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12.09
Fri

原子力立地業務部長 伊藤眞一:
本日、福島第一原子力発電所前所長の吉田の病状についてですね、ご説明をしたいと思います。

吉田前所長でございますが、本日福島第一原子力発電所を訪問しまして、
発電所員や協力企業の方々に向けてですね、あいさつを行いまして、

その中で、自らの病気が食道がんであることを明らかにしてございます。
当社としましても吉田の意を受けて病名を公表する次第でございます。


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第1原発、吉田前所長は食道がん 累積線量70ミリと発表

東京新聞 2011年12月9日 12時50分


東京電力は9日、福島第1原発事故の収束作業を陣頭指揮し、
病気療養のために退任した吉田昌郎前所長(56)が食道がんであることを明らかにした。
また3月の事故発生からの吉田氏の被ばく線量は内部・外部被ばく合わせて約70ミリシーベルトと発表した。

東電はこれまでプライバシーや本人の意向を理由に、病名や事故後の被ばく線量を公表していなかったが、
吉田氏自身がこの日、第1原発を訪れ作業員らに病名を告げた。
東電は「がんの原因が事故後の被ばくによる可能性は極めて低い」としている。

吉田氏は2010年6月、第1原発所長に就任。3月の震災・事故発生以降、収束作業を指揮。
(共同)




東京電力会見 12月9日午前
1

2



20:02
毎日 こやま:
一点だけ確認させて下さい。
東電の吉田前所長の病名についての発表のご予定というのはあるんでしょうか?

東電松本:はい、あのぉ・・・・・

東電:わたくしの方から・・・
その件に関しましてはですね、今日こちらの会見が終わりましたところで、
ちょっと、別途ご説明させていただきたいというふうに思っております

この会見場で説明者を交代させていただきましてからご説明いたします。

28:13


続きを読むに会見内容、質疑書き出しました









28:13

伊藤


原子力立地業務部長 伊藤:
本日、福島第一原子力発電所前所長の吉田の病状についてですね、ご説明をしたいと思います。
吉田前所長でございますが、本日福島第一原子力発電所を訪問しまして、
発電所員や協力企業の方々に向けてですね、あいさつを行いまして、

その中で、自らの病気が食道がんであることを明らかにしてございます。
当社としましても吉田の意を受けて病名を公表する次第でございます。

吉田は自分の病名に関しまして、様々な憶測記事が飛び交う事によりまして、
事故収束に当たる発電所員や協力会社の方々へ不安を与えているんではないかと、
あるいは、病院の皆様はじめ関係者の方々に大変なご迷惑をおかけしているんではないかということを、
大変気に病んでいまして、
今回やむにやまれず自ら病名を公表する決心をしたものでございます。
ただ、公表は病名にとどめまして、
本人の病状や病院、治療方針等につきましては公表を控えさせていただきたいと思います。

吉田の3月11日以降の被ばく線量は、約70ミリシーベルトでございまして、
法令で起用される、緊急作業に従事する場合の許容被ばく量の範囲内となってございます。

また、独立医学法人放射線医学総合研究所の明石誠医師からは、
「仮に放射線被ばくが癌の発症に影響するとしても、食道がんであれば放射線被曝から発症までの潜伏期は
少なくとも5年、一般的には10年程度と考えられるため、
吉田前所長の食道がんの原因が、3月11日以降の放射線被ばくの原因であるとする可能性は極めて低い」
との見解を頂いております。

吉田はこれまで、最前線に於いて陣頭指揮をとっておりましたけれども、
今は現場を離れまして、ま、一人の患者としてですね
静かな環境で、病気に、治療に専念するという事を強く希望してございます。

また、家族につきましても、
自宅への取材や様々な記事によって、心労が重なってございます。
これ以上取材が続けば、本人家族にとって、大変な重荷になるのはもちろんのこと、
病院や他の患者さんにご迷惑をかけることになりかねません。

