福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について
平成26年12月29日 東京電力株式会社
本日(12月29日)午前9時53分、福島第一原子力発電所における地下水バイパス一時貯留タンク(Gr3-1,Gr3-2,Gr3-3)に貯留してある水の海洋への排水を開始いたしました。
排水状況については、同日午前9時57分に漏えい等の異常がないことを確認しております。
なお、当該タンクにおける分析結果については、当社ホームページに掲載しておりますので、ご参照願います。
URL:http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/monitoring/index-j.html
以 上
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(続報)
平成26年12月29日 東京電力株式会社
地下水バイパス一時貯留タンク(Gr3)からの排水についての続報です。
本日(12月29日)午前9時53分より海洋への排水を実施していましたが(お知らせ済み)、同日午後4時58分に排水を終了しました。
排水終了後に漏えい等の異常がないことを確認しております。
排水量については1,789トンでした。
以 上
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果
平成26年12月28日 東京電力株式会社

↑※↓表の注釈一番下に、ストロンチウムは 「魚全体で測定」と書いてありました。
(教えてくださってありがとうございます。ちょっとホッとしました)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>
平成26年12月5日 東京電力株式会社

集団的自衛権と日米同盟

金子勝:
その情報が正しいか正しくないか?
戦争をしたければ証拠をでっち上げて、
つまり、石破さんはしないかもしれないけど、将来にわたって誰かはするかもしれないということに対して、
きちんとしたチェックの機能が特定秘密保護等ではできていないと思うんです。

石破茂:
それはですから、国会の関与というのをきちんと入れたのはそういうことであって、
国会がきちんと関与しなければ、情報の管理が政府の中で完結してしまったら、
今御指摘のようなことになるわけですね。
ですから第三者の目でもきちんとやらなければいけないように

金子勝:じゃ、まず最初に委員を決めるべきじゃないですか?

石破茂:
それ委員は、それは委員はこれから決めることでしょ。
どうやって国会の中で決めていくからですから。

金子勝:同時じゃないとまずいですよ。

石破茂:
ですから、これは国会においてどういう人を委員にするのかっていうことは決めていきます。
話を戻すならね、そういうふうな戦争をするにあたって

し、失礼。
集団的自衛権を行使するにあたって、
本当にそれがそういうものであるのかどうかということについて、
きちんとした資料を出す責任は政府に課せられます。
そして日本としては、そういうふうな情報収集機能というものは…
ーーーー
心の中で思っていることって、つい言葉になっちゃったりするもんだよね
「被ばく列島」という本を小出裕章先生と西尾正道先生の連名で最近出されたことを知って、
私は駅前の普通の書店で「この本ありますか?」と店員さんにメモを見せた。
「被ばく列島ですね、お調べいたします」
わりと混んでいる書店内に男性店員の大きな声が響く。
心の中で「やったー!”被ばく”って声が大勢の人たちに聞こえたぞ」と思いながらほくそ笑んでいたら、、
「被ばく列島ありますよ」と案内していただいて、もちろん購入しました。
その中で、西尾正道先生がトリチウムに関して話してらっしゃる部分があります。
なんの手立てもできないまま、放出されてしまうトリチウム。
どうすることもできないからって、
見てみないふりをして危険を直視しないで出し放題のトリチウムについての部分、書き出しました。

被ばく列島 小出裕章 西尾正道より、一部書き出し
■原発の立地周辺地域でも、がんが多発しているー北海道泊村のデータ
西尾
ところで、
がんの罹患者数の増加の要因の一つとして明らかに関係しているだろうというのは、放射線だと思います。
放射性物質は、核実験によって世界中にばら撒かれました。
また世界的には原発事故が起こらなくても原発立地周辺の子供の健康被害は報告されています。
実際に北海道の泊原発なんかの周辺地域では、がんの患者数がダントツに多い。
道内平均の1.4倍程度です。
岩内町と積丹町は近隣町ですが、これらの原発周辺地域でも年齢補正をしてもがん死亡率が増えています。
(図9)
この集計は北海道庁管轄の北海道健康づくり財団(理事長は北海道医師会会長)によるものです。
事故が起こらなくても水の形で存在してβ線を出す
トリチウム(三重水素:3H)が関係しているのだと、私は思います。
この問題は非常に難しく、放射化したものが水の組成になっていますから、
体の中に入ったら分離できないし、測定できないでしょう。
福島事故後に続いている海洋汚染水にも大量のトリチウムが含まれています。
私の友人である獨協医科大学放射線医学講座の名取春彦医師は、
DNA合成期の細胞のDNAにトリチウムが取り込まれていることを画像で証明しています。
彼は腹水中で増殖するマウスのテラトーマ細胞がどの部分から増殖するのかを見るために、
それを培養し、トリチウムで標識したチミジン(トリチウムチミジン)を
培養液1mlあたり1μCi(37000ベクレル。Ciはベクレルの旧単位)の濃度で1時間培養した後、
固定し、切片を作成してオートラジオグラフィーを行ったところ、
トリチウムチミジンのβ線によって感光した銀粒子が黒い斑点として観察できました。
(図10)
(『放射線はなぜわかりにくいのか』あっぷる出版社、2014年)。
DNAの中でβ線を出しているのです。
半減期12.3年のトリチウムは水素の同位体の一つで、β線を出す放射性同位体であり、
原子核は陽子1つと中性子2つから構成されています。
実際にカナダの重水を用いる原子炉(CANDU炉)のトリチウム排出と、
その結果の周辺地域に住む子供たちの健康被害(ダウン症、新生児死亡率、小児白血病)
の増加が報告されています。
独立法人・原子力安全基盤機構(2014年3月に、原子力規制委員会の事務局の原子力規制庁と統合)の
「原子力施設運転管理年報」平成23年(2011年)版の報告では、
関西電力は美浜、高浜、大飯の3原子力発電所から
2010年度(2010年4月〜2011年3月)の1年間で
13.4兆ベクレルのトリチウムを、液体の形だけで(若狭湾に)放出しています。
生命現象に重要な役割を果たしている全ての化合物の中には水素原子がありますから、
その放射化した水素が影響がないという政府の言い訳は説得力がありません。
原発を稼働させるだけで、事故が起こらなくても、トリチウムは大量に海に放出されますので、
原発稼働そのものが健康被害の原因となりえるのです。
![]() 【楽天ブックスならいつでも送料無料】被ばく列島 [ 小出裕章 ] |
2014年12月13日
独占「小出先生に教えてもらっちゃおう!」文字起こしブログ
<トリチウム>「決定的なのは水の惑星である星をトリチウムで汚してしまえば、 全部がその影響を受けて引きずっていくことになるだろうなということです」小出裕章氏12/13(文字起こし&音声)
セシウムを吸着したものがどこかに置いてあるわけですけれども、 その物体そのものはもう何百度という温度になっている。小出裕章氏12/13(文字起こし&音声)
<六ヶ所村>薄める水がない上に原子力発電所の何百倍何千倍それ以上の量を出すわけですから、 どうなるか?というと、再処理工場に関しては濃度規制を撤廃してしまった。小出裕章氏12/13(文字起こし&音声)
「燃料棒からプルトニウム・ウラン・その他の核種に分ける方法&再処理に使う硝酸の行方」小出裕章氏12/13・21(文字起こし&音声)
本メールはFC2動画 DMCA 侵害申し立てによってアップロードした動画が凍結されたユーザー様に送信される、自動送信メールです。
きーこ 様
いつもFC2動画をご利用いただき、誠にありがとうございます。
こちらはFC2事務局です。
貴殿がアップロードされた動画に関しまして
株式会社テレビ朝日より、配信停止とファイル削除依頼が届きましたので
該当の動画を凍結致しました。
20120312YGK2unWC
201203129rLvBNWB
ーー
ということで、FC2動画が凍結されました。
1年9ヶ月以上経ってからです。
20120312YGK2unWC
201203129rLvBNWB
指定されている動画がなんの動画なのか?自分でもわからないので検索してみたところ、
上記の二つの動画であることが判明しました。
2012年3月11日
20120312YGK2unWC
古舘伊知郎決意のコメント311(音声のみ)
報道SPエンディングで古舘伊知郎決意表明3/11(動画・音声・内容書き出し)
201203129rLvBNWB
報道SPオープニング・古舘伊知郎&長渕剛(音声のみ)
報道SPエンディングで古舘伊知郎決意表明3/11(動画・音声・内容書き出し)
どちらも同じブログ内での動画になりますが、
動画というものはこうして次々消されてしまうんだってことを知ったことも、
「文字に残しておこう」と思った動機の一つでもあります。
私としては、書き出した文章が本当にその通りなのかどうか?
その証拠にするために動画をブログに貼り付けていたに過ぎないので凍結されてしまうことは問題ないのですが
今この時期にこの動画を凍結する意味を考えてしまいました。
当然動画の元は私の手元にあるので、凍結されても復活は可能です。
私一人では拡散できないので、皆様、どんどんこの動画を保存しておいて欲しいと思い復活させました。
とても大切な内容なんだと思いますのでよろしくお願い致します。
今頃になってなぜなのか???
突然凍結された二つの音声
古舘報道spvol1 投稿者 j817
311古舘no2 投稿者 j817
ーーー文字起こしーーー
古舘:
こんばんは
世の中には今、ツルンツルンの言葉が飛び交っています。
この番組もそうです。
「復興、復興」という言葉です。
「きれい事を言うな」と言いたいです。
被災地の現場は、まだ、生活の再建のめども立たない方が、多くいらっしゃいます。
「あの震災から1年」という言葉を使います。
果たして、通常の一年間という形で、被災地を捉える事が出来るのでしょうか、違和感を感じます。
かく言う私も行くたびか被災地を歩かせてもらいました。
時に同情した事もあります。
深い共感を覚えた事もあります。
自分のできる限りの寄付を3つの県庁に届けさせてもらった事もあります。
しかし一方で、被災地を人ごとのようにとらえて過ごしていた時間も多々ありました。
だからこそ、きょうという日を「メモリアル」とは捉えたくありません。
いま、わたくしは、岩手県大船渡、
列車も通らなくなった、乗降客も消えてしまった三陸の駅に、
テレビ朝日の小川彩佳アナウンサーと歌手、長渕剛さんと、共に立っています。
長渕さん、長渕さんは震災後いち早くラジオで、復興支援番組で力を尽くされました。
泥まみれで作業に徹する自衛隊のところへ、慰問にも出かけられました。
そのほかさまざまな支援活動もされている。
今後もそうだと思いますが、いま、どんなお心持ですか?
長渕:
そうですね、僕はね、日本国に裏切られたと思っています。
もっとね、ちゃんとやってくれると思って信じていました。
だけども現実は惨憺たるものでした。
被災者の方々に寄り添う言葉なんていうものは、僕はあんまり感じた事がありません。
だから、怒りでいっぱいです。
聞こえてくる言葉と言ったら、
産業や経営の立場からの議論や、そういう話ばっかりで、
僕が本当に聞きたいのは、「命を見つめる言葉」
そして、「本当の心の言葉」
これを、この言葉をね、欲しいだけなんです。そういうふうに痛感しています。
古舘:
そうですか。
今日、番組の最後に、メッセージを込めた長渕さんの歌を歌っていただきます。
そしてこれからの2時間半、報道ステーションのスタッフが各地で取材を進めました。
その中の一つに、長渕剛さんとわたくしで、いくつかの場所を歩かせて歩かせてもらいました。
小川さん、ここで皆さんにお知らせしなくてはいけない事がありますね。
小川:
はい、
これからご覧いただきます映像には、津波など様々な場面に災害の記録が含まれます。
御気分を悪くされたりですとか、ストレスをお感じになる方もいらっしゃるかもしれませんので、
体調がすぐれない方、また特に小さなお子さんのいらっしゃるご家庭の方は充分にご注意ください。
古舘:
この番組、テレビをご覧のいま、皆様方に、その心に、響く事が出来るでしょうか。
まずはご覧ください。
ーー
小川さん、歌の間いったん雨が上がりましたね。
そしてまた、今降りだしました。
でも、冷たいこの夜風の中に何となく、温かみを感じてしまうんですね、どうしてでしょう。
この番組を、およそ2時間半にわたってお届けをしてまいりました。
いま、テレビをご覧のみなさま、
わたくしは二つの、この番組に対する事で後悔する事があります。
一つ目は、牧場の主の方になんとか無理を言ってでも、
あの「牛の墓場」を撮影して、皆様にお届けするべきだったと、今考えています。
わたしたちは物を食らって生きています。
しかし、その生き物が育てられていく現場、
そしてその現場で、今、大変悲惨な事が起きていると、
それをテレビは避けずに、直視して、
みなさんに「見て下さい!」と、私は言う勇気を持つべきだと、いま、後悔しています。
そして、二つ目の後悔は原発に関してです。
報道ステーションではスペシャル番組として、
去年の12月28日の夜、原発の検証の番組をお送りしました。
「津波で原発が壊れたのではなく、それ以前の地震によって、一部第一原発のどこかが損壊していたのではないか」
という事を、その追求をしました。
今回、このスペシャル番組で、その追求をする事はできませんでした。
「原子力ムラ」というムラが存在します。
都会は、こことは違って、まばゆいばかりの光があふれています。
そして、もう一つ考える事は、
地域で、おもな産業ではなかなか暮らすことが難しいという時に、
その地域を分断してまでも、積極的に原発を誘致した。
そういう部分があったとも考えています。
その根本を、徹底的に議論しなくてはいけないのでしょうか。
わたしはそれを強く感じます。
そうしないと、今、生活の場を根こそぎ奪われてしまった福島の方々に申し訳が立ちません。
わたしは日々の報道ステーションの中で、それを追及していきます。
もし圧力がかかって、番組が切られても、わたしはそれはそれで本望です。
また、明日の夜9時54分に皆さまにお会いしたいです。
おやすみなさい。
「小出先生に教えてもらっちゃおう!」
小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)
K子さん(世界を股にかける写真家)
I 子さん(某大学美人教授)
きーこ(ただの人)
K子:
トリチウムの放出された全体量が微々たるものだし、
原子力発電所なんかから出るトリチウムの量は本当に2gだとかそんなもんだから、
心配する必要は全然ないっていう
小出:
通常の原子力発電所から放出されているトリチウムはもちろん少ないです。
なぜかといえば、通常の原子力発電所ではトリチウムは燃料棒の中に閉じ込められているからです。
ウランが核分裂するときに、普通はウランの粒は二つに分かれるのですけれども、
時々三つに分かれるという、そういう核分裂の仕方があって、
その時にトリチウムができるのですが、
それは燃料棒の中にペレットという形でウランが瀬戸物に焼き固められている。
それが核分裂をして、トリチウムができるわけですけれども、
基本的にはそれは燃料棒の中に閉じ込められているので、
原子力発電所というその機械から環境に出てくるのは少ないのです。
でも、今日本では六ヶ所村の再処理工場というのをつくってますけれども、
再処理工場というのは、ウランが核分裂してできた核分裂生成物、
それからウランが中性子を吸ってできたプルトニウム
そして核分裂をしない燃え残りのウランというものが、
ペレットの中に三者渾然一体となって含まれているわけですけれども、
再処理というのは、
その三者渾然一体となっているもののなかからプルトニウムだけを取り出そうという作業ですから、
燃料棒の中にペレットが入っていたらまず作業ができないし、
ペレットという瀬戸物の塊があったらプルトニウムを掴み出すなんてことはできないから、
まずは燃料棒をブチブチにちょん切るわけですよね。
ちょん切った途端に気体状の放射性物質は噴き出してくるわけだし、
ペレットという瀬戸物を今度は、
みなさん考えて欲しいけれども、瀬戸物を、お茶碗でもいいお皿でもいいけど、溶かすことができるか?と。
きーこ:溶けないですよね
小出:普通は溶けない
K子:何千年も残ってますよね。
小出:土に埋めたって土に溶けないし、
K子:出てきますもんね。
小出:
どうするか?というと、猛烈な濃度の硝酸を加熱して、その中に瀬戸物をほっぽり込んで、
ドロドロに溶かすというのをやるわけです。
あとは油を加えたり落下したりしながら
きーこ:そこで実験している人は大丈夫なんですか?
小出:え?実験というか作業
きーこ:作業している人は
K子:被曝していますよね。
小出:
もちろん被曝もしますし、
建物全体はいわゆる無人というか、人はとにかく近づくことができない。
きーこ:近づかないでやっているんですね。
小出:
何mものコンクリートの壁の向こう側で、要するに無人で作業が流れていって、
ところどころに窓っていうか、鉛ガラスの窓があって、
中を見ながらやるわけですけれども、
猛烈に危険なことをやる。
で、その作業では今聞いていただいたように、
ウランと、燃え残りのウランと、新しくできたプルトニウムと、核分裂生成物を分けるわけで、
ウランはこっち、プルトニウムはこっち、核分裂生成物はこっち、というふうに分けていくんですけど、
きーこ:見えないのにどうして
小出:え?
きーこ:見えないんですよね。
K子:どうやって分けるか?って
きーこ:どうやって分けるんですか?
小出:
えーっと、硝酸で溶かしたところに油を入れるんですけれども、
ものには水に溶けやすいものと油に溶けやすいものがあるんですね。
その溶けやすい溶けにくいというのを使って、ウランとプルトニウムを油の方にまずは行かせ、
それをまた、別のところで、酸化状態というのを変えると、
一度油の方へ行ったのが水の方に戻ってくるというような、
化学的な操作は様々な操作をやらなければいけないんですけど、そうやって分けていくんです。
ただし、核分裂生成物の一種にトリチウムがあるけれども、
それは硝酸を加えて溶かした時に水にもうなっているわけですね。
で、作業をしていくけれども、最後にその水はどうしようもないから、全部海へ流す。
ということになっている。
だから再処理工場から出てくるトリチウムは膨大です。
I 子:1日で原発1年分の
小出:通常私なんかは希ガスで比べていて、
I 子:ガスの量で比べている。流すのはまたプラスで流す
小出:はい、トリチウムなんていうのはそんな比じゃないくらい膨大に流しています。
きーこ:なんか東電の記者会見で定期点検の時が一番トリチウムが流れているって、
小出:もちろん原子力発電所でもそう。
きーこ:それのもう何倍
小出:
もう何万倍、どれくらいだろう?ちょっと今数字でお答えしにくいけれども、
すべて、全部が出ちゃうんです。
きーこ:全部が出ちゃうんじゃ、今福島原発から出ているトリチウムと同じなんですか?
小出:膨大です。
きーこ:同じことですよね、
小出:そうです。
きーこ:溶けていようが、
小出:全部が出ちゃうんです。
つづく
ーーー
「硝酸」についてとても気になりましたので、
再度小出先生に教えていただきました。
2014年12月21日
きーこ:硝酸をグツグツに煮てバラバラにするって、
小出:そうです。
きーこ:
硝酸を沸騰させて溶かして、それってすごく危険じゃないかな?って思ったんですけど、
それもそのまま海へ流しちゃうんですか?
小出:硝酸はもちろん流さないです。
きーこ:あ、流さないんですか。
小出:
はい。
ですから、硝酸で溶かして、それから溶媒というのに混ぜて、
油の方と、硝酸の方に有機溶液に残る奴を分離していくんですけれども、
最後は硝酸も回収します。
それでウランはウラン、プルトニウムはプルトニウム、
きーこ:すごい!そういうことができるんですね。
小出:できます。
きーこ:あーよかった、それも流すのかと思った。
小出:
全部はもちろん、
化学操作というのは100あったものを100回収するということは基本的にはできない。
だから、100の硝酸の99を回収する、あるいは99.9を回収するということはできるけれども、
残りのものはやはり海へ流すものもあります。
でもかなり少ないと思います、それは。
きーこ:
よかった。
それから、東海村にも再処理工場がありますよね、
小出:あります。
きーこ:そこはやっぱり、どこかトンネル(配管のことです><;)で遠まで流しているんですか?
小出:
えーっと、排水溝は沖合に出したと思います。
ただしすごく小さいのです、東海村の再処理工場は。
六ヶ所の再処理工場は
「1年間に800トンの使用済み燃料を処理します」というのが六ヶ所ですけれども、
東海村は一番初めに計画した時に210トンという計画でしたし、
実際にはその2割しか仕事ができなかった、
1年間にせいぜい40トンぐらい。
200と計画していたけれども2割にもならなかったということで、
40トンぐらいの処理しかできなかった。
だから六ヶ所の再処理工場が計画しているのに比べれば、
20分の1とかそのぐらいしかできなかったので、
沖合に出す長さも、六ヶ所は確か3kmで44mの海底だったと思うのですが、
東海村はそんなに遠くまで出していなかったと思います。
きーこ:はい、ありがとうございました。
ーーー
参考
再処理工場
再処理
現在各国で採用されている核燃料の再処理方法はピューレックス(PUREX)法と呼ばれるもので、大まかに言えば、酸に溶かした燃料棒からウランとプルトニウムをリン酸トリブチル(TBP)にて抽出・分離する方法である。
最初に使用済み燃料を燃料棒の状態のまま細かく切断し6規定の濃硝酸に溶かす(水相)。
酸に溶けない燃料被覆管(ハルと呼ばれる)と不溶残渣(モリブデン、テクネチウム、ルテニウム、パラジウム、ジルコニウム等)を取りだした水相の硝酸濃度を3規定に調整し、ドデカンにリン酸トリブチル(TBP)30%を溶かした有機溶媒(油相)とミキサー・セトラー (mixer-settler)型抽出槽やパルスカラム(pulse column)型抽出塔で混合・接触させると、硝酸とイオン対を生成したウラン及びプルトニウムがTBPに抽出され、油相に移動する。
次に油相を還元剤(硫酸 ヒドロキシルアミン等)を含む別の水相と接触させると、プルトニウムだけが水相に移動する。
燃料被覆管は低レベル放射性廃棄物(TRU廃棄物)として、不溶残渣と各種放射性物質の混合体である硝酸系廃液は、蒸発缶等で濃縮した後、高レベル放射性廃棄物として処分される。
なお、プルトニウムは容易に核兵器に転用可能なため、それのみを所有することは核拡散防止条約で禁止されている。
そのためプルトニウムとウランと混ぜた溶液を作り、これをマイクロ波で脱硝酸して酸化物MOXとして保管している。
ウランについても流動床で脱硝して酸化物(回収ウラン)として保管している。
国際化学物質安全性カード 硝酸
化学的危険性:
加温すると分解し、窒素酸化物を生じる。強力な酸化剤であり、可燃性物質や還元性物質(テルペンチン、炭、アルコールなど)と激しく反応する。塩基性物質と激しく反応し、可燃性で爆発性のガス(水素[ICSC番号 0001])を生成しながら金属を腐食する。有機物と激しく反応する。
火災
不燃性だが、他の物質の燃焼を助長する。火災時に刺激性あるいは有毒なフュームやガスを放出する。加熱すると、破裂の危険を伴う圧力上昇が起こる。
引火性物質との接触禁止。可燃物や有機化学物質との接触禁止。
周辺の火災時:泡消火薬剤は不可。
爆発
多くの一般有機化合物と接触すると、火災や爆発の危険性がある。
身体への暴露
あらゆる接触を避ける!
吸入
灼熱感、咳、息苦しさ、息切れ、咽頭痛。
症状は遅れて現われることがある。
皮膚
重度の皮膚熱傷、痛み、皮膚黄変。
眼
発赤、痛み。熱傷。
経口摂取
咽頭痛、腹痛、咽喉や胸部の灼熱感、ショック/虚脱、嘔吐。
作業中は飲食、喫煙をしない。
吐かせない。 コップ1、2杯の水を飲ませる。 安静。医療機関に連絡する。
漏洩物処理
・個人用保護具:自給式呼吸器付完全保護衣。
・危険区域から立ち退く!
・専門家に相談する!
・換気。
・漏れた液を密閉式の容器に集める。
・残留分を炭酸ナトリウムで注意深く中和し、次に多量の水で洗い流す。
・おがくず他可燃性吸収剤に吸収させてはならない。
ヒドロキシルアミン(hydroxylamine)
ヒドロキシルアミンは爆発性の化合物であるが、その危険性の度合いについては完全にはわかっていない。1999年以来、ヒドロキシルアミンを扱う工場での死者を伴う事故が何度か起こっている。鉄(II), (III) イオンによって 50 % ヒドロキシルアミン溶液の分解が加速されることが知られている。ヒドロキシルアミンとその誘導体は塩の形で安全に取り扱うことができる。
加熱すると爆発の危険がある。呼吸器、皮膚、目、そして他の粘膜を刺激する。皮膚から吸収される可能性があり、飲み込んだ場合も有害であり、変異誘発物質である可能性がある。
東海再処理施設
2014年9月
●東海再処理施設 廃止の方針
2014年4月
●<東海再処理施設稼働>
国の規制基準に適合していないけど、急ぐので特別認める「プルトニウム溶液と高レベル廃棄物の固化」
4/21原子力規制委員会更田委員取材動画&文字起こし
●東海村にあるプルトニウム溶液と高放射性廃液の「潜在的危険」は
水素爆発と10の何乗ギガベクレル単位になる放射性物質の飛散だ!!
●1.東海村JAEA潜在的危険に関するヒアリング~規制庁からの説明~12/2(内容書き出し)
●2.東海村JAEA潜在的危険に関するヒアリング~日本原子力研究開発機構からの説明~12/2
(内容書き出し)
●<東海村再処理工場の危険>
「使用済み燃料を液体にしてしまった。液体が沸騰してしまうという事は簡単に起きてしまいます」
小出裕章氏(文字起こし)
独占「小出先生に教えてもらっちゃおう!」
小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)
K子さん(世界を股にかける写真家)
I 子さん(某大学美人教授)
きーこ(ただの人)
I 子:再処理工場で原発の1年分が1日で出るっていうのはガスの分で、
小出:
例えば原子力発電所の運転中にどういう放射性物質が出ているかというと、
希ガスというのが一部出て行く。
それから、トリチウムも一部出て行く。
で、他の放射性物質は、昔はかなり出ていた時代もあったんですけれども、
今は廃液処理というのもかなり厳密にやるようになっていて、
ほとんど出てない、データを見る限りは出てない。
I 子:伊方のデータ?
小出:
はい、そうです。伊方のデータなどを見ると出てないんですよ。
再処理工場では、じゃあどれだけ出るか?というと、
六ヶ所再処理工場が安全審査を受けるときの申請書があって、
希ガスだったらこれだけ出します。
トリチウムだったらこれだけ出します。
他の放射性物質は、コバルトはこれだけとか、セシウムはこれだけとかリストがある訳ですけれども、
それで比較していくと、例えばセシウムとかコバルトなんていうのは、
原子力発電所の方は今ほとんど出さないわけですから、再処理工場は倍率で言えば猛烈な倍率になってしまう。
I 子:オーダーで言うと100、千、万
小出:
ええ、まあ、実際の再処理工場がどうだという事がわからないし、
原子力発電所が今出していないというのも、実際には「検出限界以下」だと言っているわけですから、
あんまり数字の比較そのものができないわけですね。
でも希ガスに関しては、今でも原子力発電所から、
「それぞれの原子力発電所でこれだけ出しました」っていう数値としてのデータがある。
それで、六ヶ所の再処理工場も希ガスに関しては一切補足ができないので、
必ず出すということが分かっている。
きーこ:なんか高ーい煙突なんですよね。
小出:そうです、120mの高い
きーこ:ということは近所に住んでいる人は平気だけども、ちょっと遠くに、
小出:そうです。
だから比較がしやすいので、私は希ガスで比較して、
原子力発電所が1年で出すものを1日ごとに出すというように言っているんです。
トリチウムも、多分、そんなオーダーですよね。
原子力発電所ではほとんど閉じ込めているけど、でも閉じ込めきれないのを流しています。
原子力発電所が認めているし、六ヶ所再処理工場はトリチウムも全量放出すると。
手がないんですもの。必ず出すということが分かっているので比較がしやすい。
多分希ガスとあまり変わらない、原子力発電所の1年分が再処理工場では毎日という、
そういう量だと思います。もっと多いかもしれないけど。
きーこ:上からも下からもっていうこと…
K子:ほんと深刻ですよ。
I 子:海の遠いところに流しますっていうのもそれは量はもうわからない?
小出:
それはですね、原子力発電所もそうだし、私の原子炉実験所もそうですけれども、
原子力施設というのは濃度規制があるんですよ、今は。
環境に放射性物質を流す時には、これこれこれ以下の濃度にしなさい、と書いてあるんですけれども、
原子力発電所は簡単なんです、その濃度規制を守るのが。
なぜかというと、原子力発電所は温排水という膨大な冷却水を流している。
例えば100万kwの原子力発電所なら、1秒間に70トンという海水を流しているわけです。
1秒間に70トンを超えるような川は日本には30も無いというぐらい巨大な川ができるわけです。
ですから、どんな放射性物質もその巨大な川に流してしまえば、完璧にクリアできる。
きーこ:うすまっちゃうんですか、
小出:
「薄まった」という理由で。
だから、原子力発電所はその濃度規制を全く軽々とクリアするわけですけれども、
再処理工場の場合には冷却水が必要ないわけだから、
薄める水がないんですよ。
薄める水がない上に、量としては原子力発電所の何百倍何千倍あるいはもっと、の量をだすわけですから、
どうなるか?というと、再処理工場に関しては濃度規制を撤廃してしまった。
K子:おぉーー!
小出:笑
きーこ:いい加減〜
小出:
その代わり、沿岸で出したらまずいだろうということで、
沿岸から4kmまで、海底にパイプを這わせて、
深さ40mだったかな、海底からバーーッて噴き出させる
K子:うっわ〜〜っ
きーこ:噴き出すなんて、
I 子:そんなの北海道の湾とかあっちの方に向かっていくんじゃないですかね。
小出:
そうなれば、海は広いな大きいなで薄まるからいいですよという、そういう規制の仕方です。
ですから、再処理工場はトリチウムもそうだけれども、
濃度規制なんて初めから全然守れないという状態になっている。
K子:もう全部、汚染する核物質が出ちゃうということですよね。
小出:
そうです。
だから「トリチウムは全量捨てる」と言っているわけです、再処理工場も。
I 子:じゃもう、セラフィールドはそれをガンガンやっちゃっているわけなんですね、イギリスの。
小出:
イギリスの、
そうです、セラフィールド、ウィンズケールというところももちろんやっているし、
フランスのラ・アーグもやっているし、
世界中再処理工場はすべて、トリチウムに関しては全量放出。
I 子:今、再処理工場はイギリスとフランスとどこ?
小出:
イギリス、フランス、軍事用で言えば、もちろん米国にもロシアにも中国にもありますけど、
商業用でやっているのは、基本的にはフランスですよね。
イギリスのセラフィールドはほとんど動いてないですから。
K子:ただ、そこの環境がものすごく悪くなって、病気の人が多いとかっていう話ですよね。
小出:
再処理工場の周り?
そうです。
I 子:因果関係がああだこうだ言ってるけどね、
小出:
子供の白血病が多いということはイギリス政府もちゃんと認めているんですよね。
ただその白血病が多いのが「被曝のせいではない」という、イギリス政府の主張で、
だから今、福島で甲状腺癌が多いというのはみんなが認めるけれども、
「でもそれは被ばくの影響ではない」というのが日本政府の言い分
I 子:「ない」なんて科学的に証明できないですよね。
小出:
できないです。
だから今は全く証明も何もできない。
だから彼らも、言い方がすごい汚いというかね、
「ない」ないと、あたかもないかのように言いながら、
「なさそうだ」ぐらいのことしか言えない。
本当は言えない。
今までの知見で言うと、どうもなさそうだという、そんなところですよね。
でもこれから調べてみないと本当はいけないことだと。
I 子:
「ない」というのを証明するのは難しいじゃないですか。
「見つからない」というのは言う方も巧妙だけど、
聞く方も「ああ、じゃあないのか」って認めちゃうのっていけないですよね。
K子:それはなんか安心したいから、耳に聞こえのいい方を選んじゃうっていう傾向がありますよね。
つづく
ーー
六ヶ所村再処理工場から出ている海底の配管って、どっちの方向に出ているのか?
知りたくなりました。
海洋放出管
日本原燃の核燃料の六ヶ所再処理工場から処理中に発生するトリチウムやヨウ素129等の放射性廃棄物を海洋放出する放出管の位置です。Xマークが付いたブイが四隅に浮いてます。この中心の海底40mほどに放出口があるそうな。。。。
六ヶ所村再処理工場との位置関係を見てみましょう。Yahoo地図
地図で

写真で


もうちょっと広域に

少し離れて見るだけで、4kmなんて全然遠くじゃないってことがよくわかる。
すぐ近くに出しちゃう…
六ヶ所再処理工場2012年のパンフレットより

特徴
当基地は、貯蔵基地と中継ポンプ場および太平洋沖合 3km にある一点係留ブイの 3 つの施設で構成されていて、これらの施設は、全長 12km(4km の海底配管と 8km の陸上移送配管)のパイプラインで結ばれています。
ついでに活断層

六ヶ所再処理工場より
高い煙突からビューッ!

海底の配管からバーッ!

