fc2ブログ
11.22
Sun

最新の柏市甲状腺超音波(エコー)検査判定結果が出ました。
柏市11

千葉県柏市甲状腺検査「173人中、B判定6人とC判定11人で1割になる異常な数字」11/6原子力規制庁前抗議(文字起こし)」のブログを書いた時の9月30日までの結果と比べると下記のようになります。


  ~平成27年9月30日 →~平成27年10月31日
A1        61 →  73
A2        95 → 108
B          6 →   7
C        11 →  11
合計      173 → 199


平成27年7~9月分測定結果に関するお問い合わせが多く寄せられたため、「よくある質問」を掲載しました。「よくある質問」はこちらをご覧ください」と初めに書かれています。
B判定+C判定で全体の1割になるということで、たくさんの問い合わせがあったようです。


よくある質問
Q1 C判定が福島県「県民健康調査」と比べて多いのはどうしてですか。
C判定につきましては、結節やのう胞に限らず、比較的よく見られる甲状腺の疾患が疑われる場合も含まれます。確実に二次検査が受けられるように判定の対象としたため多いと考えられます。現時点では最終的な結果は出ておらず、福島県「県民健康調査」 と単純に比較できるものではありません。また、現時点ではがんと診断された方はいません。今後も継続的な調査をし、結果につきましては、まとまり次第、ホームページ等で公表していく予定としています。

Q2 A2判定を経過観察しないのはどうしてですか。
A2判定につきましては、のう胞については良性であること、また、結節についても微小であること、検査機器の精度が向上したことによってようやく見つかるようになったものであり、そのほとんどは良性であること、今後すぐに大きくなっていく性質にないこと等から、今般の検査における経過観察対象には設定しないと判断しました。

Q3 所見、診断内容は公表しないのですか。 
この検査は一次検査(スクリーニング検査)をしているものです。検査の結果、より詳しく確認いただくために二次検査を受けていただくものです。

Q4 比較的よく見られる甲状腺の疾患にはどのようなものがありますか。
単純性甲状腺腫
思春期頃の若い女性に多く見られます。甲状腺機能に明らかな異常はありません。

腺腫様甲状腺腫
甲状腺に大小さまざまの結節が多発し、全体的に腫れます。

バセドウ病
甲状腺ホルモン過剰により、動悸、頻脈、疲れやすさ、指のふるえ、眼球突出等の症状を呈します。女性に多い傾向があります。

橋本病 
甲状腺ホルモン不足により、寒がり、動作緩慢、皮膚の乾燥、便秘等の症状を呈します。女性に多い傾向があります。



おしどりマコさんは南相馬の講演で「単純に福島県民健康調査とは比較できない」とおっしゃっていました。↓

5福島県以外の自治体の甲状腺検査「単純に比較はできない」 11/10おしどりマコさん講演・南相馬(文字起こし)
なので怪しいものは専門医に回すというのがC判定になっていて、なので、福島県の検査より柏市であったり他の自治体。
柏市であったりというのは人数に対してC判定の割合が多めに出がちなんです。
福島県はちなみに今、それもちょっと問題あるなと思うんですけど、137人の悪性ないし悪性疑いですけど、いまのところC判定は一人しか出ていないんです。
なのに他の自治体ではC判定が6人とか、結構たくさん出ている自治体もいるので。

なぜそういうことになっているのか?というと、枠組みをそのまま使っていない、考え方が違うから。
とりあえず、自分はあんまり詳しくないから専門医に診てもらって、お願いというのが全部C判定に入っているっていうのが問題点の一つでもあります。



甲状腺超音波(エコー)検査測定結果・年齢区分別一覧(平成27年7月1日~平成27年10月31日)も公表されていました。
柏市12

それぞれの年代でまとめてみました。

合計数字
合計
全女子
全男子

幼児
幼児男子
幼児女子
↑幼児はほかの年代に比べて異常のないA1の率が高いのに、C判定がとても多い。幼児のA2には今後の注意が必要なのではないか。

小学生
小学生男子
小学生女子
小学生になるとすでにA1とA1以外の割合が逆転している。
すでに結節やのう胞を持っている子供の割合が増え、今後の注意がとても大切に見える。



中学生以上になると男女共検査人数がとても少ない。
少なすぎて表にする意味もないと思いましたが、作ったので一応載せておきます。
中学生は男子も女子もB、C判定はゼロだけど、A1よりもA2判定の人数の方が多くなっていることに注意したいと思います。
A2は「結節(5.0ミリメートル以下)またはのう胞(20.0ミリメートル以下)がある」ということです。
本来ならば、A1で「結節やのう胞は認められない」子供の方が多いのではないでしょうか?
小さくても、結節やのう胞が甲状腺に認められるということについて、もっと多くの子供達の検査の必要性を感じざるを得ません。

