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「ちょっと変な国の安全基準」青木泰さん講演会後編 (動画&内容書き出し)

青木泰さん講演会前編では、知らないうちに常識だと思い込まされていた事が、
実は世界の中では常識ではなかったこと。
そして、99.99%放射性物質を除去できると言われているバグフィルターは
実は本当に放射性物質を取り除くかどうかの検証がされていない事。
放射性の瓦礫を一般の焼却炉で燃やせば、空気中はそのまま汚染されるだろうというお話でした。

そして後篇です。
書き出しながら、私が(◕Д◕✫)オォゥ!!っと思った部分を一部前文に書き出します。


ーー(◕Д◕✫)オォゥ!!


厚生労働省が管轄する食品の暫定規制値では、飲料水は200ベクレル/kg。
ところが、原子炉の排水規制値が90ベクレル/kgなんです。

ちょっとなんか変じゃないですか?

お尻から出るのと飲むのと基準が反対になっていません?
お風呂の残り湯で味噌汁を作り、ミネラルウォーターで、庭の水撒きをする、
そういう専門家がこの基準を決めたんでしょう。

ーー

瓦礫に関して運んでいいという基準が無い。基準を決めて欲しいと言ったら
環境省は基準があるというんです。

どういう基準かと言ったら、
東北から運んできます。
運んできて焼却炉で焼却します。
焼却した後に焼却灰が残ります。
焼却灰にどれだけ残っているかという規制値は作っている。

ちょっと変じゃないですか?

例えばアントニオ猪木がですね、青酸カリを飲んで、
「俺のウンチはこれで、生きているんだから、これが規制値になるべきだ」と言っているのと同じですね。
飲む、口にする前の規制値をやらなければいけない。
瓦礫についてはそれを決めていないんですよ。

ウンチである焼却灰の規制値しか決まっていない。

ーー

福島第一原発で汚染水を海に放流したという事件がありましたね。
海洋汚染を防止するロンドン条約に違反するのではないか?
で、韓国と中国から抗議の声が出ました。
その時に日本政府は「ロンドン条約に違反をしていない」と発表した。

ロンドン条約に定められているのは船から汚染物を投棄する、あるいは、航空機から汚染物を海洋投棄する。
これは禁止されているけれども、
陸上からの物は禁止されていないので、ロンドン条約に違反しないという言い方をしたんです。

「なんか、すごい政府だな」と思いました。

ーー

放射性廃棄物に関しては「法律的根拠が無い」
放射性廃棄物は原子力施設内で、ちゃんと処理をする事になっていて、そこから出ない事になっているから、
出た時に罰則の定めをしていないんです。

絶対に安全だという事を言ってきた人たちが、
もし、今回の事故のように原子力施設内から多量に有害物質を放出した時に、罰せられないように、
万が一のことを考えて、絶対安全だという事を信じないで、
絶対に安全じゃなかった時に、自分たちが罪に問われないように法律をちゃんとやってた。

今もその法律のままです。


ーー


「バグフィルターに騙されちゃいけない」青木泰さん講演会前編 (内容書き出し)の続きです。

青木泰さん講演会後編







続きを読むに講演内容を書き出しました



国の安全基準の実態

レジメのほうに原爆症の認定で、大阪の阪南中央病院という
中央病院の副医院長で村田三郎副医院長さんという方から取材して聞いた内容なんですけれども、
彼は原爆症に罹った1000数100人の人をずっと診てこられたという事と、
今回の福島原発の事故の前から、福島原発で働いている下請け労働者の健康状態をずっと追いかけてきた人なんです。

その方が、今の国の問題の中で非常に大事なのが、
2008年に爆心地から2キロから3キロ、
原爆症認定というのは、今まで、爆心地から2キロ以内の人しか、原爆症を認めてこなかったんです。
それで何十年もですね、認定基準を変えろという裁判までみなさんが起こされて、
裁判が、殆ど勝っている。
被ばく者が起こされた裁判


ーーーーここから後編のYoutube


被ばく者が起こされた裁判の中でほとんどみなさんが勝っているという中で、
ようやく2008年に爆心地から3.5キロ離れたところでも原爆症認定をするということが決まったんです。

