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06.29
Mon
下水処理における放射能濃度等測定結果
平成27年5月29日
下水道局

東京都下水道局で汚泥処理を行っている各水再生センター、スラッジプラントの汚泥焼却灰及び混練灰に含まれる放射能濃度、各施設の敷地境界(東西南北)・敷地中央の空間放射線量等の測定結果をお知らせします。

1 放射能濃度測定結果  試料採取日 5月12日~19日
201506212253150e6s_20150629071140df1.png

※ ( )内の不等号付きの数値は、「検出下限値」です。
※ ゲルマニウム半導体検出器で測定した結果です。
※ 「検出下限値」とは、測定において検出できる最小値のことをいいます。
 放射能濃度の特性として、同じ機器で測定しても、検体ごとに検出限界値は変動します。
 たとえば、検出下限値「< 15」とあるのは、検出できる最小値が 15Bq/kgであり、加えて検出値が「不検出」の場合は、この焼却灰又は混練灰の放射能濃度は「15Bq/kg未満である」ことを意味します。



八王子水再生センター(八王子市小宮町) ヨウ素131→26Bq/kg

八王子が26Bq/kgで検出されているのに、それより高い「検出下限値」っていったいどうして?
東部スラッジプラント(江東区新砂)<27
葛西水再生センター(江戸川区臨海町)<37
新河岸水再生センター(板橋区新河岸)<27

これを見ていて面白いことに気がついた☀︎
汚染されていると言われている地域の「検出下限値」が高い!
ね、当たり前みたいについ思っちゃうけど、「検出下限値」を見ると、東京都の中で危ないところがどこなのかがすぐにわかるd( ̄  ̄)


「検出下限値」の高い順に並べてみよう!
1位 葛西水再生センター(江戸川区臨海町)<37
2位 東部スラッジプラント(江東区新砂) <27
   新河岸水再生センター(板橋区新河岸)<27
3位 みやぎ水再生センター(足立区宮城) <25
4位 北多摩一号水再生センター(府中市小柳町)<22
5位 南部スラッジプラント (大田区城南島) <21
6位 北多摩二号水再生センター(国立市泉)  <20
7位 南多摩水再生センター (稲城市大丸)  <17
8位 浅川水再生センター (日野市石田)   <16
8位 多摩川上流水再生センター(昭島市宮沢町)<16
9位 清瀬水再生センター (清瀬市下宿)   <15

八王子水再生センター(八王子市小宮町)の検出下限値はいくつだったのかな??
恐るべし検出限界値…


1位の葛西水再生センター(江戸川区臨海町)の検出限界値はダントツに高いけれど、
放射性セシウムの量も他の処理場と比べて一桁高いということも知っておこう!








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06.29
Mon
汚染土壌の一時保管地区(福島県富岡町)   ドローンでの空撮


Ruptly 2015/04/17 に公開


1
comment 2
06.27
Sat


福島県、甲状腺治療の費用負担 診療データ収集も
47News 2015年6月23日

 東京電力福島第1原発事故の当時18歳以下だった福島県の全ての子どもに対する甲状腺検査で、県は23日、治療や経過観察が必要とされた人の医療費の自己負担分を全額支援すると発表した。

 対象は、詳細調査で甲状腺にしこりなどが見つかり、がんの疑いがあるとされた人やがんと確定した人で、県は今年3月末時点の調査から900人程度と見込む。

 7月上旬から申請を受け付ける。これまでに負担した医療費を証明できる書類のほか、甲状腺がんが増えているかどうかを調べる目的で、診療データの提出も求める。

2015/06/23 17:59 【共同通信】





福島原発事故:甲状腺がん…19歳以上も医療費全額助成
毎日新聞 2015年06月23日 20時06分

 東京電力福島第1原発事故の影響を調べるため福島県が当時18歳以下の子供を対象に行っている甲状腺検査で、県は23日、「がん」や「がんの疑い」と診断された子供らの医療費について、19歳以上も全額助成すると発表した。7月上旬から申請を受け付け、これまでかかった医療費もさかのぼって助成する。

 福島県内の自治体は18歳以下の医療費を全額助成しているが、治療の必要な19歳以上の人がいることから助成の拡大を決めた。住民票を県外に移した避難者も甲状腺検査を受けていれば、自治体の医療費助成がなくなる年齢から対象とする。

 県は対象者を約1000人と見込み、甲状腺がんが増えているかどうか調べるため診療データの提出も求める。【横田香奈】





19歳以上にも医療費を全額助成するということは、当たり前であって、
でも、この当たり前のことが決定した事については本当に良かったと思っている。

今現在(2015年5月)は甲状腺がん悪性・疑いで112人(うち一人は良性)
この人数が1000人になると福島県は見込んでいるという。

甲状腺癌がどんどんどんどん増えていくっていうことを福島県はわかっている。
わかっているのにそこに住まわせている!
そして、「甲状腺癌が増えていくかどうかを調べる目的で…」と。

この言葉は嫌いだから使わないできたけれど、実際に、やっぱり「モルモット」という事だ。


これって、あまりにもひどい!!

「ひどい」なんていう言葉では言い表せない。

今もヨウ素被曝は続いているという現実もある。


とにかく、福島県が19歳以上の将来にわたって医療費を全額出すという事は、
「福島の子供の甲状腺癌は原発事故が原因だ」と認めたということになると思う。



県民健康調査 甲状腺がん確定 新たに4人 検討委、放射線の影響否定

20150519_01_hyou.jpg

 東京電力福島第一原発事故による影響を調べる子どもの甲状腺検査で、平成26年度から実施している二巡目の本格検査において、3月末までに甲状腺がんと確定した人は、今年2月の県「県民健康調査」検討委員会で示された1人(昨年12月末現在)から4人増えて5人となった。18日に福島市で開かれた検討委で明らかになった。星北斗座長(県医師会副会長)は「(これまでの傾向などから)現時点で、放射線の影響は考えにくい」との見解をあらためて示した。
 がんの疑いは7人(昨年12月末現在)から3人増えて10人となった。「確定」と「疑い」の計15人は男性6人、女性9人で、東日本大震災当時、6~18歳だった。このうち、9人については基本調査問診票の提出があり、原発事故後4カ月間の外部被ばく線量が推計できた。最大2・1ミリシーベルトで、1・0ミリシーベルト未満が2人、2・0ミリシーベルト未満が6人だった。
 平成23~25年度の一巡目の先行検査で、甲状腺がんと確定した子どもは、前回公表(昨年12月末現在)の86人から12人増えて98人、がんの疑いは10人減って13人となったことも報告された。
 
   ◇  ◇
 
 検討委の席上、星座長は県民健康調査の今後の進め方などを盛り込んだ「論点整理」を提示した。次回以降の検討会で議論を深め、一定の道筋を付ける方針。
 論点整理は、これまでの会合で出た委員の意見などを基に、星座長が取りまとめた。検査で治療の必要がないがんを見つけているのではないかという「過剰診断」が指摘されている問題についても触れ、「調査対象者の安易な拡大は慎重にすべき」とした。
 基本調査の回収率が伸び悩んでいることなども挙げ、「(調査を)県民が参加したいと思えるものにしていかなくてはいけない」と話した。
 
※甲状腺検査
 
 1巡目の先行検査は原発事故当時に18歳以下だった約37万人が対象で、2巡目の本格検査は事故後1年間に生まれた子どもを加えた約38万5千人が対象。それぞれ、1次検査は超音波を使って甲状腺のしこりの大きさや形を調べ、程度の軽い方から「A1」「A2」「B」「C」と判定する。大きさが一定以上で「B」と「C」とされれば、2次検査で血液や細胞などを詳しく調べる。
 
■1巡目29万9543人受診 3月末現在 市町村別検査結果
 
 検討委は、平成23~27年度の3月末現在の甲状腺検査の市町村別検査結果を【表(2)】の通り公表した。
 23~25年度は一巡目の先行検査で約37万人が対象となった。受診者は29万9543人で、しこりの大きさなどを調べる一次検査で29万9233人の結果が判明した。このうち、いずれも二次検査に移行する「B」判定は2278人、「C」判定は1人だった。
 23年度は福島第一原発周辺など13市町村の4万1810人が一次検査した。二次検査の対象者は221人で、このうち14人ががんと確定し、1人が良性だった。
 24年度は中通り12市町村の13万9338人が一次検査を受け、二次検査対象者は988人となった。52人ががんと確定し、4人が疑いとされた。
 25年度は中・浜通りを中心に、会津地方を加えた34市町村の11万8395人が一次検査を受け、1070人が二次検査対象となった。32人ががんと確定し、9人が疑いとされた。
 26年度からは二巡目の本格検査で、原発事故後1年間に生まれた子どもを加えた38万5千人が対象。14万8027人(27年度実施予定で26年度に実施した人を含む)が一次検査を受診した。1043人が二次検査対象となり、5人ががんと確定、10人が疑いとされた。
 
■問診回答率27.1% 前回比0.1ポイント上昇
 
 基本調査(対象者205万5339人)の問診票の回答状況も報告された。3月末現在で55万6917人から回答があり、回答率は27・1%だった。前回公表の昨年12月末現在と比べ、0・1ポイントの上昇にとどまった。
 原発事故直後の記憶が薄れ、行動記録の記入が難しくなっていることなどを理由に、回答が伸び悩んでいる。
 回答率には地域差があり、最も高いのは相双の45・5%(8万9063人)で、県北の29・9%(15万628人)、いわきの25・0%(8万7214人)と続いた。最低は南会津の20・1%(6180人)だった。

■1ミリシーベルト未満62.1% 事故発生後4カ月間 外部被ばく推計
 
 原発事故後4カ月間の外部被ばく線量の推計も報告された。放射線業務従事者を除く45万3065人のうち、平時の年間被ばく線量の上限とされる1ミリシーベルト未満は62・1%(28万1446人)だった。
 基本調査の問診票を基に、福島医大などが推計した。市町村別の外部被ばく推計の結果は【表(1)】の通り。地域ごとに見ると、1ミリシーベルト未満の割合は県北が20・1%、県中が51・6%、県南が88・3%、会津と南会津が99・3%、相双が77・6%、いわきが99・1%だった。

20150519_02.jpg








comment 2
06.24
Wed
2015年5月12日に原子力規制委員会から公表されましたので、
2015年1月〜3月分の全国水道水蛇口セシウムランキングを作成しました。
使用した資料はいつもと同じ↓です。

原子力規制委員会 
上水(蛇口水)のモニタリング

<測定方法>
水道の蛇口から毎日一定量の水道水を採取し、
水分を蒸発させて濃縮したものを3か月分まとめて
ゲルマニウム半導体核種分析装置を用いて分析。
全都道府県の水道水の数値が3カ月ごとに公表。


環境放射能水準調査結果(上水(蛇口))(平成27年1-3月分)
平成27年05月12日

1.本データは、1Bq/Lを1Bq/kgとみなす
2.原子力規制委員会が各都道府県等からの報告に基づき作成
3.検出下限値は、I-131、Cs-134、Cs-137すべて0.001Bq/kg未満
(参考)水道水中の放射性物質に係る指標の見直しについて(厚生労働省)における水道水中の新たな目標値 放射性セシウム(セシウム134及び137の合計) :10Bq/kg

(クリックするとpdfが開きます↓)
水道


(クリックすると大きく見ることができます↓)
すいどう2

(クリックすると大きく見ることができます↓)
水道水



お待たせいたしました!
2015年1月〜3月 全国蛇口水セシウムランキングの発表です!
ジャジャーン!
(≧o≦)∠※PAN!。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚★゚'・:*



ランキング


1位 栃木県宇都宮市
2位 東京都新宿区
3位 茨城県ひたちなか市


と、なりました。

栃木県 0.00337
東京都 0.003
茨城県 0.0027
福島県 0.00163
群馬県 0.0015
山形県 0.0014
埼玉県 0.0014
宮城県 0.00092
千葉県 0.0007
神奈川県 0.0004
新潟県 0.00035

なんと!東京都新宿区は前回の7位から大幅に順位を上げました。
茨城県、福島県、宮城県を抜いて2位です!!
東京都にとっては初めての2位となりました。

栃木県は2014年7月から不動の1位の座をキープしています。


過去の順位はこちら↓クリックすると大きく見ることができます。
水道水1

また、千葉県に怪しい数値が出ていました。
それはなんと!!!ヨウ素131!!!

