Aさん:
それともう一つ、じゃあ、投開票システムの方はどうなの?というと、こちらは※※※という埼玉の会社が、実は、大阪市と堺市を担当しています、管理運用しています。
これはムサシの、子会社ではないかもしれませんが、下請け会社ですね。
ムサシとの契約関係で入ってきている業者さんです。
で、この※※※という会社がまた不思議な会社で、
実は統一地方選、私が出た府会議員選挙もそうなんですが、
この時に遠隔操作で投開票システムの中に入っているという事実が分かりました。
佐々木:
え?もう一度お願いします。
遠隔操作で何システムですか?
Aさん:
開票を見るための、30分前のデータというのが、ホームページ、サイトですね。
開票速報のサイトがダウンしました。
これは※※※がこのサイトも管理運用しています。
これがダウンしたんですね。
そこで「なんでだ、なんでだ」というふうに突っ込んでいって、
その中でですね、実は「投開票システムに不具合が起こっちゃった」と。
「なので結果がぐちゃぐちゃになってちゃんと出ないので、サイトですね、ホームページの方も止めた」というような話になったんですが、でもそもそも、その開票システムに何が起こったんですか?
という話になっていったんですね。
この時は堺市戦艦複数の職員と※※※社の社長がちょうど大阪に来ていたので、来ていただきました。
そして私の知り合いの方にもパソコン、こういうITに詳しい方にも同席していただいて聞き取り。
これは録音データも残っておりますが、そこで色々な話を聞くことができました。
で、遠隔操作で中に入ったというのが、まず私は驚きだったんです。
私が言っていたようにハッカー行為で誰かが入ったんじゃないか?と。
そして中身を書き換えたんではないか?と。
要は投票結果を書き換えた。
というふうに私は最初から疑っていたんですが、
まさに私が疑っていた遠隔操作があったんです。
この遠隔操作があった事実というのは、実は堺市の旧サーバーに時間帯が残っています。

こちら資料になりますが、0時34分から1時18分の時間帯で、これは調査の段階で、堺市が色々と調査をしてくださった段階で、遠隔操作で入って何をやったかはわからないけれども、時間帯だけははっきりわかりますということで出していただきました。
なので時間帯はわかっているのですが、何をやったのか?
改竄して問題がないのであれば、どこをいじったのかという部分を出して欲しいと言ったんですが、まさに出しません。
問題がなければ普通出してもいいわけです。
でも一切出さないんです。
だからわかっていることは、この時間帯に遠隔で中に入って、何かをいじったという、この事実しかわかりません。
佐々木:
表向きは、開票速報を含めてシステムがダウンして、それを直すために入ったんだというようなことなんですか?
Aさん:
はい。
ただ、開票中に入る必要はないと思うんですね。
というのは個人の30分前のデータなので、昔もそうなんですが、ホワイトボードに誰々さん何票、誰々さん何票っていうふうに時間ごとに書けばいいんですね。
で、その集計データを電卓で足し算して、「はい、結果はこういうものです」という、それだけの単純なものなので、開票中にシステムの中に入ってやらなくても「システムがダウンしました」と、「なのでここから手作業で行きます」で問題ないです。昔はそうだったので。
だから、理屈としておかしいんですよね。
で、もっとビックリしたのはなんで遠隔で入れるんですか?
そもそも不思議ですよね。
佐々木:そうですね。
Aさん:
システム室にはSEが二人いたんです、現場に。
「じゃあ、そこにいたSEの人が直したんですか?」って言ったら、
「違います」って言うんですね。
「一体どなたが直したんですか?」開票作業中に直したと言っているので。
そうすると、大阪市内のどこかの選挙区にいた△△課長補佐が「私が入って直しました」というんです。
「大阪市にいるのに、どうやって堺市のシステムを直したんですか?」って言ったら、
「遠隔で入りました」
「じゃあ、どのパソコンを使って入ったんですか?」パソコンを特定して欲しい、って言ったんです。
これも特定しません。
誰が入ったのか?というのも、極端なこと言うと特定していないんですよね。
※※※社長は「本人が入った」と言いますが、その証拠もない。
私は本人ではない誰か違った人が入ったと思いました。
なぜかというと、いろいろな質問の中で彼が技術的な話に全く理解していないというか、トンチンカンな答えをしてきたので、「この人はSEではない」と。
であれば、遠隔で入って直したのは別人物ではないかという疑いをまず持ちました。
ではそれは誰なのか?
未だ分からないです。
で、総務省にも問い合わせたんですが、
「何も開票中にわざわざ遠隔で入って直さなければならないというのはないので、システムが使えなくなったら手作業にすればいい」と、このように総務省も言っています。
だから合理性がないんです。
入らなきゃいけない理由はないし。
私は「どうやって入ったんですか?遠隔で」ということで、「普通入れないでしょ、セキュリティがあるから」というと、なんと設計段階の、
2006年にこのシステムは設計されたらしいんですが、わざわざ遠隔で入れるようにバックドアっていうんですね、これはIT用語で。
それを設置したらしいんです。
そして「遠隔で入るためのIPとパスワードは、2006年の段階で設定した」というふうに社長本人が言っています。
これも複数の人が一緒に同席して聞いていますし、録音でも持っています。
で、バックドアを…
普通これはリコール問題になるんですね。
システムにバックドアが付けられていることを知ったら、リコールになるような大問題なんですね。
バックドアが付いてる、裏口ですよね。
っていうことは、それだけセキュリティに問題があるわけです。
バックドアを使って侵入することができます。
で、そこでウイルスを仕掛けたりおかしなことを仕掛けることができるようになるんです。
だからそもそも製品にバックドアを作るということ自体がセキュリティ上の大問題であり、これは後々発覚した場合にはリコールに通常はなる。
そのバックドアが2006年段階で設置されてる。
恐ろしい問題が出てきました。
これもまだ、マスコミも報道していないし、
堺市の職員さん自身がこの問題の重要性をあまりわかっていないと思っています。
だとすれば、確信犯です。
2006年の段階で後から遠隔で入れるようにわざわざバックドアを付けたわけです。
佐々木:
仮に遠隔操作で入った方が、この場合は社長が入ったと言っていて、で、入って何がしかをしたと。
たぶんシステムがダウンしたのでメンテナンス、直すために入ったと。
とにかく、何かしたことは確かですよね。
で、「そこで何をした」というのは断定的に言えるものではないんですけれども、ま、本当に直したこともありますし、何をしたっていうのはないんですけれども、仮に、仮に悪質なハッカーがいて、バックドアから入って、何かをした、と。
した時に、実際の票数に影響を及ぼすっていうようなことは、細工というのは何かできるものなんですか?
Aさん:
なんでもできますよ。
だっていじれるんですから、数字を。
開票結果を全部いじれます。
佐々木:やろうと思えば。
Aさん:はい。
佐々木:ただ、開票データというのはアナログで数えていない?
Aさん:
堺市の場合は途中段階が出ていないわけですから。
途中段階が出ていれば、途中までこの人5000票出ていたのに、最終結果が3500票になっていたら「おかしい」ってなりますよね。
”途中がない”ということは、なんでもできます。
投票者数さえ合っていれば、問題ないんです。
佐々木:開票センターにいて、自分で手作業で数えている人たちもたくさんいると思うんですけど、
Aさん:30分前のデータというのを公表しなかったら、どこで数えていてもわからないですよね。
佐々木:それを統合して常にこう、
Aさん:
例えば20時の段階で誰々さん何票、20時半何票、というのが出てたら開票している人も今こんな状況ってわかるけど、
個々に数えたり、個々に変な票が入ってないか、という作業をしている人は、全体像が見えないですよね。
佐々木:その全体像をアナログで把握している立場の人とかっていうのは?
Aさん:それは居るはずなのに、公表しません。
佐々木:あ、公表しないんですか。
Aさん:トラブルがあったということで公表してないです。
佐々木:あーーー、
Aさん:
となれば、もう簡単に言うとですね、最後の数字だけであればいかようにもできるんですね。
大学入試と一緒です。
数学の問題、答えだけ書いていたら、普通、途中の計算式がなかったらカンニングか?ってなりますよね。
だからそういうことなんです。
佐々木:あー、なるほど。
Aさん:
途中がないから、何をしているかがわからない。
だからわざとトラブルを起こして、途中を発表しないんです。
発表しちゃうとですね票の積み上がりかたからおかしいということになるので、途中が全くなければ最後「これ」って出されても、分からないですよね。
なにがあったか。
だからトラブルをわざと多発させたんだと私は思っています。
佐々木:
これは今、「この時の選挙はおかしかった」と言って、「もう一回数え直してくれ」と言っても、もう、たぶん無いんですよね?
Aさん:あります。
佐々木:あ、あるんですか?
Aさん:はい、次の選挙までは保管されています。
佐々木:そうなんですか。
Aさん:
だから私は裁判を起こして「開けてほしい」となんども言ったんですね。
でも、開けないんです。
だから今の裁判制度が問題なんです。
異議が出たり、裁判になっているものに関しては、少なくとも調べないといけないと思います。
なのに計数機も数えなければ、箱も開けないし、
これでは何のための異議申し立ての制度なのか、裁判なのか分からないですよね。
佐々木:もう一回数え直しをすれば、ある程度わかるものですからね。
Aさん:はい、
だから調べないということが一番問題なんです。
トラブルが起こっていることは仕方がないことなのかもしれないんですが、
何もしてない場合は、全部出してくるべきだし、民間企業の場合はこんなことが起これば徹底調査をしますよね。
ですが不思議なことに、この選挙については何もかも闇に葬られる状況です。
佐々木:
なるほどわかりました。
でも本当に、兎にも角にも簡単に検証できる。
行政側がやろうと思えば検証できて、不正があったかなかったかすぐにわかりますよね。
すぐに分かる問題ですし、
仮になかったとしても、不正が可能な状況に今あるわけですから、それを見直そうというふうに出来るはずですよね。
だからそれはもう本当に訴えていかなければならないなと思いますし、
なぜそこを、そんな簡単なことを行政側はできないのか?っていうのは、今ちょっと話を聞いていて、かなり強く思いました。
Aさんに選挙に関する不正の疑惑についてお話をお伺いしました。
本日はどうもありがとうございました。
おわり
続きを読む
佐々木:
なるほど。
他にAさんは開票速報の●データですか。
これが遠隔操作があったというようなこともおっしゃっていますけれど、ちょっとピンとこないんですけれども説明していただけますか?
Aさん:
わたしの裁判は8月30日結審だったんです、高等裁判所に訴えたものに関しては。
ただ8月30日の段階では計数機のことぐらいしかわからなくて、で、土壇場になってですね、
実は堺だいすきブログというブログに、何かどうも「選挙関連の情報がネット上に流出していた」というようなことが書かれていたんです。
8月の20何日かの日付で。
「おかしいな」ということで、わたしは当初からハッカー行為ですね。
何かサーバーが落ちたりとか計数機の具合がおかしくなったり、機械類がほとんど全滅状態になったわけです、開票途中に。
だから機械類に不具合を起こして、その間に何かやったのではないかと、当初から疑っていたので、これはわたしが思っていたようなとんでもない事態が起こっているということでですね、調べなければいけないというふうに8月末になったんですが、裁判がそこで結審を迎えてしまってですね、終わっちゃいました。
そのあとにですね、実はこの探偵ウオッチという、これなんですが。

