”納得して死ぬために勉強する” 早川由紀夫氏「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」その3(動画&内容書き出し)

「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」(4)

2012年1月22日 早川由紀夫in小山


20日以降はですね、山形あたりがちょっと汚れて、

早川34



それから21日。
21日に東葛がやられた。
21,22日に東葛に第二陣がやってきて、汚染された。
その時も東京まで行けばよかったのに、
行く力はあったのに、行くかもしれなかったのに、終わった。
江戸川区までと葛西までで止まった。






そういうふうにして時間とともに、我が関東地方と東北地方が汚染されたわけですが、
その結果として一番分かりやすいのは焼却灰を見る事です。

早川35

焼却灰っていうのは何かっていうと、皆さんが毎日ゴミの日にゴミを出しますが、
そのゴミをゴミ焼却所で焼くという話は
小山市も栃木市も宇都宮市もみんな焼却炉を持っていて、そこで燃やすわけですね。
燃やすと灰になります。

燃すと放射能はどうなるか知っていますか?

放射能は燃しても無くなりません。
燃すと無くなるのは、煙になって飛んでいくだけであって、
放射能のセシウムは灰の中に残ります。
そういうわけで、灰を調べるとその地域がどれだけ汚れているかがよく分かります。

こうやって見ると、関東から東北まで汚れている。
長野や新潟まで行くとキレイ。

そういうわけで、都市は今瀕死の状態。
焼却して灰が出てその灰の持っていき場がない。
全部倉庫に溜めている。
倉庫は、もうすぐ満杯。

満杯になったらどうするのよ。
もう焼却できなくなりますから、ゴミが出せなくなります。

お家の中がゴミでいっぱいになります。
つまり、住んでいられなくなります。

それをだから、それまでに
その灰を何処かに持っていく算段をつけなければいけないわけですが、
いろいろとみんな勝手な事を言っていて、いやだとかなんだとか。

あったところに戻せばいいと思うんですが。

「戻さない」
なんかそんな事を言っている人がいるので、ゴミの問題。灰の持っていき場がないです。
という事で、灰の持っていき場がないと、みなさんゴミを出せなくなりますから、
ゴミ出したいですよね、

それからもう一つ残念なことは。
僕は火山を研究していますので、山登りが好きなんです。
海に行くと、
海は船に載って酔うから嫌だ。

山へ行って歩くと気持ちがいい。
だから、山が好きなんですが、
残念ながらですね、この放射能は、都会よりもむしろ山を全部つぶした。

さっきのNNIさんのプロットは各自治体が測った放射線量ですから、
みんな都市ばっかりです。
人が住んでいるところです。

だから、そこから山は漏れていた。

山は少ししかなかった。
少ししかないけどそこがすごく汚れているっていうのは知っていたんで、
困ったと思って、これは私が自分で測りにいった

早川36

6月7月一生けん命測りました。
栃木の山、北側の山、群馬の山、北側の山
どこも真っ赤です。

山が汚れちゃってるわけです。非常に悲しい事に。

だから、栃木だと、近いあの辺に山があるよね、北の方にね。
今日だって白く宇都宮線から見えました。
あの辺の山は、ヤバイ。

2012012721.jpg

これは丹波ね、群馬県0.3
その下に降りてきて、コシヒカリが美味しいところ0.407
0.407のコシヒカリ。
そこの側溝。
よく見えないけれど、6とか7マイクロ。

それからこれが1番悲しいの
この県です。
栃木県の、霧降滝。霧降滝に尋ねて行ったら、0,613.
そしたら小学生を乗せたバスがきて、
小学生が降りて霧降滝に見学に行く訳よ。

なんで好き好んで0.613の滝を見学するんだろうと私は思ったんですが、
まぁ、余計な事は言えないから黙っていましたが。

こういう非常識状態が少なくても昨年6月7月は実施されていて、
こういう事が問題であるという認識が全然ないものですから、
今年も、来年度も君たちはこういうところに連れていかれて、
0.613の空気を吸わされて、被ばくするんだ。

2012012722.jpg

なーんて、恐いこと言っちゃったw

ねー、危ないんだよ、これ。
君たちに言ってもダメか、どうすればいいのかな。

霧降高原は放射能がいっぱいある
先生が「霧降高原に行きたい」って言ったら
「変えましょう、そこは放射能がいっぱいあるからって早川先生が言っていました」って言って下さい。


これはですね、ささきたつやさんが作った東葛地域の詳細マップでありまして、
赤いところが濃いところで、緑色のところ黄色いところが薄いところであります。

早川37

これ位のサイズのマップ
さらにもっと大縮尺の細かいマップを作って、皆さんの生活の場を求めなければいけない。

赤いところには行かない。

これを見ると分かるんですが、
この地図でも有名な公園があって、真っ赤です。

そういうところでボーイスカウトがキャンプなんかしていたりするんです。
僕が測っていると、
テント張ってキャンプしているんです。
どういう事だろうと思うんですが、
そういうのはやっぱり、見て、測って、やめた方がいいです。

ま、やめなくてテント張る自由はある・・・

という感じで、ちょっと難しくなりますが、
放射能が危ない危ないって言っていますが、
放射能だけで死ぬんじゃないです。


人間はですね、一歩家を出ると危ない。死ぬかもしれん。

毎朝お家を出る時に
「いってきま~す」って言うと、
お母さんが「気を付けてね」と言ってくれる。

毎朝「いってきまーす」って言うでしょ?言わない?
それは、お母さんは時々忘れるけれども、言ってくれるよね。
「いってきまーす」っていうと、おかあさんが
「気を付けてね」っていうでしょ?

