01.26
Thu
3800人 甲状腺異常なし…福島県民先行検査
(2012年1月26日 読売新聞)
26人2次検査
福島県は25日、福島第一原発事故を受け、18歳以下の県民に行っている甲状腺検査のうち、
原発周辺の住民を対象に先行実施した検査の結果を明らかにした。
分析を終えた約3800人に原発事故の影響とみられる異常は見られなかった。
甲状腺に小さなしこりや「嚢胞(のうほう)」と呼ばれる袋状のできものがあった26人については、
念のため2次検査を受けるよう通知している。
いずれも良性とみられ、事故以前からあった可能性が高いとしている。
検査結果は、県が同日に開いた県民健康管理調査の検討委員会で報告した。
甲状腺検査は、県民の放射線被曝(ひばく)量などを調べる健康管理調査の一環。
チェルノブイリ原発事故後に小児の甲状腺がんの増加が認められたため、
18歳以下の約36万人を対象に昨年10月に始めた。
先行検査は、警戒区域と計画的避難区域に指定されている
南相馬市、川俣町、浪江町、飯舘村の4市町村の1万4442人を対象に行い、
このうち県立医科大(福島市)で検査した3町村の3765人分を分析した。
しこりや嚢胞がなかった人が2622人(69・6%)、
5ミリ以下のしこりか20ミリ以下の嚢胞があった人が1117人(29・7%)で、
いずれも安全で2次検査の必要はないとした。
5・1ミリ以上のしこりや20・1ミリ以上の嚢胞があった人は26人(0・7%)。
直ちに2次検査を受ける必要のあるケースはなかった。
チェルノブイリ原発事故では、事故5年後頃から甲状腺がんになる子供が増えた。
検査を行った鈴木真一・県立医科大教授は記者会見で、
「甲状腺の腫瘍はゆっくり進行するので、今後も慎重に診ていく必要があるが、
しこりは良性と思われ、安心している」と述べた。
ーーーー
毎日新聞の内容と比べてみたいと思います。
ーーーー
東日本大震災:
甲状腺、悪性疑いゼロ 県子ども検査、県立医大分3765人 /福島
毎日新聞 2012年1月26日 地方版 福島
県が実施する18歳以下(昨年4月1日時点)の子ども約36万人全員が対象の甲状腺検査で、
県立医大で実施した3765人のうち、しこりが見つかり2次検査の対象となった人は0・7%の26人、
悪性の疑いの人はゼロだった。
25日の県民健康管理調査の検討委員会(座長・山下俊一県立医大副学長)で報告された。
子どもの甲状腺がんは4~5年後から増えるため、
今回の状況を基に20歳まで2年ごと、それ以降5年ごとに生涯検査を続け、
福島第1原発事故の健康影響が出ないかを確認する。
同大の鈴木真一教授は
「良性と考えられるが、念のために
2年後を待たずに細胞検査などで確認する」と2次検査の趣旨を説明した。
県外の医師の協力も得て14年3月までに36万人分を終え、2巡目の検査に入る計画。
また、全県民を対象に事故後の行動記録を提出してもらう基本調査の回収率が
20日現在で20・8%の42万6932人と低迷していることも報告された。
被害の大きい相双地方の35・3%に対し、会津14・1%、南会津12・6%と原発から離れた地方は低かった。
【乾達】
ーーーーー
読売新聞には事故前からしこりがあった可能性が高く直ちに二次検査を受けるケースはなかった
と書いてあり、
県民健康管理調査の検討委員会の座長が山下俊一だとは書かれていない。
毎日新聞には二次検査に関して「2年後を待たずに細胞検査などで確認する」と書いてある。
ま、「2年を待たず」は「直ちにではない」とも言えるかもだけどね・・・
ベスト&ワーストというところには
...この結果を受け、検討委員会座長の福島県立医大副学長・山下俊一氏は、
「原発事故に伴う悪性の変化はみられない」とコメントしている。...
