03.09
Fri
4号機燃料取り出し建屋カバー建設
「前例なき」燃料棒の取り出しへ 2012年3月8日放送
松井(テレビ朝日原発担当デスク):
燃料をまず取り出して言って廃炉にしなくてはいけないんですけれど、
それに向けての、本当に第一歩が、昨日計画が実は、発表になったんですね。
で、一番みんなが気になるのは、実は4号機なんですよ。
ちょっと4号機の映像を見ていただければ嬉しいんですが、

4号機というのは5階部分に燃料プールというものがありまして、
そこに1500本もの燃料が残っていると。
これがですね、今全部水に浸してあるのからいいんですけれど、
とにかくこれを早い段階で、地面に下ろして安全に保管したいんですね。
地上5階のプールに置いてあるのは、いい状態ではない訳ですから。
女子アナ:
新聞にも出ていましたけれども
4号機の燃料プールに水があるっていうのも、
偶然に偶然が重なって奇跡的(※続きを読む参照)にあるっていう事なんですよね。
松井:
本当にそこは不幸中の幸いといっていいのか、ここでは言葉を選びますけど、
そういう事があって、今も大変な状況ですけれど、
最悪之最悪よりは一歩手前の状況だったということなんですね。
男性アナ:本当に燃料棒とかは撮りだすことが可能なんですか?
松井:
はい、それについての計画が発表になりまして、
まずこの4号機というのがめちゃめちゃに、ま、5階から上が吹き飛んでいるんですが、
昨日の東京電力の発表を基ニコンピュータ―グラフィックスを
男性アナ:これ?
松井:そうですね、これが4号機でこの部分より上
男性アナ:これ、めちゃくちゃだね

松井:
そうです、ここが5階なんですがここより上が爆発で吹っ飛んでいるんですね。
で、ここを今、片づけて、5階より上のこの辺を全部片付けますと。
そして新しくカバーをつけますと言うんですが、
ちょっと、CGをご覧ください。
今ですね、4号機はこういう状況になっているんですが、

この5階から上の部分を今年の8月の末までに綺麗にします。
こういうふうに。

そしてここにプールがあるので、
ここに新しくこういうふうにカバーをかけるというんですね。


このカバーの中には新型の大型クレーンを付けて、

こういうふうに燃料プールに金属製のこの器をいれて

で、少しずつ、2~3本の燃料ずつ

運び出していくと、

男性アナ:ああ、なるほどね。
松井:
こういうものを組もうという事なんですね。
で、この建屋が組み上がって、最初の燃料棒を取りだすのが、
一番早くて、来年の12月です。
男性アナ:来年の12月・・・
女子アナ:結構遅いように思ったんですけど、どうなんでしょう?
男性アナ:来年の12月っていうと1年・・・・
松井:
もう、2年近く先です。
それも1本目ですから。
1500本、まず、あの中にあります。
男性アナ:えっ!?
松井:
取りだしが始まったら同じ事の繰り返しですから、そんなに。
でもこれ、あくまでも4号機なんですね。
4号機の燃料プールは沢山入っていますけれど、一応、損傷は少ないと言われています。
というか、もしかしたら「ないかもしれない」とも言われています。
問題は1号機2号機3号機は、もうご存じのように燃料が溶けているのですから、
そういうものを取りだした例は、ま、人類史上例がないんです。
それをこれからの知見を使ってやっていかなくてはならない、ということなんですね。

