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「六ヶ所村の真実」長野智子 6/11/2011放送(動画&内容書き出し)

六ヶ所村の現実は私の想像を超えるものだった。
もんじゅが稼働が未定のままなのに日本原燃は1月10日「熱上げ」作業を開始した。


「もんじゅを動かさなければ未来はない」武田鉄矢さんはそう言います
が、
「もんじゅが動かなければ再処理工場はいらない」これが事実です。



最後の方に有識者の方々の六ヶ所村再処理工場に関しての言葉を載せました。


ーーーーー


報道発ドキュメンタリ宣言
震災からちょうど3か月となる今日、全国140カ所で反原発デモが行われています。

ー各地のデモの映像ー

原発事故から3か月
”原子力が支える村”・・・六ヶ所村の真実


こうした中でも、今も原子力を推し進める自治体があります。
青森県六ケ所村。
一人あたりの所得が1300万円以上という村。
その今の姿を追いました。


核サイクル "原子力が支える村"...六ヶ所村の真実


報道発 ドキュメンタリ宣言
放送日時 2011年6月11日(土) 17:00 ~ 17:30
番組概要
使用済み核燃料の来る村は今。福島原発事故を受け核燃料サイクル計画への疑問が浮上するなか、
日本で唯一核燃料再処理施設がある青森県六ヶ所村の人々はいま…現状を追った
長野智子





続きを読むに内容書き出し&最近のニュース&有識者のコメント







6月5日に行われた青森県知事選、
次点候補者のおよそ4倍の投票数(過去最大の得票差)で当選したのは、
過去8年間青森県を原発推進に導いてきた現職の知事

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原発関連施設が多い青森県
新たに計画されている原発は4基で日本一

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さらに原発政策のカギとなる村が六ヶ所村

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かつて原子力施設の建設をめぐり激しい反対運動が繰り広げられた村

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その過激な反対から推進へ
原子力に揺れ動いた村は、福島の事故をどう受け止めているのか、
我々は六ヶ所村へ向かった。


今六ヶ所村へ入りました。
見て下さい。風車がずらっと並んでいます

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下北半島に吹き荒れる風「やませ」
この風の吹きつける先に目的の施設があるという。

あ、これが日本原燃ですね。



青森県六ケ所村の上空にきています。
こちらには東京ドーム158個分の広大な施設に核燃料の再処理工場などが整然と並んでいます。

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ここでは2200人の社員が働いているが、そのうち200人が六ヶ所村の村民。

梶川幸司(テレビ朝日記者):
非常に厚いガラス越しに高レベル放射線が貯蔵されている貯蔵ピットを見る事が出来ます。

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この施設そのものが厳重な管理下に置かれています。

ここでの主な目的は二つ。
各地の原発で発生した放射性廃棄物を保管、貯蔵する事。
そして、使用済み核燃料から、再びエネルギーを生み出そうというものだ。
これに投入された総工費は2兆円を超えている。

しかし、試験中の度重なるトラブルなどのため、今だ再処理工場は本格稼働(2012年10月本格稼働予定)していない。

村民は今、この施設をどう受け止めているのか

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建設会社の会長:
僕自身はあの施設は必要だと思うし、
今もあの施設は絶対に六ヶ所村にとってなくてはならない基幹産業

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クリーニング店:
原子力やめます、撤退しますってなると、村の経済も成り立たないし、
青森県の経済も成り立たない。

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漁港:
雇用がうまれるでしょ。こういう施設も立ててもらわないと


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農家:
電話でも、テレビ電話でもタダで付けてもらっているしね、


六ヶ所村の村民の平均所得はおよそ1360万円(2008年度)


原子力の”恩恵”ハイテク農業

原子力の恩恵とは一体どのようなものなのか、
酪農業の収益は青森県内で六ヶ所村がトップ。
それを支えているのが巨額の補助金だ。
その中でもトップの収益を上げている酪農家大森敏雄(牧場経営)さん

