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<検察再び不起訴>東電の勝俣恒久元会長、武藤栄元副社長、武黒一郎元副社長

2014年12月

東電元幹部、再び不起訴へ 東京地検 年明けに最終判断
東京新聞 2014年12月26日

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東京電力福島第一原発事故をめぐり、検察審査会の「起訴すべき(起訴相当)」との議決を受けて、東電の勝俣恒久元会長(74)ら旧経営陣三人を業務上過失致死傷容疑で再捜査している東京地検が、三人を再び不起訴とする方針を固めたことが、関係者への取材で分かった。大規模津波の試算を把握していた旧経営陣が津波対策を取らなかったことについて、地検はあらためて、刑事責任を問うのは困難と判断したもようだ。東京高検など上級庁と協議の上、年明けに最終判断する。
 
複数の市民グループによる告訴・告発を受けて捜査を始めた地検は昨年九月、旧経営陣三人や事故当時の首相だった菅直人氏ら四十二人全員を不起訴とした。これに対し、検審は七月に勝俣元会長ら三人を起訴相当と議決し、地検は再捜査している。
 
関係者によると、捜査の最大の焦点は2008年に東電が高さ15.7メートルの津波の試算を得た後、防潮堤の建設や非常用発電機の高台設置など対策を取らなかったことの是非。検審は「原発は一度、事故が起きると甚大な被害をもたらす。原発事業者にはより高度な注意義務があり、想定外の事態を前提に対策を取るべきだった」と指摘した。
 
地検はあらためて地震や津波などの専門家から意見を聞き、旧経営陣ら関係者を聴取。市民グループ側は「15.7メートルの津波試算を得た後、対策を取っていれば深刻な事故は防げた」と主張してきたが、地検は今回の津波を予測し、事故を回避するのは困難だったと結論づけるとみられる。
 
地検が三人を再び不起訴とした場合、起訴相当と議決した検審とは別のメンバーによる検審が、あらためて審査する。再び起訴相当と議決すれば、三人は強制的に起訴され、公判が開かれる。
 
福島県民らでつくる福島原発告訴団は25日、最高検と東京地検に申し入れ書を提出。記者会見した武藤類子(るいこ)団長(61)は「原発事故の被害がどれだけひどかったかを理解し、起訴してほしい」と訴えた。



福島原発告訴団:不起訴は許さないぞ!東京地検前緊急行動

2014年12月25日 UPLAN
【福島原発告訴団】
何も対策をしなければ、地震、津波で原発過酷事故が起こるということを、東電も国も十­分に予測してたという調査事実を基に、12月9日、福島原発告訴団は新たな上申書を東­京地検に提出しました。
さらに12月22日、「だめ押し」の上申書を追加で提出しました。
東京地検は、起訴できるだけの証拠が次々と明らかになっているにもかかわらず、いまだ­に強制捜査もせず、東電旧経営幹部を聴取したという報道も聞こえてきません。
原発事故被害者は、泣き寝入りしろということでしょうか?
私たちは、こんな思いで、新しい年を迎えることはできません。
東京地検に対して、東電旧経営幹部の「不起訴は許さない!」と、緊急行動を行います。
ぜひ、ご参加をお願いいたします!


2015年1月
東京電力

東電旧経営陣3人を再び不起訴処分 東京地検
(福島15/01/22)

FNNLocal

福島第1原発事故に刑事責任があるとして告発されていた、東京電力の旧経営陣について­、
東京地検は、再捜査の結果、再び不起訴とした。

不起訴処分となったのは、東京電力の勝俣恒久元会長、武藤栄元副社長、武黒一郎元副社­長の3人。
3人については、検察審査会が、2014年7月に「起訴すべき」と決議したため、
検察­は、あらためて捜査を行ったが、再び不起訴処分となった。
今後、検察審査会が、再び起訴を決議すれば、強制的に起訴され、裁判が開かれる。





