしか無いんだなというふうに、
私はまた意を強く、改めて思うようになっています。
放射性廃棄物の処理
01:34:50
質問:
次に多かった質問が放射性廃棄物の処理の問題に関してです。
どうする事がベターなのか?
茨城の高萩も候補地にあがりましたねということ、
放射性廃棄物の最終処分方法として地層処分が有力視されていますが、
本当にこの方法で大丈夫なんだろうか?
あるいは海に埋めるというのはどうなんだろうか?という具体的なこと。
あるいはすごいですね、
60代女性、「原発のゴミは国会周辺にある公園に保管するのはどうでしょう?」というwのがあります。
この放射性廃棄物の処理について現在の技術あるいは今後の技術によって、
どの程度まで処理という技術が進んでいくんだろうか?現実性が高まるんだろうか?ということについて、
小出先生お願いいたします。
小出:
人間が原子炉というものを動かし始めたのは、1942年です。
米国がマンハッタン計画という原爆製造計画を立ち上げて、
原爆の材料であるプルトニウムという物質をどうやって作れるか?と考えた時に、
原子炉という道具をつくろうと考えて、原子炉を動かし始めました。
その時から、原子炉というものを動かしてしまうと、
核分裂生成物という、いわゆる死の灰ですね。
それが出来てしまうという事は分かっていたし、
これをやり続けると大変なことになるという事も分かっていたのです。
ですから、生み出してしまう核分裂生成物、死の灰を何とか消すことが出来ないかという研究は、
その時から始まっているのです。
すでに70年経っている。
何とか消さなければいけないという研究をずーーっと続けてきたのですけれども、
でも、できない。
というのが現時点なのです。
70年間出来ないという事は、ほぼ出来ないと思うしかないと、殆どの学者は思っていると思います。
そうなればどうすべきなのか?と言えば、
生きている私たちの環境から遠ざけるしかないのです。
私たちの生活環境に出てこないようにするしかない。
じゃあどういう方法があるのか?という事をさまざまにこれまで考えてきたのです。
たとえば、宇宙に捨ててしまおうという案がありました。
ロケットに乗っけて宇宙に飛ばして、宇宙で捨ててくるという案を考えた。
でもこれ、出来ると思いますか?みなさん、
ロケットって時々失敗しておっこってくる。
そうなったらもうどうしようもないわけですから、これはやはり技術的にできないという事になった。
その後、深い海の底に埋めてしまおうとか、南極の氷に埋めてしまおうという案など、
さまざまな案が出てきましたけれども、
どれも、原子力の恩恵を受けた国だけの海ではないし、南極でもないしという事で、
国際条約で全て次々と禁止されてきているんです。
それで今はもう、どうしようもない、地底に埋めるしかないんだという事で、
地層処分というものが日本で唯一、唯一の手段として法律でも決められてしまった、という事になったのです。
そして日本の国は、じゃあどこに埋め捨てにするのか?という事で、
日本中の地方で、過疎で財政に苦しんでいる市町村を回って、
「お前のところに埋めさせてくれたら金やるぞ」と言って、埋め捨て場所を探してきたんです。
20年近くに渡って探してきたけれども、
さすがにこれだけは「うん」という自治体がどこにもないという状態で、
先ほど三上さんが言ってくださったように、
「もうどうしようもないからモンゴルに押し付けよう」という、そういう案まで出てきているわけです。
大変恥ずかしい国だと、私は思いました。
ではどうすればいいのか?と私は問われるのですけれども、
申し訳ないのですけれども、私も分からないのです。
私は「分からないから原子力はやってはいけない」と言ったんです。
自分で始末のつけようも知らないようなゴミを作るという、その事自身が間違えているのだから、
「原子力はまず即刻止めないければいけない」と、私は言ってきました。
そして埋め捨てにするなんていうことだって、
「安全なんて保証できない訳なんだからやってはいけない」と私は言ってきた。
そうして国と喧嘩をずっと私は何十年もやってきたんですけれども、
原子力を進める国、あるいは巨大会社、学者達が、どんどん計画を進めてきたというのが歴史でした。
最近になって9月11日になって、
日本の学者の国会と言われるような学術会議という団体が、初めて提言を出しました。
「今まで日本の政府がやろうとしてきた埋め捨てという事は、安全性が保証できないからやってはいけない」
と言ったんです。
「当り前だ」と私は思いました。
しかし、「当たり前だ」と思った以上に私が思ったのは、
「お前らなんで今まで黙っていたんだ」私は思ったんです。
みんな知っていたはずなのに、偉い学者たちがみんな口をつぐんで、
この問題にかかわらないようにして、国の暴走を許してきたという歴史だったと思います。
「どうしたらいいのか」というご質問で「国会議事堂の周辺に埋めろ」という…私は賛成です(笑)。
原発労働者問題
01:40:35
三上:
私は30年ぐらい前の本でですね、タイトルだけ記憶にあるのが広瀬隆さんの書いた本でですね、
「東京湾に原発を」という本があったんですよ。
安全だったら東京湾につくれと、
そうしたら、送電コストがないじゃないですか、送電ロスがないじゃないですか。という事です。
送電コストはですね1円位あるんですよ。
そして送電ロスは約1割あるんですよ。
そうしたら原子力発電所6円がですね、すぐ7円異常になっちゃうよという位の問題を解決できて、
東京湾につくればいいんですよ、本当に。
だけど「危険」だから、東海村に持ってきたんですよ。
だからお金を毎年東海村に払っているんですよ。
みなさんは「お金で東海村に原発を置いて良い」って言って、
昔の村長。
今の村上さんじゃありませんからね。
昔の昔の人がそういったという事です。
もうひとつ、僕のところの質問にですね、
「原子力発電所で働く人の労働者の問題はどう思いますか?」という質問がきています。
実は私はですね、何万枚もビラをつくってこれを配りました。

その中に1234…7つの反対の理由を書きました。
今、今度このビラを新しく書き換えようと思っていますが、
8番目の理由にですね、労働者の問題をあげたいと思っています。
大雑把な、大雑把な人間だから言うんだけどね、
東電が労働者に5万円1日払いますといった時にですね、
下請けの下請けのまた下請けという人達が働いて、
中にはヤクザを連れてきたりとか、
あるいはどこへ行っても断られるような人たちを連れてくるようななかで、
ピンハネの構造の中で、最後の人は1日1万円でなければ働けないような賃金になっているんですね。
そしてね、かなりずさんなんですよ、これが。
1年間に何日以上働いちゃいけないってなっているんだけど、
そのうまく誤魔化したりなんだりする仕組みがあるから、下請け労働者を雇うなと、
「直接電力会社が雇った人間だけが作業をして、名簿の管理をしっかりしろ」と言ったらね、
5万円が1万円にならないんですよ!

被ばく者をどんどんどんどん今作っているんでしょ、原子力発電所でみなさん今働きますか?
自分でまず働いてみようと言ったら、総理大臣になる人は1日働いてから総理大臣になるとかね、
国会議員もそうすればいいんだよ。
「国会議員になる人は1日原発で働いてみろ」と。
あの過酷な労働は聞いただけでぞっとしますよ。
ぜひみなさんも働いてみて下さい。
01:43:05
原発立地自治体のこれから
質問:
村上村長にもかなりたくさんの東海村から起こしになったみなさんから質問が寄せられていますけれども、
今、パパッと見てみられて、いかがですか?村長。

村上:
まぁ、私の方には案外少ないですね、質問は(笑)、小出先生へのものが多いので、
私に対しての質問の中でですね
「脱原発を実現したい、
しかしこれまで原発産業に依存してきた地域を存続させていくにはどうしたらいいんだ」と、
「なんか必要なものはどういうことが必要なのか?」と、
「廃炉ビジネスだとか、再生可能エネルギーだとか言われているけど、どういうものを考えているのか?」
というものがございます。
一番の悩みは私もそこなんですね。
東海第二原発で働いている人たちがいます。
それから、それにぶら下がって生活している人たちも沢山おります、産業として。
東海第二原発には通常1200名ぐらい働いているようです、
これは下請けまでひっくるめてですけれども、今の下請けまでひっくるめてですが、
ま、全てが東海村の人じゃございませんが、東海村の人はその3分の1ぐらいでありますが、
そして確かに東海村では、依存した産業としてはたとえば、
定期検査の時に作業員の方が沢山やってきます。
その人たちを泊める宿。
それからその人たちを輸送する交通機関。
そしてまた、ま、よそに来て働きますから、みんなで酒を飲もうということになりますよね、
だいたい男の人が多いですから、女の人で原子炉に入っているのを見た事はないんですが、
そうするとやっぱり飲み屋さんとかいろいろあるわけで、
あるいはそういう物品を納入するという、いろんな作業服とか、靴だとかを納入いたしますが、
そういう人たちもいますし、という事で、
これが一番悩みですよ、やはり。
私は原発に依存した社会というものは、存続できないと思っております、明らかに。
今、自民党政権になっても、「じゃあ50基みんな再稼動しますか」なんて、
そんな事はあり得ないと思っております。
出来るはずもないと思っております。
ですから、脱原発、これは日本の世の中の流れが、世界の流れでもあるわけですが、世の中の流れ。
だから原発に依存しない社会を早く作っていかなければならないと思っています。
そのためには、ある程度の覚悟は必要だと思っておるんですね。
先程、電源交付金、原発から4億円、
ま、その他ここは原子力研究機構というのがありまして、
そこから6億円位の電源交付金が入っています。
それから固定資産税は原発から11億円ぐらい入ってきますが、
その事は、ま、財政的にはその事を捨ててやっていくという事は、世の流れだから出来ますが、
じゃあ、「雇用はどうするんだ?」という事になりますが、
この雇用をどうやって生み出していくかという事でございますが、
これはひとつは先ほどから出ていますが、廃炉ビジネスというのがあります。
廃炉ビジネスは、脱原発の流れは止まらないという事から言いますと、
廃炉ビジネスはこれからの産業となりますが、
それがどの位の雇用を生むか?という事で、現実にやっておりますが、東海村でやっておりますが、
どれ位のものがそれに関わる事が出来るか?と、
先程も原電の将来のあり方というもので、政府の方も考えているという事は、その流れでありますが、
それにも期待しますが、しかしこの地域社会としてどうするか?という事については、
いずれにせよ、日本全体は、私は、経済経済経済、経済成長に依存してという事は
やっていける時代ではないと思っておりますが、
しかし東海村は、今までの蓄積されたものがあります。
原子力の科学研究、あるいは科学技術研究と。
これはやはり、原発を閉じていくため、あるいは消していくためにも必要な技術でありますから、
その点では、東海村には施設も人も蓄積があるという事。
そして、それは私は続いていくだろうと思いますし、
もうひとつは、原子力科学研究というのは、
いわゆるエネルギーをつくる分野から別の分野。
まさに先端基礎研究と言われる分野。
東海村では大強度陽子加速器施設という施設がありますが、
J-PARCと言っていますが、それがあります。
これはやはり21世紀型の研究、科学研究分野の先端を行くという事で、
文化的な立ち位置、社会的な価値があるという事で、
この社会的な価値、文化的な価値、経済的な、すごく経済的な価値じゃなくて、
その事を活用した町づくり。
で、J-PARCというのは、なんの金も、実はくれません。
固定資産税もくれませんし、それから電源交付金なんてましてくれません。
でも私は、だからこそ、それは価値のある施設なんだと、
東海村にとっては宝物なんだというふうに、逆説的に思っております。
こんな良いものを抱えた時に、東海村の村民が自らの力で町作りをしていくんだと。
これがない限り私は、いずこの町でも永続した町作りというのは出来やしない。
そういう日本の国家ももたないという、
そういうちょうど転換期にこの原発事故というのは起きたんだというふうに思っているんですね。
だからその覚悟を「みなさんやりましょう」と、
東海村の村民のみなさん、日本人も覚悟して前へ行きましょうというのが願いですー拍手ー
それくらいの力は、私は日本人にはあるだろうと思っております。
もう、すぐに金くれるものにぶら下がっている限りはもう将来はないと思っておりますので、
なかなか適切な答えを出せませんが、そういうふうに思っております。
01:50:00
01:50:28
三上:来年の8月の選挙に村上さんをお願いします。
お三方にクリスマスプレゼント~♪
で、おしまい。
とても温かい雰囲気の脱原発サミットでした。
ありがとうございました(。・∀・ ハ)'`゚チ'`゚チ゚
↓こちらにある第一部の動画も必見です(✪ื‿✪ื)
<前半>「自民党政権・津波対策」脱原発サミットin茨城12/24(動画・内容書き出し)
豆腐の上の原子力発電所・走り出したらもう止められない12/24小出裕章氏in茨城(書き出し)
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第二回 脱原発サミット in 茨城
2012.12.24 月祝日 会場 東海文化センター
東海村村長 脱原発をめざす首長会議世話人 村上達也
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
湖西市市長 脱原発をめざす首長会議世話人 三上 元
37:44~第二部

司会者:
今回の責任者の一人でございまして上田と申します、よろしくお願いいたします。
去年の12月5日に小出先生にメールをいたしまして、「茨城にきてくれ」という事で、
一年がかりで夢が実現いたしました。
三上さんにはそれに合わせて、村上村長は何をおいても行くという事で、来ていただきまして、
お詫び申し上げなければならないのは今日は村長の話がちょっと短かったんじゃないかと思っております。
また私たちが村長とジョイントしてこのような会を企画したいと思っております。
私たちのスタッフの中で、自由民主党が今回の選挙で非常に大きな議席を占めている
それでその中で脱原発運動はどういうふうにして行ったらいいのか、
自由民主党はどのような原子力政策を打ち出してくるのか、
そういうことをぜひ聞いて欲しいと、そういうふうに言われましたので、
先ずその事をお伺いしたいのですがいかがでしょうか?村上村長から。
村上:
もうすでに自民党がどういうふうにしたいのかは、先程のあいさつの中でも申し上げましたが、
今回の選挙は、脱原発という世論は60%~70%、あるいはもっと80%もあったと思うんですけれども、
しかし、その票が分かれててしまったと、あるいは民主党への失望もあって、
民主党の中にはじつは原発ゼロを目指すロードマップの会というのもありまして、
それには80名ぐらいの国会議員がおったんですね。
そういう点では福島原発事故を踏まえての新しいエネルギー政策、
原子力政策という物を一生懸命探ってきたわけですが、
しかし残念ながら政権内で意見の統一が出来ないで、
今年の9月14日のエネルギーと環境の戦略、革新的エネルギー戦略というものを、
ちっとも革新的じゃありませんでしたが、あれを立てていたんだけども、
9月19日には閣議決定見送りという、あの失望があったと思うんですが、
ま、自民党は明らかに原発推進という事、これは体質的にそうだと思っております。
ですから、その事とこれから我々は対峙していかなければならないと思っております。
しかし、福島原発事故のインパクトはいかに自民党といえども無視はできない。
我々は原発の問題につきましては、あるいは原発事故の事につきましては
相当な知識を持つ国民となっておりますので、
私はおいそれと3年半前に戻るという事は出来ないだろうというふうには見ております。
まさに自民党が目指すものと、我々が脱原発を目指すものは違っているわけだけれども、
しかし我々の方の脱原発の意識というものは崩壊しているとは思っておりません。
今日の会場の雰囲気を見てもそうです。
原発政策は変わるか?と言えば変わるだろうけれども、
元には戻らないだろうと私は思っております。
司会:それでは、つい先日自民党を退けられましたピカピカの市長さん、
三上:
でもね、全部の得票の中の55対45でしたから、
僕を100にするとですね、相手候補は81.5を取っているんですね。
100対81.5です。
だから、それなりに向こうさんはやっぱり票を集めているんですね。
そんな事がありますので油断はできないと思いますが、
今日のブログの話をさっきの私の話しの中でしたと思いますが、
5つの行動を是非していただきたいと思います。
第一はやはり、自民党の中で脱原発派がいます。
その人が今度の選挙で、うちの区がまさにそうですけれども、
全体の58%を取っちゃったんですよ。
第二位は3分の1にも達しなかったんですよ。民主党が。
民主党は3分の1すら取れなかった。
という事はね、ここに自民党支持の人がいるかもしれませんが、
自民党支持で脱原発を訴えますと、圧勝する人が多いという事は
自民党が政策を脱原発に切り替えたらですね、超政権になる可能性があるという事です。
しかし、そういう事を考えないのが自民党なんですよ。
だからね、多分自民党はね、再開をしようというふうに思うし、同時に新設もしよう、だろう。
大間のマグロで有名な、マグロじゃなくて原発で有名にしちゃうんだと。
青森の一番北をですね。
函館の市長がダメだと言っていますけれども、ひょっとするとそういう可能性がある。
浜岡を稼働させたい。
東海村を稼働させたい。
大間の工事を再開したい。
という事を自民党は言いかねません。
その辺をですね、河野太郎あたりを動かして、自民党の中から変える。
連立を組むと言われている公明党は、うちにも議員がいますから、
公明党の議員には「脱原発でしょ、自民党にハッキリ言ってよ」という形で言っています。
農協と漁協もそうですから、農漁協にも僕はよく話をしますが、
町という場所、農地が汚され、海が汚されて、日本で良い訳がありませんから、
コストの件について言うのは経営者に対してです。
けれども、そうでない所へは、人によって変えるんですね。
経営者に対しては「あなた勉強すればわかるでしょ?」って言ってですね、
分からない連中をバカ呼ばわりするんですね。
馬鹿か、勉強嫌いかと言って迫っちゃうわけですね。
まだこれが分からないの?だって保険に入って御覧なさい。
あなたの会社は保険に入っているでしょ、火災保険に入っているでしょ、
何故原子力発電所はその保険に入らないの?変でしょ?
って言えばね、「そうだよな」って、分かってくれるはずなんですね。
だから人によって言い方を変える。
僕はね、元は軍人志望ですからね、
軍事的に見たって、北朝鮮がミサイルを持っているんでしょ?
日本に原発があるんでしょ?
そしたら右翼に対してですね、
「戦争がはじまったら、原発を抱えて戦争なんてできない」と言ってですね、
右翼の方にはそういうんですよ。
だから人によって言い方を変える。
説得していただきたいともいます、以上です。
司会:小出先生どうでしょう?
小出:
はい。
私は、…もうずっと、政治には絶望したし、
政治には一切かかわらないとずっと言い続けてきていますので、
今のこの場で発言する事はあまり正しくないと思いますし、
すでに村上さんと三上さんが基本的な事をお話し下さっています。
やるべきことはもちろんあるわけです。
自民党が大勝するという厳しい状況になっているわけで、
自民党はこれから次々と再稼働させると私は思っています。
場合によっては、新しい原発まで彼らはつくろうとするのではないかと、私は思っていますが、
そのような事は決して許したくないと思いますし、
私自身は原子力発電所というものは、
エネルギーが足りようと足りなかろうと、電気が足りようと足りなかろうと、
即刻やめなければいけないものだと思っています。
「即刻やめる」と言わない候補者には絶対に入れないという事をみなさんがー拍手ー
司会:
小出先生に確認をしたいのでございますけれども、
福島の事故の事につきまして、今、たとえば東海でも浜岡でも、
堤防のかさ上げとか水門の対策をどうするかという事をやっております。
福島の事故はあれは津波が起こしたのであるというのが一つの意見でございますね、
それからもうひとつは地震で配管が破れたという説もありますが、
これは似ているようで全然違いますね。
小出:
今、日本の国、あるいは電力会社がどこで彼らの防御線を引こうかとしているか?といえば、
福島の事故は全て津波が悪かったと、津波さえ来なければ大丈夫だった。
という所で彼らは闘いをしようとしているのですね。
ですから浜岡だったら、高さ18mの防潮堤をつくればいい、
いや、それじゃあちょっと足りなそうだから22mにすればそれでいいんじゃないかという、
そんな事の議論しか彼らはしていないのです。
しかし、福島第一原子力発電所の事故には、
多分地震によることの破壊という事もあっただろうと私は思います。
その事は福島第一原子力発電所の事故の調査をした国会事故調査委員会の結論にもなっています。
そしてもし地震が事故の大きな要因になっていたとするのであれば、
津波だけではなくて、もう日本中地震から逃れられる原子力発電所は無くなってしまうのですから、
ほとんどもう再稼動できないというところに行ってしまうわけです。
ですから、彼らの方では、なんとしてでも地震を無視するということで、彼らはやろうとしています。
ただし、私は津波や地震がもし問題ないという事が出来たとしても、
それでも原子力発電所はダメなんだと思っています。
人類はこれまで原子力を沢山やってきましたけれど、
過去4回炉心が沢山溶けてしまったという事故を経験しました。
一番初めはイギリスのウインズケイルという軍事用の原子炉でした。
二番目は米国のスリーマイル島原子力発電所。
三番目が旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所。
そして四番目が福島第一原子力発電所です。
原子炉が溶け落ちてしまうという事になったのですが、
その4つの原子炉のうち、地震あるいは津波でそうなったというのは福島だけです。
ウインズケイルもスリーマイル島もチェルノブイリも、
地震も津波も何にも関係なくて、原子力発電所という機械の性質で壊れてしまっているのです。
機械というものは必ず壊れるし、
それを動かしている人間というのは必ず間違いを犯すという存在な訳で、
地震が来なくても、津波が来なくても、
場合によっては壊れてしまうと覚悟しなければいけないということを、
きちっと過去の歴史が教えてくれている訳ですから、
「地震・津波の対策が出来たら再稼働」なんて言う事を私は許したくないし、
機械である限りは全てー拍手ーしたいと思います。
司会:三上さんはいかがでしょうか?浜岡の現状を見ながら。
三上:
全くその通りでございまして、石橋克彦先生、地震のですね、
まさに30数年前に、「浜岡が危険だよ」と言われた元祖なんですね。
その時は東大の地震学者の中で若かったから、「若造がそんな事を言っている」という事だったんですが、
私は気象庁に訪問したんですね、市長になってまもなく。
そうしたら、世界でね、地震予知が出来るというように可能性があると思って、
地震予知の機械を何十ヶ所にも置いて地震予知をしようとしているのは、
「駿河湾だけ」なんだそうです。
他の地震学者は全部諦めているんです。
予知なんてできないと。
けれども、「最も地震が起きる確率が高いのがこの浜岡周辺だから」と言って、
予知しようという機械が何十ヶ所にも置いてあってですね、
「出来たら予知したい」って言っているわけですね。
そんな浜岡でですね、
危険極まりないところに原子力発電所の稼働だなんて、全くとんでもないと思いますし、
もう一つですね、今、小出先生は遠慮した形で言ったんでしょうが、
「エネルギーが足りようが足りまいが」と言ったんですけど、
原子力発電所が必要なのは、夏の昼間のピーク時だけなんですよ。
夏だけが2割で良いんですよ。
だから、夏だけ2割節電すれば済む事なんです。
直ちに可能なのは2割るぐらいの節電でもね、それはね、まずね、
夏の昼間だけでも電気料金を2と言わずにですね、5割とか倍ぐらいにあげちゃうんですよ、
そしたらまず、一般市民はかなり使わなくなるでしょう。
これで1割減りますよ。
その次にですね、工場は2週間連休取れと、
日本人はね有給休暇を消化しないんだから、2週間消化すればいいんですよ。
交代で休む。交代で。
そしたら大体2ヶ月で10週間位ある間の2週間づつを、だって、10週間ですから2週間の2でしょ。
工場で1割減って一般市民で1割減ったらそれで十分じゃないですか。
もう原子力発電所は直ちにいらないという形で簡単なんです。
うちの市役所はそれやったんですよ。
ピーク時の1時から3時の一番暑い時に市役所のクーラーを全部止めたんですよ。
暑くて病気になりそうな奴は図書館は止めないから図書館に行けと。
あるいはね、有給休暇を時間で取って良いから、
2時間有給休暇を取って海水浴へ行けというふうにしまして、
市役所を2時間止めたんですよ、クーラー。
直ちに無くしても何の問題もありません。
客席:沖縄には原発はないよー!沖縄には一台もないよ!
三上:
沖縄に無いのはね、
原発がもし沖縄にあったら、あそこはですね、巨大な基地があるわけですから、
北朝鮮や中国ともし何かがあったら、沖縄が狙われてですね、直ちに沖縄が滅ぶから、
米軍の理由でつくらせないんですよ。
そういう事です。
司会:
現在浜岡は停止という事で、民主党政権のもとで止められている訳ですが、
東海第二については政府のお墨付きというか、そういうものがない状況の中で、
村上さん、どういう、ま、政府からの働きかけとか、経済界からの動きとか、
そういうのはどういうふうに感じておられますか?
村上:
働きかけはありません、私のところには。
直接的な圧力もありませんですが、
原電はあの通りに盛んに「津波対策それから地震対策をやっていますよ」という事で、
対外に新聞記者を呼んだりして発表をしておりますし、
まぁ、意欲満々だろうと思いますね。
自民党が勝ったという事で「さぁ大丈夫だ」という事なんでしょうが、
一方では「原電をどうするんだ」という議論も始まっているようであります。
それは敦賀1号機の方はもう40年過ぎているわけですし、
そして2号機の方には「直下に活断層がある」と言う事になってきたという事。
そして、東海第二の方も言われるんですが、
「東海第二は地元の村上村長が反対しているから再稼働は難しい」と。
で、原電は結局3基しかございませんので、
そうしてまた3号機4号機を敦賀でつくろうと考えているわけですが、
これはまた、ま、民主党政権下では3号機、4号機の新設はしないという事で言われていました。
そういう中で今探しているのは、実は日本経済新聞の記事なんですが、12月6日かな、
「経済産業省を中心として、原電の今後のあり方というものについて検討し始めている」
というような記事が載っておりました。
それは原電を中心として原発の廃炉機構というものをつくって、
原電を廃炉ビジネスの中心にしていこうというようなこともいって、
「検討している」というような事が日本経済新聞には出ておりました。
そういうことで、原電の問題についてはいろいろと、今後も紆余曲折があるのかなという事で
探していましたが、今記事がとうとう出てきておりません。
それとやはり今後は各地域地域で覚悟を激化していかなければならないんじゃないかなと、
脱原発をという時に、日本全体に広げるにはですね。
たとえば東海第二は極めて危険だ。
地震の起こる可能性も極めて高い地域だと。
そしてまた、東海第二は異常な立地であると。
先程小出先生からお話がありましたが、100万人も30km圏内に住んでいる。
で、東京から110kmという、
こういう立地条件で、果たして避難なんていう事は考えられないし、損害賠償も出来やしない。
そしてこれは茨城県民の、ここの周辺の人達の、私は責任だと思っていますし、
そして浜岡は、これは静岡県民の責任ですね。
あれもまた、さっきから言われている様に異常な立地でありますし、
それから敦賀だって私は同じだろうと思いますし、
六ヶ所村とか東通りなんていう所も同じだろうと。
いろんなところで、
その地域地域でやむを得ないから日本全体で一気に脱原発というふうにできないとするならば、
私ども立地周辺の、立地地域と言いますか、
その中で、今後の政府方針の転換についてやっていくということになろうかとおもいます。
(さっきから探していた経済新聞の記事)ありましたね、11月28日。日本経済新聞で。
これは「日本原電 発電ゼロ続く 経営も問題に発展の恐れ」で、
経産省は水面下で経営再建策を練っている。
他の電力会社と統合したり、廃炉専門会社にしたりする案が出ている模様だ。
ある電力会社の幹部は「国は日本原電を核に廃炉機構をつくるのである」と
これは日本経済新聞の記事でありました。以上です。
この続きはこちら↓
豆腐の上の原子力発電所・走り出したらもう止められない12/24小出裕章氏in茨城(書き出し)
<後半>脱原発サミットin茨城12/24小出裕章氏・三上元市長・村上達也村長(動画・内容書き出し)
ーーー
東京新聞で記事になりました。
【茨城】
東海村で「サミット」 「脱原発」の灯消えない
東京新聞 2012年12月25日
原発のない社会を目指して市民や有識者らが集う
「脱原発サミットin茨城」が二十四日、東海村の東海文化センターで開かれた。
村上達也村長、京都大原子炉実験所の小出裕章助教、
「脱原発をめざす首長会議」世話人の三上元(はじめ)静岡県湖西市長の三人がパネリストとして出席。
原発に頼ったエネルギー政策の問題点や自民党政権移行後の「脱原発」活動のあり方など、
さまざまな角度から語り合った。 (永山陽平)
市民団体「茨城の環境と人を考える会議」の主催で、
前福島県知事の佐藤栄佐久氏らを招いた十月の開催に続いて二回目。
会場には村内外から約800人が集まり、
小出助教と三上市長の講演に続いてパネルディスカッションが行われた。
原発の危険性を専門家の視点で訴えている小出助教は、
五十基もの原発が建てられた経緯や東京電力福島第一原発事故による汚染状況などを説明。
原発の安全神話が崩れて多くの日本人がだまされたと思ったとしても
「だまされた側にも責任はある」と断じ、
「この事態を起こした大人として、子どもを被ばくから守らなければならない」と強調した。
中部電力浜岡原発から約六十キロの距離にある湖西市で脱原発活動をしている三上市長は
元経営コンサルタントの経験を生かして
「東海村で原発事故が起こると、土地の買い上げなどで76兆円が必要になる」との試算を打ち出し、
「原発はコストが安いと言われているが、廃棄物の処理などで結果的に高くつく」と主張した。
パネルディスカッションで三上市長は、再稼働に前向きな自民党政権下での脱原発活動について
「自民にも河野太郎さんら脱原発の議員がいる。彼らとともに自民を中から変えたい」と具体策を紹介。
村上村長は
「脱原発の国民運動は消えない。
原発に依存しない社会をつくるには覚悟がいるが、
カネをくれるものにぶら下がっているだけでは日本に将来はない」と訴えて締めくくった。
三回目のサミットは来年四月七日に同センターで行われる予定。
ーーーー
第二回脱原発サミットin 茨城 前半
村上村長・小出裕章氏・三上市長(途中まで)の動画
2012.12.24 月祝日 会場 東海文化センター
東海村村長 脱原発をめざす首長会議世話人 村上達也
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
湖西市市長 脱原発をめざす首長会議世話人 三上 元
37:44~第二部

司会者:
今回の責任者の一人でございまして上田と申します、よろしくお願いいたします。
去年の12月5日に小出先生にメールをいたしまして、「茨城にきてくれ」という事で、
一年がかりで夢が実現いたしました。
三上さんにはそれに合わせて、村上村長は何をおいても行くという事で、来ていただきまして、
お詫び申し上げなければならないのは今日は村長の話がちょっと短かったんじゃないかと思っております。
また私たちが村長とジョイントしてこのような会を企画したいと思っております。
私たちのスタッフの中で、自由民主党が今回の選挙で非常に大きな議席を占めている
それでその中で脱原発運動はどういうふうにして行ったらいいのか、
自由民主党はどのような原子力政策を打ち出してくるのか、
そういうことをぜひ聞いて欲しいと、そういうふうに言われましたので、
先ずその事をお伺いしたいのですがいかがでしょうか?村上村長から。
村上:
もうすでに自民党がどういうふうにしたいのかは、先程のあいさつの中でも申し上げましたが、
今回の選挙は、脱原発という世論は60%~70%、あるいはもっと80%もあったと思うんですけれども、
しかし、その票が分かれててしまったと、あるいは民主党への失望もあって、
民主党の中にはじつは原発ゼロを目指すロードマップの会というのもありまして、
それには80名ぐらいの国会議員がおったんですね。
そういう点では福島原発事故を踏まえての新しいエネルギー政策、
原子力政策という物を一生懸命探ってきたわけですが、
しかし残念ながら政権内で意見の統一が出来ないで、
今年の9月14日のエネルギーと環境の戦略、革新的エネルギー戦略というものを、
ちっとも革新的じゃありませんでしたが、あれを立てていたんだけども、
9月19日には閣議決定見送りという、あの失望があったと思うんですが、
ま、自民党は明らかに原発推進という事、これは体質的にそうだと思っております。
ですから、その事とこれから我々は対峙していかなければならないと思っております。
しかし、福島原発事故のインパクトはいかに自民党といえども無視はできない。
我々は原発の問題につきましては、あるいは原発事故の事につきましては
相当な知識を持つ国民となっておりますので、
私はおいそれと3年半前に戻るという事は出来ないだろうというふうには見ております。
まさに自民党が目指すものと、我々が脱原発を目指すものは違っているわけだけれども、
しかし我々の方の脱原発の意識というものは崩壊しているとは思っておりません。
今日の会場の雰囲気を見てもそうです。
原発政策は変わるか?と言えば変わるだろうけれども、
元には戻らないだろうと私は思っております。
司会:それでは、つい先日自民党を退けられましたピカピカの市長さん、
三上:
でもね、全部の得票の中の55対45でしたから、
僕を100にするとですね、相手候補は81.5を取っているんですね。
100対81.5です。
だから、それなりに向こうさんはやっぱり票を集めているんですね。
そんな事がありますので油断はできないと思いますが、
今日のブログの話をさっきの私の話しの中でしたと思いますが、
5つの行動を是非していただきたいと思います。
第一はやはり、自民党の中で脱原発派がいます。
その人が今度の選挙で、うちの区がまさにそうですけれども、
全体の58%を取っちゃったんですよ。
第二位は3分の1にも達しなかったんですよ。民主党が。
民主党は3分の1すら取れなかった。
という事はね、ここに自民党支持の人がいるかもしれませんが、
自民党支持で脱原発を訴えますと、圧勝する人が多いという事は
自民党が政策を脱原発に切り替えたらですね、超政権になる可能性があるという事です。
しかし、そういう事を考えないのが自民党なんですよ。
だからね、多分自民党はね、再開をしようというふうに思うし、同時に新設もしよう、だろう。
大間のマグロで有名な、マグロじゃなくて原発で有名にしちゃうんだと。
青森の一番北をですね。
函館の市長がダメだと言っていますけれども、ひょっとするとそういう可能性がある。
浜岡を稼働させたい。
東海村を稼働させたい。
大間の工事を再開したい。
という事を自民党は言いかねません。
その辺をですね、河野太郎あたりを動かして、自民党の中から変える。
連立を組むと言われている公明党は、うちにも議員がいますから、
公明党の議員には「脱原発でしょ、自民党にハッキリ言ってよ」という形で言っています。
農協と漁協もそうですから、農漁協にも僕はよく話をしますが、
町という場所、農地が汚され、海が汚されて、日本で良い訳がありませんから、
コストの件について言うのは経営者に対してです。
けれども、そうでない所へは、人によって変えるんですね。
経営者に対しては「あなた勉強すればわかるでしょ?」って言ってですね、
分からない連中をバカ呼ばわりするんですね。
馬鹿か、勉強嫌いかと言って迫っちゃうわけですね。
まだこれが分からないの?だって保険に入って御覧なさい。
あなたの会社は保険に入っているでしょ、火災保険に入っているでしょ、
何故原子力発電所はその保険に入らないの?変でしょ?
って言えばね、「そうだよな」って、分かってくれるはずなんですね。
だから人によって言い方を変える。
僕はね、元は軍人志望ですからね、
軍事的に見たって、北朝鮮がミサイルを持っているんでしょ?
日本に原発があるんでしょ?
そしたら右翼に対してですね、
「戦争がはじまったら、原発を抱えて戦争なんてできない」と言ってですね、
右翼の方にはそういうんですよ。
だから人によって言い方を変える。
説得していただきたいともいます、以上です。
司会:小出先生どうでしょう?
小出:
はい。
私は、…もうずっと、政治には絶望したし、
政治には一切かかわらないとずっと言い続けてきていますので、
今のこの場で発言する事はあまり正しくないと思いますし、
すでに村上さんと三上さんが基本的な事をお話し下さっています。
やるべきことはもちろんあるわけです。
自民党が大勝するという厳しい状況になっているわけで、
自民党はこれから次々と再稼働させると私は思っています。
場合によっては、新しい原発まで彼らはつくろうとするのではないかと、私は思っていますが、
そのような事は決して許したくないと思いますし、
私自身は原子力発電所というものは、
エネルギーが足りようと足りなかろうと、電気が足りようと足りなかろうと、
即刻やめなければいけないものだと思っています。
「即刻やめる」と言わない候補者には絶対に入れないという事をみなさんがー拍手ー
司会:
小出先生に確認をしたいのでございますけれども、
福島の事故の事につきまして、今、たとえば東海でも浜岡でも、
堤防のかさ上げとか水門の対策をどうするかという事をやっております。
福島の事故はあれは津波が起こしたのであるというのが一つの意見でございますね、
それからもうひとつは地震で配管が破れたという説もありますが、
これは似ているようで全然違いますね。
小出:
今、日本の国、あるいは電力会社がどこで彼らの防御線を引こうかとしているか?といえば、
福島の事故は全て津波が悪かったと、津波さえ来なければ大丈夫だった。
という所で彼らは闘いをしようとしているのですね。
ですから浜岡だったら、高さ18mの防潮堤をつくればいい、
いや、それじゃあちょっと足りなそうだから22mにすればそれでいいんじゃないかという、
そんな事の議論しか彼らはしていないのです。
しかし、福島第一原子力発電所の事故には、
多分地震によることの破壊という事もあっただろうと私は思います。
その事は福島第一原子力発電所の事故の調査をした国会事故調査委員会の結論にもなっています。
そしてもし地震が事故の大きな要因になっていたとするのであれば、
津波だけではなくて、もう日本中地震から逃れられる原子力発電所は無くなってしまうのですから、
ほとんどもう再稼動できないというところに行ってしまうわけです。
ですから、彼らの方では、なんとしてでも地震を無視するということで、彼らはやろうとしています。
ただし、私は津波や地震がもし問題ないという事が出来たとしても、
それでも原子力発電所はダメなんだと思っています。
人類はこれまで原子力を沢山やってきましたけれど、
過去4回炉心が沢山溶けてしまったという事故を経験しました。
一番初めはイギリスのウインズケイルという軍事用の原子炉でした。
二番目は米国のスリーマイル島原子力発電所。
三番目が旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所。
そして四番目が福島第一原子力発電所です。
原子炉が溶け落ちてしまうという事になったのですが、
その4つの原子炉のうち、地震あるいは津波でそうなったというのは福島だけです。
ウインズケイルもスリーマイル島もチェルノブイリも、
地震も津波も何にも関係なくて、原子力発電所という機械の性質で壊れてしまっているのです。
機械というものは必ず壊れるし、
それを動かしている人間というのは必ず間違いを犯すという存在な訳で、
地震が来なくても、津波が来なくても、
場合によっては壊れてしまうと覚悟しなければいけないということを、
きちっと過去の歴史が教えてくれている訳ですから、
「地震・津波の対策が出来たら再稼働」なんて言う事を私は許したくないし、
機械である限りは全てー拍手ーしたいと思います。
司会:三上さんはいかがでしょうか?浜岡の現状を見ながら。
三上:
全くその通りでございまして、石橋克彦先生、地震のですね、
まさに30数年前に、「浜岡が危険だよ」と言われた元祖なんですね。
その時は東大の地震学者の中で若かったから、「若造がそんな事を言っている」という事だったんですが、
私は気象庁に訪問したんですね、市長になってまもなく。
そうしたら、世界でね、地震予知が出来るというように可能性があると思って、
地震予知の機械を何十ヶ所にも置いて地震予知をしようとしているのは、
「駿河湾だけ」なんだそうです。
他の地震学者は全部諦めているんです。
予知なんてできないと。
けれども、「最も地震が起きる確率が高いのがこの浜岡周辺だから」と言って、
予知しようという機械が何十ヶ所にも置いてあってですね、
「出来たら予知したい」って言っているわけですね。
そんな浜岡でですね、
危険極まりないところに原子力発電所の稼働だなんて、全くとんでもないと思いますし、
もう一つですね、今、小出先生は遠慮した形で言ったんでしょうが、
「エネルギーが足りようが足りまいが」と言ったんですけど、
原子力発電所が必要なのは、夏の昼間のピーク時だけなんですよ。
夏だけが2割で良いんですよ。
だから、夏だけ2割節電すれば済む事なんです。
直ちに可能なのは2割るぐらいの節電でもね、それはね、まずね、
夏の昼間だけでも電気料金を2と言わずにですね、5割とか倍ぐらいにあげちゃうんですよ、
そしたらまず、一般市民はかなり使わなくなるでしょう。
これで1割減りますよ。
その次にですね、工場は2週間連休取れと、
日本人はね有給休暇を消化しないんだから、2週間消化すればいいんですよ。
交代で休む。交代で。
そしたら大体2ヶ月で10週間位ある間の2週間づつを、だって、10週間ですから2週間の2でしょ。
工場で1割減って一般市民で1割減ったらそれで十分じゃないですか。
もう原子力発電所は直ちにいらないという形で簡単なんです。
うちの市役所はそれやったんですよ。
ピーク時の1時から3時の一番暑い時に市役所のクーラーを全部止めたんですよ。
暑くて病気になりそうな奴は図書館は止めないから図書館に行けと。
あるいはね、有給休暇を時間で取って良いから、
2時間有給休暇を取って海水浴へ行けというふうにしまして、
市役所を2時間止めたんですよ、クーラー。
直ちに無くしても何の問題もありません。
客席:沖縄には原発はないよー!沖縄には一台もないよ!
三上:
沖縄に無いのはね、
原発がもし沖縄にあったら、あそこはですね、巨大な基地があるわけですから、
北朝鮮や中国ともし何かがあったら、沖縄が狙われてですね、直ちに沖縄が滅ぶから、
米軍の理由でつくらせないんですよ。
そういう事です。
司会:
現在浜岡は停止という事で、民主党政権のもとで止められている訳ですが、
東海第二については政府のお墨付きというか、そういうものがない状況の中で、
村上さん、どういう、ま、政府からの働きかけとか、経済界からの動きとか、
そういうのはどういうふうに感じておられますか?
村上:
働きかけはありません、私のところには。
直接的な圧力もありませんですが、
原電はあの通りに盛んに「津波対策それから地震対策をやっていますよ」という事で、
対外に新聞記者を呼んだりして発表をしておりますし、
まぁ、意欲満々だろうと思いますね。
自民党が勝ったという事で「さぁ大丈夫だ」という事なんでしょうが、
一方では「原電をどうするんだ」という議論も始まっているようであります。
それは敦賀1号機の方はもう40年過ぎているわけですし、
そして2号機の方には「直下に活断層がある」と言う事になってきたという事。
そして、東海第二の方も言われるんですが、
「東海第二は地元の村上村長が反対しているから再稼働は難しい」と。
で、原電は結局3基しかございませんので、
そうしてまた3号機4号機を敦賀でつくろうと考えているわけですが、
これはまた、ま、民主党政権下では3号機、4号機の新設はしないという事で言われていました。
そういう中で今探しているのは、実は日本経済新聞の記事なんですが、12月6日かな、
「経済産業省を中心として、原電の今後のあり方というものについて検討し始めている」
というような記事が載っておりました。
それは原電を中心として原発の廃炉機構というものをつくって、
原電を廃炉ビジネスの中心にしていこうというようなこともいって、
「検討している」というような事が日本経済新聞には出ておりました。
そういうことで、原電の問題についてはいろいろと、今後も紆余曲折があるのかなという事で
探していましたが、今記事がとうとう出てきておりません。
それとやはり今後は各地域地域で覚悟を激化していかなければならないんじゃないかなと、
脱原発をという時に、日本全体に広げるにはですね。
たとえば東海第二は極めて危険だ。
地震の起こる可能性も極めて高い地域だと。
そしてまた、東海第二は異常な立地であると。
先程小出先生からお話がありましたが、100万人も30km圏内に住んでいる。
で、東京から110kmという、
こういう立地条件で、果たして避難なんていう事は考えられないし、損害賠償も出来やしない。
そしてこれは茨城県民の、ここの周辺の人達の、私は責任だと思っていますし、
そして浜岡は、これは静岡県民の責任ですね。
あれもまた、さっきから言われている様に異常な立地でありますし、
それから敦賀だって私は同じだろうと思いますし、
六ヶ所村とか東通りなんていう所も同じだろうと。
いろんなところで、
その地域地域でやむを得ないから日本全体で一気に脱原発というふうにできないとするならば、
私ども立地周辺の、立地地域と言いますか、
その中で、今後の政府方針の転換についてやっていくということになろうかとおもいます。
(さっきから探していた経済新聞の記事)ありましたね、11月28日。日本経済新聞で。
これは「日本原電 発電ゼロ続く 経営も問題に発展の恐れ」で、
経産省は水面下で経営再建策を練っている。
他の電力会社と統合したり、廃炉専門会社にしたりする案が出ている模様だ。
ある電力会社の幹部は「国は日本原電を核に廃炉機構をつくるのである」と
これは日本経済新聞の記事でありました。以上です。
この続きはこちら↓
豆腐の上の原子力発電所・走り出したらもう止められない12/24小出裕章氏in茨城(書き出し)
<後半>脱原発サミットin茨城12/24小出裕章氏・三上元市長・村上達也村長(動画・内容書き出し)
ーーー
東京新聞で記事になりました。
【茨城】
東海村で「サミット」 「脱原発」の灯消えない
東京新聞 2012年12月25日
原発のない社会を目指して市民や有識者らが集う
「脱原発サミットin茨城」が二十四日、東海村の東海文化センターで開かれた。
村上達也村長、京都大原子炉実験所の小出裕章助教、
「脱原発をめざす首長会議」世話人の三上元(はじめ)静岡県湖西市長の三人がパネリストとして出席。
原発に頼ったエネルギー政策の問題点や自民党政権移行後の「脱原発」活動のあり方など、
さまざまな角度から語り合った。 (永山陽平)
市民団体「茨城の環境と人を考える会議」の主催で、
前福島県知事の佐藤栄佐久氏らを招いた十月の開催に続いて二回目。
会場には村内外から約800人が集まり、
小出助教と三上市長の講演に続いてパネルディスカッションが行われた。
原発の危険性を専門家の視点で訴えている小出助教は、
五十基もの原発が建てられた経緯や東京電力福島第一原発事故による汚染状況などを説明。
原発の安全神話が崩れて多くの日本人がだまされたと思ったとしても
「だまされた側にも責任はある」と断じ、
「この事態を起こした大人として、子どもを被ばくから守らなければならない」と強調した。
中部電力浜岡原発から約六十キロの距離にある湖西市で脱原発活動をしている三上市長は
元経営コンサルタントの経験を生かして
「東海村で原発事故が起こると、土地の買い上げなどで76兆円が必要になる」との試算を打ち出し、
「原発はコストが安いと言われているが、廃棄物の処理などで結果的に高くつく」と主張した。
パネルディスカッションで三上市長は、再稼働に前向きな自民党政権下での脱原発活動について
「自民にも河野太郎さんら脱原発の議員がいる。彼らとともに自民を中から変えたい」と具体策を紹介。
村上村長は
「脱原発の国民運動は消えない。
原発に依存しない社会をつくるには覚悟がいるが、
カネをくれるものにぶら下がっているだけでは日本に将来はない」と訴えて締めくくった。
三回目のサミットは来年四月七日に同センターで行われる予定。
ーーーー
第二回脱原発サミットin 茨城 前半
村上村長・小出裕章氏・三上市長(途中まで)の動画
12.26
Wed
【茨城】
73人が「要精密検査」 取手市内24校心臓検診
東京新聞 2012年12月26日
取手市の市民団体は25日、市立小中学校24校の2012年度の心臓検診で、
一次検査で「要精密検査」と診断された児童・生徒の数が11年度に比べて急増していることを公表した。
心臓検診は取手市教委が毎年五月中に小学一年生、中学一年生に実施している。
公表したのは「生活クラブ生協取手支部」(根岸裕美子代表)、
「放射NO!ネットワーク取手」(本木洋子代表)、
「とりで生活者ネットワーク」(黒沢仁美代表)の三団体で、市教委などの資料を基に調べた。
それによると、12年度に一次検診を受けた小中学生1655人のうち、73人が要精密検査と診断された。
11年度の28人から2.6倍になり、中学生だけで見ると、17人から55人と3倍強に増えていた。
また、心臓に何らかの既往症が認められる児童・生徒も
10年度の9人から11年度21人、12年度24人と推移。
突然死の危険性が指摘される「QT延長症候群」とその疑いのある診断結果が、
10年度の1人、11年度の2人から8人へと急増していた。
市民団体は
「心臓に異常が認められるケースが急増しているのは事実。
各団体と相談して年明けにも関係各機関に対応策を求めていきたい」としている。
藤井信吾市長の話 データを確認したうえで対応策を考えたい。
(坂入基之)
ーーー
これは茨城だけの話なのだろうか?
茨城以外の関東・東北では、どうなのだろうか?
この記事を読んだ瞬間、
こういう原因があり得るのではないか?私はそう思った。
ほんの一部を紹介します。
チェルノブイリ事故後、病理解剖で内部被ばくを研究したバンダジェフスキー氏の調査結果より
<日本の福島原発事故に関するバンダジェフスキーのコメント>
特に子供の体に入ったセシウムは、心臓に凝縮されて心筋や血管の障害につながるためです。
1キロ当たり20~30ベクレルの放射能は、体外にあれば大きな危険はありません。
それが内部被曝で深刻なのは、全身の平均値だからです。
心筋細胞はほとんど分裂しないため放射能が蓄積しやすい。
子供の心臓は全身平均の10倍以上ということもあるのです。
「チェルノブイリ事故後2010年になっても増え続けている子どもの疾病」
ベラルーシの小児科医(動画・通訳書き出し)より
たとえば循環器系がチェルノブイリの影響で子どもの健康に悪影響を及ぼしています。
それが毎年増えています。
心臓疾患を患う子供の数も増えています。
1995年から1996年には健康な子どもが。学童ですね。
小学児童を診察した結果、心臓外科医の治療を必要とする疾患が沢山見つかりました。
ゴメリなどでの調査が行われてから10年が経っていますが、
子どもの不整脈がさらに深刻な疾病に繋がっています。
心臓外科医は5歳6歳7歳の子供たちがすでに不整脈を患っているという事を日々目撃している訳です。
4.「腫瘍よりもむしろ非腫瘍性の病気の方が増えている」崎山比早子氏11/24(内容書き出し)より
これはバンダジェフスキーさんが発表された論文なんですが、

死因の1位は心臓です。
悪性腫瘍よりもずっと心臓病で亡くなる人が多いということです。
<5>軍事組織IAEAの正体 双子の悪魔と日本の現状 “IAEAとICRP”12/14
広瀬隆氏郡山(内容書き出し)より
このバンダジェフスキーという人が明らかにしたのは、
「セシウム心筋症」で、
心筋症というのは心臓の筋肉、そこがおかしくなる。こういうことを明らかにしたんですけれど、
それは何が大事か?って言うとですね、
セシウム137、あれは身体に入って、そして筋肉に入るんです。
皆さん今そこにずーっと座っていらっしゃっても、必ず呼吸をしています。
そして心臓が動いています。
心臓が動いていなければ死んじゃいます。
寝ててもですね、肺は呼吸しています。心臓は血液をずーーっと送っています。
という事は、心臓は肺というのは筋肉の塊なんです。
ずーっと運動している。
そこにセシウムは濃縮していくんです。
ーーー
データ
http://www.h7.dion.ne.jp/~touhyou/houshaedu/sinzou_toride.pdf
(↓クリックすると大きく見る事が出来ます)
">
診断名
">
診断名を見ていて、顕著に増えている気になった病名をグラフにしてみました。
川崎病(既往症、冠動脈瘤含む)とQT延長(疑いも含む)の年度推移

平成20年度はひとりの子どもが川崎病既往症 QT延長症候群の両方を診断されています。
QT延長症候群と川崎病という病気について調べた。
学校保健統計「心電図異常」全国平均プラス8都県の結果をグラフにしてみた
73人が「要精密検査」 取手市内24校心臓検診
東京新聞 2012年12月26日
取手市の市民団体は25日、市立小中学校24校の2012年度の心臓検診で、
一次検査で「要精密検査」と診断された児童・生徒の数が11年度に比べて急増していることを公表した。
心臓検診は取手市教委が毎年五月中に小学一年生、中学一年生に実施している。
公表したのは「生活クラブ生協取手支部」(根岸裕美子代表)、
「放射NO!ネットワーク取手」(本木洋子代表)、
「とりで生活者ネットワーク」(黒沢仁美代表)の三団体で、市教委などの資料を基に調べた。
それによると、12年度に一次検診を受けた小中学生1655人のうち、73人が要精密検査と診断された。
11年度の28人から2.6倍になり、中学生だけで見ると、17人から55人と3倍強に増えていた。
また、心臓に何らかの既往症が認められる児童・生徒も
10年度の9人から11年度21人、12年度24人と推移。
突然死の危険性が指摘される「QT延長症候群」とその疑いのある診断結果が、
10年度の1人、11年度の2人から8人へと急増していた。
市民団体は
「心臓に異常が認められるケースが急増しているのは事実。
各団体と相談して年明けにも関係各機関に対応策を求めていきたい」としている。
藤井信吾市長の話 データを確認したうえで対応策を考えたい。
(坂入基之)
ーーー
これは茨城だけの話なのだろうか?
茨城以外の関東・東北では、どうなのだろうか?
この記事を読んだ瞬間、
こういう原因があり得るのではないか?私はそう思った。
ほんの一部を紹介します。
チェルノブイリ事故後、病理解剖で内部被ばくを研究したバンダジェフスキー氏の調査結果より
<日本の福島原発事故に関するバンダジェフスキーのコメント>
特に子供の体に入ったセシウムは、心臓に凝縮されて心筋や血管の障害につながるためです。
1キロ当たり20~30ベクレルの放射能は、体外にあれば大きな危険はありません。
それが内部被曝で深刻なのは、全身の平均値だからです。
心筋細胞はほとんど分裂しないため放射能が蓄積しやすい。
子供の心臓は全身平均の10倍以上ということもあるのです。
「チェルノブイリ事故後2010年になっても増え続けている子どもの疾病」
ベラルーシの小児科医(動画・通訳書き出し)より
たとえば循環器系がチェルノブイリの影響で子どもの健康に悪影響を及ぼしています。
それが毎年増えています。
心臓疾患を患う子供の数も増えています。
1995年から1996年には健康な子どもが。学童ですね。
小学児童を診察した結果、心臓外科医の治療を必要とする疾患が沢山見つかりました。
ゴメリなどでの調査が行われてから10年が経っていますが、
子どもの不整脈がさらに深刻な疾病に繋がっています。
心臓外科医は5歳6歳7歳の子供たちがすでに不整脈を患っているという事を日々目撃している訳です。
4.「腫瘍よりもむしろ非腫瘍性の病気の方が増えている」崎山比早子氏11/24(内容書き出し)より
これはバンダジェフスキーさんが発表された論文なんですが、

死因の1位は心臓です。
悪性腫瘍よりもずっと心臓病で亡くなる人が多いということです。
<5>軍事組織IAEAの正体 双子の悪魔と日本の現状 “IAEAとICRP”12/14
広瀬隆氏郡山(内容書き出し)より
このバンダジェフスキーという人が明らかにしたのは、
「セシウム心筋症」で、
心筋症というのは心臓の筋肉、そこがおかしくなる。こういうことを明らかにしたんですけれど、
それは何が大事か?って言うとですね、
セシウム137、あれは身体に入って、そして筋肉に入るんです。
皆さん今そこにずーっと座っていらっしゃっても、必ず呼吸をしています。
そして心臓が動いています。
心臓が動いていなければ死んじゃいます。
寝ててもですね、肺は呼吸しています。心臓は血液をずーーっと送っています。
という事は、心臓は肺というのは筋肉の塊なんです。
ずーっと運動している。
そこにセシウムは濃縮していくんです。
ーーー
データ
http://www.h7.dion.ne.jp/~touhyou/houshaedu/sinzou_toride.pdf
(↓クリックすると大きく見る事が出来ます)
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診断名
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診断名を見ていて、顕著に増えている気になった病名をグラフにしてみました。
川崎病(既往症、冠動脈瘤含む)とQT延長(疑いも含む)の年度推移

平成20年度はひとりの子どもが川崎病既往症 QT延長症候群の両方を診断されています。
QT延長症候群と川崎病という病気について調べた。
学校保健統計「心電図異常」全国平均プラス8都県の結果をグラフにしてみた
音声のみ
第二回 脱原発サミット in 茨城より
2012年12月24日
司会:
小出さんにお伺いしたいんですけれども、
東海第二原発というのはですね、実は調べてみると、
原子炉自体は非常に強固な岩盤の上につくらなければいけない、そういうふうに決められている。
で、実際に日本原電が出しているような、安全安心パンフレットを見ますと、
「強固な岩盤の上にある」というふうに書いてあるんですが、
ネットなどで調べてみたり、学者の論文等を読んでみたり、政府の発表物を見たりすると、
「東海第二原発は5mのコンクリートの板の上に乗っかっている」と。
「その下に8mのコンクリートをさらに打って、人工岩盤というふうにしている」
で、「さらにその下には泥岩という岩がある」
政府事故調などは「軟質岩盤」と言って、すでに強固な岩盤と言っていないのですが、
こういう原発というのはどういうふうになるとお考えでしょうか?
小出:
今、ちゃんとお話し下さったけれども、東海第二原発だって、全然強固な岩盤じゃないですよね。
でもそんな事を言ったら、日本中強固な岩盤の上に建っている原発なんて無いだろうと私は思います。
浜岡だって、相良層とか言っていますけれども、ボロボロですよね。
あれは手に持ったらバリバリと割れるようなところだし、
東京電力の柏崎刈羽原子力発電所なんていうのは砂丘の上に建てようとした。
「いくらなんでも砂丘の上はまずいだろう」という事で何10mも穴を掘ったけれども、
いくらやってもちゃんとした岩盤が出てこないという事でそこに建ててしまった。
昔から「豆腐の上の原子力発電所」と呼ばれていた。
そこが地震に襲われたらものすごい揺れになって、あちこちボロボロに壊れてしまったというのが、
つい何年か前にあったということで、
この世界中の地震の1割から2割が日本で起きるというそんな国で、
安心して原子力発電所を建てられるような場所はもともとなかったのです。
無いのに、とにかく建てたいという事で、
「用地さえ買収できてしまえばもうどこでもいい」と、
後は地盤が悪ければ「人口岩盤だ」というような事でこれまでやってきてしまった。
という歴史があったと思います。
今、敦賀の日本原電の第二原発という所でも「原子炉の下に活断層がある」と。
実はそれだって、「はじめからわかっていたはずだ」と私は思います。
でもとにかく「そこに建てるしかない」という事で、
審査をする人たちが「これは活断層ではない」と言ってしまえばもうそこに建ってしまうという、
そういう事だったと思いますし、
東海第二原発も適地ではないし、
日本中に原子力発電所の適地はどこにもないんだというふうに思っていただきたいと思っています。
司会:
その事とちょっと関連いたしまして、小出さんにお伺いいたしますが、
私は大学の時代に沢山の大学の学生が入る学生寮におりまして、
原子工学というのをやっている学生とよく話をしたんですけれども、
その人と話して工学上非常に重要なフェールセーフ(Fail Safe)であると、
フェールセーフであるというシステムが生きていないと、そういうものはつくってはいけないのだと、
彼は非常に理想主義的だとそういうふうにおっしゃった。
原子力発電所はいつまでたっても熱がとれない。
永久に冷やし続けないといけない。
そういうのって、フェールセーフって言えるのかな?
人類の創作物としていいのかな?というのは感じるんですが、いかがでしょう。
小出:
原子力発電所の場合にはフェールセーフという言葉は、
要するに「なにか間違えた事をやっても安全なんだ」というフェールセーフという言葉もあるし、
フールプルーフ(fool proof)という言葉もありました。
それはプルーフ、馬鹿ですね、
「運転員が馬鹿な事をやってもきちっと保証できるようにする」と、
それが設計思想になっていると、ずっと彼らは言ってきたわけで、
設計思想としてそうするという事はむしろ当たり前のことであるんですね。
人間は間違えた事をするし、何か具合の悪い事が時に起きるという事は当たり前な事なのであって、
それに対して設計上対処しておくという事は、当然の考え方です。
しかし、それが原子力の場合には成り立たないのです。
みなさん、車で今日ここに来られた方がいらっしゃると思います。
たとえば時速40kmか50kmで走っていて、
走っている途中にタイヤが一つポロリと落ちてしまったといったら、
みなさんはすぐにビックリしてブレーキを踏んで、ある人はエンジンを切るかもしれない。
そうしたら、ま、何10mかは走るかもしれないけれども、そこで時速は0kmになりますね。
必ず止まります。
しかし、原子力発電所というものは、ウランの核分裂を起こさせて熱を発生させるわけですが、
核分裂を起こさせた途端に、核分裂生成物という放射性物質が原子炉の中に溜まってくるのです。
それで放射性物質はそのもの自身が熱を出すというのが基本的な性質です。
今日の原子力発電所は100万kwというのが標準になっていますが、
100万kwの原子力発電所というのは、
電気になるのが100万kwという意味です。
原子炉の内部では300万kw分の発熱をしていて、
わずか3分の1だけが電気になって、
3分の2、つまり大半の200万kw分は使う事が出来ないまま海に捨てているという、
そういうバカげた装置なんです。
その上に、300万kw発熱しているという、
その熱のうち7%はウランが核分裂しているのではなくて、
すでに炉心に溜まってしまった核分裂生成物、そのものが出しているんです。
何か事故が起きてウランの核分裂反応を止めるという事は、かなり比較的容易です。
多分福島の事故の場合も止められたと私は思っています。
しかし、原子炉の中に核分裂生成物が溜まってしまっている限りは、
7%分のエネルギーは止める事が出来ないんです。
発熱は。
つまり、超悪化、もうここで止まらなければいけないと思って
どんなにブレーキを踏んでも、エンジンを切っても車は止まれないんです。
それが町中の人ごみの中であろうと、山の中の崖っぷちであろうと、
タイヤが外れたまま走り続けなければ壊れてしまうというのが、原子力発電所というそういう機械なのです。
どんなフェールセーフも、どんなフールプルーフももう成り立たないという、
初めからそういう基本的な性質を与えた機械です。
ですから、設計思想としてフェールセーフ、フールプルーフという事をやる事は、
私は当然だし、いいことだと思いますけれども、
原子力というのはそれが成り立たない技術であると思っていただきたいと思います。
フェールセーフ(Fail Safe)
故障や操作ミス、設計上の不具合などの障害が発生することをあらかじめ想定し、
起きた際の被害を最小限にとどめるような工夫をしておくという設計思想。
例としては、石油ストーブが転倒すると自動的に消火するよう設計されていることや、
加圧水型原子炉の制御棒の電源が切れると制御棒が自身の重さで炉内に落下して
自動的に炉を停止させるよう設計してあることなどが挙げられる。
フールプルーフ(fool proof)
工業製品や生産設備、ソフトウェアなどで、
利用者が誤った操作をしても危険に晒されることがないよう、設計の段階で安全対策を施しておくこと。
正しい向きにしか入らない電池ボックス、ドアを閉めなければ加熱できない電子レンジ、
ギアがパーキングに入っていないとエンジンが始動しない自動車、などがフールプルーフな設計の例である。
「fool proof」を直訳すれば「愚か者にも耐えられる」だが、
その意味するところは「よくわかっていない人が扱っても安全」。
その思想の根底には「人間はミスするもの」「人間の注意力はあてにならない」という前提がある。
安全設計の基本として重要な概念である。
1:4314~
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=1h43m14s
さて、原理的な事をちょっとだけお話しさせて下さい。
放射線が何故怖いか?という事はね、原理が分かっていれば本当にわかる事です、誰でも。
私が会社を辞めて、エンジニアから、それから医学の道にとって学んだ事。
放射線には等か能力がそれぞれ違う。
プルトニウムの様なものはアルファ線と言って、エネルギーは大きいけれど遠くへ飛べない。
そしてもうひとつ怖いのはストロンチウム90
これはベータ線で、紙ぐらいは透過するけれど、金属で止められる。
そして、皆さんが病院で使うX線と同じガンマ線は、ヨウ素やセシウムから由来して出てきますけれど、
金属も透過する。だからレントゲン写真に使える。
コンクリートで止められる。
だからお医者さんはいま、
我々患者がこのレントゲンの撮影室に入って、
昔もお医者さんが遠いところで一緒に被曝するバカな時代がありましたけれど、
今は絶対にそういう事はしません。看護師さんも絶対に外に出てね、
歯医者さんでも「口空いて」って言って、その時は我々だけが被爆するようにしていますけれど、
もっともっと恐ろしいのが中性子線で、核分裂で飛び出すやつですね。
これは12cmのコンクリートも突き破ります。

その中性子の恐怖を私たちが味わったのは、
これは福島の人達も含めて覚えていらっしゃると思いますが、
いわき市でも数1000人の人達が検査を受けた、あのJCOの、東海村のJCOの臨界事故でした。

この大内さんが亡くなったのは83日目ですが、

被曝して1週間ぐらいたった時の大内さんの右手はちょっとぷっくりしたぐらいにしか見えませんけど、
3週間をこえたらこういうふうになりました。

大内さんは何故こういうふうになったのか?
これは手だけじゃないんですよ。全身ですからね。
何故か?というと、放射線で中性子は透過力が高いから、
身体を射抜きます。
骨の髄まで。
そして免疫力がどんどんなくなっていきますから、
全身が、言葉は悪いんですけれども、大内さんの身体の全身が腐るような形になっている。
抵抗力が無くなっている。
これが放射線の最も典型的な傾向なんですけれど、
こういうことを明らかにしておくともう、以前から分かっていた事なんです。
それはですね、私に放射能の危険性を先に教えてくれた
イギリスのアリス・スチュワートという女医さんが明らかにした。
昔はこんな恐ろしい事をやっていたんです。
妊娠中の女性が、お腹に赤ちゃんがいるのにレントゲンなんかを受けていたんです。
お腹に。
今は絶対にそんな事はしませんけれども、

ね、そうしてこのアリス・スチュワートが偉い事に、このグラフをずーっと、
照射回数が増えると、お腹にいた子どもが、
生まれてきたその子どもたちの「癌や白血病が高くなる」という事を
1970年、さっき言った、ちょうどね、
大阪万博が開かれて原子力の時代へ突入するという時代に明らかにしたんです。
アリス・スチュワート、この方は10年前に亡くなりましたが、
この人が偉かったのは、なぜ子どもたちに白血病や癌が多いかっていう事を、
子どもを調べるんじゃなくてお母さんを調べて、
そしてその由来がX線撮影にあったという事を明らかにしたんです。
アリス・スチュワート博士は、
癌や白血病になった10歳未満の幼児の母親がどれほどX線撮影を受けていたかを調べた。
その結果、数回のX線撮影で小児の癌の発生率が2倍になる事が分かった。
妊娠3カ月未満では、さらにこの比率が高くなる。
この調査におけるX線の一回の照射線量は、自然界の放射線量2年分に相当する。
そして、癌の発生率が綺麗に疫学的に証明された。
こういう事からですね、アメリカやヨーロッパでは少なくともですね、
まともな医学者が次々出てきました。
これがその翌年に発表された、
X線により繰り返して低線量に被曝したお医者さんの手にできた皮膚がんですね。

繰り返し、微量です、微量です。
みなさん何度も聞かされてきた言葉です。
その「微量」というのを何年間も続けると、大内さんの手と同じように、
こうして手に皮膚癌が出来てきます。
なぜか?
原理的に言いますと外側から受けるのを体外被爆といいます。
原水爆やなんか、あるいは外部被爆とも呼びます。
それからX線も体外被曝です。
文字が違います。この「ばく」の字が爆弾を使った時は、原爆や何かの時は「爆」
レントゲンなんかの時は「曝」を使いますが

この体外被ばくと私たちがいま特に心配している体内被ばくの違いはですね、
物理学的に言いますと、ちょっとややこしいんですが、放射線の被ばく量というのは、
距離の二乗に反比例するという、こういう、これは物理学。
だれも異論がない。こういう法則があります。
体外被爆・被曝と体内被曝の違い
放射線の被ばく量は距離の二乗に「反比例」する。
被ばく量r、距離dとすると
r=1/d²

これがどういう意味か?と言いますと、
ここに立っていた人がこの放射性物質に対して、
2mにいた人が1mに近づくと、距離が2分の1になる。
反比例だから逆数で、2分の1の逆数だから2で、2の二乗に反比例する。
4倍になる。
という事はですね、たとえば、
プルトニウムが、今私が話している演台にあっても、さっき言ったようにプルトニウムは飛んできません。
大きな粒子なので、飛んでこられない、私は被ばくしない。
だけれども、その時に一陣の風が吹いて、私が鼻から吸い込んだら、肺にベタッとくっつきます。

距離がゼロになります。
仮にそれを単位として1マイクロを1000分の1mmとしますと、
簡単な事です。物理学の原理で1兆倍です。
丸がいくつつくか?1兆というのは0が12個付きます。
1兆倍にもなる。
1兆倍だけじゃないんです。
ここがね、肺の組織だとします。1:49:00
ここに、この組織が、
いいですか、私たちの身体をつくっている分子の100万倍というエネルギーを受けます。
ここにある細胞が。
そうするとここにある細胞は何になるか?
一番恐れるものが癌細胞なんです。
癌細胞が何故怖いか?って言うと、癌細胞というものは自分で増殖を始めるんですね。
ご家族で、こういう御病気になられた方はよくご存じのはずです。
そしてもっと怖い事に癌というのは全身に転移していきます。
そして最後に私たちの命を奪うんです。
「だから癌は怖い」そういう原理があるんですが、
いいですか、これ、非常に大事な事なんです。
ほとんどの反対側(?)も膵がんも含めてほとんどこの事をみんな言わないんですが、
医学で一番大事な事は、一つの細胞から、やられたところから始まるんです。
こんな恐ろしい事はあるでしょうか。
それがですね、今、ソ連のチェルノブイリ事故で起こった被ばくが、
いろんな地域で沢山の人達がですね、
次々といま、癌や沢山の疾患に襲われている原因なんです。
放射性物質は、体内のごく一部に集中して濃縮する。
ところが、ICRPらは、体内に取り込んだ放射性物質が、全身を被曝するという前提で
平均的な被ばく量を計算する。
そのため、それぞれの体内組織が受ける大きな被ばく損傷について、
まったくデタラメの結果をもたらす
だから、ICRPやIAEAに戻りますけれども、
ICRP達がどうやって計算をしているか?
あの式を見ますと、全部ですね、平均値を使ってやっているんです。
平均的に計算をしたら、そりゃ何シーベルトとか、そういう勝手な数値を使えるんです。
だって、そうしないと計算が出来ないから。
しかし人間の身体っていうのはそういうふうには、なっていないんです。
一つの細胞がやられるところから始まるんです。
恐ろしい事に。
だからそれが臨床医学というものなんです。
だから医学を知らない連中は、ああやって平気でああいう数字をもてあそぶんです。
シーベルトやなんかを。
そういう事で我々の身体の組織は変わるんじゃないんです。
だから私は自分の孫達が心配なんです。
被ばくの損傷という事ね、起こるので一番怖いのはやはり体内被曝です。
いまの段階で言いますと。

今、福島のみなさんの場合は、外からもいろいろなものが襲ってきている筈ですけれど、
食べ物の事を考えますと、
食べ物、それからこの郡山でね、
女生徒達がマラソンをしたりしているのをね、我々インターネットで見るとね、
「やめてください!」って叫ぶんですよ。
本当に叫んでいるんです。
「頼むから止めて下さい」って。
粉塵を吸い込みますから。
だから、食べ物、呼吸、飲料水を通じてですね、
子どもたちが出来るだけそういうものを取りこまないようにしなければいけない。
なぜか?というと、
放射性物質が一定のところに一定のものが濃縮して、
そこの組織をやっつけるという性質があるんです。
これは医学的にも体験上みんな分かっているんです。

とくにですね、ご存じのように甲状腺にヨウ素が濃縮します。
それから骨にストロンチウムが濃縮します。
それからプルトニウムは肺と女性の卵巣。
そして筋肉にセシウムが濃縮される。
こういう事が起こるわけですけれど、
一体どういうメカニズムで病気を発症していくか?と言いますと、
まず、こういう放射性物質が持っている単位にキュリーとベクレルというものがあるので、
1キュリー
大きなものを測る時はキュリーを使います。
さっき言った様に今福島第一原発から大体年間で3キュリーぐらいが出ています。
私から見ると、もう寒気がするような量です。
大体1000億ベクレル位が出ているんです。
東電の言い分でですよ。
そしてそれを1キュリーというものに換算しますと、370億ベクレル。
こういう数字で換算出来ます。
食べ物やなんかの時にはベクレルを使います。
そして、この放射線が出た時、放射線の強さがレントゲンという単位だったり、
これが人体に当たるとシーベルトという単位。
被ばく線量と、あるいは線量当量といいます。

そしてこれが体内に吸収されると、これを吸収線量と言いますが、
私はさっきのはほとんど興味がないというか、あんまり信じていません。
IAEAとかICRPが作った、このスタンダードに乗っ取って、
そういう標準の式をつくっているんですが、
こんなことは本当に医学を、臨床医学をやった最高医学から考えてやってきた人だったら、
そんな換算が出来る筈がないんです!医学的に。
そういう事をみんな新聞で換算しています。
嘘ですよ。
身体はそんなふうにはなっていませんから。
みんな一人一人違うんです、身体っていうのは。
「どこに何が入ったか」なんていうのは、そんな事は分かる筈がないでしょ!
なんでそんな事を換算するんですか。
そもそも1ベクレルというのは1秒間に1発の放射線が飛び出しているっていう状態です。
だから私が知りたいのは何ベクレルの放射能がどこに降り積もり、
そして子ども達が、どんなものを、何ベクレルのものを食べているのか?
それが心配なんです。
したがって、「1kg当たり放射性物質500ベクレル」の食品とは、
100g食べれば1秒間に50発の放射線を浴びる食べ物。
子どもたちだけじゃないですよ。
我々だって、大変ですよ。
我々だって、老人だって、老人は早く死ねばいいとそれは我々も思いますけど、
我々が大量に、老人が沢山放射性物質を食べたって、
最後火葬場に行って全部出てくるんですからね。
燃えたら、火葬場の周囲だって、生きていられませんよ。
本当ですよ、これ冗談じゃなくてね、
我々の杉並をずーーーっと調べてくれた人がいるんです。
そのデータを見てみると、ゴミ焼却場がすごいんです。
その周辺が。高いんです。
東京なんか特に、ま、郡山もそうですけれども要するにコンクリートね、アスファルトでビルでしょ。
だから、どこに何が降り積もったかが分からないんです。
土を取るとわかるんです。土を取るとわかる。
だけどずーーっとこの1年9カ月の間ずーーっと流れ込んで行って、どこに行くか?っていうの。
汚泥やなんかになって、最後は焼却場に行ってるんですよ。
だからちべんは言いませんけれどもね、
この放射性物質というのは読売ジャイアンツよりも強いです。
読売ジャイアンツは永遠です。
この放射性物質は永遠に続くんです、これは。
悔しいけれど、これはもう分かっているんです、半減期が分かっているから。
とにかく去年出た福島の量は1000年かかるんですから。
これ、元に戻るまでに。
それだけは分かって下さい。
それが地球上のどこにあるのか?それが問題なんです。
いいですか。
もう一回言いますけれど、
放射能の単位1ベクレルというのは
1秒間に1発の放射線が飛び出して来るという、そういう単位なんです。
だから、今年3月31日まで、我々が食わされてきたあの食べ物。
食べ物の重さ1kgあたり放射性物質500ベクレルまでいいって言ってたでしょ?
皆さん食べてたでしょ?
いや、福島の人達は賢明で、なんか「福島県内のものはとにかく食べてない」って言ってね、
それだけが救いなんですけど、
日本中の人間がみんなバクバク食っています。
特に西日本の人達はね。
名古屋から西へ行くともう全部平気だって言って何でも食ってますからね。
だからみんなを怒鳴りつけるんですけれど、
「あんたたち何食ってるのか知らないよ」って言ってね
どこへ行っても怒鳴りつけてるんですけど、
どういう事か?って言うとこれ、
その1kgあたり500ベクレルの放射性物質が入ったものを食卓に置く。
それが僅か、そのうちの10分の1のね100gを食べたら、
「1秒間に50発の放射線が出てくる食べ物だ」ということです。
1時間では…掛け算して下さい。
1時間ではーー
50発×60秒×60分=18万発
1年ではーー
18万発×24時間×365日=15億7680万0000発
わずか100gで、これだけの放射線を体内組織が浴びる危険物である。
加えて、セシウム137の放射線エネルギーは、人体の分子の結合エネルギーの10万倍も大きい。
1年では15億発というものがたった100g食べただけで、
身体の中でダーーーッと、放射線が出るという食べ物。
そんなものをみなさん食べたいですか?
考えただけで気持ちが悪いでしょ?
いや、これはね、その15億発という数だけじゃないんです。
セシウム137の放射線のエネルギーは、プルトニウムよりは10分の1ですが、
人体の分子の結合エネルギーよりも10万倍という、高いエネルギーを出して、
この15億発が出るんですよ。
たった100g食べてですよ。
何にも起こらないと思いますか?
基本的な話をします。
今みなさんは呼吸をしています。
空気中から酸素を吸っています。
酸素を吸うというのは模式的な古典的な絵で書くと、
要するに酸素の原子が二つくっついて分子になって、
中心に陽子があって、周りに電子が周っている。
これで共有結合してくっついている。
それが私たちが、こう、空気で吸い込んでいる。

一つの例として話しているんですけれど、
こういう所へ放射線が飛んできます。
ね、次々と飛んできます。次々と、この電子が跳ね飛ばされるんです。
私たちの身体をつくっているのは全てが分子なんです。
で、結合力が断ち切られると、これは酸素の分子として存在できなくなります。

これは今模式的にやったんで、これが放射線の電離作用です。
さっき、最初の方で言いました。
あのシールズ・ウォーレンという男の中にあった、イオウナジー・・・・リションあの言葉が、
これが私が最初に放射能の危険性を学んで意味が分からなかった事なんです。
一体どういう事なんだろう?と。
原理的にこういうことで、私達の身体はそれで筋肉だろうがDNAだろうが、全て分子で出来ています。
そこにこうやって放射線がずーーーっと当たるという、
その回数を出来るだけ減らさないといけないという事が分かっているんです。
だから今日の話しに戻れば、ICRP、IAEA、WHOはこういう最悪の犯罪を、
今私が説明した内部被ばくというのを考慮しないで、それで今まで限度量を定めて、
それを放射能の安全基準にしているところです。
そしてさっき言ったように平均値に置き換えて出している。
ICRP~IAEA~WHOの最大の犯罪は、
内部被ばくを考慮せずに、被ばく限度量を定めて、それを放射能の安全基準にしているところにある。
そして内部被ばくの体内濃縮を全身の平均値に置き換えてしまい、
臨床医学的にデタラメの被ばく数字を使っている。
人間の身体は平均値じゃないんです。
一部分からやられていくんです。
原子力医学の、これは基礎ですよ、一番の基礎です。
だからデタラメなんです。
ああいう被ばくの数字というのはですね。
癌は一つの細胞から始まる。
それが勝手に増殖し、さらに全身に転移するため、命を奪う結果を招く。
従って、被ばく量に限度を定める事は、臨床医学から考えてあり得ない非科学的な事である。
癌は一つの細胞から始まりそれが勝手に増殖する、それが怖い事ですが、
あり得ない事をみんなが当たり前のようにですね、「そういう事だ」という事で言っているわけです。
具体的に考えますと、一つ、放射性のヨウ素。
これはね、本当は福島の事故が起こったすぐに、
私は「福島の子どもたちは安定ヨウ素剤を飲んでいる筈だ」と思って、それで安心してたら、
後で聞いたら何と福島県庁は、
「政府の指示を受けてヨウ素剤を70万人分用意したがその後“飲め”という指示がないので待っている」
こうやってほとんど飲ませなかったっていうんですね。
信じられません。
福島原発が連続爆発をした後、
「福島県内ではヨウ素剤を飲ませた」という話が伝わってきたが、それは事実ではなかった。
実は、福島県庁では
「政府の指示を受けてヨウ素剤を70万人分用意したが
その後、“飲め”という指示がないので待っている」という無様な対応をしたため、
ほとんどの子どもたちが、大量の放射性ヨウ素に被曝してしまった。
住民保護という思想から考えて、信じがたい取り返しのつかない原発自治体の失態であった。
そしてこの朝日新聞が今年1月、
福島の食事1日4ベクレル
内部被ばくは国基準の40分の1で大したことないという事を1面トップで書きました。
デタラメですよ、この朝日新聞の記事。