ちば

これはどういうことでしょう?
もし、千葉県の水道水にヨウ素131が入っているのだとしたら、
それよりも上位にいる都道府県
栃木、東京、茨城、福島、群馬、山形、埼玉、宮城
この地域の水道水にだって入っていたりするんじゃない???




comment 1
06.21
Sun

愕然!今もヨウ素が!!〜福島の下水汚泥&千葉県の水道水



じゃあ、東京はどうなんだろう?

東京23区のゴミ処理
焼却灰等の放射能濃度測定結果



焼却灰等の放射能濃度測定結果(5月22日~5月29日採取分)
飛灰
東京飛灰

飛灰処理汚泥
飛灰処理汚泥



えっ!?
ヨウ素を調べてない???




このブログの時にはヨウ素はちゃんと調べられていた↓

東京中央清掃工場の飛灰から1150Bq/kgのヨウ素131が。23区内の清掃工場を調べてみました。
東京二十三区清掃一部組合 
焼却灰等の放射能濃度測定結果について


飛灰1




信じられない!!!
いつの間にか東京とはヨウ素を調べなくなってしまっていた…><



ーーーー


ということで、東京二十三区清掃一部組合
いったい、何時からヨウ素を調べなくなったのか?

確かめてみると、ヨウ素を調べなくなったのは平成26年度からのようだ。

どうしてだろう?

以前の私のブログでヨウ素が発見されているのが平成24年の4月。
これは平成24年度。
その後、ヨウ素は発見されなくなったのか?
全て不検出が続いたからなのだろうか?
全て不検出の期間がどのくらい続けば、ヨウ素は調べられなくなってしまうのだろうか?

ということで、25年度末。
ヨウ素の測定をやめてしまった直前の結果26年3月を見てみた。

なんと!!!
北清掃工場  3月12日  21Bq/kg
有明清掃工場 3月10日  18Bq/kg

検出されているではないか!!!

平成26年3月31日 HP掲載

2603飛灰



直近で検出されているのに、直後の翌月分から完全に「ヨウ素」の文字が消えた!
焼却灰等の放射能濃度測定結果(4月2日~4月9日採取分)
260421飛灰


ではでは、もしかしたら、26年3月31日分だけに出てその前はずーっとヨウ素は検出されていなかったのかもしれない。
ということで見てみよう。


平成26年3月17日 HP掲載
260317飛灰

港清掃工場   2月27日 252Bq/kg
品川清掃工場  2月24日  20Bq/kg
千歳清掃工場  2月25日  21Bq/kg
江戸川清掃工場 2月27日  22Bq/kg


またヨウ素、出てるじゃないですか!
しかも、港清掃工場なんか252Bq/kgも!!

平成26年3月3日 HP掲載
260303飛灰

港清掃工場    2月13日  56Bq/kg
多摩川清掃工場  2月13日  27Bq/kg
江戸川清掃工場  2月13日  47Bq/kg




平成26年2月17日 HP掲載
260217

中央清掃工場  1月30日  220Bq/kg
多摩川清掃工場 1月27日  119Bq/kg
千歳清掃工場  1月28日  106Bq/kg
有明清掃工場  1月30日   21Bq/kg


この時のヨウ素は広範囲に結構高い。

この後も焼却灰等の放射能濃度測定結果(平成25年度)を見ていたらければわかるが、
毎回ヨウ素は検出され続けている。

平成25年11月18日 HP掲載平成25年6月17日 HP掲載平成25年6月3日 HP掲載
ヨウ素不検出だげ、それ以外の期間は全て検出されている。


平成25年5月7日 HP掲載
250507

世田谷清掃工場 4月16日 326Bq/kg
足立清掃工場  4月19日 128Bq/kg
と、どちらの清掃工場も高い数値が出ている。
世田谷清掃工場と足立清掃工場はセシウム合計も他の時より高い。

こんなにヨウ素が検出されているのに、この年の4月から一切調べなくなってしまった。
直前まで検出されていたヨウ素。
調べなくなった理由はなんなのか?
そして、またヨウ素が増えてきているかもしれないと思える今、
ヨウ素を測定し続けていくことが必要なのではないだろうか?

疑問に思いながら見ていたら、こんなのがありました↓
放射能濃度測定項目の変更について
ヨウ素

平 成 2 6 年 3 月 1 9 日 東京二十三区清掃一部事務組合
放射能濃度測定項目の変更について

当組合では、東京電力福島第一原子力発電所の事故による東京 23 区内の一般廃棄物処理における影響を確認するため、焼却処理で発生する焼却灰等の放射能濃度並びに清掃工場の敷地境界及び工場内灰処理設備等の空間放射線量率の測定を平成 23 年 6 月から定期的に実施しています。
測定開始から2年半が経過し、知見が得られたことから、当組合で実施している焼却灰等の放射能濃度の測定について見直し、下記のとおり測定項目を変更します。

1 変更内容
(変更後)放射性セシウム 134 及び放射性セシウム 137
(変更前)放射性ヨウ素 131、放射性セシウム 134 及び放射性セシウム 137
2 変更理由
(1) 当組合の放射能濃度等測定結果では、放射性セシウム濃度は時間の経過とともに減少傾向が見られます。また、各回の最大値は特定の工場に限定されています。しかし、放射性ヨウ素は不検出であることが多く、検出された場合でも、その濃度や検出される工場に規則性はありません。このことから、放射性ヨウ素 131 の検出は、放射性セシウムの検出と相関性は認められず、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響ではないと判断しました。
(2) 放射性物質汚染対処特別措置法では、事故由来放射性物質をセシウム 134 及びセシウム 137 の2 項目としています。
以上により、放射性ヨウ素 131 の測定を終了します
なお、放射性セシウム 134 及びセシウム 137、敷地境界等の空間線量率の測定は現行どおり継続
します。
3 変更日
放射能濃度測定項目の変更は、平成 26 年 4 月 1 日からとします。
(問い合せ先)
施設管理部 技術課
電話 03-6238-0765





「東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響ではないと判断」
本当にそうなのでしょうか…?
東京電力福島第一原子力発電所の事故は進行中なのに、
福島第一原発事故の影響ではないと判断したのは誰なのでしょうか?

そして、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響ではないヨウ素131ならば、
焼却灰等の中に入っていても構わないということなのでしょうか?
福島原発事故の影響じゃないとしたとしても、
セシウム合計と同じくらいの量のヨウ素が検出されたりしていることに問題はないのでしょうか?

福島からのヨウ素じゃなければ入っていても関係ない?
それってとても不思議な気がします。

これからまた、何かが起きた場合、「東京都は調べていなかったのでわかりません」ということになるのだろうか?
オリンピックあるし……

「すみませーん、調べていませんでした」ってかσ(^_^;)?


納得いかない私です。





comment 2
06.21
Sun
2015年
福島県下水汚泥からヨウ素!


ふくしま復興ステーション
流域下水道終末処理場における下水汚泥等の放射性物質濃度・空間線量結果について(5月末現在)


県北浄化センター 
H27.1.1~H27.5.31 [PDFファイル/749KB]


2015年5月(クリックすると大きく見ることができます↓)
131
折れ線グラフの水色の線がヨウ素131
縦軸の数値の単位が大きすぎて、折れ線グラフが下の方でヨウ素もセシウムも重なっていて見にくいが、
5月20日以降ヨウ素の水色の線がぐーっと上がっている。
縦軸の最高数値は30000ベクレル/kgじゃなくて、5000ベクレル/kgで十分だし、せめて10000ベクレル/kgの方が見やすいんじゃないかと思う。
ま、見にくくしたいんだろうからこんな作りになっているんだろうと想像できるけど…。


2015年5月
1315月
5月20日から出始め、翌日には一気に数値が大きくなる
20日  19.4
21日 437.3
22日 724.8
23日 794.4
24日 618.4
25日 574.3
26日 498.8
27日 413.8
28日 356.3
29日 292.7
30日 265.1
31日 236.0



ヨウ素はどのくらい出ていたのか?ずっと出ていたのか?
今年の1月から見てみよう!

2015年1月
1311月
1月は全てND


2015年2月
1312月
18日〜20日まで検出
18日 18.9
19日 25.8
20日 22.1
と、だいたい20ベクレル/kg前後。

2015年3月
1313月訂正

3月はバラバラと、殆どの日にちで検出されている。
数値は10代後半から42ぐらい

2015年4月
1314月
4月も18〜50ベクレル/kgぐらいの日が半月弱ある。

このように見ていくと、5月後半一気に430〜790〜230ベクレル/kgが検出されたのはとても多いと言える。




県中浄化センター H27.1.1~H27.5.31 [PDFファイル/1.36MB]
2015年5月
ヨウ素5月
県中では5月には殆どの日が検出されている。
NDが5日間しかない。
県北が高かった5月後半の数値は県中では最高で302(5月18日)
52ベクレルが後半での最低の数値。
しかし、翌日123ベクレルに上昇。

2015年1月
ヨウ素1月
1月も半月ぐらい検出されている。
174ベクレルが最高

2015年2月
ヨウ素2月
2月も207ベクレルの日(2月9日)がある。
殆どの日で検出されている。

2015年3月
ヨウ素3月
3月はやっと、全ての日でND


2015年4月
ヨウ素4月
6日間検出。
最高で354ベクレル(4月27日)
4月26〜30日の数値が割と高い。



あだたら清流センター H27.1.1~H27.5.31


大滝根水環境センター H27.1.1~H27.5.31

両センターでは、2015年1月〜5月でヨウ素は全てNDでした。



2015年
千葉県市原市の水道水からヨウ素!


環境放射能水準調査結果(上水(蛇口))(H27年1-3月分)
2015.5.12 原子力規制委員会

ちば

千葉の水道水からヨウ素が検出されている。

この上水(蛇口)の測定方法は…
水道の蛇口から毎日一定量の水道水を採取し、
水分を蒸発させて濃縮したものを3か月分まとめて

ゲルマニウム半導体核種分析装置を用いて分析。
全都道府県の水道水の数値が3カ月ごとに公表。

3ヶ月分まとめて測定する。
ヨウ素は半減期が8日で、3ヶ月放置したらもう殆どなくなっているはず…。
なのに、検出されているというのは、どういうことだろう?
分析する直前に入ったとしか思えない。





ーーー

なんとなく、
ヨウ素って、もう無くなっているのかと思っていました…><。

とんでもないんですね。
未だにヨウ素があるということは、ヨウ素被曝は続いているということになる。
恐ろしいことです。



ヨウ素はどこから出てきているのでしょうか?
福島第一原発から??
どうして?
爆発しなくても、そこにあるから、いつまでも出続けるということなの?
それとも、再臨界している?






5月15日〜1号機建屋カバー解体

<福島第一原発>燃料取り出し今年度はムリ〜工程表を改定!
5月15日から、1号機で始まった建屋カバーの解体作業。
その後、放射性物質の飛散を防ぐ機材に不具合が見つかり、今も、作業は中断したままです。
2015061107441464fs_20150621154617dd4.png


2015年5月30日
福島第一原発港湾内の放射性物質濃度 過去最高!!!!!





ー追記ー
じゃあ、東京はどうなんだろう?

東京23区のゴミ処理
焼却灰等の放射能濃度測定結果



焼却灰等の放射能濃度測定結果(5月22日~5月29日採取分)
飛灰
東京飛灰

飛灰処理汚泥
飛灰処理汚泥



えっ!?
ヨウ素を調べてない???




このブログの時にはヨウ素はちゃんと調べられていた↓

東京中央清掃工場の飛灰から1150Bq/kgのヨウ素131が。23区内の清掃工場を調べてみました。
東京二十三区清掃一部組合 
焼却灰等の放射能濃度測定結果について


飛灰1




信じられない!!!
いつの間にか東京とはヨウ素を調べなくなってしまっていた…><





ヨウ素 131 の測定終了はなぜか?「東京23区のゴミ処理 焼却灰等の放射能濃度測定」につづく






comment 2
06.13
Sat

福島第1原発 政府と東電、汚染地下水を3分の1に減らす新計画発表
FNNLocal  2015年6月12日

東電汚染水1

建屋内に流れ込む地下水を現在の3分の1未満へ。
政府と東京電力は、2016年度まで­に汚染水を減らす、新たな計画を発表した。

東電汚染水2
東京電力の増田尚宏プレジデント:
福島第1原発の廃炉をですね、安定的に進めるためには、­30年、40年にわたって、あ、安定的に進めるためには、
どうしてもサブドレンをくみ上げ­させていただいて、排水させていただくというのは、必要な作業だと思っています。
東電汚染水3

政府と東京電力が見直した、廃炉に向けた中長期の工程表。
その最大のポイントは、今も増え続ける汚染水対策です。

東電汚染水4

福島第1原発では、1日あたり、およそ300トンの地下水が建屋に流れ込み、汚染水が­増え続ける要因となっている。
その対策として、新たに盛り込まれたのが、「サブドレン計画」。
建屋周辺の井戸に流れ込む地下水を浄化して、海に放出することで、建屋内に流入する地­下水を、現在の3分の1未満の1日あたり100トンに抑制する方針。

東電汚染水5
東京電力の増田尚宏プレジデント:
もう1度この、信頼いただくためには、どういったこと­が必要なのかというのを、ふ、踏まえてですね、
われわれ、それにふさわしい活動をしっかりと、続けていくのが­大事だと思います。




あれ?
凍土遮水壁で建屋内に流れる水の量を減らすんじゃなかったっけ??