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大森さんの牧場は30億円もの費用をかけたハイテク牧場なのだという。
早速中を見せてもらった。
一見普通の牛舎、しかし

大森:うちはロボット牛舎なんだけども、
Q:あのなんか回っているのがロボットなんですか?
大森:あ、これ?これはカウブラシって言ってね、背中をブラッシングしているんです。
Q:へぇー、すごいですね
大森:これ、牛が一人でやってるの
Q:あ、自分でブラッシングして欲しい時に行くっていう、
大森:そうそうそう。

こうしたシステムの総額が30億円

300頭の牛を最先端の技術で育てている。
乳搾りにもそのノウハウが生かされる。
牛の乳房をレーダーで感知して絞る全自動のもの。
1頭ずつ牛を見分け出荷まで全てのデータがコンピューターで管理されている。
さらに、1頭が終われば順番待ちしていた次の牛が自分から入ってくる
人の手を使う必要がない。
以前は従業員が休みなくはいていた床掃除も、オートメーション化された。

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Q:牛舎も村からの補助ですか?

大森:そうです。基本的にはこれ、担い手事業で国が50パーセントの事業なんです。
で、県がま18%っていう
残りはちょっと負担になるけれども、村でもまぁ0.5%位はね補助しましょうっていう事で
まぁ、応援しているっていう事でしょう。
酪農にもいろんな援助をしたり助成をしたりという、手厚い支援を受けて
酪農も結構今、青森県ではトップクラスにのし上がってきたんじゃない
原燃が来たお陰で、関連会社が来たお陰で、140億もの財政があるんだからね、
基本的にはそれだけ経済を押し上げたと言っても過言でない。


六ヶ所村では原子力関連の施設によって増えた税収を
さまざまな産業に補助金として分配している。


原子力施設の”恩恵” ”プレミア特産品”も


原子力の恩恵がこの場所にも、
ながいもだ。青森県でもこの地域は生産高1位。
それを支えているのがこのながいもの自動洗浄機
一つ一つの形状が異なり、洗浄や皮むきに手間がかかっていたが、
今では完全にオートメーション化。
ここにも補助金20億円が投下されている。

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作業の効率化により重さぬ名産品も生まれた。

「あそこに行列が出来ています」

朝早くからの長い行列。そこから得られるものは・・・

女性:六ヶ所の焼酎
Q:有名なんですか?
女性:そうそうそうそう、ブランドみたい。

Q:袋を見せてもらっていいですか?

それは幻の焼酎「六趣」
ながいもで作った酒だ。
地元では990円。だが人気のあまりに何倍もの値段が付く事があるという。

原子力施設と共存する六ヶ所村
この方針を8年間貫いていた村長は、

Q:六ヶ所村再処理施設は、この村にとってどういう存在なんですか?

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古川健治 六ヶ所村村長:
そうですね、自分が村民に訴えた一つの目標が
豊かで活力ある第一次産業と共生のエネルギーの村六ヶ所を作っていきたいですよ、と。

村の交流プラザは総工費33億円
総合スポーツ施設など、村の中心には数多くの施設が整備されている。
土地の購入にも補助金が出る。

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値段は30年前に比べて15倍近く跳ね上がった。

六ヶ所村・固定資産評価額(土地)
1980年度:約27億円 → 2009年度:約410億円

古川村長:
もし、その施設がなくって、働く場が村になかったとすれば、
やっぱり、超限界集落人になっているのではないかということだけは考えられると思っています。

さらに取材を進める中、我々は放射線の意外な姿を目の当たりにする。


「こちらのクラウドチェンバーではこういった形で実際に放射線を見る事が出来ると言った不思議な装置になります」

六ヶ所村で原子炉施設に取材を申し込んだ我々が通されたのは、六ヶ所村原燃PRセンター。

係りの人:
原子力発電の燃料であるウランでございますが、
まずはこちらのウラン鉱山から掘り出します。
そのウラン鉱石でございますが、こちらの下にございます実物大でございます。
どうぞお近くでご覧くださいませ。
ちょうどレンズからよーく石をご覧いただきますと、
所々でございますが金粉のようにきらきら輝いている粒がございます。

