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あさイチ「食卓丸ごと調査」続報12/15(番組内容一部書き出し)


あさイチ 12月15日放送 
番組の内容を一部書き出します


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前回の測定の結果について、
いったいなぜそのような間違いが起きたのか
測定に使ったのはこの装置です

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右側の機械で放射性物質を検出
そして分類するのが左側
まんなかで放射性物質の種類と量を割り出します

検出された信号はスペクトルと呼ばれるグラフに変換されます
このグラフからどの放射性物質がどの位あるのかを読み解きます

前回の分析でセシウム134と読みとった部分。
しかし、機械に不具合があり、スペクトル全体がわずかにずれて表示されていました

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これを正しい位置にずらします
前回セシウム134として測っていたところはビスマス214という自然界にある放射性物質でした。

ビスマス214は福島原発の事故以前からもともとある放射性物質です。

不具合を起こした機械を修理に出し、その後正常に動作しているかどうか別の検査機関でもチェックしました。
そのうえで改めてスペクトルの正しい位置で放射性物質を測定していきました


福士教授によりますと
「放射性物質の値が飛び抜けて高く出てきた値だと間違いに気付くという事が出来るんですが、
出てきた値が小さかったのでなかなか気づくことが出来なかった」
ということです

Q:このような間違いは多いのか?

小林アナ:一般的に放射性物質の値が小さいと特定が難しくなるという事が言えます。

Q:読む場所を間違える(スペクトルがずれる)事はよく起きる事なのか?

安斎:条件を安定的にしないと、起こり得ることですね。
   測定はちゃんとされているのにデータの解析の段階で間違えるという事はあり得る。

スペクトルの位置をなおして解析しなおした最新のデータ
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-1149.html
↑ここに一覧にして出してあります。

Q:再分析の結果の数値をどうとらえていますか?

岡野:今回首都大学で機械を見せていただいて、測定の仕方を拝見したんですけど、
    いずれもこの結果については非常に妥当であると、いうふうにおもわれます。

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岡野眞治さん(元理化学研究所)

Q:検出限界地がさまざまなのはなぜ?

岡野:検出限界値はですね、試料の量とか検出器の感度とか、測定する時間とか、
   そういう事によって変わるものでございます。

Q:今回それが検出限界3~8という幅ででていることのついては?

岡野:試料の量が、それぞれ、なんていうのか違いますから、そのために変わります。
   それから、試料の比重とかですね、中に入っている水分とか、そういうものが違うと変わるわけです。

Q:測定器の能力からして検出限界3~8は妥当なところと見てもいいのか?

岡野:そうですね、拝見した機械に於いては妥当だと思います。



検出限界地の一番高い数値
セシウム134が8.2
セシウム137が7,1
これで一年間食べ続けたと、計算してみます。

このお宅では平均で一日1.6Kg食事されたいますので

セシウム134
8.2Bq/Kg×1.6Kg/日×365日=4789Bq/年 ⇒0.09ミリシーベルト/年(人体への影響の数値)

セシウム137
7.1Bq/Kg×1.6Kg/日×365日=4146Bq/年 ⇒0.05ミリシーベルト/年(人体への影響の数値)

合計年間0.14ミリシーベルトの被ばくになります。
食品の被ばく量の限度(来年4月から)では年間1ミリシーベルトなので下回っています。

Q:安斎先生この数字はいかがですか?

安斎:放射線防護学の立場から言えば被ばくは少ないにこしたことないというのが大原則なんですよね。
   毎日毎日何十年も摂取し続けることで被曝が大きくなるんではないかという心配ですが、
   毎日毎日摂取し続けているものは自然界にある放射性物質で、
   我々は食事と一緒に毎日毎日取り続けているんですね。
   例えばカリウム40という1種類の放射性物質だけで、年間0.2ミリシーベルト位
   否応なく、我々も気がつかないうちに被ばくしているので、
   そういう数値と比べても、まぁ、下回っているからね。
   そんなに心配するようなレベルでないことは放射線防護学的には言える事です

Q:今回の検出限界値は放射線防護学の立場から見るとどうですか?