東京電力には何度も何度も何度も数え切れないくらい裏切られてきたから
とてもじゃないけど…もう、信頼はできない!


「第一原発の廃炉を安定的に進めていくために」ではなくて、
「第一原発はもう廃炉にするのは無理だから」なんじゃないでしょうか。
超高濃度の汚染水を海に流すよりは、若干低い汚染水を海に放出します。
凍土遮水壁は凍りません。
何もしないでいると、もっともっと濃く汚れた水が海へ流れてしまいますよ。

ということじゃないかな…


事実がよくわからないので、会見を見てみよう!


東京電力 アーカイブ
2015/06/12(金) 中長期ロードマップの改訂について
 

福島会場
ロードマップ1

45:43
福島テレビ:
汚染水の対策について、汚染源に水を近づけないということで水の量を減らしていく戸言う話があると思うんですけれども、ここでサブドレンの話で「関係者のご理解をいただいた上で実施する」という記述があるかとおもうんですが、
今日もいわき市の漁協の方で話し合いがあって、
「現段階では受け入れられない」というような話が出ているらしいんですが、
この辺りの絡みについて今後どういう風に敷いて理解を得ていきたいのか、考えていることがあったら教えていただきたいと思います。


東京電力 増田尚宏:
はい。
サブドレンに関しては私、これも以前から申させていただいていますが、
われわれこの福島第一の廃炉をですね、安定的に進めるためには、
30年、40年にわたって安定的に進めるためには
どうしてもやっぱりサブドレンを汲み上げさせていただいて排水させていただくというのは必要な作業だと思っております。
ま、これはあのー。
ま、われわれ、サブドレンを汲み上げて排水させていただく
そして海側の遮水壁を閉じることで、海に出るカイ、放射性物質の量も減ると思っていますので、
その辺を含めてですね、やっぱご理解をいただくまで、しっかりとあのー、え、議論を積み重ねさしていただくというつもりでございます。
以上です。


福島テレビ:
その関連なんですが、やはり出てきた意見を聞く限りだと、
最近の東電のトラブルがきっかけで、なかなか漁業者の方との信頼関係の構築がうまくなっていないのかなと思うんですが。
さらにここ最近を見ると、信頼関係を作るというよりかは壊れているというようなイメージを個人的には強くなっているんですが、
その辺りの認識をお伺いできますか?

ロードマップ2

東京電力増田尚宏;
はい、これもおっしゃる通りK排水路という問題の時にですね、
あの、漁協の皆さんからは「信頼を失墜した」ということをいただいております。
我、私はその時に、「もう一度信頼を培わせていただく必要があります」と。
そのためにいろんな活動もしっかりとやっていきますし、
あのー、え、またその姿を見ていただいてもう一度この、えーっとご説明、
サブドレンの説明をする機会をいただくとか、
あるいは信頼につながる活動を、えーっと、説明する機会をいただくという風にご説明してまいりました。
ま、データの公開ですとか、
われわれのそのリスクの総点検
あの、を、含めてですね、あの、あのしっかりとやっぱり、あのー、活動をし、その内容をご覧いただき、
そしてもう一度この、信頼いただけるためにはどういったことが必要なのかということをフク、踏まえてですね、
われわれはそれにふさわしい活動をしっかりと続けていくのが大事だと思います。
これはしっかりと積み重ねることが大事で、失う時はあっという間ですから、
その、失わないで積み重ねられるように、
しっかりとあのー、福島第一頑張っていきたいと思っています。
以上です。


福島テレビ:
最後一点だけ。
今回のサブドレンなんですけど、だいたい時期としてはどの辺りでやりたいとか、目安があったら教えていただきたい。


東京電力増田尚宏:
これも非常に難しいご質問だと思います。
われわれはその、1日でも早くと思いながらやっていますが、
自分たちもその、以前も、そのサブドレンについての御協議をいただいている中で、信頼を失ってしまうようなことをやったわけですから、
ま、わ、ま、やはりこれについては、信頼をしっかりとツ、培って、
で、みなさんに「わかった」とおっしゃっていただくのを、あのしっかりと、自分たちは、あの、活動しながら、あのあの、、なんですか、ね、頑張って、その、信頼にふさわしい活動を続けていくのが大事だと思っています。
あの、われわれ、その、何時というのではなくて、1日でも早くそういう風になれるように、
われわれ自分たちの、その、活動を続けていくということが大事だと思っています。


朝日新聞:
今のご質問に関連してなんですけれど、
サブドレンの開始時期について「何時ではなく」というご趣旨の話だったんですけど、
その一方で2016年度内に建屋の流入量を100トン未満にするという目標をお建てになっているんですが、
ここは、サブドレンがなくても完成するのか、それともなかったら破綻するのか?
どちらでしょうか?


東京電力増田尚宏:
あの、これについてはですね、やはりあの、われわれが今やっている陸側遮水壁ですとか、フェーシングですとか、
いろんな、あの、取り組みを行っています。
で、そういったものを含めてですね、やっぱり100トン/日未満に抑制していくことが大事だと思います。
当然サブドレンに関しても、やっぱご理解いただけるように、あの、頑張っていくというのはこの中にも入っております。


朝日新聞:
それですと、「何時までに」ということはおっしゃらないんですけれども、
100トン未満に関しても目標があるというのはどう説明されるんでしょうか?


東京電力増田尚宏:
あの、ま、目標ですから、やっぱりあのー、これは「何時までに」じゃなくて、
やっぱり「1日も早く」ということでこれを成立させたいというところで思っているところです。


ーーー

朝日新聞の記者の方がサブドレンだけじゃなく凍土遮水壁もあるという内容の質問をしてくださったけれど、
東京電力の増田尚宏さんの答えは答えになっていない。
結局なんだかよくわからなかったが、サブドレンの水を海に排出するようだ。

ならば、ものすごいお金をかけてやっている凍土遮水壁ってどうなんだろう??
あれができれば、建屋の中に地下水が入らなくなるから、汚染水は増えなくなるんじゃなかったっけ?

私は最初から凍土遮水壁が成功するとは全く思っていないけれど、
東電も凍土遮水壁はアテにならないと考えているから「サブドレンの水を排出」ということなのだろうか??

そして…

新潟

この会見は東京本店と福島の他に、
新潟本部と柏崎サービスホール集会室が一緒につながっていた。
なんでかな?と思っていたら
新潟本部から産経新聞の記者が質問してくださった。
今回このようにロードマップについての会見をなぜ新潟と繋いだのか?その意味を知りたい


東京電力増田尚宏:
そういった意味ではやはりわれわれ、福島第一の事故を起こしてしまって4年間以上経ちまして、
ま、福島の方々だけじゃなくて、その、広く日本全体の方にご心配を、ご迷惑をかけていることが非常に大きな問題だと思っています。
本当にお詫びします。
その中で福島第一のリスクも下げてきたということもありますのでそこをご報告し、
また、今回の中長期ロードマップの改定についても、
福島第一がこれからどうなっていくのかというのを広くみなさまに安心していただけるような状況を、になるようにですね、お伝えすることが大事だと思っています。
そして、この福島の方々も柏崎の方面をはじめですね、新潟にもかなり避難をしていただいていると伺っています。
その方々も含めてですね、われわれはこの、福島第一の様子、あるいはこの周りに、今からあのー、お戻りいただく方に関してもですね、その、「環境がどうなっているんだ」というところはしっかりとご認識していただく必要があると思いますので、今回のこのロードマップの改定、あるいはこの、えー、日、日々の、この、われわれの活動の進捗を皆さんに広くお伝えをする、あの機械とか、こういった場をいただけるのは本当にありがたいと思っていますので、
これからももしこういった場所をいただけるなら、積極的にその、われわれ情報を、あの、発信させていたらければと思っています。






comment 4
06.12
Fri

「安保法制よりも安倍首相がヤバい」 宋 文洲さん(51)
アエラ 6月15日号:宋文洲氏

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いま、安保法制が成立したからといって、日本が軍国主義になるとは私は思いません。
ただ、私を含め、多くの中国人が安倍首相を信用できないのは、ああいう人が国防を語ることです。

国会で日本の侵略戦争を否定するような発言をし、時の政府が侵略戦争を認めたポツダム宣言を「つまびらかに読んでいない」などと答弁しました。
そうした過去の歴史に向き合おうとしない人間が国の政策を進めることはヤバいと中国人は理屈抜きに考えるのです。

これは企業と一緒。
お互い協力して何かを始める時、何を信用するかといえばその人の人柄です。
「あなたが言うなら信じましょう」という場面は多くあります。

しかも、安倍首相の祖父の岸信介氏は、A級戦犯の容疑者でした。
もちろん、戦犯の子孫であっても戦争が大嫌いな人はいますが、彼は違う。
自分の政治は祖父とイコールだと言っています。

私を含め中国国民が安倍首相と過去の戦争とをリンクして考えるのは自然なことだと思います。

我々から見えば、安倍首相は非常に「私心」、つまり「こだわり」の強い人です。
世論を無視し、自分の進む道はこれだと突き進んでいます。

企業において経営者がそういうことをすれば、その会社は潰れます。
民主主義の悪い点はそこです。
首相は国の株を持っているわけではなく、やめればもう関係ない。
任期中、好きなことだけができます。
そして仮に日本が将来戦争をするような国になったとしても、
「私の時は正しいことをした。悪いのは、いまの政権だ」と開き直ることができるのです。


安倍首相には子供がいませんが、私はあえて問いたい。
仮に子供がいたら自分の子供を戦場にやれますか、と。



宋文洲氏は文中で「中国人はそう考える」と述べていますが、
この文中の「中国人中国国民」の部分を、「日本人の私」と書き換えて、全くその通りです。

私は日本人ですが、「安倍首相はかなりヤバい」と思っています。







comment 3
06.11
Thu



県警捜査幹部自殺 地方公務員災害補償基金、公務災害と認定
FNNLocal  (福島15/06/08)

遺族が求めていた「公務災害」について、地方公務員災害補償基金は、公務災害と認定し­た。
この問題は2014年4月、福島県警察本部の捜査2課に勤務する当時51歳の警部と5­2歳の警視が、相次いで自殺したもの。
その後の調査で、自殺した警部は、過労に加えて、当時の上司に再三にわたり、パワーハ­ラスメントを受けていたことがわかった。

これを受けて、自殺した警部の遺族は、2014年12月、県警察本部に対し、地方公務­員の労災にあたる、「公務災害」の認定を求め、これまでにそれが認められた。

自殺

公務災害の認定で、今後は遺族に対し、遺族補償年金が支払われる。

公務災害の認定について、県警察本部は、「厳粛に受け止め、相談しやすい仕組みづくり­やパワハラ対策、超過勤務の縮減対策などを進めてまいります」とコメントしている。




2014年5月
福島県警の幹部2人 相次ぎ自殺「仕事に疲れた」「部下を守れなかった」

2014年11月
福島県警捜査2課 今年3人目の自殺者



comment 5
06.11
Thu


福島県のモモに異変 感染病「せん孔細菌病」が広がるおそれ(15/06/10)
FNNLocal

もも1

福島の名産に、異変が起きています。
こちらは毎年夏に、わたしたち、そして観光客などを楽しませるモモです。
全国2位の生産量を誇ります。

しかし、こちらのモモ。

もも2

真ん中に黒い斑点が広がっていますが、
これは「せん孔細菌病」と呼ばれる果物の病気に感染したモモです。
今、この感染病が広がるおそ­れが出てきています。

木谷真也:
福島県を代表する果物といえばモモですが、今、そのモモをむしばむ病気が広がりつつあるります。

もも3

県内有数のモモの産地である国見町
来月(7月)からの収穫期を前に、今、モモの木に、ある異変が起きています。

竹田茂義さん(国見町のモモ農家):
これが普通さ。これは葉が付いていないから、もう。
ここの部分が今言った病気、これ。

もも4

枯れて黒く変色した枝を差し出す、モモ農家の竹田茂義さん。
全国的に猛威を振るう、「モモせん孔細菌病」に頭を悩ませています。


せん孔細菌病は、雨や風で傷ついた枝から感染した細菌が引き起こす、モモ特有の病気。

もも5

まん延すると、葉に穴が開き、大切な実にも斑点ができてしまうため、商品価値がなくな­ってしまいます。
2014年秋の天候不順や、2015年4月上旬の長雨などが要因とみられ、被害拡大の­前兆となる枝の変色が、例年の1.5~5倍と、高い割合で発生しています。