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こちらの石からウランだけを取り出し、こちら、精錬工場へと運んでまいります。



その後ウランは他の放射性物質とおもに加工され、原子力発電所の燃料になる。
その発電後に出る使用済み燃料を六ヶ所村の再処理工場に集めて加工し、再利用する
それが核燃料サイクル計画だ。

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さらに六ヶ所村には放射性廃棄物を保管する施設もある。
ドラム缶に入れコンクリートで固めたうえで地下12メートルの場所に埋めるのは
全国の原発で放射線の影響を受けた衣服や工具など。


Q:工場って大丈夫なんですか?なんか、事故とかそういうのは。

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係りの人:今の段階ではそういったトラブルなどは起きていないという事で

Q:今後も事故とかって・・ない?

係りの人:そうですね、そういうふうに願っておりますけれども

ここには放射線が見える機械もあるという

係りの人:
今実際の放射線がこの位周りにありますよというのが、ハイ、見られますね
霧箱ですね、


特殊な装置でその場の放射線を浮かび上がらせ、この白い物が放射線の姿なのだという、
福島の原発の事故後放射線への不安が高まる中、
先月、六ヶ所村の隣町で、日本原燃などが主催する年に一度のイベントが開かれ、
およそ300人が集まった。
会場で行われていたのは放射線の測定。

「80ぐらい?そしたらここにね、80って数値を書いて下さい」
「はい、次はこれ肥料。メーターが振り切れちゃってるね」

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300CPM(2.5マイクロシーベルト/h)

「これいくつぅ?」

肥料など身近にあるものの放射線量をガイガーカウンターで測るというもの
この会場には放射線の危険性をうたうものは見当たらない。

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別のコーナーでは子ども達に原子力にかかわる知識を教えていく。

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「全然本人は分かっていないんですよね」
「意味が良く分かってやっているのかどうか分かんないですけどね」

こうした中六ヶ所村でも人々の心に少しずつ変化が起こり始めていた。13:22

お父さんの長いも畑を手伝いに来たゆきちゃん(石久保祐季)

Q:六ヶ所村好き?
祐季:うん
Q:ずっといるの?
祐季:ずっといる

お母さんは福島原発事故後不安を感じているという

母 恵美子さん:
子どもたちの将来にやっぱり不安はあります
もう、この生活に慣れているから、そんなに深く考えたりはしなかったけれど、
やっぱりこういう大きな事故があると、心配になりますね、今後どうなるのかなと思って

さらに施設の近くでも明らかな変化を感じる人がいた。


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施設に隣接する沼
補償金と引き換えに地元の漁師は漁業権を放棄した。

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Q:あれが工場ですか?

橋本(漁師):そうそう、あのピカピカ光っているところね


その近くでは魚介類が良く獲れるという。
今は県に申請し、お金を払って漁をしている。

Q:あ、カキ

橋本:最近、水が汚れてきているから、ほれ、こういうヘドロをかぶってる。

Q:昔は汚れてなかったですか?

橋本:
汚れてない
ただ、汚れたっていえば、原燃の方で「もうこの川は使うな」って言われるから。

漁が出来なければこのカキも獲る事は出来なくなる

Q:うん、おいしい

ここでは、サヨリやサケも獲れる。
今は検査の結果も安全で出荷されているが、
再処理工場が本格稼働することに不安を抱いている。


”俺たちの海を守る”反対派の人達は今・・・
原子力施設の来た村「海を守れ」漁師の戦い


六ヶ所村の漁村で見つけた看板

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「海を守る会」の副会長種市さん

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反対運動を始めた頃の事を話してくれた。

Q:これなんですか?