このサイトで9月5日と9月12日に堺市の選挙管理委員会の職員が大量の個人情報とか内部の機密情報をネット上に流出させていたという、なんか暴露するようなものが流れたんですね。
佐々木:
探偵ウオッチっていうのは、有名な探偵ファイルで有名な探偵社が運営しているニュースサイトのようなものですね。
結構注目されているものなんですけれども、そこに、2015年何月の段階ですか?
Aさん:9月5日と9月12日
佐々木:に記事になったと。
Aさん:
はい。
で、これを読んでわたしはびっくりしたんですが、本当に全部の有権者情報をどうも持ち出していて、それ以外にもここの中に書いてあるんですが、いろんな職員ですね。
選挙の事務に関わるような方達の情報も盗み出されている。
で、いろいろなシステムにアクセスするためのURL、パスワードというそういう重要なものも全部どうやら持ち出していたり、ネット上に流出していたりということが記事に載っていて、非常に驚きました。
で、これは大変なことだということで、わたしの裁判は終わってしまったんですが、もう一回上告しようということで、10月になって最高裁に上告をして、今度は計数機以外のいろんなものを調べて上げるんですが、最高裁というのが法律というのが憲法違反ですか、そういうものしかどうやら見ないらしくて、情報としては上げたんですが、審議はされなかったというようなことを弁護士の方から聞いて、せっかく調べたのに結局裁判の内容に反映されなかったということなんですが、ただ、裁判をもう一回しようということで、またいろんなことを調べ始めました。
それで、これは一部コンピューター系の専門誌の記者さんにわたしは今問い合わせているんですが、探偵ウオッチの中に堺サーバー情報というこういったものがあるんです。
少し見にくいと思うんですが。


佐々木:はい。これは探偵ウオッチの9月5日ですね。

Aさん:
サーバ基本情報 IPアドレス
管理用ユーザ ユーザ名 パスワード
ネームサーバ
なんとかのドメイン
URL ユーザー名、パスワード
とか、ものすごいですね、
これはサーバーに入る情報だと思うんですが、これがなんなのか?わたしは一番ここが引っかかりました。
というのはですね、わたしは一応ITの国家資格を持っています。
なのでプログラミングをしたこととか、そういうことも経験上あるので、これは堺市の本物のサーバーに入る情報ではないとわたしは思ったんです。
なぜかというと、この持ち出した職員の方はVB(?)を使ってですね、自分で自作システムを作って、
いろんなところに売りに行ったというのが、これは新聞報道にも載っているんですが、
わたしもVBで実際にシステムを作ったことがありますが、
https://youtu.be/T8i4rNuPjiU?t=29m58s
佐々木:
ちょっとその話を進める前に、その個人情報流出の件というのをちょっと先におさらいしたいんですけど、
まずこの探偵ウオッチというところが9月5日と12日に堺市の有権者の個人情報がネット上に流出されているということがありました。そういうことを報じました。
で、これは大手のニュースにももう、たくさん流れている事実なんですけれども、

2015年の12月に堺市が発表して堺市も会見しているんですけれども、
堺市の全有権者68万人の有権者の個人情報が、選管にいた当時の課長補佐によって持ち出されて、それがネット上、民間のレンタルサーバーにアップされていて、 言ってみれば誰でも閲覧可能だったということが大問題になりまして、
で、堺市の方は調査を行って、この課長補佐の方以外にこの情報を他に流出させた方はいないか、二次流出はないと。
情報持ち出しに関しても、堺市の課長補佐の方単独の犯行であって、組織的なものはない。と。
で、選挙に悪用された形跡もないと。
そういうようなことを発表されました。
ただ、市長の方はこれを重く見て、刑事告発を行って、今大阪の警察の方で捜査本部が立ち上がって捜査をしているというような段階ですね。
今そういう状況ですね。
どの発端になったのが、この探偵ウオッチの記事だということですよね。
Aさん:
その前に、堺だいすきブログに堺市のいろんな有権者情報とか、選挙ファイルの情報が流れているみたいだよというのが8月の終わりぐらいにそのブログに掲載されて、わたしは、これはわたしが疑っていたハッカー行為が本当にあったんではないかということで、堺市長に「調べて欲しい」とお願いに行きました。
佐々木:それはいつ頃ですか?
Aさん:
8月(2015年)の終わりです。
そうすると、市長の方が「重要な問題なので市としても調べられる範囲で調べます」ということで、かなりその職員の個人のパソコンを提出してもらって中を調べたりということで、
佐々木:パソコンを提出してもらって。
Aさん:
選挙管理委員会以外の部署の方も残業したりしてかなり調べられる範囲は堺市としても調べてはくれたんですね。
佐々木:
そのパソコンのデータ自体というのは消されてたんですよね、最初は。
Aさん:
消されていました。
ただわたしはそれを復元できることを知っていたので、少しお金と時間はかかるんですが、復元できるので、重要なものが流れていたら困るので、できれば復元して欲しいということは堺市の方に伝えました。
ただ、やってくれるかどうかはわからないと思っていたんですが、実際にやっていただきました。
そこでかなり色々なものが出てきて、報道関係向けの資料として出ていて、堺市のサイトには一部しか情報流出関係のものというのは出ていないんですが、
わたしも見て驚いたんですが、非常にびっくりするような、ちょっとこれは写せるかどうかわからないですが、


本当に鍵管理者だったりとか、そういう重要な情報ですね。
誰が、例えば障害者の方とか介護施設に入ってらっしゃる方で、ご本人が投票できないような場合に代理記載人の方が記載していたり、それが誰になっているかですね。
それで、わたしは選挙に関してもこれは許せないなと思ったんですが、
もっともわたしがショッックを受けたのが、社会的弱者と言われる方ですよね。
この人たちのとんでもない情報が、これ流れています。
これは報道関係向けの資料とでしか、今出されていないもので、
わたしとマスコミ以外には持っていないんですが、
これは裁判資料にもなっていますが、

ここに、障害の区分とか、障害者手帳ですね、そういう手帳番号から、ほんとうにこれって言ってみれば障害のある方にとってみれば、ご家族も含めて、最も知られて欲しくない情報ですよね。
一般の普通の人であればわたしも含めて、住所とか電話番号とかが流れても、ま、その程度であればしょうがないかなで諦められる範囲なんですが、このような、社会的弱者のとんでもない個人情報が、何もかも根こそぎですよね。

こういうものが全部持ち出されていたり、インターネット上で流出しているということで、本当にわたしも驚きました。
ここに、代理記載人の方の情報ですね。
つまり、ご本人が投票することができないので、家族の方の誰かが代わりに投票するというような、こういうものも含めて、根こそぎ何もかも持ち出されていたということで、わたし自身が衝撃を受けました。
で、何のために施設の鍵ですね、
いまは参議院選挙をちょうどやっているので、病院に行くと投票箱があると思うんですね。
設置されているのを見ることができると思うんですが、
それを管理している方、鍵を持ってらっしゃる方という、そういう人たちの個人情報、電話番号とか、どこに住んでるとか、誰だ、ということも含めて何もかもですね。
あとは公民権が停止されているような、行っても投票できないような人もいますよね。
これも誰がその失権者データに含まれているかなんて普通の人はわからないんですが、そういうものもですね。
郵便投票ができる人の個人情報から、公民権が停止されている人のデータから、なにもかもです。
もう、選挙に関するありとあらゆるデータですね。



それから住所が外にあっても投票できる人ですね。
時々やってますよね、なんか「郵送で投票しました」とか。
あと、3ヶ月以内に引越ししてきた人は前の住所での投票になるので、その場合は、前の住所のところに郵便とかで投票する権利はあるわけですね。
そういう事細かな選挙に関する情報が何もかも持ち出されています。
これは有権者情報だけじゃなくて、システム自体が持ち出されています。
期日前投票のシステムです。


期日前投票のシステムってどんなものか、皆さんイメージできないかもしれないんですが、
二重投票を避けるために名簿と連動しているんです。
例えばわたしが期日前投票に行きました。
そうしますと、期日前投票に行って、もう一回当日に行こうとするとハネられるわけです。
「おたく、何月何日に期日前来てますよね、投票済みですよ」
というふうにハネられちゃうわけですね。
こんなふうに二回も三回も来る人が出ないように、ちゃんと名簿で連動して、誰が来ていて誰が来ていないということがわかるようになっているシステムなんですね。
システムを持ち出されています。
これいま、堺市のシステムは×××社というところが平成25年に落札をしたんです。
ところが、わたしもこれを見てびっくりしたんですが、半額で落札をしています。
どうして半値になっているのか?不可思議だったので、これも問い詰めたんです。


わかりますか?
よそは大体1千400万、1千4〜5百万。
うちでシステムを作ったらかかるとおもうんですが、
ここで、600万円ぐらいで落札、×××社ですね。
これは平成25年8月となっていますが、この時期ですね。
平成25年8月というのは、まさに持ち出した職員が、
産業振興センターという堺市の外郭団体で、そこに×××社が入っています。
持ち出した職員が、ちょうど産業振興センターにいるときにこの産業振興センターに入って×××社がなぜか半値で落札しているというので「おかしい」ということで選挙管理委員会に突っ込みに行ったんです。
「なんでこんなに半値になるの?」と。
「いくら何でも安すぎでしょ」というと、
いまの期日前投票の担当者が「実は中身は△△(データを持ち出した職員)が作ったシステムそのものなんです」
で、じゃあ、中身をそのまま使えるのであれば当然安く開発できますよね。
改良すればいいだけですから。
というカラクリがわかったんです。
っていうことは、いま現在は表向きは平成25年8月に落札した×××社のシステムが、今回の参議院選挙でも使われていますが、この中身は、この情報を持ち出した、システムを持ち出したこの職員が作ったものだったんです。
佐々木:と、それは断定しても大丈夫
Aさん:
これはいまの期日前投票の担当者がそういうふうに言いました。
わたしが「おかしい、おかしい。どうしてこんなことになってるの?何かカラクリがあるはずだ」と言ったらそれを言いました。
これは複数の選管の職員も認めています。
佐々木:
あ、そうなんですか。
これは報道では、持ち出した課長補佐というのは「なぜ持ち出したか?」という理由について、
独自の選挙システム、期日前投票に関する事務手続き円滑化のためのシステムを自作で作っていて、それを企業、民間企業などに売り込むために、それを作成するデータとして、この有権者情報というものを活用して作ったんだというふうに言っていたんですけれども。
ただ最終的にはどの民間企業もこれを買ってくれずに、自分で作ったシステムは結局お蔵入りになったみたいなことをおっしゃっていましたけれども、これは報道ベースですけれども。
そうではなくて、これは採用されていたということになるんですか?
Aさん:
正式には採用されているという形になるかどうかはわからないんですが、この職員が作成したものが×××社に横流しされて、このとんでもない金額での落札になったということは、堺市の選管が認めてます。
なので△△さんが作った、いまも参議院選挙で堺市の期日前投票システムとして使われているものは、もともと情報を持ち出してシステムも持ち出した元職員。
△△さんが作ったものです。
△△さんは色々なものを持ち出していますね。
そのシステムに入るためのパスワードやIDも当然持ち出していると思いますし、
この情報がわかれば、いじることが当然できますよね。
ところがですね、これ、多くの人が気づいていないし、もしかしたら堺市の選管以外の職員の人たちも、この事態にまだ気づいていないです。
表向きには△△さんは登場しないので。
いまでも△△さん(システムを持ち出した職員)のものを使っています。
しかし「中身は違う」とのことです。
佐々木:
なるほど。
そもそもなんですけれど、選挙システムを自分で作りたいと思ったときに、本物の有権者データって、必要なんですかね?
Aさん:
必要ありません。
これはシスムを開発した方、どなたに聞いていただいてもわかりますが、ダミーデータを使います。
佐々木:ダミーデータというのは、架空の有権者情報みたいなことを
Aさん:
項目さえわかれば、中身は全然関係ないものにしたらいいんです。大江戸市とか存在しないもの、存在しない区でいいんですね。
ただ、なになに市とかなになに区、そういうものを入れる箱ですよね。
それは作っておかないといけないので、その部分をきちんと作っておけば、中に入っているのがめちゃくちゃなデータでも問題はありません。
佐々木:
だから、ましてや期日前投票とか、施設の鍵管理者の個人情報。
選挙を運営する側の個人情報まで持ち出す必要はないっていうことですよね、本来であれば。
本当に選挙システムを作るためであったら。
Aさん:
ダミーデータで十分です。
これは一般的な、皆さんの周りにも多数いると思うんですけれども、システム作ったことがある人に聞いたら全員そう言います。
佐々木:
であるとすると、これは疑いの段階ですけれど、
何か選挙において不正なことにこれが使われたのではないか?というふうな疑いの声も出ていますね。
Aさん:
選挙というのは実は二つのシステムが使われています。
期日前投票のシステムというのは名簿連動型で、誰が来ました、誰が来てません。っていう、これがわかるようになっています。
それから当日には投開票システムというのがあって、これは500票の束にバーコードをペタペタペタと貼っていて、それを読み取るような、コンビニとかスーパーのレジを想像して頂いたらいいんですが、ただ計算、加算ですね。
足し算していって最終的に何票という、計算するための計算機ですね。
なので二つのシステムが選挙システムとして使われています。
で、堺市については期日前投票は今使われている、現在参院選に使われているこれも、表向きは×××社ですが、それは中身は持ち出した職員が作ったものであり、この職員はパスワードから何から何まで、管理者権利も持ち出しているし、操作も熟知しております。
だから期日前自体がとんでもない、セキュリティーがめちゃくちゃなものを今現在使っているという状況ですね。
つづくーー
堺市の調査報告書より一部
資料3 「個人情報流出事案調査報告書」(PDF:1875KB) - 堺市 平成28年1月



