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たねまきJ「福島避難区域再編・滋賀県SPEEDI利用認めず」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)12/14

・福島の避難区域再編について
・滋賀県SPEEDI使用を文科省が認めないことについて

小出「わたしは本当のことを言うなら・・・、
国の法律を守って全ての人を逃がすべきだと、わたしは本当は思うのです。
でもそれうとすると日本の国家が潰れてしまう程のことなのです。



12月14日水曜日 
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]





<参考>
福島原発周辺「帰還困難区域」指定へ 年50ミリシーベルト以上
毎日新聞 2011年12月14日 東京朝刊

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 ◇集落単位で 避難対象区域を3区分

政府は東京電力福島第1原発事故に伴う避難区域について、
年間の放射線量に応じて新たに3区分に再編する方向で調整に入った。
現行は原発から半径20キロ圏内の「警戒区域」と
年間被ばく線量が20ミリシーベルトを超える「計画的避難区域」に分類。
新たな区分では50ミリシーベルト以上の年間線量が高い地域について、
長期間にわたり住民が居住できない「帰還困難区域」に指定し、土地の買い上げなどの支援を検討する。

3区分は
▽年間線量が20ミリシーベルト未満の「準備区域」
▽20ミリシーベルト以上50ミリシーベルト未満の「居住制限区域」
▽50ミリシーベルト以上の「帰還困難区域」--に分ける。
区域指定にあたっては、同じ市町村内でも場所によって放射線量が異なるため、
集落単位で指定できるよう自治体と協議を進める。

政府は16日の原子力災害対策本部(本部長・野田佳彦首相)で、
事故収束に向けた工程表のステップ2終了を決定し、年内にも避難区域見直しに向けた考え方を公表する。

20ミリシーベルト未満の「準備区域」は住民の帰宅に備える地域。
現在は住民がいないため、生活空間の除染や上下水道、学校、病院などのインフラ整備を進める。
インフラの整備状況や自治体側の希望に合わせて、可能な地域から順次解除していく方針で、
早くても来春以降になる見通し。

「居住制限区域」は数年間、居住ができないとみられ、除染などで20ミリシーベルト未満を目指す地域となる。
「帰還困難区域」に該当しそうな線量が高い地域は、
福島第1原発周辺から北西方向にかけて広がっており、数十年間にわたって住民が住めないとみられる地域もある。

首相は11月25日の参院本会議で
「相当な期間にわたり住民の帰還が困難な区域が出てくることも考えられる。
土地の買い上げなどを含め、国が責任を持って中長期的な対応策を検討していきたい」と述べ、
支援策を検討する考えを示した。
区域の名称に「長期」を入れる案もあるが、被災者の心情に配慮し見送るべきだとの意見もあり、
調整を進めている。【笈田直樹】



文部科学省が滋賀県にSPEEDIの利用を半年経っても、「認められない」
といっているニュースソース


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続きを読むに番組の内容書き出しました






水野:
まずですね、政府が福島の避難区域について、再編する方向のようですね。
で、3つに分けるという案でして、
そのキーポイントとなっている放射線量が年50ミリシーベルト、そして、年20ミリシーベルトと
この二つの数字がポイントになっているようです。
まず、年間50ミリソーベルト以上のところは「なかなか帰っていただきにくい区域だろう」と
「帰還困難区域」というふうに指定するようです。

小出:当然ですね。

水野:
当然ですよね、年間50ミリシーベルト以上というのは。
そして、その次のランクの区域はですね、
年間20ミリシーベルト以上で50ミリシーベルト未満という区域でして、
「ここは居住を制限します」という、「居住制限区域」
で、政府が言っているのはね、「数年間は居住できないだろう」
「除染をして20ミリシーベルト未満にする事を目指すんだ」というんですが、
50ミリシーベルト未満のところもこの区域に入るわけですから、
たとえば40何ミリというようなところも除染で、数年で20ミリシーベルト未満になるものなんですか?

小出:なりません。

水野:じゃあ、最初っからこれ机上の空論ですかね

小出:
今、大地を汚している放射性物質はセシウムという元素で、
その中には134という番号のついたセシウムと137という番号が付いたセシウムがあって
134の方は2年で半分に減ってくれますので、
今現在50ミリシーベルトという程度の場所は2年経つと
20ミリあるいは20何ミリというところまで自然に減ると思います。
それは、除染とかという行為とは全く別に減る。

水野:自然にですね

小出:
そうです
ただし、20ミリシーベルトというその値自身が、
わたしのような放射能を扱う職業に従事しているという特殊な人間の被ばく限度なんですね。
普通のみなさんは1ミリシーベルトという、そのまた20分の1しか浴びてはいけないと言っている訳ですし
特に子どもなんかはもちろんそれを超えないように注意しなければいけないにもかかわらず、
あたかも20ミリシーベルト以下になるなら、そこに人びとが居住できるかのように日本の国が言いだしたんですね。

水野:
そういうことですね、
その思想が、この再編される区域に現れているということですね

小出:そうです

水野:
あのもう一つ、3つ目の区域をわたくし申し上げますと、
これは、「準備区域」と言われるようなんですが、
これが、今小出先生がおっしゃった、まさに年間線量20ミリシーベルト未満のところをあてて、
ここについては、住民が帰ってこられるようにインフラを整えていくというんですね。
例えば水道、上下水道、そして学校や病院などを作って、
そしてインフラの整備が出来たり、自治体が希望すれば、
可能な地域から順次解除して、帰ってもらいましょう。、と。
で、これが早くても次の春以降です。というような案なんですよ。
20ミリシーベルト未満なら帰れるんだという、この準備をするという事についてどうでしょうか。

小出:
日本というこの国が法治国家ではないという事を自ら宣言したのですね。
法治国家だというならば、1ミリシーベルトを超えるようなところに人々を住んではいけない訳ですから、
何よりもそういうところに住んでいる人達を逃がさなければいけないわけだし、
「そんなところに帰ってはいけない」という事をまずは言わなければ

水野:帰ってはいけない。つまり、国が土地を買い上げるべきだという事になるんですか?

