2015年2月25日(水) 日本外国特派員協会
45:20〜http://youtu.be/iQA3y--lnRA?t=45m20s

今井一:
今回、テレビに現在出演しているジャーナリスト、何人かからですね、
私の知人、友人からですが、
この声明に賛同して署名をしたいけれども、
そうすると3月のあるいは3月から4月にかけての番組改正の時に職を失う、ポストを失う。
そうすると収入が一気に減ってしまう。
その可能性が強いので署名ができないという人が3人、私に電話とメールをくださいました。
事はそれだけじゃない、いっぱいあります。
皆さんが非常によくご存知の日常的にテレビでよく見ている3人からそういうメールと電話が私のところにあったという事実。
そして、古賀さんは現実に間もなく報道ステーションのコメンテーターの仕事を降ろされます。
そのことはご本人から聞いてください。

古賀茂明:
さっき私が申し上げたとおり何が起きているか?というと、
政権はまさにそれをコントロールしようとするんですね。
それは各国の政権も同じだと思います。
日本の場合幾つか特徴があってですね、ひとつは記者クラブ制度というのがあるんですね。
そしてほとんどの大手の新聞やテレビ局というのは必ず各役所、
あるいは自民党のクラブとか民主党のクラブというような形で、
それぞれの組織ごとに記者クラブというのがあって、そこに所属をしていること。
そしてそこに所属をするとですね、その組織が行う記者会見に参加できる。
逆に言うと、その外にいる人はそこから排除になる、そういう仕組みになっています。
従って、そのクラブに居ると大体、周りにその人たちといつもいますから、
どの会社が何をしようとしているかというのがお互いに皆、
かなりの程度その組織から出てくる発表、公式発表に依存しながらいきます、という仕組みになっています。
そうすると結局現場の記者というのは、そこの記者クラブの中である程度協調的な行動を取っていかないと、
その政府の組織とか、そういうところから情報を非常に得にくくなる。
1社だけ特ダネが書けなかったというようなことが起きると、そういう仕組みに陥るわけです。
そうするとそこの現場の記者が、
あまり「政府にとって悪いニュースを書きたくなくなる」というのがひとつ。
それから、例えば官邸とかあるいは自民党のクラブとかで取材している記者から見ると、
自分が所属している会社の新聞とか、あるいはテレビが政権批判をした場合に、
「自分が取材をしにくくなる」ということを心配することがあります。
それで、これはテレビ局に非常に強いんですね。
テレビ局では自分が書いた記事がそのまま、
例えば政治部の記事とか経済部の記事となるということだけじゃなくて、
報道ステーションのニュースになる、23のニュースになるというんですけれども、
そここ政府に批判的だと、せっかくたとえば自民党や官邸の官房長官とかから
「せっかくいい情報を教えてやったのになんだ」ということを日常的に文句を言われるようになる。
そうすると自分が将来取材をしにくくなるということで、
今度は番組に圧力を、今度は下がかけるようになると。
経済部、政治部が、
「そんなことをニュースでやられると自分たちが取材しにくくなるからそこまで書かないでくれ」
これが毎日行われているんですよ。
そういう闘いが日夜会社の中で行われていると、
番組を作る人たちは、もう面倒臭くなっちゃうんですね。
時間との競争で仕事をしています。
もう、1時間以内、2時間以内にビデオを作らなくちゃいけない、
ナレーションをつけなきゃいけないというときにですね、
政治部とか経済部からいちいちチェックがきて、
「これをやめろあれをやめろ」あるいは「こういう風に書け」
ということがどんどん圧力としてかかってくるので、
それに対応していく時間というのがものすごくロスになるので、
そんなことになるんだったら最初からそういうクレームがこないように書こうと。
それが仕事をスムーズに進めるコツだという様なことになります。

もう一つ今の政権、今の状況で特徴的なのは、
各社のトップが安倍政権に擦り寄っちゃっているという状況があるんですね。
これは過去と比べると非常に珍しい状況だと思います。
で、トップが安倍政権支持だということが明確になっていると、
当然下の役員クラスとかその人たちはサラリーマンですので、
あんまり安倍政権に逆らわない方が出世できるなという、
報道とかそういうのとは違うレベルで、あるいは批判を控えたいという方向になるんです。
現場じゃなくて上の方が。
そしてその結果下の方はどう考えるか?っていうと、
今までは例えば政権からいろんなクレームが来た時に
「そんなのほっとけ」ということができたんですね、ある程度。
要するに「自分たちは正しいことを報道すればいいんだ」という、
一番当たり前の報道の姿勢というのが取れたんですけど、
それがだんだん、それをやると上から怒られるということが起きました。
たとえば、私が「I am not ABE」ということを発言した時に何が起きたかといったら、
プロデューサーが報道局の政治部長に呼ばれて吊るし上げられたんですよ。
そんなことを年中やられたら仕事にならないわけです。
そういうことが起きた。
それは何故かというと、トップが安倍に擦り寄っているから。
トップが中立だということが分かっていれば、政権からクレームがきても
「そんなの言っているのが間違っているだろう、無視すればいい」
それで済むんですけれども、
トップが安倍指示だと、
一緒にご飯を食べに行ったりゴルフに行ったりしていて、携帯電話の番号をもらって喜んでいるという、
会長が言ったんですね、実際に。
驚くべきことですけれども、そうなってくるとですね、
もう下の方は、闘うといっても闘かえない状況になっている。
質問:追加の質問なんですけれども、古賀さんの決心も日本において重要な決意だと思いますけれども、この場において報道ステーションの方はどういった立場で幕切れになられたのか?
どういった理由が言われているのかについて、この場で言っていただければ、
古賀:
これは間違いますといろんな大変なことが起きますので、
これは怒られるといってもテレビ朝日から怒られるだけなので、怖くはないですけれども、
正確に言うと、私とテレビ朝日の間で、特に、
「年に何回出演してください」とか、契約があるわけではございません。
ですからテレビ朝日の立場で言えば、
「その時その時でお願いをしているので、別にクビにするとかそういうものではない」ということですけれども、
私が聞いているのはですね、
もちろん来週誰を呼ぶのかというのは各番組のプロデューサー中心に決めるわけですが、
私の場合はいろいろ忙しいので、3ヶ月ぐらい先まで決めるんですね。
今まで基本的には「月一回出てください」というのがベースにあって、
具体的な日程は適当に3ヶ月先まで決めましょうということだったんですけれども、
明確に今のところ、去年から報道局長は私の出演を嫌がっているという話があったということは聞いておりましたけれども、
この間の1月23日の発言以降は「4月以降は絶対に出すな」という厳命が下っているという風に。
私は報道局長に直接言われていないので、直接聞いてみたいなとは思いますけれども、そういうふになってます。
ま、それはもちろんトップの意向を反映しているものだと私は理解しております。
なぜ4月からか?というと、3月まで日程が決まっていたんです、私が出演するという。
3月は6日と27日に出演するという日程ですけれども、
さすがにそれをキャンセルすると、おそらくみなさんから批判が出るだろうということで、
4月以降決まっていなかったので、4月以降出演の禁止だということだと思います。
テレビ朝日の昨日の社長会見では、記者の方から聞いたんですけれども、
私の出演について、「別になにも決まっていることは何もない」というふうに社長はおっしゃったそうですし、
それから、「官邸からは一切圧力を受けているとは承知していない」というふうにあったそうです。
ーーー
古賀さんの「I am not ABE」は話題になっていたけれど、
改めて、どのような内容の発言だったのか?全部知りたかったので、文字起こししました。
2015年1月23日 報道ステーション
古舘:
そして古賀さんに伺いたいんですが、古賀さんはイスラム国の悪逆非道な犯罪と、
しかし一方では背景の問題とを分けて考えることが必要だと強く訴えられています。
そのあたりからちょっと聞かせていただけますか?
古賀:
そうですね、イスラム国のやっていることはもうとんでも無いことなんですけれども、
言っていることには結構、共鳴する人たちが多いんですね。
それは何か?というと、
例えば第二次世界大戦後にイギリスとかフランスが勝手に国境線を決めちゃって、民族が分断されたとか、
あるいは最近であれば、アメリカのアフガンとかイラクとか、ああいうところの戦争で、
アメリカに、罪のない女性や子供たちや民間人がたくさん殺されているぞと。
そういうことに報復するんだというような主張というのは、
これは一面ではいわゆる嘘じゃなくて、イスラムの中にはそれに共鳴する人がいる。
イスラムの人ももちろん、「だから人を殺していい」という人はほとんどいないんですけども、
でも、その思想自体は結構共鳴する人がいるからこそ、人がまだまだどんどん入ってくるということがあるというのは一つ事実として押さえておかなくてはいけないと思うんですね。
で、私はですね、それよりも、今回一番驚いたのは、
その、この安倍さんがずっと中東を歴訪してですね、
エジプト、ヨルダンなどでいろいろスピーチをされていました。
古舘:はい。
古賀:
私が聞いていた感じは、「あっ、すごいパフォーマンスだな」と。
要するに、「あぁ、もうイスラム国と戦うんだぞ、というのをすごいアピールしてるな」という風に見てたんですよ。
ところが、この事件のことが明るみに出てよく聞いてみたら、
実はもう後藤さんは人質に取られて身代金を要求されている、なんていう状況を「政府は知ってた」って言うんですね。
古舘:はい。
古賀:
で、これはちょっと私…
でも、「人命第一」という風に今は言っているんですけど、「本当なんだろうか?」と。
っていうのは、普通は人質取られて身代金の交渉なんていうことになっていたらですね、
一番大事なのは、その犯人に対して刺激をしないとか、
そういう常識的なことがあるのに、
今回わざわざ向こうに、わざわざ現地の方に、近くに行って、
「私はイスラム国を批判しますよ」と。
「イスラム国と戦う周辺諸国に2億ドル出しますよ」なんていう、
まるで、いかにもイスラム国に宣戦布告をするかのようなことを言ってしまったと。
これは普通に考えると、
イスラム国は「交渉できたらいいな」ともしかしたら考えていたかもしれないんですけど、
そんなことを公の場で言われちゃったらもう、日本政府だって今更お金払いますなんてできないよな、と。
じゃあもうこれ交渉できないんじゃないの?
だったらもう宣伝に使っちゃおう。
あるいは思いっきりふっかけてやろう、というふうになってしまったんじゃないかなという気がしていて、
わたしはそこは、あの、安倍さん、官邸はですね、
ま、そういうことで、ま、後藤さんは犠牲になっちゃうかもしれないけれど、でももっと大事なことがあるんだ、という判断をして、一連の発言をしたんだろうというふうに思うんですね。
古舘:
古賀さん、これはどうなんですか?
古賀さんのお考えとしては、その、今日の動きを見ても、あるいは昨日あたりからを見てもですね、
やっぱりあのー、総理、あるいは防衛大臣、えー、有志連合のイギリス、アメリカをはじめとして、
あるいはオーストラリア、それがいけないというんじゃなくて、
空爆を敢行している人たちの方向に向いていて、
これで交渉が進むだろうか?人質解放の。
ということを、ちょっと気をもむ方は多いんじゃないかなというところはどんなふうに捉えますか?
古賀:
そうですね、ですからそこは「人命第一です」っていうのは、
私は少なくとも向こうに行くまではそうじゃなかったんじゃないかなと思うんですが、
じゃあ何が大事だったんですか?というと、
やっぱりその、今おっしゃったようにですね、イスラム国との、
「イスラム国と戦っている有志連合の仲間に入れてほしい」と。
ま、正式なメンバーとまではなれないけれど、ま、仲間と認知してほしい。
で、そのためには、本当は空爆をしたりですね、
あるいはイラクに武器を供給したりとか出来ればいいんですけど、これ、できないじゃないですか。
だから、もともと安倍さんが願っている目標っていうのは、本当はできないことなんですよ。
でもそれをやりたい。
で、それをやるためにじゃあ何ができるか?って言ったら人道支援しかできないと。
じゃ、人道支援をあたかも「イスラム国と戦うための支援なんです」というふうに、ま、表現してしまう。
で、それを思いっきり宣伝してしまうということでやっちゃったんだろうな、という風に思います。
で、ある意味目標は達成したと思うんですね。
アメリカやイギリスは多分、安倍さんはもうテロなんかには屈しないと。
「テロと戦う人たちのためにお金を出します」と言ってくれるのを非常に評価していると思うし、
もう今はまさに「じゃああなたは仲間ですね」と。
「じゃあ、最後まで屈しないで身代金なんて払わないで頑張ってくださいね、みんなで応援しますからね」と、
そっちへどんどんどんどん、今引き込まれている感じがするんですよ。
ですけどこれ、後藤さんのね、お母さんが憲法のことを言ってましたけど、
「日本は戦争しない国なんだ」と。
で、やっぱり一回ね、我々はそこにたち帰らないといけないと思うんですね。
安倍さんは「有志連合に入りたいんだ」あるいは「そういう国なんだ」と言いたいかもしれないけど、
でも、そんなことは日本は、憲法があるし出来ない、はずなんですよ。
で、世界の人たちに今回はですね、非常に変な宣伝になってしまって、
イスラム国にうまく利用されてですね、
いかにも日本というのはアメリカの正義が日本の正義だと思い込んでいるんじゃないかと。
あるいは、アメリカやイギリスと同じなんだという、そういう国だぞと思われてしまいつつある。
それを世界に発信されてしまっていると。
で、それに対して私たちは、「いやそうじゃないんです」と。
だって日本は今まで、戦後ずーっと戦争もしていませんよと。
憲法では、そんな日本のことを攻めてこないような人たちのことを一方的に敵だなんていうことは絶対に思いませんよ、と。
もうなるべく多くの人と仲良くしたいんですよと、そういう国が日本なんですよ、日本人なんですよ。
ということを、もう一回ここで世界にアピールしていく必要があるなと。
今回はそういう日本のイメージの全く逆の方に安倍さんの発言もそうなんですけど、
それをイスラム国にうまく利用されてですね、
そうするとみんな、イスラム諸国の人たちも「なんか日本って、結局アメリカなのか」
「Japanese is United States なのか」みたいなね、
それに対して我々は例えば、
いや、安倍さんはもうそういう印象を与えてしまったかもしれないけれど違うんですよ、と。
もう、あの「Je suis Charlie(私はシャルリー)」というプラカードを持ってフランス人が行進しましたけれど、
私だったら「I am not ABE」というプラカードを掲げて、
日本人は違いますよ、そんなことじゃない。
もう本当にみんなと仲良くしたいんです、と。
「決して日本を攻めてない国に対して、攻撃するとか敵だという、そういうことは考えない国なんです」
というのを、しっかり言っていく必要があるんじゃないかなと思いました。
2月1日早朝、後藤健二さんが殺害されたとする動画がインターネット上に投稿された。
その1週間前、1月23日に古賀茂明さんが話しているこの内容は、普通にもっともなことで、
こうして聞き直して、書き出してみても、
何も特別じゃない、当たり前の発言だと思います。
「I am not ABE」と言ったことによって、番組を降ろされる。
テレビ朝日に出演できなくなるって、
これ、ものすごく変なことです!
納得できません!
異常事態です!!
安倍批判の古賀茂明氏、報道ステーション降板へ 「4月以降の出演はない」と明かす
Jcast ニュース 2015/2/17 19:43
「I am not Abe」と安倍晋三首相の人質事件対応を批判した元経産官僚の古賀茂明氏(59)が、テレビ朝日系「報道ステーション」のコメンテーターを2015年3月いっぱいで降板する見通しになった。古賀氏本人が取材に明らかにした。その真相を巡っては、週刊誌報道などを通じ、様々な憶測が流れている。
古賀茂明氏の発言があったのは、ISIL(いわゆるイスラム国)問題の特集をした2015年1月23日放送の報ステだった。
「I am not Abe」と人質事件対応を批判
古賀氏は番組で、日本政府が後藤健二さんに対する身代金要求を知りながら、安倍首相がISILに宣戦布告するような中東支援声明をしたと指摘した。そのうえで、「後藤さん犠牲になっちゃうかもしれないけど、でも、もっと大事なことがあるんだっていう判断をして、一連の発言をしたんだろう」と推測した。
それは、ISILと戦う米英などの仲間になりたいということだったのではないかとした。その結果、ISILなどに日本は米英と同じだとみなされてしまったとして、安倍首相の対応を厳しく批判した。
古賀氏は、日本には憲法があり、戦争しない国であるとして、自分だったら、「I am not Abe」というプラカードを掲げて、「日本人は違いますよ」と主張すると述べていた。
古舘伊知郎キャスターは、違う見方の人もいると直後にフォローした。しかし、当時のネット上では、ISILのテロを利用して安倍首相批判をしているなどと番組内容に疑問も相次いでいた。
そして、一部の週刊誌やニュースサイトは、2月16日になって、古賀氏が番組を降板する見通しだと報じた。
朝日新聞の恵村順一郎論説委員も降板?
古賀茂明氏にJ-CASTニュースが取材すると、報ステのコメンテーターとして、「4月以降の出演はないものと理解しています」と降板の見通しを認めた。ただ、週刊ポストの記事では、「私は『反安倍』でも『親安倍』でもない」などとして、テレ朝側から出演依頼がないことに不満を示していた。
週刊ポストによると、朝日新聞の恵村順一郎論説委員も3月いっぱいで報ステのコメンテーターを降板するという。さらに、番組統括の女性チーフプロデューサーも4月から他の部署に異動する見通しだとしている。
14年10月にあったテレ朝の放送番組審議会の内部資料も入手したとし、そこでは、原発報道について委員からスタッフ批判があり、さらに恵村氏についても、慰安婦問題の発言で苦言が呈されたという。その後、14年末になって、プロデューサーに異動の内示が出されるなどしたとしている。なお、審議会の議事録は、テレ朝サイトでその概要が公開されているが、今回のはまだアップされていない。
古賀氏ら降板の事実関係について、テレビ朝日の広報部では、「人事や出演者について、決定していることはございません」と取材にコメントした。また、朝日新聞社の広報部でも、恵村氏が降板するのかについて、「出演に関し、決定していることはありません」と答えた。
テレビ朝日は大手メディアのなかでとても頑張っていると私は思っています。
なのに、トップが安倍にゴチになって自分を見失っているようですので
なんとか、踏ん張って立ち直っていただきたいと思っています。
ただ、報道ステーションでは岩路ディレクターも不審な死に方をしているので、
とても危険な状態にあるんだろうと思います。
安倍政権に反撃するためにも命は大切ですので、
あまり無理せず、のらりくらりとパンチをかわしながら、
チャンスが来る日まで存在を維持していって欲しいと思っています。
頑張れ!報道ステーション
ー追記 3月5日ー
明日6日(金)報道ステーションに出演します。3月は、27日も出演します。この二回で最後です。
4月以降は、篠塚報道局長が出すなと言ったので出られなくなりました。
最後の二回、古舘さんにも番組でいろいろ聞いてみたいと思います。是非見てください。
— 古賀茂明 (@kogashigeaki) 2015, 3月 5

2015年2月25日午後
菅官房長官記者会見(音声)
毎日新聞キノシタ:
福島第一原発の件で、2号機建屋から汚染した水の雨水が流出していた問題でお伺いいたします。
東電が把握しながら長期間公表しなかったことに本日漁協と地元から反発の声が上がりました。
それについて政府の受け止めをお願いします。

菅義偉官房長官:
まずですね、あの…
排水路に流入した可能性のある、うー、(メモ受け取る)
えーー、部分の調査を行ってですね、エーー、(読むべきところを探している)
昨日、2号機の屋上部分で、比較的高い濃度のたまり水、これが検出されたということを公表しています。
で、東京電力ではですね、原子力規制委員会の検討会 平成2●年2月14日にですね。
廃炉汚染水対策現地調査会議18日において、
えー、この放射性物質の濃度や告示濃度をこれは公表をいたしております。
それで昨日ワイヤー(通信社)で、えーー、この水溜りが、あ、たまり水ですね、検出されたと。
これはあの、新たに汚染水がですね流出、発生したのではなくて、
原因となるそこの、おーたまり水の中に比較的濃度の高いですね、えーーー、たまり水が検出されたと。

ま、どこから、ということの原因がわかったということですね。
えーー、東電が昨日公表した対策。
これの他ですね、排水路の水を港湾内を移送するポンプの設置など、あらゆる適切な対策を講じるよう、
東京電力に対して経産相としては指導しております。
またあの、福島第一原発の港湾外の海水の濃度はですね、
これも従来から公表していますけれども、
継続して法令告示濃度に比べてですね、十分に低い、えー、数値であります。
ま、従って港湾外への汚染水の影響は完全にブロックされている。
状況はコントロールされている。
そういう認識に変わりはない、そういういうことです。
毎日新聞キノシタ:
本日福島県の漁協の組合長の会合で「信頼関係がなくなった」などと強い反発が出たんですけれども、
これについて国としてはどのように関わって、対処していく
菅義偉官房長官:
ん、ま、現状のですね、説明をさせていただいて、理解を求めていく。
あの、お、対応策をきちっとやっていくことが大切だと思います。
読売新聞:別の内容の質問=省略=
記者:
「影響は完全にブロックされている」とおっしゃいましたが、
要するに出ている、だだ漏れなんだけれども海水で薄まって影響が少なくなっているという、
そういう意味だと思うんですけれども、
菅義偉官房長官:
あのーー、これはですね、えーーー、
港湾外の海水の濃度は、これ、従来からこれを公表しています。
で、継続して、法令告示ぃ濃度に比べて、ま、十分に低い値であることが、
これはあの、事実として判明してます。
従って港湾外への汚染水の影響は完全にブロックしている
状況はコントロールされている
こういう風に申し上げたところであります。
記者:
「ブロックされている」という言葉は正確じゃないと思います。
低いのはわかりますが、その影響自体は出ているんじゃないですか?
それは、海水は大量にあるので薄まるので規制の下にあるというそれだけでしょ。
「ブロックされている」というのは本当に不正確です。
菅義偉官房長官:
あのーー、ですけど、この港湾外への海水のことは従来からま公表してですね、
あーー、汚染水の影響というのはあの、これ、測定をしていますから、
で、測定の数値がですね、法令告示濃度に比べて、これは十分に低い数字であるというふうに、
ま、報告を受けていますので、
そこは「ブロックしている」という表現を使わせていただいている、ま、そういうことです。
朝日新聞:
関連しまして、今回の東電の対応については、
何か問題があったとか、改善するべきだということはないですか?
菅義偉官房長官:
あのーー、ま、どこからですね、排水路に対する流出がある部分の、ま、
あのー、汚染水が漏れていたかと、
ま、その調査を行って、えー、昨日、この原因が判明したわけですから、
あのーー、その判明を受けてですね、えーー、この、排水路の水を湾、港湾内に移送するポンプの設置など、
ま、そういうことについて、経済産業省からも指導をして、えー、東電はそれに対応したということです。
記者:
政府は「被災者の、福島に寄り添う」ということを掲げていますけれども、
その寄り添う姿勢とはちょっとかけ離れている対応のような感じがしまして、

