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12.27
Tue
事故調査委員会の中間報告について
・事故の原因
・テクニカルな専門家が誰もいない
・3号機高圧注水系統停止の謎



12月26日月曜日 
京都大学原子炉実験所助教 小出裕章先生に伺いました
Radio News「たねまきジャーナル」
MBSラジオ [MBS1179.com]





<参考>
事故調査・検証委員会 中間報告(会見動画)
中間報告に関する各社の記事と会見動画

法規制のあり方などを検証する第三者機関のNews
6月7日事故原因や法規制のあり方などを検証する第三者機関「事故調査・検証委員会」
(委員長・畑村洋太郎東大名誉教授)の初会合のニュース

畑村氏「原因究明の動作ができなくなってしまう」として責任追及は目的としないと明言。
「国民や世界の人々が持っている疑問に答え、100年後の評価に耐えられるものにしたい」


続きを読むに番組の内容書き出しました






水野:
まずですね、政府の事故調査委員会の中間報告
これをどんな風に受け止めていらっしゃるでしょうか?

小出:
もう、平野さんが説明して下さった。あまりにもアホらしいと思います。

水野:
私が素人なりにね、読みとったのは、
「あ、全体的に事故は津波のせいで起こったんだというストーリーで全体が貫かれているという」気がするんですけど、
小出さんから見るとどうですか?

小出:
そうですね、要するに一番大切なことは、
事故の原因をきちっと明らかにする」ということだと私は思ってきましたし、
これまで日本の政府、あるいは電力会社は、
事故はひたすら「津波のせいで起きた」と
地震はもう何の関係もない」という事で宣伝してきたわけで、
本当にそうであるかどうかという事を検証して、
この地震国である日本でこれでいいのかどうかという事を考えなければいけなかった筈だと思うのですが、
残念ながらそれに関しては何も触れないまま、という事になっているように見えます。

水野:そうですね、「地震での大掛かりな破断などは現時点では確認できていない」と。

小出:はい、それを確認するのが仕事だったと私は思うのですが。

水野:
そこが実は大切なポイントだという事ですよね。
地震でどの程度壊れたのか、壊れていないのか。
それによっては他の原発の政策への影響が、やっぱり大きいっていう事ですよね。

小出:
はい、ただ、この委員会は畑村さんを先頭にする委員会、
いわゆるテクニカルな専門家が誰もいないという、

水野:失敗学の先生でしたよね、畑中先生って。

小出:
もともと原発のテクニカルな事をきちっと分かる人がいない訳ですから、
初めからこういう結論になるんだろうなと、私は思っていました。

水野:
はぁ~、これ、地震でどの程度の破損があったのかという事をきっちり確かめないことには、原因が確定できない訳で、
じゃぁ、それでいろんな事を論じても意味がないですね。

小出:
ま、そうですけれども、委員の方々がですね、
テクニカルの事に関しては今聞いていただいたように、専門的な知識をお持ちでない訳だし、
結局、ですから、制度的にどうであった、連絡体制がどうであった、
ま、そういうところしか興味がなかったというか、明らかにする力がなかったという事だとおもいます。

水野:じゃぁ政府がですね、小出さんのようなテクニカルな事が分かる方を入れればよかったんですよね。

小出:(笑)本来はそうですけれども、ま、

水野:お声はかかりませんでしたか?

小出:
もちろんかかりませんし、
あの、政府は私は今回の事故の最大の犯罪者だと言っている訳で、
その犯罪者が自分の罪を積極的に暴こうとは、もちろんしないだろうと思いますし、
畑村さんはもともと「個人の責任は問わない」という事で、はじめから、始めているんですね。
わたしは、これほど悲惨な事が起きて、今現在子どもも含めて被ばくをしているという状況の中で、
個人の責任を問わないで済むなんて事が、私にとっては想像も出来ない事であって、
きちっと、一人ひとりの責任ですね、
学者も政治家も東京電力の会長社長も含めてですね、
個人の責任をきっちりと明らかにするような事をしなければいけないんだろうと私は思います。

水野:
いくつも細かいポイントで伺うべきところがあるんでしょうが、
わたし、個人的に引っ掛かりましたところはですね、
小出先生が早くから「これ不思議なんだ」とおっしゃっていらした3号機の謎がありまして、
これは、水素爆発の前日、3月13日にですね、
高圧の注水の系統、水をどんどん入れていく、これが必要な訳ですけど、
この水を入れていくそのシステムを、動いていたのを運転員が停止させたっていう事実がありますよね。
で、「なんで止めたんだろう、それを知りたい」と、小出先生は早くからおっしゃって板というふうに覚えているんです、

小出:そうです

水野:
で、今回の報告書を見ますとですね、この、止めたという事について、
誰がその情報を知っていたかという話には触れられているんですよ。
停止の判断は幹部に上がっていなかった」というふうに報告書は指摘していまして、
東電は、「いやいや、対策本部とこの情報を共有していた」と言っているので、
ここは、コミニケーションについての見解は違っているんです。

ただ、
「なんで止めたか」という小出先生がおっしゃっている根本的理由についてはですね、
謎については、答が読みとれないんですけど、

小出:
はい、私もそうでした。
わたしはそれが、「高圧注入系の配管が破断したが為に使えなくなった。それを知った運転員が止めた」。
という事を疑ってきているのですけれども、
そういう現場というか、実際に起きているテクニカルな問題の解明という事を実はやって欲しいのですけれども、
結局、その連絡体制ですとか、組織的な問題だけに、今回の委員会は終わってしまったという事だと思います。

水野:
運転員がなぜ、わざわざ水を入れているのを止めたかという事が
平野さん、本当に不思議ですもんね。

平野:
うん・・先生この間冷温停止状態という、ま、中間総括的な話しも含めて、政府がこういうのを、
ま、あまり中身のない物を発表しているのですけれども、
海外ではさらに評価を落とすと思うんですけど、

小出:そうですね

平野:
そのいわゆる、原子力を研究する学者のみなさんの評価というんですか、海外の。
これはなんか先生は時々、やっぱり交流もあると思うんですけれども、
どう見ているんですかね、日本政府のこういう対応は。

小出:
私のところに海外のマスコミの方とか、知人とかの連絡が入ってきますけれども、
「日本っていうのはいったいどうなっているんだ?」という感想が一番多いと思います。

水野:ますますそっちの方向に行っているんですね、今も。

平野:逆の方向に行きたいのに、むしろ結果は逆逆にいっていますよね、今の政府の対応は。

水野:ええ、ありがとうございました。





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