木下黄太:
ベラルーシでチェルノブイリ原発事故後1990年代に
放射性物質による健康被害の状況を、明らかにするために、
かなり多くの数の遺体の解剖をされて、
その放射性物質の残留量から、いろんな形で、
放射能が人体に与えているいろいろな健康被害の状況に関して、
克明にそのレポートを報告され続けてきた、
おそらく、ベラルーシ国内では唯一の医学者になります。
他の人達は、その体制の中で、
ほとんど発言する事が出来ず、彼のみがそうした研究活動を続けたが為に、
彼は、逮捕、収監されて5年間獄に繋がれるという状況にありました。
その後出獄をされて、今は、、ウクライナで研究活動をつづけられています。
今回、この福島第一原発の事故以降、相当心配をされていて、
その状況の中、是非日本に来ていろんな皆様の前でお話しをしたいと、
日本の国会議員の皆様、政治関係者、政府関係者、それからメディアの関係者の皆様と
是非、いろんな形でお話しをされたいという事をご要望されて、今日の会となっております。
バンダジェフスキー(元ゴメリ大学長)会見~内部被ばくに警鐘
ユーリ・バンダジェフスキー博士 記者会見 3月19日
「放射能を受けている人たちの健康を守る」
その事の支援ができたらと思ってやってまいりました。
去年の3月に事故が起こりまして、今の状況が起きている訳です。
この状況に対して私はみて見ぬふりはできません。
残念ながら、日本からの放射能汚染に関する情報というのは、非常に少なくて、
特に日本から、遠くに住んでいる状況で何らかの結論を出すという事はできません。
それで、今回、「日本に来て下さい」というお話しがありましたので、
自分が持っている意見をみなさんにお伝えをするためにこうして日本に来ました。
被ばくというものの、
身体に取り込まれた放射性物質がどのように人体に影響を与えるかという私の考え方を伝えるためです。
私が持っている情報をみなさんに提供することによって、
人々が、事故の後、汚染されている地域に住んでいる中で、
いかに自分経ちの健康を守っていくか、その透過的な健康の守り方について、
少しでもお役にたてればと思っております。
私の持っている考え方というのは、
1990年代にゴメリで私が学長を務めました医科大学で、
私と私の同僚がやった研究の結果、でき上がった考え方であります。
ゴメリに住んでいる人々の健康について詳しく研究しました。
今回はいろんな場所で講演をさせていただきました。
「いかにこういう状況の中で健康を守るのか」という事についてお話しをさせていただいたのですが、
総計で大体3500人以上の方が来られたと思います。
私の話を聞いて、何らかのためになる情報を得て下さったものと思っています。
こういう情報を持って、どのように今後行動していかなければならないのか、
そして今後どうしたらいいのか正しい決定をする一つのいちじょうになったのではないかと思っています。
このような状況では私は国、そしてそこで働く議員のみなさんが
しっかりとした事実を認識する必要があると思っています。
私はチェルノブイリの事故の後、人々の健康を守るという仕事の中でそれを感じました。
私は研究の中で、放射性物質が体の中に入り込むというのが、非常に人の健康に悪いという事が分かりました。
体内に入ると本当に危険な放射性物質、
その放射性物質というのは、数1000人なのか、それとも数100万人なのか
多くの方々が影響を受けることになると思います。
今後も福島で原発が爆発したという事で、数多くの方がこれによって影響を受けております。
今の状況を是非、皆様には客観的に評価していただきたいと思います。
そして、以前にソ連の政府の首脳が、またそれ以後ソ連が無くなってさまざまな国になりましたが、
そこにいる政権についている人たちの間違いを繰り返していただきたくないと思っています。
