<甲状腺検査結果>福島県と福島県以外〜2015年3月31日現在〜A1,A2,B,C


2015年5月18日に開催された福島県の県民健康調査の報告によれば、
「甲状腺がん、がんの疑い」の子供の人数が112人に増えた。

福島県
第19回福島県「県民健康調査」検討委員会 資料の掲載について(平成27年5月18日開催)
の配布資料より
2015051801.jpg

2015051803.png


県民健康調査「甲状腺検査(先行検査)」結果概要【暫定版】
福島県先行調査27332
福島県先行調査データ
福島県先行調査


県民健康調査「甲状腺検査(本格検査)」実施状況
福島県本格調査1
福島本格調査データ
福島県本格調査

検査の流れ

先行調査と本格調査に分かれていて、福島県は分かりにくくなっていますが、
どちらも平成27年3月31日現在の人数です。

福島県以外の地域はどうなのか?
前回このブログで調べた市町村を中心にチェックしてみました。

2015年1月
福島県以外の甲状腺検査結果




松戸データ
松戸市


牛久市データ
牛久市


日光市データ
日光市


常総市データ
常総市


北茨城市データ
北茨城市


とにかく、「異常がない」=A1 青であることを考えると、
福島県、松戸市、牛久市、日光市は甲状腺に異常の無い子供が半分以下ということになる。
常総市と北茨城市は過半数は「異常なし」だけれども、20〜30%ぐらいの子供に結節やのう胞があることになる。
それでも多いんじゃないかと私は思うけれど、A1が30%を切っている松戸市は深刻に見える。
けれど、福島県以外は全員の検査ではなく希望する人だけなので、
被曝に対して心配に思っている人だけが検査を受けていることを考えると、
どうなんだろう?
意識の高い人が検査するということは、普段も被曝に気をつけている人が多いのではないか?
ということは、A1が多くなるのではないか?
それなのに、これほどまでにA1が少ないということは、全員検査したらどのような結果になるのか?
福島県外の放置されている子供たちのことがとても心配になった。



ーーー

以下、それぞれの市の公表されているデータとリンク

松戸市甲状腺超音波検査判定結果
更新日:2015年5月12日
松戸






茨城県牛久市 甲状腺超音波検査のお知らせ

甲状腺超音波検査結果

牛久市


栃木県日光市 放射性物質対策事業
更新日:2015年4月21日

平成26年度日光市甲状腺検査結果報告書
日光1
日光2






常総市
甲状腺エコー検査の結果について

更新日:2015年4月22日

甲状腺エコー検査の結果について(平成27年4月15日)
常総1

各列に区分、助成券発行件数 、受診者、検査結果(単位:人)異常なし、経過観察、要精密検査
各行に4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、 12月、1月、 2月、3月、計を記載
A1判定:結節や嚢胞を認めなかったもの
A2判定:5.0ミリメートル以下の結節や20.0ミリメートル以下の嚢胞を認めたもの
B判定:5.1ミリメートル以上の結節や20.1ミリメートル以上の嚢胞を認めたもの
C判定:甲状腺の状態等から判断して,直ちに二次検査を要するもの
参考URLは以下をご覧ください。
福島県「県民健康管理調査」甲状腺検査について (平成25年12月31日現在)

平成25年度甲状腺エコー検査の結果について
常総2

各列に区分、助成券発行件数 、受診者、検査結果(単位:人)異常なし、経過観察、要精密検査
各行に4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、 12月、1月、 2月、3月、計を記載


北茨城市
甲状腺超音波検査について

2013年5月30日

平成25年度甲状腺超音波検査の状況について
【北茨城市甲状腺超音波検査事業の状況について】
平成26年8月1日
まちづくり協働課

北茨城市では、平成25年度から「甲状腺超音波検査事業」を実施しています。
対象者は、福島第一原子力発電所の事故当時、0歳から18歳までの市民であり、平成25年度は、そのうち0歳から4歳までのお子さんを対象に検査を実施しました。
今回、その検査結果について、専門家や医師を含む委員で構成された「北茨城市甲状腺超音波検査事業 検討委員会」で協議を行い、受診者やそのご家族の皆様のご心情を考慮し、公表いたします。
検査結果について、同検討委員会では、
・ 検査は「スクリーニング検査」であり、通常の健康診断と同様、一定の頻度で「要精密検査」となる方がいらっしゃること
・ データ数、年齢層が限られており、他県や他市町村との比較は医学的に出来ないこと
などの医学的コメントがありました。
なお、平成25年度の検査では、「要精密検査」の方は11名でしたが、その後、精密検査を全員に受けて頂き、その結果「甲状腺がん」と判定された方はおりませんでした。
平成26年度については、事故当時5歳から18歳までの方を対象に検査を実施しています。

