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東京電力、汚染水の海洋放出を計画 貯蔵タンクが限界に

AFP BBNews 2011年12月08日 17:51 発信地:東京


【12月8日 AFP】東京電力(TEPCO)は8日、
福島第1原子力発電所の敷地内で保管している放射能汚染水を海に放出する計画を検討していることを明らかにした。
来年3月には、汚染水が貯蔵タンクの容量を超える恐れがあるため。

東電は、放出の時期や放出する汚染水の量、放射能汚染のレベルなどは確定していないが、
放出する場合は浄化処理して汚染水に含まれる放射性物質を減らすと説明した。
このほかにも、貯蔵タンクの増設などさまざまな対策を検討しているという。

東電から放出計画について通知された全国漁業協同組合連合会(全漁連)は8日、
東電と経済産業省に汚染水を海に放出しないよう求めた。

東電は4月、1万トンを超える放射能汚染水を太平洋に放出しており、
検討中の汚染水放出が実行されれば、東電による福島第1原発からの意図的な汚染水の海洋放出は2度目となる。

東電は6日、福島第1原発の汚染水処理施設からストロンチウムを含む汚染水が漏えいし、
150リットルが海に流出したと発表している。(c)AFP


12月5日たねまきジャーナル

ーーー一部抜粋ーーーー

水野:この汚染された漏れている水のセシウムの濃度がですね、1リットル当たり4万5000ベクレル。
   で、これは法律で定められている基準のおよそ300倍というんですね。
   これって、どう考えたらいいですか?

小出:それは、セシウムを浄化する装置を通った後になおそうだということなのであって、

水野:あぁ、そっか・・

小出:要するに、その通る前はモーレツな汚染濃度なんですね、

水野:淡水化の装置から出ていて300倍なんですよね

小出:そうです、そのセシウムを浄化する装置、多分ゼオライトを通したと思いますけれども、
   例えばストロンチウムという放射性物質はゼオライトには付きませんので、

水野:えーーーっ!?

小出:濃いまま、もうそこを通りぬけて、それがその場から漏れたという事だと思います。

水野:ストロンチウムについてはですね、推定で1リットル当たり1億ベクレル。
   少なくてもストロンチウムの濃度を薄めていくっていうのは出来ないんですか?

小出:薄めれば量が増えるだけですから、余計漏れてしまいますので、
   本当は捕まえる以外にないのですけれども、捕まえる力も今はありませんし、
   一番早くできることはタンカーならタンカーに移すことだった。とわたしは思います。




ーーーーーーーー

東京電力は「放出する場合は浄化処理して汚染水に含まれる放射性物質を減らす」と言っているようですが
セシウムは少しは減ったとしても、(それでも多いけど)
ストロンチウムは丸ごと海に出されちゃうんですね

これ以上もう、汚して欲しくないです

魚食べたい

ーーーーー
「汚染水」海へ放出計画に漁業団体抗議

TBS (08日10:57)

東京電力が、福島第一原発で発生した汚染水について海に放出する計画を立てていることが、7日、
JNNの取材で明らかになりましたが、これに抗議するため、漁業団体が東電本店を訪れました。

「(汚染水を)安易に海へ放水することなど、決して認められるものではないことをはっきり申し上げる」
(JF全漁連 服部郁弘 会長)
 
「心からおわび申し上げます」(東京電力 西沢俊夫 社長)

福島第一原発では、地下水が原子炉建屋などに流れ込み、1日あたり400トンずつ汚染水が増えています。
貯水タンクは敷地の関係であと2万トンしか増設できず、早ければ来年3月にも許容量を超えるため、
東京電力は汚染水を基準以下に浄化して海に放出する計画を立てています。

「(東京電力から)事前に話はあった。それはまかりなりませんということを明確に東京電力に対して返事している」
(鹿野道彦 農水相)

汚染水を海に放出する計画をめぐっては、農水省や漁業関係者などが
「地下水の流入を止める対策が先決だ」などと強く反対していて、
東電が計画を進められるかは不透明な状況です。




その後、東京電力は漁業団体の反発を受け、記者会見をしました

海洋放出、計画盛り込まず=
東電「断念せず検討続ける」-処理後の汚染水・福島第1

時事ドットコム (2011/12/09-00:32)

東京電力は8日夜、福島第1原発の中期的な施設運営計画を、経済産業省原子力安全・保安院に提出した。
漁業団体から抗議を受けていた汚染水の海洋放出は計画に盛り込まなかった。
断念ではなく、検討中としている。
 
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は同日夜に記者会見し、
海洋放出について「現時点では意思決定ができていない。さまざまなご意見を踏まえながら検討を進める」と説明。
運営計画の再提出の際に、海洋放出を盛り込む可能性を否定しなかった。
 
その上で
「大きな方針はあくまで敷地内での再利用と保管。原子炉への注水に使うほか、構内での散水という仕方もある」と強調。
一方で
「半永久的にタンクを作るのは不可能。海洋放出もオプションとして考えていた」と述べ、
直前まで計画に盛り込む方針だったことも認めた。




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comment 2
コメント
小出先生がすでに3月の時点でおっしゃっていた
「タンカーによる汚染水の移動処理」を
日本の政治家どもがネグレクトしたツケが
9か月後の今になってこういう形で
現れてきたんだと思う

6月20日たねまきジャーナル2時間スペシャル。
小出氏と3人の政治家の生討論の中で

民主党 山口壯は
 「とても大事な案だと思うし 
 これは あの我々がやらなければいけない事の一つだと思う」
と言っており

自民党 西村康稔は:
 「実はこのタンカーは我々は早い段階で提案をさせていただいていた んですけども・・どうなっているんだか・・・」
と言っており

民主党 川内博史:「やる気がないからですよ」
と言っている

この3人の政治家どもは
あの時点での最も緊急で、最も重要で、実現可能だった
小出先生の「タンカーのよる汚染水移動処理案」を
その後、国会でいかに政府に働きかけ
どうしてできなかったのかを
たねまきジャーナルで
発表し、謝罪する義務があると思う
 
たねまきジャーナルも
この3人の政治家どもの
その後の活動を追求すべきだと思う
こういう無責任な政治家を
マスコミが追求せず、放任してきたから
日本はこんな原発事故を
起こしてしなったのだと思う
 
いや
今からでも遅くは無い
東電と日本政府は
「タンカーのよる汚染水移動処理」を
今すぐやってほしいものだ

たねまきジャーナルも
電波を通じて
国会にこのことを
アピールしてほしい!!!

himadarake | 2011.12.09 03:38 | 編集
普通に考えれば最初から汚水を貯める場所がどんどん増えて
いずれ限界が来るのは火を見るよりあきらかでしょう!!
ほんとにこの原発問題については始まりから今まで間違いの連続
わかっててやってるとしか思えない
チェルノブイリから学べる事を何ひとつ行わない
ずっと人災が続いてる
それでも変わらない彼らは何がしたいのかまったく理解できない
住む場所を失おうとも利権にしがみつく自らの愚かさに何故気がつかないのか
Nao | 2011.12.09 11:39 | 編集
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