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埼玉県三郷市の子どもの尿検査結果にみる「放射線対策の必要性」

関東でもホットスポットと言われている三郷市で
「放射能から子ども達を守ろう みさと」が尿検査の結果を公表しました。

A群 最も初期から対策を取っていたグループ
B群 初期には何もしなかったが、6月ごろ(三郷市がホットスポットと分かった頃)から対策を取り始めたグループ
C群 検査時期まで何らの対策も取らなかったグループ

と、3つのグループに分け、対策をしたかしないかでの検査結果が顕著に分かります。

検査の数は少ないかもしれませんが、
注意をしていく事は無駄ではないと信じることが出来そうです。



三郷の子の尿からセシウム 15人中5人
埼玉新聞 2011年12月28日(水)
 
三郷市の保護者でつくる市民団体「放射能から子ども達を守ろう みさと」は27日、
市内に住む3~10歳の15人の尿を独自で調査し、5人から放射性セシウムが検出されたと発表した。
また市内在住の女性3人(31~35歳)の母乳を検査したところ、同セシウムは検出されなかった。

同団体は会員から希望者を募り、市内在住の子どもの男女15人を検査。
10月15~20日に尿を1リットル採取し、国内の検査機関で分析した結果、
5人の男女(3~10歳)から放射性セシウムが1リットル当たり1・04~0・19ベクレル検出された。

「放射線対策をとっていない」または「6月以前は対策をしていなかった」とするグループでは、
検査した5人のうち4人の尿から放射性セシウムを検出。
一方、放射性物質を含有しやすい食材を避けるなど
「対策をとっていた」グループ(10人)で検出されたのは1人だった。

同団体の田中慶大事務局長(33)は
「この検査では健康被害は分からない。だが対策を取れば内部被ばくのリスクを減らせることが分かった」としている。
同団体は三郷市に食品用の放射性物質測定器を購入し、給食を測定するよう求めている。


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SCRm尿検査結果のお知らせ
放射能から子供たちを守ろう みさと




私たち「放射能から子ども達を守ろう、みさと」は
この度、体内の放射性物質を測るための尿・母乳検査を実施致しましたので、その結果をここに公表致します。
この検査は、当会会員を中心に全18名の参加者により10月の中旬に実施されました。
ホットスポットと呼ばれる地域でこのような一斉検査を行った団体は今のところ当会以外にはなく、
同一時期、同一地域に行われた検査としても、関東圏では最も規模の大きいものです。

検査結果も、日頃から内部被ばくについての対策を採ってはいない人達にとっては非常に深刻なものとなり、
放射能汚染の問題は決して他人事ではなく、
まさしく私達の身近に迫った危険であると改めて認識させられるものとなりました。


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検査結果は続きを読む






検査結果一覧はとても詳しく分析してあります
http://www.infopara.com/labo/111227/bind1.pdf

122815.jpg

↑見えにくいと思います。画像をクリックするとページが開きます。

A群(最も初期から対策を取っていたグループ)
3歳女児(同一家族の9歳男の子 6歳男の子からは検出されず)
セシウム137→0.20 Bq/L 
セシウム134→0.24 Bq/Lが検出。
食べ物   東日本米避ける、古米を食べる
飲み物   遠産地牛乳給食牛乳中止
衣 服   マスク、外出後の着替え
行動制限 江戸川、公園避け室内遊び
その他   手洗い、うがい



家庭での留意点: 家庭菜園野菜や果物を少し食べた。
水: 浄水器使用

注意をしているA群から検出されているのは13名のうち一人だけです


全部で5名から検出されていますが、他の4名は

B群(初期には何もしなかったが、6月ごろ(三郷市がホットスポットと分かった頃)から対策を取り始めたグループ)
9歳の男児
セシウム134 0.36 Bq/L
セシウム137 0.48 Bq/L
食べ物 西日本、九州、北海道産
飲み物 北海道九州牛乳ペット水
衣服 強風時マスク
行動範囲 6月以降土いじりなし
その他 7,8月神奈川で過ごす
備考 6月以前の対策はなし

避難した日付け:
4/2~4/5、7/28~8/21、8/24、2学期から他市に

教育機関での屋外活動:
一学期は通常通り。3/11~3/31まで放課後、校庭の高濃度箇所で遊ぶ。
4/6~5/31外遊び・泥遊びをする。
高濃度の公園や江戸川土手にも行く。
運動会では地面0.5μSv/h以上の所にシートを敷いて砂みれでお弁当を食ぺる。