堺市、全有権者の個人情報68万人分流出 課長補佐を懲戒免職
日経 2015/12/14 20:51 (2015/12/14 22:02更新)
堺市は14日、2011年の市内の全有権者約68万人分の個人情報が外部に流出し、インターネット上で一時公開されていたと発表した。自治体での流出件数としては過去最多とみられる。
市は、情報を無断で持ち出していたとして、会計室出納課の古矢敬一課長補佐(59)を懲戒免職処分とした。地方公務員法(守秘義務)違反と個人情報保護条例違反(不正盗用)の容疑で大阪府警に告訴する方針。
竹山修身市長は同日、記者会見し「市民の皆様に多大なるご迷惑ご心配をかけたことを深くおわび申し上げます」と陳謝した。
市によると、流出したのは2011年11月の府知事選当時の全有権者の氏名や性別、生年月日と年齢、住所など、個人情報を含む184ファイル。今年4~6月にネット上の民間レンタルサーバーにデータが置かれ、第三者が閲覧・保存できる状態になっていた。
6月20日と同22日、データが置かれたレンタルサーバーに2つの「IPアドレス」から計26回のアクセスがあったことが確認された。市は「同一人物によるアクセスとみられ、記録媒体にコピーされた可能性が高い」としている。情報流出に伴う二次的な被害は確認されていないという。
古矢課長補佐は06年4月~12年3月に堺市北区選挙管理委員会に在籍し、アクセス権があった情報を無断で持ち出して私用のハードディスクに保存。自作の選挙用プログラムの動作確認のために使っていた。
12年4月に市外郭団体に異動した後もプログラムを企業などに売り込もうとし、今年4月に市に戻って以降、レンタルサーバーで公開する際に誤って個人情報も掲載したとみられる。
市は14日付で、流出に関係した職員や監督責任のあった職員らを外部団体を含めて処分。古矢課長補佐にデータを提供したなどとして教育委員会の係長級職員ら2人を戒告の懲戒処分、8人を厳重注意や文書訓告とした。
竹山市長は「防止できなかった責任を痛感している」とし、市長報酬を1カ月間30%減額する条例案を議会に提出し、担当の副市長の報酬も1カ月間30%自主返納することを明らかにした。
市は今年6月、「ネットに情報が流れている」との匿名メールを受け内部調査を実施。9月に約68万人分の情報が持ち出されたと発表したが、その時点ではネットへの流出は確認されなかった。
「上司から求められ、自宅で作業」 堺市の個人情報流出の元職員が証言 市は「1日でできる作業量」と反論
産経 2015.12.19 10:25
堺市の全有権者約68万人分の個人情報を持ち出した市会計室の元課長補佐(59)=懲戒免職=が、情報流出のきっかけとなった平成18年度の選挙事務システムの変更について、「上司から『何とかしてほしい』と求められた。そんな時間はないと何度も断ったが、やむをえず引き受けたため、自宅に持ち帰らざるをえなかった」と産経新聞の取材に証言した。ただ、市は「1日の業務でできる作業量」としている。
元課長補佐は平成18~23年度に北区選挙管理委員会に在籍。18年度に当時の市選管課長から、政令市移行に伴う選挙事務システムの変更を求められ、1人で担当。自宅に有権者情報を持ち帰って作業した。その後も選挙のたびに有権者情報を持ち出した。異動後も、有権者情報を持ち続け、今年4~6月、民間サーバーに誤って公開した。
市によると、元課長補佐に選挙事務システムの変更を依頼した市選管課長は18~21年度に在籍。美原支所から異動してきたため選挙システムに詳しくなく、北区選管在籍前に市選管で6年間、システムを担当した元課長補佐に頼んだという。
堺市68万人有権者情報流出で元市職員への告訴状を受理 大阪府警
産経 2016.4.12 08:33
堺市内全有権者約68万人などの個人情報流出問題で、市個人情報保護条例違反(不正盗用)と地方公務員法違反(守秘義務違反)の罪で、市が堺署に提出していた元市会計室課長補佐の男性(59)=懲戒免職=に対する刑事告訴状が受理された。市が同署から連絡を受け11日、発表した。受理は8日付。
市によると、元課長補佐は北区選挙管理委員会に在籍していた平成18年度から自作の選挙事務システム構築のため有権者データを自宅にたびたび持ち帰り、市会計室に異動後の昨年4月、売り込みのため、民間のレンタルサーバーにシステムを保存したところ、同4~6月、公開状態になったとしている。
続きを読む
佐々木:なるほど。
かなりおかしいこと、いろんな違和感とか不可解なことが起こって、
で、Aさんは2015年の6月に裁判をすることを決めたというふうにおっしゃっていましたけれども、
この裁判では何を明らかにしようと思って裁判を起こして、結果何かわかったことはありますか?
Aさん:
わたしはその時はまだ計数機のことしかわからなかったので、
とにかく4台中4台全部交換されたということがかなり違和感があったので、計数機に何があったのかということが知りたかったので、裁判をしてもっと詳しく知りたいと思って裁判を起こしました。
佐々木:
その裁判の過程というのもある程度お聞きしたいんですけど、
裁判を起こすといろいろと事実、情報開示とかできるようになりますし、
その辺でいろいろわかってきたことがあると思うんですけれども、何か新たにわかったこととか、新たな疑問みたいなものはありましたか?
Aさん:
ムサシ社自身が言った4つの可能性があると。
もし計数機に不具合が起こるならということで、4つの可能性を考えてみたんです。
「湿度」というのをまず言われたんですが、当日は雨が降っていなかったし、そんなにすごい湿度が高いなっていう感じは特になかったんですね。
湿度の問題であれば気象庁に問い合わせれば当日の湿度はだいたいわかるので、
ま、ムサシ社によると、中国地方かどこかで雨の日に一回湿度の問題で計数機に不具合が起こった事例があったらしいんです。
でもそれは一回だけの事例なので、ま、一応そういうことがありますよということだったんですが、雨も降っていないし、特に湿度が高いという状態じゃなかったので、多分これはないだろうと。
次に「粉」と。
何かの拍子に粉が詰まって不具合が起こることもあるということなので、これも選管に聞きに行ったんです。
そしたらですね、びっくりすることに「鉛筆の粉」って言われたんです。
「ちょっと待ってください、どんな鉛筆を使ったんですか?」ってわたしが聞いたら、
「HBの普通の鉛筆です」
他所でも鉛筆を使っていますけれども、なんで堺市だけ粉だらけになるの?ということで、もっと不信感を持ちました。
ありえない答えをして、わたしの方がびっくりしました。
で、次が「光センサー」ですよね。
これについては「再現実験をして欲しい」って言ったんです。
もし本当に光センサーが原因であれば簡単に再現できますから、体育館の照明が原因なので。
これは頑なに拒みました。
そして最後の「電圧」ですね。
これについてもですね、同じ型番の計数機に交換されています。
なので理屈上いうと電圧降下が解消されたというのは、わたしはこれ、一応理系なので計算式を書いてですね、そんなことは起こらないんじゃないかって、数式で出したんですね。
通常電圧降下が起こる距離ですね。
距離によって電気は失われるので、非常に長い長い、とんでもない長いコードを使ってですね、電圧降下が起こることがないことはないんですね、可能性として。
おそらく数100mの距離が必要だと思うんですが。
ただ、同じ型番のものに交換されているし、電源というのは多分同じところから取ると思うんですね、体育館の中の。
体育館の端から取ったって、距離的にいうと何10mなので、電圧降下が起こるとは考えられないので、
これもちょっと理屈としても非常にクエスチョンがたくさん付きますね。
でも、電気については体育館の使用状況は関電が管理していますから、これも。
わたしも電気の設計をしている方とかいろんな方に聞いたら、「そんなの調べたら一発じゃん」
電気の使用状況とか、そういうものって全部残っているので、それを全部調べて行って計算したら出るよって。
電圧降下はない、と。
これは断言しました。
で、「4台全部使っていたのに不具合が起こったんだけど」というと、電気の設計をされている方ですね、この方は超有名な大企業の電気の設計士なんですが、「雷でも落ちたの?」「それぐらいしか考えられないよ」と。
電圧降下については実は関電だけではなくて放送局、NHKとかも、雷が落ちたり何か災害の時にライフラインが切断される状況というのがあるので、かなり細かくデータを取っているらしいんです。
なのでそれは調べることは可能だし、計算上出すこともできるということで「有り得ない」ということで、電圧降下はない、と。
で、この間ネット上での指摘も上がってたんですが、わたしのことを「電気の知識がない」というふうに言って、なにか電子回路っていうのは3.3ボルトと5ボルトになるとかそういうふうに固定されるような設計になっているらしいんですね。
だから50年前の電気洗濯機のようなものであれば、電圧降下で不具合が起こるということは考えられるけれども、現在の日本の電気環境とか、日本製の製品を使ってそんなことはあり得ない、不可能、ということなので、
電気の専門家にわたしは何人にも聞いて「ない」というふうに答えていただいているので、たぶん電圧という問題はなかったと思います。
佐々木:なるほど。
今おっしゃていただいた点について、裁判所側っていうのはどういった反応を示されたんですか?
Aさん:
裁判所はですね、わたしもびっくりしたんですけれども、計数機から話をそらしたんです。
「手続き上の問題がないので、問題はありませんでした」という判決が出て、
わたしは「手続きの問題があったと思うので調べて欲しい」なんて一言も言っていないんです。
計数機について知りたいから調べて欲しいって言ったのに、話をすり替えられてしまいました。
これについては、弁護士の方にも裁判資料を見ていただいたんですが、「ちゃんと審議されていないんじゃないの?」というふうな意見をいただきました。
佐々木:
訴えた主軸っていうのは、
計数機が4台同時に壊れるのはおかしいし、
壊れた理由についても条件を考えて有り得ないんではないかというふうな訴えをされたわけですよね。
それに対して裁判所側はそこではなくて「手続き上」
「手続き上の問題」というのはどの点に当たるんですか?
Aさん:
きちんとした手続きを踏んで開票管理者とか立会人が選ばれているとかそういうことですね。
そこに問題はありません。
佐々木:ということで「これは問題なし」というふうになったわけなんですね。
Aさん:はい。
【ダイジェスト版】大阪における「不正選挙」疑惑追及者Aさんインタビューダイジェスト版(聞き手:IWJ記者)
IWJ 佐々木記者
2015年の府議選と府知事選選挙において不正があったんじゃないか、ということで行政裁判を起こされている方にお話をお伺いしたいと思います。
今回お仕事の都合がありまして、このようなサングラス姿でお名前も伏せてAさんということでお話をお伺いいたします。
今回、行政裁判ということで選挙のことを訴えてらっしゃると思うんですけれども、Aさんは過去に3度自由民主党から出馬されているということで、

