心肺停止の作業員の方について、質疑応答の中でのみ報告されました。
私にはよく分からないのですが、
呼吸が止まったのなら器械を使って生命を維持することは可能かと思えるのだけど、
現場の医師が蘇生しても無理で心肺停止のまま病院に運ばれた人は
こんなに何時間も生きていられるものなのでしょうか?
この会見の内容を聞くとAEDを使用する様な波形が心電図になかったと松本さんが報告しています
1月10日午後 東京電力記者会見
24:28
回答する記者団 さとう:昨日の心肺停止の方の現状は?
松本:現時点では病院から、ご親族の方から、新たな情報はありません。
回答する記者団:親族がいるという事は確認済み?
松本:はい、いるそうです。
回答する記者団:
当日の作業場所はどの辺?で何分ぐらい?
移動の経路などの把握は?そのあたりの空間線量は?
松本:
昨日言った通りで、福島第一1,4号機の南側にあるハイスラッジの貯蔵施設のコンクリート打設作業の方です。
4号機から見ると、南側に少し行った高台になるが、そこでコンクリート打設をしています。
午前6時ごろ協力企業が指定した場所で、作業前の打ち合わせを行い7時半から作業を開始。
コンクリート打設の作業をし、適宜休みを取ったうえで12時05分ごろから昼休み休憩、昼食。
その後12時25分に作業再開。(お昼休みは20分だけなんだ・・)
14時22分に気分が悪くなり倒れた。
回答する記者団:作業の具体的な場所。その方が作業をしていた場所の空間線量は?
松本:空間線量は0.01~0.05ミリシーベルト/h
(=10~50マイクロシーベルト、ってことかな?)
回答する記者団:それは昨日確認済み?
松本:ハイそうです。
回答する記者団:搬送したのは急患搬送車?
松本:ハイそうです
回答する記者団:急患搬送車の装備は一般の救急車と比べてどうなっているの?装備内容は?
松本:確認しますが、昨日は緊急搬送車に医者も乗り、救命処置をしながら病院に向かいました。
39:24
毎日新聞おかだ:病院とか親族へ東電側から確認はしているのか?
松本:
今のところ病院に、私どもの社員が詰めているが、
病院、親族から新たな情報は聞いていない状況です。
毎日新聞:要は、東電側から情報を取るように動いているのか?ということだが。
松本:そういう意味では私どもは病院、親族からの話を待っている状況です。
41:09
フリーランス竹内:午前中に聞いた救急措置の内容について
松本:
気管送管後欠陥を確保し、薬剤の投与、それから心肺蘇生術、心臓マッサージ等が行われています。
AEDについては、薬剤反応がなかった事と、心電図を確認した際にAEDが必要な波形がなかったということで
心肺蘇生術の方を行い、AEDは使用していないということです。
※AED→自動体外式除細動器
(じどうたいがいしきじょさいどうき、Automated External Defibrillator, AED)は、
心室細動の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、
心臓の働きを戻すことを試みる医療機器
43:20
フリー木野:
保安院の方で東京電力から遺族(遺族・・・)とコンタクトを取れていないという話があったが、
これはどういうことですか?
先程親族がいるという話だったが、
松本:
ハイ、ご遺族、ご遺族と言いますか、ご親族に関しては、まだ私どもは直接コンタクトはできていないが、
病院の方に向かわれるという話は聞いている。
木野:
さっきの話で、病院に親族の方がいるというふうにとれたが、
そうすると、まだ来ていないという事ですか?
松本:今のところ私どもに新たな情報は無いという事です。(答になってない)
木野:
親族がまだ病院に到着していなくて、医者にも東電から様態の確認をしていないという事?
松本:病院の方からの情報提供を待っているという状況です。
木野:
現状の状況は?
病院から24時間情報の提供がないという事?
松本:ハイそうです。
木野:じゃぁ、それに対して東電側から「何かわからないですか?」という話もしていないのか?
松本:病院の方の意向なので私どものの方から特にアクションは起こしていない。
木野:病院の意向ってなんですか?