菅義偉官房長官:
いや、その意味はわからないですよね!
だって発生したからすぐに対応しているわけじゃないですか!
それを放置したわけじゃないですよ!
その原因を調査していたわけですから。
それでようやく排水、たまり水の箇所が判明したので、すぐ対応させていただいたと。
まぁそういう事です。
ーーー
汚染水が流れてきていることがわかっていながら、
1年近く港湾外へ流し続けていたことは放置していたことになるんじゃないかな?
総理大臣にしても、内閣官房長官にしても、
都合が悪いことを聞かれると直ぐにキレる。
日本はとっても品のないエゲツない国になってしまったものだと悲しくなる。
ーーー
安倍総理 「汚染水は福島近海で完全にブロックしている!」
福島汚染水流出:県漁連「信頼関係崩れた」
毎日新聞 2015年02月25日 21時19分(最終更新 02月26日 00時02分)
外洋に流出していた汚染水と東電が計画している汚染水対策
東京電力が福島第1原発の排水路から汚染水が外洋流出しているのを把握しながら約10カ月間公表しなかった問題で、福島県漁連(野崎哲会長)は25日の組合長会議で東電に「情報隠しであり、信頼関係は崩れた」との見解を伝えた。県漁連はこの日、汚染地下水を浄化後に海洋放出する「サブドレン(井戸)計画」承認に向け意見集約する予定だったが、問題発覚を受け、納得できる説明があるまで計画を容認しない方針も示した。
組合長会議は同県いわき市で開かれ、相馬双葉漁協やいわき市漁協の幹部らが出席。東電から事実関係の説明を受けた。東電福島復興本社の新妻常正・副代表らは、昨年4月以降に第1原発の港湾外につながっている原子炉建屋西側の排水路で放射性物質濃度の上昇が確認されていたことを説明。漁協幹部からは「なぜ公表しなかったのか」との批判が集中した。新妻副代表は「(公表より)原因究明を優先してしまった。漁業者には報告しなければならなかったと反省している」と陳謝した。
いわき市漁協の矢吹正一組合長は「(震災から)4年も顔を合わせてきた東電幹部から裏切られた」と不快感を隠さなかった。相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長も「汚染水問題の解決には信頼関係が最重要だとの考えでやってきた。その前提が崩れてしまったことで、漁業者はサブドレン計画に納得しないだろう」と述べた。
福島県の内堀雅雄知事も25日、「海への流出で県民に不安を与え、情報の速やかな公表もされなかったのは極めて遺憾」と東電の対応を批判。県は27日に原発の周辺市町村や有識者を交えた協議会で現地調査する方針を決めた。
東電によると、汚染水は福島第1原発2号機の原子炉建屋の屋上に降雨時にたまり、排水路を通じて外洋に流れていた。東電は、水をポンプでくみ上げ、港湾内に通じる別の排水路に移送することを検討する。【栗田慎一、岡田英】
<海に汚染水>
東電「構内側溝排水放射線モニタ「高」警報が発生、その10分後「高高」警報が発生しました」
<福島第一原発>
1年近く隠蔽し対策もとらず「2号機屋上の高濃度汚染水が外洋に流れていた」と今日発覚
第5回「原子力のあり方に関する有識者会議」の開催結果について
東北電力 平成27年 2月24日
社長挨拶:
ー略ー
さて、このように全社体制で原子力の安全への取組みを進めている中で、今般、大変残念な事象が発生いたしました。それは、本日のご報告テーマ「女川原子力発電所の点検記録不備問題」であります。
女川原子力発電所では地震後の設備健全性を確認するため、特別な点検をこれまで継続的に実施してきたところですが、昨年9月の保安検査におきまして、2号機の点検記録に一部不備があるとの指摘を受けました。その後、私どもで記録の全数を調査したところ、4,000件を超える大量の記録不備が確認されました。
ー略ー
私が特に危惧しているのは、今回の特別点検には、当社のみならず協力会社など多くの関係者が関与しているにもかかわらず、国の保安検査を受けるまで、当社自らが問題に気づき、直すことができなかった点であります。業務遂行にあたって品質保証という視点が弱かった可能性があり、このことを重く受け止め、深く反省しているところです。
ー略ー
今回のような問題に対して、当社自らが気づき、直す行動を強化し、教訓を風化させないための留意点などについて、先生方から忌憚のないご意見、アドバイスを頂戴したいと存じますので、よろしくお願いいたします。
2014年10月29日
<東北電力>点検さえまともにできない「女川原発2号機 記録管理15件の不備発覚」
昨年10月に15件の記録不備が発覚し、ニュースになったけど、
ナントナント記録不備が4000件を超えたという驚き!!!
で、で、有識者たちのアドバイスって…どんな!?
【出席委員の方々の主なご発言】
・東北電力は「気づく」「話す」「直す」との方針のもとで企業倫理・法令遵守、安全文化に関する取り組みを行っているが、今回の件では「話す」ことが不足していたのではないかと思われるので「話す」を深化させる取り組みが必要である。また、突発業務に適切に対応するという観点では、対応する者が、プロの技術者としての経験を生かし、慢心することなく、新たにスタンダード(基準)を作り上げていくという意識で対応することが必要である。
・再発防止対策の検討にあたっては、一般的に「遠慮」や「前例主義」という要因から「話す」ことの難しさがあるということを認識しておく必要がある。
・再発防止対策の実施にあたっては、その目的や趣旨を現場の方の認識として浸透させることが重要である。意識の浸透を行う仕組みとしては教育を活用することが考えられる。社内には「あのような人になりたい」と思わせる人材がいるはずであり、教育を通じてその人の思いを社内に浸透させることで、仕事への喜びを日常的に感じられるようになれば現場が強くなるはずである。
・再発防止対策を進めていく上で、「課題を掘り下げていく」という現場の方への動機付けとコミュニケーションの促進が非常に重要である。この場での経営層の問題意識を現場までしっかりと浸透させてほしい。
・どんな現場であっても、多くの人が関わっている場合には「ルール」を徹底することは大変なことである。このため、チェック機能を強化していくことも必要である。
・再発防止対策を策定する過程の中で、このような場を設け意見を取り入れようとする東北電力の企業姿勢は大事である。
・原子力においては、高い安全性を確保することはもとより、品質保証にしっかりと対応し、社会に対する説明責任を果たすということも仕事の本質の一つである。こうした意識をしっかりと持って仕事にあたることがプロの技術者としての責任であることを強く意識してほしい。
識者の方々のご意見についてどう思いますか?
点検記録って、機械を扱う者として基本の基本だと思うんですが…。
きちんと点検して、その都度記録していけば4000件を超える不備など出ないのではないでしょうか?
点検もしていないのに点検したことを装ったりするから不備が出てくるのだと思います。
または、点検がうまくいかないのに、いかにもうまくいったかのようにごまかそうとするから不備になるのでは?
嘘をつこうとするから不備になるんじゃないかな?
点検しなければならないものは真面目に正直にきちんと点検すればいいのだと思います。
点検した人が責任を持ってありのままを記録する。
点検の結果が思わしくないものだとしても、正直に記録する。
それだけのことじゃないでしょうか?
「話すことやコミュニケーションが不足している」というのとは違うのではないでしょうか?
やらなければならないことはきちんと責任を持って、ごまかさないでやるという、
当たり前の仕事をしていれば、このような不備はなくなると思います!
点検記録の不備って、隠蔽体質から起こってくるものとしか思えない。
こんなふうに基本のできていない体質の会社と、
「このような場を設け意見を取り入れようとする東北電力の企業姿勢は大事」
などと発言する有識者の会議に時間を費やしているような原子力発電は、
ますます信用おけない危険極まりない発電機だと、あらためて私は確信しました。
「原子力のあり方に関する有識者会議」の委員
≪委 員≫(五十音順)
浅利 靖 (あさり やすし)氏(北里大学医学部救命救急医学教授)
新野 良子 (あらの よしこ)氏(株式会社新野屋専務取締役)
北村 正晴 (きたむら まさはる)氏(東北大学名誉教授)
高橋 正典 (たかはし まさのり)氏(株式会社高政代表取締役社長/女川町商工会会長)
中村 葉志生(なかむら はしお)氏(株式会社ハリーアンドカンパニー代表取締役)
橋爪 秀利 (はしづめ ひでとし)氏(東北大学大学院工学研究科教授)
横山 速一 (よこやま はやいち)氏(一般財団法人電力中央研究所常務理事)
※ 橋爪委員は欠席
≪当 社≫
海輪 誠 (取締役社長)
安倍 宣昭 (取締役副社長)
矢萩 保雄 (取締役副社長)
井上 茂 (取締役副社長)
原田 宏哉 (取締役副社長)
向田 吉広 (常務取締役)
渡部 孝男 (常務取締役)
長谷川 登 (常務取締役)
笹川 稔郎 (常務取締役)ほか
2号機屋上汚染雨水が港湾外流出 東電、昨年5月に把握
47NEWS 2015年2月24日
東京電力は24日、福島第1原発2号機の原子炉建屋屋上の一部に、高濃度の放射性物質を含む雨水がたまっているのを確認したと発表。この雨水が排水路を通じて外洋(港湾外)に直接流出していた可能性が高いことを明らかにした。
東電は昨年5月、2号機西側から港湾外につながる排水路の放射性物質濃度が他の排水路に比べて高いことを把握し、原因を調べていたが、海洋流出を防ぐ措置は講じていなかった。
問題の排水路は4号機南側で外洋につながっている。東電は「港湾外でのモニタリングで海水の放射性物質濃度に目立った変動はない」としている。
2015/02/24 21:04 【共同通信】
【原発】2号機屋上汚染雨水が港湾外流出 東電、昨年5月に把握
http://t.co/lI9SjoCT5O ←住民の安全を考える企業なら9ヶ月も隠蔽しません。メルトダウン隠蔽の解明、けじめを行わないから、モラルが崩壊し同じ過ちを繰り返します。
— 泉田裕彦 (@IzumidaHirohiko) 2015, 2月 24
しかしNHKは「昨年4月から」と言っている。
つまり…↓
10ヶ月隠蔽
福島第一 高い濃度の汚染水を海に流出か
NHK 2月24日 21時14分
東京電力福島第一原子力発電所2号機で、原子炉建屋の屋上に比較的高い濃度の汚染水がたまっているのが見つかり、雨が降るたびに排水路を通じて海に流れ出していたおそれがあることが分かりました。
東京電力はこの排水路の放射性物質の濃度が雨のたびに上がっていることを去年4月から把握していましたが、公表していませんでした。
東京電力によりますと、比較的高い濃度の汚染水がたまっていたのは福島第一原発2号機の原子炉建屋の屋上の一部で、この水には放射性物質のセシウム137が1リットル当たり2万3000ベクレル、セシウム134が6400ベクレル、ベータ線という放射線を出す放射性物質が5万2000ベクレル含まれていました。
2号機の周囲を通る排水路では、東京電力が去年4月に観測を始めて以降、雨のたびにほかの排水路よりも高い濃度の放射性物質が検出されていて、去年8月にはベータ線という放射線を出す放射性物質が1リットル当たり1500ベクレル、セシウム137が760ベクレル、セシウム134が250ベクレル、それぞれ検出されていました。
しかも、この排水路は原発の港湾内ではなく港湾の外の海につながっていて、東京電力は2号機の屋上にたまった汚染水が雨のたびに排水路を通じて海に流れ出していたおそれがあるとしています。
東京電力は、問題の排水路の放射性物質の濃度が雨のたびにほかよりも上がっていることを去年4月から把握していましたが、今回の調査結果がまとまるまで公表していませんでした。
東京電力は、周辺の海水の放射性物質の濃度に大きな変動はみられていないとしていますが、対策として来月末までに汚染水がたまっていた2号機の屋上や排水路の底に放射性物質を吸着する土のうを敷くとしています。
福島第一原発では22日にも、別の排水路で、ベータ線と呼ばれる種類の放射線を出す放射性物質の濃度が一時、簡易測定で1リットル当たり最大で7230ベクレルと通常の10倍以上の値を示していて、東京電力は「続けて放射性物質を含んだ水が排水路に流入したことで、福島県民をはじめ皆様に、重ねてご心配をかけて申し訳ありません。調査結果を踏まえて速やかに対策を取っていきたい」と話しています。
いわき市漁協「ショック受けている」
汚染された水が流出していたことについて、地元のいわき市漁協の矢吹正一組合長は「これまでの説明と異なり、港の外に汚染水が漏れていたという発表にショックを受けている。東京電力への信頼喪失につながると思う。現在、東京電力から受け入れ要請を受けている建屋周辺の井戸からくみ上げた汚染水を浄化して海に放出する計画にも影響が出かねない。原因究明と対策の徹底を求めたい」とコメントしています。
問題の排水路とは
今回、汚染水が流れ出していたおそれがある排水路は「K排水路」と呼ばれ、福島第一原発の1号機から4号機のすぐ山側を通り、4号機の南側で港の外の海につながっています。
22日、放射性物質の濃度が一時、上昇した排水路は山側のタンクエリアから流れる別の排水路で、こちらはタンクからの汚染水漏れが相次いだのをきっかけに、港の外に出ないようルートが変更されていました。
9ヶ月でも10ヶ月でも知っていながら隠蔽して対策を取っていなかったことは事実!
2号機原子炉建屋大物搬入口屋上部の溜まり水調査結果
平成27年2月24日 東京電力株式会社

この結果を踏まえ、K排水路へ流れ込む上流部を調査したところ、2号機原子炉建屋大物搬入口屋上に確認された溜まり水に比較的高い濃度(例:Cs137で約2万3千Bq/L)の測定結果が得られた。
なお、K排水路排水口の濃度については、2号機原子炉建屋大物搬入口屋上に比べ低い値(例:Cs137で十~数百Bq/L)が測定されており、また排水される海域である南放水口付近T-2-1地点の海水について有意な濃度上昇は確認されていない。
調査の結果,大物搬入口屋上の雨水で比較的高い放射性物質の濃度を検出している。


対策
2号機原子炉建屋大物搬入口屋上部
2号機原子炉建屋 大物搬入口屋上部の雨水の汚染防止対策を実施する
・屋根排水口廻りにゼオライト土嚢を設置する。(準備ができ次第実施予定)
・汚染源と考えられる屋上のルーフブロック、敷き砂等の撤去を実施する。(3月末までに実施予定)

K排水路主要部(浄化材の設置)

K排水路東側枝排水路(浄化材の設置)

屋上にゼオライト、排水路にもゼオライト
ゼオライトで補足出来る放射性物質ってセシウムだけじゃなかったっけ?
敷き詰めたゼオライト全部にセシウムがくっ付いたら、そのあとはだだ漏れになるよね。
取り替えたりするのかな?
いわき市漁協が「ショック受けている」と言っているけど、
これもすごく白々しく聞こえてしまう。
外洋に出てないわけないじゃない。
2号機の屋上の水よりもっともっと濃度の高い汚染水が海へ出ていると私は思うんだけど。
<海に汚染水>
東電「構内側溝排水放射線モニタ「高」警報が発生、その10分後「高高」警報が発生しました」
ーー追記ーー
直接高濃度の汚染水が直接外洋に流れていたことを受け、
東京電力は、汚染水を直接外洋に流さないため、ポンプでくみ上げて港湾内に放出するという対策をとりました。
しかし、そのポンプ全てが止まり、また、海へ直接高濃度の汚染水が垂れ流しになりました。
<福島第一原発>また、高濃度汚染水がK排水路から外洋へ〜対策用のポンプ8台全部停止!
原発汚染土、住宅敷地に埋める…業者2人を逮捕
読売新聞 2015年02月24日 13時13分
特集 福島原発
東京電力福島第一原発事故の除染で出た汚染土を住宅の敷地に埋めて捨てたとして、福島県警田村署は24日、同県郡山市虎丸町、建設会社社長林清三(67)、同市亀田、同社社員田島直季(40)の両容疑者を、放射性物質汚染対処特措法違反(汚染廃棄物等の投棄)の疑いで逮捕した。
警察庁によると、同法違反容疑の逮捕者は全国で初めて。
発表では、両容疑者は2013年9月下旬、同県田村市都路町岩井沢の住宅敷地に、別の住宅の除染で出た汚染土約515キロを埋めた疑い。調べに対し、両容疑者は「不正な投棄には関与していない」と容疑を否認している。現場の住宅は住人が不在で、除染が行われた住宅と約2キロ・メートル離れていた。除染作業は田村市が発注し、田島容疑者が現場責任者だった。
2015年02月24日 13時13分
<庭に埋められた除染ゴミ>
「放射線量がどうのこうのとか、土壌汚染がどうのこうのとか考えていませんよ」
8/13報道ステーション(内容書き出し)より一部抜粋
本当に自転車まで埋められているのか?
今年4月 我々は再び掘り返す事にした。
掘り始めるとビニール袋や瓶、布などのゴミが土の中から出てきた。
そして・・・
作業員:あ、なんかあるね。
今度はトタン板やタイヤまで出てきた。
いずれも除染作業前は地権者の敷地内に置かれていたものだ。
そして証言通り自転車も出てきた。
さらにボーリング調査をすると、
穴に隣接した場所の土は、離れた場所に比べ密度や構成も違う事から埋め戻されたものであり、
元々の土壌と違う事が判明した。
地権者:
(市は)「私が埋めた」という感じのことを言っていたので、
「私は埋めていない」とふざけるな、って、ものすごく憤りは感じますよね。
(岩路さんの後ろ姿)
私たちは除染業者を訪ねた。
すると、驚くべき実態が明らかになった。
ー略ー
田村市では除染は1次下請けまでと決められている。
しかしこの現場は三次下請けが請け負っていた。
さらに 元請け業者は全く管理していないというのが実態だった。
「田村市」ということなので、この報道ステーションで報じられた件と同じであると考えて間違いはないだろう。
あの報道があったから、逮捕できたのだと思う。
2014年8月13日のこの放送された後すぐ、報道ステーションの岩路ディレクターは突然死亡した。
岩路真樹ディレクターは8月30日に自宅で遺体となって発見されている。
享年49歳。
暑い夏なのに、なんと警察は練炭自殺だという…
私にはどうしても信じられない。
あらためて、岩路ディレクターの死亡の原因に不審が募るのがおさえられなくなった。
「報道ステーション」岩路ディレクターが突然死亡
〜甲状腺と被爆の関係や手抜き除染などの番組制作〜
1.「福島県の被災者/除染」岩路ディレクターのブログより
2.「原発/健康被害/自主避難」岩路ディレクターのブログより
<メッセージテロップ>
「原発事故関連のニュースをきょうも放送できませんでした 時間がなくなったからです。」
8/5報道ステーション
1:50:11

山城さん解放

1:50:50
山城:釈放です。
Q:どういうことで?
山城:拘留の必要がないと。
Q:もう一人の方は?
山城:一緒か?って聞いたんですけど、「それはまた後で」ということで。
Q:後で…
山城:やがて来るはずです。
Q:警察側の言い分は帰ってくださいと。
山城:皆さん、大変お世話になりました。
みんな:おかえりー

山城:
みなさん、ありがとうございました。お世話になりました。
どう考えても明らかな不当逮捕。
それは運動を弾圧するものの何物でもない。
不当を極めた逮捕です。
毅然として抗議することを警察に申してきました。
皆さん連日ありがとうございました。
昨日からずっと聞いていました。
とりわけ泣けたのは、今朝、朝7時に
「徹夜で頑張ってるぞ」という声が聞こえた時に、なんとも言えない感動に包まれました。
皆さんの声援があればこそ頑張れたんだと思いますが、
本当にご苦労様でした、ありがとうございました。
一番の気がかりは、
ま、私を狙い撃ちするのは仕方がないとして、
なぜ、別の人まで巻き添えになったのか?そのことがよくわかりません。
警察にも検察にも、何故彼がなのか?
「彼には何の罪もないから1日も早く釈放して欲しい」ということを伝えましたけど、
今警察にも聞いて「彼も一緒か?」と聞いたら、「それは後で」ということで回答がありません。
ーー:なにそれ
ーー:えーーっ?
山城:一緒に帰ってきたんですよね?
ーー:そうです。
山城:
ほとんど警察でも検察でも、仕切られて面会が許されません。
接触もさせてくれませんでした。
一緒に帰ってきたと思いますが、何故私だけなのか、よくわかりませんけど、
多分時間差がありましたので、
私の方がずっと車も先、検察の取り調べも先でした。
帰りも私が先でしたので、多分時間差をおいて、
私の取り調べは1時間でしたので、彼も1時間ほどしたら程なく帰ってきてくれると信じています。
是非、この不当な逮捕、ありえない逮捕です。拘留があってはなりません。
取り調べをして「無実だ、無罪だ、根拠のない逮捕だ」という事がわかれば潔く解放するべきです。
そのことを訴えてきましたが、
私についてはそのことを皆さんとの闘いの成果にしていきたいと思います。
彼が無事に戻りましたら全員で力強く迎えてあげたいと思います。
本当にご苦労様でした、ありがとうございました。
あと一つは何日になるのか、最長23日は確保だ、3月15日までは確保だということで、
「それはわかりました」と言いましたが、
そうなった時の運動の有り様がとても気になりました。
もしかしたらテントに襲いかかってくるかもしれない。
あるいは、工事強行があるかもしれない。
そういう思いでずっとおりましたが、現場に1日で復帰できたことを嬉しく思います。
明日からまた皆さんと一緒に頑張りましょう!
頑張って参りましょう、ありがとうございました。

2:00:00
山城:引っ張られたんです
金平:見ていた人が言うのは後ろからいきなり押し倒されてそれでずっと引っ張られて
山城:それがよくわからないんですよ
金平:後ろから押し倒されたんですか?
山城:そう
金平:それからずっと引っ張られて
山城:そう
金平:後ろ手錠で
山城:そうそう
金平:どこでされたんですか?基地内で?
山城:基地の中、フェンス沿いで
金平:で、フェンスのところに繋がれたって本当ですか?
山城:繋がれてはいないけれどもては後ろにされて、
金平:後ろ手錠
山城:はい
金平:それをやった(後ろ手錠をかけた)のは警備隊ですか?
山城:えーっと、マリーン(海兵隊)だったと。
金平:マリーン。マリーンがやったんですか、手錠を。
山城:拘束するまでは警備隊だったように思うけど。

2:02:17〜インタビュー
金平:山城さん、今のお気持ちはどういうお気持ちですか?
山城:
やれやれということです。最長23日と言われていましたので、長いなと思っていましたけれども、
一晩で帰れたということで、ほっとです。
何よりみなさんの力強い声がずーっと夜中まで聞こえていましたので、そう長くはないのかなと思いました。
本当に、ホッとしたと同時に声援を送ってくれた皆さんに心からの感謝です、ありがとうございました。
お世話になりました。
金平:もう一人の方はどうなんですか?
山城:
それは私にはわかりません。
署内でも検察でもすれ違いもさせなかった。
ただ、私は全て先だったような気がします。
名護署から出るときも、地検に入る時も、取り調べも私が先でしたので、
私の取調べの時間が50分ほどでしたから、
多分時間差があれば50分後ぐらいに終わるのかな、というところです。
金平:
最初に出てきたときに「不当逮捕」というふうにおっしゃっていましたけれども、
「不当」のなかみについて。
山城:拘束された際も、軍側にも
2:03:57 もう一人釈放


2:07:22
金平:今二人目の方が釈放されましたね。
山城:本当に万歳です、嬉しいです。ありがとうございました。
金平:あの方はご存知の方ですか?
山城:
いいえ、基地の中の建物に二人入れられて、初めて会いました。
「誰だろう」と思ったんです。
金平:なんか、キャンプ・シュワブに初めていらした方だそうです。
山城:
でしょう。初めての人が拘束されるってびっくりしました。誰?と思ったんですよ。
声をかける暇もなくされてしまいましたので、
だから昨日から全然顔も合わせていないし、声もかけていないです。
警察、留置所の中でも検察の中でも全部分けられて、カーテンで仕切られて、
ほとんど顔を合わすこともありませんでした。
今改めて、米軍の建物の中で一緒になって以来の再会です。
金平:
先ほどね、最初に出てこられた時に「不当逮捕」とおっしゃってましたけれども、
「不当」という言葉の中身について説明していただけますか?
山城:
いや、認識があればある程度用意もできますけれど、
機動隊とのせめぎ合いが厳しくなって「とりあえず下がろう」と。
これ以上関係が厳しくなると、不測の事態もあり得たので、ありえないとも限らないので、
「一旦下がろう」
「下がろう」と言っているのに後ろから抱きついて羽交い締めにされて連れて行かれた。
ほとんど根拠のない。
「基地への侵入」というのなら、それは侵入があればわかりますが、侵入もしていない。
みんなラインの中に立っていたはずです。
それはマスコミも見ているはずです。
ラインの中に立っていて、別にラインから出ようでもなく、機動隊と激しくせめぎ合いをしていたんで、
「これ以上関係を悪化してはまずい」と「下がろう」と言ったまでなんです。
それで逮捕されたとか、引きずられたとかほとんど理解できない。
そういう意味で全くの嫌がらせ逮捕と思いました。
金平:それで後ろから倒されてずーっと引きずって行かれましたよね。
山城:
「倒された」というよりも「来た」ので、とにかくもみくちゃにされました。
どこかに座った感じがします。
一旦座った、腰を下ろしたのに今度は両足を引っ張られた。
両足を引っ張られて担がれた。
もうそのまま、そのまま道路をまたいでフェンスまで引っ張られた。
道路を、両足を引っ張られて引きずられるようにして行ったと思います。
金平:どのくらいの距離を引きずられたんですか?
山城:ゲート前からフェンスのところまでですから、どうだろう?20m、30mほど。
金平:
後ろ手錠をかけられたということを見たという人がいるんですが、
これはどうだったんですか?
山城:フェンス越しに腰を降ろせと言われて、あ、違うんだ。立ったまま後ろに手錠をかけられたんです。
金平:誰にですか?
山城:
多分マリーン(海兵隊)だったと思うんですけど。
引っ張るまでは軍警で、手錠をかけたのはマリーンだったと思う。
そしてマリーンによってそのまま建物の中に連れて行かれました。
金平:マリーンかどうかわかったのは服装が違ったんですか?
山城:
見ればわかります。
軍警は機動隊と同じように濃紺の戦闘服です。
マリーンは迷彩服ですから。
金平:迷彩服着てたんですか!?
山城:迷彩服の米兵です。
記者:
その上でちょっと確認ですが、警察と検察で取り調べをされたと思うんですけれども。
どのくらいの時間がかかって、どういう内容を聞かれて、質問にお答えになったのか?
山城:
私が一番怪訝なのは、理解ができないのは、
逮捕状を示されていないんですよ。
普通なら、あれだけの逮捕をするなら逮捕状があります。
軍の中で呼び出されたときは、そこに逮捕状も示さないし、
逮捕状を示せば弁護士が呼べますが、逮捕状もありませんから「弁護士がいる」とも言えない。
で、向こうで言ったのは「いったいこれはなんなんだ?」と
「何の拘束なんだ?」
「不当拘束もいい加減にしろ」「もう何時間経ってるんだ」「3時間や4時間経ってるぞ」と。
「なんなんだ?」ということはずっと言っていました。
「逮捕」ということも言わないし、ただの嫌がらせなのかと思ったんですよ。
よく警察が身柄を押さえますね。
「確保」「確保」と言って身柄を押えますね。
あれと同じかと思った。
あれと同じかと思って、やがて時間で帰されるんだろうと思ってたら、
「身柄を県警に引き渡します」って「警察に引き渡します」って言うので、
「身柄を警察に引き渡します」って言われた瞬間、また、外されていた手錠を締めなおされて、
そのまま車に持って行かれた。
多分赤嶺政賢議員が演説の最中でしたから何時頃ですかね?
1時から集会が始まって、2時前ぐらいですか?
その時間だったと思いますが、その時も逮捕状は示しません。
軍側から、刑特法(刑事特別法)何条違反による、違反だと。
よって身柄を送致されたので名護署の方に連れて行くという、簡単なコメントがありました。
その際も「逮捕状」とは言っていません。
それでこれはここにも言ったし地検にも言いました。
「逮捕状を示さないでこういう逮捕というのはあり得ないはずではないのか」ということは伝えています。
それからここで取り調べられたのは、身上調書、それから事件の調書、
午後の早い時間の取り調べは一切黙秘をしました。
「答えられない」と。
「これは不当逮捕だから答えられない」と言いました。
そのあと弁護士接見があって、「住所氏名ぐらいは言ったほうがいい」と言うので、住所氏名を言いました。
それから言いたくないなら言わないでいいけど、抗弁ぐらいは言ったほうがいい。
つまり、自分の言いたいことは言ったほうがいいと弁護士のアドバイスがありましたので、
私はみんなを下げるために、中の方にいたのを回り込んで「みなさん下がろう」
「これ以上の緊張はまずいから下がろう」と言ったまでだ。
その際に後ろから襲いかかってきた軍警のほうに身柄を拘束されて、
押し合い問答の際に足を引っ張られて、引きずられるように基地の中まで持って行かれた。
これが真実だと。
それ以上のこともないし、わからない、それ以上のことはわからない。
ということを警察には伝えました。
地検の方でも同じようなことを言いました。
身上調書についても住所氏名女房と自宅に住んでいること以外は言ってませんし、
向こうも根掘り葉掘り聞きませんでした。
抗弁は言ったほうがいいということで今の話をしました。
で、地検が問題にしたのは軍側が刑特法違反だということを伝えたので、
私たちがどこに立っていたのか?黄色いラインだったのか、その内側だったのか?
ということを盛んに強調していました。
私が伝えたのは、機動隊に、最初誰か私の身内が、私の仲間が押し倒された時にすごく抗議しました。
その際、確かに抗議の際に少し、1回半歩中に入っていたのは事実だと思います。
それは伝えました。
しかし2回目はほとんどラインの、つまり道路側であって、内側には立っていない。
直接の容疑となった際には中には入っていないということを伝えました。
現実そうだったと思います。
それでそのことを検察は確認して一応取り調べを終えたところです。
とにかくラインの外だったか内だったかを一生懸命気にしていたみたいです。
「今後運動としてラインのことは気をつけますか?」って言うから、
「当然ラインのことは気をつけながら運動します」ということは申し伝えてあります。


