10.21
Fri
あさイチ10月17日放送の「食卓丸ごと放射能チェック」
誰かが動画でUPして下さらないかなと思って探していましたが、見付けられませんでした。
いろいろなコメントがあり、
正確にはどんな内容だったのか、書き留めておこうと思いました。
ビデオに撮っておいたので、再生しながら、言葉や内容をできるだけ正確に文字に起こしたつもりです。
ただ、きちんと見直しをしていないので、誤字脱字があったらごめんなさい。
家庭の食材を1週間分丸ごと放射能チェック「あさイチ」10/17
↑ NHKのホームページの内容中心の記事
あさイチ「食卓丸ごと放射能チェック」(続編)
↑ 武田先生のブログと、各家庭の検査結果の表を全て載せました。
ーーーーここから、番組開始です。
最近スーパーでよく見かけますよね
食品の放射線物質の検査結果が書かれたこんな張り紙
(放射線物質の緊急モニタリング検査を定期的に行っております)
でも、未だに心配だって方、実は多いですよね。
若い夫婦の男性:福島のやつ買ってないかな・・買ってなかったり避けたりすることありますね。
Q:ああ、産地を見て
若い夫婦の男性:ええ
30代?女性:それが本当なのかどうかっていうのが分からないんですよねー
今なんかすごい隠ぺいだったりとか表示を書き換えたりとかがすごく多いじゃないですか。
40代?女性:テレビ局も政府と一緒になって数値を言い様に言っているのかなー?って思ったり。
うーーん、そこまで言われたらあさイチが立ちあがるしかない。
スタッフ:実験をお願いしてよろしいですか?
福士:はい。やりましょう
(固く握手)
意を決して乗り出したのは、日本列島食卓まるごと調査
気になる福島関東をはじめ全国各地の一般家庭が
食事からどのくらい放射のを取っているのか測ってみることにしました
食卓にのぼったおよそ150食の食事を入手
果たして今私達はどれほどの危険にさらされているのか?
地域による差はどれ位なのか?
細かく分析しました。
分析は専門家の協力を得て、現在自治体が行っている食品調査よりさらに高い精度で行います。
さぁ、注目の結果、福島の食卓の調査結果の量は・・
福島郡山「えーーーーっ」
さらに東京の食卓からは
東京「わぁーーーーーーーっ。すごい!」
出てきたのは常識を覆す驚きの数値。
さぁ、今日のあさイチは、「毎日の食事がやっぱり不安」というお母さん方必見!
放射能のもやもやをすっきり解消します。
長くなるのでつづきは
続きを読むにd(◕‿-。) ネ❤
有働由美子
井ノ原快彦
柳澤秀夫
室井佑月
つるの剛史
小林孝司アナウンサー
安斎育郎
井ノ原:
おはようございます。
東日本大震災から7カ月がたちました
有働:
7カ月の間も放射線リスクの話しをいろんな形でやってきましたけれど
いつもみんなで言っていたのは、1個1個の数値は分かるけど、
それを1日の食事でどれぐらい取ってるかというのが、トータルが分かんないよねって。
井ノ原:分かんない分かんない
有働:
それが一番知りたいと言っていたのを、今回あさイチで実験しようと。いうことで、
調査を実施した訳なんでございますけど、
柳澤:常識を覆すって今、言ってたよね
井ノ原:すごくびっくりしました
有働:
その言葉聞いて。ね、どんな数値が出てきたのか見ていきたいと思いますので、
今日は室井佑月さんとつるの剛史さんですよろしくお願いいたします
今日もみなさんからのFAX、メッセージお待ちしています
みなさんからの不安、それから個々がまだ分からないという事含めてお送りください。
井ノ原:はい、リポーター小林アナウンサーです。よろしくお願いいたします
小林:
やっぱり、街で聞いてもみなさん、
放射性物質が普段食べている物の中に本当は含まれているんじゃないかと、いう事が強いですよね。
そこで行ったのがこちらです。
食卓まるごと調査
ということで、行政の食べ物の検査というのは、コメ、野菜、肉と品目ごと別々に行っていますけれども
今回は実際に料理した食事ですね。
実際に体の中に入っている食べ物を全体でどれだけ放射性物質が入っているのかというのを調べました。
で、この調査に行く前に、
今現在みなさんがどのようにして食材、食べ物を選んでいるのか。
その実態からご覧いただきます。
ーーVTRーー
原発から60キロの福島県郡山市です。
非難している区域を除くとしないでも比較的空間線量が高い地域です。
桑原綾子さん 光くん(9か月)
ここで暮らす桑原綾子さん、一人息子の光君はまだ9カ月です。
子どもを連れて毎日桑原さんは近所のスーパーに買い物に出かけます。
選ぶ食材の多くは地元福島産のもの。
東北の農家を応援したいと思っているからです。
Q:どこの産地のものですか?
桑原:
これは、福島の矢吹ですね
福島のものですけど、一応基準の中に入っているので大丈夫かなと思って買っています、
しかし、ある日の事、桑原さんの耳にこんな言葉が飛び込んできました。
桑原:
他の子連れとか、あと、お孫さんを連れている方に
「うちは福島県(産)は買わないけどね」って、すごく軽蔑した感じで言われたことがあったので、
それでちょっと、嫌な気分になりました。
福島産の食物を子どもに与え続けて本当に大丈夫なのか、
桑原さんは自分の選択に確信が持てないでいます。
桑原:
これを食べたら子どもとかに影響があったりとか、私自身にもすごく影響が強いのかもしれない
っていうふうに思ったり、
でも大丈夫とも思ったりして、その間で、こう、揺れているような感じで
一方こっちは東京の江戸川区
食品はの不安は首都圏にも色濃く広がっています。
江戸川区に住む鈴木さわ子さんです。
事故以来普段の買い物は自転車で20分以上かけて行くようになりました。
お目当てはこの店です。
鈴木:しゃぶしゃぶ肉を500。あと、スライスも500。
週末にまとめ買いするのは長崎産の豚肉。
鈴木:
関西より、西側の方がいいって考えた時に、
こちらで長崎県のものを扱っていたので、
ま、あの、少しでも安心かなと思って、こちらで買うようにしました。
たまごもやはり、長崎産のものを買うようにしています。
産地にこだわるため、買い物は1軒だけでは済みません。
鈴木:ここは牛乳が北海道産なので、牛乳はここに買いに来ます。今日は2本。
2軒回って買いもの終了。
と、思いきや、これだけでは終わりません。
出張先から帰ってきたご主人が手にしているのは、
鈴木:あー、ありがと~。
京野菜が多いですね。賀茂のふりうり野菜?
出張の時にタイミングが合うようだったら、そっちの産地のものを買ってきてもらうようにしています。
関西よりも西の時ですけれど。
鈴木夫:今回、京都の四条河原町のデパートで、おばちゃんたちをかき分けて・・
鈴木さん一家がここまで気を使うのにはわけがあります。
鈴木さんが住む江戸川区は東京の中でも特に放射線量が高いからです
鈴木:
ガイガーカウンターを買って、実際にうちの周りを測ってみたんですけど、
雨が降ったりして、ちょっとぬかるんで水が溜まっているところなんですけど、
ここを測ったら、今でも0.7~0.9μシーベルト
鈴木さんは食品以外から年間およそ1.5ミリシーベルト被ばくすると計算しました。
そこで、食品からの被ばくを0.5ミリシーベルトに抑えて
合わせて2ミリシーベルトという年間の被ばく目標を掲げたのです。
鈴木:
通常今までは1ミリだった。
じゃ、2ミリなら何とか自分たちもクリアできるんじゃないか
1ミリは絶対に無理だなと思ったので、
しかし、食品からの被ばくは、目に見えないため
目標が達成できているのかわかりません。
放射能への不安はぬぐえないままです。
鈴木:
食事をこうやって気を付けて、1日でどれくらい内部被ばくをするんだろう、
1年でどのくらい自分たちが食事から放射能を取ってしまっているんだろうということが、
やりながらも全然見えてこない。
今は数値で見たいですね。その、トータルを。
ーースタジオーー
井ノ原:うーん、そうですよね
有働:どうですか、ごらんになって
室井:私も知りたいです。
井ノ原:
そうですね、すごく気を付けている家庭と、
ま、そんなに騒がれているけれどもそこまで気にしていられないという家庭と
さまざまあるけども、それがどう変わってくるのかというのは、
つるの:
それはね、別れますもんね。
やっぱり、答えが無いだけに、いろんなみなさん意見があると思うんですよね。
井ノ原:そうですね
小林:
やっぱり、どんな事をやっているにしても、皆さん実際の数値が分からないので、
自分がやっている選択とか自分がやっている行動が、
果たして、適正なものなのかどうか確かめようがないということで、
それがまた、ストレスの原因になって、ちょっと疲れちゃっていると。
いう方も多い訳ですね。
ま、そこであさイチでは
みなさんのもやもやを少しでも解消していただこうという事で、自ら調査に乗り出しました。
ーーーVTR---
やってきたのは都内の大学です(首都大学東京)
首都大学の教授、福士正弘(健康福祉学部 放射線学科)さん
放射線防護学の専門家です。
小林:これ、ごく一部なんですけれども、視聴者の方から沢山反響をいただいて
一番多かったのが、一つ一つは基準値内でもトータルで毎日食べるものなので、
それが、どういうふうに身体に影響があるのか、どう考えればいいのか、
っていうのが、沢山寄せられているんですけれども、
福士:
ま、1日の摂取するおかずや食べ物をミキシングしていただきまして、
その中に含まれている放射性物質の量を、測定するという事はできます。
小林:わかる?
福士:わかります。
小林:早速実験をお願いしてよろしいですか
福士:ではやりましょう(握手)
力強い協力者を得て、あさイチ食卓丸ごと調査の開始です。
実際毎日の食事の中に放射性物質はトータルとしてどれくらい含まれているのか
調査は毎日3食、1週間
家庭の食事を丸ごと計測する事で行います。
ちなみに桑原さんのこの日の夕食は、
鶏のから揚げ、産地の表示は国産でした
そして、福島産の水菜とキュウリが入った生春巻
北海道産野菜がたっぷりのミネストローネ
こうした食事を全て一人分余分に作り取っておいてもらい
1日の終わりにその日食べた物すべて合わせてミキサーに入れ、(注:ミネストローネは汁ごと入れてました)
完全に混ぜ合わせます。
これを1週間続けて、東京の研究室に送ってもらいます。
(注:1日分の食材を入れるには小さい容器100mlかな?コップより小さい。お玉2杯分)
調査は、福島の桑原さん他、ランダムに選んだ全国各地のご家族に協力してもらいました。
この方も調査に参加。
東北と関東の食品は避けてきた東京の鈴木さんです。
鈴木:数値次第ですけど、
それが思ったより、本当にみんな低かったら、本当に良かったと思うし、
反対に今まで私がやってきた事が風評被害の加担をしているのではないかと反省したいと思います。
東京からはもうひと家族調査に参加してもらいました。
10か月と3歳の二人の子どもがいる島田さん一家です。
こちらは産地にはこだわらずに買い物をしています。
島田佑子さん:
専門家の方が、それほど大量に食べない限り大丈夫だと言っているので、
そんなに心配しなくても大丈夫なのかなとは思うんですけど、
この日の昼食は宮城産のパプリカや群馬産のナスを使ったドライカレー
そして食後には福島産の梨
関東と東北のものがほとんどでした。
同じ東京の鈴木さんとは違いは出るのでしょうか。
そして、調査はさらに拡大。
放射性物質の影響はどこまで広範囲に及んでいるのか、
大阪岸和田から、こちらの泉谷夕子さん一家が参加してくれました。
普段から、地元の野菜が揃う産直市場を利用しています。
泉谷さんの子ども:これです(オクラ)岸和田のでーす。
泉谷家の夕食を見てみると、
岸和田のジャガイモに外国産のエビと、岸和田のカボチャの揚げ物
京都丹波のシメジに徳島鳴門のワカメのおみそ汁です。
Q:東北とか関東近県のものはほとんど見ないですか?
泉谷:そうですね。スーパーとかにでもあんまり売ってないですし、殆ど近畿のもので食べています。
関西へ原発事故の影響はあるのか。
毎日の食卓は大丈夫なんでしょうか。
さらに、北は北海道札幌からは佐藤若子さん一家がエントリー。
こちらも食卓にのぼるのは殆ど、地元北海道のものです。
そして、福島から850キロ離れた広島から松島幸世さん一家です。
こちらも野菜や牛乳など殆どが中国地方のものです。
この6家族に1週間分の食事を提供してもらい、まるごと分析します。
先月下旬、東京の福士教授のもとに全国から続々と食品が届き始めました。
小林:これは1日づつ送られてくるんですか?
福士:そうです
分析に使うのはこちらの機械(ゲルマニウム半導体検出器)です。
鉛の箱の中に放射性物質を検出するセンサーがあります。
現在最も精密に測れる機械とされています。
この中にみなさんから送られた食品のサンプルをセットします。
これを通常よりさらに精密に測るため、時間をかけてじっくりと測定します。
福士:これで、あとは2時間そのまま測定するという
小林:2時間・・
福士:普通の検査センターだと、今は1000秒ですかね、約20分ぐらいなので、
それよりは非常に多くの時間をかけていますので、まぁ、あのー、測定精度はですね上がっていると思いますね。
ーーースタジオーー
つるの:ううん。これでもかって感じですね。
井ノ原:アハハ。すごい調査ですね。
有働:
まさにこれが知りたかったというFAXもいただいているんですけれども、
さぁ、調査に参加して下さった皆さんの、
小林:
はい。今回調査に参加して下さった皆さんは6家族の方々です。
まず、地元福島の野菜を食べているけれども、本当に大丈夫かちょっと心配という、郡山の桑原さん。
そして、西日本の物しか食べないようにしているという、東京江戸川の鈴木さん。
一方で、同じ東京だけれども山地には全くこだわっていないという目黒の島田さん。
全国で調べておりまして
こちら、地元北海道の野菜がほとんどだという札幌の佐藤さん。
で、西日本では、やはり、地元大阪の野菜を食べているという岸和田の泉谷さん。
そして、広島廿日市、こちらも地元野菜派松島さんご一家。
みなさんに普段通りの食事を続けていただいて、これを1週間分全て測定いたしました。
有働:はい。
それではここからは専門家の方と一緒に見て行きたいと思います。
放射線防護額がご専門で放射線への食品の影響に詳しい安斎育郎さんです
よろしくお願いいたします。
安斎育郎(立命館大学名誉教授 専門は放射線防護学)
井ノ原:
安斎さん、この調査ってどうですか?
