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02.25
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・子どもが死んでいく
・劣化ウラン弾ってなんですか?
・劣化ウラン弾による子どもへの影響
・アフガニスタン医療の現状
・何も知らされない アフガニスタンの国民
・アメリカと劣化ウラン弾 国際的批判は?
・「テロとの戦い」アメリカが戦争をする理由
・アメリカ「無人空爆」ゲーム気分で人を殺す
・条約で禁止されても守らない国
・西谷氏取材報告会のお知らせ


「劣化ウラン弾の被ばくに苦しむアフガニスタンの子どもたち」
2012年2月23日 たねまきジャーナル






アフガニスタン取材から帰国直後
ジャーナリスト・西谷文和さん


千葉:
ラジオニュースたねまきジャーナル特集の時間です
「劣化ウラン弾の被ばくに苦しむアフガニスタンの子どもたち」というテーマで
放射性物質ウランから作られる劣化ウランという、砲弾の被害について考えます。
ゲストはアフガニスタン取材から先週帰国したばかりのジャーナリストの西谷文和さんです。

では早速お話しを伺っていきますけど、
今回の取材は何時から、アフガニスタンのどこに行って来られたんですか?

西谷:
2月1日から16日までなんですが、おもにはアフガニスタンの首都カブールで取材をして、
あと、北部のマザリサリフという、そういう町も行きましたけれど、
まぁ、主体はカブールで避難民キャンプだとか病院を取材しました。

千葉:
正直ですね、アフガニスタンのテロとの戦いっていうのはですね、
アルカイダのビンラディン容疑者が殺害されてから、もう終わったかの印象があるんですけれど、
まだ、その状況ではないんですか?

西谷:
タリバンが復活していましてね、
米軍はまだ、パキスタンとアフガニスタンの国境辺りを連日の様に空爆していますので、
なんていうんですかね、際限なく続けて欲しくないんですけれども、
まだ、もうちょっとやるつもりですね。

千葉:
という事はたとえば治安とかね、そういった事というのはまだひどい状況なんですか?

西谷:
一応今、米軍とタリバンが和平プロセス、和平をやろうとしていますので、
今年に入って大分治安はよくなっているんですが、この会議が決裂しますとまた悪くなると思います。
去年は私、1週間に2回ぐらい自爆テロを見ましたから
でもそういう意味では、今年はまだましです。

千葉:でも、もう、国際的な治安部隊は帰国の方向に向かって動いているような状況なんですよね

西谷:徐々に撤退を始めています、しかしまだいますから、米軍を狙ったテロもまだいます。



子どもが死んでいく

千葉:そこで暮らしている市民の方々の暮しってどうなんですか?食べ物とかは?

西谷:
いやね、ものすごく寒いんですよ。マイナス20度まで下がりましてね、私も風邪をひいたんですが、
で、雪の中で難民キャンプ、テントでしょ。
だから、1月だけでも一つの難民キャンプで10人20人と子どもが死んでいきます。

千葉:あらーあらららら~そんなに気候が厳しい状況なんですか・・

西谷:
そうです。標高1800メートルですから、日本でいえば信州みたいな感じのところに首都がありますから、
だから冬の寒さはハンパじゃないです。

千葉:そこで言ったらテント1枚で難民キャンプで過ごしている人たちがいっぱい居るという事ですね

西谷:
だから、肺炎と低体温で死にますね
特に2歳児、3歳の子どもが死にます。

千葉:あ・・・・藤田さんいかがですか?

藤田:
そうですね、私もアフガンは一回行った事があるんですが、
それは10月でしたんでそんなに寒くは無かった

西谷:あ、一番いい時期ですね

藤田:
はい
しかしそれにしても非常に乾燥地帯で、
日本人なんかにとっては非常に厳しい自然条件ですよね

西谷:はい

藤田:それがマイナス20度となると、本当に過酷な

西谷:
そうですね。で、くアンプが出来て5年経っているんですけれど、
まだ、いまだにテントなんですよ

藤田:あぁ・・・

西谷:
本来パレスチナとかですとね、
ちゃんと、石積みの家を作ったりとか仮設の住宅を作ったりとかするんですけれど、
全くそんなのは無いです。
国際支援が届いていないんですよ

千葉:
・・・・・・・じゃ、・・ずーっとその過酷な環境で過ごす事を強いられ続けてきているんですね

西谷:
そうですね、だからそういう意味では国連も、NGOも手が届かないので、
ま、今回は毛布を配りましたけれども、ものすごく感謝されましたけれども、
でも、毛布が全然足りない、
一つのキャンプに600セット、もう一つは400位で、大体1000ぐらい届けましたけれど、
でも、難民が増えてますのでね、全然足らないと思います

千葉;キャンプ一つで何人ぐらいいるような状況なんですか?

