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Tue
・海洋に流出したセシウムの量が東電発表の30倍(フランス)
・東京海洋大チーム、プランクトンから高濃度のセシウム
・大気中に放出されたセシウムの量が原子力安全委員会公表の3倍(ノルウエー)
・中間貯蔵施設、30年間(福島)


10月31日月曜日 
京都大学原子炉実験所小出裕章助教に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]




<参考>
東日本大震災:福島第1から海へのセシウム流出、
東電発表の30倍--仏研究所推計


毎日新聞 2011年10月29日 東京夕刊
 
【パリ共同】フランス放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)は28日までに、
東京電力福島第1原発事故で海洋に流出した放射性物質セシウム137の総量を
約2・7京ベクレル(2万7000テラベクレル。京は兆の1万倍)と推計する調査報告書を発表した。
東京電力は5月に海に流れ込んだセシウム137の推計値を発表しているが、その30倍近くに相当する計算になる。

報告書によると、これほどの量の放射性物質が海洋に流れ出たのは、過去に例がないという。
調査は3月21日から7月中旬までの流出量を2・71京ベクレル(2万7100テラベクレル)と推計。
そのうち82%は4月8日までに流れ出たとしている。

報告書はまた、福島第1原発の立地が強い海流の流れる沿岸部だったため、
太平洋の海洋汚染が「例外的なスピードで広まった」と指摘。

今年秋以降、遠洋の魚介類に対する汚染の影響は弱まるとしつつ、
福島の沿岸部では「相当な汚染が当分続く」と警告している。
セシウム137は半減期が約30年で、汚染が比較的長期にわたる。



プランクトンも高濃度汚染 福島沖で東京海洋大調査

産経ニュース 2011.10.15 21:00 [公害・汚染]

東京海洋大のチームは15日、
福島県いわき市の沿岸で今年7月に採取したプランクトンから、
高濃度の放射性セシウムを検出したとする調査結果を発表した。
小型の底生生物からも比較的高い濃度を検出した。

東京電力福島第1原発事故の放射性物質が取り込まれたとみられ、
プランクトンを餌とする魚類への影響が懸念される。
石丸隆教授は「食物連鎖で魚にどのように濃縮されるか分からないので継続的な調査が必要だ」と話す。

チームは7月上旬、いわき市の沿岸から60キロ沖までを船で航海し、プランクトンや小型の底生生物を採取。
検出したセシウムは、沿岸近くのプランクトンが最高で1キロ当たり669ベクレルと高く、
沖合10キロでは同6ベクレルと低くなった。
また底生生物のクモヒトデからは同137ベクレルを検出。
底生生物は海底にたまった放射性物質を取り込むため、今後濃度が高くなる恐れがあるという。



セシウム放出量「政府推計の3倍」 欧米の研究者ら
asahi.com 2011年10月30日6時58分

東京電力福島第一原発の事故で大気中に放出された放射性セシウムは、
内閣府の原子力安全委員会が公表した推定値の3倍になるとの試算を、
ノルウェーなど欧米の研究チームが発表した。
チェルノブイリ原発事故の放出量の4割にあたるという。大気物理化学の専門誌に掲載された。

研究チームは国内の測定データのほか、
核実験探知のために設置された北米や欧州などの測定器のデータを使い、
事故が起きた3月11日から4月20日までのセシウムやキセノンの放出量を分析した。

セシウムの放出量は約3万5800テラベクレル(テラは1兆)で、
原子力安全委の試算値1万1千テラベクレルの約3倍。
降下物は大部分が海に落ちたが、19%は日本列島に、2%は日本以外の土地に落ちた。



汚染廃棄物、福島で中間貯蔵30年以内 政府が工程表公表
中日新聞 2011年10月30日 01時55分

政府は29日、
東京電力福島第1原発事故によって放射性物質で汚染された廃棄物の中間貯蔵施設の工程表を公表した。
福島県内のみに設置し、2012年度中に建設地を決定。
14年度に稼働し、県内で発生した土壌などの廃棄物の搬入を始める。これにより、
各市町村での汚染廃棄物の仮置き期間は3年程度となる。