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種市信雄(核燃から魚場を守る会):
これは、田んぼを1反50万円位で売った人もいる
相当土地をもっていたから、立派な家を建てたんだ

数少ない反対派の仲間のところへ案内してくれるという。

種市:命を守ることと財産を守る事が本当の(村の)任務なのに、逆に札束欲しさに命を売ってる。


1986年6月3日(映画「泊は負けてねエ!」より画像)

かつて漁師たちは自らの生活をかけて戦った
その反対運動の中心となっていた1人の漁師



  :坂井さん坂井さんそんなかげきなことすんなっち

坂井:何が過激だ。お前たちの方が過激だべ。

闘争の生き証人酒井留吉(86)さん

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坂井さんは、今は漁に出る事もなくなった。

坂井留吉:わいの一生は抗議行動だった、泊の。

10歳の頃から船に載っていたという坂井さん。

しかし、1984年、突然降ってわいた原子力施設誘致の話
漁港付近に排水が流されることに抗議し、反対運動を行ったが、
坂井さん達の思いは最後まで聞きいれられなかった。

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当時の活動の記録が残されていた。

1986年 建設の前段となる海域調査が開始される
自分たちの海を守ろうとする漁師たちの戦い。

何故六ヶ所村に原子力施設が建設されることになったのだろうか

海に面している六ヶ所村では古くから漁業や酪農などが行われていたが、
高度成長期を境に過疎化が進んでいた。
そんな中一つの計画が持ち上がる。

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この地に石油備蓄基地を作り、日本最大の工業都市にしようという計画。
企業誘致も進められた。
しかし、オイルショックにより計画はとん挫。
その後自体は大きく動いた。

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小林庄一郎(当時 電気事業連合会 会長):
原子燃料サイクル3施設の立地を上北郡六ヶ所村にお願いする事にいたしました。

7月27日、電気事業連合の一行はむつ小川原港の建設現場を訪れた。

問題となっていた放射性廃棄物の処理方法
その危険性が指摘されるなか浮上した、核燃料サイクル計画
さらに、放射性廃棄物の処分や管理も含めて白羽の矢がたったのが六ヶ所村だったのだ。


泊港は機動隊と海上保安庁の警備艇によって、占拠・封鎖された

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種市:
海域調査の時だ。
漁師の数より警察の数の方が多かった

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魚民は漁に出ることも許されなかった

種市:坂井さんは逮捕された人のうちの一人

Q:逮捕されたんですか?

坂井:うん


1997年

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その後、環境保護団体も抗議するなかで核燃料の運び入れが強行。
以来、核燃料が六ヶ所村に運び込まれるのは、既定路線となった。

坂井:
昔は村全体でやっていたけども、
今はもう、一人欠け三人欠けして、何人もいないもん

Q:何人もいないんですか?

坂井:ええ、反対の声出す人が。

Q:なんでですか?

坂井:わからない。だんだんお利口さんになったからでしょ。お利口さんになったから・・・

坂井さんは今年86歳
種市さんがどうしても見せたいところがあるという。
(闘争のあった)港がここなんです。

六ヶ所村・泊漁港

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再処理工場が本格稼働すれば、ここにも放射性物質が流れ出ることになる。
原燃は安全基準の範囲内としているが、

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種市:
何としても、止めたいというか、それは、毎日、いつも思っている。
ただ、何をどうすればいいのかというのは、なかなか・・・


6月4日 青森市で開かれたデモ

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この日集まったのは1300人以上。
2時間に渡って原発反対の抗議活動を行った。
昨年より、大幅に増えたというが、六ヶ所村から参加したのは種市さんただ一人だった。

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六ヶ所村の再処理施設は現在試験稼働中。
大気中や海の放射性物質が増える可能性も指摘されている
本格稼働は2012年10月予定