で、3.5キロっていうのはすごく意味がありまして、
3キロ以内の原爆の外部被ばくの量っていうのは
1ミリシーベルトから2ミリシーベルト
つまり、3.6キロまで認めたっていう事は、
原爆症認定に於いては1ミリシーベルトという、
今まで日本の国内で基準としていた1ミリシーベルトを認めたという事です。

ところがですね、このレジメの3番目に書いていますように、
これみなさんももうご存知の方もいらっしゃるとおもいますが、
文科省はですね、子どもたちが学校生活をしている基準を最初20ミリシーベルトにしようと
全くダブルスタンダードですよね
国の法律、国政的な取り決めそして原爆認定では1ミリシーベルトという事を認めながら
文科省は20ミリシーベルトで最初やろうとしました。
そうしたら東大のですね
小佐古さんです
内閣の参与をされていた東大の先生がですね、
涙の記者会見をしましたね。
「私はこういうのを認めるわけにはいかないと」
「国際的には1ミリだ」と「20ミリじゃダメだ」と。

※子ども20ミリシーベルト「容認すれば私の学者生命は終わり」小佐古敏荘氏内閣官房参与を辞任

そういう事がありましたね、
これは大きく報道されたので、皆さんもご存じだと思うのですが、

つまり国の法律で役所は一番最初にこれを守っていかなければならない法律をですね、
役所自身が守らない対応をしようとしたわけです。
あの時以来、福島現地の人達や国民の声なんかも含めてですね、
ま、1から20にしますとか、ようやく1にするという、
文科省の範囲ではそういう話しになった。

では、厚生労働省
皆さんご存じのように、日本の行政は縦割り行政だという事は何度も聞いた事があると思うんです。
この安全基準でも、全く縦割り行政でですね、
厚生労働省が管轄する食品の暫定規制値では、飲料水は200ベクレル/kg。

kg当たり200ベクレル含まれていても飲料水は安全だよということをしています。

ところがですね、原子炉の排水規制値が90ベクレルなんです。
原子炉の排水というのは、河川だとか海へ原子炉から出る水。
これは河川だとか海を汚してはいけないので90ベクレル/kgっていう値に規制値を定めているんです。

ちょっとなんか変じゃないですか?

お尻から出るのと飲むのと基準が反対になっていません?

で、この話を聞いた時に我々の中でどんな論議をしたかというと、
この基準を決めた専門家は、多分お風呂の残り湯で味噌汁を作ると。
それで、ミネラルウォーターで、庭の水撒きをすると。
多分そういう生活をしている人じゃないか。
こんなひどい事をね、決めるのはおかしいねと。

私が住んでいるところは東京三多摩の東村山で、
河川に放流する水は、柳瀬川というところに流れます。
柳瀬川は荒川に合流して、荒川から金町浄水場というところにある河川に合流する

もう、小便をする人間もいるかも分からないですよ、ね。
で、その河川に放流する基準と、飲み水の基準が逆転しているなんて、とんでもない話しですよね。

そしたらこれはですね、ようやく食品暫定規制値の見直し案というのが、昨年の暮れに出まして、
飲料水が今までは200ベクレル/kgだったのが、10ベクレル/kgにする。
ようやく当たり前になる。
だけどこんなのは、すぐにでも切りかえるべきですけども、
厚生労働省は4月から切り替えると言っている。

あまりにもひどい間違いですよね。
あまりにもひどい間違いをようやく認めた。


じゃぁ、そんなにひどい間違いは他にはやっていないだろうというふうに、普通は思われると思うんですけれども、

ところがどっこいですね、環境省も負けてはいないんですね。

環境省は排ガスの規制値の目安ということで、
セシウム137について、1リュウベイ当たり、
  (※リュウベイ→立法の「立」、メートルの「米」の略語「りゅうべい」と教えていただきました)
リュウベイというのは、1m1mが1立方メートルということですが、
その空気の中に30ベクレルの放射性物質が入っていても、一応いいんだという基準を示しているんです。
大気中の基準として。
焼却施設の周辺だとか、原子力施設の周辺の規制値として30ベクレルまでは良いんだと

ところでみなさん、一日に我々が呼吸で吸う量というのは御存じでしょうか?
大体これはインターネットで調べると、
15リュウベイから20リュウベイまで、我々が、ま、人によって違うんですね。
20リュウベイまで吸う。
そうすると、最大で考えたら600ベクレル。
一日600ベクレルまでいいんだという事です。