中間貯蔵は30年以内で終了させ、県外で最終処分するとした。

工程表によると、中間貯蔵施設は、廃棄物の種類や放射性物質の濃度に応じて区画を分けて建設し、
15年1月ごろをめどに、完成した区画から順次、廃棄物を収容していく。

施設内には、最終処分に向けて放射性物質を濃縮して減量化する中間処理設備も併設する。
政府は今後、こうした技術開発を本格化させる。

施設全体の面積は3~5平方キロメートルで、
廃棄物を収容できる容積は1500万~2800万立方メートルを想定。
2800万立方メートルは、ナゴヤドーム16・5杯分に相当する。

細野豪志環境相は29日、福島県庁で佐藤雄平知事と会談し、工程表の内容を説明した。

細野氏は
「国が責任を持って取り組む。他の都道府県の廃棄物は持ち込まない」と理解を求めたが、
佐藤氏は「内容を精査したい」と述べるにとどめた。

細野氏はこの後、県内の市町村長らにも説明。
出席者からは「仮置き期間を『3年程度』から『3年以内』に直さなければ、住民の理解を得られない」
「県外で最終処分できるのか」などと批判が相次ぎ、工程表の実現を疑問視する声も上がっている。

また、環境省は福島県以外で発生した放射性物質を含む焼却灰や汚泥などの保管に関して
岩手、宮城、茨城、栃木、群馬、千葉、東京の7都県でも中間貯蔵施設が必要との認識を示していたが、
汚染物質の発生量が福島県に比べて少なく、放射性物質の濃度も低いとして、
新たな中間貯蔵施設は設けないとした。



続きを読むに番組の内容書き出しました




水野:
まずですね、今まで国が発表していた様々な数値をどこまで信じていいのかという事で、
いくつか全然違うという数字が他のところから出てきている問うお話をさせていただきます。
まずは、フランスから出てきた数値です。
フランス放射線防護原子力安全研究所というところがございます。
これは小出先生ご存じの機関ですか?

小出:えー・・・、正確に知りません。

水野:
あ、そうですか。
これが、どれ位のね、どういうスタンスのところか分からないのですが、
ここが、発表したのがですね
今回の福島第一原発の事故で海洋、海に、流出したセシウムの量です。

小出:はい

水野:
セシウム137の量について試算したところ、これまで東電が発表していたものの30倍
3倍ではありません。30倍の量だという数字をだしてきたんです。
これを・・・私達はどう捉えたらいいでしょうか?

小出:
すみません、私はその報告を見ていませんので
その報告自信をどこまで信じたらいいか、私には判断ができませんが、、
これまで、東京電力が公表してきたデータ自信も、根拠のあるものだとは、私には思えませんでした。
私は、ずっと前から、トレンチとかピットとかいうところに溜まっている水は
当然コンクリートの構造物で、地下に漏れている筈で、
それが海に流れていかざるを得ない筈だと発言をしてきましたが
そういうものに対しては東京電力は一切の評価をしないできていますので、

水野:そうなんですか!?

小出:
はい、えーー、東京電力の公表値よりも圧倒的に多いという事は私は確実だと思いますが、
それが30倍であるのか、あるいは、ま、10倍であるのか
あるいは、もっと100倍であるのかという事に関しては
残念ながら私は今判断が出来ません。

水野:
これ、判断する。いまからですよ、本当はどうだったのかという、
判断することは可能なんですか?

小出:
とても難しいと思いますが、海洋の汚染等のデータが蓄積してくれば、
拡散計算によって、総数、ま、わたくしたちが総スタームと呼んでいるですね、
放出量そのものにさかのぼっていくという事も、ま、学問的には出来ない訳ではありませんし、
汚染水の地下への漏れ出しというものがどれだけであったかというものが、
現在のように全く分からない状態でなくて、ちゃんと評価が出来るようにしてもらえるのならば
もちろん、そちらからも評価が出来ると思います。

水野:
今の出されている、公表されている数値ではそれは分からないという事ですか?