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ーーースタジオ


長野智子

核燃料サイクル計画は、使用済み核燃料を再処理し、プルトニウムを取り出し、
再び燃料として利用する仕組みです

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しかし。97年完成を目指した再処理施設は、トラブルが相次いで20回以上も完成を延期。
今の予定では来年(2012年)本格稼働とされています。
こうした中、原子力の専門家は核燃料サイクルでは
再処理工場と高速増殖炉はセットになっていて、
今後の行方を占う上で重要なのは実は「もんじゅ」が再始動するかにある。
と、指摘しています。

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その福井県にある「もんじゅ」
実は去年(2010年)8月核燃料を交換するための装置が原子炉内に落下
10か月以上経った今も回収できない状態にあるんです。


その現場を取材しました

ネット騒然、今、何が!?
「もんじゅ」を緊急取材

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その現場に長野が緊急取材。日本の原子力政策の行方は


ーーーーー最近の関連ニュース

青森県知事、原発再稼働、工事再開は
「それぞれの事業者の自主判断でどーぞご自由にやっちゃって下さい」?
より

知事、原子力施設の安全対策を了承 再開は事業者の判
2011年12月27日火曜日に青森県知事は
各施設の試験や工事の再開の是非には触れずに「それぞれの事業者の自主判断」と語りました。
 



[速報]再処理工場「熱上げ」開始
2012年1月10日(火) 東奥日報 ニュース

日本原燃は10日、六ケ所再処理工場で中断しているガラス固化体製造試験再開に向け、
ガラス溶融炉の「熱上げ」作業を開始した。熱上げには約2週間程度かかる見込み。





再処理工場 MOX燃料工場 批判の中 再開着々
東京新聞 2012年1月12日 07時02分

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福島第一原発事故を受けた新たなエネルギー政策が決まっていないのに
使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」事業の中核的な二施設で、
試験運転や建設を再開する動きが出てきた。
核燃料サイクルは中止になる可能性があり、そうなれば不要な施設となる。
専門家からは批判の声が出ている。

核燃料サイクルをめぐっては、本紙の調べで、四十五年間に少なくとも十兆円が投じられたことが判明。
電気料金の一部が主な原資となっているが、サイクルが完成するめどは立っていない。
今夏をめどに決まる新政策でも、核燃料サイクルの存廃が最大の焦点だ。

福島第一の事故を受け中断された事業が再び動きだすのは、
使用済み核燃料から再利用するプルトニウムとウランを取り出す再処理工場(年内に完成予定)と、
取り出したプルトニウムなどを新たな核燃料につくり直すMOX燃料工場(二〇一六年に完成予定)の二つ。
両工場とも電力各社が出資する日本原燃が青森県六ケ所村で運営する。

再処理工場では十日、
プルトニウムなどを取り出した後にできる高レベル放射性廃液をガラス固化体にする溶融炉で、
温度を上げる「熱上げ」がスタートした。
まず放射性物質を含まない模擬廃液で試した後、実際に使用済み核燃料を使って試験する。

一方のMOX燃料工場では、原燃が早ければ三月にも建設工事を再開するという。

しかし、新たなエネルギー政策が定まらない中での再開はさまざまな問題がある。

再処理工場では、二つある溶融炉のうち、
実際に使われて極めて高い放射能に汚染されたのは一つだけだが、
今春以降はもう一方の炉も試験する予定だ。
原燃は「準備が整い次第、試験を再開したいと考えていた」とコメントしている。
ただ、核燃料サイクルが中止になれば、
厳重な管理が必要になる高濃度の放射性廃棄物を増やすだけの結果となる。

京都大原子炉実験所元講師の小林圭二氏
「高速増殖炉『もんじゅ』の稼働が(事故で)つまずいており、再処理工場を動かすこと自体に意味がない」と指摘。
見直し議論が進む中で「試験再開は世の中の動きと隔絶している」と批判する。

MOX燃料工場の建設工事も、同様に政策が変われば、不要の施設となるだけ。

十一日の原子力委員会小委員会で、原子力資料情報室共同代表の伴英幸委員
「議論の最中に工事が進むのはおかしい。仮に核燃料サイクルが中止になれば政策変更に伴うコストが増える」と指摘。
同委として工事再開を見合わせるよう提言することを求めた。

ただ、同委事務局は
新しい政策が決まるまでは、今の政策が生きている事業者は現政策に基づいて工事を行っている」と説明。
提言を出すことは考えていないとした。



ーーーー再処理って?六ヶ所村が本格稼働するとどうなるの?