西谷:
そうですね、1万人超えたんじゃないですかね、最大のキャンプはね。
ここ2~3年で大分増えました。

千葉:
あの、そんな状況の中なんですけれども、
今日特にお聞きしたいのは、放射能兵器の劣化ウラン弾の話なんですけれども、
日本でもね、福島原発の事故がおきまして、
放射性物質の被害というものに日本人が向き合うろうになったんですけれども、
その、わたし達にとって本当に人ごとじゃないっていう感じなんですが、
これ、イラク戦争で劣化ウラン弾が使われたっていう話は知っているんですが、
あくまでも使われているんですね

西谷:
ハイ、アメリカはもう90年代殆どの戦争で使っていますんで、もちろんアフガニスタンでも使っています。
2001年から空爆を続けていますので、
もともと劣化ウランというのは対戦車用に開発された兵器でありまして、
戦車の装甲をズドンと貫く、アメリカとしては非常に有効な兵器なので、
ボスニアでも使いましたし、コソボでも、イラクでも、アフガンでも使っています。




続きを読むにつづく




劣化ウラン弾ってなんですか?
5:14

千葉:
東大阪のリスナーからです
「劣化ウラン弾」という言葉を知りませんでしたが、この劣化ウラン弾とは何なんでしょうか。
という質問なんですが、そういう戦車の装甲を貫けるような硬さを持つ砲弾なわけですね。

西谷:
はい、そうです。
ウランというのは天然に存在する元素の中で、最も重くて、硬い訳ですね。
1980年代までは、タングステンとか鉛で通常兵器を作っていたんですが、
それの弾頭にウランを詰めたと。
で、そのウランが原発から出てくる核のゴミをリサイクルしたものであるという事ですね。

千葉:
ふ~ん・・・核のゴミから出てくるウランを使って砲弾を作って、
それが戦場では非常に硬いから有効な武器として使われるから、
どんどん使われているという事ですよね。

西谷:
はい。
劣化ウランで作った戦車もあります。

千葉:えっ!?えぇ??

西谷:
戦車の外側を劣化ウランで固めれば、どんな弾でも跳ね返しますから、
だから、劣化ウラン弾と劣化ウラン戦車があります。

千葉:え?それだったら乗っている人も・・・

西谷:被ばくします。だから米兵も被ばくします。中に乗っている人は。

千葉:Σ(゚Д゚ノ)ノええぇぇぇぇぇぇ・・・・・っ!!

西谷:
はい
だから、米兵でも被ばくして、今アメリカでは裁判になっていますから、

千葉:
そんな状況で、
じゃ、撃ったら放射性物質がもう、どんどんまき散らされるような状況で戦争が行われているんですか、

西谷:
そうですね
天然ウランを掘ってきて、濃縮ウランでないと燃えませんから、
ウランを濃縮したその絞りかすが劣化ウランですから、
原発がある以上、核のゴミとして生産され続けますよね。

千葉:それを戦場で使っているという事なんですね

西谷:
それを、ハイ、戦場で使っているという事です。
だから安かったんですよ、捨てるものを使ったんですから。
だから米軍としては有効な兵器で、費用も安く上がったという事です。


千葉:
はぁ~~~あ
でも、そこで、爆弾だからバーーンッ!って爆発するんですから、

西谷:そうです

千葉:小さな粉とかになって、

西谷:
エアゾール状になって、地域に飛び散って、
戦争が終わった後も砂嵐とかで舞い上がって、それを吸いこんで、
内部被ばくになってじわじわと癌になっていくという、そういう形ですね。


劣化ウラン弾による子どもへの影響

千葉:
えーーーーーーっ
あの、西谷さんは首都カブールの病院も取材されたという事なんですけれども、
そこに、やっぱり、劣化ウラン弾の影響があったと思われるような患者は・・・

西谷:
はい、もう沢山入院してましてね、
あの、癌専門病室が出来まして、
そこに白血病の子どもとか、甲状腺がんとか、
生まれつき肛門の無い子とか、
あるいは生まれつき眼球がなかったりとか、
ちょっと考えられないような、先天性奇形の子が生まれています
ね。

千葉:
んん・・・・・
写真を持ってきていただいたんですけれども、
これ、本当にかわいらしい女の子の首の部分が、膨れてますけれども、

アフガニスタン
(※写真をクリックすると西谷氏のブログが開きます)

西谷:異様に膨れていますでしょ?