男性アナ:はぁ
女子アナ:
あの、それだけ4号機の燃料を取りだすにも、2年近くかかるっていうのは、
そんなに難しい作業なんですか?
松井:
難しいですね。慎重に、
とにかく人間が近づけないような状況が、やっぱりずっと続いていますから、
とにかく今、水の中に入れておくだけで、とりあえずは放射線の拡散を防いでいますから
水の中に入れたまま、安全なクレーンを作ってという事になります。
男性アナ:という事は4号機は何となくめどが立ったのかな、という雰囲気がちょっとするんですけど、
松井;そうです
男性アナ:上手くいくかどうかはまだ分からないけどね
松井:はい
男性アナ:
でも1,2,3号機まで、こう、処理をしなければ、
最終的には放射線も放射能も含めて低下して行かないんですよね
松井:そうです。計画では20年30年かかると言われています
男性アナ:20年、30年・・・ハァ・・・
松井:で、今の技術では、こうしたら出来ますというのは、はっきり言って無いです。
男性アナ:ない・・・
松井:今後10年20年かけて、新しい科学者が、その方法を世界中で考えて作っていこうという。
男性アナ:それを僕ね、非常におかしいと思うのは、
よくあれだけ、世界一安全だとってよく言っていたじゃないですか
松井:おっしゃるとおりです
男性アナ:
なのに、事故が起こった時の処理方法さえまだ分からないというのはね、
僕はどうもね、
処理方法が分かって始めて、世界一安全な物を作ったと言えるのに、
どうしてこんなことになっちゃっているんですかね、
松井:
本当にその通りだと思いますね。
ですから良く、科学者の方が言うけれども、
科学者が起こした事は科学者が責任を取ってやるんだと。
それは意気込みはもちろん素晴らしいんですけど、
やっぱり、それがあった上で原発をスタートしなきゃいけなかったと、
男性アナ:だよね!
松井:その通りだと思います。

女子アナ:
これね、住民の方の帰還を、早く早くっていう声もある一方で、
本当に返して安全な場所なのかっていう事も確約させないといけないですよね
4号機画像



「原発危機は続いている」それでも再稼働は大丈夫? ー危険な4号機ー3/8モーニングバード
(動画&内容書き出し)
上記のモーニングバードと
同じ日(2012年3月8日)、同じテレビ局(こちらは昼の番組)で放送された番組です
こちらでは4号機はもう大丈夫だと言っていますが・・・
4号機が崩壊していたら最悪のシナリオになり、
東京都を含む250キロ圏内が強制避難しなければならない状態になります、
事故後今日まで5号機が何とか持ちこたえている背景には
爆発直後に奇跡が起きていた事が分かっています。
続きを読むに
4号機の奇跡についてを転記します
4号機の奇跡
4号機、燃料溶融寸前だった…偶然水流入し回避
(2011年4月28日14時31分 読売新聞)

東京電力福島第一原子力発電所4号機で3月15日に発生した火災に伴う爆発の際、
使用済み核燃料一時貯蔵プールに、爆発の衝撃で隣接する場所から水が偶然流れ込み、
プール内にあった核燃料の過熱を食い止めた可能性があることが、東電の調査でわかった。
過熱が続いていれば核燃料が溶融し、現状を大幅に上回る放射性物質が放出される最悪の事態もあり得たとしている。
同原発は、3月11日の東日本大震災で津波に襲われ、外部電源が途絶。
4号機の燃料プールへの冷却水注入も止まった。
東電は現在、プールから1日約70トンの水が蒸発しているとみて、生コン圧送機で注水しているが、
水位は計算通り上がっていない。
東電はプールから水が漏れている疑いもあるとして調べたものの、原子炉建屋下部への漏水は確認されていない。
爆発は原子炉建屋の側壁が崩落するほど激しく、水素爆発が起きたとみられる。
水の漏出先として東電が有力視しているのは、可動式のゲートを挟んでプールに隣接する「原子炉ウェル」。
ゲートは爆発で破損し、水は原子炉ウェル側に漏れている可能性が高いという。
そして実は、4号機の使用済み核燃料の過熱・崩壊は、
二つの偶然で救われていたという記事が2012年3月8日に出ました。
・震災直前の工事の不手際
・意図しない仕切り壁のずれ
「地震があって壊れた原発が崩壊すれば日本は終わるでしょう」ドイツZDF(動画・内容書き出し)
「前例なき」燃料棒の取り出しへ 2012年3月8日放送
松井(テレビ朝日原発担当デスク):
燃料をまず取り出して言って廃炉にしなくてはいけないんですけれど、
それに向けての、本当に第一歩が、昨日計画が実は、発表になったんですね。
で、一番みんなが気になるのは、実は4号機なんですよ。
ちょっと4号機の映像を見ていただければ嬉しいんですが、