中学生
中学生男子2
中学生女子

高校生
高校生男子
↑合計4人のみの検査でA1が2人、A2が2人となっています。
高校生女子
↑高校生女子は、結節ものう胞も無い正常な甲状腺の子供が一人しかいません><。それ以外は全員結節やのう胞が認められています。

高卒程度
高卒程度男子
↑たった3人の検査のうち結節ものう胞も認められなかったのは一人だけです。
高卒程度女子


検査人数がとても少ない中、高校生女子、高卒程度女子に1名ずつC判定。
高卒程度には2名の女子にB判定も出ています。

なんらかの結節やのう胞を持っている子供が何もない子供に比べて多すぎると思います。

このような自主的な検診なので、心配に思っている人しか受けないという事実もあると思いますが、異常の全くないA1の率が非常に低いことが気になります。

単純に福島県や他県と比較はできないにしても、原発事故前にも、このように二次検査が必要になるような甲状腺の状態があったり、、または結節ものう胞もない子供がこれほどまでに少ないものだったのか?
「事故前は検査していないからわからない」と言われてしまったらそれまでですが、私は大変疑問に思いました。

私の個人的な感覚からすれば、結節やのう胞が無いA1と、結節やのう胞ができてしまっているA1以外の2種類に分けてもいいぐらいだとおもっています。
(それぞれの円グラフをA1とA1以外で見直してみると、何も無い子供が少なくてぞっとします)

多分、原発事故がなければ、子供達の甲状腺に、結節(しこり)とかのう胞(水の入った袋)なんて、できている人の方がダントツに少なかったはずだから。


癌にならなくたって、甲状腺の中にブツブツがあるというのは、そもそも健康な子供として考えた場合どうなんだろうか?


このような結果が出た以上、柏市は事故当時18歳以下の子供たち全員の甲状腺の検査をするべきです。








続きを読む
comment 1
11.22
Sun



FFTV<おしどりマコさん講演>
深刻化する福島の子どもたちの甲状腺がん
(南相馬20ミリ撤回訴訟支援連続セミナー)
2015年11月10日

文字起こし部分のYoutube →https://youtu.be/-j-gbbxZuKY?t=1h17m19s
2015111061


先週末に甲状腺学会があったんですね。
写真を撮ってもダメですし、録音もダメなので、必死に書き取るしかなかったんですけど。

私は、検討委員会と甲状腺評価部会で「数十倍のオーダーで多い」ということが出てから、「もともと潜在的に子供の甲状腺癌はいたんですよ」とずっと説明し続けていた、初代の検討委員会の座長、山下俊一先生に「今年検討委員会が出した甲状腺評価部会の取りまとめ、どう思いますか?」っていう、意見を一度聞きたかったんです。

「数十倍のオーダーで多い、スクリーニング効果ではない」というものが検討委員会の評価部会で出ていますよ」ということで、今年の8月に福島市で学術会議のシンポジウムがあって、そこに山下先生が出られるというのでバーッと走って行って、「山下先生〜!」って言って、聞きに行ったんですよね。
で、「甲状腺検査について少しお伺いしたいんですけど」っていうと、「おしゃべりマコ!!ノーコメント、ノーコメント!」ってダッシュで逃げられて、ね。
なんか、ちょっとびっくりしました。
「ノーコメント、ノーコメント!」で、全然コメントが取れませんでした。
ま、その学術会議もビックリな内容でしたけど。

それで、甲状腺学会ではどういうことをおっしゃられるのか?ということがとても興味があって、それで、山下俊一先生の最後のスライドのまとめの中からすごく書き取ったものがちょっと象徴的だったんですけど。

「マス・スクリーニングとがん登録の違い」もしくは
「放射線生物学と疫学のギャップを埋める努力」とか。
ま、簡単に言うと、山下俊一先生や県立医科大学の鈴木眞一先生は、今でも「スクリーニング効果で子供の甲状腺癌が増えているんだ」ということをおっしゃっていました。

それで「放射線生物学と疫学のギャップを埋める努力」という山下俊一先生のスライドと、ここの話は、今年出てきた数十倍のオーダーで多いという疫学者たちの検討を否定するような形での内容のお話でした。
「疫学、がん登録とスクリーニングは違うんだ」というお話を。