北茨城
小計 1,548 1,184 76.5% 590 594 774 65.4% 399 33.7% 11 0.9% 0 0%


前回のブログでグラフにした茨城県高萩市 甲状腺超音波検査の実施状況について
高萩市は削除しました

私が前回ブログに書いたのは2014年4月21日掲載分。
別のところに移動したのか?と思って、
茨城県高萩市ホームページにも、どこを探しても載っていませんでした。

ホームページから削除された茨城県高萩市の2014年4月時点での結果
高萩市データ
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ツバメの巣から放射性物質〜21 都道府県中、1 都 12 県の巣から放射性セシウムが検出

ツバメの巣広範囲で放射性物質
NHK首都圏 2015年05月23日 06時44分

つばめ1

原発事故による鳥類への影響を調べようと山階鳥類研究所が21の都道府県で採取されたツバメの巣を調べたところ13の都県で放射性物質が検出され、研究所ではツバメの繁殖に変化がないか今後も調査を続ける必要があるとしています。

つばめ2
千葉県我孫子市にある山階鳥類研究所は平成23年から翌年にかけて、野鳥の愛好家の協力を得られるなどした21の都道府県でツバメの巣を197個採取し分析を行ってきました。

つばめ3
その結果、巣を採取していない栃木県以外の関東のすべての都県と、東北から北陸、中部地方にかけての合わせて13の都県で採取された150個の巣から原発事故に由来すると見られる放射性セシウムが検出されたということです。

つばめ4
福島県では、92個の巣のすべてで検出されたほか、福島第1原発から370キロ余り離れた静岡県内でも検出されたということです。
ツバメは土や木の葉などを材料に巣をつくりますが、研究所によりますと巣の放射性セシウムの濃度は周辺の土壌の濃度に比例する傾向がみられるということです。

つばめ5
研究所は放射性物質による鳥類への影響はまだよく分からないことも多いとして、ツバメの繁殖に変化がないか今後も調査を続ける必要があるとしています。




山階鳥類研究所
プレスリリース 報道発表資料

2015年5月22日
2011年に使用されたツバメの巣を、全国21都道府県で調査したところ、1都12県の巣から放射性セシウムが検出されました。
(報道資料 pdf)

福島第一原子力発電所事故による鳥類の生息環境への影響調査
2011 年に使用されたツバメの巣を調査したところ、全国 21 都道府県中、1 都 12 県の巣から放射性セシウムが検出されました。

・福島第一原子力発電所の事故によって放出された放射性物質による鳥類の巣の汚染状況を把握するため、2011 年に繁殖したツバメの巣を日本全国から採集し、巣材に含まれる放射性セシウム(Cs-134 および Cs-137)を測定しました。

・全国 21 都道府県から集められた 197 巣のうち 182 巣について測定した結果、1 都 12県の巣から福島第一原子力発電所由来の放射性セシウムが検出されました。

福島県内のすべての巣から放射性セシウムが検出され、Cs-134 と Cs-137 の合計の濃度が最も高いものでは 90,000Bq/kg でした

・巣の放射性セシウム濃度は営巣地周辺の土壌中の放射性セシウム濃度が高い地域ほど 高い値でしたが、同じ地域内でも巣のセシウム濃度にはばらつきが見られました。

・今後は引き続き巣の線量変化を調査するとともに、ツバメの繁殖成績の変化の有無を記録して、汚染との関係を考察することが必要と考えられます。

本調査の結果は、下記のとおり、日本鳥学会の論文誌「日本鳥学会誌」64 巻 1 号(2015 年 4 月 22 日発行)に発表しました。
岩見恭子・小林さやか・柴田康行・山崎剛史・尾崎清明 
2015. 福島第一原発事故直後の 2011 年の繁殖期に利用された日本全国のツバメ Hirundo rustica の巣の放射性セ.シウム濃度の状況 . 日本鳥学会誌 64(1): 63-69

