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12.03
Sat
「吉田所長大量吐血 広がる被曝への不安 
29日昼ごろ、吉田昌郎所長(56)は病室で大量の吐血したことを東大付属病院が発表した。
現在、集中治療室での治療にあたっている。
これを受け、東大附属病院院長門脇孝(65)は、
病名は本人の希望で非公表とし、原発作業での被曝の因果関係はないと話した」

このツイートが沢山出回ってていたけれど、情報ソースは見つかりませんでした。
なので、私はデマだと考え無視していました。




吉田前所長病状めぐり憶測飛びかう 
ネットで「吐血説」、写真週刊誌「嘔吐説」

J CASTニュース 2011/12/ 2 19:17

病気療養を理由に退任した東京電力福島第1原発の吉田昌郎前所長の病状をめぐり、
さまざまな憶測が飛び交っている。
東電は、専門家から「放射線被ばくとの因果関係は考えにくい」との報告を受けたとしているが、
病名は明らかにならないままだ。
写真週刊誌が「嘔吐説」を唱えているほか、ネット上では根拠不明の「吐血」説も拡散している。

吉田氏は2011年11月24日から入院しているが、
東電は個人情報保護や本人の意向を理由に、病名や被ばく線量を公表していない。
このことから、吉田氏の被ばくと病気の関連を疑う声は絶えない。

「吉田所長大量吐血 広がる被曝への不安」

例えば、首都圏で12月2日に発売された「フライデー」12月16日号では、
「被曝は関係あるか」と題した2ページの記事を掲載し、第1原発関係者による、

「嘔吐が続くなど、内臓系の疾患が疑われているような症状があったと聞いています」
「近く手術が必要なほど悪いと聞いています」

という伝聞情報を伝えている。

ネット上では、さらに過激な情報も飛び交っている。
原発情報をやり取りする2ちゃんねるスレッドで、11月29日21時58分に、

「吉田所長大量吐血 広がる被曝への不安」

と題した、新聞記事の体裁をまねた書き込みがあった。
書き込みでは、入院先だとされる大学病院が発表した内容として、

「病室で大量の吐血した」(原文ママ)
「現在、集中治療室での治療にあたっている」

とされているほか、ご丁寧にも院長名の

「病名は本人の希望で非公表とし、原発作業での被曝の因果関係はないと話した」というコメントが付いている。

だが
(1)入院先は公表されていないため、病院が発表を行うはずがない
(2)院長の年齢が間違っている、という2点から、2ちゃんねる上ですら「デマ」だとみなす声が大半だ。
ところが、22時5分には、あるツイッター利用者が2ちゃんねるの書き込みの内容をツイートしたため、
根拠なき情報が一人歩きを続けている。

治療の内容についても公表を拒む

なお、吉田氏の病状をめぐっては、東電の松本純一原子力・立地本部長代理が12月2日朝の会見で、

「放射線の専門家の先生から、3月11日以降の原子力発電所の事故収束に従事した上での被ばく線量と、
今回の病気の因果関係は考えにくいという見解をいただいた」

との見解を発表している。
具体的には、放射線医学総合研究所(千葉市)の明石真言(あかし・まこと)理事が、
吉田氏の病名、10年度の健康診断のデータ、過去分と3月11日以降の被ばく線量の提供を東電から受け、
診断したという。
ただし、明石氏が吉田氏に直接面会して診察した訳ではない。松本氏は、治療や入院の期間について、

「今の時点で何ヶ月かかるかは分かっていない」

と説明。治療の内容についても公表を拒んでいるため、
東電の発表内容を客観的に検証できない状態が続き、今後も同様の憶測が流れる可能性もある。


東京電力記者会見 12月2日 午前



ーー真実が知りたくて、吉田所長に関する部分を書き出しました。



08:39

東電 松本:
それから、先般の月曜日にご報告させていただいている福島第一の前所長吉田の病状でございますが、
こちらに関しましては病気と放射線の因果関係について確認をさせていただいておりますけれども、
昨日、放射能の専門家の先生から、
3月11日以降の原子力発電所の事故収束に従事したうえでの
被ばく線量と今回の病気の因果関係は考えにくいという見解を頂きましたので、
本日皆さまにご報告させていただきます。

09:38
読売新聞 はぎわら:
今の吉田所長の関係で因果関係が考えにくいと言う事ですが、この根拠を教えて下さい

松本:
この、専門家に、吉田の病名、それから昨年度の健康診断のデータ、
それから被曝線量。こちらは過去分、それから3月11日以降の資料を提供させていただいたうえで
専門家のご判断を頂いたものになります。

読売新聞:
全体として、病名はあの、公表できないんですか?