家庭での留意点:
夏休み前まで福島・茨城・栃木以外の食材。
卵・牛乳気にせず。夏休み後九州・北海道産の食材。事故直後、葉物多摂取。

水:
3/22頃~ペットボトル1ヶ月使用。調理は時々、水道水使用。
不検出後は時々、水道水使用。飲料はペットボトルのお茶・麦茶・水。時々、水道水使用。

3歳の女児
セシウム134 ND
セシウム137 0.19 Bq/L
食べ物 東北関東の生鮮食品避ける
飲み物 料理水道、飲水は水道水以外
衣服 帰宅時シャワーと着替え
行動範囲 外に出ないようにする
その他 夏休み1週間低線量地域へ
備考 初動遅れ

避難した日付け: 8/16~21
給食: 給食は月、水、木曜
家庭での留意点: 検出されてない野菜や牛 乳、肉を取り寄せ。(6月以前の対策はなし)
水: 飲料水はアクアセレクト(三重の湧き水)を取り寄せ。料理は水道水。


C群(検査時期まで何らの対策も取らなかったグループ)

3歳女児(※同一家族の4歳男児からは検出されず)
セシウム134 0.18Bq/L
セシウム137 0.26 Bq/L

家庭での留意点: ごくたまに安心な食材
水: ごくたまにペットボトル、あとは水道水

10歳女児
セシウム134 0.51 Bq/L
セシウム137 0.53 Bq/L

特に対策なし




A群 13名中1名
B群  2名中2名
C群  3名中2名


このような検査結果が出ています。
同一家族でも男の子は出ずに女の子から検出されている事例が2件あります。



補足説明

C群、B群からは極めて高い確率でCsが検出されていることから、
早い時期の内部被曝対策の有無が大きな違いをもたらした可能性がある。

● C群10歳女児の検出値Cs134・137合計1.04Bq/Lは、福島以外の地域で行われた検査中最も高い部類に入る
● 対策を取っていたにも関わらず検出された例もある
● 未就学児の検査でCsが検出されたのは、すべて女児からである
● 検出組、不検出組共に給食を禁止にした者は少ないが、
  Csの検出された検体は5検体中すべてが給食の対策を取らなかったという点は注意を要する。
  ただし、検出された検体は家庭での食事対策も不十分であったことも窺える為、
  実際に経口被曝がどの経路で起きたかは特定しづらい。
● B群9歳男児は他市への移住後1月以上経過しているにもかかわらず、比較的高い値が検出されている。

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このように詳細に調べた検査結果がどんどんと出てくれば
対策の方法が見付けられるように思います。

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東電に除染費請求へ 越谷、三郷など5市1町
埼玉新聞 2011年12月22日(木)
 
東京電力第1原発事故に伴う放射線対策で、
県南東部の5市1町(草加市、越谷市、八潮市、三郷市、吉川市、松伏町)でつくる
「県東南部地域放射線対策協議会」は21日、除染費用を東電に請求すると発表した。
26日に東電社長宛ての要求書を提出する。

具体的な請求金額はまだ示していないが、基本的に「放射線対策にかかった費用すべて」を請求する方針だ。
三郷市、吉川市は国から「汚染状況重点調査地域」に指定されており、
国の支援範囲が決定した段階で、まずは本年度分について請求する見通し。

比較的高い放射線量が計測されている三郷市は、
今のところ保育園、小学校など計22施設の除染を終了。
市によると、これまでに放射線測定器購入や除染工事費に約1億700万円をかけた。
越谷市の場合、本年度末までに食品用放射性物質測定器購入費など約1800万円を支出するなど
自治体間で差がある。

5市1町は東電に対し、除染費用負担のほか、
汚染土壌の保管先を見つけることや、住民が風評被害で損害賠償を請求した際にきちんと補償することなどを求める。

越谷市の担当者は
「県内で損害賠償請求する自治体はまだ珍しい。
財政難の中、放射線対策で費用を割いており、原因である東電にきっちりと意思を示そうと思った」としている。

また5市1町は同日、放射線量低減のための共通対策案を発表。
除染の目安を毎時0・23マイクロシーベルト以上(高さ1メートル)とすることや、
農作物、給食、水道水を測定することを明らかにした。





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