で、これまで、当社の発表内容につきまして、
一部のメディアの方々には必ずしも十分に信じていただけなくてですね、
色々と詮索される結果になってございます。

ま、これはわたくしどもの不徳の致すところではございますが、
今回吉田の方から、本来静かな環境で治療に専念したいと言う事で、やむにやまれずですね
自らの病名を公表したという心情を、どうか汲み取っていただきまして、
皆さま方には今後一切の取材をご遠慮いただくよう、お願い申し上げる次第でございます。
以上でございます。32:07

32:52
ー東電も被ばくとは関係ないと認識しているのか?
という事についてですが
これは、お医者さんの判断に、わ、わたしども依らざるを得ないと思っていますんで、
先程の明石先生のお話しの通りというふうに私どもは認識してございます。


ー一線から退いて治療に専念するということ?
吉田につきましては12月1日で原子力本部付けになってございます。
したがいまして治療に専念するという事は、
会社としてもそういう形で専念して欲しいという事に伴う人事異動だと言うふうに
ご理解していただきたいと思います。

ー明石先生は3月11日以降の被ばくが発症の原因となる可能性は低い?否定ではなく低い?
可能性は極めて低いといただいておりますので、私どもとしては関連性はほとんどないと考えてございます。

ー関連性はないと考えているという事でいいか?
はい、はい。

ー今日1Fに来たようだがその時の状況は?
今日、発電所であいさつをしていますが、大体、先程申し上げた内容です。
自分が食堂癌になったという事と治療をしているという事を言って、
発電所員とか協力企業の人達に対して、心配、迷惑をかけたことについてお詫びをししたいと、
加えまして、これまでの尽力、支援に感謝をしたいと。
そして、新所長の高橋のもとで頑張って欲しいというふうに激励をしております。

ー本人からのコメントは?
治療に専念して1日も早く事故収束活動に何らかの形で協力したいという気持ちを伝えています

ー70ミリシーベルトは外部と内部を足した値か?期間も教えて下さい。
内部被曝と外部被ばく両方合わせたものでございます。
期間については3月11日以降、11月の職場を離れるまで(11月13日まで)の分が入ってございます。
内部被ばくに関して最後の日の分が入ってないと思われますが、
11月はほとんどないと思われますので先ほど申し上げた数字が
事故以降の被爆だと考えていただいていいと思います。

ー病状・・早期発見だったとかそのあたりを教えて下さい
これについてはご容赦いただきたいと思います。

ー吉田所長の現在の年齢は?
56歳だと思います。昭和30年2月生まれです。

ー病名の発表はあくまでも本人の希望か?
そのとおりでございます。

ー被ばく線量以外の生活習慣関係の因果関係で何か言われているものはありますか?
これはお医者さんの判断になりますので私の方からは何とも申し上げれません。

ー70ミリシーベルトという値は毎回きちんと定期的に測定されていた値なのか
国の決まりで3カ月に一度はきちんと放射線被ばくについて測定することになってございまして、
吉田につきましてもその中できちんと測定をしてございます。

ー福島第一原発に着任されたのは何時からですか?
昨年の6月からですね。ですから、2010年の6月末からでございます。

(この間画面切れ)

ー・・・を撮影されていると思うがその公開についてはいかがか?
本人は公表したことが大きく取り上げられるという事が本意ではございませんので、
その辺についてはご容赦いただきたいと言う事でございます

ー映像は撮影されているんですよね
それは確認が取れてございません→本来の依頼もあり、映像はとっていません
本人は写真等はご勘弁いただきたいという強い意向がございます。

2

今日行ったのも治療の合間を縫ってどうしてもという強い希望があったので行ったものですから、
その辺の事情を是非賃借していただければと思います

ー何らかの吉田所長自身からの説明を頂きたい
本人の病状を見てきちんと直してもらうと言う事を会社としても強く願っていますのでご理解下さい。

ー事故調査委員会などの調書には応じられるのか?
病状の細かいところまで知りませが、現状では治療中なので難しいのではないかと考えている。

早川15



おわり
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