やはり、ちゃんとしている感じですか?
安斎:
実は、この調査僕がやりたいと思っていたんです。
井ノ原;えっ!本当ですか?
安斎:
あさイチに先を越されました(笑)
ようするに、個別の食材に関する汚染が1kg当たり何ベクレルとか何十ベクレルとかあるけども、
結局色々とり混ぜて食べたら、どれだけ入ってくるのかというところが
やっぱり一番知りたいところですね。
それをやったというのは、ま、あさイチ企画としては、ヒット性のなにか・・
井ノ原:ほー!大絶賛ですね。ありがとうございます。
有働:ありがとうございます。
安斎:
もちろんね、6つの家族だから、これが全国を完全に代表しているかどうかという問題はあるにせよ
北海道から広島まで広くそれなりに分布しているので、
非常に意味のある企画だと思うんですね。
有働:ありがとうございます。
今回長時間測る事でしたので、これはどういう意味があるんですか?
安斎:
放射性物質から出てくる放射線というのは気まぐれなんで
次にどの原子が放射線を出すという順番が決まっているわけじゃないから
ポンポン気まぐれに出てくるんですね。
だから、同じ1分間取ってみると
ある1分間は10カウントしかないけど次の1分間だと5カウントとかね。
次は15カウントとか、バラつくんです。
だから、今度は2時間?
長い時間とると平均されて、そのものが持っている放射能の本質的な値をきちっとつかめる
柳澤:精度が上がる
安斎:精度が上がるんですね
しかも、ミキサーでまぜこぜにしているのも、どこのサンプルも同じ条件になるから、
とてもいいと思いますね。
小林:
で、まぁこれから、この調査の結果を見て行くんですけれども
その前にちょっと、参考にしていただきたい数値があります。
これが国が定めている食品の暫定基準値というもので
≪食品の暫定基準値≫ 放射性セシウムの場合
・飲料水、牛乳・乳製品・・・200ベクレル
・野菜類、穀類、肉・卵・魚、その他・・・500ベクレル
と。
これを超えると、ま、出荷制限などになるんですが、
この数値がある一方で、じゃ、食卓全体で考えた時どれ位の放射性物質が検出されたのか
こちらをご覧ください
ーーーVTR---
調査開始から2週間
結果が出揃いました。
まずは、福島郡山桑原さんのもとに向かいます
小林:す
みません、NHKあさイチの小林と申します
放射線量を調べた者を持ってきましたのでご報告を申し上げます
桑原:はい、ドキドキですね
小林:ではご覧ください
桑原:
あー、緊張しますね。はい。
ええ~~~~っ
結果が気になるところですが、まずは桑原さんの1週間の献立をチェック(写真でどんどん出る)
こちらは9月22日の夕食
福島産のニラと群馬産のキャベツがたっぷり入った餃子。
味噌汁の水菜も福島産。
お米も今年の福島の新米です。
翌日の朝食には宮城産のサバに福島のスティックきゅうり。
夕食には、福島産の牛肉に、福島のニラと卵。
ま、やはり、高い頻度で地元東北の食材が食卓に上っています。
果たして調査の結果は・・・
桑原:
おぉぉぉぉ・・びっくりぃー
えっ?そうなんですか??
見て下さい

調査の結果、全てゼロ。
精度の高い測定にもかかわらず、この1週間の食事からは
放射性セシウムは全く検出されませんでした。
小林:相当時間をかけて測ったんですけれども、出てこなかったって言う。
桑原:へぇ~~~~~。
(私:この人大丈夫と思って食べてたんじゃなかったっけ?
入っていないことに驚いているのは不思議。放射線があると思っていたという事ですね。
赤ちゃんがいるのに・・)
桑原:
すごく、なんか、うれしいというか、安心しますね。福島県産も普通に食べているので。
福島でずっと過ごしていくつもりなので、ちょっとはこれで自信が持てるというか、
そんな感じがしますね。
(私:桑原さんが仕込じゃなくて、本当に福島の人だったら光くんが心配になる。)
首都大学東京
小林:すみません、失礼します。
では、全国の他の結果はどうだったのでしょうか。
福士:
3か所ですかね。
1日だけセシウムがごく微量ですけどね、検出されたところがございました。
それが、札幌、東京(目黒)、大阪の岸和田
札幌の佐藤さんご一家では1kg当たり5.7ベクレルの微量のセシウム134。
目黒の島田さんもごく微量、9ベクレルのセシウム137。
そして、岸和田の泉谷さんもわずか3.4ベクレルのセシウム134。
どの家庭も1日だけ検出されました。
これっていったいどういう事なんでしょうか。
福士:
全国的に世界的に、やっぱりある程度、
福島原発のセシウムが薄く存在しているということになると思うんですよね。
この結果からですとね、非常にごく微量。
殆ど、検出されない割合が高いという事なので、
ですから、ま、市場に出回っている食品は、ま、安全な食品なのかなと。
そんな気がしますね。
有働;いかがでしょうか?室井さん
室井:
んー・・でもわたしは、やっぱり気にしていきます。
サンプル調査である限り、絶対に穴はあるわけで、
いままで、そのサンプル調査で穴があって出てきたものって沢山あるじゃないですか
牛肉とかお茶とか
だから、やっぱり子供の事を考えると、
気にしすぎる位で、
何も無くて当たり前。
何かあっちゃまずい訳だから、
でも、その考え方は、もう、個人の判断じゃないかなって思いますね。
井ノ原:
全国的に見てもみんなバラバラってことで
それぞれの家庭にあったっていうやり方ですものね
つるの:なんてったってゼロだって、心配する人は心配するんですものね。で、もう、これはもう・・・ね。
柳澤:個人差がありますとね
つるの:
ただ、どうなんですか?もともと、その、土壌にある物?って今までにもあるわけじゃないですか
たとえば世界だってね。核実験やってて、それがもともと降り積もっていて、っていうものもあるわけですよね。
安斎:
勿論1960年代にかなり高くいっぱい降ってきたんですね。
だけそ、今は大気中の核実験も禁止されているから、出てくるものは今度の事故の由来ではないかと。
いうふうには思われるんだけども、
専門家から見ると意外に低かったという印象なんです。
数字が出てくるとちょっとドッキリする面があるけど、
基準が1K当たり500ベクレルとか、というのに比べると、
基準についての議論は後で時間があったら言いますけど、
これは非常に低いとね。
ちょっと安心、安堵しましたね。
室井:目でちゃんと見えると安心しますよね。
小林:
それじゃぁ、どう考えていか場いいのかという事で、
やっぱり、あくまでご協力いただいたのは6家族。
この家族から食卓から検出されました。
えー、それぞれ1日づつなんですが、札幌、地元の北海道野菜を食べている佐藤さん
セシウム134が1K当たり5.7ベクレル。
そして、東京、ま、気を使っている方、特にいらっしゃいましたけれども
江戸川区は置いておいて、まずは目黒の島田さん
セシウム137がK当たり9.0ベクレル検出されました。
そして、やはり地元の野菜を食べている大阪岸和田の泉谷さん
セシウム134がいキロ当たり3.4ベクレルということになりました。
で、福島郡山と、広島廿日市は、それぞれ検出せずと。
これ(広島と福島)、より精密にですね、
さらに時間を4倍かけて8時間以上かけてそれぞれのお宅の1日分を測ったんですけれども、
それでかけてもやはり郡山と広島の両家の食卓からは検出され無かったという結果になりました。
柳澤:
ただ、やっぱり、気にする人が、特にこだわらない所を見た時に
他と比較するとやっぱり、若干とは言え高く出てるっていうのがね、
気になる人もいるんじゃないかと思うんですけれども。
この数字っていうのはどういうふうに見たらいいんでしょうか。
安斎:
うんとね、数字っていうのは分かりやすい。比べてみるとね、目に見えるから
ちょっと気になる人がいるかもしれませんが、
後で被ばく線量なんかを評価してみると、自然界から受けている
否応なく食事を通じて、天然の放射性物質も取ってるんですけどね、
そういうのと比べても非常に低い。
(私:ん(。◔‸◔。)??)
安斎:
僕はこれだけの事態が起こっているから
もっと汚染が蔓延しているかもしれないと懸念を持っていたけどね、
実際調べてみるとそうでもなかったという
(私:そうなんだ(☯‿☯)ノ)
室井:
先生、気にしないでいると、びっくりするようなものから、すごい大きい数値が出たりというのに当たったり、
そういう事はあるんですか?
安斎:
有り得るから、これで安心して一切監視はしなくていいとかそういう事ではないし、
これまでのね、気にしないものから基準値を超えた物が出たりしたから、
監視はし続けなければいけないという事は確かですよね。
小林:じゃぁ、この結果でどれだけ年間の被ばく量になるのかというのを
ま、皆さんが同じ食事を続けると想定して、皆さんが実際に食べている食事の寮も加味して計算してみました。
北海道佐藤さんは年間7.5μシーベルト
目黒の島田さんは年間4.3μシーベルト
大阪の泉谷さんは年間3.1μシーベルト
となって、ま、この数値はどういうふうに考えればいいかということの
一つの参考はこちらですね
えーっとですね
汚染された食品を食べ続けたことによる年間の被ばく量の限度量というもので
国はこれを目安に、これを超えないように食品の暫定基準値というのを定めています
国の暫定基準値(食品)
年間5000μシーベルト
それが年間5ミリシーベルト。5000μシーベルト。
で、5000に比べるとみなさん、3~7μシーベルトという事という、ま、数値になっているんで、
あくまで調査を行った現時点での今後1年という値ですけれども、
これに比べると大きく下回る見込みであるということですね。
井ノ原:でも、範囲的にちょっと広い感じがしますけれども、
安斎:
今は、被災地にドッと汚染があって、他のところには無いとかそういう状況じゃなくて、
薄く広く広がっている。
ま、チェルノブイリの原発事故の時にも非常に広く、日本にまでも飛んできたんだからね、
そういう状況になりつつあるとい9う事が一つと、
それから僕も、現地の土を取ってきて、大量の水で洗うと、セシウムが溶けだしてくる感じ。
実験でやったんですけど、水には殆ど全く溶けてこない。
土がイオン交換樹脂で、しっかりとセシウムを取らないと、畑とか田んぼに仮に汚染した土があっても
水にとけないので植物も吸い上げようがないので、食品の汚染は総じて低かったという。
これはチョット、幸いなことでしたね。
(私:へぇー)
柳原:検査は放射能の中でもセシウム134とか137で、他の放射性物質についてはどうなっているんですか?
安斎:え、他にちょっと気になっているのは後で
有働:ストロンチウムとかプルトニウムとか
安斎:
プルトニウムとかヨウ素131とかストロンチウム90とかいうのが今までも言われてきたんですけど、
ヨウ素131は、もう、今ずいぶん減ってきたんです。
3億5千分の1位に減っているんです。半減期が8日で短いからね。
ストロンチウム90はセシウムに比べると、ま、5%か、というふうに言われていて、
セシウムをしっかりと監視していれば、そちらの方も一応大丈夫。
小林:じゃぁ、それではですね
先程から気にされていて、西の方のものしか食べていないというこの、江戸川はどういうふうになったのかと
鈴木さん。目標を掲げていましたね。
食品からの被ばく量。年間500μシーベルト以内に抑えたいという事なんですが。
鈴木さんのお宅どのようだったんでしょうか。
ーーーYTR---
小林:
NHKあさイチの小林と申します
今日は結果が出ましたので報告しにまいりました
鈴木:
ありがとうございます。見ていいですか?
わぁ~~ぁ~~
すごい!!
結構いっちゃうんですね・・・
小林:え?そうですか??マイクロですよ。
鈴木:
びっくりしたびっくりした。あーびっくりしたー。
小林:
0.5ミリシーベルトだと思ったんですか?超えているんじゃないかって。
マイクロシーベルトです。
はい。産地に気を付けていた鈴木さんですが、1日だけセシウム134を検出。

とは言え、キロ当たり4.05ベクレルという、ごく微量です。
鈴木さんの年間被ばく量を計算すると、2.5マイクロシーベルトになります。
目標の200分の1という小さな数値でした。
鈴木:
本当に良かった。
もう、これで思っていた数値よりは低く抑えられたという事は、
まだ、心に余裕が持てるなと思うので、とりあえずは、私の中ではホッとしています。
小林:
これが、東京の目黒の方と鈴木さんですね。
さらに鈴木さんには、同じ東京でも産地を気にしていなかった目黒をはじめ
全国の他の地域の結果も見てもらいました。
小林:この値を見ると、大きくは違わないですね。
鈴木:
うん。違わないですね
あぁ、じゃぁ、こんなに頑張らなくても大丈夫なんだぁー。
そっか・・
気を使わなくても自分の土地のものをちゃんと食べていれば
安心なんだよっていうのが見える気がするので
早速、電話するのは、この日も出張に出ている夫の達成さんです。
鈴木:
あっ、もしもし、
あさイチの食卓調査結果が出ました。
みなさんのも見せていただいたら、殆ど変わらなく、みんなも大丈夫だったの。
夫:へぇ~
鈴木:
だから、今回は、あの、
野菜買ってこなくても大丈夫です!
夫:そうですか
鈴木:うんっ!ありがとう。ずっとありがとうございました。じゃぁまた。
夫:バイバイ
鈴木:ハイ。
ーーースタジオーーー
井ノ原:どうですか?一瞬反応として
室井:なんか、いい旦那さんだね。
江戸川のお宅からは出ないで欲しかった。
あそこまでやるってホントストレスたまるもん。
でも、頑張ったことは無意味じゃなかった。
家族の愛情だから。
井ノ原:でも、ずっとゼロで急にポンって出る時とかあるんですね。
安斎:
それは、当然ありますね。
だから、6つの家族を1週間測ったって言う事が、全部分かったっていう事とは違うけどね。
注意しておかないとね。
小林:
鈴木さんの場合は気にしていらしたけれども
でも、これから先、こだわらずに買い物しようかなっておっしゃっていたんですけれども。
やっぱり、でも、少しでも出たら不安だっておっしゃる方が沢山いらっしゃると思います。
だけど、あくまでも参考にしていただきたいものがありまして、
それがこれ
カリウム40という自然にある放射性物質なんです。
ま、これは自然にあるものなので原発事故が起きる前から私達の食べている物の中に含まれている
安斎:いろんなものに入っている。必須の元素だからね
つるの:身体になんかいい?もの?