安斎:この検出限界値は十分低くて、
   例えば僕が持っている機械に比べると、十分低くて感度がいい機械と言っていいと思います
   測る食品によって測定したいものの邪魔になるような自然界の放射性物質を含んでいたりする量が違うので、
   どうしても検出限界値にはばらつきがあります。
   10Bq/Kg以下のものが測れる機械

Q:そうすると、人体への影響は、この検出限界値から見ると?

安斎:十分です。ただ、食事をしていてそれによる自然界の被ばくをさして気に留めていない人ならば
   それ以下のレベルだから、改めてそんなに気にすることはない。

Q:検出せずじゃなくて、たとえば目黒に8.5という数字が出ているが、これはどうですか?

安斎:それで食べ続けたとして計算しても、さっき言ったように。

具体的な数値を見てみましょう。
目黒の場合は実際に検出されたセシウム137が8.5という数値と、
セシウム134は検出されていないのでこれも札幌と同じように最も大きい検出限界値6.4を使って計算すると、

セシウム137   8.2Bq/Kg⇒0.04ミリシーベルト/年(人体への影響の数値)

セシウム134   6.4Bq/Kg⇒0.04ミリシーベルト/年(人体への影響の数値)

合計 0.08ミリシーベルト/年

という結果になります。やはり1ミリと比べても小さな結果になります。

Q:これも安斎さんおなじように?

安斎:同じように思いますね。十分低い、
   あっ、放射線防護学をやっている安斎育郎の立場から見ても十分低いレベルだと思いますね。

Q:福島第一原発から出てきているスペクトルを見ると、
  セシウム134と137というのはほぼ同量出てきているというのが一般的なパターンですが
  今回は片方しか出ていないというのがありますが、岡野さんはどのようにご覧になりますか?

岡野:今回の数字を見るとセシウム137が見つかって、134がないと。
   いう事は、先ほど申し上げました福島の影響じゃなくて
   何らかの形で過去の核実験とか、チェルノブイリの影響とか、
   そういうものが何らかの形でもって食品の中に入ってきて、そういう数字が出てきたんじゃないかと思われます。

Q:まだチェルノブイリの影響が残っているというふうに受け止めなければいけないと?

岡野:そうですね、ま、ヨーロッパの基準というのはかなり緩いですから、
   そういうものが入るという可能性は十分考えないといけないと思います



視聴者からのFAXについて・・・
あくまで全国7箇所家族だけに限られたもので、
あさイチはこの結果をもって食品に汚染がない、安全宣言したつもりではありません。


以下番組は、横須賀市の小学校の給食の調査などを紹介
京都大学の検査のVTR(食品を乾燥させて濃縮させて検査)

京都大学 小泉昭夫教授

「だから、今は安心なんですけれども、今後ですね、高くなる可能性がある。
今がピークじゃなくて今後も追っていかないと、どこの農耕地が高くなるか予測できないので、
今後も継続したモニタリングが必要になると思います。」


Q:岡野先生、いまのVTRをみていかがですか?

岡野:今拝見したところ、いろんな測定器でいろんなサンプルを測っている訳です
   より厳しくしようとするんでしたら、もっと感度のいい機械を使って測ると検出限界が下がってくる。
   一方、試料の量は先程のように濃縮してやると感度が上がるわけですから
   問題はどういう測定器を使うかという事が大事で、
   特に食べ物なんかについては大事なことは、食べ物の中には天然のカリウムがありますから、
   カリウムをちゃんと分けて放射性物質、たとえばセシウムを分けて測んなきゃいけない
   それにはスペクトルメータというような道具を使って測るというような事が適切な方法です。
   中身の分かる測定器でしかも感度のいい測定器を使えばより細かいことが分かるということになります。



10月の放送での
放射性物質カリウム40について(カリウム40の数値が異常に高かった)も質問を頂いているんですけれども、

小林アナ:カリウム40についても今分析し直しています。
実はですね、検出機を置いている土台になっているコンクリートにですね、カリウム40が多く含まれていて
その影響を強く受けているんです。
その影響が強いのでカリウム40の値が最終的に出ない可能性も実はあるんです。
ですから今、首都大学東京の福士教授はですね、
先程出ていただいている岡野さんの協力も得ながらカリウム40の値を出すという作業を進めているというところです。
コンクリートから出ているカリウム40の値を、測る時に受けてしまうという事です
どうやってその影響を取り除いて計算できるかというところの作業を今進めているところです