松本:病院の方が東電ではなく親族の方に先に話すと聞いている。
木野:親族の到着はいつごろですか?
松本:私どもはまだそこまでは聞いていません。
木野:東京電力は親族に連絡を取りましたか?
松本:雇用主、元請け企業の方から連絡が言っているのではないかと思っている。
木野:雇用主、元請け企業はどこですか?
松本:元請け企業は清水建設です。
木野:雇用主は?
松本:雇用主とは私どもは直接の契約がないので公表できません。
木野:契約関係がないのは分かるが公表を控える理由が分かりません。
松本:直接私どもと契約関係がないので公表しません。
木野:この件に関して福島県警はどういう見解を出していますか?
松本:まだ直接警察から特別な見解は聞いていません。
木野:福島第一に県警は捜査に入っていますか?
松本:操作に入ったという情報はありません。
木野:5月に現場で作業員が無くなった時は警察、県警が入っていると思うが今回は?
松本:今のところはありません。
木野:以前、福島第2にヘリコプターを用意するという話があったと思うが、これはまだ?
松本:試験飛行はやったが、今のところまだです。
木野:配置は何時頃?
松本:まだ試験飛行が終わった段階なのでその辺の評価実際の配備については未定です。
木野:試験飛行したのはいつごろですか?
松本:確か、去年の年末だったと思う。日付は確認させて下さい。
木野:
今回、時間がかかるので救急車も呼ばずに搬送車両で運んだという事だが、
心肺停止してから病院に付くまでに2時間以上経過しているが、
今後、仮に同じようなケースがあった場合、
今回のように心肺停止から病院に付くまで2~3時間かかるという事になるとおもうが、
これは改善されないんですか?
松本:
はい、わたくしどもといたしましても、当初、おー、5,6号機の緊急医療室にお見えになってから、
お医者さまの治療がございまして、その後、シー、14時3じゅう・・・・ん、・・・・n・・n
15時25分に5,6号機の緊急医療室を出発、16時26分に磐城共立病院に到着しておりますので、
あの、搬送に関しましては、出来るだけ急いだというふうに考えております(ここ、そのままリアル書き出し)
木野:
出来るだけ急ぐのは、当然、最低限の事なので、時間がどのくらいかかるかというのが問題だと思うが、
これから短くする方策などは?
松本:
今回もパトカーなどの先導で磐城共立病院まで行ったので、
1時間程度で着いているので、早く出来るならさらに努力はしていきたいと思っている。
木野:
倒れたのが14時22分で、そこから緊急医療室で1時間程度蘇生措置をしていると思うが、
これは1時間かけないでその前に搬送というのは
ケースとして考えられなかったという報告か何かは受けているのか?
松本:
報告があるかどうかは確認しないと分からないが、
救急医療室にいる医者が救命救急作業を行っているので、医者の判断ではないかと思う。
木野:その医者は産業医ですよね
松本:
産業医というか今回福島第一で24時間体制で
医者を常駐している先生の一人です。
木野:産業医ではない?
松本:
産業医という事に該当するのか、いわゆる大学から派遣されてきたい者なのかという事は確認をします
木野:
その方の見立てはどういう状況だったのか?
結局心肺停止が1時間続いていると思うが。
松本:
その先生が救急活動を行ったうえで、14時35分に、
ま、それ以前から救急搬送をする準備は指示していたと思うが、
出発した時間が14時35分という事になります。
木野:
だから、16時26分に病院に着くまではその先生が付いていたと思うが、
その医者の見立てというのはどういう状態?
松本:
今のところ直接診断した担当医の結果は聞いていません
最終的には磐城共立病院の医師が診断結果を下すと聞いている。
木野:
聞いていないというのは、
救急救命に当たっていた医師からは何の報告も上がっていないという事なのか?
