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<白血球異常> 「前は2回測ってもいなかった地域の子から異常が出始めるようになった」~関東の子どもたちの異常について(4)~2/14三田茂医師(文字起こし)

2014年2月14日
三田茂医師「関東の子どもたちの異常について」
放射線被ばくを学習する会(top page)


48:43~
http://youtu.be/VfuEZPvsWm8?t=48m43s
ということでですね、甲状腺も心配なんです。
検査もするべきだと思います。
子どもに関わらず全年齢の人が少なくても1回はやっておかないと、ここどうなるのかがさっぱり分からないので、
全年齢の人が一回はやるべきだと思っていますが、
東京というのはそういうことをやってこなかった地域です。
それからやれるという施設、あるいはそういうテクニックを持っている医者がすごく少ないので
大変なことだろうと思いますけど、やろうやろうと言っているうちに3年経っちゃったんですけれど、
今からでもやらないとまずいと思います。

で、それよりも優先的にやるべきなのが、もっと簡単に出来ますから血液検査です。

2014021542.jpg

白血球の数。
白血球の分率と書いてありますけれども、末梢血液像とか白血球分画とかいろんな言い方がありますけれども、
何%ずつなのかと、リンパ球、好中球。
好中球は桿状(かんじょう)球と分葉球に分けることもあります。
好酸球は増えている人が多いと思います。
で、異形リンパ球というちょっと特殊なものが出るんですけれども、

2014021543.jpg

ここにはね、好中球、好酸球、単球、リンパ球って印刷があるんですけど、
この異形リンパ球(ATY-LY)って印刷がないんですね。
というのは、普段はこういうのは出るわけがないから印刷がないんです。

でも、この電離放射線(障害防止規)則には異形リンパ球が最初から入っている位、
これが決め手なんじゃないかと思っています。

で、実際に異形リンパ球をはじめとした白血球異常がですね、
これわかりますよね、東京湾です。東京都で、神奈川県、埼玉県です。

2014021544.jpg

ここに丸くしてあるのが2011年末から2012年春。
これは三田医院で検査を始めて3~4カ月間で、白血球異常があると僕が判断した人達の分布です。

2014021545.jpg

これは知っていますよね、皆さんご存じの、これが妥当かどうかというのはあるかもしれませんけれども、
流れてきて、松戸・柏・三郷・流山・守谷これ特にポトンと落ちたと。
西の方は比較的きれいに保たれた。
実は秩父からこうやって入ったとも言われているけれども、

この3月から1年以内の三田医院の受診者で見た時に、異常のある子がこういうふうに集まったんです。
この辺が三郷ですね、この辺にさいたま市があるのかな、
で、三郷と埼玉で中のいいお母さんたちがいて、
ここの子が、さっきから見せているように2回、3カ月間見続けても異常が出続けたわけだけど、
こっちは異常が出ていないんですよね。
で、「何かの間違いだと困るからもう一回やって」というお母さんたちが沢山いました。
2回やっても異常は出なかったんです。
これが1年以内の事です。

2012年末から2013年の春、こんなふうです。

2014021546.jpg

ここが全然いないのはみんな逃げちゃってうちに来ないからだからです。
治った訳じゃないです。
ここの人が来なくなった。
で、文京区はどうでしょうか、一人いたような気がする。
多摩とか横浜とか、神奈川、埼玉市、川越とか所沢とか、こういうところに
前は2回測ってもいなかった地域の子から異常が出始めるようになったというのが約1年前です。


ですから、多分、事故があって1年間というのはホットスポットのところにものすごく強い影響があって、
その他は比較的保たれていたんではないかと思うんですけれども、
無頓着な事をしているから、みんながじゃないですね、行政がですね。
無頓着だからこういうふうに広がってしまったというのが考えられると思います。

2014021547.jpg

これは「えんとつ」という新聞に折り込まれているチラシみたいなもんですけど、
「小平、村山、大和衛生組合」って書いてあります。
小平市、東大和市、武蔵村山市。小平市の、これら3つの境目にあるにあるごみ処理施設ですね。
ゴミ処理とか下水道の処理施設が、こういう折り込みを入れてきました。
2012年ですね。

2014021548.jpg

空間放射線量測定結果、地上高さ1m、5回測定平均値。
バックグラウンド、ちょっと離れたところの雑木林の中で、大体0.05位。
で、ここで測ると、0.08とか、
こことちがうところの東村山というところのデータは0.1近いものも出ています。
こういうのはゴミの焼却炉と関係しているかなと思います。
こんな高いところは僕が住んでいるところのまわりに普通ないです。

これが高さ1mですから、多分煙突から出て空間線量に影響があるのではと思っています。

2014021549.jpg

これは、ここは新青梅街道って言うんですね。
右が新宿で左が青梅。
小平ってこっちの方ですけど、
東村山っていうところの人が子どもの未来を考えるゆるやかなネットワークというところの人が、
ここに空堀川という川が流れています。
この辺というのはほとんど武蔵野台地ですから、川らしい川が流れていないんです。
雨が降るとちょっと水流が増えて、雨がしばらく降らないとチョロチョロチョロという、そういうものなんだけど、
丹念に調べたらここでも1マイクロシーベルト近いところが何カ所かあると。

この地域というのは2011年の直後にも調べられていて、こんなに高くなかったんですね。
ですから、これは2013年の3月ですけど、
2年間ぐらいの間でかなり汚染が濃縮している場所が何カ所もあったり、
綺麗だったところが悪くなっているという、そういう事実がある。




