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02.04
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六ヶ所村の核燃料再処理、最終試験を延期
読売新聞 2012年2月3日19時37分

日本原燃は3日、青森県六ヶ所村の使用済み核燃料再処理工場で
1月下旬~2月上旬に予定していた最終準備段階の「ガラス固化試験」を延期すると発表した。

試験で使う溶融炉で、溶かしたガラスが流れにくくなる不具合が生じたためで、試験開始は3月上旬以降となる見通し。
10月の工場完成を目指す原燃は「目標は変えないが、厳しくなった」と説明した。

予定していたのは、使用済み燃料からウランやプルトニウムを抽出する過程で生じる高レベル放射性廃液を、
溶かしたガラスと混ぜて金属製容器内で固める工程の確認試験。
原燃は、準備として、溶融炉にガラスだけを入れ、容器に注ぎ込む作業を1月24日から進めていた。
しかし、ガラスが容器に流れ込む速度が遅くなる不具合があり、
調べたところ、ガラスの中に固形物が確認された。

原燃は、
〈1〉炉内のレンガの破片
〈2〉炉の加熱装置に付着したサビのようなもの
〈3〉ガラスが結晶化したもの――のいずれかが、
溶融炉から容器につながるノズルに詰まったとみて、試験開始を延期し、
ドリルで除去する作業を始めることにしたとしている。


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「六ヶ所村の真実」長野智子 6/11/2011放送(動画&内容書き出し)

 このブログの番組書き出しの最後に、六ヶ所村の最近のニュースがあります。
  再処理するとどうなるのか
  飯田哲也さん、坂本龍一さん、肥田舜太郎さん、小出裕章さんの
  コメントも最後に書いてあります。


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ものすごく危険な作業を
しかも、もんじゅが動かなければ使えないものを
諦めないで続けていこうとする日本原燃のエネルギーも相当なものだと思います。


で、1月21日のもんじゅのニュース

もんじゅ:制御棒、一時動かず 原子力機構、原因究明へ 
「安全上致命的」指摘も /福井

毎日新聞 1月21日(土)16時18分配信
 
日本原子力研究開発機構は20日
停止中の高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)で
昨年末から、原子炉内の核分裂を抑える制御棒19本のうち2本が一時的に動かないトラブルがあった、と発表した。

既に復旧したが、原子力機構は制御棒を駆動させる装置に原因があるとみて、メーカーに送って調べる方針。
経済産業省原子力安全・保安院は同日、2月中に原因究明するよう原子力機構に指示した。
 
もんじゅの制御棒は、運転中の出力調整に使う13本と、
炉内の出力に異常があったときに緊急用に使う6本があり、今回のトラブルはこの6本のうちの2本。
 
原子力機構によると、先月12日の点検中に制御棒1本が動かないことが分かった。
昨年11月に駆動装置を取り付け直しており、ケーブルをつなぎ直すなどして2日後に復旧させた。
他の駆動装置を点検したところ、もう1本が動かないことが分かった。
 
制御棒の駆動装置はいずれも90年に設置され、これまでトラブルが起きたことはなかったという。
原子力機構は「制御棒はすべて原子炉に挿入された状態で、安全上の問題はない」としている。
 
しかし、もんじゅに関する著書がある元京都大原子炉実験所講師の小林圭二さんによると、
商業用の軽水炉では原子炉内の出力を制御棒と炉内の水のホウ酸濃度で調整することができるが、
もんじゅは水の代わりにナトリウムを使用し、ホウ酸は使えないため、制御棒だけで出力を抑える必要がある

小林さんは「もんじゅにとって、制御棒のトラブルは安全上、致命的だ」と指摘している。
【柳楽未来】 1月21日朝刊


ーー追記 2月4日のもんじゅ

ファイル:もんじゅ燃料貯蔵槽ポンプ停止

日本原子力研究開発機構は3日、
高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の使用済み核燃料などを一時保管する「炉外燃料貯蔵槽」で
今月1日、ポンプが22分間停止するトラブルがあった、と発表した。
安全機能への影響はないとしている。
炉外燃料貯蔵槽は液体ナトリウムで満たされ、ナトリウム中の不純物を取り除くため
約20メートル離れたタンクとの間をポンプで循環させている。