チェルノブイリの原発事故の後、政治が取った対策によって、
実を言いますとこの地域では出生率よりも死亡率の方が非常に多く上回っています。
どんどん、どんどん、この地域に住んでいる人々が、
特に若い人々が、重い病気によって死んでいっている状況があります。
そういう点では木下さん、また、木下さんの元に集まったホームの方々のイニシアチブを
私は深く評価しております。
そういう力を持って、是非、客観的な情報を収集していただいて、
自分たちの健康、そして、近しい方々の健康を守っていただきたいと思っていおります。
質疑応答の部分は

09:36
週刊東洋経済:
日本での内部被ばくの深刻度についてですが、
「福島の事故について大変心配している」とおっしゃいましたが、
日本に来られてお話しを聞かれたり、調べられたりして、
どのような件に非常に深刻度が見られるかどうか、お考えなのか、
もし、具体的に何かありましたら教えていただきたい。
バンダジェフスキー博士:
残念ながら現在のところ情報が少ないんです。
自分たちで情報を隠しているんです。
もしも、このような形で情報を隠し続ければ、
数10年後には日本人という国民が本当にわずかになってしまう。
この悲劇を小さな事故だと思ってはいけません。
安心したいのは分かります。でも厳しいんです。
しかし、世界にとっても、福島から多くの放射性核種を受けるという事で、大変な問題なんですが、
特に大きな問題は日本がその放射性核種を、
今はビジネスのことを考える必要はないと思います。
日本の国民を救うこと。
皆さんは汚染地域の地図がありますがこれをどうやって調べるか分かりますか?
非常に大きな汚染です。高い汚染です。
多分放射性核種は人々の体内にもう、入りこんでいるんではないでしょうか。
でもそれを測っていませんよね、誰も。
なんかみなさ何は何でも知ってて、何でもできると、そんな感じを持っているのではないでしょうか?
私は日本のお医者さん、そして学者の方で、チェルノブイリを研究された方の研究成果も知っております。
ゴメリの医科大学で1994年に国際シンポジウムを開きました。そこにも来て下さいました。
その中で私達が発表した、「セシウムは心臓に非常に危険だ」ということについても、
日本の学者の方々は深い理解を示しておられました。
しかしながら、そういう経験があるにもかかわらずその経験が生かされていないのが理解できません。
このような形で、何も見えない状況、そして情報がない状態で、
どうやって人々への手助けができるでしょうか?なんにも出来ないと思います。
結局、「黙っている」という政策がウクライナやベラルーそまた、ロシアの地域に非常に状況を??させておりまして、
これは人口を、統計上本当に悲惨な状況です。
私がレクチャーで使った資料をこれから改めてお見せしてもいいんですけど、
結局私達が経験したことをもう一度みなさん方が繰り返そうとしているように思えるんです。
今やらなければそういう事が起きてしまいます。
日本の場合人口密度が高いです。
ですから、密度が高い分多くの人がこれで被害を受けるわけです。
結局津波の後のがれきが散乱しています。
これは放射性物質の源でもあります。
そういう放射性物質の汚染源を早く排除しなければなりません、
そういうものを日本全国にばらまく必要はないわけです。
このような黙っているという政策が、
昔独裁政権であったソ連の共産党政権、この中で行われたなら分かりますけど、
この21世紀に暮らしている文明社会である日本でも、そういう事が行われる事が理解できません。
週刊東洋経済:
4月から食品に関して
一般食品が100ベクレル/kg
乳児用食品が、牛乳が50ベクレル、
飲料水が10ベクレルと新しい基準値が日本でも導入されます。
この数字をどのように評価されますか?