松本:ちょっと、確認します。
いわゆる救命救急措置を行って病院まで行ったという事になります。
木野:
無責任すぎませんか、それ。
全くそれで24時間状況が上がってこないというのは。

松本:と言いますのは、あのー
木野:人命にかかわる事だと思うんですが
松本:
いわゆる磐城共立病院さんで現在、あの、わたくしどもとしては、あー、
診断の結果、あ、等について、へ~、情報提供を待っているということでございます。
寺澤:
よろしいですか?ハイッ
それでは今お手を挙げているお二方で
じゃ、4人の方で終わりにさせていただきたいと思います。
51:24
フリー竹内:
52:45
フリーいとう:緊急医療室の医療スタッフの内訳は?
松本:確かまだ医師が一人だけだと思うが、実際に看護師は?まだだったと思う。確認します。
いとう:
よくわからない形で作業員が倒れると現場の士気にも影響が出てくると思うが
燃料の取り出しに3年位かかるのならば医療設備とスタッフの拡充をするという考えは?
定年退職した看護師や医師に来てもらうのは?
松本:医療設備スタッフの充実に関しては今後検討します。
いとう:つぎに良く分からない理由で亡くなった場合解剖をして原因と対策を整えた方がいいのでは?
松本:
以前亡くなった方が発生した時にそういう話があったが、
あくまでそういう判断をするのは医師、警察等なので、わたくしどもの方からするものではないと思っている。
59:18
おしどり:
・昨日倒れた作業員が作業していた時の外気温はどのくらい?
・昨日も質問したが倒れた作業員に手サーべイをしたという事だが、どのあたりを測ったのか?値はどの位?
・警察の事情聴取は磐城共立病院の方には確実に入っていないのか?
・福島第一で重大事故が起きた場合磐城共立病院と松尾病院に運ばれるそうだが、
去年二人亡くなった方も磐城共立病院に運ばれたが、松尾でなく何故磐城共立病院だったのか?
明確な理由があったら教えて下さい。
・通常の電離検診を行っている病院はいくつありますか?
松本:
外気温については確認します。いわゆる浜通り地区の外気温になります。
昨日の午前0時の時点では約5℃だそうです。
おしどり:
その、5℃でタイベックなどの装備について、寒いという声は作業員から上がっていなかったのか?
防寒は十分に?
松本:
その方々については下着上下、タイベックの他綿手、軍手それから靴下も2枚はいている状況だったので
特に当日寒いという話は聞いていないが、当日の健康状態もその日の朝に確認しているところです。
おしどり:わかりました。
松本:
それからサーベイですが、いわゆるサーベイを行って
バックグラウンドレベル、放射性物質の身体への付着は無いというようなことを確認しました。
おしどり:具体的にどのあたりを手サーベイしたのですか?
松本:
おそらく前進だと思うが、倒れた状態なので、
背中等はやっていないかもしれないが、確認します。
おしどり:出来れば計測時間も教えていただければと思います。
松本:警察が事情聴取うに入ったという連絡は今のところありません。
おしどり:それは連絡がきていないということですか?
松本:ハイそうです。
おしどり:それは事情聴取うが入っていないという断言ではなく連絡がきていないという事ですね
松本:ハイそうです
おしどり:わかりました。
松本:
それから福島第一で怪我、負傷者が発生した場合には、松尾病院という話は私は初めて聞きましたが、
いわゆる救急車の搬送であれば救急車の中で搬送先が相談されて決まるのではないかと思う
昨日の搬送が何故磐城共立病院だったのかについては、医師の意見を確認させて下さい。
それから、電離検診については電離検診が出来る病院について確認しますが、
基本的には雇用主の方で行うので、私どもの方が1件1件病院を把握はしていません。
おしどり:
事故以前で、福島第一で重大事故が起こった場合、いわき共立病院に何件ぐらい運ばれていたのですか?
松本:地震以前ですか?
おしどり:地震以前です
松本:
確認してみないと分からないが、さっき質問にもあった通り、磐城共立病院は福島第一からは遠いので、
地震発生前ならば町立大野病院とか不院の病院に搬送していたのが普通です。
おしどり:
現在、軽傷は隣の労災病院に運ばれていますが、
労災病院に運ばれたのはどの位の件数ですか?
松本:地震以前ですか?