記者:県民集会がある日に拘束されたということについてはどう思われますか?
山城:
そこはもう、本当に嫌がらせだと思いますよね。
僕はこう思ったんです。
これは警察にも伝えましたけど、
軍の、海兵隊の制服を着た兵士たちが退去として出るのも、
あるいは軍警が出たのも初めてなんですよ。
みなさんご存知のように、ゲートの中にマリーン服の兵士たちがゾロゾロゾロゾロ集まったのも
それから真っ黒の服の、烏色の軍警が現れたのも初めてのことです。
「今日は県民大会だからやたら警備が厳しんだな」としか思わなかった。
警備が厳しくて、もし突入乱入に備えて、
もしもの、県民が怒って基地の中に乱入するのを止めるためにいるんだろうなと、いうふうにしか思いません。
これはみんな同じ思いだったと思います。
まさか私たちに襲いかかるためにいるとは夢にも思いませんでした。
結果としては、もう県民の怒りに恐れをなして、
初めから先制攻撃でやっちまえ、そして黙らせろ、というような結果になったと思いますけど、
そういうことにしようと思ったんでしょうけど、それはいかんでしょう。
ますます怒りに火をつけて、どうしていいかわからんでしょう、もう。
そう思いますよ。
我々がしでかしているならまだしも、何にもしていないのにこうして襲いかかるなんてありえないですよ。
軍側がやっぱり、よっぽど恐怖しているとしか思えない。
そんな結果として結論付けていいんじゃないですかね。
という思いが本当に改めて強くあります。
記者:引きずられた時に怪我などはなかったですか?
山城:
頭だけ気をつけました。
もう、ガリガリガリガリ引っ張られるんで、
腰は少し、石ころで引っ張られましたけど、
頭がごっつんごっつんしているから、頭だけ手で押さえていました。
金平:もう一回確認しますけれども、後ろ手錠させられたのは、それをしたのは迷彩服を着たマリーンですか?
山城:
後ろにこうなっているから、多分。
ま、見えませんが、中に入ったのも迷彩服の米兵たちでしたから。
軍の警備たちは、建物の中には入っていません。
外で終わっています。
金平:建物の中に連れて行ったのは迷彩服を着た
山城:迷彩服、迷彩服。
金平:海兵隊員なんですね。
山城:はい。
金平:その時にはすでに手錠をかけられて、
山城:手錠をして、「歩け」と言われて中に入りました。
金平:日本語ですか?
山城:押された感じがします。
金平:押された。
山城:歩け歩けと、手錠をされた時から立てと押されたんです。
記者:手錠をされた場所はどこなんですか?
山城:
えーっと、みんなが見える場所です。基地に向かって左側のフェンス、
道路を囲むフェンスの芝生の方まで連れて行かれました。
記者:プラスチックの
山城:いえ、本物です、金属製の手錠です。
記者:地検が勾留請求しないということの理由は何か言いましたか?
山城:「勾留する理由がない」ということだけです。
記者:というふうに向こうが言ったんですか?
山城:
記載がありました「勾留する必要がないので釈放する」と。
警察が言いました。
そういう指示があったと。
文字が書いてあったと。
老眼で見えませんが、「勾留の必要は無し、釈放」と書いてあった。
記者:書面に
山城:(頷く)
記者:3〜4時間拘束されている間はどういうやり取りとか
山城:
最初、私と彼とは一緒にいたんですよ。
で、私が「一切答えない」と言ったら、「名前も氏名も明かさない」と言ったら、
彼を別室に持って行かれたんですよ。
お互いに示し合わされたらいけないと思ったんでしょうね。
彼は別の部屋に持って行かれていろいろ調書あったみたいです。
私は彼の取り調べが終わるまで、すーっと部屋にいました。
時間が、何か長かったですね。
3時間ぐらいいた。
10時に持って行かれて2時前ですから4時間近くです。
彼はだから、4時間近く一人で取り調べを受けているんですよ。
大変なことがあったと思います。
だからとっても気になって仕方なかったです。
記者:
不当逮捕、弾圧だということで、釈放されましたけど、
改めて今後の運動の展開の仕方とか教えてください。
山城:
米軍がシャカリキになっていることがよくわかりました。
つまり、私たちの抗議が効いているわけですね。
それは第3ゲートでのフェンスでの囲い込みから始まり、
昨日の米兵や警備兵などが出てくることは、これまでにないスタイルです。
だから、よっぽど警戒をしないと、いつテントに急襲するかわからない。
襲いかかるかわからない。
昨日捕まった時に、「もしかしたら私がいないうちにテントに襲いかかるのではないか」と本当に心配でした。
警察の名誉のために言いますが、
いつも睨んで「ばかやろー」と罵声を飛ばしている副署長が留置所まで来て
「居心地はどうですか」と言ってくれましたよ。
「快適だ」と答えましたけど、気にかけてくれました。
で、彼に「まさか私を留置所に閉じ込めて(テントを)襲うわけじゃないよね」と聞いたんですが、
ま、そこは答えてくれませんでしたけど、やっぱりそんな心配がよぎりました。
だからやっぱり、運動はさらに警戒が必要でしょう。
それから用意周到、彼らにつけこまれない運動が必要だと思います。
そういうところを改めて感じたところです。
合法的に、かつ確かにしっかりと声を上げて運動していきたいと思っています。
記者:明日は何時に?
山城:今夜泊まって、また明日立ちますよ。
記者:新聞は読みましたか?
山城:
弁護士さんが今朝接見するときに、1社はみせてくれました。
1社について差し入れはありますけれど、全部紙に覆われて見えないのね。
自分の関係するところは全部覆われて見えない。読めない。
新聞が一番読みたいのに読ませてくれない。
1行も1字も見せてくれない。みんな紙に覆われている。
集会の模様の写真はよく見れました。
これはさっき帰ってきて、取り調べが終わった後「新聞読むか」ということで入れてもらいましたけど、
全部白塗りされて読めない、そんな感じです。
記者:あそこに車が置いてあったんです
山城:
だから県民大会に恐れをなしたんですよ。
県民大会に恐れをなして、事前に牽制して
どうにか県民大会の意気を削ごうとしたんじゃないですか。
明らかに狙いはそれしかないですよ。
そう思いました。
それは逆効果だったんじゃないですか。ね、逆にね。

2:27:00
金平:最初から山城さんを狙っているという気がしていた?
ーー:
そう。山城さんの周辺をぐーっと囲むような、案の定きてたわけ。
一回目はこっちが準備ができてたから、その間に割って入ってできたんだけど、
2回目はもう全く、潰されてしまって、
ひとりひとりごぼう抜きでやられたら、結局持って行かれた。
金平:それを止めようとしたんですよね。
ーー:
最初に私が中に入って倒れて、一番内側になったんです。
だから一番最初に持って行かれたんです。
で、付け足し。
もともと博治さんを狙ってたのをより内側に入ってしまったがために
金平:これまでと違って軍の警備が表に出てきたと。
記者:出てきた感想を一言。
ーー:腹がたつ。辺野古を絶対に止めてやる。絶対に止めてやる、作らせやしない。
仁尾:拘束されたとき怪我とかはなかったですか?
ーー:いっぱい、あちこち
ーーー
拘束瞬間の映像などはこちら↓
<辺野古>米軍警備隊が平和運動センターの山城博治さん等を拘束!その瞬間&国会議員6名の抗議
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<辺野古>米軍警備隊が平和運動センターの山城博治さん等を拘束!その瞬間&国会議員6名の抗議
米軍による不当逮捕拘束のリアル映像はこちら↑
弁護士:
抗議と逮捕の説明を求めてきました。
一言で申し上げると全くめちゃくちゃな回答で、
何を言っているのか?私どもにも理解できないような話でありました。
まず一つは、この現場で何故アメリカの警備員が逮捕したのですか?
この根拠はなんですか?ということについても答えられませんでした。
そしてその当時沖縄の県警は違法性、
その拘束をする意識はあったのか?ということについても答えられませんでした。
すなわち県警はこの行為について何の関与もしていない。アメリカが一方的に、アメリカの警備員がやって、
そしてそれを、ま、あずかっている。
その法的根拠な何か?ということについても「今は答えられません」
そういうことでありました。
そういう意味ではまさに、これは不当逮捕そのものであってですね、
全く何の根拠もないことであります。
そういう意味で私は強く抗議をしてまいりまして、
「早く釈放をしなさい」ということを申し上げて出てまいりました。
頑張って、釈放されるまで頑張っていきましょう。

1:49
この写真を見て、県警はこの人たちが不当なことをやったのか?と聞きましたら、
県警は「判断していません」ということです。
県警が「警備をしているのに突然米軍のこの警備隊なるものがやってきて米軍が不当拘束をした」と。
警察は、県警はその不当拘束を判断したのか?といったら
「私たちはやっていません」ということを確認できましたので。
だって皆さんあれでしょ。
当時、県警が警備をしていたわけですよね。
してたけれども、県警は一切逮捕の動きはやっていないわけですよ。
突然米軍がやってきたということで非常に不当な行為です。
それがどういう経過でやったのかということについても答えられないし、
法律の問題でどうなるのかということも答えられずに、
あとは、抗議などは受け付けられない。どうぞお引き取りくださいということで、
私たちもそこから帰されてきたというのが実態です。
ーー:じゃあ何故留置所に入れてるんだ?
沖縄県警はその場で逮捕、拘束する判断はなかったということなんです。
けれどもその後ろの米軍のどういう人達かわからないのがやってきて、
「基地内に入った」と。
「基地の中に入った」という判断をして拘束をしたと。
で、拘束したあと今名護署に移送された。
「これ以上のことは言えない」と言っています。
だからそういう中で米軍が連れ去ったということになります。
どういう法律で米軍が逮捕拘束したのか?
「それは現時点ではわからん」と言っています。
そういう状況であります。
それを今から調べて明らかにしていきたいというような回答でございました。
ですからそれでは我々は帰れんぞと、釈放しなければ帰れないと、
しかも前日米軍基地の屋内まで入って拘束されなかったのがおるじゃないかと、
足が踏み出したかどうかで捕まえるというのは、
これはみんな納得しないぞということで、我々もそういうことを言ってきました、以上です。
米軍が後ろ手錠をかけて強引に逮捕をしている。
しかも、彼の言い分によると、
抗議の市民の皆さんが警戒ラインを越えないように静止をしているところ後ろから突き倒されて、
しかもひどいことに、引き倒したまま足を引きずって基地の中に連行しております。

(警戒ラインを超えないように市民の皆さんに言っている)

(脚を持って引きずられる)
本当に許せません。
あと、もう一人の接見がまもなく終わって弁護士がこの場に報告にやってまいりますので、
弁護士からは二人は元気で、県警や米軍の弾圧に屈しないという強い●を持っていたことをご報告をいたします。
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「電子号外」って始めて見ましたー悪魔に心を売り渡した男・仲井真弘多「任期中に承認できるものは承認したい」←「仲井真さん、弾はまだ一発残っとるがよ」
「日本は戦後処理がまだきちんと終わっていない」10/08 『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』 矢部宏治・孫崎享対談(文字起こし)
本当によかった
常磐自動車道 全線開通前に公開
NHK 2月17日 19時21分
常磐自動車道 全線開通前に公開
震災や原発事故の影響で福島県内の避難区域にある区間の工事が遅れていた常磐自動車道は、来月1日、埼玉県と宮城県を結ぶ全線で開通することになり、17日、開通を前に報道陣に公開されました。
埼玉県と宮城県を結ぶ常磐自動車道は、震災や原発事故の影響で工事が遅れていましたが、避難区域を通る富岡町の常磐富岡インターチェンジと、浪江町の浪江インターチェンジの間のおよそ14キロの区間の工事が終わり、来月1日から全線が開通します。
これを前に17日、開通区間の一部が報道陣に公開されました。
このうち双葉町にある羽黒川橋は、建設途中に震災が発生したため、その後放置されて鉄筋部分などがさび付いていましたが、新たに整備されました。
さらに、この区間は原発事故による避難区域を通るため、道路脇ののり面を除染したほか、放射線を抑えるために通常よりも5センチほど厚いコンクリートで舗装されています。
また比較的放射線量が高い場所には、道路脇にモニタリングポストが設置され、線量が表示されるようになっています。
国の去年10月の調査では、この区間を時速70キロで走行した場合の被ばく線量は、自動車の場合、0.20マイクロシーベルト、二輪車の場合は0.24マイクロシーベルトで、道路の管理会社によりますと、通行に問題はないとしています。
常磐自動車道の全線開通で人の動きや物流が活発になることが予想され、地元では復旧・復興の加速が期待されています。
5.5マイクロシーベルト/hっていう表示
「この区間を時速70キロで走行した場合の被ばく線量は、自動車の場合、0.20マイクロシーベルト、二輪車の場合は0.24マイクロシーベルト」って…Σ(゚д゚lll)!!!
「5.5マイクロシーベルト/h」って、どんな?
ちなみに0.23マイクロシーベルト/時で
→年間2ミリシーベルト
(コメントで教えていただきましたm(_ _)mありがとうございます)
「復旧・復興の加速」よりも、「放射性物質飛散の加速」がされるんじゃないかと、不安に思う。
福島第1原発:海に汚染水漏れる?放射線モニターで警報
毎日新聞 2015年02月22日 13時00分(最終更新 02月22日 14時46分)
原子力規制庁に入った連絡によると、22日午前10時ごろ、東京電力福島第1原発構内の雨水などを海に流す排水路にある二つの放射線モニターで、排水の放射線量の異常を知らせる警報が鳴った。規制庁は、基準よりも濃度が高い汚染水が海に流れ出した可能性があると見ている。
規制庁によると、全ベータの値は、一つが1リットルあたり5000〜5600ベクレル、もう一つが約5600〜7200ベクレル。通常は1リットルあたり数百ベクレル程度という。東電は、午前10時25分、すべての汚染水タンク周辺から排水路への水の弁を閉めた。さらに約1時間後、海につながる排水路ゲートも閉めた。【酒造唯】
報道関係各位一斉メール 2015年
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について
平成27年2月22日 東京電力株式会社
本日(2月22日)午前10時頃、構内側溝排水放射線モニタ「高」警報が発生しました。その後、午前10時10分頃、構内側溝排水放射線モニタ「高高」警報が発生しました。
本日(2月22日)午前10時20分現在、当該放射線モニタの指示値については、以下のとおりです。
A系:5.05×10^3Bq/L(全ベータ)
B系:5.63×10^3Bq/L(全ベータ)
現在、構内汚染水タンク等の漏えいの有無および、構内側溝排水放射線モニタの健全性の確認を実施しています。
また、午前10時20分、全汚染水タンクエリアの止水弁「閉」の確認、35m盤上の汚染水移送の停止、排水路ゲート「閉」を指示しました。
その後、以下のことを確認しております。
・午前10時25分、全汚染水タンクエリアの止水弁が「閉」となっていること
・午前10時30分、全汚染水タンクの水位に有意な変動がないこと
本警報発生に伴い、本日(2月22日)予定していた地下水バイパス一時貯留タンク(Gr3)からの排水について、午前10時3分、地下水バイパス一時貯留タンク(Gr3-1,Gr3-2,Gr3-3)に貯留してある水の海洋への排水を開始いたしましたが、同日午前10時18分、念のため、排水を停止しました。
なお、モニタリングポスト指示値の有意な変動は確認されておりません。
以 上
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について(続報)
平成27年2月22日 東京電力株式会社
本日(2月22日)、構内側溝排水放射線モニタ警報発生についての続報です。
本日(2月22日)午前11時頃に採取した当該排水路の分析結果について、
セシウム134:4Bq/L
セシウム137:11Bq/L
でした。(全ベータについては、分析中)
この分析結果は、定例で分析している当該モニタ近傍の昨日の分析結果
タンク脇側溝(C排水路の合流点前)
セシウム134:検出限界値未満(15Bq/L)
セシウム137:検出限界値未満(23Bq/L)
と比較して、低い値でありました。
本日(2月22日)午前11時46分までに、多核種除去設備、増設多核種除去設備、高性能多核種除去設備、RO濃縮水処理設備、モバイルストロンチウム除去装置(A系・B系・第二の2および4)を停止し、35m盤の移送をすべて停止しました。
当該放射線モニタA系は、午前11時50分に2.68×10^3Bq/L(全ベータ)を確認、当該放射線モニタB系は、午後0時20分に2.96×10^3Bq/L(全ベータ)を確認し、「高高」警報が解除となりました。(「高高」警報設定値:3.0×10^3Bq/L(全ベータ))
本日(2月22日)午後0時20分、全汚染水タンクについて、タンクパトロールを完了し、漏えい等の異常がないことを確認しました。
本日(2月22日)午後0時47分、排水路ゲートをすべて「閉」にしました。
当該放射線モニタA系は、午後1時30分に1.45×10^3Bq/L(全ベータ)を確認し、「高」警報が解除となりました。(「高」警報設定値:1.5×10^3Bq/L(全ベータ))
本日(2月22日)午後2時2分、当該モニタの警報発生時に汚染水の移送中であった系統の配管パトロールを実施し、漏えい等の異常がないことを確認しました。
本日(2月22日)午後2時50分現在、当該放射線モニタの指示値については、以下のとおりです。
A系:1.24×10^3Bq/L(全ベータ)(警報発生なし)
B系:1.78×10^3Bq/L(全ベータ)(「高」警報発生中)
本日(2月22日)午後3時1分、当該排水路に溜まった水の排水のため、パワープロべスター(バキューム車)によるくみ上げを開始しました。
現在排水路、排水路出口および港湾内のサンプリングを実施するとともに、警報発生の原因について引き続き調査を実施しております。
なお、モニタリングポスト指示値の有意な変動は確認されておりません。
※側溝放射線モニタにつきましては、平成26年6月16日に公表した資料のPDF17~23ページをご確認ください。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/l140616_04-j.pdf
福島第一原子力発電所構内側溝排水放射線モニタ警報発生について(続報2)
平成27年2月22日 東京電力株式会社
本日(2月22日)、構内側溝排水放射線モニタ警報発生についての続報です。
当該排水路について全ベータ放射能の分析を行った結果、以下のとおりでした。この分析結果は、定例で分析している当該モニタ近傍(タンク脇側溝(C排水路の合流点前))の昨日の全ベータ分析結果40Bq/Lと比較して、有意な変動であることを確認しました。
構内側溝排水放射線モニタ近傍:3.8×10^3Bq/L(午前11時00分採取)
発電所港湾内排水路出口 :3.0×10^3Bq/L(午後0時30分採取)
また、「高高」警報発生後の当該放射線モニタ指示値の最大値は以下のとおりであり、流入箇所は特定できていないものの、排水路に汚染された水が流入し、発電所港湾内に流出したと推定しました。
<構内側溝排水放射線モニタ指示値(最大値)>
A系:5.63×10^3Bq/L(全ベータ)
B系:7.23×10^3Bq/L(全ベータ)
構内側溝排水放射線モニタ警報発生については、本日午後4時55分に核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律第62条の3に基づき制定された、東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則第18条第11号「核燃料物質又は核燃料物質によって汚染された物が管理区域外で漏えいしたき。」に該当すると判断しました。
なお、午後1時50分に採取した構内側溝排水放射線モニタ近傍の全ベータ放射能分析結果は、約390Bq/Lに低下しております。
以 上
動画→http://twitcasting.tv/atsushi_mic/movie/144572876
31:00〜
名護署:
この違法行為を先導している平和運動センターの山城博治さん
速やかに歩道上に移動するよう指導してください


36:20〜
見てください皆さん、ゲート前大混乱ですよ。
キャンプ・シュワブ大混乱です。
武装米兵、民間の従業員の警備員、機動隊。
見てください
日本の国家権力総出動、国家権力総動員ですよ!
米軍の基地を守るために、見てください権力偽造最大限に
私たち市民の声にこんなに揺れまくっている。
こんなに動揺している。
よし、キャンプ・シュワブをガタガタにしてやりましょうみなさん。

見てください、あの機動隊。
基地の中の黒雀。
雇われ沖縄従業員。
恥知らずの従業員。
やめなさい、県民に襲いかかるのは!
県民に襲いかかるのはやめなさい!
機動隊と同じか!
このキャンプ・シュワブを撤去させようじゃないか、皆。
米軍の基地を撤去させましょう。
もうそういう闘いに発展させましょう。
http://twitcasting.tv/atsushi_mic/movie/144575689
基地の中の警備員まで出てきましたよ。
14:00〜





(米軍の警備隊が突然出てきて市民ともみ合いになる)
15:34
警備隊:こちらは警備隊です


山城博治さん:落ち着いて落ち着いて、下がって
(米軍の警備隊の前で皆に大声で「下がって」。この直後山城さんは米軍に拘束された)
ーーー
危ない!やめてやめて。
あーーっ!
博治さんが拘束された?
18:40頃〜
山城さんを返せー!
拘束は許さんぞ!
25:30〜
ー:逮捕歴もないのに、あれみてください手錠をかけられて
ー:そのまま
ー:えっ?手錠をかけられてる!?
ー:今弁護士に連絡をしています
ー:憲兵隊が奥の方に連れて行った