小出:
今まで東京電力は漏れていないと、漏れていないというか、その、当然漏れているのですけれども、
トレンチとかピットとかですね、
でもそれがどれだけ漏れているかという事は東京電力から公表された事はありませんので
評価自信が出来ないまま、ここまできています。

平野:
先生、今回はセシウムだけの推計なんですけれども、当然他の核種ですね、
これも同時に流出している訳でしょ。
心配されるのは魚の連鎖ですよね
例えば比重の少ないストロンチウムとか、海底のから泥ですよね、出てくる可能性があって、
確実に、東京海洋大学の調査では、なんか、いくつかその徴候が出ているようなんですけれども、
この広がりというのは消費者としたらどういうふうに対処したらいいんですかね

小出:
私はこれまで、一番危ないのはセシウムだという事を、この場でも聞いていただいてきましたし、
大気中に放出された放射性核種で言う限りは、今でも私はそうだと思っています。
というのは、大気中に出やすいという性質を持っている放射性核種がいくつかあってですね
まずは希ガスという放射性核種ですし、次にヨウ素、次にセシウムというように大気中に出やすい訳で、
ストロンチウムとかプルトニウムとかいう、そういう放射性核種は
大気中へ出ていくという意味ではあまり問題にならない筈だと私は思ってきました。
多分そうだと思います。
ただし、液体、汚染水という形で漏れていく分に関しては
セシウムだけではもちろん済まされませんで、ストロンチウムも問題になるだろうと思います。
えー、プルトニウムはあんまり水にとけないと思いますけれども、
他のセリウムだとか、色々な放射能が液体としては流れていきますので、
海洋の汚染、あるいは海底の汚染とかいうものをこれから調べる。
そして、魚の中に一体どんな放射性核種が現れてくるかという事は、注意深く見る必要があると思います。

水野:
東京海洋大学のチームは、福島県いわき市の沿岸で今年の7月に採取したプランクトンから
高濃度のセシウムが検出されたというふうに発表しているんですよね。
で、プランクトンから、・・プランクトンは私達は別に食べないですから・・

平野:魚ですね

水野:ね、これがどうなっていくのかなと・・

小出:プランクトンは魚が食べる訳ですから、プランクトンに汚染が出てきているという事は
これから魚にそれが現れてくるということの証拠なのであって、
これから私達が魚を食べるようになると、なるとというか、もう食べているのですけれど、
魚の中にこれから汚染が現れてくる筈だと思います。

水野:研究という事で言いますと海外のノルウエーの欧米のチーム
今度は大気中に放出されたセシウムについて研究発表したんですね。
これは原子力安全委員会が公表した推定値の3倍だという数字です。
こ、これについても、じゃぁ・・・

小出:それは多分正しいと私は思います。

水野:これについては分かりやすいんですね、まだ。

小出:
これまで日本の政府の方で発表してきたものは、
陸上部分に降り注いだ放射性物質の量を主に基礎にして計算してきた値だと私は思います。
ところが福島第一原子力発電所というのは、福島県の海岸に面していて、
西半分は陸ですけれども、東半分は海なんですね。
むしろ、あの場所での卓越風は西だった訳ですので、放射能の大部分は海へ流れた筈だと私は思います。
ところが日本の政府は陸に降り積もったものを基礎にしているわけですから、
海へ行った者に対してはむしろ頬被りをしてここまできたということで、
それをきちっと評価するならば何倍かの量になるというのはむしろ当たり前だと思います。

水野:
は~、あの、陸上のものは私から見たらごまかしにくいと、
ね、検出されやすい。
ですけど、海に出ていったものはですね、それこそ水に流すと言いますか、
どこにどんだけ行ったのか、わからない。わかりにくい。
でも実は、そちらの方が大きな数字であるので、本当は海洋の汚染をきっちりしらべないと、
全体図は見えないということですかね。