東電元会長ら再び不起訴 検審、強制起訴か審査へ
東京新聞 2015年1月23日 朝刊

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東京電力福島第一原発事故をめぐって業務上過失致死傷容疑で告発され、昨年七月に検察審査会が「起訴相当」(起訴すべきだ)と議決した東電の勝俣恒久(かつまたつねひさ)元会長(74)ら旧経営陣三人について東京地検は22日、再捜査の結果「巨大津波を予測し、事故を防ぐ対策を取ることはできなかった」と判断、再び嫌疑不十分で三人を不起訴とした。今後、検審が再審査し「起訴すべきだ」と議決すれば、三人は強制的に起訴され、裁判が開かれる。 
 
不起訴となったのは、勝俣元会長のほか、武藤栄(さかえ)元副社長(64)、武黒(たけくろ)一郎元副社長(68)。検審が昨年七月に「不起訴不当」と議決した小森明生(あきお)元常務(62)についても、地検は嫌疑不十分で不起訴とした。小森元常務の不起訴は確定した。
 
東電は2008年3月、政府機関の地震予測に基づいて高さ15.7メートルの津波が到達する可能性があるとの試算を得ていた。この試算について昨年7月の検審議決は「科学的根拠があり、大規模津波を想定して対策を取る必要があった」と指摘した。
 
再捜査の結果、地検は東日本大震災の際に福島第一原発を襲った津波は、この試算をはるかに上回る規模で、巨大津波の襲来を具体的に示す研究成果は存在していなかったと判断。「三人には巨大津波を予測して、事故を防ぐための対策を取る義務があったとは認められない」と結論づけた。
 
原発事故をめぐっては、被災者らでつくる「福島原発告訴団」など複数の市民グループが告訴・告発。13年9月に東京地検は、対象となった42人全員を不起訴とした。
 
東京電力の話 「検察当局の判断であり、コメントは差し控えたい」

◆審査員11人中8人、2度議決の場合
 <強制起訴> 検察が不起訴とした事件について、検察審査会による2度の審査で、選挙権のある国民からくじで選ばれた審査員11人中8人以上が「起訴すべきだ」と議決した場合、裁判所が選んだ検察官役の弁護士が、容疑者を強制的に起訴する制度。2009年5月に導入された。




「東京地検 は東電幹部を起訴せよ」東京地検前要請行動

2015年1月21日 UPLAN
【東電の刑事責任を追及する会】
昨年7月東京第5検察審査会が議決した東電元幹部3名に対する“起訴相当”、1名に対­する“不起訴不当”についての東京地検の再捜査が2月2日で終了します。1月16日、­福島告訴団呼びかけた参院院内集会、地検要請行動に300名が参加しました。一昨年9­月の東京地検の不起訴処分の誤りを根拠づける証拠が続々と出て、もはや「刑事に責任あ­り」は明白です。しかし、東京地検は「東電不起訴」にするとの情報も流れています。「­東京地検は東電幹部を起訴せよ」との声をどんどん出して行かなければなりません。要請­書、要請署名の提出などの要請を行います。地検に自らの思いを訴えましょう。



福島原発告訴団検察庁前抗議ー福島第1原発事故東電・元会長ら不起訴検察審再審査へ

2015年1月23日







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<謎の眠り病>「あの鉱山から風が吹いてくると、皆、眠りに落ちるのよ」〜眠りの谷カザクスタン〜ロシア・トゥデイ日本語訳


眠りの谷、スリーピー・ホロウ、カザクスタン
Sleepy Hollow, Kazakhstan

日本語訳 yokoblueplanet
字幕編集 金吾



人々はそこを「眠りの谷」と呼ぶ。
不思議な病にとり付かれたカザクスタンの小さな村—村人たちは、明らかな理由が無いのに眠りに落ち続ける。
無差別に襲う病には、治療法が無い。
眠りの病は何の前触れも無く始まる、そして罹った者は再び目覚めることがあるのかどうかを知らない。
幽霊の仕業と云う人々もいるー近くにある閉鎖されたウラン鉱山の所為だと言う人もいる。
医療関係者や科学者が何度もこの謎を解き明かそうと試みたが、この病の原因も経過も未知のままだ。
ロシア・トゥデイが、独自の調査をするために、カラチ村に入る。