核実験の最大の許容値よりも、福島県内は高いんですよ。
関東地方に比べて11倍ですよ。

これで何で大丈夫だっていう事を1面トップで書くんですか!
よーく読んでみるとこういう事なんです。
ひどいじゃないですか、デタラメの安全論書いて、
みんなはこんなのを読んで大丈夫だと思うでしょ。
だって見出ししか読まないですよ普通の人は。
この記事は、全くデタラメの安全論である。
こうして福島県民は、放射能被曝の人体実験にかけられたモルモットとなっている。
恐怖の被ばく社会である。
さっきのWHOの記事と同じで、それでみんな平気だと思わせられちゃうんです。
とんでもないです。
よく読むととんでもない事が書いてある。
つづくーーー
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=1h43m14s
さて、原理的な事をちょっとだけお話しさせて下さい。
放射線が何故怖いか?という事はね、原理が分かっていれば本当にわかる事です、誰でも。
私が会社を辞めて、エンジニアから、それから医学の道にとって学んだ事。
放射線には等か能力がそれぞれ違う。
プルトニウムの様なものはアルファ線と言って、エネルギーは大きいけれど遠くへ飛べない。
そしてもうひとつ怖いのはストロンチウム90
これはベータ線で、紙ぐらいは透過するけれど、金属で止められる。
そして、皆さんが病院で使うX線と同じガンマ線は、ヨウ素やセシウムから由来して出てきますけれど、
金属も透過する。だからレントゲン写真に使える。
コンクリートで止められる。
だからお医者さんはいま、
我々患者がこのレントゲンの撮影室に入って、
昔もお医者さんが遠いところで一緒に被曝するバカな時代がありましたけれど、
今は絶対にそういう事はしません。看護師さんも絶対に外に出てね、
歯医者さんでも「口空いて」って言って、その時は我々だけが被爆するようにしていますけれど、
もっともっと恐ろしいのが中性子線で、核分裂で飛び出すやつですね。
これは12cmのコンクリートも突き破ります。

その中性子の恐怖を私たちが味わったのは、
これは福島の人達も含めて覚えていらっしゃると思いますが、
いわき市でも数1000人の人達が検査を受けた、あのJCOの、東海村のJCOの臨界事故でした。

この大内さんが亡くなったのは83日目ですが、

被曝して1週間ぐらいたった時の大内さんの右手はちょっとぷっくりしたぐらいにしか見えませんけど、
3週間をこえたらこういうふうになりました。

大内さんは何故こういうふうになったのか?
これは手だけじゃないんですよ。全身ですからね。
何故か?というと、放射線で中性子は透過力が高いから、
身体を射抜きます。
骨の髄まで。
そして免疫力がどんどんなくなっていきますから、
全身が、言葉は悪いんですけれども、大内さんの身体の全身が腐るような形になっている。
抵抗力が無くなっている。
これが放射線の最も典型的な傾向なんですけれど、
こういうことを明らかにしておくともう、以前から分かっていた事なんです。
それはですね、私に放射能の危険性を先に教えてくれた
イギリスのアリス・スチュワートという女医さんが明らかにした。
昔はこんな恐ろしい事をやっていたんです。
妊娠中の女性が、お腹に赤ちゃんがいるのにレントゲンなんかを受けていたんです。
お腹に。
今は絶対にそんな事はしませんけれども、

ね、そうしてこのアリス・スチュワートが偉い事に、このグラフをずーっと、
照射回数が増えると、お腹にいた子どもが、
生まれてきたその子どもたちの「癌や白血病が高くなる」という事を
1970年、さっき言った、ちょうどね、
大阪万博が開かれて原子力の時代へ突入するという時代に明らかにしたんです。
アリス・スチュワート、この方は10年前に亡くなりましたが、
この人が偉かったのは、なぜ子どもたちに白血病や癌が多いかっていう事を、
子どもを調べるんじゃなくてお母さんを調べて、
そしてその由来がX線撮影にあったという事を明らかにしたんです。
アリス・スチュワート博士は、
癌や白血病になった10歳未満の幼児の母親がどれほどX線撮影を受けていたかを調べた。
その結果、数回のX線撮影で小児の癌の発生率が2倍になる事が分かった。
妊娠3カ月未満では、さらにこの比率が高くなる。
この調査におけるX線の一回の照射線量は、自然界の放射線量2年分に相当する。
そして、癌の発生率が綺麗に疫学的に証明された。
こういう事からですね、アメリカやヨーロッパでは少なくともですね、
まともな医学者が次々出てきました。
これがその翌年に発表された、
X線により繰り返して低線量に被曝したお医者さんの手にできた皮膚がんですね。

繰り返し、微量です、微量です。
みなさん何度も聞かされてきた言葉です。
その「微量」というのを何年間も続けると、大内さんの手と同じように、
こうして手に皮膚癌が出来てきます。
なぜか?
原理的に言いますと外側から受けるのを体外被爆といいます。
原水爆やなんか、あるいは外部被爆とも呼びます。
それからX線も体外被曝です。
文字が違います。この「ばく」の字が爆弾を使った時は、原爆や何かの時は「爆」
レントゲンなんかの時は「曝」を使いますが

この体外被ばくと私たちがいま特に心配している体内被ばくの違いはですね、
物理学的に言いますと、ちょっとややこしいんですが、放射線の被ばく量というのは、
距離の二乗に反比例するという、こういう、これは物理学。
だれも異論がない。こういう法則があります。
体外被爆・被曝と体内被曝の違い
放射線の被ばく量は距離の二乗に「反比例」する。
被ばく量r、距離dとすると
r=1/d²

これがどういう意味か?と言いますと、
ここに立っていた人がこの放射性物質に対して、
2mにいた人が1mに近づくと、距離が2分の1になる。
反比例だから逆数で、2分の1の逆数だから2で、2の二乗に反比例する。
4倍になる。
という事はですね、たとえば、
プルトニウムが、今私が話している演台にあっても、さっき言ったようにプルトニウムは飛んできません。
大きな粒子なので、飛んでこられない、私は被ばくしない。
だけれども、その時に一陣の風が吹いて、私が鼻から吸い込んだら、肺にベタッとくっつきます。

距離がゼロになります。
仮にそれを単位として1マイクロを1000分の1mmとしますと、
簡単な事です。物理学の原理で1兆倍です。
丸がいくつつくか?1兆というのは0が12個付きます。
1兆倍にもなる。
1兆倍だけじゃないんです。
ここがね、肺の組織だとします。1:49:00
ここに、この組織が、
いいですか、私たちの身体をつくっている分子の100万倍というエネルギーを受けます。
ここにある細胞が。
そうするとここにある細胞は何になるか?
一番恐れるものが癌細胞なんです。
癌細胞が何故怖いか?って言うと、癌細胞というものは自分で増殖を始めるんですね。
ご家族で、こういう御病気になられた方はよくご存じのはずです。
そしてもっと怖い事に癌というのは全身に転移していきます。
そして最後に私たちの命を奪うんです。
「だから癌は怖い」そういう原理があるんですが、
いいですか、これ、非常に大事な事なんです。
ほとんどの反対側(?)も膵がんも含めてほとんどこの事をみんな言わないんですが、
医学で一番大事な事は、一つの細胞から、やられたところから始まるんです。
こんな恐ろしい事はあるでしょうか。
それがですね、今、ソ連のチェルノブイリ事故で起こった被ばくが、
いろんな地域で沢山の人達がですね、
次々といま、癌や沢山の疾患に襲われている原因なんです。
放射性物質は、体内のごく一部に集中して濃縮する。
ところが、ICRPらは、体内に取り込んだ放射性物質が、全身を被曝するという前提で
平均的な被ばく量を計算する。
そのため、それぞれの体内組織が受ける大きな被ばく損傷について、
まったくデタラメの結果をもたらす
だから、ICRPやIAEAに戻りますけれども、
ICRP達がどうやって計算をしているか?
あの式を見ますと、全部ですね、平均値を使ってやっているんです。
平均的に計算をしたら、そりゃ何シーベルトとか、そういう勝手な数値を使えるんです。
だって、そうしないと計算が出来ないから。
しかし人間の身体っていうのはそういうふうには、なっていないんです。
一つの細胞がやられるところから始まるんです。
恐ろしい事に。
だからそれが臨床医学というものなんです。
だから医学を知らない連中は、ああやって平気でああいう数字をもてあそぶんです。
シーベルトやなんかを。
そういう事で我々の身体の組織は変わるんじゃないんです。
だから私は自分の孫達が心配なんです。
被ばくの損傷という事ね、起こるので一番怖いのはやはり体内被曝です。
いまの段階で言いますと。

今、福島のみなさんの場合は、外からもいろいろなものが襲ってきている筈ですけれど、
食べ物の事を考えますと、
食べ物、それからこの郡山でね、
女生徒達がマラソンをしたりしているのをね、我々インターネットで見るとね、
「やめてください!」って叫ぶんですよ。
本当に叫んでいるんです。
「頼むから止めて下さい」って。
粉塵を吸い込みますから。
だから、食べ物、呼吸、飲料水を通じてですね、
子どもたちが出来るだけそういうものを取りこまないようにしなければいけない。
なぜか?というと、
放射性物質が一定のところに一定のものが濃縮して、
そこの組織をやっつけるという性質があるんです。
これは医学的にも体験上みんな分かっているんです。

とくにですね、ご存じのように甲状腺にヨウ素が濃縮します。
それから骨にストロンチウムが濃縮します。
それからプルトニウムは肺と女性の卵巣。
そして筋肉にセシウムが濃縮される。
こういう事が起こるわけですけれど、
一体どういうメカニズムで病気を発症していくか?と言いますと、
まず、こういう放射性物質が持っている単位にキュリーとベクレルというものがあるので、
1キュリー
大きなものを測る時はキュリーを使います。
さっき言った様に今福島第一原発から大体年間で3キュリーぐらいが出ています。
私から見ると、もう寒気がするような量です。
大体1000億ベクレル位が出ているんです。
東電の言い分でですよ。
そしてそれを1キュリーというものに換算しますと、370億ベクレル。
こういう数字で換算出来ます。
食べ物やなんかの時にはベクレルを使います。
そして、この放射線が出た時、放射線の強さがレントゲンという単位だったり、
これが人体に当たるとシーベルトという単位。
被ばく線量と、あるいは線量当量といいます。

そしてこれが体内に吸収されると、これを吸収線量と言いますが、
私はさっきのはほとんど興味がないというか、あんまり信じていません。
IAEAとかICRPが作った、このスタンダードに乗っ取って、
そういう標準の式をつくっているんですが、
こんなことは本当に医学を、臨床医学をやった最高医学から考えてやってきた人だったら、
そんな換算が出来る筈がないんです!医学的に。
そういう事をみんな新聞で換算しています。
嘘ですよ。
身体はそんなふうにはなっていませんから。
みんな一人一人違うんです、身体っていうのは。
「どこに何が入ったか」なんていうのは、そんな事は分かる筈がないでしょ!
なんでそんな事を換算するんですか。
そもそも1ベクレルというのは1秒間に1発の放射線が飛び出しているっていう状態です。
だから私が知りたいのは何ベクレルの放射能がどこに降り積もり、
そして子ども達が、どんなものを、何ベクレルのものを食べているのか?
それが心配なんです。
したがって、「1kg当たり放射性物質500ベクレル」の食品とは、
100g食べれば1秒間に50発の放射線を浴びる食べ物。
子どもたちだけじゃないですよ。
我々だって、大変ですよ。
我々だって、老人だって、老人は早く死ねばいいとそれは我々も思いますけど、
我々が大量に、老人が沢山放射性物質を食べたって、
最後火葬場に行って全部出てくるんですからね。
燃えたら、火葬場の周囲だって、生きていられませんよ。
本当ですよ、これ冗談じゃなくてね、
我々の杉並をずーーーっと調べてくれた人がいるんです。
そのデータを見てみると、ゴミ焼却場がすごいんです。
その周辺が。高いんです。
東京なんか特に、ま、郡山もそうですけれども要するにコンクリートね、アスファルトでビルでしょ。
だから、どこに何が降り積もったかが分からないんです。
土を取るとわかるんです。土を取るとわかる。
だけどずーーっとこの1年9カ月の間ずーーっと流れ込んで行って、どこに行くか?っていうの。
汚泥やなんかになって、最後は焼却場に行ってるんですよ。
だからちべんは言いませんけれどもね、
この放射性物質というのは読売ジャイアンツよりも強いです。
読売ジャイアンツは永遠です。
この放射性物質は永遠に続くんです、これは。
悔しいけれど、これはもう分かっているんです、半減期が分かっているから。
とにかく去年出た福島の量は1000年かかるんですから。
これ、元に戻るまでに。
それだけは分かって下さい。
それが地球上のどこにあるのか?それが問題なんです。
いいですか。
もう一回言いますけれど、
放射能の単位1ベクレルというのは
1秒間に1発の放射線が飛び出して来るという、そういう単位なんです。
だから、今年3月31日まで、我々が食わされてきたあの食べ物。
食べ物の重さ1kgあたり放射性物質500ベクレルまでいいって言ってたでしょ?
皆さん食べてたでしょ?
いや、福島の人達は賢明で、なんか「福島県内のものはとにかく食べてない」って言ってね、
それだけが救いなんですけど、
日本中の人間がみんなバクバク食っています。
特に西日本の人達はね。
名古屋から西へ行くともう全部平気だって言って何でも食ってますからね。
だからみんなを怒鳴りつけるんですけれど、
「あんたたち何食ってるのか知らないよ」って言ってね
どこへ行っても怒鳴りつけてるんですけど、
どういう事か?って言うとこれ、
その1kgあたり500ベクレルの放射性物質が入ったものを食卓に置く。
それが僅か、そのうちの10分の1のね100gを食べたら、
「1秒間に50発の放射線が出てくる食べ物だ」ということです。
1時間では…掛け算して下さい。
1時間ではーー
50発×60秒×60分=18万発
1年ではーー
18万発×24時間×365日=15億7680万0000発
わずか100gで、これだけの放射線を体内組織が浴びる危険物である。
加えて、セシウム137の放射線エネルギーは、人体の分子の結合エネルギーの10万倍も大きい。
1年では15億発というものがたった100g食べただけで、
身体の中でダーーーッと、放射線が出るという食べ物。
そんなものをみなさん食べたいですか?
考えただけで気持ちが悪いでしょ?
いや、これはね、その15億発という数だけじゃないんです。
セシウム137の放射線のエネルギーは、プルトニウムよりは10分の1ですが、
人体の分子の結合エネルギーよりも10万倍という、高いエネルギーを出して、
この15億発が出るんですよ。
たった100g食べてですよ。
何にも起こらないと思いますか?
基本的な話をします。
今みなさんは呼吸をしています。
空気中から酸素を吸っています。
酸素を吸うというのは模式的な古典的な絵で書くと、
要するに酸素の原子が二つくっついて分子になって、
中心に陽子があって、周りに電子が周っている。
これで共有結合してくっついている。
それが私たちが、こう、空気で吸い込んでいる。

一つの例として話しているんですけれど、
こういう所へ放射線が飛んできます。
ね、次々と飛んできます。次々と、この電子が跳ね飛ばされるんです。
私たちの身体をつくっているのは全てが分子なんです。
で、結合力が断ち切られると、これは酸素の分子として存在できなくなります。

これは今模式的にやったんで、これが放射線の電離作用です。
さっき、最初の方で言いました。
あのシールズ・ウォーレンという男の中にあった、イオウナジー・・・・リションあの言葉が、
これが私が最初に放射能の危険性を学んで意味が分からなかった事なんです。
一体どういう事なんだろう?と。
原理的にこういうことで、私達の身体はそれで筋肉だろうがDNAだろうが、全て分子で出来ています。
そこにこうやって放射線がずーーーっと当たるという、
その回数を出来るだけ減らさないといけないという事が分かっているんです。
だから今日の話しに戻れば、ICRP、IAEA、WHOはこういう最悪の犯罪を、
今私が説明した内部被ばくというのを考慮しないで、それで今まで限度量を定めて、
それを放射能の安全基準にしているところです。
そしてさっき言ったように平均値に置き換えて出している。
ICRP~IAEA~WHOの最大の犯罪は、
内部被ばくを考慮せずに、被ばく限度量を定めて、それを放射能の安全基準にしているところにある。
そして内部被ばくの体内濃縮を全身の平均値に置き換えてしまい、
臨床医学的にデタラメの被ばく数字を使っている。
人間の身体は平均値じゃないんです。
一部分からやられていくんです。
原子力医学の、これは基礎ですよ、一番の基礎です。
だからデタラメなんです。
ああいう被ばくの数字というのはですね。
癌は一つの細胞から始まる。
それが勝手に増殖し、さらに全身に転移するため、命を奪う結果を招く。
従って、被ばく量に限度を定める事は、臨床医学から考えてあり得ない非科学的な事である。
癌は一つの細胞から始まりそれが勝手に増殖する、それが怖い事ですが、
あり得ない事をみんなが当たり前のようにですね、「そういう事だ」という事で言っているわけです。
具体的に考えますと、一つ、放射性のヨウ素。
これはね、本当は福島の事故が起こったすぐに、
私は「福島の子どもたちは安定ヨウ素剤を飲んでいる筈だ」と思って、それで安心してたら、
後で聞いたら何と福島県庁は、
「政府の指示を受けてヨウ素剤を70万人分用意したがその後“飲め”という指示がないので待っている」
こうやってほとんど飲ませなかったっていうんですね。
信じられません。
福島原発が連続爆発をした後、
「福島県内ではヨウ素剤を飲ませた」という話が伝わってきたが、それは事実ではなかった。
実は、福島県庁では
「政府の指示を受けてヨウ素剤を70万人分用意したが
その後、“飲め”という指示がないので待っている」という無様な対応をしたため、
ほとんどの子どもたちが、大量の放射性ヨウ素に被曝してしまった。
住民保護という思想から考えて、信じがたい取り返しのつかない原発自治体の失態であった。
そしてこの朝日新聞が今年1月、
福島の食事1日4ベクレル
内部被ばくは国基準の40分の1で大したことないという事を1面トップで書きました。
デタラメですよ、この朝日新聞の記事。

核実験の最大の許容値よりも、福島県内は高いんですよ。
関東地方に比べて11倍ですよ。

これで何で大丈夫だっていう事を1面トップで書くんですか!
よーく読んでみるとこういう事なんです。
ひどいじゃないですか、デタラメの安全論書いて、
みんなはこんなのを読んで大丈夫だと思うでしょ。
だって見出ししか読まないですよ普通の人は。
この記事は、全くデタラメの安全論である。
こうして福島県民は、放射能被曝の人体実験にかけられたモルモットとなっている。
恐怖の被ばく社会である。
さっきのWHOの記事と同じで、それでみんな平気だと思わせられちゃうんです。
とんでもないです。
よく読むととんでもない事が書いてある。
つづくーーー
12.25
Tue
震災がれき 焼却灰搬入で住民道路封鎖
読売新聞 2012年12月19日
富山市など5市町村で構成する富山地区広域圏事務組合は18日、
岩手県山田町の震災がれきの試験焼却を終了した。
しかし、焼却灰を同市管理の最終処分場(富山市山本)に搬入する際、反対する地元住民らが道路を封鎖。
同組合によると午前9時過ぎから午後7時頃まで約10時間にわたりにらみ合いが続いた。
同日夜に焼却灰は搬入されたが、埋め立てや住民らを対象とした現地見学会は中止となった。
埋め立ては19日以降に実施される予定。
約20トンの焼却灰を積んだトラック2台は18日朝、
同組合の立山町末三賀の富山地区広域圏クリーンセンターから最終処分場に向けて出発。
午前9時15分頃、処分場近くの道路を住民らが車両で封鎖したため搬入できなくなった。
その後、住民らは車両を移動させたが、約10人が人垣を作って道路封鎖を継続。
市や同組合の職員らが説得を試みたが、
住民らは「説明を尽くした上で来てほしい」などと声を上げ、封鎖解除を拒否した。
午後6時半頃になり、警察官が威力業務妨害にあたる可能性があると警告すると、
大半の住民らが市道脇に移動。
その30分後、道の中央で椅子に座った男性に改めて警告すると、
男性は他の住民に引っ張られるように道を空けた。
トラック2台は約10分かけて処分場敷地内に到着した。
道路封鎖に加わった近くの農業の男性は
「住民の不安にもっと配慮してほしかった。複数回説明会を開いたりするなど手を尽くせば、
反対の人も妥協したかもしれないのに」と語った。
クリーンセンターで16日から始まった試験焼却では、
約25トンを一般可燃ゴミ約970トンに混ぜて燃やした。
放射性セシウム濃度は燃焼炉から排出された燃え殻の「主灰」が検出下限値未満、
排ガスをフィルターにかけて残った燃えかすの「飛灰」は26~16ベクレルと、
いずれも試験焼却の条件である1キロ・グラム当たり100ベクレルを下回った。
ーーー
<3>ー「立派な独裁国家、警察国家ですよね、もう完全な」
山本太郎・メディア質疑応答ー下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
~テレビ局にお願いしよう~
<一部抜粋>
石埼先生:
これ、公安の新しい発明で、「威力業務妨害」で検挙するという新発明をしたんですよ、あの人たちは。
ちょっと、全然別件ですけれども、釜ヶ崎で住民票を消去された野宿者たちを支援していた人たちが、
投票権を行使するために第22回の参議院選挙に於いて、投票所に行こうとして、
住民票を回復させて投票権を行使しようとしたら、
それを投票所の小学校の入り口で阻止されて、
抗議していた人達が「威力業務妨害」で検挙された事件も起こっています。
で、12月12日に大阪高裁判決が出ています。有罪判決ですけれども、
これも全くマスメディアは取り上げていない。
それも僕はビデオなんかを見てるんですけれどもね、
それでごくふつうの抗議活動を「威力業務妨害」で検挙して、裁判所は有罪判決を出しているんです。
だから今回おそらく、別の事件ですけれども同じ大阪です。
大阪の警察は「威力業務妨害」でやればいいやという新しい発明をしたんですよ。
ここは絶対に死守しないと、次々と全国化しますよ、これ。
ーーーーー
震災がれき焼却灰埋め立て...高岡市
読売新聞 2012年12月21日

埋め立て処分のためトラックから降ろされる焼却灰(20日午前11時5分、高岡市不燃焼物処理場で)
高岡市は20日、震災がれきを含むゴミを試験焼却して出た焼却灰約18トンを
市不燃焼物処理場(高岡市手洗野)に埋め立て処分した。
処理場近くには反対派の市民団体メンバーが集まったが混乱はなかった。
市は同日午前、安全を確認した焼却灰をトラック6台で
市環境クリーン工場(同市長慶寺)から処理場に搬入。
午前11時過ぎには予定していたすべての焼却灰を重機で埋め立てた。
午後からは敷地周辺5か所で空間線量率を測定、いずれも安全性に問題はない数値だったという。
処理場は管理型最終処分場で、
しみ出した雨水などはシートで遮蔽され、処理施設を経て周辺の用水に放流される。
市は26日に周辺の地下水や放流水を検査し、安全性を確認するとしている。
作業を見守った自治会関係者(66)は
「情報公開と安全性の確保が保証されるなら、(焼却灰受け入れについて)前向きに話し合いたい」と語った。
一方、処理場から数キロ離れた公園には、震災がれきの受け入れに反対する市民団体
「命のネットワーク・呉西」(高岡市)の関係者らが集まった。
道具欣二代表(65)は取材に、
「放射性物質を全国にまき散らさず、東京電力の施設に集めるべきだ」と述べた。
ーーーー
<注目した語句>
約25トンを一般可燃ゴミ約970トンに混ぜて燃やした。
「飛灰」は26~16ベクレル
焼却灰18トン
最終処分場
シートで遮蔽
周辺の用水に放流
25トンを970トンに混ぜたという事は、およそ40分の1がガレキである。
飛灰にセシウムが26~16ベクレル検出されたという。
測定はどのようにやったのだろうか?がれきを測るように、空間線量を測るみたいに測定したのだろうか?
ここは富山なので、がれきにはやはり放射性物質が入っているという事になる。
一般ゴミと混ぜないで焼けば1000~640ベクレルぐらいにはなるという事(単純に40倍しただけ)
多分調べたのはセシウムだけだろう。
他の放射性核種や、化学物質など、また、天皇が心配されている石綿などはどうなっているのだろうか?
そして写真の場所は最終処分場らしい。
永遠にそこに置いておくという事だ。
遮蔽するシートとは、何年間ぐらい風化しないものなのだろうか?
放射性物質は数年では消えない、無くならない。
周りには雪が積もっている。
雪がとければどうなるのだろうか?
焼却灰はむき出しのままトラックに乗せられ、
むき出しのまま土の上に放り出されている。
無造作にバサッっと放り出されている。
この上に土をかぶせたのかな?
そして、富山の警察官は大阪に学んだ。
「威力業務妨害」という言葉で住民を脅している。
がれきに関して、読売新聞は地域富山版ではあるけれど、良く書いてくれたと思った。
<今日の一行>
「放射性物質を全国にまき散らさず、東京電力の施設に集めるべきだ」
読売新聞 2012年12月19日
富山市など5市町村で構成する富山地区広域圏事務組合は18日、
岩手県山田町の震災がれきの試験焼却を終了した。
しかし、焼却灰を同市管理の最終処分場(富山市山本)に搬入する際、反対する地元住民らが道路を封鎖。
同組合によると午前9時過ぎから午後7時頃まで約10時間にわたりにらみ合いが続いた。
同日夜に焼却灰は搬入されたが、埋め立てや住民らを対象とした現地見学会は中止となった。
埋め立ては19日以降に実施される予定。
約20トンの焼却灰を積んだトラック2台は18日朝、
同組合の立山町末三賀の富山地区広域圏クリーンセンターから最終処分場に向けて出発。
午前9時15分頃、処分場近くの道路を住民らが車両で封鎖したため搬入できなくなった。
その後、住民らは車両を移動させたが、約10人が人垣を作って道路封鎖を継続。
市や同組合の職員らが説得を試みたが、
住民らは「説明を尽くした上で来てほしい」などと声を上げ、封鎖解除を拒否した。
午後6時半頃になり、警察官が威力業務妨害にあたる可能性があると警告すると、
大半の住民らが市道脇に移動。
その30分後、道の中央で椅子に座った男性に改めて警告すると、
男性は他の住民に引っ張られるように道を空けた。
トラック2台は約10分かけて処分場敷地内に到着した。
道路封鎖に加わった近くの農業の男性は
「住民の不安にもっと配慮してほしかった。複数回説明会を開いたりするなど手を尽くせば、
反対の人も妥協したかもしれないのに」と語った。
クリーンセンターで16日から始まった試験焼却では、
約25トンを一般可燃ゴミ約970トンに混ぜて燃やした。
放射性セシウム濃度は燃焼炉から排出された燃え殻の「主灰」が検出下限値未満、
排ガスをフィルターにかけて残った燃えかすの「飛灰」は26~16ベクレルと、
いずれも試験焼却の条件である1キロ・グラム当たり100ベクレルを下回った。
ーーー
<3>ー「立派な独裁国家、警察国家ですよね、もう完全な」
山本太郎・メディア質疑応答ー下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
~テレビ局にお願いしよう~
<一部抜粋>
石埼先生:
これ、公安の新しい発明で、「威力業務妨害」で検挙するという新発明をしたんですよ、あの人たちは。
ちょっと、全然別件ですけれども、釜ヶ崎で住民票を消去された野宿者たちを支援していた人たちが、
投票権を行使するために第22回の参議院選挙に於いて、投票所に行こうとして、
住民票を回復させて投票権を行使しようとしたら、
それを投票所の小学校の入り口で阻止されて、
抗議していた人達が「威力業務妨害」で検挙された事件も起こっています。
で、12月12日に大阪高裁判決が出ています。有罪判決ですけれども、
これも全くマスメディアは取り上げていない。
それも僕はビデオなんかを見てるんですけれどもね、
それでごくふつうの抗議活動を「威力業務妨害」で検挙して、裁判所は有罪判決を出しているんです。
だから今回おそらく、別の事件ですけれども同じ大阪です。
大阪の警察は「威力業務妨害」でやればいいやという新しい発明をしたんですよ。
ここは絶対に死守しないと、次々と全国化しますよ、これ。
ーーーーー
震災がれき焼却灰埋め立て...高岡市
読売新聞 2012年12月21日

埋め立て処分のためトラックから降ろされる焼却灰(20日午前11時5分、高岡市不燃焼物処理場で)
高岡市は20日、震災がれきを含むゴミを試験焼却して出た焼却灰約18トンを
市不燃焼物処理場(高岡市手洗野)に埋め立て処分した。
処理場近くには反対派の市民団体メンバーが集まったが混乱はなかった。
市は同日午前、安全を確認した焼却灰をトラック6台で
市環境クリーン工場(同市長慶寺)から処理場に搬入。
午前11時過ぎには予定していたすべての焼却灰を重機で埋め立てた。
午後からは敷地周辺5か所で空間線量率を測定、いずれも安全性に問題はない数値だったという。
処理場は管理型最終処分場で、
しみ出した雨水などはシートで遮蔽され、処理施設を経て周辺の用水に放流される。
市は26日に周辺の地下水や放流水を検査し、安全性を確認するとしている。
作業を見守った自治会関係者(66)は
「情報公開と安全性の確保が保証されるなら、(焼却灰受け入れについて)前向きに話し合いたい」と語った。
一方、処理場から数キロ離れた公園には、震災がれきの受け入れに反対する市民団体
「命のネットワーク・呉西」(高岡市)の関係者らが集まった。
道具欣二代表(65)は取材に、
「放射性物質を全国にまき散らさず、東京電力の施設に集めるべきだ」と述べた。
ーーーー
<注目した語句>
約25トンを一般可燃ゴミ約970トンに混ぜて燃やした。
「飛灰」は26~16ベクレル
焼却灰18トン
最終処分場
シートで遮蔽
周辺の用水に放流
25トンを970トンに混ぜたという事は、およそ40分の1がガレキである。
飛灰にセシウムが26~16ベクレル検出されたという。
測定はどのようにやったのだろうか?がれきを測るように、空間線量を測るみたいに測定したのだろうか?
ここは富山なので、がれきにはやはり放射性物質が入っているという事になる。
一般ゴミと混ぜないで焼けば1000~640ベクレルぐらいにはなるという事(単純に40倍しただけ)
多分調べたのはセシウムだけだろう。
他の放射性核種や、化学物質など、また、天皇が心配されている石綿などはどうなっているのだろうか?
そして写真の場所は最終処分場らしい。
永遠にそこに置いておくという事だ。
遮蔽するシートとは、何年間ぐらい風化しないものなのだろうか?
放射性物質は数年では消えない、無くならない。
周りには雪が積もっている。
雪がとければどうなるのだろうか?
焼却灰はむき出しのままトラックに乗せられ、
むき出しのまま土の上に放り出されている。
無造作にバサッっと放り出されている。
この上に土をかぶせたのかな?
そして、富山の警察官は大阪に学んだ。
「威力業務妨害」という言葉で住民を脅している。
がれきに関して、読売新聞は地域富山版ではあるけれど、良く書いてくれたと思った。
<今日の一行>
「放射性物質を全国にまき散らさず、東京電力の施設に集めるべきだ」
12.23
Sun
36:38~
山本太郎:
えー、本当に…ありえないですよ。
理由は何でもいいんですよね、逮捕したいだけ。
不都合な事を言う人たちの口を閉ざしたいだけなんですよね。
黙らせるためにはもう、逮捕しかない。
この特に震災遺物、がれきに対しては本当にタブーなんですね。
それがよくわかる。
だってこの大阪だけで10人こえていますよね、逮捕されている人。
震災遺物がれきの事に関して。
これ…彼らがいったいどんな間違った事を言ったのか?っていう事ですよね。
何も間違った事は言っていないんですよ。下地先生もそうだし。
健康被害だったりとか、命を大切にしたいという事で動いて下さっているんですよね。
で、マスコミっていうのはこの震災遺物に関して、がれきに関して
国の一方的な事しか流さないですもんね。
除染と合わせて40億円以上のキャンペーン費用をね、環境省から受け取っている訳だから。
広告費としてそういうものを受け取っているわけだから、本当の事は流れない訳ですよね。
バグフィルターというものが放射性物質に対応していないことだったりとか、
放射性物質以外にもいろんな化学物質が、重金属みたいなものが沢山あって、
だれがアスベストをバンバン燃やすような焼却炉があるんだ?って言う話ですよね。
それを許すところがどこにあるんだ。
ヒ素をバンバン燃やすところがどこにあるんだ。
PCBとかいろんなものが混ざっているんだよ。
焼却するっていう事自体があり得ないんだ。
それを被災地で燃やすっていう事もあり得ないだろう。
そんな基本的なことでさえも、マスコミからは全く聞こえてこないんですよね、
それくらい本当にアンタッチャブルな事なんでしょう。
でもね、ここに来る前に、
マスコミの知り合いの方から注意されたんですよね。
今回この場だったりとか、発言することに関して、
「表現の自由」という所にとどめておいた方がいいと。
僕は今、大阪府内に住んでいるんですけれども、
やっぱりそのおひざ元で、そういう警察に対するとか、権力に対する批判をすれば次に絶対やられるから。
徹底的にやられるよ。
もちろんもう今、徹底的に市民が弾圧されているんですよね。
でもこの状況で、やっぱりボンヤリごまかした事だけを言うわけにいかないんですよ。
まずここが、
この不当逮捕不当弾圧という事をもっと広がっていくとしたら、
もう僕たちは「いったいどんな国に住んでいるんだ」っていうことですよね。
何も言えなくなっちゃいますよ。
今この段階で大きな声をあげて、
ここに光をあてるという事をしないと、
もう次に僕が逮捕されるかもしれないし、あなたの番かもしれないという、
こういう集会だったり、たとえば街頭でのそういう活動だったりというものが、
もう一切できなくなっちゃいますよ。
怖くて人が寄り付かなくなる。
それを狙っているんですよ。
本当に許せないですね。
だから、今回下地さんが挙げられた理由ですか、たとえば不退去とか、そういうものがありますけど、
理由なんて何でもいいんですよ。
とにかく逮捕したいだけ。
くじきたいだけなんですよ。
そりゃそうですよ。
大阪での震災遺物、がれきに関する広域処理の運動っていうのは、
下地さんが引っ張ってきてくれた部分もありますもんね。
そういうリーダー的な人を狙い撃ちなんですよ。
ただ立っているだけでとか、そういう事でももう逮捕は可能なんですよ。
そういう世の中を許すのか?って言う事なんですよね。
やっぱりそこは許せないからこそ声をあげるっていう事です。
たとえば声をあげることによって逮捕というリスクが自分にあったとしても、
それは止める事が出来ないんです。
当然ですよね、やっぱりこういう不当逮捕、不当弾圧に対して
市民が一丸となって、それを救援しに行くっていうスタイルっていうのが確立されなければ、
北朝鮮だったりとか、そういう社会主義だったり共産主義の国をもう笑えなくなりますよ。
立派な独裁国家じゃないですか。ね。
警察国家ですよね、もう完全な。
そうはさせたくない。
今ならまだ、こう、声をあげられるような場面があるわけですもんね。
ここに警官隊が入ってくる訳じゃないから。
だから、諦めずに声をあげたいと思います。
で、たとえば震災遺物という部分に関して、なかなkマスコミの方々が書きづらいという部分があるならば、
やっぱり、この市民運動に対する弾圧、逮捕、不当逮捕、これを見逃したら自分の番に来ますよ、必ず。
やっぱりそういう最悪な条件にならないように、今、力をかしてほしいんですよ。
その各基準の中で、やっぱりそれが不当であるという事を沢山の人が気付けるように
べつに過激派でもなんでもないんですよね、本当に。
極力足元をすくわれないように、知恵を絞ってみんなに、
警察権力側に足元をすくわれないように行動をみんな取っていたんですよ。
「自分たちは常に見られているんだ」って言う意識の中でみんな運動しているんです。
力を貸してほしいんですよね、本当に。マスコミのみなさんに。
じゃないと、本当に一部の変わった人たちによる騒ぎだったという事になりかねないじゃないですか。
最低限の表現の自由という事がやっぱり担保されない事には、
どんな世の中になるんでしょうね
この国を終わらせるという方向に加速させている事と同じなんですよね。
この事実に目をつぶるっていうのは。
マスコミの方に力を貸していただきたいです。
ほんの1行でも良いから、その中にみんなが気付けるような、
そんな1行を入れてもらえないですかね、記事の中に。
すみません、なんか話しがあっちこっちに行っちゃいましたけれど、
とにかく諦めないという事です。
もう、自分自身が逮捕されている事と同じなんですよ。
今、言われの無いことで沢山の人達がずっと拘留されたままであると。
やっぱりここに目をつぶるわけにはいかないんですよね。
怖いからって言って、やっぱりそこで自分の歩みを止めるわけにはいかないんですよ。
一人一人がそこに光を当てるつもりで行動を起こすという、
諦めないです。
質疑応答
ー:下地さん以外で逮捕された方はどんな方ですか?
朴:普通の市民です。
長谷川:
どちらかというと下地さんと一緒に、
脱原発の市民運動とか、がれきに反対する活動のわりと中心を担っていた人の逮捕が多いです。
今まで逮捕された方は。
中の一人は女性です。
その女性は起訴されていまして、何名かは起訴、何名かは逮捕。釈放された人ももちろんいますけれども、
逮捕されて拘留されている人と、すでに起訴されて移された人といろいろと出てきております。
それもどちらかというと非常に軽微な罪で起訴、あるいは拘留されています。
ー:その女性も10月
長谷川:此花区の説明会で女性が
ー:大阪駅というのはコンコースの駅で逮捕されたというのは下地さんと?
長谷川:
一応3名なんですけれども、
ひとりの方は此花区の説明会でも逮捕されていたので再逮捕というかたちで。
此花区の説明会でも数名逮捕されていまして、そのうちの一人が再逮捕されたという事です。
ー:もう1人は?
長谷川:
下地さんと同じように橋下市長にがれきの問題で厳しく質問していた方なんですけれども、
その方も同じように逮捕。朝、自宅に同じように令状を持って逮捕という事です。
朝日新聞:延べ人数8人でこの間9月20日以降ですか?起訴されているのは?
長谷川:
今現在2名だったかと私は思って、3名?確か3名だったと。
もう一回確認します。
朝日新聞:いずれも本当に軽微な、公務執行妨害、不退去
長谷川:だいたい威力業務妨害
石埼:
これ、公安の新しい発明で、「威力業務妨害」で検挙するという新発明をしたんですよ、あの人たちは。
ちょっと、全然別件ですけれども、釜ヶ崎で住民票を消去された野宿者たちを支援していた人たちが、
投票権を行使するために第22回の参議院選挙に於いて、投票所に行こうとして、
住民票を回復させて投票権を行使しようとしたら、
それを投票所の小学校の入り口で阻止されて、
抗議していた人達が「威力業務妨害」で検挙された事件も起こっています。
で、12月12日に大阪高裁判決が出ています。有罪判決ですけれども、
これも全くマスメディアは取り上げていない。
それも僕はビデオなんかを見てるんですけれどもね、
それでごくふつうの抗議活動を「威力業務妨害」で検挙して、裁判所は有罪判決を出しているんです。
だから今回おそらく、別の事件ですけれども同じ大阪です。
大阪の警察は「威力業務妨害」でやればいいやという新しい発明をしたんですよ。
ここは絶対に死守しないと、次々と全国化しますよ、これ。
朝日新聞:
それと、不退去罪
公の場所、公民館のような場所でも、不退去罪とか住居侵入の様な事を言うというような事も、
これも今まであまりなかったかと思うんですが、
石埼:
そうですね、不退去罪っていうのは、たとえば自分の家で、
最初はいる時に「入らないでください」というのに強引に押し入ったら、
これは住居侵入罪になるわけですね。
ただ、入る時は住んでいる人の同意があったとしても、
たとえば商品の勧誘にきて、ちょっと興味があるから聞こうかというふうに家にあげたと、
でも途中で「やっぱりこんなもの買わないわ」と思って「帰って下さい」と再三言っているのに、
もう威座っちゃって帰らないような場合に不退去罪が成立するという事です。
朝日新聞:それを個人宅ではなくて、公の場所でも適用するんですか?
石埼:一応、憲法上有名な「吉祥駅構内ビラ配布事件」が不退去罪になっています。
成澤:公民館みたいなところはなかったんじゃない?これは駅だからね。
石埼:政治的な抗議活動のために利用するために定められた規定ではないです。
朴:
この間沢山の人が捕まっていますので、具体的にどういう状況で、どういう罪状で捕まっているのか?という事を、ぜひマスコミの方に確認していただけたらと思います。
私たちも完全には正確に把握していない所がありますので。
朝日新聞:
今適用されている法律は
今までの政治活動などに適用される法律ではないものが使われてきているという事ですね。
石埼:
表現活動を抑圧するために使うような法律は今の日本にはないんです。
だから、そもそも表現活動を抑制するために使う事には想定していない刑罰規定を
次々に使ってきているということなんです。だから非常に危惧するべき事態だと思うんです。
朴:
ただ、逆に、この抗議活動を行っている当事者の方も常にそういう危険性を感じていますので、
いろいろとビデオを取っているんですね。
それが克明にインターネットにアップロードされたりして残っていますので、
たとえばその転び公妨がいかに転び公妨であるか、
そういう事もインターネット上に動画として残っています。
また、少しさかのぼった話なんですけれども、8月30日に、
橋下市長が出られる大阪市による説明会、
がれきに関する説明会で、下地君たちが具体的な根拠をあげて、
具体的に反論をしたという、そういうビデオも残っています。
※大阪市がれき広域処理説明会8/30モジモジ先生質疑(動画・内容書き出し)
そういうのも↑是非ご覧になってですね、公正な観点から報道していただきたいというふうに考えています。
長谷川:
実は下地さんが逮捕されるまでにですね、この一連の逮捕というのは、
殆ど報道の対象にはなりませんでした。
ですから今回下地さんが逮捕されたことによって、
やはりある程度これを契機に報道もしていただき、そして私たちも声をあげていかないと
「どうなるか?」という事を心配しています。
ー:
これ、1時間半っていうとかなり長いんだけど、
把握されている範囲でその間下地さんが何をやっていたか?というのは少しわかりますか?
長谷川:
私が聞いている範囲では、
私は当日参加していませんし、実は弁護士の方が、当日参加されていた方の証言は今日はしない方がいいと、
実は、今は気その前の段階なので、不利な証拠にもしかするとなるかもしれないという事で、
当日参加された方の話をここですることはないんですが、
私が周辺の方から聞いたところでは、駅の前で抗議活動をしていたと、
先程の写真にあったようにマイクを使って「がれき受け入れ反対」というような事をやっていた。
そして移動するために駅の構内を何100メートル化に渡って通り抜けて向こうに抜けたというふうです。
やはり駅で抗議活動している時に、この写真でも見えますように、
警備員の方または職員の方が見ていたんですか、監視ぐらいはしていたと思いますが、
駅の構内を抜ける時にそこに進路を防ぐような形で立っていて、
「やめてください」というような話しになったという事は聞いております。
ー:
構内を抜けようとしたというのはごくわずかな時間だから、
1時間半の大体はそんな感じだったんでしょ?
朴:モジモジ先生は替え歌のレパートリーが多いんで、結構長いです。
石埼:
他の事件でもそうですけれども、
本人たちも気が付いていないような事で、上げ足とっている可能性も無くもない。
これだけ、2カ月以上経って令状を取ってきているんですから、
捜査機関の方も何か持っているはずなんです。
もしかするとそれは当事者も気付いていないような事かもしれない。
ちょっとした言葉尻だとか、
朝日新聞:
インターネットで、
駅の構内を横切る時に主張が書かれているものを
見えるような形で持ったまま通り過ぎたというような事が、
街頭活動、デモ活動に当たるというような事を理由にされたというような記述を
ちょっと見たような気がするんですが、
石埼:
正直言うと私もね、イラク戦争に反対する時とか、そういうものを持ったまま電車に乗ったりとか、
あるいは通過したりとかはあたりまえで、
それをいちいち取ったり外したりですとかね、
プラカードをどこかへ持って行ってコインロッカーに入れたりとかは普通はしませんよ。
それがはたから見てデモに見えるかどうかというのは非常におかしな問題で、
警察側の見方だとデモかもしれないが、当事者たちはデモしている気がないと。
同じ行動をどう見るか?という違いなんですよ。
成瀬:
あの、デモだから違法という事にはならないんですよね、これは法的に考えたら。
やはり通行人に対して、
たとえば交通が頻繁なところで交通を邪魔する形で、
著しく通行する人達を阻害するような形での、ここはビラ配りの例ですけれども、
いずれにしても、おそらくデモじゃないという事なんだと思いますけど、
たとえデモだというふうにしてもすぐに違法か?と言うと、そうはならないはずですよね。
だから、具体的な害悪というものがおそらくない。
害悪に見えるのはJRの人達が止めたからなんですよね。
止める権限があるか?って言うと、最初にお話しした通りに、
「どうもないんじゃないかな」というのが僕の感じです。
朴:
JRの人達が本当に止めたのかどうか?というその事実も分からないと思いますよ。
そのあたりは聞いていません。
長谷川:
駅の構内だから防犯ビデオが必ずあるはずで、それを見ればおそらく分かるんでしょうが、
こちら側としては見る事が出来ないので、
明確に具体的にどうだったのかというのは証言以外にはないという状態ですね。
朴:
下地さんの家から、沢山証拠品として持って行ったようなんですけれども、
私は証拠品は大阪駅構内にある防犯ビデオ、それが検討されるべきだというふうに思うんです。
ー:
先程その止める権限がないんじゃないかとおっしゃいましたけれども、
そのあたりは何故ないというふうに?
石埼:
そもそも通過しようと思ったわけですよね。
さまざまな状況があるんでご存知かと思いますが、
日本の駅っていろんなところがありますよね。
たとえば私は京都に住んでいるんですけれども、京都の北から南へ抜けようとすると、
絶対に駅の敷地を通らないとダメです。
そうしないと数100m遠回りしなくちゃいけないとか、いろんな状況があるわけで、
この大阪駅の具体的な状況を見て、
あの御堂筋コンコースを通り抜けることが不自然だったかどうか?ということなんです。
駅だけじゃないですよね、いろんな商業施設があって、
三越とか、ヨドバシカメラに買い物に行く人もいるし、
ただ地下鉄に乗るために通り抜ける人もいるので、
本当にJR大阪駅だけを使う人のためだけのコンコースじゃないですよね、あそこは。
だから私たちの声明では「公道とほぼ同視できる」できると。
私も今まで何度か通過していますけれども、
いろんな人が、駅を使わない人でも通過しているじゃないですか。
なんで下地さん達だけ止めようとしたのかという事なんですよ。
あの駅の、大阪駅の構造で、下地さん達が通りぬけたところが、
普段どう使われているのかという所まで考えないといけない
一般的に駅の形態によってはね、すぐ横に踏み切りがあって、そっちから行けるのに、
わざわざ駅の構内を通ったというのならば話は別かもしれません。
ただ、大阪駅のあの構造を考えて利用状況を考える限りは、
あそこを通り抜けて南側に行くという行動はごく自然なものだと思いますので、
それを制止する権限はないでしょ?
だったら、「大阪駅の駅長さんは自分の気にくわない人たちだったら誰でも制止できるのか」と。
そんなことしないですよね、いままで。
してないですよね、何で今回だけしたんですか?っていうことです。
ー:制止されたのが事実として、
石埼:それは分からないです、事実確認はしていませんから。
ー仮に事実だとしたら、それに対して下地さん達がなにか反論したとか、そういうのはあるんですか?
石埼:
事実関係は分かりませんけれども、僕だったら、
駅構内を通り抜けるのをたとえばゼッケンをつけてたからとかでね、制止されようとしたら、
「なんで?」っていうふうの抗議しますよ、わたしだって。
それがなにが犯罪なのか、分からないです。
長谷川:
ある程度制止されたら、むしろ当然の権利として
「どうして通り抜けては行かないのか?」位は。
ー:その時激しく突き飛ばしたりとか、そんなことはべつにない?
長谷川:そんな事はありません。
石埼:突き飛ばしたら暴行罪だから、それはないですね。
長谷川:
その辺はずっと気を付けていて、「突き飛ばした」とか言われないように必ず写真を撮るとかですね、
あるいはそれは駅の防犯カメラを見ればすぐにわかる事ですから、
それこそ見せていただければはっきりすると思いますけど。
朴:
つけいられるという事は下地さんが一番分かっていましたので、
複数のところを利用する時には警官と必ず揉め事にならないように、
みんなで固まっていどうしましょうねと大きな声で言っていたのが下地さんだというふうに聞いています。
朝日新聞:研究室から警察が押収したものというのは?
島:
なにも押収しなかったという、
1時間20分捜索したけれどもなにも押収しなかったというふうに聞いております。
朝日新聞:学生さんの個人情報でも持ち去られたらとんでもないなと思って。
島:
ただ、コンピューターは立ちあげていますので、
大学のシステムがあるんですけれども、そこへはパスワードとIDがなければ入れませんが、
コンピューターそのものはたちあげたみたいなので、
僕らも大学のシステムに登録する前に自分のハードディスクに入れておくという事はよくあるわけですから、
コンピューターは立ちあげています。
ですから、「なにを目にしたか」というのはちょっと僕が危惧しているところですけれども、
押収物は無かったという事です。
石埼:
さっき山本さんがおっしゃっていたことで、
なんかジャーナリズム関係者から「表現の自由にとどめておいた方がいい」と、
私たちは憲法学者なので表現の自由にとどめておきますけれども、
こういう抑圧があった時に一番大事なのは抑圧された行為をもっと大きくしていく事なんです。
今日は憲法学者としてきたのでこれ以上は言いませんけれども、
山本さんが今日、表現の自由にとどめ置かなかった事は僕は素晴らしいなと思っています
山本:そうですか、黙っていられないんで
石埼:
抑圧された行為を続けてあげていくという事が最大の抵抗だと思います。、
こういう事件に関しては。
一般からの質問1:02:25~
Q:学生たちの動きは?
A:学生の反応はあんまりまだ目立ってはありません。
Q:威力って?
A:デパート食堂の配膳室にシマヘビ20匹をまき散らす事。など他
Q:公安がこちらを撮影するがこれは違法か?
A:違法です。
威嚇のために撮影するふりをしている時もあるが、証拠をつかめば訴えられる
Q:こちらが警察を撮影するのは?
Aそれは大丈夫
山本:原発がイヤだって言っているだけなら僕は仕事は無くなっていないと思う。
脱被曝と言っているからだと思う。
など、いろいろ。
<1>ー支援者による説明ー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
<2>ー大学側は逮捕の3日前、すでに下地先生が逮捕されることを知っていたー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
ーーー
下地先生は選挙で投票をする事も出来なかった。
クリスマスも。
12月9日に逮捕されたと知ったけれど、まさかこんなに長く拘留されるとは思ってもいませんでした。
逮捕されても悪い事はしていないのだから、すぐに釈放される筈だと思っていました。
映画、ドラマ、アニメなどで見るような
第二次大戦当時、いきなり警察が民家に入ってきて来て戦争反対と言ったからと、
父親や恋人を突然逮捕していく時代の映像をいやでも思い出します。
つい最近まで、遠い昔の時代の事だと思って映画を見ていましたが、
とんでもないことだと、いま思っています。
ここで声をあげなければ、どんどん、どんどん声をあげなければ
あの時代の日本は目の前に見えています。
このままにしておいたら大変なことになります。
どうしたらいいのでしょう。
太郎さんの言うように、メディアが大きく取り上げて国民に広く知らせてくれる事を心から願っています。
このような不当逮捕事件はワイドショーのお得意なものの筈。
テレビをつければ何度も何度も「不当逮捕」というテロップと下地先生の事件が流れているのが、
今までの日本の姿だったのではないのでしょうか?
そう思って期待を込めて、どこのメディアがこの会見を報じているのか?と探しました。
たった一つ日刊スポーツしか見つけることができませんでした。
朝日新聞は記者が来ていたのに記事にはならなかったようです。
もちろんテレビは報じません。
山本太郎も"がれきデモ逮捕不当”と訴え
日刊スポーツ [2012年12月22日18時11分]
JR大阪駅構内で震災がれき搬入に反対する集会やデモ行進をしたとして、大阪府警が威力業務妨害容疑で阪南大准教授下地真樹容疑者(40)らを逮捕したのは不当だとして、憲法学者らが22日、大阪市内で記者会見し、「ごく日常的な表現活動で、何ら罪に問われるものではない」と表明した。
憲法学者ら67人は17日に抗議声明を出した。
会見で龍谷大の石埼学教授は
「単なる集会を捜査機関が危険視するのは、憲法学の観点から許し難い」と指摘。
脱原発活動を続ける俳優山本太郎さんは
「最低限の表現の自由が担保される社会でないといけない」と訴えた。
出席した市民からは「(抗議活動の最中)常に警察からビデオなどで監視される」などの声が上がった。
府警は、10月に大阪駅構内で拡声器を使って演説集会をした上、
デモ行進してJR西日本の業務を妨害したとして、下地容疑者ら3人を今月、逮捕した。(共同)
ーーー
<許されない!>下地先生不当逮捕
「駅での訴え 犯罪?」東京新聞こちら特報部12/21(書き出し)
●憲法学者の声明
JR大阪駅頭における宣伝活動に対する威力業務妨害罪等の適用に抗議する憲法研究者声明
●大学研究者が呼びかけ人の署名
放射能と有害物質を含む震災がれきの広域処理に反対する市民の逮捕は不当です。
下地真樹准教授らの即時釈放と謝罪を求めます。
●獄中からの下地先生の手紙
●その他、下地先生の抗議活動などへのリンクがあります
( ゚д゚)ハッ!太郎さんひとりがメディアにお願いしていたんじゃダメなんだ
私たち、ネットが出来るものだけが知ることのできる真実。
私たちが出来る事はなにか?
記者会見をやってもどこも報道しないならば、
「なぜこんなに大事なことを報じないのか」と各メディア、テレビ局にどんどん声をあげていく。
その声が大きければ、報じない訳にはいかなくなるかもしれない。
そんなふうに思いました。
たとえば、それでも報じないのだとしたら、もっと何かを考えなければならないけど、
まずは、やれる事をやらなければ
戦時中のドラマのような日本になってしまってからではもう遅いのです。
あなたの家族がいきなり警察に連れて行かれるかもしれない。
街頭で替え歌を歌っただけで…
テレビ局や新聞社にみんなで訴えるのもいい方法だと思います。
そして、各番組に訴えるのが一番いいと思い、それぞれの局の番組を簡単に調べてみました。
調べてみて分かった事があります。
視聴者を大事にしてこちらを向いてくれる番組には必ず分かりやすいように、
情報募集やご意見等と書かれています。
たとえばテレビ朝日では、モーニングバードはコーナーごとに情報募集がありました。
TBSが一番探しやすかったし、各番組に必ずご意見の部分がありました。
NHKはニュース9でさえも見付けられなかった。
フジテレビも同じです。
ちょっとした事で、ムフフって笑っちゃうくらいに、各局や番組の姿勢が見えちゃいました。
私たちもみんなでメディアにお願いしてみよう!
何度も何度もいろんな番組にお願いしてみよう!
この会見の内容とかを抜粋して書いてお願いしてみよう!
ほんの一部ですが、ご紹介~♫♪♬
テレビ局
テレビ朝日 意見 http://www.tv-asahi.co.jp/contact/
報道ステーション ご意見 http://www.tv-asahi.co.jp/hst/opinion/form.html
モーニングバード あなたの声をお聞かせ下さい http://www.tv-asahi.co.jp/m-bird/pop/index.html
モーニングバード そもそも総研たまぺディア みなさんのニュースの疑問を募集します
http://www.tv-asahi.co.jp/m-bird/pop/somosomo.html
モーニングバード じっくリサーチ 調べて欲しい事はこちらから
http://www.tv-asahi.co.jp/m-bird/pop/karakuri.html
TBSご意見・ご感想・要望https://cgi.tbs.co.jp/ppshw/contact/0030/enquete.do
みのもんたの朝ズバッ! ご意見募集
http://www.tbs.co.jp/asazuba/post/
NEWS23X 情報提供・ご意見
http://www.tbs.co.jp/news23x/confirm/
報道特集 情報募集 お問い合わせ
http://www.tbs.co.jp/houtoku/want/
サンデーモーニング ご意見・ネタ募集
http://www.tbs.co.jp/sunday/
NHK 意見 http://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html
フジテレビ 意見 http://www.fujitv.co.jp/faq/goiken.html
とくダネ! 情報募集欄あり
http://www.fujitv.co.jp/tokudane/index.html
日本テレビ全般に関するご意見・ご感想・ご要望等http://www.ntv.co.jp/staff/goiken/form.html
ミヤネ屋 番組へのご意見
http://www.ytv.co.jp/miyaneya/goiken/
NEWS ZERO ご意見ご感想
https://app.ntv.co.jp/myntv/sys/enquete/input/?enquete_id=95
バンキシャ 情報・ご意見ご要望
https://app.ntv.co.jp/myntv/sys/enquete/input/?enquete_id=133#__utma=1.484702754.1356265820.1356265820.1356265820.1&__utmb=1.11.9.1356266347428&__utmc=1&__utmx=-&__utmz=1.1356265820.1.1.utmcsr=google|utmccn=%28organic%29|utmcmd=organic|utmctr=%28not%20provided%29&__utmv=-&__utmk=20876600
新聞各社
読売新聞 意見 http://info.yomiuri.co.jp/contact/
朝日新聞 意見 https://se01.asahi.com/reference/form.html
毎日新聞 意見 https://form.mainichi.co.jp/toiawase/index.html
日経新聞 意見 https://sch.nikkei.co.jp/nikkeinet/
一つ一つの思いつく番組のご意見にメールやFAXを送る事もいいと思います。
今ならまだできる。
今やらなければ近いうちに何も言えなくなる。
ლ (。◕ˇε ˇ◕。ლ) がんばろぉ~♡
27:58~
阪南大学 島:
阪南大学の、下地君は経済学部ですが、私は流通学を教えております島といいます。
簡単に申しますが、下地さんが捕まった事は、
私には、9日の夜にめぐりめぐって連絡がありまして、
10日の朝に、奥さんと朴さんが
「大学の方にこうやって逮捕されたという事を説明に行きたいから」とおっしゃるので、
「誰かあてがありますか?」と言ったら、「誰も知らない」とおっしゃるので、
僕は下地さんの事は、もちろん良く知っておりましたけれど、
同じ学部の同僚、ま、同僚と言えば同僚なんですけれど、
そんなに、毎日会うとか毎週会うとか、そういう間柄ではありませんでしたので、
率直に言ってちょっと「ありゃ」と思ったんですけれども、
月曜の朝、奥さんと朴さんを経済学部長のところに案内し、
その次には学長と副学長のところに案内して、逮捕されたという事を伝えました。
その時に私の老いぼれの感がビビッ!と響きまして、
「この人ら知ってたんじゃないかな」という気がしたんです。
大学当局がですね、いやに落ち着いていまして、
「いやー、もう本当に大変です」という感じじゃなくて、
「え、え、」っていう感じで、
「ひょっとしたら事前に知ってたんじゃないかな?」ということを、
これは私の全くの感ですが、感じました。
それですぐに学内に呼び掛けまして、
その週の金曜日に本当にささやかな「下地先生を支援する会」というのをつくりまして、
みなさんがみられたらビックリすると思いますけれども、
190人以上の教職員の中で、わずか20数名でありますが、
その半分以上の人が名前を出して下地さんを支援しようと、…泣…
すみません…
という事で、簡単な声明を出したりいたしました。
6日に大学が危機対策管理本部というのを立ち上げたという噂が耳に入りまして、
6日というと、下地さんが逮捕される前なんで、
今頃、危機管理対策というか、急に地震が来るとか大津波があるという事もあんまり聞かないので、
「何の危機管理かな?」ということをちょっと疑問に思いまして、
それで今週の水曜日、19日に私と二名他の先生を支援する方達と学長、副学長に面談を申し込みまして、
「何ですか?」って聞いたらですね、ベラベラッと言いまして、
6日に大阪府警の公安第3課の2名の刑事、それから松原警察署の刑事、…泣… が、
大学にやってきまして、「下地さんを8日に逮捕する」と。
それで、「10日には研究室を捜索する」ということを、
その時は対応したのは学長副学長ではなくて、他の機関が、
多分たまたま松原署と学生の暴動やなんかで関連のある部所が対応したようなんですけど、
で、5時にその報告が学長のところへあがって、
「あら大変だ」という事で、そういう危機対策管理本部というものを立ち上げた。
という事を、普通に言いました。
それで私どもは大変なショックを受けて、
どうして事前に知っていたのならば、少なくても下地さんに言ってやったり、
あるいは研究室の捜索についてもですね、研究室の捜索は
あ、それから、
何故事前に伝えたかがよく分からないんですけれども、
逮捕の日程は一日ずれまして、初めは8日と言っていたものが9日になったようですけれども、
それは電話で「延びます」と言ってきたようです。
実にふざけた話なんですけれども、
「ああ、そうですか」と言って聞いていたようです。
それで、研究室の家宅捜索は予定通り10日月曜日の3時から1時間20分にわたって行われました。
私は授業があったので立ちあう事は出来ませんでしたが、
大学側が二名の管理職メンバーとそれといま近い人間が立ちあっています。
ただし、私たちが
「どんな捜査令状で来たか?」
「だれ宛でしたか?」と聞いてもですね、
いや、こうやって(腕をあげて振る動作)紙を持って振っていた事はもちろん覚えているけれども、
それを普通は、僕は捜索をされた事はないから知りませんけれども、ちょっと詳しい人がですね、
「読み上げましたか?」と、
あるいは「読み上げを求めましたか?」というんで、
もう、読み上げも求めないし、読み上げられてもしないし、
施行されてそれをためつすがめつ読んだわけでもない。
従って、研究室と言えば大学の人間にとっては、
一つの聖域、聖域というのはおかしいかもしれませんけれど、
学生の個人情報や教員の個人情報が詰まっているところですから、
そんなところを、たとえ彼が罪を犯したとしても、
平気で入り込んで、もう関係ないものまで全部見るとか、
一冊一冊本も見たそうですけれども、
「そんな事は許されないんではないか」というので、
「たとえば捜索の範囲とか目的とかあなた方見ましたか?」と言われたら、
「いやぁ、それは見ていないです」ということで、
驚くべきズルズルぶりに私は本当に、ビックリしたような状況です。
この事は、全学に知らせる前に、あまりにも衝撃が大きいので、
支援する会、今20人ちょっとおりますけれども、その方々にはかった上で、
なにしろ大学側は年末年始でもうあんまり時間がございませんので、
来年の早々に授業が始まった時にもう一度支援する会の方々に集まっていただいて、
私としては、教授会や組合大会で、きちんと、
「大学当局は下地さんが不当な逮捕をさせられているという事をハッキリと述べなさい」
という事を求めていくつもりです。
これはできるかどうかはわかりません。
率直に言って僕らの力はそんなに大きくないので、ごく小さいのでできるかどうかはわかりません。
ただ今、ご覧になっていただいたらすぐにわかると思いますけれども、
大学のウエブサイトの冒頭に「本学教職員の逮捕について」というのがありまして、
リンクをたどってみると、「警察で捜査中で詳しい事は何もわかりません」という事で、
全く善意の第三者で「分からない」と言っているように見えるんですけれども、
実は、共犯者というのはちょっと表現が強すぎるかもしれませんけど、
善意の第三者ではなかったという事はハッキリさせておきたいと思います。
それは下地さんの早期釈放を求めるという事とは一見別の事かもしれませんけれど、
私どもは大学の管理機関で、ここまで自治や、
昔は誰でも普通に言った事が「え?そうですか?」っていうふうに言うようになってしまっていると。
そういう劣化に、管理機関や教職員の劣化については私は深く、
もう深く失望しているところであります。
言わなければならないところはそういう所で、
ちょっとお見苦しいところ(何度も泣いちゃったところ)をお見せしちゃいました。すみません。
36:32
つづくーー
<1>ー支援者による説明ー下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
<3>ー「立派な独裁国家、警察国家ですよね、もう完全な」山本太郎・メディア質疑応答ー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)~テレビ局にお願いしよう~
↓クリックすると阪南大学のページが開きます

<許されない!>下地先生不当逮捕
「駅での訴え 犯罪?」東京新聞こちら特報部12/21(書き出し)
●憲法学者の声明
JR大阪駅頭における宣伝活動に対する威力業務妨害罪等の適用に抗議する憲法研究者声明
●大学研究者が呼びかけ人の署名
放射能と有害物質を含む震災がれきの広域処理に反対する市民の逮捕は不当です。
下地真樹准教授らの即時釈放と謝罪を求めます。
●獄中からの下地先生の手紙
●その他、下地先生の抗議活動などへのリンクがあります
長谷川
12月9日、下地真樹准教授ら市民数名が不当に逮捕されました。
これに対して私たちは彼らを支援するために署名、あるいは大学に対する
嘆願書というものを用意して活動してきました。
今その状態がどうなっているか、どれ位の署名が提出されているか、
どのような方々が呼びかけ人になって下さっているか、
個別の要素とともにみなさんに少しお話しさせていただきたいと思います。
そして今回の逮捕に対して憲法研究者の方々から声明が出ていまして、
実際にその呼びかけ人の先生方に来ていただいています。
憲法研究者の視点からこのような事件がどのようなものであるか?という事についてお話ししていただきます。
それから下地さんが所属している阪南大学の流通学部の島先生がいらっしゃっていまして、
島先生の方から今現在大学の方でどのような動きがあるのか?という事いついてお話ししていただく予定です。
あと、山本太郎さんが参加されます。
支援者による説明
下地さんの署名活動をされ、嘆願書の呼びかけ人であります
朴勝俊さんの方からお話をお願いしたいと思います。
02:57~
朴勝俊 関西学院大学准教授:
私は下地真樹君と大学院時代、神戸大学の経済学研究科で一緒に勉強した仲間でございます。
彼はその後阪南大学に就職されまして、
組合活動、もちろん研究活動もそうですけれども一生懸命やってあられまして、
私も別の学校で私立大学の組合で活動しておりましたので、
その関係で年に一度ぐらい会うということだったんですけれども、
昨年の東日本大震災、福島第一原発事故を契機に
彼は以前から原子力、原発というものに批判的な目を向けていたんですけれども、
彼自身が本格的に活動をはじめられまして、
私も原子力に関して批判的な立場からの講演とか、あるいは論文発表だとか、というのを続けてきました。
下地君は本当に正義感の強い人でして、
「脱原発」に関する意見・主張・デモなんかも私たちと一緒にやってまいりました。
そして関西電力の大飯原発再稼動問題の時も非常に強く反対の意見を述べていたんですけれども、
一番精力的に活動されておられたのが、震災がれき。
放射性物質を含む、あるいは焼却することによって有害物質が発生される
そういう恐れのある東北地方からの震災がれきを広域処理すると。
そういう事に関して非常に懸念を持っておられまして、
ただの懸念だけではなくて、またそれが行われた法的手続き
必要性、経済性、安全性、そのいずれの面から見ても、
がれきの広域処理というのは正当化できないという立場から、非常に激しい活動をしていました。
他方で、大阪に於いては、
大阪市の橋下市長は、今年の前半まで、
非常に大飯原発の再稼働に関しては厳しい立場をとっておられましたけれども、
震災がれきはいち早く受け入れると、安全とみなして受け入れると。
そこに大きな対立がありました。
逮捕から拘留に至るまでの経緯を簡単にわかりやすく説明いたします。
12月9日、日曜日でした。
朝の8時ごろですけれども、下地君の自宅に警官が7人が訪れまして、
そして戸が開きますと、下地君に手錠をかけて連行して行ったと
そしてその後4時間にわたって、家宅捜索を行い、
4時間もかかったのは下地君が研究者ですから、さまざまな資料を持っている。
それをいちいち確認をしてたという事と、
非常に些細なものまで押収をしていったということであります。
下地君はデモを主にやっていたんですけれども、
下地君がひとりでやっているデモというのがありまして、
ひとりで、軽いスピーカーを肩に掛けまして、マイクで替え歌を歌うと。
がれき反対、原発反対の非常に面白い替え歌を歌うという、
街角で歌うという、そういうデモをしていたので、
ですから、その時に使っていたタンバリンなんかも押収をしていったという事です。
その押収品の目録、私自身は逮捕状は見せてもらっていないんですけれども、
押収品の目録に書いてあった罪状は
「鉄道営業法違反」「威力業務妨害」「不退去」この三つが書かれていました。
しかしこの、12月9日の朝には当然下地君は何もしていない。
むしろ寝ていたんです。
で、何故こういう逮捕が行われたのか?と申しますと、
それは「10月17日にやった抗議行動がけしからんものであった」と、そういう事です。
どういう事か?と言いますと、10月17日には現行犯で逮捕されるという可能性がありますので、
是非、徒のみなさんは警官とはぶつかることの無いよう
こういう事が起こる事がないように、みんなで固まって安全に移動しましょう
というような呼びかけをしながら、駅の構内を通り過ぎて行った。
それが、鉄道営業法違反と、威力業務妨害と不退去の罪に当たる。ということなんですね。
で、逮捕された次の日12月10日、
検察がですね、下地君を10日間拘留したいと、「勾留請求」をした訳ですけれども、
いったんは裁判所がこれを却下しました。
これに対して検察が準抗告を行い、別の裁判官が拘留を認めるという形で拘留が行われました。
12月16日に、長谷川さんが中心となりまして、記者会見がいったん行われたんですけれども、大阪で。
その二日後12月18日に「勾留理由開示公判」というのが行われまして、
そこに下地君が出てこられて、
沢山支援者の方々が集まったんです。
でも部屋には入りきれない。
という事で廊下で沢山の人達が聞いている。
そこの廊下にまで聞こえる大きな声で、
「いかにこれが不当な逮捕であるか」「警察官は何をやっているんだ」というような、
そういう陳述と言いますか、を行っていました。
しかしながら12月19日は拘留の延長が決まってしまい、
20日間プラスアルファの拘留が行われているという事であります。
これが逮捕から拘留に至るところの説明でした。
長谷川:
それで、この呼びかけ人の何名かで始めた署名ですけれども、
現在始めてから約1週間で8000筆を超えました。
呼びかけ人も主に大学研究者の方にやっていただいているんですが、
次々に申し出がありまして、現在92名となっております。
ホームページでは更新が追い付いていないんですけれども、92名になっております。
多数の先生方が今もなお、呼びかけ人にぜひ自分も加えて欲しいと、自分も抗議の意を示したいという事で、
次々にこの抗議の声明の呼びかけ人となって、署名の協力を呼び掛けて下さっております。
もう一つ大学の方に嘆願書を12月14日に学長、そして副学長の先生方に直接手渡しをしております。
これも研究者の方を中心に、その時に56名の賛同人の名簿とともに
第一次集約として阪南大学側に提出をしております。
石埼学 龍谷大学:
10月17日に憲法研究者の声明を出しました、メンバーの一人の石埼学と申します。
今日は私と成澤孝人(信州大学)さんが信州から、あるいは石川裕一郎(聖学院大学)さんが東京から
この場に駆けつけて下さいました。
まず、私からこの声明の説明をさせていただきまして、
私のいたらぬ部分をお二人に補足していただこうと考えております。
この呼びかけ人を見て、どういう人たちなんだ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
呼びかけ人の5人は、特に同じ研究会に所属しているとか、常日頃行動を共にしているというわけではなくて、
強いて言えば、学会の後によく一緒に飲みに行く友達という程度のものでして、
ある日、お隣の成澤さんから「こういう事件が起きている、黙ってていいのか」というメールがきたので、
子育て中だし、大学の仕事も忙しいので、
「黙っていたいんだけども黙っているわけにはいかないよね」ということで、
「抗議声明を出そう」という事で石川さんとか高知大の岡田さんとか、宮崎大の中川さん。
おおむね30代と40代の若手の研究者が呼びかけ人になって、
金曜日の夕方に賛同を募りだしまして、
もう拘留決定も出ているので「急ぐ」という事で、翌週月曜日の正午までの締め切りで、
ひたすら呼びかけ人達の個人的なつてを使って、、メール、FAX,電話を使い、
「賛同人になってくれないか」という事で全国の憲法学者に呼び掛けた次第です。
金曜の夕方から月曜の昼までの間、しかも週末が挟まっている間で67人の方々が賛同してくれて、
若干締め切りを過ぎてからのものを今日捕捉させていただきましたが、
今日の資料は賛同者が呼びかけ人と合わせて70名になっております。
私たちは今回の事件をネットや産経新聞の報道などで知りまして、正直びっくりしまして、
「こんなことで逮捕されるのか」というのが正直な印象です。
いくつか簡単に説明しますと、
まず、下地先生達3名で行った街頭での宣伝活動であるとか、コンコースの通り抜けであるとかは、
ごく日常的に見られる表現活動でありまして、
コンコースの通り抜けが表現活動であるかどうかは別として、
ごく日常的に見られる事ですし、
私もかつてはそういう事をやった事が何度かあります。
で、「威力業務妨害罪」や「不退去罪」や「鉄道営業法違反」が成立するとは
考えにくい事例だという事なんですね。
この事件が起こる前まではここにいらっしゃる方々と私たちは誰も面識がなくて、
成澤さんから「声明出そうよ」というお誘いがあったので、
「じゃあ誰か関係者を紹介して下さい」って言ったら、
「知らない」と言われてですね、方々探して、長谷川さんにもいろいろお世話になったんですけれども、
そして事実関係を確認してこういう声明を出したという事で、
今日お集まりの方々はみんな初対面という事になります。
先ず一点にちょっと特徴的なのが、
「威力業務妨害罪」が付いているという事なんですね。
今まで、駅頭での宣伝やさまざまな抗議活動で、角材を持っていたら別ですけれど、
そうではないもので「威力業務妨害罪」で検挙されたというような事例はないと思うんですね。
私たちの見方なんですけれども、
捜査機関は宣伝活動とそこからコンコースを通過していく1時間半ぐらいの行動の全体を一つと捉えて
この全体が威力なんだというふうに考えているんではないかと分析しています。
ので、一つ一つの行動を見ていくと、下地先生の行動も、別途にビラを配っていた人の行動も、
あるいは駅を通り抜けようとした際に、
駅長に制止されたから抗議したという行動もあるように聞いていますが、
コンコースを通り抜けたという行動も、一つ一つをバラバラに見ると、
何ら罪に問われるところはないんですね。
で、捜査機関は今回はこの1時間半ぐらいの行動を一体のものとして捉えて、
その「全体が威力なんだ」というふうに捉えているんだろうと思います。
ただ、これは私の考えという事になるかもしれませんが、
人が集まるという事は力なんですね。
だからこそ大事なわけで、
人が集まるという事に対しては国家権力は怖いと思うんです。
平穏な集会であっても。
人が集まるという事は力なんだという事を前提にしつつ、だからこそ擁護しなければならない。
公権力が低下するから。
だからこそ、人が集まる事を保証するために
日本国憲法は21条1項で集会の自由だとか結社の自由。
人が集まる自由というのを明文で保証しているんです。
この、人が集まってこれをデモと見るかどうかという議論は捜査機関と私たちとでは違うと思いますけれども、
人が集まること自体を危険視するという発想自体が
憲法学者としては許しがたい事なんです。
人が集まる事を国家権力は歴史的に危険視してきたからこそ、
日本国憲法は「集会の自由」「結社の自由」と「人が集まる自由」を保証しているということなんですね。
だからこれを「威力」と捉えること自体が憲法学の観点から到底認められないという事です。
もうひとつは、
わりと似た事件で吉祥寺構内ビラ配布事件というのがあるんですけれども、
昭和29年12月18日に最高裁判決があるんですけれども、
これと比べても今回の逮捕された方々や、この行動に参加した人たちの行動は、
この事件と比べても何ら罪に問われるべきものではない事件だという事なんですね。
この吉祥寺駅構内ビラ配布事件というのは、
京王線の井の頭吉祥寺駅の切符売り場があって、階段を上って行って改札を抜けていく階段の下で、
拡声器を使って20分に渡って債務事件の救援をしていた人達が宣伝活動をして、
再三退去要求を駅側からなされていたのに退去しなかったという事例なんですけれども、
これ自体も憲法学者としては、憲法学者によっても評価は分かれると思うんですけれども、
「これは無罪じゃないか」とする憲法学者が多いと聞く事件なんですけれども、
これと比べても、今回の宣伝活動やコンコースの移動は、
何ら罪に問われるべき言われの無い事件だというふうに私たちは考えています。
後、駅の敷地内に若干立ち入っていたとかですね、そういう事もあるかとも思いますけれども、
その吉祥寺駅構内ビラ配布事件で伊藤正己(いとう まさみ)裁判官の補足意見を書いておりまして、
その補足意見は学界でも高く評価されているんですけれども、
「駅構内だから、駅の敷地だからと言って、直ちに表現の自由が認められないという事ではない」んだと、
この場合はビラ配布なんで、
ビラ配布の場所の状況や規制の方法や配布の対応、
その意見の有効な伝達のための他の手段の存否など、多くの事情を考慮しようと、
さまざまな事情を考慮して、駅側の利益と表現の自由と、
どっちを優先させるべきかという事を考えなければいけないと
伊藤正己、憲法学者でもあった裁判官が書いているんですね。
なので、今回は一部の人達が駅の敷地内にいたからといって、あの場所で、
およそですね、そういうことを改札口の前でやっていたら意味が違うと思うけれども、
あの場所で、ああいう形でやること自体は、
伊藤正己裁判官の補足意見の立場からしても、
全く表現の自由を優先させるべき場合だというふうに私たちは考えております。
成澤孝人 信州大学:
いま石埼先生が、今回もしJRの敷地であってもという話がありましたけれども、
これをご覧になっていただいたらわかるように、
下地先生は敷地内でやっている訳じゃないんですよね。