小出:
国が自分の法律を守ろうとするならばそれしかないのですね
でもそれをやろうとしてしまうと、本当に広大な地域を失うという事になる。
それだけひどいことが今起きていますし、
原子力発電所というものはそういうものなんだと国が認めることになるわけですね。

水野:そうか

小出:それをどうしても認めたくないのです。彼らは。

水野:
それからもうひとつ、SPEEDIについて伺いたいと思います。
昨日もお話しさせていただきました、
事故後なかなか情報が開示されなかったのはどうしてなのか、というお話しをしていた訳ですけれども、
今日はこれからの危険に備えるという話しです。
福井県というのは全国で一番多くの原発があるところなんですね、
で、その隣に当たる滋賀県が、「いざという時の予測の図を住民に見せたい」ということで、
SPEEDIを利用させてくれと文部科学省に求めているんですが、
半年経っても、「認められない」っていうんですよ。
いかがですか?

小出:
全く愚かな人達だと私は思います。
もともとSPEEDIという計算プログラムは万一事故が起きた時にそれを動かすという、
そのために開発されてきた計算コードで、
まさに福島第一原子力発電所の事故が起きた時にこそ使うべきだったのですけれども、
日本の政府はそれを使わずに隠したのですね。
今回は、滋賀県があらかじめそれを予測のために使わせてくれと言った訳で、
もし本気で使う気があるのであれば、十分に役に立ちますけれども、
国としては、「そんなことはありえないんだ」という事を言いたいわけですし、
事故なんか想定させたくないという思惑の元にずっと動いてきたし、
実際に事故が起きてもなおかつそれを使わなかったという、そういう国・・なんですね、この国は。

水野:近藤さ~ん、このSPEEDIにはものすごい税金が使われている訳なんですよね。

近藤:
そうそう、さいしょからね、
あの、先生ね、発表も聞いていて思ったんですが
先生が今おっしゃっていることはセシウムから完全に解放されることはないんだという事ですよね。

小出:そうです

近藤:
そうだとすると、大地そのものを除染したって、野菜だなんだって我々は食べていかなくっちゃならないんだから、
そういう事も含んで先生はおっしゃってきたんでしょ

小出:そうです

近藤:
そうするとね、この除染だインフラだって言ったら、なんか、あの、
それで人間は生き生きと生きられるんだって言うような、なんか錯覚を与えちゃうんだけど、
要するに、汚染の少ないものを子どもたちに与えるというようなことを、
まず、まずそういうシステムを作っていかないと、
あの・・太刀打ちできないんだって事を、
その、ものの言い方を政府がもっとするべきじゃないんですか?

小出:
わたしは、そう言っているわけですし、
とにかく子供を守るために出来ることをやらなければいけないと言っている訳ですが、
政府の方はとにかく汚染そしているその事を隠したいのですね。
で、汚染をしていることを隠すという一環として除染という事を言っている訳で、
あたかも除染をすれば被ばくが少なくなる、
あるいは、住めないようなところに人々が住めるようになるかのように言っている訳ですね
そんなことはあり得ないのです。本当は。

近藤:
だからようするに、共存する、
ある意味、何て言うんですか、覚悟を問うっていったらおかしいけど、
なんかちょっと、もう少しちゃんとまともな日本語を言ってもらわないと、
なんか、こう、ついつい期待するみたいな・・

水野:そうですよね

近藤:う・・・ん・・・感じが残るよね

小出:
そうですね
わたしは本当のことを言うなら、
国の法律を守って全ての人を逃がすべきだと、わたしは本当は思うのです
でもそれをやろうとすると日本の国家が潰れてしまう程のことなのです。
ですからその時に何が出来るかと言えば、
わたしはとにかく子どもを守らなければいけないと思うので、
そのために出来ることをやらなければいけないと思うのですが、
日本の国というのは、全然その気がないみたいで、
とにかく被害が「大したことがない」「すぐにでも元に戻れる」というような宣伝を
ずーっと続けてきているように私には見えます。

近藤:
この間チェルノブイリから帰られた先生の話しを聞いていた時にね、
向こうは要するに、家なんか土地の中に埋めちゃうそうですよ。

小出:そうです。火災が起きると困りますので。

近藤:
そんなこと日本で出来るわけがないんですよね
そうすると、もっと要するに共存の危険性っていうのはもっと強くある訳でしょ

小出:そうです

水野:
本当のことをまずは見つめて、そこからの筈ですけれどね。
住民の方のためにも一番そうではないかと思いますが、

小出:何よりもそうだと思います。



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