「100000年後の安全」飯田哲也講演会(内容書き出し)7/9
より抜粋

飯田哲也:
六ヶ所の再処理工場で処理をすればあたかも
魔法のようにゴミがなくなるかのように一般の人で誤解している人が多いのでびっくりした

六ヶ所再処理工場を動かすと、ゴミが無茶苦茶散らばって増えるんですね
まず、そのことを皆さん知らなければいけないです

何にたとえたらいいかな・・
家の中で、マヨネーズでもケチャップでもいいので
ケチャップが入っている物をぶち切って部屋の中にバーンとぶちまけるような状態
ですね
そうすると、それをもう一回すくってケチャップのかたまりの部分は少なくなるけど
家じゅうに散らかった毒入りケチャップ、それをふき取ったペーパータオル
そんな物もみんな汚れてしまう

六ヶ所から出てくる核のゴミは使用済み燃料の数100倍、数1000倍の量が
同じような危険性のゴミが広がって行く



肥田舜太郎医師2007年の講演(低線量内部被曝と原発について)
より抜粋

肥田舜太郎:
六ヶ所再処理工場は、原発1基1年分以上もの放射能を、1日で環境に出すといわれています。
本格稼動したら、三陸沿岸の漁業に深刻な悪影響が出るでしょう。

坂本龍一が語る環境問題。六ヶ所村(内容書き出し)
より、一部抜粋
坂本龍一:
そのプルトニウムを作ると、その工場からは
普通の原発の一年で出すくらいの放射能が一日で出てきちゃうんです
それくらい放射能の危険度が高い訳です
で、それはどこに出しちゃうかって言うと
あの、・・・高い煙突を作って・・こう

伊藤:えっ!そうなの?

高い煙突
そこがおかしいんだけど
わざわざ高いの作って出しちゃう

それから
青森の沖の海に4Kのパイプを作って海に流しちゃう。太平洋に

伊藤:へぇー。すごいね

だから、その辺の海岸じゃないところがちょっと、もう笑わせるんだけど
でも、結局さ
このぼくたちの地球なんて惑星は
大気は循環しているし水も循環してるから
どこに出したって全部まわっちゃうんだよね
だから、そんな姑息なことやってる

だけども、そんな危険なものがあるんだけど
ほとんど知らないじゃない
ぼくも知らなかったし、みんなも知らないじゃない




青森での講演会。再処理工場とは? 小出裕章氏(内容書き出し)より、一部抜粋

小出裕章:
みなさんどうやって取り出します?プルトニウム

瀬戸物の中に混然一体として含まれているのですから
ナイフで削ったってとれないし トンカチで割ったってとりだせない つまむ事も出来ない
どうするかといえば、その瀬戸物をドロドロに溶かすというのです

みなさん家庭でお茶碗とかお皿とか瀬戸物はいっぱい使っていると思うけれども
それを溶かすって出来ますか?
想像できないですよね
瀬戸物を溶かすなんてまずできない

でも、再処理工場ではそれをやらなければ仕事にならないのです

そのために原子力発電所から運ばれてきた使用済み燃料は
まずは、燃料棒を、被覆管をズタズタにちょん切って


その被覆管というものはようやくにして放射能を閉じ込めていたのですけれども
その被覆管をズタズタにちょん切ってペレットをボロボロと取り出すんですね

でも、さっき聞いていただいたように
核分裂生成物という物は200種類ぐらいの放射能の集合体でして
中には気体になりやすい放射能があります
ですから被覆管をちょん切った時にその時に気体になりやすい放射能は溢れて出てくるのですね
それをどうするのかというと
敷地の中ですぐそこで外に出したら大変なので
高さ150メートルの煙突を作って その煙突の先から捨てるから・・・・・・・・・・




