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01.15
Sun
やっぱり、「新築放射線マンション」がありました。

汚泥がコンクリートになる新築マンション新築には住みたくない。

というのが私の考えだったけど、
基礎工事に使われる石が・・・とは思わなかった。

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けれど、ニュースとなって出てきました。
今回の場合は支給されている子どもの線量計の量で発見されたけれども、
一般の人は線量計など持っていません。
気がつかないまま高線量の新築マンションに住んでいる人が全国には沢山いるような気がしてきました。

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それにしても、
「警戒区域や計画的避難区域内の砕石場の石」から高線量が想定外と答える経産省の担当者は、
本気で言っているのだろうか?
こんなこと、私でも容易に想像がつく。

そもそも、第一警戒区域などから物を持ちだすこと自体が法律違反なのではないだろうか?
日本は法治国家ではないのかな(。◔‸◔。)??

で、思いだしたのがこれ↓
特命リサーチ200X 忍び寄る放射線の恐怖。民生アパートの場合(番組の内容を書き出しました)

1984年台湾台北市の中心部に「民生」という名のアパートの住民が次々と身体の不調を訴える内容です。
その原因も付きとめています。
民生アパートの場合は基礎工事の石でもコンクリートでもなかったけど
ものすごく高濃度の放射能に汚染されたある物が原因でした。


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福島県二本松市の新築マンション内で高線量
スポニチ [ 2012年1月15日 20:22 ]

福島県二本松市は15日、昨年7月に完成した同市内のマンション1階の室内で、
毎時0・9~1・24マイクロシーベルトと屋外より高い放射線量が検出されたと発表した。
コンクリートの基礎部分は、計画的避難区域となった同県浪江町の砕石場の石が使われており、
市や国などは原発事故で汚染された石が原因とみて調べている。

市による子どもの被ばく線量調査で、このマンションの1階に住む中学2年の女子生徒の線量が
昨年9~11月の3カ月で1・62ミリシーベルトと高かったことから判明した。

市などによると、マンションは3階建てで12世帯が入居。
線量が高かったのは1階の4部屋で、うち2部屋は、
県の借り上げ住宅として南相馬市と浪江町からの避難住民が生活している。県が転居先を手配する方針。

マンションの周辺の放射線量は地上1メートルの高さで毎時0・7~1・0マイクロシーベルト。
2、3階の室内では毎時0・1~0・3マイクロシーベルトだった。

経済産業省によると、
警戒区域や計画的避難区域内の砕石場の石については放射性物質の基準は設けておらず、
出荷制限もしていなかった。
担当者は「石から高線量が測定されたのは想定外だった」としており、流通ルートを調べている。

石は「双葉砕石工業」(福島県富岡町)が浪江町の砕石場で採取し、
昨年3月11日~4月22日に約5200トンを県内の建設会社など20社に出荷。
二本松市内の生コン会社がこの砕石を使って製造したコンクリート57・5立方メートルが、
マンションの基礎部分に使われた。

双葉砕石工業の社長は共同通信の取材に
「(マンションの)住民の方々や、線量が高いところで作業させた従業員に申し訳ない」と話した。

マンション1階の男性は
「台所付近で最大1・2マイクロシーベルトあった。どのくらい被ばくしているのか心配」と不安そうだった。



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続きを読むにNHKのニュース



福島 新築マンションで高放射線量
1月15日 18時55分 動画あり twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

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去年7月に新築された福島県二本松市の賃貸マンションの室内で、
1時間当たり1マイクロシーベルトを超える放射線量が測定されました。
二本松市や国は計画的避難区域に指定された
浪江町の砕石場の石が床のコンクリートに使われたことが原因とみて詳しく調べています。

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このマンションは、福島県二本松市にある鉄筋コンクリート造の3階建ての賃貸マンションで、
去年7月に完成し、12世帯が入居しています。
二本松市が高校生以下の子どもを対象に行っている積算の放射線量の調査で、
このマンションに住んでいる子どもの値が3か月間で最大で1.62ミリシーベルトと高かかったことから、
先月、室内を詳しく調査しました。

