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原発事故25年目の現実 「心臓障害」・・・医師の告発(動画・内容書き出し)

バンダジェフスキー氏の記者会見を書いていて思い出しました。
書き出したいと思って、そのまま貼りつけておいた動画w
動画が消えないで残っていて良かったです。

バンダジェフスキー氏は9分30秒ごろ登場します。

ウラジーミル・バベンコ副所長も以前来日され、
NHKのあさイチ週刊プレイボーイで食品に関してお話しされています。
「日本の食品基準は甘すぎると」来日した際に記者会見でおっしゃった事をたねまきでも紹介しています。
→たねまきJ「世田谷・横浜・サンマ・福島コメ・ベラルーシ専門家」小出裕章氏(内容書き出し・参考あり)10/12

これからの日本を思って、考えさせられてしまう番組です。

ーーー


原発事故25年目の現実
「心臓障害」・・・医師の告発



『特命報道記者X 2011』
12月18日(日)午後4時~5時25分放送


チェルノブイリの子どもの食物摂取におけるセシウム137と心臓血管疾患の関係性



わたしたちはベラルーシで放射線が体に与える研究について論文を書いている女性医師に聞いてみることにした
ウクライナ人のコーディネーター(アンナ)に電話をしてもらうと、

女性医師
事故の後、心臓障害は2倍から2.5倍に増えました。
考えられる原因は結局食べ物に含まれるセシウム137のせいなんです。
月曜日は午後の勤務なので、午前中ならあなたに会えます。
ぜひあなたに会って、、本当の事をお話したい。



病院で聞いた話とは正反対だった。
この女性医師と会い、詳しい話を聞く必要がある。
しかしこの時私たちは、大きなミスを犯していた。

先ほどの電話をベラルーシ政府の職員である彼に聞かれていたのだ。

ベラルーシ心臓バンダ11

翌朝再び女性医師に連絡を取ると、


女性医師:取材は受けられません

この国で何が起きているのか?


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アンナ:会えないんですか?

女性医師:
理解できないかもしれないけれど、あなたは取材して帰るだけ
私はここで生活しなければ。
その代わり、ウクライナにいる私の夫、バンダジェフスキーに聞いて下さい。
夫なら真実を話せます。

私はムリだが、夫なら会えると告げ、電話は切れた。
何かがおかしい。
私たちは監視役の運転手をホテルに残したまま、市内の産科病院に飛び込んだ。


ゴメリ市産科病院

すると、

医師:
病院を案内します。
ここには赤ちゃんの集中治療用の保育器が9個あるんです。

このセルゲイという医師が案内してくれるという。
9つの保育器は全身を管で繋がれた赤ちゃんでいっぱいだった。

セルゲイ医師:
ここには州全体から先天性障害のある新生児が送られてきます
つまり、このような重病の赤ちゃんが一番多いんです。

ベラルーシ心臓バンダ12

この子は重大な先天性肺炎と肺出血があります

ベラルーシ心臓バンダ13

この子は溶血病があります

ベラルーシ心臓バンダ14

電話の女性医師は心臓障害が増えていると言っていたが、

セルゲイ医師:いますよ、あちらです。

別室に案内された

セルゲイ医師:
この子は心房中核欠損です。
今すぐ手術の必要はありませんが、心臓の音が異常です。

ベラルーシ心臓バンダ15

先天的に右心房とさ心房の間の壁がないという、重い心臓の病。
取材班のコーディネーターが心臓の音を聞いた。

セルゲイ医師:
心臓がシキシキと打っているのが聞こえるでしょう、
そういう欠陥なんです。

ーどうだった?

アンナ:変な音がしました、ドキドキと打っていますが、はっきりしていない感じ、

それでも懸命に鼓動を続ける小さな命

ー多いんですか?こういう人は。

セルゲイ医師:
この病院だけで、1年に5人から10人。
うち2~3人が手術を受けます。

女性医師:そんなの世界平均と変わらないでしょう

ベラルーシ心臓バンダ16

突然口を挟んだのはセルゲイ医師の上司と思しき女性。

女性医師:
最近は新しい機械が導入され、妊婦の検査も詳しく行われるようになったので、
事故前より多くの病気が見るかるだけで、
別に放射線は関係ないんですよ。

放射線は関係ない、そう繰り返す女性医師の言葉に
たまりかねたようにセルゲイ医師は

セルゲイ医師:
この病院には州全体の危険な患者たちが集中するとはいえ
正常な赤ちゃんは全体の2%しか生まれません。

正常な赤ちゃんが2%しか生まれない。
危険な母子が集まる病院だとしても、日本では考えられない数字だ。
つまりそれが、放射線の影響という事なのか。

セルゲイ医師:
私の主観では、放射線はもちろん子どもたちに大きな影響を与えています。
放射線を浴びれば免疫は弱くなるんだ。

それがこの国で数えきれない位の赤ちゃんを取り上げてきた医師の実感なのか。

セルゲイ医師:
私たちは女性の子宮内に蓄積したセシウムの量を測った事があります。
日本の信州大学との協力でした。
もちろん、通常よりも多いセシウムが発見されており、
これから、胎児への影響を詳しく調べます。

セルゲイ医師がいうプロジェクトに医師として参加した長野県松本市菅谷昭市長
取材した映像を見てもらうと

ベラルーシ心臓バンダ17

菅谷:あっ、彼ね。
よくこの先生、・・・あれだね、言ってくれたなぁ。

ベラルーシ心臓バンダ18

菅谷氏がセルゲイ医師を心配するのにはわけがあった。

菅谷:
ベラルーシで原発を造るんですね。
ルカシェンコ大統領は、その、もし原発を造るのであれば,
出来るだけ、原発のいろんな悪い事を言わないようにっていうかん口令を敷いて

4月21日
ベラルーシ ルカシェンコ大統領:
原子力発電所は不可欠だ。それがベラルーシで建設される。

ベラルーシ心臓バンダ19

確かに独裁者と言われるルカシェンコ大統領は、原発の建設を急いでいた。
セルゲイ医師はそんな中危険をおして語ってくれたのか。

ー何でみんな、ベラルーシで障害がある事を隠そうとしているんですか?

