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03.12
Mon
甲状腺がん10万人に2~3人 東京でも内部被ばくの影響
47News 2012/03/12 19:11
 
東京電力福島第1原発の事故後1年間に摂取した飲食物による内部被ばくで、
都内に住む乳幼児の場合、10万人当たり2~3人の確率で一生のうちに甲状腺がんになるとの推計を、
東京大の研究チームが12日発表した。

事故の影響が東京の子どもにまで及ぶことを示す結果。
チームの村上道夫特任講師は
「外部被ばくより影響は小さいが、がんの確率が高いか低いかは、人によって受け止め方が違うだろう」と話している。

がんの確率
ディーゼル車の排ガスの影響より低いが、
シックハウス症候群の原因物質のホルムアルデヒドや、ダイオキシン類より高い。

【共同通信】




“都民が受けた放射線量”試算
NHK 3月12日 18時7分 動画あり

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、東京に住む人が
この1年間に水や食品の摂取によって受けた放射線量は、
一般の人が浴びても差し支えないとされる値の20分の1程度とする試算を、
東京大学の研究グループがまとめました。

東京大学の村上道夫特任講師らの研究グループは、
福島第一原発の事故のあと、東京に住む人が水や食品の摂取によって受けた放射線量を、
国や自治体が行った検査データなどを元に試算しました。

東京内部被曝NHK11

その結果、暫定基準値を超える食品の出荷制限が始まった去年3月21日から1年間に受けた放射線量は、乳児で0.048ミリシーベルト、幼児で0.042ミリシーベルト、大人で0.018ミリシーベルトと推定されるということです。
放射性ヨウ素の影響を受けやすい乳児でも、
一般の人が1年間に浴びても差し支えないとされる値、年1ミリシーベルトの、
20分の1程度にとどまっていました。

東京内部被曝NHK12

試算では、乳児の場合、一生のうちにがんになる人は10万人あたりで3人増える計算で、
ディーゼル車の排気ガスに含まれる粒子状物質のリスクを、やや下回るということです。

東京内部被曝NHK13

研究グループでは、さらに、暫定基準値を超える食品の出荷制限などの効果を検討した結果、乳児で44%、幼児で34%、大人で29%、それぞれがんになるリスクを低減した、としています。
乳児の低減効果のうち8%は、東京都が行ったペットボトル入りの水の配布によるものだ、ということです。

東京内部被曝NHK14

今回の試算について、ベラルーシで子どもたちの甲状腺がんの治療に当たった
外科医で長野県松本氏の菅谷昭市長は、次のように話しています。
「放射性ヨウ素、放射性セシウム、それを当然呼吸していますから、、だから呼吸器的な形でも摂取されますし、
食品だけでなくそういうものを全部入れた形で内部被曝という事を言うんだったら、より正確になると思います。
また、放射性物質の影響はがん以外にも及ぶ恐れがあり、
がんの発生リスクだけで健康影響をはかることはできないと思う」

東京内部被曝NHK15

試算を行った研究グループの村上特任講師は次のように話しています。
「リスクという観点から、高いと判断するかという部分について、根本的にそもそもどこで判断する欠けているので、
その判断基準を提示できたと考えております」
「食品の出荷制限などは一定の効果があったと考えられるが、
実施のコストや農業に与える影響に見合ったものかどうかは検証する必要がある。
こうした試算結果を元に社会として許容できるリスクを議論することが大切だ」と話しています。

東京内部被曝NHK16

今回の試算結果について、全国消費者団体連絡会の阿南久事務局長は
「研究が進み、今回ようなデータが出てくると、消費者が自ら考えることにつながるので、良いと思う。
しかし、データだけでは日頃の買い物などに生かすことができない。
行政機関は、消費者がこうしたデータを実際に役立てるための、基礎知識を学ぶ機会を多く設けてほしい」
と話しています。

03月12日 17時59分のNHK首都圏ニュースの記事内容も合わせました。)



ーーーー

この試算には菅谷昭市長がおっしゃっている呼吸からの内部被ばくが含まれていません。
そして、外部被ばくも入っていないように思います。
一般の人が1年間に浴びても差し支えないとされる値、年1ミリシーベルトは
外部被ばくと内部被ばくを合わせた数字です。
なので、この試算は最低のラインで、
実際は多くなるのだろうとわたしは思いました。


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comment 4
コメント
村上道夫さんがどのような人か知りませんが、内部被曝を議論するなら単位はベクレルを使うべき。菅谷さんにはそれを指摘してほしかった。
Ken GODA | 2012.03.12 23:18 | 編集
下記の番組すごかったです。同じ東大の先生が出演しているのに、村上氏の初期被曝のデータがないと言う発言には驚きました。

http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2012-03-11&ch=31&eid=2038
Ken GODA | 2012.03.13 09:50 | 編集
今回は水や食品からだけの内部被ばくの試算であり、いろいろと指摘できる点はあります。
しかし政府のアナウンスを信じて安全・安心だと思っていた人には、10万人中3人とはいえ具体的数値を示して、がんになる人が増えるとNHKが報じた意義が大きい。
この報道が契機となって「え、がんのリスク増えてんの!?」と思った人がより深く関心を持つよう、祈るばかりです。
本エントリーにリンクを張らせて頂きました。よろしくお願いします。
めぐ | 2012.03.14 01:06 | 編集
私もめぐさんに同意します。

これまで1300万東京都民への放射性物質の影響については、ないものと取り扱ってきた御用機関のNHKと東京大学が、ついに東京都民への影響を認め、それを大々的に報じた。その意義はとても大きいと思います。

こんなことはネット上では常識ですが、残念ながらネット上の意見は社会の多数認識となっていません。「がれき問題」を見るにつけ、悲しくなります。

これで東京に住む人々が、御用機関さえも認めた公式な「ヒバクシャ」となった、と認識できるのだと思います。自分の子どもを「ヒバクシャ」にしてしまいました。慚愧に堪えません。

書き込みはかなり久々ですが、いつも読ませていただいております。ネット上のブログ主さんたちにも疲れが見えるように思えます。更新が途切れたブログも散見されます。これからも応援します。頑張ってください。
kehaar | 2012.03.14 10:41 | 編集
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