Aさん:
正確には、2007年の堺市議会選挙は自民党の公認をいただきました。
それから2011年は無所属で市議会議員に出ました。
で、2015年はまた自民党の後任で、今度は大阪府議会議員選挙に出ました。
佐々木:これはどういった形で出馬されることになったんですか?自民党から。
Aさん:
前回、前職の自民党の先生が落選されたんですね。
この時も、突然出てきた、2、3週間前に表明した、誰もポスターを貼る前に見たことがないっていう方が、まさかの当選だったんです、維新の。
で、現職の自民党の男性の議員でも落ちる、ということは、新人の男性を持ってきても無理ということで、
相手が女性なので女性候補ということを最初から探していたんですが、なかなかいないんですね。
女性って言っても誰でもいいというわけではなくて、やはり自民党にしたら、それなりに仕事のできる人という、そういうので探していると田舎なのでなかなか、そういうキャリアウーマンもいないしですね。
主婦の方ならたくさんいるんですが、子育てで忙しかったりしていないということで、
私のところになぜかその話が回ってきました。
最初、断りました。
というのは、私は東京で仕事をしていたので、「ちょっと無理です」と。
「でも、どうしても候補者が見つからなかったら頑張りますけど、ちょっと他を当たって欲しい」というふうに断ったんdですが、やっぱり適任者がいないということで、「出て欲しい」ということで「じゃ、お受けしましょう」と。
その代わり、市会議員の先生の応援がないと、府会議員ってなかなか通らないんですね。
なので、市会議員の先生3人ですね、私の選挙区には自民党の市会議員の先生が選挙に出られたんですが、全員一致で応援するということで、なかなか参議院の先生方がみんなで応援しますという候補者も見当たらないんです。
でもまぁ、今回みんな応援してくれるってなったんで、「やっぱりでて欲しい」ともう一回言ってこられたんで、
「みんな応援していただけるんだったら、じゃあ出ましょう」ということになったんですね。
佐々木:
なるほど。
で、選挙に出て、この時は僅差で維新の候補に敗れていますよね、数百表票差で。
この時にかなりの不正が疑わしいようなものを見聞きされたということなんですけど、
どういったものだったんでしょうか?
Aさん:
まずですね、何か開票中にトラブルがあったのか、堺市全体でですね、
途中の速報で皆さん30分おきの票の積み上がりかたとかを、テレビとかで見ますよね。
なので、それを見ようと思ったら、あっちもこっちも途中経過が公表されないんですね。
開票速報のサーバーの具合が悪いのか、ページが見当たらなくなったり、トラブルが多発しました。
なので全体として堺市の選挙が私の区以外でもわからないんです、途中経過。
で、よそがどんどん決まっていっているのに、途中は出ないはどうなっているのか情報も入らないということで、
「おかしいな」ということは直感で感じました。
「何かが起こっている」と。
で、とちゅう開票速報のページ自体が見当たらないという何かおかしいこともあったし、
私の選挙区でも、
美原区は早くに、10時ぐらいにはもう結果が出ているんですね。
なのにそこから全然確定しないんです。
で、何が起こってるの?何が起こっているの?となったら「1票合わないからもう一回数え直ししている」とか言って延々確定されないわけです。
だけど、概算では1票合わないんですが、大体内容は出たからもう、カウンターは終わっているわけですよね。
これは10時ぐらいの段階です。
そのあとに今度は東の方はどうなっているの?って言ったら、こっちもなんか…、止まっているんですね。
何か途中がおかしくなって。
情報も入ってこなくなって、「おかしいな、おかしいな」って言って、88議席、府会議員の議席があったんですが、
87議席が決まってから、最後の私のところの1議席が決まるまで、30分以上かかりました。
最後の議席だったんですね。
で、途中おかしくなって、最終的に12時半ぐらいに結果が公表されました。
負けてたわけですが、ちょっとあまりにもトラブルが多発したので、何かが起こっているのではないかという嫌な予感があったのと、NHKの最後の放送で、普通は「維新の誰々候補が当選いたしました」と流れるのが、「維新の何々候補が当選します」というのがすごく引っかかって。
まるで当選してない人が当選しますに聞こえて、放送にすごく引っかかりました。
な、なんなんだろう?この違和感のある放送は。
そのあとに、立会いに行っていた陣営の方が戻ってこられたんですね。
「おつかれさまでした」と「どんな感じでしたか?」と言ったら、
「なんかトラブルがあって、途中で機械が交換されたんだよ、計数機が」
という話がまず入ってきたんです。
佐々木:計数機っていうのは、票の数を数える機械ですか?
Aさん:
そうです。
で、「え?」ってなって、「そうなんですか」と。
「じゃあ、だいぶバタバタといろいろ混乱状態にあったんですか?」って言ったら、
うん、機械がなんか知らないけど、市会議員の方は普通にやっているのに府会議員のほうは機械の交換、計数機を交換してね、と言って。
「その時なんかおかしいなって感じたことありませんか?」って聞いたら、
最初機械が、計数機が壊れるまでは私の票が結構たくさん出てきて喜んでいたらしいんですね、私の陣営の対選委員は。
でも機械を、計数機を交換したあとは何故か維新候補の票ばかりになっちゃって、「なんで機械を交換したら維新候補の票ばかりになるんだろう?」という違和感を持ったと言っています。
最後の最後でまた私の票がちょこっと出たという、なんか奇妙な証言をして、それも引っかかったんですね。
だから何か計数機を交換した時に何かが起こった。
何か変な不正があったのではないかという疑いをもちろん持ちました。
その日はそれしかわからなかったんですね。
とりあえず「お疲れ様でした」みたいなことになって解散になったんです。
が、やはり「計数機の交換」というのがすごく引っかかって、「意義を出そう」と。「おかしい」と。
選挙に関わってた人たちも「これはおかしい」と。
私の陣営でもそういう声が幾つか上がったので、意義を出してみようということで意義を出しました。
そうするとさらに4台使っていたうちの2台の計数機に不具合が生じて交換したと思っていたんですが、選挙管理委員会が出してきた書類を見ると、
4台中4台、すべての計数機が交換されていることがわかりました。
佐々木:それは同じ時間に、ということですか?
Aさん:
はい。
それが22時10分とか15分ぐらいに計数機が交換されたらしいんですが、三原の結果が、カウントが終わったのが22時なんです。
つまり、三原で500票ぐらい負けているという結果が分かって、それから東区の計数機の交換を行ったという事実が、選挙管理委員が出してきた書類を見て初めてわかりました。
で、「ますますおかしい」と。
だって、隣で8台使っている市会議員の計数機は1台も不具合が起こっていないのに、どうして横でやっている府議会の計数機が4台中4台不具合が起こって、4台すべて交換されている。
しかも、三原のカウントが終わって、票数が分かった後に変えているので、偶然とは思えないと。
佐々木:
この計数機というのは、メーカーは同じものを使っているんですか?市議会議員選挙と府議会議員選挙で。
Aさん:
ほとんど一緒です。
それも調べました。
堺市所有のものはムサシのもので、後は、レンタル品についてはムサシ以外のところのものも使っていますが、レンタル品についての不具合というのは起こってないということだし、
いろいろなものですね。
金額から台数から、いろんなもの、契約書も全部選挙管理委員会からは提出していただきました。
ただ、堺市の計数機については台数もわからないし何がどうなっているか。
ふつう計数機に不具合が起こったら型番ですね、機械なので「この番号とこの番号のものに不具合が起こりました」っていう記録って残りますよね。
「ない」って言うんですよね。
要は「出したくない」
佐々木:
なるほど。
例えば計数機が全部で10台あるとして、そのうちの4台をこの地区に、このうちの4台をこの地区に、と、それぞれ府議会選挙と市議会選挙に分けてというふうにやっていったら、そのある特定の場所だけすべての計数機が壊れてたということであれば、「かなりおかしいな」ということになると思うんですけれども、
その壊れた計数機に何か共通点があって、しかも同じメーカーのものが別の地域で全く壊れていなかったっていうようなことでおかしいな、っていうことはありましたか?
Aさん:
壊れているのはすべてムサシ製の堺市所有のものですね。
堺市レンタルについては壊れていない。
で、ムサシの物っていうのはわかるんですが、それと型番ですね、はわかるんですが、個別の機械を知るための製品番号っていうか、機械を特定する番号ですね。
何番がどこどこの府会議員がいたところの台が何番、何番、何番、ってふつうは付けますよね。
その記録が「ない」って言うんです。
だから型番はこれでムサシの物が使われていました、というところまではわかるんですが、「個別の機械を特定してほしい」というと、「どの番号の物が使われていたのかわかりません。管理もしておりません」
佐々木:
例えば他の開票センターで使われていた計数機というのもムサシの物で、堺市レンタルの物であってというのはあって、そこの堺市レンタルのムサシの物は壊れていないのに、ここでだけ堺市ムサシが壊れたというふうにそういう、あからさまにおかしいなという…
Aさん:
壊れている物はほとんど堺市所有の物なので、ムサシ製のものになります。
ただムサシの中でも買った年度によって、型番というのがちょっと古い物だったり新しい物の違いはあるんですが、一応壊れているのはレンタル品ではなくて、堺市用のムサシの計数機であるという情報は入ってきました。
で、東区は全部おかしいんですが、三原でも何台か不具合があったというのを区長さんが言っていました。
でもそれが市会議員の物だったのか、府会議員の物だったのかはわからないし、交換はしていないというようなことを言っていました。
ただ、途中で紙詰まりのような変なことになって、ちょっと具合が悪くなったっていうような話があって、
ただそんな大掛かりなことにはならなかったけれども、やっぱりちょっと機械の調子がおかしかったよと。
佐々木:で、Aさんの地区では4台すべてが壊れて、交換があったということなんですか?
Aさん:
はい、全部交換されました。
交換されたんですが、私は当初、計数をされていた方が具合が悪いって、
もちろん計数していたらわかりますよね。
なので計数係りの方がそれを誰かに言って変えてもらったと思っていたんです。
ところがですね、この計数機の交換を言った人物が非常に不可解なんです。
まず計数機の不具合を指摘したのが維新の立会人です。
私の立会人は隣の隣の席に座っていました。
これは体育館の舞台の上に座って10m以上先の計数機が置いてある場所があるんですが、
ま、他の作業をしている方もいますね。
全体を見ているわけですね。
その合間に間違った票が入っていないかというのを、票が回ってくるのでその中身を確認したりしながら全体の様子も見ていると。
そしたら、舞台の上に全員座っていたらしいので、ウロチョロしてですね、計数機のそばまで行ってみたりということはなかったらしいです。
でこの10m以上離れたところ、舞台の上に座っている維新の立会人が「計数機の具合がおかしい」ということを指摘して、そして、区の選管のトップの方にその話が伝わって、「じゃあ変えましょう」ということで変えたらしいんですね。
普通は、常識的に考えて10み上先にある機械類の不具合というのは、おかしな音を立てているとかエラーランプが点いているとかじゃない限りわからないです。
私もわからない。
パソコンとか印刷機を使っていて、10mほど離れた人、作業している人がいて、それ見て「パソコン壊れているんじゃないの」「印刷機不具合起こっているんじゃないの」ってわからないですよね。
だから私の立会人は「わからなかった」って言うんです、何が起こっているのか。
変な音もしていないし、エラーランプみたいなものがピカピカ点いてたっていうのもない。
で、機械を交換された後に、何か「不具合があったから交換します」という事故報告みたいなことを聞いて「あ、そうですか」
よくわからないので「あ、そうですか」というふうに答えたらしいんですね。
なのでわたしも、計数している人じゃなくて、維新の立会人が10m以上離れたところから計数機の不具合を指摘して、それを選挙管理委員会の方が交換したという、この不自然さにまずびっくりしました。
それとその計数機の交換を指示した選管の責任者の方の様子がおかしいと思ったんです。
わたしは聞きに行ったんですね。
何があったのか知りたかったので。
そしたら、「計数機に不具合が起こったらしいですね」って言うと、「はい」というような形でそれは認めたんですが、「何が原因だと思いますか?」って聞いたときに、他にいた選管の職員は「全くわからない」
「なんで計数機にあんなに不具合が起こったのか全くわかりません」とみんな言っていたのに、
その交換を指示した責任者の方は「光センサー、光センサー」と最初から最後まで言い続けていたんです。
佐々木:光センサー
Aさん:
はい。
わたしは理系なので、4つぐらい、ムサシ社に問い合わせをしたときに、当日の湿度だったり、何かの粉が挟まったり、あるいは光センサーに不具合が起こったり、電圧に問題が起こったりと4つの可能性をムサシに言われました。
もし計数機に不具合が起こったとしたら可能性としたら4つぐらい考えられると。
でもその中でわたしは「光センサーって一番ないな」と思ったんですね。
それなのにその方は「光センサー」「光センサー」と言い続けていたので、「おかしいなこの人」と思いました。
で、最後の最後に、「もし光センサーが原因であるならば、センサーの設計図手に入りますか?」とセンサーのことを突っ込んだら顔色が変わったんですね。
なのでわたしがセンサーに詳しいということをわからないで「センサーセンサー」と言い続けたのに、わたしが理系だから設計図が手に入らないかとか、センサーの可能性であればどのくらいの光の強さが、例えば光の緩衝作用が起こるとか、そういうことで不具合が起こる可能性があるとすれば特定できると思ったので、センサーの設計図が欲しい、あるいは「体育館の照明が原因で光センサーに不具合が起こった」と言ったので、「どのぐらいの強さでセンサーに不具合が起こるのか、過去のデータとかそういうものが欲しい」と言ったんです。
そうすると顔色が変わって黙ってしまったので、明らかに様子がおかしいなと。
佐々木:
光センサーの不具合っていうのは、具体的にどういう不具合なんでしょうか?
その光センサーで名前を読み取ったりしているということですか?
Aさん:
光センサーで名前を読み取ったりしていることはないと思います。
数を数えるだけ。
佐々木:光センサーで数を数えている。
Aさん:
光センサーで数を数えているかどうかはわからないんですが、センサーが上についているタイプのものがあるということはムサシの人が話していて、担当者に聞いて、
全部のタイプではないけど、もしそのタイプのものであれば、天井の照明が強い場合ですね、非常に強い光をセンサーに当てた場合にセンサーに何か不具合が起こることが、可能性としては一応あります、と。
ま、そういう報告というのはないんですが、ただ強烈な光をセンサーに当てた場合にセンサーに何か不具合が起こることはあると。
ただ、体育館の天井の照明って、そんなに明るくないし、もし光センサーが原因であれば、市会議員の方も使っていますから、そっちもおかしくなるんだったらわかるんですけど、ま、変な話ですよね。
佐々木:ええ、そうですね。しかも4台全部
Aさん:そうです。
佐々木:同じ理由で壊れたということですよね。
Aさん:はい。
ーーつづく
高浜原発、大津地裁が関電異議却下 引き続き運転できない状態
福井新聞(2016年7月12日午後3時35分)
関電の異議が却下されたことを受け、横断幕を掲げる滋賀県の住民ら=12日、大津地裁前
大津地裁(山本善彦裁判長)は12日、関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止め仮処分を取り消すよう関電が申し立てていた異議を却下した。仮処分の効力は続き、高浜2基は運転できない状態が続く。関電は大阪高裁に抗告する方針。
同地裁は3月9日、住民が求めた仮処分の申し立てを認め、運転差し止めを命じる決定を出した。関電は「科学的、技術的検討を行っていない」として、決定の取り消しを求める異議と仮処分の執行停止を申し立てていた。執行停止の申し立ては6月17日、同地裁が却下している。
関電は6月の却下決定後、2基に装荷された核燃料の取り出しを表明している。4号機は8月上旬、3号機は同月下旬に燃料の取り出し作業を開始する。
高浜原発3・4号機 再び運転認めず 大津地裁
NHK7月12日 15時39分
福井県にある高浜原子力発電所の3号機と4号機について、大津地方裁判所は「関西電力の説明では、原発の新規制基準が致命的な事故を避けるための対策として十分とは言えず、新規制基準で許可を受けたこと自体で安全性が確保されたとみることはできない」として、ことし3月に運転停止を命じた仮処分の決定に続いて、再び運転を認めない判断をしました。これにより高浜原発3・4号機は再稼働できない状態が続くことになります。
福井県にある高浜原発3号機と4号機について、大津地方裁判所はことし3月、稼働中の原発では初めて運転の停止を命じる仮処分の決定を出しました。これに対し、関西電力は決定の取り消しを求めて異議を申し立て、大津地裁の同じ裁判長が改めて関西電力と運転停止を求めた住民の双方から意見を聞く手続きを行いました。
12日の決定で、山本善彦裁判長は「災害のたびに『想定を超える災害だった』と繰り返されてきた過ちに真摯(しんし)に向き合うならば、致命的な事故を避けるための対策を講じることが必要だが、関西電力が説明した程度では、原発の新規制基準がこのような対策として十分とは言えない」と指摘しました。そのうえで、「福島の原発事故の原因に関する説明も不足しており、新規制基準で許可を受けたこと自体で安全性が確保されたとみることはできない」として、関西電力の申し立てを退け、3月の決定に続いて再び運転を認めない判断をしました。
これで高浜原発3・4号機は再稼働できない状態が続くことになり、関西電力は今の状態が長期化する可能性があるとして、来月から核燃料を取り出す作業を行うことにしています。
関西電力は決定を不服として、大阪高等裁判所に抗告する方針です。
関西電力 承服できるものではない
異議の申し立てが退けられたことについて、関西電力は「当社の主張をご理解いただけず誠に遺憾であると考えており、到底、承服できるものではありません」というコメントを発表しました。そのうえで、関西電力は「速やかに不服申し立ての手続きを行い、早期に仮処分命令を取り消していただくよう、高浜原発3・4号機の安全性の主張・立証に全力を尽くします」としています。
今後の手続き
関西電力の異議申し立てが退けられたことで、高浜原発は再稼働できない状態が続きます。
仮処分の手続きは、正式な裁判をしていると時間がかかって間に合わない緊急の場合などに使われるもので、決定が出ると、ただちに効力が生じます。ことし3月の決定で高浜原発は運転を停止しなければならなくなり、今回、異議の申し立ても退けられたため、再稼働できない状態が続きます。
関西電力が抗告すると大阪高等裁判所で改めて審理されますが、判断が覆らないかぎり、運転停止の効力は続きます。今後、大阪高裁が出す決定に対して、どちらかに不服がある場合、最高裁判所に抗告することができます。
仮処分の決定は正式な裁判で結論が示されるまでの暫定的なものとされていて、今後の判断によっては、さらに裁判で争われる可能性もあります。
滋賀県の住民の皆様に感謝いたします。
自民党圧勝しかも憲法改憲賛成が3分の2を超えてしまった。
とてもとても大切な選挙だったけど、投票率は相変わらず低い。
なぜか、日本人のほとんどは色々な快楽に溺れて、野性的な危険を感じる感が鈍ってしまったようだ。
考えることをやめてしまったようにも見える。
普通に考えて、今の政治的流れは恐ろしく危険なのに、なぜ危機感を感じる人が少ないのか?
とても不思議に思う。
国民投票になれば、このままの状態でいけば改憲賛成が過半数を占めるだろうと私は危惧する。
だけど、そんな中「なお続く安倍一強」の横に一筋の光が見える記事があった。
「鹿児島知事に脱原発派」2016年7月11日 東京新聞