千葉:はい

西谷:甲状腺がんですよね。

千葉:
甲状腺がんですか。
こういったような子どもたちが沢山入院しているという事なんですね。
その治療体制ってどうなんですか?


アフガニスタン医療の現状

西谷:
残念ながら薬が全然足りませんので、
点滴を打って寝ているだけという感じですよね。
ただ、白血病に関しては治る可能性もあるんですけど、
重い子の癌ですね、
あるいは先天性奇形の子どもは、残念ながらアフガンでは治すことが出来ないと思います。

千葉:
という事はどこか国外に連れて行って、そこで治さなくちゃいけないということなんですよね

西谷:
インドかパキスタンが一番近いので、そこへ行かないと治らない子どもが多いです。
さらにもっと重症な子どもはドイツか日本に行かないと治らないっていう子も何人もいます。

千葉:
でも、アフガニスタンで、そんなね・・・
ものすごくお金がかかるじゃないですか。

西谷:はい

千葉:そんなお金があるんですか?

西谷:
いや、だから、親はもうお金が無いので、
誰か、奇特な人が現れて、いわゆるその神様みたいな人が現れてお金を出すしかないですね、無理です。



何も知らされない アフガニスタンの国民

千葉:はぁ・・・・藤田さんいかがですか?

藤田:
うーん、そうですね、
やっぱりこれだけの被害を生んでいるんですが、
ま、それをですね、ちゃんと精研に調査をするという、そういう状態でも無いんですよね?

西谷:
はい、もともとカルザイという大統領がアメリカによって作り出された大統領ですし、
明らかにこの劣化ウラン弾というものはタリバンは使っていませんので、米軍が使っている爆弾ですから、
だからこれの被害を、たとえば医者がですね、
この被害を明らかにしようと思えば、
その医者はおそらくカルザイ政権によって捕まってしまって牢屋に入れられてしまう
だから、この劣化ウラン弾の被害はアフガニスタンではタブーです。

千葉:大っぴらに話すという事は出来ないんですか・・・

西谷:
だから私のカメラの前で、僕は何回も繰り返して、
「これは日本でしか放送しないから、だから、ここで、お前の意見を言ってくれ」って言ったら、
ようやく医者が「劣化ウランだと思う」というふうに言います。


ー2ー


西谷:でもそれは、アフガンの地元テレビでは全く放送されません。

千葉:
ということはですね、
自分の近くにそういった危ない物質が散らばっているかもしれないし、日々使われているかもしれないんだけど、
アフガニスタンの人達はその劣化ウラン弾の恐さというものについては、ほとんど伝えられていない訳ですか?

西谷:
イラクと違いましてね、アフガンの国民というのは貧しいんですよ。
田舎に行くと大体半分ぐらいの子どもは文字が読めない。
あるいは親も文字が読めないですから、
だから、新聞のニュースを読む事が出来ないので、
「どうも村で奇形児が生まれるな」とか、
「どうも村の子どもが癌になるな」という事は分かるんですが、
それがウラン弾であるという事は・・・戦争によるものだとは思っているんですよ。
でも、劣化ウランの仕組みとか、劣化ウランの名前も知らないと思います。


アメリカと劣化ウラン弾 国際的批判は?

千葉:
リスナーからのメールがきてるんですけれど、
劣化ウランって何気に聞いた事はあるんですけれど、これって「小さな原爆」じゃないんですか?
「使うのをやめよう」などという政治的な声は国際的にはないんでしょうか?

