01.23
Mon
学校給食忌避 過剰反応と言うほかない
産経ニュース 2012.1.22 03:02 [主張]
学校給食があるのに、一部の児童生徒は家から持参した弁当を食べる。
福島第1原発の事故後、東京都内の学校ではこうした光景が増えている。
放射能への不安が寄せられるなか、食材の安全性や給食の安全性に疑問を抱いた保護者が、
わが子に弁当を持たせ始めたためだという。
わが子を守る。身の安全を保障してあげたい。そうした親心までは否定できない。
だが、こうした親の要望に科学的根拠があるとは言い難い。
誰もがやり出せば、学校給食という制度自体が成り立たなくなる。
学校給食は児童生徒が同じ食事を皆で配膳して、味わうことに意味がある。教育活動の一環でもある。
保護者の不安は、分からないでもないが、最近の弁当持参は、やはり過剰反応だと言わざるを得ない。
東京都の文京区や目黒区、江東区、稲城市などでは、保護者からの要望に応じて弁当持参を認めている。
手続きをすれば給食費を払わなくて済む自治体もある。
保護者との話し合いで納得が得られず、やむを得ず受け入れている場合がほとんどのようだ。
学校も給食食材の産地を掲示したり、測定器を使って調理済み食材の放射能を計測したりと
不安の払拭に取り組んでいるが、「それでも心配」とする声が尽きないのが実態だという。
文部科学省も「無条件には認められない」としながらも
「無理に食べさせるわけにもいかず、納得していただけなければ致し方ない」と困惑を隠さない。
だが、そもそも学校給食には、
同じ食事を楽しむことで子供たちに社会生活のマナーを学ばせ、偏食を正すなどの役割がある。
なにより「栄養や食材の産地などを学ぶ、各教科と関連した『教材』としての側面を持つ」(文科省)
ことを忘れてはならない。
被災地はいまなお、安全だとされた農産品が忌避される風評被害に苦しんでいる。
福岡市では昨年、福島県の生産者支援に販売所を開設しようとしたところ、
「汚染農産物を持ち込むな」などの抗議メールで断念に追い込まれた。こうした例は後を絶たない。
子供たちには、そうした実態の理不尽さこそ学んでほしい。
学校側も親も、何が本当に子供たちに教えるべきことなのかを改めて思い返してほしい。
ーーーーーーー
記者の名前は書いてありません。
たとえば、放射性物質を調べている学校もありますが、結果が出るのは食べてしまった後です。
そうまでして給食で牛乳を飲まなければいけないのか?
に書きましたが、世田谷で給食の牛乳から
セシウム134が1キロ当たり2・8ベクレル、セシウム137が同3・5ベクレル検出され、
微量であるために健康に影響はなく、牛乳の提供は続けるといっています。
健康に影響がないかどうかが何故分かるんだろう?
100ミリシーベルト以下での影響が科学的に証明されていないと言われているだけで、
ならば、少量なら健康に影響が無いという事は科学的に証明されているのだろうか。
「わからない」のでは?
弁当を持たせる親の要望に科学的根拠がないというならば、
給食が絶対に安全だという科学的根拠を示して欲しいのです。
風評被害と言うのならば、前もってきちんと調べ、
子どもが食べるものなのだから、限りなくゼロである食材を責任を持って使用して欲しいです。
誰が見ても安全な物を食べさせるのが給食ではないだろうか。
安全を無視して、親に不安を与えるような給食ならば
もう、今の時代にはそぐわないのではないかと思う。
学校給食という制度はなくなってもいいのではないかと私は思う。
子どもの健康に対して心配し、悩み、そして弁当を持たせる親に対して、
過剰反応だとするこの記事には、
人の命を軽く見た、寒気のする内容にしか思えなかった。
一般の報道の在り方として、
このような内容は、間違っているのではないか。
食品の安全性と子どもの命が脅かされている今、
311以前の常識が通用しない時代に入ったのだと思う。
給食に関して言えば、完全に安全が確保されないのならば、
給食の制度そのものが無くなってもいいのだと私は思っている。
弁当を持たせることが許されない学校もあると聞く。
子どもたちに強制的におなじ食材を食べさせることの意味が
今、この時代に必要不可欠であるとは私にはどうしても思えない。
恐ろしい記事だったので、載せました。
産経ニュース 2012.1.22 03:02 [主張]
学校給食があるのに、一部の児童生徒は家から持参した弁当を食べる。
福島第1原発の事故後、東京都内の学校ではこうした光景が増えている。
放射能への不安が寄せられるなか、食材の安全性や給食の安全性に疑問を抱いた保護者が、
わが子に弁当を持たせ始めたためだという。