北カザクスタン
2014年9月

ラジオ:
「眠りの流行病」がカラチを襲っているが、病気の原因は未だに不明です。
最初の患者が記録されて以来2年間、老若男女が気を失い、数日間眠り続けてきました。

1
イゴー・サムセンコ:
眠りの谷、眠りの窪地。皆、そう呼ぶんだ。
走り廻っていると思うと、次には動かなくなる、フラフラし始めるんだ。
首(頭)を廻して向きを変える時、それ以前に見ていたものに目の焦点が合ったままなんだ。
目よりも頭の方が速く動いている。
目を覚まさせようとすると、目を開けたいようだけれど、開けられない。
眠り続けるんだ。。。

2


眠りの谷、カザクスタン

カザクスタンの首都、アスタナから450km
ソヴィエト時代には、村はウラン採掘のために「最高機密」とされていた。
鉱山は1980年に閉鎖された。

(廃屋:歌)
美しい明日からの声が聞こえる
銀のジングル・ベルのように私を呼んでいる。
声が聞こえる、 魅惑的な道は回転木馬に乗った子どものように、頭をクラクラさせる。
私の美しい明日
泣き言や哀しみを持って来ないで、
泣き言や哀しみを持って来ないで、
そんなに私を傷つけないで!
純粋な源から 私はついていく 美しい明日へ
美しい明日へ

美しい明日へ
進み始める。

3
オルガ・サムセンコ:
ここの町の病院で生まれたの。
当然、ここで起こった殆どのことは知らないわ。
今は皆廃墟よ。
あそこの何軒かが使われているだけ。
ここでしっかりしているのは、そこの建物だけ。
町の他の建物は廃屋。
鉱山はずっと前に閉鎖されたけど、まだ家が残ってるわ。
引っ越しできる人たちは、いなくなった。。。
引っ越しでき無い人達が、ここに残ってるのよ。

これが最初の家。
ここの人たちも眠る人たち「スリーパー」だった。

4
オルガ・サムセンコ:
あそこに家が見えるでしょう?子どもたちが眠ってたわ。
奥の家でも、病気になってた。
あの女性の子どもたちも、眠りに 落ちていたわ。
農場ではいつでも、どこでも起こりえるのよ。
あれが私たちの学校。体育の時間ね。
9月1日、集会の後に、子どもたちが倒れ始めたの。
1時間の内に、8人の子どもが眠ってしまった。


病院

5
看護婦:
しっかりして。この子の容態の方が悪いわ。
昨日何があったの?

男の子:何も。

看護婦:
昨日、学校へ行ったのは覚えてる?
覚えてるのね? 学校へ行って、それから?
集会があったでしょう?

男の子: 家に帰った。。。

看護婦:
集会の後直ぐに帰ったの?
どこかで遊んで行った?

男の子:いや。

看護婦:
そう? 真っ直ぐ家へ帰ったの?
次に何があったの?
目眩がした?

男の子: (頷く)

看護婦:今はどう?

男の子: (頷く)


眠り病1
カイーア・アブドゥラクマノフ、主任医師、地区子ども病院:
全員の子どもに CT スキャンをしたのです。
びまん性脳腫脹(びまんせいのうしゅちょう) がありますが、神経学的症状としては悪化は見られません。
髄膜炎の兆候もありません。
訊かれたことには、皆、完璧に答えます。

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男の子:
集会から家へ戻ったよ。
フラフラしていて、倒れたんだ。
アンドレイが立つのを助けてくれた。。。
ティムールとエフゲニーが抱えてくれて、家まで連れてきてくれたんだ。

男性のQ:それから?

男の子:覚えてない。

女性のQ:前回、搬送したのは何人ですか?

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グレゴリー・スリモフ =Grigory Sulimov 、救急車の運転手:
20人・・・20人以上だね。
冬には、少なくとも60人はいたね。
搬送した人たちを並べて置くんだ。
何人かは丸丸1週間眠り続けた。
子どもたちは立っていられなくて、倒れていた。
子どもたちはまるで酔っぱらっているようだった。
幻覚も見るし。
1人は体からカタツムリを採っていた。
別の子は、頭が破裂しそうだと云っていた。
気違い病院さ。


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男の子オレグ・サムセンコ=Oleg Samusenko:こんな風さ。

女の子マリナ・サムセンコ=Marina Samusenko:
喋るでしょう、でも舌がもつれてしまうの。
幽霊と関係があると云う人たちもいるわ。

男の子オレグ: 誰もそんな事考えてないよ!