4号機というのは5階部分に燃料プールというものがありまして、
そこに1500本もの燃料が残っていると。
これがですね、今全部水に浸してあるのからいいんですけれど、
とにかくこれを早い段階で、地面に下ろして安全に保管したいんですね。
地上5階のプールに置いてあるのは、いい状態ではない訳ですから。
女子アナ:
新聞にも出ていましたけれども
4号機の燃料プールに水があるっていうのも、
偶然に偶然が重なって奇跡的(※続きを読む参照)にあるっていう事なんですよね。
松井:
本当にそこは不幸中の幸いといっていいのか、ここでは言葉を選びますけど、
そういう事があって、今も大変な状況ですけれど、
最悪之最悪よりは一歩手前の状況だったということなんですね。
男性アナ:本当に燃料棒とかは撮りだすことが可能なんですか?
松井:
はい、それについての計画が発表になりまして、
まずこの4号機というのがめちゃめちゃに、ま、5階から上が吹き飛んでいるんですが、
昨日の東京電力の発表を基ニコンピュータ―グラフィックスを
男性アナ:これ?
松井:そうですね、これが4号機でこの部分より上
男性アナ:これ、めちゃくちゃだね

松井:
そうです、ここが5階なんですがここより上が爆発で吹っ飛んでいるんですね。
で、ここを今、片づけて、5階より上のこの辺を全部片付けますと。
そして新しくカバーをつけますと言うんですが、
ちょっと、CGをご覧ください。
今ですね、4号機はこういう状況になっているんですが、

この5階から上の部分を今年の8月の末までに綺麗にします。
こういうふうに。

そしてここにプールがあるので、
ここに新しくこういうふうにカバーをかけるというんですね。


このカバーの中には新型の大型クレーンを付けて、

こういうふうに燃料プールに金属製のこの器をいれて

で、少しずつ、2~3本の燃料ずつ

運び出していくと、

男性アナ:ああ、なるほどね。
松井:
こういうものを組もうという事なんですね。
で、この建屋が組み上がって、最初の燃料棒を取りだすのが、
一番早くて、来年の12月です。
男性アナ:来年の12月・・・
女子アナ:結構遅いように思ったんですけど、どうなんでしょう?
男性アナ:来年の12月っていうと1年・・・・
松井:
もう、2年近く先です。
それも1本目ですから。
1500本、まず、あの中にあります。
男性アナ:えっ!?
松井:
取りだしが始まったら同じ事の繰り返しですから、そんなに。
でもこれ、あくまでも4号機なんですね。
4号機の燃料プールは沢山入っていますけれど、一応、損傷は少ないと言われています。
というか、もしかしたら「ないかもしれない」とも言われています。
問題は1号機2号機3号機は、もうご存じのように燃料が溶けているのですから、
そういうものを取りだした例は、ま、人類史上例がないんです。
それをこれからの知見を使ってやっていかなくてはならない、ということなんですね。