わが子を守る。身の安全を保障してあげたい。そうした親心までは否定できない。
だが、こうした親の要望に科学的根拠があるとは言い難い。
誰もがやり出せば、学校給食という制度自体が成り立たなくなる。
学校給食は児童生徒が同じ食事を皆で配膳して、味わうことに意味がある。教育活動の一環でもある。
保護者の不安は、分からないでもないが、最近の弁当持参は、やはり過剰反応だと言わざるを得ない。
東京都の文京区や目黒区、江東区、稲城市などでは、保護者からの要望に応じて弁当持参を認めている。
手続きをすれば給食費を払わなくて済む自治体もある。
保護者との話し合いで納得が得られず、やむを得ず受け入れている場合がほとんどのようだ。
学校も給食食材の産地を掲示したり、測定器を使って調理済み食材の放射能を計測したりと
不安の払拭に取り組んでいるが、「それでも心配」とする声が尽きないのが実態だという。
文部科学省も「無条件には認められない」としながらも
「無理に食べさせるわけにもいかず、納得していただけなければ致し方ない」と困惑を隠さない。
だが、そもそも学校給食には、
同じ食事を楽しむことで子供たちに社会生活のマナーを学ばせ、偏食を正すなどの役割がある。
なにより「栄養や食材の産地などを学ぶ、各教科と関連した『教材』としての側面を持つ」(文科省)
ことを忘れてはならない。
被災地はいまなお、安全だとされた農産品が忌避される風評被害に苦しんでいる。
福岡市では昨年、福島県の生産者支援に販売所を開設しようとしたところ、
「汚染農産物を持ち込むな」などの抗議メールで断念に追い込まれた。こうした例は後を絶たない。
子供たちには、そうした実態の理不尽さこそ学んでほしい。
学校側も親も、何が本当に子供たちに教えるべきことなのかを改めて思い返してほしい。
ーーーーーーー
記者の名前は書いてありません。
たとえば、放射性物質を調べている学校もありますが、結果が出るのは食べてしまった後です。
そうまでして給食で牛乳を飲まなければいけないのか?
に書きましたが、世田谷で給食の牛乳から
セシウム134が1キロ当たり2・8ベクレル、セシウム137が同3・5ベクレル検出され、
微量であるために健康に影響はなく、牛乳の提供は続けるといっています。
健康に影響がないかどうかが何故分かるんだろう?
100ミリシーベルト以下での影響が科学的に証明されていないと言われているだけで、
ならば、少量なら健康に影響が無いという事は科学的に証明されているのだろうか。
「わからない」のでは?
弁当を持たせる親の要望に科学的根拠がないというならば、
給食が絶対に安全だという科学的根拠を示して欲しいのです。
風評被害と言うのならば、前もってきちんと調べ、
子どもが食べるものなのだから、限りなくゼロである食材を責任を持って使用して欲しいです。
誰が見ても安全な物を食べさせるのが給食ではないだろうか。
安全を無視して、親に不安を与えるような給食ならば
もう、今の時代にはそぐわないのではないかと思う。
学校給食という制度はなくなってもいいのではないかと私は思う。
子どもの健康に対して心配し、悩み、そして弁当を持たせる親に対して、
過剰反応だとするこの記事には、
人の命を軽く見た、寒気のする内容にしか思えなかった。
一般の報道の在り方として、
このような内容は、間違っているのではないか。
食品の安全性と子どもの命が脅かされている今、
311以前の常識が通用しない時代に入ったのだと思う。
給食に関して言えば、完全に安全が確保されないのならば、
給食の制度そのものが無くなってもいいのだと私は思っている。
弁当を持たせることが許されない学校もあると聞く。
子どもたちに強制的におなじ食材を食べさせることの意味が
今、この時代に必要不可欠であるとは私にはどうしても思えない。
恐ろしい記事だったので、載せました。
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コメント
これは無知ではなく、悪意に満ちた記事ですね。
現在の食品の暫定規制値は緊急時だからという理由で定められたものであり、見直しの基準値も公表されています。従って、現在の給食が「科学的には甘い基準」の下で提供されていることは明白です。
緊急時の基準は、食べるものがなくなれば健康被害以前に餓死してしまうという観点からは肯定できます。しかし弁当持参は自ら食べ物を用意している訳だから、餓死の心配から作られた基準の食べ物を食べる必要はありません。
現在の暫定規制値が主として経済的影響を顧慮して定められたものであることは、見直し基準を直ちに導入しないという事実からも明らかです。甘い基準での給食を食べさせない選択には十分すぎる根拠があります。