おしどり:いえ、地震後です
松本:確認してみないと分からないので、集計させていただきます。
ーーーここまでの関連ブログーーー
60代作業員心肺停止で搬送 東電会見1/9(会見動画・内容書き出し)
60代心肺停止作業員の外部被ばくの累積線量は6.082ミリシーベルト(東電1/10午前記者会見・書き出し)
続きを読むに
追記あり
追記1月12日
東日本大震災:福島第1原発事故 作業中、心肺停止の60代男性が死亡
毎日新聞 2012年1月12日 東京朝刊
東京電力は11日、
福島第1原発で9日に作業中に心肺停止となり病院に運ばれた協力企業社員の60代男性が死亡したと発表した。
死因は急性心筋梗塞(こうそく)で、被ばくとの因果関係はないとしている。
東電によると、男性は昨年5月から同原発で作業し、累積被ばく線量は約6ミリシーベルト。
9日は朝からタンクの製造作業を行い、午後に体調不良を訴えて病院に搬送されたが、
同日午後5時ごろ死亡した。
同原発で亡くなった作業員は4人目。東電には11日午後1時ごろ男性死亡の連絡があったという。【関東晋慈】
私にはよく分からないのですが、
呼吸が止まったのなら器械を使って生命を維持することは可能かと思えるのだけど、
現場の医師が蘇生しても無理で心肺停止のまま病院に運ばれた人は
こんなに何時間も生きていられるものなのでしょうか?
この会見の内容を聞くとAEDを使用する様な波形が心電図になかったと松本さんが報告しています
1月10日午後 東京電力記者会見
24:28
回答する記者団 さとう:昨日の心肺停止の方の現状は?
松本:現時点では病院から、ご親族の方から、新たな情報はありません。
回答する記者団:親族がいるという事は確認済み?
松本:はい、いるそうです。
回答する記者団:
当日の作業場所はどの辺?で何分ぐらい?
移動の経路などの把握は?そのあたりの空間線量は?
松本:
昨日言った通りで、福島第一1,4号機の南側にあるハイスラッジの貯蔵施設のコンクリート打設作業の方です。
4号機から見ると、南側に少し行った高台になるが、そこでコンクリート打設をしています。
午前6時ごろ協力企業が指定した場所で、作業前の打ち合わせを行い7時半から作業を開始。
コンクリート打設の作業をし、適宜休みを取ったうえで12時05分ごろから昼休み休憩、昼食。
その後12時25分に作業再開。(お昼休みは20分だけなんだ・・)
14時22分に気分が悪くなり倒れた。
回答する記者団:作業の具体的な場所。その方が作業をしていた場所の空間線量は?
松本:空間線量は0.01~0.05ミリシーベルト/h
(=10~50マイクロシーベルト、ってことかな?)
回答する記者団:それは昨日確認済み?
松本:ハイそうです。
回答する記者団:搬送したのは急患搬送車?
松本:ハイそうです
回答する記者団:急患搬送車の装備は一般の救急車と比べてどうなっているの?装備内容は?
松本:確認しますが、昨日は緊急搬送車に医者も乗り、救命処置をしながら病院に向かいました。
39:24
毎日新聞おかだ:病院とか親族へ東電側から確認はしているのか?
松本:
今のところ病院に、私どもの社員が詰めているが、
病院、親族から新たな情報は聞いていない状況です。
毎日新聞:要は、東電側から情報を取るように動いているのか?ということだが。
松本:そういう意味では私どもは病院、親族からの話を待っている状況です。
41:09
フリーランス竹内:午前中に聞いた救急措置の内容について
松本:
気管送管後欠陥を確保し、薬剤の投与、それから心肺蘇生術、心臓マッサージ等が行われています。
AEDについては、薬剤反応がなかった事と、心電図を確認した際にAEDが必要な波形がなかったということで
心肺蘇生術の方を行い、AEDは使用していないということです。
※AED→自動体外式除細動器
(じどうたいがいしきじょさいどうき、Automated External Defibrillator, AED)は、
心室細動の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、
心臓の働きを戻すことを試みる医療機器
43:20
フリー木野:
保安院の方で東京電力から遺族(遺族・・・)とコンタクトを取れていないという話があったが、
これはどういうことですか?