安斎:うん。必要なものですよ
小林:
その中に放射性のカリウム40というのも入っていまして、
今回、放射性セシウムと一緒に、放射性カリウムの値というものも調べてみまして
これによる被ばく量というのも出しました。
計算すると鈴木さんの場合は年間でカリウム40、610マイクロシーベルト。っていうことになります。
もともとこれだけ摂取していたのに加えて今回セシウムが2.5マイクロシーベルト加わったとみることもできる。
有働:安斎先生
カリウムの数値は火rだへの影響はどうなんですか?
安斎:
もちろんね、人類全体が浴びているんです。これ(カリウム40)を。
食事を取れば必ず、カリウム原子の8550個のうち1個はカリウム40という放射能をもった原子なので、
それで1年間に、
平均するとね、200μシーベルト位浴びるんですけれど。
この日たまたま多いのは、これはカリウムリッチで、食事をいっぱいとったのかもしれませんけどね
それ位あります。
全人類とすると、それによる影響もあり得ると。とうぜん、言われてますね。
自然界のものは無害だって言う訳にはいかない。
(※こちらも参照してみて下さい→「自然放射線と人工放射線の違い」市川定夫氏(内容書き出し))
有働:それにしても今回郡山で、ね、福島の郡山で検出せずって言うふうにでた。
これは安斎さんどういうふうに?
安斎:これは、この1週間では出なかったという事だけれども
別の1週間やったら少し出るという可能性もありますし、
郡山だけ全く出ないという事というふうに思いこまない方がいいですよ。
ね、だから、たまたまこの週は出なかったと。
ま、それにしても全国押し並べて非常に低かったので
今、ちょっと安心しています。
有働:
もちろんこれ、あくまでも6例だけの調査なので
これであさイチがOKとい言いているわけじゃないんですよ。
こういう調査をね、是非してもらいたいという事でやっていますので
安斎:専門家もどんどん出てきて欲しいですね
小林:
でも今回の調査では郡山の桑原さんのお宅からは検出されなかったんですが
やっぱり福島で心配されている方は多いと思うんですね。
念には念を入れて福島追加調査を行いました。
調査にご協力いただいたのは、こんな家庭の食事です。
ーーーVTR---
福島でもう一軒調査をさせていただいたのは、
原発から60キロの須賀川市のお宅です。
花の栽培の他コメ作りもする専業農家の渡辺さん一家。
娘夫婦と二人の孫の6人で暮らしています。
渡辺さんのお宅では、家で食べる野菜のほとんどを自分たちで育てています。
渡辺吉男:
(ナスの)他には、里芋とかさつまいもキュウリ、あと、玉ねぎだのもあります。
やっぱり、採れたてでみずみずしくって美味しいですね。
しかし、市場に出荷することがないため
放射能検査を一度も受けたことがありません。
採れたての野菜を早速調理するのは娘の寿美子さん。
寿美子:
ピーマンはきょう酢豚を作ろうと思っているので、
後、玉ねぎも入れて、玉ねぎももちろん家のものを使って。
自家製の野菜に不安を感じながらもこれまで通りの暮らしを続けています。
寿美子:
安全だと思って食べるしかないですよね。
やっぱ検査すれば分かるけど、いちいち、普通は出来ないですもんね。
検査を受けていないのは食べ物だけではありません。
それがこの水。
水道は引かれておらず、敷地内にわき出る水で生活のすべてをまかなっています。
渡辺:
ここから水が湧きあがっているんですね。大体2m位下のところから湧いてるんですよ。
地震の次の日かな、水がちょっと赤く濁ったね。
それで、1週間経ったらまた、こういうふうに綺麗な水に戻りました。
こちらも検査を受ける機会はこれまで一度もありませんでした。
不安はあっても食生活を変えるのは簡単ではありません。
多少の放射能は仕方がないと考えています。
寿美子:
いくら60キロ70キロ離れていても、多少なりとも出てもおかしくはないのかなっていうのは
内心ありますけど、
ま、でも子どもたちもいて、じかに食べているので、あって欲しくはないとは思いますけど。
そんな渡辺さんにも1週間調査にご協力いただきました。
そして、調査開始から2週間後、結果が出ました。
小林:ごめんくださーい。ご覧ください。

寿美子:思ったよりは。
渡辺:23日だけ?
セシウム134が1kg当たり3.66ベクレル検出された日がありましたが、
全国の他の家庭とあまり変わらない数値でした。
寿美子:
ちょっと意外でした。
一日だけだったので、もっと、結構ランダムに出てくるかな、と思ってたんで。
そして、心配していた水や自家製の新米からは検出されませんでした。
寿美子:
子どもたちにも、ね、パパが今作っているお米を食べさせてあげたいし、
それはやっぱり私も育ってきた家庭で一緒なので、
今まで通りにしたいです。
渡辺:
この数字があれば、安心して食べられるね。
自分のおうちで作った野菜がね。
ーーースタジオーーー
井ノ原:
あれ、でも
同じ畑で作っている物の中で、出る人でない日があるっていうのは
やっぱり、あるん、です、よね
安斎:
あの、降り積もり方。
3月の半ばから1週間位の間の雨と風で運ばれてきたものが
斑模様だったり、時期がちょっと違うと、同じ畑でも違ったりという事はあり得ますね。

小林:
というわけで、これまで検査を受けていなかった
自家製、外で作った野菜、それから庭から出ている湧水を使って生活をしている
福島県須賀川の渡辺さん一家。
ま、1kg当たりセシウム134が3.7ベクレルということで、
他のご家族とそう違わない数字に
柳澤:
ちょっとまって、
気になることがあってですね
その、空間線量がもともと高い地域ってありますよね。
そういう地域の場合には、やっぱり、ちょっと注意の仕方が変わってくるんじゃないんですか?
安斎:
地面に、表層土数センチのところに、セシウム137が捕まっていて
で、そこにはあるんです。
逆に言うとそこに立ったり作業したりすると身体に外から浴びる放射線を浴びてしまうんですね。
でも、幸いそれが水を通じて作物に入ってくる割合が土の性質もあって少なかった、という
非常に幸いなことだったと思いますね。
柳澤:
それともう一つ、今回調査した機関が1週間ですよね。
食物というのはやっぱり四季によって、いろんな作物が出てきますよね。
というと、
この部分だけを取って、それで全てOKというには
なかなか言いにくい部分があるのかなという気がしますが。
安斎:それはそうですよ。
柳澤:季節が変わって野菜が変わる
安斎:
どういう汚染した畑で栽培されたか、
土の性質が違うところではね、ちょっと、作物に吸い上げられる割合が高かったりするんですね。
だから、特定の場所と特定の時期であった結果だから、
これだけで絶対にいかせるわけにはいかないと思う。
柳澤:
出来たら、もう長い間
出来たら一年間通してずっと見たうえでということの方が
安斎:
あさイチの番組に刺激されて
日本中の専門家がそういう調査をして、来年の春ぐらいに学会でお互いに情報を交換するとかね。
柳澤:
そうですよね。増えれば増えるほどいいですもんね。
有働:あの、こんな質問もきています。埼玉県30代の方ですが、
「震災以前は同じような調査でどれ位の数値だったのかは分かるんでしょうか?」
複数こういう質問がきているんですが、
そういうのを調べられたことはあるんでしょうか?
安斎:
安斎:
さっき言った、カリウム40のような、天然にある放射性物質で、
そういうものの調査は結構あるんですね。
私が書いた本にもいっぱい一覧表が出ているんだけども、
だけど、セシウムがこんなに綿密に測られたのは、
核実験の時期以来、滅多にないことだと思います。
井ノ原:基準がないという事ですね
有働:という事は前より、どうなったかというのは単純に比べる数字がない
安斎:
3月11日までは、この国は食品の暫定基準も持っていなかったんだから
この間の出来事ですよね。
有働:
それから、いまミキサーにして調べましたけれども
「どの食品から検出されたかは分からないんですか?」と東京都20代のお母さんからいただいているんですが、
安斎:
この測り方だと分かりません。
だから、トータルどれだけ入ってきたかが大事だという事で、こういう方法は意味があると思います。
小林:
ま、ミキサーにかけていて分からないんですけれども、
それぞれ検出された時の献立を見ると、
野菜、コメ、パン、肉、魚と。
そういうところではみなさんまんべんなく取っていまして、
とくに、こういう特徴がある時にこういう数値が出たという事ではなくて、
まんべんなく食べている献立の中から出てきた数値ということです。
有働:
宮城県の40代の心配ママさんから
「魚の安全性はどうなんでしょうか?」と、
「放射性物質が海に流れているので数値が高いんじゃないか」と言う質問なんですが。
これから、
安斎:
いわゆる生物濃縮という過程が、半年間から一年かけて今、進行中なので、
来年の春ぐらいまでは海産物の放射能汚染についてもしっかりと目を向けておきたいと思いますね。
ーーー9時のニュース・省略ーーー
井ノ原:あさイチきょは食卓の放射性物質の最新情報についてお伝えしております。
有働:
ファックスも沢山いただいております。
まず、福島県にお住まいの20代の方から
「郡山の方の結果にやったやったー!っていう感じです。思わず隣にいた祖母とハイタッチしてしまいました。
あまりにひどい風評被害を地元テレビで見ていたので、
ただ、室井さんのおっしゃることもわかりますし、他のご家族が福島を避けるのも理解しております。
どちらもお互いを傷つけないようになればいいなと思います」
それから、室井さんには、静岡県の30代の方ですが
「室井さん、いつも私の代弁をしてくれているみたいで応援しています。
テレビ的に大丈夫~?と心配になる時もありますが頑張って下さい」といただいております。
一つ質問がきていまして、
「今回調査した家庭は、水は水道水を使っていたんでしょうか?今、水道水は大丈夫ですか?
赤ちゃんがいるので心配です」
と、神奈川県の30代
小林:
はい、今回の調査、水は食べ物とまた別個にですね
分けて使っている水道水の検査もしました。
井ノ原:それは出てましたものね。調査の紙にね。
有働:
今回の調査に含まれております。
さぁ続いては。
小林:
これまで独自の検査でですね全国でごく微量しか検出されないという結果になりましたけれども、
今後、この数値をもっと小さくしていく。0にしていくには
やっぱり食品の検査というのを充実させて欲しいですよね。
そこをみていくんですけれども、今、その検査のための機械が新しく続々と開発されています
ーーー検査の機械・略ーーー
外食産業で今実際に使われている
ベルトコンベアーに段ボールの箱ごとのせて牛肉の放射線をあっという間にチェックする検査機械について
柳澤:
あれほど簡単にチェックできるというのは、基準値の設定が少し高くなってんじゃないの?
そんな気がするんだけど。
井ノ原:
先生がおっしゃっていたのに、時間が長ければ長いほどいいとか
あと、砕いた方がいいとかいうお話しがあったと思うんですけど
安斎:
基準値というのはどっかに一回線を引いたならば、
実態と関係なくずっとそこに線を引っ張っておく必要がないので
我々は、出来るだけ少なく、っていうのが、あくまでも消費者の求めだから、
基準値と実態がこんなに離れていれば、
基準値の方をもっと下げて行ってね。
柳澤:
今の機械みたいに、スーッとX線の装置の下を通るみたいな格好で検査するんだと、
もともとの基準値の設定を高めにしておかなければ検知できないんじゃないかなって
安斎:
だから、暫定規制値いないという事は分かります
小林:
ちなみにあのベルトコンベアーの場合は370ベクレル、K当たりに
ま、国の暫定規制値よりは少し低めにしているんですけれども。
引っ掛かった場合は改めて、もうちょっと時間をかけて詳しく調べると
柳澤:それをチェックするためと・・
小林:そうですね
室井:
あれ、もっと小さい数字でできるようになったら
不安が一気に解消されますよね
有働:
安斎さん、でも、7カ月経ってこの、食品検査ですよね。出荷する時の。
それについてはどういう事が求められると思いますか?
安斎:
結局、生産者とか行政がやっている物というのは、どっちかというと、こう、
自己防衛的になりがちだと言われてきたんだけども、
消費者に出来るだけ近いところでこういう検査が自由にできるようになるというのは
とても、安心の材料になると思いますよね。
有働:
FAXも結構いただいているんですけれども、
東京都30代の方
「基準値が何時まで暫定なのか」
それから、愛知県40代の方
「そもそも暫定基準値自体の設定が怪し過ぎる」
千葉県30代の方
「政府で基準にしている暫定基準値は本当に安全なのかどうかすら疑われます」
それから、
「日本の基準値は高すぎると思います」長野県50代の方というふうに
みなさん、暫定基準値自身について色々な疑問をお持ちなんですけれども
安斎:
基準値を下げるべきだという議論がいっぱいあるので、
その事が次に多分、論点としてはね。
小林:
そうですね。はい。
で、現在の基準値というのは先程ご紹介したこちらですね。

これはやはり、3月の事故を受けて設定された暫定のもので、
ちなみにこの基準値の数値というのはですね、国によってまちまちで、
これからご紹介するのは、ロシアの南西にあるベラルーシという国で
チェルノブイリ原発から国境まで16キロというところで
南からの風で、放射性物質が広がって、大きな被害を受けたところです。
で、そのベラルーシでは食品の放射線の基準値がこのようになっています。

これ、一見してみると特徴が。
細かいです。
ベラルーシの食生活に合わせて、実際に食べている量なども加味しながら
この基準値を決めているという事で、
食品それぞれ細かく定められています。
たとえば、野菜ですね。
じゃがいもの場合は1kg当たり80ベクレルとなっているんですけれども、
じゃがいも以外の野菜というという項目もありまして、それが1kg当たり100ベクレルとなっていまして、
ベラルーシではじゃがいもの方が他の野菜よりも多く食べるので、ちょっと厳しくその分数値を設定していると。
井ノ原:もちろん暫定じゃないと思いますけど
小林:これは暫定じゃない基準値。
井ノ原:決まるまでにはどういう感じで決まったんですかね?