消毒や枝の切除など、できるかぎりの対策を講じていますが、不安は尽きません。


竹田さん
もも6
(病気が)広がらないでほしいね。
(人間の)がんくらいの重い病気と聞くん­ですけどね。
一番早くて、収穫は7月末ごろだと思うんだけれども、まだ、1カ月ちょっとある。
それまでに、そ­ういう病気になってほしくないですね。


こうした事態を受けて、福島市にある県の果樹研究所では、せん孔細菌病の対策を最優先­に、原因となる細菌の効果的な消毒方法などを研究しています。

県農業総合センター果樹研究所の安部 充所長
もも7
”モモの病気”ということで、あのー、人間に対して影響があるような、あの細菌ではございませんもんですから、
(し­かし)なかなか、これといった技術対策にまで、結びついている現状にはありません。
調­査を重ねて、また、いろいろな情報については、現場の方にお流しして、
あのー、少しでも被害を少な­くできるように対応しているところでございます。


モモの収穫まで1カ月余り。せん孔細菌病との戦いが続いています。


もも8

アナウンサー:
このせん孔細菌病。
心配なのは、どんな影響があるか、ということになりますが、取材にあたった木谷真也記者です。
この、真ん中にありますモモの黒い斑点がせん孔細菌病ということですが、
これによってどんな問題があるんでしょうか?


木谷真也記者:
まず、皆さんに抑えていただきたいのは、見た目はこのような(斑点)状態ですけれども、味が­変わったり、ですとか、
あと、健康に影響が出ることは一切ありません。
ただ、出荷には、見た目や色づきが大変重要ですので、感染してしまったモモは出荷でき­なくなります。

もも9

アナウンサー:
では、過去にこの病気が流行した時期がありました。
こちらは過去4年の県内のモモの収穫量ですが、

もも10

流行した2012年に、例年に比べて1,50­0トン以上、収穫量が落ちています。
やはり今年も収穫量に影響が出そうですか?

木谷真也記者:
そうですね、福島県によりますと、
そもそもこの細菌は、降水量が多いと、非常に感染しやすくなりま­すので、
現在の状況というのは、2014年秋の天候不順が大きな要因とみられています­。
ですので、これから迎える梅雨で、さらに感染が広がるおそれがあります。
福島県では、防風ネットを設置するなど、対策を検討しています。






ヒトの病気も原発事故後増えているけど、モモだって生きているものね…




4年間の全国医療機関診療実績結果(2010年度〜2013年度)
急性白血病

心筋梗塞

甲状腺の悪性腫瘍

新生児乳児の先天性心奇形

手足先天性疾患

リンパ節リンパ管の疾患

骨髄異形成症候群







ー追記ー
「薬剤の散布」

モモせん孔細菌病がまん延のおそれ 国が対策に乗り出す(福島15/06/16)

FNNLocal 2015/06/16 に公開

モモの収穫期を前に、全国的に被害が広がるおそれがある「モモせん孔細菌病」。こうし­た事態に、国も対策に乗り出した。

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6月14日、福島・桑折町(こおりまち)のモモ畑を訪れた、農林水産省の担当官。
県内でも、流行のおそれがある、せん孔細菌病の調査を行うためだった。

「せん孔細菌病」は、雨や風で傷ついた枝から細菌が入り、葉や実に感染が広がる、モモ­特有の病気。
まん延すると、実に斑点ができて、商品価値が失われ、樹木自体を弱らせて、収穫量の低­下を招く。

病気のまん延を食い止めようと、薬剤の散布も行っているが、耐性を持つ菌が確認される­など、十分な封じ込めには至っていない。

momo7.png

mpomo8.png

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桑折町のモモ農家・亀岡吉徳さん
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「このままいけば、産地存亡というと、(話が)大き­くなっちゃうんですけど、そのぐらいの現状かもしれません」と話した。

危機感を募らせる農家。
農林水産技術会議の西郷正道事務局長
momo6.png
「中長期的な対応と、すぐできることは何かとい­ったことを、専門家の目で峻別(しゅんべつ)してもらって、できることから手をつけて­いく」と語った。

国は、7月2日に、福島市で緊急の検討会議を開き、専門家も交えて、効果的な対策を検­討するとしている。




わぁ〜〜っ><!
薬剤散布されたモモ、怖くて食べたくない〜〜!!

モモって飾り物じゃなくて食べるものだから、薬まみれのモモより見た目斑点がある方がいいです。
薬まみれ…こわ〜〜〜い!!!


モモに薬を大量にぶっかけたって病気が治らないなら、
こんなことしない方がいいと強く思ったので追記しました。












comment 3
06.11
Thu

燃料取り出し


福島第1原発 燃料の取り出し時期、2年から3年遅らせる方針(福島15/06/10)
FNNLocal 2015/06/10

福島第一原発です。

燃料取り出し1

福島第1原発4号機を除く、1・2・3号機の使用済み燃料プールには、あわせて1,5­73体の燃料が残されています。
当初は、今年度(2015年度)からの取り出しが予定されていましたが­、2年から3年遅れることになりました。


豊嶋:
今ゆっくりとクレーンで吊り下げられたノズルが下されまして、一番北側の屋根パネルを通りました。
内部で飛散防止剤の散布が始まります。

燃料取り出し2

5月15日から、1号機で始まった建屋カバーの解体作業。
その後、放射性物質の飛散を防ぐ機材に不具合が見つかり、今も、作業は中断したままです。

燃料取り出し3

こうした状況を受けて、政府と東京電力は、廃炉に向けた工程表を見直し、使用済み燃料­プールから燃料を取り出す時期を、遅らせる方針を決めました。

がれきの撤去が進む3号機は、当初計画していた今年度(2015年度)の前半から、2年遅れて、­2017年度に。

燃料取り出し4

1号機と2号機は、2017年度から3年遅れて、2020年度に変更されます。

燃料取り出し5

一方、事故で溶け落ちた燃料については、これまでと同じく、2018年度までに取り出­し方法を絞り込み、2021年に取り出しを始めます。

燃料取り出し6

政府は、工程ありきの考え方を改めて、全体のリスクの低減を優先させる方針で、今週中­にも工程表を改定します。





comment 0
06.10
Wed
骨髄異形成症候群(第2の白血病)

2010年度〜2012年度
http://www.senmon-i.com/dpc/130060.html

2013年度
http://caloo.jp/dpc/disease/124

以下私の作った表は、上記のページのデータを全てコピーして、エクセルに貼り付け、合計を出して作りました。
10件以下の病院は公表されていないなどの理由などから、合計数は実際の診療数よりも少ないはずです。



骨髄異形成症候群
病態
骨髄に造血幹細胞の前腫瘍細胞である異型クローンが生じ、正常幹細胞を凌駕して増殖する結果として正常の造血が抑制される。また異型クローンから造られる血球細胞は異常細胞なので末梢血に出る前に分解されるが、この様な無駄な造血を無効造血と言う。形成される血球は形態も異常で寿命も短い。

原因
有機溶剤、化学物質、放射線などが考えられている。抗癌剤投与による発症も問題となっている。
骨髄異形成症候群の約半数で染色体異常が見られることと、先天性染色体異常によるファンコーニ貧血の患者が高頻度で骨髄異形成症候群を発症することから、遺伝子変異が何らかの形で関わっていると考えられている。



※年度ごとの集計なので、福島第一原子力発電所が爆発したのは2010年度末の3月になります。
2010年度=2010年4月〜2011年3月(2010年度末に原発事故)
2011年度=2011年4月〜2012年3月
2012年度=2012年4月〜2013年3月
2013年度=2013年4月〜2014年3月
※24時間以内に死亡、診療件数10件未満は数字に含まれていません。

(↓クリックすると大きく見ることができます)
骨髄異形成症候群 グラフ

件数が多い東京、神奈川を除いたグラフ(↓クリックすると大きく見ることができます)
骨髄異形成症候群 グラフ東京神奈川除く
青いグラフが事故前なので、比べてみてください。
福島県だけが何故か2010年度(2010年4月〜2011年3月)に、とても多い診療件数があったようです。
他の都府県は2010年度に比べそれ以降棒グラフが突然伸びています。

都道府県別診療実績件数
骨髄異形成症候群

宮城県の件数が年々増えています
福島県だけが違う動きをしているので、とても不思議です。

骨髄異形成症候群福島
北福島医療センターで 66 → 26 → 25 → 21
と、2010年度にとても多くの治療をしています。
3月11日から31日までの診療件数なのか?そこのところは不明です。
(※北福島医療センターの2010年度66件が無ければ、他の都道府県と同じような動きになる)
原発事故で作業員とかが運ばれたのかな???わかりません。


原発事故前との比率
骨髄異形成症候群 事故前比

最初、診療実績の数字を集計していた時には全国的に増えていて、
東日本も西日本も差がないように思えたが、
比率を出してみると、やはり東日本のほうが大きく増えているのがわかる。

とにかく全国の治療数が2011年度(2011年4月〜2012年3月)から2倍以上に増えているということにも注目したい。



北海道はリンパ節、リンパ管の疾患診療実績も激増しているし、
急性白血病の診療実績でも(2013年度/2010年度)全国平均が142%のところ、北海道は185%と多い。

西日本でも、大阪、三重、沖縄と事故前よりも3倍以上診療実績が増えている。

栃木、岩手、山形、秋田、山梨、香川は2010年度には10件以上新会陽した病院が一つもなかったのに、事故後は増えている。
特に秋田県は2013年度には94件と、一番多い。


実は北海道は汚染されていた!

北海道・中国・四国セシウム汚染マップ(マスコミ3社の報道
2011年11月より、一部抜粋

東京電力福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質は、
北海道や中国・四国地方にまで拡散し、土壌に沈着した可能性があるとするシミュレーションの結果を、名古屋大学などの研究チームがまとめました。
sesiumu2s_20150611145831c78.jpg
原発事故のあとの3月20日から1か月間、
各地で実際に計測された放射性物質のデータを地球全体の大気輸送モデルと組み合わせ、シミュレーションを行い、
北海道や中国・四国地方にまで拡散し、雨などの影響で土壌に沈着した可能性があることが分かった。

sesiumu3_20150611145832285.jpg




骨髄異形成症候群が「第2の白血病」と呼ばれている訳

報道プリズム/長崎大など最近の研究から
2010年8月8日長崎新聞掲載
(一部抜粋)
◎骨髄幹細胞にダメージか

01_20150610101738468.jpg
被爆後の経過年数と白血病・がんの死亡数

長年研究に当たってきた長崎大名誉教授で日赤長崎原爆病院の朝長万左男院長は、被爆者に最近みられる傾向として「第2の白血病」の存在を指摘する。

原爆から生き延びた被爆者にみられた最初のがんは白血病だった。被爆2、3年後から急増し、1955年ごろピークを迎えた。70年代には終息したかにみえたが、ここに来て、白血病につながる骨髄異形成症候群(MDS)が注目されている=グラフ(1)参照=。



70年前、アメリカに原子力爆弾を落とされた長崎県、広島県の数字
骨髄異形成症候群長崎広島

長崎県は全国平均に比べてとても高い。
これは、もしかしたら長崎原爆の影響なのか?
でも、福島第一原発事故の翌年が一番多いし、その後もそのまま高い。


ー追記 そして長崎も汚染されていた!ー

大規模原子力事故時の遠隔地における放射線被ばくへの対処
長崎に飛来した福島第一原子力発電所の放射性物質からの推測

日衛誌 (Jpn. J. Hyg.) 第 70 巻 第 2 号 2015 年 5 月
袁   軍 *1
世良耕一郎 *2
高辻 俊宏 *1
*1 長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科
*2 岩手医科大サイクロトロンセンター

より、一部抜粋


3.福島第一原子力発電所からの空気の軌跡
3.1 大気流跡線分析
前回の報告 (3, 4) では,ながさき県民の森では,2011年 4 月 6 日~ 4 月 13 日に比較的高い濃度の放射能が検出されたことを示した。そして,2011 年 4 月 6 日~ 4月 13 日の一週間の福島第一原子力発電所上空の空気の軌跡により,放射性核種は当該発電所から長崎に直接飛来したであろうことも分かった。