松本:
はい。
病名に関しましてはこれまで申し上げていた通り、プライバシーの問題もございますし、
本人の意向もございますので、公開は控えさせていただきたいと思っております。

読売新聞:
資料を提供されたという事ですけれど、専門家本人、ご自身が診断、診察されたという訳じゃないんですね

松本:はいそうです

読売新聞:はぁ・・・なんか、データとか報告を受けて判断されたと・・・

松本:はい。(先程資料を渡した云々の繰り返し)

読売新聞:その報告は昨日のいつ頃あったんでしょうか

松本:昨日いただいておりますので、時刻に関しては確認させて下さい。

読売新聞:
その後、今後の治療期間とはどのくらいかかるかっていうのはわかりつつあるんでしょうか?

松本:
いや、あのー、
病名それから治療の状況につきましては、あの、まだ、はー、
お医者さまの判断でございますので、
今の時点で、何か、はー、何カ月かかるかというような事は、
あの、まだ、分かっておりません。

読売新聞:ちなみに、手術を伴うような病気なんでしょうか

松本:
はい、こちらも、あの~、治療の内容等につきましては、
あの、プライバシーの観点から、公表は控えさせていただきたいと思っております。

読売新聞:
例えば11月24日に入院されてから、1週間ぐらい経つんですけれども、
どのような治療が、えっと、検査とか治療をされているかというのも、あの、公表できないという事

松本:はいそうです

読売新聞:ですか
あと一点すみません、因果関係をこれまでずっとおっしゃられていますけれども、
少なくても放射線で発症率が高まるような病気という事にはなるわけですか

松本:
あの、ま、あのー11月28日月曜日の段階では、あのー
因果関係は。はーー、ま、ないのではないかというような形で、えーーー、きいておりましたけれども、
昨日の段階で、えー、ま、放射線の専門医から、えーーー、
「被ばくとの因果関係は考えにくいという」結論を、おーー、いただいたものになります。


読売新聞:
ということは、
因果関係を調べる程との事というのはそれ、
放射線で発症率が高まる可能性がある病気という理解でよろしいんでしょうか

松本:
あのー、ま、繰り返しになりますけれども、
今回の事故の際に従事する被ばくとの、え、今回の病気との因果関係は考えにくいという、うーー、
結論を、おー、いただいたものになります。

読売新聞:
その専門家の肩書といいますか、どういったかたが、

松本:
あのー、あの、ご紹介、あのーー、遅れましたけれども、
あの、放射線医学研究所の明石先生でございます
ただ、先生からですね、
わたし、わたし、あ、明石先生が判断したという事は、
あのーー、ま、公表してもかまわないという事を伺っておりますけれども、
本人、ご本人から、あー、取材ですとか、お問い合わせについてはお断りしたいという事で
えー、承っておりますので、ご理解していただければというふうに思っております。



14:06
朝日新聞 つぼや:
吉田所長が3月11日以降被ばくした被ばく線量はどの位だったんでしょうか


松本:
はい、被ばく線量に関しましても、本人の個人情報でございますので
公開は控えさせていただきたいと考えております。


朝日新聞:
病名と被ばく線量は非公表という事ですが、
以前、11月の人事異動の発表の際にですね、検査入院ということでお話しをされていたかと思うんですけれども、
検査はもう終わって、確定診断、どういう病名だっていうことは、もう、病名は出たんですか?

松本:
はい、診断そのものは検診の結果を11月中旬に受けておりまして
その際に病名としては出ております。


朝日新聞:
じゃ、その後検査して、具体的にどのような病状かというような事が分かったという事ですか?

松本:
はい、あの、今後、ま、現在入院しておりますので、
検査、それから治療に専念することになると思います

朝日新聞:
確定診断が出て治療しているという状況ですか。わかりました。


松本:
あの、20・・検査そのものはですね、あのー、
先日すでに行われておりまして、11月中旬に診断結果が出ております。
で、えー、11月24日から、いわゆる入院加療ということで、
えーーーー、ま、治療に入ったということになります。

15:49
NHK はなだ:
2号機の水素濃度の関係で伺いたいんですけれど・・・・・省略


20:33

聞き取れない?:
吉田所長の入院のことですみません。
放射線の被ばくとの関係は考えにくいという事なんですが、
それは単純に病気が放射線なんかとは関係がないからという事なのか、
それとも、その、そもそも被ばく線量がそういうような水準ではないからということなのか、
何か、あの、教えていただけるような事はあるんでしょうか