独占「小出先生に教えてもらっちゃおう!」
・セシウムを吸着したものはもう何百度という温度になっている
・地球をトリチウムでベタベタに汚す核融合
小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)
K子さん(世界を股にかける写真家)
I 子さん(某大学美人教授)
きーこ(ただの人)
セシウムを吸着したものはもう何百度という温度になっている
小出
福島の原発で、今海へ出て行っているのは、捕まえきれなかった放射性物質ですよね。
セシウムなんかは今必死で捕まえて、
ゼオライトとか、いろんなものに吸着させて、それを敷地の中でとってあるわけです。
きーこ:あれも怖いですよね。
小出:それがだから、ものすごく怖い。
きーこ:吸着したものが。
小出:
そうです。だからその吸着したものがどこかに置いてあるわけですけれども、
その物体そのものはもう何百度という温度になっている。
きーこ:えぇーー!温度も高くなるんですか?
小出:
そうです。
ようするに放射性物質というのは発熱体ですから、どんどんどんどん温度が上がってくる。
だから原子炉が溶けちゃったわけですよね。
I 子:今崩壊しているんですか?その吸着した
小出:もちろんです。ですからゼオライトにセシウムをくっつけてそれを今保管しているんですね。
きーこ:どういうところに保管しているんですか?
小出:
多分、いやどこだか知りませんけれど、
保管する建屋があって、その中に吸着させたものをだーっと並べているんだと思います。
きーこ:また、人が近寄れない場所
K子:死んじゃう
小出:もちろん近づけません
きーこ:ええぇーーー!!
I 子:そんな、発熱して崩壊していくものをどんな材質で作るんですか?
小出:
容器ですか?
容器はどっちにしても鉄でしょうね、ステンレスかもしれないけれども、
その中に入れていると思います。
I 子:一応密閉はされている?
小出:ま、一応は。
ただ、今は福島第一原子力発電所の敷地の中はもう、放射能の沼のような状態になっているので、
アルプスだって、もちろん動かない。
なぜならば、ちゃんと装置を組み立てることもできないんですよね。
みんな被曝しながらやっているわけだし、
装置と装置の間を例えば繋ぐにしても、普通だったらきちんとした配管で繋ぐわけだけれども、
そんな工事をしていたら被曝してしまうということで、ホースで繋いだりするわけですよね。
そうすれば漏れてしまうわけだし、なかなかまともに動かないことになっている。
でも、アルプスが動けば今度はストロンチウムという放射性物質を捕まえることになるけれども、
それも発熱していますから、捕まえたものが今度は猛烈な発熱体となって、
それをどこかにまた保管しなければいけない。
ですから、セシウムはセシウムの方で捕まえて保管する。
ストロンチウムはストロンチウムで捕まえて保管するということを、
まぁ、やろうとしているし、やるべきなんですけれども、
トリチウムに関しては打つ手がありません。
「全量結局は出す」と。
K子:
だから「トリチウムが出るのは本当に少ない量だから、健康への被害は心配する必要はない」
っていう人がいるんですけど、
小出:だから少なくないのです。
K子:ね、だから放射線も出てるし、体の80%近くは水ですから、どこへでも行っちゃうわけですよね。
小出:そうです。
K子:そうすると、もう健康を守るということは全くできなくなる。
小出:
ま、何度も先ほどから言っていますけれども、水の惑星というこの星で、命がみんな生きているわけで、
その水が汚れてしまえば、もう避けることができなくなってしまうんですね。
相手がセシウムだストロンチウムだというならね、
なんとかそれを浄化して被曝しないようにしようという手立てができるわけですけど、
トリチウムだけは何の手立てもできない。
きーこ:何でそんなもの作っちゃったんだろう
地球をトリチウムでベタベタに汚す核融合
K子:核融合施設もトリチウムがいっぱい出る?
小出:核融合なんてやったらもう、大変。
K子:ね、大変ですよね。
小出:
はい。
核融合はトリチウムそのものが燃料ですので、
そして水素というのはほとんど捕まえていくことが難しいんですよね。
小さい原子核ですので金属でも素通りして外へ漏れていくというものですので、
核融合なんていうものをもしやり始めたら、
この地球がトリチウムでベタベタに汚れてしまう。
つづく
とっても幸せそうなとぼけた顔で満ち足りた子供の表情と対照的なお母さんの表情
長野の温泉に入っている日本に住んでいるお猿さんの写真です。

この母猿はきっと知っているのでしょう。
字は読めないかもしれないけど、今の日本のアブナイ状況を。
日本人が選挙にも行かないで放置することによって起こる危険な未来を。
今、日本に生きる人々の、どれだけの方がこの母猿の表情をもって、子供を守ろうとしているのでしょうか?
自分が産んだ子どもでも、産んでない子供でも、子供は未来そのものなのです。
日々の生活に追われているだけじゃなくて、
ちゃんと目を覚まさないと、大変なことになる。
そのことを、日々の生活に追われて過ごす親たちにどのように知らせればいいのか?
この母猿の目を見て考える。
あなたも、この目を見て、考えてください。
写真撮影者→Yoko's 人生=旅 on this Blue Planet
なんとなんと!このブログを見ていてくださる方からお誘いいただいて、
京都大学原子炉実験所の小出裕章先生にお会いすることができました。
そこで、独占「小出先生に教えてもらっちゃおう!」ということで、録音をさせていただきました。
とても楽しく有意義な時間を過ごすことができました。
小出先生、そして素晴らしい皆様、本当にありがとうございました。
この、”ミニ講座”に参加してくださった方は、
小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)
K子さん(世界を股にかける写真家)
I 子さん(某大学美人教授)
きーこ(ただの人)です。
音声が聞きにくいかもしれませんので、もちろん、文字起こししました。
(これから小出しにして連載しまーす♪)
ーーー
2014年12月13日土曜日
独占「小出先生に教えてもらっちゃおう!」
・日本全国の地下水にはトリチウムが入っている。
・トリチウムは崩壊してヘリウムになる→水ではなくなる
・たったの750gの放射性セシウムで東北関東地方の広大な土地が放射線管理区域になった
日本全国の地下水にはトリチウムが入っている。
きーこ:
日本の地下水からもトリチウムが出ているという研究論文みたいなものを、ネットで見たんですけど、
それは本当ですか?
小出:本当です。
きーこ:
あら………絶句。
その、今出ているのは大気圏核実験の…
小出:
そうですね、えーっとですね難しいんですが、
トリチウムというのは、3重水素という別名が付いている水素です。
「天然にはない」というのが普通の言い方なんです。
天然にあるのは普通の水素と、2倍重たい水素重水素というのが天然にはある。
ほとんどが普通の水素で、重水素は0.015%ぐらいしかないのです。
え、3倍重たい水素がトリチウムなのですが、
それは基本的には「天然には無い」と言われているのですが、ゼロではないのです。
なぜかというと、地球の大気があるわけで、そこに宇宙から宇宙線という放射線が飛び込んでくると、
大気中の窒素と宇宙線が反応して、トリチウムが自然に生まれているのです。
大変微量で、測定することはほとんど困難なぐらいなのですけれども、
天然にトリチウムがあるのです。
ですからもう、そこらじゅうの水、
トリチウムは水素ですから、環境に出て来ると必ず水になってしまうので、
地球上の水の中には、本当に微量のトリチウムがもう昔から、実はあったという状態なのです。
その次に問題になったのは、大気圏内核実験というのを1950年代から60年代にかけて、
米国、ロシア、ソ連ですね、が、たくさんやったことがあって、
その時にトリチウムを大量にばら撒いた。
天然に存在しているものの多分100倍ぐらいにはなると思いますけれども、ばら撒いたのです。
そのために地球上また全部がトリチウムで汚れてしまったということになりました。
ただしトリチウムの半減期は12年ですので、
大気圏核実験をやっていた頃から見ると、もう50年経っているわけですから、
半減期の12年24、34、48と、ま、ほぼ半減期の4回分が過ぎているので、
2分の1、4分の1、8分の1、16分の1ぐらいに減ってきていてくれているわけです。
ですから天然に存在していたものの、
多分今は数倍というぐらいのトリチウムが大気圏核実験由来のトリチウムとして地球上どこにでもある。
ですから地下水ももちろん汚れているし、
川の水も汚れているという、そういうことなのです。
ただ、そのレベルのトリチウムは通常の測定手段では測ることができないので、
同位体濃縮という非常に特殊な操作をして、トリチウムだけを集めてきて測定をするということをやらないと、
通常の状態のトリチウムは測ることができません、地球環境では。
ただし、今は福島の事故が起きて、また膨大なトリチウムを敷地の中で放射能汚染水として抱えているし、
それをまた、今流している、海へ、もう成す術なく流しているのです。
さらに毎日400トンずつ放射能汚染水が溜まっていってタンクに溜めているわけです。
そのタンクに溜めた水の中からこれまではセシウムはなんとか除去しようとしてきてきた。
でも他の放射性物質は除去できないままタンクに溜まっていて、
それをアルプスという装置を使って綺麗にしようという計画になっているのですが、
アルプス自身がほとんどまともに動かないまま、現時点ではままなのです。
でも仮にアルプスが、性能通り、期待通りに動いたとしても、トリチウムだけは捕れないのです。
なぜかというと「水」なんですね。
ですから水の中から放射性物質を捕まえて、
水をなんとか綺麗にしようということをやっているわけですけれども、
トリチウムは水そのものですから、どんな作業をしてもトリチウムは捕れない。
結局は今タンクに溜まっている水をいつかの時点で海へ放出せざるを得ないのですけれども、
トリチウムだけは、なんの手も打てないまま海へ流すということになってしまいます。
きーこ:すごい量のトリチウムが、
小出:そうです。
きーこ:海に行っちゃいっていうことですよね。
小出:そうです。まぁ、あのー、
きーこ:そんなことしたら、大丈夫ですか?、って聞いちゃいけないんですけど(笑)
小出:本当はやってはいけないけれども、
トリチウムは崩壊してヘリウムになる→水ではなくなる
きーこ:どういう、生態系とかに異常が出たり、
小出:
トリチウムというのは非常に弱いベータ線しか出さないのです。
アルファ線も出さない、ガンマ線も出さない。
ベータ線しか出さないけれども、そのベータ線のエネルギーも、
一番高いベータ線でも18.6キロエレクトロンボルトという、そういうベータ線なんですけれども、
セシウムとかストロンチウムは何百キロエレクトロンボルト、
あるいは何ミリオンと言うような何ミリオンエレクトロンボルトというようなベータ線を出します。
それに比べればトリチウムのベータ線はものすごくエネルギーが低いので、
「影響はそれなりに低い」と言われているのですが、
ただ、この地球という星は水の惑星というように、水が全ての命を支えている星なわけで、
その水そのものが放射能になってしまうわけですから、
影響は多分、いわゆる放射線というものの影響だけではなくて、
体の中に例えばトリチウムが入ってきてそれが崩壊していくと
今度は、ヘリウムという原子核に変わってしまうんですけど、
もともと水だったものが、要するに水で無くなってしまったりするわけです。
DNAの中にもし含まれているとすれば、その化学分子自身が変わってしまうという、
きーこ:水じゃなくなっちゃう
小出:
そうです。
そういうことがあるので、影響は今まで考えていたよりも、私は深刻だろうと思います。
きーこ:細胞なんか水ですよね。
小出:
ほとんど水だし、人間の体はいわゆるタンパク質でもなんでも、
水素というのは決定的に重要な原子としてその分子の中に取り込まれているわけですから、
それが崩壊するごとに水素で無くなってしまう。
きーこ:
ヘリウムって、あの変な声が出るやつですよね?
ガスを吸うと、
小出:ハハハッ、そうですか
きーこ:
そうですよね、なんか
K子さん・I 子さん:◯×△◇〜〜
きーこ:そういうのが、じゃあ、体の中の水がそういう変なのになっちゃったらどうなっちゃう?
たったの750gの放射性セシウムで
東北関東地方の広大な土地が放射線管理区域になった
小出:
ま、そうなんですけど、
「放射能というのは五感に感じられない」と普通は言われるように、
ものすごい微量なんですよね。
ですから、これはきーこさんにも確か聞いてもらったと思うけれど、
福島第一原子力発電所から放出されたセシウム137というの1.5×10の16乗ベクレルという、
放射能でいうと全然みなさんピンとこないだろうと思いますけれども、
それが今全世界にばら撒かれて、
日本だけじゃなくて北米大陸だって汚している。
アラスカだってアリューシャン列島だってみんな汚しているんですけれど、
そうやって汚したセシウム137を重さでいうと4.7kgしかならないんですね。
私は手で持てるぐらいにしかならないし、
…4.7だったかな?多分そうだったと思います。
そのうちごく僅かだけが日本の大地に降った、ほぼ16%なんですけれども、
それを重さにすると750gにしかならないんです。
きーこ:それがね、なんかちょっと、肉の塊
小出:たったそれだけのものが
きーこ:1kgの塩の袋より少ないわけですよね
小出:
そうです
それがだから日本の東北地方関東地方の広大なところに、
そうしたら山も何も全部が放射線管理区域にしないといけないというぐらいに汚れてしまうという、
そういうものなんです、放射能というのは。
だから、私の体の中にトリチウムが入って、それがヘリウムになったとしても、
そんなものは要するに重さとか、匂いとか、声を変えるために吸い込むとか、
そんなものに比べればもう何にも意味がないというぐらいのものでしかない。
きーこ:じゃあ、生きている間にどうにかなるっていうよりも、将来の子孫?
小出:そうです。
決定的なのは水の惑星である星をトリチウムで汚してしまえば、
全部がその影響を受けて引きずっていくことになるだろうなということです。
ーーつづく
自民党が勝利すれば、選挙が終わった途端にこんな感じ><;
2014年12月17日水曜日 東京新聞朝刊
武器輸出に資金援助

高浜原発 きょう「合格証」案公表

大間原発審査申請

国が企業向け促進策検討 武器輸出に資金援助
東京新聞 2014年12月17日 朝刊
防衛省が、武器を輸出する日本企業向けの資金援助制度の創設を検討していることが分かった。国の資金で設立した特殊法人などを通して、低利で融資できるようにする。また輸出した武器を相手国が使いこなせるよう訓練や修繕・管理を支援する制度なども整える。武器輸出を原則容認する防衛装備移転三原則の決定を受け、国としての輸出促進策を整備する。 (望月衣塑子)
防衛省は、武器輸出支援策を具体化するため、有識者による検討会を十八日にも立ち上げる。検討会には、防衛産業の関係者や金融、法律の専門家などのほか、森本敏元防衛相らも参加する予定。来夏をめどに議論をまとめ、2016年度の予算要求などに反映させていく。
検討会では、日本企業による武器輸出を後押しするため、財政投融資制度などを活用した企業向けの資金援助制度の創設などを話し合う。国が出資して特殊法人や官民ファンドを設立。この特殊法人などが債券を発行して調達した資金や、国が保有する株式などの配当金や売却益を財源として、武器輸出を行う企業に長期で低利融資できる制度などを議論する。さらに経済産業省と連携し、防衛産業振興のための補助金制度の創設なども検討する。
また武器輸出を進めるには、武器だけの販売ではなく、定期的な整備や補修、訓練支援なども含めた「パッケージ」として販売していくことが必要とされる。実際、海上自衛隊が使う救難飛行艇(US2)にインドが関心を示しているが、日本に補修や訓練などを含めた販売ノウハウがないことが障害となっている。
このため相手国の要望に応じて、退職した自衛官などを派遣し、訓練や修繕・管理などを行う制度などを整備することについても検討している。
検討会について防衛省幹部は「武器輸出を進めるためのあらゆる課題を議論する」としている。
<財政投融資>
国が財政政策の一環として行う投資や融資で、「第2の予算」ともいわれる。国債の一種である財投債を国が発行して特殊法人など財投機関に資金配分したり、財投機関が自ら財投機関債を発行し資金を調達、政策を実行する。かつては郵便貯金などの資金を旧大蔵省が運用、配分していたが、2001年の財投改革で廃止された。
他紙の関連記事
大間原発審査の申請 建設中で初
河北新報 2014年12月17日
電源開発(Jパワー)は16日、青森県大間町に建設中の大間原発(出力138万3000キロワット)について、原発の新規制基準を満たすかどうかの適合性審査(安全審査)を原子力規制委員会に申請した。建設中の原発の審査申請は全国初。2021年度ごろの運転開始を目指す。
Jパワーの永島順次取締役が規制委事務局の原子力規制庁を訪れ、山形浩史安全規制管理官に申請書を手渡した。永島取締役は取材に「安全対策はできるものは建設中にしっかり仕上げ、運転開始を目指したい」と話した。
大間原発は、全炉心でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使う世界初の「フルMOX」に取り組める設計。これまでの国内の商業炉と比べ、規制委による審査は時間がかかる可能性がある。
同原発をめぐっては、北海道函館市が4月、国やJパワーに原子炉設置許可の取り消しや建設差し止めを求める訴訟を東京地裁に起こしている。
Jパワーは申請書で、国が処理方法を検討中の使用済みMOX燃料の扱いに関し「再処理事業者において再処理する」と記載。同社によると、再処理する場所は国内外ともに想定しているという。
耐震設計の前提となる基準地震動は従来の450ガルから650ガルに引き上げた。津波対策の目安となる基準津波の高さを海抜4.4メートルから6.3メートルに見直した。
同社は審査期間を約1年と想定する。テロ対策などのための特定重大事故対処施設を2015年11月に着工。20年12月に全工事を完了し、使用前検査を経て営業運転を始める計画だ。
<安全審査優先>
川内原発だけが厳しく想定“620ガル”まで引き上げ(←東日本大震災は2933ガルだけど)
&30圏内避難問題3/13ニュース7(内容書き出し)
2011年: 東日本大震災 M9, 震度7, 2933ガル
2011年: ニュージーランド地震 M6.3, 震度6強, 940ガル
2004年: 新潟県中越地震 M6.8, 震度7, 1700ガル
1995年: 阪神大震災 M7.3, 震度7, 800ガル
プルサーマル動く?燃料に合格証 原子力規制委、高浜原発用に
福井新聞 2014年2月8日午前7時16分
関西電力高浜原発3号機(福井県高浜町)のプルサーマル発電に使う20体のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料について、原子力規制委員会は7日、輸入燃料体検査の合格証を交付した。高浜原発構内には3、4号機用として今回の20体を含め計32体のMOX燃料が貯蔵されているが、実際に装荷するかについて関電は「全く決まっていない」としている。
検査は電気事業法に基づく手続きで、関電は2010年1月に経済産業省に申請。昨年6月、フランスから海上輸送で20体を搬入し、外観確認検査や申請書の確認を受けていた。
高浜3、4号機には10年6月、12体のMOX燃料が輸送された。3号機に8体を装荷し、同年12月、関電として初めてプルサーマル発電を始めた。残りの4体は11年度中に4号機で使い始める計画だったが、東京電力福島第1原発事故の影響で実現していない。
規制委は高浜3、4号機が新規制基準に適合しているか安全審査を実施中。関電はMOX燃料の使用を考慮した申請を行っており「新基準の適合性審査の状況や国のエネルギー政策の動向などを踏まえ、地元の理解を得ながらプルサーマル計画を進めていきたい」とコメントした。
装荷について西川知事はこれまで「その段階で関電と議論することになる」との考えを示している。
高浜原発で年内に審査合格証案 再稼働は来春以降
中日新聞 2014年12月14日 朝刊
原子力規制委員会が、再稼働の前提となる審査を進めている関西電力高浜原発3、4号機(福井県)について、新規制基準に適合していることを示す「審査書」の案をまとめ、年内に公表することが分かった。事実上、審査合格証の原案となる。
九州電力川内1、2号機(鹿児島県)に続く二例目。規制委の定例会合が開かれる17日か24日の公表で調整している。
定例会合で各委員の了承が得られれば一カ月間、科学的・技術的な意見を公募し、その内容を反映させるため、正式に審査書がまとまるのは来年一月末以降の見通し。その後も工事計画認可の審査や地元同意の手続きが必要で、再稼働は来年春以降になるとみられる。
関電は昨年七月の新基準施行当日に高浜3、4号機の審査を申請したが、地震、津波対策で難航した。規制委の指摘や計算ミスの発覚を受け、想定する津波を海抜2.6メートルから6.2メートルに引き上げた。8メートルの防潮堤を建設する。
耐震設計の目安となる地震の揺れ「基準地震動」では、当初の最大加速度550ガルに加え、新たに700ガルの地震動も追加した。事故対策では電源車や注水用ポンプを配備、水素爆発防止装置などを設置した。
高浜原発では、事故に備えて避難計画を策定する半径三十キロ圏内に滋賀県や京都府の自治体も含まれるため、地元同意の範囲や手続きの進め方も焦点となりそうだ。
<高浜原発>
福井県高浜町にある関西電力の原発。1~4号機全てが加圧水型軽水炉(PWR)。1号機は1974年、2号機は75年に運転を開始し、出力は各82・6万キロワット。3、4号機はいずれも85年に運転を開始し、出力は各87万キロワット。原発30キロ圏には京都府舞鶴市や綾部市などのほか、関電大飯原発(福井県おおい町)が含まれる。
関西電力の高浜、大飯原発3、4号機の再稼働差し止め仮処分を却下!
山本善彦裁判長の過去の判決
福井県と高浜町やる気満々「原発5キロ圏にヨウ素剤配布」
プルトニウムのMOX燃料が高浜原発へ到着!関電は高浜3号機でプルサーマルをやる予定
プルサーマルとMOX燃料「一度プルサーマルで燃料を燃やすと超ウラン元素が沢山…」
小出裕章ジャーナル6/22ラジオフォーラム(内容書き出し)
「95度以下、つまり普通私たちが生活している温度の状態では もう高浜原子力発電所の原子炉はガラスなのです」小出裕章ジャーナル
40年経ったのに尚且つそれを動かそうということ自体が、私は随分異常なことだと思います。
一番問題なのは、原子炉圧力容器と言っている炉心を格納している圧力釜なのですが、
それが中性子を被曝しながらどんどんどんどん劣化してしまってきているわけです。
もちろん人間は被曝をすれば簡単に死んでしまうわけですけれども、
鋼鉄も被曝をすればするだけ劣化していくわけです。
例えば高浜原子力発電所の1号機の場合には、
すでに脆性から延性に変わる温度が95度という値が、すでに数年前に得られています。
どんどん遷移する温度が高くなってしまっていて、
95度以上であればまだ金属の性質を持っているけれども、
95度以下、つまり普通私たちが生活している温度の状態では、
もう高浜原子力発電所の原子炉はガラスなのです。
ですから、何か事があればバリッ!と割れてしまうという、
そういう危険な状態にすでになってしまっています。
本当であればこういう原子炉は動かさないという判断をするのが妥当だろうと私は思います。
311以降の日本の火山活動を集めてみました。
見逃しているのがあったら、ごめんなさい。
警戒中
十勝岳北海道
十勝岳:噴火警戒レベル上がる 気象庁、火山活動高まる
毎日新聞 2014年12月16日 15時16分(最終更新 12月16日 16時00分)
噴煙を上げる十勝岳=北海道上富良野町で2014年9月16日、本社チャーター機から手塚耕一郎撮影
気象庁は16日、北海道の十勝岳(2077メートル)で火山活動が高まっているとして、5段階ある噴火警戒レベルについて、平常の1から火口周辺規制の2へ引き上げた。今年7月ごろから火口に近い観測点で、山体浅部の膨張を示すと考えられる地殻変動の変化率が大きくなっており、ごく小規模な噴火がある可能性が高まっているという。
吾妻山福島県・山形県
気象庁が吾妻山に噴火警戒レベル2の火口周辺警報を発表
RBB 2014年12月15日(月) 15時11分
気象庁は12月12日、福島県と山形県にまたがる吾妻山の火口周辺警報を発表した。「噴火警戒レベル2」の火口周辺規制を呼びかけ、周囲の警戒を促している。
噴火警戒が導入されている火山には5段階のレベルが設定されており、レベル2は平常時のレベル1から一段回引き上げられた状態。火山周辺の立ち入り規制、火口内や火山の周辺部で「生命に危険を及ぼす火山活動の発生・あるいはその恐れがある」といった内容となっている。また、火口から500m範囲では噴火による噴石の恐れなどの警戒を呼びかけている。
吾妻山は明治26年、昭和25年、昭和52年に噴火している。近年は噴火こそないものの、火山性地震の多発や奮起活動の活性化が見られ、福島市も警戒を促すパンフレットなどを作成、注意を喚起している。気象庁が設置したライブカメラの映像も公開されており、今後の動向が注目されている。《宮崎崇》
蔵王山山形県・宮城県
蔵王山で2014年最大の「火山性微動」 気象台が注意呼びかけ
FNN 11/21 00:28
戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火を受け、文部科学省は重点的に観測・研究する火山を、これまでより9つ増やすことを決めた。
そして、新たに加えられる火山の1つが、東北の蔵王山。
19日夜から、2014年最大の火山性微動が観測され、気象台が注意を呼びかけている。
見事な雪化粧が施された山は、山形県と宮城県にまたがる蔵王山。
火口湖である御釜も白い雪に囲まれ、静寂に包まれているように見えるが、地下では、ある異変が起きていた。
仙台管区気象台・巻 和男火山防災情報調整官は「きのう21時50分ごろ、火山性微動が発生しまして、小さな微動も含めて、きのう3回ほど発生しています」と話した。
火山性微動とは、地下のマグマなどが、浅い所で動くことによって観測される現象。
19日夜、最初に観測されたものは、およそ7分間続き、2014年に入り最大規模となった。これにより、地盤の傾斜にわずかな変化があったことが確認されたが、現在、噴火予報は平常の状態。
仙台管区気象台・巻 和男火山防災情報調整官は「特別な防災態勢を強いるものではありません。一応、今後の情報について、注意をしてもらいたいというレベルです」と話した。
2014年8月から、火山活動の高まりが見られる蔵王山。
火山性微動が、この2カ月で4回ずつ観測されている。
東京大学地震研究所火山噴火予知研究センター・青木陽介助教は「(火山性微動の)振幅がどんどん大きくなってくるというようなことがあれば、水蒸気爆発の危険が高まっていると」と述べた。
2014年9月、突然の噴火で戦後最大の被害を出した御嶽山。
噴火の原因は、地下にたまったマグマが、地下水を気化させて爆発した水蒸気噴火。
青木助教によると、蔵王山でも、これと同じことが起きる可能性もあるという。
冬には、世界でも珍しい樹氷を目当てに、多くの観光客が訪れる蔵王。
蔵王温泉観光協会・黒崎広宣事務局長は「風向きによって、噴煙とか、そういうのは来る可能性はありますけれども、(蔵王温泉は)7kmから8km離れているものですから、そういう噴石の心配はないということで、お客様にはご案内しています」と話した。
万が一、噴火した場合でも、噴石があるのは1〜2km範囲内だと、町の安全性を訴えた。
近年、日本各地で活発化する火山。
小笠原諸島の西之島付近で生まれた新しい島は、20日で丸1年を迎えたが、現在も活発な火山活動が続いている。
青木助教は、火山活動の高まりについて、2011年の東日本大震災が一因だと指摘した。
東京大学地震研究所火山噴火予知研究センター・青木陽介助教は「大きな地震がマグマを揺らしますと、マグマに溶け込んでいる気体が外に出てくる。例えば、ビールとかサイダーとかを大きく振って、栓を抜くと、激しく噴き出します。それと似たような感じになる」と話した。
えびの高原(硫黄山)宮崎県
えびの高原(硫黄山)周辺で小規模噴火の可能性も 2気象台が解説情報
西日本新聞 2014年11月21日(最終更新 2014年11月21日 16時46分)
福岡管区気象台と鹿児島地方気象台は21日午後4時、霧島山と桜島の活動状況に関する解説情報を出した。
霧島山は、火口周辺警報の「火口周辺危険」が継続中。17日から21日午後3時までの間、火山性地震を2回観測。火山性微動は観測されなかった。
えびの高原(硫黄山)周辺では、火山活動が高まった状態が続いている。今後、噴気や火山ガスなどが噴出し、状況によっては小規模な噴火が発生する可能性がある。えびの高原の硫黄山から約1キロの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要。
18日に実施した現地調査では、硫黄山周辺に熱異常域はなく、噴気等も観測されなかった。
桜島については、火口周辺警報は「噴火警戒レベル3」で、入山規制が継続中。17日から21日午後3時までの間、噴火活動が続いている。昭和火口では、爆発的噴火が2回発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が4合目(昭和火口より800メートルから1300メートル)まで達した。
また、同火口では、夜間に高感度カメラで確認できる程度の微弱な火映を18日から19日にかけて観測した。南岳山頂火口では、噴火は発生しなかった。
両気象台は「昭和火口及び南岳山頂火口から約2キロの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒が必要」としている。
=2014/11/21 西日本新聞=
噴火中
桜島鹿児島県
桜島昭和火口で爆発的噴火3回発生 噴石4合目に到達 2気象台が解説情報
西日本新聞 2014年12月05日(最終更新 2014年12月05日 16時20分)
福岡管区気象台と鹿児島地方気象台は5日午後4時、桜島の状況に関する解説情報第098号を出した。
それによると、桜島は火口周辺警報が「噴火警戒レベル3」で、入山規制が続いている。
1日から5日午後3時まで、桜島は噴火活動が続いている。昭和火口では、爆発的噴火が3回発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が4合目(昭和火口より800メートルから1300メートル)まで達した。
南岳山頂火口では、噴火は発生しなかった。火山性地震は少ない状態で経過したが、噴火に伴う火山性微動が発生している。
昭和火口及び南岳山頂火口から約2キロの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒が必要。風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降ることがあり、注意が必要。
=2014/12/05 西日本新聞=
阿蘇山熊本県
阿蘇山は活発な噴火活動が継続中 阿蘇中岳噴火気象庁が解説情報
西日本新聞 2014年12月05日(最終更新 2014年12月05日 16時27分)
気象庁は5日午後4時、阿蘇山の状況に関する解説情報第57号を発表した。それによると、阿蘇山の火口周辺警報は「噴火警戒レベル2」で、火口周辺規制が継続している。
1日から5日午後3時までの間、阿蘇山は活発な噴火活動が続いている。11月25日の噴火の発生以降、天候不良により噴煙が確認できない時もあったが「火山性微動や空振の発生状況などから、噴火が継続しているとしていると考えられる」としている。
遠望観測では、噴煙は最高で火口縁上500メートルまで上がった。3日に実施した現地調査では、中岳第一火口の北東側約2キロメートルの仙酔峡付近で、ごく少量の降灰を確認した。
熊本大学教育学部が先月25日から29日にかけて実施した現地調査によると、この期間の噴火による火山灰の総量は15万トン程度と概算されている。
中岳第一火口では、夜間に遠望カメラ(高感度カメラ)で、赤熱した噴石が火口縁上に上がっていることを時々確認したほか、火映を時々観測した。また、阿蘇火山博物館の火口カメラでは、141火孔から火炎や赤熱した噴石を時々観測した。
火山性微動は、消長を繰り返しながら、振幅の大きい状態で継続しており、空振を伴う火山性地震が時々発生している。
こうしたことから、気象庁は「火口から約1キロの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒して。風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るため注意が必要」と呼び掛けている。
=2014/12/05付 西日本新聞朝刊=
御嶽山長野県・岐阜県
2014年(平成26年)9月27日11時52分 御嶽山噴火
西之島小笠原諸島
2013年(平成25年)11月20日 -
西之島の南南東500メートルで噴火があり、新しい陸地が出現した。
10時20分ごろ、海上自衛隊が西之島付近で噴煙を確認
16時17分、海上保安庁航空機が西之島南南東の500メートル付近に、直径200メートル程度の噴石の島が出現した事を確認した
2014年(平成26年)10月16日 -
海上保安庁観測によると、島の面積は約189ヘクタール(東京ドームの40倍、噴火前の15倍)となり、さらに拡大している。活発な噴火活動により、島北側の水深10メートル以下の浅い海に溶岩が流れ出して溶岩原を形成しながら面積拡大を続けている。![]()
<逆ギレ>田中俊一原子力規制委員長「別にシミュレーションすることもないでしょう。 核実験とかいろんな、核爆弾とかそういう経験もあるわけですから。 よく冷静によく考えたらどうですか!」「火山学会あげて必死になって夜も寝ないで観測をして、 我が国のための国民のために頑張ってもらわないと困るんだよ!」11/5原子力規制委員会会見文字起こし
2健康調査の助成金について
(1)現在の健康調査の状況とさらに市民に広報していく考えはあるのか
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=3m39s

社民・無所属クラブ DELI議員:
続いて質問事項の2
健康調査の助成金について
(1)現在の健康調査の状況とさらに市民に広報していく考えはあるのか。
現在松戸市では、原発事故による健康調査のために、
甲状腺エコー検査やホールボディカウンターを希望する市民には測定費用の一部助成が行われています。
しかし、これが広く広報されていないために、
まだまだ検査を希望している市民に伝わっていないように思います。
実は私の周辺でも、そのような制度があることを知らない人がたくさんいました。
それについてはどう思われますか?
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=11m42s