「停止して施設の点検と避難計画の見直しを行う」

鹿児島知事に脱原発派の三反園氏 現職の4選阻む
2016年7月11日 東京新聞朝刊
任期満了に伴う鹿児島県知事選は十日投開票され、無所属で新人の元テレビ朝日コメンテーターの三反園訓(みたぞのさとし)氏(58)が、四選を目指した現職の無所属、伊藤祐一郎氏(68)を破り、初当選を果たした。投票率は56・77%で、二〇一二年の前回の43・85%を上回った。
三反園氏は民進、社民両党のほか、伊藤氏に批判的な一部の保守層も加勢し、選挙戦を制した。全国で唯一再稼働している九州電力川内(せんだい)原発(同県薩摩川内市)に関しては、熊本地震を受けて一時停止して点検する必要があると主張。反原発団体も推していた。
三反園氏は十日夜、鹿児島市の事務所で「原発のない社会をつくっていくのがトップの役割だ」と脱原発を訴えた。九電に川内原発の一時停止を申し入れるかについては「いろんな人と相談し、一番良い方法を検討したい」と語った。
三反園氏は川内原発について「安全性が確保されていない原発を動かすわけにはいかない」と強調した。その上で「鹿児島を自然再生エネルギー県にしていくことで雇用を生み出したい」と抱負を述べた。
◆鹿児島知事選開票結果
当 425,893 三反園訓 無新
341,695 伊藤祐一郎 無現
開票99%
三反園訓(みたぞのさとし) 58 <1>
(元)テレビ朝日コメンテーター・政治部記者▽早大
青山繁晴さん(このブログでもメタンハイドレートで度々文字起こししたけど)が自民党だとは知らなかった。
それから、田中康夫さんが維新の会から出馬するとは、まぁ、びっくりしたなぁ。
まさかね、って感じ。
なんか、結構私も騙されてた感が大いにあります。
都知事選に関して
テレビや新聞は連日小池百合子氏と自民党のことに関してばかり報道している。
テレビをつければ小池百合子が出てきて、記者会見も繰り返し繰り返し報じていて、
まるで新しい東京都知事になる人は自民党関係者しかいないかのようになっていた。
「メディアも野党もあまりにもだらしがない」と、やり場のない気持ちになっていたそんな時、
2016年7月7日、石田純一さんが「東京都知事選挙出馬か!?」という報道が流れた。
私はそれを知った瞬間、キラッと光る風を巻き起こしてくれたと思った。
そして、ほぼ同じくして宇都宮健児さんが立候補するという報道も出た。
わぉ!
石田純一さんと宇都宮健児さん、どっちに1票を入れたらいいのか悩んでしまう><;
民進党も共産党も全く情けない。
野党で一本化して、一人の候補をおしてほしい。
悩まずに投票できるように一人の候補に決めてほしい。
自民党が分裂しているからチャンスなんだけどなぁ〜。
野党4党でまとまってほしいな、と切実に思う。
そして翌日、午後2時半から石田純一さんの会見があるということだったが、私は仕事でリアルタイムで見ることができなかった。
ただ、(小池百合子氏の報道の仕方を考えれば)夜のニュースで詳しく報道してくれるものだと思っていた。
ところが、ほとんど会見の内容の報道がない。
石田純一さんの記者会見の扱いがひどすぎる、不公平だ!
なぜなんだ??
モヤモヤとした。
ということで…
小池百合子の記者会見と雲泥の差の扱い
報道されなかった石田純一さん記者会見文字起こし
2016年7月8日金曜日
市民団体:
今日は私たち市民団体の有志なんですけれども、
「野党4党でぜひ統一候補を出して今度は勝ってください」ということをずっとお願いをしてきました。
しかしなかなか候補が決まらない中で、私たちの中でも「石田さん」という声がありまして、第三者の方を通じてコンタクトしたところやっと「出てもいいよ」ということを言っていただけまして、今日こういう場をセットすることになりました。
今日は出馬会見ということではなくて、「野党4党候補でどうでしょうか?」というふうにですね、野党の方にオファーをすると、ま、そういう形です。