小林:
気になりますよね
実は今回ですね、このベラルーシから専門家が来日しまして、
そのあたりの経緯を質問してきました。
ーーーVTR---
ベラルーシからいらっしゃったウラジーミル・バベンコさん
放射線物質から市民を守るために設立された、民間の研究所(ベルラド放射線安全研究所)の副所長さんです。
こちらがバベンコさんが書かれた冊子。
※『自分と子どもを放射能から守るには(日本語版特別編集)』
ウラジーミル・バベンコ(著)、ベラルーシ・ベルラド放射能安全研究所(著)、今中哲二(監修)、辰巳雅子(翻訳)
放射性物質を減らす料理法など、暮らしの知恵をまとめてベラルーシの市民に無料で配布しました。
その冊子が今回日本で出版されることを受けて来日されました。
小林:
まず、日本の食品の暫定基準値について、
どういうふうにお考えになっているか伺いたいんですけれども
バベンコ:
なるべく厳しくするべきです。
コメは日本人の主食です。
やはり、日本の食生活にあった基準値を考えなくてはいけません。
小林:ベラルーシで、暫定の値が暫定でなくなったのは、どの位経ってからですか?
バベンコ:暫定でない基準値が定められたのは原発事故から6年後の事でした。
小林:6年かかって・・ちょっと時間がかかり過ぎではないですか?
バベンコ:
除染が進まないと基準値を厳しくできませんでした。
事故直後に汚染地域で100ベクレル/ℓ以下の牛乳は手に入りませんでした。
で、バベンコさんが強調したのは、
食品の基準値を厳しく定めることが土地の除染にもつながるという点でした。
バベンコ:
基準値を厳しくすることで、
農家は汚染の無い作物を出荷するため、除染を進めるようになります。
日本の皆さんにはベラルーシの経験を生かし、
6年ではなく1年くらいで基準値を決めて欲しいと思います。
ーーースタジオーーー
井ノ原:6年位かかっているんですね。
小林:
まァ、でも6年もかかったのは、バベンコさんご自身も
「時間がかかった」と、「だから日本ではそれを教訓にして欲しい」ということで、
厚生労働省でも今、暫定を暫定で無くするという話し合いは行われているんですが、
まだ、この議論が見えてこないという段階です。
ベラルーシの場合は、ちなみに、6年後に一回基準値が定められて、
さらに年月がたったあと、見直しも行われているという事です。
有働:安斎さんは日本の基準値ってどういうふうにお考えになりますか?
安斎:
基準値というのは、たとえばチェルノブイリ事故の時のヨーロッパでも、
いったん肉の基準を決めてみたら、
その基準を守れるような肉が生産できないというので、
基準を一時的に高めたという事さえも起こるんですね。
だから、汚染の実態との関係で決まってくるという面が確かにある。
それから、食べる量との関係で、
いっぱい食べるものは低く抑えなければいけないというね。
そういう事からいうと、
今の例でも実態を調べて、それで除染を進めながら、だんだん基準値を安定した値にしたという訳ですが、
日本のは、さっき、あさイチチームがやったところによると
もう十分低くなってきている面があるのですね。
だから、そこで500というところに、何時までも高いところに線を引っ張っておく理由はあんまりないので、
もっと下げるという事が必要でしょうね。
柳澤:
合わせて、9時前のFAXにもありましたけれど、
これは、今回の事故の特徴でいうと、
原発の事故で放射性物質が海に流れてしまったと、これまで経験したことのない状況ですよね。
そうすると、海への汚染を前提として、
特に日本の場合にはお魚食べる習慣がありますよね。
ベラルーシ見ると殆ど魚というものが入っていないところで作られている基準ですから、
日本の場合にはそういう部分も含めて考えていく必要があるんじゃないですか?
安斎:
そうですね。
風評って言って、やたらに、その海域で採れたものは全部拒否するというのはいけないけれども、
実態をきちっと。
これからね、来年の春ぐらいまでは特に要注意だと思いますね。
柳澤:プランクトンから小魚
安斎:植物性から動物性、小魚から中魚へいって大魚へいく、今の仕組みが進行中。
柳澤:濃くなってしまうと言われている
安斎:そうですね。
小林:
さぁ、そして、バベンコさんに私はもう一つ聞きたい事がありました。
ベラルーシの専門家は今回のあさイチの調査結果をどのように見るのか、
というのも伺ってまいりました。
ーーーVTR---
あさイチ食卓丸ごと調査の結果をベラルーシの専門家はどう見るのでしょうか。
バベンコ:
よかった。福島の食品は、あまり汚れていなかったんですね。
この数値なら低いので心配はありません。
しかし、この安心を保って行くためには、これからも汚染の実態を知ることが大切だと言います。
バベンコ:
測定を続けていけば、これから何をすべきかはっきりします。
日本のお母さん達には、賢く心配して欲しいです。
賢い心配は正しい行動につながり、子どもの健康を守ることが出来ます。
ーーースタジオーーー
井ノ原:でもね、あの人(バベンコ氏)が言っているんですから、そうなんでしょうね。
小林:
やっぱり基本になるのは測定が大切なんだと。
その意味でこの調査も、個数は、サンプル数は少ないんですけれども、
測定の一つのきっかかりになったという事で評価したいと。
有働:
FAXでも、もっと沢山のサンプル調査をして欲しい。ときていますが、
あさイチは調査機関じゃないんで、ちょっと・・
井ノ原:そうなんですよねー
有働:
これ、なんか本当に、全国的に、
さっき、先生がおっしゃっていましたけれど、
みんなが安心できるようなサンプル数を専門家の方々なり、国が。ということは難しいんですか?
安斎:
いや、この、クリーンヒットメーターあさイチ企画に刺激を受けてね
本当に日本の専門家がそういうのをやるべきだと思いますね。
この春ぐらいまで、政府もそういう特別研究というのを支援してね、
全国の調査を進めるというのはとても大事ですね。
柳澤:地域の広がりと同時に期間ですよね。もう少し長い期間、沢山のサンプル数で。
安斎:うん。長い期間に渡ってね、うん。
有働:
それともう一つ質問がきました。
「ベラルーシの基準表の中に、子ども向けという言葉がありました」と。
「これはなんですか?」と。
小林:
そうですね、えー、
子どもが対象の食品というのがありましてそれは厳しく1kg当たり37ベクレルと
大人のものとは、また個別にこういう欄を設けて定めていると。
井ノ原:子ども用のお菓子とか、
有働:なるほどね。そこまで細かくやっているという事なんですね
小林:これはチョット、どんな食品かっていうのは、また調べてお伝えします。
有働:その他にも沢山の質問をいただいておりますので、のちほどまたお答えしてまいります。
ーーー産直日本・省略ーーー
ーーーさかなをもっとおいしく、焼きサバのおろし酢煮・省略ーーー
ーーー瀬戸内寂東北青空説法・略ーーーー
ボードに貼りだされたFAX20枚
有働:
ここまで700通いただいておりますので、どんどん紹介していきます。
北海道30代の方
「目黒の数値が一番多いのに、年間菅さんにすると札幌が一番高いのはなぜ?」
小林:
放射性物質を測った時、目黒ではセシウム137が9.0Bq/Kg
札幌ではセシウム134が5.7Bq/Kgと。
目黒の方が数値は大きかったんですが、内部被曝の量を計算すると
目黒が4.3μSv/年で札幌が7.5μSv/年
札幌の方が内部被曝が高くなっている。
どういうことかというと、
目黒はセシウム137、札幌はセシウム134ということで
セシウム134の方がエネルギーが強いので、
内部被ばく量に換算すると大きくなるということと、
あと、札幌の方の方が食べている量が多かったので、その分内部被ばく量が大きくなっている
という結果です。
有働:次の質問です。
「調理法によってセシウム摂取量が変わってくる事はあるんでしょうか」
安斎:
これまで、茹でたり煮たり、あるいは塩漬けにしたり酢漬にしたり、
そういう事によって放射線がいくらか減らせるという事が知られています。
そういうのを試みると。自分でできる方法としてですね。
お勧めだと思います。
有働:もう一度繰り返していただけますか?
安斎:はい。
煮る、茹でる。
ようするに水を使って、溶けださせるという事ですね。
それから、塩漬けとか酢漬けによって、
ナメクジに塩をかけると縮まるという、中から出てくるという事ですけれども、
それと同じ原理で、浸透圧のね、替えて引き出すという事が可能ですね。
柳澤:その出てきた物は洗い流す?
井ノ原:煮たら捨てなきゃだめですよね。
安斎:だから、煮汁は飲んではいけません。それは勿論。
有働:つづいてです。福岡県30代の方
「放射能検査機はどれも10ベクレル未満は未検出と表示されるものが多く、ゼロと勘違いしがちです。
現状の検査機で大丈夫なんでしょうか?」
安斎:
これは、検査の条件によって、どこまで検出できるかというのが違って、
今度の場合はかなり時間を沢山かけてやっているんですよね。
それで、実は自然界の宇宙線とか、建物の壁からも放射線がきているんで
そういうバックグラウンドというんですが、そういう値を引きざんしたらゼロとかマイナスになっちゃう場合は
その検査している物からは有意な放射線は出ていたいということでゼロと表示されたりするんですが
正確に言えば検出限界以下という事ですが、検出限界は今度の場合は非常に低いです。
小林:
今回のケースでいうと、2時間測って、
だいたい、およそ0.3ベクレル以上だったら測れるという事でした。
有働:そしてご意見もいただいております。
神奈川県40代の主婦の方
「なんか、安心して涙が出てきました。
私も東北の方に申し訳ない思いをしながら、子どものために東北や関東のものを避けていました。
青菜などは西方面のものは入手困難なので、スーパーでいつも頭を悩ませていました。
青菜が最近なかなか食べられず、子どもが口角炎や口内炎になると、心が痛かったのですが、
青菜はもう関東以北解禁にしようと思いました!
すごく気が楽になりました!」
それから、
「半年に一度など、今後もこの調査を継続して欲しい」
「ぜひ、給食調査をやっていただきたい」
等のご意見を沢山いただきました。
専門家の目から安斎さん
安斎:
そうですね、今度の検査は、なかなか良い結果が出たけれども、
ま、半信半疑の人もいると思うので、
引き続き検査をいろんな形でやってね、信頼性を高めていくという事はとても大事だと思いますね。
有働:ありがとうございます。
今日いただいたFAXは今後の番組作りに生かさせていただこうと思います。
番組はここまでですーーーー
ーーーーーここで、ちょっと不思議。
貼りだされていた20枚の紙のうち、紹介されたFAX、質問3件、ご意見3件の計6件でしたが、
2番目に紹介された「調理法によってセシウム摂取量が変わってくる事はあるんでしょうか」
のみが手書きの文字でした。
あとは同じ字体の活字で書かれたものでしたが、メール?とは言ってなかったですよね。
FAXのみだとしたら実に不自然な感じです。
疑り深い自分が嫌になる><:
こんな気がしたのはそこまでの紹介では本文の中から何行か抜粋して赤線が引いてあるところを
有働さんが読んでいたのに、
神奈川県40代の主婦の方の文章には全体に赤線が引いてあって、
この分だけ全て読んでいました。
「なんか、安心して涙が出てきました。
私も東北の方に申し訳ない思いをしながら、子どものために東北や関東のものを避けていました。
青菜などは西方面のものは入手困難なので、スーパーでいつも頭を悩ませていました。
青菜が最近なかなか食べられず、子どもが口角炎や口内炎になると、心が痛かったのですが、
青菜はもう関東以北解禁にしようと思いました!
すごく気が楽になりました!」
手書きじゃなくて活字だなとおもって、
巻き戻してみてみると、他の読まれたFAXも一人を除いてみな同じ活字だったので
ちょっと「あれ?」っと思っちゃったw
(九電の事とかあるから、余計なこと考えちゃうのね、きっと・・・)
見直して書き出してみても
何が本当なのかはわからない気がしています。
ただ、安斎先生のおっしゃるように、いろんな先生方や、または大学の卒論などで
数多くこのような検査をしていただけたら、本当に安心できるんだなって思いました。
誰かが動画でUPして下さらないかなと思って探していましたが、見付けられませんでした。
いろいろなコメントがあり、
正確にはどんな内容だったのか、書き留めておこうと思いました。
ビデオに撮っておいたので、再生しながら、言葉や内容をできるだけ正確に文字に起こしたつもりです。
ただ、きちんと見直しをしていないので、誤字脱字があったらごめんなさい。
家庭の食材を1週間分丸ごと放射能チェック「あさイチ」10/17
↑ NHKのホームページの内容中心の記事
あさイチ「食卓丸ごと放射能チェック」(続編)
↑ 武田先生のブログと、各家庭の検査結果の表を全て載せました。
ーーーーここから、番組開始です。
最近スーパーでよく見かけますよね
食品の放射線物質の検査結果が書かれたこんな張り紙
(放射線物質の緊急モニタリング検査を定期的に行っております)
でも、未だに心配だって方、実は多いですよね。
若い夫婦の男性:福島のやつ買ってないかな・・買ってなかったり避けたりすることありますね。
Q:ああ、産地を見て
若い夫婦の男性:ええ
30代?女性:それが本当なのかどうかっていうのが分からないんですよねー
今なんかすごい隠ぺいだったりとか表示を書き換えたりとかがすごく多いじゃないですか。
40代?女性:テレビ局も政府と一緒になって数値を言い様に言っているのかなー?って思ったり。
うーーん、そこまで言われたらあさイチが立ちあがるしかない。
スタッフ:実験をお願いしてよろしいですか?
福士:はい。やりましょう
(固く握手)
意を決して乗り出したのは、日本列島食卓まるごと調査
気になる福島関東をはじめ全国各地の一般家庭が
食事からどのくらい放射のを取っているのか測ってみることにしました
食卓にのぼったおよそ150食の食事を入手
果たして今私達はどれほどの危険にさらされているのか?
地域による差はどれ位なのか?
細かく分析しました。
分析は専門家の協力を得て、現在自治体が行っている食品調査よりさらに高い精度で行います。
さぁ、注目の結果、福島の食卓の調査結果の量は・・
福島郡山「えーーーーっ」
さらに東京の食卓からは
東京「わぁーーーーーーーっ。すごい!」
出てきたのは常識を覆す驚きの数値。
さぁ、今日のあさイチは、「毎日の食事がやっぱり不安」というお母さん方必見!