これは先程みました、食品暫定規制値、甘い大甘の食品暫定規制値が、
穀類とかそういうものを1kg当たり500ベクレルだと言っている
その甘い食品暫定規制値よりもさらに甘い規制値に、
我々が吸って安全だという基準に定められていたんです。
これは環境省。

さらに環境省はですね、もうひとつ。
焼却するものはお尻から出る物の規制値でいい。
これは何の話なのかという事なんですけれども、
みなさん、
焼却灰を今「8000ベクレル以下」こういう話はお聞きになった事があるとおもう、

ところがですね、
今回、瓦礫で東北から、被災地から運んでくる時に、
瓦礫として運んでくる物の規制値が無いんです。現状。

規制値が無いために、愛知県の知事は、環境大臣。
ここが地元の何とかさんっていましたよね、
細野環境大臣に意見書を出しています。
東北から運んでいいという基準を決めなさい。決めて欲しい。基準が無いのはおかしいじゃないか」
と言っている。
そしたらですね、環境省は基準があるというんです。

どういう基準かと言ったら、
東北から運んできます。
運んできて焼却炉で焼却します。
焼却した後に焼却灰が残ります。
焼却灰にどれだけ残っているかという規制値は作っている。


ちょっと変じゃないですか?

これ、毒物の規制値というのは
例えば青酸カリは200ミリグラムだったと思います
200ミリグラムというのは、致死量。
200ミリグラムの青酸カリを飲んだら危険ですよという事。そういう定め方です。
そのとき、
もし青酸カリを飲んだ後に、出てくるウンチを調べてですね、
どれだけ含まれていれば危ないです、という規制値を作ったら、

こんな政府をみなさん信用しますか?


例えばアントニオ猪木がですね、飲んで、
「俺のウンチはこれで、生きているんだから、これが規制値になるべきだ」と言っているのでですね、
それが規制値だなんて、
アントニオさんと一緒の規制値で、そんなの嫌だよと。
やっぱり、飲む、口にする前の規制値をやらなければいけない。

瓦礫についてはそれを決めていないんですよ。

ウンチである焼却灰の規制値しか決まっていない。

こんなやり方で・・・
この間ある新聞記者さんにちょっと取材を受けた時に、その話をしたんですよ。
いくら文化系の人だといっても、この位の事は当り前な話でしょ。

だから、皆さんが
自治体の方が、環境省が安全だと言ったから私たちも安全だと思っていますと言ったとしたら、
こんな規制の仕方っておかしいでしょ
規制をやっていないに等しいじゃないですか

これが、実は
私達が汗水たらして働いて、自分たちの安全な生活を守ってもらおうという形で
提供している国の人達が、やっているやり方です。

これは事実です。

今日はインターネットでも報道されちゃいます
僕は自分が言った事は責任持たなければいけない。
これは本当に事実なんです。

で、実際にこういう事については環境省の担当者とやりとりをしています。

4番目に
環境省の瓦礫処理方針と現行制度
とのダブルスタンダードでは、
環境省は基準を今回の瓦礫の処理にあたって、
どれだけ含まれていれば安全だとか安全じゃないという事を示していないという事をお話ししたんですけれども、
実際にですね、実は法律の中で決められているんです。
決められているんだけども、それに頬かぶりしている。
そこのところをちょっとお話しします。

環境省は今回の瓦礫の問題について、可燃ごみ、焼却炉で燃やすごみですね。
この可燃ゴミに関しては基準を設けず燃やしてもいいという事になっている。
これは先程ちょっと言いましたように、ほとんど、焼却施設にはバグフィルターが付いているからです。

バグフィルターで99.99%取れるので、安全だという事です。

そのバグフィルターで取れるということ自身は、
何の根拠もないという事は先ほどお話した通りなんですけれども、

じゃぁ、不燃ごみや焼却灰については
今ちょっと言いましたようにお尻の規制ですね。
8000ベクレルという規制をしています。

で、再生処理品、
これは皆さん多分、御存じないと思うんですけれども、
今、セメント工場はですね、セメント資材として、下水場の下水汚泥をセメントの資材にしているんですね。
で、そうした時に、
皆さんのお耳に、汚泥に高濃度の放射性物質が入っているという事は色々とお聞きになったと思うんですけれども、
そういう物が建設資材に利用されていくといった時に、
一応、再生処理品、
再生処理品というのは、建設資材とかそういうものですね。
そういう物に利用する場合は100ベクレル。
こういう規定をしています。