石田純一:
石田純一です。
たくさんの方にお集まりいただいて本当に恐縮しております。
今お話がありましたように、市民団体、市民連合の方からいろいろ要請がありまして、意見交換をさせていただきました。
そして、結論を申しますと、「野党統一候補であるならばぜひ出させていただきたい」と。
ただ、いろんなご意見があると思うんですけれども、
例えば市民の普通の生活と政治がちょっとかけ離れていたりとか、なかなか進まないことがすごくあると思うんですけれども。
実際の話、もちろん待機児童とか、あるいは、学べる自由。安心して子供を産める、そういう空気。
そしてやっぱり、老後も不安なく過ごせる。
そういう社会がもう少し具体的に実現していければいいなというふうに個人的には思っております。
もう一度言わせていただきますと、もちろん政治というのは例えば「安定が重要だ」というご意見もあると思います。
なので、もちろん与党が非常に力も強いですし、今の状況だと非常に参議院も勝利されるというのが皆様の、多分
お見通しの通りだと思うんですが、ま、その話はちょっと置いておきまして、
都で言いますと、非常に僕らが思う、やっぱり「地域に愛、子供達に夢を」という、
この、今平和で安心できるそういう暮らしというものを、なんとか、もっともっと強力に実現して、災害にも強い、そして子育て支援を、やっぱり安心してできるという、そういうところを市民の皆さんと話し合ってまいりました。
とはいえ、野党が結集しないと、今の現状ではなかなか「思いを力に変換できていけない」というふうに思います。
そこで、「野党統一候補なら」ぜひ受けさせていただきたいと。
でも、野党統一候補が必要だと考えるんですけど、こらが他の方の決まったらもちろんそれでも喜んで応援させていただきたいというふうに思っております。
そして現状では、もし野党が統一候補を出さなくて、いろいろ分散して出るということであれば、
私が降りて、いわゆる市民の側と寄り添って、応援していきたいなというふうに感じております。
自分が、例えば「野党の統一候補じゃなきゃ嫌だ」っていうことよりも、
「野党統一候補が必要なんじゃないか」と。
そういうふうに考えておりまして、もしそれの答えが出てくるのであれば、本当に、今一度言いますけど「応援させていただきたい」と。
そして割れちゃった場合は、「自分が降りて、少しでも力を結集した方がいいのかな」というふうに自分は考えておりますので、自分が出馬することはありません。
以上です。
質疑応答

ニコニコ動画 七尾:
「選挙の争点がずれている」という声が多いんですけれども、今回の選挙。
東京都知事選の選挙で争点はなんだとお考えですか?
石田純一:
争点は、やはり地方自治とはいえ、
中央の政府が、今回の参議院選挙を見てもわかるように、例えば「憲法改正」とか、そういう話というのが全く聞こえてきません。
でも、念書には皆さんご存知だと思いますけれども、「参議院選は憲法改正というものを争点にして戦う」と総裁(安倍晋三)はおっしゃっておりましたけれども。
だからそういうことが、実際に、例えば票とか選挙のことを考えると、本当にこれからやるべきことというものを、やっぱり、あまり出さないで、簡単に言うと争点をずらしたり、争点を隠すことで、その後に数さえ、多数決さえ取れればあとはババババってやっちゃおう!と。
そういうことをすごく感じたものですから。
いま僕らが市民目線で言えるのは、
「もうちょっと、そういう憲法改正とかそういうことを話し合ったほうがいいんじゃないの?」
もちろん「集団的自衛権」あるいは「中国からのいろんな海洋進出」とかいろんなことが考えられますけれども、そういうところを含めて「憲法のどういうところを変えていくのか?」
新しい日本にするのは結構だけど、「どういう日本に変えていくのか?」
文言とか、改正するべき点とか、そういうものが全く論議が行われていないということがありますので、
都知事選挙では今一度そういうことも含めて。
それから例えば、子育ての支援というのも、今回ほとんどおざなりにされていたと思うんですけれども、
一番近い都知事(舛添要一)では、やはり、ま、幾つか違う問題もあったと思うんですけれども、実際にすごくそこは公約でおっしゃっていたところなのに進んでいない状況。
だから、日本の中でも東京というのは出生率が一番低くて、
そして実際に結婚して子供を産んだりするその歳が非常に高いんですよね。
ということは、結婚しにくい、子供も産みにくい、育てにくい、
これでは子供達が、希望を持てない。
あの、非常に、6人に一人が、もう痛ましいですよね。
貧困の中で暮らさなくちゃいけない。
これはもちろん東京に限ったことではないですけれども、
特に東京は大都会で、世界に誇れる都市なのに、そこの政治の充実というのがないので、そこはぜひ。
今回、もちろん当選しなくても、あるいは出馬しなくても、それは引き続きといいますか、子育て支援というものを一生懸命やっていきたいなと思っております。
毎日新聞:
野党各党に石田さんが統一候補で出られるということをどなたかに言ってらっしゃるんでしょうか?
これから言うのだったら、どのタイミングで言われるのか?
石田純一:
いまも政党からの働きかけは無いです。
それは本当に考えていただいて、選挙は勝つ負けるだけではないんですけれども、ここは潮目的に非常に重要かなと。
僕個人が考えていると、自分は東京生まれ東京育ち、すごく愛着もありますし、中学や高校も全部東京です。
大学もそうです。
その中では発言の自由とか、学ぶ自由とか、いろいろあったんですね。
もっと、政党もそうですが、多様性があった。
それがいまだいぶ、石原都政ぐらいから教育に対する締め付けが厳しくなった感じがしますね。
ちょっと言い方が乱暴かもわからないですけれども、「押しつけ」と言いますか、もう本当に「一色」という感じがすごく危惧しております。
政党の働きかけは、いままではまだありませんし、これを機会に、もう本当に日にちはないですけれども、万が一「野党統一候補」で決まるのであれば、そのほうがよろしいのではないかと。
これは勝つ負けるだけではない。
もう一回言いますけれども、論議をしたり、そういうことも非常に重要なのかなと。
そして政治離れというか、関心のない人たち。
選挙があってもとにかくビラも見ない。
みなさんお考えはいろいろあるんでしょうけれども、そういう情勢というか、状況というものを、なんとかもうちょっとみんなで考えていこうよ!というふうに思いました。
毎日新聞:ご自身から政党にコンタクトされるんでしょうか?
石田純一:
それはもちろんするつもりですけれども、いまの状況を見ていると、どうなんでしょうか?
…させていただきます、はい。
日刊スポーツ:政治とカネの問題、舛添知事のことがありました。それについてお考えを。
石田純一:
それは皆さんと同じ気持ちだと思います。
例えば政治家が、ちょっとそれは覚えがあるよという類のこともありますでしょうし、
実際にはリーダーとしての資質とか、態度とか、に問題があったのかなというふうには考えていますけれども。
でも税金を、なんていうんですか、いろいろちょっと皆様ご存知のように、いわゆるごまかすといいますか、そういった部分も見受けられているのではないかなと。
ちょっと、使途不明みたいなことも、それから何一つ最終的には、たぶん裏で取引があったのか知りませんけれども、何一つ釈明というか、みなさんが腑に落ちない状況で終わっていること。
でも、それで送り出したらそれでいいんじゃないかという日本の風潮もわかります。
これからも追求していかなければいけないというお考えもあるでしょうけれども、それよりもやっぱり前へ進むというか、次のことを考えていくことのほうが得策かな、というふうに、建設的に自分は考えていきたいなと思っています。
週刊女性:なぜ都知事選に?
石田純一:
これは本当に、市民連合の皆様の働きかけで、やっぱり
「野党統一候補を出したい」というところなので。
とにかく、この指とまれというところにもし今回できなかった時には、政権与党の力がより強くなって、
もちろん「戦争がどうのこうの」というつもりはありませんが、言論の自粛とか、
我々もメディアにいて感じることがすごく多いんですけれども。
実際にデモに行ったりすると、注意を受けたり、非常に話しにくい。
それから仕事も大分減ったりもしております。
いまここで、そういう、たとえば野党の共闘が終わってしまうと、本当に、政権がますます強大になっていく感じがするんですね。
それを安定ととるか?
でもみなさんも歴史をご覧になって、いろんなことがあったじゃないですか。
80年前、90年前に。
「ああいうふうにならなければいいな」というだけです。
フリー:
五輪関係とか原発ゼロを東京から進めるとか、オスプレイに反対するとか、具体的な国の重要政策でありましたらお願いします。
石田純一:
オリンピックに関しては皆様と同じように前向きに明るくとらえたいですけれども、あくまでも都民の生活を圧迫しない、その条件がありますよね。
ただただ膨れ上がっていくのを黙って見ているということにはならないと思います。
原発に関してはもちろん、東京電力という、大変大きな立派な企業でもあるんですけれども、
いままで安全神話ということを、やっぱり、それこそ自分たちが縛られて、「メルトダウン」さえも「炉心溶融」ということにしたことさえも、意識的に、ま、言わなかったわけですね。
そういった意味では非常に「社会的責任」ということに関してはちょっと欠如しているようには感じます。
そしていま、現時点でも、もちろんオリンピックを招致した時に(安倍晋三が)「コントロールされている」とおっしゃいましたけれども、あまり、放射性物質その他廃棄物がコントロールされているようには思えませんし、まだ福島の帰ってこれない方々のことを思うと、本当に心痛むので、
まして、これからも、今地震も起きている最中ですから、いろんなところで「本当に大丈夫なのかな?」と、もっとみんな話をしませんか。
ちゃんと話をして、そしてたとえば、なにかパーセンテージが出てですね、僕らが今まででいうことではなかったのかもしれませんけれども、「原発怖いな、不安だな、大丈夫なの?」って思う人ってすごく多いと思うんですよ。
だからそういう意見もやっぱり踏まえて、再稼動をボンボコなし崩し的にやっていくのは、ちょっと、これは非常に偏った政策じゃないかと。
ま、一方ではもちろん「原発がないと経済が立ち行かない」というご意見もよくわかりますけど。
実際にはだけど、思い起こしてみると、原発が動かなかった時期でも、ちゃんと日本は経済を立ち直らせてきているので、再生可能エネルギー、いわゆる自然エネルギーをより協力して、世界の技術立国として、推進していくくらいの。
実際に、洋上発電とか、潮流発電、もちろん地熱発電、それからメタンハイドレートとか、いろんな、これからも自然エネルギーを生かして世界を引っ張っていくくらいの、そういうことがあったらいいなと。
それを東京から、自分たちは発信していきたいですね。
共同通信:野党4党の統一候補を石田さんの方で求めるという感じでいいですか?
石田純一:
いや、決めていただきたい。
その中に自分が選択肢で入るようであれば、ぜひ出ましょう、出たいということですね。
でも、一番重要なのは、勝ち負けよりも野党の共闘というのは必要なのではないかなと。
そうすると、議会と都知事とのねじれとか、中央と地方のねじれとか、いろんな問題もあるかもしれないですけど、
それを本当に国のことを考えて、そしていろんな国民、都民のことを考えた場合の政治力というか、そういうのは問われると思いますけれども。
実際にそちらの方が(ねじれ)健康的なのではないかなと、いうふうに考えます。
共同通信:政治経験がないことに関してどのように思われるか?
石田純一:
非常に批判的に思われるところだとは思います。
ま、でも橋下元大阪府知事とかも、最初に府知事になられた時にはいわゆる、政治経験がなかった、と言ってもいいんじゃないですかね。
でも立派にやられておりますし。
好き嫌いとか別にしてですけれども、非常に手腕とか政治的能力もすごく高い方だなと思っております。
だからいずれにせよ、政治のプロがやったから全てOK、というわけでもないですし、
今回も実務経験豊かな方がこれから擁立されようとしていますけれども、それは都民の方々が考えることで、選んでいただければというふうに思っております。
新しい風が、ちょっと古い言い方になりますけど、新しい風が吹いてもいいのではないかと、いうふうに考えます。
朝日新聞:18歳から投票権があるようになりました、若い有権者に何か呼びかけがあったら。
石田純一:
諸外国、特にアメリカや、昨今非常に、ま、注目されておりましたイギリスなどでも、政治の教育とかそういう討論。
それから、いろいろ考える。
実際、選挙権のない、例えば16歳ぐらいの方たちの政治の参加がすごく強いんです。
僕もアメリカでは全部で6年間生活させてもらっていますけれども、子供の時から親と話したり友達と話したり、学校で話したり、そして政治家も参加する。
それがこっちだと偏向になるからとか、そういうことではなく、やっぱり政治家がそういうことも含めて政治を考えていく。
メディアの皆さんも、視点の提供というのはメディアの重要な、僕は使命だと思っていますけれども、視点の提供。
それから、材料の提供をする。
そういうことで、現場でも。
特に学校や、デモも届出制だったりはしますけれども、どんどん政治に参加できるような雰囲気をこれから作っていきたいなというふうに思っております。
テレビ:
政治家になるのは以前から思ってらしたこと、なりたいという思いはあったんでしょうか?
石田純一:
政治家というのはご存知のように当選して初めて政治家となるものですから、まだなってもいないですし、立候補もしておりません。
いつか、というよりも、政治とか経済に非常に興味はあって、
「政治というのはとにかく文化を守るもの」という、中曽根康弘の大●のお言葉でもあるんですけれども、
僕らは今まで「文化」の方をずっとやってきたんですけれども、変な意味じゃないですけど。
その「文化、芸能」をやはり政治が守って行って。
そもそも「文化」というのは人々の暮らしもそうだし。
だから我々が思うのは、政治というものはやはりそういうものを守り育てていくという使命があると思うんですけれども、そういった意味では興味はありました。
テレビ:何かきっかけはあったんでしょうか?
石田純一:
大学生の時にそういうことは考えていましたけれども、いわゆる芸能やテレビ映画という、そちらの方に進んだものですから、一二度、キャスターといいますか、ニュースの番組をやらせていただきまして、非常に勉強にもなり、ええ、叩かれもしましたが。
でも、政治家と政治の道というのはまた別だと思うんですけど。
皆さん、政治記者だったりというのは政治の道だと思うんですけど。
政治家ということは意識したことはありません。
テレビ:今回初めて意識されたということですか?
石田純一:はい。
石田純一:
僕らも簡単に言うと、人生を楽しみ、人に愛され、というのは最高なんですが、
もう60も超え、やっぱり、それこそ恩返しじゃないですけど、自分たちができることを、
市民運動なんかをして、これからもやっぱり続けていきたいと思うんですが、
そこに政治家という、これはそういうおはなしを頂いた部分を話しました。
チャンスかもしれないし、もちろんこれでダメになっちゃうかもしれないですね。
「何をやってるんだあいつは、何を考えているんだ」そういうご批判も。
あるいは叩かれるということは、前も叩かれましたけども、非常に、覚悟はしております。
日本テレビ:子育て支援は具体的に何をしていきたいか?