放射能のもやもやをすっきり解消します。
長くなるのでつづきは

有働由美子
井ノ原快彦
柳澤秀夫
室井佑月
つるの剛史
小林孝司アナウンサー
安斎育郎
井ノ原:
おはようございます。
東日本大震災から7カ月がたちました
有働:
7カ月の間も放射線リスクの話しをいろんな形でやってきましたけれど
いつもみんなで言っていたのは、1個1個の数値は分かるけど、
それを1日の食事でどれぐらい取ってるかというのが、トータルが分かんないよねって。
井ノ原:分かんない分かんない
有働:
それが一番知りたいと言っていたのを、今回あさイチで実験しようと。いうことで、
調査を実施した訳なんでございますけど、
柳澤:常識を覆すって今、言ってたよね
井ノ原:すごくびっくりしました
有働:
その言葉聞いて。ね、どんな数値が出てきたのか見ていきたいと思いますので、
今日は室井佑月さんとつるの剛史さんですよろしくお願いいたします
今日もみなさんからのFAX、メッセージお待ちしています
みなさんからの不安、それから個々がまだ分からないという事含めてお送りください。
井ノ原:はい、リポーター小林アナウンサーです。よろしくお願いいたします
小林:
やっぱり、街で聞いてもみなさん、
放射性物質が普段食べている物の中に本当は含まれているんじゃないかと、いう事が強いですよね。
そこで行ったのがこちらです。
食卓まるごと調査
ということで、行政の食べ物の検査というのは、コメ、野菜、肉と品目ごと別々に行っていますけれども
今回は実際に料理した食事ですね。
実際に体の中に入っている食べ物を全体でどれだけ放射性物質が入っているのかというのを調べました。
で、この調査に行く前に、
今現在みなさんがどのようにして食材、食べ物を選んでいるのか。
その実態からご覧いただきます。
ーーVTRーー
原発から60キロの福島県郡山市です。
非難している区域を除くとしないでも比較的空間線量が高い地域です。
桑原綾子さん 光くん(9か月)
ここで暮らす桑原綾子さん、一人息子の光君はまだ9カ月です。
子どもを連れて毎日桑原さんは近所のスーパーに買い物に出かけます。
選ぶ食材の多くは地元福島産のもの。
東北の農家を応援したいと思っているからです。
Q:どこの産地のものですか?
桑原:
これは、福島の矢吹ですね
福島のものですけど、一応基準の中に入っているので大丈夫かなと思って買っています、
しかし、ある日の事、桑原さんの耳にこんな言葉が飛び込んできました。
桑原:
他の子連れとか、あと、お孫さんを連れている方に
「うちは福島県(産)は買わないけどね」って、すごく軽蔑した感じで言われたことがあったので、
それでちょっと、嫌な気分になりました。
福島産の食物を子どもに与え続けて本当に大丈夫なのか、
桑原さんは自分の選択に確信が持てないでいます。
桑原:
これを食べたら子どもとかに影響があったりとか、私自身にもすごく影響が強いのかもしれない
っていうふうに思ったり、
でも大丈夫とも思ったりして、その間で、こう、揺れているような感じで
一方こっちは東京の江戸川区
食品はの不安は首都圏にも色濃く広がっています。
江戸川区に住む鈴木さわ子さんです。
事故以来普段の買い物は自転車で20分以上かけて行くようになりました。
お目当てはこの店です。
鈴木:しゃぶしゃぶ肉を500。あと、スライスも500。
週末にまとめ買いするのは長崎産の豚肉。
鈴木:
関西より、西側の方がいいって考えた時に、
こちらで長崎県のものを扱っていたので、
ま、あの、少しでも安心かなと思って、こちらで買うようにしました。
たまごもやはり、長崎産のものを買うようにしています。
産地にこだわるため、買い物は1軒だけでは済みません。
鈴木:ここは牛乳が北海道産なので、牛乳はここに買いに来ます。今日は2本。
2軒回って買いもの終了。
と、思いきや、これだけでは終わりません。
出張先から帰ってきたご主人が手にしているのは、
鈴木:あー、ありがと~。
京野菜が多いですね。賀茂のふりうり野菜?
出張の時にタイミングが合うようだったら、そっちの産地のものを買ってきてもらうようにしています。
関西よりも西の時ですけれど。
鈴木夫:今回、京都の四条河原町のデパートで、おばちゃんたちをかき分けて・・
鈴木さん一家がここまで気を使うのにはわけがあります。
鈴木さんが住む江戸川区は東京の中でも特に放射線量が高いからです
鈴木:
ガイガーカウンターを買って、実際にうちの周りを測ってみたんですけど、
雨が降ったりして、ちょっとぬかるんで水が溜まっているところなんですけど、
ここを測ったら、今でも0.7~0.9μシーベルト
鈴木さんは食品以外から年間およそ1.5ミリシーベルト被ばくすると計算しました。
そこで、食品からの被ばくを0.5ミリシーベルトに抑えて
合わせて2ミリシーベルトという年間の被ばく目標を掲げたのです。
鈴木:
通常今までは1ミリだった。
じゃ、2ミリなら何とか自分たちもクリアできるんじゃないか
1ミリは絶対に無理だなと思ったので、
しかし、食品からの被ばくは、目に見えないため
目標が達成できているのかわかりません。
放射能への不安はぬぐえないままです。
鈴木:
食事をこうやって気を付けて、1日でどれくらい内部被ばくをするんだろう、
1年でどのくらい自分たちが食事から放射能を取ってしまっているんだろうということが、
やりながらも全然見えてこない。
今は数値で見たいですね。その、トータルを。
ーースタジオーー
井ノ原:うーん、そうですよね
有働:どうですか、ごらんになって
室井:私も知りたいです。
井ノ原:
そうですね、すごく気を付けている家庭と、
ま、そんなに騒がれているけれどもそこまで気にしていられないという家庭と
さまざまあるけども、それがどう変わってくるのかというのは、
つるの:
それはね、別れますもんね。
やっぱり、答えが無いだけに、いろんなみなさん意見があると思うんですよね。
井ノ原:そうですね
小林:
やっぱり、どんな事をやっているにしても、皆さん実際の数値が分からないので、
自分がやっている選択とか自分がやっている行動が、
果たして、適正なものなのかどうか確かめようがないということで、
それがまた、ストレスの原因になって、ちょっと疲れちゃっていると。
いう方も多い訳ですね。
ま、そこであさイチでは
みなさんのもやもやを少しでも解消していただこうという事で、自ら調査に乗り出しました。
ーーーVTR---
やってきたのは都内の大学です(首都大学東京)
首都大学の教授、福士正弘(健康福祉学部 放射線学科)さん
放射線防護学の専門家です。
小林:これ、ごく一部なんですけれども、視聴者の方から沢山反響をいただいて
一番多かったのが、一つ一つは基準値内でもトータルで毎日食べるものなので、
それが、どういうふうに身体に影響があるのか、どう考えればいいのか、
っていうのが、沢山寄せられているんですけれども、
福士:
ま、1日の摂取するおかずや食べ物をミキシングしていただきまして、
その中に含まれている放射性物質の量を、測定するという事はできます。
小林:わかる?
福士:わかります。
小林:早速実験をお願いしてよろしいですか
福士:ではやりましょう(握手)
力強い協力者を得て、あさイチ食卓丸ごと調査の開始です。
実際毎日の食事の中に放射性物質はトータルとしてどれくらい含まれているのか
調査は毎日3食、1週間
家庭の食事を丸ごと計測する事で行います。
ちなみに桑原さんのこの日の夕食は、
鶏のから揚げ、産地の表示は国産でした
そして、福島産の水菜とキュウリが入った生春巻
北海道産野菜がたっぷりのミネストローネ
こうした食事を全て一人分余分に作り取っておいてもらい
1日の終わりにその日食べた物すべて合わせてミキサーに入れ、(注:ミネストローネは汁ごと入れてました)
完全に混ぜ合わせます。
これを1週間続けて、東京の研究室に送ってもらいます。
(注:1日分の食材を入れるには小さい容器100mlかな?コップより小さい。お玉2杯分)
調査は、福島の桑原さん他、ランダムに選んだ全国各地のご家族に協力してもらいました。
この方も調査に参加。
東北と関東の食品は避けてきた東京の鈴木さんです。
鈴木:数値次第ですけど、
それが思ったより、本当にみんな低かったら、本当に良かったと思うし、
反対に今まで私がやってきた事が風評被害の加担をしているのではないかと反省したいと思います。
東京からはもうひと家族調査に参加してもらいました。
10か月と3歳の二人の子どもがいる島田さん一家です。
こちらは産地にはこだわらずに買い物をしています。
島田佑子さん:
専門家の方が、それほど大量に食べない限り大丈夫だと言っているので、
そんなに心配しなくても大丈夫なのかなとは思うんですけど、
この日の昼食は宮城産のパプリカや群馬産のナスを使ったドライカレー
そして食後には福島産の梨
関東と東北のものがほとんどでした。
同じ東京の鈴木さんとは違いは出るのでしょうか。
そして、調査はさらに拡大。
放射性物質の影響はどこまで広範囲に及んでいるのか、
大阪岸和田から、こちらの泉谷夕子さん一家が参加してくれました。
普段から、地元の野菜が揃う産直市場を利用しています。
泉谷さんの子ども:これです(オクラ)岸和田のでーす。
泉谷家の夕食を見てみると、
岸和田のジャガイモに外国産のエビと、岸和田のカボチャの揚げ物
京都丹波のシメジに徳島鳴門のワカメのおみそ汁です。
Q:東北とか関東近県のものはほとんど見ないですか?
泉谷:そうですね。スーパーとかにでもあんまり売ってないですし、殆ど近畿のもので食べています。
関西へ原発事故の影響はあるのか。
毎日の食卓は大丈夫なんでしょうか。
さらに、北は北海道札幌からは佐藤若子さん一家がエントリー。
こちらも食卓にのぼるのは殆ど、地元北海道のものです。
そして、福島から850キロ離れた広島から松島幸世さん一家です。
こちらも野菜や牛乳など殆どが中国地方のものです。
この6家族に1週間分の食事を提供してもらい、まるごと分析します。
先月下旬、東京の福士教授のもとに全国から続々と食品が届き始めました。
小林:これは1日づつ送られてくるんですか?
福士:そうです
分析に使うのはこちらの機械(ゲルマニウム半導体検出器)です。
鉛の箱の中に放射性物質を検出するセンサーがあります。
現在最も精密に測れる機械とされています。
この中にみなさんから送られた食品のサンプルをセットします。
これを通常よりさらに精密に測るため、時間をかけてじっくりと測定します。
福士:これで、あとは2時間そのまま測定するという
小林:2時間・・
福士:普通の検査センターだと、今は1000秒ですかね、約20分ぐらいなので、
それよりは非常に多くの時間をかけていますので、まぁ、あのー、測定精度はですね上がっていると思いますね。
ーーースタジオーー
つるの:ううん。これでもかって感じですね。
井ノ原:アハハ。すごい調査ですね。
有働:
まさにこれが知りたかったというFAXもいただいているんですけれども、
さぁ、調査に参加して下さった皆さんの、
小林:
はい。今回調査に参加して下さった皆さんは6家族の方々です。
まず、地元福島の野菜を食べているけれども、本当に大丈夫かちょっと心配という、郡山の桑原さん。
そして、西日本の物しか食べないようにしているという、東京江戸川の鈴木さん。
一方で、同じ東京だけれども山地には全くこだわっていないという目黒の島田さん。
全国で調べておりまして
こちら、地元北海道の野菜がほとんどだという札幌の佐藤さん。
で、西日本では、やはり、地元大阪の野菜を食べているという岸和田の泉谷さん。
そして、広島廿日市、こちらも地元野菜派松島さんご一家。
みなさんに普段通りの食事を続けていただいて、これを1週間分全て測定いたしました。
有働:はい。
それではここからは専門家の方と一緒に見て行きたいと思います。
放射線防護額がご専門で放射線への食品の影響に詳しい安斎育郎さんです
よろしくお願いいたします。
安斎育郎(立命館大学名誉教授 専門は放射線防護学)
井ノ原:
安斎さん、この調査ってどうですか?
やはり、ちゃんとしている感じですか?
安斎:
実は、この調査僕がやりたいと思っていたんです。
井ノ原;えっ!本当ですか?
安斎:
あさイチに先を越されました(笑)
ようするに、個別の食材に関する汚染が1kg当たり何ベクレルとか何十ベクレルとかあるけども、
結局色々とり混ぜて食べたら、どれだけ入ってくるのかというところが
やっぱり一番知りたいところですね。
それをやったというのは、ま、あさイチ企画としては、ヒット性のなにか・・
井ノ原:ほー!大絶賛ですね。ありがとうございます。
有働:ありがとうございます。
安斎:
もちろんね、6つの家族だから、これが全国を完全に代表しているかどうかという問題はあるにせよ
北海道から広島まで広くそれなりに分布しているので、
非常に意味のある企画だと思うんですね。
有働:ありがとうございます。
今回長時間測る事でしたので、これはどういう意味があるんですか?
安斎:
放射性物質から出てくる放射線というのは気まぐれなんで
次にどの原子が放射線を出すという順番が決まっているわけじゃないから
ポンポン気まぐれに出てくるんですね。
だから、同じ1分間取ってみると
ある1分間は10カウントしかないけど次の1分間だと5カウントとかね。
次は15カウントとか、バラつくんです。
だから、今度は2時間?