バンダジェフスキー博士:
ベラルーシの基準を出しましょう、そうしたらわかると思います。
まず、私の基本的な考え方ですけれど、食品に放射性物質が含まれていること自体が非常に危険です。
ベクレル数を下げているという事については肯定的な動きだと思います。
しかし、今年の4月から新しい基準になるという事ですが、
この基準はベラルーシでは既に15年、正確には13年かな、ぐらい使われている数字なんです
いろんなバリエーションで使われていますが、
しかしながら、この基準のおかげで住民は放射性物質を吸収し続けています。
結局こういう基準があった食べ物を食べることによって放射性物質を身体に取り込む
取り込んだ放射性物質は身体のさまざまな部分に影響をあたえる。
この事自体が、外部被よりも、数段深刻であり非常に危険であります。
たとえば牛乳1リットル当たり100ベクレルのものを数週間取り入れ続けると、
身体の中に堆積するセシウム量は、非常に多くなります。危険です。
皆さんに必要なのは、完全にクリーンな食品であり、クリーンな土地です。
さまざまな寿命を持つ様々な放射性物質がありますが、
どんな放射性物質であれ、それを取り込むという事は、本当に身体にとって良くない事です、危険です。
人々は本当に放射性物質の無い食品を受け取る必要があります。
非常に高い濃度で汚染されている地域は福島だけではないと私は聞いております。
非常に広い地域が汚染されています。
東京でもあちこちで、放射性セシウムが観測されているという事を聞いていますが、
やはり汚染されている地域から・・・・話していいかどうか分かりませんが、
引っ越すべきだと、綺麗な土地に住むべきだと私は思っています。
人々の健康を守るというこの対策に於いては、国が、役割を果たすべきです。
今起こっている事に対して、しっかりと責任を果たし、そして人々の健康を守っていく、
それが政治の責任です。
政治なら、それが出来るし、やるべきだと思います。
ー(木下さん?):参考までにベラルーシは野菜などの基準は100ベクレルという事です。
野菜にも色々ありますけどね、
ー(木下さん?):あと、4月以降の暫定基準値の移行期間というのがあって、
結局その前の基準で半年間はまだ運用可能だという状況になている事もご存じなので、
そういうのも踏まえていろいろと思っていらっしゃるという事です。
バンダジェフスキー博士:
たとえば、牛乳を例にとってみますと、牛乳の場合はクリーンなものが100ベクレルという事になっていますよね。
101が汚染されているという事ですよね。
99は汚染されていないという事になりますよね、基準は。
ですから、何が基準なのかという事なんです。
???は難しいです。
ヨーグルトも危険なんです。
基準というのはそういう形で、あくまでも運用的なものなんですね。
土地で説明しますと、土地の表面で汚染が低かったとしても土地の、土の中で汚染が高ければ危険です。
結局今線量を測っているのは土地の表面だと思いますけれど、
農作物は土の中から吸収して、そしてその食品を食べることから被ばくをする
今の状況は、大体セシウムは地上にあるのですね、表面に。
で、こういうところで高い濃度があった場合に、背の低い子どもたち、これが、一番危険であります。
1平方メートル当たり37キロベクレルであれば、
これは外部被ばくとしても小さな子どもにとっては非常に危険です。
長い間汚染されている地域に住んでいる人たち、そして、
そういう人たちが、また新しい放射性核種を身体に取り込むという事になりますと、
それは本当に、さらに危険になってきます。
もともと持っているところにさらに新しいものが取り込まれる事は非常に危険です。
でも、最も危険なのは、食品を通じて身体の中の臓器に取り込まれることなんです。
病気で入信する放射線濃度の限界というのがどこにあるのかは、はっきりしていません。
みて下さい。
<心電図に異常がない子どもの数と、体内のセシウム137相関性>

子どもの体内で10から30ベクレル(12~26Bqの事だと思う..)、1kg当たりですね。
そうすると、大体60パーセントの子どもに心電図の異常が出てきてしまうんです。
そのベクレル数がさらに上がっていくと、心臓の動きが悪い子供たちがどんどん出てきます。