先程親族がいるという話だったが、
松本:
ハイ、ご遺族、ご遺族と言いますか、ご親族に関しては、まだ私どもは直接コンタクトはできていないが、
病院の方に向かわれるという話は聞いている。
木野:
さっきの話で、病院に親族の方がいるというふうにとれたが、
そうすると、まだ来ていないという事ですか?
松本:今のところ私どもに新たな情報は無いという事です。(答になってない)
木野:
親族がまだ病院に到着していなくて、医者にも東電から様態の確認をしていないという事?
松本:病院の方からの情報提供を待っているという状況です。
木野:
現状の状況は?
病院から24時間情報の提供がないという事?
松本:ハイそうです。
木野:じゃぁ、それに対して東電側から「何かわからないですか?」という話もしていないのか?
松本:病院の方の意向なので私どものの方から特にアクションは起こしていない。
木野:病院の意向ってなんですか?
松本:病院の方が東電ではなく親族の方に先に話すと聞いている。
木野:親族の到着はいつごろですか?
松本:私どもはまだそこまでは聞いていません。
木野:東京電力は親族に連絡を取りましたか?
松本:雇用主、元請け企業の方から連絡が言っているのではないかと思っている。
木野:雇用主、元請け企業はどこですか?
松本:元請け企業は清水建設です。
木野:雇用主は?
松本:雇用主とは私どもは直接の契約がないので公表できません。
木野:契約関係がないのは分かるが公表を控える理由が分かりません。
松本:直接私どもと契約関係がないので公表しません。
木野:この件に関して福島県警はどういう見解を出していますか?
松本:まだ直接警察から特別な見解は聞いていません。
木野:福島第一に県警は捜査に入っていますか?
松本:操作に入ったという情報はありません。
木野:5月に現場で作業員が無くなった時は警察、県警が入っていると思うが今回は?
松本:今のところはありません。
木野:以前、福島第2にヘリコプターを用意するという話があったと思うが、これはまだ?
松本:試験飛行はやったが、今のところまだです。
木野:配置は何時頃?
松本:まだ試験飛行が終わった段階なのでその辺の評価実際の配備については未定です。
木野:試験飛行したのはいつごろですか?
松本:確か、去年の年末だったと思う。日付は確認させて下さい。
木野:
今回、時間がかかるので救急車も呼ばずに搬送車両で運んだという事だが、
心肺停止してから病院に付くまでに2時間以上経過しているが、
今後、仮に同じようなケースがあった場合、
今回のように心肺停止から病院に付くまで2~3時間かかるという事になるとおもうが、
これは改善されないんですか?
松本:
はい、わたくしどもといたしましても、当初、おー、5,6号機の緊急医療室にお見えになってから、
お医者さまの治療がございまして、その後、シー、14時3じゅう・・・・ん、・・・・n・・n
15時25分に5,6号機の緊急医療室を出発、16時26分に磐城共立病院に到着しておりますので、
あの、搬送に関しましては、出来るだけ急いだというふうに考えております(ここ、そのままリアル書き出し)
木野:
出来るだけ急ぐのは、当然、最低限の事なので、時間がどのくらいかかるかというのが問題だと思うが、
これから短くする方策などは?
松本:
今回もパトカーなどの先導で磐城共立病院まで行ったので、
1時間程度で着いているので、早く出来るならさらに努力はしていきたいと思っている。
木野:
倒れたのが14時22分で、そこから緊急医療室で1時間程度蘇生措置をしていると思うが、
これは1時間かけないでその前に搬送というのは
ケースとして考えられなかったという報告か何かは受けているのか?
松本:
報告があるかどうかは確認しないと分からないが、
救急医療室にいる医者が救命救急作業を行っているので、医者の判断ではないかと思う。
木野:その医者は産業医ですよね
松本:
産業医というか今回福島第一で24時間体制で
医者を常駐している先生の一人です。
木野:産業医ではない?