長い時間とると平均されて、そのものが持っている放射能の本質的な値をきちっとつかめる
柳澤:精度が上がる
安斎:精度が上がるんですね
しかも、ミキサーでまぜこぜにしているのも、どこのサンプルも同じ条件になるから、
とてもいいと思いますね。
小林:
で、まぁこれから、この調査の結果を見て行くんですけれども
その前にちょっと、参考にしていただきたい数値があります。
これが国が定めている食品の暫定基準値というもので
≪食品の暫定基準値≫ 放射性セシウムの場合
・飲料水、牛乳・乳製品・・・200ベクレル
・野菜類、穀類、肉・卵・魚、その他・・・500ベクレル
と。
これを超えると、ま、出荷制限などになるんですが、
この数値がある一方で、じゃ、食卓全体で考えた時どれ位の放射性物質が検出されたのか
こちらをご覧ください
ーーーVTR---
調査開始から2週間
結果が出揃いました。
まずは、福島郡山桑原さんのもとに向かいます
小林:す
みません、NHKあさイチの小林と申します
放射線量を調べた者を持ってきましたのでご報告を申し上げます
桑原:はい、ドキドキですね
小林:ではご覧ください
桑原:
あー、緊張しますね。はい。
ええ~~~~っ
結果が気になるところですが、まずは桑原さんの1週間の献立をチェック(写真でどんどん出る)
こちらは9月22日の夕食
福島産のニラと群馬産のキャベツがたっぷり入った餃子。
味噌汁の水菜も福島産。
お米も今年の福島の新米です。
翌日の朝食には宮城産のサバに福島のスティックきゅうり。
夕食には、福島産の牛肉に、福島のニラと卵。
ま、やはり、高い頻度で地元東北の食材が食卓に上っています。
果たして調査の結果は・・・
桑原:
おぉぉぉぉ・・びっくりぃー
えっ?そうなんですか??
見て下さい

調査の結果、全てゼロ。
精度の高い測定にもかかわらず、この1週間の食事からは
放射性セシウムは全く検出されませんでした。
小林:相当時間をかけて測ったんですけれども、出てこなかったって言う。
桑原:へぇ~~~~~。
(私:この人大丈夫と思って食べてたんじゃなかったっけ?
入っていないことに驚いているのは不思議。放射線があると思っていたという事ですね。
赤ちゃんがいるのに・・)
桑原:
すごく、なんか、うれしいというか、安心しますね。福島県産も普通に食べているので。
福島でずっと過ごしていくつもりなので、ちょっとはこれで自信が持てるというか、
そんな感じがしますね。
(私:桑原さんが仕込じゃなくて、本当に福島の人だったら光くんが心配になる。)
首都大学東京
小林:すみません、失礼します。
では、全国の他の結果はどうだったのでしょうか。
福士:
3か所ですかね。
1日だけセシウムがごく微量ですけどね、検出されたところがございました。
それが、札幌、東京(目黒)、大阪の岸和田
札幌の佐藤さんご一家では1kg当たり5.7ベクレルの微量のセシウム134。
目黒の島田さんもごく微量、9ベクレルのセシウム137。
そして、岸和田の泉谷さんもわずか3.4ベクレルのセシウム134。
どの家庭も1日だけ検出されました。
これっていったいどういう事なんでしょうか。
福士:
全国的に世界的に、やっぱりある程度、
福島原発のセシウムが薄く存在しているということになると思うんですよね。
この結果からですとね、非常にごく微量。
殆ど、検出されない割合が高いという事なので、
ですから、ま、市場に出回っている食品は、ま、安全な食品なのかなと。
そんな気がしますね。
有働;いかがでしょうか?室井さん
室井:
んー・・でもわたしは、やっぱり気にしていきます。
サンプル調査である限り、絶対に穴はあるわけで、
いままで、そのサンプル調査で穴があって出てきたものって沢山あるじゃないですか
牛肉とかお茶とか
だから、やっぱり子供の事を考えると、
気にしすぎる位で、
何も無くて当たり前。
何かあっちゃまずい訳だから、
でも、その考え方は、もう、個人の判断じゃないかなって思いますね。
井ノ原:
全国的に見てもみんなバラバラってことで
それぞれの家庭にあったっていうやり方ですものね
つるの:なんてったってゼロだって、心配する人は心配するんですものね。で、もう、これはもう・・・ね。
柳澤:個人差がありますとね
つるの:
ただ、どうなんですか?もともと、その、土壌にある物?って今までにもあるわけじゃないですか
たとえば世界だってね。核実験やってて、それがもともと降り積もっていて、っていうものもあるわけですよね。
安斎:
勿論1960年代にかなり高くいっぱい降ってきたんですね。
だけそ、今は大気中の核実験も禁止されているから、出てくるものは今度の事故の由来ではないかと。
いうふうには思われるんだけども、
専門家から見ると意外に低かったという印象なんです。
数字が出てくるとちょっとドッキリする面があるけど、
基準が1K当たり500ベクレルとか、というのに比べると、
基準についての議論は後で時間があったら言いますけど、
これは非常に低いとね。
ちょっと安心、安堵しましたね。
室井:目でちゃんと見えると安心しますよね。
小林:
それじゃぁ、どう考えていか場いいのかという事で、
やっぱり、あくまでご協力いただいたのは6家族。
この家族から食卓から検出されました。
えー、それぞれ1日づつなんですが、札幌、地元の北海道野菜を食べている佐藤さん
セシウム134が1K当たり5.7ベクレル。
そして、東京、ま、気を使っている方、特にいらっしゃいましたけれども
江戸川区は置いておいて、まずは目黒の島田さん
セシウム137がK当たり9.0ベクレル検出されました。
そして、やはり地元の野菜を食べている大阪岸和田の泉谷さん
セシウム134がいキロ当たり3.4ベクレルということになりました。
で、福島郡山と、広島廿日市は、それぞれ検出せずと。
これ(広島と福島)、より精密にですね、
さらに時間を4倍かけて8時間以上かけてそれぞれのお宅の1日分を測ったんですけれども、
それでかけてもやはり郡山と広島の両家の食卓からは検出され無かったという結果になりました。
柳澤:
ただ、やっぱり、気にする人が、特にこだわらない所を見た時に
他と比較するとやっぱり、若干とは言え高く出てるっていうのがね、
気になる人もいるんじゃないかと思うんですけれども。
この数字っていうのはどういうふうに見たらいいんでしょうか。
安斎:
うんとね、数字っていうのは分かりやすい。比べてみるとね、目に見えるから
ちょっと気になる人がいるかもしれませんが、
後で被ばく線量なんかを評価してみると、自然界から受けている
否応なく食事を通じて、天然の放射性物質も取ってるんですけどね、
そういうのと比べても非常に低い。
(私:ん(。◔‸◔。)??)
安斎:
僕はこれだけの事態が起こっているから
もっと汚染が蔓延しているかもしれないと懸念を持っていたけどね、
実際調べてみるとそうでもなかったという
(私:そうなんだ(☯‿☯)ノ)
室井:
先生、気にしないでいると、びっくりするようなものから、すごい大きい数値が出たりというのに当たったり、
そういう事はあるんですか?
安斎:
有り得るから、これで安心して一切監視はしなくていいとかそういう事ではないし、
これまでのね、気にしないものから基準値を超えた物が出たりしたから、
監視はし続けなければいけないという事は確かですよね。
小林:じゃぁ、この結果でどれだけ年間の被ばく量になるのかというのを
ま、皆さんが同じ食事を続けると想定して、皆さんが実際に食べている食事の寮も加味して計算してみました。
北海道佐藤さんは年間7.5μシーベルト
目黒の島田さんは年間4.3μシーベルト
大阪の泉谷さんは年間3.1μシーベルト
となって、ま、この数値はどういうふうに考えればいいかということの
一つの参考はこちらですね
えーっとですね
汚染された食品を食べ続けたことによる年間の被ばく量の限度量というもので
国はこれを目安に、これを超えないように食品の暫定基準値というのを定めています
国の暫定基準値(食品)
年間5000μシーベルト
それが年間5ミリシーベルト。5000μシーベルト。
で、5000に比べるとみなさん、3~7μシーベルトという事という、ま、数値になっているんで、
あくまで調査を行った現時点での今後1年という値ですけれども、
これに比べると大きく下回る見込みであるということですね。
井ノ原:でも、範囲的にちょっと広い感じがしますけれども、
安斎:
今は、被災地にドッと汚染があって、他のところには無いとかそういう状況じゃなくて、
薄く広く広がっている。
ま、チェルノブイリの原発事故の時にも非常に広く、日本にまでも飛んできたんだからね、
そういう状況になりつつあるとい9う事が一つと、
それから僕も、現地の土を取ってきて、大量の水で洗うと、セシウムが溶けだしてくる感じ。
実験でやったんですけど、水には殆ど全く溶けてこない。
土がイオン交換樹脂で、しっかりとセシウムを取らないと、畑とか田んぼに仮に汚染した土があっても
水にとけないので植物も吸い上げようがないので、食品の汚染は総じて低かったという。
これはチョット、幸いなことでしたね。
(私:へぇー)
柳原:検査は放射能の中でもセシウム134とか137で、他の放射性物質についてはどうなっているんですか?
安斎:え、他にちょっと気になっているのは後で
有働:ストロンチウムとかプルトニウムとか
安斎:
プルトニウムとかヨウ素131とかストロンチウム90とかいうのが今までも言われてきたんですけど、
ヨウ素131は、もう、今ずいぶん減ってきたんです。
3億5千分の1位に減っているんです。半減期が8日で短いからね。
ストロンチウム90はセシウムに比べると、ま、5%か、というふうに言われていて、
セシウムをしっかりと監視していれば、そちらの方も一応大丈夫。
小林:じゃぁ、それではですね
先程から気にされていて、西の方のものしか食べていないというこの、江戸川はどういうふうになったのかと
鈴木さん。目標を掲げていましたね。
食品からの被ばく量。年間500μシーベルト以内に抑えたいという事なんですが。
鈴木さんのお宅どのようだったんでしょうか。
ーーーYTR---
小林:
NHKあさイチの小林と申します
今日は結果が出ましたので報告しにまいりました
鈴木:
ありがとうございます。見ていいですか?
わぁ~~ぁ~~
すごい!!
結構いっちゃうんですね・・・
小林:え?そうですか??マイクロですよ。
鈴木:
びっくりしたびっくりした。あーびっくりしたー。
小林:
0.5ミリシーベルトだと思ったんですか?超えているんじゃないかって。
マイクロシーベルトです。
はい。産地に気を付けていた鈴木さんですが、1日だけセシウム134を検出。

とは言え、キロ当たり4.05ベクレルという、ごく微量です。
鈴木さんの年間被ばく量を計算すると、2.5マイクロシーベルトになります。
目標の200分の1という小さな数値でした。
鈴木:
本当に良かった。
もう、これで思っていた数値よりは低く抑えられたという事は、
まだ、心に余裕が持てるなと思うので、とりあえずは、私の中ではホッとしています。
小林:
これが、東京の目黒の方と鈴木さんですね。
さらに鈴木さんには、同じ東京でも産地を気にしていなかった目黒をはじめ
全国の他の地域の結果も見てもらいました。
小林:この値を見ると、大きくは違わないですね。
鈴木:
うん。違わないですね
あぁ、じゃぁ、こんなに頑張らなくても大丈夫なんだぁー。
そっか・・
気を使わなくても自分の土地のものをちゃんと食べていれば
安心なんだよっていうのが見える気がするので
早速、電話するのは、この日も出張に出ている夫の達成さんです。
鈴木:
あっ、もしもし、
あさイチの食卓調査結果が出ました。
みなさんのも見せていただいたら、殆ど変わらなく、みんなも大丈夫だったの。
夫:へぇ~
鈴木:
だから、今回は、あの、
野菜買ってこなくても大丈夫です!
夫:そうですか
鈴木:うんっ!ありがとう。ずっとありがとうございました。じゃぁまた。
夫:バイバイ
鈴木:ハイ。
ーーースタジオーーー
井ノ原:どうですか?一瞬反応として
室井:なんか、いい旦那さんだね。
江戸川のお宅からは出ないで欲しかった。
あそこまでやるってホントストレスたまるもん。
でも、頑張ったことは無意味じゃなかった。
家族の愛情だから。
井ノ原:でも、ずっとゼロで急にポンって出る時とかあるんですね。
安斎:
それは、当然ありますね。
だから、6つの家族を1週間測ったって言う事が、全部分かったっていう事とは違うけどね。
注意しておかないとね。
小林:
鈴木さんの場合は気にしていらしたけれども
でも、これから先、こだわらずに買い物しようかなっておっしゃっていたんですけれども。
やっぱり、でも、少しでも出たら不安だっておっしゃる方が沢山いらっしゃると思います。
だけど、あくまでも参考にしていただきたいものがありまして、
それがこれ
カリウム40という自然にある放射性物質なんです。
ま、これは自然にあるものなので原発事故が起きる前から私達の食べている物の中に含まれている
安斎:いろんなものに入っている。必須の元素だからね
つるの:身体になんかいい?もの?
安斎:うん。必要なものですよ
小林:
その中に放射性のカリウム40というのも入っていまして、
今回、放射性セシウムと一緒に、放射性カリウムの値というものも調べてみまして
これによる被ばく量というのも出しました。
計算すると鈴木さんの場合は年間でカリウム40、610マイクロシーベルト。っていうことになります。
もともとこれだけ摂取していたのに加えて今回セシウムが2.5マイクロシーベルト加わったとみることもできる。
有働:安斎先生
カリウムの数値は火rだへの影響はどうなんですか?
安斎:
もちろんね、人類全体が浴びているんです。これ(カリウム40)を。
食事を取れば必ず、カリウム原子の8550個のうち1個はカリウム40という放射能をもった原子なので、
それで1年間に、
平均するとね、200μシーベルト位浴びるんですけれど。
この日たまたま多いのは、これはカリウムリッチで、食事をいっぱいとったのかもしれませんけどね
それ位あります。
全人類とすると、それによる影響もあり得ると。とうぜん、言われてますね。
自然界のものは無害だって言う訳にはいかない。
(※こちらも参照してみて下さい→「自然放射線と人工放射線の違い」市川定夫氏(内容書き出し))
有働:それにしても今回郡山で、ね、福島の郡山で検出せずって言うふうにでた。
これは安斎さんどういうふうに?