男性アナ:はぁ
女子アナ:
あの、それだけ4号機の燃料を取りだすにも、2年近くかかるっていうのは、
そんなに難しい作業なんですか?
松井:
難しいですね。慎重に、
とにかく人間が近づけないような状況が、やっぱりずっと続いていますから、
とにかく今、水の中に入れておくだけで、とりあえずは放射線の拡散を防いでいますから
水の中に入れたまま、安全なクレーンを作ってという事になります。
男性アナ:という事は4号機は何となくめどが立ったのかな、という雰囲気がちょっとするんですけど、
松井;そうです
男性アナ:上手くいくかどうかはまだ分からないけどね
松井:はい
男性アナ:
でも1,2,3号機まで、こう、処理をしなければ、
最終的には放射線も放射能も含めて低下して行かないんですよね
松井:そうです。計画では20年30年かかると言われています
男性アナ:20年、30年・・・ハァ・・・
松井:で、今の技術では、こうしたら出来ますというのは、はっきり言って無いです。
男性アナ:ない・・・
松井:今後10年20年かけて、新しい科学者が、その方法を世界中で考えて作っていこうという。
男性アナ:それを僕ね、非常におかしいと思うのは、
よくあれだけ、世界一安全だとってよく言っていたじゃないですか
松井:おっしゃるとおりです
男性アナ:
なのに、事故が起こった時の処理方法さえまだ分からないというのはね、
僕はどうもね、
処理方法が分かって始めて、世界一安全な物を作ったと言えるのに、
どうしてこんなことになっちゃっているんですかね、
松井:
本当にその通りだと思いますね。
ですから良く、科学者の方が言うけれども、
科学者が起こした事は科学者が責任を取ってやるんだと。
それは意気込みはもちろん素晴らしいんですけど、
やっぱり、それがあった上で原発をスタートしなきゃいけなかったと、
男性アナ:だよね!
松井:その通りだと思います。

女子アナ:
これね、住民の方の帰還を、早く早くっていう声もある一方で、
本当に返して安全な場所なのかっていう事も確約させないといけないですよね
4号機画像



「原発危機は続いている」それでも再稼働は大丈夫? ー危険な4号機ー3/8モーニングバード
(動画&内容書き出し)
上記のモーニングバードと
同じ日(2012年3月8日)、同じテレビ局(こちらは昼の番組)で放送された番組です
こちらでは4号機はもう大丈夫だと言っていますが・・・
4号機が崩壊していたら最悪のシナリオになり、
東京都を含む250キロ圏内が強制避難しなければならない状態になります、
事故後今日まで5号機が何とか持ちこたえている背景には
爆発直後に奇跡が起きていた事が分かっています。
続きを読むに

4号機の奇跡
4号機、燃料溶融寸前だった…偶然水流入し回避
(2011年4月28日14時31分 読売新聞)

東京電力福島第一原子力発電所4号機で3月15日に発生した火災に伴う爆発の際、
使用済み核燃料一時貯蔵プールに、爆発の衝撃で隣接する場所から水が偶然流れ込み、
プール内にあった核燃料の過熱を食い止めた可能性があることが、東電の調査でわかった。
過熱が続いていれば核燃料が溶融し、現状を大幅に上回る放射性物質が放出される最悪の事態もあり得たとしている。
同原発は、3月11日の東日本大震災で津波に襲われ、外部電源が途絶。
4号機の燃料プールへの冷却水注入も止まった。
東電は現在、プールから1日約70トンの水が蒸発しているとみて、生コン圧送機で注水しているが、
水位は計算通り上がっていない。
東電はプールから水が漏れている疑いもあるとして調べたものの、原子炉建屋下部への漏水は確認されていない。
爆発は原子炉建屋の側壁が崩落するほど激しく、水素爆発が起きたとみられる。
水の漏出先として東電が有力視しているのは、可動式のゲートを挟んでプールに隣接する「原子炉ウェル」。
ゲートは爆発で破損し、水は原子炉ウェル側に漏れている可能性が高いという。
そして実は、4号機の使用済み核燃料の過熱・崩壊は、
二つの偶然で救われていたという記事が2012年3月8日に出ました。
・震災直前の工事の不手際
・意図しない仕切り壁のずれ
「地震があって壊れた原発が崩壊すれば日本は終わるでしょう」ドイツZDF(動画・内容書き出し)
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