西谷:
今国連で、劣化ウラン弾の「使用禁止決議をあげよう」という声があります。
で、今まではクライスター爆弾を禁止しようという事で、去年、おととしぐらいにその条約が出来ましたけれど、
今、国際的な舞台の中で、劣化ウラン弾を禁止しようという動きは高まっています。
しかし、米軍にとったらですね、クライスター爆弾よりも有効な武器なので、
米軍はおそらく、もし、条約が出来たとしても、守らないだろうと思いますね。

千葉:
やっぱり、一番劣化ウラン弾を使う国の軍隊が、それを無くすという事にならなければ、
実質的な効力は無いですもんね。


西谷:
そうですね、
だからアメリカの国内でも、こういう事実を国民のみなさんが知ってですね、
それで、米国内でキャンペーンをするという事と、
日本もやはり自衛隊がイラクに行ったりしましたので、
で、実はサマワって結構使われているんですよ、劣化ウラン弾。

千葉:イラクに自衛隊が駐屯していたサマワのところですか?

西谷:
はい
ぼく、サマワから逃げてきた子どものオチンチンが無い子を見ましたから。

千葉:
あぁぁー・・・・・
そういう影響がそこでも出ていたという事ですね

西谷:そうですね

千葉:
また、結局アフガニスタンでもその時のこと、イラクの時の事が多い隠されたまま、
また同じような形で使われて、また同じような被害が出てきているという事ですよね・・・

西谷:
彼らにしたら、アメリカと日本というのは巨額の援助金をくれるわけですね。
だから、アメリカと日本を怒らせるような、そういうことは慎んでおこうと、
で、特に劣化ウラン弾なんかは、おそらく戦争犯罪ですから、
だから、米軍の犯罪を暴いてしまう事になるので、
カルザイ政権としては動かないと思います。

千葉:えーーー!?
でもそれ、どこからか、
例えば日本からとかですね、圧力をかけていって
そんな非人道的な事は、やめさせなければいけないというような
動きをもっと起こしていかなければいけないんじゃないですかね。

西谷:
だから、日本政府が本当にアメリカに物を言えるような政府であればね、
そうして欲しいところですけど、

千葉:うーん、でも全然そういう動きっていうのは、いまのところ無いという事ですよね。

西谷:
ま、沖縄の基地ひとつね、解決できない訳ですから、
そういう意味ではねもうちょっとしっかりして欲しいなと思いますけど。

千葉:う~~~~~ん
あの、藤田さん、神戸のリスナーから
「いつの時代も犠牲になるのは何の罪もない子どもだ」という事なんですけれども、
本当に一番戦争というものに、実際に兵隊としてかかわっているわけでもない
これから生まれてくる子どもも含めて小さな子どもが、
こういう放射性物質の場合には影響を大きく受けていく訳ですよね。



「テロとの戦い」アメリカが戦争をする理由

藤田:
そうですね。
やっぱりアメリカは、イラクにしてもアフガニスタンにしても
いわゆる「テロとの戦い」という名目でしている訳ですが、
しかしそれは、あくまでもアメリカに都合のいいテロとの戦いであって、
なんていうか、現地の市民にそれだけ多大な被害が出ていると、
その辺が、ちょっとあまりにも過小評価っていうかですね、伝わってこない。
そういう印象をすごく持つんですが、いかがですか?

西谷:
おっしゃる通りで、巻き添えで民間人が殺されていて、
で、結局そういう、親を失ったり、息子を失ったりする市民が、ニュータリバンになって、自爆テロをかけると。
悪循環ですよね。
だから、この悪循環を断ち切るためには、やはりもう、和平会議をするしかないわけで、
そういう意味ではもう、限界ですよね。アフガニスタンはもう、10年やっていますから。
ただ、私が思うのは、
アメリカのやっぱり、戦争で儲かる企業もありますので、
イラクで戦争して、今、次にアフガニスタンでまたオバマになって、
イラクは止めたけれども、アフガンでやるというのは
どっかでですね、どこかでこのアメリカの不況を解決するためにはですね、
スクラップが伸びるじゃないですけど、そういう力も働いているのかな?とは思いますけど。
だから、「テロとの戦い」というのを口実にしてね。



アメリカ「無人空爆」ゲーム気分で人を殺す

千葉:
リスナーからですが
劣化ウランで戦車を作っている?そこまでして戦争をする意味とは何なんでしょうね。
ということなんですけれども、
いま、西谷さんがおっしゃった、アメリカの企業というか、
経済を活性化するために、実は世界各地で戦争が行われているという要素が大きい訳ですか?

