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川内原発
1号機、核燃料棒1本から放射性物質漏れ


毎日新聞2018年4月5日 19時10分(最終更新 4月5日 21時55分)

川内原発
川内原発=鹿児島県薩摩川内市で、本社ヘリから矢頭智剛撮影

 九州電力は5日、川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)で1次冷却水の放射性ヨウ素濃度が上昇した問題について、1本の核燃料棒から放射性物質が漏れていたことが判明したと発表した。

 核燃料棒は二百数十本を一つに束ねて燃料集合体として使用されているが、老朽化で固定力が弱まり、燃料棒が細かく振動したことなどから1本に微細な穴が開いたとみられる。

 川内1号機は昨年3月以降、1次冷却水の放射性ヨウ素131の濃度が通常値より上昇。ただ、保安規定で定められた制限値を大幅に下回っていたため、測定の頻度を増やすなどして運転を続けた。

 今年1月からは定期検査で原子炉を停止し、燃料を取り出して詳しく調べていた。燃料を交換し、今年6月下旬の営業運転再開を目指す。【浅川大樹】




放射性物質漏れ、九電「燃料棒に穴」…川内原発1号機
2018年04月06日

 九州電力は5日、川内せんだい原子力発電所1号機(鹿児島県薩摩川内市)の燃料集合体(縦横約20センチ、長さ約4メートル)1体で確認した微量の放射性物質漏れについて、「集合体を構成する燃料棒264本のうち1本に微小な穴が開いたことが原因」との推定を発表した。貯蔵プールに保管しており、「外部への放射能漏れはない」としている。

 燃料集合体を冷やす「1次冷却材」の流れで燃料棒と集合体の部品がこすれ、摩耗したとみている。九電の原発では過去に9回、同様の放射性物質漏れが起きたが、今回の原因は初めてで、燃料の配置の見直しなどで対応する方針だ。

 川内1号機は昨年3月、運転中に1次冷却材の放射性ヨウ素の濃度が上昇した。保安規定の制限値よりは低かったため、今年1月に定期検査で停止するまで運転を続け、検査の結果、燃料集合体全157体のうち1体から放射性物質漏れを確認していた。

2018年04月06日




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