小出:そうです。
例えばチェルノブイリ原子力発電所の事故の場合には
要するに内陸にあったわけですから、
東風が吹いた時には西の方向、ヨーロッパに流れた訳ですし、
西風が吹いた時にはシベリアを超えて日本まで放射能が飛んできたわけですが、
それらは殆ど地面に落ちたものとして測定できたのです。
ところが福島の場合には半分しか証拠が残らない。
むしろ、その、本当の汚染が流れた方向は証拠が全て消されてしまうというか、海だった訳ですから、
見えにくいという状態だったのですね。
ですから、それを評価するのをどうやってやるかという事ですけれども、
ノルウエーは多分、気象の拡散状況を考えながら、陸に落ちたものよりは海に落ちたものの方が多いという
そういう評価をしたのだろうと思いますし、

水野:そうですよね。大部分は海に出たんじゃないかという評価をしてるんですね。

小出:それは妥当でしょうし、日本でもそれをやろうと思えば本当は出来ている筈だったと思います。

水野:できるんですね。しかしながら、国からのこうした研究発表は出ないですよね。

小出:そうですね。今のところは出ていないです。

水野:ですから、海草の値も出てきませんよね。

小出:そうです残念ながらいまだに、きちっとしたものを私は目にした事がありません。

水野:
そしてですね、福島で出た大量の汚染された土を、じゃ、どこに持って行こうかというのが
ずっと、懸案事項なんですけれども、
これを福島に中間貯蔵施設を作ると。
で、30年以内でメドを付けて、最終処分地へ持って行くという。国の方針のようですが、
小出先生思わず笑われました・・

小出:はい

水野:もう、これは出来っこないという意味ですか?

小出:できると思われますか?

水野:
いや、わたしでさえが、そりゃ毎日こうやって小出先生のお話し解説聞いたら、
ねぇ!

平野:30年と言ってもねぇ。先生は数百年単位という話しをね、当初からされていたんで・・

小出:
もちろん毒性自身はそれは、数百年続く訳ですし、
30年置いておいて、じゃぁ、30年終わったからどこか別のところが引き取ってくれるなんてことは
あり得る筈はないと私は思います。

水野:ん・・・一回モンゴルにいかそうなんて言って断られましたよね。

小出:
それは高レベルと言われる放射性廃棄物というものですけれども、
とんでもない事を考え出す人がいるなとその時も思いましたし、
やってはいけない。それはもちろんやってはいけないし、
今の福島のゴミにしても30年間で収まる筈がないのですね。
それがあたかも解決が付くかのような事を言うという。
その神経が私には分からない。

水野:
・・・最終処分地はこれから考えると言う事で、具体策は出ておりません。
具体的に名指しされたら、そこも困りますもんね。

小出:
ま、もちろん誰だって嫌な訳ですから、
もしそれが実行されるなら、
その時に本当に困っている、本当に弱い自治体が
それを押しつけられるということ以外にはあり得ないと思います。

水野:
あの、私わがままなようですけれど、
フランスかどこか海外が、お金出したら買ってくれるとか、
そういう考えはダメですか。小出先生。

小出:笑)
どうでしょう、皆さん考えて下さいw
ま、私は、原子力をこれまで一番推進してきた米国が持って行くというのが一番いいけれども、
でも、その米国に持って行くとしても、具体的に押し付けられるのは、
ニューヨークでもなければワシントンでもない。
いわば、その・・アメリカ先住民の土地とかですね、そういうところに結局は行ってしまうでしょうから、

水野:あぁ・・結局弱い立場の方のところに・・行かざるを得ない

小出:そうです。はい。

水野:そういうふうに世界は成り立っているのですね。

小出:そうです。

水野:この原子力って・・・

小出:はい。




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