とすると、これは鉄道営業法で言われているところの、いわゆる鉄道地ではないんですよ。
ということは、これ自身を問題にして、JRの側には退去を要求する権限が無いと思うんですね。
これを見る限りにおいては。
ビラを配っている人がいるかもしれないけど、彼自身は全然そっちには行っていない訳ですから、
それで彼が逮捕という意味が全然わからない。
そもそも鉄道側に退去の権限がなければ、業務妨害という事はないわけですよね。
さっき石埼さんがおっしゃったように、全体を一体として捉えて、
で、まるで1時間半にわたって、ハンドマイクを持ってデモ行進をしたみたいな、
そういうような事では全然ないということです。
要するに、問題になる移動についてはJR側が、要するに止めたというか、
「移動しないでください」と言ったんだと思うんですね。
だけど、「移動しないでください」という権限が、おそらくJR側には無いんじゃないかな、と、
僕には思われてしょうがないんですけど。
そうすると今回についてはやはり疑わしい逮捕であると、
黙って見ていたら、
「だれしもが同じようになってしまうかもしれない」というそういう危機感で今日参りました。
以上です。
石川裕一郎 聖学院大学:
埼玉県にある聖学院大学で憲法の授業をやっています石川と申します。
事件そのものの法的な問題点については、
いま石埼先生と成澤先生からお話がありましてほぼ出つくしていると思います。
私が一つ付け加えるとしますと、この問題、
憲法的に一番問題になるのは今繰り返しお話があったように、
憲法で言うと21条の表現の自由あるいは集会・結社の自由なんですが、
もうひとつあえて付け加えると、
「今回逮捕・拘留の必要があったのかどうか」ということですね。
100歩譲って起訴する必要があるとしても、身柄の拘束をする必要があるだろうか?と。
つまり、阪南大学の准教授という地位も身分もある方、
地位も身分もなければ逮捕してもいいというわけではないんですけれども、
どう考えても逃げも隠れもしないので、拘束する必要はないわけですし、
証拠を押さえるにしても、これは押収という手続きが別にあるんですね、逮捕しなくても。
押収、家宅捜索はありますので、
最低限の手段で捜査取調べはできるはずなんです。
ですので、100歩譲って捜査機関側に立件する必要があったとしても、
今回の逮捕拘留は必要なのか?
どう考えても無いと思います。
それを最初にってしまうと表現の自由の問題がかすんでしまうので、
表には出さないようにしているんですが、
そういう問題があるという事は報道機関の方も、もう一度考えていただきたいと思います。
最後にまとめるわけではないんですが、表現の自由を保障するという事は、
ちょっと誤解を招く言い方をすると、実は不自然な事なんですね。
つまり権力にとって耳が痛い事を保証しなければいけないという事は、
かなり不自然な事を権力側に要求しているんですね。
これは別に権力にとってだけではなくて、皆さん我々にとっても誰でもそうで、
自分と意見が違う、自分と趣味が違う人の話を聞くというのは聞きたくない。
耳を、目を隠したくなるんです。
でもそれをあえて聞かなければいけない。
耳を貸さなければいけないという事を我々は要求されている。
ましてや権力側としては要求されているわけですね。
ですので、そういう自分とは考え方の違う人間が気にくわない事を言っている。
あるいはちょっと不気味な事を言っている。
それだけで取り締まる、あるいはそういう人を抹殺するという事になったら、
そもそも表現の自由を、日本だけに限らず、自由主義、民主主義国家が保証している事の意味が、
根本から崩れ去ってしまうんですね、
そこを改めてこの場を借りてお話しさせていただきたいと思います。
以上です。
石埼学:24:48
すみません、一点補足させていただきますが、
憲法が人権を保証しているという事の意味なんでです。
これは他の法令に触れない限りで強いんだという意味ではないんです。
今回のお三方の行動は、
鉄道営業法にも、威力業務妨害罪にも不退去罪にも私たちは当たらないと思っていますけれども、
100歩譲って、仮に当たったとしても、それでも人権が優先する場合があるんです。
だから憲法は人権を保証しているんです。
仮に形式上何か犯罪の構成要件に該当していて、違法性があったとしても、
やっぱり表現の自由やきちんとした人権は非常に重要なものだから、
仮に刑罰法規に触れたとしても、表現の自由を優先して無罪にすべき場合がある。
そのために憲法というのはあるんです。
なので、憲法が人権を保証している以上、
仮に犯罪に該当するような事実があったとしても、表現の自由を優先させなくてはいけないんだと、
それが憲法が存在する意味です。
憲法が人権を保証している意味です。
なので、あくまでも仮にですよ、仮に何か犯罪に当たるような行為があったからといって、
ただちに処罰していいものではない。
それが憲法が保証している表現の自由としてなされている以上、
そういう事もあり得るという事をお伝えします。
成澤孝人:26:09
今までこういう事例って、無かったと思うんですよね。
逮捕起訴っていう事が…
それは憲法があって、「あんまり簡単にそういう事は出来ないよ」と思っていたからだと思うんですけど、
最近だから、そういうふうではなくなってきているところがあってですね、
ピザ入れの逮捕というのが
我々はそれに対してはそれに対して非常に不安というか、問題というか、そういうふうに感じております。
でもその一環の事件かなという気がしています。
朴勝俊:26:36
ちょっとわたくしの方から補足させていただきたい事があるんですけれども、
実はこれは下地君の逮捕に始まった事ではありません。
下地君とずっと一緒に抗議活動をしてきた子どもを連れたお母さんたちとか、
若い人たちとか沢山いたんですね。
その中で、まず10月5日に関電本社前でデモをしていた時にですね、
下地君のお友達が逮捕されているんです。
それはですね、彼の前で警察官がわざと転んで、で、「公務執行妨害だ」と、
いわゆる転び攻防。と言われる形で逮捕されています。
また、11月13日に、大阪の此花区でこのがれき焼却に対する説明会がありましたが、
この時も仲間が4人逮捕されている。
その時の罪状は「建造物侵入」といって、あ、3人。
この間下地君はお友達の救援に全力を注いでいたと、そういう経緯にありますので、
ちょっとその点を押さえておいてください。
27:51
つづくーー↓
<2>ー大学側は逮捕の3日前、すでに下地先生が逮捕されることを知っていたー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)
<3>ー「立派な独裁国家、警察国家ですよね、もう完全な」山本太郎・メディア質疑応答ー
下地准教授らの不当逮捕抗議記者会見 12/22(文字起こし)~テレビ局にお願いしよう~
<許されない!>下地先生不当逮捕
「駅での訴え 犯罪?」東京新聞こちら特報部12/21(書き出し)
●憲法学者の声明
JR大阪駅頭における宣伝活動に対する威力業務妨害罪等の適用に抗議する憲法研究者声明
●大学研究者が呼びかけ人の署名
放射能と有害物質を含む震災がれきの広域処理に反対する市民の逮捕は不当です。
下地真樹准教授らの即時釈放と謝罪を求めます。
●獄中からの下地先生の手紙
●その他、下地先生の抗議活動などへのリンクがあります
1:32:50
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=1h32m50s
福島県民の被曝の実態
とにかくですね、こういう構造で来ているとい事はもうみなさんお分かりだと思いますけど、
被ばくの事はですね…本当いうと、私も…全部しゃべる事が辛いです。福島のみなさんに対して。
けれどもですね、私はずっと医学をやってきた人間として、
やっぱりこれはしゃべっておかなければいけないと思っております。
私が1979年に、33年前に原発の反対運動を始めた時にですね、
一番最初に私のところに飛んできて文句を言ったのは誰か?と言いますと、
広島や長崎の被爆二世の方たちでした。
「広瀬、おまえは放射能の危険性を、そうやって大声であちこちで言っている。
そういうことを言われると俺たちは差別をされるんだ」
という事を言われました。
私は非常にショックでした。
しかし、それなら…
もう何度も,ノイローゼになるほどあの人たちと話し合いました。
「いや、そういう事じゃない。私は医学的なことの危険性を言っているんです。
水俣病で有機水銀が危険じゃないという事は医者だったら言えないですよ。
そういう事はわかるでしょ。
危険なものは誰にとっても危険です。
差別の問題はその問題とは違うんです。
民度の問題ですよ」
だから私彼らともうずーーっと話しあいました。
最後にあの人達は理解してくれました。
「分かった。お前の言う通りにやれ」って言ってくれまして、
それから私は医学的なことで、話を続けてきたんです。
だから日本人の民度の問題は、それは本当に大きな問題です。
福島の人達がね、飯館村の長谷川健一さん達と会うとね、私は悔しくなります。
長谷川さん達に子どもたちがね、「差別される」。
そういう事を恐れて。
それはよーく解ります。
辛いです。
だけれども、今私たちはまず、
共に生き残る事を医学的に考えなければいけないと思います。
だから、やっぱりきちんとした事はお互いに理解して話し合って、
そしてとにかく被ばくを避ける、どうすれば避けられるか?という事はですね、
きちっと理解していった方が良いと思います。
今後のためにもですね。
ともかく、去年の事故、
水素爆発が、こうやって起こってですね、大変な事が始まった時の中で、
私は今年に入ってからやっぱりショックを受けた事があります。
この爆発の時の事はみなさんもう忘れたいと思いますけれど、
筑波の気象研究所、これは170kmも離れたところですね。

5000度近いテクネチウムのガスが飛んできたという、事はまず一つショックなんですが、
今年の9月にこういうレポートが出ましたよね。
私はこれ本当にショックでした。
双葉町上羽鳥というところで、
福島第一原発北西わずか5.6kmのところなんですが、
水素爆発が起こる前ですよ。
3月12日の午後3時に1589マイクロシーベルト/h。
「1時間当たり1589マイクロシーベルトを記録していた」っていうんです。

これ、24時間で365日、14シーベルト/年。
これは致死量の2倍ですよ。
爆発する前に大量の放射能が出ていたって、
ですから私はこれは事故解析の、事故のシーケンスを、
もう一回一からやるべきだと思っています。
これは田中三彦さんたちが国会事故調査委員会で事故解析をされました。
あれが出たのが7月の上旬ですから、
そんな後でこんな数値が出てくるとですね、
「いったい何が起こっていたんだろう?」と、
もっと前からウワァ~ッ!と出ていたんだという事ですね、爆発する前にね。
大量の被ばくをしていたんだという事になります。
おそらくここでドーンと上がっているのを見るとね、そんなに長時間じゃないので、分かりませんけれど、
ともかくとてつもない量ですよ、これは。
こんなことが起こったという事がいまになって分かるというような状態です。
だから、私は福島県内のひとりずつのみなさんがどれだけ、逃げながらですね、
どれだけ本当に放射能から自分の身体を守っていたのか?って言う事は、我々にもわかりません。
皆さんご自身が分かっている事、後悔される事もあるでしょう。
私だってそうですよ。
孫4人を西日本に逃がしましたけど、
泣きながらね、この子たちとはもう会えないと思って送り出しましたけれど、
あれだって本当に間に合ったのかどうか?
東京もすごいんです。
東京の被ばく量は、岩手県盛岡の100倍を超えているんです。
何故か?って言うと、こちらでバーンッ!と爆発した雲がですね、
ここはずーっと関東平野ですから、遮る山が無いんです。
直進して、栃木、埼玉そして東京、神奈川まで直進してきたんです。
恐ろしい量です。
それで東京の人間がなにも知らない。
それで今山本太郎さんは東京の人間たちに呼びかけている。
これも大変な被ばくなんです、だって、我が家の庭の土がですよ、我が家ですよ。
東京杉並区。
文部科学省のデータでは全く汚染がしていない事になっている我が家の土は、
チェルノブイリの大汚染地帯波なんですよ。
みなさんだけじゃない。
そういうのがいまの日本なんです。
みんな知らないで生活をしている。
とてつもない量がですね、東京の新宿やなんかを襲いかかっているんです。
あの時みんな生活をしていました。
私は街へ出て行って、「自分の頭がおかしいんじゃないか」と思いました。
「何でみんな外で平気でいるんだろう?」と思って、
それぐらいの事をザーッと日本人がやってきているんです。
問題はですね
クリプトン、キセノン、ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、コバルト、ウラン、ネプツニウム、
こういうとてつもない危険なものが、日本中に振り撒かれました。

今、ほとんどの人はヨウ素とセシウムの事しか言いませんけれど、
東京でウランが出ているんです。
日比谷公園あたりで検出されているんです。
誰も分かっていないだけなんです。
アメリカ人たちが来て測ってくれたらウランが出ている、どういう事なんだ?
「日本人は何でこんなに平気な顔で生活しているんだ」って言ってくれるんです。
そして、この福島第一原発は現在もですね、
中の配管が折れています。
原子炉圧力容器は底が抜けています。
メルトダウンしたんですから底は抜けました。その燃料で底を抜きました。

そしてこの下を通って行って、格納容器、この放射能を閉じ込めるための格納容器の底も抜いて、
この灰色のグレーのところへめり込んで行って、どこにあるかもわからないんです。
そこへ東京電力が「水をかけてる、水をかけてる」って
かかっているかなんてわからない。めり込んでいるなんてわからないでしょ?
私がいま推定するのは、これは推定ですけど、
おそらくですね、小さな臨界を繰り返しながらずーーーーっと、
水が、水の量で大体臨界が起こるかどうかが決定されます。
おそらく小さな臨界反応がですね、ワーッっというんじゃないんですけれど、
どこかに燃料棒が溜まっていて、そういう所で臨界反応が起こりながら、消える。
臨界が起こりながら消える。
そういう事が起こりながら、水素も出してですね、いろんな事を繰り返しているんです。
この中はおそらくそういう状態になっていると思いますが、
1号、2号3号4号でみんな状態が違うので、これは分かりません。

ま、「皆さんはこの避難先は何カ所目ですか?」という、
この福島民優の記事を見ますと、
本当に驚くべきことで、なんと50%以上の人が4カ所目、5カ所目。
今年の3月10日、つまり事故から一年後の記事でこうですからね。
一番心配なのは18歳未満の子どもたちは今年4月までに、
大体2万人近くの方が県外に逃げてくれた。

だけれど、まだまだいるでしょ?子どもたちが沢山ね。
そして今年5月のこの記事のなかで、
「再び除染」
この郡山の小中学校でと書いてありますが、
この小さな小見出し「風雨で運ばれ数値が再上昇」

大変な事ですよ、
これは本当に大変なことです。
今も出ている。
今も毎時1000万ベクレルと東京電力が言っています。
24時間だったら2億4000万ベクレルです。
それに365を掛けてみて下さい。1年間で何ベクレルになるか?
それはですね、1キュリー2キュリー3キュリーという単位なんです。
ベクレルよりももっと大きな単位を使っています。
それは、日本の中の最大な病院で1年の中で絶対に使わない量です。
本当の医者だったらもう震え上がるんです。
1キュリーという単位を聞いたら。
それが1年間で出るぐらい、今福島の炉から出ているんです。
私は心配でしょうがないんです。
本当に、子どもたちは大丈夫なんだろうか?
これがね、今月東京新聞に放射線が出た時は私は本当に「みませんでした」
「本当に福島のみなさんごめんなさい」と思いました。
飯館村がね、こんな状態になっているという事を、我々は東京にいると分からないんですよ。

こんなに恐ろしい汚染物がずーーっと積み上げられているなんていう事を我々は知りませんでした。
「本当にいったいどうなっているんだろう」と。
この現地近くの、この大汚染地帯がね。
こういう状態です。
福島から今も放射能がもうもうと出ている
つづくーー
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=1h32m50s
福島県民の被曝の実態
とにかくですね、こういう構造で来ているとい事はもうみなさんお分かりだと思いますけど、
被ばくの事はですね…本当いうと、私も…全部しゃべる事が辛いです。福島のみなさんに対して。
けれどもですね、私はずっと医学をやってきた人間として、
やっぱりこれはしゃべっておかなければいけないと思っております。
私が1979年に、33年前に原発の反対運動を始めた時にですね、
一番最初に私のところに飛んできて文句を言ったのは誰か?と言いますと、
広島や長崎の被爆二世の方たちでした。
「広瀬、おまえは放射能の危険性を、そうやって大声であちこちで言っている。
そういうことを言われると俺たちは差別をされるんだ」
という事を言われました。
私は非常にショックでした。
しかし、それなら…
もう何度も,ノイローゼになるほどあの人たちと話し合いました。
「いや、そういう事じゃない。私は医学的なことの危険性を言っているんです。
水俣病で有機水銀が危険じゃないという事は医者だったら言えないですよ。
そういう事はわかるでしょ。
危険なものは誰にとっても危険です。
差別の問題はその問題とは違うんです。
民度の問題ですよ」
だから私彼らともうずーーっと話しあいました。
最後にあの人達は理解してくれました。
「分かった。お前の言う通りにやれ」って言ってくれまして、
それから私は医学的なことで、話を続けてきたんです。
だから日本人の民度の問題は、それは本当に大きな問題です。
福島の人達がね、飯館村の長谷川健一さん達と会うとね、私は悔しくなります。
長谷川さん達に子どもたちがね、「差別される」。
そういう事を恐れて。
それはよーく解ります。
辛いです。
だけれども、今私たちはまず、
共に生き残る事を医学的に考えなければいけないと思います。
だから、やっぱりきちんとした事はお互いに理解して話し合って、
そしてとにかく被ばくを避ける、どうすれば避けられるか?という事はですね、
きちっと理解していった方が良いと思います。
今後のためにもですね。
ともかく、去年の事故、
水素爆発が、こうやって起こってですね、大変な事が始まった時の中で、
私は今年に入ってからやっぱりショックを受けた事があります。
この爆発の時の事はみなさんもう忘れたいと思いますけれど、
筑波の気象研究所、これは170kmも離れたところですね。

5000度近いテクネチウムのガスが飛んできたという、事はまず一つショックなんですが、
今年の9月にこういうレポートが出ましたよね。
私はこれ本当にショックでした。
双葉町上羽鳥というところで、
福島第一原発北西わずか5.6kmのところなんですが、
水素爆発が起こる前ですよ。
3月12日の午後3時に1589マイクロシーベルト/h。
「1時間当たり1589マイクロシーベルトを記録していた」っていうんです。

これ、24時間で365日、14シーベルト/年。
これは致死量の2倍ですよ。
爆発する前に大量の放射能が出ていたって、
ですから私はこれは事故解析の、事故のシーケンスを、
もう一回一からやるべきだと思っています。
これは田中三彦さんたちが国会事故調査委員会で事故解析をされました。
あれが出たのが7月の上旬ですから、
そんな後でこんな数値が出てくるとですね、
「いったい何が起こっていたんだろう?」と、
もっと前からウワァ~ッ!と出ていたんだという事ですね、爆発する前にね。
大量の被ばくをしていたんだという事になります。
おそらくここでドーンと上がっているのを見るとね、そんなに長時間じゃないので、分かりませんけれど、
ともかくとてつもない量ですよ、これは。
こんなことが起こったという事がいまになって分かるというような状態です。
だから、私は福島県内のひとりずつのみなさんがどれだけ、逃げながらですね、
どれだけ本当に放射能から自分の身体を守っていたのか?って言う事は、我々にもわかりません。
皆さんご自身が分かっている事、後悔される事もあるでしょう。
私だってそうですよ。
孫4人を西日本に逃がしましたけど、
泣きながらね、この子たちとはもう会えないと思って送り出しましたけれど、
あれだって本当に間に合ったのかどうか?
東京もすごいんです。
東京の被ばく量は、岩手県盛岡の100倍を超えているんです。
何故か?って言うと、こちらでバーンッ!と爆発した雲がですね、
ここはずーっと関東平野ですから、遮る山が無いんです。
直進して、栃木、埼玉そして東京、神奈川まで直進してきたんです。
恐ろしい量です。
それで東京の人間がなにも知らない。
それで今山本太郎さんは東京の人間たちに呼びかけている。
これも大変な被ばくなんです、だって、我が家の庭の土がですよ、我が家ですよ。
東京杉並区。
文部科学省のデータでは全く汚染がしていない事になっている我が家の土は、
チェルノブイリの大汚染地帯波なんですよ。
みなさんだけじゃない。
そういうのがいまの日本なんです。
みんな知らないで生活をしている。
とてつもない量がですね、東京の新宿やなんかを襲いかかっているんです。
あの時みんな生活をしていました。
私は街へ出て行って、「自分の頭がおかしいんじゃないか」と思いました。
「何でみんな外で平気でいるんだろう?」と思って、
それぐらいの事をザーッと日本人がやってきているんです。
問題はですね
クリプトン、キセノン、ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、コバルト、ウラン、ネプツニウム、
こういうとてつもない危険なものが、日本中に振り撒かれました。

今、ほとんどの人はヨウ素とセシウムの事しか言いませんけれど、
東京でウランが出ているんです。
日比谷公園あたりで検出されているんです。
誰も分かっていないだけなんです。
アメリカ人たちが来て測ってくれたらウランが出ている、どういう事なんだ?
「日本人は何でこんなに平気な顔で生活しているんだ」って言ってくれるんです。
そして、この福島第一原発は現在もですね、
中の配管が折れています。
原子炉圧力容器は底が抜けています。
メルトダウンしたんですから底は抜けました。その燃料で底を抜きました。

そしてこの下を通って行って、格納容器、この放射能を閉じ込めるための格納容器の底も抜いて、
この灰色のグレーのところへめり込んで行って、どこにあるかもわからないんです。
そこへ東京電力が「水をかけてる、水をかけてる」って
かかっているかなんてわからない。めり込んでいるなんてわからないでしょ?
私がいま推定するのは、これは推定ですけど、
おそらくですね、小さな臨界を繰り返しながらずーーーーっと、
水が、水の量で大体臨界が起こるかどうかが決定されます。
おそらく小さな臨界反応がですね、ワーッっというんじゃないんですけれど、
どこかに燃料棒が溜まっていて、そういう所で臨界反応が起こりながら、消える。
臨界が起こりながら消える。
そういう事が起こりながら、水素も出してですね、いろんな事を繰り返しているんです。
この中はおそらくそういう状態になっていると思いますが、
1号、2号3号4号でみんな状態が違うので、これは分かりません。

ま、「皆さんはこの避難先は何カ所目ですか?」という、
この福島民優の記事を見ますと、
本当に驚くべきことで、なんと50%以上の人が4カ所目、5カ所目。
今年の3月10日、つまり事故から一年後の記事でこうですからね。
一番心配なのは18歳未満の子どもたちは今年4月までに、
大体2万人近くの方が県外に逃げてくれた。

だけれど、まだまだいるでしょ?子どもたちが沢山ね。
そして今年5月のこの記事のなかで、
「再び除染」
この郡山の小中学校でと書いてありますが、
この小さな小見出し「風雨で運ばれ数値が再上昇」

大変な事ですよ、
これは本当に大変なことです。
今も出ている。
今も毎時1000万ベクレルと東京電力が言っています。
24時間だったら2億4000万ベクレルです。
それに365を掛けてみて下さい。1年間で何ベクレルになるか?
それはですね、1キュリー2キュリー3キュリーという単位なんです。
ベクレルよりももっと大きな単位を使っています。
それは、日本の中の最大な病院で1年の中で絶対に使わない量です。
本当の医者だったらもう震え上がるんです。
1キュリーという単位を聞いたら。
それが1年間で出るぐらい、今福島の炉から出ているんです。
私は心配でしょうがないんです。
本当に、子どもたちは大丈夫なんだろうか?
これがね、今月東京新聞に放射線が出た時は私は本当に「みませんでした」
「本当に福島のみなさんごめんなさい」と思いました。
飯館村がね、こんな状態になっているという事を、我々は東京にいると分からないんですよ。

こんなに恐ろしい汚染物がずーーっと積み上げられているなんていう事を我々は知りませんでした。
「本当にいったいどうなっているんだろう」と。
この現地近くの、この大汚染地帯がね。
こういう状態です。
福島から今も放射能がもうもうと出ている
つづくーー
12.23
Sun
浜岡原発防潮堤4メートルかさ上げ22メートルに 津波対策で中部電力
産経ニュース 2012.12.20 11:28 [原発]

建設が進む中部電力浜岡原発の防潮堤=18日、
静岡県御前崎市で共同通信社ヘリから
中部電力は20日、運転停止中の浜岡原発(静岡県御前崎市)の津波対策を見直し、
防潮堤の高さを現在の18メートルから約4メートルかさ上げして
22メートルとする方向で最終調整に入った。
原発敷地内への津波の浸水を軽減して安全性を高め、再稼働に向けた環境整備を進める。
水野明久社長が同日午後の取締役会に諮った上で、名古屋市で記者会見し、正式に表明する。
内閣府が8月、
南海トラフの巨大地震で想定される浜岡原発周辺の津波高を最大19メートルとした新たな推計を踏まえた。
再稼働に反発が根強い関係自治体の首長らからも対策の見直しを求める声が出ていた。
防潮堤は鋼鉄製で総延長が1・6キロの予定。
中部電は東京電力福島第1原発事故を受け、
昨年7月に防潮堤の高さを当初予定の12メートル以上から18メートルに変更すると発表していた。
さらに、かさ上げして22メートルにする。
どんな防潮堤なのか、別の角度から見てみると・・・(✪ื‿✪ื)

中部電力がかさ上げして22mにすると胸を張って自慢している防潮堤
こんなぺラペラのおもちゃみたいなもので津波を防げるとは思えません。
いくら高くしてもなぎ倒されては意味がありませんから・・・
津波じゃなくても強風でも負けちゃいそうだし、
鋼鉄製じゃぁ潮風にさらされ続けたらすぐにボロボロになって
つなぎ目は裂けそうだし長持ちもしなそう><;
家屋をのみ込みながら内陸に押し寄せる大津波=
宮城県名取市で2011年3月11日午後3時55分、本社ヘリから手塚耕一郎撮影
毎日新聞 4月24日(日)2時32分配信

波の力を甘く見過ぎていませんか?
フィリピン沖地震、津波警報

もっと頑丈なものにして欲しいです。
浜岡原発は稼働しなくても津波に襲われたら大変なことになります。
浜岡は地震対策津波対策は稼働するしないに関わらず超重要!!!
っていうか…いくら頑丈にしても多分、人間が作った防潮堤では津波は防げないと思えるので、
使用済み燃料を浜岡じゃない別な場所に一刻も早く移動していただきたいです。
続きを読む
産経ニュース 2012.12.20 11:28 [原発]

建設が進む中部電力浜岡原発の防潮堤=18日、
静岡県御前崎市で共同通信社ヘリから
中部電力は20日、運転停止中の浜岡原発(静岡県御前崎市)の津波対策を見直し、
防潮堤の高さを現在の18メートルから約4メートルかさ上げして
22メートルとする方向で最終調整に入った。
原発敷地内への津波の浸水を軽減して安全性を高め、再稼働に向けた環境整備を進める。
水野明久社長が同日午後の取締役会に諮った上で、名古屋市で記者会見し、正式に表明する。
内閣府が8月、
南海トラフの巨大地震で想定される浜岡原発周辺の津波高を最大19メートルとした新たな推計を踏まえた。
再稼働に反発が根強い関係自治体の首長らからも対策の見直しを求める声が出ていた。
防潮堤は鋼鉄製で総延長が1・6キロの予定。
中部電は東京電力福島第1原発事故を受け、
昨年7月に防潮堤の高さを当初予定の12メートル以上から18メートルに変更すると発表していた。
さらに、かさ上げして22メートルにする。
どんな防潮堤なのか、別の角度から見てみると・・・(✪ื‿✪ื)

中部電力がかさ上げして22mにすると胸を張って自慢している防潮堤
こんなぺラペラのおもちゃみたいなもので津波を防げるとは思えません。
いくら高くしてもなぎ倒されては意味がありませんから・・・
津波じゃなくても強風でも負けちゃいそうだし、
鋼鉄製じゃぁ潮風にさらされ続けたらすぐにボロボロになって
つなぎ目は裂けそうだし長持ちもしなそう><;
家屋をのみ込みながら内陸に押し寄せる大津波=
宮城県名取市で2011年3月11日午後3時55分、本社ヘリから手塚耕一郎撮影
毎日新聞 4月24日(日)2時32分配信

波の力を甘く見過ぎていませんか?
フィリピン沖地震、津波警報

もっと頑丈なものにして欲しいです。
浜岡原発は稼働しなくても津波に襲われたら大変なことになります。
浜岡は地震対策津波対策は稼働するしないに関わらず超重要!!!
っていうか…いくら頑丈にしても多分、人間が作った防潮堤では津波は防げないと思えるので、
使用済み燃料を浜岡じゃない別な場所に一刻も早く移動していただきたいです。
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日本原電、発電ゼロでも黒字209億円
読売新聞 2012年12月22日09時05分
日本原子力発電が21日に関東財務局に提出した半期報告書によると、
同社の2012年9月中間連結決算は売上高が前年同期比8・9%減の762億円、
税引き後利益は同24・3%増の209億円だった。
日本原電が保有する原発3基は全て停止し、発電量はゼロだったが、
電気の販売先の電力会社から受け取る「基本料金」の収入と、
人件費削減などのリストラで黒字を確保した。
日本原電は、敦賀原発(福井県)1、2号機から関西、中部、北陸の3電力会社に、
東海第二原発(茨城県)から東京、東北の2電力に電気を供給している。
販売先の5社が発電開始から廃炉まで、原発にかかわる維持費を負担する契約となっており、
9月中間期では計757億円を計上した。
ーーー
つまり、商品を生産していなくても月々の契約料のみで儲かっているという事ですよね。
電力会社は何故いつまでも基本料金を払い続けているのでしょうか?
この基本料金の支払いを止めれば東京電力の電気料金も安くできるのでは?と思ってしまいます。
こちらの記事も<1行を読みとる>という意味では良い記事だと思います。
それにしても、
何にもしなくてもお金がガッポガッポ入ってくる仕組みって素晴らしいですね。
こんなのは即刻排除してほしいです。
だいたい日本原電が持っている原発って、もう動かすのは不可能に近いんじゃないですか?
敦賀の下は活断層だし、東海第二なんて、地震多発中の茨城県だし、
これはさっさと諦めた方が傷が浅くて済むと思います。
読売新聞 2012年12月22日09時05分
日本原子力発電が21日に関東財務局に提出した半期報告書によると、
同社の2012年9月中間連結決算は売上高が前年同期比8・9%減の762億円、
税引き後利益は同24・3%増の209億円だった。
日本原電が保有する原発3基は全て停止し、発電量はゼロだったが、
電気の販売先の電力会社から受け取る「基本料金」の収入と、
人件費削減などのリストラで黒字を確保した。
日本原電は、敦賀原発(福井県)1、2号機から関西、中部、北陸の3電力会社に、
東海第二原発(茨城県)から東京、東北の2電力に電気を供給している。
販売先の5社が発電開始から廃炉まで、原発にかかわる維持費を負担する契約となっており、
9月中間期では計757億円を計上した。
ーーー
つまり、商品を生産していなくても月々の契約料のみで儲かっているという事ですよね。
電力会社は何故いつまでも基本料金を払い続けているのでしょうか?
この基本料金の支払いを止めれば東京電力の電気料金も安くできるのでは?と思ってしまいます。
こちらの記事も<1行を読みとる>という意味では良い記事だと思います。
それにしても、
何にもしなくてもお金がガッポガッポ入ってくる仕組みって素晴らしいですね。
こんなのは即刻排除してほしいです。
だいたい日本原電が持っている原発って、もう動かすのは不可能に近いんじゃないですか?
敦賀の下は活断層だし、東海第二なんて、地震多発中の茨城県だし、
これはさっさと諦めた方が傷が浅くて済むと思います。
(258)異例…落選閣僚らが陛下と午餐
皇太子さま、主演俳優と「レ・ミゼラブル」ご鑑賞
産経ニュース 2012.12.22 07:00 (1/4ページ)[皇室]
天皇陛下と皇太子さまは21日、皇居・宮殿で、
野田佳彦首相をはじめとする閣僚らとの午餐(昼食会)に臨まれた。
各大臣と副大臣、宮内庁幹部ら約50人が出席した。
招かれた大臣は19人で、全員が出席した。
午餐はこの時期恒例のものだが、今回は民主党が直前の衆院選で惨敗したため、
城島光力財務相、田中真紀子文科相ら、
バッジを失うことになった議員が多数出席するという異例の開催となった。
午餐に先立ち、陛下は今年の活動をねぎらった後、
「どうか健康を大切にされ、来年がよい年であることを願っております」と述べられた。
続いて飲み物を持ちながらの懇談となり、
陛下は野田首相と数分間話された後、落選した藤村修官房長官のもとへ。
「官房長官は忙しかったでしょうね」「健康を大事にしてください」などとねぎらわれた。
平野達男復興相とは、被災地のがれきに含まれる石綿(アスベスト)を話題に。
陛下は、石綿は放射能のように機械で測定できないことを挙げ、
「(処理は)なかなか難しいんじゃないですか」と話された。さらに、
「年をとってから携わった人が後悔しないよう、気をつけないといけませんね」と述べられた。
落選した閣僚らは、23日の天皇誕生日の「宴会の儀」にも招待されている。
ーーーー
他の記事も調べてみましたが、今のところ
この最後の下りの部分は産経新聞のみが書いています。
ひとつ前のブログがれき焼却灰にストロンチウム90での
毎日新聞の記事県は「安全性は評価しない」としている。の最後の一行に続いて、
この記事も、最後のくだりの部分に記者の思いが込められているのではないかとわたしは思いました。
産経新聞の中にでさえも、心ある記者の方は存在してたのだとあらためて思いました。
そうですよね、どこの社に勤めていようが、大きな夢を持って記者になったのでしょうから。
どこのメディアにも必ず、「このままじゃいけない、何とかしたい」と考えている方はいる筈です。
この短い一文の中に、私は各紙の記者が一生懸命頑張って下さっているのだと、そう信じます。
少しずつ少しずつ1行から変えていくことによって、いつか大きく変化できる事を願っています。
そして私たちはその一行に込められた思いを読みとる力を身につけていきたいと思っています。
<杉並区・東京8区>高円寺街頭演説後半・山本太郎さん(文字起こし)より
山本太郎さんの演説
「メディアの方々にも社内で闘っていただきたいんです。
新聞社の方にも闘っていただきたいんです。
その最後の1行だったり、何か我々に気付く事を与えるような
そんな1行を闘うところに闘志を燃やしていただけませんか?」
ーー
いままでの色々な場面でにおいて、陛下のお言葉の端々からは
放射能の問題、国民の外部被ばく、内部被ばくを非常に心配されていらっしゃること。
そして今回はがれきの広域処理にも心を痛められている事がうかがわれると思いました。
天皇陛下のお言葉 2012年3月11日より
「再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています」
ーーー
なのに!環境省よ何をしているの(╬◣д◢)
心を入れ替えろ!環境省!!
<税金返せ!>露骨すぎるがれき利権・復興予算から交付「受け入れなくても1団体平均40億円!」
皇太子さま、主演俳優と「レ・ミゼラブル」ご鑑賞
産経ニュース 2012.12.22 07:00 (1/4ページ)[皇室]
天皇陛下と皇太子さまは21日、皇居・宮殿で、
野田佳彦首相をはじめとする閣僚らとの午餐(昼食会)に臨まれた。
各大臣と副大臣、宮内庁幹部ら約50人が出席した。
招かれた大臣は19人で、全員が出席した。
午餐はこの時期恒例のものだが、今回は民主党が直前の衆院選で惨敗したため、
城島光力財務相、田中真紀子文科相ら、
バッジを失うことになった議員が多数出席するという異例の開催となった。
午餐に先立ち、陛下は今年の活動をねぎらった後、
「どうか健康を大切にされ、来年がよい年であることを願っております」と述べられた。
続いて飲み物を持ちながらの懇談となり、
陛下は野田首相と数分間話された後、落選した藤村修官房長官のもとへ。
「官房長官は忙しかったでしょうね」「健康を大事にしてください」などとねぎらわれた。
平野達男復興相とは、被災地のがれきに含まれる石綿(アスベスト)を話題に。
陛下は、石綿は放射能のように機械で測定できないことを挙げ、
「(処理は)なかなか難しいんじゃないですか」と話された。さらに、
「年をとってから携わった人が後悔しないよう、気をつけないといけませんね」と述べられた。
落選した閣僚らは、23日の天皇誕生日の「宴会の儀」にも招待されている。
ーーーー
他の記事も調べてみましたが、今のところ
この最後の下りの部分は産経新聞のみが書いています。
ひとつ前のブログがれき焼却灰にストロンチウム90での
毎日新聞の記事県は「安全性は評価しない」としている。の最後の一行に続いて、
この記事も、最後のくだりの部分に記者の思いが込められているのではないかとわたしは思いました。
産経新聞の中にでさえも、心ある記者の方は存在してたのだとあらためて思いました。
そうですよね、どこの社に勤めていようが、大きな夢を持って記者になったのでしょうから。
どこのメディアにも必ず、「このままじゃいけない、何とかしたい」と考えている方はいる筈です。
この短い一文の中に、私は各紙の記者が一生懸命頑張って下さっているのだと、そう信じます。
少しずつ少しずつ1行から変えていくことによって、いつか大きく変化できる事を願っています。
そして私たちはその一行に込められた思いを読みとる力を身につけていきたいと思っています。
<杉並区・東京8区>高円寺街頭演説後半・山本太郎さん(文字起こし)より
山本太郎さんの演説
「メディアの方々にも社内で闘っていただきたいんです。
新聞社の方にも闘っていただきたいんです。
その最後の1行だったり、何か我々に気付く事を与えるような
そんな1行を闘うところに闘志を燃やしていただけませんか?」
ーー
いままでの色々な場面でにおいて、陛下のお言葉の端々からは
放射能の問題、国民の外部被ばく、内部被ばくを非常に心配されていらっしゃること。
そして今回はがれきの広域処理にも心を痛められている事がうかがわれると思いました。
天皇陛下のお言葉 2012年3月11日より
「再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています」
ーーー
なのに!環境省よ何をしているの(╬◣д◢)
心を入れ替えろ!環境省!!
<税金返せ!>露骨すぎるがれき利権・復興予算から交付「受け入れなくても1団体平均40億円!」
12.22
Sat
東日本大震災:震災がれき試験焼却
ストロンチウム、焼却灰濃度公表−−県と柏崎市 /新潟
毎日新聞 2012年12月22日 地方版
県と柏崎市は21日、東日本大震災で生じた岩手県大槌町のがれきを、
同市が10月に試験焼却した焼却灰に含まれる放射性物質のうち、
測定に長期間かかるストロンチウムなどの濃度を公表した。
県の測定によると、「ストロンチウム90」は灰1キロあたり2・9ベクレルで、
がれきを入れずに焼却したごみの灰より同0・3ベクレル高かった。
「プルトニウム239」と「プルトニウム240」は合計で同0・025ベクレルで、
がれきなしの灰と同じ値。「プルトニウム238」は検出されなかった。
市は「灰の測定値は、過去の県内の土壌などの値と同等以下で問題ないと考える」。
県は「安全性は評価しない」としている。
【高木昭午】
ーーー
あくまでも焼却灰の数値です。
燃やして残った部分です。
フィルターに付着しているものと外気に出たものは含まれていません。
がれきには確実にストロンチウム90が含まれているという事はこれで証明されました。
ストロンチウム、焼却灰濃度公表−−県と柏崎市 /新潟
毎日新聞 2012年12月22日 地方版
県と柏崎市は21日、東日本大震災で生じた岩手県大槌町のがれきを、
同市が10月に試験焼却した焼却灰に含まれる放射性物質のうち、
測定に長期間かかるストロンチウムなどの濃度を公表した。
県の測定によると、「ストロンチウム90」は灰1キロあたり2・9ベクレルで、
がれきを入れずに焼却したごみの灰より同0・3ベクレル高かった。
「プルトニウム239」と「プルトニウム240」は合計で同0・025ベクレルで、
がれきなしの灰と同じ値。「プルトニウム238」は検出されなかった。
市は「灰の測定値は、過去の県内の土壌などの値と同等以下で問題ないと考える」。
県は「安全性は評価しない」としている。
【高木昭午】
ーーー
あくまでも焼却灰の数値です。
燃やして残った部分です。
フィルターに付着しているものと外気に出たものは含まれていません。
がれきには確実にストロンチウム90が含まれているという事はこれで証明されました。
ずさん環境省 がれき受け入れないのに14団体に340億円交付
スポニチ
東日本大震災で発生したがれきの広域処理をめぐり、環境省が受け入れ先から除外したにもかかわらず
北海道から大阪までの7道府県の市町や環境衛生組合など計14団体に、
復興予算の廃棄物処理施設整備費として総額約340億円の交付を決定していたことが
21日、共同通信の調べで分かった。
同省が「検討すれば、結果として受け入れなくても交付金の返還は生じない」と
異例の通達を出していたことも判明。
このうち神奈川県の4団体は交付条件だった「検討」さえしていなかったことも分かり、
共同通信の指摘を受けた同省は不適切と判断、神奈川県分の計約160億円の決定を取り消す方針だ。
被災していない地域への流用が大きな問題となった復興予算のずさんさが、あらためて問われそうだ。
[ 2012年12月22日 06:00 ]
ーーー
検討するだけで受け入れなくても交付金をもらえる。
そのお金の出所は復興予算。
記事になっている340億円は除外した14団体の分だけ。
実際はどれだけのお金が流れているのか?
さらに、
検討さえもしていない4団体にも160億円もの交付が、今回指摘されなければ渡っていたことになる。
単純に割れば1団体40億円になる。
一体これはどういう事なんだろうか?
復興予算ってなんだろう?
もっともっと私たちは怒らなければいけない!
私たちの税金です!!!
そもそも復興予算は、被災した場所のために使うものではないのでしょうか?
何100億円もこうやってばら撒く位ならば、
被災者にちゃんとした賠償金を支払う事が出来る筈だと私は思います。
くたばれ環境省!
スポニチ
東日本大震災で発生したがれきの広域処理をめぐり、環境省が受け入れ先から除外したにもかかわらず
北海道から大阪までの7道府県の市町や環境衛生組合など計14団体に、
復興予算の廃棄物処理施設整備費として総額約340億円の交付を決定していたことが
21日、共同通信の調べで分かった。
同省が「検討すれば、結果として受け入れなくても交付金の返還は生じない」と
異例の通達を出していたことも判明。
このうち神奈川県の4団体は交付条件だった「検討」さえしていなかったことも分かり、
共同通信の指摘を受けた同省は不適切と判断、神奈川県分の計約160億円の決定を取り消す方針だ。
被災していない地域への流用が大きな問題となった復興予算のずさんさが、あらためて問われそうだ。
[ 2012年12月22日 06:00 ]
ーーー
検討するだけで受け入れなくても交付金をもらえる。
そのお金の出所は復興予算。
記事になっている340億円は除外した14団体の分だけ。
実際はどれだけのお金が流れているのか?
さらに、
検討さえもしていない4団体にも160億円もの交付が、今回指摘されなければ渡っていたことになる。
単純に割れば1団体40億円になる。
一体これはどういう事なんだろうか?
復興予算ってなんだろう?
もっともっと私たちは怒らなければいけない!
私たちの税金です!!!
そもそも復興予算は、被災した場所のために使うものではないのでしょうか?
何100億円もこうやってばら撒く位ならば、
被災者にちゃんとした賠償金を支払う事が出来る筈だと私は思います。
くたばれ環境省!
12.22
Sat
大手メディアでは報道されていませんが、
今年の10月30日、井戸川町長がジュネーブ国連人権理事会前日に訴えた言葉です。
まだの方は是非お聞きください↓
世界に訴える!「どうか皆さんの大きな声で救ってください」
井戸川双葉町長10/30ジュネーブ(書き出し)
そんな中、突然、井戸川町長が中間貯蔵施設協議欠席を理由に不信任決議を全会一致で可決されました。
全会一致って・・・・双葉町にはたった8人の町議しかいません。
しかも去年の11月、町民が避難しているさなかに行われた選挙のため、投票数はかなり少なく、
一番票を獲得している町議ですら405票。
そんな、少数派の町議によって不信任を決議されています。
井戸川町長は年間20ミリシーベルトという基準では町民の帰還は出来ない。
だから避難の基準を下げるようにとたびたび発言しています。
国連へのアピールなど、世界的にも発信し続けられています。
町単位で汚染されていない場所への移住を望まれています。
わたしには、この不信任決議の理由は、中間貯蔵施設の問題のみではなく、
もっと大きな別のところにあるように思えてなりません。
今この時期に井戸川町長を引きずり下ろす本当の理由はどこにあるのか?
大手メディアの報道を鵜呑みにせず、裏側の真実を見つける努力をしていかなければ、
国民はどんどん政府や権力者から馬鹿にされるだけになってしまうと思っています。
役場移転中の福島県双葉町、町長に不信任決議
読売新聞 2012年12月20日12時43分
東京電力福島第一原子力発電所事故で役場機能を埼玉県加須市に移している福島県双葉町の町議会は20日、
井戸川克隆町長に対する不信任決議を全会一致で可決した。
井戸川町長は今後の対応については明言しなかったが、地方自治法では不信任決議が可決された場合、
首長は10日以内に議会を解散しなければ失職するとされており、近く町長選か町議選のいずれかが行われる。
双葉町では、「役場機能の帰還を求める声が強まっているのに、町長は対応していない」と
議会が町長を批判するなど、議会と町長の対立が続き、
今年6、9月の町議会定例会に町長の不信任決議案が提出された。
いずれも否決されたが、今定例会前の11月下旬には、
原発事故による汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設に関する県と双葉郡8町村の協議を
井戸川町長が急きょ欠席したことなどを受け、全議員8人が文書で辞職を求めるなど反発が強まっていた。
20日は、8人全員の名前で不信任決議案が提出され、
提案者の一人が「町長の言動についての議会、町民への説明責任が果たされていない」などと述べたのに対し、
井戸川町長は「仕事を多く抱えた中でこのような決議(の提案)がなされ、残念でならない」
などと反論したが、採決では8人全員が賛成した。
閉会後、井戸川町長は報道陣に対し、
「町民同士がいがみ合うことなく、一丸となって戦える仕組みづくりを議会の皆さんにはお願いしたい」
と述べたうえで、進退については「現時点ではニュートラル。週明けに記者会見する」と語った。
不信任案を決議した8人の町議たち
(200票代でも当選することにちょっと驚き・・きっと避難していて投票できていないのでしょう)
平成23年11月20日執行の双葉町議会議員一般選挙の投票・開票結果
当 岩本 ひさと 無所属 405票
当 ささき 清一 無所属 389票
当 いざわ 史朗 無所属 387票
当 たかはぎ 文孝 無所属 348票
当 羽山 君子 無所属 308票
当 清川 やすひろ 無所属 285票
当 白岩 寿夫 無所属 279票
当 かんの ひろき 無所属 267票

福島県双葉町 公式ホームページ臨時サイト[災害版]より

町民の皆様へ
平成24年12月20日 双葉町長 井戸川 克隆
町民の皆様、皆様の苦しみは計り知れないものです。
毎日、皆様と話し合いができれば良いのですが、なかなか叶えられませんことをお詫び申し上げます。
私が一番に取り組んでいますのが、一日も早く安定した生活に戻ることです。
双葉町はすぐには住めませんが、どこかに仮に(借りに)住むところを準備しなければなりません。
そこで、国と意見が合わないのは避難基準です。
国は年間放射線量20mSvを基準にしていますが、
チェルノブイリでは悲惨な経験から年間5mSv以上は移住の義務と言う制度を作りました。
私たちは、この事故で最大の被ばくをさせられました、町民の皆様の健康と家系の継承を守るために、
国に基準の見直しを求めています。この基準がすべてです。
仮に住む場合は安全でなければなりません。
子供たちには、これ以上被ばくはさせられませんし、
子どもたちが受ける生涯の放射線量は大きなものになります。
事故から25年が経ったウクライナの子供たちには働くことができないブラブラ病が多く発生しているそうです。
私はこのようなことが一番心配です。
町は絶対に事故を起こさないと言われて原発と共生してきました。
しかし、今は廃虚にさせられ、町民関係も壊されました。
自然も、生活も、生きがい、希望やその他すべてを壊されました。
一方どうでしょう。これほど苦しんでいる私たちの思いは、皆さんが納得いくものになっていないのです。
これを解決するのが先だと訴えています。
私が皆さんに多くの情報を出さないと叱られていることは十分承知しています。
出したくても出せないのです。
納得のいくような情報を国に求めていますが、出してこないのです。
国とは隠し事のない交渉をすることを求め続けてきています。
町民の皆様を裏切ることは決していたしません。これから多くの情報を出していきます。
放射線の基準に戻りますが、ICRP(国際放射線防護委員会)勧告を採用していると国では言いますが、
国際的に採用している訳ではありません。
ヨーロッパには独自の基準があり、アメリカでも自国の基準を作って国民を守っています。
最近のICRP勧告では日本を非難しています。
もう1~20mSvを採用しなさいと言っています。
これは大変なことで、区域見直しも賠償の基準も変わってきます。
このような中で冷静にと言っても無理かもしれません。
このような環境に置かれているのだから、皆さんの要望を常に政府、与党には伝えてきました。
政争に振り回されて進んでいません。
福島県内に避難している町民を県外に移動してもらう努力はしましたが、関係機関の協力は得られずにいます。
しかも盛んに県内に戻す政策が進行しています。
県に理由を聞いても納得のいく返事は来ません。町民(県民)の希望を国に強く発信して頂きたいと思います。
町民の皆さん、損をしないでください。
財産には目に見えるものと見えないものが有りますので、区別しなければなりません。
目に見えるものは形や重みのあるもの価値が直ぐに判断できるものです。
見えないものは未来です。
一番心配なのは健康で、被ばくによる障がいであります。
ウクライナでは障がいに要する費用が国家の財政を破綻させるような事態になっています。
今のウクライナが25年後の日本であってはならないのです。
子供に障がいが出ればとんでもない損害です。
この見えない、まだ見えていない損害を十分に伝えきれていないもどかしさがあります。
まだ発症していないからとか、発症したとしても被ばくとは関係がないと言われる恐れがあります。
水俣病のように長い年月をかけて裁判で決着するような経験を町民の皆さんにはさせたくありません。
昨年の早い時期から町民の皆さんの被ばく検査を国、東電、福島県にお願いし、
被ばく防止も合わせてお願いしてきました。
しかし、思うようになっていません、原発事故による放射能の影響下に住むことについて拒むべきです。
損について一部しか言いきれていませんが、一番大きなこと、何年で帰れるかについて申し上げます。
今は世界一の事故の大きさのレベル7のままだということ。
溶けた核燃料の持ち出し終了が見通せないこと。
処理水をどうするのか、核物質の最終処分はどのようにいつまで終わるのかなど多くの要因を考慮して、
木村獨協大学准教授が最近の会議の席上、個人の見解として
双葉町は場所によっては165年帰れないと発言しました。
私には可か不可の判断できませんが、大変重要な言葉だと思います。
半分としても80年だとしたら、この損害は甚大なものです。
また、被ばくの影響についても責任者に対して担保をとっておく必要があります。
中間貯蔵施設については、議論をしないまま、調査だから認めろと言いますが、
この費用の出どころを確かめることが重要です。
この施設は30年で県外に出すと国は言っていますが、約束は我々とはまだ出来ていません。
この施設の周りには人が住めません。
六ヶ所村では2km以内には民家がないようで、双葉町では町の中心部が殆ど入ってしまいます。
では、どうするのかの議論が先です。
ボーリング調査を行うのは着工です。
予算の構成を見ますと、整備事業の下に調査費が付いています。これは行政判断としては着工になります。
着工の事実を作らせないために、私は非難覚悟で止めていることをご理解ください。
十分すぎるほど議論して町民の皆さんの理解の下に進めるべきです。日本初の事業です。
双葉町最大の損害で、確かな約束を求める事をしないまま進めてはやがて子供たちに迷惑をかけます。
新政権とじっくり話し合いをして、子供たちに理解を貰いながら進めます。
このように、私たちには大きな損害があることをご理解ください。
寒さが一段と厳しくなりました、風邪や体力の低下に気をつけて予防を心がけてください。
これからもお伝えします。
ーーー
ほかにも、井戸川町長は沢山のメッセージを出しておられます。
不信任により消されてしまう可能性が大きいので全て下記に保存しました
井戸川克隆双葉町長からのメッセージ (保存)
続きを読むに
中間貯蔵施設に関してのメッセージ続きを読む
今年の10月30日、井戸川町長がジュネーブ国連人権理事会前日に訴えた言葉です。
まだの方は是非お聞きください↓
世界に訴える!「どうか皆さんの大きな声で救ってください」
井戸川双葉町長10/30ジュネーブ(書き出し)
そんな中、突然、井戸川町長が中間貯蔵施設協議欠席を理由に不信任決議を全会一致で可決されました。
全会一致って・・・・双葉町にはたった8人の町議しかいません。
しかも去年の11月、町民が避難しているさなかに行われた選挙のため、投票数はかなり少なく、
一番票を獲得している町議ですら405票。
そんな、少数派の町議によって不信任を決議されています。
井戸川町長は年間20ミリシーベルトという基準では町民の帰還は出来ない。
だから避難の基準を下げるようにとたびたび発言しています。
国連へのアピールなど、世界的にも発信し続けられています。
町単位で汚染されていない場所への移住を望まれています。
わたしには、この不信任決議の理由は、中間貯蔵施設の問題のみではなく、
もっと大きな別のところにあるように思えてなりません。
今この時期に井戸川町長を引きずり下ろす本当の理由はどこにあるのか?
大手メディアの報道を鵜呑みにせず、裏側の真実を見つける努力をしていかなければ、
国民はどんどん政府や権力者から馬鹿にされるだけになってしまうと思っています。
役場移転中の福島県双葉町、町長に不信任決議
読売新聞 2012年12月20日12時43分
東京電力福島第一原子力発電所事故で役場機能を埼玉県加須市に移している福島県双葉町の町議会は20日、
井戸川克隆町長に対する不信任決議を全会一致で可決した。
井戸川町長は今後の対応については明言しなかったが、地方自治法では不信任決議が可決された場合、
首長は10日以内に議会を解散しなければ失職するとされており、近く町長選か町議選のいずれかが行われる。
双葉町では、「役場機能の帰還を求める声が強まっているのに、町長は対応していない」と
議会が町長を批判するなど、議会と町長の対立が続き、
今年6、9月の町議会定例会に町長の不信任決議案が提出された。
いずれも否決されたが、今定例会前の11月下旬には、
原発事故による汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設に関する県と双葉郡8町村の協議を
井戸川町長が急きょ欠席したことなどを受け、全議員8人が文書で辞職を求めるなど反発が強まっていた。
20日は、8人全員の名前で不信任決議案が提出され、
提案者の一人が「町長の言動についての議会、町民への説明責任が果たされていない」などと述べたのに対し、
井戸川町長は「仕事を多く抱えた中でこのような決議(の提案)がなされ、残念でならない」
などと反論したが、採決では8人全員が賛成した。
閉会後、井戸川町長は報道陣に対し、
「町民同士がいがみ合うことなく、一丸となって戦える仕組みづくりを議会の皆さんにはお願いしたい」
と述べたうえで、進退については「現時点ではニュートラル。週明けに記者会見する」と語った。
不信任案を決議した8人の町議たち
(200票代でも当選することにちょっと驚き・・きっと避難していて投票できていないのでしょう)
平成23年11月20日執行の双葉町議会議員一般選挙の投票・開票結果
当 岩本 ひさと 無所属 405票
当 ささき 清一 無所属 389票
当 いざわ 史朗 無所属 387票
当 たかはぎ 文孝 無所属 348票
当 羽山 君子 無所属 308票
当 清川 やすひろ 無所属 285票
当 白岩 寿夫 無所属 279票
当 かんの ひろき 無所属 267票

福島県双葉町 公式ホームページ臨時サイト[災害版]より

町民の皆様へ
平成24年12月20日 双葉町長 井戸川 克隆
町民の皆様、皆様の苦しみは計り知れないものです。
毎日、皆様と話し合いができれば良いのですが、なかなか叶えられませんことをお詫び申し上げます。
私が一番に取り組んでいますのが、一日も早く安定した生活に戻ることです。
双葉町はすぐには住めませんが、どこかに仮に(借りに)住むところを準備しなければなりません。
そこで、国と意見が合わないのは避難基準です。
国は年間放射線量20mSvを基準にしていますが、
チェルノブイリでは悲惨な経験から年間5mSv以上は移住の義務と言う制度を作りました。
私たちは、この事故で最大の被ばくをさせられました、町民の皆様の健康と家系の継承を守るために、
国に基準の見直しを求めています。この基準がすべてです。
仮に住む場合は安全でなければなりません。
子供たちには、これ以上被ばくはさせられませんし、
子どもたちが受ける生涯の放射線量は大きなものになります。
事故から25年が経ったウクライナの子供たちには働くことができないブラブラ病が多く発生しているそうです。
私はこのようなことが一番心配です。
町は絶対に事故を起こさないと言われて原発と共生してきました。
しかし、今は廃虚にさせられ、町民関係も壊されました。
自然も、生活も、生きがい、希望やその他すべてを壊されました。
一方どうでしょう。これほど苦しんでいる私たちの思いは、皆さんが納得いくものになっていないのです。
これを解決するのが先だと訴えています。
私が皆さんに多くの情報を出さないと叱られていることは十分承知しています。
出したくても出せないのです。
納得のいくような情報を国に求めていますが、出してこないのです。
国とは隠し事のない交渉をすることを求め続けてきています。
町民の皆様を裏切ることは決していたしません。これから多くの情報を出していきます。
放射線の基準に戻りますが、ICRP(国際放射線防護委員会)勧告を採用していると国では言いますが、
国際的に採用している訳ではありません。
ヨーロッパには独自の基準があり、アメリカでも自国の基準を作って国民を守っています。
最近のICRP勧告では日本を非難しています。
もう1~20mSvを採用しなさいと言っています。
これは大変なことで、区域見直しも賠償の基準も変わってきます。
このような中で冷静にと言っても無理かもしれません。
このような環境に置かれているのだから、皆さんの要望を常に政府、与党には伝えてきました。
政争に振り回されて進んでいません。
福島県内に避難している町民を県外に移動してもらう努力はしましたが、関係機関の協力は得られずにいます。
しかも盛んに県内に戻す政策が進行しています。
県に理由を聞いても納得のいく返事は来ません。町民(県民)の希望を国に強く発信して頂きたいと思います。
町民の皆さん、損をしないでください。
財産には目に見えるものと見えないものが有りますので、区別しなければなりません。
目に見えるものは形や重みのあるもの価値が直ぐに判断できるものです。
見えないものは未来です。
一番心配なのは健康で、被ばくによる障がいであります。
ウクライナでは障がいに要する費用が国家の財政を破綻させるような事態になっています。
今のウクライナが25年後の日本であってはならないのです。
子供に障がいが出ればとんでもない損害です。
この見えない、まだ見えていない損害を十分に伝えきれていないもどかしさがあります。
まだ発症していないからとか、発症したとしても被ばくとは関係がないと言われる恐れがあります。
水俣病のように長い年月をかけて裁判で決着するような経験を町民の皆さんにはさせたくありません。
昨年の早い時期から町民の皆さんの被ばく検査を国、東電、福島県にお願いし、
被ばく防止も合わせてお願いしてきました。
しかし、思うようになっていません、原発事故による放射能の影響下に住むことについて拒むべきです。
損について一部しか言いきれていませんが、一番大きなこと、何年で帰れるかについて申し上げます。
今は世界一の事故の大きさのレベル7のままだということ。
溶けた核燃料の持ち出し終了が見通せないこと。
処理水をどうするのか、核物質の最終処分はどのようにいつまで終わるのかなど多くの要因を考慮して、
木村獨協大学准教授が最近の会議の席上、個人の見解として
双葉町は場所によっては165年帰れないと発言しました。
私には可か不可の判断できませんが、大変重要な言葉だと思います。
半分としても80年だとしたら、この損害は甚大なものです。
また、被ばくの影響についても責任者に対して担保をとっておく必要があります。
中間貯蔵施設については、議論をしないまま、調査だから認めろと言いますが、
この費用の出どころを確かめることが重要です。
この施設は30年で県外に出すと国は言っていますが、約束は我々とはまだ出来ていません。
この施設の周りには人が住めません。
六ヶ所村では2km以内には民家がないようで、双葉町では町の中心部が殆ど入ってしまいます。
では、どうするのかの議論が先です。
ボーリング調査を行うのは着工です。
予算の構成を見ますと、整備事業の下に調査費が付いています。これは行政判断としては着工になります。
着工の事実を作らせないために、私は非難覚悟で止めていることをご理解ください。
十分すぎるほど議論して町民の皆さんの理解の下に進めるべきです。日本初の事業です。
双葉町最大の損害で、確かな約束を求める事をしないまま進めてはやがて子供たちに迷惑をかけます。
新政権とじっくり話し合いをして、子供たちに理解を貰いながら進めます。
このように、私たちには大きな損害があることをご理解ください。
寒さが一段と厳しくなりました、風邪や体力の低下に気をつけて予防を心がけてください。
これからもお伝えします。
ーーー
ほかにも、井戸川町長は沢山のメッセージを出しておられます。
不信任により消されてしまう可能性が大きいので全て下記に保存しました
井戸川克隆双葉町長からのメッセージ (保存)
続きを読むに

モジモジ先生こと下地先生はいまだ釈放されていない。
無理やり不当に逮捕されたのは12月9日。
すでに10日以上も拘留されたままです。
下地先生は、いつも、熱くなる市民をなだめながら冷静に抗議してこられた方です。
その話は理路整然としていて、犯罪行為を犯すような方では全くありません。
なのに、まだ捕まったままなのです。
善良な市民を逮捕したままの大阪府警に対して何故マスコミは沈黙しているのだ(╬◣д◢)!
わたしは、釈然としない思いのままでいました。
今日、やっと東京新聞がメディアとして初めて紙面で報じました。
駅での訴え 犯罪?
東京新聞 こちら特報部 2012年12月21日

大阪市が放射性物質を含んだ震災がれきの処理を受け入れた問題で、
JR大阪駅前で通行人に焼却や埋め立てへの反対を訴えた大学教員ら3人が大阪府警に逮捕された。
「通行人の妨げにはなっていない。表現の自由を侵害している」と、
憲法学者ら70人が抗議声明を発表する事態になっている。
(出田阿生)
がれき反対 また逮捕者
大阪府警は今月9日、阪南大学の下地真樹准教授(40)ら3人を威力業務妨害と不退去の容疑で逮捕した。
府警警部補によると、下地準教授らは、今月10月17日午後2時40分ごろから約1時間半、
JR大阪駅の駅頭で演説をしながらビラを配ったり、
駅構内の通路をシュプレヒコールをあげて練り歩いたという。
駅員が退去するように求めたが応じず、駅の業務を妨害した― としている。
当時、現場にいた人によると、子連れの女性など市民約40人が横断幕を掲げ、
ハンドマイクで受け入れ反対を通行人に訴えたり、ブラを配ったりした。
その後、市役所前で予定されていた抗議行動に向かうため、駅構内の通路を通過した。
現行犯ではなく、約2ヶ月後の異例の令状逮捕だった。
下地準教授らの救援活動をしている関係者は
「募金運動や選挙での街頭演説のように、公共の場でマイクを使って訴えたり、ビラを配っていただけ。
なぜこれが威力業務妨害罪や不退去剤になるのか」と憤る。
訴えていた場所は、駅を出たところの歩道。
夜になると若者が演奏する事もある。
歩道の半分は市道、駅寄りの半分はJRの敷地とされるが、当然境界線は引かれていない。
JR西日本は
「駅敷地内での演説やビラ配りなどは困る。
駅員が再三撤去するよう注意したが、聞き入れられなかった」と説明する。
駅構内を通過する際も
「デモと勘違いされないように三々五々歩いていた。
歩きながらマイクで訴えたり、ビラ配布をしたという事実はない」(前出の関係者)、
「隊列を組んではいないが、反対を叫んだり、ビラを配ってデモ当然だった」(府警)と食い違う。
「表現の自由 萎縮招く暴挙」
抗議声明を出した憲法学者のひとり、龍谷大の石崎学教授は
「厳密に言えば、通行人にビラを配ろうとして、歩道のJR敷地に足を踏み込む事はあるだろう。
だが、駅の業務を妨害するほど悪質とは考えにくい。
市民が街頭でがれき処理について、政治主張を穏便な形で訴えた表現活動であり、
威力業務妨害や不退去罪が成立するとは考えられない」と話す。
大阪府と大阪市は岩手県の震災がれきの試験的な焼却・埋め立てを11月に実施、
来年2月から本格焼却・埋め立てを開始する予定だ。
11月には、住民説明会が開かれた区民ホールの廊下で抗議していた人達が建造物侵入容疑などで逮捕
(後に威力業務妨害罪で起訴)されるなど、反対活動への警察の介入が相次いでいる。
今年9月からの逮捕、起訴で現在も8人が拘留されている。
石橋教授は
「政治的な問題は民主的に解決すべきこと。
正当な言論活動に対して、恣意的に刑罰権を発動すれば、
市民は委縮し、やがて政治的活動を差し控えるようになる。
今回の逮捕は、憲法が保障する表現の自由を侵害し、ひいては民主主義を害する暴挙だ」と
厳しく批判している。
下記のブログに下地先生からのお手紙が公開されていました。
正しい情報を探すブログ

下地先生の手紙(12.14付)
本当に本当にありがとうございます。中では(想像していたより)快適に過ごしています。
スケジュール管理された生活ですが、
もともと、毎朝だいたい決まった時間に起きていたので、特に問題ありません。
部屋では主に書き物。なので、本を読む時間は意外に短いかも。
あと、いつだか本を差し入れてくれた大阪市内の方、ありがとうございました。
(でも、村上春樹は少し苦手かも<笑>)
取り調べは毎日あります。これは国家権力と対峙する瞬間、やはり緊張します。一人ではとても闘えない。
でもたくさんの人が僕を支援してくださっているとのことで、そのおかげで闘える。本当にありがとう。
ごはんはベクレてますが(多分)、まあ我慢して食べてます。
ヤバそうなのは、少し残します。そんな感じ。間食できないのは全然気にならないです。
中でも感じるのは、不当な逮捕、不当な勾留、そんな不当な仕事に従事すること、
そのこと自体が残酷なことです。
若い警察官たちを解放して、まっ当な仕事に専念できる世の中にしたい。そんな思いです。
大事なときに、ガレキのこと手伝えなくてごめん。でも皆さんを信じています。
インターネットに「文字起こし」「スキャン」できれば両方アップして
2012.12.14 下地真樹 獄中にて
東京新聞に出ていた憲法学者ら70人が抗議声明↓
JR大阪駅頭における宣伝活動に対する
威力業務妨害罪等の適用に抗議する憲法研究者声明
2012年12月9日、大阪府警警備部などは、同年10月17日のJR大阪駅駅頭で「震災瓦礫」の受入に反対する宣伝活動(以下、「本件宣伝活動」とする。)を行った下地真樹氏(阪南大学准教授)らを、威力業務妨害罪(刑法234条)および不退去罪(刑法130条後段)で逮捕しました。私たちは、日本国憲法の研究者として、本件逮捕は、憲法21条1項の保障する表現の自由を不当に侵害するものであると考えます。
本件宣伝活動は、ハンドマイク等を用いて、駅頭で、大阪市の瓦礫処理に関する自らの政治的見解を通行人に伝えるものであって、憲法上強く保護されるべき表現活動です。また本件宣伝活動が行われた場所が、かりにJR大阪駅構内であったとしても、駅の改札口付近等通行人の妨げになるような場所ではなく、せいぜい同駅の敷地内であるにすぎず、公道との区別も判然としない場所です。このような場所は、伝統的に表現活動の場として用いられてきたパブリック・フォーラムに該当すると考えられ、施設管理者の管理権は、憲法21条1項の前に、強く制約されるはずです。
そうであるとすると、本件表現活動に対し、威力業務妨害罪や不退去罪を適用することができるのは、当該活動によって相当の害悪が発生している場合でなければなりませんし、たとえそのような解釈をとらないとしても、少なくとも、害悪発生のおそれが実質的に存在することが必要なはずです。本件は、通行する市民に対して、穏健な方法で瓦礫処理に関する自らの政治的主張を訴えかけるものであり、このような表現活動から、刑罰に値するだけの相当の害悪が発生し、または、そのような害悪が発生する実質的なおそれが存在しているとは考えにくいと思われます。
また、下地氏らは、本件宣伝活動終了後、大阪市役所に行くために、JR大阪駅の東側のコンコースを通過しました。この行為も、同コンコース内で立ち止まって宣伝活動をするといった態様のものではなく、単に、他の人と同様に、移動のためにコンコースを利用したにとどまります。そもそも同コンコースも、駅構内とはいえ、本件宣伝活動が行われた駅頭と同様に公道とほぼ同視できる場所だと考えます。この移動のためのコンコース利用によって威力業務妨害罪ないし不退去罪が成立するとは考えられません。
下地氏らが、大阪市の瓦礫処理問題で活発に活動していたことは周知の通りです。政治的問題は、民主主義によって決着がつけられるべきですが、その前提として、表現の自由が十分に保障されなければなりません。前述のとおり、本件行為に表現の自由の保障が及び、その制約を正当化するだけの実質的な理由が存在しないとすれば、本件逮捕は、下地氏らの政治的主張を狙い撃ちにしたのではないかという懸念を感じざるを得ません。
市民の正当な言論活動に対し、刑罰権が恣意的に発動されるならば、一般市民は萎縮し、政治的な活動を差し控えるようになります。そうなると、民主的な議論の結果も歪められることにならざるをえません。表現の自由は、そのような結果を防止するためにこそ存在するのであり、したがって、刑罰権発動には最大限の慎重さが求められるはずです。
以上のように、本件逮捕は、憲法上強く保障された表現の自由を不当に侵害し、市民の表現活動を幅広く規制対象にする結果をもたらし、ひいては自由な意見交換に支えられるべき議会制民主主義の過程を深刻に害するものであって、憲法上許容されないと私たちは考えます。私たちは、大阪府警による下地氏らの逮捕に強く抗議するとともに、かれらの即時釈放を要求します。
2012年12月17日
<呼びかけ人>
石川裕一郎(聖学院大学)
石埼学(龍谷大学)
岡田健一郎(高知大学)
中川律(宮崎大学)
成澤孝人(信州大学)
<賛同者>
愛敬浩二(名古屋大学)
青井未帆(学習院大学)
青木宏治(関東学院大学)、
足立英郎(大阪電気通信大学)
飯島滋明(名古屋学院大学)
井口秀作(愛媛大学)
井端正幸(沖縄国際大学)
植木淳(北九州市立大学)
植松健一(立命館大学)
植村勝慶(國學院大學)
内野正幸(中央大学)
浦田一郎(明治大学)
浦田賢治(早稲田大学名誉教授)
榎澤幸広(名古屋学院大学)
遠藤比呂通(弁護士)
遠藤美奈(西南学院大学)
大久保史郎(立命館大学)
大野友也(鹿児島大学)
大藤紀子(獨協大学)
奥田喜道(跡見学園女子大学)
小沢隆一(東京慈恵会医科大学)
押久保倫夫(東海大学)
金澤孝(早稲田大学)
上脇博之(神戸学院大学)
木下智史(関西大学)
君島東彦(立命館大学)
小竹聡(拓殖大学)
小松浩(立命館大学)
齊藤笑美子(茨城大学)
斎藤一久(東京学芸大学)
斉藤小百合(恵泉女学園大学)
阪口正二郎(一橋大学)
笹沼弘志(静岡大学)
佐藤潤一(大阪産業大学)
志田陽子(武蔵野美術大学)
菅原真(名古屋市立大学)
高作正博(関西大学)
高橋利安(広島修道大学)
多田一路(立命館大学)
只野雅人(一橋大学)
玉蟲由樹(福岡大学)
塚田哲之(神戸学院大学)
寺川史朗(龍谷大学)
中里見博(徳島大学)
永田秀樹(関西学院大学)
長峯信彦(愛知大学)
永山茂樹(東海大学)
成嶋隆(新潟大学)
丹羽徹(大阪経済法科大学)
福嶋敏明(神戸学院大学)
前原清隆(日本福祉大学)
牧本公明(松山大学)
松原幸恵(山口大学)
水島朝穂(早稲田大学)
三宅裕一郎(三重短期大学)
三輪隆(埼玉大学)
村田尚紀(関西大学)
本秀紀(名古屋大学)
元山健(龍谷大学)
森英樹(名古屋大学名誉教授)
柳井健一(関西学院大学)
山内敏弘(一橋大学名誉教授)
和田進(神戸大学)
渡辺治(一橋大学名誉教授)
渡辺洋(神戸学院大学)
以上、65名。呼びかけ人と合わせて70名。(2012年12月20日現在)
同じサイトの署名のお願い↓
署名
放射能と有害物質を含む震災がれきの広域処理に反対する
市民の逮捕は不当です。
下地真樹准教授らの即時釈放と謝罪を求めます。
12月9日、阪南大学経済学部の下地真樹准教授が、大阪府警によって逮捕されました。この逮捕は、形式上も内容上も大変不当なものであり、市民の活動に対する明らかな弾圧です。
下地准教授らは、震災がれきに含まれる放射性物質やアスベストなど、本来焼却してはいけない有害物質を全国に拡げて焼却・埋立しようとする「震災がれき広域処理」政策に反対していました。大阪市は2月から焼却・埋立を開始しようとしています。
逮捕の経緯は次のようなものです。
10月17日、大阪市の震災がれき試験焼却に反対する市民有志(下地准教授含む)は、午後3時 、大阪駅・東北角の歩道上に集まり、大阪市役所にむけて三々五々歩いて移動しました。その際に、大阪駅構内の東コンコースを北から南へ通り抜けており、この行為を根拠に逮捕されたようです。逮捕容疑は「鉄道営業法違反」「威力業務妨害」「不退去」です。
しかし、「駅構内を通り抜けた」行為が行われたのは2か月近くも前のことであり、今になって逮捕するというのは非常に不自然です。意図的な市民活動への弾圧であると考えざるを得ません。
下地准教授ら市民有志は、小さな子どもを持つお母さんたち、とりわけ福島・東北・関東から関西に避難移住して来られた人たちの不安な気持ちに寄り添い、放射能汚染の拡散を阻止するために活動をされてきました。福島原発事故は、膨大な人々の心身の健康と財産に被害を及ぼしました。適切な安全対策を行わず原発の運転を強行し続けた国と電力会社・原発メーカーなどの責任こそが問われなければならないはずです。
ところが、これら放射能を拡散させた国や企業の刑事責任は一切問われないままに、今回のように、放射能汚染の拡散に反対して声を上げることが刑事弾圧の対象にされているのです。このようなことは決して許されることではありません。既に大阪だけでも震災がれきの広域処理に反対した市民5名が逮捕され、長期にわたって拘留され、起訴されている人もいます。
私たちは、今回の不当逮捕に対し、厳重に抗議すると共に、即時釈放と謝罪を求めます。
2012年12月10日
放射能拡散に反対する市民を支援する会
呼びかけ人 2012年12月19日現在 89名 ※呼びかけ人リストは順次追加中です
呼びかけ人
朴勝俊 関西学院大学准教授
石田紀郎 元京都大学教授、市民環境研究所代表
槌田劭 元京都精華大学教授、元京都大学助教授
細川弘明 京都精華大学教授
中尾ハジメ 京都精華大学教授
川那部浩哉 元京都大学教授
安富歩 東京大学教授
仲尾宏 京都造形芸術大学客員教授
小出裕章 京都大学原子炉実験所助教
海老澤徹 元京都大学原子炉実験所助教授
小林圭二 元京都大学原子炉実験所講師
川野眞治 元京都大学原子炉実験所助教授
早尾貴紀 東京経済大教員
リック・タナカ ジャーナリスト、翻訳家
大野裕 立命館大学教授
土井利幸 元福岡女学院大学助教授・マヒドン大学大学院
向原祥隆 図書出版南方新社代表
立岩真也 立命館大学大学院教員
森岡正博 大阪府立大学教員
稲邑恭子「we」編集長
太田昌国 現代企画室編集者・評論家
鵜飼哲 一橋大学教員
中村泰子「we」編集部
趙博 シンガーソングライター
池田浩士 京都大学名誉教授・京都精華大学客員教授
今岡良子 大阪大学准教授
岡真理 京都大学教授
丸川哲史 明治大学教授
大津定美 神戸大学名誉教授
河野益近 京都大学大学院教務職員
吉野太郎 関西学院大学専任講師
畑明郎 日本環境学会前会長・元大阪市立大学大学院教授
丹羽健介 文芸春秋「文學界」編集部
徐京植 東京経済大学現代法学部教授
石原俊 明治学院大学准教授
春山文枝 多目的カフェかぜのね
笹沼弘志 静岡大学教授、野宿者のための静岡パトロール事務局長
マーサ・メンセンディーク 同志社大学社会学部准教授
熊本一規 明治学院大学教授
吉度日央里 オーガニック・ジャーナリスト
黒田末寿 滋賀県立大学教授
山田耕作 元京都大学教授
大和田幸嗣 元京都薬科大学教授
井戸謙一 弁護士
守田敏也 フリーライター
中村和雄 弁護士
川口有美子 作家、第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞
丸山里美 立命館大学教員
崎山政毅 立命館大学教授
細見和之 大阪府立大学教員
ビー・カミムーラ ナブルス通信編集部
中地重晴 熊本学園大学社会福祉学部教授
青山貞一 東京都市大学名誉教授、早稲田大学理工非常勤講師
浦井憲 大阪大学大学院経済学研究科教授
吉国浩哉 昭和女子大学専任講師
丹羽雅雄 大阪労働者弁護団代表幹事
西谷文和 フリーランスジャーナリスト
海南友子 ドキュメンタリー映画監督
酒井隆史 大阪府立大学准教授
市野川容孝 東京大学教授
永橋爲介 立命館大学教員
宮崎寛 NGO e-みらい構想、龍谷大学非常勤講師
山中速人 関西学院大学総合政策学部教授
伊藤宏 プール学院大学短期大学部准教授
渡邊太 大阪国際大学講師
木原壯林 京都工芸繊維大学名誉教授
伊藤公雄 京都大学大学院文学研究科教授
藤目ゆき 大阪大学教授
本田宏 北海学園大学教授
吾郷健二 西南学院大学名誉教授
藤原寿和 放射性廃棄物全国拡散阻止!3.26政府交渉ネット
長野宇規 神戸大学大学院農学研究科准教授
島和博 大阪市立大学院教授
中北龍太郎 弁護士
溝川悠介 大阪府立大学名誉教授
マシオン恵美香 画家・美術講師
池内靖子 立命館大学教授
三宅孝之 元島根大学教授
佐藤=ロスベアグ・ナナ イーストアングリア大学講師
清末愛砂 室蘭工業大学教員
木戸衛一 大阪大学教員
本多一寿 真宗大谷派宗議会議員、護念寺住職
松久寛 元京都大学教授
山田創平 京都精華大学人文学部専任講師
松名隆 室蘭工業大学教員
吉井公彦 元国立医薬品食品衛生研究所主任研究官
山本奈生 佛教大学社会学部専任講師
西村貴裕 大阪教育大学准教授
高橋登 大阪府泉大津市議会議員
大阪府警の不当逮捕のまとめ
↑大阪府警が不当逮捕したのはモジモジ先生だけではありません。
その方々の事がこちらに詳しく書いてあります。
ーーー
以下は私のブログで紹介した下地先生の記事。
読んでいただければそのお人柄が分かると思います。
2012年12月5日
モジモジ先生逮捕直前出演のラジオ番組12/5堤未果 x 下地真樹
「震災がれきの処理の現状について」(内容書き出し)
2012年11月21日
ヘレン・カルディコット医学博士来日会見(大阪)大阪の母&モジモジ先生質疑応答11/21
2012年11月13日 説明会
「彼らが支払うべきコストを私たちの身体で、そして、私たちの未来で支払うというのが
放射能をばらまく政策です」大阪・此花区瓦礫試験焼却住民説明会
11/13モジモジ先生質疑(内容書き出し)
2012年8月31日関電前
<がれき広域処理>正確な報道をしないメディアと大阪府警・機動隊「無用の暴力」
2012年8月30日の説明会
大阪市がれき広域処理説明会8/30モジモジ先生質疑(動画・内容書き出し)
東京新聞 「ためしよみ」はこちらから↓d(◕‿-。) ネ❤

無理やり不当に逮捕されたのは12月9日。
すでに10日以上も拘留されたままです。
下地先生は、いつも、熱くなる市民をなだめながら冷静に抗議してこられた方です。
その話は理路整然としていて、犯罪行為を犯すような方では全くありません。
なのに、まだ捕まったままなのです。
善良な市民を逮捕したままの大阪府警に対して何故マスコミは沈黙しているのだ(╬◣д◢)!
わたしは、釈然としない思いのままでいました。
今日、やっと東京新聞がメディアとして初めて紙面で報じました。
駅での訴え 犯罪?
東京新聞 こちら特報部 2012年12月21日