この一方、環境省がそういう方針を出している一方で、
クリアランス制度というのがいったい何なんだろうかという事なんですけれども、

クリアランス制度というのは何かというと、
放射性物質や放射能汚染物質については、原子炉施設内で処理をして、
一般廃棄物の焼却施設とかそういうところでは取り扱わないという法律の体系になっています。

これは何でかといったら、放射性物質というのは先程言いましたように、
ごくごく微量でも強力な有害性を持つために、
市町村の焼却炉なんかでは燃やしてはいけないという法律
の体系だったんです。今まで。

したがって、放射性物質を取り扱えるのは、
ちゃんと国家試験を受けて、技術認定された人がいてですね、
しかも原発施設だとか、放射性物質を取り扱う医療施設だとか、
そういうところでしか取り扱ってはいけないという、

つまり法律上は、環境中には
私達が普通に生活している環境中には放射性物質は出てこないんだ
出てこないものだという事で、ま、米軍基地と同じようにですね、治外法権化されて取り決めされてきました。

実際に放射性物質は廃棄物として出された時には、
200年300年単位で、どう保管するか、というふうにきちっと、厳しい定めを作ってきたんです。

ところがですね、東海原発が解体された時に、
10万トン近い放射能汚染物が出てきた。
10万トン近い放射性廃棄物が出てきた。
その時に、10万トン近い放射性廃棄物を200年300年どう管理するかという事が大変な話しになって、
ごくごく低濃度の放射性物質については、一般廃棄物として取り扱っていいんだという
そういう法律制度を作ったんです。
これが、クリアランス制度というんです


クリアランス制度のもとに、クリアランスレベルという物の基準を作ってですね、
それ以下だったら、ま、市町村の埋め立て処分場だとか、
産業廃棄物の業者の人が、取り扱ってもいいという定めを決めた。

そしたら、今回の問題もそれに従って決めればいい。

例えば100ベクレル。

今8000ベクレルというふうに焼却灰を決めていますけれども、
これは、このクリアランスの制度から言えば、甘い基準です。

基準に従って安全だというふうに我々のところに持ってこられるものはですね、
そんな大物の基準になっている。
しかも今の法律から言えば、ダブルスタンダードになっていて、法律違反。
だから、具体的にクリアランス制度というのはすごく厳しい制度になっています。

例えばシーベルトでいうと
年間1ミリシーベルトの100分の1
10マイクロシーベルト、年間ですよ。
10マイクロシーベルト以下に抑えなければいけない。

あるいは放射線の核種ごとにどれだけ以下でなければいけないのかというのは(25ページ)
これはグラム単位で書いてあります。
セシウム137は0.1ベクレル/gになっていますが、kgは1000倍ですから、100ベクレル/kgなんです。
ストロンチウムは1ベクレル/gとか、ま、そういうふうに書かれています。
それぞれの核種によっていろいろと定められているんです。

したがって、少なくても瓦礫をどこかで処理するというんだったらですね、
この法律に基づいてきちんと、
これそれぞれがですね、これ以下であるかという事をきちんと調べなければいけない。
それが、何の定めが無くてもいいというのは、全くこれは法律違反です。


5番目に
内部被ばくにはしきい値は無い
しきい値というのは、すごく難しい言葉なんですけれども、
別な言い方をしますと、
これで安全だというレベルは無いですよ

武田さんがこういうふうに言っています。
個人が普通の生活をしていて、これは今は日本人がと行ってもいいと思います。
普通の生活をしていて放射能の被ばくを受ける量は、
外部被ばくに加えて内部被ばく
空気、呼吸から受けるもの。
食品を食べて食品から取るもの。
さらに水。
さらに子どもさんの場合は土埃。
これがほぼ外部被ばくと同じ量です。摂取する事になります。
これが一番基本になるんですよ

だから、日本の基準が1ミリシーベルト以下だって言った時に
この総量が1ミリシーベルト。

だから、外部被ばくが0.2ミリシーベルトという、
その位の厳しい見方をしておかないと、後に畏敬を残すことになりますよという事

で、お医者さんの意見書として、先月12月の末に、
放射線防護委員会のみなさんが、大阪で記者会見をされて発表された
「瓦礫の受け入れについて医師の立場からの意見書」という、
これは大阪市で、大阪が瓦礫の受け入れをしないようにという見解を出した