石田純一:
子育て支援の中で実際にしのごの言っている前に、どんどん、例えば待機児童もいるわけですから、
東京都は一番多いわけですよ。
だから少しでも遊休地があれば、そこに保育園なりを作っていく。
それからもちろん保育士なんかも、他産業に比べて(給料が)11万円ぐらい安くなっている。
それは何故なのか?働き甲斐だとかそういうことで皆さん、非常に抑えられているのかな、という。
それからもうひとつ保育士さんが、例えばあるひとつの保育園に勤めているとしますよね。
その同じ保育園に自分の子供を入れられないんですよ、法律で。
だから、実際に働きにくいというんですか、あるいは給料も含めてなりにくい、保育士が。
実際には資格を持っている方で余っている方が80万人近くいるわけですから、そういう方にどんどん、保育園とかに行って働きやすいようにしていただきたいなと。
だからそういうことを実際にやっていきたい。
それから、建設もどんどんどんどんやっていこうと。
反対もありますよね、今話題になっている。
そういうところでは、やはり出向いて行って、説得に回るのか、それとも他のところにするのか。
でも、どんどんどんどんやっていかないと進まないのは、これ、災害なんかでもそうなんですけれども、いつ、待ってくれないですから、いつ地震が起きて、東京でも津波が起きるのか、そういうことを考えると、やっぱりどんどんどんどん、やるべきことは超党派でやっていけたらいいなというふうに思っております。
日本テレビ:都知事になると今の生活レベルよりも落ちるかもしれませんが。
石田純一:
もちろん、自分たちがやるべきことがあるということと、
ま、自分なりにですけど、非常に心配しているわけです。
平和で、前から言っているように安全な、この世界一平和で安全な国であり、
もちろん過去には自分たちから外に出て行って、戦争を仕掛けたことも、あったわけです。
だから、その同じ轍を踏まないように。
そして攻撃もいつ受けるかわからないし、テロの問題もありますけれども、やはりそういうことの危険性のない方向に。
これは我々が思うことなんですけど、
それとあと、言論の自由。
これが担保されるように。
もうひとつ言わせていただければそれを含めた憲法ですね。
憲法というのは国民を縛るものではなく権力者を縛る。
書いてある条文で今まででいいますと、天皇陛下からずーっと国会議員とか裁判官まで、国務大臣、そういうものを縛るのが憲法なんですけれども、それをやはりちょっと、国民を縛るように、ま、ちょっと、変えていっている。
今までと180度違う精神だな。と考えている
その3点で、自分たちが立ち上がった方がいいかなと。
大変お節介かもしれないし、力不足かもしれないんですけど。
笑われるかもしれないし、馬鹿にされたり非難されることも覚悟で、そして生活が、ま、落ちるという言い方はあれですけれども、非常に厳しくなるでしょうね。
日本テレビ:今の話は都政というよりは国政に近いと思うんですけど、それでも都知事選?
石田純一:
都から発信できることもあるし、地方自治から国を変えようということもずっと前から言われていますけれども、それは都政だから関係ないとか、もちろん原発も決定権は基本的には国にあるものですから。
けれども、じゃあ、何も言っちゃいけないんですか?と。
あるいは仲がいいから、あるいは同じ党の推薦だから何も言わないということじゃなく、
やはり「そういうことをみんなで考えていきましょう」
それが今、この選挙でもそうですけど、考えないように何処かに置きやられている。
それが非常に自分としては不安だし、ここで自分たちも一石を投じようと考えました。
報道ステーション:どういう理由で石田さんにお願いしますとなったのか?
石田純一:
どういう経緯なのかはわかりませんが、いつも意見交換させていただいていたり、それからもちろんSEALDs(シールズ)もそうですけれども、「政治的な意見を言うことはいいことだな」と考えているのは僕だけじゃないと思うんですね。
そういったところで名前が。
行動を共にしたり、いろんな意見を交換している時に、たぶん出てきたのかな、ということと、
今回で言えば非常に、ま、自民党から分裂選挙と言われながらも、非常に強い候補が出ているように思うので、なにか起死回生はないかなと、いうふうに思われたのかもしれません。
報道ステーション:野党がこれほど候補者を絞り込めていない状況についてどう思うか?
石田純一:
もうひとつ言わせていただくと、この状況でまだ統一候補ができていないというのは本当に政治の難しさだと思うし、例えば民進党にしても、非常に右から左までいろんな、うーん…、主張とか、出身が違うところがあるので、「難しいんだろうな」というふうには考えておりますけれども、参議院選挙では(野党共闘を)やってますよね。
これはほとんど、共産党の志位さんなんかの英断もあるでしょうし、岡田さんなんかの目論みとかもあると思うんですけれども、都知事選に関しては、やはり、ちょっと難しいところは否めないでしょうね。
今のところだと正直実現するのが10%ぐらいじゃないかというふうに考えています。
もう、出馬をある意味で表明された方もいらっしゃるので、
えーー、だからさっきも言っていますけれども、割れたら、うーーん、…、
割れてただ当選しないということだけじゃなくて、「野党の共闘」が、僕は今の日本で非常に、バランスを良くしてくれるんじゃないか。
二大政党という話もありましたけれども、ここのところの民進党では完全に1強、あとはプラスアルファみたいになってますから。
だから、野党が共闘することで、いろんな歯止めになったり、バランスが取れるのかな、と。
それだけです。
報道ステーション:野党が共闘すれば与党に対して圧力を与えられるという考え方ですか?
石田純一;
そうですね、最初に申し上げたように、野党が統一候補を出せば、仮に、もちろん自分じゃなくても、応援したいきもっ地はあります。
報道ステーション:改めて、どういう経緯で石田さんに?

石田純一:
経緯までは説明されていませんけれども、市民団体が幾つかありますよね。
市民連合という形で、これもひとつのうねりとなっているような気もするんですけれども、
うーーん…、僕だけじゃなく、候補が、なかなか「これ」っていう人が、いないんじゃないですかね。
あるいはいろいろ反対が出たり、調整が難しいんじゃないですかね。
政党っていうのはそういう難しさがあるのと、駆け引き、あるいは候補自体の思惑とか、ちょっとその、自分が出たいとかやりたいとかということも含めてですね。
現段階では宇都宮さんは、まぁ、あの、出ると思うんですけれども、
まだちょっとわからない部分があるので。
でもずっとこの、市民団体でも、市民連合でも、一緒に働いてきた、一緒に頑張ってきた連中もいるので、最終的にはみんなで決めたらな、というふうには思っています。
ーーー
私が普段思っていることを全部言ってくれたような気がする。
石田純一さん、かっこいい〜
っていうか、そんな単純な表現じゃなく、こころから感謝。
で、テレビやメディアで報道されない理由がここにあった↓
『報ステ』も放映を1分に! 石田純一の都知事会見で官邸がテレビ局やコメンテーターに石田排除を働きかけ
リテラ 2016.07.09
石田純一が都知事選への思いを語った昨日の会見。閉塞する参院選報道のなか、自らの都知事選出馬問題を使って、安倍政権による参院選の“改憲隠し”を批判し、野党の結集を呼びかけたその姿勢は、見事としか言いようのないものだった。
ところが、テレビ、新聞、スポーツ紙などのマスコミはこの石田の姿勢にこぞって冷ややかな姿勢を見せている。
会見の真意をまともに伝えず、トレンディ俳優時代のチャラいイメージをそのまま押し付けてからかったり、「都知事選を混乱させる行動」「都知事選と国政の問題を混同している」など、的外れな批判を展開する番組や新聞も少なくなかった。
さらに不可解だったのは、昨夜の『報道ステーション』(テレビ朝日)だった。せめて『報ステ』くらいは石田の真意をちゃんと報じるのではないかと期待していたのだが、「石田純一が野党統一候補を条件に出馬表明」と簡単に紹介しただけで、肝心の会見内容をまったく報道しなかったのだ。
その異常さは、石田純一の会見について割いた時間を見れば明らかだ。他の局は批判的ながらもこのニュースにかなりの時間を割いていたが、『報ステ』の放映時間はなんとわずか1分!
言っておくが、これは「正式な出馬会見ではないから」というような理由では説明できない。『報ステ』は自民党の候補者の動きをめぐっては、正式出馬表明前からかなり積極的に報道している。先月29日(水)に小池百合子が突然出馬する考えを示唆したときは6分放送し、1日(金)には自民党都連や増田寛也元岩手県知事の動きを5分。5日(火)には、小池の動きに対する小泉・細川元総理の反応などを4分。小池の正式会見があった6日(水)は6分と、自民党候補者の動きについては、20分以上を使って、延々と放送しているのだ。ところが、昨日の石田純一の扱いは、その20分の1にすぎなかったのだ。
これについて、テレビ朝日の報道局関係者から、驚くべき内部情報が寄せられた。『報ステ』は当初、石田の会見を4分ほど放送する予定で、VTRを用意していたのだが、放送直前になって、突然、放送項目から落ちたのだと言う。
「理由はよくわかりませんが、上のほうから急にもっと短くしろというお達しがあったようです」
しかも、『報道ステ』がやらなかったのは、石田だけではない。昨日は、各局とも夕方のニュースで、民進党東京都連が推す候補者として松沢成文前神奈川県知事や元経産官僚の古賀茂明氏を取り上げた。ところが、『報ステ』はそれについても一切触れなかったのだ。
「小池のときは垂れ流しだけでなくバランスを取るように報道幹部からのお達しが来ていたので、野党の動きをここまでやらないのには驚いた」(前出・テレビ朝日報道局関係者)
安倍政権に“公平中立”という名の不当な圧力を加えられ、与野党同じ扱いでというばかげた自粛に陥ったと思っていたが、テレビの萎縮は、それよりさらに進み、野党については正式出馬前は報道しない、というところまで来ているということなのか。
しかし、マスコミの石田の扱いの不可解さについては、もうひとつ原因がある。
官邸が、各社の番記者や懇意にしている解説者やコメンテーターに、石田の会見を批判もしくは無視するよう、牽制していたというのだ。
「官邸はとにかく、石田の会見には相当ナーバスになっていた。石田が出たら自民党の候補が敗ける可能性があるのはもちろん、会見が大々的に取り上げられたらそれこそ参院選への影響が出かねない、と。それで、官邸と自民党の幹部が一斉に『ああいう人間が都知事選に出て混乱させていいのか』とか『石田のことなんて本気で報道したら、おたくの品位を疑われる』というようなことを言っていたようです。さらに、テレビの番記者には『会見をそのまま報じたら投票行動に影響が出る』と牽制したらしい。フジで田崎史郎氏や安藤優子氏が過剰な石田批判をしたのはおそらくそのせいでしょう。そして、この官邸の空気が各メディアに伝わって報道内容に反映されたんじゃないでしょうか」(全国紙政治部記者)
さらに石田の所属事務所に対してもスポンサーを通じて圧力がかかっているといわれ、実際、あるテレビ局が石田出演のCMを流せないと言い出しすでに数千万円単位の違約金が請求されていることを石田自身が明かしている。
本日、当サイトが報じた自民党の「子供たちを戦場に送るな」教師を取り締まる密告フォームについても、マスコミはほとんど取り上げなかった。参院選報道は、すべての自民党批判が封じられたまま終わったが、週明け以降、都知事選報道がどうなるのか。要注意である。
(田部祥太)
なるほど。そういうことだったのか…
石田純一「世界一平和で安全な国をなぜ変える必要があるのか」日比谷(文字起こし)