女の子マリナ: たくさんいるわ!

男の子オレグ:悪霊が僕らの体から出て行ってるって言うんだ、だから眠りについてしまうんだって。

女の子マリナ:
オリヤが言ってたけど、友達のスヴェトナが鉱山に行った時、灰色の煙が見えたって。
その時風が吹いて、この煙は別の方向へ流れて行ったそうだわ。
オリヤは、もし煙が家の方に来たら、眠りに落ちただろうって言ってる。

たき火

女性Q:
どう思われますか?
なぜこの村の人たちが、眠ってしまうのでしょう?

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女性:何も聞いてませんよ。

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リュドミラ・プシャコヴァ=Lyudmila Pushakova:
誰も何も教えてくれないのです。
本当のことを言うのを怖がっているのよ。
ここに何かが埋められたそうだわ。
地元の男性が一人そこで働いていたの。
関係者が、毒性廃棄物か何かが入った黒い箱を持ってきたって話してた。
それが埋められたわけだけど、それが原因と云う可能性もあるわね。
科学反応を起こしている重金属かも知れないわね。

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アルス・シャラファエヴァ=Alsu Shalafaeva:
男達が7番鉱山に入った時、変な甘い臭いがしていたと言っていたわ。
それ以上深く入るのを怖がっていた。

女性Q:どんな気持ちですか、ここに住んでいるのは?

アルス=Alsu:
何が起こるのか、恐いです。
明日、全員が眠りに落ちてしまうのでは無いかと、恐ろしいです。

女性Q:病院で何をしたの?

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男の子スタス=Stas:注射をされた。。。

女性Q:注射?

男の子スタス:
そう、注射。
アッと云う間に終ったよ!マリナだ。

父親:さあ、お母さんに挨拶して。

母親:可愛い子。

男の子スタス: 僕のウサギ!

父親:未だ、十分に目を覚ましてないんだ。。。

母親:キスさせて。

父親:大丈夫だよ、出かけたから疲れてるだけさ。

母親:
気をつけて、抱っこするわ。
待って、お母さんの所へ来て。
ダニーラの所へ行きたがってる。
オレグだわ。

マリナ:こっちへ来て、私の方へ来て!

母親:何でまだフラフラしてるの?

父親:出かけたから、疲れてるんだよ。

マリナ: 抱っこしよう!キスさせて。キスして頂戴。

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母親:
酔っぱらっているみたいだわ。
心配だわ。
私たちも皆、眠りに落ちたことがあるので、どう考えていいのか分からないわ。
赤ちゃんたちに悪影響が無かったことを祈るだけよ。
他のことはどうでもいいわ。
キスさせて。
どうしてフラフラしているの?
キスさせて。こっちへ来て。

父親:
診断結果は、中毒性脳症なんだ。
医者は脳浮腫は微小で、まったく危険ではないと云っていた。

母親:医者には何も危険じゃないのよ。

父親:
医者が言ったことを伝えてるだけだから。
テストは全部、異常なし。

母親:いつものように。

父親:僕も同じことを言われたよ。

母親:
全員異常なし。
私は妊娠4ヶ月だったの。
最初は、倒れて手をついた、起き上がって
気分が悪い、暑すぎると思った。
外へ出てから、家に戻ってスウィッチを切って
その後のことは何も思い出せないの。
お医者さんたちは、インフルエンザだと言ったわ。
カルテには私が 37.3 ℃の熱で、足下がフラフラして力が入らないと云っていたことが記録されています
それだけよ。

男性Q:でも赤ちゃんの場合は、どうやって見分けるのですか?