松本:
繰り返しになりますけれども明石先生の方から今回の病気と・・・(さっきと同じ内容)
それから先程ご質問があった、何時診断結果を頂いたのかということになりますが、
これは時刻ははっきりしてませんが、昨晩(12月1日)になります。


??:
それで後、一般的な話しとして、
8カ月位、わりと、あの、放射s燃料があるところで従事したというのは
どのような病気というのが、いろんな作業員の方とか働かれていて、ま、たぶん、こう、
ケースなんかもあると思うんですけれども、どういったものがあり得るんでしょうか。


松本:
あのーー、いわゆる一般的なお話をさせていただきますと、
あのーー、確定的な影響と確率的な影響と二種類の、おー、現れ方がされますが、
まず、確定的な影響という意味では、あのー、大量の放射線を浴びますと
たとえば、あの火傷です、ベータ線、皮膚の火傷ですとか、そういった面がありますし、
あと、目で申しますと、水晶体の白濁といったような症状があらわれることがあります。
また、さらに何千シーベルトというような大台になってまいりますと、
いわゆる、えーーー、急性障害といったような事にもなろうかとおもいます。
それから、あと、おーー、
確率的な影響で申し上げますと、おーー、
ま、100ミリシーベルト以上という被ばく線量になりますと、
えーーー、発がんですとか白血病、おー、といった、あー、あの、顕著なリスクが高まることが
あーー、あー、ま、確認されていますが、
100ミリsシーベルト未満と言った場合であれば、あーー、そういったところは、はっきり分からないということで
現在放射線防護上は直線禁じをしているという状況になります。

??:
あと一点すみません、
行程表の字会の見直し日程・・・省略23:28

23:50
それではこちらをもちまして午前中の会見を終わらせていただきます


ーーーー真実を知りたくて書き出したけれど
松本さんは何も語らなかった。何も言えないというところに真実があるのだと感じましたーーー


報道写真家の樋口健二氏の言葉、被ばくとの関係について判断した放射線医学研究所の明石先生って?
続きを読むへどうぞ。





[東電]吉田所長の深刻な病状 原発作業員はすべて死ぬの恐怖
(日刊ゲンダイ2011/12/1)

事実は発表されないが被曝問題を追い続ける専門家はこう言い切った

「かわいそうだな、東電に捨てられたんだな。ニュースを聞いた瞬間、そう思いました。
吉田所長の病気入院について、病名も被(ひ)曝(ばく)線量も公表されていない。なぜ隠すのか。
吉田所長は、すさまじい放射能漏れの原発事故の最前線で8カ月も陣頭指揮を執っていた。
常識的に考えて、恐ろしいくらいの被曝をしている。
集積された放射能による深刻な病状をだれもが疑うのは当然です。
東電や政府は“病気と被曝の因果関係はない”と否定しますが、
それが本当なら、吉田所長の被曝線量を発表すればいいじゃないですか。
野田政権は反省もなく原発を海外に輸出しようとしている。
それなのに日本の原発事故の中心にいた人の被曝線量を隠すなんて通用しないことです。
“プライバシーの問題”でフタをして済む話ではないのです。
被曝線量を公表しないということは、言えないくらい吉田所長の病状は深刻なのです
それでかわいそうだなと思ったのです」

こう語るのは報道写真家の樋口健二氏である。

38年間、原発作業員の被曝問題を追い続け、記録写真に残してきた。
「闇に消される原発被曝者」「原発被曝列島」など著書も多数だ。

会った原発作業員は1000人を超え、150人以上から生の証言をとってきた。
その人たちは、被曝が原因で次々と死んでいる。

「原発内の作業で、暑くて暑くてマスクを外してしまう。すぐにアラームが鳴るから線量計のスイッチを切って長時間働く。
被曝手帳すら持たず自分がどのくらいの放射能を浴びたのか分からない。
それで病気になり、亡くなった下請け労働者をずっと見てきました。補償を求めて裁判になったケースもあります。
しかし、いつも“因果関係が認められない”“持病でしょ”で片付けられてしまう。
真相は闇に隠され、下請け労働者はボロ雑巾のように捨てられてきた。それが原発被曝者の歴史です。
今回、大事故を起こし、東電の社員、それも福島原発所長という幹部が問題になっている。
初めて被曝線量を公表し、因果関係を認めるのかと少しの期待があった。しかし、やっぱり隠す。
吉田所長も東電に見捨てられたんだなと思ったのです。これはもう犯罪ですよ」(樋口健二氏=前出)