高尾司健康福祉部長
DELI議員の質問事項2健康調査の助成につきまして、
質問事項の、質問要旨(1)から(3)につきまして順次御答弁を申し上げます。
まず質問要旨(1)
現在の健康調査の状況とさらに市民に広報していく考えはあるか、についてでございますが、
はじめに実施状況でございます。
松戸市では放射能対策総合計画における健康対策の一つといたしまして、
平成24年12月よりホールボディカウンター測定費用の一部助成を、
また平成26年6月より、ご案内の甲状腺エコー検査の実施と費用の一部助成を行っております。
10月31日までの受診者数でございますが、
ホールボディカウンター検査は250名、
甲状腺エコー検査は47名となっております。
なお、甲状腺エコー検査につきましては申し込み制でございまして、
検査を終了された方も合わせた申し込み総数につきましては、194名という数字でございます。
次に周知方法でございますが、
他の本市の事業と同様に広報、ホームページのほか、
本事業に関しましては市内に3箇所あります保健福祉センター、
本庁および各支所にございます9箇所の市民健康相談室においてご案内をさせていただいているところでございます。
議員からご提案がありました「さらなる広報の必要性」でありますが、
原発事故による被曝の影響や本検査の実施につきましては、
現在も市民の皆様に、も、様々な考え方がございますこと、
また、検査ができる人数には、実施をいただいております医療機関にも制約等がございますことから、
周知拡大につきましては検討が必要と考えているところでございます。
(2)検査の種類で助成金額を2種類に分けているのはなぜか
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=4m17s

社民・無所属クラブ DELI議員:
(2)検査の種類で助成金額を2種類に分けているのはなぜか。
検査の結果から直接医療行為に結びつく甲状腺検査の助成金は3000円。
(非課税世帯に対しては6000円)であるのに対し、
直接医療行為に結びつかないホールボディカウンターの助成金は5000円というのはバランスが悪いと思うのですが、これについてはどうお考えですか?
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=13m45s

高尾司健康福祉部長
次に質問事項の(2)検査の種類で助成金額を2種類に分けているのはなぜか。でございますが、
二つの検査はともに近隣や先行実施をしております市町村を参考に、
当初3000円と設定する予定でございました。
しかしホールボディカウンターにつきましては、開始を検討した同時期に
市内自生の一部の柑橘類から放射性物質が検出されたこともありまして、
市民の方のより受けやすい環境を整えるために急遽5000円とした経過がございます。
そのため二つの検査の助成金額に違いが生じているところでございます。
(3)甲状腺エコー検査のほかにも
血液検査や心電図検査などを助成する考えはないか
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=4m43s

社民・無所属クラブ DELI議員:
(3)甲状腺エコー検査のほかにも血液検査や心電図検査などを助成する考えはないか。
松戸市は汚染状況重点調査地域にも指定されています。
先日千葉県内の9市の市長が連名で緊急要望書を提出したばかりですが、
甲状腺エコー検査のほかにも血液検査や心電図検査などの検査結果が直接医療行為に結びつくようなものに対して、助成をする考えはありませんか?
もし必要ないとするなら、その理由も教えてください。
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=14m26s

高尾司健康福祉部長
次に質問要旨(3)
甲状腺エコー検査のほかにも血液検査や心電図検査などを助成する考えはないか。でございますが、
議員もご案内の通りに健康管理対策につきましては、現在国は専門家による会議を重ねておりまして、
えー、ま、医師や放射線科学者の構成で開催されるこの会議におきましては
必ずしも全員の意見が一致していないということも我々も認識しておりますが、
この会議が国の方針として、あの、一定の方向を示すものでありますことから、
えー、市の政策の検討におきましては、ま、重要であり、参考とすべきものと考えておるところでございます。
そのため議員がご提案されております、血液検査や心電図検査につきましては、
ま、現時点におきましては、国から方向性などが示されておりませんことから、
あの、検査の実施及び医療助成につきまして、現在は具体的な検討は行っていない状況でございます。
ま、しかしながら議員の御質問のご趣旨の通り、
市民の皆様の健康を守ることは責務として大切なことだであると十分認識をいたしておりますので、
今後も国の動向を常に注視させていただき、柔軟に対応していきたいと考えておりますので、
ご理解を賜りたいと存じます。
以上御答弁とさせていただきます。
28:48再質問
DELI議員
質問事項2について。
小学校や幼稚園で広報することによって、余計な不安を呼び起こさないような方法はないのでしょうか?
それこそ不安の声をもとにそう言った助成制度を設けているわけですから、
きちんとしたそういう助成制度があるということを、
広く周知したほうがより不安の解消につながると考えませんか?
私の周りではまだまだ周知がされていない状況であるにもかかわらず、
予算で見込んだ以上の対象者が申し込んでいるわけですから、
まだまだ要望があるのではないかと考えております。
松戸市は先ほども話した通り、汚染状況重点調査地域にも指定されています。
先日千葉県内の9市の市長が連名で緊急要望書を提出されたばかりです。
市長は緊急要望書の中で住民が実情に即した医療や検査を選択できるようにすること。
そういうことを訴えてらっしゃると思うんですが、
この松戸市には原発事故以来と断定できるセシウム134だってあるわけです。
これはヨウ素による初期被ばくだけじゃないと思います。
実情に即した医療や検査を選択できるという意味では、
セシウムは心筋に溜まると言われています。
心電図検査は本当に必要ないのでしょうか?
それに松戸市では今の所、ま、松戸市に限ったことではないのですが、
ガンマ線しか計測していません。
ストロンチウムがあるかどうか?
初期被ばくがあったかどうか?
僕らには知る由もありません。
そういった不安を解消するためにも血液検査は本当に必要じゃないでしょうか?
これについても緊急要望書を提出したばかりということもありますので、
市長のお考えを是非お聞かせいただきたいです。
よろしくお願いします。
32:01 答弁
高尾司健康福祉部長
健康調査の助成につきまして、大きく2点ほど再質問をいただきましたので、
私の方からお答えを申し上げさせていただきたいと思います。
まず、検査に対する周知に関しての御質問でございますが、
本検査につきましては、当初より松戸市の被曝量を考えますと、
ま、あくまでも「現時点での甲状腺への影響は低いのでは」
という、大方の専門家のご意見もございまして、
医学的見地からも検査の必要性につきましては色々とご意見がある中、
実施をさせていただいているものでございます。
そのため広報やホームページ、あるいは健康関連施設などで、情報の提供は致しておりますが、
先程来、議員ご提案にございましたような、
例えば幼稚園や小学校などを通じて全児童、また、あのー、ま、その保護者の、
全保護者の方にあの、ご通知等につきましては、
えーー、ま、あんまりなじま、
現時点におきましてはあんまり馴染まないのではないかという判断でございます。
えー、そのため、先ほどお答えをさせていただきました通り、でございますが、
現在実施しております方法でしっかりと、えー、継続周知をして参りたいと存じます。
続きまして2点目の血液検査等、他の、えー、検査について実施はしないのかというご質問でございますが、
えー、甲状腺エコー検査につきましては、市民の方の不安軽減を目的に現在実施をさせていただいております。
が、えーー、ま、国の専門家会議でも、以前この件につきましては取り上げられております。
また、ご案内の通り近隣では、
福島はもちろんのこと、茨城県等で実施をしている市町村もありましたことから、
また、市民の方からも、あの、様々なルートでご要望もありましたことから検討を重ね、
ま、医療機関とも検討をしていただいて、実施をさせていただいているという状況でございます。
えーー、ご提案がありました血液検査、あるいは心電図検査につきましては、
あの、先ほどお答えを申し上げました通り、
国からは現在具体的な方針等が示されていない状況でございますことから、
えー、実施及び助成の検討は、詳細についてはしてございません。
ただ、先ほど申し上げました通り、議員のご提案の趣旨の通り、
市民の健康にかかわる大切なことでございますので、
今後とも国の動向を十分注視して、柔軟に対応していきたいと考えてございます。
以上御答弁とさせていただきます。
3 給食の産地表示について
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=5m15s

社民・無所属クラブ DELI議員:
続きまして質問事項3
給食の産地表示について
現在松戸市内の学校給食は、各学校ごとに大まかな産地表示がされていますが、
まだまだ不安に思われている方々により安全な選択肢を増やすために
「献立ごとの産地表示」をできれば事前に義務付けることはできませんか?
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=16m9s

大井徹学校教育部長
デリ、DELI議員ご質問の質問事項3、給食の産地表示について御答弁申し上げます。
本市の学校給食や保育所給食における食材の産地については、
ホームページや松戸ニュース、家庭に配布される献立表、給食便りなどでお知らせするとともに、
保育所では当日に掲示を行うなど対応を図っているところでございます。
議員ご案内の通り現在の献立表は、毎日のメニューはもとより、調理指示書や旬の食材の利用、
地元食材の活用や、行事食、栄養価の計算など、多岐にわたる要素が含まれております。
また、アレルギー対応のための主要食材の表示も行っていることから、
そのデータ量は膨大なものであり、献立ごとの産地表示を導入することは非常に難しい状況であります。
平成23年から実施しております食材の放射性物質測定やミキシング検査において、
これまで放射性セシウム134、137は検出されておりません。
また、食材の発注時においては、産地の確認、安全性に留意して選定を行っておりますことから、
安全、安心な給食を提供していることと考えております。
以上御答弁といたします。
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=22m18s要望

DELI議員
まず質問事項3について、献立ごとの産地表示を事前にするというのが技術的にも難しというのは理解しました。
ただ、中には渋谷区のように事前に献立ごとの産地表示を公表している学校もあります。
事前のすり合わせの時には、
「調べたけど渋谷区にはそういう学校は見当たらなかった」ということなんですが、
僕らの方で調べたら、千駄ヶ谷小学校など5校ほどそういう学校、
事前に学校のホームページで公表しているところもあったようなので、
献立ごとの産地表示を、事後報告でも構いませんので、
ぜししていただきたいと強く要望しておきたいと思います。
4 松戸駅周辺の活性化について
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=5m38s
社民・無所属クラブ DELI議員:
4松戸駅周辺の活性化について
松戸駅周辺の活性化を考えてこれからも色々な議論がされると思いますが、
若者たちに人気があり、実際に野田市に作られているスケートボードパークや、
埼玉県吉川市にあるバスケットボールコートなど、
そういったものを都市計画に盛り込むことはできませんか。
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=18m16s
答弁 秩父達也 街づくり部長
ー略ー
23:10 要望
続いて質問事項4について、ー略ー
5 松戸市地域防災計画について
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=6m3s

社民・無所属クラブ DELI議員:
続いて質問事項5
松戸市地域防災計画について
大規模事故対策計画を見直す考えはないか?
2011年の東京電力福島第一原子力発電所の事故により
原発から200kmも離れたこの松戸市にも放射能が飛散した事実があるにもかかわらず、
事故後に作られた大規模事故対策計画の第6節にある「放射性物質事故対策計画」では、
原子力発電所の事故による放射能の飛散が想定されていません。
それは何故ですか?
以上5項目について御答弁をよろしくお願いします。
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=20m36s

伊藤智清総務部長
質問事項5、松戸市地域防災計画について御答弁申し上げます。
地域防災計画は災害対策基本法に基づき、各自治体が災害発生時の応急対策や復旧等、
災害に関わる業務に関して、総合的に定める計画で、
本市の放射性物質事故に関する計画につきましては、
議員ご案内の通り、大規模事故編第2章、大規模事故対策計画第6節に記載をしているところでございます。
松戸市地域防災計画の修正につきましては、軽微なものに関しては毎年行っておりますが、
現在千葉県が、千葉県地域防災計画の大幅な見直しを行っていることから、
本市といたしましても、その動向を注視しながら、
地震による被災想定の見直しを含めまして、今後修正を行ってまいりたいと考えております。
また、他の県に立地する原子力施設の事故に伴う想定、および対策につきましても、
計画を修正する際の検討事項として、今後関係部署と協議してまいりたいと思っております。
以上御答弁とさせていただきます。
23:38 要望
DELI議員
それから質問事項5について、
「現在行われている県の地域防災計画の大幅な見直しを注視しながら」ということですが、
地震や事故ということだけではなく、
現在東京電力福島第一原子力発電所では10月末から1号機の建屋カバーを外すなど、
今も放射能が飛散するリスクが続いています。
これは日にちが決まっているので、震災みたいにいつ来るかわからないというものではないので、
できれば、これから1年ぐらい続くものですから、この作業が。
できるだけ迅速かつ前向きな検討をよろしくお願いいたします。
34:57 まとめ

DELI議員
御答弁ありがとうございました。
できれば市長の、指針というかそういった見解もちょっとお聞かせ願いたかったんで、残念です。
実際に昨日我孫子市から返還が始まったゴミ、
ゴミとラベリングされた指定廃棄物だと、
8000ベクレルを超えた場合は安全に処理ができないから、
この数値も本来は100だったものが80倍に震災後なったわけです。
それが、ゴミの場合はゴミとラベリングされたものの場合は、
安全に処理ができないから管理が義務付けられているのに、
それと同レベルのものが、どうして公園にあって、
そこから移動するかどうかも確証が持てないようなものがあって、
そういうのが見つけられないという基準が。
そういう矛盾が起きているにもかかわらず、
それで「安全が守られている」というのが本当に僕は理解できないんですけど、
「ゴミ」ってラベリングした場合は管理を義務付けられているのに
それと同レベルのものが公園にあった場合は、
移動したりするのを監視するのがないんですから、空間線量しか。
結局土壌自体、そのゴミ自体を測らなきゃいけないのに、
どうして公園にあるものの場合はその土自体を測らないのか?ということが、ちょっと理解ができないので、
その辺については今後も強く要望をしていきたいと思います。
現在放射線被ばくの基準というのは、
福島のように汚染の高いところでは甘くなっていて、
それに比べて神奈川県のような、汚染の低いところでは厳しくなっています。
それは汚染の高いところで基準を厳しく設定すれば、
膨大な費用を伴う対応が必要になるからだと思いますが、
東葛地区の場合、関東の中でも他のエリアと比べると10倍ぐらいの汚染があるというふうに言われています。
しかし、福島のように、先ほどの答弁でもおっしゃられていましたが、
高い汚染が広範囲にあるわけじゃないんですね。
本当に局地的にマイクロスポットというものが点在している状況なんです。
つまりこれはきちんと汚染の状況を把握すれば、除染も可能だと思います、本当に。
で、私たちはあの事故で確かに被害者になったかもしれませんが、
しかしこの被害ときちんと向き合うこともしないで、
生み出せる知恵も生み出さずに、
一度暴走すれば制御もできない、爆発すれば収束もままならないような、
ああいう発電所によるエネルギーに頼ってこれからもこの便利な社会に、
便利で豊かな社会に生きていくということを決めていこうとしているわけですよね。
国は再稼動をしようとしていっています。
このまま本当に諦めてしまっては、
仕方がないということで諦めてしまっては、
今は被害者かもしれませんが、
将来この国に生まれてくる子供達や、この街に生まれてくる未来の子供達に対して、
自分たちが加害者になってしまうと、僕は思います。
きちんとこの被害をきっかけとして、放射能と向き合いながら、
安心して子供達を育てられるような環境作りを目指していくべきだと自分は思っています。
この東葛地区にはその知恵を生み出す可能性と責任があると私は思います。
私は脱被曝のみを公約に掲げて市議会議員選挙に立候補して当選しました。
少なくてもそういった一定のニーズがあるということを、
きちんとこの議会に届けなければいけないと思っています。
ですからこれからも放射線防護対策の抜本的な見直しを、強烈に要望し続けるつもりです。
お力を借りることもあるかと思いますが、どうかその時はよろしくお願いします。
ご静聴ありがとうございました。
県が一時保管した指定廃棄物の搬出作業始まる
NHK 12月10日 20時46分
原発事故に伴って発生した「指定廃棄物」の最終処分場の建設のめどが立たないなかで、千葉県内では、県の一時的な保管の期限が来年3月に迫っていることから、関係する市に戻されることになり、10日から搬出作業が始まりました。
指定廃棄物の搬出が始まったのは我孫子市と印西市にまたがる千葉県の保管施設で、トラックに積み込んだあと空間の放射線量を測定するなど安全を確認しながら作業が進められました。
指定廃棄物は、原発事故に伴って出た放射性物質を含む焼却灰や汚泥などのうち、1キロ当たり8000ベクレルを超えるものです。千葉県内では10の市で合わせて3687トンが発生し、特に発生量が多かった松戸・柏・流山の各市では、市の施設で保管しきれなくなったため、合わせて526トンを県が一時的に保管してきました。
しかし、千葉県内では国の最終処分場の建設のめどが立っておらず、周辺住民に示した保管期限が来年3月末に迫っていることなどから、県が各市に対し持ち帰って保管するよう求めていました。
10日、搬出を始めた松戸市は、合わせて52トンを市のごみ処理場の施設に来月中旬にも運び終えることにしていて、柏市と流山市も、保管場所の確保などの準備が整いしだい搬出を始めるとしています。
3つの市では、このほかにも松戸市で892トン、柏市で767トン、流山市で404トンをすでに市の施設で保管していて、保管の先行きの見えない状況が当面、続くことになります。
松戸市の保管施設の責任者、江草久雄さんは「県の施設でそのまま保管してほしいという思いもあったがやむをえない。周辺住民に心配や迷惑をかけているので、国に対し最終処分場の候補地選定を早期に進めるよう働きかけたい」と話していました。
千葉
手賀沼で保管 放射性廃棄物 松戸市が持ち帰り
東京新聞 2014年12月11日
東京電力福島第一原発事故による高濃度の放射性物資を含む焼却灰(指定廃棄物)の保管をめぐり、松戸市は10日、県の手賀沼終末処理場(我孫子市、印西市)で一時保管している焼却灰52トンを、松戸市の市クリーンセンター(CC)に持ち帰る作業を始めた。
焼却灰の持ち帰りは、国の最終処分場の選定が遅れているため。処理場を利用している柏市(焼却灰296トン)、流山市(同170八トン)も準備が整い次第、移送を始める。
松戸市は処理場に焼却灰専用の袋85袋を持ち込んでいた。移送は週三回、一日8袋を運び出し、来年1月14日に終える予定。持ち帰った袋は新設した保管用仮設建物で一時保管する。市の担当者は「一時保管が長期化すると近隣の住民に負担を掛けるので、早い時期に最終処分場の場所を決め、処分をできるように、国、県に要望していく」と話した。
この日は、午前十時半から、処理場で袋をトラック一台に積み込んで出発。トラックは松戸市CCに到着後、防じんマスクなどを身に着けた市職員がフォークリフトで袋を荷台から下ろし、建物に運び入れた。(飯田克志)
ーーー
DELI議員の 質問事項1 土壌における放射性物質検査の必要性について
(1)環境省のガイドラインでは市民の健康を守れないため、松戸市独自の基準を設けるべきではないか
(2)公園や学校など、子供が日常的に触れる場だけでも「土壌の計測」を基本とすべきではないか
についてはこちら↓ です
<土壌の放射性物質測定の必要性>
私は脱被曝のみを公約に掲げて市議会議員選挙に立候補して当選しました。
12/11 千葉県松戸市DELI議員質疑(文字起こし)
松戸市幹部一覧 http://www.city.matsudo.chiba.jp/shisei/torikumi_shoukai/index.html
続きを読む
「被曝」という、いま最も言いにくい言葉をハッキリと公の場で言葉にして下さるDELIさん。
とても勇気のいることだと思います。
被曝に関して問題点を明らかにしてくれるような議員が
福島第一原発の放射能に汚染されたそれぞれの地域にせめて一人でもいることは大切です。
この様な質疑をして下さる人がいるだけで、
被曝に対して、改めて考え直す人が増えることになると思います。
そして、DELIさんのような市議がいて、松戸市民は幸せです。
関東東北のどこの地域よりも放射性物質に対する対策がしっかりとでき、
子供や住民の命を第一に考えるという街を目指せば、
松戸の未来が変わるかもしれないと、私は思っています。
答弁をされている方々も、国の官僚ほど悪い方には見えませんでしたので、
ホットスポットを持つ松戸市が、日本のリーダーとして、
国の定める数値とは全く別の物を掲げ、
独自に市民の健康、命を第一に守る市として、行動力を持ったら、
それは、すごいことだと思います。
なので、私はDELIさんを応援するのはもちろんなのですが、
松戸市が東葛地区のリーダーとなって、他の地域を引っ張っていけるようになれるよう、
応援していきたいと思います。
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=38m8s

私は脱被曝のみを公約に掲げて市議会議員選挙に立候補して当選しました。
少なくてもそういった一定のニーズがあるということを、
きちんとこの議会に届けなければいけないと思っています。
ですからこれからも放射線防護対策の抜本的な見直しを、強烈に要望し続けるつもりです。
ーーー
千葉県 松戸市議会
2014年12月11日木曜日
1土壌における放射性物質検査の必要性について
(1)環境省のガイドラインでは市民の健康を守れないため、
松戸市独自の基準を設けるべきではないか

社民・無所属クラブ DELI議員:
それでは質問事項に移らせてもらいます。
質問事項1土壌における放射性物質検査の必要性について
(1)環境省のガイドラインでは市民の健康を守れないため、松戸市独自の基準を設けるべきではないか。
現在松戸市内の公園では環境省のガイドラインに沿って、地表から50cmの地点での空間線量が0.23マイクロシーベルト/hを超えない場合は除染の対象外となっています。
今年の9月、私どもが独自で松戸市内の幾つかの公園の土壌を採取して計測しました。
そうしたところ1kgあたり1万ベクレルを超えるような、マイクロホットスポットが点在していることがわかりました。
新松戸中央公園では1kgあたり10万ベクレルを超える場所も見付かり、
この場所は地表から50cmの高さでも0.23マイクロシーベルト/hを超えていたため役所に通報したところ、
いべ課長を中心とする放射能対策課の方々が直ちに計測して除染をしてくれました。
迅速な対応をありがとうございました。
しかしこれは、土壌が1kgあたり10万ベクレルあったから除染の対象になったのではなく、
地上から50cmの高さで0.23マイクロシーベルト/hを超えていたから除染の対象になったんです。
本来廃棄物は1kgあたり8000ベクレルを超えるものは指定廃棄物として管理が義務付けられています。
ちなみに福島県の中でも特に汚染がひどかったと言われる飯舘村では、
ここの土壌は平均3万ベクレル程度と言われています。
ですからこの10万ベクレルというのはとんでもない汚染なんですが、
ところが他の公園で見つかった1kgあたり1万ベクレルの土壌は、
そこから50cm離れると、0.23マイクロシーベルト/hを超えないんです。
つまり、除染の対象外になってしまいます。
指定廃棄物を超えるような汚染を今の基準では見つけられないんですね。
私のように市民が自費で土壌を測定して市に通報しても、
現在のシステムでは放置されてしまいます。
松戸市ではこのような矛盾が生まれてしまうほどの汚染状況があると考えられるため、
空間線量ではなく、土壌を計測して、市独自の基準を設けるべきだと考えるのですが、
それについてはどう思われますか?
その必要がないというならば、その理由もお聞かせください。
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=7m6s

蕨(わらび)敦夫環境部長
DELI議員御質問の質問事項1、土壌における放射性物質検査の必要について
(1)(2)について順次後当番申し上げます。
はじめに(1)の環境省のガイドラインでは市民の健康が守れないため松戸市で独自の基準を設けるべきではないか、についてですが、
本市では放射性物質汚染対象特別措置法に基づく松戸市除染自主計画を策定し、
子供達の健康の維持と安全、安心を最優先に考え、
空間放射、空間放射線量を毎時0.23マイクロシーベルト未満、になるよう、
低減対策を取り組んでまいりました。
除染関係ガイドラインについては、除染等の措置を実施する上での方法などを示したものであり、
市民の健康を守れないとは考えておりません。
放射能に関する土壌検査の、市独自基準を作らないのはなぜか?ですが、
市の指標値は本市除染自主計画で生活空間の放射線量を低減することを目的と、
目的としていることから、空間、空間放射線量を指標としております。
また、指定廃棄物レベルの土壌が点在しているのに放置し、
矛盾、矛盾が生じているとのご指摘につきましてですが、
そのような土壌が点在している可能性については否定できないものと考えております。
しかしながら、仮に高濃度の土壌が多量にある場合には、空間放射線量にも影響し、
1時間当たり0.23マイクロシーベルトを超えることにつながると考えられますが、
それが少量であれば、当然のことながら空間放射線量の影響も少ないと考えられます。
このようなことから、空間放射線量毎時0.23マイクロシーベルトの管理をしていけば、
放射性物質汚染対象特別措置法基本方針の目標値である、
事故に、事故による追加被曝線量、年間1ミリシーベルト以下を、
計算上達成できると考えられまし、考えられますので、
空間放射線量での測定管理は、松戸市の生活空間を管理する上で矛盾はないものと考えます。
24:18 再質問
DELI議員
質問事項1の(1)について。
現在の松戸市では砂場などにおいて一歩進んだ独自の基準を設け、
それに従ってできるだけの対応をしているというのは理解しました。
この地表50cm地点での0.23マイクロシーベルト/hという基準は、
外部被曝による年間の被曝量が1ミリシーベルト以下になるというのが根拠になっていると思われるんですが、
地表にある線源は移動しなければ多分そういった計算ができると思うんですが、
これは移動する可能性もあります。
というか、「移動しない」という確証はありません。
ですからこれは、実際に鼻から吸い込んでしまったりとか、口の中から吸い込んだりする場合には、
その線源から体の中に入って、その線源から50cmのところにいろんな臓器があったりするわけです。
こういった吸い込みによる内部被曝というものは考慮されているのでしょうか?
28:51 答弁
蕨敦夫環境部長
DELI議員の再質問について御答弁申します。
1kgあたり8000ベクレルを超えるような土壌を吸い込んだ場合の内部被曝について考慮されているか。
についてでございますが、現在のところ内部被曝につきましては、
国の指針において、食品や飲料水の基準はございますが、土壌吸引については示されておりません。
今後、新たな知見や国の指針などが示された際は、
それに伴い必要とされる対策を講じてまいります。
(2)公園や学校など、子供が日常的に触れる場だけでも
「土壌の計測」を基本とすべきではないか
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=2m58s

社民・無所属クラブ DELI議員:
(2)公園や学校など、子供が日常的に触れる場だけでも「土壌の計測」を基本とすべきではないか。
空間線量は流動的です。
現在の年1回程度の計測では環境の濃縮したものを発見できないでいる可能性もあります。
それに公園で遊ぶ子供には、身長が50cm程度の幼児や乳児もいると思います。
砂場の砂など、口に入れることも考えられます。
しゃがむことも考えられます。
ですから少なくても公園の土壌や砂場の砂に関しては、
空間線量ではなく、きちんと土壌を計測して、より厳しい基準を設けるべきだと思いませんか?
http://youtu.be/d3_XaWhPOqs?t=10m7s

蕨敦夫環境部長
続きまして、(2)公園、特に砂場や学校など、子供が日常的に触れる場だけでも「土壌の計測」を基本とすべきではないか、について御答弁申し上げます。
公園等の砂場における除染の考えについて、環境省のガイドラインでは、
放射線量測定の高さを50cmとしているところ、
本市独自基準として子供たちが直接すな、砂に触れることや土壌の表面汚染調査の観点から、
たかた、高さ5cmで測定し、子供たちの放射線による影響を最大限に考慮して取り組んでまいりました。
今後につきましても引き続き本市除染実施計画に掲げています
子供達の健康の維持と安全安心を優先した考えを継続し、
生活空間の放射線量を監視してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
以上御答弁とさせていただきます。
25:15再質問
DELI議員
続いて(2)について、
公園を利用する子供の中には、先ほども述べさせていただいたように、
身長が50cm程度の幼児や乳児もいます。
彼らの重要な臓器は、この50cm以下の高さにあるのではないでしょうか?
生活空間というのは、
環境省のガイドラインでは50cm以上のところが生活空間、1m以上ですか?
松戸市は50cmということで独自に設けているのかもしれませんが、
50cm以下の生活空間の幼児たちが使う公園であるとか、そういったところでの基準は、
本当に地上から50cmの高さの空間線量を年に1回程度監視するということで、
子供達の放射線量を最大限に考慮していると言えるのでしょうか?
自分の解釈では現時点での最大限の考慮というのは、
まず土壌を計測するしかないと思います。
で、現在、昨日から始まったんですか、
我孫子市から指定廃棄物の持ち帰り問題についても、
どこでどのように管理するのか?ということをものすごく不安に思っている市民も少なくないと思います。
この指定廃棄物と同レベルの汚染が、
小さい子供が遊ぶ公園に点在していても発見することすらできない現在の基準について、
本当にこれで基準はいいのか?
運用は実際にその基準通りにされているということであるかもしれませんが、
この基準が本当にいいのか?というのを出来れば市長の見解をお聞きしたいのですが。
よろしくお願いします。
29:34 答弁
蕨敦夫環境部長
公園の計測ですが、高さ50cmで年に1回程度で行うことで、
子供達への影響を最大限に考慮していると言えるのか?との趣旨のご質問ですが、
地上50cmの測定は50cm以下の空間も意識した空間測定ポイントであり、
当然小さな子供達への放射線への影響を考慮した上での設定となっております。
また、子供関係施設については、平成25年3月末をもって除染が終了し、
その後は測定をして指標値の地点が見つかったら速やかに再除染を行う体制をとっていることから、
年一回の測定で問題ないと考えています。
さらに、空間とは別に子供が土に直接触れる場所として砂場があります。
この砂場につきましては、
結局のところ子供達の安心安全のために除染した砂を入れ替えるのが最終目的であることから、
議員ご案内の通り、土壌計測の方法も認識しておりますが、
5cmの計測で汚染した砂を見つけることは十分可能であることから、
対応のスピードや、国の補助対象外事業であることなどを総合的に勘案した結果、
目的達成のための最善策であり、最大の考慮であると考えております。
3番目の指定廃棄物レベルの土が点在していても発見できない現在の基準についてどう考えるか?
とのご質問ですが、
国の指標値は、こういったケースも考慮しての指標値であると認識しております。
以上御答弁とさせていただきます。
続きはこちら↓
<健康調査・給食の産地・防災計画>
この被害をきっかけとして、放射能と向き合いながら、
安心して子供達を育てられるような環境作りを目指していくべきだ
12/11 千葉県松戸市DELI議員質疑(文字起こし)
ーーーー
〜DELIさん関係ブログ〜
<前半>市民測定所サミット1bq/kgは食べられる?
「ベクれている大図鑑」ちだいさん10/13(内容テキトーに書き出し)
<後半>市民測定所サミット1bq/kgは食べられる?
「奥様の力で地域汚染度調査けだまプロジェクト」
ちだいさん10/13(内容チョットだけ真面目に書き出し)
<質問タイム1>
「だから、ムリクリ、そのベクれている物を食べなくてもいい」
市民測定所サミット1bq/kgは食べられる? 10/13(内容結構真面目に書き出し)
<質問タイム2>
「養殖だからといって安心できない」 市民測定所サミット1bq/kgは食べられる? 10/13(内容だいたい書き出し)
「市民測定サミット」DELIさんの曲 GAMMA WATCH SQUAD 勇気が出るよ!
出演:金子勝 大竹まこと 室井佑月 太田英明アナウンサー
文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/hOy_QnQVW4I?t=3m41s
金子:今日はね、「どさくさ」がキーワード。
大竹:ん?
金子:
「どさくさ」選挙のどさくさ。
特に原発関連、原子力規制関連はちょっと腹がたつ。
大竹:はい、どういうふうにですか?
金子:
というのはまず、原子力規制委員会が今日ニュースになっているんじゃないかな。
福島原発事故の現場で働いている人の、累積の被曝許容量を
100mSvから250mSvに上げちゃったんだよ。
原発事故直後250mSvだった。
彼ら自身が言っているのは、
「100mSvを超えると優位に癌が出ますよ、発生しますよ」と言っているのに、
今何で!アンダーコントロールなはずなのに、何で2.5倍も上げちゃうんだよ!?
多分ね、東京オリンピックのために「アンダーコントロール」って言ったんだけど、
皮肉にも東京オリンピックのために人手不足になって、こういうことをやってるんじゃないかって。
でも命とかに関わるのに、誰が責任を負うんですか?とは思いますよ。
太田:
これは年間で250mSvということですよね。
室井:
なんかね、大きいニュースがあった時って、必ずよーく隅まで読むと原発のすごいことが載ってるんだよ。
多分だからね、きっと知らない人がまだ多いと思うんだけど、
水棺、水のやつで作るの、あれダメになったじゃない。
だけどあれもなんか大きいニュースがあって一言だけだったから、
大竹:
凍土壁、凍らせて、それがダメだった。
ダメだったから、今度地下のトレンチに入っている水に、
太田:汚染水を抜くことができなかったので、セメントで押さえ込もうと。
大竹:
で、セメントの表面が凸凹するんじゃないかって言われてたのは、その後の話なの?
そうだっけ?
室井:
だからね、ニュースをきちんと隅から読む人とそうじゃない人とで全然違って、
私この間友達とご飯食べに行った時にその話ししたらみんな知らなかったもん。
太田:
金子さん、この250mSvにしたというのは、
100mSvだと作業員の数が足りなくなってしまうので、250mSvにしてとという、
たくさんの方が働けるような状況にしようと。
金子:多分、そう。
だけど、働いている人にとっては、もう優位に250mSvまで働かせるって言ったら、
後どうなっちゃうかわからないわけじゃない。
室井:っていうか、足りないから上げるとかさ、そういうもんでいいの?
金子:それじゃダメでしょ。
それで事故の収集がつかなくなっていることを認めないわけじゃない。
大竹:「なんのための規制値か」っていうのが意味がなくなっちゃう
金子:もう全く無くなっちゃう
ーーー
「皮肉にも東京オリンピックのために人手不足になって」と金子さんはおっしゃっていますが、
もちろんそれもあると思うけど、この話を聞いたとき私は
「日本の原発をどんどん再稼動させるから作業員不足になって」かな?って思いました。
年間250mSv この「年間」というところがとても大事なのです。
騙されていませんか?
「100ミリシーベルト以下は健康被害があるとは証明されていない」
年間100mSvと累積100mSvのトリック
下記新聞記事書き起こし↑
原発事故から3年9ヶ月後に250mSvが復活する
原発事故緊急対応の被曝限度、250ミリシーベルト軸に検討 規制委
日本経済新聞 2014年12月10日 19:21
原子力規制委員会は10日、原発事故の発生時に現場で緊急対応する作業員の放射線への被曝(ひばく)限度を、250ミリシーベルトを軸に引き上げる方向で検討に入った。現行の100ミリシーベルトのままでは大規模な事故が起こった場合に十分な対応ができなくなる可能性があるためだ。厚生労働省などとの協議や放射線審議会への諮問を経て正式に決め、関係規則を改正する。
10日の規制委の定例会合で、田中俊一委員長が「福島第1原発事故の時には250ミリシーベルトに一度決めた経緯がある。このあたりをベースに検討したらどうか」と提案。ほかの委員からも異論は出なかった。事前に作業員に十分な放射線教育を実施し、意思確認することなどを条件とする方向だ。
今の日本の規則では原発事故の発生時でも作業員は緊急事態の期間中に累積100ミリシーベルトを超えて被曝してはならない。100ミリシーベルトを超えると、がんにかかって死亡するリスクが少しずつ高まるとされているためだ。
福島第1原発事故では被曝量が100ミリシーベルトを超える作業員が続出。事故対応を続けるのが難しくなり、政府は特例措置として250ミリシーベルトに引き上げた。その後に再び引き下げ、現在は100ミリシーベルトに戻っている。
国際原子力機関(IAEA)の基準では、事故などやむを得ない場合は500ミリシーベルトまでの被曝は容認できる。事故が発生してからあわてて引き上げを検討していては混乱が起こるため、田中委員長が7月に限度の引き上げ検討を表明していた。
過去を振り返ってみよう!
3年前↓
「上限250ミリシーベルト」は来春廃止 原発作業員の被曝線量
日本経済新聞 2011年11月14日 22:16
小宮山洋子厚生労働相は14日、福島第1原子力発電所の事故対応に当たる労働者の被曝(ひばく)上限について、緊急作業として認めている「上限250ミリシーベルト」を来年4月末で廃止する方針を明らかにした。政府が年内実現を目指している冷温停止状態となった段階で東京電力社員の一部(約50人)に「上限250ミリシーベルト」を例外適用する方針も示した。
通常、原発などで働く労働者の被曝線量は「年間50ミリシーベルト」と「5年で100ミリシーベルト」が上限だが、同省は福島第1原発の事故に限って特別に「250ミリシーベルト」に引き上げていた。11月2日から新たに従事する労働者は通常の上限を適用するが、原子炉冷却のためなど緊急作業が生じた場合は上限を250ミリシーベルトとする。
冷温停止状態となった段階で11月1日以前から従事していた労働者も通常の上限(100ミリシーベルト)を適用するため、放射線管理区域で作業できなくなる。通常の上限を超えた労働者は162人いるが、うち東電社員約50人は作業に不可欠のため来年4月末まで例外として作業を認めるという。
続きを読むに恐怖のオマケ↓続きを読む
あなたはどうですか?
騙されていませんか?