セルゲイ医師:それがこの国のシステムだからさ、僕には聞かないで欲しい。

帰り際、一人の女性医師がこんな言葉をかけてくれた。

女性医師:
バンダジェフスキー氏を訪ねて下さい。
彼なら真実を話してくれます。

バンダジェフスキー、その名前には聞き覚えがある。
突然電話で取材拒否を告げた女性医師が、「彼なら話せる」と言った夫の名だ。

急遽私たちはウクライナ、キエフに戻った。

ベラルーシ心臓バンダ20

この町に目指す人物がいる。

イヴァンキブ中央病院

ユーリ・I・バンダジェフスキー博士、
かつて、ゴメリ医科大学の学長を務めたほどの人物だが、

バンダジェフスキー:今の私は国外追放の身です。

彼は、1999年汚職容疑で逮捕された。
政治的意図的なえん罪だとして、海外の人権団体が猛烈に抗議。
5年の服役ののち、海外で研究活動を続けている。
その逮捕の直前に発表されたのが、
汚染地で亡くなった人たちの臓器を取りだし、セシウムの量を調べた
世界でも唯一のこのデータだ。

ベラルーシ心臓バンダ21

黒は大人、灰色は子ども
様々な臓器にたまったセシウムの量の中で、注目は一番の心臓。
特に子どもから600ベクレルを超える高濃度のセシウムが検出されている。

ベラルーシ心臓バンダ22

さらにこのグラフは臓器のセシウムの量が多ければ多いほど、心電図の正常な子どもが少なくなる事を示している。

ベラルーシ心臓バンダ23

臓器が74から100ベクレル汚染されると、心電図が正常な子どもは1割程度しかいない。

バンダジェフスキー:
驚かせたくはないのですが、すでに日本の子どもの心臓から20~30ベクレル見つかっています。
これからもまだまだ増えるでしょう。

ベラルーシ心臓バンダ24

ただし、日本がそのままベラルーシのようにはならないという専門家は多い。

ベラルラッド放射能安全研究所 ウラジーミル・バベンコ副所長:
日本人はとてもルールを守る人達なので、
日本の25年後はチェルノブイリの今より相当被害は少ないと思います。

ベラルーシ心臓バンダ25

その日私たちは心臓手術を受ける予定の女の子がいると聞いた。
場所はウクライナ唯一の心臓専門病院。

ウクライナ小児心臓外科医療センター

病室に入ると、その女の子は手術前だというのに、自らベッドメーキングをしている最中だった。
ユリアさん15歳。

ーお父さんとか、お母さんは?

ユリア:いません

ユリアさんは孤児だった。
自分の出身地は北ウクライナ、すなわち汚染地で生まれたという事だけ知らされている。

ベラルーシ心臓バンダ26

生まれた時から顔に出来ていた腫瘍と一人で戦ってきたという。

ユリア:
実は子どもの時から心臓の病気があったみたいなんですが、
誰も気づかなかったんです。
(今年の)10月に始めて病気が分かって、すぐに手術しないといけないって言われました。
でもこの半年で4回も(顔の)手術をしているから、もう慣れています。

執刀するのはこの病院の理事長ウラジーミル氏。
ウクライナにおける心臓外科の第一人者だ。

ベラルーシ心臓バンダ27

ウクライナ小児心臓外科医療センター ウラジーミル理事長:
彼女の心臓弁膜症という病気は、
チェルノブイリ事故の後、実感として確実に増えています。
しかし残念ながら、客観的なデータがありません。

医師の実感としては増えているがデータがない
そのため患者たちはあくまでも患者であり、被害者ではない。
手術が始まった。
ベラルーシでもウクライナでも聞いた同じセリフ。
「実感はあるけど、データはない」という言葉は、なにを意味しているのか。

私達がこの病院にいたわずか2日間で、子どもたちの心臓手術は4件。
親たちはみな自分を責めながら、これまでの人生を過ごしてきた。
汚染された地に生き、わが子が病を持って生まれたとき、
「データがない」という言葉はどう聞こえるのだろう

手術の成功を知らされ、涙する親たちを見つめながら、そんな事を考えていた。

翌日、麻酔から目覚めたというユリアさんを訪ねると、




ーー

私たちを見つけ、精いっぱい手を振ってくれた。

ー手術は成功したんだね

ユリア:まだ聞いてないけど、成功したと祈っています。

彼女にどうしても聞きたい事があった。

ーもしあなたのいろいろな病気が全部チェルノブイリのせいだとしたら、
チェルノブイリのことを恨みますか?

ユリア:いいえ、たとえそうでも恨みません。もうそうなってしまったんだから、

私たち日本人は、そして大人たちは、
これから生まれる新しい命を数10年間守り続けられるのだろうか。



ーーーー

ウラジーミル・バベンコ副所長が
「日本人はとてもルールを守る人達なので、
日本の25年後はチェルノブイリの今より相当被害は少ないと思います」
とおっしゃっていますが、

日本の政府はルールを根底から覆して何一つ守っていないし、国民に守らせてもくれないのです。
ですから、日本の25年後はもっと最悪かもしれないと思ってしまうのです。

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