母親:
赤ちゃんが眠りに落ちる時をどう見分けるかと云うこと?
イゴールを揺さぶったのだけれど、目を覚まさないので、セルゲイを呼んだわ。
彼が赤ちゃんを見ている間に、救急車を呼んだの。
眠らせないようにしたの。
彼には物が二重に見えていたわ。
ダニーラが部屋に入って来ると、「アー、2人のダニーラだ!」って。


(TV画像:)
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眠り病は、カザクスタンの科学者たちによってカラチ村で行われた最新の研究によると、ウィルスが原因ではありません。
ウィルス学と放射線科の最高権威が村を調査し、毒物学者が一軒一軒を見て歩きました。
最先端の技術を駆使しましたが、眠り病患者に診断を下すことはできませんでした。

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おばあさん:
死なせてくれないんだね、声が大きいこと!
力が無くて、歩くのも大変。。。

女性Q:しばらくテレビを消してもいい?

おばあさん:いいわよ、要らないから。

女性Q:何日になりますか?

おばあさん:6日。

女性Q:それでずっと横になっているのですか?

おばあさん:そうよ。

女性Q:
起きようとはしないのですか?
最後に起きたのは何時ですか?

おばあさん:
1時間前よ、でも磁石みたいにベッドに引き戻されたわ。
それから外へ出ると、太陽が出ているので、「エレナ、魚釣りに行きたいわって。。。」

女性Q:回復するまで釣りはダメよ!

おばあさん:
喉が渇いたわ。
弱ってるわ、脚が重いし、まるでブーツを100足も履いているようなのよ、目も廻ってるし。

女性Q:
雨がたくさん降った後に、強い風が吹いた日があって、それから次々と皆眠りに落ち始めたの。
風はあの鉱山から吹いていたわ。

おばあさん:彼に訊いたの、「魚釣りに行った方がいいかしらね?」
返事が無いので、
「ねー、魚が欲しい?」って。
「ニャオ!」
「魚釣りに行った方がいいかね?」
沈黙。
釣りに行かせてくれないのよ。

女性Q:
彼は何と云えば 良いの?
「そう、魚が欲しいって!」

おばあさん:
彼は魚が欲しいって言ったのだけれど、釣りに行かせてくれなかったの。
魚釣りには早すぎる!



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川辺の男性アレクサンダー=Aleksandr Ratz, 元鉱夫:
釣り竿を仕掛けたら、足下が覚束なくて目眩がしたんだ。
釣れた魚から釣り針を外そうとしていたら、
川に引きずり込まれるような感覚を覚えたんだ、まるで悪霊が僕を倒そうとしているみたいな。
それから魚がもう一匹釣れた。
川が僕の前で揺れ始めたんだ。
何かが変だと気がついた。
吐き気がした。
車に戻ったけど、運転したのはまったく覚えていない。
気がついた時は病棟だった、仲間に囲まれていたよ。
同じ日に、僕ら5人は病院行きとなったんだ。
3日間だったよね、ヴァレリー?
集中治療室に3日間。
医者は、彼は脳梗塞だったと言ったんだ。
でも彼が目を開けた時には、話も出きるし、歩けるし。。。

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ヴァレリー=Valery:
翼のある馬(天馬)に連れて行かれる夢を見たよ。
馬は飛んでいて、僕を捕まえたんだ。
大声で叫んだ。医者たちが僕に注射をして、僕は目が覚めた。

アレクサンダー:
多分、地中から吹き出しているガスの所為だよ。
症状から見ると、ラドンだな。
この不活性ガスの原子が重ければ重いほど、ヒトの神経系統への影響が強くなる
神経系統は頭だから。


地元の人たちは、過去2年間に,100人以上が異常な睡眠を体験していた。
数回体験している人たちもいると言っている。
だが、公式な統計は無い。


母親:
オレグ!起きて学校へ行く時間よ。
ダニーラ、起きて。
おチビちゃん、さあ!
背伸びして!私のちびウサギちゃん。

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大きいお母さん:
目が覚めたわ、朝起きられるのは嬉しいことよ。
朝に目を覚ませば、起きたと云うこと!
いいことよ!

母親:誰?
小さなお兄ちゃん?