大阪市が放射性物質を含んだ震災がれきの処理を受け入れた問題で、
JR大阪駅前で通行人に焼却や埋め立てへの反対を訴えた大学教員ら3人が大阪府警に逮捕された。
「通行人の妨げにはなっていない。表現の自由を侵害している」と、
憲法学者ら70人が抗議声明を発表する事態になっている。
(出田阿生)
がれき反対 また逮捕者
大阪府警は今月9日、阪南大学の下地真樹准教授(40)ら3人を威力業務妨害と不退去の容疑で逮捕した。
府警警部補によると、下地準教授らは、今月10月17日午後2時40分ごろから約1時間半、
JR大阪駅の駅頭で演説をしながらビラを配ったり、
駅構内の通路をシュプレヒコールをあげて練り歩いたという。
駅員が退去するように求めたが応じず、駅の業務を妨害した― としている。
当時、現場にいた人によると、子連れの女性など市民約40人が横断幕を掲げ、
ハンドマイクで受け入れ反対を通行人に訴えたり、ブラを配ったりした。
その後、市役所前で予定されていた抗議行動に向かうため、駅構内の通路を通過した。
現行犯ではなく、約2ヶ月後の異例の令状逮捕だった。
下地準教授らの救援活動をしている関係者は
「募金運動や選挙での街頭演説のように、公共の場でマイクを使って訴えたり、ビラを配っていただけ。
なぜこれが威力業務妨害罪や不退去剤になるのか」と憤る。
訴えていた場所は、駅を出たところの歩道。
夜になると若者が演奏する事もある。
歩道の半分は市道、駅寄りの半分はJRの敷地とされるが、当然境界線は引かれていない。
JR西日本は
「駅敷地内での演説やビラ配りなどは困る。
駅員が再三撤去するよう注意したが、聞き入れられなかった」と説明する。
駅構内を通過する際も
「デモと勘違いされないように三々五々歩いていた。
歩きながらマイクで訴えたり、ビラ配布をしたという事実はない」(前出の関係者)、
「隊列を組んではいないが、反対を叫んだり、ビラを配ってデモ当然だった」(府警)と食い違う。
「表現の自由 萎縮招く暴挙」
抗議声明を出した憲法学者のひとり、龍谷大の石崎学教授は
「厳密に言えば、通行人にビラを配ろうとして、歩道のJR敷地に足を踏み込む事はあるだろう。
だが、駅の業務を妨害するほど悪質とは考えにくい。
市民が街頭でがれき処理について、政治主張を穏便な形で訴えた表現活動であり、
威力業務妨害や不退去罪が成立するとは考えられない」と話す。
大阪府と大阪市は岩手県の震災がれきの試験的な焼却・埋め立てを11月に実施、
来年2月から本格焼却・埋め立てを開始する予定だ。
11月には、住民説明会が開かれた区民ホールの廊下で抗議していた人達が建造物侵入容疑などで逮捕
(後に威力業務妨害罪で起訴)されるなど、反対活動への警察の介入が相次いでいる。
今年9月からの逮捕、起訴で現在も8人が拘留されている。
石橋教授は
「政治的な問題は民主的に解決すべきこと。
正当な言論活動に対して、恣意的に刑罰権を発動すれば、
市民は委縮し、やがて政治的活動を差し控えるようになる。
今回の逮捕は、憲法が保障する表現の自由を侵害し、ひいては民主主義を害する暴挙だ」と
厳しく批判している。
下記のブログに下地先生からのお手紙が公開されていました。
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下地先生の手紙(12.14付)
本当に本当にありがとうございます。中では(想像していたより)快適に過ごしています。
スケジュール管理された生活ですが、
もともと、毎朝だいたい決まった時間に起きていたので、特に問題ありません。
部屋では主に書き物。なので、本を読む時間は意外に短いかも。
あと、いつだか本を差し入れてくれた大阪市内の方、ありがとうございました。
(でも、村上春樹は少し苦手かも<笑>)
取り調べは毎日あります。これは国家権力と対峙する瞬間、やはり緊張します。一人ではとても闘えない。
でもたくさんの人が僕を支援してくださっているとのことで、そのおかげで闘える。本当にありがとう。
ごはんはベクレてますが(多分)、まあ我慢して食べてます。
ヤバそうなのは、少し残します。そんな感じ。間食できないのは全然気にならないです。
中でも感じるのは、不当な逮捕、不当な勾留、そんな不当な仕事に従事すること、
そのこと自体が残酷なことです。
若い警察官たちを解放して、まっ当な仕事に専念できる世の中にしたい。そんな思いです。
大事なときに、ガレキのこと手伝えなくてごめん。でも皆さんを信じています。
インターネットに「文字起こし」「スキャン」できれば両方アップして
2012.12.14 下地真樹 獄中にて
東京新聞に出ていた憲法学者ら70人が抗議声明↓
JR大阪駅頭における宣伝活動に対する
威力業務妨害罪等の適用に抗議する憲法研究者声明
2012年12月9日、大阪府警警備部などは、同年10月17日のJR大阪駅駅頭で「震災瓦礫」の受入に反対する宣伝活動(以下、「本件宣伝活動」とする。)を行った下地真樹氏(阪南大学准教授)らを、威力業務妨害罪(刑法234条)および不退去罪(刑法130条後段)で逮捕しました。私たちは、日本国憲法の研究者として、本件逮捕は、憲法21条1項の保障する表現の自由を不当に侵害するものであると考えます。
本件宣伝活動は、ハンドマイク等を用いて、駅頭で、大阪市の瓦礫処理に関する自らの政治的見解を通行人に伝えるものであって、憲法上強く保護されるべき表現活動です。また本件宣伝活動が行われた場所が、かりにJR大阪駅構内であったとしても、駅の改札口付近等通行人の妨げになるような場所ではなく、せいぜい同駅の敷地内であるにすぎず、公道との区別も判然としない場所です。このような場所は、伝統的に表現活動の場として用いられてきたパブリック・フォーラムに該当すると考えられ、施設管理者の管理権は、憲法21条1項の前に、強く制約されるはずです。
そうであるとすると、本件表現活動に対し、威力業務妨害罪や不退去罪を適用することができるのは、当該活動によって相当の害悪が発生している場合でなければなりませんし、たとえそのような解釈をとらないとしても、少なくとも、害悪発生のおそれが実質的に存在することが必要なはずです。本件は、通行する市民に対して、穏健な方法で瓦礫処理に関する自らの政治的主張を訴えかけるものであり、このような表現活動から、刑罰に値するだけの相当の害悪が発生し、または、そのような害悪が発生する実質的なおそれが存在しているとは考えにくいと思われます。
また、下地氏らは、本件宣伝活動終了後、大阪市役所に行くために、JR大阪駅の東側のコンコースを通過しました。この行為も、同コンコース内で立ち止まって宣伝活動をするといった態様のものではなく、単に、他の人と同様に、移動のためにコンコースを利用したにとどまります。そもそも同コンコースも、駅構内とはいえ、本件宣伝活動が行われた駅頭と同様に公道とほぼ同視できる場所だと考えます。この移動のためのコンコース利用によって威力業務妨害罪ないし不退去罪が成立するとは考えられません。
下地氏らが、大阪市の瓦礫処理問題で活発に活動していたことは周知の通りです。政治的問題は、民主主義によって決着がつけられるべきですが、その前提として、表現の自由が十分に保障されなければなりません。前述のとおり、本件行為に表現の自由の保障が及び、その制約を正当化するだけの実質的な理由が存在しないとすれば、本件逮捕は、下地氏らの政治的主張を狙い撃ちにしたのではないかという懸念を感じざるを得ません。
市民の正当な言論活動に対し、刑罰権が恣意的に発動されるならば、一般市民は萎縮し、政治的な活動を差し控えるようになります。そうなると、民主的な議論の結果も歪められることにならざるをえません。表現の自由は、そのような結果を防止するためにこそ存在するのであり、したがって、刑罰権発動には最大限の慎重さが求められるはずです。
以上のように、本件逮捕は、憲法上強く保障された表現の自由を不当に侵害し、市民の表現活動を幅広く規制対象にする結果をもたらし、ひいては自由な意見交換に支えられるべき議会制民主主義の過程を深刻に害するものであって、憲法上許容されないと私たちは考えます。私たちは、大阪府警による下地氏らの逮捕に強く抗議するとともに、かれらの即時釈放を要求します。
2012年12月17日
<呼びかけ人>
石川裕一郎(聖学院大学)
石埼学(龍谷大学)
岡田健一郎(高知大学)
中川律(宮崎大学)
成澤孝人(信州大学)
<賛同者>
愛敬浩二(名古屋大学)
青井未帆(学習院大学)
青木宏治(関東学院大学)、
足立英郎(大阪電気通信大学)
飯島滋明(名古屋学院大学)
井口秀作(愛媛大学)
井端正幸(沖縄国際大学)
植木淳(北九州市立大学)
植松健一(立命館大学)
植村勝慶(國學院大學)
内野正幸(中央大学)
浦田一郎(明治大学)
浦田賢治(早稲田大学名誉教授)
榎澤幸広(名古屋学院大学)
遠藤比呂通(弁護士)
遠藤美奈(西南学院大学)
大久保史郎(立命館大学)
大野友也(鹿児島大学)
大藤紀子(獨協大学)
奥田喜道(跡見学園女子大学)
小沢隆一(東京慈恵会医科大学)
押久保倫夫(東海大学)
金澤孝(早稲田大学)
上脇博之(神戸学院大学)
木下智史(関西大学)
君島東彦(立命館大学)
小竹聡(拓殖大学)
小松浩(立命館大学)
齊藤笑美子(茨城大学)
斎藤一久(東京学芸大学)
斉藤小百合(恵泉女学園大学)
阪口正二郎(一橋大学)
笹沼弘志(静岡大学)
佐藤潤一(大阪産業大学)
志田陽子(武蔵野美術大学)
菅原真(名古屋市立大学)
高作正博(関西大学)
高橋利安(広島修道大学)
多田一路(立命館大学)
只野雅人(一橋大学)
玉蟲由樹(福岡大学)
塚田哲之(神戸学院大学)
寺川史朗(龍谷大学)
中里見博(徳島大学)
永田秀樹(関西学院大学)
長峯信彦(愛知大学)
永山茂樹(東海大学)
成嶋隆(新潟大学)
丹羽徹(大阪経済法科大学)
福嶋敏明(神戸学院大学)
前原清隆(日本福祉大学)
牧本公明(松山大学)
松原幸恵(山口大学)
水島朝穂(早稲田大学)
三宅裕一郎(三重短期大学)
三輪隆(埼玉大学)
村田尚紀(関西大学)
本秀紀(名古屋大学)
元山健(龍谷大学)
森英樹(名古屋大学名誉教授)
柳井健一(関西学院大学)
山内敏弘(一橋大学名誉教授)
和田進(神戸大学)
渡辺治(一橋大学名誉教授)
渡辺洋(神戸学院大学)
以上、65名。呼びかけ人と合わせて70名。(2012年12月20日現在)
同じサイトの署名のお願い↓
署名
放射能と有害物質を含む震災がれきの広域処理に反対する
市民の逮捕は不当です。
下地真樹准教授らの即時釈放と謝罪を求めます。
12月9日、阪南大学経済学部の下地真樹准教授が、大阪府警によって逮捕されました。この逮捕は、形式上も内容上も大変不当なものであり、市民の活動に対する明らかな弾圧です。
下地准教授らは、震災がれきに含まれる放射性物質やアスベストなど、本来焼却してはいけない有害物質を全国に拡げて焼却・埋立しようとする「震災がれき広域処理」政策に反対していました。大阪市は2月から焼却・埋立を開始しようとしています。
逮捕の経緯は次のようなものです。
10月17日、大阪市の震災がれき試験焼却に反対する市民有志(下地准教授含む)は、午後3時 、大阪駅・東北角の歩道上に集まり、大阪市役所にむけて三々五々歩いて移動しました。その際に、大阪駅構内の東コンコースを北から南へ通り抜けており、この行為を根拠に逮捕されたようです。逮捕容疑は「鉄道営業法違反」「威力業務妨害」「不退去」です。
しかし、「駅構内を通り抜けた」行為が行われたのは2か月近くも前のことであり、今になって逮捕するというのは非常に不自然です。意図的な市民活動への弾圧であると考えざるを得ません。
下地准教授ら市民有志は、小さな子どもを持つお母さんたち、とりわけ福島・東北・関東から関西に避難移住して来られた人たちの不安な気持ちに寄り添い、放射能汚染の拡散を阻止するために活動をされてきました。福島原発事故は、膨大な人々の心身の健康と財産に被害を及ぼしました。適切な安全対策を行わず原発の運転を強行し続けた国と電力会社・原発メーカーなどの責任こそが問われなければならないはずです。
ところが、これら放射能を拡散させた国や企業の刑事責任は一切問われないままに、今回のように、放射能汚染の拡散に反対して声を上げることが刑事弾圧の対象にされているのです。このようなことは決して許されることではありません。既に大阪だけでも震災がれきの広域処理に反対した市民5名が逮捕され、長期にわたって拘留され、起訴されている人もいます。
私たちは、今回の不当逮捕に対し、厳重に抗議すると共に、即時釈放と謝罪を求めます。
2012年12月10日
放射能拡散に反対する市民を支援する会
呼びかけ人 2012年12月19日現在 89名 ※呼びかけ人リストは順次追加中です
呼びかけ人
朴勝俊 関西学院大学准教授
石田紀郎 元京都大学教授、市民環境研究所代表
槌田劭 元京都精華大学教授、元京都大学助教授
細川弘明 京都精華大学教授
中尾ハジメ 京都精華大学教授
川那部浩哉 元京都大学教授
安富歩 東京大学教授
仲尾宏 京都造形芸術大学客員教授
小出裕章 京都大学原子炉実験所助教
海老澤徹 元京都大学原子炉実験所助教授
小林圭二 元京都大学原子炉実験所講師
川野眞治 元京都大学原子炉実験所助教授
早尾貴紀 東京経済大教員
リック・タナカ ジャーナリスト、翻訳家
大野裕 立命館大学教授
土井利幸 元福岡女学院大学助教授・マヒドン大学大学院
向原祥隆 図書出版南方新社代表
立岩真也 立命館大学大学院教員
森岡正博 大阪府立大学教員
稲邑恭子「we」編集長
太田昌国 現代企画室編集者・評論家
鵜飼哲 一橋大学教員
中村泰子「we」編集部
趙博 シンガーソングライター
池田浩士 京都大学名誉教授・京都精華大学客員教授
今岡良子 大阪大学准教授
岡真理 京都大学教授
丸川哲史 明治大学教授
大津定美 神戸大学名誉教授
河野益近 京都大学大学院教務職員
吉野太郎 関西学院大学専任講師
畑明郎 日本環境学会前会長・元大阪市立大学大学院教授
丹羽健介 文芸春秋「文學界」編集部
徐京植 東京経済大学現代法学部教授
石原俊 明治学院大学准教授
春山文枝 多目的カフェかぜのね
笹沼弘志 静岡大学教授、野宿者のための静岡パトロール事務局長
マーサ・メンセンディーク 同志社大学社会学部准教授
熊本一規 明治学院大学教授
吉度日央里 オーガニック・ジャーナリスト
黒田末寿 滋賀県立大学教授
山田耕作 元京都大学教授
大和田幸嗣 元京都薬科大学教授
井戸謙一 弁護士
守田敏也 フリーライター
中村和雄 弁護士
川口有美子 作家、第41回大宅壮一ノンフィクション賞受賞
丸山里美 立命館大学教員
崎山政毅 立命館大学教授
細見和之 大阪府立大学教員
ビー・カミムーラ ナブルス通信編集部
中地重晴 熊本学園大学社会福祉学部教授
青山貞一 東京都市大学名誉教授、早稲田大学理工非常勤講師
浦井憲 大阪大学大学院経済学研究科教授
吉国浩哉 昭和女子大学専任講師
丹羽雅雄 大阪労働者弁護団代表幹事
西谷文和 フリーランスジャーナリスト
海南友子 ドキュメンタリー映画監督
酒井隆史 大阪府立大学准教授
市野川容孝 東京大学教授
永橋爲介 立命館大学教員
宮崎寛 NGO e-みらい構想、龍谷大学非常勤講師
山中速人 関西学院大学総合政策学部教授
伊藤宏 プール学院大学短期大学部准教授
渡邊太 大阪国際大学講師
木原壯林 京都工芸繊維大学名誉教授
伊藤公雄 京都大学大学院文学研究科教授
藤目ゆき 大阪大学教授
本田宏 北海学園大学教授
吾郷健二 西南学院大学名誉教授
藤原寿和 放射性廃棄物全国拡散阻止!3.26政府交渉ネット
長野宇規 神戸大学大学院農学研究科准教授
島和博 大阪市立大学院教授
中北龍太郎 弁護士
溝川悠介 大阪府立大学名誉教授
マシオン恵美香 画家・美術講師
池内靖子 立命館大学教授
三宅孝之 元島根大学教授
佐藤=ロスベアグ・ナナ イーストアングリア大学講師
清末愛砂 室蘭工業大学教員
木戸衛一 大阪大学教員
本多一寿 真宗大谷派宗議会議員、護念寺住職
松久寛 元京都大学教授
山田創平 京都精華大学人文学部専任講師
松名隆 室蘭工業大学教員
吉井公彦 元国立医薬品食品衛生研究所主任研究官
山本奈生 佛教大学社会学部専任講師
西村貴裕 大阪教育大学准教授
高橋登 大阪府泉大津市議会議員
大阪府警の不当逮捕のまとめ
↑大阪府警が不当逮捕したのはモジモジ先生だけではありません。
その方々の事がこちらに詳しく書いてあります。
ーーー
以下は私のブログで紹介した下地先生の記事。
読んでいただければそのお人柄が分かると思います。
2012年12月5日
モジモジ先生逮捕直前出演のラジオ番組12/5堤未果 x 下地真樹
「震災がれきの処理の現状について」(内容書き出し)
2012年11月21日
ヘレン・カルディコット医学博士来日会見(大阪)大阪の母&モジモジ先生質疑応答11/21
2012年11月13日 説明会
「彼らが支払うべきコストを私たちの身体で、そして、私たちの未来で支払うというのが
放射能をばらまく政策です」大阪・此花区瓦礫試験焼却住民説明会
11/13モジモジ先生質疑(内容書き出し)
2012年8月31日関電前
<がれき広域処理>正確な報道をしないメディアと大阪府警・機動隊「無用の暴力」
2012年8月30日の説明会
大阪市がれき広域処理説明会8/30モジモジ先生質疑(動画・内容書き出し)
東京新聞 「ためしよみ」はこちらから↓d(◕‿-。) ネ❤

1:19:44~
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=1h19m44s
さて、これから81年になります。
1981年から広島の放影研理事長として君臨したのが、
国際疫学協会理事としてスモン病・イタイイタイ病の研究班長として
いずれもこれらの薬害・公害発生の原因物質を「シロ」と判定し、
疫学犯罪を重ねてきた重松逸造であった。(2012年2月6日に死去、94歳)
広島の放影研の理事として君臨したのが国際疫学協会理事の
スモン病、イタイイタイ病、さらに水俣病も含めてですね、
沢山の公害、薬害を全部「シロである」と言ってきた
犯罪者重松逸造という人間がここに登場してきまして、
そしてIAEAがこの時ですね、
チェルノブイリの被害を調査する団長ににこの重松逸造をピックアップしまして、
そして91年ですね、
このチェルノブイリの調査をずーっとやってきた広河隆一さん達を激怒させる報告を出しました。
その後、国際原子力機関(IAEA)が組織した
チェルノブイリ原発事故の被害を調査する団長となった重松逸造は、
チェルノブイリ汚染被ばく現地を訪れながら、
1991年にIAEAの国際チェルノブイリ・プロジェクト報告書を国際科学者集団の長として作成し、
「住民に全く大きな放射能被害が無い」と報告して、
原因は放射能恐怖症とのイメージを振りまき、全世界から怒りをかった。
2011年現在まで、放影研はアメリカから莫大な資金提供を受けてきた。
「住民に全く大きな放射能被害はない」と
「それは全部放射能恐怖症なんだ」と、
「放射能を恐れる人間が病気になるんだ」と、
こういうことを言って全世界から怒りを買いました。
で、この放影研はですね、アメリカから莫大な資金提供をうけてきました。
という事で、これからみなさんに直結するんですが、
じつは重松逸造を支えていたのはIAEAと提携した笹川良一がパトロンとなった。
チェルノブイリ原発事故被害調査の時、重松逸造を支えたのは、
IAEAと提携したA級戦犯・笹川良一がパトロンとなった笹川チェルノブイリ医療協力事業であった。
(1995年に笹川良一の死後、曽根綾子の日本財団が継承)
その傘下で重松と組んだのが、
被ばく現地派遣専門家のリーダーとなった長崎大学の長瀧重信と山下俊一であった。
笹川チェルノブイリ医療協力事業というプロジェクトがあって、
その後、笹川良一が死んだ後、曽野綾子の、名前を変えましてね、笹川財団から日本財団になりました。
えーっとこれ、インターネット中継しているからね、ちょっと話せないことがあるんですけれど、
本当はもう、凄まじい世界がありましてね、
この、曽野綾子っていう人がいるでしょ?
ね、いろいろと言いたい事があるんだけど、インターネットでやっているのでやめておきます。
いろんな人に大変な波紋が出るから。
えー、こういう背景がありまして、それで、
その重松と組んだのがですね、被ばく現地調査のリーダーとなったのが、
長崎大学の長瀧重信と山下俊一でした。
そして、こういう中で大変なことが去年起こりました。
2011年3月11日に東日本大震災→
3月12~15日、福島第一原発で4基が連続爆発→
3月21日、ICRP(国際放射線防護委員会)が日本政府あてに声明を出し、
事故緊急時の年間被ばく基準を20~100ミリシーベルト、
事故収束後の被ばく基準を1~20ミリシーベルトとする安全基準を勧告した。
藁にもすがる苦境にあった日本政府は、
この20ミリシーベルトを国際的スタンダードとして使用することにした。
それで、3月12~15日にかけて4基が爆発すると、
ただちにICRPが日本政府あてに声明を出して、
そして年間被ばく基準を20ミリシーベルト~100ミリシーベルト、
事故収束後の被ばく基準を1~20ミリシーベルト!
こういう安全基準を勧告して、それが新聞にドカンと出てるんですね。
それで管直人の日本政府はこの20ミリシーベルトを国際的なスタンダードということで、
新聞テレビが全く報道しないまんまその数字が独り歩きを始めるわけです。
それを支えたのが原子力安全委員会の久住という委員で、
放射線影響学の担当だという事で、久住という委員が出てくるんですが、
この久住が「20ミリシーベルトにしよう」という事で決めました。
事故直後の2011年4月10日の会議で、
原子力安全委員会の久住静代委員(専門・放射線影響学)が、
原発の半径20キロ圏外で高い放射能汚染にさらされた場所については、
年間の積算線量限度をいきなり「20ミリシーベルト」にしようと提案して決めた。
この久住も放影研で臨床研究部副部長の時代から重松の子分だった。
この久住が、重松の子分だったんです。
放影研でね。
そういう関係です。
そしてこの重松逸造の後任になった放影研の理事長が先程の長瀧重信。
これが日本アイソトープ協会の常務理事として、権威を振るってきた男。
重松逸造の後任の放射線影響研究所理事長が、
福島県内の児童20ミリシーベルト無害論にお墨付きを与えた
長瀧重信(長崎大学名誉教授、元日本アイソトープ協会常務理事)であった。
これですね、首相官邸に出たのが4月15日
災害対策ページにですね、

「福島住民は20ミリシーベルト以下であるから放射線による影響は起こらない」
という事を長瀧が書いてですね、
それを佐々木康人という男が、これも日本アイソトープ協会、
こういう人間が寄ってたかって20ミリシーベルト安全論を出して、
その同じ日に文部科学大臣がね、みなさんの怒りに火を付けた、
「目標は20ミリシーベルト。学校を頻繁に移動させることはできない」という事で、
児童被ばくを野放しにして、
年間の被ばく基準を子どもたちに対して1ミリシーベルトから「20倍でもよろしい」ということで、
大事件を起こしたんですね。
その同じ日に、文部科学大臣の高木義明が
「目標は20ミリシーベルトで、学校を頻繁に移動させることはできない」
と、平然と児童被ばくを野放しにし、
放射線の影響が深刻な子どもたちに、
一般人の年間被ばく基準1ミリシーベルトの20倍もの被ばくを許すことを認めた。
現・文部科学省は、文部省に原発推進集団の科学技術庁が合体して、
原発マフィアが乗っ取った原子力省である。
じゃあ、文部科学省は何か?というと、
文部科学省ってパッと聞くと、かつての文部省を思い出しますが、そうじゃないんです。
文部科学省って、何でそこに科学が入ったか?というと
科学技術庁が省庁合併で一緒になって、
そして文部省を原子力の集団が乗っ取った組織なんです、今の文部科学省は。
これは原子力省なんです。
今の文部科学省というのは。
そりゃ、教科書問題なんかは別の方でやる、
だけど、原子力に関してはさっきのWHOをIAEAが乗っ取ったのと同じ構造になっている。
それがいまの文部科学省、原子力省なんです。
だから、こういうことを平気でやるわけです。
かくして4月19日、
文部科学省が福島県内の学校利用安全基準について、
学校等の校舎・校庭等の利用判断における放射s燃料の目安として、
「年間20ミリシーベルト以下」の基準を、
福島県教育委員会や関係機関に通知し、安全基準とすると公表した。
こういうことでみなさんが怒って立ちあがって、
「20ミリシーベルトを撤回しろ!」という事で、
その後ごまかしごまかしで、今もってはっきりしていませんよ!
なんにもね。
そして要するに、チェルノブイリ、いいですか?
20ミリシーベルトっていったらどういう事か?って言うと、
チェルノブイリ原発事故で強制避難の被ばく限度とされたのが、年間5ミリシーベルトですよ。
正常な人間を被曝させて5ミリシーベルトを超えたら強制避難。
ところが日本では、福島県では、
「その4倍でも大丈夫」というキチガイ集団が、
みなさんのところで、平気で今日までいるわけですよ。
年間20ミリシーベルトの被ばく量は、
チェルノブイリ原発事故における「強制避難に被曝限度とされた年間5ミリシーベルト」の4倍であった。
それまでの被ばく限度は1ミリシーベルトだったのに、日本人は20倍も放射能に強くなったのか!!
この殺人国家に我々は生きてゆけるのか?
えぇっ!?こんなことが許されますか?
なんで日本人はそんなに急に、放射能に20倍も強くなるんですか?
1ミリシーベルトだったんですよ、事故が起こる前は。
そうでしょ?おととしまで。
なんで!だからこれは我々は殺人国家だと呼んでいるわけです。
さて、こういう事で、ま、代表的な安全安心の宣教師と呼ばれる山下俊一が出てきたわけですが、
ナガサキから来た
「安心安全」の宣教師・山下俊一
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授。
附属原爆後障害医療研究施設教授、
世界保健機関(WHO)緊急被ばく医療協力研究センター長、
日本甲状腺学会理事長
→2011年3月19日に福島県知事の要請で
「放射線の恐怖を取り除くこと」を目的にした福島県放射線健康リスク管理アドバイザー就任
→5月27日、福島県民健康管理調査・検討委員会の座長
→7月15日、福島医科大学副学長
彼が3月19日から福島県放射線健康リスク管理アドバイザーになって、
そしてやがて福島県立医科大学の副学長になっているんですが、
彼の言葉。
山下俊一語録
この数値で安定ヨウ素剤を今すぐ服用する必要はありません。
…甲状腺が影響を受けるという事は全くありません。ー3月20日記者会見の山下俊一
事故から直後にこういう事を記者会見で話しています。
そして
福島における健康の影響はない。
ないのに放射線や放射能を恐れて、恐怖症で何時までも心配しているという事は復興の妨げになります。
この後信じられない事を言っていますね、
……水素爆発が二度三度繰り返されました。
しかしその時に全く日本の原子炉からは放射性物質は漏れ出ていません。
それほどすごい技術力があります。
それはもう間違いがない事ですー3月20日 いわき市講演の山下俊一
えっ??
こんなことを言ったんですよ!
佐藤さんのいわき市で講演しているんですよ、3月20日に。
こんなことを子どもでも言いますか!?
えっ!?
子どもだって、小学生だって言わないでしょ、こんな事を!
何であなた達は信じるんですか!!
こう我々は叫びたくなるんですよ。
福島の人達は何をしているんですか?
こいつらはただの人殺しなんですよ。
放射線の影響は実はニコニコ笑っている人には来ません。
クヨクヨしている人に来ます。
……笑が皆様方の放射線恐怖症を取り除きます。-3月21日、福島市講演の山下俊一
そうでしょ?
「笑っていればいいんだ」って、
こういう事を平気で講演して歩いている。
そして事もあろうに、日本対がん協会の朝日がん大賞を受賞したって、えぇ??

パロディにしたって、ちょっとすぎるんじゃないですか?
こういうのを血液銀行総裁に就任したドラキュラっていいますけど、
甲状腺異常について「他の病院では診るな」
分かるでしょ?ここに書いた文章。

ね、こういう人間ですよ。
平気でコイツが管理するんですから。
病室で殺しちゃえばいいんですから。
そうでしょ?こんな構造ですよ。
長瀧と山下の一番弟子が高村昇で、これがまた同じアドバイザーに就任して、
長瀧重信と山下俊一の一番弟子
高村昇
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科、放射線医療科学専攻放射線疫学分野(原研医学)教授。
長崎ヒバクシャ医療国際協力会運営部会委員。
世界保健機構WHO本部技術アドバイザー。
2011年3月19日に山下俊一と共に福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに就任
もう一人いるでしょ?神谷研二。
ヒロシマから来た
「安心安全」の宣教師・神谷研二
広島大学医学部卒→広島大学原爆放射能医学研究所教授→2001年から同研究所所長。
2009年、広島大学原爆放射線医科学研究所長。
2011年4月1日、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに就任。
4月1日より福島県立医科大学理事長付き・特命教授。
こういう原爆やなんかの事をやっているという顔をしながら、
管理アドバイザーに就任して、
そして7月15日からこの二人、山下と神谷が、
福島県立医科大学を牛耳る副学長というポストについたわけです。
2011年7月15日、
福島県立医科大学の副学長に、福島県放射線健康リスクアドバイザー山下俊一と神谷研二の二人が就任。
こういう流れの中で、
もともと山下俊一というのは2000年に原子力委員会・・・
悪党、山下俊一は、
2000年に原子力委員会、
2002年には原子力安全委員会、
2009年にも原子力委員会に参画して、
原子力マフィアとの絆を深めてきた人物。
堂々と原発推進論を語る男であった。
こうして山下、高村、神谷らが
20ミリシーベルトでも健康に影響はないどころか、その5倍の
「年間100ミリシーベルト以下なら心配無い数値」と県内を話して回った。
原子力の、核兵器ともつながる全部のそういうマフィアとの絆を深めてきた人間だから、
こういう事をいうわけです。
私はこういう姿を見ているともう、1950年代のユタ州で殺された人たちみんな思いだします。
全く同じ言葉を聞かされています。
まったく同じように殺されて行くからです。
許せませんよ!こんなことは!どんな事をしたって。
みなさん、認めていたらしょうがないですよ。
これで20ミリシーベルトでも健康に影響が無い。
今は年間100ミリシーベルト以下なら心配無いって、平気でベラベラしゃべってきているんでしょ。
こういう中でまた笹川財団が登場してきまして、国際会議を開いて、
そして放医研の明石真言、アカシマコトって読むんですか?これ。
「チェルノブイリに対したらまったくたいした事故じゃなく、
将来的にも健康に対する心配はなにもない」
こういう事をですね、9月に国際会議で発表しています。
そして福島原発事故事故から半年後、2011年9月11~12日に
福島県立医科大学で日本財団(笹川財団)主催の国際会議が開かれ、
日本代表の放射線医学総合研究所(放医研)理事・明石真言が
「チェルノブイリに比べればまったくたいした事故ではなく、将来的にも健康に関する心配はなにもない」
と発言した。
だから、DAYS Japanの編集していらっしゃる広河隆一さんがね、
沖縄県の久米島に福島県の子どもたちを引き取って、
そこで少しでも被ばくを少なくしようということを、
本当に素晴らしい事をやって下さっていたんですが、

この、今年の10月号で、山下俊一の言葉をですね、発言を全部びっしり記録で残してくれました。

これを読むともう、信じられない事をですね、山下俊一はしゃべっていて、
我々も知らない言葉が沢山出ていますが、
広川さんもついに最後に怒りを込めて、「なんという恐ろしい男だろうか!」というコメントをですね、
この山下発言の後に書いています。
読めば読むほど、怒りがこみ上げてくる。
よくもこれだけデタラメと嘘をつき続けたものだ。
これが原子力~放射線科学者の正体だ。
山下発言に対して、広河隆一さんのコメントが随所に書き加えられている。
初めは感情を押さえて押さえて冷静に(冷静を装って)批判を続ける広河さんだが、
ついに「なんという恐ろしい男だろうか!!」という言葉がほとばしり出る。
そういう中でもう一人こういう人間もいます。
私はいろいろと見ていて、事故が起こった直後の週刊新潮、凄まじいでしょ?

私も随分攻撃を受けるんですが、
電話をかけて私はすぐにね、短期だから、
「うるさい!」って週刊新潮に喧嘩するんですね、面白いけどね。
で、「表紙に『我々は間違えていました』って書いたらコメントしてやる」って、
いかってね、もう憎たらしくてしょうがないからどんどん攻撃して、
面白いからイビっていますけど、
この週刊新潮は去年の事故直後ですよ。
3月31日号ですから、もうだいぶ前に出ていますが、ここにですね、
「通常よりやや高いと言っても、現在の放射線レベルは人体に影響を及ぼすものではない事が分かります」
という事をですね、福島県民に対する言葉と同じ意味で中川恵一という男が書いていまして、
この男がですね、なんと今年の9月に朝日新聞社と日本対がん協会。
さっきのコンビですよ。ね、
この主催のドクタービジットであの飯館村に現れたんですって!
ね…飯館村、大丈夫ですか?
「現在の福島の放射線量は、世界的に見ても決して高くない。安心してほしい」
と語りかけた…

こんな記事が朝日新聞にドカンと出るんですよ!
ええ、9月の事ですよ、今年の。
朝日新聞ってどういうふうになっているんだ!?って、
なんという世界に我々は生きているんでしょうか?
なんと、恐ろしい世界だろう!!
つづくーーー
http://youtu.be/HQ56ZLsN5gY?t=1h19m44s
さて、これから81年になります。
1981年から広島の放影研理事長として君臨したのが、
国際疫学協会理事としてスモン病・イタイイタイ病の研究班長として
いずれもこれらの薬害・公害発生の原因物質を「シロ」と判定し、
疫学犯罪を重ねてきた重松逸造であった。(2012年2月6日に死去、94歳)
広島の放影研の理事として君臨したのが国際疫学協会理事の
スモン病、イタイイタイ病、さらに水俣病も含めてですね、
沢山の公害、薬害を全部「シロである」と言ってきた
犯罪者重松逸造という人間がここに登場してきまして、
そしてIAEAがこの時ですね、
チェルノブイリの被害を調査する団長ににこの重松逸造をピックアップしまして、
そして91年ですね、
このチェルノブイリの調査をずーっとやってきた広河隆一さん達を激怒させる報告を出しました。
その後、国際原子力機関(IAEA)が組織した
チェルノブイリ原発事故の被害を調査する団長となった重松逸造は、
チェルノブイリ汚染被ばく現地を訪れながら、
1991年にIAEAの国際チェルノブイリ・プロジェクト報告書を国際科学者集団の長として作成し、
「住民に全く大きな放射能被害が無い」と報告して、
原因は放射能恐怖症とのイメージを振りまき、全世界から怒りをかった。
2011年現在まで、放影研はアメリカから莫大な資金提供を受けてきた。
「住民に全く大きな放射能被害はない」と
「それは全部放射能恐怖症なんだ」と、
「放射能を恐れる人間が病気になるんだ」と、
こういうことを言って全世界から怒りを買いました。
で、この放影研はですね、アメリカから莫大な資金提供をうけてきました。
という事で、これからみなさんに直結するんですが、
じつは重松逸造を支えていたのはIAEAと提携した笹川良一がパトロンとなった。
チェルノブイリ原発事故被害調査の時、重松逸造を支えたのは、
IAEAと提携したA級戦犯・笹川良一がパトロンとなった笹川チェルノブイリ医療協力事業であった。
(1995年に笹川良一の死後、曽根綾子の日本財団が継承)
その傘下で重松と組んだのが、
被ばく現地派遣専門家のリーダーとなった長崎大学の長瀧重信と山下俊一であった。
笹川チェルノブイリ医療協力事業というプロジェクトがあって、
その後、笹川良一が死んだ後、曽野綾子の、名前を変えましてね、笹川財団から日本財団になりました。
えーっとこれ、インターネット中継しているからね、ちょっと話せないことがあるんですけれど、
本当はもう、凄まじい世界がありましてね、
この、曽野綾子っていう人がいるでしょ?
ね、いろいろと言いたい事があるんだけど、インターネットでやっているのでやめておきます。
いろんな人に大変な波紋が出るから。
えー、こういう背景がありまして、それで、
その重松と組んだのがですね、被ばく現地調査のリーダーとなったのが、
長崎大学の長瀧重信と山下俊一でした。
そして、こういう中で大変なことが去年起こりました。
2011年3月11日に東日本大震災→
3月12~15日、福島第一原発で4基が連続爆発→
3月21日、ICRP(国際放射線防護委員会)が日本政府あてに声明を出し、
事故緊急時の年間被ばく基準を20~100ミリシーベルト、
事故収束後の被ばく基準を1~20ミリシーベルトとする安全基準を勧告した。
藁にもすがる苦境にあった日本政府は、
この20ミリシーベルトを国際的スタンダードとして使用することにした。
それで、3月12~15日にかけて4基が爆発すると、
ただちにICRPが日本政府あてに声明を出して、
そして年間被ばく基準を20ミリシーベルト~100ミリシーベルト、
事故収束後の被ばく基準を1~20ミリシーベルト!
こういう安全基準を勧告して、それが新聞にドカンと出てるんですね。
それで管直人の日本政府はこの20ミリシーベルトを国際的なスタンダードということで、
新聞テレビが全く報道しないまんまその数字が独り歩きを始めるわけです。
それを支えたのが原子力安全委員会の久住という委員で、
放射線影響学の担当だという事で、久住という委員が出てくるんですが、
この久住が「20ミリシーベルトにしよう」という事で決めました。
事故直後の2011年4月10日の会議で、
原子力安全委員会の久住静代委員(専門・放射線影響学)が、
原発の半径20キロ圏外で高い放射能汚染にさらされた場所については、
年間の積算線量限度をいきなり「20ミリシーベルト」にしようと提案して決めた。
この久住も放影研で臨床研究部副部長の時代から重松の子分だった。
この久住が、重松の子分だったんです。
放影研でね。
そういう関係です。
そしてこの重松逸造の後任になった放影研の理事長が先程の長瀧重信。
これが日本アイソトープ協会の常務理事として、権威を振るってきた男。
重松逸造の後任の放射線影響研究所理事長が、
福島県内の児童20ミリシーベルト無害論にお墨付きを与えた
長瀧重信(長崎大学名誉教授、元日本アイソトープ協会常務理事)であった。
これですね、首相官邸に出たのが4月15日
災害対策ページにですね、

「福島住民は20ミリシーベルト以下であるから放射線による影響は起こらない」
という事を長瀧が書いてですね、
それを佐々木康人という男が、これも日本アイソトープ協会、
こういう人間が寄ってたかって20ミリシーベルト安全論を出して、
その同じ日に文部科学大臣がね、みなさんの怒りに火を付けた、
「目標は20ミリシーベルト。学校を頻繁に移動させることはできない」という事で、
児童被ばくを野放しにして、
年間の被ばく基準を子どもたちに対して1ミリシーベルトから「20倍でもよろしい」ということで、
大事件を起こしたんですね。
その同じ日に、文部科学大臣の高木義明が
「目標は20ミリシーベルトで、学校を頻繁に移動させることはできない」
と、平然と児童被ばくを野放しにし、
放射線の影響が深刻な子どもたちに、
一般人の年間被ばく基準1ミリシーベルトの20倍もの被ばくを許すことを認めた。
現・文部科学省は、文部省に原発推進集団の科学技術庁が合体して、
原発マフィアが乗っ取った原子力省である。
じゃあ、文部科学省は何か?というと、
文部科学省ってパッと聞くと、かつての文部省を思い出しますが、そうじゃないんです。
文部科学省って、何でそこに科学が入ったか?というと
科学技術庁が省庁合併で一緒になって、
そして文部省を原子力の集団が乗っ取った組織なんです、今の文部科学省は。
これは原子力省なんです。
今の文部科学省というのは。
そりゃ、教科書問題なんかは別の方でやる、
だけど、原子力に関してはさっきのWHOをIAEAが乗っ取ったのと同じ構造になっている。
それがいまの文部科学省、原子力省なんです。
だから、こういうことを平気でやるわけです。
かくして4月19日、
文部科学省が福島県内の学校利用安全基準について、
学校等の校舎・校庭等の利用判断における放射s燃料の目安として、
「年間20ミリシーベルト以下」の基準を、
福島県教育委員会や関係機関に通知し、安全基準とすると公表した。
こういうことでみなさんが怒って立ちあがって、
「20ミリシーベルトを撤回しろ!」という事で、
その後ごまかしごまかしで、今もってはっきりしていませんよ!
なんにもね。
そして要するに、チェルノブイリ、いいですか?
20ミリシーベルトっていったらどういう事か?って言うと、
チェルノブイリ原発事故で強制避難の被ばく限度とされたのが、年間5ミリシーベルトですよ。
正常な人間を被曝させて5ミリシーベルトを超えたら強制避難。
ところが日本では、福島県では、
「その4倍でも大丈夫」というキチガイ集団が、
みなさんのところで、平気で今日までいるわけですよ。
年間20ミリシーベルトの被ばく量は、
チェルノブイリ原発事故における「強制避難に被曝限度とされた年間5ミリシーベルト」の4倍であった。
それまでの被ばく限度は1ミリシーベルトだったのに、日本人は20倍も放射能に強くなったのか!!
この殺人国家に我々は生きてゆけるのか?
えぇっ!?こんなことが許されますか?
なんで日本人はそんなに急に、放射能に20倍も強くなるんですか?
1ミリシーベルトだったんですよ、事故が起こる前は。
そうでしょ?おととしまで。
なんで!だからこれは我々は殺人国家だと呼んでいるわけです。
さて、こういう事で、ま、代表的な安全安心の宣教師と呼ばれる山下俊一が出てきたわけですが、
ナガサキから来た
「安心安全」の宣教師・山下俊一
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授。
附属原爆後障害医療研究施設教授、
世界保健機関(WHO)緊急被ばく医療協力研究センター長、
日本甲状腺学会理事長
→2011年3月19日に福島県知事の要請で
「放射線の恐怖を取り除くこと」を目的にした福島県放射線健康リスク管理アドバイザー就任
→5月27日、福島県民健康管理調査・検討委員会の座長
→7月15日、福島医科大学副学長
彼が3月19日から福島県放射線健康リスク管理アドバイザーになって、
そしてやがて福島県立医科大学の副学長になっているんですが、
彼の言葉。
山下俊一語録
この数値で安定ヨウ素剤を今すぐ服用する必要はありません。
…甲状腺が影響を受けるという事は全くありません。ー3月20日記者会見の山下俊一
事故から直後にこういう事を記者会見で話しています。
そして
福島における健康の影響はない。
ないのに放射線や放射能を恐れて、恐怖症で何時までも心配しているという事は復興の妨げになります。
この後信じられない事を言っていますね、
……水素爆発が二度三度繰り返されました。
しかしその時に全く日本の原子炉からは放射性物質は漏れ出ていません。
それほどすごい技術力があります。
それはもう間違いがない事ですー3月20日 いわき市講演の山下俊一
えっ??
こんなことを言ったんですよ!
佐藤さんのいわき市で講演しているんですよ、3月20日に。
こんなことを子どもでも言いますか!?
えっ!?
子どもだって、小学生だって言わないでしょ、こんな事を!
何であなた達は信じるんですか!!
こう我々は叫びたくなるんですよ。
福島の人達は何をしているんですか?
こいつらはただの人殺しなんですよ。
放射線の影響は実はニコニコ笑っている人には来ません。
クヨクヨしている人に来ます。
……笑が皆様方の放射線恐怖症を取り除きます。-3月21日、福島市講演の山下俊一
そうでしょ?
「笑っていればいいんだ」って、
こういう事を平気で講演して歩いている。
そして事もあろうに、日本対がん協会の朝日がん大賞を受賞したって、えぇ??

パロディにしたって、ちょっとすぎるんじゃないですか?
こういうのを血液銀行総裁に就任したドラキュラっていいますけど、
甲状腺異常について「他の病院では診るな」
分かるでしょ?ここに書いた文章。

ね、こういう人間ですよ。
平気でコイツが管理するんですから。
病室で殺しちゃえばいいんですから。
そうでしょ?こんな構造ですよ。
長瀧と山下の一番弟子が高村昇で、これがまた同じアドバイザーに就任して、
長瀧重信と山下俊一の一番弟子
高村昇
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科、放射線医療科学専攻放射線疫学分野(原研医学)教授。
長崎ヒバクシャ医療国際協力会運営部会委員。
世界保健機構WHO本部技術アドバイザー。
2011年3月19日に山下俊一と共に福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに就任
もう一人いるでしょ?神谷研二。
ヒロシマから来た
「安心安全」の宣教師・神谷研二
広島大学医学部卒→広島大学原爆放射能医学研究所教授→2001年から同研究所所長。
2009年、広島大学原爆放射線医科学研究所長。
2011年4月1日、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに就任。
4月1日より福島県立医科大学理事長付き・特命教授。
こういう原爆やなんかの事をやっているという顔をしながら、
管理アドバイザーに就任して、
そして7月15日からこの二人、山下と神谷が、
福島県立医科大学を牛耳る副学長というポストについたわけです。
2011年7月15日、
福島県立医科大学の副学長に、福島県放射線健康リスクアドバイザー山下俊一と神谷研二の二人が就任。
こういう流れの中で、
もともと山下俊一というのは2000年に原子力委員会・・・
悪党、山下俊一は、
2000年に原子力委員会、
2002年には原子力安全委員会、
2009年にも原子力委員会に参画して、
原子力マフィアとの絆を深めてきた人物。
堂々と原発推進論を語る男であった。
こうして山下、高村、神谷らが
20ミリシーベルトでも健康に影響はないどころか、その5倍の
「年間100ミリシーベルト以下なら心配無い数値」と県内を話して回った。
原子力の、核兵器ともつながる全部のそういうマフィアとの絆を深めてきた人間だから、
こういう事をいうわけです。
私はこういう姿を見ているともう、1950年代のユタ州で殺された人たちみんな思いだします。
全く同じ言葉を聞かされています。
まったく同じように殺されて行くからです。
許せませんよ!こんなことは!どんな事をしたって。
みなさん、認めていたらしょうがないですよ。
これで20ミリシーベルトでも健康に影響が無い。
今は年間100ミリシーベルト以下なら心配無いって、平気でベラベラしゃべってきているんでしょ。
こういう中でまた笹川財団が登場してきまして、国際会議を開いて、
そして放医研の明石真言、アカシマコトって読むんですか?これ。
「チェルノブイリに対したらまったくたいした事故じゃなく、
将来的にも健康に対する心配はなにもない」
こういう事をですね、9月に国際会議で発表しています。
そして福島原発事故事故から半年後、2011年9月11~12日に
福島県立医科大学で日本財団(笹川財団)主催の国際会議が開かれ、
日本代表の放射線医学総合研究所(放医研)理事・明石真言が
「チェルノブイリに比べればまったくたいした事故ではなく、将来的にも健康に関する心配はなにもない」
と発言した。
だから、DAYS Japanの編集していらっしゃる広河隆一さんがね、
沖縄県の久米島に福島県の子どもたちを引き取って、
そこで少しでも被ばくを少なくしようということを、
本当に素晴らしい事をやって下さっていたんですが、

この、今年の10月号で、山下俊一の言葉をですね、発言を全部びっしり記録で残してくれました。

これを読むともう、信じられない事をですね、山下俊一はしゃべっていて、
我々も知らない言葉が沢山出ていますが、
広川さんもついに最後に怒りを込めて、「なんという恐ろしい男だろうか!」というコメントをですね、
この山下発言の後に書いています。
読めば読むほど、怒りがこみ上げてくる。
よくもこれだけデタラメと嘘をつき続けたものだ。
これが原子力~放射線科学者の正体だ。
山下発言に対して、広河隆一さんのコメントが随所に書き加えられている。
初めは感情を押さえて押さえて冷静に(冷静を装って)批判を続ける広河さんだが、
ついに「なんという恐ろしい男だろうか!!」という言葉がほとばしり出る。
そういう中でもう一人こういう人間もいます。
私はいろいろと見ていて、事故が起こった直後の週刊新潮、凄まじいでしょ?

私も随分攻撃を受けるんですが、
電話をかけて私はすぐにね、短期だから、
「うるさい!」って週刊新潮に喧嘩するんですね、面白いけどね。
で、「表紙に『我々は間違えていました』って書いたらコメントしてやる」って、
いかってね、もう憎たらしくてしょうがないからどんどん攻撃して、
面白いからイビっていますけど、
この週刊新潮は去年の事故直後ですよ。
3月31日号ですから、もうだいぶ前に出ていますが、ここにですね、
「通常よりやや高いと言っても、現在の放射線レベルは人体に影響を及ぼすものではない事が分かります」
という事をですね、福島県民に対する言葉と同じ意味で中川恵一という男が書いていまして、
この男がですね、なんと今年の9月に朝日新聞社と日本対がん協会。
さっきのコンビですよ。ね、
この主催のドクタービジットであの飯館村に現れたんですって!
ね…飯館村、大丈夫ですか?
「現在の福島の放射線量は、世界的に見ても決して高くない。安心してほしい」
と語りかけた…

こんな記事が朝日新聞にドカンと出るんですよ!
ええ、9月の事ですよ、今年の。
朝日新聞ってどういうふうになっているんだ!?って、
なんという世界に我々は生きているんでしょうか?
なんと、恐ろしい世界だろう!!
つづくーーー
12.21
Fri
先週私はこの記事を目にした時、
「ああ、福島第一で4号機が崩壊したり、他の事態が発生した時に、
首都圏の人々を避難させないで済むような数値を公表したな」
と、そう思いました。
これから先何十年もの間、
私にはどうしても福島第一原発が無事で、そのまま収束することは不可能に思えます。
その万が一に備えて、先手を打っているように思えました。
毎時500マイクロシーベルトって、どういう事?どんな値でしょうか?
2時間そこにいるだけで一年の許容量1ミリシーベルトになる数値。
福島第一原発事故の時は、毎時0.8マイクロシーベルトが東京で一番高かった数値です。
その500倍以上になります。
原発事故、500マイクロで即時避難…規制委案
原子力規制委員会は13日、
原発事故が起きた際、住民に避難や飲食物の摂取制限を求める放射線量の判断基準の骨子案を
規制委の有識者会合で示した。
避難基準となる放射線量を毎時500マイクロ・シーベルトと、
国際原子力機関(IAEA)の基準の倍の厳しさに設定するなど、
住民の安全により配慮した独自の基準となっている。
骨子案では、新たな原発事故が起きた際、
原発敷地外で観測される放射線量に応じて、住民の被曝(ひばく)防止対策を示した。
具体的には、
放射線量が毎時500マイクロ・シーベルトを超えた地域の住民には、数時間以内に避難を求めるとした。
これは、IAEAの国際基準である毎時1000マイクロ・シーベルトの半分にあたる。
また、住民に1週間以内の一時移転を求める基準を毎時20マイクロ・シーベルト
(IAEA基準は毎時100マイクロ・シーベルト)、
地域で生産された飲食物の摂取制限を求める基準を毎時0・5マイクロ・シーベルト
(同1マイクロ・シーベルト)とするなど、いずれも国際基準よりも大幅に厳しい基準を提案した。
内閣府原子力安全委員会の作業部会は昨年10月、
避難基準などにIAEAの国際基準を採用すべきだとした。
しかし、IAEAの基準は参考値に過ぎず、実際には各国が独自の基準を設けているため、
規制委は「福島原発事故を経験した日本では、住民の安全に立ったより保守的な値を取るべきだ」として、
厳しい数値を示した。
(2012年12月13日15時25分 読売新聞)
ーーー
新聞記事には厳しい数値と何度も書かれているが、IAEAの基準はもう私は信じていない。
500マイクロシーベルトって(☼ Д ☼) クワッッ!!!
ありえないでしょ?
こんなに高い数値が出なければ、数時間以内に避難を指示しないという事。
まだまだ大丈夫と言っている姿が目に見えます。
ーーー
避難基準「線量高すぎ」と自治体 批判相次ぐ
47News
原発事故時に住民が避難を始める基準として原子力規制委員会(田中俊一委員長)の検討チームが示した
毎時500マイクロシーベルトの放射線量に対し、
原発の立地、周辺自治体から
「平常の1万倍の数値で高すぎる。住民の理解は得られない」などと
批判が相次いでいることが、20日の同チームの会合で報告された。
検討チームは自治体の意見も参考に、月内をめどに基準を正式決定する方針。
関係自治体は基準も参考に、事故時の住民避難の手法を盛り込んだ防災計画を来年3月までに策定する。
規制委側は報告に対し「誠実に対応したい」としている。
2012/12/20 17:27 【共同通信】
ーーー
「ああ、福島第一で4号機が崩壊したり、他の事態が発生した時に、
首都圏の人々を避難させないで済むような数値を公表したな」
と、そう思いました。
これから先何十年もの間、
私にはどうしても福島第一原発が無事で、そのまま収束することは不可能に思えます。
その万が一に備えて、先手を打っているように思えました。
毎時500マイクロシーベルトって、どういう事?どんな値でしょうか?
2時間そこにいるだけで一年の許容量1ミリシーベルトになる数値。
福島第一原発事故の時は、毎時0.8マイクロシーベルトが東京で一番高かった数値です。
その500倍以上になります。
原発事故、500マイクロで即時避難…規制委案
原子力規制委員会は13日、
原発事故が起きた際、住民に避難や飲食物の摂取制限を求める放射線量の判断基準の骨子案を
規制委の有識者会合で示した。
避難基準となる放射線量を毎時500マイクロ・シーベルトと、
国際原子力機関(IAEA)の基準の倍の厳しさに設定するなど、
住民の安全により配慮した独自の基準となっている。
骨子案では、新たな原発事故が起きた際、
原発敷地外で観測される放射線量に応じて、住民の被曝(ひばく)防止対策を示した。
具体的には、
放射線量が毎時500マイクロ・シーベルトを超えた地域の住民には、数時間以内に避難を求めるとした。
これは、IAEAの国際基準である毎時1000マイクロ・シーベルトの半分にあたる。
また、住民に1週間以内の一時移転を求める基準を毎時20マイクロ・シーベルト
(IAEA基準は毎時100マイクロ・シーベルト)、
地域で生産された飲食物の摂取制限を求める基準を毎時0・5マイクロ・シーベルト
(同1マイクロ・シーベルト)とするなど、いずれも国際基準よりも大幅に厳しい基準を提案した。
内閣府原子力安全委員会の作業部会は昨年10月、
避難基準などにIAEAの国際基準を採用すべきだとした。
しかし、IAEAの基準は参考値に過ぎず、実際には各国が独自の基準を設けているため、
規制委は「福島原発事故を経験した日本では、住民の安全に立ったより保守的な値を取るべきだ」として、
厳しい数値を示した。
(2012年12月13日15時25分 読売新聞)
ーーー
新聞記事には厳しい数値と何度も書かれているが、IAEAの基準はもう私は信じていない。
500マイクロシーベルトって(☼ Д ☼) クワッッ!!!
ありえないでしょ?
こんなに高い数値が出なければ、数時間以内に避難を指示しないという事。
まだまだ大丈夫と言っている姿が目に見えます。
ーーー
避難基準「線量高すぎ」と自治体 批判相次ぐ
47News
原発事故時に住民が避難を始める基準として原子力規制委員会(田中俊一委員長)の検討チームが示した
毎時500マイクロシーベルトの放射線量に対し、
原発の立地、周辺自治体から
「平常の1万倍の数値で高すぎる。住民の理解は得られない」などと
批判が相次いでいることが、20日の同チームの会合で報告された。
検討チームは自治体の意見も参考に、月内をめどに基準を正式決定する方針。
関係自治体は基準も参考に、事故時の住民避難の手法を盛り込んだ防災計画を来年3月までに策定する。
規制委側は報告に対し「誠実に対応したい」としている。
2012/12/20 17:27 【共同通信】
ーーー
今日のテーマ、
そもそも脱原発はこれで終わるのだろうか?
2012年12月20日放送
そもそも脱原発はこれで終わるのだろうか? 投稿者 tvpickup
玉川:
選挙の結果を受けてですね、「あ、終わったのかな」と私は思ったのですが、
それについてはですね、もう一回ちょっと分析してみようと思って、
分析とさらに、今回4人の方にお話を伺っているんですが、
それぞれにお話を伺って考えてみたいと思いまして、今回のそもそも総研をつくりました。
先ずですね、原発政策で見る得票数(比例区)と議席数。
これをちょっと出した見たんです。
足し算ですけれども、
まず得票数なんですけれども、これは比例区で見ました。
というのは、選挙区はこの政党を選びたいと思っても、その政党がない場合があるんで、
それで比例区だけでちょっと比較したんですけれども、

これですね、脱原発を訴えた政党とそうでなかった政党。
私はね、事前にですね、12党全部にお話を聞いていますので、
それで分けました。
で、その場合、脱原発を訴えた政党の方がですね、実は得票数で言えば多かったんですね。
だから決して国民が脱原発を指向していなかったという事ではないんです。
しかし、議席数を見るとですね、こうなっちゃうんですよ。
この赤い色がここまで減っちゃうわけですね。

それでこうなった事についてはですね、当然民主党の議席が大きく減ったという事もあるんですが、
はい。もう57議席です。
この全体の中でこれしかないわけですね。

で、まず私はこの人に話を聞きたいと思ったんです。
原発事故の時に最高責任者だった人、菅さんですね。
菅さんに、
「こういう結果になるなら
自分が総理の時にもっと強力に脱原発を進めておけばよかったというふうな後悔なんかはありませんか?」
なぜなら民主党は最終的に脱原発を選挙の時に訴えた訳ですから、
「もっと自分が総理の時にきっちりやっておけばよかったんじゃないですか?」
というふうな事も含めてお話を伺っています。
VTR
玉川:
結果論かもしれないけれども、
菅さんが国のトップだった時に、もっと強力に脱原発なんだと
あらゆるそれ(脱原発)に関しての手法を取っていけばですね、
最終的には民主党は脱原発という事を選挙で訴えた訳ですから、
もっと進んだんじゃないか?いうふうに思うんですが、
そういう部分で、あっる種…ま、後悔とは言わないけれども、
「やっておけばよかった」的な部分というのはないですか?

菅:
出来るだけやったつもりです。
それから野田内閣も、あの、外からはですね、
えーー、あの…ぅ、私よりも消極的だみたいな事で批判されましたけれど、
実は、よーく見ていただければやってるんです。
だけどこれを逆行してくるかどうかは自民党政権です。
しかし逆行させようと思ってもそう簡単にはいかないですよ。
自民党もこれで再稼働させようとしていますけれど、
自民党が政権を握ったからといって、
手続き抜きで、「じゃあこれとこれ動かせ」と、これはできません。
それをやるとしたら規制委員会の法律をまた変えなきゃいけないけれども、
規制委員会をつくる時の法律は
民主党政権が提案したものに対して、自公が修正案を出してきて、
それを事実上丸のみしてやっていますから、今の法律は自民党も賛成しているんです。
そういう手続きなんです。
バックエンド(核燃料サイクル)の問題はもっとそうです。
バックエンドの問題は、結局六ヶ所村の技術もうまくいってないんですね。
それから、もんじゅもまだちゃんと起動していません。
そうすると今(原発を)稼働したら廃棄物ですね、
いわゆる使用済み核燃料の持っていくところがないんです。
そうすると動かしたとたんに、使用済み核燃料プールをあらためて使うのか、
あるいは(使用済み核燃料を)外国に移動するのかとか、
だからそう簡単にね(原発を)動かそうと思っても、
多分自民党政権もそこで非常、えーーー、この、ま、悩むというか、
今度は動かそうと思う方でも悩むでしょうね、そういう構造になっているんです。
スタジオ
玉川:
これですね、要するに民主党政権としては、
自民党政権になってこれから推進に向行こうとしても、
そう簡単にはできない仕組みをつくったよというふうな事を菅さんはおっしゃっているわけですね。
しかしですね、本当にそうかな?というふうな事を含めて、
今度はですね、元経産官僚の古賀さんに、私お話を伺っています。
古賀さんは民主党政権だけじゃなくて、
自民党政権の時にも経産官僚として内側から原発政策をずっと見てきた人です。
よくわかっています。
なので、「これからどうなっていくのか」という事も含めて古賀さんにお話を伺っています。
VTR
玉川:
これから、じゃあ、原発政策はどうなっていくんだ?と、
自民党政権でどうなるんだ?という所なんですが、
これはどういうふうに見ますか?

古賀:
しばらくですね、多分参院選(来年夏)までは今の状況を維持したいと思うんですね、自民党は。
そうすると、あんまり大きな冒険をする必要はないと思うんですよ。
基本的にいろんな利益団体に守られながら、次の参院選挙も勝ちたいと。
で、ただそこで大きな失点をしないようにというふうにいきますから、
原発もですね、あんまり大きくいきなり舵を切るというのは得策ではないと思うんですね、参院選までは。
だから参院選で勝てば、ま、思いっきり来るかもしれないんですけれど、
玉川:そうすると参院選が終わったあとは分からないと?
古賀:
いや、もちろんその前からね、
今から、たとえば規制委員会がいいと言えば、もうどんどん(再稼働を)行きますよというのが一つと、
それからたとえば、今ある原発を建て替えるというような話が出てきますけど、
(運転期間が)40年経過しましたと、建て替えることについて、
「新設するんですか?」
「いやいや新設じゃなくて、今あるものよりも安全なものが出来るんですよ」
「最新式ですからそっちの方がちょっと良いでしょ?今よりちょっと良くなりますよね」みたいな
ま、そういう、決してね
「原発は夢のエネルギーですよとかCO2が出ないし素晴らしいエネルギーです」
「だから私たちは原発が大好きです」というそういう事は絶対に言わないでですね、
スタジオ
玉川:
ま、自民党政権はずーっと原発政策をやってきて、
で、原発政策を進めたいっていう人たちも、
官僚の中にもいっぱいいますし、支持者の中にもいっぱいいるという中で、
やっぱりその参院選挙まではなんいも大きな事をしなくても、その後はやっぱりわからないよ、
というふうなところが古賀さんの見方で、
菅さんほど楽観は、やっぱりしていないです、たとえば、
ま、古賀さんも脱原発の方がいいと思っている方ですけれども、
羽鳥:
ま、でも自民党の方の裏を今まで見てきたわけですから、
どうですか?松尾さん。
両方の立場と言えば、両方の立場からの話ですけど。
松尾:
ともかく原発を転嫁したくないから3年かけてゆっくり考えるという形にして、
態度を明確にしないで、もちろん争点になる事を避けて作戦勝ちという所もあったんですけど、
これからじゃあ、そこから裏の裏を読み始めるとね、もうきりがないので、
じゃあ本当にどういうふうにおっしゃったとおりのプロセスを踏んで行ってくれるかという事を、
僕らがその、忘れないようにチェックしとかなきゃいけないんですよね。
玉川:まさに、まさにその話なんですけど。
羽鳥:高木さんはどうですか?ここまでの話で。
高木美保:
まさにその3年間でね、自民党が言ってますけれども、
国民の脱原発熱が、こう、クールダウンしていく時間稼ぎにも私は思えるんですね。
さらに菅さんは、一応筋道は付けたとおっしゃっているけれども、
実際に規制委員会の法的拘束力っていうのはなくて、非常に弱いんですよね。
「ダメ」とは言えるけど、
それをやらなくてももうそこから先はお任せという事になっているし、これから推進にいけば、
じゃあもんじゅの問題はどうなるのか?
それから核のゴミの問題はどうなるのか?って、
ものすごい問題がゾロゾロゾロってあって、
その間に何百億っていうお金がどんどん使われていくっていう所を明らかにされてないですよね。
玉川:
ま、その規制委員会の話というのは、実は後で出てくるんですけど、
その前にですね、私は小出さんに話をどうしても聞きたかったんですね。
「今回の選挙の結果をどういうふうに見てますか?」と言うふうな話なんですけれども、VTRです。
玉川:今回の選挙の結果というのを、どういうふうに受け止めていますか?

小出:
みなさんには大変申し訳ありませんが、私はもともと政治には絶望してきたし、
政治に一切の期待をしないと言い続けてきた人間です。
今回の選挙に、私が「なにがしかの期待をしなかったのか?」と問われれば、確かにしました。
しかし、結果を見れば「ああやはりこうだったんだ」という事で、不思議ではありません。
玉川:
「やはりこうだったんだ」というのは、
どういう結果を「やはりこうだったんだ」と思ったんですか?
小出:
えー、一人一人の国民の方から言えば、
とにかく「自分の生活をどうするのか」と
「目先の経済をどうするのか」という事が一番の関心ごとになってしまっていて、
原子力というものをこれからどうするかというような事を考えるなら、
かなり長いスパンで本当は考えなければいけない。
目先にちょっと「電気代が安い」とかですね、そんな事とは全然違う事なのですが、
そういう事まで多くの国民が気がつかないまま、
自分のごくごく身近な事、短いタイムスパンの事しか
興味が湧かないという所に問題があるんだと思います
玉川:日本人というものをどう捉えますか?
小出:それは大変難しいご質問ですけれども、
小出氏は日本人にとって原発問題はある意外な問題と非常によく似ているという。
小出:原子力の事を考える時に、戦争とそっくりだなと。
ーCM
玉川:日本人というものをどう捉えますか?
小出:
それは大変難しいご質問ですけれども、
私はよく原子力の事を考える時に戦争とそっくりだなと、
戦争の頃とですね、思います。
え、大きな流れが出来てしまうと、ほとんどの人はその流れに乗っかっていってしまって、
「おかしい」と思っても声をあげる事も通常はしないまま全体の流れに流されてしまうという、
そういう国民性が私は「あった」と思うし、今も「ある」と思います。
玉川:
私今回すごく思ったんですけれども、
原発事故が起きた訳でもないドイツがですね、脱原発を決めて、
今回日本で事故が起こったんだけど、
原発を止めていこうという形には結果的にはなっていないんですね。
これ、なんなんでしょう?
ドイツの国民と日本の国民って、そんなに違うんですかね?

小出:
たぶん違うのでしょうね。
「戦争についての総括」とでもいうんでしょうか、
「なにを歴史から学んだか」という意味でも、
ドイツは徹底的にナチスというものの歴史を自分たちで考え直して、
それを清算しようとして戦後生きてきたのだと思いますが、
日本はかつての戦争について「本当に反省したのか」といえば、
私から見れば「全然していない」と。
戦争が終わってしまって、多くの日本人は「自分たちは騙された」と、きっと思ったと思いますが、
「騙された」というなら、「なぜ騙されたのか」をきちっと自分に問わなければいけないけれども、
それを問わなかったんですね。
「もっと素敵な米国が来てくれた」と、
「もっといい日本になってしまう」という、ただそう思ってしまうという、
そういう国民だった。
きちっと、やはり歴史というものを捉え直さない限り、
この日本はこれまでダメだったようにまたダメなままいくのかなと、
ついつい思ってしまいます。
スタジオ
玉川:どうですか?
羽鳥:厳しい意見ですね、うん。
松尾:
総括というとなんか古めかしい言い方ですけれども、
「検証して反省して変えて進めるというプロセスを、どうも嫌がるような体質だ」って
おっしゃっているように思えるんですが。
玉川:
そうですね、それが原発の問題にもやっぱり垣間見えると、
いうふうに小出さんはおっしゃっているんだというふに私は解釈しました。
ですがですね、でもやらなければいけない。出来る事は何なのか?
というふうな話しになるわけですけれども、
ここでですね、ちょっと自民党の選挙の時の政策を見ていただきたいんですが、

これ、重点政策という事で、原発の再稼働についてこういうふうに書かれていました。
「安全第一」の原則のもと、
独立した規制委員会による専門的判断を、いかなる事情よりも優先します。
原発の再稼働については、順次判断し、図べ手の原発について3年以内の結論を目指します。
(重点政策2012年から抜粋)
「規制委員会を優先します」という事を謳っているわけですね。
こうなってくると、この「規制委員会がなんとしても大事」だと、私はそう思うんですが、
もう国民の願いはですね、「二度と原発事故はいやだ」と、これは絶対に全員共通ですから、
この規制委員会なんですけれども、ここで私は国会事故調の野村さんに話を伺っているんですが、
野村さんはですね、
「規制委員会をちゃんとすることだ」と、言うふうにおっしゃっているんですが
そのVTRの前にCMです。
ーCM
玉川:
各政党ですね、原子力規制に関しての基準ですね、
これに関しては「世界最高水準のものを」という所は共通している訳ですよね。
ただこの「世界最高水準」というのは、一体何を指すのか?と、
で、今のまま作られて行い「本当に最高水準になるのか?」と
「政治の介入はないのか?」という心配はあるんですけれども、これはどうですか?

野村:
やはりですね、今、世界の水準はアメリカもそうなんですけれども、
ヨーロッパの方がかなり原子力安全規制は高い水準になっているんですね。
たとえば、原子炉の建屋の堅牢性と言いいますが、その丈夫さですね。
これについての基準が相当高くなっているわけです。
さらにはたとえばアメリカなどでは、テロの対策というものが非常に重視されていると、
こういうことに、実は日本の規制は追いついてこなかった訳ですね。
ここをやはり基準を合わせていきますと、
まず、政治的な判断の前にですね、稼働出来るもの、出来ないものというのが出てきてしまう訳です。
具体的に言うと、たとえば新しく稼働する時、再稼働する時にですね、
世界水準の基準にもし合わせるとなると、相当の設備投資が必要になるわけですね。
そうすると、その設備投資をしてまで再稼働させることが、
経済的に合理的なのかどうか?という事が今後問題になってくる訳です。
もちろんそれも電気料金をあげる事がやはり難しいわけですから、
電気料金に反映できないという状況がある中で、
その、どのくらいの設備投資が世界水準に合わせるために必要であって、
「それが本当に経済的に合理的なのか」という事が、今後議論されていくことになると思うんです。
で、そうだとすると、まずその世界の水準というものは、
これは政治判断の前にまずきちっと確認をして、日本の規制の中に入れていかなければならないと。
それを担っているのが原子力規制委員会ということになるわけですね。
そうだとすると、
その「判断をする人たちが世界水準の人達である」という事がまず大前提な訳ですよね。
規制を世界水準に出来るためには、その規制を決める人が世界水準であるという事が必要です。
そうなれば、やはりまずは世界の、
たとえばNRC(アメリカ原子力規制委員会)にいる人、
こういう方々が相当程度専門性の高い方がいますから、
この人達から見てもこのメンバー(原子力規制委員会)は安心できると、
いわば、世界の原子力規制のネットワークの中で、
しっかりと発言権があるというふうに認めてもらえる人なのかどうか、
ここが一番大事なところだと。
スタジオ
玉川:
これまだ、規制委員会は国会同意人事が済んでいないんですね。
これからちょっと、どうなっていくのかというのは見えないんですけれども、
ま、実は政府提案というので今の委員というのも暫定的に仕事をしている訳ですけれども、
本当にこの方々がね、世界水準なのかどうか?というふなところを、
もし、もし自民党政権が問い直すということがあるとしたら、
私は自民党政権は規制に関しては、もう絶対にちゃんとやります
というふうなことを主張しているんだろうなというふうに言えるんだと思うんですね。
で、まさにそこなんだと思うんですけれども、
今日の結び。
「規制委員会の独立性に期待するしかない」と。
結局ここかなと。
私は、規制委員会が本当に世界水準のちゃんとした規制委員会なのであればですね、
日本の中で動かせる原発というのは、実はそれほど多くないんじゃないかと。
で、動かそうと思っても、相当お金を入れないと動かす基準に達しない。
羽鳥:フィルターとか制御棟とか作らなければならないですよね。
玉川:
それだけじゃなくて、近くにたとえば断層が走っていたら、もっと堅牢にしなくちゃいけない。
それからテロ攻撃があるとしたら、テロ攻撃に備えるためのコストもこれから考えなければいけない。
それから事故が万が一起こった時のために、保険もかけなきゃいけない。
こういう事を積み上げていくとですね、「本当に経済的に合理的なのか?」と、
いうふうな現実的な問題がですね、これから出てくるべきだというふうに思っているんですけれどもね。
羽鳥:人事っていうのは何時ぐらいに決まるんですか?
玉川:それはちょっとまだ、分からないです。これからどういうふうにしていくのか。
羽鳥:
ここで入れ替えがあるのか、
今、暫定的なものがそのまま続くかという事を見ていけばいいということですか?
玉川:
暫定的なものが続くという事は多分ないと思うんですよね。
それは、いずれ同意人事はやらなければいけないんだと思うんですけれども、
いわゆる国会の議決が必要になるとは思うんですけれども、はい。
松尾:
原子力発電は…もし何かがあった時にね、
その国の中だけで収まる話しではなくなってくるぐらいに、
地球規模で汚染が広がったりという事になりますよね。
だから、これはもう本当に世界的な法律、国際的な法律をつくって、
その基準でちゃんと管理していくという方向に行かないと、
なんかちょっともう…「うちの国はこれで行きますから」っていう事では済まないですよね。
高木:
私は、あの…今回のこの選挙で自民党に投票した人たちがね、
本当に「原発は維持されていいんだ」と思って投票したとは思っていないんですよ。
むしろ、やっぱり、経済的な豊かさというものに人間は本当に弱くて、
そちらに期待して、他の事は実はあまり考えていなかった。
だから今、安倍さんがたとえば「国防軍にするのかしないのか」とか「九条改正とか」言っているけど、
そこまでも考えない。
とにかく原発についても同じように、
あんまりこう、頭の端に引っかかってはいたけれどもそうじゃなかった。
で、今、たとえば今日これを見て下さっている方達が、
「あ、やっぱりそんなに重い問題だったんだ」
「忘れちゃいけないんだ」という事を思いなおしてくれることに、
こう…期待してもいいんじゃないかな。
だから、小出さんが絶望されていましたけれど、
私はそこまで絶望はしたくないんですよ、ね。
玉川:
あの、わたしもですね、
国民がこの原発の問題を忘れない事。
次の選挙、その次の選挙。
ドイツだって仮に脱原発するにしたって10年国民が考えた上で決めているわけですから、
「忘れない事」、「無かった事にしないこと」というのが
何よりも大事だというふうに思う今日のそもそも総研でした。
ーーー
だって…「忘れる」ってひどくないの!?
だけど、今回の選挙結果を見れば
日本国中の人は忘れたり、無かったことにしている人の方が多いという事は明らかであって、
なんか・・・「あんまりだ」と私は思ってしまう。
福島第一原発4基の事故は、
テレビで報道しないから忘れてしまえるような、そんな事故とはまるで違う。
日本人って・・・
なんかな・・・
信じられないけど、やっぱり現実は、忘れている人の方が多いんだろうな・・・
ひどいな
新潟・柏崎刈羽原発:燃料集合体変形 5号機レベル1、下から2番目
毎日新聞 2012年12月20日 東京朝刊
東京電力柏崎刈羽原発5号機(新潟県)の燃料集合体18体の部品が変形していた問題について、
原子力規制委員会は19日、
原発事故の国際評価尺度(INES)でレベル1に相当するとの暫定評価を公表した。
この尺度は国際原子力機関(IAEA)が定め、0〜7の8段階ある。
レベル1は「異常な事象」に相当し、程度の軽い方から2番目に当たる。
変形していたのは
燃料集合体の中心を貫く金属製の通水管「ウオーターロッド」(長さ4・2メートル、直径3・4センチ)。
18体のうち2体は通水管が燃料棒に接触していた。
規制委は「放射性物質の漏れはないが、燃料が異常な状態で原子炉に入れられていた」と分析した。
東電によると、
「チャンネルボックス」と呼ばれる金属カバーを水中に下ろして燃料集合体に取り付ける際、
通水管が変形した可能性があるとしている。
レベル1には高速増殖原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故(95年)などがある。
最悪のレベル7には、チェルノブイリ原発事故(86年)と東電福島第1原発事故(11年)がある。
【中西拓司】
ーーー
レベル1は一番下じゃありません。
下から2番目です。
東京電力は柏崎刈羽原発が再稼動できなければ電気代を上げると言っています。
小出先生は柏崎刈羽原子力発電所を「豆腐の上の原子力発電」とおっしゃっています。
豆腐の上の原子力発電所・走り出したらもう止められない12/24小出裕章氏in茨城(書き出し)
東京電力の柏崎刈羽原子力発電所なんていうのは砂丘の上に建てようとした。
「いくらなんでも砂丘の上はまずいだろう」という事で何10mも穴を掘ったけれども、
いくらやってもちゃんとした岩盤が出てこないという事でそこに建ててしまった。
昔から「豆腐の上の原子力発電所」と呼ばれていた。
そこが地震に襲われたらものすごい揺れになって、あちこちボロボロに壊れてしまった
毎日新聞 2012年12月20日 東京朝刊
東京電力柏崎刈羽原発5号機(新潟県)の燃料集合体18体の部品が変形していた問題について、
原子力規制委員会は19日、
原発事故の国際評価尺度(INES)でレベル1に相当するとの暫定評価を公表した。
この尺度は国際原子力機関(IAEA)が定め、0〜7の8段階ある。
レベル1は「異常な事象」に相当し、程度の軽い方から2番目に当たる。
変形していたのは
燃料集合体の中心を貫く金属製の通水管「ウオーターロッド」(長さ4・2メートル、直径3・4センチ)。
18体のうち2体は通水管が燃料棒に接触していた。
規制委は「放射性物質の漏れはないが、燃料が異常な状態で原子炉に入れられていた」と分析した。
東電によると、
「チャンネルボックス」と呼ばれる金属カバーを水中に下ろして燃料集合体に取り付ける際、
通水管が変形した可能性があるとしている。
レベル1には高速増殖原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故(95年)などがある。
最悪のレベル7には、チェルノブイリ原発事故(86年)と東電福島第1原発事故(11年)がある。
【中西拓司】
ーーー
レベル1は一番下じゃありません。
下から2番目です。
東京電力は柏崎刈羽原発が再稼動できなければ電気代を上げると言っています。
小出先生は柏崎刈羽原子力発電所を「豆腐の上の原子力発電」とおっしゃっています。
豆腐の上の原子力発電所・走り出したらもう止められない12/24小出裕章氏in茨城(書き出し)
東京電力の柏崎刈羽原子力発電所なんていうのは砂丘の上に建てようとした。
「いくらなんでも砂丘の上はまずいだろう」という事で何10mも穴を掘ったけれども、
いくらやってもちゃんとした岩盤が出てこないという事でそこに建ててしまった。
昔から「豆腐の上の原子力発電所」と呼ばれていた。
そこが地震に襲われたらものすごい揺れになって、あちこちボロボロに壊れてしまった
ムフフフ・・・と、馬鹿にしたように笑って「本当ですか?」
この男性アナウンサーの名前なんていうんですかぁ~?
動画はこちら↓
http://youtu.be/duu7LSd39YQ
音声
東京8区は開票直後に石原伸晃氏の当選が確実となりましたけれども、
一時は3分の2に迫るぐらいの勢いで。
山本太郎:
そうですね、僕が選挙に参加しようと思ったのが本当に締め切り間際だったんで、
この短い間の器官でこれだけの投票を得る事が出来たというのは本当にこの杉並のみなさんの意識で。
もう、政府が言っている嘘というのはみんなバレているんですよ。
メディアがいくらウソをつき続けていても分かっているという事なんですよね。
後1週間あれば、これ勝負は分からなかったと思います。
↓この失礼な男の人の名前は?(スタジオ:と書きました)

女子アナ:東京8区の山本さんですが勝ってはない…
スタジオ:山本さん、聞こえますか?
山本:どうぞ
スタジオ:7万票という得票。これぐらい取れると思ってらっしゃいましたか?
山本:いや、すみません勝つ気でやっていましたからね。
スタジオ:ウッフフフ・・・(笑)本当ですか?
山本:
ええ。
あの、笑っているようですけど、
でも今、僕が立たなきゃいけない理由というのは沢山あるんですよ。
スタジオ:うん
山本:たとえば食品の安全基準とか、1kg当たり100ベクレルじゃないですか。
スタジオ:はい。
山本:
それって、本当は事故前は放射性廃棄物と同等だったんですよね。
だからそれはメディアから流されないですよね。
「国民を内部被ばくさせ続けてどうするのか」と、
だから、メディアが続けた自公民、維新、これと一体になった刷り込みというのが、
やっぱり今回の選挙結果に出ていると思います。
スタジオ:最後に一つ
山本:その嘘というのはそのうち姿を現してくると思うんですね。
スタジオ:あの最後に一つ、これからも選挙活動を
山本:子どもを避難させて下さい。
スタジオ:これからも政治活動を続けられますか