これは、丸山雅一先生先生っていう先生で、
実は消化管のX線診断学の大家です。
僕のお師匠さんみたいなひとです。
僕が病院に勤めていた時には胃とか腸のレントゲン検査が好きで、
この先生からいろいろ手ほどきを受けてやっていました。

2014021550.jpg

レントゲンですね、透視室の中に、患者さんが入っているところに一緒に入って
実はバリウムなんだけれども口から飲ませるんではなくて、
口から細い管を入れてそこに大きな注射器でバリウムを入れたり抜いたりしながらやるという。
大体一回やると1時間近くかかる精密検査です。
ものすごく被ばくします、患者さんがね。

僕たちは、鉛のプロテクターを付けて、その下にフィルムバッジをつけますけれども、
やっぱり散乱線というのを浴びます。
透視し出すと患者さんの身体に反射したのが、結構飛びます。
で、フィルムバッジにも、一生懸命やった月にはカウントされる位の被ばくを僕たちはします。

若かった時にはちょっとイキがって、被ばくに負けずにやっているみたいなね、バカですよね。
そういう風でしたから、僕はものすごく被ばくしました
この先生はその何倍も被ばくしていると思いますけれども。

えーっと、僕には子どもが二人いますけれども、上が男で下が女です。
このいろんな先生たちに「子どもが生まれました」と言うと、
「女の子?男の子?」って聞かれるから
「男の子です」って言うと、
「君はまだ浴びが足りないね」と言われました。

この先生は女の子二人です。
僕の上司は女の子二人です。
外科部長も女二人。
技師長も女二人。
ちゃんと浴びると男の子は生まれない」というのがレントゲンに関わってきた医療者の常識だったんですね。
何故かうちは男が生まれましたけど、この先生は女二人。

とっても怖いと思うのがですね、
この先生は僕よりも10も年が上なんですが、検査をしている時にね、
この先生よりもいくつぐらいからだろう、50ぐらいかな、50位になったら、
検査を1時間ぐらいかけてやるって言いましたけれども、
15分、20分やると、「ちょっと辛いから私は出る」って言って外に出るようになったんです。
「身体がほてって目がまわるから、これ以上部屋の中にいられない」っていうことです。
「これを放射線宿酔(しゅくすい)というんだよ」と言われました。
"放射線酔い"です。

僕はまだそういう経験がなかったので、
「そんなものなのかな」と思いましたけれど、
で、この先生はそれからほどなくして検査室には入らなくなりましたね。
外から指示だけするようになって、
5年位して腎臓がんになって、手術をして、
インターフェロンで治ったと思ったらば、食道がんであっという間に死んじゃいました。

60前に亡くなりました、この先生は。
世界的に有名な先生です、この先生はね。

で、この先生のお師匠さんは白壁(白壁彦夫)先生というエントリ?診断学を作った先生ですね。
バリウムと空気の二重造影というのを考案して世界に広めた先生です。
この先生はこの先生の何十倍も浴びていると思います。
昔のレントゲンの機械でやっていましたから。
でも白壁先生は80ぐらいまで生きました。
普通に亡くなったんですね、普通の病気で。
ですから、多分放射能というのはものすごく個人差が大きいと思う、あらわれるものが。

僕はその事を身を持って感じました。

僕は基礎的な被ばくがすごく多いので、もうこれ以上は被ばくしたくないという気持ちが非常に強いです。
なんか自分の身体が他の人達よりもむしばまれている感じがして、
えー、ちょっと調子が悪いんですね。

なんか、ここ(口)の末梢神経のしびれみたいなのが時々出てみたり、
頭の皮膚炎なんかも治らないし、
声もこんなふうじゃないんですけど、この1年2年はちょっと悪いんじゃないかと思います。

この間墨田区の講演会に来てくれって言われて、御徒町のところから行ったんですけど、
ぐぐーっと坂を下りていくと、むこうの空気は悪いと僕は思いましたね。
この辺はちょっと高台だから少しいいのかもしれない。
うちの方がもっといいような気がするけどね。

ですから、ナメてはいけない相手だとは思う。
だけど、確率的な事だから言えない。
個人個人が気をつけなければいけないという、そういう事だと思います。



これが最後のスライドです。
これが東京の花です。
江戸川区のお庭にある花です。

2014021551.jpg

こういうマーガレットみたいな花ですよね。
これもそうなんだけど、ちゃんとした花びらというのはこれぐらいしかなくて、
なんか筒みたいになっちゃっている、ねじれちゃっているみたいな、
こういうのが大体3分の2ぐらいです、ここの庭は。
どうもね、見ているとマーガレットみたいな花というのは、
結構こういう形になっているのがこの2~3年すごく多いように思います。
ちょっと嫌な感じですよね。
こういう綺麗な花びらもあるわけだから、
何人か子どもがいると、元気な子もいるけれど、こうなっちゃう子もいるのかなという様な、
これがそういうものの象徴的なものかなというふうに感じて写真を撮りました。

ーー:これ、どこですか?

これは江戸川区です。
江戸川区の普通の家ですね、特別な家じゃなくて。
道端に土があって植わっているような。
だから、毎年毎年そこに生えては枯れてという様な、そういうものだと思いますね。
これが今日のお話です。



――質疑応答に続く






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