ベラルーシではそういう子どもが沢山いました、汚染地域でですね。
だから死んでいくんです。

70から100(74-100かな..)ここからリスクがあります。
ここは危険、突然死のリスクのあるところで、危険です。
ま、他の器官にもいろんな疾病が出るわけですけれども、
そういうところは、治療が行われますが、
<ウクライナでの人口自然増減率(単位:%)>

これはチェルノブイリ原発の横にある地区の死亡率です。
原発から30キロのところにあるイワンコフ地区なんですけれども、
1000人当たり、30人が死ぬんです。
死亡するんです、1年間に。
実は、キエフ州全体でも、18人。これは多い方です。
結局そこに住んでいる住民が死んでいってるんです。
これはベラルーシの最も汚染されているところ、これも死亡率ですね
<ベラルーシ共和国のいろいろな地区の人口の死亡率の動向>

白石草:
博士は本の中にも突然死とか、さまざまな心疾患を含めて
死亡と、セシウムの蓄積について調べていらっしゃる訳ですが、
私が知る限りでも、去年から今年にかけて、ま、福島などででもですね、
若い、高校生ぐらいのお子さんが突然死されたりしています。
たとえば、セシウムとの因果関係はまだ今のところもちろん表明もも報道もされていないのですけれど、
この、臓器のセシウムを測定するようなこと、
あるいは、ま、私の知り合いの知り合いも亡くなっているんですけれど、
そういう亡くなった方の臓器を、今のうちから検査するという事は
意味があるというふうにお考えかどうかというのをお尋ねしたいと思います。
バンダジェフスキー博士:
まず、環境中に高い濃度で放射線があるというところに住んでいる場合には、突然死の可能性があると考えています。
私たちもそういうものを記憶しています。
うちの学生の中にもそういうのがあったんです。
放射性セシウムというのは特に心臓に対して激しく攻撃をします、他の臓器にも攻撃を加えますが。
セシウムが取り込まれますと、心筋の細胞に蓄積します。
それによって代謝機能が失われ、そして、エネルギー産出が出来なくなります。
心臓の心拍が乱れる、すなわち、そこのリズムが乱れて崩れてしまいます。
それが人間にとって死につながるような現象になるわけです。
心臓が止まります。
実際に解剖して測ってみれば、そこにセシウムがあったという事は確認できるのではないでしょうか。
そして、私たちのデータを使えば、それの因果関係がはっきりすると思いますが、
もう、亡くなった方については助ける事が出来ないのが残念です。
私たちの大学で、そして私の本の中に書いた事を有効に使っていただける事がもっと大事なんじゃないでしょうか。
生きている方々を検査して、セシウムがどのように作用しているか、調べる必要があると思います。
必ず体内の、放射性セシウムの濃度を調べる必要があります、線量計で。
結局そういう中で、リスクグループを発見する事が出来ます。
リスクグループというのは突然死につながる可能性のあるグループです。
ただ、突然死する場合の濃度、セシウム濃度というものには、決められた濃度がありません。
私たちの研究でも僅かなセシウム量、
たとえば20とか、30ベクレル/kgぐらいで、すでに心拍の異常が出てきてしまっていました。
それは、子どもたちです。
そして、それが突然死の原因になり得るのです。
ですから、今回の福島原発事故の被災地に於いては、
子どもだけではなく、大人も含めて、全員を対象にした、そのような調査が必要だと思います。
白石草:
今回の来日で、全国を回られて、非常に日本が好きになったというふうに木下さんのブログで拝見しましたが、
この交流を通して、博士の研究をこれからどういう形で日本に還元したいというふうに思われたのか、
簡単に教えていただければと思います。
バンダジェフスキー博士:
まず、日本の方々と、こうやってお会いできる機会を与えていただいたことに感謝します。
???でした。もう、ずーっと仕事ばかりしています。
本当ににタイトでして、こういう講演会の聴衆の方々としか会ったりはしていません。
この問題には本当にみなさんが関心を持っていらっしゃるという事を感じました。
私が持っている情報、そして私が持っている知識をみなさんに提供するようになります。
みなさんお手伝いして下さい。