山本:
こうやっている間にも子どもたちは刻一刻被ばくしているんで、
東日本には、広い範囲にわたって子どもたち、そして大人もそうですけれども、
避難の権利確立が必要です。
そこにいる政治家たちはいったい何をしているんでしょうか!
その国民の健康と財産を守るというのであれば、
まず最初に脱被曝、そして脱原発は当然です。
替わりの電力は火力、ガスタービンで出来るという事はもう分かってるんですから、
スタジオ:ハイ
山本:いい加減いつまで国民をだまし続けるのかという事ですよ。
スタジオ:ハイ
山本:
でも今回の結果はやっぱり受け入れて、その中からどう展開していくのか?というのが、
自公民、維新以外に入れた人たちの課題だと思います。

スタジオ:ハイ
はい、山本さんのこの得票というのは明らかにやっぱりその脱原発を求める市民の声という事ですよね。
だからこういうふうに、局所的に風は吹いているんですけれど、
全体としてみると、その風の吹き方が弱かったと。
だから未来の党もキビシイとこういう状況なんですね。
女子アナ:確認ですが、万歳はしていましたけれど、当確は石原伸晃さんに出ているという事です。
スタジオ:なんか勝ったかのような感じが(笑)確かに石原伸晃
ーーー
スタジオが太郎さんの話を早く止めさせたがっている様子がよーく解ります。
そして、ものすごく人をこ馬鹿にしたスタジオでした。
公共電波の短い時間に、遮るアナウンサーを無視して、
今の食品の安全基準が放射性廃棄物と同じ。
そして避難の権利について話して下さって、チョーかっこ良かった。(。◡ .◕)♡
(。・∀・ ハ)'`゚チ'`゚チ゚
Youtubeに画像がクリアな動画が出ていましたので、
今回からこちらを見て文字起こしします。
1:11:56
日本における被ばく隠しの黒幕
さぁ、皆さんの命を握っている人間たちの正体を暴いていかなくてはいけないんですが、
同じ今のIAEA、ICRPの仲間が福島県に入って、
放射線リスク関係アドバイザー、長たらしいわけの分からない名前をもらった連中が徘徊していますが、
放射線医学総合研究所(放医研)
日本アイソトープ協会
日本財団(笹川財団)
放射線影響研究所(放影研)
文部科学省
とは何者か?
先程の放射線医学総合研究所、放医研、それから日本アイソトープ協会、日本財団、旧笹川財団、
それから放射線影響研究所、これは千葉にありますが、それから文部科学省。
こういう連中がどうも怪しいという事はみなさんうすうすお感じになっているでしょうが、
そもそもはさっき言ったように日本放射性同位体元素協会、非常に優れていた核実験反対のためにですね、
亀井文夫監督たちと組んでいた人たちだったんですが、
1957年にですね、さっきのような時代に、
放射線医学研究所が同時に設立されます。
1957年7月
放射線の人体への影響、放射線による人体の障害の予防、診断と治療、
放射線の医学的利用に関する研究開発などの業務を総合的に行い、
放射線医学に関する科学的技術の水準の向上を図るとの名目で
放射線医学総合研究所(放医研)設立
で、武谷三男さんって皆さんご存じだと思います。
本当はノーベル賞を受けるほどの物理学者で、
かつては原子力平和利用を信じていた人ですが、「原水爆実験」とか「安全性の考え方」
それから「原子力発電」とかこういう本を書かれまして、
かつて原子力の平和利用を主張していた物理学者・武谷三男が
「原水爆実験」(1957年)、「安全性の考え方」(1967年)等を出版して、
アメリカの核実験による放射能汚染放置を批判し、
「原子力発電」(1976年)で原発の危険性を論破した。
私たちが市民運動を始めた時に、武谷さんをお呼びしてですね、講演会を何度も開きました。
武谷さんはその時、最初私が武谷さんに電話して
「武谷さん、講演会を開きたいんですが来て下さいますか?」って言ったら、
「君はどこの住民だ」っていうから、
「杉並区です」って言ったら、
ちょうど杉並区ってゴミ戦争というのがありまして、
我々杉並区民から出た大量のゴミを江東区やなんかのいわゆる下町に
どんどん送り込んで平気な顔をしている、そういう時代でしたので、
武谷さんはそういう物事の倫理というものを理解していない所には行きたくないんですね。
だから私はちょうど自分の思っている事を言いました。
「いま、むこうが、下町がゴミをみんな拒否してくれたんで、街中にゴミが散乱してみんな困っています。
私は『ざまぁみろ』と思っています」って言ったら、
「行きます」って、
それで飛んで来てくれて、私をずっと指導してくれました。
その武谷さん達と原発の危険性をどんどん論破しておりました。
しかしですね、先程のような流れの中で、
しかしすでに1954年の原子力予算さんからスタートした
政界・産業界・学界が連携した日本の原発運転再開計画は軌道に乗り、
1966年7月25日に
わが国最初の商業原子炉・東海発電所(ガス冷却式の16.1万kw)が運転を開始。
続いて1970年3月14日に、大阪万博の開会日に合わせて、
原電の敦賀原発1号機が大々的に営業運転を開始した。
もう、ついに1960年代に入りまして、茨城県東海村で1号機が運転を開始する。
そして70年にはちょうど大気汚染の時代、大阪万博が開かれたその日に合わせて、
日本原電の敦賀原発1号機が大々的に運転を開始しました。
今我々がみているニュース

真下に活断層がある。
これが1970年に動き出したんです。
まさにこれ、この原子炉は40年間ずーっと運転していて、平気だった。
このニュースを今、今月見ているわけです。
ね、分かるでしょ?どれほど狂った国か。
だけどその狂ったのはそれだけじゃない。
同年1970年11月28日に
電力会社の原子炉として最初の関西電力美浜原発1号機が運転開始。
続いて1971年3月26日に東京電力の福島第一原発1号機が運転開始。
ちょうどその年、今度は電力会社として関電の美浜1号が動き出して、
翌年この東電の福島第一原発1号機が運転を開始した。
そういう時代でした。
そしてですね、その時に、
日本放射性同位元素協会が日本アイソトープ協会というアルファベット名に代わりまして、
これから、豹変していきます。
その年、1971年8月1日に日本放射性同位元素協会が日本アイソトープ協会と改称して、
良心的な科学者を追放(パージ)して、
「放射線の有効利用」を看板に、原発推進組織に豹変し始めた。
その中心人物は東京大学総長の茅誠司ら、原子力発電推進者であった。
また放射線医学総合研究所(放医研)も原発推進組織の正体を見せ始めた。
まさに、原子力の時代をリードしていかなければいけない。
それは、先程のアメリカのAEC原子力委員会と同じ発想で、
要するに、放射能の安全論を広めって行かなければならない
そのために放射性同位元素をどんどんどんどんいろんなところに普及させる、使わせる。
そういう事をやっていけばみんな慣れてくる。
そういう形で東大総長の茅誠司らがですね、原発推進学者達が動き、
そして、このアイソトープ協会が完全な原子力推進組織に豹変して、
そして良心的な科学者は全部パージしました。
そうして、放医研も原発推進組織に豹変しはじめた。
これがちょうど福島の原発が動きだした時と全く同じです。
そして放射線の有効利用キャンペーンがどんどん広がっていく訳です。
日本は世界で飛び抜けたX線CTスキャンの検査回数を誇る異常国家です。
「放射線の有効利用」キャンペーンのため、
日本は世界で飛び抜けたX線CTスキャン(コンピューター断層撮影Comruted Tomography)の
検査回数を誇る異常国家となった。
これは、日本の医療界の病院収入を検査日が支える構図を生みだし、
医療界・医学界がほとんど、放射線・放射能の危険性を主張しなくなった。
これはお分かりと思います。
医療関係の方ならば特にわかると思うんですが、
ともかく医療界の病院収入を支えるのは、今、検査費とそれから薬代なんですね。
ここに依存するようになってきた、それがどんどんどんどん広がっていく。
これを見て下さい。
CTスキャナーの保有台数。

日本だけ異常に多いでしょ?
こういう形でみなさん、どんどん被曝させられてきている。
こういう国が日本。
だから今、これだけの福島で大変な事故が起こっているのに、
私が一番腹が立つのは医学界なんですよ。
日本の医学界が立ちあがらないでしょ?
こんな危険な状態を放置して、声明一つ出さないでしょ?
ここが外地との違いなんです。
ドイツの場合再処理工場を閉鎖させるために、先頭になって動いた人たちはお医者さん達なんです。
それで国民がどんどんどんどん変わって行ったんです。
「本当に危険なものだ」その事を教える人たちがいないんです。
だから恐ろしいんです、私はこの日本という国が。
そして先ほどの広島長崎の被爆者をモルモットにしていた、あの恐るべきABCCが、
1975年から日本に受け継がれて放射線影響研究所・放影研と名を変えます。
一方で、1946年から広島・長崎の被爆者をモルモットにして観察してきた
アメリカの原爆傷害調査委員会(ABCC)が、
1975年に日本に受け継がれて改組され、
放射線影響研究所(放影研)となった。
この時なんですが、この受け皿になったのが、厚生省の国立予防衛生研究所、予研と呼ばれる組織です。
これは歴史を調べた事のある人なら、すぐにピーンッ!とくるでしょう。
このとき、ABCCの受け皿となったのが
1948年からABCCの調査プログラムに正式に参加していた
厚生省国立予防衛生研究所(予研)であり、
予研にはなぜか、戦時中の細菌・化学戦研究のために生体解剖などをおこなった
大日本帝国陸軍“七三一部隊”の残党が大量に流れ込んでいた。
このおぞましい殺人部隊の犯罪を、細菌戦資料の提供を交換条件に、東京裁判で免責にしたのは、
戦後の米軍であった。
戦時中ですね、恐ろしい。
中国人たちを丸太と呼んでですね、人体実験をやった、
あの生物化学兵器の人体実験をやった
恐るべき組織“七三一部隊”の残党がこの予研に大量に流れ込んでいる。
そして戦後東京裁判で、この“七三一部隊”が何故裁かれないのか?といいますと、
アメリカが乗り込んできた時、“七三一部隊”の殺人の、要するに実験データを「全部よこせ」と、
「そうすればお前たちは免責してやる」ということで、
たった一人もですね、今日まで裁かれていないんです。
あの恐るべき部隊がですね。
そういう構造の中でABCCが、この日本に受け継がれてきました。
また、戦後からすぐ、広島・長崎の医学者と医者のかなりの人間が、
ABCCの調査に協力して、被爆・被曝の被害隠しに努めた。
それらの人間の後継者が、「放射線はこわくない」と言い続け、長崎大学の教授になって行った。
ですから広島・長崎の良学者と医者の良心的な人と、
一方ではですね、このABCCの調査に協力して、被害隠しに努めた人間が沢山いて、
それがですね「放射線は怖くない」と言い続け、長崎大学の教授に次々となっているという、
こういう構造です。
つづくーーー
12.20
Thu
室井祐月が片山さつきに「弱者のことは頭にないんだな」と憤る
自民党の憲法改正草案を読んだ室井佑月氏。
ある程度予想はしていたが、その予想をはるかに飛び越えた恐ろしい内容が存在するという……。
よくよく草案を読んでみると、憲法の第12条と、第13条と、第29条は、
もともと使われていた「公共の福祉」という言葉が、「公益及び公の秩序」に変わっているのだった。
ちなみに、第12条は人権保障についてで、第13条は人間の尊重について、第29条は財産権について。
「公共の福祉」と「公益及び公の秩序」では、どう違うのか?
あたしの解釈だけど、「公共の福祉」とは、集団で生きている中の道徳みたいなことじゃない?
でも、「公益」とは国の利益のことだし、「秩序」とは道徳より厳しい、
罰則もあり得る決まりのような気がする。
自民党は国の権限を大きくし、そこに生きる人々のことは軽少にしていきたいってことなのね。
そうそう、憲法第18条の、「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない」も削除したみたいだし。
とんでもねぇな、と怒っていたら、片山さつき参院議員のツイッターに、
「国民が権利は天から付与される、
義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう、
というのが私たちの基本的考え方です。国があなたに何をしてくれるか、
ではなくて国を維持するには自分に何ができるか、を皆が考えるような前文にしました!」
と書かれていた。
国のためになる人間じゃないと、生きていく価値ないってか?
この人、弱者のことはまるで頭にないんだな。
国ってそういうもんじゃないと思う。
じゃあ、結構、税金を払っている者として言わせてもらうね(片山氏の考えだとそれはありじゃん)。
片山さんよ、あんたとあたしでは、あたしの価値が上ってことでいいんだな。
だって、一国民として国の施設等はまぁおなじくらい利用していると考えて、
あたしは税金払っている側で、あんたはもらっている側だもん。
この国が良くなるために働いているとは、とても思えないしな。
※週刊朝日 2012年12月28日号
ーーー
この記事読んで、そうだ!室井さんの動画がなにのかな?って思って探したら
給食の地産地消に関して室井さんが発言しているNHKあさいちがありました。
去年の放送の様ですが、この日からなにも変わっていません。
食品基準が500から100に下がったくらいで、
100ベクレルだってとんでもない位に高いので、私は許容していません。
室井佑月:
そもそも、こんなふうになったからって安全基準をあげた訳じゃないですか、
それはおかしいですよ。
何のための安全基準値なんだって思うし。

男子アナ:
全国を対象にしたものはこれでという事で
室井:
18mだよ、18mもある子どもなんていないから、
今、線量がすごい高かったでしょ、
こんなことになっているのに福島の学校ってね、
給食で地産地消って福島の子ども達に食べさせるって言ってるの
おかしいとおもわない?

柳沢秀夫:
安全基準については一応食するものについては
室井:
でも、私はやっぱり、基準値以内の物でも大幅に外の線量が高いわけだから、
食べ物ぐらいは基準値ギリギリのものとかではなくて、

柳沢秀夫:
そういうものは子どものきちっとしているものだし、市場に出ているものだから、
一応きちっと調べた上で、大丈夫なものしか市場に出していない。

室井:
でも、本当に大丈夫なものにしてもらいたいと思うんだけど、
でもね、なんて言ったらいいのかな、全てに対してもろいんだよね、役所の仕事が。
有働由美子:
室井さんのご意見に賛否頂きました。

福島県の30代の方。
室井さん頑張れ、との母親たちの言いたい事を代弁してくれてありがとう!
聞いていて涙が出ました。
福島の母親の気持ちに寄り添ってくれた室井さん、これから応援します。
という事で、それから福島県30代の食品業界の方から、

室井さんが「福島の食品を子どもに食べさせる事」に関してご意見がありましたが、
福島の食品業界に風評被害を生む事も理解して下さい。
ということです。
室井:
私はでも、大人は、基準値を超えていないものっていうのは大人は大丈夫だと思うわけ。

柳沢秀夫:
今とにかく福島で、あの、出ている商品については、基準値を下回るものしか、
それを超えるものについては市場にはでてないし、食べる状況にもなっていないというのが一般的になっている。だから、室井さんの言っている、少しでもリスクは減らしたいという気持ちもねあるにはあると、
室井:子どもたちが
でも今出ているものが特に、その問題になっているレベルではないという事は事実だと思う
有働由美子:そのあたりも、ま、きっちりと。正しい知識を。
男性:ええ。
ーーー
自民党の憲法改正草案を読んだ室井佑月氏。
ある程度予想はしていたが、その予想をはるかに飛び越えた恐ろしい内容が存在するという……。
よくよく草案を読んでみると、憲法の第12条と、第13条と、第29条は、
もともと使われていた「公共の福祉」という言葉が、「公益及び公の秩序」に変わっているのだった。
ちなみに、第12条は人権保障についてで、第13条は人間の尊重について、第29条は財産権について。
「公共の福祉」と「公益及び公の秩序」では、どう違うのか?
あたしの解釈だけど、「公共の福祉」とは、集団で生きている中の道徳みたいなことじゃない?
でも、「公益」とは国の利益のことだし、「秩序」とは道徳より厳しい、
罰則もあり得る決まりのような気がする。
自民党は国の権限を大きくし、そこに生きる人々のことは軽少にしていきたいってことなのね。
そうそう、憲法第18条の、「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない」も削除したみたいだし。
とんでもねぇな、と怒っていたら、片山さつき参院議員のツイッターに、
「国民が権利は天から付与される、
義務は果たさなくていいと思ってしまうような天賦人権論をとるのは止めよう、
というのが私たちの基本的考え方です。国があなたに何をしてくれるか、
ではなくて国を維持するには自分に何ができるか、を皆が考えるような前文にしました!」
と書かれていた。
国のためになる人間じゃないと、生きていく価値ないってか?
この人、弱者のことはまるで頭にないんだな。
国ってそういうもんじゃないと思う。
じゃあ、結構、税金を払っている者として言わせてもらうね(片山氏の考えだとそれはありじゃん)。
片山さんよ、あんたとあたしでは、あたしの価値が上ってことでいいんだな。
だって、一国民として国の施設等はまぁおなじくらい利用していると考えて、
あたしは税金払っている側で、あんたはもらっている側だもん。
この国が良くなるために働いているとは、とても思えないしな。
※週刊朝日 2012年12月28日号
ーーー
この記事読んで、そうだ!室井さんの動画がなにのかな?って思って探したら
給食の地産地消に関して室井さんが発言しているNHKあさいちがありました。
去年の放送の様ですが、この日からなにも変わっていません。
食品基準が500から100に下がったくらいで、
100ベクレルだってとんでもない位に高いので、私は許容していません。
室井佑月:
そもそも、こんなふうになったからって安全基準をあげた訳じゃないですか、
それはおかしいですよ。
何のための安全基準値なんだって思うし。

男子アナ:
全国を対象にしたものはこれでという事で
室井:
18mだよ、18mもある子どもなんていないから、
今、線量がすごい高かったでしょ、
こんなことになっているのに福島の学校ってね、
給食で地産地消って福島の子ども達に食べさせるって言ってるの
おかしいとおもわない?

柳沢秀夫:
安全基準については一応食するものについては
室井:
でも、私はやっぱり、基準値以内の物でも大幅に外の線量が高いわけだから、
食べ物ぐらいは基準値ギリギリのものとかではなくて、

柳沢秀夫:
そういうものは子どものきちっとしているものだし、市場に出ているものだから、
一応きちっと調べた上で、大丈夫なものしか市場に出していない。

室井:
でも、本当に大丈夫なものにしてもらいたいと思うんだけど、
でもね、なんて言ったらいいのかな、全てに対してもろいんだよね、役所の仕事が。
有働由美子:
室井さんのご意見に賛否頂きました。

福島県の30代の方。
室井さん頑張れ、との母親たちの言いたい事を代弁してくれてありがとう!
聞いていて涙が出ました。
福島の母親の気持ちに寄り添ってくれた室井さん、これから応援します。
という事で、それから福島県30代の食品業界の方から、

室井さんが「福島の食品を子どもに食べさせる事」に関してご意見がありましたが、
福島の食品業界に風評被害を生む事も理解して下さい。
ということです。
室井:
私はでも、大人は、基準値を超えていないものっていうのは大人は大丈夫だと思うわけ。

柳沢秀夫:
今とにかく福島で、あの、出ている商品については、基準値を下回るものしか、
それを超えるものについては市場にはでてないし、食べる状況にもなっていないというのが一般的になっている。だから、室井さんの言っている、少しでもリスクは減らしたいという気持ちもねあるにはあると、
室井:子どもたちが
でも今出ているものが特に、その問題になっているレベルではないという事は事実だと思う
有働由美子:そのあたりも、ま、きっちりと。正しい知識を。
男性:ええ。
ーーー
自民党が圧勝した衆院選挙。
気になる改憲問題に関しての部分のお話を文字起こししました。
FFTV特集 自主的避難の賠償問題より
サフランの福田健治弁護士 堀田千栄子さん
自民党の憲法改憲案
堀田:
自民党になっちゃったじゃないですか、
今年の夏ごろに自民党の憲法改憲案が出て、私的には人権とかひどいなと思ったんですけれど
まだあれをそのまま出しているという状態なんですけど、
どうなんですかね?改憲案とかって
福田:結構恐ろしいと思うんですね。
堀田:やっぱり
福田:
「やっぱり」じゃなくて、本当に恐ろしいと思います。
で、憲法を変えるためには、今のルールだと衆議院でも参議院でも3分の2の賛成がないと、
今すぐ変えられるという事はないんです。
ただその、まずは「3分の2ないと変えられない」という所をまずは改正して、過半数で変えると。
その次に中身を変えるという事をすでに安倍さんが言いだしていますので、
特に次の参議院選が、今日の後具体的に改選するという事が、
具体的な話しとして、政治の議論に上ってくるという事があり得るという状況になっていますね。
堀田:相当あり得ますよね
福田:はい
堀田:
ここはだから、さっきも参院選を頑張るしかないみたいな事を言ってたんだけど、
あのね、こんなこと言ったらダメなんだけど、頑張った結果ダメだったら、
結構まっしぐらですかね、改憲に。
福田:
分からないですね、もちろん改憲するには国民投票というのがいりますので、
国民の大多数の人々がそれがおかしいと思っていれば、それで改憲出来ないという事で、
本当に地道に、今回の自民党の改憲案というものがどこがおかしいのか?と、
今まで憲法というのは、「国は勝手に人々の権利を侵害してはいけないんですよ」という事を決めてきた
一番基本になるものなんですが、
自民党の改憲案というのは「そこをまず変えよう」としていると。
国が、あれやっちゃいけないこれやっちゃいけないという事を、ものすごく簡単に認めようという事で、
憲法を今改正しようとしている。
その事を本当に多くの人に知ってもらわなくちゃいけないと思っています。
堀田:
そうですね、ちょっとなんか今日やる自主的非難や賠償の問題、今回の福島の事故の問題、
もちろん原発そのものについてもなんだけれども、
やっぱり「人権の問題」である部分が結構あるのかな、と思っていて、
そういう事ももうないがしろになって行ってしまのかな?みたいなね、その改憲って。
福田:
私が怖いなと思っているのは、もちろん原発をどうするのか、
たとえば避難の問題をどうするのかという事があるとおもうんですけれども、
それを私たちから見てもきちんと語るためのスペース、
あるいは場というものが必要なんじゃないかと思うんです。
それがあって、はじめて、私たちが何かを変えるために行動を起こしてみんなに訴え、
政策を変えていけるということがあるとおもうんですね。
いろんな最近、きな臭い動きがあって、
たとえば私は事件としてやったんですけれども、
11月11日に反原連が日比谷公園をスタート地点にしてデモをやろうと思ったら、
東京都が「それはまかりならん」と。「反原連なんか、なにが来るか分からないじゃないか」と、
日比谷公園が大混乱するという理由で、それを使っちゃいけませんよという事で、
結局あの時私は裁判までやりましたけれども、あの時はデモはできなかった訳ですよね。
今、最近になって関西の大阪の方で、
「がれきの受け入れ反対」という事で、大阪の駅の周辺でですね、
活動していらっしゃった下地先生が、逮捕されたと。
こういういろいろな、要するに政府の政策に対して反対の意見を言う人たちに対して、
そもそもそういう事を「言う事自体を規制する」と。
言って議論をするんじゃなくて、「言っちゃダメだ」と、「言う機会を減らすんだ」と。
で、そのことを本当に簡単にするのが、あの自民党の改憲案だと思うんです。
堀田:おぉぉぉ・・おそろしい
福田:
「表現の自由」のところに、
なんで「基本的人権が一番尊重されなければいけない」というふうに書いてあったはずの基本的人権の部分に、
公益目的、あるいは公の秩序が理由であればそれは制約できますよという事を、
真っ向から書こうとしている訳ですよね。
堀田:基本的人権よりもそういった事の方が上に行っちゃう
福田:
「公益」っていくらでも理由を付ける事が出来るわけですよ。
で、今の憲法にあるこれまでのね、
「他の人の権利を侵害しない限りはきちんと権利を行使していいですよ」という考え方を真っ向から変えて、
「公益目的だったら権利を制約できる」
そういうふうに憲法そのものを変えて、人々が何か政府に異議申し立てをすること自体を弾圧していくと、
そういう…まァ、まさに今、準備をしようとしているのかなということをですね、
ここから先、まさに選挙(参議院選)もありますけれども、
皆さんにより多くの人々に知ってもらわなければいけないのかなと、
堀田:
そうですね、これはもう本当に大きな問題ですので、
私たちこのFFTVは原発であったりとか、福島の健康の問題といったところではあるんですけれど、
やっぱり、一番ベースになっている部分は憲法であったりするのかと。
普段は見えないけれども、実は憲法で守られているんだという事を、
またあらためてみんなに知ってもらわなければいけないんですかね?
福田:いや、FFTVが出来るのは、表現の自由があるからなんです。
堀田:そうなんですと、だからこれもねww
福田:
こんなね、政府の政策が「おかしい、おかしい」というテレビがいまインターネットで自由にできるのは
それは「表現の自由」があるからなんですよ。
堀田:
だからね、16日はね、もうIWJさんも言ってたけれど、
「私たちもできなくなるかも」って言う話をしてたの。
本当に、だからそういう事も含めてね、いろんな人に発信していけるように、
サフランTVでもいろいろとやって下さい
福田:はい。ありがとうございます、サフランTVの宣伝までしていただいて。
ーー文字起こしはここまでーー
ここからは自主的非難と賠償の問題ーーについて、
8分14秒からになります。
昨年12月までの賠償の現状。
賠償問題に関して東京電力が新しく出した書類上の問題など、
賠償請求の書類を出す前の注意点を話されています。
大切なお話をされていますので、福島の方は必見だと思います。
28:16~現状の話 福田弁護士
賠償額に関して、重要な部分の要旨
最終的にだれがどう払うかは加害者である東京電力が勝手に一方的に決めた。
子ども妊婦は12万円(こども8万円+大人4万円)
大人4万円、以上打ち切りという内容。
加害者である東京電力が決めた基準で、8月まで。
何で8月までなのかが分からない。
月10万円の慰謝料を8月末で打ち切ると審査会が決めたから東電も8月にしたのではないか?
線量の現状は変わらないのに区切られている現状。
37:16
賠償の対象者の方に東電が作った請求書がいま届き始めている。
この請求書に書いてある内容に同意します(12万円、4万円)。と書いてある。
同意しましすという事はこれ以降が請求できなくなる。
東京電力は何も説明なしに同意したと取られるような文言を書いている。
気がつかないようにこっそり書いてある。
東京電力のやり方が如何に姑息か。
この請求書を東京電力に出したら問題になるかもしれない。
賠償金をすぐに欲しい方は
東京電力のこの文言を消して訂正印を押して控えのコピーを取った上で送って下さい。
東京電力のこのやり方はおかしいので抗議文を出します。
加害者が一方的に基準を決めて、
加害者がこれ以上請求できませんという文言をこっそり入れているという問題が起きている。
東京電力に丸投げ状態になっている。
今東京電力基準に基づいて賠償を進めている。
ーーー
などです。
賠償請求に関しての部分は文字起こしではありませんので、詳しくは動画をご覧ください。
続きを読む
気になる改憲問題に関しての部分のお話を文字起こししました。
FFTV特集 自主的避難の賠償問題より
サフランの福田健治弁護士 堀田千栄子さん
自民党の憲法改憲案
堀田:
自民党になっちゃったじゃないですか、
今年の夏ごろに自民党の憲法改憲案が出て、私的には人権とかひどいなと思ったんですけれど
まだあれをそのまま出しているという状態なんですけど、
どうなんですかね?改憲案とかって
福田:結構恐ろしいと思うんですね。
堀田:やっぱり
福田:
「やっぱり」じゃなくて、本当に恐ろしいと思います。
で、憲法を変えるためには、今のルールだと衆議院でも参議院でも3分の2の賛成がないと、
今すぐ変えられるという事はないんです。
ただその、まずは「3分の2ないと変えられない」という所をまずは改正して、過半数で変えると。
その次に中身を変えるという事をすでに安倍さんが言いだしていますので、
特に次の参議院選が、今日の後具体的に改選するという事が、
具体的な話しとして、政治の議論に上ってくるという事があり得るという状況になっていますね。
堀田:相当あり得ますよね
福田:はい
堀田:
ここはだから、さっきも参院選を頑張るしかないみたいな事を言ってたんだけど、
あのね、こんなこと言ったらダメなんだけど、頑張った結果ダメだったら、
結構まっしぐらですかね、改憲に。
福田:
分からないですね、もちろん改憲するには国民投票というのがいりますので、
国民の大多数の人々がそれがおかしいと思っていれば、それで改憲出来ないという事で、
本当に地道に、今回の自民党の改憲案というものがどこがおかしいのか?と、
今まで憲法というのは、「国は勝手に人々の権利を侵害してはいけないんですよ」という事を決めてきた
一番基本になるものなんですが、
自民党の改憲案というのは「そこをまず変えよう」としていると。
国が、あれやっちゃいけないこれやっちゃいけないという事を、ものすごく簡単に認めようという事で、
憲法を今改正しようとしている。
その事を本当に多くの人に知ってもらわなくちゃいけないと思っています。
堀田:
そうですね、ちょっとなんか今日やる自主的非難や賠償の問題、今回の福島の事故の問題、
もちろん原発そのものについてもなんだけれども、
やっぱり「人権の問題」である部分が結構あるのかな、と思っていて、
そういう事ももうないがしろになって行ってしまのかな?みたいなね、その改憲って。
福田:
私が怖いなと思っているのは、もちろん原発をどうするのか、
たとえば避難の問題をどうするのかという事があるとおもうんですけれども、
それを私たちから見てもきちんと語るためのスペース、
あるいは場というものが必要なんじゃないかと思うんです。
それがあって、はじめて、私たちが何かを変えるために行動を起こしてみんなに訴え、
政策を変えていけるということがあるとおもうんですね。
いろんな最近、きな臭い動きがあって、
たとえば私は事件としてやったんですけれども、
11月11日に反原連が日比谷公園をスタート地点にしてデモをやろうと思ったら、
東京都が「それはまかりならん」と。「反原連なんか、なにが来るか分からないじゃないか」と、
日比谷公園が大混乱するという理由で、それを使っちゃいけませんよという事で、
結局あの時私は裁判までやりましたけれども、あの時はデモはできなかった訳ですよね。
今、最近になって関西の大阪の方で、
「がれきの受け入れ反対」という事で、大阪の駅の周辺でですね、
活動していらっしゃった下地先生が、逮捕されたと。
こういういろいろな、要するに政府の政策に対して反対の意見を言う人たちに対して、
そもそもそういう事を「言う事自体を規制する」と。
言って議論をするんじゃなくて、「言っちゃダメだ」と、「言う機会を減らすんだ」と。
で、そのことを本当に簡単にするのが、あの自民党の改憲案だと思うんです。
堀田:おぉぉぉ・・おそろしい
福田:
「表現の自由」のところに、
なんで「基本的人権が一番尊重されなければいけない」というふうに書いてあったはずの基本的人権の部分に、
公益目的、あるいは公の秩序が理由であればそれは制約できますよという事を、
真っ向から書こうとしている訳ですよね。
堀田:基本的人権よりもそういった事の方が上に行っちゃう
福田:
「公益」っていくらでも理由を付ける事が出来るわけですよ。
で、今の憲法にあるこれまでのね、
「他の人の権利を侵害しない限りはきちんと権利を行使していいですよ」という考え方を真っ向から変えて、
「公益目的だったら権利を制約できる」
そういうふうに憲法そのものを変えて、人々が何か政府に異議申し立てをすること自体を弾圧していくと、
そういう…まァ、まさに今、準備をしようとしているのかなということをですね、
ここから先、まさに選挙(参議院選)もありますけれども、
皆さんにより多くの人々に知ってもらわなければいけないのかなと、
堀田:
そうですね、これはもう本当に大きな問題ですので、
私たちこのFFTVは原発であったりとか、福島の健康の問題といったところではあるんですけれど、
やっぱり、一番ベースになっている部分は憲法であったりするのかと。
普段は見えないけれども、実は憲法で守られているんだという事を、
またあらためてみんなに知ってもらわなければいけないんですかね?
福田:いや、FFTVが出来るのは、表現の自由があるからなんです。
堀田:そうなんですと、だからこれもねww
福田:
こんなね、政府の政策が「おかしい、おかしい」というテレビがいまインターネットで自由にできるのは
それは「表現の自由」があるからなんですよ。
堀田:
だからね、16日はね、もうIWJさんも言ってたけれど、
「私たちもできなくなるかも」って言う話をしてたの。
本当に、だからそういう事も含めてね、いろんな人に発信していけるように、
サフランTVでもいろいろとやって下さい
福田:はい。ありがとうございます、サフランTVの宣伝までしていただいて。
ーー文字起こしはここまでーー
ここからは自主的非難と賠償の問題ーーについて、
8分14秒からになります。
昨年12月までの賠償の現状。
賠償問題に関して東京電力が新しく出した書類上の問題など、
賠償請求の書類を出す前の注意点を話されています。
大切なお話をされていますので、福島の方は必見だと思います。
28:16~現状の話 福田弁護士
賠償額に関して、重要な部分の要旨
最終的にだれがどう払うかは加害者である東京電力が勝手に一方的に決めた。
子ども妊婦は12万円(こども8万円+大人4万円)
大人4万円、以上打ち切りという内容。
加害者である東京電力が決めた基準で、8月まで。
何で8月までなのかが分からない。
月10万円の慰謝料を8月末で打ち切ると審査会が決めたから東電も8月にしたのではないか?
線量の現状は変わらないのに区切られている現状。
37:16
賠償の対象者の方に東電が作った請求書がいま届き始めている。
この請求書に書いてある内容に同意します(12万円、4万円)。と書いてある。
同意しましすという事はこれ以降が請求できなくなる。
東京電力は何も説明なしに同意したと取られるような文言を書いている。
気がつかないようにこっそり書いてある。
東京電力のやり方が如何に姑息か。
この請求書を東京電力に出したら問題になるかもしれない。
賠償金をすぐに欲しい方は
東京電力のこの文言を消して訂正印を押して控えのコピーを取った上で送って下さい。
東京電力のこのやり方はおかしいので抗議文を出します。
加害者が一方的に基準を決めて、
加害者がこれ以上請求できませんという文言をこっそり入れているという問題が起きている。
東京電力に丸投げ状態になっている。
今東京電力基準に基づいて賠償を進めている。
ーーー
などです。
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原子力産業とは核兵器産業である
さて、これでお分かりのとおり原子力産業というのは核兵器産業として、こうして生まれました。
これが我々の時代にどうなのか?と言いますと、
1986年のソ連のチェルノブイリの事故が起こってからですね、
彼らの正体が改めて暴露されていきます。
それはですね、当時ドイツは東西に分裂していました。
西である日交通事故が起こった、
それで警察がそのトラックを調べてみるとですね、
なんとそこに核物質、ウランやプルトニウムが積まれていた。
軍事組織IAEAの正体が露骨に表面化したのは、チェルノブイリ原発事故の時からであった。
1987~88に掛けて、西ドイツの交通事故から奇妙な事件が発覚した。
核物質を輸送していたトラックが横転し、警察が積み荷を調べたところ、
輸送許可されていない核物質が国境を越えて運ばれていた事が発覚した。
「いったいなんだ?」ということで、大変な核スキャンダルが起こります。

これはどういう事件か?と言いますとね、
西ドイツの核物質、つまり原子力の平和産業、電力会社達と組んでそれを原子力の平和産業の中で出てくる、
ちょうど日本で言えば、青森県の六ヶ所村の様なそういう組織ですけれど、
化学会社ヌーケムという所がありまして、そこがですよ、
西側がテロ国家だと言っている3カ国に
自分たちで原爆材料ののウランやプルトニウムを密輸していたんです。
さらに関係者を追及すると、西ドイツの核物質を扱う化学会社ヌーケムが、
西側がテロ国家と非難するパキスタン、スーダン、リビアの3カ国に
原爆材料のウランやプルトニウムを密輸し、
週百万マルクの大金が動いていたという悪事が明るみに出た。
1マルク=80円として、数億円にのぼる核物質の密売であった。
分かるでしょ?意味。
今の北朝鮮と同じなんですよ。
北朝鮮と安倍晋三が組んでいるのと同じなんです。
死の商人というのはそういうものなんです。
両方でけんかしていたら両方とも儲かる、軍部が儲かる、そういう構造です。
今、全く同じです。
なんでこんな選挙がね、日本で、韓国でも選挙がおこなわれているのに。
北朝鮮がどうしてあんなものを打ち上げなきゃいけないんですか?
お互いに得をするんです。
安倍晋三も、北朝鮮の軍部も。
そういう呼吸がある。そういうのを昔から死の商人というんです。
右も左もないんです。
「殺す」その目的のために大砲をつくる、それはどっちにも潤う。
両方が潤わないと戦争はできませんから。
そういう事をやっている。
こういう事をやってきたのがバレたんですね。
それの主人公がIAEAだったんです。
信じられないでしょうが、これはドイツのシュテロンが素晴らしい解析を全部やりました。
わかるでしょ?
ここの男の手と手の間にドイツの紙幣マルクが渡されています。
後ろに原爆の核爆発の写真があるでしょ?
この写真のこの表紙はよくできているんです。
良いですか?今右下にIAEAの組織のマークが入っているでしょ?
よく見て下さい、これが原子力の平和利用のマークです。

このカフスボタンがちゃんと平和利用になっています。
わかるでしょ?
こういう事をやるのがジャーナリストなんです。
今の日本にジャーナリストなんていませんよ!
マスメディアしかない。
メディアというのは、ただ政府や電力会社の言う事を書けば、それはメディアね。
印刷媒体でしか意味がないんです。
ここにいらっしゃるIWJやアワープラネットTV、この人達はジャーナリズム。
ね、わかります?
この違いを我々は分からない。
この会場の外にいる人達はみんな分からない。
どこか変なところに投票しようとしたりするからおかしくなる。
こういうジャーナリズムがあると、国はどんどん変わっていくんです。
だからドイツ人はどんどん変われる。
日本は変わり様がない、この恐ろしい国はね。
だから我々は必死になって叫ぶわけです、こうやって。
わかるでしょ?
これを原子力の平和利用をやっていた連中がやってたんですよ。
電力会社中心の企業ですよ。
その中で、大変な…
当時の写真が私の家の中のどこかにあるんですが、今ちょっと出てこないんですが、
ちょうど暴露された時、ルドルフ・ロメッチという男が出てくるんですが、
自家用車でプルトニウムを運んでいたんですよね。
自家用車ですよ、それでプルトニウムを積んでいて、
ドイツで捕まって大スキャンダルになるんですけれど、
この輸送事件に関与したスイス人のルドルフ・ロメッチは、
自家用車でプルトニウムを運んでいたことが暴露され、
ドイツで大スキャンダルとなった。
ロメッチは、核拡散を防止する国際原子力機関(IAEA)の幹部であり、
チェルノブイリ事故直後にその原因を議論したIAEA総会で議長を務めて、
被ばくを隠蔽し、我が国の科学技術庁とも親しく、来日して講演した人物であった。
この男がIAEAの最高幹部で、チェルノブイリの原発事故を調査した
IAEA総会の議長をつとめているんです。
信じられないでしょ?
ところがその直後この男は日本にやってきまして、
我々が当時の科学技術庁とけんかしている中で、科学技術庁の後援会でしゃべってましたよ。
私が「あいつだ、あいつ!」って言っても誰も信じないんですよ。
「こいつなんだよ!」って言っても誰も分かんない。
日本にはもう、本当のジャーナリズムはいませんでしたからね。
そうしてこのチェルノブイリ事故のIAEA総会が「原発事故は終わった」という結論を出して、
国際的な宣言セレモニーになった。
チェルノブイリ事故直後のIAEA総会が、
事実上の「原発事故の被害は終わった」という国際的な宣言セレモニーとなった
しかしね、それだけじゃ終わりません。
ベラルーシで非常に勇気のあるバンダジェフスキーという人がですね、
被爆者をダーーッと調べまして、
この人がセシウム心筋症。
つまり、今日本で議論されている「放射能の被害の一番怖いのは癌や白血病だけである」
そういう考えが皆さん頭の中に刷り込まれていますが、
そうじゃなくて、このバンダジェフスキーという人が明らかにしたのは、
「セシウム心筋症」で、
心筋症というのは心臓の筋肉、そこがおかしくなる。こういうことを明らかにしたんですけれど、
それは何が大事か?って言うとですね、
セシウム137、あれは身体に入って、そして筋肉に入るんです。
皆さん今そこにずーっと座っていらっしゃっても、必ず呼吸をしています。
そして心臓が動いています。
心臓が動いていなければ死んじゃいます。
寝ててもですね、肺は呼吸しています。心臓は血液をずーーっと送っています。
という事は、心臓は肺というのは筋肉の塊なんです。
ずーっと運動している。
そこにセシウムは濃縮していくんです。
その事をバンダジェフスキーは、非常に大事なことを明らかにしましたので、
それからですね、バンダジェフスキーはすぐに汚職容疑で逮捕されまして、
そして2001年、物的証拠が一切ないのに、8年の強制労働の刑を言い渡される。
その後もIAEAは、
チェルノブイリ原発事故による健康被害は極めて限られているという結論を振りまいた。
そして、
ベラルーシ・ゴメリ医科大学初代学長の病理解剖学者ユーリ・バンダジェフスキーが明らかにした
「突然死と放射性物質の体内摂取の因果関係(セシウム心筋症)」という
明白な医学的事実を発表した直後、
バンダジェフスキーを汚職容疑で逮捕し、
2001年に物的証拠が一切無しで8年の強制労働の刑を言い渡した。
さらに国際的な連携で行ったデータ捏造によって、彼の科学的事実を闇に葬った。
それをヨーロッパの科学者たち、心ある人たち、あるいはロシアの心ある学者たちが、
何とか救出しようという事で、救出活動を展開して、今もやっている、そういう状況です。
そして、彼らに対して、バンダジェフスキーに対して、
IAEAの幹部たちは猛烈な攻撃を加えて、
そして彼の明らかにした科学的事実を闇に葬った。そういうことです。
さて、先程の西ドイツの大スキャンダルで明らかになったあの会社から、
プルトニウムを輸入してきた。
それがですね、おととしの忘れもしない8月1日だったと思いますが、
いわき市でプルサーマル反対の講演会をやりました。
それがこれなんです。
しかもこの核物質の密売を行っていたヨーロッパの核燃料製造会社から、
プルトニウム(爆発した福島第一原発3号機プルサーマル用のMOX燃料)を輸入してきたのが、
東京電力・関西電旅行などの日本の電力会社だった。
福島第一3号機で、プルトニウムをね、プルサーマル用のMOX燃料、
それをつくっていたのが同じ会社なんです。
そこから買いこんできたのが東京電力や関西電力なんです。
日本の電力会社。
こういう構造なんです。
ですから、福島第二原発のある楢葉町、あそこから去年、モリタさんという方と去年お会いした時、
モリタさんと夜講演会の後に飲んだどきに、モリタさんがふとこんなことを言ったんです。
「福島第一のあの爆発した建物を見ると、私は広島のあの原爆ドームを思い出すんだよ」って。
私はその時ドキッとしましてね、
「モリタさんはなんて鋭いんだろう」と思いました。

その意味はわかるでしょ?これね。
これは原爆と同じ臨界前の原爆と同じ形でぶっ飛んだ。
それがね、福島第一の3号機の爆発。
14日に起こった出来事なんです。
まさにそうなんです。
というのは、こういう原子力というのは暴走をする、実験をアメリカでもやってきましたけれど、
その時の記録写真をちょっと追っていきます。

これが起こったのが福島第一3号機、原子炉をおおう。
それが使用済みの核燃料プールで起こった。
これが福島の凄まじい原爆の再来になっているということです。
原爆と原発は双子の悪魔だった
お分かりになっていると思いますが、原爆と原発は原理的にもそうですが、
双子の悪魔、こういう状況。
これがいままで私たちを騙してきた問題なんです。
ほんとうはいろんな、IAEAが持っておりダブルスタンドという問題をお話したいのですが、
ちょっと時間の関係でね、
簡単に、チョットだけ言ってもみなさんお分かりと思いますが
新聞やなんかに出てくるIAEAが必ず批判するのは、
イランでしょ、それから北朝鮮でしょ、
それ以外は非難しないでしょ?おかしいと思いませんか?
日本の青森県六ケ所村、これ何にも非難しないでしょ?
おかしいでしょ?
イランに対するイスラエルが原爆を持っている、大量に持っているという事は、
国際的には誰でもが知っているのに非難された事は一度もないでしょ?
要するにダブルスタンダードであって、
自分たちの仲間だけは核兵器を持っていいんだと。
原爆を持っていいんです。
その相手側のちょっと嫌いな奴には、そいつらには絶対に兵器を持たせない。
ところが火を付ける。
じゃあ、プルサーマルともんじゅと六ヶ所再処理工場はどんな関係にあるのか?
簡単に言います。時間が無いのでね。
プルサーマル計画
高速増殖炉もんじゅ
六ヶ所再処理工場
不可解な三角プロジェクトの謎
ようするに今の原子力発電に使われている中性子でですね、中性子をぶつけて、
こうやって核分裂を行わせるんですけれど、
ただし軽水炉では水が中性子を吸収するので、
核分裂の効果を高めて臨界状態を維持できるようにするには、
ウラン235の濃度を数パーセントまで濃縮した燃料を使う必要がある。
さてそこに高速増殖炉というものがあって、
今度は水を使わない、液体ナトリウムというのを使ってですね、
高速のままウラン238を核分裂をしないものにぶつける。
そうするとどうなるか?というと、
核分裂をしない、これが1個中性子を吸収するので238が239になる。

つまりプルトニウムが生まれる。
これがまた核分裂をするわけです。
だからもんじゅの中はこういう構造をしていまして、
プルトニウムをある程度含んだMOX燃料。
福島第一3号機とまったく同じMOX燃料を入れてですね、
ここに使用済み核燃料から取り出した、
60%の核分裂性プルトニウムにウランを混合した燃料。こういう構造を持ってて、
そのまわりにですね、核分裂をしないブランケットというもので、要するに外側を包んで、
こういう反応を起こさないとここのウラン238が中性子を吸収して、
大量にですね、核分裂性のプルトニウムが出来る。

だから構造的に言いますと、239,271ね、
これが高速増殖炉なんです、炉心と外側のブランケット

見て下さい62%が98%になる。
核分裂性のものがですよ、プルトニウムが。
核兵器が93%で良いんですから、98%のものが出来る。
これが欲しいのがいまの安倍晋三たちなんです。
だから、どうしてもあの連中は原子力を続けていきたい。
日本で高速増殖炉もんじゅを続けていきたい。
そのために六ヶ所村の再処理工場と、
全国で日本中の人間を騙すためのプルサーマルというのをやっていきたい。
こうして全国の原子炉で生まれた使用済み核燃料が、六ヶ所再処理工場に送られ、
純度60%のプルトニウム239が抽出される。
次にこれが高速増殖炉もんじゅにMOX燃料として装備され、
ブランケットで純度98%のプルトニウム239が生まれる。
つまり、高速増殖炉は文字通り原爆用プルトニウム増殖炉である。
というのがいまの日本の現状です。
この話は少し長くなるので、ここまでにしておきますが、
つづくーーー
動画はこちら↓
<1> 原子力マフィアによる被ばく強制の歴史“IAEAとICRP”
12/14広瀬隆氏郡山(内容書き出し)
12.19
Wed
私は12年前にこの核実験場へ行きました。
今も立ち入り禁止の立て札があります。
ラスベガスから、ずーーっと砂漠の中を車で行くと、120kmも行くとあります。

まだ若いでしょ、私。12年前です。
最終処分場の候補地ヤッカ・マウンテンやユッカ・マウンテンといわれるところです。
今最終処分場、福島県内で言えば皆さんは中間貯蔵施設でですね、永久になるかもしれない、
あの貯蔵施設と同じなんです。
あれはね、絶対に中間貯蔵じゃないですから。
福島県内の汚染物質を集めた場所、それは永久貯蔵施設になります。
戦後7年目 南太平洋の空が燃え上がり
もう一回1950年代の大変な時代に戻りますと、
戦後7年目、新たな時代を迎えます。
南太平洋の空が燃え上がります。それはなにかというと、
これです。

こんどは桁違いの事を始める。
人類最初の水素爆弾
今までは原爆なんですが、これからは水爆の時代が1952年はじまりました。
だから、1000倍規模の話。100倍~1000倍のものですね。
ところが翌年ソ連がやはり水爆実験に成功します。
そういう状況の中で、アメリカは何とかしなければいけない。ということで、
翌1953年8月12日
ソ連がシベリアで初の水爆実験に成功。
これを受けて1953年12月8日
アメリカのアイゼンハワー大統領が国連総会演説で、原子力の平和利用(Atoms-for-Peace)を宣言し、
国際機関の創設を提唱した。→原子力発電の時代へ
ここから原子力発電の時代に入っていく訳ですが、
要するにこれはどうしてこんなことが行われるのか、今の流れを見ていけば皆様もお分かりのとおり、
原子力の軍事利用を隠すために生まれたのが「原子力の平和利用」演説であった。
これから人類が騙されていく
2発目の水爆
1954年3月1日
マーシャル諸島ビキニ環礁でBravoの水爆実験
これですね、凄まじいんですけれど、

これは我々はちょっと想像が出来ない。
これ、キノコ雲が100kmという直径ですからね。
さっきの原爆とはケタが違います。
きのこ雲の直径が100kmですよ、東京駅から富士山ぐらいまで。
その時ですね、ちょうど
現地ロンゲラップ島の住民が大量に被爆・被曝した。
巨大なキノコ雲が空に立ちのぼった時、
静岡県焼津漁港所属のマグロ漁船「第五福竜丸」が南太平洋に遠洋出漁中で、
マーシャル諸島ビキニ環礁東方130キロメートルの海上の近い距離にあって被爆・被曝。
大量の被ばくです。
広島・長崎と同じように直接の閃光もあったし、それから死の灰も浴びました。
この時に日本人が巻き込まれるという事件が起こった。
マグロ漁船の第五福竜丸がそのすぐ近くで、被ばくをしました。
第五福竜丸の位置を地図で書いて見ますとこういう事になります。

これぐらいの距離ですからね、
この第五福竜丸の船員たちは、直接の被ばくも受け、そして彼らの言った言葉によりますと、
「太陽が二つあった」というようなそういう閃光を浴びながら、
そして同時に大量の死の灰を浴びたと。
広島原爆1000倍の爆発力ですから、ここで水爆が爆発
これぐらいの範囲ですね、死の灰が。
この範囲が日本列島と比べると、このぐらいの距離です。

こうしてですね、この大事件が起こったんですが、しばらくして分かったんですね。
それは3月1日に実験が行われましたから、
1954年3月16日
読売新聞が第五福竜丸の水爆放射能被災ニュースをスクープ。
この日、東京築地の魚河岸で、
第五福竜丸から水揚げされたマグロから郷土の放射能を検出し、破棄された。
以後、東京と大阪の中央魚市場で多数の魚から放射能汚染が発見され、水爆マグロの恐怖が広がる。
広大な範囲が「漁業危険海域」に指定され、
そこに出漁した漁船の水揚げ魚が検査され、
実際に汚染が発見された漁船は683隻、廃棄された魚は457トンに達した。
私はこの事件を記憶しているんです。幼いながらもですね、
いわゆる放射能マグロという事件が起こりまして、
そして、水爆マグロの恐怖が日本全土に広がりまして、
当時、この第五福竜丸だけではなく、
水爆実験当時、ビキニ環礁周辺の海域で操業していた船だけで800隻以上あり、
のち、この汚染船の数はさらに増え、900隻前後であるとされる。
魚の小差分析からは、内臓の汚染が顕著であることが判明。
日本人の主なタンパク源である水産物全体に対して恐怖心を呼んだ。
食卓が警戒心と拒否反応を起こし、
魚価が半値以下に暴落して、水産業だけでなく、飲食店に大損害を与えた。
その影響は長期間に及び、マグロ漁業は壊滅的とも言える被害を受けた。
900隻もその時海洋に出ていた訳で、それがどんどん陸揚げされる。
測るとどんどんカウンターがワーッと上がる。
そして日本人全体が魚を買わなくなるというそういう時代でした。
じゃあ、この時日本人全体がどういう状態であったかというと、
日本にも放射線のいろいろな研究組織が誕生してくるんですが、
この頃はまだ日本人の意識はですね「被爆国」
「広島長崎でアメリカにやられた」という意識が非常に強かったものですから、
ICRPと並行して日本にも各種の放射線研究組織が誕生した。
戦後のの本は被爆国であったため、
1951年5月1日、
九電力体制発足と同じ日に、日本放射性同位体元素協会が設立され、
のち“原水爆実験反対運動”の先駆者として活躍し、全世界に先駆けて放射能の危険性を告発した。
この人達は非常に優れていまして、日本人を守ろうという事で放射能の研究に立ちあがるんですね。
で、ちょうど福島と杉並の太郎さん達が連携しているのと同じような形で、
1945年5月9日
東京都杉並区の主婦が中心となって原水爆禁止のための杉並協議会を結成し、
原水爆反対の巨大な署名運動が始める。
特に、福島県原町(現・南相馬市)生まれの亀井文夫監督が、
1957年にドキュメンタリー映画「世界は恐怖する 死の灰の正体」を製作し、
そこに日本の良心的な科学者が続々と登場した。
この映画の中にさきほどの日本放射性同位体元素協会の良心的な科学者が次々と登場して、
我々に教えてくれたんです。
「放射能がどんなに怖いものであるか」という事を語ってくれました。
ところがそういう時代の中でですね、ソ連が今度は原子力を発電に使うという事でスタートしまして、
1954年6月27日
ソ連が世界最初の原子力発電をおぷ人すく原子力発電所で開始した(電気出力5000kw)。
東西の軍需産業が冷戦を利用して原子力発電によるウラン・カルテルの世界的な巨大利権が動きだし、
膨大な国家予算を平和利用名目で使って暗躍を始める…
この時ですね、表向きは東西は対立しているんですが、
実際はウラン・カルテル、要するに、
「ウランを掘り出して儲けよう」という、利権では同じ目的を持っていまして、
莫大な国家予算を、アメリカはアメリカで、ソ連はソ連で、
それぞれの国で巨大な利権が動きだしまして、
それが平和利用目的でどんどん暗躍をし始める時代に入りました。
そして、そういう中で第五福竜丸の久保山愛吉さんが亡くなるんですね。
1954年9月23日
被ばくした第五福竜丸無線長の久保山愛吉さんが肝不全により40歳の若さで死亡。
「原水爆の被害者は私を最後にして欲しい」との遺言を残し、
重大事件の波紋が日本全土から世界に広がって、
12月16日には、原水爆禁止署名運動全国協議会が、
「原水爆禁止署名者が2008万1232人に達した」と発表した。
当時の人口は8800万人余りなので驚異的な人数であった。
女優の音羽信子さん達が今いる病床を訪れる中で亡くなっていきまして、
そして「被ばく者は私を最後にして欲しい」と言って、
その言葉が、日本中の人を震え上がらせまして、
たちまちのうちに原水爆禁止署名が当時の人口8800万人のうちのなんと2000万人。
こんなことは日本の歴史の、未曽有の事です。
現在で言えば3000万人規模、それだけの署名が集まって、
驚異的な原水爆禁止の運動が全世界で広まりました。
なぜか?それはですね、言うまでもありません。
我々子どもの世代が、当時癌になる死亡率が…

だって、大気中の核実験って言ったら、直接の閃光は浴びているわけじゃない。
みんな地球全体が死の灰が包んで、
日本だけで子どもたちが癌で亡くなるのが6倍も増えたんですよ。
500回を数えた原水爆の大気中の核実験で。
こういう事は忘れられていますが、私も20数年前に運動を始めたひとりですから、
昔の資料を頂きましたが、
子どもたちの歯の中のストロンチウム90とかが、ダーッ!とグラフが上がっているんです。
恐ろしい事に。
だから我々の世代はですね、おそらくですね、私たちの親の世代よりも多分早く死ぬと思います。
この世代はですね、子ども時代にみんな、大なり小なり被ばくしていますから。
我々の親の世代よりは長い気はしないだろうと私は思っていますけれども、
さて、こういうことでですね、
今 全体的な流れで大事なことは
アメリカは核兵器で世界を制覇したいという野望を抱いていましたし、
実際にそういう軍事力を持っていました。
そういう所でですね、全世界で原水爆禁止運動が広まって行ったわけですね。
当時は全世界は、こんな、今みたいにのんびりしていませんでした。
我々の時代は非常に、今言ったようにひどい時代なんですが、
反骨精神が非常に強かったです。
私は今の日本人を見ていても、
日本人だけじゃなくて全世界を見ても、つまらないんです。
「なにを考えているんだお前たちはいったい!」と言いたくなるんです。
すべての政治家に、全ての国の政治家に。
そういう思いを感じています。
当時は反骨精神を持った政治家が世界中に出てきました、いろいろな形で。
そういう人間がいま全世界を見ても誰もいないです、我々から見てね。
「世界を動かしていく」という人たちが。
だから情熱を感じないんですが、我々はそんな事で黙っちゃいられませんよ、こんな…
こんな時代をね、変えていかないと。
だからみなさんに今歴史をお話ししているんですけど、
アメリカはこういうふうに凄まじい恐ろしい事をはじめ、
ソ連も同じ事をやって、
そしてアメリカにとっては原水爆禁止運動、それからソ連の原子力発電、こういうのを見てですね、
何とか全体的にうまくコントロールしなければいけない。
かくして日本から全世界に広がる原水爆反対運動と、
ソ連の原子力発電スタート、という二つの強敵を前にして、それらを世界的にコントロールするため、
1957年10月26日、アメリカ主導のもと
国際原子力機関(International Atomic Energy Agency IAEA)が国連の自治機関として、
「原子力の平和利用を推進し、軍事転用を防止する国際機関」という名目で設立された。
そこで生まれたのが国際原子力機関。
いまこの郡山に乗り込んできたIAEAなんです!
この組織が国連の中にできまして、彼らはもちろんそれをこういういい方をする。
「原子力の平和利用を推進して、軍事転用を防止する」
「軍事転用」とはどういう事か?
これは難しい話しになりますが、要するに、
「核兵器を持っている国が増えないように」という意図です。
IAEAは、国連の軍事的な安全保障理事会に従属する組織であった。
つまり事実上、第二次世界大戦の戦勝国が(東西を問わず)
核兵器開発を独占するための国際シンジケート組織であった。
対立する米ソにとって共通項となる仮面が「原子力の平和利用」という文言だった。
国連の安全保障理事会というのは
どこかの国を非難するというとすぐに出てくるあの理事会。
これに従属する組織だったんです。
完全に独立したものじゃないんです。
アメリカ、ソ連、中国、イギリス、フランス、
みんなその安全保障理事会の軍事的な組織の従属機関なんです。
つまりこれはどういう事かと、言い換えればすぐにわかると思います。
第二次世界大戦の戦勝国なんですね、国連というのは。そもそもは。
その国連というものが東西を問わずにですね、核兵器開発を独占する。
そういう国際シンジケートとして生まれた。
だからこの世界の中では、アメリカもソビエトも共産主義も資本主義もないんです。
だからそれが一番わかりやすい、人を騙しやすい「原子力の平和利用」という文言になって行ったわけです。
そしてこの組織はね、黙っていません、ただ作ったんじゃない。
そして2年後の1959年、
全世界の健康を守る機関であるWHO(世界保健機関)が、新組織IAEAと協定を結んだ。
この協定によって、IAEAが独占的な権威と位置づけられ、
WHOは原子力の分野で独立して医学調査を実施することが禁じられた。
この時から、放射能の危険性に関して、原子力の推進機関であるIAEAが全ての実権を掌握した。
何の協定か?というとWHOというのは人類の健康を守るための組織なんですが、
そのWHOが、この原子力、「放射能に関しては口を出しちゃいけない」
とんでもない事ですけど、そういう事で医学調査を実施することを禁じるという、
それにWHOは乗ったんです!
要するに魂を売ったわけです、WHOは。
そうして原子力の推進機関のIAEAは全ての国連の中での実権を掌握して今日に至っている訳です。
IAEAの創設を主導したルイス・シュトラウスは、
マンハッタン計画の残党が集結した原子力委員会でアイゼンハワー政権時代の委員長として、
ネバダ州の待機中核実験を強行して大量の被爆者・被曝者を生みだしながら、
原子力平和利用の大宣伝に奔走した。
で、これを創設主導したルイス・シュトラウスという男は
先ほど大量に被ばく者を生みだしながら、その核実験をやったトップであって、
同時に原子力の平和利用という言葉を、二枚舌を使い分けていた男です。
この有名な男はね。
そうしてですね、今の事を観点に歴史を見ますとこういう事です。

アメリカ、ソ連、イギリス、フランス、中国と。
1960年代までにこの5カ国はですね、現在の核保有国。
公式の、公式のですよ。
他にもありますけれど、公式の保有国として全世界に権勢を誇るという事になった。
今の時代です。
この年にですね、アメリカで映画が製作されました。
1964年 中国が初の原爆実験に成功した年、
スタンリー・キューブリック監督が
「博士の異常な愛情または私はいかにして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」を公開。
「博士の異常な愛情」のラストシーンだけみなさんに見ていただきます。59:25~
わかりました?
これ本当の全部記録ですよ、今出てきたのはね。
原爆の、原水爆の。
この歌詞がね、すばらしい曲でね、私は好きなんです。
このラストシーンね、
要するに全世界のキチガイ集団らが核戦争をやって
「地球が終わる」という、それを暗示している最後のラストシーンなんですが、
あの歌があまりにもきれいでね、「再び会いましょう」というあの歌詞があまりにも素晴らしくてね、
我々の涙が出まして最後のシーンを見たものです。

こうして、今の時代になるんですが、
もう一回戻りますと、先程の大変恐ろしい恐ろしい人体実験、プルトニウムなんかを注射した連中が、
放射能の安全基準を定めるICRPの幹部になっていくんです、この時代にね。
ハミルトンとともに1936年に白血病患者に放射性物質を静脈注射した医師ロバート・ストーンが、
放射能の安全基準を定めるICRPの幹部となり、
国連の世界保健機関(WHO)で放射能被曝問題の最高顧問となった。
さらにこれらと連動する形で、国際放射線影響委員会(UNSCEAR)が、
チェルノブイリ原発事故から現在まで、世界的な被ばく容認の組織として機能する母体となってきた。
それで、WHOでも放射能被曝の最高顧問となって、
どんどん、どんどん全世界を牛耳っていく、他にしゃべらせない。
まともな人間がいるとみんな抹殺していく。
で、国連に放射線影響委員会というのがあります。
これが、現在まで放射線の被ばくを容認する組織として機能する母体となってきました。
いろいろな組織をどんどん彼らは作ってきた。
そうしてですね、IAEAから金が出る。
これが非常に重要なんです。
要するに学者を全部買い取っていくんですね、魂を。
これ簡単な事です、学者なんてね、簡単に金で買えますから。
こうしてICRPに対する助成金は国際原子力機関(IAEA)から投入され、
さらに経済協力開発機構(OCDE)原子力機関をはじめ、
世界保健機関WHO、国際放射線防護委員会(IRPA)などの放射線学会、
イギリス、アメリカ、ヨーロッパ共同体、スウェーデン、日本、アルゼンチン、カナダなどの
各国内にある機関が拠出して、主に西側諸国が金銭的に支配し、
被ばくの安全論を普及する広告塔として機能してきた。
そして、OCDEやWHOが全部協力していく。
そしてその中に、日本も当然入ってくる訳ですが、
各国の機関が金を出してですね、そして被ばくの安全論を普及する。
つづくーー
動画はこちら↓
<1> 原子力マフィアによる被ばく強制の歴史“IAEAとICRP”
12/14広瀬隆氏郡山(内容書き出し)
今も立ち入り禁止の立て札があります。
ラスベガスから、ずーーっと砂漠の中を車で行くと、120kmも行くとあります。

まだ若いでしょ、私。12年前です。
最終処分場の候補地ヤッカ・マウンテンやユッカ・マウンテンといわれるところです。
今最終処分場、福島県内で言えば皆さんは中間貯蔵施設でですね、永久になるかもしれない、
あの貯蔵施設と同じなんです。
あれはね、絶対に中間貯蔵じゃないですから。
福島県内の汚染物質を集めた場所、それは永久貯蔵施設になります。
戦後7年目 南太平洋の空が燃え上がり
もう一回1950年代の大変な時代に戻りますと、
戦後7年目、新たな時代を迎えます。
南太平洋の空が燃え上がります。それはなにかというと、
これです。

こんどは桁違いの事を始める。
人類最初の水素爆弾
今までは原爆なんですが、これからは水爆の時代が1952年はじまりました。
だから、1000倍規模の話。100倍~1000倍のものですね。
ところが翌年ソ連がやはり水爆実験に成功します。
そういう状況の中で、アメリカは何とかしなければいけない。ということで、
翌1953年8月12日
ソ連がシベリアで初の水爆実験に成功。
これを受けて1953年12月8日
アメリカのアイゼンハワー大統領が国連総会演説で、原子力の平和利用(Atoms-for-Peace)を宣言し、
国際機関の創設を提唱した。→原子力発電の時代へ
ここから原子力発電の時代に入っていく訳ですが、
要するにこれはどうしてこんなことが行われるのか、今の流れを見ていけば皆様もお分かりのとおり、
原子力の軍事利用を隠すために生まれたのが「原子力の平和利用」演説であった。
これから人類が騙されていく
2発目の水爆
1954年3月1日
マーシャル諸島ビキニ環礁でBravoの水爆実験
これですね、凄まじいんですけれど、

これは我々はちょっと想像が出来ない。
これ、キノコ雲が100kmという直径ですからね。
さっきの原爆とはケタが違います。
きのこ雲の直径が100kmですよ、東京駅から富士山ぐらいまで。
その時ですね、ちょうど
現地ロンゲラップ島の住民が大量に被爆・被曝した。
巨大なキノコ雲が空に立ちのぼった時、
静岡県焼津漁港所属のマグロ漁船「第五福竜丸」が南太平洋に遠洋出漁中で、
マーシャル諸島ビキニ環礁東方130キロメートルの海上の近い距離にあって被爆・被曝。
大量の被ばくです。
広島・長崎と同じように直接の閃光もあったし、それから死の灰も浴びました。
この時に日本人が巻き込まれるという事件が起こった。
マグロ漁船の第五福竜丸がそのすぐ近くで、被ばくをしました。
第五福竜丸の位置を地図で書いて見ますとこういう事になります。

これぐらいの距離ですからね、
この第五福竜丸の船員たちは、直接の被ばくも受け、そして彼らの言った言葉によりますと、
「太陽が二つあった」というようなそういう閃光を浴びながら、
そして同時に大量の死の灰を浴びたと。
広島原爆1000倍の爆発力ですから、ここで水爆が爆発
これぐらいの範囲ですね、死の灰が。
この範囲が日本列島と比べると、このぐらいの距離です。


こうしてですね、この大事件が起こったんですが、しばらくして分かったんですね。
それは3月1日に実験が行われましたから、
1954年3月16日
読売新聞が第五福竜丸の水爆放射能被災ニュースをスクープ。
この日、東京築地の魚河岸で、
第五福竜丸から水揚げされたマグロから郷土の放射能を検出し、破棄された。
以後、東京と大阪の中央魚市場で多数の魚から放射能汚染が発見され、水爆マグロの恐怖が広がる。
広大な範囲が「漁業危険海域」に指定され、
そこに出漁した漁船の水揚げ魚が検査され、
実際に汚染が発見された漁船は683隻、廃棄された魚は457トンに達した。
私はこの事件を記憶しているんです。幼いながらもですね、
いわゆる放射能マグロという事件が起こりまして、
そして、水爆マグロの恐怖が日本全土に広がりまして、
当時、この第五福竜丸だけではなく、
水爆実験当時、ビキニ環礁周辺の海域で操業していた船だけで800隻以上あり、
のち、この汚染船の数はさらに増え、900隻前後であるとされる。
魚の小差分析からは、内臓の汚染が顕著であることが判明。
日本人の主なタンパク源である水産物全体に対して恐怖心を呼んだ。
食卓が警戒心と拒否反応を起こし、
魚価が半値以下に暴落して、水産業だけでなく、飲食店に大損害を与えた。
その影響は長期間に及び、マグロ漁業は壊滅的とも言える被害を受けた。
900隻もその時海洋に出ていた訳で、それがどんどん陸揚げされる。
測るとどんどんカウンターがワーッと上がる。
そして日本人全体が魚を買わなくなるというそういう時代でした。
じゃあ、この時日本人全体がどういう状態であったかというと、
日本にも放射線のいろいろな研究組織が誕生してくるんですが、
この頃はまだ日本人の意識はですね「被爆国」
「広島長崎でアメリカにやられた」という意識が非常に強かったものですから、
ICRPと並行して日本にも各種の放射線研究組織が誕生した。
戦後のの本は被爆国であったため、
1951年5月1日、
九電力体制発足と同じ日に、日本放射性同位体元素協会が設立され、
のち“原水爆実験反対運動”の先駆者として活躍し、全世界に先駆けて放射能の危険性を告発した。
この人達は非常に優れていまして、日本人を守ろうという事で放射能の研究に立ちあがるんですね。
で、ちょうど福島と杉並の太郎さん達が連携しているのと同じような形で、
1945年5月9日
東京都杉並区の主婦が中心となって原水爆禁止のための杉並協議会を結成し、
原水爆反対の巨大な署名運動が始める。
特に、福島県原町(現・南相馬市)生まれの亀井文夫監督が、
1957年にドキュメンタリー映画「世界は恐怖する 死の灰の正体」を製作し、
そこに日本の良心的な科学者が続々と登場した。
この映画の中にさきほどの日本放射性同位体元素協会の良心的な科学者が次々と登場して、
我々に教えてくれたんです。
「放射能がどんなに怖いものであるか」という事を語ってくれました。
ところがそういう時代の中でですね、ソ連が今度は原子力を発電に使うという事でスタートしまして、
1954年6月27日
ソ連が世界最初の原子力発電をおぷ人すく原子力発電所で開始した(電気出力5000kw)。
東西の軍需産業が冷戦を利用して原子力発電によるウラン・カルテルの世界的な巨大利権が動きだし、
膨大な国家予算を平和利用名目で使って暗躍を始める…
この時ですね、表向きは東西は対立しているんですが、
実際はウラン・カルテル、要するに、
「ウランを掘り出して儲けよう」という、利権では同じ目的を持っていまして、
莫大な国家予算を、アメリカはアメリカで、ソ連はソ連で、
それぞれの国で巨大な利権が動きだしまして、
それが平和利用目的でどんどん暗躍をし始める時代に入りました。
そして、そういう中で第五福竜丸の久保山愛吉さんが亡くなるんですね。
1954年9月23日
被ばくした第五福竜丸無線長の久保山愛吉さんが肝不全により40歳の若さで死亡。
「原水爆の被害者は私を最後にして欲しい」との遺言を残し、
重大事件の波紋が日本全土から世界に広がって、
12月16日には、原水爆禁止署名運動全国協議会が、
「原水爆禁止署名者が2008万1232人に達した」と発表した。
当時の人口は8800万人余りなので驚異的な人数であった。
女優の音羽信子さん達が今いる病床を訪れる中で亡くなっていきまして、
そして「被ばく者は私を最後にして欲しい」と言って、
その言葉が、日本中の人を震え上がらせまして、
たちまちのうちに原水爆禁止署名が当時の人口8800万人のうちのなんと2000万人。
こんなことは日本の歴史の、未曽有の事です。
現在で言えば3000万人規模、それだけの署名が集まって、
驚異的な原水爆禁止の運動が全世界で広まりました。
なぜか?それはですね、言うまでもありません。
我々子どもの世代が、当時癌になる死亡率が…

だって、大気中の核実験って言ったら、直接の閃光は浴びているわけじゃない。
みんな地球全体が死の灰が包んで、
日本だけで子どもたちが癌で亡くなるのが6倍も増えたんですよ。
500回を数えた原水爆の大気中の核実験で。
こういう事は忘れられていますが、私も20数年前に運動を始めたひとりですから、
昔の資料を頂きましたが、
子どもたちの歯の中のストロンチウム90とかが、ダーッ!とグラフが上がっているんです。
恐ろしい事に。
だから我々の世代はですね、おそらくですね、私たちの親の世代よりも多分早く死ぬと思います。
この世代はですね、子ども時代にみんな、大なり小なり被ばくしていますから。
我々の親の世代よりは長い気はしないだろうと私は思っていますけれども、
さて、こういうことでですね、
今 全体的な流れで大事なことは
アメリカは核兵器で世界を制覇したいという野望を抱いていましたし、
実際にそういう軍事力を持っていました。
そういう所でですね、全世界で原水爆禁止運動が広まって行ったわけですね。
当時は全世界は、こんな、今みたいにのんびりしていませんでした。
我々の時代は非常に、今言ったようにひどい時代なんですが、
反骨精神が非常に強かったです。
私は今の日本人を見ていても、
日本人だけじゃなくて全世界を見ても、つまらないんです。
「なにを考えているんだお前たちはいったい!」と言いたくなるんです。
すべての政治家に、全ての国の政治家に。
そういう思いを感じています。
当時は反骨精神を持った政治家が世界中に出てきました、いろいろな形で。
そういう人間がいま全世界を見ても誰もいないです、我々から見てね。
「世界を動かしていく」という人たちが。
だから情熱を感じないんですが、我々はそんな事で黙っちゃいられませんよ、こんな…
こんな時代をね、変えていかないと。
だからみなさんに今歴史をお話ししているんですけど、
アメリカはこういうふうに凄まじい恐ろしい事をはじめ、
ソ連も同じ事をやって、
そしてアメリカにとっては原水爆禁止運動、それからソ連の原子力発電、こういうのを見てですね、
何とか全体的にうまくコントロールしなければいけない。
かくして日本から全世界に広がる原水爆反対運動と、
ソ連の原子力発電スタート、という二つの強敵を前にして、それらを世界的にコントロールするため、
1957年10月26日、アメリカ主導のもと
国際原子力機関(International Atomic Energy Agency IAEA)が国連の自治機関として、
「原子力の平和利用を推進し、軍事転用を防止する国際機関」という名目で設立された。
そこで生まれたのが国際原子力機関。
いまこの郡山に乗り込んできたIAEAなんです!
この組織が国連の中にできまして、彼らはもちろんそれをこういういい方をする。
「原子力の平和利用を推進して、軍事転用を防止する」
「軍事転用」とはどういう事か?
これは難しい話しになりますが、要するに、
「核兵器を持っている国が増えないように」という意図です。
IAEAは、国連の軍事的な安全保障理事会に従属する組織であった。
つまり事実上、第二次世界大戦の戦勝国が(東西を問わず)
核兵器開発を独占するための国際シンジケート組織であった。
対立する米ソにとって共通項となる仮面が「原子力の平和利用」という文言だった。
国連の安全保障理事会というのは
どこかの国を非難するというとすぐに出てくるあの理事会。
これに従属する組織だったんです。
完全に独立したものじゃないんです。
アメリカ、ソ連、中国、イギリス、フランス、
みんなその安全保障理事会の軍事的な組織の従属機関なんです。
つまりこれはどういう事かと、言い換えればすぐにわかると思います。
第二次世界大戦の戦勝国なんですね、国連というのは。そもそもは。
その国連というものが東西を問わずにですね、核兵器開発を独占する。
そういう国際シンジケートとして生まれた。
だからこの世界の中では、アメリカもソビエトも共産主義も資本主義もないんです。
だからそれが一番わかりやすい、人を騙しやすい「原子力の平和利用」という文言になって行ったわけです。
そしてこの組織はね、黙っていません、ただ作ったんじゃない。
そして2年後の1959年、
全世界の健康を守る機関であるWHO(世界保健機関)が、新組織IAEAと協定を結んだ。
この協定によって、IAEAが独占的な権威と位置づけられ、
WHOは原子力の分野で独立して医学調査を実施することが禁じられた。
この時から、放射能の危険性に関して、原子力の推進機関であるIAEAが全ての実権を掌握した。
何の協定か?というとWHOというのは人類の健康を守るための組織なんですが、
そのWHOが、この原子力、「放射能に関しては口を出しちゃいけない」
とんでもない事ですけど、そういう事で医学調査を実施することを禁じるという、
それにWHOは乗ったんです!
要するに魂を売ったわけです、WHOは。
そうして原子力の推進機関のIAEAは全ての国連の中での実権を掌握して今日に至っている訳です。
IAEAの創設を主導したルイス・シュトラウスは、
マンハッタン計画の残党が集結した原子力委員会でアイゼンハワー政権時代の委員長として、
ネバダ州の待機中核実験を強行して大量の被爆者・被曝者を生みだしながら、
原子力平和利用の大宣伝に奔走した。
で、これを創設主導したルイス・シュトラウスという男は
先ほど大量に被ばく者を生みだしながら、その核実験をやったトップであって、
同時に原子力の平和利用という言葉を、二枚舌を使い分けていた男です。
この有名な男はね。
そうしてですね、今の事を観点に歴史を見ますとこういう事です。

アメリカ、ソ連、イギリス、フランス、中国と。
1960年代までにこの5カ国はですね、現在の核保有国。
公式の、公式のですよ。
他にもありますけれど、公式の保有国として全世界に権勢を誇るという事になった。
今の時代です。
この年にですね、アメリカで映画が製作されました。
1964年 中国が初の原爆実験に成功した年、
スタンリー・キューブリック監督が
「博士の異常な愛情または私はいかにして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」を公開。
「博士の異常な愛情」のラストシーンだけみなさんに見ていただきます。59:25~
わかりました?
これ本当の全部記録ですよ、今出てきたのはね。
原爆の、原水爆の。
この歌詞がね、すばらしい曲でね、私は好きなんです。
このラストシーンね、
要するに全世界のキチガイ集団らが核戦争をやって
「地球が終わる」という、それを暗示している最後のラストシーンなんですが、
あの歌があまりにもきれいでね、「再び会いましょう」というあの歌詞があまりにも素晴らしくてね、
我々の涙が出まして最後のシーンを見たものです。

こうして、今の時代になるんですが、
もう一回戻りますと、先程の大変恐ろしい恐ろしい人体実験、プルトニウムなんかを注射した連中が、
放射能の安全基準を定めるICRPの幹部になっていくんです、この時代にね。
ハミルトンとともに1936年に白血病患者に放射性物質を静脈注射した医師ロバート・ストーンが、
放射能の安全基準を定めるICRPの幹部となり、
国連の世界保健機関(WHO)で放射能被曝問題の最高顧問となった。
さらにこれらと連動する形で、国際放射線影響委員会(UNSCEAR)が、
チェルノブイリ原発事故から現在まで、世界的な被ばく容認の組織として機能する母体となってきた。
それで、WHOでも放射能被曝の最高顧問となって、
どんどん、どんどん全世界を牛耳っていく、他にしゃべらせない。
まともな人間がいるとみんな抹殺していく。
で、国連に放射線影響委員会というのがあります。
これが、現在まで放射線の被ばくを容認する組織として機能する母体となってきました。
いろいろな組織をどんどん彼らは作ってきた。
そうしてですね、IAEAから金が出る。
これが非常に重要なんです。
要するに学者を全部買い取っていくんですね、魂を。
これ簡単な事です、学者なんてね、簡単に金で買えますから。
こうしてICRPに対する助成金は国際原子力機関(IAEA)から投入され、
さらに経済協力開発機構(OCDE)原子力機関をはじめ、
世界保健機関WHO、国際放射線防護委員会(IRPA)などの放射線学会、
イギリス、アメリカ、ヨーロッパ共同体、スウェーデン、日本、アルゼンチン、カナダなどの
各国内にある機関が拠出して、主に西側諸国が金銭的に支配し、
被ばくの安全論を普及する広告塔として機能してきた。
そして、OCDEやWHOが全部協力していく。
そしてその中に、日本も当然入ってくる訳ですが、
各国の機関が金を出してですね、そして被ばくの安全論を普及する。
つづくーー
動画はこちら↓
<1> 原子力マフィアによる被ばく強制の歴史“IAEAとICRP”
12/14広瀬隆氏郡山(内容書き出し)
この背後に信じられない恐怖の出来事がひそかに進行していた…
ニューメキシコ州で最初の原爆実験を成功させた“原爆の父”ロバート・オッペンハイマーは、
最初の核分裂連鎖反応を成功させたエリンコ・フェルミに対して、
マンハッタン計画中の1943年5月25日付けで、
放射性毒物兵器による「50万人殺戮計画」の書簡を送っていた。
この二人は核開発の中では偉大な二人にされていますが、
このオッペンハイマーはエンリコ・フェルミに対してとんでもない計画を戦争中に進めていたんです。
それは、「放射性毒物兵器」というもの。
いいですか、放射能で人間を殺せるんだ。
50万人殺戮計画という、書簡を送っていた。
本当でしょう。
実際に機密に処理されていて暴露された
エリンコ・フェルミ様とオッペンハイマーが書いた文書があります。
ここにSECRETと書いてある上にCANCELEDと、上に押してある。
これがですね、実をいうとアメリカのピューリッツァー賞を受賞したアメリカの
「プルトニウム人体実験」