31:30
二人が拘束されていますが、一人は最近我々に加わった仲間です。
代表のアキトミさんを呼んで連合に連絡してあります。

辺野古 シュワブ警備員が山城議長ら拘束、連行
2015年2月22日 11:03
沖縄平和運動センターの山城博治議長(右)の足をつかみ、引きはがすシュワブ警備員ら=22日午前9時すぎ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート
【名護】名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは22日午前、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で抗議を続けている。午前9時すぎ、シュワブの警備員が「提供区域内に入った」として沖縄平和運動センターの山城博治議長と男性1人を拘束し区域内に連行。午前10時半現在、まだ解放されていない。
ゲート前では午後1時から、新基地建設に抗議する2千人規模の県民集会が予定されており、市民らが続々と集まり出している。約百人が「仲間を返せ」「弾圧許さん」と抗議の声をあげている。
市民ら3人拘束 辺野古新基地に抗議
琉球新報 2015年2月22日
ゲート前を警備する要員ともみ合う市民ら=22日午前9時すぎ、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対する市民らは22日早朝から、名護市の米軍キャンプ・シュワブゲート前で抗議行動した。市民らは断続的に機動隊と衝突し、市民3人が一時拘束された。午前11時現在、平和運動センターの山城博治議長ら2人が基地内に拘束されている。移設に向けた海上作業は同11時現在、確認されていない。
市民ら約50人が午前7時前からゲート前で抗議行動。道路上での抗議行動を排除しようとする機動隊と断続的に衝突した。山城議長がMP(米軍の警備員)とみられる者に拘束されたことを受け、基地内に入る車両を一時的に制止するなどして「仲間を返せ」と声を上げた。共産党の赤嶺政賢、小池晃両衆院議員らが駆けつけ、県警の現場責任者を通じて抗議した。
22日は午後1時から米軍キャンプ・シュワブゲート前で「止めよう辺野古新基地建設!国の横暴・工事強行に抗議する県民集会」が予定されており、市民らが続々と駆けつけている。【琉球新報電子版】
辺野古2/22 国会議員6名が米軍の不当拘束に抗議
赤嶺政賢議員 照屋寛徳議員 糸数慶子議員 玉城デニー議員 仲里利信議員 小池晃議員
4:34〜
玉城デニー議員:
昨日までは「確保せよ」という指示はなかった。
しかし今朝になって、海兵隊の司令官からそのような指示が出されたという。
そういう情報を我々は掴んでいます。
そして、一度身柄を確保したら、直接身柄は返さずに名護署に移送という手順になっているようですね。
全ては、「この集会が開かれるから」ということを海兵隊が潰そうとしている行為に他ならないんです、みなさん。
7:50〜
仲里利信議員 :
私は本当の意味の沖縄の自由民主党の代表であります。
今日はこの県警、あるいは米軍のやり方に対して、中立的な立場をとりながらやっておりますけれども、
これまでの皆さんのやり方に対し、憤りを持ちながら今日のこの逮捕。
最初から責任者を狙った暴挙であると思っております。
今、逮捕されて黄色い線の中の方に多くの皆さんが入っております。

もし代表者を逮捕した理由というのであれば(黄色い線を越えたから逮捕したと言われている)
直ちに、カメラマンからみんな、逮捕するのが道じゃないでしょうか?
あくまで公平公正でやりましょうや。
そしてこれまでの政府のやり方が、一昨年の3月の申請から朝の4時から進み書類を持ち込む。
そして名護市への承認も時間外の要請を待たず
機材の持ち込みも反対等のいない夜中に、2時3時5時。
コソコソとやってる。
正しいことをやっているのであれば、なんで堂々とやらない!
それは明らかに皆さんに恥じることがあるからこういうことをやっているんです。
我々県民は今は
こちらの将来を守るためには未来永劫基地を作らせない。
これには保守も革新もない。
11:04〜
小池晃議員:
これは沖縄だけの問題じゃありません。
平和的な抗議行動をやっている市民を外国の軍隊が拘束する!
こんなことが許されていいはずがないではありませんか!
沖縄県警も沖縄の防衛局も日本の組織じゃありませんか!
外国の軍隊が日本の法律を犯してやっているようなことに、
日本人の権利と命を守るために仕事をするのがあなたたちの任務なのではないでしょうか。
まるでこれでは植民地だ。
植民地の警察、植民地の機関ではありませんか!
私は先ほど世耕( 弘成 )官房副長官に事態を報告し、ただちに開放するように求めましたが、
「拘束している事態は把握したが理由がわからない」
無責任すぎるのではないでしょうか!
外国の軍隊にこのような形で拘束されたのであれば、
少なくとも、何が理由なのか、そのことを問いただし、
不当なものがあるのか、確認する仕事をするのが最低限の責任なのではないでしょうか!
私たちはその説明を今この場で求めているのです。
きちんと説明していただきたい。
なぜ二人が拘束をされたのか?理由はなんなのか?何を行ったのか?
そのことの説明を求めないのであれば、
あなたたちは任務の放棄だと思われても仕方がないのではないでしょうか。
直ちに報告を求めます。そしてこれは明らかに不当拘束不当逮捕です。
直ちに解放することを強く求めます。
こんな国にしてはいけないと思います。
辺野古抗議の2人逮捕=米軍基地侵入の疑い―沖縄県警-
時事通信(2015年2月22日22時39分)
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設先の名護市辺野古にある米軍キャンプ・シュワブに侵入したとして、県警名護署は22日、日米地位協定の実施に伴う刑事特別法違反の疑いで、50~60代の男2人を逮捕した。同署によると、2人は黙秘している。
逮捕容疑は22日午前9時5分ごろ、キャンプ・シュワブのゲートの中に許可なく立ち入った疑い。米軍の憲兵隊が拘束し、同日午後1時15分ごろ、引き渡しを受けた名護署員が逮捕した。
キャンプ・シュワブのゲート前では連日、普天間移設に抗議する座り込みが行われている。同日は大規模な集会が開かれており、主催者発表で約3000人が集まった。
接見した弁護士によると、2人のうち1人は市民団体の代表。米軍の境界線を越えないよう抗議参加者を制止していたところ、米軍側に後ろから引き倒され、引きずられたまま基地内に連行されたという。
名護署の前には市民ら300人近くが集まり、「不当逮捕だ」「仲間を返せ」などと声を上げた。
[時事通信社]
弁護士接見後
<辺野古>県警「県警が警備をしているのに突然米軍の警備隊がやってきて不当拘束をした」
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放射能も放射線も
見えないし、臭わないから、何もないと思ってしまう。
そして人は無関心で、無防備になる。
そんな見えない放射線を可視化した写真集が出版されることになりました。
そのことを知って、私は是非この写真集が欲しいと思いました。
私の周りの人たちに実感してもらうために、持っていたい本だと考えるからです。
晧星社(こうせいしゃ)
『放射線像 放射能を可視化する』
東京大学名誉教授 森敏 写真家 加賀谷雅道 共著
目次
歴史上初めて放射能汚染を可視化し、記録した写真集。
音もなく、臭いもなく、目にも見えない放射能。これを可視化する「オートラジオグラフィ―」という手法があります。 この手法によってサンプルを撮像すると、白黒の像が浮かび上がる。これが「放射線像」です。
一見、墨絵のような印象を受けますが、黒い部分は放射能汚染を受けた箇所です。より黒い部分は、より強く汚染されていることを意味します。
本書は、東京電力福島第一原発事故で汚染されたサンプルを対象にした「放射線像」を記録した写真集です。
全ての像に、採取地と詳細な解説があり、記録している物について、サンプルの実物写真と数値情報も掲載しています。 これだけの量の放射線像が、書籍として一度に公開されるのは、今回が初めてのことになります。
定価1,800円+税
B5版並製 112ページ
2015年2月25日発売
ISBN978-4-7744-0498-1
【著者略歴】
森 敏(もり・さとし)
1941年生まれ。1966年東京大学農学部農芸化学科修士課程修了。東京大学助手、助教授、教授、大学評価学位授与機構教授を経て、現在東京大学名誉教授。農学博士。現在NPO法人WINEP(植物鉄栄養研究会)理事長。専門は植物栄養学。日本土壌肥料学会賞、日本農学賞、読売農学賞、日本学士院賞を受賞。
WINEPブログ
加賀谷雅道(かがや・まさみち)
1981年生まれ。早稲田大学理工学部卒業。フランスにて写真を学び、2011年帰国。2012年6月から放射線像プロジェクトを開始。これまで国内で8回の展示、マレーシアOBSCURA国際写真展で招待作品として展示。2014年フランス紙Libération、ノルウェー紙Morgenbladet、東京新聞に掲載。岩波書店「世界」(同年8月号)に招待作品として掲載。また福音館書店「母の友」(同年11月号)に掲載。
放射線像ウェブサイト
東京新聞でも以前紹介されています
<見える>被曝の影響が写真に4/19,20東京新聞記事より
私は最近、探す手間がなく簡単なので ネットで本を買うことが多いのですが、
今回、この写真集は近所の書店で予約購入することにしました。
以前知人が本を出した時に、
「本屋さんで注文して取り寄せてもらって」と頼まれたことがありました。
そこで売っていない本を注文すると、何冊か入荷して、その書店に並ぶというのです。
(今でもそうなのでしょうか?)
晧星社(こうせいしゃ) 『放射線像』
もしも、見える放射線にご興味がありましたら、
皆さんのご近所の本屋さんに行って予約注文をしていただけたらなって思います。
そうすることによって、全国の書店に「放射線像」が並んで
一人でも多くの人の目にとまる機会が増え
無関心な人々にちょっとでも「あっ!」と思ってもらえるのではないかと、
私はそう思っているからです。
あと、図書館で「仕入れて欲しい」と注文するのもいい作戦かも。
私の近所の本屋には3月の最初の週頃には届くということですので、
また、手に入ったら内容をご紹介したいと思いま〜す。
よく書いてくれました!
感謝します

放射能は心配ないと専門家が爆弾発言連発!東電支援の福島”洗脳シンポジウム”ルポ
女性自身 2015年02月19日 08:00
『放射能が怖くてきのこを食べないのは健康リスクにつながります』
「汚染きのこを食べるより車の運転のほうが危険」という専門家。耳を疑う言葉が飛び交う会が福島であった。放射能の危険を除去するのもそこそこに安全性を住民に訴える。国や東電は、安心できる生活を取り戻したい福島の人々の気持ちをどこまで踏みにじるのか。
「がんよりも心配なのは、骨。骨を強くする三大要因は、食べ物・運動・日光です。放射線を避けようとすると、これら3つをすべて避けることになります。すると死亡率は1.8倍に。放射線を避けるより、高いリスクを呼び込んでしまうんです」(福島県相馬市の相馬中央病院・越智小枝氏)
「福島の我々には、放射性物質の摂取制限なんてものは取り下げて、好きなものを食べさせて」(放射能健康相談員・半谷輝己氏)
こんな冗談みたいな発言が「専門家」たちから飛び出し、しまいには参加者からも、「いろんな添加物のほうが危ない。これくらいはたいしたことない」という声が上がる始末。
こんな驚愕のシンポジウムが2月3日、福島県伊達市の山奥で開かれた。記者は地元の母親から、「トンデモないシンポジウムがあるんですよ」と聞き、取材したのだが、内容は予想を超えるものだった。
雪がちらつく午後7時過ぎ。取材班の車は、凍結した山道を急いでいた。市街地から約20分。ぼんやりとした薄明かりの中に、木造校舎が浮かび上がる。ここが会場の、廃校を再利用した「りょうぜん里山がっこう」だ。
ミシミシときしむ廊下を通って教室に入ると、地元の人と思しき年配の男性を中心に30人くらいが集まっていた。
教室の前には、このために来日したというポーランド国立原子研究センターの物理学者・ドブジンスキ氏と同時通訳者が並んで座っている。小さなシンポジウムに、いくらお金をかけているのか。
今回は「出荷制限値100Bq/kgは厳守しつつ地元民の目安としての摂取制限値の検討へ(大人1、000Bq/kg、子供100Bq/kg)」がテーマだ。
なんだかわかりづらいが、事前にシンポジウムのホームページを見ると、「放射能汚染された食品を食べても大丈夫だ」とアピールしたいのだろうと察しがついた。
“地域メディエーター”を名乗る前出の半谷輝己氏が、会の冒頭に趣旨を説明する。
「食品の出荷制限の影響で、本来食べられるはずだった山のきのこや、川魚、イノシシなどが食べられない状態が続いています。お年寄りの中には、『息子夫婦から、そんなもの食べるなと言われるから、気兼ねして食べられない』とか、『死んでもいいから食べたい』という意見が私に届いています。食文化を守る意味でも、出荷制限値は厳守しつつ、これだったら地元の人は食べていいですよ、という摂取制限の目安を設けたらどうかということを、みなさんで話し合っていただきたい」
福島第一原子力発電所の事故後、政府は一般食品中に含まれる放射性物質の規制値を1kgあたり100Bqまでと定め、それを超えるものについては出荷制限をかけている。加えて、野生のイノシシやきのこなど、極端に規制値を上回る食品が検出された地域には、自分でとって食べることも控えるようにと県知事あてに、摂取制限の通達も出している。
ところがこの会では、高濃度汚染食品でも、地元の人間なら食べていいことにしたいよう。「山や川の幸を食べたい」という地元民の気持ちをくんでいるように見えるが、リスクを福島県民に押しつけているだけではないか。
その後、次々と「専門家」が登場。いかに汚染食品が「安全」かを訴えはじめた。
「1kgあたり2、400Bqのイノハナ(山のきのこ)が10g入ったご飯を1合食べた場合、損失余命は7秒。一方で、自動車を10㎞運転する場合に、事故死する確率から計算した損失余命は21秒。イノハナご飯を食べるより、自動車を運転するほうが3倍程度リスクが高いんです。こういう事実を考えることが、合理的な行動に結びつきます」
こう述べたのは、ビデオ出演した福井県立大学経済学部教授の岡敏弘氏。
“損失余命”とは聞き慣れない言葉だが、人間の寿命が特定のリスクに遭遇することで、短くなる平均寿命のことだ。
ちなみに、野生きのこの摂取制限が出ている南相馬市の測定結果を見ると、原町区で採れたイノハナから1万4、140Bq/kgという超高濃度の放射性セシウムが検出されている(平成26年9月時点)。
「“損失余命”が理解できたという方は青、わからないという方は赤を上げて!」
半谷氏が参加者に問いかける。参加者には事前に赤と青のカードが配られており、そのつど、カードを上げさせて理解度を測るようだ。
参加者は、ほとんどの方が戸惑いながらも青のカード(理解できた)を上げた。
さらに、冒頭で登場した越智小枝氏が「放射能が怖くてきのこや山菜を食べなくなったという方がおられますが、野菜やきのこを食べない、これらは全部健康リスクにつながります」と、たたみかける。
放射能安全派の弁はさらに続く。同じくビデオ出演の東京慈恵会医科大学教授で小児科医である浦島充佳氏は、「チェルノブイリ原発事故によって増えたのは子供の甲状腺がん。しかも、亡くなった方はほとんどいません。白血病は増えませんでした」 と、キッパリ。さらに、「食品に含まれている放射性セシウムが、子供のがんを引き起こすかというと、それはどうかと思う」とセシウムのリスクを否定。
「大人なら1、000Bq/kg、子供でも100Bq/kgくらいなら与えても大丈夫。食べたいものも食べられずストレスを抱えているほうが、子供たちの情緒的な発達に影響します。家族で同じものを食べて、夕食には笑いが起こるような時間を過ごしてほしい」笑みを浮かべながらこう語ったのだ。そこまでして、汚染されたきのこやイノシシを子供に食べさせたいのか。正直、背筋がゾッとした。
浦島氏の「大人1、000Bq/kg」とは、食品の国際規格をつくるコーデックスという国際政府間組織が設けた基準を参考にしたもの。子供はその10分の1ならいいだろうというのが浦島氏の持論だ。しかし、原発事故で健康被害が増えたベラルーシなどは、乳幼児向けの食品規制値を37Bq/kgに設定している(左ページ表参照)。
記者は後日、3万人のがん患者を治療してきた北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏に意見を聞いた。
「まきストーブに外側からあたるのが外部被ばくだとすると、燃える“まき”を小さくして口から飲み込んだ状態が内部被ばく。炭が体内にとどまると、周りの組織がベータ線(セシウムなど)で集中的に被ばくし、がん細胞に変わる可能性がある。口から放射性物質を取り込むのは、それくらいリスクが高いので取り込まないほうがいいんです」
さらに、チェルノブイリなどの医療現場を何度も視察している、さがみ生協病院内科部長で島根大学臨床教授の牛山元美医師にも聞いた。
「チェルノブイリ原発事故の後、ウクライナでは統計的有意に小児白血病が増えました(右ページ表参照)。ベラルーシの医師は、『放射性ヨウ素がほぼ消えた時期に生まれ育っている世代にも甲状腺がんが事故前より多く出ている』と話しています。つまり、半減期が放射線ヨウ素より長い放射線セシウムが原因の可能性もあります。因果関係が明確に解明されていなくても、地域の汚染状態と病気の増加は関係しており、現地の医師は、被ばくの影響だと主張していました。臨床医なら、こうした声に耳を傾け、子供の健康リスクを減らす努力をすべきでは」と、浦島氏らを批判した。
食べる楽しみや、郷土の食文化を失ってしまった地元民の悲しみや憤りは察してあまりある。しかし、その気持ちにつけこんで、わざわざ海外から学者を呼んできてまで、子供に汚染食品を食べるように仕向ける意図は何なのか。
(「大人1,000Bq/kg、子供100Bq/kg」どころか、いつのまにか「摂取制限の取り下げ」提案に)
食べて心配な人は、自分で被ばく量を測ればいい
後日、半谷氏に、シンポジウムの真意を問うたが、「地域のお年寄りからの要望が強かったから」との回答を繰り返すばかりだった。
福島の母親たちは、こうした動きをどう見ているのか。
「イノハナご飯を食べたら7秒寿命が縮まる? 問題のすり替えをしてごまかさないで! 人間の体は機械じゃないんです。どう寿命が縮まって、どう死に至るんですか。いったい人の命をなんだと思っているんでしょうか」(伊達市在住・岡崎瑛子さん・仮名)
「栄養が偏らないように必死に産地を選び、調理法まで工夫している親の苦労がわかりますか? こんなシンポジウムにお金を使うなら、子供に健康被害がでないように対策を立てろと思います」(いわき市在住・遠藤千香さん・仮名)
「きのこや山菜を食べないのは健康リスクにつながる」と、話していた越智氏にも、母親のコメントを伝え、「それでも子供に食べさせる必要がありますか?」と尋ねた。
「私の持論としては、まだ食文化の確立していない子供には、必ずしも山菜や(野生の)きのこ、イノシシを食べさせる必要はないと思う」 と越智氏。あのシンポジウムの発言はなんだったのか。
シンポジウムの終盤。再び半谷氏が聴衆に質問した。
「放射性物質の摂取制限なんてものは取り下げて、自由に食べさせて。心配な人はホールボディカウンターで測って管理すればいい、こう思う人は青!」
医師らの安全神話を聞いた参加者たちは、全員一致で賛成の青のカードを上げた。
「おっ、これ、できるとは思わなかった」と半谷氏は笑う。会として「きのこなどの摂取制限を取り下げてほしい」という要望書を、内閣府の食品安全委員会に提出するそうだ。
国は福島県の「放射線被ばくによる健康不安対策事業費」として、平成27年度に7億8千100万円を計上した。前年度の4千400万円から比べると、15倍以上の増額だ。
その中には、住民に対して放射線の安全性を説明する “リスクコミュニケーション”の費用も含まれている。
このシンポジウムのホームページには、「参加する専門家の渡航費・交通費は、東京電力が福島復興およびリスクコミュニケーションの一環として負担しています」と書かれている。かつて国や自治体、東電が一体となって原発安全論をふりまいていたように、今度は放射能安全神話を刷り込もうとしているのか。
原子力賠償の弁護をしている井戸謙一弁護士は言う。
「内部被ばくや低線量被ばくに危険がないという社会的認識を広めることは東電だけでなく原発を推進する勢力にとって好都合。シンポジウムにお金を出しているのは東電でも、背後には原発でお金もうけしたい勢力の意向が働いている可能性もあります」
東電にも真意を聞いたが、「東電の原子力安全改革を監視する原子力改革監視委員会の副委員長バーバラ・ジャッジ氏の意向によるものだ」と、答えるにとどまった。今後も、安全神話をふりまく会が開催されるのだろうか。そんなお金があったら、除染や避難せざるをえない人の補償に回すべきではないのか。
21時を過ぎてようやくシンポジウムが終わり、司会の半谷氏がこう呼びかける。
「みなさん、イノハナご飯を別室に用意しているんで、食べて帰ってくださいね!」
本誌取材班は闇に包まれた山道を、急いで帰路についた。

越智小枝

越智 小枝
役職 相馬中央病院 内科診療科長
専門 リウマチ科(膠原病・リウマチ内科)
資格 リウマチ専門医 リウマチ学会評議員
所属学会 ー
卒業 東京医科歯科大学医学部医学科 東京医科歯科大学医歯学総合研究科大学院 Imperial College London School of Public Health
福島浜通りの現状:敵は放射線ではない
アゴラ 2014年09月02日
相馬中央病院・内科医 医学博士 公衆衛生学修士
現場主義者の「浜通り留学」
リウマチの疫学を学ぼう、と公衆衛生大学院への留学を目指していた私の元に、インペリアルカレッジ・ロンドンから合格通知が届いたのは2011年2月28日。その時は、まさかそのわずか11日後に起こる事件のために自分の進路が大きく変わるとは、想像もしていませんでした。
留学後に災害公衆衛生を学び始めた私は英国のPublic Health Englandや世界保健機関(WHO)など、大きな組織でもインターンをさせていただきました。しかし臨床屋の悲しい性でしょうか。私はどうしても「現場」が気になる体質のようです。結局留学生活の後に腰を落ち着けたのは、ここ、福島県相馬市でした。
しかし、浜通りに対する偏見がどれだけ残っているのか、ということに、私はうかつにも気づいていませんでした。
海外にも残る偏見
「『フクシマに行くの』って友達に行ったら、『そんな危険なところに行くな』『行くんだったら長居せずさっさと記録だけ取って帰ってこい』って言われたわ」
先日相馬市にホームステイにやってきた米国の大学生が話されていたことです。
この交換留学ツアーを企画する福島大学のスタッフの一人から、このような話も聞きました。
「このツアーを企画した2012年には、真っ赤にペイントされた手袋が学長の所に送りつけられてきました。『うちの国の学生を殺す気か。お前の手はすでに血塗られている』ということのようです」
いくら真面目に線量を測定し、発表しても、この福島に対する偏見が払拭されるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
もちろん福島県に原発事故由来の放射能が存在することは確かです。私は個人的にはその測定値を安全と判断して相馬市に移住しました。しかし同じ量の放射線量を「危険だ」と感じる人々も大勢いらっしゃいますし、その考えを無理にくつがえそうとは思いません。安全とはあくまで主観的なものだからです。
今、ここにある危機
しかし一番の問題は、まだ見えぬ放射線被害に議論が集中するあまり、「目に見える健康被害」が全く注目されぬまま放置されていることです。
この3年間で、福島県ではさまざまな健康被害が生じています。そのほぼすべてが、放射線による被害ではありません。さらに言えば、その多くは事故の後にでも防ぎ得た被害なのです。以下に3つの例を挙げてみます。
1.「避難区域設定」による健康被害
福島第一原発の事故を受け、政府は原発からの距離に従って避難区域を設定しました。半径20km以内の「強制避難区域」と20-30kmの「計画的避難区域」です。計画的避難区域の住民には「屋内退避指示」が出され、外出を控えるように、という勧告が出されました。科学的に見れば、屋内に退避すれば外部被ばくを抑えられますから、この指示は必ずしも的外れなものではありませんでした。
しかし、その結果何が起きたでしょうか。待機的避難区域の住民のうち、移動手段があり家を離れることのできる方はほとんどが避難されました。更に多くの流通業者は社員が50km圏内へ入る事を禁止しました。その結果、災害弱者、すなわち移動手段や情報入手手段のない高齢者や患者を抱えて動けない病院が食料や医療資源の供給もなく取り残される結果となったのです。
「実際にご自宅で衰弱死されている方も結構いたね」。当時南相馬に留まって被災地の検死に当たった医師がおっしゃっていることです。
「毎日食べ物の事しか考えられなかった。仕方ないのでラー油だけなめていましたよ」。子どもたちの為に相馬市に留まった教師の方からそのようなお話しも聞きました。
2.避難生活による健康被害
このように取り残された方々だけでなく、避難された方もまた、健康被害に苦しんでいます。長期療養施設の避難により、避難された入所者の死亡率が3.9倍にまで上昇した、という報告もあります(注1)。これは急な環境の変化や搬送という負荷が寿命を縮めた可能性や、一度に大量の患者さんの申し送りをした結果、必ずしも患者さんの状態について十分な情報が伝えられなかった可能性もあります。
療養施設だけでなく、健康な高齢者にも同様のことがいえます。相馬市で2012年に行った仮設住宅の健康診断では、高齢者の歩行不安定性(開眼片足立ちテストで15秒未満)の危険が、仮設住宅では自宅に住まれている方々に比べ5倍以上も高い事が示されました。(粗データは相馬市HP(注2))同じ方々の握力の平均はむしろ仮設住宅の方が強く、元々筋力のある漁師さんや農家の方々が、1年間の避難生活を行う間に急速に下肢筋力の衰えを来したと考えられます。
3.甲状腺スクリーニングによる被害
もう一つの例は、甲状腺スクリーニングによる被害です。(注・「福島県における小児甲状腺超音波検査について」、首相官邸ホームページ、山下俊一福島県立医科大学副学長(当時)の解説)
「無料で受けられる痛くもない検査なのだから何の問題もないではないか」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、先日福島県伊達市の霊山(りょうぜん)地区で行われたシンポジウム(注3)で地元の方々とお話ししたところ、徐々にスクリーニングの弊害とも言える現状が明らかになりました。
「ようやく風評被害が落ち着いたところでスクリーニングを行ったことで、『やっぱり福島は危険なんじゃないか』と言われるようになってしまった」と、スクリーニングの存在そのものが風評被害を助長した、という意見もありましたし、子供が「A2」(注・検査結果で小さなしこり、嚢胞(のうほう)がある)と言われた時の心理的負担を話される方もいました。
中でも問題になったのが過剰医療の可能性です。医療者側が見つかったがんを過剰に手術をしている、と取られる傾向にあります。しかし実際の所は、不安になった親御さんが「お子さんは癌です、だけど小さいから待ちましょう」という方針に納得できず、早めに手術を受けさせたがる、ということも多かったとのことです。
本来はスクリーニングの前に以下のようなコンセンサスを得ておく必要があったと思います。
普通行わないスクリーニングを行う事で、甲状腺がんが偶然見つかる可能性があります。
もしがんが見つかった場合、手術しなくてはいけない、という意見が主流です。
しかしそれは、スクリーニングをしなければ見つからなかったがんである可能性もあります。
手術には合併症や傷跡の残る可能性があります。
もし、「本来見つからなかった」がんを手術しなかったら何が起こるのかは、分かりません。
「A2」です「再検査です」と言われた時、には次の検査まで不安で過ごさなくてはいけません。それでもお子さんにスクリーニングを受けさせますか?
このようなコミュニケーションを充分行わずに始まってしまった甲状腺スクリーニングが、お子さんや親御さんの心を深く傷つけています。さらに、「先行調査のうちに小さな癌を見つけておけば本格調査での検出率が下がるか、原発の影響は少ない、と言おうとしているのかもしれない」などと、むしろスクリーニングを行う事で政府への不信を強めた方もいらっしゃいます。
健康被害への道は善意でできている
福島の災害は終わっていません。その災害はまき散らされた放射能の為だけではありません。誤解を恐れず言うならば、放射能以上に恐ろしいのは、実はまき散らされている「善意」なのではないでしょうか。
「地獄への道は善意で敷き詰められている(The road to hell is paved with good intentions)」という警句があるようです。同じことがここ、福島でも言えるのではないか。この半年間様々なものを見聞きして、私が感じることです。
福島の放射能は怖い。そのようにおっしゃる方々の多くは、(一部の明らかな悪意は別として)心の底から福島に住む子供たちを心配されているのだと思います。それだけではなく、避難区域の設定も、避難指示も、甲状腺スクリーニングも、そのどこにも「悪意」は存在しない。私たちはその事をもっと深刻に考えなくてはいけないのではないでしょうか。
個人や個別の団体に悪意はない。善意も悪をなすことはある。そう考える事から始めなければ、福島の健康被害の全容を知る事はできないと思います。狭視眼的に誰かを非難することに囚われている間に、刻一刻と被災者は増加していくのです。
今の浜通りに起きていることは、放射能という特殊事態ではありません。目に見えない脅威のもたらす健康被害は、世界中で毎日のように起こっています。たとえばエボラ出血熱や鳥インフルエンザ、サリンや炭疽菌などのテロ、これらもまた、見えないゆえに社会に混乱を起こす危機です。今、この福島に学ばなければ、似て非なる脅威が現れた時、人々はまた防ぎ得た被災者を大量に排出することになってしまうのではないでしょうか。
「放射能」で思考停止をしない限り、浜通りは日本の将来へ向けて、様々な学びの機会を与えてくれます。災害はもちろん起こらなければ良かった事件です。しかし一旦起こってしまったこの災害が与えてくれる知恵を、せめて受け取り損なわないようにすること。それが今の私たちに出来る最善の営みであると思っています。
越智小枝(おち・さえ)1999年東京医科歯科大学医学部卒業。国保旭中央病院などの研修を終え東京医科歯科大学膠原病・リウマチ内科に入局。東京下町の都立墨東病院での臨床経験を通じて公衆衛生に興味を持ち、2011年10月よりインペリアルカレッジ・ロンドン公衆衛生大学院に進学。3.11をきっかけに災害公衆衛生に興味を持ち、相馬市の仮設健診などの活動を手伝いつつ留学先で研修を積んだ後、2013年11月より相馬中央病院勤務。剣道6段。
半谷輝己


