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04.21
Thu
小出裕章助教授に聞く
Radio News「たねまきジャーナル」
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【福島原発】2011/4/20/水★1.計画的避難区域-2.再び水素爆発の恐れは?


続きを読むに内容を書き出しました
【福島原発】2011/4/20/水★1.計画的避難区域-2.再び水素爆発の恐れは?


福島の原発に近い地域の子どもたちを いかにして放射性物質から守るかという話ですが
文部科学省が通知を出しました
福島県の高校、中学、小学校の
福島の子どもたちの放射線の限界を1時間当たり3,8μシーベルトに決めたのですが
おどろきました
私達が通常生活している空間の放射線量は1時間当たり0,05μシーベルトですが
3,8ということは、ほぼ100倍、80倍も我慢させる値ですね


算出のもとになっているのが
通常通りの活動をして年間20ミリシーベルトを超えないように計算した値
それがとてつもなく高いと思います
一般の日本人は1年間に1ミリシーベルト以上浴びてはいけないというのが日本の法律です
そういう基準があるから日本人は原子力から守られてきていたと政府が言っていた事です
それを20倍にするということで、そんな権限がどこにあるのかと思う
特に子供は放射線に対してものすごく敏感で
その子どもたちに20倍も我慢させ押し付けるのが分からない


屋外での活動を1時間程度に制限するという通知ですが防げるかどうか・・
被曝というのはあらゆるところで危険で
沢山でも少しでもそれなりの危険がある
子どもは外で遊ぶものだし、砂場で泥まみれで遊ぶのが子供
放射線量が高いから子供を外に出してはいけないと言う事が異常だと思うが
どちらかを選ばなければいけないほど福島市に汚染が生じてしまったと言う事なんですね


土や砂が口に入った時はよくうがいをして砂ぼこりが入らないように窓を閉めるとあるが
こうした事がどのくらい子どもたちに役に立つのか
1時間当たり3,8μシーベルトは外部の被ばくの値ですが
放射性物質を体に取り込むのはもっと大きな被ばくになってしまう
口から取りこむ吸い込むはもちろん避けなければならないので
手を洗うとか口を洗い身体に泥がついたらすぐに着替える
窓を閉めるなどは
それはやらなければならないと思うが
そんな事をさせるような状態にしたのはいったい何処か
私は政府だと思っているのですが
その政府が自分たちの責任を一切表明しないまま
子どもたちに被曝を強制させるやり方に私は納得がいきません


心理的にも親ごさんにも子どもたちにも非常に不安な毎日を送らなければならないと思いますが
この前提になっているのが先日発表された行程表だと思うのですが
6か月から9カ月の行程表の見通しが甘いと先生が仰っていましたが
どうなるのでしょう
事故がこれからどうなるかという事で
わたしは事故が収束するということに確信が持てないままでいますので
もっと事故が拡大し汚染範囲も拡大していく事も起こりうると思っています
今は政府は20ミリシーベルトまで我慢しろと言っているが
それさえも庇護にされて多くの被ばくを我慢しろと言ってくるのではと思っています


子どもたちをいかにして守るのか・・たとえばですが
子どもたちを疎開させることについてはどう思われますか?
私は被曝というのは微量であっても危険だと思っています
特に子供たちは放射線に対しては敏感なので
何とか子供に限っては被ばくを少しでも少なくできるような方策を取りたいと思っています
ただし、子どもたちだけ疎開させると家庭が崩壊してしまうわけですから
そちらで負わなければいけない重荷もあるわけです
そのような重さをどのような尺度で測ればいいのか私には今はよく分かりません
でも被ばくは何とか避けるような方向で行政も含めて考えるべきだと思います


今日、警戒区域ですか・・・
強制的に立ち退きになったけど、どうしても動きたくないと言う人はどうしたらいいか
そういう方は必ずいると思います
今まで長い間そこで生活していた家、故郷があるのだから
被曝があったとしてもその土地に残りたい人は必ず出ると思います
実際チェルノブイリでも ものすごい汚染地域に帰ってきている人がいる現実があります
もしそういう方がいるのなら生活を支えると言う事が行政の責任になると思います


手立ては?
きっと孤立して生活する事になると思うので
食料の供給をどうするか電気、水、ガス、あるいは医療をどうするか
何かを考えて生活を保証しなければいけないと思います
でも希望という事でいえばものすごい汚染地帯はやはり捨てて逃げてもらいたいです


子どもたちの3,8μシーベルトの大元になっている20ミリシーベルトは計画的避難区域に指定している基準ですよね
そうすると今の区域の設定自体に疑問がありそうですね
そうです。でも、これだけひどい事故が起きてしまったのだから
もう、どうにもならなくなって政府自身が追い詰められている状況なのですね
それが原子力というものを許してしまった日本の大人として
自分たちの責任も含めてそれに向き合わなければいけないと思います
でも
子どもたちだけは何とか守らなければならないというのが私の考え方です


そうなりますと、とにかくこの区域から出て下さいとお願いする時に
いかに生活を保障するかということとセットにして政策をうっていかないといけないと言う事ですかね
仰るとおりです


たった一人の人間でも疑問があったら
納得するまでとことん説明する努力は最低限しなくちゃいけないですよね
そうですね。それが政治の責任です


さいたま市からのお便りです
「私の夫や友人は建設業で仕事していますが日給3万円で福島原発に行ってくれないかという話が来ました
夫も友人も全く専門外なのですが。
再び水素爆発する事はありませんか?」
東京電力自身は水素爆発の恐れがあると言っているのです
恐れがあるからそれを防ぐために格納容器に窒素を入れて作業してきたのです
入れても格納容器の内圧が上がらないと言う事はすでに格納容器は損傷していると言う事なのです
放射能が今現在漏れてきている状態にあるのです
東京電力は水素爆発の可能性があると言って作業してきているわけですし
2号機3号機はいまだに何の作業も行わないままなのです
私としては1号機に水素爆発の恐れがあるのなら2号機3号機にもあると思うし
私は水素爆発はあまりないと思っていたのですが
やはりあると思っておかなければいけないだろうなと思います


子どもたちをいかにして守るかという具体策を今日は小出先生がおっしゃって下さったのですが
政府が本当にそこの保証をどう言うふうに出せるかという事になってきた訳ですね
私は策を出せないでもがいているのが現状です
本当はどうしたらいいのか分かりません。ですから
日本人の大人は今こそ知恵を絞って子どもたちを守る策を出さなければいけないと思います



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