松本:
産業医という事に該当するのか、いわゆる大学から派遣されてきたい者なのかという事は確認をします
木野:
その方の見立てはどういう状況だったのか?
結局心肺停止が1時間続いていると思うが。
松本:
その先生が救急活動を行ったうえで、14時35分に、
ま、それ以前から救急搬送をする準備は指示していたと思うが、
出発した時間が14時35分という事になります。
木野:
だから、16時26分に病院に着くまではその先生が付いていたと思うが、
その医者の見立てというのはどういう状態?
松本:
今のところ直接診断した担当医の結果は聞いていません
最終的には磐城共立病院の医師が診断結果を下すと聞いている。
木野:
聞いていないというのは、
救急救命に当たっていた医師からは何の報告も上がっていないという事なのか?
松本:ちょっと、確認します。
いわゆる救命救急措置を行って病院まで行ったという事になります。
木野:
無責任すぎませんか、それ。
全くそれで24時間状況が上がってこないというのは。

松本:と言いますのは、あのー
木野:人命にかかわる事だと思うんですが
松本:
いわゆる磐城共立病院さんで現在、あの、わたくしどもとしては、あー、
診断の結果、あ、等について、へ~、情報提供を待っているということでございます。
寺澤:
よろしいですか?ハイッ
それでは今お手を挙げているお二方で
じゃ、4人の方で終わりにさせていただきたいと思います。
51:24
フリー竹内:
52:45
フリーいとう:緊急医療室の医療スタッフの内訳は?
松本:確かまだ医師が一人だけだと思うが、実際に看護師は?まだだったと思う。確認します。
いとう:
よくわからない形で作業員が倒れると現場の士気にも影響が出てくると思うが
燃料の取り出しに3年位かかるのならば医療設備とスタッフの拡充をするという考えは?
定年退職した看護師や医師に来てもらうのは?
松本:医療設備スタッフの充実に関しては今後検討します。
いとう:つぎに良く分からない理由で亡くなった場合解剖をして原因と対策を整えた方がいいのでは?
松本:
以前亡くなった方が発生した時にそういう話があったが、
あくまでそういう判断をするのは医師、警察等なので、わたくしどもの方からするものではないと思っている。
59:18
おしどり:
・昨日倒れた作業員が作業していた時の外気温はどのくらい?
・昨日も質問したが倒れた作業員に手サーべイをしたという事だが、どのあたりを測ったのか?値はどの位?
・警察の事情聴取は磐城共立病院の方には確実に入っていないのか?
・福島第一で重大事故が起きた場合磐城共立病院と松尾病院に運ばれるそうだが、
去年二人亡くなった方も磐城共立病院に運ばれたが、松尾でなく何故磐城共立病院だったのか?
明確な理由があったら教えて下さい。
・通常の電離検診を行っている病院はいくつありますか?
松本:
外気温については確認します。いわゆる浜通り地区の外気温になります。
昨日の午前0時の時点では約5℃だそうです。
おしどり:
その、5℃でタイベックなどの装備について、寒いという声は作業員から上がっていなかったのか?
防寒は十分に?
松本:
その方々については下着上下、タイベックの他綿手、軍手それから靴下も2枚はいている状況だったので
特に当日寒いという話は聞いていないが、当日の健康状態もその日の朝に確認しているところです。
おしどり:わかりました。
松本:
それからサーベイですが、いわゆるサーベイを行って
バックグラウンドレベル、放射性物質の身体への付着は無いというようなことを確認しました。
おしどり:具体的にどのあたりを手サーベイしたのですか?
松本:
おそらく前進だと思うが、倒れた状態なので、
背中等はやっていないかもしれないが、確認します。
おしどり:出来れば計測時間も教えていただければと思います。
松本:警察が事情聴取うに入ったという連絡は今のところありません。
おしどり:それは連絡がきていないということですか?