原発作業員は被曝で死んでいく。
世界的大事故という教訓があっても、「闇に葬る」歴史が繰り返されようとしている。恐ろしい残酷な国だ。

この貴重な媒体を応援しよう!
http://e.gendai.net/

ーーーーここまで転記ーーー以下ツイッターより

★証拠保全書類一覧!
◆福島原発の吉田所長が3月11日21時15分に経産省・福島県・大熊町・双葉町宛てに送ったFAXに
<2号機炉心破損開始予想22時20分頃、1号機評価中>緊迫のFAXまとめ
<非常用炉心冷却装置注水不能>とか、緊迫過ぎる

http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake/plant/1/plant-1-3.pdf
↑この資料に書いてあります。


ーーーー吉田所長の病気が被ばくとは関係ないと言った専門医は・・


放射線医学総合研究所の明石真言先生って?
信じられる放射線の専門家の先生なのでしょうか?御用学者ではないですよね・・?
・・・・調べてみました。




「WHO総会で日本代表『福島原発事故で癌や白血病は発生しない。
死者は1人も出ていないし治療を必要としている人もいない。』」
AFP/Romandie.com(5月17日)


スイスのジュネーブで開かれている世界保健機構(WHO)の第64回総会で、
放射線医学総合研究所(放医研)の明石真言理事は日本を代表して発言
福島原発事故による健康被害は、チェルノブイリ原発事故の際に起きた被害より小さい
と述べて世界に波紋を広げている。

WHO総会の席で明石理事は、
「福島原発事故における放射性物質セシウム134・137による汚染はチェルノブイリ事故の時に比べて少なく、
健康への被害もチェルノブイリの場合より少ない
。」と説明。
放射能により癌や白血病が発生する危険が増すことはないと考えている。」と述べた。




浪江町122人の内部被曝量「健康に影響ない」
(2011年7月23日21時22分 読売新聞)

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、
福島県が6月下旬、同県浪江町などの住民122人を対象に内部被曝(ひばく)量調査を行った結果、
年間換算被曝量は全員1ミリ・シーベルト未満だったことが23日、わかった。

全県民対象の健康調査に先行して実施した。
23日、同県二本松市内で開かれた説明会で、
調査した放射線医学総合研究所(千葉市)の明石真言理事が住民に伝えた

明石理事によると、尿から放射性セシウムが検出されたのは122人の約半数だった。
明石理事は「健康に影響が出るレベルよりもずっと低い数値。この数値なら住民も安心できる」と話した。

県は、8月から全県民を対象に健康調査を実施する予定。
今回の調査は、警戒区域や計画的避難区域に指定されている市町村の住民の一部が対象だった。




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comment 3
コメント
まだ30歳。
レスリング部がいわき市にあるからそちらで活動したにではとのネットの噂です。
白血病は被爆後半年後から増えるそうです。
保育園児童の母 | 2011.12.03 10:51 | 編集
■いかにも、ありそうな事、またはあってもまったく不思議ではない事だけに、こうした情報は拡散してしまうものですね。

ただ、「いかにもあっても不思議ではない内容」などは、腐るほど捏造できます。
たとえば、「吉田所長の最も親しい知人(T氏)から、吐血などしていませんよ、と電話連絡を受けました」と、関係者になりすました人がツイートしたら、それもあっと言う間に広がります。

だから、どんなに、確実に「ありそうな話」でもソースがしっかりしていないと駄目ですね。

●さらに、もしも吉田所長の吐血、入院、さらにはこの先に起きるかもしれない被曝による死亡が「完全な事実」となった日にすら、
東電の会見では、「それで何がどうなる」という問題にもなりません。

いくら記者から「そら、東電は隠蔽体質だ」と、いまさら責められても、松本氏は「公表する必要はないと、当社としての判断をいたしました次第でございます」でおしまいです。

こうした現場の作業にあたった人たちが、今後発病や死亡した場合には、その「作業員当人や、その家族の人たち」が声をあげ、信頼できるマスコミに訴え、訴訟を起こす以外には、外側から見ている私達には、どうにも出来ないというジレンマがあるのですよね。

鈴木崩残 | 2011.12.03 18:23 | 編集
チェルノでは
原発従業員以外に軍隊を大量に派遣して(約八万人?)
わずか一週間で事故を収束させたんだけど
約二万人が被曝して亡くなった
ってネットの記事で読んだことあるんだけど
本当でしょうか?

二つの疑問

(1)なぜチェルノはわずか一週間で収束できたのか?
  フクイチとの違いは何か?

(2)犠牲者二万人はあまりにも多すぎると思うけど
  特攻隊みたいな自曝覚悟の収束作業だったのでしょうか?

himadarake | 2011.12.04 01:23 | 編集
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