この時はお医者さん達は10ベクレル
食べ物の基準というのはkg当たり10ベクレル以下というのを基準にして欲しいと。
実際今の日本の基準は500ベクレル。その50倍です。

それで、その基準じゃあんまりだっていう事で、さらに5分の1になりまして、
4月からは100になったんですけれども、それでもやはりですね、
10ベクレルにするべきだと言っている、お医者さん達の見解です。

6番目に
瓦礫の処理にあたって、住民や国民の健康や生命を保護する既定の現状
はどうなっているか
ということです。

私たちはたとえば「瓦礫を安全だから受け入れます」という事を東京都知事が表明した。
今、東京都内でどうやって反対の動きを作っていくかという事を、
私たちも今相談をしているんですけれども、

簡単にそういう事をおっしゃるんですけれども、
実際に瓦礫を受け入れていろいろと問題が出てきた時に、
法律的にそれを保護する体制が出来ているんだろうか?

これは、私たちはあまり意識するしないにかかわらず、
私達が生活している時に、長い間の公害問題だというなかで、
法律で環境の基本法を作ったり
大気汚染防止法っていうのを作ったり、
土壌汚染対策法
水質汚濁防止法
廃棄物処理法っていうことで、
いろいろと法律を作って我々の生活、かつ健康が守られるような、法律的な枠組みを作ってきたんです。
じゃぁ、その本質的な枠組みで、
ちゃんとこの瓦礫の受け入れ問題が規制できるようになっているのか?ということですね。
それをちょっと、検証してみたんです。

みなさん、去年の3月から4月に、
原子炉を冷却しなきゃいけないんで、どんどん水を注入しなくちゃいけない。
ところが水の汚染タンクが、もう、いっぱいになっちゃっている。っていうんで、
これを海に放流したという事件がありましたね。

皆さん覚えてらっしゃると思うんですよ。

で、その時にこういう事を言っていたんです。
海に汚染物を放流したらですね、国際法に違反するんじゃないかってみなさんお考えになりますよね。

で、韓国とか中国から抗議の声が出たんです。
その時に日本政府の発表の仕方は、

海洋汚染を防止するのはロンドン条約というんです。

で、日本政府は、ロンドン条約に違反をしていない。
ロンドン条約に定められているのは船、船から汚染物を投棄する。
あるいは、航空機、航空機から汚染物を飛んでいる飛行機からですね、汚染物を海洋投棄する。
これは禁止されているけれども、
陸上からの物は禁止されていないので、ロンドン条約に違反しないという言い方をしたんです。

「なんか、すごい政府だな」と思いました。

それで、すぐに環境省に電話をかけたんです。
私は廃棄物問題をずっとやってきましたんで、
普通ですね、こういう事例は皆さんよくご存知ですけれども、
海だとか河川に産業廃棄物を投棄したら、どこどこの業者が警察に捕まったって、よくニュースになりますよね。

「なんで警察に捕まらないんだ」って思ったわけです。

それで環境省に、
「国際法、ロンドン条約は違反していないかもしれないけれど、
陸上からそんなものを放り投げれば、国内法で規制されちゃうでしょう」と、
「おかしいじゃないの」って言ったんです。

そうしたらどういう答えだったと思います?

「廃棄物処理法の中には、廃棄物の定義があって、放射線汚染物、あるいは放射性物質、放射性廃棄物、
これについては定義の中に入らない」って言うんです。

入らないって言うのはどういう事だか分ります?

何をやってもいいって言う事なんですよ。
法律上は。

それで、関連してこういう話が私の方の耳に入ってきました。

福島で農業を営んでいる人たちが、
まぁ、こちらの方だったらお茶っ葉を作られている農業者の方がいらっしゃるのですけれども、
この汚染物、原発からの汚染物をかぶったんで、売れなくなっちゃったわけです。
それで、その農家の方は、警察に訴えたんです。
自分の畑に毒物を撒かれて、畑が出来なくなったと東電を訴えた。
そしたら警察はどうしたかって言ったら、
受理を拒んだ。

なんでだと思います?