これを全部暴露した。
私はこの本の翻訳を頼まれましたので、この事をちょっと引用します。
どういう事を書いてあるのか。
エリンコ・フェルミ様
放射能で食品を汚染させる問題について報告します。
私はすでにいくつかの作業を進めています。
……50万人を殺すのに食べ物を充分に汚染できない場合には、計画を試みるべきではないと考えます。
というのは、均一に分布させる事が出来ないため実際に被害を受ける人間がこれよりはるかに少なくなる事は間違いないからです。……ロバート・オッペンハイマー
50万人を殺すのに食べ物を均等に汚染させられないからどうするかという事をですね、
具体的に考えています。
こういう恐ろしい人間たちが原発開発の裏にいまして、
彼らがいったいどういう世界から出てきたか?というと、
マンハッタン計画の首謀者達がですね、
全米でなんと人間にプルトニウムを注射して人体実験をしようということで、
人体実験をやっていたというのが先程のアメリカの達が考えていた事実で、
これはもう寒気がするようなことですが、
アメリカ人も人体実験をさせられていまして、
それがマンハッタン計画の首謀者たちと、みんな関係がある病院を使って行われました。
で、どういうことか?
マンハッタン計画というのは原爆開発班だけが有名なんですけれども、
その背後に医学班というものも存在しました。
マンハッタン計画には有名な「原爆開発班」だけではなく、
第二の部門として「医学班」が存在していた。
彼らが放射能の危険性を研究した部隊である。
その最高責任者。医療班の主任がスタッフォード・ウォーレンであり、
彼自身がプルトニウム生体実験を認可した当人であった。
医学班、つまり放射能の危険性を研究するという連中がいまして、
さっきは、シールズ・ウォーレンでした。
名前がちょっと違いますが、医療班の方はスタッフォード・ウォーレンで、
もうひとりのウォーレンでして、これがプルトニウム人体実験を認可した当人なんですが、
こうしてですね、スタッフォード・ウォーレンがどこででてきたか?というと、
スタッフォード・ウォーレンはニューメキシコ州での最初の原爆実験で放射性物質の効果を観測し、
多くのものがかなり大量に被曝したことから、
「3.2キロメートル以内の被ばく者には、死亡者または重傷者が出る恐れがある。
放射性降下物によって極めて重大な潜在的危険性が残されている」と報告した。
そのウォーレンが原爆投下後の広島と長崎に姿を現し、後のABCCと共同で被爆者を観察した。
最初の原爆実験をやった時に彼は全部観察をしていてですね、
「・・・・潜在的危険性が残されている」こういう事がすでに分かっていました。
そういう事から、ま、実際にですよ、マンハッタン計画に従事した人間も大量に被ばくをしました。
しかしそれを表にすると大変な事ですから、
全部こういう事は極秘に進めて言ったんですね。
そのスタッフォード・ウォーレンが、さっきのシールズ・ウォーレンの作ったABCCと共同でですね、
被ばく者を観察しています。
つまり、彼の、スタッフォード・ウォーレンの記録を読むと、
彼は、広島、長崎に来ているんです。
原爆が投下されてしばらくしてからですね、来ています。
ということで、今度はソ連がですね、ついに最初の原爆実験を成功させまして、
1949年8月29日
ソ連がシベリアのカザフ共和国セミパラチンスク核実験場に於いて
最初の核実験(アメリカのFat Manのコピーとして製造されたプルトニウム型原子爆弾)に成功。
セミパラチンスクでは、1949年~1989年までに470回の核実験が行われ、
うち100回以上は大気中であった。
アメリカにも負けていないで、こういうですね最初のソ連の原爆です。
1949年、ソ連最初の原爆RDS-1の模型。
写真の人物はイーゴリ・クルチャトフとともに核開発就任となったユーリー・ハリトン。
こうして、東西冷戦というものがいわゆる核兵器の対立になって行ったわけです。
その翌年の1950年
国際X線及びラジウム防護委員会が
名称をICRP(国際放射線防護委員会ーInternational Commission on Radiological Protection )
に変更し、許容線量の値を改定した。
この時…放射線医学、放射線遺伝学の専門家以外に
原子力(核兵器)関係の専門家も委員に加わるようになり、
放射線被ばくを正当化しようとする勢力が介入して、
委員会は「放射能の危険性を隠蔽する組織」へと変質し始めた。
このICRPが、現在の全世界の放射線安全基準の作成者である。
許容線量を改定したんですが、この時に、こういう時代だからなにが必要か、
まず、核兵器をつくることが重要なんです、彼らは。
被ばく者がどんなに出てもしょうがない。
減らせるものなら減らしたい、しかし、その人間たちがどれ位の被ばくをするかは、
調べながら、同時にですね、
彼らは被ばく者をモルモットにしながら、
このICRPが現在の全世界の放射線の安全基準を作成するという事からはじまりました。
この時に核兵器の専門家が専門委員会の中に介入し始めた訳です。
戦争のために介入し始めたんですね。
そしてですね、この時から、
ICRPに改組されてから、核実験や原子力利用を遂行するにあたり、
一般人に対する基準が設けられ、
1954年には暫定線量限度、1958年には線量限度を勧告した。
一般人に対する基準が新たに設定された事に対して、
アルベルト・シュバイツァー博士は、
「誰が彼らに許容することを許したのか」と憤った。
一般人に対する基準。
だって大気中核実験をやるんですからね、
世界中の人間が被ばくする訳ですから、
それなら基準を設けなければいけないという事で、
基準を設けてそれから線量限度を勧告するようになって行ったんです。
そしてこの基準というものがどこから出てきたかと言いますと、
そのひとり恐るべき主導者がジョゼフ・ハミルトン。
プルトニウム人体実験で中心的な役割を果たした医師。
カリフォルニア大学の放射線医学の権威として、
1936年おそらく世界で最初に放射性物質を人体に注射した人物として知られる。
マンハッタン計画の研究プロジェクトの主任を務め、
のちに、核実験を主導した原子力委員会と、
国際放射線防護委員会(ICRP)の放射能許容値データの大半を作成して大きな役割を果たした。
ジョゼフ・ハミルトンは人体実験をした中心的な医師。
医者なんですよ。
マンハッタン計画の主任を務め、そしてこの核実験の主導者原子力委員会、
そしてICRPの許容値データの大半を作成している。
こういう事で、我々の被ばく量が決められている、とんでもないですね。
現在チェルノブイリ事故と福島原発事故の被ばく者をはじめ、
国際的に問題となっている原子力発電の放射能被曝量は、
国際法さ線防護委員会(ICRP)が定めた安全基準、
いわゆる閾値と呼ばれるがんなどの発生限界を基に危険性が議論されている。
その基準となったデータは、
広島・長崎で分析された被ばく量が大きな算定基準になったと言われてきたが…
これがいま、ICRPのインチキと言われる安全基準は、
広島・長崎の被爆者のデータを基にしたと言われています。
今でもそれしか語られませんが、そうじゃないんです。
先程のアメリカのハミルトンが、ぞっとするんですが、
実は恐るべきことに、この人体実験医ハミルトンの指導のもとに
カリフォルニア大学バークレー校クロッカ―研究所から大半のデータが供出されていた。
今人類は、その殺人医師のデータに子どもたちの生命を賭けているのである。
この人体実験をやった人間たちがですね、大半のデータを供出して
今それを我々が、安全基準だという事で、
新聞記者たちが「分かりやすい放射能の話し」なんていうのを新聞に書いている。
そういう物の根拠がこういう所にあるわけです。
皆さんそんなもの信じますか?
殺されますよ、本当に。
その連中は殺人鬼ですから、ハッキリ言っておきますけれども。
それからもう少し詳しいお話をしますけれども、
アメリカ人がソ連と対立するためにもっと核実験を大々的にやらなければならない。
核兵器をどんどん大型にして強力にする計画ですね。
1951年1月27日
アメリカネバダ州で最初の原爆実験Ableが実施された。
朝鮮戦争の勃発とともにネバダ州での大気中核実験が大規模に開始され、
ABCC創設者のシールズ・ウォーレンがその・・・・
そしてついには自分の、アメリカ政府があそこは砂漠だから大丈夫だろうというんで、
そこで原爆実験を始めました。
そしてその時にABCCを設立したシールズ・ウォーレンがですね、
その放射能関係の最高責任者を務めて、
そして死の灰について安全量の世界一の権威者になっていきます。
そして、沢山のがん患者が風下地帯に生み出されました。
全世界、5カ国の合計で525回の大気中核実験です。
我々の子どもの時代です。
見て下さい、これアメリカの兵士ですよ。

この、ドーン!といってキノコ雲が上がっているところへ鉄砲を持って突っ込んでいくんですよ、
信じられますか?
こうやって見ているんですよ、目の前で。
やりたいですか?みなさん。
これは全部当時の記録が残っています。
全部記録映画が残っているんです。
そしてキノコ雲に向かって突っ込んでいく。これでなにも起こらないんですか?
30万人を超えるアトミックスが、いろんな癌やなんかになっていって、
80年代から90年代に掛けて全米で訴訟が起こされているんです。
「我々はアメリカ国民なのに国に騙された」」
と言ってみんなが立ちあがったんですね。
それ以後、
ここのところがネバダ州なんですが、隣のユタ州で風下。
わかるでしょ?これ。

なんで死の灰がこっちへばっかり流れているか?っていうと、
こっちに流れている時だけ核実験をやったんです。
こっち側のカリフォルニア州は何にも落ちていないでしょ?
だからそっちには行かないようにしたわけです。
という事で全米にこうして大量の放射性物質をばらまいたんですが、
とくにこのユタ州の町等は町中が癌になって倒れていく。
という事で大変な被害を受けました。
しかしですね、
ネバダ州で行われた大気中の原爆実験100発に比べて、
福島第一原発から放出された放射性物質は遥かに多い。
ネバダ州の核実験100発で出た放射能は福島に比べてはるかに少ないです。
福島の方がはるかに多いです。
それから距離から言いまして、この風下になった町は200kmぐらい離れているんですよ、爆心地から。
という事は、福島第一から私の家東京は230kmぐらいですか。
だからそれぐらい離れているんです。
ところがそれぐらい離れたところで、大量の被ばく者が出まして、
そして次々と死んでいく

当時のアメリカ政府はご存じのように
原爆実験には危険の可能性はある、しかしそれは人間が死ぬという可能性ではない。
医学的に絶対安全とされている量よりも、
わずかに上回る放射線を浴びるかもしれないという危険にすぎない。
ということです。
そしてですね、
被害住民は
汚れた雲が通った後、子どもたちが次々と白血病にかかっている。
目の無い赤ちゃんが生まれた。
流産が増えている。
子どもたちの甲状腺異常が増えている。
癌が増えている。
風下地帯のユタ州では白血病のは成立が370%にも達した。
女性の甲状腺がんが300%近くになった。
アメリカ政府は
あのような微量の放射能で人が死ぬはずありません。
政府は言い続けました。
そしてこの言葉をよーく読んで下さい。
放射線被ばくで大量のがん患者を出した町民に対してアメリカ原子力委員会が語った言葉。
全く危険はありません。
放射能について心配しない事こそ、あなたにとって最善の行動なのです。
一番汚染された町の年間の被ばく量は最高で500ミリレム(5ミリシーベルト)でした。
これらは、私たちが自然界から受ける放射線100ミリレム(1ミリシーベルト)とくらべて、
殆ど変わらない安全な量です。
高い山に登ると240ミリレムの放射線を受ける場所が沢山あります。
人間の体内にも、もともと放射線を出す物質があります。
福島県民がどこかで聞いた言葉ではないか?
みなさんもこの事と同じ事を聞いたでしょ?
同じなんです昔から、手法が全く変わっていません。
だから被害が出るんです。
いいですか、
恐ろしい人たちがいう言葉はこの1950年代の原発実験の記録を見ると全部わかります。
山下俊一たちが言っている言葉と一語一句変わりません。
何も変わりませんよ。
つづくーー
動画はこちら↓
<1> 原子力マフィアによる被ばく強制の歴史“IAEAとICRP”
12/14広瀬隆氏郡山(内容書き出し)
IAEAはどの世に誕生し…現代社会を蝕んでいるか
IAEAはこのような歴史の中でどのようにして誕生したかという事をお話します。
1938年12月、
ドイツの化学者オットー・ハーンとフリッツ・シュトラスマンがウランに中性子を照射した時、
ウランよりも原子量の小さいバリウムを発見してウランの核分裂を発見。
この事実は、大西洋をわたってアメリカのブリンストン大学教授ニールス・ボーアに伝えられ、
コロンビア大学教授のイシドール・ラビとウィリス・ラムの二人がエンリコ・フェルミに伝えた。
ウランに中性子をあてるとウランよりも原子量の小さいものが出来る、
という事はウランに核分裂が起こる事を発見して、これが伝えられていきまして、
そして1941年第二次世界大戦、ナチスの侵略がはじまるわけですが、
第二次世界大戦が始まる直前ですけど、
1941年2月23日、アメリカの化学者グレン・T・シーボーグ博士らが、
バークレーの60インチサイクロトロンを使ってウランに重水素を衝突させる方法により、
世界で最初にプルトニウムを合成・分離した。
重水素というものをぶつけるとですね、ウランがプルトニウムに変わるという事を発見しまして、
それでちょうど第二次世界大戦に突入して言ったんですが、
アメリカがこの時中心になって、極秘裡に皆さんご存じの原子爆弾を製造しようという事で、
マンハッタン計画がスタート(1943年)して、
そしてこの原爆を製造するマンハッタン計画の科学者たちはこういうふうに考えました。
当時の彼らの漫画を見るとこういう漫画が書いてあります。
マッチ棒をこのように並べておくと、1本目に火を付けるとどうなるでしょう?

こうして次々に火が広がって行くと。これが何か?というとですね、
今言った原爆の原理なんです。
ウラン235というものに中性子をぶつけると核分裂をして、
その時に二個以上の中性子が飛び出す事を発見しました。
そうして近くにあるウランがまた核分裂をする、
そうしてこうして次々に雪崩のように核分裂が進むんだ。
これが原子爆弾の発想の原理でした。

これ、一瞬にですね、ダーーーッ!と雪崩のように連鎖反応が起こって巨大なエネルギーが出る。
で、原子力発電はですね、
この核分裂するウラン235の濃縮度をとにかく低くしている。
そうするとぶつかって同じように中性子が二個出てくるけれど、
濃縮度が低いので、235だけじゃなく、核分裂をしないものも、これは核分裂をしない(ウラン238)
こういう状態になると一定の比率で核分裂を取得できる。

こうすれば原子力の燃焼を爆弾としてではなく、電気に使えるんではないか、ということで、
原子力発電の原理が生まれるわけです。
これは、後になってです。
しかしですね42年には
1942年12月2日
イタリアの物理学者エンリコ・フェルミと、ハンガリーの物理学者レオ・シラードが、
シカゴ大学で世界初の原子炉「シカゴ・パイル1号」を完成して臨界に達し、
史上初めて原子核分裂の連鎖反応を維持することに成功します。
そして1945年7月16日、
アメリカで人類最初の原子爆弾の実験が行われました。
これはプルトニウムを使ったものでした。
これがですね、その時の記録の写真ですが、
0.016秒後

我々にはカウントできない短時間のうちにボンッ!と爆発が起こって、
そして次々と巨大な炎になって行く。
この事がついに明らかになって、
そして日本は当時アメリカと太平洋戦争をしていました。
それで彼ら自身が「地獄の日」と呼んだ原爆がですね広島に8月6日に投下されました。
そして、爆心地の温度は100万度というですね、想像を絶する、我々には理解できないものとなって、
爆風とそれから強烈な放射線が人間の身体を射抜いて、
そして生き残った人達も当時降ってきた雨、黒い雨と呼ばれる、そういうみなさんが浴びたものと同じ、
当時我々は死の灰と呼んでいましたが、死の灰を浴びまして、
それで今も沢山の人が後遺症に悩んだわけです。
当時の広島がこうですね、
14万人が一瞬で殺されていく。
まだ日本が戦争を止めないので、続いて長崎に原爆が投下されました。
この街の写真をよーく見て下さい。
街にまだ家がありますね、原爆投下前です。
で、原爆がここに投下されました。
そうしてどういう事が起こったかというと、
見て下さい、なんにも無くなっていますね。

こうして一瞬に長崎で7万人の人達が焼き殺されるという、こういう悲惨な事が起こりました。
簡単に原理だけ申し上げます
ウラン235、ここに火薬で火を付けて火薬が爆発しますと、これがくっつきます。
くっつくと、さっき言った臨界を超えるんですね、そうするとこれが爆発を起こす、一瞬で。
100万分の1秒単位で。

こうして広島がやられる。
そして長崎のプルトニウムの場合は外側に同じように爆薬を点火して、
そして真ん中に集まる、集まった時に臨界を超える。そして爆発をする。
こうして殺されたんですが、そうして日本が敗戦を迎える。
日本敗戦、そして東西冷戦の時代へ
この後大変なことが起こります。それは東西冷戦時代です。
それはどういう事かというと、
1946年、ですから日本が敗戦した翌年ですが、
敗戦翌年の1946年3月5日 鉄のカーテン。
イギリスのチャーチル前首相が、アメリカ大統領トールマンに招かれ、
ミズーリ州フルトンの大学で行った演説の中で、
「バルト海のシュテッティンからアドリア海のトリエステまで
ヨーロッパ大陸を横切る鉄のカーテンiron curtain が降ろされた。
中部ヨーロッパと東ヨーロッパの歴史ある首都は、全てその向こうにある」と、鉄のカーテン演説。
これに対して13日に、ソ連のスターリンがプラウダ汽車に「チャーチルは戦争挑発者」と批判して、
東西冷戦の時代に突入。
チャーチルがアメリカで演説をしまして、
ソ連は鉄のカーテンの向こう側にあるという演説をいたしまして、
直ちにソ連側は反論しました。という事で東西冷戦時代、民主主義と共産主義の世界的な冷戦。
直接火花は散らさないがお互いに対立していくという、そういう時代に入りました。
それでアメリカはすぐに、
1946年6月30日
南太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁で最初の原爆実験が行われ、
恐怖の大気中核実験の時代が幕を切って落とした。
そしてこれは私が小学校の頃なんですが、こうして核実験が、
皆さん若い方には想像もできない事ですが、こうして最初の原爆実験が行われまして、
見て下さい、これ、これは最初の海中原爆実験なんですが、

これ、ここにあるのが船ですよ。
とてつもない原爆実験ですが、こんなことを始めた訳です。
核兵器
じゃあ、核兵器と我々が呼んでいるものはなにかと言いますと、
私たちが子どもの頃は核兵器という言葉は使いませんでした。
原爆、水爆あるいは原水爆といっていました。
核兵器というのは、殺す側の言葉です。
殺される側は原爆水爆と言います。被害者の方はね。
だから、私はどうも核という言葉は好きじゃありません。これは殺す側の言葉です。
核兵器、それがいつの間にか使われるようになりましたが、
1946年7月23日にビキニで2発目の核実験(最初の海中核実験)が実施され、
予期せぬプルトニウム汚染を起こしたことから、被ばく研究の必要性を感じたアメリカは、
11月26日にトールマン大統領が海軍省覚書(Shields Warren博士作成)に署名し、
原爆傷害調査委員会(ABCC-Atomic Bomb Casualty commission)を設立して、
広島と長崎の原爆被爆生存者に関する放射線の医学的・生物学的影響を調査し始めた。
海柱の中にプルトニウム汚染が起きたんです、アメリカ人が自分でやりながらですね、
それで被爆汚染の調査をしました。
実際に自分たちで実験をやっていながら、自分たちも被ばくするんだという事で、
それでABCCというのをつくりました。
これは悪名高いものです。
これは広島長崎の原爆で生存した人達を調べて、そうすればわかるだろうという事で、
放射線の医学的生物学的影響を調べ始めました。
このABCCは、長期的影響について、
生存者ばかりでなく子どもに対する遺伝的な影響も含めて、調査を行った。
だが、被爆者の治療を一切行わず、被爆者を人体実験の被験者として調べた。
なぜか?
ABCC創設を提唱した男シールズ・ウォーレンは→
1947~52年原子力委員会(AEC)生物医学班のボス→
1952~58年AEC医学顧問→
1955~63年原爆の放射線影響科学委員会の国連代表となる。
子どもに対する調査も大量に行って、そしてそれを全部持ち帰って、日本人には知らせない。
そして被爆者の治療を一切行わないんですね。
ともかく実際に人体実験という形で広島長崎の被爆者をずーーっと調べ上げている。
じゃあ、誰がやったのか?という事はどこにも書かれていないんですが、
私は調べてみました。
シールズ・ウォーレンという人物がいたことがわかりまして、
これがのちにアメリカの原子力委員会の生物医学班のボスになって、
ここが大事なんですが、原爆の放射線影響科学委員会の国連代表、
いま、我々が大事にしている国連という組織がですね、
このころからやっている、それもトップになっている。
これがなんでわかったか?と言いますと、私は調べる方法を知っていまして、
Who was Who Americaという本があります。
それをずっと調べていけばよくて、この人間を調べますとこういう記録が出てきます。
シールズ・ウォーレンというのがね。
アメリカは全部調べられるようになっています。
そしてずっと読んでいくとABCCや国連でやっていた事が分かりますが、
大事なことは、
「日本の原爆の医学的な影響を調べる、その事で彼は非常に評価されている」と書かれています。
この言葉を覚えておいてほしいんですが、
「遺伝の影響を調べる」という事で、これは私がいま一番心配している現象ですね。
身体の中に起こっているそういう事を調べていたという事ですね。
広島と長崎の生き残って生存した被爆者を調べたとここにも書いてある。
治療はしていません、ただ調べただけです。
こうしてですね、こういう連中がトップになったわけですが、
ここからがおそらくほとんどの方がご存じないでしょう。
大変なことがこの背後に進行していたんです、
ーーーつづく
動画はこちら↓
<1> 原子力マフィアによる被ばく強制の歴史“IAEAとICRP”
12/14広瀬隆氏郡山(内容書き出し)
IAEAはこのような歴史の中でどのようにして誕生したかという事をお話します。
1938年12月、
ドイツの化学者オットー・ハーンとフリッツ・シュトラスマンがウランに中性子を照射した時、
ウランよりも原子量の小さいバリウムを発見してウランの核分裂を発見。
この事実は、大西洋をわたってアメリカのブリンストン大学教授ニールス・ボーアに伝えられ、
コロンビア大学教授のイシドール・ラビとウィリス・ラムの二人がエンリコ・フェルミに伝えた。
ウランに中性子をあてるとウランよりも原子量の小さいものが出来る、
という事はウランに核分裂が起こる事を発見して、これが伝えられていきまして、
そして1941年第二次世界大戦、ナチスの侵略がはじまるわけですが、
第二次世界大戦が始まる直前ですけど、
1941年2月23日、アメリカの化学者グレン・T・シーボーグ博士らが、
バークレーの60インチサイクロトロンを使ってウランに重水素を衝突させる方法により、
世界で最初にプルトニウムを合成・分離した。
重水素というものをぶつけるとですね、ウランがプルトニウムに変わるという事を発見しまして、
それでちょうど第二次世界大戦に突入して言ったんですが、
アメリカがこの時中心になって、極秘裡に皆さんご存じの原子爆弾を製造しようという事で、
マンハッタン計画がスタート(1943年)して、
そしてこの原爆を製造するマンハッタン計画の科学者たちはこういうふうに考えました。
当時の彼らの漫画を見るとこういう漫画が書いてあります。
マッチ棒をこのように並べておくと、1本目に火を付けるとどうなるでしょう?


こうして次々に火が広がって行くと。これが何か?というとですね、
今言った原爆の原理なんです。
ウラン235というものに中性子をぶつけると核分裂をして、
その時に二個以上の中性子が飛び出す事を発見しました。
そうして近くにあるウランがまた核分裂をする、
そうしてこうして次々に雪崩のように核分裂が進むんだ。
これが原子爆弾の発想の原理でした。

これ、一瞬にですね、ダーーーッ!と雪崩のように連鎖反応が起こって巨大なエネルギーが出る。
で、原子力発電はですね、
この核分裂するウラン235の濃縮度をとにかく低くしている。
そうするとぶつかって同じように中性子が二個出てくるけれど、
濃縮度が低いので、235だけじゃなく、核分裂をしないものも、これは核分裂をしない(ウラン238)
こういう状態になると一定の比率で核分裂を取得できる。

こうすれば原子力の燃焼を爆弾としてではなく、電気に使えるんではないか、ということで、
原子力発電の原理が生まれるわけです。
これは、後になってです。
しかしですね42年には
1942年12月2日
イタリアの物理学者エンリコ・フェルミと、ハンガリーの物理学者レオ・シラードが、
シカゴ大学で世界初の原子炉「シカゴ・パイル1号」を完成して臨界に達し、
史上初めて原子核分裂の連鎖反応を維持することに成功します。
そして1945年7月16日、
アメリカで人類最初の原子爆弾の実験が行われました。
これはプルトニウムを使ったものでした。
これがですね、その時の記録の写真ですが、
0.016秒後

我々にはカウントできない短時間のうちにボンッ!と爆発が起こって、
そして次々と巨大な炎になって行く。
この事がついに明らかになって、
そして日本は当時アメリカと太平洋戦争をしていました。
それで彼ら自身が「地獄の日」と呼んだ原爆がですね広島に8月6日に投下されました。
そして、爆心地の温度は100万度というですね、想像を絶する、我々には理解できないものとなって、
爆風とそれから強烈な放射線が人間の身体を射抜いて、
そして生き残った人達も当時降ってきた雨、黒い雨と呼ばれる、そういうみなさんが浴びたものと同じ、
当時我々は死の灰と呼んでいましたが、死の灰を浴びまして、
それで今も沢山の人が後遺症に悩んだわけです。
当時の広島がこうですね、
14万人が一瞬で殺されていく。
まだ日本が戦争を止めないので、続いて長崎に原爆が投下されました。
この街の写真をよーく見て下さい。
街にまだ家がありますね、原爆投下前です。
で、原爆がここに投下されました。
そうしてどういう事が起こったかというと、
見て下さい、なんにも無くなっていますね。

こうして一瞬に長崎で7万人の人達が焼き殺されるという、こういう悲惨な事が起こりました。
簡単に原理だけ申し上げます
ウラン235、ここに火薬で火を付けて火薬が爆発しますと、これがくっつきます。
くっつくと、さっき言った臨界を超えるんですね、そうするとこれが爆発を起こす、一瞬で。
100万分の1秒単位で。

こうして広島がやられる。
そして長崎のプルトニウムの場合は外側に同じように爆薬を点火して、
そして真ん中に集まる、集まった時に臨界を超える。そして爆発をする。
こうして殺されたんですが、そうして日本が敗戦を迎える。
日本敗戦、そして東西冷戦の時代へ
この後大変なことが起こります。それは東西冷戦時代です。
それはどういう事かというと、
1946年、ですから日本が敗戦した翌年ですが、
敗戦翌年の1946年3月5日 鉄のカーテン。
イギリスのチャーチル前首相が、アメリカ大統領トールマンに招かれ、
ミズーリ州フルトンの大学で行った演説の中で、
「バルト海のシュテッティンからアドリア海のトリエステまで
ヨーロッパ大陸を横切る鉄のカーテンiron curtain が降ろされた。
中部ヨーロッパと東ヨーロッパの歴史ある首都は、全てその向こうにある」と、鉄のカーテン演説。
これに対して13日に、ソ連のスターリンがプラウダ汽車に「チャーチルは戦争挑発者」と批判して、
東西冷戦の時代に突入。
チャーチルがアメリカで演説をしまして、
ソ連は鉄のカーテンの向こう側にあるという演説をいたしまして、
直ちにソ連側は反論しました。という事で東西冷戦時代、民主主義と共産主義の世界的な冷戦。
直接火花は散らさないがお互いに対立していくという、そういう時代に入りました。
それでアメリカはすぐに、
1946年6月30日
南太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁で最初の原爆実験が行われ、
恐怖の大気中核実験の時代が幕を切って落とした。
そしてこれは私が小学校の頃なんですが、こうして核実験が、
皆さん若い方には想像もできない事ですが、こうして最初の原爆実験が行われまして、
見て下さい、これ、これは最初の海中原爆実験なんですが、

これ、ここにあるのが船ですよ。
とてつもない原爆実験ですが、こんなことを始めた訳です。
核兵器
じゃあ、核兵器と我々が呼んでいるものはなにかと言いますと、
私たちが子どもの頃は核兵器という言葉は使いませんでした。
原爆、水爆あるいは原水爆といっていました。
核兵器というのは、殺す側の言葉です。
殺される側は原爆水爆と言います。被害者の方はね。
だから、私はどうも核という言葉は好きじゃありません。これは殺す側の言葉です。
核兵器、それがいつの間にか使われるようになりましたが、
1946年7月23日にビキニで2発目の核実験(最初の海中核実験)が実施され、
予期せぬプルトニウム汚染を起こしたことから、被ばく研究の必要性を感じたアメリカは、
11月26日にトールマン大統領が海軍省覚書(Shields Warren博士作成)に署名し、
原爆傷害調査委員会(ABCC-Atomic Bomb Casualty commission)を設立して、
広島と長崎の原爆被爆生存者に関する放射線の医学的・生物学的影響を調査し始めた。
海柱の中にプルトニウム汚染が起きたんです、アメリカ人が自分でやりながらですね、
それで被爆汚染の調査をしました。
実際に自分たちで実験をやっていながら、自分たちも被ばくするんだという事で、
それでABCCというのをつくりました。
これは悪名高いものです。
これは広島長崎の原爆で生存した人達を調べて、そうすればわかるだろうという事で、
放射線の医学的生物学的影響を調べ始めました。
このABCCは、長期的影響について、
生存者ばかりでなく子どもに対する遺伝的な影響も含めて、調査を行った。
だが、被爆者の治療を一切行わず、被爆者を人体実験の被験者として調べた。
なぜか?
ABCC創設を提唱した男シールズ・ウォーレンは→
1947~52年原子力委員会(AEC)生物医学班のボス→
1952~58年AEC医学顧問→
1955~63年原爆の放射線影響科学委員会の国連代表となる。
子どもに対する調査も大量に行って、そしてそれを全部持ち帰って、日本人には知らせない。
そして被爆者の治療を一切行わないんですね。
ともかく実際に人体実験という形で広島長崎の被爆者をずーーっと調べ上げている。
じゃあ、誰がやったのか?という事はどこにも書かれていないんですが、
私は調べてみました。
シールズ・ウォーレンという人物がいたことがわかりまして、
これがのちにアメリカの原子力委員会の生物医学班のボスになって、
ここが大事なんですが、原爆の放射線影響科学委員会の国連代表、
いま、我々が大事にしている国連という組織がですね、
このころからやっている、それもトップになっている。
これがなんでわかったか?と言いますと、私は調べる方法を知っていまして、
Who was Who Americaという本があります。
それをずっと調べていけばよくて、この人間を調べますとこういう記録が出てきます。
シールズ・ウォーレンというのがね。
アメリカは全部調べられるようになっています。
そしてずっと読んでいくとABCCや国連でやっていた事が分かりますが、
大事なことは、
「日本の原爆の医学的な影響を調べる、その事で彼は非常に評価されている」と書かれています。
この言葉を覚えておいてほしいんですが、
「遺伝の影響を調べる」という事で、これは私がいま一番心配している現象ですね。
身体の中に起こっているそういう事を調べていたという事ですね。
広島と長崎の生き残って生存した被爆者を調べたとここにも書いてある。
治療はしていません、ただ調べただけです。
こうしてですね、こういう連中がトップになったわけですが、
ここからがおそらくほとんどの方がご存じないでしょう。
大変なことがこの背後に進行していたんです、
ーーーつづく
動画はこちら↓
<1> 原子力マフィアによる被ばく強制の歴史“IAEAとICRP”
12/14広瀬隆氏郡山(内容書き出し)
昨日の選挙結果に打ちのめされた私です。
テレビも新聞も見る気になりません。
私は広瀬さんの講演を聞いて、歴史の勉強をする事にしました。
IAEAとはどのようにして誕生したのか?そしてどのような組織なのか?
とても長時間の講演なので何回かに分けてUPします。
IAEAとICRP
国際原子力マフィアによる被ばく強制の歴史と福島県内の深刻な被ばくの現実
2012年12月14日 郡山市労働福祉会館
05:09~広瀬隆氏

今、郡山からタクシーに乗ってここに来る途中、
運転手さんが「労働福祉会館はなにかあるのか?」って言うから
説明してあげました。
IAEAというとんでもない奴が乗り込んでくるから、みんなで集まってやる。
「あなたたちボーッとしてちゃダメだよ」と言ったら、
「そうだよ」って、ちょうどホテルの前を通る時に「ここらしいな」って言ってましたけど、
「だけどこんなのを招くなんて福島県がおかしいんじゃないですか?」って僕が言ったんですね。
「そうだよ、あいつらはどうしようもない奴らだ」ってタクシーの運転手さんが言っていました。
良いですか、こういう事はすごく大事なんですね、
普通の、こういう会場に来られない人たちがそういう思いを持っているという事は、
すごく私の中で心強く思いました。
ですからそういう、今日この会場に来られない人の思いも込めてお話しさせていただきます。
みなさん、今までの放射能被曝の知識を一回全部捨てて下さい。
これからの話しは私も今まで講演会でほとんどしたことがありません。
だけれども、これが基礎になったこういう時代が出来てきたという事でですね、
なんとしても皆さんに知っていただきたい。
まず、東京新聞でこういう記事が出まして、なにをするんだろう?と

「原子力安全に関する福島閣僚会議」なんでしょう?
放射能が安全だと、こういう事をやろうとしている訳です。
で、彼らの言葉を聞いていると、どうも汚染地帯に人間を戻したがっている。
こういう事がハッキリ書かれているわけです。
放射能汚染された地域での避難住民の早期帰還を目指す。
汚染地帯に人間を戻すって?
チェルノブイリ原発事故時の調査や復興に関わったベラルーシやウクライナ、
ロシアの研究者らによるチームをIAEAが結成し、福島に派遣するって?
一体こいつら頭のおかしなIAEAとは何者なのか・・・
この連中がなにをしたかというと、ご存じの26年前のソ連で起こりました、
チェルノブイリ原発事故の調査とか、そういう事と書いてありますが、そうじゃないですね。
要するに被爆地帯に人間を放置してきた。
そういう人間たちが、皆さんご存じの山下俊一とかですね、高村昇とか神谷研二という人間たちが、
皆さんのお子さんの命を預かっているという事です。
本当にこの集団、寒気がします。
今、悪魔という言葉を使っても皆さんはピンと来ないかもしれませんが、
この事をですね、お話しします。
それと、もうひとつはIAEAだけじゃなくてですね、WHOも連動しています。
国連がですよ。

人類の健康を預かる組織なんですけれど、これがまた先月こういうね、
がんリスク 福島原発事故の影響 明らかな増加見えず
なんていうことを、いまもね、こういうことを、
要するにIAEAと連動してこういう事を出しています。

こういう事についてこれからお話します。
みなさんに今までの事を忘れていただきたいというのはですね、
私は69歳ですから歴史を長い間見てきましたので、その事を知っていただきたい。
歴史を知っていただきたい。
ちょっと長い話ですが、
放射線・放射能の危険性が明らかになった歴史
1895年12月28日
ドイツの物理学者ヴィルヘム・レントゲンが
実験装置から目に見えない光が放射されている事に気付いて、
それが多くの物体を通過する能力を持った放射線である事を発見して「X線」と名付けた。
そしてX線を使って、人体の骨を撮影できることを明らかにした。
ちょうど100年ちょっと前になりますが、レントゲンが
未知の放射線があるという事を発見しまして、それで未知なのでX線という名前を付けまして、
それでこうやって今我々が行っているレントゲンというものを使うようになった。
この写真の日付は1896年ですが、ちょうどその年ですが当時発明王のエジソンがいまして、
X線の画像でひと儲けしようと言う事でスタートしたんですが、
かれは、助手のダリーという男を使ってX線を使っては、助手にX線を浴びせて、
発明王エジソンは、1986年にX線画像を見る事が出来るX線透視装置を発明したが、
その実験台に助手のダリーを使った。
ダリーは実験のために両手、両足に何度もX線を浴びた結果、
皮膚がんに侵され、手術で両手両足を切断後癌が原因で死亡した。
エジソンはX線の危険性に気付いて、一切のX線の研究を止めた。
ところがこのダリーはかわいそうに、何度もX線を浴びたその結果皮膚がんになり、
そして手術で両手両足を切断して、そして最後にはがんで死亡しました。
で、エジソンがこの時に偉かったのは、これが危険なものだという事に気がついて、
一切の研究を止めました。
ところがその後ですね、ラジウムを精製して、
それが放射能の発生源であるという事を突き止めたキュリー夫人。
ご存じノーベル賞を受けた彼女。
彼女は1934年7月4日にそのラジウムの放射線の被ばくによる白血病で亡くなりました。
こういう歴史がありましたが、
みなさんはご存じないかもしれませんが、我々が子どもの時にこういう昔の目覚まし時計がありました。
夜になるとこういうふうに緑色になって綺麗に光るんですね、夜光塗料が塗ってあって。
我々はクリスマスに貰うと本当にうれしかったんです。
これは一体何か?

これは今緑色に見えるところは夜光塗料、ラジウムを使っている。
そのキュリー夫人を殺したラジウムです。
なんでラジウムが危険か?というと、
アルファ線とガンマ線の両方を出します。放射線です。
夜光塗料をですね時計に塗布する女工さん達がですね、それを筆で書くんですね。
筆で綺麗に拭こうとする、その時にラジウムをペロペロなめてやっていたわけです。
で、この人達はですね、女工さん達が貧血になる、あるいは白血球が減って免疫力がなくなってくる。
そして感染症を起こし、そしてついに癌になる。
数千人の人達がですね、被害に遭うという大変なことが起こったわけです。
今、この女工さん達の事を知っている人達は世界中でほとんどいません。
同じように今福島第一原発で働いてらっしゃる作業員さんの方達の事を思いやる、
本当に思いやる人達は日本にほとんどいないと思います。
口では言っても、それと同じなんです。
当時もこの1920年代という、大変な事なんですよ、被害者が数千人も出ています。
結局社会というのは忘れていくんですね、今の福島のみなさんの状況と同じなんです。
忘れていくんです。
あいつらは関係ない、俺たちの身を守ろう。
そう思うのが人間なんですね。
ただし、これが危険だという事はもう分かっていました。
そうして社会問題になってきたので、1928年に
放射線医学の専門家を中心にして、X線が危ない、ラジウムも危ないという事で、
国際X線およびラジウム防護委員会。
防護というのは人間を防護する、ね、そういう委員会が出来ました。
そしてですね、この時に委員に就任したのが、有名なロルフ・マキシミリアン・シーベルト。
みなさんがカウンターで測る時にシーベルトって使いますね、
このシーベルトが委員なんです。
そして、キュリー夫人が1934年に死んだ年にですね、
この年に初めて、この委員会が許容線量の値を発表しました。
どれぐらいになると危ないなのか…ということで、
ザーッとここへ歴史を書きますけれど、

この国際X線およびラジウム防護委員会が、ずっとこういういろいろな過程を経て、
今からお話しますが、現在のICRPがここですね。
1950年からICRPに変遷を遂げてきました。
この背後にですね、大変な原発の開発の歴史が絡んでくるんです。
この事が分かっていないと、皆さんがどういう人間を相手にしているのか?という事が分かりません。
つづくーー
動画→http://www.ustream.tv/recorded/27730538
2時間29分ごろからの音声
2012年12月15日 広瀬隆さん山本太郎さんの応援演説より
杉並区民の広瀬隆です。
福島から帰ってきました、いま。
今ですね、ちょっと時間を頂いたのは、福島大変なことが今起こっています。
今日15日にですね。
ちょっとお話しさせて下さい。
太郎さんも聞いて下さい。
えっと、今日はどういう日か?と言いますと、
IAEA国際原子力機関が今、郡山に乗り込んで、
それでですね福島県民を殺そうとしているんです。
それで、昨日私の後援会を郡山で開いてくれました。
ちょうどジュリーさんが6時に荻窪で、
沢田研二さんが太郎さんと一緒に大群衆を前に話している、ちょうどその時刻から講演が始まりました。
その時から私は今同じ時刻の荻窪で太郎さんと沢田研二さんが話しをして、
大聴衆の前で話しをしている筈です、と言いました。
昨日の郡山は大会場が満杯でした。
本当に大変な事です。というのは、
私はちょっと昨日福島の方達にお話しした事をかいつまんで申しあげますと、
IAEA国際原子力機関についてはみんな知りません。
新聞テレビを見ると、みんなIAEAが言った通りに書きます。言います。
全部ウソなんです。
あの連中は何をしてきたか!
歴史を全部話してあげたんです。
それは、1945年に広島・長崎に原爆が投下されてから、
核実験が行われ、ずーっとですね、世界中の人間が、
恐らく1千万人の人が病気になり、殺されてきたという歴史をずっと全部実証して話してあげました。
それはですね、恐ろしい話ですけれど、みんなよーく聞いてくれました。
本当に胸の中で涙を流して、そして、
自分たちがいまその流れの中でどういう人間たちを目の前にしているか、
その本当に深刻な事をですね、いま、今日、
福島の人達は立ちあがって、IAEA反撃のですね闘いを今やっているはずなんです。
本当に大変なんです。
いま、福島第一の原子炉がまた崩れるかもしれないという中で
あそこにとどまっている人たち、
子どもをどうやって守ろうか、
そのIAEAの人達がなにをしたか、というと、
要するに被ばく隠しをずーーっとやってきたんです!
この犯罪を全部、過去の事を洗い出して全部、一人づつ名前を挙げて証明してあげました。
この事はみんな知らないんです。
悲しいかな、私は69だから知っています。
だけれども、この話は、今まさに太郎さんが何故この杉並を選んでくれたかという話なんです。
それは、58年前の1954年に
この杉並の荻窪からちょっと5分ほど行った、現在中央図書館のあるあたり、公民館だと思います。
そこでお母さん達が立ち上がって、「原水爆禁止」その運動を起こしてくれたんです。
それが全世界に広がって行って、そして大気中の核実験を止めるところまで行ったんです。
その地を太郎さんが選んでくれたんです。
ここから全世界を変えようと。
それが太郎さんの意気込みだったんです。
私たちがそれを受け継がなくてどうしますか!
そうでしょ?本当に。
山下俊一たちがどこから出てきたか?全部その流れから出てきたんです。
1950年代に、あの核実験をやった連中が言った言葉と、全く同じ言葉をあいつらは話しているんです。
なにも、一語一句変わりません。
その当時の言葉を全部聞かせてあげました、福島の人達に。
みんな聞いてくれました。
だけれど、私は先ほどこちらのバンドの人達が言っていたように、
まさに「今はひとり」、
「ひとり」という事の言葉の意味を
太郎さんはおそらく噛みしめて日本に呼び掛けてくれたんだろうと思います。
私は何人が、何万人が集まろうと、それは数は数えません。
大事なのはみなさんひとり、ひとりなのです。
いいですか、
太郎さんもひとり、私もひとりです。
いいですか、
ひとりには個性があり、能力があり、体験があって、みんな違うんです。
この人達が知恵を出さなくてどうしますか!
今出せるんですよ、それをやって行きましょう。
昨日の後援会の最後に、私は6月29日の20万人の首相官邸前のデモのあの映像を流しました。
そして「福島のみなさんごめんなさい」「許して下さい」
だけど、これだけの人が集まっているんです。
テレビ新聞には出ないけれど、集まっているんです。
福島の人達は孤独ではありません。
私たちにまかせて下さい、守りますから。
言って約束してきました。
太郎さん、必ず守って下さいね。
あの子たちを絶対に守ってくれるのは、太郎さんなんです。
だから私は太郎さんが好きなんですよ。
この人にみんな守ってもらいましょう。
だけれども、いいですか、さっきの な人が言ったように、
「この選挙で終わりじゃないんです」
私たちは一人ずつ、これから行動しましょう。
そうですよね?
我々は選挙で当選してバンザイするためにやっているんじゃないんです。
原点は原発を止めること、なくす事です。
そうでしょ?
まだ原子炉が動いているんです。
選挙が終わったって動いているんです。
どうするんですか?
これを止めるまで絶対やって行きましょう。
太郎さんお願いします、
ーーー
「1945年に広島・長崎に原爆が投下されてから、核実験が行われ、ずーっとですね、世界中の人間が、
恐らく1千万人の人が病気になり、殺されてきたという歴史をずっと全部実証して話してあげました」
その広瀬隆さんの郡山での講演内容を全て書き出しました。
“IAEAとICRP”
国際原子力マフィアによる被ばく強制の歴史と
福島県内の深刻な被ばくの現実
12/14広瀬隆氏郡山(内容書き出し)
<1> 原子力マフィアによる被ばく強制の歴史
<2> 日本敗戦~東西冷戦
<3> プルトニウム人体実験~核実験・被ばくに対して語った言葉
<4> IAEA誕生
<5> 軍事組織IAEAの正体 双子の悪魔と日本の現状
<6> 原子力発電運転開始~放射線の有効利用キャンペーン
<7> ナガサキ・ヒロシマからやってきた「安心安全」の宣教師たち
<8> 被曝の実態・東京の被ばく量は、盛岡の100倍
<9> 老人が沢山放射性物質を食べても 最後火葬場に行って全部出てくる
<10> 福島県民健康管理調査とは何か
<11完> 放射能の被害は癌と白血病だけなのか?
2時間29分ごろからの音声
2012年12月15日 広瀬隆さん山本太郎さんの応援演説より
杉並区民の広瀬隆です。
福島から帰ってきました、いま。
今ですね、ちょっと時間を頂いたのは、福島大変なことが今起こっています。
今日15日にですね。
ちょっとお話しさせて下さい。
太郎さんも聞いて下さい。
えっと、今日はどういう日か?と言いますと、
IAEA国際原子力機関が今、郡山に乗り込んで、
それでですね福島県民を殺そうとしているんです。
それで、昨日私の後援会を郡山で開いてくれました。
ちょうどジュリーさんが6時に荻窪で、
沢田研二さんが太郎さんと一緒に大群衆を前に話している、ちょうどその時刻から講演が始まりました。
その時から私は今同じ時刻の荻窪で太郎さんと沢田研二さんが話しをして、
大聴衆の前で話しをしている筈です、と言いました。
昨日の郡山は大会場が満杯でした。
本当に大変な事です。というのは、
私はちょっと昨日福島の方達にお話しした事をかいつまんで申しあげますと、
IAEA国際原子力機関についてはみんな知りません。
新聞テレビを見ると、みんなIAEAが言った通りに書きます。言います。
全部ウソなんです。
あの連中は何をしてきたか!
歴史を全部話してあげたんです。
それは、1945年に広島・長崎に原爆が投下されてから、
核実験が行われ、ずーっとですね、世界中の人間が、
恐らく1千万人の人が病気になり、殺されてきたという歴史をずっと全部実証して話してあげました。
それはですね、恐ろしい話ですけれど、みんなよーく聞いてくれました。
本当に胸の中で涙を流して、そして、
自分たちがいまその流れの中でどういう人間たちを目の前にしているか、
その本当に深刻な事をですね、いま、今日、
福島の人達は立ちあがって、IAEA反撃のですね闘いを今やっているはずなんです。
本当に大変なんです。
いま、福島第一の原子炉がまた崩れるかもしれないという中で
あそこにとどまっている人たち、
子どもをどうやって守ろうか、
そのIAEAの人達がなにをしたか、というと、
要するに被ばく隠しをずーーっとやってきたんです!
この犯罪を全部、過去の事を洗い出して全部、一人づつ名前を挙げて証明してあげました。
この事はみんな知らないんです。
悲しいかな、私は69だから知っています。
だけれども、この話は、今まさに太郎さんが何故この杉並を選んでくれたかという話なんです。
それは、58年前の1954年に
この杉並の荻窪からちょっと5分ほど行った、現在中央図書館のあるあたり、公民館だと思います。
そこでお母さん達が立ち上がって、「原水爆禁止」その運動を起こしてくれたんです。
それが全世界に広がって行って、そして大気中の核実験を止めるところまで行ったんです。
その地を太郎さんが選んでくれたんです。
ここから全世界を変えようと。
それが太郎さんの意気込みだったんです。
私たちがそれを受け継がなくてどうしますか!
そうでしょ?本当に。
山下俊一たちがどこから出てきたか?全部その流れから出てきたんです。
1950年代に、あの核実験をやった連中が言った言葉と、全く同じ言葉をあいつらは話しているんです。
なにも、一語一句変わりません。
その当時の言葉を全部聞かせてあげました、福島の人達に。
みんな聞いてくれました。
だけれど、私は先ほどこちらのバンドの人達が言っていたように、
まさに「今はひとり」、
「ひとり」という事の言葉の意味を
太郎さんはおそらく噛みしめて日本に呼び掛けてくれたんだろうと思います。
私は何人が、何万人が集まろうと、それは数は数えません。
大事なのはみなさんひとり、ひとりなのです。
いいですか、
太郎さんもひとり、私もひとりです。
いいですか、
ひとりには個性があり、能力があり、体験があって、みんな違うんです。
この人達が知恵を出さなくてどうしますか!
今出せるんですよ、それをやって行きましょう。
昨日の後援会の最後に、私は6月29日の20万人の首相官邸前のデモのあの映像を流しました。
そして「福島のみなさんごめんなさい」「許して下さい」
だけど、これだけの人が集まっているんです。
テレビ新聞には出ないけれど、集まっているんです。
福島の人達は孤独ではありません。
私たちにまかせて下さい、守りますから。
言って約束してきました。
太郎さん、必ず守って下さいね。
あの子たちを絶対に守ってくれるのは、太郎さんなんです。
だから私は太郎さんが好きなんですよ。
この人にみんな守ってもらいましょう。
だけれども、いいですか、さっきの な人が言ったように、
「この選挙で終わりじゃないんです」
私たちは一人ずつ、これから行動しましょう。
そうですよね?
我々は選挙で当選してバンザイするためにやっているんじゃないんです。
原点は原発を止めること、なくす事です。
そうでしょ?
まだ原子炉が動いているんです。
選挙が終わったって動いているんです。
どうするんですか?
これを止めるまで絶対やって行きましょう。
太郎さんお願いします、
ーーー
「1945年に広島・長崎に原爆が投下されてから、核実験が行われ、ずーっとですね、世界中の人間が、
恐らく1千万人の人が病気になり、殺されてきたという歴史をずっと全部実証して話してあげました」
その広瀬隆さんの郡山での講演内容を全て書き出しました。
“IAEAとICRP”
国際原子力マフィアによる被ばく強制の歴史と
福島県内の深刻な被ばくの現実
12/14広瀬隆氏郡山(内容書き出し)
<1> 原子力マフィアによる被ばく強制の歴史
<2> 日本敗戦~東西冷戦
<3> プルトニウム人体実験~核実験・被ばくに対して語った言葉
<4> IAEA誕生
<5> 軍事組織IAEAの正体 双子の悪魔と日本の現状
<6> 原子力発電運転開始~放射線の有効利用キャンペーン
<7> ナガサキ・ヒロシマからやってきた「安心安全」の宣教師たち
<8> 被曝の実態・東京の被ばく量は、盛岡の100倍
<9> 老人が沢山放射性物質を食べても 最後火葬場に行って全部出てくる
<10> 福島県民健康管理調査とは何か
<11完> 放射能の被害は癌と白血病だけなのか?
日本未来の党 街頭演説
2012年12月15日

11:20~
みなさん、おはようございます。未来の党の小沢一郎でございます。
選挙も今日一日となりました。
本日は、私が敬愛する嘉田代表ともども、街頭より都民の皆さまに、また御通行中の皆さまに、
最後のお願いをいたします。どうかよろしくお願いいたします。
選挙でございますから、
未来の党をよろしく、未来の党の候補者は「ご支持をよろしく」と言うのが当然でございますし、
私が最もお願いしたいのは、そのことであります。
しかし、それにつきまして今日はちょっと、違う角度から、
皆さまのご判断のご参考になることを申し上げたいと思っております。
それは何かと言いますと、今回の選挙戦でですね、
私は今日の日本社会の持てる本当に危うい危険な徴候を、従来以上に感じ取ったからであります。
皆さん、選挙の以前には、
国民の皆さんの命と暮らしにかかわる大事なテーマとして、どのようなことが論議されていたでしょうか?
その筆頭はまず、
命にかかわることとして「脱原発、原発をどうするか?」ということが大きな国民的話題でありました。
それからまた、もう一つは、「消費税の問題」があります。
民主党と自公が談合して消費税を無理やり通過させましたけれども、
いまどんどん景気が悪くなっている、所得もどんどん減っている、
そういう時に本当に消費税を倍増して国民の負担を増やすことが本当にいいんだろうか?
という大きな問題もありました。
それからもう一つは、「TPPと呼ばれる国際交渉のテーマ」もありました。
このような3つの大きな、国民の日常の生活、
そして命にかかわるテーマがあったんですけれども、
選挙が近づくにつれ、また、総選挙の最中、始まると同時にですね、
どんどんどんどん、この3つのテーマがマスコミの、メディアの紙面からはだんだん影を消してしまいまして、
まさに争点をぼかすと言いますか、争点を隠すと言うか、
そういうような状況になってきたことは、皆さまもお気づきのことと思います。
そして、何ですか。
憲法改正の是非が争点だとか、経済の景気の問題が争点だとか、いう論調さえ出ておりました。
憲法はもちろん、大事なものでございますけれども、
いま急にこの総選挙で憲法改正の是非をうんぬんするという話ではないと思います。
また、経済の問題、「景気対策が一番だ」という論調も出ておりますけれども、
景気対策の一番の問題は消費税の問題じゃないでしょうか。
景気の悪い時に大増税をして景気対策ができることはありません。
私どもはそういう意味におきまして、
本当にそれを総選挙のなかで、「みんなで考えていかなくてはならない」そう思っておりました。
それからもう一つ、TPPもですけれども。
このTPPは、いわゆる農業生産者が声を大きくしていますから、
生産農家だけの話のように皆さま勘違いされる方も多いのではないかと思います。
しかしTPPちゅうのは、農産物の問題ではありません。
金額にいたしますと農産物なんてものはほんとに微々たるものであります。
このTPPの狙いは、もちろん建前上は関税をなくして自由な貿易通商を行おう、
これは日本にとってもいいことでありますから、それには私は反対する者ではありません。
しかし、この建前の裏にアメリカの大きな意図が隠されております。
いわゆるグローバリゼーション、
アメリカの言うグローバリゼーションというのは、アメリカナイゼーション、
アメリカのルールをほかの国にも世界的にも普遍的にこれを適用させよう。
そういういわゆる従来からのアメリカのいう横暴協議の形を変えたものなのであります。
ですから、建前の原則はいいんですけれども、このTPP、本当にですよ、要はアメリカとの交渉なんです。
アメリカとね、日本政府が、さしで渡り合えるならね、なんの心配もいらないんです。
しかしいまのような政府、あるいは自民党政治に変わったって、
本当に皆さん、アメリカと対抗してさしで議論できると思いますか?
結局参加すればアメリカの言うとおりになってしまうんですよ。
だから、私はこのことについて非常に懸念しているということなんであります。
これはいずれにしろ、中身のことはそれはそれといたしまして、
この3つの命と暮らしにかかわる大きなテーマなんですね。
いま申し上げましたように、
新聞やテレビの報道からもほとんど姿を消してしまっているということが一番の問題であります。
政府・官僚の癒着とよく言われます。
このメインの力は、官僚の、強大な官僚の組織であります。
そしてそのなかに、いわゆる従来の既得権を守る、従来の利権を守る、
その強力な構造のなかにマスメディアまでも取り込まれているのではないのだろうか。
私はこのことをですね、別にこれはメディアを攻撃しているんじゃないんです。
こんな状況を日本が許していたらですね、本当に、大変な、暗いイヤな世の中になってしまいます。
日本の将来、日本の未来はありません。
私はですから、今日、この総選挙のなかでですね、
さらにこの傾向が強まってきたような気がいたしまして、本当に心配をいたしておるわけであります。
どうか皆さん、本当にこの総選挙、これからの日本の未来を決める、その方向を決める総選挙になります。
どうか私ども、愚直に、あるいはしもじもに一生懸命、
国民の皆さんとともに、国民の皆さんの暮らしを守っていくために、
そして国民の皆さんの声を国政の場でできるだけ主張し反映させていこう、そう思っている我々であります。
どうか皆さまのお力添えを、この東京都で日本をどうするか、
皆さんの暮らしを守るのか守らないのか、皆さんが今後どうなるのか、
子どもたちの時代は孫の時代はどうなるのか。
それは主権者たる有権者、皆さんの一票一票で決めることであります。
どうか皆さんの賢明なご判断を、ぜひともこの総選挙、明日であります。
皆さんの、大勢の皆さまの参加のもとに、皆さんの主権の行使を間違いなく、正しく、していただきたい。
それが私の東京の最後のお願いでございます。
私はあとこれからまた地方に出ますので、
この席上、私がずっと以前から大変滋賀県知事として、また政治家として高く評価しておりまして。
だからこそ私は、未来の党の代表のもとで、いっしょに選挙を闘うことにいたしたのであります。
どうか皆さん、代表の訴えをご清聴ください。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
~20:43
ーーー
今回の文字起こしはツイッターのアカウントでLeiko ISHIKAWA @leikoiさんがしてくださいました。
ありがとうございます。
小沢一郎さんのお話は今回“未来の党”として「脱原発」を掲げていらっしゃるという事から、
大竹まことさんのラジオを聞いて書き出して、初めてちゃんとお話を伺っていたところです。
その内容はこちら↓
はじめてちゃんと小沢一郎の話を聞いてみた11/30大竹まことゴールデンラジオ(内容書き出し)
選挙演説もきちんと聞いてみたいと思いながら、なかなか時間が無くて出来ないままになっていました。
今回、このように文字に起こした事を教えていただかなければ、
私はこの演説を聞く事はなかったと思います。
選挙はもう明日です。
自民党や民主党に対抗するためには、どうする事が一番いい選択なのか、
比例代表の政党に関しては、まだ未来の党と社民党、
昔から原発反対を唱えていた共産党も視野に入っていたのですが、
共産党に関しては、今日になっても疎開裁判の答が無いことからちょっと・・・って、
結構気に入っていたのに、非常に残念だと思っているところです。
小沢一郎さんって、本当はどう?
でも、裁判沙汰になったりして、ハメられていたことは事実だし、
NHKはじめテレビ各局は小沢さんの姿を映しません。
だから余計に分からない、謎の人物のままなのです。
今回の演説を聞く限りは、未来を託してもいいようにも思えます。
でも…まだ一晩悩ませて下さい。
ここまで来たら正直に自分の事を話しますが、
私は20歳で選挙権をもらってから、欠かさず選挙には行っています。
とにかく自民党の政権はイヤでしたので、
社民党に入れたり、共産党に入れたり、生活者ネットに入れたりしてきました。
でも、前回の選挙ではどうしても自民党政権を終わりにしてもらいたいと思い、
民主党に入れたのです。
その中で小沢一郎さんは自民から民主へと移った方だと私の中では認識しています。
なので、素直に受け入れがたい局面があります。
でも、どうするのがいいのでしょうか?
自民はもちろん論外で、民主も野田が党首ならば論外。(維新は眼中にない)
社民や共産では人数が足りない気がするし、
だから、未来の党もいいかもしれないと思っているのは事実です。
選挙までの日にちが少ないような気がします。
日本の未来を決める大事な選挙なのにね。
今回ほど重要な選挙は初めてです。
よーく考えて、明日は選挙に行ってきます☆。◕‿◕。)ノ♡
2012年12月15日