なので、今でも学会の方では「スクリーニングで多い」ということが話し合われていました。

すぐに私は山下俊一先生の言うことを岡山大学の津田先生にメールで「まだスクリーニングって言ってましたわ」って、送りました。

あと今年の学会でちょと。
会場が違っていたので私とケンちゃんと別れて行ったんで、私が話を聞いていた方には出てきていなかったんですけれども、
県立医科大の方で患者会を立ち上げるという発表がありました。
患者さんの対話の機会を設けるということが目的ということで、小児甲状腺癌の患者会を立ち上げるということが出されていました。
で、そのことについて県立医科大に色々と話を聞いているんですけれども、その回答は出てきていないという形です。

https://youtu.be/-j-gbbxZuKY?t=1h21m12s

甲状腺の話から少し逸れるんですけど、学会で海洋生物の国立環境研究所の堀口敏宏先生とおっしゃる方が発表されていて、甲状腺学会で海洋生物の発表?なんだろう?って思ったんですけど、国立環境研究所の堀口先生が、とても、こう、素晴らしい興味深い方で。

2013年に原子力規制庁の海洋モニタリング検討会というのがありまして、通称海モニって言うんですけど、そこに堀口先生は委員で来てらして、そこで取材をしていた時にとても色々話を聞いてくださって。

当時東京電力が原子炉の使用済み燃料にどれだけヒドラジンとホウ酸という化学物質を入れたのか?総量を発表していなかったんですね。
ヒドラジンやホウ酸など、そのほかいろいろな化学物質も放射性物質と同様、とても発ガン性の高い物質なので、それが海に垂れ流しになっているということで。
で、総量がどれだけなのかも出てこないというのがとても問題なので、この海モニという検討会で堀口先生に、「東京電力がどれだけホウ酸を入れたかヒドラジンを使ったか追及してくれませんか?」っていうことをお願いしたんですね。

そうすると堀口先生がとても聞いてくださって、規制庁や東京電力に突っ込んで、毎回毎回聞いてくださって。
で、結局、全5回だったんですけど。
わかったことは、「2011年事故発災当時はとても混乱していたのでホウ酸をどれだけ入れたかわかりません」ということが出てきました。

堀口先生は「それはさすがにおかしいだろう」と。
「何かしら、どこに何があったのか、メモとか、購入量とか、保管量とかすらないのか?」というと、
「津波で流されたものもあり、混乱の中どこにどれだけなのかわかりません」ということで、結局ホウ酸がどれだけ2011年に投入されたのか?というのは出てこなかったんですよね、驚きました。


で、その堀口先生が甲状腺学会で発表されることっていうのはどういうことなんだろう?
それが興味深かったですね、ケンちゃんが聞いてくれたんですけど。

イボニシという貝の調査についてだったんですね。
簡単に言いますと、
原発を中心にした広野町から双葉町を含む30kmのあたりでイボニシという貝がほとんど観察されないことがわかった。
ということだったんです。
宮城県や岩手県、福島県の北部の地点と比べると、
30kmのあたりでは全く見られないんですけど、その他では年月が経つにつれて、一旦津波で無くなったけれども。

img_0_20151120081930e61.jpg
イボニシ

ケンちゃん:
最初は「津波で無くなっていなくなったんじゃないか」と言われていたそうなんですけど、原発の周辺で、30km以外の地域はどんどんどんどんイボニシが戻ってきたそうです。


マコ:
それで、堀口先生は有機スズ汚染の関連でイボニシの全国調査を25年続けてらして、とてもイボニシを見つけるのが上手なんですよね。

25年イボニシの調査をしてきたけれども、30kmの範囲でイボニシがほぼ全く採取されなかった経験は皆無である」ということでそういう発表をされていました。

これの原因が何なのか?というのはわからないんですけれども、海洋生物のあきらかな減少が見られるという報告をされておられましたね。

堀口先生、ま、ほんとうに海洋生物とか、イノシシとか農林水産系の学会では、原発事故の影響で海洋生物なり牛なり鳥なりなんらか影響があるということが既に発表されていて、学会ではそういう論調になんだけれども、甲状腺学会にこられて「人間の学会だけは絶対にに影響云々はないって今でも言ってるね」とおっしゃっていましたね。
「これだけ他の学会が違うと言っているのに、他の生き物と違うのね」みたいなことを堀口先生はおっしゃっていましたね。
それが甲状腺学会では一番異常だと思いました。



つづく


続きを読む
comment 1
back-to-top