大きいお母さん:お散歩に来たの?ウサギちゃんたち。

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母親:起きているかどうか見るのに、毎朝見に来るのよ

大きいお母さん:テストもサンプルもここからたくさん持って行ったけど、誰も結果を知らせてくれないの。

母親:
信じられないことは、彼らがそれは大騒ぎする程のことじゃないと言ってることよ。
そんな筈無いでしょう?

大きいお母さん:去年は、「誰も死んでいないでしょう!」って言ったのよ。

母親:そう言ったのよ。

大きいお母さん:
何で気を揉んでいるんだ?
1人も死んでいないのにって。
でも年配の男性が一人死んでるわ、ちょうど皆が眠りに落ちている時に。

母親:その通りよ。

大きいお母さん:彼も眠りに落ちてたわ、でも彼らはおじいさんは脳梗塞だったと言ってた。


母親:
私たちの集団農場はこの水だけを使ってる。。。
他のは使わないわ。
料理と、冬には洗い物にも使うわ、冬には川の水は取れないのよ。

(サンプル:)
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分析のためにモスクワへ持って帰ります。

78.png
水質検査に加えて、土壌と植生サンプルも採取した。

(ジャガイモ)
何があっても時は流れる!

父親:大事なことは、ガッカリしないことだよ。


(集会所:)
(歌:)
空に太陽は輝き、芝生は緑だった。
彼女は結婚したくて、朝から晩まで相手を探した。
道端の花を全部摘んでしまった、花輪を作るために。
ヴァズィリーはバジル、
コルヤはカリフラワー、
ハリーはヒヤシンス、
パヴェルはケシ、
1-2-3-4-5-6-7-8.

(ダンス:)
前へ。
廻って2、
そして進む。

81
女性=Lyubov Relkova リュボフ・レルコヴァ:
これが私たちの町の成れの果てね。
こちら側のこの家には4人住んでるわ。
ここには2人。
この建物には6家族位。
誰もウランを必要としなくなったので、鉱山が閉鎖されたのよ。
ここに住む人々も必要とされなくなったの。
それが私たちの町の寿命の終わり。

これが昔、幼稚園だった所。
とてもきれいで豊かだったわ。
ここは冬に必要な薪を作る所。
乾燥した木をノコギリで切って、暖房に使えるように小屋に蓄えるの。

(ドアを開ける)
ここは撮らないでね、酷い状態だわ。

82
ここは、私が初めて眠りに落ちてしまった場所よ。
ちょうどここでね。
私が一番最初に眠りに落ちたの。
覚えていられないので、書き留めるようにしたわ。
2010年の4月に起きて、次が2010年の9月。
大分開きがあるわね!
次は2011年の1月、4月、6月、10月、そして2012年の3月。
虚血性脳卒中だと診断されたの。

後で、隣の人も眠りに落ちたわ。
なぜ最初にここで眠りに落ちたのかの理由は分からないわ。
ここに凝縮されているのかも知れない。
今は暖かいので、空気の入れ換えもできるけど。

Q:ここに放射線があるかどうかご存知ですか?

リュボフ・レルコヴァ:
分からないわ、計測器も無いし。
計測できます?

Q:スウィッチを入れました。

リュボフ・レルコヴァ:
ここには暖房がありません。
誰か立ち寄る人がいるかも知れないので、2−3時間ここに詰めています、上着を着たまま座ってるんですよ。
1人も来ない日もあります。
結果はどうです?
どれ位ですか?


83
測定器:
放射線量は1時間 19マイクロレントゲン(=0.19マイクロシーベルト)です。
正常値です。


村から3km。

黒服の男性:
立ち入り制限区域で、ここでは皆、散歩しない。

以前ウラン鉱山があった場所だ。
1980年に採掘は停止になった。

黒服の男性:我々がいるのは、4番鉱山の埋め立てられた立坑の上だ。

測定器:放射線量は毎時16μR(0.16μSv)

01
黒服の男性:ね、ここには放射線は無いよ。

02
ピンク服の男性=アレクサンダー・ラプテフ Aleksandr Laptev:
自分の眼でここには何も無いことを確認したでしょう。
だから放射線が、眠り病の原因とする根拠が無いんだ。
皆、何年も鉱山で働いたが、誰も眠りに落ちていなかった。
そこに我々は立っているわけだが、誰も倒れてないだろう。

03
黒服の男性:
もっと奥の6番鉱山に行って、そこの放射線量も量ってみよう。
あなたや私だけでなく、村の人々に。
毒性のある物質は地下奥深く埋められていることを証明することになる。
放射線は無いよ!