11:20~
みなさん、おはようございます。未来の党の小沢一郎でございます。
選挙も今日一日となりました。
本日は、私が敬愛する嘉田代表ともども、街頭より都民の皆さまに、また御通行中の皆さまに、
最後のお願いをいたします。どうかよろしくお願いいたします。
選挙でございますから、
未来の党をよろしく、未来の党の候補者は「ご支持をよろしく」と言うのが当然でございますし、
私が最もお願いしたいのは、そのことであります。
しかし、それにつきまして今日はちょっと、違う角度から、
皆さまのご判断のご参考になることを申し上げたいと思っております。
それは何かと言いますと、今回の選挙戦でですね、
私は今日の日本社会の持てる本当に危うい危険な徴候を、従来以上に感じ取ったからであります。
皆さん、選挙の以前には、
国民の皆さんの命と暮らしにかかわる大事なテーマとして、どのようなことが論議されていたでしょうか?
その筆頭はまず、
命にかかわることとして「脱原発、原発をどうするか?」ということが大きな国民的話題でありました。
それからまた、もう一つは、「消費税の問題」があります。
民主党と自公が談合して消費税を無理やり通過させましたけれども、
いまどんどん景気が悪くなっている、所得もどんどん減っている、
そういう時に本当に消費税を倍増して国民の負担を増やすことが本当にいいんだろうか?
という大きな問題もありました。
それからもう一つは、「TPPと呼ばれる国際交渉のテーマ」もありました。
このような3つの大きな、国民の日常の生活、
そして命にかかわるテーマがあったんですけれども、
選挙が近づくにつれ、また、総選挙の最中、始まると同時にですね、
どんどんどんどん、この3つのテーマがマスコミの、メディアの紙面からはだんだん影を消してしまいまして、
まさに争点をぼかすと言いますか、争点を隠すと言うか、
そういうような状況になってきたことは、皆さまもお気づきのことと思います。
そして、何ですか。
憲法改正の是非が争点だとか、経済の景気の問題が争点だとか、いう論調さえ出ておりました。
憲法はもちろん、大事なものでございますけれども、
いま急にこの総選挙で憲法改正の是非をうんぬんするという話ではないと思います。
また、経済の問題、「景気対策が一番だ」という論調も出ておりますけれども、
景気対策の一番の問題は消費税の問題じゃないでしょうか。
景気の悪い時に大増税をして景気対策ができることはありません。
私どもはそういう意味におきまして、
本当にそれを総選挙のなかで、「みんなで考えていかなくてはならない」そう思っておりました。
それからもう一つ、TPPもですけれども。
このTPPは、いわゆる農業生産者が声を大きくしていますから、
生産農家だけの話のように皆さま勘違いされる方も多いのではないかと思います。
しかしTPPちゅうのは、農産物の問題ではありません。
金額にいたしますと農産物なんてものはほんとに微々たるものであります。
このTPPの狙いは、もちろん建前上は関税をなくして自由な貿易通商を行おう、
これは日本にとってもいいことでありますから、それには私は反対する者ではありません。
しかし、この建前の裏にアメリカの大きな意図が隠されております。
いわゆるグローバリゼーション、
アメリカの言うグローバリゼーションというのは、アメリカナイゼーション、
アメリカのルールをほかの国にも世界的にも普遍的にこれを適用させよう。
そういういわゆる従来からのアメリカのいう横暴協議の形を変えたものなのであります。
ですから、建前の原則はいいんですけれども、このTPP、本当にですよ、要はアメリカとの交渉なんです。
アメリカとね、日本政府が、さしで渡り合えるならね、なんの心配もいらないんです。
しかしいまのような政府、あるいは自民党政治に変わったって、
本当に皆さん、アメリカと対抗してさしで議論できると思いますか?
結局参加すればアメリカの言うとおりになってしまうんですよ。
だから、私はこのことについて非常に懸念しているということなんであります。
これはいずれにしろ、中身のことはそれはそれといたしまして、
この3つの命と暮らしにかかわる大きなテーマなんですね。
いま申し上げましたように、
新聞やテレビの報道からもほとんど姿を消してしまっているということが一番の問題であります。
政府・官僚の癒着とよく言われます。
このメインの力は、官僚の、強大な官僚の組織であります。
そしてそのなかに、いわゆる従来の既得権を守る、従来の利権を守る、
その強力な構造のなかにマスメディアまでも取り込まれているのではないのだろうか。
私はこのことをですね、別にこれはメディアを攻撃しているんじゃないんです。
こんな状況を日本が許していたらですね、本当に、大変な、暗いイヤな世の中になってしまいます。
日本の将来、日本の未来はありません。
私はですから、今日、この総選挙のなかでですね、
さらにこの傾向が強まってきたような気がいたしまして、本当に心配をいたしておるわけであります。
どうか皆さん、本当にこの総選挙、これからの日本の未来を決める、その方向を決める総選挙になります。
どうか私ども、愚直に、あるいはしもじもに一生懸命、
国民の皆さんとともに、国民の皆さんの暮らしを守っていくために、
そして国民の皆さんの声を国政の場でできるだけ主張し反映させていこう、そう思っている我々であります。
どうか皆さまのお力添えを、この東京都で日本をどうするか、
皆さんの暮らしを守るのか守らないのか、皆さんが今後どうなるのか、
子どもたちの時代は孫の時代はどうなるのか。
それは主権者たる有権者、皆さんの一票一票で決めることであります。
どうか皆さんの賢明なご判断を、ぜひともこの総選挙、明日であります。
皆さんの、大勢の皆さまの参加のもとに、皆さんの主権の行使を間違いなく、正しく、していただきたい。
それが私の東京の最後のお願いでございます。
私はあとこれからまた地方に出ますので、
この席上、私がずっと以前から大変滋賀県知事として、また政治家として高く評価しておりまして。
だからこそ私は、未来の党の代表のもとで、いっしょに選挙を闘うことにいたしたのであります。
どうか皆さん、代表の訴えをご清聴ください。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
~20:43
ーーー
今回の文字起こしはツイッターのアカウントでLeiko ISHIKAWA @leikoiさんがしてくださいました。
ありがとうございます。
小沢一郎さんのお話は今回“未来の党”として「脱原発」を掲げていらっしゃるという事から、
大竹まことさんのラジオを聞いて書き出して、初めてちゃんとお話を伺っていたところです。
その内容はこちら↓
はじめてちゃんと小沢一郎の話を聞いてみた11/30大竹まことゴールデンラジオ(内容書き出し)
選挙演説もきちんと聞いてみたいと思いながら、なかなか時間が無くて出来ないままになっていました。
今回、このように文字に起こした事を教えていただかなければ、
私はこの演説を聞く事はなかったと思います。
選挙はもう明日です。
自民党や民主党に対抗するためには、どうする事が一番いい選択なのか、
比例代表の政党に関しては、まだ未来の党と社民党、
昔から原発反対を唱えていた共産党も視野に入っていたのですが、
共産党に関しては、今日になっても疎開裁判の答が無いことからちょっと・・・って、
結構気に入っていたのに、非常に残念だと思っているところです。
小沢一郎さんって、本当はどう?
でも、裁判沙汰になったりして、ハメられていたことは事実だし、
NHKはじめテレビ各局は小沢さんの姿を映しません。
だから余計に分からない、謎の人物のままなのです。
今回の演説を聞く限りは、未来を託してもいいようにも思えます。
でも…まだ一晩悩ませて下さい。
ここまで来たら正直に自分の事を話しますが、
私は20歳で選挙権をもらってから、欠かさず選挙には行っています。
とにかく自民党の政権はイヤでしたので、
社民党に入れたり、共産党に入れたり、生活者ネットに入れたりしてきました。
でも、前回の選挙ではどうしても自民党政権を終わりにしてもらいたいと思い、
民主党に入れたのです。
その中で小沢一郎さんは自民から民主へと移った方だと私の中では認識しています。
なので、素直に受け入れがたい局面があります。
でも、どうするのがいいのでしょうか?
自民はもちろん論外で、民主も野田が党首ならば論外。(維新は眼中にない)
社民や共産では人数が足りない気がするし、
だから、未来の党もいいかもしれないと思っているのは事実です。
選挙までの日にちが少ないような気がします。
日本の未来を決める大事な選挙なのにね。
今回ほど重要な選挙は初めてです。
よーく考えて、明日は選挙に行ってきます☆。◕‿◕。)ノ♡
2012年12月14日 with夜ラジ 近藤勝重
調査団は調査結果について来週20日の会合で議論しますが、
「活断層の可能性が高い」と発表されれば、東北電力は施設の耐震性の見直しを迫られ、
東北電力が目指す再稼働も遠のくことになります。
東京電力福島第一原発の事故で、放射線量が局地的に高、いわゆるホットスポットとして指定された、
「特定避難勧奨地点」について、政府は今日福島県内の合わせて129世帯を解除しました。
特定避難勧奨地点の解除は初めてです。
解除されたのは福島県伊達市の128世帯と、川内村の1世帯です。
特定避難勧奨地点は原発事故後の
1年間の積算放射線量が20ミリシーベルトを超えると推定される場所です。
今回の解除について政府は、
「モニタリング調査の結果、1年間の積算放射線量が20ミリシーベルト以下になることが確認できたため」
と、説明をしております。
もう少し詳しく言いますと、政府の現地対策本部は、
先月と今月、それぞれの家の庭先と玄関先で放射線量を測ったという事なんですね。
その結果128世帯が指定された福島県伊達市では、
1年間の放射線量に換算して、最大で12.6ミリシーベルト。
川内村の1世帯では7.8ミリシーベルトだったため、
それぞれの自治体と協議して解除を決めたという事なんですが、
あの…事故前に法律で一般の人が浴びてもよいとされていた放射線量というのは、
実は、1ミリシーベルトなんです。
えー、近藤さん、解除という事になりましたが・・・
近藤:
あのね、さっきの活断層のニュースもそうなんですけど、
ま、要するに一番大事なのは誰が考えたって人間の命だと思うんですよ。
地震にしろ、原発の事故にしろ、いつ起こるかが分からないから
我々はバタバタしないで生きているだけでね、
本当に「危険性はこれだけあるんだよ」といった時に、
生命財産を守るのが政治の役目ですから、
その政治がですね、1000年に一度の未曽有の体験をして、3.11を経て初めての総選挙でね、
これだけですね、要するに活断層と原発の問題にせよなんにせよ、
原発から遠のいた議論する政党が、僕は多すぎると思うんですよ。
それは、そんな事を言っても、意見はまだ世の中は分かれているんじゃないのか?とか、
あるいはそういう事を逆に理由にして、だから減災防災の工事をやったら、
公共事業で景気も良くなるんだとかいうふうな、
物事の、なんか変な言い方ですね。
こういうものがまかり通っちゃう選挙になっているんです。
で、僕はそういう意味で、なんていう…なんていう論点の国だろうと、
いつも思いながら選挙報道を聞いているんですけれど、
第一活断層なんて、世界で起きる地震の10分の1が日本で起きている訳ですから、
そして、原発の面積を考えただけでもですね、
活断層の上にちょっとでもかかっていないというか、
完全にクリアなんていう所は探すほうが無理なんじゃないかと、私は思っているんです。
だからそういう事も含めて考えたら、
本当に原発っていうものをどうするのか?って言うのが今度の総選挙の時にですね、
本当に「生命財産を重んじるのが政治だ」っていうんなら、
もっと前面にその話を出してきて、やって欲しいと思いますね。
で、この福島の除染の問題でも、
福島の問題になると本当に何も解決していないし、
この前の地震の時も、たとえば「4号機がどうなったか?」って誰しもヒヤッてしたわけですよ。
それやったらもう東京は避難しなくちゃいけない訳ですよ。
東京が非難するっていう事は日本にどういう影響を与えるか?っていう事が、
現実に差し迫った問題になるんですよね。
それにもかかわらずね、そこから避けたところで議論しすぎる声の方が大きいというのは、
「いったいどういう選挙をやっているんだろうな」と、私は正直思っています。
4:49
はい。次は経済のニュースをお伝えします。
日銀が今日東京の企業に対する見方を発表し、大企業の製造業で、大きく悪化しました。
日銀が今日発表した短観、企業短期経済観測調査は……
ーー略ーー
近藤さん、このニュースについてはいかがですか?
近藤:
そのね、その数値を出せばね、それは平成22年以来マイナス12っていうのは大変な数字だなと思います。
思うけど、その間に震災もあったんですよね。
その震災を受けたら電力がどうだこうだという議論は当然起きるわけで、
その電気料金も上がってくるはいろいろ起きてきますよね。
そうすると今までのね、インフレターゲットだの何だのという経済政策が
「何の意味を持つのか?」という議論から始まらな急あやっぱりおかしいと思うのね。
エコノミーとエコロジーを両輪にして考えた時に、経済というのはどうあるべきか?
それで震災後ですよ、、我々が身の丈に合った生活をしようよ、足るを知ろうよ、
の思考で行こうよと言っていたのはどこいっちゃったのか?と言っていた声はどこへ行っちゃったのだ?と。
なんか今はとにかく景気回復策の、なんかこうインフレ対応がどうのこうの、
金融緩和がどうのこうのって、相も変わらずの事を言っている訳ですよ。公共投資とか。
だけど、これだけの本当にさっきも言ったような地震というものを想定した国でいろんな事を考えた時に、
そんな今まで言いつくされた経済政策をまた繰り返しアナウンスしているっていうね、
これって、「なんか僕ら本当に学習してんのか?」っていうね、
我々の側からもやっぱりそういう声が出ていかないとおかしいと思うんだよね。
千葉:そうですよね、「何を学んだのか?」って言うところですよねぇ。
近藤:はい。
千葉:はい。
2012年12月14日
報道するラジオ 「小出裕章さんに聞く 原発事故、放射能・・・」
22:34~
核融合
水野:
はい、次はラジオネームたねまきさんという方からのご質問なんですけれど、
復興予算の中から核融合研究費というものが160億円以上執行済みだという報道を見ました。
この、熱核融合、レーザー核融合推進ってなんですか?
なんですか?
小出:
今私たちは原子力というものに手を染めています。
それはウランを核分裂させてエネルギーを取り出そうという試みですけれども、
ウランを核分裂させたものは原爆です。
ですから、原爆に使った技術をエネルギーを取り出すために使おうとしているのが、
現在やっている原子力発電所です。
では、核融合というのは何か?と言うと、水爆です。
原爆はウランの核分裂だったのですけれども、
水爆というのは水素、あるいはリチウムというような特殊な元素があるのですけれども、
そういうものを分裂させるのではなくて、
今度は融合させてエネルギーを取り出すという爆弾が水爆だったのですけれども、
それを地球のどこかで実現させて、水爆のエネルギーを取りだそうという試みが核融合というもので、
熱核融合、あるいはレーザー核融合、
あるいは常温核融合というようないろんな事は言われてきましたけれども、
言われてきただけで、全く実現の見通しがありません。
少なくても「21世紀中に核融合が地球上のどこかで実現できる」と思っている科学者は
だれ一人いないと私は思います。
水野:はぁー。
小出:
この日本という国で、原子力発電所の事故が起きて、人々が大変困難な状況に突き落とされている中で、
そのための復興予算というのはもう本当に必要なお金の筈なんですけれども、
そんなお金を「核融合研究に使う」なんていう事は、私は「犯罪」とでも呼ぶべきだと思います。
平野:先生、これ、国立大学の専門学部で核融合を専門的に研究しているところが結構多いですよね。
小出:はい。あります。
水野:へぇ~
小出:あんまり多くはないですけれども、
平野:多くはないんですか?大阪大学なんかそうですよね。
小出:
はい、大阪大学はレーザー核融合というものをずっと研究を続けてきているのですけれども、
レーザー核融合というものは、これまでやってきた核融合研究の中ではむしろ異端なのです。
いわゆる正統派の核融合研究というのはトカマクという形の核融合反応を実現しようとしていまして、
現在はイーターという、国際的な核融合の実験装置をつくろうとして、
EUと、後は米国・ロシア・日本・韓国・インド・中国というような、
EUプラス6カ国が集まって、熱核融合反応炉というものをつくろうとしているのです。
そのために、核融合研究のほとんどの勢力はそこに集まっていて、何とかしようとしているのですが、
それすらが今聞いていただいたように21世紀中に実現出来るという見込みはほとんどありません。
で、大阪大学のレーザー核融合はそれよりももっと、もっと実現の可能性が低いという、
そういうものです。
海洋汚染
水野:
じゃ、最後に短くお答えいただきたいんですが、
ラジオネームトンビさんという方は、
福島第一原発事故に於いての海洋汚染について教えて下さい。
海の放射能ってね、希釈されていく、薄くなっていくと言われていますけれど、
今どうなんでしょうか?
小出:
はい、もちろん海も汚れています。
先ずは空気中に大量の放射能が出て、
地球全部にもう福島第一原子力発電所から放出された放射能が、
大気中にばら撒かれて広がってしまっています。
そして、ばら撒かれた放射能の一部は陸に落ちて、いわゆる個体として今、大地を汚してしまっていて、
それによって福島周辺の人達が被ばくを続けているという状況にあるわけです。
ですから気体と個体というものはもうすでにどうしようもない状態であるわけですし、
あとは液体として海に流れて言っているものが、今、汚染を広げているのです。
福島、あるいは宮城、岩手もそうですけれども、
がれきが太平洋を流れて米国にたどり着いた、
カナダにたどり着いたと、もうすでになっている訳ですけれども、
放射能も同じように何カ月、あるいは何年という単位でを経ながら、
太平洋全体に広がっていくわけです。
そして陸上であれば、たとえば野菜はそこで採れるわけですけれども、
海というのは魚が泳いでいるわけで、
たとえば福島周辺で汚染された魚も、宮城、岩手、北海道、あるいはまた、茨城、千葉というふうに、
どんどん泳いで行ってしまっているわけで、
汚染はこれからどんどん、どんどん広がって行ってしまうし、
今現在私が陸上で心配しているのはセシウムという放射性物質だけ、
ま、「だけ」というのは言いすぎかもしれないけれども、
主要にはセシウムだと私は思っていますが、
海の汚染の場合には今度はストロンチウムという、
セシウムに比べてまた毒性の強い放射性物質に対しても注意が必要になるだろうと思います。
ただストロンチウムの測定は大変難しいので
これからどこまで測定してデータが公表されてくるのかという、その事自身も心配です。
ストロンチウム
水野:ストロンチウムの毒性を一言で教えていただくと、どのようなものでしょう?
小出:
ストロンチウムというのはカルシウムと同じような化学的な挙動を取りますので、骨に蓄積してしまいます。
それで一度骨に蓄積してしまいますと、もう排泄する事もなくて、
ずっと体内にとどまってしまうという事になりますので、
生物学的な毒性という事を考えれば、セシウムの何倍も危険が高いという放射性物質です。
水野:
あの、いろいろと教えていただいてありがとうございました。
また、リスナーの方々からのご質問をまだまだお寄せいただいておりますので、
このような機会にこの番組でまたお答えいただきたいと思います。
本当にどうもありがとうございました。
小出:ありがとうございました。
ーーおしまい
ー核融合とは?ー
<ひどすぎる!>復興予算が核融合研究に9/16東京新聞&小出先生の解説
たねまきJ「玄海1号定期検査入り・給食の基準40Bq・核融合の将来性」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)12/1
<上記ブログより一部抜粋・>
小出:
はい、
この技術は途方もなく難し過ぎて、実現しないと私は思います。
現在、唯一現実可能だと思われている核融合は、D-T核融合というのですが、
水素の中の重水素と三重水素を核融合させようとする、そういう技術です。
そして、
「核分裂反応は核分裂性物という放射能を生むけれども、核融合反応は放射性物質を生まない」という、
そういう、なんか宣伝が広くいきわたってきましたが、
燃料に使う三重水素自身が放射能です。
ですから、反応を起こす前から放射性物質を取り扱うという技術ですので、
わたしは、決してやるべきではないと思っています。
そのうえで、D-T核融合を起こしてしまうと、大量の中性子が出てきてしまいますので、
核融合炉という、ま、それも鋼鉄を中心としたもので出来るのですけれども、
それが膨大な放射能の塊になってしまうのです。
並大抵な技術ではありませんし、おそらく実現もしないし、
やるとまた、大変な放射能汚染を引き起こすだろうと私は思います。
(ブログ内には核融合関係の簡単な説明もあり)
たねまきJ「トリチウム・雪・福島講演」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)2/2
<一部抜粋>
小出:
そのために核融合が出来れば「クリーン」だと言ってきたのですね。
ところがその核融合というのは、実はトリチウムを燃料にするんです。
自然界にあったものの何百倍というようなもののトリチウムを、
毎年毎年、燃料に使うという様な技術が核融合という技術でして、
なんか、皆さんは夢のエネルギー源だと思われているかもしれませんけれども、
そんな事をやったら、もう、地球が放射能まみれになってしまうと私危惧してきました。
千葉:えっ、じゃ核融合をやるためには大量のトリチウムを作らなければいけない訳ですよね。
小出:そうです。それが燃料なんです。
千葉:ええええぇぇぇ!!!
まず、そのトリチウムありきで核融合が行われるということなんですね。
小出:
まずは、てんかする前にはトリチウムを集めておかなければいけませんし、
一度核融合をてんかした後は自分でトリチウムをどんどん、どんどん生み出しながら、
それを燃料にするという、そういうシステムにしなければいけないのですが、
水素というのは閉じ込める事が大変難しいので、多分大量に漏れてくる事になりますし、
核融合という事をやれば、トリチウムが最大の放射能の被ばく源になるだろうと私は思います。
千葉:そうですよね、環境に出たら水と同じだから回収する事は全然出来ないという事なんですものね。
小出:そうです、はい。
藤田:トリチウムというのはかなりの有毒物質であるという事は間違いがないんですよね。
小出:
放射性物質というのは山ほどあるのですけれども、
放射性物質の中の毒性でいうとあまり高くはないのです。
ただし、他の放射性物質は閉じ込める技術がさまざまにあるのですけれども、
トリチウムは水素ですので、水になってしまう。
そうすると、もう、水の中からいくら放射性物質を取り除いて、綺麗にしたつもりでも、
水そのものが、要するにトリチウムで汚れているわけですから、
閉じ込めようがないのです。
ですから、六ヶ所再処理工場というのが、今、動くか動かないかの瀬戸際にあるのですけれども、
トリチウムに関する限りは、全量放出するという事になります。
千葉:うわぁ~
ー海のストロンチウムー
ストロンチウムはそのまま垂れ流し状態(セシウムのように捕捉できない)
たねまきJ「藤村官房長官発言・福島第一高濃度ストロンチウム汚染水漏れ・リスナーの質問」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)4/5
小出:
セシウム137とほとんど等しい量が出来るというのがストロンチウム90という放射性物質でして、
人体に対する危険度でいえば、セシウムの何倍かは高いと言われている猛毒の放射性物質です。
ただし、揮発性があまりないために、福島第一原子力発電所の事故でも、
セシウムは大量に大気中に出てきたのですが、ストロンチウムは大気中には出てこなかったのです。
多分割合でいえば1000分の1ぐらいしか大気中には出てこなかったと思います。
ただ逆に、水には溶けやすいし、なかなか自ら捕捉しにくいという性質を持っていますので、
水をいま、浄化系というのを通して、セシウムは捕まえているのですけれども、
ストロンチウムはほとんど浄化もできないまま汚染水の中に残り続けてきてしまっているのです。
それが、ま、漏れてしまったということで、
これからどんどん深刻な問題になってくるとおもいます。
千葉:
えーっ、今回、その、大部分が海に流れ出したという事なんですけれども、
量が12トンという事で、どんな影響が考えられますか?
小出:
えっと、実は今、マスコミといいますかね、今日の報道では
その「12トンが漏れたから大変だ」という事になっているんですね。
もちろんわたしはそれは大変だと思いますし
循環冷却という事をやることの困難さも、今回の事が示したと思うのですけれども、
実はもう、毎日漏れているのです。
白血病や骨の癌の原因(骨に溜まったら出ていかない)
「議院運営委員会での田中氏の発言・ストロンチウム」
8/2たねまきJ小出裕章氏(内容書き出し)
小出:
骨というのはカルシウムでできているんですね。
ストロンチウムはカルシウムと同じ挙動を取りますので、骨に溜まってしまいます。
そうすると、もう、抜けていかないのです。
千葉:そのままずーっと溜まり続けるんですか?
小出:
長い間骨に溜まってしまうというそういう性質を持っているので、
被曝をずっとしてしまうということになります。
一方セシウムという放射性物質はカリウムという元素と同じような挙動を取りまして、
骨に溜まるのではなくて、全身に行き渡るというような性質を持っています。
そして私たちはもう、常日頃カリウムを大量に摂取していて、
カリウムはどんどん代謝していますし、
セシウムも人間の代謝機能で排泄されていくという、そういう性質を持っています。
今、一般の成人は70日待っていればセシウムは半分に減ってくれるだろうというのが、
基本的な科学の認識ですけれども、
ま、多くても少なくてもその程度で減っていってくれるというものなのです。
でもストロンチウムの場合は一度骨に溜まってしまうと、
何十年も減ってくれないという、そういう性質を持っているが為に、
ストロンチウムは危険なのです。
二木:骨に溜まるとどうなっていくんでしょうか?
小出:骨の癌、つまり白血病とかですね、そういうふうな物を引き起こしてしまうということになります。
報道するラジオ 「小出裕章さんに聞く 原発事故、放射能・・・」
22:34~
核融合
水野:
はい、次はラジオネームたねまきさんという方からのご質問なんですけれど、
復興予算の中から核融合研究費というものが160億円以上執行済みだという報道を見ました。
この、熱核融合、レーザー核融合推進ってなんですか?
なんですか?
小出:
今私たちは原子力というものに手を染めています。
それはウランを核分裂させてエネルギーを取り出そうという試みですけれども、
ウランを核分裂させたものは原爆です。
ですから、原爆に使った技術をエネルギーを取り出すために使おうとしているのが、
現在やっている原子力発電所です。
では、核融合というのは何か?と言うと、水爆です。
原爆はウランの核分裂だったのですけれども、
水爆というのは水素、あるいはリチウムというような特殊な元素があるのですけれども、
そういうものを分裂させるのではなくて、
今度は融合させてエネルギーを取り出すという爆弾が水爆だったのですけれども、
それを地球のどこかで実現させて、水爆のエネルギーを取りだそうという試みが核融合というもので、
熱核融合、あるいはレーザー核融合、
あるいは常温核融合というようないろんな事は言われてきましたけれども、
言われてきただけで、全く実現の見通しがありません。
少なくても「21世紀中に核融合が地球上のどこかで実現できる」と思っている科学者は
だれ一人いないと私は思います。
水野:はぁー。
小出:
この日本という国で、原子力発電所の事故が起きて、人々が大変困難な状況に突き落とされている中で、
そのための復興予算というのはもう本当に必要なお金の筈なんですけれども、
そんなお金を「核融合研究に使う」なんていう事は、私は「犯罪」とでも呼ぶべきだと思います。
平野:先生、これ、国立大学の専門学部で核融合を専門的に研究しているところが結構多いですよね。
小出:はい。あります。
水野:へぇ~
小出:あんまり多くはないですけれども、
平野:多くはないんですか?大阪大学なんかそうですよね。
小出:
はい、大阪大学はレーザー核融合というものをずっと研究を続けてきているのですけれども、
レーザー核融合というものは、これまでやってきた核融合研究の中ではむしろ異端なのです。
いわゆる正統派の核融合研究というのはトカマクという形の核融合反応を実現しようとしていまして、
現在はイーターという、国際的な核融合の実験装置をつくろうとして、
EUと、後は米国・ロシア・日本・韓国・インド・中国というような、
EUプラス6カ国が集まって、熱核融合反応炉というものをつくろうとしているのです。
そのために、核融合研究のほとんどの勢力はそこに集まっていて、何とかしようとしているのですが、
それすらが今聞いていただいたように21世紀中に実現出来るという見込みはほとんどありません。
で、大阪大学のレーザー核融合はそれよりももっと、もっと実現の可能性が低いという、
そういうものです。
海洋汚染
水野:
じゃ、最後に短くお答えいただきたいんですが、
ラジオネームトンビさんという方は、
福島第一原発事故に於いての海洋汚染について教えて下さい。
海の放射能ってね、希釈されていく、薄くなっていくと言われていますけれど、
今どうなんでしょうか?
小出:
はい、もちろん海も汚れています。
先ずは空気中に大量の放射能が出て、
地球全部にもう福島第一原子力発電所から放出された放射能が、
大気中にばら撒かれて広がってしまっています。
そして、ばら撒かれた放射能の一部は陸に落ちて、いわゆる個体として今、大地を汚してしまっていて、
それによって福島周辺の人達が被ばくを続けているという状況にあるわけです。
ですから気体と個体というものはもうすでにどうしようもない状態であるわけですし、
あとは液体として海に流れて言っているものが、今、汚染を広げているのです。
福島、あるいは宮城、岩手もそうですけれども、
がれきが太平洋を流れて米国にたどり着いた、
カナダにたどり着いたと、もうすでになっている訳ですけれども、
放射能も同じように何カ月、あるいは何年という単位でを経ながら、
太平洋全体に広がっていくわけです。
そして陸上であれば、たとえば野菜はそこで採れるわけですけれども、
海というのは魚が泳いでいるわけで、
たとえば福島周辺で汚染された魚も、宮城、岩手、北海道、あるいはまた、茨城、千葉というふうに、
どんどん泳いで行ってしまっているわけで、
汚染はこれからどんどん、どんどん広がって行ってしまうし、
今現在私が陸上で心配しているのはセシウムという放射性物質だけ、
ま、「だけ」というのは言いすぎかもしれないけれども、
主要にはセシウムだと私は思っていますが、
海の汚染の場合には今度はストロンチウムという、
セシウムに比べてまた毒性の強い放射性物質に対しても注意が必要になるだろうと思います。
ただストロンチウムの測定は大変難しいので
これからどこまで測定してデータが公表されてくるのかという、その事自身も心配です。
ストロンチウム
水野:ストロンチウムの毒性を一言で教えていただくと、どのようなものでしょう?
小出:
ストロンチウムというのはカルシウムと同じような化学的な挙動を取りますので、骨に蓄積してしまいます。
それで一度骨に蓄積してしまいますと、もう排泄する事もなくて、
ずっと体内にとどまってしまうという事になりますので、
生物学的な毒性という事を考えれば、セシウムの何倍も危険が高いという放射性物質です。
水野:
あの、いろいろと教えていただいてありがとうございました。
また、リスナーの方々からのご質問をまだまだお寄せいただいておりますので、
このような機会にこの番組でまたお答えいただきたいと思います。
本当にどうもありがとうございました。
小出:ありがとうございました。
ーーおしまい
ー核融合とは?ー
<ひどすぎる!>復興予算が核融合研究に9/16東京新聞&小出先生の解説
たねまきJ「玄海1号定期検査入り・給食の基準40Bq・核融合の将来性」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)12/1
<上記ブログより一部抜粋・>
小出:
はい、
この技術は途方もなく難し過ぎて、実現しないと私は思います。
現在、唯一現実可能だと思われている核融合は、D-T核融合というのですが、
水素の中の重水素と三重水素を核融合させようとする、そういう技術です。
そして、
「核分裂反応は核分裂性物という放射能を生むけれども、核融合反応は放射性物質を生まない」という、
そういう、なんか宣伝が広くいきわたってきましたが、
燃料に使う三重水素自身が放射能です。
ですから、反応を起こす前から放射性物質を取り扱うという技術ですので、
わたしは、決してやるべきではないと思っています。
そのうえで、D-T核融合を起こしてしまうと、大量の中性子が出てきてしまいますので、
核融合炉という、ま、それも鋼鉄を中心としたもので出来るのですけれども、
それが膨大な放射能の塊になってしまうのです。
並大抵な技術ではありませんし、おそらく実現もしないし、
やるとまた、大変な放射能汚染を引き起こすだろうと私は思います。
(ブログ内には核融合関係の簡単な説明もあり)
たねまきJ「トリチウム・雪・福島講演」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)2/2
<一部抜粋>
小出:
そのために核融合が出来れば「クリーン」だと言ってきたのですね。
ところがその核融合というのは、実はトリチウムを燃料にするんです。
自然界にあったものの何百倍というようなもののトリチウムを、
毎年毎年、燃料に使うという様な技術が核融合という技術でして、
なんか、皆さんは夢のエネルギー源だと思われているかもしれませんけれども、
そんな事をやったら、もう、地球が放射能まみれになってしまうと私危惧してきました。
千葉:えっ、じゃ核融合をやるためには大量のトリチウムを作らなければいけない訳ですよね。
小出:そうです。それが燃料なんです。
千葉:ええええぇぇぇ!!!
まず、そのトリチウムありきで核融合が行われるということなんですね。
小出:
まずは、てんかする前にはトリチウムを集めておかなければいけませんし、
一度核融合をてんかした後は自分でトリチウムをどんどん、どんどん生み出しながら、
それを燃料にするという、そういうシステムにしなければいけないのですが、
水素というのは閉じ込める事が大変難しいので、多分大量に漏れてくる事になりますし、
核融合という事をやれば、トリチウムが最大の放射能の被ばく源になるだろうと私は思います。
千葉:そうですよね、環境に出たら水と同じだから回収する事は全然出来ないという事なんですものね。
小出:そうです、はい。
藤田:トリチウムというのはかなりの有毒物質であるという事は間違いがないんですよね。
小出:
放射性物質というのは山ほどあるのですけれども、
放射性物質の中の毒性でいうとあまり高くはないのです。
ただし、他の放射性物質は閉じ込める技術がさまざまにあるのですけれども、
トリチウムは水素ですので、水になってしまう。
そうすると、もう、水の中からいくら放射性物質を取り除いて、綺麗にしたつもりでも、
水そのものが、要するにトリチウムで汚れているわけですから、
閉じ込めようがないのです。
ですから、六ヶ所再処理工場というのが、今、動くか動かないかの瀬戸際にあるのですけれども、
トリチウムに関する限りは、全量放出するという事になります。
千葉:うわぁ~
ー海のストロンチウムー
ストロンチウムはそのまま垂れ流し状態(セシウムのように捕捉できない)
たねまきJ「藤村官房長官発言・福島第一高濃度ストロンチウム汚染水漏れ・リスナーの質問」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)4/5
小出:
セシウム137とほとんど等しい量が出来るというのがストロンチウム90という放射性物質でして、
人体に対する危険度でいえば、セシウムの何倍かは高いと言われている猛毒の放射性物質です。
ただし、揮発性があまりないために、福島第一原子力発電所の事故でも、
セシウムは大量に大気中に出てきたのですが、ストロンチウムは大気中には出てこなかったのです。
多分割合でいえば1000分の1ぐらいしか大気中には出てこなかったと思います。
ただ逆に、水には溶けやすいし、なかなか自ら捕捉しにくいという性質を持っていますので、
水をいま、浄化系というのを通して、セシウムは捕まえているのですけれども、
ストロンチウムはほとんど浄化もできないまま汚染水の中に残り続けてきてしまっているのです。
それが、ま、漏れてしまったということで、
これからどんどん深刻な問題になってくるとおもいます。
千葉:
えーっ、今回、その、大部分が海に流れ出したという事なんですけれども、
量が12トンという事で、どんな影響が考えられますか?
小出:
えっと、実は今、マスコミといいますかね、今日の報道では
その「12トンが漏れたから大変だ」という事になっているんですね。
もちろんわたしはそれは大変だと思いますし
循環冷却という事をやることの困難さも、今回の事が示したと思うのですけれども、
実はもう、毎日漏れているのです。
白血病や骨の癌の原因(骨に溜まったら出ていかない)
「議院運営委員会での田中氏の発言・ストロンチウム」
8/2たねまきJ小出裕章氏(内容書き出し)
小出:
骨というのはカルシウムでできているんですね。
ストロンチウムはカルシウムと同じ挙動を取りますので、骨に溜まってしまいます。
そうすると、もう、抜けていかないのです。
千葉:そのままずーっと溜まり続けるんですか?
小出:
長い間骨に溜まってしまうというそういう性質を持っているので、
被曝をずっとしてしまうということになります。
一方セシウムという放射性物質はカリウムという元素と同じような挙動を取りまして、
骨に溜まるのではなくて、全身に行き渡るというような性質を持っています。
そして私たちはもう、常日頃カリウムを大量に摂取していて、
カリウムはどんどん代謝していますし、
セシウムも人間の代謝機能で排泄されていくという、そういう性質を持っています。
今、一般の成人は70日待っていればセシウムは半分に減ってくれるだろうというのが、
基本的な科学の認識ですけれども、
ま、多くても少なくてもその程度で減っていってくれるというものなのです。
でもストロンチウムの場合は一度骨に溜まってしまうと、
何十年も減ってくれないという、そういう性質を持っているが為に、
ストロンチウムは危険なのです。
二木:骨に溜まるとどうなっていくんでしょうか?
小出:骨の癌、つまり白血病とかですね、そういうふうな物を引き起こしてしまうということになります。
2012年12月14日
報道するラジオ 「小出裕章さんに聞く 原発事故、放射能・・・」
13分38秒から~
使用済み核燃料
水野:
はい、では次のご質問に行かせて下さい。
今度はラジオネーム玉ねぎちゃんというかたでございます。
「原発を止めてしまうと直ちに電気が足りなくなって、経済に影響すると言っている人もいますが」
というメールを頂きました。
この原発を止めた場合ですが、使用済み核燃料の処分地や処分方法が決まらない現状で、
核燃料サイクルの計画を断念すれば、使用済み燃料や高レベルの放射性廃棄物の行き場が無い。
だから、核燃料サイクルを今放棄するのは無責任だという考え方もありますよね。
どう思われるでしょうか、
という事なんです。いかがでしょうか?
小出さんは、今すぐ原発も核燃料サイクルも止めた場合に、
使用済み核燃料はどうするべきだと思われますか?
小出:どうしようもないのです。
水野:どうしようもない。
小出:
はい。
要するに私たちは原子力というものをやってしまったわけですが、
やってしまうと核分裂生成物という放射性物質が出来てしまうのです。
避けようが無く出来てしまうし、それを無毒化する手段というものを私たちは持っていないのです。
そのため原子力発電というのは当初から「トイレの無いマンション」と呼ばれてきました。
リスナーの方の中にも結構豪華なマンションにお住まいの方もいらっしゃるかもしれませんけれども、
「トイレが無ければマンションには住めない」のです。
「そんなマンションはつくってはいけない」はずだったのですが、
「いつかはトイレが出来る」というふうに期待してしまって今日まで来たのですけれども、
水野:
今おっしゃった「トイレ」という一つの比喩が核燃料サイクル、
ぐるぐる回していく、そういうものだと思っていいんですか?
小出:
核燃料サイクルというものはですね、ん……
説明をしようと思うと大変な時間がかかるのですが、
生み出した放射性物質のうちの、ごくごく一部のプルトニウムというものを取り出して、
それをまた原子力発電所の燃料にしようとする、そういう計画が核燃料サイクルでした。
でもそれはもう全く夢の夢で、もう出来ないのです。
それはもう、政府の方も断念していて、
高速増殖炉という原子炉、もんじゅという原子炉があって、
核燃料サイクルの要(かなめ)だったんですけれども、
それがもう機能しないので、いずれにしてももうそれは止めるという事を政府自身がもう決めているのです。
ですから核燃料サイクルが実現出来るなんていう事は、もう、「もともとない」のです。
後は、「生み出してしまった放射能をどうするか?」という事だけが今残っていて、
大変申し訳ありませんが「私も実は分からない」のです。
しかし、もしこれから原子力をやってしまえば、
どうしていいか分からないゴミがどんどん、どんどん増えてしまうという、
そういう事になってしまうわけですから、
一刻も早くそういう選択は止めて、
少なくてもこれまでにつくってしまった放射能、それだけを何とかしなければいけないという、
その深刻な課題に向き合うべきだと私は思います。
水野:
でもこの核のゴミというものは、とにかく今あるわけで、
で、それを「何とかしなければならない」という事はいずれにしてもありますよね。
小出:そうなんです。
水野:具体的に、どこにどうするんですか?
小出:
日本の国はそれをどこか国内で埋め捨てにしようとして、
地方の財政が困窮したところに行って「お前のところに埋め捨てさせろ」と言って、
これまで20年位に渡って探してきたのですけれども、
どこの自治体も「それだけは嫌だ」と言って、受け入れることを拒んできました。
結局日本国内に埋め捨てる場所もないままここまで来てしまいまして、
今日本の国はそれをもう
「モンゴルに持って行って埋め捨てにしよう」というような計画まで出してくるということになっています。
私は大変恥ずかしい国だと思います。
水野:「埋め捨てる」っておっしゃいましたが、これは地面の中に眠らせるっていう意味ですか?
小出:
これまでの計画で言えば
「300mから1000mの深い穴を掘って、そこに埋めてしまおう」という案が、
日本の国がつくった唯一の案として、もうすでに法律で決められています。
ただし埋め捨てにして、ずっとそこにいて欲しいわけですけれども、
そこにいて欲しい時間の長さが、10万年から100万年という長さなのです。
水野:無害になるまで、
小出:
はい、無害にはならないのですけれども、
もともとはウランという物を掘り出してきて、今原子力に使っているのですけれども、
「ウランが持っている放射能と同じレベルに減るまでには10万年から100万年」といっているのです。
でもそんな事が出来る道理が無いわけで、
今年の9月に日本の学術会議という、学者の国会のような機関があるのですが、
その機関が「それはやはり正しくない」と、
「埋め捨てにしてしまってはもう取り返しがつかないので、何十年、何百年かは分からないけれども、
私たちの目の黒いところで監視できるような形で保管をするしかない」という提言を出したところです。
水野:どうやって保管するんですか?
小出:
え…それもよく分からないのですが、建屋を建てる、
あるいは、比較的浅い地下に保管の施設をつくって、
そこに核分裂生成物、ま、放射能のかたまりを、とにかく入れて、環境に漏れてこないように、
ずーっと監視をし続けるという事しか、多分出来ないと思います。
平野:これも、地震列島を考えれば非常に危険ですよね。
小出:そうです。
日本という国は世界の1割2割の地震が起きるという、そういう地震国なわけで、
地上に「大丈夫だろう」と思う建物をつくったとしても、
それすらがやられてしまうという危険はあるわけですから、
どんな事をやっても「完璧だ」という手段はもう無いのです。
だから、大変困った状況に今、私たちは追い詰められているわけで、
「これ以上毒物をつくらない」という事をまずは決断しなければいけないと思います。
再処理
水野:
ん…、これ、再処理をしない。やめたら、・・・なんていうんですか、
再処理をしてもしなくても毒物はずっとあるわけですよね?
小出:そうです。
水野:
だけど、再処理を諦めてしまうと、余計困ったことになるというのは、
「やり様が見つからない」という意味なんですか?
小出:
「再処理」というのはですね、
なんか皆さん再処理をすると放射能が消えてくれるかというふうに受け取られている感じが、
水野:なんか、そういうイメージがあるんですよ。
小出:
かもしれませんが、
「再処理」という作業は出来てしまった放射能の中から、
プルトニウムという原爆材料を取りだすという、ただそれだけのためだし、
それ以外の事は何もできないのです。
で、プルトニウムという物質を取りだしてしまうと、
それは今聞いていただいたように原爆材料なのです。
それを日本の国は「高速増殖炉という原子炉で燃やすんだ」
「燃料にするんだ」と言ってきたのですけれども、
その高速増殖炉は全然動かないのですから、取り出す事自身に全く意味がありませんし、
取り出してしまうと原爆材料を抱え込んでしまって、それもまたどうしていいか分からないという事で、
国際的に非難も受けている訳です。
ですからまずは「再処理なんかしてはいけない」のです。
再処理なんかすればするだけ、また余計な困難を抱えてしまうという事になります。
つづくーー
ー関連ブログー
東京新聞独自の調査で判明
「核燃料プール 数年で満杯 6割が運転不可に」
「最終処分方法白紙に戻す(学術学会)・福島第一計器次々壊れる」
小出裕章氏9/13たねまきジャーナル(内容書き出し・参考あり)
<2.放射性廃棄物>「国民の意識の成熟が問われる問題」
田坂広志氏11/2自由報道協会記者会見(内容書き出し)
<5.核武装>「『プルトニウムを減らすために大間を稼働しなければいけない』は詭弁」
田坂広志氏11/2自由報道協会記者会見(内容書き出し)
<アメリカの属国>「だから再処理工場という、超軍事的な工場も認めてもらえた」
小出裕章氏インタビュー11/29岩上安身氏
”リサイクル”という呼び名に騙されちゃいけないー核燃料リサイクルー
ーー再処理をするという事ーー
たねまきJ
「福一4号機解体による粉じん・伊方原発再稼働の懸念・六ヶ所村再処理工場から放出される放射能」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)7/12
<一部抜粋>
千葉:
六ヶ所再処理工場から放出される放射能の量を調べてみて驚いております。
なんと、年間で大気中にクリプトン85というのが、33京ベクレル。
トリチウム、炭素、ヨウ素、セシウムなどなどが出ていると推定されております。
これらの放出量は生物に対して何の影響もないのでしょうか?
小出:
もちろん影響はあります。
ありますけれども、クリプトン85、炭素14、トリチウムというような放射性物質は、
捕捉しようとするとなかなか手間がかかるというそういう放射性物質でして、
六ヶ所再処理工場はそれらを何の手だても取らずに全量放出するとしています。
ですから大量に出てしまうということになっているのです。
で、今ご指摘がありましたけれども33京ベクレルという量を六ヶ所再処理工場は出すと言っています。
「100000年後の安全」飯田哲也講演会(内容書き出し)7/9より抜粋
飯田哲也:
六ヶ所の再処理工場で処理をすればあたかも
魔法のようにゴミがなくなるかのように一般の人で誤解している人が多いのでびっくりした
六ヶ所再処理工場を動かすと、ゴミが無茶苦茶散らばって増えるんですね
まず、そのことを皆さん知らなければいけないです
何にたとえたらいいかな・・
家の中で、マヨネーズでもケチャップでもいいので
ケチャップが入っている物をぶち切って部屋の中にバーンとぶちまけるような状態ですね
そうすると、それをもう一回すくってケチャップのかたまりの部分は少なくなるけど
家じゅうに散らかった毒入りケチャップ、それをふき取ったペーパータオル
そんな物もみんな汚れてしまう
六ヶ所から出てくる核のゴミは使用済み燃料の数100倍、数1000倍の量が
同じような危険性のゴミが広がって行く
肥田舜太郎医師2007年の講演(低線量内部被曝と原発について)より抜粋
肥田舜太郎:
六ヶ所再処理工場は、原発1基1年分以上もの放射能を、1日で環境に出すといわれています。
本格稼動したら、三陸沿岸の漁業に深刻な悪影響が出るでしょう。
坂本龍一が語る環境問題。六ヶ所村(内容書き出し)より、一部抜粋
坂本龍一:
そのプルトニウムを作ると、
その工場からは普通の原発の一年で出すくらいの放射能が一日で出てきちゃうんです。
それくらい放射能の危険度が高い訳です。
で、それはどこに出しちゃうかって言うとあの、・・・高い煙突を作って・・こう
伊藤:えっ!そうなの?
坂本:
高い煙突。そこがおかしいんだけど、わざわざ高いの作って出しちゃう。
それから、青森の沖の海に4Kのパイプを作って海に流しちゃう。太平洋に…
伊藤:へぇー。すごいね。
坂本:
だから、その辺の海岸じゃないところがちょっと、もう笑わせるんだけど。
でも、結局さ、このぼくたちの地球なんて惑星は大気は循環しているし水も循環してるから、
どこに出したって全部まわっちゃうんだよね。
だから、そんな姑息なことやってる。
だけども、そんな危険なものがあるんだけど、ほとんど知らないじゃない。
ぼくも知らなかったし、みんなも知らないじゃない。
青森での講演会。再処理工場とは? 小出裕章氏(内容書き出し)より、一部抜粋
小出裕章:
みなさんどうやって取り出します?プルトニウム
瀬戸物の中に混然一体として含まれているのですから、
ナイフで削ったってとれないし トンカチで割ったってとりだせない つまむ事も出来ない
どうするかといえば、その瀬戸物をドロドロに溶かすというのです。
みなさん家庭でお茶碗とかお皿とか瀬戸物はいっぱい使っていると思うけれども
それを溶かすって出来ますか?
想像できないですよね。瀬戸物を溶かすなんてまずできない。
でも、再処理工場ではそれをやらなければ仕事にならないのです。
そのために原子力発電所から運ばれてきた使用済み燃料は
まずは、燃料棒を、被覆管をズタズタにちょん切って
その被覆管というものはようやくにして放射能を閉じ込めていたのですけれども、
その被覆管をズタズタにちょん切ってペレットをボロボロと取り出すんですね。
でも、さっき聞いていただいたように、
核分裂生成物という物は200種類ぐらいの放射能の集合体でして、
中には気体になりやすい放射能があります。
ですから被覆管をちょん切った時にその時に気体になりやすい放射能は溢れて出てくるのですね。
それをどうするのかというと、敷地の中ですぐそこで外に出したら大変なので、
高さ150メートルの煙突を作って その煙突の先から捨てるから・・・・・・・・・・
報道するラジオ 「小出裕章さんに聞く 原発事故、放射能・・・」
13分38秒から~
使用済み核燃料
水野:
はい、では次のご質問に行かせて下さい。
今度はラジオネーム玉ねぎちゃんというかたでございます。
「原発を止めてしまうと直ちに電気が足りなくなって、経済に影響すると言っている人もいますが」
というメールを頂きました。
この原発を止めた場合ですが、使用済み核燃料の処分地や処分方法が決まらない現状で、
核燃料サイクルの計画を断念すれば、使用済み燃料や高レベルの放射性廃棄物の行き場が無い。
だから、核燃料サイクルを今放棄するのは無責任だという考え方もありますよね。
どう思われるでしょうか、
という事なんです。いかがでしょうか?
小出さんは、今すぐ原発も核燃料サイクルも止めた場合に、
使用済み核燃料はどうするべきだと思われますか?
小出:どうしようもないのです。
水野:どうしようもない。
小出:
はい。
要するに私たちは原子力というものをやってしまったわけですが、
やってしまうと核分裂生成物という放射性物質が出来てしまうのです。
避けようが無く出来てしまうし、それを無毒化する手段というものを私たちは持っていないのです。
そのため原子力発電というのは当初から「トイレの無いマンション」と呼ばれてきました。
リスナーの方の中にも結構豪華なマンションにお住まいの方もいらっしゃるかもしれませんけれども、
「トイレが無ければマンションには住めない」のです。
「そんなマンションはつくってはいけない」はずだったのですが、
「いつかはトイレが出来る」というふうに期待してしまって今日まで来たのですけれども、
水野:
今おっしゃった「トイレ」という一つの比喩が核燃料サイクル、
ぐるぐる回していく、そういうものだと思っていいんですか?
小出:
核燃料サイクルというものはですね、ん……
説明をしようと思うと大変な時間がかかるのですが、
生み出した放射性物質のうちの、ごくごく一部のプルトニウムというものを取り出して、
それをまた原子力発電所の燃料にしようとする、そういう計画が核燃料サイクルでした。
でもそれはもう全く夢の夢で、もう出来ないのです。
それはもう、政府の方も断念していて、
高速増殖炉という原子炉、もんじゅという原子炉があって、
核燃料サイクルの要(かなめ)だったんですけれども、
それがもう機能しないので、いずれにしてももうそれは止めるという事を政府自身がもう決めているのです。
ですから核燃料サイクルが実現出来るなんていう事は、もう、「もともとない」のです。
後は、「生み出してしまった放射能をどうするか?」という事だけが今残っていて、
大変申し訳ありませんが「私も実は分からない」のです。
しかし、もしこれから原子力をやってしまえば、
どうしていいか分からないゴミがどんどん、どんどん増えてしまうという、
そういう事になってしまうわけですから、
一刻も早くそういう選択は止めて、
少なくてもこれまでにつくってしまった放射能、それだけを何とかしなければいけないという、
その深刻な課題に向き合うべきだと私は思います。
水野:
でもこの核のゴミというものは、とにかく今あるわけで、
で、それを「何とかしなければならない」という事はいずれにしてもありますよね。
小出:そうなんです。
水野:具体的に、どこにどうするんですか?
小出:
日本の国はそれをどこか国内で埋め捨てにしようとして、
地方の財政が困窮したところに行って「お前のところに埋め捨てさせろ」と言って、
これまで20年位に渡って探してきたのですけれども、
どこの自治体も「それだけは嫌だ」と言って、受け入れることを拒んできました。
結局日本国内に埋め捨てる場所もないままここまで来てしまいまして、
今日本の国はそれをもう
「モンゴルに持って行って埋め捨てにしよう」というような計画まで出してくるということになっています。
私は大変恥ずかしい国だと思います。
水野:「埋め捨てる」っておっしゃいましたが、これは地面の中に眠らせるっていう意味ですか?
小出:
これまでの計画で言えば
「300mから1000mの深い穴を掘って、そこに埋めてしまおう」という案が、
日本の国がつくった唯一の案として、もうすでに法律で決められています。
ただし埋め捨てにして、ずっとそこにいて欲しいわけですけれども、
そこにいて欲しい時間の長さが、10万年から100万年という長さなのです。
水野:無害になるまで、
小出:
はい、無害にはならないのですけれども、
もともとはウランという物を掘り出してきて、今原子力に使っているのですけれども、
「ウランが持っている放射能と同じレベルに減るまでには10万年から100万年」といっているのです。
でもそんな事が出来る道理が無いわけで、
今年の9月に日本の学術会議という、学者の国会のような機関があるのですが、
その機関が「それはやはり正しくない」と、
「埋め捨てにしてしまってはもう取り返しがつかないので、何十年、何百年かは分からないけれども、
私たちの目の黒いところで監視できるような形で保管をするしかない」という提言を出したところです。
水野:どうやって保管するんですか?
小出:
え…それもよく分からないのですが、建屋を建てる、
あるいは、比較的浅い地下に保管の施設をつくって、
そこに核分裂生成物、ま、放射能のかたまりを、とにかく入れて、環境に漏れてこないように、
ずーっと監視をし続けるという事しか、多分出来ないと思います。
平野:これも、地震列島を考えれば非常に危険ですよね。
小出:そうです。
日本という国は世界の1割2割の地震が起きるという、そういう地震国なわけで、
地上に「大丈夫だろう」と思う建物をつくったとしても、
それすらがやられてしまうという危険はあるわけですから、
どんな事をやっても「完璧だ」という手段はもう無いのです。
だから、大変困った状況に今、私たちは追い詰められているわけで、
「これ以上毒物をつくらない」という事をまずは決断しなければいけないと思います。
再処理
水野:
ん…、これ、再処理をしない。やめたら、・・・なんていうんですか、
再処理をしてもしなくても毒物はずっとあるわけですよね?
小出:そうです。
水野:
だけど、再処理を諦めてしまうと、余計困ったことになるというのは、
「やり様が見つからない」という意味なんですか?
小出:
「再処理」というのはですね、
なんか皆さん再処理をすると放射能が消えてくれるかというふうに受け取られている感じが、
水野:なんか、そういうイメージがあるんですよ。
小出:
かもしれませんが、
「再処理」という作業は出来てしまった放射能の中から、
プルトニウムという原爆材料を取りだすという、ただそれだけのためだし、
それ以外の事は何もできないのです。
で、プルトニウムという物質を取りだしてしまうと、
それは今聞いていただいたように原爆材料なのです。
それを日本の国は「高速増殖炉という原子炉で燃やすんだ」
「燃料にするんだ」と言ってきたのですけれども、
その高速増殖炉は全然動かないのですから、取り出す事自身に全く意味がありませんし、
取り出してしまうと原爆材料を抱え込んでしまって、それもまたどうしていいか分からないという事で、
国際的に非難も受けている訳です。
ですからまずは「再処理なんかしてはいけない」のです。
再処理なんかすればするだけ、また余計な困難を抱えてしまうという事になります。
つづくーー
ー関連ブログー
東京新聞独自の調査で判明
「核燃料プール 数年で満杯 6割が運転不可に」
「最終処分方法白紙に戻す(学術学会)・福島第一計器次々壊れる」
小出裕章氏9/13たねまきジャーナル(内容書き出し・参考あり)
<2.放射性廃棄物>「国民の意識の成熟が問われる問題」
田坂広志氏11/2自由報道協会記者会見(内容書き出し)
<5.核武装>「『プルトニウムを減らすために大間を稼働しなければいけない』は詭弁」
田坂広志氏11/2自由報道協会記者会見(内容書き出し)
<アメリカの属国>「だから再処理工場という、超軍事的な工場も認めてもらえた」
小出裕章氏インタビュー11/29岩上安身氏
”リサイクル”という呼び名に騙されちゃいけないー核燃料リサイクルー
ーー再処理をするという事ーー
たねまきJ
「福一4号機解体による粉じん・伊方原発再稼働の懸念・六ヶ所村再処理工場から放出される放射能」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)7/12
<一部抜粋>
千葉:
六ヶ所再処理工場から放出される放射能の量を調べてみて驚いております。
なんと、年間で大気中にクリプトン85というのが、33京ベクレル。
トリチウム、炭素、ヨウ素、セシウムなどなどが出ていると推定されております。
これらの放出量は生物に対して何の影響もないのでしょうか?
小出:
もちろん影響はあります。
ありますけれども、クリプトン85、炭素14、トリチウムというような放射性物質は、
捕捉しようとするとなかなか手間がかかるというそういう放射性物質でして、
六ヶ所再処理工場はそれらを何の手だても取らずに全量放出するとしています。
ですから大量に出てしまうということになっているのです。
で、今ご指摘がありましたけれども33京ベクレルという量を六ヶ所再処理工場は出すと言っています。
「100000年後の安全」飯田哲也講演会(内容書き出し)7/9より抜粋
飯田哲也:
六ヶ所の再処理工場で処理をすればあたかも
魔法のようにゴミがなくなるかのように一般の人で誤解している人が多いのでびっくりした
六ヶ所再処理工場を動かすと、ゴミが無茶苦茶散らばって増えるんですね
まず、そのことを皆さん知らなければいけないです
何にたとえたらいいかな・・
家の中で、マヨネーズでもケチャップでもいいので
ケチャップが入っている物をぶち切って部屋の中にバーンとぶちまけるような状態ですね
そうすると、それをもう一回すくってケチャップのかたまりの部分は少なくなるけど
家じゅうに散らかった毒入りケチャップ、それをふき取ったペーパータオル
そんな物もみんな汚れてしまう
六ヶ所から出てくる核のゴミは使用済み燃料の数100倍、数1000倍の量が
同じような危険性のゴミが広がって行く
肥田舜太郎医師2007年の講演(低線量内部被曝と原発について)より抜粋
肥田舜太郎:
六ヶ所再処理工場は、原発1基1年分以上もの放射能を、1日で環境に出すといわれています。
本格稼動したら、三陸沿岸の漁業に深刻な悪影響が出るでしょう。
坂本龍一が語る環境問題。六ヶ所村(内容書き出し)より、一部抜粋
坂本龍一:
そのプルトニウムを作ると、
その工場からは普通の原発の一年で出すくらいの放射能が一日で出てきちゃうんです。
それくらい放射能の危険度が高い訳です。
で、それはどこに出しちゃうかって言うとあの、・・・高い煙突を作って・・こう
伊藤:えっ!そうなの?
坂本:
高い煙突。そこがおかしいんだけど、わざわざ高いの作って出しちゃう。
それから、青森の沖の海に4Kのパイプを作って海に流しちゃう。太平洋に…
伊藤:へぇー。すごいね。
坂本:
だから、その辺の海岸じゃないところがちょっと、もう笑わせるんだけど。
でも、結局さ、このぼくたちの地球なんて惑星は大気は循環しているし水も循環してるから、
どこに出したって全部まわっちゃうんだよね。
だから、そんな姑息なことやってる。
だけども、そんな危険なものがあるんだけど、ほとんど知らないじゃない。
ぼくも知らなかったし、みんなも知らないじゃない。
青森での講演会。再処理工場とは? 小出裕章氏(内容書き出し)より、一部抜粋
小出裕章:
みなさんどうやって取り出します?プルトニウム
瀬戸物の中に混然一体として含まれているのですから、
ナイフで削ったってとれないし トンカチで割ったってとりだせない つまむ事も出来ない
どうするかといえば、その瀬戸物をドロドロに溶かすというのです。
みなさん家庭でお茶碗とかお皿とか瀬戸物はいっぱい使っていると思うけれども
それを溶かすって出来ますか?
想像できないですよね。瀬戸物を溶かすなんてまずできない。
でも、再処理工場ではそれをやらなければ仕事にならないのです。
そのために原子力発電所から運ばれてきた使用済み燃料は
まずは、燃料棒を、被覆管をズタズタにちょん切って
その被覆管というものはようやくにして放射能を閉じ込めていたのですけれども、
その被覆管をズタズタにちょん切ってペレットをボロボロと取り出すんですね。
でも、さっき聞いていただいたように、
核分裂生成物という物は200種類ぐらいの放射能の集合体でして、
中には気体になりやすい放射能があります。
ですから被覆管をちょん切った時にその時に気体になりやすい放射能は溢れて出てくるのですね。
それをどうするのかというと、敷地の中ですぐそこで外に出したら大変なので、
高さ150メートルの煙突を作って その煙突の先から捨てるから・・・・・・・・・・
2012年12月14日
報道するラジオ 「小出裕章さんに聞く 原発事故、放射能・・・」
報道するラジオ、今日最初の特集テーマは「小出裕章さんに聞く」です。
多くの方々から小出さんの話を聞きたいというリクエストを頂きました。
スペシャルウイークのスペシャルなゲストとして、今日は小出さんに伺います。
早速お呼びしましょう。
水野:
京都大学原子炉実験所助教小出裕章さんです。
小出先生今晩は。
小出:こんばんは。
水野:お久しぶりです、水野晶子でございます。
小出:お久しぶりです
平野:毎日新聞平野です
小出:はいどうも平野さんお久しぶりでした、
水野:
MBSラジオとしては9月の最後から数えて2ヵ月半ぶりのご出演となります。
小出さん、リスナーのみなさんから、いろいろと
「小出さんに話を聞きたいんだ」というお声を、沢山この間頂戴してまいりました。
たとえばラジオねームアントニオトトロさんという方はですね、
お仕事の関係で福島県の郡山に週3回いらっしゃるんだそうです。
で、30時間から45時間ぐらい滞在するんですけれど、
福島の方よりは滞在時間はもちろん少ないんですけれども、それでもなんとなく不安なんですよ。
小出先生の話聞きたいですわぁ。
というようなお声も頂いているんです。
あの、今日はですね、皆さんから頂いたご質問を中心に小出さんに答えていただこうと思うんですが、
先ず何より伺いたいのは、
福島第一原発が、今、どうなっているのか?です。
現状を伝える情報がなかなか出てこなくなっておりますけど、
4号機のプールも含めて、どうなっているのか教えていただけますか?
福島第一原発の今
小出:
はい。
もう皆さんご承知だと思いますが、
去年の3月11日に地震と津波に襲われて、福島第一原子力発電所が、ま、危機的な状況に陥りました。
1号機から3号機までは当時運転中でしたが、
その原子炉は全て溶けて落ちてしまいました。
その落ちてしまった原子炉がいまだにどこにあるのかすらわからない。
水野:今も分からないんですか?
小出:
はい。
見に行くことはできませんし、
それを知るための測定器の配置ももともとありませんでしたので、実際にはどこにあるのかが分からない。
推測して「ああではないか?」「こうではないか?」と思っているのですけれども、
正確には「分からない」という状態が続いています。
で、4号機は3月11日に定期検査中でしたので、
原子炉そのものが溶け落ちるという事は避けたわけですけれども、
燃料全部が使用済み燃料プールの底に沈めてあった状態で、事故に突入しました。
その使用済み燃料プールは原子炉建屋という大きな建物の中にあるのですけれども、
その建物地震が爆発で壊れてしまいまして、
使用済み燃料プールが宙づりのような状態で、今でもその場にあるわけです。
何とかして一刻も早く、
「プールの底に沈んでいる使用済みの燃料を取りださなければいけない」という事に
なってはいるのですけれども、
使用済み燃料というのは水面から空中につり上げてしまうと、
周りの人がバタバタと死んでしまうというような強烈な放射性物質のかたまりになっているので、
簡単につりだす事も出来ない。
そのためには巨大なキャスクと私たちが呼ぶ容器の中に、まずは入れて、
そのうえで吊りださなければいけないのですが、
そのためには巨大なクレーンが必要だし、
巨大なクレーンを設置するためには頑丈な建物をまず建てなければいけないということで、
東京電力がその作業をいま急いでやっています。
ただ、え・・その作業を始められるようになるまでに、
まだ後1年はかかるというのが東京電力の説明でして、
その間に大きな余震が起きないでくれたらいいなと私は願っています。
水野:
4号機そのものを耐震で手を加えているんでしょうが、
それでもそこのところが心配であるというのが、小出先生の味方ですね?
小出:
先日も12月の7日に東北地方と関東地方で、かなり大きな地震があったのですけれども、
私はその時に「アッ、大丈夫だろうか」と、先ず第一にその事を心配しました。
なんとかこれから大きな余震が起きないで欲しいと願いますし、
とにかく東京電力には一刻も早く作業を進めて、
使用済み燃料プールの、今底に沈んでいる燃料を、
少しでも安全なところに運び出して欲しいと願っています。
平野:1号機から3号機は状況は「ほとんど分からない状態」が続いているんですか?
小出:
はい、要するに全く見にいけない。建物の中に入ることすらできないのです。
そのためにロボットを入れたりしているのですけれども、
入れたロボットがすぐにまた制御不能になってしまって、
回収が出来なくなるというような事を繰り返していまして、
いまだにどうなっているのか分からないという状況が続いています。
最悪の場合には溶けた炉心がすでに格納容器の底も突き破って、
地下水と接触してしまっているのではないかという事を、私は心配していますし、
そうなってしまうと汚染が地下水にのって海へ流れていく、
あるいはあちこちに広がってしまうという事を防げなくなってしまいますので、
何とか早く手を打たなければいけないのですけれども、
何と言っても人類が初めて経験している出来事がいま進行しているのです。
飯館村の帰村宣言
水野:はい、では続いてリスナーからのご質問に答えていただきたいと思います。
先ずラジオネームのん子ちゃんという方からのご質問なんですが、
今週飯館村の、
飯館村というのは全損避難ですね。皆さん丸ごと避難して下さいという事になったんです。
全損避難の飯館村の菅野村長が、
「2014年秋に村へ帰ろう」という帰村宣言を出すという見通しを示しました。
これって可能なんでしょうか?皆さんで帰れるんでしょうか?というご質問です。
いかがでしょうか?
小出:
え……大変難しいご質問です。
放射能というのは目に見えません。
飯館村というのは原子力発電所から一銭のお金も貰わないで、
自分たちの村を良い村にしたいとして、村民たちがずーっと努力をしてきて、
「日本一美しい山村」というように作り上げた村なのです。
皆さんそれぞれ生活を持って自分の村を築いてきたわけで、
「なんとしても帰りたい」と思われていると私は思いますし、
その気持ちは痛いほどに分かるつもりでいます。
ただし、飯館村は放射能で汚れてしまっているのです。
色が付いていればいいなと思いますけれども、
放射能は眼には見えませんし、汚れていてもそれを感じる事が出来ないという状態なのです。
で、今日本の国は
「一年間の外部被ばくの夜被ばくを20ミリシーベルトを超えなければ帰ってもいい」
というような事を言っているわけですけれども、
20ミリシーベルトというのは、
私のようなごくごく特殊な放射能を取り扱う仕事に従事している人間、それに許された限度なのです。
一般の人々にそんな限度を許すことは「あってはならない」と私は思いますし、
ましてや「子どもたちにそんな限度を許すべきではない」と私は思います。
そして、
「子どもが帰れないような村であれば、その村はやっぱり復興できない」と思わなければなりませんし、
飯館村の方々には、私は大変お気の毒だし言いにくいけれども、
「帰らないで欲しい」と願います。
大阪のがれき受け入れ
水野:
はい・・・
では続いてですね、今度はがれきの受け入れの話なんですけれども、
ラジオネーム平野先生という方なんです、この方は以前岩手県で教員をなさっていた方なんだそうです。
岩手でがれきの山を目の当たりにしていました。
で、大阪のがれきの受け入れというのは、
大阪ががれきの処分を受け入れてくれるのは嬉しく思うんです。
しかし、私は大阪で子どもたちを守る立場に今はいます。
焼却した灰を夢島に埋め立てるという事なんですが、
これ、基準値よりも下回っているという濃度であったとしても、
大量に埋めていけば、大阪湾に埋まったものが溜まって海が汚染されるという事なのではないでしょうか?
被災地だけでなく大阪の子どもも守って欲しいと思っているんです。
というふうに、大阪のがれきの受け入れについてお尋ねなんですが、
いかがでしょうか?
小出:はい、皆さん難しい事ばっかり質問を下さる…
水野:みなさん本当に悩んで小出さんに意見を聞きたいと思っていらっしゃるんだと思います。
小出:
はい、もともとがれきというものは、もし放射能で汚れているとすれば、全国に拡散してはいけません。
「それぞれのがれきのある場所で専用の焼却施設をつくって焼く」という事が
一番原則にのっとっていると思いますし、
水野:先ずは専用の焼却施設をその場につくって、その場で処理するべき。
小出:
はい。
そして出てきた焼却灰は、猛烈に放射性物質を濃縮していますので、
それは全国各地であちこちに埋め捨てにするというような事をやってはいけません。
ですから、大阪府、大阪市が、がれきを受け入れてそれを大阪で埋めてしまうというような事は、
私はやってはいけないと思います。
現地で焼いて、現地あるいはどこか一カ所に集めて、専用に保管するというやり方が私は良いと思います。
え…ただし、今岩手の方がご質問を下さったという事ですけれども、
岩手、宮城、福島、茨城等々はもうがれきが山積みにされてしまっていまして、
放置しておくという事は現地の子どもたちを被曝させてしまうということになりますので、
一刻も早く手を打たなければならない課題ですし、
「全国で引き受けることはやむを得ないかもしれない」と私は発言をして、皆さんから怒られてきました。
ただし、引き受けるにしても
「焼却施設にきちっとしたフィルターを取り付けるという事が最低限の条件」ですし、
出てきた焼却灰はそれぞれが引き受けるという事ではなくて、
「一カ所に集めて保管するという道筋をつけなければいけない」と私は思います。
水野:そのフィルターを付けるとかなりの汚染物質は取り除く事が出来るんですか?
小出:
はい、出来ます。
それは私も京都大学原子炉実験所というところで、放射性物質を取り扱う仕事をしていますが、
それぞれの現場に適したフィルターを付ければ、環境を・・・
ゼロでは…もちろんゼロにするという事はできませんけれども、
限りなく綺麗に、放射性物質の放出を抑えるという事は出来ます。
ですから、まずはそれをやるという事が大前提で、
それをやった上で焼却灰を一カ所に集めるという事をやって欲しいと願います。
ーーつづく
報道するラジオ 「小出裕章さんに聞く 原発事故、放射能・・・」
報道するラジオ、今日最初の特集テーマは「小出裕章さんに聞く」です。
多くの方々から小出さんの話を聞きたいというリクエストを頂きました。
スペシャルウイークのスペシャルなゲストとして、今日は小出さんに伺います。
早速お呼びしましょう。
水野:
京都大学原子炉実験所助教小出裕章さんです。
小出先生今晩は。
小出:こんばんは。
水野:お久しぶりです、水野晶子でございます。
小出:お久しぶりです
平野:毎日新聞平野です
小出:はいどうも平野さんお久しぶりでした、
水野:
MBSラジオとしては9月の最後から数えて2ヵ月半ぶりのご出演となります。
小出さん、リスナーのみなさんから、いろいろと
「小出さんに話を聞きたいんだ」というお声を、沢山この間頂戴してまいりました。
たとえばラジオねームアントニオトトロさんという方はですね、
お仕事の関係で福島県の郡山に週3回いらっしゃるんだそうです。
で、30時間から45時間ぐらい滞在するんですけれど、
福島の方よりは滞在時間はもちろん少ないんですけれども、それでもなんとなく不安なんですよ。
小出先生の話聞きたいですわぁ。
というようなお声も頂いているんです。
あの、今日はですね、皆さんから頂いたご質問を中心に小出さんに答えていただこうと思うんですが、
先ず何より伺いたいのは、
福島第一原発が、今、どうなっているのか?です。
現状を伝える情報がなかなか出てこなくなっておりますけど、
4号機のプールも含めて、どうなっているのか教えていただけますか?
福島第一原発の今
小出:
はい。
もう皆さんご承知だと思いますが、
去年の3月11日に地震と津波に襲われて、福島第一原子力発電所が、ま、危機的な状況に陥りました。
1号機から3号機までは当時運転中でしたが、
その原子炉は全て溶けて落ちてしまいました。
その落ちてしまった原子炉がいまだにどこにあるのかすらわからない。
水野:今も分からないんですか?
小出:
はい。
見に行くことはできませんし、
それを知るための測定器の配置ももともとありませんでしたので、実際にはどこにあるのかが分からない。
推測して「ああではないか?」「こうではないか?」と思っているのですけれども、
正確には「分からない」という状態が続いています。
で、4号機は3月11日に定期検査中でしたので、
原子炉そのものが溶け落ちるという事は避けたわけですけれども、
燃料全部が使用済み燃料プールの底に沈めてあった状態で、事故に突入しました。
その使用済み燃料プールは原子炉建屋という大きな建物の中にあるのですけれども、
その建物地震が爆発で壊れてしまいまして、
使用済み燃料プールが宙づりのような状態で、今でもその場にあるわけです。
何とかして一刻も早く、
「プールの底に沈んでいる使用済みの燃料を取りださなければいけない」という事に
なってはいるのですけれども、
使用済み燃料というのは水面から空中につり上げてしまうと、
周りの人がバタバタと死んでしまうというような強烈な放射性物質のかたまりになっているので、
簡単につりだす事も出来ない。
そのためには巨大なキャスクと私たちが呼ぶ容器の中に、まずは入れて、
そのうえで吊りださなければいけないのですが、
そのためには巨大なクレーンが必要だし、
巨大なクレーンを設置するためには頑丈な建物をまず建てなければいけないということで、
東京電力がその作業をいま急いでやっています。
ただ、え・・その作業を始められるようになるまでに、
まだ後1年はかかるというのが東京電力の説明でして、
その間に大きな余震が起きないでくれたらいいなと私は願っています。
水野:
4号機そのものを耐震で手を加えているんでしょうが、
それでもそこのところが心配であるというのが、小出先生の味方ですね?
小出:
先日も12月の7日に東北地方と関東地方で、かなり大きな地震があったのですけれども、
私はその時に「アッ、大丈夫だろうか」と、先ず第一にその事を心配しました。
なんとかこれから大きな余震が起きないで欲しいと願いますし、
とにかく東京電力には一刻も早く作業を進めて、
使用済み燃料プールの、今底に沈んでいる燃料を、
少しでも安全なところに運び出して欲しいと願っています。
平野:1号機から3号機は状況は「ほとんど分からない状態」が続いているんですか?
小出:
はい、要するに全く見にいけない。建物の中に入ることすらできないのです。
そのためにロボットを入れたりしているのですけれども、
入れたロボットがすぐにまた制御不能になってしまって、
回収が出来なくなるというような事を繰り返していまして、
いまだにどうなっているのか分からないという状況が続いています。
最悪の場合には溶けた炉心がすでに格納容器の底も突き破って、
地下水と接触してしまっているのではないかという事を、私は心配していますし、
そうなってしまうと汚染が地下水にのって海へ流れていく、
あるいはあちこちに広がってしまうという事を防げなくなってしまいますので、
何とか早く手を打たなければいけないのですけれども、
何と言っても人類が初めて経験している出来事がいま進行しているのです。
飯館村の帰村宣言
水野:はい、では続いてリスナーからのご質問に答えていただきたいと思います。
先ずラジオネームのん子ちゃんという方からのご質問なんですが、
今週飯館村の、
飯館村というのは全損避難ですね。皆さん丸ごと避難して下さいという事になったんです。
全損避難の飯館村の菅野村長が、
「2014年秋に村へ帰ろう」という帰村宣言を出すという見通しを示しました。
これって可能なんでしょうか?皆さんで帰れるんでしょうか?というご質問です。
いかがでしょうか?
小出:
え……大変難しいご質問です。
放射能というのは目に見えません。
飯館村というのは原子力発電所から一銭のお金も貰わないで、
自分たちの村を良い村にしたいとして、村民たちがずーっと努力をしてきて、
「日本一美しい山村」というように作り上げた村なのです。
皆さんそれぞれ生活を持って自分の村を築いてきたわけで、
「なんとしても帰りたい」と思われていると私は思いますし、
その気持ちは痛いほどに分かるつもりでいます。
ただし、飯館村は放射能で汚れてしまっているのです。
色が付いていればいいなと思いますけれども、
放射能は眼には見えませんし、汚れていてもそれを感じる事が出来ないという状態なのです。
で、今日本の国は
「一年間の外部被ばくの夜被ばくを20ミリシーベルトを超えなければ帰ってもいい」
というような事を言っているわけですけれども、
20ミリシーベルトというのは、
私のようなごくごく特殊な放射能を取り扱う仕事に従事している人間、それに許された限度なのです。
一般の人々にそんな限度を許すことは「あってはならない」と私は思いますし、
ましてや「子どもたちにそんな限度を許すべきではない」と私は思います。
そして、
「子どもが帰れないような村であれば、その村はやっぱり復興できない」と思わなければなりませんし、
飯館村の方々には、私は大変お気の毒だし言いにくいけれども、
「帰らないで欲しい」と願います。
大阪のがれき受け入れ
水野:
はい・・・
では続いてですね、今度はがれきの受け入れの話なんですけれども、
ラジオネーム平野先生という方なんです、この方は以前岩手県で教員をなさっていた方なんだそうです。
岩手でがれきの山を目の当たりにしていました。
で、大阪のがれきの受け入れというのは、
大阪ががれきの処分を受け入れてくれるのは嬉しく思うんです。
しかし、私は大阪で子どもたちを守る立場に今はいます。
焼却した灰を夢島に埋め立てるという事なんですが、
これ、基準値よりも下回っているという濃度であったとしても、
大量に埋めていけば、大阪湾に埋まったものが溜まって海が汚染されるという事なのではないでしょうか?
被災地だけでなく大阪の子どもも守って欲しいと思っているんです。
というふうに、大阪のがれきの受け入れについてお尋ねなんですが、
いかがでしょうか?
小出:はい、皆さん難しい事ばっかり質問を下さる…
水野:みなさん本当に悩んで小出さんに意見を聞きたいと思っていらっしゃるんだと思います。
小出:
はい、もともとがれきというものは、もし放射能で汚れているとすれば、全国に拡散してはいけません。
「それぞれのがれきのある場所で専用の焼却施設をつくって焼く」という事が
一番原則にのっとっていると思いますし、
水野:先ずは専用の焼却施設をその場につくって、その場で処理するべき。
小出:
はい。
そして出てきた焼却灰は、猛烈に放射性物質を濃縮していますので、
それは全国各地であちこちに埋め捨てにするというような事をやってはいけません。
ですから、大阪府、大阪市が、がれきを受け入れてそれを大阪で埋めてしまうというような事は、
私はやってはいけないと思います。
現地で焼いて、現地あるいはどこか一カ所に集めて、専用に保管するというやり方が私は良いと思います。
え…ただし、今岩手の方がご質問を下さったという事ですけれども、
岩手、宮城、福島、茨城等々はもうがれきが山積みにされてしまっていまして、
放置しておくという事は現地の子どもたちを被曝させてしまうということになりますので、
一刻も早く手を打たなければならない課題ですし、
「全国で引き受けることはやむを得ないかもしれない」と私は発言をして、皆さんから怒られてきました。
ただし、引き受けるにしても
「焼却施設にきちっとしたフィルターを取り付けるという事が最低限の条件」ですし、
出てきた焼却灰はそれぞれが引き受けるという事ではなくて、
「一カ所に集めて保管するという道筋をつけなければいけない」と私は思います。
水野:そのフィルターを付けるとかなりの汚染物質は取り除く事が出来るんですか?
小出:
はい、出来ます。
それは私も京都大学原子炉実験所というところで、放射性物質を取り扱う仕事をしていますが、
それぞれの現場に適したフィルターを付ければ、環境を・・・
ゼロでは…もちろんゼロにするという事はできませんけれども、
限りなく綺麗に、放射性物質の放出を抑えるという事は出来ます。
ですから、まずはそれをやるという事が大前提で、
それをやった上で焼却灰を一カ所に集めるという事をやって欲しいと願います。
ーーつづく
<杉並区・東京8区>高円寺街頭演説後半・山本太郎さん(文字起こし)で予告していましたが、
さっき、とうとう沢田研二さんが荻窪で演説されました。
沢田研二さんの事は、結構前からテレビで見かけないと思っていたら、
ご本人がおっしゃっていた「気持ちが大事」で活動されていたせいだったんだと納得しました。
ジュリーもおじさんになっていましたが、素敵なおじさまだと私は思いました。
荻窪駅前はものすごい人人人・・・。
選挙の演説でこんなに沢山の人々が集まっているのは私は初めて見ました。

(音声のみ)
山本太郎

荻窪駅周辺ご通行中の皆様こんばんは、山本太郎です、よろしくおねがいします。
衆議院選挙東京8区杉並から立候補しました。
「どうして役者のお前が立つんだ?」って言う話なんですよね、
16歳から芸能界にいて、いま38歳、22年間芸能界にいました。
でも、もう今メッセージを伝えなきゃ、伝わらないんですよね、いろんな人たちに。
テレビ、新聞から本当の事が流れないのであれば、
だったら自分が沢山の人達の前に出て、今この状況を説明する必要があると。
とはいっても、僕もただの役者ですから、そんな何か特別な事が出来る訳じゃない。
でも、そのままボッと見ておくわけにはいかなかったんですよね。
表現者、役者だったり歌手だったり、そういう表現者は芸能界には沢山います。
でもその中で社会的な事、特にテレビや映画や舞台や、
そういう所にスポーンサーとして参加する企業に対して、
不利益な情報を皆様にお伝えするというのは、これ、職業的にはもうアウトなんですね。
これだけの事態になっても。
日本が終わるのか、それとも未来を切り開けるのか、
そのような場面になっても、そう多くの表現者は声をあげられないような状況なんですよね。
僕も悩みました、最初は。
自分の仕事が無くなるんですからね。
母親も食べさせなきゃいけないし、自分も生きていかなきゃいけないし、
その中で声を大きく上げるという事は本当に自分の中でも悩みました。
でも、僕が声をあげるずっとずっと前から、
この世の中に起こるいろいろな事柄、社会的な問題に対して勇気を持って発言されて、
そして歌をつくり、それを世の中の人達にメッセージとして伝えている先輩がいるんですよね。
本当に尊敬します。
殆どの表現者たちが口を閉ざしている今、
この事故が起こる前から、この事故が起こるずっとずっと前から、
みなさんに対してメッセージを発信し続ける、そんな素敵な先輩が、芸能界の中にいました。
僕が選挙に出るといった時、
この芸能界に今までかかわってきたいろんな方に声を掛けさせていただきました。
演説していただけませんか?
応援に来てもらえませんか?
でもそれはすごく難しい事なんですね。
その人たちもレッテルを張られてしまう。
その人たちも仕事が減ってしまう。
子どもがいる、家族がいる、そういう事になれば難しい話なんです。
でも、そのの芸能界の中で覚悟を決めていろんなメッセージをみなさんに伝えている大先輩がいます。
沢田研二さんです。
本当にありがとうございます。
沢田研二さんです、よろしくお願いします。
沢田研二

みなさん…沢田研二です。
杉並区のみなさん、そしてこの荻窪の駅前に集まって下さいましたみなさん、
本当にありがとうございます。
僕は…誰にも頼まれていないんですが、「九条を守ろう」という歌とか、
今回の「3.11の歌」とかを勝手に書いて歌っております。
そういう気持ちといういのは、気持ちが大事なんであって、
それがどうなるか、っていうのは僕には大した問題ではないんです。
ただ自分がそうしたいからそうするんだという事でしかなかったんです。
で、今回、僕なんかもう64にもなって、こういう選挙に打って出ようなんていう勇気なんてありません。
もう、ただのジュリーです。
正確に言うと、昔ジュリー 今ジジイです。
でも、山本太郎のように、勇気のある38歳の若者が、ちゃんと打って出てくれました。
そして、その話を聞く以前から、
僕は、あの、「テレビで仕事がなくなった」と言っていた時点で、言われた時点で、
僕は「何か力になれる事はないだろうか」といつも思っていました。
そしたら、今回声をかけていただいて、
僕も思う事はいっぱいあるんで、
とにかく今、選挙に出ている人はみんな「国難や」なんやと言っています。
でも、ほとんどの人は原発を止める事を、その事自体が一番大事なことなんだ。
それをやらない限りは他の経済の事もいろんな事も何もかもが始まらないのだ。
今日だって、地震が起こるかもしれないんですよ。
そういう国に私は住んでいるんです。
だから、騙された訳じゃあないだろうけれども、ちゃんと教えてもらえなかった、
その結果が、今のこれだけ沢山こんなに地震の起こる国に原発が山ほどあるわけですよ、本当に。
これは、何とかしないといけない!
そう思ってみなさんも来ていただいたのだと思います。
もちろんここに集まって頂いた方は、
山本太郎に1票を入れようと思ってくれていると思いますが、
悩んでいる方もいらっしゃると思います。
悩んでいる方はよーく考えて下さい。
そしてやっぱり原発NO!や!!という、山本太郎に、1票を入れて下さい。
お願いします。
ありがとうございます。
本当に選挙に出るなんて、大変な事をしでかしてくれたと思っていますが、
ホントに応援したいと思っております。
僕は杉並区民じゃなくて残念です。
1票でも僕は入れられたかもしれない。
だけど昨日、西荻の、夕方の演説をひそかに聞いていて、
「どんなふうにやってるのか」と思ったら、ちゃんとチラシも渡されました、受け取りました。
封筒も渡されました。
すぐにコンビニに入って切手を買いました。
電話帳で杉並の知人友人全部送りました。
送るように封筒に入れて投函しました。
そして今日、こうしてこの場で、応援の言葉をちょっとしか言えないのが本当に残念です。
僕は2時間半ならしゃべってられます。
でも、聞く方が大変でしょうから、ともかく
くれぐれも、くれぐれも、山本太郎に1票を入れていただくように、
みなさん、区民のみなさん、どうかよろしくおねがいします。
ありがとうございました。

山本太郎:
沢田研二さんに、沢田研二さんにもう一度大きな拍手をお願いいたします。
本当にありがとうございました
ジュリーの“バイバイ原発”歌と歌詞はこちら↓
♪バイバイ原発♪ってジュリーが歌った~♫♪♬
さっき、とうとう沢田研二さんが荻窪で演説されました。
沢田研二さんの事は、結構前からテレビで見かけないと思っていたら、
ご本人がおっしゃっていた「気持ちが大事」で活動されていたせいだったんだと納得しました。
ジュリーもおじさんになっていましたが、素敵なおじさまだと私は思いました。
荻窪駅前はものすごい人人人・・・。
選挙の演説でこんなに沢山の人々が集まっているのは私は初めて見ました。


(音声のみ)
山本太郎

荻窪駅周辺ご通行中の皆様こんばんは、山本太郎です、よろしくおねがいします。
衆議院選挙東京8区杉並から立候補しました。
「どうして役者のお前が立つんだ?」って言う話なんですよね、
16歳から芸能界にいて、いま38歳、22年間芸能界にいました。
でも、もう今メッセージを伝えなきゃ、伝わらないんですよね、いろんな人たちに。
テレビ、新聞から本当の事が流れないのであれば、
だったら自分が沢山の人達の前に出て、今この状況を説明する必要があると。
とはいっても、僕もただの役者ですから、そんな何か特別な事が出来る訳じゃない。
でも、そのままボッと見ておくわけにはいかなかったんですよね。
表現者、役者だったり歌手だったり、そういう表現者は芸能界には沢山います。
でもその中で社会的な事、特にテレビや映画や舞台や、
そういう所にスポーンサーとして参加する企業に対して、
不利益な情報を皆様にお伝えするというのは、これ、職業的にはもうアウトなんですね。
これだけの事態になっても。
日本が終わるのか、それとも未来を切り開けるのか、
そのような場面になっても、そう多くの表現者は声をあげられないような状況なんですよね。
僕も悩みました、最初は。
自分の仕事が無くなるんですからね。
母親も食べさせなきゃいけないし、自分も生きていかなきゃいけないし、
その中で声を大きく上げるという事は本当に自分の中でも悩みました。
でも、僕が声をあげるずっとずっと前から、
この世の中に起こるいろいろな事柄、社会的な問題に対して勇気を持って発言されて、
そして歌をつくり、それを世の中の人達にメッセージとして伝えている先輩がいるんですよね。
本当に尊敬します。
殆どの表現者たちが口を閉ざしている今、
この事故が起こる前から、この事故が起こるずっとずっと前から、
みなさんに対してメッセージを発信し続ける、そんな素敵な先輩が、芸能界の中にいました。
僕が選挙に出るといった時、
この芸能界に今までかかわってきたいろんな方に声を掛けさせていただきました。
演説していただけませんか?
応援に来てもらえませんか?
でもそれはすごく難しい事なんですね。
その人たちもレッテルを張られてしまう。
その人たちも仕事が減ってしまう。
子どもがいる、家族がいる、そういう事になれば難しい話なんです。
でも、そのの芸能界の中で覚悟を決めていろんなメッセージをみなさんに伝えている大先輩がいます。
沢田研二さんです。
本当にありがとうございます。
沢田研二さんです、よろしくお願いします。
沢田研二

みなさん…沢田研二です。
杉並区のみなさん、そしてこの荻窪の駅前に集まって下さいましたみなさん、
本当にありがとうございます。
僕は…誰にも頼まれていないんですが、「九条を守ろう」という歌とか、
今回の「3.11の歌」とかを勝手に書いて歌っております。
そういう気持ちといういのは、気持ちが大事なんであって、
それがどうなるか、っていうのは僕には大した問題ではないんです。
ただ自分がそうしたいからそうするんだという事でしかなかったんです。
で、今回、僕なんかもう64にもなって、こういう選挙に打って出ようなんていう勇気なんてありません。
もう、ただのジュリーです。
正確に言うと、昔ジュリー 今ジジイです。
でも、山本太郎のように、勇気のある38歳の若者が、ちゃんと打って出てくれました。
そして、その話を聞く以前から、
僕は、あの、「テレビで仕事がなくなった」と言っていた時点で、言われた時点で、
僕は「何か力になれる事はないだろうか」といつも思っていました。
そしたら、今回声をかけていただいて、
僕も思う事はいっぱいあるんで、
とにかく今、選挙に出ている人はみんな「国難や」なんやと言っています。
でも、ほとんどの人は原発を止める事を、その事自体が一番大事なことなんだ。
それをやらない限りは他の経済の事もいろんな事も何もかもが始まらないのだ。
今日だって、地震が起こるかもしれないんですよ。
そういう国に私は住んでいるんです。
だから、騙された訳じゃあないだろうけれども、ちゃんと教えてもらえなかった、
その結果が、今のこれだけ沢山こんなに地震の起こる国に原発が山ほどあるわけですよ、本当に。
これは、何とかしないといけない!
そう思ってみなさんも来ていただいたのだと思います。
もちろんここに集まって頂いた方は、
山本太郎に1票を入れようと思ってくれていると思いますが、
悩んでいる方もいらっしゃると思います。
悩んでいる方はよーく考えて下さい。
そしてやっぱり原発NO!や!!という、山本太郎に、1票を入れて下さい。
お願いします。
ありがとうございます。
本当に選挙に出るなんて、大変な事をしでかしてくれたと思っていますが、
ホントに応援したいと思っております。
僕は杉並区民じゃなくて残念です。
1票でも僕は入れられたかもしれない。
だけど昨日、西荻の、夕方の演説をひそかに聞いていて、
「どんなふうにやってるのか」と思ったら、ちゃんとチラシも渡されました、受け取りました。
封筒も渡されました。
すぐにコンビニに入って切手を買いました。
電話帳で杉並の知人友人全部送りました。
送るように封筒に入れて投函しました。
そして今日、こうしてこの場で、応援の言葉をちょっとしか言えないのが本当に残念です。
僕は2時間半ならしゃべってられます。
でも、聞く方が大変でしょうから、ともかく
くれぐれも、くれぐれも、山本太郎に1票を入れていただくように、
みなさん、区民のみなさん、どうかよろしくおねがいします。
ありがとうございました。

山本太郎:
沢田研二さんに、沢田研二さんにもう一度大きな拍手をお願いいたします。
本当にありがとうございました
ジュリーの“バイバイ原発”歌と歌詞はこちら↓
♪バイバイ原発♪ってジュリーが歌った~♫♪♬
高線量地域に住む子どもたちを疎開させるかどうかという判断は、
人の命と将来の日本を考える上でとても大事なことだと思っています。
人の命を大切にできない政党においては、他のどんな政策も信用のおけないものであると思えます。
命の問題は全ての本質であり源です。
この根幹の部分を重要に考えているのかいないのかで、ある意味政党の本質を見抜けると考えます。
いろんな言葉で難しく分かりにくい選挙にされている感がありますが、
この部分だけ見つめれば簡単にどこの政党は×なのかが分かちゃう♪
福島集団疎開裁判が各党に行って下さったこの質問はとても意義のあるものだと私は思います。
福島集団疎開裁判ブログ
各政党に宛てた質問状の回答の報告がされていました。
↑詳しくは上記ホームページをご覧ください
【質問内容】
1.日本国内で高濃度に放射能汚染された地域
( チェルノブイリ原発事故による汚染区分:強制避難区域(空間線量が年5mSv以上))の子ども達を、
直ちに疎開させるべきだと思いますか?
2.子ども達を放射能汚染された地域
(東電福島第一原発事故前の本来の国の公衆の被曝限度:年間1mSvを超えた地域)から
疎開させるべきだと思いますか ?
報告されていたのは、12月13日現在の回答結果です。
最新情報はこちらでチェックして頂きたいと思います↓
http://www.fukushima-sokai.net/text/result-party.html#

民主党の回答 12月8日
Q:年間5ミリシーベルト地域からもでも1ミリシーベルト以上でも子どもたちは疎開させますか?
A:どちらも疎開させません。
理由(回答書より転記)
現在のの本国内の避難基準はICRP(国際放射線防護委員会)の示す
年間20ミリシーベルトから100ミリシーベルトの範囲のうち、最も厳しい基準を採用しているものです。
尚、チェルノブイリ原発事故における5ミリシーベルトの避難基準は、
事故から5年後にそれまでの基準を大きく引き下げて設定したものですが、
過度に厳しいものとの評価もあり、直ちに日本国内に適用すべき物とは考えていません。
自民党の回答 12月8日
Q:年間5ミリシーベルト地域からもでも1ミリシーベルト以上でも子どもたちは疎開させますか?
A:どちらとも言えない。
理由(回答書より転記)
まず、線量等に関する監視を徹底することが重要です。
そのうえで、線量の動向や健康への影響等に関する最新の知見に基づき、
必要とあれば疎開も含め迅速かつ適切な措置を講ずるべきと考えます。
緑の党の回答12月8日
Q:年間5ミリシーベルト地域からもでも1ミリシーベルト以上でも子どもたちは疎開させますか?
A:疎開させます。
理由(回答書より転記)
原発事故子ども・被災者支援法が6月に成立したにもかかわらず、復興庁は一向に具体化しない。
そして100ミリシーベルトまでは問題ないというのが幅を利かせている。
そして福島県もこれから8年間で避難者ゼロの計画を出して帰還させようとしているが、
これは?反、とりわけ子供の生命と健康にとって大変危険なことである。
原発事故は収束しておらず、除染しても放射線量は高い。
素手に子どもの甲状腺に43.1%も異常がみられた。
最も放射線量の影響を受ける子どもを守るために、年間5ミリシーベルト以上は直ちに疎開させるべきことは当然であり、年間1ミリシーベルトを超えた地域の子どもも疎開させるべきである。
未来の党の回答 12月10日
Q:年間5ミリシーベルト地域からもでも1ミリシーベルト以上でも子どもたちは疎開させますか?
A:疎開させます。
理由(メールで回答)
子どもたちは守らなければなりません
社民党の回答 12月10日
Q:年間5ミリシーベルト地域からもでも1ミリシーベルト以上でも子どもたちは疎開させますか?
A:疎開させます。
理由(回答書より転記)
50ミリシーベルトで区切った帰還困難区域や、
20ミリシーベルトで区切る住居制限区域設定の水準は高すぎる。
特に放射線への感受性が高い子どもについて、問題が大きい。
通常の放射線管理区域が年間5.2ミリシーベルト以下、
通常の一般人の線量限度が年間1ミリシーベルトである事を考えれば、
子どもについては原則年間1ミリシーベルト以下となるような対策が必要である。
年間1ミリシーベルト庁が見込まれる場合は、租界の選択を補償すべきと考える。
国民新党の回答 12月13日
Q:年間5ミリシーベルト地域からもでも1ミリシーベルト以上でも子どもたちは疎開させますか?
A:どちらとも答えられません
理由(回答書より転記)
1.年間5見えいシーベルト地域の疎開
今回の原発事故における避難基準は年間100~20ミリシーベルトという、
国際放射線防護委員会の示している範囲の中では一番厳格な20ミリシーベルトとされています。
しかしながらご指摘のようにチェルノブイリ法では5ミリシーベルトとなっており、
国民の不安は解消されていない現状にあります。
今まさに科学的な知見を総動員して、国民的な合意を作り上げていかなければならない時期にあると考えます。
特に発育途中の子どもへの中・長期的な影響はどうなのか、日本の未来がかかる課題です。
2.年間1ミリシーベルト以上地域の疎開
1ミリシーベルトではどうなるのか、子どもたちは将来とも絶対大丈夫と言える人はいないと思います。
しかし、だからと言って、子どもたちを全員避難させるべきだという結論にはなりにくいのではないでしょうか。
なんとしても、国民的な合意が出来なければ、どちらへも動けないと考えます。
ーーー
小出裕章さん
日本、あるいは世界の多くの国では、国民に対する被曝を制限し、
1年間に1ミリシーベルト以上の被曝をしないように規制してきました。
それは、被曝がどんなに微量でも危険を伴うとの科学的な知見に基づくものです。
日本は「法治国家」と言われ、国民が法を破れば国家が処罰してきました。
それなら、自らが決めた法律を守るのは国家の最低限の義務だと思います。
すべての国民が1年間に1ミリシーベルト以上の被曝をしないようにしなければいけません。
特に子どもは全年齢平均の被曝危険度に比べれば、4倍も5倍も危険です。
そして、何よりも子どもたちには原子力を選択したことにも、
福島の原発事故を引き起こしたことについても責任がありません。
それであれば、子どもたちが1年間に1ミリシーベルト以上の被曝をさせないことは、国家の最低限の義務です。
一人ひとりに選択を迫るのではなく、国家がコミュニティーごとに移住させる必要こそ、あります。
こんなことも分からない政治家ばかりでまったく情けないことです。
選挙に当たっては、目を見開いて投票してほしいと願います。
愚かな政府は、愚かな国民が作ります。
崎山比早子さん
放射線に安全量が無いということは国際的な合意事項になっていますし、
事故以前の公衆の年間被ばく限度は1mSvでした。
事故があったからといって人間が放射線に対して強くなるわけではありません。
従って限度量を引き上げるということは、政治的、経済的な都合です。
安全、安心といって原子力政策を進めてきた大人は、
その失敗のつけを子どもに押しつけてはならないと思います。
彼等の健康を守るためには、可能な限り被ばくをなくすことだと思います。
その様な意味から疎開は必要な手段です。
高橋哲哉さん
予想通りの結果だ。「脱原発」を掲げる未来の党、社民党、緑の党は、子供たちの疎開に積極的である。
自民党は「決断できない」 様子だ。
民主党は与党であったから、この間の政府の立場と同じで、
年間20ミリシーベルトを居住可能な上限としているのだろう。
昨年4月、福島県内の学校を再開する際の文科省の基準が20ミリシーベルトだったし、
現在進められている被災地の再編で帰還可能性の基準となっているのがやはり20ミリシーベルトである
(20ミリシーベルト以下なら「避難指示解除準備区域」となる)。
これは、チェルノブイリ事故5年後にウクライナ、ベラルーシ、ロシアで作られた
「移住の義務」地域=年間5ミリシーベルト以上、
「移住の権利」地域=年間1ミリシーベルト以上という基準に比べて、著しく高い数値である。
福島県内は、5年間で100ミリシーベルト以内という原発作業員の被曝線量基準と同じと言ってよく、
県民は原発の中で働いているのも同然の状態に置かれているわけである。
福島市民の意識調査で、「今からでもできれば避難したい」という人が約33パーセント、
「福島県の子供の将来が心配」という人が約89パーセントに上ったのも、当然のように思える。
チェルノブイリの基準で言えば「移住の義務」
地域も多い中通り地方には、せめて「移住の権利」を、
また子供たちには、不安のない場所で教育を受ける権利を認めるべきではないか。
広瀬隆さん
アンケート結果を見ると、放射能と放射線が人体にどのような作用をおよぼすかについて、
臨床医学的な知識をまったく持たない人間が、多数、国会議員になっていることは明白である。
無知であれば、自分の家族である息子・娘あるいは孫たちの生命さえ守れない父母や祖父母でもある。
彼らは中学生以下の頭脳でしかない。
これは、日本人の民度が問われる問題である。
ーーー
まず、論外だと私が思うのは
「疎開をさせるべきかどうか分からない」と答えた自民党と国民新党。
政治家の答とはとても思えません。「分からない」とは無責任すぎます。
じっくり線量を調べたり、今から科学的知見を結集するなどという寝ぼけた答えを
こんな時期になってもしているという事は本当に信じられません。驚きました。
国際放射線防護委員会の20ミリシーベルトから100ミリシーベルトの中で、
一番厳しい20ミリシーベルトを選択していると胸を張る民主党。国民新党も同じような意見のようですが、
原発作業員の基準で生活しろという事ですよね?
恐ろしい判断です。
とにかく、子どもを疎開させるか否かという判断は、
これから将来の日本を大切に思っているかどうかのバロメーターになると思っています。
「疎開させる」と答えられない党には投票しない方がいいと思います。
そうじゃないと、将来の子孫たちに怨まれますから。
人の命と将来の日本を考える上でとても大事なことだと思っています。
人の命を大切にできない政党においては、他のどんな政策も信用のおけないものであると思えます。
命の問題は全ての本質であり源です。
この根幹の部分を重要に考えているのかいないのかで、ある意味政党の本質を見抜けると考えます。
いろんな言葉で難しく分かりにくい選挙にされている感がありますが、
この部分だけ見つめれば簡単にどこの政党は×なのかが分かちゃう♪
福島集団疎開裁判が各党に行って下さったこの質問はとても意義のあるものだと私は思います。
福島集団疎開裁判ブログ
各政党に宛てた質問状の回答の報告がされていました。
↑詳しくは上記ホームページをご覧ください
【質問内容】
1.日本国内で高濃度に放射能汚染された地域
( チェルノブイリ原発事故による汚染区分:強制避難区域(空間線量が年5mSv以上))の子ども達を、
直ちに疎開させるべきだと思いますか?
2.子ども達を放射能汚染された地域
(東電福島第一原発事故前の本来の国の公衆の被曝限度:年間1mSvを超えた地域)から
疎開させるべきだと思いますか ?
報告されていたのは、12月13日現在の回答結果です。
最新情報はこちらでチェックして頂きたいと思います↓
http://www.fukushima-sokai.net/text/result-party.html#