原子力機構によると、メーカーの担当者が貯蔵槽の機器を交換して調整する際に手順を誤り
1日午前10時4分にポンプが停止したという。

毎日新聞 2012年2月4日 東京朝刊


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諦めた方がいいと思うんだけどなぁ~



たねまきJ「トリチウム・雪・福島講演」
小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)2/2


番組内で、小出先生は、おっしゃっていました

「例えば今、六ヶ所の再処理工場を動かそうとしていますが、
六ヶ所の再処理工場は多分毎年毎年
地球全体で自然に作られているトリチウムと同じくらい放出しているんじゃないかな
放出するのじゃないかなと思う位を、多分放出します」


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日本動燃は、なんで、「目標は変えない」と言いきって頑張ろうとするんだろう?
ここで作業している人達は被ばくはしないのかな(。◔‸◔。)??


≫o(-0-o)スゥ・・・(o゚□゚)o≪≪≪あきらめちゃえ~~~




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comment 2
コメント
高速増殖炉が不可能だってことは
世界の常識なんだよね

アメリカだって
フランスだって
この危険きわまりない
高速増殖炉の研究から
とっくに撤退してるんだよね

でも世界の常識は
日本の《原子力ムラ》の
非常識だから
彼らは
絶対に撤退しようとはしないだろう

本当は彼らだって
もんじゅが不可能だってことは
とっくに承知してる筈だ!

じゃあ どうしてやめないのか???

理由はハッキリしている

もんじゅに使われる
毎年5000億もの予算が 
彼らには
美味しくて
美味しくて
堪らないんだよね!!!

だから
武田鉄矢みたいな
三文役者に小銭つかませてまで
もんじゅのプロパガンダ
に躍起になってるんだ!!!

1991年に運転を開始してから
21年間も1ワットの電力も
生み出せないまま
もんじゅは
何兆円もの
税金をドブに捨ててきた!
しかもその責任を
誰も取ろうとしない!!!
自殺者?を二人出しただけだ!!!

もんじゅの予算を
福島の避難民の
移住に使えれば
どれだけの人々が
救われることだろう!!!

原発利権集団の奴ら
絶対に許せない!!!

東電を解体し
発・送電を分離し
全ての原発を廃炉に追い込む日まで
共に闘おう!!!
himadarake | 2012.02.04 11:58 | 編集
貴重な記事のUPありがとうございます。

六ヶ所村再処理工場はウィキペディアで見ただけですが
年間に普通に煙突と海へ伸ばしたパイプから34,8京ベクレルの放射性物質を排出させるようですね。
ホントに気が狂ってるとしか思えません・・。
今回の福島原発事故でさえ77京ベクレル?(公式発表で)チェルノブイリで520京ベクレルらしいです。
普通に六ヶ所村の再処理工場が完成したら
日本には住めなくなってしまいますね。

それにしてもお金のためなのか、職のためなのか
明らかに危険でおかしいと分かっているのに
突き進もうとする人々がいまだにいるということに驚きと憤りを覚えます。
政府も総理大臣も何も分かっちゃいませんね・・。
世の中も狂ってるとしか思えません。

周りに話しても皆危険度を理解してないというか
真剣に捉える人が少ないんですよね。

でもどちらにしても放射能汚染の中生きていくしかないのだから 知らずに自分の人生を楽しく充実させてまっとうしていった方が幸せなのかな。。とも思ってしまいます。

何か恐れて、憤っても結局やれることは目の前のことなんですよね。

早く人類全体が目覚めて本当の幸せの道を選択するようになっていって欲しい。
低線量の被曝の本当の危険性が普通にニュースに流れるような時代に変わって欲しいですね。



健康オタク | 2012.02.05 03:44 | 編集
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