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暫定規制値を超えた玄米




プレスリリース
暫定規制値を超えた放射性セシウムが検出された玄米について

平成23年11月16日  水田畑作課

福島市で生産され出荷されていない平成23年産米について、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたため、福島市を通じてこの米の出荷を自粛するよう当該生産者及び関係流通業者に要請しました。

また、安全が確認されるまで、当該米の生産地である福島市大波地区(旧小国村)の本年産米の出荷を見合わせるよう併せて要請しました。

1 検査結果単位:ベクレル/kg
種類放射性セシウム合計放射性セシウム134 放射性セシウム137
玄米630 280 350
白米300 130 170

2 生産ほ場の概要
水田面積:26アール収穫量:840kg 品種:コシヒカリ

3 経過
(1)11月14日に福島市大波地区(旧小国村)で生産された玄米を、生産者の依頼によりJA新ふくしまの簡易分析器(NaIシンチレーションγ線スペクトロメータ)で分析した結果、暫定規制値を超える値が検出された。

(2)このため、同日、当該玄米を福島市放射線モニタリングセンターのゲルマニウム半導体検出器で再度分析したところ、同水準の値が検出されたことから、同日夕に県に連絡があった。

(3)市から連絡を受け、県は15日に、この生産者の玄米を米の放射性物質調査本調査の方法に準じてサンプリングし、本日までに県農業総合センターで分析を行った結果、暫定規制値を超える630ベクレル/kgの放射性セシウムが検出された。

4 暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された米の取扱い

(1)当該生産者の平成23年産米は、全量(840kg)JAの倉庫及び生産者の自宅に保管されていた。

(2)ただちに出荷の自粛を要請したため、この生産者の米は流通していない。

5 福島市大波地区の米の流通販売状況
(1)大波地区の概要
大波地区稲作農家数: 154戸
水稲作付面積: 42ヘクタール
生産量:約192トン(約6,400袋(30kg入り紙袋))
(福島市全体稲作農家数:5,545戸稲の作付面積:2,312ヘクタール)

(2)当該地区の平成23年産米は、これまでの調査の結果(86戸調査済)、JA新ふくしまへの出荷、自家保有米、縁故米のほか4人が地元米穀店等に出荷している。
・JA新ふくしまに販売委託(契約含む) 1,921袋(57.6トン)
・自家保有米1,214袋( 36トン)
・縁故米274袋( 8トン)
・地元米穀店等に販売30袋( 1トン)

6 県産米の流通状況
平成23年産米は、JA全農福島や各JAでは、放射性物質調査で放射性セシウムが検出されていない地域の米(不検出米)とそれ以外の米を区分して集荷するとともに、不検出米のみを販売している。
また、その他の県域の流通業者は、不検出米のみを買い付けしているため、現時点で、暫定規制値を超える玄米が一般消費者に流通する可能性は極めて低いと考えられる。

7 今後の対応
(1)県産米の安全性確保の観点から、引き続き状況の把握に努めるとともに大波地区では、全戸について調査を実施し、実態把握と原因究明を行う。

(2)米の取扱いについては、厚生労働省や農林水産省とも連携を密にして適切に対応していく。




東日本大震災:
福島市コメ高線量 「国の検査、何だった」 農家に動揺広がる

毎日新聞 2011年11月17日 東京朝刊
 
「国の検査は一体何だったのか」。
暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える
コメの放射性セシウム汚染が初めて福島市で判明した16日、産地に動揺が広がった。

農林水産省は収穫前後のダブルチェックで「汚染米は出さない」と自信を見せてきたが、
検査態勢が十分だったのか改めて問われそうだ。

汚染米が見つかった福島市大波地区。
70代の農業の女性は、70袋(1袋30キロ)の新米を収穫したばかり。
毎年、新米を全量20~30人の知人に売ってきたが、
今年は買いたいという知人はおらず、すべて農協に出すつもりだったという。
「コメが売れなくなって本当に困る。何度もサンプル調査に協力してきたのに」と、農水省への不信感をあらわにした。

夫(61)と一緒に収穫を終えた兼業農家の女性(54)は
「今年は約100袋出荷した。この時期が年に一度の勝負どころなのに、今後出荷できなくなると大変困る」
と不安を口にし、
「春先に大丈夫と言われて作付けし、検査でも出荷していいと言われて安心していた。
来年に影響するし、もし出荷できないとなると生活にも大きく響く」と訴えた。

農水省は、情報が入った16日夕から事実関係の確認に追われた。

630ベクレルという高い数値について、担当者は
「これから調査が行われるだろうから断定はできないが、ホットスポット的な現象かもしれない」とし、
予備検査で規制値と同じ500ベクレルを検出した
福島県二本松市小浜地区のケースと類似する可能性を指摘している。

今年産のコメについて政府は4月、警戒区域などを対象に作付け制限を実施。
さらに、収穫前後の2段階の検査で汚染米の出荷を水際で食い止める態勢を敷いていた。
県による2段階の検査はいずれも終了し、暫定規制値を超えるセシウムは検出されなかった。

県によると、JA全農福島や各JAは県の検査で放射性セシウムが検出された場合、
規制値を超えなくても旧市町村単位で出荷を見合わせる措置を徹底しているという。

大波地区の農家は154戸、コメの作付面積は42ヘクタール、生産量は192トン。
今年の新米について86戸を調べたところ、
JA新ふくしまに57・6トンが出荷されたほか、地元米穀店などに4戸が計1トンを販売。
このほか自家保有36トン、知人などに送る縁故米8トン--となっている。

専門家によると、玄米のセシウムは精米すると約6割が除去される。

厚生労働省は

食べても直ちに健康に影響はない」としている。

【川上晃弘、長田舞子、曽田拓】


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コメント

非公開コメント

検査を依頼した理由

暫定規制値を超えた米を作った農家は、自家使用するにあたって「詳しく」調べてもらったとのこと(種まきジャーナルでの紹介)。
きーこさんはご存知と思いますが、URLを貼っておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=_LN5rZEouNE&feature=player_embedded#!

結局農民自身、自分が「消費者」として食べるにあたっては安全宣言を信じていないという当たり前のことが明確になったと理解しています。
「オマエのとこが検査なんて頼むからいけないんだ」ということになっているでしょう。

みんな正直になってくれないと、大変なことになると思う。
戦うべき相手は放射線だけじゃなく、さまざまな立場にいる人間たちのウソなのだから。
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