松本:ハイそうです。
おしどり:それは事情聴取うが入っていないという断言ではなく連絡がきていないという事ですね
松本:ハイそうです
おしどり:わかりました。
松本:
それから福島第一で怪我、負傷者が発生した場合には、松尾病院という話は私は初めて聞きましたが、
いわゆる救急車の搬送であれば救急車の中で搬送先が相談されて決まるのではないかと思う
昨日の搬送が何故磐城共立病院だったのかについては、医師の意見を確認させて下さい。
それから、電離検診については電離検診が出来る病院について確認しますが、
基本的には雇用主の方で行うので、私どもの方が1件1件病院を把握はしていません。
おしどり:
事故以前で、福島第一で重大事故が起こった場合、いわき共立病院に何件ぐらい運ばれていたのですか?
松本:地震以前ですか?
おしどり:地震以前です
松本:
確認してみないと分からないが、さっき質問にもあった通り、磐城共立病院は福島第一からは遠いので、
地震発生前ならば町立大野病院とか不院の病院に搬送していたのが普通です。
おしどり:
現在、軽傷は隣の労災病院に運ばれていますが、
労災病院に運ばれたのはどの位の件数ですか?
松本:地震以前ですか?
おしどり:いえ、地震後です
松本:確認してみないと分からないので、集計させていただきます。
ーーーここまでの関連ブログーーー
60代作業員心肺停止で搬送 東電会見1/9(会見動画・内容書き出し)
60代心肺停止作業員の外部被ばくの累積線量は6.082ミリシーベルト(東電1/10午前記者会見・書き出し)
続きを読むに

追記1月12日
東日本大震災:福島第1原発事故 作業中、心肺停止の60代男性が死亡
毎日新聞 2012年1月12日 東京朝刊
東京電力は11日、
福島第1原発で9日に作業中に心肺停止となり病院に運ばれた協力企業社員の60代男性が死亡したと発表した。
死因は急性心筋梗塞(こうそく)で、被ばくとの因果関係はないとしている。
東電によると、男性は昨年5月から同原発で作業し、累積被ばく線量は約6ミリシーベルト。
9日は朝からタンクの製造作業を行い、午後に体調不良を訴えて病院に搬送されたが、
同日午後5時ごろ死亡した。
同原発で亡くなった作業員は4人目。東電には11日午後1時ごろ男性死亡の連絡があったという。【関東晋慈】
- 関連記事
-
- 岩上&寺澤&木野仲良し?3ショット「なるべくボロボロのところが見たい」東電会見2月16日まとめコーナー(動画&内容書き出し)
- 「海底土を固化土・東電現職社員が議員・他」東京電力記者会見1/25(内容書き出し)
- 「前面マスクが外れた作業員・関東地方での放射線量の上昇・他」東京電力記者会見(一部書き出し)1/24
- 錆びた格納容器壁面は腐食して崩れるのか。東電記者会見1/20(書き出し・2号機内部動画あり)
- 東電記者会見・ドイツTV特派員の質問1/20(書き出し)
- 二本松汚染マンション補償に関して「わたしどもの事故の放射性物質」と東電が認めた記者会見1/20午後(書き出し)
- 平気な顔で嘘をつく東京電力の会見1/12午後(一部書き出し)
- 心肺停止作業員に関して続報・病院からの報告をただ待つ東電に木野さんが私の思いを代弁してくれました(東電会見1/10午後 動画&内容書き出し)
- 60代心肺停止作業員の外部被ばくの累積線量は6.082ミリシーベルト(東電1/10午前記者会見・書き出し)
- 60代作業員心肺停止で搬送 東電会見1/9(会見動画・内容書き出し)
- 「格納容器に穴をあけて内視鏡調査する危険性」東電記者会見1/8(部分書き出し)
- 「4号機冷却管4カ所から漏えい確認」東京電力記者会見1/8(書き出し・写真)
- 女性記者「定時降下物環境放射能測定結果上昇についての質疑・東京電力記者会見1/6夕(部分書き出し)
- 今年最後の記者会見・東京電力もお正月休み♪(会見内容一部書き出し)
- 西沢社長 電気料金値上げ会見質疑応答12/22(途中まで書き出し)
コメント