「法律的根拠が無い」
放射性廃棄物は原子力施設内で、ちゃんと処理をする事になっていて、そこから出ない事になっている
じゃ、出た時にどうするのかっていう
出た時に罰則の定めがあるのか?って言うと罰則の定めをしていないんです。

それを追いかけましたら、
放射性物質がどれだけ出ているのかという事をちゃんと調査をして報告をしなきゃいけないという事なんです。
国際的にもちゃんと報告しなければいけない。
報告義務だけなんです。

もし、今回の事故のように原子力施設内から多量に有害物質を放出した時に、
罰せられるかって、
罰せられないようにですね、
万が一のことを考えて、絶対に安全だという事を言ってきた人たちがですね、
絶対安全だという事を信じないで、
絶対に安全じゃなかった時に、自分たちが罪に問われないように法律をちゃんとやってた。



今もその法律のままです。

したがって、放射性廃棄物及び、汚染物をそれはがれきとして汚染濃度が高い物が混じってきて、
それによって住民が被害を受けたりした場合、
住民側がいろいろと問題化していった時に、
法律的根拠が無いという事で受け付けてもらえません。


ちなみにその農家の人は、地元で、そういうふうに受理されなかったので、
これ、国だったら何とかなるんだろうという事で、霞が関に行って、
次から次に官庁を訪れて行ったんですけど、
適用法令が無い

つまりそういう状態をそのままにしてですね、
地方自治体の組長が、瓦礫を受け入れるって言う事を宣言していったら、
それは住民に対して裏切りですよ。


そういうことで、総まとめ的に言うと

国や環境省は今回の原発事故の中で、
どれだけの放射性物質が環境中に出たのかという事を、報告しないで、

一番最初に計算して報告したのは武田さんでした。
その後、東大の、国会に出て、「国会議員は何してたんですか」という発言をされた児玉さん。
児玉龍彦さん。
ある意味では民間の人たち、あの人たちは大学の先生ですけど、
国の機関だとか監視機関という事から言えば民間の立場の人が、そういう事を訴えて、
初めて国会議員が動いて、経産省に
「いったい環境中にどれだけの放射性物質が排出されたのか」という話を聞いたんですね。

セシウムで原爆の168倍。
という答えが返ってくる。

「放射能汚染はどんな風に広がっているんだ」という事で、
さっき早川さんの放射能汚染地図をお見せしましたけれども、
早川さんの放射能汚染地図が出るまで、
みんな、どんな風に汚染が広がっているのかという事が分からなかった。
で、早川さんが出したら、今度、文科省が発表する。

いったいこの国は何なんだ。

ま、最初は、体制が整わなくて民間の問題意識がある人たちが先導して、
色々と問題提起をしていった。
そうしたら、
我々の税金で食っている人たちが、それに付け加えて、
もっと住民の安全対策とか次の手立てを打つべきですよね。

同じような事を、
早川さんと同じような事を、あるいは武田さんとか児玉さんと同じような事を言って、
それで済んでいる。

冗談じゃないんです!

あなた方は対策を立てなければならない立場の人です。

だから、私たち自身は今、国だとかそういうのに頼るということじゃなくてですね、
色々と意見を言っていく。
「こうじゃないか」っていう事を提案していく。

そのなかで、
我々自体が変えていくっていう気持ちにならないとですね、
頼っていたら、とんでもない事になる
っていうのが
今までのお話しの、一つのまとめなんです。


もう一つのまとめ

そういう中で本当に大変になっているのは、
先程言いましたように、村田さんがおっしゃるように、
外部被ばくの1ミリシーベルトで原爆症の認定という記事
それの何十倍も超えるようなところに、汚染地に今住んでいる人たちがいます。
したがって、その人たちを何とか疎開させて、医療対策を取っていかなければならない。

これは緊急の課題です。

その時にみなさんが瓦礫を引き受けちゃうとですね、
疎開する場所が無くなっていきます。

是非、がれきを引き受けないで、
人を引き受けて欲しい



それと、我々自身の内部被ばくの対応です。

これは静岡県に住んでいるからといって、
汚染されている食材がいろんな形で、まわってきます。
そういうなかで、
この空気と食品の汚染について、私たち自身が声をあげていく。