ほか、詳しくは「あさイチホームページ」にも書いてあります。

続きを読むにあさイチホームページ12月15日を転記します









12月15日(木)
メインテーマ日本列島・食卓まるごと調査・続報

出演者
<日本列島・食卓まるごと調査・続報>
専門家ゲスト:安斎育郎さん(立命館大学名誉教授・放射線防護学)、岡野眞治さん(元理化学研究所)
ゲスト:室井佑月さん(作家)、内藤剛志さん(俳優)
リポーター:小林孝司アナウンサー

あさイチでは、原発事故以来、放射性物質に対する質問を多数いただいており、中でも最近では
「そもそも私たちは毎日の食事でトータルとしてどれくらいの放射性物質を摂取してしまっているのか」
という疑問を多数いただいておりました。
そこで、全国各地、計7家族の一般家庭、一週間分の食事という限られた範囲ではあるものの、
各家族の日々の食事の中に含まれる放射性物質の量を分析する調査を行い、
その結果を踏まえて10月17日(月)に「日本列島・食卓まるごと調査」と題して番組を放送しました。

しかし、この放送でお伝えした調査結果について、「数値が不自然ではないか?」という指摘を複数いただきました。
また、今回分析を担当した首都大学東京の福士政広教授からも、再度検査させて欲しいという申し出がありました。
そこで、前回の調査に関する再検査を実施し、新たにわかったデータについて、
まず11月24日(木)に前回のデータを修正する内容の速報を伝えしました。
さらに今回12月15日(木)は、最初にお伝えしたデータがどう間違っていたのか、
また修正後のデータをどうとらえたらよいのか、
さらには食卓まるごと調査のような手法の調査が日本各地で広がりを見せている現状
などなどについてお伝えしました。

再分析したデータについて

前回の調査では食品をゲルマニウム半導体検出器という装置にかけ放射性物質を検出しました。
この装置で検出されたスペクトルと呼ばれるデータについては問題がないということなのですが、
このスペクトルをさらに分析し、実際のセシウムの量を割り出す装置に整備の不備があったということです。
そのため、この装置の調整をやり直し、再度分析しました。
なお、装置の再調整は、別の専門機関の協力も仰ぎ、二重のチェックを行いました。

新たな結果は以下の通りです。
→セシウム134については、すべての地点で1週間通して、「検出せず(ND)」
→セシウム137については、目黒で一日だけ「8.5ベクレル/キログラム」を検出
他はすべて「検出せず(ND)」

詳しい結果は、あさイチホームページで公開しています。
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2011/10/17/01.html
修正後の数値の体への影響について

前回10/17(月)の放送では、
検出したセシウム134およびセシウム137の数値について、すべて微量であり、
仮にこの数値の食事を1年間取り続けたとしても、
現在国が示す食品からの年間被爆許容量の5ミリシーベルトを大きく下回るとお伝えしました。

今回の結果で計算しても、例えば、セシウム137を一日だけ検出した目黒の食卓で、
仮に毎日このセシウム137を8.5ベクレル/キログラム毎日とり続けたとして、
またセシウム134も検出限界値が一番高かった日の 6.4ベクレル/キログラム毎日とり続けたとして、
セシウムによる年間被爆量を計算するとトータルは0.08ミリシーベルトとなり、
前回の放送の結果とほぼ同様、国が示す年間の被爆限度量
(来年4月から1ミリシーベルト予定)を大きく下回るものでした。ほかの家庭も同様です。

「検出せず」とは

「検出せず」とはそのとき測ることができる一番小さな数値よりもさらに小さい値だったという意味です。
「検出せず」には他にも「ND(Not Detected)」や「検出限界以下」「<」などなど、いろいろな表記方法があり、
表現が統一されていないのが現状です。