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その結果、1階の室内の床上1メートルの高さで、1時間当たり最大で1.24マイクロシーベルトと、
付近の屋外の2倍近くの高い放射線量が測定され、原発事故で出たセシウムによるものと確認されました。
一方、2階と3階は、0.1から0.38マイクロシーベルトで、比較的低かったということです。

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このマンションでは去年4月に行われた1階の床の工事の際、
計画的避難区域に指定された浪江町の砕石場の石がコンクリートに使われたということです。
この砕石場では原発事故のあとも一部の石が屋外に放置されていたということで、
二本松市は石が原発事故でセシウムに汚染されたことが原因ではないかとみて県や国とともに調査を進めています。

二本松市は、このマンションの1階の住民に対し、引っ越してもらう方向で協議することにしているほか、
2階と3階の住民からも意向を聞くことにしています。
また、二本松市や国などでは、同じ砕石場の石がほかの建物でも使われていないか確認することにしています。

マンションの3階に住む50代の男性は
「高い放射線量の中で寝泊まりをして生活していくのは心配です。
何とか放射線量を下げる方法はないのか対策してもらいたい」と話していました。

このマンションでは1階の共有部分の廊下でも、
1時間当たり1マイクロシーベルトを超える比較的高い放射線量が測定されていて、
浪江町から孫を連れて避難している住民の女性は
「測定された放射線量をみて驚きました。孫もいるので安心して暮らせる状況ではないですね」と話していました。

マンションに使われた砕石を出荷した福島県浪江町の砕石場を経営する会社の社長はNHKの取材に対し、
「震災後の去年3月下旬から営業を再開し、計画的避難区域に指定された4月下旬までのおよそ1か月間に、
主に災害復旧用に福島県内の土木会社を中心におよそ20社にすでに砕石してあった2900立方メートルほどを出荷した。
このうち県内の生コン会社に出荷したものがマンションの建設に使われたと聞いている。
砕石の多くは簡易式の屋根のついた場所で保管していたが、一部は野ざらしになっていたものもあった。
結果的に迷惑をかけてしまい申し訳ない気持ちだ」と話しています。

建材の流通などを所管する経済産業省によりますと、今回のような砕石場の石の出荷については、
東京電力福島第一原子力発電所の事故以降も、放射性物質などの基準は設けておらず、
業者への指導などは行っていないということです。

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これについて経済産業省は
「砕石場では山の表面だけを削り取るわけではないので高い放射線量が測定されることは想定していなかった」
と話しています。

また、マンションのコンクリートに使われた石を出荷した福島県浪江町の砕石場からは、
3月下旬から計画的避難区域に指定された4月下旬までの間に、
福島県内のおよそ20の生コン会社や建設会社に石が出荷されたことを確認しているということです。
経済産業省は、国土交通省や地元の自治体と連携して
同じ砕石場の石がほかの建物にも使われていないか確認を急ぐとともに、
福島県内のほかの砕石場についても出荷先などを調査することにしています。





ーーー追記その後のニュース

汚染砕石 経産省出荷見逃す
東京新聞 2012年1月17日 朝刊

福島県二本松市のマンション室内で屋外より高い放射線量が測定された問題で、
経済産業省が昨年夏、福島県などから出荷される砕石に放射性物質による汚染がないかどうかを調査したが、
確認は業界団体への聞き取りだけにとどまっていたことが分かった。
汚染された砕石の出荷を経産省が把握できず、これが流通や使用の広がりにつながった。

また、経産省は、このマンション室内で高い放射線量が測定された報告を
昨年十二月二十九日に内閣府から受けながら、すぐ調査などをしていなかったことも判明。
マンションの一階部分だけの放射線量が高かったため、
コンクリートが原因とは考えず調査は今月十日ごろから開始した。

経産省によると、昨年六~七月の聞き取り調査に対し、業界団体は
(1)避難が必要な警戒区域や計画的避難区域内で操業している業者はない
(2)自主検査で高い放射線量は出ていない-と回答した。

しかし問題の砕石を出荷した双葉砕石工業は震災直後の休業を挟み、
福島県浪江町の砕石場が計画的避難区域に指定される四月二十二日までの一カ月間は操業。
この間に出荷した砕石が汚染されていたとみられる。