赤い羽根共同募金から多額の助成金をもらって「放射能は怖くない」と洗脳講演
半谷輝己:
ハイ、えーっと、一応私の切り口というのは、
あの、理化学的な「数字の信ぴょう性」ではなくて、
ま、それもあえて言う身としては、正しい知識は用意しますけれども、
入り口としては社会学的な、自分たちの生活の中でどうやって放射線を見ていけばいいのか、
自分たちに、とって、どうやって放射線とともに生きていけばいいのか。
といった観点に立って、
「あっ、放射線って結構受け入れても大丈夫そうだ」っていうふうな意識を持たせる。
という考え方が、ま、あの~、講演の中身というのは、入り口のところはそんなところでやっております。
ー略ー
福島県内、そして福島県から避難している人達、
それから、福島県とは関係の無い東京の方とか関西の方も含めて、
放射線に強い恐怖感を抱いている人たちに私たちの経験を、
「そうじゃないんですよ~、大丈夫なんだ」と、
「この福島でも生きることができるし、この日本で我々は生きることができるんだ」という事を、
伝えていきたいというふうに考えております。
岡敏弘

福井県立大学経済学部教授/大学院経済・経営学研究科教授
1959年生まれ。1988年京都大学大学院経済学研究科後期博士課程修了。
滋賀県琵琶湖研究所研究員を経て、1993年福井県立大学経済学部助教授。
1997〜98年 Visiting Professor, CSERGE, University College London。
2000年から現職。経済学博士。
放射線リスクへの対処を間違えないために
岡敏弘 2011 年 4 月 7 日
例えば現在、累積の被曝線量が 10 ミリシーベルトを超えるようなところでは、屋内退避指示が出ること
になっているが、10 ミリシーベルトの被曝で生じる追加のがん死は、1 万人中 5.7 人程度と推定されるわけ
である。
このリスクがどの程度のものかを判断するには他のリスクや現状と比較するのがよい。
ー略ー
2009 年の日本の平均寿命は男が 79.59 年、女が 86.44 年だが、これは 2005 年と比べてそれぞれ 1.03 年、
0.92 年伸びている。つまり、平均寿命は年に 90 日くらい伸びている。日本人全員が 10 ミリシーベルト被
曝すると、この伸びが 2.6 日縮まるわけである。日常生活で寿命を縮めている最大の要素は喫煙だと思われ
る。喫煙の全死因による損失余命は数年から数十年と推定されている。喫煙による肺がんだけでも 370 日
であり、受動喫煙で 120 日と推定されている
ー略ー
以上のことから、今の私たちの寿命を決めている様々な危険要因を日頃どう扱っているかを考えると、現
状で、食品や飲料水から摂る放射性物質の危険について、個人が心配して行動を変えるとしたら、行動に一
貫性がないということになりそうである。何も気にしないというのが、おそらく、個人の利益になる。
浦島充佳


昭和37年生まれ、昭和61年東京慈恵会医科大学卒。
平成12年ハーバード大学スクール・オブ・パブリック・ヘルス(HSPH)卒。
慈恵医大卒後イギリスセントトーマス病院で短期臨床実習、その後慈恵医大の骨髄移植を含む小児癌医療に献身。
小児科医・浦島充佳さんインタビュー全文(1)
不信感持たれた政府の情報発信
2011年9月1日 読売新聞
小児科医で、新型感染症の流行や生物テロなどの危機管理対策を研究している東京慈恵医大准教授の浦島充佳さんは、今の私たちは「原発事故の罠(わな)」に陥りやすい心理状況にあると考えています。浦島さんの言う「罠」とは何なのか、聞きました。(館林牧子)
小児科医・浦島充佳さんインタビュー全文(2)
基準守られれば、チェルノブイリほど甲状腺がん増えない
小児科医・浦島充佳さんインタビュー全文(3)
「原発事故の罠」にはまりつつある日本
小児科医・浦島充佳さんインタビュー全文(4)
心配し過ぎて、大切なもの見失わないで
我が家には、もともと私が趣味で買った感度の良いガイガーカウンター(放射線測定器)がありました。事故後、妻はこれをあらゆる食品にあて、少しでも高いと思うと廃棄処分にしています。私は健康に影響がないレベルだと思っているし、もったいないとも思います。家のガイガーカウンターでどの程度、正確に放射性物質が測れているのかもわかりません。
妻はストレスに弱い方ですが、今の様子を見ていると、将来不安症にならないと思います。自分で情報を集めて、対策を立て、子どもには放射能の入ったものを食べさせていない、という自信があるからです。
牛山元美医師
【放射線被ばくを学習する会】「臨床医が見たチェルノブイリ、福島の現状」
2014年3月18日 牛山元美医師 文字起こしブログ
1.「やっぱりこれは大気中核実験どころじゃない被ばくを私たちはしているんじゃないか」
2.「医療被曝も本当は身体に悪いんだよ」
3.「当初鼻血を出した子が甲状腺癌や白血病になったの?」
4.「事故当時0歳~4歳位の子ども達が、ずーっといつの年代でも一番甲状腺癌を発症している」
5.「気にしちゃいけないんでしょ?」って。 「いや、これは気にした方がいいです」
6.IAEAと福島医大「福島の悲劇を奇跡に変えよう!」 「は?」
7.~相模原・町田など65名の甲状腺エコーと白血球検査結果~
8.質疑応答「ベラルーシでの癌のタイプ・他」
9.質疑応答「井戸川元双葉町長&報道ステーション現場」
西尾正道医師
原発事故から2年 いま何を考え、何に備えるべきか 西尾正道 医師 (内容書き出し)
「甲状腺疾患と内部被曝」より一部書き出し5/12西尾正道医師in郡山
「本人が望んでも解剖して臓器を測れる施設が今の日本には無いんです」
5/12西尾正道北海道がんセンター名誉院長
<茨城県のニュース>
生協が子どもの甲状腺検査開始「問題意識を持って健康管理をするっていう事自体は悪い事ではない」
西尾正道名誉院長
<トリチウムによる健康被害>
西尾正道氏「原発を稼働させるだけで、事故が起こらなくても健康被害となりえる」
「被ばく列島」より
井戸謙一弁護士
<放射能から避難する>
井戸弁護士「経済的な理由で裁判を断念している避難者の力になる決定だ」
自主避難に初の賠償仮払い命令
原発と国「もと裁判官に聞く司法の限界」井戸謙一氏
たねまきジャーナル1/25(内容書き出し・参考あり)
たねまきJ「伊達市2人20ミリシーベルト超え・井戸謙一氏VS小出氏」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)1/25
"菅原文太 日本人の底力" 其の一
「日本の裁判"制度"というか、裁判"官"のあり方というか、 もうひとつ言えば"裁判"のあり方」
6/30井戸謙一(文字起こし)
"菅原文太 日本人の底力" 其の二の1
「緩んでしまったニッポン人」7/7井戸謙一(文字起こし)
"菅原文太 日本人の底力" 其の二の2
「日本だけ、報道していないんです」(文字起こし)
福島第1原発 高線量がれきを保管するテントの屋根破れる
FNNローカル (福島15/02/16)
福島第1原発で、高線量のがれきを保管するテントの屋根が破れていたことがわかった。
東京電力によると、16日午前、水素爆発した建屋の壁など、高線量のがれきを保管するテントの屋根が破れているのを、作業員が発見した。
15日の強風による影響とみられている。
高線量がれき保管のテント破損 東電、飛散対策進める方針
FNNローカル(福島15/02/17)
福島第1原発で、高線量のがれきを保管するテントが破れたトラブルを受けて、東京電力は、がれきにシートをかぶせるなど、対策を進める方針。
16日、福島第1原発では、放射線量が高い、がれきを保管していたテントの屋根が、長さ15メートルにわたって破れているのが見つかった。
今のところ、修復のめどが立たないため、 東京電力は準備ができ次第、がれきにシートをかぶせたり、水をまいたりして、放射性物質の飛散防止を図る方針。
しかし、テント内の放射線量は、毎時600マイクロシーベルト(μSv) ほどあり、作業の方法については、検討が必要だとしている。
また、東京電力によると、原発周辺のモニタリングポストに目立った変化はなく、周辺の自治体もテントの破損について、通報したという。
ー追記ー
東京電力2月23日記者会見
・修理は今後準備が整えば開始する。
・その間の雨水進入防止のため、中にシート。
瓦礫類一時保管エリアA1の破損について 資料1-6
平成27年2月23日 東京電力株式会社





規制委、最悪の想定甘く 原発「過酷事故」審査、
専門家が疑問視 注水遅れ試算10分まで
西日本新聞 2015年02月16日(最終更新 2015年02月16日 00時16分)
原発が新規制基準を満たしているかどうかを判断する原子力規制委員会の審査が「不十分」とする声が専門家の間で高まっている。特に原子炉(鋼鉄製)内で核燃料の温度コントロールがきかなくなり、核燃料などが超高温になって炉を破損する過酷事故対策を疑問視。事故ともなれば大混乱が予想されるが、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の場合、九電は注水作業の遅れを計画より10分遅れまでしか想定していないのに、規制委は新基準に適合とした。専門家の試算では35分遅れると事故は防げない恐れが高まり、「作業遅れの影響評価が不十分だ」と指摘する。
問題点を指摘するのは、旧原子力安全委員会事務局で8年間、技術参与だった滝谷紘一さん(72)=埼玉県所沢市=ら。
大地震などで原子炉につながる配管が破断し、注水によって核燃料を冷やせなくなった場合、電力会社は移動式発電機車をつなぎ、原子炉格納容器内で注水を再開。原子炉下のキャビティーと呼ばれるスペースに水をため、落下する燃料などの炉心溶融物を徐々に冷やす対策を行う計画だ。溶融物を冷やせないと事故の進行を止められず、外部に放射性物質が漏れ出す恐れが一気に高まる。
九電は、この事故発生から原子炉が破損し、炉心溶融物が流出するまでの時間を川内1、2号機では約90分と推定。だが作業員の人員態勢などを基に49分後には注水を再開し、キャビティーには水位約1・3メートルの水をプールのように貯水でき、落下溶融物を十分に冷やせるとした。さらに、注水作業が計画より10分遅れ、事故発生から59分後に始めても、水位約1メートルの貯水が確保できることをコンピューター解析で確認したとしている。
滝谷氏は、東京電力福島第1原発事故直後の大混乱を念頭に、この作業遅れを10分までしか想定していない点を疑問視する。
規制委は昨夏、注水再開が35分遅れた場合の過酷事故の進行モデルを公表している。これに基づき滝谷氏が試算したところ、35分遅れでは川内原発の貯水水位はわずか20センチ、玄海3、4号機では、注水前に溶融物が落下することになり、冷却が難しくなる。
ところが規制委は、過酷事故対策で作業の10分遅れまでしか想定していない川内原発について、新基準を満たすとした「審査書」を決定した。12日に審査書を決定した関西電力高浜原発の過酷事故対策も、川内原発とほぼ同じだ。
滝谷氏は「35分遅れる想定だと、事故を食い止められない解析結果となるのを恐れ、あえて計算、審査しなかった疑いがある。福島の事故を考えると、さらに作業が遅れることもあり、規制基準を満たしているとは言えない」と批判。原子力規制庁も「10分以上作業や判断が遅れれば、この対策が機能しなくなる恐れが出てくる」と認めている。
=2015/02/16付 西日本新聞朝刊=
NHK FM、 カーラジオから流れてきたその曲が
私の心にいきなり噛み付いてきた
それって、突然、胸を鷲掴みにされた感じだった
「えっ!?」と思って、また聴きたいと思って、
印象的な歌詞だけ覚えておいた
誰の歌だろう?なんという曲だろう?
「毒で作るエネルギー」「編集されたニュース」「金の亡者が決めたスピードで」「ウサギとカメ」
そのキーワードで検索した。
そして、それは…やっぱり、
あの日、絶望のどん底にいた私を救ってくれた
あの歌を歌ってくれた斉藤和義さんの曲でした。
あの日も涙が出たけど、
また、涙がこぼれた
ウサギとカメ 投稿者 j817
0831ウサギとカメ 投稿者 coldtube11
ウサギとカメ
作詞斉藤和義
作曲斉藤和義
結局最後はどっちが勝ったんだったけな?
やわらかい胸の中で聞いた「ウサギとカメ」
気がつきゃもう夕暮れ 今日もあっという間で
わっかちゃいるのに今日も いつかと同じ
移り変わりの激しいこの世の中
目指しているゴールは誰も知らないまま
息を切らしてボクが辿り着く頃 紙テープはもう切れてる
目にも止まらぬスピードで 誰かが勝手に決めたスピードで
いつか何処かに落とした宝物 探してる こんなに狭い箱庭で
ほんのちょっと前までパソコンもケータイもなかった
でもなんの不自由もなくて笑っていたんだ
顔のないヒマ人が今日もチマチマ書き込み
でも気にすることはないさ どうせ名無しの卑怯者
進化するテクノロジー 上手く乗りこなせない人間
戻れないんじゃなくて 戻りたくないだけ
絡み合う利権 後回しの人権 毒で作るエネルギー
今日も編集されたニュース 見えない恐怖の雨
言いたいことも言えないこの世の中
小さな声は今日も届かないまま
息を切らしてボクが辿り着く頃 札幌に椰子の木
目にも止まらぬスピードで ヤワなリーダーが決めたスピードで
いつか何処かに落とした宝物 探してる こんなに狭い箱庭で
移り変わりの激しいこの世の中
目指しているゴールは誰も知らないまま
息を切らしてボクが辿り着く頃 沖縄に白い雪
目にも止まらぬスピードで 金の亡者が決めたスピードで
いつか何処かに落とした宝物 探してる 同じ所
結局どっちが勝ったんだったけな?
やわらかい胸で聞いた「ウサギとカメ」
気がつけばまた紅い夕暮れ
今夜帰ったらアイツに聞かせよう
最近は眼を覆うようなひどいニュースばかりが多い
そして、原発事故の傷も癒えていないのに、再稼働に突き進む日本
それを無表情に報告するテレビ
そのことに対して何も言わない生活している中の周りの人々
「原発は大事なベース電源」と胸を張って言い
沖縄の民意も無視して、サンゴの海を埋め立てようと必死になる日本
イスラム国に対してしなくてもいい刺激を与える日本
バカな私が普通に考えてみたって間違った方向にどんどん進んでいると思える
大地震が起きて原発が爆発して、
もう、この国は終わったと思った、あの日。
原子力という魔物はすぐにやめるだろうと私はあの時思った。
日本という国は当然ちゃんと目を覚ますだろうと、あの時私は思った。
ところが、まるで逆に物事は進んでいる
常識では考えられない事ばかりが起こっている
あの日から、もう直ぐ4年が終わり5年目になろうとしているのに
ニュースを見るたびに間違った方向へ日本が進んでいくのがわかるから
でも、止められない流れのようにも見えてきて、
「私一人が声出したって」
「あー、もうやだ」と思って投げ出したくなったり、めげてしまいそうになる
「勝手にすれば!」なんて、諦めてしまいたくなる
だけど、諦めちゃいけない!
そして、安倍政権の今の動きも許してはいけないんだって、
この曲は私の背中を押してくれました
そう…諦めちゃいけない
負けちゃいけないんだ
負けるわけにはいかないんだ
「ほんのちょっと前までパソコンもケータイもなかった でもなんの不自由もなくて笑っていたんだ」
本当だよね。
パソコンも携帯もなかったけど、幸せだった
ずっとウソだった
この国を歩けば 原発が54基
教科書もCMも言ってたよ「安全です」
オレたちを騙して 言い訳は「想定外」
懐かしいあの空 くすぐったい黒い雨
ずっとウソだったんだぜ やっぱバレてしまったな
ほんとウソだったんだぜ 原子力は安全です
ずっとウソだったんだぜ ほうれん草食いてぇな
ほんとウソだったんだぜ 気付いてたろこの事態
風に舞う放射能はもう止められない
何人が被曝すれば気がついてくれるの
この国の政府
この街を離れて うまい水見つけたかい?
教えてよ やっぱいいや もうどこも逃げ場はない
ずっとクソだったんだぜ 東電も北電も 中電も九電も もう夢ばかり見てないけど
ずっとクソだったんだぜ それでも続ける気だ
ほんとクソだったんだぜ 何かがしたいこの気持ち
ずっとウソだったんだぜ
ほんとクソだったんだぜ
ーーー
この時の、この曲を見つけた日の、
あの日の気持ちを忘れないで!
あの日の絶望を覚えておかなきゃいけない、と私はいつも思っている
ーーー
斉藤和義 ずっと好きだった~ずっとウソだった Ustream 2011/04/08
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2巡目で初のがん確定診断 福島の子ども甲状腺検査
中日新聞 2015年2月12日 04時41分
2巡目で初のがん確定診断
福島県の全ての子どもを対象に東京電力福島第1原発事故の放射線の影響を調べる県の甲状腺検査で、事故直後から3年目までの1巡目の検査では「異常なし」とされた子ども1人が、昨年4月から始まった2巡目検査で甲状腺がんと診断が確定したことが11日、関係者への取材で分かった。また、がんの疑いは7人になった。
2巡目でがんの確定診断が出たのは初めて。12日に福島市で開かれる県の検討委員会に報告され、放射線の影響かどうか慎重に見極める。
チェルノブイリ原発事故では4~5年後に子どもの甲状腺がんが急増した。
(共同)
子どもの甲状腺検査 2巡目で初めて「がん」と診断のケースも
FNNローカル (福島15/02/12)

12日現在、2巡目が進んでいる子どもの甲状腺検査で、およそ7万5,000人の結果が出た。
1巡目で異常なしとされたものの、2巡目で「がん」と診断されたケースが初めて判明している。
医療関係者や学識経験者などが、福島第1原発事故の健康への影響について議論する検討委員会。


12日は、2014年4月から始まった2巡目の甲状腺検査で、1人が「がん」と診断され、7人が「がんの疑い」があると報告された。

甲状腺の検査は、東日本大震災当時18歳以下だった、県内のおよそ37万人を対象に行われている。
チェルノブイリでは、事故から時間がたって、甲状腺がんが増えたため、今は2巡目の検査が進められていて、これまでに、7万5,311人の検査結果が確定している。

2巡目で「がん」が見つかったのは初めてで、「がん」または「がんの疑い」とされた8人は、いずれも1巡目の検査では「異常なし」とされていた。

また8人は、震災当時、大熊町、浪江町、伊達市、福島市、田村市で生活していた。
県民健康調査検討委員会・星 北斗座長は

「どういうふうに考えていくのかっていうのをちゃんと整理をしないと、
多いとか少ないとかというコメントはできないんですね。
もう少しきちっとしたデータがそろい、そして時系列的な変化や地域ごとの変化や、
あるいは当時の年齢、現在の年齢、そういったことを正確に議論、
議論というか評価していくというのがプロセスとしては不可欠だと思いますので、
今の時点で多いとか少ないとかという話ではないと言っていいと思います。
内部被ばくとの関係性などについても検索していく必要があると思っています」



検討委員会では、放射線の影響とは考えにくいというこれまでの評価は変えないとしながらも、因果関係など慎重に検証したいとしている。
甲状腺検査の流れを整理する。

2011年度から2012年度にかけて、37万人を対象に、1巡目の調査が行われた。
その結果、「がん」と診断されたのは、86人で、「がんの疑い」があるとされたのは23人だった。
そして、2014年4月から検査は、2巡目に入っている。

12日報告された8人は、いずれも1巡目は「異常なし」とされていたが、2巡目の検査では、1人が「がん」と診断され、7人が「がんの疑い」があるとされた。
1巡目で異常が見つからず、2巡目で「がん」と診断されるのは、初のケースとなる。
福島県ではないけれど、
福島第一原子力発電所からの放射性物質で汚染されていると思われている地域の甲状腺の検査結果です
急がなければ、大変だと思います
急いで全員を検査する体制を整えなければ、手遅れになる子供が増えてくると思います。
忘れちゃいけないことは、福島第一原子力発電所の事故が起こる以前は
小児甲状腺癌は「100万人に1〜2人しか罹らない」と言われていた病気です。
日本のほとんどの医者が「小児甲状腺癌は診たことがない」と言っている病気です。
千葉県松戸市甲状腺超音波検査判定結果
更新日:2015年1月13日
松戸市では、平成26年6月1日(日曜)より甲状腺超音波検査を実施し、その費用の一部助成をしています。これまでに検査を受けた方の判定結果をお知らせします。


A1 21人 24.4%
A2 64人 74.4%
B 1人 1.2%
C 0人
合計 86人
茨城県牛久市 甲状腺超音波検査のお知らせ
甲状腺超音波検査結果


A1 41人 46.0%
A2 40人 44.9%
B 8人 9.0%
C 0人
合計 89人
茨城県高萩市 甲状腺超音波検査の実施状況について
(2014年4月21日掲載)