平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
日本の名医検索サイト専門家ナビ
治療数・手術実績数からみる病院ランキング


平成25年度(2013年度)
全国病院別治療実績・手術件数 Caloo (カルー)

どちらのサイトもデータ元は厚生労働省の公表しているDPC資料 (※注)
治療・手術実績を一般人がわかりやすいようにランキング形式に再集計したもの

(※注)DPC(Diagnosis(診断) Procedure(手順) Combination(組み合わせ))の略。従来の「出来高払い方式」と異なり、傷病に対する治療や手術の有無などを14桁のDPCコードと呼ばれる区分に分類し1日あたりの定額点数を算出、医療費を計算する方式
DPC(診断群分類包括評価制度)対象病院とは、主に大規模な医療機関を対象とした医療費の定額支払い制度を採用している医療機関。全国に1802病院(平成25年度)存在し(準備病院含む)、治療実績・手術件数が公開されている。

このデータの問題点
このデータは保険適用外の治療(自費診療、出産、自賠責、労災など)や一般病棟(DPC対象病棟)以外への入院などは集計対象外。
また、10症例未満は集計対象外となっており未実施(0件)と区別することができません。


それぞれの年度の4月~3月までの退院患者 数

集計対象外としたもの
症例数が10症例未満及び0件のもの
診療録情報の重複提出
レセプトデータの不足
在院日数1日以下
外泊>=在院日数
年齢0歳未満120歳超
入退院年月日の誤り
1日当りの点数が1200点未満
自費のみ、保険と他制度の併用及び臓器提供者等
一般病棟以外のと移動(入院あり)
24時間以内の死亡
特定入院料なしで入院基本料0点以下
治験の実施
移植手術あり
平成24年3月31以前入院の患者
厚生労働大臣が定めるもの
生後7日以内の死亡
DPC該当せず
同日再入院
上記以外に「輸血以外の再掲」は手術数集計の対象外とした。

平成26年度 第5回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成24年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成23年度第9回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会


comment 5
06.09
Tue



リンパ節、リンパ管の疾患診療実績
(含まれる病気)リンパ節炎, 慢性リンパ節炎

平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
http://www.senmon-i.com/dpc/070520.html
平成25年度(2013年度)
http://caloo.jp/dpc/code/070520

以下私の作った表は、上記のページのデータを全てコピーして、エクセルに貼り付け、合計を出して作りました。
10件以下の病院は公表されていないなどの理由などから、合計数は実際の診療数よりも少ないはずです。



※年度ごとの集計なので、福島第一原子力発電所が爆発したのは2010年度末の3月になります。
2010年度=2010年4月〜2011年3月(2010年度末に原発事故)
2011年度=2011年4月〜2012年3月
2012年度=2012年4月〜2013年3月
2013年度=2013年4月〜2014年3月
※診療件数10件未満は数字に含まれていません。

(クリックすると大きく見ることができます↓)
「リンパ節、リンパ管の疾患」診療実績

東京都の数値が大きすぎて、他の県がよくわからないので、
東京都を抜いたグラフを作りました(クリックすると大きく見ることができます↓)
リンパ節、リンパ管の疾患診療実績東京以外


リンパ節、リンパ管の疾患データ

2010年 2011年 2012年 2013年  原発事故前から(2010年と2013年)
茨城県 0 → 13 → 22 → 31 →およそ30倍
宮城県 13 → 30 → 20 → 45 →およそ3倍
群馬県 24 → 32 → 49 → 49 →ほぼ2倍
埼玉県 46 → 74 → 118 → 191 →4倍強
山形県 12 → 32 → 39 → 40 →3倍ちょっと
新潟県 10 → 0 → 32 → 37 →3.7倍
神奈川県 98 → 174 → 172 → 219 →2倍強
静岡県 10 → 28 → 62 → 87 →8.7倍
千葉県 36 → 45 → 79 → 144 →ちょうど4倍
東京都 210 → 377 → 475 → 497 →2.4倍
栃木県 40 → 81 → 74 → 73 →2倍弱
福島県 11 → 62 → 64 → 70 →6倍強
北海道 11 → 114 → 188 → 150 →殆ど14倍

全国  1355  → 2512 → 2956 → 3285 →2.42倍


数字を集計してみて驚きました。
原発事故が起こった2011年から新潟県を除いて大きく増えています。
(新潟県は2012年から3倍に)



福島第一原子力発電所からの放射能汚染が少なかったんじゃないかな?と思われる地域はどうか。

まずは、西日本の大都市
リンパ節、リンパ管の疾患西日本

2010年 2011年 2012年 2013年 原発事故前から(2010年と2013年)
愛知県 104 → 213 → 212 → 272 →2.7倍
大阪府 96 → 167 → 170 → 222 →2倍強
福岡県 94 → 173 → 123 → 76 →減っている(事故翌年に2倍弱)
沖縄県 50 → 49 → 73 → 42 →減っている(殆ど変わらず)

大都市なので、東京、神奈川などと比べてみると、
東京2.4倍、神奈川2倍強なので、愛知、大阪と同じくらい。

では、普通に地方の県ではどうか?
リンパ節、リンパ管の疾患西日本2

2010年 2011年 2012年 2013年 原発事故前から(2010年と2013年)
和歌山県  12 → 18 → 11 → 15 → 変わらず
鳥取県 24 → 12 → 33 → 12 → 半分に減った
石川県 44 → 48 → 55 → 54 → 殆ど同じ
三重県 11 → 32 → 23 → 14 → 殆ど同じ(事故翌年3倍)
香川県 14 → 10 → 22 → 43 → 3倍
福井県 12 → 13 → 12 → 10 → 変わらず

10件以下はカウントされていないので、実際の件数とは違っていると思うけれど、
地方都市では明らかに原発事故で汚染されていると思われる地域の方が大幅に増えている。


食べ物や瓦礫などで日本全土に放射能はばら撒かれ続けているけれど、
それでも、地域による発病の差はハッキリ出ていて、
私は集計していて、本当に驚きました。

この差を見てみると、福島第一原子力発電所から放出された放射性物質による被曝が原因なのではないか?

やっぱりちゃんと計算してみました。
対事故前の増減率
リンパ節、リンパ管の疾患対事故前

とにかく全国的にものすごく増えています。
全国平均で2倍を超えているので、ピンク色に塗ったところは3倍以上の地域です。
もう、東の方が真っ赤っかです。
北海道が飛び抜けて増えているし、
福島県も5倍以上に急増。
静岡県も高い。
茨城県は事故前がゼロだったのに、13→22→31人と年々増加している。


前年比もだしてみました。
リンパ節、リンパ管の疾患対前年
前年より2倍以上に増えたところをピンクにしました。
事故の翌年にピンク色が多く、その後も確実に増えています。
2012年度から2013年度にかけて2倍以上に患者数が増えたのは宮城県のみ。


リンパ節、リンパ管の疾患には福島第一原子力発電所の事故の影響がとても強く出ていると考えて間違いがないのではないでしょうか。



平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
日本の名医検索サイト専門家ナビ
治療数・手術実績数からみる病院ランキング


平成25年度(2013年度)
全国病院別治療実績・手術件数 Caloo (カルー)

どちらのサイトもデータ元は厚生労働省の公表しているDPC資料 (※注)
治療・手術実績を一般人がわかりやすいようにランキング形式に再集計したもの

(※注)DPC(Diagnosis(診断) Procedure(手順) Combination(組み合わせ))の略。従来の「出来高払い方式」と異なり、傷病に対する治療や手術の有無などを14桁のDPCコードと呼ばれる区分に分類し1日あたりの定額点数を算出、医療費を計算する方式
DPC(診断群分類包括評価制度)対象病院とは、主に大規模な医療機関を対象とした医療費の定額支払い制度を採用している医療機関。全国に1802病院(平成25年度)存在し(準備病院含む)、治療実績・手術件数が公開されている。

このデータの問題点
このデータは保険適用外の治療(自費診療、出産、自賠責、労災など)や一般病棟(DPC対象病棟)以外への入院などは集計対象外。
また、10症例未満は集計対象外となっており未実施(0件)と区別することができません。


それぞれの年度の4月~3月までの退院患者 数

集計対象外としたもの
症例数が10症例未満及び0件のもの
診療録情報の重複提出
レセプトデータの不足
在院日数1日以下
外泊>=在院日数
年齢0歳未満120歳超
入退院年月日の誤り
1日当りの点数が1200点未満
自費のみ、保険と他制度の併用及び臓器提供者等
一般病棟以外のと移動(入院あり)
24時間以内の死亡
特定入院料なしで入院基本料0点以下
治験の実施
移植手術あり
平成24年3月31以前入院の患者
厚生労働大臣が定めるもの
生後7日以内の死亡
DPC該当せず
同日再入院
上記以外に「輸血以外の再掲」は手術数集計の対象外とした。

平成26年度 第5回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成24年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成23年度第9回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会





comment 4
06.09
Tue
まるで東京電力の汚染水の垂れ流しみたいだ。
次から次へと出てくる書類不備。
まともに書類も作ることができないような会社が、原子力発電所なんかを動かしてもいいものなのだろうか?

嘘を書いてごまかそうとしなければ、普通に事実を書いていくならば書類の不備なんて無いはずだと思うんだけど…。
こんなふうに責任感のない会社が原子力を持っているなんて、本当に危ない。


川内1号機、書類不備で検査やり直し 夏の再稼働は絶望的に
産経新聞 6月8日(月)7時55分配信

 原子力規制委員会が、再稼働の最終段階となる使用前検査を実施している九州電力川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)について、書類の不備や誤記が多数見つかったため、すでに終えた一部検査を8日からやり直すことを決めたことが7日、分かった。九電は再稼働の時期を当初の7月上旬から8月中旬に変更しているが、規制委からの指摘が相次いでおり、電力需要が高まる夏の再稼働が絶望的な状況になってきた。

 規制委によると、検査の中で見つかった九電側の書類の不備や誤記は「単純な記入ミスではなく、はっきりとした事実確認が必要」として、すでに実施済みの品質管理の検査について、やり直しを進めるという。

 具体的には、非常用電源設備につなぐ燃料配管の口径が、九電が示した資料の値と、メーカーが施工した際の元記録の値で違っているなどしたという。

 川内原発は昨年9月に新規制基準に適合しているとして合格。1号機の機器や設備の詳細な設計を書類で確認する工事計画は3月に認可され、運転管理体制を確認する保安規定変更は5月27日に認可され、一連の審査は終了した。

 機器や設備の性能などを現場で確認する使用前検査は3月末に始まり、2カ月以上たっても、全体の3割しか終えていない。九電側の準備不足で検査が中断したり、検査日が延長になったりした。このため、九電は検査計画を2度変更。再稼働の時期は3月の当初計画で「7月上旬」としていたが、5月11日に「7月下旬」、6月1日に「8月中旬」と繰り下げてきた。

 九電によると、検査に携わる人数は、当初の約200人から約420人に倍増させたものの、計画に追いつかない状態だという。

 計画では、6月10日から2号機の検査も始まる。1、2号機の共用設備の検査を6月中旬とし、1号機の炉心への燃料装荷を7月上旬と想定している。

 検査の遅れについて、規制委の田中俊一委員長は「九電もそれなりに全力を傾けてやっていると思うが、いろいろな不備が出てくる。それも検査の一つで仕方がない」と話した。(原子力取材班)






5月にも!

川内原発:再稼働7月下旬に 使用前検査遅れ
毎日新聞 2015年05月12日 07時30分

九州電力は11日、川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)の再稼働時期を7月中旬から同下旬以降に延期する方針を固めた。原子力規制委員会による使用前検査が九電の書類不備で遅れているため。検査工程はまだ多くが未定で、進捗(しんちょく)によってはさらに遅れる可能性もある。フル稼働には起動から半月程度かかり、夏場の電力需要ピークに間に合うかどうかは微妙だ。

 九電はこの日、規制委の指摘を受けて見直した使用前検査の工程表を規制委に提出した。核燃料装荷までに行う検査工程はこれまで大半が未定だったが、今回は全ての工程を固め、期間を1週間延ばした。ただ核燃料装荷後に行う検査や、非常用ディーゼル発電機など1、2号機の共用設備の検査工程は今回も未定のままだった。

 一方、四国電力は11日、4月に規制委に提出した伊方原発3号機(愛媛県)の原子炉設置変更許可申請の補正書に誤字などがあったとして再提出した。規制委は月内に審査の「合格証」となる審査書案をまとめる。合格すれば川内1、2号機、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)に次ぎ3カ所目になる。

【酒造唯、鳥井真平】




3月にも!