空気の汚染については、がれきを静岡で食い止める。
これがすごく大事です。
多分瓦礫引き受けの関ケ原です。

細野さんの地元です。
環境大臣の地元で引き受けられないような提案を
環境省がいくら馬力をかけても、全国の自治体が引き受けっこないです。

静岡が引き受けるか引き受けないかというのがすごく鍵です。

だから空気の汚染問題についてはみなさん方がカギを握っている。


もう一つ食品の汚染問題について言えば、
みなさん方の中にも生協に入っていらっしゃる方が沢山いると思うんですけれども、
宅配専門のラディッシュぼうや、約10万人の会員を持っている生協冊子ですね。
ここが、国の10分の1の自主規制値を設けました。

はっきり言ってですね、
生協がみんな力を合わせて、この自主規制値を自分たちで作っていく。
そうしたら、流通業界は、すごく、こういう動きに敏感です。
どこどこのスーパーさん、どこどこのスーパーさん、
名前は出しませんけども、いろんなところが、生協の動きに右へならえします。

どんなに甘い規制値を作っても、
これは、その規制値をひっくり返していく事が出来ると思っています。

皆さんの中に、規制値がそれなりに緩やかなのは、
汚染地帯の農業者だとか事業者、生産者が、
やはり食べていけるように、そういう事を考えて甘くしているんだというふうに
お思いになっているかもわからないんですが、

実態は違います。

これはNHKのテレビにも出ましたけれども、
甘い基準のために生産者はその基準以下だからという事で、作って出荷しようとしたわけです。
そしたらですね、消費者の方が賢いですから、
「そんな甘い基準の物を自分たちの子どもに食べさせるわけにはいかない」
「家族に食べさせるわけにいかない」
という事で、買わないわけですよね。

わたしもスーパーへ10時ごろ行ったらですね、
なんで福島とか茨城・・・あ、ちょっと、名前出したらアレですけど、
なんで残っているんだろう?
やっぱり、残っちゃうわけですよ。

つまり、国がきちっとした厳しい基準をやらないからですね、
国の基準はもう安心できないから、自分たちが判断をして、
わたしの友人もですね、小学校の子どもさんに弁当を作ってますよ。

学校給食は国の基準に基づいてやられているところがほとんどだから、
そんなものを食べさせるわけにはいかないという事で、やっている人がいます。

つまり、実質甘い基準をいくら作ってもですね、
皆さんはそれを見抜いているから、買わないわけです。
その結果生産者はどうなるかっていったらですね、
売れなくて、返品で戻ってくる訳です。
余分にお金がかかっちゃうわけです。

しかも、返品で戻ってきた分を、東電に保証してくれって言ったら、
東電は何て言うか分かりますか?

「それはバカな国民が、風評で買わなかったからあなた方の物が売れなかったんです」という話

つまり国の基準通りにみなさんが買っていれば、
あなた方は損害を受けることはなかったんだ。
損害を受けたのは風評被害です。
風評被害まで東電は被害補償する必要はありません。という話なんです。

つまり、甘い基準と風評被害がセットで、
東電を救うために。

農業事業者を救うんじゃないんです。
事業者にはやっぱり本当の実態を知ってもらってですね、
事業者は、じゃぁこういう土地で生産物を作っても、放射能濃度が下がらないというんだったら、
もう、土壌を改良するしかないんだ。
そういう現実を知って、取り組むべきなんです。

だから、甘い食品の基準、
これは本当に世の中を混乱させるものでしかないんです。

我々としてはそれを防衛的にやるためには、
私達が今まで作ってきた生協組織だとか、いろんな組織で、
こういう自主規制値とかそういうのを作って、これを実際に跳ね返していくという。

空気の汚染問題についてはがれきを受け入れない。
食品問題については自分たちの中で自主規制値を作っていく。

これは生協の方針として、
あるいは流通業者の方針としてやっていって、国のものを打破していくと
そういう事が必要じゃないかと思います。


という事で、この後休憩をはさんで質疑に入っていきますが、
一部を終わりたいと思います。
どうもありがとうございます。



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コメント

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きーこ様
いつもありがとう
わかりやすい動画をみつけてくれてありがとう。
関東から京都に移られていた人が大阪がガレキを燃やしたら何処に行ったらいいでしょう?と言われていました。
こちらに住んでいる人は・・・私のまわり危機感が感じられません。
大変なことが次々と起こっているのに・・・。
国にもびっくりだけど無関心なのにもびっくり(・∀・)

法律って何?
国家って何?
専門家って何?

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