A1 1232 人 76.3%
A2 369 人 22.8%
B 14 人 0.9%
C 0 人
合計 1615人
茨城県 東海村
【甲状腺超音波検診の状況】平成 26年 8月 28日
クリックすると大きく見ることができます↓

<結果区分について>
■異常なし A1: 甲状腺内に結節やのう胞を認めなかったもの
■経過観察 A2: 甲状腺内に5.0mm以下の結節や20.0mm以下ののう胞を認めたもの
■要精密検査 B : 甲状腺内に5.1mm以上の結節や20.1mm以上ののう胞を認めたもの

全期間合計
A1 2571人 67.3%
A2 1230人 32.1%
B 20人 0.5%
C 0人
合計 3821人


栃木県日光市 平成25年度 日光市甲状腺検査結果報告
平成 26 年 1 月 18 日(土)~2 月 16 日(日)


A1 789人 46.1%
A2 903人 52.7%
B 18人 1.0%
C 3人 0.2%
合計 1713人
このように検査をして、その結果をちゃんと報告している市町村はいいと思う。
(本来なら当たり前のことだけど、当たり前じゃないところが多すぎる)
’14県議選:被ばく健康調査助成 市町村格差に不満 ゼロから全額まで /茨城
毎日新聞 2014年12月12日 地方版
東京電力福島第1原発事故による被ばくの健康調査を巡り、公費助成の市町村格差に不満の声が上がっている。甲状腺超音波検査や内部被ばくを測るホールボディーカウンター検査が自己負担ゼロの市町村がある一方、大半の市町村は助成ゼロとなっており、県に格差是正を求める声も出ている。
県南に住む臨床検査技師の女性(35)は2012年夏、長女(6)、長男(3)に甲状腺超音波検査を受診させた。費用は一人約7000円。これから年1回は検査する予定だが、女性の住む自治体では助成がないという。女性は「住む市町村で格差があるのは憤りを感じる。市町村や県は市民の不安を聞いてほしい」と訴える。
県によると、県内市町村では10月現在、甲状腺超音波検査は東海村や高萩市、北茨城市など4市町村が無料とし、かすみがうら市や龍ケ崎市、常総市など5市が1回3000〜5000円を助成する。また、ホールボディーカウンター検査は牛久市と大子町が無料。つくば市など3市が1回3000〜5000円を助成する。
健康調査の実施について、県保健福祉部の森戸久雄部長は「現時点で必要ないと判断している。不安があるのは分かるが、根拠なく調査すれば、かえって不安をあおることにもなる」と説明。市町村格差についても「県が動ける状況にない」と静観の構えだ。
常総生協(守谷市)は2013年秋、子どもの甲状腺検査を行うため、「関東子ども健康調査支援基金」を設立。検査機器を購入し、11月末までに2543人が受診した。費用は無料だが、基金へのカンパ1500円を求めている。
同基金を活用し、長男(3)の検査を受けた守谷市の飲料配達業、板子育恵さん(31)は「本来は民間ではなく、行政が子どもの甲状腺検査を行うべきだ。県議選候補者にも県民の命をつなぐ子どもたちを自分の子や孫と同じように考え、行政に働きかけてほしい」と訴えている。【安味伸一、蒔田備憲】
福島県全体 平成26年10月31日現在
放射線医学県民健康管理センター 各調査の結果
第17回福島県「県民健康調査」検討委員会 資料(平成26年12月25日)


A1 152,633人 51.5%
A2 141,379人 47.7%
B 2,240人 0.8%
C 1人 0.2%
合計 296,253人
穿刺吸引細胞診を行った方のうち、109 人が「悪性ないし悪性疑い」の判定となった。
109 人のうち、これまでに 85 人に手術を行い、手術後の病理診断の結果、1 人が良性結節、
84 人が甲状腺がんと確定診断されている。

ーーー
福島県の県民健康管理調査では、C判定は1人しか出ていない。
ということは、二次検査対象者であるB判定の2240人とC判定1人、合計2241名の中から、
甲状腺がん、がんの疑いの109名が出てきていることになる。
松戸市はB判定1人
牛久市はB判定8人
高萩市はB判定14人
東海村はB判定20人
日光市はB判定18人、そしてC判定が3人
この数字も、そこで生活している子供達の中のほんの一部
自ら検査しようと思って検査した人だけの中から出てきているのです。
手遅れになる前に早期発見して命が助かるように。
福島県のみではない関東東北地方の子供達の甲状腺の検査を、
学校保健統計調査の心電図検査と同じように定期的に全児童、学生に受けさせる体制を整えるべきだと思います。
甲状腺しこり 10歳未満被爆 高リスク
読売 2015年02月03日
◇放影研「1シーベルトで2.65倍に」
日米の共同研究機関「放射線影響研究所」(広島、長崎両市)は2日、被爆時に10歳未満で1シーベルトの放射線を浴びた場合、10ミリ以上の甲状腺結節(しこり)ができる可能性が線量ゼロの人の2・65倍になるとの研究結果を発表した。一般に結節の10%前後は悪性腫瘍(がん)とされ、幼少期に被爆した人が甲状腺がんになるリスクの高さが、改めて裏付けられた。
結果をまとめた論文は昨年12月、米医師会の雑誌(電子版)に掲載された。
調査は2007年から11年、被爆時10歳未満だった2668人(平均年齢68・2歳)を対象に実施。このうち、10ミリ以上の甲状腺結節ができていた470人について、被爆時の年齢や浴びた放射線量の関係を分析したところ、被曝ひばく線量が多く、被爆時の年齢が低いほど、結節ができる割合は高くなった。
一方、10ミリ未満の小さな結節の場合、被曝線量との関連はなかったといい、今泉美彩研究員は「結節が大きくなるのは、被曝した放射線量に関係があると推測できる」としている。
同研究所の調査では、被爆時に10歳で、1シーベルトの放射線を浴びた人が、60歳で甲状腺がんになる可能性が線量ゼロの人に比べて2・28倍となり、高リスクが50年以上続くことが判明している。一方、20歳以上で被爆した人のリスク上昇は確認できなかった。
2015年02月03日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
女性自身 2月3日(火)0時0分配信
テロ組織『イスラム国』に人質となっていたジャーナリスト・後藤健二さん(47)の殺害が公表された。 イスラム国を訪れたこともあるジャーナリスト・常岡浩介氏が言う。
「遺体の返還はこれまで例がありません。イスラム国は、遺体に“身代金”を払うよう要求してきたこともあります」
殺害を受け、後藤さんの妻は、夫を「誇りに思う」との声明を発表した。妻は、幼児2人を抱えながら独立行政法人で働く、東大大学院修了のキャリア女性だ。12月2日に夫の拘束をイスラム国からのメールで知って以来、彼女は苦難の日々を過ごしてきた。だが、常岡さんは重大な情報を本誌に明かす。
「この12月2日という日は、衆議院総選挙の告示日でした。12月14日が投票日ですから、その12日前という状況です。じつはこのとき、外務省が後藤さんの奥さんとシリア人の現地ガイドに、厳重に“口止め”をしていたのです」
選挙直前に“日本人人質事件”が発覚すれば、選挙に影響が――。万一にも事件が表沙汰にならないよう、外務省が口止めをしていたというのだ。
「奥さんは子供を守るため、もともとメディアにさらされたくないとは思っておられましたが、外務省からの“口止め工作”について、現地ガイドがはっきりと証言しています。外務省は『後藤さんを守るためだ』と言ってきたそうですが、選挙前にこの話が出たら、安倍首相にプラスにはなりません。譲歩して助けても、助けられなくても批判されますから。でも、選挙前に拘束の事実が明らかになっていたら、日本政府はもっとまじめに助けていたかもしれませんね」
政府による後藤さんの救出活動に問題はなかったのか。これからその検証が始まるーー。
口止めしていなければ、救出できたと思う。 pic.twitter.com/2S1lalTEAg
— 宋 文洲 (@sohbunshu) 2015, 2月 3
酷すぎる!
日本政府は遺体引き取りについてまでも拒否!
後藤さんら遺体引き取り「困難」…菅官房長官
読売新聞 2月2日(月)22時42分配信
菅官房長官は2日の記者会見で、イスラム国に殺害されたとみられる後藤健二さん(47)と湯川遥菜(はるな)さん(42)の遺体の引き取りは困難との見方を示した。
菅氏は会見で「イスラム国はテロ組織で、話の通じる集団ではない。他国だって(遺体の引き取りが)出来ていない」と語った。
最終更新:2月2日(月)22時42分読売新聞
突然今日から報道され始めた
外務省が3回にわたって渡航中止要請?
後藤健二さん:世耕氏「外務省が計3回、渡航中止を要請」
毎日新聞 2015年02月02日 23時08分(最終更新 02月03日 10時39分)
◇BSフジで明らかに
世耕弘成官房副長官は2日、BSフジの番組で、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)に殺害されたとみられる後藤健二さんに対し、外務省が昨年9〜10月に計3回、シリアへの渡航をやめるよう要請していたことを明らかにした。
政府関係者によると、後藤さんの渡航計画を把握した同省は電話で2回、直接面会して1回、渡航中止を求めたという。しかし、後藤さんは10月末にシリアに入国した後、行方不明になった。これに関連し、世耕氏は「命を守れなかったのは政府の責任だ。自己責任論には立たない」と述べた。【高橋克哉】
真実はどこに?
と、…あなたは思いますか?
<外務省とNHK>後藤健二さんはNHKのイスラム国への潜入取材直後に拘束されていた。
予めイスラム国側と打ち合わせて準備が整っていて、複数の支援者がチームで動き、何から何までお膳立てができていなくては、とても時間内にこなせない作業であり、行き当たりばったりの単独行動で消化できる仕事量ではない。当然、後藤健二にミッションを依頼した者が、巨額のカネを出し、イスラム国側と綿密なネゴをし、全体のプランを組んで組織的にプロジェクトを動かしていたと考えられる。後藤健二は、その組織的な動きの実行要員であり、任務を請け負って派遣された者(政府工作員)なのだ。
このプロジェクトを企画して後藤健二を潜入させたのは、外務省であり、外務省とNHKの大がかりな共同事業だったと私は推測する。
まだまだ危険/注意しましょう
東京電力が2015年1月末に発表したセシウムのみの試算です。
今現在も毎日毎日
1920万ベクレル/日〜2160万ベクレル/日
福島第一原子力発電所から空気中に放出されています
あくまでもこの数字はセシウムのみです。
あくまでもこの数字は自らの原発から汚染物質を放出している東京電力自身の評価結果です。
資料 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/d150129_08-j.pdf
1~4号機原子炉建屋からの追加的放出量評価結果 平成27年1月評価分(詳細データ)
36ページ
原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(平成27年1月)
平成27年1月29日 環 境 線 量 低 減 対 策
○1~4号機原子炉建屋からの現時点の放出量(セシウム)を、原子炉建屋上部等の空気中放射性物質濃度(ダスト濃度)を基に評価。(各号機の採取地点は別紙参照)
○1~4号機の大物搬入口は閉塞の状態で測定。
○1~4号機建屋からの現時点の放出による敷地境界における被ばく線量は 0.03mSv/年以下と評価。
○被ばく線量は、原子炉建屋上部等の空気中放射性物質濃度を基に算出した1~4号機の放出量の合計値は 0.008 億ベクレル/時であり、原子炉の状態が安定していることから、0.1 億ベクレル/時以下と評価している。
○号機毎の推移については下記のグラフの通り。

(↑ クリックすると大きく見ることができます)
○本放出による敷地境界の空気中の濃度は、Cs-134 及び Cs-137 ともに 1.4×10-9(Bq/cm3)と評価。
※周辺監視区域外の空気中の濃度限度:Cs-134・・・2×10-5、Cs-137・・・3×10-5(Bq/cm3)
※1F 敷地境界周辺のダスト濃度「実測値」:Cs-134・・・ND(検出限界値:約 1×10-7)、Cs-137・・・ND(検出限界値:約 2×10-7)(Bq/cm3)
(備考)
・ 希ガスについては、格納容器ガス管理設備における分析結果から放出量を評価しているが、放出されるガンマ線実効エネルギーがセシウムに比べて小さく、被ばく経路も放射性雲の通過による外部被ばくのみとなるため、これによる被ばく線量は、セシウムによる線量に比べて極めて小さいと評価している。
・ 1 号機の放出量の増加は、建屋カバー屋根パネル2枚復旧に伴う、ダスト採取点及び評価方法の変更によるものである。
(1 月は、評価期間全体(12/13~1/7)について建屋カバーが有る状態として建屋カバー内でのダスト測定値と評価期間の平均風速から求めた建屋カバーの漏えい量から放出量を求めた(10月と同じ評価)。12 月は、建屋カバーが無いと仮定した状態(11/21~12/3)と建屋カバーが有る状態(12/4~12/12)の放出量を日数に応じて平均して求めた。)
・ 2 号機の放出量の変動については、風速の増減により建屋内のダスト濃度及びブローアウトパネル隙間の漏洩率が影響を受けたことによるものと評価している。
・ 3号機の放出量の増加については、機器ハッチにおけるダスト濃度のバラつきによる影響が大きかったものと評価している。
ちょっと計算
0.03mSv/年=30μSv/年
ちょっと疑問
黄色いグラフの1号機、建屋カバーを外している期間の放出量が極端に少ないのは?
カバーを外しちゃっているんだから増えるのかな?と思っていたんだけど…
(備考)を読んでも、私にはよく理解できない。
別紙 放出量評価について

放出量評価値(1月評価分)
1号機 0.004億Bq/時
2号機 0.002億Bq/時
3号機 0.0009億Bq/時
4号機 0.0009億Bq/時
合 計 約0.1以下(0.008 )億Bq/時
放出量評価値(12月評価分)
1号機 0.002億Bq/時
2号機 0.005億Bq/時
3号機 0.0004億Bq/時
4号機 0.0009億Bq/時
合 計 約0.1以下(0.009 )億Bq/時
ちょっと計算
0.008 億ベクレル/時の場合
1時間 0.008 億ベクレル/時
1日 0.192億ベクレル/日=1920万ベクレル/日
1年 70億800ベクレル/年
0.009 億ベクレル/時の場合
1時間 0.009億ベクレル/時
1日 0.216億ベクレル/日=2160万ベクレル/日
1年 78億8400ベクレル/年
事故からもう少しで4年が過ぎる現在もなお、
毎日毎日放出されているセシウムはどこへ行くのか?
・・・↓ このように空気中を漂い、落ちてきているのでしょう。
福島県 双葉町 定時降下物 2011年3月~2014年12月
内部被曝を考える市民研究会 2015.02.02より一部抜粋
2014年12月の福島県(双葉町)の定時降下物は、
セシウム134で1400ベクレル/m2、
セシウム137で4800ベクレル/m2、
放射性セシウム合計6200ベクレル/m2でした。
つまり、これは双葉町の畑の土壌は11月末に0ベクレル/m2だったとしても、
12月末には6200ベクレル/m2になってしまうということを意味しています。
原発から絶えず放射性物質が漏れているときに、除染など不可能です。
除染は幻想であり、ゼネコンのドル箱にしかなっていないと思います。
降り積もるばかりです。
セシウムは30年経って、やっと半分ですから…無くならない。
無くならない、消えないということをもっと真剣に考えなくてはいけません!
どんどん降り積もって増えていっているという事を想像してみましょう。
ーーー
過去の放出量
2012年9月
福島第一原発1~3号機から大気中に現在放出されているセシウムの量
1~3号機原子炉建屋からの現時点の放出量(セシウム)を,
原子炉建屋上部等の空気中放射性物質濃度(ダスト濃度)を基に,
1号機約0.003 億ベクレル/時,
2号機約0.005 億ベクレル/時,
3号機約0.02 億ベクレル/時と評価。
1~3号機合計の放出量は設備状況が変わらないこと等から
先月と同様に最大で約0.1 億ベクレル/時と評価。
これによる敷地境界における被ばく線量は0.03mSv/年と評価。
(これまでに放出された放射性物質の影響を除く)
2013年6月
今現在、福島第一原発各号機放出量と関東に降っている放射性下降物の量
6/16川根眞也氏(内容書き出し)
ずーっと今年の4月まで1000万なんですよ。
だから、核号機の放出量
こう言っているんですよ、東電は。
30万ベクレル、500万ベクレル、50万ベクレル、
これで足して1000万ベクレル毎時と言っているんです。
計算が合わないでしょ?
残りの400万ベクレル毎時は何処から出ているんでしょう?
これが東電の発表です。
除染(移染)したって、また降ってくるのです。
毎時毎時、毎日毎日、刻一刻と福島第一原子力発電所からは
放射性物質という猛毒が放出され続けています。
セシウムしか調べられていませんが、
セシウムしか放出していないということは考えられません。
数え切れないくらいの種類の放射性物質が出てきていることは事実です。
日本政府は日本人の命を守ってくれない政府です。
自分の命は自分で守るしかありません。
想像しながら生活をしましょう。
「あ、この風に乗って、この雨の中に、この雪の中に見えない毒が含まれている」と。
<東京電力死亡事故>
19日、福島第一原発ー作業員10m落下死亡&柏崎刈羽原ー発作業員3.5m落下治療中
そして翌日、福島第二原発作業員も事故死
それに伴う安全点検のために作業を中止している中での東京電力の記者会見
「2015/01/29(木)中長期ロードマップ進捗状況について」
真ん中:福島第一廃炉推進カンパニー・プレジデント 増田 尚宏(ますだ なおひろ)
奥:福島第一廃炉推進カンパニー広報担当 川村 信一(かわむら しんいち)
手前:原子力立地本部本部長代理 小林 照明(こばやし てるあき)
資料
http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/roadmap/index-j.html
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危険手当
木野:
先ほどの手当ての件で、
7割がアンケートでそれとは別に協力企業と一緒に確認をされているとあったんですけど、
そうすると、何割が確実に、どのくらいが確実に支給されていると確認されているんでしょうか?
増田 :
えっとですね、私どもはその協力企業さまと確認が取れておりませんので、
申し訳ございません、今どのくらいしっかり渡っているか?ということは、
すみません、私は今ここで答えられません。
申し訳ありません。
木野:
わかりました。
それはいつ頃わかるか、見通しというのはありますか?
増田 :申し訳ありません、ちょっと確認の上でお答えさせていただきます。
全面マスク省略エリア
資料 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/roadmap/images/d150129_09-j.pdf


木野:
それと、全面マスクの省略エリアの確認なんですけれども、
実際に省略エリアが増えてきているなかで、
いまいちえふの作業員が、今日の資料だと1ヶ月に6000、7〜800なんですが、
そのうちの何割ぐらいが半面マスクでの作業となるんでしょうか?
人数でも結構なんですけど。
川村:
具体的な、その、何人がマスクをしているか?ということまで、ちょっと詳細把握できていませんが、
今日お配りした資料のスライドの5ページのピンクのところに、
今やっている作業のほとんどのところが入っていますので、
スライドの5ページのピンクのエリアが省略されるとですね、
おそらくかなりの人たちがマスクをつけなくてもいいい、
そういう可能なエリアということになってくると思います。
このオレンジ色のところは、作業自体がすごく少ないですので、
ピンクのエリアにほとんど集中していますので、
大部分の方が、なんらかの恩恵を受けることになるんではないかと思っております。
すみません、具体的な数字は抑えていません。
木野:
大部分とは言いつつですね、この最後まで残っている部分というのは、
おそらくタンクのエリアとか、人数の多いところですよね。
なので面積だけではわからないんですけれども、その辺は評価しないんでしょうか?
川村:
いえ、あの、何人の方が省略可能になるかということではなくて、
やっぱり、マスク自体も身を守るものですから。
放射性物質の取り込みから働く人を守るためのものですから、
それを減らすことが目的ではなくて、
やはりフェイシングですとか、様々なことをやって、環境を良くして、
あの、こういったその、ダストを少なくしていく。
その結果として、マスクをつけなくてもいいエリアが増えていくと。
あの、何人マスクをつけなくていいということが目的ではなくて、
ダストが舞い上がらないようなエリアを増やしていくと
その結果、マスクなしでも仕事ができるところが増えていくっていうのがその流れになります。
木野:
御社はずっとですね、全面マスクというのは作業環境を改善して、それが安全につながるという、
そういった説明だったわけですよね。
それであれば、半面なスクであったらどのくらい改善されるのかという、
評価というものが必要なんではないかと思うんですが、
今のお話だと、なんのために半面マスクにしているのか、よくわからなくなるんですけれども、
その辺は、評価はされないんですか?
「普通の職場」
川村:
あの、半面マスクが目的ではなくて、
ダストが舞い上がるエリアをとにかくどんどん減らして、
よくマスダが申し上げております「普通の職場」に戻していくと。
「火事場」から「普通の職場」に戻していくというためにやっているものです。
その結果として、マスクを省略するエリアが増えていくということです。
木野:
では、質問を変えますけれども、
どのくらい普通の職場に戻っているんでしょうか?
川村:
いや、このエリアが増えるほど普通の職場に戻っていきますし、
木野:
ですのでお伺いしているのは、
どのくらいが普通の職場に戻って、普通の職場で働いていらっしゃるんでしょうか?ということなんですけど。
川村:あの、に、人数の話ですか?どのくらいだというのは、
木野:
そうです。
どのくらいの方が「普通の職場」だと言われる環境で働いていらっしゃるんでしょうか?
川村:
あの、そういう意味でいくとまだ居ないですね。
誰もいないですね。
木野:
あの、よくわからないんですけれども、
半面マスクのところは近づいているんですよね。
半面マスクのところでどれくらいということは、評価もされないんですね?今後
増田 :
半面マスクはおっしゃるとおり一つの指標かもしれませんが、
「タイベックを着て働く」とかですか、
「ゴム手袋をして働く」とか、もう、普通の職場じゃないというところの環境がかなりまだあります。
いまカワムラが「ゼロです」と言ったのはですね、
そういったことを考えると、
「普通の職場」に戻して仕事ができている人はまだ居ない、という状況です。
マスクについてもですね、仕事の内容で言ってもただ単に現場の環境だけじゃなくて
仕事の内容によっても体を守るためにマスクをしてもらう必要が出てきますので、
マスクの数で現場がどれくらい改善されたかというのは繋がらないと思います。
ここで今日ご紹介させていただいているのは、
現場の環境を改善したことを示すためになんとかいい指標はないか?ということで、
マスクの着用が、
本当に、歩いているだけでも必要なエリアなのかどうか、というのを見ているということで、
作業をやるためにだったら、また別の視点でもマスクをしなくちゃならないところが出てきます。
それといろんな場所を渡り歩いて行くときは、
やはり片方が半面マスクで良くても、片方が全面マスクをしなければいけない場所であれば、
1日全面マスクで仕事をしてもらわなければいけないということもありますので、
なかなか、今ご質問があったような、指標として、半面マスクの人がどれくらいになりましたか、
というのにはちょっと、なかなか答えられないというのが正直なところです。
2号機の温度計の引き抜きについて
木野:
ありがとうございます。
あと、2号機の温度計の引き抜きのことなんですけど、
資料の中に累積線量と人数があるんですが、この累積線量というのはどう見たらいいのかというのをちょっと確認できればいいと思うんですが。
これは今日の廃炉進捗状況で配られた資料ですよね。
3人:……
木野:東京電力の資料には入っていないんですかね、これは。
川村:今日の、はいはい、全体の資料です、はい。
作業結果、はい。
累積線量10.33
最大
木野:そうです。これはどういう意味なんでしょうか?
川村:
これは見ての通りで、
1日、東電の社員が14名、メーカーの方が135名、この仕事に関係をして、
その中で1日当たり最大だったものが、東電1.19、メーカーさん0.71っていうのが最大でした、と。
それで、その人たち14人、あるいは135人全員の1日のやつを全部足し算すると、
10.33、あるいは24.47とかになるということです。
木野:
これは何年分ですか
そうするとこの数字を、例えば24.47を135人で割れば、一人頭の平均が出るという感じですか?
川村:
そういうことです。
それでこの一番上の1行目にありますが、
1月14日から1月19日の間です、何年分というよりも。
この期間のものです。
木野:
これは、この2号機の引き抜きの作業ですよね?
期間ということですよね?
川村:そうです。その作業だけのものです。
木野:
これ、一人当たりの作業時間というのはわかりますか?
要するに、現場に入って、例えば1分ぐらいで出てこなければいけないのか、
20分とか30分とか1時間とか作業ができるのか、どういう作業計画だったのでしょうか?
川村:
それはちょっとすみません、その細かいところまで今手元にないのでわかりません。
調べなければわかりません。
会見で配る資料と配らない資料はどう決めるの?
木野:
それは確認お願いいたします。
それから、これは要望なんですけど、
今日は直前に資源エネルギー庁の方で記者レポをやっているわけですよね、進捗状況の。
そこでは90ページほどの資料を配布しています。
東京電力も以前はいっぱい資料を配布していたんですけれども、
今回みたいに、今の2号機のものも配布していないんですが、
配る資料と配らない資料というのは、どういうふうにわけているんでしょう?