河北新報 2014年12月8日
被曝と健康被害
「1年に100ミリシーベルトは誤解」井戸健一弁護士
政府は、福島第一原発事故で放出された放射性物質による年間積算線量が20ミリシーベルトを下回った地域の避難指示を解除し、住民の期間を求める政策を着々と進めている。
他方、福島県では小児甲状腺がん患者(疑いを含む)が103人も発見され、福島県や周辺地域で居住している人たちの間では長期低線量被曝に対する不安も根強い。
今わが国では、長期低線量被ばくによる健康被害の危険性をどう見るかが大きな社会問題となっている。
本校は、危険性の有無を述べるのが目的ではない。
その前提たる知識を多くの人が誤解していることを指摘し、前向きな議論を進めるために、その誤解を解くことを目的とするものである。
長期低線量被曝の危険性を軽視する人たちは「100ミリシーベルト以下の被曝では健康被害があるという証明がなされていない」と主張する。
正しくは健康被害があるかどうか「証明されていない」であるのに、健康被害が「ない」かのような言説が広まっていることはひとまず置く。
ここで言いたいのは、健康被害が証明されていないとされる被曝量は「年間100ミリシーベルト」ではなく「100ミリシーベルト」、すなわち累積線量(生涯において受ける線量)であるということである。
平成23年11月、内閣官房に「低線量被曝のリスク管理に関するワーキンググループ」が組織された。
同年12月22日付で公表された同グループの報告書では、「国際的な合意に基づく科学的知見によれば、放射線による発がんリスクの増加は、100ミリシーベルト以下の低線量被曝では、他の要因による発がんの影響によって隠れてしまうほど小さく、放射線による発がんリスクの明らかな増加を証明することは難しい」と書かれている。
ところが、健康被害が証明されていないとされる線量について、一部の専門家と呼ばれる人たちが意図的に「年100ミリシーベルト」と述べたため、誤解している人が多い。
新聞記事でも目立つし、裁判官や弁護士、原発反対の運動をしている市民の中にも誤解している人が多いのである。
健康被害が証明されていないとされる被曝量が「年100ミリシーベルト」以下であれば、政府が住民を帰還させようとしている「年20ミリシーベルト」以下の土地で生活しても健康被害のリスクはないという帰結になる。
しかし「累積100ミリシーベルト」であれば、年20ミリシーベルトを下回った土地で5年余りの期間生活すれば、累積100ミリシーベルトに達するのだから、安全性を説明しなければならない。
政府は、その場合の健康被害について、線量率効果(同じ100ミリシーベルトの被曝でも長期間にわたって被曝した場合は短期間で被曝した場合よりも健康影響が小さい)を指摘するが、明確な数値を示しているわけではない。
多くの市民が「年100ミリシーベルト」と誤解していることは政府にとって好都合なのである。
長期低線量被曝は福島だけではなく、日本列島に住む全ての人の問題である。
正しい知識を前提に、この問題を考えていきたい。
(投稿)
「100ミリシーベルト以下」という言葉について、
それは年間なのか?一生涯の累積なのか?
果たして「年間20ミリシーベルト」で帰還してもいいのか?
私たちはしっかりと考えなければいけないと思います。
この演説聞いて、太郎さんってやっぱりすごいと思った。
とりあえず自民以外で
山本太郎議員の「自民党100人落選キャンペーン」の目的
太郎さん来ましたよ。
あー、お疲れ様でーす。
菅直人:みんなあなたを待ってた。
山本太郎:
みなさんこんばんは、お騒がせして申し訳ございません。
今沖縄から帰ってきました。
菅直人さん、今ものすごい接戦という状況なんですね。
いま菅さんが国会へ戻れないような選挙結果になってしまったら、
比例復活できる人の数が減っちゃうんですよ。
自民がそのまま勝っちゃうんですよ。
今この状態で民主党に対していろんな言いたいこと山ほどあるけど、
皆さんもそう。
でも考えてみて。
自民党に比べて100倍マシだった。
そうでしょ〜、民主党のほうがマシだった。
民主党がやってきたことにもいいことはあった。
貧困問題に一番手を差し伸べたのが民主党。
そうでしょ。
貧困率は発表されていなかった。
貧困率。
どれくらいの人々がどんな状況で生活に苦しんでいるか、っていうことを調べなきゃわからない。
手当てできない。
だから貧困率を出さなきゃいけなかった。
でも日本は1960年台の前半からそれをやってこなかった。
この国には貧困は存在しないことになってしまっていた。
でも現状はどうですか?
自民党で散々雇用破壊が行われて、小泉政権で1000万人以上が失業した。
そのあとに民主党政権が誕生して、すぐに貧困率を調べた。数字を出した。
それによって最近では、
6人から7人に一人が貧困がいて、
単身女性の3人に一人は貧困で、
一人で子供を育てている親の50%以上が貧困で、
そんな状況が白日の下に晒されたんでしょ。
あのまま自民党政権が続けば、
そのままずーっと切り捨ての、切り捨ての政策で、
だれも救われていないですよ。
ただ一つ民主党で残念だったのは、事故が起こってしまった。
原発事故の収束なんて、あの時に変わりたい政治家は一人もいませんよ。
その中でも言いたいことはいっぱいある。
でも、菅直人さんは浜岡を止めたじゃないですか。
こんなことを言ったら本当に失礼だけど、
愚直に、愚直に、脱原発ということを貫いてはるじゃないですか。
もちろん民主党にもいろんなしがらみはあるでしょう。
でもこの方は本当に、そのことをずっと、総理を、
総理を降ろされた後も、…ごめんなさい、降ろされたわけじゃないですね。

その後もずっとそれを言い続けてきた。
その人を国会に戻せないような状況だったらダメなんですよね。
力を貸していただきたい。
今日僕がここでメガホンでお話ししている、このことはあんまり重要じゃないんです。
一番重要なことは何か?
もうみなさん散々動かれていると思います。
でももう一度、あと3人、あと5人から約束を取り付けてほしい。
菅直人がこの選挙で国会に戻れないような結果になるならば、
もちろん自民党圧勝ですよ。
この選挙区で誰を落としたい?
自民党の土屋さんでしょう!
この選挙区で勝てる野党候補といえば、菅直人しかいないんですよ。
脱原発の火を絶対に消さないように、週末からは菅直人一本で力を集めましょう。
ー:ありがとう太郎さん。
ー:太郎さんありがとうございます。来てくれてありがとう。
ー:勇気があるやなー、あなたは!
ー:すごいなー。
ーー
あなたの選挙区も調べてみてね
さよなら安倍政権
自民党議員100人落選キャンペーン
2014/07/14
インタビュアー:香山リカ
香山リカ :今の状況というのはどんな風にご覧になってらっしゃいますか?

菅原文太:
それも全部インチキやな。
それはもう明らかでしょ。
あの当時原発がスタートする、始めたお偉いさんたちがまだ元気で、
国民を説得し続けていた時ですら、アメリカから来た政治家と言ってもいいのかもしれない、
原発を推進する側のアメリカの人間が、しきりに言ってたよね、テレビでも。
「アメリカの優れた原発を買いなさい」と「買え」というのをしきりに言っていたのが、
これが印象的に聞いてたんだけど、
それに対して、湯川さんのような何人かの、鈴木さんとか何人かの、
本当にそういうものに左右されない偉い物理学者たちは、
相変わらず「反対」を言っていたけど、ほとんどの人は説得されて、
日本の原発を推進する側は、アメリカから54基も買ったのかな。
ま、全部アメリカじゃないだろうけど、
そういう人間模様で、人たちの様を見ると、
これはもう、「人間の性」と言っていいのかな、
情けないけど、偉い人たちがみんなコロコロコロコロ転んで行く。
それで福島の、あの大きな災害が起きて急にみんな慌て出した。
その慌てる様がまた、みっともないよね。
自己弁護を始めて。
だけどそれが国民に、どうしてこうスッと伝わっていかないのかが、
国民まで、そういう右往左往する様に左右され始めている。
これも情けない。
それであの政治家達、
そしてそういう人たちに賛同している、原発という巨大な利権を生む周囲にたかっている人たち。
が、
慌ててそういう場から逃げ出した人たちもいれば、
さて、図々しく逃げ出さないで、子供騙しの様な理屈で、相変わらずしがみ付いている人達。
そういうのがいろんな形で見えてきているでしょ。
もうそこまで行くとなんかね、情けない〜
香山リカ:
今おっしゃったように、一般の人たちもなんとなく
「ああやっぱり安全なのかな」とか「やっぱり仕方ないのかな」とかというふうに、
だんだんまたね、原発を認める方に、なんかこう、なびいて行ってしまっているような人たちも、
残念ながら一般の人たちにも少なくないと思うんですけれども、
そういう中で、菅原さんのように非常に影響力を持つ方が、
今のように「ちょっと考えてみれば、こんなの間違っているってわかるでしょ」
っていうふうに声を上げて下さりというのは、本当に大切な貴重なことだと思うんですけど、
なかなかね、発言をするってやっぱり勇気がいるっていうかね、
菅原文太:勇気なんかいらないよ
香山リカ:そうですか?
菅原文太:うん
香山リカ:
なかなかね、
みなさん「思ってはいるんだけどいろんな関係があるから言うのはちょっとやめたい」とおっしゃる方も、
特に影響力の強い方の中には多いんですけど。
菅原文太:
それはどうもね、日本人にこう、多いことなのかなぁ。
今、いろんな形で、スポーツを含めてサッカー含めていろんなこう、世界中がワッサワッサしてるじゃない。
良い事も悪い事も含めて、そういう政治的なことも含めて、
単純に強いか弱いかっていうことも、ゴチャゴチャになってね、入り乱れているけど、
やっぱりそういう中から、自分の家族とか子供とか、そういう者たちに悪影響を与えること。
それからそうじゃない、少し過剰だけどまあ、蹴ったりしてやっていることも、
これもね、そんな暇があったらこっちにちょっと、みんな気持ちを移してくれよと言いたくなるけど、まぁね。
だからそういうこともやっぱり整理して、
自分の中で「これは良い事だ、これは止めた方がいい」ということを
本当はね、一人一人が判別してくれるといいんだけど、
やっぱり常に人間っていうのは流れに流されてしまうのが、一番困ったことなんでね。
だから峻別できないでしまう。
これは、まーー、本当は毅然と反対したほうがいい。
それからこれは、まーー、人によって無理にそこに入りこまなくてもいいという、
そういう区分けがあるはずなんだけど、
それもみんなゴチャゴチャになってしまっているから、
どうも、いつまで経ってもね、ハッキリしない。
それをいい事に政治家たちは、なんとかかんとか誤魔化して、国民を誤魔化して、
自分たちの思う方へ持って行こうとしているということじゃないかな。
香山リカ:
そこで菅原さんがこうやって発言をしようと思われて、
それは何かきっかけがありました?
この間実は発起人のお一人の作家の赤川次郎さんに来ていただいてお話をした時に。
赤川さんがおっしゃっていたのは、
「自分は小説家なので、これまでは小説を書くのが仕事と思ってそれを一生懸命やってきた。
しかしやっぱりここ最近の日本の社会を見ていると、
『私は小説家だから社会のことはちょっと発言しません』とは、とても言っていられなくなってきた」と。
そういうことで赤川さんも、ここ数年はいろんな社会の問題に対しても
ご自分で新聞の投書欄に投書でね、お名前を書いてなさったりするぐらい、
原発の問題に関しても、投書されていましたけれど、
「もう、無責任に黙っていられない」ということで仕事を超えて発言することにした、
っていう話をしていただいたんですけど、
菅原さんの場合も「黙っていられない」という気持ちになったんですか?
菅原文太:
ククッ…そうなんだろうね。
原発がああいう事故を起こすまでは、敢えて反対しなかったんだから、
原発っていうのがよく分からないで、そういう科学的なものが、出てきたのかと、
それはもうみんな、「ちゃんとした科学者がタッチしていることだから間違いないんだろう」
ぐらいに思っていてね。
それすらも結局は「そうじゃなかった」という。
だからこれからは、軽々に政治家であるとか、科学者であるとかが「これは良い」と言ったからといって、
その通りに受け取らないというのはもうね、
俺だけじゃなくて大勢の人が、今そう思っているだろうとは思うけど。
これもだから、それをはっきり発言したり、投書したりして。
何人もいますよね、今、そういう人が。
香山リカ:
でも、残念ながらあまり多くないですよね。
もっと私たちとしてはね、
本当に一般の方たちに影響力のある菅原さんのような役者の方、音楽家の方とか、
そういう方達にもっともっと発言をしてもらったら若い人なんかも耳を傾けるんじゃないかと思うんですけど、
やっぱり皆さん、「私は社会問題は専門じゃないので」とか
「私は音楽家なので音楽だけを」と言って、なかなか発言をしてくださらない方も。
これは日本の一つの傾向かもしれませんけれどね、多いと思うんですけど。
菅原文太:
それはね、映画人だってそうだよね。
全く知らんふりして、「自分は映画だけやっていればいい」というのも大勢いるし、
中にはその中で、意外な人が反対をしたり、ね、それによって干されるかもしれない。
それでも勇気を持ってやっている人も、
香山リカ:やっぱり干されるんですか?
菅原文太:
やっぱりそうじゃないの?
どんな職業でもそれはあるんじゃないかな。
だからみんな用心し過ぎている。
そういう用心させられてしまう人たちがどんな分野にもいるとしたら、その国は間違っているよね。
香山リカ:そうですね。
菅原文太:
どんな意見だろうが、どんな主張だろうが、それは自由に行き来しなければ。
それが、思った人の通りに通るのか、なかなか通りにくいのか、これは別問題だから。
でも、人間である以上どんな意見をもって、反対しようが賛成しようが、それは自由なわけだから。
それが閉ざされていくということは、だから、それはもうやっぱり許されざることですよね。
それは断固として「反対」をやっぱるすることだし、
自分は「原発は無い方が良い」と思ったら、そう思った通りの主張をし続けなければ、
別にそれで絞首刑になるわけじゃないしね(笑)。
香山リカ:
でもあれですか、こうやって発言されて周りには、
「菅原さんほどの役者さんが、もうそんなこと言わなくていいじゃないですか」みたいなことを、
親切も含めてそんな風におっしゃる方はいらっしゃいますか?
菅原文太:
それは…、全くないわけじゃないんだろうけれど、
あんまり、まぁ、言われたことはないね。
だから、どうなんだろうね。
香山リカ:
たとえばこの会もね、
細川さん、小泉さんと総理大臣も経験された政治家の方たちが中心になって始めたんですけど、
そのお二人も周りはね「そんな総理大臣までやって、悠々自適な老後を過ごしている方が、
またそんなことを発言しなくてもいいんじゃないですか」っておっしゃる方もいらっしゃいますよね。
菅原文太:
でも、小泉さんなんかは結構言ってるじゃない。
「自分は賛成だったけど、元総理大臣までやった男です。
だけど、「良い悪いは今の段階で決めているんだ、今は反対です」と言っているわけだから、
それで、ま…、小泉さんに文句言いに行く…(笑)
香山リカ:
行く人はいないんですけど、たまにはね、そういうことを発言されている方のいろいろ、ものを読むと、
そういうふうに言っている方もいるみたいですけど、
もちろん菅原さんもそうですし、発起人さんでいらっしゃる方々は皆さんそれぞれの分野で、
映画の世界とか、歌舞伎の世界とか、学問の世界とか、
それぞれで皆さん活躍されている方々なんですけれど、
そういう方たちがあえて、やっぱり原発問題に対しては、
「もうこれはどう言われようと自分の意見を言いたい」という方たちが集まってくださっているんでね。
菅原文太:
俺はもう、今は映画の世界じゃないから。
辞めたから。
それと、…原発だけのことじゃないんだよね。
どんなことであれ、良い事と悪い事が、それは個人によって差異はあるだろうけれども、受け取る。
だけどまぁ、概ね良い事と悪い事というのが基本的にあるんだから、
それは、原発以外のことでもやっぱり言わなきゃダメだよね。
「こういう事はしてはいけない」
俺なんかも若い頃は、こういう事をしてはいけないことをした事もあるけど、(笑)
酒は飲み過ぎちゃいかんけれども、というようなことは若い者がよく年寄りに忠告されるけれど、
俺なんか忠告を無視して飲み過ぎてしまったんだ。
まぁまぁ、それぐらいのことは許される事でも、許されない事もあるからね。
許されない事は、良くない事は「良くない」と、やっぱり言わないと。
それが日本人はどうも「不得意」みたいだね。
外国だって、むしろ進歩しすぎた社会はダメかもしれない。
香山リカ:
でもアメリカなんだkだとハリウッドの俳優さんも「戦争はダメだ」とか、
いろんなところにはっきり「人権を大事に」とか発言されている方もいらっしゃいますよね。
菅原文太:
います、います。
でもやっぱり、どちらかというと、未成熟の社会の若い人たちの方が、
そういうことに対してね、ハッキリ。
言うだけではなく行動まで、過激なところまで行ってしまう国もあるし、
それがいいか悪いかというのはね、こう、一概に良いんだ、悪いんだと言い切れないところもあるけれど、
やっぱり、どんなことであれ正しい事と、自分が確信することには、
はっきり意思を表明すべきだろうと思うけど、
なかなか難しけどね。
でも、原発は良くないことは、ハッキリわかったんだから、
まだわからないでいるんならば、これはよくよく首をひねって考えたりすることもあるだろうけど、
今は原発という、原発と言っていいのか、ウランを
このあいだのテレビの科学者の集まりの中でも、
「みだりにウランを使ってはいかん」ということを言う科学者が大勢いたんですよ。
だからそういう事になると、これはもう、どっちが正しいかなんていうことはわかっていて、
ここまで来ると分かっている話だから。
科学といえどもこういうものを使ってはダメだ。
ここまでは許容されるという事が科学者によって、
だけど科学者によってもね、
それを今まで本来使ってはいけないものを使ってきた科学者も大勢いるんだから、
まあ、難しいところだけど。
香山リカ:
発起人のお名前を見て、私の周りの若い世代の方も、
「あれ、菅原文太さんもいるんですか」って、すごいやはり他の誰よりもみんな注目したり、
「菅原文太さんはどんな意見を持っているんですか?」って、
すごい注目度が高いものがあるなと私も実感しているんですけれども、
特に若い世代の人たちに、原発・自然エネルギー問題に関してメッセージがありましたら、
ぜひお伝えいただけますか。
菅原文太:
あの、よくよく考えて欲しいよね。
物事を判断するのに、「世間に通用していることが正しい」なんて思わないで、
自分の目で、そういう職業とか、生き方とか、
そういうことも自分の頭の中で、心の中で判断して、
良し悪しは自分で決めなさい。ということを言いたいよね。
香山リカ:原発問題もまさに同じですよね。
菅原文太:
同じだよね。
みんな騙されて、「こんな安いものはない」と言われてきたけど、
「こんな高いものはない」という事がハッキリしてきたじゃないですか。
もう、京都大学のあの先生の本をちょっと読み始めたら、小出先生のね。
なに、廃棄物のね、原子力の。
500万年!
廃炉になるまで5年ならいざ知らず、500万年かかるなんていうことが書いてあってね、
これはもう、数字で表せないような時間と労力と、
香山リカ:その頃の子孫の子孫の子孫の子孫みたいな人たちがどんなに恨むでしょうね。
菅原文太:
それはそうでしょ。
「恨む」なんていう言葉では表せない。
もうこの地球に「オギャー」って生まれてきたことが幸せではなくなるかもしれないでしょ。
不幸を背負ってこれからの赤ちゃん達は生まれてくることになるかもしれない。
だから、
香山リカ:先祖が作った核のゴミを処理するためにってね、事ですよね。
菅原文太:俺のような歳になったらもういいけどね。もうほんとほんと。
香山リカ:
「原発問題も誰々が言うからいいんだ」というふうに考えないで、
ちゃんと自分で見て、考えて、答えをちゃんと若い人でも出して欲しいっていうことですかね。
菅原文太:
今は判断できるような、小出先生のような方が書いたものとか、いろんなものが出ているから、
そういうものを買って、高くないよ、本なんていうものはね、一冊。
そういうものでよくよく判断して、そして自分の意見を決めてくれよ、と言いたいよね。
![]() 【楽天ブックスならいつでも送料無料】被ばく列島 [ 小出裕章 ] |
![]() 【楽天ブックスならいつでも送料無料】原発のないふるさとを [ 小出裕章 ] |
![]() 【楽天ブックスならいつでも送料無料】原発のウソ [ 小出裕章 ] |
![]() 【楽天ブックスならいつでも送料無料】動かすな、原発。 [ 小出裕章 ] |
![]() 【楽天ブックスならいつでも送料無料】子どもたちに伝えたいー原発が許されない理由 [ 小出裕章 ] |
![]() 【楽天ブックスならいつでも送料無料】放射能汚染の現実を超えて [ 小出裕章 ] |
![]() 【楽天ブックスならいつでも送料無料】騙されたあなたにも責任がある [ 小出裕章 ] |
![]() 【楽天ブックスならいつでも送料無料】原発・放射能子どもが危ない [ 小出裕章 ] |
2014年11月1日
【沖縄】翁長雄志 うまんちゅ 1万人大集会
菅原文太「これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!」11/1沖縄(文字起こし)
菅原文太・日本人の底力 井戸謙一さん出演文字起こし
其の一
「日本の裁判"制度"というか、裁判"官"のあり方というか、 もうひとつ言えば"裁判"のあり方」
6/30"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)
其の二の1
「緩んでしまったニッポン人」7/7"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)
其の二の2
「日本だけ、報道していないんです」7/7"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)
2013年11月20日
秘密保護法案反対 メディア関係者らによる総決起集会
これがもし通れば「とどめ」になるのかなと思うくらい悪法だと思っています
2013年11/20菅原文太さん(文字起こし)
2013年7月18日
新宿 井戸川克隆さんの応援演説
菅原文太「福島の原発の”低線量被曝”ということを知ってるかな? 原発がメルトダウンしてすぐ、子供達に低線量被曝が始まってる」新宿13/7/18(文字起こし)
慌てて途中から録画したので、途中からの内容の書き出しになります。
原発と共に生きてきた町「畑失えば生きる価値ない」
原発に対して賛成でも反対でもなかった青木さん。
しかし、福島の原発事故の被害を知り、原発の稼働に反対するようになった。

青木さん:
農家が畑を失う”作り場”を失って避難生活になれば、
もう生きる気はなか。生きている価値はなかですね。

九州電力への再稼働中止要請 佐賀・玄海町2日
原発再稼働に不安を持つ住民の声を真摯に聞いてください。
総選挙公示日の2日。
原発に反対する団体は、九州電力に再稼働中止の要望書を提出した。
その中には青木さんの姿もあった。
ただ30人ほどが集まった中で玄海町の町民は青木さん一人。
発言には町民としての遠慮も垣間見えた。
青木さん:
危険な、この原子力発電の事を一から考え直していただけないかということが、
私のひとつの願いでございます。
ま、九電さんにこういうことを言うのは申し訳ございませんが、

玄海町には原発の誘致で巨額の交付金がもたらされてきた。
豪華な町民会館やスポーツ施設、保育園や温泉施設など、
交付金によってもたらされた恩恵は小さくない。

ここにあるのが玄海町で建設が進められている、小中一貫の公立学校です。
総費用48億円のうちおよそ7割は原発関係の交付金で賄われています。
原発選挙区での戦い 第一声で候補者たちは…

原発で潤い、同時に不安を持つ玄海町。
この地区を含む佐賀2区には今回3人の候補者が立候補している。

自民党から出馬したのは、佐賀県知事を辞職した古川康候補
県知事としてプルサーマル実施を受け入れ、国の原発政策に積極的に協力してきた。
出陣式には玄海町の町長も駆けつけていた。

玄海町 岸本英雄町長:
激励をしたいなと思って、
玄海町こぞってみんなきています。
Q:再稼動については焦点の一つになっていますが、どのような主張を期待されますか?
玄海町 岸本英雄町長:
いや、それはもう一番古川候補がわかっていることですし、
これまでも一緒にやらせていただいたし、
(再稼動を)計画通りに進めていただきたいなと思っております。
しかし、出陣式の演説では、

古川康候補 自民党:
他党のみなさんは、「アベノミクスの根本が間違っていた」という主張をなされておりますけれども、
私はそうは思いません。
出陣式での演説内容(2日)
アベノミクス・経済 3分半
農林水産業対策 2分
人口減少対策 2分半
高齢者福祉の充実 1分
御礼•その他 8分
演説の中心はアベノミクスの成果について、農振水産省の支援、人口減少対策などは訴えたが、
最後まで原発の言葉は出てこなかった。
一方民主党の前職大串候補も

大串博志候補 民主党:
安倍政権がやってきたアベノミクス。
本当に私たちが住むこのカシマの地でウラシオの地で、シオザワの地で、タラの地で、
生活良くなりましたか?
出陣式での演説内容(2日)
選挙実施への批判 3分
アベノミクス批判 3分半
集団的自衛権問題 2分半
地元の声を聞くこと 2分
御礼・その他 2分
アベノミクスと集団的自衛権の問題を中心に安倍政権を強く批判したが、
原発再稼働問題に触れることはなかった。
Q:市民の方々は何に関心がありますか?
大串博志候補 民主党:
「アベノミクスで本当に生活が良くなっているのか?」ということに関しては
「いや違う」ということをみなさんおっしゃっているんで、
声が、これからもそういうことに関して大いに疑問を持っていらしゃると思います。

御厨さとみ候補 共産党:
私はここ佐賀県から原発ゼロの日本を目指します。
街頭での演説内容(2日)
アベノミクス批判 1分
非正規雇用問題 1分
高齢者の社会保障 30秒
消費税増税反対 30秒
原発ゼロ 30秒
取材班の前で唯一再稼動問題に触れたのは共産党の御厨候補。
しかしその順番は5番目で、時間はわずか30秒だった。
原発再稼働が注目される選挙区で、なぜ候補者たちはこの問題を大きくアピールしないのか?