安斎:これは、この1週間では出なかったという事だけれども
別の1週間やったら少し出るという可能性もありますし、
郡山だけ全く出ないという事というふうに思いこまない方がいいですよ。
ね、だから、たまたまこの週は出なかったと。
ま、それにしても全国押し並べて非常に低かったので
今、ちょっと安心しています。
有働:
もちろんこれ、あくまでも6例だけの調査なので
これであさイチがOKとい言いているわけじゃないんですよ。
こういう調査をね、是非してもらいたいという事でやっていますので
安斎:専門家もどんどん出てきて欲しいですね
小林:
でも今回の調査では郡山の桑原さんのお宅からは検出されなかったんですが
やっぱり福島で心配されている方は多いと思うんですね。
念には念を入れて福島追加調査を行いました。
調査にご協力いただいたのは、こんな家庭の食事です。
ーーーVTR---
福島でもう一軒調査をさせていただいたのは、
原発から60キロの須賀川市のお宅です。
花の栽培の他コメ作りもする専業農家の渡辺さん一家。
娘夫婦と二人の孫の6人で暮らしています。
渡辺さんのお宅では、家で食べる野菜のほとんどを自分たちで育てています。
渡辺吉男:
(ナスの)他には、里芋とかさつまいもキュウリ、あと、玉ねぎだのもあります。
やっぱり、採れたてでみずみずしくって美味しいですね。
しかし、市場に出荷することがないため
放射能検査を一度も受けたことがありません。
採れたての野菜を早速調理するのは娘の寿美子さん。
寿美子:
ピーマンはきょう酢豚を作ろうと思っているので、
後、玉ねぎも入れて、玉ねぎももちろん家のものを使って。
自家製の野菜に不安を感じながらもこれまで通りの暮らしを続けています。
寿美子:
安全だと思って食べるしかないですよね。
やっぱ検査すれば分かるけど、いちいち、普通は出来ないですもんね。
検査を受けていないのは食べ物だけではありません。
それがこの水。
水道は引かれておらず、敷地内にわき出る水で生活のすべてをまかなっています。
渡辺:
ここから水が湧きあがっているんですね。大体2m位下のところから湧いてるんですよ。
地震の次の日かな、水がちょっと赤く濁ったね。
それで、1週間経ったらまた、こういうふうに綺麗な水に戻りました。
こちらも検査を受ける機会はこれまで一度もありませんでした。
不安はあっても食生活を変えるのは簡単ではありません。
多少の放射能は仕方がないと考えています。
寿美子:
いくら60キロ70キロ離れていても、多少なりとも出てもおかしくはないのかなっていうのは
内心ありますけど、
ま、でも子どもたちもいて、じかに食べているので、あって欲しくはないとは思いますけど。
そんな渡辺さんにも1週間調査にご協力いただきました。
そして、調査開始から2週間後、結果が出ました。
小林:ごめんくださーい。ご覧ください。

寿美子:思ったよりは。
渡辺:23日だけ?
セシウム134が1kg当たり3.66ベクレル検出された日がありましたが、
全国の他の家庭とあまり変わらない数値でした。
寿美子:
ちょっと意外でした。
一日だけだったので、もっと、結構ランダムに出てくるかな、と思ってたんで。
そして、心配していた水や自家製の新米からは検出されませんでした。
寿美子:
子どもたちにも、ね、パパが今作っているお米を食べさせてあげたいし、
それはやっぱり私も育ってきた家庭で一緒なので、
今まで通りにしたいです。
渡辺:
この数字があれば、安心して食べられるね。
自分のおうちで作った野菜がね。
ーーースタジオーーー
井ノ原:
あれ、でも
同じ畑で作っている物の中で、出る人でない日があるっていうのは
やっぱり、あるん、です、よね
安斎:
あの、降り積もり方。
3月の半ばから1週間位の間の雨と風で運ばれてきたものが
斑模様だったり、時期がちょっと違うと、同じ畑でも違ったりという事はあり得ますね。

小林:
というわけで、これまで検査を受けていなかった
自家製、外で作った野菜、それから庭から出ている湧水を使って生活をしている
福島県須賀川の渡辺さん一家。
ま、1kg当たりセシウム134が3.7ベクレルということで、
他のご家族とそう違わない数字に
柳澤:
ちょっとまって、
気になることがあってですね
その、空間線量がもともと高い地域ってありますよね。
そういう地域の場合には、やっぱり、ちょっと注意の仕方が変わってくるんじゃないんですか?
安斎:
地面に、表層土数センチのところに、セシウム137が捕まっていて
で、そこにはあるんです。
逆に言うとそこに立ったり作業したりすると身体に外から浴びる放射線を浴びてしまうんですね。
でも、幸いそれが水を通じて作物に入ってくる割合が土の性質もあって少なかった、という
非常に幸いなことだったと思いますね。
柳澤:
それともう一つ、今回調査した機関が1週間ですよね。
食物というのはやっぱり四季によって、いろんな作物が出てきますよね。
というと、
この部分だけを取って、それで全てOKというには
なかなか言いにくい部分があるのかなという気がしますが。
安斎:それはそうですよ。
柳澤:季節が変わって野菜が変わる
安斎:
どういう汚染した畑で栽培されたか、
土の性質が違うところではね、ちょっと、作物に吸い上げられる割合が高かったりするんですね。
だから、特定の場所と特定の時期であった結果だから、
これだけで絶対にいかせるわけにはいかないと思う。
柳澤:
出来たら、もう長い間
出来たら一年間通してずっと見たうえでということの方が
安斎:
あさイチの番組に刺激されて
日本中の専門家がそういう調査をして、来年の春ぐらいに学会でお互いに情報を交換するとかね。
柳澤:
そうですよね。増えれば増えるほどいいですもんね。
有働:あの、こんな質問もきています。埼玉県30代の方ですが、
「震災以前は同じような調査でどれ位の数値だったのかは分かるんでしょうか?」
複数こういう質問がきているんですが、
そういうのを調べられたことはあるんでしょうか?
安斎:
安斎:
さっき言った、カリウム40のような、天然にある放射性物質で、
そういうものの調査は結構あるんですね。
私が書いた本にもいっぱい一覧表が出ているんだけども、
だけど、セシウムがこんなに綿密に測られたのは、
核実験の時期以来、滅多にないことだと思います。
井ノ原:基準がないという事ですね
有働:という事は前より、どうなったかというのは単純に比べる数字がない
安斎:
3月11日までは、この国は食品の暫定基準も持っていなかったんだから
この間の出来事ですよね。
有働:
それから、いまミキサーにして調べましたけれども
「どの食品から検出されたかは分からないんですか?」と東京都20代のお母さんからいただいているんですが、
安斎:
この測り方だと分かりません。
だから、トータルどれだけ入ってきたかが大事だという事で、こういう方法は意味があると思います。
小林:
ま、ミキサーにかけていて分からないんですけれども、
それぞれ検出された時の献立を見ると、
野菜、コメ、パン、肉、魚と。
そういうところではみなさんまんべんなく取っていまして、
とくに、こういう特徴がある時にこういう数値が出たという事ではなくて、
まんべんなく食べている献立の中から出てきた数値ということです。
有働:
宮城県の40代の心配ママさんから
「魚の安全性はどうなんでしょうか?」と、
「放射性物質が海に流れているので数値が高いんじゃないか」と言う質問なんですが。
これから、
安斎:
いわゆる生物濃縮という過程が、半年間から一年かけて今、進行中なので、
来年の春ぐらいまでは海産物の放射能汚染についてもしっかりと目を向けておきたいと思いますね。
ーーー9時のニュース・省略ーーー
井ノ原:あさイチきょは食卓の放射性物質の最新情報についてお伝えしております。
有働:
ファックスも沢山いただいております。
まず、福島県にお住まいの20代の方から
「郡山の方の結果にやったやったー!っていう感じです。思わず隣にいた祖母とハイタッチしてしまいました。
あまりにひどい風評被害を地元テレビで見ていたので、
ただ、室井さんのおっしゃることもわかりますし、他のご家族が福島を避けるのも理解しております。
どちらもお互いを傷つけないようになればいいなと思います」
それから、室井さんには、静岡県の30代の方ですが
「室井さん、いつも私の代弁をしてくれているみたいで応援しています。
テレビ的に大丈夫~?と心配になる時もありますが頑張って下さい」といただいております。
一つ質問がきていまして、
「今回調査した家庭は、水は水道水を使っていたんでしょうか?今、水道水は大丈夫ですか?
赤ちゃんがいるので心配です」
と、神奈川県の30代
小林:
はい、今回の調査、水は食べ物とまた別個にですね
分けて使っている水道水の検査もしました。
井ノ原:それは出てましたものね。調査の紙にね。
有働:
今回の調査に含まれております。
さぁ続いては。
小林:
これまで独自の検査でですね全国でごく微量しか検出されないという結果になりましたけれども、
今後、この数値をもっと小さくしていく。0にしていくには
やっぱり食品の検査というのを充実させて欲しいですよね。
そこをみていくんですけれども、今、その検査のための機械が新しく続々と開発されています
ーーー検査の機械・略ーーー
外食産業で今実際に使われている
ベルトコンベアーに段ボールの箱ごとのせて牛肉の放射線をあっという間にチェックする検査機械について
柳澤:
あれほど簡単にチェックできるというのは、基準値の設定が少し高くなってんじゃないの?
そんな気がするんだけど。
井ノ原:
先生がおっしゃっていたのに、時間が長ければ長いほどいいとか
あと、砕いた方がいいとかいうお話しがあったと思うんですけど
安斎:
基準値というのはどっかに一回線を引いたならば、
実態と関係なくずっとそこに線を引っ張っておく必要がないので
我々は、出来るだけ少なく、っていうのが、あくまでも消費者の求めだから、
基準値と実態がこんなに離れていれば、
基準値の方をもっと下げて行ってね。
柳澤:
今の機械みたいに、スーッとX線の装置の下を通るみたいな格好で検査するんだと、
もともとの基準値の設定を高めにしておかなければ検知できないんじゃないかなって
安斎:
だから、暫定規制値いないという事は分かります
小林:
ちなみにあのベルトコンベアーの場合は370ベクレル、K当たりに
ま、国の暫定規制値よりは少し低めにしているんですけれども。
引っ掛かった場合は改めて、もうちょっと時間をかけて詳しく調べると
柳澤:それをチェックするためと・・
小林:そうですね
室井:
あれ、もっと小さい数字でできるようになったら
不安が一気に解消されますよね
有働:
安斎さん、でも、7カ月経ってこの、食品検査ですよね。出荷する時の。
それについてはどういう事が求められると思いますか?
安斎:
結局、生産者とか行政がやっている物というのは、どっちかというと、こう、
自己防衛的になりがちだと言われてきたんだけども、
消費者に出来るだけ近いところでこういう検査が自由にできるようになるというのは
とても、安心の材料になると思いますよね。
有働:
FAXも結構いただいているんですけれども、
東京都30代の方
「基準値が何時まで暫定なのか」
それから、愛知県40代の方
「そもそも暫定基準値自体の設定が怪し過ぎる」
千葉県30代の方
「政府で基準にしている暫定基準値は本当に安全なのかどうかすら疑われます」
それから、
「日本の基準値は高すぎると思います」長野県50代の方というふうに
みなさん、暫定基準値自身について色々な疑問をお持ちなんですけれども
安斎:
基準値を下げるべきだという議論がいっぱいあるので、
その事が次に多分、論点としてはね。
小林:
そうですね。はい。
で、現在の基準値というのは先程ご紹介したこちらですね。

これはやはり、3月の事故を受けて設定された暫定のもので、
ちなみにこの基準値の数値というのはですね、国によってまちまちで、
これからご紹介するのは、ロシアの南西にあるベラルーシという国で
チェルノブイリ原発から国境まで16キロというところで
南からの風で、放射性物質が広がって、大きな被害を受けたところです。
で、そのベラルーシでは食品の放射線の基準値がこのようになっています。

これ、一見してみると特徴が。
細かいです。
ベラルーシの食生活に合わせて、実際に食べている量なども加味しながら
この基準値を決めているという事で、
食品それぞれ細かく定められています。
たとえば、野菜ですね。
じゃがいもの場合は1kg当たり80ベクレルとなっているんですけれども、
じゃがいも以外の野菜というという項目もありまして、それが1kg当たり100ベクレルとなっていまして、
ベラルーシではじゃがいもの方が他の野菜よりも多く食べるので、ちょっと厳しくその分数値を設定していると。
井ノ原:もちろん暫定じゃないと思いますけど
小林:これは暫定じゃない基準値。
井ノ原:決まるまでにはどういう感じで決まったんですかね?
小林:
気になりますよね
実は今回ですね、このベラルーシから専門家が来日しまして、
そのあたりの経緯を質問してきました。
ーーーVTR---
ベラルーシからいらっしゃったウラジーミル・バベンコさん
放射線物質から市民を守るために設立された、民間の研究所(ベルラド放射線安全研究所)の副所長さんです。
こちらがバベンコさんが書かれた冊子。
※『自分と子どもを放射能から守るには(日本語版特別編集)』
ウラジーミル・バベンコ(著)、ベラルーシ・ベルラド放射能安全研究所(著)、今中哲二(監修)、辰巳雅子(翻訳)
放射性物質を減らす料理法など、暮らしの知恵をまとめてベラルーシの市民に無料で配布しました。
その冊子が今回日本で出版されることを受けて来日されました。
小林:
まず、日本の食品の暫定基準値について、
どういうふうにお考えになっているか伺いたいんですけれども
バベンコ:
なるべく厳しくするべきです。
コメは日本人の主食です。
やはり、日本の食生活にあった基準値を考えなくてはいけません。
小林:ベラルーシで、暫定の値が暫定でなくなったのは、どの位経ってからですか?
バベンコ:暫定でない基準値が定められたのは原発事故から6年後の事でした。
小林:6年かかって・・ちょっと時間がかかり過ぎではないですか?
バベンコ:
除染が進まないと基準値を厳しくできませんでした。
事故直後に汚染地域で100ベクレル/ℓ以下の牛乳は手に入りませんでした。
で、バベンコさんが強調したのは、
食品の基準値を厳しく定めることが土地の除染にもつながるという点でした。
バベンコ:
基準値を厳しくすることで、
農家は汚染の無い作物を出荷するため、除染を進めるようになります。
日本の皆さんにはベラルーシの経験を生かし、
6年ではなく1年くらいで基準値を決めて欲しいと思います。
ーーースタジオーーー
井ノ原:6年位かかっているんですね。
小林:
まァ、でも6年もかかったのは、バベンコさんご自身も
「時間がかかった」と、「だから日本ではそれを教訓にして欲しい」ということで、
厚生労働省でも今、暫定を暫定で無くするという話し合いは行われているんですが、
まだ、この議論が見えてこないという段階です。
ベラルーシの場合は、ちなみに、6年後に一回基準値が定められて、
さらに年月がたったあと、見直しも行われているという事です。
有働:安斎さんは日本の基準値ってどういうふうにお考えになりますか?