西谷:
私はそう思っていますけどね。
例えば、無人戦闘機なんか開発して、今、無人で空爆していますけれど、
1機10億円と言われていますし、

千葉:無人戦闘機ですか?

西谷:はい、レーダーで運転してね、

千葉:っていう事は、そこにアメリカの兵隊はいない訳だから

西谷:
いないんです。
アメリカ本土からアフガニスタンを空爆しているということです。レーダーで。

千葉:レーダーで・・・

西谷:
だから、テレビゲームみたいな戦争ですよ。
これが、アメリカにとっても非常に都合がいいのは、米兵が死なない。
それと、実際に人を殺すとトラウマになって、米兵に結構PTSDですか?
うつ病になったりする米兵がいるので、
テレビゲームのように殺していくと、簡単に、精神的に楽に殺せるんです。

千葉:
い、い、いや、それは・・・それは
あの・・・軍の論理ではそうだと思いますけど、
じゃぁ、アメリカの兵隊っていうのは、いま、実際戦場に行く事も無くて、
アメリカの本土でテレビゲームみたいな形で動かしながら、

西谷:
そういう兵士もいる訳です。
もちろん、アフガンの中で戦闘攻撃をする兵士もいますけれどね、はい。

千葉:
そういった形で犠牲になっているアフガニスタン側の市民の人達もいるという事なんですね


西谷:
そうですね、だから今年、オバマは大統領選挙なので
これ以上米兵が死ぬと大統領選挙に当選しませんから、
だから、戦争の無人化がものすごく進んでいますね。



条約で禁止されても守らない国

千葉:
リスナーのメールで、
国連でも劣化ウラン弾の禁止の声が上がっているんですね。
常任理事国の、たとえば多数決とかでもどうにもならないんでしょうかね。

西谷:
国連の人権小委員会で、一回決議が上がった時に、アメリカは反対でした。
で、日本は保留したと思います。
だから、他の国は賛成した国が多いんですけれども、

千葉:日本は保留ですか、

西谷:
日本は保留です。
だからアメリカがジャイアンだったら日本はスネオみたいな回答ですね。

千葉:(笑)藤田さんいかがですか?

藤田:
うーん、これはクライスター爆弾と同じでですね、
国際条約で禁止したところで、それを批准しないと意味がないのですが、
クライスター爆弾の禁止条約もアメリカは批准していませんし、
多分その、劣化ウラン弾も

西谷:中国もロシアも批准していない筈ですから。

藤田:
うん、そうですよね
ですから、実際に使っている国が批准しない条約っていうのは、ま、実効性がないという事になってしまう訳で、
その辺をね、いったいどうするかっていうのが、非常に難しい問題ですよね。

西谷:
ただ、実際、僕はリビアにも行ったんですけど、去年。
カダフィー軍にも、反カダフィー軍にもクライスター爆弾がいってて、
それも、どちらにもロシア製とかスペイン製とかいう武器がいっていて、
だから、武器の取り引きが儲かるんだなと思いましたね。
そういうところもあって、やめられないんじゃないかなと思いましたけど。

藤田:なるほどね



西谷氏取材報告会のお知らせ

千葉:
西谷さんは取材報告会を2月29日になさるという事なんですけれども、
大阪南森町の活き活きエイジングセンターというところで、午後6時半からですね。

西谷:
はい
ちょっと、映像を見てもらおうと思いまして、大分映像を撮ってきたので。
それをちょっとご覧いただきたいと思います。

千葉:これ、入場は無料?

西谷:はい、無料です。

千葉:
わかりました。
今日はラジオでお聞きいただきましたけれども、西谷さんのお話しをもっと詳しく聞きたいという方は、
どうぞこちらで、取材報告会があるという事ですのでいらしてみたらいかがでしょうか。
西谷さん今日はどうもありがとうございました。

西谷:ありがとうございました。


ーーーーー


イラクの子どもを救う会ブログ
ジャーナリスト西谷文和が代表をつとめるNGOイラクの子どもを救う会の情報と現地の最新レポートです。


劣化ウラン弾に関するブログの過去記事↓
アメリカ女性兵【放射能=ガンだけじゃない】10年後の日本?ぶらぶら病 (内容書き出し)

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