実は再稼動問題について自民民主はどちらも、いわば条件を満たせば道を開くという公約を掲げている。

地元の世論調査でいずれも47%が再稼働に反対する中、
自民民主の両候補者にとっては、再稼動問題は触れにくい争点となっているのだ。

自民党支持者
一市民として子供のことを考えると、その辺は(再稼動は)慎重にしていただきたいというふうに思います。

民主党支持者
できれば再稼動は反対です。
また、世論調査からは別の一面も見えてくる。

再稼動に賛成という人が大幅に増えてきているのだ。
根強い再稼働反対の声
急増する賛成派 なぜ?
玄海原発から20km圏内に位置する唐津市の商店街でその理由の一端が見えた。
Q:一番大事な争点はなんですか?
生花店:えー?経済よね。
Q:どうですか?商売は。

生花店:
商売も唐津はね不景気よ。全然。
都会は(景気が)上がった上がったと言いよるけどさ、

海産物店:
やっぱり唐津は大きな産業がないからね、
やっぱり原発が動かないといけないのかもしれませんね。
Q:そうですか?
海産物店:そういうのもちょっと感じる。お金が回らない。
Q:そうですか、
海産物店:はい。
唐津は原発関連の事業者や公務員などが多く、「全体に消費が落ちている」と地元の商工会幹部は話す。
創業130年のこの蒲鉾店では、さらに電気料金の値上がりと消費税増税で三重苦の状態だという。

ふじ川蒲鉾 藤川節子さん:
(原発に)不安はありますけれども、こういう商売している人にとってはやっぱり…ですよね。フフッ。
原発が動くことによって潤うという方もいらっしゃるし、難しいです。
原発停止による地域経済の停滞が陰を落とす、佐賀に。
それでも玄海町の農家青木一さんは「再稼動問題は重要な争点だ」と話す。
青木さん:
原発のありがたさということを、こうなんか、
勘違いしたありがたさを(人々は)持ってあるとなかとじゃないですか。
とにかく(候補者たちには)声を上げてもらわんといかんですね。
福島の事故から3年9ヶ月。
有権者は原発問題をどう判断するのだろうか?
膳場貴子:
各党の原発に関する公約をこちらにまとめました。

まず自民党は
安全性の確保を大前提としたうえで、重要なベースロード電源と位置づけ、活用するとしています。
一方民主党は原発の再稼動について、
責任ある避難計画がなければ再稼動すべきでないとしています。
そして他の各党もこのように原発に関しては公約で触れていますが、
目の前の再稼動を認めない姿勢を明確にしているのは、
共産、生活、社民、改革の4党です。
岸井さん、VTRにあった玄海原発の地元ですけれども、
候補によっては原発、そして再稼働の姿勢を前面に出していない。
ちょっと意外に感じました。
岸井成格:
そうですね。
この原発問題というのは全国の原発がある自治体では、
なかなか再稼動を含めて大きな争点になっていないんですよね。
例えば先週安倍総理が新潟の柏崎市で演説したんですけれども、
その際も原発については全く触れてないです。
で、民主党も、今お話があったように
自民党との違いがなかなか、詰めると分かり難いところがあるんですよね。
膳場貴子:
ただ玄海原発は九州では川内原発の次に再稼動に進むとみられている、
まさにその問題に直面しているわけですよね。
岸井成格:
と思います。
ですからね、地元経済が今ありましたように低迷が続いているので、
「再稼動で景気が良くなるんじゃないか」という期待もあるんでしょうね。
それから与野党の幹部から言いますと、
「原発っていうのは地元では全く票にならない」という声も聞くんですよ。
しかしこれは、国の将来を、決定を左右する大きな論点だということを、ぜひ忘れないで欲しいなと思います。
「間違った選択すれば戦争」…宝田明氏の発言にNHK大慌て
日刊ゲンダイ 2014年12月8日
発言、ごもっとも(右はNHK山本アナ)/(C)日刊ゲンダイ
故・菅原文太氏に続き、芸能界の大物がまた「反安倍」の狼煙を上げた――と話題になっている。東宝を代表する二枚目スターとして活躍し、12年に文化庁芸術祭大衆芸能部門大賞を受賞した俳優の宝田明氏(80)だ。
宝田氏は3日夕方に放送されたNHKの「ゆうどき」に生出演。幼少時代に旧満州でソ連侵攻を体験し、命からがら引き揚げてきた悲惨な過去を振り返りつつ、「人間の起こす最も大きな罪は戦争」「戦争を起こしてはいけないというメッセージを発信し続けたい」と戦争反対を主張。その上で、噛み締めるように「無辜の民が無残に殺されることがあってはいけない。間違った選択をしないよう、国民は選挙を通じて、そうでない方向の人を選ぶ(べき)……」と訴えたのである。
宝田氏が集団的自衛権行使容認にヒタ走る安倍政権を念頭に発言したのは明らかで、NHK番組で「反安倍」を“公言”したのも同然。放送後、ネット上では「よくぞ言ってくれた」「男気を感じる」と拍手喝采だ。
逆に非難囂々なのは、NHKの山本哲也アナウンサー。宝田発言を慌てた様子で「各自、それぞれが思うことがあるでしょう。いろいろな考え方もありますから……」などと遮ったからで、「戦争肯定派か」と物議を醸している。
山本アナは安倍首相の地元の山口県出身。「おらが町の首相」の心情をおもんぱかったかどうかは分からないが、戦争反対を訴え、そのために選挙で有権者は正しい選択をしよう――と「正論」を唱えることが、それほどいけないのか。元NHK政治部記者の川崎泰資氏もこう嘆く。
「悲しいことだが、安倍政権のメディア介入の“効果”が表れているのでしょう。局内で政権批判自粛のムードが蔓延しているのだと思う。例えば、沖縄の仲井真知事が退任直前に(知事選で争点になった)辺野古の工法変更を承認したニュースの扱いを見てもそう思います。本来は民意を裏切る行為であり、トップニュースで扱うべきなのにNHKはマトモに取り上げていない。由々しき事態です」
このまま自民大勝なら「皆様のNHK」が「安倍政権のNHK」になる。断固阻止しないとダメだ。
「ゆうどき」2014年12月3日(水)の放送
人生ドラマチック「俳優 宝田明さん80歳」
故・菅原文太さんに続き、声をあげる俳優・宝田明(80)さん、
タレント・大橋巨泉(80)さんの覚悟と決意
より、一部抜粋
途中から見たのだが、宝田さんは「私は80年の人生と、そこでの体験から、二度と戦争は起こしてはならないと考えています。」と仰っていた。
初代ゴジラの主演を務めた宝田さんは、ゴジラに関して、「戦争によって、核兵器によって無辜(むこ)の民の命が犠牲になった。人間が起こした核戦争、核開発によって世界が小さくなってしまった。その後、核開発に力を貸した原子力物理学者たちが、『もし核を使用すれば世界が滅亡する』と発表して、7人委員会がつくられた。
しかし3・11事故で、日本で再び核の放射能汚染がひろがる辞退となった。命の大切さ、命がおろそかにされてしまうような事態が、戦後70年もたっているのに、いまだに続いている。」と語った。
また「戦争のこと、日本で派生してきた時代、明治、大正、昭和の歴史を研究して、どうやって戦争に入ったのか、是々非々でもいいから、若い人にもっと知ってもらう必要がある。」とも述べる。
そして、「無辜の民が犠牲となる無残な戦争を、一握りの人間にもてあそばれてやることはあってはならない。間違った戦争を繰り返してはならないと思います。最近、ややもすると、キナ臭い動きが国内にも、周辺国にもあります。戦争を助長することも、加担するような動きもしてはいけないと思います。」として「日本が間違った道を選択しないように、選挙で、戦争をしようとする人ではなく、そうではない人を選ぶことが大事です」と選挙にも踏み込んだときだった。
すかさず、聞き手のNHKキャスターの山本哲也氏が、あわてたように「各自、それぞれが思うことがあるでしようし、いろいろな考え方もありますから……」と宝田さんの話しを否定するようにして割って入った。
しかし、宝田さんは、それでも再び、「声を大にして言いたい。戦争をおこしてはいけないというメッセージを発信し続けていきたい。」と力を込めて述べた。
メールで教えていただいた情報 Mさん
夕方帰宅して何気なくTVをつけたら、宝田明さんがGODZILLAの話をしていました。
「ゴジラはただの怪獣ではなくて、GOD、神からの警告なんです。核兵器への。アインシュタインや湯川秀樹が物理学者として委員会も作りましたよね。」
「長年、子どもたちと『葉っぱのフレディー 小さないのちの旅』というミュージカルを続けていますが、子どもたちにいのちを考えてほしいんです。」
「明治、大正、昭和と軍国主義への流れを、教科書でしっかり学ばなければなりません。」
「いま日本では震災、原発とか放射能で、子どもたちがですね、こういうことを選挙でしっかりかえていかないと・・」
突然アナウンサーが「まあいろいろ考えはありますから」とさえぎってしまいました。
2009年NHKで宝田明さんが戦争体験を語っている動画がありました。
その部分を文字起こししました。
[わたしの戦争体験]
俳優 宝田明・戦争体験
放送日 2009-03-29
2009年に「わたしの戦争体験」と題して著名人の戦争体験を放送しました。その番組を公開いたします。
この回は、旧満州でソ連侵攻を体験し、苦労して日本に引き揚げてきた俳優の「宝田明」さんです。
東宝の看板映画俳優として、またテレビでも活躍してきた宝田明さんは、旧満州今の中国東北部での過酷な体験を潜り抜けて日本に引き揚げてきました。宝田さんは、父親が南満州鉄道で働いていたことで、2歳からハルビンに住み、そこで昭和20年8月の終戦を迎えましたが、満州に侵攻したソビエト軍は、8月20日ころハルビンを占領、宝田さんの家にもソビエト兵が押し入って略奪を受け、宝田さん自身、ソビエト兵の銃撃を受け大けがをしました。
ナレーション:
私たち日本人が体験した戦争。
今も忘れることができない記憶があります。

宝田明:
戦争の実体験、証言をしていらっしゃる方。
そしてこれは虚構の話じゃなくて、人間の長い歴史から見ればたかが半ページ先のことでもない。
同じページに書かれているぐらいのことなんです。
それを60何年前のことをいうと「なんだ、古いことを言って」と一笑に付されてしまうのが、
僕はとっても嫌です。
ナレーション:
俳優宝田明さん。
旧満州、現在の中国東北地方にいた宝田さんは終戦後数々の困難に遭遇し、やっとの帰国を果たしました。
宝田明さんは昭和9年、当時日本の植民地であった朝鮮半島に生まれました。

2歳の時、南満州鉄道で働くようになった父と共にハルビンに移り、そこで育ちます。
終戦の6日前、昭和20年8月9日、ソ連軍は日ソ中立条約を一方的に破棄し、満州に侵攻します。
この時満州を守るべき関東軍の主力はすでに南方の戦場へと移動していました。
ソ連軍がハルビンを占拠したのは、8月20日前後と言われています。
ソ連軍による摂取や、一部の兵士による略奪や暴行が始まりました。
宝田:
ソ連軍がいつ入ってくるかわからないから、玄関に大きなこんな太い木で閂(かんぬき)を作ってですね、
それで2階3階には缶からを二つ三つ付けて、神社の鈴みたいに。
それがカランカランと鳴って、窓から顔を出して、
「あ、ここに住んでいる家族のものだ」と思うと、閂を開けてそれで入れるんですけど。
どうしてかね、夜つかつかっと私のところに、食事をしていましたら、
ソ連の兵隊が靴のままドッと入ってくるんです。
「あら?誰がどうして開けたんだろう?」と、いうことで、
しかし我々も微動だにせず、もう何されるかわかりませんから。
時計をだーって(腕にたくさん)しているのでね、
もう既に何処かの社宅に入ってぶんどってきたんですね。
だから袋に、こんな大きなのに電気コンロが入っていたりしているんですけど。
もちろん私のところもそういった、彼らが見たこともないだろう家庭用品や化粧品等等。
それでちょっと別室でしばらくいましたけれど、
まぁ、何をされたのかね。
母には、もう亡くなりましたけれど、死ぬまで「あの時どうされたの?」っていうことは、
残念ながらそれは聞くことができずじまいでした。
ナレーション:
宝田さんは兄弟とともにソ連軍に駆り出され、石炭を運搬する労働を命じられました。
ある日のこと、兄が働きに行ったまま戻ってきません。
軍人と間違われられ、シベリア行きの列車に乗せられたのではないか。
宝田さんは兄を探すため列車へと近づきます。
宝田:
見張りをしていたソ連の兵隊にダダダダーッと撃たれましてね、
うちへ帰ってきたら血だらけになっている。
痛いも痒いもないんですよ、ただ生温かくて、血で濡れているんですよ。
それでま、とにかくオキシフルをどんどんかけるしかない。
あるいは赤チンをつけるぐらいで。
ところがですね、翌日から、実は腐ってきましてね。

すごく化膿が激しいんです。
で、昔軍医さんだっていう方が、麻酔も何もせずに裁ちバサミで突き刺して、
ザクッザクッて肉を切ってですね、そしたら膿がバーーーッて出たんですよ。
出てですね、それで裁ちバサミでこうつまんだら、弾頭っていうか、弾が出てきたんですよ。
鉛の弾だったんです。
それは「人間に入ったらすぐに腐る」ということで禁止されていた弾なんですけれども、
ま、それだったんですね。
ですからすぐに腐ってきちゃったっていうことで、
結局縫うこともできず、ただそのままにしていたらずーっとこうなって(くっついて)きて、
ですから未だにちょっとペコペコしているんですが、
まともに入っていたらおそらく死んでいたかもしれません。
ナレーション:
ようやく日本へと引き揚げることができたのは終戦の翌年でした。
大陸生まれの宝田さんにとって、初めて踏む祖国の土でした。
大荷物を抱えて大阪までたどり着き、
親戚の家へと向かう電車に乗った宝田さん一家に、思わぬ罵声が浴びせられます。
宝田:
電車が混んでましてね、ダダダダーッと中に押し込まれて、
それで「こんなに混んでるのか」と、ガタガタ揺られたので、
「なんや」俺初めてあんな大阪弁聞いた、
「なんやな!荷物降ろさんかい!」
「あれ、俺どこの国に来ちゃったんだろう?」と、「今なんて言ったんだろう?」
「なんやお前、降ろさんか!」ってこう。
いまだにこの言葉は忘れられない。
ムカムカきてね、もう12歳、小学校6年っていったらね、
なに、このやろう俺はソ連の兵隊に玉食らっているんだぞ、
お前らみたいなもの何このクソッタレと思っちゃうわけです。
「引揚者で荷物がないと帰れませーん!」って怒鳴ったの、電車の中で。
そしたら、シーンとしたんですよ。
そして駅を降りて、電車はタカタカタカッと田んぼ道をずっと。
で行ったあと踏切を渡って目指す方向にいくんでしょうな、父の後を我々は付いているわけですから。
それでもう、むしゃくしゃむしゃくしゃしているところへ、
フッと見たら向こうに果物屋さんと野菜屋さんみたいなのがあったんですよ。
そしたらなんかこんなね、黄色く赤い果物があって
「あれは満州で見たことがないな、なんなんだろうな、なんなんだろうな、美味しそうだな、どんな味がするんだろうな」
と思いながらこうやってこう見て、フッとまた歩いて行ったら、後ろから、
「ちょっと、お待ちなさい」とか言われてね。
そしたら白い割烹着を着たおばさんがね、
そういえば果物屋の中にいた人だなって思ったら、
「どこから帰ってきはりました?」って言いながら僕の飯ごうの中に柿を4つポンと入れて、
大きい柿なんですよ。
4つポンと入れてくれてね。
もうそれで、それまでの満州終戦からの、引き揚げの時からの船でのこと、今電車の中で受けた嫌な言葉、
全部かき消してくれる、その「どこから帰ってきはりました」と、入れてくれたんですよ。
よほど俺が物欲しそうに見て行ったんでしょうかな。
もう私入れてもらった飯ごうを落っこどして、ワーワー、ワーワー泣きました。
ナレーション:
12歳までの多感な少年時代を過ごしたハルビン。
そこは終戦直後の辛い記憶が刻まれた故郷です。
![]() 【楽天ブックスならいつでも送料無料】平和と命こそ 憲法九条は世界の宝だ[ 日野原重明 宝田明 澤地久枝] |
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
私たちは次の世代に、どんな明日を、どんな未来を手渡すのかー医師・俳優・作家として活躍する三人が憲法九条への思いを綴る。
【目次】(「BOOK」データベースより)
明日の世代のためにー今私が願っていること(澤地久枝)(一人の存在として声を上げる/密約/原発事故は人災 ほか)/憲法九条は世界の宝(宝田明)(「九条の会」とのご縁/ミュージカル『葉っぱのフレディーいのちの旅』/ハルビンの少年時代 ほか)/勇気をもって「ノー」と言おうー真の愛とゆるしのために(日野原重明)(戦争は人間を鬼に/尊敬する医師に学ぶ/「いのちの授業」 ほか)
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
日野原重明(ヒノハラシゲアキ)
1911年生まれ。聖路加国際メディカルセンター理事長、聖路加国際大学名誉理事長
宝田明(タカラダアキラ)
1934年生まれ。俳優として舞台・映画・テレビで幅広く活動
澤地久枝(サワチヒサエ)
1930年生まれ。ノンフィクション作家。「九条の会」呼びかけ人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
検察庁-郡山支部私文書偽造の告訴に「不起訴」の決定
原告は、検察審査会に再審請求を申し立て
2014年12月2日金曜日 郡山記者クラブ
UPLAN
鮫川・汚染問題を考える会
検察への意見書
告訴人Hさん
坂本博之弁護士
不起訴について
http://youtu.be/PiEt1Wh_nJo?t=1m9s

Hさん
「不起訴」ということで、なんで不起訴なのかな?と、理解できないことがいっぱいで。
なんか、言っていることを素直に聞き取っていただけないみたいな、
こう、上に登るような、なんか、曇り空にいるような、今はそんなふうな気持ちでいます。
最初の取調べとか、何回かやっていると、だんだんに、聞かれることが、
1回目、2回目と項目が変わってくるんですよね。
最初に行った時には、「電話で了承した」とかなんとかって言っていたのが、
これは見せかけ論だという話になってきて、「それを立証しないとだめだ」と、そういうことを言っていて、
今度2回目には
「あなたはこの焼却炉問題に対して『反対』ということを誰かに伝えていましたか?」と、
そういうふうに問題提起が変わっていくわけですよ。
そういうところも「不思議だな」と思って、
問題をすり替えられていったような感じで、
2回目に行くと、
「最初の時は『あなたは証明しなさい』なんていうことを一切検察の方は言っていません」と、
そういうふうな形で言われて、問題を常に蹴られるような感じに、
私としては、いいように、言葉巧みに、うまく退けられたというような感じがしてなりません。
以上です。
司会:
今のお話を聞いて、
ちょっとびっくりするような状況にどんどんどんどん話が変わっていったということが、
皆さんも感じられたと思うんですけれども、
弁護人の坂本弁護士の方から、この一連の流れの状況のお話をいただきます。

坂本弁護士:
まず、今回の告訴はどういう告訴だったのか?ということを申し上げますと、
平成24年5月、約2年半ぐらい前ですけれども、
皆さんご存知の通り、鮫川村に指定廃棄物を焼却するための仮設焼却炉を作るという計画が持ち上がりました。
これは環境省の事業であります。
その仮設焼却炉を作る予定の土地というのは、牧草地、つまり農地でありまして、
しかも、18名の共有名義になっている土地だということです。
で、告訴人のHさんはその18名の共有名義者の一人です。
基本的に「共有地である農地を農地でないものにして利用する」という場合には、
「地権者全員の同意」というものが必要になります。
そこで、この計画を環境省とともに進めていた鮫川村としては、
「地権者全員の同意書」というのをまず取る必要がある。
18名の中には同意する可能性のない者もいるし、
前回の記者会見の時にも申しましたけれども、
地権者の中に、既に死亡している人も4人ほどおります。
それで、Hさんの件については、
Hさんに事前の連絡もなく、勝手にHという名前を使って、
全く本人の合意ではないハンコを使って同意書が偽造されてしまった。
それを今回は「有印私文書偽造行使」ということで刑事告訴をしたということであります。
それで、今回検察庁、検察庁は福島地検白河支部というところです。
白河支部というところは常勤の検事がいないんですね。
で、郡山支部の検事が白河支部の検事を兼ねるという形になっています。
だから実際に取り調べをやるのは郡山支部の検事なんですけれども、
文書の中では福島地検白河支部所属の検事という名目で取り調べをやっている。
で、今回の結論を出したということです。
今回の告訴に対して、「不起訴」という決定が11月4日付をもって私の事務所に送られてきました。
それからHさんご本人のところにも送られてきたようです。
この文書が送られて来る数日前に検察庁の担当の検事から私の事務所に電話がありまして、
「不起訴にすることに決めました」ということだったんですね。
私はそれで、「不起訴なんですか?起訴猶予なんですか?」と聞きました。
要するに、検察官が被疑者を裁判所に起訴しない場合というのは、
「不起訴」というのと「起訴猶予」というのの二種類あるんですよね。
「起訴猶予」というのは「犯罪が成立する可能性は高いけれど、今回だけは勘弁してやる」というので、
「不起訴」というのは、「明らかに犯罪にならない」とか、
「犯罪を立証するための、有罪を立証するための証拠がない」と
「証拠が不足している」という場合の判断になります。
で、今回の処分は「起訴猶予」ではなくて「不起訴」だというふうに言いました。
「なんで不起訴なのか?」ということを問いましたところ、
「偽造した人の有罪を証明する明確な証拠がないからだ」というふうに検察が言っていました。
「有罪を立証するための具体的な証拠がないというのは一体どういうことなのか?」
いま、Hさんご本人の話の中にもありましたけれども、
「偽造がされた平成24年5月頃にHさんが仮設焼却場の建設に反対していた、賛成していなかったことを裏付ける明確な証拠がない」というのが検察官の話だったんです。
私の見解ですけれども、検察官としては、
実際に偽造をしたのは、ある地権者の一人の奥さんが偽造したと。
その奥さん自体は「Hさんは同意しているから」と言われて、
偽造、偽造というか、「Hさんの名前で署名をした」と。
鮫川村内のある人物が、Hさんからの電話で同意をしたということを話で聞いたと、
それがHさんが同意をしたと決めたという根拠のようなんですけれども、
検察官としてはHさんが明確に反対をしていた、あるいは同意をしていなかったという、
それを明確に裏付ける証拠が欲しかった、ということなんですけれども、
逆に言えば、Hさんから「同意をした」ということを電話で聞いた。
その人物の供述が果たして信用性のあるものなのかどうか?ということを、
いろんな角度から検討すれば、おそらく
「その供述がおかしい」ということは裏付けを取ることができたと私は思うんです。
それからHさん自身は、平成24年5月当時というのは、
反対しているというよりはむしろ、仮設焼却炉が作られるという話そのものも知らなかった。
そういう認識すらなかったというのが真実のようであります。
そうであるとすると、その後のHさんの行動。
つまり、仮設焼却炉の工事が実際に始まって以降、村に対して情報公開請求を行ったり、
色々と反対をする行動を積極的に始めたんですね。
そういった事後の行動を見れば、
その当時、平成24年5月当時、文書の偽造がされた当時に賛成していたのか、同意していたのか、
あるいは否定していなかったのかどうか、
その辺のことっていうのは、その後のHさんの行動を見れば明らかに推定できるはずなんですね。
検察官としては、その辺の、実際に偽造したという人、
あるいはその周辺にいた人の捜査を行うにあたって、手を抜いたんではないか?
あるいは、手加減、さじ加減を緩めてやったんではないか、そういう疑いが濃厚です。
ある検察官が、
「検察庁というのは被害者とともに泣く検察庁を目指している」ということを言っていましたけれども、
今回のケースを見ると
「検察庁というのは加害者とともに笑う検察庁である」と言っても過言ではないと思います。
今回の事件というのは、
環境省が進める指定廃棄物の処理に大きく関係する事件です。
指定廃棄物というのは、東京電力福島原発事故の後処理に関する問題です。
皆さんもご存知だと思いますけれども、原発というのは国策で進められている事業であります。
したがって、原発の後始末というのも国策で進めていかなければならないケースである。
こういったケースを前にして、検察官検察庁、
ま、裁判所も恐らくそうなる可能性が高いかなという気がしますけれども、
検察官や検察庁というのは非常に腰の引けた対応をしている。
こんなことでは法治国家としての日本を守ることはできないだろう。
なんのための検察庁なのか?
なんのための法務省なのか?
まさにこの事件というのは検察庁の存在意義が問われているという事件であります。
そして、検察庁、検察官は自ら
「検察庁の存在意義がない」
「日本の検察庁はだらしない」
「日本の検察庁はバカばかり」
ということを自ら身をもって証明したことになる、と言っても過言ではないと思っております。
それで、今回の不起訴決定に対しては、当然Hさんとしては納得できることではありませんので、
検察審査会に対して不服の申し立てというのをしております。
皆さんのお手元の記者会見資料の4ページ以降に、この審査申立書を載せてありますので、
ご覧になっていただければと思います。
検察審査会では、事実を精査して不起訴不相応という結論を是非出していただきたいと思っています。
15:57

司会:
ありがとうございました。
何度もなんども伺っていかないと、
どういう状況に今鮫川の問題がなっているのか?というのを忘れてしまいそうな状況でありますけれども、
こうしてまた改めて伺うと、
「あ、そういうことだったんだ」というのが一つ一つまた頭の中で整理されてきていると思います。
今回のこの不起訴について、鮫川汚染問題を考える会の郡山市の蛇石郁子市議会議員から
不起訴についてのお話を伺いたいと思います。
16:35

蛇石郁子さん:
午前中は議会の方で鮫川村の方には行けなかったんですけれども、
ずっとこの問題に取り組まさせていただいております。
さきほどからHさんと坂本弁護士の方からご説明があったように、
本当にこの問題って、有り得ない事だと思うんですね。
郡山市でこういうことが起きたら、もっともっと大きな問題になるはずなんですけれども、
ちょっと郡山から離れているということもあって、
なかなか…、鮫川では問題になっても、郡山市とか福島県全体のなかでは、
その時だけ、記者会見をした時だけちょっと問題になるけれども、
本当に県民全体に行き渡っているかな?っていうのは、私は前々から心配しております。
坂本弁護士がおっしゃったように、
やはりこれは法治国家である日本で起きていることなのかどうか?って、
とても不信感が募ってきますよね。
「一人の人間の権利が侵されているっていうことはとても重大だ」と思うんです。
ご自分が全く意図していないにもかかわらず、勝手に自分の名前が使われて、
それが文書として有効なことになっていて、
なおかつ、それでもって国が進めている仮設焼却場の方が進んでいくという、その過程ですね。
その過程に入る前にきちんと対処されていない個人の人権が侵されているというのは
無視することができないというふうに私は思っております。
控訴をしていくというのは本当にその通りだと思っておりますので、
これからもHさんのことを、ずっと支援していきたいと思っております。
真実は一つしかないわけですから、やはりそこに光を当てて、
同じようなことが二度と起こらないようにしていくというのは、とても大事なことだなと思っております。
司会:本当に、「真実は一つ」という重い言葉が聞かれたと思います。
http://youtu.be/PiEt1Wh_nJo?t=19m40s

和田央子さん:
私は焼却炉から2kmぐらいのところに住んでおりまして、
Hさんと大体同じ距離におりますけれども、鮫川村民ではなく塙町の住民ということで、
一連の手続きから一切排除されています。
爆発事故があった時も一遍の通報もありませんでした。
今回の不起訴を受けて、本当に失望を禁じ得ないというか、
本当に司法が死んでいるなと思います。
もう誰の目から見ても、これは世論を見ても、インターネットを見ても、
「誰の目から見ても明らかな犯罪である」ということで、
限りなく黒に近い状況であるにもかかわらず、平然と不起訴にされるという現状に、深い失望を覚えています。
それから地権者に対する重大な、村、そして関係者らの背信行為があったことについて、
今日は役場前で抗議行動を行ってまいりました。
村長を始め地権者等のHさんに対する、私たちゴミ焼却炉に住民たちに対する重大な背信行為について、
厳しく責任を問うと、村長と関係者らは非を求めて謝罪をして欲しい。
そしてこの事業を直ちに停止して欲しい。ということを強く求めてまいりました。
それから私は毎日環境省のホームページにて、稼働状況のデータをチェックしておりますけれども
また新たに、その稼働においても重大なデータがわかりました。
当初、この「焼却対象の稲わらは4500ベクレルである」というふうに公表されていましたけれども、
本稼働直前に日立造成によって、再精査がなされまして、
その時に「3万4000ベクレルでした」という発表がなされました。
そして量も大幅に違って、もっとずっと多かったんです。
ところがこの10月半ばから突如5万ベクレルのものが燃やされ出して、
毎日毎日データが更新されると、6万ベクレル、7万ベクレル、どんどん濃度が高くなって、
しまいには8万1000ベクレルというものが燃やされたんです。
その後もずっと6万ベクレル程度で毎日推移しております。
こういったデータのデタラメ状態を見ると、
今、国、行政が発表している安心安全とされている測定値というものが、
「環境測定のみならず、食品においても本当に信用できるのか」というふうに強い疑問が湧いています。
そういったことも含めて、この問題を広く皆さんに知っていただいて、
問題を明らかにしていきたいというふうに思っております。
環境省 福島県鮫川村における実証事業
12月1日「仮設焼却炉の運転データ 平成26年11月」

↑

http://youtu.be/PiEt1Wh_nJo?t=23m59s
青木:
今和田さんの方で話された、8万ベクレルっていうのは、
こういう数字は8000だとか、数字が飛び交っているので、
もう一回お話を整理しておくとですね、
現在でも「原子炉等規制法」で、クリアランスレベルは100(ベクレル/kg)なんです。
それで100以上の放射性物質は、原子炉だとか、医療施設、あるいは研究施設、
そういうところから排出される放射性物質は
100ベクレル以上はドラム缶に保管をして、数百年保管管理しなければならないというものです。
これの800倍ですよ、8万ということは。
800倍の放射性物質を焼却するという。
これは世界で何処もやっていないことです。
現実的にこういうことをやっていった時に、本当に安全なのかどうか?ということは、
問われることになってきます。
そのために彼らが、環境省が、
指定廃棄物8000ベクレル以上は環境省が処理をするという、
指定廃棄物を焼却するの当たって、
「安全性を確認する」っていうのがこの鮫川の実証試験場の役割だったの。
ただ、ある程度物事をわかっている人は、どこでもこれは反対しますよね。
一方では何故、100ベクレルのものをドラム缶に入れて、何百年も保管するということをやっているのか?
なんで焼却した時に大気放出されないのか?
その安全性は確保しているのか?
そういう話になりますよね。
だからどこも反対していたわけです。
どこも反対していたところが、鮫川の村長さんたちが手を上げてですね、これに乗り込んでいる。
先ほど坂本さんのお話にもあったように、
これは隠されてずーっと進められています。

皆さんにお渡ししたのが、この同意書の原本のコピーです。


で、下の方にHさんの名前が書いてあります。
印鑑も押してあります。
このHさんの名前が書いてあるのが、今回の被疑者の配偶者が書いたものです。
Hさんの自体ではなく、なんとなく女性の字っぽいですよね。
これが今回問題になったやつなんです。
この同意書で、彼らの言い分は、
偽造の犯罪に対して逃れうる唯一の言い分なんです。
「Hさん本人から同意をとった」という。
それは先程言ったように、様々な状況から言って、
で、検察官がHさんに尋ねたのは、
「あの当時Hさんは、この焼却炉建設に反対していたのかどうか?」という
反対していたとしたら、あるいは反対を具体的に表明していたとしたら、
そういう人が同意するはずがないので、これはおかしくなるね、というストーリーだったんです。
だけど、先ほどお話を皆さんお聞きしたと思うんですけど、
この当時は、焼却炉を建設するっていうことすら明らかになっていなかったんです。
反対するにもしようがないわけです。
そういうおバカな話を検察官が聞いているわけです。
よっぽどどうかしていますよ。
私たちは、「どうせ警察とか検察だとかは行政よりだろう」とは思っておりますけれども、
やはり弁護士さんがお話になったようにですね、
社会の一定の秩序を保っていくために、
法律に基づいて犯罪行為があるかどうかをちゃんと摘発するっていうのが、検察の役割です。
その役割に期待して告訴を、今回Hさんもやられたし、我々もHさんを応援したわけです。
事情をお話ししますと、先ほど言ったように、
今は8万もの汚染物を焼却しているというとんでもない話に対して、Hさんは反対されていた。
だけどこれを反対していくために、どの手立てが一番有効かといったときに、
これだけ分かりやすい証拠が残っているわけです。
だから偽造問題から手をつけよう。
それで告訴したんです。
それがずっと、これを起訴するかしないかということで、延々先延ばしにされて、
今年の11月に「起訴しません」という。
みなさん、自分が一人の市民の立場に立って何かおかしなことがされるというと時に、
これをストップする手立てを考えて、裁判に訴えるという、
今実際に訴えていますけれども、
裁判に訴えるというのは時間もかかりますしお金もかかります。
それよりもこんな犯罪行為があるんだったら、この犯罪行為をきちっと摘発して、
マスメディアもちゃんと書いてくれればですね、
それでこういう世界で初めてというようなひどい汚染廃棄物の焼却というのは止められるんじゃないかとかんがるのは普通です。
これがどんなにひどいのかというのを考えましたけれども、
例えば今事務所に座っている彼女に僕が例えば「2万円を貸してください」
僕は返します。
ただ僕はお金を貸している人間がいるので、それはHさんっていうんです。
Hさんにこの証明書を渡せば、あなたはお金を貰えますから。
あなたからお金をもらう、また別の人間からもお金をもらう。
これは私文書偽造ですね。
「Hさんのところに行けばお金がもらえる」
そうしたら、こんどはあなたがHさんのところに行ったら「そんな覚えはない」と言われて、僕を訴える。
僕は訴えられたら、「いや、Hさんから了解を取っていました」と言う。
犯罪行為はいくらでも成立していきますよね。
犯罪行為を野放しにしてもいいというような不起訴じゃないかと思う。
驚くと同時に、「検察をなんとかしないと日本の国家自体が崩れていきますよ」
と言いたいくらいのひどいことです。
http://youtu.be/PiEt1Wh_nJo?t=32m40s
坂本弁護士:
ちょっと追加で申し上げたいと思うんですけれども、
今の話は「有印私文書偽造行使」ということで告発したという話なんですけれども、
それとはまた別に、これはみなさんご存知かと思いますけれども、
郡山市で仮処分手続きということになっていまして、
その仮処分する手続きの中で、「どうもおかしい」と、
「鮫川村がやっていることはおかしいぞ」ということがありまして、
その関係で鮫川村長の大樂勝弘さんを刑事告訴することにしました。