つばめ21
tubame22.png


ーーー

「全国 21 都道府県中、1 都 12 県の巣から放射性セシウムが検出」
1都は東京都だということはもちろんわかる。
ではⅠ2県は?
福島県、静岡県、栃木県以外の関東(千葉、茨城、群馬、埼玉、神奈川)=7県
ということは、あと4県。

北陸地方(新潟県、富山県、石川県、福井県)
中部地方(愛知県、岐阜県、静岡県、富山県石川県福井県、長野県、山梨県、新潟県

北陸地方と中部地方でダブっている県があるので、
新潟県、富山県、石川県、福井県、愛知県、岐阜県、長野県、山梨県の8県のなかの4県ということになる。
探してみたけれど、どの県なのか?わからなかった。


ーーー

平成 24 年度 野生動植物への放射線影響に関する意見交換会
主 催:環境省(事務局・自然環境研究センター)
日 時:2013(平成 25)年 3 月 14 日(木曜日)

野生動植物への放射線影響調査
尼子 直輝 [環境省自然環境局自然環境計画課]

ツバメの巣

セシウム合計が出ていないので、Ag110mのところにセシウム合計を記入してみた。
ツバメの巣

一番多いところで、浪江町の138万ベクレル/kg






日経新聞の記事(webサイトになし)↓より
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/656.html

[ナゾ謎かがく]
ツバメの白斑 放射性物質が影響? 断言できず 調査拡大へ
日経新聞 2015年4月26日朝刊P.15

 原子力発電所事故による放射性物質によって野鳥の生態にも悪影響が生じているのだろうか。日本野鳥の会(柳生博会長)などが地道な調査を続けている。これまでにツバメに小さな白斑が現れたとの報告があるが、現状では放射性物質のせいだと断言はできない。
 ウクライナのチェルノブイリ原発事故の周辺では数年たってから、ツバメの羽毛が部分的に白くなる現象や左右の尾羽の長さが不均一になる例が報告された。

 野鳥の会が2013年夏に福島市や飯舘村、南相馬市などで調べたところ、81羽のツバメのうち8羽(約10%)で、のどの下あたりに白斑がみられた。14年の調査でも151羽の11羽(約7%)に白斑があった。

 比較のため東京都多摩地区でも調べた結果、13年は67羽で1羽も白斑はみられず、14年は48羽のうち1羽だけに白斑がみられた。

 ただ14年に新潟県上越地区でも調査したところ、44羽中で7羽(約16%)の高い頻度で白斑が確認された。このため白斑は「現状では放射線以外の影響も考えられる」と、野鳥の会自然保護室の山本裕チーフは話す。

 ツバメの巣では高濃度の汚染が見つかっている。飯舘村にあった巣が1キログラムあたり5万3千ベクレル(セシウム134と137の合計)だったのを最高に、同1千ベクレル以上の巣がいくつもあった。

 環境省の調査では、138万ベクレルもの放射性セシウムを含む例も報告されている。巣の汚染はツバメが放射性物質を含む泥や小枝を巣づくりに使うためだ。
 野鳥の会では、今年も調査を続けるとともに、成鳥から少量の血液を採取し白血球の数や形状も調べたいとしている。

 またツバメは渡り鳥で冬期は台湾やフィリピンなどで暮らす。福島で被曝(ひばく)した個体が翌年、福島以外の場所に渡ってくる可能性もあり、一貫した調査が難しい。野鳥の会では「シジュウカラなど一年を通して同じ地域で生活する留鳥にも調査対象を拡大していく」(山本チーフ)としている。

 放射線が通過した痕跡が残る蛍石を足輪に付けて、半年後に回収して個体ごとの被曝線量を把握する試みも検討している。線量計は重くて装着できないが、小さくて軽い蛍石なら可能だ。

 ツバメに白斑が生じる原因や仕組みはナゾだ。白斑出現がツバメの生態や寿命に影響するのかどうかもわかっていない。観察の継続と生理学的なデータの収集が必要だ。

(編集委員 滝順一)





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