安斎:
基準値というのは、たとえばチェルノブイリ事故の時のヨーロッパでも、
いったん肉の基準を決めてみたら、
その基準を守れるような肉が生産できないというので、
基準を一時的に高めたという事さえも起こるんですね。
だから、汚染の実態との関係で決まってくるという面が確かにある。
それから、食べる量との関係で、
いっぱい食べるものは低く抑えなければいけないというね。
そういう事からいうと、
今の例でも実態を調べて、それで除染を進めながら、だんだん基準値を安定した値にしたという訳ですが、
日本のは、さっき、あさイチチームがやったところによると
もう十分低くなってきている面があるのですね。
だから、そこで500というところに、何時までも高いところに線を引っ張っておく理由はあんまりないので、
もっと下げるという事が必要でしょうね。
柳澤:
合わせて、9時前のFAXにもありましたけれど、
これは、今回の事故の特徴でいうと、
原発の事故で放射性物質が海に流れてしまったと、これまで経験したことのない状況ですよね。
そうすると、海への汚染を前提として、
特に日本の場合にはお魚食べる習慣がありますよね。
ベラルーシ見ると殆ど魚というものが入っていないところで作られている基準ですから、
日本の場合にはそういう部分も含めて考えていく必要があるんじゃないですか?
安斎:
そうですね。
風評って言って、やたらに、その海域で採れたものは全部拒否するというのはいけないけれども、
実態をきちっと。
これからね、来年の春ぐらいまでは特に要注意だと思いますね。
柳澤:プランクトンから小魚
安斎:植物性から動物性、小魚から中魚へいって大魚へいく、今の仕組みが進行中。
柳澤:濃くなってしまうと言われている
安斎:そうですね。
小林:
さぁ、そして、バベンコさんに私はもう一つ聞きたい事がありました。
ベラルーシの専門家は今回のあさイチの調査結果をどのように見るのか、
というのも伺ってまいりました。
ーーーVTR---
あさイチ食卓丸ごと調査の結果をベラルーシの専門家はどう見るのでしょうか。
バベンコ:
よかった。福島の食品は、あまり汚れていなかったんですね。
この数値なら低いので心配はありません。
しかし、この安心を保って行くためには、これからも汚染の実態を知ることが大切だと言います。
バベンコ:
測定を続けていけば、これから何をすべきかはっきりします。
日本のお母さん達には、賢く心配して欲しいです。
賢い心配は正しい行動につながり、子どもの健康を守ることが出来ます。
ーーースタジオーーー
井ノ原:でもね、あの人(バベンコ氏)が言っているんですから、そうなんでしょうね。
小林:
やっぱり基本になるのは測定が大切なんだと。
その意味でこの調査も、個数は、サンプル数は少ないんですけれども、
測定の一つのきっかかりになったという事で評価したいと。
有働:
FAXでも、もっと沢山のサンプル調査をして欲しい。ときていますが、
あさイチは調査機関じゃないんで、ちょっと・・
井ノ原:そうなんですよねー
有働:
これ、なんか本当に、全国的に、
さっき、先生がおっしゃっていましたけれど、
みんなが安心できるようなサンプル数を専門家の方々なり、国が。ということは難しいんですか?
安斎:
いや、この、クリーンヒットメーターあさイチ企画に刺激を受けてね
本当に日本の専門家がそういうのをやるべきだと思いますね。
この春ぐらいまで、政府もそういう特別研究というのを支援してね、
全国の調査を進めるというのはとても大事ですね。
柳澤:地域の広がりと同時に期間ですよね。もう少し長い期間、沢山のサンプル数で。
安斎:うん。長い期間に渡ってね、うん。
有働:
それともう一つ質問がきました。
「ベラルーシの基準表の中に、子ども向けという言葉がありました」と。
「これはなんですか?」と。
小林:
そうですね、えー、
子どもが対象の食品というのがありましてそれは厳しく1kg当たり37ベクレルと
大人のものとは、また個別にこういう欄を設けて定めていると。
井ノ原:子ども用のお菓子とか、
有働:なるほどね。そこまで細かくやっているという事なんですね
小林:これはチョット、どんな食品かっていうのは、また調べてお伝えします。
有働:その他にも沢山の質問をいただいておりますので、のちほどまたお答えしてまいります。
ーーー産直日本・省略ーーー
ーーーさかなをもっとおいしく、焼きサバのおろし酢煮・省略ーーー
ーーー瀬戸内寂東北青空説法・略ーーーー
ボードに貼りだされたFAX20枚
有働:
ここまで700通いただいておりますので、どんどん紹介していきます。
北海道30代の方
「目黒の数値が一番多いのに、年間菅さんにすると札幌が一番高いのはなぜ?」
小林:
放射性物質を測った時、目黒ではセシウム137が9.0Bq/Kg
札幌ではセシウム134が5.7Bq/Kgと。
目黒の方が数値は大きかったんですが、内部被曝の量を計算すると
目黒が4.3μSv/年で札幌が7.5μSv/年
札幌の方が内部被曝が高くなっている。
どういうことかというと、
目黒はセシウム137、札幌はセシウム134ということで
セシウム134の方がエネルギーが強いので、
内部被ばく量に換算すると大きくなるということと、
あと、札幌の方の方が食べている量が多かったので、その分内部被ばく量が大きくなっている
という結果です。
有働:次の質問です。
「調理法によってセシウム摂取量が変わってくる事はあるんでしょうか」
安斎:
これまで、茹でたり煮たり、あるいは塩漬けにしたり酢漬にしたり、
そういう事によって放射線がいくらか減らせるという事が知られています。
そういうのを試みると。自分でできる方法としてですね。
お勧めだと思います。
有働:もう一度繰り返していただけますか?
安斎:はい。
煮る、茹でる。
ようするに水を使って、溶けださせるという事ですね。
それから、塩漬けとか酢漬けによって、
ナメクジに塩をかけると縮まるという、中から出てくるという事ですけれども、
それと同じ原理で、浸透圧のね、替えて引き出すという事が可能ですね。
柳澤:その出てきた物は洗い流す?
井ノ原:煮たら捨てなきゃだめですよね。
安斎:だから、煮汁は飲んではいけません。それは勿論。
有働:つづいてです。福岡県30代の方
「放射能検査機はどれも10ベクレル未満は未検出と表示されるものが多く、ゼロと勘違いしがちです。
現状の検査機で大丈夫なんでしょうか?」
安斎:
これは、検査の条件によって、どこまで検出できるかというのが違って、
今度の場合はかなり時間を沢山かけてやっているんですよね。
それで、実は自然界の宇宙線とか、建物の壁からも放射線がきているんで
そういうバックグラウンドというんですが、そういう値を引きざんしたらゼロとかマイナスになっちゃう場合は
その検査している物からは有意な放射線は出ていたいということでゼロと表示されたりするんですが
正確に言えば検出限界以下という事ですが、検出限界は今度の場合は非常に低いです。
小林:
今回のケースでいうと、2時間測って、
だいたい、およそ0.3ベクレル以上だったら測れるという事でした。
有働:そしてご意見もいただいております。
神奈川県40代の主婦の方
「なんか、安心して涙が出てきました。
私も東北の方に申し訳ない思いをしながら、子どものために東北や関東のものを避けていました。
青菜などは西方面のものは入手困難なので、スーパーでいつも頭を悩ませていました。
青菜が最近なかなか食べられず、子どもが口角炎や口内炎になると、心が痛かったのですが、
青菜はもう関東以北解禁にしようと思いました!
すごく気が楽になりました!」
それから、
「半年に一度など、今後もこの調査を継続して欲しい」
「ぜひ、給食調査をやっていただきたい」
等のご意見を沢山いただきました。
専門家の目から安斎さん
安斎:
そうですね、今度の検査は、なかなか良い結果が出たけれども、
ま、半信半疑の人もいると思うので、
引き続き検査をいろんな形でやってね、信頼性を高めていくという事はとても大事だと思いますね。
有働:ありがとうございます。
今日いただいたFAXは今後の番組作りに生かさせていただこうと思います。
番組はここまでですーーーー
ーーーーーここで、ちょっと不思議。
貼りだされていた20枚の紙のうち、紹介されたFAX、質問3件、ご意見3件の計6件でしたが、
2番目に紹介された「調理法によってセシウム摂取量が変わってくる事はあるんでしょうか」
のみが手書きの文字でした。
あとは同じ字体の活字で書かれたものでしたが、メール?とは言ってなかったですよね。
FAXのみだとしたら実に不自然な感じです。
疑り深い自分が嫌になる><:
こんな気がしたのはそこまでの紹介では本文の中から何行か抜粋して赤線が引いてあるところを
有働さんが読んでいたのに、
神奈川県40代の主婦の方の文章には全体に赤線が引いてあって、
この分だけ全て読んでいました。
「なんか、安心して涙が出てきました。
私も東北の方に申し訳ない思いをしながら、子どものために東北や関東のものを避けていました。
青菜などは西方面のものは入手困難なので、スーパーでいつも頭を悩ませていました。
青菜が最近なかなか食べられず、子どもが口角炎や口内炎になると、心が痛かったのですが、
青菜はもう関東以北解禁にしようと思いました!
すごく気が楽になりました!」
手書きじゃなくて活字だなとおもって、
巻き戻してみてみると、他の読まれたFAXも一人を除いてみな同じ活字だったので
ちょっと「あれ?」っと思っちゃったw
(九電の事とかあるから、余計なこと考えちゃうのね、きっと・・・)
見直して書き出してみても
何が本当なのかはわからない気がしています。
ただ、安斎先生のおっしゃるように、いろんな先生方や、または大学の卒論などで
数多くこのような検査をしていただけたら、本当に安心できるんだなって思いました。
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コメント
話には聞いていたものの番組を見逃したので、内容が知りたいと思っていました。すごく参考になりました。文字起こしの作業、大変だったと思いますが、貴重な情報をありがとうございます!
この調査は「影膳」方式ですよね。これなりに非常に意味があると思うのですが、結果が意外といえば意外。これで「安心」方向に流れてしまう人がいるとしたら気になります。努力をしてきた人は続けることに意味があると思います。このような調査の継続を望みたいですね。全国的なものはNHKならではの即戦力と思います。安心に結びつくものは「安全」という言葉ではなく、数値ソノモノとその数値が出た「条件」のみですから。室井さんの感覚はとてもマトモ。NHKが彼女を起用していることを評価したいと思います。
この調査は「影膳」方式ですよね。これなりに非常に意味があると思うのですが、結果が意外といえば意外。これで「安心」方向に流れてしまう人がいるとしたら気になります。努力をしてきた人は続けることに意味があると思います。このような調査の継続を望みたいですね。全国的なものはNHKならではの即戦力と思います。安心に結びつくものは「安全」という言葉ではなく、数値ソノモノとその数値が出た「条件」のみですから。室井さんの感覚はとてもマトモ。NHKが彼女を起用していることを評価したいと思います。
marimo | 2011.10.30 02:27 | 編集
カリウムの値何故か()ミネラルウォーターの1000倍の値)を検出数値から引いたので0という数値が出たそうですよ。
0って、変ですものね。NDじゃないなんて。
信用ならない局です。
0って、変ですものね。NDじゃないなんて。
信用ならない局です。
| 2011.10.31 01:43 | 編集
手間をかけての書き起こし、本当に頭が下がります。
今までネットで公表されている数値、どれを見てもNot Foundばっかりで、でも信用できないと思って見ていましたが....、むむ!テレビの影響力は絶大ですよね!あさイチ!おそるべし!しかもNHK???これで安心する人、逆に言えば、これによって福島県産を食べない人を非国民視する空気が全国を覆い尽くすでしょう!
けど、日本が今こんなふうになっていることが怖くてたまらないです。
なんとかたくさんの人に伝えなきゃ!
今までネットで公表されている数値、どれを見てもNot Foundばっかりで、でも信用できないと思って見ていましたが....、むむ!テレビの影響力は絶大ですよね!あさイチ!おそるべし!しかもNHK???これで安心する人、逆に言えば、これによって福島県産を食べない人を非国民視する空気が全国を覆い尽くすでしょう!
けど、日本が今こんなふうになっていることが怖くてたまらないです。
なんとかたくさんの人に伝えなきゃ!
太陽のいびき(一朗ちゃん) | 2013.10.23 20:50 | 編集
ウクライナの期限付き許容食品・飲料水放射能汚染制限値
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/pdf/genpatu/201109_food_j_31p.pdf
ベラルーシにおける食品と飲料水のセシウム137とストロンチウム90の制限値(RDU-99)
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/pdf/genpatu/201109_food_j_32p.pdf
ドイツ放射線防護協会など関連資料
http://www.inaco.co.jp/isaac/kanren/24-3.html
放射能汚染⾷品許容制限値(基準値) 国際⽐比較セシウム137 ストロンチウム90
ベラルーシの制限値(1999年4⽉26⽇/2001年/2006年改正現⾏)
ウクライナの許容レベル(1997年6⽉25⽇/2006年改正現⾏)
ドイツ放射線防護協会が推奨する制限値 (未実施)
http://hiroshima-net.org/cat-crew/pdf/kijyunchi_kokusai_hikaku.pdf
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/pdf/genpatu/201109_food_j_31p.pdf
ベラルーシにおける食品と飲料水のセシウム137とストロンチウム90の制限値(RDU-99)
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/pdf/genpatu/201109_food_j_32p.pdf
ドイツ放射線防護協会など関連資料
http://www.inaco.co.jp/isaac/kanren/24-3.html
放射能汚染⾷品許容制限値(基準値) 国際⽐比較セシウム137 ストロンチウム90
ベラルーシの制限値(1999年4⽉26⽇/2001年/2006年改正現⾏)
ウクライナの許容レベル(1997年6⽉25⽇/2006年改正現⾏)
ドイツ放射線防護協会が推奨する制限値 (未実施)
http://hiroshima-net.org/cat-crew/pdf/kijyunchi_kokusai_hikaku.pdf
| 2013.10.25 00:13 | 編集