で、中身としては、「不動産侵奪罪(ふどうさんしんだつざい)」という犯罪です。
これは今回の記者会見資料の中には載っていませんけれども、
どういう意味で不動産侵奪罪というのに該当するのかというと、
やはり問題は鮫川村の仮設焼却炉の予定地なんですけれども、
仮設焼却炉予定地の土地というのは、
その仮設焼却炉が建っている部分の他に搬入などに使う道路の部分もあるんですね。
環境省とは賃貸契約が結ばれているかどうか、という点が問題になっているのは、
仮設焼却炉が建っている土地の部分だけなんですね。
道路部分は環境省が賃貸しているわけではありません。
で、この道路部分は、地権者と環境省の中で賃貸者契約が結ばれる。
この賃貸者契約というのは私たちの立場から言えば、これは無効だということになるんですけれども、
その賃貸者契約の締結がなされる以前に鮫川村によって道路の造成がされました。
鮫川村は道路として造成して、その道路を環境省なり日立造成に使わせているわけです。
環境省が現在地権者との間で土地の賃貸者契約を締結する前に
日立造成が土地の賃貸者契約をしているんですけれども、
日立造成が土地賃貸者契約を締結したのは平成25年3月なんですね。
賃貸者契約の日付は25年3月なんだけれども、
契約書によると、平成24年9月からその土地を日立造成が使う。
そういう内容になっているんです。
ところが鮫川村が道路を造成したのが、日立造成が使い始めるよりも前なんです。
しかも今回、仮処分手続きの中で「道路を造成したのは鮫川村だ」ということがはっきりわかったので、
鮫川村に対して道路の部分について地権者と賃貸者契約が結ばれているかどうかということで、
情報開示請求をしました。
そうしたところ、「鮫川村の役場にはそうした契約書はない」ということなんです。
つまり鮫川村は道路を造成するにあたって、
地権者との間で賃貸者契約だとかそういう契約を結ぶことをしていないと、
なんの契約もなくて勝手に道路を作っちゃったと。
しかも道路を作った後も使い続けていると。
これは地権者の同意も得ないで勝手にその道路を使っているに他ならない。
まさにこれは不動産ドロボウと同じことなので、
そこで不動産侵奪罪は成立するだろうということで刑事告訴したことになります。
ちなみに私文書偽造の方は告発で、不動産侵奪罪の方は告訴になっているんですけれども、
告訴と告発の違いというのは、みなさんご存知でしょうか?
それで告訴状を今日午前中に棚倉警察署の方に提出しました。
現時点では棚倉警察署はこの告訴状をまだ受理はしていなくて、
「写しをお預かりします」
「この件を受理するかどうかというのは検討したい」というのが今日の棚倉警察署の回答でした。
記者からの質問
http://youtu.be/PiEt1Wh_nJo?t=38m28s
43:30
青木:
表向きの理由は、最初に「減量化施設」という言い方をしていたように、
放射性物質のカサ、あるいは重さを減らすというのが一応の目的です。
だけど実際に焼却によって減るのか?というと減っていません。
汚染度が高い時には、汚染されていないものを混ぜて焼却をしていますので、
放射能汚染物は逆に増えます。
ほとんどそこを、メディアの方々含めて、
そこはそのまま議論無しに話が広がっています。
だからいったい指定廃棄物の焼却というのはなんのためにやっているのか?
そうすると私たちは、廃棄物問題をずーっと20年来関わってきましたので、
多分、焼却施設を作りたいがためにやっているんだろうと。
なんでか?って言ったら、
瓦礫等の災害廃棄物の予算をたくさん取って、予算を使い切れないのが残っているので、
それを指定廃棄物の焼却施設に、焼却にまるで何か意味があるように思われているわけですけど、
全然意味は無い。
焼却によって増やしているんです。
検察への追加意見書 告訴人H
既に提出している文書に加え、重大事実が分かりましたのでお知らせいたします。
本件は、先の意見書に記載の通り18名の地権者全員の同意書が必要になったことが出発です。
ところが、一方で地権者18名のうち4名がお亡くなりになっていたことが、登記簿謄本からわかりました。
そのため、本件被告訴人らは、なくなっている地権者の持分については、
その所有権が未定になっているにもかかわらず、
自らが地権者であるかのように装い同意書に署名していました。
従って偽造は本件Hの分だけではなく、なくなっている4名についても行われていたと言ってよいでしょう。
このように、本件Hの署名はHから同意を得たという証言が全く信用に値しないことは、
地権者4名の件からも言うことができると思います。以上、ご報告いたします。
なお、亡くなられた地権者の名前は、
本多清さん、森田俊策さん、白石重男さん堀川義信さんの4名です。
ーーー
鮫川村焼却施設「私文書偽造」と爆発の”事象”10/20(文字起こし)
マコ:
さっきの南大隅町の話が今取材している鮫川村の話とすごい似ていて驚きました。
なんか鮫川村も、環境省で高濃度の汚染廃棄物の焼却施設の実験施設、
実験事業が行われているんですけれど、
もう、自治体の長の強引なやり方で進められているんだよね。
で、地権者が18人いるんですけれど、
はじめは反対をみなさん、半分ぐらいしておられたんですけれど、
だんだん時が経つにつれて、
「就職を斡旋してもらった」とかいろいろで、賛成に回っていくんですけど、
ひとりだけ、最後まで地権者の方が本当に反対しておられて、
その方は同意書に同意も署名も書いていないんですけど、
でも全員の同意が取れたという事で、もう施設が強引につくられて、
で、もう稼働しているんですね。
その同意書を地権者の方は
「自分は絶対に書いていないので、開示してくれ」と村役場に言ったんですよ。
その同意書が開示された結果、
「やっぱり自分は書いていないし、ハンコも押していない」ということで、
「全員の同意書が取れていない」という事で
「これは撤回してくれ」って環境省と村役場にも言っているんですけれど、
で、「私文書偽造」と「私文書偽造行使」ということで、
環境省と、村長と、そして当時の行政区長宛てを対象として、警察に今告訴状も提出されています。
それが受理されるかどうか?なんですけれども、
本当に鮫川の焼却施設の作り方がめちゃめちゃ強引だったんだよね。
福島県内の仮設焼却施設等進捗状況 平成26年11月25日現在


鮫川村 村内の農林業系廃棄物、除染廃棄物
川内村 村内の災害廃棄物、片付けごみ
<福島県川内村>
警戒区域の家屋解体や片付けゴミを焼却する施設完成と安倍総理が9月に視察した保育園
(9/17首相官邸動画文字起こし)続きを読む
ourplanet 2014年12月4日
東日本大震災で「トモダチ作戦」に従事したアメリカ海軍の兵士ら239人が、東京電力福島第一原子力発電所事故による被ばくが原因で、健康被害を受けているとして、東京電力を訴えている裁判で、カリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁は10月28日、訴えを退けるよう求めた東電の主張を認めず、米国での訴訟を継続する判断を示した。10月に、同原告団の弁護士と面談をした、「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」の共同代表で、弁護士の呉東正彦さんに裁判の現状を聞いた。
東日本大震災当時、米国海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」に乗船していた兵士は約5000人。韓国に向けて走行していたが、震災が起きたため、東北地方沿岸の海域で被災者の捜索や救援物資の輸送など、約80日間にわたる救援活動を行った。原告らは、「ロナルド・レーガン」が三陸沖に到着した3月12日。1号機の爆発による放出された放射能プルームの直下で、約5時間、甲板作業をしたほか、その後も除染などの作業で、大量の被ばくを受けたと主張している。
原告が訴えている健康症状(抜粋)
作成:11月3日 原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会

ーーー
呉東正彦弁護士 原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会の共同代表

文字起こし部分のYoutube→http://youtu.be/0Ij_8yDUoiE?t=7m7s
白石:
実際に裁判の中で、どういう状況で被曝をしたいたのか?
あるいは実際に、みなさん原告の方は若いようなんですけれども、
どういった健康的な被害などがあるのかというのはきになるところなんですけれども、
呉東:
まず被曝の状況ですけれども、
3月11日に東日本大震災が起こりました。
そして3月12日に、まず福島第一原発の1号炉の爆発が起こったわけですね。
当時、原子力空母レーガンは、本来は韓国へ向かう途中だったんですが、
急遽「三陸沖に行って救援活動を行え」という指令を受けて、
13日の段階で、ちょうど三陸沖に到着しているわけです。

で、その時に、まさに福島原発から流れている放射能プルーム、
放射能の雲の真下に入ってしまった形になるんですね。
その当時の様子は本当に「空母の放射能の警報機も鳴った」と。
しかしそういう状態の中で、しかも空母の乗組員の人たちも吹雪の中で、
放射能で、ちょっとおかしいということを感じながら、
5時間雨風にさらされた状態で
白石:船外活動をされていたと。
呉東:
「甲板作業をさせられた」と言っています。
それだけではなくて、原子力空母というのは海の水を脱塩して飲料水などに使っているんですね。
これも3月15日にやっと脱塩水を飲むこと、取り入れをやめたと言っていますので、
それまでに飲んでしまって体内被曝をしている可能性もあると思います。
白石:
なんとなく私たちは、トモダチ作戦の兵士たちは早い時期に90km圏外に行ってしまって、
むしろ、「早く逃げたのではないか」というイメージもあったんですけれども、
実際には初期の高い線量を浴びて、
やはり、全部海の方に流れていましたので、それをまともに浴びている可能性があるということですね。
その時の例えば、防護の服装とか、ヨウ素剤を服用していたとか、
そういうところはどうだったんでしょうか?

呉東:
ここに写真があるんですが、これは3月の終わり頃にレーガンの甲板上で、
結局汚染された甲板を除染作業している様子なんですね。
よく見ていただくと、この乗組員の方たちが来ている服というのは、放射能の防護服ではないんです。
一般の軍服です。
そういう状態の中で除染作業をやっているわけですから、
まさに放射能を、低レベルではあるけれども浴び続けた状態で、
この危険な作業を行なわされたということになるんですね。
白石:これは、そのまま乗り続けていたということなんですか?
呉東:
そういうことです。
今回入手してきた陳述書の中には、
かなりホットスポットである、換気の出口のところにベットがあった水兵さんがいて、
結局そのホットスポットのところでずっと半年間生活を続けたので、
やはり「癌になってしまった」と。
そういうような報告なんかもあるんです。
ですから、半年間ホットスポットに、
言ってみれば缶詰にされた状態で生活を続けたということになってますね。
白石:
今「癌」という言葉が出ましたけれども、
原告の方というのは20代の方が圧倒的に多いんですけれども、
実際にどういう状態があるのか?というのを、
ざっと主要なものを並べさせていただいたんですけれども、
すでに亡くなっている方がいらっしゃる。

呉東:
二人亡くなっている方が出ています。
一人の方は今年の4月に亡くなったんですが、骨膜肉腫という癌の一種で、
やはりこういうのが20代30代というのはあんまり考えられない
白石:その方はだいたいお幾つぐらいか分かりますか?
呉東:
この方は30代ですね。
それから二人目の方が9月に亡くなっています。
この方は20代で白血病で亡くなっているんです。
でも、その方以外にもたくさんの方が、
本当に20代30代では考えられないような病気になっているわけですね。
例えば、甲状腺癌、乳がん、精巣がん、脳腫瘍、等々で、
そういう癌になっている方もたくさんいますし、
その他にも胃腸の不調だとか、全身が動かなくなったりだとか、
それからやはり生殖関係ですね。
白石:
まとめていただいた中にも、たとえば、
この期間中に妊娠された方のお子さんが、多発性遺伝子異変ということで、
呉東:
アメリカ海軍の中には、若い女性の水兵さんもたくさんいます。
その中で一人の方が被ばくをして、当時妊娠中で10月に出産をしているんですね。
その生まれたお子さんが遺伝性の病気を持って生まれたということで、
この裁判ではお母さんとお子さんが両方原告として訴えているっていうかたちです。
白石:
じゃあ、お子さんが原告になられているというケースがあるんですね。
なるほど。
見た感じお一人一つという病気の感じではなくて、複数持ってらっしゃる。
(上の画像の)**と書かせていただいたのは、一人の症状が並んでいるような状態なんですけれども、
呉東:
本当に一人の症状の中に、甲状腺の異常もあるし、胃腸の異常もあるし、筋肉系の異常もあるし、
それこそ熱が出てきたりとか、様々な異変が出ている。
これがやはり、放射能に被ばくした中での症状の特徴が出ているんじゃないかと思うんですね。
白石:
見た限りかなりいろんなものを重複して体に抱えている状態ですけど、
やはり皆さん、もう軍隊で働き続けられないんでしょうか、それとも今でも働いてらしゃるんですか?
呉東:
原告の方の中で3分の1の方はいまだに現役の方です。
しかしその後に体調を崩されて、そのために除隊をしている。
そういう方たちもたくさんいます。
特に20代で除隊をすると、全然その後の手当もつきませんので、
今、生活状況としても大変な状態になっている方たちが沢山いるわけですね。
白石:
もともとやはり、軍隊にいらっしゃる方々の中には、
たとえば学費を稼ぐとか、いろんな条件の中で軍隊を選んだ方もいらっしゃいますよね。
呉東:
そうですね。
それこそ軍隊である程度勤めた後に大学へ行こうと考えられていた方もいると思うんですが、
被害者の陳述書などを読むと、大学へ行こうと思ったけれど行けなくて、今は病気療養中であると。
しかも今後の補償も全然ない状態で将来的にも不安であると。
ということを訴えられている方も沢山いますね。
白石:
これだけ色々と大変な健康状態を抱えているということなんですけど、
今後裁判の見通しというか、どういう審議というか、
まさにアメリカの裁判が全然わからない私としては、
これからどういうプロセスを踏むのかな?と思うんですけど。
呉東:
これからはいよいよ中身の問題に入っていきます。
ひとつは福島第一原発事故との、それからトモダチ作戦と
これだけ大量に発生している兵士たちの病気との因果関係の立証ということになってくると思いますね。
だからその当時どのぐらいの放射能のレベルだったとか、
レーダーの位置がどうであったかとか、そういう問題です。
もう一つはやはり、法的な水平たちの今大変な病状の立証ということになってくると思うんですね。
今回私たちが言われたことは、
アメリカの裁判所でやることのメリットというのは、万申請だっていうんですよ。
つまり一般の市民の方たちがこの裁判の様子をつぶさについて、
そこで本当に同じ立場になって、被害者の方たちと同じ立場に立って、
「これはどうあるべきか」ということをきちんと考えていく。
そういうシステムですから、陪審制の審議に入ることによって、
きちんとこれが市民的な感覚で裁判されるということが期待できるんじゃないでしょうか。
白石:
なるほど。
今の段階ではお一人お一人の、いわゆる被曝線量の推計みたいなものは、まだされていないという状態ですか?
呉東:
そうですね。
今ちょうど弁護士さんたちは、それぞれ海軍の病院ですとか、
水兵さんたちがかかっている病院に、
それぞれの病状のカルテなどのデータを取り寄せていると言ってはいるんですが、
確かにそれは後の症状としてはあるんですけど、
当時一人一人が線量計をつけてたわけではないんですね。
もちろんレーガンの中には沢山線量計はあるんでしょうけど、
しかしそれが必ずしも全員に行き渡っていたわけではないんですよ。
本当に上の方の士官の方だけだったという話なんですね。
ヨウ素剤も当時ありましたが、
上の方の士官の方は飲んでいたけれど、末端の水兵の方たちには配られなかったと。
白石:
ひどい話ですね、
若い人の方が飲むべきなのに。
呉東:
そういうふうな実態もこの陳述書の中に書かれています。
そういうことの中で、なかなか立証ということは困難を極めると思いますが、
やはり、とにかくそういう事実を積み重ねていくことだと思うんですね。
白石:
実際にですね、今回、まさにロナルドレーガンという原子力空母を軸に
こういう形で日米の間で情報のやり取りができているわけですけれども、
日本全体に対しても非常にインパクトのある内容かなと思うんですけれども、
どういうところに着目されていらっしゃいますか?
呉東:
やはり二つあるんですけど、
一つは、私自身も正確なこの被害の実態を知らなかったわけだけれど、
やはりこのトモダチ作戦に参加した水兵たちの被曝の実態というのは、ある意味で言えば、
「日本中のどこよりも深刻に福島原発の事故の被害を受けた人たちであるという可能性がある」
ということですね。
つまり当時ほとんど風は西から東に、陸から海に吹いていましたから、
このレーガンの水兵たちが一番大量の放射能に被曝している可能性があるわけです。
私自身感じたこととして、彼らはやはり友達として、日本の被害を助けるために行動してくれたわけですよ。
その中で全く予期しない放射能を浴びることになってしまった。
そのことをやはり日本人としてきちんと受け止めなくていいのだろうか、と。
今彼らは、まさに、東京電力だけではなくて、
アメリカ海軍もどちらかといったら、
「これはトモダチ作戦で生じた被害じゃないんだ」と見せたがっている。
日本政府もアメリカ政府の言っていることを鵜呑みにして、
「関係ないんだ」と言っている。
そして東電も「これは関係ないんだ」という、そういうそぶりを見せている。
そうすると本当に見捨てられた状態になっている。
でも彼らは日本の地震の被害を助けようとしてこの作戦に参加した
それに対して私たちがやはり、私たち自身も潜在的な福島原発事故の被害者でもあるわけだけど、
彼らの被害を知ることによって「一緒に連帯していけないだろうか」ということを私は感じました。
白石:
実際には、日本でも色々な症状が出る。
あるいは、甲状腺癌などもお子さんたちに沢山見つかっているなかで、
ただし日本の場合はですね、なかなか声をあげにくいという環境があるものですから、
そういう意味では、この裁判というのは初めて被害そのものに対して訴えているという裁判で、
少しそれの前を行っているというかですね、
もしかすると、似たような症状で手に手をとりあえる関係の人々がたくさんいる可能性もあるということですね。
呉東:
実は今回聞いてきた話なんだけど、
まず、一人の女性の水兵さんから弁護士さんのところに依頼があったらしいんです。
だけれど、その弁護士さんは
「ひょっとしたらこれは沢山同じような被害者があるんじゃないか?」ということで、
基地に行って、そこで多くの水兵さんたちから聞き取りをやったらしいんですね。
そしたら「実は自分もそうなんだ」と。
今まで誰も言ってこなかったけれど、「自分もこんなにひどい被害なんだ」ということで、
続々と名乗りを上げてきたと。
で、しかも「裁判が起こった」という報道があったらまた、
「実は自分もだ」っていう声がどんどん起こってきたと。
だから人為的に組織したというよりは本当にこういう被害があったんだということが、
止むに止まれぬ形で、弁護士さんたちのところに寄せられてきたんですよね。
それだけ本当に深刻な被害の広がりというものもあるし、
まだまだ、この方達だけでない裾野の広がりっていうのがある可能性というのは強いと思います。
原告の訴えている症状(抜粋)
2名が死亡:骨肉腫で死亡(4月) 白血病で死亡(9月)
*←ひとりで抱えている症状
*運転中意識喪失、発熱、体重減で車椅子生活
*股関節異常、脊柱炎、記憶喪失、耳鳴り
*多発性遺伝子異変の子が生まれる
*頭痛、あごに腫瘤、全身麻痺、大腿部異常、みけん異常
*頭痛、疲労、肩甲骨肥大、足に腫瘤
*潰瘍、腹痛、吐き気、体重減少、偏頭痛、胆のう摘出
*偏頭痛、睡眠障害、疲労、記憶障害、耳鳴り、直腸出血
*腹痛、うつ不安、睡眠障害、白血病、甲状腺にのう胞
*脳腫瘍、耳鳴り、疲労、偏頭痛、目眩
*生理不順、子宮出血、偏頭痛
*甲状腺障害(バセドウ病)、作戦中は鼻血
2014年12月7日
(福島14/12/05)
FNNLocal

県北地方の特産品「あんぽ柿」が、首都圏に向けて出荷された。
今シーズンは、生産できる農家も増え、出荷量も増える見込み。
オレンジに輝く「あんぽ柿」。

福島・伊達市にある梁川共選場から、首都圏などに向けて出荷された。
出席者は

「原料柿が、すごくいいものが出たから、加工しても、非常においしいあんぽ柿ができました」、

「来年もまた増えるでしょうから、どんどん増えて、日本中の皆さんに食べてほしいです」と話した。
県北地方のあんぽ柿は、福島第1原発事故で出荷制限が続き、2013年から出荷が再開された。

2013年、あんぽ柿が生産できたのは、23地区だったが、2014年は、61地区に増えた。

2014年も、全てのあんぽ柿を検査して、安全なものだけが出荷される。
JA伊達みらいの安彦慶一組合長は

「(東日本大)震災前の約半分のあんぽ柿が出荷できるということで、大変うれしく思っています」と話した。


2014年のあんぽ柿は、甘みや色も良く、出荷は2015年の2月末まで続く。
ーーー
美味しいのはわかるけど、
放射性物質があんなにたくさんばら撒かれて、半減期が30年とか何万年とかっていう中で、
そんなに簡単に、3年や4年で食べられるようになるわけないじゃん!
<あんぽ柿続報>JA職員が石原環境相に虚偽の報告
「これまでに基準を超えるものは出ていない」~あんぽ柿に含まれるセシウム量~
福島県伊達市のあんぽ柿「100ベクレル以下で出荷」その測定方法
【電子号外】
仲井真知事が工法変更承認 退任4日前
沖縄タイムス 12月5日(金)15時46分配信
名護市辺野古の新基地建設に向けた埋め立て工事の変更申請で、
仲井真弘多知事は5日午後、
「工事用の仮設道路(3本、計2800メートル)の追加」と
「辺野古崎南側の中仕切護岸の追加」の2件を承認した。
仲井真氏の任期は9日までで、退任4日前に、工事の進捗(しんちょく)に影響を与える重要な判断を下した。
11月16日投開票の知事選で、仲井真氏に約10万票の大差で当選した翁長雄志氏は、
繰り返し「沖縄の将来のためにも、10日就任の次期知事に判断を委ねてほしい」と求めてきた。
翁長氏を支持する政党や団体は4日に約2千人で県庁を包囲し、
「知事選で辺野古ノーの民意は示された」と、判断の先送りを訴えた。
反発はさらに強まっている。
変更申請3件の審査を担当する県土木建築部は同日、
審査の終わった2件の結果を文書にまとめ、関係部長や副知事の決裁を得た。
午後2時過ぎから那覇市与儀の知事公舎に集まり、仲井真氏に報告。
最終的に仲井真氏が署名し、承認することを決めた。
残る1件の辺野古ダム周辺の「土砂運搬方法の変更」は、審査が終わっていない。
同時に提出した申請で、一部を先行させるのは県の審査では初めて。
仲井真氏は2010年の知事選で普天間の「県外移設」を訴えて、2度目の当選を果たした。
その後「辺野古移設は事実上不可能」などと実現性を困難視したが、
昨年12月に移設へつながる辺野古沿岸の埋め立てを承認。
先月の知事選に出馬し、落選した。
変更申請については事務手続きの一つととらえ、
「任期中に承認できるものは承認したい」と周囲に伝えていた。
嫌な男↓サイテーな男↓金で辺野古を売った男↓
仲井真弘多

ーーー
菅原文太さんの遺言:
菅原文太「これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!」11/1沖縄(文字起こし)

仲井真知事は、まさに戦争が起こること、起きること、戦争をすることを前提に沖縄を考えていた。
仲井真知事は今、最も危険な政権と手を結んだ。
沖縄の人々を裏切り、公約を反故にして、辺野古を売り渡した。
古い映画だけど、「仁義なき戦い」に、その流れでいうと、
仁義なき戦いの裏切り者の山守、覚えていらっしゃらない方もいるかな?
映画の最後で、「山守さん、弾はまだ残っとるがよ。一発残っとるがよ」というセリフをぶつけた。
その伝でいくと、
「仲井真さん、弾はまだ一発残っとるがよ」
と、ぶつけてやりたい
沖縄の風土も、本土の風土も、海も山も空気も風も、すべて国家のものではありません。
そこに住んでいる人たちのものです。
辺野古もしかり。
勝手に他国へ売り飛ばさないでくれ。
ーーー
命の大切さを思っていて心が温かい人かどうかって、やっぱり顔に現れますよね
ーーー追記


「なんで今解散総選挙するのか、その意味がわからない」
そんなふうにテレビのニュースでよく言っていますが、
いいんです、解散の意味なんかわからなくたって。
この「ベリー クルシメマス」を見ればわかるはず。
1%の国民のための政治とさよならする大きなチャンスがやってきたと私は思っています。
いつも選挙に行かない人たちが、投票所に行くだけで、変わる可能性が大です。
政治家なんてみんな同じ。
本当にいい人なんかいない。
そうかもしれないけど、安倍よりはマシという人はたくさんいるんじゃないかな?
「とりあえず自民以外で」
#とりあえず自民以外で 大物&爆笑ムービー
そして、「さよなら安倍政権」では自分の選挙区で自民党に勝つことができそうな候補者を知ることができます。
さよなら安倍政権 自民党議員100人落選キャンペーン
こんなのを参考にするのもよし!
とりあえず、選挙に行きましょう〜♥
今度の選挙で自民党が多数を占めたら、
「ベリー クルシメマス」が現実になってしまいます。
選挙に行くだけなら、
大きな声を出さなくてもいい。
血も流さなくていい。
公安に捕まる心配もない。
家に届いたハガキを持って期日前投票をその辺でするか、当日ちょこっと選挙に行くだけで
安倍サンタを袋ごと消すことができるのです!
私たちひとりひとりは小さいけれど、
数が集まれば大きく変えることができると、信じています。
東松島市の小中学校で地元産カキを使った給食が3年ぶりに復活
(宮城14/12/04)
FNNLocal

宮城・東松島市の小中学校で、東日本大震災後途絶えていた、地元産のカキを使った給食が3年ぶりに復活し、
子どもたちがふるさとの旬の味を堪能した。

東松島市では長年、地元産の新鮮なカキが子どもたちの給食に使われてきたが、
震災後は、生産量の減少などで中止となっていた。

今回、漁協を通じて、むき身80kgが無償で提供され、3年ぶりにカキの給食が復活した。

子どもたちに振る舞われたのは、「カキとイカのチリソース煮」。

4日は、市内12の小中学校の児童生徒およそ4,000人が、地元で生産された旬のカキを味わった。


子どもは

「エビチリみたいで、中華風っていうか、そんな感じでおいしかったです」、

「カキをプレゼントしてくれて、ありがとうございます」などと話した。

東松島市のカキ生産者たちは、今後も給食へのカキの無償提供を続けていくという。
ーーー
給食で使うということは「強制的に子供達に食べさせる」という行為だ。
100%安全だと言えない食材を給食として使用するということ自体がどうしても私は許せない。
この地元産のカキは放射性物質で汚染されていないのだろうか?
ーーー
カキの放射性物質検査結果厚生労働省

全て検出限界値以下なので安全…?
セシウム合計の検出限界値がものすごいことになっている!
北海道厚岸町→0.63〜0.78ベクレル/kg
宮城県→一律20ベクレル/kg(産地が宮城県でも秋田県が調べたものは12ベクレル/kg)
さらに上をいっているのが茨城県25ベクレル/kg
いつも思うけど、この検出限界値、「ちょっと危ないな」って思う地域はどの食材も高い。
北海道と同じくらい1ベクレル以下の検出限界値で測定して欲しいなと思っています。
そして、ずーっと言い続けているけれど、
海へは東京電力がストロンチウムを垂れ流し続けているので、
絶対にストロンチウムの測定もするべきです。
ストロンチウムは一度体内に取り込むと骨にたまり、なかなか体の外には出ないと言われているので、
ストロンチウムはセシウムよりも危険です。
民間ではストロンチウムの検査もしているところがあります。
![]() 北海道で最大の、札幌市場の目利きと一緒に選んだ、おいしく安心な魚です☆【初回購入者限定】... |
このように民間レベルでできるのだから、
行政や国でも、魚介類のストロンチウムを調べることは可能なはずです。
なぜ調べないのか?
出ると思っているからかな?
1ベクレル未満の検出限界値でセシウムだけではなく海産物はストロンチウムも
国や行政がきちんと調べてくれれば、風評被害は無くなると思います。
調べてくれないから、自己防衛するしかなく、購入を控えるのです。
上記のようにちゃんと調べている食材なら、消費者は安心して食べることができます。
実害ではなく風評というならば、
正々堂々と測定するべきです。
<気仙沼の魚を学校給食に普及させる会>食育授業〜気仙沼の魚を食べられる幸せ〜
汚染された餌を食べたヤマトシジミの研究結果から考える「学校給食に福島産米」
10/5 おしどりマコ・ケン横浜(文字起こし)
東電、長野の北部地震で連絡ミス 柏崎原発、自治体に
47NEWS 2014/12/03 22:28
東京電力は3日、11月22日夜に最大震度6弱を記録した長野県北部の地震で、柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)に関する情報提供の覚書を交わしている栃木、長野両県などに、設備に異常がないことを知らせるファクスを送り忘れるミスがあったと明らかにした。
12月3日に柏崎市で開かれた、地元住民が原発の安全性を議論する「原発の透明性を確保する地域の会」で説明した。
送信漏れがあったのは、覚書を交わしている栃木、長野両県と長野県の飯山市、野沢温泉村、栄村と、安全協定を結んでいる新潟県内の自治体のうち28市町村。
2014/12/03 22:28 【共同通信】
福島第一原発事故を経験している電力会社のくせに、
あれ以降危機管理に関してなんの進歩もないことが如実に表れている。
ファックスを送るのを忘れたということもだけど、
その失敗を公表したのが11日後だという、相変わらずの隠蔽体質がそのままだ。
こんないい加減な体制の会社が、柏崎刈羽を再稼働しようとしているのか、と思うとぞっとする。
(新宿駅西口)
2013年7月18日

菅原文太:
福島の原発の、「低線量被曝」ということを知ってるかな?
いま、原発がメルトダウンしてすぐ、子供達に低線量被曝が始まってる。
井戸川さんは双葉町の町長さんだった。
しかし、井戸川さんの「子供たちを助けよう」「町民を助けよう」という気持ちはついに届かずに、
政府からも東電からも隣近所の町村からも、はじかれてしまっている。
真実を伝えない政府。
真実を伝えない東電。
それに井戸川さんはこのまま黙っているわけにはいかないんです。
バッジが欲しいなんていうことじゃない。
バッジなんか欲しくない。
ただ自分の意見を国民に伝えようとして、子供たちの「被ばく」を助けるためには、
もう今は国政に出て、その場で国民に真実を伝えないことには、
今のこの日本の原発のことは、わからないままで終わってしまう。
井戸川さんを国政に送ってくれ。
そして、井戸川さんは町のすべての人を連れて新しい町を作ろうと思った。
だけどそれも叶わなかった。
国も東電も、それになんの協力もしてくれないどころか、井戸川さんをはじき出してしまった。

今になって、双葉町には一人も、人っ子一人住んでいない。
最初に井戸川さんが考えたことは正しかった。
だけどもう今、その段階は過ぎてしまっている。
井戸川さんの今の願いは、なんとか自分が国会へ出て、真実を語って、
再び双葉の町の人々が新しい町へ移住して、昔通りの生活をさせてやりたいという願いだけ。
その他の願いや欲は何にもない。
どうぞ、みなさん、井戸川さんを送ってやってくれ。
国会へ送ってやれば、今まで国や東電が隠してきた、隠蔽してきたことが、明るみに出てくる。
そして、ひょっとして、新しい復興への道が開けてくるかもしれない。
それだけが井戸川さんの今の願いだ。
バッジなんかくれないんだったらもらわなくてもいいと言っている。
どうぞ、この暑い中で井戸川さんの顔を見てくれ。
真っ黒に、抹茶色に焼けて。
昔はこんな顔じゃなかった。

もっと優しい顔だった。
今はもうね、やっぱり必死になって戦っています。
どうぞ彼の気持ちを汲んで、国政へ送ってやってくれ。
頼みます。
以上。

井戸川:
ありがとうございました。
元気な、励みになるお言葉をいただきました。
これでまた、さらにまた頑張って、皆さんにご理解を得たいと思っています。
みなさん、ありがとうございました。
福島県内の子供たちは放射能によって、
「もう私は、私たちは結婚できない」って言っているんですよ。
こんなむごいことを今言わせている日本で、
「景気回復だ」「原発の再稼動だ」「原発の輸出だ」っていうのは、とっても恥ずかしい。
みっともない日本になってしまいました。
御聖堂の裁きが必要になってきています。
菅原さんが最も大事にしている言葉、「仁義」
「仁義」がなくなってしまったんですよ。
「仁義」を失ったら、ただの動物になってしまいます。
「仁義」を私もいただいて、正しい道を歩んでいきたいと思っています。
ぜひ皆さん、よろしくお願いします。
妻の菅原文子さんのコメント
七年前に膀胱がんを発症して以来、以前の人生とは違う学びの時間を持ち『朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり』の心境で日々を過ごしてきたと察しております。『落花は枝に還らず』と申しますが、小さな種を蒔いて去りました。一つは、先進諸国に比べて格段に生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。もう一粒の種は、日本が再び戦争をしないという願いが立ち枯れ、荒野に戻ってしまわないよう、共に声を上げることでした。すでに祖霊の一人となった今も、生者とともにあって、これらを願い続けているだろうと思います。恩義ある方々に、何の別れも告げずに旅立ちましたことを、ここにお詫び申し上げます
2014年11月1日
【沖縄】翁長雄志 うまんちゅ 1万人大集会
菅原文太「これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!」11/1沖縄(文字起こし)
菅原文太・日本人の底力 井戸謙一さん出演文字起こし
其の一
「日本の裁判"制度"というか、裁判"官"のあり方というか、 もうひとつ言えば"裁判"のあり方」
6/30"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)
其の二の1
「緩んでしまったニッポン人」7/7"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)
其の二の2
「日本だけ、報道していないんです」7/7"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)
2013年11月20日
秘密保護法案反対 メディア関係者らによる総決起集会
これがもし通れば「とどめ」になるのかなと思うくらい悪法だと思っています
2013年11/20菅原文太さん(文字起こし)
原発再稼働差し止め認めず 大津地裁、関電高浜と大飯
東京新聞 2014年11月27日 13時54分
関西電力の高浜、大飯原発3、4号機の再稼働差し止めを求めた仮処分が却下され、報道対応する住民側の井戸謙一弁護士(中央)=27日午後、大津地裁前
関西電力の高浜原発3、4号機(福井県高浜町)と大飯原発3、4号機(同県おおい町)の地震対策は不十分だとして、滋賀県の住民らが再稼働差し止めを求めた仮処分の申し立てについて、大津地裁(山本善彦裁判長)は27日、却下する決定をした。
いずれの原発も停止中。関電が昨年7月、再稼働に向けて、新しい規制基準への適合性審査を申請し、原子力規制委員会が審査を進めている。
山本裁判長は「規制委員会がいたずらに早急に、新規制基準に適合すると判断して再稼働を容認するとは考えがたい」と指摘。再稼働が目前に迫っているとの住民側の主張を退けた。
(共同)
山本善彦
裁判官検索