川内原発、再稼働さらに遅れ 補正書提出
産経ニュース 2015.3.10 17:38

 九州電力は10日、審査に合格した川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県)の工事計画認可に関する補正書を原子力規制委員会に再提出するとともに、2号機の補正書などの提出を延期することを明らかにした。2号機の補正書には1号機との共用部分が記載されるため、川内原発の再稼働はさらに遅れる見通しとなった。

 九電によると、先月に1号機の補正書を提出したが、精査したところ誤字・脱字が見つかったり、表現を修正したりする必要があったという。このため2号機の補正書と両号機に関する保安規定変更認可の補正書の準備に影響し、今月末の提出予定を来月中に延期することになった。

 再稼働には、規制委による工事計画と保安規定変更の認可が必要。その後、1~2カ月の使用前検査を実施する。




2月

川内原発再稼働、夏以降か 書類提出大幅遅れ
産経ニュース 2015.2.5 12:46

 九州電力は5日、川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)に関する審査会合の中で、認可手続きに必要な書類を今月の最終週に提出する意向を示した。昨年末までとしていた提出がさらに遅れることになり、再稼働は夏以降にずれ込む公算が大きくなった。

 九電は昨年9月に事実上の合格を果たし、設備や機器の詳細な設計を示した「工事計画」と運転管理体制を確認する「保安規定変更」の認可審査に移行。しかし原子力規制委員会から書類の不備を指摘され、数回やり直しを命じられていた。

 書類は2基で約4万ページと多く、九電の幹部は「データの再解析が必要な所があり、一部を直すと全体の体裁を直すのに時間がかかっている」と話す。

 認可審査が終われば、機器の設置状況などを現場で確認する「使用前検査」を1~2カ月実施し、再稼働に至る。

 審査を担当する規制委の更田豊志委員長代理は「許認可を急ぐ必要はなく、規制委の指示は伝え終わっており、きちんと補正をしてもらえばよい」と話している。




去年の11月

川内原発、再稼働ずれ込みも 九電「書類修正の必要」
日本ん経済新聞 2014/11/27 18:56

 九州電力は27日、川内原子力発電所(鹿児島県)の安全対策の詳細設計を記した「工事計画」の書類を12月の第2週以降に原子力規制委員会に再提出する方針を明らかにした。10月に書類を一度提出したが、規制委の指摘を踏まえて修正する必要があると判断した。規制委の認可手続きが遅れ、今冬中とみられてきた再稼働時期がさらにずれ込む可能性がある。

 工事計画の書類提出は1号機が12月第2週、2号機が12月下旬となる見通し。九電からの書類提出を受けて規制委が最終的な認可手続きに入る。年内に認可を受けるのは難しくなってきた。

 川内原発は工事計画の認可を受けた後、現地で設備を点検する「使用前検査」の手続きを済ませるまで再稼働できない。この検査にも1~2カ月以上かかる見込み。今後の手続きがすべて順調に進んだとしても再稼働は2月以降になりそうだ。


comment 1
06.08
Mon
柳原敏夫「子ども脱被ばく裁判-福島の最大の問題を正面から問うた裁判」ほか

2015年5月21日  UPLAN



福島から神奈川へ避難している原告の方の話


まず、私がどうして今自主避難しているのか、という経緯からお話しさせていただきたいと思います。
2011年3月11日の東日本大震災、3月12日の福島第一原発の爆発によって、
かなりの不安と、何が起こっているのかわけがわからずいるなか、
ちょうどその当時小学校6年生だった次女を、東京の妹のところに、
もしかすると福島が危険かもしれない、ということで避難をさせました。

当時、福島に山下俊一という方がいらっしゃって、
「福島は大丈夫だ」と、「放射能は怖くない」ということを、
盛んにラジオなどで話されている
のを聞いて、
ま、一時的のことなのか、と思いつつ、
ただ、なぜ大丈夫なのか?
「大丈夫だ」としかお話しをなされないので、
いろんな中で個人的に調べていく中、
子供福島ネットワークという事故後立ち上がった団体のメーリングリストがあるということで、
私はそこに入れさせていただきて情報を、どういうふうになっているのか共有するために入らせていただいて、

その中で、郡山市。
福島第一原発から50km〜60km離れた郡山市も、一番中心のところにいたのですけれども、
やはり、かなり汚染されたということで、
子供をとにかく守らなければ。

で、そのうちに、
私は子供が二人いるんですけれども、
上の子はその当時はもう成人していましたので、一緒には生活しておりませんでしたけど、
次女の娘がだんだん体調を崩していくんですね。

その前に同僚の息子さんたちが、前回鼻血問題がありましたけれど、
そのような感じで鼻血が出るということをかなり心配しているなか、
うちの娘も鼻血を出しているという状況になって、
やはりこのままではよくないということで、
私は7月に、2011年7月に、夏休みを待たずして、
当初のメーリングリストから、3月に神奈川県が民間借上の募集をするということで、
私はそこにとにかく、無我夢中でそこに応募して、
7月に娘と一緒に神奈川に自主避難という形で避難して、現在に至っています。

今現在でいうと、娘も少しずつこちらの生活に慣れて、今は高校2年生になりました。

娘的には、福島に戻りたい気持ちも……、
言いませんけれども、あると思います。

私も、福島しか知らないでずっと育ってきたものですから、
できれば、戻りたいという気持ちもあります。

ただ、現実がそうではないということを、やはりこちらでいろんな勉強会や、
当時ここに一度、勉強会に来ているんですね。
その時にやはり、「信じたくはないけれど、現実を知らなくちゃいけない」という思いで今に至っています。

ただ東電は、東電も県もそうですけれど、
福島は、もう、復興という名の下に子供達の…、なんていうんでしょう、
命というものに関しては、何も手立てをしてくれていないのが現状だと思います。

今回第二回の甲状腺の検査を、娘が6月7日に検査をします。
一回目の判定は「大丈夫でした」という話でしたけれども、
今甲状腺の被害があって、甲状腺癌という子供達がどんどん増えているのが現状なんですね。

でも、私は今、そうですね…
できればですね、今訴えたいことは、
もう私達は、福島県は年間1mSvという被曝以上の被曝をさせられたということで、
できれば、広島長崎の方ではないですけれども、被曝手帳をいただきたいと。
子供達にはその権利があると思っています。

私は民間借上を借りていますけれども、
2016年度、2017年の3月で打ち切りということが、東京新聞に掲載されていましたけれど、
そういう日が必ず来るとは思っていたんですけれども、
まだまだ、東電や国は何も賠償していないし、誰も責任を償っていないんですね。
その現状をやはり、一人でも多くの、
私達みたいな自主避難者や、福島にとどまって子供を守りたいけれどもいろんな事情があって避難できない人達もたくさんいるんですね。
そういう現状をみなさんにわかっていただいて、
できるだけ早期に、子供達を被曝から、少しでも放射線量の少ないところに避難させてあげたいという気持ちがあります。

これは私の、ま、疫学的に証明されないと思うんですけれども、
私も2年前から、かなりの高熱と体調不良のために…、調べたところ、膠原病ということが判明して、今治療している最中なんですけれども、
これはやはり、原因としては、先生は、
「膠原病の中でも●症候群という病気で、原因は3種類あるんだけれども、あなたはその原因に値していない。
その原因がわからないんだけれども、間違いなく膠原病だ」ということで、
ステロイド治療が始まり、今はリュウマチの方の薬を飲みつつ経過をみている
ところです。
これは、私は、やはり被曝の原因があるのではないかと疑っております。

それは証明されないと思いますが、
私は当時、郡山市ではなくて福島市に仕事に行っておりましたから、
福島市は郡山市よりも、
福島市の駅周辺はかなり、後で知るんですけれど、放射線量が高かったらしいんですね。

私は県から、
3月11日から7月11日のあなたの外部被曝実効線量はおよそ1.9ミリシーベルトです
という、外部被曝実効線量推計結果のお知らせというのをいただきましたけれども、
この4ヶ月の間に1.9mSvと。

これは私がその当時の行動記録を書いてた情報をもとにして提示された数字なんですけれど、
これはあくまでも行動記録をしたもので、
記憶を辿っても自分の行動を辿って書いたものにもかかわらず、
こういう1.9ミリシーベルトを出してきた福島県立医大に対して、
どういう気持ちで、どういう考えでこういう数字を出したのか?
専門家の方が出したんでしょうけれども、
4ヶ月の間に娘も1.8ミリシーベルト。
私も1.9ミリシーベルト被曝させられたと。

むやみに、被曝しなくてもいいものを被曝させられてしまった、ということに対して、
まだまだ、ふくしまは終わっていませんし、これからも私は訴えていきたいと。

今回子ども脱被ばく裁判の原告として、私も一緒に戦っていこうと思っております。
6月23日に裁判が行われるんですけれども、
これは、福島だけの問題ではなくて、これからも再稼動させようとしている国や東電、電力会社ですけれど、
そういう人達にもっと強く訴えていかないと、
福島だけではなくて他の、本当にまだまだこれから成長時期のお子さんに影響が起きるんじゃないかと、の気持ちでいます。

4年。
いろいろ、この間NHKでも廃炉の番組をやっていましたけれども、
原発はかなり廃炉に年数がかかる。私が生きている間には福島の原発は廃炉になるのか?
私はそこのことは見ることはできないと思います。

これからますます、甲状腺癌ではなくて、
私のような、目に見えない小さな病気に苦しむ人たちが一人でも増えないために、
私は声を上げて、こういう機会があるごとにお話しさせていただきたいと思います。

〜14:55


質問15:15〜
https://youtu.be/bvNW1f_doio?t=15m15s

質問:裁判では何を訴えたいか?

応答:
私たちは被爆したということを自覚し、被曝手帳をいただきたい。
子供達に真実を、とにかく話していただいて、子供達を少しでも低線量、というか、あの、
線量の低いところに避難させていただきたいということを強く訴えたいと思います。


質問:娘さんがいらしたクラスで避難された方はどのくらい?

応答:
私は一度、中学校になる前に避難させて、中学に上がるということで戻すんですけれども、
いろんな周りの状況を聞く中で、自分の娘が鼻血を出したり、下痢をしたり、早退してくる中で、
…私の娘が一番早かったと思います。
なので、娘が通っていた郡山の中学校では娘が早かったので、
その後私もすぐに避難してしまったので、そこの状況はわかりませんけれども。
ただ、娘に聞くと、その当時鼻血を出していたのは自分だけではなかったという話は聞いております。

通っていた中学の道路を挟んで反対側の郡山の薫小学校というところでは、当時早めに120人が自主避難したということを私は聞いております。


質問:
双葉未来学園ができて、福島の子供達も未来を目指して頑張るんだとか、県も観光キャンペーンをしていますが、
身近に入る方はどういった話をされているでしょうか?
例えば「いろんな話を聞くと、あんまり被曝の心配はしなくてもいいみたいだよ」とかありますか?


応答:
それは多分あります。
福島にとどまっている方たちの中には「(自主避難なんて)何を言っているの?」という人たちの方が多いかもしれないです。
当初、自主避難した時もそうであったように、今はもう、
「そろそろ4年経ったし、何も変わっていないんだから、そろそろ帰ってきたらどぉ?」
と言う友達もたくさんいます。
ですから、私が声を上げて言えば言うほどギャップというか、
私が異常なのではないか、というような感じにはなると思います。

で、今回原告になった人たちは、その中でやっぱり危ないんだと。
いろいろと勉強していくうちに、やはり被曝は決して子供には良くないと。
大人にも良くないんですけれども、決していい状況ではない。
郡山もやはり6万ベクレル、ですか、
「汚染されている」ということは知っていらっしゃる方もたくさんいますし、
ただ県もできれば福島に戻って欲しいんですよね。

目に見えるものでもないし、匂いもしませんし、
測ればわかると思うんですけれど、測らなければ何も変わらないんですよね。
そこで生活している人もたくさんいますし。

だからこの溝というか、
私たちみたいに声を上げている人間と、そこで生活していかなければならない人間との間に、
かなりの…、なんていうんですか、差はたくさん、まだまだ。
4年経って、これだけ情報がこんなに蔓延しているにもかかわらず、
やはり「信じたくない」という人たちの方が多いと思います。



質問:
福島の方で何回も電話をくださる方がいるんですが、
彼女は「危ない」というのはわかっているんですね、放射能で。
原告にはなっていないんですが。
疎開裁判のチラシも100枚200枚近所に隠れて配っているらしいんですが、
皆さんにいうと「何言ってるの」っていう感じで言われてしまって、
避難していた人たちが、ものすごく最初注意していた人たちが、
やっぱり気持ちの挫折と、子供が精神的に参ってきたので、
最近みんなが帰ってきているんですね。

それが本当にすごい思いで避難していたのに、
帰ってきて、今まですごく思っていたのとは逆に、
学校に帰ってきたら、部活も外でするようなことになってしまったり、
前に言っていたことと全然違っちゃって、流されて「どうしちゃったんだろう」ってその人は言うんですけど、
そんな風に帰ってくる人も、みんな諦めて、
行く前はすごく注意していたのに、帰ってきたら「もう仕方がない」っていう感じで、
部活もさせるし、給食も食べさせるし、
知り合いは送り迎えは車で、給食じゃなく弁当も持たせていて、プールもやらせないんですけど、
帰ってきた人たちは、すごい思いで避難して行ったのに挫折感が大きいらしくて、
周りにもあんまりこの方は言えないし、
「私だけが頑張ってもしょうがない」って言っているんですけど、
「あなたは間違っていないから大丈夫よ」といつも励ましてはいるんですけど。
周りはみんなそうだということで、どうしたらいいかわからないということで、
どうしたらいいんでしょう?