一般に放射性物質の測定を行う場合、検出限界値という、そのとき測ることができる一番小さな数値が設定されます
(この検出限界値は、測定する試料の量や含まれる物質、検出器の性能などによって、測定ごとに変化します)。
測定の結果、この検出限界値未満の場合、検出限界値以上の大きな値である可能性がないのはもちろん、
放射性物質があるかないかもわからないと考えられ、「検出せず」や「ND」と表記するルールになっています。

今回の検出限界値について

前回の検出限界値は装置の不具合による読み違ったデータを元に算出した数値でした。
今回再分析を行い検出限界値も新たに算出しなおしました。
この結果は、放射線分析の第一人者である岡野眞治博士によると、
使用した装置や測定した試料の量などから考えて、今回算出したくらいの数値が妥当だということです。

カリウム40のデータについて

今回、カリウム40の数値も調べようとしました。
しかし、首都大学東京の検出器が置いてある部屋のコンクリートにカリウムが多く含まれていると考えられ
これがカリウム40の測定に影響を及ぼし、測定が難航しています。
現在、測定の第一人者である岡野眞治博士にも協力を仰ぎ調査を続けていますが、
今回カリウム40について、測定値が出せるかどうかは未定の状況です。

横須賀の給食の調査について

横須賀市では、10月13日以降、市内の小学校で出される給食のまるごと検査を実施し、
一週間毎にまとめて測定しています。
これまで8回行った結果、ほとんどが「検出せず」。
11/21~25の間に出された給食から、セシウム137が0.48ベクレル/キログラム検出されています。
これは、検出限界値ぎりぎりの数値です。

測定結果は、随時ホームページで公開されています。
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/8330/kyuushoku/documents/teikyo.pdf

京都大学の調査について

京都大学大学院医学研究科 環境衛生学分野

教授 小泉昭夫
…食品の中に含まれる農薬やダイオキシンなどの汚染物質の調査、研究専門。
全国各地の過去30年分の食事や母乳などを保存、継続調査を行うなどこの分野の第一線で活躍。
放射線の専門家ではないが、今回の原発事故を受けて、福島の食事の調査に乗り出す。

今回の福島の食事調査(陰膳調査)の概要

・2011年7月2日からの8日間。福島県の福島市、相馬市、いわき市、二本松市の4か所で調査
・研究員男性5人(県外の人間)が「自分が福島県で食事をすると想定して」
 近所のスーパーや直売所で、おやつ、水も含め1日に口にする全ての食品、飲料、合計55日分を購入。
 (食事は調理済みのお弁当や総菜や菓子パンなど)
・ゲルマニウム半導体検出器を使用
 2000秒間の測定。検出限界は0.2ベクレル/キログラム
・検査物は凍結乾燥。
 (含有する放射線が微量であるため、より正確により微量まで測定できるよう、
 水分など無駄な物質を取り除き放射線物質を濃縮)
・結果:セシウム134は36検体(65.5パーセント)に検出
 最大で7.2ベクレル/日
 セシウム137は35検体(63.6パーセント)に検出
 最大で7.0ベクレル/日
 年間の体への影響はセシウム134と137合わせ、最大で0.083ミリシーベルト/年

放射線の可視化写真について

・放射線を感光板の一種で撮影するオートラジオグラフィを用いました。

以下のホームページで調査の内容を詳しく知ることができます。
http://hes.med.kyoto-u.ac.jp/fukushima/EHPM2011.html








NHKあさイチ「食卓丸ごとチェック」ここまでの流れ

家庭の食材を1週間分丸ごと放射能チェック「あさイチ」10/17

↑ NHKのホームページの内容中心の記事

あさイチ「食卓丸ごと放射能チェック」(続編)
↑ 武田先生のブログと、各家庭の検査結果の表を全て載せました。

あさイチ10/17「食卓丸ごと放射能チェック」番組丸ごと書き出しました。
↑ 番組の文字起こしです。

首都大学福士正弘教授のゲルマニウム半導体検出器は壊れていた。
そして、あさイチは番組ホームページを書きかえた。(追記:福士教授インタビュー)

↑ 植田武智さんの福士教授インタビュー内容

食卓丸ごと調査(NHKあさイチ)続報「検証後の数値」が公表されました11/24
↑ 11月24日のあさイチ番組内での修正速報


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