以下、山本善彦裁判長のその他の判決事例
<酒気帯び運転>懲戒免職は重すぎ 山口地裁、事情勘案を
毎日新聞 2012年4月19日(木)10時25分配信
酒気帯び運転による検挙で受けた懲戒免職処分は重すぎるとして、山口県下関市の元男性職員(36)が処分取り消しを求めた訴訟で、山口地裁の山本善彦裁判長は18日、「処分は裁量権を逸脱・乱用している」として、処分の取り消しを命じる判決を言い渡した。
原告側は、市職員が酒気帯び運転した場合には原則、懲戒免職と定めた市の懲戒基準について「情状酌量の余地が狭すぎ、合理性に欠け、無効」などと主張。
市側は「いかなることがあっても飲酒運転をしてはならず、免職を原則とするのは社会的要請」と争っていた。
山本裁判長は市の基準について「下関市以外にも極めて重い責任を問う自治体はあり、社会通念上、著しく妥当性を欠くとはいえない」とする一方、「一律に免職との結論を導くのではなく、人身事故を伴うものだったかなどさまざまな事情を勘案したうえで決めるべきだ」と指摘した。
判決によると元男性職員は10年1月29日夜、市内であった市職労の旗開きに参加し、終了後に駐車場に止めた車で寝ようとした。
しかし、民家が近くて暖房用にエンジンをかけられないと考え、30日未明に車を動かそうとした直後、酒気帯び運転で検挙された。
市は翌月26日付で懲戒免職とした。
判決後、元男性職員は「判決を厳粛に受け止める」と述べ、市は「判決内容を確認したうえで対応を決めたい」とコメントした。
酒気帯び運転で免職とする公務員への処分について「裁量権を逸脱して違法」として処分取り消しを命じる判決は全国で相次いでいる。
【井川加菜美】
岩国「海の裁判」で不当判決
2012年6 月 6 日 アジア共同行動九州山口実行委事務局からの報告
6 月 6 日、原告7名、傍聴支援者 43 名が見守る中、山口地裁で岩国基地沖合移設埋立承認取消請求訴訟(海の裁判)の判決公判が開かれた。山口地裁の山本善彦裁判長は原告の訴えを却下した。判決理由も公判では述べず、ものの 20 秒ほどで閉廷するという不誠実なものだった。
この裁判は、田村順玄市議を原告団長に、計 18 人の市民が原告になって、防衛省が実施した滑走路移設事業に対する山口県知事による埋め立て承認処分の取り消しなどを求めたもの。08 年 2 月 7 日提訴以来、延々と審理が引き伸ばされ、6 月 6 日の判決公判で 19 回目となる。
判決理由として、埋め立て工事は完了している。仮に県の承認が取り消されたとしても国に「原状回復義務」はなく今回の原告の訴え自体に利益がない、とした。岩国市民が訴える「目的の逸脱」等への踏み込んだ判断もなく、
(1) 埋め立て工事の完了、
(2)法律に国による現状回復義務が明文化されてい
ない、という入り口のところで逃げた。
公判後の報告集会では、田村市議や弁護団は、内容に踏み込まず、「埋め立て工事の完了」という既成事実を追認した不当判決であると次々に批判した。同時に、4つの裁判や様々な形での岩国市民の反基地の取り組みが、基地機能拡張の歯止めになってきたこと、艦載機やオスプレイの岩国基地配備を阻んでいること、を確認した。
多々良学園破綻の曹洞宗に16億賠償命令
2013年1月16日 日刊スポーツ
経営破綻した曹洞宗系の学校法人多々良学園(山口県防府市)に融資した山口銀行など山口、広島両県の5金融機関が、 曹洞宗と当時の理事ら学園経営陣に未返済分など計36億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、山口地裁は16日、 曹洞宗、経営陣双方に計約16億円の支払いを命じた。被告側は控訴する方針。
山本善彦裁判長は判決理由で、学園理事らが「返済が困難になることを認識しながら借り入れた」と指摘し不法行為責任を認定。 一方で、金融機関も資金計画について精査し、十分な説明を求める義務があったとして「融資に落ち度があった」とした。
判決などによると、同学園は校舎移転事業のため、2003~05年にかけて、計73億円の融資を受けた。しかし05年に資金繰りが 悪化し民事再生法を適用され、一部のみ返済した。
原告側は、曹洞宗が理事の任命権を握るなど、実質的に学園を運営していたとした上で「十分な返済計画がないにもかかわらず 融資を受けた」と主張。被告側は「経営破綻は予測できず、不法行為はない」などと主張していた。(共同)
マツダ、元派遣13人は正社員 山口地裁、地位確認訴訟で
2013/03/13 14:41:44 【共同通信】
実質的な雇用契約が存在したのに不当に雇い止めされたとして、マツダ防府工場(山口県防府市)の20~50代の元派遣社員15人が、マツダに地位確認などを求めた訴訟の判決で、山口地裁(山本善彦裁判長)は13日、原告13人を正社員として認めた。雇用が続いていた場合に支払われていたはずの賃金の支払いも命じた。
判決は派遣社員を一時的に直接雇用する「サポート社員」制度について、労働者派遣法に違反すると判断した。15人中13人がこの制度の対象になっていた。
雇い止めされた派遣社員を派遣先企業の正社員として認めた判決は極めて異例。類似の訴訟にも影響を与えそうだ。
滋賀県に790万賠償命令 県立短大跡地のアスベスト除去費
京都新聞 2014年09月18日 23時46分
滋賀県立短大の跡地(草津市)から産業廃棄物やアスベスト(石綿)が見つかった問題で、宅地開発のため跡地を購入したパナホーム(大阪府豊中市)などの共同企業体が、県に産廃撤去やアスベスト除去の費用など約3億4500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が18日、大津地裁であった。山本善彦裁判長は「アスベストの有無について間違った情報を提供した」として、県にアスベスト除去費約790万円の支払いを命じた。産廃撤去費用の賠償請求は棄却した。
判決によると、同跡地は県が2011年3月、共同企業体に27億6千万円で売却した。その後の埋蔵文化財調査などで地中からコンクリート片などの産廃が発見され、既存の建物からもアスベストが見つかった。
山本裁判長は、アスベストが存在しないという間違った報告書を県が提供したことを認め、「アスベストの有無は重要な情報であり、県は正確な情報を提供すべき義務があった」とした。一方、産廃撤去費用については、県側が地中の産廃を想定するのは困難だったとし、原告側の主張を退けた。
三日月大造知事は「県の主張の大半が認められた。一部、敗訴部分もあるので、内容を十分検討して対応を決めたい」とのコメントを出した。
パナホームは「共同体としての主張がほぼ認められず遺憾。今後の対応は判決内容を精査して考える」としている。
いじめめぐる大津地裁の民事訴訟 元同級生、故意性明らかにせず
産経WEST 2014.11.26 11:25
【自殺問題】
大津市立中学校の男子生徒の自殺はいじめが原因だったとして、遺族が元同級生や市などに損害賠償を求めた訴訟の第14回口頭弁論が25日、大津地裁(山本善彦裁判長)であった。前回の口頭弁論で原告側が主張したいじめ行為について、元同級生側は意図的なものかどうか回答しなかった。次回期日は1月20日。
原告代理人弁護士によると、原告側が前回の口頭弁論で提出した一覧表に記載されているいじめ行為の98項目について、元同級生は殴るなどの一部の行為自体は認めたが、その行為が意図的ないじめだったのかどうかは回答しなかった。
これに対し、原告側は「不明瞭だ」と批判。地裁は元同級生側に行為の意図について明確に回答するよう指示した。
次回は、大津市がいじめを認識し自殺の可能性を予見しながら適切な対応をしなかったことについて、専門家からの意見書が提出される予定。
ーーー
2014年5月11日
関西電力大飯原発3、4号機の運転差し止めを命じた福井地裁の樋口英明裁判長
大飯原発運転差し止め判決
<大飯原発>
運転差し止めを命じた福井地裁の判決要旨・他いろいろ
<大飯原発再稼働差し止め判決>
「新幹線の事故と原発の事故」澤昭裕氏・小出裕章氏5/29そもそも総研(内容書き出し)
20141122 UPLAN
「放射能時代を生きる3つのアクション」辛淑玉さん(人材育成技術研究所所長)

4:45 http://youtu.be/wcqiUcTtuUk?t=4m45s
世の中男と女しかいないと思っているわけですから。
だっていろいろありますよ。
これからね、放射能のいろんな問題が出てくる。
私たちは、例えば遺伝子がアタックを受けるわけですね。
そうすると多様な子供たちが生まれてきます。
そうでなくても、精子と卵子が着床してから出てくるまでの間にたくさんの段階があって、
その間の中でいろんな変化があるわけですね。
心のせいとか体のせいとか体の状態。
私はね、ふひといって脾臓が二つあるんですよ。
でね、「まぁ!儲けた」と思ったらですね、医学用語ではこれは「かたわ」と言いますって。
「やめてくれよそういうの」って言ったんですね。
で、どっちにしてもいろんな体の人たちが生まれてきます。
それが私たちの社会なんですね。
その人たちが生きていく社会をどうやって作っていくのかということが今問われていて、
でも子供っていうのはどっちかに分けないと気が済まないんだね、そういう風にしか教わっていないから。
(略)
そうやって、回答の出ないことはいっぱいあります。
回答の出ないものを抱えて行って壊れちゃうんじゃなくて、
回答が出ないまんま一緒になって生きていくっていうことが、
今私にも求められているのかな、って思うのね。
私はつい最近むっちゃ打ち込まれまして、
だいたい、線量の高い地域だけに限定して言うならば、
月に2回ぐらい会いに行って、私はいろんなことを教わっています。
それでね、行ったらですね、
もう本当に長い友人で、私の大好きな友人で、人権をやっててね。
原発の事故の直後も福島の中で頑張ってやっていた友人なんですね。
その友人がね、私の顔を見て、
「自分はホールボディーカウンターとか線量を測らない」って言ったのね。
「なんで?」って聞いたの。
「ちゃんと自分の体が今どれくらいの位置にあるのか?とか、
今どれくらい被曝しているのか?とか、
それを知っておくことは自分にとってとても大事なことじゃないか」って私が言ったの。
そしたらね、彼は
「辛さん、よく考えてくれ。
自分の親が被曝している被爆者だとなった時に、子供の人生はどうなると思いますか?」
って言われたわけ。
で、「墓場まで持っていく」って言ったのね。
私ね…結構言葉失ったんですよ。
一緒にやっている仲間で「ハッ?」って、あのね「はぁ?」って思ったわけ。
でも、彼はたくさんの人権のものをやってて、水俣病差別もよくわかっている。
それから広島長崎の原爆の被害者の人たちの2世3世の困難さもよくわかっている。
それで一瞬なんだけどこの私の頭の中…
一瞬なんだけどよく止まるわけですよね。
「おっと、どうしようか」とかって思うわけね。
それで、私の大先輩で被差別部落の、もう90になる先輩にたまたま電話した時に、
「今日福島でこういうふうに友達に言われたんだけど」って言ったわけ。
そしたらその先輩からかえってきた言葉
「あんたは子供がおらんから分からんのじゃろう」って言ったのね。
で…、「そっちか」って思ったわけですよ。
まぁ、確かにそうですね。
だから自分にはわからない感情。
そしてそこには厳然とある村社会、排除の社会があって、
そしてこの日本の社会そのものなんだなということをね、
私は自分の経験と合わせて、やっぱりこう…重なる部分がたくさんで。
たとえば今ね、12月になってくると、紅白歌合戦がありますよね。
急になんで紅白歌合戦になったんだ?って思いますよね。
あのね、皆さんたちはたとえば紅白歌合戦を見るときには、
今年はどういう人が出ているとか、新しい人が売れたとか、
懐かしい人だわ、いつもテレビに出ないけど大御所が出てきたわ、とかって見るかもしれませんけど、
私は在日の3代目です。
私が小さいときは、紅白歌合戦を見るっていうのは物凄い大変なことだったんです。
それはなぜか?といったら、
まず、お正月にはミョンジョルって言って朝鮮式の法事みたいなものがあるんですね。
ですから、紅白歌合戦をやっている時間というのは、
女ですから台所で、ずーーッと小さい時から台所に立っていろんなものを作る。
おじさんたちが来てですね、あの頃から男は嫌いだった(笑)
酒を飲めよ歌えよをしながら女は台所にいて、テレビを見ることはもちろんできないの。
だけども、紅白歌合戦の時になるとおじさんが呼ぶんですよ。
「おい!せつこ来てみろ」って言うんですね。
「せつこ」っていうのは私の日本の名前です。
「せつこ来てみろ」っていうので、「呼ばれた」と思って包丁を置いたりとか料理の手を止めて、
でもおばあちゃんとかお母さんはそこでやっているんですね。
私は子供だから呼ばれます。
「見てみろ見てみろ、こいつは朝鮮人だぞ。こいつは韓国人だぞ。こいつはソ連系だぞ、こいつは
こいつのお兄ちゃんはどこそこの学校に行ってその嫁さんはどこそこの学校に行って、
その弟は算数が6点だった」とか、もうね、バーッと在日のワイドショーが始まるの。
それで毎年数えるわけ。
数え方もありまして、お父さんが韓国人、在日、もしくは朝鮮系だとしたら、
お母さんが日本人でも朝鮮人の中に入れるわけですね。
朝鮮人の数に数えるわけです。
反対にお母さんが朝鮮系だったとすると、お父さんが日本人だと日本人。
ものすごい区画調整なんですね。
ところが数が足りなくなると、こいつも全部朝鮮人、朝鮮人って。
もうそんな風に数えるからいい加減な、なんていうんでしょう、
東電が出していると同じくらいいい加減な数が出るわけですね。
それでね、その数を数えて、少なくても私が知っている限り、
私が紅白歌合戦を見ていた子供の頃に関して申し上げるならば、
在日の数が日本人の数よりも少なかったことは一度もない。
それはなぜか?と言ったら、在日は就職できませんでしたから、
就職できないと必ずと言っていいほど、スポーツ芸能、それから報道際の仕事とかといったふうにいきます。
で、公務員にもなれない、就職もできない。
そうしたら自分の力でやっていく仕事しかないわけです。
だから芸能界とスポーツ界っていうのは、在日はとっても多かったのね。
その中で私が一番嫌いな、見るとムカつくという映画のシリーズがあります。
それはなんだと思う?
ー:寅さん
ピンポーン!
私は寅さんシリーズを見るととてもムカつきます。
寅さんというのはテキ屋ですよね。
テキ屋っていうのは在日がとても多くやっていた商売なんです。
それで、健康保険もなく、生命保険にも入らず、住所不定、
だって、家を貸してもらえませんからね。
それで、いろんな仕事を転々転々としていくあの生き方。
あの生き方とあの商売はとても在日が多く従事していました。
だけども、あの映画の中で在日が出てくることはありません。
在日が出てこないだけじゃなくて、
実はね、私の記憶では2回だけ朝鮮人が出てくるんです。
1回は朝鮮人の子供がちょろっと出てくる。
もう一回は多分最終回だと思います。
阪神大震災の時の長田、長田というのは朝鮮人の密集地です。
そこで朝鮮の人たちが踊っているところを彼が歩くんですね。
しかも、葛飾柴又とか、あそこらへんの映画のエリアっていうのは、
ある意味でいうと被差別者の町だったわけですね。
で、朝鮮人の密集地でもあったわけです。
それが映画の中からすっぽり消えているんです。
全く消えている。
それはなぜなのか?って言ったら、
お正月にみんなが楽しいと思って観たい。
その映画の中に朝鮮人が出てくると興醒めしちゃうわけですよ。
リアルだから。
そういうものが出てきたら興醒めしちゃうから、それを排除する。
だけども、マドンナの何人が在日でした?
それから作っている人たちの何人が在日でした?
そしてその町は在日の町でした。
だけれども、そこから綺麗さっぱりに消しましたね。
そしてお正月にみんなが「わー、寅さんだ楽しい」って言って観るわけです。
安心して見られるんです。
で、おそらく山田洋次さんは、私が思うには、
そういうものを一つまとめたものとして自分の中の、ある種心の思いで、
「学校」あの映画を作ったんだと思うんですね。
私の大先輩であります永六輔さん、
永さんは、私は最初「永」っていうから朝鮮人かと思っていたら違ってました(笑)
彼は本当に日本の国籍のお寺の息子さんで、
永さんが山田さんにこう聞いたそうです。
「寅さんって在日のことじゃないの?」
そしたら山田さんが、「俺はそれもちょっと意識してた」って言うのね。
だったらどうして寅さんシリーズの最後の時に寅さんにアリアンを歌わせなかったんだって、
あの人があそこでね、「アリラン、アリラン」って歌って出てきたら、
「ひょっとしたら寅さんは朝鮮人だったかもしれない」っていうことで、
あの映画は全く違う意味を持って世界的な映画になっただろう、ということを永さんが言ったのね。
でもね、人間は安心したいんです。
安心するためには、そこからあらゆるものを排除していくんですね。
そしてそれは何を意味するのか?といったら、
流れ行く旅人には優しい。
定着してそこに生きていくことは決して許さないというこの日本の社会の致命的な欠陥があります。
だから外国人にはたくさん来ていただきたい。
外国人労働者もたくさん来ていただきたい。
だけどもそこで定着してくれるな。
ここは日本なんだ。
こういう構造が朝鮮人だけにあると思うのか?違いますね。
この間福島に行って、語り合いの場に行った時に、
私がね「堪忍してくれよ」と思ったコメントがあったんですね。
それは福島からたくさんの人たちが、なんらかの形で自分の意思を持って、
自分の子供といろんな思いを持って移動しました。
移動した人たちと中にいる人たちは、お互いに自分たちが正義を確認するために、
なんていうのかな、傷つけ合っていきますよね。
ところが移動した先のところで、ある移動した先の福島県人会。
もう先に住んで定着している人たちがね、避難してきた人たちに対して、
「早く福島に帰れ」って言うわけ。
なぜならば、あんたたちがここにいると
「福島が危ない」とか、「福島のものは食べられない」とか、そういうふうに思われるから、
「早くお前たちは帰れ」っていうのを、福島県人会の人が言ったんですね。
でもおそらくね、私たちにわからない中でたくさんの葛藤があるんだと思います。
そして今郡山にある、たとえば仮設住宅のところには
「被災者は帰れ」って落書きがされているかな。
どこに帰るの?
そして避難民がいると、例えば住所はもう帰れない線量の高い地域の住所で、
今は避難しているから、住民登録はこっちにしていませんよね。
そうすると、住民税とかを払わない。
だから「公共サービスが悪くなったのはお前たちがいるせいだ」
「金食い虫だ」「まだいるのか」
そしてみんなで見たくない、見たくない、見たくない。
寅さんの映画と同じように、朝鮮人を消したように、福島を消そうとしているわけです。
そしてそれに対して上から叩く。
なぜ叩くのか?
これからは、

今日来ている人たちに私のお願いは二つです。
後で言いますね、後で言います。
これから私は、福島叩きというのは熾烈になってくると思います。
今も分断が熾烈です。
なぜ熾烈になるのか?
どんなことがあっても福島の人で「原発を推進」ということを思う人はまずない!
しかし、国は原発を推進したいです。
国家の敵です。
はっきり言います。
被災者である福島県民というのは、
それから、なんらかの形で線量が高い人たち、
反原発というのは国家の敵になりました。
国家の敵に対して何が行われるのか?
たとえば私は特定秘密保護法案という法律の中で国家の敵に認定されました。
なぜならば、日本国籍を持っていないからです。
もし、日本国籍を持ったあなたと私が結婚してたとします。
あなたの職場がなんらかの形で特定秘密だというふうに、その仕事が指定されたとする。
そしたらあなたは、私と結婚することによってその職場を去らなくてはいけない。
あなたが日本国籍だったとしても、もしくは私が日本国籍を取得していたとしてもです。
ということはどういうことなのか?と言ったら、国籍の差別ではないんです。
しつ事の差別なんです。
そのしつ事というのは、何をベースにするのか?
国家の敵か敵じゃないかという国の都合です。
私は国籍を含めて明確に日本の国家の敵になりました。
そうです。
私は右翼のネトウヨのアイドルですからね。
申し訳ないけれども、朝起きて「さっさと半島に帰れ」って生ゴミとかに書いてあるとですね、
これAKB48の握手会かなって思いながらですね、
私がいないと生きていけないのねとか思いながら、もうなんかね。
うちの母親も面白いですよ。
インターネットで辛淑玉ってするとバーって出てくるでしょ。
「あなた売れてるのね」なんて(笑)
こういう母を持つとなんて毎日が楽しいことかと思うんですが、
私はのりこえねっとということを、ヘイトスピーチと戦う運動をやっています。
のりこえねっとの中で見ているとよくわかります。
ヘイトスピーチのターゲットは、まず韓国朝鮮、在日ですね。
それから軍用勢力ですね。
つまり、戦後処理問題をちゃんとやりたくない。
戦後補償をやりたくない。
それから、韓国、北朝鮮とか中国とかこれを叩くことというのは国家にとって敵ができることですから、
非常にそれはナショナリズムを煽りやすい、いつでもどこでもね。
それから次が沖縄です。
沖縄に対して何をやったのか?
沖縄の全首長さんたちが東京に来ました。
その時に彼らに投げかけられた言葉が「ゴキブリ」「どぶネズミ」「売国」です。
反日非国民です。
それから「婚外子」婚外子裁判の時に彼らは徹底的にやられました。
なぜやられたのか?
それは法律婚、国家の公認制度の外に外れていて、
そして、その女たちが声を上げて平等を求める。
これは、あえて言うならば、
家を守る聖母マリアのようなこの女と、
性欲のはけ口としての女に分けて、
その女たちを徹底的に叩くという構造の中にあります。
それから、生活保護とか、障害者、社会が障害になっている人たち、
この人たちもヘイトのターゲットになっています。
戦争の役に立たないから。
女に「子供を産みなさい」って言ってますね。
戦争の弾(たま)にしたいから。
そして、沖縄を叩くのは基地に反対しているからです。
そして、福島です。
それは核開発と武器の輸出に反対するターゲットだからです。
だから、この国はそこを救わない。
叩き切ると私は思っています。
福島というのは、福島差別というのはこれから続きます。
そして私たちはそういう差別の温存をずーっとしてきました。
そしてこの差別は、今の政権の中においては、
真号ことなき戦争と続く差別です。
福島を叩き切ること。
これは核武装するために福島は血を摘むがねばならぬ。
そして、核開発をし続け、このアジアの中で一番になって、
そして「二度と戦争はしない」じゃない、
「二度と敗戦国になりたくない」という思いの中で、戦争に向かって進めていき、
そして集団的自衛権、特定秘密保護法、全部繋がっています。
ヘイトスピーチのターゲット、
やられるターゲットを見ていくと、
政権のお墨付きのついた、政権が今まで叩いてきた、
もしくは政権がなんらかの形で無視をし、そして放置してきたものと全部連動しています。
今起きている日本の社会のヘイトスピーチ、
「朝鮮人を殺せ」という言葉
そして「被災者特権」という言葉、
これは、政権のお墨付きのついた保険のついた下からのレイシズムです。
福島と連携する、福島の被害に目を向ける、
それはレイシズムとの戦いなんです。
別に私たちは「この人がかわいそうだから」
嘘ばっかし、「かわいそう」という前にお前がやった加害者としての責任はどこにあるんだ?
この先加害者としての責任を取るためにどうしなきゃいけないのか?
それは簡単です。
まず第一 選挙に行ってくれ
今日ここに来られなかった人の多くは、いま選挙のために来られなかった人がとても多いです。
今回の選挙、ね。
それでもここに来た人たち。
もう、本当にありがとう。
やっぱり、命に関しては女ですよ。
と言って、今日ここにいる男の人たち「俺もいるんだけどな」と思っちゃったら、
今日こそマイノリティーとして実感していただきたいと思います。
それで、どんなことがあっても原発、反基地、戦争させないための政党に、
戦争させない個人に、必ずそこに行って投票してください。
そして、申し訳ない一人3人。
ひとり3人「行こうよ」
ね、いいですか。
どんな手を使ってもいいです。
「僕一人ではいけないから一緒に行こう」でもいいです。
私たちは選挙で勝てます。
政治を変えれば社会が変わります。
どんなことがあっても選挙に行ってください。
選挙に行く。
私には1票がありません。
1票がないから、だから私は投票することができない。
投票することができないけれども、私はヘイトスピーチとは戦います。
28:33
菅原文太「これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!」
11/1沖縄(文字起こし)
まあそうは言っても、アメリカにも、良心厚い人々はいます。
中国にもいる。
韓国にもいる。
その良心ある人々は、国が違えど同じ人間だ。
みな、手を結び合おうよ。
(福島14/12/1)
FNNLocal

これまで、分析に時間がかかった放射性ストロンチウムについて、
東京電力は1日から、最短30分で分析できる方法を導入した。

ストロンチウムは、主にベータ線を出す放射性物質で、人の骨に取り込まれやすい性質がある。
福島第1原発の汚染水や地下水などからも検出されているが、
分析の前に化学処理が必要なため、これまで結果が出るまで、最短でも1週間必要だった。

東京電力は、福島大学などが開発した分析方法を1日から採用し、
最短の場合、30分で分析結果が出せるという。
しかし、不純物が混ざっている場合は、正確に分析できないため、
東京電力では、汚染水タンク周辺の雨水などから分析を進め、少しずつ範囲を拡大していく方針。
ストロンチウム90の測定30分に短縮 福島大などが開発
福島民友新聞 11月28日(金)11時29分配信
ストロンチウム分析の新手法を説明する高貝准教授
福島大などの研究チームが開発した放射性物質ストロンチウム90の新たな分析方法が、12月1日から東京電力福島第1原発で汚染水分析に活用される。
研究チームが27日、福島市の同大で会見し、明らかにした。
汚染水に含まれるストロンチウム90の濃度を測定する場合、従来は2週間から1カ月程度かかっていたが、新手法だと30分程度にまで短縮できる。
従来の分析法は、ストロンチウム90が放出するベータ線を測定するため、長時間の化学処理と高度な技術が必要だった。新手法は特殊な分析装置を用い、汚染水に含まれるストロンチウム以外の成分を分離、排除することで、ストロンチウムだけを抽出できる。これにより測定の時間を大幅に短くできるという。
研究には同大共生システム理工学類の高貝慶隆准教授を中心に、日本原子力研究開発機構や海洋研究開発機構などが参加。昨年9月に開発内容を発表、実用化の準備を進めていた。
ICP--MSによるストロンチウム分析の 運用開始について 運用開始について
平成26年11月27日 東京電力株式会社







東京電力の説明を見る限りは、かなり正確に測れるようです。
下記の海洋汚染に関してはストロンチウムではなくセシウムの測定の仕方に関してです。
東京電力が出してくる数字はどこまで信じていいのか…?と、ついつい思ってしまいます。
福島第一原発周辺の海洋汚染
「1ベクレルの海水が出るということは、 食品基準の100ベクレルの魚が捕れる可能性がある」
東京新聞&ゴールデンラジオ12/1(文字起こし)東電は原子力規制委員会が定めた基準に沿って海水モニタリングをしているが、
日々の公表資料は「検出せず」の記述が並ぶ。
計測時間はわずか17分ほどで、1ベクレル前後の汚染はほとんど見逃すような精度しかない。
大型魚用の網で小魚を捕ろうとするようなものだ。
太田:
一方東京電力がずーっと調べているんですけれど、「検出せず」ということを発表し続けているんですけれども、「だいぶ調査の精度が荒くて、大型魚の網で小魚を捕ろうとするようなものじゃないか」
と、東京新聞は指摘をしているんですけどね。
大竹:
東電は精度の低い海水測定をしていながら「検出せず」を強調する、というふうに記事にありますね。
正確な情報が知りたいよね。
漁業関係の方も含めて、これはね。
2014年9月17日 川内村の保育園にて
安倍晋三総理
「子供たちがもっと帰ってきて賑やかになれば「復興が進んでいるな」ってみんな、イヤ、皆さんに感じていただけるんじゃないかなと思います」
川内村に廃棄物焼却施設が完成 双葉郡では初
(福島14/11/26)
FNNLocal

福島・双葉郡で初めて、川内村に、住宅を片づけた際に発生した廃棄物を焼却する施設が完成した。

火入れ式が行われた川内村の仮設焼却施設は、
被災した住宅の解体工事などで発生した、1kgあたり8,000ベクレル(Bq)以下の廃棄物を処理する施設。
双葉郡内では、初めて設置された。

片付けなどで出たゴミは、まずこちらの受け入れヤードに運び込まれ破砕されます。

その後コンベアーで焼却炉まで運ばれ、

800度以上の高温で完全燃焼されます。
焼却施設は、およそ30億円をかけて運営され、1日に7トンを処理する。

川内村では、こうした廃棄物が、およそ1,700トンと推計されていて、

焼却施設は、2015年1月から本格的な運転が始まる。

ーーー
この焼却施設が川内村のどこにできたのか?場所が知りたくなりました。
川内村に仮設焼却炉完成 年明けに本格稼働
河北新報 2014年11月27日木曜日
東京電力福島第1原発事故に伴う解体家屋や片付けごみを焼却するため、環境省が福島県川内村下川内五枚沢地区に建設した仮設焼却炉の火入れ式が26日、現地で行われた。第1原発が立地する双葉郡で、国が建設を進める仮設焼却炉が完成するのは初めて。
敷地は村有地約7400平方メートルで、処理量は1日7トンを見込む。総事業費は約30億円。来年1月に本格運転を開始し、同年12月までに廃棄物約1700トンを処理する。排ガスから放射性セシウムを取り除く集じん機を2列設置した。
焼却灰は敷地内に一時保管し、1キロ当たり10万ベクレルを超える灰は大熊、双葉両町に建設予定の中間貯蔵施設に、10万ベクレル以下の灰は富岡町が候補地の管理型最終処分場に搬入する。
川内村の第1原発20キロ圏内の旧警戒区域では、住宅約120棟のうち70棟が解体される予定。家庭から出た片付けごみは仮置き場で保管されている。村東部の避難指示解除準備区域は10月に指定が解かれ、村は生活インフラの復旧に力を入れている。
火入れ式後、遠藤雄幸村長は取材に
「避難指示解除後、村に戻ってきた住民は2割弱。施設を利用し(戻れる)環境整備が進むことを期待する」と話した。
国は浪江、富岡両町と葛尾村でも仮設焼却炉の建設を進めている。
川内村仮設焼却施設(減容化施設)の火入れ式について(お知らせ)
平成26年11月25日 環境省福島環境再生事務所
<施設概要>
設置場所:福島県双葉郡川内村下川内字五枚沢517-4
用地面積:約7,400㎡
処理能力:7トン/日
運転時間:午前8時から午後5時(土・日曜日を除く)
処理対象物:片付けごみ、被災家屋の家屋解体工事で発生した廃棄物など
処理見込量:約1,700トン
<今後のスケジュール>
試運転調整:12月4日~
性能試験:12月中旬
本格運転:平成27年1月上旬
「排ガスから放射性セシウムを取り除く集じん機を2列設置」ということだけど、
かなり汚染されていると思われるものを800度で焼いて、気化したセシウムがどれだけ捕れるのか?
セシウム以外の各種はどうなるのか?
不安だらけです。
そして私は、安倍総理が9月に川内村の保育園に行っていたことを思い出しました。
ーーー
首相官邸 福島県下訪問
2014年9月17日
動画→政府インターネットテレビ http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg10491.html
上記動画の川内村の保育園へ安倍サンが行っているときの映像から。


説明者:
震災前は63名で、それから帰村でこちらの保育園を再開した時には8名でした。
現在は10人増えまして18名の在籍となっております。
安倍:
かつてから比べたら少なくなったけども、
でも10名が。
説明者:はい、少しずつではありますが。

安倍:
保母さんはずっとこちらに?
一時は数が減って寂しかったでしょうね。
でも10名増えて。
これからもう少し増えてくるといいなと思いますけれども、
なんか心配はありますか?