応答:
難しい問題なんですよね。
これが目に見えるものだったら、多分もうみんな居なくなると思うんですけど、
私も「なんでこんなことをしていなくちゃいけないんだろうか」とすごく、
当時1年ぐらいの間は本当に無我夢中で、
どのくらいの被曝っていうか汚染されてしまったのか、というのを知るために、
とにかくいろんな方の、勉強をしました。
私も病院に従事しているので、放射線被曝ということに関して、少し知識はありましたから、
放射線は、いろんな方法で、骨折をしたり肺炎になったりしたときのために放射線をしますけれども、
そこは管理区域になっていて、私たちが入るときは、必ずプロテクターを着るんです。
それはどういうことかというと、被曝を最小限にとどめるためですよね。
で、お腹に子供がいる人とかには決して放射線を浴びさせることはないと思うんです。
ただ、命に関わる脳出血とか、今にも、という時には、止むを得ずCTを撮ったり放射線を浴びるということはありますけれども、
うちの医院んは、やはり「被曝ということは消すことはできないんだ」と。
「積算量になるので、子供にはなるべく受けさせたくない」とおっしゃいます。

なので、「福島県はもう汚染された」ということを、みんなが自覚をすることなんですよね。
それをやはり勉強会とか学習会をして、みんなで共有し合って。
だからと言っていろんな生活がありますから、
わかっていても避難が出来ない環境にいる方もいますし、
私も実際、たまたま運良く民間借上を借りることができてましたけれども、
民間借上が借りられなかったら、二重生活で、多分途中半ばで、家はありますし、
だから、帰っていたかもしれないですよね。

なのでこの悩んでいる人たちのためにもっと学習会を行って、
より一層、悩んでいる人たちに少しでも。
「知りたくない」という人たちの方が多いんですよね。
「知ってもどうすることもできない」というか。

東京とは違って、私もそうでしたけど、
後々は野菜を育てて生活をしていこうという、
福島はそういう土地柄があるので、
その土地を離れて生活をするっていうのは、かなりの決断力がないと出来ないと思います。
ですからせめて子供達をということを間に、私たち市民が学習会をしていくということで少しずつ、
溝というか、そこで悩んでいるお母さんたちに、
そうやって勉強していくしかないんじゃないかなと私は思うんですけど。


質問:
県民健康管理調査委員会でも、被災者にどういう風に説明をしているのか?
例えば、検討委員会で内容を発表する前に学会で発表してしまっていることについて、どういう説明をしているのか?と記者が聞いたら、交代した担当者が「一般的な治療を受ける程度の説明をしています」等の答えだったが、
実際はどういう説明をされているか?
主体でやっているのは県で目的は何か?
県はどういう説明をしているのか?


応答:
県は全然、説明という説明はしていないと思います。
行動調査に関しては、していない方の方が多いかと思います。
さっき私が行った行動を書いてくださいというのは多分福島県民全員に出していると思いますが、
私と娘は出しましたが、主人と上の子は出していないし、私の知り合いも「その当時の行動はそんなに細かく書けない。だからこんなのは書かない」という方の方が多かったと思います。
その当時私は娘と避難することを考えていたので、必ずこれは何かの証明になると思って、
私は、もう何ヶ月もたった自分の行動を事細かに書いたんですけれども、
ただ、本当に県からはこういう用紙一枚ぽろっと封筒に入ってきただけです。
2
なのでなぜこのような管理をするかという説明は、みんなわかっていないと思います。


質問:すくなくとも、「調査研究目的のためにやっている」とは思っていないですよね?

応答:
そうです。と思います。
私の認識は山下俊一という、当時アドバイザーとして長崎からいらした方が、
「全然危なくないんです」
外に出ても構わないし、布団も。
あの当時、5月の頃はお母さんもとても心配して、
「汚染されているから外で子供を遊ばせちゃいけないんじゃないか」とか、
疑問に思う方もたくさんいて、みんな聞きに行ったんですね。
チェルノブイリの研究をした偉い方が健康アドバイザーということで、
その方の意見を聞きたいと思って、お母さんたちは、かなり真剣にあの方のお話を聞いたと思うんです。
でもあの方は、今はどういう話しをしているかは分からないですけれども、
「全然問題ないんです」と。
だから、あの当時彼の方がはっきりしたことを言ってくれていたら被曝していなかったと思うんですけれども、
被曝させられたということがあって、あの人の研究材料になったんじゃないかと、
私は個人的には思っています。

なので、あの方が「子どもだけでもやはり危ないから」と注意していただけたなら、
あの当時盛んに、
私の家の隣には高校があるんですけど、
そこでテニスをしたり野球をしたり、していました。
その後になってからなんですよね、校庭の土を剥いだりしたのは。
あれはなんだったんだろう?と私は思うんです。

あの当時あんなに学生が、甲子園のためにとか、盛んに練習していたんです、校庭で。
それなのに、それから何ヶ月も経ってから校庭の土を剥ぐっていうことは、
いったい、な、なんなんだろう?って、みんな不思議に思うんです。

汚染されていなければ除染する必要もないし、校庭を剥ぐこともないと思うんですよね。
だから言っていることとやっていることの差があるので、
多分父兄はすごく半信半疑で、
私たちはモルモットではないですけれども、どういう状態になるのか?というのを研究材料にされるんじゃないかと思う父兄は私だけではないと思います。



質問:
先週新宿で福島エートスを応援する東京の人が集会をやったんですね。
100人ぐらい集まっていました。
そこで、伊達市に住んでいる主婦の方が、お母さんが呼ばれてお話ししていて、
その方は最初青森に逃げたんだそうですが、戻ってきて。
大家族を失いたくないというので「逃げなくていいための勉強に必死になった」と言うんですね。
で、その時「ちゃんと勉強するとね、子どもでも怖くないということがわかるんですよ」とおっしゃるんです。
それで、伊達市にも山形の方から最近戻ってくるお母さんたちがいるんですって。
戻ってきても本心では放射能が心配で、「私と話しが合わないの」。
「そういう時どうするんですか?」って会場から質問があった時、
「特に話しをしません、世間話だけします」と。
「やはり環境にだんだんと慣れていくうちにご自分で悟るはずです」っておっしゃるんです。
つまり今まで放射能を心配しすぎていたことを反省するだろう、という意味のことをおっしゃるわけです。
私はそれを聞いて、あんまり「ひどいな」とは思わなかったんです、申し訳ないんだけどね。
やっぱり人それぞれ自分が今やっていることを自分で納得するために勉強するっていうことになると、
問題なのは汚染が問題でね。
学ふには問題はないんだけど、教える側の情報になってしまうことはしょうがないとある程度思います。
それで、この裁判が、逃げてきた方と福島にまだ住んでおられる方と、両方が原告になっているということが、
これはものすごく素晴らしいことだなと思っているんです。
話しが合わないところもあるんでしょうが、何を見据えていくのかというところで裁判をするということでものすごく期待をしていますし、応援をしたいと思います。


質問:
放射能を測った時、危険といった時に、周りの反発とかは?

応答:
私の住んでいた郡山市だと60kmだと思います。
なぜか中通りが、郡山市と福島市と、
当時どのくらい高いのか?ということで、機械を借りて測ったんです。
自分の家の玄関のところが2.7マイクロシーベルトあって、
玄関から入って、茶の間が0.42ぐらいですね。
二階が、寝ている寝室が高くて、2マイクロシーベルトあったんですね。
これがどういうことか、その当時測った時は分からなかったんですけど、かなり高い線量だったと。
そのうち、薫小学校というところが、一番最初に土を剥いだんです。
その時に私は、テレビではなくネットで見たんですけど、その時に薫小学校は8マイクロシーベルトあったということで、除染を、土を剥いだということを、Youtubeで私は聞きました。

この8マイクロシーベルトというのがどういう値なのか、私は見当がつかなくて、
いろんな、小出先生の話を聞きに行ったりして、あと、矢ケ崎先生の話を聞きに行ったりしているうちに、
「かなりの線量だった」と。
それを県は分かっていたと思うんですけれども、なぜか公表しなかったんです。

普通の、民間が見るテレビやラジオでは一切流すことはなかったです。

測るのは、私がいるところは、
「薫小学校があったところは120名避難した」ということを聞いていただくとわかると思うんですけど、
比較的地元の人ではない人たちが多かったんですね。
なので「何を測っているのか」とか、そういうことを言われたことはなかったです。
もしくは、町内会の会長さん自ら測って、
「ご心配でしょう」ということで、子供のために測っていただいたというのが現実です。

なぜあそこがホットスポットになってしまったのかは、ちょっと私はわかりませんけれども、
坂が多いところなので谷間になってしまったのか?

私がいるところというのは学校が多いんですね。
小学校、中学校、高校と周りにたくさんあって、校庭も近いところなんです。
ですから体育館のところに被災された方たちがかなり逃げていらっしゃっていて、
体育館がいっぱいなくらいに避難されていたところなんですね。

なのでどうしても、うーん、これはどうなんでしょうね。
どうしてそこがホットスポットになってしまったのか
というと…

私たちのところにはそんなに大きな山はなくて、
そこから南の方に行くと山というか、大きい高台のところはありますけれど、
郡山市は比較的そこからすると地形が低いのかもしれないです。

福島市の方がもっとぐっと谷間になっていますけど、
郡山市も比較的土地としては低いのかもしれないです。

22

一番赤いところが飯舘でそこから避難してきた人たちがいた。
雪が降ったり雨が降ったりしましたから。
それでかなり落ちたということはないでしょうか?