以前にもコメントしましたが、原発推進の立場であっても放射線の影響に関しては安全基準はないと考えるのが通常で、この大前提が明確にされていない主張があまりに多すぎますね。
しかし、SPEEDIの情報をいち早く米軍に提供していた文科省が「教材としての側面もある」とは。
文科省も反面教師として、私たちのような大人にならないで欲しいというなら、よい「教材」と言えます。
現在の食品の暫定規制値は緊急時だからという理由で定められたものであり、見直しの基準値も公表されています。従って、現在の給食が「科学的には甘い基準」の下で提供されていることは明白です。
緊急時の基準は、食べるものがなくなれば健康被害以前に餓死してしまうという観点からは肯定できます。しかし弁当持参は自ら食べ物を用意している訳だから、餓死の心配から作られた基準の食べ物を食べる必要はありません。
現在の暫定規制値が主として経済的影響を顧慮して定められたものであることは、見直し基準を直ちに導入しないという事実からも明らかです。甘い基準での給食を食べさせない選択には十分すぎる根拠があります。
以前にもコメントしましたが、原発推進の立場であっても放射線の影響に関しては安全基準はないと考えるのが通常で、この大前提が明確にされていない主張があまりに多すぎますね。
しかし、SPEEDIの情報をいち早く米軍に提供していた文科省が「教材としての側面もある」とは。
文科省も反面教師として、私たちのような大人にならないで欲しいというなら、よい「教材」と言えます。
このところ産経新聞の「主張」の記事、ほんと酷いですよね。
事実を完全に無視し、利権を守ることに終始しています。
何らかの力がかかっているのでしょうが、国民を馬鹿にするにも程があります。
新聞社としては購読数が落ちるのが一番イタイでしょうから、我々としてもそういう形で意志を伝える必要があるんじゃないでしょうか
事実を完全に無視し、利権を守ることに終始しています。
何らかの力がかかっているのでしょうが、国民を馬鹿にするにも程があります。
新聞社としては購読数が落ちるのが一番イタイでしょうから、我々としてもそういう形で意志を伝える必要があるんじゃないでしょうか
ひだまり | 2012.01.23 11:25 | 編集
右翼系列の新聞は、また前戦争と同じ事をしているのか!国家の為に国民が死ぬべきだと言う基本概念だから、仕方ないか!給食は成長期の子供の栄養バランスの為だけにしてほしいわ。大手メディアが食育に国家的概念まで持ち込んでくるな!頭の弱い記者に新聞社め!
グラム | 2012.01.23 12:15 | 編集
フジ産経グループや読売系列って、「右翼」のつもりらしいけど、本当は全然嘘っ八だよね。
だって、天皇陛下を始めとするかたがたが被曝しているのに、全く平気なんだから。
いま「右翼」を自認する人びとは日本に多いけれど、そういうことに全く気付いてないんじゃない?
そんなの単なる衆愚的行動にすぎないよ。自分の頭で何も考えてない。単なる無責任だ。
「皆んながそうだから、自分もそうする。」それは、主義主張や思想とは関係ない。
いま、自分の頭で考えて、自分で行動しなければ、自分の健康や生命までも失なわざるを得ない
状況になってしまった。
新自由主義者は、それが普通だと思うんだろうけど、3.11まで日本の人びとが築いてきた社会と
歴史は、そんな軽いものじゃない。
いずれにしても、マスゴミに騙されないように、まずは生き延びること。
そして、いつか、マスゴミや原子力村民たち、そしてその支援者たちに、
とるべき責任をとらせなければならないと思う。
だって、天皇陛下を始めとするかたがたが被曝しているのに、全く平気なんだから。
いま「右翼」を自認する人びとは日本に多いけれど、そういうことに全く気付いてないんじゃない?
そんなの単なる衆愚的行動にすぎないよ。自分の頭で何も考えてない。単なる無責任だ。
「皆んながそうだから、自分もそうする。」それは、主義主張や思想とは関係ない。
いま、自分の頭で考えて、自分で行動しなければ、自分の健康や生命までも失なわざるを得ない
状況になってしまった。
新自由主義者は、それが普通だと思うんだろうけど、3.11まで日本の人びとが築いてきた社会と
歴史は、そんな軽いものじゃない。
いずれにしても、マスゴミに騙されないように、まずは生き延びること。
そして、いつか、マスゴミや原子力村民たち、そしてその支援者たちに、
とるべき責任をとらせなければならないと思う。
JP | 2012.01.24 02:38 | 編集