保母:
もう、子供たちはこういう楽しい外遊びが大好きで、こんなに遊んでいるので、
のびのびと遊べる環境が、はい、一番かなと。

安倍:ご両親からいろんな質問とか、あります?
保母:
除染が、この保育園内はしっかりしているので、
外でも自由に遊べるし、元気に走って歩けるので、はい、子供も体力は、これだけ元気に、はい。
遊んでますので。

安倍:
除染も済んで、新しく遊具もできて、
子供たちがもっと帰ってきて賑やかになれば
「復興が進んでいるな」ってみんな、イヤ、皆さんに感じていただけるんじゃないかなと思います。
我々もしっかりと進めていきたいと思います。

ーーー
ということで、保育園と焼却場、そして福島第一原子力発電所の位置関係です。

保育園と焼却施設までは車で19分、8.9km。
とても近い。

かわうち保育園をもうちょっと大きくみてみると…

もともとある砂場で子供達が遊んでいたとすれば、赤い屋根の園舎は左側に見えるはずだけど、
首相官邸の動画を見ると子供達が遊んでいる砂場からは赤い屋根の園舎が右側に見えているので、
この日のために砂場を新しく作ったのでしょうか?

安倍首相が福島訪問、川内村の保育園を視察
TBS News 2014/09/17によれば、
「川内村の保育園で、復興庁による交付金で新しくした遊具で遊ぶ子どもたちの様子を視察しました」
「復興庁による交付金で新しくした遊具」ということなので、砂場もプレゼントなのかもしれないと思いました。
そう考えれば、保母さんの会話の内容にも、なんとなく納得できる感じがします。
そもそも、原発事故での除染の効果も心配になる程、周りは山に囲まれています。
そして、すぐ隣には中学校、ちょっと北に小学校がありました。

例えば、除染されていたとしても、
福島第一原子力発電所からはまだまだ毎日放射性物質が出てきているし、
その上、こんなに近くで汚染されたものを焼却したら、
せっかくプレゼントした砂場もあっという間に汚れてしまうんじゃないかと…、
安倍は「もっと子供が帰ってくるように」と言っているけど、
補償金を払いたくないだけ、そして「大丈夫」ということで原発を動かしたいだけなので、
子供達や住民の命のことなどこれっぽっちも考えていません。
私は、住民の皆さんには、安倍に騙されないようにしていただきたいと思っています。

海洋汚染、収束せず 福島第一 本紙調査でセシウム検出
東京新聞 2014年12月1日 07時03分

東京電力福島第一原発至近の海で、本紙は放射能汚染の状況を調べ、
専用港の出入り口などで海水に溶けた状態の放射性セシウムを検出した。
事故発生当初よりは格段に低い濃度だが、外洋への汚染が続く状況がはっきりした。
一方、東電は精度の低い海水測定をしていながら、「検出せず」を強調する。
事故当事者としての責任を果たしているのかどうか疑問がある。 (大野孝志、山川剛史)
本紙は10月20日、地元漁船をチャーターし、
独協医科大学の木村真三准教授(放射線衛生学)と合同で原発周辺五カ所の海水と海底土(砂)を採取。
後日、同大の高性能のゲルマニウム半導体検出器を使い、
それぞれ二十四時間、八時間かけ計測した。
海水はろ過し、ちりなどに付着したセシウムは除去した。
結果は図の通りで、水、砂とも港の出入り口が最も濃度が高く、ここから拡散していることがうかがえる。
注目されるのは、同地点の海水から一リットル当たり1.07ベクレルのセシウムを検出したことだ。
「1ベクレルの海水=食品基準の100ベクレルの魚が捕れる可能性」が一つの目安としてあり、
決して無視できない汚染といえる。
東電は原子力規制委員会が定めた基準に沿って海水モニタリングをしているが、
日々の公表資料は「検出せず」の記述が並ぶ。
計測時間はわずか17分ほどで、1ベクレル前後の汚染はほとんど見逃すような精度しかない。
大型魚用の網で小魚を捕ろうとするようなものだ。
東電の担当者は「国のモニタリング基準に沿っている」と強調する。
原子力規制委事務局の担当者は
「高濃度汚染がないか監視するのが目的。迅速性が求められ、精度が低いとは思わない」としている。
しかし、かつての高い汚染時なら、精度が低くても捕捉できたが、
現在のレベルなら、やり方を変えないと信頼できるデータは出ない。
汚染が分からないようにしているのではないかとの疑念を招きかねない。
地元、相馬双葉漁協の高野一郎・請戸(うけど)支所長は
「何度調べても汚染が検出されなければ、私たちも消費者も安心できる。
しかし、国や東電がきちんと調べてくれないと、誰も信用できない」と語った。
木村准教授は
「高性能な測定機器を使っても、短時間の測定では、国民や漁業関係者から信頼される結果を得られない。
海の汚染は続いており、東電は事故の当事者として、汚染の実態を厳密に調べ、その事実を公表する義務がある」と指摘している。
(東京新聞)
ーーー
今なお続く福島第一原発周辺の海洋汚染
2014年12月1日 大竹まことのゴールデンラジオ 阿川佐和子
大竹:これは東京新聞のスクープかな?
太田:
そうですね。時間もないので簡単に。
東京電力福島第一原発の近くの海で、東京新聞が放射能汚染の状況を調べたところ、
やっぱり専用の港の出入口などで、
海水に溶けた状態の放射性セシウムが検出されたと。
当然事故当初よりは格段に低い濃度ではあるんですけれど、まだ海に漏れていると。
多かったところで海水から1リットル当たり1.07ベクレルのセシウムが検出されたと。
この1ベクレルの海水が出るということは、
食品基準の100ベクレルの魚が捕れる可能性があるという基準ということなので、
まだまだ海洋汚染が進んでいると。
一方東京電力がずーっと調べているんですけれど、「検出せず」ということを発表し続けているんですけれども、「だいぶ調査の精度が荒くて、大型魚の網で小魚を捕ろうとするようなものじゃないか」
と、東京新聞は指摘をしているんですけどね。
大竹:
東電は精度の低い海水測定をしていながら「検出せず」を強調する、というふうに記事にありますね。
正確な情報が知りたいよね。
漁業関係の方も含めて、これはね、間違った情報
阿川:技術的には可能なんですよね。
太田:
東京新聞はちゃんと高い濃度を。
ゲルマニウム半導体検出器というのを使ってちゃんと検出していると。
大竹:
やっぱり、この1ベクレルの海水の、魚が捕れる可能性のね、数値を知ることは大事だよね、やっぱり。
ま、明日以降は選挙に入るから、
太田:
そうです。公示が明日予定されているので、できるだけ公平公正に、
番組もより慎重に気を使って報道しなきゃいけない。
阿川:発言には気をつけて。
大竹:
はい。
いやだから、そこはもうしょうがないのかね。
間、事実は事実としてお伝えしていくという方法を取るしかないのかもしれないね。
<気仙沼の魚を学校給食に普及させる会>食育授業〜気仙沼の魚を食べられる幸せ〜
<東京湾の汚染>国の発表とズレ
2014年11月1日 菅原文太氏

こんにちは。
沖縄は、何度来ても気持ちがいいね。
あの、カートに乗って楽をさせてもらったけど、80過ぎたんで、さっきの2人みたいに走れないよ。
30年前ならあの倍くらいのスピードで走ったけどね。
今日は自分から立候補して、ピッチャー交代、知事交代、ということで押し掛けてきました。

プロでない私が言うんだから、あてになるのかならないのか分かりませんけど、
政治の役割はふたつあります。
一つは、国民を飢えさせないこと、安全な食べ物を食べさせること。
もう一つは、これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!
私は小学校の頃、軍国少年でした。
小学校、なんでゲートルを巻いて、戦闘帽をかぶって竹槍を持たされたのか?
今振り返ると本当に、笑止千万です。
もう二度とああいう経験は子どもたちに、子どもたちだけじゃない、
大学生も、雨のなかを、大勢の将来大事な大学生が戦地へ運ばれて、半数が帰ってこなかった。
今の政府と、本土の政府ですよ。
仲井真知事は、まさに戦争が起こること、起きること、戦争をすることを前提に沖縄を考えていた。
前知事は今、最も危険な政権と手を結んだ。
沖縄の人々を裏切り、公約を反故にして、辺野古を売り渡した。
ー:そうだ!
古い映画だけど、「仁義なき戦い」に、その流れでいうと、
仁義なき戦いの裏切り者の山守、覚えていらっしゃらない方もいるかな?
ー:覚えてるよー!
覚えてるかーっ!
映画の最後で、「山守さん、弾はまだ残っとるがよ。一発残っとるがよ」というセリフをぶつけた。
その伝でいくと、
「仲井真さん、弾はまだ一発残っとるがよ」
と、ぶつけてやりたい
沖縄の風土も、本土の風土も、海も山も空気も風も、すべて国家のものではありません。
そこに住んでいる人たちのものです。
辺野古もしかり。
勝手に他国へ売り飛ばさないでくれ。
まあそうは言っても、アメリカにも、良心厚い人々はいます。
中国にもいる。
韓国にもいる。
その良心ある人々は、国が違えど同じ人間だ。
みな、手を結び合おうよ。
翁長さんはきっと、そのことを、実行してくれると信じてる。
ー:●を守るぞ!
おぉ!
今日来てるみなさんも、そのことを、肝に銘じて実行してください。
それができない人は、沖縄から、日本から、去ってもらおう!

甚だ短いけど、終わり!

ーーー
有名人が亡くなっても涙が出ることは今までになかったけれど、
いま、菅原文太さんのこの日の文字起こしをしていたら、涙が出てきました…。
とても心強い味方が一人いなくなってしまった……
菅原文太・日本人の底力 井戸謙一さん出演文字起こし
其の一
「日本の裁判"制度"というか、裁判"官"のあり方というか、 もうひとつ言えば"裁判"のあり方」
6/30"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)
其の二の1
「緩んでしまったニッポン人」7/7"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)
其の二の2
「日本だけ、報道していないんです」7/7"菅原文太 日本人の底力"井戸謙一(文字起こし)
2013年11月20日
秘密保護法案反対 メディア関係者らによる総決起集会
これがもし通れば「とどめ」になるのかなと思うくらい悪法だと思っています
2013年11/20菅原文太さん(文字起こし)
AFPBB NEWS 2014年12月01日 10:13 発信地:ブリュッセル/ベルギー

ベルギー・ティアンジュ(Tihange)にある電力会社エレクトラベル(Electrabel)の原子力発電所(2014年8月20日撮影、資料写真)。
【12月1日 AFP】
ベルギー東部のティアンジュ(Tihange)原子力発電所で11月30日に火災が発生し、
原子炉1基が運転を停止した。
同国メディアが報じた。同国で稼働が停止している原子炉はこれで4基目となった。
リエージュ(Liege)近郊にある原子力発電所のこの原子炉は、
フランスのエネルギー大手GDFスエズ(GDF Suez)傘下の
ベルギー電力大手エレクトラベル(Electrabel)が運用する原子炉7基のうちの1つだ。
同発電所に隣接する都市ユイ(Huy)のアレクシス・フーショー(Alexis Housiaux)市長によると、
今回の火災は「原子炉の区域外で発生した」という。
エレクトラベルは、ティアンジュ原発で発生した今回の火災は正午頃に鎮火したと発表。
これまでのところ「原発の安全性および原発職員と近隣住民の安全性への影響は全くない」としている。
予備調査では「人為的な破壊行為」の可能性も排除され、
火災は「技術的な原因」で発生したとの結論が下された。
同国では8月、別の原発で原子炉が停止しているが、
この原因については「人為的な破壊行為」あったためとされている。
アントワープ(Antwerp)とティアンジュにある別の原子炉2基も3月以降稼働を停止している。
原子炉容器に微小なひびが発見されたためだ。
この2基は2012年6月~2013年6月の1年間にも稼働を停止していた。
ベルギーは電力の約55%を原子力発電に依存している。(c)AFP
ーーーー
Centrale Nucléaire de Tihange

ベルギーの原子力政策・計画 (14-05-10-01)
<概要>
エネルギー資源に乏しいベルギーは、1970年代の石油危機以降、原子力発電開発を積極的に進めてきた。
しかし、1999年に段階的な脱原子力政策を掲げる自由党、社会党、緑の党の3党連立政権が発足、
脱原子力法案が2002年6月に議会へ提出された。
産業界は強く反対したが、与党3党は議会の150議席のうち94議席を獲得していたため、
2003年1月、電力供給に支障が生じないことを条件に脱原子力法が成立した。
2009年、政府は代替電源の確保が遅れているとして、
2015年に運転期限を迎える北部アントワープ近郊のドール1、2号機、及び
東部チアンジュ1号機の3基について、
2025年まで10年間の運転延長を条件付きで認めることを決定した。
しかし、この政府の決定は北部のオランダ語圏と南部のフランス語圏の対立から、
2009年6月から2011年11月まで長期の政権空白が続いたため、議会承認が得られず法制化には至らなかった。
2011年12月、ようやくディルボ党首を首相とする8党連立政権が成立したが、
同年3月に発生した福島第一発電所事故を受け、2009年の原子炉運転延長計画を見直すことになった。
2012年7月、政府はドール1、2号機を2015年までに閉鎖し、
チアンジュ1号機のみ10年間の運転延長を決定した。
2013年12月末現在、ベルギーでは7基の原子力発電所が運転中で、
総発電電力量の50%以上を供給している。
世界の原子力発電所 ベルギー

2012年8月
ベルギー 「Doel原子力発電所3号機原子炉にヒビ」
(宮城14/11/28)
FNNLocal

子どもたちに地元の食文化を知ってもらおうと、
28日、宮城・気仙沼市の小学校で、メカジキなどの食育授業が開かれた。

授業が開かれたのは、気仙沼市立九条小学校。

※気仙沼の魚を食べられる幸せ

これは、漁業を通じ、水産資源を守る活動をしている
「気仙沼の魚を学校給食に普及させる会」が、復興庁の支援を受け、主催したもの。

5年生を対象とした授業では、気仙沼でどんな魚が水揚げされ、給食として出されるまで、
どのような人たちが関わっているかなどを学んだ。

28日の給食には、主催団体が提供したメカジキメンチコロッケがメニューに加わり、
授業を受けた子どもたちは、味わって食べていた。


子どもたちは、

「今まで食べたことのないコロッケの味がして、おいしいです」、

「きょう授業を受けて、いろいろな魚のことをもっと知りたいと思いました」と話した。

主催団体は、こうした食育の授業を、2015年度も続けていきたいとしている。
ーーー
気仙沼市
魚市場における水産物の放射性物質検査について
気仙沼市魚市場 水産物の放射性物質簡易測定実施状況(H26年度)(88KB)(エクセル文書)
をダウンロードしてチェックしました。
今年度,
漁獲日2014年3月31日〜2014年11月20日まで441検体の測定をしていますが、
その中にメカジキは一つもありませんでした。
また、下の方に小さな文字で書いてあります。

※精密測定実施の目安とは、50ベクレル/kgです。この数値以上の品目は、宮城県による精密測定を実施します。
なお、精密測定を実施したものは、結果が分かり次第公表します。
気仙沼の魚はセシウムが50ベクレル/kg以下だとそのまま市場に出てくるようです。
東京電力がジャージャー流しているストロンチウムは一切測定していません。
なぜ、学校給食なのか?
100%安全と言えない食材を
強制的にまず子供に食べさせる大人たちを私は許せません。
汚染された餌を食べたヤマトシジミの研究結果から考える「学校給食に福島産米」
10/5 おしどりマコ・ケン横浜(文字起こし)
![]() 北海道で最大の、札幌市場の目利きと一緒に選んだ、おいしく安心な魚です☆【初回購入者限定】... |
国内の大手企業11社が協力し、福島の県産品を応援
(福島14/11/28)
FNNLocal

国内の大手企業11社が協力し、福島県産品を購入する福島の応援を始めた。
東京・日本橋の福島県のアンテナショップ「MIDETTE」。
店内には、県産の野菜や果物などおよそ2,500種類が並ぶ。
日本を代表する大手の企業が、福島県の米や日本酒を積極的に購入することで、県産品の風評被害の払拭(ふっしょく)につなげる。


28日、視察に訪れた法被姿の男性陣は、県産品の風評被害の払拭を目指して動き出した企業の役員たち。
その企業は、
株式会社関電工、

株式会社東芝、

株式会社日立製作所。

11月18日に設立された、「ふくしま応援企業ネットワーク」。
メンバーは、東京電力や原発の廃炉作業に関わる大手ゼネコンなど11社。

東京電力福島復興本社の石崎芳行代表は、

「風評に苦しんでいると、こればかりは福島県民のお力だけでは、なんともいかんともしがたいということは、私も現地でたくさんお話を伺っております」と話した。
消費者庁が、2014年9月に発表した意識調査では、福島県産品の購入をためらうと答えた人は19.6%と、2014年2月の調査から、およそ4ポイント増加した。

首都圏の消費者の女性は、

「お子さんがいるおうちの方は、ちょっと気にしている人もいる」、

「主人がすごく気にしていて、福島の物は自分も食べないし、子どもにも食べさせない」、

「ミニトマトとか、福島産と書いてあっても買いますけど」と話した。

ふくしま応援企業ネットワークでは、社員食堂や贈答品での県産品の利用促進をはじめ、社内販売の開催や、福島の観光のPRを組織的に行う。
ふくしま応援企業ネットワークの真崎俊雄会長(東芝副社長)は、

「このおいしさというものが、ちゃんと素直に受け入れられるように、われわれも協力できることは協力しながらやっていきたい」と話した。
ネットワークに加盟する企業11社の社員の数は、20万人。
グループ会社などを含めると、さらなる裾野の拡大が見込まれていて、福島県も、その効果に大きな期待を寄せている。
日本橋ふくしま館MIDETTEの加藤泰広館長は、

「今一番大変なのは生産者の皆さん、生産者が作った、おいしくて、安全なものを、しっかり認識していただく、買う市場があれば、生産者が作る喜びがわいてくると思いますので、そういった取り組みを、このネットワークに期待したい」と話した。

組織的に県産品を購入・消費して、安全性をPRする新たな取り組み。
ネットワークでは、今後さらに加盟社を拡大する計画。
ーーー
このニュースを見て、なんだかとても不思議な感覚に陥った私です。
原発を作って、我欲のために原発にしがみついた結果、放射性物質を大量にばら撒いた当事者たちが、
まるで正義の味方にでもなったように「風評被害払拭のため」と胸を張る。
放射性物質を大量にばら撒いて、そこらじゅうを汚染させた当事者(犯罪者)の東京電力が
「多くの方が風評に苦しんでいると。こればかりはですね、福島県民のお力だけでは、なんとも如何ともし難いと、いうことは、私も現地でたくさんお話を伺っております。」などと、
まるで被害者の味方にでもなっているような発言を堂々とする。
その心の中は、
「風評被害」ではなく「実害被害」によって商品が売れない生産者への補償をしたくない一心なのだろう。
そして、「放射能なんか関係ないよ」「原発は爆発したって被害はないんだ」
と原子力企業が一丸となって県民や国民を騙すためのように私には思えたけど…。
こういう人たちは自分の孫には食べさせないで、贈答品なんかでいろんな人に送るんだろうな、きっと。
20141122 UPLAN
http://youtu.be/wcqiUcTtuUk?t=28m50s
「被ばく者として─今も福島で」古川好子さん(避難を考える会/ 会津若松市在住)
ご紹介いただきました、古川と言います。
私は東京電力福島第一原子力発電所の事故によって、強制避難地域と言われる場所ができたんですが、
そこの住民です。
ですからいわゆる強制避難者というやつです。
今は会津若松で暮らしています。
「被ばく者として」という大仰な題にしたんですけど、
こんなにふくよかな感じで、被ばく者というと、
「おいおい、大げさじゃないか」って思われる方がもしかするといらっしゃるかと思います。
それと私が「被ばく者」なんて言うと、うちの子供達がどう思うのかというのも、
聞いたことはありません、実は。
ただ、聞いたらきっと「俺たちもだろ」って言うのだろうなと想像はします。
私は事故のすぐ直後から自分を「被ばく者」というふうに自覚していたのか?と言ったら全くそうではないです。
少なからず「逃げ切った」というふうに自分で自信があったんですね。
事故の直後にすぐ県外に出て、1週間ほどで福井の方におりましたので、
ま、大きなところというか
一番危険なところからは逃げ切ったんじゃないかなというふうに、自分では思っていました。
そのあと事情もあって、4月中旬から会津若松に戻るんですが、
放射線のことは非常に心配していましたので、
被ばくをしないようにいろいろなことを考えて、いろんなことを調べて、
とにかく神経質に暮らしたりもしましたから、
自分が被ばく者だということをその時点から自覚したわけではないです。
ただ、徐々に徐々に徐々になんですけど、
「あの日どのくらいの放射線量だったのか」ということとか、
さっきの資料にもありましたけど、
「どこまで放射線の被害があったのか」ということが徐々に発表されてるんです。
それを見るたびに、「あ、わたしここにいた」「あ、あの時じゃない?これ」って思って、
「なんでよ、がっつり浴びてるじゃない」というふうに思うわけです。
そこから、
がっつり浴びているんだとしたら、被ばくして傷ついた私の遺伝子はどう考えてもそう簡単には回復しない。
ましてや、元に戻るっていうことはないだろうなっていうふうに思うようになりました。
で、傷ついたと言っても、日々痛む傷ではないので、それほど苦しむということはないんですが、
やっぱりショックでしたし、どうしようかなというのはありました。
ただ、出来るだけ悲観ではなくて、そこから先は自覚、
「自分は被ばく者」という自覚を持って行こうと考えるようになりました。
で、その自覚の一つなんですが、
臓器提供の意思の署名をするところがありますよね、保険証とか免許書とか。
そこに署名するのをまずは止めました。
子供達にはなんていうか?というと、
私が臓器提供ができるような状態で死んだ時には、
私があの事故の被害者で少なからず被ばくをしている人間である。
ということをきちんと説明して、ちゃんと理解してもらって、
「それでも」という方がいるんだったら、どこでもいいから全部差し上げなさい。
っていうふうに言ってあります。
被ばくしている私の臓器でもと思われるほど切迫した状態の方というのも確かにいるんだろうなと思うので、
それすらもお断りしなさいとは思えないところがあるんですね。
同じような理由で献血も一切止めました。
事故の前までは年に2回ぐらい400mlの献血をするように心がけていたんですが、
事故以降は一度も献血をしていません。
やっぱり、被ばく者の血なので、それを健康な人じゃないです。
怪我をしていたり病気をしたりして弱っている方の体の中に輸血するっていうのは、
どう考えても私には許せない。
そういうふうに思うので、献血を一切止めました。
有楽町の交通会館の前で「献血お願いします」と言ってらしゃる方をよく見かけるんですけれども、
やっぱり見ると心が痛みます。
臓器提供にしても輸血にしても、被ばく者のものであるかどうか?ということを確認しない。
相手の方が理解しないということをしないということは問題じゃないかなというふうに、
わたしなら納得できないというふうに思うんですが、
どうしてこうなっているのか?というと、
実は今時はどの血液もどの臓器もそれなりに被ばくしていると誰かが思っているんじゃないかと思うぐらい、
私は被ばく者として見られることもないですし、扱われることもないです。
で「被ばく者だ」というふうに自覚してからは、
会津若松での生活は、それ以前にもまして神経質にもなりました。
食べ物にカルシウムの錠剤を毎晩欠かさず飲んでいましたし、
季節外れのリンゴを一生懸命食べていました。
食品にすごく気を使って、体の中に入れるものにすごく気を使って、
産地を吟味して、
今でもあんまりそれは変わらないんですが、
北海道と、あとは北陸以西のものっていうふうに、常に気になります。
あと、水道水は一切口にしませんし、料理にも使いませんし、お米を研ぐのにも使いません。
そういうふうに生活をしています。
まだそういうふうに生活をしている部分もあります。
また、外に出るときは、夏でも長袖を着てマスクをして帽子をかぶって、
ちょっと異常な感じで歩いていたんですが、
その点だけはだいぶこういうふうに緩和された、というか、緩んできていて、
今はこの格好で会津若松市内も歩いています。
そういうふうにしている私から見ると、
会津若松の人々はとても普通に暮らしてらしたんです、あの頃から。
で「どうしたものかな」というふうにすごく気になるところがあって、
かといって「ここも危ないんじゃないでしょうか」とか
「気をつけたほうがいいんじゃないでしょうか」って声を上げるようなことはやっぱりできなくて、
自分の中では「私は被ばく者なので追加の被ばくをなるべく避けたほうがいい」
「会津の方は被ばく者じゃないので、とりあえず普通の生活でもいいんだ」っていうことに、
頭の中で線を引きました。
そうすると日々の生活がすご〜く楽になったので、
で、なんていうんでしょう、篭るようにして暮らしたのでどんどん孤立して、
被ばく者という自覚だけが強くなるという、そういう生活をしばらくしました。
ところが、篭る、孤立するという生活は意外に長く続けられなかったんですね。
同じアパートの方が、私が避難者であるということで心配して声をかけてくれたりとか、
あと、会津若松市内のスーパーマーケットで、10年ぶりに友人に会ったりして、
そうすると元々の性格がこんなもんですから、ついつい話をしてしまいます、長らく。
そうすると、無口で大人しい女性というイメージが一気に崩れてしまって、
こういう形だっていうのが露呈すると、声をかけてくれる人が少しずつ増えるようになって、
で、会話の時間が増えて、会話の回数が増えて、
少しずついろんなことを話すようになってくると、
実は会津若松の方も決して安心して暮らしていたんではないんだということに気づかされるんです。
心配はしているけれども、どうしたらいいかわからなくってこんな感じで暮らしているとか、
「ここは大丈夫」って言われているしな、と思って暮らしているとか、
そういう話を聞くようになりました。
それ以上にもっと私が驚いたのは、
きちんと放射線の危険を感じて、
被ばくをできるだけしないように気をつけて暮らしている方がたくさんいらっしゃったんです。
そういう方は大概お子さんを持つお母さん方なんですけど、
そういう方とも知り合うことができて、お話をするようになって、
すると私の方が今度は勉強させてもらうぐらいに、皆さんいろんなことをご存知でした。
だから外から見るだけでは決してわからない。
本当はどういう心配をしているのか?
どういうふうに考えてらっしゃるのか?
そこは外から見ただけじゃわからないんだなと、大きく感じたことです。
で、そういう生活は実は今でも続いています。
会津若松で暮らしている私、会津若松で暮らしている皆さん。
今日も被ばくしているだろうな、昨日も被ばくしただろうな、
というふうにやっぱり思って暮らしているんですね。
「そんなに心配しているのに、じゃあなんであなたは福島にいつまでもいるんですか?」
って、きっと思われる方もあると思うんです。
わざわざ被ばくしそうなところにいなくても、他に引っ越せばいいのではないかとか、
それこそ避難をすればいいのではないかとか、
私もそう思わないことはないんですが、
どうしていつまでも会津若松にいる、っていうか、福島にいるかというと、
「現実を忘れないように」「危険性を忘れないように」
家族が県外におりますので、そこに入ってしばらく県外で暮らすと、
私でもさえが、「あ、福島のあの事故って、もしかしたらもう大丈夫なの?」とか、
「あ、アンダーコントロールだったわけね」っていうふうに思えるぐらい報道は少ないです。
で、福島に帰ると、一気に汚染水の話が出て、トレンチの話が出て、
防護カバーを外すとか外さないとか、燃料棒を移動するとか移動しないとか、
そういうニュースがバーッと入ってくるんです。
それを見るとさすがに「ウワー、やだな」っていう思いもしますけど、
現実それが起こっているっていうことは、どこにいても危険性は同じなんじゃないかなと思うんです。
で、会津若松市っていうのは福島第一原子力発電所から100kmです。
それをぐるっと円にすると、
栃木県の那須塩原のあたり、茨城県だと日立、宮城県だと仙台市のあたりがちょうど同じくらい。
距離でいうとそんな感じです。
で、線量計を時々持って歩くんですけど、
会津にいてもこちらにいてもそんなに大きく変わるっていう感じがしなかったんです。
特別なところに行かない限りなんですが。
だとしたら、この危険性をきちんと思って、きちんと自覚をして生きていくために、
とにかく福島に帰る場所を一つ置こうと思って、私は会津若松に今もアパートがあります。
で、皆さんにお願いしたいのは、
私は皆さんの前例になると思います。
「決してない」と言われた原子力発電所の事故が起こったので、
これは「決してないことではない」と思うんですね。
私が被ばく者というときに長崎広島の方は私の前例にはならないというふうに言われたことがあります。
それは被ばくの原因が違うからです。
で、私が原発事故の被害者だというときにチェルノブイリは前例にならないと言われました。
それは国が違うからです。
でも私は日本で、原子力発電所の事故によって被ばくをしました。
次にどこかで起きた時、皆さんの前例は私たちです。
私たちはどういうふうにされたのか?
どういうふうにしてどういうふうになったのか?
そこをできれば、見ていてください。
そうすると、次の自分の時に何に気をつければいいのか?
どう動けばいいのか?
少しだけわかっていただけると嬉しいです。
どうもありがとうございました。
42:45
関西電力高浜原子力発電所1号機2号機の再稼動について
2014年11月29日 小出裕章ジャーナル
関西電力が福井県にある高浜原子力発電所1号機2号機、
これは74年に稼動が始まったので、40年経とうとしている原発ですけれど、
これの特別審査を申請して、また再稼働させようとする動きが見えています。
現行の法律では、基本的に原発の寿命は40年。
特別検査をして合格すれば20年プラスをして60年まで稼動が一応可能となっていますが、
心配になるのが相当老朽化しているのではないか?
40年も動かし続けて、ということが真っ先に頭に浮かびますけれども、
40年稼動の原発はどう考えたらいいでしょうか?
小出:
みなさんご自分の周りのことを考えていただきたいのですが、
例えば自分が乗っている車、
40年前の車であったとすれば使い続ける気がするでしょうか?
あるいは家庭の電化製品でもそうですけれども、
40年前のものをこれからもずっと使っていこうと…、思うのがむしろ不思議だろうと私は思います。
原子力発電所というのは、特に安全性に十分な注意を払わなければいけない機械なわけですし、
それがもう40年の寿命、というか、
40年経ったのに尚且つそれを動かそうということ自体が、私は随分異常なことだと思います。
一番問題なのは、原子炉圧力容器と言っている炉心を格納している圧力釜なのですが、
それが中性子を被曝しながらどんどんどんどん劣化してしまってきているわけです。
もちろん人間は被曝をすれば簡単に死んでしまうわけですけれども、
鋼鉄も被曝をすればするだけ劣化していくわけです。
みなさん、家庭で使っている鍋と、それからガラスでできているコップとを考えていただきたいのですが、
普通私たちが生活している場所、というか温度ですね。
気温10度20度、あるいはマイナス、零下何度になるということもあるかもしれませんが、
普通、鉄は割れないのです。
ガラスは簡単に割れますけれども、鋼鉄は割れません。
トンカチで叩いても、例えば落としたって、
ひしゃげたり曲がったりはするかもしれませんけれども割れないという性質を持っています。
ただ、その鋼鉄もどんどんどんどん冷やしていくと、
ある温度以下になると簡単に割れてしまう、
つまりガラスのように割れてしまうという温度が、実はあるのです。
普通鋼鉄が割れないというのを私たちは「延性(えんせい)」と呼んでいるのですが、
延びるのですね、金属というのは。
それからガラスのように簡単に割れてしまうものを「脆性(ぜいせい)」と私たちは呼んでいるのですが、
温度が低いと大抵のものは「脆性」なのです。
それから、「脆性」から「延性」に変わる温度というのがあって、
それを私たちは「延性脆性遷移温度」と呼んでいます。
鋼鉄の場合にはそれが、通常だと零下何十度というところで、
それ以上の温度であれば延びる、つまり簡単には割れないという性質を持っているのですが、
原子炉が稼働して鋼鉄が被曝をするにしたがって、
その温度がどんどんどんどん上がってくるのです。
例えば高浜原子力発電所の1号機の場合には、
すでに脆性から延性に変わる温度が95度という値が、すでに数年前に得られています。
どんどん遷移する温度が高くなってしまっていて、
95度以上であればまだ金属の性質を持っているけれども、
95度以下、つまり普通私たちが生活している温度の状態では、
もう高浜原子力発電所の原子炉はガラスなのです。
ですから、何か事があればバリッ!と割れてしまうという、
そういう危険な状態にすでになってしまっています。
本当であればこういう原子炉は動かさないという判断をするのが妥当だろうと私は思います。
Q:もろくなる温度が上がってきたのは中性子を浴び続けたせいなんですか?
小出:そうです、まさにそうです。
Q:40年間経ってどんどんもろくなってきたもの、これを使わざるを得ないわけですよね、交換はできないんですよね。
小出:
交換はできない。
ですから、原子力発電所の寿命というのは、もともと40年ぐらいだろうと言われていたのですけれども、
それはこの原子炉圧力容器というものが交換できないし、
それがどんどん中性子を被曝して劣化してくるので、
40年ぐらいでやめておくのが妥当だろうなと、はじめに考えたのです。
その時期がもう高浜原子力発電所には来ているわけですし、
私はもうやめるのが当然のことだろうと思います。
Q:動機が経済的な動機、つまり欲ですよね、儲けたいということで、
この安全の問題がまた二の次になることは本当に困りますよね。
高浜の問題も、脆性、もろくなる、ガラスのようになるということで、
どれだけ検査で規制委員の方が検討するのか、ちょっとわか利ませんけれども、注目していきたいと思います。