質問:
地図の一番上のちょっと緑色のところからきているんですが、宮城県の北部です。
指定廃棄物の最終処分場があって、そこの南の、同じように緑がかかっている上町の田代岳、山間で地崩れがしたところなんですけれども、宮城県民の命の源みたいなところで、汚染はされているんだけれども山の上の方は汚染されていないんですよ。
私が測ってみてわかるんですけど。
そういうふうに未汚染地にやって、そこでまたそういうところで広がってくるという、
被曝の強要という面では全く同じだと僕たちは考えているんですけど、
なかなか地元でも、ここの問題と結びつけているというのはなかなか。
努力はしているんですが、
同じような問題だということで被害、健康の問題と指定廃棄物の問題を結びつけようとやっていますけれども、
一つ聞きたいのは
学校の先生たちの反論だとか、医療関係者とか、自治体の保険関係とか、
もっと身近に守るべき人がどういう動きをしているのか?不思議でならないので教えていただきたい。



応答:
私がいろいろなことを調べたわけではないんですが、
私が本当に知っている限りでは、
中学校も小学校も、私が「放射線による被曝のことが心配で転校させていただきたい」と学校に申し入れた時に、
かなりポカンとした反応だった
ことを覚えています。
やはり福島県が何か強い力を持っているのか、
当初の、同僚の子供が鼻血を出して「どうしてもおかしい」と言って病院に行っても、
「大丈夫だ」「思い過ごしだ」という感じで、
「本気になって指導してくれるというか、説明してくれる先生はいない」ということは聞きました。

私も娘が鼻血を出しましたけど、私は医者には連れて行っていないんですね。
なので、どうしてですか?って言われるとお答えするのが難しいんですけれど、
多分「連れて行ってもきちんとした検査をしていただけないだろうな」という気持ちがあって、連れて行かなかったと思います。

それはやはり、先ほど何度も話していると思うんですけれども
山下俊一という方がかなりの、あの当時本当に、3月4月は。
3月は水とか食料を確保するのにかなり大変だったんです。
やっと落ち着く頃の翌月の4月11日にまた地震があって、
わたしも福島市に通っていたものですから、避難民にもなって生活するような時だったので、
やはりあの山下俊一さんの強い言葉に委ねたいという気持ちで、
みんな「大丈夫なんだ」と。
「福島第一原発から60kmも離れているんだから心配することはないんだ」と。
「長崎から来た偉い人が言っているんだから何も騒ぐことはない」というふうな気持ちでいたのと、
なぜ、何の理由で大丈夫だというのか?わからない半信半疑があって、
やはり、福島はそういう風土になってしまって、
医師に自分の命を預けるという気持ちにまでは至らなかったと思います。


質問:他の人は預けてしまった、ということ

応答:
そうだ…、と思います。
やはり、なんていうんでしょう、やはり土地柄があると思うんです、田舎ですし。
先生という名のつく方がおっしゃることは信じたいと思う気持ちがあると思いますので、
私みたいに信じていない人間もいるかもしれませんけれども、
ま、信じた方たちが多かったんじゃないですか。





柳原敏夫弁護士 55:27〜
https://youtu.be/bvNW1f_doio?t=55m27s







comment 2
06.02
Tue
手足先天性疾患
(含まれる病気)手の先天異常, 足の先天異常, 副指, 副母指, 多指症, 癒合指, みずかき指, 癒合趾, みずかき趾, 多合指症, 合指症, 裂手, 足の欠損, 手の欠損, 指の欠損


2010年度〜2012年度
http://www.senmon-i.com/dpc/140490.html

2013年度
http://caloo.jp/dpc/code/140490

以下私の作った表は、上記のページのデータを全てコピーして、エクセルに貼り付け、合計を出して作りました。
10件以下の病院は公表されていないなどの理由などから、合計数は実際の診療数よりも少ないはずです。


※年度ごとの集計なので、福島第一原子力発電所が爆発したのは2010年度末の3月になります。
2010年度=2010年4月〜2011年3月(2010年度末に原発事故)
2011年度=2011年4月〜2012年3月
2012年度=2012年4月〜2013年3月
2013年度=2013年4月〜2014年3月
※24時間以内に死亡、診療件数10件未満は数字に含まれていません。

(↓クリックすると大きく見ることができます)
手足先天性疾患

手足先天性疾患関東東北

2010年 2011年 2012年 2013年 (2011/2010)(2012/2010)(2013/2010)
東京都 228 → 248 → 374 → 377  109%     164%      165%
千葉県 91 → 116 → 109 → 127  127%     120%      140%
神奈川県 33 → 60 → 156 → 145  182%     473%      439%
福島県 0 → 18 → 11 → 30   
宮城県 33 → 78 → 167 → 52  236%     506%      158%
岩手県 0 → 18 → 15 → 17
茨城県 21 → 18 → 19 → 41  86%      90%      195%
栃木県 41 → 54 → 59 → 38  132%      144%       93%
群馬県 0 → 0    → 50  → 34
埼玉県 41 → 42 → 116 → 184  102%      283%      449%
長野県 0 → 0   →  21 → 25



全国 1405 → 1838 → 2377 → 2634      131%    169%    187%

手足先天性疾患データ

2010年 2011年 2012年 2013年 (2011/2010)(2012/2010)(2013/2010)
愛知県 101 → 136 → 155 → 185   135%    153%    183%
沖縄県 47 → 55 → 48 → 66   117%    102%    140%
静岡県 28 → 47 → 45 → 62   168%    161%    221%
大阪府 205 → 272 → 303 → 342   133%    148%    167%
福岡県 120 → 148 → 176 → 199   123%    147%    166%
北海道 45 → 60 → 82 → 79   133%    182%    176%
兵庫県 85 → 108 → 109 → 123   127%    128%    145%


色を塗ってみました。
全国を上回っているところが水色
2倍以上に増えたところがピンク
手足先天性疾患増減率


福島県、岩手県、群馬県、長野県では、事故前はゼロだったが、事故後二桁となり、そのまま維持している。
群馬県は2012年4月〜一気に50人。
神奈川県も1.8倍から5倍近くに上昇。
宮城県も2012年4月〜2013年3月で5倍を超えている。
埼玉県も4倍を超え、とても高い。

関東東北では今までいなかった先天性の手足疾患が事故後突然のように発症し始めているのがわかる。
西の方では、放射能プルームが通ったと言われている静岡県が2倍を超えて高い。
しかし、上の地域と比べれば増えた率としては低いのが見て取れる






平成22年度(2010年度)〜24年度(2012年度)
日本の名医検索サイト専門家ナビ
治療数・手術実績数からみる病院ランキング


平成25年度(2013年度)
全国病院別治療実績・手術件数 Caloo (カルー)

どちらのサイトもデータ元は厚生労働省の公表しているDPC資料 (※注)
治療・手術実績を一般人がわかりやすいようにランキング形式に再集計したもの

(※注)DPC(Diagnosis(診断) Procedure(手順) Combination(組み合わせ))の略。従来の「出来高払い方式」と異なり、傷病に対する治療や手術の有無などを14桁のDPCコードと呼ばれる区分に分類し1日あたりの定額点数を算出、医療費を計算する方式
DPC(診断群分類包括評価制度)対象病院とは、主に大規模な医療機関を対象とした医療費の定額支払い制度を採用している医療機関。全国に1802病院(平成25年度)存在し(準備病院含む)、治療実績・手術件数が公開されている。

このデータの問題点
このデータは保険適用外の治療(自費診療、出産、自賠責、労災など)や一般病棟(DPC対象病棟)以外への入院などは集計対象外。
また、10症例未満は集計対象外となっており未実施(0件)と区別することができません。


それぞれの年度の4月~3月までの退院患者 数

集計対象外としたもの
症例数が10症例未満及び0件のもの
診療録情報の重複提出
レセプトデータの不足
在院日数1日以下
外泊>=在院日数
年齢0歳未満120歳超
入退院年月日の誤り
1日当りの点数が1200点未満
自費のみ、保険と他制度の併用及び臓器提供者等
一般病棟以外のと移動(入院あり)
24時間以内の死亡
特定入院料なしで入院基本料0点以下
治験の実施
移植手術あり
平成24年3月31以前入院の患者
厚生労働大臣が定めるもの
生後7日以内の死亡
DPC該当せず
同日再入院
上記以外に「輸血以外の再掲」は手術数集計の対象外とした。

平成26年度 第5回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成24年度第5回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成23年度第9回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会





comment 6
06.01
Mon
追記(2015年6月2日)〜訂正のお知らせ〜
群馬県の数字が抜けていました><。
コメントで教えていただきました。ありがとうございます。
ということで、群馬県を入れたグラフと表に差し替えました。
あと、診療実績で東京の次の2位にランクインしていた岡山県。
その他、沖縄県、広島県、兵庫県、和歌山県の数値も新しく追加しました。

なので、表とグラフは全て以前のものから差し替えられています。m(_ _)m


ーー

原子力発電所が爆発して放射性物質を大量にばらまいた影響によって、
チェルノブイリハートと言われている先天性心奇形は増えているのか?




新生児乳児の先天性心奇形
2010年度〜2012年度
http://www.senmon-i.com/dpc/140360.html

2013年度
http://caloo.jp/dpc/disease/1775

以下私の作った表は、上記のページのデータを全てコピーして、エクセルに貼り付け、合計を出して作りました。
10件以下の病院は公表されていないなどの理由などから、合計数は実際の診療数よりも少ないはずです。


※年度ごとの集計なので、福島第一原子力発電所が爆発したのは2010年度末の3月になります。
2010年度=2010年4月〜2011年3月(2010年度末に原発事故)
2011年度=2011年4月〜2012年3月
2012年度=2012年4月〜2013年3月
2013年度=2013年4月〜2014年3月
※24時間以内に死亡、診療件数10件未満は数字に含まれていません。


(クリックすると大きく見ることができます↓)
先天性心奇形群馬入り1



先天性心奇形群馬入り2


2010年度 2011年度  2012年度 2013年度
東京都 294 → 472 → 677 → 625
千葉県 49 → 53 → 105 → 84
栃木県 11 → 15 → 14 → 26
神奈川県 51 → 89 → 229 → 266
埼玉県 50 → 75 → 141 → 147
群馬県 0 → 0  → 43 → 55  
宮城県 16 → 17 → 25 → 17
新潟県 12 → 37 → 37 → 44
静岡県 114 → 157 → 177 → 187

全国   1739 → 2589 → 3486 → 3490
(茨城県、福島県の病院は記載なし )

先天性心奇形位岡山入り4


2010年度 2011年度  2012年度 2013年度
愛知県 100 → 164 → 178 → 198
大阪府 282 → 371 → 402 → 427
福岡県 184 → 245 → 257 → 183
兵庫県 63 → 98 → 92 → 141
北海道 51 → 67 → 70 → 98

和歌山県 14 → 10 → 13 → 10
兵庫県 63 → 98 → 92 → 141
広島県 60 → 59 → 55 → 69
岡山県 168 → 207 → 287 → 319
沖縄県 32 → 44 → 53 → 68


東京都、千葉、宮城県、福岡県は2012年度が一番多い。
全国の数字でも事故前と2013年度では2倍も増えている。
和歌山県と広島県は事故前も事故後もほとんど変化がない。

それぞれの年度が原発事故前の年度と比べてどのくらい増えたり減ったりしているのか?増減率を出した。

先天性心奇形群馬入り3

全国の値よりも高いところが水色。
全国の値がすでに2倍なので、3倍以上に跳ね上がっているところはピンクに色付けした。


原発事故が起きたのは2010年度末の3月。
つまり、2011年3月以降の被曝して出産した場合、
事故当時すでに妊娠していた人は2011年度中に出産。
事故直後だけではなく、その後もずっと大気や食物などから妊娠前の女性が被曝し続けていると考えられる。
関東東北は今現在も汚染された状態のままだし、
食物やガレキなど、放射能汚染物はいろいろな形で全国に流通している。

東京都は、2011年4月から2012年3月までの出産で事故前よりも1.6倍に増えている。
その翌年2012年4月〜2013年3月には、一気に2.3倍になる。
とても高いのが神奈川県と新潟県。
神奈川県は2013年4月〜2014年3月でなんと5倍以上も増えた。
新潟県は2011年4月〜2012年3月からずっと、3倍以上をキープ。
埼玉県も常に全国を上まわっている。
群馬県は0件だったものが、2012年4月から43人、55人と、急増している。

この統計の中に、福島県と茨城県の病院は一件も載っていなかった。

西日本の大都市県でも、愛知県、兵庫県で全国を上回っているが、
数字の大きさがまったく違う。

この急激な増え方って、原発事故の影響が出ているのでは?


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平成25年度(2013年度)
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(※注)DPC(Diagnosis(診断) Procedure(手順) Combination(組み合わせ))の略。従来の「出来高払い方式」と異なり、傷病に対する治療や手術の有無などを14桁のDPCコードと呼ばれる区分に分類し1日あたりの定額点数を算出、医療費を計算する方式
DPC(診断群分類包括評価制度)対象病院とは、主に大規模な医療機関を対象とした医療費の定額支払い制度を採用している医療機関。全国に1802病院(平成25年度)存在し(準備病院含む)、治療実績・手術件数が公開されている。

このデータの問題点
このデータは保険適用外の治療(自費診療、出産、自賠責、労災など)や一般病棟(DPC対象病棟)以外への入院などは集計対象外。
また、10症例未満は集計対象外となっており未実施(0件)と区別することができません。


それぞれの年度の4月~3月までの退院患者 数

集計対象外としたもの
症例数が10症例未満及び0件のもの
診療録情報の重複提出
レセプトデータの不足
在院日数1日以下
外泊>=在院日数
年齢0歳未満120歳超
入退院年月日の誤り
1日当りの点数が1200点未満
自費のみ、保険と他制度の併用及び臓器提供者等
一般病棟以外のと移動(入院あり)
24時間以内の死亡
特定入院料なしで入院基本料0点以下
治験の実施
移植手術あり
平成24年3月31以前入院の患者
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生後7日以内の死亡
DPC該当せず
同日再入院
上記以外に「輸血以外の再掲」は手術数集計の対象外とした。

平成26年度 第5回 診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
平成25年度第7回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
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