関連ブログ
もんじゅの引き上げ、何もない事を祈ります。

長野智子さんが「もんじゅ」の中に入り取材した動画。書き出しはしてありません。

「青森県六ケ所村の現実」核廃棄物再処理工場(完全内容書き出し)



ーーーーーーーーー


オートメーション化された牧場。
私の家の近所にも酪農家があります。
時々遊びに行きますが、あったかいタオルでお乳を拭いて
優しく愛情込めてブラッシングして
そんな酪農家です。
牛たちはとても幸せそうです。

機械の手にだけに頼ったミルクは・・・・悲し過ぎる



こんな状態の六ヶ所村の中にいて
活動し続けてこられた坂井さんと種市さん
心から尊敬します。



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コメント

非公開コメント

いろいろと考えさせられます。

■この問題を見るとき、私はいつもひっかかる言葉があります。それは、小出氏が言った、
「弱者」という言葉と、「都会で引き受けろ」の言葉です。
決して、小出氏の言葉尻を捕まえて何か言うつもりはありませんが、ただ、どうしてもあの論調だけは、解せない。

■まず、小出氏が言う「弱者」とは誰のことを言っているのかが問題です。
弱者は、「お利口さん」になった瞬間に、弱者ではなくなり、原発に反対する人に対しては、その村で強者になります。

■誘致した土地の人たちは、決して「弱者」とひとくくりに出来るものではなく、
一度、原発マフィアに土地や魂を売ったら、
それは悪魔と「契約した者」ということになります。
もう、ただの弱者ではなく、お金をたんまり手にするのですから。

■こうしたことを、原発マフィアが「土地の人たちを対立させたんだ」と言うのは、簡単ですが、
過疎化と、貧しさから抜け出す為には何をしてもいいんだ、というのは、それもおかしい。

■麻薬に手を染めてはいけないし、麻薬は売る側だけではなく、それに手を染める側も責められるのだから、原発という麻薬に手を出した人たちも責められるべきだろう。

しかし、そうは言っても、現実は次のようなことだった。
原発が建設された土地の人たちは「安全詐欺」に遭い、
都市部の人たちの目からは、「賛否の論議すら」隠された。

■誘致した人たちが悪魔に魂を売った人たちだとしたら、都市部の人たちは、悪魔の存在すら知らされなかった人たちだった。

■そもそも論から言えば、誰が悪いのかとなったら、それはむろん、原発マフィアの連中である。

また、原発利権や、それによる村の発展が危険な麻薬であることを、
私も含めて多くの人たちが知ることになったのは、3.11以後だった。あまりにも遅すぎた。

同罪ということで言えば、騙した方も、騙された方も悪いのだろうが、
騙した方が一枚上手だと、どうにもならない。

まったく頭の痛い問題ですね。

昔、アマゾンの森林を伐採している人たちの賃金が、日本円で一日に数十円ということを知った。
でも、彼らにとっては、それしか生きる道がない。
同じことが、日本の原発で発展した村にも言えるのだろうか?

どうして祝島の人たちのように、農業や漁業や林業や畜産業を死守しなかったのか。
福島や青森の人たちは「そんなことをしたら、生きてゆけなかった」というかもしれない。

命は大切だとかもっともらしい言葉が、軽率に言われることが多いですが、
「では、誰の命が優先されるのか?」と質問すると、よく考えもしないで、
「そんなの、平等にすべての人の命なんだ」と簡単に言う人がよくいる。

しかし、誰の命が大切かという、その利害が一致しない場合は、
物事は、そうは簡単にいかない。

そして、「どの犠牲ならば、それは多数決で許せる」という、
そういう理屈で押した結果が、反原発の人たちへの村八分の迫害だった。

これから具体的にどういう身の振り方をすべきかも含めて、
とにかく、いろいろと考えさせられます。

敬具
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