司会:
えっと、こちらの方からお答えします。
えーっと、もともと確かに、えー
進捗状況の資料を全部お渡ししていましたけれども、
物量が多いということもありまして、今はホームページの方に全て掲載させていただいております。
ですので、そちらの方をまずご覧になっていただければというところでございます。
それから個別のトピックスとしてお配りしている資料は、
例えば今日の2号機の温度計の件についてはすでに引き抜きをした後のことということで
引き抜きを行ったことについてはすでにお知らせをしております。
そういう意味で今度のロードマップのチーム会合の中で、
新規のトピックスとして上がっているものを選別してご説明をさせていただいているという形になります。
ご理解賜ればと思います。
木野:
確認なんですけれども、
そうするとこの実績線量というものも「以前すでに説明した」ということなんでしょうか?
司会:
えーっと、すみません。
公表した時にご質問とかが出ていれば、もしかしたらお答えしたかもしれませんけど、
ちょっとそこは今確認が取れませんので、後ほど確認させてください。
木野:
ちょっとあれなんですが、
これを以前公表された時に私が質問をして、わからなかったんですね、この数字が。
なので多分、数字としては今日初めてだと思うんですけれども、
それを含めて、トピックというのが一体何を意味するのか?
ちょっと教えていただけないでしょうか。
要するに、新規の情報があるにもかかわらず出ていないものもあるというと、
「他にもなんか色々あるのかな」と思ってしまうんですけど、どうでしょう?
司会:
それは先ほど申し上げたとおりです。
木野さんの方からご質問が以前あってお答えできていなかったということであれば、
大変申し訳ございませんで、申し訳ございませんでした、失礼いたしました。
木野:
今後もそうすると、新しい、新規情報があっても、
トピックは東京電力の方で選択していくっていうことになるんでしょうか?
司会:はい。おっしゃる通りです。
木野:そのままちょっと受けられないので、できれば元に戻してください。
司会:資料は当社のホームページの方にも掲載してございますので、そちらをご覧いただければと思います。
木野:
会見の場で、それをなかなか確認できませんので、できれば戻してください。
よろしくお願いします。
※今回の資料をホームページから探すことが私はできませんでした。
ツイッター情報から、資料の場所を知ることができましたが、
とてもとても分かりにくいです。
1:11:20

工程よりも安全第一
NHK クニエダ:
総合点検と汚染水の処理について二つ質問なんですけど、
今週いっぱい作業が止まるということで、10日作業が止まるということで、
進行状態だった作業が今できない状態にあることで、
凍土壁の建設にどういう影響があるのか?というのをお伺いしたいと思います。
前回の会見で、これは厳しいというお答えも出ていました。
いかがでしょうか?
増田 :
はい、今回我々がこの仕事を止めたのはですね、
やはり「工程よりも人身安全が一番大事だ」というところからでございます。
そのー、繰り返し、何、な、
我々も、一応災害が起これば必ず原因を突き詰め対策をするというのをやってきたんですが、
それなのにこんなに災害が続いたということは、
我々にとってもそれはやっぱりまずいという判断をしたわけです。
その、工程よりも安全を最優先で仕事をやっていく。
それが、ひいては結局は一番工程も早くなるという風に考えておりますので、
今は凍土壁に関せよ、どの作業にしてもですね、
工程よりも安全をしっかり確認して仕事を再開するということが大事だと持っております。
そしてその後の工程も、無理やり従来あった工程に合わせるためのタッチアップというのをやらずにですね、
しっかりもう一度見直すということをやっていきます。
ですから今ご質問のあった凍土壁に関しましても、
この後仕事が再開した時に「いつ頃になるか」というのはまたお示しすることになると思います。
今は、すみません、いつになるかはちょっとわかりませんが、
それよりも人身安全を最優先に考えているということになります、以上です。
NHK クニエダ:
ということは、工程よりも安全を優先するということで、
目標としている3月の凍結開始、これがずれ込むことがあってもそれはやむを得ないというお考えでしょうか?
増田 :
「工程よりも安全」という言葉はちょっと違うと思っております。
その、私たちは安全がしっかりできていることが一番いい工程になると思ってますし、
そこのところは是非ご理解いただきたいと思っております。
工程を優先して安全がないがしろになったら、結局は、
結局は今回のように仕事を止めるわけですから、
それは決して、我々にとっても望むところではありません。
工程をしっかりと刻んでいくためには安全が確保できないとダメだというところを、
我々は考えながら仕事をしているつもりです。
で、先ほどの3月末の凍土壁というところについては、
間に合うか間に合わないか、は、今は、だからどうしろというよりもですね、
仕事が再開できて、それからもう一度工程も考える。
その中で、無理とか無駄というのがあれば、それをうまく取り除きながら
もう一回工程を再構築していきたいです。
その上でもし3月が間に合わないのでしたら、
「間に合いません」というのを報告させていただきたいと思います。
以上です。
アルプスの稼働率
NHK クニエダ:
汚染水処理の関係です。
先ほどこの直前にあった、エネ庁のブリーフィングの中で、
「アルプスの稼働率について」という記者側の質問に、
先方が、アルプス3機についておおむね何%か?ということをおっしゃいました。
その数字が、既設が52%、増設が67%、高性能が38%の稼働率だ、と。
これは単純に計算上の処理容量に対して、実際にできている量を割ったものだとおっしゃったのですけれど、
この、向こうが示した稼働率というのは妥当だというふうにお考えでしょうか?
川村:今の数字はどなたがご説明した数字でしょうか?
NHK クニエダ:経産省の処理対策室のブリーフィングがこの直前にあったんですね。
川村:
はい、あの、この稼働率というのは非常に、ちょっとやっぱりその、なかなか、あのー、難しいものでして、
結論から言いますと、あの、何日の断面で見るか、どこの断面でみるかによって、
数字っていうのが非常に変わります。
あの、ポンポン変わります。
例えば1週間でみると、吸着棟を取り替えるという作業をやれば2日3日止まりますから、
その期間の断面で見れは、すぐに50%です。
でも10日の断面でみると動いている期間が伸びますから、またちょっと増えるということもありますし、
どの断面でみるかによって違ってきます。
ただ今の数字、52、67、38でしたか、
実際に52とか67という数字はともかく、
今の現状といたしまして一番稼働率が高いのが増設、次が既設、一番低いのが高性能。
この順番は全く今、この1ヶ月ぐらいを見ていてもその通りだと思います。
ただこの数字につきましては今申し上げましたように、
ちょっとこのあいだの、私の記憶だと、
増設は75とかだったはずだし、既設も70近かったはずだとあるんですが、
要するにどの断面でみるかによります。
高性能も半分、5割ぐらいは行っていた、私の記憶です、そんな感じがありました。
今申し上げましたようにどの断面でみるかによって稼働率というのは変わってきます。
それで先ほどちょっとマスダが申し上げた3月中ぐらいまでに実績を踏まえてお示ししますというのは、
こらから1ヶ月半ぐらい運転をしていけばですね、
さらにどれぐらい、向こう何ヶ月間ぐらいを見越した時に
どれ位の稼働率が期待できるのかというのが少し見えてくるだろうと。
そうなってくれば、5月なのか、4月なのか、6月なのかと、
そういったあたりも少しお話しできるだろうということになります。
これはあの、水処理の関係はある程度ちゃんと、ちゃんと、ちゃんとっていうとおかしいですけど、
本格的に、あのー、試運転も含めて動き出してからまだ4ヶ月とか半年とかそれぐらいのものですから、
正直申し上げますと、私たちも具体的なノウハウを積み上げている最中なものですから、
稼働率といったところは、そういった関係もありますので
もう少し私たち、最近は順調に動いていますので、
見させていただいて、その上で見通しをお示しすると。
こういう流れでちょっと考えていきたいと思っております。
NHK クニエダ:
それに関連してなんですけど、順調に動くかどうかっていうか、
おそらく、高性能のアルプスだと、フィルターの寿命が想定よりも短くて、
それで間欠の状態が続いてしまって稼働率が上がらないということがあったと思うんですけれども、
現時点でそれを解決できる代替のフィルターとか、改善されるメドというのは立っているんでしょうか?
川村:
今まさしく高性能はホット試験という位置付けでして、
現場でどういうことをやっているかということを申しますと、
やはり、フィルターの塔が全部で20塔あるわけですけれども、
20の中の順番をちょっと工夫してみたり、運転の仕方を工夫してみたりといろんなことを、
あの、試験中ですから、試験をしています。
それで、私たちも稼働率が高い方がいいに決まっていますから、
どういう運転の仕方、どういう運用の仕方をすると稼働率が高まるのか、ということを探っている状態です。
それで、幾つかはアイディアがあって、
ちょっと2ヶ月ぐらい前にこのポイントを潰していくといいと思うという、
ちょっとご説明をした記憶があるんですけれども、
これは国と一緒にやっているんですけれども、そういったところを今一個ずつ潰しているという状況になります。
ですから全く目処がないわけではありません。
それから、目標は稼働率もそうなんですけれども、やはり、浄化が目標ですから、
出口の水がきれいになるということが一番大事です。
稼働率が80%でも、出口の水が期待通りでなければ、これは成功とは言えませんし、
仮に50%であったとしても、きれいな水が生み出されていれば、これは成功とも言えますし、
そういった出来栄えとの関係もありますので、
そういったことも含めて、3月中旬、3月中には見通しをお示しできるように、
ちょっと努力してまとめていきたいというふうに思います。
作業開始するとき
NHK クニエダ:
わかりました。最後に一点だけ。
来週からもし、今の総点検が終わって、来週から作業を開始するとしたら、
作業を開始するというアナウンスは事前に出るんでしょうか?
2えふ(福島第二)や柏崎刈羽だと、ホームページ上で
「作業を再開します」という文章を掲示してらっしゃっただけだったと思うんで、
いちえふ(福島第一)の場合はどうでしょうか?
司会:
はい、えー、当然作業を再開するという形になりましたら、お知らせをさせていただきます。
あと、福島第二とか柏崎の方もですね、プレスリリースという形で発表してございますので、
決して掲載という形だけではございません。
あの、ご理解いただければと思います。
<謎の眠り病>
「あの鉱山から風が吹いてくると、皆、眠りに落ちるのよ」
〜眠りの谷カザクスタン〜ロシア・トゥデイ日本語訳
この動画の中で気になる点が二つありました。

男の子オレグ・サムセンコの髪の毛
一部分色が抜けている

馬の背中に白い斑点がある
過去にこのブログに書いた内部被曝によって色素の抜けるアルビノという症状ではないか?
「身体の一部が白くなるアルビノと呼ばれる突然変異」
ネズミや鳥になにが?高放射線量地域生物に異変TBS(内容書き出し)
頭部に白い羽が見られます。
面積は小さいもののチェルノブイリで見つかったアルビノのツバメ同様、羽が白くなっています。
<黒毛和牛の白い斑点>
「被ばく調査の生きた標本。 生きた証拠です」希望の牧場・ふくしま
9/13スーパーJチャンネル(内容書き出し)
吉沢:
360頭の牛の中に8頭ぐらい。
白い斑点状態の牛がね、8頭ぐらい今生きているんですよ。
吉岡:あの黒い牛の中に?
<被ばく症状>アルビニズム白色症 ・アルビノそして白斑
カネボウ以外の9社でも白斑か
NHK 9月10日 17時56分
内部被曝に迫る ~チェルノブイリからの報告~(内容全部書き出し)
NHKの番組 2011/8/6放送より一部抜粋
なかなか研究が進まない内部被曝の人体への影響
その中で数少ない先駆者に光が当てられています
そのパイオニアのひとり、大阪大学名誉教授 野村大成さんです(医薬基盤研究所 大阪)
野村さんが注目しているのはセシウムなどの物質が出すベータ線です
マウスにベータ線を出す放射性物質を注射したところ、生まれた子どもの細胞に異常が見られ
突然変異で毛の色まで変わりました
<被ばく症状>アルビニズム白色症 ・アルビノそして白斑
後藤健二さんの取材映像を「放送中止」にしたNHKの過去
日刊ゲンダイ 2015年1月29日
紛争地を頻繁に取材していた後藤健二さんは、女性や子どもなど常に被害者の視点でリポートをしていたという。
実はそんな後藤さんの取材映像が、かつてNHKで放送中止になっている。その事実は、日刊ゲンダイ本紙を皮切りに複数の週刊誌で「上からの圧力による番組改変」として大きく報じられた。
03年5月、「クローズアップ現代」で放送予定だった「終わらない戦争(仮題)」。イラク戦争のさなか、バグダッドの市民生活に密着したもので、米軍の空爆下、自由に街を歩けない市民の様子、遺体を庭に埋めるしかない病院など、戦争の悲惨さを伝える内容だった。NHKの社員がバグダッドから退避していたため、外部のジャーナリストの後藤さんが現地で取材したこれらの映像をもとに、番組は制作された。
ところが、OA直前の5日前に突然、上層部からストップがかかり、番組は丸ごとボツになったのだ。
「ストップをかけたのは政治部出身の諸星理事でした。表向きは『NHKが取材していない内容を主とする番組を放送するわけにはいかない』ということでしたが、実際は別の理由があった。小泉政権は当時、米ブッシュ政権の『テロとの戦い』に賛同し、その後、イラクのサマワに自衛隊を派遣しています。そんな状況下で米軍の空爆で被害を受けた市民の視点で作った番組を流すのは、政権批判につながりかねない。OAは避けるべきという政治的な判断もあったようです」(この問題を取材したジャーナリストの横田一氏)
米軍による被害者の視点で市民の姿を伝えるジャーナリストだったことが、政府が後藤さん救出に積極的に動かなかったことと関係しているのか……。
諸星衛理事長