玉川:
津波なんかが来ればですね、そういうふうなもの(汚染度を再利用して作った防波堤など)は崩れる可能性がありますよね。
環境省 山田浩司参事官補佐:そうです。
玉川:
そうなった場合に放射性物質が含まれている土。
これが流出したりっていうことはあり得るんじゃないですかね?
山田浩司参事官補佐:
その点は一番、あの、重要な点だと思っていまして、
そういう災害が起きない場所になるべくつるというところを基本として考えております。
ただし防潮堤とか、万が一、そういう災害が起こるとも限りませんので、

そこは当然汚染度です。
ま、再生資材化しているとはいえ、ま、一定の放射能濃度はございますので、

それは回収をすると。

玉川:回収…
流れ出たとするとですね、その全てを回収するっていうのはなかなか難しいと思うんですね。
流れ出た後それが乾いて、例えば、舞い上がってということもある。
その場合に、内部被曝ということも考えられると思うんですけど…

山田浩司参事官補佐:
一番の大前提はやはりそういうようなことが起こらないようなところで利用するというところかと思っていますけれども、あの

今回のことであれば、そこを回収するというところの作業員の被曝も含めて評価をしております。

玉川:
それは外部被曝がどれぐらいで、内部被曝がどれぐらいという見積もりですか?
山田浩司参事官補佐:
外部被曝も内部被曝も、その作業員1人にとって、ある特定の作業員を想定して、その際の評価をして、というふうになっていますので。
そこは少し専門家と議論して確認していただきながらとなっておりますので、そこは大丈夫だと思っております。

環境省によると、災害で破損などが生じた場合、復旧作業にあたる作業者の被曝の線量は、外部被曝や粉塵の吸入などの内部被曝を合わせても年間1mSv以下になるとしています。

玉川:
いわゆる汚染度をですね、公共工事で使うっていうときには、必ず地元には「ここで使います」ということは言うわけですか?

山田浩司参事官補佐:そうですね。
実際に使われるときにはですね、当然地元のご理解というのが一番重要だと考えておりますので、
実際どこで使われるのか、というのは、あーー、基準とはまた別にですね、あの
地元の方にどうやってご理解いただけるか、というところにかかってくるとおもいます。

玉川:それは住民の許可も得るということですか?

山田浩司参事官補佐:
許可、っていうのがですね、どのような形態なのかにもよるんですけれども、
当然地元の方にはご理解いただかないと。
ま、知らない間に使っていたということになりますと、こういう形態でございますので、
あの当然、あの(地元のご理解は)必要なことかなと思っております。

玉川:
反対運動があっても「いやいやそれは使いますよ」ということはあるんですか?

山田浩司参事官補佐:
こちらから無理やりですね、何か汚染度を押し付けるというようなことにはしないという方針で、今
ご理解いただけたところに使っていただくということを考えています。

玉川:まず、安全性の部分なんですけれども、いかがでした?

高木:
うちは2年前だったかな、軽線量ですけれども除染をしたんですね。
その時に「除染した土はどうするんですか?」って聞いたら、敷地内に穴を掘って埋めるんですよ。
でも埋められない方っているんですね、敷地が狭いと。
そうすると、やっぱりこう包んで置いておくんです。
で、その後、じゃあ何年。
ま、年に一度とか半年に一度、「漏れていないか?安全か?ということを検査に来てくださるんですか?」と聞いたら
「それは手が回りません」ということなんですけど。
そこから考えるとね、例えば、災害で壊れそうなところに使えないということになれば公共事業ですから、
建物?なんかに使うとかドライとかに使ってくると思うんですけれど、そういうところにやっぱり子供達もいたりしますよね。

で、うちがなんで2年前に順番が回ってきたか?というと、
子供達とか公共の場所というのを優先的にまず除染されるから遅かったわけですよ。
除染の時にはそういうことを大事にしているのに、今度使う場合にそういった住民の方、子供たちの使う場所に、そういったもの(汚染土)が使われちゃう可能性というのが、ちょっと今みえてくるので、矛盾を感じているんですけど。

玉川:
今の所ですね、防潮堤とか道路の盛り土の下に使う、ということしか言っていないです。
だからそれ以外の使い道というのは今の所想定していないというのは環境省はいっているんですね。
で、ポイントとしては
「災害が起きない場所で使う」って言っているんですよ。

羽鳥:そこがどこなのか?
宇賀:そんな場所あるんですかね?
羽鳥:そうだよね、わからない。
玉川:こんな場所、わかります? こんな地震だ、水害だ、ってある国で。
羽鳥:はい。
玉川:
それから「流出した場合は回収する」って言っているんだけど、
「回収できるって言い切れるんですか?」って僕なんかは思ったんですけど。
高木:水に入っちゃったらどうするの?
羽鳥:ね、海とかね。
玉川:
海とかね、そういうところに流れちゃったら。
だから、ちょっとまだ僕も、入ってまず話を、これは一回戦ですから。
まだお話をお伺いする段階ですから、ちょっとなるほどとは、
高木:急にこの話が出てきたみたいな感じがするんですけど、
玉川:そうなんですよ。
羽鳥:急に。
玉川:
そう、まさにそれで、
なんで30年間置けるものをわざわざ全国に?
というふうなところなので、
そこもちょっとポイントになるのでVTR.
玉川:
今ある汚染度っていうのは中間貯蔵施設では置ききれないものなんですか?
山田浩司参事官補佐:
それは全て入るように設計をして準備を進めております。
玉川:そうなんですか?
山田浩司参事官補佐:はい。
玉川:
だとすると、中間貯蔵施設には30年間置けるわけですよね。
それなのに「全国で汚染度を公共事業で使おう」っていうのは何故なんですか?

山田浩司参事官補佐:
最終処分に向けまして、今現在除染で出てくる土壌というものが、最大で2200万㎥というふうに予測をしておるんですけれども、ま、量として非常に大きいものですので、その前に再生利用して減らすことができれば、より、最終処分の方も効率的にできるのかなと思っております。

候補地のめどが立たない最終処分場への量を減らすために公共事業で利用すると語る環境省。
理由はそれだけなのでしょうか?
玉川:
そもそもなんですけれども、「最終処分場を福島県以外に」って決めた理由っていうのはなんなんですか?

山田浩司参事官補佐:
そこは福島県の方に、過度な負担をおかけしていると。
まぁ、あのー、国会でご審議いただいて、そういう風にはなっておるんですけれども。
2011年11月8日

細野豪志 環境・原発事故担当大臣(当時)
福島だけにですね、負担を押し付けるという事は、わたくしはやるべきではないというふうに思います。
中間貯蔵施設に収まる土をあえて全国に分散させる理由。
その意味はどこにあるのでしょうか?
玉川:
福島第一原発の事故によって、福島の人々を中心に非常に辛い思いをされているというふうな事はあるわけですけれども、でも、中間貯蔵施設は福島県の中に、今作ろうとしているわけですよね。
そういうものを、全くその、まったくというか、被曝がほとんどないような地域にあえて汚染されたものを持っていくというふうな事の倫理的な意味というのは考えましたか?環境省は。




山田浩司参事官補佐:
倫理的な意味、というのはなかなかご回答は難しいんですけれども、我々としては、ま、福島県に過度な負担をかけているということもありまして、

環境省が語る「福島県民への過度の負担」。
それはかつて国会でのやり取りにも。
2011年11月8日
自民党 吉野正芳衆院議員:
「福島県内には最終処分場は作らない」という決定をしたわけなんです。
じゃあ、どこにつくるんですか?
当てはあるんですか?

細野豪志:
30年後、以内にですね、30年以内にどこに持っていくのかという事については、まだ決まっているわけではありませんが、福島だけに負担を押し付けるという事はわたしはやるべきではないと思いますし、総理にもそういうご判断をいただきましたので、そういった方針でですね、臨んで参りたいと考えております。


玉川:
こういった言い方をすると非常に福島の方に対して申し訳ないのかもしれないけれども、
最終処分場を福島県以外にしたっていうのは、
もしかしたらこの事故は、福島県の人だけじゃなくて、日本全体で責任を取ってくれよという事ですか?

山田浩司参事官補佐:
いや環境省でそ、そういうふうなですね、何かあのー、意思をお示ししたという話はないと思うので、なかなか私の口からはお答えしづらいところがあるんですけれども、「県外最終処分」30年後最終処分という、そこの趣旨はですね、あの…過度に福島県の方にご負担をおかけしたということを、30年という年限を区切って、それを県外に持っていきます。
ま、そういう趣旨でございます。


玉川:
これは取材感として言うんですけれども、「なんでわざわざ全国に」っていうことは、一つは、「最終処分場を決める」って言っているんですけれど、決まるめどすら立っていないわけですよね。
そうすると、たとえば「最終処分場は本当にできるんだろうか?」
というなかで、そのある種、ある種、もう一つの最終処分っていう形で、公共事業っていう形で、汚染の少ないもの、ぐらいは全国で処理をするってことなんじゃないかな、っていうのが一点と、
それからやっぱり、「なんでこんなに福島県民だけが辛い思いをしてるんだ、原発の事故に関して」「日本全体の責任じゃないか」といっても、
「いや、汚染されているのは福島県なんだから、福島県のなかで全部やればいいじゃないか」って、福島以外の人は思うわけですよね。
なんかね、そういうふうな部分を見てくると、なんかこれ、沖縄の問題と本当に一緒だなと、構図的に。
羽鳥:うーーーーん…・
玉川:
なんかもう、「沖縄以外にないんだから沖縄でやってよ」「福島以外にないんだから福島でやってよ」そういうフナ部分がなんか透けて見えてきて、どうですか?
羽鳥:うーん…••••うーーーーん………
高木:これすごく難しいと思うんですけど、
羽鳥:いやぁ…、…
高木:
たとえば、電力会社がね、有志で土地を提供して、「うちは原子力発電をやってますからここに埋めてもいいです」とかっていう有志の方は出ないですかね?
玉川:
ま、出て欲しいと思うんだけどな。
今日の結びです。

結局原発事故が起きるっていうのは、日本全国に突きつけられる問題だと。
「うちはもう、原発事故から遠いんで関係ありません」っていう話では済まない!と。
原発事故が起きるっていうのはそういうことなんだ!
というのを、私は今日感じた、んですが、いかがでしょうか。
動画→http://dai.ly/x4hz50m
<原発事故>汚染土濃度減衰に170年と試算
2016年06月27日月曜日 河北新報
東京電力福島第1原発事故に伴う除染廃棄物を巡り、放射性物質濃度が基準以下となった土などを全国の道路や防潮堤などの公共工事で再利用する環境省の方針について、同省の非公開会合で「再利用後、放射性物質として扱う必要がなくなる濃度に減衰するまで170年かかる」との試算が議論されていたことが27日、関係者への取材で分かった。
環境省の担当者は「工事完了後も管理し、年数で区切ることは考えていない。今後実証試験などを通じて適切な方法を確立する」としているが、補修の際の具体な対応策などは決まっていない。
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