経産省の担当者は「計画的避難区域内で操業した業者があった事実は年明けに初めて知った」と説明。
処理の過程で砕いたり水を掛けたりする砕石は放射線が薄まり、「問題は起きにくいと考えていた」と話している。




新築マンション高線量 病院、公園にも汚染石 福島・二本松

産経ニュース 2012.1.18 00:49 [放射能漏れ]

放射性物質に汚染された砕石が福島県内に流通していた問題で、
同じ石を使ったコンクリートが同県内の病院の仮設病棟や公園など、
不特定多数の利用者がいる場所にも使われていたことが17日、分かった。
ただ、いずれも放射線量は低く、経済産業省の調査担当者は
「石が置かれていた状態によって汚染に差があると考えられる」と指摘しており、放射線量が高い場所は限定されそうだ。

汚染された砕石入りコンクリが使用されていたのは二本松市周辺の病院の仮設病棟。
病院によると、4月に着工し、基礎部分に使われていた。
17日に計測した放射線量は0.4マイクロシーベルトで、周辺の空間放射線量0.5マイクロシーベルトより低かった。

同市によると、市内の公園などでも同じ会社のコンクリが使われていたが、
17日時点で高い放射線量は報告されていないという。
 
一方、高放射線量が測定された同市のマンションと水路はいずれも4月11日に作られたコンクリだったことも判明。
別の日に製造されたコンクリを3階部分に使った同じ施工会社のマンションでは
放射線量が0.3マイクロシーベルトに止まっていた。


経産省原子力被災者支援チーム放射線班の担当者は
「同じ石でも、野積みされた山の奥の方はあまり汚染されていないことが考えられる」と指摘。
石の山の表面と内部で付着した放射性物質の量に違いが生じ、
コンクリートの製造過程で汚染度に差が出た可能性があるという。

問題となったマンション以上の汚染度のコンクリが見つかることもありうるが、
福島県の関係者は「深刻な汚染場所は限定されそうだ」としている。

ーー追記 2月2日


二本松の民間工事38カ所で高線量 汚染砕石問題
(2012年2月2日 福島民友ニュース)

浪江町産で放射性物質に汚染された可能性のある砕石がマンションなどに使われていた問題で二
本松市は1日、2建設関係団体が震災以降に同町産の砕石を使った市内の民間工事
計307カ所の調査結果を発表。表面付近の放射線量が周辺よりも高いケースが38カ所あり、
表面付近の最高値は毎時1.78マイクロシーベルト
その周辺の環境線量は同1.25~1.34マイクロシーベルトだった。
同市は国や県に結果を報告し、38カ所の詳細調査を依頼した。
 
調査は安達太良建設協会が267カ所、二本松管工事組合が40カ所で行い、
砕石やコンクリートから1センチ離して測定した。
市は「測定値は周辺環境や砕石の使用量・使用状況による影響も考えられるため、
砕石が原因と断定するには、より詳細な調査が必要」とした。


ーーー関連記事ーーー

ペコペコ枝野サン、汚染マンションの賠償を東電に指示したんだって!


二本松汚染マンション補償に関して「わたしどもの事故の放射性物質」と
東電が認めた記者会見1/20午後(書き出し)






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comment 2
コメント
やっぱり出ましたね。日本中に放射能がばらまかれ、日本人の劣化が始まっていると思います。
うな | 2012.01.16 20:34 | 編集
子どもに配られた線量計ですから、ガラスバッジですね。
これは線量計とは言っても回収してから結果が出るものだから、日常どの程度被ばくしているか分かりません。

マンション住人の話に私は、「砕石について思い至らなかったのは無理ないこととしても、誰も自分の住んでいる所を測定しようとは思わなかったんですね?」と思いました。
福島に住む選択をするのであれば、情報を集めたり測定するなど、巻き込んでいる子どもに対する最低限の責任を果たすべきでしょう。
放射能汚染のニュースとしてより、福島に住む人の意識の問題として捉えました。
一条恵 | 2012.01.16 22:39 | 編集
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