後藤さんのサイトでのNHKクローズアップ現代の紹介
© INDEPENDENT PRESS NHK
2003/04/01 [総合] クロ-ズアップ現代
『イラク北部でいま何が~クルド人自治区・開戦からの一週間~』(制作)
「テロとの戦い」に賛同し、憲法9条を変えて戦争ができる日本にしたいという安倍政権にとって
後藤健二さんは邪魔な存在だったのかも…
<外務省とNHK>後藤健二さんはNHKのイスラム国への潜入取材直後に拘束されていた。
後藤健二さん independent press より
小学生の授業④~子どもたちからのメッセ-ジ
投稿日:2011年11月8日 作成者: independent press
アンケ-トの集計結果から、この質問に対する児童の皆さんの答えをここに御紹介したいと思います。
●最後に・・・地球に住む生き物として私たちはどんな人間でありたいと思いますか?
・自然を大切にしたい
・世界中の人と協力していける人になりたい
・一人の力でもきっといつか自然と人間が地球に両立できる日が来るまで私は支え続けたい
・外国で震災が起きたら募金をしたい
・みんなで助け合っていきたい
・くじけずにあきらめない人間になりたい
・外国で震災が起きたら助けてあげたい
・人の悲しみを一緒に味わってあげられる人間
・強い心でどんな時にも冷静に行動できる人間になりたい
・努力ができる人で災害を防ぐ方法を考え出したい
・相手によって態度が変わることのない人間でありたい
・一つ一つの命を大切にする優しい人間になりたい
・何事にも前向きで協力しあって一歩ずつ歩んでいける人間になりたい
・国境・人種に関係なくみんなで助け合える人間
・東北の食材等をなるべく買いたいと思う
・必要以上に地球に害を与えずに、節電等で対応する
・地球にやさしい人間
・人間が心を一つにする
・一人一人が皆の力になり、皆が一人の力になれる、助け合いのできる人間になりたい
・世界地図からは「人」は見えてこない。ちゃんと世界を見て生きていきたい
・人間以外の生き物にとって「震災」とならないような静かな人間になりたい
・地球に住まわせてもらっているのだから、地球を大切にしたい
・原発はなくして欲しい
子どもたちの答えが、メッセ-ジのようにきこえてきませんか?
そういえば、ジャ-ナリストは授業のなかでこうも言っていました。
『ジャ-ナリストという仕事は、何か起こっている事を人に伝える仕事です。ということは、郵便屋さんに似ています。こちらの人が持っているメッセージや手紙を受け取る人に届ける、そんな仕事をしています。』
子どもたちからも 大切なメッセ-ジをもらったようでした。
It means “Lost Age” really. これこそ本当に「失われた世代」だ
投稿日:2014年7月11日 作成者: Kenji Goto
なぜ、彼らは死ななくてはならなかったのか?希望の光射す未来と無限の才能を持っていたのに。これから好きな女性ができて、結婚して、子どもを産み、家族を持てる十分な機会があったはずなのに。戦いに疲れ果てた人たちは口々に言う。「死んだ者は幸いだ。もう苦しむ必要はなく、安らかに眠れる。生きている方がよっぽど悲惨で苦しい」と。皮肉だが、本音だ。彼らは兵士でも戦場を取材するジャーナリストでもなかった。外国人と交流して異文化を味わうことを楽しみ、すべての時間を市民のために自分のできることに費やし、自分で思考錯誤しながら技術と得意分野を真っすぐに成長させて行った。
オマールはあの時何歳だったか?革命を信じたお子ちゃまカメラ少年は、いつの間にか生き生きした映像を録る勇敢なカメラマンになっていた。ISISに殺された。
そして、ハムザ。戦争孤児や貧しい家庭1,000世帯に、毎朝パンを届ける慈善団体を切り盛りする天才肌の若者だった。7月10日、空爆の犠牲になった。
彼らは、いつも笑顔でこちらの頼みを聞いてくれた。一緒にお茶を飲み、甘いお菓子を食べた。感謝のしるしに日本製の時計を、コンデジを、プレゼントした。戦時下では、プレゼントできること自体が嬉しいものだ。
世界各地の紛争地帯で、私の仕事を手伝ってくれた人たちが、もう何人亡くなっただろうか?
でも、私はまだ生きている。生きて自国に戻り、「伝える」仕事に集中することができる。
彼らが死ぬなどと真にイメージしたことは正直なかった。
鮮烈に蘇る彼らの優しい笑顔。
ボー然としたところで、「なぜ?」と考えたところで、彼らはもう戻って来ない。
どうか、神様。彼らに安らかなる日々をお与えください。
イスラム国声明文
日本政府へ。
お前たちは邪悪な有志国連合の愚かな同盟国と同じだ。
我々はアラーのご加護によって権威と力を備えたイスラム教カリフ国家であり、
お前たちの血に飢えた軍であることを理解していない。
アベ。
勝ち目のない戦争に参加するというお前の無謀な決断のせいで、
このナイフはケンジを切り裂くだけではなく、
どこであろうとお前の国民を見つければ殺りくを引き起こしていくだろう。
日本にとっての悪夢の始まりだ。
後藤さんは何故イスラム国へ入ったのか?
たった一人で湯川さんを助け出すつもりだったのだろうか?
一番よく現状を知っている彼がそんなことができると思っていたのだろうか?
そして私は下記の記事を読んだ。
なるほどと思った。
外務省からの依頼を受け、NHKが日程の手はずを整える。
こういう状況ならば、使命感を持って出かけるのではないかと、
そう思った。
後藤健二とNHKと外務省の真実 - 「政府関係者」とは誰なのだ
yoniumuhibi 2015-01-27
後藤健二のイスラム国潜入がNHKによる依頼だったと暴露する記事が、1/23にネットに上がって話題になった。記事ではNHKと特定されておらず、「“御用メディア”として知られるテレビ局」という表現が使われているが、文脈からこれがNHKを指すことは常識で判断できるところだろう。NHKが後藤健二にイスラム国への潜入取材を依頼していて、同時に、そのミッションに湯川遥菜の救出もしくは安否確認が含まれていた。この事実を証言したのは「政府関係者」である。ネットで今回の事件を追いかけ、真実を追求しようとしている者は、この「政府関係者」なる者が今回の事件のキーパーソンであり、マスコミ報道をリード(情報操作)している影の主役であることに気づいているはずだ。事件が起きた直後、1/21の時点で、この「政府関係者」は、11月初めに後藤健二の家族にイスラム国から身代金要求が届いている事実もマスコミに公表していた。後藤健二のイスラム国潜入とその後の経緯についてマスコミに「説明」しているのは、同じ「政府関係者」である。この「政府関係者」が誰なのか、ネットの中で議論にならないのが私には不思議で、日本人のリテラシーの低さを証明しているように思われる。この「政府関係者」を推定することで、事件の真相は半分は明らかになるだろう。無闇に「陰謀論」の単語を振り回して思考停止するのではなく、ヒントになる小さな事実に食いついて、その切り口から推理を組み立てていかなくてはいけない。
前回も指摘したとおり、後藤健二のイスラム国潜入のミッションは短期計画である。10/22に日本を出国し、10/23にトルコに到着し、10/24にキリスから国境を越えてシリアに入り、10/25にマレアから自由シリア軍の検問所を超えてイスラム国支配地域に入り、根拠地(首都)のラッカを目指し、10/28にはトルコに戻り、10/29には成田に帰国しているという、わずか一週間のスケジュールだった。同じルートで往復するとすれば、マレアに10/27には帰還しないといけないから、イスラム国領域での活動はきわめてタイトな2泊3日の行程となる。その間に湯川遥菜に接触して安否確認をし、あるいは身柄の受け取りをし、さらにNHKから受注したビジネスであるラッカの撮影と取材をやり、ドキュメンタリー番組用のコンテンツを仕込まなくてはいけない。ラッカからマレアまでの移動距離もあり、これを2泊3日でこなすのは相当な強行軍だ。予めイスラム国側と打ち合わせて準備が整っていて、複数の支援者がチームで動き、何から何までお膳立てができていなくては、とても時間内にこなせない作業であり、行き当たりばったりの単独行動で消化できる仕事量ではない。当然、後藤健二にミッションを依頼した者が、巨額のカネを出し、イスラム国側と綿密なネゴをし、全体のプランを組んで組織的にプロジェクトを動かしていたと考えられる。後藤健二は、その組織的な動きの実行要員であり、任務を請け負って派遣された者(政府工作員)なのだ。
いったい誰がイスラム国と交渉をし、後藤健二を派遣するからよろしく頼むと言い、このプロジェクト全体を手配したのか。おそらく、NHKの取材依頼というのは、プロジェクトの一部であり、表面上の理由(口実)であり、重要な目的は湯川遙菜との接触・安否確認・身柄引き取りの方だったのだろう。このプロジェクトを企画して後藤健二を潜入させたのは、外務省であり、外務省とNHKの大がかりな共同事業だったと私は推測する。イスラム国とここまで計画を調整できるのは、政府機関以外に考えられない。事件後にマスコミ報道に頻繁に登場する「政府関係者」こそが、このプロジェクトの統括責任者であり、(表向きはNHKの取材依頼という形式にして)後藤健二にミッションを委託し、事件の一部始終を知る司令塔なのだろう。この男が早い段階でマスコミに「真相証言」を始め、11月初に身代金要求のメールが届いていた件を暴露し、すなわち、政府が2か月以上も人質の件でイスラム国と交信状態にあった事実が表に出たことは、私には何とも意外だった。なぜなら、この事実は政府の急所であり、国民には知られたくない機密事項だったはずだからだ。この事実が漏れれば、当然、人質を押さえられているのに中東に出かけてイスラム国を挑発し、対イスラム国有志連合を支援する中東外交をアピールした安倍晋三の失敗が問われる。世論から叩かれる。現に古賀茂明と金平茂紀が、競うようにこの失政を根拠にした正論で、安倍晋三を猛然と批判する論陣を張った。
そこから推測できるのは、この「政府関係者」なる者が外務官僚で、早い段階から安倍晋三の対イスラム国挑発外交に懸念を示していて、二人の人質に配慮した慎重な外交上の振る舞いを安倍晋三に献策していたのではないかという裏側だ。つまり、昨年からイスラム国と交渉していた責任者である外務官僚の、今回の動画公開事件を発端とした安倍晋三への造反劇である。霞ヶ関の中でも、いわゆる安倍カラーが最も濃いとされる集団が外務省だが、そこから造反者が出たらしいことが私には意外だった。さらに推理を続け、事件の内奥と深層をイマジネーションして探ってみよう。この後藤健二のミッションが外務省による湯川遥菜救出作戦だったとしたとき、背景として視界の中に入ってくるのは、例の、北大生のイスラム国渡航未遂事件であり、警視庁公安部による中田考への家宅捜索と事情聴取である。事件が起きたのは、昨年の10月6日。そして、中田考が湯川遙菜の裁判に立ち合うべくイスラム国に赴いたのは、その直前の9月のことだった。私の推理と仮説は、湯川遥菜の解放について中田考に主導権を握られたくない日本政府が、中田考の動きを妨害して、そしてまた中田考からその「任務」を引き継いで、政府の手で湯川遥菜の解放を実現しようと図ったのではないかという結論である。北大生の事件が起きず、イスラム国側に空爆のアクシデントが起きず、順当に湯川遥菜の裁判が行われ、中田考が現地で弁護人として立ち合っていれば、中田考が自然に政府とイスラム国との仲介に入り、フランス・スペイン型の身代金解決が図られていた可能性が高い。
ただ、それを政府が黙認してしまうと、中田考(と同志社スタディーズ)にイスラム国との外交の主導権を握られ、また日本の若者がジハードの戦士としてイスラム国に潜入する例が頻発する事態も起きかねない。政府として、イスラム国とのチャネルは自ら管理統括する必要があり、湯川遙菜の解放についても自ら前面に出て解決を図ろうとして、北大生事件を契機に中田考を排除し、NHKと後藤健二を使ったプロジェクトを立案したのではあるまいか。中田考を事情聴取したときに、誰と接触すれば湯川遥菜の件で巧く交渉できるのか、その辺りの詳細な情報も聞き出して把握したのではないか。その上で作戦計画を立て、後藤健二を派遣工作員に指名し、10月下旬に行動に着手したものと思われる。イスラム国側には、今後は中田考ルートではなく政府(外務省)を窓口にしてくれと、そういうメッセージを送ったはずだ。その実務を外務省の代行でフロントでやっていたのがNHKで、だから、1/21から1/23の間、NHKのニュースでは、イスラム国の広報担当者なる者のアラビア語のメールが紹介され、NHKの質問に回答する形での人質への対応の刻々が返信されていたのだ。あのニュースでイスラム国の広報担当者として紹介された者は、おそらく、10月末の外務省・NHKのプロジェクトのイスラム国側のカウンターパートだったのだろう。だから、NHKはメールアドレスを知っていて、いつでも交信ができるのである。と同時に、これはNHK(外務省)の専有の秘密事項で、他のマスコミには教えてない情報なのだ。
NHKのメールの交信相手であるイスラム国の広報担当者なる者は、昨年10月に、後藤健二の潜入ミッションが遂行されるとき、NHK(外務省)と調整し、何日の何時にこの場所に行けとか、誰と接触しろとか、ラッカでの宿泊はこうだとか、取材撮影の対価は何ドルだから現金を用意しとけとか、そうした指示を細かくNHK側に伝えていたものと思われる。今、ネット上で、1/21-23にNHKが放送したイスラム国広報担当者とのメール交信について、それを考察したり検証しようとする議論がない。そのことも、日本人一般のリテラシーの弱さのように私には感じられる。この報道の裏にあるものを疑わず、意図と作為を突き止めようとせず、想像力によって真実を仮説化する営為をせず、それを試みた者に「妄想」だの「陰謀論」だのと罵倒を吐き散らす。罵倒してネタにして愉悦する。いつから日本人はこれほど劣化したのだろう。後藤健二に対する美化報道の先頭に立っているのがNHKで、これでもかというほど「ジャーナリスト後藤健二」を賛美しまくっている。民放がそれに追随している。それは、NHKがこの事件の当事者だからだ。後藤健二を送り込んだのがNHKで、NHKに責任があるから、その責任追及を回避するべく、ひたすら後藤健二を英雄にして持ち上げ、偶像崇拝を図って世論を扇動しているのである。(件のテレビ局がNHKであったら)NHKは隠している。10月の後藤健二のミッションの全貌を知りながら、実務の一切を手配した当事者であり、どれだけ費用をかけ、それを無駄にした計画かも知りながら、そのことを国民に秘匿している。
最後に、この局面では勇気の要る議論だが、なぜ後藤健二のミッションが成功せず、NHk・外務省の湯川遥菜救出プロジェクトが破綻し、後藤健二が拘束されることになったのか、その理由について推理を述べたい。それは、おそらく湯川遥菜が拷問で自白をしていたからだ。自身の素性について、後藤健二の正体について、湯川遥菜が事前に自白をしていたから、イスラム国がNHK・外務省からのメール・コンタクトの文面を信用せず、後藤健二の正体を信用していなかったのだろう。事前に打ち合わせたプログラムどおりに対応せず、後藤健二に容疑をかけて逮捕し、湯川遥菜がこう証言しているが本当はどうなのだと、尋問に持ち込まれたのに違いない。マスコミ報道では、拘束後に後藤健二はシリア人ガイドに電話をして、イスラム国側のガイドに騙されたと語ったという説明になっている。この情報も怪しむべきだろう。イスラム支配国領域に足を踏み入れる時点で、後藤健二は携帯電話をシリア人ガイドに預けている。イスラム国側に監禁された状態で、自由に外のシリア人ガイドに電話連絡できたとは思えない。この話はストーリーで、おそらく「政府関係者」による辻褄合わせの作り話だ。マスコミに登場するシリア人ガイドは、すべて外務省から指示されたとおりにカメラの前で「証言」していると考えていい。そもそも、あのイスラム国の支配領域で、自由にジャーナリストを案内してラッカの司令部に道案内するガイドなる民間人が存在するだろうか。商売のガイドかと思ったらイスラム国の兵士だったという報道も、実にバカげていて、それを鵜呑みにする者のリテラシーの低さに唖然とする。
「政府関係者」とは誰なのだ。そこを明らかにすることが、この事件の真相解明の第一歩だ。
後藤健二さんのイスラム国潜入はNHKによる取材依頼だった
政府がイスラム国との秘密交渉に失敗していた!? 後藤氏を雇ったテレビ局も関与か
リテラ 2015.01.23
「イスラム国」による日本人人質事件への対応をみていると、政府の本気度が少しも感じられないのは筆者だけだろうか。
政府は、身代金「2億ドル」の支払い期限を「日本時間23日午後2時50分」と宣言し、関係各国と連携して対応に追われているといった様子が新聞・テレビを通じて伝えられてきた。
しかし、安倍晋三首相といえば、イスラム国への強硬姿勢で知られる英国のキャメロン首相やオーストラリアのアボット首相と電話会談し、「日本はテロに屈することなく、国際社会によるテロとの戦いに貢献していく」などとイスラム国を刺激する発言ばかりが報じられる始末。イスラム国との交渉ルートを探る本格的な動きは一向に伝わってこない。
「しかも、イスラム国の警告から72時間の猶予期間がありながら、政府は肝心要のNSC(国家安全保障会議)を一向に開催しようとせず、期限ぎりぎりの23日午後まで持ち越している。NSCの開催結果を受けて、外務・防衛・警察の各当局が対応を決める手はずだが、これでは時すでに遅しなんだよ」(大手紙政治部記者)
実は、ここにきて、ある重要な情報をキャッチした。ある政府関係者が打ち明ける。
「安倍政権の中枢は昨年10月末ごろ、『フリージャーナリストの後藤健二がイスラム国に誘拐された』との情報をすでに把握していたようだ。その後、外務省の一握りのスタッフだけで水面下の秘密交渉を続けたものの、失敗したと聞いている」
これが本当なら、安倍首相は人命のかかった人質解放交渉を途中で放棄し、昨年12月にあの“大義なき”衆院解散・総選挙に雪崩れ込んだことになる。
当時の経緯を振り返ってみよう。昨年10月8日、後藤氏は民放の情報番組に出演し、知人である湯川遥菜氏の人質事件を振り返った。その後、シリアに取材に向かっている。ところが、12月6日に仙台市で予定されていた後藤氏の取材報告会は中止になっていた。すべては、この2ヶ月間に秘密が隠されている。前出の政府関係者が続ける。
「実は、“御用メディア”として知られるテレビ局が10月下旬ごろ、シリア入りする前の後藤氏と接触し、取材依頼をしたようだ。当然、取材経費の話もするだろう。後藤氏はいわばテレビ局に特派された格好。ところが、数日たっても一向に連絡がない。どうも後藤氏はガイド役に内通されて、イスラム国に差し出された疑いが出てきた。慌てたテレビ局は、いち早く政権中枢に相談したという流れのようだ」
一部には、「後藤さんは政府の意を受けてイスラム国側にわたった」という真偽不明の情報が流れているが、これは後藤氏に取材依頼したテレビ局が“御用メディア”として知られることに由来するのかもしれない。
「実際、このテレビ局は、後藤氏の消息にまつわる独自の情報をつぎつぎと伝えている。自社がどう関わったかという肝心な点は一切明かしていない」(前出・政府関係者)
こうしたテレビ局の鉄面皮ぶりもさることながら、人質事件が発生しているにもかかわらず、政府機能が停止する解散・総選挙に雪崩打った安倍首相の無責任さこそ、空恐ろしさを覚えざるを得ない。
そもそも安倍政権は、“テロ国家”による拉致事件の全面解決をうたい、北朝鮮とねばり強い交渉をしてきたとうそぶいた過去がある。交渉が本格化した昨夏には、数百人規模の拉致被害者が帰国するとまで言い切る側近たちの声も伝えられたが、北朝鮮から届いた調査報告書は「帰国者ゼロ」。これでは「消費増税による景気の冷え込みを打開するための政権浮揚策には使えない」と万歳し、閣僚スキャンダルの噴出と相まって解散・総選挙に逃げ込んだ。
「今回、イスラム国の人質事件も交渉決裂とみた安倍政権は、早々に投げ出したね。その証拠に、首相をはじめ外務大臣と防衛大臣もともども同時に外遊に出かけ、日本を空っぽにした。そんな政権の生ぬるさを見透かして、身代金要求映像が公開されたんだ。情けないことに、安倍首相が自ら設置したNSCすら開催できず、全ては後手後手に回ってしまったんだよ」(前出・政治部記者)
そもそも、この政権は、国民の人命を守る意思など持ち合わせていないと言っていい。その証は、今回の人質事件を通じて、早晩明らかになることだろう。
(田部祥太)
11月初めに後藤健二さんの家族にイスラム国から身代金要求が届いている事実
イスラム国邦人人質:後藤さん家族に身代金10億円メール
毎日新聞 2015年01月21日 00時04分(最終更新 01月21日 19時00分)
◇昨年11月に「イスラム国」側から届く
イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」とみられるグループが、昨年シリア入りして行方不明になった千葉市の湯川遥菜さん(42)とジャーナリストの後藤健二さん(47)とみられる2人を拘束している映像がインターネット上で公開された問題に絡み、昨年11月に「イスラム国」側から後藤さんの家族に約10億円の身代金を要求するメールが届いていたことが分かった。政府関係者が明らかにした。
イスラム国とのチャネル
イスラム国邦人人質事件 政府は解放交渉の有力ルートを無視
NEWS ポストセブン 1月26日(月)16時6分配信
1月20日、イスラム過激派組織・イスラム国が拘束しているジャーナリスト・後藤健二氏と民間軍事会社代表・湯川遥菜氏の殺害予告を行ない、2億ドルの身代金支払いを要求した(24日には湯川氏が殺害されたとする映像が公開された)。この件で、本誌は外務省関係者から昨年、後藤氏解放に向けて身代金交渉を行なっていたたものの、不調に終わったとの証言を得た。
日本政府は、湯川氏の解放交渉でも大失策を犯していた。本誌は昨年11月、日本で唯一、イスラム国の幹部と直接交渉するパイプを持つイスラム法学者の中田考・元同志社大学客員教授への独占インタビューを掲載した(12月5日号)。
その中で中田氏は、昨年8月、イスラム国司令官から、湯川氏をイスラム法による裁判にかけるために通訳を依頼され、救出するチャンスだと考えて行動したが、外務省の非協力的な姿勢で現地入りに大幅に時間がかかった結果、米国による空爆が開始され、湯川氏に会えないまま帰国せざるを得なかった経緯を証言した。
しかも、政府(警視庁)は昨年10月、テロリストの協力者という疑い(私戦予備・陰謀容疑)で中田氏の滞在先を重要参考人として家宅捜索した。中田氏はサウジアラビアの日本大使館専門調査員を務めるなど、イスラム諸国との外交に協力してきた人物だ。
「外務省は私にイスラム諸国とのルートがあることを十分に知っています。今までそれを利用しておきながら、今回、湯川さん救出のためにイスラム国に行った私を見捨てたわけで、まったく理解に苦しみます」と中田氏は語った。政府は人質解放交渉の有力なルートを使おうとしなかったばかりか、妨害までしたのである。
その後、警察から“容疑者扱い”を受けた中田氏はイスラム国司令官との連絡を一切絶っていたが、邦人2人のビデオ公開を見て緊急会見し、「72時間は短いので時間が欲しい。私自身、イスラム国に行く準備がある」と呼びかけた。
安倍晋三首相は今回の中東訪問でパレスチナ自治政府のアッバス議長に邦人救出への支援を要請したが、なぜ中東諸国への協力要請をもっと早い段階でしなかったのか。今回の歴訪でも、それを言い始めたのは1月20日の殺害予告ビデオ公開の後からである。
はっきりいえば、これまで救出をサボタージュしてきた関係各省や安倍氏が、最後になって「全力で」「あらゆる手段で」「人命が最優先」などといってみせても白々しく許し難い。
※週刊ポスト2015年2月6日号
NHKニュース アラビア語のメール
「イスラム国」 日本外務省の見解把握か
NHKニュース 2015年1月23日
日本人2人を拘束したとするイスラム過激派組織「イスラム国」の広報担当の男はNHKの取材に対して、
期限とする72時間が迫るなか、「しばらくしたら声明が出るだろう」という見通しを示しました。
また、「中東地域への日本の支援は非軍事分野のものだ」とする日本外務省の見解を把握していることも明らかにしました。
ヨルダンの首都アンマンの日本大使館で、現地対策本部を指揮する中山外務副大臣は、72時間の期限が
迫るなか23日、報道陣に対して「中東への非軍事分野での協力を行うことについて、その信念は変わっていない」と述べ、
日本の中東政策について、あらゆる手段を講じて情報発信に努める考えを示しました。
一方、「イスラム国」は22日、広報担当の男がインターネット上の音声通話などによってNHKの取材に答え、
「日本人は『イスラム国』と戦う不信心者だ」と非難するとともに「しばらくしたら声明が出るだろう」と話しました。
この男は同じ取材の中で、「2億ドルは人道支援とインフラ開発のためのもので、非軍事分野での支援だ」と
する英語とアラビア語の文章をチャットの画面に示しました。
男は、文章を示した意図について言及しませんでしたが、この文章は、日本の外務省が今月20日に発表した
「邦人殺害予告事案に対する日本からのメッセージ」の一部と表現が同じで、「イスラム国」が日本政府が
発信する情報を把握していると強調するねらいがあるものとみられます。
後藤さん「裏切られた」トルコ知人に連絡
イスラム国拘束:後藤さん「裏切られた」トルコ知人に連絡
毎日新聞 2015年01月21日 15時00分(最終更新 01月21日 18時57分)
イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるメンバーに拘束されたジャーナリストの後藤健二さん(47)が昨年11月上旬、「シリアに同行したガイドに裏切られ、武装グループに拘束された」などとトルコ在住の知人に電話で連絡していたことが、政府関係者への取材で分かった。また、別の関係者によると、後藤さんは、一緒に拘束されている千葉市の湯川遥菜さん(42)を捜すためイスラム国支配地域へ行くと話し、出発前に「起きることの責任は自分にある」との映像証言を残していたという。
政府関係者によると、知人への電話連絡があった後に後藤さんとの連絡が途絶えたという。日本の公安当局は、このガイドがイスラム国などの武装勢力の関係者だった可能性もあるとみて情報収集を進めている。
政府関係者などによると後藤さんは昨年10月22日ごろ日本を出国し、トルコ経由でシリアに入国。現地でシリア事情に詳しいとされる男性ガイドを雇い、北部の中心都市アレッポに向かったとされる。イスラム国の支配地域で取材を行うことなどが目的で、周囲には「約1週間で日本に戻るつもりだ」などと話していたという。
後藤さんがトルコに住む知人のシリア人男性に電話をしてきたのは同11月1日ごろで、「ガイドに裏切られ、武装グループに拘束されてしまった」などと説明した。当初、後藤さんはこの知人にガイドを依頼したが、知人は「危険すぎる」などと断ったという。
この電話があった数日後の11月上旬には、東京に住む後藤さんの家族に「イスラム国」の関係者を名乗る人物からメールが届き、約20億円の身代金の支払いを要求してきた。【岸達也】
後藤健二さん最後のツイート
【告知:information】
イスラム国 vs シリア・クルド人+米国有志連合。世界のメディアが国境の田舎町の動静を注視。戦いで生まれる新たなシリア難民18万人はどうする?
http://t.co/29kLT71eIP
— 後藤健二 (@kenjigotoip) 2014, 10月 23
後藤健二 @kenjigotoip
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【告知:information】
イスラム国 vs シリア・クルド人+米国有志連合。世界のメディアが国境の田舎町の動静を注視。戦いで生まれる新たなシリア難民18万人はどうする?
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/news/features/201410220810.html
7:12 PM - 23 Oct 2014
ーーー
ここで後藤さんが紹介しているNHK Worldのページはもう存在していない。
調べてみると、この放送を見ていた人がいた。
後藤健二さんのNHKWorldを見ていた人の書き込み
Confusing, conflicting info about the US assisted attacks on Isis forces in Kobani (Syria)
I just saw a news reporter interviewing some fresh Syrian refugees who had to flee Kobani and cross the Turkish border.
Besides the fact that there is absolutely NO help or place for them to stay (thousands taking shelter in a concrete building under
construction) the men said something very curious. They said that although the US has been dropping defensive bombs and dropping weapons for the Kurds, The Islamic State troops were rapidly gaining ground. They said there was absolutely no one defending them (the town's residents) and that they were all forced to flee across the border by Islamic State troops that (here's the weird part) didn't seem to speak any Arabic but rather were speaking French. They said they would appeal to them but these troops didn't seem to understand what they were saying and would kill anyone who didn't follow their orders
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/news/features/update/movie201410220810.html
Massive Exodus from Syria
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/news/
===
Why would ISIS troops be speaking French?(PC翻訳)
Kobaniでイシス軍に米支援攻撃に関する紛らわしい、矛盾する情報(シリア)
私はちょうどKobaniを逃げるとトルコの国境を越える必要があったいくつかの新鮮なシリアの難民にインタビューニュースレポーターを見ました。
彼らが滞在するために何の助けや場所は絶対に存在しないという事実以外にも(何千人もの下のコンクリートの建物に避難を取って
建設)男性は非常に好奇心に何かを言った。 彼らは、米国が守備の爆弾をドロップし、クルド人のために武器をドロップしたが、イスラム国家の軍隊が急速に地面を得たと述べた。 彼らはそこにそれらを守る誰(町の住民は)絶対になかったと彼らはすべての(ここで奇妙な部分はだ)は、任意アラビア語ではなく、フランス語を話していたを話すようには見えなかったことをイスラム国家の軍隊によって国境を越えて逃亡を余儀なくされたと述べた。 彼らは、彼らがそれらにアピールすると述べたが、これらの部隊は、彼らが言っていたかを理解していないようでしたし、その命令に従わなかった人を殺す
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/news/features/update/movie201410220810.html
シリアからの大規模なエクソダス
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/news/
===
なぜISIS軍はフランス語を話すでしょうか?
番組名が「Massive Exodus from Syria 」ということなので探したら、
Islamic State Threat
Oct. 22, 2014
Exodus from Syria
Freelance journalist, Kenji Goto reports from Syria, where the northern city of Ayn al-Arab, or Kobani in the Kurdish language, is the latest focus of international efforts to halt Islamic State extremists.
The city sits on the border with Turkey, and Kurds make up the the majority of its population. Kurdish forces are trying to defend the city with help of the US-led coalition. Residents have been fleeing the violence and taking refuge on the other side of the border.
The city of Ayn al-Arab is just a stone-throw's away from the Turkish border town of Suruc.
Nearly 180,000 people from Syria have poured over the border since the Islamic State militant group started attacking their hometown. Since there's no official refugee camp, people are scattered everywhere.
50 year old Yusef Talubini says he fled Syria 2 days ago with 14 other families. "Islamic State fighters suddenly appeared and took away all our belongings and land," he says. "They killed men, women and children.
We had no choice but to flee."
120 people are taking shelter in an unfinished building with bare concrete floors. Since they were not able to bring much with them, residents have have given them mattresses and tarps. They get water from a nearby mosque. "I never imagined I would be sleeping at a construction site," Talubini says. "I heard on the news that the US and France were helping the Kurds. But we receive no help."
On an important Muslim holiday, some of the refugee women were cooking mutton they managed to find. "In our village we were safe and sound," says Nagam Talubini. "Now, children ask for this and that, but we cannot give them what they want."
US coalition forces have been bombarding Islamic State targets. The US military's Central Command says the air strikes appear to have slowed the militant group's advance. On Sunday, the US military air-dropped weapons, ammunition and medical supplies to Kurdish forces defending the city on the ground.
Men from the area say the coalition strikes have achieved little. They have also say many of the Islamic State fighters they encounter appear to be foreigners. "They hardly spoke Arabic," says Ashraf Muhmood. "Many were speaking French. Even if we pleaded for help, they did not understand us. They refuse to listen to women and children. Anyone who did not obey their orders was killed."
Islamic State's advance is pushing more people out of their homes. The number of refugees is increasing, creating a new humanitarian crisis.(PC翻訳)
イスラム国家の脅威
NHKWorld Oct. 22, 2014
シリアからのエクソダス
フリーランスのジャーナリストは、後藤謙次がクルド語でアイン·アル·アラブ、またはKobani北部の都市シリアから報告し、イスラム国家の過激派を停止する国際的な取り組みの最新の焦点である。
市はトルコとの国境に位置していて、クルド人は、人口の大多数を占めています。 クルド軍は米国主導の連合の助けを借りて街を守るためにしようとしている。 住民は暴力を逃れと国境の反対側に避難を取ってきた。
アイン·アル·アラブの都市はSurucのトルコの国境の町からわずか石投げの距離です。
イスラム国家過激グループが自分の故郷を攻撃し始めて以来、シリアからほぼ18万人が国境を越えて注がれています。 公式難民キャンプがないので、人々はどこにでも散らばっている。
50歳のユセフTalubiniは、彼が14他の家族との2日前シリアを逃れたと言う。 「イスラム国家の戦闘機が突然登場し、すべての私たちの持ち物と土地を奪った」と彼は言う。 「彼らは、男性、女性と子供を殺した。
私たちは逃げるしかなかった。」
120人が裸のコンクリートの床に未完成の建物に避難を取っている。 彼らは彼らと多くを持って来ることができなかったので、住民は彼らにマットレスと防水シートを与えている。 彼らは近くのモスクから水を得る。 「私は建設現場で眠っているだろう想像もしなかった、「Talubini氏は述べています。 「私は米国とフランスはクルド人を助けたニュースを聞きました。しかし、我々は何の助けを受けていない。」
重要なイスラム教徒の休日に、難民の女性のいくつかは、彼らが見つけることができた羊肉を調理した。 「私たちの村では、我々は安全かつ健全だった、「Nagam Talubini氏は述べています。 「今、子どもたちはあれやこれやを求めるが、我々は、彼らが望むものをそれらを与えることはできません。」
米連合軍は、イスラム国家目標を砲撃されています。 米軍の中央司令部は、空爆が過激派グループの進歩を遅らせているように見えると言う。 日曜日、米軍のエアドロップされた武器、弾薬や医療用品上の地面に街を守るクルド力に。
エリアから男性は連合のストライキは少しを達成していると言う。 彼らはまた、彼らは外国人のように見えるが発生するイスラム国家の戦闘機の多くを言うている。 「彼らはほとんどアラビア語話をしない、「アシュラフMuhmood氏は述べています。 「多くはフランス語を話していた。私たちが助けを懇願した場合であっても、彼らは私たちを理解していなかった。彼らは、女性や子供に耳を傾けることを拒否する。彼らの命令に従うしませんでした誰もが殺された。」
イスラム国家の進歩は、自分の家の外に多くの人々を推進している。 難民の数は、新たな人道的危機を作成し、増加している。
放送日は日本時間での2014年10月23日
この時期に後藤健二さんがイスラム国へ行ったことに関してNHKが絡んでいたことは事実です。
けれどNHKはそのことに関しては一言も触れていない。
そして、安倍政権の責任はとても重い。
メディアはそもそもの安倍の行動、そしてこれまでの政府の対処方法などを言及すべきだ。
「後藤さんが素晴らしい人だ」ということだけを報じるのではなく、
その裏にある、政府や外務省の責任を強く問うべきだと思う。
これからの日本のために、
このまま安倍を放置していたら、大変なことになると、私は思っています。
後藤健二さんはアベノミクスにとって邪魔な存在だった?
日本の政府にとってもNHKにとっても、湯川さんを救出できなかった以上、
後藤さんが帰ってきて事実を話したら、とても困ることになる。
だから、安倍はヨルダンに圧力をかけてまで後藤さんを助け出そうとはしなかったのか…
ー追記ー
後藤健二さん:世耕氏「外務省が計3回、渡航中止を要請」
毎日新聞 2015年02月02日 23時08分(最終更新 02月03日 10時39分)
◇BSフジで明らかに
世耕弘成官房副長官は2日、BSフジの番組で、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)に殺害されたとみられる後藤健二さんに対し、外務省が昨年9〜10月に計3回、シリアへの渡航をやめるよう要請していたことを明らかにした。
政府関係者によると、後藤さんの渡航計画を把握した同省は電話で2回、直接面会して1回、渡航中止を求めたという。しかし、後藤さんは10月末にシリアに入国した後、行方不明になった。これに関連し、世耕氏は「命を守れなかったのは政府の責任だ。自己責任論には立たない」と述べた。【高橋克哉】
真実は?
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