と、書かれている。
県民健康管理調査の検討委員会を山下俊一氏が取り仕切っているというところに
ものすごく大きい不安を感じます。
井戸謙一さんはこう言っています。
福島県はとにかく100ミリシーベルトまでは安全だという宣伝をしてですね、
それを、いろんな機会で宣伝していて、
ま、それを信じている県民の方も沢山いるわけで
今の福島というのは、もう、ほぼ原発の事故は収束して、これから復興だと。
風評被害を乗り越えて福島を復興させなければいけないということで、
例えば給食などでも、地産地消で、「地元の物をみんな食べましょう」と、そういう雰囲気なので、
地元の野菜は、あるいはお米は心配だというふうなことが、なかなか声に出して言いにくい。
この100ミリシーベルトは安全だと事あるごとに宣伝してきたのが山下俊一。
その人が何を言おうが信用できないと、私は思ってしまうのです。
(2012年1月26日 読売新聞)
26人2次検査
福島県は25日、福島第一原発事故を受け、18歳以下の県民に行っている甲状腺検査のうち、
原発周辺の住民を対象に先行実施した検査の結果を明らかにした。
分析を終えた約3800人に原発事故の影響とみられる異常は見られなかった。
甲状腺に小さなしこりや「嚢胞(のうほう)」と呼ばれる袋状のできものがあった26人については、
念のため2次検査を受けるよう通知している。
いずれも良性とみられ、事故以前からあった可能性が高いとしている。
検査結果は、県が同日に開いた県民健康管理調査の検討委員会で報告した。
甲状腺検査は、県民の放射線被曝(ひばく)量などを調べる健康管理調査の一環。
チェルノブイリ原発事故後に小児の甲状腺がんの増加が認められたため、
18歳以下の約36万人を対象に昨年10月に始めた。
先行検査は、警戒区域と計画的避難区域に指定されている
南相馬市、川俣町、浪江町、飯舘村の4市町村の1万4442人を対象に行い、
このうち県立医科大(福島市)で検査した3町村の3765人分を分析した。
しこりや嚢胞がなかった人が2622人(69・6%)、
5ミリ以下のしこりか20ミリ以下の嚢胞があった人が1117人(29・7%)で、
いずれも安全で2次検査の必要はないとした。
5・1ミリ以上のしこりや20・1ミリ以上の嚢胞があった人は26人(0・7%)。
直ちに2次検査を受ける必要のあるケースはなかった。
チェルノブイリ原発事故では、事故5年後頃から甲状腺がんになる子供が増えた。
検査を行った鈴木真一・県立医科大教授は記者会見で、
「甲状腺の腫瘍はゆっくり進行するので、今後も慎重に診ていく必要があるが、
しこりは良性と思われ、安心している」と述べた。
ーーーー
毎日新聞の内容と比べてみたいと思います。
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東日本大震災:
甲状腺、悪性疑いゼロ 県子ども検査、県立医大分3765人 /福島
毎日新聞 2012年1月26日 地方版 福島
県が実施する18歳以下(昨年4月1日時点)の子ども約36万人全員が対象の甲状腺検査で、
県立医大で実施した3765人のうち、しこりが見つかり2次検査の対象となった人は0・7%の26人、
悪性の疑いの人はゼロだった。
25日の県民健康管理調査の検討委員会(座長・山下俊一県立医大副学長)で報告された。
子どもの甲状腺がんは4~5年後から増えるため、
今回の状況を基に20歳まで2年ごと、それ以降5年ごとに生涯検査を続け、
福島第1原発事故の健康影響が出ないかを確認する。
同大の鈴木真一教授は
「良性と考えられるが、念のために
2年後を待たずに細胞検査などで確認する」と2次検査の趣旨を説明した。
県外の医師の協力も得て14年3月までに36万人分を終え、2巡目の検査に入る計画。
また、全県民を対象に事故後の行動記録を提出してもらう基本調査の回収率が
20日現在で20・8%の42万6932人と低迷していることも報告された。
被害の大きい相双地方の35・3%に対し、会津14・1%、南会津12・6%と原発から離れた地方は低かった。
【乾達】
ーーーーー
読売新聞には事故前からしこりがあった可能性が高く直ちに二次検査を受けるケースはなかった
と書いてあり、
県民健康管理調査の検討委員会の座長が山下俊一だとは書かれていない。
毎日新聞には二次検査に関して「2年後を待たずに細胞検査などで確認する」と書いてある。
ま、「2年を待たず」は「直ちにではない」とも言えるかもだけどね・・・
ベスト&ワーストというところには
...この結果を受け、検討委員会座長の福島県立医大副学長・山下俊一氏は、
「原発事故に伴う悪性の変化はみられない」とコメントしている。...
と、書かれている。
県民健康管理調査の検討委員会を山下俊一氏が取り仕切っているというところに
ものすごく大きい不安を感じます。
井戸謙一さんはこう言っています。
福島県はとにかく100ミリシーベルトまでは安全だという宣伝をしてですね、
それを、いろんな機会で宣伝していて、
ま、それを信じている県民の方も沢山いるわけで
今の福島というのは、もう、ほぼ原発の事故は収束して、これから復興だと。
風評被害を乗り越えて福島を復興させなければいけないということで、
例えば給食などでも、地産地消で、「地元の物をみんな食べましょう」と、そういう雰囲気なので、
地元の野菜は、あるいはお米は心配だというふうなことが、なかなか声に出して言いにくい。
この100ミリシーベルトは安全だと事あるごとに宣伝してきたのが山下俊一。
その人が何を言おうが信用できないと、私は思ってしまうのです。
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