民主党の回答 12月8日
Q:年間5ミリシーベルト地域からもでも1ミリシーベルト以上でも子どもたちは疎開させますか?
A:どちらも疎開させません。
理由(回答書より転記)
現在のの本国内の避難基準はICRP(国際放射線防護委員会)の示す
年間20ミリシーベルトから100ミリシーベルトの範囲のうち、最も厳しい基準を採用しているものです。
尚、チェルノブイリ原発事故における5ミリシーベルトの避難基準は、
事故から5年後にそれまでの基準を大きく引き下げて設定したものですが、
過度に厳しいものとの評価もあり、直ちに日本国内に適用すべき物とは考えていません。
自民党の回答 12月8日
Q:年間5ミリシーベルト地域からもでも1ミリシーベルト以上でも子どもたちは疎開させますか?
A:どちらとも言えない。
理由(回答書より転記)
まず、線量等に関する監視を徹底することが重要です。
そのうえで、線量の動向や健康への影響等に関する最新の知見に基づき、
必要とあれば疎開も含め迅速かつ適切な措置を講ずるべきと考えます。
緑の党の回答12月8日
Q:年間5ミリシーベルト地域からもでも1ミリシーベルト以上でも子どもたちは疎開させますか?
A:疎開させます。
理由(回答書より転記)
原発事故子ども・被災者支援法が6月に成立したにもかかわらず、復興庁は一向に具体化しない。
そして100ミリシーベルトまでは問題ないというのが幅を利かせている。
そして福島県もこれから8年間で避難者ゼロの計画を出して帰還させようとしているが、
これは?反、とりわけ子供の生命と健康にとって大変危険なことである。
原発事故は収束しておらず、除染しても放射線量は高い。
素手に子どもの甲状腺に43.1%も異常がみられた。
最も放射線量の影響を受ける子どもを守るために、年間5ミリシーベルト以上は直ちに疎開させるべきことは当然であり、年間1ミリシーベルトを超えた地域の子どもも疎開させるべきである。
未来の党の回答 12月10日
Q:年間5ミリシーベルト地域からもでも1ミリシーベルト以上でも子どもたちは疎開させますか?
A:疎開させます。
理由(メールで回答)
子どもたちは守らなければなりません
社民党の回答 12月10日
Q:年間5ミリシーベルト地域からもでも1ミリシーベルト以上でも子どもたちは疎開させますか?
A:疎開させます。
理由(回答書より転記)
50ミリシーベルトで区切った帰還困難区域や、
20ミリシーベルトで区切る住居制限区域設定の水準は高すぎる。
特に放射線への感受性が高い子どもについて、問題が大きい。
通常の放射線管理区域が年間5.2ミリシーベルト以下、
通常の一般人の線量限度が年間1ミリシーベルトである事を考えれば、
子どもについては原則年間1ミリシーベルト以下となるような対策が必要である。
年間1ミリシーベルト庁が見込まれる場合は、租界の選択を補償すべきと考える。
国民新党の回答 12月13日
Q:年間5ミリシーベルト地域からもでも1ミリシーベルト以上でも子どもたちは疎開させますか?
A:どちらとも答えられません
理由(回答書より転記)
1.年間5見えいシーベルト地域の疎開
今回の原発事故における避難基準は年間100~20ミリシーベルトという、
国際放射線防護委員会の示している範囲の中では一番厳格な20ミリシーベルトとされています。
しかしながらご指摘のようにチェルノブイリ法では5ミリシーベルトとなっており、
国民の不安は解消されていない現状にあります。
今まさに科学的な知見を総動員して、国民的な合意を作り上げていかなければならない時期にあると考えます。
特に発育途中の子どもへの中・長期的な影響はどうなのか、日本の未来がかかる課題です。
2.年間1ミリシーベルト以上地域の疎開
1ミリシーベルトではどうなるのか、子どもたちは将来とも絶対大丈夫と言える人はいないと思います。
しかし、だからと言って、子どもたちを全員避難させるべきだという結論にはなりにくいのではないでしょうか。
なんとしても、国民的な合意が出来なければ、どちらへも動けないと考えます。
ーーー
小出裕章さん
日本、あるいは世界の多くの国では、国民に対する被曝を制限し、
1年間に1ミリシーベルト以上の被曝をしないように規制してきました。
それは、被曝がどんなに微量でも危険を伴うとの科学的な知見に基づくものです。
日本は「法治国家」と言われ、国民が法を破れば国家が処罰してきました。
それなら、自らが決めた法律を守るのは国家の最低限の義務だと思います。
すべての国民が1年間に1ミリシーベルト以上の被曝をしないようにしなければいけません。
特に子どもは全年齢平均の被曝危険度に比べれば、4倍も5倍も危険です。
そして、何よりも子どもたちには原子力を選択したことにも、
福島の原発事故を引き起こしたことについても責任がありません。
それであれば、子どもたちが1年間に1ミリシーベルト以上の被曝をさせないことは、国家の最低限の義務です。
一人ひとりに選択を迫るのではなく、国家がコミュニティーごとに移住させる必要こそ、あります。
こんなことも分からない政治家ばかりでまったく情けないことです。
選挙に当たっては、目を見開いて投票してほしいと願います。
愚かな政府は、愚かな国民が作ります。
崎山比早子さん
放射線に安全量が無いということは国際的な合意事項になっていますし、
事故以前の公衆の年間被ばく限度は1mSvでした。
事故があったからといって人間が放射線に対して強くなるわけではありません。
従って限度量を引き上げるということは、政治的、経済的な都合です。
安全、安心といって原子力政策を進めてきた大人は、
その失敗のつけを子どもに押しつけてはならないと思います。
彼等の健康を守るためには、可能な限り被ばくをなくすことだと思います。
その様な意味から疎開は必要な手段です。
高橋哲哉さん
予想通りの結果だ。「脱原発」を掲げる未来の党、社民党、緑の党は、子供たちの疎開に積極的である。
自民党は「決断できない」 様子だ。
民主党は与党であったから、この間の政府の立場と同じで、
年間20ミリシーベルトを居住可能な上限としているのだろう。
昨年4月、福島県内の学校を再開する際の文科省の基準が20ミリシーベルトだったし、
現在進められている被災地の再編で帰還可能性の基準となっているのがやはり20ミリシーベルトである
(20ミリシーベルト以下なら「避難指示解除準備区域」となる)。
これは、チェルノブイリ事故5年後にウクライナ、ベラルーシ、ロシアで作られた
「移住の義務」地域=年間5ミリシーベルト以上、
「移住の権利」地域=年間1ミリシーベルト以上という基準に比べて、著しく高い数値である。
福島県内は、5年間で100ミリシーベルト以内という原発作業員の被曝線量基準と同じと言ってよく、
県民は原発の中で働いているのも同然の状態に置かれているわけである。
福島市民の意識調査で、「今からでもできれば避難したい」という人が約33パーセント、
「福島県の子供の将来が心配」という人が約89パーセントに上ったのも、当然のように思える。
チェルノブイリの基準で言えば「移住の義務」
地域も多い中通り地方には、せめて「移住の権利」を、
また子供たちには、不安のない場所で教育を受ける権利を認めるべきではないか。
広瀬隆さん
アンケート結果を見ると、放射能と放射線が人体にどのような作用をおよぼすかについて、
臨床医学的な知識をまったく持たない人間が、多数、国会議員になっていることは明白である。
無知であれば、自分の家族である息子・娘あるいは孫たちの生命さえ守れない父母や祖父母でもある。
彼らは中学生以下の頭脳でしかない。
これは、日本人の民度が問われる問題である。
ーーー
まず、論外だと私が思うのは
「疎開をさせるべきかどうか分からない」と答えた自民党と国民新党。
政治家の答とはとても思えません。「分からない」とは無責任すぎます。
じっくり線量を調べたり、今から科学的知見を結集するなどという寝ぼけた答えを
こんな時期になってもしているという事は本当に信じられません。驚きました。
国際放射線防護委員会の20ミリシーベルトから100ミリシーベルトの中で、
一番厳しい20ミリシーベルトを選択していると胸を張る民主党。国民新党も同じような意見のようですが、
原発作業員の基準で生活しろという事ですよね?
恐ろしい判断です。
とにかく、子どもを疎開させるか否かという判断は、
これから将来の日本を大切に思っているかどうかのバロメーターになると思っています。
「疎開させる」と答えられない党には投票しない方がいいと思います。
そうじゃないと、将来の子孫たちに怨まれますから。
たね蒔きジャーナルに続いてソコトコも来年3月終了が決まったようです。
私たち国民が真実を知る事を拒むかのようなメディアの姿勢です。
岩上安身氏が出演している夕焼け寺ちゃん活動中も3月いっぱい。
4月からは朝5時から7時までの「おはよう寺ちゃん活動中」になるらしいのですが、
朝が早すぎる><;
ソコトコの小出先生のお話しの中で一番気になったところは、
4号機に万が一の事があれば風向きにとっては数時間で東京に高濃度の汚染が到達するという事です。
内容を文字起こししました。
ーーー
月曜から金曜まで一つのテーマを追いかけます、週刊エンター。
今週のテーマはこちら。「ソコトコ キーパーソンが語る2012」
唐橋ユミ:
2012年も残すところあとわずか、今年もいろんな事があった年でした。
今週の週刊エンターは今年ソコトコで注目となりました方にご出演頂きまして、
2012年を振り返ってお話を伺ってまいります。
吉田照美:
この原発アウトもですね、多極では本当にかからないですね、いい歌だと思いますけどね。
今朝は是非お話を伺いたいという事で毎回大勢の方からご希望をいただいております、
この方でございます。
原子力の専門家としてのお立場からその危険性を訴え続けていらっしゃいます、
京都大学原子炉実験所助教の小出裕章先生です。
今朝もお電話に今生で出て下さっています。
吉田:
まず、小出先生にとって、
まもなく過ぎようとしている2012年という年はどういう年でございましたでしょうか?
小出裕章:えぇ、…辛い年でしたし、あっという間に終わってしまいました。
吉田:あっという間でしたか。
小出:はい。
吉田:まだまだ、じゃあ、言いたい事やりたい事というのはいっぱいおありになったという事ですか?
小出:
もちろんです。
福島第一原子力発電所の事故が今現在も進行中ですし、
沢山の方々が故郷を追われて苦しんでいる訳ですので、やらなければならない事は山積みです。
吉田:
そうですよね、で、さっそく何ですけれども、
連日のニュースは選挙と隣の国のロケット打ち上げの事ばかりでですね、
福島原発事故の事は報道されないで、
まぁ、収まっているかのように、なんか感じちゃっている人がいたりするわけで、
野田さんが、あの、ね、収束宣言を撤回しないというのは本当に許せないと思うんですけれども、
小出:
はい、吉田さんがおっしゃる通りだと私も思いますし、
今現在も事故が拡大する事を防ごうとして、沢山の労働者が被ばくをしながら戦っている訳ですし、
故郷を奪われた人の生活だって、全く元に戻っていないという状態が続いています。
「これで一体何が収束なのか?」と私は思います。
吉田:それをまた突っ込む人がいない日本って、ヘンすぎますよね?
小出:不思議ですね、はい。
吉田:ね、メディアだって徹底的に叩くべき話なのに。
小出:そう思います。
吉田:ね、
で、これ事故当時と全く変わってないという状況なんですか?
小出:
事故の直後に膨大な放射性物質が噴出してきたというのは、
およそ半月だったのですが、その期間は過ぎています。
ただしもう、それの間に出てきてしまった放射能で、敷地内も汚れているわけですし、
敷地の外も広大なところが汚れてしまって、もう元に戻せない状態がいまも続いていますし、
いま、これからの ということだって、大きな可能性がまだ残っていますので、
これはら何年何十年と苦闘を続けなければいけません。
吉田:
あらためて東京電力福島第一原発の現状を教えて頂きたいんですけれども、
1号機2号機3号機の様子というのは、
それぞれどういう状況として小出先生は捉えていらっしゃるんでしょうか?
小出:
1号機2号機3号機というのは昨年の3月11日に運転中でした。
そのため電源が断たれて、3つとも炉心が溶け落ちてしまった。
そこまでは分かっているのですが、
融けた炉心がいったいどこにいあるのか?
それを調べに行く事も出来ないまま、もうすでに二年近くが経とうとしています。
建屋の中がものすごく放射能で汚れてしまっていますので、
建屋の中に調べに行くことすらが出来ないという、
そういう状態が、今あるわけです。
数時間で東京に到達
吉田:
で、4号機に関しては、たまたま僕、ツイッターでですね、
今朝なんですけど、岩上安身さんのですね、情報で、
これちょっと紹介したいんですけれども、、
村田光平元駐スイス大使から先程メールで驚くべき情報が届けられた。
福島第一4号機の使用済み核燃料を貯蔵したプールのコンクリートがボロボロに痛んできており、
冷却水を送るポンプが故障し、ひそかに復旧作業をしているという。
村田氏ご本人に確認のうえ、如何に全文を明らかにするという事で、
ツイッターをやられる方はこれをチェックしていただきたいと思うんですけれども、
この情報が各メディアにも届けられているはずなんですかれども、
どっこもこの情報を明らかにしていないというのは、僕は、とんでもないことだと思うんですけど、
この話は小出先生はどういうふうに理解しますか?
※
報道されない4号機冷却装置の故障について
12/12村田光平元駐スイス大使インタビュー(内容書き出し)
岩上さんのツイートも全文あります
小出:
今初めて私も知りましたが、
言ってみれば当たり前のことというか、
コンクリートがどんどん劣化するというのは、どこもそうですし、
ポンプが故障するなんていうのは、原子力発電所では日常的に起きているわけです。
それが今回起きたという事だと思うし、
これからもまたそういう事は起きていく訳で、
時間との戦いで、出来る限り早く使用済み燃料プールの底に、今現在は眠っている使用済みの燃料を、
少しでも安全なところに取り出すという事をやらなければいけません。
吉田:
先週のような地震がまた来るかもしれない状況でですね、
最悪の場合この4号機の使用済み燃料プールに損傷が起こると、
これは、どうなってしまうという事なんですか?
小出:
日本政府がこれまでの期間に大気中の放出されたセシウム137という、
人間に対して大変危険を及ぼす放射性物質ですが、
それは広島原爆から比べると168発分だったと、日本政府が言っています。
そして4号機の使用済み燃料プールの底には、
広島原爆に比べれば5000発分のセシウム137が存在しています。
もしプールが崩壊するような事になって、使用済み燃料を冷却できなくなれば、
最悪場合は5000発分が大気中に出てくるという事になります。
つまり、これまでに出てきた放射性物質の10倍を超えるようなものが出てくる可能性があるという事です。
吉田:
そうなんですね、で、実際にこれたとえばそういう事態になったら、
もう、あっという間に日本は終わってしまう訳でしょ?これ。
小出:
え……、それは運です。
要するに、風がどちらの方向に向いているか?という事で、
吉田:その時の…
小出:
はい、噴出してきた時の風向きが、西から吹いていてくれれば放射能は太平洋に落ちてくれるわけですし、
北風が吹いていれば東京がやられるという事になります。
吉田:
それは、たとえば東京、関東エリアの方に向かっていれば、なんか…
この間見たものでは、なんか4時間で到達してしまうみたいな話ですけれど。
小出:
もちろんそうですね。
250kmぐらいしかないのですから、数時間のうちに東京まで到達すると思います。
吉田:
恐ろしい事だと思うんだけどな。
だから、そういう事を認識したうえで、原発推進とか、反対という事を述べなくちゃいけないんですけれど、
認識していない日本人が相変わらず僕は多すぎるような気がするんですけど。
小出:
そうですね、一時期、去年の3月11日後は、直後は、
皆さん何か放射能というものについてそれなりの注意を払っていたと思うんですが、
今現在皆さん忘れてしまったように私にはみえます。
吉田:
僕なんかこういう小さいラジオ局でこういう発言をしているんですけれど、
本来であれば、僕はやっぱり
NHKが7時のゴールデンタイムで、小出先生の話を僕はやっぱり流すべきだと思うんですけど。
小出:(笑)はい、ありがとうございます。
吉田:
そういう事の動きをNHKがしないというのは、
僕は「みなさまのNHK」という感じはとてもしない訳なんですけれども、
小出:はい、私もそう思います。
活断層
吉田:ね、
それから今週月曜日のニュースですけれども、
原子力規制委員会が敦賀原発敷地内の断層が「活断層」という結論を出しましたけれども、
数週間前の拡散予想のミスの発覚なども含めて、小出先生はこの事態をどういうふうに受け止めていますか?
小出:
活断層なんていう事はもう昔から分かっていた訳ですけれども、
「その事実を無視する」という事で、
「敦賀原子力発電所の安全性を確認した」とずーっとやってきたわけです。
吉田:無視した人たちがいた訳ですね?やっぱり。
小出:
そうです。
ずっとそうやってきたし、今回も活断層だという所までは認めた。
ま、昔から分かっていた事を認めたというだけのことであって、
それでもなおかつ「運転していい」と、ひょっとすれば彼らは言いだすのではないかと私は心配しています。
吉田:
ほんとですね、それで、日本の国土に、
果たして活断層ばかり注目していますけれども、
活断層の無い原発の立地に適切ななんてあるんですか?
小出:
私は断層の専門家ではありませんけれども、
日本は世界一の地震国で、
世界中で起きる地震の10%から20%が起きるというようなところですので、
原子力発電所を建てて安心できるという場所は無いと私は思います。
吉田:本当にこれは、注目というか、注意しておかないととんでもないことになってしまいますよね。
小出:はい、もうすでに福島第一原子力発電所の事故で、大変なことになっているのですね。
吉田:なっているんですからね。
小出:「それに気がつかないという事がどういう事なのか」というのが私には理解が出来ないです。
たね蒔きジャーナル終了
吉田:本当にできないですね。
我々放送人にとって今年一年を振り返りますと、東京電力福島第一原子力発電所の事故以降ですね、
1年半にわたり小出先生のお話をしっかりと伝えてくれたラジオ番組の
“たね蒔きジャーナル”終了という、ま、事件だと思いますけど、ありましたけど、
これに対しては小出さんはどういうふうに感じていますか?
小出:
はい、大変残念なことだと思います。
え…この世界にある事実、真実というのは、広大なものがあるのですね。
その広大な物の中から何を伝えるか?というのが
報道、あるいはジャーナリズムの使命というか存在意義だと思うのですが、
当り前のことを言えば、強いものが自分の好みの情報を流すというのがこれまでもそうでしたし、
現在も多分そうなのだと思います。
それではなくて「本当に何が必要なのか?」という事を見極めるという所に
ジャーナリズムの価値があると思いますし、
たね蒔きジャーナルが随分頑張ってきてくださったのですけれども、
それでもやはりそういう番組は潰されてしまうという事で残念ですし、
吉田さんの番組も気を付けてほしいと思います。
吉田:
ちょとこの事に関しては後ほど話をしなければいけないと思っていますけれど、
福島の方までがね「助けて」というふうに、
たね蒔きジャーナルに本当の事を知りたくて、番組の方まで連絡があったなんていう話を聞くと、
もう、それだけの番組って、なかなか今まで聞いた事もない番組でしたからね。
小出:そうですね。
吉田:
わかりました。
お時間が来てしまいましてね、今年一年ありがとうございました。
小出:こちらこそありがとうございました。
吉田:
とにかく来年は今年よりもちょっとでも良い年にしたいと思いますけれども、
また年が明けて何度もご出演お願いすることになりますけれども、
またよろしくお願いいたします。
吉田:
頂いたメールファックスのご紹介のコーナーですけれども、
先ず先程小出先生からもチラッと言われたりしたんですけれども、ここにメールを頂いています。
茨城県つくば市のトラキチさん54歳男性からです。
照美さん、ユミちゃんおはようございます。
年末に重大ニュース。
オハテン3月で終了、ソコトコも3月で終了ですか?照美さん夕方に移動ですか?
という、同様多数メールを頂きました。ありがとうございました。
一部スポーツ紙にも載っていますけれど、
ソコトコが、会社としてですね来年3月で終了という事になりまして、
「残念ながら」という事なんですけれど、
番組はいつもですね、僕も夜、深夜放送もそうだし、浅い時間の若者向け番組もそうでしたし、
昼のラジオやる気満々もそうでしたし、今回もそういう…ま、結果としてまァね。
「終わる」という事が会社として決められたという事なんで、これは事実なんですけれども、
で、4月からこの時間帯はフジテレビアナウンサーの福井謙二さんが担当されまして、
僕は午後3時半からの番組をやることになります。
番組のテーストというのは「ソコトコ」とは変わると思いますが、
なんにも今は決まっていませんね。
ただし、「言いたいことを率直に言う」という事と、
「言いたい事は今まで通り伝える」スタンスは全然変わらないという事で、
満6年ですけれどね、その実感はなかなかないんですけれども、
とにかく、全然その…変わるっていう意味での“ソコトコのともしび”は絶対に消さないので、
それだけはご安心いただきたいと思っています。
全くまだ何も決まっていませんけどね。
という事で、本当に「突然だった」という思いの方も多いと思うんですけれども、
小出先生にも先程スタッフがチラッと伝えたと思いますけど、
応援して下さった方々本当にありがとうございます。
まだ後3ヵ月半ありますのでね、引き続きお聞きいただきたいと思っています、よろしくお願いします。
ま、いろいろとご意見希望、ツイッター恨み何でも結構です。
ご紹介しますのでね。
唐橋:でもよかった。照美さんの声がまだ聞けるという事で安心した方もいらっしゃると思います、沢山。
吉田:
いやぁ、ね。ま、決まり次第また発表させていただきたいと思っております。
これは頂いたメールです。
ま、本当に政治の世界ではこういういい話がないというのが残念ですね。
素敵な話だったと思います、これね。
小出先生の話って言うのは、本当にあれですね、
日本人全員に届けたいんですけど、なかなか障害があるっていうか、
ま、障害と言っていいと思いますけど、規制しているというか、
それがあって知らない人がまだいっぱい居ますね。
うちのおふくろなんかも知らないですしね。
生の声で、生の先生の語りで情報を届けてもらうと、
やっぱりそりゃ、今の現実という事がはっきりとわかると思うんでね。
そういった事を、政治家の人達にも本当は全部と聞いてもらいたいですよね。
そうすると「あ、私今まで間違っていました」いう人が相当数いるんではないかというふうに
僕は本当に思いますね。
ソコトコは3月いっぱいで終わります
by 上杉隆 2012年12月10日
えー、もうひとつ、これUstに流れてるんだよな。
もう、もういいです。時間も後ちょっとなんで。
実は明日発表すると思うんですけど、
私がかつて言っていた、最も原発の事故に対してずーっと取り組んできていて、
自由報道協会でも、「自由報道協会賞」というのを取った番組、
吉田照美のソコダイジナトコという番組があるんですが、文化放送の。
これも明日発表しますが3月いっぱいで終わります。
たね蒔きジャーナルもそうですし、
つまり原発や放射能の被ばくを追ってきていた、
そういう良心的な番組がことごとく今日本では無くなります。もしくは無くなりました。
ーーおことわりーー
こちらの音声の方で某賞をおとりになった先生が小出先生の講演会にいらしていたとの話がありましたが、
いろいろな行き違いからの間違いだったそうです。
詳しくはこちら→小出裕章非公式まとめ
ですので、その部分の削除をさせていただきました。
私たち国民が真実を知る事を拒むかのようなメディアの姿勢です。
岩上安身氏が出演している夕焼け寺ちゃん活動中も3月いっぱい。
4月からは朝5時から7時までの「おはよう寺ちゃん活動中」になるらしいのですが、
朝が早すぎる><;
ソコトコの小出先生のお話しの中で一番気になったところは、
4号機に万が一の事があれば風向きにとっては数時間で東京に高濃度の汚染が到達するという事です。
内容を文字起こししました。
ーーー
月曜から金曜まで一つのテーマを追いかけます、週刊エンター。
今週のテーマはこちら。「ソコトコ キーパーソンが語る2012」
唐橋ユミ:
2012年も残すところあとわずか、今年もいろんな事があった年でした。
今週の週刊エンターは今年ソコトコで注目となりました方にご出演頂きまして、
2012年を振り返ってお話を伺ってまいります。
吉田照美:
この原発アウトもですね、多極では本当にかからないですね、いい歌だと思いますけどね。
今朝は是非お話を伺いたいという事で毎回大勢の方からご希望をいただいております、
この方でございます。
原子力の専門家としてのお立場からその危険性を訴え続けていらっしゃいます、
京都大学原子炉実験所助教の小出裕章先生です。
今朝もお電話に今生で出て下さっています。
吉田:
まず、小出先生にとって、
まもなく過ぎようとしている2012年という年はどういう年でございましたでしょうか?
小出裕章:えぇ、…辛い年でしたし、あっという間に終わってしまいました。
吉田:あっという間でしたか。
小出:はい。
吉田:まだまだ、じゃあ、言いたい事やりたい事というのはいっぱいおありになったという事ですか?
小出:
もちろんです。
福島第一原子力発電所の事故が今現在も進行中ですし、
沢山の方々が故郷を追われて苦しんでいる訳ですので、やらなければならない事は山積みです。
吉田:
そうですよね、で、さっそく何ですけれども、
連日のニュースは選挙と隣の国のロケット打ち上げの事ばかりでですね、
福島原発事故の事は報道されないで、
まぁ、収まっているかのように、なんか感じちゃっている人がいたりするわけで、
野田さんが、あの、ね、収束宣言を撤回しないというのは本当に許せないと思うんですけれども、
小出:
はい、吉田さんがおっしゃる通りだと私も思いますし、
今現在も事故が拡大する事を防ごうとして、沢山の労働者が被ばくをしながら戦っている訳ですし、
故郷を奪われた人の生活だって、全く元に戻っていないという状態が続いています。
「これで一体何が収束なのか?」と私は思います。
吉田:それをまた突っ込む人がいない日本って、ヘンすぎますよね?
小出:不思議ですね、はい。
吉田:ね、メディアだって徹底的に叩くべき話なのに。
小出:そう思います。
吉田:ね、
で、これ事故当時と全く変わってないという状況なんですか?
小出:
事故の直後に膨大な放射性物質が噴出してきたというのは、
およそ半月だったのですが、その期間は過ぎています。
ただしもう、それの間に出てきてしまった放射能で、敷地内も汚れているわけですし、
敷地の外も広大なところが汚れてしまって、もう元に戻せない状態がいまも続いていますし、
いま、これからの ということだって、大きな可能性がまだ残っていますので、
これはら何年何十年と苦闘を続けなければいけません。
吉田:
あらためて東京電力福島第一原発の現状を教えて頂きたいんですけれども、
1号機2号機3号機の様子というのは、
それぞれどういう状況として小出先生は捉えていらっしゃるんでしょうか?
小出:
1号機2号機3号機というのは昨年の3月11日に運転中でした。
そのため電源が断たれて、3つとも炉心が溶け落ちてしまった。
そこまでは分かっているのですが、
融けた炉心がいったいどこにいあるのか?
それを調べに行く事も出来ないまま、もうすでに二年近くが経とうとしています。
建屋の中がものすごく放射能で汚れてしまっていますので、
建屋の中に調べに行くことすらが出来ないという、
そういう状態が、今あるわけです。
数時間で東京に到達
吉田:
で、4号機に関しては、たまたま僕、ツイッターでですね、
今朝なんですけど、岩上安身さんのですね、情報で、
これちょっと紹介したいんですけれども、、
村田光平元駐スイス大使から先程メールで驚くべき情報が届けられた。
福島第一4号機の使用済み核燃料を貯蔵したプールのコンクリートがボロボロに痛んできており、
冷却水を送るポンプが故障し、ひそかに復旧作業をしているという。
村田氏ご本人に確認のうえ、如何に全文を明らかにするという事で、
ツイッターをやられる方はこれをチェックしていただきたいと思うんですけれども、
この情報が各メディアにも届けられているはずなんですかれども、
どっこもこの情報を明らかにしていないというのは、僕は、とんでもないことだと思うんですけど、
この話は小出先生はどういうふうに理解しますか?
※
報道されない4号機冷却装置の故障について
12/12村田光平元駐スイス大使インタビュー(内容書き出し)
岩上さんのツイートも全文あります
小出:
今初めて私も知りましたが、
言ってみれば当たり前のことというか、
コンクリートがどんどん劣化するというのは、どこもそうですし、
ポンプが故障するなんていうのは、原子力発電所では日常的に起きているわけです。
それが今回起きたという事だと思うし、
これからもまたそういう事は起きていく訳で、
時間との戦いで、出来る限り早く使用済み燃料プールの底に、今現在は眠っている使用済みの燃料を、
少しでも安全なところに取り出すという事をやらなければいけません。
吉田:
先週のような地震がまた来るかもしれない状況でですね、
最悪の場合この4号機の使用済み燃料プールに損傷が起こると、
これは、どうなってしまうという事なんですか?
小出:
日本政府がこれまでの期間に大気中の放出されたセシウム137という、
人間に対して大変危険を及ぼす放射性物質ですが、
それは広島原爆から比べると168発分だったと、日本政府が言っています。
そして4号機の使用済み燃料プールの底には、
広島原爆に比べれば5000発分のセシウム137が存在しています。
もしプールが崩壊するような事になって、使用済み燃料を冷却できなくなれば、
最悪場合は5000発分が大気中に出てくるという事になります。
つまり、これまでに出てきた放射性物質の10倍を超えるようなものが出てくる可能性があるという事です。
吉田:
そうなんですね、で、実際にこれたとえばそういう事態になったら、
もう、あっという間に日本は終わってしまう訳でしょ?これ。
小出:
え……、それは運です。
要するに、風がどちらの方向に向いているか?という事で、
吉田:その時の…
小出:
はい、噴出してきた時の風向きが、西から吹いていてくれれば放射能は太平洋に落ちてくれるわけですし、
北風が吹いていれば東京がやられるという事になります。
吉田:
それは、たとえば東京、関東エリアの方に向かっていれば、なんか…
この間見たものでは、なんか4時間で到達してしまうみたいな話ですけれど。
小出:
もちろんそうですね。
250kmぐらいしかないのですから、数時間のうちに東京まで到達すると思います。
吉田:
恐ろしい事だと思うんだけどな。
だから、そういう事を認識したうえで、原発推進とか、反対という事を述べなくちゃいけないんですけれど、
認識していない日本人が相変わらず僕は多すぎるような気がするんですけど。
小出:
そうですね、一時期、去年の3月11日後は、直後は、
皆さん何か放射能というものについてそれなりの注意を払っていたと思うんですが、
今現在皆さん忘れてしまったように私にはみえます。
吉田:
僕なんかこういう小さいラジオ局でこういう発言をしているんですけれど、
本来であれば、僕はやっぱり
NHKが7時のゴールデンタイムで、小出先生の話を僕はやっぱり流すべきだと思うんですけど。
小出:(笑)はい、ありがとうございます。
吉田:
そういう事の動きをNHKがしないというのは、
僕は「みなさまのNHK」という感じはとてもしない訳なんですけれども、
小出:はい、私もそう思います。
活断層
吉田:ね、
それから今週月曜日のニュースですけれども、
原子力規制委員会が敦賀原発敷地内の断層が「活断層」という結論を出しましたけれども、
数週間前の拡散予想のミスの発覚なども含めて、小出先生はこの事態をどういうふうに受け止めていますか?
小出:
活断層なんていう事はもう昔から分かっていた訳ですけれども、
「その事実を無視する」という事で、
「敦賀原子力発電所の安全性を確認した」とずーっとやってきたわけです。
吉田:無視した人たちがいた訳ですね?やっぱり。
小出:
そうです。
ずっとそうやってきたし、今回も活断層だという所までは認めた。
ま、昔から分かっていた事を認めたというだけのことであって、
それでもなおかつ「運転していい」と、ひょっとすれば彼らは言いだすのではないかと私は心配しています。
吉田:
ほんとですね、それで、日本の国土に、
果たして活断層ばかり注目していますけれども、
活断層の無い原発の立地に適切ななんてあるんですか?
小出:
私は断層の専門家ではありませんけれども、
日本は世界一の地震国で、
世界中で起きる地震の10%から20%が起きるというようなところですので、
原子力発電所を建てて安心できるという場所は無いと私は思います。
吉田:本当にこれは、注目というか、注意しておかないととんでもないことになってしまいますよね。
小出:はい、もうすでに福島第一原子力発電所の事故で、大変なことになっているのですね。
吉田:なっているんですからね。
小出:「それに気がつかないという事がどういう事なのか」というのが私には理解が出来ないです。
たね蒔きジャーナル終了
吉田:本当にできないですね。
我々放送人にとって今年一年を振り返りますと、東京電力福島第一原子力発電所の事故以降ですね、
1年半にわたり小出先生のお話をしっかりと伝えてくれたラジオ番組の
“たね蒔きジャーナル”終了という、ま、事件だと思いますけど、ありましたけど、
これに対しては小出さんはどういうふうに感じていますか?
小出:
はい、大変残念なことだと思います。
え…この世界にある事実、真実というのは、広大なものがあるのですね。
その広大な物の中から何を伝えるか?というのが
報道、あるいはジャーナリズムの使命というか存在意義だと思うのですが、
当り前のことを言えば、強いものが自分の好みの情報を流すというのがこれまでもそうでしたし、
現在も多分そうなのだと思います。
それではなくて「本当に何が必要なのか?」という事を見極めるという所に
ジャーナリズムの価値があると思いますし、
たね蒔きジャーナルが随分頑張ってきてくださったのですけれども、
それでもやはりそういう番組は潰されてしまうという事で残念ですし、
吉田さんの番組も気を付けてほしいと思います。
吉田:
ちょとこの事に関しては後ほど話をしなければいけないと思っていますけれど、
福島の方までがね「助けて」というふうに、
たね蒔きジャーナルに本当の事を知りたくて、番組の方まで連絡があったなんていう話を聞くと、
もう、それだけの番組って、なかなか今まで聞いた事もない番組でしたからね。
小出:そうですね。
吉田:
わかりました。
お時間が来てしまいましてね、今年一年ありがとうございました。
小出:こちらこそありがとうございました。
吉田:
とにかく来年は今年よりもちょっとでも良い年にしたいと思いますけれども、
また年が明けて何度もご出演お願いすることになりますけれども、
またよろしくお願いいたします。
吉田:
頂いたメールファックスのご紹介のコーナーですけれども、
先ず先程小出先生からもチラッと言われたりしたんですけれども、ここにメールを頂いています。
茨城県つくば市のトラキチさん54歳男性からです。
照美さん、ユミちゃんおはようございます。
年末に重大ニュース。
オハテン3月で終了、ソコトコも3月で終了ですか?照美さん夕方に移動ですか?
という、同様多数メールを頂きました。ありがとうございました。
一部スポーツ紙にも載っていますけれど、
ソコトコが、会社としてですね来年3月で終了という事になりまして、
「残念ながら」という事なんですけれど、
番組はいつもですね、僕も夜、深夜放送もそうだし、浅い時間の若者向け番組もそうでしたし、
昼のラジオやる気満々もそうでしたし、今回もそういう…ま、結果としてまァね。
「終わる」という事が会社として決められたという事なんで、これは事実なんですけれども、
で、4月からこの時間帯はフジテレビアナウンサーの福井謙二さんが担当されまして、
僕は午後3時半からの番組をやることになります。
番組のテーストというのは「ソコトコ」とは変わると思いますが、
なんにも今は決まっていませんね。
ただし、「言いたいことを率直に言う」という事と、
「言いたい事は今まで通り伝える」スタンスは全然変わらないという事で、
満6年ですけれどね、その実感はなかなかないんですけれども、
とにかく、全然その…変わるっていう意味での“ソコトコのともしび”は絶対に消さないので、
それだけはご安心いただきたいと思っています。
全くまだ何も決まっていませんけどね。
という事で、本当に「突然だった」という思いの方も多いと思うんですけれども、
小出先生にも先程スタッフがチラッと伝えたと思いますけど、
応援して下さった方々本当にありがとうございます。
まだ後3ヵ月半ありますのでね、引き続きお聞きいただきたいと思っています、よろしくお願いします。
ま、いろいろとご意見希望、ツイッター恨み何でも結構です。
ご紹介しますのでね。
唐橋:でもよかった。照美さんの声がまだ聞けるという事で安心した方もいらっしゃると思います、沢山。
吉田:
いやぁ、ね。ま、決まり次第また発表させていただきたいと思っております。
これは頂いたメールです。
ま、本当に政治の世界ではこういういい話がないというのが残念ですね。
素敵な話だったと思います、これね。
小出先生の話って言うのは、本当にあれですね、
日本人全員に届けたいんですけど、なかなか障害があるっていうか、
ま、障害と言っていいと思いますけど、規制しているというか、
それがあって知らない人がまだいっぱい居ますね。
うちのおふくろなんかも知らないですしね。
生の声で、生の先生の語りで情報を届けてもらうと、
やっぱりそりゃ、今の現実という事がはっきりとわかると思うんでね。
そういった事を、政治家の人達にも本当は全部と聞いてもらいたいですよね。
そうすると「あ、私今まで間違っていました」いう人が相当数いるんではないかというふうに
僕は本当に思いますね。
ソコトコは3月いっぱいで終わります
by 上杉隆 2012年12月10日
えー、もうひとつ、これUstに流れてるんだよな。
もう、もういいです。時間も後ちょっとなんで。
実は明日発表すると思うんですけど、
私がかつて言っていた、最も原発の事故に対してずーっと取り組んできていて、
自由報道協会でも、「自由報道協会賞」というのを取った番組、
吉田照美のソコダイジナトコという番組があるんですが、文化放送の。
これも明日発表しますが3月いっぱいで終わります。
たね蒔きジャーナルもそうですし、
つまり原発や放射能の被ばくを追ってきていた、
そういう良心的な番組がことごとく今日本では無くなります。もしくは無くなりました。
ーーおことわりーー
こちらの音声の方で某賞をおとりになった先生が小出先生の講演会にいらしていたとの話がありましたが、
いろいろな行き違いからの間違いだったそうです。
詳しくはこちら→小出裕章非公式まとめ
ですので、その部分の削除をさせていただきました。
原発事故は終わっていない〜小出裕章さんインタビュー
投稿者: ourplanet 投稿日時: 水, 12/12/2012 - 13:16
協力:城南信用金庫
今、起きているという事は、私から見るとあまりにもひどい事が起きているんですね。
たとえば、猛烈に汚染してしまっているところがあって、人々が追い出されている。
そして帰れないのです、この先何十年も。
そこの土地が無くなってしまったというそういう状態なんですね。
かつて日本は戦争をして負けましたけれども、
国家が戦争で負けても土地があった。
国破れて山河ありだった訳で、人々は生きてこられたわけですが、
放射能で汚染された土地は、失われてしまう。
誰もそこを使う事が出来ないという、そういう土地になってしまっているわけですね。
戦争が起きても生じないような、ひどい被害が今現在生じている。
そしてその周辺に、何百万人もの人々が捨てられて、
今現在も被ばくをしながら生活せざるを得ないという事になってしまっている訳で、
そういう人たちの「苦悩」「重荷」というようなものを、どうやってはかる事ができるのか、
金銭的な事も含めて、はかることができるのか?と考えると、
「もうどうにもならないひどい事がすでに進行している」と思う、私は思うのです。
しかし、本当に不思議なことだと思うのですが、
政治の場、あるいは経済の場にいるという人達は、
それを感じないような人たちばっかりなように思うのですね。
新しい原子力規制庁なんていう所をつくったということになっていますけれども、
私から見ると本当にお笑い草です。
今までの原子力ムラに君臨してきた人たちが、また委員になって、
日本には原子力基本法という法律があって、
「平和利用に限る」という文言はついていますけれども、
「原子力を進める」という法律があるのですね。
そのもとでやはりまた、原子力を進めてしまうという事にならざるを得ないのです。
もう少しまともな人に委員になって欲しいと私は思いましたけれども、
でも、誰がなっても同じです。
この国の基本を変えなければいけないという事に、もっと多くの人に気がついて欲しいと思いますし、
せめてこれまで原子力の旗を振って来た人々は、
自分の責任というものをもっときちっと自覚してほしいと、私は思います。
変わらぬ原子力ムラ
原子力の世界で起きてきた事を見ると、「本当に戦争とそっくりだな」と思います。
一度、私自身もそうでしたが、原子力に夢を持ってしまった事がありました。
殆どの日本人は原子力に夢を抱かされたわけですし、
政治の場にも経済の場にも原始yろくに夢を持ってしまった人は沢山いた筈だとおもいます。
そして、一度原子力に足を踏み込んでしまうと、
「それがいかにひどいものだ」という事が分かっても、
それに異を唱える事ができなくなってしまうという状況だと思います。
先程も聞いていただいたように、
福島の事故という、あまりにも悲惨な事故が起きてしまった今でも、
原子力から足を洗う事が出来ないというような人達は、
政治の場にも経済の場にも沢山いるんですね。
「何でここまで来て気がつかないのか?」と私は思いますけれども、
多分、一度動き出してしまった社会の仕組み、
あるいは巨大な流れというものは、そう簡単には止められない。
それは、日本という国内だけの問題ではなくて、
「世界全体の政治の流れ」という物の中に組み込まれてしまっていて、
ま、日本という国は、私は米国の属国だと思っていますけれども、
米国は日本に原子力を売りつける事で金儲けをしてきた国ですし、
原子力というものはもともと「核」と私たちが呼んでいるものと同じもので、
米国は日本に「核」を一部分力を持たせることで、
中国当の国と対抗させようという思惑もある筈であって、
容易なことではこの流れは変わらないだろうと思います。
残念ながら私の力などは全く非力で、なにを言ってもなにも出来ないままここまで来てしまったわけです。
おそらく今後も私の力などは圧倒的に非力だと思います。
でも唯一希望があるとすれば、
いま、多くの人達が、自分の頭で考えて、自分の足で立って、
自分の意思を表明するという行動をあちこちで起こしれくれるようになってきた。
東京で言えば毎週金曜日の首相官邸前デモというのがまだ続いていますし、
関西でも関西電力に対する抗議行動がある。
そこいらじゅうでそうやって、誰から動員されるのでもない、誰から命令をされるのでもない、
自分の意思で自分の発言を続けるという方々が、今生まれてきて下さっていますので、
そういう力がもっと大きくなっていくのならば、…
本当なのかどうかはわかりませんけれども「原子力を止められる日が来る」と、少しは期待しています。
大飯原発
「原発が全部止まると電気が足りなくなる」と言って、関西電力の大飯3号機4号機を再稼働させました。
二つ合わせて270万kwですけれども、
大飯の原発を再稼働させた途端に関西電力は300万kw分の火力発電所を停止した。
それだってちゃんと電気は足りる。
もう当たり前なんです。
政府の統計データがそれをもうきちっと立証していて、
原子力発電なんて即刻辞めても「電気が足りなくなる」なんていう事は絶対にないのです。
それを電力会社や政府が嘘をついて、国民を脅かして、再稼働を認めさせた。
まぁ、橋下なんていうのは始めから期待もしていませんけれどもw
でも橋下にしたって、大阪市長ですね、今の。
それにしたって「停電するぞ」と脅かされたら屈服して「負けました」とか言ってしまうんですね。
本当に情けない人たちだと思いますけれども、
電気が足りるか足りないかという議論である限りは、もう決着がついています。
原子力はいりません。
では、原子力を止めたら電気代が上がるか?と言えば、
短期的には私は上がるだろうと思います。
なぜなら、すでに建ててしまった原子力発電所を使わないで、火力発電所を使うしかないと、
火力発電所を使おうと思えば燃料がいりますので、燃料代がかかるだろうと思います。
「でもそれがいったい何なんだ」と私は思います。
これまでだって、国や電力会社は「原子力が一番安い」だとか言ってきましたけれども、
それは彼らが都合のいいシナリオを書いて計算しただけの値であって、
先程も聞いていただいたように電力会社の実際の経営データを使って計算すれば、
原子力は元々から一番高かったんです。
ですから、そんなものを選択しなければ日本の電気代はもっともっと安かったし、
中小企業の人達はもっともっと楽に生産活動ができたんです。
それを日本の政治、あるいは電力会社があまりにも愚かな選択をしたがゆえに、
高い電気代にすでになってしまっている。
そして挙句の果てにこの事故を起こして、一体どれだけの負担を負わなければいけないのか。
東京電力なんていくらやったって簡単に倒産します。
結局は今日本の政府が国のお金を注入してなんていう事をやっている訳ですけれども、
みんな私たちのお金です。
中小企業だって、汗水たらして働いたお金をみんな電力会社の不始末のために奪われていっているという、
そういう事になっている。
そして、これも先程聞いていただいたように、
自分で始末のできないゴミをどんどん作りだして、
それを10万年100万年の未来まで、後の世代に押し付けなければならないという、
もう、いったいいくらお金がかかってしまうのか分からない事を、
今たまたま私たちの時代の享楽的な生活を支えるために選択しようとしているのです。
どうしてこんなバカげた選択ができるのか?私にはさっぱりわからないし、
ちょっとぐらい電気代が今短期的に上がりますよという事なら、
もちろん受け入れるべきだと私は思います。
ただ、困る人達はいるわけです。電力会社ですけれども、
すでに持ってしまった原子力発電を即刻廃絶するというのであれば、全てが不良資産になりますので、
電力会社、日本中の電力会社、沖縄電力はいいですけれども、
それ以外の会社は多分倒産すると私は思います。
でも仕方がないのです、それは。
一刻でも早くやった方が、まだ傷が浅いです。
これからやればやるだけ彼らは重荷を背をわなければならないし、
その重荷のツケは結局私たち国民が払うのです。
今は日本中の電力会社を全部倒産させてもいい。
「それだけの負担を今の世代で引き受けるしかないと思う」のがいいと思います。
子どもたちを放射能から守る
一番いいのは逃げる事です。
放射能を相手に戦かったって勝てません。
向こうは・・・・・強いです。
いくらやっても消せない、人間が戦っても。逃げるしかないんです。
ですから本当なら日本の法律があるわけで、
放射線の管理区域にしなければいけないような地域に、人々が住む事自身がいけない事なのですから、
そういう汚染地帯からすべての人が私は逃げて欲しいと思います、子どもも含めて。
でもそれができない現実が今や目の前にありますので、
それならどうやったら子どもたちを被ばくから守れるか?という事を考えなければいけない。
考える事が大人の責任だし、思いついた事を何でもやるべきだと思います。
そして沢山あります。
たとえば子どもにはできる限り汚染の少ない食べ物を与えるという事はやらなければいけないと思います。
でも、今現在日本の国は、それをやろうとしていないんですね。
ある基準を決めて
「基準以上のものは跳ねるから安心しろ」
「基準以下のものは安心しろ」と言ってしまうわけです。
今日本の政府が決めている基準は1kgあたり100ベクレルです。お米でも何でもそうですけれども。
じゃあ99ベクレルのものは安全なのか?90ベクレルのものは安全なのかと言えば、
もちろんそんな事は全然ないのです。
もともと日本のお米なんていうものは、福島の事故が起こるまでは
1kgあたり0.1ベクレルしか汚れていませんでした。
それを100まで許すという事は1000倍許してしまうことになるのですね。
そんな食べ物を私は子どもに与えていいとは思わないし、
何とかそれをやらないで済むようにしたいと、思っています。
ところがいまそれが出来ないのです。
今たとえばここにお米がくる。
このお米が一体1kgあたり、なんベクレル汚れているのか?という事を知ることが出来ないのです。
私は知れます、測ればいい。
私が自分で、測りたければ。
でも私が測れる量なんていうのは知れてる訳だし、
日本中にいる子どもたちを守ろうとしても、私にはそんな力はないんですね。
今多くの地域では、自分たちでそれを測ろうとして、
放射能の測定室をつくってやっている人たちが沢山います。
「ありがたいことだ」と私は思うし、
そういう動きが広がって行って、少しでも子どもの被ばくを少なくできる。
少なくするという事は必要な事だと思います。
でも、私たちが汚染と呼んでいるものは、
もともと東京電力福島第一原子力発電所の原子炉の中にあった放射性物質なんです。
もともと東京電力の所有物だったんです。
それを東京電力が嘘をついてばら撒いて、食べ物でも何でも汚れてしまっているわけです。
本当であれば自分の所有物がどこにどれだけ汚染を広げているかという事は、
東京電力こそがそれを測定して人々に知らせる責任があるのだと私は思います。
メディアと原発
昔、大宅壮一さんという人が、テレビが日本でどんどん広がってきた時代に、
テレビの事を「1億総白痴化の道具だ」と言った事がありました。
私は本当にそうだと思います。
いまの日本人、多分多くの人は、職場でも家でもテレビをつけて、
見たくない時間でもテレビがついていて、
たまたまついている映像がチョット面白くないと、ガチャガチャガチャと、チャンネルを変えてみて、
また少しでも面白いところで見ている。
それもまた面白くないと、またガチャガチャと変えて、テレビを見ていると。
テレビを見るために人生が終わってしまうというような、
そんなような生活をしているんではないかなと、私は思ってしまいます。
それはあくまでも向こうから与えられる情報だけを見ているのであって、
自分が何が大切で、自分にとって大切な情報を自分の力で取って行こうという姿勢が、
次々と奪われて行ってしまった歴史なんだと思います。
そしてそのテレビ、あるいはメディアというのは、
丸ごと飲み込まれていた、もともと国家や経済界に。
東京電力という会社は日本を代表するような巨大な会社でした。
でも、その東京電力が政治家に金をばらまいて政治を牛耳って、
マスコミに金をばらまいてマスコミを牛耳って、
「原子力発電所だけは安全です」という宣伝をずーっと流し続けてきたんですね。
マスコミも全くそれに抵抗できないまま、
スポーンサーの意向のままに情報を流すというマスコミが、
テレビを中心に、新聞もそうだと思いますけれども、ずーっと続いてきてしまった。
それがもう、生活というか、企業のあり方というか、マスコミのあり方というか、
完璧に染み付いてしまったがゆえにそこから抜け出ることが出来ないのだと思います。
たね蒔きジャーナル
毎日放送のたね蒔きジャーナルという番組に、私は去年の3月14日から出してもらえました。
それまで私の意見を拾ってくれるマスコミなんていうのはまずは無わけですけれども、
ようやくに私の意見も、いわゆるマスコミの一部で拾ってもらえるようになって、
私は大変ありがたかったし、毎日放送に感謝しています。
そして、私から見ればありがたい事に、
関西だけではなくて、関東や東北の人達も、
その毎日放送をどうやって聞くのかは私にはわかりませんでしたけれども、ちゃんと聞いてくれる。
そしてそれを何か、インターネットで流してくれる人たちもいて、
世界中で私の発信を受け止めて下さるというような事が起きて、
本当にありがたいことだと、ずっと思い続けてきました。
ですから私はたね蒔きジャーナルに対して、感謝の気持ちしかありません。
本当にこれまで1年半近く場所を提供してもらって、ありがたい事だったと思っています。
しかし、それを「面白くない」と思う人達は必ずある。
もちろん原子力ムラはそう思っただろうと思いますし、
関西で言えば関西電力だって「面白くない」と、思っていたに違いありません。
しかし関西電力が、たとえば関西電力が毎日放送に対して、
「たね蒔きジャーナルを潰せ」と要求したのか?と言えば、
「多分そうではないだろう」と私は思います。
そうではなくて、毎日放送という一つの巨大なメディアとして、
これまでずーっと作ってきてしまった姿勢、というか、会社のあり方と、
そのものが、「自己規制」すると。
国家、あるいは巨大産業の進めていこうとする流れに対して、
「自己規制」をしたのだろうと私は今推測しています。
それが本当かどうかはよく分かりませんが、多分そうだろうと思います。
そして、その事こそ一番危険な事なのです。

自分が本来やるべきことを忘れてしまって、
メディアがメディアのやるべきことを自分から投げ捨てるという事が、一番危険な事だと私は思いますので、
なんとかまた、毎日放送にもたね蒔きジャーナルを復活させて欲しいと思いますし、
毎日放送だけじゃなくて、他のメディアも、
「本当に自分たちの仕事は何なのか」という事をもう一度考え直してほしいと思います。
ーーー
文化放送「吉田照美ソコトコ」も来春3月で終了するという話があります。
西の「たね蒔き」東の「ソコトコ」
なんという事でしょうか
OurPlanetTV は
会員のみなさまからの会費や、視聴者のみなさまからの寄付・カンパを基金に制作しています。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/92

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投稿者: ourplanet 投稿日時: 水, 12/12/2012 - 13:16
協力:城南信用金庫
今、起きているという事は、私から見るとあまりにもひどい事が起きているんですね。
たとえば、猛烈に汚染してしまっているところがあって、人々が追い出されている。
そして帰れないのです、この先何十年も。
そこの土地が無くなってしまったというそういう状態なんですね。
かつて日本は戦争をして負けましたけれども、
国家が戦争で負けても土地があった。
国破れて山河ありだった訳で、人々は生きてこられたわけですが、
放射能で汚染された土地は、失われてしまう。
誰もそこを使う事が出来ないという、そういう土地になってしまっているわけですね。
戦争が起きても生じないような、ひどい被害が今現在生じている。
そしてその周辺に、何百万人もの人々が捨てられて、
今現在も被ばくをしながら生活せざるを得ないという事になってしまっている訳で、
そういう人たちの「苦悩」「重荷」というようなものを、どうやってはかる事ができるのか、
金銭的な事も含めて、はかることができるのか?と考えると、
「もうどうにもならないひどい事がすでに進行している」と思う、私は思うのです。
しかし、本当に不思議なことだと思うのですが、
政治の場、あるいは経済の場にいるという人達は、
それを感じないような人たちばっかりなように思うのですね。
新しい原子力規制庁なんていう所をつくったということになっていますけれども、
私から見ると本当にお笑い草です。
今までの原子力ムラに君臨してきた人たちが、また委員になって、
日本には原子力基本法という法律があって、
「平和利用に限る」という文言はついていますけれども、
「原子力を進める」という法律があるのですね。
そのもとでやはりまた、原子力を進めてしまうという事にならざるを得ないのです。
もう少しまともな人に委員になって欲しいと私は思いましたけれども、
でも、誰がなっても同じです。
この国の基本を変えなければいけないという事に、もっと多くの人に気がついて欲しいと思いますし、
せめてこれまで原子力の旗を振って来た人々は、
自分の責任というものをもっときちっと自覚してほしいと、私は思います。
変わらぬ原子力ムラ
原子力の世界で起きてきた事を見ると、「本当に戦争とそっくりだな」と思います。
一度、私自身もそうでしたが、原子力に夢を持ってしまった事がありました。
殆どの日本人は原子力に夢を抱かされたわけですし、
政治の場にも経済の場にも原始yろくに夢を持ってしまった人は沢山いた筈だとおもいます。
そして、一度原子力に足を踏み込んでしまうと、
「それがいかにひどいものだ」という事が分かっても、
それに異を唱える事ができなくなってしまうという状況だと思います。
先程も聞いていただいたように、
福島の事故という、あまりにも悲惨な事故が起きてしまった今でも、
原子力から足を洗う事が出来ないというような人達は、
政治の場にも経済の場にも沢山いるんですね。
「何でここまで来て気がつかないのか?」と私は思いますけれども、
多分、一度動き出してしまった社会の仕組み、
あるいは巨大な流れというものは、そう簡単には止められない。
それは、日本という国内だけの問題ではなくて、
「世界全体の政治の流れ」という物の中に組み込まれてしまっていて、
ま、日本という国は、私は米国の属国だと思っていますけれども、
米国は日本に原子力を売りつける事で金儲けをしてきた国ですし、
原子力というものはもともと「核」と私たちが呼んでいるものと同じもので、
米国は日本に「核」を一部分力を持たせることで、
中国当の国と対抗させようという思惑もある筈であって、
容易なことではこの流れは変わらないだろうと思います。
残念ながら私の力などは全く非力で、なにを言ってもなにも出来ないままここまで来てしまったわけです。
おそらく今後も私の力などは圧倒的に非力だと思います。
でも唯一希望があるとすれば、
いま、多くの人達が、自分の頭で考えて、自分の足で立って、
自分の意思を表明するという行動をあちこちで起こしれくれるようになってきた。
東京で言えば毎週金曜日の首相官邸前デモというのがまだ続いていますし、
関西でも関西電力に対する抗議行動がある。
そこいらじゅうでそうやって、誰から動員されるのでもない、誰から命令をされるのでもない、
自分の意思で自分の発言を続けるという方々が、今生まれてきて下さっていますので、
そういう力がもっと大きくなっていくのならば、…
本当なのかどうかはわかりませんけれども「原子力を止められる日が来る」と、少しは期待しています。
大飯原発
「原発が全部止まると電気が足りなくなる」と言って、関西電力の大飯3号機4号機を再稼働させました。
二つ合わせて270万kwですけれども、
大飯の原発を再稼働させた途端に関西電力は300万kw分の火力発電所を停止した。
それだってちゃんと電気は足りる。
もう当たり前なんです。
政府の統計データがそれをもうきちっと立証していて、
原子力発電なんて即刻辞めても「電気が足りなくなる」なんていう事は絶対にないのです。
それを電力会社や政府が嘘をついて、国民を脅かして、再稼働を認めさせた。
まぁ、橋下なんていうのは始めから期待もしていませんけれどもw
でも橋下にしたって、大阪市長ですね、今の。
それにしたって「停電するぞ」と脅かされたら屈服して「負けました」とか言ってしまうんですね。
本当に情けない人たちだと思いますけれども、
電気が足りるか足りないかという議論である限りは、もう決着がついています。
原子力はいりません。
では、原子力を止めたら電気代が上がるか?と言えば、
短期的には私は上がるだろうと思います。
なぜなら、すでに建ててしまった原子力発電所を使わないで、火力発電所を使うしかないと、
火力発電所を使おうと思えば燃料がいりますので、燃料代がかかるだろうと思います。
「でもそれがいったい何なんだ」と私は思います。
これまでだって、国や電力会社は「原子力が一番安い」だとか言ってきましたけれども、
それは彼らが都合のいいシナリオを書いて計算しただけの値であって、
先程も聞いていただいたように電力会社の実際の経営データを使って計算すれば、
原子力は元々から一番高かったんです。
ですから、そんなものを選択しなければ日本の電気代はもっともっと安かったし、
中小企業の人達はもっともっと楽に生産活動ができたんです。
それを日本の政治、あるいは電力会社があまりにも愚かな選択をしたがゆえに、
高い電気代にすでになってしまっている。
そして挙句の果てにこの事故を起こして、一体どれだけの負担を負わなければいけないのか。
東京電力なんていくらやったって簡単に倒産します。
結局は今日本の政府が国のお金を注入してなんていう事をやっている訳ですけれども、
みんな私たちのお金です。
中小企業だって、汗水たらして働いたお金をみんな電力会社の不始末のために奪われていっているという、
そういう事になっている。
そして、これも先程聞いていただいたように、
自分で始末のできないゴミをどんどん作りだして、
それを10万年100万年の未来まで、後の世代に押し付けなければならないという、
もう、いったいいくらお金がかかってしまうのか分からない事を、
今たまたま私たちの時代の享楽的な生活を支えるために選択しようとしているのです。
どうしてこんなバカげた選択ができるのか?私にはさっぱりわからないし、
ちょっとぐらい電気代が今短期的に上がりますよという事なら、
もちろん受け入れるべきだと私は思います。
ただ、困る人達はいるわけです。電力会社ですけれども、
すでに持ってしまった原子力発電を即刻廃絶するというのであれば、全てが不良資産になりますので、
電力会社、日本中の電力会社、沖縄電力はいいですけれども、
それ以外の会社は多分倒産すると私は思います。
でも仕方がないのです、それは。
一刻でも早くやった方が、まだ傷が浅いです。
これからやればやるだけ彼らは重荷を背をわなければならないし、
その重荷のツケは結局私たち国民が払うのです。
今は日本中の電力会社を全部倒産させてもいい。
「それだけの負担を今の世代で引き受けるしかないと思う」のがいいと思います。
子どもたちを放射能から守る
一番いいのは逃げる事です。
放射能を相手に戦かったって勝てません。
向こうは・・・・・強いです。
いくらやっても消せない、人間が戦っても。逃げるしかないんです。
ですから本当なら日本の法律があるわけで、
放射線の管理区域にしなければいけないような地域に、人々が住む事自身がいけない事なのですから、
そういう汚染地帯からすべての人が私は逃げて欲しいと思います、子どもも含めて。
でもそれができない現実が今や目の前にありますので、
それならどうやったら子どもたちを被ばくから守れるか?という事を考えなければいけない。
考える事が大人の責任だし、思いついた事を何でもやるべきだと思います。
そして沢山あります。
たとえば子どもにはできる限り汚染の少ない食べ物を与えるという事はやらなければいけないと思います。
でも、今現在日本の国は、それをやろうとしていないんですね。
ある基準を決めて
「基準以上のものは跳ねるから安心しろ」
「基準以下のものは安心しろ」と言ってしまうわけです。
今日本の政府が決めている基準は1kgあたり100ベクレルです。お米でも何でもそうですけれども。
じゃあ99ベクレルのものは安全なのか?90ベクレルのものは安全なのかと言えば、
もちろんそんな事は全然ないのです。
もともと日本のお米なんていうものは、福島の事故が起こるまでは
1kgあたり0.1ベクレルしか汚れていませんでした。
それを100まで許すという事は1000倍許してしまうことになるのですね。
そんな食べ物を私は子どもに与えていいとは思わないし、
何とかそれをやらないで済むようにしたいと、思っています。
ところがいまそれが出来ないのです。
今たとえばここにお米がくる。
このお米が一体1kgあたり、なんベクレル汚れているのか?という事を知ることが出来ないのです。
私は知れます、測ればいい。
私が自分で、測りたければ。
でも私が測れる量なんていうのは知れてる訳だし、
日本中にいる子どもたちを守ろうとしても、私にはそんな力はないんですね。
今多くの地域では、自分たちでそれを測ろうとして、
放射能の測定室をつくってやっている人たちが沢山います。
「ありがたいことだ」と私は思うし、
そういう動きが広がって行って、少しでも子どもの被ばくを少なくできる。
少なくするという事は必要な事だと思います。
でも、私たちが汚染と呼んでいるものは、
もともと東京電力福島第一原子力発電所の原子炉の中にあった放射性物質なんです。
もともと東京電力の所有物だったんです。
それを東京電力が嘘をついてばら撒いて、食べ物でも何でも汚れてしまっているわけです。
本当であれば自分の所有物がどこにどれだけ汚染を広げているかという事は、
東京電力こそがそれを測定して人々に知らせる責任があるのだと私は思います。
メディアと原発
昔、大宅壮一さんという人が、テレビが日本でどんどん広がってきた時代に、
テレビの事を「1億総白痴化の道具だ」と言った事がありました。
私は本当にそうだと思います。
いまの日本人、多分多くの人は、職場でも家でもテレビをつけて、
見たくない時間でもテレビがついていて、
たまたまついている映像がチョット面白くないと、ガチャガチャガチャと、チャンネルを変えてみて、
また少しでも面白いところで見ている。
それもまた面白くないと、またガチャガチャと変えて、テレビを見ていると。
テレビを見るために人生が終わってしまうというような、
そんなような生活をしているんではないかなと、私は思ってしまいます。
それはあくまでも向こうから与えられる情報だけを見ているのであって、
自分が何が大切で、自分にとって大切な情報を自分の力で取って行こうという姿勢が、
次々と奪われて行ってしまった歴史なんだと思います。
そしてそのテレビ、あるいはメディアというのは、
丸ごと飲み込まれていた、もともと国家や経済界に。
東京電力という会社は日本を代表するような巨大な会社でした。
でも、その東京電力が政治家に金をばらまいて政治を牛耳って、
マスコミに金をばらまいてマスコミを牛耳って、
「原子力発電所だけは安全です」という宣伝をずーっと流し続けてきたんですね。
マスコミも全くそれに抵抗できないまま、
スポーンサーの意向のままに情報を流すというマスコミが、
テレビを中心に、新聞もそうだと思いますけれども、ずーっと続いてきてしまった。
それがもう、生活というか、企業のあり方というか、マスコミのあり方というか、
完璧に染み付いてしまったがゆえにそこから抜け出ることが出来ないのだと思います。
たね蒔きジャーナル
毎日放送のたね蒔きジャーナルという番組に、私は去年の3月14日から出してもらえました。
それまで私の意見を拾ってくれるマスコミなんていうのはまずは無わけですけれども、
ようやくに私の意見も、いわゆるマスコミの一部で拾ってもらえるようになって、
私は大変ありがたかったし、毎日放送に感謝しています。
そして、私から見ればありがたい事に、
関西だけではなくて、関東や東北の人達も、
その毎日放送をどうやって聞くのかは私にはわかりませんでしたけれども、ちゃんと聞いてくれる。
そしてそれを何か、インターネットで流してくれる人たちもいて、
世界中で私の発信を受け止めて下さるというような事が起きて、
本当にありがたいことだと、ずっと思い続けてきました。
ですから私はたね蒔きジャーナルに対して、感謝の気持ちしかありません。
本当にこれまで1年半近く場所を提供してもらって、ありがたい事だったと思っています。
しかし、それを「面白くない」と思う人達は必ずある。
もちろん原子力ムラはそう思っただろうと思いますし、
関西で言えば関西電力だって「面白くない」と、思っていたに違いありません。
しかし関西電力が、たとえば関西電力が毎日放送に対して、
「たね蒔きジャーナルを潰せ」と要求したのか?と言えば、
「多分そうではないだろう」と私は思います。
そうではなくて、毎日放送という一つの巨大なメディアとして、
これまでずーっと作ってきてしまった姿勢、というか、会社のあり方と、
そのものが、「自己規制」すると。
国家、あるいは巨大産業の進めていこうとする流れに対して、
「自己規制」をしたのだろうと私は今推測しています。
それが本当かどうかはよく分かりませんが、多分そうだろうと思います。
そして、その事こそ一番危険な事なのです。

自分が本来やるべきことを忘れてしまって、
メディアがメディアのやるべきことを自分から投げ捨てるという事が、一番危険な事だと私は思いますので、
なんとかまた、毎日放送にもたね蒔きジャーナルを復活させて欲しいと思いますし、
毎日放送だけじゃなくて、他のメディアも、
「本当に自分たちの仕事は何なのか」という事をもう一度考え直してほしいと思います。
ーーー
文化放送「吉田照美ソコトコ」も来春3月で終了するという話があります。
西の「たね蒔き」東の「ソコトコ」
なんという事でしょうか
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会員のみなさまからの会費や、視聴者のみなさまからの寄付・カンパを基金に制作しています。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/92

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村田光平氏インタビュー 2012年12月12日
岩上さんのツイート
岩上安身 @iwakamiyasumi
2012年12月11日 - 22:20 · 詳細
村田光平さんからの情報をこれから届けます。
村田光平元駐スイス大使から、先ほどメールで驚くべき情報が届けられた。
福島第一原発4号機の使用済み核燃料を貯蔵したプールのコンクリートがボロボロに痛んできており、
冷却水を送るポンプが故障し、秘かに復旧作業をしているという。
村田氏ご本人に電話で確認の上、以下、全文を明らかにする。
以下、村田元駐スイス大使からのメール全文公開。
「岩上安身様 9日に寄せられた下記の情報をお届けいたします。(9日に寄せられた情報)
4号機だが…、何日か前から、燃料貯蔵プールに冷却水を送るポンプが故障ぎみだったが、
ついに昨日、故障してしまった、と。
そのため緊急招集がかけられ、作業員が懸命にポンプの交換作業をしているが、
あと2~3日はかかるそうだ。(臨時の作業員が南の方から[夜間も]ヘリで運ばれてきている、と。
上の作業員の話では、4号機の燃料貯蔵プールを補強したコンクリートがボロボロに傷んできていて、
「危険な状態」になっているそうだ」
(ここまでが9日に村田光平元駐スイス大使に寄せられたという情報の引用)
(以下は村田元大使から私宛のメール)
『東北エンタープライズ』の名嘉会長に電話したところ故障の事実を認めました。
復旧に2,3日もかからないのではないかとの意見でした。
4号機の冷却装置は故障中との情報を大島賢三原子力規制委員に伝えたところ
9日5時すぎより東電が現地に確認したと して状況は十分コントロールされているとの報告がありました。
本11日午後、名嘉会長及び大島規制委員と連絡を取り
4号機冷却装置の故障の復旧 を確認いたしました。
なぜ報道されなかったのか、地元への通報の有無を含め問題が残されました。
また、大手企業の元幹部の次のような見解は傾聴に値します。
『心配していた事態が起こったようですね。ポンプの故障だけならまだ愁眉を開けるかもしれませんが、
4号機の支持基盤が目に見えない所で毀損していると事態は深刻になりそうです。
M≒8の余震が起こる可能性も指摘されているので、
この問題は官民ともしっかりフォローしてもらいたいと思います。
昨今敦賀原発の活断層と絡んで、
休炉・廃炉さえすれば問題が解決するかのごとき論調が、政治家やメディアの間で出回っているので、
余計心配になります。ご活躍をお祈り致します。村田光平」。
このメールを受け取ったあと、村田元大使に電話してお話をうかがった。
以下、村田元大使の話。
「この情報は、各全国紙の編集局長各氏、NHKの編集局長ら、
主要なマスコミのキーパーソンにはみんな送ったのですが、すべて黙殺です。
どこのマスコミも報じない。驚きました。
まだ、原子力独裁は続いているのですね。
福島県庁の災害本部の課長にも電話しましたが、
4号機プールの冷却水ポンプ故障の件は知らない様子でした。
地元福島への通報はなされていないようです。メールは全文公開してくださって結構です
ということで、 緊急だが、明日、村田光平元大使にインタビューを行うことにした。
時間は5時から、蓮池透さんのインタビューのあと、ch1で。
明日は昼からインタビュー三連打。その後、ニッポンダンディー。
危ないのは東京だけではなく、日本全体です。広島型原爆5000発分の放射性物質が4号機のプールに。
ーーー
岩上安身 @iwakamiyasumi
2012年12月12日 - 10:53
昨夜、12時ごろ、仕事中に突然の強い腹痛。救急で病院に。突然の猛烈な下痢、発熱・悪寒。
点滴してもらい、3時半帰宅。悪寒で震えながら布団にくるまる。腹痛、下痢、発熱、今も継続中。
本日のインタビュー三連打、若手に託す。内容の緊急性に鑑み、延期よりも今届けるべきという判断。
ご心配をおかけし、また、告知した内容を一部変更して、申し訳ありません。
何が原因なのか、わかりませんが、薬を飲んで、よくなるまで、ひたすら眠るしかないので、お許しを。
代打をつとめる若手への応援をよろしくお願いします。
電気毛布が届いたので、今から暖かくして休みます。
12時からの梓澤弁護士らのインタビューは、代役でもOKと。
その次、2時半から予定していた蓮池透さんは、やはり僕でないと、ということで、今回は見送りに。
村田光平さんには、僕は直接は連絡がつかず。あとでスタッフが告知すると思います。
ーここからインタビュー文字起こし
代打をつとめる若手登場!

佐々木:
IWJスタッフの佐々木と申します。
本日は村田光平元在スイス大使をお招きして、
4号機の危険性に関するお話をお伺いする予定だったんですけれど、
岩上の方が昨晩急な腹痛を訴えてしまいまして、今身動きが取れない状況になっていることで、
急遽僕が大訳としてお話をお伺いすることになりました。
少しお時間が遅れてしまい、申し訳ございません。
村田先生よろしくお願いいたします。
本日岩上の方に村田先生からメールの方を頂きまして、
その中で、内容としてはかなり衝撃的な内容なんですけれど、
4号機の冷却装置の9日か、もしくはそれ以前に故障していて、ポンプの方が故障していて、
夜間を徹しての作業、南の方からヘリで急き
岩上さんのツイート
岩上安身 @iwakamiyasumi
2012年12月11日 - 22:20 · 詳細
村田光平さんからの情報をこれから届けます。
村田光平元駐スイス大使から、先ほどメールで驚くべき情報が届けられた。
福島第一原発4号機の使用済み核燃料を貯蔵したプールのコンクリートがボロボロに痛んできており、
冷却水を送るポンプが故障し、秘かに復旧作業をしているという。
村田氏ご本人に電話で確認の上、以下、全文を明らかにする。
以下、村田元駐スイス大使からのメール全文公開。
「岩上安身様 9日に寄せられた下記の情報をお届けいたします。(9日に寄せられた情報)
4号機だが…、何日か前から、燃料貯蔵プールに冷却水を送るポンプが故障ぎみだったが、
ついに昨日、故障してしまった、と。
そのため緊急招集がかけられ、作業員が懸命にポンプの交換作業をしているが、
あと2~3日はかかるそうだ。(臨時の作業員が南の方から[夜間も]ヘリで運ばれてきている、と。
上の作業員の話では、4号機の燃料貯蔵プールを補強したコンクリートがボロボロに傷んできていて、
「危険な状態」になっているそうだ」
(ここまでが9日に村田光平元駐スイス大使に寄せられたという情報の引用)
(以下は村田元大使から私宛のメール)
『東北エンタープライズ』の名嘉会長に電話したところ故障の事実を認めました。
復旧に2,3日もかからないのではないかとの意見でした。
4号機の冷却装置は故障中との情報を大島賢三原子力規制委員に伝えたところ
9日5時すぎより東電が現地に確認したと して状況は十分コントロールされているとの報告がありました。
本11日午後、名嘉会長及び大島規制委員と連絡を取り
4号機冷却装置の故障の復旧 を確認いたしました。
なぜ報道されなかったのか、地元への通報の有無を含め問題が残されました。
また、大手企業の元幹部の次のような見解は傾聴に値します。
『心配していた事態が起こったようですね。ポンプの故障だけならまだ愁眉を開けるかもしれませんが、
4号機の支持基盤が目に見えない所で毀損していると事態は深刻になりそうです。
M≒8の余震が起こる可能性も指摘されているので、
この問題は官民ともしっかりフォローしてもらいたいと思います。
昨今敦賀原発の活断層と絡んで、
休炉・廃炉さえすれば問題が解決するかのごとき論調が、政治家やメディアの間で出回っているので、
余計心配になります。ご活躍をお祈り致します。村田光平」。
このメールを受け取ったあと、村田元大使に電話してお話をうかがった。
以下、村田元大使の話。
「この情報は、各全国紙の編集局長各氏、NHKの編集局長ら、
主要なマスコミのキーパーソンにはみんな送ったのですが、すべて黙殺です。
どこのマスコミも報じない。驚きました。
まだ、原子力独裁は続いているのですね。
福島県庁の災害本部の課長にも電話しましたが、
4号機プールの冷却水ポンプ故障の件は知らない様子でした。
地元福島への通報はなされていないようです。メールは全文公開してくださって結構です
ということで、 緊急だが、明日、村田光平元大使にインタビューを行うことにした。
時間は5時から、蓮池透さんのインタビューのあと、ch1で。
明日は昼からインタビュー三連打。その後、ニッポンダンディー。
危ないのは東京だけではなく、日本全体です。広島型原爆5000発分の放射性物質が4号機のプールに。
ーーー
岩上安身 @iwakamiyasumi
2012年12月12日 - 10:53
昨夜、12時ごろ、仕事中に突然の強い腹痛。救急で病院に。突然の猛烈な下痢、発熱・悪寒。
点滴してもらい、3時半帰宅。悪寒で震えながら布団にくるまる。腹痛、下痢、発熱、今も継続中。
本日のインタビュー三連打、若手に託す。内容の緊急性に鑑み、延期よりも今届けるべきという判断。
ご心配をおかけし、また、告知した内容を一部変更して、申し訳ありません。
何が原因なのか、わかりませんが、薬を飲んで、よくなるまで、ひたすら眠るしかないので、お許しを。
代打をつとめる若手への応援をよろしくお願いします。
電気毛布が届いたので、今から暖かくして休みます。
12時からの梓澤弁護士らのインタビューは、代役でもOKと。
その次、2時半から予定していた蓮池透さんは、やはり僕でないと、ということで、今回は見送りに。
村田光平さんには、僕は直接は連絡がつかず。あとでスタッフが告知すると思います。
ーここからインタビュー文字起こし
代打をつとめる若手登場!

佐々木:
IWJスタッフの佐々木と申します。
本日は村田光平元在スイス大使をお招きして、
4号機の危険性に関するお話をお伺いする予定だったんですけれど、
岩上の方が昨晩急な腹痛を訴えてしまいまして、今身動きが取れない状況になっていることで、
急遽僕が大訳としてお話をお伺いすることになりました。
少しお時間が遅れてしまい、申し訳ございません。
村田先生よろしくお願いいたします。
本日岩上の方に村田先生からメールの方を頂きまして、
その中で、内容としてはかなり衝撃的な内容なんですけれど、
4号機の冷却装置の9日か、もしくはそれ以前に故障していて、ポンプの方が故障していて、
夜間を徹しての作業、南の方からヘリで急き