ナレーション:誰もが何かの毒物がここから広まっていると考えていた。


黒服の男性:
放射性核種テストのためにクルチャトフまで行ったんだ。
テストは全部正常値内で、僕たちを眠りに落としているのは放射線ではないと云われた。

ナレーション:
ここは唯一私企業の工場だった。
塩と鉛の工場だった。

黒服の男性:これが6番鉱山の坑道だ、調べてみよう。

ピンクの服の男性:貨物用昇降シャフト/坑道。持ち出していた場所だ。

黒服の男性:と云うことは、ここが一番危険な場所と考えられていたのかな?

ピンク服=アレクサンダー Aleksandr:いや、ここには何も無いだろう?全部砂利で覆われている。

黒服の男性:
放射線量は毎時 84μR(0.84μSv)だ。
もっと下も見た方がいいだろう?

04
268.

05
この計測器はデータを記録しないだろう?
と云うことは、結局、ここに何かがあると云うことになる。
あそこでは 16μR(0.16μSv)、ここは 268μR(2.68μSv)だ。
誰に報告すれば良いんだ?

19
ピンク服=アレクサンダー=Aleksandr:
所轄官庁に話すべきだ。
放射線量がここでこんなに高いのであれば、また覆いかぶせる必要があるな。

黒服の男性:ここに漏れがあるに違いないね。

ピンク服の男性:
ああ、あるね。
でも、眠り病は引き起こさないだろう。
ここに居ちゃいけないよ。
移動しよう。


18
看護婦マリナ・パシクルラト=Marina Pashkurlat: :
医師が処方した処置をしている所です。
あの眠りの後は、もの凄く弱って、目眩がして、眠気が襲う。何でなのか、本当に知りたいわ。

看護婦::恐い?

女性:もちろんよ!

看護婦:夜寝床に就いて、朝目覚めるのかって思うのね。

女性:そうですよ、特に子を持つ親たちはね。

女性医師ターニャ・マテューシナ=Tatyana Matyushina::
コクッシェタウで検査された子どもたちは
全員 びまん性脳腫脹(びまんせいのうしゅちょう) があると診断されました。

Q:どれ位危険なのですか?

21
医師:
良くないと云っておきましょう。
どんな経過になるのか分からないのです。
気がふれるとか、何か不具合が生じるとか、頭痛とか。。



13
男の子オレグ:
学校へ行くとこめかみの所がズッキンズッキンするんだ。
ここも。
まるで、斧で頭をちょん切られているような感じなんだ。

母親:まさか。

男の子オレグ:
どれ位痛いか分かる?
薬は役に立たないんだ。
14

母親:お医者さんに診てもらわなくちゃ。

男の子オレグ:
まだ痛いんだ。。。ここが。
初めは気にしないんだ。
それから、もの凄く痛くなるんだ。


16
母親オルガ・サムセンコ:
この眠り病にぴったしの天気だわ。
お昼ご飯の後に起こるのよ、お天気がこんな日に。
皆、倒れ始めるの。
でも今日は静かだわ。
心配だけれど、まだ何も起きていないわ。
でもあの鉱山から風が吹いてくると、皆、眠りに落ちるのよ。


追伸
17
TV画面:
眠り病は猛威を振るい続けている。
新たに4人がカラチ村から病院へ搬送された。
当局と科学者は未だに何が原因なのか、説明できていない。
専門家がカラチ村で調査を行ったが、何の成果も得られなかった。
カラチの土壌と根の独自の分析では、何の異常も認められなかった。
水の鉛含有量(Pb)は、僅かに正常値を上回っていた。

18

取材チームの誰も、カラチへの出張中に異常な眠りに襲われる事はなかった。

19






<謎の眠り病>動画を見て気になったこと