なんで「気を付けてね」って言うかっていうと、・・・死ぬかもしれないからだよ。

ホントに。
あのね、学校に行って、通学路で列を作って集団登校している時に、
車が突っ込んできて子どもたちが死にました。とかいうのがよくテレビで前にやっていたでしょ?

そういうふうに危ないんだよ。

絶対に安全って言うのは世の中にはないんだ。
えー、家の中でも危ないし、外に出ると車がいたりして危なくて、死ぬかもしれない。

で、これは、どれくらい死ぬかっていうのを書いたんで、

早川38

例えば自動車の事故ね、
集団登校中に自動車がやってきて轢かれちゃうみたいな事考えると、これは2万分の1。
ちょっと、単位は難しいけれども、2万分の1。

それからね、がん。
がんで死ぬ確率500分の1

どういうことかって言うと、
1年間に500人に1人が死ぬ。
1年当たり2万人に1人が自動車事故で死ぬ。

2万人の人がいます。
1年間暮らします。誰か1人自動車事故で死にます。

これは難しいです。
確率と言います。

一番危ない職業は、ヘリコプターパイロット。170分の1。

170人のヘリコプターパイロットがいると、1年で1人死にます。
すごく危ないです。
すごく危ないけれども、ヘリコプターを操縦して、空から見て楽しいから、
危ないけれども、ヘリコプターパイロットになる人がいます。

それからタバコ。
お父さんやお母さんがタバコを吸っている人がいるかもしれませんが、
そのお父さんやお母さんはですね、200人に1人。
死んでもいいというそういうつもりでタバコを吸っているらしい。

がんよりも危ない。
がんは500人に1人ですからね。
タバコは200人に1人です。

そうやって比べていくと危ないです。
あと、もちろん年齢

2012012723.jpg

若い人はなかなか死なない。
20歳の人は1000人に1人しか死なない。
90歳の人って、5人に1人死ぬ。

ね、
じいちゃんばあちゃんが先に死ぬのね。

順番は、これは決まっているわけです。
じいちゃんばあちゃんが先に死んで、次に父ちゃん母ちゃんが死んで、
自分が最後に死ぬ。

それが普通の順番。

その普通の順番が決まっているのに、
今放射能が来ちゃって、いろいろと難儀で、
順番が逆転するしてしまったりする可能性があるから気をつけましょう。
そういう話です。


で、どれ位放射能を本気になって避けて、
なんか、汚れたお米は食わない方がいいか、
それとも食って、お腹がいっぱいになって運動して筋肉を付けた方がいいか、
この辺は、考える事です。
ま、そこを考えて下さいということです。

で、これは、少々子どもには難しくなってきたかな、やっぱり。

早川39

昨日思ったんですが
渡辺さん、渡辺さんは薄いところにいて東北の人には言えませんが、
「多くの人は正しいとは先生とかお上が教えてくれるものだと思っているのかも」
ってきたから、僕はこう言った。
「正解はない。あるのは当たりか外れだけだ。正解でも外れる。誤っていても当たる。
こういう種類の事柄だから難しい」

つまり、
正解と間違い
正しい、あっている。
丸とバツっていうのと・・・えー・・・これは難しい。子どもには難しい。
子どもには説明できないww

結局どうすればいいか、
大人はどうすればいいか、

「なるべく当たりの確率が高い行動を取る」
これしかない。

一生懸命考えて熟慮して考えた、二つのうちどっち取る?っていって選んだ対策は、
それはですね、結果的に悪くても、それは納得できる。正しいと思う。
でも、考えもせずに勉強もせずに周りに流されて、
こっちがこうだからうちもこうって、決めた事が外れたら、それは後悔してもしきれない。

というふうに、僕は思うんです。

結局ね、思いいたるところはここ。

早川40

「納得して死ぬために勉強するんだ」

えーっとですね、不老不死っていうのは無い。
人は必ず死ぬ。
ですから、死なないために勉強するんだってずっと思っていた、私は20年前まで。

「なんで勉強するんだ」
「死なないために勉強するんだ」
生きる力を  いるし。
「あっ、そうかと」思っていた。
で、あるとき気が付いた。
どうせ、必ず死ぬんであって、生き物は死ぬんであって、
死ぬ時に納得して死ぬっていうのが大事であって、
納得していなかったら

(Youtubeここまで)


納得していなかったら死にようにも死ねない、無念だ。
難しい言葉です、無念。

無念の死を避けるために納得して死ぬために私たちは勉強する。

いいか、小学校3年生ぐらいじゃ難しいけれど、
でもね、分かんないけど
「納得するために勉強するんだ」って
なんか変な先生が言ってたって、覚えといて、ね~。

そのうち、5年か10年したら分かるから。

ま、そういうことです。

※図をクリックすると早川先生のファイルが別窓で開きます。


ーーーその4へつづく↓
”注意すること、できること” 
早川由紀夫氏「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」その4完(動画&内容書き出し)





早川先生のスライド資料 子どもたちへの言葉 ↓
子どもたちが知ることがとても大事だとと思う。
早川由紀夫先生の「小学校4年生にも分かる放射能の話」(スライド資料)


講演会の動画を書き出し↓
”本当を知って賢い子どもになろう”
早川由紀夫氏「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」その1(動画&内容書き出し)



”放射能はどのようにしてやってきたのか” 
早川由紀夫氏「明るく楽しい放射能リスク学習会@小山」その2(動画&内容書き出し)

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