そして、この、復興と戦うために。
私は医者なので、このよな状況に対して目をつぶることはできません。
医者としての自分の責任を果たします。
もしも日本、日本の国民のみなさん、日本の社会、そしてまた、国の機関もですね、
この問題について関心があって、私と仕事がしたいということであれば、
私は快く受け入れたいと思います。
ーーーーー
チェルノブイリ事故後、病理解剖で内部被ばくを研究したバンダジェフスキー氏の調査結果
ユーリ・バンダジェフスキー博士に関して調べたブログです
原発事故25年目の現実 「心臓障害」・・・医師の告発(動画・内容書き出し)
『特命報道記者X 2011』12月18日(日)午後4時~5時25分放送
バンダジェフスキー博士が出演している番組です。
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- 「福島からあなたへ」武藤類子さんインタビューOurPlanetTV2/9(内容書き出し)
コメント
いつも、有難うございます。
私もご飯を作りながら、この会見を聞きましたが、
聞き取りにくくて、後半は集中力が無くなりました。
「1平方メートル当たり37キロベクレルであれば、
これは外部被ばくとしても小さな子どもにとっては非常に危険です。」
を何回もきき直して、37キロベクレルの意味が分からなかったのですが、1000倍したらいいんですね!!だから、37000ベクレルの事ですね。
ゆっくり、お陰様で考えられました。
私もご飯を作りながら、この会見を聞きましたが、
聞き取りにくくて、後半は集中力が無くなりました。
「1平方メートル当たり37キロベクレルであれば、
これは外部被ばくとしても小さな子どもにとっては非常に危険です。」
を何回もきき直して、37キロベクレルの意味が分からなかったのですが、1000倍したらいいんですね!!だから、37000ベクレルの事ですね。
ゆっくり、お陰様で考えられました。
今日、
宮城県南部に住む伯父が胃がんで入院したとの知らせを受けました。
もちろん、すべて放射能のせいとはいえません。
もともと、そういう因子があって、震災後の肉体的・精神的ストレスや
疲労が重なったために、発病した可能性があります。
しかし、放射能の影響で抵抗力や自然治癒力・回復力が弱まったり、
老化が促進されたりしたことも一因である可能性も捨てきれません。
いずれにしろ、放射能汚染によって健康被害をこうむるのは、
すでに震災によって多くの苦しみや悲しみに遭ってきた被災者の人たちです。
そう思うとほんとうにやりきれない思いがします。
博士がおっしゃるように、健康被害で苦しむのは子供だけではありません。
年齢が高ければ高いほど、放射能との因果関係が不明瞭になるだけで、
大人が安心なわけではけっしてないのです。
また、危険なのは福島県だけではなく、近県や関東の多くの地域も含まれています。
だから、検査や健康調査が必要なのは福島県だけではないのです。
特に宮城県や茨城県は復興を優先するあまり、放射線検査や住民の健康調査が
不十分になっているように思います。
宮城県南部に住む伯父が胃がんで入院したとの知らせを受けました。
もちろん、すべて放射能のせいとはいえません。
もともと、そういう因子があって、震災後の肉体的・精神的ストレスや
疲労が重なったために、発病した可能性があります。
しかし、放射能の影響で抵抗力や自然治癒力・回復力が弱まったり、
老化が促進されたりしたことも一因である可能性も捨てきれません。
いずれにしろ、放射能汚染によって健康被害をこうむるのは、
すでに震災によって多くの苦しみや悲しみに遭ってきた被災者の人たちです。
そう思うとほんとうにやりきれない思いがします。
博士がおっしゃるように、健康被害で苦しむのは子供だけではありません。
年齢が高ければ高いほど、放射能との因果関係が不明瞭になるだけで、
大人が安心なわけではけっしてないのです。
また、危険なのは福島県だけではなく、近県や関東の多くの地域も含まれています。
だから、検査や健康調査が必要なのは福島県だけではないのです。
特に宮城県や茨城県は復興を優先するあまり、放射線検査や住民の健康調査が
不十分になっているように思います。
夢ねこ | 2012.03.21 23:25 | 編集